特表 2024-541088 空気注入型ランプ

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-11-06

(54)【発明の名称】空気注入型ランプ

(51)【国際特許分類】

   F21L 4/00 20060101AFI20241029BHJP

   F21V 15/01 20060101ALI20241029BHJP

   F21Y 115/10 20160101ALN20241029BHJP

   F21Y 103/10 20160101ALN20241029BHJP

【ＦＩ】

F21L4/00 110

F21V15/01 530

F21Y115:10

F21Y103:10

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024529506

(86)(22)【出願日】2022-12-06

(85)【翻訳文提出日】2024-05-15

(86)【国際出願番号】 CN2022136916

(87)【国際公開番号】W WO2023185075

(87)【国際公開日】2023-10-05

(31)【優先権主張番号】202220709839.2

(32)【優先日】2022-03-28

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(81)【指定国・地域】

【公序良俗違反の表示】

（特許庁注：以下のものは登録商標）

１．ブルートゥース

２．マジックテープ

３．ＶＥＬＣＲＯ

(71)【出願人】

【識別番号】524185009

【氏名又は名称】深▲セン▼市十顆星科技有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＺＴＡＲＸ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ ＬＩＭＩＴＥＤ

【住所又は居所原語表記】Ｒｏｏｍ ３１７， ３ｒｄ Ｆｌｏｏｒ， Ｎｏ． １０８， Ｈｕａｒｏｎｇ Ｒｏａｄ， Ｇａｏｆｅｎｇ Ｃｏｍｍｕｎｉｔｙ， Ｄａｌａｎｇ Ｓｔｒｅｅｔ， Ｌｏｎｇｈｕａ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ Ｓｈｅｎｚｈｅｎ， Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５１８０００ （ＣＮ）

(74)【代理人】

【識別番号】100146374

【弁理士】

【氏名又は名称】有馬 百子

(72)【発明者】

【氏名】陳 松平

(57)【要約】

【課題】 本発明は空気注入型ランプに関するものである。
【解決手段】 本発明の空気注入型ランプ（１００ａ）は、第一柔軟性ケース（１０）、第二柔軟性ケース（２０）、給電モジュール（３０）、ライトバー（４０）及び密閉モジュール（５０）を含む。第二柔軟性ケース（２０）が第一柔軟性ケース（１０）に接続されることにより収納空間（１２）が形成される。給電モジュール（３０）は第一柔軟性ケース（３０）上に取り付けられる。給電モジュール（３０）は装着部品（３１）と給電部品（３２）を含み、装着部品（３１）は第一柔軟性ケース（１０）上に取り付けられ、給電部品（３２）は装着部品（３１）内に収納される。ライトバー（４０）は収納空間（１２）内に収納され、ライトバー（４０）の一端は装着部品（３１）上に取り付けられるとともに、給電部品（３２）に電気接続される。密閉モジュール（５０）は第一柔軟性ケース（１０）の裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品（５１）を含み、第一密閉部品（５１）によりライトバー（４０）、装着部品（３１）及び給電部品（３２）を密閉させることができる。本発明の空気注入型ランプ（１００ａ）は携帯性と収納性がよいとの利点を有している。
【選択図】 図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

第一柔軟性ケース、第二柔軟性ケース、給電モジュール、ライトバー及び密閉モジュールを含み、
前記第二柔軟性ケースが前記第一柔軟性ケースに接続されることにより収納空間が形成され、
前記給電モジュールは前記第一柔軟性ケース上に取り付けられ、前記給電モジュールは装着部品と給電部品を含み、前記装着部品は前記第一柔軟性ケース上に取り付けられ、前記給電部品は前記装着部品内に収納され、
前記ライトバーは前記収納空間内に収納され、前記ライトバーの一端は前記装着部品上に取り付けられるとともに、前記給電部品に電気接続され、前記ライトバーの少なくとも一部は前記第一柔軟性ケースの裏側に当接し、前記ライトバーの発光面は前記第二柔軟性ケースに向き、
前記密閉モジュールは前記第一柔軟性ケースの裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品を含み、前記第一密閉部品により前記ライトバー、装着部品及び給電部品を密閉させることを特徴とする空気注入型ランプ。

【請求項2】

前記第一密閉部品は第一密閉部と前記第一密閉部に連結されている第二密閉部を含み、前記第一密閉部は前記装着部品と給電部品を前記第一柔軟性ケースの裏側と前記第一密閉部との間に密閉状態に取り付け、前記第二密閉部は前記ライトバーを前記第一柔軟性ケースの裏側と前記第二密閉部との間に密閉状態に取り付けることを特徴とする請求項１に記載の空気注入型ランプ。

【請求項3】

前記給電部品は太陽光発電型給電部品であるか或いは前記給電部品は太陽光発電型給電部品とバッテリーを含み、前記太陽光発電型給電部品と前記バッテリーはいずれも前記装着部品内に収納されることを特徴とする請求項１に記載の空気注入型ランプ。

【請求項4】

前記ライトバーの一端は、前記太陽光発電型給電部品の反対側に位置している前記装着部品の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品に電気接続され、前記装着部品の少なくとも一部は透明状態にされていることを特徴とする請求項３に記載の空気注入型ランプ。

【請求項5】

前記ライトバーはライト本体と前記ライト本体に接続されている電線接続端とを含み、前記電線接続端は、前記太陽光発電型給電部品の反対側に位置している前記装着部品の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品に電気接続されることを特徴とする請求項４に記載の空気注入型ランプ。

