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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】符号化/復号システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G09C 1/02 20060101AFI20241029BHJP
【FI】
G09C1/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522180
(86)(22)【出願日】2022-10-13
(85)【翻訳文提出日】2024-06-10
(86)【国際出願番号】 US2022078039
(87)【国際公開番号】W WO2023064852
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】63/256,267
(32)【優先日】2021-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/272,539
(32)【優先日】2021-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521304427
【氏名又は名称】ログノベーションズ ホールディングス, エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】LOGNOVATIONS HOLDINGS, LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】マクエルヴィーン,クリストファー オースティン
(57)【要約】
【課題】関連符号化データファイルを生成する為のコンピュータ実装方法とコンピュータプログラム製品とコンピューティングシステムを提供すること。
【解決手段】未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成する為のコンピュータ実装方法とコンピュータプログラム製品とコンピューティングシステム。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する、コンピューティングデバイスで実行されるコンピュータ実装方法。
【請求項2】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項4のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項6のコンピュータ実装方法。
【請求項8】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項9】
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項10】
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、請求項1のコンピュータ実装方法。
【請求項11】
プロセッサによる実行時に、
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を前記プロセッサに実施させる複数の命令が記憶されたコンピュータ可読媒体に所在するコンピュータプログラム製品。
【請求項12】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項13】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項14】
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項15】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項14のコンピュータプログラム製品。
【請求項16】
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項17】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項16のコンピュータプログラム製品。
【請求項18】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項19】
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項20】
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、請求項11のコンピュータプログラム製品。
【請求項21】
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を実施するように構成されている、プロセッサとメモリとを含むコンピューティングシステム。
【請求項22】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項23】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項24】
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項25】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項24のコンピューティングシステム。
【請求項26】
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項27】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、請求項26のコンピューティングシステム。
【請求項28】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項29】
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、請求項21のコンピューティングシステム。
【請求項30】
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、請求項21のコンピューティングシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年10月15日出願の第63/256,267号と2021年10月27日出願の第63/272,539号の米国仮出願の優先権を主張し、これらの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、データ符号化に、より詳しくは復号の必要なく符号化データの処理を可能にするシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
第1形式から第2形式へデータを変換して或るタスクを達成するように、データは符号化及び復号され得る。このような符号化の一例は、ストレージ空間の節約というタスクを達成するようにデータが第1形式(例えば大容量形式)から第2形式(例えば小容量形式)に変換されるデータ圧縮であり得る。このような符号化の別の例は、データの保護というタスクを達成するように第1形式(例えば未暗号化形式)から第2形式(例えば暗号化形式)へデータが変換されるデータ暗号化であり得る。
【0004】
残念なことに、このような符号化データを使用する(例えばデータにアクセスする、データを操作する)時には、符号化データが最初に復号(例えば伸長/解読)されてから使用(例えばアクセス/操作)され、そして再符号化(圧縮/暗号化)される必要がある。想像し得るように、このような復号とこれに続く再符号化とは計算及び有用性の観点から見て費用がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の技術における課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
符号化データ(機械学習時)
一実装例において、コンピュータ実装方法はコンピューティングデバイスで実行され、未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、を含む。
【0007】
以下の特徴の内の一以上が含まれ得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、同型符号化動作を実施することと非同型符号化動作を実施することとの内の一以上を含み得る。関連符号化データファイルは、関連圧縮データファイルと関連暗号化データファイルとの内の一以上を含み得る。辞書ファイルは複数の離散エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。辞書ファイルは複数の連結エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。リクエスト操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。関連符号化データファイルは大量のデータセットを含み得る。関連符号化データファイルは未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む場合がある。
【0008】
別の実装例において、コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体に所在し、記憶された複数の命令を有する。プロセッサにより実行される時に、命令は、未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することとを含む動作をプロセッサに実施させる。
【0009】
以下の特徴の内の一以上が含まれ得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、同型符号化動作を実施することと非同型符号化動作を実施することとの内の一以上を含み得る。関連符号化データファイルは、関連圧縮データファイルと関連暗号化データファイルとの内の一以上を含み得る。辞書ファイルは複数の離散エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。辞書ファイルは複数の連結エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。リクエスト操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。関連符号化データファイルは大量のデータセットを含み得る。関連符号化データファイルは未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む場合がある。
【0010】
別の実装例において、プロセッサとメモリとを含むコンピューティングシステムは、未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することとを含む動作を実施するように構成されている。
【0011】
以下の特徴の内の一以上が含まれ得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、同型符号化動作を実施することと非同型符号化動作を実施することとの内の一以上を含み得る。関連符号化データファイルは、関連圧縮データファイルと関連暗号化データファイルとの内の一以上を含み得る。辞書ファイルは複数の離散エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。辞書ファイルは複数の連結エントリを含み得る。複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することは、複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含み得る。リクエスト操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。関連符号化データファイルは大量のデータセットを含み得る。関連符号化データファイルは未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む場合がある。
【発明の効果】
【0012】
一以上の実装例の詳細は添付図面及び以下の説明で提示される。他の特徴及び利点は、説明、図面、そして請求項から明白になるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施形態による符号化/復号プロセスを実行するコンピューティングデバイスを含む分散型コンピューティングネットワークの線図である。
図2】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスによりアクセス可能な様々なコンテンツの線図である。
図3】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図4】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図5】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図6】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図7】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図8】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図9】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図10】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図11】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図12】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図13】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図14】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図15】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図16】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図17】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図18】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。
図19】本開示の実施形態による図1の符号化/復号プロセスのフローチャートである。 様々な図面の同様の参照符号は、同様の要素を指す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
システム概説
図1を参照すると、符号化/復号プロセス10が示されている。符号化/復号プロセス10は、サーバ側プロセス、クライアント側プロセス、又はハイブリッドなサーバ側/クライアント側プロセスとして実装され得る。例えば、符号化/復号プロセス10は、符号化/復号プロセス10sを介して純粋にサーバ側プロセスとして実装され得る。代替的に、符号化/復号プロセス10は、符号化/復号プロセス10c1と符号化/復号プロセス10c2と符号化/復号プロセス10c3と符号化/復号プロセス10c4との内の一以上を介して、純粋にクライアント側プロセスとして実装され得る。やはり代替的に、符号化/復号プロセス10は、符号化/復号プロセス10c1と符号化/復号プロセス10c2と符号化/復号プロセス10c3と符号化/復号プロセス10c4との内の一以上と組み合わされた符号化/復号プロセス10sを介して、ハイブリッドなサーバ側/クライアント側プロセスとして実装され得る。従って、本開示で使用される符号化/復号プロセス10は、符号化/復号プロセス10sと符号化/復号プロセス10c1と符号化/復号プロセス10c2と符号化/復号プロセス10c3と符号化/復号プロセス10c4との何らかの組合せを含み得る。
【0015】
符号化/復号プロセス10sはサーバアプリケーションであってもよく、ネットワーク14(例えばインターネット又はローカルエリアネットワーク)に接続され得るコンピューティングデバイス12に所在してこれにより実行され得る。コンピューティングデバイス12の例は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スマートフォン、又はクラウド利用コンピューティングプラットフォームを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0016】
コンピューティングデバイス12に結合されたストレージデバイス16に記憶され得る符号化/復号プロセス10sの命令セット及びサブルーチンは、コンピューティングデバイス12内に含まれる一以上のプロセッサ(不図示)と一以上のメモリアーキテクチャ(不図示)とにより実行され得る。ストレージデバイス16の例は、ハードディスクドライブ、RAIDデバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、そして全ての形のフラッシュメモリストレージデバイスを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0017】
ネットワーク14は、一以上の二次ネットワーク(例えばネットワーク18)に接続され、その例は、例えばローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又はイントラネットを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0018】
