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特表2024-540906新無線(NR)車両対車両(V2X)-未認可スペクトルにおいてサイドリンクをスケジューリングするための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】新無線(NR)車両対車両(V2X)-未認可スペクトルにおいてサイドリンクをスケジューリングするための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/14 20180101AFI20241029BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20241029BHJP
   H04W 72/54 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 76/40 20180101ALI20241029BHJP
   H04W 72/56 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 72/25 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 4/40 20180101ALN20241029BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W92/18
H04W72/54 110
H04W76/40
H04W72/56
H04W72/25
H04W72/40
H04W4/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523433
(86)(22)【出願日】2022-10-19
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 US2022047133
(87)【国際公開番号】W WO2023069517
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】63/257,381
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/326,401
(32)【優先日】2022-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/353,939
(32)【優先日】2022-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フリーダ、マルティーノ
(72)【発明者】
【氏名】トゥーハー、パトリック
(72)【発明者】
【氏名】アルファルハン、ファリス
(72)【発明者】
【氏名】デン、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、トゥオン
(72)【発明者】
【氏名】リー、ムーン アイエル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
未認可スペクトルにおけるサイドリンク通信をスケジューリングするための方法及び装置が開示される。第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法は、サイドリンク(SL)上での送信のための許可を取得すること、第2のWTRU又は追加のWTRUから、第1のチャネル占有時間(COT)情報を含む送信を受信すること、許可が、第2のWTRU又は追加のWTRUに関連付けられたCOT中にSL上で送信するためのものであるという条件で、第2のWTRU、追加のWTRU、又は第2のWTRUと追加のWTRUの両方から受信された送信から、キャスト情報を決定すること、第2のWTRU又は追加のWTRUから受信された情報に関連付けられたパラメータのセットを使用してリッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行すること、及びLBT手順が成功したという条件で、決定されたキャスト情報に基づいて、第2のCOT情報を含むデータを送信することを含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、前記方法は、
サイドリンク(SL)上での送信のための許可を取得すること、
第2のWTRU又は追加のWTRUから、第1のチャネル占有時間(COT)情報を含む送信を受信すること、
前記許可が、前記第2のWTRU又は追加のWTRUに関連付けられたCOT中に前記SL上で送信するためのものであるという条件で、前記第2のWTRU、前記追加のWTRU、又は前記第2のWTRUと前記追加のWTRUの両方から受信された送信から、キャスト情報を決定すること、
前記第2のWTRU又は追加のWTRUから受信された情報に関連付けられたパラメータのセットを使用して、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行すること、及び
前記LBT手順が成功したという条件で、前記決定されたキャスト情報に基づいて、第2のCOT情報を含むデータを送信することを含む、方法。
【請求項2】
前記許可が基地局から取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記許可は、前記第1のWTRUが許可を選択することを介して取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記キャスト情報がユニキャストキャストタイプを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記キャスト情報がグループキャストキャストタイプを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記受信された情報が前記第1のCOT情報である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記受信された情報が前記キャスト情報である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された情報に関連付けられた、パラメータのセットは送信の優先度を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された情報に関連付けられた、パラメータのセットは間接番号を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記間接番号は、サイドリンク制御情報(SCI)送信を介して前記第2のWTRU又は追加のWTRUから受信される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
受信機、送信機、及びプロセッサを備え、
前記受信機及びプロセッサが、サイドライン(SL)上で許可を取得するように構成され、
前記受信機が、第2のWTRU又は追加のWTRUから、第1のチャネル占有時間(COT)情報を含む送信を受信するように構成され、
前記プロセッサは、
前記許可が、前記第2のWTRU又は追加のWTRUに関連付けられたCOT中に前記SL上で送信するためのものであるという条件で、前記第2のWTRU、前記追加のWTRU、又は前記第2のWTRUと前記追加のWTRUの両方から受信された送信から、キャスト情報を決定すること、及び
前記第2のWTRU又は追加のWTRUから受信された情報に関連付けられたパラメータのセットを使用して、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行するように構成され、
前記送信機は、前記LBT手順が成功したという条件で、前記決定されたキャスト情報に基づいて、第2のCOT情報を含むデータを送信するように構成された、第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項12】
前記許可が基地局から取得される、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項13】
前記許可は、前記第1のWTRUが許可を選択することを介して取得される、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項14】
前記キャスト情報がユニキャストキャストタイプを示す、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項15】
前記キャスト情報がグループキャストキャストタイプを示す、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項16】
前記受信された情報が前記第1のCOT情報である、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項17】
前記受信された情報が前記キャスト情報である、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項18】
前記第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された前記情報に関連付けられた、パラメータのセットは送信の優先度のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項19】
前記第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された前記情報に関連付けられた、パラメータのセットは間接番号を含む、請求項11に記載の第1のWTRU。
【請求項20】
前記間接番号は、サイドリンク制御情報(SCI)送信を介して前記第2のWTRU又は追加のWTRUから受信される、請求項19に記載の第1のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年10月19日に出願された米国特許仮出願第63/257,381号、2022年4月1日に出願された米国特許仮出願第63/326,401号、及び2022年6月21日に出願された米国特許仮出願第63/353,939号の利益を主張するものであり、これらの出願の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
車両通信は、車両が互いに直接通信してもよい通信のモードである。車両対あらゆるモノ(Vehicle to everything、V2X)動作の一シナリオは、カバレッジ内のシナリオであり、WTRUは、ネットワークから支援を受信して、V2Xメッセージの送信及び受信を開始してもよい。V2X動作の別のシナリオは、カバレッジ外シナリオであり、WTRUは、事前に構成された1つ以上のパラメータを使用して、V2Xメッセージの送信及び受信を開始してもよい。
【0003】
V2X通信は、LTEにおいてサポートされ、デバイスツーデバイス(D2D)通信に関する以前の研究から示唆された。V2X通信サービスは、以下を含む様々なタイプから構成されてもよい、すなわち、車両WTRUが、互いに直接的に通信してもよい、車両間(vehicle to vehicle、V2V)、車両WTRUが、RSU/eNBと通信してもよい、車両対インフラストラクチャ(V2I)、車両WTRUが、コアネットワークと通信してもよい、車両対ネットワーク(V2N)、及び車両WTRUが、特別な条件(例えば、低バッテリ容量)でWTRUと通信してもよい、車両対歩行者(V2P)である。
【発明の概要】
【0004】
未認可スペクトルにおけるサイドリンク通信をスケジューリングするための方法及び装置が開示される。第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法は、サイドリンク(SL)上での送信のための許可を取得すること、第2のWTRU又は追加のWTRUから、第1のチャネル占有時間(COT)情報を含む送信を受信すること、許可が、第2のWTRU又は追加のWTRUに関連付けられたCOT中にSL上で送信するためのものであるという条件で、第2のWTRU、追加のWTRU、又は第2のWTRUと追加のWTRUの両方から受信された送信から、キャスト情報を決定すること、第2のWTRU又は追加のWTRUから受信された情報に関連付けられたパラメータのセットを使用してリッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行すること、及びLBT手順が成功したという条件で、決定されたキャスト情報に基づいて、第2のCOT情報を含むデータを送信することを含み得る。
【0005】
許可は、基地局から取得されてもよい。許可は、第1のWTRUが許可を選択することを介して取得されてもよい。キャスト情報は、ユニキャストキャストタイプ又はグループキャストキャストタイプを示してもよい。受信される情報は、第1のCOT情報又はキャスト情報であってもよい。パラメータのセットは、送信の優先度を含む、第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された情報に関連付けられてもよい。パラメータのセットは、間接番号を含む、第2のWTRU又は第3のWTRUから受信された情報に関連付けられてもよい。間接番号は、サイドリンク制御情報(SCI)送信を介して第2のWTRU又は追加のWTRUから受信されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
より詳細な理解は、添付の図面と併せて例として与えられる以下の説明から得ることができ、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示す。
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを例解するシステム図である。
図1B】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)を例解するシステム図である。
図1C】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を例解するシステム図である。
図1D】一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解するシステム図である。
図2】ユニキャストCOT共有の一例を示す図である。
図3】グループキャスト/ブロードキャストCOT共有の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実施され得る、代表的な通信システム100を図示する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを、可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(zero-tail unique-word discrete Fourier transform Spread OFDM、ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ型OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0008】
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話ネットワーク(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作する、及び/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも局(station、STA)と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(UE)、移動局、固定電話若しくは携帯電話加入者ユニット、加入ベースのユニット、ポケットベル、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット若しくはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、腕時計若しくは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、産業デバイス及びアプリケーション(例えば、産業及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電子デバイス、商業及び/又は産業無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0009】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ノードB、eノードB(eノードB、eNB)、HomeノードB、Home eノードB、gノードB(gノードB、gNB)などの次世代ノードB、新無線(new radio、NR)ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは、それぞれ、単一の要素として描示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが、理解されよう。
【0010】
基地局114aは、RAN104の一部であり得、これはまた、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局、及び/又はネットワーク要素(図示せず)を含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、経時的に変化し得る、特定の地理的エリアに、無線サービスの通達範囲を提供し得る。セルは、セルセクタへと、更に分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタへと分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを、含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)技術を用い得るが、セルのセクタごとに、複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビーム形成を使用して、所望の空間方向に、信号を送信及び/又は受信し得る。
【0011】
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上と通信し得、この無線インターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)を使用して、確立されてもよい。
【0012】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネル・アクセス・スキームを用い得る。例えば、RAN104の基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを、含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンク(Uplink、UL)パケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0013】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立し得る。
【0014】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、これは、NRを使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0015】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを、一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用される無線インターフェースは、複数の種類の基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される複数の種類の無線アクセス技術及び/又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0016】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0017】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、HomeノードB、Home eノードB、又はアクセスポイントであり得るが、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0018】
RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る、CN106と通信し得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(Quality of Service、QoS)要件を、有し得る。CN106は、通話制御、ビリングサービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、映像配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施し得る。図1Aには示されていないが、RAN104及び/又はCN106は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用いる他のRANと直接的に又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加えて、CN106はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して、別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0019】
CN106はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、従来型電話サービス(Plain Old Telephone Service、POTS)を提供する回線交換電話網を、含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)、ユーザ・データグラム・プロトコル(User Datagram Protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネット・プロトコル群のインターネット・プロトコル(Internet Protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用い得る1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0020】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、多重モード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための、複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように、構成され得る。
【0021】
図1Bは、代表的なWTRU102を図示する、システム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)チップセット136、及び/又はその他の周辺機器138を、含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが、理解されよう。
【0022】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意のその他の機能を、実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に連結され得るトランシーバ120に、連結され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を個別の構成部品として描示するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが、理解されよう。
【0023】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように、構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を、送信及び/又は受信するように構成された、アンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成された、エミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を、送信及び/又は受信するように、構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが、理解されよう。
【0024】
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに描示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を、含み得る。
【0025】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように、構成され得る。上記のように、WTRU102は、多重モード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介して、WTRU102が通信することを可能にするための、複数のトランシーバを含み得る。
【0026】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)表示ユニット)に連結され得るが、これらから、ユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。なお、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ハードディスク、又は任意のその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital、SD)メモリカード等を含んでもよい。その他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
【0027】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102におけるその他の構成部品に電力を分配する、及び/又は制御するように、構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための、任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0028】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に連結され得るが、これは、WTRU102の現在の場所に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように、構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から、エアインターフェース116を介して位置情報を受信する、及び/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって、位置情報を取得し得るということが、理解されよう。
【0029】
