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特表2024-540855測位のための周波数レイヤを有効化するための方法及び装置
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  • 特表-測位のための周波数レイヤを有効化するための方法及び装置 図1A
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】測位のための周波数レイヤを有効化するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20241029BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/23
H04W72/0453
H04W64/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521738
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 US2022078095
(87)【国際公開番号】W WO2023069871
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】63/257,330
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/308,118
(32)【優先日】2022-02-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/334,826
(32)【優先日】2022-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/395,951
(32)【優先日】2022-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エル ハムス、アアタ
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 文大
(72)【発明者】
【氏名】リー、ムーン イル
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、トゥオン
(72)【発明者】
【氏名】バラ、アーデム
(72)【発明者】
【氏名】マリニエール、ポール
(72)【発明者】
【氏名】ラオ、ジャヤ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE64
5K067JJ14
(57)【要約】
無線送信/受信ユニット(WTRU)のための方法。この方法は、測位参照信号のための複数の周波数レイヤを示す構成情報と、複数の周波数レイヤのうちの少なくとも1つのアクティブ化された周波数レイヤと、をネットワークから受信することを含む。周波数レイヤは、データ送信のための1つ以上のキャリアであって、その関連付けられた測位のための周波数レイヤと同じ位置に配置される、キャリアと、データ送信のためのキャリア内のバンド幅部分(BWP)と関連付けられ得る。WTRUは、ネットワークから、セカンダリセル(SCell)及びBWPのいずれかのアクティブ化/非アクティブ化を示すアクティブ化/非アクティブ化情報を受信し得る。WTRUは、例えば、測位のために使用される周波数レイヤのセットを示す情報を送信することができ、周波数レイヤのセットは、精度要件、レイテンシ、1つの周波数レイヤの測定されたRSRP、及びしきい値であるBWPに対応する測定されたCSI-RSのいずれかに従って有効化される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサを備え、前記プロセッサが、
測位測定用の複数の周波数レイヤ(FL)であって、少なくとも第1のFLが第1のセル又は設定された第1のバンド幅部分(BWP)と関連付けられており、少なくとも第2のFLが第2のBWP又は第2のセルと関連付けられている、複数の周波数レイヤ(FL)を示す構成情報をネットワークから受信し、
前記第1のセル又は前記第1のBWPと関連付けられた前記第1のFLにおける1つ以上の測位参照信号(PRS)送信と関連付けられた第1の測定を実行し、
前記第1のFLにおける測位参照信号(PRS)送信と関連付けられた第1の測定値が、設定されたしきい値を満たさないことに基づいて、前記第2のセル又は前記第2のBWPと関連付けられた前記第2のFLにおける1つ以上の前記PRS送信と関連付けられた第2の測定を実行し、
第1又は第2の測定値のうちの少なくとも1つ、及び前記測定値と関連付けられた前記FLの指示を含む測定報告を送信する、
ように構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記第2のセルをアクティブ化するように更に構成されており、前記第2のBWPが、前記第2のセル内でアクティブである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記第1のFLにおける前記PRS送信と関連付けられた第1の測定値が、前記設定されたしきい値を下回る、請求項1又は2に記載のWTRU。
【請求項4】
関連付けられたBWP又はセルに基づいて、1つ以上の追加のFLを有効化するように更に構成されている、請求項3に記載のWTRU。
【請求項5】
前記1つ以上の追加のFLにおける前記PRS送信と関連付けられた更なる測定を実行するように更に構成されている、請求項4に記載のWTRU。
【請求項6】
前記プロセッサが、少なくとも1つの周波数レイヤのアクティブ化を要求するメッセージをネットワークに送信するように更に構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項7】
前記測定報告が、前記第1及び第2のFLにわたって平均化された参照信号受信電力(RSRP)測定値を更に含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項8】
前記測定報告が、前記第1及び第2のFLの各々と関連付けられたそれぞれの参照信号受信電力(RSRP)測定値を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項9】
前記構成情報が、前記ネットワーク内の位置管理機能(LMF)から受信される、請求項1~8のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項10】
前記測定報告が、前記ネットワーク内の位置管理機能(LMF)に送信される、請求項1~9のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項11】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、
測位測定用の複数の周波数レイヤ(FL)であって、少なくとも第1のFLが第1のセル又は設定された第1のバンド幅部分(BWP)と関連付けられ、少なくとも第2のFLが第2のBWP又は第2のセルと関連付けられている、複数の周波数レイヤ(FL)を示す構成情報をネットワークから受信するステップと、
前記第1のセル又は前記第1のBWPと関連付けられた前記第1のFLにおける1つ以上の測位参照信号(PRS)送信と関連付けられた第1の測定を実行するステップと、
前記第1のFLにおける測位参照信号(PRS)送信と関連付けられた前記第1の測定値、設定されたしきい値に基づいて、前記第2のセル又は前記第2のBWPと関連付けられた前記第2のFLにおける1つ以上の前記PRS送信と関連付けられた第2の測定を実行するステップと、
第1又は第2の測定値のうちの少なくとも1つと、前記測定値と関連付けられた前記FLの指示とを含む、測定報告を送信するステップと、を含む、方法。
【請求項12】
前記第2のセルをアクティブ化するステップを更に含み、前記第2のBWPが、前記第2のセルにおいてアクティブである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のFLにおける前記PRS送信と関連付けられた第1の測定値が、前記設定されたしきい値を下回る、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
関連付けられたBWP又はセルに基づいて、1つ以上の追加のFLを有効化することを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の追加のFLにおける前記PRS送信と関連付けられた更なる測定を実行することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
少なくとも1つの周波数レイヤのアクティブ化を要求するメッセージを前記ネットワークに送信するステップを更に含む、請求項11~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記測定報告が、前記第1及び第2のFLにわたって平均化された参照信号受信電力(RSRP)測定値を更に含む、請求項11~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記測定報告が、前記第1及び第2のFLの各々と関連付けられた、それぞれの参照信号受信電力(RSRP)測定値を含む、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記構成情報が、前記ネットワーク内の位置管理機能(LMF)から受信される、請求項11~18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記測定報告が、前記ネットワーク内の位置管理機能(LMF)に送信される、請求項11~19のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年10月19日に出願された米国仮特許出願第63/257,330号、2022年02月09日に出願された米国仮特許出願第63/308.118号、2022年04月26日に出願された米国仮特許出願第63/334,826号及び2022年08月08日に出願された米国仮特許出願第63/395,951号の利益を主張し、その開示はその全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
(発明の分野)
本開示は、無線通信システムにおける無線送信及び/又は受信ユニット(Wireless Transmit and/or Receive Units、WTRU)の/ための方法及び装置に関係する。
【背景技術】
【0003】
本開示は、例えば、周波数レイヤの概念を有するか又はその概念を組み込む測位参照信号(positioning reference signal、PRS)を使用することによって、無線送信/受信ユニット(WTRU)の位置を決定することに関する。PRS構成では、周波数レイヤは、最高レベル又は第1のレベルの構成であり得、送信/受信ポイント(transmit/receive point、TRP)は、より低いレベル又は第2のレベルの構成であるリソースセットであり得る。従来の無線ネットワークの場合、従来のWTRUは、最大4つの周波数レイヤで動作するように設定される。しかしながら、それぞれの周波数レイヤ上で異なる測位方法を使用し得るのだが、そのような従来のWTRUでは、WTRUの位置を決定するために実行される測定の間に1つの周波数しか処理することができない。
【発明の概要】
【0004】
実施形態によれば、WTRUは複数の周波数レイヤについて設定され得る。1つ以上(又は各)周波数レイヤは、データ送信のための1つ以上のキャリア、セル、及び/又はバンド幅部分と関連付けられ得る。WTRUは測位のために1つ以上の周波数レイヤを有効化するようにトリガされ得る。測位のための周波数レイヤを有効化するためのトリガには検出されたトリガの様々な組み合わせが含まれ得る。
【0005】
測位のための周波数レイヤを有効化するトリガの一例は、周波数レイヤと関連付けられた、構成されたセカンダリセル(secondary cell、SCell)のアクティブ化/非アクティブ化ステータスを含み得る。測位のための周波数レイヤを有効化するための例示的なトリガは、周波数レイヤと関連付けられた所与のバンド幅部分がアクティブ化されることを含み得る。実施形態では、測位のための周波数レイヤを有効化するためのトリガは、測位サービスの1つ以上の要件が周波数レイヤについて満たされていることを含み得る。実施形態では、例えば、品質が設定されたしきい値を上回るとき、トリガは、測位参照信号(PRS)の測定品質を含み得る。WTRUは、トリガの組み合わせを利用して、測位のために所与の周波数レイヤを有効化し得る。
【0006】
実施形態によれば、WTRUは、測位測定用の複数の周波数レイヤを示す構成情報をネットワークから受信するように設定され得る。少なくとも1つの周波数レイヤは、第1のセル又は第1の設定されたバンド幅部分(bandwidth part、BWP)と関連付けられ得、少なくとも第2の周波数レイヤは、第2のBWP又は第2のセルと関連付けられ得る。WTRUは第2のセルをアクティブ化し得て、第2のBWPは第2のセルにおいてアクティブである。WTRUは更に、第1のセル又は第1のBWPと関連付けられた第1の周波数レイヤにおける1つ以上の測位PRS送信と関連付けられた第1の測定を実行し得る。WTRUは、第1の周波数レイヤにおけるPRS送信と関連付けられた第1の測定値がしきい値を下回ることに基づいて、第2のセル又は第2のBWPと関連付けられた第2の周波数レイヤにおける1つ以上のPRS送信と関連付けられた第2の測定を実行し得る。WTRUは、第1又は第2の測定のうちの少なくとも1つと、測定と関連する周波数レイヤの指示とを含む測定報告を更に送信し得る。
【0007】
実施形態によれば、WTRUは、複数の測定ギャップ(measurement gap、MG)を利用するように設定され得る。各測定ギャップは、1つ以上の周波数レイヤのセットと関連付けられ得る。MG持続時間又は長さは、有効化された周波数レイヤの総バンド幅、有効化された周波数レイヤのヌメロロジ(numerology)、有効化された周波数レイヤの数などのうちの1つ以上に依存し得る(例えば、関連付けられ得る)。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤの有効化されたセットに基づいて、事前設定されたMGからMGを要求し得る。WTRUによって要求されるMGの持続時間は、有効化された周波数レイヤの総バンド幅、有効化された周波数レイヤのヌメロロジ、有効化された周波数レイヤの数などの1つ以上に依存し得る。
【0008】
実施形態によれば、WTRUは、集約された周波数レイヤのセットと関連付けられている1つ以上のMGを要求するように設定され得る。WTRUは、周波数レイヤの集約をアクティブ化及び/又は非アクティブ化するように設定され得る。実施形態によれば、WTRUが、集約された周波数レイヤと関連付けられたMGを要求するように設定される場合、WTRUは、様々な条件に基づいて、周波数レイヤ集約をアクティブ化又は非アクティブ化し得る。実施形態によれば、WTRUが周波数レイヤの集約をアクティブ化又は非アクティブ化し得る場合、アクティブ化又は非アクティブ化は、無認可スペクトルにおけるチャネルの獲得に基づき得る。
【0009】
実施形態によれば、WTRUは、PRSの優先度レベル及びドップラーシフトなどのチャネル状態に基づいて、ホップベースの測定用のパラメータを決定し得る。例えば、WTRUは、ネットワークからPRS構成、及び優先順位付けウィンドウ(例えば、PRSの優先順位レベル)に関連する構成を受信する。測定パラメータ(例えば、繰り返し回数)と位置管理機能(location management function、LMF)からのチャネル状態との間の関連ルールが、チャネルのドップラーシフト情報とともに更に提供され得る。PRSの優先度レベルが高い場合、WTRUは、次いで、測定パターン、及びホップベースの測定を有効化するかどうかを決定し得る。ホップベースの測定を有効化すると、WTRUは、ドップラーシフト情報及び関連ルール(例えば、ドップラーシフトに基づく測定における繰り返し回数)に基づいてホップパラメータを決定する。PRSの優先度レベルが低い場合、ホップベースの測定は無効化され、WTRUは既定のバンド幅について測定を行う。その後、WTRUは、PRSを受信し、ホップ測定パターンに従って測定(例えば、RSRP、RSTD)を行う。
【0010】
実施形態では、タイマが満了するまで、WTRUは無効化された周波数レイヤ内のPRSの測定/監視を維持するように設定され得る。WTRUは、有効化された周波数レイヤの周波数バンド、有効化された周波数レイヤのバンド幅、及び/又は周波数レイヤを無効化する予想時間に基づいて、周波数レイヤごとに測位方法計算を選択し得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
例として本明細書に添付される図面と併せて与えられる以下の詳細な説明から、より詳細な理解を得ることができる。そのような図面の図は、詳細な説明と同様に、例示的なものである。したがって、図及び詳細な説明は限定的であるとみなされるべきではなく、その他の同様に効果的な実施例が可能であり、その可能性が高い。更に、図(「FIG」)内の同様の参照番号(「ref」)は、同様の要素を示している。
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを例解するシステム図である。
図1B】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)を例解するシステム図である。
図1C】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を例解するシステム図である。
図1D】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解するシステム図である。
図2】周波数レイヤを含むリソース構成を例解する図である。
図3】実施形態による、CC(component carrier)とBWPと周波数レイヤとの間の関連付けを例解する図である。
図4】実施形態による、複数の周波数レイヤの利用を例解する図である。
図5】ネットワークからの周波数レイヤ(例えば、LMF、gNB(gNode B)など)と関連する様々なMGパラメータを例解する図である。
図6】周波数ホッピングのパターン及びパラメータを例解する図である。
図7】PRSに関して測定中のホッピングを例解する図である。
図8】mK=2のときの、PRSに関する測定中のホッピング、及びホップごとの繰り返しを例解する図である。
図9】PRSホッピングのためのミューティングパターン「10」を例解する図である。
図10】PRSホッピングのためのミューティングパターン「1110」を例解する図である。
図11】WTRUが測位のための周波数レイヤを有効化するための手順の例である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明では、本明細書に開示される実施形態及び/又は実施例の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、このような実施形態及び実施例は、本明細書に記載される具体的な詳細の一部又は全部を伴わずに実践され得ることが理解されるであろう。他の例では、以下の説明を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素及び回路は詳細に説明されていない。更に、本明細書に具体的に記載されていない実施形態及び実施例は、本明細書に明示的、暗黙的及び/又は本質的に(集合的に「提供される」)記載、開示又は他の方法で提供される実施形態及び他の実施例の代わりに、又はそれらと組み合わせて実践され得る。
【0013】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実施され得る、例示的な通信システム100を例解する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線バンド幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを、可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重アクセス(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(Single-Carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(Zero-Tail Unique-Word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(Unique Word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンク多重キャリア(Filter Bank Multi Carrier、FBMC)等の、1つ以上のチャネルアクセス方法を用いてもよい。
【0014】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)108と、インターネット110と、その他のネットワーク112と、を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが、理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作する、及び/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局(station)」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局、固定加入者ユニット又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、無線呼出し、携帯電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネットデバイス、ウォッチ又はその他の着用式の、ヘッドマウントディスプレイ(Head-Mounted Display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術用)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又はその他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用無線ネットワーク及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイス等を、含んでもよい。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0015】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106/115、インターネット110、及び/又はその他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)、Node-B、eNode B(eNB)、Home NodeB、Home eNodeB、gNode B(gNB)、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(Access Point、AP)、無線ルータ等であってもよい。基地局114a、114bは、それぞれ、単一の要素として描示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが、理解されよう。
