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特表2024-540831マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービスのサービスキーの制御プレーンベース通信
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービスのサービスキーの制御プレーンベース通信
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20241029BHJP
   H04W 12/0431 20210101ALI20241029BHJP
   H04W 72/30 20230101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W4/06
H04W12/0431
H04W72/30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520023
(86)(22)【出願日】2022-08-31
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 US2022042227
(87)【国際公開番号】W WO2023069199
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】63/262,781
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/653,022
(32)【優先日】2022-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ、ス・ボム
(72)【発明者】
【氏名】エスコット、エイドリアン・エドワード
(72)【発明者】
【氏名】パラニゴウンダー、アナンド
(72)【発明者】
【氏名】キム、ホンギル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、一般に、無線通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、マルチキャスト/ブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)に関連付けられたセルラーネットワークに登録してもよい。UEは、MBMSに参加するための要求を、セルラーネットワークに送信してもよい。UEは、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信してもよい。数多くの他の態様が、記載されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに連結された、1つ又は複数のプロセッサであって、前記1つ又は複数のプロセッサが、
マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に関連付けられたセルラーネットワークに登録し、
前記セルラーネットワークに、前記MBMSに参加するための要求を送信し、
前記セルラーネットワークから、前記セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信する、ように構成されている、1つ又は複数のプロセッサと、を備える、ユーザ機UE。
【請求項2】
前記応答が、
前記MSKの有効性の指示、
前記MSKに関連付けられたMBMSトラフィックキー、
前記MBMSトラフィックキーに関連付けられたMBMSトラフィックキー識別子、又は
前記MBMSトラフィックキーの有効性の指示、のうちの1つ又は複数を含む、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して前記応答を受信し、又は
ポイントツーマルチポイント通信を介して前記応答を受信する、ように構成されている、請求項2に記載のUE。
【請求項4】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記セルラーネットワークの前記制御プレーンを介して前記応答を受信した後に、前記ポイントツーマルチポイント通信を介して、更新された応答を受信するように更に構成されている、請求項3に記載のUE。
【請求項5】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記MBMSトラフィックキーに対する更新の指示を受信することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMBMSトラフィックキーについての要求を、前記セルラーネットワークに送信し、
前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して、前記更新されたMBMSトラフィックキーを受信する、ように更に構成されている、請求項2に記載のUE。
【請求項6】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して、
マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、
セッション管理関数、又は
アクセス及びモビリティ管理関数、のうちの1つ又は複数を介して、前記応答を受信するように構成されている、請求項1に記載のUE。
【請求項7】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
制御プレーンシグナリングメッセージを介して、前記応答を受信するように構成されている、請求項1に記載のUE。
【請求項8】
前記制御プレーンシグナリングメッセージが、ダウンリンク非アクセス層(NAS)メッセージを含む、請求項7に記載のUE。
【請求項9】
無線通信のためのネットワークエンティティであって、
メモリと、
前記メモリに連結された、1つ又は複数のプロセッサであって、前記1つ又は複数のプロセッサが、
ユーザ機器(UE)から、セルラーネットワークを介して、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に参加するための要求を受信し、
前記UEが前記セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して、前記UEにMBMSサービスキー(MSK)を送信する、ように構成された、1つ又は複数のプロセッサと、を備える、ネットワークエンティティ。
【請求項10】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記MSKを送信する前に前記MSKを生成するように更に構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項11】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記MSKを送信する前に前記MSKを生成するために、
マルチキャスト/ブロードキャストメンバーシップの変更、
前記MSKを更新するための周期性、
前記MSKに関連付けられたセキュリティ事象を検出すること、のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、前記MSKを生成するように構成されている、請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項12】
前記ネットワークエンティティが、マルチキャスト/ブロードキャストサービス機能(MBSF)を備える、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項13】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
追加のネットワークエンティティから、前記MSKに関連付けられたMBMSトラフィックキーを受信するように、更に構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項14】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
MBMSトラフィックキーを追加のネットワークエンティティに送信するように更に構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項15】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記MBMSトラフィックキーを前記追加のネットワークエンティティに送信するために、
前記追加のネットワークエンティティから、前記MBMSトラフィックキーについての要求を受信すること、又は
前記MBMSトラフィックキーを更新するための周期性、のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、前記追加のネットワークエンティティに前記MBMSトラフィックキーを送信する、ように構成されている、請求項14に記載のネットワークエンティティ。
【請求項16】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記MBMSトラフィックキーを送信する前に前記MBMSトラフィックキーを生成するように更に構成されている、請求項14に記載のネットワークエンティティ。
【請求項17】
前記追加のネットワークエンティティが、
ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(BM-SC)、
マルチキャスト/ブロードキャストサービス転送機能(MBSTF)、又は
キー配信エンティティ、のうちの1つ又は複数を含む、請求項14に記載のネットワークエンティティ。
【請求項18】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記UEに、前記セルラーネットワークの前記制御プレーンを介して、応答を送信するように更に構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項19】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
追加のネットワークエンティティから、更新されたMBMSトラフィックキーを受信し、
前記UEに、前記セルラーネットワークの前記制御プレーンを介して、前記更新されたMBMSトラフィックキーを送信し、又は、
これらの組み合わせ、を行うように、更に構成されている、請求項18に記載のネットワークエンティティ。
【請求項20】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記更新されたMBMSトラフィックキーを、追加のネットワークエンティティに送信するように、更に構成されている、請求項19に記載のネットワークエンティティ。
【請求項21】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記セルラーネットワークの前記制御プレーンを介して、前記更新されたMBMSトラフィックキーを送信するために、
前記UEからの要求の受信に少なくとも部分的に基づいて、前記更新されたMBMSトラフィックキーを送信し、又は
前記UEが前記MBMSに参加することに少なくとも部分的に基づいて、前記更新されたMBMSトラフィックキーを前記UEに送信するように構成されている、請求項19に記載のネットワークエンティティ。
【請求項22】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
追加のネットワークエンティティから、前記MSKを更新するための指示を受信し、
前記追加のネットワークエンティティに、更新されたMSKを送信するように、更に構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項23】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記更新されたMSKを、前記UEに送信するように、更に構成されている、請求項22に記載のネットワークエンティティ。
【請求項24】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記セルラーネットワークの前記制御プレーンを介して、前記UEに前記MSKを送信するために、
マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、
セッション管理関数、又は
アクセス及びモビリティ管理関数、のうちの1つ又は複数を介して、前記MSKを送信するように、構成されている、請求項9に記載のネットワークエンティティ。
【請求項25】
ユーザ機器(UE)によって実行される無線通信の方法であって、
マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に関連付けられたセルラーネットワークに登録することと、
前記セルラーネットワークに、前記MBMSに参加するための要求を送信することと、
前記セルラーネットワークから、前記セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信することと、を含む、無線通信の方法。
【請求項26】
前記応答が、
前記MSKの有効性の指示、
前記MSKに関連付けられたMBMSトラフィックキー、
前記MBMSトラフィックキーに関連付けられたMBMSトラフィックキー識別子、又は
前記MBMSトラフィックキーの有効性の指示、のうちの1つ又は複数を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項27】
前記応答を受信することが、
前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して、前記応答を受信すること、又は
ポイントツーマルチポイント通信を介して、前記応答を受信すること、のうちの1つ又は複数を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ネットワークエンティティによって実行される無線通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)から、セルラーネットワークを介して、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に参加するための要求を受信することと、
前記UEが前記セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、前記セルラーネットワークの制御プレーンを介して、前記UEにMBMSサービスキー(MSK)を送信することと、を含む、無線通信の方法。
【請求項29】
前記MSKを送信する前に、
前記MSKを生成することを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記MSKを送信する前に、前記MSKを生成することが、
マルチキャスト/ブロードキャストメンバーシップの変更、
前記MSKを更新するための周期性、
前記MSKに関連付けられたセキュリティ事象を検出すること、のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、前記MSKを生成することを含む、請求項29に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
[0001] 本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年10月20日に出願された、米国特許仮出願第63/262,781号、発明の名称「CONTROL PLANE-BASED COMMUNICATION OF MULTIMEDIA BROADCAST/MULTICAST SERVICE SERVICE KEYS」、及び2022年3月1日に出願された、米国特許非仮出願第17/653,022号、発明の名称「CONTROL PLANE-BASED COMMUNICATION OF MULTIMEDIA BROADCAST/MULTICAST SERVICE SERVICE KEYS」の優先権を主張する。
【0002】
[0002] 本開示の態様は、概して、無線通信、及び、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービスのサービスキーの制御プレーンベース通信のための技術及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] 無線通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、及びブロードキャストなどの様々な遠隔通信サービスを提供するために、広く展開されている。典型的な無線通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力等)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用いてもよい。このような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、及びロングタームエボリューション(LTE)が挙げられる。LTE/LTE-Advancedは、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって公表された、ユニバーサル移動体通信システム(欧州)(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
[0004] 無線ネットワークは、ユーザ機器(UE)又は複数のUEのための通信をサポートする1つ又は複数の基地局を含んでもよい。UEは、ダウンリンク通信及びアップリンク通信を介して基地局と通信してもよい。「ダウンリンク」(又は「DL」)とは、基地局からUEへの通信リンクを指し、「アップリンク」(又は「UL」)とは、UEから基地局への通信リンクを指す。
【0005】
