(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】許可データのスケジューリング方法、許可データのスケジューリング装置、ネットワーク側機器及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 12/06 20210101AFI20241024BHJP
H04W 12/69 20210101ALI20241024BHJP
【FI】
H04W12/06
H04W12/69
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529426
(86)(22)【出願日】2022-11-10
(85)【翻訳文提出日】2024-05-16
(86)【国際出願番号】 CN2022131064
(87)【国際公開番号】W WO2023088161
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】202111355388.3
(32)【優先日】2021-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ウェイウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067BB21
5K067DD17
5K067HH22
5K067HH23
(57)【要約】
本出願は、許可データのスケジューリング方法、装置及びネットワーク側機器を開示し、無線通信技術分野に属する。本出願の実施例の許可データのスケジューリング方法は、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データであることと、前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行することとを含み、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
許可データのスケジューリング方法であって、
第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データであることと、
前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行することとを含み、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む、許可データのスケジューリング方法。
【請求項2】
前記第一のネットワークエレメントがターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップの前に、前記方法は、
前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信することをさらに含み、前記許可要求メッセージは、前記ターゲットユーザの許可情報を取得するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記許可要求メッセージは、
前記識別子情報に対応する前記ターゲットユーザの許可情報を取得するように指示するための少なくとも一つの識別子情報と、
少なくともデータ共有を含む、要求されたユーザ許可タイプ情報と、
前記ターゲットデータが前記第一の時間内に生成されたデータであることを指示するための第一の時間と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報を取得することと、
許可された使用範囲を指示するための第一の情報と、
許可された使用時間を指示するための第二の情報と、
許可された保存時間を指示するための第三の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ共有に同意又は同意しないことを指示するための第四の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第五の情報と、
許可された使用時間を指示するための第六の情報と、
許可された保存時間を指示するための第七の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記第二のネットワークエレメントへのターゲットデータの提供を拒否する前記ステップを実行することは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第一の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第一の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第一の応答メッセージは、
前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第八の情報と、
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第九の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第十の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第十一の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するステップは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第二の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第二の応答メッセージに少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第二の応答メッセージは、
許可された使用範囲を指示するための第十二の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十三の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十四の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記ターゲットデータがデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記データウェアハウスに保存された前記ターゲットデータを取得することをさらに含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
許可データのスケジューリング方法であって、
第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データであることと、
前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行し、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することとを含む、許可データのスケジューリング方法。
【請求項11】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップの前に、前記方法は、
前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定することと、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記の、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップを実行することと、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報を無視し、且つ第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を改めて取得し、又は、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージを拒否し、且つ前記第二のネットワークエレメントに第三の応答メッセージを送信することであって、前記第三の応答メッセージには、少なくとも前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否する原因が含まれることとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第一のネットワークエレメントが、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定するステップは、
前記第一のネットワークエレメントは、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得することと、
前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報が、前記第三のネットワークエレメントから取得された前記ターゲットユーザの許可情報と一致するか否かを決定することと、
一致する場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定することと、
一致しない場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定することとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否する前記ステップを実行することは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記第四の応答メッセージは、
前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報と、
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第二十の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第二十一の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第二十二の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するステップは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを取得し、及び前記第二のネットワークエレメントに第五の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第五の応答メッセージには、少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
記第五の応答メッセージは、
許可された使用範囲を指示するための第二十三の情報と、
許可された使用時間を指示するための第二十四の情報と、
許可された保存時間を指示するための第二十五の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
許可データのスケジューリング方法であって、
第二のネットワークエレメントは、第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信することを含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである、許可データのスケジューリング方法。
【請求項19】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
第一のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置であって、前記装置は、
第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第一の伝送モジュールであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである第一の伝送モジュールと、
ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するために用いられる第一の実行モジュールであって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第一の実行モジュールとを含む、許可データのスケジューリング装置。
【請求項21】
前記第一の伝送モジュールはさらに、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信するために用いられ、前記許可要求メッセージは、前記ターゲットユーザの許可情報を取得するために用いられる、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記許可要求メッセージは、
前記識別子情報に対応する前記ターゲットユーザの許可情報を取得するように指示するための少なくとも一つの識別子情報と、
少なくともデータ共有を含む、要求されたユーザ許可タイプ情報と、
前記ターゲットデータが前記第一の時間内に生成されたデータであることを指示するための第一の時間と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報を取得することと、
許可された使用範囲を指示するための第一の情報と、
許可された使用時間を指示するための第二の情報と、
許可された保存時間を指示するための第三の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ共有に同意又は同意しないことを指示するための第四の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第五の情報と、
許可された使用時間を指示するための第六の情報と、
許可された保存時間を指示するための第七の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項21又は22に記載の装置。
【請求項24】
前記第一の実行モジュールであって、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータをデータ共有することに同意しないことを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第一の応答メッセージを送信するために用いられ、
ここで、前記第一の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項20から23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記第一の応答メッセージは、
前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第八の情報と、
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第九の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第十の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第十一の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記第一の実行モジュールはさらに、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意することを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第二の応答メッセージを送信するために用いられ、