符号化/復号プロセス10c1,10c2,10c3,10c4の例は、ウェブブラウザ、ゲームコンソールユーザインタフェース、モバイルデバイスユーザインタフェース、或いは専用アプリケーション(例えば、Androidtmプラットフォーム、IOStmプラットフォーム、Windowstmプラットフォーム、Linux(登録商標)プラットフォーム、又はUNIX(登録商標)プラットフォーム等で動くアプリケーション)を含み得るが、これらに限定されるわけではない。クライアント電子デバイス28,30,32,34に(それぞれ)結合されるストレージデバイス20,22,24,26に(それぞれ)記憶され得る符号化/復号プロセス10c1,10c2,10c3,10c4の命令セット及びサブルーチンは、クライアント電子デバイス28,30,32,34に(それぞれ)に組み込まれる一以上のプロセッサ(不図示)と一以上のメモリアーキテクチャ(不図示)とにより実行され得る。ストレージデバイス20,22,24,26の例は、ハードディスクドライブ、RAIDデバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、そしてあらゆる形のフラッシュメモリストレージデバイスを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0019】
クライアント電子デバイス28,30,32,34の例は、スマートフォン(不図示)、携帯情報端末(不図示)、タブレットコンピュータ(不図示)、ラップトップコンピュータ28,30,32、パーソナルコンピュータ34、ノートパソコン(不図示)、サーバコンピュータ(不図示)、ゲーム機(不図示)、そして専用ネットワークデバイス(不図示)を含み得るが、これらに限定されるわけではない。クライアント電子デバイス28,30,32,34の各々はオペレーティングシステムを実行し、その例は、マイクロソフトWindowstm、Androidtm、iOStm、Linuxtm、又はカスタムオペレーティングシステムを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0020】
ユーザ36,38,40,42は、ネットワーク14を通して直接的に、あるいは二次ネットワーク18を通して、符号化/復号プロセス10にアクセスし得る。更に、符号化/復号プロセス10は、リンク線44で図示されているように、二次ネットワーク18を通してネットワーク14に接続され得る。
【0021】
様々なクライアント電子デバイス(例えばクライアント電子デバイス28,30,32,34)は、ネットワーク14(又はネットワーク18)に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、ラップトップコンピュータ28とラップトップコンピュータ30とは図のように、ラップトップコンピュータ28,30(の各々)と図のようにネットワーク14に直接結合されるセルラーネットワーク/ブリッジ48との間に確立される無線通信チャネル44,46(の各々)を介して、ネットワーク14に無線結合される。更に、ラップトップコンピュータ32は図のように、ラップトップコンピュータ32と図のようにネットワーク14に直接結合される無線アクセスポイント(つまりWAP)52との間に確立される無線通信チャネル50を介してネットワーク14に無線結合される。加えて、パーソナルコンピュータ34は図のように、有線ネットワーク接続を介してネットワーク18に直接結合される。
【0022】
WAP52は、例えば、ラップトップコンピュータ32とWAP52との間に無線通信チャネル50を確立することが可能であるIEEE 802.11a,802.11b,802.11g,802.11n、Wi-Fi、及び/又は、ブルートゥース(登録商標)デバイスであり得る。当該技術で周知のように、IEEE 802.11xの仕様は、イーサネットプロトコルと、パス共有の為の搬送波感知多重アクセス/衝突回避(つまりCSMA/CA)とを使用し得る。当該技術で周知のように、ブルートゥースは、短距離無線接続を使用して例えば携帯電話とコンピュータと携帯情報端末を相互接続させる電気通信産業の仕様である。
【0023】
符号化/復号プロセス
図2も参照すると、以下でより詳細に考察するように、符号化/復号プロセス10は、データ(例えば第1データファイル100)の符号化と続く復号とを可能にするように構成され得る。このような符号化/復号の例は、圧縮/伸長と暗号化/解読とを含み得るが、これらに限定されるわけではない。更に、以下でより詳細に考察するように、符号化/復号プロセス10は、このような符号化データ(例えば圧縮データ及び/又は暗号化データ)を最初に復号(例えば伸長及び/又は解読)する必要なく符号化データの操作を可能にするように構成され得る。
・圧縮/伸長;当該技術で周知のように、データ圧縮(又はソース符号化又はビットレート削減)は、元の表現より少ないビットを使用して情報を符号化するプロセスである。特定の圧縮は不可逆と可逆のいずれかである。可逆圧縮は、統計的冗長性を特定して解消することによりビットを削減する。可逆圧縮では情報が失われない。不可逆圧縮は、不要であるか重要性の低い情報を除去することによりビットを削減する。一般的に、データ圧縮を実施するデバイスは符号器、このプロセスの逆(伸長)を実施するものは復号器と称される。データファイルのサイズを縮小するプロセスは大抵、データ圧縮と称される。データ伝送の文脈において、これは、記憶又は伝送される前にデータのソースで行われる符号化であるソース符号化と呼ばれる。圧縮は、データを記憶及び伝送するのに必要とされるリソースを削減するので、有益である。圧縮及び伸長プロセスでは、計算リソースが消費される。データ圧縮では時間空間複雑性のトレードオフが生じる。例を挙げると、映像についての圧縮スキームでは、伸長される際に確認に充分なほど高速で映像を伸長する為の高価なハードウェアが必要であり、視認の前に映像全てを伸長するオプションは、不便であるか追加のストレージを必要とし得る。データ圧縮スキームの設計は、圧縮の程度と、(不可逆データ圧縮を使用する時に)導入される歪みの量と、データを圧縮及び伸長するのに必要な計算リソースとを含む様々な要因の間でのトレードオフを伴う。
・暗号化/解読:当該技術で周知のように、データ暗号化は情報を符号化するプロセスであって、このプロセスは、(平文として知られる)情報の元の表現を(暗号文として知られる)代替形式に変換する。理想的には、許可された者のみが暗号文を解読して平文にして元の情報にアクセスできる。暗号化そのものは干渉を防止しないが、自称傍受者となり得る者に理解可能なコンテンツは拒否する。技術的な理由から、暗号化スキームは通常、アルゴリズムにより生成される疑似ランダム暗号鍵を使用する。鍵を処理せずにメッセージを解読することが可能であるが、高度な設計の暗号化スキームでは、かなりの計算リソース及びスキルが必要とされる。許可された受信者は、発信者により受信者に提供されるが未許可ユーザには提供されない鍵によりメッセージを容易に解読できる。歴史的に、暗号法を補うように様々な形式の暗号が使用されてきた。初期の暗号化技術は大抵、軍用のメッセージ交換で使用された。それ以来、新たな技術が出現して、あらゆる分野の最新コンピューティングでは当たり前になっている。最新コンピュータは暗号の解読において非効率的であるので、最新の暗号化スキームは公開鍵及び対称鍵の概念を使用してセキュリティを保証し得る。
【0024】
システム概説
以下の考察は、符号化/復号プロセス10のシステム概説に関する。
【0025】
図3も参照すると、符号化/復号プロセス10は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(200)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0026】
この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は本質的に何らかのタイプのデータファイルであり、その例は、第1圧縮データファイル、第1未圧縮データファイル、第1暗号化データファイル、第1未暗号化データファイル、第1符号化データファイル、そして第1未符号化データファイルを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0027】
以下でより詳細に考察するように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の特定部分を指示する開始位置と長さとを含み得る。このようなマッピングの一例は<IJ>ペアを含み得るがこれに限定されるわけではなく、「I」は(辞書ファイル106内の)開始位置を指して、「J」は指示されるデータの長さを指す。以下でより詳細に考察するように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)は複数の離散エントリ又は複数の連結エントリを含み得る。
【0028】
概して、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)は、第1データファイル100の符号化/復号を行なう暗号として機能し得る。非限定的な一例において、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)は、規定ビット長を有する可能な数字の組合せ全てを含み、この規定ビット長は符号化/復号プロセス10の設計基準に応じて変化し得る。
【0029】
例示のみを目的として、4ビットの規定ビット長を有するエントリを辞書ファイル106が含むと仮定する。当該技術で周知のように、4ビットエントリは2の可能値、すなわち、
・0000(十進法の0の値を二進法で表す)
・0001(十進法の1の値を二進法で表す)
・0010(十進法の2の値を二進法で表す)
・0011(十進法の3の値を二進法で表す)
・0100(十進法の4の値を二進法で表す)
・0101(十進法の5の値を二進法で表す)
・0110(十進法の6の値を二進法で表す)
・0111(十進法の7の値を二進法で表す)
・1000(十進法の8の値を二進法で表す)
・1001(十進法の9の値を二進法で表す)
・1010(十進法の10の値を二進法で表す)
・1011(十進法の11の値を二進法で表す)
・1100(十進法の12の値を二進法で表す)
・1101(十進法の13の値を二進法で表す)
・1110(十進法の14の値を二進法で表す)
・1111(十進法の15の値を二進法で表す)
を有する。
【0030】
従って、辞書ファイル106は、上記の16個の可能値の各々を規定するエントリを含み得る。上記の例は4ビットの規定ビット長を有するエントリを含む辞書ファイル106に関するものであるが、他の構成が可能であって本開示の範囲内にあると考えられるので、これは例示のみを目的としており、本開示の限定であることは意図されていない。更に、辞書ファイル106内で規定されるエントリが4ビットより大きい規定ビット長(例えば8ビット、16ビット、32ビット、64ビット)を有することがあり得る。
【0031】
上記のように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)は複数の離散エントリ又は複数の連結エントリを含み得る。
【0032】
辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)が複数の離散エントリを含む時に、辞書ファイル106は以下のように構成され得る。
0000 0001 0010 0011 0100 0101 0110 0111 1000 1001 1010 1011 1100 1101 1110 1111
・辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)内の各エントリが(例えばブラックスペース、コンマ、又はスラッシュにより)分離されることで、(この例では)16個の離散エントリが得られる結果となる。
【0033】
辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)が複数の連結エントリを含む時に、辞書ファイル106は以下のように構成され得る。
0000000100100011010001010110011110001001101010111100110111101111
・辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)内の各エントリが分離されていないことで、端と端が結合された(この例では)16個の連結エントリが得られて(この例では)単一の64ビット辞書ファイルを形成する結果となる。
【0034】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の特定部分を指示する開始位置と長さとを含み、これらのマッピングのこのような一例は<IJ>ペアを含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0035】
符号化される第1データファイル100が
0111 1011 1001 1111
であると仮定する。
【0036】
従って、符号化/復号プロセス10が第1データファイル100を符号化(200)する時に、結果的に生成される符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、辞書ファイル106の適切な部分にマッピングされる4個のマッピング(例えば複数のマッピング104)を含み得る。具体的には、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングされる第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングされる第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングされる第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングされる第4マッピング<60/4>。
【0037】
従って上記の例において、符号化/復号プロセス10が第1データファイル100(例えば0111 1011 1001 1111)を符号化(200)する時には、結果的に生成される符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>を含み得る。従ってこれら4個のマッピング(つまり関連符号化データファイル102)の使用を)通して、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を使用して第1データファイル100を再生することによりデータファイル100が復号され得る。具体的には、
・関連符号化データファイル102内の第1マッピング<28/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分0111が辞書ファイル106から取得され得る、
・関連符号化データファイル102内の第2マッピング<44/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1011が辞書ファイル106から取得され得る、
・関連符号化データファイル102内の第3マッピング<36/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1001が辞書ファイル106から取得され得る、そして
・関連符号化データファイル102内の第4マッピング<60/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1111が辞書ファイル106から取得され得る。
【0038】
従って辞書ファイル106と関連符号化データファイル102内に含まれる複数のマッピング104との使用を通して、第1データファイル100が取得され得る。
【0039】
辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて第1データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(200)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を圧縮(202)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する、及び/又は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を暗号化(204)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0040】
符号化/復号プロセス10は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(206)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。
【0041】
当該技術で周知のように、
・計算動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を数学的に操作するリクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
・検索動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を検索するリクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
・付加動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に追加(つまり付加)するリクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
