(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-06
(54)【発明の名称】自動化されたオンラインコンテンツ選択のためのエンドユーザ視聴者を定義するための機械学習アーキテクチャ
(51)【国際特許分類】
G06F 16/903 20190101AFI20241029BHJP
G06Q 30/0241 20230101ALN20241029BHJP
【FI】
G06F16/903
G06Q30/0241
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532747
(86)(22)【出願日】2022-11-21
(85)【翻訳文提出日】2024-07-30
(86)【国際出願番号】 CA2022051709
(87)【国際公開番号】W WO2023097390
(87)【国際公開日】2023-06-08
(32)【優先日】2021-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522329467
【氏名又は名称】スタックアダプト インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100233504
【氏名又は名称】北岡 尚子
(72)【発明者】
【氏名】ディミトロフ ネディアルコ ボヤノフ
(72)【発明者】
【氏名】ラフィエフ ヤフヤ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ ルイゼ
【テーマコード(参考)】
5B175
5L030
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175HA01
5L030BB08
(57)【要約】
本明細書に記載されるシステム及び方法は、コンテンツ配信のための視聴者を決定し得る。サーバは、クライアントデバイスからコンテキスト用語を受信する。サーバは、コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成する。サーバは、複数のトピック用語の各トピック用語の暗示スコアを、トピック用語と、トピック用語に関連付けられた複数のウェブページ上のコンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出し得る。サーバは、複数のトピック用語からトピック用語を、トピック用語の暗示スコアに基づいて選択し得る。サーバは、トピック用語に関連付けられた複数のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザを識別する視聴者を決定し得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サードパーティのウェブサーバによってホストされる利用可能なウェブページ上でコンテンツを動的に配置するためのウェブページコーパスのデータベースに基づいて、ユーザを決定するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法が、
サーバによって、クライアントデバイスから、追加の用語を識別するコンテキスト用語を受信することと、
前記サーバによって、前記コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースから、前記コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成することであって、前記コーパスデータベースが、複数の過去のウェブページから抽出されたテキストを記憶する、生成することと、
前記サーバによって、複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、前記トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上の前記コンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出することと、
前記サーバによって、前記複数のトピック用語から、特定のトピック用語を、前記特定のトピック用語の前記暗示スコアに基づいて選択することと、
前記サーバによって、前記特定のトピック用語に関連付けられた前記過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定することと、
前記サーバによって、キャンペーンデータベースに、前記1人以上のユーザのセット、前記コンテキスト用語のセット、及び前記特定のトピック用語を表す前記視聴者を含むキャンペーンデータを記憶することであって、前記キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる前記視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、前記リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶することと、を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記サーバによって、複数のユーザによってアクセスされた前記複数の過去のウェブページ上の複数の用語から、前記複数のトピック用語を決定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サーバによって、複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした前記ユーザに基づいて維持することを更に含み、
前記視聴者を決定することが、前記複数のユーザの各ユーザと前記特定のトピック用語との間の前記関連付けを使用して、前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットを識別することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバによって、前記トピック用語について、複数のユーザを、前記複数のユーザの各ユーザが前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした回数に基づいてランク付けすることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サーバによって、選択値に対する要求から、前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットから前記ユーザの識別子を識別することと、
前記サーバによって、前記ユーザの前記識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの前記選択値を伝送することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記サーバによって、前記クライアントデバイスから、前記視聴者に対して複数の前記ユーザから選択されるべきユーザの数を定義する視聴者サイズを受信することを更に含み、
前記視聴者を決定することが、前記視聴者サイズに基づいて、複数のユーザから前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットを識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記サーバによって、前記トピック用語が決定される前記複数の過去のウェブページ上の複数の用語を使用して、前記トピック用語の複数のフレーズを生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記暗示スコアを算出することが、前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページの少なくとも1つ上の前記コンテキスト用語のセットのうちの少なくとも1つの出現回数に基づいて、前記暗示スコアを算出することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記コンテキスト用語のセットを生成することが、(i)前記コンテキスト用語に基づいて、前記複数のコーパス用語からコーパス用語の第1のサブセットを選択することと、(ii)前記クライアントデバイスから受信したコンテキスト外用語を使用して、コーパス用語の前記第1のサブセットからコーパス用語の第2のサブセットを削除することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記サーバによって、前記クライアントデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に表示するために、前記複数のトピック用語を伝送することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
サードパーティのウェブサーバによってホストされる利用可能なウェブページ上でコンテンツを動的に配置するためのウェブページコーパスのデータベースに基づいて、ユーザを決定するためのシステムであって、前記システムが、
複数の過去のウェブページを記憶するように構成されたコーパスデータベース、及びキャンペーンデータを記憶するように構成されたキャンペーンデータベースを含む1つ以上のデータベースを含む非一時的媒体と、
メモリと結合された少なくとも1つのプロセッサを有するサーバであって、前記プロセッサが、
クライアントデバイスから、追加の用語を識別するために用いるコンテキスト用語を受信することと、
前記コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、前記コーパスデータベースのテキストから、前記コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成することと、
複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、前記トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上の前記コンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出することと、
前記複数のトピック用語から、特定のトピック用語を、前記特定のトピック用語の前記暗示スコアに基づいて選択することと、
前記特定のトピック用語に関連付けられた前記過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定することと、
前記キャンペーンデータを前記キャンペーンデータベースに記憶することであって、前記キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる前記視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、前記リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶することと、を行うように構成されている、サーバと、を備える、システム。
【請求項12】
前記サーバが、複数のユーザによってアクセスされた前記複数の過去のウェブページ上の複数の用語から前記複数のトピック用語を決定するように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記サーバが、
