(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】周波数領域リソースのリソースブロック(RB)構成
(51)【国際特許分類】
H04W 92/20 20090101AFI20241029BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241029BHJP
H04W 88/08 20090101ALI20241029BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20241029BHJP
H04W 72/27 20230101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W92/20 110
H04W72/0446
H04W88/08
H04W72/0453
H04W72/27
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519474
(86)(22)【出願日】2022-10-27
(85)【翻訳文提出日】2024-05-14
(86)【国際出願番号】 EP2022080105
(87)【国際公開番号】W WO2023078780
(87)【国際公開日】2023-05-11
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オストロム, マグヌス
(72)【発明者】
【氏名】ドルツチー, ボリス
(72)【発明者】
【氏名】バオ, レイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE06
5K067EE10
(57)【要約】
周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成のための方法、システム、および装置が開示される。一態様によれば、第1のIABノードと通信するIABドナーノードにおける方法は、第1のIABノードからリソース多重化能力を受信することを含む。本方法は、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)セット構成を決定することを含む。本方法は、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、第1のIABノードのためのDUリソース構成を決定することと、第1のIABノードにDUリソース構成を送信することとをさらに含む。
【選択図】
図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)における方法であって、前記第1のIABノード(16b)は、モバイルターミネーション(MT)ユニット(26)および分散ユニット(DU)(27)を有し、前記方法は、
第2のネットワークノードからIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を受信すること(S34)と、ここで、前記第2のネットワークノードは、IABドナー集中ユニット(25)およびペアレントIABノード(16b)のうちの1つであり、前記第2のネットワークノードは、前記第1のIABノードの上流側にあり、
前記第2のネットワークノードへリソース多重化能力を報告すること(S36)と、
前記第2のIABネットワークノードからリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S38)と、ここで、前記RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)リソース構成を有し、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいており、
前記IAB-DU H/S/NAリソース構成と前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成とに少なくとも部分的に基づいて前記DU(27)のリソースブロック(RB)セットをマッピングすること(S40)と、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第2のネットワークノードからBWP構成を受信することと、前記BWP構成に部分的に基づいて、前記RBセットを前記BWPにマッピングすることと、をさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、前記マッピングは、RBセットの第1のセットの各RBセットに、整数N個の物理リソースブロック(PRB)を割り当てることと、IAB-DU周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、残りのRBセットに整数N個のPRBの一部を割り当てることと、を含む、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、Nは1より大きい整数である、方法。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法であって、IAB-DU H/S/NAリソース構成の前記RBセットが、RBセットの最大個数MのN倍を超える場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされ、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である、方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法であって、前記RBセット構成は、前記第1のIAB-DUセル・アンド・キャリア構成において最も低いRBを指すインデックスを含む、方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成のための最初のRBセットの開始RBインデックスは、前記IAB-DUセルにおける最も低いRBインデックスである、方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成は、前記IABドナーCU(25)から受信され、かつ、動作および管理機能(OAM)によって構成されたキャリアに少なくとも部分的に基づく、方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1のIABノード(16b)の前記MTユニット(26)および前記DU(27)についての前記リソース多重化能力は、時分割多重化(TDM)要件のインジケーションと、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーションと、前記DU(27)および前記MTユニット(26)の送信/受信状態のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークノードからRBセット構成を受信することをさらに含み、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの前記マッピングを決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットの数と、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項11】
請求項1~10のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)されるべきか、および、どのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の方法であって、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのための利用可能性インジケーションを受信することをさらに含む、方法。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1のIABノード(16b)の前記DU(27)は、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいてリソースをスケジューリングする、方法。
【請求項14】
請求項1~13のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項15】
第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードであって、前記第1のIABノード(16b)は、モバイルターミネーション(MT)ユニット(26)および分散ユニットDU(27)を有し、前記第1のIABノード(16b)は、
無線インターフェース(30)であって、
第2のネットワークノードからIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を受信し、ここで、前記第2のネットワークノードは、IABドナー集中ユニット(CU)(25)およびペアレントIABノード(16b)のうちの1つであり、前記第2のネットワークノードは、前記第1のIABノードの上流側にあり、
リソース多重化能力を前記第2のネットワークノードに報告し、
リソースブロック(RB)セット構成を第2のIABネットワークノードから受信する、ように構成されている無線インターフェース(30)と、ここで、前記RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/フレキシブル(H/S/NA)リソース構成を有し、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいており、
前記無線インターフェース(30)と通信し、前記DU(27)のリソースブロック(RB)セットを、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成および前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成に少なくとも部分的に基づいてマッピングするように構成されているプロセッシング回路(36)と、
を含む、第1のIABノード。
【請求項16】
請求項15に記載の第1のIABノードであって、前記無線インターフェースは、前記第2のネットワークノードからBWP構成を受信し、前記BWP構成に部分的に基づいて前記RBセットを前記BWPにマッピングする、ようにさらに構成されている、第1のIABノード。
【請求項17】
請求項16に記載の第1のIABノードであって、前記マッピングは、RBセットの第1のセットの各RBセットに、整数N個の物理リソースブロック(PRB)を割り当てることと、IAB-DU H/S/NA周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、残りのRBセットに、前記整数N個のPRBの一部を割り当てることと、を含む、第1のIABノード。
【請求項18】
請求項17に記載の第1のIABノードであって、前記マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、Nは1より大きい整数である、第1のIABノード。
【請求項19】
請求項15~17のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、IAB-DU H/S/NAリソース構成の前記RBセットが、RBセットの最大個数MのN倍を超える場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされ、NおよびMは、0よりも大きい整数である、第1のIABノード。
【請求項20】
請求項15~19のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記RBセット構成は、前記第1のIAB-DUセル・アンド・キャリア構成における最も低いRBを指すインデックスを含む、第1のIABノード。
【請求項21】
請求項15~20のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成のための最初のRBセットの開始RBインデックスは、前記IAB-DUセルにおける最も低いRBインデックスである、第1のIABノード。
【請求項22】
請求項15~21のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成は、前記IABドナーCU(25)から受信され、かつ、動作および管理機能(OAM)によって構成されたキャリアに少なくとも部分的に基づく、第1のIABノード。
【請求項23】
請求項15~22のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記第1のIABノードの前記MTユニット(26)およびDU(27)のための前記リソース多重化能力は、時分割多重化(TDM)要件のインジケーションと、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーションと、前記DU(27)および前記MTユニット(26)の送信/受信状態のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、第1のIABノード。
【請求項24】
請求項15~23のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記無線インターフェース(30)は、前記第2のネットワークノードからRBセット構成を受信するようにさらに構成され、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットのマッピングを決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットの数と、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項25】
請求項15から24のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)されるべきか、および、どのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、第1のIABノード。
【請求項26】
請求項15~25のいずれかに記載の第1のIABノードであって、前記無線インターフェース(30)は、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのためのアベイラビリティインジケーションを受信するようにさらに構成されている、第1のIABノード。
【請求項27】
請求項15~26のいずれかに記載の第1のIABノードであって、前記第1のIABノード(16b)の前記DU(27)は、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいてリソースをスケジューリングする、第1のIABノード。
【請求項28】
請求項15~27のいずれか一項に記載の第1のIABノードであって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、第1のIABノード。
【請求項29】
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノード(16a)における方法であって、前記IABドナーノード(16a)は、第1のIABノード(16b、16c)と通信し、前記第1のIABノード(16b、16c)は、前記IABドナーノード(16a)の下流側にあり、前記方法は、
前記第1のIABノード(16b、16c)からリソース多重化能力を受信すること(S42)と、
前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいてリソースブロック(RB)セット構成を決定すること(S44)と、
前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のIABノード(16b、16c)のためのDUリソース構成を決定すること(S46)と、
前記DUリソース構成を前記第1のIABノード(16b、16c)に送信すること(S48)と、
を含む、方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、前記RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、前記DUリソース構成から、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を省略することをさらに含む、方法。
【請求項31】
前記DUリソース構成が、前記第1のIABノード(16b、16c)に対するIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を含む、請求項29および30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
請求項29~31のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項33】
請求項29~32のいずれか一項に記載の方法であって、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの数と、RBセットのマッピングを前記第1のIABノードによって決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項34】
請求項29~33のいずれか一項に記載の方法であって、前記DUリソース構成を前記第1のIABノード(16b、16c)に送信することは、F1アプリケーションプロトコル(AP)を介して前記DUリソース構成を送信することを含む、方法。
【請求項35】
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノードであって、前記IABドナーノード(16a)は、第1のIABノード(16b、16c)と通信し、前記第1のIABノード(16b、16c)は、前記IABドナーノードの下流側にあり、前記IABドナーノード(16b、16c)は、
前記第1のIABノードからリソース多重化能力を受信するように構成された無線インターフェース(30)と、
前記無線インターフェース(30)と通信するプロセッシング回路(36)であって、
前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)セット構成を決定し、
前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のIABノード(16b、16c)のためのDUリソース構成を決定する、ように構成されたプロセッシング回路(36)と、を含み、
