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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】男性生殖器ウェアラブル装置
(51)【国際特許分類】
   A61N 5/06 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
A61N5/06 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558991
(86)(22)【出願日】2022-10-11
(85)【翻訳文提出日】2023-09-25
(86)【国際出願番号】 KR2022015289
(87)【国際公開番号】W WO2024075880
(87)【国際公開日】2024-04-11
(31)【優先権主張番号】10-2022-0128303
(32)【優先日】2022-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523364771
【氏名又は名称】株式会社ダラム
【氏名又は名称原語表記】DARAM Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100179648
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 咲江
(74)【代理人】
【識別番号】100222885
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 康
(74)【代理人】
【識別番号】100140338
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100227695
【弁理士】
【氏名又は名称】有川 智章
(74)【代理人】
【識別番号】100170896
【弁理士】
【氏名又は名称】寺薗 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100219313
【弁理士】
【氏名又は名称】米口 麻子
(74)【代理人】
【識別番号】100161610
【弁理士】
【氏名又は名称】藤野 香子
(72)【発明者】
【氏名】カン ソクヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒャンミ
【テーマコード(参考)】
4C082
【Fターム(参考)】
4C082PA01
4C082PA02
4C082PC09
4C082PC10
4C082PE10
4C082PG11
4C082PJ11
(57)【要約】
本発明である男性生殖器ウェアラブル装置は、半環の形で陰茎及び陰嚢と接触される本体、本体を角度調節可能に連結されて本体の内側に陰茎及び陰嚢を位置させるヒンジ及び本体に具備され、陰茎及び陰嚢の方向に予め設定された波長帯を有する光を照射する光照射装置を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半環の形で陰茎及び陰嚢と接触される本体と、
前記本体を角度調節可能に連結されて前記本体の内側に前記陰茎及び陰嚢を位置させるヒンジと、
前記本体に具備され、前記陰茎及び陰嚢の方向に予め設定された波長帯を有する光を照射する光照射装置と、含む男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項2】
前記本体は、
前記ヒンジの一側に連結されて前記陰茎に接触し、左側陰嚢に対向する左側本体と、
前記ヒンジの他側に連結されて前記陰茎に接触し、右側陰嚢に対向する右側本体と、を含む請求項1に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項3】
前記ヒンジは、
前記左側及び右側本体に外力が互いに反対方向に加えられる場合、前記左側本体と前記右側本体との間の角度を増加させることができ、前記外力が互いに同一方向に加えられる場合、前記左側本体と前記右側本体との間の角度を減少させることができる請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項4】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記外力によって前記左側本体と前記右側本体との間の角度が増加する場合、前記陰茎及び陰嚢を前記本体の内側に位置させることができ、
前記陰茎及び陰茎が前記本体の内側に位置された状態で前記外力によって前記左側本体と前記右側本体との間の角度が減少する場合、前記陰茎及び陰嚢が前記本体の内側に固定されることができる請求項3に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項5】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置され、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数の点光源を含む請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項6】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する面光源を含む請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項7】
前記面光源は、
有機発光ダイオード(OLED、Organic Light Emitting Diodes)素子、量子点発光ダイオード(QLED:Quantum dot Light Emitting Diode)素子、及び電気発光(EL:Electroluminescence)素子の中でいずれか1つで構成される請求項6に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項8】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記陰茎及び陰嚢と対向する前記左側及び右側本体の上部面に配置され、前記点光源から照射された光を前記陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む請求項5に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項9】
