(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置及びその作動方法
(51)【国際特許分類】
B41J 2/01 20060101AFI20241024BHJP
【FI】
B41J2/01 301
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024550539
(86)(22)【出願日】2022-11-07
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 KR2022017319
(87)【国際公開番号】W WO2023080736
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0152412
(32)【優先日】2021-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0145808
(32)【優先日】2022-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524171921
【氏名又は名称】プリンカー コリア インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】PRINKER KOREA INC.
【住所又は居所原語表記】(Guun‐dong,GSMBA),306‐ho,8,Suseong‐ro,Gwonseon‐gu,Suwon‐si,Gyeonggi‐do 16426,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000475
【氏名又は名称】弁理士法人みのり特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ,ギュ ソック
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョン イン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,テ シック
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EB44
2C056FA09
2C056FB01
(57)【要約】
本発明の一実施例は、外形を形成する本体110と、補助器具200と物理的に結合可能に本体に形成された結合部120と、補助器具を認識することによって結合部と補助器具の結合の有無を判定するように本体に形成された認識部130と、制御部140とを含むプリンティング装置100を提供する。制御部は、補助器具が結合部と結合されていないと認識部によって認識された場合、基本機能を実行する状態に設定し、補助器具が結合部と結合されたと認識部によって認識された場合、結合された補助器具に応じて基本機能から変更された個別機能を実行する状態に設定するように構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンティング装置において、
外形を形成する本体と、
補助器具と物理的に結合可能に前記本体に形成された結合部と
前記補助器具を認識して前記結合部と前記補助器具の結合の有無を判定するように前記本体に形成された認識部と、
制御部と、を含み、
前記制御部は、前記補助器具が前記結合部と結合されていないと前記認識部によって認識された場合、基本機能を実行する状態に設定し、前記補助器具が前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、結合された補助器具に応じて前記基本機能から変更された個別機能を実行する状態に設定するように構成されていることを特徴とするプリンティング装置。
【請求項2】
前記補助器具は、皮膚ガイド、ヘアガイド、メイクアップガイド、マルチパスガイドまたはカメラアクセサリであることを特徴とする請求項1に記載のプリンティング装置。
【請求項3】
前記認識部は、
通信モジュールを含み、
前記通信モジュールを用いて有線または無線通信を通じて結合された前記補助器具を認識することを特徴とする請求項1に記載のプリンティング装置。
【請求項4】
前記認識部は、
前記本体に取り付けられ、センサーを備えたセンシングモジュールを含み、
前記補助器具に取り付けられて、前記センサーにより認識され得る認識対象体を前記センシングモジュールによって認識することで前記補助器具を認識し、
前記認識対象体の類型が異なる補助器具は異なる補助器具であると認識することを特徴とする請求項1に記載のプリンティング装置。
【請求項5】
前記センサーは、静電式タッチセンサー、ホールセンサーまたはフォトセンサーであることを特徴とする請求項4に記載のプリンティング装置。
【請求項6】
前記皮膚ガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部は、前記皮膚ガイドに対応する予め設定された皮膚印刷アルゴリズムに応じた皮膚印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記ヘアガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部は、前記ヘアガイドに対応する予め設定されたヘア印刷アルゴリズムに応じたヘア印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記メイクアップガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部は、前記メイクアップガイドに対応する予め設定されたメイクアップ印刷アルゴリズムに応じたメイクアップ印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記マルチパスガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部は、前記マルチパスガイドに対応する予め設定されたマルチパス印刷アルゴリズムに応じたマルチパス印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記カメラアクセサリが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部は、前記カメラアクセサリに対応する予め設定されたカメライメージ印刷アルゴリズムに応じたカメライメージ印刷機能を前記個別機能に設定することを特徴とする請求項2に記載のプリンティング装置。
