(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】スケジュールに基づく情報処理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20241031BHJP
G06F 3/0481 20220101ALN20241031BHJP
【FI】
G06Q10/10
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525441
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-04-26
(86)【国際出願番号】 CN2022129759
(87)【国際公開番号】W WO2023083101
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202111335511.5
(32)【優先日】2021-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,ジャオイ
(72)【発明者】
【氏名】スン,ジエン
【テーマコード(参考)】
5E555
5L010
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA14
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA13
5E555BA67
5E555BA76
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB13
5E555BC03
5E555BC04
5E555BD06
5E555CC01
5E555FA00
5L010AA11
5L010AA20
(57)【要約】
本願は、スケジュールに基づく情報処理方法を開示し、当該方法は、クライアントにより実行可能である。クライアントは、ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得し、その後、第1のページに予定スケジュールのうち第1のスケジュールに対応する注意情報及び第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することができ、第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられる。以上から分かるように、第1のページに第1のスケジュールの注意情報及びショートカットエントリが表示されており、ユーザが当該注意情報に基づいて第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議及び/又は会話に関連する操作をトリガしようとする場合、第1のスケジュールに対応するインタフェースに入る必要がなく、ユーザは直接インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースにおけるショートカットエントリに基づいてマルチメディア会議及び/又は会話に関連する操作をトリガすることができ、ユーザが簡便に操作できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得することと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースであることを特徴とするスケジュールに基づく情報処理方法。
【請求項2】
前記ショートカットエントリは前記マルチメディア会議エントリを含み、前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ショートカットエントリは会話エントリを含み、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチメディア会議はサードパーティマルチメディア会議であり、この場合、前記方法は、
前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くことを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のスケジュールに関連付けられた会話がまだ作成されていない場合、前記方法は、
前記ユーザが前記会話エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応する会話を作成することを更に含み、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時刻と現在時刻の時間差が所定の時間差より小さいスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記注意情報は数標識を更に含み、前記数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記ユーザによる前記注意情報のトリガ操作に応答して、前記第1のスケジュールの詳細情報及び前記第1のスケジュールのショートカットエントリが呈される第2のページを表示することを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記予定スケジュールの数が所定の数を超えることに応答して、前記第2のページに各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるための切り替えコントロールを呈することを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、
前記切り替えコントロールに対するトリガ操作に応答して、前記第1のページにトリガ操作後の第2のページに対応する予定スケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すことを更に含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにおける所定の領域に示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得するための取得ユニットと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示するための第1の表示ユニットと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースであることを特徴とするスケジュールに基づく情報処理装置。
【請求項18】
プロセッサ及びメモリを含む機器であって、
前記プロセッサは、前記機器が請求項1~16の何れか一項に記載の方法を実行するように、前記メモリに記憶されている命令を実行するために用いられることを特徴とする機器。
【請求項19】
