(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】壁付け式携帯電話ホルダ
(51)【国際特許分類】
F16M 13/00 20060101AFI20241031BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
F16M13/00 S
H02J7/00 301A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023534630
(86)(22)【出願日】2022-07-25
(85)【翻訳文提出日】2023-11-30
(86)【国際出願番号】 US2022038171
(87)【国際公開番号】W WO2024025512
(87)【国際公開日】2024-02-01
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523209209
【氏名又は名称】デ ヴィンセント,アーサー
(74)【代理人】
【識別番号】110003797
【氏名又は名称】弁理士法人清原国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デ ヴィンセント,アーサー
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503FA01
(57)【要約】
本明細書では、壁に取り付けられるように構成された棚板アセンブリとカバーアセンブリとを含む、壁付け式携帯電話ホルダが開示される。本体アセンブリのカバーアセンブリは半円筒形状であり、かつ、壁コンセントを覆って、携帯電話の充電器によって生じるワイヤの取り散らかった状態を隠すために使用される。カバーアセンブリは棚板アセンブリに取り付けられ、かつ、そこに取り付けられたロック機構によって容易に取り外し可能である。さらに、棚板アセンブリは、ねじ付き締め具を使用して壁に直接取り付けられる。そのうえ、棚板は3台までの携帯電話を保持するのに適した大きさであり、それによって、携帯電話を充電する整理された方法をユーザに提供する。棚板アセンブリはさらに、それを通して携帯電話の充電ワイヤを受ける穴を含み、携帯電話を充電する際の最適なワイヤ管理をユーザに提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.略矩形状を呈する棚板を備える棚板アセンブリであって、前記棚板が上端部および下端部をさらに備え、前記上端部が、前記棚板の前記下端部まで延在するケーブル開口部を備え、該ケーブル開口部が、円形状であり、かつ、周囲を囲うグロメットをさらに備え、前記棚板の前記下端部が、前記棚板の側面から垂直に延在する取付け側壁をさらに備え、該取付け側壁が、台形状であり、かつ、ねじ付き締め具を中に受けるための側壁開口部をさらに備え、前記下端部が、半円形状の突出部をさらに備え、前記ケーブル開口部が、前記突出部を貫通して延在し、前記突出部が、該突出部内で所定量延在する溝部をさらに備え、前記下端部が、前記突出部付近で前記下端部の隣に位置するロック部材をさらに備える、棚板アセンブリと、
b.半円筒形状を呈するカバー本体を備えるカバーアセンブリであって、前記棚板アセンブリの前記突出部が、前記ロック部材に受けられてロックされるロック機構によって、前記カバーアセンブリを受けるように構成され、前記カバー本体が、中に中空部を有し、かつ、前記カバー本体の上端部に取り付けられた前記ロック機構をさらに備え、前記ロック機構が、前記ロック部材によって受けられ、前記カバー本体が、上に突縁部が配置された背面部をさらに備え、前記突縁部が、前記背面部の最上端付近に位置するとともに、前記背面部の直径全体に延在し、前記カバーアセンブリが、前記棚板アセンブリに取り付けられ、前記カバー本体の前記突縁部が、前記突出部の前記溝部内で受けられて取り付けられ、前記カバー本体が、壁コンセントを覆うように壁に取り付けられ、前記壁コンセントが、ワイヤが取り付けられた充電アダプタを備え、前記ワイヤが、前記棚板の前記ケーブル開口部から供給され、前記カバーアセンブリおよび前記棚板が、前記充電アダプタの前記ワイヤをその中に隠すように構成される、カバーアセンブリと
を備える、壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項2】
