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特表2024-540737リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピース
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  • 特表-リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピース 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-01
(54)【発明の名称】リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピース
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/06 20060101AFI20241025BHJP
   A61N 1/40 20060101ALI20241025BHJP
【FI】
A61N1/06
A61N1/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526733
(86)(22)【出願日】2022-11-02
(85)【翻訳文提出日】2024-05-09
(86)【国際出願番号】 KR2022016964
(87)【国際公開番号】W WO2023080608
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0150159
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519061860
【氏名又は名称】クラッシーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジェオン、ハ ギル
(72)【発明者】
【氏名】リー、セオク ジョー
【テーマコード(参考)】
4C053
【Fターム(参考)】
4C053LL03
4C053LL13
4C053LL15
(57)【要約】
本発明は、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースに関するものであり、RF電極に印加される電気信号を制御するリレーを、RF電極カートリッジに位置させ、RF電極カートリッジの取替の際に、消耗性部品であるリレーも一緒に取り替えられることにより、ハンドピース本体ケーシングの取替なしに使用することができるため、ハンドピース本体ケーシングの取替による煩わしさと費用を減らすことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カートリッジケーシングと、
前記カートリッジケーシングの一面に位置し、皮膚に接触して皮膚内にRFエネルギーを印加するRF電極体と、
前記カートリッジケーシング内に装着され、前記RF電極体と電気的に接続されて前記RF電極体の作動を制御するリレーと、
前記リレーを制御本体に電気的に接続するためのリレー第1接続端子部と、を含む、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項2】
前記RF電極体は、前記カートリッジケーシングの一面に隔設される複数のRF電極部材と、
隔設された前記複数のRF電極部材の間に位置し、前記複数のRF電極部材を絶縁させる電極絶縁部材と、を含む、請求項1に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項3】
前記電極絶縁部材の高さは、前記RF電極部材の高さよりも低く形成される、請求項2に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項4】
前記カートリッジケーシングには、前記リレーが実装される電極制御基板部が位置し、前記電極制御基板部は、電線又はケーブルを介して前記リレー第1接続端子部と電気的に接続される、請求項1に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項5】
前記RF電極体は、前記カートリッジケーシングの一面に隔設される複数のRF電極部材を含み、
前記リレーは、前記電極部材の個数と対応する個数だけ備えられ、各前記電極部材に印加される電気電源を個別的に制御する、請求項1に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項6】
前記カートリッジケーシングは、
前記RF電極体が一面に位置する第1ケーシング部と、
前記第1ケーシング部がチルト可能に接続される第2ケーシング部と、
前記第1ケーシング部と前記第2ケーシング部とを接続して前記第1ケーシング部が360度の半径で自由にチルトできるようにするボールジョイント部と、
一端部側が前記第1ケーシング部に接続され、他端部側が前記第2ケーシング部に接続され、前記ボールジョイント部を囲んで位置し、複数の襞部を備えた蛇腹部材と、
前記蛇腹部材の上端部側に位置し、前記蛇腹部材の内周を取り囲むフレーム構造で形成される蛇腹支持フレーム部材と、を含む、請求項1に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項7】
前記蛇腹支持フレーム部材は、外側面に複数のフレーム固定ピンが突出し、
前記蛇腹部材には、前記フレーム固定ピンが挿入される複数のピン挿入部が備えられる、請求項6に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項8】
前記カートリッジケーシング内に位置する振動モーター部をさらに含む、請求項1に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ。
【請求項9】
皮膚と接触するRF電極体を含むRF電極カートリッジと、
前記RF電極カートリッジが分離可能に結合され、制御本体と接続されるハンドピース本体ケーシングと、を含み、
前記RF電極カートリッジは、請求項1~8のいずれか一項に記載のリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジを含む、皮膚美容治療用ハンドピース。