機器が請求項1~16の何れか一項に記載の方法を実行するように指示する命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータで実行される場合、コンピュータに請求項1~16の何れか一項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年11月11日に中国国家知識産権局に提供され、出願番号が202111335511.5で、出願の名称が「スケジュールに基づく情報処理方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、データ処理分野に関し、特にスケジュールに基づく情報処理方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
一部のアプリケーションプログラムは、ユーザが計画通りに仕事しやすいように、スケジュール作成機能を提供することができる。1つのスケジュールにとって、当該スケジュールは、1つ又は複数の参加者を有することができる。
【0004】
一方、当該スケジュールの参加者がマルチメディア会議を介して当該スケジュールに対応する仕事事項を共同検討しやすいように、当該スケジュールに更に対応するマルチメディア会議が設定されてもよい。他方、当該スケジュールの参加者が複数である場合、当該スケジュールの参加者が当該会話を利用して当該スケジュールに対応する仕事事項を共同検討しやすいように、当該スケジュールに更に対応する会話が設定されてもよい。
【0005】
現在、スケジュールの参加者はマルチメディア会議及び/又は会話により当該スケジュールに対応する事項を検討しようとする場合、一連の繁雑な操作をする必要があり、効率が低い。
【発明の概要】
【0006】
本願が解決しようとする技術的課題は以下の通りである。スケジュールの参加者がマルチメディア会議及び/又は会話により当該スケジュールに対応する事項を検討しようとする場合、一連の繁雑な操作をする必要があり、効率が低いため、スケジュールに基づく情報処理方法及び装置を提供する。
【0007】
第1の態様では、本願の実施例は、スケジュールに基づく情報処理方法を提供し、前記方法は、
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得することと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。
【0008】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは前記マルチメディア会議エントリを含み、前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられる。
【0009】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは会話エントリを含み、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられる。
【0010】
任意選択的に、前記マルチメディア会議はサードパーティマルチメディア会議であり、この場合、前記方法は、
前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くことを更に含む。
【0011】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話がまだ作成されていない場合、前記方法は、
前記ユーザが前記会話エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応する会話を作成することを更に含み、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定される。
【0012】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールである。
【0013】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールである。
【0014】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時刻と現在時刻の時間差が所定の時間差より小さいスケジュールである。
【0015】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールである。
【0016】
任意選択的に、前記注意情報は数標識を更に含み、前記数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定される。
【0017】
任意選択的に、前記方法は、
前記ユーザによる前記注意情報のトリガ操作に応答して、前記第1のスケジュールの詳細情報及び前記第1のスケジュールのショートカットエントリが呈される第2のページを表示することを更に含む。
【0018】
任意選択的に、前記方法は、
前記予定スケジュールの数が所定の数を超えることに応答して、前記第2のページに各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるための切り替えコントロールを呈することを更に含む。
【0019】
任意選択的に、前記方法は、
前記切り替えコントロールに対するトリガ操作に応答して、前記第1のページにトリガ操作後の第2のページに対応する予定スケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すことを更に含む。
【0020】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で示される。
【0021】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにおける所定の領域に示される。
【0022】
任意選択的に、前記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページである。
【0023】
第2の態様では、本願の実施例は、スケジュールに基づく情報処理装置を提供し、前記装置は、
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得するための取得ユニットと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示するための第1の表示ユニットと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。
【0024】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは前記マルチメディア会議エントリを含み、前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられる。