プロセッサ118は、その他の周辺機器138に更に連結され得るが、その他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線接続若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが、含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得る。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、配向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、湿度センサなどのうちの1つ以上であり得る。
【0030】
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL及び(例えば、受信のための)DLの両方の特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送受信が、同時及び/又は一緒であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重伝送方式無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、個別のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)のいずれかを介して自己干渉を低減する、及び又は実質的に排除するための、干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL又は(例えば、受信のための)DLのいずれかの特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送受信の半二重無線機を含み得る。
【0031】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示する、システム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信してもよい。
【0032】
RAN104は、eノード-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeノード-Bを含み得るということが、理解されよう。eノード-B160a、160b、160cは、それぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを、含み得る。一実施形態では、eノード-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノード-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信する、及び/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0033】
eノード-B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように、構成され得る。図1Cに示されるように、eノード-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0034】
図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)、パケットデータゲートウェイ(packet data gateway、PGW)166を含み得る。前述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作されてもよいことが理解されよう。
【0035】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノード-B162a、162b、162cのそれぞれに接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどのその他の無線技術を用いるその他のRAN(図示せず)と、の間で、交換するための、制御プレーン機能を提供し得る。
【0036】
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB160a、160b、160cのそれぞれに、接続され得る。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/それらから経路指定し、かつ転送し得る。SGW164は、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実施し得る。
【0037】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0038】
CN106は、その他のネットワークとの通信を、容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IP多重メディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、その他のネットワーク112へのアクセスを提供し得るが、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有される及び/又は動作される、その他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0039】
WTRUは、無線端末として図1A図1Dに記載されているが、特定の代表的実施形態では、このような端末は、(例えば、一時的に又は永久的に)通信ネットワークとの有線通信インターフェースを使用し得ることが、企図される。
【0040】
代表的実施形態では、その他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0041】
インフラストラクチャ・ベーシック・サービス・セット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(Access Point、AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を、有し得る。APは、BSS内に、かつ/又はBSS外にトラフィックを搬送する配信システム(Distribution System、DS)又は別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先へと生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に配信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、同位層間トラフィックとして見なされ得る、及び/又は称され得る。同機種間トラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(Direct Link Setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0042】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する場合に、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上に、ビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又は動的に設定された幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するために、STAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、キャリア感知多重アクセス/衝突回避(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが、特定のSTAによって動作中であると感知/検出及び/又は判定される場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0043】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、20MHzのプライマリチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzのチャネルとの組み合わせを介して、形成され得る。
【0044】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。160MHzのチャネルは、8つの連続する20MHzのチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzのチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを、2つのストリームに分割し得る、セグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間領域処理は、各ストリームで個別に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、伝送STAによって伝送され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で記載される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0045】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなどのメータタイプの制御/マシンタイプ通信(Machine-Type Communications、MTC)をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを、含み得る。
【0046】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を、有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定される、及び/又は制限され得る。802.11ahの実施例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおけるその他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又はその他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して、1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAにより、プライマリチャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドル状態になったとしても、利用可能な周波数帯域の全てがビジーであると見なされ得る。
【0047】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は、916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて、6MHz~26MHzである。
【0048】
図1Dは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示する、システム図である。上記のように、RAN104は、NR無線技術を使用して、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信してもよい。
【0049】
RAN104は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが、理解されよう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を伝送及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し得る、及び/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)技術を、実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリア(component carriers)を、WTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調多重ポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を、受信し得る。
【0050】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジ(numerology)と関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して、変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくはスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル及び/又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0051】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように、構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、その他のRAN(例えば、eノード-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとして、gNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノード-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノード-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノード-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加の通達範囲及び/又はスループットを提供し得る。
【0052】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライスのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の相互作用、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bに対するユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bに対する制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して、互いに通信し得る。
【0053】
図1Dに示されるCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182bと、少なくとも1つのUPF184a、184bと、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183bと、場合によっては、データネットワーク(Data Network、DN)185a、185bと、を含み得る。前述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作されてもよいことが理解されよう。
【0054】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN104中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ネットワークスライスのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(non-access stratum、NAS)信号伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなどのような、異なる使用事例に対して確立され得る。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFi等の非-3GPPアクセス技術等の他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0055】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN106中のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN106中のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックの経路指定を、構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理及び割り当てる機能、PDUセッションを管理する機能、ポリシー実施及びQoSを制御する機能、DLデータ通知を提供する機能などのような、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0056】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN104中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得るが、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供などの他の機能を実施し得る。
【0057】
CN106は、その他のネットワークとの通信を、容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IP多重メディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、その他のネットワーク112へのアクセスを提供し得るが、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有される及び/又は動作される、その他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルDN185a、185bに接続され得る。
【0058】
図1A図1D及び図1A図1Dの対応する説明を考慮して、WTRU102a~102d、基地局114a~114b、eノード-B160a~160c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~180c、AMF182a~182b、UPF184a~184b、SMF183a~183b、DN185a~185b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイス(複数可)のうちの1つ以上に関して本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施され得る(図示せず)。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された、1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、その他のデバイスを試験し得る、並びに/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
【0059】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における、その他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように、設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内のその他のデバイスを試験するために、有線通信ネットワーク並びに/又は無線通信ネットワークの一部として、完全にあるいは部分的に実装される、及び/又は展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、オーバザエアの無線通信を使用して、試験するかつ/又は試験を実施する目的で、別のデバイスに直接結合され得る。
【0060】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成部品の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線通信ネットワーク及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて、利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF連結及び/又は無線通信は、データを送信する、及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって、使用され得る。
【0061】
以下の略語及び頭字語が参照され得る。
【0062】
【表1】
【0063】
LTEは、V2X通信における2つの動作モード、すなわちモード3及びモード4を定義する。モード3において、ネットワークは、V2Xサイドリンク送信に関する割り当てをスケジューリングとともにWTRUを提供してもよい。モード4において、WTRUは、構成/事前構成リソースプールからリソースを自律的に選択してもよい。V2X LTEにおいて定義されるリソースプールの2つのカテゴリ、すなわち、(1)V2X送信を受信するために監視され得る、受信プール、及び(2)モード4で送信リソースを選択するために、WTRUによって使用され得る、送信プールがある。送信プールは、モード3で構成されたWTRUによって使用されない。
【0064】
LTEにおいて、リソースプールは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して、半静的にWTRUにシグナリングされてもよい。モード4において、WTRUは、RRC構成された送信プールからリソースを選択する前に、感知を使用してもよい。LTE V2Xは、動的リソースプール再構成をサポートしない。プール構成は、SIB及び/又は専用RRCシグナリングを介して搬送のみされてもよい。
【0065】
5G NRは、LTEからリソース割り当ての2つのモードを継承した。モード1リソース割当ては、基地局(すなわち、gNB)スケジュールされたリソース割当てに対応する。モード2リソース割り当ては、WTRU自律リソース割り当てに対応する。モード2リソース割り当てのためのリソースプール及び感知の概念も、LTEから継承された。
【0066】
3 GPPでは、LAA(License Assisted Access)において、未認可帯域へのアクセスが指定されている。より具体的には、ダウンリンク(DL)動作、アップリンク(UL)動作及び自律UL並びに他の拡張が指定される。LAAは、未認可動作が常に認可帯域においてPCellに固定されていたという前提を利用する。SCellにおける未認可帯域へのアクセスは、WTRU/gNBによるLBT動作を必要とした。
【0067】
新無線では、未認可スペクトル(NR-U)が指定される。NR-Uは、異なるモードで動作するために、共有スペクトルチャネルアクセスで動作するNR無線アクセスをサポートし、ここで、PCell、PSCell、又はSCellのいずれかは、共有スペクトル中にあり得、SCellは、ULで構成されてもされなくてもよい。
【0068】
NR-Uをサポートするために、PHY層信号及びチャネルに対して以下の修正が行われた、すなわち、(1)DCI 2_0は、時間及び周波数領域チャネル占有時間(COT)構造を提供するように拡張される、(2)探索スペースグループ切り替え特徴が導入され、それによって、WTRUは、探索スペースセットの2つのグループのうちの1つを使用してPDCCH監視を実行するように動的に制御されてもよい、(3)追加のPDSCHマッピングタイプBの長さが導入されて、COTが開始されるとすぐにCOTの先頭での送信を可能にする、(4)探索スペースは、複数のLBT帯域にわたるPDCCH監視を可能にするために、周波数領域において複数の監視位置で構成されてもよい、(5)インターレース構造がPUCCH及びPUSCHに導入され、PUCCHフォーマットがPRBインターレース波形に拡張されるが、1つのRBセット内に含まれる、(6)SRS送信は、スロットの任意のシンボル上でもよく、(7)gNBは、単一のDCIフォーマットによって複数の連続するPUSCHをスケジュールしてもよい。
【0069】
共有スペクトルにおいて動作しているWTRUは、チャネルにアクセスするためにLBTを実行してもよい。NR-Uは、動的チャネルアクセス(LBE)及び半静的チャネルアクセス(FBE)をサポートする。いくつかの実施形態では、FBEの場合、gNBのみが、その固定フレーム期間(FFP)構成によって通知された特定の時間にCOTを開始してもよい。WTRUは、gNB DL送信が同じFFPのより早い部分で検出される場合、半静的チャネルを共有してもよい。他の実施形態では、WTRUは、WTRU-FFPを用いて構成されてもよく、そのWTRU-FFP構成から決定される特定の時間にCOTを開始してよい。
【0070】
20MHz単位でCCA(Clear Channel Assessment)が行われてもよい。以下のタイプのLBTが指定される、すなわち、(1)CAT4 LBT-タイプ1、(2)CAT2 LBT-タイプ2A、(3)CAT2 LBT-タイプ2B、及び(4)CAT1 LBT-タイプ2Cである。
【0071】
COTは、CAT4 LBTを使用して開始されてもよい。COTは、切り替えポイントにおける送信間のギャップサイズに依存して、CAT1 LBT又はCAT2 LBTのいずれかを使用して、COT開始ノードから送信を受信したノードによって共有されてもよい。
【0072】
LBTパラメータは、チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)によって決定されてもよい。無線ベアラ及びMAC CEのCAPCは、固定又は構成可能のいずれかである、すなわち、(1)パディングBSR及び推奨ビットレートMAC CEに対して最低優先度に固定される、(2)SRB0、SRB1、SRB3及び他のMAC CEに対して最高優先度に固定される、及び/又は(3)SRB2及びDRBに対してgNBによって構成される。
【0073】
DRBのCAPCを選択するとき、gNBは、異なるトラフィックタイプと送信との間の公平性を考慮しながら、そのDRBにおいて多重化される全てのQoSフローの5つのQIを考慮してもよい。以下の表1は、どの標準化5QIのためにどのCAPCが使用されるべきか(すなわち、所与のQoSフローのためにどのCAPCが使用されるか)を示す。非標準化5QI(すなわち、事業者固有5QI)に対応するQoSフローは、非標準化5QIのQoS特性に最もよく一致する標準化5QIのCAPCを使用すべきである。
【0074】
【表2】
【0075】
CAPCがDCIで示されず、WTRUがアップリンクTBの送信のためにタイプ1 LBT手順を実行するとき、WTRUは、以下のようにCAPCを選択してもよい、すなわち、(1)MAC CEのみがTBに含まれる場合、それらのMAC CEのうちの最高優先度CAPCが使用される、又は(2)TBにCCCH SDUが含まれている場合、最高優先度CAPCが使用される、又は(3)TBにDCCH SDUが含まれる場合、DCCHのうち最高優先度CAPCが使用される、又は(4)TBにおいて多重化されたMAC SDUを伴う論理チャネルの最低優先度CAPCが、そうでなければ使用される。
【0076】
NR-Uにおいて、チャネルへのアクセスは、従来のUuアーキテクチャを仮定する。具体的には、gNBは、そのカバレッジ内の複数のWTRUをスケジュールし、gNBは、位置が固定されていると仮定される。チャネルがアクセスされるとgNBによってスケジュールされるWTRUによる送信は、gNBを対象とする。しかしながら、共有スペクトルにおけるSL動作の場合、これらの仮定はもはや有効ではないことがある。