ここで、前記第二の応答メッセージに少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項20に記載の装置。
【請求項27】
前記第二の応答メッセージは、
許可された使用範囲を指示するための第十二の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十三の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十四の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記第一の伝送モジュールはさらに、前記ターゲットデータがデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである場合、前記データウェアハウスに保存された前記ターゲットデータを取得するために用いられる、請求項20から27のいずれか1項に記載の装置。
【請求項29】
第一のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置であって、前記装置は、
第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第二の伝送モジュールであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである第二の伝送モジュールと、
前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第二の実行モジュールであって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第二の実行モジュールとを含む、許可データのスケジューリング装置。
【請求項30】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記第二の実行モジュールはさらに、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定することと、
及び前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、前記の、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップを実行することと、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報を無視し、且つ第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を改めて取得し、又は、前記データ要求メッセージを拒否し、且つ前記第二のネットワークエレメントに第三の応答メッセージを送信することとに用いられ、前記第三の応答メッセージには、少なくとも前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否する原因が含まれる、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
前記第二の実行モジュールは、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得し、及び前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報が、前記第三のネットワークエレメントから取得された前記ターゲットユーザの許可情報と一致するか否かを決定するために用いられ、一致する場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定し、一致しない場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定する、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記第二の実行モジュールであって、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信するために用いられ、
ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項29から32のいずれか1項に記載の装置。
【請求項34】
前記第四の応答メッセージは、
前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報と、
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第二十の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第二十一の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第二十二の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記第二の実行モジュールであって、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意することを指示する場合、前記ターゲットデータを取得し、及び前記第二のネットワークエレメントに第五の応答メッセージを送信するために用いられ、
ここで、前記第五の応答メッセージには、少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項29から32のいずれか1項に記載の装置。
【請求項36】
前記第五の応答メッセージは、
許可された使用範囲を指示するための第二十三の情報と、
許可された使用時間を指示するための第二十四の情報と、
許可された保存時間を指示するための第二十五の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
第二のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置であって、前記装置は、
第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信するための第三の伝送モジュールを含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである、許可データのスケジューリング装置。
【請求項38】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で実行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から9のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項10から17のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項18から19のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項40】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から9のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項10から17のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項18から19のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信技術分野に属し、具体的に、許可データのスケジューリング方法、装置及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般データ保護規則(General Data Protection Regulation、GDPR)の規定に基づき、ユーザ個人データは、ユーザ個人資産に属し、自由に取得又は使用してはならない。例えば、無線通信システムにおいて、無線ネットワーク通信プロセスにおいてユーザによって生成された、ユーザ自体に関連するデータ(例えばユーザ端末からのデータ、ユーザのサービスサーバにおけるデータ、ネットワークにおいてユーザによって生成されたネットワークデータなど)は、いずれもユーザの個人資産に属し、すると、ネットワークにおけるネットワークエレメントは、このデータを取得又は使用する前に、統合データベース(例えば統合データ管理機能エンティティ(Unified Data Management、UDM)又は/統合データ記憶機能エンティティ(Unified Data Repository、UDR))からユーザ許可情報を取得する必要があり、且つユーザ許可情報がデータ取得又は使用を許可するように指示する場合のみ、ネットワークにおけるネットワークエレメントは、ユーザデータを取得又は使用することができる。
【0003】
しかしながら、データプロキシネットワークエレメントを例として、それ自体が既にユーザ関連データを取得して保存した場合、すると、他のネットワークエレメントがデータプロキシネットワークエレメントにその保存されたユーザ関連データを要求すると、データプロキシネットワークエレメントが、保存されたユーザ関連データを他のネットワークエレメントと共有する権限を有するか否かが不明であるという問題を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、データプロキシネットワークエレメント挙動が不明であるという問題を解決することができる許可データのスケジューリング方法、装置及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、許可データのスケジューリング方法を提供し、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データであることと、前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行することとを含み、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0006】
第二の態様によれば、許可データのスケジューリング方法を提供し、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データであることと、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行することとを含み、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0007】
第三の態様によれば、許可データのスケジューリング方法を提供し、第二のネットワークエレメントが第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信することを含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである。
【0008】
第四の態様によれば、第一のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置を提供し、前記装置は、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第一の伝送モジュールであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである第一の伝送モジュールと、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第一の実行モジュールであって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第一の実行モジュールとを含む。
【0009】
第五の態様によれば、第一のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置を提供し、前記装置は、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第二の伝送モジュールであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである第二の伝送モジュールと、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第二の実行モジュールであって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第二の実行モジュールとを含む。
【0010】
第六の態様によれば、第二のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置を提供し、前記装置は、第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信するための第三の伝送モジュールを含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである。
【0011】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で実行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様又は第二の態様又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、ここで、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を実行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0013】
第九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0014】
第十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を実行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0015】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム製品/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的な記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0016】
本出願の実施例では、本実施例では、第一のネットワークエレメントは、自体に保存されたユーザ関連データを第二のネットワークエレメントに共有する前に、ユーザの許可情報に基づいてユーザ関連データに対してデータ共有を行うことができるか否かを決定する必要があり、これにより、第一のネットワークエレメントに自体の挙動を明確にさせることができるだけでなく、またユーザデータの安全性を確保することができ、ネットワークにコンプライアンスをより遵守させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1a】本出願の一つの例示的な実施例による無線通信システムの構造概略図である。
【
図1b】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリングシステムの構造概略図である。
【
図2】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のフローチャートのその一である。
【
図3】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のフローチャートのその二である。
【
図4】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のインタラクションフローチャートのその一である。