前記無線インターフェースは、前記DUリソース構成を前記第1のIABノード(16b、16c)に送信するようにさらに構成されている、IABドナーノード。
【請求項36】
請求項35に記載のIABドナーノードであって、前記RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、前記プロセッシング回路は、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を前記DUリソース構成から省略するようにさらに構成されている、IABドナーノード。
【請求項37】
請求項35および26のいずれか一項に記載のIABドナーノードであって、前記DUリソース構成は、前記第1のIAB(16b、16c)に対するIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を含む、IABドナーノード。
【請求項38】
請求項35~37のいずれか一項に記載のIABドナーノードであって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、IABドナーノード。
【請求項39】
請求項35~38のいずれか一項に記載のIABドナーノードであって、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの数と、RBセットのマッピングを前記第1のIABノードによって決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、IABドナーノード。
【請求項40】
請求項35~39のいずれか一項に記載のIABドナーノードであって、前記無線インターフェース(30)は、F1アプリケーションプロトコル(AP)を介して前記第1のIABノードに前記DUリソース構成を送信するようにさらに構成されている、IABドナーノード。
【請求項41】
ペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)における方法であって、前記ペアレントIABノード(16b)は、IABドナーノード(16a)および第1のIABノード(16c)と通信し、前記ペアレントIABノード(16b)は、前記IABドナーノード(16a)の下流側で、かつ、前記第1のIABノード(16c)の上流側にあり、前記方法は、
前記第1のIABノード(16c)のためのモバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをオプションでアクティブ化すること(S50)と、
前記IABドナーノード(16a)からリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S52)と、ここで、前記RBセット構成は、前記第1のIABノード(16c)のセルごとの分散ユニット(DU)リソース構成を含み、
前記IABドナーノード(16a)および前記第1のIABノード(16c)のうちの1つから、前記第1のIABノード(16c)のセルごとのリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S54)と、
DUリソースの利用可能性のインジケーションを前記第1のIABノード(16c)に送信すること(S56)と、を含み、前記DUリソースの利用可能性は、前記第1のIABノード(16c)のセルごとの前記DUリソース構成および前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいている、方法。
【請求項42】
請求項41に記載の方法であって、各セルのための前記DUリソース構成は、前記DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含む、方法。
【請求項43】
請求項41および42のいずれか一項に記載の方法であって、セルのための前記RBセット構成は、前記セルのためのIAB-DUキャリア構成を含む、方法。
【請求項44】
請求項41~43のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項45】
請求項41~44のいずれか一項に記載の方法であって、前記DUリソースの利用可能性のインジケーションは、DCIフォーマット2_5内のダウンリンク制御情報で送信される、方法。
【請求項46】
請求項41~45のいずれか一項に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応する前記RBセットがRBセットの最大個数MのN倍を超える場合、最後のRBセットに含まれるべきRBセット構成の一部ではない残りのRBを考慮することをさらに含み、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である、方法。
【請求項47】
ペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)であって、前記ペアレントIABノード(16b)は、IABドナーノード(16a)および第1のIABノード(16c)と通信し、前記ペアレントIABノードは、前記IABドナーノードの下流側で、かつ、前記第1のIABノード(16c)の上流側にあり、前記ペアレントIABノード(16b)は、
前記第1のIABノード(16c)のために、モバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをオプションでアクティブ化するように構成されたプロセッシング回路と、
前記プロセッシング回路(36)と通信する無線インターフェース(30)であって、
前記IABドナーノード(16a)から、前記第1のIABノード(16c)のセルごとの分散ユニット(DU)リソース構成を受信し、
前記IABドナーノード(16a)および前記第1のIABノード(16c)のうちの1つから、前記第1のIABノード(16c)の各セルのリソースブロック(RB)セット構成を受信し、
前記第1のIABノード(16c)に、DUリソースの利用可能性のインジケーションを送信する、ように構成されており、前記DUリソースの利用可能性は、前記第1のIABノード(16c)の各セルの前記DUリソース構成および前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいている、ペアレントIABノード。
【請求項48】
請求項47に記載のペアレントIABノードであって、セルごとの前記DUリソース構成は、前記DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含む、ペアレントIABノード。
【請求項49】
請求項47および48のいずれかに記載のペアレントIABノードであって、セルのための前記RBセット構成は、前記セルのためのIAB-DUキャリア構成に少なくとも部分的に基づく、ペアレントIABノード。
【請求項50】
請求項47~49のいずれか一項に記載のペアレントIABノードであって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、ペアレントIABノード。
【請求項51】
請求項47~50のいずれか一項に記載のペアレントIABノードであって、前記DUリソースの利用可能性のインジケーションは、DCIフォーマット2_5内のダウンリンク制御情報で送信される、ペアレントIABノード。
【請求項52】
請求項47~51のいずれか一項に記載のペアレントIABノードであって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応する前記RBセットがRBセットの最大数MのN倍を超える場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされ、NおよびMは、0よりも大きい整数である、ペアレントIABノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信に関し、特に、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セットコンフィギュレーション(構成)に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、第4世代(4G)(ロングタームエボリューション(LTE)とも呼ばれる)および第5世代(5G)(ニューレディオ(NR)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムのための標準規格を開発してきたが、さらに開発を継続している。そのようなシステムは、他のフィーチャ(特徴機能)の中でも、基地局のようなネットワークノードとモバイルワイヤレスデバイス(WD)との間の広帯域通信、および、ネットワークノード間およびWD間の通信を提供する。第6世代(6G)無線通信システムもまた開発中である。
【0003】
統合アクセスアンドバックホールの概略
より増加した数の基地局(マクロセル基地局またはマイクロ基地局)を配備することによる高密度化は、モバイルネットワークにおけるより多くの帯域幅および容量に対する絶えず増加する需要を満たすために使用することができる機構の1つである。ミリ波(mmW)帯域においてより多くのスペクトルが利用可能であるため、この帯域で動作するスモールセルを展開することは、これらの目的のための魅力的な展開オプションである。しかしながら、小セルまでファイバを敷設することは、小セルを設置する際の通常の方法であり、これは非常に高価であり、非実用的であるだろう。したがって、スモールセルを事業者のネットワークに接続するためにワイヤレスリンクを使用することは、より柔軟性があり、市場投入までの時間がより短くなるし、より安価で実用的な代替案である。
【0004】
1つのそのような解決策は、統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークであり、オペレータは、バックホールリンクのために無線リソースの一部を利用することができる。
【0005】
図1は、複数のホップをサポートするIABデプロイメント(展開)を示す。IABドナーノード(IABドナー2)は、有線コネクションをコアネットワークに有し、IABノード3および4は、NRを使用して、直接的にまたは別のIABノードを介して間接的にIABドナー2に無線接続される。IABドナーノード2とWDとの間のコネクションは、アクセスリンクと呼ばれ、一方、2つのIABノード3と4との間、またはIABドナー2とIABノード3との間のコネクションは、バックホールリンクと呼ばれる。
【0006】
図2は、バックホールリンクによって、別のバックホールリンクによってチャイルド(子)ノード8に接続されるIABノード7に接続される、ペアレント(親)ノード6を示す。ペアレントノード6は、IABチャイルドノード8の上流にあり、チャイルドノード8は、IABノード7の下流にある。IABノードのIABドナーノードからさらに離れた隣り合うダウンストリームノードは、IABノードのチャイルドノードと呼ばれる。ペアレントノードとIABノードとの間のバックホールリンクは、ペアレント(バックホール)リンクと呼ばれ、一方、IABノードとチャイルドノードとの間のバックホールリンクは、チャイルド(バックホール)リンクと呼ばれる。
【0007】
IABアーキテクチャ
IABアーキテクチャと3GPP(登録商標)技術仕様リリース10(3GPP(登録商標)のRel-10)LTEリレーとの間の1つの違い(下位レイヤーの違いを除く)は、IABアーキテクチャがgNBのCU/DU(集中ユニット/分散ユニット)スプリットを採用することである。そのようなスプリット(分割)では、無線局に近いDUにおいて時間クリティカルな機能が実現されるが、時間クリティカルでない機能は、集中化の機会を伴ってCUに配置される。このアーキテクチャに基づいて、IABドナーは、CUおよびDU機能の両方を含む。特に、それは、同じIABドナーのもとでIABノードの全てのCU機能を含有する。次いで、それぞれのIABノードは、gNBのDU機能(複数可)をホスティングする。上流側のIABノードまたはIABドナーとの間で無線信号を送受信できるようにするために、それぞれのIABノードはモバイルターミネーション(MT)を有し、論理ユニットは、所要の組のWD類似機能を提供する。DUを介して、IABノードは、接続されたIABノードのWDおよび/またはMTへの無線リンク制御(RLC)チャネルを確立する。MTを介して、IABノードは、サービングIABノードまたはIABドナーに向かうバックホール無線インターフェースを確立する。
図3は、IABドナーのもとでのIABノードの2ホップチェーンの参考図を示す。
【0008】
リソース構成
時間領域リソースコーディネーション
インバンドオペーレーション(帯域内動作)の場合、IABノードは、通常、半二重制約を受け、これは、IABノードが、一度に送信モードまたは受信モードのいずれかにしかあり得ないことを意味する。3GPP(登録商標)のRel-16に準拠したIABは、主に、同じIABノードのMTリソースとDUリソースが時間的に分離される時分割多重化(TDM)ケースを考慮する。この考察に基づいて、IABのMTおよびDUに対してそれぞれ以下のリソースタイプが定義されている。
【0009】
3GPP(登録商標)のRel-15におけるように、IABノードMTの観点から、以下の時間領域リソースが、ペアレントリンクのために示されてもよい
● ダウンリンク(DL)時間リソース
● アップリンク(UL)時間リソース、および/または
● フレキシブル(F) 時間リソース。
【0010】
IABノードDUの観点から、チャイルドリンクには次のタイプの時間リソースがある
● DL時間リソース
● UL時間リソース
● F時間リソース、および/または
● 利用不可能(NA)時間リソース(DUチャイルドリンク上の通信に使用されないリソース)。
【0011】
DUチャイルドリンクのダウンリンク、アップリンク、およびフレキシブル時間リソースタイプの各々は、2つのカテゴリのうちの1つに属することができる:
● ハード(H):対応する時間リソースは、DUチャイルドリンクで常に使用可能である。
● ソフト(S):DUチャイルドリンクのための対応するタイムリソースの利用可能性は、ペアレントノードによって明示的および/または暗黙的に制御される。
【0012】
IABのDUリソースは、セルごとに構成され、DUリソース構成のためのH/S/NA属性は、各スロットにおいてリソースタイプ(D/U/F)ごとに明示的に示される。結果として、DU部分の半静的時間領域リソースは、合計で、ダウンリンクハード(DL-H)、ダウンリンクソフト(DL-S)、アップリンクハード(UL-H)、アップリンクソフト(UL-S)、フレキシブルハード(F-H)、フレキシブルソフト(F-S)、および利用不可能(NA)の7つのタイプであり得る。MTリソースとDUリソースとの間のコーディネーション関係を表1に列挙する。
【0013】
表1:IABノードのMTリソースとDUリソースとの間のコーディネーション。
【0014】
┌───────┬─────────────────────────────┐
│ │ MTコンフィギュレーション(構成) │
│ ├─────────┬─────────┬─────────┤
│ │ DL │ UL │ フレキシブル │
├──┬────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │DL-H│DU:制限なくDL│DU:制限なくDL│DU:制限なくDL│
│ │ │ で送信可能 │ で送信可能 │ で送信可能 │
│ │ │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │
│ ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │DL-S│DU:条件付きで │DU:条件付きで │DU:条件付きで │
│ │ │ 送信可能 │ 送信可能 │ 送信可能 │
│DU│ │MT:DL利用可能│MT:UL利用可能│MT:DLとULで│
│コン│ │ │ │ 利用可能 │
│フィ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ギュ│UL-H│DU:制限なくUL│DU:制限なくUL│DU:制限なくUL│
│レー│ │スケジュール可能 │スケジュール可能 │スケジュール可能 │
│ショ│ │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │
│ン ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │UL-S│DU:制限なくUL│DU:制限なくDL│DU:制限なくDL│
│ │ │スケジュール可能 │ で送信可能 │ で送信可能 │
│ │ │MT:DL利用可能│MT:UL利用可能│MT:DLとULで│
│ │ │ │ │ 利用可能 │
│ ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │F-H │DU:制限なく │DU:制限なく │DU:制限なくDL│
│ │ │DL送信可能で │DL送信可能で │DL送信可能で │
│ │ │ULスケジュール可│ULスケジュール可│ULスケジュール可│
│ │ │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │MT:利用不可能 │
│ ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │F-S │DU:条件付きで │DU:条件付きで │DU:条件付きで │
│ │ │DL送信可能で │DL送信可能で │DL送信可能で │
│ │ │ULスケジュール可│ULスケジュール可│ULスケジュール可│
│ │ │MT:DL利用可能│MT:UL利用可能│MT:DLとULで│
│ │ │ │ │ 利用可能 │
│ ├────┼─────────┼─────────┼─────────┤
│ │NA │DU:利用不可能 │DU:利用不可能 │DU:利用不可能 │
│ │ │MT:DL利用可能│MT:UL利用可能│MT:DLとULで│
│ │ │ │ │ 利用可能 │
└──┴────┴─────────┴─────────┴─────────┘
【0015】
【0016】
周波数領域リソース構成
時間領域H/S/NAを介したIAB-MTとコロケートIAB-DUとの間の時間領域リソース協調に沿って、周波数領域リソースはまた、H/S/NAを周波数領域リソースブロック(RB)に割り当てることによって協調され得る。以下のように仮定することができる:
● ハード (H):周波数リソースがハードとして構成される場合、IAB-DUは、その構成に従って、送信、受信、または送信もしくは受信のいずれかを行うことができる;
● ソフト(S):周波数リソースがソフトとして設定されている場合、IAB-DUは、IAB-MTがこのリソースで動作する実際の能力に影響を与えない場合にのみ、送信、受信、または送信または受信のいずれかを行うことができ、