[0005] 上記の多元接続技術は、異なるUEが、都市、国家、地域、及び/又は地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと称されることがある新無線(NR)は、3GPPによって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク上でサイクリック・プレフィックス(CP)を有する直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク上でCP-OFDM及び/又はシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)(離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)としても周知である)を使用し、並びにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、及びキャリアアグリゲーションをサポートする、他のオープン規格とより良好に統合することと、によって、モバイル・ブロードバンド・インターネット・アクセスをより良好にサポートするように設計されている。モバイル・ブロードバンド・アクセスに対する需要が増大し続けているので、LTE、NR、及び他の無線アクセス技術における更なる改善は、有用なままである。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によって実行される無線通信の方法に関する。本方法は、マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関連付けられたセルラーネットワークに登録することを含んでもよい。本方法は、セルラーネットワークに、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に参加するための要求を送信することを含んでもよい。本方法は、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信することを含んでもよい。
【0007】
[0007] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、ネットワークエンティティによって実行される無線通信の方法に関する。本方法は、UEからセルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信することを含んでもよい。本方法は、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信することを含んでもよい。
【0008】
[0008] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、無線通信のためのUEに関する。ユーザ機器は、メモリと、メモリに連結された1つ又は複数のプロセッサと、を含んでもよい。1つ又は複数のプロセッサは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関連付けられたセルラーネットワークに登録するように構成されてもよい。1つ又は複数のプロセッサは、MBMSに参加するための要求をセルラーネットワークに送信するように構成されてもよい。1つ又は複数のプロセッサは、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信するように構成されてもよい。
【0009】
[0009] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、無線通信のためのネットワークエンティティに関する。ネットワークエンティティは、メモリと、メモリに連結された1つ又は複数のプロセッサと、を含んでもよい。1つ又は複数のプロセッサは、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信するように構成されてもよい。1つ又は複数のプロセッサは、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信するように構成されてもよい。
【0010】
[0010] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、UEによる無線通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令のセットは、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、UEを、マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関連付けられたセルラーネットワークに登録させてもよい。命令のセットは、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、UEに、MBMSへの参加要求をセルラーネットワークに送信させてもよい。命令のセットは、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、UEに、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信させてもよい。
【0011】
[0011] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、ネットワークエンティティによる無線通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令のセットは、ネットワークエンティティの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、ネットワークエンティティに、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信させてもよい。命令のセットは、ネットワークエンティティの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、ネットワークエンティティに、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信させてもよい。
【0012】
[0012] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、無線通信のための装置に関する。本装置は、マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関連付けられたセルラーネットワークに登録するための手段を含んでもよい。本装置は、MBMSに参加するための要求をセルラーネットワークに送信するための手段を含んでもよい。本装置は、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信するための手段を含んでもよい。
【0013】
[0013] 本明細書に記載されるいくつかの態様は、無線通信のための装置に関する。本装置は、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信するための手段を含んでもよい。本装置は、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信するための手段を含んでもよい。
【0014】
[0014] 態様は、一般に、図面及び本明細書を参照して本明細書において実質的に十分に説明されると共に、図面及び本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ネットワークノード、無線通信デバイス、及び/又は処理システムを含む。
【0015】
[0015] 前述のことは、以下の「発明を実施するための形態」をよりよく理解することができるために、本開示による実施例の特徴及び技術的利点をかなり広範に概説している。以降では、追加的な特徴及び利点が説明される。開示される概念及び具体例は、本開示の同じ目的を遂行するための他の構造を変更又は設計するための基礎として容易に利用されてもよい。このような等価の構造は、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、添付の図と共に検討された場合に、関連する利点と共に以下の説明からより良く理解されよう。図のそれぞれは、特許請求の範囲の限定の定義としてではなく、例示及び説明のために提供される。
【0016】
[0016] 態様は、いくつかの実施例を例示することによって本開示で説明されるが、当業者には、このような態様が多くの異なる構成及びシナリオにおいて実施され得ることが理解されよう。本明細書に記載される技術は、異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、及び/又はパッケージング構成を使用して実装され得る。例えば、いくつかの態様は、集積チップ実施形態又は他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(例えば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、及び/又は人工知能対応デバイス)を介して実装されてもよい。態様は、チップレベル構成要素、モジュール式構成要素、非モジュール式構成要素、非チップレベル構成要素、デバイスレベル構成要素、及び/又はシステムレベル構成要素において実装されてもよい。記載する態様及び特徴を組み込むデバイスは、特許請求及び記載する態様の実施及び実践のために、追加の構成要素及び特徴を含んでもよい。例えば、無線信号の送信及び受信は、アナログ用途及びデジタル用途の1つ又は複数の構成要素(例えば、アンテナ、無線周波数(RF)チェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算機構、及び/又は加算器を含むハードウェア構成要素)を含んでもよい。本明細書に記載される態様は、様々なサイズ、形状、及び構造の多種多様なデバイス、構成要素、システム、分散型構成、及び/又はエンドユーザデバイスにおいて実践され得ることが、意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
[0017] 本開示の上記で列挙された特徴を詳細に理解することができるように、そのいくつかが添付の図面に示される態様を参照することによって、上記で手短に要約された、より詳細な説明が得られる場合がある。しかしながら、本説明は、他の等しく効果的な態様を許容する場合があるので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、その範囲の限定と見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じ要素又は同様の要素を識別し得る。
図1】[0018] 本開示による、無線ネットワークの一実施例を示す図である。
図2】[0019] 本開示による、無線ネットワーク内でユーザ機器(UE)と通信している基地局の一実施例を示す図である。
図3】[0020] 本開示による、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)サービスキー(MSK)の配信の一実施例を示す図である。
図4】[0021] 本開示による、ネットワーク・アーキテクチャに関連する一実施例を示す図である。
図5】[0022] 本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する一実施例を示す図である。
図6】本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する一実施例を示す図である。
図7】[0023] 本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する例示的なプロセスを示す図である。
図8】本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する例示的なプロセスを示す図である。
図9】[0024] 本開示による、無線通信のための例示的な装置の図である。
図10】[0025] 本開示による、デバイスの例示的な構成要素の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[0026] 本開示の様々な態様が、添付の図面を参照して、以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造又は機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。当業者には、本開示の範囲が、本開示の任意の他の態様とは無関係に実施されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実施されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含することが意図されていることを理解されたい。例えば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、又は方法が実践されてもよい。なお、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、又はそれらの態様以外の、他の構造、機能性、又は構造及び機能性を使用して実践されるような装置又は方法を包含することが意図されている。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、特許請求の範囲の1つ又は複数の要素によって具現化できることを理解されたい。
【0019】
[0027] 次に、様々な装置及び技術を参照して、電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置及び技術は、以下の発明を実施するための形態において説明され、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、工程、プロセス、アルゴリズム等(「要素」と総称される)によって、添付の図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを使用して実装されてもよい。このような要素がハードウェアとして実装される又はソフトウェアとして実装されるかどうかは、具体的な適用例及び全体的なシステムに課される設計制約に依拠する。
【0020】
[0028] 態様は、5G又は新無線(NR)無線アクセス技術(RAT)に一般的に関連付けられた用語を使用して、本明細書に記載される場合があるが、本開示の態様は、3G RAT、4G RAT、及び/又は5Gの後(例えば、6G)のRATなどの、他のRATに適用され得る。
【0021】
[0029] 図1は、本開示による、無線ネットワーク100の一実施例を示す、図である。無線ネットワーク100は、他の例の中でもとりわけ、5G(例えば、NR)ネットワーク及び/又は4G(例えば、ロングタームエボリューション(LTE))ネットワークの要素であってもよく、又はそれらを含んでもよい。無線ネットワーク100は、1つ又は複数の基地局110(BS110a、BS110b、BS110c、及びBS110dとして示される)、ユーザ機器(UE)120若しくは複数のUE120(UE120a、UE120b、UE120c、UE120d、及びUE120eとして示される)、及び/又は他のネットワークエンティティを含んでもよい。基地局110は、UE120と通信するエンティティである。基地局110(Base Station(BS)と称される場合がある)は、例えば、NR基地局、LTE基地局、ノードB、(例えば、4Gにおける)eNB、(例えば、5Gにおける)gNB、アクセスポイント、及び/又は送受信ポイント(TRP)を含んでもよい。各基地局110は、特定の地理的エリアのための通信カバレッジ(通達範囲)を提供してもよい。第3世代パートナーシップ・プロジェクト(スリージーピーピー、(3GPP)では、「セル」という用語は、本用語が使用される文脈に応じて、基地局110のカバレッジエリア及び/又はこのカバレッジエリアにサービスする、基地局サブシステムを指してもよい。
【0022】
[0030] 基地局110は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又は別のタイプのセルに、通信カバレッジを提供してもよい。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)を網羅し得るが、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを、可能にしてもよい。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得るが、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にしてもよい。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)を網羅し得るが、フェムトセルとの関連付けを有するUE120(例えば、非公開加入者グループ(CSG)内のUE120)による制限付きアクセスを可能にしてもよい。マクロセルのための基地局110は、マクロ基地局と称される場合がある。ピコセルのための基地局110は、ピコ基地局と称される場合がある。フェムトセルのための基地局110は、フェムト基地局又はホーム内基地局と称される場合がある。図1に示す実施例では、BS110aは、マクロセル102aのためのマクロ基地局であってもよく、BS110bは、ピコセル102bのためのピコ基地局であってもよく、BS110cは、フェムトセル102cのためのフェムト基地局であってもよい。基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルをサポートしてもよい。
【0023】
[0031] いくつかの実施例では、セルは、必ずしも静止していない場合があり、セルの地理的エリアは、可動性である基地局110(例えば、モバイル基地局)の位置に従って移動する場合がある。いくつかの実施例では、基地局110は、任意の好適な転送ネットワークを使用して、直接物理接続又は仮想ネットワークなどの様々なタイプの迂回中継インターフェースを通じて、互いにかつ/又は無線ネットワーク100内の1つ又は複数の他の基地局110若しくはネットワークノード(図示せず)に、相互接続されてもよい。
【0024】
[0032] 無線ネットワーク100は、1つ又は複数の中継局を含んでもよい。中継局は、上流局(例えば、基地局110又はUE120)からデータの送信を受信し、データの送信を、下流局(例えば、UE120又は基地局110)へ送り得るエンティティである。中継局は、他のUE120のための送信を中継し得るUE120であってもよい。図1に示す実施例では、BS110d(例えば、中継基地局)は、BS110a(例えば、マクロ基地局)とUE120dとの間の通信を容易にするためにBS110a及びUE120dと通信してもよい。通信を中継する基地局110は、中継局、中継基地局、リレー等と称される場合がある。
【0025】
[0033] 無線ネットワーク100は、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、中継基地局等の異なるタイプの基地局110を含む異種ネットワークであってもよい。これらの異なるタイプの基地局110は、無線ネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、及び/又は干渉に対する異なる影響を有する場合がある。例えば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル(例えば、5~40ワット)を有する場合があるが、ピコ基地局、フェムト基地局、及び中継基地局は、より低い送信電力レベル(例えば、0.1~2ワット)を有する場合がある。
