(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】通信パスの設定方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 76/19 20180101AFI20241024BHJP
H04W 88/04 20090101ALI20241024BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20241024BHJP
H04W 92/10 20090101ALI20241024BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20241024BHJP
H04W 76/14 20180101ALI20241024BHJP
【FI】
H04W76/19
H04W88/04
H04W92/18
H04W92/10
H04W24/10
H04W76/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532439
(86)(22)【出願日】2022-11-30
(85)【翻訳文提出日】2024-05-30
(86)【国際出願番号】 CN2022135466
(87)【国際公開番号】W WO2023098726
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】202111459077.1
(32)【優先日】2021-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、通信パスの設定方法、装置及び端末を開示し、無線通信の技術分野に属する。本出願の実施例の通信パスの設定方法は、リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップと、前記リモートUEが前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信するステップと、を含み、ここで、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップと、
前記リモートUEが前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信するステップと、を含み、
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む、
通信パスの設定方法。
【請求項2】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEを決定した場合に、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行するステップを含み、
前記確立動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始された無線リソース制御RRC接続確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを確立すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを確立することを含み、
前記再確立動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを再確立すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを再確立することを含み、
前記第1回復動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始されたRRC接続回復手順に基づいて前記ダイレクトパスを回復すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを回復することを含み、
前記少なくとも1つの第1セルはセル選択又は再選択条件を満たすセルであり、前記少なくとも1つの第1リレーUEはリレー選択又は再選択条件を満たすリレーUEであり、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つであり、前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リモートUEが前記目標セルに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記方法は、
前記リモートUEが第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信するステップであって、前記第1RRC再設定メッセージ又は前記第1RRC回復メッセージが少なくとも第2リレーUEの設定情報を含み、前記第1目標基地局が前記目標セルの属する基地局であるステップと、
前記第2リレーUEの設定情報に基づき、前記リモートUEが前記第2リレーUEを介して第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージを前記第1目標基地局に送信するステップと、
前記第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージの前記第1目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEが前記第2リレーUEを介して前記第1目標基地局との前記インダイレクトパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リモートUEが第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記リモートUEが少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報を前記第1目標基地局に報告するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3リレーUEは、
前記少なくとも1つの第1リレーUEの少なくとも一部と、
前記リモートUEが前記第1目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第1測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4リレーUEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報は、
少なくとも1つの前記第3リレーUEの識別情報と、
前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3リレーUEとの間のPC5パスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記リモートUEが前記目標リレーUEに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記方法は、
前記リモートUEが第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信するステップであって、前記第2RRC再設定メッセージ又は前記第2RRC回復メッセージが少なくとも第2セルの設定情報を含み、前記第2目標基地局が前記目標リレーUEの属する基地局であるステップと、
前記第2セルの設定情報に基づき、前記リモートUEが前記第2セルを介して第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージを第2目標基地局に送信するステップと、
前記第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージの前記第2目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEが前記第2目標基地局との前記ダイレクトパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記リモートUEが第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記リモートUEが少なくとも1つの第3セルの関連情報を前記第2目標基地局に報告するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3セルは、
前記少なくとも1つの第1セルの少なくとも一部と、
前記リモートUEが前記第2目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第2測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4セルと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第3セルの関連情報は、
少なくとも1つの前記第3セルの識別情報と、
前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3セルとの間のUuパスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ダイレクトパスがマスターセルグループMCGパスである場合、前記方法は、
前記第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージが第3目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記リモートUEが前記第3目標基地局の設定情報に基づいてセカンダリセルグループSCGパスを確立するステップと、
前記第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージが第4目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記リモートUEが前記第4目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項3又は6に記載の方法。
【請求項10】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが第1情報を決定するステップと、
前記リモートUEが前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、
前記第1情報は、
前記ダイレクトパスがダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、
前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ダイレクトパス障害条件は、
前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、
前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記インダイレクトパス障害条件は、
前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生したことと、
前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生したことと、
前記リモートUEがリレーUEの第1指示情報を受信したことと、のうちの少なくとも1つを含み、前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リモートUEが前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行する前記ステップは、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する前記ステップは、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記ダイレクトパスに対応するダイレクトパス障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局に報告するとともに、第1タイマーを開始するステップであって、前記第1タイマーがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第5目標基地局によって送信された第3RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第1タイマーを停止するステップであって、前記第3RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5セルの設定情報を含み、前記第5セルの設定情報が前記第5セルの属する第6目標基地局との前記ダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記第1タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記第5セルの属する第6目標基地局と異なる場合、前記第3RRC再設定メッセージに含まれる前記第5セルの設定情報は、前記第6目標基地局によって生成された後、前記第5目標基地局に送信される、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局に報告するとともに、第2タイマーを開始するステップであって、前記第2タイマーが前記ダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第7目標基地局によって送信された第4RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第2タイマーを停止するステップであって、前記第4RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5リレーUEの設定情報を含み、前記第5リレーUEの設定情報が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局との前記インダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記第2タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局と異なる場合、前記第4RRC再設定メッセージは、前記第8目標基地局によって生成された後、前記第7目標基地局に送信される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記ダイレクトパスはMCGパス及びSCGパスを含み、
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが第2情報を決定するステップと、
前記リモートUEが前記第2情報に基づき、MCGパス、SCGパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、
前記第2動作は、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作をさらに含み、
前記第2情報は、
前記MCGパスがMCGパス障害条件を満たすか否かと、
前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たすか否かと、
前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記MCGパス障害条件は、
前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、
前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記SCGパス障害条件は、前記リモートUEにSCG障害が発生したことを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記リモートUEが前記第2情報に基づき、MCGパス、SCGパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、又は、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは、
ランダム選択と、
ネットワーク設定と、
プロトコル規定と、のうちの1つに基づいて前記MCGパスの回復手段を決定する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記リモートUEが前記ネットワーク設定に基づいて前記MCGパスの回復手段を決定するステップは、
前記リモートUEがネットワークにより設定された第3情報に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップを含み、
前記第3情報は、
前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第2指示情報と、
前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第1閾値と、
前記インダイレクトパスのPC5リンク品質閾値である第2閾値と、のうちの少なくとも1つ含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記リモートUEがSCGパスのUuリンク品質及び/又は前記インダイレクトパスのPC5リンク品質に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップは、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たし、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさず、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは、
ランダム選択と、
ネットワーク設定と、
プロトコル規定と、のうちの少なくとも1つに基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定する、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記リモートUEが前記ネットワーク設定に基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定するステップは、
前記リモートUEが前記ネットワークにより設定された第4情報に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップを含み、
前記第4情報は、
前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第3指示情報と、
前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第3閾値と、
前記MCGパスのUuリンク品質閾値である第4閾値と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記リモートUEが前記SCGパスのUuリンク品質及び/又は前記MCGパスのUuリンク品質に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップは、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たし、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たさず、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項31】
前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記MCGパスに対応するMCGダイレクト接続障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局に報告するとともに、第3タイマーを開始するステップであって、前記第3タイマーが前記インダイレクトパスを介してMCGパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第9目標基地局によって送信された第5RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第3タイマーを停止するステップであって、前記第5RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6セルの設定情報を含み、前記第6セルの設定情報が前記第6セルの属する第10目標基地局との前記MCGパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項33】
前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記MCGパスに対応する第11目標基地局に報告するとともに、第4タイマーを開始するステップであって、前記第4タイマーが前記MCGパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第11目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第4タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6リレーUEの設定情報を含み、前記第6リレーUEの設定情報が前記第6リレーUEの属する第12目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する前記ステップは、
前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項35】
前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記SCGパスに対応する第13目標基地局に報告するとともに、第5タイマーを開始するステップであって、前記第5タイマーが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記SCGパスに対応する第13目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第5タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第8リレーUEの設定情報を含み、前記第8リレーUEの設定情報が前記第8リレーUEの属する第14目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