【請求項7】
前記補助器具が前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、
前記制御部は、前記プリンティング装置と通信可能に接続された端末が、前記補助器具の個別機能に応じたインターフェースを表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のプリンティング装置。
【請求項8】
外形を形成する本体、補助器具と物理的に結合可能に前記本体に形成された結合部、前記補助器具を認識して前記結合部と前記補助器具の結合の有無を判定するように前記本体に形成された認識部、及び制御部を含んだプリンティング装置の作動方法であって、
a)前記認識部が、前記補助器具を認識することによって前記結合部と前記補助器具の結合の有無を判定するステップと、
b)前記制御部が、前記補助器具が前記結合部と結合されていないと前記認識部によって認識された場合、基本機能を実行する状態に設定し、前記補助器具が前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、結合された補助器具に応じて前記基本機能から変更された個別機能を実行する状態に設定するステップと、を含んでいることを特徴とするプリンティング装置の作動方法。
【請求項9】
前記ステップa)は、
前記認識部が、通信モジュールによって、有線または無線通信を通じて結合された前記補助器具を認識するステップを含んでいることを特徴とする請求項8に記載のプリンティング装置の作動方法。
【請求項10】
前記認識部は、前記本体に取り付けられた、センサーを備えたセンシングモジュールを含み、
前記ステップa)は、
前記認識部が、前記補助器具に取り付けられて、前記センサーによって認識され得る認識対象体を、前記センシングモジュールによって認識することにより、前記補助器具を認識し、認識された前記認識対象体の類型が異なる補助器具は異なる補助器具であると認識するステップを含んでいることを特徴とする請求項8に記載のプリンティング装置の作動方法。
【請求項11】
前記補助器具は、皮膚ガイド、ヘアガイド、メイクアップガイド、マルチパスガイドまたはカメラアクセサリであり、
前記ステップb)は、
前記ステップa)において、前記皮膚ガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部が前記皮膚ガイドに対応する予め設定された皮膚印刷アルゴリズムに応じた皮膚印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記ステップa)において、前記ヘアガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部が前記ヘアガイドに対応する予め設定されたヘア印刷アルゴリズムに応じたヘア印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記ステップa)において、前記メイクアップガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部が前記メイクアップガイドに対応する予め設定されたメイクアップ印刷アルゴリズムに応じたメイクアップ印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記ステップa)において、前記マルチパスガイドが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部が前記マルチパスガイドに対応する予め設定されたマルチパス印刷アルゴリズムに応じたマルチパス印刷機能を前記個別機能に設定し、
前記ステップa)において、前記カメラアクセサリが前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記制御部が前記カメラアクセサリに対応する予め設定されたカメライメージ印刷アルゴリズムに応じたカメライメージ印刷機能を前記個別機能に設定するステップを含んでいることを特徴とする請求項8に記載のプリンティング装置の作動方法。
【請求項12】
前記ステップb)は、
前記制御部が、前記補助器具が前記結合部と結合されたと前記認識部によって認識された場合、前記プリンティング装置と通信可能に接続された端末が前記補助器具の個別機能に応じたインターフェースを表示するように制御するステップを含んでいることを特徴とする請求項8に記載のプリンティング装置の作動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置及びその作動方法に関するものであって、より詳しくは、互いに異なる補助器具のそれぞれとの結合を認識し、認識された補助器具に応じて異なる機能を有するように構成されるプリンティング装置及びその作動方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人々の美容に対する関心が次第に高まるとともに、タトゥー、ネイルアート、髪染め等の身体の一部に色塗料を塗布する様々な方式の美容施術が行われている。
しかしながら、ネイルアート、タトゥー、髪染め等の殆どの美容施術は専門技術のある人に施術を受けなければならず、消費者が気軽に施術を受けられないという問題がある。
【0003】
そのため、ユーザーが所望する形態でカラー塗料を出力することができるプリンティング技術に対する要求が増している。この技術は、カラー塗料を出力するプリンタ等のプリンティング装置を用いてユーザーの要求に応じて対象に塗料を出力する方式で実現される。
ところが、従来のプリンティング装置は、一体型の構造を有するために大型であり、携帯性が低下するという問題があった。
さらには、出力対象が皮膚、髪等のように異なる場合は、対象毎に個別にプリンティング装置を備えねばならなかった。
【0004】