【請求項10】
前記ハンドピース本体ケーシングの先端部には、前記RF電極カートリッジが挿入されて結合されるカートリッジ挿入部が位置し、
前記カートリッジ挿入部内には、前記RF電極カートリッジが結合されて前記制御本体と前記RF電極体とを電気的に接続するカートリッジ結合ブロックが移動可能に位置し、
前記カートリッジ結合ブロックは、カートリッジ用ばね部材によって弾性的に支持された状態で位置し、
カートリッジケーシングの上面には、前記RF電極体に印加される電気電源をオンオフする電極オンオフスイッチが位置し、
前記電極オンオフスイッチは、スイッチばねによって弾性的に支持されるスイッチボタンを含むことにより、前記スイッチボタンが押圧された状態でのみ前記RF電極体に印加される電気電源をオンし、前記スイッチボタンが加圧された状態が解除されると、電気電源をオフする構造を有し、
前記カートリッジ挿入部の内部には、前記カートリッジ結合ブロックが押されて内側に移動するとき、前記電極オンオフスイッチを押圧するスイッチ加圧用突起部が突出するように位置する、請求項9に記載の皮膚美容治療用ハンドピース。
【請求項11】
前記カートリッジケーシングの上面には、前記電極オンオフスイッチが上面に位置するスイッチ取付突起部が突設され、前記カートリッジ挿入部の内部には、前記スイッチ取付突起部が挿入される突起挿入部が位置し、
前記スイッチ加圧用突起部は、前記突起挿入部内で前記スイッチ取付突起部の上面と対向するように位置する、請求項10に記載の皮膚美容治療用ハンドピース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースに係り、さらに詳細には、リレーをRF電極カートリッジに位置させてハンドピース本体ケーシングの使用寿命を半永久的に伸ばすことができる、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースに関する発明である。
【背景技術】
【0002】
一般的に、RF電極を備えたハンドピースは、RF(radio frequency)電極を用いて皮膚及び皮膚の下部組織を加熱して治療する装置である。
【0003】
RF電極を備えたハンドピースは、肥満治療として冷却脂肪分解施術を行った後、皮膚の温度を高めて皮膚を回復させる用途、並びに皮膚及び皮膚の下部組織を加熱してコラーゲンの収縮を発生させたり創傷治癒反応を誘発させたりする皮膚治療に用いられている。
【0004】
近年、皮膚美容への関心の増加により、RF電極を備えたハンドピースは、下部真皮内のコラーゲンの収縮又は創傷治癒反応により、皮膚のリモデリング/リサーフェシング(resurfacing)、シワの除去、そして皮脂腺、毛嚢脂肪組織及びクモの巣状静脈瘤(spider veins)の治療などに多様に用いられている実情である。
【0005】
RF電極を備えたハンドピースは、患者の皮膚に接触するRF電極体を含むRF電極カートリッジと、RF電極カートリッジが分離可能に結合され、制御本体に接続されるハンドピース本体ケーシングと、を含む。
【0006】
RF電極を備えたハンドピースは、RF電極カートリッジの一面に備えられるRF電極に印加される電気信号を制御することにより、皮膚治療の種類に合わせて様々なパターンに実現して当該皮膚治療に対する効果を増大させている。
【0007】
そのため、ハンドピース本体ケーシングには、RF電極に印加される電気信号を制御するためのリレーが備えられる。
【0008】
RF電極カートリッジは、使用回数が予め設定された消耗性部品であって、予め設定された使用回数に到達すると取り替えられる。
【0009】
また、ハンドピース本体ケーシングに備えられるリレーも、使用回数が予め設定された消耗品であるので、ハンドピース本体ケーシングも、リレーの使用回数が、予め設定された使用回数に到達すると取り替えられる。
【0010】
しかし、従来のRF電極を備えたハンドピースは、RF電極カートリッジの使用回数が予め設定されており、リレーの使用回数も予め設定されてRF電極カートリッジとハンドピース本体ケーシングを周期的に取り替えなければならないので、これによる使用の際に取替費用によるメンテナンス費用が増大するという問題点があった。
【0011】
本発明に関連した先行特許として、韓国特許登録第2048384号の「流体を用いた皮膚美容治療用RF電極構造体、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピース」(2019年11月19日登録)がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、RF電極に印加される電気信号を制御するリレーをRF電極カートリッジに位置させ、RF電極カートリッジの取替の際に、消耗性部品であるリレーも一緒に取り替えられる、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、振動モーターを備えて、皮膚治療中に発生する苦痛を最小限に抑え、治療効果を向上させることができる、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースを提供することにある。
【0014】
本発明の別の目的は、皮膚に接触したRF電極カートリッジを押さなければRF電極体に電気電源が印加されないので、安全かつ簡便な治療を可能にした、リレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的を達成するために、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態は、カートリッジケーシングと、前記カートリッジケーシングの一面に位置し、皮膚に接触して皮膚内にRFエネルギーを印加するRF電極体と、前記カートリッジケーシング内に装着され、前記RF電極体と電気的に接続されて前記RF電極体の作動を制御するリレーと、前記リレーを制御本体に電気的に接続するためのリレー第1接続端子部と、を含むことを特徴とする。
【0016】