【
図5】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のフローチャートのその三である。
【
図6】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のフローチャートのその四である。
【
図7】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法のインタラクションフローチャートのその二である。
【
図8】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置の構造概略図のその一である。
【
図9】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置の構造概略図のその二である。
【
図10】本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置の構造概略図のその三である。
【
図11】本出願の一つの例示的な実施例によるネットワーク側機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0019】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0020】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0021】
図1aは、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの構造概略図を示す。無線通信システムは、端末11と、ネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0022】
前記無線通信システムに基づいて、
図1bに示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリングシステムの構造概略図であり、ここで、このスケジューリングシステムは、第一のネットワークエレメント、第二のネットワークエレメント、第三のネットワークエレメント、第四のネットワークエレメントを含んでもよい。
【0023】
ここで、前記第一のネットワークエレメントは、一つ又は複数のユーザ関連データ(例えばユーザ履歴データ)を記憶(又は保存、キャッシュ)した関連ネットワークエレメント又はデータプロキシネットワークエレメントであってもよく、例えばネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function、NWDAF)、データ収集協調機能(Data Collection Coordination Function、DCCF)、データ分析リポジトリ機能(Analytics Data Repository Function、ADRF)又はネットワーク内の他の機能ネットワークエレメントであり、例えばアクセス及び移動性管理機能エンティティ(Access and Mobility Management Function、AMF)、セッション管理機能エンティティ(Session Management Function、SMF)などである。ここで、前記DCCF及びNWDAFは、データ管理(data management)サービスを提供することができ、前記AMFは、UEに関連する移動性管理データを記憶するために用いられ、前記SMFは、UEに関連するセッション管理データを記憶するために用いられる。
【0024】
前記第二のネットワークエレメントは、ユーザ関連データ(例えばユーザ履歴データ)を取得する必要があるネットワークエレメント又はエンティティであり、それがユーザ関連データを取得する用途又は目的は、第二のネットワークエレメントが通信シナリオの違いに基づいて決定することである。例えば、前記第二のネットワークエレメントがNWDAFである場合、前記第二のネットワークエレメントがユーザ関連データを取得する用途又は目的は、入力データとしてあるAIモデル(analytic IDで識別する)を訓練することであってもよく、また例えば、前記第二のネットワークエレメントが5GC NF(例えば、ポリシー制御機能エンティティ(Policy Control Function、PCF)、AMF、アプリケーション機能(Application Function、AF)など)である場合、前記第二のネットワークエレメントがユーザ関連データを取得する用途又は目的は、取得したユーザ履歴データを分析することにより、参照情報としてあるポリシー決定を実行することであってもよく、例えばPCFは、第一のネットワークエレメント(例えばNWDAF)によって生成されたユーザ端末履歴移動分析(UE historical mobility analytics)及びユーザ端末履歴サービス挙動分析(UE historical service behavior analytics)を取得し、UEのためにより適切なネットワーク常駐ポリシー(RFSP index)を生成するために用いられる。
【0025】
注意すべきこととして、前記第二のネットワークエレメントは、データコンシューマ(Data consumer)と理解されてもよい。
【0026】
前記第三のネットワークエレメントは、少なくとも一つのユーザ許可情報(user consent information)が記憶されたネットワークエレメントであり、例えばUDM、UDRなどであり、つまり、各ユーザの許可情報は、ユーザのサブスクリプションデータとしてUDM、UDRに記憶されてもよい。
【0027】
前記第四のネットワークエレメントは、ネットワークにおいて(一つ又は複数の)ユーザ関連データ(例えばユーザ履歴データ)を提供することができる関連ネットワークエレメントであり、例えばAMF、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)、SMF、NWDAFなどであり、前記AMF又はRANは、端末機器移動性(UE mobility)関連データを提供することができ、前記SMFは、プロトコルデータユニットセッション(Protocol Data Unit session、PDU session)の関連データを提供することができ、前記NWDAFは、何らかのデータ分析結果(例えばユーザサービス挙動分析結果)を提供することができる。
【0028】
理解できるように、前記第四のネットワークエレメントは、データソース(Data source)又はデータウェアハウスなどと理解されてもよく、ここで制限しない。
【0029】
図1a及び
図1bに基づき、以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による技術案を詳細に説明する。
【0030】
図2に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法200のフローチャートであり、この方法200は、第一のネットワークエレメントによって実行されてもよいが、それに限定されず、具体的には、第一のネットワークエレメントにインストールされるハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法200は、少なくとも以下のステップを含んでもよい。
【0031】
S210において、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信する。
【0032】
ここで、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである。
【0033】
例えば、前記ターゲットデータは、第一のネットワークエレメントが既に取得し且つ自体又はデータウェアハウスに保存され、且つ前記ターゲットユーザに関連するユーザ履歴データなどであってもよく、ここで制限しない。
【0034】
これに基づき、前記データ要求メッセージは、以下の(11)-(17)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0035】
(11)前記ターゲットデータのタイプ情報。ここで、前記ターゲットデータのタイプ情報は、データ機能に基づいて区分されたタイプ情報であってもよく、データ量の大きさに基づいて区分されたタイプ情報であってもよく、データ生成時間などに基づいて区分されたタイプ情報であってもよく、本実施例において、ここで制限しない。
【0036】
(12)前記ターゲットデータの識別子情報。ここで、前記識別子情報は、一つ又は複数のイベント識別子(event ID)、又は、一つ又は複数の分析識別子(analytics ID)などであってもよい。
【0037】
(13)前記ターゲットユーザが前記少なくとも一つの端末機器の識別子情報に対応するユーザであることを識別し、即ち前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータの対象は、UE IDによって識別される一つ又は複数のターゲットユーザであることを識別するための少なくとも一つの端末機器の識別子情報(UE ID)。
【0038】
(14)前記ターゲットユーザが前記領域情報に対応する領域に位置するユーザであることを識別し、即ち前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータの対象は、領域によって識別する一つ又は複数のターゲットユーザであることを識別するための領域情報。
【0039】
理解すべきこととして、(13)及び(14)について、両者に対応するユーザ粒度は、異なる。例えば、前記データ要求メッセージに(13)に記載の少なくとも一つの端末機器の識別子情報が含まれる場合、前記ターゲットデータは、少なくとも一つの端末機器の識別子情報に対応するユーザの関連データであり、また例えば、前記データ要求メッセージに(14)に記載の領域情報が含まれる場合、前記ターゲットデータは、前記領域情報に対応する領域における各ユーザの関連データである。
【0040】
(15)前記ターゲットデータが前記第二の時間内に生成されたデータであることを指示するための第二の時間。一般的に、前記第二の時間は、履歴時間であってもよく、つまり、前記第二のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを利用して取得したターゲットデータは、第二の時間内に生成されたユーザ履歴データである。
【0041】
(16)前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータをフィードバックする時間を指示し、即ち前記第一のネットワークエレメントが前記第三の時間内に前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータをフィードバックすることを指示するための第三の時間。
【0042】
ここで、前記第二の時間は、前記第一の時間よりも遅く、又は前記第二の時間は、前記第一の時間の後である。
【0043】
(17)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報(又は目的情報)を取得すること。ここで、前記用途情報は、前記第二のネットワークエレメントが通信シナリオなど、例えば、モデル訓練、推論タスク、又はあるanalytics IDのデータ分析結果の生成などに基づいて決定してもよい。
【0044】
注意すべきこととして、前記データ要求情報に前記(11)-(17)のうちのいずれが含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【0045】
S220において、前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行する。
【0046】
ここで、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否(停止又はキャンセルと理解されてもよい)し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0047】
例えば、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対するデータ共有に同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、また例えば、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対するデータ共有に同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信する。
【0048】
選択的に、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記第一のネットワークエレメントが第三のネットワークエレメントから取得したものであってもよく、前記第一のネットワークエレメントが自体がキャッシュした一つ又は複数のユーザの許可情報から選択したものであってもよく、本実施例は、これに対して制限しない。
【0049】
また、前記第一のネットワークエレメント自体がキャッシュした一つ又は複数のユーザの許可情報は、前記第一のネットワークエレメントが過去の時間(第一のネットワークエレメントがデータ要求情報を受信する前の時間であってもよい)に第三のネットワークエレメントから取得したものであると理解されてもよく、例えば、過去の時間において、第一のネットワークエレメント(例えばNWDAF)は、他の原因(例えば自体がモデル訓練、又はデータ推論を行う必要がある)により既に第三のネットワークエレメントから関連ユーザの許可情報を取得した。
【0050】
さらに、前記第一のネットワークエレメントに対して前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するシナリオを決定し、前記ターゲットデータが前記第一のネットワークエレメントに保存されたターゲットユーザの関連データである場合、すると、前記第一のネットワークエレメントは、自体から前記ターゲットデータを取得して前記第二のネットワークエレメントに送信する。ここで、前記第一のネットワークエレメントに保存されたターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメントが前記S210を実行する前に、既に自体又は他のネットワークエレメントの何らかの必要に応じてデータウェアハウス(例えばdata source)からターゲットユーザの関連データ、即ちターゲットデータを取得したと理解されてもよい。例えば、第一のネットワークエレメント(例えばNWDAF)は、自体がUEの移動軌跡モデルを訓練する必要があるため、データウェアハウス(例えばAMF)からあるUEの位置データを訓練入力データとして取得することがある。
【0051】
また、前記ターゲットデータがデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである場合、すると、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第二のネットワークエレメントにターゲットデータを送信することを決定した場合、前記第一のネットワークエレメントは、データウェアハウスにデータ取得要求メッセージを送信し、それにより前記ターゲットデータを取得してもよい。選択的に、前記データ取得要求メッセージは、前記データ要求メッセージに基づいて決定されてもよく、例えばターゲットデータのタイプ情報、ターゲットデータの識別子情報、少なくとも一つの端末機器の識別子情報などを含んでもよい。
【0052】