【請求項6】

前記第一柔軟性ケース上には装着孔が形成され、前記装着部品は前記装着孔と対応するように前記第一柔軟性ケースの収納空間内に収納され、前記密閉モジュールは前記第一密閉部品と対応するように取り付けられる第二密閉部品を更に含み、前記第二密閉部品は前記第一柔軟性ケース上に密閉状態に連結されることにより前記装着部品と給電部品を密閉させることを特徴とする請求項３に記載の空気注入型ランプ。

【請求項7】

前記装着部品には装着凹部が形成され、前記太陽光発電型給電部品は前記装着凹部内に収納されるか或いは前記太陽光発電型給電部品とバッテリーはいずれも前記装着凹部内に収納されることを特徴とする請求項３に記載の空気注入型ランプ。

【請求項8】

前記装着部品には第一装着凹部が形成され、前記バッテリーは前記第一装着凹部内に収納され、前記装着部品には前記第一装着凹部と連通状態にされている第二装着凹部が更に形成され、前記第二装着凹部は前記第一装着凹部の対向の２つの側面から後ろの方向に延伸することにより形成され、前記太陽光発電型給電部品は前記第二装着凹部内に収納されることを特徴とする請求項７に記載の空気注入型ランプ。

【請求項9】

前記給電部品はバッテリーであり、前記ライトバーの一端は前記バッテリーの反対側に位置している前記装着部品の表面に接続されかつ前記バッテリーに電気接続され、前記装着部品の少なくとも一部は透明状態にされていることを特徴とする請求項１に記載の空気注入型ランプ。

【請求項10】

前記装着部品には装着凹部が形成され、前記バッテリーは前記装着凹部内に収納されることを特徴とする請求項９に記載の空気注入型ランプ。

【請求項11】

前記空気注入型ランプは少なくとも１つの磁性装着部品を更に含み、前記少なくとも１つの磁性装着部品は前記第一柔軟性ケースまたは前記第二柔軟性ケースの裏側に取り付けられることを特徴とする請求項１～１０のうちいずれか１つに記載の空気注入型ランプ。

【請求項12】

前記空気注入型ランプは、
ａ、前記第一柔軟性ケースまたは第二柔軟性ケースの外側にはホックが取り付けられていることと、
ｂ、前記第一柔軟性ケースと／或いは第二柔軟性ケースの外表面に少なくとも１つの導光部が取り付けられていることと、
ｃ、前記第一柔軟性ケースと／或いは第二柔軟性ケース上には少なくとも１つの空気注入放出口が形成されており、前記空気注入型ランプは少なくとも１つの密閉用プラグを更に含み、前記密閉用プラグは前記空気注入放出口をふさぐか或いは開放することと、
ｄ、前記空気注入型ランプに空気を注入しないとき、その長さは６０～１００ｃｍであり、その幅は５～１５ｃｍであり、前記空気注入型ランプに空気を注入するとき、その長さは６０～１００ｃｍにされ、その直径は７～１７ｃｍにされることとのうち少なくとも１つを満たすことを特徴とする請求項１～１０のうちいずれか１つに記載の空気注入型ランプ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、照明装置の技術分野に属し、特に、空気注入型ランプに関するものである。

【背景技術】

【0002】

現在、いろいろな照明装置が販売されているが、野外活動に高度に適用する照明装置は非常に少ない。従来の照明装置を折り畳むことができないので、携帯性がよくないとの欠点を有している。また、従来の照明装置の体積が非常に小さいことにより、光源の光を充分に拡散させることができず、照明の範囲が小さいとの欠点を有している。また、従来の照明装置は防水性を有しておらず、水面上に浮くことができないとの欠点を有している。空気注入型ランプが提案されることにより空気注入型ランプの体積をある程度減少させることができる。しかしながら、従来の空気注入型ランプのＬＥＤチップは硬性の基板を使用し、照明の範囲を増加させるためサイズが大きい基板を使用することにより空気注入型ランプの携帯性が悪くなるおそれがある。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0003】

本発明の目的は、従来の技術の欠点を解決できる空気注入型ランプを提供することにある。具体的に、従来の技術の照明装置の携帯性と収納性がよくない問題を解決できる空気注入型ランプを提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【0004】

前記空気注入型ランプは、第一柔軟性ケース、第二柔軟性ケース、給電モジュール、ライトバー及び密閉モジュールを含む。前記第二柔軟性ケースが前記第一柔軟性ケースに接続されることにより収納空間が形成される。前記給電モジュールは前記第一柔軟性ケース上に取り付けられる。前記給電モジュールは装着部品と給電部品を含み、前記装着部品は前記第一柔軟性ケース上に取り付けられ、前記給電部品は前記装着部品内に収納される。前記ライトバーは前記収納空間内に収納され、前記ライトバーの一端は前記装着部品上に取り付けられるとともに、前記給電部品に電気接続される。前記ライトバーの少なくとも一部は前記第一柔軟性ケースの裏側に当接し、前記ライトバーの発光面は前記第二柔軟性ケースに向いている。前記密閉モジュールは前記第一柔軟性ケースの裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品を含み、前記第一密閉部品により前記ライトバー、装着部品及び給電部品を密閉させることができる。

【0005】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部品は第一密閉部と前記第一密閉部に連結されている第二密閉部を含む。前記第一密閉部は前記装着部品と前記給電部品を前記第一柔軟性ケースの裏側と前記第一密閉部との間に密閉状態に取り付け、前記第二密閉部は前記ライトバーを前記第一柔軟性ケースの裏側と前記第二密閉部との間に密閉状態に取り付けることができる。

【0006】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記給電部品は太陽光発電型給電部品であるか或いは前記給電部品は太陽光発電型給電部品とバッテリーを含み、前記太陽光発電型給電部品と前記バッテリーはいずれも前記装着部品内に収納される。