複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした前記ユーザに基づいて維持し、
前記複数のユーザの各ユーザと前記特定のトピック用語との間の前記関連付けを使用して、前記視聴者を決定するように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記サーバは、前記トピック用語について、複数のユーザを、前記複数のユーザの各ユーザが前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした回数に基づいてランク付けするように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記サーバが、
選択値に対する要求から、前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットから前記ユーザの識別子を識別し、
前記ユーザの前記識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの前記選択値を伝送するように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記サーバが、前記クライアントデバイスから、前記視聴者のために複数の前記ユーザから選択されるべきユーザの数を定義する視聴者サイズを受信するように更に構成されており、
前記視聴者を決定するとき、前記サーバが、前記視聴者サイズに基づいて、複数のユーザから前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットを識別するように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
前記サーバは、前記クライアントデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に表示するために、前記複数のトピック用語を伝送するように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
機械実行可能プログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによる前記プログラム命令の実行が、前記1つ以上のプロセッサに、
クライアントデバイスから、追加の用語を識別するコンテキスト用語を受信するステップと、
前記コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースから、前記コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成するステップであって、前記コーパスデータベースが、複数の過去のウェブページから抽出されたテキストを記憶する、生成するステップと、
複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、前記トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上の前記コンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出するステップと、
前記複数のトピック用語から特定のトピック用語を、前記特定のトピック用語の前記暗示スコアに基づいて選択するステップと、
前記特定のトピック用語に関連付けられた前記過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定するステップと、
キャンペーンデータベースに、前記1人以上のユーザのセット、前記コンテキスト用語のセット、及び前記特定のトピック用語を表す前記視聴者を含むキャンペーンデータを記憶するステップであって、前記キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる前記視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、前記リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶するステップと、を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記コンピュータシステムの前記1つ以上のプロセッサによる前記プログラム命令の前記実行が、前記1つ以上のプロセッサに、
複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、前記トピック用語に関連付けられた前記複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした前記ユーザに基づいて維持するステップと、
前記複数のユーザの各ユーザと前記特定のトピック用語との間の前記関連付けを使用して、前記視聴者を決定するステップと、を更に実行させる、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記コンピュータシステムの前記1つ以上のプロセッサによる前記プログラム命令の前記実行が、前記1つ以上のプロセッサに、
選択値に対する要求から、前記視聴者の前記1人以上のユーザのセットから前記ユーザの識別子を識別するステップと、
前記ユーザの前記識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの前記選択値を伝送するステップと、を更に実行させる、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概して、コンテンツ選択のために視聴者を定義するためのシステム及び方法に関する。より具体的には、コンテンツプロバイダが、特定のタイプのコンテンツに対してコンテキスト的に関連性のある関心を有する視聴者を効率的に識別することを可能にすることに関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術のシステムは、キーワードターゲティングを使用してキーワードのセットに基づいて、コンテンツキャンペーンからのコンテンツをコンテンツ配布者と結び付けることを可能にする。例えば、検索エンジンは、検索リクエストに指定されたキーワードが含まれている場合に出現する広告を販売し得る。この基本的な方法は、配布されるコンテンツが検索に無関係であることが多い、相対的に貧弱な経験を提供する。例えば、リンゴパイ及びパン屋に関連する情報を配布したいコンテンツジェネレータは、キーワード「リンゴ」に基づいてウェブサイト上でコンテンツを検索して公開したい場合があるが、そのようなサイトには「リンゴ」というキーワードも含まれるため、コンテンツは、同じ名前のテクノロジ企業であるApple(登録商標)を考察している技術又はビジネスのウェブサイトに誤って配置される場合がある。
【0003】
広告を配置するための第2の方法は、挙動ターゲティングを含み得る。この方法の下で、コンテンツジェネレータ(例えば、広告主)は、コンバージョンを実行したことを識別されたユーザへのオンライン広告のリターゲティングを指定することができる。同様のコンバージョン特性(例えば、以前の3か月間にアイテムを購入すること)を有するユーザは、一緒にグループ化され得る。その後、グループ内のユーザは、配信のために特定のオンラインコンテンツとマッチングされ得る。しかしながら、この方法では、コンテンツジェネレータは、事前定義されたグループのみから選択することに限定され、コンテンツジェネレータとコンテンツ公開者/プロバイダとの間に競合するインセンティブがあり、その結果、コンテンツ公開者/プロバイダは、コンテンツジェネレータに属するコロケーションされたコンテンツの配信を過度に制限又は過度に満足させる可能性のある、コンテンツ、記事、又は他のマテリアルを可能な限り多くの又は少ないグループに配置することを望み得る。加えて、限られた数のグループ化のみが存在するため、ユーザに配信されるコンテンツは、限られた関連性を有し得る。
【0004】
コンテンツ選択サービス(例えば、配置入札サービス)は、キーワードターゲティングに従って、コンテンツキャンペーンに従って、コンテンツクリエータに代わってコンテンツを配布及び配信し得る。1つのアプローチの下で、ユーザからの検索エンジン内の特定の用語の入力を検出すると、サービスは、用語に基づいて、ユーザにコンテンツ(例えば、オンライン広告)を提供し得る。このアプローチは、ユーザに関連性のあるターゲティングされたコンテンツを配信することができるが、アプローチは、ユーザが特定のキーワードを検索エンジンに明示的に入力することに依存し得る。特定の検索用語に依存するため、コンテンツ配信のためのキーワードターゲティングのためのこのアプローチは、ユーザが用語を入力しない、又は入力することができない状況で適用することが困難となり得る。
【発明の概要】
【0005】
所望されるのは、検索エンジン環境に依存することなく、コンテキスト及びキーワードをターゲティングしたオンラインコンテンツ配布を提供するための方式である。本明細書に開示されるシステム及び方法は、これらの欠点に対処することを意図しているが、追加的又は代替的な利点も提供し得る。本明細書に説明されるように、システム及び方法は、オンラインコンテンツを提供する視聴者を定義するために、コンテキスト用語を使用し得る。視聴者は、ユーザ入力のコンテキスト用語に従ってコンピューティングデバイスによって定義及び生成され得、視聴者は、オンラインコンテンツにコンテキスト的に関連性のあるトピックワード又はフレーズを含むウェブページに以前にアクセスしたユーザを表し得、したがって、視聴者のユーザは、ウェブページを閲覧するときにオンラインコンテンツを提供するためにターゲティングされ得る。これらのシステム及び方法は、広告主が、オンラインコンテンツを提供することができるユーザのグループを発見することを可能にする。
【0006】
サービスは、オンラインコンテンツを収集及び処理し得る。サービスは、コンテンツストリームからコンテンツオブジェクト(例えば、ウェブページ)を集約し、コンテンツオブジェクトの各々をトピック用語に処理し得る。処理されると、サービスは、各コンテンツのトピックをデータベース内に記憶し得る。各コンテンツオブジェクトは、コンテンツオブジェクト自体から導出されるトピック用語のセットに関連付けられ得る。
【0007】
トピック用語の決定により、サービスは、ユーザをトピック用語に関連付け得る。サービスは、ユーザをコンテンツストリーム内のコンテンツオブジェクトに関連付け得、次いで、関連付けを使用して、ユーザを関連付けるために様々なトピック用語を識別し得る。例えば、第1のユーザは、第1のコンテンツオブジェクト及び第2のコンテンツオブジェクトに関連付けられ得、第2のユーザは、第1のコンテンツオブジェクトに関連付けられ得る。これらの関連付けから、サービスは、第1のユーザを第1のコンテンツオブジェクト及び第2のコンテンツオブジェクトのトピック用語に関連付け得、第2のユーザを第1のコンテンツオブジェクトのトピック用語に関連付け得る。
【0008】