【0016】
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上の搬送波周波数で無線信号を送信、かつ/又は受信するように、構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、経時的に変化し得る、特定の地理的エリアに、無線サービスの通達範囲を提供し得る。セルは、セルセクタへと、更に分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタへと分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを、含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)技術を用い得るが、セルのセクタごとに、複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビーム形成を使用して、所望の空間方向に、信号を送信及び/又は受信し得る。
【0017】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上と通信し得、このエアインターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)を使用して、確立されてもよい。
【0018】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ワイドバンドCDMA(Wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを、含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンク(Uplink、UL)パケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0019】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立し得る。
【0020】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、この技術は、新しい無線(New Radio、NR)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0021】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを、一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数の種類の基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される複数の種類の無線アクセス技術及び/又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0022】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0023】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B、又はアクセスポイントであり得るが、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0024】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(Voice over Internet Protocol、VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(Quality of Service、QoS)要件を、有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し得る、かつ/又は、ユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用いるその他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが、理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を用いて、別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0025】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又はその他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を、果たし得る。PSTN108は、従来型電話サービス(Plain Old Telephone Service、POTS)を提供する回線交換電話網を、含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコル群のインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用い得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0026】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、多重モード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための、複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように、構成され得る。
【0027】
図1Bは、代表的なWTRU102を例解するシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)チップセット136、及び/又はその他の周辺機器138を、含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが、理解されよう。
【0028】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他の種類の集積回路(integrated circuit、IC)、ステートマシンなどであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意のその他の機能を、実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に連結され得るトランシーバ120に、連結され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を個別の構成部品として描示するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが、理解されよう。
【0029】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように、構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を、送信及び/又は受信するように構成された、アンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成された、エミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を、送信及び/又は受信するように、構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが、理解されよう。
【0030】
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに描示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を、含み得る。
【0031】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように、構成され得る。上記のように、WTRU102は、多重モード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介して、WTRU102が通信することを可能にするための、複数のトランシーバを含み得る。
【0032】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)表示ユニット)に連結され得るが、これらから、ユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。なお、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ハードディスク、又は任意のその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital、SD)メモリカード等を含んでもよい。その他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
【0033】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配し、かつ/又はその電力を制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための、任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0034】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に連結され得るが、これは、WTRU102の現在の場所に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように、構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から、エアインターフェース116を介して位置情報を受信する、及び/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって、位置情報を取得し得るということが、理解されよう。
【0035】
プロセッサ118は、その他の周辺機器138に更に連結され得るが、その他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線接続若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが、含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0036】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送信及び受信が、並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含んでもよい。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介した)信号処理のいずれかを介した自己干渉を低減及び又は実質的に排除するための干渉管理ユニット139を含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全てのうちの、どれかの送信及び受信のための、半二重無線機を含んでもよい。
【0037】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0038】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが、理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは、それぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを、含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信する、及び/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0039】
eNode-B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように、構成され得る。図1Cに示されるように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0040】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)162、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(Packet Data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含んでもよい。前述の要素のそれぞれは、CN106の一部として描示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが、理解されよう。
【0041】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNode-B162a、162b、162cのそれぞれに接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどのその他の無線技術を用いるその他のRAN(図示せず)と、の間で、交換するための、制御プレーン機能を提供し得る。
【0042】
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに、接続され得る。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/それらから経路指定し、かつ転送し得る。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
【0043】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0044】
CN106は、その他のネットワークとの通信を、容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IP多重メディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、その他のネットワーク112へのアクセスを提供し得るが、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される、その他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0045】
WTRUは、無線端末として図1A図1Dに説明されているが、ある特定の代表的な実施形態では、かかる端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
【0046】
代表的実施形態では、その他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0047】
インフラストラクチャベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(Access Point、AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を、有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、及び/又はBSSから出るトラフィックを搬送する、別のタイプの有線ネットワーク/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを、有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先へと生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に配信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、同位層間トラフィックとしてみなされ得る、及び/又は称され得る。同機種間トラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(Direct Link Setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0048】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する場合に、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上に、ビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅のバンド幅)又は信号伝送を介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するために、STAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)が、実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが、特定のSTAによってビジーであると感知/検出及び/又は判定される場合、その特定のSTAは、バックオフし得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0049】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、20MHzのプライマリチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzのチャネルとの組み合わせを介して、形成され得る。
【0050】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。160MHzのチャネルは、8つの連続する20MHzのチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzのチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを、2つのストリームに分割し得る、セグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間領域処理は、各ストリームで個別に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、伝送STAによって伝送され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で記載される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0051】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作バンド幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHzのバンド幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzのバンド幅をサポートする。代表的実施形態によれば、802.11ahは、マクロ通達範囲エリア内のMTC(Meter Type Control/Machine-Type Communications)デバイスなどの、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、及び/又は限定されたバンド幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)しきい値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを、含み得る。
【0052】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネルバンド幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作バンド幅に等しいバンド幅を、有し得る。プライマリチャネルのバンド幅は、最小バンド幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定される、及び/又は制限され得る。802.11ahの実施例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおけるその他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又はその他のチャネルバンド幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して、1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因して、プライマリチャネルが動作中である場合、周波数バンドの大部分が動作休止のままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数バンド全体が動作中であるとみなされ得る。
【0053】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数バンドは、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数バンドは、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数バンドは、916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総バンド幅は、国のコードに応じて、6MHz~26MHzである。
【0054】
