(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】操作制御方法、装置及び記憶媒体ならびに電子デバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20220101AFI20241029BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20241029BHJP
【FI】
G06F3/0488
G06F3/0482
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525862
(86)(22)【出願日】2022-11-09
(85)【翻訳文提出日】2024-05-01
(86)【国際出願番号】 CN2022130837
(87)【国際公開番号】W WO2023138174
(87)【国際公開日】2023-07-27
(31)【優先権主張番号】202210074889.2
(32)【優先日】2022-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】蒋 帥
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA54
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC04
5E555CA13
5E555CB08
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB33
5E555CB57
5E555CC02
5E555CC03
5E555DB20
5E555DC26
5E555DC84
5E555FA00
(57)【要約】
コンピュータデバイスによって実行される操作制御方法であって、仮想操作ボタンを表示するステップであって、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップ(S202)と、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップ(S204)と、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップ(S206)と、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すステップ(S208)と、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータデバイスにより実行される操作制御方法であって、
仮想操作ボタンを表示するステップであって、前記仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップと、
前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、前記ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、前記仮想取消ボタンは前記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が前記仮想取消ボタン上にあるときに前記ターゲット選択操作が終了した場合、前記実行待機状態にある前記ターゲット操作の実行を取り消すステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、前記仮想取消ボタンが予め設定された表示面積からターゲット表示面積まで大きくなるように表示するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、前記仮想取消ボタンが大きくなり続けるように表示するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が前記仮想取消ボタンに向かって移動した場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動したが、前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値よりも小さい場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が変化しないように制御するステップと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が前記ターゲット距離閾値以上の場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離である場合、第1の表示面積の前記仮想取消ボタンを表示するステップと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離である場合、第2の表示面積の前記仮想取消ボタンを表示するステップであって、前記第2の距離は前記第1の距離よりも短く、前記第2の表示面積は前記第1の表示面積よりも大きいステップと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離閾値の範囲にある場合、第3の表示面積の前記仮想取消ボタンを表示するステップであって、前記第1の距離閾値の範囲は前記第3の表示面積に対応するステップと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離閾値の範囲にある場合、第4の表示面積の前記仮想取消ボタンを表示するステップであって、前記第2の距離閾値の範囲は前記第4の表示面積に対応し、前記第2の距離閾値の範囲における距離閾値は前記第1の距離閾値の範囲における距離閾値よりも短く、前記第4の表示面積は前記第3の表示面積よりも大きいステップと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲット選択操作の操作位置が前記仮想取消ボタン上にあるときに前記ターゲット選択操作が終了した場合、前記実行待機状態にある前記ターゲット操作の実行を取り消す前記ステップは、
前記ターゲット選択操作に関連付けられたターゲット操作位置点が前記仮想取消ボタン上にあり、且つ前記仮想取消ボタン上にあるターゲット操作位置点の数量がトリガ閾値に達したときに前記ターゲット選択操作が終了した場合、前記実行待機状態にある前記ターゲット操作の実行を取り消すステップであって、前記ターゲット選択操作には少なくとも1つのターゲット操作位置点が関連付けられ、前記ターゲット操作位置点は前記ターゲット選択操作の操作位置を決定するために用いられるステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記仮想取消ボタンの表示面積が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御するステップを含み、
前記方法は、前記ターゲット操作の実行が取り消された場合、前記仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻すステップをさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記仮想取消ボタンの表示面積が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御するステップを含み、
前記方法は、前記ターゲット選択操作の終了位置が前記仮想取消ボタンの位置する領域外にある場合、前記仮想取消ボタンの表示面積を前記予め設定された表示面積に戻すステップをさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する前記ステップは、
前記ターゲット選択操作が前記仮想操作ボタンに対する長押し操作であり、前記長押し操作のタッチ位置が移動し、且つ前記長押し操作のタッチ位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった前記場合に、前記仮想操作ボタンへ向かう前記仮想取消ボタンの移動を表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ターゲット操作の前記仮想操作ボタンにおけるトリガ方法は、タップ、長押しまたはスライドのうちの少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整する前記ステップは、
前記ターゲット操作の状態をトリガ待機状態から実行待機状態に調整するステップを含み、
前記実行待機状態にある前記ターゲット操作の実行を取り消す前記ステップは、
前記ターゲット操作の状態を前記実行待機状態から前記トリガ待機状態に調整するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記ターゲット選択操作が終了したときに前記ターゲット選択操作の操作位置が前記仮想取消ボタンに関連付けられた取消領域範囲内にない場合、前記ターゲット操作の状態を前記実行待機状態から実行状態に調整するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記仮想取消ボタンの形状は円形であり、前記仮想取消ボタンの半径は、前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離に対して負の相関関係を成すことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
仮想操作ボタン及び仮想取消ボタンを表示するために用いられる表示ユニットであって、前記仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、前記仮想取消ボタンは前記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられる表示ユニットと、
前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、前記ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するために用いられる調整ユニットであって、前記仮想取消ボタンは前記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられる調整ユニットと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ前記ターゲット選択操作の操作位置と前記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、前記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる制御ユニットと、
前記ターゲット選択操作の操作位置が前記仮想取消ボタン上にあるときに前記ターゲット選択操作が終了した場合、前記実行待機状態にある前記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられる取消ユニットと、を含むことを特徴とする操作制御装置。
【請求項18】
コンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラムであって、当該コンピュータ可読命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法のステップが実現される、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項19】
メモリ及びプロセッサを含む電子デバイスであって、前記メモリにはコンピュータ可読命令が記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ可読命令によって、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定されている、ことを特徴とする電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2022年01月21日に中国専利局に出願した、出願番号が2022100748892であり、発明の名称が「操作制御方法、装置及び記憶媒体ならびに電子デバイス」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全内容を参照により本願に援用する。
【0002】
本願は、コンピュータの分野に関し、具体的には、操作制御方法、装置、記憶媒体、コンピュータプログラム製品及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
ターゲット操作がトリガされた後、トリガされたターゲット操作を実行するか実行の取消をするかを再判断し、判断結果によって当該ターゲット操作に対してさらなる制御を行うことがしばしばある。しかし関連技術において、上記ターゲット操作を実行するか実行の取消をするかの判断方法は精度に欠けており、判断ミス等の問題が起こりやすい。そのため、操作制御の精度が低いという問題が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の様々な実施例により、操作制御方法、装置、記憶媒体、コンピュータプログラム製品及び電子デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例の1つの様態によれば、コンピュータデバイスによって実行される操作制御方法が提供され、該操作制御方法は、仮想操作ボタンを表示するステップであって、上記仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップと、上記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、上記ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、上記仮想取消ボタンは上記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップと、上記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ上記ターゲット選択操作の操作位置と上記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、上記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、上記ターゲット選択操作の操作位置が上記仮想取消ボタン上にあるときに上記ターゲット選択操作が終了した場合、上記実行待機状態にある上記ターゲット操作の実行を取り消すステップと、を含む。
【0006】
本願の実施例の別の様態によれば、操作制御装置がさらに提供され、該操作制御装置は、仮想操作ボタンを表示するために用いられる表示ユニットであって、上記仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられる表示ユニットと、上記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、上記ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整する調整ユニットであって、上記仮想取消ボタンは上記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられる調整ユニットと、上記ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ上記ターゲット選択操作の操作位置と上記仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、上記仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる制御ユニットと、上記ターゲット選択操作の操作位置が上記仮想取消ボタン上にあるときに上記ターゲット選択操作が終了した場合、上記実行待機状態にある上記ターゲット操作の実行を取り消すために用いられる取消ユニットと、を含む。
【0007】
本願の実施例の1つの様態によれば、コンピュータ可読命令を記憶した不揮発性コンピュータ可読記憶媒体が提供され、当該コンピュータ可読命令が処理実行されると、上記操作制御方法が実現される。
【0008】
本願の実施例の別の様態によれば、コンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラム製品が提供され、当該コンピュータ可読命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。コンピュータデバイスのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ可読命令を読み取り、プロセッサは当該コンピュータ可読命令を実行することにより、当該コンピュータデバイスに上記の操作制御方法を実行させる。
【0009】
本願の実施例の別の様態によれば、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータ可読命令を含む電子デバイスがさらに提供され、上記プロセッサはコンピュータ可読命令によって上記の操作制御方法を実行する。
【0010】
本願の1つまたは複数の実施例の詳細を、以下の添付図面及び説明に示す。本願の他の特徴、目的、及び利点は、本明細書、添付図面、及び特許請求の範囲から明らかにされる。
【0011】
本願の実施例または先行技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、実施例または先行技術の説明に使用される添付図面を以下に簡単に説明するが、ここで説明される添付図面は、本願についてさらに理解するために提供され、本願の一部を形成するものであり、本願の概略的な実施例及びその説明は、本願の解釈に使用されるものであり、本出願に対する不当な限定を構成するものではないことが明らかである。当業者であれば、これらの添付図面に基づいて他の添付図面を創造的な労力を要することなく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本願の実施例による任意選択的な操作制御方法の使用環境の模式図である。
【
図2】本願の実施例による任意選択的な操作制御方法のフローの模式図である。
【
図3】本願の実施例による任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図4】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図5】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図6】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図7】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図8】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図9】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図10】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図11】本願の実施例による別の任意選択的な操作制御方法の模式図である。
【
図12】本願の実施例による任意選択的な操作制御装置の模式図である。
【
図13】本願の実施例による任意選択的な電子デバイスの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
当業者が本願の解決手段をより理解するために、以下では、本願の実施例における添付図面を参照して、本願の実施例における技術的解決手段を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではないことは明らかである。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力なしに得られるその他のあらゆる実施例は、本願の保護範囲に属するものとする。
【0014】
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲ならびに上記添付図面における「第1の」、「第2の」等の用語は、類似の対象を区別するために使用されるものであり、特定の順序またはシーケンスを表すためのものではない。ここで使用されるデータは、本明細書で説明される本願の実施例が本明細書で図示されるまたは説明される順序以外の順序で実施され得るように、適切な場合には、交換可能であり得ることを理解されたい。また、用語「含む」及び「有する」、ならびにそれらのあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップまたはユニットを包含するプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、明確に列挙されたステップまたはユニットに限定される必要がなく、むしろ明確に列挙されていない、またはこれらのプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスの固有の他のステップまたはユニットを含むことができる。
【0015】
本願の実施例の1つの様態によれば、操作制御方法が提供され、任意選択により、任意選択的な実施形態として、上記操作制御方法は
図1に示す環境に使用されてもよいがこれに限定されない。ユーザデバイス102、ネットワーク110及びサーバ112を含んでもよいがこれらに限定されず、中でも、当該ユーザデバイス102にはディスプレイ108、プロセッサ106及びメモリ104が含まれてもよいがこれらに限定されない。
【0016】
具体的なプロセスは、
ステップS102:ユーザデバイス102が、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作を取得するステップと、
ステップS104~S106:ユーザデバイス102が、ネットワーク110を介してターゲット選択操作をサーバ112に送信するステップと、
