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特表2024-541014AMF、NG-RANノード、AMFの方法およびNG-RANノードの方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】AMF、NG-RANノード、AMFの方法およびNG-RANノードの方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20241029BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20241029BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20241029BHJP
   H04W 92/14 20090101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W48/18
H04W28/084
H04W88/14
H04W92/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524753
(86)(22)【出願日】2022-10-27
(85)【翻訳文提出日】2024-04-24
(86)【国際出願番号】 JP2022040217
(87)【国際公開番号】W WO2023080057
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111050760
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】
R2-2108928によって開示されるシステム設計は、基本的な5GSネットワーク構造で機能する。他方、3GPP仕様書に従って利用可能な5GSの多数の変形が存在する。R2-2108928によって開示されるシステム設計は、3GPP仕様書に従って利用可能な5GSの変形を考慮していないため、R2-2108928によって開示されるシステム設計が変形において機能しない場合が存在する。
【解決手段】
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信し、前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信し、前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信し、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信し、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項2】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する、
次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法。
【請求項3】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信し、
前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【請求項4】
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信し、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信し、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項5】
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信し、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する、
次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法。
【請求項6】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する、
マスタノード(Master Node)(MN)の方法。
【請求項7】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信し、
前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む、
マスタノード(Master Node)(MN)の方法。
【請求項8】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信し、
前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【請求項9】
第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信し、
マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信し、
前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【請求項10】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信する手段と、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信する手段と、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項11】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、
を備える、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノード。
【請求項12】
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信する手段と、
前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【請求項13】
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信する手段と、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信する手段と、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項14】
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信する手段と、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、
を備える、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノード。
【請求項15】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する手段
を備える、マスタノード(Master Node)(MN)。
【請求項16】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信する手段を備え、
前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む、
マスタノード(Master Node)(MN)。
【請求項17】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信する手段と、
前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【請求項18】
第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信する手段と、
マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信する手段と、
前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法、マスタノード(Master Node)(MN)の方法、AMF装置、NG-RANノード、UE、並びにMNに関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP RAN WG2#115-e meetingにおいて、R2-2108928、LS on Slice list and priority information for cell reselection(非特許文献2)が合意された。この文書は、以下の技術的態様を開示する。
【0003】
以下の情報は、セル再選択の評価用にUE ASにおいて使用される。
【0004】
-スライスをサポートする周波数の各々のスライス固有の絶対優先度(「スライスインフォ(Slice Info)」)
【0005】
UEは、RRCシグナリング(システム情報及び/又は専用RRCシグナリング)を使用してスライスインフォを受信する
【0006】
-セル再選択用にスライス優先度を有するスライスのリスト。
【0007】
スライス優先度を有するスライスのリストに関して、UEアクセス層(Access Stratum)(AS)は、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEに移るときに/移る前に、並びにUEがRRC_IDLE/RRC_INACTIVEである間にリスト及び/又は優先度が変化するときに、リストに含まれるスライスの各々についてスライス優先度を含むリストをNASから受信すると考えられる。
【0008】
このセル再選択の評価は、以下の設計原理に基づいて設計される。
【0009】
-各スライスについての周波数優先度のマッピング(スライス->周波数->周波数の各々の絶対優先度)は、UEに提供される。
【0010】
-スライスの各々についての周波数優先度のマッピング(スライス->周波数->周波数の各々の絶対優先度)は、ブロードキャストシグナリング及び専用シグナリングの両方を使用してUEに提供されることが認められた「スライスインフォ」の一部である。
【0011】
加えて、スライスグループ概念(Slice Group concept)も開示されており、ここで、スライスグループは、1つ又は複数のスライスで構成されており、1つのスライスは、1つの唯一のスライスグループに属し、各スライスグループは、スライスグループ識別子によって一意に識別される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP RAN WG2#115-e meeting R2-2108928: "LS on Slice list and priority information for cell reselection". (2021-08)
【非特許文献3】3GPP TS 38.413: "NG-RAN; NG Application Protocol (NGAP)". V16.7.0 (2021-10)
【非特許文献4】3GPP TS 23.251: "Network sharing; Architecture and functional description". V16.0.0 (2020-07)
【非特許文献5】3GPP TS 36.300: "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2". V16.6.0 (2021-06)
【非特許文献6】3GPP TS 37.340: “NR; Multi-connectivity; Overall description; Stage-2”. V16.7.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
非特許文献2によって開示されるシステム設計は、基本的な5GSネットワーク構造で機能する。他方、3GPP仕様書に従って利用可能な5GSの多数の変形が存在する。
【0014】
非特許文献2によって開示されるシステム設計は、3GPP仕様書に従って利用可能な5GSの変形を考慮していないため、非特許文献2によって開示されるシステム設計が変形において機能しない場合が存在する。
【0015】
例えば、非特許文献4は、複数のPLMNオペレータによるRAN共有(RAN sharing)を開示しており、非特許文献2によって開示されるシステム設計が共有のRANにおいて適切に機能しない場合が存在する。
【0016】
例えば、非特許文献6は、マルチ無線デュアルコネクティビティ(Multi-Radio Dual Connectivity)を開示しており、非特許文献2によって開示されるシステム設計がマルチ無線デュアルコネクティビティ環境において適切に機能しない場合が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信し、前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信し、前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する。
【0018】
本開示の態様では、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信し、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する。
【0019】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信し、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う。
【0020】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信し、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信し、前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する。
【0021】
本開示の態様では、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法は、識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信し、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信し、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する。
【0022】
本開示の態様では、マスタノード(Master Node)(MN)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する。
【0023】
本開示の態様では、マスタノード(Master Node)(MN)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信する。前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、前記MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む。
【0024】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信し、前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う。
【0025】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信し、マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信し、前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う。
【0026】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信する手段と、前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信する手段と、前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、を含む。
【0027】