リモートUEに応用される通信パスの設定装置であって、
ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するための動作モジュールを備え、
前記リモートUEは前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信し、
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む、通信パスの設定装置。
【請求項37】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から35のいずれか1項に記載の通信パスの設定方法のステップが実現される、端末。
【請求項38】
プログラムもしくはコマンドが記憶されており、前記プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、請求項1から35のいずれか1項に記載の通信パスの設定方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【請求項39】
プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、請求項1から35のいずれか1項に記載の通信パスの設定方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項40】
非一時的な記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで請求項1から35のいずれか1項に記載の通信パスの設定方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年12月01日に提出された中国特許出願No.202111459077.1の優先権を主張し、その全ては引用によって本出願に含まれる。
【0002】
本出願は、無線通信の技術分野に属し、具体的には、通信パスの設定方法、装置及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムにおけるサイドリンク(Sidelink,SL(副リンク、側リンクとも呼ばれる)リレー(Relay)の場合では、リモート端末(Remote UE)は通常、単一パス伝送のみをサポートし、例えば、リモートUEの伝送は、全てインダイレクトパス(Indirect path)を介して実現されるか、又は全てダイレクトパス(direct path)を介して実現される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、リモートUEが無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)手順をトリガして、インダイレクトパスとダイレクトパスが同時にネットワーク側と通信できるようにすることができ、且つ無線リンクの設定時間を短縮させ、リモートUEのRRCロバスト性を確保することができる、通信パスの設定方法、装置及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1側面において、リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップと、前記リモートUEが前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信するステップと、を含み、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む、通信パスの設定方法を提供する。
【0006】
第2側面において、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するための動作モジュールを備え、前記リモートUEは前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信し、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む、通信パスの設定装置を提供する。
【0007】
第3側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0008】
第4側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、第1側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、端末を提供する。
【0009】
第5側面において、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、前記プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0010】
第6側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、第1側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、チップを提供する。
【0011】
第7側面において、非一時的な記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで第1側面に記載の方法のステップを実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例において、前記リモートUEは、サポートされるダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行することによって、一方では、確立動作、再確立動作又は第1回復動作によってダイレクトパス及び/又はインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を実現し、これにより、リモートUEは、マルチパス伝送をサポートしながら、マルチパス伝送におけるパス再確立及び回復を実現し、RRCのロバスト性を確保することができ、他方では、障害が発生していないパスを介して障害が発生したパスの迅速な回復を実現することで、関連技術におけるRRC再確立手順の開始により無線リンクの回復時間が長くなるという問題を回避することができ、無線リンクの回復時間が効果的に短縮され、リモートUEのRRCロバスト性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1a】本出願の例示的な一実施例で提供される無線通信システムの構造模式図である。
【
図1b】本出願の例示的な一実施例で提供されるSLリレー通信シーンの模式
図1である。
【
図1c】本出願の例示的な一実施例で提供されるSLリレー通信シーンの模式
図2である。
【
図1d】本出願の例示的な一実施例で提供されるSLリレー通信シーンの模式
図3である。
【
図1e】本出願の例示的な一実施例で提供されるSLリレー通信シーンの模式
図4である。
【
図2】本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法の手順模式
図1である。
【
図3】本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法の手順模式
図2である。
【
図4】本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法の手順模式
図3である。
【
図5】本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法の手順模式
図4である。
【
図6】本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定装置の構造模式図である。
【
図7】本出願の例示的な一実施例で提供される端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。当業者が本出願における実施例に基づいて得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0015】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも1つを意味し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを意味する。
【0016】
指摘しておきたいのは、本出願の実施例に記載される技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの進化型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、さらに、例えば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムにも適用可能である点である。本出願の実施例における用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、互換的に使用され得る。記載された技術は、上記で言及されたシステム及びラジオ技術に使用され得ると共に、他のシステム及びラジオ技術にも使用され得る。以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムについて説明し、且つ以下の説明の多くにおいてNR用語が使用されるが、これらの技術はNRシステム以外にも適用可能であり、例えば、第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0017】
図1aは、本出願の実施例を応用可能な無線通信システムの模式図を示す。無線通信システムは端末11及びネットワーク側機器12(ネットワーク側とも呼ばれる)を含む。端末11は端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と称されてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネット機器(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)もしくは車載機器、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、リストバンド、ヘッドフォン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例において端末11の具体的な種類が限定されない点である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよい。ここで、基地局はノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、トランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は当分野における他の何らかの適切な用語で呼ばれてもよく、同様な技術効果を達成することができれば、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。説明すべきことは、本出願の実施例において、単にNRシステムにおける基地局を例とするが、基地局の具体的な種類が限定されない点である。
【0018】
無線通信システムの前記説明を基に、本出願は、
図1b、
図1c、
図1d、
図1eに示すように、SLリレー通信シーンの模式図をさらに提供する。
【0019】
図1bに示すSLリレー通信シーンは、少なくともリモートUE、リレーUE及び基地局Aを含み、前記リモートUEと前記基地局Aとの間にダイレクトパス及びインダイレクトパスが確立される。つまり、
図1bのSLリレー通信シーンでは、前記リモートUEは、ダイレクトパスと前記インダイレクトパスでの伝送を同時にサポートすることができ、且つダイレクトパスとインダイレクトパスは同一の基地局Aによって制御できる。
【0020】
図1cに示すSLリレー通信シーンは、少なくともリモートUE、リレーUE、基地局A及び基地局Bを含み、前記リモートUEと前記基地局Aとの間にダイレクトパスが確立され、前記リモートUEと前記基地局Bとの間にインダイレクトパスが確立される。つまり、
図1cのSLリレー通信シーンでは、前記リモートUEは、ダイレクトパスと前記インダイレクトパスでの伝送を同時にサポートすることができるが、ダイレクトパスとインダイレクトパスは異なる基地局Aと基地局Bによって制御される。注意すべきことは、基地局Aと基地局BはXnインタフェースを介して通信できる点である。
【0021】
図1dに示すSLリレー通信シーンと前記
図1bの相違点は、前記リモートUEのダイレクトパスはマスターセルグループ(Master cell group,MCG)パスとセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group,SCG)パスを含む点であり、即ち
図1dに示すリモートUEのダイレクトパスはデュアル接続である。
【0022】
図1eに示すSLリレー通信シーンと前記
図1cの相違点は、前記リモートUEのダイレクトパスはMCGパスとSCGパスを含む点であり、即ち
図1eに示すリモートUEのダイレクトパスはデュアル接続である。
【0023】
また、本出願に記載の「インダイレクトパス」とは、リモートUEがリレーUE及びリレーUEのエアインタフェースを介して基地局とRRC接続を確立する無線リンクであり、「ダイレクトパス」とは、リモートUEが自身のUuインタフェースを介して基地局とRRC接続を確立する無線リンクであることが理解可能である。
【0024】
以下において、無線通信システム及びSLリレー通信シーンに対する前記説明を基に、さらに図面を参照しながら、本出願の実施例で提供される技術的解決手段を、いくつかの実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0025】
図2は、本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法200の手順模式図を示し、該方法200はリモートUEによって実行されてもよいが、これに限定されず、具体的には、リモートUEにインストールされたハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法200は少なくとも次のステップS210を含んでもよい。
【0026】
S210で、リモートUEは、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する。
【0027】
ここで、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含む。つまり、前記リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスを同時に確立する必要がある場合、又は、リモートUEがサポートするダイレクトパス及び/又はインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに障害等の問題が発生してパス回復又は再確立を行う必要がある場合、前記リモートUEは、RRC手順をトリガすることで確立動作、再確立動作又は第1回復動作を実行してダイレクトパス及び/又はインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を実現することができ、これにより、リモートUEは、マルチパス伝送をサポートしながら、マルチパス伝送におけるパス再確立及び回復を実現することができる。また、前記リモートUEはマルチパス伝送をサポートするため、前記リモートUEがサポートするマルチパスのうちの1つのパスに障害が発生しても、他の障害が発生していないパスを介して伝送を継続することができ、これによりリモートUEのRRCロバスト性が確保される。
【0028】
前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。つまり、前記リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスを同時にサポートする場合、ダイレクトパス又はインダイレクトパスに障害が発生すると、前記リモートUEは、障害が発生していないパスを介して障害が発生したパスの迅速な回復を実現することができ、これにより、無線リンクの回復時間を効果的に短縮させ、関連技術におけるRRC再確立手順の開始により無線リンクの回復時間が長くなるという問題を回避することができ、リモートUEのRRCロバスト性が向上する。
【0029】
また、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信し、つまり、前記第1動作又は第2動作の実行により、前記リモートUEは、ダイレクトパス及びインダイレクトパスの両方を介してネットワーク側と同時に通信することができる。ここで、
図1bと
図1cに示すように、前記ネットワーク側は、インダイレクトパス及びダイレクトパスを同時に制御するための1つの基地局を含んでもよいし、インダイレクトパス及びダイレクトパスを独立且つ同時に制御するための2つの基地局を含んでもよく、本実施例はここでは限定しない。
【0030】
本実施例において、前記リモートUEは、サポートされるダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行することによって、一方では、確立動作、再確立動作又は第1回復動作によってダイレクトパス及び/又はインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を実現し、これにより、リモートUEはマルチパスを介してネットワーク側機器と通信することができ、且つマルチパス(ダイレクトパス及びインダイレクトパスを含む)伝送をサポートしながら、マルチパス伝送におけるパス再確立及び回復を実現することができ、リモートUEのRRCのロバスト性が確保される。他方では、障害が発生していないパスを介して障害が発生したパスの迅速な回復を実現することで、無線リンクの回復時間を効果的に短縮させ、関連技術におけるRRC再確立手順の開始により無線リンクの回復時間が長くなるという問題を回避することができ、リモートUEのRRCロバスト性が向上する。
【0031】
図3は、本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法300の手順模式図を示し、該方法300はリモートUEによって実行されてもよいが、これに限定されず、具体的には、リモートUEにインストールされたハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法300は少なくとも次のステップS310を含んでもよい。
【0032】
S310で、リモートUEは、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する。
【0033】
ここで、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信し、
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【0034】
S310の実現過程は方法実施例200における関連する説明を参照できるほかに、可能な一実現形態として、
図3を再度参照し、前記リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行するプロセスは、次のS311によって実現できることが理解可能であり、その内容は次のとおりである。
【0035】
S311で、前記リモートUEは、少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEを決定した場合に、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行する。
【0036】
ここで、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信する。
【0037】
前記少なくとも1つの第1セルは、前記リモートUEがセル選択又は再選択手順を実行することで得られた、セル選択又は再選択条件を満たすセルであり、即ち適切なセル(suitable cell)である。これに応じて、前記少なくとも1つの第1リレーUEは、前記リモートUEがリレー選択又は再選択手順を実行することで得られた、リレー選択又は再選択条件を満たすリレーUEであり、即ち適切なリレーUE(suitable relay UE)である。
【0038】
これを基に、前記リモートUEが少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEに基づいてダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して確立動作を実行するプロセスは、次の(11)及び/又は(12)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0039】
(11)前記リモートUEは、目標セルによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを確立する。ここで、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つである。
【0040】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1セルから前記目標セルを選択し、その後前記目標セルに基づいてRRC接続確立手順を開始することができ、これにより前記目標セルの属する第1目標基地局とのダイレクトパスを確立する。
【0041】
前記リモートUEが前記少なくとも1つの第1セルから前記目標セルを選択する手段は、ランダム選択、第1セルの性能の優劣に基づいた選択等であってもよいことが理解可能であり、ここでは限定しない。
【0042】
(12)前記リモートUEは、目標リレーUEによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを確立する。前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである。