● 利用不可能(NA):IAB-DUは、リソースを使用することができない。
【0017】
3GPP(登録商標)のRel-17拡張IABワークアイテム説明(WID)に従って、以下のデュープレックス拡張が指定され得る:
● IABノードのチャイルドリンクとペアレントリンク(MT Tx/DU RTx、MT Tx/DU Rx、MT Rx/DU Tx、MT Rx/DU Rx、MT Rx/DU Rx)の同時動作(送受信)をサポート。
【0018】
3GPP(登録商標)のRel-16 IAB規格書は、主に、同じIABノードのIAB-MTおよびIAB-DUリソースが時間的に分離される時分割多重化(TDM)ケースを考慮している。3GPP(登録商標)のRel-17のIABは、IAB-MTとIAB-DUとの間の周波数分割多重化(FDM)および空間分割多重化(SDM)の両方のリソース割り当てケースに対処する。
【0019】
最近のRAN1ミーティングにおける周波数領域H/S/NAリソース構成に関して、以下が考慮された:
RAN1 #105-e
検討項目:H/S/NAリソースタイプのためのキャリア内の周波数領域リソースへの半静的DUリソースタイプインジケーションの拡張がサポートされる(既存の3GPP(登録商標)のRel-16におけるキャリアあたりの粒度に加えて)。
【0020】
検討項目:周波数領域粒度を構成(設定)するための最小リソースサイズは、N個のリソースブロック(RB)のセットである:
● Nの候補値:{4、8、16、決定される他の値(TBD)};
● Nは、少なくとも、物理リソースブロック(PRB)の個数であり、この個数はMTのRBGのPRBの個数に対応する;
● 将来の研究課題(FFS):システム帯域幅(BW)またはIAB-MT帯域幅パート(BWP)の大きさに基づく、Nのスケーリングまたはコンフィギュレーション(構成)である。
【0021】
RAN1 #106-e
検討項目:周波数領域におけるH/S/NAリソースタイプの半静的構成は、スロット内のD/U/Fリソースタイプごとに、RBセットごとに提供される。
【0022】
検討項目:Nは、構成されたPRBの個数であり、ここで、CUがNを構成する:
● N = {2、4、8、16、32、64}
● FFS:IAB-MTにおいて複数のBWPが構成された場合のNの値、および
● これは、既存のRAN1合意を破棄しないものとする。
【0023】
RAN1 #106bis-e
検討項目:RB設定サイズについての単一の値であるNは、所与のIAB-DUセルの3GPP(登録商標)のRel-17周波数領域H/S/NAコンフィギュレーションのために構成される。
【0024】
IAB-MTとコロケートIAB-DUとの同時動作の場合、周波数領域リソースコーディネーション(協調)は、IAB-DU周波数リソースを区分し、それらをH/S/NAとして割り当てることによって行われ得る。IAB-DU周波数H/S/NAコンフィギュレーションは、IAB-MT周波数リソースおよびIAB-DU周波数リソースのオーバラップ(重複度合)に依存する。RAN1#106bis-eで考慮されるように、IAB-DUは、リソースブロック(RB)セットのサイズについて1つの単一の値Nを構成されるにすぎず、すなわち、RBセットごとにN個のRBを構成されるにすぎない。周波数領域リソースの範囲が指定されないため、RBセットコンフィギュレーションがNの値のみを有しているという、曖昧さが存在する。
【発明の概要】
【0025】
いくつかの実施形態は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セットコンフィギュレーションのための方法、システム、および装置を有利に提供する。
【0026】
たとえば、不必要なシグナリングを回避するために、RBセットのための範囲を効率的に指定し、周波数領域においてRBセットマッピングを(たとえば、RBセットインデックス付けを使用して)指定する方法。さらに、IABドナーノード、ペアレントノード、およびIABノードは、周波数領域マッピング(たとえば、インデックス付け)を含むRBセット構成の共通認識を有するべきである。
【0027】
いくつかの実施形態は、IAB-DUのRBセットを構成するための方法を含み、これは、IABドナーノードと、ペアレントノードと、IABノードとが、スペクトルとRBセットとの間のマッピングの共通認識を有することができるように、周波数領域マッピング(たとえば、インデックス付け)を含み、RBセットは、IAB-DUセルの完全なRBセットと(IAB-DUキャリア帯域幅がRBセットの整数倍ではないために存在し得る)不完全なRBセットとを含む。
【0028】
いくつかの実施形態は、IAB-MTのBWPを考慮に入れて、IAB-DUが適切かつ効率的なRBセット構成を有することを可能にする。いくつかの実施形態はまた、ドナーCUおよびペアレントノードが、IAB-DUとコロケート(共同設置)されたIAB-MTとの間の多重化条件に基づいて、周波数領域リソースを効率的に構成およびコーディネート(協調)することを可能にする。本方法はまた、リソース構成のシグナリングオーバヘッドを低減するために有用である。
【0029】
一態様によれば、第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードにおける方法であって、第1のIABノードは、モバイルターミネーション(MT)ユニットと分散ユニット(DU)とを含み、本方法は、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成を第2のネットワークノードから受信することを含み、第2のネットワークノードは、IABドナーCUおよびペアレントIABノードのうちの1つであり、第2のネットワークノードは、第1のIABノードの上流側にある。本方法はまた、第2のネットワークノードにリソース多重化能力を報告すること、を含む。本方法はまた、第2のIABネットワークノードからリソースブロック(RB)セット構成を受信すること、を含み、RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)リソース構成を有し、IAB-DU H/S/NAリソース構成は、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づく。本方法はまた、IAB-DU H/S/NAリソース構成と、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成と、に少なくとも部分的に基づいて、DUのリソースブロック(RB)セットをマッピングすること、を含む。
【0030】
この態様によれば、いくつかの実施形態で、本方法は、第2のネットワークノードからBWP構成を受信することと、BWP構成に部分的に基づいてBWPにRBセットをマッピングすることと、を含む。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、RBセットの第1のセットの各RBセットに、整数N個の物理リソースブロック(PRB)を割り当てることと、IAB-DU周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、整数N個のPRBの一部を残りのRBセットに割り当てることと、を含む。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、ここで、Nは1より大きい整数である。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のRBセットがキャリア帯域幅全体をカバーしない場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされる。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、第1のIAB-DUセル・アンド・キャリア構成における最も低いRBを指すインデックスを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のための第1のRBセットの開始RBインデックスは、IAB-DUセルにおける最も低いRBインデックスである。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成は、IABドナーCUから受信され、動作および管理機能(OAM)によって構成されたキャリアに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのMTユニットおよびDUのためのリソース多重化能力は、時分割多重化のインジケーション、TDM、要件、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーション、ならびにDUおよびMTユニットの送信/受信状態のインジケーションのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、本方法はまた、第2のネットワークノードからRBセット構成を受信することを含み、ここで、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットのマッピングを決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットの個数と、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)されるべきか、およびどのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、うちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、本方法は、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのための利用可能性のインジケーションを受信することも含む。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのDUは、IAB-DU H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいてリソースをスケジューリングする。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成においてセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。
【0031】
別の態様によれば、第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードが提供され、ここで、第1のIABノードは、モバイルターミネーション(MT)ユニットと、分散ユニット(DU)と、を含む。第1のIABノードは、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成を第2のネットワークノードから受信するように構成された無線インターフェースを含み、ここで、第2のネットワークノードは、IABドナーCUと、ペアレントIABノードと、のうちの1つであり、第2のネットワークノードは、第1のIABノードの上流にある。無線インターフェースは、リソース多重化能力を第2のネットワークノードに報告し、リソースブロック(RB)セット構成を、第2のIABネットワークノードから受信するようにさらに構成され、RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/フレキシブル(H/S/NA)リソース構成を有し、IAB-DU H/S/NAリソース構成は、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づく。第1のIABノードはまた、IAB-DU H/S/NAリソース構成ならびにIAB-DUセル・アンド・キャリア構成に少なくとも部分的に基づいて、DUのリソースブロック(RB)セットをマッピングするように構成され、無線インターフェースと通信する、プロセッシング回路を含む。
【0032】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、無線インターフェースは、第2のネットワークノードからBWP構成を受信し、BWP構成に部分的に基づいてBWPにRBセットをマッピングするようにさらに構成される。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、複数のRBセットのうちの第1のセットにおける各RBセットに、整数N個の物理リソースブロック(PRB)を割り当てることと、IAB-DU H/S/NA周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、整数N個のPRBの一部を、残りのRBセットに割り当てることと、を含む。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、ここで、Nは1より大きい整数である。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のRBセットが、RBセットの最大個数MのN倍を超える場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされ、ここで、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、第1のIAB-DUセル・アンド・キャリア構成における最も低いRBを指すインデックスを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のための第1のRBセットの開始RBインデックスは、IAB-DUセルにおける最も低いRBインデックスである。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成は、IABドナーCUから受信され、動作および管理機能(OAM)によって構成されたキャリアに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのMTユニットおよびDUのためのリソース多重化能力は、時分割多重化(TDM)要件のインジケーションと、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーションと、DUおよびMTユニットの送信/受信状態のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、無線インターフェースは、第2のネットワークノードからRBセット構成を受信するようにさらに構成され、ここで、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットのマッピングを決定するために使用されるマッピング方法のインジケーションと、RBセットの数と、RBセットをインデックス付けするために使用されるインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)されるべきか、およびどのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、無線インターフェースは、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのための利用可能性インジケーションを受信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのDUは、IAB-DU H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいてリソースをスケジューリングする。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。
【0033】
さらに別の態様によれば、統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノードにおける方法であって、当該IABドナーノードは、第1のIABノードと通信し、ここで、第1のIABノードは、IABドナーノードの下流側にある。本方法は、第1のIABノードからリソースマルチプレクシングケイパビリティ(多重化能力)を受信することと、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)セットコンフィギュレーション(構成)を決定することと、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、第1のIABノードのためのDUリソース構成を決定することと、第1のIABノードにDUリソース構成を送信することと、を含む。
【0034】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、本方法は、RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、DUリソース構成から、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を省略すること、をさらに含む。いくつかの実施形態によれば、DUリソース構成は、第1のIABへのIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの個数と、RBセットのマッピングを決定するために第1のIABノードによって使用されるマッピング方法のインジケーションと、RBセットにインデックス付けするために使用されるインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、DUリソース構成を第1のIABノードに送信することは、F1アプリケーションプロトコル(AP)を介してDUリソース構成を送信すること、を含む。
【0035】
別の態様によれば、統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノードが提供され、IABドナーノードは、第1のIABノードと通信し、ここで、第1のIABノードは、IABドナーノードのダウンストリーム(下流)側にある。IABドナーノードは、第1のIABノードからリソース多重化能力を受信するように構成された無線インターフェースを含む。IABドナーノードはまた、無線インターフェースと通信可能であり、かつ、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)セット構成を決定し、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、第1のIABノードのためのDUリソース構成を決定するように構成されたプロセッシング回路を含む。無線インターフェースは、第1のIABノードにDUリソースコンフィギュレーション(構成)を送信するようにさらに構成される。