図1Dは、実施形態によるRAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を使用して、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0055】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが、理解されよう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビーム形成を利用して、gNB180a、180b、180cに、信号を送信及び/又は受信してもよい。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し得る、及び/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)技術を、実装し得る。例えば、gNB180aは、複数の成分搬送波(CC)を、WTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのCCのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのCCは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調多重ポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を、受信し得る。
【0056】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して、変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、及び/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又は拡張性のある長さのサブフレーム又は送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0057】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように、構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、その他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとして、gNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加の通達範囲及び/又はスループットを提供し得る。
【0058】
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの経路指定、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の経路指定等を処理するように、構成されてもよい。図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して、互いに通信し得る。
【0059】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素のそれぞれは、CN115の一部として描示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが、理解されよう。
【0060】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライスのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)信号伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスのためのサービス等の異なる使用事例のために、確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)アクセス技術などのその他の無線技術を用いるその他のRAN(図示せず)と、の間で交換するための、制御プレーン機能を、提供し得る。
【0061】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115中のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115中のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックの経路指定を、構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシ施行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどの、他の機能を実行し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0062】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得るが、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなどの、他の機能を実行し得る。
【0063】
CN115は、その他のネットワークとの通信を、容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN115は、WTRU102a、102b、102cに、その他のネットワーク112へのアクセスを提供し得て、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有される及び/又は運用される、その他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに、接続され得る。
【0064】
図1A図1D及び図1A図1Dの対応する説明を考慮して、WTRU102a~102d、基地局114a~114b、eNode-B160a~160c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~180c、AMF182a~182b、UPF184a~184b、SMF183a~183b、DN185a~185b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る(図示せず)。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された、1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、その他のデバイスを試験し得る、並びに/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
【0065】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における、その他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように、設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内のその他のデバイスを試験するために、有線通信ネットワーク並びに/又は無線通信ネットワークの一部として、完全にあるいは部分的に実装される、及び/又は展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として、別のデバイスに直接連結され得る、及び/又は地上波無線通信を使用して、試験を実行し得る。
【0066】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成部品の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線通信ネットワーク及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて、利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF連結及び/又は無線通信は、データを送信する、及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって、使用され得る。
【0067】
周波数レイヤは、測位参照信号(PRS)のために使用される無線(wireless)及び/又は無線(radio)周波数(RF)通信の概念及び/又は態様であるとみなされ得る。周波数レイヤは、バンド幅、中心周波数、及び(例えば、対応する)ヌメロロジのうちのいずれかを含み得る(例えば、定義され得る、参照され得る、構成され得る、示され得る、特徴付けられ得る、パラメータ化され得る、及び/又は含み得る、有し得るなど)。例えば、WTRUは、バンド幅、中心周波数、及び対応するヌメロロジからなる(例えば、それらによって定義/参照される)周波数レイヤについて設定され得る。周波数レイヤは、例えば、無線デバイス間の無線通信に関して設定及び/又は割り振られる無線ネットワーク/通信リソースとみなされ得る(例えば、それを含み得る)。
【0068】
図2は、周波数レイヤを含むリソース構成を例解する図である。図2内で、任意の数の送信/受信ポイント(TRP)が周波数レイヤと関連付けられ得、任意の数のPRSのセット(例えば、PRS構成)がTRPと関連付けられ得る。従来の無線(例えば、3GPP仕様)測位システムの場合、最大4つの周波数レイヤについて設定される従来のWTRUは、(例えば、測位のための)測定中に1つの周波数しか処理しない。更に、そのような場合、異なる周波数レイヤが、異なる測位方法のために従来のWTRUによって使用され得る。例えば、参照信号時間差(Reference Signal Time Difference、RSTD)方法を使用する測位は、第1の周波数レイヤに基づくことができ、ラウンドトリップ時間(Round Trip Time、RTT)方法を使用する測位は、第2の周波数レイヤに基づくことができる。
【0069】
ダウンリンク(DL)測位方法は、PRSなどのダウンリンク参照信号を使用するいかなる測位方法であってもよい(例えば、それらを参照し得る)。そのようなDL測位方法では、WTRUは、1つ以上の送信ポイント(transmission point、TP)から複数の参照信号を受信し、RSTD、参照信号受信電力(Reference Signal Receive Power、RSRP)などのいずれかなどのDL測定を実行する。DL測位方法の例は、DL出発角(DL-Angle of Departure、DL-AoD)又はDL到着時間差(DL-Time Difference of Arrival、DL-TDOA)測位である。アップリンク(UL)測位方法は、測位のためにサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)などのUL参照信号を使用する任意の測位方法であり得る(例えば、それらを指し得る)。そのようなUL測位方法では、WTRUは、複数の受信ポイント(receive point、RP)にSRSを送信し、RPは、UL相対到着時間(UL-Relative Time of Arrival、UL-RTOA)及び/又はRSRPを測定する。UL測位方法の例は、アップリンク到着時間差(UL Time Difference of Arrival、UL-TDOA)又はアップリンク到着角(UL Angle of Arrival、UL-AoA)測位である。
【0070】
DL及びULを組み合わせた測位方法は、測位のためにUL参照信号及びDL参照信号の両方を利用する測位方法であり得る(例えば、それを指し得る)。例えば、DL及びULを組み合わせた測位方法の場合、この方法は、(例えば、UL及びDLシグナリングに基づいた)Rx-Tx時間差を使用し、これは、TRP(例えば、gNB)によって送信された参照信号(例えば、PRS)の到着時間と、WTRUによって送信された参照信号(例えば、SRS)の送信時間との間の差を指し得る(例えば、決定することを含み得る)。DL及びULを組み合わせた測位方法の場合、WTRUは、Rx-Tx時間差を測定する複数のTRP(例えば、gNB)にSRSを送信し、TRPは、受信したSRSのRSRPを測定する。そのような場合、WTRUは、複数のTRPから送信されたPRSについてのRx-Tx時間差を測定し、WTRUは、受信したPRSのRSRPを測定する。更に、そのような場合、WTRU及びTRPにおいて測定された、受信機-送信機(RX-TX)差及び(例えば、場合によっては)RSRPが、ラウンドトリップ時間を計算するために使用される。DL及びUL測位方法の一例は、複数ラウンドトリップ時間(multi-Round Trip Time、RTT)測位である。
【0071】
上記で説明したDL、UL、並びにDL及びULを組み合わせた測位方法など、従来の測位システム/方法は、例えば、無線ネットワークの潜在的な/将来の使用事例に関して、高精度測位を提供することによる欠点を有する。例えば、工場展開及び車両通信などの使用事例は、高精度の測位サービスを必要とする。PRSに使用するバンド幅が大きいほど推定誤差が小さくなるため、推定位置の精度はPRSに使用するバンド幅に依存する。測位のために利用可能なバンド幅設定が制限されていると、達成可能な精度も制限される。従来の測位システム/方法では、WTRUは、最大4つの周波数レイヤ(すなわち、セルごとに1つの周波数)について設定することができるが、WTRUの従来の(例えば、3GPP LTE測位プロトコル(LTE Positioning Protocol、LPP))構成により周波数レイヤを動的に切り替えることができない。更に、従来の周波数レイヤの使用では、周波数レイヤを集約することができず、ワイドバンドの測位を妨げる。従来の測位方法の上記の欠点を考慮して、(例えば、WTRU、TRP、eNBなどが)例えば測定条件に応じて、周波数レイヤを柔軟に組み合わせる及び/又は切り替える必要がある。
【0072】
実施形態によれば、無線ネットワークによって使用される測位方法は、例えば、WTRUによって実行される測位測定と関連付けられた、精度要件などの精度要件を含み得る及び/又は使用し得る。実施形態によれば、精度要件は、水平位置精度、垂直位置精度、並びに水平及び垂直両方の位置精度のいずれかを含み得る(例えば、構成し得る、有し得る、使用し得る、関連し得る、示し得る、など)。実施形態によれば、例えば、WTRUのための、PRS構成は精度要件を含み得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、測位の精度要件と、測位参照信号(PRS)のバンド幅サイズとの関連について設定され得る。例えば、2メートルの水平精度が、100MHzよりも大きいPRSバンド幅と関連付けられ得る場合があり得る。実施形態によれば、任意の数の(例えば、複数の)精度要件が、それぞれの(例えば、異なる)バンド幅サイズと関連し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、gNB又は位置管理機能(LMF)によって/から、そのような関連について半静的に設定され得る。
【0073】
実施形態によれば、(例えば、半静的構成の代替として)精度要件とバンド幅サイズとの間の関連は静的であり得て、すなわち、仕様において固定され得る(例えば、定義され得る、指定され得る、説明され得るなど)。実施形態によれば、WTRUは、測位のための(例えば、必要とされる)レイテンシとPRSのバンド幅サイズとの間の関連について設定され得る。例えば、40msのレイテンシは、200MHzよりも大きいPRSバンド幅と関連し得る。実施形態によれば、複数(例えば、任意の数の)レイテンシ要件が、任意の数の(例えば、異なる)バンド幅サイズと関連し得る。実施形態によれば、gNB又はLMFのいずれも、そのような関連を用いてWTRUを半静的に設定し得る。実施形態によれば、(例えば、半静的構成の代替として)レイテンシとバンド幅サイズとの間の関連は、(例えば、仕様において)固定され得る。実施形態によれば、以下で説明されるように、WTRUは、バンド幅サイズと、測位サービスの精度要件及びレイテンシ要件のいずれかとの間の関連(例えば、を示す情報、のための式など)について設定され得ることが想定され得る。
【0074】
実施形態によれば、WTRUは、複数の(例えば、有効化された)周波数レイヤをサポートし得る。実施形態によれば、WTRUは、複数の(例えば、有効化された)周波数レイヤをサポートするように設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、データ送信のためのキャリアの集約をサポートする(例えば、WTRUによる)能力/機能に基づいて、測位のために複数の(例えば、有効化された)周波数レイヤをサポートし得るかどうか(例えば、サポートし得るか)を判断し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUが、複数の(例えば、有効化された)周波数レイヤをサポートし得ると判断した場合、WTRUは、(例えば、次いで)測位のために複数の(例えば、有効化された)周波数レイヤをサポートする機能をLMFに報告し得る。実施形態によれば、LMFは、測位をサポートするために使用され得るノード及び/又はエンティティ(例えば、ネットワークノード又はエンティティ)の非限定的な例である。実施形態によれば、本明細書の開示はLMFを使用することに限定されず、任意の他の好適な及び/又は同様のノード又はエンティティが、LMFの代わりに使用され得て、依然として本開示と一致し得る。
【0075】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、LMFに、データ送信のための、構成されたセカンダリセル(SCell)及び/又は(例えば、gNBによって構成された)CCのセットを報告するように構成され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、LPPシグナリングを使用して、構成されたSCell/CCをLMFに報告するように設定され得る。更に、WTRUは、セルID、絶対無線周波数チャネル番号(absolute radio-frequency channel number、ARFCN)、及びデータ送信のための構成されたSCell/CCの各々のバンド幅のうちのいずれかをLMFに報告し得る。
【0076】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、gNBから、例えば、アクティブ化指示又は非アクティブ化指示などの指示を受信すると、LMFにアクティブなSCell/CCを報告するように設定され得る。例えば、WTRUが、1つ以上のSCell/CCを非アクティブ化するMAC制御要素(MAC control element、MAC-CE)を受信する場合、WTRUは、LPPプロトコルを使用して、アクティブなSCell/CCのセットをLMFに報告する。実施形態によれば、WTRUが、1つ以上のSCell/CCをアクティブ化するMAC-CEを受信する場合、WTRUは、LPPプロトコルを使用して、アクティブなSCell/CCのセットをLMFに報告する。実施形態によれば、WTRUは、LMFに、CC内の構成されたバンド幅部分(BWP)のセットを報告するように設定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、BWP ID及び構成されたBWPのバンド幅のいずれかをLMFに報告することができ、WTRUは、セットを報告するときに、各BWPのCCを示し得る。
【0077】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、ネットワーク(例えば、LMF、gNBなど)によって、測位参照信号のための複数の周波数レイヤについて設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、1つ以上の周波数レイヤを有効化する(例えば、アクティブ化する)ように(例えば、最初に、予備的に、事前に、など)設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、データ送信のために、周波数レイヤを、SCell、CC、及びBWPのいずれかの1つ以上と関連付けるように設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、LMF及び/又はgNBによって(例えば、明示的に)、周波数レイヤを1つ以上のSCell、CC、及び/又はBWPと関連付けるように設定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、LMFから、周波数レイヤを1つ以上のセルIDと関連付けるマッピング(例えば、それを示す構成情報などの情報)を受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、gNBから、周波数レイヤ及びBWPをセルと関連付けるマッピング(例えば、それを示す情報)を受信し得る。
【0078】
実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤを、SCell、CC、及びBWPのいずれかと自律的に関連付け得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、周波数レイヤと、SCell、CC、及びBWPのいずれかとが周波数領域において一緒に配置されている場合に、周波数レイヤをSCell、CC、及び/又はBWPと自律的に関連付けるように設定され得る。例えば、実施形態によれば、SCell、CC、及びBWPのいずれかが同じ周波数バンドの下にある場合、WTRUは、周波数レイヤをSCell、CC、及びBWPのいずれかと関連付け得る。実施形態によれば、例えば、周波数レイヤの中心周波数と、SCell、CC、及びBWPの中心周波数との間の周波数オフセットが、(例えば、設定された)しきい値を超える(例えば、下回る又は上回る)場合、WTRUは、周波数レイヤをSCell、CC、及びBWPのいずれかと関連付け得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、周波数レイヤのバンド幅がSCell、CC、及び/又はBWPのいずれかのバンド幅内にある場合に、周波数レイヤをSCell、CC、及びBWPのいずれかと関連付け得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、WTRUがSCell、CC、及びBWPのいずれかと、周波数レイヤとを同時にサポートすることが可能である場合に、周波数レイヤをSCell、CC、及びBWPのいずれかと関連付け得る。実施形態によれば、そのような機能が定義及び/又は指定され得る。
【0079】
