(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】スイング訓練装置
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20241029BHJP
【FI】
A63B69/36 531A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526922
(86)(22)【出願日】2022-11-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-18
(86)【国際出願番号】 US2022079170
(87)【国際公開番号】W WO2023081719
(87)【国際公開日】2023-05-11
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】513043422
【氏名又は名称】インプラス フットケア, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】ヴィエルモ、 トマソ
(57)【要約】
スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置は、第1の端部領域及び第2の端部領域を有する本体と、本体に沿って延在する収容スロットとを備える。少なくとも1つのアタッチメント部材が収容スロット内に収容され、第1の端部領域及び第2の端部領域を結合して中空形状を画定するように構成される。いくつかの実施形態では、第1の端部領域及び第2の端部領域は、スロットに沿って互いに対して平行移動するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置において、
第1の端部領域及び第2の端部領域を備える本体であって、前記第1の端部領域は前記本体の第1の端部に近接し、前記第2の端部領域は前記本体の前記第1の端部とは反対側の前記本体の第2の端部に近接する本体と、
前記本体に沿って延在する収容スロットと、
前記収容スロット内に収容され、かつ、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域とが互いに重複するように、及び前記本体が所定の面積を有する中空形状を画定するように、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域とを結合するように適合された少なくとも1つのアタッチメント部材と
を備え、
前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域は、互いに対して平行移動するように構成される、スイング訓練装置。
【請求項2】
前記中空形状は、略円形又は略楕円形である、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項3】
前記本体は円周を有し、
前記収容スロットは、前記本体の円周の一部の周りにのみ延在する、請求項2に記載のスイング訓練装置。
【請求項4】
前記収容スロットは、前記本体の前記円周の25%~75%の周りに延在する、請求項3に記載のスイング訓練装置。
【請求項5】
前記円周は、前記本体に力が加えられたときに減少するように構成される、請求項3に記載のスイング訓練装置。
【請求項6】
前記本体は、外面をさらに含む、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項7】
前記外面の少なくとも一部は、凹状に湾曲している、請求項6に記載のスイング訓練装置。
【請求項8】
前記本体の前記外面に結合するように構成された快適部材をさらに備える、請求項6に記載のスイング訓練装置。
【請求項9】
前記中空形状は、断面寸法を含み、
前記断面寸法は、前記本体の前記外面に力が加えられたときに減少するように構成される、請求項6に記載のスイング訓練装置。
【請求項10】
前記中空形状の前記断面寸法は、前記本体の前記外面に加えられた力が取り除かれたときに増加するように構成される、請求項9に記載のスイング訓練装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域との間の重複の量を調整するために前記収容スロット内を移動するように構成される、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項12】
前記本体を貫通する開口部をさらに備え、
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記開口部を通って挿入され、かつ前記収容スロット内に収容されるように構成される、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項13】
前記収容スロットは、第1の端部と第2の端部とを備え、
前記収容スロットの前記第1の端部は、前記本体の前記第2の端部領域により近接しており、
前記開口部は、前記本体の前記第1の端部領域により近接している、請求項12に記載のスイング訓練装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域が、前記収容スロットの前記第1の端部及び前記第2の端部を越えて互いに対して平行移動することを防止する、請求項13に記載のスイング訓練装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記本体に組み込まれる、請求項14に記載のスイング訓練装置。
