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▶ シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフトの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】殺微生物イソニコチンアミド誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 237/24 20060101AFI20241031BHJP
   C07D 239/34 20060101ALI20241031BHJP
   A01N 43/54 20060101ALI20241031BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20241031BHJP
   A01N 43/58 20060101ALI20241031BHJP
   A01G 7/06 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
C07D237/24
C07D239/34 CSP
A01N43/54 B
A01P3/00
A01N43/58 A
A01G7/06 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529626
(86)(22)【出願日】2022-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-05-17
(86)【国際出願番号】 EP2022082310
(87)【国際公開番号】W WO2023089049
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】202111053251
(32)【優先日】2021-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 七重
(72)【発明者】
【氏名】ラジャン ラムヤ
(72)【発明者】
【氏名】マハジャン アトゥル
(72)【発明者】
【氏名】エドマンズ アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】パスカヌ ヴラド
(72)【発明者】
【氏名】エル カスミ ミリアム
(72)【発明者】
【氏名】ランバース クレメンス
(72)【発明者】
【氏名】ジェルマン ニコラ
(72)【発明者】
【氏名】ホフマン トマス ジェイムズ
【テーマコード(参考)】
2B022
4H011
【Fターム(参考)】
2B022EA10
4H011AA01
4H011AA03
4H011BB09
(57)【要約】
殺有害生物剤、特に殺真菌剤として有用な、置換基が請求項1に定義される通りである、式(I)の化合物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
(式中、
1は、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C6-シクロアルキルオキシ、C2~C3-アルケニルオキシ及びC2~C3-アルキニルオキシから選択される単一の置換基で置換されたフェニルであるか;又は
1は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシプロパルギルオキシメチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1、2若しくは3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであるか;又は
1は、1、2若しくは3個の窒素原子を含む6員単環式ヘテロアリール環であり、前記ヘテロアリール環は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニルオキシ、C2~C3-アルキニルオキシ及びC3~C6-シクロアルキルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1若しくは2個の置換基で任意に置換されていてもよく;
2及びR3は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1~C3-アルキル、C1~C3-アルコキシ及びC1~C2-ハロアルコキシから独立して選択され;
4は、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル及びC3~C6-シクロアルキルオキシから選択される単一の置換基で置換されたフェニルであるか;又は
4は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシプロパルギルオキシメチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1、2若しくは3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであるか;又は
4は、1、2若しくは3個の窒素原子を含む6員単環式ヘテロアリール環であり、前記ヘテロアリール環は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C2~C3-アルケニルオキシ、C2~C3-アルキニルオキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルキルオキシ、C3~C6-シクロアルキル及びC3~C6-シクロアルキルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1若しくは2個の置換基で任意に置換されていてもよく;
Aは、(A-2)、(A-1)、又は(A-3):
【化2】
(式中、ギザギザの線は、式(I)の化合物の残りの基への結合点を画定する)
から選択され;
5は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3-アルキル及びC1~C3-アルコキシから選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1~C3-アルキル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-アルキニル、C1~C3-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C3-フルオロアルコキシ及びC3~C4-シクロアルキルから選択され;
7は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3-アルキル及びC1~C3-アルコキシから選択され;
8は、水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、ハロゲン、C1~C3-アルキル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-アルキニル、C1~C3-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C3-フルオロアルコキシ及びC3~C4-シクロアルキルから選択され;又は
9は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ及びC1~C3-アルキルから選択される)
の化合物又は前記式Iの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、エナンチオマー及びN-オキシド。
【請求項2】
AがA-2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
7が、水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
8が、水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、フルオロ、クロロ、メチル及びエチルから選択されるか、又はR8が、水素、ヒドロキシ、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、シクロプロピル、イソプレニル、2-シクロプロピルエチニル、2-メチルアリルオキシ若しくはイソプロポキシである、請求項2又は3に記載の化合物。
【請求項5】
7が水素であり、R8が水素、ヒドロキシ、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、イソプロポキシ、シクロプロピル、イソプレニル、2-シクロプロピルエチニル、2-メチルアリルオキシから選択される、請求項2又は3に記載の化合物。
【請求項6】
AがA-1であり、R5が水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシから選択され、R6が、水素、ヒドロキシ、シアノ、フルオロ、クロロ、メチル又はエチルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
AがA-3であり、R9が水素、ヒドロキシ、クロロ、シアノ、メチル及びエチルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
1が、フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、前記フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンが、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、メチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1又は2個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
1が、2-フルオロ-3-シクロプロピルフェニル、2-フルオロ-3-メチルフェニル、2-フルオロフェニル、3-(ジフルオロメトキシ)フェニル、3-(トリフルオロメトキシ)フェニル、2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル、3-エトキシフェニル、3-エチルフェニル、3-エチニルフェニル、3-フルオロフェニル、4-(ジフルオロメトキシ)フェニル、4-(トリフルオロメトキシ)フェニル、4-クロロフェニル、4-シアノフェニル、4-エトキシフェニル、4-エチルフェニル、4-フルオロフェニル、3-メトキシフェニル、3,4-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3,5-ジフルオロフェニル、3-シアノフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3,5-ジフルオロフェニル、3-シアノフェニル、2-メチルピリミジン-4-イル、2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル、3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル、3-メトキシピリジン-2-イル、3-メチルピリジン-2-イル、2-クロロピリジン-3-イル、2-クロロピリジン-4-イル、2-シアノピリジン-3-イル、2-フルオロピリジン-3-イル、2-メトキシピリジン-4-イル、2-メチルピリジン-3-イル、5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル、5-クロロピリジン-3-イル、5-シアノピリジン-3-イル、5-シクロプロピルピリジン-3-イル、5-メチルピリジン-3-イル、5-ピリダジン-4-イル、6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル、6-クロロピリジン-2-イル、6-シアノピリジン-3-イル、6-シクロプロピルピリジン-2-イル、6-メトキシピリジン-3-イル、6-メチル-2-ピリジル、6-メチルピリダジン-3-イル、6-メチルピリジン-2-イル、6-メチルピリジン-3-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、又はフェニルである、請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
1が、フェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、3-メトキシフェニル、3-シクロプロピルフェニル、3-シクロプロピル-2-フルオロフェニル又は6-クロロピリジン-3-イルである、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
1が、フェニル、3-メトキシフェニル又は3-シクロプロピルフェニルである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
2及びR3が、水素、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシから独立して選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
4が、フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、前記フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンが、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、メチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1又は2個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
4が、2,4-ジクロロフェニル、3-メチルフェニル、4-メチルフェニル、2,4-ジメチルフェニル、3,4-ジメチルフェニル、2-クロロ-4-シアノフェニル、2-メチル-4-シアノフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2-クロロフェニル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、3-フルオロフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、フェニル、6-クロロ-3-ピリジル、6-シアノ-3-ピリジル又は6-メチル-3-ピリジルである、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
4が、2,4-ジクロロフェニル、2,4-ジメチルフェニル又は6-クロロ-3-ピリジルである、請求項1~14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
殺菌・殺カビ的に有効な量の請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物を含む農芸化学組成物。
【請求項17】
少なくとも1種の追加の有効成分及び/又は農芸化学的に許容可能な希釈剤又はキャリアをさらに含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
植物病原性微生物による有用な植物の外寄生を防除又は予防する方法であって、殺菌・殺カビ的に有効な量の請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物、又は請求項16又は17に定義される組成物が、前記植物、その一部又はその生息地に適用される方法。
【請求項19】
殺菌・殺カビ剤としての、請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、特に殺菌・殺カビ活性といった殺微生物活性を有する有効成分としてのヘテロアリールアミド誘導体に関する。本発明はまた、少なくとも1種のイソニコチンアミド誘導体を含む農芸化学組成物、これらの化合物の調製プロセス、及び、農業又は園芸における、植物、収穫された食品作物、種子又は非生体材料に対する特に真菌といった植物病原性微生物による外寄生を防除若しくは予防するためのイソニコチンアミド誘導体又は組成物の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
国際公開第2020/109391号は、植物病原性微生物を防除するためのピリダジン(チオ)アミド誘導体の使用を開示している。国際公開第2021/228734号は、植物病原性微生物を防除するために使用することができるピリミジン及びトリアジンカルボキサミド化合物を開示している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明による、式(I)
【化1】
(式中、
1は、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル、C3~C6-シクロアルキルオキシ、C2~C3-アルケニルオキシ及びC2~C3-アルキニルオキシから選択される単一の置換基で置換されたフェニルであるか;又は
1は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシプロパルギルオキシメチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1、2若しくは3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであるか;又は
1は、1、2若しくは3個の窒素原子を含む6員単環式ヘテロアリール環であり、当該ヘテロアリール環は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニルオキシ、C2~C3-アルキニルオキシ及びC3~C6-シクロアルキルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1若しくは2個の置換基で任意に置換されていてもよく;
2及びR3は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1~C3-アルキル、C1~C3-アルコキシ及びC1~C2-ハロアルコキシから選択され;
4は、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルコキシ、C2~C3-アルケニル、C2~C3-ハロアルケニル、C2~C3-アルキニル、C3~C6-シクロアルキル及びC3~C6-シクロアルキルオキシから選択される単一の置換基で置換されたフェニルであるか;又は
4は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシプロパルギルオキシメチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい1、2若しくは3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであるか;又は
4は、1、2若しくは3個の窒素原子を含む6員単環式ヘテロアリール環であり、ヘテロアリール環は、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C2-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C2~C3-アルケニルオキシ、C2~C3-アルキニルオキシ、C1~C4-アルキルスルファニル、C1~C4-アルキルスルフィニル、C1~C4-アルキルスルホニル、C1~C2-ハロアルキルオキシ、C3~C6-シクロアルキル及びC3~C6-シクロアルキルオキシから独立して選択される、同一であっても異なっていてもよい、1若しくは2個の置換基で任意に置換されていてもよく;
Aは、(A-1)、(A-2)、及び(A-3):
【化2】
(式中、ギザギザの線は、式(I)の化合物の残りの基への結合点を画定する)
から選択され;
5は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3-アルキル及びC1~C3-アルコキシから選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1~C3-アルキル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-アルキニル、C1~C3-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C3-フルオロアルコキシ及びC3~C4-シクロアルキルから選択され;
7は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3-アルキル及びC1~C3-アルコキシから選択され;
8は、水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、ハロゲン、C1~C3-アルキル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-アルキニル、C1~C3-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C3-フルオロアルコキシ及びC3~C4-シクロアルキルから選択され;又は
8は、水素、ヒドロキシ、ハロ、C1~C4-アルキル、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルコキシ、C3~C4-シクロアルキル、C2~C4-アルケニル、C1~C4-アルキルエチニル、C3~C4-シクロアルキルエチニル及びC2~C4-アルケニルオキシから選択され;
9は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ及びC1~C3-アルキルから選択される)
の化合物又は式Iの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、エナンチオマー及びN-オキシド。
【0004】
意外なことに、式(I)の新規な化合物が、実際上、真菌によって引き起こされる病害に対する植物の保護に係る非常に有利なレベルの生物学的活性を有することが見出された。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明の第2の態様によれば、殺菌・殺カビ的に有効な量の式(I)の化合物を含む農芸化学組成物が提供される。このような農業用組成物は、少なくとも1種の追加の有効成分及び/又は農芸化学的に許容可能な希釈剤又はキャリアをさらに含み得る。
【0006】
本発明の第3の態様によれば、植物病原性微生物による有用な植物の外寄生を防除又は予防する方法であって、殺菌・殺カビ的に有効な量の式(I)の化合物、又は有効成分としてこの化合物を含む組成物が、植物、その一部又はその生息地に適用される方法が提供される。
【0007】
本発明の第4の態様によれば、殺菌・殺カビ剤としての式(I)の化合物の使用が提供される。本発明のこの特定の態様によれば、使用は、手術若しくは治療によるヒト若しくは動物の身体の処置法を除いていてもよい。
【0008】
本明細書で使用される場合、「ヒドロキシル」又は「ヒドロキシ」という用語は、-OH基を意味する。
【0009】
本明細書で使用される場合、「メルカプト」という用語は-SH基を意味する。
【0010】
本明細書で使用される場合、「シアノ」という用語は-CN基を意味する。
【0011】
本明細書で使用される場合、アミノは-NH2基を意味する。
【0012】
本明細書で使用される場合、ニトロは-NO2基を意味する。
【0013】
本明細書で使用される場合、オキソは=O基(例えば、カルボニル(C=O)基の場合のように)を意味する。
【0014】
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」又は「ハロ」という用語は、フッ素(フルオロ)、塩素(クロロ)、臭素(ブロモ)又はヨウ素(ヨード)、好ましくはフッ素、塩素又は臭素を指す。
【0015】
本明細書で使用される場合、「C1-4アルキル」という用語は、炭素原子及び水素原子のみからなり、不飽和を含有せず、1~4個の炭素原子を有し、単結合によって分子の残りに結合される直鎖又は分岐炭化水素鎖ラジカルを指す。C1-3アルキルはそれに応じて解釈されるべきである。C1-4アルキルの例としては、メチル、エチル、イソプロピルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0016】
本明細書で使用される場合、「C2-3アルケニル」という用語は、単結合によって分子の残りに結合している、2又は3個の炭素原子を有する、(E)又は(Z)配置のいずれかであり得る少なくとも1つの二重結合を含有する、炭素原子及び水素原子のみからなる直鎖又は分岐炭化水素鎖ラジカル基を指す。C2-3アルケニルの例としては、プロパ-1-エニル、アリル(プロパ-2-エニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0017】
本明細書で使用される場合、「C2-3ハロアルケニル」という用語は、同じ又は異なるハロゲン原子の1つ又は複数によって置換された上に定義されるC2-3アルケニル基を指す。
【0018】
本明細書で使用される場合、「C2-3アルキニル」という用語は、炭素原子及び水素原子のみからなり、少なくとも1つの三重結合を含み、2つ又は3つの炭素原子を有し、単結合によって分子の残りに結合している直鎖又は分岐炭化水素鎖ラジカル基を指す。C2-3アルキニルの例としては、プロパ-1-イニル及びプロパルギル(プロパ-2-イニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】
本明細書中で使用されるとき、用語「C1-3アルコキシ」とは、式RaO-のラジカルのことを指し、式中、Raは、上で一般に定義されるようなC1-3アルキルラジカルである。C1-3アルコキシの例としては、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシが挙げられるが、これらに限定されない。
【0020】
本明細書で使用される場合、「C1-4ハロアルキル」という用語は、同じ又は異なるハロゲン原子の1つ又は複数によって置換された上で一般に定義されるC1-4アルキルラジカルを指す。C1-4ハロアルキルの例としては、フルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及び2,2,2-トリフルオロエチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0021】
本明細書で使用される場合、「C1-3フルオロアルキル」という用語は、1つ以上のフッ素原子によって置換された上で一般的に定義されるC1-3アルキルラジカルを指す。C1-3フルオロアルキルの例としては、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0022】
本明細書中で使用されるとき、用語「C1-3フルオロアルコキシ」とは、1つ又はそれを超えるフッ素原子によって置換された上で一般に定義されるようなC1-3アルコキシラジカルのことを指す。C1-3フルオロアルコキシの例としては、トリフルオロメトキシが挙げられるが、これらに限定されない。
【0023】
本明細書で使用される場合、「C3-4シクロアルキル」という用語は、飽和しており、3又は4個の炭素原子を含む安定な単環式環ラジカルを指す。
【0024】
本明細書中で使用されるとき、用語「C1-3アルキルスルファニル」とは、式-SRaのラジカルのことを指し、式中、Raは、上で一般に定義されるようなC1-3アルキルラジカルである。
【0025】
本明細書中で使用されるとき、用語「C1-3アルキルスルホニル」とは、式-S(O)2aのラジカルのことを指し、式中、Raは、上で一般に定義されるようなC1-3アルキルラジカルである。
【0026】
本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、1個又は2個の窒素原子を有する6員芳香族単環式環を指す。例は、以下の表Jに示すヘテロアリールJ-1~J-9である。
【0027】
表J:ヘテロアリールJ-1~J-9:
【化3】
式(I)の化合物中に1個以上の不斉炭素原子の存在が可能であるとは、その化合物がキラル異性形態、すなわち、鏡像異性形態又はジアステレオ異性形態をとり得ることを意味する。また、単結合に係る回転の制限によってアストロプ異性体が生じ得る。式(I)は、すべてのこれらの可能性のある異性形態及びその混合物を含むことが意図されている。本発明は、式(I)の化合物に係るすべてのこれらの可能性のある異性形態及びその混合物を含む。同様に、式(I)は、存在する場合、すべての可能性のある互変異性体(ラクタム-ラクチム互変異性及びケト-エノール互変異性を含む)を含むことが意図されている。本発明は、式(I)の化合物に係るすべての可能性のある互変異性形態を含む。
【0028】
各事例において、本発明に係る式(I)の化合物は、遊離形態、N-オキシドとしての酸化型、共有結合的に水和した形態、又は、例えば農学的に使用可能な又は農芸化学的に許容可能な塩形態といった塩形態である。
【0029】
N-オキシドは、第三級アミンの酸化型、又は、窒素含有芳香族複素環式化合物の酸化型である。これらは、例えば、書籍“Heterocyclic N-oxides”,A.Albini and S.Pietra,CRC Press,Boca Raton 1991に記載されている。
【0030】
以下のリストは、本発明の式(I)の化合物を参照して、置換基A、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9についての、好ましい定義を含む、定義を提供する。これらの置換基のいずれか1つについては、以下に示す定義のいずれかを、以下又は本文書の他の箇所に示す任意の他の置換基の定義と組み合わせてもよい。
【0031】
上述のように、Aは、(A-1)、(A-2)、又は(A-3):
【化4】
(式中、ギザギザの線は、式(I)の化合物の残りの基への結合点を定義する)
から選択される。明確にするために、式(A-1)、(A-2)及び(A-3)に示される酸素原子は、式(I)の化合物の残りの部分への結合を特定するためにのみ示され、これらの2つの酸素原子は基Aの一部ではないことを理解されるべきである。
【0032】
Aが(A-2)である実施形態では、R7は、
A.水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ若しくはエトキシ;又は
B.水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される;又は
C.水素又はメチル;又は
D.水素及びメチルから選択される;又は
E.水素
である。
【0033】
Aが(A-2)である実施形態では、R8は、
A.水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、ハロゲン、C1~C3-アルキル、C2~C3-アルケニル、C2~C3-アルキニル、C1~C3-アルコキシ、C1~C3-フルオロアルキル、C1~C3-フルオロアルコキシ、及びC3~C4-シクロアルキルから選択される;又は
B.水素、ヒドロキシ、ハロ、C1~C4-アルキル、C1~C4-アルコキシ、C3~C4-シクロアルキル、C2~C4-アルケニル、C1~C4-アルキルエチニル、C3~C4-シクロアルキルエチニル及びC2~C4-アルケニルオキシから選択される;又は