図3は、実施形態による、CCとBWPと周波数レイヤとの間の関連を例解する図である。実施形態によれば、WTRUは、単一のSCell、CC、及びBWPのいずれかを、任意の数の周波数レイヤと関連付け得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、単一のSCell、単一のCC、及び単一のBWPのいずれかを複数の周波数レイヤと関連付けるように設定され得る(例えば、関連付けるための情報を用いて設定され得る)。例えば、実施形態によれば、ワイドバンドBWPが複数の周波数レイヤと関連付けられ得、ナローバンドBWPが(例えば、複数の周波数レイヤのいずれかとは異なるか、又は複数の周波数レイヤのうちの1つと同じである)単一の周波数レイヤと関連付けられ得る場合があり得る。図3を参照すると、データ送信のための第1のCC、CC1は、測位のために(例えば、測位シグナリングのために)、FL1~FL8を含む8つの周波数レイヤと関連付けられ得る。実施形態によれば、図3を参照すると、第1のBWP、BWP1は、4つの周波数レイヤFL1~FL4と関連付けられ得る。実施形態によれば、WTRUは、単一の周波数レイヤを複数のSCell、複数のCC、及び複数のBWPのいずれかと関連付けるように設定され得る。
【0080】
実施形態によれば、PRS構成(例えば、PRSのバンド幅、OFDMシンボルの数、繰り返し係数、櫛歯係数など)は、複数の周波数レイヤと関連付けられ得る。WTRUは、ネットワークからPRS構成のリスト(例えば、LMF、gNB)を受信し、1つ以上の(又は、それぞれの)PRS構成を複数の周波数レイヤと関連付け得る。例えば、そのリストに従って、WTRUは、PRS構成Aが周波数レイヤ#1及び#2と関連付けられ、PRS構成Bが周波数レイヤ#3及び#4と関連付けられることを決定し得る。WTRUが、複数の周波数レイヤが構成されているという指示を受信するとき、WTRUは、そのリストに従ってPRS構成を決定し得る。この例では、「周波数レイヤ」は、SCell、CC、又はBWPと互換的に使用され得る。
【0081】
実施形態によれば、基地局(例えば、gNB)は、SCell、CC、及びBWPのいずれかと関連付けられたアクティブ化コマンド及び非アクティブ化コマンドのいずれかを送信し得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、構成されたSCell、CC、及び/又はBWPのうちの1つ以上に対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを(例えば、gNBから)受信し得る。実施形態によれば、周波数レイヤに対応する、SCell、CC、及びBWPのいずれかがアクティブ化される場合、WTRUは、測位のための周波数レイヤを有効化し得る。例えば、実施形態によれば、図3を参照すると、CC1がアクティブ化される場合、WTRUは、測位のための周波数レイヤFL1~FL8のいずれかを有効化し得る。実施形態によれば、図3を参照すると、BWP5がアクティブ化されている場合、WTRUは、測位のためにFL8周波数レイヤを有効化し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、対応するSCell、CC、及び/又はBWPが非アクティブ化される場合、測位のための周波数レイヤを無効化し得る。
【0082】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのいずれかのサブキャリア間隔に従って、どの周波数レイヤを有効化するかを決定し得る。例えば、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのうちの少なくとも1つのサブキャリア間隔に等しいサブキャリア間隔を有する周波数レイヤを有効化し得る。実施形態によれば、精度要件は、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのうちのいずれかから、有効化すべき任意の数の周波数レイヤを決定するために、WTRUによって使用され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、精度(例えば、精度要件)とバンド幅サイズとの間の設定された関連を使用して、PRSのための(例えば、必要とされる)バンド幅を決定し得る。
【0083】
実施形態によれば、WTRUは、ネットワーク(例えば、gNB、LMF)から精度とバンド幅サイズとの間の関連(例えば、それを示す情報)を受信し得る。実施形態によれば、アクティブなSCell、アクティブなCC、及び/又はアクティブなBWPのセットに基づいて、WTRUは、例えば、SCell、CC、BWP、及び周波数レイヤのいずれかの間の関連付けを使用して、アクティブ化に利用可能な周波数レイヤのセットを決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、精度要件を満たすために使用される(例えば、必要である、必要とされるなど)(例えば、決定された、要求されたなど)バンド幅以上のバンド幅を有する(例えば、それと関連付けられた)周波数レイヤを(例えば、次いで)有効化し得る。実施形態によれば、(例えば、代替として)WTRUは、例えば、精度要件を満たすために、複数の周波数レイヤを可能にし得て、周波数レイヤ(例えば、その動作、その使用、など)を集約し得る。
【0084】
実施形態によれば、例えば、必要とされるレイテンシに基づいて(例えば、それに従って)、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのうちのいずれかから(例えば、それらの中から、それらに属して、など)有効化する周波数レイヤを決定し得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、必要とされるレイテンシとバンド幅サイズとの間の設定された関連を使用して、例えば、PRSのための(例えば、必要とされる、最小の、要求される、などの)バンド幅を決定し得る。実施形態によれば、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのうちのいずれかのセットに基づいて、例えば、SCell、CC、及びBWPのうちのいずれかと周波数レイヤとの間の関連付けを使用して(例えば、に基づいて、に従って、など)、WTRUは、アクティブ化のために利用可能な周波数レイヤのセットを決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、レイテンシ要件を満たすように決定された必要なバンド幅以上のバンド幅を有する周波数レイヤを(例えば、次いで)有効化し得る。実施形態によれば、(例えば、1つの周波数レイヤを有効化することの代替として)WTRUは、複数の周波数レイヤを有効化し得て、レイテンシ要件を満たすように周波数レイヤを集約し得る。
【0085】
実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤ内の1つ以上のPRSの測定されたRSRPがしきい値を下回るかどうかを判断し得る。周波数レイヤ内の1つ以上のPRSの測定されたRSRPがしきい値を下回る場合、実施形態によれば、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのうちのいずれかから(例えば、それらの中から)有効化すべき周波数レイヤを決定し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、PRSを測定するために第1の有効化された周波数レイヤについて設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤ内の少なくとも1つのPRSの(例えば、測定された)RSRPが(例えば、設定された)しきい値を下回ることを判断し得る。実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤ内のN個のPRSの(例えば、測定された)RSRPが(例えば、設定された)しきい値を下回ることを判断し得る(ここで、Nは、PRSの設定された数である)。
【0086】
実施形態によれば、PRSの測定されたRSRPが設定されたしきい値を下回る場合、WTRUは、(例えば、別の、第2の、異なる、などの)周波数レイヤを選択して、例えば、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのいずれかと関連付けられた周波数レイヤの中から選択された周波数レイヤを有効化する。実施形態によれば、WTRUは、より大きいバンド幅と関連付けられた(例えば、より大きいバンド幅を有する)周波数レイヤを有効化することを選択し得る。実施形態によれば、(例えば、代替として)WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPの全てに関連付けられた全ての周波数レイヤをアクティブ化し得る。実施形態によれば、WTRUは、任意の周波数レイヤを有効化及び/又は無効化し得る。例えば、WTRUは、第2の周波数レイヤを有効化した後に、すでに有効化されている第1の周波数レイヤを無効化し得る。
【0087】
実施形態によれば、WTRUは、SCell、CC、及びBWPのいずれかに対応するチャネル状態情報参照信号(Channel-State Information Reference Signal、CSI-RS)と関連付けられた測定を実行し得る。実施形態によれば、SCell/CC/BWPに対応する測定されたCSI-RSがしきい値を下回る場合、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのいずれかの中から有効化する周波数レイヤを決定し得る(例えば、選択し得る)。実施形態によれば、WTRUが、PRSを測定するために有効化された第1の周波数レイヤについて(例えば、それを示す情報を用いて、使用するように)設定され、有効化された第1の周波数レイヤが、データ送信のためのアクティブなSCell、CC、及び/又はBWPと関連付けられる場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、有効化された第1の周波数レイヤと関連付けられたSCell(例えば、並びに/又はCC及びBWPのいずれか)上の測定されたCSI-RSが、設定されたしきい値を下回ると判断し得る。更に、そのような場合、WTRUは、残りのアクティブなSCell(例えば、CC、BWP)と関連付けられた周波数レイヤである第2の周波数レイヤを有効化することを選択し得る(例えば、決定し得る)。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、第2の周波数レイヤを有効化した後に、第1の有効化された周波数レイヤを無効化し得る。
【0088】
実施形態によれば、WTRUは、各PRSリソースがSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤと関連付けられ得る複数のPRS構成について設定され得る。WTRUは、複数のSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤと関連付けられたPRSリソースが同様の誤差特性(例えば、位相誤差、タイミング誤差)を有する場合、複数のSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤをアクティブ化するための指示をネットワークから受信し得る。例えば、PRSリソースが同じタイミング誤差グループに属する場合、WTRUは、PRSリソースが同様のタイミング誤差を共有すると判断し得る。したがって、WTRUは、PRSリソースがエラーグループ(例えば、タイミングエラーグループ、位相エラーグループ)に属する場合、複数のSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤが同時にアクティブ化されると判断し得る。
【0089】
実施形態によれば、WTRUは、WTRUを示す(例えば、命令する、指示する、設定するなど)情報を受信し、CSI-RS及び/又はPRSのために測定されたRSRPに従って周波数レイヤを選択し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、CSI-RS及び/又はPRS上で測定されたRSRPに基づいて周波数レイヤを選択するために、ダウンリンク制御要素(downlink control element、DCI)、MAC制御要素(MAC-CE)、無線リソース制御(radio resource control、RRC)、及びLPPメッセージング/シグナリングのいずれかを介して、ネットワーク(例えば、gNB、LMF)から指示を受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、CSI-RS RSRP及び/又はPRS RSRPに基づいて、周波数レイヤの選択のための異なるしきい値を受信し得る(例えば、それを示す情報を用いて設定され得る)。実施形態によれば、WTRUは、両方のRSRPしきい値を使用するように設定され得る。すなわち、WTRUは、CSI-RS RSRP及びPRS RSRPの両方がそれらのそれぞれのしきい値を上回る場合に、周波数レイヤを使用すると決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、1つ以上の周波数レイヤを有効化するために、ネットワーク(例えば、LMF及び/又はgNB)から指示を受信するように設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、1つ以上の周波数レイヤを有効化するLPPメッセージを受信し得る。
【0090】
実施形態によれば、WTRUは、1つ以上の周波数レイヤを有効化するDCI(並びに/又はMAC-CEメッセージ及びRRCメッセージのいずれか)を受信し得る。例えば、実施形態によれば、LMFは、gNBに、WTRUが有効化する(例えば、有効化するように指示される、命令される、設定される)周波数レイヤに関する指示(例えば、周波数レイヤを示す、構成する、命令する情報)を送信し得る。そのような場合、実施形態によれば、gNBは、DCI又はMAC-CEシグナリングなどの下位レイヤシグナリングを使用して、情報をWTRUに中継し得て、WTRUは、有効化された周波数レイヤに対応するSCell、CC、BWPをアクティブ化し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUが、BWPyと関連付けられた周波数レイヤxについて設定される場合があり得る。そのような場合、実施形態によれば、周波数レイヤxについて、LMFから有効化指示(例えば、周波数レイヤ有効化を示す情報)を受信する更なる場合において、WTRUは、データ送信のためにBWPyに切り替え得る。
【0091】
実施形態によれば、WTRUが、SCellyと関連付けられた周波数レイヤxについて設定される場合があり得る。そのような場合、WTRUは、周波数レイヤxについて、LMFから有効化指示を受信し得て、WTRUは、データ送信のためにSCellyを有効化し得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUによって実行/使用される測位方法に従って周波数レイヤを有効化し得る。実施形態によれば、WTRUは、(例えば、特定の)測位方法に関連する制限について設定され得る。例えば、WTRUは、周波数レイヤの組み合わせに対する測位方法に依存する制限について設定され得る。すなわち、実施形態によれば、出発角(Angle of Departure、AoD)測位方法のために、WTRUは、異なるヌメロロジを有する周波数レイヤを有効化し得て、到着時間差(Time Difference of Arrival、TDOA)測位方法のためには、WTRUは、異なるヌメロロジを有する周波数レイヤを集約することができない(例えば、できない、許可されない、など)。
【0092】
実施形態によれば、WTRUが、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤと関連付けられたPRSリソースが同じエラーグループ(例えば、タイミングエラーグループ、位相エラーグループ)に属さないSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤをWTRUが集約することができないTDOAについて設定される場合があり得る。
【0093】
実施形態によれば、WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF、gNB)から、アクティブ化するSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの数Nを受信し得る。WTRUは、WTRUがアクティブ化すべきSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤを決定するための基準を受信し得る。WTRUは、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤをアクティブ化すると決定し得て、アクティブ化するSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの数がN未満であり得る。実施形態によれば、WTRUは、アクティブ化することができるSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの数がN未満である場合に、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤをアクティブ化しないと決定し得る。
【0094】
実施形態によれば、WTRUは、1つ以上の条件が満たされない場合、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの集約を無効化/非アクティブ化すると決定し得る。例えば、WTRUは、集約されたSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの数が、構成されたPRSリソース、PRSリソースセット、又はPRSが送信されてくるTRPにわたって同じでない場合に、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの集約を無効化し得る。WTRUが周波数レイヤの集約を無効化すると決定すると、WTRUは、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの集約を有効化する前に使用されていた既定のSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤを使用すると決定し得る。
【0095】
実施形態によれば、WTRUは、チャネルアクセス手順の結果(リッスンビフォアトーク(listen before talk)の結果)に基づいて、周波数レイヤを有効化し得る。WTRUは、無認可スペクトルに属する周波数リソースを有する1つ以上の周波数レイヤについて設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、最初に、周波数レイヤが構成されているチャネルにアクセスしようと試み得て、チャネルの取得に成功すると、WTRUは、周波数レイヤを有効化する。実施形態によれば、WTRUは、チャネルがgNBによって獲得されたことを示す指示をgNBから受信し得る。次いで、WTRUは、gNBから示された獲得されたチャネル内の周波数リソースを有する周波数レイヤを有効化し得る。WTRUはまた、どの周波数リソースがgNBによって獲得されるか及びチャネル占有時間を示すDCI(WTRU固有又はグループ共通DCI)を受信し得る。WTRUは、チャネルが取得される持続時間、すなわち、チャネル占有時間、の間にのみ、無認可スペクトルに属する周波数レイヤを有効化し得る。(gNB又はWTRUのいずれかによって)チャネルを解放すると、WTRUは、対応する周波数レイヤを無効化し得る。
【0096】
実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤのセットを、例えば、ネットワーク(例えば、LMF及び/又はgNB)に報告するように設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、測定結果を報告する前に、選択された(有効化された)周波数レイヤのセットを報告し得る。実施形態によれば、(例えば、代替として)WTRUは、PRSの測定結果とともに、有効化された周波数レイヤのセットを報告し得る。実施形態によれば、WTRUが、例えば、周波数レイヤを(例えば、それ自体によって)有効化せずに、好ましい周波数レイヤをネットワークに報告する場合があり得る。そのような場合、WTRUは(例えば、次いで)、1つ以上の周波数レイヤを有効化するための、周波数レイヤ用のネットワーク(例えば、LMF及び/又はgNB)設定を待つ。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤを有効化するためのトリガを使用して、例えば、ネットワークに報告するために、周波数レイヤのセットを選択し得る。
【0097】
実施形態によれば、WTRUは、有効化されたSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤのセットをネットワーク(例えば、LMF、gNB)に報告しなくてもよい。WTRUは、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの集約を可能にするための指示をネットワークから受信し得る。加えて、WTRUは、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤとの関連付け、及びPRS構成をネットワークから受信し得る。各SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤは、IDと関連付けられ得る。例えば、それぞれのBWPは、PRS構成(例えば、バンド幅、櫛歯状パターン、繰り返し係数、PRSのためのシンボルの数)と関連付けられ得て、WTRUは、アクティブ化されたBWPと関連付けられたPRS構成を決定し得て、BWPは、前述の条件のうちの少なくとも1つに基づいてアクティブ化される。ネットワークは、WTRUからの測定報告に基づいて、どのSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤをアクティブ化すべきかを決定し得る。PRS構成は、複数のSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤと関連付けられ得る。SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤの各組み合わせは、IDと関連付けられ得(例えば、SCell、CC、BWP、又は周波数レイヤのグループは、IDと関連付けられ得る)、IDは、PRS構成と関連付けられ得る。アクティブ化されたSCell、CC、BWP、又は周波数レイヤのグループのIDに応じて、WTRUは、PRS構成を決定し得る。
【0098】