【0007】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバーの一端は、前記太陽光発電型給電部品の反対側に位置している前記装着部品の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品に電気接続される。前記装着部品の少なくとも一部は透明状態にされている。

【0008】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバーはライト本体と前記ライト本体に接続されている電線接続端とを含む。前記電線接続端は、前記太陽光発電型給電部品の反対側に位置している前記装着部品の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品に電気接続される。

【0009】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース上には装着孔が形成され、前記装着部品は前記装着孔と対応するように前記第一柔軟性ケースの収納空間内に収納される。前記密閉モジュールは前記第一密閉部品と対応するように取り付けられる第二密閉部品を更に含む。前記第二密閉部品は前記第一柔軟性ケース上に密閉状態に連結されることにより前記装着部品と給電部品を密閉させることができる。

【0010】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記装着部品には装着凹部が形成され、前記太陽光発電型給電部品は前記装着凹部内に収納されるか或いは前記太陽光発電型給電部品とバッテリーはいずれも前記装着凹部内に収納されることができる。

【0011】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記給電部品はバッテリーであり、前記ライトバーの一端は前記バッテリーの反対側に位置している前記装着部品の表面に接続されかつ前記バッテリーに電気接続され、前記装着部品の少なくとも一部は透明状態にされている。

【0012】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記空気注入型ランプは少なくとも１つの磁性装着部品を更に含み、前記少なくとも１つの磁性装着部品は前記第一柔軟性ケースまたは前記第二柔軟性ケースの裏側に取り付けられる。

【0013】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記空気注入型ランプは、
ａ、前記第一柔軟性ケースまたは第二柔軟性ケースの外側にはホックが取り付けられていることと、
ｂ、前記第一柔軟性ケースと／或いは第二柔軟性ケースの外表面に少なくとも１つの導光部が取り付けられていることと、
ｃ、前記第一柔軟性ケースと／或いは第二柔軟性ケース上には少なくとも１つの空気注入放出口が形成されており、前記空気注入型ランプは少なくとも１つの密閉用プラグを更に含み、前記密閉用プラグは前記空気注入放出口をふさぐか或いは開放することと、
ｄ、前記空気注入型ランプに空気を注入しないとき、その長さは６０～１００ｃｍであり、その幅は５～１５ｃｍであり、前記空気注入型ランプに空気を注入するとき、その長さは６０～１００ｃｍにされ、その直径は７～１７ｃｍにされることとのうち少なくとも１つを満たす。

【発明の効果】

【0014】

本発明の前記空気注入型ランプは、第一柔軟性ケース、第二柔軟性ケース、給電モジュール、ライトバー及び密閉モジュールを含む。前記第二柔軟性ケースが前記第一柔軟性ケースに接続されることにより収納空間が形成される。前記給電モジュールは前記第一柔軟性ケース上に取り付けられる。前記給電モジュールは装着部品と給電部品を含み、前記装着部品は前記第一柔軟性ケース上に取り付けられ、前記給電部品は前記装着部品内に収納される。前記ライトバーは前記収納空間内に収納され、前記ライトバーの一端は前記装着部品上に取り付けられるとともに、前記給電部品に電気接続される。前記密閉モジュールは前記第一柔軟性ケースの裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品を含み、前記第一密閉部品により前記ライトバー、装着部品及び給電部品を密閉させることができる。前記給電モジュールと前記ライトバーはいずれも収納空間内に収納され、前記第一密閉部品は前記給電モジュールと前記ライトバーを覆う。それにより、前記ライトバー、装着部品及び給電部品の破損を防止し、かつ前記収納空間内の空気の漏出を防止することができる。前記空気注入型ランプを使用するとき、前記収納空間内の空気を注入することにより前記第一柔軟性ケースと第二柔軟性ケースは膨張状態にされることができる。前記第一柔軟性ケースと第二柔軟性ケースは膨張状態にされているとき、前記空気注入型ランプが水面上に浮くことにより水面上の物体を照射することができる。前記空気注入型ランプが膨張状態にされているとき、前記ライトバーの複数のランプビードが出射した光が前記収納空間内において屈折及び／或いは反射することにより、軟らかく、透明で、豊かで、均一な光を出射することができる。それにより前記空気注入型ランプの照明の効果を向上させることができる。前記第一柔軟性ケース、第二柔軟性ケース及びライトバーはいずれも柔軟性を有していることにより、前記空気注入型ランプを折り畳むか或いは巻くことができる。前記空気注入型ランプを折り畳むか或いは巻くことにより、空気注入型ランプの体積を減少させ、携帯と収納の利便性を向上させることができる。前記空気注入型ランプ内に空気を注入するとき、空気の注入量を適当に調節することにより空気注入型ランプを着用するか或いは使用する利便性を向上させることができる。前記給電モジュールの給電部品は前記ライトバーに電気接続されることにより前記ライトバーに電気を供給することができ、かつ前記空気注入型ランプに外部の電源を接続させる必要がないので、前記空気注入型ランプを快適に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【0015】

本発明の技術的事項をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例において用いる図面を簡単に説明する。下記図面は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は下記図面の構造にのみ限定されるものでない。この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により他の図面を想到することができ、そのような図面があってもこの特許請求の範囲に含まれることは当然である。