従って、プリンティング装置から補助器具を分離し、プリンティング装置はプリンティング等の殆どの機能を担うようにし、異なる個別的な機能を発揮する補助器具のそれぞれを、必要に応じてプリンティング装置に結合して使用できるようにする技術の必要性が高まってきている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前述した問題を解決するためのものであり、本発明の1つの技術的課題は、異なる機能を発揮する補助器具のそれぞれとの結合を認識し、認識された補助器具に応じて異なる機能を有するように構成されたプリンティング装置及びその作動方法を提供することにある。
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、上記の技術的課題に限定されず、以下の説明から本発明の他の技術的課題が導出され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の技術的課題を解決するための技術的手段として、本発明の1つの実施例は、プリンティング機能を実行するプリンティング装置を提供する。プリンティング装置は、皮膚ガイド、ヘアガイド、マルチパスガイド及びカメラアクセサリ機能のいずれか1つの機能を発揮する補助器具と結合可能であり、補助器具と結合されたとき、センサーによって又は補助器具との有線又は無線通信を通じて補助器具を認識し、連結された補助器具の種類に応じて機能が変更されるように構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、プリンティング装置をプリンティング装置と補助器具を分離し、プリンティング装置はプリンティング等の殆どの機能を担うようにし、異なる個別的な機能を発揮する補助器具のそれぞれをプリンティング装置に結合して使用することができる。
このように、本発明によるプリンティング装置は、センサーまたは有線又は無線通信技術によって、異なる個別的な機能を発揮する補助器具のそれぞれとの結合を自動的に認識することができ、認識された補助器具に応じて作動方法と保持機能が変更され得る。
【0009】
本発明は、プリンティング装置に関するものであって、プリンティング装置を用いた皮膚カラー印刷、ヘアカラー印刷等のプリンティング産業に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施例による様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置と補助器具を示すブロック図である。
【
図2】
図1に示したプリンティング装置の認識部が補助器具を認識する過程を説明する図である。
【
図3】
図1に示したプリンティング装置の認識部が補助器具を認識する過程を説明する図である。
【
図4】
図1に示したプリンティング装置の動作過程を説明するためのフローチャートである。
【
図5】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図6】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図7】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図8】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図9】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図10】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図11】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図12】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図13】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図14】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図15】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図16】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図17】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図18】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図19】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図20】本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置とその動作過程を説明する図である。
【
図21】本発明の他の実施例による様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置の作動方法の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、添付の図面を参照して本発明を詳しく説明する。
但し、本発明は、種々の異なる形態で具現化が可能であり、本明細書に記載の実施例に限定されるものではない。
なお、添付の図面は、本明細書に開示される実施例を容易に理解できるようにするためのものであり、添付の図面により本明細書に開示される技術的思想は限定されない。本明細書中で使用される技術用語及び科学用語を含むすべての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が一般に理解する意味を有すると解釈されるべきである。辞書に定義された用語は、関連技術文献と現在開示されている内容に一致する意味を追加的に有すると解釈されるべきであり、別途定義されない限り、極めて理想的または限定的な意味を有すると解釈されるべきではない。
【0012】
図面中、本発明を明確に説明することに関係のない部分は省略され、図示された各構成要素の大きさ、形態及び形状は様々に変形され得る。明細書全体にわたり、同一/類似の部分には同一/類似の符号が付してある。