【請求項16】
前記本体は、変形可能な材料を含む、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項17】
前記本体は、力の印加に応じて屈曲するように構成され、かつ、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域は、前記少なくとも1つのアタッチメント部材を使用して互いに結合されたままであるように構成される、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項18】
前記収容スロットは、前記本体に沿って実質的に均一な高さで延在する、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項19】
前記本体に結合され、かつ使用者の腕に結合するように構成されたアームアタッチメントをさらに備える、請求項1に記載のスイング訓練装置。
【請求項20】
スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置において、
第1の端部に近接する第1の端部領域、及び第2の端部に近接する第2の端部領域を備える本体と、
前記本体に沿って延在する少なくとも1つの収容スロットと、
前記少なくとも1つの収容スロット内に収容され、かつ、前記本体が所定の面積を有する中空形状を画定するように、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域を固定関係で結合するように適合された少なくとも1つのアタッチメント部材と
を備え、
前記本体は、前記中空形状を変更するように変形するように適合される、スイング訓練装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、一般に、スポーツパフォーマンスのための訓練装置に関し、より詳細には、ゴルフ選手のスイング技術を向上させるための訓練装置に関する。
【0002】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2021年11月3日に出願された米国特許仮出願第63/275,153号の利益を主張するものであり、その内容全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
ゴルフ、野球、ホッケー等の多くのボール関連スポーツにおいて、選手はスポーツ用具(例えば、クラブ、スティック、バット)を高速でスイングすることが多い。選手は、スポーツを行う際の制御を向上させることができるように、スポーツ用具を一貫したやり方でスイングすることから利益を得ることが多い。多くの場合、スポーツ用具によって加えられる力の量、及び選手がスポーツ用具をスイングすることができる一貫性の両方は、望ましいスイングフォーム又は技術を有することに大きく依存する。
【0004】
スポーツ用具、例えばゴルフクラブを用いた望ましいスイング技術の一態様は、スイングの間、選手の前腕が互いに近接した状態を維持することである。「ゴルフクラブをシャローイングする」とは、ダウンスイング中にゴルフクラブの回転が水平方向に最大化されるゴルフスイングの望ましい特性を指す。多くのアマチュア又は経験の浅いゴルファーは、ダウンスイング動作中にゴルフクラブのヘッドがクラブのハンドルの真上又は略真上にある垂直運動(「チョッピング」)でゴルフボールに向かってスイングする傾向がある。スイング中にゴルファーの前腕が近接した状態を維持するように訓練することは、シャローイングのスイングを促進するのに役立ち得る。
【0005】
したがって、幅広い体型に対して正確なサイズ調整及び使用可能性を提供するスポーツ訓練用の改良されたスイング訓練装置が必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本特許で使用される「発明」、「前記発明」、「この発明」及び「本発明」という用語は、本特許の主題及び以下の特許請求の範囲の全てを広く指すことを意図している。これらの用語を含む記述は、そこに記載される主題を限定するものではなく、以下の特許請求の範囲の意味又は範囲を限定するものでもないと理解されるべきである。本特許によってカバーされる本発明の実施形態は、この概要ではなく、以下によって定義される。この概要は、本発明の様々な態様の高レベルの概要であり、以下の詳細な説明セクションでさらに説明される概念のいくつかを紹介する。この概要は、請求項の主題の主要な又は本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、請求項の主題の範囲を決定するために単独で使用することを意図したものでもない。本発明の主題は、本特許の明細書全体、任意の又は全ての図面、及び各請求項の適切な部分を参照することによって理解されるべきである。
【0007】
本開示の態様は、調整可能なサイズ調整能力を有するスイング訓練装置に関する。特に、本開示の実施形態は、使用者の前腕を収容するサイズ及び形状の表面を有する本体部分を備えたゴルフスイング訓練装置を提供する。スイング訓練装置は、ストラップ又は他の固定機構を介して、使用者の付属肢、例えば、使用者の前腕に結合され得る。スイング訓練装置は、重複するループ、又は使用時には、略中空の円筒形状を形成するように、第2の端部領域と重複する第1の端部領域を有し得る。第1の端部領域は、使用者の前腕による力の印加時にそれぞれの端部領域が互いに対して摺動するように第2の端部領域に結合されてもよく、それによって本体の内側領域の直径を変更することができる。スイング訓練装置の本体は、第1の端部領域が本体のスロットの長さに沿って第2の端部領域に対して摺動することを可能にすることによって、特定の使用者の前腕間に本体を正確に適合させることが可能なようにサイズ調整可能であってもよい。この装置は、ゴルフスイング中に使用者が肘を互いに近接させた状態を維持するように訓練するのを支援するように、第2の端部領域に対する第1の端部領域の動きを介して触覚フィードバックを提供してもよい。