本開示の態様では、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードは、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信する手段と、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、を含む。
【0028】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信する手段と、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う手段と、を含む。
【0029】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信する手段と、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信する手段と、前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、を含む。
【0030】
本開示の態様では、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードは、識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信する手段と、公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信する手段と、前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、を含む。
【0031】
本開示の態様では、マスタノード(Master Node)(MN)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する手段を含む。
【0032】
本開示の態様では、マスタノード(Master Node)(MN)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信する手段を含む。前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、前記MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む。
【0033】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信する手段と、前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、を含む。
【0034】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信する手段と、マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信する手段と、前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は、セル選択及びセル再選択用のUEにおける新しい情報を示す。
図2図2は、スライス情報を示す。
図3図3は、第1の態様の第1の例のシグナリング図である。
図4図4は、第1の態様の第2の例のシグナリング図である。
図5図5は、第2の態様の第1の例のシグナリング図である。
図6図6は、第2の態様の第2の例のシグナリング図である。
図7図7は、第2の態様の第2の例のフローチャートである。
図8図8は、第2の態様の第2の例の第1の変形のシグナリング図である。
図9図9は、第2の態様の第2の例の第2の変形のシグナリング図である。
図10図10は、システム概要を示す図である。
図11図11は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
図12図12は、(R)ANノードを示すブロック図である。
図13図13は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
図14図14は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
図15図15は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
図16図16は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
図17図17は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
図18図18は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0037】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BCCH Broadcast Control Channel
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RAT Radio Access Technology
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0038】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0039】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0040】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0041】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0042】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0043】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められる多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0044】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すとき、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0045】
態様の各々、及び後述の各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0046】
図1は、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択のうちの少なくとも一方についてユーザ装置(User Equipment)(UE)で利用可能な新しい情報の例を示す。
【0047】
図2は、UEに提供される新しいスライスインフォの例を説明する。この例示は、スライスインフォの構造を示しているわけではないことに留意されたい。スライスインフォは、本開示においてスライス情報と呼ばれ得る。
【0048】
本開示により、5GSは、5GSの様々なネットワーク構成に適用可能なブロードキャスト情報に基づいて、ユーザ(UE)ごとのネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択を行うことができる。例えば、RANは、複数のPLMNオペレータによって共有される。別の例は、RANがマルチ無線デュアルコネクティビティで構築されたものである。
【0049】
<第1の態様>
非特許文献4は、複数のPLMNオペレータによるRAN共有を開示している。この場合、複数の5GCは、RANに接続される。5GSにおける本オプションは、マルチオペレータコアネットワーク(Multi-Operator Core Network)(MOCN)と呼ばれる。MOCNが構築される場合、ブロードキャストシステム情報は、共有の無線アクセスネットワーク内の各セルにおいてブロードキャストされ、共有のネットワークにおける利用可能なコアネットワークオペレータに関する情報を含む。システム情報は、本開示においてブロードキャストシステム情報と呼ばれ得る。
【0050】
ブロードキャストシステム情報は、PLMN IDの基本セットを含み、任意選択的に、PLMN IDの1つ以上の追加のセットを含む。利用可能なコアネットワークオペレータは、共有のRAN内のトラッキングエリアの全てのセルに関して同じである。基本セット及び追加のセットにより、異なるPLMN又はPLMNのセットは、異なるセルID及びTACを有することができる。
【0051】
サポートUE(例えば、RAN共有をサポートしているUE)は、ブロードキャストシステム情報をデコードして、ネットワーク選択、セル選択手順、及びセル再選択手順において、利用可能なコアネットワークオペレータに関する情報を考慮に入れる。
【0052】
非特許文献2によって開示されるシステム設計は、共有のRANにおいて適切に機能しないと思われる。非特許文献2によれば、グループIDは、NAS層を通じてコアネットワークによって提供され、各グループIDは、ネットワークスライスに関連付けられる。他方、サポートされるグループIDは、AS層を通じてRANによって提供される。各グループID及び関連付けられるネットワークスライスは、接続されるオペレータ間で異なっているため、それは、接続される全てのオペレータに関して有効であるようにグループIDを協調させるためのメカニズムを必要とする。
【0053】
本開示は、RANが複数のPLMNオペレータによって共有される5GSにおいて、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択を可能にするメカニズムを開示する。
【0054】
<第1の態様の第1の例>
本開示は、複数のPLMNによって共有されるセルにおいてネットワークスライスグループ識別情報(network slice group identity)(又はネットワークスライスグループ識別情報(複数)(network slice group identities)のブロードキャストをサポートするための方法を開示する。次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)は、複数のPLMNによって共有される。同じNG-RANに接続されるPLMNの各AMFは、NGAPメッセージをNG-RANに送信する。NGAPメッセージは、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージであり得る。NGAPメッセージは、AMFによってサポートされるPLMN ID及びグループ化ネットワークスライス(grouped network slice(s))を含む。NG-RANは、ネットワークスライスグループ識別情報を各グループ化ネットワークスライスに割り当てて、ネットワークスライスグループ識別情報及び関連付けられるネットワークスライスをAMFに示す。AMFは、ネットワークスライス及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報を記憶する。
【0055】
ネットワークスライスグループ識別情報機能のUEサポートを示すUEが登録手順によってPLMNのAMFに登録すると、AMFは、登録承認メッセージによって、ネットワークスライス及び関連付けられるスライスグループ識別情報をUEに送信する。UEがネットワークスライス及び関連付けられるスライスグループ識別情報を受信すると、UEは、この情報(例えば、ネットワークスライス及び関連付けられるスライスグループ識別情報)を記憶し、この記憶情報を使用して、特定のネットワークスライスに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報がSIBにおいてブロードキャストされているかどうかを確認することによって、セルが特定のネットワークスライスをサポートしているかどうかを決定する。SIBは、既存のSIB又は新しいSIBであり得る。SIBは、システム情報ブロックであり得、本開示においてSIBメッセージと呼ばれ得る。特定のネットワークスライスに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報がSIBにおいてブロードキャストされている場合、UEは、セルが特定のネットワークスライスをサポートしていることを決定し、セルに対してチューニングされたままでいる。セルに対するチューニングは、セルの選択又は再選択として表され得る。
【0056】
第1の態様の第1の例の詳細なプロセスは、後述の通りである。
【0057】
ステップ0.NG-RAN5は、PLMN1及びPLMN2によって共有され、NG-RAN5は、PLMN1のAMF7001及びPLMN2のAMF7002に接続される。AMF7001は、コアネットワーク(Core network)(CN)1に含まれ得る。AMF7002は、CN2に含まれ得る。
【0058】
ステップ1a.AMF7001は、ネットワークスライスグループ識別情報を割り当てるか又はアロケート(allocate)するようにNG-RAN5に要求する、PLMN ID1及びAMF7001によってサポートされているグループ化S-NSSAI(grouped S-NSSAI(s))のリストを含む既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをNG-RAN5に送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージは、PLMN ID1、{S-NSSAI1}、及び{S-NSSAI2、S-NSSAI3}の情報要素を含み得る。例えば、AMF7001が、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライス1、S-NSSAI2によって示されるネットワークスライス2、及びS-NSSAI3によって示されるネットワークスライス3をサポートしている場合、AMF7001は、ネットワークスライスを、例えば、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループ並びにS-NSSAI2及びS-NSSAI3を含む第2のネットワークスライスグループにグループ化する。AMF7001は、PLMN ID1並びに{S-NSSAI1}及び{S-NSSAI2、S-NSSAI3}の2つのネットワークスライスグループのリストを含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージをNG-RAN5に送信し得る。PLMN ID1は、AMF7001のPLMN IDを示し得る。「{S-NSSAI1}」及び「{S-NSSAI2、S-NSSAI3}」は、S-NSSAI1、2、及び3が、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループ並びにS-NSSAI2及び3を含む第2のネットワークスライスグループにグループ化されることを意味し得る。AMF7001は、PLMN ID1と、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループ並びにS-NSSAI2及び3を含む第2のネットワークスライスグループを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージをNG-RAN5に送信し得る。
【0059】
ステップ1b.NG-RAN5は、ステップ1aで受信した各グループ化S-NSSAIにネットワークスライスグループ識別情報を割り当てるか又はアロケートし、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをAMF7001に送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージは、PLMN ID1、GP ID1={S-NSSAI1}、及びGP ID2={S-NSSAI2、S-NSSAI3}の情報要素を含み得る。例えば、NG-RAN5がAMF7001からNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTを受信する場合、NG-RAN5は、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループにGP ID1(又はグループID1)を割り当て得、S-NSSAI2及びS-NSSAI3を含む第2のネットワークスライスグループにGP ID2(又はグループID2)を割り当てる。NG-RAN5は、gNB、基地局、(R)ANノード、NG-RANノード、又は任意の他のものとして表され得る。NG-RAN5は、PLMN ID1と、GP ID1が割り当てられる第1のネットワークスライスグループと、GP ID2が割り当てられる第2のネットワークスライスグループと、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージをAMF7001に送信する。「GP ID1={S-NSSAI1}」及び「GP ID2={S-NSSAI2、S-NSSAI3}」は、GP ID1が、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループに割り当てられ、GP ID2が、S-NSSAI2及び3を含む第2のネットワークスライスグループに割り当てられることを意味し得る。NG-RAN5は、PLMN ID1と、GP ID1が、S-NSSAI1を含む第1のネットワークスライスグループに割り当てられ、GP ID2が、S-NSSAI2及び3を含む第2のネットワークスライスグループに割り当てられることを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージをAMF7001に送信し得る。