ステップS108:サーバ112が、データベース114を通して仮想取消ボタンの関連位置データを検索するとともに、処理エンジン116によって当該関連位置データ及びターゲット選択操作の操作位置を処理することで、仮想取消ボタンの表示面積を取得するステップと、
ステップS110~S112:サーバ112が、ネットワーク110を介して仮想取消ボタンの表示面積をユーザデバイス102に送信し、ユーザデバイス102におけるプロセッサ106が、得られた表示面積に応じて仮想取消ボタンを調整するとともに、調整後の仮想取消ボタンをディスプレイ108に表示し、且つ調整後の仮想取消ボタンをメモリ104に記憶するステップと、を含んでもよい。
【0017】
図1に示した例に加え、サーバの処理負担の軽減のために、ユーザデバイス102が上記のステップを独立して完了する、即ち仮想取消ボタンの表示面積を取得するなどのステップをユーザデバイス102が実行するようにしてもよい。当該ユーザデバイス102は、ハンディデバイス(例えば、携帯電話)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、車載デバイスなどを含んでもよいが、これらに限定されず、本願はユーザデバイス102の具体的な実現方式を制限しない。
【0018】
任意選択により、任意選択的な実施形態として、
図2に示すように、操作制御方法はコンピュータデバイスによって実行され、具体的には、
図1におけるユーザデバイスによって実行されてもよく、当該方法は、
S202:仮想操作ボタンを表示するステップであって、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップと、
S204:仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップと、
S206:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、
S208:ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すステップと、を含む。
【0019】
任意選択により、本実施例において、上記操作制御方法はターゲット操作の実行取消シーンに使用されてもよいがこれに限定されず、当該実行取消シーンでは、まず仮想操作ボタンによってターゲット操作の実行をトリガし、その後、様々な方法を用いてターゲット操作の実行を取り消してもよいがこれに限定されない。ここで、様々な方法は、仮想取消ボタンを用いてターゲット操作の実行を取り消す方法、または、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作を取得したときにターゲット選択操作の操作位置と仮想操作ボタンとの間の距離がターゲット取消閾値に達することによりターゲット操作の実行を取り消す方法を含んでもよいが、これらに限定されない。しかるに、上記操作制御方法は、仮想取消ボタンを用いてターゲット操作の実行を取り消す上記方法に対して行うもの、あるいは仮想取消ボタンを用いてターゲット操作の実行を取り消す上記方法に存在する、操作制御の精度が低いという技術的課題を解決するためのものであってもよいがこれに限定されない。
【0020】
任意選択により、本実施例において、仮想取消ボタンを用いてターゲット操作の実行を取り消す上記方法における仮想取消ボタンの表示面積は往々にして固定されていて変化しないが、このような固定されていて変化しない方式は、実際のシーンにおいてユーザが一般的に望んでいる、より効率的なターゲット操作の実行取消を考慮していない。そして、ユーザの上記要望に応えるため、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離により、ユーザがターゲット操作の実行を取り消したいとの意図をフィードバックし、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、あるいは上記意図を取得した場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御して、ターゲット操作の実行をより効率的に取り消しできる方法をユーザに提供し、さらに操作制御の精度という技術的効果を実現する。
【0021】
任意選択により、本実施例において、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられる。1つの実施例では、ターゲット操作の仮想操作ボタンにおけるトリガ方法は、タップ、長押し、またはスライドのうちの少なくとも一種の方法を含んでよいがこれらに限定されない。ユーザは、タップ、長押し、またはスライドのうちの少なくとも一種の方法で、仮想操作ボタンをトリガすることにより、ターゲット操作の実行をトリガし、これによって様々なシーンのターゲット操作のトリガをサポートすることができる。一般的な場合において、仮想操作ボタンを用いたターゲット操作実行のトリガは、ターゲット操作の状態を実行待機状態に設定することと理解され得るが、これに限定されず、実行待機状態にあるターゲット操作がさらに実行されるようまたは実行が取り消されるように制御されてもよい。あるいは、仮想操作ボタンを用いてターゲット操作の実行がトリガされた際に、ターゲット操作に対するユーザの制御意図が明確ではないため、ユーザの次のステップである制御操作の実行に備えてバッファリング状態を設定しておく。
【0022】
任意選択により、本実施例において、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられ、仮想取消ボタンは、仮想操作ボタンに対し実行されたターゲット選択操作が取得された場合に表示されるように設定されてもよいがこれに限定されず、あるいは仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作が取得されなかった場合に仮想取消ボタンが隠されるように設定されてもよいがこれに限定されない。このような方法により、ユーザ操作への仮想取消ボタンの影響を軽減することができ、さらに仮想取消ボタンの表示の有効性を実現することができるがこれに限定されない。
【0023】
任意選択により、本実施例において、仮想操作ボタン及び仮想取消ボタンの表示態様は限定されず、例えば形状は矩形、円形、多角形、不規則形状などであってもよいがこれらに限定されず、調整可能な状態パラメータは、透明度、色度またはコントラストなどを含んでもよいがこれらに限定されない。
【0024】
任意選択により、本実施例において、前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作が取得されなかった場合、ユーザデバイスは仮想操作ボタンを表示して、仮想取消ボタンを隠すことができるがこれに限定されず、前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作が取得された場合に、ユーザデバイスは仮想取消ボタンを表示し、これによって、使用する必要がないときにユーザに与える仮想取消ボタンの視線遮蔽の影響を軽減する。また、ユーザデバイスは、前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作が取得されなかった場合に、仮想操作ボタン及び仮想操作ボタンの識別子を表示してもよいがこれに限定されず、当該仮想操作ボタン識別子は仮想操作ボタンの隠し位置を示すために用いられ、このようにすることで、ユーザは、仮想操作ボタンが隠されているときでも仮想操作ボタンがある位置を明確に確定することができ、さらに、前記仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作が取得された場合、仮想取消ボタンでターゲット操作の実行を効率的に取り消すことができ、仮想操作ボタン識別子がユーザに与える視線遮蔽の影響を軽減するために、仮想操作ボタン識別子の表示面積に、面積の上限値を設定してもよいがこれに限定されない。
【0025】
任意選択により、本実施例において、ターゲット操作の状態は、トリガ待機状態、実行待機状態、実行状態のうちの少なくとも1つを含んでよいがこれらに限定されない。ユーザデバイスは仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、ユーザデバイスはターゲット操作の状態をトリガ待機状態から実行待機状態に調整してもよいがこれに限定されない。さらに、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、ユーザデバイスは、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消す、あるいは、ユーザデバイスはターゲット操作の状態を実行待機状態からトリガ待機状態に調整する。また、ターゲット選択操作が終了したときにターゲット選択操作の操作位置が取消領域範囲内にない場合、ユーザデバイスはターゲット操作の状態を実行待機状態から実行状態に調整し、ここで、取消領域範囲は仮想取消ボタンに関連付けられたボタンの範囲を含んでもよいがこれに限定されない。
【0026】
1つの実施例では、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整することは、ターゲット操作の状態をトリガ待機状態から実行待機状態に調整することを含む。
【0027】
ここで、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、トリガされるターゲット操作をトリガ待機状態から実行待機状態に調整し、実行待機状態にあるターゲット操作はさらに、実行されるようまたは実行が取り消されるように制御され得るため、ユーザの次のステップである制御操作の実行に備えてバッファリング状態を設定しておくことができる。
【0028】
さらに、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すことは、ターゲット操作の状態を実行待機状態からトリガ待機状態に調整することを含む。
【0029】
ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了したことは、ユーザがターゲット操作の実行を取り消す必要があるということを示すため、ユーザデバイスは、ターゲット操作の実行を取り消すように、ターゲット操作の状態を実行待機状態からトリガ待機状態に調整する。
【0030】
本実施例において、ユーザデバイスは、ターゲット操作の状態を切り替えることにより、ターゲット操作のトリガ及び取消を制御し、誤操作の発生を低減することができ、操作の正確性を向上させることに有利である。
【0031】
1つの実施例では、操作制御方法は、ターゲット選択操作が終了したときに、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに関連付けられた取消領域範囲内にない場合、ターゲット操作の状態を実行待機状態から実行状態に調整することをさらに含む。取消領域範囲は仮想取消ボタンに関連付けられたボタン範囲を含んでもよい。ターゲット選択操作が終了し、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに関連付けられた取消領域範囲内にないことは、ユーザがターゲット操作の実行を取り消す必要がないことを示すため、ユーザデバイスはターゲット操作の状態を実行待機状態から実行状態に調整し、ターゲット操作を実行する。ターゲット操作に実行待機状態を設けて実行及び取消をバッファリングすることは、誤操作の発生を低減することができ、操作の正確性を向上させることに有利である。