上記の目的を達成するために、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態は、皮膚に接触するRF電極体を含むRF電極カートリッジと、前記RF電極カートリッジが分離可能に結合され、制御本体に接続されるハンドピース本体ケーシングと、を含み、前記RF電極カートリッジは、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの実施形態であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、RF電極に印加される電気信号を制御するリレーをRF電極カートリッジに位置させ、RF電極カートリッジの取替の際に、消耗性部品であるリレーも一緒に取り替えられ、ハンドピース本体ケーシングの取替なしに使用することができるため、ハンドピース本体ケーシングの取替による煩わしさと費用を減らすという効果がある。
【0018】
本発明は、振動モーターを備えて、皮膚治療中に発生する苦痛を最小限に抑え、治療効果を向上させるという効果がある。
【0019】
本発明は、皮膚に接触したRF電極カートリッジを押さなければRF電極体に電気電源が印加されないので、安全かつ簡便な治療が可能であり、治療時の安全性を向上させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す斜視図である。
図2】本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を示す斜視図である。
図3】本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を示す断面図である。
図4】本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す分解斜視図である。
図5】本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す断面図である。
図6】本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態における皮膚美容治療用RF電極カートリッジの平面図である。
図7】本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態におけるハンドピース本体ケーシングの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明をさらに詳細に説明する
【0022】
本発明の好適な実施形態を添付図面によって詳細に説明すれば、次の通りである。本発明の詳細な説明に先立ち、以下で説明される本明細書及び特許請求の範囲に使用された用語や単語は、通常的又は辞典的な意味に限定して解釈されてはならない。したがって、本明細書に記載された実施形態と図面に示された構成は、本発明の最も好適な実施形態に過ぎないものであり、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる様々な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【0023】
図1は、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す分解斜視図であり、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態は、皮膚に接触するRF電極体120を含むRF電極カートリッジと、前記RF電極カートリッジが分離可能に結合され、制御本体に接続されるハンドピース本体ケーシング200と、を含む。
【0024】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100を備えた皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態は、皮膚に接触するRF電極体120を含むRF電極カートリッジ100と、RF電極カートリッジ100が分離可能に結合され、制御本体に接続されるハンドピース本体ケーシング200と、を含む。
【0025】
ハンドピース本体ケーシング200は、接続ケーブル10で制御本体と接続され、制御本体は、RF電極体120に電気電源を印加し、交流電源を印加してRF信号を発生させるRF信号発生部を含む公知の構成であって、多様に変形して実施できるので、より詳細な説明を省略する。
【0026】
電極体120は、複数の電極部材を含み、複数の電極部材に電気電源を選択的に印加して皮膚治療の種類及び患者の皮膚状態に応じて効率的な治療を可能にする。
【0027】
すなわち、制御本体(図示せず)には、複数の電極部材に電気電源を選択的に印加するが、互いに異なるように印加する複数の治療モードがあり、施術者が複数の治療モードのうちのいずれかを選択すれば、これにより複数の電極部材に電気電源が所定の作動順序で印加できる。
【0028】
一方、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100を備えた皮膚美容治療用ハンドピースは、施術者が手で握ってRF電極体120を皮膚に接触させた状態で、制御本体におけるRF信号発生部を用いてRF電極体120に交流電源を印加してRF信号を発生させることにより、皮膚内の真皮を加熱して皮膚を治療するか或いは美容効果を誘発することができるようにする。
【0029】
このとき、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100を備えた皮膚美容治療用ハンドピースの向かう側には、RF電極体120よりもさらに広い面積を有するRF電極パネル体(図示せず)が位置することができる。
【0030】
RF電極パネル体は、RF信号を印加して皮膚内の真皮を加熱することにより皮膚を治療するか或いは美容効果を誘発することができるようにする公知の構成であって、より詳細な説明を省略する。
【0031】
すなわち、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースは、RF電極体120を皮膚に接触させた状態で皮膚にRF弛緩信号を印加して皮膚内組織を加熱することにより、下部真皮内のコラーゲンの収縮又は傷治癒反応によって皮膚のリモデリング/リサーフェシング(Revolution acing)、シワの除去、そして皮脂腺、毛嚢脂肪組織及びクモの巣状静脈瘤(spider veins)の治療などを行うことができる。