【0008】
一態様では、スイング訓練装置の本体は、本体の第1の端部及び第2の端部においてそれぞれ第1の端部領域及び第2の端部領域を画定する細長い湾曲形状(例えば、ループ、C形、又は開放円)を有する。本体の形状は、本体の円周が減少してサイズ調整可能になるように、端部領域が互いに調整可能に重複することを可能にしてもよい。このように、使用者の前腕の間に配置されると、本体の外面に圧力が加えられ、端部領域間の重複を増大させる。側面から見ると、本体の外面は、使用者の前腕の形状に適合するように凹形状を有してもよい。本体は、可撓性の又は他のやり方で一時的に変形可能な材料から構築されてもよく、したがって、折り曲げ又は屈曲するように構成されてもよい。
【0009】
一態様では、本体は、例えば、本体の第2の端部領域の近くに広がるような、本体の少なくとも一部の周囲に円周方向に延在する収容スロットを含んでもよい。本体の第1の端部領域及び第2の端部領域は、重複してもよく、アタッチメント部材は、第1の端部領域の開口及び第2の端部領域に隣接する収容スロットを介して挿入されてもよく、その結果、端部領域は互いに結合される。アタッチメント部材を介して結合されている間、アタッチメント部材が第2の端部領域の長さに沿って収容スロット内を水平に移動することによって、端部領域は、互いに対して水平に移動又は摺動し得る。アタッチメント部材は、第1の端部領域に隣接又は近接する本体の開口を通過するときに、第1の端部領域に対して相対的に所定の位置に固定されてもよい。このように、本体の内部領域の直径は、収容スロットの長さに沿ったアタッチメント部材の移動によって調整され得る。様々な実施形態において、アタッチメント部材は、ボルト及び締結具を含んでもよい。
【0010】
一態様では、スイング訓練装置は、本体の外側の少なくとも一部に取り付けられるように寸法決めされた快適部材を含んでもよい。快適部材は、スイング訓練装置の本体と使用者の前腕との間にクッションを提供するか、又は摩擦を軽減してもよい。
【0011】
一態様では、スイング訓練装置は、スイング訓練装置の本体に結合するアームアタッチメントを含んでもよい。例えば、アームアタッチメントは、ストラップ、ベルト、弾性バンド、ベルクロストラップ、又はスイング訓練装置を使用者の前腕に取り付ける同様の装置であってもよい。
【0012】
本発明の実施形態は、第1の端部領域及び第2の端部領域を有する本体と、本体の長さに沿って延在する収容スロットとを含む、スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置に関する。少なくとも1つのアタッチメント部材が収容スロット内に収容され、第1の端部領域及び第2の端部領域を結合して中空形状を画定するように適合される。いくつかの実施形態では、第1の端部領域及び第2の端部領域は、互いに平行移動して中空形状自体及び/又は中空形状の面積を変更するように適合される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
請求項に係る発明のこれら及び他の特徴及び利点は、添付の図面に関連した以下の詳細な説明を読めば、当業者にはより容易に明らかになるであろう。
【0014】
【
図1】本開示の様々な実施形態による例示的なスイング訓練装置の斜視図を示す。
【0015】
【
図2】
図1のスイング訓練装置の別の斜視図を示す。
【0016】
【
図3】本開示の様々な実施形態による単体の本体の斜視図を示す。
【0017】
【0018】
【0019】
【
図6】本開示の様々な実施形態による、重複する第1の端部領域及び第2の端部領域を示す、
図1のスイング訓練装置の斜視図を示す。
【0020】
【
図7】本開示の様々な実施形態による、重複する第1の端部領域及び第2の端部領域を示す、
図1のスイング訓練装置の斜視図を示す。
【0021】
【
図8】本開示の様々な実施形態による、重複する例示的な第1の端部領域及び第2の端部領域を示す、
図1のスイング訓練装置の上面図を示す。
【0022】
【
図9】本開示の様々な実施形態による、アームアタッチメントの斜視図を示す。
【0023】
【
図10】本開示の様々な実施形態による
図7のアームアタッチメントの側面図を示す。
【0024】
【
図11A】
図1のスイング訓練装置の開始位置、バックスイング位置、及びフロントスイング位置をそれぞれ示す。
【
図11B】
図1のスイング訓練装置の開始位置、バックスイング位置、及びフロントスイング位置をそれぞれ示す。
【
図11C】
図1のスイング訓練装置の開始位置、バックスイング位置、及びフロントスイング位置をそれぞれ示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1及び
図2は、本開示の様々な実施形態による例示的なスイング訓練装置100、例えばゴルフスイング訓練装置の正面及び背面の斜視図をそれぞれ示す。スイング訓練装置100は、使用時に、第1の端部106及び第2の端部110を画定する略中空の円筒形を有する本体102を含んでもよい。例えば、本体102は、c形又は開放円等の開放ループ形状を有してもよいが、いくつかの態様では、本体102は完全なループを形成してもよい。スイング訓練装置100は、開放(中空)の内部領域104を有してもよい。本体102をそれぞれ斜視図、上面図、及び側面図で描く