本実施例では、第一のネットワークエレメントは、自体に保存されたユーザ関連データを第二のネットワークエレメントに共有する前に、ユーザの許可情報に基づいてユーザ関連データに対してデータ共有を行うことができるか否かを決定してもよく、これにより、第一のネットワークエレメントに自体の挙動を明確にさせることができるだけでなく、またユーザデータの安全性を確保することができ、ネットワークにコンプライアンスをより遵守させる。
【0053】
図3に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法300のフローチャートであり、この方法300は、第一のネットワークエレメントによって実行されてもよいが、それに限定されず、具体的には、第一のネットワークエレメントにインストールされるハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法300は、少なくとも以下のステップを含んでもよい。
【0054】
S310において、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信する。
【0055】
ここで、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである。
【0056】
理解できるように、S310の実現プロセスは、前記方法実施例200における関連記述を参照すればよく、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0057】
S320において、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信する。
【0058】
ここで、前記許可要求メッセージは、前記ターゲットユーザの許可情報を取得するために用いられる。選択的に、前記許可要求メッセージは、Nudm_SDM_Get.であってもよい。
【0059】
一つの実現形態において、前記許可要求メッセージは、以下の(21)-(27)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0060】
(21)前記識別子情報に対応する前記ターゲットユーザの許可情報を取得するように指示するための少なくとも一つの識別子情報。
【0061】
(22)少なくともデータ共有を含む、要求されたユーザ許可タイプ情報。
【0062】
一つの実現形態において、前記ユーザの許可情報は、異なるタイプ又は範囲に細分化されてもよく、例えばデータ取得を許可するか否か、データ使用を許可するか否か、データ共有を許可するか否か、データ処理を許可するか否かなどに細分化されてもよい。
【0063】
また、前記の、要求されたユーザ許可タイプ情報は、受信されたデータ要求メッセージから取得されてもよい。
【0064】
(23)前記ターゲットデータが前記第一の時間内に生成されたデータであることを指示するための第一の時間。即ち前記第一の時間は、前記ターゲットデータの生成時間であり、一般的には、履歴時間であり、つまり、前記ターゲットユーザの許可情報は、履歴データに対応する許可情報である。
【0065】
(24)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報(又は目的情報)を取得すること。ここで、前記ターゲットデータの用途情報は、前記第一のネットワークエレメントが第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージから取得されてもよく、前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの最終的な目的又は用途を取得するように指示するために用いられる。
【0066】
(25)許可された使用範囲を指示することにより、前記ターゲットユーザは、前記第一の情報に基づいてこの使用範囲を許可するか否かを決定するための第一の情報。
【0067】
(26)許可された使用時間を指示することにより、前記ターゲットユーザは、前記第二の情報に基づいてこの使用時間を許可するか否かを決定するための第二の情報。
【0068】
(27)許可された保存時間を指示することにより、前記ターゲットユーザは、前記第三の情報に基づいてこの保存時間を許可するか否かを決定するための第三の情報。
【0069】
注意すべきこととして、前記許可要求メッセージに前記(21)-(27)のうちのいずれか又は複数が含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【0070】
さらに、前記第三のネットワークエレメントは、前記第一のネットワークエレメントによって送信される許可要求メッセージを受信した後、前記許可要求メッセージに含まれる情報に基づいて前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータを第二のネットワークエレメントに共有することを許可するか否かを決定し、且つターゲットユーザの許可情報を前記第一のネットワークエレメントにフィードバックすることができる。ここで、前記ターゲットユーザの許可情報は、少なくとも同意情報又は不同意情報を含んでもよく、「同意情報」は、ターゲットユーザが、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータを第二のネットワークエレメントと共有することを許可することを指示し、「不同意情報」は、ターゲットユーザが、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータを第二のネットワークエレメントと共有することを許可しないことを指示する。
【0071】
無論、前記ターゲットユーザの許可情報に含まれる情報は、前記許可要求情報に含まれる情報に基づいて決定されてもよい。一つの実現形態において、前記ターゲットユーザの許可情報は、以下の(31)-(34)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0072】
(31)前記ターゲットユーザがデータ共有に同意又は同意しないことを指示するための第四の情報。
【0073】
(32)許可された使用範囲を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用範囲内で前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第五の情報。選択的に、前記許可された使用範囲は、許可された使用の目的、対象、領域などのうちの一つ又は複数であってもよい。
【0074】
(33)許可された使用時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用時間内に前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第六の情報。
【0075】
(34)許可された保存時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された保存時間内に前記ターゲットデータを保存することに同意することを指示するための第七の情報。
【0076】
つまり、前記(32)-(34)について、許可された使用範囲又は許可された使用時間又は許可された保存時間を超えた後、第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを継続して使用/保存することが許可されず、例えば第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを削除してもよい。
【0077】
また理解できるように、前記第四の情報が前記ターゲットユーザがデータ共有に同意することを指示する場合、前記ターゲットユーザの許可情報は、第五の情報、第六の情報、第七の情報のうちの少なくとも一つを含んでもよく、逆に、前記ターゲットユーザの許可情報は、第四の情報のみを含んでもよく、これに対して、本出願は、制限しない。
【0078】
S330において、前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行する。
【0079】
ここで、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0080】
理解できるように、S330の実現プロセスは、前記方法実施例200における関連記述を参照できる以外に、一つの可能な実現形態として、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止し、及び前記第二のネットワークエレメントに第一の応答メッセージを送信してもよい。ここで、前記第一の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる。
【0081】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、以下の(41)-(44)のうちの少なくとも一つを含む。
【0082】
(41)前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第八の情報。理解できるように、前記第八の情報は、拒否/エラー指示情報であり、ターゲットデータの取得失敗を指示するために用いられる。
【0083】
(42)前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第九の情報。例えば前記ターゲットユーザは、データ共有を許可しない(即ちターゲットユーザは、第一のネットワークエレメントが既に取得又は保存されたターゲットデータをこの第二のネットワークエレメントに共有することを許可しない)。
【0084】
(43)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第十の情報。
【0085】
理解できるように、前記第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージは、持続的なサブスクリプションメッセージ又は非持続的なサブスクリプションメッセージ(即ちデータ一回取得メッセージ)であってもよく、すると、前記第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージが持続的なサブスクリプションメッセージである場合、前記第一の応答メッセージは、第十の情報を含んでもよく、それにより前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示する。
【0086】
(44)前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示することにより、前記第二のネットワークエレメントが前記待ち時間後に第一のネットワークエレメントからこのターゲットデータを取得することを再び試みるようにガイドするための第十一の情報。
【0087】
例示的に、前記データ要求メッセージがデータサブスクリプションメッセージであり、且つ前記第一のネットワークエレメントが既にこのデータサブスクリプションメッセージを受信し且つ関連するデータを提供した場合、すると、第一のネットワークエレメントがターゲットユーザのデータ共有に対する許可情報が不同意情報であると決定した場合、前記第一のネットワークエレメントが第二のネットワークエレメントに送信する第一の応答メッセージは、通知メッセージであってもよく、且つそれに含まれる第八の情報は、第二のネットワークエレメントがこのターゲットユーザのターゲットデータをそれに継続して提供しなくなることを通知するために用いられ、第九の情報は、ターゲットユーザがデータ共有を許可しなくなること(即ちターゲットユーザは、第一のネットワークエレメントが既に取得又は保存したデータをこの第二のネットワークエレメントに共有することを許可しない)であり、第十の情報は、サブスクリプションをキャンセルする指示情報であり、このターゲットユーザに対するデータサブスクリプションをキャンセルするように第二のネットワークエレメントに要求する。
【0088】
別の可能な実現形態として、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第二の応答メッセージを送信し、ここで、前記第二の応答メッセージは、少なくとも前記ターゲットデータを含み、このターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント自体によって保存されたデータ、又はデータウェアハウスに保存されたデータであってもよい。
【0089】
選択的に、前記第二の応答メッセージは、以下の(51)-(53)のうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0090】
(51)許可された使用範囲を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用範囲内で前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第十二の情報。
【0091】
(52)許可された使用時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用時間内に前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第十三の情報。
【0092】
(53)許可された保存時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された保存時間内に前記ターゲットデータを保存することに同意することを指示するための第十四の情報。
【0093】
理解できるように、許可された使用範囲又は許可された使用時間又は許可された保存時間を超えた後、前記第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを継続して使用/保存することが許可されず、例えば第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを削除してもよい。
【0094】
前記方法実施例200及び300の記述に基づき、以下に再び
図4と結び付けて前記方法実施例200及び300の実現プロセスを例示的に説明し、内容は、以下のとおりである。ここで、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメントに保存されたターゲットユーザの関連データであると仮定する。
【0095】
S410において、前記第二のネットワークエレメントは、データ要求メッセージを前記第一のネットワークエレメントに送信する。
【0096】
S420において、前記第一のネットワークエレメントは、データ要求メッセージに基づいて許可要求メッセージを前記第三のネットワークエレメントに送信する。
【0097】
S430において、前記第三のネットワークエレメントは、許可要求メッセージに基づいてターゲットユーザの許可情報を前記第一のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0098】
S440において、前記ターゲットユーザの許可情報が、ターゲットユーザがターゲットデータを第二のネットワークエレメントに共有することに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、第一の応答メッセージを前記第二のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0099】
又は、前記ターゲットユーザの許可情報がターゲットユーザが自体又はデータウェアハウスに保存されたターゲットデータを第二のネットワークエレメントに共有することに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、第二の応答メッセージを前記第二のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0100】