【0026】
[0034] ネットワークコントローラ130は、基地局110のセットに連結し得る、又は基地局110のセットと通信し得るが、これらの基地局110のための協調及び制御を提供してもよい。ネットワークコントローラ130は、迂回中継通信リンクを介して、基地局110と通信してもよい。基地局110は、無線迂回中継通信リンク又は有線迂回中継通信リンクを介して、直接又は間接的に互いと通信してもよい。
【0027】
[0035] UE120は、無線ネットワーク100全体にわたって分散している場合があり、各UE120は、固定又はモバイルであってもよい。UE120は、例えば、アクセス端末、端末、移動局、及び/又は加入者ユニットを含んでもよい。UE120は、セルラー電話(例えば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、無線ローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイス、生体デバイス、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウオッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(例えば、スマートリング又はスマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽デバイス、ビデオデバイス、及び/又は衛星ラジオ)、車両構成要素若しくはセンサ、スマートメータ/センサ、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、及び/又は無線媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスであってもよい。
【0028】
[0036] いくつかのUE120は、マシンタイプ通信(MTC)UE、又は発展型若しくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UE及び/又はeMTC UEは、例えば、基地局、別のデバイス(例えば、リモートデバイス)、又は何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、遠隔デバイス、センサ、メータ、モニタ、及び/又は位置タグを含んでもよい。いくつかのUE120は、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてもよく、かつ/又はNB-IoT(狭帯域IoT)デバイスとして、実装されてもよい。いくつかのUE120は、顧客構内機器と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素及び/又はメモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含まれてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ構成要素及びメモリ構成要素は、互いに連結されてもよい。例えば、プロセッサ構成要素(例えば、1つ又は複数のプロセッサ)とメモリ構成要素(例えば、メモリ)とは、動作可能に連結され、通信可能に連結され、電子的に連結され、かつ/又は電気的に連結されてもよい。
【0029】
[0037] 一般に、任意の数の無線ネットワーク100を、所与の地理的エリアにおいて展開してもよい。各無線ネットワーク100は、特定のRATをサポートしてもよく、1つ又は複数の周波数上で動作することができる。RATは、無線技術、エアインターフェース等と称される場合がある。周波数は、キャリア、周波数チャネル等と称される場合がある。各周波数は、異なるRATの無線ネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてもよい。場合によっては、NRネットワーク又は5G RATネットワークを展開してもよい。
【0030】
[0038] いくつかの実施例では、2つ又は複数のUE120(例えば、UE120a及びUE120eとして示される)は、1つ又は複数のサイドリンクチャネルを使用して(例えば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信してもよい。例えば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(例えば、車両間(V2V)プロトコル、車両-インフラストラクチャ間(V2I)プロトコル、又は車両-歩行者間(V2P)プロトコルを含んでもよい)車両-エブリシング間(V2X)プロトコル、及び/又はメッシュネットワークを使用して、通信してもよい。このような実施例では、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、及び/又は基地局110によって実行されるものとして、本明細書の中の他の箇所で説明する他の動作を実行してもよい。
【0031】
[0039] 無線ネットワーク100のデバイスは、周波数又は波長によって、様々なクラス、帯域、チャネル等に再分割され得る電磁スペクトルを使用して通信してもよい。例えば、無線ネットワーク100のデバイスは、1つ又は複数の動作帯域を使用して通信してもよい。5G NRでは、2つの初期動作帯域が、周波数範囲の呼称FR1(410MHz~7.125GHz)及びFR2(24.25GHz~52.6GHz)として、特定されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1は、多くの場合、様々な文書及び論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と称されることを理解されたい。同様の命名法上の問題が、FR2に関して生じる場合があるが、これは、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域として識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、文書及び論文において、多くの場合、「ミリメートル波」帯域と(互換的に)称される。
【0032】
[0040] FR1とFR2との間の周波数は、多くの場合、中間帯域周波数と称される。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数のための動作帯域を、周波数範囲呼称FR3(7.125GHz~24.25GHz)として、特定している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性及び/又はFR2特性を継承してもよく、したがって、事実上、FR1及び/又はFR2の特徴を、中間帯域周波数に拡張してもよい。更に、より高い周波数帯域が、52.6GHzを超えて5G NR動作を拡張するために現在探求されている。例えば、3つのより高い動作帯域が、周波数範囲呼称FR4a又はFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、及びFR5(114.25GHz~300GHz)として特定されている。これらのより高い周波数帯域のそれぞれは、EHF帯域内に入る。
【0033】
[0041] 上記の例を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であってもよい、FR1内にあってもよく、又は中間帯域周波数を含んでもよい周波数を広く表す場合があることを理解されたい。更に、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」等の用語は、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含んでもよい、FR2、FR4、FR4-a若しくはFR4-1、及び/又はFR5内にあってもよい、あるいはEHF帯域内にあってもよい周波数を広く表す場合があることを理解されたい。これらの動作帯域(例えば、FR1、FR2、FR3、FR4、FR4-a、FR4-1、及び/又はFR5)に含まれる周波数は、修正される場合があり、本明細書に記載される技術は、それらの修正された周波数範囲に適用可能であることが企図される。
【0034】
[0042] いくつかの態様では、UE120は、通信管理プログラム140を含んでもよい。本明細書の他の箇所でより詳細に記載されるように、通信管理プログラム140は、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に関連するセルラーネットワークに登録し、セルラーネットワークに、MBMSに参加するための要求を送信し、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信してもよい。応答は、1つ又は複数の、MSKとMSK識別子との対を示してもよい。異なる、MSKとMSK識別子との対は、異なる有効時間を有してもよい。追加的に又は代替的に、通信管理プログラム140は、本明細書に記載される1つ又は複数の他の動作を実行してもよい。
【0035】
[0043] いくつかの態様では、基地局110は、通信管理プログラム150を含んでもよい。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信管理プログラム150は、UEから、MBMSに参加するための要求を受信し、MBMSサービスに参加するための要求を、ネットワークエンティティに転送し、MSKをネットワークエンティティから受信し、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、基地局に関連付けられたセルラーネットワークの制御プレーンを介してUEにMSKを送信してもよい。追加的に又は代替的に、通信管理プログラム150は、本明細書に記載される1つ又は複数の他の動作を、実行してもよい。
【0036】
[0044] いくつかの態様では、「基地局」(例えば、基地局110)、セルラーネットワークデバイス、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、集約された基地局、(例えば、図9に関連して説明した)分散基地局、統合アクセス迂回中継(IAB)ノード、中継ノード、並びに/又はそれらの1つ若しくは複数の構成要素を指してもよい。例えば、いくつかの態様では、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」は、中央ユニット(CU)、分散ユニット(DU)、無線ユニット(RU)、準実時間(Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)、若しくは非実時間(Non-RT)RIC、又はこれらの組み合わせを指してもよい。いくつかの態様では、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、基地局110に関して本明細書に記載される機能などの、1つ又は複数の機能を実行するように構成された1つのデバイスを指してもよい。いくつかの態様では、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、1つ又は複数の機能を実行するように構成された複数のデバイスを指してもよい。例えば、いくつかの分散システムでは、(同じ地理的ロケーション又は異なる地理的ロケーションに位置し得る)いくつかの異なるデバイスのそれぞれは、機能の少なくとも一部分を実行するか、又は機能の少なくとも一部分の実行を複製するように構成されてもよく、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、それらの異なるデバイスのうちの任意の1つ又は複数を指してもよい。いくつかの態様では、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、1つ又は複数の仮想基地局及び/又は1つ又は複数の仮想基地局機能を指してもよい。例えば、いくつかの態様では、2つ以上の基地局機能が単一のデバイス上で具体化されてもよい。いくつかの態様では、「基地局」、「ネットワークノード」、又は「ネットワークエンティティ」という用語は、基地局機能のうちの1つを指し、別の基地局機能を指さない場合がある。このようにして、単一のデバイスは、2つ以上の基地局を含んでもよい。
【0037】
[0045] 上記に示されるように、図1は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図1に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0038】
[0046] 図2は、本開示による、無線ネットワーク100内でUE120と通信している基地局110の一実施例200を示す図である。基地局110は、T個のアンテナ(T≧1)などのアンテナ234a~アンテナ234tのセットを装備してもよい。UE120は、R個のアンテナ(R≧1)などのアンテナ252a~アンテナ252rのセットを装備してもよい。
【0039】
[0047] 基地局110において、送信プロセッサ220は、データソース212から、UE120(又はUE120のセット)に宛てられたデータを受信してもよい。送信プロセッサ220は、UE120から受信された1つ又は複数のチャネル品質インジケータ(CQIs)に少なくとも部分的に基づいて、そのUE120用の1つ又は複数の変調及び符号化方式(MCSs)を選択してもよい。基地局110は、UE120用に選択されたMCS(単数又は複数)に少なくとも部分的に基づいて、UE120用にデータを処理(例えば、符号化及び変調)してもよく、データシンボルをUE120に提供してもよい。送信プロセッサ220は、(例えば、半静的リソース区分情報(SRPI)のための)システム情報及び制御情報(例えば、CQI要求、許可、及び/又は上位レイヤシグナリング)を処理し、オーバーヘッドシンボル及び制御シンボルを提供してもよい。送信プロセッサ220は、基準信号(例えば、セル固有基準信号(CRS)又は復調基準信号(DMRS))及び同期信号(例えば、一次同期信号(PSS)又は二次同期信号(SSS))のための基準シンボルを、生成してもよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、及び/又は基準シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行してもよく、出力シンボルストリームのセット(例えば、T個の出力シンボルストリーム)をモデム232a~モデム232tとして示されるモデム232の対応するセット(例えば、T個のモデム)に提供してもよい。例えば、各出力シンボルストリームは、モデム232の変調器構成要素(MODとして示される)に提供されてもよい。各モデム232は、それぞれの変調器構成要素を使用して(例えば、OFDM用に)、それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得してもよい。各モデム232は更に、それぞれの変調器構成要素を使用して、出力サンプルストリームを処理して(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、及び/又はアップコンバータでの信号変換)、ダウンリンク信号を取得してもよい。モデム232a~モデム232tは、ダウンリンク信号のセット(例えば、T個のダウンリンク信号)を、アンテナ234a~アンテナ234tとして示されるアンテナ234の対応するセット(例えば、T個のアンテナ)を介して送信してもよい。
【0040】
[0048] UE120において、アンテナ252のセット(アンテナ252a~アンテナ252rとして示される)は、基地局110及び/又は他の基地局110からダウンリンク信号を受信してもよく、受信信号のセット(例えば、R個の受信信号)を、モデム254a~モデム254rとして示されるモデム254のセット(例えば、R個のモデム)に提供してもよい。例えば、各受信信号は、モデム254の復調器構成要素(DEMODとして示される)に提供されてもよい。各モデム254は、それぞれの復調器構成要素を使用して、受信信号を調整して(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバータでの信号変換、及び/又はデジタル化)、入力サンプルを取得してもよい。各モデム254は、(例えば、OFDM用に)復調器構成要素を使用して入力サンプルを更に処理して受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器256は、モデム254から受信シンボルを取得してもよく、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してもよく、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調及び復号)してもよく、UE120のための復号されたデータを、データシンク260に提供してもよく、復号された制御情報及びシステム情報を、コントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。「コントローラ/プロセッサ」という用語は、1つ又は複数のコントローラ、1つ又は複数のプロセッサ、又はこれらの組み合わせを指してもよい。チャネルプロセッサは、他の例の中でもとりわけ、基準信号受信電力(RSRP)パラメータ、受信信号強度インジケータ(RSSI)パラメータ、基準信号受信品質(RSRQ)パラメータ、及び/又はCQIパラメータを決定してもよい。いくつかの実施例では、UE120の1つ又は複数の構成要素は、ハウジング284内に含まれてもよい。
【0041】
[0049] ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、及びメモリ292を含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、例えば、コアネットワーク内の1つ又は複数のデバイスを含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294を介して基地局110と通信してもよい。
【0042】
[0050] 1つ又は複数のアンテナ(例えば、アンテナ234a~アンテナ234t及び/又はアンテナ252a~アンテナ252r)は、他の例の中でもとりわけ、1つ又は複数のアンテナパネル、1つ又は複数のアンテナグループ、アンテナ要素の1つ又は複数のセット、及び/又は1つ又は複数のアンテナアレイを含んでもよく、又はそれらの内に含まれてもよい。アンテナパネル、アンテナグループ、アンテナ要素のセット、及び/又はアンテナアレイは、(単一のハウジング若しくは複数のハウジング内の)1つ又は複数のアンテナ要素、共平面アンテナ要素のセット、非共平面アンテナ要素のセット、並びに/又は、図2の1つ又は複数の構成要素などの1つ又は複数の送信構成要素及び/若しくは受信構成要素に連結された1つ又は複数のアンテナ要素を含んでもよい。