【0025】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは会話エントリを含み、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられる。
【0026】
任意選択的に、前記マルチメディア会議はサードパーティマルチメディア会議であり、この場合、前記装置は、
前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くための処理ユニットを更に含む。
【0027】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話がまだ作成されていない場合、前記装置は、
前記ユーザが前記会話エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応する会話を作成するための作成ユニットを更に含み、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定される。
【0028】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールである。
【0029】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールである。
【0030】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時刻と現在時刻の時間差が所定の時間差より小さいスケジュールである。
【0031】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールである。
【0032】
任意選択的に、前記注意情報は数標識を更に含み、前記数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定される。
【0033】
任意選択的に、前記装置は、
前記ユーザによる前記注意情報のトリガ操作に応答して、前記第1のスケジュールの詳細情報及び前記第1のスケジュールのショートカットエントリが呈される第2のページを表示するための第2の表示ユニットを更に含む。
【0034】
任意選択的に、前記装置は、
前記予定スケジュールの数が所定の数を超えることに応答して、前記第2のページに各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるための切り替えコントロールを呈するための第3の表示ユニットを更に含む。
【0035】
任意選択的に、前記装置は、
前記切り替えコントロールに対するトリガ操作に応答して、前記第1のページにトリガ操作後の第2のページに対応する予定スケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すための第4の表示ユニットを更に含む。
【0036】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で示される。
【0037】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにおける所定の領域に示される。
【0038】
任意選択的に、前記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページである。
【0039】
第3の態様では、本願の実施例は、機器を提供し、前記機器は、プロセッサ及びメモリを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている命令を実行することにより、前記機器に以上の第1の態様の何れか一項に記載の方法を実行させるために用いられる。
【0040】
第4の態様では、本願の実施例は、機器が以上の第1の態様の何れか一項に記載の方法を実行するように指示する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0041】
第5の態様では、本願の実施例は、コンピュータで実行される場合、コンピュータに以上の第1の態様の何れか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0042】
従来技術に比べて、本願の実施例は以下の利点を有する。
【0043】
本願の実施例は、スケジュールに基づく情報処理方法を提供し、当該方法は、例えばクライアントにより実行可能である。一例において、クライアントは、ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得することができ、その後、第1のページに前記予定スケジュールのうち第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示し、第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられる。以上から分かるように、本願の実施例において、第1のページに第1のスケジュールの注意情報及びショートカットエントリが表示されており、ユーザが当該注意情報に基づいて第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議及び/又は会話に関連する操作をトリガしようとする場合、ユーザは第1のスケジュールに対応するインタフェースに入る必要がなく、直接インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースにおけるショートカットエントリに基づいてマルチメディア会議及び/又は会話に関連する操作をトリガすることができ、ユーザが簡便に操作できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本願の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術を説明するために使用する必要がある図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に説明される図面は、本願に記載の幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な努力をすることなく、これらの図面に基づいて更に他の図面を得ることができる。
【
図1】本願の実施例により提供されるスケジュールに基づく情報処理方法のフロー概略図である。
【
図2】本願の実施例により提供される1つの第1のページの概略図である。
【
図3】本願の実施例により提供されるスケジュールに基づく情報処理装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