【0060】
「GP ID1={S-NSSAI1}、GP ID2={S-NSSAI2、S-NSSAI3}」の代わりに、又は「GP ID1={S-NSSAI1}、GP ID2={S-NSSAI2、S-NSSAI3}」に加えて、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージは、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報を含み得る。例えば、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEは、S-NSSAI1を含みGP ID1(又はネットワークスライスグループ識別情報1)に関連付けられる第1のリストを含み得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEは、S-NSSAI2及び3を含みGP ID2(又はネットワークスライスグループ識別情報2)に関連付けられる第2のリストを更に含み得る。
【0061】
ステップ2a.同様に、AMF7002は、ネットワークスライスグループ識別情報を割り当てるか又はアロケートするようにNG-RAN5に要求する、PLMN ID2及びAMF7002によってサポートされているグループ化S-NSSAIのリストを含む既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージを送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージは、PLMN ID2及び{S-NSSAI1}の情報要素を含み得る。例えば、AMF7002が、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライス1をサポートしている場合、AMF7002は、ネットワークスライスを、例えば、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループにグループ化する。AMF7002は、PLMN ID2及び{S-NSSAI1}のネットワークスライスグループのリストを含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージをNG-RAN5に送信し得る。PLMN ID2は、AMF7002のPLMN IDを示し得る。「{S-NSSAI1}」は、S-NSSAI1がネットワークスライスグループにグループ化されることを意味し得る。AMF7002は、PLMN ID2と、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージをNG-RAN5に送信し得る。
【0062】
ステップ2b.NG-RAN5は、ステップ2aで受信した各グループ化S-NSSAIにネットワークスライスグループ識別情報を割り当てるか又はアロケートし、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをAMF7002に送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージは、PLMN ID2及びGP ID1={S-NSSAI1}の情報要素を含み得る。例えば、NG-RAN5がAMF7002からNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION REQUESTメッセージを受信する場合、NG-RAN5は、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループにGP ID1(又はグループID1)を割り当て得る。NG-RAN5は、gNB、基地局、(R)ANノード、NG-RANノード、又は任意の他のものとして表され得る。NG-RAN5は、PLMN ID2と、GP ID1が割り当てられるネットワークスライスグループと、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージをAMF7002に送信する。「GP ID1={S-NSSAI1}」は、GP ID1が、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループに割り当てられることを意味し得る。NG-RAN5は、PLMN ID2と、GP ID1が、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループに割り当てられることを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージをAMF7002に送信し得る。
【0063】
「GP ID1={S-NSSAI1}」の代わりに、又は「GP ID1={S-NSSAI1}」に加えて、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEメッセージは、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報を含み得る。例えば、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATION RESPONSEは、S-NSSAI1を含みGP ID1(又はネットワークスライスグループ識別情報1)に関連付けられるリストを含み得る。
【0064】
ステップ3.NG-RAN5に接続されるセルは、新しいSIB又は既存のSIBにおいて、各PLMNについてのセルによってサポートされるネットワークスライスグループ識別情報のリストをブロードキャストする。以下の形式は、SIBの一例である。すなわち、セルは、サポートされるネットワークスライスグループ識別情報(又はサポートされるネットワークスライスグループ識別情報(複数))をPLMNごとにブロードキャストする。
【0065】
SIB X(PLMN ID1(GP ID1、GP ID2)、PLMN ID2(GP ID1))
【0066】
例えば、gNB、基地局、(R)ANノード、又はNG-RANノードは、セルにおいて、ネットワークスライスグループ識別情報のリストを含むSIB又はSIBメッセージをPLMNごとにブロードキャストし得る。ネットワークスライスグループ識別情報のリストは、PLMN ID1に関連付けられるGP ID1及びGP ID2と、PLMN ID2に関連付けられるGP ID1と、を含み得る。「SIB X(PLMN ID1(GP ID1、GP ID2)、PLMN ID2(GP ID1))」は、SIB又はSIBメッセージが、PLMN ID1に関連付けられるGP ID1及びGP ID2と、PLMN ID2に関連付けられるGP ID1と、を含むことを意味し得る。
【0067】
ステップ4.UE3は、UE3がネットワークスライスグループ識別情報機能をサポートしているかどうかを示すUE機能情報を含む登録要求(registration request)メッセージを送信することによって、PLMN1のAMF7001への登録手順を開始する。UE機能情報は、本開示においてネットワークスライスグループ識別情報機能のUEサポートを示し得る。例えば、UE3が上記SIB形式又はSIB若しくはSIBメッセージの内容を認識又は理解するように構成されている場合、UE3は、ネットワークスライスグループ識別情報機能をサポートする。SIB形式は、SIB X(PLMN ID1(GP ID1、GP ID2)、PLMN ID2(GP ID1))であり得る。SIB又はSIBメッセージの内容は、セルにおけるネットワークスライスグループ識別情報のリストをPLMNごとに含み得る。この場合、UE3は、UE3がネットワークスライスグループ識別情報機能をサポートしていることを示すUE機能情報を含む登録要求メッセージを送信する。ネットワークスライスグループ識別情報機能は、ネットワークスライスグループ識別情報を認識又は理解し、関連付けられるノードと相互作用することを意味し得る。関連付けられるノードは、AMF及び/若しくはNG-RAN並びに/又は任意の他のコアネットワークノードとして表され得る。登録要求メッセージは、要求NSSAI(Requested NSSAI)を含み得る。
【0068】
登録手順中、AMF7001は、既存のNASメッセージ又は新しいNASメッセージにおいてS-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をUE3に送信する。NASメッセージは、登録承認(registration accept)メッセージ又はUE構成更新(UE configuration update)メッセージとして表され得る。例えば、UE3がネットワークスライスグループ識別情報機能をサポートしていることをUE3が示す場合、AMF7001は、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をUE3に送信する。
【0069】
例えば、AMF7001が送信するS-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報は、ステップ1bでNG-RAN5から受信したものと同じであり得る。例えば、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報は、GP ID1={S-NSSAI1}及びGP ID2={S-NSSAI2、S-NSSAI3}を示し得る。例えば、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報は、S-NSSAI1を含みGP ID1(又はネットワークスライスグループ識別情報1)に関連付けられる第1のリストを示し得る。S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報はまた、S-NSSAI2及び3を含みGP ID2(ネットワークスライスグループ識別情報2)に関連付けられる第2のリストを示し得る。
【0070】
AMF7001はまた、登録手順中にNASメッセージにおいて許可NSSAI(Allowed NSSAI)及び構成NSSAI(Configured NSSAI)をUE3に送信し得る。AMF7001は、構成NSSAIにおける全てのS-NSSAIについて、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をUE3に送信し得る。
【0071】
AMF7001への登録手順の代わりに、UE3は、PLMN2のAMF7002への登録手順を行い得る。PLMN2のAMF7002への登録手順は、上述のように同様に行われ得る。例えば、AMF7001は、AMF7002に変更され得、AMF7002が送信するS-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報は、ステップ2bでNG-RAN5から受信したものと同じであり得る。UE3は、PLMN1のAMF7001への登録手順及びPLMN2のAMF7002への登録手順の両方を行い得る。簡略化するために、以下のステップ及び変形は、UE3がPLMN1のAMF7001への登録手順を行う場合に記載され得るが、これに限定されない。
【0072】
ステップ5.UE3が、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をAMF7001から受信及び記憶するか、又はセル選択手順若しくはセル再選択手順を行うことを自身で決定する場合、UE3は、セル選択手順又はセル再選択手順を行う。セル選択手順は、セル選択として表され得、セル再選択手順は、セル再選択として表され得る。UE3は、使用されるセルを選択又は再選択し得る。UE3は、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報に基づいてセルを選択又は再選択し得る。UE3は、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報を使用して、特定のネットワークスライスに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報がステップ3でSIBにおいてブロードキャストされているかどうかを確認することによって、セルが特定のネットワークスライスをサポートしているかどうかを決定し得る。特定のネットワークスライスに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報がSIBにおいてブロードキャストされている場合、UE3は、セルが特定のネットワークスライスをサポートしていることを決定し、セルに対してチューニングされたままでいる。セルに対するチューニングは、セルの選択又は再選択として表され得る。特定のネットワークスライスは、特定のS-NSSAIとして表され得る。特定のネットワークスライスは、許可NSSAIか、要求NSSAIか、構成NSSAIか、又は任意の他のポリシーに基づいて決定され得る。UE3は、S-NSSAIのリスト、関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報、及び許可NSSAIか要求NSSAIか構成NSSAIか又は任意の他のポリシーに基づいてセルを選択又は再選択し得る。例えば、UE3は、許可NSSAIか、要求NSSAIか、又は構成NSSAIにおけるS-NSSAIに対応するネットワークスライスグループ識別情報をブロードキャストするセルを選択又は再選択する。UE3は、許可NSSAIにおける高優先度のS-NSSAIに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をブロードキャストするセルを選択又は再選択し得る。許可NSSAIは、許可NSSAIに含まれるS-NSSAIに関する優先度情報を含み得る。
【0073】
UE3は、構成NSSAIにおける高優先度のS-NSSAIに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をブロードキャストするセルを選択又は再選択し得る。構成NSSAIは、構成NSSAIに含まれるS-NSSAIに関する優先度情報を含み得る。
【0074】
例えば、UE3は、ステップ4で受信したS-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報に基づいて、ネットワークスライス(又はS-NSSAI)とネットワークスライスグループ識別情報との間の対応関係を決定する。
【0075】
例えば、UE3は、ステップ4で受信した、S-NSSAI1を含みGP ID1に関連付けられる第1のリストに基づいて、GP ID1がS-NSSAI1に関連付けられている(又は対応している)ことを決定する。例えば、UE3は、ステップ4で受信した、S-NSSAI2及び3を含みGP ID2に関連付けられる第2のリストに基づいて、GP ID2がS-NSSAI2及び3に関連付けられている(又は対応している)ことを決定する。
【0076】
例えば、UE3が、ステップ4で受信した、S-NSSAI1を含みGP ID1に関連付けられる第1のリストに基づいて、GP ID1がS-NSSAI1に関連付けられている(又は対応している)ことを決定する場合、UE3は、ステップ3で受信した情報に基づいて、PLMN ID1に対応するGP ID1及びS-NSSAI1がブロードキャストされるセルを選択又は再選択する。
【0077】
例えば、UE3が、受信した許可NSSAIがS-NSSAI1を含むことを決定する場合、UEは、S-NSSAI1に対応するGP ID1がブロードキャストされるセルを選択又は再選択する。
【0078】