C.水素、ヒドロキシ、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、シクロプロピル、イソプレニル、2-シクロプロピルエチニル、2-メチルアリルオキシ、又はイソプロポキシ;又は
D.水素、ヒドロキシ、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、シクロプロピル、イソプレニル、2-シクロプロピルエチニル、2-メチルアリルオキシ及びイソプロポキシから選択される;又は
E.水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、フルオロ、クロロ、メチル又はエチル;又は
F.水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、フルオロ、クロロ、メチル及びエチルから選択される
である。
【0034】
Aが(A-2)である実施形態では、R7及びR8は以下:
A.R7は、水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される;R8は、水素、ヒドロキシ、シアノ、メルカプチル、フルオロ、クロロ、メチル及びエチルから選択される;又は
B.R7は、水素、クロロ、メチル及びエチルから選択される;R8は、水素、クロロ、フルオロ、メチル及びエチルから選択される;又は
C.R7は、水素及びメチルから選択される;R8は、水素、クロロ、及びメチルから選択される;又は
D.R7は水素であり、R8はクロロ又はメチルである;又は
E.R7は水素であり、R8はクロロである;又は
F.R7は水素であり、R8はメチルである;
G.R7は水素であり、R8は水素、ヒドロキシ、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、イソプロポキシ、シクロプロピル、イソプレニル、2-シクロプロピルエチニル及び2-メチルアリルオキシから選択される
のように定義される。
【0035】
一実施形態では、Aは(A-1)であり、
A.R5は、水素、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される;R6は、水素、ヒドロキシ、シアノ、フルオロ、クロロ、メチル及びエチルから選択される;又は
B.R5は、水素、クロロ、メチル及びエチルから選択される;R6は、水素、ヒドロキシ、メチル及びエチルから選択される;又は
C.R5は、水素及びメチルから選択される;R6は、水素及びメチルから選択される;又は
D.R5は水素であり、R6は水素及びメチルである;又は
E.R5は水素であり、R6はメチルである。
【0036】
一実施形態では、Aは(A-3)であり、式中、R9は、水素、ヒドロキシ、クロロ、シアノ、メチル及びエチルから選択される。
【0037】
一実施形態では、R1は、
A.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、メチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
B.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
C.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
D.ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
E.ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で置換されたフェニル;又は
F.ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから選択される単一の置換基で置換されたフェニル;又は
G.2-フルオロ-3-シクロプロピルフェニル、2-フルオロ-3-メチルフェニル、2-フルオロフェニル、3-(ジフルオロメトキシ)フェニル、3-(トリフルオロメトキシ)フェニル、2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル、3-エトキシフェニル、3-エチルフェニル、3-エチニルフェニル、3-フルオロフェニル、4-(ジフルオロメトキシ)フェニル、4-(トリフルオロメトキシ)フェニル、4-クロロフェニル、4-シアノフェニル、4-エトキシフェニル、4-エチルフェニル、4-フルオロフェニル、3-メトキシフェニル、3,4-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3,5-ジフルオロフェニル、3-シアノフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3,5-ジフルオロフェニル、3-シアノフェニル、2-メチルピリミジン-4-イル、2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル、3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル、3-メトキシピリジン-2-イル、3-メチルピリジン-2-イル、2-クロロピリジン-3-イル、2-クロロピリジン-4-イル、2-シアノピリジン-3-イル、2-フルオロピリジン-3-イル、2-メトキシピリジン-4-イル、2-メチルピリジン-3-イル、5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル、5-クロロピリジン-3-イル、5-シアノピリジン-3-イル、5-シクロプロピルピリジン-3-イル、5-メチルピリジン-3-イル、5-ピリダジン-4-イル、6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル、6-クロロピリジン-2-イル、6-シアノピリジン-3-イル、6-シクロプロピルピリジン-2-イル、6-メトキシピリジン-3-イル、6-メチル-2-ピリジル、6-メチルピリダジン-3-イル、6-メチルピリジン-2-イル、6-メチルピリジン-3-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、若しくはフェニル;又は
H.フェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、3-メトキシフェニル、3-シクロプロピルフェニル、3-シクロプロピル-2-フルオロフェニル、又は6-クロロピリジン-3-イル;又は
I.フェニル、6-クロロピリジン-3-イル、3-トリフルオロメチルフェニル、3-メトキシフェニル、又は3-シクロプロピルフェニル;又は
J.フェニル、3-メトキシフェニル、又は3-シクロプロピルフェニル
である。
【0038】
一実施形態では、R2は、
A.水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシ;又は
B.水素、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、及びジフルオロメトキシ;又は
C.水素
から選択される。
【0039】
一実施形態では、R3は、
A.水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシ;又は
B.水素、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、及びジフルオロメトキシ;又は
C.水素
から選択される。
【0040】
一実施形態では、R2及びR3は、
A.水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシから独立して選択される;又は
B.水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシから異なるように選択される;又は
C.水素、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシから独立して選択される;又は
D.一方は水素であり、他方はクロロ、フルオロ、メチル、エチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル及びジフルオロメトキシから選択される;又は
E.一方は水素であり、他方はクロロ、フルオロ、メチル及びエチルから選択される;又は
F.水素及びフルオロから独立して選択される;又は
G.一方は水素であり、他方は水素及びフルオロから選択される;
である。
【0041】
一実施形態では、R4は、
A.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、メチルスルファニル、メチルスルホニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
B.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、ハロゲン、メルカプト、アミノ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
C.フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該フェニル、ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
D.ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンであり、ここで、当該ピリジン、ピラジン、ピリミジン又はピリダジンは、ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば1つの置換基で任意に置換されていてもよい;又は
E.ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから独立して選択される1つ又は2つの置換基、例えば2つの置換基で置換されたフェニル;又は
F.ヒドロキシル、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから選択される2つの置換基で置換されたフェニル;又は
G.クロロ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シクロプロピル及びシクロプロピルオキシから選択される2つの置換基で置換されたフェニル;又は
H.2,4-ジクロロフェニル、3-メチルフェニル、4-メチルフェニル、2,4-ジメチルフェニル、3,4-ジメチルフェニル、2-クロロ-4-シアノフェニル、2-メチル-4-シアノフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2-クロロフェニル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、3-フルオロフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、フェニル、6-クロロ-3-ピリジル、6-シアノ-3-ピリジル、6-メチル-3-ピリジル;又は
I.2,4-ジクロロフェニル、2,4-ジメチルフェニル、又は6-クロロ-3-ピリジル;又は
J.2、4-ジクロロフェニル
である。
【0042】
本発明の化合物は、式(I-1)又は式(I-2)
【化5】
(式中、R2及びR3は異なる置換基である)によって表される式(I)の化合物のエナンチオマーであり得る。
【0043】
本発明による式(I)の化合物は、特に明記しない限り、以下のスキーム1~15に示すように製造することができ、式中、A、A-1、A-2、A-3、Z1、Z2、Z3、Z4、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は式(I)の化合物について定義される通りである。
【0044】
式(I)の化合物は、XがOHである式(II)の化合物と、式(II)の化合物のカルボン酸官能基を活性化することによる式(III)のアミン化合物とのアミドカップリング変換である、カルボン酸の-OHを塩化物基などの良好な脱離基に変換することによって、例えば(COCl)2又はSOCl2を使用することによって、式(III)の化合物での処理の前に、好ましくは適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、ジクロロメタン又はテトラヒドロフラン)中、好ましくは25℃~60℃の温度で、任意にトリエチルアミン又はN,N-ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、或いは、任意に塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N-ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、適切な溶媒(例えば、アセトニトリル)中、1-プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)などのアミドカップリングについて文献に記載されている条件下で通常行われるプロセスによって得られる。例えば、Chem.Soc.Rev.(2009),38,606 and Chem.Soc.Rev.(2011),40,5084を参照されたい。式(II)の化合物及び式(III)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム1に示す。
【化6】
スキーム1
【0045】
環Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択される、式(I)の化合物は、60℃~110℃の間の温度で、好ましくは金属触媒錯体(例えば、Cu又はPd)を使用して、適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン又はジメチルスルホキシド)中、塩基(例えば、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン、又はCs2CO3)の存在下で、式(IV)の求核性化合物を式(V)(式中、Yはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、BF3K、B(OH)2又はB(ピナコール)などの適切な脱離基である)の求電子性化合物と反応させることから調製される。関連する例については、Eur.J.Org.Chem.,(2011),18,3353;J.Org.Chem.,(2009),74,7951;Tetrahedron Lett.,(2012),53,5318を参照されたい。式(IV)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム2に示す。
【化7】
スキーム2
【0046】
環Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択され、XがC1~C4-アルコキシである式(II)の化合物は、60℃~110℃の間の温度で、好ましくは金属触媒錯体(例えば、Cu又はPd)を使用して、適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン、ジメチルスルホキシド)中、塩基(例えば、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン、又はCs2CO3)の存在下で、式(IV)の求核性化合物を式(VI)(式中、Xは、OH又はC1~C4アルコキシであり、Yはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、BF3K、B(OH)2又はB(ピナコール)などの適切な脱離基である)の求電子性化合物と反応させることから調製される。関連する例については、Eur.J.Org.Chem.,(2011),18,3353;J.Org.Chem.,(2009),74,7951;Tetrahedron Lett.,(2012),53,5318;国際公開第2008/110313号及び国際公開第2012/136604号を参照されたい。更に、Xは、C1~C4-アルコキシである式(II)の化合物は、文献に記載される条件下で容易に加水分解されて、XがOHである式(II)の化合物を与える。式(VI)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム3に示す。
【化8】
スキーム3
【0047】
環Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択され、Yがハロゲン又はOHである式(V)の化合物は、XがOHであり、Yがハロゲン又はOHである式(VI)の化合物と、式(VI)の化合物のカルボン酸官能基を活性化することによる式(III)のアミン化合物とのアミドカップリング変換である、カルボン酸の-OHを塩化物基などの良好な脱離基に変換することによって、例えば(COCl)2又はSOCl2を使用することによって、式(III)の化合物での処理の前に、好ましくは適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジクロロメタン又はテトラヒドロフラン)中、好ましくは25℃~60℃の温度で、任意にトリエチルアミン又はN,N-ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、或いは、任意に塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N-ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、適切な溶媒(例えば、アセトニトリル)中、1-プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)などのアミドカップリングについて文献に記載されている条件下で通常行われるプロセスによって得られる。例えば、Chem.Soc.Rev.(2009),38,606 and.Chem.Soc.Rev.(2011),40,5084を参照されたい。これをスキーム4に示す。
【化9】
スキーム4
【0048】
環Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択され、XがOH又はC1~C4-アルコキシである式(II)の化合物は、適切な溶媒(例えば、ジクロロメタン、1,2-ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド)中、40℃~80℃の温度で、金属源(例えば、Cu(OAc)2)を用いて、好ましくはO2などの酸化剤又はRockPhos Pd G3などの適切なパラジウム予備触媒の存在下、塩基(例えばK3PO4)及び適切な溶媒(例えば、ジメチルエーテル又はトルエン)の存在下、20℃~80℃の温度で、YがOHであり、XがOH又はC1~C4-アルコキシである式(VI)の求核性化合物と、Eがフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、BF3K、B(OH)2又はB(ピナコール)である式(X)の求電子性化合物とを反応させることによって調製される。関連する例については、Org.Lett.,(2003),5,1381;Tetrahedron Lett.(1998),39,2933;Tetrahedron Lett.,(2003),44,3863;及びOrg.Lett.,(2013),15,2876を参照されたい。式(X)の化合物及び式(VI)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム5に示す。
【化10】
スキーム5
【0049】
環Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択される、式(I)の化合物は、適切な溶媒(例えば、ジクロロメタン、1,2-ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン)中、40℃~80℃の温度で、金属源(例えば、Cu(OAc)2)を用いて、任意にO2などの酸化剤又はRockPhos Pd G3などの適切なパラジウム予備触媒の存在下、塩基(例えばK3PO4)及び適切な溶媒(例えば、ジメチルエーテル又はトルエン)の存在下、20℃~80℃の温度で、YがOHである式(V)の求核性化合物と、Eがクロロ、ブロモ、ヨード、BF3K,B(OH)2又はB(ピナコール)である式(X)の求電子性化合物とを反応させることによって調製される。関連する例については、Org.Lett.,(2003),5,1381;Tetrahedron Lett.(1998),39,2933;Tetrahedron Lett.,(2003),44,3863;及びOrg.Lett.,(2013),15,2876を参照されたい。式(X)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム6に示す。
【化11】
スキーム6
【0050】
Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択され得、XがOH又はC1~C4-アルコキシであり、YがOH又はハロゲンである式(VI)の化合物は、25℃~200℃の温度で、適切な溶媒(例えば、酢酸)中、KMnO4又はコバルト(II)塩及びトリヒドロキシイソシアヌル酸(THICA)などの適切な酸化剤を使用する酸化方法によって、YがOH又はハロゲンである式(XI)の化合物から得ることができる。関連する例については、Can.J.Chem.(1978),56,1273;国際公開第2021160470号を参照されたい。式(XI)の化合物は公知であるか、又はBulletin de la Societe Chimique de France(1972),8,3198-202に記載されているように調製することができる。この反応をスキーム7に示す。
【化12】
Aは、以下から選択される
【化13】
スキーム7
【0051】
Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択され、XがOHであり、YがOH又はハロゲンである式(II)の化合物は、25℃~200℃の温度で、適切な溶媒(例えば、酢酸)中、KMnO4又は適切なコバルト(II)塩及びトリヒドロキシイソシアヌル酸(THICA)などの適切な酸化剤を使用する酸化方法によって、YがOH又はハロゲンである式(XII)の化合物から得ることができる。関連する例については、Can.J.Chem.(1978),56,1273;国際公開第2021160470号を参照されたい。式(XI)の化合物は公知であるか、又はBulletin de la Societe Chimique de France(1972),8,3198-3202に記載されているように調製することができる。
【0052】
更に、Aが(A-1)、(A-2)又は(A-3)から選択される式(XII)の化合物は、式(VI)の求核性化合物を式(XI)(式中、Yはハロゲンなどの適切な脱離基である)の求電子性化合物と、塩基(例えば、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン又はCs2CO3の存在下、適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン、ジメチルスルホキシド)中、25℃~還流の温度で、任意に金属触媒及び配位子錯体(例えばCuI,N,N-ジメチルグリシン)を用いて反応させることから調製される。関連する例については、Eur.J.Org.Chem.,(2011),18,3353;J.Org.Chem.,(2009),74,7951;Tetrahedron Lett.,(2012),53,5318;国際公開第2008/110313号及び国際公開第2012/136604号を参照されたい。式(XI)の化合物は公知であるか又は市販されている。これをスキーム8に示す。
【化14】

Aは、以下から選択される
【化15】
スキーム8
【0053】
XがOH又はC1~C4-アルコキシである式(XIII)の化合物は公知であるか、又は25℃~50℃の温度で、パラジウム触媒アルコキシカルボニル化変換を介して、適切なパラジウム触媒錯体(例えば、Pd(BINAP)(アリル)Cl)を使用して、一酸化炭素雰囲気(例えば、1~20バール)中で、適切な塩基(例えば、K2CO3)の存在下で、適切な溶媒系(例えば、ジオキサン/C1~C4アルキル-OH)中で、Zがクロロ、ブロモ、又はヨードである式(XIV)の化合物から得ることができる。関連する例については、RSC Advances,2014,4,48177-48190;Organic Letters,2009,11,1321-1324を参照されたい。
【0054】
更に、式(I-1b)の化合物は、25℃~35℃の温度で、適切な溶媒(例えば、ジオキサン)中、適切な塩基(例えば、K2CO3)の存在下、適切なパラジウム触媒錯体(例えば、PEPPSI(商標)-IPr触媒又はXantPhos連結Pd触媒プレカーソル)、一酸化炭素雰囲気(例えば、1~20バール)を用いて、パラジウム触媒アミノカルボニル化変換により、Xがクロロ、ブロモ、又はヨードである式(XIV)の化合物及び式(III)のアミンから得ることができる。関連する例については、Fang,W.et al Org.Lett.,2013,15,3678;Friis,D.et al Org.Lett.,2014,16,4296-4299を参照されたい。この反応をスキーム9に示す。
【化16】
スキーム9
【0055】
YがOH又はハロゲンであり、同一であっても異なっていてもよいZがハロゲンである、式(XIV)の化合物は、式(VI)の求核性化合物を式(XV)の求電子性化合物と、塩基(例えば、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン又はCs2CO3)の存在下、適切な溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン、ジメチルスルホキシド)中、25℃~還流の温度で、任意に金属触媒及び配位子錯体(例えばCuI,N,N-ジメチルグリシン)を用いて反応させることから調製される。関連する例については、Eur.J.Org.Chem.,(2011),18,3353;J.Org.Chem.,(2009),74,7951;Tetrahedron Lett.,(2012),53,5318;国際公開第2008/110313号及び国際公開第2012/136604号を参照されたい。式(XV)の化合物は公知であるか又は市販されている。
【0056】
更に、Zが上記の通りである式(XIV)の化合物は、POCl3又は適切なアルキル化試薬(例えば、MeI又はMe2SO4)を使用して、文献に記載される条件下で、YがそれぞれOHである式(XV)の化合物から容易に変換される。これをスキーム10に示す。
【化17】
スキーム10
【0057】
或いは、式(I-1a)の化合物は、適切な溶媒、例えばトルエン又は2-メチルテトラヒドロフラン中、任意に塩基(例えばK2CO3)の存在下、適切な金属付加物(例えばCuBr)又は触媒錯体(例えば、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド)の存在下、50℃~還流の温度で、Yがクロロ、ブロモ、ヨードである式(XVII)の化合物を適切な有機金属(例えば、MeMgBr、ビニルMgCl、AlMe3)又は有機金属(例えばトリメチルボロキシン)試薬で処理することによって調製される。例えば、J.Org.Chem.(1987),52,3847;国際公開第2006/045514号;国際公開第2004/080998号を参照されたい。
【0058】
更に、R6がC1~C4-アルコキシである式(I-1a)の化合物は、任意に追加の溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン、ジメチルスルホキシド)の存在下、NaH、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン、又はCs2CO3などの塩基の存在下、20℃~還流の温度で、ハロゲンである式(XVII)の化合物を適切なC1~C4アルキル-OH溶媒で処理することによって調製される。関連する例については、F.Terrier,Modern Nucleophilic Aromatic Substitution,Wiley-VCH,Weinheim,2013を参照されたい。これをスキーム11に示す。
【化18】
スキーム11
【0059】
式(I-1b)の化合物は、35℃~還流の温度で、トルエン又は2-メチルテトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、任意に塩基(例えばK2CO3)の存在下、適切な金属(例えばCuBr)又は触媒錯体(例えば、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド)の存在下で、適切な有機金属(例えば、Zn(CN)2、シクロプロピルMgBr、MeZnCl、AlMe3)又はオルガノメタロイド(例えばトリメチルボロキシン)試薬で、Zがクロロ、ブロモ、ヨードである式(XVIII)の化合物を処理することによって調製される。例えば、J.Org.Chem.(1987),52,3847;国際公開第2006/045514号;国際公開第2004/080998号を参照されたい。
【0060】
更に、R8がC1~C4-アルコキシである式(I-1b)の化合物は、任意に追加の溶媒(例えば、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、スルホラン、ジメチルスルホキシド)の存在下、NaH、KO-t-Bu、K3PO4、K2CO3、トリエチルアミン、又はCs2CO3などの塩基の存在下、20℃~還流の温度で、Yがハロゲンである式(XVIII)の化合物を適切なC1~C4アルキル-OH溶媒で処理することによって調製される。関連する例については、F.Terrier,Modern Nucleophilic Aromatic Substitution,Wiley-VCH,Weinheim,2013を参照されたい。
【0061】
更に、XがC1~C4-アルコキシである式(I-1b)の化合物は、YがOHである式(XVIII)の化合物から、それぞれ適切なアルキル化試薬(例えば、MeI、Me2SO4)を使用して文献に記載されている条件を介して容易に入手可能である。これをスキーム12に示す。
【化19】
スキーム12
【0062】
XがOH又はC1~C4-アルコキシである式(XIX)の化合物は、80℃~110℃の温度で、トルエン又はMe-THFなどの不活性溶媒中、適切な金属源(例えば、CuBr)又は触媒錯体(例えば、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド)の存在下、任意に塩基(例えば、K2CO3)の存在下で、適切な有機金属(例えば、ビニルMgBr、シクロプロピルMgCl、AlMe3)又はオルガノメタロイド(例えば、トリメチルボロキシン)試薬で、XがOH又はC1~C4-アルコキシであり、Zがクロロ、ブロモ、ヨードである式(XX)の化合物を処理することによって調製される。関連する例については、J.Org.Chem.(1987),52,3847;国際公開第2006/045514号;国際公開第2004/080998号を参照されたい。これをスキーム13に示す。
【化20】
スキーム13
【0063】