前記左側及び右側本体は、
前記左側及び右側本体の内部に位置され、前記点光源から照射された前記光を前記陰茎及び陰嚢の方向に反射させる反射パネルを含む請求項5に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項10】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記陰茎及び陰嚢と対向する前記左側本体と前記右側本体の上部面に配置され、前記反射パネルで反射された光を前記陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む請求項9に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項11】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数のマイクロ(micro)LED素子を含む請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は男性の生殖機能を向上させるための男性生殖器ウェアラブル装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、老化が進むにつれて男性のテストステロンの数値は減少する。これによって、髪の毛が細くなり、肌の弾力が低下し、筋肉量が減少し、骨密度数値減少、高脂血症、糖尿病、性機能の低下、無力感、及び疲労感等を感じる場合がある。
【0003】
最近には、男性のテストステロンの数値を増加させるための様々な治療方法が開発されているが、医者の処方又は限定された状況のみで治療が可能であり、様々な副作用が発生する場合がある。
【0004】
したがって、男性の生殖機能を向上させて健康を増進させるための技術が必要である実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は携帯が容易である男性生殖器ウェアラブル装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明が解決しようとする技術的課題は特定波長帯の光を男性の生殖器に照射して男性のテストステロンの数値を増加させ、男性の生殖機能を向上させるための男性生殖器ウェアラブル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置は、半環の形で陰茎及び陰嚢と接触される本体、本体を角度調節可能に連結されて本体の内側に陰茎及び陰嚢を位置させるヒンジ及び本体に具備され、陰茎及び陰嚢の方向に予め設定された波長帯を有する光を照射する光照射装置を含む。
【0008】
また、本発明の一実施形態による本体は、ヒンジの一側に連結されて陰茎に接触し、左側陰嚢に対向する左側本体及びヒンジの他側に連結されて陰茎に接触し、右側陰嚢に対向する右側本体を含む。
【0009】
また、本発明の一実施形態によるヒンジは、左側及び右側本体に外力が互いに反対方向に加えられる場合、左側本体と右側本体との間の角度を増加させることができ、外力が互いに同一方向に加えられる場合、左側本体と右側本体との間の角度を減少させることができる。
【0010】
また、本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置は、外力によって左側本体と右側本体との間の角度が増加する場合、陰茎及び陰嚢を本体の内側に位置させることができ、陰茎及び陰茎が本体の内側に位置された状態で外力によって左側本体と右側本体との間の角度が減少する場合、陰茎及び陰嚢が本体の内側に固定されることができる。
【0011】
また、本発明の一実施形態による光照射装置は、左側及び右側本体の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置され、予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数の点光源を含む。
【0012】
また、本発明の一実施形態による光照射装置は、左側及び右側本体の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する面光源を含む。
【0013】
また、本発明の一実施形態による面光源は、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diodes)素子、量子点発光ダイオード(QLED:Quantum dot Light Emitting Diode)素子、及び電気発光(EL:Electroluminescence)素子の中でいずれか1つで構成される。
【0014】
また、本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置は、陰茎及び陰嚢と対向する左側及び右側本体の上部面に配置され、点光源から照射された光を陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む。
【0015】
また、本発明の一実施形態による左側及び右側本体は、左側及び右側本体の内部に位置され、点光源から照射された光を陰茎及び陰嚢の方向に反射させる反射パネルを含む。
【0016】
また、本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置は、陰茎及び陰嚢と対向する左側本体と右側本体の上部面に配置され、反射パネルで反射された光を陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む。
【0017】