併せて、サービスは、ユーザインターフェースを介してコンテンツプロバイダからコンテキスト内及びコンテキスト外用語を受信し得る。サービスは、(コンピュータによって自動的に、又はユーザ入力によって示されるように)コーパス内で互いに関連する、又は共起すると決定された大規模な用語セットを有するコーパスデータベースにアクセスし得る。サービスは、コンテキスト内用語に関連性のある他のコンテキスト的用語を識別し、コンテキスト外用語を使用してコンテキスト的用語をフィルタリングし得る。追加のコンテキスト用語の識別により、サービスは、各トピック用語の暗示スコアを決定し得る。暗示スコアに基づいて、サービスは、どのトピック用語がコンテキスト用語に関連性があるかを決定し得る。例えば、サービスは、最も高い暗示スコアを有するトピック用語を選択し得る。
【0009】
サービスは、トピック用語に関連付けられたコンテンツオブジェクトのコンテンツ要約を生成し得る。生成するために、サービスは、各関連付けられたコンテンツオブジェクトにおけるトピック用語の出現の周りの様々なフレーズを識別し得る。サービスは、自然言語処理モデル(例えば、ニューラルネットワーク又は知識グラフ)を適用して、トピック用語とのフレーズの意味的関連性を決定し得る。識別されたフレーズが、関連性があると決定された場合、サービスは、コンテンツオブジェクトのコンテンツ要約として使用するフレーズを選択し得る。
【0010】
トピック用語を使用して、サービスは、選択されたトピック用語のユーザのセットを定義する視聴者を決定し得る。サービスは、コンテンツ要約とともに、選択のためにコンテンツプロバイダのユーザインターフェースにトピック用語を提供し得る。サービスは、選択されたトピック用語に関連付けられたユーザを識別し得、ユーザが、トピック用語が導出されたコンテンツオブジェクトにアクセスした回数など、関連性スコアに従ってユーザをランク付けし得る。サービスは、最高の関連性スコアを有するユーザのサブセットを識別し得、サブセットをトピック用語の視聴者として使用し得る。
【0011】
定義により、サービスは、視聴者を使用して、コンテンツプロバイダのためにオンラインコンテンツ(例えば、オンライン広告、ウェブページ、及びビデオ)を配信する機会を識別し得る。ユーザがウェブページにアクセスすると、サービスは、ウェブページにコンテンツを挿入するための1つ以上のコンテンツ選択パラメータ(例えば、入札値)に対する要求を受信し得る。要求から、サービスは、ユーザがコンテンツプロバイダの視聴者において定義されたユーザのうちの1人に対応することを決定し得る。この決定に応じて、サービスは、コンテンツプロバイダのコンテンツ選択パラメータをコンテンツ交換サーバに送信し得る。パラメータを使用して、交換サーバは、ウェブページに挿入されるコンテンツのためにどのコンテンツプロバイダを選択するかを識別するために、コンテンツ交換プロセス(例えば、リアルタイム入札プロセス)を実行し得る。
【0012】
このようにして、サービスは、コンテンツプロバイダがコンテキスト的に関連性のある用語の周りの視聴者を定義することを可能にし得る。視聴者の定義は、関連性のあるコンテンツの選択がエンドユーザに提供されることを可能にし得る。結果として、エンドユーザデバイスは、関連性のあるコンテンツを発見する際に、プロセッサ、メモリ、及びネットワーク帯域幅などのより少ない計算リソースを消費し得る。加えて、オペレータとエンドユーザデバイスとの間のヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)が改善され得る。
【0013】
本開示の態様は、サードパーティのウェブサーバによってホストされる利用可能なウェブページ上でコンテンツを動的に配置するためのウェブページコーパスのデータベースに基づいて、ユーザを決定するためのコンテンツ配信のための視聴者を決定するためのシステム、方法、及び非一時的コンピュータ可読媒体に関する。サーバは、クライアントデバイスから、追加の用語を識別するコンテキスト用語を受信し得る。サーバは、コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースから、コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成し得、コーパスデータベースは、複数の過去のウェブページから抽出されたテキストを記憶する。サーバは、複数のトピック用語の各トピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上のコンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出し得る。サーバは、複数のトピック用語から、特定のトピック用語を、特定のトピック用語の暗示スコアに基づいて選択し得る。サーバは、トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザのセットを表す視聴者を決定し得る。次いで、サーバは、キャンペーンデータベースに、ユーザのセット、コンテキスト用語のセット、及び特定のトピック用語を表す視聴者を含むキャンペーンデータを記憶し得、キャンペーンデータは、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる視聴者のユーザによってアクセスされている1つ以上の利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている。
【0014】
いくつかの実施形態では、サーバは、複数のユーザによってアクセスされる複数のウェブページ上の複数の用語から、複数のトピック用語を決定し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、トピック用語に関連付けられた複数のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザに基づいて維持し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、複数のユーザの各ユーザとトピック用語との間の関連付けを使用して、視聴者を決定し得る。
【0015】
いくつかの実施形態では、サーバは、トピック用語の複数のユーザを、複数のユーザの各ユーザがトピック用語に関連付けられた複数のウェブページの少なくとも1つにアクセスした回数に基づいて識別し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、選択値に対する要求から、視聴者の1人以上のユーザからのユーザの識別子を識別し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、ユーザの識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの選択値を伝送し得る。
【0016】
いくつかの実施形態では、サーバは、クライアントデバイスから、視聴者に対して複数のユーザから選択されるべきユーザの数を定義する視聴者サイズを受信し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、視聴者サイズに基づいて、複数のユーザから1人以上のユーザを識別する視聴者を決定し得る。
【0017】
いくつかの実施形態では、サーバは、トピック用語が決定される複数のウェブページ上の複数の用語を使用して、トピック用語の複数のフレーズを生成し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、トピック用語に関連付けられた複数のウェブページのうちの少なくとも1つ上のコンテキストワードのセットのうちの少なくとも1つの出現回数に基づいて、暗示スコアを算出し得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、サーバは、コンテキスト用語に基づいて、複数のコーパス用語からコーパス用語の第1のサブセットを選択し、クライアントデバイスから受信したコンテキスト外用語を使用して、コーパス用語の第1のサブセットからコーパス用語の第2のサブセットを削除し得る。いくつかの実施形態では、サーバは、クライアントデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に表示するために、複数のトピック用語を伝送し得る。
【0019】
前述の概説及び以下の発明を実施するための形態の両方は、実施例及び説明であり、特許請求される発明の更なる説明を提供することを意図する。
【0020】
添付の図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例解し、本明細書とともに、本発明を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】一実施形態による、コンテンツ配信のための視聴者の決定のための分散型コンピュータシステムのブロック図を例解する。
【
図2】一実施形態による、コンテンツ配信のための視聴者を決定するための方法のフローチャートを例解する。
【
図3】一実施形態による、ユーザがコンテンツ配信のための視聴者を決定することを可能にする例示的なウェブページを示す。
【
図4】一実施形態による、ユーザがコンテンツ配信のための視聴者を決定することを可能にする例示的なウェブページを示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、例解される様々な実施形態を参照し、ここで、具体的な文言を使用して同じことを説明する。それでも、特許請求の範囲又は本開示の限定は、それによって意図されないことが理解されるであろう。本明細書に例解される本発明の特徴の変更及び更なる修正、並びに関連技術の当業者であり、本開示を保有する当業者が着想されるであろう、本明細書に例解される主題の原理の追加の適用は、本明細書に開示される主題の範囲内で考慮されるべきである。ここで、本開示は、ここで一部を形成する図面に例解される実施形態を参照して詳細に説明される。本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態が使用され得、及び/又は他の変更が行われ得る。詳細な説明において説明される例解的な実施形態は、本明細書に提示される主題を限定することを意味するものではない。本明細書に説明される実施形態は、本明細書に開示される技術、技術的構成要素、及びプロセスを例示する目的のための単なる例解であることを理解されたい。しかしながら、いくつかの実施形態は、他の目的又は状況のために本開示の技術の態様を実装し得る。
【0023】
図1は、コンテンツ配信のための視聴者の決定のための分散型コンピュータシステム100のブロック図を描示する。システム100は、とりわけ、1つ以上のネットワーク130を介して互いに通信可能に結合された、配置サービスの1つ以上の配置サーバ105と、コンテンツ配信キャンペーンを準備するコンテンツプロバイダに関連付けられたコンテンツプロバイダデバイス110(本明細書ではクライアントデバイスと称されることもある)と、サードパーティサーバ115と、コンテンツ交換サーバ120(本明細書ではリアルタイム入札(RTB)サーバと称されることもある)と、エンドユーザデバイス125a~125n(集合的にはエンドユーザデバイス125と称される)と、を含む。配置サーバ105は、ウェブページインデクサ135、トピックジェネレータ140、関連付けエバリュエータ145、用語エクスパンダ150、暗示エバリュエータ155、フレーズジェネレータ160、視聴者ジェネレータ165、及び選択ハンドラ170を定義する、又は別様にそれらとして機能するソフトウェアプログラミングを含む。配置サーバ105は、データベース175を含むか、又はデータベース175と通信する。システム100内の構成要素の各々は、様々な動作を実行するためにメモリと結合された1つ以上のハードウェアプロセッサ上で様々なソフトウェアプログラミングを実行し得る。システム100の特定の構成要素は、単一のコンピューティングデバイス又は複数のコンピューティングデバイスで具現化され得る。