【0043】
[0051] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ及びコントローラ/プロセッサ280からの(例えば、RSRP、RSSI、RSRQ、及び/又はCQIを含む報告用の)制御情報を受信し、処理してもよい。送信プロセッサ264は、1つ又は複数の基準信号のための基準シンボルを、生成してもよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(例えば、DFT-s-OFDM又はCP-OFDM用に)モデム254によって更に処理され、基地局110に送信されてもよい。いくつかの実施例では、UE120のモデム254は、変調器及び復調器を含んでもよい。いくつかの実施例では、UE120は、送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)252、モデム(単数又は複数)254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、及び/又はTX MIMOプロセッサ266の任意の組み合わせを含んでもよい。送受信機は、(例えば、図5図10を参照して)本明細書に記載される方法のうちのいずれかの態様を実行するために、プロセッサ(例えば、コントローラ/プロセッサ280)及びメモリ282によって使用されてもよい。
【0044】
[0052] 基地局110において、UE120及び/又は他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、モデム232(例えば、DEMODとして示される、モデム232の復調器構成要素)によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によって更に処理されて、UE120によって送られた復号されたデータ及び制御情報を取得してもよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してもよい。基地局110は、通信ユニット244を含んでもよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信してもよい。基地局110は、ダウンリンク通信及び/又はアップリンク通信のために1つ又は複数のUE120をスケジュールするためのスケジューラ246を含んでもよい。いくつかの実施例では、基地局110のモデム232は、変調器及び復調器を含んでもよい。いくつかの実施例では、基地局110は、送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)234、モデム(単数又は複数)232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、及び/又はTX MIMOプロセッサ230の任意の組み合わせを含んでもよい。送受信機は、(例えば、図5図10を参照して)本明細書に記載される方法のうちのいずれかの態様を実行するために、プロセッサ(例えば、コントローラ/プロセッサ240)及びメモリ242によって使用されてもよい。
【0045】
[0053] 基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、MSKの制御プレーンベースの通信に関連付けられた1つ又は複数の技術を実施してもよい。例えば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、例えば、図7のプロセス700、図8のプロセス800、及び/又は本明細書に記載されるような他のプロセスの動作を実行又は指示してもよい。メモリ242及びメモリ282は、基地局110及びUE120それぞれのためのデータ及びプログラムコードを記憶してもよい。いくつかの実施例では、メモリ242及び/又はメモリ282は、無線通信のための1つ又は複数の命令(例えば、コード及び/又はプログラムコード)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。例えば、1つ又は複数の命令は、基地局110及び/又はUE120の1つ又は複数のプロセッサによって(例えば、直接的に、又はコンパイルし、変換し、かつ/若しくは解釈した後に)実行された場合に、1つ又は複数のプロセッサ、UE120、及び/又は基地局110に、例えば、図7のプロセス700、図8のプロセス800、及び/又は本明細書に記載されるような他のプロセスの動作を実行又は指示させてもよい。いくつかの実施例では、命令を実行することは、他の例の中でもとりわけ、命令を実行すること、命令を変換すること、命令をコンパイルすること、及び/又は命令を解釈することを含んでもよい。
【0046】
[0054] いくつかの態様では、UEは、MBMSに関連付けられたセルラーネットワークに登録するための手段、MBMSに参加するための要求を、セルラーネットワークに送信するための手段、及び/又はセルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信するための手段を含む。本明細書に記載される動作をUEに実施させるための手段は、例えば、通信管理プログラム140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、又はメモリ282のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0047】
[0055] いくつかの態様では、ネットワークエンティティは、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信するための手段、及び/又はUEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信するための手段を含む。いくつかの態様では、ネットワークエンティティが、本明細書に記載される動作を実行するための手段は、例えば、他の例の中でもとりわけ、プロセッサ1020、メモリ1030、入力構成要素1040、出力構成要素1050、及び/又は通信構成要素などの、図10に示される構成要素のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0048】
[0056] 図2のブロックは、個別の構成要素として示されるが、ブロックに関して上述した機能は、単一のハードウェア、ソフトウェア、若しくは組み合わせ構成要素において、又は構成要素の様々な組み合わせにおいて実装されてもよい。例えば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、及び/又はTX MIMOプロセッサ266に関して説明した機能は、コントローラ/プロセッサ280によって、又はコントローラ/プロセッサ280の制御下で実行されてもよい。
【0049】
[0057] 上記に示されるように、図2は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図2に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0050】
[0058] 図3は、セキュリティの観点から、MBMSに関与するネットワーク要素の例300を与える。通常のネットワーク・ベアラ・セキュリティを除いて、MBMSのためのほぼ全てのセキュリティ機能は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(BM-SC)315又はUE120のいずれかに存在する。UEは、MBMS通信のためのセキュリティキーを管理するように構成された、MBMSキー生成及び検証機能/記憶機構(MGV-S/F)305を、含んでもよい。ブートストラッピング・サーバ機能(BSF)310は、汎用ブートストラッピング・アーキテクチャ(GBA)の一部である。UE120及びBM-SC315は、UE120とBM-SC315との間の二地点間通信を保護するために使用される共有キーを確立するために、GBAを使用する。図3に関連して説明される1つ又は複数の機能は、ハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを含む。ハードウェアは、サーバ、基地局、及び/又は別のネットワークデバイスに含まれてもよい。
【0051】
[0059] BM-SC315は、MBMSデータのソースである。追加的に又は代替的に、BM-SC315は、送信のためにデータをスケジュールし、第三者(例えば、コンテンツプロバイダ345)からデータを受信することを担当してもよい。BM-SC315は、GBAを使用してUE120との共有秘密を確立すること、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ダイジェスト認証機構を用いてUE120を認証し、MBMSユーザサービスのためにUE120を登録及び登録解除し、マルチメディア・インターネット・キーイング(MIKEY)プロトコルを用いてMBMSセキュリティに必要なキーを生成して、UE120に配信し、MBMSユーザサービスの一部として送信されるデータに適切な保護を適用することを担当する。BM-SC315はまた、MBMSベアラを確立しようと試みるUE120にMBMSベアラ許可を与える。
【0052】
[0060] BM-SC315はまた、UE120が、MBMSユーザサービスのためのキーを登録及び受信することを許可されているかどうかを検証する。MBMSマルチキャストモードの場合、この許可は、メンバーシップ関数320を使用して実行されてもよく、又はBM-SC315に関連付けられてもよい。MBMSブロードキャストモードの場合、この許可は、メンバーシップ関数320が、MBMSマルチキャストモードのコンテキストにおいてのみ定義されていることに少なくとも部分的に基づいて、メンバーシップ関数320を使用せずに実行されてもよい。
【0053】
[0061] UE120は、GBAを使用してBM-SC315との共有秘密を確立し、MBMSユーザサービスに登録し、及びMBMSユーザサービスから登録解除し、BM-SC315からMBMSユーザサービスのためのキーを要求及び受信し、受信されたMBMSデータを復号するために、それらのキーを使用することもまた担当してもよい。
【0054】
[0062] BM-SC315は、MBMSセキュリティに関係するサブ関数を含んでもよい。例えば、BM-SC315は、キー管理関数325を含んでもよい。キー管理関数325は、2つのサブ関数、すなわち、キー要求関数330と、キー配布関数335と、を含む。キー要求関数330は、BSFからGBAキーを検索し、GBAキーからMBMSユーザキー及び/又はMBMS要求キーを導出し、MBMS要求キー(MRK)を使用してMBMSユーザサービス登録、登録解除、及びMSK要求手順、並びに関連するユーザ認証を実行し、キー配布関数335に、MBMSユーザキー(MUK)を提供し、及び/又は許可検査を実行することを担当する。キー要求関数330は、以下の機能及び手順、すなわち、他の例の中でもとりわけ、ブートストラッピング開始、ブートストラッピング再折衝、HTTPダイジェスト認証、MRK導出、MBMSユーザサービス登録手順、MBMSユーザサービス登録解除手順、及び/又はMSK要求手順の機能及び手順を実行してもよい。
【0055】
[0063] キー配布関数335は、キー要求関数330及び/又は登録関数からMUKを検索し、MSK及びMBMSトラフィックキーを生成及び配布すること(他の例の中でもとりわけMTKをUEに配信し、及び/又はMTKをセッション及び送信関数340に提供することなど)を担当する。キー配布関数335は、以下のセキュリティ手順、すなわち、他の例の中でもとりわけ、MSK配信手順、MTK配信手順、及び/又はBM-SC応答プル手順を実行する。
【0056】
[0064] セッション及び送信関数340は、セッション及び送信関数を担当する。これらのセッション及び送信関数の一部として、セッション及び送信関数340は、MTKによるデータの保護(暗号化及び/又は完全性保護)を実行する。セッション及び送信関数340は、以下のセキュリティ手順、すなわち、ストリーミングデータの保護及び/又はダウンロードデータの保護を実行する。
【0057】
[0065] メンバーシップ関数320は、ユーザが登録すること、キーを受信すること、又はMBMSマルチキャストモードのためのMBMSベアラを確立すること、を許可されるかどうかを検証するために使用される。メンバーシップ関数は、MBMSマルチキャストモードに対してのみ定義されてもよい。
【0058】
[0066] 上記に示されるように、図3は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図3に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0059】
[0067] 図4は、本開示による、ネットワーク・アーキテクチャに関連する一実施例400を示す図である。
【0060】
[0068] ネットワーク・アーキテクチャは、複数の機能及び/又はエンティティを含む。図4に関連して説明された1つ又は複数の機能及び/又はエンティティは、ハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを含む。ハードウェアは、サーバ、基地局、及び/又は別のネットワークデバイスに含まれてもよい。
【0061】
[0069] ポリシー制御関数(PCF)は、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)のための動的ポリシー及び制御課金(PCC)が必要とされる場合に、MBSをサポートするための機能を実行する。例えば、PCFは、MBSセッションのためのQoS処理をサポートし、関連するQoSプロファイルを認可するために、マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数(MB-SMF)に、MBSセッションに関するポリシー情報を提供し、QoS情報検索のためにユーザ・データ・リポジトリ(UDR)と相互作用し、及び/又は、例えば、異なる構成オプションに少なくとも部分的に基づいて、アプリケーション機能(AF)、ネットワーク公開機能(NEF)又はマルチキャスト/ブロードキャストサービス機能(MBSF)から、MBS情報を受信してもよい。
【0062】
[0070] MB-SMFはまた、MBSをサポートする機能を実行する。例えば、MB-SMFは、他の例の中でもとりわけ、MBSセッション管理(QoS制御を含む)をサポートし、PCF又はローカルポリシーからのマルチキャスト及びブロードキャストサービスのためのポリシールールに基づいて、マルチキャスト及びブロードキャストのフロー転送のための、マルチキャスト/ブロードキャストユーザプレーン機能(MB-UPF)を構成し、一時的モバイルグループ識別情報(TMGIs)を割り当て及び割り当て解除してもよい。追加的に又は代替的に、MB-SMFは、ブロードキャストセッションのために、(アクセス及びモビリティ管理関数(AMF)を介して)RANと対話して、5GC共有MBSトラフィック配信方法を使用してデータ転送を制御してもよい。追加的に又は代替的に、MB-SMFは、マルチキャストセッションの場合、セッション管理関数(SMF)と対話して、他の例の中でもとりわけ、MBSセッションに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションを修正し、(AMF及びSMFを介して)RANと対話して、5GC共有MBSトラフィック配信方法のために、MB-UPFノードとRANノードとの間のデータ送信リソースを確立し、及び/又は5GC個別MBSトラフィック配信方法を使用して、マルチキャストデータ転送を制御してもよい。
【0063】
[0071] SMFはまた、MBSをサポートするための機能を実行してもよい。例えば、SMFは、他の例の中でもとりわけ、マルチキャストセッションのためのMB-SMFをディスカバリし、必要に応じてマルチキャストセッション参加動作を許可し、マルチキャストセッションコンテキストを取得及び管理するためにMB-SMFと対話し、及び/又は共有データ送信リソース確立のためにRANと対話してもよい。いくつかのネットワークにおいて、SMF及びMB-SMFは、同じ場所に配置されてもよく、又は別々に配備されてもよい。
【0064】
[0072] MB-UPFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、MB-UPFは、他の例の中でもとりわけ、マルチキャストセッション及びブロードキャストセッションを行い、マルチキャストフロー及びブロードキャストフローのための着信ダウンリンクパケットのパケットフィルタリングを実行し、既存の手段に基づいて、QoS(MFBR)及びカウント/報告を実施し、マルチキャストデータ及びブロードキャストデータを受信するためにMB-SMFと対話し、5GC共有MBSトラフィック配信方法のために、マルチキャストデータ及びブロードキャストデータをRANノードに配信してもよい。追加的に又は代替的に、マルチキャストセッションの場合、MB-UPFは、5GC個別MBSトラフィック配信方法のために、マルチキャストデータを、ユーザプレーン機能(UPF)に配信してもよい。
【0065】
[0073] UPFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、UPFは、5GC個別MBSトラフィック配信方法のために、MB-UPFからマルチキャストデータを受信するように、SMFと相互作用してもよく、5GC個別MBSトラフィック配信方法のために、PDUセッションを介してUEにマルチキャストデータを配信してもよい。UPF及びMB-UPFは、同じ場所に配置されてもよく、又は別々に配備されてもよい。
【0066】
[0074] AMFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、AMFは、MBSセッション管理のために、NG-RAN及びMB-SMFとシグナリングしてもよく、CM-IDLE状態にあるUEへのマルチキャストセッションアクティブ化の通知のために、NG-RANを選択してもよく、ブロードキャストトラフィック配信のために、NG-RANを選択してもよく、及び/又はAMFは、NG-RAN 5G MBS能力を認識していてもよい。
【0067】
[0075] NG-RANはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、NG-RANは、N2を介してMBS QoSフローを管理し、ポイントツーマルチポイント(PTM)又はポイントツーポイント(PTP)を使用して、無線上で複数のUEのために共有される5GCからのMBSデータパケットを配信し、アクセス層(AS)レイヤにおけるMBS QoSフロー受信のためにUEを構成し、UEごとに、PTM配信とPTP配信との間の交換を制御し、Xnハンドオーバ及びN2ハンドオーバ中のマルチキャストセッション継続性をサポートし、及び/又は、他の例の中でもとりわけ、無線リソース制御(RRC)の非アクティブ状態で、CM-IDLE状態及びCM-CONNECTEDにあるUEに向けた無線上でのマルチキャストセッションアクティブ化の通知をサポートしてもよい。