【0013】
以下の説明で使用される構成要素の接尾辞「モジュール」及び「部」等は、明細書の作成の容易さのみが考慮されて付与されたり、混用されたりするものとして、それ自体が互いに区別される意味または役割を有するものではない。なお、本明細書に開示される実施例を説明することにおいて、関連する公知技術の具体的な説明が本明細書に開示される実施例の要旨を不明瞭にすると判定される場合、その詳細な説明は省略した。
【0014】
本明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結(接続、接触または結合)」されているとする時、これは「直接的に連結(接続、接触または結合)」されている場合だけでなく、他の部材を介して「間接的に連結(接続、接触または結合)」されている場合も含む。
なお、ある部分がある構成要素を「含む(備えるまたは具備する)」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素を更に「含む(備えるまたは具備する)」ことができることを意味する。
【0015】
本明細書中で使用される「第1」、「第2」等のように序数を表す用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用され、構成要素の順序や関係を限定しない。例えば、本発明の第1の構成要素は、第2の構成要素と呼ぶことができ、同様に第2の構成要素も第1の構成要素と呼ぶことができる。本明細書中で使用される単数表現の形態は、明らかに反対の意味を示さない限り、複数表現の形態も含むと解釈されるべきである。
【0016】
図1は、本発明の一実施例による様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置(以下、「プリンティング装置100」という)と補助器具200を示すブロック図である。
【0017】
図1を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200と結合又は連結され得る。
プリンティング装置100は、インクジェットプリンティング技術を用いた基本機能であるプリンティング機能を実行し得る。プリンティング装置100は、補助器具200を認識し得る。例えば、プリンティング装置100は、様々なセンサー(赤外線センサー、フォトインタラプタ、静電容量センサー、抵抗センサー等)または有線及び無線(RFID、USBケーブル等)通信技術を用いて補助器具200を認識し得る。認識された補助器具200に応じて、プリンティング装置100及びプリンティング装置100と通信可能に接続された端末の機能が変更され得る。プリンティング装置100と通信可能に接続されたユーザー端末のアプリでは、ユーザーが補助器具200を選択することもできる。
プリンティング装置100は、本体110、結合部120、認識部130及び制御部140を含んでいる。本体110は、プリンティング装置100の外形を形成する。本体110はプラスチックまたは金属材料から形成され得る。
結合部120は補助器具200と物理的に結合可能に本体110に形成される。認識部130は、補助器具200を認識して結合部120と補助器具200の結合の有無を判定するように本体110に形成される。
認識部130は、補助器具200を認識すると、結合部120と補助器具200が結合されたものと判定する。
制御部140は、補助器具200が結合部120と結合されていないと認識部130によって認識された場合、基本機能を実行する状態に設定する。
なお、制御部140は、補助器具200が結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、結合された補助器具200に応じて基本機能から変更された個別機能を実行する状態に設定する。
【0018】
図示はされないが、プリンティング装置100は、インクを吐出するための吐出口と、インクを保管するための保管箱を更に含み得る。吐出口は外部に露出するようにプリンティング装置100の外面に形成され得る。保管箱はプリンティング装置100の内部に位置し得る。
【0019】
図示はされないが、制御部140は、プリンティング装置100の機能を制御するためのメモリ及びプロセッサーを含み得る。メモリは、プリンティング装置100に入力される情報及びデータ、プロセッサーにより実行される機能に必要な情報及びデータ、プロセッサーの実行に応じて生成されたデータのうちの少なくとも1つ以上を記憶し得る。
例えば、メモリは、インクプリンティングのためのアルゴリズム及びプログラム、インクを皮膚またはヘアに印刷するためのアルゴリズムまたはプログラム等を記憶し得る。メモリは、電源が供給されなくても記憶された情報を維持し続ける不揮発性記憶装置及び、記憶された情報を維持するために電力を必要とする揮発性記憶装置を意味するものと解釈されるべきである。
なお、メモリは、プロセッサーが処理するデータを一時的または恒久的に記憶する機能を実行し得る。メモリは、記憶された情報を維持するために電力が必要な揮発性記憶装置のほかに、磁気記憶媒体(magnetic storage media)またはフラッシュストレージ媒体(flash storage media)を含み得るが、本発明の範囲はこれに限定されない。
プロセッサーは、メモリに記憶されたプログラムを実行するように構成されている。例えば、プロセッサーは、メモリに記憶された皮膚印刷プログラム、ヘア印刷プログラム等を実行し得る。プロセッサーは、データを制御及び処理する様々な種類の装置を含み得る。プロセッサーは、プログラム内に含まれたコードまたはコマンドで表現された機能を実行するために物理的に構造化された回路を有するハードウェアに内蔵されたデータ処理装置を意味する。
一例として、プロセッサーは、マイクロプロセッサー(microprocessor)、中央処理装置(central processing unit: CPU)、プロセッサーコア(processor core)、マルチプロセッサー(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)等の形態で具現化され得るが、これらに限定はされない。