【0024】
ネットワーク130は、システム100の電子デバイス間の電子通信をホスト及び実施するための任意の数のプライベートネットワーク又はパブリックネットワークを含む。ネットワーク130は、任意の数のテレフォニー又はネットワーク化された通信に従って、システム100のデバイス間でデータを交換するためのハードウェア又はソフトウェア構成要素を備える電気通信ネットワーク又はデータ通信ネットワークを含み得る。
【0025】
システム100のコンピューティングデバイス(例えば、サーバ、エンドユーザデバイス125、コンテンツプロバイダデバイス110)は、1つ以上のコンピューティングデバイスと、1つ以上のプロセッサによって実行される機械実行可能命令を含む1つ以上のプロセッサ又はソフトウェアを含む、本明細書に説明される様々なプロセス及びタスクを実行するように構成されたハードウェア及びソフトウェア構成要素を備える任意のタイプのコンピューティングデバイスと、を含み得る。システム100のそのようなコンピューティングデバイスの非限定的な例は、とりわけ、サーバコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、及びスマートフォンモバイルデバイスを含む。配置サーバ105などの1つ以上のサーバ(又はシステム100の他のデバイス)は、ウェブ関連又はデータ通信プロトコル及びコンピューティング言語に従って1つ以上のウェブページをホストするためのウェブサーバソフトウェアを実行する。
【0026】
配置サーバ105上で実行されるウェブページインデクサ135は、サードパーティサーバ115上で実行されるウェブサーバソフトウェアによってホストされるウェブページを収集、集約、又は取得し得る。各ウェブページは、ウェブサーバソフトウェア及びサードパーティサーバ115のデータベースによって記憶又はホストされ、エンドユーザデバイス125に表示されるマークアップ言語(例えば、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML))でのオンラインドキュメントである。取得において、ウェブページインデクサ135は、各ウェブページに関連付けられた様々なタイプのデータを抽出及びダウンロードし得る。ウェブページから抽出されたデータは、例えば、メタデータ、指紋、タグ、スクリプト、画像、テキスト、及びその上の他のコンテンツを含み得る。加えて、ウェブページインデクサ135は、ウェブページに対応するページ識別子(例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)、ウェブアドレス)を取得又は識別し得る。識別すると、ウェブページインデクサ135は、ウェブページから抽出されたデータをデータベース175に記憶及び維持し得る。ウェブページインデクサ135はまた、データとウェブページのページ識別子との間の関連付けをデータベース175に記憶及び維持し得る。
【0027】
配置サーバ105上で実行されるトピックジェネレータ140は、サードパーティサーバ115のウェブページからトピック用語のセットを抽出、識別、又は別様に決定し得る。各トピックは、ウェブページ内のコンテンツの意味的な意味又は主題を定義又は識別し得る。例えば、自転車に関連するワードの数が多いコンテンツを含むウェブページの場合、トピック用語のセットは、「自転車」を含み得る。いくつかの実施形態では、トピックジェネレータ140は、ウェブページに機械学習アーキテクチャを適用して、各ウェブページのトピック用語のセットを決定し得る。機械学習アーキテクチャは、例えば、とりわけ、自然言語処理アルゴリズム、情報取得モデル、トピックモデル、トークン化モデル、及び潜在的な意味的分析を含み得る。トピックジェネレータ140は、データベース175上でインデックス付けされたウェブページから抽出されたデータを走査し得る。各インデックス付きウェブページからのデータについて、トピックジェネレータ140は、機械学習アーキテクチャから各ウェブページのトピック用語のセットを決定し得る。決定により、トピックジェネレータ140は、トピック用語のセットと、ウェブページのページ識別子と、の間の関連付けをデータベース175に記憶及び維持し得る。
【0028】
配置サーバ105上で実行される関連付けエバリュエータ145は、各エンドユーザデバイス125とウェブページとの間の関連付けを生成、決定、又は別様に識別し得る。関連付けは、エンドユーザデバイス125がウェブページにアクセスしたインスタンスを識別し得る。生成において、関連付けエバリュエータ145は、データベース175上でインデックス付けされたウェブページにアクセスしたエンドユーザデバイス125のデバイス識別子を識別し得る。例えば、ウェブページインデクサ135は、エンドユーザデバイス125上のクッキーを使用してウェブページにアクセスしたエンドユーザデバイス125を追跡し得る。識別子は、とりわけ、インターネットプロトコル(IP)アドレス若しくはメディアアクセス制御(MAC)アドレスなどのネットワークアドレス、又はデバイス識別子、アカウント識別子、若しくは広告主の識別子(IDFA)などの一意のユーザ識別子であり得る。関連付けエバリュエータ145は、ウェブページにアクセスしたエンドユーザデバイス125のデバイス識別子とともに、ウェブページのデータ又はページ識別子との間の関連付けをデータベース175に記憶及び維持し得る。
【0029】
加えて、関連付けエバリュエータ145は、各特定のエンドユーザデバイス125又はユーザと、ウェブページから抽出されたトピック用語のうちの1つ以上と、の間の関連付けを生成、決定、又は別様に識別し得る。関連付けエバリュエータ145は、データベース175にインデックス付けされたウェブページから導出されたトピック用語を識別する。また、各ウェブページについて、関連付けエバリュエータ145は、ウェブページにアクセスした各ユーザデバイス125を識別し得る。各ウェブページを通して、関連付けエバリュエータ145は、特定のエンドユーザデバイス125と、ウェブページと、ウェブページから導出されたトピック用語と、の間の関連付けを決定し得る。決定に基づいて、関連付けエバリュエータ145は、トピック用語と各エンドユーザデバイス125との間の関連付けをデータベース175に記憶及び維持し得る。
【0030】
併せて、コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテンツ配信キャンペーンのためにターゲティングされるエンドユーザの視聴者を定義することを含め、新しいコンテンツ配信キャンペーンを定義するか、又は以前に定義された配信キャンペーンを更新するために、配置サーバ105と通信及びインターフェースし得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、ユーザのコンテンツ配信キャンペーンを定義するために、ユーザからの入力のセットを検出、識別、又は別様に受信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110を使用して、ユーザは、配置サーバ105によってホストされる視聴者(又はキャンペーン)構成ウェブページにアクセスする。視聴者構成ウェブページは、例えば、ユーザが、ユーザのコンテンツ配信キャンペーンを構成及び定義する入力を入力することを可能にし得る。
【0031】
視聴者構成ウェブページの例は、
図3~
図4に示される。キャンペーン(又は視聴者)を定義するための入力は、コンテキスト内用語又はフレーズのセット、及びコンテキスト外用語又はフレーズ(総称してコンテキスト用語と呼ばれる)のセットを示し、コンテンツ配信キャンペーンのターゲット視聴者に関してコンテキスト内又はコンテキスト外用語又はフレーズを示し得る。コンテキスト内用語は、追加のコンテキスト的用語が発見又は識別されるワード又はフレーズを示す。コンテキスト外用語は、コンテキスト内用語を使用して発見された追加のコンテキスト的用語のうちの1つ以上をフィルタリング又は削除するために使用されるワード又はフレーズを識別又は含み得る。例えば、
図3では、コンテキスト内用語は「トール」を含み、コンテキスト外用語は「Marvel(登録商標)」を含み、漫画キャラクターへの参照を避けながら北欧神話に関連する追加の用語を発見する。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語を含む入力のセットを配置サーバ105に送信する。
【0032】
配置サーバ105上で実行される用語エクスパンダ150は、外部又は内部データベース(例えば、データベース175)に記憶されたドキュメント(例えば、ウェブページ、電子ドキュメント)のコーパスを使用して、追加のコンテキスト用語(本明細書ではビーコン用語と称されることもある)を生成するために、少なくとも1つの機械学習アーキテクチャを初期化、訓練、又は確立し得る。一般に、機械学習アーキテクチャは、コンテキスト内及びコンテキスト外用語に対応する入力のセットを受信し、追加のコンテキスト用語のセット、及び入力を出力に関連付けるワードの暗示(又は重み)のセットを出力する。機械学習アーキテクチャは、とりわけ、様々なタイプのニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)、深層ニューラルネットワーク(DNN))、線形回帰、ロジスティック回帰、k平均、k近傍法(kNN)、又はサポートベクターマシン(SVM)など、任意のプロセッサによって実行される機械学習技法及びアルゴリズムを含む。コーパスは、データベース175に記憶及び維持され得、任意の数の潜在的な用語及びフレーズを含むドキュメント(例えば、ウェブページ、記事、又は他のコンテンツ)のセットを含み得る。機械学習アーキテクチャを訓練するために使用されるドキュメントのセットは、データベース175上でインデックス付けされたウェブページとは異なり得る。いくつかの実施形態では、用語エクスパンダ150はまた、データベース175上で維持されるコーパスで訓練された追加の自然言語処理及びベクトル化機械学習アルゴリズムを使用し得る。
【0033】
コーパスを使用して、用語エクスパンダ150は、機械学習アーキテクチャを訓練して、コーパス内の用語、フレーズ、及び他の潜在情報の間の様々な統計的関連付けを算出及び決定する。統計的関連付け(本明細書では関係と称されることもある)は、とりわけ、コーパス内のドキュメントのセット内の用語又はフレーズの任意のペア間の共起の確率、条件付き可能性(例えば、n-gram)、及びドキュメントのセット内の用語及びフレーズのペア間の距離、又はそれらの任意の組み合わせを含み得、若しくは識別し得る。訓練するために、用語エクスパンダ150は、ドキュメントのセットからの用語及びフレーズを機械学習アーキテクチャに適用し得る。用語及びフレーズを供給することによって、用語エクスパンダ150は、機械学習アーキテクチャ内の重みのセットを使用して用語及びフレーズを処理して、追加のコンテキスト用語を生成し得る。用語エクスパンダ150は、コーパス内の用語のセットから導出された尺度と比較することによって、追加のコンテキスト用語の誤差又は損失メトリクスを算出し得る。用語エクスパンダ150は、機械学習アーキテクチャが収束に達するまで、損失メトリクスに基づいて、機械学習アーキテクチャ内の重みのセットを反復的に設定、調整、又は更新し得る。重みのセットを調整することによって、用語エクスパンダ150は、機械学習アーキテクチャを更新して、データベース175上のコーパスのドキュメントのセット内の用語間の統計的関連付けを反映する追加のコンテキスト用語を生じ得る。