・分割動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を分ける(つまり分割する)リクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
・結合動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を一以上の他のデータファイル(不図示)と結合するリクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
・連結動作は、第1データファイル(例えば第1データファイル100)を別のデータファイル(不図示)と組み合わせるリクエスト動作を含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0042】
そして符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。
【0043】
上で考察したように、符号化/復号プロセス10は、最初に符号化データ(例えば圧縮データ及び/又は暗号化データ)を復号(例えば伸長及び/又は解読)する必要なくこのような符号化データ(例えば圧縮データ及び/又は暗号化データ)の操作を可能にするように構成され得る。
【0044】
上記の例に続けて、符号化/復号プロセス10が第1データファイル100(例えば0111 1011 1001 1111)を関連符号化データファイル102(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>を符号化(200)すると仮定する。更に、符号化/復号プロセス10が第1データファイル100(例えば0111 1011 1001 1111)に27を加えるリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(206)すると仮定する。
【0045】
従って複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)内のマッピングを利用して、辞書ファイル106内の適切なデータ部分を取得し得る。このような処理(208)動作が、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の操作/修正/復号を必要としないことに注目することは重要である。必要なのは、関連データ部分が辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)から取得され得るように関連符号化データファイル102内のマッピング104が読み取られることのみである。
【0046】
従って関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)する時に、
・関連符号化データファイル102内の第1マッピング<28/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分0111が辞書ファイル106から取得され得る、
・関連符号化データファイル102内の第2マッピング<44/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1011が辞書ファイル106から取得され得る、
・関連符号化データファイル102内の第3マッピング<36/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1001が辞書ファイル106から取得され得る、そして
・関連符号化データファイル102内の第4マッピング<60/4>が符号化/復号プロセス10により利用されて、このマッピングにより指示されているデータ部分、すなわち辞書ファイル106内のデータ部分1111が辞書ファイル106から取得され得る。
【0047】
従って辞書ファイル106と関連符号化データファイル102内に含まれる複数のマッピング104との使用を通して、第1データファイル100(例えば0111 1011 1001 1111)が取得され得る。一旦取得されると、符号化/復号プロセス10は、受理(206)されるリクエスト(例えばリクエスト160)内で規定されている操作を実施し得る。
【0048】
この例示的な特定例において、受理(206)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100(例えば0111 1011 1001 1111)に27を加えることに関している。当該技術で周知のように、27の16ビット表現は0000 0000 0001 1011である。従って関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)する時に、符号化/復号プロセス10は0000 0000 0001 1011 を0111 1011 1001 1111(つまり第1データファイル100)に加えて、0111 1011 1011 1010という結果(例えば結果110)を得る。
【0049】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、例えば結果110に対して同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(210)し得る。
【0050】
上記のように関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)する時に、符号化/復号プロセス10は結果110(例えば0111 1011 1011 1010)を規定し、結果110は同型又は非同型暗号化プロセスを介して符号化され得る。例えば、第1データファイル100を符号化するのに使用されるのと同じ符号化手順を使用して符号化/復号プロセス10が結果110を符号化する場合に、これは、(両方の符号化動作が同じであるので)結果110に対する同型符号化動作の実施(210)と称され得る。逆に、第1データファイル100を符号化するのに使用されるのとは異なる符号化手順を使用して符号化/復号プロセス10が結果110を符号化する場合に、これは(符号化動作が異なるので)結果110に対する非同型符号化動作の実施(210)と称され得る。
【0051】
更に複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(208)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(212)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る、
・複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(214)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る、及び/又は、
・複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに基づいて、サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(216)して、第1データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。
【0052】
第1データファイル100を符号化するのに使用されるのと同じ符号化手順を使用して(すなわち辞書ファイル106を使用して)符号化/復号プロセス10が結果110(例えば0111 1011 1011 1010)を符号化すると仮定する。従って結果110(例えば0111 1011 1011 1010)を符号化して修正符号化データファイル108を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、結果110(例えば0111 1011 1011 1010)をスキャンして、辞書ファイル106内の結果110(例えば0111 1011 1011 1010)の様々な部分を指示するマッピングを規定し得る。
【0053】
上で考察したように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)は、上記の16個の可能値の各々を規定するエントリ、すなわち、
0000 0001 0010 0011 0100 0101 0110 0111 1000 1001 1010 1011 1100 1101 1110 1111
を含む。
【0054】
従って符号化/復号プロセス10が結果110(例えば0111 1011 1011 1010)をスキャンして、辞書ファイル106内の結果110(例えば0111 1011 1011 1010)の様々な部分を指示するマッピングを規定する時に、符号化/復号プロセス10は、修正符号化データファイル108内に含める為の以下のマッピングを規定し得る。
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第3マッピング<44/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1010にマッピングする第4マッピング<40/4>。
【0055】
従って、符号化/復号プロセス10は、辞書ファイル106を利用して、上記の複数のマッピング(例えば<28/4><44/4><44/4><40/4>)を含む修正符号化データファイル108に結果110(例えば0111 1011 1011 1010)を符号化し得る。
【0056】
上記のように、符号化/復号プロセス10は、結果110(例えば0111 1011 1011 1010)をスキャンして、辞書ファイル106内の結果110(例えば0111 1011 1011 1010)の様々な部分を指示するマッピングを規定し得る。そしてこのようなスキャン動作を実施する時に、符号化/復号プロセス10は、サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(216)し得るのであって、サンプリングウィンドウは、(この例では)結果110との一致についてスキャンされている辞書ファイルの部分の(例えばビット又はバイトでの)サイズを規定し得る。上記の例において、サンプリングウィンドウは4ビットである。しかしながら、他の構成が可能であって本開示の範囲内にあると考えられるので、これは例示のみを目的とし、本開示の限定であることは意図されていない。例えば、ウィンドウがより大きく(例えば8ビット、16ビット、32ビット、64ビット)てもよく、その結果として一致は頻繁には生じないが、一致が見られる時の利益は大きい。逆に、ウィンドウが小さく(例えば2)てもよく、その結果として一致が頻繁に生じるが、一致が見られる時の利益は小さい。
【0057】
そしてこのようなスキャン動作を実施する時に、符号化/復号プロセス10は関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(214)し得るのであって、上記のサンプリングウィンドウはスキャン間の時間に1ビットだけシフトする。逆に関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(212)する時に、上記のサンプリングウィンドウはスキャン間の時間に1ビットだけシフトする。
【0058】
コンピュータプログラミングにおいて、ビット単位演算は、ビットストリング、ビットアレイ、又は(ビットストリングと考えられる)二進数に対して個別ビットのレベルで演算を行なう。これは、高速でシンプルな作用であり、高レベルの算術演算の基本であって、プロセッサにより直接サポートされる。大抵のビット単位演算は2オペランド命令として提示され、結果は入力オペランドの一方と置き換えられる。逆に、バイト単位演算は、ビットストリング、ビットアレイ、又は(ビットストリングと考えられる)二進数に対してバイト(つまりビットグループ)のレベルで演算を行なう。シンプルな低コストプロセッサでは、一般的に、ビット単位演算は除算より実質的に高速、乗算より数倍高速、時には加算よりかなり高速である。最新のプロセッサは通常、長い命令パイプラインと他のアーキテクチャ設計上の選択ゆえに、ビット単位演算と全く同じ速さで加算及び乗算を実施するが、リソース使用の削減によりビット単位演算は使用するパワーが少ないのが普通である。
【0059】
高レベルシステム
以下の考察は、符号化/復号プロセス10にフォーカスした見方に関する。図4も参照すると、符号化/復号プロセス10は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(250)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0060】
上で考察したように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(250)して関連符号化データファイル(例えば関連データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を圧縮(252)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る、及び/又は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を暗号化(254)して関連符号化データ(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0061】
上で考察したように、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(256)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察された例で、受理(256)したリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関する。
【0062】
上で考察したように、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(258)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこの結果が符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0063】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(258)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(260)し得る。
【0064】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(258)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(262)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(264)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(266)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108)を生成し得る。
【0065】
ジェネリックマッピング
以下の考察は、符号化/復号プロセス10でのマッピングの概説に関する。図5も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を受理(300)し得る。
【0066】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(302)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0067】
従ってこの例では、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(304)することで複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々は開始位置と長さとを含み得る。
【0068】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0069】
そして符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成(306)し得る。上で考察したように、この例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0070】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成(306)する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連圧縮データファイルを生成(308)し得る、及び/又は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連暗号化データファイルを生成(310)し得る。
【0071】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(312)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(312)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0072】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(314)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0073】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(314)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(316)し得る。