【0036】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、プロセッシング回路は、DUリソース構成から、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を省略するようにさらに構成される。いくつかの実施形態によれば、DUリソース構成は、第1のIABへのIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの数と、RBセットのマッピングを決定するために第1のIABノードによって使用されるマッピング方法のインジケーションと、RBセットをインデックス付けするために使用されるインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、無線インターフェースは、F1アプリケーションプロトコル(AP)を介して第1のIABノードにDUリソースコンフィギュレーション(構成)を送信するようにさらに構成される。
【0037】
さらに別の態様によれば、ペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードにおける方法であって、ペアレントIABノードは、IABドナーノードおよび第1のIABノードと通信し、ここで、ペアレントIABノードは、IABドナーノードの下流側であり、第1のIABノードの上流である。本方法は、第1のIABノードのためのモバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをアクティブ化することと、第1のIABノードの各セルのための分散ユニット(DU)リソース構成をIABドナーノードから受信することと、IABドナーノードおよび第1のIABノードのうちの1つから、第1のIABノードの各セルのためのリソースブロック(RB)セット構成を受信することと、第1のIABノードにDUリソースの利用可能性のインジケーションを送信することと、を含み、DUリソースの利用可能性は、第1のIABノードの各セルのための、DUリソース構成およびRBセット構成に少なくとも部分的に基づいている。
【0038】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、各セルのDUリソース構成は、DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含む。いくつかの実施形態によれば、セルのためのRBセット構成は、セルのためのIAB-DUキャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、DUリソースの利用可能性のインジケーションは、DCIフォーマット2_5内のダウンリンク制御情報で送信される。いくつかの実施形態によれば、本方法は、IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応するRBセットがキャリア帯域幅全体をカバーしない場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBを最後のRBセットに含まれるべきと考慮することを含む。
【0039】
別の態様によれば、IABドナーノードおよび第1のIABノードと通信するペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードが提供され、ペアレントIABノードは、IABドナーノードの下流側でかつ第1のIABノードの上流側にある。ペアレントIABノードは、第1のIABノードのためのモバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをアクティブ化するように構成されたプロセッシング回路を含む。ペアレントIABノードはまた、プロセッシング回路と通信する無線インターフェースを含み、第1のIABノードの各セルのための分散ユニット(DU)リソース構成をIABドナーノードから受信し、IABドナーノードおよび第1のIABノードのうちの1つから、第1のIABノードの各セルのためのリソースブロック(RB)セット構成を受信し、DUリソースの利用可能性のインジケーションを第1のIABノードに送信する、ように構成されており、ここで、DUリソースの利用可能性は、第1のIABノードの各セルのための、DUリソース構成およびRBセット構成に少なくとも部分的に基づく。
【0040】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、各セルのDUリソース構成は、DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含む。いくつかの実施形態によれば、セルのためのRBセット構成は、セルのためのIAB-DUキャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、DUリソースの利用可能性のインジケーションは、DCIフォーマット2_5内のダウンリンク制御情報で送信される。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応するRBセットがキャリア帯域幅全体をカバーしない場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
本実施形態、ならびにその付随する利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面と併せて考慮されるとき、以下の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるであろう。
【0042】
【
図1】は、複数のホップをサポートするIAB展開を示す。
【0043】
【
図2】は、ペアレント/チャイルドバックホールリンクと共に、IABノードの上流側のペアレントノードおよび下流側のチャイルドIABノードを示す。
【0044】
【
図3】は、IABドナーのもとでのIABノードの2ホップチェーンの参考図を示す。
【0045】
【0046】
【
図5】は、本明細書に開示される原理による通信システムを示す例示的なネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0047】
【
図6】は、本開示のいくつかの実施形態による、ワイヤレスコネクションを介して無線デバイスから上流にあるIABノードとして動作するネットワークノードの構成図である。
【0048】
【
図7】は、上流IABドナーノードと通信する
図6のネットワークノードの構成図である。
【0049】
【
図8】は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成のためのネットワークノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
【0050】
【
図9】は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成のためのネットワークノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
【0051】
【
図10】は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成のためのネットワークノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
【0052】
【
図11】は、本明細書で開示される原理による、IABネットワークにおけるRBセット構成のための第1のIABノードにおける例示的なプロセッシングのフローチャートである。
【0053】
【
図12】は、本明細書に開示される原理による、IABネットワークにおけるRBセット構成のためのIABドナーノードにおける例示的なプロセッシングのフローチャートである。
【0054】
【
図13】は、本明細書で開示される原理による、IABネットワークにおけるRBセット構成のためのペアレントIABノードにおける例示的なプロセッシングのフローチャートである。
【0055】
【0056】
【
図15】は、IABノードにおける第1の例示的な処理のフローチャートである。
【0057】
【
図16】は、IABノードにおける第2の例示的な処理のフローチャートである。
【0058】
【
図17】は、IABノードにおける第2の例示的な処理のフローチャートである
【0059】
【
図18】は、本明細書で開示される原理に従ってBWPをRBにマッピングする第1の例を示す図である。
【0060】
【
図19】は、本明細書で開示される原理に従ってBWPをRBにマッピングする第2の例を示す図である。
【0061】
【
図20】は、本明細書で開示される原理に従ってBWPをRBにマッピングする第3の例を示す図である。
【0062】
【
図21】は、本明細書に開示される原理に従ったBWPのRBへのマッピングの第4の例を示す図である。
【0063】
【
図22】は、本明細書に開示される原理に従ったBWPのRBへのマッピングの第5の例を示す図である。
【0064】
【
図23】は、本明細書に開示される原理に従ったBWPのRBへのマッピングの第6の例を示す図である
【0065】
【
図24】は、本明細書に開示される原理に従ったBWPのRBへのマッピングの第7の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0066】
例示的な実施形態を詳細に説明される前に、実施形態は、主に、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成に関連する装置構成要素および処理ステップの組合せにあることに留意されたい。したがって、構成要素は、適宜、図面中の従来の記号によって表されており、本明細書の説明の利点を有する当業者には容易に明らかになる詳細で本開示を不明瞭にしないように、実施形態を理解することに関連する特定の詳細のみを示している。
【0067】
本明細書で使用される場合、「第1の」および「第2の」、「上部」および「下部」などの関係用語は、1つのエンティティまたは要素を別のエンティティまたは要素と区別するためにのみ使用されることがあり、必ずしも、そのようなエンティティまたは要素間の任意の物理的または論理的関係または順序を要求または暗示することはない。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明されることのみを目的としており、本明細書で説明される概念を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「有する(includes)」、および/または「有している(including)」という用語は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/または、それらのグループの存在もしくは追加を排除するものではない。
【0068】
本明細書で説明される実施形態によれば、「~と通信している」などという結合用語は、電気通信またはデータ通信を示すために使用されることがあり、電気通信またはデータ通信は、たとえば、物理的接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外シグナリング、または光信号により達成され得る。当業者であれば、複数の構成要素が相互に動作することができ、電気通信およびデータ通信を達成するための修正および変形が可能であることを理解するであろう。
【0069】
本明細書で説明されるいくつかの実施形態によれば、「結合された」、「接続された」などの語は、必ずしも直接的ではないが、コネクションを示すために本明細書で使用されることがあり、ワイヤードおよび/または無線コネクションを含み得る。
【0070】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明されることのみを目的としており、本明細書で説明される概念を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「有する(includes)」、および/または「有している(including)」という用語は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/または、それらのグループの存在もしくは追加を排除するものではない。
【0071】
本明細書で使用される「ネットワークノード」という用語は、無線ネットワークに含まれる任意の種類のネットワークノードであり、さらには、基地局(BS)、無線基地局、トランシーバ基地局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB(gNB)、発展型ノードB(eNBまたはeノードB)、ノードB、MSR BSなどのマルチスタンダード(MSR)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、リレーノード、リレーを制御するドナーノード、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、遠隔無線ユニット(RRU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば、モバイル管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(たとえば、サードパーティノード、現在のネットワークの外部ノード)、分散アンテナシステム(DAS)内のノード、スペクトルアクセスシステム(SAS)ノード、要素管理システム(EMS)など、を任意で含み得る。ネットワークノードはまた、試験装置を含み得る。本明細書で使用される「無線ノード」という語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を示すためにも使用され得る。「ネットワークノード」という語は、統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノード、IABペアレントノード、およびIABチャイルドノードを包含する。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイス(WD)またはユーザ装置(UE)という非限定的な用語は、交換可能に使用される。本明細書のWDは、無線デバイス(WD)などの無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信することが可能な任意の種類の無線デバイスであり得る。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)WD、マシンツーマシン通信(M2M)が可能なマシンタイプWD、低コストおよび/または低複雑性WD、WDを装備したセンサ、タブレット、モバイルターミネーション、スマートフォン、組み込み型ラップトップ(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客宅内機器(CPE)、モノのインターネット(IoT)デバイス、または狭帯域IoT(NB-IOT)デバイスなどであり得る。
【0073】
また、いくつかの実施形態によれば、「無線ネットワークノード」という一般的な用語が使用される。それは、基地局、無線基地局、送受信基地局、基地局制御装置、ネットワークコントローラ(RNC)、発展型ノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、中継ノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、遠隔無線ユニット(RRU)、遠隔無線ヘッド(RRH)のうちのいずれかを備え得る任意の種類の無線ネットワークノードであり得る。
【0074】
たとえば、3GPP(登録商標)LTEおよび/またはニューレディオ(NR)など、1つの特定のワイヤレスシステムからの用語が本開示で使用され得るが、これは、本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用性(WiMax)、移動通信のためのロングタームエボリューション(U-MB)、およびグローバルシステム(G-SM)を含むが、これらに限定されない他のワイヤレスシステムも、本発明の範囲内に含まれるアイデアを活用することから利益を得ることができる。
【0075】
さらに、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散され得ることに留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明されるネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる性能に限定されず、実際には、いくつかの物理デバイス間で分散され得ることが企図される。別途定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されない限り、理想化されたまたは過度に形式的な意味で解釈されないことがさらに理解されるであろう。
【0076】
いくつかの実施形態は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成を対象とする同様の要素が同様の参照符号によって参照される図面を再度参照すると、
図5には、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク12と、コアネットワーク14とを備える、LTEおよび/またはNR(5G)などの標準規格をサポートし得る3GPP(登録商標)タイプのセルラーネットワークなどの実施形態による、通信システム10の概略図が示されている。アクセスネットワーク12は、NB、eNB、gNB、または他のタイプのワイヤレスアクセスポイントなどの複数のネットワークノード16a、16b、16c(まとめてネットワークノード16と呼ばれる)を備え、各々が対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(まとめてカバレッジエリア18と呼ばれる)を定義する。ネットワークノード16a、16b、16cのうちの1つまたは複数は、ワイヤードまたはワイヤレスコネクション20を介してコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18aに位置する第1の無線デバイス(WD)22aは、対応するネットワークノード16aにワイヤレス接続するか、またはそれによってページングされるように構成される。カバレッジエリア18b内の第2のWD22bは、対応するネットワークノード16bにワイヤレス接続可能である。ここでは、複数のWD22a、22b(まとめて無線デバイス22と呼ぶ)を示しているが、本発明は、ソールWDがカバレッジエリア内にある場合、またはソールWDが対応するネットワークノード16に接続している場合にも同様に適用可能である。便宜上、2つのWD22および3つのネットワークノード16のみが示されているが、通信システムは、より多くのWD22およびネットワークノード16を含み得ることに留意されたい。