【0034】
用語エクスパンダ150は、追加のコンテキスト用語を生成、決定、又は識別するために、コンテンツプロバイダデバイス110から受信したコンテキスト内用語のセット及びコンテキスト外用語のセットを使用し得る。いくつかの実施形態では、用語エクスパンダ150は、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語に機械学習アーキテクチャを適用し得る。適用において、用語エクスパンダ150は、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語を機械学習アーキテクチャへの入力として供給し得る。次いで、用語エクスパンダ150は、機械学習アーキテクチャ内の重みのセットに従って入力用語を処理して、追加のコンテキスト用語を生成し得る。処理において、用語エクスパンダ150は、コンテキスト内用語との統計的関連付けを有するコーパスから、用語のセットを選択し得る。統計的関連付けは、包含のための閾値量(例えば、閾値共起)を満たし得る。初期サブセットから、用語エクスパンダ150は、コンテキスト外用語との統計的関連付けを有する用語のサブセットをフィルタリングし、重みを小さくし、又は別様に削除し得、用語の残りのセットを追加のコンテキスト用語として使用し得る。統計的関連付けはまた、削除のための閾値量(例えば、閾値共起)を満たし得る。生成により、用語エクスパンダ150は、視聴者定義で使用するためのコンテキスト内用語のセットの一部として、追加の用語を含み得る。
【0035】
いくつかの実施形態では、用語エクスパンダ150は、追加のコンテキスト用語をコンテンツプロバイダデバイス110に提供、伝送、又は送信し得る。次いで、コンテンツプロバイダデバイス110は、配置サーバ105から追加のコンテキスト用語を取得、識別、又は別様に受信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテキスト内及びコンテキスト外用語のセットを入力するために使用されるグラフィカルユーザインターフェースに、追加のコンテキスト用語を提示又は表示し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテンツ配信キャンペーンを定義するためのグラフィカルユーザインターフェースを介して、追加のコンテキスト用語のうちの1つ以上の選択を検出、識別、又は受信し得る。例えば、コンテンツプロバイダデバイス110上のユーザは、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者の定義を容易にするために、追加のコンテキスト用語のサブセットをクリックし得る。選択すると、コンテンツプロバイダデバイス110は、追加のコンテキスト用語の選択を配置サーバ105に提供、送信、又は伝送し得る。
【0036】
配置サーバ105上で実行される暗示エバリュエータ155は、ウェブページから決定された各トピック用語の暗示スコアを生成、決定、又は別様に算出し得る。暗示スコアは、トピック用語と、トピック用語が生成されるウェブページ上の追加のコンテキスト用語を含むコンテキスト内用語のセットのうちの1つ以上と、の間の統計的関連付け(例えば、共起、条件付き確率、及び距離)に基づき得る。いくつかの実施形態では、トピック用語の暗示スコアは、トピック用語が発生するウェブページ内のコンテキスト用語のうちの少なくとも1つの出現回数に基づき得る。各トピック用語について、暗示エバリュエータ155は、トピック用語が導出されるデータベース175上にインデックス付けされたウェブページのセットを識別し得る。識別された各ウェブページ上で、暗示エバリュエータ155は、コンテキスト用語の出現回数を決定又は識別し得る。出現回数を使用して、暗示エバリュエータ155は、トピック用語の暗示スコアを決定し得る。
【0037】
トピック用語のセットの暗示スコアに基づいて、暗示エバリュエータ155は、トピック用語のうちの1つ以上を識別又は選択し得る。トピック用語の選択は、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者を定義するために使用され得る。一般に、暗示スコアが高いほど、トピック用語は、コンテキスト内及びコンテキスト外用語から生成されたコンテキスト用語との関連性が高くなり得る。逆に、暗示スコアが低いほど、トピック用語は、コンテキスト内及びコンテキスト外用語から生成されたコンテキスト用語との関連性が低くなり得る。いくつかの実施形態では、暗示エバリュエータ155は、対応する暗示スコアによってトピック用語のセットをランク付けし得る。ランク付けから、暗示エバリュエータ155は、最も高い暗示スコアを有するN個のトピック用語を選択し得る。いくつかの実施形態では、暗示エバリュエータ155は、トピック用語のセットの暗示スコアを閾値スコアと比較し得る。閾値スコアは、関連付けられたトピック用語を選択する暗示スコアの値を定義し得る。トピック用語の暗示スコアが閾値スコアを満たすとき、暗示エバリュエータ155は、トピック用語を選択し得る。別様に、トピック用語の暗示スコアが閾値スコアを満たさない場合、暗示エバリュエータ155は、トピック用語を除外し得る。選択により、暗示エバリュエータ155は、トピック用語のセットをコンテンツプロバイダデバイス110に提供、伝送、又は送信し得る。
【0038】
併せて、配置サーバ105上で実行されるフレーズジェネレータ160は、データベース175上でインデックス付けされたウェブページ内のコンテンツを使用して、トピック用語のフレーズのセットを決定又は生成し得る。いくつかの実施形態では、フレーズの生成は、暗示スコアに基づいて選択されたトピック用語に対するものであり得る。生成するために、フレーズジェネレータ160は、トピック用語が発生するウェブページを識別し得、ウェブページ内のトピック用語の位置を識別し得る。識別された各ウェブページ上で、フレーズジェネレータ160は、トピック用語から、設定された距離(例えば、ワード数)内にある少なくとも1つの用語を有する1つ以上のフレーズを抽出又は識別し得る。識別すると、フレーズジェネレータ160は、機械学習アーキテクチャを適用することによってフレーズのセットをフィルタリングして、トピック用語との各フレーズの意味的関連性を決定し得る。機械学習アーキテクチャは、とりわけ、知識グラフ、情報取得、自動要約(例えば、PEGASUS)、トランスフォーマー言語モデル(例えば、トランスフォーマーからの双方向エンコーダー表現(BERT))、及び意味的類似性ネットワークなどの自然言語処理アルゴリズム又はモデルであり得る。フレーズジェネレータ160は、機械学習アーキテクチャをフレーズに適用することから1つ以上のフレーズを選択し得る。選択すると、フレーズジェネレータ160は、識別されたフレーズをコンテンツプロバイダデバイス110に提供、送信、又は伝送し得る。
【0039】
加えて、フレーズジェネレータ160は、機械学習アーキテクチャを抽出されたフレーズのセットに適用して、インデックス付きウェブページのコンテンツから識別されたフレーズのセットとは異なる新しいフレーズのセットを生成し得る。新しいフレーズのセットは、データベース175上のウェブページのコンテンツ内で発見されるキーワードを欠き得、機械学習アーキテクチャを適用することによって新たに生成され得る。いくつかの実施形態では、フレーズジェネレータ160は、抽出されたフレーズのセットからの情報を、機械学習アーキテクチャのための高次元ベクトル空間に埋め込み得る。抽出されたフレーズのセットからの埋め込みを使用して、フレーズジェネレータ160は、機械学習アーキテクチャに従って新しいフレーズのセットを生成し得る。一般に、新しいフレーズのセットは、抽出されたフレーズのセットと同様の情報を含み得る。例えば、フレーズジェネレータ160は、抽象要約アルゴリズム(例えば、PEGASUS)を抽出されたフレーズのセットに適用して、新しいフレーズのセットを生成し得る。
【0040】
コンテンツプロバイダデバイス110は、配置サーバ105からトピック用語のセットを取得、識別、又は別様に受信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテンツ配信キャンペーンを定義するために使用されるグラフィカルユーザインターフェース上に、トピック用語のセットを提示又は表示し得る。トピック用語は、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者を定義するために使用され得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテンツ配信キャンペーンを定義するためのグラフィカルユーザインターフェースを介して、トピック用語の選択を検出、識別、又は受信し得る。例えば、トピック用語は、グラフィカルユーザインターフェース上のコンテキスト内用語とともにワードクラウドの形態で提示され得る。インターフェースを使用して、コンテンツプロバイダデバイス110上のユーザは、トピック用語のサブセットをクリックして、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者の定義を容易にし得る。いくつかの実施形態では、コンテンツプロバイダデバイス110は、配置サーバ105からフレーズのセットを取得、識別、又は別様に受信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、グラフィカルユーザインターフェース上にフレーズのセットを表示又は提示し得る。フレーズの提示は、コンテンツプロバイダデバイス110のユーザがトピック用語を選択することを支援し得る。いくつかの実施形態では、コンテンツプロバイダデバイス110は、グラフィカルユーザインターフェース上に、視聴者サイズを定義するための要素を提示又は表示し得る。視聴者サイズは、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者に含まれるいくつかのエンドユーザデバイス125を識別し得る。要素とのインタラクションを介して、コンテンツプロバイダデバイス110は、視聴者サイズを取得し、識別し、又は受信し得る。選択すると、コンテンツプロバイダデバイス110は、トピック用語の選択を配置サーバ105に提供、送信、又は伝送し得る。コンテンツプロバイダデバイス110はまた、視聴者サイズを配置サーバ105に伝送し得る。
【0041】