図3-
図5に示すように、本体102は、第1の端部106に近接する第1の端部領域108と、第2の端部110に近接する第2の端部領域112とを有してもよい。本体102は、第1の端部106が、第2の端部110よりも内部領域104から半径方向に離れているように(又はその逆に)、第1の端部領域108が第2の端部領域112の上に重複するような寸法を有してもよい(例えば
図6及び7参照)。例えば、力又は圧力が本体102の外面114に加えられると、本体102の内部領域104の直径が減少するように、第1の端部領域108は、第2の端部領域112に重複してもよい(又はさらに重複する)。同様に、力又は圧力が除去又は減少されると、第1の端部領域108及び第2の端部領域112は、内部領域104の直径が増加するように、互いに相対的に移動してもよい。
【0026】
本体102の外面114は、凹状、双曲面状又は砂時計状であってもよい。例えば、外面114の凹状は、使用者の前腕又は複数の前腕の形状に適合する表面を提供してもよい。
【0027】
本体102は、可撓性又はその他の一時的に変形可能な材料から構築されてもよく、したがって、曲がるように構成されてもよい。いくつかの態様において、本体102は、第1の端部領域108及び第2の端部領域112が平面でありかつ互いに対向するように、略直線状に変形するように可撓性であってもよい。例えば、可撓性を提供することにより、保管及び輸送の目的のために、スイング訓練装置100をより小型にすることができる。様々な実施形態において、本体102は、本体102が直線状に変形することを可能にするほど十分に可撓性でなくてもよく、その結果、本体102は、使用のためにより剛性である。
【0028】
本体102は、第1の端部118及び第1の端部118の反対側の第2の端部120を有する収容スロット116をさらに含んでもよい。収容スロット116は、本体102の厚さを部分的に又は完全に貫通してもよい。収容スロット116は、本体102の少なくとも一部の周囲に円周方向に延在してもよい。様々な態様において、収容スロット116は、本体102の円周の25%から75%の間で延在してもよい。しかしながら、収容スロット116は、本体102の円周のそれ以下又はそれ以上で延在してもよい。収容スロット116の第1の端部118は、第1の端部106よりも本体102の第2の端部110に近接して配置されてもよいが、必ずしもそうでなくてもよい。このように、収容スロット116は、第1の端部106よりも第2の端部110に円周方向により近接して配置されてもよい。様々な態様において、収容スロット116の長さに沿って一貫した本体102の上端又は下端の一方からの距離に収容スロット116が位置するという点で、収容スロット116は、本体102に沿って均一な高さで延在してもよい。しかしながら、他の実施形態において、そのような距離は、収容スロット116の長さに沿って変化してもよい。
【0029】
本体102は、第1の端部106に近接する開口部122を含んでもよい。第1の端部領域108及び第2の端部領域112が十分に重複すると、開口部122は、1つ以上のアタッチメント部材が開口部122及び収容スロット116を貫通して、第1の端部領域108及び第2の端部領域112を結合するように、収容スロット116の一部と整列してもよい。第1の端部領域108及び第2の端部領域112の動きは、例えば、端部領域108,112を重複した位置に保持するために、1つ以上のアタッチメント部材によって制限されてもよい。いくつかの態様において、1つ以上のアタッチメント部材は、第1の端部領域108及び第2の端部領域112が互いに調整可能に重複して本体102の直径が変化することを可能にするように、収容スロット116内の様々な位置に移動可能であってもよい。例示的な非限定的なアタッチメント部材については、以下で詳細に説明する。
【0030】
様々な態様において、スイング訓練装置100は、本体102の外面114に取り付けられ又は結合するように寸法決めされ得る快適部材124を含んでもよい。快適部材124は、本体102の外面114の円周を部分的に又は全体的に包み込んでもよい。様々な態様において、快適部材124は、洗浄又は交換等のために本体102から取り外し可能であってもよい。快適部材124は、使用中に使用者の前腕に快適性を与えるように、フォーム材料、変形可能なプラスチック、布、又は同様の材料から作られてもよい。同様に、快適部材124は、前腕の擦れ又は擦傷を防止又は低減するように、使用者の前腕とスイング訓練装置100の本体102との間の摩擦を低減する材料から作られてもよい。
【0031】
様々な態様において、スイング訓練装置100は、スイング訓練装置100の本体102を使用者に結合するアームアタッチメント126を含んでもよい。例えば、本体102は、アームアタッチメント126をループさせるか、又は他のやり方で本体102に取り付けるための開口部を含んでもよい。アームアタッチメント126を斜視図及び側面図で示す
図9及び10に示すように、アームアタッチメント126は、例えば、ストラップ、ベルト、弾性バンド、ベルクロストラップ、又は同様の装置であってもよい。機能的に、アームアタッチメント126は、スイング訓練装置100を使用者に取り外し可能に取り付けるために、使用者の前腕に取り付けられてもよい。様々な実施形態において、スイング訓練装置100は、使用者の同じ前腕に取り付けられてもよく、又は使用者の両腕に取り付けられてもよい複数のアームアタッチメント126を含んでもよい。