【図1】本発明の第一実施例に係る空気注入型ランプの構造を示す斜視図である。

【図2】図１のＩＩ－ＩＩ線に沿う空気注入型ランプの断面を示す断面図である。

【図3】図２のＩＩＩ箇所の構造を示す拡大図である。

【図4】図１の空気注入型ランプの構造を示す斜視分解図である。

【図5】図１の空気注入型ランプの構造を示す他の角度の斜視分解図である。

【図6】図１の空気注入型ランプの給電モジュールの一部の構造を示す斜視図である。

【図7】図１の空気注入型ランプのライトバーと保護部品の構造を示す斜視図である。

【図8】図７のＶＩＩＩ箇所の構造を示す拡大図である。

【図9】図１の空気注入型ランプのライトバーと保護部品の構造を示す他の角度の斜視図である。

【図10】図１の空気注入型ランプの装着部品の構造を示す斜視図である。

【図11】図１の空気注入型ランプの装着部品の構造を示す他の角度の斜視図である。

【図12】本発明の第二実施例に係る空気注入型ランプの構造を示す斜視図である。

【図13】本発明の第三実施例に係る空気注入型ランプの構造を示す斜視分解図である。

【図14】本発明の第四実施例に係る空気注入型ランプの構造を示す斜視分解図である。

【発明を実施するための形態】

【0016】

本発明の目的、技術的特徴及び発明の効果をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例と図面により本発明の事項をより詳細に説明する。

【0017】

以下、本発明の実施例に係る図面により本発明の実施例中の技術的事項を詳細に説明する。しかしながら、下記実施例は、本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明のすべての実施例を表すものでない。この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくてもこの明細書の実施例により他の実施例を想到することができ、そのような実施例があっても本発明の特許請求の範囲に含まれることは当然である。

【0018】

注意すべきことは、本発明の実施例中の方向性用語（例えば、上、下、左、右、前、後等）は（図面の部品が）所定の姿勢にされているときの各部品の間の相対的位置、移動等を示すものであり、その姿勢が変わるとき方向性用語も共に変わる。

【0019】

本発明の各事項に付いている「第一」、「第二」等は類似の事項を区別するものであり、各事項の重要性を明示または暗示するか或いは技術的特徴の数量を表すものでない。「第一」、「第二」等が付いている特徴はその特徴の数量が少なくとも１つであることを明示または暗示する。また、各実施例の技術的事項が組み合わせられても当業者がその組み合わせを実施できると、各実施例の技術的事項を楽に組み合わせることができる。各実施例の技術的事項を組み合わせるとき矛盾が生ずるか或いは当業者がその組み合わせを実施できないと、その組み合わせが存在しないとみなし、その組み合わせが本発明の特許請求の範囲に含まれない。

【0020】

図１～図１１を参照すると、本発明の第一実施例において空気注入型ランプ１００ａを提供する。

【0021】

前記空気注入型ランプ１００ａは、第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０、給電モジュール３０、ライトバー（light bar）４０及び密閉モジュール５０を含む。前記第二柔軟性ケース２０が前記第一柔軟性ケース１０に接続されることにより収納空間１２が形成される。前記給電モジュール３０は前記第一柔軟性ケース１０上に取り付けられる。前記給電モジュール３０は装着部品３１と給電部品３２を含み、前記装着部品３１は前記第一柔軟性ケース１０上に取り付けられ、前記給電部品３２は前記装着部品３１内に収納される。前記ライトバー４０は前記収納空間１２内に収納され、前記ライトバー４０の一端は前記装着部品３１上に取り付けられるとともに、前記給電部品３２に電気接続される。前記密閉モジュール５０は前記第一柔軟性ケース１０の裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品５１を含み、前記第一密閉部品５１により前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２を密閉させることができる。

【0022】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０は密閉状態に結合される。具体的に、前記第一柔軟性ケース１０の辺縁部は第二柔軟性ケース２０の辺縁部に密閉状態に結合される。

【0023】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０は柔軟性ＬＥＤライトバーであることにより、前記ライトバー４０を曲げるか或いは巻くことができる。

【0024】

前記第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０及びライトバー４０をいずれも曲げることができる。空気が注入されていない前記空気注入型ランプ１００ａを巻くことにより空気注入型ランプ１００ａを容易に収納させるか或いは携帯することができる。

【0025】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０は直列接続されている複数のランプビード（lamp bead）を含み、前記ランプビードは白光または七色光（Seven colored light）等を出射することができる。前記ランプビードはＬＥＤチップで構成されることができる。

【0026】

前記空気注入型ランプ１００ａをテントまたは車内で使用することができる。電気加圧、ホットメルト（Hot melt）、裁縫（Sewing）または掛け手段等により前記空気注入型ランプ１００ａを他の物体（例えば、バックバッグ、傘、服または膨張式水上玩具等）の表面に掛けることもできる。前記空気注入型ランプ１００ａを巻くか或いは変形させることができるため、凸凹な表面を有している物体の表面にも前記空気注入型ランプ１００ａをよく付着させることができる。

【0027】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０には第一収納部１１が形成され、前記第二柔軟性ケース２０には第二収納部２１が形成されている。前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０を密閉状態に連結させるとき、前記第一収納部１１と第二収納部２１により収納空間１２が形成される。

【0028】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０の形状と前記第二柔軟性ケース２０の形状は対応するように形成されている。前記第一柔軟性ケース１０の辺縁部が第二柔軟性ケース２０の辺縁部に密閉状態に連結されることにより、前記空気注入型ランプ１００ａの防水性を確保することができる。

【0029】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０と／或いは第二柔軟性ケース２０上に吸盤（Suction cups）、マジックテープ（Velcro）、結合構造（雌型結合構造と雄型結合構造を含む）またはホック等が取り付けられているにより前記空気注入型ランプ１００ａを使用者の体に着用するか或いは物体の表面上に付着させるか或いは物体上に掛けることができる。

【0030】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０はいずれも、透明または半透明の熱可塑性ポリウレタン（Thermoplastic polyurethanes、ＴＰＵ）またはポリ塩化ビニル（Polyvinyl chloride、ＰＶＣ）で製造される。前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０は、ホットプレス（Hot pressing）、電気加圧または溶接等により密閉状態に連結されることができる。