例えば、UE3が、受信した許可NSSAIがS-NSSAI1を含むことを決定する場合、UE3は、ステップ3で受信した情報に基づいて、PLMN ID1に対応するGP ID1及びS-NSSAI1がブロードキャストされるセルを選択又は再選択する。
【0079】
例えば、許可NSSAIが、S-NSSAI1及びS-NSSAI2と、S-NSSAI1に関する優先度情報と、を含む場合、UE3は、S-NSSAI1に対応するGP ID1をブロードキャストするセルを選択又は再選択し得る。
【0080】
許可NSSAIがUE3によって受信されない場合、UE3は、要求NSSAI又は任意の他のポリシーに基づいてセルを選択又は再選択し得る。
【0081】
ステップ6a~6c.UE3が初期NAS(initial NAS)手順を開始すると、UE3は、RRC接続確立(RRC connection establishment)手順を開始する。初期NAS手順は、登録(registration)手順として表され得る。
【0082】
例えば、UE3は、ステップ5でセルを選択又は再選択した後、セル内で初期NAS手順を開始する。
【0083】
例えば、選択セルが、ステップ4で受信した構成NSSAIにおけるS-NSSAIをサポートしているが、当該S-NSSAIが、ステップ4で受信した許可NSSAIにない場合、UE3は、ステップ5でセルを選択又は再選択した後、セル内で初期NAS手順を開始する。
【0084】
UE3は、RRC接続確立手順を開始するために、ステップ6aでRRCセットアップ要求(RRC Setup Request)メッセージをNG-RAN5に送信し得る。UE3は、ステップ6bで、RRCセットアップ要求メッセージに応じたRRCセットアップ(RRC Setup)メッセージをNG-RAN5から受信し得る。
【0085】
例えば、UE3は、RRC接続確立手順中にステップ6cでRRCセットアップ完了(RRC Setup Complete)メッセージを送信する。RRCセットアップ完了メッセージは、RRC接続確立手順の完了の成功を確認するために使用される。
【0086】
RRCセットアップ完了メッセージは、許可NSSAIか構成NSSAIか又は要求NSSAIにおけるネットワークスライス(又はS-NSSAI)に対応するネットワークスライスグループ識別情報のリストを含み得る。
【0087】
例えば、UE3が、ステップ5で、S-NSSAI1に対応するGP ID1をブロードキャストするセルを選択又は再選択する場合、UE3は、GP ID1をRRCセットアップ完了メッセージに含める。
【0088】
例えば、UE3が、受信した許可NSSAIがS-NSSAI1を含むことを決定する場合、UE3は、S-NSSAI1に対応するGP ID1をRRCセットアップ完了メッセージに含める。
【0089】
例えば、UE3がS-NSSAI1を要求NSSAIに含める場合、UE3は、S-NSSAI1に対応するGP ID1をRRCセットアップ完了メッセージに含める。
【0090】
RRCセットアップ完了メッセージは、登録要求メッセージを含み得る。登録要求メッセージは、本開示において登録要求、登録要求(Registration Request)メッセージ、又は登録要求(Registration Request)と呼ばれ得る。
【0091】
登録要求メッセージは、UE3がネットワークスライスグループ識別情報機能をサポートしていることを示すUE機能情報を含み得る。
【0092】
登録要求メッセージは、GP ID1に対応するS-NSSAI1を含む要求NSSAIを含み得る。GP ID1に対応するS-NSSAI1を含む要求NSSAIは、「要求NSSAI(S-NSSAI1=GP ID1)」として表され得る。
【0093】
登録要求メッセージは、許可NSSAIか構成NSSAIか又は要求NSSAIにおけるS-NSSAIに対応するネットワークスライスグループ識別情報(又はGP ID若しくはGP ID(複数))のリストを含み得る。
【0094】
例えば、登録要求メッセージは、S-NSSAI1に対応するGP ID1を含み得る。
【0095】
ネットワークスライスグループ識別情報のリストは、許可ネットワークスライスグループ識別情報とも呼ばれ得る。
【0096】
ステップ7.NG-RAN5は、UE3からRRCセットアップ完了メッセージによって受信される登録要求メッセージをNGAP INITIAL UEメッセージによってAMF7001に転送する。登録要求メッセージを受信すると、AMF7001は、GP ID1に対応するS-NSSAI1を使用することによって登録手順を処理する。
【0097】
<第1の態様の第1の例の変形1>
一部の例では、ステップ1a及びステップ2aにおけるメッセージは、非特許文献3に記載されるようなNG SETUP RESPONSEメッセージ、RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、又はAMF CONFIGURATION UPDATEメッセージであり得る。
【0098】
<第1の態様の第1の例の変形2>
一部の例では、ステップ1b及びステップ2bにおけるメッセージは、非特許文献3に記載されるようなNG SETUP REQUESTメッセージ、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、又はAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージであり得る。
【0099】
<第1の態様の第1の例の変形3>
一部の例では、ステップ5で、RRC-INACTIVE状態のUE3が、許可NSSAIに存在する任意のS-NSSAIに対応するスライスグループ識別情報をブロードキャストしないセルへのセル再選択又は選択を行う場合、UE3は、状態をRRC IDLEモード(又はRRC IDLE状態)に変更する。UE3が、N1シグナリング接続を確立するための要求を受信すると、UE3は、RRC接続セットアップ手順を開始する。RRC接続セットアップ手順は、RRC接続確立手順として表され得る。
【0100】
一部の例では、ステップ5で、RRC-INACTIVE状態のUE3が、許可NSSAIに存在する任意のS-NSSAIに対応するスライスグループ識別情報をブロードキャストしないセルへのセル再選択又は選択を行う場合、UE3は、シグナリング又はユーザデータ通信を開始するためのトリガを受信すると再開(resume)手順(例えば、RRC接続用の再開手順)を開始し、RRC再開要求(RRC Resume Request)メッセージを送信する。再開手順は、RRC接続用の再開手順として表され得る。セルがUE3の許可NSSAIに存在するどのS-NSSAIもサポートしていないことをNG-RAN5が決定する場合にRRC再開要求メッセージを受信すると、NG-RAN5は、DRBを解放する。NG-RAN5は、SRBを確立するためにRRCセットアップメッセージをUE3に送信する。NG-RAN5は、DRBの解放後にSRBを確立するためにRRCセットアップメッセージをUE3に送信し得る。NG-RAN5は、N2インターフェースに関連するDRB解放手順を開始する。NG-RAN5は、DRB解放手順の開始後に、N2インターフェースに関連するDRB解放手順を開始し得る。
【0101】
<第1の態様の第1の例の変形4>
ステップ5の後、AMF7001が、S-NSSAIに関連するUE3に対するページングを開始したい場合、及びAMF7001が、S-NSSAIに関連するシグナリングを開始したい場合、AMF7001は、S-NSSAI、又はS-NSSAIに関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をページングメッセージに含める。S-NSSAIは、許可NSSAIか構成NSSAIか若しくは要求NSSAIにおけるS-NSSAIを意味し得るか、又は任意の他のポリシーに基づいて決定され得る。NG-RAN5がページングメッセージを受信すると、NG-RAN5は、UEの識別情報と共に、S-NSSAIに対応するネットワークスライスグループ識別情報を含むページングメッセージをUE3に送信する。ページングメッセージは、UEの識別情報を含み得る。UEの識別情報は、UE3の識別情報として表され得る。S-NSSAIは、AMF7001から受信されるものであり得るか、又はNG-RAN5は、S-NSSAIをネットワークスライスグループ識別情報にマッピングする。例えば、NG-RAN5は、S-NSSAIとスライスグループ識別情報との間の対応関係に基づいて、S-NSSAIをネットワークスライスグループ識別情報にマッピングし得る。例えば、S-NSSAIとスライスグループ識別情報との間の対応関係は、ステップ1b又はステップ2bと同じUE3についての「GP ID1={S-NSSAI1}」として表され得る。UE3がページングメッセージを受信すると、UE3は、ネットワークスライスグループ識別情報をS-NSSAIに整合させ、ネットワークスライスグループ識別情報に対応するS-NSSAIに関連するNAS手順を開始する。NAS手順は、サービス要求手順として表され得る。
【0102】
<第1の態様の第2の例>
本開示は、NG-RANが、NG-RANを共有する各PLMNにネットワークスライスグループ識別情報範囲(network slice group identity range)を割り当てる方法を開示する。各PLMNは、NG-RANによって割り当てられるネットワークスライスグループ識別情報範囲からのネットワークスライスグループ識別情報を、AMFによってサポートされるS-NSSAIに割り当てる。AMFは、第1の態様の第1の例において定められるように、S-NSSAI及び対応するネットワークスライスグループ識別情報を構成する。NG-RANに接続されるセルは、NG-RANが接続される各PLMNに対応するネットワークスライスグループ識別情報(又はネットワークスライスグループ識別情報(複数))をブロードキャストする。
【0103】
第1の態様の第2の例の詳細なプロセスは、以下のように定められる。
【0104】
ステップ0.NG-RAN5は、PLMN1及びPLMN2によって共有され、NG-RAN5は、PLMN1のAMF7001及びPLMN2のAMF7002に接続される。AMF7001は、コアネットワーク(Core network)(CN)1に含まれ得る。AMF7002は、CN2に含まれ得る。
【0105】
ステップ1a.NG-RAN5は、NG-RAN5を共有する各PLMNにネットワークスライスグループ識別情報範囲を割り当てる。NG-RAN5は、ネットワークスライスグループ識別情報範囲をPLMN1に割り当て得る。NG-RAN5は、PLMN1についてのネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲を示す既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをPLMN1のAMF7001に送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID ALLOCATIONメッセージとして表され得る。例えば、NGAP-SLICE GROUP ID ALLOCATIONメッセージは、GP ID範囲1~4の情報要素を含み得る。「GP ID範囲1~4」は、ネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲が1~4であることを意味し得る。ネットワークスライスグループ識別情報は、GP IDとして表され得る。ネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲は、本開示においてネットワークスライスグループ識別情報範囲と呼ばれ得る。
【0106】
ステップ1b.AMF7001は、ネットワークスライスグループ識別情報範囲からのネットワークスライスグループ識別情報をS-NSSAIに関連付けて、S-NSSAIとネットワークスライスグループ識別情報との間の関連付けを示す既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをNG-RAN5に送信する。S-NSSAIに対するネットワークスライスグループ識別情報の関連付けは、S-NSSAIに対するネットワークスライスグループ識別情報の割り当てとして表され得る。PLMN1は、NG-RAN5によって割り当てられるネットワークスライスグループ識別情報範囲からのネットワークスライスグループ識別情報を、AMF7001によってサポートされるS-NSSAIに割り当て得る。AMF7001は、第1の態様の第1の例において定められるように、S-NSSAI及び対応するネットワークスライスグループ識別情報を構成する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージは、PLMN ID1、{GP ID1、S-NSSAI1}及び{GP ID2、(S-NSSAI2、S-NSSAI3)}の情報要素を含み得る。例えば、AMF7001が、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライス1、S-NSSAI2によって示されるネットワークスライス2、及びS-NSSAI3によって示されるネットワークスライス3をサポートしている場合、AMF7001は、ネットワークスライスを、例えば、S-NSSAI1を含む第1のグループ並びにS-NSSAI2及びS-NSSAI3を含む第2のグループにグループ化する。AMF7001は、1~4に設定されたネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲に基づいて、S-NSSAI1を含む第1のグループにGP ID1を関連付け、S-NSSAI2及び3を含む第2のグループにGP ID2を関連付ける。AMF7001は、PLMN ID1と、S-NSSAIとネットワークスライスグループ識別情報との間の関連付けを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージをNG-RAN5に送信する。PLMN ID1は、AMF7001のPLMN IDとして表され得る。「{GP ID1、S-NSSAI1}」及び「{GP ID2、(S-NSSAI2、S-NSSAI3)}」は、S-NSSAI1、2、及び3が、S-NSSAI1を含む第1のグループ並びにS-NSSAI2及び3を含む第2のグループにグループ化され、GP ID1は、第1のグループに関連付けられ、GP ID2は、第2のグループに関連付けられることを意味し得る。AMF7001は、PLMN ID1と、S-NSSAI1を含む第1のグループがGP ID1に関連付けられること、並びにS-NSSAI2及び3を含む第2のグループがGP ID2に関連付けられることを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージをNG-RAN5に送信し得る。
【0107】
ステップ2a.NG-RAN5は、NG-RAN5を共有する各PLMNにネットワークスライスグループ識別情報範囲を割り当てる。NG-RAN5は、ネットワークスライスグループ識別情報範囲をPLMN2に割り当て得る。NG-RAN5は、PLMN2についてのネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲を示す既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをPLMN2のAMF7002に送信する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID ALLOCATIONメッセージとして表され得る。例えば、NGAP-SLICE GROUP ID ALLOCATIONメッセージは、GP ID範囲5~6の情報要素を含み得る。「GP ID範囲5~6」は、ネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲が5~6であることを意味し得る。ネットワークスライスグループ識別情報は、GP IDとして表され得る。
【0108】