【0032】
アームアタッチメント126は、使用者の前腕を収容してもよい。例えば、いくつかの態様において、アームアタッチメント126は、ベルト又はマジックテープを含んでもよい。そのような態様において、ベルトは、腕を挿入するために緩められ、次いで、スイング訓練装置100が腕に固定されるように、所望の締まり具合に再び締められてもよい。スイング訓練装置100は、使用者のいずれかの前腕に(又はいくつかの態様では、両方の前腕に)取り付けられてもよい。例えば、スイング訓練装置は、使用者の「前腕」、すなわち、使用者がボールを投射したい方向に向いている腕(一般的には非利き腕)に結合されてもよい。そのような態様において、スイング訓練装置100を一方の腕に取り付けるだけで、使用者は、腕の完全な機能を維持することができ、その結果、使用者は、腕が訓練装置100によって一緒に縛られることなく、クラブを交換し、又は腕で他の作業を行うことが可能であり得る。
【0033】
いくつかの態様において、スイング訓練装置100は、アームアタッチメント126を含まなくてもよい。スイング訓練装置100の本体102は、使用者の前腕の間に配置され、前腕の間に加えられる圧力によって所定の位置に維持され得る。
【0034】
図6-
図8は、組み立てられたスイング訓練装置100を示す。スイング訓練装置100は、1つ以上のアタッチメント部材202を含んでもよい。上述したように、第1の端部106に近接する本体102の開口部122は、1つ以上のアタッチメント部材202が収容スロット116及び開口部122を通して挿入され得るように、収容スロット116の一部と整列され得る。1つ以上のアタッチメント部材202は、例えば、本体102の外面114から開口部122を通して挿入され得るボルト204を含んでもよい。ボルト204は、シャフト206の遠位端のネジ部208と、ボルト204のヘッドに近接する非ネジ部とを含むシャフト206を含んでもよい。ボルト204は、開口部122及び収容スロット116を通して位置決めされ得る。例えば、ボルト204のネジ部208は、ボルト204の基端部(ヘッド付近)まで到達するように延びていなくてもよく、したがって、シャフト206は、ボルト204のヘッド付近に、ネジ部を有しないネック部を有し得る。この部分は、円筒状(例えばシャンク)であってもよく、又はストップ(例えば方形ネック)を含んでもよい。例えば、ボルト204は、丸ヘッド及び角ネックを有するキャリッジボルトであってもよい。ボルト204のこれらの異なる設計に対応するために、開口部122及び/又は収容スロット116は、ボルト204を収容するために適切なサイズ及び形状であってもよい。例えば、開口部122は、角ネックを有するボルト204に対して正方形であってもよく、又は開口部122は、円筒形シャンクを有するボルト204を収容するために円形であってもよい。
【0035】
本明細書では、本体102が開口部122を含み得ることを説明するが、この特徴は、ボルト204が本体102から取り外し可能であることを必要としない。様々な実施形態において、ボルト204は、本体102の第1の端部領域108に恒久的に取り付けられ(又は組み込まれ)、従って、本体102の構成要素として組み込まれてもよい。
【0036】
1つ以上のアタッチメント部材202は、ボルト204の遠位端部に螺合してボルトを収容スロット116内に保持する締結具220をさらに含んでもよい。いくつかの態様において、締結具220は、ボルト204上で完全に締め付けられ(螺合され)てもよいが、締結具220は、ボルト204のヘッドに対して完全に締め付けられなくてもよい。例えば、ボルト204のシャフト206の非ネジ部分は、空間が維持されるように、締結具220がボルト204のヘッドに接触するのを阻止してもよい。このように、シャフト206の非ネジ部分は、第2の端部領域112の収容スロット116を少なくとも貫通するように構成されてもよく、その結果、第2の端部領域112は、第1の端部領域108に対して完全には固定されず、したがって、アタッチメント部材202が収容スロット116内を摺動するときに、第1の端部領域108に対して摺動し得る。
【0037】
様々な態様において、ボルト204が収容スロット116及び開口部122を通して外面114に向かって挿入されるように、ボルト204及び締結具220の位置を逆にしてもよい。さらに、ボルト204及び締結具220の特定の特徴が本明細書で詳細に説明されるが、本明細書で説明されるボルト204及び締結具220の機能を提供する代替のアタッチメント部材202のためにさらなる実施形態が考えられる。例えば、様々な取り付け装置を使用して、第1の端部領域108を第2の端部領域112上に保持しながら、本体102の直径を変化させるように、依然として2つの領域108,112間の相対的な摺動を可能にすることができる。この機能を実行するために、様々なラッチ機構、締結具、クリップ、スナップ、フック、及びロック装置が考えられる。
【0038】
1つ以上のアタッチメント部材202は、第1の端部領域108及び第2の端部領域112の互いに対する移動を制限してもよい。より具体的には、アタッチメント部材202は、第1の端部領域108及び第2の端部領域112が、収容スロット116の第1の端部118及び第2の端部120を越えて互いに対して摺動することを防止し得る。このようにして、本体102の最大及び最小直径が規定される。この相互作用は
図6及び
図7に示されており、アタッチメント部材202が収容スロット116の長さに沿って異なる位置に配置されたスイング訓練装置100の斜視図を示す。
【0039】