【0031】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記給電モジュール３０、第一柔軟性ケース１０及び第二柔軟性ケース２０の辺縁部にシーラント（sealant）が塗布されていることにより密閉状態の収納空間１２を獲得することができる。

【0032】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部品５１は透明または半透明の熱可塑性ポリウレタン（Thermoplastic polyurethanes、ＴＰＵ）またはポリ塩化ビニル（Polyvinyl chloride、ＰＶＣ）で製造される。前記第一密閉部品５１は、前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２の破損を防止し、かつ前記収納空間１２と前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２とを密閉状態に隔離することにより空気の漏出を防止することができる。

【0033】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０、給電モジュール３０、ライトバー４０及び密閉モジュール５０の重量が軽いことにより、本実施例の空気注入型ランプ１００ａは携帯性がよいという利点を有している。

【0034】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０及びライトバー４０はいずれも帯状に形成されている。需要により前記第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０及びライトバー４０の長さと幅を適当に調節することにより、空気注入型ランプ１００ａの照明範囲を増加させることができる。

【0035】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記空気注入型ランプ１００ａは帯状に形成されている。前記空気注入型ランプ１００ａの長さは６０～１００ｃｍであり、幅は５～１５ｃｍである。前記空気注入型ランプ１００ａに空気を注入するとき、その空気注入型ランプ１００ａは長い円筒型に変形する。その場合、前記空気注入型ランプ１００ａの長さは６０～１００ｃｍにされ、その直径は７～１７ｃｍにされる。

【0036】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記給電部品３２は太陽光発電型給電部品３２１とバッテリー３２２を含み、前記太陽光発電型給電部品３２１と前記バッテリー３２２はいずれも前記装着部品３１内に収納される。前記太陽光発電型給電部品３２１により形成される電気は前記バッテリー３２２に貯蔵される。

【0037】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記装着部品３１は硬性プラスチックで製造される。

【0038】

本発明の実施例に係る前記空気注入型ランプ１００ａは、第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０、給電モジュール３０、ライトバー４０及び密閉モジュール５０を含む。前記第二柔軟性ケース２０が前記第一柔軟性ケース１０に接続されることにより収納空間１２が形成される。前記給電モジュール３０は前記第一柔軟性ケース１０上に取り付けられる。前記給電モジュール３０は装着部品３１と給電部品３２を含み、前記装着部品３１は前記第一柔軟性ケース１０上に取り付けられ、前記給電部品３２は前記装着部品３１内に収納される。前記ライトバー４０は前記収納空間１２内に収納され、前記ライトバー４０の一端は前記装着部品３１上に取り付けられるとともに、前記給電部品３２に電気接続される。前記密閉モジュール５０は前記第一柔軟性ケース１０の裏側に密閉状態に取り付けられる第一密閉部品５１を含み、前記第一密閉部品５１により前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２を密閉させることができる。前記給電モジュール３０と前記ライトバー４０はいずれも収納空間１２内に収納され、前記第一密閉部品５１は前記給電モジュール３０と前記ライトバー４０を覆う。それにより、前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２の破損を防止し、かつ前記収納空間１２内の空気の漏出を防止することができる。

【0039】

前記空気注入型ランプ１００ａを使用するとき、前記収納空間１２内の空気を注入することにより前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０は膨張状態にされることができる。前記第一柔軟性ケース１０と第二柔軟性ケース２０は膨張状態にされているとき、前記空気注入型ランプ１００ａが水面上に浮くことにより水面上の物体を照射することができる。前記空気注入型ランプ１００ａが膨張状態にされているとき、前記ライトバー４０の複数のランプビードが出射した光が前記収納空間１２内において屈折及び／或いは反射することにより、軟らかく、透明で、豊かで、均一な光を出射することができる。それにより前記空気注入型ランプ１００ａの照明の効果を向上させることができる。前記第一柔軟性ケース１０、第二柔軟性ケース２０及びライトバー４０はいずれも柔軟性を有していることにより、前記空気注入型ランプ１００ａを折り畳むか或いは巻くことができる。前記空気注入型ランプ１００ａを折り畳むか或いは巻くことにより、空気注入型ランプ１００ａの体積を減少させ、携帯と収納の利便性を向上させることができる。前記空気注入型ランプ１００ａ内に空気を注入するとき、空気の注入量を適当に調節することにより空気注入型ランプ１００ａを着用するか或いは使用する利便性を向上させることができる。前記給電モジュール３０の給電部品３２は前記ライトバー４０に電気接続されることにより前記ライトバー４０に電気を供給することができ、前記空気注入型ランプ１００ａに外部の電源を接続させる必要がないので、前記空気注入型ランプ１００ａを快適に使用することができる。

【0040】

前記第一密閉部品５１は第一密閉部５１１と前記第一密閉部５１１に連結されている第二密閉部５１２を含む。前記第一密閉部５１１は前記装着部品３１と前記給電部品３２を前記第一柔軟性ケース１０の裏側と前記第一密閉部５１１との間に密閉状態に取り付け、前記第二密閉部５１２は前記ライトバー４０を前記第一柔軟性ケース１０の裏側と前記第二密閉部５１２との間に密閉状態に取り付けることができる。

【0041】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１の形状は前記装着部品３１の形状に対応している。

【0042】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部５１２の形状は前記ライトバー４０の形状に対応している。

【0043】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１と前記第二密閉部５１２は密閉状態に結合される。