【0074】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(314)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(318)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(320)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(322)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0075】
同型
以下の考察は、符号化/復号プロセス10における同型符号化の概説に関している。図6も参照すると、符号化/復号プロセス10は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(350)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0076】
上で考察したように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(350)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を圧縮(352)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0077】
辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(350)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を暗号化(354)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0078】
符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(356)し、リクエスト(例えばリクエスト160)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対して第1動作シーケンスが実施されることを要求する。リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(356)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0079】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(358)して、修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得るのであって、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の処理は、符号化データファイルに対して第1動作シーケンスを実施して未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト動作を達成することを含み得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0080】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(358)して修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作を実施(360)し得る。
【0081】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(358)して修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(362)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(364)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(366)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0082】
非同型
以下の考察は、符号化/復号プロセス10での非同型符号化の概説に関する。図7も参照すると、符号化/復号プロセス10は、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(400)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0083】
上で考察したように、辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(400)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を圧縮(402)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0084】
辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の複数部分への複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に基づいて未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を符号化(400)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を暗号化(404)して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0085】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(406)し得るのであって、このリクエスト(例えばリクエスト160)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対して第1動作シーケンスが実施されることを要求する。リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(406)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0086】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(408)して修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得るのであって、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の処理は、符号化データファイルに対して第2動作シーケンスを実施して未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を達成することを含み得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0087】
これは非同型符号化動作であるので、第2動作シーケンスは、同型符号化動作を起こすような第1動作シーケンスと同一ではあり得ない。従って、この第2動作シーケンスは、非同型符号化動作であるので、第1動作シーケンスと異なり得る(又は一部のみ類似し得る)。
【0088】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(408)して修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は非同型符号化動作を実施(410)し得る。
【0089】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(408)して修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(412)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(414)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・サンプリングウィンドウを利用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(416)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0090】
符号化データ(転送中)
以下の考察は、転送中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図8も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(450)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0091】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0092】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001、d)1111を含む。
【0093】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(452)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さと含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)が生成され得る。
【0094】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0095】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0096】
複数のセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(452)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成して、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(454)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)で生成する。
【0097】
符号化/復号プロセス10は、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)から第2位置(例えば第2位置116)へ伝送(456)し得る。このような第1位置(例えば第1位置114)の例は、関連符号化データファイル102が生成されるか最初に記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。このような第2位置(例えば第2位置116)の例は、関連符号化データファイル102が伝送されるか、続いて記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0098】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(458)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察された例で、受理(256)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0099】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(460)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0100】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(460)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(462)し得る。
【0101】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(460)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(464)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(466)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0102】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(460)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(468)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を第2位置(例えば第2位置116)で生成し得る。
【0103】
符号化データ(短距離無線転送中)
以下の考察は、短距離無線で転送中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図9も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(500)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0104】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0105】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は、4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0106】
未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は短距離無線通信プラットフォーム(例えば短距離無線通信プラットフォーム118)で使用する為のデータセットであり得る。この短距離無線通信プラットフォーム(例えば短距離無線通信プラットフォーム118)の例は、ブルートゥース短距離無線通信プラットフォームとWiFi短距離無線通信プラットフォームとの内の一以上を含み得る。
【0107】
当該技術で周知のように、ブルートゥースは、固定及び可動のデバイスの間の短距離でデータを交換してパーソナルエリアネットワーク(PAN)を構築する為に使用される短距離無線技術規格である。これは、2.402GHzから2.48GHzまでのISMバンドのUHF電波を採用する。これは主に、近隣のポータブルデバイス間でファイルを交換して携帯電話及び音楽プレーヤーをワイヤレスヘッドフォンに接続する有線接続の代替策として使用される。最も広く使用されているモードで、伝送パワーは2.5ミリワットまでに制限され、10メートル(33フィート)までの非常に短距離になっている。
【0108】
当該技術で周知のように、Wi-Fiは、普通はデバイスのローカルエリアネットワーキングとインターネットアクセスとに使用されて近隣のデジタルデバイスに電波でデータを交換させるIEEE 802.11規格ファミリに基づく無線ネットワークプロトコルのファミリである。これらは、デスクトップ及びラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートテレビ、プリンタ、そしてスマートスピーカの間のリンクや無線ルータへのリンクを行なってこれらをインターネットに接続する為に家庭及び小規模オフィスネットワークにおいて、或いはモバイルデバイスに公共インターネットアクセスを提供する為にコーヒーショップ、ホテル、図書館、空港のような公共の場の無線アクセスポイントにおいて地球規模で使用される、世界で最も広く使用されているコンピュータネットワークである。
【0109】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(502)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0110】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0111】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0112】
符号化/復号プロセス10は、短距離無線通信プラットフォーム(例えば短距離無線通信プラットフォーム118)を使用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)から第2位置(例えば第2位置116)へ伝送(504)し得る。このような第1位置(例えば第1位置114)の例は、関連符号化データファイル102が生成されるか最初に記憶される位置を含むが、これに限定されるわけではない。このような第2位置(例えば第2位置116)の例は、関連符号化データファイル102が伝送されるか続いて記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0113】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(506)し、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(506)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0114】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(508)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0115】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(508)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(510)し得る。