配置サーバ105上で実行される視聴者ジェネレータ165は、トピック用語に基づいて、コンテンツ配信キャンペーンの視聴者を生成、識別、又は決定し得る。視聴者は、コンテンツ配信キャンペーンによってカバーされる1つ以上のエンドユーザデバイス125を定義、指定、又は識別し得る。いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、コンテンツプロバイダデバイス110を介して選択されたトピック用語を使用して、視聴者を決定し得る。いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、コンテンツプロバイダデバイス110からの追加の入力を伴わずに、暗示エバリュエータ155によって選択されたトピック用語のセットを使用し得る。選択された各トピック用語について、視聴者ジェネレータ165は、データベース175にアクセスして、トピック用語とエンドユーザデバイス125の識別子との間の関連付けを取得、フェッチ、又は識別し得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、トピック用語の視聴者に対して識別されたエンドユーザデバイス125のサブセットを識別又は選択し得る。視聴者ジェネレータ165は、データベース175にアクセスして、トピック用語に関連付けられたウェブページを識別し得る。各エンドユーザデバイス125について、視聴者ジェネレータ165は、エンドユーザデバイス125がトピック用語に関連付けられたウェブページにアクセスした回数に基づいて、トピックスコアを決定し得る。識別は、ウェブページにアクセスするエンドユーザデバイス125を追跡するためのクッキーの使用に基づき得る。いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、トピックスコアによって識別子エンドユーザデバイス125をランク付けし得る。ランク付けから、視聴者ジェネレータ165は、視聴者サイズによって定義されるように、最高のトピックスコアを有するエンドユーザデバイス125の数を選択又は識別し得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、アクセスの数を閾値と比較し得る。閾値は、視聴者に対してエンドユーザデバイス125を選択する回数の値を定義し得る。トピックスコアが閾値を満たす場合、視聴者ジェネレータ165は、視聴者に対してエンドユーザデバイス125を選択し得る。別様に、トピックスコアが閾値を満たさない場合、視聴者ジェネレータ165は、エンドユーザデバイス125を視聴者から除外し得る。識別により、視聴者ジェネレータ165は、エンドユーザデバイス125の識別子をトピック用語の視聴者に割り当て得る。割り当てにより、視聴者ジェネレータ165は、エンドユーザデバイス125の識別子を識別する視聴者をコンテンツプロバイダデバイス110に提供、送信、又は伝送し得る。視聴者ジェネレータ165は、視聴者定義をデータベース175上に記憶及び維持し得る。いくつかの実施形態では、視聴者ジェネレータ165は、エンドユーザデバイス125の識別子と組み合わせてトピックスコアなどの関連情報を伝送し得る。
【0044】
コンテンツプロバイダデバイス110は、順番に、配置サーバ105から視聴者定義を取得、識別、又は受信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、コンテンツ配信キャンペーンを定義するために、視聴者定義に関する情報をグラフィカルユーザインターフェース上に提示又は表示し得る。例えば、コンテンツプロバイダデバイス110は、とりわけ、視聴者内のエンドユーザデバイス125の数、トピックスコア、デバイスタイプ、及び位置を提示し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、視聴者定義を調整するために、1つ以上の入力を検出、識別、又は受信し得、上記の操作を繰り返すために、調整を配置サーバ105に伝送し得る。コンテンツプロバイダデバイス110はまた、視聴者定義によるコンテンツ配信キャンペーンを開始するためのインタラクションを検出又は受信し得る。受信すると、コンテンツプロバイダデバイス110は、開始する指標を配置サーバ105に提供、送信、又は伝送し得る。次いで、配置サーバ105は、指標を受信し得、視聴者定義によりコンテンツ配信キャンペーンを開始し得る。
【0045】
その後、エンドユーザデバイス125のうちの1つは、サードパーティサーバ115上でホストされるウェブページにアクセスし得る。ウェブページは、コンテンツプロバイダデバイス110に関連付けられたエンティティからコンテンツ(例えば、オンライン広告)を挿入する要素(例えば、インラインフレーム)を含み得る。要素を読み取ると、エンドユーザデバイス125は、ウェブページの要素にコンテンツを挿入するための選択値に対する要求を生成し得る。選択値は、エンドユーザデバイス125によってアクセスされるウェブページ上に配置するようにコンテンツプロバイダデバイス110からコンテンツ(例えば、オンライン広告)を選択するために、コンテンツ交換サーバ120によって使用され得る。要求は、情報の中でもとりわけ、エンドユーザデバイス125の識別子を含み得る。エンドユーザデバイス125の識別子は、視聴者の定義における識別子のうちの1つに対応し得る。いくつかの実施形態では、エンドユーザデバイス125は、要求をコンテンツ交換サーバ120に送信し得、コンテンツ交換サーバ120は、次に、要求を配置サーバ105に転送し得る。
【0046】
配置サーバ105上で実行される選択ハンドラ170は、エンドユーザデバイス125から選択値に対する要求を取得、受信、又は別様に識別し得る。要求は、入札ストリームの一部であり得る。入札ストリームは、キャンペーンコンテンツをそれらのURLに配置することに関心のあるコンテンツジェネレータへの入札に利用可能な公開されたURLのデータストリームであり得る。受信すると、選択ハンドラ170は、選択値に対する要求を解析して、エンドユーザデバイス125の識別子を抽出又は識別し得る。識別により、選択ハンドラ170は、識別子を、コンテンツプロバイダデバイス110のコンテンツ配信キャンペーンのために定義された視聴者内の識別子と比較し得る。
【0047】
比較から、選択ハンドラ170は、識別子がコンテンツプロバイダデバイス110のコンテンツ配信キャンペーンの視聴者の一部であるかどうかを決定し得る。識別子が視聴者の一部でない場合、選択ハンドラ170は、選択値の提供を控え得る。いくつかの実施形態では、選択ハンドラ170は、エンドユーザデバイス125が視聴者の一部ではないという指標を伴って、コンテンツプロバイダデバイス110に選択値を要求し得る。逆に、識別子が視聴者の一部である場合、選択ハンドラ170は、視聴者に関連付けられたコンテンツプロバイダデバイス110の選択値を取得、受信、又は識別し得る。いくつかの実施形態では、選択ハンドラ170は、エンドユーザデバイス125が視聴者の一部であるという指標を伴って、コンテンツプロバイダデバイス110に選択値を要求し得る。選択ハンドラ170は、エンドユーザデバイス125によってアクセスされたウェブページへのコンテンツの配置のために、コンテンツプロバイダデバイス110によって生成された選択値を受信し得る。いくつかの実施形態では、選択ハンドラ170は、データベース175にアクセスして、コンテンツプロバイダデバイス110の選択値をフェッチ、取得、又は識別し得る。データベース175は、コンテンツプロバイダデバイス110から以前に受信した選択値を記憶及び維持し得る。識別すると、選択ハンドラ170は、選択値をコンテンツ交換サーバ120に提供、送信、又は伝送し得る。
【0048】
コンテンツ交換サーバ120は、エンドユーザデバイス125によってアクセスされるウェブページなどの様々なウェブページ上のコンテンツを配信する機会を競い合うために、コンテンツプロバイダデバイス110間の競争を管理し得る。コンテンツ交換サーバ120は、情報(例えば、APIサービス)及び本明細書に説明される様々なタスクを実行するための命令(例えば、API要求)を公開する任意のサードパーティの外部ウェブサービスであり得る。コンテンツプロバイダデバイス110のコンテンツ選択値を使用して、コンテンツ交換サーバ120は、コンテンツプロバイダデバイス110のうちの1つを選択するためのコンテンツ選択プロセス(例えば、リアルタイム入札オークション)を実行し得る。例えば、コンテンツ交換サーバ120は、最も高いコンテンツ選択値を有するコンテンツプロバイダデバイス110を選択し得る。コンテンツ交換サーバ120は、選択されたコンテンツプロバイダデバイス110に選択の指標を送信し得る。コンテンツプロバイダデバイス110は、次に、エンドユーザデバイス125によってアクセスされるウェブページ内の要素にコンテンツを送信、提供、又は伝送し得る。
【0049】
図2は、コンテンツ配信のためのターゲティングされたエンドユーザの視聴者を決定するための方法200のフローチャートを描示する。説明を容易にするために、サーバは、方法200について説明した様々な動作を実行するが、他の実施形態では、方法200又は方法200の特定の態様は、任意の数のコンピューティングデバイス及び/又は様々なタイプのコンピューティングデバイスによって実行され得る。いくつかの実施形態では、例えば、方法200は、
図1のシステム100に関して説明された1つ以上の構成要素によって実行され得る。
【0050】
ステップ205において、サーバは、ユーザによって過去にアクセスされたウェブページ、及び場合によっては、これらの過去のウェブページにアクセスしたエンドユーザのユーザデータ(例えば、エンドユーザデバイスIPアドレス、エンドユーザデバイスMACアドレス)を集約する。サーバは、過去のウェブページ及びユーザデータを、コーパスデータベース又はエンドユーザデータベースなどの1つ以上のデータベースに記憶する。各ウェブページは、サードパーティサーバ上でホストされるマークアップ言語における機械実行可能コードを含むオンラインコンピューティングファイルを含む。サーバは、テキスト、用語、又はフレーズを含む、ウェブページから様々なタイプのデータを抽出し得る。ステップ210において、サーバは、コーパスデータベース内のウェブページからトピック用語を生成し得る。各トピック用語は、ウェブページ内のコンテンツの意味的な意味又は主題を定義又は識別し得る。サーバは、自然言語処理アルゴリズムをウェブページに適用して、トピック用語を導出し得る。ステップ215において、サーバは、トピック用語をユーザに関連付け得る。サーバは、トピック用語が導出されるウェブページにアクセスしたユーザを識別し得る。識別により、サーバは、トピック用語をユーザに関連付け得る。
【0051】
ステップ220において、サーバは、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語を受信し得る。コンテキスト内用語は、追加のコンテキスト的用語が発見又は識別されるワード又はフレーズを識別又は含み得る。コンテキスト外用語は、コンテキスト内用語を使用して発見された追加のコンテキスト的用語のうちの1つ以上をフィルタリング又は削除するために使用されるワード又はフレーズを識別又は含み得る。コンテキスト用語は、クライアント上のグラフィカルユーザインターフェースを介して入力され得る。ステップ225において、サーバは、追加のコンテキスト用語を生成し得、それによって、コンテキスト内用語(ユーザによって入力された)及び追加のコンテキスト用語(サーバによって動的に生成された)を含むキャンペーンコンテキスト用語のセットを生成する。サーバは、追加のコンテキスト用語を生成するために、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語に機械学習アーキテクチャを適用し得る。機械学習アーキテクチャは、複数のコーパス用語のセットを使用して訓練及び確立され得る。サーバは、コンテキスト内用語に関連するコーパス用語のセットからサブセットを選択し得る。次いで、サーバは、コンテキスト外用語を使用して、初期サブセットをフィルタリングし得る。