【0044】

本発明の実施例において、前記第一密閉部５１１は前記装着部品３１と前記給電部品３２を前記第一柔軟性ケース１０の裏側と前記第一密閉部５１１との間に密閉状態に取り付け、前記第二密閉部５１２は前記ライトバー４０を前記第一柔軟性ケース１０の裏側と前記第二密閉部５１２との間に密閉状態に取り付けることができる。それにより、前記ライトバー４０、装着部品３１及び給電部品３２の破損を防止し、かつ前記収納空間１２内の空気の漏出を防止することができる。

【0045】

前記ライトバー４０の一端は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。前記装着部品３１の少なくとも一部は透明状態にされている。

【0046】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記装着部品３１の一端には隙間３１１が形成され、前記太陽光発電型給電部品３２１は前記隙間３１１により露出している。前記ライトバー４０の一端は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記隙間３１１によって前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。

【0047】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０の一端は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記装着部品３１の一側に曲がることにより前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。

【0048】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０は背面の接着剤等により前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続されることができる。

【0049】

本発明の実施例において、前記ライトバー４０の一端は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。前記装着部品３１の少なくとも一部が透明状態にされていることにより前記空気注入型ランプ１００ａの照明範囲を増加させることができる。

【0050】

前記ライトバー４０はライト本体４１と前記ライト本体４１に接続されている電線接続端４２とを含む。前記電線接続端４２は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。

【0051】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記電線接続端４２は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記隙間３１１によって前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。

【0052】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記電線接続端４２は、前記太陽光発電型給電部品３２１の反対側に位置している前記装着部品３１の表面に接続され、かつ前記装着部品３１の一側に曲がることにより前記太陽光発電型給電部品３２１に電気接続される。

【0053】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライト本体４１と電線接続端４２上には複数のランプビードがそれぞれ取り付けられている。

【0054】

前記第一柔軟性ケース１０上には装着孔１３が形成され、前記装着部品３１は前記装着孔１３と対応するように前記第一柔軟性ケース１０の収納空間１２内に収納される。前記密閉モジュール５０は前記第一密閉部品５１と対応するように取り付けられる第二密閉部品５２を更に含む。前記第二密閉部品５２は前記第一柔軟性ケース１０上に密閉状態に連結されることにより前記装着部品３１と給電部品３２を密閉させることができる。

【0055】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部品５２は透明または半透明の熱可塑性ポリウレタン（Thermoplastic polyurethanes、ＴＰＵ）またはポリ塩化ビニル（Polyvinyl chloride、ＰＶＣ）で製造される。

【0056】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部品５２の辺縁部は前記第一密閉部品５１の辺縁部に密閉状態に連結される。

【0057】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１と前記第二密閉部５１２を密閉状態に結合させた後、前記装着部品３１と給電部品３２を前記第一密閉部５１１上に取り付け、前記ライトバー４０を前記第二密閉部５１２上に取り付け、前記第二密閉部５１２を前記第一柔軟性ケース１０の裏側に取り付けることができる。つぎに、ホットプレス、電気加圧または溶接等により前記第一密閉部５１１と第二密閉部５１２を密閉状態に結合させ、前記第一密閉部品５１の辺縁部を前記第二密閉部品５２の辺縁部に密閉状態に連結させ、前記第二密閉部品５２を前記装着孔１３の辺縁部に密閉状態に連結させることができる。

【0058】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１と前記第二密閉部５１２を密閉状態に結合させた後、前記装着部品３１と給電部品３２を前記第一密閉部５１１上に取り付け、前記ライトバー４０を前記第二密閉部５１２上に取り付け、前記第二密閉部５１２を前記第一柔軟性ケース１０の外側に取り付けることができる。つぎに、前記第一密閉部５１１と第二密閉部５１２を密閉状態に結合させることにより、前記第一密閉部品５１の辺縁部を前記第一柔軟性ケース１０の裏側に密閉状態に結合させ、前記第二密閉部品５２を前記第一柔軟性ケース１０の外側に密閉状態に連結させることができる。

【0059】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部品５１と第二密閉部５１２を密閉状態に結合させるとき、前記第一密閉部５１１と第二密閉部５１２との間の接続区域５１１１を密閉状態にしないことにより、前記接続区域５１１１内の前記ライトバー４０が破損することを避けることができる。

【0060】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部５１２を密閉状態にするとき、前記第一柔軟性ケース１０の裏側に連結される前記第二密閉部５１２の接続辺５１２１が形成される。

【0061】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部品５１、前記第二密閉部５１２及び前記第一柔軟性ケース１０の裏側により装着空間１５が形成され、前記装着部品３１、給電部品３２及びライトバー４０は前記装着空間１５内に装着される。

【0062】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１と／或いは前記第二密閉部５１２には少なくとも１つの貫通孔が形成されている。それにより前記装着空間１５と収納空間１２は連通状態にされている。

【0063】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記太陽光発電型給電部品３２１の光入射面の少なくとも一部は前記装着孔１３により露出している。それにより前記太陽光発電型給電部品３２１の光入射面は光を吸収することができる。

【0064】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部品５２は前記装着孔１３内に挿入されるか或いは前記装着孔１３を覆うことにより前記給電部品３２と装着部品３１を覆うことができる。

【0065】

前記装着部品３１には装着凹部が形成され、前記太陽光発電型給電部品３２１とバッテリー３２２はいずれも前記装着凹部内に収納される。

【0066】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記装着部品３１には第一装着凹部３１２が形成され、前記バッテリー３２２は前記第一装着凹部３１２内に収納される。前記装着部品３１には前記第一装着凹部３１２と連通状態にされている第二装着凹部３１３が更に形成されている。前記第二装着凹部３１３は前記第一装着凹部３１２の対向の２つの側面から後ろの方向に延伸することにより形成される。前記太陽光発電型給電部品３２１は前記第二装着凹部３１３内に収納される。