【0116】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(508)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(512)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(514)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0117】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(508)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(516)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を第2位置(例えば第2位置116)で生成し得る。
【0118】
符号化データ(長距離無線転送中)
以下の考察は、長距離無線で転送中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図10も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(550)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0119】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0120】
従ってこの例で、複数のセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0121】
未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、長距離無線通信プラットフォーム(例えば長距離無線通信プラットフォーム120)で使用する為のデータセットであり得る。この長距離無線通信プラットフォーム(例えば長距離無線通信プラットフォーム120)の例は、セルラー利用の長距離無線通信プラットフォームとマイクロ波利用の長距離無線通信プラットフォームと衛星利用の長距離無線通信プラットフォームとの内の一以上を含み得る。
【0122】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(552)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0123】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0124】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0125】
符号化/復号プロセス10は、長距離無線通信プラットフォーム(例えば長距離無線通信プラットフォーム120)を使用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)から第2位置(例えば第2位置116)へ伝送(554)し得る。このような第1位置(例えば第1位置114)の例は、関連のデータファイル102が生成されるか最初に記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。第2位置(例えば第2位置116)の例は、関連符号化データファイル102が伝送されるか続いて記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0126】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(556)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(556)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0127】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(558)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0128】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(558)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(560)し得る。
【0129】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(558)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(562)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(564)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0130】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(558)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(566)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を第2位置(例えば第2位置116)で生成し得る。
【0131】
符号化データ(直接結合転送中)
以下の考察は、直接結合で転送中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図11も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(600)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0132】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0133】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0134】
未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、直接結合通信プラットフォーム(例えば直接結合通信プラットフォーム122)での使用の為のデータセットであり得る。直接結合通信プラットフォーム(例えば直接結合通信プラットフォーム122)の例は、銅利用の直接結合通信プラットフォーム(例えば同軸ケーブルを利用するプラットフォーム)、ツイストペア利用の直接結合通信プラットフォーム(例えばツイスト導体ケーブルを利用するプラットフォーム)、そして光利用の直接結合通信プラットフォーム(例えば光ファイバケーブルを利用するプラットフォーム)の内の一以上を含み得る。
【0135】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(602)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0136】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0137】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0138】
符号化/復号プロセス10は、直接結合通信プラットフォーム(例えば直接結合通信プラットフォーム122)を使用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)から第2位置(例えば第2位置116)へ伝送(604)し得る。このような第1位置(例えば第1位置114)の例は、関連符号化データファイル102が生成されるか最初に記憶される位置を含むが、これに限定されるわけではない。このような第2位置(例えば第2位置116)の例は、関連符号化データファイル102が伝送されるか続いて記憶される位置を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0139】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(606)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察された例で、受理(606)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0140】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(608)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0141】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(608)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(610)し得る。
【0142】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(608)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(612)して、(例えば上で記載の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(614)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0143】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(608)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(616)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を第2位置(例えば第2位置116)で生成し得る。
【0144】
符号化データ(衛星利用無線転送中)
以下の考察は、衛星利用の無線で転送中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図12も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(650)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0145】
上で考察した例で、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0146】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0147】
未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、衛星利用通信ネットワーク(例えば衛星利用通信ネットワーク124)での使用の為のデータセットであり得る。衛星利用通信ネットワーク(例えば衛星利用通信ネットワーク124)の例は、
・例えば個人及び事業所にインターネット接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含むインターネット通信ネットワーク、
・例えば個人及び事業所に地理的分散接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含むメッシュ通信ネットワーク、
・例えば個人及び事業所に電話接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含む電話通信ネットワーク、
・例えば個人及び事業所にエンターテインメント接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含むエンターテインメント通信ネットワーク、
・例えば個人及び事業所に衛星アップリンク接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含む地表・衛星通信ネットワーク、
・例えば個人及び事業所に衛星インターリンク接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含む衛星・衛星通信ネットワーク、そして
・例えば個人及び事業所に衛星ダウンリンク接続を提供するように構成されている一以上の衛星を含む衛星・地表通信ネットワーク、
の内の一以上を含み得る。
【0148】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(652)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0149】
上で記載したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0150】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0151】
符号化/復号プロセス10は、衛星利用通信ネットワーク(例えば衛星利用通信ネットワーク124)を使用して関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)から第2位置(例えば第2位置116)へ伝送(654)し得る。このような第1位置(例えば第1位置114)の例は、関連符号化データファイル102が生成されるか最初に記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。このような第2位置(例えば第2位置116)の例は、関連符号化データファイル102が伝送されるか続いて記憶される位置を含み得るが、これに限定されるわけではない。
【0152】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(656)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(656)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0153】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(658)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0154】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(658)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(660)し得る。
【0155】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(658)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(662)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(664)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0156】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(658)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(666)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を第2位置(例えば第2位置116)で生成し得る。
【0157】
符号化データ(格納中)
以下の考察は、格納中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図13も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(700)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0158】
上の例で考察したように、第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0159】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0160】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(702)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)の各々が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0161】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0162】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0163】
関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の例は、標準的(つまり非構造化)データ記憶ファイルと構造化データ記憶ファイルとを含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0164】
