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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-01
(54)【発明の名称】プランクスタンド
(51)【国際特許分類】
   A63B 23/02 20060101AFI20241025BHJP
   A63B 23/04 20060101ALI20241025BHJP
【FI】
A63B23/02 B
A63B23/04 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024523918
(86)(22)【出願日】2022-10-24
(85)【翻訳文提出日】2024-05-22
(86)【国際出願番号】 IB2022060191
(87)【国際公開番号】W WO2023073527
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】63/272,240
(32)【優先日】2021-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/344,654
(32)【優先日】2022-05-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524147421
【氏名又は名称】カトラー ダニエル
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【弁理士】
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】カトラー ダニエル
(57)【要約】
ベースと、第一のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第一のレッグシャフトと、前記第一のレッグシャフトの第二の端部で連結された少なくとも1つの第一のレッグサポートと、第二のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第二のレッグシャフトと、前記第二のレッグシャフトの第二の端部と連結された、少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子のうちの1つとを備える、プランクスタンドであって、前記プランクスタンドが、ユーザが前記ベース上に立ち、前記少なくとも1つの第一のレッグサポートに寄りかかること、又は前記少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子に寄りかかることができるように構成されている、プランクスタンド。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
第一のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第一のレッグシャフトと、
前記第一のレッグシャフトの第二の端部で連結された少なくとも1つの第一のレッグサポートと
を備える、プランクスタンドであって、
前記プランクスタンドが、ユーザが前記ベース上に立ち、前記少なくとも1つの第一のレッグサポートに寄りかかることができるように構成されている、プランクスタンド。
【請求項2】
前記第一のレッグシャフトが、その前記第一の端部で前記ベースと可動式に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項3】
前記第一のレッグシャフトが、前記ベースに対して複数の角度で固定されるように構成されている、請求項2に記載のプランクスタンド。
【請求項4】
前記第一のレッグシャフトが伸長可能である、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項5】
前記第一のレッグシャフト及び前記ベースのうちの1つと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項6】
前記ベースと連結された1つ又は2つのヒールサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項7】
前記1つ又は2つのヒールサポートが、前記第一のレッグシャフトに向かって、及び前記第一のレッグシャフトから離れて動くように構成されている、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項8】
前記1つ又は2つのヒールサポートが、前記第一のレッグシャフトに対して複数の位置で固定されるように構成されている、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項9】
前記1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つが、2つのヒンジを介して前記ベースと連結されたリングを備える、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項10】
前記1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つが、前記リングの下に、前記リングを高く保つように構成された少なくとも1つの押出要素を備える、請求項9に記載のプランクスタンド。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが、前記ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項12】
前記ベースが、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項13】
第二のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第二のレッグシャフトと、
前記第二のレッグシャフトの第二の端部と連結された、少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子のうちの1つと
をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項14】
前記第二のレッグシャフトと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備える、請求項13に記載のプランクスタンド。
【請求項15】
前記第一のレッグシャフトの前記第一の端部と前記第二の端部との間で、前記第一のレッグシャフトと連結された少なくとも1つの第二のレッグサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項16】
前記少なくとも1つの第二のレッグサポートが、前記第一のレッグシャフトに対する前記少なくとも1つの第二のレッグサポートの垂直調節、水平調節、及び角度調節のうちの少なくとも1つを可能にする少なくとも1つの機構を介して前記第一のレッグシャフトと連結される、請求項15に記載のプランクスタンド。
【請求項17】
前記ベースの上側が、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つである、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項18】
前記ベースがくさびの形状を有する、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項19】