【0020】
補助器具200は、プリンティング装置100の機能拡張及び円滑な機能を実行するためのものであって、使用形態に応じて様々な補助器具が使用され得る。例えば、補助器具200は、皮膚ガイド、ヘアガイド、メイクアップ(色調化粧)ガイド、マルチパスガイド、またはカメラアクセサリであり得る。補助器具200は、プリンティング装置100が吐出するインクを皮膚、ヘア等の領域にガイドするための形態を有し得る。
【0021】
プリンティング装置100と補助器具200の結合方式としては、様々の方式が適用され得る。言い換えれば、プリンティング装置100は、填め結合方式、ねじ結合方式等を用いて補助器具200と連結し得る。
一例として、プリンティング装置100の一面は、ボルト形態の締結構造として形成され、補助器具200の一面は、ナット形態の締結構造として形成され得る。その際、プリンティング装置100の一面と補助器具200の一面が当接するように結合し得る。
このように、プリンティング装置100と補助器具200との間に空きスペースが生じないように、プリンティング装置100の一面と補助器具200の一面は、相互締結可能な構造として形成され得る。
【0022】
図2及び
図3は、プリンティング装置100の認識部130が補助器具200を認識する過程を説明する図である。
【0023】
図2を参照して、認識部130は通信モジュール131を含み得る。認識部130は、通信モジュール131によって、有線又は無線通信を通じて結合された補助器具200を認識し得る。このために補助器具200にも別の通信モジュール210が具備され得る。
通信モジュール131は外部との情報の送受信を行う。ここで、外部は補助器具200、外部サーバまたは端末であり得る。通信モジュール131は、他のネットワーク装置と有無線連結を通じて制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置を有し得る。
【0024】
プリンティング装置100が通信技術を用いて補助器具200を認識する方法の例は、以下の通りである。
プリンティング装置100は、近接通信技術を通じて補助器具200と結合され得る。プリンティング装置100は、RFIDのような近接通信技術を用いてそれぞれのタグに補助器具200の関連情報を記憶し、装置内の補助器具を認識するモジュールまたは回路を構成し得る。
その後、プリンティング装置100は、補助器具200との結合時に補助器具200のタグ情報を読み取ってそれぞれの補助器具200を区別し得る。
なお、プリンティング装置100は、USBケーブル通信を通じて補助器具200と結合され得る。
補助器具200に接続されたUSBケーブルがプリンティング装置100に直接結合され、プリンティング装置100は補助器具200情報を読み取り得る。補助器具200に電力供給が必要な場合、プリンティング装置100から電力が供給され得る。これとは異なり、別途の電源を用いてプリンティング装置100及び補助器具200に電力を供給することもできる。
なお、プリンティング装置100はRF通信を通じて補助器具200と結合され得る。補助器具200はRF通信モジュールを含んでおり、プリンティング装置100は無線通信を実行し得る。これによって、プリンティング装置100は、補助器具200の種類を区別し、結合された補助器具に応じた個別機能を実行し得る。
【0025】
図3を参照して、認識部130は、本体110に取り付けられた、センサー1321を備えたセンシングモジュール132を含み得る。認識部130は、補助器具200に取り付けられて、センサー1321によって認識され得る認識対象体220を、センシングモジュール132によって認識することにより、補助器具200を認識し得る。
その際、認識部130は、認識対象体220の類型が異なる補助器具200を、異なる補助器具200として認識する。
ここで、センサー1321は、静電式タッチセンサー、ホールセンサー、またはフォトセンサーであり得るが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0026】
センサーを用いてプリンティング装置100が補助器具200を認識する方法の例は、以下の通りである。
プリンティング装置100は、静電式タッチセンサーを用いた連結方法を通じて補助器具200と自動的に連結され得る。その際、プリンティング装置100には静電式タッチを認識する回路が構成される。補助器具200には、タッチセンサーが認識可能な物質が形成される。
該物質は、認識部130に配置されたタッチセンサーの位置に対応する補助器具200の領域に位置する。補助器具200の種類に応じてメタルの数は多様に調整可能である。例えば、メタルの数が1つの補助器具と2つの補助器具は、互いに異なる補助器具として認識され得る。
【0027】
プリンティング装置100は、ホールセンサーを用いた連結方法を通じて補助器具200と連結され得る。その際、プリンティング装置100にホールセンサー回路を構成する。補助器具200には磁石が配置される。
磁石は、ホールセンサーの位置に対応する補助器具200の領域に配置される。補助器具200の種類に応じて磁石の数を調整することにより、様々な補助器具を認識し、それぞれの補助器具の機能を区別し得る。例えば、磁石の数が1つの補助器具と2つの補助器具は、互いに異なる補助器具として認識され得る。
【0028】
プリンティング装置100は、フォトセンサーを用いた連結方法を通じて補助器具200と連結され得る。その際、プリンティング装置100には、フォトセンサーが追加された回路が構成される。補助器具200には、フォトセンサーを遮ることができる構造物が配置される。遮られる構造物の数に応じて補助器具200の種類が区別され得る。
【0029】
図4は、プリンティング装置100の動作過程を説明するフローチャートである。
【0030】
図4を参照して、まず、プリンティング装置100は補助器具を感知するセンサーまたは通信モジュール等をチックする(S11)。次いで、プリンティング装置100は補助器具の結合の有無、存在の有無を判定する(S12)。
補助器具200がプリンティング装置100に結合されなくて補助器具200が認識されない場合、プリンティング装置100は基本機能を実行する(S13)。