【0032】
任意選択により、本実施例において、ユーザデバイスは、ターゲット選択操作の操作位置が移動している過程において、ターゲット選択操作の操作位置の移動方向情報、移動距離情報、移動速度情報などの移動情報を取得してもよいがこれに限定されない。ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離は、上記移動方向情報及び/または移動距離情報から取得してもよいがこれに限定されない。そして、移動速度情報は、ターゲット選択操作の操作位置の移動速度が速いほど、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなる速度も制御されて速くなり、逆も同様になるなど、仮想取消ボタンの表示面積の制御に関連付けられてもよいがこれに限定されない。
【0033】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離は、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンのボタン中心との間の距離であってもよいがこれに限定されない。任意選択により、本実施例において、例えば、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が短くなるほど、制御される仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるといったように、大きくなるように制御される仮想取消ボタンの表示面積が、短くなるターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離と相関関係を有してもよいが、これに限定されない。
【0034】
任意選択により、本実施例において、仮想取消ボタンの表示面積には、上限表示面積及び下限表示面積が設けられてもよいが、これに限定されず、下限表示面積は仮想取消ボタンの初期表示面積として理解され得るがこれに限定されず、上限表示面積は、仮想取消ボタンが制御されて大きくなる最大表示面積として理解され得るがこれに限定されない。
【0035】
1つの実施例では、仮想取消ボタンの形状は円形で、仮想取消ボタンの半径は、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に、負の相関関係を成す。
【0036】
具体的には、仮想取消ボタンの形状は円形であり、仮想取消ボタンの表示面積は仮想取消ボタンの半径とは正の相関があり、仮想取消ボタンの半径が大きいほど、ユーザデバイスにおける仮想取消ボタンの表示面積も大きくなる。仮想取消ボタンの半径は、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に負の相関関係を成し、即ち、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が短いほど、仮想取消ボタンの半径が大きくなり、仮想取消ボタンの表示面積も大きくなり、ユーザの取り消しをトリガするのに有利である。
【0037】
本実施例において、円形形状の仮想取消ボタンについて、仮想取消ボタンの半径は、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に負の相関関係を成すため、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が短いほど、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなり、ユーザが取り消しのトリガを行うのに有利であり、操作制御の効率向上に有利である。
【0038】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、例えば
図3に示すように、仮想取消ボタン304の調整可能半径をr(下限表示面積に対応する最小半径をr1、上限表示面積に対応する最大半径をr2)と仮定し、また、仮想取消ボタン304と仮想操作ボタン302の操作位置306との間の距離aを取得し、さらに式r=x/aを利用すると、調整可能半径rが得られる。ここで、xは定数であり、仮想操作ボタン302と仮想取消ボタン304との間の距離に応じて柔軟に設定することができる。具体的には、例えば、仮想取消ボタン304の円心と仮想操作ボタン302の操作位置306との間の距離をa1とすると、r1=x/a1が得られ、それによりxの数値を得ることができる。
【0039】
また、設定されたr2の数値、及び決定されたxの数値から、仮想取消ボタン304の円心と仮想操作ボタン302の操作位置306との間の最小距離a2を導出し、さらにr2=x/a2が得られ、即ち、仮想取消ボタン304の円心と仮想操作ボタン302の操作位置306との間の距離がa2以下である場合、仮想取消ボタン304をこれ以上拡大制御できないようにしてもよいが、これに限定されない。
【0040】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合には、ターゲット選択操作の操作位置が、仮想取消ボタンに関連付けられた領域と重なる場合を含んでもよいが、これに限定されない。さらに、
図3に示すシーンに基づいて、
図4に示すように、ターゲット選択操作の操作位置402と、仮想取消ボタン304に関連付けられた領域とが重なる場合、または、
図3に示すシーンに基づいて、続いて
図5に示すように、ターゲット選択操作の操作位置502が、仮想取消ボタン304に関連付けられた領域内にある場合を含んでもよいが、これに限定されない。
【0041】
なお、仮想取消ボタンによってターゲット操作の実行を取り消すように制御し、また、ターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに接近すると仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法を用い、さらにターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に応じて、仮想取消ボタンの表示面積を柔軟に調整することにより、操作制御の効率を向上させる。
【0042】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、
図3に示すシーンに基づき、続いて
図6に示すように、仮想操作ボタン302及び仮想取消ボタン304を表示し、ここで、仮想操作ボタン302はターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、仮想取消ボタン304はターゲット操作の実行を取り消すために用いられる。
図6の(a)に示すように、仮想操作ボタン302に対して実行されたターゲット選択操作を取得し、さらに、ターゲット選択操作に応答して、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整し、また、
図6の(b)に示すように、ターゲット選択操作の操作位置602が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置602と仮想取消ボタン304との間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタン304の表示面積が大きくなるように制御し、さらに
図6の(c)に示すように、ターゲット選択操作の操作位置602が仮想取消ボタン304上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消す。
【0043】
本願で提供される実施例によれば、ユーザデバイスは、仮想操作ボタンを表示し、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整し、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられ、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御し、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消し、仮想取消ボタンによってターゲット操作の実行を取り消すように制御し、またターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに接近すると仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法を用い、ターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に応じて仮想取消ボタンの表示面積を柔軟に調整する目的を達成し、これによって操作制御の効率を向上させる技術的効果を実現する。
【0044】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法は、
S1:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、仮想取消ボタンが予め設定された表示面積からターゲット表示面積まで大きくなることを表示するステップ、または、
S2:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、仮想取消ボタンが大きくなり続けることを表示するステップを含む。
【0045】
任意選択により、本実施例において、ユーザデバイスによって仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するプロセスは連続的であってもよいが、これに限定されず、固定的であってもよいが、これに限定されない。ここで、「連続的」とは、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、ユーザデバイスは仮想取消ボタンが大きくなり続けるように表示することとして理解され得るが、これに限定されない。ユーザデバイスは仮想取消ボタンの表示面積を連続して増大させることにより、さらにユーザの操作に資することができ、操作効率を向上させられる。「固定的」とは、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、ユーザデバイスは仮想取消ボタンが予め設定された表示面積から固定サイズのターゲット表示面積まで拡大表示することとして理解され得るが、これに限定されない。ユーザデバイスは仮想取消ボタンを固定サイズのターゲット表示面積まで拡大表示することにより、仮想取消ボタンの表示面積と画面の表示内容とのバランスをとり、仮想取消ボタンによって画面の表示内容が過度に遮られることを回避することができ、ユーザが操作を実施するのに有利である。
【0046】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップは、
ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに向かって移動した場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップを含む。
【0047】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに向かって移動した場合とは、ユーザデバイスにおける、仮想取消ボタンに対するターゲット選択操作の操作位置の方向が向き条件を満たした場合として理解され得るが、これに限定されない。
【0048】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、
図3に示すシーンに基づき、続いて例えば
図7に示すように、ターゲット方向702は、仮想取消ボタン304に対する標準的な参照方向と理解され得るが、これに限定されず、さらに、ユーザデバイスは、当該ターゲット方向702との角度差がターゲット角度閾値以下の方向を、向き条件が満たされた方向として決定するとともに、向き条件が満たされた方向に対応する操作位置を仮想取消ボタンへ向かう移動の操作位置として決定してもよいが、これに限定されない。ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに向かって移動した場合、ユーザデバイスは、操作位置の移動方向に基づき、仮想取消ボタンの表示面積を適時に調整することができ、これは操作制御の効率を向上させるのに有利である。
【0049】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法は、
S1:ターゲット選択操作の操作位置が移動したが、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値よりも小さい場合、仮想取消ボタンの表示面積が変化しないように制御するステップと、
S2:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値以上である場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、を含む。
【0050】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離は、ユーザのターゲット操作の実行を取り消したいかどうか意図に対応する。しかし、実際には、ユーザがターゲット選択操作をトリガしてターゲット選択操作の操作位置のときは、ユーザの操作の癖である場合、または適切なタイミングで実行したい場合、本当はターゲット操作の実行を取り消したくなかった場合であった可能性が高いため、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まると、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように直接制御することは、誤操作等の問題につながる恐れがある。当該問題を解決するために、事前制御機能を設け、当該事前制御機能によりユーザが本当にターゲット操作の実行を取り消したいのか否かを二次判断することにしてもよいが、これに限定されない。
【0051】
なお、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値以上である場合、ユーザデバイスは初めて仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御し、逆に、ターゲット選択操作の操作位置が移動したが、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値よりも小さい場合、ユーザデバイスは仮想取消ボタンの表示面積が変化しないように制御する。ユーザデバイスは、ターゲット距離閾値によって仮想取消ボタンの表示面積の変化を判断することにより、誤操作の発生を低減することができる。
【0052】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法は、
S1:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離である場合、第1の表示面積の仮想取消ボタンを表示するステップと、
S2:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離である場合、第2の表示面積の仮想取消ボタンを表示するステップであって、第2の距離は第1の距離よりも小さく、第2の表示面積は第1の表示面積よりも大きいステップと、を含む。
【0053】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離は、制御されて変化する仮想取消ボタンの表示面積と対応関係を有してよいが、これに限定されない。
【0054】
本出願で提供される実施例によれば、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離である場合、ユーザデバイスは第1の表示面積の仮想取消ボタンを表示し、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離である場合、ユーザデバイスは第2の表示面積の仮想取消ボタンを表示し、第2の距離は第1の距離よりも小さく、第2の表示面積は第1の表示面積よりも大きいため、距離数値を比較することにより、仮想取消ボタンの表示面積を効率的に制御する目的を達成し、操作制御の効率を向上させる効果を実現する。
【0055】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法は、
S1:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離閾値の範囲にある場合、第3の表示面積の仮想取消ボタンを表示するステップであって、第1の距離閾値の範囲は第3の表示面積に対応するステップと、
S2:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離閾値の範囲にある場合、第4の表示面積の仮想取消ボタンを表示するステップであって、第2の距離閾値の範囲は第4の表示面積に対応し、第2の距離閾値の範囲における距離閾値は第1の距離閾値の範囲における距離閾値よりも小さく、第4の表示面積は第3の表示面積よりも大きいステップと、を含む。
【0056】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が含まれる距離閾値は、仮想取消ボタンの制御によって変化する表示面積との間に対応関係があってもよいが、これらに限定されない。
【0057】
本願で提供される実施例によれば、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離閾値の範囲にある場合、ユーザデバイスは第3の表示面積の仮想取消ボタンを表示し、第1の距離閾値の範囲は第3の表示面積に対応し、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離閾値の範囲にある場合、ユーザデバイスは第4の表示面積の仮想取消ボタンを表示し、第2の距離閾値の範囲が第4の表示面積に対応し、第2の距離閾値の範囲における距離閾値は第1の距離閾値の範囲における距離閾値よりも小さく、第4の表示面積は第3の表示面積よりも大きいため、距離閾値の範囲の判断により、仮想取消ボタンの表示面積を効率的に制御する目的を達成し、操作制御の効率を向上させる効果を実現する。
【0058】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消す方法は、以下を含む。
【0059】
ターゲット選択操作に関連付けられたターゲット操作位置点が仮想取消ボタン上にあり、且つ仮想取消ボタン上にあるターゲット操作位置点の数量がトリガ閾値に達したときにターゲット選択操作が終了した場合、ユーザデバイスは実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消し、ターゲット選択操作には少なくとも1つのターゲット操作位置点が関連付けられ、ターゲット操作位置点はターゲット選択操作の操作位置を決定するために用いられる。
【0060】
任意選択により、本実施例において、ターゲット選択操作には、一般に、複数のターゲット操作位置点が関連付けられており、タッチスクリーン操作を例にすると、タッチされた領域が一定の範囲に達した場合、ターゲット選択操作がトリガされたことを示すことができるが、これに限定されず、タッチされた領域内に含まれる操作位置点をターゲット操作位置点として、またはタッチされた領域内に含まれるすべての操作位置点のうち、予め設定された条件を満たした操作位置点をターゲット操作位置点として理解され得るが、これに限定されず、予め設定された条件は、タッチされた領域の中心点との間の距離が操作距離に以下であってもよいが、これに限定されない。仮想取消ボタン上にあるターゲット操作位置点の数量がトリガ閾値に達した場合、ユーザデバイスは、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すことにより、ターゲット操作に対する取消の正確性を確保することができる。
【0061】
任意選択的な実施形態として、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップは、仮想取消ボタンの表示面積が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御するステップを含み、任意選択的な実施形態として、操作制御方法は、さらに、ターゲット操作の実行が取り消された場合、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻すことを含む。
【0062】
予め設定された表示面積を仮想取消ボタンの初期表示面積とし、仮想取消ボタンが予め設定された表示面積に基づいて大きくなるが、ターゲット操作の実行が取り消された場合、ユーザデバイスは、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻し、即ち大きくなった表示面積を初期の予め設定された表示面積に戻して表示することにより、仮想取消ボタンの表示面積の復帰を実現し、仮想取消ボタンの表示面積の変化により、ターゲット操作の実行状況を表現することができ操作制御の効率を向上させることに有利である。
【0063】
1つの実施例において、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップは、前記仮想取消ボタンの表示面積が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御するステップを含み、操作制御方法は、さらに、ターゲット選択操作の終了位置が仮想取消ボタンの位置する領域外にある場合、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻すステップを含む。
【0064】