前記ベースと連結され、前記ベースが取り付けられる表面に対する前記ベースの角度の調節を可能にするように構成された少なくとも1つの床角度要素をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項20】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが2つのレッグサポートを含み、一方が前記レッグシャフトの左側に連結され、他方が前記レッグシャフトの右側に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項21】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが、前記第一のレッグシャフトの前記第二の端部と摺動可能に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項22】
前記レッグシャフト及び前記ベースのうちの一方と連結され、ワークステーション、テーブル、コンピュータドック、カップホルダ、左ドック、及び右ドックのうちの1つとして機能するように構成された、所定の表面をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項23】
一体型電源コンセント及び通信コンセントのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項24】
前記ベースと連結され、前記ベースが回転できるように構成された旋回機構をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項25】
少なくとも1つのレッグサポートを備えるプランク装置であって、前記少なくとも1つのレッグサポートが対象物と連結されるように構成されることにより、ユーザが前記少なくとも1つのレッグサポートの前に立ち、前記少なくとも1つのレッグサポートに寄りかかることを可能にする、プランク装置。
【請求項26】
前記少なくとも1つのレッグサポートが、前記少なくとも1つのレッグサポートと連結された第一のコネクタ、及び前記対象物と連結された第二のコネクタを介して前記対象物と連結されるように構成されている、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項27】
前記少なくとも1つのレッグサポートが、前記対象物を受け入れ、クランプ、ねじ止め、及び磁石のうちの1つによって前記対象物と連結されるように構成された少なくとも1つのくぼみを備える、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項28】
前記少なくとも1つのレッグサポートが、ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備える、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項29】
ベースをさらに備え、
前記ベースの上側が、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つであり、
前記ベースが、前記少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成されている、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項30】
ベースと、
前記ベースと連結された少なくとも1つのヒールサポートと
をさらに備え、
前記ベースが、前記少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成されている、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項31】
前記少なくとも1つのヒールサポートが、前記少なくとも1つのレッグサポートに向かって、及び前記少なくとも1つのレッグサポートから離れて動くように構成されている、請求項30に記載のプランク装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つのヒールサポートが、前記少なくとも1つのレッグサポートに対して複数の位置で固定されるように構成されている、請求項30に記載のプランク装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つのヒールサポートの各々が、2つのヒンジを介して前記ベースと連結されたリングを備える、請求項30に記載のプランク装置。
【請求項34】
前記少なくとも1つのヒールサポートの各々が、前記リングの下に、前記リングを高く保つように構成された少なくとも1つの押出要素を備える、請求項33に記載のプランク装置。
【請求項35】
ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備えるベース
をさらに備え、
前記ベースが、前記少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成されている、請求項25に記載のプランク装置。
【請求項36】
ベースと、
レッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、レッグシャフトと、
前記レッグシャフトの第二の端部と可動式に連結された、椅子及び少なくとも1つのレッグサポートのうちの一方と、
対象物と連結されるように構成された少なくとも1つのレッグサポートと
を備える、プランク装置であって、
前記プランク装置が、ユーザが、体重の少なくとも一部を前記椅子にかけること、及び体重の少なくとも一部を前記少なくとも1つのレッグサポートにかけることのうちの一方をできるように構成されている、プランク装置。
【請求項37】
前記ベースの上側が、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つである、請求項36に記載のプランク装置。
【請求項38】
前記レッグシャフトが、その前記第一の端部で前記ベースと可動式に連結されている、請求項36に記載のプランク装置。
【請求項39】
前記レッグシャフトが、前記ベースに対して複数の角度で固定されるように構成されている、請求項38に記載のプランク装置。
【請求項40】
前記レッグシャフトが伸長可能である、請求項36に記載のプランク装置。
【請求項41】
前記少なくとも1つのレッグサポートが、ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備える、請求項36に記載のプランク装置。
【請求項42】
前記ベースが、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備える、請求項36に記載のプランク装置。
【請求項43】
対象物に連結されるように構成された、レッグサポート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、エクササイズ(exercise)の分野、具体的には、立ったまま、又は座ったままで腹筋/背筋、脚筋、及び他の筋肉を強化することができるエクササイズ用「プランクスタンド(plank stand)」に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの腹筋/背筋を特に鍛えるために、多種多様なエクササイズ器具が開発されている。これらの器具は、一般に、所望のエクササイズルーチンを開始する前に、ユーザが適切なスポーツ用の服装に着替え、ジムに行くか、又はエクササイズに集中し、かなり扱いにくい装置を調節し、装置の上に座り、装置を使用するために必要であり得る任意のストラップを固定する必要がある。多くのこのような装置では、ユーザがエクササイズ中に、例えば、仕事をしたり、他の人と会ったりするなどの他の活動を快適に行うことができない。