補助器具200がプリンティング装置100に結合されて補助器具200が認識された場合、プリンティング装置100は、補助器具200の種類に応じてプリンティング装置100と通信可能に結合されたアプリケーションの機能を変更し得る。
該アプリケーションは、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末により駆動されるアプリケーションであり得る。
なお、補助器具200がプリンティング装置100に結合されて補助器具200が認識された場合、プリンティング装置100の機能は、補助器具200の種類に応じた個別の機能に変更される。
【0031】
一例として、皮膚ガイドが結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、制御部140は、皮膚ガイドに対応する予め設定された皮膚印刷アルゴリズムに応じた皮膚印刷機能を個別機能に設定し得る。
他の例として、ヘアガイド結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、制御部140は、ヘアガイドに対応する予め設定されたヘア印刷アルゴリズムに応じたヘア印刷機能を個別機能として設定し得る。
また他の例として、メイクアップガイドが結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、制御部140は、メイクアップガイドに対応する予め設定されたメイクアップ印刷アルゴリズムに応じたメイクアップ印刷機能を個別機能に設定し得る。
また他の例として、マルチパスガイドが結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、制御部140は、マルチパスガイドに対応する予め設定されたマルチパス印刷アルゴリズムに応じたマルチパス印刷機能を個別機能に設定し得る。
また他の例として、カメラアクセサリが結合部120と結合されたと認識部130によって認識された場合、制御部140は、カメラアクセサリに対応する予め設定されたカメライメージ印刷アルゴリズムに応じたカメライメージ印刷機能を個別機能に設定し得る。
【0032】
図5~
図20は、本発明の実施例による様々な補助器具と結合したプリンティング装置100の機能を説明する図である。
図5~
図20を参照しつつ、様々な補助器具201、202、203、204、205と結合されたプリンティング装置100の機能を説明する。
【0033】
図5を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200のうちの1つである皮膚ガイド201と結合し得る。
図6を参照して、皮膚ガイド201と結合したプリンティング装置100の動作過程は、
図4を参照して説明した動作過程に類似している。
但し、プリンティング装置100が皮膚ガイド201と結合することにより、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末のインターフェース及び機能が皮膚ガイド201に合わせて変更され得る(S14a)。
皮膚ガイド201に合わせて、プリンティング装置100の機能が、予め設定された皮膚印刷アルゴリズムに応じた皮膚印刷機能に変更され得る(S15a)。
図7を参照して、端末に表示されるインターフェースは、タトゥーイメージ選択インターフェース701のように構成され得る。ユーザーが、タトゥーイメージ選択インターフェース701に含まれたタトゥーイメージのうちの1つを選択し、プリンティング装置100を自分または他人の皮膚または皮膚の近くに位置させことで、プリンティング装置100は選択されたタトゥーイメージを印刷することができる。
皮膚ガイド201は、外形を形成し、中央に中空領域を含む本体を有し得る。その際、プリンティング装置100の吐出口から吐出されるインクは、皮膚ガイド201の本体の中空領域に噴射され得る。
【0034】
図8を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200のうちの1つであるヘアガイド202と結合し得る。
図9を参照して、ヘアガイド202と結合したプリンティング装置100の動作過程は、
図4を参照して説明した動作過程に類似している。
プリンティング装置100がヘアガイド202と結合することにより、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末のインターフェース及び機能がヘアガイド202に合わせて変更され得る(S14b)。
なお、ヘアガイド202に合わせて、プリンティング装置100の機能が予め設定されたヘア印刷アルゴリズムに応じたヘア印刷機能に変更され得る(S15b)。
図10を参照して、端末に表示されるインターフェースは、ヘアスタイル及びカラー選択インターフェース1001のように構成され得る。ヘアスタイル及びカラー選択インターフェース1001に含まれた様々なヘアスタイルのうちの1つ、ヘアカラーのうちの1つを選択し、プリンティング装置100を自分または他人のヘアまたはヘアの近くに位置させると、プリンティング装置100は、選択されたヘアスタイルに合わせて選択されたヘアカラーを印刷し得る(
図10の1002)。
皮膚や紙の場合に反して、ヘアの場合、発色効果を高めるために従来の印刷量よりも多量のインクが噴射される必要がある。
ヘアの場合、人に応じて毛髪の明るさが異なるため、明るい色の毛髪と暗い色の毛髪に応じて印刷されるインクの量を調整する必要がある。
従って、ヘアガイド202がプリンティング装置100に装着された際、プリンティング装置100は、ユーザーによりヘアカラーが指定されたカラー値または写真を通じて自動的に分類されたカラー値に基づいて印刷アルゴリズムを補正し得る。
ヘアガイド202は、外形を形成し、中央に中空領域を含む本体を有し得る。その際、プリンティング装置100の吐出口から吐出されるインクは、ヘアガイド202の本体の中空領域に噴射され得る。
ヘアガイド202は、噴射されるインクをガイドする櫛状のガイド部と、ユーザーがプリンティング装置100を容易に作動するためのハンドル部を更に含み得る。ユーザーは、ハンドル部を用いてヘアの近くにプリンティング装置100を位置させることができる。
【0035】