【0032】
RF電極カートリッジ100は、予め設定された時間の間に治療に使用されると、寿命が尽きて皮膚治療への使用が不可能であり、取り替えられる消耗品であって、ハンドピース本体ケーシング200に分離可能に結合される。
【0033】
ハンドピース本体ケーシング200の先端部には、RF電極カートリッジ100の一部分が挿入されて結合されるカートリッジ挿入部200bが位置する。
【0034】
RF電極カートリッジ100は、カートリッジ挿入部200b内に挿入され、カートリッジ挿入部200b内に位置したカートリッジ結合ブロック210に結合されることにより、最終結合位置でカートリッジロック部130によってロックされて結合が完了する。
【0035】
カートリッジロック部130は、カートリッジケーシング110の両側に位置するボタン式ロック部であり、弾性支持されたボタン部にカートリッジ結合ブロック210を係止する楔部が位置し、ボタン部を押すとロックが解除される公知の構成を用いたものであって、より詳細な説明を省略する。
【0036】
図2は、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を示す斜視図であり、さらに詳細には、カートリッジケーシング110の内部構造を示す斜視図であり、図3は、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を示す断面図である。
【0037】
以下、図2及び図3を参照して、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を詳細に説明する。
【0038】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジは、カートリッジケーシング110と、カートリッジケーシング110の一面に位置し、皮膚と接触して皮膚内にRFエネルギーを印加するRF電極体120と、を含む。
【0039】
RF電極体120は、カートリッジケーシング110の一端部側に位置する電極取付面に位置する。
【0040】
カートリッジケーシング110の電極取付面は、治療対象である患者の皮膚に面する面、すなわち、施術者がハンドピース本体ケーシング200を握って施術するときに皮膚に面する端部側に位置する面である。
【0041】
RF電極体120は、電極取付面に位置し、導電体で製造される皮膚内にRFエネルギーを印加するRF電極部材121と、RF電極部材121の表面をカバーする絶縁フィルム部材122と、を含むことができる。
【0042】
RF電極体120は、電極取付面にRF電極部材121が複数隔設され、隔設された複数のRF電極部材121の間に位置して複数のRF電極部材121を絶縁させる電極絶縁部材121bをさらに含むことができる。
【0043】
電極絶縁部材121bは、複数のRF電極部材121を絶縁させて各RF電極部材121に独立的に電気電源が印加できるようにする。
【0044】
電極絶縁部材121bは、RF電極部材121の高さよりも低く形成され、すなわち、RF電極部材121の間でRF電極部材121の高さよりも低く形成されることにより、複数の電極部材121が患者の皮膚に安定的に密着できるようにする。
【0045】
RF電極部材121は、メッキ層などのように電極取付面に一体に取り付けられ、カートリッジケーシング110と一体に剛性が変形しない構造を持つことにより、厚さが最小化され得る。
【0046】
また、RF電極部材121は、カートリッジケーシング110の電極取付面にメッキで一体に形成されるメッキ層であることを一例とする。
【0047】
RF電極体120は、下方に凸な曲面を有するが、皮膚に押し付けられるときに変形しない曲面をなすように形成される。
【0048】
RF電極体120の表面曲率は、皮膚に押し付けられるときに皮膚と接触する面積が極大化できる曲率を持つように形成されることを一例とする。
【0049】
また、RF電極体120は、表面が凸な曲面、すなわち、中心から360度の方向に均一な曲率を有する形状に形成され、皮膚を加圧するときに加圧力が均一に分散できる形状であるとともに、外周縁部において皮膚が過度に押されて疼痛が誘発されることを防止することができる。
【0050】
RF電極体120は、皮膚に押し付けられるときに変形しない曲面をなすように形成され、皮膚を加圧するときに皮膚に密着する面積を極大化するとともに、使用中に変形しないため耐久性を確保することができる。
【0051】
カートリッジケーシング110の電極取付面は、下方に凸な曲面を有するが、皮膚に押し付けられるときに変形しない曲面をなすように形成され、表面にメッキされて形成されるRF電極部材121が、下方に凸な曲面状に形成できるようにする。
【0052】
RF電極体120は、凸な曲面を有するため、施術中に小さい力で押圧されても、治療部位である皮膚に均一に密着できるので、施術者の便宜性を確保するとともに、施術中の患者の不便さと苦痛を最小限に抑えることができる。
【0053】
カートリッジケーシング110の内部には、RF電極体120と電気的に接続されてRF電極体120の作動を制御するリレー190が位置する。
【0054】
また、カートリッジケーシング110には、リレー190を制御本体に電気的に接続するためのリレー第1接続端子部192が備えられる。
【0055】
リレー第1接続端子部192は、カートリッジケーシング110の上面、すなわち、後述する第2ケーシング部110bの上面に露出するように位置することを一例とする。
【0056】
リレー第1接続端子部192は、後述するハンドピース本体ケーシング200のカートリッジ挿入部200bの挿入部内に位置するリレー第2接続端子部211に電気的に接続されて制御本体と電気的に接続されることを一例とし、これについては、下記の本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの実施形態についての説明でより詳細に説明する。
【0057】