【0043】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1リレーUEから前記目標リレーUEを選択し、その後前記リレーUEに基づいてRRC接続確立手順を開始することができ、これにより前記目標リレーUEの属する第2目標基地局とのインダイレクトパスを確立する。
【0044】
前記目標セルの選択と同様に、前記リモートUEが前記少なくとも1つの第1リレーUEから前記目標リレーUEを選択する手段は、ランダム選択、第1リレーUEの性能の優劣に基づいた選択等であってもよく、ここでは限定しない。
【0045】
また、前述した(11)に言及された第1目標基地局と(12)に言及された第2目標基地局は同じでも異なっていてもよく、つまり、例えば
図1bと
図1cに示すように、前記ダイレクトパスと前記インダイレクトパスは同一の基地局によって制御されてもよいし、又は、異なる基地局によって独立して制御されてもよい。
【0046】
さらに、前記リモートUEが少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEに基づいてダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して再確立動作を実行するプロセスは、次の(13)及び/又は(14)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0047】
(13)前記リモートUEは、目標セルによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを再確立する。ここで、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つである。
【0048】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1セルから前記目標セルを選択し、その後前記目標セルに基づいてRRC接続再確立手順を開始することができ、これにより前記目標セルの属する第1目標基地局との前記ダイレクトパスを再確立する。
【0049】
(14)前記リモートUEは、目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを再確立する。前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである。
【0050】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1リレーUEから前記目標リレーUEを選択し、その後前記リレーUEに基づいてRRC接続再確立手順を開始することができ、これにより前記目標リレーUEの属する第2目標基地局との前記インダイレクトパスを再確立する。
【0051】
さらに、前記リモートUEが少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEに基づいてダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1回復動作を実行するプロセスは、次の(15)及び/又は(16)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0052】
(15)前記リモートUEは、目標セルによって開始されたRRC接続回復手順に基づいて前記ダイレクトパスを回復し、ここで、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つである。
【0053】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1セルから前記目標セルを選択し、その後前記目標セルに基づいてRRC接続回復手順を開始することができ、これにより前記目標セルの属する第1目標基地局とのダイレクトパスを確立し、前記ダイレクトパスの回復を実現する。
【0054】
(16)前記リモートUEは、目標リレーUEによって開始されたRRC手順に基づいて前記インダイレクトパスを回復する。前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである。
【0055】
例えば、前記リモートUEは、まず前記少なくとも1つの第1リレーUEから前記目標リレーUEを選択し、その後前記リレーUEに基づいてRRC接続回復手順を開始し、これにより前記目標リレーUEの属する第2目標基地局との前記インダイレクトパスを再確立し、前記インダイレクトパスの回復を実現する。
【0056】
(13)~(16)に記載の目標セルの選択、目標リレーUEの選択、第1目標基地局、第2目標基地局の関連する説明は、前述した(11)~(12)における関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0057】
また、前述した(11)~(16)において、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのいずれに対しても第1動作を実行する必要があるシーンについて、本実施例はダイレクトパスとインダイレクトパスの動作順序を限定せず、例えば、前記リモートUEは、ダイレクトパスを確立/回復してから、前記インダイレクトパスを確立/回復してもよいし、インダイレクトパスを確立/回復してから、前記ダイレクトパスを確立/回復する等してもよい。
【0058】
当然ながら、上記で示したダイレクトパス及びインダイレクトパスに対する動作(例えば確立、再確立、回復)のほかに、前記端末が既にダイレクトパスを確立している場合(例えば、前記リモートUEがサポートするダイレクトパスに障害が発生しておらず、又は前記リモートUEが前述した(11)、(13)、(15)に基づいてダイレクトパスの確立、再確立又は回復を完了した場合)、前記リモートUEは、直接前記ダイレクトパスに基づいて前記インダイレクトパスの確立、再確立又は回復を行うことができ、これによりインダイレクトパスの設定効率が向上し、インダイレクトパスの設定時間が短縮され、リモートUEのRRCロバスト性が向上する。
【0059】
例示的に、UEが前述した(11)、(13)、(15)に基づいてダイレクトパスの確立、再確立又は回復を完了したと仮定し、即ち前記リモートUEが前記目標セルに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記リモートUEはさらに、次の(21)~(23)を実行することでインダイレクトパスに対する確立、再確立又は回復等の第1動作を実現することができる。
【0060】
(21)前記リモートUEは、第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信することができる。
【0061】
ここで、前記第1目標基地局は、前記目標セルの属する基地局である。
【0062】
前記第1RRC再設定メッセージは、前記インダイレクトパスの確立又は再確立のために少なくとも第2リレーUEの設定情報を含み、前記第1RRC回復メッセージは、前記インダイレクトパスの回復のために少なくとも第2リレーUEの設定情報を含む。
【0063】
一実現形態において、前記第2リレーUEは、前記第1目標基地局自身がキャッシュしたリレーUEから前記第1目標基地局によって選択されてもよいし、前記リモートUEが報告した少なくとも1つの第3リレーUEに基づいて選択されてもよいし、前記第1目標基地局自身がキャッシュしたリレーUE及びリモートUEが報告した少なくとも1つの第3リレーUEの両方に基づいて選択されてもよく、本実施例はここでは限定しない。
【0064】
つまり、前記リモートUEは、第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信する前に、前記第1目標基地局が前記第2リレーUEの選択を行うために、少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報を前記第1目標基地局に報告することができる。
【0065】
選択的に、前記少なくとも1つの第3リレーUEは、次の(211)~(212)のうちの少なくとも1つを含む。
【0066】
(211)前記少なくとも1つの第1リレーUEの少なくとも一部。
【0067】
(212)前記リモートUEが前記第1目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第1測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4リレーUE。ここで、前記第1測定報告イベントは、プロトコル規約、上位層設定又はネットワーク側設定により実現することができ、ここでは限定しない。
【0068】
また、前記少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報は、次の(213)~(214)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0069】
(213)少なくとも1つの前記第3リレーUEの識別情報。
【0070】
(214)前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3リレーUEとの間のPC5パスの品質情報。
【0071】
(22)前記第2リレーUEの設定情報に基づき、前記リモートUEは、前記第2リレーUEを介して第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージを前記第1目標基地局に送信する。
【0072】
(23)前記第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージの前記第1目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEは、前記第2リレーUEを介して前記第1目標基地局との前記インダイレクトパスを確立する。
【0073】
当然ながら、この実現形態において、前記ダイレクトパスと前記インダイレクトパスは、同一の第1目標基地局によって制御されることに注意する必要がある。
【0074】
また、
図1dと
図1eを併せて参照し、前記リモートUEがサポートするダイレクトパスがデュアル接続(DC)であり、即ち前記ダイレクトパスがマスターセルグループ(Master cell group,MCG)パスとセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group,SCG)パスを含む場合、前述したダイレクトパスがMCGパスであると仮定すると、前記第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージは第3目標基地局の設定情報(SN設定又はSCG設定として理解され得る)をさらに含んでもよく、前記リモートUEは前記第3目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立する。
【0075】
さらに、前述したダイレクトパスに基づくインダイレクトパスの確立に対応し、前記端末が既にインダイレクトパスを確立している場合(例えば、前記リモートUEがサポートするインダイレクトパスに障害が発生しておらず、又は前記リモートUEが前述した(12)、(14)、(16)に基づいてインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を完了した場合)、前記リモートUEは、直接前記インダイレクトパスに基づいて前記ダイレクトパスの確立、再確立又は回復を行うことができ、これによりダイレクトパスの設定効率が向上し、ダイレクトパスの設定時間が短縮され、リモートUEのRRCロバスト性が向上する。
【0076】
例示的に、UEが前述した(12)、(14)、(16)に基づいてインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を完了したと仮定し、即ち前記リモートUEが前記目標リレーUEに基づいて前記インダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記リモートUEはさらに、次の(24)~(26)を実行することでインダイレクトパスに対する確立、再確立又は回復等の第1動作を実現することができる。
【0077】
(24)前記リモートUEは、第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信する。
【0078】
ここで、前記第2目標基地局は、前記目標リレーUEの属する基地局である。
【0079】
前記第2RRC再設定メッセージは、前記ダイレクトパスの確立又は再確立のために少なくとも第2セルの設定情報を含み、前記第2RRC回復メッセージは、前記ダイレクトパスの回復のために少なくとも第2セルの設定情報を含む。
【0080】
一実現形態において、前記第2セルは、前記第2目標基地局自身がキャッシュしたリレーUEから前記第2目標基地局によって選択されてもよいし、受信された前記リモートUEが報告した少なくとも1つの第3セルに基づいて選択されてもよいし、前記第2目標基地局自身がキャッシュしたセル情報及びリモートUEが報告した少なくとも1つの第3セルの両方に基づいて選択されてもよく、本実施例はここでは限定しない。
【0081】
つまり、前記リモートUEは、第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信する前に、前記第2目標基地局が前記第2セルの選択を行うために、少なくとも1つの第3セルの関連情報を前記第2目標基地局に報告することができる。
【0082】
選択的に、前記少なくとも1つの第3セルは、次の(241)~(242)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0083】
(241)前記少なくとも1つの第1セルの少なくとも一部。
【0084】
(242)前記リモートUEが前記第2目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第2測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4セル。
【0085】
また、前記少なくとも1つの第3セルの関連情報は、次の(243)~(244)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0086】
(243)少なくとも1つの前記第3セルの識別情報。
【0087】
(244)前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3セルとの間のUuパスの品質情報。
【0088】
(25)前記第2セルの設定情報に基づき、前記リモートUEは、前記第2セルを介して第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージを第2目標基地局に送信する。
【0089】
(26)前記第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージの前記第2目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEは、前記第2目標基地局との前記ダイレクトパスを確立する。
【0090】
当然ながら、この実現形態において、前記ダイレクトパスと前記インダイレクトパスは同一の第2目標基地局によって制御されることに注意する必要がある。
【0091】
また、再度
図1dと
図1eを併せて参照し、前記リモートUEがサポートするダイレクトパスがDCであり、即ち前記ダイレクトパスがMCGパス及びSCGパスを含む場合、前述したダイレクトパスがMCGパスであると仮定すると、前記第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージは第4目標基地局の設定情報(SN設定又はSCG設定として理解され得る)をさらに含んでもよく、前記リモートUEは前記第4目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立する。
【0092】
図4は、本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法400の手順模式図を示し、該方法400はリモートUEによって実行されてもよいが、これに限定されず、具体的には、リモートUEにインストールされたハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法400は少なくとも次のステップS410を含む。
【0093】
S410で、リモートUEは、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する。
【0094】
ここで、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信する。
【0095】
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【0096】
S410の実現過程は方法実施例200及び/又は300における関連する説明を参照できるほかに、
図4を再度参照し、可能な一実現形態として、前記リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップはS411とS412によって実現できることが理解可能であり、その内容は次のとおりである。
【0097】
S411で、前記リモートUEは第1情報を決定する。
【0098】
ここで、前記第1情報は、次の(31)~(32)のうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
(31)前記ダイレクトパスがダイレクトパス障害条件を満たすか否か。
【0100】
選択的に、前記ダイレクトパス障害条件は、次の(311)~(312)のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
(311)前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生した。
【0102】
(312)前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生した。
【0103】
(32)前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否か。
【0104】
選択的に、前記インダイレクトパス障害条件は、次の(321)~(323)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0105】
(321)前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生した。
【0106】
(322)前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生した。
【0107】
(323)前記リモートUEはリレーUEの第1指示情報を受信した。前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
本実施例において、前記第1情報、前記ダイレクトパス障害条件及び前記インダイレクトパス障害条件はいずれも、プロトコル規約、上位層設定又はネットワーク側設定により実現することができ、ここでは限定しない。
【0109】
S412で、前記リモートUEは、前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行する。
【0110】
ここで、可能な一実現形態として、前記リモートUEが前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップは、次の(41)~(43)のうちのいずれか1つを含んでもよい。
【0111】
(41)前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0112】
一実現形態において、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するプロセスは、前述した方法実施例300における前記リモートUEがインダイレクトパスに基づいて前記ダイレクトパスを回復することについての関連説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0113】
別の実現形態において、前記リモートUEは、例えば次の(411)と(412)に記載されたように、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記ダイレクトパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第1タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第1タイマーが設定されている場合、前記第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第1タイマーは、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。また、本出願に言及されたタイマーはいずれも基地局によって設定され得(例えばブロードキャストシグナリング設定、又はRRC専用シグナリング設定)、且つリモートUE上で実行される。
【0114】
(411)前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0115】
ここで、前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する前記プロセスは、次の(4111)~(4113)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0116】
(4111)前記リモートUEは、前記ダイレクトパスに対応するダイレクトパス障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局に報告するとともに、第1タイマーを開始する。
【0117】
(4112)前記リモートUEは、前記第5目標基地局によって送信された第3RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第1タイマーを停止し、前記第3RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第5セルの設定情報を含み、前記第5セルの設定情報は、前記第5セルの属する第6目標基地局との前記ダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0118】