ステップ2b.AMF7002は、ネットワークスライスグループ識別情報範囲からのネットワークスライスグループ識別情報をS-NSSAIに関連付けて、S-NSSAIとネットワークスライスグループ識別情報との間の関連付けを示す既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージをNG-RAN5に送信する。S-NSSAIに対するネットワークスライスグループ識別情報の関連付けは、S-NSSAIに対するネットワークスライスグループ識別情報の割り当てとして表され得る。PLMN2は、NG-RAN5によって割り当てられるネットワークスライスグループ識別情報範囲からのネットワークスライスグループ識別情報を、AMF7002によってサポートされるS-NSSAIに割り当て得る。AMF7002は、第1の態様の第1の例において定められるように、S-NSSAI及び対応するネットワークスライスグループ識別情報を構成する。NGAPメッセージは、NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージとして表され得る。NGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージは、PLMN ID2及び{GP ID5、S-NSSAI1}の情報要素を含み得る。例えば、AMF7002が、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライス1をサポートしている場合、AMF7002は、5~6に設定されたネットワークスライスグループ識別情報のサポート範囲に基づいてGP ID5をS-NSSAI1に関連付ける。AMF7002は、PLMN ID2と、S-NSSAIとネットワークスライスグループ識別情報との間の関連付けを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージをNG-RAN5に送信する。PLMN ID2は、AMF7002のPLMN IDとして表され得る。「{GP ID5、S-NSSAI1}」は、GP ID5がS-NSSAI1に関連付けられることを意味し得る。AMF7002は、PLMN ID2と、S-NSSAI1がGP ID5に関連付けられることを示す情報と、を含むNGAP-SLICE GROUP ID CONFIGURATIONメッセージをNG-RAN5に送信し得る。
【0109】
ステップ3.NG-RAN5に接続されるセルは、既存のSIB又は新しいSIBによって、セルによってサポートされるネットワークスライスグループ識別情報のリストをブロードキャストする。以下の形式は、SIBの一例である。すなわち、セルは、サポートされるネットワークスライスグループ識別情報(又はサポートされるネットワークスライスグループ識別情報(複数))をブロードキャストする。一部のネットワークスライスグループ識別情報は、関連付けられる1つのPLMNに対して有効であって適用可能であり得る。NG-RAN5に接続されるセルは、NG-RAN5が接続される各PLMNに対応するネットワークスライスグループ識別情報(又はネットワークスライスグループ識別情報(複数))をブロードキャストし得る。
【0110】
SIB X(GP ID1、GP ID5)
【0111】
例えば、gNB、基地局、(R)ANノード、又はNG-RANノードは、セルにおいて、ネットワークスライスグループ識別情報のリストを含むSIB又はSIBメッセージをブロードキャストする。ネットワークスライスグループ識別情報のリストは、GP ID1と、GP ID5と、を含み得る。「SIB X(GP ID1、GP ID5)」は、SIB又はSIBメッセージがGP ID1と、GP ID5と、を含むことを意味し得る。
【0112】
ステップ4.UE3は、PLMN1のAMF7001に登録し、登録手順中、AMF7001は、既存のNASメッセージ又は新しいNASメッセージにおいてS-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をUE3に送信する。NASメッセージは、登録承認メッセージ又はUE構成更新メッセージとして表され得る。AMF7001はまた、登録手順中にNASメッセージにおいて許可NSSAI及び構成NSSAIをUE3に送信し得る。AMF7001は、構成NSSAIにおける全てのS-NSSAIについて、S-NSSAIのリスト及び関連付けられるネットワークスライスグループ識別情報をUE3に送信し得る。例えば、UE3及びAMF7001は、第1の態様の第1の例におけるステップ4を行う。
【0113】
ステップ5.UE3は、第1の態様の第1の例において定められるように、セル選択手順又はセル再選択手順、及び後のNAS手順を行う。例えば、UE3は、第1の態様の第1の例におけるステップ5、6a~6cを行う。
【0114】
<第1の態様の第2の例の変形1>
一部の例では、ステップ1a及びステップ2aにおけるメッセージは、非特許文献3に記載されるようなNG SETUP REQUESTメッセージ、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、又はAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージであり得る。
【0115】
<第1の態様の第2の例の変形2>
一部の例では、ステップ1b及びステップ2bにおけるメッセージは、非特許文献3に記載されるようなNG SETUP RESPONSEメッセージ、RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、又はAMF CONFIGURATION UPDATEメッセージであり得る。
【0116】
<第2の態様>
非特許文献6は、マルチ無線デュアルコネクティビティを開示している。マルチ無線デュアルコネクティビティ(Multi-Radio Dual Connectivity)(MR-DC)は、非特許文献5に記載されるイントラE-UTRAデュアルコネクティビティ(Dual Connectivity)(DC)の一般化であって、ここで、複数の受信/送信可能UEは、非理想的なバックホールを介して接続された2つの異なるノードによって提供されるリソースを利用するように構成され得、一方は、NRアクセスを提供し、他方は、E-UTRA又はNRアクセスのいずれかを提供する。一方のノードは、マスタノード(Master Node)(MN)として機能し、他方のノードは、セカンダリノード(Secondary Node)(SN)として機能する。MN及びSNは、ネットワークインターフェースを介して接続され、少なくともMNは、コアネットワークに接続される。
【0117】
非特許文献2によって開示されるシステム設計は、マルチ無線デュアルコネクティビティ環境において適切に機能しないと思われる。非特許文献2によれば、周波数の各々の絶対優先度は、スライスインフォの一部としてRANによってUEに提供される。他方、非特許文献6は、SNが、MNによって使用されるものと異なる周波数帯域を使用し得ることを開示している。非特許文献2によって開示されるシステム設計は、マルチ無線デュアルコネクティビティ環境において適切に機能しないと思われる。スライスインフォ及び周波数の各々の絶対優先度がマルチ無線デュアルコネクティビティを構築するセルにおいて何を意味するかが明確でない。マルチ無線デュアルコネクティビティ環境において、UEについて利用可能な複数の周波数が存在する。スライスインフォ及び周波数の各々の絶対優先度は、マルチ無線デュアルコネクティビティ環境においてセル選択及びセル再選択に関してUEに役立たない場合があると思われる。セル選択及びセル再選択に関して、SNによって使用される周波数を考慮に入れる必要がある。
【0118】
本開示は、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択を可能にするメカニズムが、マルチ無線デュアルコネクティビティが構築される5GSにおいて機能することを開示する。
【0119】
マルチ無線デュアルコネクティビティが構築される場合、MNは、SNを考慮に入れてシステム情報をブロードキャストする。
【0120】
マルチ無線デュアルコネクティビティ構成においてSNによってサポートされる周波数帯域をUEに認識させるために、システム情報によって、SNによってサポートされる周波数帯域をブロードキャストするための方法がいくつか存在する。
【0121】
<第2の態様の第1の例>
本開示は、SNによってサポートされる周波数帯域をMNがどのように取得するかに関するメカニズムを開示する。図5は、その手順を示す。
【0122】
第2の態様の第1の例の詳細なプロセスは、以下に記載される。
【0123】
ステップ1.Xnセットアップ手順又はNG-RANノード構成(NG-RAN Node configuration)手順中、MN501は、XN SETUP REQUESTメッセージかXN SETUP RESPONSEメッセージかNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージか又は任意のXNAPメッセージにおいて、サービス提供されるセル情報NR(Served Cell Information NR)又はサービス提供されるセル情報E-UTRA(Served Cell Information E-UTRA)を受信し、サービス提供されるセル情報NR又はサービス提供されるセル情報E-UTRAをMN501におけるSN関連構成データ(SN related configuration data)として記憶する。
【0124】
この手順は、接続された全てのSN502に関してMN501において行われ得る。
【0125】
ステップ2.サービス提供されるセル情報NR及びサービス提供されるセル情報E-UTRAのうちの少なくとも一方は、周波数帯域情報(又は周波数帯域に関連する情報)を含む。周波数帯域情報は、SN502によってサポートされる周波数帯域を含み得る。接続されたSN502から受信される全ての周波数帯域情報は、ブロードキャスト制御チャネル(Broadcast Control Channel)(BCCH)を通じてMN501によってUE3にブロードキャストされる。例えば、MN501は、MN501に接続されたSN502から受信される周波数帯域情報を含むシステム情報をUE3にブロードキャストする。周波数情報は、スライスインフォに含まれ得るか、又はスライスインフォとは独立してシステム情報に含まれ得る。
【0126】
接続されたSN502の周波数帯域情報をブロードキャストするための方法がいくつか存在する。この第1の例は、BCCHを通じたシステム情報構造を開示する以下の例又は以下の変形に適用可能であり得る。
【0127】
<第2の態様の第1の例の変形1>
接続されたSN502の周波数帯域情報に加えて、MN501は、ステップ1で周波数帯域に関連付けられる無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)情報を記憶する。例えば、MN501は、Xnセットアップ手順又はNG-RANノード構成手順中にRAT情報を受信する。MN501は、ステップ2で、接続されたSN502によってサポートされる周波数帯域情報及びRAT情報の両方をブロードキャストする。RAT情報は、RATタイプを示し得る。RATタイプは、E-UTRA、NRなどとして表され得る。
【0128】
<第2の態様の第2の例>
本開示は、マルチ無線デュアルコネクティビティが構築される場合におけるネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択用のスライスインフォの構造を開示する。
【0129】
本開示は、サポートされるネットワークスライスグループリスト及びグループ優先度と共にSN帯域リストを含むスライスインフォシステム情報の構造を開示する。図6は、当該構造を示す。
【0130】
第2の態様の第2の例の詳細なプロセスは、以下に記載される。
【0131】
ステップ1.MN501は、セル選択及びセル再選択用のシステム情報として以下の情報をブロードキャストする。加えて、以下の情報も、RRC解放(RRC release)メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUE3に専用で(dedicatedly)提供され得る。図6のステップ1は、図5のステップ2において行われ得る。システム情報に含まれる情報は、セル選択及び再選択情報として表され得る。UE3は、サービングセル及び近隣セルのうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。例えば、UE3は、サービングMN(例えば、サービングセルを制御するMN501)及び近隣MN(例えば、近隣セルを制御するMN501)のうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。
【0132】
-グループIDリスト:MN501がサポートするグループIDのリスト。一変形として、グループIDリストは、MN501及び関連付けられるSN502がサポートするグループIDを含み得る。グループIDは、本開示においてネットワークスライスグループ識別情報と呼ばれ得る。グループIDは、本開示においてS-NSSAI又はネットワークスライスを含むネットワークスライスグループを示す識別情報を示し得る。例えば、優先度は、グループIDリスト内のグループIDについて構成され得る。例えば、グループID1は、最高の優先度を有し、グループID3は、最低の優先度を有し、グループID2は、グループID1とグループID3との間の中間の優先度を有する。
【0133】
-周波数帯域優先度:周波数帯域優先度は、周波数帯域の優先順序を示す。周波数帯域は、FBとして表され得る。例えば、周波数帯域優先度は、MN501の周波数帯域の優先順序を示し得る。例えば、周波数帯域優先度は、FB1が最高の優先度を有し、FB3が最低の優先度を有し、FB2がFB1とFB3との間の中間の優先度を有することを示す。周波数帯域優先度は、グループIDリスト内の各グループIDについて構成され得る。
【0134】
-SN帯域リスト:SN帯域リストは、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作においてSNとして構成される周波数帯域のリストを示す。SN帯域リストは、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作においてSNで構成される周波数帯域のリストを示し得る。例えば、MN501は、SN502からSN帯域リストを取得し得る。例えば、MN501は、図5のステップ1におけるプロセスに基づいて、SN502からSN帯域リストを取得し得る。
【0135】
SN帯域リストは、以下のシステム情報として構成され得る。
【0136】
-帯域リストMRDC(Band listMRDC):上位層表示(upperLayerIndication)の上位層への転送をサービス提供するマルチ無線デュアルコネクティビティ動作においてSNとして構成され得るNR帯域のリスト。
【0137】
-Nr帯域リスト(Nr-Bandlist):このフィールドは、帯域のリストを示し、ビットマップとしてエンコードされ、ここで、現在のサービングセルが帯域リストMRDC(bandListMRDC)において第N番目のNR帯域でマルチ無線デュアルコネクティビティ動作をサポートする場合、ビットNは、「1」に設定される。帯域リストMRDC(bandListMRDC)において対応する帯域がないビットは、0に設定され、ビットマップのビット1は、ビット列の先頭ビットである。
【0138】
-Eutra帯域リスト(Eutra-Bandlist):このフィールドは、帯域のリストを示し、ビットマップとしてエンコードされ、ここで、現在のサービングセルが帯域リストMRDC(bandListMRDC)において第N番目のE-UTRA帯域でマルチ無線デュアルコネクティビティ動作をサポートする場合、ビットNは、「1」に設定される。帯域リストMRDC(bandListMRDC)において対応する帯域がないビットは、0に設定され、ビットマップのビット1は、ビット列の先頭ビットである。
【0139】
UE3がこのシステム情報を受信すると、UE3は、図7における以下のステップを行って、セル選択又はセル再選択が必要かどうか及びどのセルにUE3が移動するかを決める。後述の通り、UE3がセル選択又はセル再選択を決める場合、UE3は、セルからの信号の強度を考慮に入れ得る。
【0140】
ステップ1:UE3のNAS部分におけるネットワークスライス優先度に基づいて、UE3は、グループIDの優先度を決定する。UE3は、以下のステップ1-1~1-4に基づいてグループIDの優先度を決定し得る。
【0141】
例えば、ステップ1-1で、UE3は、UE3のローカル構成によってネットワークスライス優先度を有するか又は構成する。例えば、UE3は、S-NSSAI1がS-NSSAI2よりも高い優先度を有することを示すネットワークスライス優先度を有するか又は構成する。UE3のローカル構成(local configuration)に加えて、UE3はまた、ネットワークスライスに関連付けられるPDUセッションの状態に基づいてネットワークスライス優先度を決定し得る。例えば、関連付けられるアクティブなPDUセッションを有するネットワークスライスは、最高の優先度であり得る一方、確立されているがアクティブなPDUセッションを有していないネットワークスライスは、2番目に高い優先度であり得る。UE3のローカル構成に加えて、UE3はまた、UE3におけるアプリケーションの状態に基づいてネットワークスライス優先度を決定し得る。例えば、UE3において、関連付けられるアクティブなアプリケーションを有するネットワークスライスは、最高の優先度であり得る。