【0003】
なじみのあるエクササイズは「プランク」としても知られており、人が、一端はつま先、他端は肘又は前腕に全体重をかけるものである。その目的は、体を水平な静止位置に維持することである。ストレスは相当あり、人はこの姿勢を数秒から数分間のいくらかの時間維持することができる。
【0004】
したがって、低いストレス及び労力のレベルで長時間、ユーザが主に静的エクササイズに従事でき、同時に、ユーザが、タイピング、テキスト入力、読書、テレビ視聴、会話などの他の活動に参加することができるプランクスタンドを簡単で安全に使用する必要がある。
【0005】
上述したプランクエクササイズ(及びプランク姿勢をシミュレートし得る従来のエクササイズ装置)は、エクササイズ実行者の体重を身体の両端、すなわち足及び腕(又は胸)で支えるものである。対照的に、プランクスタンドは、身体の一端、すなわち膝の下(より緩やかな姿勢では骨盤の下)のみでユーザを支え、ユーザは片持ち梁(cantilever)のプランク姿勢をとる。このアプローチの利点は、わずかな傾斜角度でも大きな身体的効果を生み出すことができることである。
【発明の概要】
【0006】
本発明の第一の態様によれば、ベースと、第一のレッグシャフトであって、その第一の端部でベースと連結された、第一のレッグシャフトと、第一のレッグシャフトの第二の端部で連結された少なくとも1つの第一のレッグサポートとを備えるプランクスタンドであって、そのプランクスタンドが、ユーザがベース上に立ち、少なくとも1つの第一のレッグサポートに寄りかかることができるように構成されている、プランクスタンドが提供される。
【0007】
第一のレッグシャフトは、その第一の端部でベースと可動式に連結され得る。
【0008】
第一のレッグシャフトは、ベースに対して複数の角度で固定されるように構成され得る。
【0009】
第一のレッグシャフトは、伸長可能であり得る。
【0010】
プランクスタンドは、第一のレッグシャフト及びベースのうちの1つと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備え得る。
【0011】
プランクスタンドは、ベースと連結された1つ又は2つのヒールサポートをさらに備え得る。
【0012】
1つ又は2つのヒールサポートは、第一のレッグシャフトに向かって、及び第一のレッグシャフトから離れて動くように構成され得る。
【0013】
1つ又は2つのヒールサポートは、第一のレッグシャフトに対して複数の位置で固定されるように構成され得る。
【0014】
1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つは、2つのヒンジを介してベースと連結されたリングを備え得る。
【0015】
1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つは、リングの下に、リングを高く保つように構成された少なくとも1つの押出要素を備え得る。
【0016】
少なくとも1つの第一のレッグサポートは、ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備え得る。
【0017】
ベースは、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備え得る。
【0018】
プランクスタンドは、第二のレッグシャフトであって、その第一の端部でベースと連結された、第二のレッグシャフトと、第二のレッグシャフトの第二の端部と連結された、少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子のうちの1つとをさらに備え得る。
【0019】
プランクスタンドは、第二のレッグシャフトと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備え得る。
【0020】
プランクスタンドは、第一のレッグシャフトの第一の端部と第二の端部との間で、第一のレッグシャフトと連結された少なくとも1つの第二のレッグサポートをさらに備え得る。
【0021】
少なくとも1つの第二のレッグサポートは、第一のレッグシャフトに対する少なくとも1つの第二のレッグサポートの垂直調節、水平調節、及び角度調節のうちの少なくとも1つを可能にする少なくとも1つの機構を介して第一のレッグシャフトと連結され得る。
【0022】
ベースの上側は、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つであり得る。
【0023】
ベースは、くさびの形状を有し得る。
【0024】
プランクスタンドは、ベースと連結され、ベースが取り付けられる表面に対するベースの角度の調節を可能にするように構成され得る少なくとも1つの床角度要素をさらに備え得る。
【0025】
少なくとも1つの第一のレッグサポートは2つのレッグサポートを備え得、一方がレッグシャフトの左側に連結され、他方がレッグシャフトの右側に連結され得る。
【0026】
少なくとも1つの第一のレッグサポートは、第一のレッグシャフトの第二の端部と摺動可能に連結され得る。
【0027】
プランクスタンドは、レッグシャフト及びベースのうちの一方と連結され、ワークステーション、テーブル、コンピュータドック、カップホルダ、左ドック、及び右ドックのうちの1つとして機能するように構成された、所定の表面をさらに備え得る。
【0028】
プランクスタンドは、一体型電源コンセント及び通信コンセントのうちの少なくとも1つをさらに備え得る。
【0029】
プランクスタンドは、ベースと連結され、ベースが回転できるように構成された旋回機構をさらに備え得る。
【0030】
本発明の別の態様によれば、少なくとも1つのレッグサポートを備えるプランク装置であって、少なくとも1つのレッグサポートが対象物と連結されるように構成さることにより、ユーザが少なくとも1つのレッグサポートの前に立ち、少なくとも1つのレッグサポートに寄りかかることを可能にする、プランク装置が提供される。
【0031】
少なくとも1つのレッグサポートは、少なくとも1つのレッグサポートと連結された第一のコネクタ、及び対象物と連結された第二のコネクタを介して対象物と連結されるように構成され得る。
【0032】
少なくとも1つのレッグサポートは、対象物を受け入れ、クランプ、ねじ止め、及び磁石のうちの1つによって対象物と連結されるように構成された少なくとも1つのくぼみを備え得る。
【0033】
少なくとも1つのレッグサポートは、ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備え得る。
【0034】
プランク装置は、ベースをさらに備え得、ベースの上側が、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つであり得、ベースが、少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成され得る。
【0035】
プランク装置は、ベースと、ベースと連結された少なくとも1つのヒールサポートと
をさらに備え得、ベースが、少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成され得る。