選択的に、前記第5セルの設定情報は、前記第5目標基地局自身がキャッシュしたセル情報に基づいて前記第5目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したセル情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0119】
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局と前記第5セルの属する第6目標基地局は同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第5目標基地局が前記第6目標基地局と異なる場合、前記第3RRC再設定メッセージに含まれる前記第5セルの設定情報は、前記第6目標基地局によって生成された後、前記第5目標基地局に送信されてもよい。
【0120】
また、異なる通信シーンに応じて、前記第5目標基地局は前述した方法実施例に記載の第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよく、これに応じて、前記第6目標基地局は前述した第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよい。
【0121】
(4113)前記第1タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記ダイレクトパスを再確立する。
【0122】
(412)前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記ダイレクトパスを再確立する。
【0123】
前記(4113)と(412)に記載の再確立動作は前述した方法実施例200及び/又は300における関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0124】
(42)前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEは、前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0125】
一実現形態において、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するプロセスは、前述した方法実施例300における前記リモートUEがダイレクトパスに基づいて前記インダイレクトパスを回復することについての関連説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0126】
別の実現形態において、前記リモートUEは、例えば次の(421)と(422)に記載されたように、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記インダイレクトパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第2タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第2タイマーが設定されている場合、前記第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第2タイマーは、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。
【0127】
(421)前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEは、前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0128】
ここで、前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する前記プロセスは、次の(4211)~(4213)を含んでもよい。
【0129】
(4211)前記リモートUEは、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局に報告するとともに、第2タイマーを開始する。
【0130】
(4212)前記リモートUEは、前記第7目標基地局によって送信された第4RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第2タイマーを停止し、前記第4RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第5リレーUEの設定情報を含み、前記第5リレーUEの設定情報は、前記第5リレーUEの属する第8目標基地局との前記インダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0131】
選択的に、前記第5リレーUEの設定情報は、前記第7目標基地局自身がキャッシュしたリレーUE情報に基づいて前記第7目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したリレーUE情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0132】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局は前記第5リレーUEの属する第8目標基地局と同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第7目標基地局が前記第8目標基地局と異なる場合、前記第4RRC再設定メッセージに含まれる前記第5リレーUEの設定情報は、前記第8目標基地局によって生成された後、前記第7目標基地局に送信されてもよい。
【0133】
また、異なる通信シーンに応じて、前記第7目標基地局は前述した方法実施例に記載の第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよく、これに応じて、前記第8目標基地局は前述した第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよい。
【0134】
(4213)前記第2タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを再確立する。
【0135】
(422)前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを再確立する。
【0136】
前記(4213)と(422)に記載の再確立動作は前述した方法実施例200及び/又は300における関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0137】
(43)前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行する。
【0138】
ここで、前記再確立動作の関連する説明は前述した方法実施例200及び/又は300における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0139】
本実施例において、前記リモートUEは、第1情報に基づき、ダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作を採用し又はインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を採用し、対応するパスの回復を実現し、パスの回復時間を効果的に短縮させ、リモートUEのRRCロバスト性を向上させることができる。
【0140】
図5は、本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定方法500の手順模式図を示し、該方法500はリモートUEによって実行されてもよいが、これに限定されず、具体的には、リモートUEにインストールされたハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよい。本実施例において、前記方法500は少なくとも次のステップS510を含む。
【0141】
S510で、リモートUEは、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する。
【0142】
ここで、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信する。
【0143】
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【0144】
S510の実現過程は方法実施例200、300、400における関連する説明を参照できるほかに、可能な一実現形態として、前記リモートUEのダイレクトパスはデュアル接続(DC)であり、即ち前記ダイレクトパスはMCGパス及びSCGパスを含んでもよく、これに応じて、前記第2動作は、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作、又は、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を含んでもよいことが理解可能である。
【0145】
この場合、
図5を再度参照し、前記リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、S511とS512を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0146】
S511で、前記リモートUEは第2情報を決定する。
【0147】
選択的に、前記第2情報は、次の(51)~(53)のうちの少なくとも1つを含む。
【0148】
(51)前記MCGパスがMCGパス障害条件を満たすか否か。
【0149】
ここで、前記MCGパス障害条件は、次の(511)~(512)のうちの少なくとも1つを含む。
【0150】
(511)前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生した。
【0151】
(512)前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生した。
【0152】
(52)前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たすか否か。
【0153】
ここで、前記SCGパス障害条件は、前記リモートUEにSCG障害が発生したことを含む。
【0154】
(53)前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否か。
【0155】
ここで、前記インダイレクトパス障害条件は、次の(531)~(533)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0156】
(531)前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生した。
【0157】
(532)前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生した。
【0158】
(533)前記リモートUEはリレーUEの第1指示情報を受信した。前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0159】
前記第2情報、前記MCGパス障害条件、前記インダイレクトパス障害条件は、プロトコルによって規定されてもよく、上位層によって設定されてもよく、又はネットワーク側機器によって設定されてもよいことが理解可能であり、ここでは限定しない。
【0160】
S512で、前記リモートUEは前記第2情報に基づき、MCGパス、SCGパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行する。
【0161】
一実現形態において、前記リモートUEが前記第2情報に基づき、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、次の(61)~(67)のうちのいずれか1つを含む。
【0162】
(61)前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEは前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行する。
【0163】
ここで、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する場合、前記リモートUEは、例えば次の(611)と(612)に記載されたように、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記MCGパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第3タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第3タイマーが設定されている場合、前記第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第3タイマーは、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してMCGパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。
【0164】
(611)前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0165】
ここで、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するプロセスは、次の(6111)~(6113)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0166】
(6111)前記リモートUEは、前記MCGパスに対応するMCGダイレクト接続障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局に報告するとともに、第3タイマーを開始する。
【0167】
(6112)前記リモートUEは、前記第9目標基地局によって送信された第5RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第3タイマーを停止し、前記第5RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第6セルの設定情報を含み、ここで、前記第6セルの設定情報は、前記第6セルの属する第10目標基地局との前記MCGパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0168】
選択的に、前記第6セルの設定情報は、前記第9目標基地局自身がキャッシュしたセル情報に基づいて前記第9目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したセル情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0169】
前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局は前記第6セルの属する第10目標基地局と同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第9目標基地局が前記第10目標基地局と異なる場合、前記第5RRC再設定メッセージに含まれる前記第6セルの設定情報は、前記第10目標基地局によって生成された後、前記第9目標基地局に送信されてもよい。
【0170】
(6113)前記第3タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記MCGパスを再確立する。
【0171】
(612)前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記MCGパスを再確立する。
【0172】
前記(6113)と(612)に記載の再確立動作は前述した方法実施例200~400における前記ダイレクトパス再確立の関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0173】
また、異なる通信シーンに応じて、前記第9目標基地局は前述した方法実施例に記載の第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよく、これに応じて、前記第10目標基地局は前述した第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよい。
【0174】
さらに、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行する場合、前記リモートUEは、例えば次の(613)と(614)に記載されたように、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記SCGパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第6タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第6タイマーが設定されている場合、前記第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第6タイマーは、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してSCGパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。
【0175】
(613)前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0176】
選択的に、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復するプロセスは、次の(6131)~(6133)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0177】
(6131)前記リモートUEは、前記SCGパスに対応するSCGダイレクト接続障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局に報告するとともに、第6タイマーを開始する。
【0178】
(6132)前記リモートUEは、前記第9目標基地局によって送信された第5RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第6タイマーを停止し、前記第5RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第6セルの設定情報を含み、ここで、前記第6セルの設定情報は、前記第6セルの属する第15目標基地局との前記SCGパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0179】
選択的に、前記第6セルの設定情報は、前記第9目標基地局自身がキャッシュしたセル情報に基づいて前記第9目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したセル情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0180】
前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局は前記第6セルの属する第15目標基地局と同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第9目標基地局が前記第15目標基地局と異なる場合、前記第5RRC再設定メッセージに含まれる前記第6セルの設定情報は、前記第15目標基地局によって生成された後、前記第9目標基地局に送信されてもよい。
【0181】
(6133)前記第6タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記SCGパスを再確立する。
【0182】
(614)前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記SCGパスを再確立する。
【0183】
前記(6133)と(614)に記載の再確立動作は前述した方法実施例200及び/又は300における前記ダイレクトパス再確立の関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0184】
また、異なる通信シーンに応じて、前記第9目標基地局は前述した方法実施例に記載の第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよく、これに応じて、前記第15目標基地局は前述した第1目標基地局又は第2目標基地局と同じでも異なっていてもよい。
【0185】
(62)前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、又は、前記リモートUEは前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0186】
ここで、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行することは、従来のMCG回復手順を参照することができ、本出願では限定しない。
【0187】
また、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する実現過程は、前述した(611)~(612)における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0188】
さらに、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさないシーンの場合、前記リモートUEは、ランダム選択、ネットワーク設定、プロトコル規定のうちの1つに基づいて前記MCGパスの回復手段を決定する。
【0189】
例えば、第3情報がネットワークにより設定されたと仮定すると、前記リモートUEは、ネットワークにより設定された第3情報に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定することができる。