理解できるように、本実施例による許可データのスケジューリング方法400の実現プロセスは、前記方法実施例200及び/又は300における関連記述を参照でき、且つ同じ又は対応する技術的効果を達成し、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0101】
また、本実施例による許可データのスケジューリング方法400は、前記S410-S440を含むが、それらに限られない、例えば前記S410-S440よりも多い又は少ないステップを含んでもよく、本実施例において、ここで制限しない。
【0102】
図5に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法500のフローチャートであり、この方法500は、第一のネットワークエレメントによって実行されてもよいが、それに限定されず、具体的には、第一のネットワークエレメントにインストールされるハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法500は、少なくとも以下のステップを含んでもよい。
【0103】
S510において、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信する。
【0104】
ここで、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである。
【0105】
理解できるように、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記ターゲットユーザが自体に関連するデータに対してデータ処理、例えばデータ取得、データ使用、データ共有、データ記憶などを行うことに同意するか否かであってもよく、それにより前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットユーザが自体に関連するデータ(例えば前記ターゲットデータ)に対して、データ取得、データ使用、データ共有、データ記憶などを行うことに同意するか否かを決定することができ、それにより異なるネットワークエレメント間で既に取得したユーザの許可情報をインタラクションすることを回避し、さらに重複検出を回避し、シグナリングオーバーヘッドを減少させる目的を達成する。
【0106】
選択的に、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記第二のネットワークエレメントがデータ取得要求を送信する前に、前記第三のネットワークエレメントから既に事前に取得されてもよく、又は、プロトコルによって約束されるなどの方式によって前記第二のネットワークエレメントに予め設定されてもよく、ここで制限しない。
【0107】
無論、一つの可能な実現形態として、前記データ要求メッセージは、ターゲットユーザの許可情報を含む以外に、さらに以下の(61)-(67)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0108】
(61)前記ターゲットデータのタイプ情報。ここで、前記ターゲットデータのタイプ情報は、データ機能に基づいて分割されたタイプ情報であってもよく、データ量の大きさに基づいて区分されたタイプ情報であってもよく、データ生成イベントなどに基づいて区分されたタイプ情報であってもよく、本実施例において、ここで制限しない。
【0109】
(62)前記ターゲットデータの識別子情報。ここで、前記識別子情報は、一つ又は複数のイベント識別子(event ID)、又は、一つ又は複数の分析識別子(analytics ID)などであってもよい。
【0110】
(63)前記ターゲットユーザが前記少なくとも一つの端末機器の識別子情報に対応するユーザであることを識別し、即ち前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータの対象は、UE IDによって識別される一つ又は複数のターゲットユーザであることを識別するための少なくとも一つの端末機器の識別子情報(UE ID)。
【0111】
(64)前記ターゲットユーザが前記領域情報に対応する領域に位置するユーザであることを識別し、即ち前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータの対象は、領域によって識別する一つ又は複数のターゲットユーザであることを識別するための領域情報。
【0112】
理解すべきこととして、(63)及び(64)について、両者に対応するユーザ粒度は、異なる。例えば、前記データ要求メッセージに(63)に記載の少なくとも一つの端末機器の識別子情報が含まれる場合、前記ターゲットデータは、少なくとも一つの端末機器の識別子情報に対応するユーザの関連データであり、また例えば、前記データ要求メッセージに(64)に記載の領域情報が含まれる場合、前記ターゲットデータは、前記領域情報に対応する領域における各ユーザの関連データである。
【0113】
(65)前記ターゲットデータが前記第二の時間内に生成されたデータであることを指示するための第二の時間。一般的に、前記第二の時間は、履歴時間であってもよく、つまり、前記第二のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを利用して取得したターゲットデータは、第二の時間内に生成されたユーザ履歴データである。
【0114】
(66)前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータをフィードバックする時間を指示し、即ち前記第一のネットワークエレメントが前記第三の時間内に前記第二のネットワークエレメントが要求するターゲットデータをフィードバックすることを指示するための第三の時間。
【0115】
ここで、前記第二の時間は、前記第一の時間よりも遅く、又は前記第二の時間は、前記第一の時間の後である。
【0116】
(67)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報(又は目的情報)を取得すること。ここで、前記用途情報は、前記第二のネットワークエレメントが通信シナリオなど、例えば、モデル訓練、推論タスク、又はあるanalytics IDのデータ分析結果の生成などに基づいて決定してもよい。
【0117】
注意すべきこととして、前記データ要求情報に前記(66)-(67)のうちのいずれが含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【0118】
S520において、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行し、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0119】
ここで、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否(停止又はキャンセルと理解されてもよい)し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。例えば、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対するデータ処理に同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、また例えば、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対するデータ処理に同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信する。
【0120】
さらに、前記第一のネットワークエレメントに対して前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するシナリオを決定し、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データであってもよく、前記第一のネットワークエレメントがデータウェアハウス(例えばAMFなど)から即時(又はリアルタイム)に取得したデータであってもよい。
【0121】
理解できるように、前記第一のネットワークエレメントに保存されたターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメントが前記S510を実行する前に、既に自体又は他のネットワークエレメントの何らかの必要に応じてデータウェアハウス(例えばdata source)からターゲットユーザの関連データ、即ちターゲットデータを取得したと理解されてもよい。例えば、第一のネットワークエレメント(例えばNWDAF)は、自体がUEの移動軌跡モデルを訓練する必要があるため、データウェアハウス(例えばAMF)からあるUEの位置データを訓練入力データとして取得することがある。
【0122】
前記第一のネットワークエレメントがデータソース又はデータウェアハウスなどから即時(又はリアルタイム)に取得したターゲットデータは、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対するデータ処理(例えばデータ取得、データ使用、データ共有、データ記憶等)に同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、データウェアハウスにデータ取得要求メッセージを送信し、それにより前記ターゲットデータを取得すると理解されてもよい。例えば、前記第一のネットワークエレメントは、AMFにデータ取得要求メッセージを送信することにより、それにより要求された端末機器のローカル(UE location)データを取得する。
【0123】
選択的に、前記データ取得要求メッセージは、前記データ要求メッセージに基づいて決定されてもよく、例えばターゲットデータのタイプ情報、ターゲットデータの識別子情報、少なくとも一つの端末機器の識別子情報などを含んでもよい。
【0124】
本実施例では、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージにターゲットユーザの許可情報を含めることにより、第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて前記ターゲットユーザが自体に関連するデータ(例えば前記ターゲットデータ)に対してデータ処理、例えばデータ取得、データ使用、データ共有、データ記憶などを行うことに同意するか否かを決定し、これにより、異なるネットワークエレメント間で既に取得したユーザの許可情報をインタラクションする必要があるという問題を回避することができるだけでなく、重複検出を回避し、シグナリングオーバーヘッドを減少させるという目的を達成することができる。
【0125】
図6に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング方法600のフローチャートであり、この方法600は、第一のネットワークエレメントによって実行されてもよいが、それに限定されず、具体的には、第一のネットワークエレメントにインストールされるハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法600は、少なくとも以下のステップを含んでもよい。
【0126】
S610において、第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信する。
【0127】
ここで、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである。
【0128】
理解できるように、S610の実現プロセスは、方法実施例500における関連記述を参照できる以外、一つの可能な実現形態として、前記ターゲットユーザの許可情報は、以下の(71)-(74)のうちの少なくとも一つを含む。
【0129】
(71)前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報。
【0130】
(72)許可された使用範囲を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用範囲内で前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第十六の情報。選択的に、前記許可された使用範囲は、許可された使用の目的、対象、領域などのうちの一つ又は複数であってもよい。
【0131】
(73)許可された使用時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用時間内に前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第十七の情報。
【0132】
(74)許可された保存時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された保存時間内に前記ターゲットデータを保存することに同意することを指示するための第十八の情報。
【0133】
つまり、前記(72)-(74)について、許可された使用範囲又は許可された使用時間又は許可された保存時間を超えた後、第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを継続して使用/保存することが許可されず、例えば第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを削除してもよい。
【0134】
S620において、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定し、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、S630を実行する。説明すべきこととして、前記第一のネットワークエレメントは、データ要求メッセージを受信した後、前記データ要求メッセージに含まれるターゲットデータの許可情報に従って前記第一の操作をデフォルトで実行してもよく、S620に記載されているように、前記第一のネットワークエレメントは、まず前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定し、且つ前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、S630を実行し、本実施例は、これに対して制限しない。
【0135】
前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報を無視し、且つ第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を改めて取得する。又は、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージを拒否し、且つ前記第二のネットワークエレメントに第三の応答メッセージを送信し、前記第三の応答メッセージには、少なくとも前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否する原因が含まれ、例えばデータ要求メッセージに含まれるターゲットユーザの許可情報は、異なるか又は信頼できない。
【0136】
これに基づき、一つの実現形態において、前記第一のネットワークエレメントが、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定した場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントを信頼できるネットワークエレメントに設定してもよく、すると、後続で第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信した時、許可確認を行わず、且つS610を実行してもよい。