アタッチメント部材202は、第1の端部領域108と第2の端部領域112との間に所望の摩擦を与える特定の寸法特性を有するように選択されてもよい。例えば、スイング訓練装置100を使用する場合、「抵抗」を与えるために第1の端部領域108と第2の端部領域112との間にある程度の摩擦を有することが望ましい場合がある。このように、使用者がスイング訓練装置100を使用してスポーツ用具(例えばゴルフクラブ)をスイングしているとき、使用者の前腕が離れると(すなわち、フォーム不良のため)、スイング訓練装置100の本体102は直ちに拡大しない。このように、抵抗は、使用者が前腕をスイング訓練装置100の本体102との接触から離したという触覚フィードバックを使用者に提供する。逆に、後述するように、使用者は、本体102のサイズを使用者の前腕間の間隔に合わせるために、本体102の外面114に圧力を加えてもよい。このように、摩擦は、使用者が本体102のこのようなサイズ調整を行うのが困難であるように高くないことが望ましい。
【0040】
スイング訓練装置100は、第1の端部領域108及び/又は第2の端部領域112のいずれか又は両方に取り付けることができる1つ以上のパッド210を任意選択的に含んでもよい。パッド210は、第1の端部領域108と第2の端部領域112との間に介在させ得る。例えば、パッド210は、第1の端部領域108と第2の端部領域112との間の摩擦を低減又は制限するように構成された材料で作られてもよく、その結果、第1の端部領域108と第2の端部領域112とが互いにより小さな力で摺動し得る。例えば、第1の端部領域108と第2の端部領域112とが十分に低い摩擦抵抗で互いに摺動する場合、パッド210はスイッチ訓練装置100に含まれなくてもよい。
【0041】
図11A-
図11Cは、使用者302がゴルフクラブ304をスイングする際の様々な使用位置におけるスイング訓練装置100を示す。
【0042】
図11Aは、使用者302のスイングが開始位置306にあるときのスイング訓練装置100の位置を示す。開始位置306において、ゴルフクラブ304は、ゴルフクラブ304のヘッド308が地面の近くで静止するように、下向きに配置されてもよい。様々な実施形態において、ヘッド308は、使用者302のスイングをゴルフボールに合わせるように、ゴルフボールに対して配置されてもよい。上述したように、様々なスポーツに同様の向きが利用されてもよい。
【0043】
図11Aに示すように、開始位置306において、スイング訓練装置100は、アームアタッチメント126によって使用者302の前腕310に取り付けられてもよい。図に示すように、アームアタッチメント126は、スイング訓練装置100を前腕310の一方、具体的には前側(又は先方)の前腕に取り付けられる。様々な実施形態において、アームアタッチメント126は、前腕の後方又は両前腕に取り付けられてもよい。図に示すように、快適部材124は、使用者302の各前腕310に接触する。具体的には、前腕310は、本体102の外面114の凹状の外形内に適合する。
【0044】
前腕310の間に配置されると、第1の端部領域108は、第2の端部領域112と重複し、第1の端部領域108及び第2の端部領域112は、1つ以上のアタッチメント部材202を介して互いに結合される。具体的には、締結具220(例えばナット)が、本体の内部領域104内に示され、収容スロット116を貫通するボルト204に取り付けられる。
【0045】
使用者302の前腕310によってスイング訓練装置100の本体102に圧力が加えられると、本体102の内部領域104が縮小する。例えば、本体102は、楕円形状等のより細長い断面形状をとってもよく、この場合、前腕310による本体102への圧力の結果として、内部領域104の第1の断面寸法(例えば、高さ)が減少し、内部領域104の第2の断面寸法(例えば、幅)が増加する。代替的に、内部領域104は、略円形のままであってもよいが、本体102が圧力を受けると、内部領域104の面積が減少してもよい。
【0046】
図11Bは、ゴルフクラブ304が使用者302の後方に位置し、かつ実質的に上方を向くようなバックスイング位置312にある使用者302を示す。バックスイング位置312において、スイング訓練装置100は、アームアタッチメント126と使用者の前腕310によって加えられる圧力又は力とによって、使用者302の前腕310の間に維持される。開始位置306とバックスイング位置312との間で、使用者302の前腕310によって本体102に加えられる力の量が増加すると、内部領域104の直径が減少するように、(複数の)アタッチメント部材202が収容スロット116内で第1の方向に摺動するので、第1の端部領域108と第2の端部領域112とがさらに重複し得る。逆に、本体102に加えられる力が減少すると、内部領域104の直径が増加するように、アタッチメント部材202が収容スロット116内で第2の方向に摺動するので、第1の端部領域108と第2の端部領域112との重複が減少し得る。このように、肘314の位置は、ゴルフクラブ304のスイング中、第1の端部領域108と第2の端部領域112との間の重複の量を調整し続け得る。
【0047】