実施形態によれば、WTRUは、好ましいBWP及び好ましいSCellのいずれかの識別子(ID)を報告し得て(例えば、それを示す情報を送信し得る)、WTRUは、BWP及び/又はSCellのうちのいずれが好ましいかを決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、(例えば、次いで、好ましいSCell及び/又はBWPを報告した後に)WTRUによって報告された好ましいBWP及び/又はSCellに関して(例えば、より)好適な周波数レイヤについて設定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、ナローバンドBWP及びワイドバンドBWPの両方について設定され得て、各BWPは、異なる数の周波数レイヤと関連付けられ得る。実施形態によれば、WTRUは、ワイドバンド周波数レイヤ用であり得る(例えば、の有効化に役立ち得る)ワイドバンドBWPを選択し得る。
【0099】
実施形態によれば、周波数レイヤを有効化する場合(例えば、有効化された周波数レイヤの場合)、WTRUは、例えば、測位のために受信したPRSを測定し、かつ/又はSRSを送信するために、(例えば、有効化された)周波数レイヤのバンド幅の監視を開始し得る。実施形態によれば、周波数レイヤを無効化する場合(例えば、周波数レイヤが無効化される場合)、WTRUは、周波数レイヤのバンド幅上での監視及び/又は送信を停止し得る。
【0100】
実施形態では、WTRUは、周波数レイヤが無効化された後も、周波数レイヤにおけるPRSの測定を維持し得る。WTRUは、周波数レイヤが無効化された場合に、周波数レイヤごとにPRSをどれだけの間、測定することができるか決定するためのタイマについて設定され得る。実施形態では、周波数レイヤを無効化すると、WTRUは、タイマをトリガし、PRSを監視/測定し続け得る。タイマが満了すると、WTRUは無効化された周波数レイヤにおいてPRSを測定/監視することを停止し得る。実施形態では、WTRUは、対応する周波数レイヤが再び有効化された場合、タイマをリセットし、PRSを監視し続け得る。例えば、WTRUは、BWPと周波数レイヤとの間の関連付けについて設定され得る(例えば、BWP1がFL1と関連付けられる)。WTRUは、gNBによってBWP1をアクティブ化し、周波数レイヤ1、FL1を有効化するように指示し得る。BWP1を使用した後、gNBは、アクティブなBWPを異なるBWPに切り替え得る。WTRUは、タイマを開始し、BWPを切り替えた後であっても、FL1内でPRSを測定/監視し続け得る。タイマが満了する前に、gNBがアクティブなBWPとしてBWP1に切り戻すようにWTRUに示す場合、WTRUはタイマを停止及びリセットして、FL1内のPRSを監視し続け得る。タイマが満了しても、WTRUが依然としてBWP1をアクティブなBWPとして使用していない場合は、WTRUはFL1内のPRSの監視を停止し得る。
【0101】
実施形態によれば、WTRUは2つ以上の測定ギャップ(MG)について設定(例えば、事前設定)され得て、各MGはそれぞれの及び/又は異なる持続時間を有する。実施形態によれば、WTRUは、例えば、周波数レイヤの有効化されたセット、並びにアクティブなSCell、アクティブなCC、及び/又はアクティブなBWPに基づいて、MGを決定するように設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、(1)(例えば、決定された)MGをgNBに要求する(例えば、要求する情報を送信する)、及び/又は(2)決定されたMGを自律的に使用し得る。実施形態によれば、WTRUは、サブキャリア間隔及び周波数位置のいずれかに従って、(例えば、必要とされる)MGを決定し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及びアクティブなBWPのいずれかのサブキャリア間隔、並びに有効化された周波数レイヤのサブキャリア間隔に基づいて、(例えば、必要とされる)MGを決定し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、アクティブなSCell、CC、及び/又はBWPが、有効化された周波数レイヤと同じヌメロロジを有する場合に、最小のMG持続時間を選択し得る。
【0102】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、アクティブなSCell、アクティブなCC、及び/又はアクティブなBWPのいずれかの周波数位置に対する、有効化された周波数レイヤの周波数位置に基づいて、(例えば、必要な)MGを決定し得る。例えば、WTRUは、アクティブなSCell、アクティブなCC、及び/又はアクティブなBWPが、有効化された周波数レイヤと同じ周波数バンド内にある場合、最小のMG持続時間を選択し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、測定を実行するために、別の周波数レイヤに一時的に切り替え得て、(例えば、次いで)アクティブなBWPに切り戻し得る。実施形態によれば、MGに対するWTRUのニーズは、より広い周波数バンドがアクティブなBWPを含むかどうかに依存し得る。
【0103】
実施形態によれば、DL測位方法及びDL及びULを組み合わせた測位方法のいずれかの場合、PRSは、周辺セル(例えば、非サービングセル)から送信され得る。そのような場合、WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF、gNB)から周辺セルに関係する情報(例えば、セルID)を受信し得る。実施形態によれば、本明細書で言及されるように、「周辺セルID」は、測位の目的でWTRUに対して設定されたセルIDを指し得る。実施形態によれば、WTRUは、ネットワークから、SCell IDを測位のために使用される周辺セルIDと関連付けるための指示(例えば、それらの間の関連付けを示す情報)を受信し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、SCell IDと周辺セルIDのIDが同じである場合に、それらを関連付けると決定し得る。
【0104】
実施形態によれば、(例えば、代替として)WTRUは、ネットワークから、SCell IDと周辺セルIDとの間の関連付けを示すテーブルを受信し得る(例えば、マッピングを示す情報を受信し得る)。実施形態によれば、そのような関連付けは、既定の構成となり得る。実施形態によれば、例えば、WTRUがネットワークから追加の周波数レイヤを使用するための指示及び/又はアクティブ化を受信した場合に、WTRUは周辺セルIDとSCell IDとを関連付けると決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、以下のパラメータ、すなわち、ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号、absolute radio-frequency channel number)、バンド幅、中心周波数、SCS、データ通信のためのヌメロロジ、及び/又はPRS、のうちのいずれかに基づいて、周波数レイヤを、関連付けられたSCell IDのCC又はBWPのいずれかと関連付けると決定し得る。
【0105】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、ネットワークから、複数の周波数レイヤを使用する指示(例えば、アクティブ化を示す情報)を受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、以下の条件、すなわち、精度要件に到達したこと、タイマの満了、追加の周波数レイヤと関連付けられたPRSのRSRPがしきい値を下回ること、及びネットワークからの明示的な指示、のうちの少なくとも1つ(例えば、を満足する、が発生する、など)の場合に、複数の周波数レイヤの使用を停止し得る。実施形態によれば、精度要件に達している場合があり得る。実施形態によれば、WTRUが、精度要件に達したと判断する場合、WTRUは、例えば、精度要件が満たされたので、追加の周波数レイヤの使用を終了する指示をネットワークに送信し得る。
【0106】
実施形態によれば、タイマ満了の場合があり得る。例えば、WTRUは、WTRUが追加の周波数レイヤを使用すると予想される持続時間について設定され得る。そのような場合、実施形態によれば、WTRUが追加の周波数レイヤの使用を開始する更なる場合に、WTRUはタイマを開始し得る。タイマが満了すると、WTRUは追加の周波数レイヤの使用を終了し得る。実施形態によれば、追加周波数レイヤと関連付けられたPRSのRSRPがしきい値を下回る場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUはネットワークからのしきい値について設定され得る。実施形態によれば、(1)追加の周波数レイヤ上で送信されるPRSのRSRPがしきい値を下回る、又は(2)しきい値を上回るRSRPを有するPRSの数が、事前設定された周波数レイヤの数を下回る、更なる場合があり得る。そのような更なる場合、例えば、WTRUが追加の周波数レイヤから有益な測定を行うことができない可能性があるため、WTRUは測位のための追加の周波数レイヤの使用を終了すると判断し得る。
【0107】
実施形態によれば、ネットワークからの明示的な指示の場合があり得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、DCI、MAC-CE、RRC、及びLPPメッセージング/シグナリングのいずれかを介して、ネットワーク(例えば、LMF、gNB)から非アクティブ化コマンドを受信し得る。実施形態によれば、WTRUが追加の周波数レイヤの使用を終了すると決定する場合、WTRUは、RRC、UCI、MAC-CE、及びLPPメッセージングのいずれかを介してネットワーク(例えば、gNB、LMF)に指示を送信して、例えば、追加の周波数レイヤの使用が終了されたことをネットワークに通知し得る。
【0108】
実施形態によれば、WTRUは、WTRUがPRSを受信し得る(例えば、受信することが期待される)周波数レイヤの数の既定値、及び/又は周波数レイヤIDの数の既定値について設定され得る。実施形態によれば、追加の周波数レイヤの使用を終了する場合、及び/又はWTRUが測位のためのいずれの追加の周波数レイヤも発見(例えば、決定、選択など)しない場合、WTRUは、フォールバック用周波数レイヤIDを有する周波数レイヤを使用すると決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、ネットワークから、既定の数の周波数レイヤ用の構成(例えば、を示す情報)を受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUのために構成された周波数レイヤのセットの中から、設定された数の周波数レイヤを選ぶ(例えば、選択する)と決定し得る。
【0109】
実施形態によれば、PRS構成パラメータは、繰り返し係数、リソース時間ギャップ、シンボルの数、ミューティングパターン、リソース電力、REオフセット、シンボルオフセット、PRSリソースID、PRSリソースセットID、PRS ID、TRP ID(例えば、そこからPRSが送信される)、バンド幅、及びセルID(例えば、そこからPRSが送信される)、のいずれかを含み得る。
【0110】
図4は、実施形態による、複数の周波数レイヤ(FL)の使用を例解する図である。実施形態によれば、WTRUは、任意の数の(例えば、複数の)周波数レイヤについて設定され得る。実施形態によれば、周波数レイヤ、すなわち、複数の周波数レイヤの各々は、データ送信のための1つ以上のキャリア及び/又はBWPと関連付けられ得る。実施形態によれば、ネットワーク(LMF等)によって(例えば、最初に)有効化される(例えば、構成された)周波数レイヤのセットが存在し得る。実施形態によれば、WTRUは、1つ以上のSCellに対するSCellアクティブ化コマンドを受信し得る。有効化された周波数レイヤ内で/を介して送信されるPRSを測定した後、実施形態によれば、WTRUは、測定されたPRS(RSRPなど)がサービス要件の(例えば、設定された)しきい値を上回るか又は下回るかどうかを判断し得る。図4を参照すると、測定されたRSRPが(例えば、設定された)しきい値を下回る場合、WTRUは、アクティブなSCell及びアクティブなBWPのいずれかのセットに従って、追加の周波数レイヤを有効化し得る。WTRUは、新たに有効化されたFL上でPRSを測定する。そのような場合、WTRUは(例えば、その後)、例えば、有効化された周波数レイヤを介して/使用して、LMFに測定報告を返し得る(例えば、送り得る、送信し得る、など)。再び図4を参照すると、測定されたRSRPが(例えば、設定された)しきい値を上回るか又はそれよりも大きい場合、WTRUは、例えば、有効化された周波数レイヤを介して/使用して、LMFに測定報告を返し得る(例えば、送り得る、送信し得る、など)。
【0111】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、複数のレイヤの構成より先に、DL RS(例えば、PRS)のための周波数ホッピング(frequency hopping、FH)パターンを受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、構成された周波数及び時間リソースにおいて(例えば、構成されたホップにおいて)PRSを受信することができ、これは(例えば、所定の)パターンに従って変化し得るので、例えば、WTRUがPRSに対して(例えば、有効化されたFLに対して)測定を行うことができる。実施形態によれば、WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF、gNB)に、ホップごとのRSRPを報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。実施形態によれば、WTRUが、ホップに対応するRSRPが(例えば、事前設定された)しきい値を上回ると判断する場合があり得る。そのような場合、実施形態によれば、ネットワークは、WTRUが複数の周波数レイヤを使用するための指示を受信する場合、ホップに対応する周波数レイヤをアクティブ化し得る。
【0112】
実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤを増加させる必要があると判断し得る。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤの数を増加させるようにネットワークに要求し得る(例えば、オンデマンド周波数レイヤ要求をネットワークに送信し得る)。実施形態によれば、WTRUは、以下の条件、すなわち、(1)現在構成されている周波数レイヤのRSRPがしきい値を下回ること、及び(2)測定値(例えば、RSPR、RSTD)の分散及び/又は標準偏差がしきい値を上回ること、のいずれかを条件として、周波数レイヤの数を増加させるようにネットワークに要求し得る。
【0113】
実施形態によれば、(例えば、WTRUによって送信される)オンデマンド周波数レイヤ要求は、以下のパラメータ、すなわち、(1)所望の周波数レイヤ、所望のCC、及び所望のBWPのいずれかの数、並びに(2)周波数レイヤ、SCell、セル、BWP、CCなどのいずれかのID、を含み得る。実施形態によれば、周波数レイヤ、CC、及びBWPのいずれかの数の場合、WTRUは、ネットワークによって所望の周波数レイヤ、CC、BWP、などの数のセットで(例えば、事前)設定され得る。実施形態によれば、IDを含むオンデマンド要求の場合、例えば、WTRUは、ネットワークによって、WTRUが要求を行うことができる周波数レイヤ、SCell、セル、BWP、及びCCのいずれかのIDのセットで設定され得る(例えば、事前設定され得る)。実施形態によれば、オンデマンド周波数レイヤ要求がネットワークによって受け入れられる場合、WTRUは、WTRUがPRSを受信し得る周波数レイヤ、CC、BWP、SCell、及びセルのいずれかのセットを受信し得る。
【0114】
実施形態によれば、WTRUが、構成された周波数レイヤにおいてPRSを受信する場合、WTRUは、測定報告における、RSRP、参照信号時間差(RSTD)、及び到来角(angle of arrival、AoA)のうちのいずれかを報告し得る(例えば、それを示す情報を送信し得る)。実施形態によれば、WTRUは、測定において使用される周波数レイヤの数を示し得る。実施形態によれば、RSTDの場合、WTRUは2つのPRS(例えば、参照PRS及び測定PRS)の到着時間の間の時間差を測定し得る。実施形態によれば、WTRUが複数のRSTDを報告する場合、WTRUはRSTDに対して同じ参照PRSを使用し得る。実施形態によれば、WTRUは、以下の条件のいずれかに従って、RSTDごとに異なる数の周波数レイヤを使用すると決定し得る、すなわち、(1)追加の周波数レイヤを見つけることができない(例えば、前述の条件を満たすことができないため)、及び(2)WTRUは、参照PRS及び測定PRSの示されたペアのために異なる数の周波数レイヤを使用するという明示的な指示をネットワークから受信する。
【0115】
実施形態によれば、RSTDごとに異なる数の周波数レイヤが使用される場合、WTRUはRSTDごとに使用される周波数レイヤの数を示し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、WTRUによって使用される、RSRPを計算するための方法を示す情報を受信し得る。すなわち、実施形態によれば、RSRPを計算するための方法を示す情報は、以下の情報のうちのいずれかを含み得る、すなわち、(1)各周波数レイヤ内で平均化されたPRSのRSRP、(2)全ての周波数レイヤにわたって平均化されるPRSのRSRP、及び(3)構成された周波数ユニットにわたって(例えば、CCごとに、BWPごとに、構成された数のリソースブロックについて)平均化されるPRSのRSRP。
【0116】
実施形態によれば、WTRUが複数の周波数レイヤについて設定される場合、WTRUは複数の周波数レイヤ上の周波数リソースを含むPRSリソースについて設定され得る。実施形態によれば、そのような場合、複数の周波数レイヤが有効化される場合、WTRUは複数の周波数レイヤにわたるPRSリソースの監視を開始し得る。実施形態によれば、WTRUは、別個の周波数レイヤ用の別個のPRSリソースについて設定され得る。実施形態によれば、複数の周波数レイヤが有効化されるような場合、WTRUは、有効化された周波数レイヤ内のPRSリソースを集約し、集約されたPRSリソースに対応する測定値を報告し得る。実施形態によれば、WTRUは異なる周波数レイヤ上のPRSのRSRPの平均測定値をLMFに報告し得る。
【0117】
実施形態では、WTRUは、集約せずに、異なる有効化された周波数レイヤ上の各PRSリソースを別々に測定し得る。実施形態では、WTRUは、全ての周波数レイヤに対して同じ測位計算方法を使用する(例えば、全ての周波数レイヤに対してAoAを使用する、又は全ての周波数レイヤに対してTDOAを使用する)ように設定され得る。次いで、WTRUは周波数レイヤごとの測定結果をLMFに報告し得る。実施形態では、WTRUは、異なる周波数レイヤに異なる測位計算方法を使用するように設定され得る。例えば、WTRUは、第1の周波数レイヤにAoAを、第2の周波数レイヤにTDOAを、第3の周波数レイヤにRTTを使用し得る。WTRUは、どの測位方法を使用するかを、ネットワーク(例えば、LMF)によって示され得る。実施形態では、WTRUは、周波数レイヤごとに測位計算方法を自律的に決定し得る。
【0118】
実施形態では、有効化された周波数レイヤ用の測位計算方法は、有効化された周波数レイヤの周波数バンドに基づき得る。特定の周波数バンドはいくつかの周波数バンドと関連付けられ得る。例えば、より高い周波数バンドでは、WTRUはPRS測定のためにAoA方法を使用し得る。その方法は、有効化された周波数レイヤのバンド幅とは別個に又は一緒にのいずれかを含み得る。例えば、より大きいバンド幅では、TDOAが使用され得る。有効化された周波数レイヤのセットの特性も含まれ得る。例えば、有効化された周波数レイヤのセットが周波数において隣接している場合、WTRUは、隣接する周波数レイヤに対して同じ測位計算方法を使用し得る。実施形態では、周波数レイヤを無効化する予想時間も、測位計算方法内で適用され得る。WTRUは、BWP切り替えタイマに基づいて、周波数が無効化される時間を決定し得る。例えば、周波数レイヤを有効化するBWP切り替えが行われる。切り替えられたBWPは一時的な切り替えであり、WTRUは、BWPタイマに基づいて、既定のBWPに切り戻さなければならないことを知る。BWPタイマに基づいて、WTRUは、周波数レイヤを無効化する予想時間を決定し得る。周波数レイヤを無効化する予想時間に基づいて、WTRUは、どの測位方法を使用すべきかを選択し得る。例えば、WTRUは、周波数レイヤを無効化する予想時間が、測定のために必要とされる次のPRSリソースよりも大きい場合、RTTを選択し得る。
【0119】
実施形態では、WTRUは、測位計算のために使用される測位方法とともに、周波数レイヤごとの測定値をネットワークに報告し得る。WTRUは、同じ報告メッセージにおいて同じ測位計算方法を用いて周波数レイヤをグループ化し得る。WTRUは、ネットワーク(例えば、LMF)から、各周波数レイヤについての測位計算方法を有する指示を受信し得る。そのような指示は、周波数レイヤの設定中に送信され得る。WTRUは、周波数レイヤ用にどの測位計算方法を使用すべきかに関する更新を更に受信し得る。より動的な指示のために、gNBは、MAC CE又はDCIをWTRUに送信することによって、測位計算方法を更新し得る。
【0120】
実施形態では、WTRUは、新たに有効化された周波数レイヤ内のPRSのみを測定するように設定され得る。代替的に、WTRUは、全ての有効化された周波数レイヤのPRSを測定するように設定され得る。
【0121】
実施形態によれば、優先度が周波数レイヤと関連付けられ得る。実施形態によれば、WTRUは周波数レイヤと関連付けられた優先度について設定され得る。実施形態によれば、WTRUはPRS測定のために周波数レイヤを優先し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤの最大数を監視し得る(例えば、監視する機能がある)。有効化された周波数レイヤの数が最大に達する場合、実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤ間で優先順位付け(例えば、を開始)され得る。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤの有効化の時間(例えば、有効化が行われる時間)に従って、周波数レイヤ間で優先順位を付け得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、最初に有効化された周波数レイヤよりも、(例えば、新たに)有効化された周波数レイヤを優先し得る。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤIDに従って、周波数レイヤ間で優先順位を付け得る。例えば、より低いIDを有する周波数レイヤは、高優先度周波数レイヤとみなされ得る。実施形態によれば、より大きいIDを有する周波数レイヤを、高優先度周波数レイヤとみなし得る。実施形態によれば、WTRUは、以前の測定の(例えば、その間に生成された)測定結果に基づいて、周波数レイヤの中から優先順位を付け得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、より低いRSRPを有する周波数レイヤよりも、より高いRSRPを有する周波数レイヤを優先し得る。
