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▶ サス, イオアンの特許一覧

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  • 特表-トイレ空洞部の換気 図1
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  • 特表-トイレ空洞部の換気 図3.1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】トイレ空洞部の換気
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/007 20060101AFI20241024BHJP
【FI】
F24F7/007 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529531
(86)(22)【出願日】2022-11-16
(85)【翻訳文提出日】2024-07-12
(86)【国際出願番号】 RO2022000012
(87)【国際公開番号】W WO2023091039
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】A202100690
(32)【優先日】2021-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】RO
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524185630
【氏名又は名称】サス, イオアン
【氏名又は名称原語表記】SAS, Ioan
(74)【代理人】
【識別番号】100133503
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 一哉
(72)【発明者】
【氏名】サス, イオアン
【テーマコード(参考)】
3L056
【Fターム(参考)】
3L056BF01
(57)【要約】
本発明は、個々のトイレおよび浴室用に設計されたエリアを換気するために使用することができる水洗トイレ空洞部の換気システムに関する。本発明によれば、換気システムは、前記水タンク(R)と排水管との間に設置されるか、または排水管に挿入された、本体(1)の内部に、副本体(2)内に同軸に配置された円筒形状の本体(1)で構成されている、WC空洞部のファン(23)および換気装置(D)を使用する汚れ空気排出管(22)からなる。円筒形の固定ガード(4)が、その上側に取り付けられており、固定ガード(4)の下には、フロータ(9)の上端に配置されたストッパ(5)にねじ付きロッド(6)およびいくつかのナットによって接続された可動シャッタスライド(3)がある。その上側の、本体(1)の中央領域には、いくつかの半径方向窓(a)が設けられており、半径方向窓を通して、トイレからの汚れ空気が副本体(2)によって外部に排出され、一方、空気回路の上側には、ファン(23)が動作するときに空気排除回路上の汚れ空気回路を逆方向に定期的に洗浄するために、アクセスカバー(21)を有するTパイプ(20)が設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファン(23)によって送られた汚れ空気の換気のための換気管(22)からなるトイレおよび浴室の空洞部および囲いの効果的な換気のための換気システムにおいて、前記水槽(R)と前記排水管との間に取り付けられるか、または前記排水管に挿入された、前記トイレの前記空洞部のための換気装置(D)が、副本体(2)の中央に配置された円筒形状の本体(1)からなり、前記本体(1)の内部で上部に、固定された円筒形のガード(4)が取り付けられており、前記円筒形のガード(4)の下に、可動であり、フロート(9)の上部に配置されたストッパ(5)によりねじ付きロッド(6)およびナットによって接続された可動シャッタ(3)が配置されており、前記本体(1)の中央領域に、いくつかの半径方向窓(a)が形成されており、前記半径方向窓(a)を通して、トイレ容器からの前記汚れ空気が前記副本体(2)を介して外部に排出され、空気回路の上部に、定期的に弱められる空気回路の衛生用のアクセス蓋(21)を有するT角部(20)定期的に弱められる空気回路が配置されており、空気排出回路上に、前記ファン(23)が動作していないときに逆空気循環を防止するサイドフラップ(26)を有することを特徴とする、換気システム。
【請求項2】
前記タンク(R)からのすべての水の漏水を防止するために、洗浄システムアクチュエータ(7)のブーム(8)によって、つり合い重りが配置される(10)ことを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記タンク(R)からの前記すべての水の前記漏水が、支持体(13)によって前記タンク(12)の壁に固定された滑車(14)によって防止され、前記滑車の上を通って、一端でつり合い重り(17)を有する糸(16)が固定され、前記フロート(9)の反対端で支持体(18)および先端部(19)によって糸が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項4】
前記管(22)内の前記ファンハウジング(23)に換気冷却窓(24)があり、前記ファンハウジング(23)のより良い換気のために、端部の2つのスペーサリング(25)が使用されることを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個々のトイレまたは浴室用の空間の換気にも使用することができる、便器の空洞部の換気のシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
浴室の内部から汚れ空気を抜き出すための、トイレからの臭気ドレンと、自動洗浄装置と、臭気ドレンに接続されたエンジンおよびファンを有するバスまたはトイレからの蒸気および湿気の換気装置とを含む、水タンクの内部に取り付けられた換気システムが、米国特許出願公開第2002194670号明細書から知られている。このシステムは、タンク流出口に接続された逆U字形出口と、タンクの底部に配置された通過部とからなり、通過部は、タンクの外部に続き、ファンが取り付けられている。
【0003】