図11Cは、前方スイング位置316にいる使用者を示しており、ここでは、ゴルフクラブ304のヘッド308が使用者302の前方の地面に接近するように、ゴルフクラブ304が後方スイング位置312から前方に及び下方に移動している。スイング訓練装置100の本体102は、開始位置306又はバックスイング位置312と同じ又は類似の内部領域104を維持してもよい。代替的に、使用者の前腕310によってスイング訓練装置100の本体102に加えられる力の量に基づいて、第1の端部領域108と第2の端部領域112との間の重複の量が変化(増加又は減少)してもよい。前述したように、前腕310によって本体102にかかる圧力が減少した場合、本体102はスイング中に同様の内部領域104を維持し得るように、スイング訓練装置100の本体102は、ゴルフクラブ304のスイング中に(少なくとも部分的に)「抵抗」を提供してもよい。このプロセスは、ゴルフクラブ304のスイングを繰り返す間継続され、その後、(複数の)前腕310から取り外されてもよい。
【0048】
スイング訓練装置100は、重複する第1の端部領域108及び第2の端部領域112を含むことを本明細書で説明するが、スイング訓練装置100の本体102は、例えば、装置の端部が装置の第2の端部における開口部又はスロットに収容されることによって、円周方向に完全に接続された閉ループ形状であってもよいことがさらに考えられる。このように、内部領域104は、外面114に同様に力を加えることによって調整されてもよく、使用者302の前腕310の間にスイング訓練装置100のための適切な間隔(サイズ調整)を提供するように、外面114を(変形可能な材料等によって)変形させてもよい。
【0049】
第1の端部領域108及び第2の端部領域112は、アタッチメント部材202を介して一緒に結合されている間であっても、互いに相対的に移動し得ることを本明細書で説明するが、いくつかの態様において、第1の端部領域108及び第2の端部領域112は、アタッチメント部材202を介して一緒に結合されたときに、互いに相対的に固定的に配置されてもよい。このような態様において、アタッチメント部材202は、収容スロット116内で摺動しなくてもよいが、スイング訓練装置100は、端部領域108,112の選択された固定位置に基づいて、特定の使用者302に対してサイズ調整されてもよい。このような態様では、端部領域108,112がアタッチメント部材202を介して互いに固定結合されたままでありながら、本体102が屈曲、折り曲げ、又は変形するように、スイング訓練装置100は、使用中に使用者の前腕310からの力又は圧力の印加に応答して、折り曲げ又は屈曲してもよい。
【0050】
(実施例)
本明細書に記載される概念に従って様々なタイプの例の追加的な説明を提供する「実施例」として明示的に列挙された少なくともいくつかを含む、例示的な実施形態のコレクションを以下に提供する。これらの例は、相互に排他的、網羅的、又は制限的であることを意味するものではない。また、本発明は、これらの例に限定されるものではなく、発行された特許請求の範囲及びそれらの均等物の範囲内の全ての可能な修正及び変形を包含する。
【0051】
(実施例1)
第1の端部領域及び第2の端部領域を含む本体であって、前記第1の端部領域は前記本体の第1の端部に近接し、前記第2の端部領域は前記本体の前記第1の端部とは反対側の前記本体の第2の端部に近接する本体と、
前記本体に沿って延在する収容スロットと、
前記収容スロット内に収容され、かつ、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域とが互いに重複するように、及び前記本体が所定の面積を有する中空形状を画定するように、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域とを結合するように適合された少なくとも1つのアタッチメント部材と
を含み、
前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域は、互いに対して平行移動するように構成される、スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置。
【0052】
(実施例2)
前記中空形状は、略円形又は略楕円形である、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0053】
(実施例3)
前記本体は円周を有し、
前記収容スロットは、前記本体の円周の一部の周りにのみ延在する、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0054】
(実施例4)
前記収容スロットは、前記本体の前記円周の25%~75%の周りに延在する、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0055】
(実施例5)
前記円周は、前記本体に力が加えられたときに減少するように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0056】
(実施例6)
前記本体は、外面をさらに含む、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0057】
(実施例7)
前記外面の少なくとも一部は、凹状に湾曲している、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0058】
(実施例8)
前記本体の前記外面に結合するように構成された快適部材をさらに含む、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0059】
(実施例9)
前記中空形状は、断面寸法を含み、
前記断面寸法は、前記本体の前記外面に力が加えられたときに減少するように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0060】
(実施例10)