【0036】
少なくとも1つのヒールサポートは、少なくとも1つのレッグサポートに向かって、及び少なくとも1つのレッグサポートから離れて動くように構成され得る。
【0037】
少なくとも1つのヒールサポートは、少なくとも1つのレッグサポートに対して複数の位置で固定されるように構成され得る。
【0038】
少なくとも1つのヒールサポートの各々は、2つのヒンジを介してベースと連結されたリングを備え得る。
【0039】
少なくとも1つのヒールサポートの各々は、リングの下に、リングを高く保つように構成された少なくとも1つの押出要素を備え得る。
【0040】
プランク装置は、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備えるベースをさらに備え得、ベースが、少なくとも1つのレッグサポートの前に配置されるように構成され得る。
【0041】
本発明の別の態様によれば、ベースと、レッグシャフトであって、その第一の端部でベースと連結された、レッグシャフトと、レッグシャフトの第二の端部と可動式に連結された、椅子及び少なくとも1つのレッグサポートのうちの一方と、対象物と連結されるように構成された少なくとも1つのレッグサポートとを備える、プランク装置であって、そのプランク装置が、ユーザが、体重の少なくとも一部を椅子にかけること、及び体重の少なくとも一部を少なくとも1つのレッグサポートにかけることのうちの一方をできるように構成されている、プランク装置が提供される。
【0042】
ベースの上側は、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つであり得る。
【0043】
レッグシャフトは、その第一の端部でベースと可動式に連結され得る。
【0044】
レッグシャフトは、ベースに対して複数の角度で固定されるように構成され得る。
【0045】
レッグシャフトは伸長可能であり得る。
【0046】
少なくとも1つのレッグサポートは、ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備え得る。
【0047】
ベースは、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備え得る。
【0048】
本発明の別の態様によれば、対象物に連結されるように構成されたレッグサポートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本発明をより良く理解するために、また、本発明がどのように実施され得るかを示すために、ここで、単なる例として、添付の図面を参照する。
【0050】
ここで図面を具体的に詳細に参照すると、示される特定事項は、例示のためであり、本発明の好ましい実施形態のみを例示的に論じる目的のためであり、本発明の原理及び概念的態様の最も有用で容易に理解されると考えられる説明を提供する目的で提示されるものであることが強調される。これに関して、本発明の基本的な理解に必要なものよりも詳細に本発明の構造的な詳細を示す試みはしておらず、図面と共に説明することにより、本発明のいくつかの形態が実際にどのように具現化され得るかが、当業者には明らかである。
【0051】
図1】本発明の実施形態による例示的なプランクスタンドの正面斜視図を示す。
図1A図1の例示的なプランクスタンドで、伸長して、傾けたレッグシャフトを有するものを示す。
図1B】本発明のプランクスタンドの別の例示的な実施形態を示す。
図1C図1Bの例示的なプランクスタンドを示す。
図1D】本発明のプランクスタンドの別の例示的な実施形態を示す。
図1E図1Dの例示的なプランクスタンドで、伸長して、傾けたレッグシャフトを有するものを示す。
図1F】本発明のプランクスタンドの別の例示的な実施形態を示す。
図1G図1Fの例示的なプランクスタンドで、伸長して、傾けたレッグシャフトを有するものを示す。
図1H】本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態を示す。
図1I】本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態を示す。
図1J図1Iの実施形態の側面図を示す。
図1K図1Iの実施形態の別の側面図を示す。
図1L図1Iの実施形態の別の側面図を示す。
図1M図1Iの実施形態の別の側面図を示す。
図2】例示的なヒールサポートを示す。
図2A図2のヒールサポートの1つの例示的な位置を示す。
図2B図2のヒールサポートの1つの例示的な位置を示す。
図3A】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3B】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3C】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3D】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3E】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3F】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3G】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3H】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図3I】本発明のプランクスタンドを使用して利用できる例示的な位置を示す。
図4A】本発明のプランクスタンドの別の例示的な実施形態の正面斜視図を示す。
図4B】椅子の例示的な位置の正面斜視図を示す。
図4C】椅子の別の例示的な位置の正面斜視図を示す。
図4D】伸長したレッグシャフトを有する図4Aの構成の正面斜視図を示す。
図5A図4Aのプランクスタンドを使用するユーザの例示的な正面斜視図を示す。
図5B】前傾により図4Aの構成を利用するユーザの正面斜視図を示す。
図5C図5Bの側面図を示す。
図5D】後傾により図4Aの構成を利用するユーザの正面斜視図を示す。
図5E図4Aの構成で別の姿勢を示すユーザの側面図を示す。
図6A】本発明のレッグサポートの別の例示的な使用を示す。
図6B】テーブルに連結された本発明のレッグサポート、及びレッグサポートの前に取り付けられたヒールサポートを備えるベースを示す。
図6C】本発明のレッグサポートがくぼみを含む別の構成を示す。
図6D図6Bの構成を使用して例示的な姿勢で立っているユーザの例示的な正面斜視図を示す。
図6E図6Dの側面図を示す。
図7A】椅子に体重の一部をかけるか、又はテーブルに連結されたレッグサポートに体重の一部をかけることにより、図4Aのプランクスタンドを使用するユーザの例示的な正面斜視図を示す。
図7B図7Aの側面図を示す。
図8図1Iの構成の例示的な使用法の側面図を示す。
図9A】本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態を示す。
図9B図9Aの実施形態の側面図を示す。
図9C図9Aの構成を利用するユーザの側面図を示す。
図9D図9Aの構成を利用するユーザの別の側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0052】