また、本発明の一実施形態による光照射装置は、左側及び右側本体の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数のマイクロ(micro)LED素子を含む。
【発明の効果】
【0018】
本発明による男性生殖器ウェアラブル装置はユーザが簡単に携帯することができ、男性の生殖機能を向上させることができる。
【0019】
また、本発明による男性の生殖器ウェアラブル装置は特定の波長帯の光を利用して男性のテストステロンの数値を増加させ、男性の生殖機能を向上させて健康を増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の斜視図である。
図2A】本発明の一実施形態による図1の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図2B】本発明の一実施形態による図1の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図3】本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の斜視図である。
図4A】本発明の一実施形態による図3の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図4B】本発明の一実施形態による図3の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図5A】本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図5B】本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図5C】本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
図5D】本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付した図面を参照して本発明の多様な実施形態に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0022】
本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて同一又は類似な構成要素に対しては同一な参照符号を付する。したがって、先に説明した参照符号は他の図面でも使用することができる。
【0023】
また、図面に示した各構成のサイズ及び厚さは説明の便宜のために任意に示したので、本発明が必ず図示されたことに限定されない。図面で多層及び領域を明確に表現するために厚さを誇張に示す場合がある。
【0024】
また、説明で“同一である”と表現したことは、“実質的に同一である”の意味であり得る。即ち、通常の知識を有する者が同一であると納得できるほどの同一であることができる。その外の表現も“実質的に”が省略された表現であり得る。
【0025】
図1は本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の斜視図である。図2は本発明の一実施形態による図1の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0026】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置1は本体10、ヒンジ11、光照射装置12、及び電源ボタン13で構成されることができる。
【0027】
本体10は半環形状であり得る。
【0028】
具体的に、本体10はヒンジ11の一側に連結されてユーザ(男性)の陰茎(図示せず)に接触し、左側陰嚢(図示せず)を対向する左側本体10(1)とヒンジ11の他側に連結されてユーザの陰茎に接触し、右側陰嚢(図示せず)を対向する右側本体10(2)を含むことができる。
【0029】
本体10はプラスチック素材又は弾力性がある素材等様々な素材で構成されることができ、上述した半環形状以外の様々な形状を有することができる。
【0030】
ヒンジ11は本体10に具備されることができる。
【0031】
具体的に、ヒンジ11は本体10の中間地点の内部に具備されることができ、ヒンジ11の一側は左側本体10(1)と連結されることができ、他側は右側本体10(2)と連結されることができる。
【0032】
即ち、左側及び右側本体10(1)、10(2)の一側はヒンジ11が保管されるように通孔(図示せず)が具備されることができ、前記通孔を通じてヒンジ11の半分は左側本体10(1)の内部に保管されることができ、ヒンジ11の残りの半分は右側本体10(2)の内部に保管されることができる。
【0033】
ヒンジ11は角度調節されて本体10の内側に陰茎と陰嚢を位置させることができる。ヒンジ11は弾力性ある素材等で構成されることができる。
【0034】
具体的に、左側及び右側本体10(1)、10(2)に外力が互いに反対方向に加えられる場合、左側及び右側本体10(1)、10(2)の間の角度が増加することができる。
【0035】
左側及び右側本体10(1)、10(2)に外力が互いに同一方向に加えられる場合、左側及び右側本体10(1)、10(2)の間の角度が減少することができる。
【0036】
上述したように、外力が左側及び右側本体10(1)、10(2)に互いに異なる方向に加えられる場合、ヒンジ11によって左側本体10(1)と右側本体10(2)との間の角度が増加することができ、ユーザ(図示せず)は陰茎と陰嚢を本体10の内側に位置させることができる。
【0037】
また、陰茎と陰嚢が本体10の内側に位置された状態で外力が左側及び右側本体10(1)、10(2)に互いに同一方向に加えられる場合、ヒンジ11によって左側本体10(1)と右側本体10(2)との間の角度が減少することができ、陰茎と陰嚢は本体10の内側に固定されることができる。
【0038】
一方、男性生殖器ウェアラブル装置1は重量の中心がXY平面と平行である地面と垂直であり、男性生殖器ウェアラブル装置1が接触される陰茎の上部面の一地点を通る仮想の法線ベクトルを基準に身体の中心方向に位置することができる。