【0122】
実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤのセット上でPRSを測定し、及び/又はSRS測位(SRS-positioning、SRSp)を送信するために、任意の数の(例えば、複数の)MGについて(例えば、事前)設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、精度要件、レイテンシ、周波数レイヤがしきい値を下回る測定されたRSRP、及びしきい値を下回るBWPに対応する測定されたCSI-RSのうちのいずれかに基づいて、測位に使用する周波数レイヤのセットをアクティブ化するようにLMFに要求し得る。実施形態によれば、複数の周波数レイヤに対する要求が(例えば、ネットワークによって)許可される場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、以下のいずれかに従って、PRS測定及び/又はSRSp送信のために必要とされるMGを決定し得る、すなわち、(1)有効化された周波数レイヤの総バンド幅、(2)有効化された周波数レイヤのサブキャリア間隔、(3)測定された周波数レイヤのサブキャリア間隔、(4)有効化された周波数レイヤの数、(5)WTRUが測定すべき周波数レイヤの数、及び(6)有効化された周波数レイヤのセットに対するデータ送信のためのアクティブなCCの周波数位置。実施形態によれば、WTRUは選択されたMGをgNBに要求し得て、WTRUは選択されたMGをPRS測定に適用する前にgNB確認を待ち得る。実施形態によれば、WTRUは、gNB確認なしでPRS測定において選択されたMGを適用してもよい。
【0123】
実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤと関連付けられたMGパラメータ(例えば、図5に例解されるようなMG長、MG周期)のリストをネットワーク(例えば、LMF、gNB)から受信し得る。図5に例解する例では、WTRUは、測定ギャップの外側でデータ、制御チャネル、及び/又は制御信号を受信する。「測定ギャップ長」で示される間隔の間、WTRUは、データ、制御チャネル、及び/又は制御信号を受信しない。例えば、MG構成Aは、周波数レイヤ1及び周波数レイヤ2と関連付けられ得、MG構成Bは、周波数レイヤ1と関連付けられ得る。WTRUが、ネットワークによって周波数レイヤ1及びレイヤ2について設定される場合、WTRUは、WTRUがネットワークにMG構成Aを要求すべきであると判断し得る。リスト内の各エントリは、WTRUが、対応するIDを送信することによってMGをネットワークに要求し得るように、IDと関連付けられ得る。この例では、「周波数レイヤ」は、SCell、CC、又はBWPと互換的に使用され得る。WTRUは、RRC、MAC-CE、UCI、又はLPPメッセージを使用してMGを要求し得る。
【0124】
実施形態によれば、WTRU又はネットワークが、複数の周波数レイヤを無効化する(例えば、周波数レイヤの集約を無効化する)と決定すると、WTRUは、最初のMG(例えば、周波数レイヤの集約が有効化される前に使用されたWTRU、RRCによって要求されたMG)がアクティブになると判断し得る。実施形態によれば、WTRU又はネットワークが複数の周波数レイヤを無効化すると決定すると、WTRUは、RRC、MAC-CE、UCI、又はLPPメッセージによって新しいMG構成を要求すると決定し得る。
【0125】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、以下で説明する動作のいずれかを含む、第1の方法を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは、複数の周波数レイヤについて設定され得て、各周波数レイヤは、データ送信のための1つ以上のキャリア及び/又はバンド幅部分と関連付け得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、SCellのアクティブ化/非アクティブ化ステータス、アクティブなバンド幅部分、及び測位サービスの要件、並びにPRSの測定品質のいずれかに基づいて、測位のための1つ以上の周波数レイヤを有効化するようにトリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、少なくとも1つのアクティブ化された周波数レイヤでの測位参照信号のための複数の周波数レイヤについて設定され得る。実施形態によれば、周波数レイヤは、(1)データ送信のための1つ以上のキャリアであって、測位のためにその関連する周波数レイヤと同じ位置に配置され得るキャリアと、(2)データ送信のためのキャリア内のBWPであって、ワイドバンドBWPが複数の周波数レイヤと関連付けられ得、ナローバンドBWPが単一の周波数レイヤと関連付けられ得るBWPと、のうちのいずれかと関連付けられ得る。
【0126】
実施形態によれば、WTRUは、ネットワークから動的なSCellのアクティブ化/非アクティブ化及び/又はBWPのアクティブ化指示を受信し得る。実施形態によれば、例えば、条件(例えば、精度要件、レイテンシ、1つの周波数レイヤで測定されたRSRPがしきい値を下回ること、BWPに対応する測定されたCSI-RSがしきい値を下回ること)に基づいて、WTRUは、アクティブなSCell及び/又はBWPから有効化すべき周波数レイヤを決定し得る。実施形態によれば、WTRUは、測位のために有効化された周波数レイヤのセットに関する指示をLMF及び/又はgNBに報告し得る。実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤにおいてPRSを受信し得て、アクティブ化されたキャリア及び/又はBWPにおいて対応する測定値をLMFに送信し得る。
【0127】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、以下で説明する動作のいずれかを含む、第2の方法を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは複数のMGについて設定され、各MGは有効化された周波数レイヤのセットと関連付けられ得る。実施形態によれば、MG持続時間は、有効化された周波数レイヤの総バンド幅、有効化された周波数レイヤのヌメロロジ、及び有効化された周波数レイヤの数のうちのいずれかに依存し得る(例えば、関連し得る)。実施形態によれば、WTRUは、周波数レイヤの有効化されたセットに基づいて、事前設定されたMGからMGを要求し得る。
【0128】
実施形態によれば、WTRUは、有効化された周波数レイヤのセット上でPRSを測定し、及び/又はSRSpを送信するために、複数のMGについて事前設定され得る。実施形態によれば、WTRUは、条件(例えば、精度要件、レイテンシ、1つの周波数レイヤで測定されたRSRPがしきい値を下回ること、BWPに対応する測定されたCSI-RSがしきい値を下回ること、など)に基づいて、測位に使用する周波数レイヤのセットをアクティブ化するようにLMFに要求し得る。実施形態によれば、複数の周波数レイヤに対する要求が許可される場合、WTRUは、以下のいずれかに基づいて、PRS測定及び/又はSRSp送信に必要とされるMGを決定し得る、すなわち、(1)有効化された周波数レイヤの総バンド幅、(2)有効化された周波数レイヤのサブキャリア間隔、(3)有効化された周波数レイヤの数、及び(4)有効化された周波数レイヤのセットに対するデータのためのアクティブなCCの周波数位置。実施形態によれば、WTRUは、gNBから選択されたMGを要求し得る。実施形態によれば、WTRUは、所与の数の周波数レイヤについてのPRS構成を受信し得る。
【0129】
実施形態によれば、WTRUは、集約された周波数レイヤと関連付けられたMGを要求するように事前設定され得る。実施形態によれば、WTRUが、集約された周波数レイヤと関連付けられたMGを要求するように事前設定されている場合、WTRUは、様々な条件に基づいて、周波数レイヤの集約をアクティブ化又は非アクティブ化し得る。実施形態によれば、WTRUが周波数レイヤの集約をアクティブ化又は非アクティブ化し得る場合、アクティブ化又は非アクティブ化は、無認可スペクトルにおけるチャネルの獲得に基づき得る。
【0130】
一例では、低減された機能しか有しないWTRUは、通常のWTRUのバンド幅又は周波数範囲をサポートすることができない可能性がある。例えば、低減された機能しか有しないWTRU(例えば、RedCap(reduced capability)WTRU)は、通常のWTRUが100MHzをサポートできるところ、10MHzのバンド幅しかサポートできないことがある。
【0131】
RedCap WTRUは、機能シグナリングを介してその機能を示し得る。RedCap WTRUは、通常のWTRU(例えば、100MHzのバンド幅をサポートするWTRU)のためのPRS構成について設定され得る。しかしながら、RedCap WTRUは、通常バンド幅内のバンド幅の範囲、例えば、サブセット又はサブバンド幅について追加的に設定され得て、バンド幅の範囲は、RedCap WTRUによってサポートされるバンド幅に対応し得る。例えば、RedCap WTRUが2つのリソースブロック(resource block、RB)に等しいバンド幅をサポートすることができ、通常のWTRUがRB#1からRB#10について設定され得る場合、RedCap WTRUはRB#1からRB#2を使用するようにネットワークによって示され得る。サブバンド幅の範囲は、サブバンド幅のRBインデックスの開始及び終了番号、又はバンド幅インデックスの開始番号及びサブバンド幅の長さから構成され得る。サブバンド幅は連続していなくてもよい。サブバンド幅は、RBインデックス番号、リソース要素インデックス番号、又はCC/バンドインデックス番号によって示され得る。
【0132】
一例では、RedCap WTRUは、通常のWTRUのバンド幅(例えば、100MHz)上でPRSについて設定され得る。WTRUは、WTRUがPRS上で測定(例えば、RSRP、RSTD)を行うサブバンド幅について設定され得る。
【0133】
WTRUは、RedCap WTRU専用のバンド幅について設定され得る。WTRUは、ブロードキャスト(例えば、posSIB)又はWTRU専用メッセージ(例えば、RRC、LPPメッセージ、DCI、MAC-CE)においてバンド幅と関連する構成を受信し得る。
【0134】
WTRUは、PRSのための周波数ホッピング(FH)パターンについて設定され得る。WTRUは、その低減された機能をネットワークに示す場合、FHと関連する構成を受信し得る。WTRUは、ネットワークから構成(例えば、LMF、gNB)を受信し得る。ホッピングパターンと関連する構成は、ホップごとのPRSのバンド幅又は周波数範囲、ホッピング持続時間、ホップ数、並びに周波数及び/又は時間領域におけるホップの位置を含み得る。WTRUは、ホッピングパターンに従って、PRS上で測定を行い得る。ホップのバンド幅は、WTRUがサポートし得るサブバンド幅以下であり得る。
【0135】
PRSのためのFHパターン及びそのパラメータの例が図6に示されている。この例では、2ホップパターンが例解されている。WTRUは、各ホップにおいてPRSを受信し得る。各ホップは、ホップインデックス番号(例えば、2ホップパターンにおけるホップ#1又はホップ#2)と関連付けられ得る。WTRUは、時間及び/又は周波数領域における持続時間のための構成を受信し得る。図6に示される例では、各ホップの時間及び周波数持続時間は、それぞれ、「ホップ持続時間」及び「ホップバンド幅」によって示される。各ホップは、時間領域及び/又は周波数領域において重複しないことがあり、ホップは、連続又は非連続なバンド幅をカバーし得る。各ホップは、連続的に(例えば、バックツーバック)又は非連続的に(例えば、非バックツーバック)構成され得る。
【0136】
WTRUは、時間及び/又は周波数領域におけるFHの持続時間と関連する構成を受信し得る。時間及び周波数領域におけるFHの持続時間の例は、「FH持続時間」及び「FHバンド幅」で図6に例解される。FH持続時間又はホップ持続時間は、開始/終了時間(例えば、シンボル、スロット、フレーム、又はサブフレーム番号によって示される)又は開始時間及び持続時間(例えば、シンボル、スロット、フレーム、又はサブフレームの数によって示される)によって示され得る。ホップ持続時間は、シンボル、スロット、フレーム、又はサブフレームの数によって示され得る。ホップバンド幅又はFHバンド幅と関連するバンド幅は、リソース要素、RB、CC、及び/又はバンドの数に関して表され得る。
【0137】
各ホップは、繰り返し回数について設定され得る。例えば、TRPは、PRSのホップをK回送信し得る。図6に例解される例は、K=1の場合に相当する。WTRUは、ネットワークから、ホップごとの繰り返し回数Kを受信し得る。
【0138】
WTRUは、ブロードキャストメッセージ(例えば、posSIB)、LPPメッセージ、RRC、MAC-CE、又はDCIにおいて前述の構成を受信し得る。WTRUは、PRSがFHパターンに続いて送信されるという指示をブロードキャストメッセージ内でネットワークから受信し得る。指示に基づいて、WTRUは、PRSホッピングパターン構成の詳細に関するRRC、MAC-CE、又はDCIメッセージをネットワークから受信し得る。周波数ホップは、ネットワークによるMAC-CEによってアクティブ化又は非アクティブ化され得る。WTRUは、FHのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の要求をネットワークに送信し得る。
【0139】
一例では、WTRUは、ホッピングパターンに基づいて、PRSに関する測定を行うことができる。PRSに関して2ホップで測定中のホッピングの例が図7に示されている。例では、WTRUは、バンド幅がリソース要素#1(RE#1)からRE#Nに及ぶPRSのための構成を受信する。WTRUはまた、測定ホッピング(mHop)のための構成を受信し、ここで、第1及び第2のホップは、それぞれ、RE#1からRE#Mと、RE#M+1からRE#Nに及び得る。この例では、第1のホップ(例えば、mHop#1)中に実行される測定と関連付けられた「ホップバンド幅」又はバンド幅がMであり、第2のホップ(例えば、mHop#2)中に実行される測定と関連付けられた「ホップバンド幅」又はバンド幅がN-Mであると仮定する。したがって、mHop#1中に、WTRUは、mHop#1に対応するバンド幅を測定し、測定値(例えば、RSRP、WTRU Rx-Tx、RSTD)をネットワークに返すことが予想される。同様に、mHop#2の間、WTRUは、mHop#2に対応するバンド幅を測定し、測定値をネットワークに返すことが期待される。ネットワークによって示される場合、WTRUは、測定ホップに対応する測定を組み合わせると決定し、組み合わされた測定をネットワークに報告し得る。測定値の組み合わせの例は、平均化であってもよい。
【0140】
WTRUは、連続する機会mKにおいてホップの測定を行うと決定し得る。mK=2のときの例を図8に例解する。WTRUは、ネットワークからmKのための構成を受信し得る。この例では、WTRUは、PRSに関して測定を行い、RB#1からRB#Mに及ぶ、対応するmHop#1に関する測定値を処理し得る。WTRUは、mK=2である次の機会のために測定及び処理を繰り返し得る。その後、WTRUは、PRSに関して測定を行い、RB#M+1からRB#Nに及ぶmHop#2に対応する測定を処理し得る。
【0141】
一例では、WTRUは、バンド幅のサポート機能に基づいて、ホップバンド幅を決定し得る。例えば、WTRUは、WTRUがサポートできるサブバンド幅に等しいホップバンド幅を設定すると決定し得る。WTRUは、設定されたパターンに基づいて、mHopパターンを決定し得る。WTRUは、ホッピングパターンを測定報告に含め得る。
【0142】
一例では、WTRUは、PRS構成に基づいてホップベースの測定に関係するパラメータを決定し得る。WTRUは、PRS構成とホップベースの測定パラメータとの間の関連ルールを受信し得る。実施形態では、関連ルールの潜在的な例は、ホップベースの測定用のPRSのバンド幅とホップバンド幅との間の関連、ホップベースの測定用のPRS繰り返し係数と測定の繰り返し(例えば、mK)との間の関連、ホップベースの測定用のPRSのバンド幅とホップ数との間の関連、及びホップベースの測定用のPRSのバンド幅とホッピングパターンとの間の関連を含み得る。
【0143】
WTRUは、PRSのバンド幅に基づいてホップバンド幅を決定し得る。PRSのバンド幅がホップバンド幅の整数倍でない場合、WTRUは、各ホップバンド幅について周波数領域における開始位置及び/又は終了位置を示してもよい。1つの代替案としては、WTRUは、周波数領域におけるホップバンド幅の持続時間をネットワークに示し、周波数領域における残りのリソースについての測定値を返してもよい。例として、N及びLがそれぞれPRSのバンド幅及びホップバンド幅である場合、WTRUはまた、残りのバンド幅N-LT(ここでTは整数であり得る)に対応する測定値を報告することができる。
【0144】
WTRUは、測定条件(例えば、RSRP)及び/又はチャネル状態(例えば、ドップラー、マルチパスの数)に基づいて、測定におけるホップベースの測定用のパラメータ(例えば、繰り返し回数)を決定し得る。例として、WTRUが、測定用の繰り返し係数の候補mKについて設定され得る場合。全てのホップにわたる平均RSRPが事前設定されたしきい値を下回る場合、WTRUは、mKを最も高い数として設定すると決定し得る。WTRUは、RSRPの範囲とmKとの間の関連ルールをネットワークから受信し得る。WTRUは、ドップラー情報(例えば、ドップラー拡散/シフト)に基づいてmKを決定し得る。例えば、WTRUは、ドップラーシフトの範囲とmKとの間でネットワークから関連ルールを受信し得る。WTRUは、マッピングルールに従って、ドップラーシフトに基づいてホッピングパターン及びホップ数を決定し得る。WTRUは、ドップラーシフトの範囲とホップ数との間の関連ルールをネットワークから受信し得る。
【0145】
別の例では、WTRUは、SRSp送信のためのホッピング設定(例えば、周波数ホッピングBW、周波数ホッピング持続時間、ホッピングバンド幅、ホッピング持続時間)について設定され得る。例えば、周波数ホッピングバンド幅は、WTRUのために設定されたSRSpバンド幅に対応し得る。WTRUは、SRSpに割り振られたホップ数又はバンド幅に基づいて、周波数ホッピング構成を決定し得る。WTRUは、ホッピングパラメータとSRSpのバンド幅とを関連付ける、事前設定された関連ルールを使用し得る。
【0146】
WTRUは、ミューティングパターン構成を受信し得る。WTRUは、PRS送信のためのホッピングパターン上のミューティングパターンについて設定され得る。ミューティングパターンは、どのホップがネットワークによってミュートされるかを示し得る。ミューティングパターンに基づいて、WTRUは、PRSの受信を決定し得る。ミューティングパターンは、ビットマップに関して表現され得、ビットマップ内の各ビットは、FHパターン内のホップに対応し得る。PRS周波数ホッピングのためのミューティングパターンの例が図9に示されている。WTRUは、2ホップのFHパターンに対してミューティングパターン「10」を受信する。WTRUは、「ホップ#1」に対応するPRSを受信し得る。図10に例解される別の例では、WTRUは、WTRUがホップ#1の最初及び2番目の両方、ホップ#2の最初においてPSRを受信し得るが、パターン内のホップ#2の2番目においては受信することができないことを示すミューティングパターン「1110」を受信し得る。
【0147】
機能に応じて、WTRUは、マルチパス測定値を報告に含め得る。マルチパス測定の例は、パスごとのRSRP、参照パス/PRSと比較したパスごとの相対RSRP、パスごとの到着時間差、参照パス/PRSに対するパスごとの相対到着時間差である。
【0148】
WTRUは、PRSのためのFHに対応する測定ギャップのための構成をネットワークから受信し得る。WTRUは、FHパターンに従ってPRSを受信するために、測定ギャップの要求をネットワークに送信し得る。別の例では、WTRUは、FHパターンと関連付けられた優先順位付けウィンドウと関連する構成を受信し得る。WTRUは、他のダウンリンク参照信号又はチャネルと比較してのPRSの優先度レベルを受信し得る。別の例では、WTRUは、測定ギャップ又は優先順位付けウィンドウがPRSのために設定され得るかどうかに基づいて、ホップベースの測定及び測定処理を有効化すると決定し得る。WTRUは、測定ギャップがPRSのために設定されている場合に、ホップベースの測定を有効化すると決定し得る。WTRUは、優先順位付けウィンドウがPRSのために設定されている場合に、ホップベースの測定を無効化すると決定し得る。
【0149】
WTRUは、優先順位付けウィンドウと関連付けられた優先順位レベルに基づいて、ホップベースの測定及び測定処理を有効化又は無効化すると決定し得る。例えば、「低」の優先度レベルが優先度付けウィンドウ内のPRSに対して設定される場合、WTRUは、ホップベースの測定を無効化すると決定し得る。WTRUは、優先順位付けウィンドウ内のPRSのための優先順位レベルが「高」として設定される場合、ホップベースの測定及び測定処理を有効化すると決定し得る。
【0150】
WTRUがホップベースの測定を無効化すると決定した場合、WTRUは、ホッピングパターンに基づいた測定を実行せずに、設定されたバンド幅上で測定を行うと決定し得る。測定用のバンド幅は、ネットワークによって設定されたサブバンド幅であってもよい。WTRUは、ネットワークによって設定された/ブロードキャストされた既定の設定に基づいて、測定用のバンド幅を決定し得る。WTRUはまた、PRS構成に基づいて測定用のバンド幅を決定し得る。例えば、WTRUは、PRSのバンド幅の中心又は端に最も近いサブバンド幅を測定すると決定してもよい。既定のバンド幅又はサブバンド幅が指定されてもよい。
【0151】