【0142】
ステップ1-2で、UE3は、どのネットワークスライスがNASメッセージによってグループに含まれるかを示す情報を受信する。例えば、UE3は、グループID1(又はGP ID1)によって識別されるグループ1がS-NSSAI1を含み、グループID2(又はGP ID2)によって識別されるグループ2がS-NSSAI2を含むことを示す情報を受信する。
【0143】
ステップ1-3で、UE3は、図6のステップ1で言及したようなグループIDを含むシステム情報を受信する。例えば、UE3は、グループID1及びグループID2を含むシステム情報、並びにグループID1がグループID2の優先度よりも高い優先度を有することを示す情報を受信する。
【0144】
ステップ1-4で、UE3は、ステップ1-1、1-2、及び1-3における情報に基づいてグループIDの優先度を決定する。例えば、UE3は、ステップ1-1及び1-2における情報に基づいて、グループID1によって識別されるグループ1にS-NSSAI1が含まれることを決定する。例えば、UE3は、ステップ1-3における情報に基づいて、S-NSSAI1に対応するグループID1がグループID2の優先度よりも高い優先度を有することを決定する。
【0145】
ステップ2:UE3は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作がアクティブにされる場合に使用される周波数帯域、又は周波数帯域の組み合わせを決定する。周波数帯域は、最善の周波数帯域として表され得、周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域の最善の組み合わせとして表され得る。
【0146】
例えば、UE3は、セル選択及び再選択に関連するシステム情報メッセージのうちの1つにおいてRANノードによってブロードキャストされる周波数帯域優先度の順序に基づいて周波数帯域又は周波数帯域の組み合わせを決定する。RANノードは、サービングセル、及び利用可能な場合には近隣セルを提供するMN501を含み得る。RANノードは、近隣セルを提供する別のRANノード(another RAN Node)又は他のRANノード(other RAN Nodes)を含み得る。例えば、FB1が最高の優先度を有することを周波数帯域優先度が示す場合、UE3は、FB1のセルがセル選択又は再選択に最善のターゲットセル(又は最善の周波数帯域)であることを決定する。
【0147】
例えば、FB1が最高の優先度を有し、FB3が最低の優先度を有し、FB2がFB1とFB3との間の中間の優先度を有することを周波数帯域優先度が示す場合、UE3は、FB1及びFB2を周波数帯域の最善の組み合わせと決定する。
【0148】
例えば、S-NSSAI1に対応するグループID1がグループID2の優先度よりも高い優先度を有することをUE3がステップ1で決定し、FB1が最高の優先度を有することをグループ1についての周波数帯域優先度が示す場合、UEは、FB1を最善の周波数帯域と決定する。
【0149】
例えば、S-NSSAI1に対応するグループID1がグループID2の優先度よりも高い優先度を有することをUE3が決定し、FB1が最高の優先度を有することをグループID1についての周波数帯域優先度が示し、FB1が最高の優先度を有しFB3が最低の優先度を有しFB2がFB1とFB3との間の中間の優先度を有することをグループID2についての周波数帯域優先度が示す場合、UE3は、周波数帯域の最善の組み合わせとして、グループID1についてFB1を決定し、グループID2についてFB2を決定する。この場合、UE3は、FB1がグループID1に使用されることを決定し、したがって、UE3は、FB1がグループID2に使用可能でないことを決定し、グループID2についての周波数帯域優先度において第2の優先度を有するFB2をグループID2について決定し得る。
【0150】
別の例では、UE3は、UE3のローカル構成に基づいて最善の周波数帯域又は周波数帯域の最善の組み合わせを決定し得る。例えば、ステップ1で、S-NSSAI1に対応するグループID1がグループID2の優先度よりも高い優先度を有することをUE3が決定する場合、UE3は、UE3のローカル構成に基づいて、FB1がS-NSSAI1に対応するグループID1に好適であってFB2がS-NSSAI2に対応するグループID2に好適であることを決定する。
【0151】
ステップ3:UE3は、ステップ1及び2の情報に基づいて、セル選択又はセル再選択が必要かどうか及びどのセルにUE3が移動するかを決めるか又は決定し得る。UE3は、ステップ1及び2の情報を比較することによって、セル選択又はセル再選択が必要かどうか及びどのセルにUE3が移動するかを決めるか又は決定し得る。ステップ2の決定に基づいて、UE3は、UE3が利用可能なセル及びセル(複数)(例えば、サービングセル及び近隣セル)から受信したシステム情報及びUE無線機能に基づいて、選択又は再選択するセルを選び得る。受信したシステム情報は、セル選択及び再選択情報として表され得る。セル(複数)は、サービングセル及び近隣セルとして表され得る。例えば、UE3がFB1を最善の周波数帯域と決定する場合、UE3は、FB1をサポートするか又はFB1で動作するセルを選び得る。セルは、サービングセル又は近隣セルとして表され得る。例えば、UE3が、FB1、FB2、及びFB3を含むSN帯域リストを受信し、UE3が、周波数帯域の最善の組み合わせとして、グループID1についてFB1を決定し、グループID2についてFB2を決定する場合、UE3は、MN501によって制御されFB1をサポートするか又はFB1で動作する第1のセル、及びMN501に対応するSNによって制御されFB2をサポートするか又はFB2で動作する第2のセルを選び得る。例えば、UE3によって選ばれるセルがサービングセルである場合、UE3は、セル選択又はセル再選択を行わない場合がある。UE3によって選ばれるセルがサービングセルであることは、サービングセルを制御するMN501が、FB1を含む周波数帯域優先度、及びFB2を含むSN帯域リストを含むシステム情報を送信することを意味し得る。セル選択又はセル再選択を行わないUE3は、サービングセル内にとどまるUEとして表され得る。UE3によって選ばれるセルがサービングセルである場合、UE3は、セル選択又はセル再選択が必要でなく、UE3がセルに移動しないと決めるか又は決定し得る。
【0152】
UE3が、システム情報においてブロードキャストされるセル選択及び再選択情報に基づいて、最善の優先度のネットワークスライス及び最善の優先度のFBで継続するセルにあって、現在のセルの信号強度が依然、セル再選択に必要な閾値よりも上である場合、UE3は、セル再選択を行う必要がない、すなわち、UE3は、現在のセルにとどまる。
【0153】
ステップ4:ステップ3での決定に基づいて、セル選択又はセル再選択が必要な場合(例えば、サービングセルが弱くなって、ステップ1~3に従ってより充分に適合する1つ以上のセルが存在する場合)、UE3は、セル選択又はセル再選択を行い得る。代替的に、UE3は、ステップ1~3に従ってより好適なセルが利用可能になった場合、すぐにセル選択又はセル再選択をトリガし得る。例えば、UE3は、ステップ3で選ばれるセルへのセル選択又はセル再選択を行う。例えば、ステップ3でUE3によって選ばれるセルが、近隣セルである場合(例えば、近隣セルを制御するノード又は近隣MNが、FB1を含む周波数帯域優先度、及びFB2を含むSN帯域リストを含むシステム情報を送信する場合)、UE3は、近隣セルについてのセル選択、又は近隣セルについてのセル再選択を行い得る。
【0154】
RATタイプを考慮に入れてセル選択又はセル再選択が必要とされ得る場合、以下の情報がブロードキャストされ得る。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUE3に専用で提供され得る。
【0155】
-RATタイプを伴う周波数帯域優先度:周波数帯域及びRATタイプ優先度の組み合わせは、周波数帯域/RATタイプの組み合わせの優先順序を示す。例えば、RATタイプを伴う周波数帯域優先度を使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域及びセルのうちの少なくとも一方を選び得る。
【0156】
-SN帯域リスト:SN帯域リストは、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作においてSNとして構成される周波数帯域及びRATタイプの組み合わせのリストを示す。例えば、当該リストを使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域、セル、及びSN502のうちの少なくとも1つを選び得る。
【0157】
<第2の態様の第2の例の変形1>
本開示は、サポートされるグループリスト及びグループ優先度と共にSN帯域リストを含むスライスインフォシステム情報の構造を開示する。図8は、当該構造を示す。
【0158】
第2の例の第1の変形の詳細なプロセスは、以下に記載される。
【0159】
ステップ1.MN501は、セル選択及びセル再選択用のシステム情報として以下の情報をブロードキャストする。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUE3に専用で提供され得る。図8のステップ1は、図5のステップ2において行われ得る。UE3は、サービングセル及び近隣セルのうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。例えば、UE3は、サービングMN(例えば、サービングセルを制御するMN501)及び近隣MN(例えば、近隣セルを制御するMN501)のうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。
【0160】
-グループIDリスト:MN501がサポートするグループIDのリスト。一変形として、グループIDリストは、MN501及び関連付けられる全てのSNがサポートするグループIDを含み得る。例えば、優先度は、グループIDリスト内のグループIDについて構成され得る。例えば、グループID1は、最高の優先度を有し、グループID3は、最低の優先度を有し、グループID2は、グループID1とグループID3との間の中間の優先度を有する。
【0161】
-周波数帯域優先度:周波数帯域優先度は、周波数帯域の優先順序を示す。各周波数帯域情報は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作下のセルに関してMN501の周波数帯域及びSNの周波数帯域で構築され得る。「優先順序でFB1、FB1+FB3(SN)、FB2+FB3(SN)(FB 1, FB 1+FB 3 (SN), FB 2+FB 3 (SN) in priority order)」は、FB1が最高の優先度を有し、MN501のFB2及びSNのFB3の周波数帯域組み合わせが最低の優先度を有し、MN501のFB1及びSNのFB3の周波数帯域組み合わせが最高の優先度と最低の優先度との間の中間の優先度を有することを意味し得る。例えば、「FB1」は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作が使用されない場合に、FB1が使用され得ることを意味し得る。「FB1+FB3(SN)」は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作が使用される場合に、MN501のFB1及びSNのFB3の組み合わせが使用され得ることを意味し得る。「FB2+FB3(SN)」は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作が使用される場合に、MN501のFB2及びSNのFB3の組み合わせが使用され得ることを意味し得る。周波数帯域優先度は、グループIDリスト内の各グループIDについて構成され得る。例えば、MN501は、図5のステップ1におけるプロセスに基づいて、SN502からSNの周波数帯域を取得し得る。MN501は、MN501の周波数帯域及びSNの周波数帯域に基づいて各周波数帯域情報を構築し得る。例えば、MN501がFB1及びFB2をサポートし、SNがFB3をサポートする場合、MN501は、FB1と、FB1及びFB3の組み合わせと、FB2及びFB3の組み合わせと、を含む周波数帯域情報を構成する。
【0162】
UE3がこのシステム情報を受信するときのUE挙動は、第2の態様の第2の例に記載されるようなUE挙動と同じである。例えば、UE3は、受信した周波数帯域優先度又はUE3のローカル構成に基づいて、MN501のFB1及びSNのFB3の組み合わせを周波数帯域の最善の組み合わせと決定する。UE3は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作についてFB1及びFB3で動作するセルを選び得る。例えば、UE3が、MN501のFB1及びSNのFB3の組み合わせを周波数帯域の最善の組み合わせと決定する場合、UE3は、MN501のFB1及びSNのFB3の組み合わせを含む周波数帯域優先度を含むシステム情報がブロードキャストされる(例えば、「FB1+FB3(SN)」がブロードキャストされる)セルを選び得る。UE3によって選ばれるセルがサービングセルである場合、UE3は、セル選択又はセル再選択を行わない場合がある(すなわち、UE3は、サービングセル内にとどまる)。UE3によって選ばれるセルが近隣セルである場合、UE3は、近隣セルについてのセル選択、又は近隣セルについてのセル再選択を行い得る。
【0163】
RATタイプを考慮に入れてセル選択又はセル再選択が必要とされ得る場合、以下の情報がブロードキャストされ得る。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUEに専用で提供され得る。
【0164】
-RATタイプを伴う周波数帯域優先度:周波数帯域及びRATタイプ優先度の組み合わせは、周波数帯域/RATタイプの組み合わせの優先順序を示す。スタンドアローンセルについて、各エントリは、周波数帯域及びRATタイプ情報の組み合わせを構築する。マルチ無線デュアルコネクティビティ動作下のセルに関して、各エントリは、MNの周波数帯域/RATタイプの組み合わせ、及びSNの周波数帯域/RATタイプの組み合わせを構築する。例えば、RATタイプを伴う周波数帯域優先度を使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域及びセルのうちの少なくとも一方を選び得る。例えば、RATタイプを伴う周波数帯域優先度を使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域、セル、MN、及びSNのうちの少なくとも1つを選び得る。
【0165】
<第2の態様の第2の例の変形2>
本開示は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作に関するスライスインフォシステム情報の構造を開示する。図9は、UEに提供されるシステム情報を示す。
【0166】
第2の例の第2の変形の詳細なプロセスは、以下に記載される。
【0167】
ステップ1.MN501は、セル選択及びセル再選択用のシステム情報として以下の情報をブロードキャストする。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUEに専用で提供され得る。例えば、MN501は、MN501の識別情報をブロードキャストし得る。UE3は、サービングセル及び近隣セルのうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。例えば、UE3は、サービングMN(例えば、サービングセルを制御するMN501)及び近隣MN(例えば、近隣セルを制御するMN501)のうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。
【0168】
-グループIDリスト:MN501がサポートするグループIDのリスト。一変形として、グループIDリストは、MN501及び関連付けられる全てのSNがサポートするグループIDで構成され得る。例えば、優先度は、グループIDリスト内のグループIDについて構成され得る。例えば、グループID1は、最高の優先度を有し、グループID3は、最低の優先度を有し、グループID2は、グループID1とグループID3との間の中間の優先度を有する。