当業者が本願の技術案をより良く理解するように、以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力をしない前提で得られる他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。
【0046】
本願の発明者は、研究を経て、第1のスケジュールにとって、第1のスケジュールの参加者がマルチメディア会議及び/又は会話により第1のスケジュールに対応する事項を検討しようとする場合、一連の繁雑な操作をする必要があり、効率が低いことを見出した。
【0047】
一例において、第1のスケジュールの参加者がマルチメディア会議により第1のスケジュールに対応する事項を検討しようとする場合、まず多くのスケジュールから第1のスケジュールを見付ける必要があり、その後、第1のスケジュールの管理ページに入り、その後、第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議に関連する操作を実行できるようになる。
【0048】
これに類似して、第1のスケジュールの参加者が会話により第1のスケジュールに対応する事項を検討しようとする場合も、一連の繁雑な操作をする必要があり、例えば、第1のスケジュールの参加者は、多くの連絡先及び会話から第1のスケジュールに対応する会話を見付ける必要がある。また例えば、第1のスケジュールの参加者は、第1のスケジュールの管理ページを見付ける必要があり、それにより、第1のスケジュールの他の参加者を決定して、第1のスケジュールに対応する会話を作成する。
【0049】
上記問題を解決するために、本願の実施例は、スケジュールに基づく情報処理方法を提供する。
【0050】
以下、図面に合わせて本願の各種の非限定的な実施形態を詳細に説明する。
例示的な方法
【0051】
図1を参照し、この図は、本願の実施例により提供されるスケジュールに基づく情報処理方法のフロー概略図である。本実施例において、前記方法は、クライアントにより実行可能である。前記方法は、以下のステップS101~S102により実現可能である。
【0052】
S101:ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得する。
【0053】
一例において、前記クライアントは、目標アプリケーションプログラムクライアントであってもよい。ここで言及されたユーザは、例えば当該クライアントにログインしているアカウントに対応するユーザであってもよい。
【0054】
一例において、S101では、具体的に実現する時に、ユーザの所定の時間帯内における少なくとも1つの予定スケジュールを取得することができる。本願の実施例において前記所定の時間帯が具体的に限定されず、一例において、前記所定の時間帯は、現在の時刻から将来のある時刻までであってよく、前記所定の時間帯の持続時間は例えば30分間であってもよい。
【0055】
本願の実施例において、予定スケジュールは、まだ終了していないスケジュールであってもよい。所謂まだ終了していないスケジュールとは、例えば終了時間が現在時刻の後であるスケジュールであってもよい。
【0056】
S102:第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示し、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。
【0057】
本願の実施例において、前記第1のスケジュールは、前記予定スケジュールのうちの1つのスケジュールであってもよい。前記第1のスケジュールの注意情報を表示することは、ユーザが第1のスケジュールに関連する事項を処理するように注意することができる。第1のスケジュールの注意情報は、例えば第1のスケジュールの名称や第1のスケジュールの状態などを含むことができる。第1のスケジュールがまだ開始していない場合、前記第1のスケジュールの状態は、例えば、第1のスケジュールが**分後に開始することであってよく、第1のスケジュールが既に開始した場合、前記第1のスケジュールの状態は、例えば、第1のスケジュールが行われていることであってもよい。また、第1のスケジュールにマルチメディア会議が設定され、且つ当該マルチメディア会議が行われている場合、前記第1のスケジュールの状態は、例えば、第1のスケジュールのビデオ会議が行われていることであってもよい。
【0058】
一例において、前記少なくとも1つの予定スケジュールにとって、異なるスケジュールの優先度が異なる可能性があることを考慮する。スケジュールの優先度は、例えば、スケジュールの重要程度及び/又は緊急程度に基づいて決定することができる。スケジュールの優先度が高いほど、ユーザは、当該スケジュールがタイムリーに処理できるように一層望んでいる。従って、一例において、第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールであってもよい。
【0059】
別の例において、ユーザが所定のスケジュール計画に従って各スケジュールを処理するために、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールであってもよい。
【0060】
別の例において、ユーザが開始時間と現在時間の近いスケジュールを合理的に処理できるように、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時刻と現在時刻の時間差が所定の時間差より小さいスケジュールである。本願の実施例は、前記所定の時間差を具体的に限定せず、前記所定の時間差は、実際の状況に応じて決定可能である。
【0061】
別の例において、スケジュールにとって、スケジュールにマルチメディア会議を設定することができ、スケジュールの参加者が当該マルチメディア会議を介して当該スケジュールに関連する事項を検討することを考慮する。従って、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールであってもよい。このように、前記第1のスケジュールの注意情報を表示することにより、ユーザがマルチメディア会議に可能な限り速く参加するように注意し、当該第1のスケジュールに関連するマルチメディア会議の内容を逃すことを回避することができる。
【0062】
本願の実施例において、第1のページに第1のスケジュールの注意情報を表示する他、第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することもでき、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含む。前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられる。
【0063】