【0190】
ここで、前記第3情報は、次の(623)~(625)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0191】
(623)前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第2指示情報。
【0192】
ここで、前記第2指示情報は前記ネットワークにより設定された1bitの指示情報であってもよく、ここでは限定しない。
【0193】
(624)前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第1閾値。
【0194】
本出願に言及されたリンク品質は、基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)等のパラメータに基づいて決定されてもよいことに注意する必要がある。
【0195】
(625)前記インダイレクトパスのPC5リンク品質閾値である第2閾値。
【0196】
これを基に、前記リモートUEがSCGパスのUuリンク品質及び/又は前記インダイレクトパスのPC5リンク品質に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップは、(6251)~(6256)のうちのいずれか1つを含む。
【0197】
(6251)前記第1閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0198】
(6252)前記第1閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさない場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0199】
(6253)前記第2閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0200】
(6254)前記第2閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0201】
(6255)前記第1閾値及び第2閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たし、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0202】
(6256)前記第1閾値及び第2閾値が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさず、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する。
【0203】
(63)前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEは前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEは前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0204】
前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する実現過程は(62)における関連する説明を参照できることが理解可能であり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0205】
また、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する場合、前記リモートUEは、例えば次の(631)と(632)に記載されたように、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記インダイレクトパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第5タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第5タイマーが設定されている場合、前記第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第5タイマーは、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。
【0206】
(631)前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0207】
選択的に、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するプロセスを実行することは、次の(6311)~(6313)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0208】
(6311)前記リモートUEは、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記SCGパスに対応する第13目標基地局に報告するとともに、第5タイマーを開始する。
【0209】
(6312)前記リモートUEは、前記SCGパスに対応する第13目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第5タイマーを停止し、前記第6RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第8リレーUEの設定情報を含み、ここで、前記第8リレーUEの設定情報は、前記第8リレーUEの属する第14目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0210】
選択的に、前記第8リレーUEの設定情報は、前記第13目標基地局自身がキャッシュしたリレーUE情報に基づいて前記第13目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したリレーUE情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0211】
前記インダイレクトパスに対応する第13目標基地局は前記第8リレーUEの属する第14目標基地局と同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第13目標基地局が前記第14目標基地局と異なる場合、前記第6RRC再設定メッセージに含まれる前記第8リレーUEの設定情報は、前記第14目標基地局によって生成された後、前記第13目標基地局に送信されてもよい。
【0212】
(6313)前記第5タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを回復する。
【0213】
(632)前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを回復する。
【0214】
前記(6313)と(632)に記載の再確立動作は前述した方法実施例200及び/又は300における前記インダイレクトパス再確立の関連説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0215】
また、異なる通信シーンに応じて、前記第13目標基地局は前述した方法実施例に記載の第1目標基地局又は第2目標基地局又は第3目標基地局又は第4目標基地局と同じでも異なっていてもよく、これに応じて、前記第14目標基地局は前述した第1目標基地局又は第2目標基地局又は第3目標基地局又は第4目標基地局と同じでも異なっていてもよく。
【0216】
(64)前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記MCGパス、前記SCGパス、前記インダイレクトパスのうちの少なくとも1つを再確立する。
【0217】
ここで、前記再確立動作の実現過程は前述した方法実施例200~400における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0218】
(65)前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEは前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEは前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行する。
【0219】
ここで、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する場合、前記リモートUEは、例えば次の(651)と(652)に記載されたように、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かに基づき、前記インダイレクトパスの回復手段を決定してもよい。この実施例において、前記リモートUEは、第4タイマーが設定されているか否かに基づき、前記第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートするか否かを判断することができ、前記第4タイマーが設定されている場合、前記第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートすると判断し、そうでない場合はサポートしないと判断することが理解可能である。ここで、前記第4タイマーは、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものである。
【0220】
(651)前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEは、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0221】
ここで、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するプロセスを実行することは、次の(6511)~(6513)を含んでもよく、その内容は次のとおりである。
【0222】
(6511)前記リモートUEは、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記MCGパスに対応する第11目標基地局に報告するとともに、第4タイマーを開始する。
【0223】
(6512)前記リモートUEは、前記第11目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第4タイマーを停止し、前記第6RRC再設定メッセージは少なくとも1つの第6リレーUEの設定情報を含み、ここで、前記第6リレーUEの設定情報は、前記第6リレーUEの属する第12目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものである。
【0224】
選択的に、前記第6リレーUEの設定情報は、前記第11目標基地局自身がキャッシュしたリレーUE情報に基づいて前記第11目標基地局によって決定されてもよいし、リモートUEが報告したリレー情報に基づいて決定されてもよく、ここでは限定しない。
【0225】
前記インダイレクトパスに対応する第11目標基地局は前記第6リレーUEの属する第12目標基地局と同じでも異なっていてもよいことに注意する必要がある。当然ながら、前記第11目標基地局が前記第12目標基地局と異なる場合、前記第6RRC再設定メッセージに含まれる前記第6リレーUEの設定情報は、前記第12目標基地局によって生成された後、前記第11目標基地局に送信されてもよい。
【0226】
(6513)前記第4タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを再確立する。
【0227】
(652)前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEは前記再確立動作を実行し、前記インダイレクトパスを再確立する。
【0228】
前記(6513)と(652)に記載の再確立動作の実現過程は前述した方法実施例200~400における関連する説明を参照できることに注意する必要があり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0229】
また、前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するプロセスは、方法実施例200~400における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0230】
(66)前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0231】
前記リモートUEが前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する実現過程は前述した(651)~(652)における関連する説明を参照できることが理解可能であり、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0232】
そして、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する実現過程は前述した(631)~(632)における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0233】
また、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさないシーンの場合、前記リモートUEは、ランダム選択、ネットワーク設定又はプロトコル規定の手段によって、前記インダイレクトパスの回復手段を決定することができる。
【0234】
例示的に、第4情報が前記ネットワークにより設定されたと仮定すると、前記リモートUEは、前記第4情報に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定することができる。
【0235】
ここで、前記第4情報は、次の(661)~(663)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0236】
(661)前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第3指示情報。
【0237】
例えば、前記第3指示情報は、ネットワークにより設定された1bitの指示情報であってもよい。
【0238】
(662)前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第3閾値。
【0239】
(663)前記MCGパスのUuリンク品質閾値である第4閾値。
【0240】
これを基に、前記リモートUEが前記SCGパスのUuリンク品質及び/又は前記MCGパスのUuリンク品質に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップは、次の(6631)~(6636)のうちのいずれか1つを含んでもよい。
【0241】
(6631)前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0242】
(6632)前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値条件を満たさない場合、前記リモートUEは、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0243】
(6633)前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0244】
(6634)前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0245】
(6635)前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たし、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEは、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0246】
(6636)前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たさず、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記リモートUEは、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0247】
(67)前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEは前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記リモートUEは前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する。
【0248】
ここで、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行する実現過程は(62)における関連する説明を参照することができ、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する実現過程は(631)~(632)における関連する説明を参照することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0249】
本実施例において、前記リモートUEのダイレクトパスはMCGパス及びSCGパスを含むシーンの場合、第2情報に基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定することができ、パスの回復時間を効果的に短縮させ、リモートUEのRRCロバスト性を向上させることができる。
【0250】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供される通信パスの設定方法の実行主体が、通信パスの設定装置であってもよいし、又は、該通信パスの設定装置内の、通信パスの設定方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例において、通信パスの設定装置が通信パスの設定方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供される通信パスの設定装置を説明する。
【0251】
図6は、本出願の例示的な一実施例で提供される通信パスの設定装置600の構造模式図を示し、該装置600は、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するための動作モジュール610を備え、ここで、前記リモートUEは、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信し、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【0252】
選択的に、前記装置600は、前記第1動作及び/又は前記第2動作を設定するための設定モジュールをさらに備える。
【0253】
選択的に、前記動作モジュール610がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEを決定した場合、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行するステップを含み、ここで、前記確立動作は、前記動作モジュール610が目標セルによって開始された無線リソース制御RRC接続確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを確立する動作、及び/又は、前記動作モジュール610が目標リレーUEによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを確立する動作を含み、前記再確立動作は、前記動作モジュール610が目標セルによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを再確立する動作、及び/又は、前記動作モジュール610が目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを再確立する動作を含み、前記第1回復動作は、前記動作モジュール610が目標セルによって開始されたRRC接続回復手順に基づいて前記ダイレクトパスを回復する動作、及び/又は前記動作モジュール610が目標リレーUEによって開始されたRRC手順に基づいて前記インダイレクトパスを回復する動作を含み、ここで、前記少なくとも1つの第1セルはセル選択又は再選択条件を満たすセルであり、前記少なくとも1つの第1リレーUEはリレー選択又は再選択条件を満たすリレーUEであり、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つであり、前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである。
【0254】
選択的に、前記動作モジュール610が前記目標セルに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記方法は、
前記動作モジュール610が第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信するステップであって、前記第1RRC再設定メッセージ又は前記第1RRC回復メッセージが少なくとも第2リレーUEの設定情報を含み、前記第1目標基地局が前記目標セルの属する基地局であるステップと、
前記第2リレーUEの設定情報に基づき、前記動作モジュール610が前記第2リレーUEを介して第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージを前記第1目標基地局に送信するステップと、
前記第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージの前記第1目標基地局への送信が成功した場合、前記動作モジュール610が前記第2リレーUEを介して前記第1目標基地局との前記インダイレクトパスを確立するステップと、をさらに含む。
【0255】