【0077】
発生する1つの問題は、モード1スケジューリング問題である。モード1 SLにおいて、gNBは、WTRUへのSLリソースをスケジュールする。スケジューリングDCIは、共有スペクトル(場合によっては、WTRU送信と同じ共有スペクトル)中にあってもよい。しかしながら、WTRUの送信は、gNBではなく別のWTRUを対象としてもよい。このため、gNBは、DCIに続いてWTRUがチャネルを取得したかどうかを認識しない可能性がある。更に、gNBが、WTRUが送信することになるチャネル(例えば、DCIが送信されるキャリアとは異なるキャリアにおけるWTRUによるSL送信)へのアクセスのためのLBT手順を実行しなくてもよいシナリオもあってもよい。具体的には、WTRUは、gNBによって開始されるCOTを共有することができない可能性がある。しかしながら、WTRUは、WTRUによって開始されるCOTを共有してもよい。
【0078】
第2の問題は、SLアーキテクチャが、LBTパラメータを決定するための新しい方法を必要とし得ることである。チャネル幅(CW)サイズ、最大COT長、及び許可されたCWサイズなどのLBTパラメータは、送信されるべきデータのQoSに主に依存する。これは、Uuインフラストラクチャ/アーキテクチャには適切であり得るが、V2Xに典型的な分散アーキテクチャには適切でないことがある。具体的には、V2Xは、ユニキャスト、グループキャスト、及びブロードキャストをサポートしてもよい。更に、いくつかの送信(例えば、ブロードキャスト)は、無関係なWTRUに典型的であり、他の送信(例えば、ユニキャスト)は、一緒に移動するWTRUに典型的である。これらの要因は、そのような送信のために必要とされるLBTパラメータに影響を与え得る。それらはまた、WTRUが別のWTRUによって開始されたCOTを共有してもよいかどうかなど、COT使用ルールに影響を及ぼす可能性がある。
【0079】
本明細書では、「COTを開始すること」という用語は、完全なLBT(例えば、タイプ1 LBT)を実行することを指してもよい。同様に、「COTを共有すること」は、低減されたLBT(例えば、タイプ2 LBT)を実行することを指してもよい。WTRUは、タイプ1 LBT許可又はタイプ2 LBT許可として許可を識別し得る。許可において送信を実行するかどうか、及びWTRUが許可を開始又は共有しているかどうかに基づくどのタイプの送信かの決定は、本明細書で論じるように、その許可に対して実行されるべきLBTタイプの識別に基づいて導出されてもよい。
【0080】
本明細書では、COTを開始したWTRUへの参照は、新しいCOTを作成したSL送信を実行したWTRUを指してもよい。代替的に、COTを開始したWTRUは、COT内で送信され、その送信が当該WTRUによって検出される別のWTRUを指してもよい。代替的に、COTを開始したWTRUはまた、既存のCOTを共有することを決定したときにCOT情報を送信又は転送する別のWTRUを指してもよい。
【0081】
本明細書で説明する実施形態では、LBT挙動は、共有スペクトル中のチャネルにアクセスするための方法(例えば、LBT)に関連する任意の態様を指してもよい。
【0082】
LBT挙動は、CAPC、又はLBTパラメータのセットを決定する同様のアクセスクラス/分類を含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、(本明細書で説明されるように)所与のデータ又は送信タイプのためのチャネルアクセス優先度クラスを選択することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、LBTのためにUL CAPCテーブルを使用するか、又はLBTのためにDL CAPCテーブルを使用するかを決定することを含んでもよい。例えば、本明細書におけるLBT挙動は、WTRUが、UL/DL CAPCテーブルのうちの1つのみを使用することができるかどうか、又はいずれかのテーブルが使用されることができるかどうかを決定することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、送信のために任意のアクセス優先度クラスを選択することができるかどうか、又は送信のために特定のアクセス優先度クラスのみを選択することができるかどうかを決定することを含んでもよい。
【0083】
LBT挙動は、WTRUが、(例えば、第1のテーブル又は第1のマッピングを使用して)第1のメカニズムにおいてCAPCを決定するかどうか、又は(例えば、第2のテーブル又は第2のマッピングを使用して)第2のメカニズムにおいてCAPCを決定するかどうかを決定することを含んでもよい。第1又は第2のマッピングは、本明細書の任意のプロパティをCAPCにマッピングすることからなってもよい。例えば、第1のマッピングは、PQI(QoSプロファイルインジケータ)とCAPCとの間のマッピングからなってもよく、第2のマッピングは、論理優先度とCAPCとの間のマッピングからなってもよい。
【0084】
LBT挙動は、各々がそれら自体のCAPCを伴う複数の要素を含んでいる送信からCAPCを取得するための第1のルール(例えば、送信中に含まれるCAPCの最高優先度を使用する)と、そのような送信からCAPCを取得するための第2のルール(例えば、送信中に含まれるCAPCの最低優先度を使用する)との間で決定することを含んでもよい。例えば、WTRUは、1つのタイプの送信(例えば、モード1送信)に対してCAPCの最低優先度を使用してもよく、別のタイプの送信(例えば、モード2送信)に対してCAPCの最高優先度を使用してもよい。送信のタイプは、(PDUに含まれるデータ/制御のいずれかの)優先度、CBRなど、必ずしもモードに限定されない、本明細書で定義されるSL特性のいずれかから更に構成されてもよい。
【0085】
異なるCAPCを伴うデータ/制御が同じPDUに多重化されるとき、PDUのCAPCを取得するためのルールの決定は、次のいずれかからなり得る、すなわち、(1)最高優先度を選択するか、又は最低優先度を選択するかを決定すること、(2)固定マッピングからCAPCを取得するか、構成可能マッピングからCAPCを取得するかを決定すること、(3)MAC CE及び/又はSRBの優先度からCAPCを取得するかどうかを決定すること、(4)DRBの優先度からCAPCを取得するかどうかを決定すること、(5)CAPCを決定するときに適用されるルールの順序を決定すること(例えば、MAC CEを最初に考慮する、DRBを最初に考慮する、SRBを最初に考慮するなど)、(6)MAC CE、SRB、DRBのいずれかの優先度を決定に考慮するかどうかを決定することである。
【0086】
LBT挙動は、競合ウィンドウサイズ(CWS)、最大COT長、許容可能なCWサイズ、CW調整手順、CCAの数、CCA持続時間、延期期間、及び/又はSLに適用されるFFPパラメータなど、任意の既存のLBTパラメータを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、1つの特定の最大COT長を別のものよりも選択することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、パラメータ(延期期間など)をLBTの一部として使用/考慮するかどうかを決定することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが構成された値のセットのうちの1つからCWSを選択すること、WTRUが送信ごとにCWSを特定の量だけ増加させることなどを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、第1のCW調整手順(又は手順のパラメータのセット)を使用するかどうか、又は第2のCW調整手順(又は手順のパラメータの別のセット)を使用するかどうかを決定することを含んでもよい。例えば、LBTパラメータを選択することは、複数の(事前に)構成された値のうちの1つを選択すること、又はPDB、HARQ RTT、異なるSLチャネル間の分離など、時間に関連付けられたSL特性からパラメータ自体の値を直接決定することのいずれかを含んでもよい。
【0087】
LBT挙動はまた、LBTタイプ又はカテゴリを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、1つのLBTタイプ若しくは別のLBTタイプ及び/又は1つのLBTカテゴリを使用するかどうかを決定することを含んでもよい。
【0088】
LBT挙動はまた、LBTビーム、ビーム幅、又はビーム方向(無指向性を含む)を含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUがLBTビーム幅、チャネルへのアクセスを得るためにLBTが実行されるチャネル/サブチャネルの数などを選択することを含んでもよい。
【0089】
LBT挙動はまた、チャネルのアクセスのためのイベント間の任意の許容可能/最小/最大遅延などのチャネルアクセス挙動を決定する、SLに固有の任意の新しいLBTパラメータを含んでもよく、そのようなイベントは、エネルギーの測定、又はサイドリンクチャネル(例えば、SCI、PSCCH、PSFCHなど)の受信/送信、制御情報、若しくはHARQフィードバックなどのサイドリンク固有イベントの発生に関連してもよい。
【0090】
LBT挙動はまた、チャネルの占有の決定のためのエネルギー閾値を含んでもよい。LBT挙動はまた、チャネルの占有の決定のために使用されるタイムスロット又は同等物の数を含んでもよい。
【0091】
LBT挙動はまた、LBT、又はLBTの一部など、チャネルアクセスに関連する手順の適用のインスタンスの数を含んでもよい(ここで、LBTは、SLチャネルに固有のアクセス手順、又はUuにおいて使用される同じアクセス手順であってもよい)。例えば、LBT挙動は、(本明細書で潜在的に言及される)第2のアクションが開始されることができる前にLBTが試みられることができる回数を決定することを含んでもよい。
【0092】
LBT挙動はまた、チャネル上でのLBTの実行の間の任意の時間インスタンスを含んでもよい。LBT挙動はまた、WTRUがCOTを再使用することができる前の最後の送信からの最小/最大時間、及び/又はこの最小/最大時間の場合に実行されるべきLBTのタイプ(例えば、LBTなし、ワンショットLBT、完全なLBTなど)を含んでもよい。
【0093】
LBT挙動はまた、WTRUが、基地局(例えば、gNB)及び/又は別のWTRUによって開始されるCOTを共有することを許可されるかどうかを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、別のWTRUによって開始されたCOTを共有できるかどうかを決定することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、送信のために新しいCOTを開始する必要があるかどうかをWTRUが決定することを含んでもよい。
【0094】
LBT挙動はまた、(例えば、別のWTRU又は基地局(例えば、gNB)からの)以前の送信と、チャネルにアクセスするために1つ又は別のタイプのLBTを必要とするWTRU自体の送信との間の最小/最大時間を含んでもよい。
【0095】
LBT挙動はまた、COTを開始するWTRUによって決定され、場合によってはCOT構造情報において送信されるCOT長を含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、別のCOT長よりも1つのCOT長を選択すること(例えば、その両方が構成されてもよい)を含んでもよい。例えば、LBT挙動は、WTRUが、選択されたCOT長を特定の値に制限するかどうかを含んでもよい。
【0096】
LBT挙動はまた、COTを開始するWTRUが他のWTRUとCOTを共有できるかどうか、及びそれがCOT構造情報においてこの共有能力を示すかどうかを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、開始WTRUが、COTが共有されることができるかどうかを示すかどうかを決定することを含んでもよい。例えば、LBT挙動は、開始WTRUが、どのWTRUがCOTを共有することができるかを決定すること、及びCOT情報においてそれを潜在的に示すことを含んでもよい。
【0097】
一実施形態では、WTRUは、複数の独立したLBT挙動及び/又は手順を有してもよい。LBT手順(例えば、CW調整)は、パラメータ(例えば、所与のアクセス優先度のために適用されるCW)が1つ以上のステップに続いて更新される複数のステップを伴ってもよい。SL LBTを実行するWTRUは、その手順内でパラメータを独立して更新する複数の独立/同時LBT手順を維持してもよい。各独立/同時LBT手順は、次などのSL要因に関連付けられてもよい、すなわち、(1)キャストタイプ(例えば、ユニキャストのための1つの手順、及びグループキャスト/ブロードキャストのための1つの手順)、(2)L2ソース/宛先ID(例えば、各宛先L2 IDに対して1つの手順)、(3)ユニキャストリンク(例えば、ソース/宛先IDの各ペアに対して1つの手順)、(4)QoSフロー、(5)リソースプール、及び/又は(6)HARQ有効化及びHARQ無効化送信である。
【0098】
上記で説明されたLBT挙動に関連するLBT手順のいずれも、LBT手順の複数の独立/同時インスタンスを有してもよい。次いで、特定の要因を用いて送信のためのLBTを実行するWTRUは、手順のそのインスタンスに関連付けられたパラメータを使用してもよい。
【0099】
WTRUは、HARQ有効化/無効化送信に対して異なるCW調整を有してもよい。一実施形態では、WTRUは、送信がHARQ有効化送信に関連付けられているか、又はHARQ無効化送信に関連付けられているかに基づいて、CW調整を異なって実行してもよい。例えば、WTRUは、有効化されたHARQフィードバック対無効化されたHARQフィードバックを含む送信に続いて、異なる調整パラメータ/値を使用してもよい。別の例では、WTRUは、HARQフィードバックが無効化された状態での送信に続いて、CWをデフォルト値又は構成値に設定してもよい。別の例では、WTRUは、HARQフィードバックが無効化された状態での送信のために、デフォルト/構成された量だけCWを増加/減少させてもよい。別の例では、WTRUは、CW更新の決定において無効にされたHARQフィードバックを伴う全ての送信を無視してもよい。別の例では、WTRUは、HARQフィードバックが無効化された状態での送信に続いて、CWを初期値に設定してもよい。別の例では、WTRUは、時間ウィンドウ中のHARQ無効化送信の数に応じて、又は最後のHARQ有効化送信以降に、ある量だけCW調整を減少させてもよい。別の例では、WTRUは、HARQフィードバックが無効化された状態での送信に続いて、CWをデフォルト/初期値にリセットしてもよい。別の例では、WTRUは、NACKに対してCWを増加させるように構成されてもよい。更に、HARQフィードバックが無効にされる場合、CWの増加は、関数(例えば、半分、2倍など)に関連付けられてもよい。関数は、静的ではないWTRUにおける他の要因にも依存してもよい。別の例では、HARQフィードバック無効化送信に続いてWTRUがCWを第1の量だけ増加させるか第2の量だけ増加させるかに関する決定は、以前の送信がACKをもたらしたかNACKをもたらしたかに依存してもよい。
【0100】
WTRUは、CWの値、その値の最後のリセット以降にCWが増加された回数、値が(事前に)構成された閾値を上回るかどうかなどのいずれかからなってもよいCW調整状態に基づいて、HARQフィードバックが有効化又は無効化された状態で送信を実行するかどうかを決定してもよい。例えば、CWの値が閾値を上回っているとき、WTRUはHARQフィードバックが有効にされた状態で送信を実行してもよい。例えば、WTRUは、最後のリセット以降のCWにおける連続的な増加の数が閾値を上回るとき、HARQフィードバックが有効にされた状態で送信を実行してもよい。
【0101】
SLのためのモード1スケジューリングは、チャネル利用可能性情報(例えば、SL 3GPPシステムによって取得されるCOTについての情報)へのアクセスを有する基地局(例えば、gNB)の能力に依存してもよい。一実施形態では、WTRUは、基地局(例えば、gNB)からのSLスケジューリングDCI又は他のメッセージにおける暗黙的/明示的指示に基づいて、SL上でLBT手順を実行するかどうか、及びLBT挙動(例えば、LBTタイプ)を決定してもよい。
【0102】
例えば、WTRUは、LBT手順が必要とされる/必要とされないという指示、及び/又はSL許可をスケジューリングするDCIにおいて必要とされるLBTのタイプを受信してもよい。WTRUは、スケジューリングDCIの受信とスケジューリングされているSLリソースとの間の時間差に基づいて、LBTが必要とされる/必要とされないかどうか、又はLBTのタイプを決定してもよい。ここで、例えば、WTRUは、スケジューリングDCIとSLリソースとの間の時間差へのLBTタイプのマッピングを用いて(事前)構成されてもよく、実行するLBTタイプを決定するためにその時間差を使用してもよい。例えば、WTRUは、スケジューリングDCIとSLリソースとの間の時間が閾値を下回る場合、LBTが必要とされない、又は短いLBTが必要とされると仮定してもよい。
【0103】
WTRUは、LBT手順が必要とされる/必要とされないという明示的な指示、及び/又は別個のDCIにおいて必要とされるLBTのタイプを受信してもよい。WTRUは、SL構成された許可を用いて構成されてもよく、LBT手順が必要とされる/必要とされないかどうか、及びLBTのタイプを示すために、その構成された許可の任意のインスタンスの前にスケジューリングDCIを受信してもよい。
【0104】
更に、上記の例の組み合わせも可能である。例えば、WTRUは、タイプ1 LBTを実行するかどうか、又はスケジューリングDCIとSL許可タイミングとの間の時間差によって決定されるLBTタイプを実行するかどうかの明示的な指示を受信してもよい。そのような明示的な指示は、DCI中にあってもよい。そのような明示的な指示は、RRC構成の一部としてWTRUに提供されてもよい。
【0105】
上記の条件は、DCIが受信されるキャリア/BWが、SLがスケジュールされるキャリアと同じであるかどうかに更に依存してもよい。具体的には、WTRUは、スケジューリングDCIとSLリソースとの間の時間が閾値未満である場合(同じキャリアの場合のみ)、LBT手順が必要とされない、又は短いLBT手順が必要とされると仮定してもよい。
【0106】
別の実施形態では、WTRUは、ネットワークから受信されたDCI中の情報と、別のWTRUから受信されたSCIとの組み合わせに基づいて、使用するLBTパラメータを決定してもよい。例えば、DCIがLBTタイプを明示的に示さない場合、WTRUは、その許可がSCIにおいて示されるCOT内にある場合、第1のLBTを使用してもよい。DCIがLBTタイプを明示的に示す場合、WTRUは、DCI指示に従ってもよい。
【0107】
別の実施形態では、WTRUは、受信されたSCIのソースに応じてLBTパラメータを決定してもよい。具体的には、WTRUは、LBTタイプ又はパラメータを、次の組み合わせとして決定してもよい、すなわち、(1)DCI及び/又はSCI中のCAPC又は同様の情報、(2)閾値と比較される、SL上で検出されたSCI送信間の時間ギャップ(そのような閾値は、本明細書で説明する他のSL固有情報に加えて、DCI中の情報によって決定又は導出されてもよい)、及び/又は(3)DCIとSL許可との間の時間ギャップである。WTRUは、DCI中の情報、又はRRCシグナリングで提供される同様の情報に基づいて、そのような情報をどのように組み合わせるかを決定してもよい。
【0108】
別の実施形態では、WTRUは、DCI及びSL送信が同じ(未認可)キャリア上にあるかどうかに基づいて、LBTパラメータを決定してもよい。具体的には、SL送信と同じ未認可キャリア上でDCIを受信するWTRUは、基地局(例えば、gNB)によるCOTの開始としてDCIの受信を解釈してもよい。代替的に、DCIがSLキャリアとは異なるキャリア上で受信される場合、WTRUは、COTを開始するためにSL送信に依存するか、又はCOTが別のWTRUによって開始されるかどうかを決定してもよい。
【0109】
LBTタイプ又はパラメータは次のうちの少なくとも1つを含んでもよい、すなわち、(1)LBTカテゴリ(例えば、LBT CAT1、LBT CAT2、LBT CAT3、又はLBT CAT4)、(2)CCA持続時間、(3)CWサイズ(これは、最大CWサイズ又は現在使用されているCWサイズを含んでもよい)、(4)LBTビーム方向又はビーム幅(例えば、LBTは無指向性であってもよい)、(5)COT持続時間(これは最大COT持続時間を含んでもよい)、(6)延期期間持続時間、及び/又は(7)FFP構成である。
【0110】
例えば、WTRUがCAPC又は同様の情報をDCIで受信する場合、それは、DCIとSCIとの間の時間差に基づいて、使用されるべきLBTタイプを決定してもよい。この場合は、基地局(例えば、gNB)がそれ自体でDCIを送信するためにLBTを実行したシナリオに対応してもよい。WTRUがDCIにおいてCAPCを受信しない場合、WTRUは、SCI送信に基づいて実行するLBTタイプを決定してもよい。具体的には、WTRUが、共有する別のWTRUによって開始されたCOTを見つけない場合、WTRUは、タイプ1 LBTを実行してもよい。そうではなく、COTを共有する場合、WTRU許可と別のWTRUによる最後のSCI/送信との間の時間ギャップに基づいてタイプが決定されてもよいLBTを実行してもよい。上記と同様に、WTRUはまた、同様のルールに基づいてデータのタイプ(例えば、優先度、キャストなど)を決定してもよい。
【0111】
WTRUによるCOT情報(例えば、CG-UCIと同様の形式で)は、SCIにおいてWTRUによって送信されてもよい。WTRUは、各SCIでそのようなCOT情報を送信してもよい。代替的に、WTRUは、周期的に、x送信ごとに、x時間期間ごとに、COTを開始するSCI送信において、COTを開始するSCIの受信時に、又は特定のCOT情報が含まれる場合など、SCI送信のサブセットにおいて情報を送信してもよい。
【0112】
WTRUは、他のPHYチャネル(例えば、PSCCH以外)でCOT情報を送信してもよい。代替的に、WTRUは、SL MAC CE、SL RRCメッセージ、WTRU間リソース調整メッセージ、又は同様のメッセージで、COT情報を送信してもよい。WTRUは、それがCOTをいつ開始するかを決定するCOT情報を送信してもよい。
【0113】
代替的に、又は併せて、WTRUは、基地局(例えば、gNB)及び/又は他のWTRU(例えば、COTを共有することを決定したとき)から受信するCOT情報を送信してもよい。例えば、WTRUは、基地局(例えば、gNB)から受信、gNB)から受信されたCOT情報を送信してもよく、又は基地局(例えば、gNB)から受信された情報から、SLにおいて送信するための関連するCOT情報を導出してもよい。COT情報は、本明細書で説明される任意のCOT情報を含んでもよい。例えば、WTRUは、基地局(例えば、gNB)から残りのCOT長を受信してもよい。WTRUは、(例えば、受信された残りのCOT長からDCI受信間の時間ギャップを減算することによって)そのSCI送信後の残りのCOT長を計算し、この情報をそれ自体のSCI送信又はそれ自体の送信とともに送信されるSL MAC CEに含めてもよい。代替的に、WTRUは、別のWTRUからCOT情報を送信することを決定してもよい。場合によっては、WTRUは、問題のCOTを共有しない場合であっても、別のWTRUからCOT情報を送信することを決定してもよい。
【0114】
一実施形態では、WTRUは、別のWTRUから受信された、又は別のWTRUからの受信に基づいてWTRUによって決定されたCOT情報を、基地局(例えば、gNB)に報告してもよい。例えば、そのような報告は、HARQフィードバック、CG-UCI、MAC CE、又はRRCメッセージの形態で、PUCCH、SRにおいて送られ得る。COT情報は、次のいずれかを含んでもよい、すなわち、(1)COT構造(例えば、COTに関連付けられた時間/周波数リソース)、(2)残りのCOT持続時間、(3)COTに関連付けられた(又はCOTを開始するために使用される)CAPC、(4)WTRUによって収集されるLBT統計(例えば、CW内の占有された/利用可能なリソースの数)、(5)L2 ID、WTRUタイプ(例えば、感知/非感知WTRU、DRX WTRU、WTRUのリリース又はプロファイル)、IC/OOC WTRU、及び/又はIC WTRUに関連付けられたセルID(モード1で動作している可能性がある)など、COTを開始した又はCOT情報を送信したWTRU又は送信のCOTタイプ(本明細書の定義による)又はCOTの使用可能性プロパティを決定するCOTの特性、(6)チャネル/キャリア/LBT帯域幅のRSSI測定、(7)チャネル占有、(8)CCA結果、(9)COTを開始するために使用されるエネルギー検出閾値、(10)COTを開始するために使用されるLBTタイプ又はパラメータ、(11)FFPパラメータ、(12)COTに関連付けられたLBT BWのセット(これは、LBTが実行されたBWのセット、LBTが成功したと見なされたBWのセット、又はLBTが失敗したと見なされたBWのセットを含んでもよい)、(13)COT内に配置された(感知に基づく)占有/利用可能リソース、(14)COTを開始した送信に関連付けられたQoS情報(例えば、優先度)、(15)2つのサイドリンク送信間の予想されるギャップ、又は2つのサイドリンク送信間のギャップの存在、(16)COTを開始した送信が初期送信であるか再送であるか、(17)COTを開始したノードの識別、(18)COTがWTRUによって共有されているかどうか、及び/又は(19)COTが基地局(例えば、gNB)又は別のWTRUによって共有されてもよいかどうかである。
【0115】
COT情報はまた、COT内の、1つ以上の他のWTRU又は当該WTRUによる送信がいつ終了されるか(すなわち、時間位置)についての情報を含んでもよい(例えば、WTRUは、そのSCIの送信によるCOTの開始を示すSCIの受信に基づいて、WTRUによって開始されたCOTの存在を決定してもよい。SCIは、COTの持続時間を更に含んでもよい。当該WTRUによって受信される1つ以上のSCIは、1つ以上の他のWTRUによるCOT内のリソースの意図された使用に関連付けられた情報を更に含んでもよい。例えば、WTRUは、COT内のSLリソースが利用可能になるCOT内のタイムスロットを(例えば、SCI送信又はSCI中の情報に基づいて)決定してもよく、このタイミング情報を基地局(例えば、gNB)に送信してもよい)。
【0116】
COT情報は、周期的に報告されてもよい。例えば、WTRUは、進行中のCOT及びCOTに関連付けられた任意のCOT情報があるかどうかを送信するための周期的なリソースを有してもよい。
【0117】
WTRUは、COT情報を基地局(例えば、gNB)に報告するようにトリガされてもよい。トリガは、次のうちの少なくとも1つを含んでもよい、すなわち、(1)DCIの受信、(2)DCIの内容(例えば、DCI中のフィールドがCOT情報の報告をトリガしてもよい)、(3)SCIの受信、(4)SCIの内容(例えば、SCI中のフィールドがCOT情報の報告をトリガしてもよい)、(5)COTを使用するためのSRの送信、(6)LBTの結果に基づく。例えば、WTRUは、COTを共有若しくは開始するためのLBTに成功若しくは失敗した場合、COT情報を報告してもよい、及び/又は(7)異なるCOTを開始するための要求に基づく、である。WTRUは、1つ以上の他のWTRUからの送信の受信に基づいて、1つ以上のCOT情報を報告してもよい。
【0118】