前記中空形状の前記断面寸法は、前記本体の前記外面に加えられた力が取り除かれたときに増加するように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0061】
(実施例11)
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記第1の端部領域と前記第2の端部領域との間の重複の量を調整するために前記収容スロット内を移動するように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0062】
(実施例12)
前記本体を貫通する開口部をさらに含み、
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記開口部を通って挿入され、かつ前記収容スロット内に収容されるように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0063】
(実施例13)
前記収容スロットは、第1の端部と第2の端部とを含み、
前記収容スロットの前記第1の端部は、前記本体の前記第2の端部領域により近接しており、
前記開口部は、前記本体の前記第1の端部領域により近接している、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0064】
(実施例14)
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域が、前記収容スロットの前記第1の端部及び前記第2の端部を越えて互いに対して平行移動することを防止する、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0065】
(実施例15)
前記少なくとも1つのアタッチメント部材は、前記本体に組み込まれる、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0066】
(実施例16)
前記本体は、変形可能な材料を含む、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0067】
(実施例17)
前記本体は、力の印加に応じて屈曲するように構成され、かつ、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域は、前記少なくとも1つのアタッチメント部材を使用して互いに結合されたままであるように構成される、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0068】
(実施例18)
前記収容スロットは、前記本体に沿って実質的に均一な高さで延在する、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0069】
(実施例19)
前記本体に結合され、かつ使用者の腕に結合するように構成されたアームアタッチメントをさらに含む、先行する若しくは後続の実施例又は実施例の組合せのいずれかに記載のスイング訓練装置。
【0070】
(実施例20)
第1の端部に近接する第1の端部領域、及び第2の端部に近接する第2の端部領域を含む本体と、
前記本体に沿って延在する少なくとも1つの収容スロットと、
前記少なくとも1つの収容スロット内に収容され、かつ、前記本体が所定の面積を有する中空形状を画定するように、前記第1の端部領域及び前記第2の端部領域を固定関係で結合するように適合された少なくとも1つのアタッチメント部材と
を含み、
前記本体は、前記中空形状を変更するように変形するように適合される、スポーツスイングを練習するためのスイング訓練装置。
【0071】
上述の構成要素の異なる配置、並びに図示又は説明されていない構成要素及び工程も可能である。同様に、いくつかの特徴及びサブコンビネーションは有用であり、他の特徴及びサブコンビネーションを参照することなく使用され得る。
【0072】
本発明の実施形態は、説明のために記載されており、限定的な目的のためではなく、代替的な実施形態は本特許の読者に明らかになるであろう。したがって、本発明は、上述の又は図面に示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変更を行うことができる。
【0073】
本開示の特定の例示的な実施形態が示され、詳細に説明されてきたが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正をそこに行うことができることを理解されたい。別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0074】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」(前記)は、文脈が明確にそうでないことを指示しない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。「第1の」、「第2の」等の用語は、本明細書では様々な要素、構成要素、領域、層、及び/又は部分を説明するために使用され得るが、これらの用語によって制限されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、層、又は部分を別の領域、層、又は部分から区別するためにのみ使用される。したがって、上述の第1の要素、構成要素、領域、層、又は部分は、本発明の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層、又は部分と呼ばれ得る。
【国際調査報告】