選択的に、前記動作モジュール610はさらに、少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報を前記第1目標基地局に報告するために用いられ、ここで、前記少なくとも1つの第3リレーUEは、前記少なくとも1つの第1リレーUEの少なくとも一部と、前記動作モジュール610が前記第1目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第1測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4リレーUEと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
選択的に、前記少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報は、少なくとも1つの前記第3リレーUEの識別情報と、前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3リレーUEとの間のPC5パスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0257】
選択的に、前記動作モジュール610は、前記目標リレーUEに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信し、前記第2RRC再設定メッセージ又は前記第2RRC回復メッセージは少なくとも第2セルの設定情報を含み、前記第2目標基地局は、前記目標リレーUEの属する基地局である。前記第2セルの設定情報に基づき、前記動作モジュール610は、前記第2セルを介して第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージを第2目標基地局に送信し、前記第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージの前記第2目標基地局への送信が成功した場合、前記動作モジュール610は、前記第2目標基地局との前記ダイレクトパスを確立する。
【0258】
選択的に、前記動作モジュール610はさらに、少なくとも1つの第3セルの関連情報を前記第2目標基地局に報告するために用いられ、ここで、前記少なくとも1つの第3セルは、前記少なくとも1つの第1セルの少なくとも一部と、前記動作モジュール610が前記第2目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第2測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4セルと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0259】
選択的に、前記少なくとも1つの第3セルの関連情報は、少なくとも1つの前記第3セルの識別情報と、前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3セルとの間のUuパスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0260】
選択的に、前記ダイレクトパスがマスターセルグループMCGパスである場合、前記第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージが第3目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記動作モジュール610は、前記第3目標基地局の設定情報に基づいてセカンダリセルグループSCGパスを確立する。
前記第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージが第4目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記動作モジュール610は、前記第4目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立する。
【0261】
選択的に、前記動作モジュール610がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が第1情報を決定するステップと、前記動作モジュール610が前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、ここで、前記第1情報は、前記ダイレクトパスがダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0262】
選択的に、前記ダイレクトパス障害条件は、前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、及び/又は、前記インダイレクトパス障害条件は、前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生したことと、前記リモートUEがリレーUEの第1指示情報を受信したことと、のうちの少なくとも1つを含み、前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0263】
選択的に、前記動作モジュール610が前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップは、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記再確立動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0264】
選択的に、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するステップは、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0265】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が、前記ダイレクトパスに対応するダイレクトパス障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局に報告するとともに、第1タイマーを開始するステップであって、前記第1タイマーがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記動作モジュール610が前記第5目標基地局によって送信された第3RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第1タイマーを停止するステップであって、前記第3RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5セルの設定情報を含み、前記第5セルの設定情報が前記第5セルの属する第6目標基地局との前記ダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0266】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記第1タイマーがタイムアウトした場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップをさらに含む。
【0267】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記第5セルの属する第6目標基地局と異なる場合、前記第3RRC再設定メッセージに含まれる前記第5セルの設定情報は、前記第6目標基地局によって生成された後、前記第5目標基地局に送信される。
【0268】
選択的に、前記動作モジュール610が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0269】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局に報告するとともに、第2タイマーを開始するステップであって、前記第2タイマーが前記ダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記動作モジュール610が前記第7目標基地局によって送信された第4RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第2タイマーを停止するステップであって、前記第4RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5リレーUEの設定情報を含み、前記第5リレーUEの設定情報が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局との前記インダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0270】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記第2タイマーがタイムアウトした場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップをさらに含む。
【0271】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局と異なる場合、前記第4RRC再設定メッセージは、前記第8目標基地局によって生成された後、前記第7目標基地局に送信される。
【0272】
選択的に、前記ダイレクトパスはMCGパス及びSCGパスを含み、前記動作モジュール610がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、第2情報を決定するステップと、前記第2情報に基づき、MCGパス、SCGパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、ここで、前記第2動作は、前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作、又は、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作をさらに含み、前記第2情報は、前記MCGパスがMCGパス障害条件を満たすか否かと、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たすか否かと、前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0273】
選択的に、前記MCGパス障害条件は、前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、及び/又は、前記SCGパス障害条件は、前記リモートUEにSCG障害が発生したことを含む。
【0274】
選択的に、前記動作モジュール610が前記第2情報に基づいてダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たす場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610が、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0275】
選択的に、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610は、ランダム選択と、ネットワーク設定と、プロトコル規定と、のうちの1つに基づいて前記MCGパスの回復手段を決定する。
【0276】
選択的に、前記動作モジュール610が前記ネットワーク設定に基づいて前記MCGパスの回復手段を決定するステップは、前記動作モジュール610がネットワークにより設定された第3情報に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップを含み、ここで、前記第3情報は、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第2指示情報と、前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第1閾値と、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質閾値である第2閾値と、のうちの少なくとも1つ含む。
【0277】
選択的に、前記動作モジュール610がSCGパスのUuリンク品質及び/又は前記インダイレクトパスのPC5リンク品質に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップは、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たし、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさず、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、を含む。
【0278】
選択的に、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記動作モジュール610は、ランダム選択と、ネットワーク設定と、プロトコル規定と、のうちの少なくとも1つに基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定する。
【0279】
選択的に、前記動作モジュール610が前記ネットワーク設定に基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定するステップは、前記動作モジュール610が前記ネットワークにより設定された第4情報に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップを含み、ここで、前記第4情報は、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第3指示情報と、前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第3閾値と、前記MCGパスのUuリンク品質閾値である第4閾値と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0280】
選択的に、前記動作モジュール610が前記SCGパスのUuリンク品質及び/又は前記MCGパスのUuリンク品質に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップは、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値条件を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たし、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たさず、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、を含む。
【0281】
選択的に、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップは、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0282】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が、前記MCGパスに対応するMCGダイレクト接続障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局に報告するとともに、第3タイマーを開始するステップであって、前記第3タイマーが前記インダイレクトパスを介してMCGパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記動作モジュール610が前記第9目標基地局によって送信された第5RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第3タイマーを停止するステップであって、前記第5RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6セルの設定情報を含み、前記第6セルの設定情報が前記第6セルの属する第10目標基地局との前記MCGパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0283】
選択的に、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0284】
選択的に、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記動作モジュール610が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記MCGパスに対応する第11目標基地局に報告するとともに、第4タイマーを開始するステップであって、前記第4タイマーが前記MCGパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記動作モジュール610が前記第11目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第4タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6リレーUEの設定情報を含み、前記第6リレーUEの設定情報が前記第6リレーUEの属する第12目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0285】
選択的に、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するステップは、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートしない場合、前記動作モジュール610が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0286】
選択的に、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記動作モジュール610が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記動作モジュール610が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記SCGパスに対応する第13目標基地局に報告するとともに、第5タイマーを開始するステップであって、前記第5タイマーが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記動作モジュール610が前記SCGパスに対応する第13目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第5タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第8リレーUEの設定情報を含み、前記第8リレーUEの設定情報が前記第8リレーUEの属する第14目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0287】
本出願の実施例における通信パスの設定装置600は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末内の部材、集積回路又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられた端末11の種類を含んでもよいが、それらに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer,PC)、テレビ(Television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0288】
本出願の実施例で提供される通信パスの設定装置600は、
図2~
図5の方法実施例において実現される各プロセスを実現し、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0289】
本出願の実施例は端末をさらに提供し、該端末は、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、方法実施例200~500に記載の方法のステップを実現するために用いられる。該端末の実施例は、上述した端末側の方法実施例に対応し、上述した方法実施例の各実施プロセス及び実現形態は全て該端末の実施例に適用することができ、同様な技術効果を達成することができる。具体的には、
図7は本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図である。
【0290】
該端末700は、高周波ユニット701、ネットワーク機器モジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インタフェースユニット708、メモリ709、及びプロセッサ710等のうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限定されない。
【0291】
当業者であれば、端末700は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ710に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現できることが理解可能である。
図7に示す端末構造は端末を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0292】
本出願の実施例において、入力ユニット704は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)7041、及びマイクロホン7042を含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット706は表示パネル7061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形態で表示パネル7061を配置することができる。ユーザ入力ユニット707はタッチパネル7071及び他の入力機器7072を含む。タッチパネル7071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器7072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。