【0068】
[0076] UEはまた、MBSをサポートするための機能を実行してもよい。例えば、UEは、他の例の中でもとりわけ、PTM/PTPを使用してマルチキャストデータを受信し、PTMを使用してブロードキャストデータを受信し、着信MBS QoSフローを処理し、マルチキャストMBSセッションに参加及び離脱するためのシグナリングをサポートし、ASレイヤにおいてMBSリソース管理サポートを提供し、及び/又はマルチキャストデータ送信のために、CM-IDLE状態及びRRC非アクティブ状態を有するCM-CONNECTEDにおいて通知を受信してもよい。
【0069】
[0077] AFはまた、MBSをサポートするための機能を実行してもよい。例えば、AFは、QoS要件を含むサービス情報を5GCに提供することによって、5GCからマルチキャストサービス又はブロードキャストサービスを要求し、必要に応じて5GCに向けてMBSセッション動作を命令し、及び/又は、他の例の中でもとりわけ、MBS関連サービス公開のためにNEFと対話してもよい。
【0070】
[0078] NEFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、NEFは、サービスプロビジョニング、MBSセッション、及びQoS管理を含むMBS手順のために、AFへのインターフェースを提供し、5GCにおけるAF及びNF(例えば、MBSセッション動作のためのMB-SMF)と相互作用し、転送パラメータを決定し、及び/又はMBSセッションにサービスを提供するために、MB-SMFを選択してもよい。
【0071】
[0079] MBSFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、MBSFは、サービスレベル機能を提供して、MBSをサポートし、LTE MBMSと相互作用し、MBSセッション動作のためにAF及びMB-SMFと対話し、転送パラメータを決定し、セッション転送を決定し、MBSセッションにサービスを提供するためにMB-SMFを選択し、マルチキャスト/ブロードキャストサービス転送機能(MBSTF)が使用される場合には、MBSTFを制御し、及び/又は、他の例の中でもとりわけ、IPマルチキャストアドレスがMBSTFによってソーシングされる場合、MBSセッションのための送信者インターネットプロトコル(IP)マルチキャストアドレスを決定してもよい。いくつかのネットワークでは、サービス及びMBSデータ処理(例えば、符号化)に関連するMBSF機能は、SA WG4を用いて決定されるべきである。
【0072】
[0080] MBSTFはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、MBSTFは、必要に応じてMBSデータトラフィックのためのメディアアンカーを提供し、必要に応じてソースIPマルチキャストを提供し、フレーミング、複数のフロー、パケットFEC(符号化)などの、任意のIPマルチキャスト対応アプリケーションに利用可能な一般的なパケット転送機能を提供し、及び/又は他の例の中でもとりわけ、オブジェクト又はオブジェクトフローとして、入力ファイルのマルチキャスト/ブロードキャスト配信を提供してもよい。いくつかのネットワークでは、MBSデータ処理(例えば、符号化)に関連するMBSTF機能は、SA WG4を用いて決定されるべきである。
【0073】
[0081] UDMはまた、MBSをサポートするための機能を実行してもよい。例えば、UDMは、マルチキャストMBSセッションに関する許可のためのサブスクリプションの管理をサポートしてもよい。
【0074】
[0082] UDRはまた、MBSをサポートする機能を実行してもよい。例えば、UDRは、他の例の中でもとりわけ、マルチキャストMBSセッションのためのUE許可情報の管理をサポートしてもよく、及び/又はマルチキャスト若しくはブロードキャストMBSセッションのためのポリシー情報の管理をサポートしてもよい。
【0075】
[0083] NRFはまた、MBSをサポートするための機能を実行してもよい。例えば、NRFは、新しいNFタイプMB-SMF及びMBSF並びに対応するNFプロファイルをサポートしてもよく、他の例の中でもとりわけ、(例えば、マルチキャスト及び/又はブロードキャストMBSセッションのために)MBSセッション作成時のDNN、S-NSSAI、及びMBサービスエリアなどのパラメータに基づくMB-SMFディスカバリを支持してもよく、並びに/又は(例えば、マルチキャストMBSセッションのために)UE参加においてマルチキャストセッションにサービス提供するSMFによって、MBSセッション識別子(ID)に基づくMB-SMFディスカバリを支持してもよい。
【0076】
[0084] NRF内のNFプロファイルは、MB-SMFの場合、MBSセッションID(単数又は複数)、エリアセッションID(単数又は複数)、及び利用可能であれば、対応するMBSサービスエリア(単数又は複数)を含んでもよい。
【0077】
[0085] MBSのための5Gシステムアーキテクチャは、MBSをサポートするための拡張と共に、N1、N2、N4、N10、N11、N30、及びN33の、既存の基準点を再利用する。
【0078】
[0086] 上記に示されるように、図4は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図4に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0079】
[0087] いくつかのネットワークでは、本明細書に記載されるように、MBMSを受信しようと試みるUEは、ユーザプレーン上で、ブロードキャスト又はマルチキャスト通信を使用して、MB-SCから1つ又は複数のキーを受信してもよい。例えば、UEは、PTP通信を介してMSKを受信し、次に、PTM通信を介してMTKを受信してもよい。UEは、MUKを使用してMSKを復号してもよく、次に、MSKを使用してMTKを復号してもよい。これらのキーの使用はセキュリティを提供し、MBMSデータへの無許可アクセスを低減するが、MBMSを確立しようと試みるUEは、MTK及びMSKの受信のタイミングに少なくとも部分的に基づいて、レイテンシを観測してもよく、異なるキーの復号及び/又は生成のために使用されるコンピューティングリソースを消費してもよい。
【0080】
[0088] 本明細書に記載されるいくつかの態様では、MBSFは、MSKを導出及び/又は生成し、制御プレーンベース通信を使用してMSKをUEに配信してもよい。例えば、MBSFは、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスを介して、MSKをUEに送信してもよく、(例えば、BM-SCと共存してもよく、及び/又はBM-SC機能のサブセットを有してもよい)BM-SC又はMBSTFなどの1つ又は複数のネットワークエンティティにMSKを送信してもよい。このようにして、UEは、低減されたレイテンシでMSKを受信してもよく、及び/又は、MSKは、制御プレーン上で既に確立されたセキュリティへの依拠に少なくとも部分的に基づいて、MUK又は他のキーを用いて暗号化されない場合がある。このようにして、UEは、MBMSを受信するための安全な接続を確立するために、レイテンシを改善し得、及び/又はコンピューティングリソースの消費を低減し得る。
【0081】
[0089] いくつかの態様では、MBSTFは、BM-SCのキー配布関数と、セッション及び送信関数と、を含む。MB-SCでのMSK生成は、MBSFによって供給されるキーで置き換えられてもよい。追加的に又は代替的に、BM-SCがMSKを生成及び提供するための手順は、必要とされない場合がある。いくつかの態様では、UEは、例えば、非アクセス層(NAS)メッセージを使用して、MBSセッション参加手順中にMSKを受信する。
【0082】
[0090] いくつかの態様では、MTK配信及びMBSトラフィック処理は、図3に関連して説明されるように、MB-SCを介して提供されてもよい。あるいは、MTKは、制御プレーンを介して、MSKと共にUEに送信されてもよい。これは、UEが、PTM(又はマルチキャスト/ブロードキャスト)メッセージ中で送られ、MSKを使用して保護されるMTKを受信することを待つのではなく、MBMSに参加するとすぐにMBSトラフィックを処理することを可能にし得る。
【0083】
[0091] いくつかの態様では、新しいMTKがMBSTFによって生成された場合に、MTKがMBSFに提供される。追加的に又は代替的に、MBSFは、MTKを生成し、MTKをMBSTFに供給してもよい。いくつかの態様では、MTK生成は、周期的であってもよく、又はMBSTFによってトリガ(要求)されてもよい。いくつかの態様では、MTK変更は、UEが更新されたMTKを要求し得るように、NASを介してUEに示されてもよい。いくつかの態様では、UEは、NAS手順(例えば、新しいキー要求又は既存のPDUセッション修正手順)を使用してMTKを要求してもよい。いくつかの態様では、MB-SMFは、指示と共に、MBSセッションに参加しているUEにMTKをプッシュしてもよい。
【0084】
[0092] 図5は、本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する例500を示す図である。図5に示されるように、UE(例えば、UE120)は、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス(例えば、他の例の中でもとりわけ、基地局110、AMF、SMF、MB-SMF)及び/又は1つ若しくは複数のネットワークエンティティと通信してもよい。いくつかの態様では、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス及びUEは、無線ネットワーク(例えば、無線ネットワーク100)の一部であってもよい。UE及び1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスは、図5に示される動作の前に無線接続を確立していてもよい。
【0085】
[0093] 参照番号505によって示されるように、UEは、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスによって提供されるセルラーネットワークに登録してもよい。いくつかの態様では、セルラーネットワークは、MBMSに関連付けられる。
【0086】
[0094] 参照番号510によって示されるように、UEは、セルラーネットワークに登録した後、MBMSに参加するための要求を送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、制御プレーンシグナリングメッセージ(例えば、制御プレーン通信)を介して、MBMSに参加するための要求を送信してもよい。いくつかの態様では、UE制御プレーンシグナリングメッセージは、アップリンクNASメッセージを含んでもよい。いくつかの態様では、UEは、セルラーネットワークを介して、及び/又は1つ若しくは複数のネットワークエンティティを介して受信されたアドバタイズメントに少なくとも部分的に基づいて、MBMSに参加するための要求を送信してもよい。
【0087】
[0095] 参照番号515によって示されるように、UEによって開始されたMBMSに参加するための要求を、1つ又は複数のネットワークエンティティが受信してもよく、UEによって開始されたMBMSに参加するための要求を、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスが送信してもよい。
【0088】
[0096] 参照番号520によって示されるように、1つ又は複数のネットワークエンティティは、MSK及び/又はMTKを生成してもよい。いくつかの態様では、MBSFは、MSK及び/又は、MTKを生成する。例えば、MBSFは、MSK及びMTKの両方を生成してもよく、又はMBSFは、MSKを生成し、追加のネットワークエンティティ(例えば、MB-SC及び/又はMBSTF)からMTKを受信してもよい。
【0089】
[0097] いくつかの態様では、1つ又は複数のエンティティ(例えば、MBSF)は、他の例の中でもとりわけ、マルチキャスト/ブロードキャストメンバーシップの変更、MSKを更新するための周期性、及び/又はMSKに関連するセキュリティ事象の検出(例えば、MSKが損なわれているという決定)に少なくとも部分的に基づいてMSKを生成してもよい。
【0090】
[0098] 参照番号525によって示されるように、1つ又は複数のネットワークエンティティのうちの第1のネットワークエンティティは、MSKの指示、MSK識別子(ID)、MTK、及び/又はMTK識別子を送信してもよく、1つ又は複数のネットワークエンティティのうちの第2のネットワークエンティティがそれらを受信してもよい。MSK及びMSK識別子は、MSK-MSK識別子対を形成してもよい。例えば、MSKは、MSKと共に提供される一意のMSK識別子に関連付けられてもよい。
【0091】
[0099] いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティは、(例えば、同時に及び/又は同じメッセージ中で)複数のMSKの指示を送信してもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1の時間期間にわたって有効であってもよく、第2のMSKは、第2の時間期間にわたって有効であってもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、他の例の中でもとりわけ、第2のMSK及び/又は第3のMSKを暗号化するために使用されてもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1のサービスに対して有効であってもよく、第2のMSKは、第2のサービスに対して有効であってもよい。
【0092】
[0100] いくつかの態様では、MTKは、MTKがMSKと共に使用され得ることを示すために、(例えば、MTK-MTK識別子対として)MTK識別子に関連付けられてもよい。例えば、MTK識別子は、MSKのMSK識別子と一致してもよく、又はそうでなければ、MTKとMSKとの互換性を示してもよい。
【0093】
[0101] いくつかの態様では、MBSFは、MSKを生成し、他の例の中でもとりわけ、BM-SC、MBSTF、及び/又はキー配信エンティティにMSKを提供してもよい。いくつかの態様では、MBSFはまた、MTKを生成し、MTKをMBSTFに提供してもよい。あるいは、MBSTFは、MSKに少なくとも部分的に基づいてMTKを生成してもよく、MTKをMBSFに提供してもよい。
【0094】
[0102] 参照番号530によって示されるように、1つ又は複数のネットワークエンティティは、MSKの指示、MSK識別子、MTK、及び/又はMTK識別子を、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスに送信してもよい。
【0095】
[0103] いくつかの態様では、1つ又は複数のネットワークエンティティは、(例えば、同時に、及び/又は同じメッセージ中で)複数のMSKの指示を送信してもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1の時間期間にわたって有効であってもよく、第2のMSKは、第2の時間期間にわたって有効であってもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、他の例の中でもとりわけ、第2のMSK及び/又は第3のMSKを暗号化するために使用されてもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1のサービスに対して有効であってもよく、第2のMSKは、第2のサービスに対して有効であってもよい。
【0096】
[0104] 参照番号535によって示されるように、UEは、MSKの指示、MSK識別子、MTK、及び/又はMTK識別子を受信してもよく、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスは、それらを送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づくセルラーネットワークからの応答を介して、MSK、MSK識別子、MTK、及び/又はMTK識別子の指示を受信してもよい。例えば、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスは、MSK、MSK識別子、MTK、及び/又はMTK識別子の指示を与えるために制御プレーンのセキュリティに依拠する場合がある。
【0097】
[0105] いくつかの態様では、MTKの指示及び/又はMTK識別子とは別個の送信において、MSKの指示及び/又はMSK識別子を、UEが受信してもよく、MSKの指示及び/又はMSK識別子を、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスが送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、MSKと共に第1のMTKを受信してもよく、MSKを受信した後に(例えば、制御プラン又はユーザプレーンを介して)第2のMTKを受信してもよい。ユーザプレーンを介して受信されるMTKの場合、MTKは、MSKを使用して暗号化されてもよい。
【0098】
[0106] いくつかの態様では、UEは、ネットワークエンティティ(例えば、MBSF)からのセルラーネットワークデバイスのうちの1つ又は複数への送信に少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーン(例えば、制御プレーンシグナリングメッセージ)を介して、MSKを受信してもよい。いくつかの態様では、制御プレーンシグナリングメッセージは、ダウンリンクNASメッセージを含む。
【0099】
[0107] いくつかの態様では、1つ又は複数のネットワークデバイスは、他の例の中でもとりわけ、マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、並びに/又はアクセス及びモビリティ管理関数を含んでもよい。例えば、UEは、例えば、マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、並びに/又はアクセス及びモビリティ管理関数を介してMSKを受信することに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、MBSFからMSKを受信してもよい。