当該技術で周知のように、構造化データは既定のデータモデルに適合するデータであり、それゆえ解析が簡単である。構造化データは、異なる行及び列の間の関係を伴う表形式に則ったものである。構造化データの一般例は、エクセルファイル又はSQLデータベースである。これらの各々は、分類が可能な構造化列及び行を有する。構造化データは、データモデル―データがどのように記憶、処理、及びアクセスされるかについてのモデル―の存在に依存している。データモデルにより、各フィールドは離散しており、別々に、あるいは他のフィールドからのデータと一緒にアクセスされ得る。これは構造化データを極めてパワフルにする。データベースの様々な位置からのデータを素早く集約することが可能である。
【0165】
当該技術で周知のように、非構造化データは、既定のデータモデルを有していないか既定の手法で整理されていない情報である。非構造化情報は一般的にテキストヘビーであるが、日付、数字、そして事実などのデータを含有し得る。こうして結果的に不規則性及び曖昧性が生じ、構造化データベースに記憶されたデータと比較して旧来プログラムの使用による理解を困難にする。非構造化データの一般例は、音声、映像ファイル、又はNo‐SQLデータベースを含む。非構造化データを記憶及び処理する能力は近年大きく進歩しており、特殊なタイプの非構造化データを記憶できる多くの新しい技術及びツールが市場に出現している。例えば、MongoDBはドキュメントの記憶について最適化されている。対照的な例としてのApache Giraphは、ノード間の関係の記憶について最適化されている。
【0166】
符号化/復号プロセス10は、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を第1位置(例えば第1位置114)で記憶(704)し得る。
【0167】
符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(706)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察される例で、受理(706)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0168】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(708)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0169】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(708)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(710)し得る。
【0170】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(708)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(712)して、(上の記載の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(714)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0171】
符号化データ(クラウド利用ストレージ格納中)
以下の考察は、クラウド利用ストレージでの格納中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図14も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(750)して、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0172】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0173】
従ってこの例で、複数のセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0174】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(752)して複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成し得るのであって、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)が開始位置と長さとを含むことで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0175】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0176】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0177】
符号化/復号プロセス10は、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をクラウド利用ストレージプラットフォーム(例えばクラウド利用ストレージプラットフォーム126)に記憶(754)し得るのであって、この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、クラウド利用ストレージプラットフォーム(例えばクラウド利用ストレージプラットフォーム126)で、又はその外側で生成され得る。
【0178】
当該技術で周知のように、クラウドストレージは、「クラウド」と呼ばれる論理プールにデジタルデータが記憶されるコンピュータデータストレージのモデルである。物理的ストレージは、(時には多数の位置の)多数のサーバに及ぶものであり、物理的環境は一般的にホスティング会社により所有及び管理される。これらのクラウドストレージプロバイダは、データを利用可能かつアクセス可能な状態にして物理的環境を確保、保護、及び運営することに責任を負う。人々や組織は、ユーザ、組織、又はアプリケーションデータを記憶する記憶容量をプロバイダから購入するか借りる。このようなプロバイダの例は、MicrosofttmとGoogletmとAmazontmとを含む。
【0179】
クラウドストレージサービスは、共同設置されたクラウドコンピューティングサービスやウェブサービスアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を通して、或いはクラウドデスクトップストレージ、クラウドストレージゲートウェイ、又はウェブ利用コンテンツ管理システムなどのAPIを使用するアプリケーションにより、アクセスされ得る。
【0180】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(756)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(756)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0181】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(758)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0182】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(758)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(760)し得る。
【0183】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(758)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(762)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(764)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0184】
符号化データ(処理中)
以下の考察は、処理中の符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図15も参照すると、符号化/復号プロセス10は未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(800)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。
【0185】
上で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0186】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0187】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(802)して、開始位置と長さとを各々が含む複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成することで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0188】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0189】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。
【0190】
この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)より容易な処理が可能である、及び/又は、必要とする計算オーバーヘッドが少ない。上で考察したように、関連符号化データファイル102は圧縮データファイルであり、その結果、関連符号化データファイル102は第1データファイル100よりサイズが小さい。従って、このサイズ縮小により関連符号化データファイル102の移送/記憶/処理が必要とする計算オーバーヘッドのサイズが小さいので、関連符号化データファイル102はより容易な処理が可能である。
【0191】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を受理(804)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(804)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0192】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(806)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0193】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(806)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(808)し得る。
【0194】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(806)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(810)して、(上で考察した手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(812)して、(上で考察した手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0195】
符号化データ(機械学習処理中)
以下の考察は、機械学習のプロセスでの符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図16も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(850)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、MLプロセス(例えば機械学習プロセス128)での使用の為のデータセットであり得る。
【0196】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0197】
従ってこの例で、複数のセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0198】
当該技術で周知のように、機械学習(ML)は、「学習する」方法、すなわち幾つかのタスクセットでの性能を向上させるようにデータを活用する方法を理解及び構築することを対象とする探求分野である。これは人工知能の一部としても見られる。機械学習アルゴリズムは、予測又は決定を、そのように明確にプログラミングされることなく行う為に、訓練データとして知られるサンプルデータに基づくモデルを構築する。機械学習アルゴリズムは、必要なタスクを実施するように従来のアルゴリズムを開発するのが困難又は実行不可能である医学、Eメールフィルタリング、音声認識、そしてコンピュータビジョンのような多様なアプリケーションで使用される。
【0199】
機械学習のサブセットは、コンピュータを使用して予測を行なうことを中心とする計算統計学に密接に関連しているが、全ての機械学習が統計的学習であるわけではない。数理最適化の研究により、方法、理論、及びアプリケーションの領域が機械学習の分野に加わっている。データマイニングは、教師なし学習を通した探索的データ解析を中心とする関連の研究分野である。機械学習の幾つかの実装例は、生物脳の働きを模倣するやり方でデータ及びニューラルネットワークを使用する。ビジネス問題における用途において、機械学習は予測解析とも称される。
【0200】
当該技術で周知のように、機械学習システム又はモデルは概して、或るタイプのパターンを認識するように訓練されたアルゴリズム又はアルゴリズム組合せを含み得る。例えば、機械学習アプローチは概して、利用可能な信号の性質に応じて三つのカテゴリ、つまり教師あり学習、教師なし学習、そして強化学習に分けられる。当該技術で周知のように、教師あり学習は、「教師」として与えられる例の入力とその望ましい出力とを計算デバイスに提示することを含み得るのであって、目標は、入力を出力にマッピングする一般規則を学習することである。教師なし学習では、学習アルゴリズムにラベルが付けられず、独力で入力の中に構造を見つけさせる。教師なし学習は、それ自体が目標(データの隠れたパターンを発見すること)であるか、この目的(特徴学習)の為の手段であってもよい。当該技術で周知のように、強化学習は概して、(車両を運転するか対戦相手とゲームをプレイするなど)或る目標を実施しなければならない動的環境で相互作用を行なう計算デバイスを含む。機械学習システムが問題空間内を進む際に、機械学習システムは報酬に類似したフィードバックを提供されてこれを最大化しようとする。機械学習アプローチの三つの例が提供されたが、本開示の範囲内で他の機械学習アプローチが可能であることが認識されるだろう。
【0201】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(852)して、開始位置と長さとを各々が含む複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成することで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0202】
上で記載したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0203】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の一例は、MLプロセス(例えば機械学習プロセス128で使用する為の大量のデータセットを含み得る。
【0204】
この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)より容易な処理が可能である、及び/又は、必要とする計算オーバーヘッドが少ない。上で考察したように、関連符号化データファイル102は圧縮データファイルであり得るのであって、その結果、関連符号化データファイル102は第1データファイル100よりサイズが小さい。従って、このサイズ縮小により関連符号化データファイル102の移送/記憶/処理は必要とする計算オーバーヘッドが少ないので、関連符号化データファイル102はより容易な処理が可能であり得る。
【0205】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)をMLプロセス(例えば機械学習プロセス128)から受理(854)し得るのであって、リクエストされる操作は計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(854)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0206】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(856)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0207】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(856)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(858)し得る。
【0208】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(856)して、未符号化データファイル(例えば未符号化データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(860)して、(例えば上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(862)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0209】