【0293】
本出願の実施例において、高周波ユニット701はネットワーク機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ710で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット701は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0294】
メモリ709は、ソフトウェアプログラムもしくはコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ709は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションもしくはコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラムもしくはコマンド記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでもよい。また、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリをさらに含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はラッシュメモリであってもよく、例えば、少なくとも1つのディスク記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶装置である。
【0295】
プロセッサ710は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ710に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションもしくはコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するベースバンドプロセッサのようなモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ710に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0296】
ここで、プロセッサ710は、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するために用いられ、ネットワークモジュール702は、前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信するために用いられ、ここで、前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む。
【0297】
選択的に、前記プロセッサ710がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEを決定した場合、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行するステップを含み、ここで、前記確立動作は、目標セルによって開始された無線リソース制御RRC接続確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを確立する動作、及び/又は、目標リレーUEによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを確立する動作を含み、前記再確立動作は、目標セルによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを再確立する動作、及び/又は、目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを再確立する動作を含み、前記第1回復動作は、目標セルによって開始されたRRC接続回復手順に基づいて前記ダイレクトパスを回復する動作、及び/又は、目標リレーUEによって開始されたRRC手順に基づいて前記インダイレクトパスを回復する動作を含み、ここで、前記少なくとも1つの第1セルはセル選択又は再選択条件を満たすセルであり、前記少なくとも1つの第1リレーUEはリレー選択又は再選択条件を満たすリレーUEであり、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つであり、前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである。
【0298】
選択的に、前記プロセッサ710が前記目標セルに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記プロセッサ710は第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信し、前記第1RRC再設定メッセージ又は前記第1RRC回復メッセージは少なくとも第2リレーUEの設定情報を含み、前記第1目標基地局は前記目標セルの属する基地局である。前記第2リレーUEの設定情報に基づき、前記プロセッサ710は、前記第2リレーUEを介して第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージを前記第1目標基地局に送信する。
前記第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージの前記第1目標基地局への送信が成功した場合、前記プロセッサ710は、前記第2リレーUEを介して前記第1目標基地局との前記インダイレクトパスを確立する。
【0299】
選択的に、前記リモートUEが第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信するステップの前に、前記方法は、前記プロセッサ710が少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報を前記第1目標基地局に報告するステップをさらに含み、ここで、前記少なくとも1つの第3リレーUEは、前記少なくとも1つの第1リレーUEの少なくとも一部と、前記第1目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第1測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4リレーUEと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0300】
選択的に、前記少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報は、少なくとも1つの前記第3リレーUEの識別情報と、前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3リレーUEとの間のPC5パスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0301】
選択的に、前記プロセッサ710が前記目標リレーUEに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、高周波ユニット701は第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信し、前記第2RRC再設定メッセージ又は前記第2RRC回復メッセージは少なくとも第2セルの設定情報を含み、前記第2目標基地局は、前記目標リレーUEの属する基地局である。前記第2セルの設定情報に基づき、前記プロセッサ710は、前記第2セルを介して第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージを第2目標基地局に送信し、前記第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージの前記第2目標基地局への送信が成功した場合、前記プロセッサ710は、前記第2目標基地局との前記ダイレクトパスを確立する。
【0302】
選択的に、前記プロセッサ710が第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信するステップの前に、前記方法は、前記リモートUEが少なくとも1つの第3セルの関連情報を前記第2目標基地局に報告するステップをさらに含み、ここで、前記少なくとも1つの第3セルは、前記少なくとも1つの第1セルの少なくとも一部と、前記プロセッサ710が前記第2目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第2測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4セルと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0303】
選択的に、前記少なくとも1つの第3セルの関連情報は、少なくとも1つの前記第3セルの識別情報と、前記リモートUEと少なくとも1つの前記第3セルとの間のUuパスの品質情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0304】
選択的に、前記ダイレクトパスがマスターセルグループMCGパスである場合、前記第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージが第3目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記プロセッサ710は、前記第3目標基地局の設定情報に基づいてセカンダリセルグループSCGパスを確立する。
前記第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージが第4目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記プロセッサ710は、前記第4目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立する。
【0305】
選択的に、前記プロセッサ710がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、第1情報を決定するステップと、前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、ここで、前記第1情報は、前記ダイレクトパスがダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0306】
選択的に、前記ダイレクトパス障害条件は、前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、及び/又は、前記インダイレクトパス障害条件は、前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生したことと、前記リモートUEがリレーUEの第1指示情報を受信したことと、のうちの少なくとも1つを含み、前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0307】
選択的に、前記プロセッサ710が前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップは、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記プロセッサ710が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0308】
選択的に、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するステップは、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0309】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記プロセッサ710が、前記ダイレクトパスに対応するダイレクトパス障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局に報告するとともに、第1タイマーを開始するステップであって、前記第1タイマーがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記プロセッサ710が前記第5目標基地局によって送信された第3RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第1タイマーを停止するステップであって、前記第3RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5セルの設定情報を含み、前記第5セルの設定情報が前記第5セルの属する第6目標基地局との前記ダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0310】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記第1タイマーがタイムアウトした場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップをさらに含む。
【0311】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記第5セルの属する第6目標基地局と異なる場合、前記第3RRC再設定メッセージに含まれる前記第5セルの設定情報は、前記第6目標基地局によって生成された後、前記第5目標基地局に送信される。
【0312】
選択的に、前記プロセッサ710が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0313】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記プロセッサ710が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局に報告するとともに、第2タイマーを開始するステップであって、前記第2タイマーが前記ダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記プロセッサ710が前記第7目標基地局によって送信された第4RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第2タイマーを停止するステップであって、前記第4RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5リレーUEの設定情報を含み、前記第5リレーUEの設定情報が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局との前記インダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0314】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記第2タイマーがタイムアウトした場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップをさらに含む。
【0315】
選択的に、前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局と異なる場合、前記第4RRC再設定メッセージは、前記第8目標基地局によって生成された後、前記第7目標基地局に送信される。
【0316】
選択的に、前記ダイレクトパスはMCGパス及びSCGパスを含み、前記プロセッサ710がダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、第2情報を決定するステップと、前記第2情報に基づき、MCGパス、SCGパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、ここで、前記第2動作は、前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作、又は、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作をさらに含み、前記第2情報は、前記MCGパスがMCGパス障害条件を満たすか否かと、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たすか否かと、前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0317】
選択的に、前記MCGパス障害条件は、前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、及び/又は、前記SCGパス障害条件は、前記リモートUEにSCG障害が発生したことを含む。
【0318】
選択的に、前記プロセッサ710が前記第2情報に基づいてダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップは、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記インダイレクトパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たす場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記MCGパスを介して前記SCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行し、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、且つ前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行し、及び/又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0319】
選択的に、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たし、前記SCGパスが前記SCGパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710は、ランダム選択と、ネットワーク設定と、プロトコル規定と、のうちの1つに基づいて前記MCGパスの回復手段を決定する。
【0320】
選択的に、前記プロセッサ710が前記ネットワーク設定に基づいて前記MCGパスの回復手段を決定するステップは、前記プロセッサ710がネットワークにより設定された第3情報に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップを含み、ここで、前記第3情報は、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第2指示情報と、前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第1閾値と、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質閾値である第2閾値と、のうちの少なくとも1つ含む。
【0321】
選択的に、前記プロセッサ710がSCGパスのUuリンク品質及び/又は前記インダイレクトパスのPC5リンク品質に基づき、前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復するか、又は、前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するかを決定するステップは、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たし、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第1閾値を満たさず、且つ前記インダイレクトパスのPC5リンク品質が前記第2閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、を含む。
【0322】
選択的に、前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たし、前記MCGパスが前記MCGパス障害条件を満たさず、且つ前記SCGパスがSCGパス障害条件を満たさない場合、前記プロセッサ710は、ランダム選択と、ネットワーク設定と、プロトコル規定と、のうちの少なくとも1つに基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定する。
【0323】
選択的に、前記プロセッサ710が前記ネットワーク設定に基づいて前記インダイレクトパスの回復手段を決定するステップは、前記プロセッサ710が前記ネットワークにより設定された第4情報に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップを含み、ここで、前記第4情報は、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを前記リモートUEに指示するための第3指示情報と、前記SCGパスのUuリンク品質閾値である第3閾値と、前記MCGパスのUuリンク品質閾値である第4閾値と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0324】
選択的に、前記リモートUEが前記SCGパスのUuリンク品質及び/又は前記MCGパスのUuリンク品質に基づき、前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するか、又は、前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するかを決定するステップは、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値条件を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記リモートUEが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たし、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たさない場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスのUuリンク品質が前記第3閾値を満たさず、且つ前記MCGパスのUuリンク品質が前記第4閾値を満たす場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、を含む。