実施形態によれば、WTRUは、その機能情報(例えば、バンド幅の低減されたサポート)をネットワークに送信する。WTRUは、ネットワークからPRS構成を受信する。WTRUは、更に、優先順位付けウィンドウ(例えば、PRSの優先順位レベル)と関連する構成を受信する。WTRUは、ネットワーク内のLMFから、測定パラメータ(例えば、繰り返し回数)とチャネル状態との間の関連ルールを受信する。WTRUは、更に、ネットワーク内のgNBからチャネルのドップラーシフト情報を受信し得る。次いで、WTRUは、測定パターンを決定する。WTRUは、PRSの優先度レベルが高い場合、ホップベースの測定を有効化すると決定する。ホップベースの測定が有効化される場合、WTRUは、ドップラーシフト情報及び関連ルールに基づいて、ホップパラメータを決定する(例えば、WTRUは、ドップラーシフトに基づいて、測定における繰り返し回数を決定する)。WTRUは、PRSの優先度レベルが低い場合、ホップベースの測定を無効化すると決定する。ホップベースの測定が無効化される場合、WTRUは、既定のバンド幅について測定を行う。WTRUは、PRSを受信し、mHopパターンに従って測定(例えば、RSRP、RSTD)を行う。WTRUは、測定報告(例えば、RSRP)をネットワークに送信する。
【0152】
実施形態において、WTRUは、測位のためにSRS用の周波数ホッピングパターンについて設定され得る。WTRUは、時間(例えば、シンボル、スロット)及び周波数(例えば、周波数レイヤ、BWP、BWPのサブバンド、バンド、サブバンド)に及ぶホッピングパターンを受信し得る。例えば、WTRUは、図6に示されているのと同様のパターンについて設定され得る。WTRUは、RRC及び/又はLPPメッセージで、ネットワーク(例えば、gNB、LMF)から構成を受信し得る。周波数ホッピングパターンは、周波数レイヤ、PRSリソースセット、又はPRSリソースごとに設定され得る。実施形態では、WTRUは、2つ以上の周波数ホッピングパターンについて設定され得る。WTRUは、SRSp送信のための時間及び/又は周波数リソースの測定条件(例えば、RSRP)に基づいて、周波数ホッピングパターンを決定し得る。例えば、WTRUは、ホッピングパターンのためのリソースに対応する測定値が事前設定されたしきい値を上回る場合、選択された周波数ホッピングパターンのためのSRSpを送信すると決定し得る。
【0153】
実施形態では、WTRUは、2つ以上のBWP、バンドのサブBWP、及び/又はサブバンドを使用するULデータ送信について設定され得る。WTRUは、例えば、測位のために、SRSp送信に、データ送信用の同じリソースを使用すると決定し得る。実施形態では、WTRUは、測位のために2つ以上の周波数レイヤに関する構成を受信し得る。WTRUは、1つ以上の条件が満たされる場合、データ送信のために周波数レイヤを各バンド/サブバンド/BWP/サブBWPと関連付けると決定し得る。実施形態では、WTRUは、データ送信のために周波数レイヤをバンド/サブバンド/BWP/サブbWPと関連付けるための指示をネットワークから受信し得る。実施形態では、SRSpに対応する設定されたリソースに対応するRSRPは、事前設定されたしきい値を下回り得る。
【0154】
実施形態では、WTRUは、設定に基づいて、2つ以上のバンド/サブバンド/BWP/サブBWPを使用すると決定し得る。例えば、WTRUは、N個のバンド/サブバンド/BWP/サブBWP、又は最大N個のバンド/サブバンド/BWP/サブBWPを使用するための構成を受信し得る。実施形態では、必要とされるQoS(例えば、RSRP)に基づいて、WTRUは、SRSp送信のためにいくつのバンド/サブバンド/BWP/サブBWPが必要になるかを決定し得る。更に、WTRUは、持続時間中にバンド/サブバンド/BWP/サブBWPにわたってSRSpを送信し得るか、又は設定されたホッピングパターンに従い得る。WTRUはまた、ホッピングパターンとバンド/サブバンド/BWP/サブBWPの数とを関連付けるテーブルを受信し得るので、異なる数のバンド/サブバンド/BWP/サブBWP上のSRSp送信に異なる周波数ホッピングパターンが適用され得る。
【0155】
実施形態では、WTRUは、測位のために複数の周波数レイヤについて設定されてよく、各周波数レイヤは、バンド幅部分(BWP)と関連付けられる。図11の例に示されるように、WTRUは、2つのセル、すなわち、PCell及びSCell、について設定され得て、各セルは、2つのBWP、すなわち、BWP1及びBWP2、について設定され得る。{FL1,FL2}はPCellのBWP1と関連付けられ、{FL3,FL4,FL5}はPCellのBWP2と関連付けられている。{FL6,FL7}はSCellのBWP1と関連付けられ、{FL8,FL9}はSCellのBWP2と関連付けられている。最初に、FL1及びFL2が有効化され得、PCellのBWP1がアクティブなBWPであり得る。要求されたデータスループットに基づいて、gNBは、WTRUのためにSCellをアクティブ化し、SCellのBWP1をアクティブなBWPとして使用するようにWTRUに示す。例えば、WTRUは、gNBからMAC CEを受信し、SCellをアクティブ化し得る。実施形態では、WTRUは、アクティブ化されたセル及びアクティブなBWPに基づいて、追加の周波数レイヤを有効化し得る。この有効化は、測定されたPRSが設定されたしきい値を下回るとWTRUが判断した場合、有効化された周波数レイヤ(すなわち、FL1及びFL2)を使用してPRSの測定中に行われ得る。図11に示される例では、WTRUは、SCellのBWP1と関連付けられたFL6及びFL7を有効化する。次いで、WTRUは、新たに有効化された周波数レイヤを測定し、測定中に使用された周波数レイヤの指示とともに測定報告をLMFに返す。
【0156】
上記の説明のために、「PRS」及び「SRS」又は「測位のためのSRS」は、交換可能に使用され得る。特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。なお、本明細書に記載される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに、実装されてもよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、並びにCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU102、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0157】
上述の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含むその他のデバイスが、記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(Central Processing Unit、「CPU」)及びメモリを含んでもよい。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現への言及は、様々なCPU及びメモリによって実行され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
【0158】
当業者であれば、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されよう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は低減を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持して、それによってCPUの演算、並びに他の信号の処理を再設定又は別様に変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。例示的な実施形態は、上述したプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0159】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意のその他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な、不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に、維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、処理システムのみに存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含み得る。代表的実施形態は、上述のメモリに限定されず、その他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが、理解されよう。
【0160】
例解的な実施形態において、本明細書に説明されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装され得る。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
【0161】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般に(常にではないが、特定の状況では、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が大きな意味を持ち得る)、コスト対効率のトレードオフを意味する、設計上の選択事項である。本明細書に記載されるプロセス及び/又はシステム及び/又はその他の技術が影響を受ける可能性があり得る、様々な目的達成手段(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得るが、好ましい目的達成手段は、プロセス及び/又はシステム及び/又はその他の技術が配備される状況によって、変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判定した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアの媒体を選択し得る。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択し得る。代替的に、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組み合わせを選択し得る。
【0162】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は実施例の使用を介して、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。このようなブロック図、フローチャート、及び/又は実施例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、このようなブロック図、フローチャート、又は実施例の中の各機能及び/又は各動作は、広範なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの実質的に任意の組み合わせによって、個別にかつ/又は集合的に実装され得ることが当業者には理解されよう。好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(Application Specific Standard Product、ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又はステートマシンが挙げられる。
【0163】
上記では、特徴及び要素が特定の組み合わせにおいて提供されているが、当業者であれば、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせにおいて使用することができることが理解されよう。本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例解として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形が行われ得る。本出願の説明において使用されているいかなる要素、行為、又は指示も、このように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、前述の説明から、当業者には明らかであろう。このような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の用語によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する均等物の全容とともに、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
【0164】
また、本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本発明を制限することを意図していないことを理解されたい。本明細書で使用される場合、本明細書で言及される場合、「局(station)」及びその略語「STA」、「ユーザ機器(user equipment)」及びその略語「UE」は、(i)記載されたインフラストラクチャなどの無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)、(ii)記載されたインフラストラクチャなどの、WTRUのいくつかの実施形態の任意のもの、(iii)とりわけ、記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの一部又は全ての構造及び機能を有して構成された、無線可能及び/又は有線可能な(例えば、テザー可能な)デバイス、(iii)記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの、全てよりも少ない構造及び機能を有して構成された、無線可能及び/又は有線可能なデバイス、あるいは(iv)その他、を意味し得る。本明細書に列挙される任意のWTRUを代表し得る例示的なWTRUの詳細が、図1A図1Eに関して以下に提供される。
【0165】
特定の代表的実施形態では、本明細書に記載される主題のいくつかの部分は、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又はその他の統合された方式を介して、実装されてもよい。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして、集積回路において等価的に実装され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。加えて、本明細書に説明されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に説明されている主題の例解的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定の種類の信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの送信型媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0166】
本明細書に記載される主題は、場合によっては、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は異なる他の構成要素と接続されている、異なる構成要素を示すことがある。このような図示されたアーキテクチャは、単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書において組み合わされた、任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は中間構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられた(associated with)」として、見ることができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている(operably connected)」、又は「動作可能に結合されている(operably coupled)」とみなされ得、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であるとみなされ得る。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能及び/若しくは物理的に相互作用する構成要素、並びに/又は無線で相互作用可能及び/若しくは無線で相互作用する構成要素、並びに/又は論理的に相互作用する及び/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられるが、これらに限定されない。
【0167】
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者であれば、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
【0168】
一般に、本明細書、特に添付の請求項(例えば、添付の請求項の本体)において使用される用語は、一般に「非限定」用語として意図されることが当業者には理解されよう(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「含んでいるが、これらに限定されない」と解釈するべきであり、「有する(having)」という用語は、「を少なくとも有する」と解釈するべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むが、これらに限定されない」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、このような意図は、請求項に明示的に記載されており、このような記載がない場合、このような意図は存在しないことが、当業者には理解されよう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一(single)」という用語又は類似する言葉が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、このような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つのこのような記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば、「a」及び/又は「an」は、「少なくとも1つの」又は「1つ以上の」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も同様である。加えて、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、このような記載は、少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されるであろう(例えば、他の修飾語なしの「2つの記載」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCの少なくとも1つ(at least one of A,B,and C,etc.)」に類似する表記が使用される場合、一般に、このような構造は、当業者がその表記を理解するはずの意味として意図される(例えば、「A、B、及びCの少なくとも1つを有するシステム(a system having at least one of A,B,and C)」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又はA、B、及びCを一緒に、有するシステムを含むが、これらに限定されない)。「A、B、又はCの少なくとも1つ(at least one of A,B,or C,etc.)」に類似する表記が使用される場合、一般に、このような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、又はCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又はA、B、及びCを一緒に、有するシステムを含むが、これらに限定されない)。明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されよう。例えば、「A又はB(A or B)」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されよう。更に、本明細書で使用される場合、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「のうちのいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のうちのいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組み合わせ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組み合わせにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される場合、「セット/組(set)」又は「グループ/群(group)」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが、意図される。追加的に、本明細書で使用される場合、「数(number)」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0169】
加えて、本開示の特徴又は態様がMarkush群の観点から説明される場合、当業者であれば、本開示がそれによってMarkush群の任意の個々の要素又は要素のサブグループの観点からも説明されることが認識されるであろう。
【0170】
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる全ての目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、そのあらゆる全ての可能な部分範囲及び部分範囲の組み合わせも包含している。列挙された範囲はいずれも、同じ範囲が、少なくとも均等な2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識できる。非限定的な例として、本明細書に考察される各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「最大(up to)」、「少なくとも(at least)」、「超(greater than)」、「未満(less than)」などの文言は全て、言及された数を含み、かつ、上で考察されるように更に部分範囲に分解され得る範囲を指す。最後に、当業者には理解されるように、範囲は、個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3つのセルを有するグループは、1つ、2つ、又は3つのセルを有するグループを指す。同様に、1~5つのセルを有するグループは、1つ、2つ、3つ、4つ、又は5つのセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0171】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「ための手段(means for)」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式に訴えることを意図しており、「ための手段(means for)」という用語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0172】