前記ロック部材が、ロック部材開口部を有する矩形の金属プレートである、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項3】
前記ロック機構が壁面ボルトである、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項4】
前記棚板が、上に配置されるとともに充電のために前記ワイヤに接続された、モバイルデバイスをさらに備える、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項5】
前記グロメットが、前記棚板の前記ケーブル開口部の直径を越えて延在する、請求項1記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項6】
前記棚板および前記カバー本体が、プラスチック製材料または木質材料から作製される、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項7】
前記カバーアセンブリが、前記棚板アセンブリに取り付けられ、かつ容易に取外し可能であるように構成されている、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項8】
前記カバー本体が、前記充電アダプタおよび前記ワイヤをユーザの視界から完全に遮るのに適した大きさである、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項9】
前記突出部の形状が、前記カバー本体の前記中空部の形状と協調する、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項10】
前記溝部が、前記突出部の直径全体に延在する、請求項1に記載の壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【請求項11】
a.壁コンセントを備える壁と、
b.ワイヤを備える充電アダプタと、
c.モバイルデバイスと、
d.棚板を備える棚板アセンブリであって、前記棚板が上端部および下端部をさらに備え、前記上端部が、前記棚板の前記下端部まで延在するケーブル開口部を備え、該ケーブル開口部が、円形状であり、かつ前記ケーブル開口部の周囲を囲うグロメットをさらに備え、前記棚板の前記下端部が、前記棚板の側面から垂直に延在する取付け側壁をさらに備え、該取付け側壁が、台形状であり、かつ、ねじ付き締め具を中に受けるための側壁開口部をさらに備え、前記ねじ付き締め具が、前記取付け側壁および前記壁を貫通して延在し、前記下端部が、半円形状の突出部をさらに備え、前記ケーブル開口部が、前記突出部を貫通して延在し、前記下端部が、前記突出部付近で前記下端部の隣に位置するロック部材をさらに備え、前記突出部が、該突出部の直径全体に沿って延在するとともに前記突出部内をさらに延在する、溝部をさらに備え、前記ロック部材が、ロック部材開口部を有する矩形の金属プレートである、棚板アセンブリと、
e.半円筒形状を呈するカバー本体を備えるカバーアセンブリであって、前記棚板アセンブリの前記突出部が、前記ロック部材に受けられてロックされるロック機構によって前記カバーアセンブリを受けるように構成され、前記カバー本体が、中に中空部を有し、かつ、前記カバー本体の上端部に取り付けられた前記ロック機構をさらに備え、前記ロック機構が、壁面ボルトであり、かつ前記ロック部材によって受けられ、前記カバー本体が、上に突縁部が配置された背面部をさらに備え、前記突縁部が、前記背面部の最上端付近に位置するとともに、前記背面部の直径全体に延在し、前記棚板アセンブリが、前記カバーアセンブリの上端に取外し可能に取り付けられ、前記カバー本体の前記突縁部が前記突出部の前記溝部内に取り付けられ、前記カバー本体が、前記壁と同一平面に取り付けられることで前記壁コンセントを覆い、前記壁コンセントが、ワイヤが取り付けられた前記充電アダプタを備え、前記ワイヤが、前記棚板の前記ケーブル開口部から供給され、前記カバーアセンブリおよび前記棚板が、前記充電アダプタの前記ワイヤをその中に隠すように構成され、前記モバイルデバイスが、前記棚板の上部に置かれて充電のために前記ワイヤに接続される、カバーアセンブリと