カートリッジケーシング110には、リレー190が実装される電極制御基板部191が位置し、電極制御基板部191は、電線又はケーブルを介してリレー第1接続端子部192と電気的に接続される。
【0058】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジは、RF電極体120による使用回数、すなわち治療回数が予め設定されており、予め設定された回数で使用される場合に取り替えられる消耗性部品である。
【0059】
また、リレー190は、RF電極体120による使用回数よりは多い使用回数を有するが、予め設定された使用回数を有する消耗性部品である。
【0060】
RF電極体120は、複数の電極部材を備え、これに複数のリレー190を含むことができる。
【0061】
リレー190は、電極部材の個数と対応する個数だけ備えられ、各電極部材に印加される電気電源を個別的に制御することができる。
【0062】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジは、予め設定された使用回数で使用された後に取り替えられる。このとき、リレー190も一緒に取り替えられる。
【0063】
リレー190がハンドピース本体ケーシング200に位置する場合、RF電極カートリッジとは別に、リレー190の使用回数に到達するとハンドピース本体ケーシング200を取り替えなければならないので、これによる費用が多くかかるうえ、取替作業による煩わしさだけでなく、機器が使用できない不便さも発生する。
【0064】
すなわち、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジは、RF電極体120よりも予め設定された使用回数が多いリレー190を含むので、取替の際にリレー190まで取り替えられることにより、リレー190がハンドピース本体ケーシング200に位置する場合に比べてハンドピース本体ケーシング200を取り替える必要がないのである。
【0065】
一方、図4は、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す分解斜視図であり、図5は、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を示す断面図である。
【0066】
以下、図3図5を参照して、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジの一実施形態を詳細に説明する。
【0067】
カートリッジケーシング110は、RF電極体120が一面に位置する第1ケーシング部110aと、前記第1ケーシング部110aがチルト可能に接続される第2ケーシング部110bと、を含むことにより、RF電極体120が皮膚に接触して移動するとき、チルトされながら皮膚に接触した状態で維持できるようにする。
【0068】
第2ケーシング部110bは、ハンドピース本体ケーシング200に分離可能に結合される部分である。第2ケーシング部110bは、ハンドピース本体ケーシング200のカートリッジ挿入部200b内に挿入され、カートリッジ結合ブロック210と結合されるケーシング結合部が一端部側に位置する。
【0069】
また、第2ケーシング部110bの他端部側には、第1ケーシング部110aがチルト可能に接続される。
【0070】
より詳細には、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100は、第1ケーシング部110aと第2ケーシング部110bとを接続して、第1ケーシング部110aが360度の半径で自由にチルトできるようにするボールジョイント部140をさらに含む。
【0071】
ボールジョイント部140は、第2ケーシング部110bの他端部側に固定されるジョイント支持棒部材と、ジョイント支持棒部材の端部側に位置し、第1ケーシング部110aに回転可能に結合されるボール体と、を含むことを一例とする。
【0072】
第1ケーシング部110aには、ボール体が挿入されて回転可能に位置するボール挿入部が位置し、第1ケーシング部110aは、ボール体を中心として360度の半径で自由にチルトできる。
【0073】
また、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100の一実施形態は、一端部側が第1ケーシング部110aに接続され、他端部側が第2ケーシング部110bに接続され、ボールジョイント部140を囲んで位置し、複数の襞部を備えた蛇腹部材150をさらに含むことができる。
【0074】
蛇腹部材150は、皮膚美容治療用ハンドピースの長さ方向に複数の襞部が位置し、襞部が自由に折り畳まれたり展開されたりして第1ケーシング部110aのチルトグ動作を支持する。
【0075】
蛇腹部材150は、一端部側が第1ケーシング部110aの外周に沿って固定され、他端部側が第2ケーシング部110bの外周に沿って固定されることにより、中央に位置するボールジョイント部140の外側を離隔した位置で取り囲む。
【0076】
蛇腹部材150は、ボールジョイント部140の外側を離隔した位置で取り囲んで第1ケーシング部110aがボール体を中心として360度の半径で自由にチルトできるようにし、第1ケーシング部110aと第2ケーシング部110bとの間をカバーして第1ケーシング部110aと第2ケーシング部110b内への異物などの流入を遮断する。
【0077】
また、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100の一実施形態は、蛇腹部材150の上端部側に位置し、蛇腹部材150の内周を取り囲むフレーム構造で形成される蛇腹支持フレーム部材151をさらに含む。
【0078】
蛇腹支持フレーム部材151は、蛇腹部材150の内周を取り囲んで内部にボールジョイント部が通過できる空間を形成するフレーム構造を有し、四角フレーム構造を有することを一例とし、蛇腹部材150の形状、すなわち、第1ケーシング部110aと第2ケーシング部110bとの接続部分の形状に応じて多様なフレーム形状に変形して実施できる。
【0079】