仮想取消ボタンが予め設定された表示面積に基づき大きくなるが、ターゲット選択操作の終了位置が仮想取消ボタンの位置する領域外にある場合、ユーザデバイスは、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻し、即ち大きくなった表示面積を初期の予め設定された表示面積に戻して表示することにより、仮想取消ボタン表示面積の復帰を実現し、仮想取消ボタンの表示面積の変化により、ターゲット操作の実行状況を表現することができ、操作制御の効率を向上させることに有利である。
【0065】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、
図3に示すシーンに基づき、続いて
図8に示すように、ユーザデバイスは仮想操作ボタン302及び仮想取消ボタン304を表示し、仮想操作ボタン302はターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、仮想取消ボタン304はターゲット操作の実行を取り消すために用いられる。ユーザデバイスは、
図8の(a)に示すように、仮想操作ボタン302に対して実行されたターゲット選択操作を取得し、さらに、ターゲット選択操作に応答して、ユーザデバイスは、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整し、また、
図8の(b)に示すように、ターゲット選択操作の操作位置802が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置802と仮想取消ボタン304との間の距離が縮まった場合、ユーザデバイスは、仮想取消ボタン304が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御し、さらに、
図8の(c)に示すように、ターゲット選択操作の操作位置802が仮想取消ボタン304上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、ユーザデバイスは実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消し、そして、
図8の(d)に示すように、ターゲット操作の実行が取り消された場合、ユーザデバイスは、仮想取消ボタン304の表示面積を予め設定された表示面積に戻す。
【0066】
任意選択的な実施形態として、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップは、
ターゲット選択操作が仮想操作ボタンに対する長押し操作であり、長押し操作のタッチ位置が移動し、且つ長押し操作のタッチ位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップ、または、
ターゲット選択操作が仮想操作ボタンに対する連続的な選択操作(例えば、フローティング選択操作)であり、連続的な選択操作の連続的な選択位置が移動し、且つ連続的な選択位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップ、を含む。
【0067】
本実施例において、仮想操作ボタンに対する長押し操作のタッチ位置が移動し、且つタッチ位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まったとき、ユーザデバイスは、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御し、ターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に応じて、仮想取消ボタンの表示面積を柔軟に調整する目的、操作制御効率を向上させる技術的効果を実現する。
【0068】
任意選択的な実施形態として、操作制御方法は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想操作ボタンへ向かう仮想取消ボタンの移動を表示するステップをさらに含む。
【0069】
なお、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、ユーザデバイスは、仮想操作ボタンへ向かう仮想取消ボタンの移動を表示する。
【0070】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、
図3に示すシーンに基づき、続いて例えば
図9に示すように、ユーザデバイスは仮想操作ボタン302及び仮想取消ボタン304を表示し、仮想操作ボタン302はターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、仮想取消ボタン304はターゲット操作の実行を取り消すために用いられ、ユーザデバイスは、
図9の(a)に示すように、仮想操作ボタン302に対して実行されたターゲット選択操作を取得し、さらに、ターゲット選択操作に応答して、ユーザデバイスは、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整し、また、
図9の(b)に示すように、ターゲット選択操作の操作位置602が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置602と仮想取消ボタン304との間の距離が縮まった場合、ユーザデバイスは、仮想取消ボタン304が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御し、そして仮想操作ボタン302へ向かう仮想取消ボタン304の移動を表示する。
【0071】
本願で提供される実施例によれば、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想操作ボタンへ向かう仮想取消ボタンの移動を表示することにより、仮想取消ボタンと仮想操作ボタンとの間の相対位置を柔軟に調整する目的を達成し、操作制御の効率を向上させる技術的効果を実現する。
【0072】
任意選択的な実施形態として、理解の便宜上、上記操作制御方法をゲームシーンに適用する。任意選択により、本実施例において、仮想操作ボタン(スキルボタン)は仮想シーンにおいて仮想キャラクタが実行するターゲット操作の制御をトリガすることに用いられ、ターゲット操作は仮想キャラクタのキャラクタスキルであってもよいがこれに限定されず、仮想取消ボタン(取消ボタン)は上記キャラクタスキルの実行を取り消すために用いられる。
【0073】
なお、プレイヤーがより容易、より便利にスキル解放取消ボタンを選択できるようにするため、例えば、距離が近くなるほど取消ボタンが大きくなるように、取消ボタンの表示面積をプレイヤーの指と取消ボタンとの距離に応じて柔軟に調整するよう設定することで、相応のホットスポットがより大きくなり、プレイヤーはより容易に選択して操作を完了する。
【0074】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により、例えば
図10に示すように、プレイヤーがスキルボタン1004を押して、取消ボタン1002の方向に向けて移動させるシグナルを取得した場合、近づく移動の過程において、ユーザデバイスは取消ボタン1002が等速で大きくなるよう制御すると、プレイヤーが取消操作を行うホットスポットが大きくなるため、操作がより容易になる。
【0075】
さらに例を挙げて説明すると、任意選択により例えば
図11に示すように、ユーザデバイスによって実行され、具体的には、
ステップS1102:スキルボタンにおいてトリガされた選択操作を取得するステップと、
ステップS1104:スキル解放の取り消しに用いられる取消ボタンを表示するステップと、
ステップS1106:取消ボタンへ向かう選択操作の移動を表示するステップと、
ステップS1108:取消ボタンの表示面積を動的に調整するステップと、
ステップS1110:選択操作が終了したか否かを判断するステップと、
ステップS1112:スキル解放を取り消すステップと、を含む。
【0076】
任意選択により、本実施例において、取消ボタンの半径をr、取消ボタンの最小半径をr1、取消ボタンの最大半径をr2と想定し、取消ボタンの円心から指までの距離をaとし、r=x/a、xは定数であり、各スキルボタンの円心と取消ボタンの円心との距離をa1とし、r1=x/a1に基づき、xの数値を得ることができる。次に、設定されたr2の数値、及び決定されたxの数値に基づき、指から取消ボタンまでの最も近い距離a2を、r2=x/a2で導出し、即ち指から取消ボタンの円心までの距離がa2以下になると、取消ボタンはそれ以上拡大されなくなる。取消ボタンの表示に対する判断は、プレイヤーがいずれかのスキルを押していて指を携帯電話の画面から離していないか否かによって行い、スキル解放の取消に対する判断は、プレイヤーがスキル取消ボタンを押して指を携帯電話の画面から離したか否かによって行う。
【0077】
本願で提供される実施例によれば、距離が近くなるほどボタンが大きくなるように、相応のホットスポットを指の距離に応じて動的に変化させ、プレイヤーの操作精度に対する要求を軽減することで、プレイヤーはより容易に選択することができ、操作全体を通してよりスムーズで親しみやすい体験を得られる。
【0078】
本願の具体的な実施形態には、ユーザ情報などの関連データがかかわるため、本願の上記実施例が具体的な製品または技術に適用される場合、ユーザの許可または同意が必要となり、且つ関連データの収集、使用及び処理は、関連する国及び地域の関連する法律、規制及び基準に従わなければならないことが理解できるであろう。
【0079】
なお、上記の各方法実施例については、記載を簡潔にするために、一連の動作の組み合わせとして表されているが、当業者であれば分かるように、本願に基づけば、いくつかのステップは他の順序に従って、または同時に行われてもよいため、本願は、記載された動作順序に限定されない。そして、当業者であれば分かるように、明細書に記載の実施例はいずれも好適な実施例であり、かかわる動作及びモジュールは本願にとって必ずしも必須であるものではない。
【0080】
本出願の実施例の別の様態によれば、さらに、上記操作制御方法を実施するための操作制御装置が提供される。
図12に示すように、当該装置は、
仮想操作ボタンを表示するために用いられる表示ユニット1202であって、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられる表示ユニットと、
仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するために用いられる調整ユニット1204であって、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられる調整ユニットと、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる制御ユニット1206と、
ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すために用いられる取消ユニット1208と、を含む。
【0081】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができる。
【0082】