符号化データ(電子健康記録処理中)
以下の考察は、電子健康記録の処理での符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図17も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(900)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、EHRプロセス(例えばEHRプロセス130)で使用する為のデータセットであり得る。
【0210】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0211】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0212】
当該技術で周知のように、電子健康記録(EHR)は、デジタル形式で電子的に記憶される患者及び住民の健康情報を体系的に収集したものである。これらの記録は異なる医療現場の間で共有され得る。ネットワーク接続による企業規模の情報システム又は他の情報ネットワーク及び情報交換を通して、記録が共有される。EHRは、人口動態、病歴、投薬及びアレルギー、予防接種状況、臨床試験結果、放射線画像、生命兆候、年齢及び体重のような個人的統計、そして請求情報を含むデータ範囲を含み得る。
【0213】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(902)して、開始位置と長さとを各々が含む複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成することで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0214】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0215】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の一例は、EHRプロセス(例えばEHRプロセス130)で使用する為の医療健康記録を含み得る。
【0216】
この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)よりも容易な処理が可能である、及び/又は、必要とする計算オーバーヘッドが少ない。上で考察したように、関連符号化データファイル102は圧縮データファイルであり得るのであって、その結果、関連符号化データファイル102は第1データファイル100よりサイズが小さい。従って、このサイズ縮小により関連符号化データファイル102の移送/記憶/処理は必要とする計算オーバーヘッドが少ないので、関連符号化データファイル102はより容易な処理が可能であり得る。
【0217】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)をEHRプロセス(例えばEHRプロセス130)から受理(904)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(904)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0218】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(906)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0219】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(906)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(908)し得る。
【0220】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(906)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(910)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(912)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0221】
符号化データ(ブロックチェーン処理中)
以下の考察は、ブロックチェーンのプロセスでの符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図18も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(950)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、ブロックチェーンプロセス(例えばブロックチェーンプロセス132)で使用する為のデータセットであり得る。
【0222】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0223】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001、d)1111を含む。
【0224】
当該技術で周知のように、ブロックチェーンは、暗号法を使用して確実に相互リンクされるブロックと呼ばれる記録リストを拡張することから成る分散型台帳技術(DLT)のタイプである。各ブロックは、(概して、データノードが葉で表現されるマークル木として表現される)先行ブロックとタイムスタンプとトランザクションデータとの暗号学的ハッシュを含有する。タイムスタンプは、ブロックが作成された時にトランザクションデータが存在したことを証明する。先行するブロックについての情報を各ブロックが含有するので、(リンクリストデータ構造と比較して)効果的にチェーンを形成し、各追加ブロックはその前のブロックにリンクしている。結果的に、ブロックチェーントランザクションは、一旦記録されると、全ての後続ブロックを変更することなしに所与のブロックのデータが遡及的に変更され得ないという点で、不可逆的である。
【0225】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(952)して、開始位置と長さとを各々が含む複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成することで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0226】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0227】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の一例は、ブロックチェーンプロセス(例えばブロックチェーンプロセス132)で使用する為の分散型台帳を含み得る。
【0228】
この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)よりも容易な処理が可能であり得る、及び/又は、必要とする計算オーバーヘッドが少ない。上で考察したように、関連符号化データ102は圧縮データファイルであり得るのであって、結果的に関連符号化データファイル102は第1データファイル100よりサイズが小さい。従って、このサイズ縮小により関連符号化データファイル102の移送/記憶/処理は必要とする計算オーバーヘッドが少ないので、関連符号化データファイル102はより容易な処理が可能であり得る。
【0229】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)をブロックチェーンプロセス(例えばブロックチェーンプロセス132)から受理(954)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(954)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0230】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(956)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0231】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(956)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(958)し得る。
【0232】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(956)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(960)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(962)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0233】
符号化データ(災害復旧処理中)
以下の考察は、災害復旧のプロセスでの符号化データに関する符号化/復号プロセス10の使用ケースに関する。図19も参照すると、符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を処理(1000)して複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)を特定し得る。未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)は、災害復旧プロセス(例えば災害復旧プロセス134)で使用する為のデータセットであり得る。
【0234】
上の例で考察したように、この第1データファイル(例えば第1データファイル100)は、
0111 1011 1001 1111
である。
【0235】
従ってこの例で、複数のファイルセグメント112は4個のファイルセグメント、すなわち、a)0111,b)1011,c)1001,d)1111を含む。
【0236】
災害復旧は、天災又は人災の後で命に関わる技術インフラストラクチャ及びシステムの回復又は持続を可能にする一連のポリシー、ツール、そして手順を伴う。災害復旧は、事業継続性を危うくする重大な事業機能をサポートする情報技術(IT)又は技術システムを中心とする。これは、甚大な破壊的事象にも関わらず不可欠である事業面全ての機能を維持することを伴う。それ故、事業継続性の部分集合と考えられ得る。災害復旧は、一次拠点がしばらく回復不能であると仮定して、データ及びサービスを最初の場所で回復させるのではなく、無事である二次拠点でこれを復旧するプロセスを仮定している。
【0237】
符号化/復号プロセス10は、複数のファイルセグメント(例えば複数のファイルセグメント112)の各々を辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)の一部分にマッピング(1002)して、開始位置と長さとを各々が含む複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)を生成することで、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)に少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を生成し得る。
【0238】
上で考察したように、このようなマッピングの一例は、
・辞書ファイル106の始点から28ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の0111にマッピングする第1マッピング<28/4>、
・辞書ファイル106の始点から44ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1011にマッピングする第2マッピング<44/4>、
・辞書ファイル106の始点から36ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1001にマッピングする第3マッピング<36/4>、そして
・辞書ファイル106の始点から60ビットのオフセットと4ビットの読取り長さとを規定することで辞書ファイル106内の1111にマッピングする第4マッピング<60/4>、
を含み得るが、これらに限定されるわけではない。
【0239】
従ってこの例で、関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、4個のマッピング(例えば<28/4><44/4><36/4><60/4>)を含み得る。関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)の一例は、災害復旧プロセス(例えば災害復旧プロセス134)で使用する為の復元データセットを含み得る。
【0240】
この関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)よりも容易な処理が可能である、及び/又は、必要とする計算オーバーヘッドが少ない。上で考察したように、関連符号化データファイル102は圧縮データであり得るのであって、その結果、関連符号化データファイル102は第1データファイル100よりサイズが小さい。従って、このサイズ縮小により関連符号化データファイル102の移送/記憶/処理が必要とする計算オーバーヘッドが少ないので、関連符号化データファイル102はより容易な処理が可能である。
【0241】
符号化/復号プロセス10は、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)を操作するリクエスト(例えばリクエスト160)を災害復旧プロセス(例えば災害復旧プロセス134)から受理(1004)し得るのであって、リクエストされる操作は、計算動作と検索動作と付加動作と分割動作と結合動作と連結動作との内の一以上に関し得る。上で考察した例で、受理(1004)されるリクエスト(例えばリクエスト160)は、第1データファイル100に27を加えることに関していた。
【0242】
符号化/復号プロセス10は、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(1006)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成し得る。上で考察した例では、符号化/復号プロセス10が複数のマッピング104と辞書ファイル106とを利用して結果110を生成し、続いてこれが符号化されて修正符号化データファイル108が生成された。
【0243】
上で考察したように、複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(1006)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は同型符号化動作及び/又は非同型符号化動作を実施(1008)し得る。
【0244】
複数のマッピング(例えば複数のマッピング104)と辞書ファイル(例えば辞書ファイル106)とに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)を処理(1006)して、未符号化データファイル(例えば第1データファイル100)に対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイル(例えば修正符号化データファイル108)を生成する時に、符号化/復号プロセス10は、
・関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をバイト単位方式で処理(1010)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る、及び/又は、
関連符号化データファイル(例えば関連符号化データファイル102)をビット単位方式で処理(1012)して、(上記の手法で)修正符号化データファイル108を生成し得る。
【0245】
総論
熟練者には認識されるだろうが、本開示は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として具現され得る。従って、本開示は、完全なハードウェア実施形態、(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)完全なソフトウェア実施形態、或いは、概して本明細書では全てが「回路」、「モジュール」、又は「システム」と称されるソフトウェア及びハードウェア態様の組合せ実施形態の形を取り得る。更に、本開示は、媒体で具現されるコンピュータ可用プログラムコードを有するコンピュータ可用記憶媒体でのコンピュータプログラム製品の形を取り得る。
【0246】
適当なコンピュータ可用又はコンピュータ可読媒体が利用され得る。コンピュータ可用又はコンピュータ可読媒体は、例えば電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置、デバイス、又は伝搬媒体であり得るが、これらに限定されるわけではない。コンピュータ可読のより具体的な例(非網羅的リスト)は、以下を含み得る。一以上の配線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD‐ROM)、光学ストレージデバイス、インターネット又はイントラネットをサポートするような伝送媒体、或いは磁気ストレージデバイス。例を挙げると、プログラムが紙又は他の媒体の光学スキャンを介して電子的に捕捉されてから、編集、解釈、あるいは必要であれば適当な手法で処理され、そしてコンピュータメモリに記憶されるので、コンピュータ可用又はコンピュータ可読媒体は、プログラムがプリントされる紙又は別の適当な媒体であってもよい。本書の文脈において、コンピュータ可用又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによる使用の為の、あるいはこれらと接続されたプログラムを格納、記憶、通信、伝搬するか運ぶことのできる媒体であり得る。コンピュータ可用媒体は、ベースバンド又は搬送波の一部のいずれかとしてコンピュータ可用プログラムコードが具現される伝搬データ信号を含み得る。コンピュータ可用プログラムコードは、インターネット、有線、光ファイバケーブル、RF等を含むがこれらに限定されない適切な媒体を使用して伝送され得る。