本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内において、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。
【0173】
本開示を通して、当業者は、ある特定の代表的実施形態が、代替的又はその他の代表的実施形態と組み合わせて使用され得ることを、理解する。
【0174】
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。なお、本明細書に記載される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに、実装されてもよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、並びにCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、UE、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0175】
更に、上述の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含むその他のデバイスが、記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「Central Processing Unit、CPU」)及びメモリを含んでもよい。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現への言及は、様々なCPU及びメモリによって実行され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
【0176】
当業者であれば、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されよう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は低減を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持して、それによってCPUの動作、並びに他の信号の処理を再設定又は別様に変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。
【0177】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムのみに存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含み得る。代表的実施形態は、上述のメモリに限定されず、その他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが、理解されよう。
【0178】
本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に記載されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。加えて、本明細書で使用される場合、冠詞「a」は、1つ以上の項目を含むことが意図される。1つの項目のみが意図される場合、「1つ」という用語又は類似する言葉が使用され得る。また、本明細書で使用される場合、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「~のいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組み合わせ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組み合わせにおいて、含むことを意図している。また、本明細書で使用される場合、「セット」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことを意図している。また、本明細書で使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0179】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、記載された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項に訴えることを意図しており、「手段」という単語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0180】
好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(Application Specific Standard Product、ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又はステートマシンが挙げられる。
【0181】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送信/受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)若しくは進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)、又は任意のホストコンピュータで使用するための、無線周波数トランシーバを実装してもよい。WTRUは、例えば、ソフトウェア無線(Software Defined Radio、SDR)などのハードウェア及び/又はソフトウェアに実装されたモジュールと併せて使用されてもよく、また、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンズフリー式ヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、及び/又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はウルトラワイドバンド(Ultra Wide Band、UWB)モジュールなどの、その他の構成要素に実装されてもよい。
【0182】
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアに実装され得ることが企図される。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つ以上は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアに実装され得る。
【0183】
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内において、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサを備え、前記プロセッサが、
複数の周波数レイヤ(FL)を示す構成情報をネットワークから受信し、
少なくとも、前記複数のFLのうちの第1のFLに対応する、第1の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第1のPRS、及び前記複数のFLのうちの第2のFLに対応する、第2の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第2のPRSを受信し、
少なくとも、前記複数のFLのうちの前記第1のFLに対応する、前記第1の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた前記第1のPRS、及び前記複数のFLのうちの前記第2のFLに対応する、前記第2の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた前記第2のPRSに基づいて、少なくとも1つの測定報告値を決定し、
前記少なくとも1つの測定報告値並びに少なくとも前記第1及び第2のFLの指示を含む測定報告を送信する、ように構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記複数のFLのうちの各FLが、それぞれの識別子(ID)と関連付けられている、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記構成情報が、前記複数のFLのうちの各FLについてのそれぞれのバンド幅及びそれぞれの周波数位置情報を示す、請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記測定報告値が、少なくとも前記第1及び第2のFLと関連付けられた、集約参照信号受信電力測定値又は集約参照信号時間遅延測定値に対応する、請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
少なくとも1つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル及び繰り返し係数が、前記第1のFLに対応する前記第1の1つ以上のPRSリソースのセット、及び前記第2のFLに対応する前記第2の1つ以上のPRSリソースのセットに共通である、請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
少なくとも1つの櫛歯係数が、前記第1のFL及び前記第2のFLに共通である、請求項5に記載のWTRU。
【請求項7】
前記プロセッサが、前記測定報告に従って、少なくとも前記第1及び第2のFLをアクティブ化するように構成されたプロセッサである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
前記測定報告が、前記少なくとも1つの測定報告値と関連付けられたFLの数の指示を含む、請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
前記プロセッサが、前記第1の測定報告値が設定されたしきい値を下回ると判断し、前記測定報告内で、前記複数のFLのうちの追加のFLに対応する追加の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた追加のPRSを受信する要求を送信するように構成されたプロセッサである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項10】
前記プロセッサが、第2の構成情報をネットワークから受信するように構成されたプロセッサであり、前記第2の構成情報が、前記複数のFLのうちの第3のFLに対応する、第3の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第3のPRSに対する測位測定のための複数のFLを示す、請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、
複数の周波数レイヤ(FL)を示す構成情報をネットワークから受信するステップと、
少なくとも、前記複数のFLのうちの第1のFLに対応する、第1の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第1のPRS、及び前記複数のFLのうちの第2のFLに対応する、第2の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第2のPRSを受信するステップと、
少なくとも、前記複数のFLのうちの前記第1のFLに対応する、前記第1の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた前記第1のPRS、及び前記複数のFLのうちの前記第2のFLに対応する、第2の前記1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた前記第2のPRSに基づいて、少なくとも1つの測定報告値を決定するステップと、
前記少なくとも1つの測定報告値並びに少なくとも前記第1及び第2のFLの指示を含む測定報告を送信するステップと、を含む、方法。
【請求項12】
前記複数のFLのうちの各FLが、それぞれの識別子(ID)と関連付けられている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記構成情報が、前記複数のFLのうちの各FLについてのそれぞれのバンド幅及びそれぞれの周波数位置情報を示す、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記測定報告値が、少なくとも前記第1及び第2のFLと関連付けられた、集約参照信号受信電力測定値又は集約参照信号時間遅延測定値に対応する、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも1つのOFDMシンボル及び繰り返し係数が、前記第1のFLに対応する前記第1の1つ以上のPRSリソースのセット、及び前記第2のFLに対応する前記第2の1つ以上のPRSリソースのセットに共通である、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
櫛歯係数が、前記第1のFL及び前記第2のFLに共通である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記プロセッサが、前記測定報告に従って、少なくとも前記第1及び第2のFLをアクティブ化するように構成されたプロセッサである、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記測定報告は、前記少なくとも1つの測定報告値と関連付けられたFLの数の指示を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記プロセッサが、前記第1の測定報告値が設定されたしきい値を下回ると判断し、前記測定報告内で、前記複数のFLのうちの追加のFLに対応する、追加の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた追加のPRSを受信する要求を送信するように構成されたプロセッサである、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記プロセッサが、第2の構成情報をネットワークから受信するように構成されたプロセッサであり、前記第2の構成情報が、前記複数のFLのうちの第3のFLに対応する、第3の1つ以上のPRSリソースのセットと関連付けられた第3のPRSに対する測位測定のための複数のFLを示す、請求項19に記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサを備え、前記プロセッサが、
ネットワークから構成情報を受信し、前記構成情報が複数の周波数レイヤ(FL)を示し、各FLが1つ以上の測位参照信号(PRS)リソースのそれぞれのセットと関連付けられており、前記構成情報が前記複数のFLの各FLのそれぞれのバンド幅およびそれぞれの周波数位置情報を示し、
前記複数のFLのうちの第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第1のセットと関連付けられた第1のPRSおよび前記複数のFLのうちの第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第2のセットと関連付けられた第2のPRSを少なくとも受信し、
前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットおよび前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットについて繰り返し係数および櫛歯係数が共通であると決定し、
前記複数のFLのうちの前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットと関連付けられた前記第1のPRSおよび前記複数のFLのうちの前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットと関連付けられた前記第2のPRSに少なくとも基づいて、複数の測定報告値を決定し、前記複数の測定報告値が、前記第1のFLおよび前記第2のFLに少なくとも関連付けられた集約参照信号受信電力測定値を示す第1の測定報告値、ならびに前記第1のFLおよび前記第2のFLに少なくとも関連付けられた集約参照信号遅延時間測定値を示す第2の測定報告値に少なくとも対応し、
前記第1の測定報告値および前記第2の測定報告値、ならびに少なくとも前記第1のFLおよび前記第2のFLの指示を含む測定報告を送る
ように構成されている、WTRU。
【請求項2】
前記プロセッサが、前記第1の測定報告値が設定されたしきい値を下回ると決定し、前記測定報告において前記複数のFLの追加のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの追加のセットと関連付けられた追加のPRSを受信するための要求を送る、ように構成されたプロセッサである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記プロセッサが、前記ネットワークから第2の構成情報を受信するように構成されたプロセッサであり、前記第2の構成情報が、前記複数のFLのうちの第3のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第3のセットと関連付けられた第3のPRSについて測位測定用の複数のFLを示す、請求項2に記載のWTRU。
【請求項4】
前記プロセッサが、前記測定報告にしたがって前記第1のFLおよび前記第2のFLを少なくともアクティブにするように構成されたプロセッサである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記測定報告が、前記第1の測定報告値および前記第2の測定報告値を関連付けられたFLの数の指示をさらに含む、請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記プロセッサが、少なくとも1つのシンボルが、前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットおよび前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットについて共通であると決定するように構成された、請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記少なくとも1つのシンボルが直交周波数分割多重アクセス(OFDM)シンボルである、請求項6に記載のWTRU。
【請求項8】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、
ネットワークから構成情報を受信するステップであり、前記構成情報が複数の周波数レイヤ(FL)を示し、各FLが1つ以上の測位参照信号(PRS)リソースのそれぞれのセットと関連付けられており、前記構成情報が前記複数のFLの各FLのそれぞれのバンド幅およびそれぞれの周波数位置情報を示している、ステップと、
前記複数のFLのうちの第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第1のセットと関連付けられた第1のPRSおよび前記複数のFLのうちの第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第2のセットと関連付けられた第2のPRSを少なくとも受信するステップと、
前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットおよび前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットについて繰り返し係数および櫛歯係数が共通であると決定するステップと、
前記複数のFLのうちの前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットと関連付けられた前記第1のPRSおよび前記複数のFLのうちの前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットと関連付けられた前記第2のPRSに少なくとも基づいて、複数の測定報告値を決定するステップであり、前記複数の測定報告値が、前記第1のFLおよび前記第2のFLに少なくとも関連付けられた集約参照信号受信電力測定値を示す第1の測定報告値、ならびに前記第1のFLおよび前記第2のFLに少なくとも関連付けられた集約参照信号遅延時間測定値を示す第2の測定報告値に少なくとも対応する、ステップと、
前記第1の測定報告値および前記第2の測定報告値、ならびに少なくとも前記第1のFLおよび前記第2のFLの指示を含む測定報告を送るステップと
を含む、方法。
【請求項9】
前記第1の測定報告値が設定されたしきい値を下回ると決定するステップ、および前記測定報告において前記複数のFLの追加のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの追加のセットと関連付けられた追加のPRSを受信するための要求を送るステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークから第2の構成情報を受信するステップであり、前記第2の構成情報が、前記複数のFLのうちの第3のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの第3のセットと関連付けられた第3のPRSについて測位測定用の複数のFLを示す、ステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記測定報告にしたがって前記第1のFLおよび前記第2のFLを少なくともアクティブにするステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記測定報告が、前記第1の測定報告値および前記第2の測定報告値を関連付けられたFLの数の指示をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つのシンボルが、前記第1のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第1のセットおよび前記第2のFLに対応する1つ以上のPRSリソースの前記第2のセットについて共通であると決定するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのシンボルが直交周波数分割多重アクセス(OFDM)シンボルである、請求項13に記載の方法。
【国際調査報告】