図11を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200のうちの1つであるメイクアップガイド203と結合し得る。
図12を参照して、メイクアップガイド203と結合したプリンティング装置100の動作過程は、
図4を参照して説明した動作過程に類似している。
プリンティング装置100がメイクアップガイド203と結合することにより、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末のインターフェース及び機能がメイクアップガイド203に合わせて変更され得る(S14c)。
メイクアップガイド203に合わせて、プリンティング装置100の機能が予め設定されたメイクアップ印刷アルゴリズムに応じたメイクアップ印刷機能に変更され得る(S15c)。
図13を参照して、端末に表示されるインターフェースは、メイクアップ選択インターフェース1301のように構成され得る。メイクアップ選択インターフェース1301に含まれた様々なメイクアップ情報のうちの1つを選択し、プリンティング装置100を自分または他人の顔または顔の近くに位置させると、プリンティング装置100は、選択された情報に応じたメイクアップを印刷し得る(
図10の1002)。
メイクアップガイド203は、外形を形成し、中央に中空領域を含む本体を有し得る。その際、プリンティング装置100の吐出口から吐出されるインクは、メイクアップガイド203の本体の中空領域に噴射され得る。
【0036】
図14を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200のうちの1つであるマルチパスガイド204と結合し得る。
図15を参照して、マルチパスガイド204と結合したプリンティング装置100の動作過程は、
図4を参照して説明した動作過程に類似している。
プリンティング装置100がマルチパスガイド204と結合することにより、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末のインターフェース及び機能がマルチパスガイド204に合わせて変更され得る(S14d)。
なお、マルチパスガイド204に合わせてプリンティング装置100の機能が予め設定されたマルチパス印刷アルゴリズムに応じたマルチパス印刷機能に変更され得る(S15d)。
マルチパスガイド204及びマルチパス印刷機能に応じてプリンティング装置100は、x軸、y軸にプリンティング可能に具現化され得る。
【0037】
図16を参照して、プリンティング装置100は、補助器具200のうちの1つであるカメラアクセサリ205と結合し得る。
図17を参照して、カメラアクセサリ205と結合したプリンティング装置100の動作過程は、
図4を参照して説明した動作過程に類似している。
プリンティング装置100がカメラアクセサリ205と結合することにより、プリンティング装置100と通信可能に接続された端末のインターフェース及び機能がカメラアクセサリ205に合わせて変更され得る(S14e)。
カメラアクセサリ205に合わせて、プリンティング装置100の機能が予め設定されたカメライメージ印刷アルゴリズムに応じたカメライメージ印刷機能に変更され得る(S15e)。
カメラアクセサリ205は、外形を形成し、中央に中空領域を有する本体を備え得る。その際、プリンティング装置100の吐出口から吐出されるインクは、カメラアクセサリ205の本体の中空領域に噴射され得る。
【0038】
図18及び
図19を参照して、カメラアクセサリ205とプリンティング装置100が結合した場合、プリンティング装置100は、原本イメージに基づいて一番目のラインを印刷し(S21)、カメラを通じて既に印刷された部分のイメージを既存の原本イメージと比較して位置及び角度を算出し(S22)、算出された位置及び角度に応じて変更されたプリンティング装置100の位置及び角度に合わせてプリンティングを続行し得る(S23)。
【0039】
図20を参照して、前述した皮膚ガイド201、ヘアガイド202、及びメイクアップガイド203とプリンティング装置100の結合、認識、動作過程の一例を説明する。
まず、プリンティング装置100は、補助器具200を感知するためのセンサーまたは通信モジュールをチェックする(S31)。
次いで、プリンティング装置100は、補助器具200を認識して補助器具200との結合がなされたか否かを判定する(S32)。
プリンティング装置100が補助器具200と結合していないと判定された場合、プリンティング装置100は基本機能を実行する(S41)。プリンティング装置100が補助器具200と結合したと判定された場合、該補助器具200が皮膚ガイド201であるか否かを判定し(S33)、皮膚ガイド201でなければヘアガイド202であるか否かを判定し(S34)、ヘアガイド202でなければ、メイクアップガイド203であるか否かを判定し得る(S35)。
【0040】
結合した補助器具200が皮膚ガイド201である場合、プリンティング装置100は、皮膚トーンと皮膚に印刷するイメージの種類に応じて印刷量を調整し得る(S42)。
プリンティング装置100と連結された端末を用いて、タトゥー関連イメージを表示し、編集することができる(S51)。
結合した補助器具200がヘアガイド202である場合、プリンティング装置100は、ヘアトーンに応じて印刷量を調整し得る(S43)。
プリンティング装置100と連結された端末を用いて、ヘア関連イメージを表示し、編集することができる(S52)。
結合した補助器具200がメイクアップガイド203である場合、プリンティング装置100は、メイクアップの種類(眉毛、まぶた等)に応じて印刷量を調整することができる(S44)。
プリンティング装置100と連結された端末を用いてメイクアップ関連イメージを表示し、編集することができる(S53)。
【0041】
図21は、本発明の他の実施例による様々な補助器具と結合可能なプリンティング装置の作動方法(以下、「プリンティング装置の作動方法」という)の手順を示すフローチャートである。
以下で説明するプリンティング装置の作動方法は、先に
図1~
図20を参照して説明したプリンティング装置(
図1の100)により実行され得る。従って、先に
図1~