【0077】
いくつかの実施形態によれば、ネットワーク10は、たとえば、ネットワークノード16aがペアレントIABノードまたはIABドナーノードであり、ネットワークノード16bがペアレントIABノードでありうるIABノードであり、ネットワークノード16cまたはWD22がチャイルドIABノードであるIABネットワークを含むことができる。
【0078】
また、WD22は、同時に通信することができ、および/または2つ以上のネットワークノード16および2つ以上の種類のネットワークノード16と別々に通信するように構成することができることが企図される。たとえば、WD22は、LTEをサポートするネットワークノード16と、NRをサポートする同じまたは別のネットワークノード16とのデュアルコネクティビティ(二重接続)を有することができる。一例として、WD22は、LTE/E-UTRANのためのeNBおよびNR/NG-RANのためのgNBと通信することができる。
【0079】
ネットワークノード16(eNBまたはgNB)は、RBセット構成を構成および/または送信するように構成されたRBセットユニット24を含むように構成される。RBセット構成は、セル・アンド・キャリア構成に基づき得る。ネットワークノード16が、IABドナーCUおよびペアレントIABノードのうちの1つから下流側の第1のIABノードとして構成されるとき、RBセットユニット24は、RBセット構成に基づき、H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいて、ネットワークノード16の分散ユニット(DU)のRBセットをマッピングするように構成され得る。ネットワークノード16がIABドナーノードとして構成されるとき、RBセットユニット24は、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、IABノードのためのDUリソース構成を決定するように構成され得る。ネットワークノード16がペアレントIABノードとして構成されるとき、RBセットユニット24は、IABドナーノードおよび/または別のIABノードから、他のIABノードのセルごとのRBセット構成を受信するように構成され得る。
【0080】
以下、
図6を用いて、前段落で説明したWD22およびネットワークノード16の例示的な実施形態を説明される。
【0081】
通信システム10は、通信システム10に設けられ、WD22と通信可能なハードウェア28を有するネットワークノード16bを備える。ハードウェア28は、ネットワークノード16bによって提供されるカバレッジエリア18に配置されたWD22との少なくとも1つのワイヤレスコネクション32を設定し維持するための無線インターフェース30を含むことができる。無線インターフェース30は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得るか、またはそれらを含み得る。無線インターフェース30は、電磁波を搬送する信号を放射および受信するためのアンテナアレイ34を含む。
【0082】
図示の実施形態によれば、ネットワークノード16bのハードウェア28は、プロセッシング回路36をさらに含む。プロセッシング回路36は、プロセッサ38およびメモリ40を含むことができる。特に、中央演算処理装置およびメモリなどのプロセッサに加えて、またはその代わりに、プロセッシング回路36は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備え得る。プロセッサ38は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュメモリおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読み出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)を備え得る、メモリ40にアクセス(たとえば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成され得る。
【0083】
したがって、ネットワークノード16bはさらに、たとえばメモリ40に内部的に記憶された、または外部コネクションを介してネットワークノード16bによってアクセス可能な外部メモリ(たとえば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶されたソフトウェア42を有する。ソフトウェア42は、プロセッシング回路36によって実行可能であり得る。プロセッシング回路36は、本明細書に記載の方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/または、たとえばネットワークノード16によって、そのような方法および/またはプロセスを実行させるように構成されてもよい。プロセッサ38は、本明細書で説明されるネットワークノード16bの機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ38に対応する。メモリ40は、データ、プログラムソフトウェアコード、および/または本明細書で説明される他の情報を格納するように構成される。いくつかの実施形態によれば、ソフトウェア42は、プロセッサ38および/またはプロセッシング回路36によって実行されると、プロセッサ38および/またはプロセッシング回路36に、ネットワークノード16bに関して本明細書で説明されるプロセスを実行させる命令を含み得る。たとえば、ネットワークノード16のプロセッシング回路36は、RBセット構成を構成および/または送信するように構成されたRBセットユニット24を含み得る。RBセットユニット24は、ネットワークノード16bのH/S/NAリソース構成と、ネットワークノード16bのIAB-DUのセル・アンド・キャリア構成とに少なくとも部分的に基づいて、分散ユニット(DU)のRBセットをマッピングするように構成され得る。RBセットユニット24は、IABドナーノードおよび/または別のIABノードから、他のIABノードのセルごとのRBセット構成を受信するように構成され得る。また、ネットワークノード16bは、MTユニット26と、DU27とを備え、通信システム10は、上述したWD22をさらに備える。場合によって、WD22は、そのペアレントIABノードからダウンストリーム側のチャイルドIABノード、すなわちネットワークノード16bと見なされ得る。WD22は、WD22が現在位置するカバレッジエリア18をサービングするネットワークノード16bを有するワイヤレスコネクション32を設定および維持するように構成された無線インターフェース46を含み得るハードウェア44を有し得る。無線インターフェース46は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得るか、またはそれらを含み得る。無線インターフェース46は、電磁波を搬送する信号を放射および受信するためのアンテナ48のアレイを含む。
【0084】
WD22のハードウェア44は、プロセッシング回路50をさらに含む。プロセッシング回路50は、プロセッサ52およびメモリ54を含み得る。特に、中央演算処理装置およびメモリなどのプロセッサに加えて、またはその代わりに、プロセッシング回路50は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備え得る。プロセッサ52は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュメモリおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読み出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)を備え得るメモリ54にアクセス(たとえば、書き込みおよび/または読み出し)するように構成され得る。
【0085】
したがって、WD22は、たとえば、WD22のメモリ54に記憶されるか、またはWD22によってアクセス可能な外部メモリ(たとえば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶されるソフトウェア56をさらに備えることができる。ソフトウェア56は、プロセッシング回路50によって実行可能であり得る。ソフトウェア56は、クライアントアプリケーション58を含むことができる。クライアントアプリケーション58は、WD22を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。
【0086】
プロセッシング回路50は、本明細書に記載の方法および/またはプロセスのいずれかを制御するように、および/または、そのような方法および/またはプロセスを、たとえばWD22によって実行させるように構成され得る。プロセッサ52は、本明細書で説明されるWD22の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ52に対応する。WD22は、データ、プログラムソフトウェアコード、および/または本明細書で説明される他の情報を格納するように構成されたメモリ54を含む。いくつかの実施形態によれば、ソフトウェア56および/またはクライアントアプリケーション58は、プロセッサ52および/またはプロセッシング回路50によって実行されると、プロセッサ52および/またはプロセッシング回路50に、WD22に関して本明細書で説明されるプロセスを実行させる命令を含み得る。
【0087】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード16bおよびWD22の内部機構は、
図6に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは、
図5のものであってもよい。
【0088】
WD22とネットワークノード16との間の無線コネクション32は、本明細書全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。より正確には、これらの実施形態のいくつかの教示は、データレート、待ち時間、および/または電力消費を改善し、それによって、ユーザ待ち時間の低減、ファイルサイズの緩和された制限、より良好な応答性、バッテリ寿命の延長などの利点を提供し得る。いくつかの実施形態によれば、1つまたは複数の実施形態が改善するデータレート、レイテンシ(遅延時間)、および他の要因を監視する目的で、測定手順が提供され得る。
【0089】
図7は、IABドナーノード16aからダウンストリームのネットワークノード16bを示す。ネットワークノード16bの要素およびネットワークノード16aの同様の番号を付された要素は、同様の機能を実行し、上述のように動作し得る。しかしながら、IABドナーノード16aでは、RBセットユニット24は、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、IABノード16bのためのDUリソース構成を決定するように構成され得る。また、IABドナーノード16bは、CU25を含む。
【0090】
図5および6は、RBセットユニット24などの様々な「ユニット」をそれぞれのプロセッサ内にあるものとして示しているが、これらのユニットは、ユニットの一部がプロセッシング回路内の対応するメモリに記憶されるように実装され得ることが企図される。言い換えれば、ユニットは、プロセッシング回路内のハードウェアで、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せで実装され得る。
【0091】
図8は、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロックセット構成のためのネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30などを通じて、ネットワークノード16は、統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナー集中ユニット(CU)から、少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成を受信し(ブロックS10)、少なくとも1つのBWPのためのリソースブロック(RB)セット構成を受信する(ブロックS12)、ように構成され、ここで、RBセット構成は、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示す。プロセスはまた、RBセット構成に基づいてRBセットインデックスを決定すること(ブロックS14)と、決定されたRBセット構成に従ってRBをスケジューリングすること(ブロックS16)とを含む。
【0092】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード16、プロセッシング回路36、および/または無線インターフェース30はさらに、IAB分散ユニット(DU)セル/キャリア構成を受信し、リソース多重化能力をドナーCUン報告する、ように構成される。いくつかの実施形態によれば、RBセットマッピングは、BWPのユニオン(和集合)に少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0093】
図
図9は、本明細書に開示されるいくつかの実施形態によるネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30などを通じて、ネットワークノード16は、少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成を、統合アクセスアンドバックホール(IAB)のMTユニット26に、送信するように構成される(ブロックS18)。プロセスはまた、リソースブロック(RB)セット構成を送信することと、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示すRBセット構成を送信すること(ブロックS20)と、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいてIABのDUリソース構成を決定すること(ブロックS22)と、およびIABのDUにIABのDUリソース構成を送信すること(ブロックS24)と、を含む。
【0094】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード16は、ドナーノードとして構成される場合に、プロセッシング回路36および/または無線インターフェース30は、IABのDUセル/キャリア構成をIABのDUのペアレントノードに送信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、RBセット構成の範囲を決定するための方法を示す。
【0095】
図10は、本明細書に開示されるいくつかの実施形態によるネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30などのネットワークノード16は、チャイルドノード統合アクセスアンドバックホール(IAB)モバイルターミネーション(MT)帯域幅パート(BWP)をアクティブ化し(ブロックS26)、チャイルドノードのサービングセルのリソース構成を受信し(ブロックS28)、チャイルドノードのサービングセルのリソースブロック(RB)セット構成を受信し(ブロックS30)、RBセット構成のインジケーションをチャイルドノードに送信する(ブロックS32)、ように構成される。
【0096】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、リソース構成は、RBセットごとの時分割デュープレックス(TDD)パターン、およびハード/ソフト/利用不可能(H/S/N)構成のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、RBセットのサイズおよび/またはRBセットの個数のインジケーションを含む。
【0097】
図11は、本明細書に開示されるいくつかの実施形態による、MTユニットとDUを有する第1のIABノードとして構成されるネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24、MTユニット26およびDU27を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30などのネットワークノード16は、第2のネットワークノードからIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を受信するように構成され、第2のネットワークノードは、IABドナーCUおよびペアレントIABノードのうちの1つであり、第2のネットワークノードは、第1のIABノードの上流にある(ブロックS34)。本方法はまた、第2のネットワークノードにリソース多重化能力を報告することを含む(ブロックS36)。本方法はまた、第2のIABネットワークノードからリソースブロック(RB)セット構成を受信することを含み、該RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)リソース構成を有し、該IAB-DU H/S/NAリソース構成は、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づく(ブロックS38)。本方法はまた、IAB-DU H/S/NAリソース構成およびIAB-DUセル・アンド・キャリア構成に少なくとも部分的に基づいてDUのリソースブロック(RB)セットをマッピングすることを含む(ブロックS40)。