一実施形態では、WTRUは、場合によってはネットワークによって提供されるSL許可に関連付けられた、SL上でWTRU自体によって開始/使用されたCOTに関連付けられたULリソース上でCOT情報を報告してもよい。そのような報告は、例えば、HARQフィードバック、CG-UCI、MAC CE、又はRRCメッセージの形態で、PUCCH、SRにおいて送られてもよい。そのような情報は、前述の実施形態における情報(例えば、ピアWTRUから受信されたWTRU報告情報)と同様の情報のいずれかを含んでもよい。加えて、WTRUは更に、次を報告してもよい、すなわち、(1)COTが開始された/終了すべき時間インスタンス、(2)WTRUによって収集されるLBT統計(例えば、CW内の占有された/利用可能なリソースの数)、(3)COTを開始した送信のHARQプロセスID、(4)WTRUがCOTを開始するのに成功/不成功であったかどうか(成功しなかった場合、理由は、例えば、エラー理由、又は失敗したLBTに関連付けられた何らかの統計、例えば、RSSI、CW中の利用可能なリソースの数などであってもよい)、(5)WTRUが共有COTでの送信に成功した/失敗したかどうか、(6)WTRUが、それ自体のCOTを開始したのでチャネルを取得したか、又は別のWTRUとCOTを共有したか、(7)(WTRUが共有することができた)COT内に残っている時間の量、又はそのような時間が閾値を上回る/下回るかどうか(そのような閾値は、WTRUによって送信されるデータのプロパティ(例えば、優先度)に依存してもよい)、(8)場合によっては特定の時間にわたって、場合によっては特定のCAPC又はLBT挙動に関連付けられた、WTRUがCOTを開始することに成功した/失敗した回数、(9)及び/又はCOTを開始又は共有した送信に関連付けられたL2 IDである。
【0119】
WTRUは、COT情報を周期的に又は非周期的に報告してもよい。周期又は非周期的報告は、ピアから受信されたCOT情報の報告のために、本明細書で説明される方法を再利用してもよい。
【0120】
一例示的な実施形態では、WTRUは、LBTが成功したかどうかを示すための(場合によってはSL許可に関連付けられた)1つのPUCCHリソースと、HARQ ACK/NACKを基地局(例えば、gNB)に報告するための(場合によっては同じSL許可に関連付けられた)別のPUCCHリソースとで構成されてもよい。具体的には、WTRUが、許可においてSLチャネルを取得することができる場合、それは、第1のPUCCHリソースにおいてACKを送信してもよく、次いで、RX WTRUからのSL HARQフィードバックに基づいて、第2のPUCCHリソース上でACK/NACKを送信してもよい。代替的に、第1のPUCCHリソース上で提供される情報は、(1)許可上でのWTRUによる送信が、(例えば、第1のコードポイントを使用して示される)既存のCOTを共有することによって、若しくは(第2のコードポイントを使用して示される)新しいCOTを開始することによって達成されたか、又は(第3のコードポイントを使用して示される)チャネルが許可のために取得されなかったか、又は(2)WTRUが、閾値よりも大きい(第1のコードポイントを使用して)若しくは小さい(第2のコードポイントを使用して)残りのCOT長を伴うCOTを取得したことを示してもよく、ここで、その閾値は、PDUに含まれる、若しくはBSRで報告されるバッファ中のデータの優先度に基づいてもよい。WTRUはまた、それが許可のためのチャネルを取得しなかったことを(第3のコードポイントを使用して)示してもよい。
【0121】
別の方法では、WTRUは、単一のPUCCHリソース上でフィードバックを送信してもよい。フィードバックは、3つの状態、ACK、NACK、又はDTXのうちの1つを示してもよく、ここで、DTXは、失敗したLBTに起因して送信が実行されなかったことを示してもよい。
【0122】
一例示的な実施形態では、WTRUは、モード1 SL許可について、その許可のためのチャネルを取得することができるかどうか、及び既存のCOTを使用するか、又は新しいCOTを開始するかを決定してもよい。そのような決定は、本明細書で更に説明される。そのような決定に続いて、WTRUは、(例えば、UCIの形態で)許可に続いて基地局(例えば、gNB)に提供されるべき情報を決定してもよい。WTRUが既存のCOTを共有する場合、WTRUは、(例えば、そのCOT内で送信されるSCIにおいて)別のWTRUからCOT構造情報を受信し、UCIにおいてCOT構造(例えば、残りのCOT長、CAPCなど)を基地局(例えば、gNB)に送信してもよい。
【0123】
WTRUがそれ自体のCOTを開始する場合、WTRUは、チャネルを取得するために使用される送信及び/又はLBTパラメータに含まれるデータのCAPCに基づいてCOT構造を示すUCIを作成し、作成されたUCIを基地局(例えば、gNB)に送信してもよい。WTRUがチャネルを取得することができない場合、WTRUは、そのようなことをUCIにおいて示してもよく、次などのアクセスに失敗した理由に関する追加の情報を含めてもよい、すなわち、(1)新しいCOTを取得しようとするときのLBT失敗、及び失敗に関連付けられた潜在的なLBT統計、(2)別のWTRUによって開始された既存のCOTを取得しようとするときのLBT失敗、及び失敗に関連付けられた潜在的なLBT統計(例えば、送信間のギャップ及びWTRUが実行することを要求されたLBTのタイプ)、(3)許可の時点における既存のCOTの残りのCOT長は、必要とされるよりも短く、したがって、WTRUによって取得されない、及び/又は(4)COTを開始した送信に関連付けられたL2 IDである。
【0124】
一例では、WTRUは、SLチャネルを取得することの失敗を示すために、SRリソースで構成されてもよい。WTRUは、LBTが失敗した許可上で送信されるべきであったPDU中で多重化されたデータの優先度に応じて、異なるSR構成で更に構成されてもよい。
【0125】
WTRUは、上記で説明された実施形態において説明されるCOT情報の報告をトリガ/送信してもよい。WTRUは、WTRUが、場合によっては1つ以上のSL許可又は構成されたSL許可に関連付けられたチャネルを取得することができないとき、COT情報の報告をトリガ/送信してもよい。例えば、WTRUは、SL許可に関連付けられたリソース上でLBT手順を実行することに成功できない場合、HARQ NACK、SR、又は同様のUL送信を送ってもよい。例えば、WTRUは、許可LBT手順に関連付けられた最初/最後のリソース(例えば、許可のための最初/最後の再送信リソース)が失敗するとき、UL送信を実行してもよい。例えば、WTRUは、ネットワークによるSL許可に関連付けられた少なくともx個のリソースを取得することができないときに、UL送信を実行してもよく、ここで、xは、(事前に)構成されもてよく、本明細書で説明される1つ以上の他の要因に依存してよい。
【0126】
WTRUは、(それ自体のチャネルアクセスに基づいて)開始することができた、又は(別のWTRUからの受信に基づいて)検出することができた新しい可能なCOTに関する情報をWTRUが受信したときに、COT情報の報告をトリガ/送信してもよい。一例では、WTRUは、(例えば、別のWTRUからのSCI受信に基づいて)別のWTRUによって開始されたCOTの決定時に、(例えば、MAC CEにおいて)COT情報を基地局に送信してもよい。
【0127】
別の例では、WTRUは、以前に基地局に報告されたCOT情報の変化時に、(例えば、MAC CEにおいて)COT情報を基地局(例えば、gNB)に送信してもよい。例えば、COT情報の変化は、(事前に)構成された閾値よりも大きいCOT内のギャップの(例えば、SL送信の欠如による)発生であってもよい。COT情報の変化は、(場合によっては第1のWTRUによって)同じCOTに対して最初に示されたCOT長よりも短い予想されるCOT長を示すメッセージの(例えば、第2のWTRUからの)受信であってもよい。
【0128】
WTRUは、他のWTRUから受信された、又はWTRUによって決定されたCOT情報を報告するかどうかに関する条件で(例えば、RRC構成を介して、又はMAC CEを介して)WTRUが構成されるとき、COT情報の報告をトリガ/送信してもよい。例えば、条件は、次を含んでもよい、すなわち、(1)残りのCOT長が閾値よりも小さい/大きい限り、(例えば、新たに検出されたCOTについての)COT情報を報告する、(2)CAPCが閾値より上/下である限り、COT情報を報告する、(3)COT内の(潜在的に計画された)送信における最大時間ギャップが閾値を上回る/下回る限り、COT情報を報告する、及び/又は、(4)以前の報告と比較して、(潜在的に同じ)COTの情報は、場合によっては特定の量だけ変化している(例えば、COT長は、ある量だけ変化する)場合、COT情報を報告する、である。
【0129】
上記の条件に対する閾値は、優先度、残りのPDB、又はCBRなどのチャネルの測定値など、WTRUによる送信に利用可能なデータに依存してもよい。例えば、WTRUは、WTRUにおける送信のために保留中のデータの優先度に基づいて、閾値COT長を決定してもよい。WTRUが、そのCOT長が決定された閾値より大きいCOTを(別のWTRUからの情報の受信に基づいて)検出した場合、WTRUは、COT情報を基地局に報告してもよい。
【0130】
WTRUは、複数のCOTを維持してもよい。例えば、WTRUは、第1のノード(例えば、基地局)に関連付けられた第1のCOT、及び第2のノード(例えば、別のWTRU)に関連付けられた第2のCOTを維持してもよい。WTRUは、各COTに対して異なるCOTパラメータを維持してもよい。例えば、WTRUは、第1のCOTを共有してもよく、第2のCOTを開始してもよい。WTRUは、例えば、基地局(例えば、gNB)への送信のために、基地局(例えば、gNB)に関連付けられたCOTのみを使用してもよい。WTRUは、別のWTRUへの送信のために基地局(例えば、gNB)に関連付けられたCOTを共有してもよい。WTRUは、基地局(例えば、gNB)への送信においてCOT情報のセットを示してもよい。基地局(例えば、gNB)に送信されるCOT情報のうちの1つは、基地局(例えば、gNB)に関連付けられたCOTに関連付けられてもよい。
【0131】
一実施形態では、WTRUは、送信されるべきSLデータを有することをネットワークに指示すると、SL上でLBT手順を開始してもよい。例えば、WTRUは、LBTを開始するSL SR/BSRの送信に続く時間インスタンスで(事前)構成されてもよい。そのような時間インスタンスは、QoS、キャスト、又はBSRにおいて提供される情報(例えば、LCG、宛先インデックスなど)など、送信されるべきデータのプロパティに依存してもよい。
【0132】
別の実施形態では、WTRUは、DCIにおける許可の受信時に、又はDCIの受信に続く何らかの時間期間に、SL上でLBT手順を開始してもよい。時間期間は、(事前)構成され、DCIにおいて示され、及び/又は送信のSL及び/又はQoSの測定に依存してもよい。
【0133】
別の実施形態では、WTRUは、複数のSL許可を(場合によっては単一のDCIを、場合によってはDCI及びRRC又はMAC CEによって構成されたパターンを)提供されてもよい。複数のSL許可は、DCI内で明示的に示されてもよい。代替的に、複数のSL許可は、事前定義された時間/頻度パターンに従ってもよい。許可の目的は、WTRUがSL上でLBT手順を複数回試みることを可能にすることであってもよい。具体的には、WTRUは、第1の許可においてLBTを試みてもよい。LBTが失敗した場合、それは、第2の許可上でLBTを試みてもよく、以下同様である。
【0134】
WTRUは、(例えば、本明細書で説明されるUCI又はCOT情報を使用して)LBTを用いてチャネルにアクセスすることに成功したかどうかをネットワークに更に通知してもよい。WTRUは更に、前の許可でのチャネル取得に続く任意の後続の許可をキャンセルしてもよい。代替的に、WTRUは、次に基づいて後続の許可を保持するかキャンセルするかを決定するように構成されてもよい、すなわち、(1)バッファ中のデータ量(例えば、WTRUが、場合によっては特定の優先度に関連付けられた送信に利用可能なデータを有する場合、それは後続の許可のうちの1つ以上を維持してもよい)、(2)チャネルの輻輳(例えば、CBRが閾値を上回る場合、WTRUは後続の許可をキャンセルしてもよく、そうでない場合、それらを保持してもよい)、(3)残りの後続の許可の数(例えば、WTRUは、それが維持することができる後続の許可の最大数で構成されてもよく、残りをドロップしてもよい、(4)バッファ中のデータの優先度、(5)上記の(1)から(4)の任意の組み合わせ、及び/又は(6)本明細書で説明される任意の他の条件(例えば、本明細書で説明されるマルチLBTオケージョンに関連付けられる)である。
【0135】
WTRUは、複数のSL許可の同じセット中の前の許可の前にLBTが成功したかどうか、及び直近の成功したLBTからの持続時間、並びに次の許可の前にギャップがあるかどうかに応じて、複数のSL許可のセット中の次の許可のリソースの前にLBTが必要とされるかどうかを決定してもよい。
【0136】
複数のSL許可を用いてスケジュールされたWTRUは、複数のSL許可のセット中の1つ以上のSL許可のパラメータに基づいて、既存のCOTを共有するか、又は新しいCOTを開始するかを選択してもよい。例えば、WTRUは、COT内で送信されてもよい複数のSL許可のセットにおける許可の量に応じて、既存のCOTを共有するかどうかを決定してもよい。例えば、WTRUが、SL許可のセット中にn個のSL許可を有し、進行中のCOTが、m個のSL許可の送信のために十分なリソースを有する場合、WTRUは、m及びnに応じて、進行中のCOTを共有するか、又は新しいCOTを開始するかを決定してもよい。WTRUは、複数のSL許可のセットのうちの1つ以上における送信の優先度に応じて、進行中のCOTを共有するか、又は新しいCOTを開始するかを決定してもよい。
【0137】
SL上でのCOT情報の送信は、WTRUがCOTを開始するか、又は共有するかに依存してもよい。
【0138】
送信SL WTRUは、それ自体の送信とともに、SL上でCOT情報(例えば、COT構造)を送信してもよい。例えば、WTRUは、SCI、SL MAC CE、専用PHYチャネル、SL RRC、UCI、CG-UCI、SL-UCI、又はそれらの組み合わせにCOT情報を含めてもよい。COT情報は、本明細書で説明される情報、又は従来技術におけるCOT情報、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0139】
一実施形態では、WTRUは、WTRUがCOTを開始するか、又は別のWTRU若しくは基地局によって開始されたCOTを共有するかに基づいて、送信のためにそれ自体のCOT情報を作成するか、又は別のWTRU若しくは基地局から受信されたCOT情報を転送/送信するかを決定してもよい。具体的には、WTRUの許可又は潜在的な許可が既存のCOTに入らない場合、WTRUは、それ自体のCOTを開始してもよく、それ自体の送信内でCOTを作成するために使用されたLBTに基づいてCOT情報(COT構造)を作成してもよい。
【0140】
WTRUの許可又は潜在的な許可が、基地局又は別のWTRUによって開始されるCOT内に入る場合、WTRUは、他のWTRU又は基地局の送信において受信されたCOT情報(すなわち、他のWTRUによって示されたCOT構造)を送信してもよい。WTRUは、既存のCOTのための別のWTRUからのCOT情報において受信された情報に応じて、既存のCOTを共有するか、又は新しいCOTを開始するかを決定してもよく、ここで、COT情報において受信された情報は、本明細書において説明される。
【0141】
WTRUは、それ自体の送信、及び/又はそれ自体の受信(例えば、別のWTRUによって開始されたCOTを共有するとき)に関連付けられた要因の1つ又は組み合わせに基づいて、そのLBT挙動を決定してもよい。ここで、組み合わせという用語は、LBT挙動を決定する際に2つ以上の要因を使用することを指してもよい。組み合わせは、1つの要因の存在に起因して1つの挙動を除外し、他の要因に基づいて残りの挙動から選択することを指してもよい。組み合わせは、第1の要因に基づいて1つのLBT挙動を決定し、第2の要因に基づいて別のLBT挙動を決定することを指してもよい。組み合わせは、要因に基づいて決定するLBT挙動の数又はタイプを決定すること、同時に、別の要因に基づいて挙動を選択することを指してもよい。
【0142】
例えば、以下の要因のいずれかが、COTを開始するときにLBT挙動(例えば、LBTパラメータ)を決定するために使用されてもよい。加えて、以下の要因のいずれかを使用して、WTRUが既存のCOTを共有できるかどうか、及び/又はCOTを共有するためにチャネルにアクセスするときにどのLBT挙動(例えば、LBTパラメータ)を使用すべきかを決定してもよい。更に、COTを共有するときに使用されるべきLBT挙動は、COTを開始した送信及び/又はCOTを共有することになるWTRUによって計画される送信に関連付けられる以下の要因に依存してもよい。例えば、L2 IDの場合、それは、COTを開始するために使用されるL2 ID及び/又はCOTを共有する送信のL2 IDであり得る)。
【0143】
COTを開始するときにLBT挙動(例えば、LBTパラメータ)を決定するための要因は、次を含んでもよい、すなわち、(1)キャストタイプ、(2)サイドリンク送信のソース/宛先、(3)HARQ挙動、(4)送信/受信のQoS、(5)(最小通信範囲(MCR)関連量、(6)ゾーン関連量、(7)CBR関連量、(8)2つのWTRU間の距離、(9)グループ関連量、(10)メッセージタイプ、(11)SLチャネル又はチャネルタイプ、(12)送信又は再送信タイプ、残りのPDB又は時間レイテンシ要件、(13)送信に関連付けられたSCIに含まれる任意の内容に基づく、(14)感知メカニズム及び/又は感知結果に関連する任意のパラメータ、(15)リソースプールに関連付けられる、(16)割り当てモード、(17)以前の送信とWTRU自体の送信との間の時間、(18)グループキャストにおけるメンバID、(19)L2ソース/宛先ID、及び/又は(20)、WTRU又は他のWTRUによるリソースの予約に関連する、である。
【0144】
キャストタイプは、計画又は実行された送信がユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストに対応するかどうかを指してもよい。キャストタイプは、受信された送信がユニキャストに対応するか、グループキャストに対応するか、ブロードキャストに対応するかを指してもよい。キャストタイプは、WTRUが、送信に利用可能な特定のキャストタイプのデータを有するかどうかを指してもよい。キャストタイプは、WTRUが確立された特定のユニキャストリンクを有するかどうかを指してもよい。キャストタイプは、WTRUが特定のキャストタイプに関連付けられたサービスに関心があるかどうかを指してもよい。例えば、WTRUは、送信/受信がユニキャストであるとき、占有を決定するために第1のLBTタイプ若しくはカテゴリ、又はタイムスロットの数を使用してもよく、送信/受信がブロードキャスト/グループキャストであるとき、占有を決定するために第2のLBTタイプ若しくはカテゴリ、又はタイムスロットの数を使用してもよい。例えば、WTRUは、ユニキャスト送信のためにDL CAPCテーブルを使用してもよく、グループキャスト/ブロードキャスト送信のためにUL CAPCテーブルを使用してもよい。例えば、ユニキャストリンクを伴う2つのWTRUは、WTRUのうちのどちらがDL CAPCテーブルを使用し、どちらがUL CAPCテーブルを使用するかを(場合によってはPC5-RRCシグナリングを使用して)ネゴシエートしてもよい。例えば、WTRUは、ユニキャスト送信のためのCOT開始のために使用するための1つ以上のCOT長(場合によっては、優先度などの他の要因に関連付けられている)、及びグループキャスト/ブロードキャスト送信のためのCOT開始のために使用するための別の1つ以上のCOT長で構成されてもよい。
【0145】
(L2 IDなどの)サイドリンク送信のソース/宛先は、L2 IDが、特定のLBT挙動が必要とされるいくつかの(事前に)構成されたL2 ID又はIDのセットと一致するかどうかを指してもよい。サイドリンク送信のソース/宛先は、受信が1つ又は任意のL2 IDを含むか、又はそれに関連付けられているかどうかを指してもよい。例えば、WTRUは、L2 IDが、そのL2 ID送信のために適用されるべきCOT共有及び/又はLBT挙動及び/又は間接番号(又は同様のもの)を可能にすることができるかどうかの指示を(ネットワークから又は上位層から)受信してもよく、そのL2 IDを対象とするPDUの送信/受信に続くLBT挙動を決定してもよい。例えば、WTRUは、COTが、WTRUがL2 IDを受信することに関心があるL2 IDへのピアWTRUによる送信によって開始された場合、ピアWTRUとCOTを共有してもよい。例えば、WTRUは、送信に関連付けられたL2 IDが受信L2 IDと同じである場合(例えば、送信が同じユニキャストリンクに対して実行される、送信が同じグループキャストL2 IDに対して実行されるなど)、SL上での受信に続いて低減されたLBT要件(すなわち、COTを共有するために必要とされるLBT)を用いて送信することを許可されてもよい。
【0146】
WTRUは、複数のピアUEからCOT情報を受信してもよく、それらのうちの1つ以上に基づいて、それ自体のLBT挙動、及び/又はCOTを開始/共有するかどうかを決定してもよい。一例では、WTRUは、最長/最短の示されたCOT長、最高/最低の示された優先度、送信WTRU自体のデータ優先度に関連付けられた条件に一致する優先度、(ピアWTRUとCOT情報を受信する送信WTRUとの間の距離に関して)最も近いピアWTRUなどに関連付けられたピアWTRUから受信されたCOT情報を使用してもよい。
【0147】
別の例では、WTRUは、WTRU自体の送信の優先度など、本明細書の他の要因に基づいて、1つのルール(例えば、最小又は最大、最高/最低優先度、などに関連付けられたCOT情報)を使用するか、別を使用するかを決定してもよい。例えば、高優先度送信の場合、WTRUは、最長のCOT長のCOT情報を使用してもよく、低優先度送信の場合、WTRUは、最短のCOT長のCOT情報を使用してもよい。
【0148】
HARQ挙動は、送信/受信がHARQ有効化又はHARQ無効化に関連付けられているかどうかを指してもよい。HARQ挙動は、(事前に)構成されたHARQ遅延又はサイドリンク上のRTTを指してもよい。HARQ挙動は、HARQ固有チャネル(PSFCH又はPUCCH)が構成されているかどうかを指してもよい。HARQ挙動は、場合によっては送信又は受信される特定のタイプ(ACK/NACK/DTX)の、いくつかの潜在的に連続したHARQフィードバックを指してもよい。HARQ挙動は、1つ以上のHARQフィードバックを送るために必要な時間を指してもよい。HARQ挙動は、使用されているグループキャストHARQのタイプ(例えば、ACK/NACK又はNACKのみ)を指してもよい。HARQ挙動は、WTRUがHARQ ACKを送信するかHARQ NACKを送信するかを指してもよい。
【0149】
送信/受信のQoSは、送信の優先度を指してもよい。送信/受信のQoSは、SLRBに関連付けられた(事前に)構成されたパラメータを指してもよい。送信/受信のQoSは、PQI、又はQoSフローに関連した同様のQoSパラメータを指してもよい。送信/受信のQoSは、送信がSL SRB上であるか、又はSL DRB上であるかを指してもよい。例えば、WTRUは、送信が第1の優先度に関連付けられているときにチャネルを取得するためにLBTパラメータの第1のセットを仮定し、送信が第2の優先度に関連付けられているときにチャネルを取得するためにLBTパラメータの第2のセットを仮定してもよい。例えば、WTRUは、受信された優先度が第1の優先度である場合、COT長、又は別のWTRUの受信に続いて完全なLBTを実行しない時間が第1の値であると仮定してもよく、受信された優先度が第2の優先度である場合、第2の値を仮定してもよい。
【0150】
MCR最小通信範囲(MCR)関連量は、WTRUによって送信/受信されるMCRの値を指してもよい。MCR関連量は、MCRが送信されるかどうかを指してもよい。MCR関連量は、WTRUが、送信のMCR内にあると決定するかどうかを指してもよい。MCR関連量は、WTRUがMCRの外側/内側である前に残っている距離を指してもよい。MCR関連量は、送信機と受信機との間の計算された距離を指してもよい。WTRUは、そのWTRUとそれ自体との間の計算された距離に基づいて、別のWTRUからの受信に続く送信のためのそのLBTパラメータを決定又は修正してもよい。WTRUは、距離が閾値を上回る限り、常にタイプ1のLBTを実行してもよい。
【0151】
WTRUは、送信のMCRに基づいて、そのLBTパラメータを決定してもよい。具体的には、WTRUは、MCR又はMCRの範囲についてのCW長(又はそのLBTに影響を及ぼす他のパラメータ)で構成されてもよい。MCRに関連付けられたTBの場合、WTRUは、適切なCW長を選択してもよい。WTRUは、特定のベースライン値からのMCRの各増加に対して適用されるオフセット(例えば、CW長の増加)で構成されてもよい。WTRUは、送信がMCR及び/又はMCRの値を有するかどうか(例えば、閾値を上回る又は下回る)に基づいて、UL CAPCテーブルを使用するか、又はDL CAPCテーブルを使用するかを決定してもよい。WTRUは、(上位層によって決定される)グループであるWTRUの数に基づいて、作成するCOTの長さを決定してもよい。
【0152】
ゾーン関連量は、WTRUが位置する特定のゾーン、及びそのようなゾーンが1つ以上の(事前に)構成されたゾーン(の、例えば、リストの一部)に関連付けられているかどうかを指してもよい。ゾーン関連量は、WTRUが別のWTRUと同じゾーンに位置するかどうかを指してもよい。ゾーン関連量は、構成されたゾーンサイズを指してもよい。
【0153】
CBR関連量は、WTRUにおいて測定されたCBRを指してもよい。CBR関連量は、CBRが閾値を下回るか上回るかを指してもよい。CBR関連量はまた、CBRが測定されることができるかどうかを指してもよい。CBR関連量はまた、CBRが測定される時間期間を指してもよい。
【0154】
2つのWTRU間の距離は、2つのWTRU(例えば、COTを開始するWTRU及びCOTを共有するWTRU)間の決定された距離を指してもよく、これは、例えば、SCIにおいて送信されたゾーン指示によって計算されてもよい。
【0155】
グループ関連量は、グループ内のWTRUの数を指してもよい。例えば、グループ関連量は、上位層によって構成されるグループIDを指してもよい。グループ関連量はまた、グループキャストHARQフィードバックタイプ(ACK/NACK又はACKのみ)を指してもよい。例えば、WTRUは、(上位層によって示される)グループサイズに基づいて、作成するCOTの長さを決定してもよい。具体的には、WTRUは、1つ又はグループのセットサイズに対して異なるCOT長で構成されてもよく、この構成に基づいてCOT長を選択してもよい。例えば、WTRUは、ピアWTRUの送信がL2 IDに対して実行されたかどうかに基づいて、ピアWTRUによって開始されたCOTを共有するかどうかを決定してもよい。WTRUは、COTが、WTRUが関心のあるL2 IDによって開始された場合、ピアWTRUによって開始されたCOTを共有してもよい。更に、WTRUは、WTRUが関心を持つL2 IDによってCOTが開始された場合、及び/又はWTRUがそのL2 IDのためのグループ番号を割り当てられている場合、そのLBT挙動を異なるように決定してもよい。例えば、WTRU開始COTは、送信内にグループメンバIDを含んでもよい。第2のWTRUは、それが開始WTRUとCOTを共有することができるかどうかを決定してもよく、及び/又は開始WTRUのグループメンバIDと比較したそれ自体のグループメンバIDに基づいて送信のために必要とされるLBT挙動を決定してもよい(例えば、差が閾値より小さい)。
【0156】