また、蛇腹支持フレーム部材151は、外側面に複数のフレーム固定ピン152が突出し、蛇腹部材150には、フレーム固定ピン152が挿入される複数のピン挿入部150aが備えられる。
【0080】
フレーム固定ピン152は、各蛇腹支持フレーム部材151の外側面に突出し、蛇腹部材150のピン挿入部150a内に挿入されて結合されることにより、蛇腹支持フレーム部材151の位置を安定的に固定させることができる。
【0081】
蛇腹支持フレーム部材151は、第2ケーシング部110bと接続される蛇腹部材150の上端部側に位置して蛇腹部材150の接続部分に対する剛性を補強することができ、第2ケーシング部110bと蛇腹部材150との接続部分で蛇腹部材150が変形又は破損する事故を防止することができる。
【0082】
そして、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100の一実施形態は、カートリッジケーシング110内に位置する振動モーター部160をさらに含むことができる。
【0083】
振動モーター部160は、ボールジョイント部が接続されるボールジョイント支持部に位置し、施術中に振動を発生させて、RF電極体120が密着した皮膚にマッサージ効果を与えることにより、治療効果をさらに向上させるとともに、治療中の電気的刺激による患者の苦痛を減らすことができる。
【0084】
カートリッジケーシング110には、内部にRF電極体120を冷却させる冷却水が満たされる冷却空間111が位置し、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100は、冷却空間111内に冷却水を供給し、冷却空間111内の冷却水を排出させて冷却水が循環するようにする第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180を含む。
【0085】
冷却空間111は、RF電極体120が位置する第1ケーシング部110aに電極取付面を含むように位置する。
【0086】
第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180は、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100が皮膚美容治療用ハンドピースに結合されるとき、皮膚美容治療用ハンドピース内に位置する冷却水循環ラインと接続される。
【0087】
第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180は、カートリッジケーシング110の上部側に突出するように位置し、カートリッジ挿入部200b内にケーシング結合部が挿入されてカートリッジ結合ブロック210と結合されるときにハンドピース本体ケーシング200の冷却水循環ライン部200aと接続される構造を持つ。
【0088】
冷却水循環ライン部200aは、制御本体内に位置する冷却水タンクと接続される。第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180は、冷却水循環ライン部200aを介して、制御本体内に位置する冷却水タンクと接続される。
【0089】
冷却水は、冷却水循環ライン部200a、第1冷却水ライン部170及び第2冷却水ライン部180を介して冷却水タンクと冷却空間111を経てポンプの作動で循環し、循環中に冷却水循環ライン又は冷却水タンクに位置する冷却部によって冷却されて冷却空間111内で一定温度に維持できる。
【0090】
冷却部は、ラジエーター又はチラーなど、冷却水を冷却させる公知の冷却機器を含むことができる。
【0091】
また、冷却空間111内には、冷却水の温度を感知する温度センサー112が位置し、温度センサーは、冷却水を感知して冷却水の温度情報を制御本体内の制御部に伝達する。
【0092】
制御部は、温度センサーから伝達された冷却水の温度情報を介してポンプ及び冷却部の作動を制御することにより、冷却空間111内の冷却水の温度を、治療中に皮膚を冷却させるのに適した温度に維持することができる。
【0093】
温度センサー112は、冷却空間111内に位置して実質的に皮膚冷却が行われる冷却水の温度を測定し、冷却水の温度を、皮膚を冷却させるのに適した温度に維持することを一例とし、この他にも、冷却水循環ライン又は冷却水タンクなどのように冷却水の温度を測定することができる如何なる位置にも位置して実装できる。
【0094】
冷却水は、ポンプの作動によって冷却空間111内から排出された後、冷却水タンクを経て冷却部によって冷却され、その後、再び冷却空間111内に流入しながら、RF信号の印加によって皮膚が加熱されるときに皮膚の表面を冷却させることができる。
【0095】
すなわち、施術中に加熱されるRF電極部材121の温度を、循環する冷却水で下げて、治療中の皮膚の表面を冷却させることにより、治療時の皮膚の火傷及び熱による損傷を防止することができる。
【0096】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100は、冷却空間111内に冷却水を循環させ、循環する冷却水で皮膚を連続的かつ安定的に冷却させることができ、均一に一定の温度に冷却させることができるため、皮膚治療の際に、皮膚冷却による不快感を最小限に抑え、治療の満足感を向上させることができる。
【0097】
一方、RF電極部材121には、上方に突出して電極制御基板部191に接続され、制御本体のRF信号発生部と電気的に接続される電極接続端子121aが備えられることができる。
【0098】
電極接続端子121aは、電極制御基板部191に接続され、電極制御基板部191は、電線又はケーブルを介してリレー第1接続端子部192と電気的に接続される。
【0099】
電極接続端子121aは、RF電極部材121に交流電源を印加してRF信号を発生させる構成である。
【0100】
電極接続端子121aは、複数のRF電極部材121に対応するように複数位置することを一例とし、下端部がカートリッジケーシング110、すなわち第1ケーシング部110aを通過してRF電極部材121と接続される。
【0101】
また、電極接続端子121aは、冷却空間111を通過して冷却空間111の上面、すなわち、冷却空間カバー部114を貫通して電極制御基板部191に接続される。