【0052】
ステップ230において、サーバは、トピック用語の暗示スコアを算出し得る。各トピック用語について、サーバは、トピック用語とキャンペーンコンテキスト用語のセットとの間の統計的関係に基づいて、暗示スコアを決定し得る。統計的関係は、トピック用語が導出されるウェブページ上にトピック用語が存在するときに発生するコンテキスト用語の共起又は条件付き確率であり得る。ステップ235において、サーバは、暗示スコアに基づいて、キャンペーンに関連性のある1つ以上の特定の関心トピック用語を選択する。サーバは、閾値を超える暗示スコアを有するこれらの特定のトピック用語のサブセットを選択し得る。
【0053】
ステップ240において、サーバは、選択されたトピック用語の視聴者を決定し得る。視聴者は、特定のトピック用語のサブセットを含む過去のウェブページにアクセスした過去のエンドユーザを表す。サーバは、トピック用語が導出されるウェブページと、ウェブページにアクセスしたユーザと、を識別し得る。サーバは、例えば、ユーザがトピック用語に関連付けられたウェブページにアクセスした回数によって、視聴者のユーザをランク付けし得る。サーバは、視聴者に割り当てるユーザの上位数を選択し得る。ステップ245において、サーバは、サーバによって生成されたユーザの視聴者に関するキャンペーンデータを、コンテンツプロバイダのコンピューティングデバイスに伝送し得る。キャンペーンデータの非限定的な例は、ユーザの視聴者、視聴者内のユーザのユーザデータ、コンテキスト内用語、コンテキスト外用語、キャンペーンコンテキスト用語のセット、及び閾値を超える暗示スコアを有する特定のトピック用語を含む過去のウェブページを含む。追加的又は代替的に、サーバは、後での取得、レビュー、更新、又は調整のために、コンテンツプロバイダに代わって、キャンペーンデータをデータベース(例えば、キャンペーンデータベース、コンテンツプロバイダデータベース)に記憶する。コンテンツプロバイダは、視聴者定義を使用して、コンテンツ配信キャンペーンを実行することを選び得る。ステップ250において、サーバは、特定のトピック用語のサブセットを含む関心ウェブページ上に配置するためのコンテンツ選択値を送信する際に、視聴者を使用し得る。例えば、サーバは、入札をRTBサーバに伝送し得、サーバは、視聴者のユーザによってアクセスされている関心ウェブページの入札要求を識別し、RTBサーバに入札を行い得る。要求から、サーバは、視聴者の一部として関心ウェブページを訪問しているユーザを識別し得る。サーバは、コンテンツプロバイダに入札値を要求し得、リアルタイムコンテンツ選択プロセスのために入札値をRTBサーバ(又は他のコンテンツ交換サーバ)に送信し得る。
【0054】
図3は、ユーザがコンテンツ配信のための視聴者を決定することを可能にする例示的なウェブページ300を描示する。図示されるように、ウェブページ300は、コンテキスト内用語(例えば、「トール」、「神話」、及び「北欧神話」)、並びにコンテキスト外用語(例えば、「Marvel(登録商標)」)を入力して視聴者を定義するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素を含み得る。ウェブページ300は、ワードクラウドの形態で関連性のあるコンテキスト的用語(例えば、とりわけ、「オーディン」、「アース」、及び「ラグナル」)を表示するための別のGUIグラフィカルユーザ要素を含み得る。関連性のあるコンテキスト的用語は、コンテキスト内用語に関連する用語、及びコンテキスト外用語を使用してフィルタリングされた用語を含み得る。ウェブページ300は、視聴者定義のためにコンテキスト的に関連性のある用語を送信するための別のGUI要素を含み得る。
【0055】
図4は、ユーザがコンテンツ配信のための視聴者を決定することを可能にする例示的なウェブページ400を描示する。図示されるように、ウェブページ400は、ワードクラウドの形態で、コンテキスト内用語及びコンテキスト外用語から生成された関連性のあるコンテキスト的用語(例えば、とりわけ、「オーディン」、「アース」、及び「ラグナル」)を表示するためのGUI要素を含み得る。ウェブページ400は、コンテキスト的に関連性のある用語を含むワードクラウドの下に一般にコンテンツ要約フレーズのセットを含み得る。ウェブページ400は、「視聴者が少ない/関心が高い」及び「視聴者が多い/関心が低い」の範囲のスライドの形態で視聴者サイズを定義するための別のGUI要素を含み得る。ウェブページ400は、様々なコンテンツプロバイダ(例えば、コンテンツプロバイダデバイス110)への視聴者の利用可能性を指定するための別のGUI要素のセットを含み得る。
【0056】
いくつかの実施形態では、サードパーティのウェブサーバによってホストされる利用可能なウェブページ上でコンテンツを動的に配置するためのウェブページコーパスのデータベースに基づいて、ユーザを決定するためのコンピュータ実装方法。方法は、サーバによって、クライアントデバイスから、追加の用語を識別するコンテキスト用語を受信することと、サーバによって、コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースから、コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成することであって、コーパスデータベースが、複数の過去のウェブページから抽出されたテキストを記憶する、生成することと、サーバによって、複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上のコンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出することと、サーバによって、複数のトピック用語から、特定のトピック用語を、特定のトピック用語の暗示スコアに基づいて選択することと、サーバによって、特定のトピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定することと、サーバによって、キャンペーンデータベースに、1人以上のユーザのセット、コンテキスト用語のセット、及び特定のトピック用語を表す視聴者を含むキャンペーンデータを記憶することであって、キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶することと、を含む。
【0057】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、複数のユーザによってアクセスされた複数の過去のウェブページ上の複数の用語から、複数のトピック用語を決定することを更に含む。
【0058】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、トピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザに基づいて維持することを更に含む。視聴者を決定することは、複数のユーザの各ユーザと特定のトピック用語との間の関連付けを使用して、視聴者の1人以上のユーザのセットを識別することを更に含む。
【0059】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、トピック用語について、複数のユーザを、複数のユーザの各ユーザがトピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした回数に基づいてランク付けすることを更に含む。
【0060】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、選択値に対する要求から、視聴者の1人以上のユーザのセットからユーザの識別子を識別することと、サーバによって、ユーザの識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの選択値を伝送することと、を更に含む。
【0061】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、クライアントデバイスから、視聴者に対して複数のユーザから選択されるべきユーザの数を定義する視聴者サイズを受信することを更に含む。視聴者を決定することは、視聴者サイズに基づいて、複数のユーザから視聴者の1人以上のユーザのセットを識別することを含む。
【0062】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、トピック用語が決定される複数の過去のウェブページ上の複数の用語を使用して、トピック用語の複数のフレーズを生成することを更に含む。
【0063】
いくつかの実装形態では、暗示スコアを算出することは、トピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つ上のコンテキスト用語のセットのうちの少なくとも1つの出現回数に基づいて、暗示スコアを算出することを更に含む。
【0064】
いくつかの実装形態では、コンテキスト用語のセットを生成することは、(i)コンテキスト用語に基づいて、複数のコーパス用語からコーパス用語の第1のサブセットを選択することと、(ii)クライアントデバイスから受信したコンテキスト外用語を使用して、コーパス用語の第1のサブセットからコーパス用語の第2のサブセットを削除することと、を更に含む。
【0065】
いくつかの実装形態では、方法は、サーバによって、クライアントデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に表示するために、複数のトピック用語を伝送することを更に含む。
【0066】
いくつかの実施形態では、サードパーティのウェブサーバによってホストされる利用可能なウェブページ上でコンテンツを動的に配置するためのウェブページコーパスのデータベースに基づいて、ユーザを決定するためのシステム。システムは、複数の過去のウェブページを記憶するように構成されたコーパスデータベース、及びキャンペーンデータを記憶するように構成されたキャンペーンデータベースを含む1つ以上のデータベースを含む非一時的媒体と、メモリと結合された少なくとも1つのプロセッサを有するサーバと、を含む。サーバは、クライアントデバイスから、追加の用語を識別するために用いるコンテキスト用語を受信することと、コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースのテキストから、コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成することと、複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上のコンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出することと、複数のトピック用語から、特定のトピック用語を、特定のトピック用語の暗示スコアに基づいて選択することと、特定のトピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定することと、キャンペーンデータをキャンペーンデータベースに記憶することであって、キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶することと、を行うように構成されている。