XがOH又はC1~C4-アルコキシであり、YがOH又はハロゲンである式(XIIII)の化合物は、適切な金属源(例えば、CuBr)又は触媒錯体(例えば、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド)の存在下、任意にトルエン又は2-メチルテトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、塩基(例えば、K2CO3)の存在下で、60℃~110℃の温度で、適切な有機金属(例えば、MeMgBr、MeZnCl、AlMe3)又はオルガノメタロイド(例えばトリメチルボロキシン)試薬で、Zがブロモ、ヨードであり、Yがフルオロ、クロロ又はブロモ、好ましくはクロロである式(XIX)の化合物を処理することによって調製される。J.Org.Chem.(1987),52,3847;国際公開第2006/045514号;国際公開第2004/080998号。
【0064】
更に、XがOH又はC1~C4-アルコキシであり、Yがハロゲン又はC1~C4-アルコキシである式(XIII)の化合物は、それぞれPOCl3及びPOBr3又は適切なアルキル化試薬(例えば、MeI、Me2SO4)を使用して、文献に記載されている条件を介して、YがOHである式(XIX)の化合物から容易に入手可能である。これをスキーム14に示す。
【化21】
スキーム14
【0065】
XがC1~C4-アルコキシである式(XIX)の化合物は公知であるか、又は25℃~50℃の温度で、パラジウム触媒アルコキシカルボニル化変換を介して、適切なパラジウム触媒錯体(例えば、Pd(BINAP)(アリル)Cl)を使用して、一酸化炭素雰囲気(例えば、1~20バール)中で、適切な塩基(例えば、K2CO3)の存在下で、適切な溶媒系(例えば、ジオキサン/C1~C4アルキル-OH)中で、Zがクロロ、ブロモ、又はヨードである式(XXII)の化合物から得ることができる。関連する例については、RSC Advances,2014,4,48177-48190;Organic Letters,2009,11,1321-1324を参照されたい。
【0066】
更に、Zが上記の通りである式(XXII)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又はR1-O-(A)モチーフを導入するために使用される上記のスキームに記載された技術を介して、YがOH、ニトロ、ハロゲン、BF3K、B(OH)2若しくはB(ピナコール)などの適切な官能基である式(XXIII)の化合物から調製されるかのいずれかである。
【0067】
更に、式(I-1a)の化合物は、25℃~35℃の温度で、適切な溶媒(例えば、ジオキサン)中、適切な塩基(例えば、K2CO3)の存在下、パラジウム触媒錯体(例えば、PEPPSI(商標)-IPr触媒又はXantPhos連結Pd触媒プレカーソル)、一酸化炭素雰囲気(例えば、1~20バール)を用いて、パラジウム触媒アミノカルボニル化変換により、Zがクロロ、ブロモ、又はヨードである式(XXII)の化合物及び式(III)のアミンから得ることができる。関連する例については、Fang,W.et al Org.Lett.,2013,15,3678;Friis,D.et al Org.Lett.,2014,16,4296-4299を参照されたい。この反応をスキーム15に示す。
【化22】
スキーム15
【0068】
既に示されるように、意外なことに、本発明の式(I)の化合物が、実際上、真菌によって引き起こされる病害に対する植物の保護に係る非常に有利なレベルの生物学的活性を有することがここで見出された。
【0069】
式(I)の化合物は、農業部門及び関連する使用分野において、例えば、植物有害生物又は非生体材料の防除、ヒトに対して潜在的に有害である腐敗性微生物若しくは生物の防除に係る有効成分として用いられることが可能である。新規化合物は、低施用量での優れた活性、植物による優れた耐容性、及び、環境に対して安全であることにより際だって優れたものである。これらはきわめて有用な治療的特性、予防的特性及び浸透移行特性を有すると共に、数多くの栽培植物の保護に用いられ得る。式(I)の化合物は、有用な植物の異なる作物の植物又は植物の一部(果実、花、葉、茎、塊茎、根)に生じる有害生物を阻害又は駆除するために、他方では、同時に、後に成長する植物のこれらの部位をも例えば植物病原性微生物から保護するために用いられることが可能である。
【0070】
本発明はさらに、植物又は植物繁殖材料及び/又は収穫された食品作物を処理することによって、微生物被害を受けやすい植物又は植物繁殖材料及び/又は収穫された食品作物の外寄生を防除又は予防するための方法であって、有効量の式(I)の化合物が、植物、その一部又はその生息地に適用される方法に関する。
【0071】
式(I)の化合物を殺菌・殺カビ剤として用いることも可能である。「殺菌・殺カビ剤」という用語は、本明細書において用いられるところ、真菌の増殖を防除し、変性させ、又は、防止する化合物を意味する。「殺菌・殺カビ的に有効な量」という用語は、本明細書において用いられるところ、真菌の増殖に効果をもたらすことが可能である、このような化合物又はこのような化合物の組み合わせの量を意味する。防除又は変性効果は、死滅、遅滞等などの自然の発育からの逸脱のすべてを含み、予防は、真菌による感染を予防するための植物におけるバリア又は他の防御形成を含む。
【0072】
土壌中で発生する真菌性感染症、並びに、植物病原性真菌に対する保護のために、例えば果実、塊茎若しくは穀粒などの種子又は植物挿穂といった植物繁殖材料を処理する粉衣剤として式(I)の化合物を用いることも可能であり得る。この繁殖材料は、植え付け前に式(I)の化合物を含む組成物で処理することが可能である:例えば、種子は、播種される前に粉衣されることが可能である。式(I)の活性化合物はまた、種子を液体配合物中に含浸させるか、又は、種子を固体配合物でコーティングすることにより穀粒に適用(コーティング)することが可能である。組成物はまた、繁殖材料が植え付けられる際に植え付け箇所に適用が可能であり、例えば、播種の最中において蒔き溝に適用が可能である。本発明はまた、このような植物繁殖材料の処理方法、及び、このようにして処理された植物繁殖材料にも関する。
【0073】
さらに、式(I)化合物は、例えば、木材及び木材系工業用製品を含む工業用材料の保護、食品保管、衛生管理といった関連する分野における真菌の防除に用いられることが可能である。
【0074】
加えて、本発明は、例えば材木、壁板及び塗料といった非生体材料を真菌による作用から保護するために用いられることが可能である。
【0075】
式(I)の化合物は、例えば、病害に係る真菌及び真菌媒介物、並びに、植物病原性バクテリア及びウイルスに対して効果的である。これらの病害に係る真菌及び真菌媒介物、並びに、植物病原性バクテリア及びウイルスは、例えば以下のとおりである。
【0076】
アブシジアコリムビフェラ(Absidia corymbifera)、アルテルナリア属の一種(Alternaria spp)、アファノミセス属の一種(Aphanomyces spp)、アスコキタ属の一種(Ascochyta spp)、A.フラバス(A.flavus)、A.フミガーツス(A.fumigatus)、A.ニズランス(A.nidulans)、A.ニガー(A.niger)、A.テルス(A.terrus)を含むアスペルギルス属の一種(Aspergillus spp.)、A.プルランス(A.pullulans)を含むアウレオバシジウム属の一種(Aureobasidium spp.)、ブラストミセスデルマチチディス(Blastomyces dermatitidis)、ブルメリアグラミニス(Blumeria graminis)、ブレミアラクツカエ(Bremia lactucae)、B.ドチデア(B.dothidea)、B.オブツサ(B.obtusa)のボトリオスファエリア属の一種(Botryosphaeria spp.)、B.シネレア(B.cinerea)を含むボトリチス属の一種(Botrytis spp.)、C.アルビカンス(C.albicans)、C.グラブラータ(C.glabrata)、C.クルセイ(C.krusei)、C.ルシタニエ(C.lusitaniae)、C.パラプシロシス(C.parapsilosis)、C.トロピカリス(C.tropicalis)のカンジダ属の一種(Candida spp.)、セファロアスクスフラグランス(Cephaloascus fragrans)、セラトシスチス属の一種(Ceratocystis spp)、C.アラキジコラ(C.arachidicola)を含むセルコスポラ属の一種(Cercospora spp.)、セルコスポリジウムペルソナツム(Cercosporidium personatum)、クラドスポリウム属の一種(Cladosporium spp)、クラビセプスプルプレア(Claviceps purpurea)、コクシジオイデスイミティス(Coccidioides immitis)、コクリオボルス属の一種(Cochliobolus spp)、C.ムサエ(C.musae)を含むコレトトリカム属の一種(Colletotrichum spp.)、クリプトコッカスネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ジアポルテ属の一種(Diaporthe spp)、ジディメラ属の一種(Didymella spp)、ドレックスレラ属の一種(Drechslera spp)、エルシノエ属の一種(Elsinoe spp)、エピデルモフィトン属の一種(Epidermophyton spp)、エルウィニアアミロボラ(Erwinia amylovora)、E.シコラセアルム(E.cichoracearum)を含むエリシフェ種(Erysiphe spp.)、ユーチパラタ(Eutypa lata)、F.クルモルム(F.culmorum)、F.グラミネアルム(F.graminearum)、F.ラングセチエ(F.langsethiae)、F.モニリホルメ(F.moniliforme)、F.オキシスポルム(F.oxysporum)、F.プロリフェラツム(F.proliferatum)、F.スブグルチナンス(F.subglutinans)、F.ソラニ(F.solani)を含むフザリウム属の一種(Fusarium spp.)、ゲーウマノミセスグラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)、グロエオデスポミゲナ(Gloeodes pomigena)、グロエオスポリウムムサルム(Gloeosporium musarum)、グロメレラシングレート(Glomerella cingulate)、ガイグナルディアビドウェリイ(Guignardia bidwellii)、ギムノスポランギウム ジュニペリ-ヴィルギニアネ(Gymnosporangium juniperi-virginianae)、ヘルミントスポリウム属の一種(Helminthosporium spp)、ヘミレイア属の一種(Hemileia spp)、H.カプスラツム(H.capsulatum)を含むヒストプラズマ属の一種(Histoplasma spp.)、ラエチサリアフシホルミス(Laetisaria fuciformis)、レプトグラフィウムリンドベルギ(Leptographium lindbergi)、レベイルラタウリカ(Leveillula taurica)、ロフォデルミウムセディチオスム(Lophodermium seditiosum)、コムギ赤かび病菌(Microdochium nivale)、ミクロスポルム属の一種(Microsporum spp)、モニリニア属の一種(Monilinia spp)、ムコール属の一種(Mucor spp)、コムギ葉枯病菌(M.graminicola)、M.ポミ(M.pomi)を含むミコスファエレラ属の一種(Mycosphaerella spp.)、オンコバシジウムテオブロマエオン(Oncobasidium theobromaeon)、オフィオストマピセエ(Ophiostoma piceae)、パラコジディオイデス属の一種(Paracoccidioides spp)、P.ディジタツム(P.digitatum)、P.イタリクム(P.italicum)を含むペニシリウム属の一種(Penicillium spp.)、ペトリエリジウム属の一種(Petriellidium spp)、P.メイディス(P.maydis)、P.フィリピネンシス(P.philippinensis)及びP.ソルギ(P.sorghi)を含むペロノスクレロスポラ属の一種(Peronosclerospora spp.)、ペロノスポラ属の一種(Peronospora spp)、コムギふ枯病菌(Phaeosphaeria nodorum)、ファコプソラパチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、フェリヌスイグニアルス(Phellinus igniarus)、フィアロフォラ属の一種(Phialophora spp)、フォーマ属の一種(Phoma spp)、ホモプシスビティコーラ(Phomopsis viticola)、P.インフェスタンス(P.infestans)を含むフィトフトラ属の一種(Phytophthora spp.)、P.ハルステジイ(P.halstedii)、P.ビチコラ(P.viticola)を含むプラスモパラ属の一種(Plasmopara spp.)、プレオスポラ属の一種(Pleospora spp.)、リンゴうどんこ病菌(P.leucotricha)を含むポドスファエラ属の一種(Podosphaera spp.)、ポリミキサグラミニス(Polymyxa graminis)、ポリミキサベタエ(Polymyxa betae)、シュードセルコスポレラヘルポトリコイド(Pseudocercosporella herpotrichoides)、シュードモナス属の一種(Pseudomonas spp)、P.クベンシス(P.cubensis)、P.フムリ(P.humuli)を含むシュードペロノスポラ属の一種(Pseudoperonospora spp.)、シュードペジザトラケイフィラ(Pseudopeziza tracheiphila)、P.ホルデイ(P.hordei)、P.レコンディタ(P.recondita)、P.ストリイホルミス(P.striiformis)、P.トリチシナ(P.triticina)を含むプッシニア属の一種(Puccinia spp.)、ピレノペジザ属の一種(Pyrenopeziza spp)、ピレノフォラ属の一種(Pyrenophora spp)、イネいもち病菌(P.oryzae)を含むピリクラリア属の一種(Pyricularia spp.)、P.ウルチムム(P.ultimum)を含むピシウム属の一種(Pythium spp.)、ラムラリア属の一種(Ramularia spp)、リゾクトニア属の一種(Rhizoctonia spp)、リゾムコールプシルス(Rhizomucor pusillus)、リゾプスアリズス(Rhizopus arrhizus)、リンコスポリウム属の一種(Rhynchosporium spp)、S.アピオスペルムム(S.apiospermum)及びS.プロリフィカンス(S.prolificans)を含むセドスポリウム属の一種(Scedosporium spp.)、スキゾチリウムポミ(Schizothyrium pomi)、スクレロチニア属の一種(Sclerotinia spp)、スクレロチウム属の一種(Sclerotium spp)、S.ノドルム(S.nodorum)、S.トリティシ(S.tritici)を含むセプトリア属の一種(Septoria spp)、スファエロテカマクラリス(Sphaerotheca macularis)、スファエロテカフスカ(Sphaerotheca fusca)(スファエロテカフリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、スポロトリクス属の一種(Sporothorix spp)、スタゴノスポラノドルム(Stagonospora nodorum)、ステムフィリウム属の一種(Stemphylium spp.)、ステレウムヒルスツム(Stereum hirsutum)、タナテホルスククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシスバシコラ(Thielaviopsis basicola)、チレチア属の一種(Tilletia spp)、T.ハルジアヌム(T.harzianum)、T.シュードコニンギイ(T.pseudokoningii)、T.ヴィリデ(T.viride)を含むトリコデルマ属の一種(Trichoderma spp.)、トリコフィトン属の一種(Trichophyton spp)、チフラ属の一種(Typhula spp)、ウンシヌラネカトル(Uncinula necator)、ウロシスチス(Urocystis spp)、ウスチラゴ属の一種(Ustilago spp)、V.イナエクアリス(V.inaequalis)を含むベンチュリア属の一種(Venturia spp.)、ベルチシリウム属の一種(Verticillium spp)及びキサントモナス属の一種(Xanthomonas spp)。
【0077】
式(I)の化合物は、例えば芝生、観賞用作物、例えば花、低木、広葉樹又は常緑樹、例えば針葉樹に、並びに、樹木注入、有害生物管理などに使用され得る。
【0078】
本発明の範囲内においては、保護されるべき標的作物及び/又は有用な植物は、典型的には、例えばブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー及びイチゴといった液果植物;例えばオオムギ、トウモロコシ(コーン)、キビ、カラスムギ、イネ、ライ麦、モロコシ属(sorghum)ライコムギ及びコムギといった穀類;例えば綿、亜麻、アサ、ジュート及びサイザルといった繊維植物;例えば糖質及び飼料ビート、コーヒー、ホップ、マスタード、アブラナ(カノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、チャ及びタバコといった農作物;例えばリンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシ及びセイヨウスモモといった果樹;例えばバミューダグラス、イチゴツナギ、ベントグラス、センチピードグラス、ウシノケグサ、ライグラス、アメリカシバ及びノシバといった草;バジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージ及びタイムなどのハーブ;例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ及びダイズ、インゲンマメといったマメ科植物;例えばアーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオ及びクルミといった堅果;例えばアブラヤシといったヤシ;例えば花、低木及び高木といった観賞用植物;例えばカカオ、ココナツ、オリーヴ及びゴムといった他の高木;例えばアスパラガス、ナス、ブロッコリ、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、ペポカボチャ、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウ及びトマトといった野菜;並びに、例えばブドウといったつる植物などの多年生及び1年生作物を含む。
【0079】
「有用な植物」という用語は、従来の交配又は遺伝子操作方法によって、ブロモキシニルのような除草剤、又は、ある分類の除草剤(例えば、HPPD抑制剤、ALS抑制剤、例えばプリミスルフロン、プロスルフロン及びトリフロキシスルフロン、EPSPS(5-エノール-ピロビル-シキメート-3-リン酸塩-シンターゼ)抑制剤、GS(グルタミンシンテターゼ)抑制剤又はPPO(プロトポルフィリノーゲン-オキシダーゼ)抑制剤など)に対する耐性がもたらされた有用な植物をも含むと理解されるべきである。従来の交配方法(突然変異誘発)によって、例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性がもたらされた作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(カノーラ)である。遺伝子操作方法によって除草剤又はあるクラスの除草剤に対する耐性がもたらされた作物の例としては、商品名RoundupReady(登録商標)、Herculex I(登録商標)及びLibertyLink(登録商標)で市販されているグリホサート-及びグルホシネート-耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
【0080】
「有用な植物」という用語は、トキシン-産生バクテリア、特にバチルス属(Bacillus)の由来として公知であるものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンの合成能を有する、組換えDNA技術を用いることで形質転換された有用な植物を含むとも理解されるべきである。
【0081】
このような植物の例は、YieldGard(登録商標)(CryIA(b)トキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(CryIIIB(b1)トキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(CryIA(b)及びCryIIIB(b1)トキシンを発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9(c)トキシンを発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(CryIF(a2)トキシン及び酵素ホスフィノトリシンN-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現して除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成されているトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(CryIA(c)トキシンを発現する綿品種);Bollgard I(登録商標)(CryIA(c)トキシンを発現する綿品種);Bollgard II(登録商標)(CryIA(c)及びCryIIA(b)トキシンを発現する綿品種);VIPCOT(登録商標)(VIPトキシンを発現する綿品種);NewLeaf(登録商標)(CryIIIAトキシンを発現するジャガイモ品種);NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート-耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーン穿孔性害虫(CB)形質)、Agrisure(登録商標)RW(コーンルートワーム形質)及びProtecta(登録商標)である。
【0082】
「作物」という用語は、例えば、トキシン-産生バクテリア、特にバチルス属(Bacillus)のバクテリア由来として公知であるものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンの合成能を有するよう、組換えDNA技術を用いることで形質転換された作物植物も含むと理解されるべきである。
【0083】
かかる形質転換植物によって発現されることが可能であるトキシンとしては、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)又はバチルスポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク質;又は、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1若しくはCry9Cといったd-エンドトキシンなどのバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性タンパク質、又は、例えばVip1、Vip2、Vip3若しくはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip);又は、フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)、ゼノラブダスネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などの、例えばフォトラブダス属の一種(Photorhabdus spp.)若しくはゼノラブダス属の一種(Xenorhabdus spp.)といった線虫共生バクテリアの殺虫性タンパク質;サソリトキシン、クモトキシン、大型のハチ(wasp)トキシン及び他の昆虫特異的神経トキシンなどの動物によって生成されるトキシン;ストレプトミセス(Streptomycete)トキシンなどの真菌によって生成されるトキシン、エンドウマメレクチン、オオムギレクチン又はマツユキソウレクチンなどの植物レクチン;アグルチニン;トリプシン抑制剤、セリンタンパク分解酵素抑制剤、パタチン、シスタチン、パパイン抑制剤などのプロテイナーゼ抑制剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジンなどのリボソーム-不活性化タンパク質(RIP);3-ヒドロキシステロイドキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン抑制剤、HMG-COA-レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウム又はカルシウム遮断剤などのイオンチャネル遮断剤、幼虫ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ及びグルカナーゼが挙げられる。
【0084】
さらに、本発明の文脈においては、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1若しくはCry9Cといったd-エンドトキシン、又は、例えばVip1、Vip2、Vip3若しくはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip)とは、特にハイブリッドトキシン、切断型トキシン及び修飾トキシンでもあることが理解されるべきである。ハイブリッドトキシンは、これらのタンパク質の異なるドメインの新たな組み合わせによって組換えで生成される(例えば、国際公開第02/15701号を参照のこと)。例えば切断型Cry1Abといった切断型トキシンが公知である。修飾トキシンの場合、天然トキシンの1種以上のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸置換において、好ましくは自然に存在しないタンパク分解酵素認識配列がトキシンに挿入され、例えば、Cry3A055の場合には、カテプシン-G-認識配列がCry3Aトキシンに挿入される(国際公開第03/018810号を参照のこと)。
【0085】
このようなトキシン、又は、このようなトキシンを合成可能な形質転換植物の例が、例えば、欧州特許出願公開第0 374 753号明細書、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0 427 529号明細書、欧州特許出願公開第451 878号明細書及び国際公開第03/052073号に開示されている。
【0086】
このような形質転換植物の調製プロセスは一般に当業者に公知であり、例えば、上記の刊行物において記載されている。CryI-タイプデオキシリボ核酸及びその調製は、例えば、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0 367 474号明細書、欧州特許出願公開第0 401 979号明細書及び国際公開第90/13651号から公知である。
【0087】
形質転換植物に含有されるトキシンは、有害な昆虫に対する耐性を植物に付与する。このような昆虫は昆虫の分類群のいずれかのものであることが可能であるが、特に、甲虫(鞘翅目)、双翅昆虫(双翅目)及び蝶(鱗翅目)に通例見出される。
【0088】
殺虫耐性をコードし、1種以上のトキシンを発現する1種以上の遺伝子を含有する形質転換植物は公知であり、そのいくつかは市販されている。このような植物の例は:YieldGard(登録商標)(Cry1Abトキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1トキシンを発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1Ab及びCry3Bb1トキシンを発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9Cトキシンを発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2トキシン及び酵素ホスフィノトリシンN-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現して除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成されているトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Acトキシンを発現する綿品種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Acトキシンを発現する綿品種);Bollgard II(登録商標)(Cry1Ac及びCry2Abトキシンを発現する綿品種);VipCot(登録商標)(Vip3A及びCry1Abトキシンを発現する綿品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3Aトキシンを発現するジャガイモ品種);NatureGard(登録商標)、Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート-耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーン穿孔性害虫(CB)形質)及びProtecta(登録商標)である。
【0089】
このような形質転換作物のさらなる例は以下のとおりである:
1.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France製Bt11トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。切断型Cry1Abトキシンのトランスジェニック発現により、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))に対する耐性が付与された遺伝子操作されたトウモロコシ(Zea mays)。Bt11トウモロコシはまた、酵素PATをトランスジェニック発現して除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成している。
【0090】
2.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France製Bt176トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Abトキシンのトランスジェニック発現によって、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))に対する耐性が付与された遺伝子操作されたトウモロコシ(Zea mays)。Bt176トウモロコシはまた、酵素PATをトランスジェニック発現して除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成している。
【0091】