を備える、壁付け式携帯電話ホルダ用システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話ホルダに関し、より詳細には、ユーザがコンセント付近の整理されたケーブル環境を維持しながら、充電のために複数の携帯電話を取り付けることを可能にする、壁付け式携帯電話ホルダに関する。
【先行技術の記載】
【0002】
壁付け式携帯電話ホルダの設計は、これまでにいくつか考案されてきた。しかしながら、どの設計にも携帯電話ホルダや壁に取り付ける充電デバイスは含まれていない。個人が、頻繁に充電する必要のある携帯電話機を持ち歩いていることは知られている。携帯電話の充電器は取り散らかった配置になりがちであることも知られている。具体的には、複数のユーザが1つのコンセントで携帯電話を充電する場合、そのすべての携帯電話の充電のワイヤがひどく邪魔になることが多い。したがって、ユーザに整理された状態で携帯電話を充電する方法を提供し、携帯電話の充電器による取り散らかった状態を隠す壁付け式携帯電話ホルダが必要とされている。本発明は、壁付け式携帯電話ホルダを提供することによりこの問題を解決するものであり、壁付け式携帯電話ホルダは、壁付けホルダに取り付けられ、かつ容易に取り外し可能で、さらにワイヤおよびアダプタを携帯電話の充電器から覆い隠す本体部分を備える。本発明は、携帯電話を充電するための整理された方法をユーザに提供する。
【0003】
本出願人は、関連する参考文献が、壁に取り付けるモバイルコンピューティングデバイスホルダに関する米国特許(公開出願)US10281083B2に対応すると考える。モバイルコンピューティングデバイスホルダは、ドッキングステーションや充電器などのモバイルコンピューティングデバイスの基部を保持する。モバイルコンピューティングデバイスの基部は、スマートフォンやスキャンデバイスなどのモバイルコンピューティングデバイスを支持する。モバイルコンピューティングデバイスホルダは、壁に取り付けられ、かつ、モバイルコンピューティングデバイスの基部を保持する壁付け具を備える。しかしながら、US10281083B2の参考文献は、複数の携帯電話を同時に保持するという問題に対処していないため、本発明とは異なっている。さらに、この参考文献では、構成が複雑であり、携帯電話の充電器がもたらすワイヤやアダプタを隠すことができない。本発明は、携帯電話充電器がもたらすワイヤの取り散らかった状態を隠しながら、複数の携帯電話を同時に充電するための整理された方法をユーザに提供する壁付け式携帯電話ホルダを提供することによって、これらの問題に対処するものである。
【0004】
最も近い発明特定事項を記載する他の文献では、この問題を効率的かつ経済的な方法で解決できない、多少複雑な特徴を多数規定している。これらの特許のいずれも、本発明の新規的な特徴を示唆していない。
【発明の概要】
【0005】
本発明の1つの目的は、整理された状態で携帯電話を充電する方法をユーザに与えるとともに、携帯電話の充電器がもたらす取り散らかった状態を隠す、壁に取り付けられた携帯電話ホルダを提供することである。
【0006】
本発明の目的の1つは、ユーザが複数の携帯電話を一度に充電することができ、それによってコンセント付近を省スペース化できる壁付け式携帯電話ホルダを提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、携帯電話の充電器に含まれるワイヤおよびアダプタを隠すように構成された壁付け式携帯電話ホルダを提供し、それによって携帯電話の充電のための整理された環境を作ることである。
【0008】
本発明の別の目的は、実施や維持が安価でありながら、その有効性を維持するようなデバイスを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、本明細書の以下の部分で明らかにされるが、詳細な説明は、本発明に制限を課すことなく、本発明を完全に開示するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
上記およびその他の関連する目的を考慮すると、本発明は、下記の添付の図面と併せて読むことにより、以下の説明からより完全に理解されるように、構造の詳細および部品の組み合わせにある。
【
図1】本発明の実施形態に係る、動作設定状態にある壁付け式携帯電話ホルダ(10)の等角図を表す。
【