【0137】
又は、前記第一のネットワークエレメントが、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定した場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントを信頼できないネットワークエレメントに設定してもよく、すると、後続で第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信した時、それがターゲットユーザからの許可情報を含むか否かに関わらず、第一のネットワークエレメントは、いずれもこの許可情報を無視し、且ついずれも第三のネットワークエレメントからターゲットユーザの許可情報を取得する。
【0138】
選択的に、前記第一のネットワークエレメントは、セキュリティチェックプロセスに基づいて前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定してもよく、例えば、前記第一のネットワークエレメントは、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得し、次に前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報が前記第三のネットワークエレメントから取得された前記ターゲットユーザの許可情報と一致するか否かを決定し、一致する場合(例えば両者の情報内容が同じである)、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定し、一致しない場合(例えば両者の情報内容が異なる)、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定し、且つ前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントのデータ要求メッセージを拒否する。
【0139】
また、前記内容に対して、前記第一のネットワークエレメントは、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得する時、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信してもよい。選択的に、前記許可要求メッセージは、Nudm_SDM_Get.であってもよい。
【0140】
一つの実現形態において、前記許可要求メッセージは、以下の(81)-(87)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0141】
(81)前記識別子情報に対応する前記ターゲットユーザの許可情報を取得するように指示するための少なくとも一つの識別子情報。
【0142】
(82)要求されたユーザ許可タイプ情報。一つの実現形態において、前記ユーザの許可情報は、異なるタイプ又は範囲に細分化されてもよく、例えばデータ取得を許可するか否か、データ使用を許可するか否か、データ共有を許可するか否か、データ記憶を許可するか否かなどに細分化されてもよい。
【0143】
選択的に、前記の、要求されたユーザ許可タイプ情報は、受信されたデータ要求メッセージから取得されてもよい。
【0144】
(83)前記ターゲットデータが前記第一の時間内に生成されたデータであることを指示するための第一の時間。即ち前記第一の時間は、前記ターゲットデータの生成時間であり、一般的には、履歴時間であり、つまり、前記ターゲットユーザの許可情報は、履歴データに対応する許可情報である。
【0145】
(84)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報(又は目的情報)を取得すること。ここで、前記ターゲットデータの用途情報は、前記第一のネットワークエレメントが第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージから取得されてもよく、前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの最終的な目的又は用途を取得するように指示するために用いられる。
【0146】
(85)許可された使用範囲を指示することにより、前記第三のネットワークエレメントは、前記第一の情報に基づいてこの使用範囲を許可するか否かを決定するための第一の情報。
【0147】
(86)許可された使用時間を指示することにより、前記第三のネットワークエレメントは、前記第二の情報に基づいてこの使用時間を許可するか否かを決定するための第二の情報。
【0148】
(87)許可された保存時間を指示することにより、前記第三のネットワークエレメントは、前記第三の情報に基づいてこの保存時間を許可するか否かを決定するための第三の情報。
【0149】
注意すべきこととして、前記許可要求メッセージに前記(81)-(87)のうちのいずれか又は複数が含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【0150】
さらに、前記第三のネットワークエレメントは、前記第一のネットワークエレメントによって送信される許可要求メッセージを受信した後、前記許可要求メッセージに含まれる情報に基づいて前記第一のネットワークエレメントによる前記ターゲットデータのデータ処理を許可するか否かを決定し、且つターゲットユーザの許可情報を前記第一のネットワークエレメントにフィードバックすることができる。ここで、前記ターゲットユーザの許可情報は、少なくとも同意情報又は不同意情報を含んでもよく、「同意情報」は、ターゲットユーザが前記第一のネットワークエレメントによる前記ターゲットデータのデータ処理を許可することを指示し、「不同意情報」は、ターゲットユーザが前記第一のネットワークエレメントによる前記ターゲットデータのデータ処理を許可しないことを指示する。選択的に、前述したデータ処理は、データ使用、データ共有、データ記憶、データ取得などを含む。
【0151】
S630において、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行する。
【0152】
ここで、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む。
【0153】
理解できるように、S630の実現プロセスは、前記方法実施例500における関連記述を参照できる以外に、一つの可能な実現形態として、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータを提供することを拒否又は停止し、及び前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信してもよい。ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる。
【0154】
選択的に、前記第四の応答メッセージは、以下の(91)-(94)のうちの少なくとも一つを含む。
【0155】
(91)前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報であって、理解できるように、前記第八の情報は、拒否/エラー指示情報であり、ターゲットデータの取得失敗を指示するために用いられる、第十九の情報。
【0156】
(92)前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第二十の情報であって、例えば前記ターゲットユーザは、データ処理に対して許可しない、第二十の情報。
【0157】
(93)前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第二十一の情報。
【0158】
理解できるように、前記第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージは、持続的なサブスクリプションメッセージ又は非持続的なサブスクリプションメッセージ(即ちデータ一回取得メッセージ)であってもよく、すると、前記第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージが持続的なサブスクリプションメッセージである場合、前記第一の応答メッセージは、第十の情報を含んでもよく、それにより前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示する。
【0159】
(94)前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示することにより、前記第二のネットワークエレメントが前記待ち時間後に第一のネットワークエレメントからこのターゲットデータを取得することを試みるようにガイドするための第二十二の情報。
【0160】
別の実現形態において、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを取得し、及び前記第二のネットワークエレメントに第五の応答メッセージを送信する。ここで、前記第五の応答メッセージに少なくとも前記ターゲットデータが含まれ、このターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント自体によって保存されたデータ、又はデータウェアハウスに保存されたデータ、又は前記第一のネットワークエレメントがデータウェアハウス(例えばAMF)から即時に取得したデータであってもよい。
【0161】
選択的に、前記第五の応答メッセージは、以下の(101)-(103)のうちの少なくとも一つを含む。
【0162】
(101)許可された使用範囲を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用範囲内で前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第二十三の情報。
【0163】
(102)許可された使用時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された使用時間内に前記ターゲットデータを使用することに同意することを指示するための第二十四の情報。
【0164】
(103)許可された保存時間を指示し、即ち前記ターゲットユーザは、第二のネットワークエレメントがこの許可された保存時間内に前記ターゲットデータを保存することに同意することを指示するための第二十五の情報。
【0165】
理解できるように、許可された使用範囲又は許可された使用時間又は許可された保存時間を超えた後、前記第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを継続して使用/保存することが許可されず、例えば第二のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを削除してもよい。
【0166】
前記方法実施例500及び600の記述に基づき、以下に再び
図7と結び付けて前記方法実施例500及び600の実現プロセスを例示的に説明し、内容は、以下のとおりである。ここで、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメントに保存されたターゲットユーザの関連データであると仮定する。
【0167】
S710において、前記第二のネットワークエレメントは、データ要求メッセージを前記第一のネットワークエレメントに送信し、前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれる。
【0168】
S720において、前記第一のネットワークエレメントは、データ要求メッセージに基づいて許可要求メッセージを前記第三のネットワークエレメントに送信する。
【0169】
S730において、前記第三のネットワークエレメントは、許可要求メッセージに基づいてターゲットユーザの許可情報を前記第一のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0170】
S740において、前記第一のネットワークエレメントは、第三のネットワークエレメントからフィードバックされたターゲットユーザの許可情報及び前記データ要求メッセージに含まれるターゲットユーザの許可情報に基づいて第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定する。
【0171】
S750において、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるが、前記ターゲットユーザの許可情報が、ターゲットユーザがターゲットデータを第二のネットワークエレメントに処理することに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、第四の応答メッセージを前記第二のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0172】
又は、前記第二のネットワークエレメントが信頼でき、且つ前記ターゲットユーザの許可情報が、ターゲットユーザがターゲットデータを第二のネットワークエレメントに処理することに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、第五の応答メッセージを前記第二のネットワークエレメントにフィードバックする。
【0173】
又は、前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記第一のネットワークエレメントは、第三の応答メッセージを前記第二のネットワークエレメントにフィードバックし、前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否するように指示する。
【0174】
理解できるように、本実施例による許可データのスケジューリング方法700の実現プロセスは、前記方法実施例500及び/又は600における関連記述を参照でき、且つ同じ又は対応する技術的効果を達成し、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0175】
また、本実施例による許可データのスケジューリング方法700は、前記S710-S750を含むが、それらに限られない、例えば前記S710-S750よりも多い又は少ないステップを含んでもよく、本実施例において、ここで制限しない。
【0176】
説明すべきこととして、本出願の実施例による許可データのスケジューリング方法200-700について、実行本体は、許可データのスケジューリング装置、又は、この許可データのスケジューリング装置における許可データのスケジューリング方法200-700を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、許可データのスケジューリング装置が許可データのスケジューリング方法200-700を実行することを例として、本出願の実施例による許可データのスケジューリング装置を説明する。
【0177】
図8に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置800の構造概略図であり、前記装置800は、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信する第一の伝送モジュール810であって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである第一の伝送モジュール810と、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第一の実行モジュール820であって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第一の実行モジュール820とを含む。