【0100】
[0108] いくつかの態様では、応答は、MSKの有効性の指示、MSKに関連付けられたMTK、MTKに関連付けられたMTK識別子、及び/又はMTKの有効性の指示を、含んでもよい。いくつかの態様では、応答は、MSKが複数のMTKを保護する(例えば、暗号化する)ために使用されることを示し得るが、ここで、複数のMTKは、異なる時間間隔において使用される。
【0101】
[0109] MSK及び複数の関連付けられたMTKの例示的適用実施例では、MSKは、1日にわたって有効であるとして示され得、MTKは、1時間にわたって有効であるように示されてもよく、又は構成されてもよい。最初に、MSKは、ユーザプレーンを介してブロードキャストされるMTK1を保護するために使用される。第2の時間において、MSKは、MTK2を保護するために使用され、第3の時間において、MSKは、MTK3を保護するために使用される。説明される制御プレーンベースの指示では、UEが、ネットワークからMSKを受信した場合に、UEはまた、MSKと共に、現在の(例えば、現在有効な)MTKを受信してもよい。例えば、UEが、t2とt3との間で、MBMSサービスに参加する場合に、UEは、制御プレーンを介してMSK及びMTK2を受信してもよい。
【0102】
[0110] いくつかの態様では、UEは、制御プレーンを介してMSKを受信してもよく、1つ又は複数のネットワークエンティティからPTP通信を介してMTKを受信してもよい。
【0103】
[0111] いくつかの態様では、USは、(例えば、同時に及び/又は同じメッセージ中で)複数のMSKの指示を受信してもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1の時間期間にわたって有効であってもよく、第2のMSKは、第2の時間期間にわたって有効であってもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、他の例の中でもとりわけ、第2のMSK及び/又は第3のMSKを暗号化するために使用されてもよい。いくつかの態様では、第1のMSKは、第1のサービスに対して有効であってもよく、第2のMSKは、第2のサービスに対して有効であってもよい。いくつかの態様では、UEは、(例えば、本明細書に記載されるように)複数のMSKをどのように使用するかの指示を(例えば、同じメッセージ中で)受信してもよい。
【0104】
[0112] 参照番号540によって示されるように、UEは、MSKを使用してMTKを復号してもよい。いくつかの態様では、UEは、制御プレーンを介してMSKを受信することと、ユーザプレーンを介してMTKを受信することと、に少なくとも部分的に基づいて、MSKを使用してMTKを復号してもよい。いくつかの態様では、MTKは、ユーザプレーンを介してUEに送信されているMTKに少なくとも部分的に基づいて、MSKを使用して、暗号化されてもよい。
【0105】
[0113] 参照番号545によって示されるように、UEは、1つ又は複数のPTM通信を介して、MBMSデータを受信してもよく、1つ又は複数のネットワークエンティティが、MBMSデータを送信してもよい。
【0106】
[0114] 参照番号550によって示されるように、UEは、MTKに少なくとも部分的に基づいて、MBMSデータを復号してもよい。
【0107】
[0115] 参照番号555によって示されるように、1つ又は複数のネットワークエンティティのうちの第1のネットワークエンティティは、MSKに対する更新の指示を、MSK識別子、MTK、及び/又はMSK識別子を送信してもよく、1つ又は複数のネットワークエンティティのうちの第2のネットワークエンティティがそれらを受信してもよい。いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティ(例えば、MBSF)は、更新されたMTKを生成し、更新されたMTKを、第2のネットワークエンティティ(MBSTF又はBM-SC)及びUE(制御プレーンを使用するUE)に提供してもよい。いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティ(例えば、MBSF)は、第2のネットワークエンティティ(MBSTF又はBM-SC)によって生成された更新されたMTKを受信し、更新されたMTKを、UEに(制御プレーンを使用してUEに)送信してもよい。いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティは、アクティブMSKの有効性を確認するために、更新されたMTK及び/又は関連付けられたMTK識別子を、使用してもよい。
【0108】
[0116] いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティから、MTKについての要求、又はMTKを更新するための周期性を受信することに少なくとも部分的に基づいてMTKを送信してもよい。
【0109】
[0117] 参照番号560によって示されるように、UEは、更新されたMTKに対する要求を送信してもよく、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスは、更新されたMTKに対する要求を受信してもよい。いくつかの態様では、UEは、(例えば、更新されたMTKメッセージ中で)MTKが更新されたという指示を受信することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMTKについての要求を送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、制御プレーンを介して、要求を送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスを介して、1つ又は複数のネットワークエンティティ(例えば、MBSF)から応答を受信してもよい。いくつかの態様では、UE応答は、例えば、UEが、1つ又は複数のネットワークエンティティ(例えば、MBSTF又はBM-SC)から、PTP又はPTM通信を介して更新されたMTKを受信することに失敗したことに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMTKを示してもよい。
【0110】
[0118] 参照番号565によって示されるように、1つ又は複数のネットワークエンティティは、更新されたMTK及び/又はMTK識別子の指示を送信してもよく、UEは、それを受信してもよい。いくつかの態様では、UEは、PTM通信を介して更新されたMTKメッセージを受信してもよい。
【0111】
[0119] いくつかの態様では、第1のネットワークエンティティは、MTKを更新するための指示を第2のネットワークエンティティから受信することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMTKを送信してもよい。
【0112】
[0120] 追加的に又は代替的に、1つ又は複数のネットワークエンティティは、更新されたMSKをUEに送信してもよい。例えば、1つ又は複数のネットワークエンティティは、1つ又は複数のネットワークエンティティのうちの別のものから、MSKを更新するための指示を受信することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMSKを送信してもよい。
【0113】
[0121] UEが、制御プレーン通信を介して、MSK及び/又はMTKを受信することに少なくとも部分的に基づいて、UEは、低減されたレイテンシでMSKを受信してもよく、及び/又はMSKは、制御プレーン上で既に確立されたセキュリティへの依拠に少なくとも部分的に基づいて、MUK又は他のキーを用いて暗号化されない場合がある。このようにして、UEは、MBMSを受信するための安全な接続を確立するために、レイテンシを改善してもよく、及び/又はコンピューティングリソースの消費を低減してもよい。
【0114】
[0122] 上記に示されるように、図5は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図5に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0115】
[0123] 図6は、本開示による、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する例600を示す、図である。図6に示されるように、UE120は、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610(例えば、他の例の中でもとりわけ、基地局110、AMF、SMF、MB-SMF)、ネットワークエンティティ615(例えば、MBSF)、及び追加のネットワークエンティティ620(例えば、MBSTF及び/又はBM-SC)と通信してもよい。いくつかの態様では、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610及びUEは、無線ネットワーク(例えば、無線ネットワーク100)の一部であってもよい。UE及び1つ又は複数のセルラーネットワークデバイスは、図6に示される動作の前に、無線接続を確立していてもよい。
【0116】
[0124] 図6に示されるように、図3とは対照的に、UEは、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610を介してネットワークエンティティ615からMSK及び/又はMTKを受信してもよい。図示のように、MBSFは、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610を介して、MSKをUEに送信してもよく、MSKを、追加のネットワークエンティティ620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630に送信してもよい。UEは、MBMSキー生成及び検証機能/記憶機構(MGV-S/F)605を使用して、MSK及び/又はMTKなどのキーを管理及び/又は検証してもよい。
【0117】
[0125] いくつかの態様では、追加のネットワークエンティティ620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630は、MTKを生成するためにMSKを使用してもよい。追加のネットワークエンティティ620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630は、ユーザプレーンを介して、UEに(例えば、MSKの検証のためのMTK識別子と共に)MTKを送信してもよく、及び/又はMSKの有効性を確認するために、ネットワークエンティティ615に(例えば、MSKの検証のためのMSK識別子と共に)MTKを提供してもよい。いくつかの態様では、MTKがMSKの無効性を確認した場合に、ネットワークエンティティ615は、MSKを追加のネットワークエンティティ620に送信してもよく、及び/又はMSKを更新してもよい。
【0118】
[0126] いくつかの態様では、ネットワークエンティティ615は、MTKを生成してもよく、ネットワークエンティティ615に関連付けられたデータを符号化するために使用されるべきMTKを、追加のネットワークエンティティ620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630に提供してもよい。ネットワークエンティティ615はまた、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610を介して、MTKをUEに提供してもよい。
【0119】
[0127] いくつかの態様では、MBSFは、制御プレーンを介して、第1のMTK(例えば、UE120がMBMSに参加する場合の、現在のMTK)を送信してもよく、BM-SC620は、ユーザプレーンを介して、(例えば、PTM通信を使用して)第2のMTKを送信してもよい。
【0120】
[0128] 追加のネットワークエンティティ620は、セッション及び送信関数635においてMTKを使用して、コンテンツプロバイダ640から受信されたデータを暗号化してもよい。追加のネットワークエンティティ620は、UE120において、MTKを使用して復号するために、トラフィックを、暗号化されたデータとしてUE120に送信してもよい。
【0121】
[0129] 上記に示されるように、図6は、一実施例として与えられる。他の実施例は、図6に関して説明されるものとは異なってもよい。
【0122】
[0130] 図7は、本開示による、例えば、UEによって実施される例示的なプロセス700を示す図である。例示的なプロセス700は、UE(例えば、UE120)が、MSKの制御プレーンベースの通信に関連する動作を実行する、一実施例である。
【0123】
[0131] 図7に示されるように、いくつかの態様では、プロセス700は、MBMSに関連するセルラーネットワークに登録することと、セルラーネットワークに、MBMSに参加するための要求を送信することと、を含んでもよい(ブロック710)。例えば、UEは(例えば、図9に示された通信管理プログラム140及び/又は通信管理プログラム908を使用して)、上述したように、MBMSに参加する要求を、セルラーネットワークに送信するMBMSに関連するセルラーネットワークに登録してもよい。
【0124】
[0132] 図7に示されるように、いくつかの態様では、プロセス700は、セルラーネットワークに、MBMSへの参加要求を送信することを含んでもよい(ブロック720)。例えば、UEは(例えば、図9に示される通信管理プログラム140及び/又は送信構成要素904を使用して)、上述したように、MBMSへの参加要求を、セルラーネットワークに送信してもよい。
【0125】
[0133] 図7に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス700は、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信することを含んでもよい(ブロック720)。例えば、(例えば、図9に示された通信管理プログラム140及び/又は受信構成要素902を使用する)UEは、上述したように、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MSKとMSK識別子との対を示す応答を受信してもよい。
【0126】
[0134] プロセス700は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組み合わせなどの追加の態様を含んでもよい。
【0127】
[0135] 第1の態様では、応答は、MSKの有効性の指示、MSKに関連付けられたMTK、MTKに関連付けられたMTK識別子、又はMTKの有効性の指示、のうちの1つ又は複数を含む。
【0128】
[0136] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、MTKメッセージを受信することは、セルラーネットワークの制御プレーンを介してMTKメッセージを受信すること、又はポイントツーマルチポイント通信を介してMTKメッセージを受信すること、のうちの1つ又は複数を含む。
【0129】
[0137] 第3の態様では、単独で、又は第1の態様及び第2の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス700は、セルラーネットワークの制御プレーンを介してMTKメッセージを受信した後に、ポイントツーマルチポイント通信を介して、更新されたMTKメッセージを受信することを含む。
【0130】
[0138] 第4の態様では、単独で、又は第1の態様~第3の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、MTKは、少なくとも部分的にMSKに基づいて暗号化される。
【0131】
[0139] 第5の態様では、単独で、又は第1の態様~第4の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス700は、MSKに少なくとも部分的に基づいてMTKを復号することを含む。
【0132】
[0140] 第6の態様では、単独で、又は第1の態様~第5の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス700は、ポイントツーマルチポイント通信を介して、MBMSデータを受信することと、MTKに少なくとも部分的に基づいて、MBMSデータを復号することと、を含む。
【0133】
[0141] 第7の態様では、単独で、又は第1の態様~第6の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス700は、ポイントツーマルチポイント通信を介して、MTKに対する更新の指示を受信することを含む。
【0134】
[0142] 第8の態様では、単独で、又は第1の態様~第7の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス700は、MTKへの更新の指示を受信することと、セルラーネットワークの制御プレーンを介して更新されたMTKを受信することとに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMTKの要求をセルラーネットワークに送信することと、を含む。
【0135】
[0143] 第9の態様では、単独で、又は第1の態様~第8の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、応答を受信することは、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、並びにマルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、又はアクセス及びモビリティ管理関数のうちの1つ又は複数を介して、応答を受信することを含む。
【0136】
[0144] 第10の態様では、単独で、又は第1の態様~第9の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、MBMSに参加するための要求を送信することは、制御プレーンシグナリングメッセージを介して、MBMSに参加するための要求を送信することを含む。
【0137】
[0145] 第11の態様では、単独で、又は第1の態様~第10の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、制御プレーンシグナリングメッセージは、アップリンクNASメッセージを含む。
【0138】
[0146] 第12の態様では、単独で、又は第1の態様~第11の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、応答を受信することは、制御プレーンシグナリングメッセージを介して、応答を受信することを含む。