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その適用において、以下の説明に記載され、及び/又は図面及び/又は実施例に例示される構成要素及び/又は方法の構造の詳細及び配置に必ずしも限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態に適用可能であるか、あるいは様々な方法で実施又は実行される。また、本明細書で採用される表現及び用語は、説明の目的のためであり、限定的とみなされるべきではないことを理解されたい。
【0053】
本発明は、ワークステーションとしても機能し得る腹筋/背筋及び脚筋のエクササイズ装置であるプランクスタンドを提供する。プランクスタンドは、ベース(base)、レッグシャフト(leg shaft)及びレッグサポート(leg support)を備え得る。あるいは、プランクスタンドは、ベース、レッグシャフト、レッグサポート、及びヒールサポート(heel support)を備え得る。あるいは、プランクスタンドは、ベース、レッグシャフト、レッグサポート、及びフットサポート(foot support)を備え得る。あるいは、プランクスタンドは、ベース、レッグシャフト、レッグサポート、ヒールサポート、及びフットサポートを備え得る。あるいは、プランクスタンドは、ベース、レッグシャフト、及び椅子を備え得る。あるいは、プランクスタンドは、ベース、レッグシャフト、レッグサポート、及び例えばテーブルなどの対象物(object)に連結され得る別のレッグサポートを備え得る。あるいは、レッグサポート及びレッグシャフトはベースから連結を外されてもよく、レッグサポートは、例えばテーブルなどの別の対象物に連結されてもよい。あるいは、レッグサポートは、例えばテーブルなどの対象物に連結されてもよい。いずれにせよ、本発明は、プランクスタンドから連結を外されなくても、テーブルに直接連結されたレッグサポートを対象とする。
【0054】
図1は、本発明の実施形態による例示的なプランクスタンド100の正面斜視図を示す。プランクスタンド100は、ベース110と、ベース110に連結されたレッグシャフト120と、レッグシャフト120に連結された少なくとも1つのレッグサポート130(1つが示されている)とを備える。
【0055】
ユーザが前傾して体重の一部をレッグサポート130にかけると、足を後方に押してレッグサポートから離す対向力が生じることは理解されるであろう。したがって、本発明の実施形態によれば、足が後ろに滑るのを防ぐために、ベース110は、摩擦係数の高い滑り止め材料で部分的もしくは完全に覆われ得るか、又はそれを含み得る。滑り止め材料の例としては、ゴム、シリコーン、プラスチック、ポリエステルなどが挙げられ得るが、これらに限定されない。滑り止め材料は、ユーザの足の滑りを防ぐことを意図する。あるいは、本発明の実施形態によれば、ベース110の上側は、テクスチャ又はパターンを有し得る。
【0056】
代替的又は追加的に、ユーザが足を置くベースへの1つ又は2つのインサート(insert)により、この対向力に対する抵抗力を与えることもできる。当然、インサートを覆う滑り止め材料の組み合わせが最も抵抗力を与えることができる。
【0057】
本発明の実施形態によれば、レッグシャフト120は、(例えば、伸縮シャフトを使用することによって)伸長することができる。本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート130は、示されるように円筒形であってもよいが、少なくとも1つのレッグサポート130の形状は、円筒形であることに限定されず、任意の他の定義されている形状、又は定義されていない形状であってもよいことが理解されるであろう。本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート130は、ユーザの脚を受け入れるように構成された1つ以上のくぼみを備え得る。本発明の実施形態によれば、レッグシャフト120は、例えば、ヒンジなどの当該技術分野で公知の任意の適切な方法を使用して、傾動機構を介してベース110と可動式に連結されてもよく、ベース110に対して複数の角度、例えば、100度、95度、90度、85度、80度などでユーザによって固定されてもよい。使用され得る傾動機構の例としては、ラチェット、ガスピストンなどが挙げられ得るが、これらに限定されない。
【0058】
図1Aは、図1の例示的なプランクスタンドで、伸長し、傾斜したレッグシャフト120を有することで、その結果、少なくとも1つのレッグサポート130が例示的な位置にあるのを示す。
【0059】
図1Bは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態で、レッグシャフト120が2つのフットサポート125を備え得るものを示す。フットサポート125は、ユーザが、後傾することができるようにフットサポートの下に足を挿入できることを意図する。
【0060】
図1Cは、図1Bの例示的なプランクスタンドで、伸長し、傾斜したレッグシャフト120を有することで、その結果、少なくとも1つのレッグサポート130が例示的な位置にあるのを示す。
【0061】
図1Dは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態で、ベース110が2つのヒールサポート150を備え得るものを示す。ユーザが前傾すると、かかとがベースから浮き上がる傾向がある。したがって、ヒールサポート150は、足を保持するために、前傾している間にユーザのかかとと係合する。レッグシャフト120からのヒールサポート150の様々な距離の設定を可能にし、それによって、ユーザの様々な傾斜角度を可能にするために、ヒールサポート150はベース110と可動式に連結されてもよいことは理解されるであろう。ヒールサポート150は、当該技術分野で公知の様々な方法で連結され得ることが理解されるであろう。実例の目的のために、各ヒールサポート150は、ヒールサポートを両矢印155の方向にレッグシャフト120から遠ざけたり近づけたりして動かし、ヒールサポートを所望の位置に固定することができる2つのレールに取り付けられているように示されている。
【0062】
図1Eは、図1Dの例示的なプランクスタンドで、伸長し、傾斜したレッグシャフト120を有することで、その結果、少なくとも1つのレッグサポート130が例示的な位置にあるのを示す。
【0063】
図1Fは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態で、プランクスタンド100がフットサポート125及びヒールサポート150の両方を備えるものを示す。
【0064】
図1Gは、図1Fの例示的なプランクスタンドで、伸長し、傾斜したレッグシャフト120を有することで、その結果、少なくとも1つのレッグサポート130が例示的な位置にあるのを示す。
【0065】
本発明の実施形態によれば、各ヒールサポート150の高さは、例えば、ヒンジを介してヒールサポート150をベース110に連結することによって、ヒールサポートを動かすことを可能にする弾性材料を使用することによって、又はヒールサポート150の高さを調節するのに適した当該技術分野で公知の任意の方法によって、必要に応じて調節することができる。
【0066】
図1Hは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態で、ベース110は、ユーザが足を入れることができる2つのインサート170を備え得るものを示す。本発明は2つのインサートに限定されず、両足用に1つのインサートを使用することもできることが理解されるであろう。
【0067】