【0178】
選択的に、前記第一の伝送モジュール810はさらに、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信するために用いられ、前記許可要求メッセージは、前記ターゲットユーザの許可情報を取得するために用いられる。
【0179】
選択的に、前記許可要求メッセージは、前記識別子情報に対応する前記ターゲットユーザの許可情報を取得するように指示するための少なくとも一つの識別子情報と、少なくともデータ共有を含む要求されたユーザ許可タイプ情報と、前記ターゲットデータが前記第一の時間内に生成されたデータであることを指示するための第一の時間と、前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの用途情報を取得することと、許可された使用範囲を指示するための第一の情報と、許可された使用時間を指示するための第二の情報と、許可された保存時間を指示するための第三の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0180】
選択的に、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記ターゲットユーザがデータ共有に同意又は同意しないことを指示するための第四の情報と、許可された使用範囲を指示するための第五の情報と、許可された使用時間を指示するための第六の情報と、許可された保存時間を指示するための第七の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0181】
選択的に、前記第一の実行モジュール820は、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータをデータ共有することに同意しないことを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第一の応答メッセージを送信するために用いられ、ここで、前記第一の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる。
【0182】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第八の情報と、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第九の情報と、前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第十の情報と、前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第十一の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0183】
選択的に、前記第一の実行モジュール820はさらに、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意することを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第二の応答メッセージを送信するために用いられ、ここで、前記第二の応答メッセージは、少なくとも前記ターゲットデータを含む。
【0184】
選択的に、前記第二の応答メッセージは、許可された使用範囲を指示するための第十二の情報と、許可された使用時間を指示するための第十三の情報と、許可された保存時間を指示するための第十四の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0185】
選択的に、前記第一の伝送モジュール810はさらに、前記ターゲットデータがデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データである場合、前記データウェアハウスに保存された前記ターゲットデータを取得するために用いられる。
【0186】
図9に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置900の構造概略図であり、前記装置は、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第二の伝送モジュール910であって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである第二の伝送モジュール910と、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第二の実行モジュール920であって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第二の実行モジュール920とを含む。
【0187】
選択的に、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0188】
選択的に、前記第二の実行モジュール920はさらに、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定することと、及び前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、前記の、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップを実行することと、前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報を無視し、且つ第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を改めて取得し、又は、前記データ要求メッセージを拒否し、且つ前記第二のネットワークエレメントに第三の応答メッセージを送信することとに用いられ、前記第三の応答メッセージには、少なくとも前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否する原因が含まれる。
【0189】
選択的に、前記第二の実行モジュール920は、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得し、及び前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報が、前記第三のネットワークエレメントから取得された前記ターゲットユーザの許可情報と一致するか否かを決定するために用いられ、一致する場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定し、一致しない場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定する。
【0190】
選択的に、前記第二の実行モジュール920は、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信するために用いられ、ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる。
【0191】
選択的に、前記第四の応答メッセージは、前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報と、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第二十の情報と、前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第二十一の情報と、前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第二十二の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0192】
選択的に、前記第二の実行モジュール920は、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意することを指示する場合、前記ターゲットデータを取得し、及び前記第二のネットワークエレメントに第五の応答メッセージを送信するために用いられ、ここで、前記第五の応答メッセージには、少なくとも前記ターゲットデータが含まれる。
【0193】
選択的に、前記第五の応答メッセージは、許可された使用範囲を指示するための第二十三の情報と、許可された使用時間を指示するための第二十四の情報と、許可された保存時間を指示するための第二十五の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0194】
図10に示すように、本出願の一つの例示的な実施例による許可データのスケジューリング装置1000の構造概略図であり、前記装置は、第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信するための第三の伝送モジュール1010を含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである。
【0195】
選択的に、前記ターゲットユーザの許可情報は、前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0196】
本出願の実施例における許可データのスケジューリング装置800-1000は、装置であってもよく、オペレーティングシステムを有する装置又はネットワーク側機器であり、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0197】
本出願の実施例による許可データのスケジューリング装置800-1000は、
図2から
図7の方法実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0198】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、この、ネットワーク側機器は、プロセッサと通信インターフェースとを含んでもよく、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を実行し、実施例200-700に記載の方法のステップを実現するために用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法実施例に対応し、上記方法実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用されることができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0199】
具体的に、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。
図11に示すように、このネットワーク機器1100は、アンテナ1101、無線周波数装置1102、ベースバンド装置1103を含む。アンテナ1101と無線周波数装置1102とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置1102は、アンテナ1101を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1103に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置1103は、送信する情報を処理し、無線周波数装置1102に送信し、無線周波数装置1102は、受信した情報を処理した後にアンテナ1101を介して送出する。
【0200】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置1103に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置1103に実現されてもよく、このベースバンド装置1103は、プロセッサ1104とメモリ1105とを含む。
【0201】
ベースバンド装置1103は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、
図11に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ1104であり、メモリ1105と接続されて、メモリ1105におけるプログラムを呼び出し、以上の方法実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0202】
このベースバンド装置1103は、ネットワークインターフェース1106をさらに含んでもよく、無線周波数装置1102との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略す)である。
【0203】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ1105に記憶されており、且つプロセッサ1104上で実行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ1104は、メモリ1105における命令又はプログラムを呼び出し、
図8又は
図9又は
図10に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0204】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上には、プログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記許可データのスケジューリング方法実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0205】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)を含む。
【0206】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を実行し、上記許可データのスケジューリング方法実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0207】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0208】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、このコンピュータプログラム製品は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で実行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、上記許可データのスケジューリング方法実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0209】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含する」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、係る機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0210】