トイレ容器を換気するための別のシステムは、国際公開第2011153637号明細書に記載されているように、水タンクの内部に取り付けられ、窓を介して相互に連通する底部の2つの開いたチャンバで構成されたアダプタからなり、2つのチャンバの下部は、タンク内の水位より下に位置する。
【0004】
ルーマニア特許第130981号(B1)明細書からは、タンクからの排水回路の排出経路を、排出経路の端部に位置するファンを使用して逆方向に使用する換気システムが知られており、システムが、垂直軸上に配置された2対の孔を有する密封されたチャンバからの出力変形(output variant)において形成されており、孔には、互いに接続されたいくつかのピストンが摺動するいくつかのシリンダが通り、シリンダはそれら間の対応関係の窓を有する。
【0005】
これらの換気システムは、水槽の排水アセンブリの大きな変化、空気および水槽の不必要な抜き出し、ならびに換気回路への水流の浸入、またはファンが動作していないときの逆空気循環を示唆する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2002194670号明細書
【特許文献2】国際公開第2011153637号明細書
【特許文献3】ルーマニア特許第130981号(B1)明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決する技術的問題は、トイレ、トイレ個室および浴室の空洞部の効率的な換気である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による換気システムは、提案された問題を解決し、水タンクと排水管との間に取り付けられるか、または排水管、換気管に挿入された、便器の空洞部の換気装置からなる。換気装置は、本体および副本体と、本体の内部に取り付けられた空気回路可動シャッタの円筒形の保護部と、本体の内部に配置され、フロートの上部でストッパのねじ付きロッドおよびナットによって接続された可動シャッタとからなり、タンクからのすべての水の排水がつり合い重りによって防止され、トイレからの汚れ空気の排出が、本体内に形成されたいくつかの半径方向窓によって実行され、空気回路の上部には、汚れ空気回路の定期的な衛生のためのアクセスカバーを有する、T角部が配置されており、配管内にファンを取り付け、そのハウジングをより良好に換気するために、ファンの前方の配管内に形成された2つの端部スペーサリングおよびいくつかの窓が使用されており、回路空気出口に、ファンが動作していないときに空気が逆流するのを防止するレーンフラップが取り付けられている。
【0009】
以下において、図1図9に関連して本発明の実現形態の例も提示する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】換気装置の断面図。
図2】本体および副本体の断面図。
図3】円筒形の保護部の断面図および上面図。
図3.1】可動シャッタの断面図および上面図。
図4】2つの変形実施例における本体および副本体の上面図。
図5】ストッパ断面図。
図5.1】ねじ付きロッドの図。
図5.2】ストッパおよびフロートの断面図。
図6】トリガフラップの図。
図7】フロートトリガ駆動アセンブリの図。
図8】空気回路の部分図。
図9】ファンおよびフラップを有する、排出空気回路の部分図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明によるトイレ容器空洞部の換気システムは、トイレ容器空洞部用のD換気装置と、真空排出管22と、ファン23とからなる。
【0012】
換気装置Dは、水タンクと排水管との間で、タンクR上に直接取り付けられるか、または排水管を切断することによって、ゆえにドレンアセンブリを寸法的に変更せずに換気装置Dを排水管上に取り付け、挿入することもできる。
【0013】
換気装置Dは、図4に示すように、円形もしくは正方形であってもよいし、または任意の他の形状であってもよい、副本体2の内部に同軸に設置された円筒形状の本体1からなる。
【0014】
本体1の上部には、内部に、本体1と共通のボディを形成する固定された円筒形の保護部4が取り付けられている。保護部4は、本体1の中央に配置されている、空気回路の可動シャッタ3と同一の外形を有する。円筒形の保護部4は、Rタンクからの水の流れが3可動シャッタを押圧して、水アクチュエータ全体と共に下方に移動させるのを防止し、これにより、R水タンクからの漏水回路を停止させる。
【0015】
本体1の中間部には、汚れ空気の通過および換気回路上のその出口のために、いくつかの半径方向に位置する窓が作られている。半径方向窓aは、可動シャッタ3の高さよりも低い高さを有し、副本体2は、それらの前方で外部に固定されている。これにより、すべての窓aを通して汚れ空気を半径方向に抜き出すことが可能になり、そのため、3スライドに作用する半径方向の押し下げ力の結果はゼロになり、可動シャッタは動くことができ、本体1の壁との摩擦なしに機能する。
【0016】
可動シャッタ3は、両端で保護部4の中心を通るねじ付きロッド6と、両端でナット27で固定されているストッパ5とによって接続されている。ストッパ5は、フロート9の上端に位置し、つり合い重り10が、フラップアーム8および支持体11からなるアクチュエータ排水システムフラップ7のレバーに取り付けられている。
【0017】
フロート9に取り付けられた可動システムの重さにより、Rタンクからのすべての水の排水が妨げられる。この問題は、寸法決めされたフロート9によって、または、図6による、排水システムフラップ7のレバーに取り付けられたつり合い重り10によって、または、図7による、その上方で、滑車が、ワイヤ16aの一方の側で、補助システム全体の重さに対応する、つり合い重り17固定され、他方の側が、18支持体および19先端部を介して、フロート9上に固定された、タンクRのプール12の壁に支持体13によって単に固定された滑車14によって解決することができる。
【0018】
T角部20は、空気回路の上部で、汚れ空気回路の定期的な衛生のためのアクセスカバー21を取り付けられている。
【0019】
ファン23に沿って冷却換気窓24があり、ファンハウジング23のより良好な換気のために2つの端部スペーサリング25が使用され、一方、ファン23が動作していないときに空気が逆流するのを防止するために、排出回路上に反転フラップ26が取り付けられている。
図1
図2
図3
図3.1】
図4
図5
図5.1】
図5.2】
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】