図1Iは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態を示し、プランクスタンド100は、レッグシャフト120と可動式に連結された少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aを備え得る。以下に記載されるように、レッグシャフト120からの少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの距離、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの高さ、及びレッグシャフト120に対する少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの角度は調節され得ることが理解されるであろう。また、提示された実施形態は、図1B図1Hに関連して説明され、示された追加の特徴のいずれか1つを含んでもよいことが理解されるであろう。
【0068】
図1Jは、図1Iの実施形態の側面図を示す。本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aは、両矢印160の方向に垂直に調節され得る。
【0069】
図1Kは、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの異なる垂直位置を有する図1Iの実施形態の側面図を示す。
【0070】
図1Lは、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの異なる角度での図1Iの実施形態の側面図を示す。本発明の実施形態によれば、レッグシャフト120に対する少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの角度は、両矢印165の方向において調節され得る。
【0071】
図1Mは、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aの異なる水平位置での図1Iの実施形態の側面図を示す。本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aは、両矢印175の方向において水平に調節され得る。水平位置は、レッグシャフト120からの追加のレッグサポートレッグシャフト120の距離を表すことに留意されたい。したがって、提示された例示的な実施形態では、両矢印175は傾いている。
【0072】
少なくとも1つの追加のレッグサポート130Aは、例えば、伸縮機構、クランプ、レールなどの、垂直、水平、及び角度調節を可能にする任意の適切な機構を備えてもよく、及び/又はその機構によりレッグシャフトと連結されてもよいことが理解されるであろう。
【0073】
実例のみの目的のために、図2は、リング260の各側に1つある、2つのヒンジ250A及び250Bを備える例示的なヒールサポート250を示し、両矢印255の方向においてリング260の高さを調節することができる。ヒールサポート250は、ユーザが、ベース(図示せず)を踏む際にかかとでリングを所定の位置まで上げる必要がないように、リングを高く保つことを目的とした上昇機構(押出要素)、例えば、リング260の下にあるくさび270をさらに備える。これは、ヒールサポートのリングを上昇した位置に保ち得る方法の一例に過ぎず、他の多くの方法が可能である。少なくとも1つの押出要素を使用してもよいことが理解されるであろう。
【0074】
図2A及び図2Bは、ユーザのかかとと係合するヒールサポート250の2つの例示的な位置を示す。
【0075】
図2Aは、ユーザのかかとの初期位置を示す。
【0076】
図2Bは、前傾したときのユーザのかかとの位置を示す。
【0077】
実例の目的のために、以下の図3A図3Iは、本発明のプランクスタンド100を使用して利用することができる複数の例示的な位置を示す。様々な例示的な位置は、図1Fの実施形態を使用して示されているが、上述の実施形態のいずれか1つを使用して利用することもできることが理解されるであろう。
【0078】
図3Aは、ユーザ310がベース110上に立ち、足をフットサポート125の下に挿入し、ヒールサポート150を調節してかかとに係合させた状態の例示的な正面斜視図を示す。
【0079】
図3Bは、図3Aの側面図を示す。この図から、わずかな傾斜(1~3度)でも、背骨及び骨格から腹筋及び背筋までかなりの応力及び圧力を移動させるという目標が達成されることが明らかである。
【0080】
図3Cは、前傾によって、図3Aの構成を利用するユーザ310の側面図を示す。
【0081】
図3Dは、傾斜角度を変更するためにレッグサポート130の高さを所望のように調節するためにレッグシャフト120を伸長させたときのユーザ310の別の例示的な正面斜視図を示す。
【0082】
図3Eは、図3Dの側面図を示す。
【0083】
図3Fは、レッグシャフト120がユーザの方に傾き、それによってレッグサポート130の位置及びユーザの傾斜角度が変化したときのユーザ310の別の例示的な正面斜視図を示す。
【0084】
図3Gは、前傾によって、図3Aの構成を利用するユーザ310の側面図を示す。
【0085】
図3Hは、少なくとも1つのレッグサポート130の高さを調節するためにレッグシャフト120を伸長させ、傾斜角度を変更するために所望のようにユーザの方に傾けたときのユーザ310の別の例示的な正面斜視図を示す。
【0086】
図3Iは、図3Hの側面図を示す。
【0087】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート130の代わりに、椅子をレッグシャフト120に連結してもよい。このような実施形態では、ユーザは椅子で体重を支えることができるが、レッグサポートと同様に胴体を前傾させることができる。
【0088】
図4Aは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態の正面斜視図を示し、プランクスタンド100は、ベース110と、ベース110と可動式に連結されたレッグシャフト120と、レッグシャフト120と可動式に連結された椅子410とを備える。椅子410は、例えば、ヒンジのような当該技術分野で公知の任意の適切な方法を使用して、傾動機構を介してレッグシャフト120と可動式に連結され得、ベース110に対して複数の角度、例えば、100度、95度、90度、85度、80度などにユーザによって固定され得る。使用される傾動機構の例としては、バネ、ガスピストンなどを挙げることができるが、これらに限定されない。
【0089】
図4Bは、ベース110に対する椅子410の例示的な位置の正面斜視図を示す。
【0090】
図4Cは、ベース110に対する椅子410の別の例示的な位置の正面斜視図を示す。
【0091】
上述したように、レッグシャフト120は伸縮可能であり得る。
【0092】
図4Dは、伸長したレッグシャフト120を有する図4Aの構成の正面斜視図を示す。
【0093】
図5Aは、椅子410に座ることによる、図4Aのプランクスタンドを使用するユーザ510の例示的な正面斜視図を示す。
【0094】
図5Bは、前傾による、図4Aの構成を利用するユーザ510の正面斜視図を示す。
【0095】
図5Cは、図5Bの側面図を示す。
【0096】
図4Aの構成は、上記で説明したように、フットサポート125及び/又はヒールサポート150をさらに備え得ることが理解されるであろう。
【0097】