【0039】
男性生殖器ウェアラブル装置1の重量の中心が身体の中心方向に位置するので、男性生殖器ウェアラブル装置1は陰嚢及び陰茎で脱着されなく、固定されることができる。
【0040】
この時、男性生殖器ウェアラブル装置1の重量の中心が仮想の法線ベクトルを基準に身体の中心方向に位置するために本体10はXY平面を基準に予め設定された角度(a度)を有し、陰茎に接触されることができる。
【0041】
例えば、本体10はXY平面を基準に70度から120度の間の任意の予め設定された角度(a度)を有し、陰茎に接触されることができるが、本発明はこれに限定されない。
【0042】
本体10は男性生殖器ウェアラブル装置1の重量の中心が身体の中心方向に位置するための様々な角度に該当する予め設定された角度(a度)を有し、陰茎に接触されることができる。
【0043】
即ち、本体10は男性生殖器ウェアラブル装置1の重量の中心が身体の中心方向に位置して陰嚢及び陰茎で脱着されない任意の予め設定された角度(a度)を有し、陰茎に接触されることができる。
【0044】
一方、ユーザは下着(パンティー)内に男性生殖器ウェアラブル装置1を陰茎及び陰嚢に着用した状態で男性生殖器ウェアラブル装置1を使用することができるので、陰茎及び陰嚢で脱着されることを防止することができる。
【0045】
光照射装置12は本体10に具備され、陰茎及び陰嚢の方向に予め設定された光を照射することができる。
【0046】
図1図2を共に参照すれば、光照射装置12は左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置することができる。
【0047】
また、光照射装置12は陰茎及び陰嚢に向かって予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数の点光源LSを含むことができる。
【0048】
図2A及び図2Bを共に参照すれば、複数の点光源LSは互いに所定の間隔を有し、離隔されて配置されることができる。
【0049】
一方、図2A及び図2Bには図示しなかったが、陰茎及び陰嚢と対向する本体10の内側には透明板(図示せず)をさらに含むことができる。即ち、複数の点光源LSから照射された光は透明板(図示せず)を透過して陰茎及び陰嚢の方向に照射されることができる。
【0050】
光照射装置12で照射される光の予め設定された波長帯は可視光線領域全体で900nmまでの赤外線領域帯を含むことができる。
【0051】
例えば、光照射装置12から照射される光の予め設定された波長帯は630nmから880nmの間に該当することができるが、本発明はこれに限定されない。光照射装置12で照射される光の予め設定された波長帯はユーザの生殖機能を向上させてテストステロンの数値を増加させることができる様々な波長帯で設定されることができる。
【0052】
光照射装置12から光を照射する期間は予め設定されることができる。
【0053】
例えば、光照射装置12から光を照射する予め設定された期間は1分又は3分であるが、本発明はこれに限定されない。光照射装置12で光を照射する期間は多様に設定されることができる。
【0054】
電源ボタン13は本体10の外側面に具備されることができる。
【0055】
例えば、電源ボタン13は左側本体10(1)の外側面に具備されるか、或いは右側本体10(2)の外側面に具備されることができる。
【0056】
ユーザによって電源ボタン13が所定の時間の間に押された場合、男性生殖器ウェアラブル装置1はターンオンされることができ、外部から供給された電力又は予め充電された電力が光照射装置12に供給されることができる。
【0057】
一方、男性生殖器ウェアラブル装置1の使用を完了したユーザによって電源ボタン13を再び所定の期間の間に押された場合、男性生殖器ウェアラブル装置1はターンオフされることができ、ユーザは使用を終了することができる。
【0058】
又は、予め設定された期間が経過されれば、光照射装置12で光の照射が中断され、男性生殖器ウェアラブル装置1は自動的にターンオフされることができる。
【0059】
図3は本発明の一実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の斜視図である。図4は本発明の一実施形態による図3の男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0060】
以下、図1及び図2で上述した内容と実質的に同一であるか、或いは類似して重複される内容は省略する。
【0061】
図3及び図4を共に参照すれば、光照射装置12は左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置することができる。
【0062】
また、光照射装置12は陰茎及び陰嚢に向かって予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する面光源LSを含むことができる。
【0063】
図4A及び図4Bを共に参照すれば、左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部で陰茎及び陰嚢に対向する上部側に位置する面光源LSは有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diodes)素子、量子点発光ダイオード(QLED:Quantum dot Light Emitting Diode)素子、及び電気発光(EL:ElectroLuminescent)素子の中でいずれか1つで構成されることができる。
【0064】
即ち、本発明の一実施形態による図3及び図4の男性生殖器ウェアラブル装置1は図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1と異なり光照射装置12が面光源LSを含んで陰茎及び陰嚢のさらに広い面積に光を照射してユーザの生殖機能を向上させ、テストステロンの数値を増加させることができる。