【0169】
-周波数帯域優先度:周波数帯域優先度は、周波数帯域の優先順序を示す。各周波数帯域情報は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作下のセルに関してMNの周波数帯域で構築され得る。例えば、周波数帯域優先度は、FB1が最高の優先度を有し、FB3が最低の優先度を有し、FB2がFB1とFB3との間の中間の優先度を有することを示す。
【0170】
ステップ2.SN502は、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択又はセル再選択用のシステム情報として以下の情報をブロードキャストする。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUE3に専用で提供され得る。例えば、UE3は、サービングMNに対応するSN(例えば、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作においてサービングセルを制御するMN501に対応するSN502)、及び近隣MNに対応するSN(例えば、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作において近隣セルを制御するMN501に対応するSN502)のうちの少なくとも一方からシステム情報を受信し得る。
【0171】
-MNリスト:関連付けられるMNのリスト。例えば、MNリストは、関連付けられるMNの少なくとも1つの識別情報を含む。
【0172】
-グループIDリスト:SN502がサポートするグループIDのリスト。例えば、優先度は、グループIDリスト内のグループIDについて構成され得る。例えば、グループID1は、最高の優先度を有し、グループID3は、最低の優先度を有し、グループID2は、グループID1とグループID3との間の中間の優先度を有する。
【0173】
UE3がこのシステム情報を受信するときのUE挙動は、第2の態様の第2の例に記載されるようなUE挙動と同じである。UE3は、ステップ1及び2で、MN501によってブロードキャストされるシステム情報、及びSN502によってブロードキャストされるシステム情報をスキャンすることに留意されたい。MN501及びSN502の関連付けは、SN502によってブロードキャストされるMNリスト情報からUE3によって分かり得る。この関連付けは、UE3がMN501及びSN502間の周波数帯域組み合わせを理解するのに役立つ。例えば、UE3が、MN501からMN501の識別情報を受信し、MN501の識別情報を含むMNリストをSN502から受信する場合、UE3は、MN501及びSN502の関連付けを認識又は理解し得る。例えば、UE3がMN501及びSN502の関連付けを認識又は理解する場合、UE3は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作が、MN501及びSN502を使用することによって利用可能であることを認識又は理解し得る。例えば、UE3がMN501及びSN502の関連付けを認識又は理解する場合、UE3は、MN501から受信される周波数帯域優先度がSN502にも適用可能であることを認識又は理解し得る。例えば、UE3がグループID1の優先度及びグループID4の優先度を決定する場合、UE3は、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作について周波数帯域の最善の組み合わせを決定し(例えば、UE3は、グループID1についてのFB1及びグループID4についてのFB2の組み合わせを決定し)、マルチ無線デュアルコネクティビティ動作についてFB1及びFB2で動作するセルを選び得る。例えば、UE3が、FB1及びFB2の組み合わせを周波数帯域の最善の組み合わせと決定する場合、UE3は、FB1を含む周波数帯域優先度を含むシステム情報がブロードキャストされる、MN501によって制御される第1のセル、及びMN501に対応するSN502によって制御される第2のセルを選び得る。この場合、SN502は、FB2をサポートするか、又はFB2で動作する。UE3によって選ばれるセル(例えば、第1のセル)がサービングセルである場合、UE3は、セル選択又はセル再選択を行わない場合がある(すなわち、UE3は、サービングセル内にとどまる)。UE3によって選ばれるセル(例えば、第1のセル)が近隣セルである場合、UE3は、近隣セルについてのセル選択、又は近隣セルについてのセル再選択を行い得る。第1のセルの選択又は第1のセルの再選択後、UE3は、セカンダリセルとして第2のセルの追加を行い得る。第1のセルの選択又は第1のセルの再選択後、UE3は、セカンダリノードとして、第2のセルを制御するSNの追加を行い得る。
【0174】
RATタイプを考慮に入れてセル選択又はセル再選択が必要とされ得る場合、以下の情報がブロードキャストされ得る。加えて、以下の情報も、RRC解放メッセージ又は既存のRRCメッセージによってUE3に専用で提供され得る。
【0175】
-RATタイプを伴う周波数帯域優先度:周波数帯域及びRATタイプ優先度の組み合わせは、周波数帯域/RATタイプの組み合わせの優先順序を示す。スタンドアローンセルについて、各エントリは、周波数帯域及びRATタイプ情報の組み合わせを構築する。マルチ無線デュアルコネクティビティ動作下のセルに関して、各エントリは、MNの周波数帯域/RATタイプの組み合わせ、及びSNの周波数帯域/RATタイプの組み合わせを構築する。例えば、RATタイプを伴う周波数帯域優先度を使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域及びセルのうちの少なくとも一方を選び得る。例えば、RATタイプを伴う周波数帯域優先度を使用することによって、UE3は、RATタイプに対応する周波数帯域、セル、MN、及びSNのうちの少なくとも1つを選び得る。
【0176】
<システム概要>
図10は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0177】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0178】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0179】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0180】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0181】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0182】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0183】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能とみなされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0184】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの場所からサービスを提供し、各場所においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0185】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0186】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0187】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0188】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)(R)ANノードインターフェースに適切な(R)ANノード5を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0189】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0190】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0191】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0192】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRCレイヤにおいて通信される。
【0193】
-RRCセットアップ要求メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0194】
-RRCセットアップメッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)
【0195】
-RRCセットアップ完了メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)
【0196】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0197】
-登録要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求NSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求DRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求マッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、追加の要求情報(Additional information requested)、要求WUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求NB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0198】
-登録承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0199】
-登録完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0200】
-認証要求メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0201】
-認証応答メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0202】
-認証結果メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0203】
-認証失敗メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0204】
-認証拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0205】
-サービス要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0206】
-サービス承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0207】
-サービス拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0208】
-構成更新コマンドメッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0209】
-構成更新完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0210】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図11は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0211】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0212】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0213】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0214】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連の機器、通信及び関連の機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0215】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連の器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0216】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0217】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0218】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連の機器であり得る。
【0219】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0220】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0221】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0222】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0223】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0224】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0225】
<(R)ANノード>
図12は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0226】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0227】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0228】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。マスタノード(Master Node)(MN)501及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)502は、(R)ANノード5と同じ構成要素を有し得る。
【0229】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図13は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0230】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0231】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0232】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MACレイヤ及びRLCレイヤをサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ、及びRRCレイヤをサポートする機能を提供してもよい。