3.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France製MIR604トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。修飾Cry3Aトキシンのトランスジェニック発現により昆虫耐性が付与されたトウモロコシ。このトキシンは、カテプシン-G-タンパク分解酵素認識配列の挿入により修飾されたCry3A055である。このような形質転換トウモロコシ植物の調製は、国際公開第03/018810号に記載されている。
【0092】
4.Monsanto Europe S.A.270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium製MON863トウモロコシ、登録番号C/DE/02/9。MON863は、Cry3Bb1トキシンを発現し、一定の鞘翅目昆虫に対する耐性を有する。
【0093】
5.Monsanto Europe S.A.270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium製IPC531綿、登録番号C/ES/96/02。
【0094】
6.Pioneer Overseas Corporation,Avenue Tedesco,7 B-1160 Brussels,Belgium製1507トウモロコシ、登録番号C/NL/00/10。一定の鱗翅目昆虫に対する耐性を達成するタンパク質Cry1Fの発現、及び、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を達成するためのPATタンパク質の発現のために遺伝子操作されたトウモロコシ。
【0095】
7.Monsanto Europe S.A.270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium製NK603×MON810トウモロコシ、登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子操作品種NK603及びMON810を交配させることによる従来交配型ハイブリッドトウモロコシ品種からなる。NK603×MON810トウモロコシは、アグロバクテリウム属の一種(Agrobacterium sp.)の菌株CP4から得られるタンパク質CP4 EPSPSをトランスジェニック発現し、これにより、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサートを含有)に対する耐性が付与され、また、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)から得られるCry1Abトキシンをトランスジェニック発現し、これにより、アワノメイガを含む一定の鱗翅目に対する耐性がもたらされる。
【0096】
本明細書において用いられるところ、「生息地」という用語は、植物が成長している圃場、又は、栽培されている植物の種子が播種された圃場、又は、種子が土壌に蒔かれることとなる圃場を意味する。これは、土壌、種子及び実生、並びに、確立した植生を含む。
【0097】
「植物」という用語は、種子、実生、苗、根、塊茎、茎、柄、群葉及び果実を含む植物のすべての物理的な部分を指す。
【0098】
「植物繁殖材料」という用語は、その増殖に用いられることが可能である種子などの植物の生殖部、及び、挿し木若しくは例えばジャガイモといった塊茎などの栄養体を表すと理解される。例えば種子(厳密な意味で)、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎及び植物の部分が挙げられ得る。発芽後若しくは土壌から出芽した後に移植されることとなる発芽した植物及び若芽もまた挙げられる。これらの若芽は、移植前に浸漬による完全又は部分的な処置によって保護されてもよい。好ましくは、「植物繁殖材料」は種子を表すと理解される。
【0099】
式(I)の化合物は、そのままの形態で、又は、好ましくは、配合技術分野において簡便に採用される補助剤と一緒に用いられ得る。この目的のためにこれらは、公知の様式で、乳化性濃縮物、コーティング用ペースト、直接噴射可能若しくは希釈可能な溶液又は懸濁液、希釈エマルジョン、水和剤、可溶性粉末、粉剤、粒質物、及び、例えば高分子物質中のカプセルに簡便に配合され得る。組成物のタイプと同様に、吹付け、霧吹き、散粉、散布、コーティング又は掛け流しなどの適用方法が、意図される目的及びその時点での状況に応じて選択される。組成物はまた、安定化剤、消泡剤、粘度調節剤、バインダ又は粘着剤、並びに、肥料、微量元素の供給源、又は、特別な効果を得るための他の配合物などのさらなる補助剤を含有していてもよい。
【0100】
例えば農業に用いられる好適なキャリア及び補助剤は、固体又は液体であることが可能であり、配合技術において有用な物質であり、例えば天然若しくは再生ミネラル物質、溶剤、分散剤、湿潤剤、粘着剤、増粘剤、バインダ又は肥料である。このようなキャリアは、例えば国際公開第97/33890号に記載されている。
【0101】
懸濁液濃縮物は、活性な化合物の微細な固体粒子が懸濁した水性配合物である。このような配合物は沈降防止剤及び分散剤を含むと共に、活性を高めるために湿潤剤、並びに、消泡剤及び結晶成長抑制剤をさらに含み得る。使用においては、これらの濃縮物は水中で希釈され、通常は処理されるべき領域にスプレーで適用される。有効成分の量は濃縮物の0.5%~95%の範囲内であり得る。
【0102】
水和剤は、水又は他の液体キャリア中に容易に分散する微細粒子の形態である。これらの粒子は、固体マトリックスに保持された有効成分を含有する。典型的な固体マトリックスとしては、フーラー土、カオリンクレイ、シリカ及び他の易湿性の有機若しくは無機固形分が挙げられる。水和剤は通常、5%~95%の有効成分と少量の湿潤剤、分散剤又は乳化剤とを含有する。
【0103】
乳化性濃縮物は水又は他の液体中に分散性である均質な液体組成物であって、活性な化合物と液体若しくは固体乳化剤とからのみ構成されていてもよく、又は、キシレン、高沸点芳香族ナフサ、イソホロン及び他の不揮発性有機溶剤などの液体キャリアを含有していてもよい。使用においては、これらの濃縮物は水又は他の液体中に分散され、通常は処理されるべき領域にスプレーで適用される。有効成分の量は濃縮物の0.5%~95%の範囲内であり得る。
【0104】
粒状配合物は押出物及び比較的粗大な粒子の両方を含み、通常は、処理が必要とされる領域に希釈されることなく適用される。粒状配合物に係る典型的なキャリアとしては、活性な化合物を吸収するか活性な化合物でコーティング可能である、砂、フーラー土、アタパルジャイトクレイ、ベントナイトクレイ、モンモリロナイトクレイ、バーミキュライト、パーライト、炭酸カルシウム、れんが、軽石、葉ろう石、カオリン、ドロマイト、焼き石膏、木粉、粉砕したトウモロコシ穂軸、粉砕したピーナッツの外殻、砂糖、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、ナトリウムケイ酸、ホウ酸ナトリウム、マグネシア、雲母、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アンチモン、氷晶石、石膏、珪藻土、硫酸カルシウム及び他の有機若しくは無機材料が挙げられる。粒状配合物は通常5%~25%の有効成分を含有し、これは、高沸点芳香族ナフサ、ケロシン及び他の石油留分などの表面活性剤、若しくは、植物油;並びに/又は、デキストリン、膠若しくは合成樹脂などの展着剤を含んでいてもよい。
【0105】
粉剤は、有効成分と、分散剤及びキャリアとして作用するタルク、クレイ、粉末並びに他の有機及び無機固形分などの微細固形分との易流動性の混和物である。
【0106】
マイクロカプセルは、典型的には、内包された材料を制御された速度で周囲に放出させることが可能である不活性の多孔性シェルに内包された有効成分の小滴又は顆粒である。カプセル化された小滴は、直径が典型的には1~50ミクロンである。内包された液体は典型的には、カプセルの重量の50~95%を構成し、活性な化合物に追加して溶剤を含んでいてもよい。カプセル化された顆粒は一般に、顆粒の孔部開口をシールして、液体形態の活性種を顆粒の孔部内に保持する多孔性メンブランを有する多孔性顆粒である。顆粒は典型的には、直径が1ミリメートル~1センチメートル、好ましくは1~2ミリメートルの範囲内である。顆粒は、押出し成形、凝塊若しくはプリルによって形成されるか、又は、天然のものである。このような材料の例は、バーミキュライト、焼成クレイ、カオリン、アタパルジャイトクレイ、おがくず及び粒状炭素である。シェル又はメンブラン材料は、天然及び合成ゴム、セルロース系材料、スチレン-ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン及びデンプンザンデートを含む。
【0107】
農芸化学用途に係る他の有用な配合物は、アセトン、アルキル化ナフタレン、キシレン及び他の有機溶剤などの、所望の濃度での完全な溶解が達成される溶剤中における有効成分の単なる溶液を含む。低沸点分散剤溶剤キャリアの蒸発に伴って有効成分が微細に分離された形態に散布される加圧散布機もまた用いられ得る。
【0108】
上記の配合物タイプの本発明の組成物の配合に有用である好適な農業用補助剤及びキャリアは、当業者に周知である。
【0109】
利用可能である液体キャリアとしては、例えば、水、トルエン、キシレン、石油ナフサ油、作物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、無水酢酸、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、アルキル酢酸塩、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリジノン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、エチレンカーボネート、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、αピネン、d-リモネン、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、グリセロール二酢酸、グリセロール一酢酸、グリセロールトリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、メシチルオキシド、メトキシ-プロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、クタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG400)、プロピオン酸、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及び、アミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール等などの高分子量アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン及びN-メチル-2-ピロリジノンが挙げられる。濃縮物の希釈には、水が一般的に選択されるキャリアである。
【0110】
好適な固体キャリアとしては、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石クレイ、シリカ、アタパルジャイトクレイ、キースラガー、チョーク、珪藻土、石灰、炭酸カルシウム、ベントナイトクレイ、フーラー土、綿実の外殻、小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、クルミの外殻粉及びリグニンが挙げられる。
【0111】
幅広い範囲の表面活性剤が、特に適用前にキャリアで希釈されるよう設計されたものといった、前記液体及び固体組成物の両方において有利に利用される。これらの表面活性剤は通常、使用される際、0.1%~15重量%の配合物を含む。これらはアニオン性、カチオン性、ノニオン性又は高分子特性であることが可能であり、乳化剤、湿潤剤、懸濁剤として、又は、他の目的のために利用されることが可能である。典型的な表面活性剤としては、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどのアルキル硫酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホネート塩;ノニルフェノール-C.sub.18エトキシレートなどのアルキルフェノール-アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコール-C.sub.16エトキシレートなどのアルコール-アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどの石鹸;ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸塩;ジ(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル;ソルビトールオレエートなどのソルビトールエステル;ラウリルトリメチル塩化アンモニウムなどの第4級アミン;ステアリン酸ポリエチレングリコールなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックコポリマー;並びに、モノ及びジアルキルリン酸エステルの塩が挙げられる。
【0112】
農業用組成物において通例利用される他の補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度変性剤、懸濁剤、噴霧粒調節剤、顔料、酸化防止剤、発泡剤、消泡剤、遮光剤、相溶化剤、消泡剤、金属イオン封鎖剤、中和剤及び緩衝剤、腐食抑制剤、染料、臭気剤、展着剤、浸透助剤、微量元素、緩和剤、潤滑剤及び固着剤が挙げられる。
【0113】
さらに加えて、他の殺生性有効成分又は組成物を、本発明の組成物と組み合わせ、本発明の方法において用い、及び、本発明の組成物と同時に又は順次に適用してもよい。同時に適用する場合、これらのさらなる有効成分は、本発明の組成物と一緒に配合されても、又は、例えば、噴霧タンク中で一緒に混合されてもよい。これらのさらなる殺生性有効成分は、殺菌・殺カビ剤、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤及び/又は植物成長調節剤であり得る。
【0114】
慣用名を用いて本明細書において言及される有害生物防除剤は、例えば、“The Pesticide Manual”,15th Ed.,British Crop Protection Council 2009から公知である。
【0115】
加えて、本発明の組成物はまた、1種以上の全身獲得抵抗性誘導物質(「SAR」誘導物質)と一緒に適用され得る。SAR誘導物質は公知であって、例えば米国特許第6,919,298号明細書に記載されており、例えば、サリチル酸塩及び市販されているSAR誘導物質であるアシベンゾラル-S-メチルが挙げられる。
【0116】
式(I)の化合物は通常農芸化学組成物の形態で用いられ、処理されるべき作物領域又は植物に、さらなる化合物と同時に、又は、順次に適用されることが可能である。これらのさらなる化合物は、例えば肥料若しくは微量元素供与物、又は、植物の成長に影響を及ぼす他の調製物であることが可能である。これらはまた、選択的な除草剤若しくは非選択的な除草剤、並びに、殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、殺菌剤、殺線虫剤、軟体動物駆除剤であることが可能であり、又は、これらの調製物の数種の混合物であって、所望の場合には配合物の分野において慣例的に利用されるさらなるキャリア、界面活性剤若しくは適用促進補助剤を伴う混合物であることが可能である。
【0117】
式(I)の化合物は、有効成分として少なくとも1種の式(I)の化合物を含む、植物病原性微生物に対する防除若しくは保護のための(殺菌・殺カビ)組成物の形態で用いられ得、又は、遊離形態若しくは農芸化学的に使用可能な塩形態の本明細書に定義されている少なくとも1種の好ましい個別の化合物と、上記の補助剤の少なくとも1種との形態で用いられ得る。
【0118】
本発明は従って、少なくとも1種の化合物式(I)、農学的に許容可能なキャリア、及び、任意に補助剤を含む、組成物、好ましくは殺菌・殺カビ組成物を提供する。農学的に許容可能なキャリアは、例えば農業用途に好適なキャリアである。農業用キャリアは技術分野において周知である。好ましくは、前記組成物は、式(I)の化合物に追加して、少なくとも1種以上の有害生物防除的に活性な化合物、例えば追加の殺菌・殺カビ性有効成分を含んでいてもよい。
【0119】
式(I)の化合物は、組成物における唯一の有効成分であってもよく、また、適切な場合、有害生物防除剤、殺菌・殺カビ剤、共力剤、除草剤又は植物成長調節剤などの1種以上の追加の有効成分と混合されてもよい。追加の有効成分は、いくつかの場合において、予期しない相乗的活性をもたらし得る。
【0120】
好適な追加の有効成分の例としては、以下のアシルアミノ酸殺菌・殺カビ剤、脂肪族窒素殺菌・殺カビ剤、アミド殺菌・殺カビ剤、アニリド殺菌・殺カビ剤、抗生物質殺菌・殺カビ剤、芳香族殺菌・殺カビ剤、ヒ素殺菌・殺カビ剤、アリールフェニルケトン殺菌・殺カビ剤、ベンズアミド殺菌・殺カビ剤、ベンズアニリド殺菌・殺カビ剤、ベンズイミダゾール殺菌・殺カビ剤、ベンゾチアゾール殺菌・殺カビ剤、植物学的殺菌・殺カビ剤、架橋ジフェニル殺菌・殺カビ剤、カルバメート殺菌・殺カビ剤、カルバニレート殺菌・殺カビ剤、コナゾール殺菌・殺カビ剤、銅殺菌・殺カビ剤、ジカルボキシイミド殺菌・殺カビ剤、ジニトロフェノール殺菌・殺カビ剤、ジチオカルバメート殺菌・殺カビ剤、ジチオラン殺菌・殺カビ剤、フラミド殺菌・殺カビ剤、フラニリド殺菌・殺カビ剤、ヒドラジド殺菌・殺カビ剤、イミダゾール殺菌・殺カビ剤、水銀殺菌・殺カビ剤、モルホリン殺菌・殺カビ剤、有機リン殺菌・殺カビ剤、有機スズ殺菌・殺カビ剤、オキサチイン殺菌・殺カビ剤、オキサゾール殺菌・殺カビ剤、フェニルスルファミド殺菌・殺カビ剤、ポリスルフィド殺菌・殺カビ剤、ピラゾール殺菌・殺カビ剤、ピリジン殺菌・殺カビ剤、ピリミジン殺菌・殺カビ剤、ピロール殺菌・殺カビ剤、第4級アンモニウム殺菌・殺カビ剤、キノリン殺菌・殺カビ剤、キノン殺菌・殺カビ剤、キノキサリン殺菌・殺カビ剤、ストロビルリン殺菌・殺カビ剤、スルホンアニリド殺菌・殺カビ剤、チアジアゾール殺菌・殺カビ剤、チアゾール殺菌・殺カビ剤、チアゾリジン殺菌・殺カビ剤、チオカルバメート殺菌・殺カビ剤、チオフェン殺菌・殺カビ剤、トリアジン殺菌・殺カビ剤、トリアゾール殺菌・殺カビ剤、トリアゾロピリミジン殺菌・殺カビ剤、尿素殺菌・殺カビ剤、バリンアミド殺菌・殺カビ剤及び亜鉛殺菌・殺カビ剤が挙げられる。
【0121】
選択される適切な追加の有効成分の具体例にはまた、石油、1、1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール、2、4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート、2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセトアミド、4-クロロフェニルフェニルスルホン、アセトプロール、アルドキシカルブ、アミジチオン、アミドチオエート、アミトン、シュウ酸水素アミトン、アミトラズ、アラマイト、酸化ヒ素、アゾベンゼン、アゾトエート、ベノミル、ベノキサホス、安息香酸ベンジル、ビキサフェン、ブロフェンバレレート、ブロモシクレン、ブロモホス、ブロモプロピレート、ブプロフェジン、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン、ポリスルフィドカルシウム、カンファクロール、カルバノレート、カルボフェノチオン、シミアゾール、キノメチオネート、クロルベンサイド、クロルジメホルム、クロルジメホルム塩酸塩、クロルフェネトール、クロルフェンソン、クロルフェンスルフィド、クロロベンジレート、クロロメブホルム、クロロメチウロン、クロロプロピレート、クロルチオホス、シネリンI、シネリンII、シネリン、クロサンテル、クマホス、クロタミトン、クロトキホス、キュフラネブ、シアントエート、DCPM、DDT、デメフィオン、デメフィオン-O、デメフィオン-S、デメトンメチル、デメトン-O、デメトン-O-メチル、デメトン-S、デメトン-S-メチル、デメトン-S-メチルスルホン、ジクロフルアニド、ジクロルボス、ジグリホス、ジエノクロル、ジメフォックス、ジネックス、ジネックス-ジクレキシン、ジノキャップ-4、ジノキャップ-6、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジオキサチオン、ジフェニルスルホン、ジスルフィラム、DNOC、ドフェナピン、ドラメクチン、エンドチオン、エプリノメクチン、エトエートメチル、エトリムホス、フェナザフロール、フェンブタチンオキシド、フェノチオカルブ、フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンピラザミン、フェンソン、フェントリファニル、フルベンジミン、フルシクロクスロン、フルエンチル、フルオロベンサイド、FMC 1137、ホルメタネート、ホルメタネート塩酸塩、ホルパラネート、ガンマ-HCH、グリオジン、ハーフレンプロックス、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート、イソカルボホス、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ヨドフェンホス、リンダン、マロノベン、メカルバム、メホスホラン、メスルフェン、メタクリホス、臭化メチル、メトルカルブ、メキサカルバート、ミルベマイシンオキシム、ミパホックス、モノクロトホス、モルホチオン、モキシデクチン、naled、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン、ニフルリジド、ニッコーマイシン、ニトリラカルブ、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、オメトエート、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、pp’-DDT、パラチオン、ペルメトリン、フェンカプトン、ホサロン、ホスホラン、ホスファミドン、ポリクロロテルペン、ポリナクチン、プロクロノール、プロマシル、プロポクスル、プロチダチオン、プロトエート、ピレトリンI、ピレトリンII、ピレトリン、ピリダフェンチオン、ピリミテート、キナルホス、キンチオホス、R-1492、ホスグリシン、ロテノン、シュラダン、セブホス、セラメクチン、ソフアミド、SSI-121、スルフィラム、スルフラミド、スルホテプ、硫黄、ジフロビダジン、タウ-フルバリネート、TEPP、テルバム、テトラジホン、テトラスル、チアフェノックス、チオカルボキシム、チオファノックス、チオメトン、チオキノックス、ツリンゲンシン、トリアミホス、トリアラテン、トリアゾホス、トリアズロン、トリフェノホス、トリナクチン、バミドチオン、バニリプロール、ベトキサジン、ジオクタノエート銅、硫酸銅、シブトリン、ジクロン、ジクロロフェン、エンドタル、フェンチン、消石灰、ナバム、キノクラミン、キノナミド、シマジン、酢酸トリフェニルスズ、水酸化トリフェニルスズ、クルホメート、ピペラジン、チオファネート、クロラロース、フェンチオン、ピリジン-4-アミン、ストリキニーネ、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド、8-ヒドロキシキノリンスルファート、ブロノポール、水酸化銅、クレゾール、ジピリチオン、ドジシン、フェナミノスルフ、ホルムアルデヒド、ヒドラルガフェン、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、ニトロピリン、オクチリノン、オキソリン酸、オキシテトラサイクリン、カリウムヒドロキシキノリンスルファート、プロベナゾール、ストレプトマイシン、ストレプトマイシンセスキスルフェート、テクロフタラム、チオメルサール、アドクソフィエス・オラナGV、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、アンブリセウス属(Amblyseius)種、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、アナグロス・アトムス(Anagrus atomus)、アフェリヌス・アブドミナリス(Aphelinus abdominalis)、アフィディウス・コレマニ(Aphidius colemani)、アフィドレテス・アフィディミザ(Aphidoletes aphidimyza)、オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV、バチルス・スファエリカス・ニデ(Bacillus sphaericus Neide)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、クリソペラ・カルネア(Chrysoperla carnea)、クリプトラエムス・モントルジエリ(Cryptolaemus montrouzieri)、シディア・ポモネラGV(Cydia pomonella GV)、ダクヌサ・シビリカ(Dacnusa sibirica)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、エンカルシア・ホルモサ(Encarsia formosa)、エレトモセリス・エレミカス(Eretmocerus eremicus)、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギディス(H.megidis)、ヒッポダミア・コンバージェンス(Hippodamia convergens)、レプトマスティックス・ダクチロピイ(Leptomastix dactylopii)、マクロロフス・カリギノサス(Macrolophus caliginosus)、マメストラ・ブラシカエNPV(Mamestra brassicae NPV)、メタフィカス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)、メタヒジウム・アニソプリエ・Var.アクリダム(Metarhizium anisopliae var.acridum)、
メタヒジウム・アニソプリエ・Var.アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、ネオディプリオン・サーティファ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンテイ(N.lecontei)NPV、オリウス属(Orius spp.)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、フィトセイウルス・ペルシミリス(Phytoseiulus persimilis)、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)、シュタイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマ・フェルティアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマ・リオブレイブ(Steinernema riobrave)、ステイネルネマ・リオブレイブ(Steinernema riobravis)、ステイネルネマ・スカプテリスシ(Steinernema scapterisci)、ステイネルネマ属(Steinernema spp.)、タマゴコバチ属(Trichogramma spp.)、チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)、アフォレート、ビスアジール、ブスルファン、ジマチフ、ヘメル、ヘムパ、メテパ、メチオテパ、メチルアホレート、モルジド、ペンフルロン、テパ、チオヘムパ、チオテパ、トレタミン、ウレデパ、(E)-デク-5-エン-1-オールを有する(E)-トリデク-4-エン-1-イルアセテート(E)-デク-5-エン-1-イルアセテート、(E)-6-メチルへプト-2-エン-4-オール、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート、(Z)-ドデク-7-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデク-11-エナル、(Z)-ヘキサデク-11-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデク-13-エン-11-yn-1-イルアセテート、(Z)-icos-13-エン-10-オン、(Z)-テトラデク-7-エン-1-al、(Z)-テトラデク-9-エン-1-オール、(Z)-テトラデク-9-エン-1-イルアセテート、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート、14-メチルオクタデク-1-エン、4-メチルノナン-5-オンを有する4-メチルノナン-5-オールα-マルチストリアチン、ブレビコミン、コドラルアー、コドラモン、キュラー、ディスパーリュア、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート、ドデカ-8、10-ジエン-1-イルアセテート、ドミニカルアー、エチル4-メチルオクタノエート、オイゲノール、フロンタリン、グランルアー、グランルアーI、グランルアーII、グランルアーIII、グランルアーIV、ヘキサルアー、イプスジエノール、イプセノール、ジャポニルアー、リネアチン、リトルアー、ループルアー、メディルアー、メガアトミック酸、メチルオイゲノール、ムスカルアー、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート、オルフラルアー、オリクタルアー、オストラモン、シグルアー、ソルジジンスルカトール、テトラデク-11-エン-1-イルアセテート、トリメドルア、トリメドルアA、トリメドルアB1、トリメドルアB2、トリメドルアC、trunc-call、2-(オクチルチオ)エタノール、ブトピロノキシル、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)、ジブチルアジパート、ジブチルフタレート、ジブチルスクシネート、ジエチルトルアミド、ジメチルカルベート、ジメチルフタレート、エチルヘキサンジオール、ヘキサミド、メトキン-ブチル、メチルネオデカンアミド、オキサメート、ピカリジン、1-ジクロロ-1-ニトロエタン、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン、1,3-ジクロロプロペンを有する1,2-ジクロロプロパン、1-ブロモ-2-クロロエタン、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)エチルアセテート、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチル メチル ホスフェート、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール、2-クロロビニルジエチルホスフェート、2-イミダゾリドン、2-イソバレリリンダン-1,3-ジオン、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート、2-チオシアネートエチルラウレート、3-ブロモ-1-クロロプロプ-1-エン、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート、4-メチル(プロプ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘックス-1-エニルジメチルカルバメート、アセチオン、アクリロニトリル、アルドリン、アロサミジン、アリキシアルブ、アルファ-エクジソン、アルミニウムホスファイド、アミノカルブ、アナバシン、アチダチオン、アザメチホス、バチルス・チューリンゲンシエンス・デルタ・エンドトキシン(Bacillusthuringiensis deltaendotoxins)、六フッ化ケイ酸バリウム、多硫化バリウム、バルトリン、ベイヤー22/190、ベイヤー22408、ベータ-シフルトリン、ベータ-シペルメトリン、バイオエタノメトリン、バイオエタノメトリン、ビス(2-クロロエチル)エーテル、ホウ砂、ブロムフェンブホス、ブロモ-DDT、ブフェンカルブ、ブタカルブ、ブタチオホス、ブトネート、ヒ酸カルシウム、シアン化カルシウム、二硫化炭素、四塩化炭素、カルタップ塩酸塩、セバジン、クロルビシクレン、クロルデン、クロルデコン、クロロホルム、クロロピクリン、クロルホキシム、クロルプラゾホス、シス-レスメトリン、シメトリン、クロシトリン、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、オレイン酸銅、クミトアート、アクロライト、CS708、シアノフェンホス、シアノホス、シクレトリン、シチオエート、d-テトラメトリン、DAEP、ダゾメット、デカルボフラン、ジアミダホス、ジカプトン、ジクロフェンチオン、ジクレジル、ジシクラニル、ジエルドリン、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルホスフェート、ジロール、ジメフルトリン、ジメタン、ジメトリン、ジメチルビンホス、ジメチラン、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、ジオフェノラン、ジオキサベンゾホス、ジチクロホス、DSP、エクジステロン、EI1642、EMPC、EPBP、エタホス、エチオフェンカルブ、ギ酸エチル、エチレンジブロミド、エチレンジクロリド、エチレンオキシド、EXD、フェンクロルホス、フェネタカルブ、フェニトロチオン、フェノキサクリム、フェンピリトリン、フェンチオンエチル、フルコフロン、ホスメチラン、ホスピレート、フォスチエタン、フラチオカルブ、フレトリン、グアザチン、酢酸グアザチン、テトラチオカーボネートナトリウム、ハーフフェンプロックス、HCH、HEOD、ヘプタクロール、ヘテロホス(heterophos)、HHDN、シアン化水素、ヒキンカルブ、IPSP、イソフノホス、イソベンザン、イソドリン、イソフェンホス、イソプロチオラン、イソキサチオン、幼若ホルモンI、幼若ホルモンII、幼若ホルモンIII、ケレバン、キノプレン、ヒ酸鉛、レプトホス、リリムホス、リチダチオン、m-クメニルメチルカルバマート、リン化マグネシウム、マジドックス、メカルホン、メナゾン、塩化第一水銀、メスルフェンホス、メタム、メタ-カリウム、メタ-ナトリウム、フッ化メタンスルホニル、メトクロトホス、メトプレン、メトトリン、メトキシクロル、イソチオシアン酸メチル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、メトキサジアゾン、ミレックス、ナフタロホス、ナフタレン、NC-170、ニコチン、硫酸ニコチン、ニチアジン、ノルニコチン、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルホスホノチオエート、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオエート、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオエート、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスファート、オレイン酸、パラジクロロベンゼン、パラチオン-メチル、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロフェニルラウレート、PH60-38、フェンカプトン、ホスニクロール、ホスフィン、フォキシムメチル、ピリメタホス、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体、亜ヒ酸カリウム、チオシアン酸カリウム、プレコセンI、プレコセンII、プレコセンIII、プリミドホス、プロフルトリン、プロメカルブ、プロチオホス、ピラゾホス、ピレスメトリン、カッシア、キノホスメチル、キノチオン、ラホキサニド、レスメトリン、ロテノン、カデトリン、リアニア、リアノジン、サバジラ)、シュラーダン、セブホス、SI-0009、チアプロニル、亜ヒ酸ナトリウム、シアン化ナトリウム、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、ペンタクロロフェノキシドナトリウム、セレン酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、スルコフロン、スルコフロンナトリウム、フッ化スルフリル、スルプロホス、タール油、タジンカルブ、TDE、テブピリムホス、テメホス、テラレトリン、テトラクロロエタン、チクロホス、チオシクラム、シュウ酸水素チオシクラム、チオナジン、チオスルタップ、チオスルタップ-ナトリウム、トラロメトリン、トランスペルメトリン、トリアザメート、トリクロロメタホス-3、トリクロロネート、トリメタカルブ、トルプロカルブ、トリクロピリカルブ、トリプレン、ベラトリジン、ベラトリン、XMC、ゼタメトリン、リン酸亜鉛、ゾラプロホス、及びメペルフルトリン、テトラメチルフルトリン、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブロモアセトアミド、リン酸第二鉄、ニクロサミド-オラミン、トリブチルスズオキシド、ピリモルフ、トリフェンモルフ、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン、1,3-ジクロロプロペン、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸、6-イソペンテニルアミノプリン、アニシフルプリン、ベンクロチアズ、サイトキニン類、DCIP、フルフラール、イサミドホス、カイネチン、ミロテシウムベルルカリア組成物、テトラクロロチオフェン、キシレノール類、ゼアチン、エチルキサンチン酸カリウム、アシベンゾラル、アシベンゾラル-S-メチル、レイヌウトリア・サカリネンシス(Reynoutria sachalinensis)抽出物、α-クロロヒドリン、antu、炭酸バリウム、ビスチオセミ、ブロジファクム、ブロマジオロン、ブロメタリン、クロロファシノン、コレカルシフェロール、クマクロール、クマフリル、クマテトラリル、クリミジン、ジフェナクム、ジフェチアロン、ジファシノン、エルゴカルシフェロール、フロクマフェン、フルオロアセトアミド、フルプロパジン、フルプロパジン塩酸フルプロパジン、ノルボルミド、ホスアセチン、リン、ピンドン、ピリヌロン、シリロシド、フルオロ酢酸ナトリウム、硫酸タリウム、ワルファリン、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン、ネロリドール付ファルネソール、ベルブチン、MGK264、ピペロニルブトキシド、ピプロタール、プロピル異性体、S421、セサメックス、
セサスモリン、スルホキシド、アントラキノン、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、ジシクロペンタジエン、チラム、ナフテン酸亜鉛、ジラム、イマニン、リバビリン、クロリンコナジド、酸化水銀、チオファネートメチル、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、フラメピル、ヘキサコナゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、プロチオコナゾール、ピリフェノックス、プロクロラズ、プロピコナゾール、ピリソキサゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、アンシミドール、フェナリモール、ヌアリモール、ブピリメート、ジメチリモル、エチリモル、ドデモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、スピロキサミン、トリデモルフ、シプロジニル、メパニピリム、ピリメタニル、フェンピクロニル、フルジオキソニル、ベナラキシル、フララキシル、メタラキシル、R-メタラキシル、オフラース、オキサジキシル、カルベンダジム、デバカルブ、フベリダゾール、チアベンダゾール、クロゾリネート、ジクロゾリン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フルトラニル、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、ドジン、イミノクタジン、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フェナミンストロビン、フルフェノキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、トリフロキシストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、フェルバム、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、プロピネブ、ジネブ、カプタフォール、キャプタン、フルオロイミド、フォルペット、トリルフルアニド、ボルデアックス混合物、酸化銅、マンコッパー、オキシン銅、ニトロタルイソプロピル、エディフェンホス、イプロベンホス、ホスジフェン、トルクロホスメチル、アニラジン、ベンチアバリカルブ、ブラストサイジン-S、クロロネブ、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、シクロブトリフルラム、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、ジチアノン、エタボキサム、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フルメチルスルホリム、フルオピコリド、フルオキシチオコナゾール、フルスルファミド、フルキサピロキサド、フェンヘキサミド、フォセチルアルミニウム、ハイメキサゾール、イプロバリカルブ、シアノファミド、メタスルホカルブ、メトラフェノン、ペンシクロン、フタリド、ポリオキシン、プロパモカルブ、ピリベンカルブ、プロキナジド、ピロキロン、ピリオフェノン、キノキシフェン、キントゼン、チアジニル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリホリン、バリダマイシン、
バリフェナレート、ゾキサミド、マンジプロパミド、フルベネラム、イソピラザム、セダキサン、ベンゾビンジフルピル、ピジフルメトフェン、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド、イソフルシプラム、イソチアニル、ジピメチトロン、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチリダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン、フルインダピル、クメトキシストロビン(jiaxiangjunzhi)ルベンミキシアナン(lvbenmixianan)、ジクロベンチアゾクス、マンデストルビン、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール、オキサチアピプロリン、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、ピラジフルミド、インピルフルサム、トロルプロカルブ、メフェントリフルコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホネート、ブト-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、メチルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン、ピリダクロメチル、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン、アミノピリフェン、アメトクトラジン、アミスルブロム、ペンフルフェン、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペント-3-エンアミド、フロリルピコキサミド、フェンピコキサミド、テブフロキン、イプフルフェノキン、キノフメリン、イソフェタミド、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、ベンゾチオストロビン、フェナマクリル、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)、フルオピラム、フルチアニル、フルオピモミド、ピラプロポイン、ピカルブトラゾックス、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、メチルテトラプロール、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-yl)ピリジン-3-カルボキサミド、α-(1,1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジネムエタノール、フルオキサピプロリン、エノキサストロビン、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、トリネキサパック、コウモキシストロビン、ジョングシェングマイシン、チオジアゾール銅、亜鉛チアゾール、アメクトトラクチン、イプロジオン、セボクチルアミン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法から調製され得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物はIPCOM000249876Dに記載の方法から調製され得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は国際公開第2018/228896号に記載の方法から調製され得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は国際公開第2019/110427号に記載の方法から調製され得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド,
N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド,
N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法から調製され得る);1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン(これらの化合物は国際公開第2017/025510号に記載の方法から調製され得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法から調製され得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン(これらの化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法から調製され得る);2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法から調製され得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン(この化合物は国際公開第2011/138281号に記載の方法から調製され得る)N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペント-3-エンアミド(この化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法から調製され得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法から調製され得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(この化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法から調製され得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法から調製され得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド(この化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法から調製され得る);エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法から調製され得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載された方法から調製され得る)、フルオキサピプロリン、エノキサストロビン、トリネキサパック、クモキシストロビンからなる物質の群から選択される化合物が挙げられる。
【0122】
N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン。この段落の化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法から調製され得る。
【0123】
2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る)、2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る)、3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る)、3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る)。
【0124】
(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法から調製され得る)、2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン(この化合物は、国際公開第2011/138281号に記載の方法から調製され得る)、N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド、N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド(この化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法から調製され得る)、N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法から調製され得る)、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(この化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法から調製され得る)、ジョングシェングマイシン、チオジアゾール銅、亜鉛チアゾール、アメクトトラクチン、イプロジオン、シクロブトリフルラム、フルベネテラム、アニシフルプリン。
【0125】
N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法から調製され得る)。
【0126】
1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン(これらの化合物は国際公開第2017/025510号に記載の方法から調製され得る)、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6Hシクロペンタ[e]ベンズイミダゾール(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法から調製され得る。
【0127】
N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン,N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン,N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法から調製され得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物は、IPCOM000249876Dに記載の方法から調製され得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は国際公開第2018/228896号に記載の方法から調製され得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2019/110427号に記載の方法から調製され得る)。
【0128】
(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法から調製され得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド(この化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法から調製され得る);
エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法から調製され得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載の方法から調製され得る);N-(2-フルオロフェニル)-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、[(1S,2S)-1-メチル-2-(o-トリル)プロピル](2S)-2-[(4-メトキシ-3-プロパノイルオキシ-ピリジン-2-カルボニル)アミノ]プロパノエート、セボクチルアミン、クロリンコンアジド、フルメチルスルホリム、フルオキシチオコナゾール。
【0129】
式(I)の化合物と有効成分との以下の混合物が好ましい。略称「TX」とは、下記の表A-1~A-26若しくはB-1~B-44に示す化合物、又は下記の表T1又は表T2に記載の化合物からなる群より選択される1つの化合物を意味する。
以下からなる物質の群から選択される化合物:石油+TX、1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール+TX、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート+TX、2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセトアミド+TX、4-クロロフェニルフェニルスルホン+TX、アセトプロール+TX、アルドキシカルブ+TX、アミジチオン+TX、アミドチオエート+TX、アミトン+TX、シュウ酸水素アミトン+TX、アミトラズ+TX、アラマイト+TX、酸化ヒ素+TX、アゾベンゼン+TX、アゾトエート+TX、ベノミル+TX、ベノキサホス+TX、安息香酸ベンジル+TX、ビキサフェン+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロモシクレン+TX、ブロモホス+TX、ブロモプロピレート+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、ブトキシカルボキシム+TX、ブチルピリダベン+TX、ポリスルフィドカルシウム+TX、カンファクロール+TX、カルバノレート+TX、カルボフェノチオン+TX、シミアゾール+TX、キノメチオネート+TX、クロルベンサイド+TX、クロルジメホルム+TX、クロルジメホルム塩酸塩+TX、クロルフェネトール+TX、クロルフェンソン+TX、クロルフェンスルフィド+TX、クロロベンジレート+TX、クロロメブホルム+TX、クロロメチウロン+TX、クロロプロピレート+TX、クロルチオホス+TX、シネリンI+TX、シネリンII+TX、シネリン+TX、クロサンテル+TX、クマホス+TX、クロタミトン+TX、クロトキホス+TX、キュフラネブ+TX、シアントエート+TX、DCPM+TX、DDT+TX、デメフィオン+TX、デメフィオン-O+TX、デメフィオン-S+TX、デメトンメチル+TX、デメトン-O+TX、デメトン-O-メチル+TX、デメトン-S+TX、デメトン-S-メチル+TX、デメトン-S-メチルスルホン+TX、ジクロフルアニド+TX、ジクロルボス+TX、ジグリホス+TX、ジエノクロル+TX、ジメフォックス+TX、ジネックス+TX、ジネックス-ジクレキシン+TX、ジノキャップ-4+TX、ジノキャップ-6+TX、ジノクトン+TX、ジノペントン+TX、ジノスルホン+TX、ジノテルボン+TX、ジオキサチオン+TX、ジフェニルスルホン+TX、ジスルフィラム+TX、DNOC+TX、ドフェナピン+TX、ドラメクチン+TX、エンドチオン+TX、エプリノメクチン+TX、エトエートメチル+TX、エトリムホス+TX、フェナザフロール+TX、フェンブタチンオキシド+TX、フェノチオカルブ+TX、フェンピラド+TX、フェンピロキシメート+TX、フェンピラザミン+TX、フェンソン+TX、フェントリファニル+TX、フルベンジミン+TX、フルシクロクスロン+TX、フルエンチル+TX、フルオロベンサイド+TX、FMC1137+TX、ホルメタネート+TX、ホルメタネート塩酸塩+TX、ホルパラネート+TX、ガンマ-HCH+TX、グリオジン+TX、ハーフレンプロックス+TX、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート+TX、イソカルボホス+TX、ジャスモリンI+TX、ジャスモリンII+TX、ヨドフェンホス+TX、リンダン+TX、マロノベン+TX、メカルバム+TX、メホスホラン+TX、メスルフェン+TX、メタクリホス+TX、臭化メチル+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルバート+TX、ミルベマイシンオキシム+TX、ミパホックス+TX、モノクロトホス+TX、モルホチオン+TX、モキシデクチン+TX、naled+TX、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン+TX、ニフルリジド+TX、ニッコーマイシン+TX、ニトリラカルブ+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体+TX、オメトエート+TX、オキシデプロホス+TX、オキシジスルホトン+TX、pp’-DDT+TX、パラチオン+TX、ペルメトリン+TX、フェンカプトン+TX、ホサロン+TX、ホスホラン+TX、ホスファミドン+TX、ポリクロロテルペン+TX、ポリナクチン+TX、プロクロノール+TX、プロマシル+TX、プロポクスル+TX、プロチダチオン+TX、プロトエート+TX、ピレトリンI+TX、ピレトリンII+TX、ピレトリン+TX、ピリダフェンチオン+TX、ピリミテート+TX、キナルホス+TX、キンチオホス+TX、R-1492+TX、ホスグリシン+TX、ロテノン+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、セラメクチン+TX、ソフアミド+TX、SSI-121+TX、スルフィラム+TX、スルフラミド+TX、スルホテプ+TX、硫黄+TX、ジフロビダジン+TX、タウ-フルバリネート+TX、TEPP+TX、テルバム+TX、テトラジホン+TX、テトラスル+TX、チアフェノックス+TX、チオカルボキシム+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオキノックス+TX、ツリンゲンシン+TX、トリアミホス+TX、トリアラテン+TX、トリアゾホス+TX、トリアズロン+TX、トリフェノホス+TX、トリナクチン+TX、バミドチオン+TX、バニリプロール+TX、ベトキサジン+TX、ジオクタノエート銅+TX、硫酸銅+TX、シブトリン+TX、ジクロン+TX、ジクロロフェン+TX、エンドタル+TX、フェンチン+TX、消石灰+TX、ナバム+TX、キノクラミン+TX、キノナミド+TX、シマジン+TX、酢酸トリフェニルスズ+TX、水酸化トリフェニルスズ+TX、クルホメート+TX、ピペラジン+TX、チオファネート+TX、クロラロース+TX、フェンチオン+TX、ピリジン-4-アミン+TX、ストリキニーネ+TX、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド+TX、8-ヒドロキシキノリンスルファート+TX、ブロノポール+TX、水酸化銅+TX、クレゾール+TX、ジピリチオン+TX、ドジシン+TX、フェナミノスルフ+TX、ホルムアルデヒド+TX、ヒドラルガフェン+TX、カスガマイシン+TX、カスガマイシン塩酸塩水和物+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)+TX、ニトロピリン+TX、オクチリノン+TX、オキソリン酸+TX、オキシテトラサイクリン+TX、カリウムヒドロキシキノリンスルファート+TX、プロベナゾール+TX、ストレプトマイシン+TX、ストレプトマイシンセスキスルフェート+TX、テクロフタラム+TX、チオメルサール+TX、アドクソフィエス・オラナGV+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)+TX、アンブリセウス属(Amblyseius)種+TX、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV+TX、アナグロス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アフェリヌス・アブドミナリス(Aphelinus abdominalis)+TX、アフィディウス・コレマニ(Aphidius colemani)+TX、アフィドレテス・アフィディミザ(Aphidoletes aphidimyza)+TX、オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV+TX、バチルス・スファエリカス・ニデ(Bacillus sphaericus Neide)+TX、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)+TX、クリソペラ・カルネア(Chrysoperla carnea)+TX、クリプトラエムス・モントルジエリ(Cryptolaemus montrouzieri)+TX、シディア・ポモネラGV(Cydia pomonella GV)+TX、ダクヌサ・シビリカ(Dacnusa sibirica)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)+TX、エンカルシア・ホルモサ(Encarsia formosa)+TX、エレトモセリス・エレミカス(Eretmocerus eremicus)+TX、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギディス(H.megidis)+TX、ヒッポダミア・コンバージェンス(Hippodamia convergens)+TX、レプトマスティックス・ダクチロピイ(Leptomastix dactylopii)+TX、マクロロフス・カリギノサス(Macrolophus caliginosus)+TX、マメストラ・ブラシカエNPV(Mamestra brassicae NPV)+TX、メタフィカス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)+TX、メタヒジウム・アニソプリエ・Var.アクリダム(Metarhizium anisopliae var.acridum)+TX、メタヒジウム・アニソプリエ・Var.アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)+TX、ネオディプリオン・サーティファ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンテイ(N.lecontei)NPV+TX、オリウス属(Orius spp.)+TX、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、フィトセイウルス・ペルシミリス(Phytoseiulus persimilis)+TX、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)+TX、シュタイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)+TX、ステイネルネマ・フェルティアエ(Steinernema feltiae)+TX、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)+TX、ステイネルネマ・リオブレイブ(Steinernema riobrave)+TX、ステイネルネマ・リオブレイブ(Steinernema riobravis)+TX、ステイネルネマ・スカプテリスシ(Steinernema scapterisci)+TX、ステイネルネマ属(Steinernema spp.)+TX、タマゴコバチ属(Trichogramma spp.)+TX、チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)+TX、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)+TX、アフォレート+TX、ビスアジール+TX、ブスルファン+TX、ジマチフ+TX、ヘメル+TX、ヘムパ+TX、メテパ+TX、メチオテパ+TX、メチルアホレート+TX、モルジド+TX、ペンフルロン+TX、テパ+TX、チオヘムパ+TX、チオテパ+TX、トレタミン+TX、ウレデパ+TX、(E)-デク-5-エン-1-オールを有する(E)-デク-5-エン-1-イルアセテート+TX、(E)-トリデク-4-エン-1-イルアセテート+TX、(E)-6-メチルヘプト-2-エン-4-オール+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート+TX、