メッセージタイプは、送信/受信が、直接通信要求(DCR)若しくはユニキャストリンク確立に関連付けられた他のメッセージなど、サイドリンクに関連付けられた特定のメッセージからなるか、又はCSI報告若しくはWTRU間協調メッセージなど、特定のMAC CEを含むかを指してもよい。例えば、WTRUは、DCRメッセージの受信/送信時に、DCRメッセージが開始されたユニキャストリンクの確立まで、LBTが必要とされないか、又は特定のLBTのみが必要とされると仮定してもよい
【0157】
SLチャネル又はチャネルタイプは、特定のSLチャネル、例えば、SL-SSB、PSCCH、PSSCH、PSFCHなどで送信/受信構成が実行されるかどうかを指してもよい。
【0158】
送信又は再送信タイプは、送信/受信が初期送信からなるか、又は再送信からなるかを指してもよい。例えば、これは、再送信に関連した再送信数を指してもよい。
【0159】
残りのPDB又は時間レイテンシ要件は、LBTの時間における送信に関連付けられた残りのPDBを指してもよく、T2(又は任意の感知ベースのウィンドウ若しくは時間フレーム)に対する時間の量を指してもよい。残りのPDB又は時間レイテンシ要件は、CSIフィードバックレイテンシ限界、又は送信時におけるそのレイテンシ限界中の残りの時間を指してもよい。残りのPDB又は時間レイテンシ要件は、残りのPDB(又は優先度などの同等のメトリック)と共有されるべきCOTの持続時間との間の関係を指してもよい。
【0160】
送信に関連付けられたSCIに含まれるコンテンツは、SCIにおける任意の値の不在の存在を指してもよい。例えば、これは、SCI中の任意のフィールドの値を指してもよい。送信に関連付けられたSCIに含まれるコンテンツは、CSI報告をトリガするためにSCIが使用されるかどうかを指してもよい。送信に関連付けられたSCIに含まれるコンテンツは、SCIが任意の将来のリソースを予約しているかどうかを指してもよい。送信に関連付けられたSCIに含まれるコンテンツは、現在の送信と将来の予約されたリソースとの間の時間(例えば、それが特定の値を上回るか下回るか)を指してもよい。
【0161】
感知メカニズム及び/又は感知結果に関連する任意のパラメータは、最終的な送信のためのリソースを決定するために使用される特定の感知メカニズム(例えば、完全感知、部分感知、ランダム選択などを使用するかどうか)を指してもよい。感知メカニズムは、非同期感知が実行されているかどうかを指してもよい。感知メカニズムは、プリエンプション/再評価のために感知が実行されているかどうかを指してもよい。感知メカニズムは、利用可能なリソースのパーセンテージ、選択されたリソースの数、選択されたリソース間のタイミング、再送信リソースが選択されたかどうか、十分な数のリソースが利用可能であるかどうか(利用可能性決定の任意の所与のインスタンスにおいて)などのいずれかなどの特定の感知結果を指してもよい。感知メカニズムは、COTを表してもよい特定の時間内に利用可能であると見なされるリソースの量、及び/又はWTRUにおける保留中の送信の必要なレイテンシを指してもよい。
【0162】
リソースプールに関連付けられるとは、特定のリソースプール、又はリソースプールに関連付けられた構成を指してもよく、送信/受信がこのプールに関連付けられたリソース上で行われるときに適用されてもよい。
【0163】
割り当てモードは、送信/受信がモード1であるかモード2であるかを指してもよい。WTRUは、COTを開始した送信のモード及び/又はそれ自体の送信のモードに基づいて、それがCOTを共有する(例えば、タイプ2 LBTを実行する)ことができるかどうかを決定してもよい。WTRUは、COTを共有しようとしているWTRUが、COTを開始したWTRUと同じ送信モード(モード1又はモード2)を使用している場合、COTを共有してもよい。モード2を使用して送信するWTRUは、モード1及び/又はモード2を使用してCOTを開始したWTRUとCOTを共有してもよい/共有しなくてもよい。
【0164】
別の要因は、以前の送信とWTRU自体の送信との間の時間であってもよい。WTRUは、スロットN-1において実行される別のWTRUの送信(以前の送信)を検出した場合、COTを共有していると仮定して、スロットNにおいて送信を実行してもよい。加えて、スロットN-1における以前の送信は、本明細書における別の条件(例えば、L2 ID/同じユニキャストリンクなど)も満たす必要があってもよい。
【0165】
別の要因は、グループキャストにおけるメンバIDであってもよい。具体的には、WTRUは、メンバIDが第1の値を有するとき、第1のLBT挙動を仮定してもよく、メンバIDが第2の値を有するとき、第2のLBT挙動を仮定してもよい。例えば、メンバID=0を伴うWTRUは、LBTのためにDL CAPCテーブルを使用してもよく、任意の他のメンバIDを伴うWTRUは、LBTのためにUL CAPCテーブルを使用してもよい。
【0166】
別の要因は、L2ソース/宛先IDであってもよい。具体的には、WTRUは、所与のL2 ID又はL2 IDペアに対して適用されるべきLBT挙動を用いて(例えば、PC5-RRCによって、Uu RRCによって、上位層によってなど)構成されてもよい。
【0167】
別の要因は、WTRU又は他のWTRUによるリソースの予約に関連してもよい。例えば、WTRU又は他のWTRUによるリソースの予約は、(新しいTBのために、又は再送信のために)WTRUによって以前に予約されたリソース上で送信が実行されるかどうかを指してもよい。具体的には、WTRUは、以前に予約されなかった送信のための第1のLBT挙動、及びそれが以前に予約した送信のための第2のLBT挙動を仮定してもよい。WTRU又は他のWTRUによるリソースの予約は、送信が、リソース上で実行されるか、後に続くか、又は別のWTRUによって予約されたリソース後のある量の時間に実行されるかを指してもよい。例えば、WTRUは、別のWTRUによって予約されたスロットに続くスロットにおいて第1のLBT挙動(例えば、短いLBT)を使用してもよく、別のWTRUによって予約されたスロットに続かないスロットにおいて第2のLBT挙動(例えば、通常のLBT)を使用してもよい。同様の手法を使用して、未認可のV2Xに関するブロッキング問題が解決されてもよい。
【0168】
具体的には、WTRUが、スロットn上での送信のためにスロットn-1上でLBTに失敗し、スロットn-1が、別のSL WTRUが送信を実行したことを感知結果が示すスロットに関連付けられている場合、WTRUは、スロットnの始めのみで短い感知を実行してもよい。そうでない場合、WTRUは、LBT失敗に続いて通常のLBT手順を実行してもよい。
【0169】
WTRUによって復号/受信される送信に関連付けられた、又は示された上記の要因のいずれかで、そのような送信は、WTRUが共有することを望むCOT内に含まれていたか、又はCOTを開始した送信に関連付けられるかのいずれかである。本明細書では、COTを開始した送信の特性、COT内で最後に検出された送信の特性、又はCOT内で発生する任意の所与の送信の特性は、交換可能に使用されてもよい。
【0170】
以下の実施形態において明示的に言及されていないが、特定のLBT挙動と上記に列挙された特定のサイドリンク要因との任意の組み合わせが、当業者によって想定されることができる。
【0171】
一実施形態では、WTRUは、上記のサイドリンク係数のうちの1つ以上に基づいてCAPCを決定してもよい。具体的には、WTRUは、送信されているデータから、その送信に関連付けられた1つ以上のデータを決定してもよく、それに応じてCAPCを選択してもよい。WTRUは更に、場合によってはWTRUがCOTを開始するときに(WTRUが既存のCOTを共有するときとは対照的に)、そのようなCAPCをそれ自体の送信において示してもよい。
【0172】
WTRUは、キャストタイプとLCH構成との組み合わせに基づいてCAPCを選択するように構成されてもよい。具体的には、WTRUは、所与の論理チャネル優先度、及びユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストの各々に対して使用するために、CAPCを用いて構成されてもよい。例えば、送信がユニキャストに関連付けられる場合、WTRUは、ユニキャストのためのLCHの優先度に構成されたCAPCを選択してもよい。そのような場合、WTRUは、優先度とキャストタイプの両方のCAPCへのマッピングを用いて構成されてもよい。
【0173】
WTRUは、送信の決定されたMCRに基づいてCAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、優先度とMCRとの組み合わせのために使用されるべきCAPCを用いて構成されてもよく、MCRは、MCRの範囲を含んでもよく、又は送信がMCRを用いて/用いずに構成されるかどうかを含んでもよい。
【0174】
WTRUは、HARQが送信に対して有効化されるか無効化されるかに基づいて、CAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、HARQ有効化送信のために(例えば、LCHごとに、又は優先度ごとに)使用するCAPCの第1のセットと、HARQ無効化送信のために使用するCAPCの第2のセットとを用いて構成されてもよい。
【0175】
WTRUは、サイドリンクリソースの測定されたCBRに基づいてCAPCを決定してもよい。そのようなCBRは、レガシーSL測定CBRと同様であってもよいか、又は共有スペクトルシナリオに適応されてもよい。例えば、WTRUは、CBRの第1の範囲のために使用するためにCAPCの第1のセット(例えば、優先度ごとに、又はLCHごとに)を用いて構成されてもよく、CBRの第2の範囲のために使用するためにCAPCの第2のセットを用いて構成されてよい、などである。
【0176】
WTRUは、特定のサイドリンク送信、又はSL送信が特定のメッセージを含むかどうかのために、固定された、事前定義された、又は(事前)構成されたCAPCを使用してもよい。例えば、DCRメッセージは、固定CAPCを使用してもよい。例えば、SL MAC CEは、固定CAPCを使用してもよい。代替的に、WTRUは、特定のSL送信又は特定のメッセージ(例えば、DCR)を含む送信のために、任意のCAPCを使用してもよい。
【0177】
WTRUは、SL MAC CEを含む送信に使用するために、特定のCAPCを用いて構成されてもよい。
【0178】
WTRUは、SL CSI MAC CEを含む送信のために使用するためにCAPCの異なる値で構成されてもよく、各CAPC値は、ピアWTRUへのCSI報告の送信のために、構成されたレイテンシ限界又はレイテンシ限界中の残り時間のうちの1つ又は範囲に対応してもよい。
【0179】
WTRUは、モード1送信のために第1のCAPC値又は値のセットを使用してもよく、モード2送信のために第2のCAPC値又は値のセットを使用してもよい。
【0180】
WTRUは、HARQフィードバックリソースタイミングに基づいて、使用するCAPCを決定してもよい。WTRUは、選択されたリソースと送信に関連付けられたPSFCHリソースのタイミングとの間の時間差に関連付けられた(事前に)構成されたCAPCから選択してもよい。
【0181】
WTRUは、送信に関連付けられたL2宛先IDに基づいて、使用するCAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、ソース/宛先L2 IDに関連付けられたCAPCを用いて構成されてもよく、そのソース/宛先L2 IDへの全ての(後続の)送信のためにそのCAPCを使用してもよい。例えば、WTRUは、宛先L2 IDとともに上位層によって提供される上位層情報(例えば、TXプロファイル、DRXオン/オフ、明示的情報)に基づいてCAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、SLイベント(例えば、HARQ、LBT失敗など)に基づいて、L2 IDに関連付けられたCAPCを維持/変更してもよく、次のイベントによって変更されるまで、そのL2 IDに対してCAPCを適用してもよい。
【0182】
WTRUは、L2 IDにおける特定の送信のためにアクティブな/構成されたQoSフローに基づいて、使用されるべきCAPCを決定してもよい。具体的には、WTRUは、所与のL2 ID送信に対するCAPCを、そのL2 IDに対してアクティブな1つ以上のQoSフローに関連付けられたPQI情報に基づいて決定してもよい。WTRUは、パラメータ(例えば、優先度)の最高値を伴うフローを選択し、そのパラメータに基づいてL2 IDのためのCAPCを決定してもよい。
【0183】
WTRUは、本明細書で説明されるSL固有の要因又は特性に応じてCAPCを決定するために、異なるルール、マッピングテーブル、又は基準を使用してもよい。例えば、WTRUは、CAPCへのPQIのマッピングを使用して、モード1送信のためのCAPCを決定してもよく、CAPCへのL1優先度又はLCH優先度のマッピングを使用して、モード2送信のためのCAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、CBRが閾値を上回るときに第1のマッピングテーブルを使用してもよく、CBRが閾値を下回るときに第2のマッピングテーブルを使用してもよい。
【0184】
WTRUは、CAPCを決定するために最初に使用されているQoSパラメータ又はその他の実際の値に応じて、異なるルール、マッピングテーブル、及び/又は基準(又は同様のもの)を使用してCAPCを決定してもよい。例えば、WTRUは、PQIからCAPCへのマッピングテーブルを使用して、あるQoSフローのためのデータを含む送信のためのCAPCを決定してもよい。
【0185】
しかしながら、非標準化PQI値の場合、WTRUは、次などの異なる手法を使用してもよい、すなわち、(1)固定CAPC値を使用すること、(2)PQIをCAPCにマッピングする代わりに、優先度をCAPCにマッピングするテーブルを使用すること、(3)そのCAPCに関連付けられた標準化されたPQIのPQIパラメータに最も近いQoSパラメータを有するPQIに関連付けられたCAPC値を使用すること、(4)関連付けられた、場合によっては同じQoS若しくは同様の優先度/QoSに関連付けられた最後の送信のために、ネットワークによって(例えば、DCIにおいて)割り当てられたCAPC値を使用すること、及び/又は(5)SL送信においてピアWTRUによって示された、若しくはPC5-RRCにおいてピアWTRUによって構成されたCAPC値を(例えば、使用されるべきデフォルトCAPC値として)使用することである。
【0186】
WTRUは、別のWTRU及び/又は基地局(例えば、gNB)によって開始されるCOTとのCOT共有に関連付けられたルールを決定するために、SLに固有の任意の要因又はルールを使用してもよい。そのような要因は、次のいずれかを含んでもよい(ただし、これらに限定されない)(1)COTにおける最後の送信と、当該WTRUがLBTを実行することなくCOTにおいて送信してもよい時間との間の最大時間、及び/又は各時間量に対して実行されるLBTのタイプ、あるいは(2)WTRUが別のWTRU及び/若しくは基地局(例えば、gNB)によって開始されたCOTを共有することを許可されるかどうか、又はWTRUがそれ自体のCOTを開始する(すなわち、完全なLBTを実行する)必要があるかどうか、である。許可は、WTRUによって開始されるCOTと、基地局(例えば、gNB)によって開始されるCOTとで異なっていてもよい。そのような要因はまた、すでに開始されたCOTを共有するための要因(例えば、LBT挙動を決定してもよい上記で説明された任意の要因など)を説明する、本明細書で言及される他のLBTプロパティを含んでもよい。
【0187】
例えば、WTRUは、他のWTRUによって送信されたゾーンID及びWTRU自体のゾーンIDに基づいて、COT共有ルールを決定してもよい。ゾーンIDは、COTを開始するWTRUと、他のWTRUによって開始されたCOTを共有するかどうかを決定するWTRUとの間の距離を表してもよい。WTRUは、距離が閾値よりも小さい場合、COTを共有できると決定してもよい。
【0188】
WTRUは、COTを開始した送信のL2 ID(例えば、宛先L2 ID)に基づいて、COT共有ルールを決定してもよい。例えば、WTRUは、COTを開始した送信のL2宛先IDが、COTを共有するWTRUによって行われる送信のL2宛先ID(又は関連するL2宛先IDのセット中)と同じである場合、別のWTRUによって開始されたCOTを共有してもよい。更に、WTRUは、共有COT内の許可のためのLCP制限を用いて構成されてもよく、それによって、そのような制限は、そのような許可のために選択することができる許容可能な(場合によっては宛先)L2 IDに適用してもよい。WTRUは、別のWTRUによって開始されたCOT内で発生する許可において送信を実行するために、別のWTRUによって開始されたCOTを共有することが許可されるL2宛先IDのみを選択してもよい。
【0189】
WTRUは、COTを開始した送信に関連付けられたMCR、及び/又はWTRUがその送信のMCR内にあるかどうかに基づいて、COT共有ルールを決定してもよい。例えば、COTがMCRを含む送信で開始された場合、及びWTRUがMCR内にある場合、WTRUは、同じ/関連するL2宛先IDを伴う送信のためにCOTを共有してもよい。WTRUがMCRの外側にある場合、WTRUは、同じ/関連するL2 IDを伴う送信のためのCOTを共有しなくてもよい。
【0190】
WTRUは、送信のキャストタイプに基づいてCOT共有ルールを決定してもよい。例えば、WTRUは、ユニキャストのための送信間に第1の最大ギャップを適用し、グループキャスト/ブロードキャストのための送信間に第2の最大ギャップを適用することなどをしてもよい。
【0191】
WTRUは、COTの持続時間内に決定されることができる利用可能なリソースの数に基づいて(例えば、感知に基づいて)、COTを共有するかどうかを決定してもよい。具体的には、COTの持続時間内及び/又は必要とされるレイテンシ内で利用可能なリソースの数が閾値を上回る場合、WTRUは、COTを共有することを決定してもよく、そうでない場合、WTRUは、新しいCOTを開始することを決定してもよい。
【0192】
WTRUは、COTの残りの期間及び保留中の送信の優先度/PDBに基づいて、COTを共有するかどうか、又は新しいCOTを開始するかどうかを決定してもよい。具体的には、WTRUは、優先度/LCHとCOTの必要な残りの持続時間との間の関連付けを用いて構成されてもよい。COTの残りの持続時間は、送信のPDB内にあるCOTにおける残りの持続時間内の時間を更に表してもよい。残りの持続時間が、その優先度/LCHのために必要とされる残りの持続時間を下回る場合、WTRUは、COTを共有しなくてもよく、新しいCOTを開始してもよい。
【0193】
WTRUは、特定のネットワークスケジューリングノード(例えば、基地局(gNB)、セルなど)に基づいて、そのLBT挙動を決定してもよい。
【0194】
第1のWTRUは、場合によってはCOT情報の一部として、サイドリンク上でのその送信においてネットワークノードID(例えば、セルID、基地局(gNB)IDなど)を送信してもよい。WTRUは、それがモード1でスケジュールされているとき、ネットワークノードを含んでもよい。代替的に、モード2のWTRUは、特定のネットワークノードのカバレッジ中及び/又は特定のネットワークノードにRRC_CONNECTEDである間にモード2送信を実行するとき、ネットワークノードIDを送信してもよい。
【0195】
第2のWTRUは、次のいずれか又は組み合わせに基づいてそのLBT挙動を決定してもよい、すなわち、第1のWTRUの送信から受信したネットワークノード、第2のWTRU自体のスケジューリングに関連付けられたネットワークノード(例えば、モード1にある場合、WTRUをスケジューリングするセルID、モード2にある場合、WTRUがRRC_CONNECTEDであり、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにキャンプされているセルID)、第2のWTRUが、場合によっては同じノードのカバレッジ内にあるか、又はカバレッジ外にあるか、第2のWTRUの送信の送信モード(モード1又はモード2)、本明細書に記載されるLBT挙動に影響を及ぼす他の要因、である
【0196】
モード1のWTRUは、他のWTRUもモード1にあり、同じセルIDによってスケジュールされている場合、別のWTRUによって開始されたCOTを共有することを許可されてもよい。モード2のWTRUは、別のWTRUからのCOT情報に含まれるセルIDが、当該WTRUが接続/キャンプされているセルのセルIDと一致する場合、別のWTRUによって開始されたCOTを共有することを許可されてもよい。例えば、WTRUは、WTRU自体のセルIDが、COT情報とともに受信されたセルIDと一致する場合、パラメータの第1のセットを使用してLBTを実行してもよく、WTRU自体のセルIDが、COT情報とともに受信されたセルIDと一致しない場合、パラメータの第2のセットを使用してLBTを実行してもよい。
【0197】
LBT挙動は、WTRUに提供される関連する/関心のあるL2 IDのリストに基づいて決定されてもよい。
【0198】
一実施形態では、LBT挙動(例えば、WTRUがCOTを共有することができるかどうか)は、WTRU自体の宛先L2 IDと、別のWTRU又は基地局(例えば、gNB)のいずれかからWTRUによって受信されたL2 IDのリストとの組み合わせに基づいて決定されてもよい。具体的には、WTRUは、LBTに関連付けられた送信のL2 IDが、受信されたリストに含まれる任意のL2 IDと一致するかどうかに基づいて、そのLBT挙動を決定してもよい。WTRUによって受信されたL2 IDのリストは、別のWTRUに関連付けられた関心のあるL2 IDを表してもよく、場合によっては、そのようなWTRUがCOTを開始していてもよい。これは、サイドリンクシステムが、COTを開始したWTRUがCOTを共有している送信の意図された受信者であるべき送信にCOT共有を制限することを可能にするためである。
【0199】
一実施形態では、第1のWTRUは、その関心のあるL2 ID(例えば、任意の関心のあるグループキャスト/ブロードキャストサービスのL2 ID、及び/又は任意の進行中のユニキャストリンクのソース/宛先IDペア)を1つ以上の他のWTRUに送信してもよい。例えば、第1のWTRUは、場合によっては第2のWTRUとのユニキャストリンク確立に関連付けられたそのような情報を、PC5-RRCシグナリングで送信してもよい。例えば、第1のWTRUは、そのような情報の任意の変更(すなわち、上位層による関心のある宛先L2 IDシグナリングの変更、WTRUがそれ自体を関連付けたユニキャストリンクの追加/除去など)の際に、更新された情報を送信してもよい。代替的に、第1のWTRUは、COT自体において送信とともにリストを送信してもよい。例えば、第1のWTRUは、そのSL送信に含まれるMAC CEにおいてリストを送信してもよい。
【0200】
第2のWTRUは、第1のWTRUからL2 IDのリストを受信してもよく、第1のWTRUによって開始されたCOTを共有するかどうかを決定するためにその情報を使用してもよい。例えば、第2のWTRUは、第1のWTRUからのL2 IDのリストを、第1のWTRUとのユニキャストリンクのソース/宛先L2 IDに関連付けてもよい。第1のWTRUは、それが第1のWTRUによって開始されたCOTを共有することができるかどうかを決定するとき、第2のWTRUの送信の宛先L2 IDが、第1のWTRUから受信されたリスト中の任意のL2 IDと一致するかどうかを決定してもよい。送信のソース/宛先L2 IDが、受信されたリスト中のソース/宛先L2 IDのうちの1つである場合、第2のWTRUは、第1のWTRUとCOTを共有することができ、そうでない場合、第2のWTRUは、第1のWTRUとCOTを共有しなくてもよい。
【0201】
別の実施形態では、第2のWTRUは、基地局(例えば、gNB)からリスト/関係を受信してもよい。例えば、第2のWTRUは、ユニキャストでピアWTRUを表す各ソース/宛先L2 IDに関連付けられた関心のあるL2 IDのリストを受信してもよい。第2のWTRUは、基地局(例えば、gNB)からリストとともに提供されるソース/宛先L2 IDに基づいて、第1のWTRUの送信にリストを適用することを決定してもよい。別の例では、第2のWTRUは、基地局(例えば、gNB)から関連するL2宛先IDのリストを受信してもよい。関連する宛先L2 IDのそのようなリストは、COTを共有してもよいグループキャスト送信を表してもよい。例えば、第1のWTRU送信のL2宛先ID、及び第2のWTRUの送信の宛先L2 IDが同じリスト中で発生する場合、第2のWTRUは、COTを第1のWTRUと共有してもよい。
【0202】
リストの使用及びCOTを共有するかどうかをどのように決定するかは、第1のWTRUからの送信のキャストタイプ及び/又は第2のWTRUからの送信のキャストタイプに依存してもよい。例えば、第2のWTRUは、第1のWTRUによって開始されたCOTを共有するかどうかに関する以下の決定のいずれか又は組み合わせを使用してもよい。これらの決定はまた、リストの使用を仮定しない一実施形態にも、より一般的に適用してもよい。
【0203】
1つの決定において、第1のWTRU送信が第2のWTRUへのユニキャストである場合、第2のWTRUは、第2のWTRUが同じユニキャストリンクへのユニキャスト送信を実行している限り、COTを共有してもよい。
【0204】
別の決定において、第1のWTRU送信が第2のWTRUへのユニキャストである場合、第2のWTRUは、第1のWTRUから/のために受信されたリスト中の宛先/ソースL2 IDに一致するソース/宛先L2 IDのペアに関連付けられたユニキャスト送信を第2のWTRUが実行している限り、COTを共有してもよい。
【0205】
別の決定において、第1のWTRU送信がグループキャスト/ブロードキャストである場合、第2のWTRUは、第1のWTRUから受信されたリスト中の宛先L2 IDに一致する宛先L2 IDに関連付けられたグループキャスト/ブロードキャスト送信を第2のWTRUが実行している限り、COTを共有してもよい。代替的に、第1のWTRU送信がグループキャスト/ブロードキャストである場合、第2のWTRUは、第2のWTRUが第1のWTRUの送信と同じ宛先L2 IDへのグループキャスト/ブロードキャスト送信を実行している限り、COTを共有してもよい。更に、第2のWTRUは、第2のWTRUが第1のWTRUに関連付けられたリストを有しない場合にのみ、この最新の条件を使用してもよい。
【0206】
上記で説明した実施形態は、本明細書で説明するように、第2のWTRUのためのチャネルにアクセスするためのLBTに関連付けられた任意の挙動に一般化されてもよい。具体的には、第2のWTRUは、リストを使用して、第1のタイプ又は第2のタイプのLBTを実行するかどうかを決定してもよい。例えば、第2のWTRUは、リストを使用して、第1のCW又は第2のCWを使用するかどうかを決定してもよい。
【0207】
WTRUは、異なる要因が満たされることに関連付けられた複数の条件、又は異なる要因が満たされることに関連付けられた少なくとも1つの条件に基づいて、COTを共有するかどうかを決定してもよい。例えば、WTRUは、以前の送信とWTRUの計画された送信との間の時間が閾値より小さく、WTRUの送信のL2宛先が、COTを開始した送信のL2 IDと一致する場合、COTを共有してもよい。WTRUは、その送信のL2宛先IDが、COTを開始した送信のL2宛先IDと一致する場合、又はWTRUが、COTを開始した送信からある距離未満である場合、COTを共有してもよい。
【0208】
WTRUは、別の条件/要因が満たされる/テストされるかどうかに基づいて、COTを共有するかどうかを決定するために、異なる条件/要因を使用してもよい。例えば、以前の送信とWTRU自体の送信との間の時間が第1の範囲内にある場合、WTRUは、L2 IDが一致している限りCOTを共有してもよく、以前の送信とWTRU自体の送信との間の時間が第2の範囲内にある場合、WTRUは、WTRU間の距離が閾値未満である限りCOTを共有してもよい。