一例において、前記第1のスケジュールにマルチメディア会議が設定されている場合、前記ショートカットエントリはマルチメディア会議エントリを含む。前記第1のスケジュールにマルチメディア会議が設定されていない場合、前記ショートカットエントリはマルチメディア会議エントリを含まない。第1のスケジュールの作成者が前記第1のスケジュールを作成する時、前記第1のスケジュールのためにマルチメディア会議を設定することを選択してもよいし、前記第1のスケジュールにマルチメディア会議を設定しないことを選択してもよい。
【0064】
なお、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議は、前記目標アプリケーションプログラムにより提供されるマルチメディア会議であってもよいし、サードパーティマルチメディア会議であってもよい。本願の実施例において具体的に限定しない。一例において、前記マルチメディア会議がサードパーティマルチメディア会議である場合、前記第1のスケジュールの作成者が前記第1のスケジュールを作成する時、サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページ又はサードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムによりマルチメディア会議を予約して、前記マルチメディア会議のリンクを取得し、その後、前記会議リンクを対応する会議リンク入力領域に入力することができ、後で当該会議リンクを介して前記マルチメディア会議に参加しやすくなる。一例において、前記マルチメディア会議が目標アプリケーションプログラムにより提供されるマルチメディア会議である場合、前記クライアントでは、前記マルチメディア会議の会議リンクを直接生成することができる。
【0065】
本願の実施例において、前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられる。
【0066】
一例において、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議が既に開始した場合、前記マルチメディア会議エントリは、前記マルチメディア会議に参加する操作をトリガするために用いられる。換言すれば、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議が既に開始した場合、前記ユーザは、前記マルチメディア会議エントリを介して前記マルチメディア会議に参加することができる。このような場合、前記ユーザは、前記マルチメディア会議エントリに対する操作をトリガすることができ、例えば、前記ユーザは、前記マルチメディア会議エントリをクリックすることができる。クライアントでは、前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記ユーザを前記マルチメディア会議に追加することができる。具体的には、前記マルチメディア会議が目標アプリケーションプログラムにより提供されるマルチメディア会議である場合、前記クライアントには対応するマルチメディア会議ページを表示することができる。前記マルチメディア会議がサードパーティ会議である場合、前記クライアントは、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くことができる。
【0067】
一例において、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議がまだ開始していない場合、前記マルチメディア会議エントリは、前記マルチメディア会議を開始する操作をトリガするために用いられる。即ち、ユーザは、直接前記マルチメディア会議エントリを介して、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議を開始することができる。このような場合、前記ユーザは、前記マルチメディア会議エントリに対する操作をトリガすることができ、例えば前記マルチメディア会議エントリをクリックし、クライアントでは、前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応するマルチメディア会議を開始することができる。具体的には、前記マルチメディア会議が目標アプリケーションプログラムにより提供されるマルチメディア会議である場合、前記クライアントには対応するマルチメディア会議ページを表示することができる。前記マルチメディア会議がサードパーティ会議である場合、前記クライアントは、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くことができる。
【0068】
本願の実施例において、前記ショートカットエントリは会話エントリを含み、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられる。前記第1のスケジュールに二人の参加者が含まれる場合、前記会話は、二人のユーザのみが含まれる会話を指し、前記第1のスケジュールに少なくとも三人の参加者が含まれる場合、前記会話はグループ会話である。
【0069】
一例において、前記会話が既に存在した場合、例えば、二人のユーザのみが含まれる会話に過去公開されたインスタントメッセージングメッセージがあり、また例えば、前記第1のスケジュールに対応するグループが既に作成された場合、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話に入るために用いられる。この時、ユーザが前記会話エントリに対する操作をトリガした後、前記クライアントには、当該会話に対応するインスタントメッセージングアプリケーションインタフェースを表示することができる。
【0070】
前記会話が存在しない場合、例えば、二人のユーザのみが含まれる会話にインスタントメッセージングメッセージが含まれず、また例えば、第1のスケジュールに対応するグループがまだ作成されていない場合、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成するために用いられる。この時、前記第1のスケジュールに二人の参加者のみが含まれる場合、ユーザが前記会話エントリに対する操作をトリガした後、前記クライアントには、前記ユーザと別の参加者のインスタントメッセージングアプリケーションインタフェースを表示することができる。前記第1のスケジュールに少なくとも三人の参加者が含まれる場合、ユーザが前記会話エントリに対する操作をトリガした後、前記クライアントでは、第1のスケジュールに対応するグループを作成し、且つ前記グループに対応するインスタントメッセージングアプリケーションインタフェースを表示することができる。
【0071】