以上の実施形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの方式によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がコンピュータソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶されており、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0211】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施形態に限らない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求により保護される範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0212】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2021年11月16日に提出された中国特許出願No.202111355388.3の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-16
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
第八の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、ここで、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を実行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的な記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
注意すべきこととして、前記データ要求メッセージに前記(11)-(17)のうちのいずれが含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
また、前記第一のネットワークエレメント自体がキャッシュした一つ又は複数のユーザの許可情報は、前記第一のネットワークエレメントが過去の時間(第一のネットワークエレメントがデータ要求メッセージを受信する前の時間であってもよい)に第三のネットワークエレメントから取得したものであると理解されてもよく、例えば、過去の時間において、第一のネットワークエレメント(例えばNWDAF)は、他の原因(例えば自体がモデル訓練、又はデータ推論を行う必要がある)により既に第三のネットワークエレメントから関連ユーザの許可情報を取得した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0071】
無論、前記ターゲットユーザの許可情報に含まれる情報は、前記許可要求メッセージに含まれる情報に基づいて決定されてもよい。一つの実現形態において、前記ターゲットユーザの許可情報は、以下の(31)-(34)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
注意すべきこととして、前記データ要求メッセージに前記(66)-(67)のうちのいずれが含まれるかは、プロトコルによって約束され、上位層によって構成され又はネットワーク側によって構成されて実現されてもよく、ここで制限しない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
(91)前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報であって、理解できるように、前記第十九の情報は、拒否/エラー指示情報であり、ターゲットデータの取得失敗を指示するために用いられる、第十九の情報。
【手続補正9】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
許可データのスケジューリング方法であって、
第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データであることと、
前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行し、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することとを含む、許可データのスケジューリング方法。
【請求項2】
前記ターゲットユーザの許可情報は、
前記ターゲットユーザがデータ処理に同意又は同意しないことを指示するための第十五の情報であって、前記データ処理は、データ取得と、データ使用と、データ記憶と、データ共有とのうちの少なくとも一つを含む、第十五の情報と、
許可された使用範囲を指示するための第十六の情報と、
許可された使用時間を指示するための第十七の情報と、
許可された保存時間を指示するための第十八の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項3】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップの前に、前記許可データのスケジューリング方法は、
前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定することと、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できる場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記の、前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップを実行することと、
前記第二のネットワークエレメントが信頼できない場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報を無視し、且つ第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を改めて取得し、又は、前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージを拒否し、且つ前記第二のネットワークエレメントに第三の応答メッセージを送信することであって、前記第三の応答メッセージには、少なくとも前記第一のネットワークエレメントが前記データ要求メッセージを拒否する原因が含まれることとをさらに含む、請求項1に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項4】
前記第一のネットワークエレメントが、前記第二のネットワークエレメントが信頼できるか又は信頼できないかを決定するステップは、
前記第一のネットワークエレメントは、前記第三のネットワークエレメントから前記ターゲットユーザの許可情報を取得することと、
前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに含まれる前記ターゲットユーザの許可情報が、前記第三のネットワークエレメントから取得された前記ターゲットユーザの許可情報と一致するか否かを決定することと、
一致する場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できると決定することと、
一致しない場合、前記第二のネットワークエレメントが信頼できないと決定することとを含む、請求項3に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項5】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否する前記ステップを実行することは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項1に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項6】
前記第四の応答メッセージは、
前記第一のネットワークエレメントが前記第二のネットワークエレメントへの前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止するように指示するための第十九の情報と、
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止する理由を指示するための第二十の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記ターゲットデータに対するサブスクリプション要求をキャンセル又は削除するように指示するための第二十一の情報と、
前記第二のネットワークエレメントが前記第一のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを再び要求するための待ち時間を指示するための第二十二の情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項5に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項7】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するステップは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記ターゲットデータを取得し、及び前記第二のネットワークエレメントに第五の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第五の応答メッセージには、少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項1に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項8】
前記第五の応答メッセージは、
許可された使用範囲を指示するための第二十三の情報と、
許可された使用時間を指示するための第二十四の情報と、
許可された保存時間を指示するための第二十五の情報とのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項7に記載の許可データのスケジューリング方法。
【請求項9】
許可データのスケジューリング方法であって、
第一のネットワークエレメントは、第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信することであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、前記ターゲットデータは、前記第一のネットワークエレメント又はデータウェアハウスに保存されたターゲットユーザの関連データであることと、
前記第一のネットワークエレメントは、ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行することとを含み、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む、許可データのスケジューリング方法。
【請求項10】
前記第一のネットワークエレメントがターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するステップの前に、前記
許可データのスケジューリング方法は、
前記第一のネットワークエレメントは、前記データ要求メッセージに基づいて第三のネットワークエレメントに許可要求メッセージを送信することをさらに含み、前記許可要求メッセージは、前記ターゲットユーザの許可情報を取得するために用いられる、請求項
9に記載の
許可データのスケジューリング方法。
【請求項11】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記第二のネットワークエレメントへのターゲットデータの提供を拒否する前記ステップを実行することは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第一の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第一の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項
9に記載の
許可データのスケジューリング方法。
【請求項12】
前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信するステップは、
前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ共有を行うことに同意することを指示する場合、前記第一のネットワークエレメントは、前記第二のネットワークエレメントに第二の応答メッセージを送信することを含み、
ここで、前記第二の応答メッセージに少なくとも前記ターゲットデータが含まれる、請求項
9に記載の
許可データのスケジューリング方法。
【請求項13】
許可データのスケジューリング方法であって、
第二のネットワークエレメントは、第一のネットワークエレメントにデータ要求メッセージを送信することを含み、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである、許可データのスケジューリング方法。
【請求項14】
第一のネットワークエレメントに用いられる許可データのスケジューリング装置であって、前記
許可データのスケジューリング装置は、
第二のネットワークエレメントによって送信されるデータ要求メッセージを受信するための第二の伝送モジュールであって、前記データ要求メッセージは、ターゲットデータを要求するために用いられ、且つ前記データ要求メッセージに少なくともターゲットユーザの許可情報が含まれ、前記ターゲットデータは、前記ターゲットユーザの関連データである第二の伝送モジュールと、
前記ターゲットユーザの許可情報に基づいて第一の操作を実行するための第二の実行モジュールであって、前記第一の操作は、前記第二のネットワークエレメントに前記ターゲットデータを提供することを拒否し、又は、前記ターゲットデータを前記第二のネットワークエレメントに送信することを含む第二の実行モジュールとを含む、許可データのスケジューリング装置。
【請求項15】
前記第二の実行モジュールであって、前記ターゲットユーザの許可情報が、前記ターゲットユーザが前記ターゲットデータに対してデータ処理を行うことに同意しないことを指示する場合、前記第二のネットワークエレメントに第四の応答メッセージを送信するために用いられ、
ここで、前記第四の応答メッセージは、少なくとも前記第二のネットワークエレメントに、前記第一のネットワークエレメントが前記ターゲットデータの提供を拒否又は停止することを指示するために用いられる、請求項
14に記載の
許可データのスケジューリング装置。
【請求項16】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で実行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から
請求項8のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項
9から
請求項12のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項
13に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項17】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から
請求項8のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項
9から
請求項12のいずれか1項に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現し、又は請求項
13に記載の許可データのスケジューリング方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【国際調査報告】