【0139】
[0147] 第13の態様では、単独で、又は第1の態様~第12の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、制御プレーンシグナリングメッセージは、ダウンリンクNASメッセージを含む。
【0140】
[0148] 図7は、プロセス700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス700は、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、又は図7に示すものとは異なるように構成されたブロックを含んでもよい。追加的に又は代替的に、プロセス700のブロックのうちの2つ以上が並行に実行されてもよい。
【0141】
[0149] 図8は、本開示による、例えば、ネットワークエンティティによって実施される例示的なプロセス800を示す図である。例示的なプロセス800は、ネットワークエンティティ(例えば、デバイス1000)が、MSKの制御プレーンベース通信に関連付けられた動作を実行する実施例である。
【0142】
[0150] 図8に示されるように、いくつかの態様では、プロセス800は、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信することを含んでもよい(ブロック810)。例えば、ネットワークエンティティは(例えば、図10に示された通信構成要素1060を使用して)、上述したように、UEから、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信してもよい。
【0143】
[0151] 図8に更に示されるように、いくつかの態様では、プロセス800は、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信することを含んでもよい(ブロック820)。例えば、ネットワークエンティティは(例えば、通信構成要素1060を使用して)、上述したように、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEにMSKを送信してもよい。
【0144】
[0152] プロセス800は、以下で、及び/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組み合わせなどの追加の態様を含んでもよい。
【0145】
[0153] 第1の態様では、プロセス800は、MSKを送信する前にMSKを生成することを含む。
【0146】
[0154] 第2の態様では、単独で、又は第1の態様と組み合わせて、MSKを送信する前にMSKを生成することは、マルチキャスト/ブロードキャストメンバーシップの変更、MSKを更新するための周期性、MSKに関連付けられたセキュリティ事象を検出することのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいてMSKを生成することを含む。
【0147】
[0155] 第3の態様では、単独で、又は第1の態様及び第2の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、ネットワークエンティティはMBSFを含む。
【0148】
[0156] 第4の態様では、単独で、又は第1の態様~第3の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、追加のネットワークエンティティから、MSKに関連付けられたMTKを受信することを含む。
【0149】
[0157] 第5の態様では、単独で、又は第1の態様~第4の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、追加のネットワークエンティティにMTKを送信することを含む。
【0150】
[0158] 第6の態様では、単独で、又は第1の態様~第5の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、MTKを追加のネットワークエンティティに送信することは、追加のネットワークエンティティからの、MTKに対する要求、又はMTKを更新するための周期性の受信のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、MTKを、追加のネットワークエンティティに送信することを含む。
【0151】
[0159] 第7の態様では、単独で、又は第1の態様~第6の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、MTKを送信する前にMTKを生成することを含む。
【0152】
[0160] 第8の態様では、単独で、又は第1の態様~第7の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、追加のネットワークエンティティは、BM-SC、MBSTF、又はキー配信エンティティのうちの1つ又は複数を含む。
【0153】
[0161] 第9の態様では、単独で、又は第1の態様~第8の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、MTKメッセージをUEに送信することを含む。
【0154】
[0162] 第10の態様では、単独で、又は第1の態様~第9の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、MTKは、少なくとも部分的にMSKに基づいて暗号化される。
【0155】
[0163] 第11の態様では、単独で、又は第1の態様~第10の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、追加のネットワークエンティティから更新されたMTKを受信すること、セルラーネットワークの制御プレーンを介して更新されたMTKをUEに送信すること、又はこれらの組み合わせを含む。
【0156】
[0164] 第12の態様では、単独で、又は第1の態様~第11の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、追加のネットワークエンティティに、更新されたMTKを送信することを含む。
【0157】
[0165] 第13の態様では、単独で、又は第1の態様~第12の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、更新されたMTKをUEに送信することを含む。
【0158】
[0166] 第14の態様では、単独で、又は第1の態様~第13の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、更新されたMTKを送信することは、UEからの要求の受信に少なくとも部分的に基づいて更新されたMTKを送信すること、又はUEが、MBMSに参加することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMTKを、UEに送信することを含む。
【0159】
[0167] 第15の態様では、単独で、又は第1の態様~第14の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、追加のネットワークエンティティから、MSKを更新するための指示を受信することと、追加のネットワークエンティティに、更新されたMSKを送信することとを含む。
【0160】
[0168] 第16の態様では、単独で、又は第1の態様~第15の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、プロセス800は、更新されたMSKを、UEに送信することを含む。
【0161】
[0169] 第17の態様では、単独で、又は第1の態様~第16の態様のうちの1つ若しくは複数と組み合わせて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEに、MSKを送信することは、マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、又はアクセス及びモビリティ管理関数のうちの1つ又は複数を介して、MSKを送信することを含む。
【0162】
[0170] 図8は、プロセス800の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス800は、図8に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加的に又は代替的に、プロセス800のブロックのうちの2つ以上が、並行に実行されてもよい。
【0163】
[0171] 図9は、無線通信のための例示的な装置900の図である。装置900は、UEであってもよく、又はUEは、装置900を含んでもよい。いくつかの態様では、装置900は、(例えば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素902及び送信構成要素904を含む。示されるように、装置900は、受信構成要素902及び送信構成要素904を使用して、別の装置906(UE、基地局、又は別の無線通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示されるように、装置900は、通信管理プログラム908(例えば、通信管理プログラム140)を含んでもよい。
【0164】
[0172] いくつかの態様では、装置900は、図5及び図6に関して本明細書に記載される1つ又は複数の動作を実行するように構成されてもよい。追加的に又は代替的に、装置900は、図7のプロセス700などの、本明細書に記載される1つ又は複数のプロセスを実行するように構成されてもよい。いくつかの態様では、装置900及び/又は図9に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関連して説明したUEの1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加的に又は代替的に、図9に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内に実装されてもよい。追加的に又は代替的に、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリに記憶されたソフトウェアとして、少なくとも部分的に実装されてもよい。例えば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実行するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装されてもよい。
【0165】
[0173] 受信構成要素902は、基準信号、制御情報、データ通信、又はこれらの組み合わせなどの通信を、装置906から受信してもよい。受信構成要素902は、受信された通信を、装置900の1つ又は複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素902は、受信された通信に対して、信号処理(他の例の中でもとりわけ、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実行してもよく、処理された信号を、装置900の1つ又は複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素902は、図2に関連して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0166】
[0174] 送信構成要素904は、基準信号、制御情報、データ通信、又はこれらの組み合わせなどの通信を、装置906に送信してもよい。いくつかの態様では、装置900の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を、装置906への送信のために、送信構成要素904に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、生成された通信に対して、信号処理(他の例の中でもとりわけ、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置906に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、図2に関連して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、送受信機において、受信構成要素902と併置されてもよい。
【0167】
[0175] 通信管理プログラム908は、MBMSに関連付けられたセルラーネットワークに登録してもよい。送信構成要素904は、セルラーネットワークに、MBMSに参加するための要求を送信してもよい。受信構成要素902は、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信してもよい。
【0168】
[0176] 受信構成要素902は、セルラーネットワークの制御プレーンを介して応答を受信した後に、ポイントツーマルチポイント通信を介して更新された応答を受信してもよい。
【0169】
[0177] 通信管理プログラム908及び/又は受信構成要素902は、MSKに少なくとも部分的に基づいて、MBMSトラフィックキーを復号してもよい。
【0170】
[0178] 受信構成要素902は、ポイントツーマルチポイント通信を介して、MBMSデータを受信してもよい。
【0171】
[0179] 通信管理プログラム908及び/又は受信構成要素902は、MBMSトラフィックキーに少なくとも部分的に基づいて、MBMSデータを復号してもよい。
【0172】
[0180] 受信構成要素902は、ポイントツーマルチポイント通信を介して、MBMSトラフィックキーに対する更新の指示を受信してもよい。
【0173】
[0181] 送信構成要素904は、MBMSトラフィックキーに対する更新の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMBMSトラフィックキーについての要求をセルラーネットワークに送信してもよい。
【0174】
[0182] 受信構成要素902は、セルラーネットワークの制御プレーンを介して更新されたMBMSトラフィックキーを受信してもよい。
【0175】
[0183] 図9に示す構成要素の数及び配置は一実施例として与えられる。実際には、図9に示される構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、図9に示される2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてもよく、又は図9に示される単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加的に又は代替的に、図9に示される(1つ又は複数の)構成要素のセットは、図9に示される構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される、1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0176】
[0184] 図10は、ネットワークエンティティ615(例えば、MBSF)、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610のうちの1つ又は複数、BM-SC620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630に対応し得る、デバイス1000の例示的な構成要素の図である。いくつかの実装形態では、ネットワークエンティティ615(例えば、MBSF)、1つ又は複数のセルラーネットワークデバイス610のうちの1つ又は複数、BM-SC620、キー管理関数625、及び/又はキー配布関数630は、1つ又は複数のデバイス1000及び/又はデバイス1000の1つ又は複数の構成要素を含む。図10に示されるように、デバイス1000は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、入力構成要素1040、出力構成要素1050、及び通信構成要素1060を含んでもよい。
【0177】
[0185] バス1010は、デバイス1000の構成要素間の、有線通信及び/又は無線通信を可能にする、1つ又は複数の構成要素を含む。バス1010は、動作連結、通信連結、電子連結、及び/又は電気連結などを介して、図10の2つ以上の構成要素を互いに連結してもよい。プロセッサ1020は、中央処理ユニット、グラフィックス処理ユニット、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、特定用途向け集積回路、及び/又は別のタイプの処理構成要素を含む。プロセッサ1020は、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実装される。いくつかの実装形態では、プロセッサ1020は、本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の動作又はプロセスを実行するようにプログラムされることが可能な1つ又は複数のプロセッサを含む。
【0178】
[0186] メモリ1030は、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含む。例えば、メモリ1030は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ、及び/又は別のタイプのメモリ(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、及び/又は光メモリ)を含んでもよい。メモリ1030は、内部メモリ(例えば、RAM、ROM、又はハードディスクドライブ)及び/又はリムーバブルメモリ(例えば、ユニバーサルシリアルバス接続を介してのリムーバブル)を含んでもよい。メモリ1030は、非一時的コンピュータ可読媒体であってもよい。メモリ1030は、デバイス1000の動作に関連する情報、命令、及び/又はソフトウェア(例えば、1つ又は複数のソフトウェアアプリケーション)を記憶する。いくつかの実装形態では、メモリ1030は、バス1010などを介して、1つ又は複数のプロセッサ(例えば、プロセッサ1020)に連結された1つ又は複数のメモリを含む。
【0179】