図2】本発明の実施形態に係る棚板アセンブリ(20)の上面図を示す。
【
図3】発明の実施形態に係る棚板アセンブリ(20)の等角底面図を図示する。
【
図4】本発明の実施形態に係る棚板アセンブリ(20)の側面図である。
【
図5】突出部(29)の溝部(29A)を描いた、棚板アセンブリ(20)の立面図を示す。
【
図6】本発明の実施形態に係るカバーアセンブリ(40)の等角正面図を図示する。
【
図7】本発明の実施形態に係る、突縁部(48)の位置を描いた、カバーアセンブリ(40)の背面(46)の図を表す。
【
図8】本発明の実施形態に係る、突縁部(48)を描いた、カバーアセンブリ(40)の背面(46)の拡大図を示す。
【
図9】壁(52)に取り付けられた壁付け式携帯電話ホルダ(10)の上面図を図示する。
【
図10】壁(52)に取り付けられ、コンセント(54)を覆う壁付け式携帯電話ホルダ(10)の正面図を表す。
【
図11】モバイルデバイス(92)に接続されたワイヤ(74)を有する充電アダプタ(72)を覆う壁付け式携帯電話ホルダ(10)の正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
ここで、本発明が概して数字(10)で参照される図面を参照すると、棚板アセンブリ(20)およびカバーアセンブリ(40)を備える壁付け式携帯電話ホルダ(10)が見られ得る。
【0012】
棚板アセンブリ(20)は、上端部(22A)および下端部(22B)を有する棚板(22)を備える。一実施形態では、棚板(22)は、実質的に長方形の形状を呈していてもよい。さらに、棚板(22)は、木材、プラスチック、金属などの任意の適切な材料で作製されてもよい。さらなる実施形態は、形状および材料の異なるバリエーションを有する棚板(22)を備えてもよいことが理解されるべきである。さらに、上端部(22A)は、モバイルデバイス(92)を載せるのに適した領域を有する平坦な上端部であることが望ましい。また、上端部(22A)には、任意の数のモバイルデバイスを配置してもよい。上端部(22A)はさらに、円形状のケーブル開口部(24)を備える。ケーブル開口部(24)は、上端部(22A)から下端部(22B)まで完全に延在し、突出部(29)を貫通していてもよい。ケーブル開口部(24)は、充電アダプタ(74)のワイヤ(74)に適合する適切な直径を有していてもよい。さらに、ケーブル開口部(24)は、その外面を囲うグロメット(26)をさらに備えてもよい。グロメット(26)は、ケーブル開口部(24)の周囲を取り囲む円形の部材であってもよい。さらに、グロメット(26)は、プラスチックまたは任意の他の適切な材料で作製されてもよい。グロメット(26)は、ケーブル開口部(24)を通過するワイヤ(74)をすっきりと整理する際の助けとなる。棚板(22)の下端部(22B)は、棚板(22)の側面から垂直に延在する取付け側壁(28)をさらに備えてもよい。一実施形態では、取付け側壁(28)は、台形状をしていてもよく、棚板(22)の一体部分として提供されてもよい。取付け側壁(28)は、棚板(22)を壁(52)に取り付けるために使用される。取付け側壁(28)は、側壁開口部(28A)およびねじ付き締め具(28B)をさらに備えてもよい。側壁開口部(28A)は、取り付け側壁(28)に沿って所定の配置で等間隔に配置されてもよい。さらに、側壁開口部(28A)は、ねじ付き締め具(28B)を受けて、壁(52)にねじ込まれる。その結果、棚板(22)は壁(52)に確実に取り付けられる。加えて、下端部(22B)は、半円形状の突出部(29)をさらに備えてもよい。さらに、本発明の一実施形態では、ケーブル開口部(24)は、完全に突出部(29)を貫通して延在してもよい。一実施形態では、突出部(29)は、その内部で延在する溝部(29A)をさらに備える。溝部(29A)は、突出部(29)の全長に延在し得る内部チャネルである。突出部(29)はさらに、カバーアセンブリ(40)を受け、かつ、その中に完全に留まるように構成され得る。一実施形態では、下端部(22B)は、突出部(29)付近に位置するロック部材(23)をさらに備えてもよい。さらに、ロック部材(23)は、開口部を有する矩形の金属プレートであってもよい。
【0013】