【0067】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部５１１には第一収納凹部５１１２と前記第一収納凹部５１１２と連通状態にされている第二収納凹部５１１３が更に形成されている。前記第二収納凹部５１１３は前記第一収納凹部５１１２の対向の２つの側面から後ろの方向に延伸することにより形成される。前記第一装着凹部３１２の壁面は第一収納凹部５１１２内に収納され、前記第二装着凹部３１３の壁面は第二収納凹部５１１３内に収納される。

【0068】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一密閉部品５１から離れている前記装着部品３１の表面には第一装着凹部３１２と第二装着凹部３１３が形成されている。

【0069】

前記空気注入型ランプ１００ａは少なくとも１つの磁性装着部品１６を更に含み、前記少なくとも１つの磁性装着部品１６は前記第一柔軟性ケース１０または前記第二柔軟性ケース２０の裏側に取り付けられる。

【0070】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記空気注入型ランプ１００ａは磁性装着部品１６と磁性装着部品１６を実装する被覆フィルム（Coated film）１７を含み、前記被覆フィルム１７は磁性装着部品１６を前記第一柔軟性ケース１０または前記第二柔軟性ケース２０の外側に実装する。磁性装着部品１６の磁性により空気注入型ランプ１００ａを金属部品（図示せず）上に付着させることができる。

【0071】

好ましくは、前記磁性装着部品１６の数量は２個または２個以上であり、２個または２個以上の磁性装着部品１６は、間隔を空けてライトバー４０の延伸方向に取り付けられ、かつライトバー４０と第一柔軟性ケース１０との間に取り付けられる。

【0072】

図２～図３を参照すると、前記ライトバー４０の少なくとも一部は前記第一柔軟性ケース１０の裏側に当接し、前記ライトバー４０の発光面は前記第二柔軟性ケース２０に向いている。

【0073】

前記第一柔軟性ケース１０は透明または半透明のＴＰＵまたはＰＶＣで製造されることにより前記ライトバー４０が発光した光は前記第一柔軟性ケース１０を透過することができる。

【0074】

図１～図５を参照すると、前記第一柔軟性ケース１０と／或いは第二柔軟性ケース２０上には少なくとも１つの空気注入放出口２３が形成されている。前記空気注入型ランプ１００ａは少なくとも１つの密閉用プラグ（Sealing plug）２５を更に含み、前記密閉用プラグ２５は前記空気注入放出口２３をふさぐか或いは開放することができる。

【0075】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記密閉用プラグ２５上には空気の注入と放出を担当する貫通孔２５１が形成されている。前記密閉用プラグ２５は蓋２５３を更に含み、前記蓋２５３は前記貫通孔２５１上に回転可能に結合されることにより収納空間１２を密閉させることができる。

【0076】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記密閉用プラグ２５は押し式エアノズルであるため、前記密閉用プラグ２５を押さないと、前記収納空間１２内の空気が勝手に放出することができる。

【0077】

本発明の実施例において、前記第一柔軟性ケース１０と／或いは第二柔軟性ケース２０上には少なくとも１つの空気注入放出口２３が形成されている。前記空気注入型ランプ１００ａは少なくとも１つの密閉用プラグ２５を更に含み、前記密閉用プラグ２５は前記空気注入放出口２３をふさぐか或いは開放することにより空気注入型ランプ１００ａ内に空気を注入するか或いは空気注入型ランプ１００ａ内の空気を放出することができる。

【0078】

図１と図５を参照すると、前記第一柔軟性ケース１０または第二柔軟性ケース２０の外側にはホック１４が取り付けられている。

【0079】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０または第二柔軟性ケース２０の外側に複数のホック１４を取り付けることができる。

【0080】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０または第二柔軟性ケース２０の両側にホック１４をそれぞれ取り付けることができる。

【0081】

本発明の実施例において、前記第一柔軟性ケース１０または第二柔軟性ケース２０の外側にホック１４が取り付けられていることにより、前記空気注入型ランプ１００ｂを固定物上に容易に掛けることができる。

【0082】

前記太陽光発電型給電部品３２１上にはＵＳＢポート３２１１が取り付けられ、前記第二密閉部品５２上には孔５２１が形成されている。前記ＵＳＢポート３２１１は前記孔５２１により前記第一柔軟性ケース１０の外部に露出し、前記ＵＳＢポート３２１１は前記孔５２１の内周面に密閉状態に連結される。

【0083】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第二密閉部品５２は密閉用プラグ５２２を更に含むことができる。前記密閉用プラグ５２２は前記ＵＳＢポート３２１１上に取り付けられることにより前記ＵＳＢポート３２１１を露出させるか或いは覆うことができる。

【0084】

前記ＵＳＢポート３２１１に外部の電源を電気接続させることにより前記ライトバー４０に電力を供給することができる。また、前記ＵＳＢポート３２１１を携帯電話等の端末装置に電気接続させるとき、前記太陽光発電型給電部品３２１により携帯電話等の端末装置に充電をすることができる。

【0085】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記太陽光発電型給電部品３２１上にはスイッチ３２１２が取り付けられ、前記スイッチ３２１２を押すことにより前記ライトバー４０の開閉を制御することができる。

【0086】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記太陽光発電型給電部品３２１上には制御回路（図示せず）が取り付けられ、前記制御回路は端末装置に無線状態に接続されている制御モードを用いるか或いは発光モードを楽に切り替えることができる。無線接続手段としてブルートゥースを用いることができる。

【0087】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記太陽光発電型給電部品３２１にスピーカー等の音声再生ユニット（Sound playback unit、図示せず）が電気接続されている。前記制御回路がブルートゥースによって端末装置を制御することにより音声または音楽を再生することができる。