【0098】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、本方法は、第2のネットワークノードからBWP構成を受信することと、BWP構成に部分的に基づいてBWPにRBセットをマッピングすることと、を含む。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、複数のRBセットのうちの第1のセットの各RBセットに、物理リソースブロック(PRB)の整数Nを割り当てることと、IAB-DU周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、整数N個のPRBのの一部を残りのRBセットに割り当てることとを含む。いくつかの実施形態によれば、マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、ここで、Nは1より大きい整数である。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のRBセットがキャリア帯域幅全体をカバーしない場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされる。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、第1のIAB-DUセル・アンド・キャリア構成における最も低いRBを指すインデックスを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成のための第1のRBセットの開始RBインデックスは、IAB-DUセルの最も低いRBインデックスである。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成は、IABドナーCUから受信され、動作および管理機能(OAM)によって構成されたキャリアに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのMTユニット26およびDUのためのリソース多重化能力は、時分割多重化(TDM)要件のインジケーションと、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーションと、DUおよびMTユニット26の送信/受信状態のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、本方法はまた、第2のネットワークノードからRBセット構成を受信することを含み、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットのマッピングを決定するために使用されるマッピング方法のインジケーションと、RBセットの数と、RBセットをインデックス付けするために使用されるインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)され、どのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、本方法は、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのための利用可能性のインジケーションを受信することも含む。いくつかの実施形態によれば、第1のIABノードのDUは、IAB-DU H/S/NAリソース構成に少なくとも部分的に基づいてリソースをスケジューリングする。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。
【0099】
図12は、本明細書に開示されるいくつかの実施形態による、第1のIABノードと通信するIABドナーノードとして構成されたネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24、MTユニット26およびDU27を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30を介するようなネットワークノード16は、第1のIABノードからリソース多重化能力を受信するように構成される(ブロックS42)。プロセスは、リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)、セット構成を決定することを含む(ブロックS44)。本方法はまた、RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、第1のIABノードのためのDUリソース構成を決定することを含む(ブロックS46)。さらに、第1のIABノードにDUリソース構成を送信する(ブロックS48)。
【0100】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、本方法は、RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、DUリソース構成から、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を省略することをさらに含む。いくつかの実施形態によれば、DUリソース構成は、第1のIABへのIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの数と、RBセットのマッピングを決定するために第1のIABノードによって使用されるマッピング方法のインジケーションと、RBセットをインデックス付けするために使用されるインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態によれば、DUリソース構成を第1のIABノードに送信することは、F1アプリケーションプロトコル(AP)を介してDUリソース構成を送信することを含む。
【0101】
図13は、本明細書に開示されるいくつかの実施形態による、IABドナーノードと通信するペアレントIABノードとして構成されるネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。本明細書で説明される1つまたは複数のブロックは、ネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって、たとえば、(RBセットユニット24、MTユニット26およびDU27を含む)プロセッシング回路36、プロセッサ38、および/または無線インターフェース30の1つまたは複数によって実行され得る。プロセッシング回路36および/またはプロセッサ38および/または無線インターフェース30を介するようなネットワークノード16は、第1のIABノードのためのモバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをアクティブ化するように構成される(ブロックS50)。プロセスは、IABドナーノードからリソースブロック(RB)セット構成を受信することを含み、RBセット構成は、第1のIABノードのセルごとの分散ユニット(DU)リソース構成を含む(ブロックS52)。本方法はまた、IABドナーノードおよび第1のIABノードのうちの1つから、第1のIABノードのセルごとのリソースブロック(RB)セット構成を受信することを含む(ブロックS54)。プロセスは、第1のIABノードに、DUリソースの利用可能性のインジケーションを送信することをさらに含み、DUリソースの利用可能性は、第1のIABノードのセルごとのDUリソース構成およびRBセット構成に少なくとも部分的に基づく(ブロックS56)。
【0102】
この態様によれば、いくつかの実施形態によれば、各セルのDUリソース構成は、DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含む。いくつかの実施形態によれば、セルのためのRBセット構成は、セルのためのIAB-DUキャリア構成を含む。いくつかの実施形態によれば、IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である。いくつかの実施形態によれば、DUリソースの利用可能性のインジケーションは、DCIフォーマット2_5内のダウンリンク制御情報で送信される。いくつかの実施形態によれば、本方法は、IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応するRBセットが、RBセットの最大個数MのN倍を超える場合、最後のRBセットに含まれるべきRBセット構成の一部ではない残りのRBを考慮することを含み、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である。
【0103】
本開示の構成の一般的なプロセスフローを説明し、本開示のプロセスおよび機能を実装するためのハードウェアおよびソフトウェア構成の例を提供したが、以下のセクションは、周波数領域リソースのための統合アクセスアンドバックホール(IAB)ネットワークにおけるリソースブロック(RB)セット構成のための構成の詳細および例を提供する。
【0104】
例示的なIABネットワークは、
図14に示されており、IABノード16が、ペアレントIABノード16bからダウンストリーム側に、かつ装置および/またはチャイルドIABノード16c、22からアップストリーム側に接続され得る。ペアレントIABノード16bは、次に、デバイスまたは他のIABノード16、22を接続することもできる。
【0105】
BWPまたはDUキャリアシグナリングに関連するIABノードの態様
いくつかの実施形態の一態様は、RBセットインデックスを少なくとも1つのBWPに対してマッピングすること、または代替として、RBセットインデックスをDUキャリアに対してマッピングすることに関する。マッピングは、他のネットワークノード、たとえば、ペアレントIABノード16bにシグナリングされ得る。両方の代替案は、それぞれステップ(100)またはステップ(120)のいずれかを適用することによって、
図15に含まれる。
【0106】
いくつかの実施形態は、IABドナーCU16aからのRBセット構成情報に基づいて、IABノード16のDU27部分とMTユニット26部分との間のリソースマルチプレクシングコンフィギュレーション(多重化構成)を決定するためのIABノードを含む。
【0107】
オプションステップ(100)において、IABノード16は、別のネットワークノード、たとえば、IABドナーCU16(a)またはペアレントIABノード(16b)からBWP構成を受信する。これは、典型的には、たとえば、ペアレントIABノードのサービングセル構成情報において、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してIABドナーCU25から初期アクセスプロシージャの一部として受信され得る。NRでは、BWP構成は、最大4つの様々なBWPを含み得、したがって、IABノード16は、BWP構成の一部として最大4つのBWPを受信し得る。
【0108】
ステップ(110)において、IABノードは、運用および管理(OAM)によって構成されたキャリアに基づいてIABドナーCU25からIAB-DU27にセルおよび/またはキャリア構成を受信する。IABノードは、このような情報をファイルから読み出すことができる。セル・アンド・キャリア構成情報は、SIB1中のIAB-DUサービングセル情報中に含まれ得る。承認されたIAB-DUセル/キャリアは、ネットワークによって(たとえば、IABドナーCU25によって)アクティブ化され、シグナリングは、通常、RRCおよびF1メッセージによってハンドリングされ(取り扱われ)得る。情報の関連部分は、IAB-DUセルのために使用されるキャリア帯域幅を含む。また、IABノードのハードウエア構成に応じて、多数のIAB-DUセルおよび/またはキャリアを含んでもよい。
【0109】
オプションステップ(120)において、IABノードは、アクティブ化されたIAB-DUセルおよび/またはキャリア情報をペアレントIABノード16bに提供する。そのような情報は、確立されたシグナリング、たとえば、F1または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)などを使用して提供され得る。
【0110】
さらに
図15を参照すると、ステップ(130)において、IABノード16は、ドナーIABノードに対して、IAB-DU27およびIAB-MTユニット26についてのリソース多重化能力について報告し、これは、以下のうちの1つまたは複数のものであり得る。
● TDMが必要とされること
● TDMが不要であること
● FDM必要とされること
● MT TXおよびDU TX
● MT TXおよびDU RX
● MT RXおよびDU TX、および/または
● MT RXおよびDU RX。
【0111】
シグナリングmeは、IABドナーCU25とIAB-DU27との間のF1メッセージに含まれる。
【0112】
ステップ(140)において、IABノード16は、IABドナーCU25からRBセット構成を受信する。この構成は、以下のうちの1つまたは複数を含むことができる。
● RBセットサイズのインジケーション、すなわち、RBセットに含まれるRBの個数
● 異なるRBセットと、それぞれに対応する周波数範囲と、の間のマッピングのインジケーション。一実施形態によれば、RBセットは、最も低いキャリア周波数で設定された第1のRBから開始して、DUキャリア全体にわたって増加して行くような値をマッピングされる。RBセットとキャリア帯域幅との間の関係に応じて、最後のRBセットは、最高のキャリア周波数を超えても超えなくてもよい。一実施形態によれば、すべてのBWPのユニオンが、異なるRBセットがマッピングされる周波数範囲を含むように、RBセットは、少なくとも1つのBWPに関して連続的かつ増分的にマッピングされる。以下では、そのようなマッピングの複数の例が提供される。たとえば、
図17および
図18を参照されたい。
● RBセットのインデックス付け方法のインジケーション
【0113】
IABドナーCU25からのシグナリングは、たとえば、F1であってもよい。
【0114】
ステップ(150)で、IABノード16は、DU H/S/NA構成を受信する。この構成は、時間領域および周波数領域の両方のために提供されることがあり、それぞれどのスロットが時間領域多重化(TDM)構成および周波数領域多重化(FDM)構成を使用すべきかを示すインジケーションをも含み得る。あるいは、TDM/FDMアプリケーションは、たとえば、3GPP(登録商標)技術標準(複数可)38.213[2]、または38.473[3]などからの仕様書に基づいて暗黙的に決定されてもよい。H/S/NA構成は、DU27によって、どのRBセットが、それぞれ、ハード、ソフト、および利用不可能と見なされるべきかについてのインジケーションを含むことができる。
【0115】
ステップ(160)において、IABノード16は、ステップ(130)からの受信されたRBセット構成情報に基づいて、様々なRBセットとそれらのそれぞれの周波数範囲との間のマッピングを導出する。
【0116】
オプションステップ(170)において、IABノード16は、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのためのダイナミックアベイラビリティ(利用可能性)インジケーションを受信する。両方のRBセットが利用可能であることが示され、RBセットが利用可能であることが示されない場合、DU27によるソフトリソースの使用は、仕様によって決定され得る。
【0117】
オプションステップ(180)において、DU27は、そのH/S/NA構成および明示的および暗示的利用可能性インジケーションに従って、リソースをスケジューリングして、使用する。暗黙のインジケーションは、空間分割多重化(SDM)に対応したIABノード16について、そのような使用がIAB-MTの動作に影響を及ぼさない場合、DU27がソフトリソースを暗黙的に使用し得ることであり得る。
【0118】
ドナーRBセット構成およびH/S/NA構成に関するノード
図16は、ドナーノードの実施形態に関連する例示的な処理のフローチャートである。ステップ(200)において、IABドナーCU25は、IAB-MTユニット26に、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)のための初期BWPと、RRCメッセージ内の追加のUL/DL BWPとの構成を提供する。
【0119】
ステップ(210)において、IABドナーCU25は、OAMによって構成されたIAB-DUセルをアクティブ化する。IABドナーCU25とIAB-DU27との間のシグナリングは、たとえば、F1およびRRCなどであり得る。
【0120】
ステップ(220)において、IABドナーCU25は、以下の1つまたは複数の1つであり得るIABノードの多重化能力を受信する:
● TDMが必要とされること
● TDMが不要であること
● FDMが必要とされること
● MT TXおよびDU TX
● MT TXおよびDU RX
● MT RXおよびDU TX、および/または
● MT RXおよびDU RX。
【0121】
シグナリングは、IABドナーCU25とIAB-DU27との間のF1メッセージによって処理され得る。
【0122】
ステップ(230)において、IABドナーCU25は、以下を含むRBセット構成をIAB-DU27に提供する:
● RBセットサイズのインジケーション、すなわち、RBセットに含まれるRBの個数
● (オプションで)異なるRBセットのそれぞれと周波数範囲との間のマッピング方法のインジケーション。一実施形態によれば、RBセットは、最も低いキャリア周波数の第1のRBセットから開始して、DUキャリア全体にわたって連続的かつ増分的にマッピングされる。RBセットとキャリア帯域幅との間の関係に応じて、最後のRBセットは、最高のキャリア周波数を超えても超えなくてもよい。一実施形態によれば、すべてのBWPのユニオンが、異なるRBセットがマッピングされる周波数範囲を含むように、RBセットは、少なくとも1つのBWPに関して連続的かつ増分的にマッピングされる。以下では、そのようなマッピングの複数の例を提供することができる。
図15および
図16の詳細な説明を参照されたい。
● (オプションで)RBセットのインデックス付け方法に関するインジケーション。
図15~
図21の説明を参照されたい。
【0123】
IABドナーCU25からIAB-DU27へのシグナリングは、たとえば、F1メッセージを介してであってもよい。
【0124】
オプションステップ(240)において、IABドナーCU25は、IAB-DUセルのキャリア情報を含む、ステップ(220)からのRBセット構成をペアレントIABノード16bに提供することができる。
【0125】
ステップ(250)において、IABドナーCU25は、RBセット構成に基づいて、(TDDパターンおよびH/S/NA属性を含む)IABノードのDUリソース構成を決定する。
【0126】
ステップ(260)において、IABドナーCU25は、RBセット構成に基づいて、(TDDパターンおよびH/S/NA属性を含む)DUリソース構成をIABノードに提供する。
【0127】
いくつかの実施形態によれば、任意のIAB-MT BWPと重複しないRBセットについて、IABドナーCU25は、周波数領域H/S/NAの構成を提供する必要がなく、したがって、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
【0128】
RBセット構成およびソフトリソースの明示的利用可能性インジケーションに関連するペアレントノードの実施形態
図17は、ペアレントノードの実施形態に関連するフローチャートを示す。
【0129】
ステップ(300)において、ペアレントIABノード16bは、IAB-MTユニット26のためのBWPをアクティブ化する。シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)のうちの1つであり得る。
【0130】