前記クライアントで前記第1のスケジュールに対応する会話を作成する時、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定される。このような形態を採用すれば、ユーザは第1のスケジュールに対応する会話を迅速に作成することができ、操作が簡便である。一例において、ユーザが前記会話エントリに対する操作をトリガした後、ユーザが当該会話を作成するか否かを決定することを提示するように、前記クライアントに提示情報を表示することもできる。例えば、ポップアップウィンドウの形で提示情報を表示する。ユーザが当該会話を作成することを決定した(例えば前記ポップアップウィンドウにおける「OK」コントロールをクリックした)後、第1のスケジュールに対応する会話を作成する。
【0072】
本願の実施例において、前記第1のページは、前記目標アプリケーションプログラムにより表示されるページであってもよい。一例において、前記第1のページは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページであってもよい。例えば、インスタントメッセージング、カレンダやクラウドドキュメントなどの機能を提供可能な目標アプリケーションプログラムにとって、前記第1のページは、インスタントメッセージングに関連する内容を表示するページ、即ち、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースであってもよい。当該第1のページには、例えば前記ユーザの複数のインスタントメッセージング記録標識を表示することができ、そのうち1つのインスタントメッセージング記録標識は、前記ユーザと他の個人ユーザ又はグループとの通信記録を標識するために用いられる。ユーザは、インスタントメッセージング記録標識により対応するインスタントメッセージングインタフェースを開く操作をトリガすることができる。
【0073】
このような場合、前記ユーザは、前記目標アプリケーションプログラムを開くと、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを閲覧し、且つ前記ショートカットエントリを介して対応する操作をトリガすることができ、ユーザが簡便に操作できる。
【0074】
一例において、前記クライアントでは、第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを示すことができる。
【0075】
一例において、前記クライアントでは、第1のページにおける所定の領域に前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することができる。例えば、前記クライアントでは、前記第1のページの頂部の特定の領域に前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することができる。
【0076】
前記第1のページについて、
図2に合わせて理解することができ、
図2は、本願の実施例により提供される1つの第1のページの概略図である。なお、
図2は、理解しやすいために示されたものに過ぎず、本願の実施例を限定するものではない。
【0077】
図2に示すように、第1のページの領域210に第1のスケジュールの注意情報211、会話エントリ212及びマルチメディア会議エントリ213が表示されている。また、第1のページの領域220はある会話に対応するインタフェースであり、第1のページの領域230に表示されている内容は、目標アプリケーションプログラムにより提供される機能及び目標アプリケーションプログラムのバージョン情報であり、第1のページの領域240に表示されている内容は、前記ユーザの一部の連絡先(例えば、前記ユーザが一定の時間帯内で連絡した連絡先)であり、第1のページの領域250に表示されている内容は、前記ユーザの会話リストである。前記領域220、領域230、領域240及び領域250について、ここで詳しく説明しない。
【0078】
また、ユーザが第1のスケジュールに関心を持つ以外に、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちの他のスケジュールにも関心を持つことを考慮する。従って、一例において、前述した注意情報は数標識を更に含むことができ、当該数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定される。例えば、前記数標識により標識された数は、他のスケジュールの総数に等しく、これにより、所定の時間帯内に第1のスケジュールの他、更にどのくらいの予定スケジュールがあるかをユーザに提示する。前記他のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールから前記第1のスケジュールを除いた他のスケジュールである。例を挙げて説明すれば、前記ユーザには30分以内に4個の予定スケジュールがある場合、前記数標識は数字「3」であってもよい。このような場合、第1のページに表示可能な注意情報は、例えば、「スケジュールA 3分後に開始+3」であってもよい。
【0079】
一例において、ユーザは、前記注意情報を介して前記第1のスケジュールの詳細情報を閲覧する操作をトリガすることができる。例えば、ユーザは、前記注意情報に対する操作をトリガし、例えば前記注意情報をクリックすることができ、その後、前記クライアントでは、前記ユーザが前記注意に対してトリガした操作に応答して、第2のページを表示することができ、前記第2のページには前記第1のスケジュールの詳細情報及びショートカットエントリが呈される。それにより、ユーザが第2のページにおいて第1のスケジュールの詳細情報を閲覧しやすくなり、また、ユーザが会話又はマルチメディア会議に関連する操作を実行しようとする場合、直接第2のページにおいて前記会話エントリ又はマルチメディア会議エントリに対する操作をトリガする。
【0080】
一例において、前記第1のスケジュールの詳細情報は、第1のスケジュールの名称、第1のスケジュールの開始時間及び終了時間、第1のスケジュールの参加者リスト、第1のスケジュールにマルチメディア会議が設定されているか否か、第1のスケジュールに物理的な会議室が予約されているか否か及びその他のコメント情報などを含むことができるが、それらに限定されない。
【0081】
また、第1のページに他のスケジュールの要約情報が表示されてもよく、スケジュールの要約情報は、例えばスケジュールの名称、スケジュールの開始時間及び終了時間などを含むことができる。ここで言及されたスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち第1のスケジュールを除いた他のスケジュールを指す。
【0082】
一例において、S101における少なくとも1つの予定スケジュールが複数のスケジュールである場合、前記第2のページは切り替えコントロールを更に含むことができ、当該切り替えコントロールは、各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるために用いられる。このような場合、ユーザが当該切り替えコントロールに対する操作をトリガし、例えば前記切り替えコントロールをクリックした場合、前記クライアントでは、当該操作に応答して、第2のスケジュールの詳細情報及びショートカットエントリを表示することができる。この時、前記第2のページに対応する予定スケジュールは第2のスケジュールである。