【0065】
図5Aは本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0066】
図5Aを参照すれば、本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置1は陰茎及び陰嚢と対向する左側及び右側本体10(1)、10(2)の上部面に拡散パネル120をさらに含むことができる。
【0067】
光照射装置12に含まれた複数の点光源LSは陰茎及び陰嚢の方向に光を照射することができ、この時、拡散パネル120によって光が拡散されることができる。
【0068】
この時、拡散パネル120は光を拡散させるための拡散板又は拡散層(Diffusion Layer)等様々な素材で構成されることができる。
【0069】
即ち、本発明の他の実施形態による図5Aの男性生殖器ウェアラブル装置1の光照射装置12は複数の点光源LSを含むが、複数の点光源LSで照射される光を拡散させる拡散パネル120をさらに含んで図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて陰茎及び陰嚢のさらに広い面積に光を照射することができる。
【0070】
即ち、図5Aの男性生殖器ウェアラブル装置1は拡散パネル120を利用して図3及び図4の男性生殖器ウェアラブル装置1の面光源LSのような効果を示すことができる。
【0071】
図5Bは本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0072】
図5Bを参照すれば、本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置1は左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部に反射パネル121を含むことができる。
【0073】
光照射装置12に含まれた複数の点光源LSは光照射装置12の内部で放射状に光を照射することができ、この時、陰茎及び陰嚢の反対方向に照射された光は反射パネル121によって反射されることができる。
【0074】
この時、反射パネル121は光を反射させるための反射板又は反射層等の様々な素材で構成されることができる。
【0075】
即ち、本発明の他の実施形態による図5Bの男性生殖器ウェアラブル装置1の光照射装置12は複数の点光源LSで放射状に照射される光を陰茎及び陰嚢の方向に向かうように反射させる反射パネル121をさらに含んで図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて陰茎及び陰嚢にさらに多い光を照射することができる。
【0076】
即ち、図5Bの男性生殖器ウェアラブル装置1は反射パネル121を利用して図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて損失される光を減少させ、光を陰茎及び陰嚢に集中的に照射することができる。
【0077】
図5Cは本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0078】
図5Cを参照すれば、本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置1は陰茎及び陰嚢に対向する左側及び右側本体10(1)、10(2)の上部面に拡散パネル120をさらに含むことができる。
【0079】
また、図5Cを参照すれば、本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置1は左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部に反射パネル121をさらに含むことができる。
【0080】
この時、拡散パネル120は光を拡散させるための拡散板又は拡散層(Diffusion Layer)等の様々な素材で構成されることができる。反射パネル121は光を反射させるための反射板又は反射層等の様々な素材で構成されることができる。
【0081】
光照射装置12に含まれた複数の点光源LSは光照射装置12の内部から放射状に光を照射することができ、この時、陰茎及び陰嚢の反対方向に照射された光は反射パネル121によって反射されることができる。
【0082】
また、光照射装置12の内部から点光源LSによって陰茎及び陰嚢の方向に照射された光と反射パネル121によって反射された光は拡散パネル120によって拡散されることができる。
【0083】
即ち、本発明の一実施形態による図5Cの男性生殖器ウェアラブル装置1は複数の点光源LSから放射状に照射される光を陰茎及び陰嚢の方向に向かうように反射させる反射パネル121をさらに含んで図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて損失される光を減少させることができるだけでなく、
点光源LSから陰茎及び陰嚢の方向に直接的に照射された光と反射パネル121によって反射されて陰茎及び陰嚢の方向に照射された光を拡散させる拡散パネル120を利用して図1図5A、及び図5Bの男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて陰茎及び陰嚢のさらに広い面積に光を照射してユーザの生殖機能を向上させ、テストステロンの数値を増加させることができる。
【0084】
図5Dは本発明の他の実施形態による男性生殖器ウェアラブル装置の断面図である。
【0085】
図5Dを参照すれば、光照射装置12は左側及び右側本体10(1)、10(2)の内部で陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置することができる。
【0086】
また、光照射装置12は陰茎及び陰嚢に向かって予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数のマイクロ(micro)LED素子LSを含むことができる。
【0087】