(Z)-ドデク-7-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデク-11-enal+TX、(Z)-ヘキサデク-11-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデク-13-エン-11-yn-1-イルアセテート+TX、(Z)-icos-13-エン-10-オン+TX、(Z)-テトラデク-7-エン-1-al+TX、(Z)-テトラデク-9-エン-1-オール+TX、(Z)-テトラデク-9-エン-1-イルアセテート+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート+TX、14-メチルオクタデク-1-エン+TX、4-メチルノナン-5-オンを有する4-メチルノナン-5-オール、α-マルチストリアチン+TX、ブレビコミン+TX、コドラルアー+TX、コドラモン+TX、キュラー+TX、ディスパーリュア+TX、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1-イルアセテート+TX、ドミニカルアー+TX、エチル4-メチルオクタノエート+TX、オイゲノール+TX、フロンタリン+TX、グランルアー+TX、グランルアーI+TX、グランルアーII+TX、グランルアーIII+TX、グランルアーIV+TX、ヘキサルアー+TX、イプスジエノール+TX、イプセノール+TX、ジャポニルアー+TX、リネアチン+TX、リトルアー+TX、ループルアー+TX、メディルアー+TX、メガアトミック酸+TX、メチルオイゲノール+TX、ムスカルアー+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オルフラルアー+TX、オリクタルアー+TX、オストラモン+TX、シグルアー+TX、ソルジジンスルカトール+TX、テトラデク-11-エン-1-イルアセテート+TX、トリメドルア+TX、トリメドルアA+TX、トリメドルアB1+TX、トリメドルアB2+TX、トリメドルアC+TX、trunc-call+TX、2-(オクチルチオ)エタノール+TX、ブトピロノキシル+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)+TX、ジブチルアジペート+TX、ジブチルフタレート+TX、ジブチルスクシネート+TX、ジエチルトルアミド+TX、ジメチルカルベート+TX、ジメチルフタレート+TX、エチルヘキサンジオール+TX、ヘキサミド+TX、メトキン-ブチル+TX、メチルネオデカンアミド+TX、オキサメート+TX、ピカリジン+TX、1-ジクロロ-1-ニトロエタン+TX、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン+TX、1,3-ジクロロプロペンを有する1,2-ジクロロプロパン+TX、1-ブロモ-2-クロロエタン+TX、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)エチルアセテート+TX、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルホスフェート+TX、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート+TX、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート+TX、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール+TX、2-クロロビニルジエチルホスフェート+TX、2-イミダゾリドン+TX、2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン+TX、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート+TX、2-チオシアネートエチルラウレート+TX、3-ブロモ-1-クロロプロパ-1-エン+TX、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート+TX、4-メチル(プロパ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート+TX、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート+TX、アセチオン+TX、アクリロニトリル+TX、アルドリン+TX、アロサミジン+TX、アリルキシカルブ+TX、アルファ-エクジソン+TX、リン化アルミニウム+TX、アミノカルブ+TX、アナバシン+TX、アジダチオン+TX、アザメチホス+TX、バチルス・チューリンゲンス・デルタ・エンドトキシン+TX、ヘキサフルオロケイ酸バリウム+TX、ポリスルフィド+TX、バルトリン+TX、Bayer22/190+TX、Bayer22408+TX、ベータ-シフルトリン+TX、ベータ-シペルメトリン+TX、バイオエタノメトリン+TX、バイオペルメトリン+TX、ビス(2-クロロエチル)エーテル+TX、ボラックス+TX、ブロムフェンインフホス+TX、ブロモ-DDT+TX、ブフェンカルブ+TX、ブタカルブ+TX、ブタチオホス+TX、ブトネート+TX、ヒ酸カルシウム+TX、シアン化カルシウム+TX、二硫化炭素+TX、四塩化炭素+TX、カルタップ塩酸塩+TX、セバジン+TX、クロルビシクレン+TX、クロルデン+TX、クロルデコン+TX、クロロホルム+TX、クロロピクリン+TX、クロルホキシム+TX、クロルプラゾホス+TX、シス-レスメトリン+TX、シメトリン+TX、クロシトリン+TX、銅アセトアナイト+、ヒ酸銅+TX、オレイン酸銅+TX、クミソエート+TX、氷晶石+TX、CS708+TX、シアノフェンホス+TX、シアノホス+TX、シクレトリン+TX、シチオエート+TX、d-テトラメトリン+TX、DAEP+TX、ダゾメット+TX、デカルボフラン+TX、ジアミダホス+TX、ジカプトン+TX、ジクロフェンチオン+TX、ジクレジル+TX、ジシクラニル+TX、ジエルドリン+TX、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルホスフェート+TX、ジロール+TX、ジメフルトリン+TX、ダイメタン+TX、ジメトリン+TX、ジメチルビンホス+TX、ジメチラン+TX、ジノプロップ+TX、ジナム+TX、ダイノセブ+TX、ジオフェノラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、ジチクロホス+TX、DSP+TX、エクジステロン+TX、EI1642+TX、EMPC+TX、EPBP+TX、エタホス+TX、エチオフェンカルブ+TX、ギ酸エチル+TX、エチレンジブロミド+TX、エチレンジクロリド+TX、エチレンオキシド+TX、EXD+TX、フェンクロルホス+TX、フェネタカルブ+TX、フェニトロチオン+TX、フェノキサクリム+TX、フェンピリトリン+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオンエチル+TX、フルコフロン+TX、フォスミシラン+TX、ホスピレート+TX、フォスチエタン+TX、フラチオカルブ+TX、フレトリン+TX、グアザチン+TX、グアザチンアセテート+TX、テトラチオ炭酸ナトリウム+TX、ハーフペンプロックス+TX、HCH+TX、HEOD+TX、ヘプタクロル+TX、ヘテロホス+TX、HHDN+TX、シアン化水素+TX、ヒキンカルブ+TX、IPSP+TX、イサゾホス+TX、イソベンザン+TX、イソドリン+TX、イソフェンホス+TX、イソラン+TX、イソプロチオラン+TX、イソキサチオン+TX、幼若ホルモンI+TX、幼若ホルモンII+TX、幼若ホルモンIII+TX、ケラン+TX、キノプレン+TX、ヒ酸鉛+TX、レプトホス+TX、シリムホス+TX、リタチオン+TX、m-クメニルメチルカルバメート+TX、リン化マグネシウム+TX、マジドックス+TX、メカルホン+TX、メナゾン+TX、塩化第一水銀+TX、メスルフェンホス+TX、メタム+TX、メタカリウム+TX、メタナトリウム+TX、メタンスルホニルフルオリド+TX、メトクロトホス+TX、メトプレン+TX、メトトリン+TX、メトキシクロル+TX、メチルイソチオシアネート+TX、メチルクロロホルム+TX、塩化メチレン+TX、メトキサジアゾン+TX、ミレックス+TX、ナフタロホス+TX、ナフタレン+TX、NC-170+TX、ニコチン+TX、硫酸ニコチン+TX、ニチアジン+TX、ノルニコチン+TX、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルホスホノチオエート+TX、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオエート+TX、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオエート+TX、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート+TX、オレイン酸+TX、パラジクロロベンゼン+TX、パラチオン-メチル+TX、ペンタクロロフェノール+TX、ペンタクロロフェニルラウレート+TX、PH60-38+TX、フェンカプトン+TX、ホスニクロール+TX、ホスフィン+TX、フォキシムメチル+TX、ピリメタホス+TX、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体+TX、亜ヒ酸カリウム+TX、チオシアン酸カリウム+TX、プレコセンI+TX、プレコセンII+、プレセンIII+TX、プリミドホス+TX、プロフルトリン+TX、プロメカルブ+TX、プロチオホス+TX、ピラゾホス+TX、ピレスメトリン+TX、カッシア+TX、キナホス-メチル+TX、キノチオン+TX、ラホキサニド+TX、レスメトリン+TX、ロテノン+TX、カデトリン+TX、リアニア+TX、リアノジン+TX、サバジラ)+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、SI-0009+TX、チアプロニル+TX、亜ヒ酸ナトリウム+TX、シアン化ナトリウム+TX、フッ化ナトリウム+TX、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム+TX、セレン酸ナトリウム+TX、チオシアン酸ナトリウム+TX、スルコフロン+TX、スルコフロン-ナトリウム+TX、フッ化スルフリル+TX、スルプロホス+TX、タルオイル+TX、タジンカルブ+TX、
TDE+TX、テブピリムホス+TX、テメホス+TX、テラレトリン+TX、テトラクロロエタン+TX、チクロホス+TX、チオシクラム+TX、シュウ酸水素チオシクラム+TX、チオナジン+TX、チオスルタップ+TX、チオスルタップ-ナトリウム+TX、トラロメトリン+TX、トランスペルメトリン+TX、トリアザメート+TX、トリクロロメタオス-3+TX、トリクロロネート+TX、トリメタカルブ+TX、トルプロカルブ+TX、トリクロピリカルブ+TX、トリプレン+TX、ベラトリジン+TX、ベラトリン+TX、XMC+TX、ゼタメトリン+TX、リン亜鉛+TX、ゾラプロホス+TX、及びメペルフルトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、ビス(トリブチルスズ)オキシド+TX、ブロモアセトアミド+TX、リン酸第二鉄+TX、ニクロサミド-オラミン+TX、トリブチルスズオキシド+TX、ピリモルフ+TX、トリフェンモルフ+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン+TX、1,3-ジクロロプロペン+TX、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン+TX、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸+TX、6-イソペンテニルアミノプリン+TX、2-フルオロ-N-(3-メトキシフェニル)-9H-プリン-6-アミン+TX、ベンクロチアズ+TX、サイトカイニン+TX、DCIP+TX、フルフラール+TX、イサミドホス+TX、カイネチン+TX、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物+TX、テトラクロロチオフェン+TX、キシレノール+TX、ゼアチン+TX、エチルキサンチン酸カリウム+TX、アシベンゾラル+TX、アシベンゾラル-S-メチル+TX、レイノトリア・サハリネンシス(Reynoutria sachalinensis)抽出物+TX、α-クロロヒドリン+TX、antu+TX、炭酸バリウム+TX、ビスチオセミ+TX、ブロジファコウム+TX、ブロマジオロン+TX、ブロメタリン+TX、クロロファシノン+TX、コレカルシフェロール+TX、クマクロール+TX、クマフリル+TX、クマテトラリル+TX、クリミジン+TX、ジフェナクム+TX、ジフェチアロン+TX、ジファシノン+TX、エルゴカルシフェロール+TX、フロクマフェン+TX、フルオロアセトアミド+TX、フルプロパジン+TX、フルプロパジン塩酸塩+TX、ノルボルミド+TX、ホスアセチム+TX、リン+TX、ピンドン+TX、ピリヌロン+TX、シリロシド+TX、フルオロ酢酸ナトリウム+TX、硫酸タリウム+TX、ワルファリン+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン+TX、ネロリドール+TXを伴うファルネソール、ベルブチン+TX、MGK264+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピプロタール+TX、プロピル異性体+TX、S421+TX、セサメックス+TX、セサスモリン+TX、スルホキシド+TX、アントラキノン+TX、ナフテン酸銅+TX、オキシ塩化銅+TX、ジシクロペンタジエン+TX、チラム+TX、ナフテン酸亜鉛+TX、ジラム+TX、イマニン+TX、リバビリン+TX、酸化水銀+TX、チオファネートメチル+TX、アザコナゾール+TX、ビテルタノール+TX、ブロモコナゾール+TX、シプロコナゾール+TX、ジフェノコナゾール+TX、ジコナゾール+TX、エポキシコナゾール+TX、フェンブコナゾール+TX、フルキンコナゾール+TX、フルシラゾール+TX、フルトリアホール+TX、フラメタピル+TX、ヘキサコナゾール+TX、イマザリル+TX、イミベンコナゾール+TX、イプコナゾール+TX、メトコナゾール+TX、ミクロブタンイル+TX、パクロブトラゾール+TX、ペフラゾエート+TX、ペンコナゾール+TX、プロチオコナゾール+TX、ピリフェノックス+TX、プロクロラズ+TX、プロピコナゾール+TX、ピリソキサゾール+TX、シメコナゾール+TX、テブコナゾール+TX、テトラコナゾール+TX、トリアジメホン+TX、トリアジメノール+TX、トリフルミゾール+TX、トリチコナゾール+TX、アンシミドール+TX、フェナリモール+TX、ヌアリモール+TX、ブピリメート+TX、ジメチリモル+TX、エチリモル+TX、ドデモルフ+TX、フェンプロピジン+TX、フェンプロピモルフ+、スピロキサミン+TX、トリデモルフ+TX、シプロジニル+TX、メパニピリム+TX、ピリメタニル+TX、フェンピクロニル+TX、フルジオキソニル+TX、ベナラキシル+TX、フララキシル+TX、メタラキシル-+TX、ラメタキシル+TX、オフレース+TX、オキサジキシル+TX、カルベンダジム+TX、デバカルブ+TX、フベリダゾール+TX、チアベンダゾール+TX、クロゾリネート+TX、ジクロゾリン+TX、ミクロゾリン+TX、プロシミドン+TX、ビンクロゾリン+TX、ボスカリド+TX、カルボキシン+TX、フェンフラム+TX、フルトラニル+TX、メプロニル+TX、オキシカルボキシン+TX、ペンチオピラド+、チフルザミド+TX、ドジン+TX、イミノクタジン+TX、アゾキシストロビン+TX、ジモキシストロビン+TX、エンエストロゲン+TX、フェナミンストロビン+TX、フルフェノキシストロビン+TX、フルオキサストロビン+TX、クレソキシム-メチル+TX、メトミノストロビン+TX、トリフロキシストロビン+TX、オリサストロビン+TX、ピコキシストロビン+TX、ピラクロストロビン+TX、ピラメトストロビン+TX、ピラオキシストロビン+TX、フェルバム+TX、マンコゼブ+TX、マンネブ+TX、メチラム+TX、プロピネブ+TX、ジネブ+TX、カプタフォール+TX、キャプタン+TX、フルオロイミド+TX、フォルペット+TX、トリルフルアニド+TX、ボルドー混合物+TX、酸化銅+TX、マン銅+TX、オキシン-銅+TX、ニトロタルイソプロピル+TX、エジフェンホス+TX、イプロベンホス+TX、ホスジフェン+TX、トルクロホスメチル+TX、アニラジン+TX、ベンチアバリカルブ+TX、ブラスチシジン-S+TX、クロロネブ+TX、クロロタロニル+TX、シフルフェナミド+TX、シモキサニル+TX、シクロブトリフルラム+TX、ジクロシメット+TX、ジクロメジン+TX、ジクロラン+TX、ジエトフェンカルブ+TX、ジメトモルフ+TX、フルモルフ+TX、ジチアノン+TX、エタボキサム+TX、エトリジアゾール+TX、ファモキサドン+TX、フェナミドン+TX、フェノキサニル+TX、フェリムゾン+TX、フルアジナム+TX、フルオピコリド+TX、フルスルファミド+TX、フルキサピロキサド+TX、フェンヘキサミド+TX、フォセチル-アルミニウム+TX、ヒメキサゾール+TX、イプロバリカルブ+TX、シアゾファミド+TX、メタスルホカルブ+TX、メトラフェノン+TX、ペンシクロン+TX、フタリド+TX、ポリオキシン+TX、プロパモカルブ+TX、ピリベンカルブ+TX、プロキナジド+TX、ピロキロン+TX、ピリオフェノン+TX、キノキシフェン+TX、キントゼン+TX、チアジニル+TX、トリアゾキシド+TX、トリシクラゾール+TX、トリホリン+TX、バリダマイシン+TX、バリフェナレート+TX、ゾキサミド+TX、
マンジプロパミド+TX、フルベネタム+TX、イソピラザム+TX、セダキサン+TX、ベンゾビンジフルピル+TX、ピジフルメトフェン+TX、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド+TX、イソフルシプラム+TX、イソチアニル+TX、ジピメチトロン+TX、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロール[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル+TX、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1、3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン+TX、フルインダピル+TX、コウメトキシストロビン(jiaxiangjunzhi)+TX、lvbenmixianan+TX、ジクロベンチアゾックス+TX、マンデストロビン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン+TX、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール+TX、オキサチアピプロリン+TX、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、ピラジフルミド+TX、インピルフルサム+TX、トロルプロカルブ+TX、メフェントリフルコナゾール+TX、イプフェントリフルコナゾール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホネート+TX、ブト-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、メチルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン+TX、ピリダクロメチル+TX、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン+TX、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン+TX、アミノピリフェン+TX、アメトクトラジン+TX、アミスルブロム+TX、ペンフルフェン+TX、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペント-3-エナミド+TX、フロリルピコキサミド+TX、フェンピコキサミド+TX、テブフロキン+TX、イプフルフェノキン+TX、キノフメリン+TX、イソフェタミド+TX、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、ベンゾチオストロビン+TX、フェナマクリル+TX、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)+TX、フルオピラム+TX、フルチアニル+TX、フルオピモミド+TX、ピラプロポイン+TX、ピカルブトラゾックス+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、メチルテトラプロール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、α-(1、1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1、1’-ビフェニルフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール+TX、フルオキサピプロリン+TX、エノキサストロビン+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、トリネキサパック+TX、コウムオキシストロビン+TX、ジョングシェングマイシン+TX、チオジアゾール銅+TX、亜鉛チアゾール+TX、アメクトトラクチン+TX、イプロジオン+TX、N-オクチル-N’-[2-(オクチルアミノ)エチル]エタン-1,2-ジアミン+TX;N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法から調製され得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物は、IPCOM000249876Dに記載の方法から調製され得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/228896号に記載の方法から調製され得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[2-トリフオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2019/110427号に記載の方法から調製され得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブト-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法から調製され得る);
1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/025510号に記載の方法から調製され得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール+TX(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法から調製され得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド+TX、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン+TX。この段落の化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法から調製され得;2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート+TX(この化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法から調製され得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン+TX(この化合物は、国際公開第2011/138281号に記載の方法から調製され得る);N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド+TX;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペント-3-エンアミド+TX(この化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法から調製され得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法から調製され得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX(この化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法から調製され得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタゾン+TX、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタゾン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法から調製され得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX(この化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法から調製され得る);エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX(この化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法から調製され得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載の方法から調製され得る)、クロロインコナジド+TX、セボクチルアミン+TX、クロロインコナジン+TX、フルメチルスルホリム+TX、フルオキシチオコナゾール+TX
【0130】
有効成分の後ろの括弧内の参照、例えば[3878-19-1]は、Chemical Abstracts Registry numberを指す。上述の混合パートナーは公知である。有効成分が“The Pesticide Manual”[The Pesticide Manual-A World Compendium;Thirteenth Edition;Editor:C.D.S.TomLin;The British Crop Protection Council]に含まれる場合、それらは、特定の化合物について本明細書中上記の丸括弧内に示されるエントリ番号のもとでその中に記載され、例えば、化合物「アバメクチン」は、エントリ番号(1)に記載されている。「[CCN]」が特定の化合物に上で添加される場合、問題の化合物は“Compendium of Pesticide Common Names”に含まれ、これはインターネット上でアクセス可能である[A.Wood;Compendium of Pesticide Common Names,Copyright c 1995-2004]。例えば、化合物「アセトプロール」は、インターネットアドレスhttp://www.alanwood.net/pesticides/acetoprole.htmlの下に記述される。
【0131】
上記の有効成分の大部分は、本明細書において上記でいわゆる「共通名」と呼ばれ、関連する「ISO共通名」又は別の「共通名」が個々の場合に使用される。指定が「共通名」でない場合、代わりに使用される指定の性質は、特定の化合物について丸括弧内に与えられる。その場合、IUPAC名、IUPAC/Chemical Abstracts名、「化学名」、「従来の名称」、「化合物名」若しくは「開発コード」が使用されるか、又はそれらの名称のいずれも「共通名」が使用されない場合、「代替名」が使用される。「CAS Reg.No」は、Chemical Abstracts Registry Numberを意味する。