【0088】

本発明の少なくとも1つの実施例において、スイッチ３２１２を押すか或いはタッチすることによりライトバー４０の開閉を制御するか或いはライトバー４０の発光のカラーを制御することができる。

【0089】

図１２を参照すると、本発明の第二実施例において空気注入型ランプ１００ｂを提供する。第二実施例の空気注入型ランプ１００ｂと第一実施例の空気注入型ランプ１００ａは類似している。相違点は前記第一柔軟性ケース１０ｂと／或いは第二柔軟性ケース２０ｂの外表面に少なくとも１つの導光部１８ｂが取り付けられていることにある。前記導光部１８ｂは導光を担当する。需要が異なることにより構造が異なっているいろいろな導光部１８ｂを取り付けることができる。前記導光部１８ｂは光を集光させるか或いは拡散させることにより発光の範囲を減少させるか或いは増加させることができる。

【0090】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記導光部１８ｂは柔軟性導光部である。

【0091】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記導光部１８ｂ内には空気が予め注入されている。

【0092】

本発明の少なくとも1つの実施例において、各導光部１８ｂには空気注入放出孔（図示せず）がそれぞれ形成されている。それにより前記各導光部１８ｂは前記第一柔軟性ケース１０ｂと第二柔軟性ケース２０ｂによって形成された収納空間と連通状態にされている。したがって、前記収納空間に空気を注入するとき、その空気は各導光部１８ｂ内にも注入され、膨張状態にされている導光部１８ｂにより導光をすることができる。

【0093】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記導光部１８ｂは、円形、多辺形または不規則的形状等に形成されることができる。

【0094】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記第一柔軟性ケース１０ｂと／或いは第二柔軟性ケース２０ｂの外表面には複数の導光部１８ｂが取り付けられている。前記複数の導光部１８ｂは前記第一柔軟性ケース１０ｂと／或いは第二柔軟性ケース２０ｂの外表面上に間隔を空けて取り付けられている。

【0095】

本発明の実施例において、前記第一柔軟性ケース１０ｂと／或いは第二柔軟性ケース２０ｂの外表面には少なくとも1つの導光部１８ｂが取り付けられている。前記導光部１８ｂは光を集光させるか或いは拡散させることにより発光の範囲を減少させるか或いは増加させることができる。

【0096】

図１３を参照すると、本発明の第三実施例において空気注入型ランプ１００ｃを提供する。第三実施例の空気注入型ランプ１００ｃと第一実施例の空気注入型ランプ１００ａは類似している。相違点は空気注入型ランプ１００ｃの給電部品が太陽光発電型給電部品３２１ｃであることにある。前記太陽光発電型給電部品３２１ｃは前記装着部品３１ｃ内に収納される。

【0097】

図１４を参照すると、本発明の第四実施例において空気注入型ランプ１００ｄを提供する。第四実施例の空気注入型ランプ１００ｄと第一実施例の空気注入型ランプ１００ａは類似している。相違点は空気注入型ランプ１００ｄの給電部品がバッテリー３２２ｄであることにある。前記ライトバー４０の一端は、前記バッテリー３２２ｄの反対側に位置している前記装着部品３１ｄの表面に接続され、かつ前記バッテリー３２２ｄに電気接続される。

【0098】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記バッテリー３２２ｄは充電型バッテリーである。

【0099】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０の一端は、前記バッテリー３２２ｄの反対側に位置している前記装着部品３１ｄの表面に接続され、かつ前記バッテリー３２２ｄに電気接続される。前記装着部品３１ｄの少なくとも一部は透明状態にされている。

【0100】

本発明の少なくとも1つの実施例において、前記ライトバー４０は電線接続端４２ｄを含み、前記電線接続端４２ｄは、前記バッテリー３２２ｄの反対側に位置している前記装着部品３１ｄの表面に接続され、かつ前記バッテリー３２２ｄに電気接続される。

【0101】

以上、本発明の好適な実施例を詳述してきたが、前記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、本発明の明細書と図面に記載されている技術事項を代替するか或いはこの技術分野に直接または間接に用いることができ、それらがあっても本発明の特許請求の範囲に含まれることは当然である。

【符号の説明】

【0102】

１００ａ 空気注入型ランプ
１００ｂ 空気注入型ランプ
１００ｃ 空気注入型ランプ
１００ｄ 空気注入型ランプ
１０ 第一柔軟性ケース
１１ 第一収納部
１２ 収納空間
１３ 装着孔
１４ ホック
１５ 装着空間
１６ 磁性装着部品
１７ 被覆フィルム
１８ｂ 導光部
２０ 第二柔軟性ケース
２１ 第二収納部
２３ 空気注入放出口
２５ 密閉用プラグ
２５１ 貫通孔
２５３ 蓋
３０ 給電モジュール
３１ 装着部品
３１ｃ 装着部品
３１ｄ 装着部品
３１１ 隙間
３１２ 第一装着凹部
３１３ 第二装着凹部
３２ 給電部品
３２１ 太陽光発電型給電部品
３２１ｃ 太陽光発電型給電部品
３２１１ ＵＳＢポート
３２１２ スイッチ
３２２ バッテリー
３２２ｄ バッテリー
４０ ライトバー
４１ ライト本体
４１ｄ ライト本体
４２ 電線接続端
４２ｄ 電線接続端
５０ 密閉モジュール
５１ 第一密閉部品
５１１ 第一密閉部
５１１１ 接続区域
５１１２ 第一収納凹部
５１１３ 第二収納凹部
５１２ 第二密閉部
５１２１ 接続辺
５２ 第二密閉部品
５２１ 孔
５２２ 密閉用プラグ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【国際調査報告】