【0247】
本開示の動作を行なう為のコンピュータプログラムコードは、Java、Smalltalk、C++、その他のようなオブジェクト指向プログラミング言語で書かれ得る。しかしながら、本開示の動作を行なう為のコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語や類似のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよい。プログラムコードは、全てがユーザのコンピュータで、一部がユーザのコンピュータで、独立ソフトウェアパッケージとして、一部がユーザのコンピュータでかつ一部が遠隔コンピュータで、あるいは全てが遠隔コンピュータ又はサーバで実行され得る。後者のシナリオでは、ローカルエリアネットワーク/ワイドエリアネットワーク/インターネット(例えばネットワーク14)を通して遠隔コンピュータがユーザのコンピュータに接続され得る。
【0248】
開示の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック線図を参照して、本開示が記載されている。フローチャート図及び/又はブロック線図の各ブロックとフローチャート図及び/又はブロック線図のブロック組合せとはコンピュータプログラム命令により実装され得ることが理解されるだろう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ/専用コンピュータ/他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得るので、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック線図の単数又は複数のブロックで指定されている機能/作用を実装する為の手段となる。
【0249】
特定の手法で機能するようにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置に指示し得るこれらのコンピュータプログラム命令はコンピュータ可読メモリにも記憶され得るので、コンピュータ可読メモリに記憶されている命令は、フローチャート及び/又はブロック線図の単数又は複数のブロックに指定されている機能/作用を実装する命令手段を含む製品となる。
【0250】
コンピュータ又は他のプログラマブル装置で実行される命令により、フローチャート及び/又はブロック線図の単数又は複数のブロックに指定されている機能/作用を実装する為のステップが得られるように、コンピュータプログラム命令がコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にもロードされ、一連の動作ステップがコンピュータ又は他のプログラマブル装置で実施されてコンピュータ実装プロセスが行われ得る。
【0251】
図のフローチャート及びブロック線図には、本開示の様々な実施形態によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品について可能な実装例のアーキテクチャ、機能性、及び動作が図示され得る。これについて、フローチャート又はブロック線図の各ブロックは、指定された論理機能を実装する為の一以上の実行可能命令を包含するモジュール、セグメント、又はコード部分を表し得る。幾つかの代替実装例で、ブロックに記されている機能が図に記された順序以外で行われ得ることにも留意すべきである。例えば、実際には、備えている機能性に応じて、連続する二つのブロックが実質的に同時に実行されるか、時にはブロックが逆の順序で実行されてもよい。ブロック線図及び/又はフローチャート図の各ブロックとブロック線図及び/又はフローチャート図のブロック組み合わせとが、特殊な機能又は作用、或いは専用ハードウェア及びコンピュータ命令の組合せを実施する専用ハードウェア利用システムにより実装され得ることにも留意すべきである。
【0252】
本明細書で使用される用語は特定の実施形態の記載のみを目的とし、開示を限定することは意図されていない。本明細書で使用される際に、単数形の“a”,“an”,“the”は、文脈上、他を示すことが明白でない限り、同じく複数形も含むことが意図されている。“comprises”及び/又は”comprising”の語は、本明細書で使用される時に、記された特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は、コンポーネントの存在を明記しているが、一以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又は、これらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるだろう。
【0253】
以下の請求項における対応の構造、材料、作用、そして全てのミーンズ又はステッププラスファンクション要素の同等物は、明確に請求されている他の請求要素との組合せでその機能を実施する為の構造、材料、又は作用を含むことが意図されている。本開示の記載は例示及び記載を目的として提示されているが、網羅的であることや開示された形での開示に限定されることは意図されていない。開示の範囲及び趣旨から逸脱しない多くの修正及び変形が当業者には明白であろう。本開示の原理と実際の適用とを最も明解に説明して、考えられる特定の使用に適した様々な修正を伴う様々な実施形態についての開示を他の当業者が理解できるようにする為に、実施形態が選択及び記載された。
【0254】
幾つかの実装例が記載されている。本出願の開示をこのように詳細に記載したので、その実施形態を参照することにより、添付の請求項に規定されている開示範囲から逸脱することのない修正及び変形が可能であることは明白であろう。
【符号の説明】
【0255】
10,10s,10c1,10c2,10c3,10c4 符号化/復号プロセス
12 コンピューティングデバイス
14 ネットワーク
16 ストレージデバイス
18 二次ネットワーク
20,22,24,26 ストレージデバイス
28,30,32 ラップトップコンピュータ
34 パーソナルコンピュータ
36,38,40,42 ユーザ
44 リンク線
44,46 無線通信チャネル
48 セルラーネットワーク/ブリッジ
50 無線通信チャネル
52 無線アクセスポイント(WAP)
100 第1データファイル
102 関連符号化データファイル
104 マッピング
106 辞書ファイル
108 修正符号化データファイル
110 結果
112 ファイルセグメント
114 第1位置
116 第2位置
118 短距離無線通信プラットフォーム
120 長距離無線通信プラットフォーム
122 直接結合通信プラットフォーム
124 衛星利用通信ネットワーク
126 クラウド利用ストレージプラットフォーム
128 機械学習プロセス
130 電子健康記録(EHR)プロセス
132 ブロックチェーンプロセス
134 災害復旧プロセス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2024-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルは第1プロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストを前記第1プロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する、コンピューティングデバイスで実行されるコンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記第1プロセスが、
ブロックチェーンプロセス、
EHRプロセス、
MLプロセス、
災害復旧プロセス、
これらの組み合わせ、
の内の1つ以上を含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
プロセッサによる実行時に、
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルは第1プロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストを前記第1プロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を前記プロセッサに実施させる複数の命令が記憶されたコンピュータ可読媒体に所在するコンピュータプログラム製品。
【請求項7】
前記第1プロセスが、
ブロックチェーンプロセス、
EHRプロセス、
MLプロセス、
災害復旧プロセス、
これらの組み合わせ、
の内の1つ以上を含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項8】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項9】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項10】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項6に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項11】
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルは第1プロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストを前記第1プロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を実施するように構成されている、プロセッサとメモリとを含むコンピューティングシステム。
【請求項12】
前記第1プロセスが、
ブロックチェーンプロセス、
EHRプロセス、
MLプロセス、
災害復旧プロセス、
これらの組み合わせ、
の内の1つ以上を含む、請求項11に記載のコンピューティングシステム。
【請求項13】
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、請求項11に記載のコンピューティングシステム。
【請求項14】
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、請求項11に記載のコンピューティングシステム。
【請求項15】
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、請求項11に記載のコンピューティングシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0254
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0254】
幾つかの実装例が記載されている。本出願の開示をこのように詳細に記載したので、その実施形態を参照することにより、添付の請求項に規定されている開示範囲から逸脱することのない修正及び変形が可能であることは明白であろう。
〔付記1〕
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する、コンピューティングデバイスで実行されるコンピュータ実装方法。
〔付記2〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記3〕
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記4〕
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記5〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記4のコンピュータ実装方法。
〔付記6〕
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記7〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記6のコンピュータ実装方法。
〔付記8〕
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記9〕
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記10〕
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、付記1のコンピュータ実装方法。
〔付記11〕
プロセッサによる実行時に、
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を前記プロセッサに実施させる複数の命令が記憶されたコンピュータ可読媒体に所在するコンピュータプログラム製品。
〔付記12〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記13〕
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記14〕
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記15〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記14のコンピュータプログラム製品。
〔付記16〕
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記17〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記16のコンピュータプログラム製品。
〔付記18〕
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記19〕
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記20〕
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、付記11のコンピュータプログラム製品。
〔付記21〕
未符号化データファイルを処理して複数のファイルセグメントを特定することであって未符号化データファイルはMLプロセスで使用するデータセットであることと、
複数のファイルセグメントの各々を辞書ファイルの一部分にマッピングして複数のマッピングを生成することであって複数のマッピングの各々が開始位置と長さとを含み、それによって複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを生成することと、
未符号化データファイルを操作するリクエストをMLプロセスから受理することと、
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することと、
を包含する動作を実施するように構成されている、プロセッサとメモリとを含むコンピューティングシステム。
〔付記22〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理することにより、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
同型符号化動作を実施することと、
非同型符号化動作を実施することと、
の内の一以上を含む、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記23〕
関連符号化データファイルが、
関連圧縮データファイルと、
関連暗号化データファイルと、
の内の一以上を含む、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記24〕
辞書ファイルが複数の離散エントリを含む、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記25〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをバイト単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記24のコンピューティングシステム。
〔付記26〕
辞書ファイルが複数の連結エントリを含む、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記27〕
複数のマッピングと辞書ファイルとに少なくとも部分的に基づいて関連符号化データファイルを処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することが、
複数のマッピングと辞書ファイルとに基づいて関連符号化データファイルをビット単位方式で処理して、未符号化データファイルに対するリクエスト操作を表す修正符号化データファイルを生成することを含む、付記26のコンピューティングシステム。
〔付記28〕
リクエスト操作が、
計算動作と、
検索動作と、
付加動作と、
分割動作と、
結合動作と、
連結動作と、
の内の一以上に関する、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記29〕
関連符号化データファイルが、大量のデータセットを含む、付記21のコンピューティングシステム。
〔付記30〕
関連符号化データファイルが、未符号化データファイルよりも計算オーバヘッドが少なくて済む、付記21のコンピューティングシステム。
【国際調査報告】