【0067】
いくつかの実装形態では、サーバは、複数のユーザによってアクセスされた複数の過去のウェブページ上の複数の用語から複数のトピック用語を決定するように更に構成されている。
【0068】
いくつかの実装形態では、サーバは、複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、トピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザに基づいて維持し、複数のユーザの各ユーザと特定のトピック用語との間の関連付けを使用して、視聴者を決定するように更に構成されている。
【0069】
いくつかの実装形態では、サーバは、トピック用語について、複数のユーザを、複数のユーザの各ユーザがトピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスした回数に基づいてランク付けするように更に構成されている。
【0070】
いくつかの実装形態では、サーバは、選択値に対する要求から、視聴者の1人以上のユーザのセットからユーザの識別子を識別し、ユーザの識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの選択値を伝送するように更に構成されている。
【0071】
いくつかの実装形態では、サーバは、クライアントデバイスから、視聴者に対して複数のユーザから選択されるべきユーザの数を定義する視聴者サイズを受信するように更に構成されている。視聴者を決定するとき、サーバは、視聴者サイズに基づいて、複数のユーザから視聴者の1人以上のユーザのセットを識別するように更に構成されている。
【0072】
いくつかの実装形態では、サーバは、クライアントデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に表示するために、複数のトピック用語を伝送するように更に構成されている。
【0073】
いくつかの実施形態では、機械実行可能プログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体。コンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによるプログラム命令の実行は、1つ以上のプロセッサに、クライアントデバイスから、追加の用語を識別するコンテキスト用語を受信するステップと、コンテキスト用語を含むコンテキスト用語のセットを、コーパスデータベースから、コンテキスト用語との関係を有する複数のコーパス用語のうちの1つ以上を選択することによって生成するステップであって、コーパスデータベースが、複数の過去のウェブページから抽出されたテキストを記憶する、生成するステップと、複数のトピック用語の暗示スコアを、各トピック用語と、トピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセット上のコンテキスト用語のセットのうちの1つ以上と、の間の共起に基づいて算出するステップと、複数のトピック用語から特定のトピック用語を、特定のトピック用語の暗示スコアに基づいて選択するステップと、特定のトピック用語に関連付けられた過去のウェブページのセットのうちの少なくとも1つにアクセスした1人以上のユーザのセットを表す視聴者を決定するステップと、キャンペーンデータベースに、1人以上のユーザのセット、コンテキスト用語のセット、及び特定のトピック用語を表す視聴者を含むキャンペーンデータを記憶するステップであって、キャンペーンデータが、1つ以上のサードパーティサーバによってホストされる視聴者のユーザによってアクセスされている利用可能なウェブページに対するリアルタイム入札選択操作を、リアルタイム入札選択操作中に実行するように構成されている、記憶するステップと、を実行させる。
【0074】
いくつかの実装形態では、コンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによるプログラム命令の実行が、1つ以上のプロセッサに、複数のユーザの各ユーザ間の関連付けを、トピック用語に関連付けられた複数の過去のウェブページのうちの少なくとも1つにアクセスしたユーザに基づいて維持するステップと、複数のユーザの各ユーザと特定のトピック用語との間の関連付けを使用して、視聴者を決定するステップと、を更に実行させる。
【0075】
いくつかの実装形態では、コンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによるプログラム命令の実行が、1つ以上のプロセッサに、選択値のための要求から、視聴者の1人以上のユーザのセットからユーザの識別子を識別するステップと、ユーザの識別子を識別することに応じて、コンテンツ交換サーバに、コンテンツプロバイダの選択値を伝送するステップと、を更に実行させる。
【0076】
前述の方法の説明及びプロセスフロー図は、単に例解的な例として提供され、様々な実施形態のステップが提示された順序で実行されなければならないことを要求又は暗示することを意図するものではない。前述の実施形態におけるステップは、任意の順序で実行され得る。「次いで」、「次に」などの語は、ステップの順序を限定することを意図していない。これらの語は、単に方法の説明を読者に導くために使用される。プロセスフロー図は、順次プロセスとして動作を説明し得るが、動作のうちの多くは、並行して又は同時に実行され得る。加えて、動作の順序は、並べ替えられ得る。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラムなどに対応し得る。プロセスが関数に対応する場合、プロセス終了は、呼び出し関数又はメイン関数への関数の戻りに対応し得る。
【0077】
本明細書に開示される実施形態に関連して説明される様々な例解的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実装され得る。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明らかに例解するために、様々な例解的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能性に関して一般に上で説明された。この種の機能性がハードウェアとして実施されるか又はソフトウェアとして実施されるかは、特定の用途及びシステム全体が負う設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに異なる方法で説明された機能を実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲又は特許請求の範囲から逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
【0078】
コンピュータソフトウェアに実装される実施形態は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれらの任意の組み合わせにおいて実装され得る。コードセグメント又は機械実行可能命令は、手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、又は命令、データ構造、若しくはプログラムステートメントの任意の組み合わせを表し得る。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、又はメモリコンテンツを受け渡す及び/又は受信することによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合され得る。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージの受け渡し、トークンの受け渡し、ネットワーク伝送などを含む任意の好適な手段を介して受け渡され、転送され、又は伝送され得る。
【0079】
これらのシステム及び方法を実装するために使用される実際のソフトウェアコード又は専門的な制御ハードウェアは、特許請求される特徴又は本開示を限定するものではない。したがって、システム及び方法の動作及び挙動は、ソフトウェア及び制御ハードウェアが本明細書の説明に基づいてシステム及び方法を実装するように設計され得ることが理解されている特定のソフトウェアコードに参照することなく説明された。
【0080】
ソフトウェアに実装される場合、関数は、非一時的コンピュータ可読又はプロセッサ可読記憶媒体上に1つ以上の命令又はコードとして記憶され得る。本明細書に開示される方法又はアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読又はプロセッサ可読記憶媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールに具現化され得る。非一時的コンピュータ可読媒体又はプロセッサ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするコンピュータ記憶媒体及び有形記憶媒体の両方を含む。非一時的プロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定されないが、そのような非一時的プロセッサ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM又は他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置、又は所望のプログラムコードを命令又はデータ構造の形態で記憶するために使用され得、コンピュータ又はプロセッサによってアクセスされ得る任意の他の有形記憶媒体を含み得る。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光学ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生するが、ディスク(disc)はレーザで光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。更に、方法又はアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る非一時的プロセッサ可読媒体及び/又はコンピュータ可読媒体上のコード及び/又は命令の1つ又は任意の組み合わせ若しくはセットとして存在し得る。
【0081】
開示された実施形態の前述の説明は、当業者が本明細書に説明される実施形態及びその変形形態を作製又は使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書に定義される一般的な原理は、本明細書に開示される主題の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示した実施形態に限定されることを意図されないが、以下の特許請求の範囲及び本明細書に開示した原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【0082】
様々な態様及び実施形態が開示されているが、他の態様及び実施形態が企図される。開示した様々な態様及び実施形態は、例解の目的のためのものであり、限定することを意図するものではなく、真の範囲及び趣旨が、以下の特許請求の範囲によって示される。
【国際調査報告】