オプションステップ(310)において、ペアレントIABノード16bは、IABノードの多重化能力を受信し、ここで、多重化能力は以下の一つまたは複数を含みうる。
● TDMが必要とされること
● TDMが不要であること
● FDMが必要とされること
● MT TXおよびDU TX
● MT TXおよびDU RX
● MT RXおよびDU TX、および/または
● MT RXおよびDU RX。
【0131】
シグナリングは、IABドナーCU25とペアレントIAB-DU27との間のF1メッセージによって処理され得る。
【0132】
ステップ(320)において、ペアレントIABノード16bは、TDDパターンおよびH/S/NA属性を含むIAB-DUセルのリソース構成を受信する。シグナリングは、IABドナーCU25とペアレントIAB-DU27との間のF1メッセージによって処理され得る。
【0133】
ステップ(330)において、ペアレントIABノード16bは、IAB-DUセルのRBセット構成と、IAB-DUセルのキャリア情報と、を受信する。シグナリングは、IABドナーCU25とペアレントIAB-DU27との間のF1メッセージによって処理され得る。あるいは、たとえば、ペアレントIABノード16bとIABノードとの間のMAC CEによってシグナリングを処理することができる。
【0134】
ステップ(340)において、ペアレントIABノード16bは、DCIフォーマット2_5を使用してIAB-DUリソースの明示的な利用可能性を示し得る。
【0135】
いくつかの実施形態によれば、ペアレントIABノード16bは、RBセットインデックスに基づいて、DCIフォーマット2_5(IAB-DUソフト周波数リソースの利用可能性を動的に示すための利用可能性インジケータ)を提供することができる。いくつかの実施形態によれば、RBセットインデックスに基づいて、IABドナーCU25は、周波数領域リソース関連RRCパラメータ、たとえば、AvailabilityCombinationsPerCell、およびAvailabilityIndicatorなどを構成し得る。
【0136】
再び
図15を参照すると、ステップ140において、所与のIAB-DUセル/キャリアについて、IAB-DU27は、いくつかのリソースブロックセットを用いて構成されることがあり、コロケートIAB-MTユニット26は、いくつかの帯域幅パート(BWP)を構成され得る。たとえば、
図18を参照されたい。ある時点では、1つのIAB-MT BWPのみがアクティブである。IABノードは、構成されたBWPに含まれないIAB-MTリソースを使用することができないので、IAB-DU27にH/S/NAを構成することによって、構成されたBWP外のリソースに対してIAB-MTユニット26およびIAB-DU27をコーディネート(協調)する必要はない。いくつかの実施形態は、構成されたIAB-MT BWPのユニオンと値N(すなわち、RBセット中のPRBの個数)とを考慮することによって、IAB-DUセル中のRBセットの範囲(したがって、RBセットの個数)を決定する。この方法では、あるRBセットにマッピングされていないIAB-DUリソースは、H/S/NA構成を受信しない。構成されたBWPはペアレントノードに知られているため、ペアレントIABノード16bは、IAB-DUセルのキャリアについての追加情報なしに、IAB-DU27における構成されたRBセットについて知ることになる。
図18に示すように、これは、N個未満のRBを有する少なくとも1つの不完全なRBセットをもたらし得る。
図18のRBセット7を参照されたい。
【0137】
図19は、RBセットを構成するための1つの代替的な方法の例を示し、ここでは、IAB-DUセル内のRBセットの個数が、IAB-DUセル/キャリアのサイズ(すなわち、IABのDUセル全体)および値Nによって決定され得る。この方法はまた、N個未満のRBを有する不完全なRBセット(複数可)をもたらし得る。この方法では、IAB-DUリソースは常に特定のRBセットにマッピングされる。ペアレントIABノード16bがIAB-DU27において設定されたRBセットについて知るためには、IAB-DUキャリアに関する情報がペアレントIABノード16bに提供されるべきである。
【0138】
RBセット周波数領域マッピング(すなわち、RBセットインデックス付け)態様(ステップ140): 不完全なRBセットがどのように指定されるかに依存して、IAB-DU27における複数のRBセットに周波数領域リソースをマッピングするための方法としては様々な方法があるが、これはRBセットインデックス付けと呼ばれる。以下は、IAB-DUセルに構成された全M個のRBセットが存在すると仮定するいくつかの例である。
【0139】
タイプAインデックス付け
図18および
図19は、タイプAインデックス付けの2つの例を提供する。
図19では、IAB-DUキャリアのうちの最も低いRBから始まり、RBセットのインデックス付けは、RBセット0、RBセット1などのように始まる。ナンバリングは、最後のM番目のRBセット、すなわち、
図19のRBセット9まで続く。最初のM-1個のRBセットは完全なRBセットであり、一方、最後のRBセット、すなわち、最も高いインデックスを有するRBセットは、不完全なRBセット、すなわち、N個未満のRBからなるRBセットであってもよい。
【0140】
タイプBインデックス付け
図20は、タイプBインデックス付けの例を提供する。IAB-DUキャリアのうちの最も低いRBから開始して、RBセットのインデックス付けは、RBセット1、RBセット2などのように始まるる。インデックス付けは、最後から二つめであるM-1番目のRBセット、すなわち、図中のRBセット9に続く。最初のM-1個のRBセットは完全なRBセットであるが、最後のRBセットは不完全なRBセットであってもよく、すなわち、N個未満のRBから構成されてもよい。最後の(潜在的に不完全である)RBセットは、常にインデックス0を有する。
【0141】
タイプCインデックス付け
図21は、タイプCインデックス付けの例を提供する。IAB-DUキャリアの最も低いRBから開始して、RBセットのインデックス付けは、RBセット1、RBセット2などから始まる。インデックス付けは、RBセットM-1、すなわち、図中のRBセット9まで続く。最後のRBセットは、常にインデックス0を有する。最初のRBセット(RBセット1)および最後のRBセット(RBセット0)の両方は、不完全なRBセット(複数可)であり得る。他のすべてのRBセット(RBセット2~RBセットM-1)は、完全なRBセットである。
【0142】
タイプDインデックス付け
図22は、完全なRBセットのインデックス付けのみのための方法を示す。IAB-DUキャリアのうちの最も低いRBから開始して、RBセットのインデックス付けは、RBセット0、RBセット1などから始まる。ナンバリングは、最後の完全なRBセットM-1、すなわち、
図22のRBセット8に続く。
【0143】
一実施形態によれば、不完全なRBセットは、結合されたRBセットがより大きいRBセットであり得るように、隣接するRBセットとマージされてもよい。代替的に、しきい値との比較は、不完全なRBセットがマージされるべきか、または独立したインデックスを割り当てられるべきかを決定し得る。あるいは、不完全なRBセットは、MTユニット26またはIAB DU27のいずれによっても使用されない。
図22は、タイプDインデックス付けの別の例を提供し、不完全なRBセットは、隣接する完全なセット、すなわち、
図23のRBセット8にマージされることがあり、N個を超えるRBを有する拡張RBセットになる。代替の実施形態によれば、拡張RBセット(すなわち、N個を超えるRBを有する)は、インデックス0を有することができる。
【0144】
いくつかの実施形態によれば、固定RBセットインデックス付けは、IAB-DUセルに適用されることがあり、それは、タイプA、またはタイプB、またはタイプC、またはタイプDマッピング方法のうちの1つであり得る。
【0145】
いくつかの実施形態によれば、RBセットのインデックス付けを変更することができる。どのタイプのインデックス付け(タイプA/タイプB/タイプC/タイプD)がIAB-DUセルに適用されるべきかの決定は、IABドナーCU25において実行されることがあり、選択されたタイプについてIAB-DU27に通知するためのアクティブ化シグナリングは、たとえば、F1またはRRCなどであり得る。
【0146】
いくつかの実施形態によれば、提案された方法は、(複数のIAB-MT BWPで構成された)IAB-MTユニット26サービングセルが複数のIAB-DUセルと周波数領域においてオーバーラップする場合に拡張され得る。
図24は、(複数のIAB-MT BWPを構成された)IAB-MTサービングセルが、周波数領域において、2つのIAB-DUセルとオーバーラップする場合の例を示す。RBセット構成は、依然として、各IAB-DU周波数リソースと重複する構成されたIAB-MT BWPの和集合によって決定され得る。
【0147】
いくつかの実施形態は、以下のうちのいくつかまたはすべてを含むことができる:
IABノードのマルチBWPの態様:
そのDU27部とMT26部との間でのリソース多重化構成のためのIABノード16における方法であって、前記方法は、
a. ネットワークノード(たとえば、ドナーCU25)からの少なくとも1つのBWP構成を受信することと、
b. IAB-DUセル/キャリア構成を受信することと、
c. ドナーCU25へリソース多重化能力を報告することと、
d. RBセット当たりのRBの個数(個数の値N)および/またはRBセットの個数のインジケーションを含む、少なくとも1つの受信されるBWPのためのRBセット構成を受信することと、
e. RBセット構成に基づき、H/S/NA構成を含むIAB-DUリソース構成を受信することと、
f. RBセット構成に基づき、RBセットインデックス(またはRBセットマッピング)を決定することと、
g.(オプションで)RBセットのサブセットのためのダイナミックアベイラビリティインジケーションを受信することと、および/または
h. 決定された構成に従ってリソースをスケジューリング/使用することと、を含む。
2. 上記およびRBセットマッピングは全て、少なくとも1つのBWPのユニオン(和集合)から決定される。
【0148】
IABノードDUキャリアシグナリングの態様
IABノード16内のDU部分とMT部分との間におけるリソース多重化構成のためのIABノード16における方法であって、前記方法は、
a. IAB-DUセル/キャリア構成を受信することと、
b. (オプションで)IAB-DUセル/キャリア構成をペアレントノード16bにシグナリングすることと、
c. ドナーCU25へリソース多重化能力を報告することと、
d. RBセットのサイズのインジケーションおよび(オプションで)RBセットマッピング/インデックス付け方法に関するインジケーションを含む、RBセット構成を受信することと、
e. RBセット構成に基づき、H/S/NA構成を含むIAB-DUリソース構成を受信することと、
f. RBセット構成に基づいてRBセットインデックス(またはRBセットマッピング)を決定することと、および/または
g. 決定された構成に従ってリソースをスケジューリング/使用することと、を含む。
【0149】
IABドナーノードの態様
IAB-DU部分とIAB-MT部分との間のリソース多重化構成のためにIABノード16にRBセット構成およびリソース構成を提供するためのネットワークノードにおける方法であって、前記方法は、
a. IAB-ノード16にBWPの構成を提供することと、
b. OAM構成に基づき、IAB-DUセルをアクティブ化することと、
c. IABノード16から少なくとも1つの多重化能力を受信することと、
d. IABノード16にRBセット構成を提供することと、ここで、RBセット構成は以下を含み、
i. RBセットのサイズのインジケーション(数値N)
ii. (オプションで)どのようにしてRBセット構成範囲(たとえば、BWPベースまたはキャリアベース)を決定するかを示す方法のインジケーション
iii. (オプションで)RBセットマッピング/インデックス方法のインジケーション
e. (オプションで)IABノードのペアレントノード16bへのIAB-DUセル/キャリア構成をシグナリングすることと、
f. RBセット構成に基づいてH/S/NA構成を含むIAB-DUリソース構成を決定することと、および/または
g. IAB-DUリソース構成をIABノードへシグナリングすることと、を含む。
【0150】
IABペアレントノードの態様
チャイルドIAB-DUソフトリソースの明示的利用可能性のインジケーションのためのIABノード16における方法であって、前記方法は、
a. チャイルドIAB-MT BWPをの有効化することと、
b. (オプションで)(チャイルド)IAB-DU27およびIAB-MTユニット26に関するリソース多重化能力を受信することと、
c. (チャイルド)IAB-DUサービングセルのリソース構成を受信することと、ここで、リソース構成は、少なくとも以下を含む
i. TDDパターン、
ii. RBセットごとのH/S/NA構成、
d. チャイルドIAB-DUサービングセルのRBセット構成を受信することと、ここで、RBセット構成は、少なくとも以下を含む
i. (オプションで)DUセル/キャリア構成
ii. RBセットサイズのインジケーション
iii. (オプションで)RBセットインデックス付け方法のインジケーション(たとえば、RBセット周波数領域マッピング)、および/または、
iv.(オプションで)RBセット範囲のインジケーション(たとえば、BWPベースまたはキャリアベース)
e. IAB-DU RBセットの明示的なアベイラビリティインジケーションのために、DCIフォーマット2_5を、チャイルドIABノードに提供する。これは、たとえば、以下に基づくことができる。
i. チャイルドIAB-MT BWP構成
ii. チャイルドIAB-DUリソース構成。
【0151】
いくつかの実施形態は、以下のうちの1つ以上を含むことができる。
【0152】
実施形態A1
以下のように構成されるか、および/または、無線インターフェースを含むか、および/または、以下のように構成されるプロセッシング回路を含むネットワークノード16であって、
受信することであって、
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナー集中ユニット(CU)25からの少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成と、
少なくとも1つのBWPのためのリソースブロック(RB)セット構成と、
を受信し、
ここで、RBセット構成は、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示すものであり、
RBセット構成に基づいてRBセットインデックスを決定し、
決定されたRBセット構成に従ってRBをスケジュールする。
【0153】
実施形態A2
実施形態A1のネットワークノード16であって、前記ネットワークノード16、プロセッシング回路36および/または無線インターフェース30は、さらに、以下のように構成される。IAB分散ユニット(DU)セル/キャリア構成を受信し、リソース多重化能力をドナーCU25に報告する。
【0154】
実施形態A3
実施形態A1およびA2のいずれかに記載のネットワークノード16であって、RBセットマッピングが、BWPのユニオンに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0155】
実施形態B1
ネットワークノード16に実装される方法であって、前記方法は以下を含む。
受信することであって、
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナー集中ユニット(CU)25からの少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成と、
少なくとも1つのBWPのためのリソースブロック(RB)セット構成と
を受信することと、
ここで、RBセット構成は、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示し、
RBセット構成に基づいてRBセットインデックスを決定することと、
決定されたRBセット構成に従ってRBをスケジューリングすること。
【0156】
実施形態B2
実施形態B1の方法であって、さらに、以下を含む。IAB分散ユニット(DU)セル/キャリア構成を受信し、リソース多重化能力をドナーCU25に報告すること。
【0157】
実施形態B3
実施形態B1およびB2のいずれかに記載の方法であって、RBセットマッピングが、BWPのユニオンに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0158】
実施形態C1
ネットワークノード16であって以下のように構成されるか、および/または、無線インターフェース30を含むか、および/または、以下のように構成されるプロセッシング回路36を含む。
送信することであって、
統合アクセスアンドバックホール(IAB)分散ユニット(DU)27への少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成と、
少なくとも1つのBWPのためのリソースブロック(RB)セット構成と
を送信することと、ここで、RBセット構成は、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示し、
RBセット構成に少なくとも部分的に基づいてIAB DUリソース構成を決定することと、
IAB DUリソース構成をIAB DU27に送信すること。
【0159】
実施形態C2
実施形態C1のネットワークノード16であって、前記ネットワークノード16、プロセッシング回路36、および/または無線インターフェース30は、IAB DUセル/キャリア構成をIAB DUのペアレントノード16bに送信するようにさらに構成される。
【0160】
実施形態C3
実施形態C1およびC2のいずれかに記載のネットワークノードであって、前記RBセット構成は、前記RBセット構成の範囲を決定するための方法を示す。
【0161】
実施形態D1
ネットワークノード16において実装される方法であって、前記方法は、以下を含む。
送信することであって、
統合アクセスアンドバックホール(IAB)分散ユニット(DU)27への少なくとも1つの帯域幅パート(BWP)構成と、
少なくとも1つのBWPのためのリソースブロック(RB)セット構成と、を送信することと、ここで、RBセット構成は、RBセットの数およびRBセットごとのRBの数を示し、
RBセット構成に少なくとも部分的に基づいてIAB DUリソース構成を決定することと、
IAB DU27にIAB DUリソース構成を送信すること。
【0162】
実施形態D2
実施形態D1に記載の方法であって、ネットワークノード、プロセッシング回路および/または無線インターフェースが、IAB DUセル/キャリア構成をIAB DU27のペアレントノードに送信するようにさらに構成されている。