【0132】
表A-1~A-26又はB-1~B-44(以下)に示される1つの化合物又は表T1又は表T2(以下)に列挙される化合物から選択される式(I)の化合物の有効成分混合物は、好ましくは100:1~1:6000、特に50:1~1:50の混合比、より特に20:1~1:20、更により特に10:1~1:10、非常に特に5:1及び1:5の比であり、2:1~1:2の比が特に好ましく、4:1~2:1の比が同様に好ましく、とりわけ1:1、又は5:1、又は5:2、又は5:3、又は5:4、又は4:1、又は4:2、又は4:3、又は3:1、又は3:2、又は2:1、又は1:5、又は2:5、又は3:5、又は4:5、又は1:4、又は2:4、又は3:4、又は1:3、又は2:3、又は1:2、又は1:600、又は1:300、又は1:150、又は1:35、又は2:35、又は4:35、又は1:75、又は2:75、又は4:75、又は1:6000、又は1:3000、又は1:1500、又は1:350、又は2:350、又は4:350、又は1:750、又は2:750、又は4:750である。これらの混合比は重量による。
【0133】
上記の混合物は、上記の混合物を含む組成物を有害生物又はその環境に施用することを含む有害生物を防除する方法に使用することができるが、手術又は治療によるヒト又は動物の身体の治療方法及びヒト又は動物の身体に対して実施される診断方法は例外である。
【0134】
表A-1~A-26又はB-1~B-44(以下)に表される化合物、又は表T1又は表T2(以下)に列挙される化合物と、上記の1つ以上の有効成分とを含む混合物は、例えば、単一の「レディミックス」形態で、「タンクミックス」などの単一の有効成分の別々の製剤から構成される組み合わせスプレー混合物で、及び連続的に、すなわち数時間又は数日などの適度に短い期間で次々に適用される場合の単一の有効成分の組み合わせ使用で適用することができる。上記の表A-1~A-26若しくはB-1~B-44(下記)に示される化合物、又は表T1又は表T2(下記)に列挙される化合物及び有効成分(複数可)を適用する順序は、本発明を実施するために必須ではない。
【0135】
本発明の化合物はまた、駆虫薬薬剤との組み合わせで用いられ得る。このような駆虫薬としては、欧州特許第357460号明細書、欧州特許第444964号明細書及び欧州特許第594291号明細書に記載されているとおり、イベルメクチン、アベルメクチン、アバメクチン、エマメクチン、エピリノメクチン、ドラメクチン、セラメクチン、モキシデクチン、ネマデクチン及びミルベマイシン誘導体などの化合物の大環式ラクトンクラスから選択される化合物が挙げられる。追加の駆虫薬としては、米国特許第5015630号明細書、国際公開第9415944号及び国際公開第9522552号に記載されているものなどの半合成及び生合成アベルメクチン/ミルベマイシン誘導体が挙げられる。追加の駆虫薬としては、アルベンダゾール、カンベンダゾール、フェンベンダゾール、フルベンダゾール、メベンダゾール、オキシフェンダゾール、オキシベンダゾール、パルベンダゾール、及び、このクラスの他の構成要素などのベンズイミダゾールが挙げられる。追加の駆虫薬としては、イミダゾチアゾール、及び、テトラミソール、レバミゾール、パモ酸ピランテル(pyrantel pamoate)、オキサンテル又はモランテルなどのテトラヒドロピリミジンが挙げられる。追加の駆虫薬としては、トリクラベンダゾール及びクロルスロンなどのフルキシド、並びに、プラジカンテル及びエプシプランテルなどのセストサイド(cestocide)が挙げられる。
【0136】
本発明の化合物は、パラヘルクアミド/マルクホルチンクラスの駆虫薬の誘導体及び類似体、並びに、米国特許第5478855号明細書、米国特許第4639771号明細書及び独国特許第19520936号明細書に開示されているものなどの抗寄生虫性オキサゾリンとの組み合わせで用いられ得る。
【0137】
本発明の化合物は、国際公開第96/15121号に記載されている一般的なクラスのジオキソモルホリン抗寄生虫性薬剤の誘導体及び類似体との組み合わせで、また、国際公開第96/11945号、国際公開第93/19053号、国際公開第93/25543号、欧州特許第0 626 375号明細書、欧州特許第0 382 173号明細書、国際公開第94/19334号、欧州特許第0 382 173号明細書、及び、欧州特許第0 503 538号明細書に記載のものなどの駆虫活性環式デプシペプチドとの組み合わせで用いられ得る。
【0138】
本発明の化合物は、他の外寄生生物撲滅薬;例えば、フィプロニル;ピレスロイド;有機リン酸エステル;ルフェヌロンなどの昆虫成長調節剤;テブフェノジド等などのエクジソンアゴニスト;イミダクロプリド等などのネオニコチノイドとの組み合わせで用いられ得る。
【0139】
本発明の化合物は、例えば国際公開第95/19363号又は国際公開第04/72086号に記載のものといったテルペンアルカロイドであって、特にこれらに開示の化合物との組み合わせで用いられ得る。
【0140】
本発明の化合物が組み合わされて用いられ得るこのような生物学的に有効な化合物の他の例としては、これらに限定されることはないが、以下が挙げられる。
有機リン酸エステル:アセフェート、アザメチホス、アジンホス-エチル、アジンホス-メチル、ブロモホス、ブロモホス-エチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルピリホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、デメトン、デメトン-S-メチル、デメトン-S-メチルスルホン、ジアリホス、ダイアジノン、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、エトプロホス、エトリムホス、ファンファー、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フルピラゾホス、フォノホス、ホルモチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イサゾホス、イソチオエート、イソキサチオン、マラチオン、メタクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチル-パラチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシデメトン-メチル、パラオキソン、パラチオン、パラチオン-メチル、フェントエート、ホサロン、ホスホラン、ホスホカルブ、ホスメット、ホスファミドン、ホレート、ホキシム、ピリミホス、ピリミホス-メチル、プロフェノホス、プロパホス、プロエタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダペンチオン、キナルホス、スルプロホス、テメホス、テルブホス、テブピリムホス、テトラクロルビンホス、チメトン(thimeton)、トリアゾホス、トリクロルホン、バミドチオン。
【0141】
カルバメート:アラニカルブ、アルジカルブ、2-sec-ブチルフェニルメチルカルバメート、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、クロエトカルブ、エチオフェンカルブ、フェノキシカルブ、フェンチオカルブ、フラチオカルブ、HCN-801、イソプロカルブ、インドキサカルブ、メチオカルブ、メソミル、5-メチル-m-クメニルブチリル(メチル)カルバメート、オキサミル、ピリミカーブ、プロポキスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリアザメート、UC-51717。
【0142】
ピレスロイド:アクリナチン(acrinathin)、アレトリン、アルファメトリン(alphametrin)、5-ベンジル-3-フリルメチル(E)-(1R)-シス-2,2-ジメチル-3-(2-オキソチオラン-3-イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレート、ビフェントリン、β-シフルトリン、シフルトリン、α-シペルメトリン、β-シペルメトリン、ビオアレトリン、ビオアレトリン((S)-シクロペンチル異性体)、ビオレスメトリン、ビフェントリン、NCI-85193、シクロプロトリン、シハロトリン、シチトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、エムペントリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロクス、フェンフルトリン、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、フルバリネート(D異性体)、イミプロトリン、シハロトリン、λ-シハロトリン、ペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、ピレトリン(天然生成物)、レスメスリン、テトラメトリン、トランスフルトリン、θ-シペルメトリン、シラフルオフェン、t-フルバリネート、テフルトリン、トラロメトリン、ζ-シペルメトリン。
【0143】
節足動物成長調節剤:a)キチン合成抑制剤:ベンゾイル尿素:クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルアズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール、クロルフェンタジン;b)エクジソンアンタゴニスト:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド;c)ジュベノイド:ピリプロキシフェン、メトプレン(S-メトプレンを含む)、フェノキシカルブ;d)脂質生合成抑制剤:スピロジクロフェン。
【0144】
他の抗寄生虫薬:アセキノシル、アミトラズ、AKD-1022、ANS-118、アザジラクチン、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、ベンサルタップ、ビフェナゼート、ビナパクリル、ブロモプロピレート、BTG-504、BTG-505、カンフェクロル、カルタップ、クロロベンジレート、クロルジメホルム、クロルフェナピル、クロマフェノジド、クロチアニジン(clothianidine)、シロマジン、ジアクロデン、ジアフェンチウロン、DBI-3204、ジナクチン、ジヒドロキシメチルジヒドロキシピロリジン、ジノブトン、ジノカップ、エンドスルファン、エチプロール、エトフェンプロクス、フェナザキン、フルマイト、MTI-800、フェンピロキシメート、フルアクリピリム、フルベンジミン、フルブロシトリネート、フルフェンジン、フルフェンプロックス、フルプロキシフェン、ハロフェンプロックス(halofenprox)、ヒドラメチルノン、IKI-220、カネマイト、NC-196、ニームガード、ニジノルテルフラン、ニテンピラム、SD-35651、WL-108477、ピリダリル、プロパルギット、プロトリフェンブト、ピメトロジン(pymethrozine)、ピリダベン、ピリミジフェン、NC-1111、R-195、RH-0345、RH-2485、RYI-210、S-1283、S-1833、SI-8601、シラフルオフェン、シロマジン、スピノサド、テブフェンピラド、テトラジホン、テトラナクチン(tetranactin)、チアクロプリド、チオシクラム、チアメトキサム、トルフェンピラド、トリアザメート、トリエトキシスピノシン、トリナクチン、ベルブチン、ベルタレク、YI-5301。
【0145】
生物剤:バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis ssp aizawai,kurstaki)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン、バキュロウイルス、昆虫病原性バクテリア、ウイルス及び真菌。
【0146】
殺菌剤:クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、ストレプトマイシン。
【0147】
他の生物剤:エンロフロキサシン、フェバンテル、ペネタメート、モロキシカム、セファレキシン、カナマイシン、ピモベンダン、クレンブテロール、オメプラゾール、チアムリン、ベナゼプリル、ピリプロール、セフキノム、フロルフェニコール、ブセレリン、セフォベシン、ツラスロマイシン、セフチオウル、カルプロフェン、メタフルミゾン、プラジクアランテル、トリクラベンダゾール。
【0148】
本発明に係る組成物はまた、例えば未エポキシ化又はエポキシ化植物油(例えばエポキシ化ココナツ油、ナタネ油又はダイズ油)といった安定化剤、例えばシリコーン油といった消泡剤、防腐剤、粘度調節剤、バインダ及び/又は粘着剤、肥料又は特定の効果を達成するための他の有効成分、例えば殺菌剤、殺菌・殺カビ剤、殺線虫剤、植物活性化剤、殺軟体動物剤若しくは除草剤などのさらなる固体助剤若しくは液体助剤を含み得る。
【0149】
本発明に係る組成物は、それ自体公知である様式において、助剤の不在下で、例えば、固体有効成分を粉末化し、スクリーニングし、及び/又は圧縮することにより、及び少なくとも1種の助剤の存在下で、例えば、有効成分を1種又は複数の助剤と共に均質混合し、及び/又は粉末化することにより調製される。組成物のこれらの調製プロセス及びこれらの組成物を調製するための化合物(I)の使用も本発明の主題である。
【0150】
本発明の他の態様は、式(I)の化合物若しくは本明細書に定義されている好ましい個別の化合物、少なくとも1種の式(I)の化合物若しくは少なくとも1種の上記に定義されている好ましい個別の化合物を含む組成物、又は、少なくとも1種の式(I)の化合物若しくは少なくとも1種の上記に定義されている好ましい個別の化合物を含む殺菌・殺カビ若しくは殺虫性混合物であって、上記の他の殺菌・殺カビ剤若しくは殺虫剤を伴う混和物における使用であり、作物植物、例えば種子といったその繁殖材料、例えば収穫された食品作物といった収穫された作物などの例えば有用な植物といった植物、又は、昆虫若しくは好ましくは真菌性生物といった植物病原性微生物による非生体材料に係る外寄生を防除若しくは予防するための使用に関する。
【0151】
本発明のさらなる態様は、作物植物、例えば種子といったその繁殖材料、例えば収穫された食品作物といった収穫された作物などの例えば有用な植物といった植物、又は、昆虫、若しくは、特に真菌性生物といった植物病原性若しくはヒトに対して潜在的に有害である腐敗性微生物若しくは生物による非生体材料に係る外寄生を防除若しくは予防する方法に関し、この方法は、式(I)の化合物若しくは上記に定義されている好ましい個別の化合物を、有効成分として植物、植物の一部若しくはその生息地、その繁殖材料、又は、非生体材料のいずれかの部分に適用するステップを含む。
【0152】
防除若しくは予防とは、特に真菌性生物といった植物病原性若しくはヒトに対して潜在的に有害である腐敗性微生物若しくは生物による外寄生を、向上が実証されるレベルまで低減させることを意味する。
【0153】
特に真菌性生物といった植物病原性微生物又は昆虫による作物植物の外寄生を防除若しくは予防する好ましい方法であって、式(I)の化合物又は前記化合物の少なくとも1種を含有する農芸化学組成物の適用を含む方法は、葉面処理である。適用頻度及び適用量は、対応する病原体又は昆虫による外寄生のリスクに応じることとなる。しかしながら、式(I)の化合物はまた、植物の生息地に液体配合物を灌注することにより、又は、例えば粒状形態(土壌施用)の固体形態で化合物を土壌に適用することにより、土壌(浸透移行作用)を介して根から植物に浸透させることが可能である。水稲作物の場合、このような粒質物を湛水した水田に適用することが可能である。式(I)の化合物はまた、種子又は塊茎を殺菌・殺カビ剤の液体配合物に含浸させることにより、又は、これらを固体配合物でコーティングすることにより、種子に適用(コーティング)され得る。
【0154】
例えば、式(I)の化合物と、所望の場合に、式(I)の化合物をカプセル化する固体又は液体補助剤又はモノマーとを含有する組成物といった配合物は、公知の様式で、典型的には、化合物を例えば溶剤、固体キャリア及び任意に表面活性化合物(界面活性剤)といった増量剤と一緒に均質に混合し、及び/又は、粉砕することにより調製され得る。
【0155】
有利な適用量は、通常、1ヘクタール(ha)当たり、5g~2kgの有効成分(a.i.)、好ましくは10g~1kg a.i./ha、最も好ましくは20g~600g a.i./haである。種子灌注剤として用いられる場合、簡便な投与量は、1kgの種子に対して10mg~1gの活性物質である。
【0156】
本発明の組み合わせが種子の処理に用いられる場合、1kgの種子に対して0.001~50gの式(I)の化合物、好ましくは、1kgの種子に対して0.01~10gの量が一般に十分とされる。
【0157】
好適には、本発明に係る式(I)の化合物を含む組成物は、病害の発生前を意味する予防的に、又は、病害の発生後を意味する治療的に適用される。
【0158】
本発明の組成物は、いずれかの従来の形態、例えば、二液系、乾燥種子処理用粉末(DS)、種子処理用エマルジョン(ES)、種子処理用流動性濃縮物(FS)、種子処理用溶液(LS)、種子処理用水分散性粉末(WS)、種子処理用カプセル懸濁液(CF)、種子処理用ゲル(GF)、エマルジョン濃縮物(EC)、懸濁液濃縮物(SC)、サスポエマルジョン(SE)、カプセル懸濁液(CS)、水分散性顆粒(WG)、乳化性顆粒(EG)、エマルジョン、油中水型(EO)、エマルジョン、水中油型(EW)、マイクロエマルジョン(ME)、油分散体(OD)、油混和性の流動体(OF)、混油性液体(OL)、可溶性濃縮物(SL)、超低体積懸濁液(SU)、超低体積液体(UL)、工業用濃縮物(TK)、分散性濃縮物(DC)、水和剤(WP)、又は、農学的に許容可能な補助剤と組み合わされるいずれかの技術的に好ましい配合物の形態で採用され得る。
【0159】
このような組成物は、従来の様式で、例えば有効成分を、適切な不活性配合物(希釈剤、溶剤、充填材、並びに、界面活性剤、殺生剤、不凍剤、展着剤、増粘剤及びアジュバント活性効果をもたらす化合物などの任意に他の配合成分)と混合することにより、生成され得る。また、従来の緩効性配合物は、長期にわたって持続する効力が意図される場合に採用され得る。特に、水分散性濃縮物(例えばEC、SC、DC、OD、SE、EW、EO等)、水和剤及び顆粒などの吹付け形態で適用される配合物は、例えばホルムアルデヒドとナフタレンスルホン酸塩との縮合物、アルキルアリールスルホネート、リグニンスルホン酸塩、脂肪アルキルスルフェート、及びエトキシル化アルキルフェノール及びエトキシル化脂肪族アルコールといった、湿潤剤及び分散剤及びアジュバント効果をもたらす他の化合物などの界面活性剤を含有していてもよい。
【0160】
種子粉衣配合物は種子にそれ自体公知である様式で適用され、例えば水性懸濁液又は種子に良好な接着性を有する乾燥粉末形態といった好適な種子粉衣配合物形態で、本発明の組み合わせ及び希釈剤を利用する。このような種子粉衣配合物は技術分野において公知である。種子粉衣配合物は、単一種の有効成分を含有していても、又は、例えば緩効性カプセル若しくはマイクロカプセルとしてカプセル化形態で有効成分の組み合わせを含有していてもよい。
【0161】
普通、配合物は、0.01~90重量%の活性薬剤、0~20%の農学的に許容可能な界面活性剤、並びに、10~99.99%の固体又は液体不活性配合物及び補助剤を含み、活性薬剤は、少なくとも式(I)の化合物を、任意に他の活性薬剤、特に殺菌剤又は防腐剤等を一緒に伴って構成されている。組成物の濃縮形態は、一般に、約2~80%、好ましくは約5~70重量%の活性薬剤を含有する。配合物の適用形態は、例えば0.01~20重量%、好ましくは0.01~5重量%の活性薬剤を含有し得る。市販製品は濃縮物として配合されていることが好ましいであろうが、エンドユーザーは通常希釈した配合物を利用することとなる。
【0162】
市販の製品を濃縮物として配合することが好ましいが、エンドユーザーは通常配合物を希釈して使用するであろう。
【0163】
下記の表A-1~A-26及びB-1~B-44に記載の化合物は、上記の方法に従って調製することができる。以下の実施例は、本発明を説明し、式(I)の好ましい化合物を示すことを意図している。
【0164】
表A:この表は、本発明による式(Ia):
【化23】
(式中、本発明の式(I)の化合物によるG(-N(H)-、R2、R3及びR4を含む)は、次式
【化24】
(式中、G置換基は以下に定義される通りである)である)
の化合物の59個の置換基の定義(G)を開示している。
【0165】
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【0166】
したがって、以下の化合物は、以下の式(Ia)の置換基を用いて表A-1~A-26に具体的に記載される。
【0167】
表A-1:この表は、AがA-1であり、R1がフェニルであり、R5が水素であり、R6がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-1.01及びA-1.77を提供する。
例えば、化合物A-1.20は、以下の構造を有する。
【化25】
化合物A-1.20
【0168】
表A-2:この表は、AがA-1であり、R1が6-クロロピリジン-3-イルであり、R5が水素であり、R6がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-2.01及びA-2.77を提供する。
【0169】
表A-3:この表は、AがA-1であり、R1が3-トリフルオロメチルフェニルであり、R5が水素であり、R6がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-3.01及びA-3.77を提供する。
【0170】
表A-4:この表は、AがA-1であり、R1が3-メトキシフェニルであり、R5が水素であり、R6がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-4.01及びA-4.77を提供する。
【0171】
表A-5:この表は、AがA-1であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R5が水素であり、R6がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-5.01及びA-5.77を提供する。
【0172】
表A-6:この表は、AがA-2であり、R1がフェニルであり、R7が水素であり、R8がクロロであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-6.01及びA-6.77を提供する。
【0173】
表A-7:この表は、AがA-2であり、R1が6-クロロピリジン-3-イルであり、R7が水素であり、R8がクロロであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-7.01及びA-7.77を提供する。
【0174】
表A-8:この表は、AがA-2であり、R1が3-トリフルオロメチルフェニルであり、R7が水素であり、R8がクロロであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-8.01及びA-8.77を提供する。
【0175】
表A-9:この表は、AがA-2であり、R1が3-メトキシフェニルであり、R7が水素であり、R8がクロロであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-9.01及びA-9.77を提供する。
【0176】
表A-10:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がクロロであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-10.01及びA-10.77を提供する。
【0177】
表A-11:この表は、AがA-2であり、R1がフェニルであり、R7が水素であり、R8がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-11.01及びA-11.77を提供する。
【0178】
表A-12:この表は、AがA-2であり、R1が6-クロロピリジン-3-イルであり、R7が水素であり、R8がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-12.01及びA-12.77を提供する。
【0179】
表A-13:この表は、AがA-2であり、R1が3-トリフルオロメチルフェニルであり、R7が水素であり、R8がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-13.01及びA-13.77を提供する。
【0180】
表A-14:この表は、AがA-2であり、R1が3-メトキシフェニルであり、R7が水素であり、R8がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-14.01及びA-14.77を提供する。
【0181】
表A-15:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がメチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-15.01及びA-15.77を提供する。
【0182】
表A-16:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8が水素であり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-16.01及びA-16.77を提供する。
【0183】
表A-17:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がメトキシであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-17.01及びA-17.77を提供する。
【0184】
表A-18:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピル-2-フルオロフェニルであり、R7が水素であり、R8がメトキシであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-18.01及びA-18.77を提供する。
【0185】
表A-19:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がイソプロピルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-19.01及びA-19.77を提供する。
【0186】
表A-20:この表は、AがA-2であり、R1が3-クロロフェニルであり、R7がエチルであり、R8がイソプロピルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-20.01及びA-20.77を提供する。
【0187】
表A-21:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がエチルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-21.01及びA-21.77を提供する。
【0188】
表A-22:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がイソプロポキシであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-22.01及びA-22.77を提供する。
【0189】
表A-23:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8が2-メチルアリルオキシであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-23.01及びA-23.77を提供する。
【0190】
表A-24:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がイソプロペニルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-24.01及びA-24.77を提供する。
【0191】
表A-25:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8がシクロプロピルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-25.01及びA-25.77を提供する。
【0192】
表A-26:この表は、AがA-2であり、R1が3-シクロプロピルフェニルであり、R7が水素であり、R8が2-シクロプロピルエチニルであり、G置換基が上記の表Aに定義される通りである、式(Ia)の77個の化合物A-26.01及びA-26.77を提供する。
【0193】
表B:この表は、本発明による式(Ia):
【化26】
(式中、本発明の式(I)の化合物によるG(-N(H)-、R2、R3及びR4を含む)は、
【化27】
(式中、R1置換基は以下に定義される通りである)
である)
の化合物の58個の置換基の定義(R1)を開示している。
【0194】
【表2】
【0195】
したがって、以下の化合物を、以下の式(Ia)の置換基を用いて表B-1~B-44に具体的に記載する。
【0196】
表B-1:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[2-(6-クロロ-3-ピリジル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-1.01及びB-1.58を提供する。
【0197】
表B-2:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-2.01及びB-2.58を提供する。
【0198】
表B-3:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-3.01及びB-3.58を提供する。
【0199】
表B-4:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-4.01及びA-4.58を提供する。
【0200】
表B-5:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-5.01及びA-5.58を提供する。
【0201】
表B-6:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-6.01及びB-6.58を提供する。
【0202】
表B-7:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-7.01及びB-7.58を提供する。
【0203】
表B-8:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-8.01及びB-8.58を提供する。
【0204】
表B-9:この表は、AがA-1であり、R5が水素であり、R6がメチルであり、Gが[(2R)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-9.01及びB-9.58を提供する。
【0205】