カバーアセンブリ(40)は、中に中空部(42A)を有するカバー本体(42)を備える。一実施形態では、カバー本体(42)は、棚板(22)の材料と同じもので作製される。また、カバー本体(42)は、半円筒形状をさらに有していてもよい。しかしながら、他の実施形態には、半円筒形以外の異なる形状を呈するカバー本体(42)が備えられてもよいことが理解されるべきである。カバー本体(42)は、上端に取り付けられたロック機構(44)をさらに備えてもよい。一実施形態では、カバーアセンブリ(40)は棚板アセンブリ(20)に取り付けられ、容易に取り外し可能である。また、ロック機構(44)は、ロック部材(23)に受けられてロックされ、確実な取付けを行う。その結果、カバーアセンブリ(40)は棚板アセンブリ(20)に確実に取り付けられる。一実施形態では、ロック機構(44)は、壁面ボルトであってもよく、後にロック部材(23)によって受けられる。しかしながら、他の実施形態では、当該技術分野で知られているような他の変形のロック機構が使用されてもよい。
【0014】
カバー本体(42)は、その上に取り付けられた突縁部(48)を備える背面(46)をさらに備える。一実施形態では、突縁部(48)は、背面(46)の最上端付近に配置された突出部である。また、突縁部(48)は、背面(46)の内径全体に延在するように構成されてもよい。また、突縁部(48)はその後、溝部(29A)によって受けられて、確実な取付け手段を実現する。一実施形態では、突縁部(48)と溝部(29A)は、同一の長さを有する。本実施形態では、突縁部(48)および溝部(29A)のロック手段は、ロック機構(44)がカバーアセンブリ(40)から省かれ得るような取付けを実現する。
【0015】
一実施形態では、カバーアセンブリ(40)は、壁(52)と面一に、棚板(22)に取り付けられて、コンセント(54)を覆う。また、コンセント(54)は、ワイヤ(74)が取り付けられた充電アダプタ(72)をさらに備えてもよい。一実施形態では、カバーアセンブリ(40)は、充電アダプタ(72)を有するコンセント(54)を完全に覆うようになされている。カバー本体(42)は、コンセント(54)および充電アダプタ(72)を覆うのに適した大きさであるように構成されなければならないことが理解されるべきである。その結果、美的に好ましい環境が壁(52)に作り出される。ワイヤ(74)を覆う環境は、ユーザにとって美的に好ましい外観を作り出す。さらに、ワイヤ(72)が、今度は棚板アセンブリ(20)のケーブル開口部(24)を通して供給される。それからユーザは、充電を行うために、モバイルデバイス(92)をワイヤ(74)に接続してもよい。さらに、モバイルデバイス(92)を、棚板(22)の上端部(22A)に載せることができる。壁付け式携帯電話ホルダ(10)は、モバイルデバイスを充電するためのワイヤを覆い隠す最適な構成をユーザに提供し、さらに、モバイルデバイスのための美的に好ましい充電環境を作り出す。
【0016】
上の記載は、本発明の目的と利点の最良の理解を伝えるものである。異なる実施形態が、本発明の発明概念から作製されてもよい。本明細書に開示されるすべての事項は、単に例示としてのみ解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではないことが理解されよう。
【産業上の利用可能性】
【0017】
壁付け式携帯電話ホルダは、産業上の利用可能性に関するいくつかの実施形態を有する。例えば、壁付け式携帯電話ホルダは、整理された状態で携帯電話を充電する手段をユーザに提供し、携帯電話の充電器によって生じる取り散らかった状態を隠す。一実施形態では、壁付け式携帯電話ホルダにより、ユーザは複数の携帯電話を一度に充電することができ、それによってコンセント付近を省スペース化する。別の実施形態では、壁付け式携帯電話ホルダは、携帯電話を充電するための整理された環境を作り出す。さらに、壁付け式携帯電話ホルダは、壁に取り付けられるように構成された棚板アセンブリとカバーアセンブリとを備える。本体アセンブリのカバーアセンブリは半円筒形状をしており、壁コンセントを覆って充電コードを隠すために使用される。カバーアセンブリは、棚板アセンブリに取り付けられ、そこに取り付けられたロック機構によって容易に取り外し可能である。さらに、棚板アセンブリは、ねじ付き締め具を使用して壁に直接取り付けられる。棚板アセンブリは、一度に3台までの携帯電話を保持するのに適した大きさである。
【国際調査報告】