図5Dは、後傾により、フットサポート125を備える、図4Aの構成を利用するユーザ510の正面斜視図を示す。提示された構成によれば、ユーザは、足の各々をそれぞれのフットサポート125の下に挿入し、それによって1つの可能な位置を示している。
【0098】
図5Eは、図4Aの構成による別の位置を示すユーザ510の側面図を示す。
【0099】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート130は、レッグシャフト120から取り外すことができ、別の対象物、例えばテーブルに連結することができる。
【0100】
本発明の実施形態によれば、レッグシャフト120は、ベース110から取り外すことができ、別の対象物、例えばテーブルに連結することができる。
【0101】
図6Aは、少なくとも1つのレッグサポート630の例示的な使用を示す。例示的な対象物として示されているテーブル600は、コネクタ610、例えば、雌型コネクタを備え、少なくとも1つのレッグサポート630は、コネクタ620、例えば、雄型コネクタを備える。したがって、ユーザは、少なくとも1つのレッグサポート630をテーブル又はワークステーション600に連結し、従来の座位又は立位の代わりとして、プランクスタンド位置において作業する(例えば、キーボードで入力する)ことができる。
【0102】
あるいは、レッグシャフト120を、一体としてレッグサポート130と共にベース110から取り外し、選択した対象物に取り付ける、例えば、クランプする(clamp)ことができる。
【0103】
図6Bは、テーブル600に連結された少なくとも1つのレッグサポート630、及び利用を容易にし、滑りを防ぐためにレッグサポートの前に取り付けられたヒールサポート150を備えるベース110を示す。見て理解できるように、レッグシャフト(図示せず)はベース110から取り外されてもよいか、又はベース110の表面と本質的に平行になるように傾けられてもよい。
【0104】
図6Cは、少なくとも1つのレッグサポート630が連結される対象物、例えばテーブル600を受け入れるように意図されたくぼみ640を少なくとも1つのレッグサポート630が備える別の構成を示す。本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート630は対象物に取り付けられてもよく、例えば、クランプ又はねじ止めされてもよい。
【0105】
図6Dは、図6Bの構成を使用した例示的な位置において、ベース110上に立つユーザ610の例示的な正面斜視図を示す。
【0106】
図6Eは、ユーザがわずかに前傾した角度にある図6Dの側面図を示す。この例示的な実施形態で見ることができるように、ユーザ610は、滑りを防ぐためにヒールサポート150を使用することができる。
【0107】
提示された構成は必ずしもヒールサポート150を含まなくてもよいことは理解されるであろう。ユーザは、滑りを防止するために、ベース110の少なくとも一部を覆うことができる滑り止め材料によって、及び/又はベースへの挿入物によって、及び/又はテクスチャもしくはパターンを有するベースを使用することによって支援され得る。図6Bの構成は、図1Dのプランクスタンドを含むことに限定されず、上述したプランクスタンドのいずれか1つを使用してもよいことが理解されるであろう。
【0108】
本発明の実施形態によれば、図4Aのプランクスタンド(フットサポート125及び/又はヒールサポート150を有する又は有しない)は、少なくとも1つのレッグサポート130を別の対象物、例えば、テーブルに連結した状態で使用することができる。
【0109】
図7Aは、椅子410に体重の一部をかけるか、又はテーブル720に連結された少なくとも1つのレッグサポート730に体重の一部をかけることによって、図4Aのプランクスタンドを使用し、それによって、その2つの間で体重の移動を交互に行うユーザ710の例示的な正面斜視図を示す。これにより、わずかな時間でも1つの静止姿勢にとどまることを防ぐ。椅子と少なくとも1つのレッグサポートとの間で体重の配分を少しずつ変えることにより、ユーザは、背骨及び骨格への負担を軽減すると同時に、様々な筋肉を頻繁に少しずつ動かすことができる。ユーザがテーブルの前の椅子に座る場合、又はユーザが高さのあるワークテーブルの前に立つ場合の2種類のワークステーションが存在することが理解されるであろう。図7Aの構成は、ユーザが椅子に臀部を乗せて後傾から移動している場合、又は少なくとも1つのレッグサポートに対する前傾から移動している場合の2つのハイブリッドである。
【0110】
図7Bは、図7Aの側面図を示す。
【0111】
本発明の実施形態によれば、椅子410の代わりに、少なくとも1つのレッグサポート630がレッグシャフト120に連結されてもよいことは理解されるであろう。
【0112】
図8は、図1Iの構成の例示的な使用法の側面図を示す。
【0113】
図9Aは、本発明のプランクスタンド100の別の例示的な実施形態を示し、プランクスタンド100は、ベース110と連結されたレッグシャフト120Bと、レッグシャフト120Bと連結された少なくとも1つのレッグサポート130Bとをさらに備える。提示された実施形態は、図1B図1Mに関連して説明され、示された追加の特徴のいずれか1つも含んでもよいことが理解されるであろう。実例の目的のために、各レッグシャフト(120、120B)は、2つのフットサポート125及び125Bと共に示されているが、本実施形態は、フットサポート125及び/又は125Bを含むことに限定されないことが理解されるであろう。本発明の実施形態によれば、レッグシャフト120と120Bとの間の距離は、例えば、レールを使用して調節することができる。
【0114】
図9Bは、図9Aの実施形態の側面図を示す。
【0115】
図9Cは、前傾による、図9Aの構成を利用するユーザ910の側面図を示す。
【0116】
図9Dは、後傾による、図9Aの構成を利用するユーザ910の側面図を示す。
【0117】
ベース110の形状は示したものに限定されず、ベースは、ユーザがベース上に立つことを可能にする任意の形状を有してもよいことが理解されるであろう。
【0118】
本発明の実施形態によれば、上述した全ての実施形態のベースは、ベースの角度の調節を可能にするために、少なくとも1つの床角度要素、例えば、ベースの下の各コーナーに1つ、ベースの下の各後部コーナーに1つ、ベースの後部側面に1つなどを含み得る。
【0119】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのレッグサポート130は2つのレッグサポートを備え得、一方はレッグシャフト120の左側に連結され、他方がレッグシャフト120の右側に連結される。このような実施形態では、例えば、2つの内ねじにより、各レッグサポートをレッグシャフト120に連結し、レッグサポートの高さを調節することができる。
【0120】
本発明の実施形態によれば、プランクスタンド100は、ユーザのためのワークステーション又はテーブル、コンピュータドック、カップホルダ、左ドック、右ドックなどとして機能し得る、レッグシャフト120に連結された所定の表面をさらに備え得る。
【0121】
本発明の実施形態によれば、プランクスタンド100は、一体化された電源コンセント、通信コンセントなどをさらに備え得る。
【0122】
本発明の実施形態によれば、プランクスタンド100は、ベース110に連結され、ベースが回転することを可能にする旋回機構をさらに備え得る。
【0123】
本発明の実施形態によれば、ベース110は、くさびの形状を有し得る。
【0124】