本願で提供される実施例では、仮想操作ボタンを表示し、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられ、仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整し、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられ、ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御し、ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消し、仮想取消ボタンによってターゲット操作の実行を取り消す制御を行い、さらに、ターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに接近すると仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御する方法を用いて、ターゲット操作の実行をトリガするターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離に応じて、仮想取消ボタンの表示面積を柔軟に調整する目的を達成し、操作制御効率を向上させる技術的効果を実現する。
【0083】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、仮想取消ボタンが予め設定された表示面積からターゲット表示面積まで大きくなることを表示するために用いられる第1の表示モジュール、または、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮み続けた場合、仮想取消ボタンが連続的に大きくなり続けることを表示するために用いられる第2の表示モジュール、を含む。
【0084】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0085】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタンに向かって移動した場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる第1の制御モジュールを含む。
【0086】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0087】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動したが、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値よりも小さい場合、仮想取消ボタンの表示面積が変化しないように制御するために用いられる第2の制御モジュールと、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離がターゲット距離閾値以上の場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる第3の制御モジュールと、を含む。
【0088】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0089】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離である場合、第1の表示面積の仮想取消ボタンを表示するために用いられる第3の表示モジュールと、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離である場合、第2の表示面積の仮想取消ボタンを表示するために用いられ、第2の距離は第1の距離よりも小さく、第2の表示面積は第1の表示面積よりも大きい第4の表示モジュールと、を含む。
【0090】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0091】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第1の距離閾値の範囲にある場合、第3の表示面積の仮想取消ボタンを表示するために用いられ、第1の距離閾値の範囲は第3の表示面積に対応する第5の表示モジュールと、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が第2の距離閾値の範囲にある場合、第4の表示面積の仮想取消ボタンを表示するために用いられ、第2の距離閾値の範囲は第4の表示面積に対応し、第2の距離閾値の範囲における距離閾値は第1の距離閾値の範囲における距離閾値よりも小さく、第4の表示面積は第3の表示面積よりも大きい第6の表示モジュールと、を含む。
【0092】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0093】
任意選択的な実施形態として、取消ユニット1208は、
当該第1の取消モジュールは、ターゲット選択操作に関連付けられたターゲット操作位置点が仮想取消ボタン上にあり、且つ仮想取消ボタン上にあるターゲット操作位置点の数量がトリガ閾値に達したときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すために用いられる第1の取消モジュールであって、ターゲット選択操作には、少なくとも1つのターゲット操作位置点が関連付けられ、ターゲット操作位置点はターゲット選択操作の操作位置を決定するために用いられる第1の取消モジュールを含む。
【0094】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0095】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、仮想取消ボタンの表示面積が予め設定された表示面積から大きくなり始めるように制御するために用いられる第4の制御モジュールを含み、
装置は、ターゲット操作の実行が取り消された場合、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻すために用いられる第2の取消モジュール、または、ターゲット選択操作の終了位置が仮想取消ボタンの位置する領域外にある場合、仮想取消ボタンの表示面積を予め設定された表示面積に戻すために用いられる第3の取消モジュール、をさらに含む。
【0096】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0097】
任意選択的な実施形態として、制御ユニット1206は、
ターゲット選択操作が仮想操作ボタンに対する長押し操作であり、長押し操作のタッチ位置が移動し、且つ長押し操作のタッチ位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するために用いられる第5の制御モジュールを含む。
【0098】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0099】
任意選択的な実施形態として、装置は、
ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想操作ボタンへ向かう仮想取消ボタンの移動を表示するために用いられる第7の表示モジュールをさらに含む。
【0100】
具体的な実施例は、上記操作制御方法に示された例を参照することができるため、この例において繰り返すことはしない。
【0101】
本願の実施例のさらに別の様態によれば、上記操作制御方法を実施するための電子デバイスがさらに提供され、
図13に示すように、当該電子デバイスはメモリ1302及びプロセッサ1304を含み、当該メモリ1302にはコンピュータ可読命令が記憶されており、当該プロセッサ1304は、コンピュータ可読命令によって、上記いずれかの方法実施例におけるステップを実行するように設定されている。
【0102】
任意選択により、本実施例において、上記電子デバイスは、コンピュータネットワークの複数のネットワークデバイスのうち、少なくとも1つのネットワークデバイスに位置していてもよい。
【0103】
任意選択により、本実施例において、上記プロセッサは、コンピュータ可読命令によって、
S1:仮想操作ボタンを表示するステップであって、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップと、
S2:仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップと、
S3:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、
S4:ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すステップと、を実行するように設定されてもよい。
【0104】
任意選択により、当業者であれば分かるように、
図13に示される構成は概略的なものに過ぎず、電子デバイスは、スマートフォン(例えばAndroid携帯電話、iOS携帯電話など)、タブレットコンピュータ、携帯情報端末及びモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Devices、MID)、PADなどの端末デバイスであってもよい。
図13は、上記電子デバイスの構成を限定するものではない。例えば、電子デバイスは、
図13に示されるコンポーネント(例えば、ネットワークインターフェースなど)よりも多いものまたは少ないものを含んでもよく、または、
図13に示される構成と異なるものを有してもよい。
【0105】
ここで、メモリ1302は、本願の実施例における操作制御方法及び装置に対応するコンピュータ可読命令/モジュールのような、ソフトウェア可読命令及びモジュールを記憶するために用いられてもよく、プロセッサ1304は、メモリ1302に記憶されたコンピュータ可読命令及びモジュールを実行することにより、種々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する、即ち、上記の操作制御方法を実現する。メモリ1302は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、1つまたは複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、またはその他の不揮発性固体メモリを含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1302は、プロセッサ1304に対して遠隔に設けられたメモリをさらに含んでもよく、これらのリモートメモリはネットワークを介して端末に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信網及びそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない。中でも、メモリ1302は、具体的にターゲット操作、ターゲット選択操作、操作位置及び表示面積などの情報を記憶するために用いられてもよいがこれに限定されない。一例として、
図13に示すように、上記メモリ1302には上記操作制御装置における表示ユニット1202、調整ユニット1204、制御ユニット1206及び取消ユニット1208が含まれてもよいがこれらに限定されない。また、上記操作制御装置におけるその他のモジュールユニットがさらに含まれてもよいがこれに限定されず、この例において繰り返すことはしない。