【0083】
一例において、ユーザが前記切り替えコントロールに対する操作をトリガした後、ユーザが第2のスケジュールにより関心を持つ可能性があるため、この時、前記クライアントでは、前記第1のページに第2のスケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すことができる。それにより、ユーザが第2のページを閉じた後でも、第2のスケジュールの注意情報をタイムリーに閲覧し、且つ第2のスケジュールのショートカットエントリに対して関連する操作をトリガすることができる。
【0084】
第2のスケジュールの詳細情報、第2のスケジュールの注意情報及び第2のスケジュールのショートカットエントリについて、上記の第1のスケジュールの詳細情報、第1のスケジュールの注意情報及び第1のスケジュールのショートカットエントリについての関連する説明の部分を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
例示的な機器
【0085】
以上の実施例により提供される方法に基づき、本願の実施例は装置を更に提供し、以下、図面に合わせて当該装置を説明する。
【0086】
図3を参照し、この図は、本願の実施例により提供されるスケジュールに基づく情報処理装置の構造概略図である。前記装置300は、例えば、具体的に、取得ユニット301及び第1の表示ユニット302を含むことができる。
【0087】
取得ユニット301は、ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得するために用いられ、
第1の表示ユニット302は、第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示するために用いられ、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースである。
【0088】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは前記マルチメディア会議エントリを含み、前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられる。
【0089】
任意選択的に、前記ショートカットエントリは会話エントリを含み、前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられる。
【0090】
任意選択的に、前記マルチメディア会議はサードパーティマルチメディア会議であり、この場合、前記装置は、
前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くための処理ユニットを更に含む。
【0091】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話がまだ作成されていない場合、前記装置は、
前記ユーザが前記会話エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応する会話を作成するための作成ユニットを更に含み、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定される。
【0092】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールである。
【0093】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールである。
【0094】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時刻と現在時刻の時間差が所定の時間差より小さいスケジュールである。
【0095】
任意選択的に、前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールである。
【0096】
任意選択的に、前記注意情報は数標識を更に含み、前記数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定される。
【0097】
任意選択的に、前記装置は、
前記ユーザによる前記注意情報のトリガ操作に応答して、前記第1のスケジュールの詳細情報及び前記第1のスケジュールのショートカットエントリが呈される第2のページを表示するための第2の表示ユニットを更に含む。
【0098】
任意選択的に、前記装置は、
前記予定スケジュールの数が所定の数を超えることに応答して、前記第2のページに各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるための切り替えコントロールを呈するための第3の表示ユニットを更に含む。
【0099】
任意選択的に、前記装置は、
前記切り替えコントロールに対するトリガ操作に応答して、前記第1のページにトリガ操作後の第2のページに対応する予定スケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すための第4の表示ユニットを更に含む。
【0100】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で示される。
【0101】
任意選択的に、前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにおける所定の領域に示される。
【0102】
任意選択的に、前記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページである。
【0103】
前記装置300が以上の方法の実施例により提供される方法に対応する装置であるため、前記装置300の各ユニットの具体的な実現は、全て以上の方法の実施例と同じ構想である。従って、前記装置300の各ユニットの具体的な実現について、以上の方法の実施例についての説明の部分を参照することができ、ここで詳しく説明しない。
【0104】
本願の実施例は、機器を提供し、前記機器は、プロセッサ及びメモリを含み、
前記プロセッサは、前記機器が以上の方法の実施例の何れか一項に記載の方法を実行するように、前記メモリに記憶されている命令を実行するために用いられる。
【0105】
本願の実施例は、機器が以上の方法の実施例の何れか一項に記載の方法を実行するように指示する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0106】
本願の実施例は、コンピュータで実行される場合、コンピュータに以上の方法の実施例の何れか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0107】