本発明の実施形態は、2つのフットサポート及び/又は2つのヒールサポートを含むことに限定されず、少なくとも1つのフットサポート及び/又は少なくとも1つのヒールサポートを含んでもよいか、又はいずれも含まなくてもよいことが理解されるであろう。
【0125】
本発明の実施形態によれば、上述した少なくとも1つのフットサポートは、レッグシャフトの代わりにベースに連結されてもよい。
【0126】
本発明は、本明細書上記で特に示され、説明されたものに限定されないことは当業者に理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定され、本明細書上記の様々な特徴の組み合わせ及び部分的組み合わせを含み、また、前述の説明を読んで当業者が想起するその変形及び修正を含む。
図1
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図1I
図1J
図1K
図1L
図1M
図2
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図3G
図3H
図3I
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
【手続補正書】
【提出日】2024-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
第一のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第一のレッグシャフトと、
前記第一のレッグシャフトの第二の端部で連結された少なくとも1つの第一のレッグサポートと
第二のレッグシャフトであって、その第一の端部で前記ベースと連結された、第二のレッグシャフトと、
前記第二のレッグシャフトの第二の端部と連結された、少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子のうちの1つと
を備える、プランクスタンドであって、
前記プランクスタンドが、ユーザが前記ベース上に立ち、前記少なくとも1つの第一のレッグサポートに寄りかかること、又は前記少なくとも1つの第二のレッグサポート及び椅子のうちの1つに寄りかかることができるように構成されている、プランクスタンド。
【請求項2】
前記第一のレッグシャフトが、その前記第一の端部で前記ベースと可動式に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項3】
前記第一のレッグシャフトが、前記ベースに対して複数の角度で固定されるように構成されている、請求項2に記載のプランクスタンド。
【請求項4】
前記第一のレッグシャフトが伸長可能である、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項5】
前記第一のレッグシャフト及び前記ベースのうちの1つと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項6】
前記ベースと連結された1つ又は2つのヒールサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項7】
前記1つ又は2つのヒールサポートが、前記第一のレッグシャフトに向かって、及び前記第一のレッグシャフトから離れて動くように構成されている、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項8】
前記1つ又は2つのヒールサポートが、前記第一のレッグシャフトに対して複数の位置で固定されるように構成されている、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項9】
前記1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つが、2つのヒンジを介して前記ベースと連結されたリングを備える、請求項6に記載のプランクスタンド。
【請求項10】
前記1つ又は2つのヒールサポートのうちの少なくとも1つが、前記リングの下に、前記リングを高く保つように構成された少なくとも1つの押出要素を備える、請求項9に記載のプランクスタンド。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが、前記ユーザの少なくとも1つの脚を受け入れるように各々構成された少なくとも1つのくぼみを備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項12】
前記ベースが、ユーザの少なくとも1つの足を受け入れるように構成された少なくとも1つのインサートを備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項13】
前記第二のレッグシャフトと連結された1つ又は2つのフットサポートをさらに備える、請求項に記載のプランクスタンド。
【請求項14】
前記第一のレッグシャフトの前記第一の端部と前記第二の端部との間で、前記第一のレッグシャフトと連結された少なくとも1つの第のレッグサポートをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項15】
前記少なくとも1つの第のレッグサポートが、前記第一のレッグシャフトに対する前記少なくとも1つの第のレッグサポートの垂直調節、水平調節、及び角度調節のうちの少なくとも1つを可能にする少なくとも1つの機構を介して前記第一のレッグシャフトと連結される、請求項14に記載のプランクスタンド。
【請求項16】
前記ベースの上側が、滑り止め材料で少なくとも部分的に覆われている、滑り止め材料を含む、テクスチャを含む、及びパターンを含む、のうちの1つである、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項17】
前記ベースがくさびの形状を有する、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項18】
前記ベースと連結され、前記ベースが取り付けられる表面に対する前記ベースの角度の調節を可能にするように構成された少なくとも1つの床角度要素をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項19】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが2つのレッグサポートを含み、一方が前記レッグシャフトの左側に連結され、他方が前記レッグシャフトの右側に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項20】
前記少なくとも1つの第一のレッグサポートが、前記第一のレッグシャフトの前記第二の端部と摺動可能に連結されている、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項21】
前記レッグシャフト及び前記ベースのうちの一方と連結され、ワークステーション、テーブル、コンピュータドック、カップホルダ、左ドック、及び右ドックのうちの1つとして機能するように構成された、所定の表面をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項22】
一体型電源コンセント及び通信コンセントのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【請求項23】
前記ベースと連結され、前記ベースが回転できるように構成された旋回機構をさらに備える、請求項1に記載のプランクスタンド。
【国際調査報告】