【0106】
任意選択により、上記の伝送装置1306は、1つのネットワークを介してデータを受信または送信するために用いられる。上記のネットワークの具体的な実例は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含んでもよい。1つの実施例において、伝送装置1306は、ネットワークケーブルを介してその他のネットワークデバイスとルータに接続されてインターネットまたはローカルエリアネットワークと通信可能な1つのネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含む。1つの実施例において、伝送装置1306は、無線方式でインターネットと通信するために用いられる無線周波数(Radio Frequency、RF)モジュールである。
【0107】
また、上記電子デバイスは、上記ターゲット操作、ターゲット選択操作、操作位置及び表示面積などの情報を表示するために用いられるディスプレイ1308と、上記電子デバイスにおける各々のモジュール部材を接続するために用いられる接続バス1310とを、さらに含む。
【0108】
他の実施例において、上記端末デバイスまたはサーバは、1つの分散システムにおける1つのノードであってもよく、当該分散システムはブロックチェーンシステムであってもよく、当該ブロックチェーンシステムは、当該複数のノードによってネットワーク通信の形態で接続されて形成される分散システムであってもよい。ここで、ノード間は、ピアツーピア(Peer To Peer、P2Pと略称)ネットワークを構成してもよく、任意形式のコンピューティングデバイス、例えばサーバ、端末などの電子デバイスはすべて当該ピアツーピアネットワークに参加することで、当該ブロックチェーンシステムの1つのノードになることができる。
【0109】
本願の1つの様態によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、当該コンピュータプログラム製品にはコンピュータ可読命令が含まれ、当該コンピュータ可読命令にはフローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードが含まれる。このような実施例において、当該コンピュータ可読命令は、通信部を介してネットワークからダウンロード及びインストールされ得、及び/またはリムーバブル媒体からインストールされ得る。当該コンピュータ可読命令が中央処理装置によって実行されると、本願の実施例によって提供される様々な機能が実行される。
【0110】
上記の本願の実施例の番号は説明するためのものに過ぎず、実施例の優劣を表すものではない。
【0111】
なお、電子デバイスのコンピュータシステムは一例に過ぎず、本願の実施例の機能及び使用範囲に対していかなる制限を与えるものではない。
【0112】
コンピュータシステムは、読出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)に記憶されたコンピュータ可読命令または記憶部からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)にロードされたコンピュータ可読命令に従って各種適切な動作や処理を実行する中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)を含む。ランダムアクセスメモリには、さらに、システムの動作に必要な種々なコンピュータ可読命令及びデータが記憶されている。中央処理装置、読出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリは、バスを介して互いに接続されている。入力/出力インターフェース(Input/Outputインターフェース、即ちI/Oインターフェース)もバスに接続されている。
【0113】
入力/出力インターフェースには、キーボード、マウス等を含む入力部と、陰極線管(Cathode Ray Tube、CRT)、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)及びスピーカ等を含む出力部と、ハードディスク等を含む記憶部と、ローカルエリアネットワークカード、モデム等のネットワークインターフェースカードを含む通信部とが接続される。通信部は、インターネットのようなネットワークを介して通信処理を行う。ドライブも必要に応じて入力/出力インターフェースに接続される。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル媒体は、必要に応じてドライブに装着され、そこから読み出されたコンピュータ可読命令が必要に応じて記憶部にインストールされるようになっている。
【0114】
特に、本願の実施例によれば、各方法のフローチャートに記載されたプロセスは、コンピュータ可読命令として実現されてもよい。例えば、本願の実施例は、コンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体に担持されているコンピュータ可読命令を含み、当該コンピュータ可読命令には、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードが含まれている。このような実施例において、当該コンピュータ可読命令は、通信部を介してネットワークからダウンロード及びインストールされ得、及び/またはリムーバブル媒体からインストールされ得る。当該コンピュータ可読命令が中央処理装置によって実行されると、本願のシステムにおいて限定される種々な機能が実行される。
【0115】
本願の1つの様態によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータデバイスのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは、当該コンピュータデバイスが上記選択可能な種々な実現形態で提供される方法を実行するように、当該コンピュータ命令を実行する。
【0116】
任意選択により、本実施例において、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、
S1:仮想操作ボタンを表示するステップであって、ここで、仮想操作ボタンはターゲット操作の実行をトリガするために用いられるステップと、
S2:仮想操作ボタンに対して実行されたターゲット選択操作に応答して、仮想取消ボタンを表示するとともに、ターゲット操作の状態を実行待機状態に調整するステップであって、仮想取消ボタンはターゲット操作の実行を取り消すために用いられるステップと、
S3:ターゲット選択操作の操作位置が移動し、且つ、ターゲット選択操作の操作位置と仮想取消ボタンとの間の距離が縮まった場合、仮想取消ボタンの表示面積が大きくなるように制御するステップと、
S4:ターゲット選択操作の操作位置が仮想取消ボタン上にあるときにターゲット選択操作が終了した場合、実行待機状態にあるターゲット操作の実行を取り消すステップと、を実行するためのコンピュータ可読命令を記憶するように設定されてもよい。
【0117】
任意選択により、本実施例において、当業者であれば分かるように、上記実施例の種々な方法におけるステップの全部または一部は、コンピュータ可読命令によって端末デバイスに関連するハードウェアに命令して完了されてもよく、当該コンピュータ可読命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得、記憶媒体は、フラッシュドライブ、読出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどを含んでもよい。
【0118】
上記の本願の実施例の番号は説明するためのものに過ぎず、実施例の優劣を表すものではない。
【0119】
上記の実施例で集積されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売または使用される場合、上記のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術的解決手段は、本質的に、あるいは従来技術に寄与する部分または当該技術的解決手段の全部または一部をソフトウェア製品の形態で具現化してもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、1台または複数台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバまたはネットワークデバイスなどであってもよい)によって本願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを実行するためのいくつかの命令を含む。
【0120】
本願の上記実施例において、各実施例に対する説明にはそれぞれ重点が置かれており、ある実施例に詳述されていない部分については、他の実施例の関連説明を参照することができる。
【0121】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示されたクライアントは、他の形態で実現されてもよいことが理解されるべきである。中でも、以上に説明した装置の実施例は、概略的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は、論理的な機能区分に過ぎず、実際に実現するときに別の区分方法を有してもよく、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは別のシステムに結合されまたは集積されてもよく、またはいくつかの特徴を無視でき、または実行しなくてもよい。もう1つの点は、表示または議論された相互間の結合または直接的な結合、若しくは通信接続は、いくつかのインターフェースを介してもよく、ユニットまたはモジュールの間接的な結合、若しくは通信接続は、電気的または他の形態であってもよいということである。
【0122】
前記の個別コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして表示したコンポーネントは、物理的ユニットであっても、そうでなくてもよく、即ち、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例の解決手段の目的を達成するように、実際のニーズに応じて、これらのユニットの一部または全部を選択することができる。
【0123】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されていても、各ユニットは物理的に独立して存在してもよく、2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されていてもよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0124】
以上の説明は、本願の好適な実施形態に過ぎず、当業者にとっては、本願の原理から逸脱しないことを前提として、さらに、いくつかの改善及び修飾を行うことができるが、これらの改善及び修飾も本願の保護範囲とみなされるべきである。
【国際調査報告】