図20を参照して説明した本発明の実施例に対する内容は、以下で説明する実施例にも同様に適用可能であり、以下では前述した説明と重複する内容は省略する。
以下で説明するステップは、必ずしも順番に実行されるとは限らず、ステップの順番は様々に設定可能であり、ステップはほぼ同時に実行され得る。
【0042】
図21を参照して、プリンティング装置の作動方法は、外形を形成する本体、補助器具と物理的に結合可能に本体に形成される結合部、補助器具を認識して結合部と補助器具の結合の有無を判定するように本体に形成される認識部及び制御部を含むプリンティング装置の作動方法である。
ここで、本体、結合部、認識部及び制御部は、それぞれの
図1に示す本体(
図1の110)、結合部(
図1の120)、認識部(
図1の130)及び制御部(
図1の140)であり得る。
【0043】
プリンティング装置の作動方法は、補助器具認識ステップS110及び機能設定ステップS120を含んでいる。補助器具認識ステップS110は、認識部が補助器具を認識して結合部と補助器具の結合の有無を判定するステップである。機能設定ステップS120は、制御部が、補助器具が結合部と結合されていないと認識部により認識された場合、基本機能を実行する状態に設定し、補助器具が結合部と結合されたと認識部により認識された場合、結合された補助器具に応じて基本機能から変更された個別機能を実行する状態に設定するステップである。
【0044】
一例として、補助器具認識ステップS110は、認識部が通信モジュールを用いて有線または無線通信を通じて結合された補助器具を認識するステップを含み得る。
これと別の例として、認識部は、本体に取り付けられ、センサーを備えたセンシングモジュールを含み得る。その際、補助器具認識ステップS110は、認識部が、補助器具に取り付けられて、センサーにより認識され得る認識対象体を、センシングモジュールを用いて認識することによって、補助器具を認識し、認識された対象体の類型が異なる補助器具は、異なる補助器具であると認識するステップを含み得る。
【0045】
補助器具は、皮膚ガイド、ヘアガイド、メイクアップガイド、マルチパスガイド、またはカメラアクセサリであり得る。その際、機能設定ステップS120は、補助器具認識ステップS110において、皮膚ガイドが結合部と結合されたと認識部により認識された場合、制御部が皮膚ガイドに対応する予め設定された皮膚印刷アルゴリズムに応じた皮膚印刷機能を個別機能に設定し、補助器具認識ステップS110において、ヘアガイド結合部と結合されたと認識部により認識された場合、制御部がヘアガイドに対応する予め設定されたヘア印刷アルゴリズムに応じたヘア印刷機能を個別機能に設定し、補助器具認識ステップS110において、メイクアップガイドが結合部と結合されたと認識部により認識された場合、制御部がメイクアップガイドに対応する予め設定されたメイクアップ印刷アルゴリズムに応じたメイクアップ印刷機能を個別機能に設定し、補助器具認識ステップS110において、マルチパスガイドが結合部と結合されたと認識部により認識された場合、制御部がマルチパスガイドに対応する予め設定されたマルチパス印刷アルゴリズムに応じたマルチパス印刷機能を個別機能に設定し、そして、補助器具認識ステップS110において、カメラアクセサリが結合部と結合されたと認識部により認識された場合、制御部がカメラアクセサリに対応する予め設定されたカメライメージ印刷アルゴリズムに応じたカメライメージ印刷機能を個別機能に設定するステップを含み得る。
【0046】
なお、機能設定ステップS120は、補助器具が結合部と結合されたと認識部によって認識された場合、プリンティング装置と通信可能に接続された端末が、補助器具の個別機能に応じたインターフェースを表示するように制御部が制御するステップを含み得る。
【0047】
以上、これまでに説明した本発明の実施例によるプリンティング装置の駆動方法は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能なコマンドを含む記録媒体の形態でも具現化され得る。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体を全部含んでいる。
なお、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読コマンド、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータのような情報の記憶のための任意の方法または技術で具現化された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体を全部含んでいる。
【0048】
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、前述した説明に基づいて、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態に容易に変形が可能であることを理解し得る。
従って、以上で記述した実施例は、すべての点で例示的なものであり、限定的なものではないと理解されるべきである。
本発明の範囲は、後述の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導出されるすべての変更、または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本明細書の範囲は、前述の詳細な説明よりは後述の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本明細書の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0049】
100 プリンティング装置
1001 ヘアスタイル及びカラー選択インターフェース
110 本体
120 結合部
130 認識部
132 センシングモジュール
1321 センサー
131 通信モジュール
140 制御部
200 補助器具
201 皮膚ガイド
202 ヘアガイド
203 メイクアップガイド
204 マルチパスガイド
205 カメラアクセサリ
210 通信モジュール
220 認識対象体
701 タトゥーイメージ選択インターフェース
【国際調査報告】