【0233】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図14は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0234】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MACレイヤ及びRLCレイヤに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0235】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0236】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0237】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0238】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図15は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0239】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0240】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0241】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図16は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0242】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0243】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0244】
<AMF>
図17は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0245】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。AMF7001及びAMF7002は、AMF70と同じ構成要素を有し得る。
【0246】
<UDM>
図18は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0247】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0248】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0249】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0250】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0251】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0252】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0253】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるか関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0254】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0255】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0256】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装され得る。
【0257】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組み合わせで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0258】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0259】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0260】
<付記>
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下の付記に限定されるものではない。
【0261】
付記1.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信し、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信し、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0262】
付記2.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する、
次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法。
【0263】
付記3.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信し、
前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【0264】
付記4.
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信し、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信し、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0265】
付記5.
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信し、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信し、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する、
次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノードの方法。
【0266】
付記6.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する、
マスタノード(Master Node)(MN)の方法。
【0267】
付記7.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信し、
前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む、
マスタノード(Master Node)(MN)の方法。
【0268】
付記8.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信し、
前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【0269】
付記9.
第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信し、
マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信し、
前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【0270】
付記10.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを送信する手段と、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを受信する手段と、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0271】
付記11.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及びシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、
前記PLMN ID及び識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを含む第2のメッセージを送信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、
を備える、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノード。
【0272】
付記12.
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含む第1のメッセージを受信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第2のメッセージを受信する手段と、
前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを受信した後にセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【0273】
付記13.
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを受信する手段と、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を送信する手段と、
前記識別子に関連付けられた前記S-NSSAIを送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0274】
付記14.
識別子の範囲を示す情報を含む第1のメッセージを送信する手段と、
公衆陸上モバイルネットワーク識別子(Public Land Mobile Network Identifier)(PLMN ID)及び前記識別子に関連付けられたシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を受信する手段と、
前記PLMN IDに関連付けられた前記識別子を含む第3のメッセージを送信する手段と、
を備える、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Radio Access Network)(NG-RAN)ノード。
【0275】
付記15.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を送信する手段
を備える、マスタノード(Master Node)(MN)。
【0276】
付記16.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を送信する手段を備え、
前記周波数帯域の優先度を示す前記情報は、MNの周波数帯域及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)の周波数帯域を含む周波数帯域組み合わせの優先度を含む、
マスタノード(Master Node)(MN)。
【0277】
付記17.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別するグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、周波数帯域の優先度を示す情報、及びセカンダリノード(Secondary Node)(SN)によって使用される周波数帯域を示す情報を受信する手段と、
前記GP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、及び前記SNによって使用される周波数帯域を示す前記情報に基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【0278】
付記18.
第1のシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)を含むグループを識別する第1のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)、及び周波数帯域の優先度を示す情報を受信する手段と、
マスタノード(Master Node)(MN)のリスト、及び第2のS-NSSAIを含むグループを識別する第2のグループ識別子(Group Identifier)(GP ID)を受信する手段と、
前記第1のGP ID、前記周波数帯域の優先度を示す前記情報、前記リスト、及び前記第2のGP IDに基づいてセル選択又はセル再選択を行う手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【0279】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0280】
この出願は、2021年11月5日に出願されたインド仮特許出願第202111050760号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0281】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
501 マスタノード
502 セカンダリノード
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2024-04-24
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Next Generation-Radio Access Network(NG-RAN)ノードと通信する手段と、
前記NG-RANノードからメッセージを受信する手段とを有し、
前記メッセージは、Public Land Mobile Network(PLMN)識別子と、セル再選択のためのネットワークスライスグループに関する情報とを含み、
前記情報は、少なくとも1つのSingle Network Slice Selection Assistance Information (S-NSSAI)を示し、
前記情報は、前記PLMN識別子と関連している
Access and Mobility Management Function(AMF)。
【請求項2】
前記メッセージは、NG SETUP REQUESTメッセージまたはRAN CONFIGURATION UPDATEメッセージである
請求項1に記載のAMF。
【請求項3】
前記情報をユーザ装置に送信する手段を有する
請求項1または2に記載のAMF。
【請求項4】
前記情報は、registration acceptメッセージによって前記ユーザ装置に送信される
請求項3に記載のAMF。
【請求項5】
Access and Mobility Management Function(AMF)と通信する手段と、
前記AMFにメッセージを送信する手段とを有し、
前記メッセージは、Public Land Mobile Network(PLMN)識別子と、セル再選択のためのネットワークスライスグループに関する情報とを含み、
前記情報は、少なくとも1つのSingle Network Slice Selection Assistance Information (S-NSSAI)を示し、
前記情報は、前記PLMN識別子と関連している
Next Generation-Radio Access Network(NG-RAN)ノード。
【請求項6】
前記メッセージは、NG SETUP REQUESTメッセージまたはRAN CONFIGURATION UPDATEメッセージである
請求項5に記載のNG-RANノード。
【請求項7】
Next Generation-Radio Access Network(NG-RAN)ノードと通信し、
前記NG-RANノードからメッセージを受信し、
前記メッセージは、Public Land Mobile Network(PLMN)識別子と、セル再選択のためのネットワークスライスグループに関する情報とを含み、
前記情報は、少なくとも1つのSingle Network Slice Selection Assistance Information (S-NSSAI)を示し、
前記情報は、前記PLMN識別子と関連している
Access and Mobility Management Function(AMF)の方法。
【請求項8】
Access and Mobility Management Function(AMF)と通信し、
前記AMFにメッセージを送信し、
前記メッセージは、Public Land Mobile Network(PLMN)識別子と、セル再選択のためのネットワークスライスグループに関する情報とを含み、
前記情報は、少なくとも1つのSingle Network Slice Selection Assistance Information (S-NSSAI)を示し、
前記情報は、前記PLMN識別子と関連している
Next Generation-Radio Access Network(NG-RAN)ノードの方法。
【国際調査報告】