[0187] 入力構成要素1040は、デバイス1000が、ユーザ入力及び/又は感知された入力などの入力を受信することを可能にする。例えば、入力構成要素1040は、タッチスクリーン、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、マイクロフォン、スイッチ、センサ、全地球測位システムセンサ、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又はアクチュエータを含んでもよい。出力構成要素1050は、デバイス1000が、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は発光ダイオードなどを介して出力を提供することを可能にする。通信構成要素1060は、デバイス1000が、有線接続及び/又は無線接続を介して他のデバイスと通信することを可能にする。例えば、通信構成要素1060は、受信機、送信機、送受信機、モデム、ネットワークインターフェースカード、及び/又はアンテナを含んでもよい。
【0180】
[0188] デバイス1000は、本明細書に記載される1つ又は複数の動作又はプロセスを実行してもよい。例えば、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ1030)は、プロセッサ1020による実行のための命令のセット(例えば、1つ又は複数の命令又はコード)を記憶してもよい。プロセッサ1020は、本明細書に記載される1つ又は複数の動作又はプロセスを実行するために命令のセットを実行してもよい。いくつかの実装形態では、1つ又は複数のプロセッサ1020による命令のセットの実行は、1つ又は複数のプロセッサ1020及び/又はデバイス1000に、本明細書に記載される1つ又は複数の動作又はプロセスを実行させる。いくつかの実装形態では、本明細書に記載される1つ又は複数の動作又はプロセスを実行するために、命令の代わりに、又は命令と組み合わせて、ハードワイヤード回路が使用される。追加的に又は代替的に、プロセッサ1020は、本明細書に記載される1つ又は複数の動作若しくはプロセスを実施するように構成されてもよい。したがって、本明細書に記載される実装形態は、ハードウェア回路とソフトウェアとのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
【0181】
[0189] 図10に示す構成要素の数及び配置は、一実施例として与えられる。デバイス1000は、図10に示されるものと比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素を含んでもよい。追加的に又は代替的に、デバイス1000の構成要素のセット(例えば、1つ又は複数の構成要素)は、デバイス1000の構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される、1つ又は複数の機能を実行してもよい。
【0182】
[0190] 以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0183】
[0191] 態様1:ユーザ機器(UE)によって実行される無線通信の方法であって、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)に関連するセルラーネットワークに登録することと、セルラーネットワークに、MBMSに参加するための要求を送信することと、セルラーネットワークから、セルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、MBMSサービスキー(MSK)とMSK識別子との対を示す応答を受信することと、を含む、方法。
【0184】
[0192] 態様2:応答が、MSKの有効性の指示、MSKに関連付けられたMBMSトラフィックキー(MTK)、MTKに関連付けられたMTK識別子、又はMBMSトラフィックキーの有効性の指示のうちの1つ又は複数を含む、態様1に記載の方法。
【0185】
[0193] 態様3:応答を受信することが、セルラーネットワークの制御プレーンを介して応答を受信すること、又はポイントツーマルチポイント通信を介して応答を受信することのうちの1つ又は複数を含む、態様2に記載の方法。
【0186】
[0194] 態様4:セルラーネットワークの制御プレーンを介して応答を受信した後に、ポイントツーマルチポイント通信を介して更新された応答を受信することを更に含む、態様3に記載の方法。
【0187】
[0195] 態様5:MBMSトラフィックキーが、少なくとも部分的にMSKに基づいて暗号化される、態様2に記載の方法。
【0188】
[0196] 態様6:MSKに少なくとも部分的に基づいてMBMSトラフィックキーを復号することを更に含む、態様2~態様5のいずれかに記載の方法。
【0189】
[0197] 態様7:ポイントツーマルチポイント通信を介してMBMSデータを受信することと、MBMSトラフィックキーに少なくとも部分的に基づいてMBMSデータを復号することと、を更に含む、態様2~態様6のいずれかに記載の方法。
【0190】
[0198] 態様8:ポイントツーマルチポイント通信を介して、MBMSトラフィックキーに対する更新の指示を受信することを更に含む、態様2~態様7のいずれかに記載の方法。
【0191】
[0199] 態様9:MBMSトラフィックキーに対する更新の指示を受信することに少なくとも部分的に基づいて、更新されたMBMSトラフィックキーについての要求を、セルラーネットワークに送信することと、セルラーネットワークの制御プレーンを介して更新されたMBMSトラフィックキーを受信することと、を更に含む、態様8に記載の方法。
【0192】
[0200] 態様10:セルラーネットワークの制御プレーンを介してMBSFからMSKを受信することが、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、及びマルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、又はアクセス及びモビリティ管理関数のうちの1つ又は複数を介して応答を受信することを含む、応答を受信することを含む、態様1~態様9のいずれかに記載の方法。
【0193】
[0201] 態様11:MBMSに参加するための要求を送信することが、制御プレーンシグナリングメッセージを介して、MBMSに参加するための要求を送信することを含む、態様1~態様10のいずれかに記載の方法。
【0194】
[0202] 態様12:制御プレーンシグナリングメッセージが、アップリンク非アクセス層(NAS)メッセージを含む、態様11に記載の方法。
【0195】
[0203] 態様13:応答を受信することが、制御プレーンシグナリングメッセージを介して応答を受信することを含む、態様1~態様12のいずれかに記載の方法。
【0196】
[0204] 態様14:制御プレーンシグナリングメッセージが、ダウンリンク非アクセス層(NAS)メッセージを含む、態様13に記載の方法。
【0197】
[0205] 態様15:ネットワークエンティティによって実行される無線通信の方法であって、ユーザ機器(UE)から、セルラーネットワークを介して、MBMSに参加するための要求を受信することと、UEがセルラーネットワークに登録されていることに少なくとも部分的に基づいて、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、UEに、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)サービスキー(MSK)を送信することと、を含む、方法。
【0198】
[0206] 態様16:MSKを送信する前に、MSKを生成することを更に含む、態様15に記載の方法。
【0199】
[0207] 態様17:MSKを送信する前にMSKを生成することが、マルチキャスト/ブロードキャストメンバーシップの変更、MSKを更新するための周期性、MSKに関連付けられたセキュリティ事象を検出することのうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、MSKを生成することを含む、態様16に記載の方法。
【0200】
[0208] 態様18:ネットワークエンティティが、マルチキャスト/ブロードキャストサービス機能(MBSF)を含む、態様15~態様17のいずれかに記載の方法。
【0201】
[0209] 態様19:追加のネットワークエンティティから、MSKに関連付けられたMBMSトラフィックキーを受信することを更に含む、態様15~態様18のいずれかに記載の方法。
【0202】
[0210] 態様20:MBMSトラフィックキーを追加のネットワークエンティティに送信することを更に含む、態様15~態様18のいずれかに記載の方法。
【0203】
[0211] 態様21:追加のネットワークエンティティにMBMSトラフィックキーを送信することが、追加のネットワークエンティティから、MBMSトラフィックキーについての要求を受信すること、又はMBMSトラフィックキーを更新するための周期性のうちの1つ又は複数に少なくとも部分的に基づいて、追加のネットワークエンティティにMBMSトラフィックキーを送信することを含む、態様20に記載の方法。
【0204】
[0212] 態様22:MBMSトラフィックキーを送信する前に、MBMSトラフィックキーを生成することを更に含む、態様20に記載の方法。
【0205】
[0213] 態様23:追加のネットワークエンティティが、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(BM-SC)、MBSTF、又はキー配信エンティティのうちの1つ又は複数を含む、態様20に記載の方法。
【0206】
[0214] 態様24:UEに、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、応答を送信することを更に含む、態様15に記載の方法。
【0207】
[0215] 態様25:MBMSトラフィックキーが、少なくとも部分的にMSKに基づいて暗号化される、態様24に記載の方法。
【0208】
[0216] 態様26:追加のネットワークエンティティから、更新されたMBMSトラフィックキーを受信することと、セルラーネットワークの制御プレーンを介して、更新されたMBMSトラフィックキーをUEに送信することと、を更に含む、態様24~態様25のいずれかに記載の方法。
【0209】
[0217] 態様27:追加のネットワークエンティティに、更新されたMBMSトラフィックキーを送信することを更に含む、態様26に記載の方法。
【0210】
[0218] 態様28:セルラーネットワークの制御プレーンを介して、更新されたMBMSトラフィックキーをUEに送信することを更に含む、態様26に記載の方法。
【0211】
[0219] 態様29:セルラーネットワークの制御プレーンを介して、更新されたMBMSトラフィックキーを送信することが、UEからの要求の受信に少なくとも部分的に基づいて更新されたMBMSトラフィックキーを送信すること、又はUEがMBMSに参加していることに少なくとも部分的に基づいて更新されたMBMSトラフィックキーをUEに送信することを、含む、態様28に記載の方法。
【0212】
[0220] 態様30:追加のネットワークエンティティから、MSKを更新するための指示を受信することと、追加のネットワークエンティティに、更新されたMSKを送信することと、を更に含む、態様15~態様29のいずれかに記載の方法。
【0213】
[0221] 態様31:更新されたMSKをUEに送信することを更に含む、態様30に記載の方法。
【0214】
[0222] 態様32:セルラーネットワークの制御プレーンを介してMSKをUEに送信することが、マルチキャスト/ブロードキャストセッション管理関数、セッション管理関数、又はアクセス及びモビリティ管理関数のうちの1つ又は複数を介して、MSKを送信することを含む、態様15~態様30のいずれかに記載の方法。
【0215】
[0223] 態様33:デバイスにおける無線通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに連結されたメモリと、メモリに記憶され、態様1~態様32のうちの1つ又は複数に記載された方法を、装置に実行させるように、プロセッサによって実行可能な命令と、を備える、装置。
【0216】
[0224] 態様34:無線通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに連結された1つ又は複数のプロセッサと、を備え、1つ又は複数のプロセッサが、態様1~態様32のうちの1つ又は複数に記載された方法を実行するように構成されている、デバイス。
【0217】
[0225] 態様35:態様1~態様32のうちの1つ又は複数に記載された方法を実行する、少なくとも1つの手段を備える、無線通信のための装置。
【0218】
[0226] 態様36:無線通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~態様32のうちの1つ又は複数に記載された方法を実行するように、プロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0219】
[0227] 態様37:無線通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、1つ又は複数の命令を含み、1つ又は複数の命令が、デバイスの1つ又は複数のプロセッサによって実行された場合に、デバイスに、態様1~態様32のうちの1つ又は複数に記載された方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0220】
[0228] 上記の開示は、例示及び説明を提供するが、網羅的であること又は態様を開示された厳密な形態に限定することは、意図されていない。修正例及び変形形態が、上記の開示に照らして加えられてもよく、又は態様の実践から獲得されてもよい。
【0221】
[0229] 本明細書で使用される場合、「構成要素」という用語は、ハードウェア、及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして、広く解釈されるものとする。「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれ以外として呼ばれるかどうかにかかわらず、他の例の中でもとりわけ、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、手順、及び/又は関数を意味するものと、広く解釈されるものとする。本明細書で使用される場合、「プロセッサ」は、ハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて、実装される。本明細書に記載されるシステム及び/又は方法は、異なる形態のハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて実装され得ることが、明らかであろう。これらのシステム及び/又は方法を実装するために使用される、実際の専用の制御ハードウェアコード又はソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、当業者は、ソフトウェア及びハードウェアが、本明細書の記載に少なくとも部分的に基づいて、システム及び/又は方法を実装するように設計され得ることを、理解することになるので、システム及び/又は方法の動作及び挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく、本明細書に記載される。
【0222】
[0230] 本明細書で使用される場合、「閾値を満たすこと」とは、文脈に応じて、値が閾値よりも大きいこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値以下であること、閾値に等しいこと、閾値に等しくないこと等を、指してもよい。
【0223】
[0231] 特徴の特定の組み合わせが特許請求の範囲において列挙され、かつ/又は本明細書で開示されても、それらの組み合わせは、様々な態様の開示を限定するものではない。これらの特徴の多くが、特許請求の範囲に具体的に列挙されず、かつ/又は本明細書で開示されない方法で、組み合わせられてもよい。様々な態様の開示は、請求項セット内のあらゆる他の請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。本明細書で使用される場合、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一の要素を含む、それらの項目の任意の組み合わせを指す。一例として、「a、b、又はcのうちの少なくとも1つ(at least one of: a, b, or c)」は、a、b、c、a+b、a+c、b+c、及びa+b+c、並びに複数の同じ要素を有する任意の組み合わせ(例えば、a+a、a+a+a、a+a+b、a+a+c、a+b+b、a+c+c、b+b、b+b+b、b+b+c、c+c、及びc+c+c、又はa、b、及びcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0224】
[0232] 本明細書で使用する要素、行為、又は命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要又は必須として解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される場合、冠詞「a」及び「an」は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の(one or more)」と互換的に使用される場合がある。更に、本明細書で使用される場合、冠詞「the」は、冠詞「the」に関して言及される1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の(the one or more)」と互換的に使用されてもよい。更に、本明細書で使用される場合、「セット(set)」及び「グループ(group)」という用語は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されてもよい。ただ1つの項目が意図される場合、「ただ1つの」という句又は類似の言葉が使用される。また、本明細書で使用される場合、「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、これらの用語が修飾する要素を限定しないオープンエンド用語であるものとする(例えば、Aを「有する」要素は、Bも有することができる)。更に、「~に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「~に、少なくとも部分的に基づいて」を意味するものとする。また、本明細書で使用される場合、「又は(or)」という用語は、連続して使用される場合には包含的であるものとし、別段に明記されていない限り(例えば、「いずれか(either)」又は「のうちのただ1つ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)、「及び/又は(and/or)」と互換的に使用されてもよい。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】