【0102】
また、電極制御基板部191を介してリレー第1接続端子部192と接続され、リレー第1接続端子部192を介して制御本体と電気的に接続され得る。
【0103】
冷却空間111には、電極接続端子121aが通過する端子通路が備えられ、電極接続端子121aを冷却空間111内の冷却水と絶縁させる端子絶縁部113が位置する。
【0104】
冷却空間111は、上部側にボールジョイントと結合されるボール結合部114aが突出するように位置する冷却空間カバー部114が位置し、内部が密閉された構造を持つ。
【0105】
端子絶縁部113は、冷却空間111の底面に一体に突設され、上端部側が、冷却空間の上部を密閉させる冷却空間カバー部114に一体に接続されて冷却空間111が密閉される構造において、電極接続端子121aが冷却空間111を貫通して冷却水と絶縁した状態で冷却空間111の外側で制御本体と電気的に接続可能に位置できるようにする。
【0106】
本発明は、RF電極体120を電極支持体の下面にメッキ層で一体に形成することにより、製造過程を単純化し、製造コストを節減することができるため、経済性を確保することができる。
【0107】
また、本発明は、RF電極体120が皮膚によって押圧されても変形しない固定形状を有することにより、RF電極体120の耐久性を確保する。
【0108】
また、本発明は、冷却水を循環させることにより、RF信号で加熱される皮膚の表面を冷却して皮膚表面の温度を一定に維持することができるため、治療効率と治療時の皮膚冷却による不快感を最小限に抑え、治療時の満足度を向上させることができる。
【0109】
一方、図6は、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態における皮膚美容治療用RF電極カートリッジの平面図であり、図7は、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態におけるハンドピース本体ケーシング200の底面図である。
【0110】
次に、図4図7を参照して、本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースの一実施形態を詳細に説明する。
【0111】
ハンドピース本体ケーシング200の先端部に位置するカートリッジ挿入部200b内には、リレー第1接続端子部192が接続されるリレー第2接続端子部211が位置し、第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180を冷却水循環ライン部200aと接続するライン接続部212が位置するカートリッジ結合ブロック210が移動可能に位置する。
【0112】
リレー第1接続端子部192は、リレー第2接続端子部211と接続ケーブル10を介して制御本体と電気的に接続される。
【0113】
RFカートリッジがカートリッジ挿入部200b内に挿入されると、リレー第1接続端子部192は、カートリッジ結合ブロック210のリレー第2接続端子部211に接続され、第1冷却水ライン部170と第2冷却水ライン部180は、カートリッジ結合ブロック210のライン接続部212内に挿し込まれて冷却水循環ライン部200aと接続される。
【0114】
また、カートリッジ結合ブロック210は、ハンドピース本体ケーシング200の長さ方向に移動可能に位置し、ハンドピース本体ケーシング200内には、カートリッジ結合ブロック210を弾性支持するカートリッジ用ばね部材220が位置する。
【0115】
冷却水循環ライン部200aは、ハンドピース本体ケーシング200内で少なくともRF電極カートリッジ100の移動距離だけの余裕長さをもって自由に曲がることができるホースであってもよく、ハンドピース本体ケーシング200内で長さ調節が可能な蛇腹構造を持つホースであってもよい。
【0116】
カートリッジ用ばね部材220は、RF電極カートリッジ100が結合され、移動可能なカートリッジ結合ブロック210を弾性支持することにより、RF電極体120が患者の皮膚に密着して加圧されるとき、患者に加えられる荷重を緩衝させる役割を果たし、弾性復元力でRF電極カートリッジ100を患者の皮膚側に押し付けてRF電極体120が患者の皮膚にさらに完全に密着できるようにする。
【0117】
ハンドピース本体ケーシング200内には、カートリッジ結合ブロック210の直線移動を案内するカートリッジ移動案内部230が位置する。
【0118】
カートリッジ移動案内部230は、カートリッジ結合ブロック210から突出するように位置する移動案内棒部231と、ハンドピース本体ケーシング200内に位置し、移動案内棒部231が貫通して移動可能に結合される移動案内ブロック232と、を含むことができる。
【0119】
また、移動案内棒部231は、複数備えられ、複数の移動棒部のうちの少なくとも一つは、コイルばねであるカートリッジ用ばね部材220を貫通して位置することを一例とする。
【0120】
すなわち、カートリッジ用ばね部材220は、コイルばねであることを一例とし、移動案内棒部231が貫通して位置し、一端部側がカートリッジ挿入部200bに支持され、他端部側が移動案内ブロック232に支持されることにより、カートリッジ結合ブロック210及びカートリッジ結合ブロック210に結合されたRF電極カートリッジ100の直線移動を弾性的に支持する。
【0121】
一方、本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100は、カートリッジケーシング110の上面、すなわち、第2ケーシング部200bの上面には、RF電極体120に印加される電気電源をオンオフする電極オンオフスイッチ115が位置する。
【0122】
電極オンオフスイッチ115は、スイッチばね115bによって弾性的に支持されるスイッチボタン115aを含むことで、スイッチボタン115aが押圧された状態でのみRF電極体120に印加される電気電源をオンし、スイッチボタン115aが加圧された状態が解除されると、電気電源をオフする構造を持つ。
【0123】
また、ハンドピース本体ケーシング200の内部、すなわち、カートリッジ挿入部200bの内部には、カートリッジ結合ブロック210が押されて移動するとき、電極オンオフスイッチ115を押圧するスイッチ加圧用突起部241が突出するように位置する。