【0209】
図2は、ユニキャストCOT共有の一例を示す図である。図2に示されるように、第1のWTRU202の送信と同じユニキャストリンクに関連付けられた送信のためにCOTが第2のWTRU204によって開始される場合、第1のWTRU202は、COTを共有してもよい。第1のWTRU202は、リンクを開始したSCIに含まれるL2ソース/宛先IDに基づいて、この決定を行ってもよい。具体的には、第1のWTRU202の送信のL2ソースIDが第2のWTRU204のL2宛先IDと同じであり、第1のWTRU202の送信のL2宛先IDが第2のWTRU204のL2ソースIDと同じである場合、第1のWTRU202は、COTを共有してもよい。そうでない場合、第1のWTRU202はCOTを共有しなくてもよい。
【0210】
代替的に、第1のWTRU202がユニキャストリンクを有する第2のWTRU204によってCOTが開始される場合、第1のWTRU202は、第1のWTRU202の送信の宛先にかかわらず、COTを共有してもよい。具体的には、COTが、第1のWTRU202においてアクティブであるユニキャストリンクに対応するソース/宛先L2 IDペアを伴う送信によって開始される場合、第1のWTRU202は、任意の送信のためにCOTを共有してもよい。
【0211】
代替では、上記で説明した条件のいずれかを使用して、COTを共有するかどうかを決定してもよいが、問題の第2のWTRU204からの送信は、COT内で行われる送信であってもよく、必ずしもCOTを開始する送信でなくてもよい。具体的には、上記で説明したように、WTRUは、同じユニキャストリンクに関連付けられた他のWTRUが、共有されるべき同じCOT内で送信を実行した場合、ユニキャストリンクに関連付けられた送信のためにCOTを共有してもよい。
【0212】
WTRUが上記の代替案のいずれかを実行することを許可されるかどうか(1つの代替案対別の代替案)は、本明細書の他のSL要因(例えば、送信の優先度)に更に依存してもよい。例えば、図2に示されるように、第2のWTRU204は、WTRU202及びWTRU204がユニキャストリンクを共有するので、第1のWTRU202によって開始されたCOTで送信してもよい。しかしながら、WTRU202及びWTRU206はユニキャストリンクを共有しないので、第3のWTRU206は、第1のWTRU202によって開始されたCOTで送信することができない。
【0213】
COTは、特定のタイプに関連付けられるか、又は特定のタイプであるように識別されてもよく、そのようなタイプは、1つ以上のサイドリンク要因によって決定されてもよい。例えば、COTは、それがモード1送信によって開始されたか、モード2送信によって開始されたかに依存して、モード1 COT又はモード2 COTであってもよい。代替的に、COTは、モードに依存しなくてもよい(又は、いずれのモードにも固有でなくてもよい)。例えば、COTは、ユニキャストCOT、グループキャストCOT、又はブロードキャストCOTであってもよい。代替的に、COTは、キャストタイプに依存しなくてもよい。例えば、COTは、感知ベースのCOT、ランダム選択COTなどであってもよく。COTは、HARQフィードバックベースのCOT又は非HARQフィードバックベースのCOTであってもよい。
【0214】
特定のタイプのCOTを開始するWTRUは、その送信内でCOTタイプを示してもよい。そのようなCOTタイプ指示は、例えば、SCI、専用PHYチャネル、MAC CE、CG-UCI、SL RRCメッセージなどにおいて搬送されてもよい。代替的に、COTタイプは、送信を開始するWTRU、又はCOT内で送信する他のWTRUによるサイドリンク送信に含まれる他の情報に基づいて暗黙的に決定されてもよい。
【0215】
特定のタイプのCOTを開始するWTRUは、そのようなCOT(例えば、CWサイズ、最大許容可能COT長など)を開始するときに使用される(本明細書で定義されるような)LBT挙動を用いて構成されてもよい。
【0216】
WTRUは、COTタイプ、及びCOT内で実行されるべきそれ自体の送信に関連付けられた可能性があるサイドリンク要因のいずれかに基づいて、(本明細書で定義されるような)そのCOT共有ルールを決定してもよい。WTRUは、ユニキャスト送信のために特定のタイプのCOTを共有することを許可されてもよいが、ブロードキャスト送信のためには許可されない。WTRUは、モード1送信のために特定のタイプのCOTを共有することを許可されてもよいが、モード2送信のためには許可されない。WTRUは、HARQフィードバック有効化/無効化された送信のみのために特定のタイプのCOTを共有することを許可されてもよい。WTRUは、COTタイプが、WTRUによって送信されているデータのタイプと一致する場合、COTを共有することを許可されてもよい。WTRUは、送信がCOTタイプに関連付けられているかどうかに応じて、異なるCOT共有ルール、又は異なるLBTパラメータを用いて構成されてもよい。WTRUは、PSFCH送信のみのために特定のタイプのCOTを共有することを許可されてもよい。WTRUは、送信が特定の優先度に関連付けられるか、又は閾値よりも大きい/小さい優先度を有する場合、特定のタイプのCOTを共有することを許可されてもよい。WTRUは、LCHがCOTタイプに関連付けられた許可を使用するかどうかを可能にするために、LCP制限を用いて構成されてもよい。COTは、「ユニバーサル」COT(すなわち、全ての他のWTRU/送信によって使用可能)又は特定のタイプのCOT(単一のWTRU又はWTRUペア又はWTRU基地局ペア又は特定のタイプの送信によってのみ使用可能)と見なされてもよい。
【0217】
WTRUは、以下のうちの1つ又は組み合わせに基づいて、特定のタイプのCOTを開始するかどうかを決定してもよい、すなわち、(1)本明細書で言及され、送信されるべきデータに関連付けられたサイドリンク固有要因(例えば、キャスト、HARQイネーブル、モードなど)、(2)測定されたCBR、(3)場合によってはWiFiに関連付けられた、測定されたチャネル占有(これは、LBT統計、RSSI測定、チャネル占有又は干渉レベルなどに基づいて決定されてもよい)、及び/又は(4)エリア中のWTRUの数に関連付けられた、場合によっては上位層からの、又はリソースを共有しようと試みる可能性のある指示、である。例えば、上記の要因の1つ又は組み合わせに基づいて、WTRUは、ユニバーサルCOT、又は特定のタイプのCOTを開始することを決定してもよい。
【0218】
一実施形態では、WTRUは、COTを開始した特定のWTRUをWTRUが聞くことができるかどうか、及び/又はCOTを開始するそのようなWTRUへの間接のレベルに基づいて、COT共有ルール(例えば、COTを共有してもよいか、COTを共有してもよい送信後の最大時間、及び/又は特定のタイプのLBTを適用することができる最大時間)を決定してもよい。例えば、COTを開始したWTRUは、その送信を実行する前にタイプ1 LBT(又は完全なLBT)を実行したWTRUであってもよい。
【0219】
例えば、COTを開始するTX WTRUは、それがCOTを開始したWTRUであるという指示(例えば、0の値)を(例えば、SCIにおいて)送信してもよい。COTを共有するTX WTRUは、COTを開始したWTRUに関連付けられた間接レベルに関連付けられた指示を(例えば、SCIにおいて)送信してもよい。具体的には、第1のWTRUが、第2のWTRUによって開始されたCOTを共有する場合、第1のWTRUは、第1のレベルの間接性(例えば、1の値)を表す指示を送信してもよい。別のWTRUによって開始されたCOTを共有するWTRUは、例えば、そのCOTに関連付けられた任意のSCIにおいて受信された最小値から1だけ、SCIにおいて送信する間接レベルを常にインクリメントしてもよい。以下同様である。別のWTRUによって開始されたCOTを共有することを望むWTRUは、(場合によっては最後の送信からの時間、及び/又はキャストタイプ若しくはモードなどの本明細書における他の要因に加えて)そのような指示を使用して、COTを共有してもよいかどうか、及び/又はCOTを共有するためにどのタイプのLBTを実行するかを決定してもよい。
【0220】
例えば、WTRUは、他のWTRUがCOTを開始したと決定した場合、別のWTRUによって開始されたCOTを共有してもよい。WTRUは、COT内の送信(場合によっては最後の送信、又は任意の送信)から受信された間接のレベルが閾値未満であると決定した場合、別のWTRUによって開始されたCOTを共有してもよい。そのような閾値は、本明細書で言及される任意のサイドリンク固有の要因(例えば、優先度)に更に依存してもよい。
【0221】
例えば、WTRUは、間接レベルと送信間の時間ギャップとの組み合わせに基づいて、ピアWTRUとCOTを共有するために実行するLBTのタイプを決定してもよい。具体的には、COTにおける最後の送信からの特定の時間ギャップの間、WTRUは、第1の間接レベルに対して第1のLBTタイプを使用し、第2の間接レベルに対して第2のLBTタイプを使用してもよい、などである。
【0222】
図3は、グループキャスト/ブロードキャストCOT共有の一例を示す図である。図3に示されるように、WTRU302は、LBTパラメータの第1のセット(すなわち、LBT(0))を使用して、COTを開始してもよい。WTRU302は、COTを開始したので、COT内のSCI送信320において0の間接値を送信してもよい。
【0223】
WTRU304は、WTRU302からCOT情報を受信し、COTをWTRU306と共有することを決定してもよい。WTRU304は、1の間接レベルを表すので、LBTパラメータの第2のセット(すなわち、LBT(1))を使用してLBT手順を実行してもよい。WTRU304はまた、SCI送信322において1の間接値を送信してもよい。
【0224】
WTRU306の挙動は、WTRU304の挙動と同様である。WTRU306は、WTRU04からCOT情報を受信し、COTをWTRU308と共有することを決定してもよい。WTRU306は、2の間接レベルを表すので、LBTパラメータの第3のセット(すなわち、LBT(2))を使用してLBT手順を実行してもよい。WTRU306はまた、SCI送信324において2の間接値を送信してもよい。
【0225】
WTRU308は、WTRU302及びWTRU306の両方から同じCOTについてのCOT情報を検出するが、競合する間接番号を伴う。WTRU308は、SCI送信224を介してWTRU306から2の間接値を受信し、SCI送信326を介してWTRU302から0の間接値を受信する。WTRUは、WTRU302から0の最小間接番号に従うことを決定し、第1の間接レベル内のWTRUとして振る舞ってもよい。更に、WTRU308は、任意のSCI送信328において1の間接値を追加のWTRUに送信してもよい。
【0226】
分散COT共有に伴って生じる可能性のある潜在的な問題は、隠れノード問題によって引き起こされる。具体的には、第1のWTRUは、COTを開始し、COT情報を送信してもよい。(隠れノード問題のために)第1のWTRUからCOT情報を受信しない第2のWTRUも、それ自体のCOTを開始してもよい。第2のWTRUは、COTウェルを第1のWTRUのCOTへと開始してもよい。これは、サイドリンクWTRUが公平性要件よりも長くチャネルを占有することになる可能性がある。
【0227】
一実施形態では、WTRUは、別のWTRUからの競合するCOT構造の受信に続いて、その仮定されたCOT構造を修正してもよい。競合するCOT構造は、COTに関連付けられた異なる仮定されたLBT挙動(例えば、異なるCAPC、異なる必要とされるLBTタイプなど)を包含してもよい。例えば、受信されたCAPCが仮定されたCAPCよりも低い/高い場合、WTRUは、これを競合と見なしてもよい。競合するCOT構造はまた、異なるCOT長を包含してもよい。例えば、より短いCOT長(又は、別のWTRUによって示され、当該WTRUによって仮定されたCOTよりも早く終了するCOT)は、競合と見なされてもよい。
【0228】
WTRUは、競合の場合に他のWTRUから受信されたCOT情報を採用してもよい。WTRUは更に、競合の場合に、新しい情報に従うために、送信するCOT情報を修正してもよい。WTRUは、競合するCOT構造情報を受信したとき、場合によっては受信されたCOT構造が送信を許可しない場合、計画された送信をキャンセルしてもよい。WTRUは、競合するCOT構造の受信時にネットワークに通知してもよい。
【0229】
別の実施形態では、未認可スペクトル上のSL送信を用いてモード1で構成されたSL WTRUは、基地局からSL許可を受信し、他のWTRUのSCI送信から受信されたCOT構造情報に基づいて、SL許可が別のWTRUによって開始されたCOT内に入るかどうかを決定してもよい。SL許可が、別のWTRUによって開始されるCOT内に入る場合、WTRUは、第1のLBTタイプを実行して、COTを共有しようと試みてもよい。SL許可が別のWTRUによって開始されるCOT内に含まれない場合、WTRUは、第2のLBTタイプを実行して、それ自体のCOTを開始しようと試みてもよい。LBTが許可に対して失敗した場合、WTRUは、失敗したLBTをUCIにおいて基地局に報告してもよい。
【0230】
LBTが成功した場合、WTRUは、COT長を決定し、(どの方法が使用されたかに応じて)UCIにおける残りのCOT長を基地局(例えば、gNB)に報告し、第1のWTRUがそれ自体のCOTを開始したか、又は別のWTRUのCOTを共有しているかを基地局(例えば、gNB)に報告してもよい。WTRUによって開始されるCOTの場合、WTRUは、SL許可において多重化されたデータに基づいてCOT長を決定してもよい。共有COTの場合、WTRUは、別のWTRUのSCIにおいて受信されたCOT長からCOT長を決定してもよい。
【0231】
モード1で構成されたSL WTRUは、COTの開始又は共有の成功/失敗、及びCOTに残っている時間(COTが共有されるか開始されるかに依存して異なって決定される)を基地局に報告してもよい。SL WTRUは、送信の優先度と別のWTRUから受信された間接番号との組み合わせに基づいて、別のWTRUによって開始されたCOTを共有することができるかどうかを決定してもよい。
【0232】
一実施形態では、SL WTRUは、別のWTRUによって開始されたCOTと、そのCOTに関連付けられた間接番号を含むCOT情報を1つ以上の他のWTRUから受信することによってそのCOTで送信するために使用するLBTパラメータとを共有できるかどうかを決定し、そのCOTに関連付けられたWTRUによって受信された最小間接番号が、送信されるデータの優先度に基づいて構成された閾値未満である場合、COTを共有できると決定し、間接番号及び優先度によって決定されるパラメータを使用してLBTを実行してもよい。WTRUは、チャネルを取得する場合、受信された間接番号よりも1大きい間接番号を送信してもよい。そうでない場合、WTRUは、他のWTRUによって開始されたCOTを共有することができないと決定してもよく、それ自体のCOTを開始してもよい。
【0233】
別の実施形態では、モード2で動作するWTRUは、SL上の既存の又は予想されるCOTの存在及び/又は構造に基づいてリソース選択を実行してもよい。COTは、他のWTRUによって開始される(及びそれらのWTRUによってSCIにおいて示される)COT、又はリソース選択を実行する当該WTRUによって開始されるCOTを含んでもよい。本明細書では、既存のCOTは、場合によっては完全なLBT手順に続いて、SCIの送信を通じてWTRU又は別のWTRUによって開始されたCOTである。予想されるCOTは、SCIにおいて告知されるWTRUによる将来の送信の結果としてCOTの一部であると予想される可能性のあるリソース又はリソースのセットを含んでもよい。COTの存在に依存する本明細書におけるリソース選択のための方法は、既存のCOT又は予想されるCOTのいずれかに、場合によっては同じ/異なるルールで適用されてもよい。
【0234】
モード2リソース選択を実行するWTRUは、リソース選択をCOT内のリソースに制限又は優先順位付けすることを含む、COT内のリソース又はCOTに関連するリソースを選択することによって、既存の又は予想されるCOTの存在及び/又は構造を考慮してもよい。リソース選択のコンテキストでは、COT内のリソースに優先順位付けすることは、次を含んでもよいが、これに限定されない、すなわち、(1)COT外のリソースを選択することよりも高い優先度を伴うCOT内のリソースを選択すること、(2)COT外よりもCOT内でより多くのリソースを選択すること、(3)COT外のリソースを選択するよりも多い回数COT内のリソースを選択すること、(4)リソース上の送信持続時間がCOTにおける残りの時間内に収まる場合、COT内のリソースを選択すること、(5)送信リソースフィットの開始時間がCOTの終わりから所定の閾値以下である場合、COT内のリソースを選択すること、(6)利用可能なリソースの数のより大きいパーセンテージがCOTの外側よりもCOTの内側に存在するように、リソース選択のために利用可能なリソースを(MAC層に)提供すること、及び(7)COTの内側の利用可能なリソースの量又は比率が(COTの内側のリソース選択の優先順位付けが実行されない場合と比較して)より大きくなるように、リソース選択のために利用可能なリソースを(MAC層に)提供することである。リソースの選択は、選択されたリソースの開始がCOT内にあることを確実にすることを含んでもよい。リソースの選択はまた、リソースの開始が当該COTの開始に続く最大時間に生じることを確実にし、したがって、少なくとも初期送信リソースがCOT内にあることを確実にすることを含んでもよい。
【0235】
モード2リソース選択を実行するWTRUは、特定のタイプのCOTに関連付けられたリソースを選択することによって、既存の又は予想されるCOTの存在及び/又は構造を考慮してもよい。COTのタイプは、本明細書で説明される1つ以上の要因に関連付けられたCOTであってもよい(例えば、間接番号が基準を満たす、キャストタイプが特定の基準に関連付けられる、L2 IDが基準を満たす、など)。COTのタイプは、選択された(WTRUによって開始された場合)又は指示された(別のWTRUによって開始された場合)COTであってもよいCAPCは、特定の値であるか、又は閾値を下回る/上回る。リソースは、FBEリソース又はLBEリソースに関連付けられてもよい。COTのタイプは、別のWTRUによって開始されるCOT(すなわち、共有COT)又はWTRU自体によって開始されるCOT(例えば、要求されるLBTタイプ-タイプ1、2、若しくは4に関連する-又は輻輳期間若しくはバックオフなどの関連するLBT構成パラメータに関連する)であってもよい
【0236】
モード2リソース選択を実行するWTRUは、COTの存在及び/又は構造に応じてリソース選択に関連付けられたパラメータを決定することによってリソースを選択することによって、既存の又は予想されるCOTの存在及び/又は構造を考慮してもよい。決定は、選択がCOT又はCOTタイプ内で実行されるときにパラメータの第1のセットを使用すること、及び選択がCOT外又は別のCOTタイプ中で実行されるときにパラメータの第2のセットを使用することを含んでもよい。リソース上で行われた最後の送信と、同じリソースを使用するWTRUによって意図された次のSL送信の開始との間の時間ギャップ。SLデータリソース上の送信持続時間、及びそれがCOT中の残りの時間内に収まるかどうか。決定は、COTの開始/終了に対するリソースのタイミングに依存して、リソース選択のパラメータを適応させることを含んでもよい。
【0237】
WTRUは、リソース選択に関連付けられたパラメータを決定してもよく、これは、以下のうちのいずれかを含むことができる(が、これらに限定されない)、すなわち、再送信リソースの数、WTRUが選択すべき連続リソースの数、送信/再送信間の最小/最大時間、選択される時間/周波数連続リソースの数などのリソースのパターン、RBの最大/最小数、所与の送信/再送信リソースの持続時間、場合によってはCOT/COTタイプに関連付けられた、選択されることができるリソースの総数、周期的リソース選択、又はワンショットリソース選択が実行/許可されるである。
【0238】
WTRUは、1つ以上の条件に基づいてCOTを考慮することによってリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、条件が満たされる場合にCOTを考慮することによってリソースを選択するかどうかを決定してもよく(そうでない場合にはそのようにしなくてもよい)。WTRUは、条件が満たされる場合、COTを考慮するときに特定の挙動を決定してもよく、条件が満たされない場合、COTを考慮するときに別の挙動を使用してもよい。例えば、WTRUは、第1の条件が満たされるときにCOTを考慮してリソースを選択するときにパラメータの第1のセットを使用してもよく、そうでない場合にはパラメータの異なるセットを使用してもよい。例えば、WTRUは、第1の条件下で第1のタイプのCOTに関連付けられたリソースを選択する一方で、第2の条件下で第2のタイプのCOTに関連付けられたリソースを選択してもよい。
【0239】
条件は、送信に利用可能なデータのタイプ(例えば、QoS、LCH、MAC CE対データ、SRB対DRBなど)に関連してもよい。条件は、特定の優先度を有する送信に利用可能なデータの存在であってもよい。条件は、利用可能なデータがMAC CEのみからなるかどうか、又は利用可能なデータがMAC CE及びデータ又はデータのみを含むかどうかであってもよい。例えば、条件は、利用可能なデータがSRBビットのみからなるかどうか、又は利用可能なデータがSRBデータを含むかどうかであってもよい。条件は、場合によっては特定の優先度を有する、送信に利用可能な制御情報の存在であってもよい。制御情報は、データリソース上で多重化されたSCI又は制御リソース上で送信されるSCIであってもよい。
【0240】
条件は、データに関連付けられた構成された条件に関連してもよい。例えば、1つ以上のLCHは、COTに関連付けられたリソース選択に関して本明細書で説明される特定の挙動を有するように構成されてもよい。LCHは、LBE/FBEリソースからのリソース選択をトリガしてもよい。例えば、構成された条件に関連付けられた特定のLCHに対してデータが利用可能である場合、WTRUは、COT情報/構造を考慮することによってリソースを選択してもよい。そうでない場合、WTRUは、リソース選択中にCOT構造を考慮しなくてもよい。例えば、条件は、LCHがHARQ有効化又はHARQ無効化で構成されているかどうかであってもよい。条件は、LCHがMCRで構成されているかどうか、及び/又はMCRの値に関する条件であってもよい。
【0241】
条件は、CBR、SL RSRP、SL CSIなど、SLの測定値に関連してもよい。例えば、条件は、ユニキャストリンクに関連付けられたSL CBR又はSL RSRPが閾値を上回る/下回ることであってもよい
【0242】
条件は、送信のために利用可能なデータのキャストタイプに関連してもよい。例えば、条件は、リソース選択をトリガする送信のために利用可能なデータが特定のキャストタイプに関連付けられることであってもよい
【0243】
条件は、リソース選択を実行するWTRUによって開始されるCOTの存在に関連してもよい。例えば、条件は、WTRUが、リソース選択時に開始したアクティブなCOTを有することであってもよい。
【0244】
条件は、COT内に入る利用可能なリソースの存在、比率、量に関連してもよい。例えば、条件は、COT内に入る利用可能なリソースのパーセンテージが閾値を上回ることであってもよい
【0245】
条件は、WTRUによって現在開始されているCOTの数に関連してもよい。
【0246】
条件は、TBが再送信であるかどうかに関連してもよい。例えば、WTRUは、TBが再送信である場合(場合によっては、いくつかの再送信又はLBT失敗の後)、あるリソースを選択してもよい。再送信は、前のLBT失敗に起因するか、NACKを受信/決定することに起因するか、又はすでに送信されたTBのためのHARQフィードバックを受信しないことに起因してもよい。一例において、WTRUは、NACKを受信した場合、LBTが失敗した場合、及び/又はHARQフィードバックを受信していない場合、異なるリソース又はリソースプールを使用してTBを再送信してもよい。WTRUは、HARQフィードバックがTB送信に続く予想時間に受信されなかった場合、異なるリソース又はリソースプール上でHARQフィードバックを監視してもよい。
【0247】
条件は、第1のタイプのCOTに関連付けられたリソース上で一貫したLBT失敗が検出されるかどうかに関連してもよい。
【0248】
条件は、最近の時間の期間にわたってWTRUによって開始されたCOTの数に関連してもよい。例えば、条件は、WTRUが、(事前に)構成された過去の時間の期間にわたって少なくともN個のCOTを開始したことであってもよい
【0249】
一実施形態では、WTRUは、リソース(例えば、タイムスロット、タイムスロットのセット、サブチャネル、サブチャネルのセットなど)を、COTに関連付けられた1つ以上のプロパティに関連付けてもよい。
【0250】
一実施形態では、リソースは、COTの内部にある、又はCOTの外部にある、又はCOTと部分的に重複する(すなわち、リソースの一部がCOTの内部にあり、リソースの一部がCOTの外部にある)と考えられてもよい。例えば、リソースがCOT中の残り時間内に終了する場合、リソースはCOTの内部にあってもよい。別の実施形態では、リソースは、本明細書で説明されるように、所与の間接番号又はその範囲のCOT中にあると見なされてもよい。又は
【0251】
更に別の実施形態では、リソースは、FBE(フレームベースの機器)又はLBE(負荷ベースの機器)であると見なされてもよい。具体的には、リソースは、FBEルールを使用したチャネルアクセス又はLBEルールを使用したチャネルアクセスを可能にするリソースとしてタグ付けされてもよい。WTRUは、上位層からの構成(例えば、RRC又はSIB構成)に基づいて、又はLCH構成(例えば、いくつかのLCHがFBEリソース上で送信されてもよい)に基づいて、このアクセスタイプを決定してもよい。
【0252】
WTRUは、COTが他のWTRUと(再)共有されることができる回数で(事前に)構成されるか、又は事前に決定されてもよい。上位層からの構成は、COTがx回以下で共有されることができることを構成してもよい。WTRUは、SCI又はCOT共有MAC CE中に、このCOTが共有された回数を、COT内の残り時間とともに含めてもよい。WTRUがx回目にCOTを取得する場合、WTRUは、他のWTRUへのCOT共有に関連付けられたSCI又はMAC CEを省略してもよい。あるいは、WTRUは、このCOTがもはや共有されることができないことを示す指示を(例えば、SCI又はMAC CEに)含めてもよい。WTRUは、それが取得されたx回目の送信の終了時にCOTの使用を停止してもよく、又はMCOTが行われるまでCOTを占有してもよい。
【0253】
一実施形態では、WTRUは、特定のタイミングで使用することができるサイドリンクデータリソースのサブセットで構成されてもよい。WTRUは、リソースに関連付けられたいくつかのタイミングオフセットにおいてのみチャネルを取得しようと試みてもよい。WTRUは、適用可能なオフセットに対応する、無線フレーム境界からの所与のスロットオフセット内で開始するリソースに対してのみLBTを選択及び実行するように構成されてもよい。WTRUは、無線フレーム内又はスロット内の可能なオフセットのサブセットを用いて構成されてもよい。LBT手順が失敗した場合、WTRUは、次の可能なオフセットでチャネルを取得しようと試みてもよい。
【0254】