当業者は、明細書を考慮してここで開示された発明を実践した後、本願の他の実施形態を容易に想到することができる。本願は、本願の任意の変形、用途又は適応的な変化を網羅することを意図し、これらの変形、用途又は適応的な変化は、本願の一般的な原理に従い、且つ本開示に開示されていない当技術分野における公知の常識又は慣用の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎないと見なされ、本願の本当の範囲と精神は、下記の特許請求の範囲により定められる。
【0108】
本願は、上記で既に説明されて図面に示されている精確な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができることを理解すべきである。本願の範囲は、添付される特許請求の範囲のみによって限定される。
【0109】
以上の記載は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するためのものではなく、本願の精神及び原則内で行われる全ての修正、均等な置換や改善などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得することと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示することと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースであること
と、
前記マルチメディア会議エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられたマルチメディア会議を開始し、又は前記マルチメディア会議に参加するために用いられることと、
前記会話エントリは、前記第1のスケジュールに関連付けられた会話を作成し、又は前記会話に入るために用いられることと、を特徴とするスケジュールに基づく情報処理方法。
【請求項2】
前記マルチメディア会議はサードパーティマルチメディア会議であり、この場合、前記方法は、
前記ユーザが前記マルチメディア会議エントリに対してトリガした操作に応答して、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するウェブページにジャンプし、又は、前記サードパーティマルチメディア会議に対応するアプリケーションプログラムを開くことを更に含むことを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のスケジュールに関連付けられた会話がまだ作成されていない場合、前記方法は、
前記ユーザが前記会話エントリに対してトリガした操作に応答して、前記第1のスケジュールに対応する会話を作成することを更に含み、前記第1のスケジュールの参加者は、自動的に前記会話のメンバーとして決定されることを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち優先度の最も高いスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうち開始時間の最も早いスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のスケジュールは、前記少なくとも1つの予定スケジュールのうちマルチメディア会議が既に開始したスケジュールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記注意情報は数標識を更に含み、前記数標識は、前記予定スケジュールの数に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記ユーザによる前記注意情報のトリガ操作に応答して、前記第1のスケジュールの詳細情報及び前記第1のスケジュールのショートカットエントリが呈される第2のページを表示することを更に含むことを特徴とする請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記予定スケジュールの数が所定の数を超えることに応答して、前記第2のページに各前記予定スケジュールの詳細情報とショートカットエントリの間で切り替えるための切り替えコントロールを呈することを更に含むことを特徴とする請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記切り替えコントロールに対するトリガ操作に応答して、前記第1のページにトリガ操作後の第2のページに対応する予定スケジュールの注意情報とショートカットエントリを関連付けるように示すことを更に含むことを特徴とする請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにポップアップウィンドウ又はフローティングウィンドウの形で示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリは、前記第1のページにおける所定の領域に示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースは、目標アプリケーションプログラムが実行される時にデフォルトで表示されるページであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
ユーザの少なくとも1つの予定スケジュールを取得するための取得ユニットと、
第1のページに前記予定スケジュールのうちの第1のスケジュールに対応する注意情報及び前記第1のスケジュールに対応するショートカットエントリを表示するための第1の表示ユニットと、を含み、前記ショートカットエントリは、会話エントリ及び/又はマルチメディア会議エントリを含み、前記会話エントリは、会話に対応する操作をトリガするために用いられ、前記マルチメディア会議エントリは、マルチメディア会議に対応する操作をトリガするために用いられ、前記第1のページは、インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースであることを特徴とするスケジュールに基づく情報処理装置。
【請求項15】
プロセッサ及びメモリを含む機器であって、
前記プロセッサは、前記機器が請求項1~
13の何れか一項に記載の方法を実行するように、前記メモリに記憶されている命令を実行するために用いられることを特徴とする機器。
【請求項16】
機器が請求項1~
13の何れか一項に記載の方法を実行するように指示する命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータで実行される場合、コンピュータに請求項1~
13の何れか一項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】