【0124】
スイッチ加圧用突起部241は、RF電極カートリッジ100がハンドピース本体ケーシング200に結合された状態でスイッチボタン115aの上面に接触するように位置する。
【0125】
より詳細には、カートリッジケーシング110の上面、すなわち、第2ケーシング部200bの上面には、電極オンオフスイッチ115が上面に位置するスイッチ取付突起部116が突設され、カートリッジ挿入部200bの内部には、スイッチ取付突起部116が挿入される突起挿入部240が位置し、突起挿入部240内で前記スイッチ取付突起部116と対向するようにスイッチ加圧用突起部241が位置する。
【0126】
電極オンオフスイッチ115は、スイッチボタン115aの上面がスイッチ取付突起部116の上面に突出するか或いはスイッチ突起部の上面と平面をなすように位置し、RF電極カートリッジ100がハンドピース本体ケーシング200に結合されると、スイッチ取付突起部116が突起挿入部240内に挿入され、スイッチ加圧用突起部241がスイッチボタン115aの上面に接触するように位置する。
【0127】
すなわち、施術者がハンドピース本体ケーシング200を握ってRF電極体120を皮膚に密着させた状態でハンドピース本体ケーシング200を押すと、RF電極カートリッジ100が押されてハンドピース本体ケーシング200に移動しながらカートリッジ結合ブロック210を押して移動させ、これによりスイッチ取付突起部116がスイッチボタン115aを押圧してRF電極体120に電気電源を印加する。
【0128】
また、RF電極体120が皮膚に接触した状態でハンドピース本体ケーシング200が押されなければ、すなわち、施術者がハンドピース本体ケーシング200を押さなければ、カートリッジ用ばね部材220によってカートリッジ結合ブロック210が元の位置に移動しながらスイッチボタン115aもスイッチばね115bの弾性復元力によって元の位置に復帰し、RF電極体120に供給される電気電源を遮断し、これによりRF電極体120の作動もオフされる。
【0129】
本発明に係る皮膚美容治療用ハンドピースは、施術中に施術者がハンドピース本体ケーシング200を握って押した状態でのみRF電極体120に電気電源が印加され、施術中に施術者がハンドピース本体ケーシング200を押した力を解除すると、ばねの弾性復元力によって自動的にRF電極体120に印加される電気電源が遮断されるので、必要な部位で正確な回数だけ正確に施術することができ、治療中に過度な刺激による皮膚損傷などの事故も防止することができる。
【0130】
本発明に係るリレーを含む皮膚美容治療用RF電極カートリッジ100、及びこれを含む皮膚美容治療用ハンドピースは、RF電極体120を患者の皮膚に密着させた状態で移動させながら施術する。
【0131】
このとき、RF電極カートリッジ100の第1ケーシング部110aは、ボールジョイント部140を中心として360度の半径で自由にチルトされながら、RF電極体120が皮膚から密着した状態で持続的に維持できるようにする。
【0132】
また、振動モーター部による振動で皮膚にマッサージ効果を発生させて施術による治療効果をさらに誘発する。
【0133】
また、施術者によって加圧される加圧力は、カートリッジ用ばね部材220が弾性支持して緩衝させるとともに、カートリッジ用ばね部材220の弾性復元力でRF電極体120が皮膚に密着した状態をさらに確実に維持することができる。
【0134】
本発明は、施術中にRF電極体120がボールジョイント部140を中心として360度の半径で自由にチルトされながら、皮膚に密着した状態で移動してRF電極体120が皮膚と離隔することにより、皮膚組織の損傷又は皮膚の火傷が発生する事故を防止して施術中に安全性を大きく向上させる。
【0135】
本発明は、RF電極に印加される電気信号を制御するリレー190をRF電極カートリッジに位置させ、RF電極カートリッジの取替の際に、消耗性部品であるリレー190も一緒に取り替えられることにより、ハンドピース本体ケーシング200の取替なしに使用することができるため、ハンドピース本体ケーシング200の取替による煩わしさと費用を減らすことができる。
【0136】
本発明は、振動モーターを備えて、皮膚治療中に発生する苦痛を最小限に抑え、治療効果を向上させることができる。
【0137】
本発明は、皮膚に接触したRF電極カートリッジを押さなければRF電極体120に電気電源が印加されないので、安全かつ簡便な治療が可能であり、治療時の安全性を向上させることができる。
【0138】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨から逸脱することなく多様に変更して実施することができ、これは、本発明の構成に含まれることを明らかにする。
【符号の説明】
【0139】
100 RF電極カートリッジ
110 カートリッジケーシング
110a 第1ケーシング部
110b 第2ケーシング部
111 冷却空間
112 温度センサー
113 端子絶縁部
114 冷却空間カバー部
114a ボール結合部
115 電極オンオフスイッチ
115a スイッチボタン
115b スイッチばね
116 スイッチ取付突起部
120 RF電極体
121 RF電極部材
121a 電極接続端子
122 絶縁フィルム部材
130 カートリッジロック部
140 ボールジョイント部
150 蛇腹部材
150a ピン挿入部
151 蛇腹支持フレーム部材
152 フレーム固定ピン
160 振動モーター部
170 第1冷却水ライン部
180 第2冷却水ライン部
190 リレー
191 電極制御基板部
192 リレー第1接続端子部
200 ハンドピース本体ケーシング
200a 冷却水循環ライン部
200b カートリッジ挿入部
210 カートリッジ結合ブロック
211 リレー第2接続端子部
212 ライン接続部
220 カートリッジ用ばね部材
230 カートリッジ移動案内部
231 移動案内棒部
232 移動案内ブロック
240 突起挿入部
241 スイッチ加圧用突起部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】