WTRUは、構成値から、又は次の利用可能なリソースまでの時間として、オフセットを半静的に決定してもよい。代替的に、WTRUは、オフセットを動的に決定してもよい。動的な決定は、次に依存してもよい、すなわち、(1)TBに関連付けられたデータの優先度、(2)データが、高い優先度インデックスで構成された1つ以上のLCHから多重化されるかどうか、(3)データが、構成されたLCH又はDRBのサブセットから多重化されるかどうか、(4)WTRUのサブスクリプションタイプ、又は(5)TBのために選択されたHARQプロセスIDである。失敗したLBTの試みの後、WTRUは、オフセットをインクリメントするか、又は異なる開始オフセットを伴う異なるリソースを使用してもよい。
【0255】
WTRUは、LBTに失敗したTBを(再)送信しようと試みると、再送信時間期間を測定するために再送信タイマを開始してもよい。WTRUは、値NACKを伴うHARQ-ACKがHARQプロセスに対して決定された場合にのみ、再送信タイマを開始してもよい。WTRUは、再送信時間期間中にチャネルを取得しようと試みなくてもよい。タイマ又は時間期間の値は、上位層によって構成されてもよいか、又はチャネルを取得するために使用される前のLBTの試み又は選択されたタイミングオフセットに基づいて動的に変更されてもよい。
【0256】
WTRUは、リソースプールごと、SLキャリアごと、LBT帯域幅/サブ帯域ごと、又はMACエンティティごとに再送信タイマを維持し、再送信タイマを用いて構成されてもよい。一例では、WTRUは、所与のリソースプール上でのLBT失敗後にタイマを開始してもよい。あるリソースプールに関連付けられたタイマが動作している間、WTRUは、そのリソースプール上でTBを再送信又は送信するためのリソースを選択しなくてもよい。WTRUは、場合によっては、プールに関連付けられたタイマが動作していない場合、及び/又はHARQプロセスIDがリソースプールのために構成されている場合、及び/又はTBサイズがサポートされている場合、最後に選択されたリソースプールとは異なるリソースプール上でTBを(再)送信してもよい。
【0257】
WTRUは、COT内で、又はCOTの時間位置に対してリソースを優先順位付け/選択してもよい。WTRUは、利用可能なリソースのセットを決定してもよく、リソースのサブセットは、COT内のリソースを含んでもよく、他のリソースは、COT内になくてもよい。WTRUは、場合によっては本明細書のいくつかの条件下で、COT内のリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。例えば、送信に利用可能なデータが閾値優先度を上回る場合、WTRUは、COT内のリソースからのみ選択してもよい。そうでない場合、WTRUは、COT内からリソースを選択することを許可されてもよく、又はCOT内からリソースを選択しなくてもよい。例えば、測定されたCBRが閾値を上回る場合、WTRUは、COT内のリソースからのみ選択してもよく、又はCOT内のリソースの選択を優先してもよい。
【0258】
WTRUは、送信又は再送信から選択して実行するために複数のリソースが利用可能であると決定してもよい。
【0259】
WTRUは、COT中の残り時間に基づいて、リソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、残りのCOT時間の降順でリソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、リソースの開始時間及び/又は同じCOTにおける以前の送信のタイミングから示された(例えば、SCI若しくはシグナリングされた制御情報において)又は決定されたCOTにおける残り時間に基づいて、COTにおける最大の残り時間を伴うリソースを選択してもよい。
【0260】
WTRUはまた、TB送信を実行するために必要とされる時間に基づいてリソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、残りの時間が、所望のバッファリングされたビット、パケット当たりのビット数、又はTB中のビット数の送信をサポートすることができる場合にのみ、リソースを選択してもよい。WTRUは、許可のTBがTBサイズをサポートする場合にのみリソースを選択してもよい。TB送信基準を実行するために必要とされる時間を満たす複数のリソースの中で、WTRUは、最小の持続時間を伴うリソースを選択してもよい。
【0261】
WTRUはまた、送信レイテンシに基づいてリソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、(送信されるべきデータ、又はTBにおいて多重化されるデータに関連付けられたQoS要件から決定されてもよい)送信レイテンシを満たすリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、データに関連付けられたレイテンシバジェットの前に終了するCOTを有するリソース、及び/又は短いLBT期間の直後に開始するデータリソースを含むリソースを選択してもよい。
【0262】
WTRUはまた、RSSIに基づいてリソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、構成された、又は所定のRSSI又はCBR閾値を満たすリソースを選択してもよい。WTRUは、RSSIの降順によってリソースの選択に優先順位付けしてもよい。
【0263】
WTRUはまた、リソースに関連付けられた必要なLBTタイプ又は構成に基づいて、リソースの選択に優先順位付けしてもよい。例えば、WTRUは、LBTタイプ1、タイプ2、次いでタイプ4をその順序で必要とするリソースの選択に優先順位付けしてもよい。WTRUは、最小のCAPCを伴う、すなわち、CCAに対してより短い輻輳ウィンドウサイズを必要とするリソースの選択を優先してもよい。
【0264】
一実施形態では、WTRUは、利用可能なリソースのセットを決定してもよい。WTRUは、COTの開始又は終了から閾値数のスロット以下で生じるリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。代替として、WTRUは、チャネルを取得するために1つ以上のLBTタイプを必要とするリソースを選択又は優先順位付けしてもよく、チャネルを取得するために1つ以上の異なるLBTタイプを必要とするリソースを選択/優先順位付けしなくてもよい。WTRUは、現在のWTRU若しくは別のWTRUの送信(SCIにおいて検出されるような)、又は計画された送信(SCIにおけるフォワードルッキング情報に基づいて決定されるような)からのスロットの閾値数以下で発生するリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。WTRUは、例えば、測定されたCBRが閾値を上回る場合、送信に利用可能なデータが閾値優先度を上回る場合など、本明細書で言及される任意の条件に基づいて、現在のWTRU又は別のWTRUの送信からスロット数以下の間隔で離間されたリソースを選択又は優先度付けしてもよい。
【0265】
一実施形態では、WTRUは、利用可能なリソースのセットを決定してもよい。WTRUは、WTRUがすでにCOTを開始している場合、及び/又はリソース選択ウィンドウがCOTと重複する場合、COT内のリソースの送信を選択又は優先してもよい。WTRUは、測定されたCBRが閾値を上回る、及び/又は送信に利用可能なデータの優先度が閾値を上回るなど、本明細書の条件に基づいてそのようなことを実行してもよい。
【0266】
上記の実施形態では、ルールは、リソース選択を実行するWTRUによって開始されるCOTにのみ適用してもよい。代替的に、ルールは、任意の他のWTRUによって開始されたCOTに適用されてもよい。代替的に、ルールは、関連するWTRU(例えば、同じL2宛先IDに送信するWTRU、リソース選択を実行するWTRUとのユニキャストリンクを有するWTRU、リソース選択を実行するWTRUと同じグループの一部であるWTRUなど)、又はある数の間接レベル内のWTRUによって開始されるCOTに適用してもよい。
【0267】
一実施形態では、WTRUは、特定のCOTタイプに関連付けられたリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。一例では、WTRUは、送信に利用可能なデータがグループキャストに、場合によっては同じL2 IDに関連付けられているときにリソース選択を実行するために、グループキャストCOTに関連付けられたリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。例えば、WTRUは、場合によっては、送信に利用可能なデータがそのユニキャストリンクへの送信に関連付けられているときにリソース選択が開始されるときに、ユニキャストリンク中の任意のWTRUによって開始されたCOTに関連付けられたリソースを選択してもよい。
【0268】
別の例では、WTRUは、場合によっては本明細書で説明する特定の条件下で、間接の数が閾値を下回るリソースを選択又は優先順位付けしてもよい。別の例では、WTRUは、1つの条件下でFBEであるリソースを選択又は優先順位付けしてもよく、そうでない場合、LBEであるリソースを選択又は優先順位付けしてもよい(又はその逆も同じ)。そのような条件は、測定されたCBRに基づいてもよい。そのような条件は、データの優先度に基づいてもよい。そのような条件はまた、利用可能なデータとともに最高の優先度を有するLCHの特性に基づいてもよい。
【0269】
一実施形態では、WTRUは、COT情報に基づいてリソース選択のためのパラメータを決定してもよく、パラメータは、本明細書で説明される任意のパラメータを含んでもよい。COT情報は、リソースがCOT内にあるかどうか、リソースが関連付けられているCOTのタイプ、WTRU又は別のWTRUによるCOTの開始からの時間、WTRU又は別のWTRUの最後の送信からの時間など、リソースに関連付けられてもよい。
【0270】
WTRUは、リソースがCOT内で選択されるとき、RBの第1の最大数を選択してもよく、リソースがCOT外で選択されるとき、RBの第2の最大数を選択してもよい。WTRUは、そのようなリソースがFBEに関連付けられているときにのみ、周期的送信のためのリソースを選択してもよい。そうではない場合、リソース選択がワンショット送信のためにトリガされる場合、WTRUは、LBEに関連付けられたリソースからのみリソースを選択してもよく、又はFBE若しくはLBEに関連付けられたリソースからリソースを選択してもよい。
【0271】
WTRUは、リソースがLBEに関連付けられるとき、送信のために利用可能ないくつかの連続するスロットを有する要求されたものを使用してリソースを選択してもよく、リソースがFBEに関連付けられるとき、そのような要求を使用してもよい。WTRUは、構成及び/又は決定された利用可能なFBEリソースに基づいて、マルチショットリソース選択のためのリソース選択の許容可能な周期性を決定してもよい。
【0272】
WTRUは、COT持続時間に基づいて、(例えば、場合によっては単一のSCIにおいて示される)TBに対する再送信数の許容可能な数を決定してもよい。
【0273】
WTRUは、COT又はCOT構造に関連付けられた情報(例えば、CAPC、間接番号など)に基づいて、送信/再送信/選択されたリソース間の最大時間を決定してもよい。例えば、WTRUは、COT内で実行される再送信間の許容可能な時間で構成されてもよく、そのような許容可能な時間は、COTのためのCAPCに関連付けられる(別のWTRUによって開始されるCOTの一部として示されるか、又はCOTを開始するときにWTRU自体によって決定されるかのいずれかである)。WTRUは、COT内での送信のためのリソースを選択するときに、特定のCAPCについての再送信間の最大許容時間が守られることを保証してもよい。
【0274】
WTRUは、WTRUにおいてCOTを開始するリソース選択を実行するときに、リソース選択時に送信に利用可能なデータの優先度/CAPCに基づいて、送信/再送信/選択されたリソース間の最大時間を決定してもよい。具体的には、WTRUは、第1の優先度/CAPCのための第1の許容可能な時間、第2の優先度/CAPCのための第2の許容可能な時間などで構成されてもよい。
【0275】
WTRUは、WTRUがそれ自体のCOTを開始しているとき、連続した時間リソースを選択してもよい。一方、WTRUは、すでに開始された(それ自体によって、又は別のWTRUによってのいずれかで)COT内で送信しているとき、連続する時間リソースを選択することを要求されなくてもよい。(例えば、許可された、必要とされた)連続するリソースの数は、本明細書で説明する条件(例えば、CBR、CAPC、リソース選択をトリガしたデータの優先度、キャスト、SL測定など)に更に依存してもよい。
【0276】
WTRUは、選択されたリソースと、WTRU自体又は別のWTRUによる任意の実行/告知/計画された送信との間の時間差に基づいて、WTRUがCOTを共有しているとき、又はWTRUがすでに開始しているCOT内で送信しているとき、連続する時間リソースを選択してもよい。具体的には、連続送信の許容可能な数は、リソースとWTRUによる最後の送信(場合によっては同じCOT内の、又は場合によってはリソースが選択されるCOTではないCOTに関連付けられた)との間の時間/ギャップの関数としてもよい。
【0277】
上記の実施形態の1つの利点は、WTRUが、未認可スペクトル上での送信のために必要とされるLBTルールに基づいて選択されるリソースを使用して、未認可スペクトル上で送信を実行することを可能にすることである。例えば、WTRUが送信の前にCAT4 LBTを実行する必要がある可能性があるので、COTの開始のために連続リソースが必要とされてもよい。具体的には、LBTが第1のスロット上で失敗した場合、WTRUは、リソース選択中にも後続のスロットを選択しているので、依然として後続のスロットにおいて送信してもよい。COTを共有するために、WTRUは、短いLBTを実行してもよく、選択される必要がある(場合によっては連続する)リソースの数は、より小さくなる可能性がある。
【0278】
WTRUは、本明細書で言及される他の条件と組み合わせて、WTRUにおけるCOT構造、COT開始、LBTに関連付けられた条件に基づいて、リソース再選択をトリガしてもよい。具体的には、WTRUは、以下で説明されるイベント又は条件のいずれか又は組み合わせに基づいてリソース再選択をトリガしてもよい。
【0279】
1つの条件は、WTRUがLBTに、場合によっては連続した回数、又は場合によっては選択された(場合によっては連続した)リソースの数だけ失敗することであってもよい。別の条件は、WTRUが送信の目的で新しいCOTの開始に失敗することであってもよい。別の条件は、WTRUが別のWTRUによって開始されたCOTを共有することに失敗する(すなわち、WTRUが既存のCOT内の短いLBTに失敗する)ことであってもよい。
【0280】
別の条件は、WTRUが、別のWTRUによるCOTの開始を示すSCIを受信することであってもよく、場合によっては、そのようなCOTが、WTRUによってすでに選択されているリソースと重複する場合、場合によっては、そのようなCOTが、当該WTRUによってすでに選択されているリソースの前に発生する場合、場合によっては、当該WTRUが、それ自体のCOT開始を実行することを必要とする選択されたリソースを有する場合である。WTRUは、COTの開始に合わせて調整されたリソースを選択してもよい。COTが別のWTRUによって開始されたことを示すSCIを受信すると、WTRUは、これらのリソースの再選択をトリガして、すでに開始されたCOTにおける送信のための新しいリソースを選択してもよい。WTRUは、将来の送信のために選択されたいくつかのリソースを有してもよい。次いで、WTRUは、当該リソースと重複する別のWTRUによるCOTの開始を示すSCIを受信してもよい。当該WTRUに関与しないWTRUのグループによってCOTが使用される場合、当該WTRUは、プリエンプション/リソース再選択を実行して、その将来の予約済みリソースがCOTと重複しないことを確保してもよい。
【0281】
別の条件は、WTRUが、任意の既存の/開始されたCOTよりも高い/低い優先度のCAPCを伴う、送信のために利用可能なデータを有することであってもよい。別の条件は、送信に利用可能なデータが少なくとも特定の優先度であることであってもよい。例えば、リソース再選択は、データ優先度が閾値を上回る場合にのみ、上記の結果としてトリガされてもよい。別の条件は、測定されたCBRが閾値未満であることであってもよい。例えば、リソース再選択は、CBRが閾値を下回る場合のみ、上記の結果としてトリガされてもよい。
【0282】
一実施形態では、WTRUは、リソースが送信のために利用可能であるかどうかを決定するとき、フォワードブッキング信号において示されたリソース(すなわち、予約SCIの後のブッキング期間に生じる)並びにフォワードブッキングされたリソースの前及び/又は後に生じる他のリソース(複数可)の両方を、送信のために利用不可能であると見なしてもよい。そのような実施形態は、第1のTX WTRUが、LBTが成功するまで(又はリソースの最大数に達するまで)、(以前のSCIにおいて告知されたリソースに関連した)複数の可能な連続リソース上でLBTを試みることを可能にするが、第2のTX WTRUは、成功したLBTに続いて第1のTX WTRUによって使用されてもよい任意のリソースをそれ自体の送信のために選択することを回避してもよいという点で有利である可能性がある。
【0283】
一例では、第1のTX WTRUは、前のSCIによって直接示される将来の告知されたリソース上でLBTを開始してもよい。第1のTX WTRUは、成功した第1の送信の前の失敗したLBTの数にかかわらず、(第1の送信と比較して)将来の告知されたリソースのための計画された周期性を維持してもよい。代替的に、第1のTX WTRUは、第1の送信を実行するための失敗したLBTの数に依存する量だけ、第1の送信と第2の送信との間の計画されたギャップを変更してもよい。具体的には、第1のTX WTRUは、第2の送信に対する計画されたギャップを、場合によっては第1の送信についてLBTが失敗したスロットの数に等しいスロットの数だけ低減してもよい。第2のTX WTRU(利用可能なリソースを決定するために感知を実行するTX WTRU)として、第2のTX WTRUは、前のSCIによって示されたリソース、並びにリソース選択を実行するときに利用不可能であると見なされるいくつかの後続の(場合によっては連続する)スロットを仮定してもよい。
【0284】
別の例では、第1のTX WTRUは、それが第1の送信のためにLBTを最初に開始したスロットから常に期間T(すなわち、選択された周期性)の値である将来の(第2の)リソース上でLBTを開始してもよい。そのような例では、第1のTX WTRUは、SCI中に、将来のリソースにおける送信のためにLBTを開始してもよい、示された将来の(第2の)リソースの前のスロットの数の指示を含んでもよい。第2のTX WTRUは、示されたリソース、並びに示されたリソースより前のいくつかのリソース(そのようなリソースの数がSCIにおいて示される場合)が占有されていると見なされると仮定してもよい。加えて、第2のTX WTRUは、示されたリソースの後に占有されるべき時間リソース又はスロットの数を仮定してもよく、そのような数は、連続するスロットにおける可能なLBTの試みの総数から、受信されたSCIにおいて示されたスロット(すなわち、示されたリソースの前のスロット)の数を引いたものによって決定される。
【0285】
WTRUは、(場合によっては別のWTRUから受信された)COT情報及び/又はWTRU自体におけるLBT状態に関連付けられたトリガに基づいて、プリエンプション/再評価をトリガしてもよい。一例では、WTRUは、選択された及び/又は示されたリソースの前に(LBTを使用して)チャネルを取得することに失敗した場合、プリエンプション/再評価をトリガしてもよい。WTRUは、再評価を実行し、結果として送信のための新しいリソースを選択してもよい。
【0286】
別の例では、WTRUは、COTが別のWTRUによって開始されたことを示すSCIをWTRUが受信し、COTが当該WTRUにおいて選択されたリソースと重複する場合、プリエンプション/再評価をトリガしてもよい。WTRUは更に、COTに関連付けられたCAPCが、その(重複する)リソースを選択するために当該WTRUによって仮定されるCAPCとは異なる(例えば、より高い優先度、より低い優先度)場合、プリエンプション/再評価をトリガしてもよい。
【0287】
別の例では、WTRUは、COTが別のWTRUによって開始されたことを示すSCIをWTRUが受信した場合、プリエンプション/再評価をトリガしてもよく、COTは、選択されたリソースよりも早く発生してもよい。そのようなプリエンプション/再評価は更に、当該WTRUによって選択/予約されたリソースがCOTの開始を必要とする場合に(場合によっては、他方のWTRUによって開始されたCOTが当該WTRUによって共有されることができる間に)トリガされてもよい。そのような場合、WTRUは、受信されたSCIにおいて示されたCOT内のリソースのみを再選択してもよい。
【0288】
そのような実施形態の利点は、COTが(場合によっては別のWTRUによって)開始されたとWTRUが決定し、当該WTRUが(それ自体のCOT開始を実行するのではなく)送信のためにそのCOTを使用することができるときに、WTRUにおいて再選択を実行することであってもよい。
【0289】
WTRUは、マルチオケージョンサイドリンクデータ送信リソースを(例えば、モード1で)受信してもよく、(例えば、モード2で)選択してもよく、又はそれを用いて構成されてもよい。マルチオケージョンリソースは、LBTオケージョンが可能である、2つ以上の場合によっては連続するデータ送信オケージョンからなり、それによって、WTRUは、LBTが成功するまで、各オケージョンにおいてLBTを試みてもよい。LBTが成功すると、WTRUは、LBTを再び実行することなく、リソース中の残りのオケージョンに送信してもよい。各データ送信オケージョンに対して、WTRUは、LBTに失敗した同じTBを送信すること、又は異なるTBを送信することを試みてもよい。
【0290】
一実施形態では、COTを共有するWTRUは、1つのWTRU又は2つ以上のWTRUと共有されるマルチオケージョンリソースを示してもよく、それによって、共有WTRUは、リソースが開始及び/又は使用されることができる開始オケージョンを各共有WTRUにシグナリングする。そのような指示は、SCI又はMAC CEによって受信されてもよい。そのようなSCI又はMAC CEを受信すると、共有WTRUは、共有WTRUに対して示されたオケージョンに送信を開始する前に短いLBT(例えば、タイプ1又は2)を実行してもよく、又は共有WTRUの送信と共有WTRU開始時間との間のギャップが事前構成された閾値(例えば、タイプ1 LBTのギャップ)未満である場合、単にLBTなしで送信してもよい。共有WTRUは、COTにおける可能な残りの開始オケージョンを示してもよく、共有WTRUは、示されたオケージョンの中から、チャネルを取得するオケージョンをランダムに選択してもよい。
【0291】
WTRUは、モード1タイプスケジューリングによって基地局(例えば、gNB)からマルチオケージョンリソースを受信してもよい。基地局は、1つ以上のWTRUからのマルチオケージョンリソースをスケジュールしてもよい。基地局(例えば、gNB)は、適用可能な開始オケージョンを各WTRUに示してもよい。WTRUは、指示の開始オケージョンの前に、LBTなしで、又は短いLBTを用いて送信してもよい。
【0292】
モード2リソースプールは、マルチオケージョンリソースのためのいくつかのオケージョン及び開始時間で構成されてもよい。WTRUは、マルチオケージョンバンドル内の第1のオケージョンのタイミングからHARQプロセスを決定してもよい。WTRUは、LBTが成功するまで、同じHARQプロセスを使用し続けてもよい。LBTが成功すると、WTRUは、HARQプロセスをインクリメント又は変更してもよい(例えば、WTRUが送信する更なるデータを有する場合)。
【0293】
一実施形態では、マルチオケージョンリソースは、複数のリソースプールを含んでもよく、それによって、各オケージョンは、1つ以上のリソースプールに関連付けられてもよい。WTRUは、LBTがあるオケージョンに失敗した場合、WTRUが次のオケージョンにLBTを試みるように、リソースホッピングパターンで構成されてもよく、これは、異なるリソースプールに関連付けられてよい。
【0294】
モード2においてマルチLBTオケージョンを選択するWTRUは、それ自体の送信のために複数のリソースを選択してもよい。マルチLBTオケージョンリソースは、連続又は非連続スロット中に同じ周波数リソースを含んでもよい。代替的に、マルチLBTオケージョンリソースは、同じ又は異なるスロット中に異なる周波数リソースを含んでもよい。
【0295】
WTRUは、その最初の送信のために複数のリソースを選択し、その後、その再送信のためにリソースの単一のセットのみを選択してもよい。代替的に、WTRUは、初期送信のために複数のリソースを選択し、並びに、その初期送信の各リソースに対して、各再送信に対し複数のリソースを選択してもよい。WTRUが各初期送信リソースに対して単一の再送信リソース(セット)を選択するか、又は複数のそのようなものを選択するかは、WTRUがマルチLBTオケージョン選択を使用するかどうかに対して以下で説明する同じ条件に依存してもよい。例えば、WTRUが各初期送信リソースに対して単一の再送信リソース(セット)を選択するかどうかは、送信と再送信リソースとの間の時間、再送信リソースのために必要とされるLBTタイプ、又は選択されたリソースがCOT内で発生するかどうかに依存してもよい。
【0296】
別の実施形態では、WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースのいずれかにおいて初期送信又は再送信を実行してもよい。具体的には、マルチLBTオケージョンSLリソース上でのLBTが成功すると、WTRUは、初期送信を実行し、その後、マルチLBT送信リソースの残りのリソースにおいて再送信を実行してもよい。WTRUは、成功したLBTの後に残りのリソース上での送信のためにLBTが必要とされない(又は異なるLBTタイプが必要とされる)と更に仮定してもよい。
【0297】
モード2 WTRUは、ある特定の条件に基づいてマルチLBTオケージョンSLリソースの選択を実行してもよい。具体的には、モード2 WTRUは、以下のいずれか又は組み合わせが満たされることに基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。
【0298】
モード2 WTRUは、リソース選択が未認可動作に関連付けられたリソースプール上で実行されることに基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、WTRUは、SL未認可に関連付けられたリソースのプール上で選択が実行される場合、マルチLBTオケージョンSLリソースを選択してもよく、リソースのプールが非共有スペクトル(非未認可スペクトル)上にあるとき、そのような選択を実行しなくてもよい。
【0299】
モード2 WTRUは、選択されたリソースがCOT中で発生するかどうかに基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、WTRUは、選択されたリソース(例えば、第1の選択されたリソース)がCOT外で発生する場合、マルチLBTオケージョンSLリソースを選択してもよく、そうでない場合、WTRUは、マルチLBTオケージョンSLリソースを選択しなくてもよい(すなわち、選択されたリソースがCOT中で発生する場合)。例えば、選択された再送信リソースが、初期送信リソースのいずれかによって開始されるCOT内で発生する場合、WTRUは、初期送信リソースに対して単一の(セットの)再送信リソースを選択してもよい。そうでない場合、WTRUは、各再送信に対して複数の(例えば、マルチLBRTオケージョン)SLリソースを選択してもよい。
【0300】