【0163】
実施形態D3
実施形態D1およびD2のいずれかに記載の方法であって、前記RBセット構成が、前記RBセット構成の範囲を決定するための方法を示す。
【0164】
実施形態E1
以下のように構成されているか、および/または、無線インターフェース30を含むか、および/または以下のように構成されたプロセッシング回路36を含む、ネットワークノード16であって、
チャイルドノード統合アクセスアンドバックホール(IAB)モバイルターミネーション(MT)26帯域幅パート(BWP)をアクティブ化することと、
チャイルドIABノード16c、22bのサービングセルのリソース構成を受信することと、
チャイルドIABノード16c、22のサービングセルのリソースブロック(RB)セット構成を受信すること、
RBセット構成のインジケーションをチャイルドノードに送信すること。
【0165】
実施形態E2
実施形態E1に記載のネットワークノードであって、リソース構成が、RBセットごとの、時分割デュープレックス(TDD)パターンと、ハード/ソフト/利用不可能(H/S/N)構成と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0166】
実施形態E3
実施形態E1およびE2のいずれかに記載のネットワークノードであって、前記RBセット構成は、RBセットのサイズのインジケーションを含む。
【0167】
実施形態F1
ネットワークノード16において実装される方法であって、前記方法は、
チャイルドノード統合アクセスアンドバックホール(IAB)モバイルターミネーション(MT26)帯域幅パート(BWP)をアクティブ化することと、
チャイルドIABノード16cのサービングセルのリソース構成を受信することと、
チャイルドIABノード16cのサービングセルのリソースブロック(RB)セット構成を受信することと、
RBセット構成のインジケーションをチャイルドIABノード16cに送信することと、
を含む。
【0168】
実施形態F2
実施形態F1の方法であって、前記リソース構成が、時分割デュープレックス(TDD)パターンと、RBセットごとのハード/ソフト/利用不可能(H/S/N)構成と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0169】
実施形態F3
実施形態F1およびF2のいずれかに記載の方法であって、前記RBセット構成は、RBセットのサイズのインジケーションを含む。
【0170】
当業者によって理解されるように、本明細書で説明される概念は、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する、システム、データ処理システム、コンピュータプログラムプロダクトおよび/またはコンピュータ記憶媒体として具現化され得る。したがって、本明細書で説明される概念は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができ、本明細書ではすべて「回路」または「モジュール」と一般に呼ばれ、本明細書で説明される任意の処理、ステップ、アクション、および/または機能は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアおよび/またはハードウェアで実装され得る対応するモジュールによって実行され、および/またはそれに関連付けられ得る。さらに、本開示は、コンピュータによって実行することができる媒体に具現化されたコンピュータプログラムコードを有する有形のコンピュータ使用可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形成をとることができる。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶デバイス、光記憶デバイス、または磁気記憶デバイスを含む、任意の適切な有形コンピュータ可読媒体が利用され得る。
【0171】
いくつかの実施形態は、本明細書において、方法、システムおよびコンピュータプログラムプロダクトのフローチャート図および/またはブロック図を参照して説明される。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート図および/またはブロック図のブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータのプロセッサ(それによって、専用コンピュータを作成するため)、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置に提供されて、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたはブロックに指定された機能/動作を実装するための手段を作成するように、マシンを作成することができる。
【0172】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、特定の方法で機能するようにコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に指示することができるコンピュータ可読メモリまたは記憶媒体に記憶されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたは複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装する命令手段を含む製造品を生成する。
【0173】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上にロードされて、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたはブロックに指定された機能/動作を実施するためのステップを提供するように、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で一連の動作ステップを実行させて、コンピュータ実装プロセスを生成することができる。
【0174】
ブロックに記載された機能/動作は、動作図に記載された順序から外れて発生し得ることを理解されたい。たとえば、連続して示される2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行されてもよく、または、ブロックは、含まれる機能/動作に応じて、時には逆の順序で実行されてもよい。さらに、図のいくつかは、通信のを示すために、通信経路上に矢印を含むが、通信は、描かれた矢印と反対の方向に生じる可能性があることが理解されるべきである。
【0175】
本明細書で説明される概念の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Python、Java@またはC++などのオブジェクト指向プログラミング言語で記述され得る。しかしながら、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードはまた、「C」プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよい。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で、部分的にリモートコンピュータ上で、または完全にリモートコンピュータ上で実行することができる。後者の場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザのコンピュータに接続されてもよいし、外部コンピュータに(たとえば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを介して)コネクションされてもよい。
【0176】
本明細書では、上記の記述および図面とコネクションて、多くの様々な実施形態を開示してきた。これらの実施形態の全ての組合せおよびサブコンビネーションを文字通り説明し、例示することは、過度に繰り返し、難読化されることが理解されるであろう。したがって、すべての実施形態は、任意の方法および/または組合せで組合せることができ、図面を含む本明細書は、本明細書に記載される実施形態のすべての組合せおよびサブコンビネーション、ならびにそれらを作製および使用する方法およびプロセスの完了書面による説明を構成すると解釈されるものとし、任意のそのような組合せまたはサブコンビネーションに対する特許請求の範囲を支持するものとする。
【0177】
本明細書に記載される実施形態は、本明細書において上記に特に示され、記載されたものに限定されないことが、当業者には理解されよう。加えて、上記で反対のことが言及されない限り、添付の図面のすべては、一定の縮尺ではないことに留意されたい。以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、上記の教示に照らして様々な修正および変形が可能である。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)における方法であって、前記第1のIABノード(16b)は、モバイルターミネーション(MT)ユニット(26)および分散ユニット(DU)(27)を有し、前記方法は、
第2のネットワークノードからIAB-DUセル・アンド・キャリア構成を受信すること(S34)と、ここで、前記第2のネットワークノードは、IABドナー集中ユニット(25)およびペアレントIABノード(16b)のうちの1つであり、前記第2のネットワークノードは、前記第1のIABノードの上流側にあり、
前記第2のネットワークノードへリソース多重化能力を報告すること(S36)と、
前記第2
のネットワークノードからリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S38)と、ここで、前記RBセット構成は、IAB-DUハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)リソース構成を有し、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいており、
前記IAB-DU H/S/NAリソース構成と前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成とに少なくとも部分的に基づいて前記DU(27)のリソースブロック(RB)セットをマッピングすること(S40)と、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第2のネットワークノードからBWP構成を受信することと、前記BWP構成に部分的に基づいて、前記RBセット
をBWPにマッピングすることと、をさらに含
み、
前記マッピングは、RBセットの第1のセットの各RBセットに、整数N個の物理リソースブロック(PRB)を割り当てることと、IAB-DU周波数リソースがすべての利用可能なPRBを包含しない場合、残りのRBセットに整数N個のPRBの一部を割り当てることと、を含
み、
前記マッピングは、サイズNのRBセットがすべての利用可能なRBを包含することができるかどうかに少なくとも部分的に依存し、Nは1より大きい整数である、方法。
【請求項3】
請求項1
に記載の方法であって、IAB-DU H/S/NAリソース構成の前記RBセットが、RBセットの最大個数MのN倍を超える場合、RBセット構成の一部ではない残りのRBは、最後のRBセットに含まれると見なされ、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である、方法。
【請求項4】
請求項1
に記載の方法であって、前記RBセット構成は、前記
IAB-DUセル・アンド・キャリア構成において最も低いRBを指すインデックスを含む、方法。
【請求項5】
請求項1
に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成のための最初のRBセットの開始RBインデックスは、
IAB-DUセルにおける最も低いRBインデックスである、方法。
【請求項6】
請求項1
に記載の方法であって、前記第1のIABノード(16b)の前記MTユニット(26)および前記DU(27)についての前記リソース多重化能力は、時分割多重化(TDM)要件のインジケーションと、周波数分割多重化(FDM)要件のインジケーションと、前記DU(27)および前記MTユニット(26)の送信/受信状態のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項7】
請求項1
に記載の方法であって、前記第2のネットワークノードからRBセット構成を受信することをさらに含み、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの前記マッピングを決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットの数と、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項8】
請求項1
に記載の方法であって、前記IAB-DU H/S/NAリソース構成は、時間領域構成と、周波数領域構成と、どのスロットが時間領域多重化(TDM)されるべきか、および、どのスロットが周波数領域多重化(FDM)されるべきかのインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項9】
請求項1
に記載の方法であって、ソフトとして構成されたRBセットのサブセットのための利用可能性インジケーションを受信することをさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項1
に記載の方法であって、前記IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項11】
第1の統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノードであって、
請求項1~10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、第1のIABノード。
【請求項12】
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノード(16a)における方法であって、前記IABドナーノード(16a)は、第1のIABノード(16b、16c)と通信し、前記第1のIABノード(16b、16c)は、前記IABドナーノード(16a)の下流側にあり、前記方法は、
前記第1のIABノード(16b、16c)からリソース多重化能力を受信すること(S42)と、
前記リソース多重化能力に少なくとも部分的に基づいてリソースブロック(RB)セット構成を決定すること(S44)と、
前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のIABノード(16b、16c)のためのDUリソース構成を決定すること(S46)と、
前記DUリソース構成を前記第1のIABノード(16b、16c)に送信すること(S48)と、
を含む、方法。
【請求項13】
請求項
12に記載の方法であって、前記RBセット構成のRBセットがBWPと重複しない場合、前記DUリソース構成から、ハード/ソフト/適用不可能(H/S/NA)属性の周波数領域構成を省略することをさらに含む、方法。
【請求項14】
請求項
12に記載の方法であって、
IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項15】
請求項
12に記載の方法であって、前記RBセット構成は、RBセットサイズのインジケーションと、RBセットの数と、RBセットのマッピングを前記第1のIABノードによって決定するためのマッピング方法のインジケーションと、RBセットをインデックス付けするためのインデックス付け方法のインジケーションと、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項16】
統合アクセスアンドバックホール(IAB)ドナーノードであって、
請求項12~15のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、IABドナーノード。
【請求項17】
ペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)における方法であって、前記ペアレントIABノード(16b)は、IABドナーノード(16a)および第1のIABノード(16c)と通信し、前記ペアレントIABノード(16b)は、前記IABドナーノード(16a)の下流側で、かつ、前記第1のIABノード(16c)の上流側にあり、前記方法は、
前記第1のIABノード(16c)のためのモバイルターミネーション(MT)ユニット帯域幅パートをオプションでアクティブ化すること(S50)と、
前記IABドナーノード(16a)からリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S52)と、ここで、前記RBセット構成は、前記第1のIABノード(16c)のセルごとの分散ユニット(DU)リソース構成を含み、
前記IABドナーノード(16a)および前記第1のIABノード(16c)のうちの1つから、前記第1のIABノード(16c)のセルごとのリソースブロック(RB)セット構成を受信すること(S54)と、
DUリソースの利用可能性のインジケーションを前記第1のIABノード(16c)に送信すること(S56)と、を含み、前記DUリソースの利用可能性は、前記第1のIABノード(16c)のセルごとの前記DUリソース構成および前記RBセット構成に少なくとも部分的に基づいている、方法。
【請求項18】
請求項
17に記載の方法であって、各セルのための前記DUリソース構成は、前記DUリソース構成の少なくとも1つのハード/ソフト/利用不可能(H/S/NA)属性を含
み、
セルのための前記RBセット構成は、前記セルのためのIAB-DUキャリア構成を含む、方法。
【請求項19】
請求項
17に記載の方法であって、
IAB-DUセル・アンド・キャリア構成のセルごとに構成可能な、連続し、かつ、重複しないRBセットの最大個数は8である、方法。
【請求項20】
請求項
17に記載の方法であって、
IAB-DU H/S/NAリソース構成に対応するRBセットがRBセットの最大個数MのN倍を超える場合、最後のRBセットに含まれるべきRBセット構成の一部ではない残りのRBを考慮することをさらに含み、NおよびMは、ゼロよりも大きい整数である、方法。
【請求項21】
ペアレント統合アクセスアンドバックホール(IAB)ノード(16b)であって、
請求項17~20のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、ペアレントIABノード。
【国際調査報告】