【0325】
選択的に、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップは、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップと、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0326】
選択的に、前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記インダイレクトパスを介して前記MCGパスを回復する動作を実行するステップは、前記プロセッサ710が、前記MCGパスに対応するMCGダイレクト接続障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第9目標基地局に報告するとともに、第3タイマーを開始するステップであって、前記第3タイマーが前記インダイレクトパスを介してMCGパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記プロセッサ710が前記第9目標基地局によって送信された第5RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第3タイマーを停止するステップであって、前記第5RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6セルの設定情報を含み、前記第6セルの設定情報が前記第6セルの属する第10目標基地局との前記MCGパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0327】
選択的に、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0328】
選択的に、前記MCGパスに対応する第11目標基地局が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記プロセッサ710が前記MCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記プロセッサ710が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記MCGパスに対応する第11目標基地局に報告するとともに、第4タイマーを開始するステップであって、前記第4タイマーが前記MCGパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記プロセッサ710が前記第11目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第4タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第6リレーUEの設定情報を含み、前記第6リレーUEの設定情報が前記第6リレーUEの属する第12目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0329】
選択的に、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するステップは、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートしない場合、前記プロセッサ710が前記再確立動作を実行するステップと、を含む。
【0330】
選択的に、前記SCGパスに対応する第13目標基地局が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復することをサポートする場合、前記プロセッサ710が前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップは、前記プロセッサ710が、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記SCGパスに対応する第13目標基地局に報告するとともに、第5タイマーを開始するステップであって、前記第5タイマーが前記SCGパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、前記プロセッサ710が前記SCGパスに対応する第13目標基地局によって送信された第6RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第5タイマーを停止するステップであって、前記第6RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第8リレーUEの設定情報を含み、前記第8リレーUEの設定情報が前記第8リレーUEの属する第14目標基地局とのインダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む。
【0331】
本実施例において、前記端末は、サポートされるダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行することによって、一方では、確立動作、再確立動作又は第1回復動作によってダイレクトパス及び/又はインダイレクトパスの確立、再確立又は回復を実現し、これにより、端末はマルチパス伝送をサポートしながら、マルチパス伝送におけるパス再確立及び回復を実現し、RRCのロバスト性を確保することができ、他方では、障害が発生していないパスを介して障害が発生したパスの迅速な回復を実現することで、関連技術におけるRRC再確立手順の開始により無線リンクの回復時間が長くなるという問題を回避することができ、無線リンクの回復時間が効果的に短縮され、端末のRRCロバスト性が向上する。
【0332】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体には、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、上述した通信パスの設定方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0333】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末内のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0334】
本出願の実施例はチップをさらに提供する。前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがネットワーク側機器のプログラムもしくはコマンドを実行し、上述した通信パスの設定方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0335】
本出願の実施例で言及したチップはシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0336】
本出願の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、該コンピュータプログラム製品は非一時的な記憶媒体に記憶されており、プロセッサによって実行されることで上述した通信パスの設定方法の実施例の各プロセスを実現し、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0337】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0338】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、空調機、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0339】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行するステップと、
前記リモートUEが前記ダイレクトパス及び前記インダイレクトパスを介してネットワーク側と通信するステップと、を含み、
前記第1動作は確立動作、再確立動作又は第1回復動作を含み、前記第2動作は第2回復動作を含み、前記第2回復動作は、前記リモートUEがダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復する動作、又は、前記リモートUEがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復する動作を含む、
通信パスの設定方法。
【請求項2】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが少なくとも1つの第1セル及び/又は少なくとも1つの第1リレーUEを決定した場合に、ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作を実行するステップを含み、
前記確立動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始された無線リソース制御RRC接続確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを確立すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを確立することを含み、
前記再確立動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記ダイレクトパスを再確立すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを再確立することを含み、
前記第1回復動作は、前記リモートUEが目標セルによって開始されたRRC接続回復手順に基づいて前記ダイレクトパスを回復すること、及び/又は、前記リモートUEが目標リレーUEによって開始されたRRC接続再確立手順に基づいて前記インダイレクトパスを回復することを含み、
前記少なくとも1つの第1セルはセル選択又は再選択条件を満たすセルであり、前記少なくとも1つの第1リレーUEはリレー選択又は再選択条件を満たすリレーUEであり、前記目標セルは前記少なくとも1つの第1セルのうちの1つであり、前記目標リレーUEは前記少なくとも1つの第1リレーUEのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リモートUEが前記目標セルに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記方法は、
前記リモートUEが第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信するステップであって、前記第1RRC再設定メッセージ又は前記第1RRC回復メッセージが少なくとも第2リレーUEの設定情報を含み、前記第1目標基地局が前記目標セルの属する基地局であるステップと、
前記第2リレーUEの設定情報に基づき、前記リモートUEが前記第2リレーUEを介して第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージを前記第1目標基地局に送信するステップと、
前記第1RRC再設定完了メッセージ又は第1RRC回復完了メッセージの前記第1目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEが前記第2リレーUEを介して前記第1目標基地局との前記インダイレクトパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リモートUEが第1目標基地局によって送信された第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージを受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記リモートUEが少なくとも1つの第3リレーUEの関連情報を前記第1目標基地局に報告するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3リレーUEは、
前記少なくとも1つの第1リレーUEの少なくとも一部と、
前記リモートUEが前記第1目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第1測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4リレーUEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記リモートUEが前記目標リレーUEに基づいて前記ダイレクトパスに対して前記第1動作を実行する場合、前記方法は、
前記リモートUEが第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信するステップであって、前記第2RRC再設定メッセージ又は前記第2RRC回復メッセージが少なくとも第2セルの設定情報を含み、前記第2目標基地局が前記目標リレーUEの属する基地局であるステップと、
前記第2セルの設定情報に基づき、前記リモートUEが前記第2セルを介して第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージを第2目標基地局に送信するステップと、
前記第2RRC再設定完了メッセージ又は第2RRC回復完了メッセージの前記第2目標基地局への送信が成功した場合、前記リモートUEが前記第2目標基地局との前記ダイレクトパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記リモートUEが第2目標基地局によって送信された第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージを受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記リモートUEが少なくとも1つの第3セルの関連情報を前記第2目標基地局に報告するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3セルは、
前記少なくとも1つの第1セルの少なくとも一部と、
前記リモートUEが前記第2目標基地局の測定設定に基づいて決定した、第2測定報告イベントを満たす少なくとも1つの第4セルと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ダイレクトパスがマスターセルグループMCGパスである場合、前記方法は、
前記第1RRC再設定メッセージ又は第1RRC回復メッセージが第3目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記リモートUEが前記第3目標基地局の設定情報に基づいてセカンダリセルグループSCGパスを確立するステップと、
前記第2RRC再設定メッセージ又は第2RRC回復メッセージが第4目標基地局の設定情報をさらに含む場合、前記リモートUEが前記第4目標基地局の設定情報に基づいてSCGパスを確立するステップと、をさらに含む、請求項3又は5に記載の方法。
【請求項8】
リモートUEがダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して第1動作又は第2動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが第1情報を決定するステップと、
前記リモートUEが前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行するステップと、を含み、
前記第1情報は、
前記ダイレクトパスがダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、
前記インダイレクトパスがインダイレクトパス障害条件を満たすか否かと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ダイレクトパス障害条件は、
前記リモートUEにUu無線リンク障害が発生したことと、
前記リモートUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含み、
及び/又は、
前記インダイレクトパス障害条件は、
前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク障害が発生したことと、
前記リモートUEとリレーUEとの間でPC5無線リンク解放が発生したことと、
前記リモートUEがリレーUEの第1指示情報を受信したことと、のうちの少なくとも1つを含み、前記第1指示情報は第1条件が満たされた時に前記リレーUEによって送信されたものであり、前記第1条件は、前記リレーUEにUu無線リンク障害が発生したことと、前記リレーUEにUu無線リンク回復障害が発生したことと、前記リレーUEにUu切り替えが発生したことと、前記リレーUEにUu切り替え障害が発生したことと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記リモートUEが前記第1情報に基づいて前記ダイレクトパス及びインダイレクトパスのうちの少なくとも1つに対して前記第1動作又は前記第2動作を実行する前記ステップは、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たさない場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たさず、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスが前記ダイレクトパス障害条件を満たし、且つ前記インダイレクトパスが前記インダイレクトパス障害条件を満たす場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、のうちのいずれか1つを含み、
前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する前記ステップは、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含み、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記ダイレクトパスに対応するダイレクトパス障害メッセージを前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局に報告するとともに、第1タイマーを開始するステップであって、前記第1タイマーがインダイレクトパスを介してダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第5目標基地局によって送信された第3RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第1タイマーを停止するステップであって、前記第3RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5セルの設定情報を含み、前記第5セルの設定情報が前記第5セルの属する第6目標基地局との前記ダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記インダイレクトパスを介して前記ダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記第1タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップをさらに含み、
又は、
前記インダイレクトパスに対応する第5目標基地局が前記第5セルの属する第6目標基地局と異なる場合、前記第3RRC再設定メッセージに含まれる前記第5セルの設定情報は、前記第6目標基地局によって生成された後、前記第5目標基地局に送信される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行するステップと、
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートしない場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップと、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記リモートUEが、前記インダイレクトパスに対応するインダイレクトパス障害メッセージを前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局に報告するとともに、第2タイマーを開始するステップであって、前記第2タイマーが前記ダイレクトパスを介してインダイレクトパスを回復するRRC手順の有効期間を指示するためのものであるステップと、
前記リモートUEが前記第7目標基地局によって送信された第4RRC再設定メッセージを受信した場合、前記第2タイマーを停止するステップであって、前記第4RRC再設定メッセージが少なくとも1つの第5リレーUEの設定情報を含み、前記第5リレーUEの設定情報が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局との前記インダイレクトパスを確立することを前記リモートUEに指示するためのものであるステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復するRRC手順をサポートする場合、前記リモートUEが前記ダイレクトパスを介して前記インダイレクトパスを回復する動作を実行する前記ステップは、
前記第2タイマーがタイムアウトした場合、前記リモートUEが前記再確立動作を実行するステップをさらに含み、
又は、
前記ダイレクトパスに対応する第7目標基地局が前記第5リレーUEの属する第8目標基地局と異なる場合、前記第4RRC再設定メッセージは、前記第8目標基地局によって生成された後、前記第7目標基地局に送信される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なプログラムもしくはコマンドとを備え、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1に記載の通信パスの設定方法のステップが実現される、端末。
【国際調査報告】