モード2 WTRUは、送信を実行するために必要とされるLBTのタイプに基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、WTRUは、送信が特定のLBTタイプ(例えば、タイプ1 LBT、タイプ2 LBT)を必要とする場合、マルチLBTオケージョンSLリソースの選択を実行してもよく、そうでない場合、レガシーリソース選択を実行してもよい。
【0301】
モード2 WTRUは、送信されるべきデータの優先度に基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、WTRUは、送信に利用可能なデータの優先度が閾値を上回る場合、マルチLBTオケージョンSLリソースの選択を実行してもよく、そうでない場合、レガシーリソース選択を実行してもよい。
【0302】
モード2 WTRUは、送信と再送信との間の時間に基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、選択された送信と再送信との間の時間が閾値を下回る場合、WTRUは、マルチLBTオケージョンに関連付けられた初期送信リソースの全てについて単一の(セットの)再送信リソースのみを選択してもよい。
【0303】
モード2 WTRUは、測定されたCBR、又はSLの任意の輻輳メトリックに基づいて、各初期送信リソースに対してマルチLBTオケージョン及び/又は再送信リソースの数の選択を実行することを決定してもよい。例えば、WTRUは、測定されたCBRが閾値を下回る場合、マルチLBTオケージョンSLリソースの選択を実行してもよく、そうでない場合、レガシーリソース選択を実行してもよい。
【0304】
WTRUは更に、マルチLBTオケージョンにおけるリソースの数及び/又はパターンを決定するためのルール及び/又はパラメータを用いて構成されてもよい。WTRUは、マルチLBTオケージョンのために選択されてもよい最大数のリソース(すなわち、単一スロットリソース)で構成されてもよい。WTRUはまた、マルチLBTオケージョンの各/任意の単一のスロットリソース間の最小/最大数のスロットで構成されてもよい。WTRUはまた、リソース選択ウィンドウの開始/終了、又はマルチLBTオケージョンの開始が生じる可能性のある、リソース選択の瞬間からの最大時間を用いて構成されてもよい。WTRUはまた、マルチLBTオケージョンの一部であることができる最小/最大数の周波数リソースで構成されてもよい。WTRUは、以下の組み合わせに基づいて、上記のルール及び/又はパラメータのいずれかを決定してもよい。
【0305】
WTRUは、感知結果に基づいて、マルチLBTオケージョンにおけるリソースの数及び/又はパターンを決定してもよい。例えば、WTRUは、本明細書の他の要因に基づいて、いくつかのリソース(例えば、最大まで)を選択してもよい。しかしながら、感知結果が、そのような数のリソースが感知結果に基づいて利用可能でないことを示す場合、WTRUは、より少ない数のリソースを選択してもよい。具体的には、WTRUは、感知結果によって提供される利用可能性情報に基づいて、許可された場合、最大数までのリソースを選択してもよい。
【0306】
WTRUは、優先度/QoSに基づいて、マルチLBTオケージョンにおけるリソースの数及び/又はパターンを決定してもよい。例えば、WTRUは、送信に利用可能なデータの優先度/QoSに依存するいくつかのリソースを選択してもよい。
【0307】
WTRUは、COT情報に基づいて、マルチLBTオケージョンにおけるリソースの数及び/又はパターンを決定してもよい。例えば、WTRUは、リソースがCOT(例えば、別のWTRUによって開始される)内にあるかどうか、及び/又はCOT情報(例えば、CAPC)に基づいて、マルチLBTリソースのリソース間の許容可能な時間を決定してもよい。
【0308】
WTRUは、CBRに基づいて、マルチLBTオケージョンにおけるリソースの数及び/又はパターンを決定してもよい。例えば、WTRUは、所与の測定されたCBRのためのマルチLBTオケージョンに関連付けられた最大数のリソースで構成されてもよい。
【0309】
WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースの1つ以上の単一のリソース上でLBTに失敗する可能性がある。そのような場合、WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースの次のリソース上でLBTを開始又は継続してもよい。リモートWTRUは、LBTが成功するまで、又はWTRUがマルチLBTオケージョンリソース中のリソースの各々に対するLBTの試みを使い果たすまで、マルチLBTオケージョンリソースの各後続のリソースに対してLBTを実行してもよい。
【0310】
WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースのリソースのうちの1つでLBTが成功すると、以下のいずれか又は組み合わせを実行してもよい。
【0311】
WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースのリソースのうちの1つ上でLBTが成功すると、成功したLBTに関連付けられたリソース上で送信を実行してもよい。具体的には、WTRUは、成功したLBTに続いて、リソース上で初期送信を実行してもよい。WTRUは、本明細書で説明される条件に基づいて、成功したLBTに続いてリソース上で初期送信を実行することができるかどうか、又は後続のリソース(必ずしも成功したLBTの直後のリソースである必要はない)を選択すべきかどうかを更に決定してもよい。具体的には、WTRUは、保留中のデータ送信の優先度が閾値を上回る場合、CBRが閾値を下回る場合、リソースが利用可能であることを感知結果が示す場合、又はそれらの任意の組み合わせの場合、又は本明細書で説明される他の要因とともに、成功したLBTに続いて第1のリソースにおいて送信を実行するかどうかを決定してもよい。
【0312】
WTRUは、マルチLBTオケージョンリソースのリソースのうちの1つ上でLBTが成功すると、成功したLBTに関連付けられた後続のリソース上で送信を実行してもよい。具体的には、WTRUは、送信を開始するマルチLBTオケージョンリソースに関連付けられた残りのリソースのうちの1つを選択してもよく、選択されたリソース上で送信を開始してもよい。WTRUは、次に基づいてリソースを選択してもよい。
【0313】
WTRUは、優先度に基づいてリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、送信を開始するための成功したLBTに続いて、優先度/QoSとリソースとの間のマッピングを用いて(事前に)構成されてもよい。具体的には、より高い優先度の送信を伴うWTRUは、マルチLBTリソースの残りのリソースにおいて直ちに(又はより早く)送信を開始してもよく、より低い優先度の送信を伴うWTRUは、成功したLBTに続いてより遅く送信を開始してもよい。
【0314】
WTRUは、残りのPDBに基づいてリソースを選択してもよい。WTRUは、残りのPDBに基づいて、成功したLBTに続いて残りのリソースにおいてどのリソースで送信を開始するかを決定してもよい。例えば、残りのPBDが小さいほど、WTRUはより早く送信を開始してもよい。WTRUは、成功したLBTに続く送信の開始のためのリソースを(ランダムに、又は本明細書の他のルールに基づいて)選択してもよく、これは、送信及び場合によっては後続の再送信が、PBDが満了する前に実行されることを確保する。
【0315】
WTRUは、ランダムルール又は確率的ルールに基づいてリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、マルチLBTオケージョンの残りのリソースのうちの1つからランダムに選択してもよく、それは、送信を開始するための他の基準のいずれかを更に満たす可能性がある。WTRUは、マルチLBTオケージョンの残りのリソースのいずれかで送信を開始する確率(本明細書の他の要因に依存するか、又はそれによって決定されてもよい)で構成されてもよい。
【0316】
WTRUは、HARQフィードバックタイムラインに基づいてリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、送信及び再送信のためのリソースの選択中にWTRUによって選択されたHARQタイムラインを守る送信を開始するための成功したLBTに続いて、残りのリソース中のリソースを選択してもよい。
【0317】
WTRUは、感知結果に基づいてリソースを選択してもよい。例えば、WTRUは、WTRUが他のSL WTRU送信を(すなわち、SCIにおいて)検出するかどうかに基づいて、マルチLBTオケージョンリソースのリソースのうちの1つにおいて送信するかどうかを決定してもよい。WTRUは、LBTの開始時に、又はLBTの成功時に、連続的な部分的な感知動作を開始してもよい。WTRUは、リソースが利用可能であることを連続的な部分的な感知が示すマルチLBTリソースの第1のリソースにおいてのみ送信を開始してもよい。
【0318】
WTRUは、成功したLBTに続いて、マルチLBTリソースの複数のリソース上で送信を実行してもよい。例えば、WTRUは、成功したLBTから開始して、マルチLBTリソースの複数の(場合によっては時間的に連続する)リソース上で送信を実行することを決定してもよい。WTRUは、以下のいずれか又は組み合わせに基づいて、複数の送信を実行するかどうか、及び後続の再送信の数を決定してもよい。
【0319】
WTRUは、送信の優先度/QoSに基づいて、複数の送信を実行するかどうか、及び後続の再送信の数を決定してもよい。例えば、WTRUは、TBの優先度が閾値を上回る場合、送信及び再送信のための成功したLBTの後に残りのリソースのうちの複数を使用することを許可されてもよい。
【0320】
WTRUは、後続のデータの優先度/QoSに基づいて、複数の送信を実行するかどうか、及び後続の再送信の数を決定してもよい。例えば、WTRUが、閾値を上回る優先度、又は第1の送信に対する何らかの優先度(例えば、少なくとも第1の送信と同じ優先度、第1の送信よりも低いある優先度以下)を伴う送信のための追加のデータを有する場合、WTRUは、成功したLBT後の第1の送信に続いて、後続のリソースを使用することを許可されてもよい。
【0321】
WTRUは、CBRに基づいて、複数の送信を実行するかどうか、及び後続の再送信の数を決定してもよい。例えば、WTRUは、CBRが閾値未満である限り、マルチLBTリソースの後続のリソースを使用することを許可されてもよい。使用されることができるマルチLBTリソースの後続のリソースの数は、測定されたCBRに依存してもよい。
【0322】
WTRUは、複数の送信を実行すべきかどうか、及び計画された/許可された再送信の数に基づいて後続の再送信の数を決定してもよく、例えば、WTRUは、成功したLBTに続いてマルチLBTリソースにおいて最初に送信されたTBに関連付けられている可能性がある再送信を計画している場合、後続のリソースを使用してもよい。
【0323】
WTRUは、それがリソースを維持してもよいこと、又は次のリソース上で送信を実行してもよいことを(例えば、SCIにおいて)示してもよい。WTRUは、初期送信若しくは再送信のために次のリソースを使用することを決定するかどうか、及び/又はそのような(再)送信の優先度を更に示してもよい。
【0324】
WTRUは、LBTの実行を継続するか、又はより短いLBTを実行してもよい。例えば、マルチLBTオケージョンにおける成功したLBTに続いて、WTRUが、(本明細書における条件に基づいて決定されるように)成功したLBTの後のいくつかのスロットで送信を実行することを決定した場合、WTRUは、LBTを実行し続けてもよく、又は、マルチLBTオケージョンのための第1の成功したLBTに続く実際の送信のために選択されたリソースの前に短いLBTを実行してもよい。例えば、LBTのタイプは、第1の成功したLBTと、マルチLBTオケージョン内の送信の選択されたリソースとの間の時間に更に依存してもよい。具体的には、WTRUが、第1の成功したLBTの直後に、又は第1の成功したLBTの後に最大N個のスロットを送信することを決定する場合、WTRUは、短いLBTなしで送信してもよい。
【0325】
WTRUは、マルチLBTオケージョンにおいて選択されたリソースを取得することに関連付けられた失敗時に回復手順を実行するように構成されてもよい。WTRUは、一般にLBTに関連する任意の失敗時に(例えば、1つ又はいくつかの失敗したSL LBTの後に)回復手順を実行するように構成されてもよい。このような回復手順は、以下のいずれであってもよい。
【0326】
回復手順は、リソース及び/又はキャリア再選択を実行することであってもよい。回復手順はまた、UL送信を実行し、場合によっては基地局(例えば、gNB)に失敗を通知してもよい。回復手順はまた、SL RLFを宣言することであってもよい。回復手順はまた、FBEリソース上で送信を開始することであってもよい。回復手順はまた、RRC接続を開始することであってもよい。
【0327】
回復手順を実行するためのトリガは、マルチLBTリソースの特性に関連付けられてもよい。WTRUは、マルチLBTオケージョンのための利用可能なリソースの適切なセットを選択するために、リソース選択の失敗時に(場合によっては、連続した回数、又は時間ウィンドウ内の回数)、回復手順をトリガしてもよい。適切な数の利用可能なリソースは、リソース選択ウィンドウ内で少なくともN個の連続する単一スロットリソースを見つけることを含んでもよい。
【0328】
WTRUは、マルチLBTオケージョンに関連付けられたリソースの全てに対するLBT失敗時に、回復手順、場合によっては連続した回数、又はウィンドウ内の回数をトリガしてもよい。
【0329】
WTRUは、マルチLBTオケージョン中にチャネルを取得するのに失敗したこと、又はマルチLBTオケージョン中にチャネルを成功裏に取得したが、次を有することに関連付けられた1つ又は複数のイベント(例えば、連続した数のイベント、又は構成された時間ウィンドウ内で発生するいくつかのイベント)の際に、回復手順をトリガしてもよい、すなわち、(1)閾値を下回ったオケージョン内に残っているリソースの数、(2)リソースが利用不可能であることを示す感知結果に起因して、送信若しくはいくつかの再送信を実行しないこと、並びに/又は(3)成功したイベントに関連付けられた構成された量若しくは所望の量を下回る、マルチLBTオケージョン内の送信及び/若しくはいくつかの再送信を実行することである。
【0330】
WTRUは、許可に関連付けられる可能性のある、COT情報に固有のルール/制限(例えば、LCP制限)を使用して、SL上での送信のためにデータ多重化を実行してもよい。そのような制限は、COT又はCOT関連情報に結び付けられる、本明細書における任意のプロパティに関連してもよい。WTRUは、別のWTRUからの明示的な送信からCOTに関する情報(すなわち、ピアWTRUによって提供されるCOTに関する情報要素)を決定してもよい。WTRUは、代替的又は追加的に、送信自体からCOTに関する情報(例えば、キャストタイプ、L2 ID、MCR、又はサイドリンク送信に含まれる任意の他の情報など)を決定してもよい。例えば、WTRUは、COTの存在を識別してもよく、1つの(例えば、第1の)又はCOTで発生する任意の送信に関連付けられたこれらのパラメータのいずれかを決定することによって、キャストタイプ、L2 ID、MCRなどをCOTに関連付けてもよい。
【0331】
具体的には、LCP制限は、L2宛先IDの選択及び/又はサイドリンク上での送信のための論理チャネルの選択中に、WTRUによって実行されてもよい。そのLCP制限は、許可に関連付けられた以下のプロパティのいずれかに関連してもよい、すなわち、
【0332】
LCP制限は、許可が既存のCOT内にあるかどうか(すなわち、WTRUによるCOTの作成に関連付けられているかどうか)に関連してもよい
【0333】
LCP制限は、許可がCOT内にあるかどうか、COTがWTRU自体によって開始されたか、又は別のWTRUによって開始されたかどうかに関連してもよい。
【0334】
LCP制限は、許可がCOT内にあるかどうか、COTがユニキャスト/グループキャスト/ブロードキャスト送信によって開始されたかどうかに関連してもよい。
【0335】
LCP制限は、許可がCOT内にあるかどうか、送信がCOTを開始したWTRUのソース/宛先L2 IDに関連してもよい。
【0336】
LCP制限は、許可がモード1許可であるか又はモード2許可であるかに関連してもよい。
【0337】
LCP制限は、許可がCOT内にあるかどうか、COT長さ、残りのCOT長さ、又はCOTと許可自体との間の任意の時間関係に関連してもよい。
【0338】
LCP制限は、許可がCOT内にあるかどうか、COT内ですでに実行されたSL送信の数、他のWTRU又はWTRU自体の送信に基づいてCOT内で測定されたチャネルの占有率(CR、CBR、又は予約/使用されたサブチャネルの数)に関連してもよい。
【0339】
LCP制限は、その内に許可が存在するCOTのCAPCに関連付けられてもよい。例えば、WTRUは、そのデータのCAPCが、WTRUが共有しようとしているCOTに関連付けられたCAPCよりも高い優先度である限り、あるLCHのデータを多重化することを許可されてもよい。
【0340】
例えば、WTRUは、別のWTRUによって開始されたCOT内でCAPCを受信してもよい。WTRUは、許可に多重化される可能性のあるLCHの選択を、CAPCに関連する優先度を有するLCHに制限してもよく、例えば、CAPCに関連付けられた許可された優先度のリスト、CAPCに基づいて決定される閾値を上回る優先度、及び/又は優先度が、CAPCの優先度に対して何らかの関係(例えば、よりも低いある数のレベル以上である、それよりも小さくない)を有する。
【0341】
LCP制限は、WTRUによって開始されるCOTにおける許可に関連付けられてもよく、又は別のWTRUと共有されてもよい。例えば、WTRUは、ある優先度又は優先度範囲のデータを、COTを開始するために使用される許可、WTRUがCOTを共有する許可、及びWTRUがすでに開始したCOT上でWTRUが送信する許可に多重化することを許可されてもよく/許可されなくてもよい。更に、3つの場合の各々の組み合わせが可能である。例えば、WTRUは、WTRUがそれ自体のCOTを開始する及び/又は開始した許可において、閾値よりも高い/低い優先度を伴うデータを多重化することを許可されてもよい。
【0342】
例えば、WTRUは、別のWTRUによって開始されるCOT内の許可のための第1の優先度制限ルール、及びそのWTRU自体によって開始されるCOTのための第2の優先度制限ルールを用いて構成されてもよい。例えば、許可が別のWTRUによって開始されたCOT内に入る場合、送信WTRUは、COT情報において示された優先度/CAPCと少なくとも同じ高さの優先度を伴うLCHのみを選択してもよい。許可が、WTRU自体によって開始されるべきCOT内に入る場合、WTRUは、COTに多重化するために任意のLCH優先度を選択してもよい。
【0343】
別の例では、WTRUは、そのWTRUによってすでに開始されたCOT内にある許可に対する、COTの開始をもたらすCOT内の許可に対する第1の優先度制限ルールを用いて構成されてもよい。例えば、許可が、WTRU自体によって以前に開始されたCOTに入る場合、WTRUは、LCHを制限してもよい/しなくてもよい、又はCOTを開始するために使用した許可に関連付けられた制限とは異なる優先度制限を使用してもよい。
【0344】
LCP制限は、COTに結び付けられたプロパティに関連付けられてもよく、及び/又はCOTを開始した許可において送信されるデータに関連付けられてもよく、そのようなプロパティは、キャストタイプ、宛先ID、優先度、WTRUグループ、遅延、PDB、又は本明細書で説明される任意の他のSLプロパティであってもよい。例えば、WTRUは、COT内で発生する許可において特定のキャストタイプのデータを多重化することを許可されてもよく、そのようなケースタイプは、COTに関連付けられたキャストタイプ(例えば、COTにおける情報に含まれる)又はCOTを開始した許可において使用されたキャストタイプによって決定される。具体的には、COTが特定のキャストタイプのために使用されると、COTはそのキャストタイプのために使用され続ける必要がある。更に、制限は、キャストタイプ自体に依存してもよい。例えば、ユニキャスト送信によって開始されたCOTを共有しているWTRUは、COTを開始したWTRUのL2ソースIDと同じであるL2宛先IDのみを選択してもよい。例えば、ブロードキャスト送信によって開始されたCOTを共有しているWTRUは、(場合によっては、COTを開始した同じL2 IDの)グループキャスト又は任意のユニキャスト送信のいずれかに関連付けられたL2 IDを選択してもよい。例えば、ブロードキャスト送信によって開始されるCOTを共有しているWTRUは、COTを共有する送信のために任意のL2 IDを選択してもよい。
【0345】
例えば、WTRUは、COT内で発生する許可において特定のL2 IDのデータを多重化することを許可されてもよく、そのようなケースタイプは、COTに関連付けられたL2 ID(例えば、COTにおける情報に含まれる)又はCOTを開始した許可において使用されたL2 IDによって決定される。具体的には、COTが特定のL2 IDのために使用されると、COTはそのL2 IDのために使用され続ける必要がある。具体的には、グループキャスト/ブロードキャスト送信によって開始されたCOT内で発生する保留中の許可を伴うWTRUは、COTを開始した送信のL2 IDと同じである、その許可上での送信のためのL2 IDを選択してもよい。
【0346】
LCP制限は、本明細書で説明されるように、COTに関連付けられた間接番号に関連付けられてもよい。例えば、WTRUは、ある間接番号又は間接番号のセットのCOT内で発生する許可に多重化することができる/できないLCHのセットを用いて構成されてもよい。例えば、WTRUは、ある間接番号又は間接番号のセットのCOT内で発生する許可に多重化することができる/できない1つ以上のキャストタイプを用いて構成されてもよい。
【0347】
LCP制限は、送信のモード(すなわち、モード1対モード2)に関連付けられてもよい。例えば、COTは、COTを開始するときにWTRUによって使用されたリソース選択モードを表す可能性のある、モード(すなわち、モード1又はモード2)に関連付けてもよい。WTRUは、送信自体の中の情報から、COTを開始するために使用された送信のモードを決定してもよい。COTを開始するWTRUは、COTを開始するために使用される動作モード(モード1又はモード2)を含んでもよい。WTRUは、モード1及び/又はモード2に関連付けられたCOTにおいて多重化することができる/できないLCHのセットで構成してもよい。
【0348】
LCP制限は、送信のために利用可能なデータ及び/又はCOTを開始した送信のMCRに関連付けられてもよい。例えば、WTRUは、COTがMCRを伴う/伴わない送信によって開始されたかどうかに基づいて、許可において多重化される論理チャネルに対する許容可能なL2宛先ID、LCH優先度、又は他の制限を決定してもよい。例えば、送信によって開始されたCOTをMCRと共有するWTRUは、COTを開始した送信のL2 IDに一致するL2 IDのみを選択してもよい。そうではなく、COTがMCRなしの送信で開始された場合、WTRUは、任意のL2 IDを選択してもよい。
【0349】
別の例では、WTRUは、許可を使用するWTRUが、COTを開始した送信のMCRの内側/外側に位置するかどうかに基づいて、許可において多重化される論理チャネルに対する許容可能なL2宛先ID、LCH優先度、又は他の制限を決定してもよい。例えば、WTRUが、COTを開始した送信に関連付けられたMCRの内部に位置する場合、WTRUは、COTを共有している許可のための任意のL2 ID及び/又はLCH優先度を選択してもよい。そうではなく、WTRUが、COTを開始した送信に関連付けられたMCRの外側に位置する場合、WTRUは、同じL2 IDの選択、及び/又は許可に多重化されることができるLCH優先度の制限(例えば、COTに関連付けられたCAPC以上の優先度を伴うLCHのみ)に制限されてもよい。
【0350】
別の例では、WTRUは、COTを開始した送信のMCRが閾値を上回る/下回るかどうかに基づいて、許可において多重化される論理チャネルに対する許容可能なL2宛先ID、LCH優先度、又は他の制限を決定してもよい。例えば、WTRUは、閾値MCRを構成してもよく、又は(例えば、本明細書で説明される他の要因に基づいて)閾値MCRを決定してもよい。PDUのMCRが閾値を上回る場合、WTRUは、任意の優先度を伴う論理チャネルを含むことを許可してもよい。MCRが閾値未満である場合、WTRUは、CAPCに等しい優先度、又はCAPCを決定する優先度を伴う論理チャネルのみを含んでもよい。
【0351】
更に、WTRUは、上述の3つの組み合わせのいずれかに基づいて、許可において多重化される論理チャネルに対する許容可能なL2宛先ID、LCH優先度、又は他の制限を決定してもよい。
【0352】
LCP制限は、COT内のSLリソースの占有に基づいてもよい。例えば、WTRUは、COT内のSLリソースの測定された占有率に基づいて、許容可能な宛先L2 ID、LCH優先度、又は他の制限を決定してもよい。例えば、場合によってはCOT内のチャネルの占有率が低い(例えば、閾値未満である)と決定された場合、WTRUは、COTを共有するときに、より低い優先度(例えば、閾値未満、COTのCAPC未満など)を伴うLCHを含んでもよい。代替的に、場合によってはCOT内のチャネルの占有率が高い(例えば、閾値を上回る)と決定された場合、WTRUは、高い優先度(例えば、閾値を上回る、COTのCAPCを下回るなど)を伴うLCHのみに制限されてもよい。
【0353】
COTを開始したノードに関連付けられたLCP制限。例えば、WTRUは、基地局(例えば、gNB)によって、又は別のWTRUによって開始されるCOTにおいて生じる許可に多重化することができる/できないLCHのセットを用いて構成されてもよい。例えば、WTRUは、別のWTRUによって開始されるCOTに対して第1のLCP制限ルールを使用してもよく、基地局(例えば、gNB)によって開始されるCOTに対して第2のLCP制限ルールを使用してもよい。
【0354】
WTRUは、同等の優先度、同等のデータ/制御タイプ、又は同様のもののみに関連するデータを含むようにLCP制限を適用することを決定してもよい。そのような実施形態は、PDUが高優先度データを含むときに、WTRUが低優先度CAPCを(低優先度データがPDUに含まれることに起因して)選択する場合を回避するために使用してもよい。一例では、WTRUは、最小優先度と最大優先度との間の差を閾値未満に制限してもよい。一例では、WTRUが、閾値よりも大きい優先度を伴うデータ又は制御を含む場合、WTRUは、閾値よりも小さい優先度を伴う任意のデータ又は制御を含むことができない。一例では、WTRUは、PDUに一緒に含めることができる優先度の組み合わせのセットで(事前)構成されてもよい。一例では、WTRUは、PDUがMAC CE又はDRBを含むとき、LCP制限を適用してもよい。本明細書のそのような実施形態では、優先度は、LCH優先度、L1優先度、又は直接CAPCを指すことができる。
【0355】
WTRUは、本明細書で識別されるように、SL係数又は送信のタイプに基づいて、LCP制限(例えば、上記のLCP制限のいずれか)を適用するかどうかを決定してもよい。例えば、WTRUは、第1のリソース割り当てモード(例えば、モード1)に対してLCP制限を適用し、第2のリソース割り当てモード(例えば、モード2)に対してLCP制限を適用しなくてもよい。
【0356】
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。加えて、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
【国際調査報告】