図5Dを参照すれば、複数のマイクロ(micro)LED素子LSは互いに所定の間隔を有し、離隔されて配置された場合を示したが、これは説明の便宜のためである。
【0088】
即ち、複数のマイクロ(micro)LED素子LSはサイズが非常に小さいので、互いに非常に短い間隔を有し、配置されることができ、陰茎及び陰嚢の方向に向かって光を照射することができる。
【0089】
本発明の他の実施形態による図5Dの男性生殖器ウェアラブル装置1の光照射装置12は複数のマイクロ(micro)LED素子LSを含んで図1及び図2の男性生殖器ウェアラブル装置1に比べて陰茎及び陰嚢のさらに広い面積に光を照射することができ、図3及び図4の男性生殖器ウェアラブル装置1の面光源LSのような効果を示すことができる。
【0090】
以上で参照した図面と記載された発明の詳細な説明は単なる本発明の例示的なものであって、これは単なる本発明を説明するための目的で使用されたものであるが、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有するものであれば、これから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解すべきである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D
【手続補正書】
【提出日】2023-09-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半環の形であり、左側本体と右側本体を含む本体と、
前記本体の内部に保管され、外力によって前記左側本体と前記右側本体の一側面に形成された通孔を通じて外部に搬出されて前記本体を角度調節し、前記本体の内側に陰茎及び陰嚢を位置させるヒンジと、
前記本体に具備され、前記陰茎及び陰嚢の方向に予め設定された波長帯を有する光を照射する光照射装置と、含む
男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項2】
前記左側本体は、前記外力によって前記陰茎接触及び左側陰嚢に対向し、前記右側本体は、前記外力によって前記陰茎接触及び右側陰嚢に対向する
求項1に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項3】
前記ヒンジは、
前記左側及び右側本体に外力が互いに反対方向に加えられる場合、前記通孔を通じて前記本体の内部に引き込まれて前記左側本体と前記右側本体との間の角度を増加させることができ、前記外力が互いに同一方向に加えられる場合、前記通孔を通じて前記本体の外部に搬出されて前記左側本体と前記右側本体との間の角度を減少させることができる
請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項4】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記外力によって前記左側本体と前記右側本体との間の角度が増加する場合、前記陰茎及び陰嚢を前記本体の内側に位置させることができ、
前記陰茎及び陰茎が前記本体の内側に位置された状態で前記外力によって前記左側本体と前記右側本体との間の角度が減少する場合、前記陰茎及び陰嚢が前記本体の内側に固定されることができる
請求項3に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項5】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置され、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数の点光源を含む
請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項6】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数の点光源を含む
請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項7】
前記面光源は、
有機発光ダイオード(OLEDOrganic Light Emitting Diodes)素子、量子点発光ダイオード(QLED:Quantum dot Light Emitting Diode)素子、及び電気発光(EL:Electroluminescence)素子の中でいずれか1つで構成される
請求項6に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項8】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記陰茎及び陰嚢と対向する前記左側及び右側本体の上部面に配置され、
前記点光源から照射された光を前記陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む
請求項5に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項9】
前記左側及び右側本体は、
前記左側及び右側本体の内部に位置され、前記点光源照射された前記光を前記陰茎及び陰嚢の方向に反射させる反射パネルを含む
請求項5に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項10】
前記男性生殖器ウェアラブル装置は、
前記陰茎及び陰嚢と対向する前記左側本体と前記右側本体の上部面に配置され、前記反射パネルで反射された光を前記陰茎及び陰嚢の方向に拡散させる拡散パネルをさらに含む
請求項9に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【請求項11】
前記光照射装置は、
前記左側及び右側本体の内部で前記陰茎及び陰嚢と対向する上部側に位置し、前記予め設定された波長帯を有する光を予め設定された期間の間に照射する複数のマイクロ(micro)LED素子を含む
請求項2に記載の男性生殖器ウェアラブル装置。
【国際調査報告】