表B-10:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[2-(6-クロロ-3-ピリジル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-10.01及びB-10.57を提供する。
例えば、化合物B-10.9は、以下の構造:を有する。
【化28】
化合物B-10.9
【0206】
表B-11:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-11.01及びB-11.58を提供する。
【0207】
表B-12:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-12.01及びB-12.58を提供する。
【0208】
表B-13:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-13.01及びA-13.58を提供する。
【0209】
表B-14:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[(2R)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-14.01及びA-14.58を提供する。
【0210】
表B-15:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-15.01及びB-15.58を提供する。
【0211】
表B-16:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の57個の化合物B-16.01及びB-16.58を提供する。
【0212】
表B-17:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-17.01及びB-17.58を提供する。
【0213】
表B-18:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がクロロであり、Gが[(2R)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-18.01及びB-18.58を提供する。
【0214】
表B-19:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[2-(6-クロロ-3-ピリジル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-19.01及びB-19.58を提供する。
【0215】
表B-20:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-20.01及びB-20.58を提供する。
【0216】
表B-21:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-21.01及びB-21.58を提供する。
【0217】
表B-22:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-22.01及びA-22.58を提供する。
【0218】
表B-23:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[(2R)-2-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-23.01及びB-23.58を提供する。
【0219】
表B-24:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-24.01及びB-24.58を提供する。
【0220】
表B-25:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-25.01及びB-25.58を提供する。
【0221】
表B-26:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[(2S)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-26.01及びB-26.58を提供する。
【0222】
表B-27:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメチルであり、Gが[(2R)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-27.01及びB-27.58を提供する。
【0223】
表B-28:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8が水素であり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-28.01及びB-28.58を提供する。
【0224】
表B-29:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメトキシであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-29.01及びB-29.58を提供する。
【0225】
表B-30:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がメトキシであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-30.01及びB-30.58を提供する。
【0226】
表B-31:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8が水素であり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-31.01及びB-31.58を提供する。
【0227】
表B-32:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロピルであり、Gが[(2S)-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-32.01及びB-32.58を提供する。
【0228】
表B-33:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロピルであり、Gが[(2R)-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-33.01及びB-33.58を提供する。
【0229】
表B-34:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロピルであり、Gが[(2S)-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-34.01及びB-34.58を提供する。
【0230】
表B-35:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロピルであり、Gが[(2R)-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-35.01及びB-35.58を提供する。
【0231】
表B-36:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がエチルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-36.01及びB-36.58を提供する。
【0232】
表B-37:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロポキシであり、Gが[(2S)-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-37.01及びB-37.58を提供する。
【0233】
表B-38:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロポキシであり、Gが[(2R)-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-38.01及びB-38.58を提供する。
【0234】
表B-39:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロポキシであり、Gが[(2S)-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-39.01及びB-39.58を提供する。
【0235】
表B-40:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロポキシであり、Gが[(2R)-(2,4-ジメチルフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-40.01及びB-40.58を提供する。
【0236】
表B-41:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8が2-メチルアリルオキシであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-41.01及びB-41.58を提供する。
【0237】
表B-42:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がイソプロペニルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-42.01及びB-42.58を提供する。
【0238】
表B-43:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8がシクロプロピルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-43.01及びB-43.58を提供する。
【0239】
表B-44:この表は、AがA-2であり、R7が水素であり、R8が2-シクロプロピルエチニルであり、Gが[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]アミノであり、R1置換基が上記の表Bに定義される通りである、式(Ia)の58個の化合物B-44.01及びB-44.58を提供する。
【実施例
【0240】
以下の実施例は本発明を例示するものである。
【0241】
本発明の化合物は低施用量でのより高い効力により公知の化合物から区別可能であり、これは、実施例において概説されている実験手法を用い、必要に応じて、例えば50ppm、12.5ppm、6ppm、3ppm、1.5ppm、0.8ppm、又は0.2ppmといったより少ない施用量を用いることで当業者により検証可能である。
【0242】
式(I)の化合物は、とりわけ、真菌によって引き起こされる病害に対する植物の保護に係る有利なレベルの生物学的活性、又は農芸化学有効成分としての使用に係る優れた特性(例えば、高い生物学的活性、有利な活性スペクトル、高い安全プロファイル(向上した作物の耐性を含む)、向上した物理化学的特性、又は高い生分解性)を含む、多数の有益性を有し得る。
【0243】
本明細書を通して、温度は摂氏(℃)で示され、「mp.」は融点を意味する。LC/MSは液体クロマトグラフィー質量分析を意味し、装置及び方法Aの説明は以下の通りである。
【0244】
方法A:
スペクトルは、エレクトロスプレー源(極性:正イオン及び負イオン)、キャピラリー:3.00kV、コーン範囲:30V、抽出器:2.00V、ソース温度:150℃、脱溶媒温度:350℃、コーンガス流量:50l/h、脱溶媒ガス流量:650L/h、質量範囲:100~900Da)及びWatersのAcquity UPLC:バイナリポンプ、加熱カラムコンパートメント、ダイオードアレイ検出器及びELSD検出器を備えたWatersの質量分析計(SQD、SQDIIシングル四重極型質量分析計)で記録した。カラム:Waters UPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:60℃、DAD波長範囲(nm):210から500、溶媒勾配:A=水+5%MeOH+0.05%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH、勾配:1.2分で10から100%B;流量(mL/分)0.85
【0245】
方法B:
スペクトルは、エレクトロスプレー源(極性:正極及び負極性切替)、キャピラリー:0.8~3.00kV、コーン範囲:25、ソース温度:120~150℃、脱溶媒温度:500~600℃、コーンガス流量:50L/h、脱溶媒ガス流量:1000L/h、質量範囲:110~850Da)、及びWatersのAcquityUPLC:四級溶媒マネージャ、加熱カラムコンパートメント、ダイオードアレイ検出器を備えたWatersの質量分析計(SQD2又はQDA Single四重極質量分析計)で記録した。カラム:Acquity UPLC HSS T3 C18、1.8μm、30x2.1mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):200~400、溶媒勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH:勾配:0分 10%B;0~0.2分 10~50%B;0.2~0.6分 50~100%B;0.6~1.3分 100%B;1.3~1.4分 100~10%B;1.4~1.6分 10%B;流量(mL/分)0.6。
【0246】
方法C:
スペクトルは、エレクトロスプレー源(極性:正負極性切替)、キャピラリ:0.8~3.00kV、コーン範囲:25ソース 温度:120~150℃、脱溶媒温度:500~600℃、コーンガス流量:50L/h、脱溶媒ガス流量:1000L/h、質量範囲:110~850Da)及びWatersのAcquity UPLC:四級溶媒マネージャ、加熱カラムコンパートメント、ダイオードアレイ検出器を備えたWatersの質量分析計(SQD2又はQDA Single四重極質量分析計)で記録した。カラム:Acquity UPLC HSS T3 C18、1.8μm、30x2.1mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):200~400、溶媒勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH:勾配:0分 10%B;0.0~0.5分 10%B;0.5~2分 100%B;2~3分 100%B;3~3.5分 10%B;3.5~4分 10%B;流量(mL/分)0.6。
【0247】
方法D:
スペクトルは、エレクトロスプレー源(極性:正負極性切替)、キャピラリ:0.8~3.00kV、コーン範囲:25ソース 温度:120~150℃、脱溶媒温度:500~600℃、コーンガス流量:50L/h、脱溶媒ガス流量:1000L/h、質量範囲:110~850Da)及びWatersのAcquity UPLC:四級溶媒マネージャ、加熱カラムコンパートメント、ダイオードアレイ検出器を備えたWatersの質量分析計(SQD2又はQDA Single四重極質量分析計)で記録した。カラム:Waters UPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:40℃、PDA波長範囲(nm):200から400、溶媒勾配:A=0.1%ギ酸を含む水:アセトニトリル:95:5v/v、B=0.05%ギ酸を含むアセトニトリル、勾配:0min-1.0min、10%B-90%A;1.0分~4.50分10%-100%B;4.51分-5.30分、100%B、0%A;5.31分-5.50分100%-10%B;5.51分-6.00分、10%B、90%A;流量(ml/分)0.6。
【0248】
必要に応じて、エナンチオマー的に純粋な最終化合物は、逆相キラルクロマトグラフィーなどの標準的な物理的分離技術を介して、又は例えばキラル出発材料を使用することによる立体選択的合成技術を介して、必要に応じてラセミ材料から得ることができる。
【0249】
必要に応じて、鏡像異性的に純粋な最終化合物が、適宜、逆相キラルクロマトグラフィーなどの標準的な物理的分離技術によって、又は例えば、キラル出発材料を用いることによる立体選択的合成技術によって、ラセミ材料から得られる。
【0250】
製剤例
【0251】
【表3】
【0252】
有効成分をアジュバントと完全に混合し、混合物を適切なミルで完全に粉砕して、水で希釈して所望の濃度の懸濁液を得ることができる水和剤を得る。
【0253】
【表4】
【0254】
有効成分をアジュバントと完全に混合し、混合物を適切なミルで完全に粉砕して、種子処理に直接使用することができる粉末を得る。
【0255】
乳化性濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 10%
オクチルフェノールポリエチレングリコールエーテル 3%
(エチレンオキシド4~5モル)
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3%
ヒマシ油ポリグリコールエーテル(エチレンオキシド35モル) 4%
シクロヘキサノン 30%
キシレン混合物 50%
【0256】
植物保護に使用することができる任意の必要な希釈のエマルジョンは、この濃縮物から水で希釈することによって得ることができる。
【0257】
【表5】
【0258】
使用準備完了ダストは、有効成分を担体と混合し、混合物を適切なミルで粉砕することによって得られる。このような粉末は、種子用の乾燥ドレッシングにも使用することができる。
【0259】
押出顆粒
有効成分[式(I)の化合物] 15%
リグニンスルホン酸ナトリウム 2%
カルボキシメチルセルロース 1%
カオリン 82%
【0260】
有効成分をアジュバントと混合粉砕し、混合物を水で湿らせる。混合物を押し出し、次いで空気流中で乾燥させる。
【0261】
被覆顆粒
有効成分[式(I)の化合物] 8%
ポリエチレングリコール(分子量200) 3%
カオリン 89%
【0262】
細かく粉砕した有効成分を、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンにミキサーで均一に塗布する。このようにして、非含塵性被覆顆粒を得る。
【0263】
懸濁液濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 40%
プロピレングリコール 10%
ノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル(エチレンオキシド15モル) 6%
リグニンスルホン酸ナトリウム 10%
カルボキシメチルセルロース 1%
シリコーン油(水中75%エマルジョンの形態) 1%
水 32%
【0264】
細かく粉砕した有効成分を補助剤と均質に混合して懸濁液濃縮物を得、水で希釈することによって、この懸濁液を任意の所望の濃度で得ることが可能である。このような希釈を用いることで、吹付け、注ぎかけ、又は、浸漬により、微生物による外寄生から、生存している植物並びに植物繁殖材料を処理及び保護可能である。
【0265】
種子処理用の流動性濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 40%
プロピレングリコール 5%
コポリマーブタノールPO/EO 2%
10~20モルEOを有するトリスチレンフェノール 2%
1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン(20%水溶液の形態) 0.5%
モノアゾ顔料カルシウム塩 5%
シリコーン油(水中75%エマルジョンの形態) 0.2%
水 45.3 %
【0266】
細かく粉砕した有効成分を補助剤と均質に混合して懸濁液濃縮物を得、水で希釈することによって、この懸濁液を任意の所望の濃度で得ることが可能である。このような希釈を用いることで、吹付け、注ぎかけ、又は、浸漬により、微生物による外寄生から、生存している植物並びに植物繁殖材料を処理及び保護可能である。
【0267】
緩効性カプセル懸濁液
28部の組み合わせた式(I)の化合物を、2部の芳香族溶剤及び7部のトルエンジイソシアネート/ポリメチレン-ポリフェニルイソシアネート混合物(8:1)と混合する。この混合物を、1.2部のポリビニルアルコール、0.05部の脱泡剤及び51.6部の水の混合物中において、所望の粒径が達成されるまで乳化させる。このエマルジョンに、5.3部の水中の2.8部の1,6-ジアミノヘキサンの混合物を添加する。この混合物を、重合反応が完了するまで撹拌する。
【0268】
得られるカプセル懸濁液を、0.25部の増粘剤及び3部の分散剤を添加することにより安定化させる。カプセル懸濁液配合物は、28%の有効成分を含有する。中程度のカプセル径は8~15ミクロンである。
【0269】
得られる配合物を、目的に好適な装置中において、水性懸濁液として種子に適用する。
【0270】
略語のリスト:
aq.=水溶液
℃=摂氏度
DCM=ジクロロメタン
DMF=ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
DMSO-d6=重水素化ジメチルスルホキシド
EtOAc=酢酸エチル
equiv.=当量
【0271】
HATU=N-[(ジメチルアミノ)-1H-1,2,3-トリアゾロ-[4,5-b]ピリジン-1-イルメチレン]-N-メチル-メタンアミニウムヘキサフルオロホスファートN-オキシド
LCMS=液体クロマトグラフィ質量分析(装置及びLC/MS分析に使用される方法の説明は上に与えられている)
M=モル濃度
min=分
mp=融点
N=正規性
T3P=1-プロパンホスホン酸無水物
ppm=百万分率
RT=室温
t=保持時間
TLC=薄層クロマトグラフィ
【0272】
製剤例
以下の実施例は、本発明を更に説明するが、本発明を限定するものではない。当業者は、反応物並びに反応条件及び技術の両方に関する手順からの適切な変形を迅速に認識するであろう。
【0273】
特に明記しない限り、1HNMRスペクトルは400MHz(メガヘルツ)で記録し、化学シフトはppmで記録する。以下の略語が使用される:s=シングレット;brs=ブロードなシングレット;d=ダブレット;dd=ダブルダブレット;dt=ダブルトリプレット;t=トリプレット、tt=トリプルトリプレット、q=カルテット、quin=クインタプレット、sept=セプテット;m=マルチプレット。
【0274】
実施例1:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミド(表T1の化合物1.1)の調製を例示する。
【化29】
a)5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドの調製
【化30】
5-ブロモ-2-メチル-ピリミジン-4-カルボン酸(0.6g、3mmol)、2-(2,4-ジクロロフェニル)エチルアミン(0.6g、3mmol)、T3P(酢酸エチル中50%、2mL、3mmol)及びトリエチルアミン(2mL、20mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈し、沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥させて、5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドをオフホワイト固体として得、これを更に精製することなく次に直接使用した。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 8.81(t,1H),8.51(s,1H),7.55(d,1H),7.29(d,1H),7.26-7.19(m,2H),6.85(d,1H),6.69-6.74(m,2H),3.49-3.37(m,2H),2.85(t,2H),2.66(s,3H),1.87-1.94(m,1H),0.99-0.90(m,2H),0.69-0.63(m,2H)
【0275】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドの調製
【化31】
N-ベンジル-N’-(2-メチル-1-ナフチル)オキサミド(0.05g、0.15mmol)、リン酸カリウム(0.3g、1.5mmol)及び臭化銅(I)(6mg、0.04mmol)を、5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミド(0.3g、0.77mmol)及び3-シクロプロピルフェノール(0.14g、0.93mmol)のジメチルスルホキシド(3mL)中溶液に添加した。反応混合物を120℃で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却した。反応媒体を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次いで、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルのクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミド(94mg、0.21mmol)を非晶質固体として得た。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 8.81(t,1H),8.51(s,1H),7.55(d,1H),7.29(d,1H),7.26-7.19(m,2H),6.85(d,1H),6.69-6.74(m,2H),3.49-3.37(m,2H),2.85(t,2H),2.66(s,3H),1.87-1.94(m,1H),0.99-0.90(m,2H),0.69-0.63(m,2H)
LCMS(方法D):保持時間4.05分、m/z 442(M+H)
【0276】
実施例2:この実施例は、5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミド(化合物1.2、表T1)の調製を例示する。
【化32】
a)5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドの調製
【化33】
5-ブロモ-2-メチル-ピリミジン-4-カルボン酸(0.6g、3mmol)、2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.7g、3mmol)、トリエチルアミン(2mL、20mmol)及びT3P(50質量%)の酢酸エチル(2mL、3mmol)中混合物を、アセトニトリル(8mL)中、周囲温度で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈して白色固体を得、これを濾過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドをオフホワイト固体として得、これを更に精製することなく次の工程で直接使用した。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 9.19(t,1H),9.00(s,1H),7.76-7.68(m,1H),7.60(d,1H),7.58-7.52(m,1H),6.04-5.90(m,1H),3.86-3.69(m,2H),2.64(s,3H)
19F NMR(377MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm-183.60(s,1F)
【0277】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドの調製
【化34】
5-ブロモ-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミド(0.3g、0.7mmol)及び3-シクロプロピルフェノール(0.125g、0.84mmol)のDMSO(2.8mL)中溶液に、N-ベンジル-N’-(2-メチル-1-ナフチル)オキサミド(0.045g、0.14mmol)、K3PO4(0.30g、1.4mmol)及び臭化銅(I)(0.005g、0.035mmol)を添加した。得られた反応混合物を120℃で2.5時間撹拌した。加熱源を除去した後、内容物を室温に到達させ、水で希釈した。水層を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた全有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗塊をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-2-メチル-ピリミジン-4-カルボキサミドを固体として得た。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 9.00(t,1H),8.44(s,1H),7.60-7.58(m,1H)7.44(d,1H),7.33(dd,1H),7.16(t,1H),6.79(d,1H),6.67-6.64(m,2H),5.88-5.74(m,1H),3.69-3.59(m,2H),2.60(s,3H),1.86-1.86(m,1H),0.93-0.82(m,2H)0.64-0.55(m,2H)
19F NMR(377MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm-183.51(s,1F)
LCMS(方法D):保持時間3.93分、m/z 460(M+H)
【0278】
実施例3:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.1)の調製を示す。
【化35】
a)5-ブロモ-4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-1H-ピリダジン-6-オンの調製
【化36】
4,5-ジブロモピリダジン-3-オール(10g、37.4mmol)、3-シクロプロピルフェノール(41.16mmol)の混合物を、丸底フラスコ中のジメチルスルホキシド(80mL)に入れた。乾燥炭酸セシウム(93.5mmol)を添加し、フラスコを窒素流で10分間パージした。ヨウ化銅(I)(1.87mmol)及びN,N-ジメチルグリシン(5.61mmol)を添加し、フラスコを再び窒素で5分間パージした。次いで、反応混合物を110℃で5時間加熱した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて残渣を得て、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製した。固体を得、tert-ブチルメチルエーテルで洗浄して、純粋な5-ブロモ-4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-1H-ピリダジン-6-オン(6.1g、18.7mmol)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 11.82(br s,1H)7.44(s,1H)7.34(t,1H)7.03(d,1H)6.89(ddd,1H)6.83(t,1H)1.97-1.90(m,1H)1.08-1.02(m,2H)0.77-0.71(m,2H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.02分、m/z 307,309(M+H)
【0279】
b)メチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラートの調製
【化37】
50mlのオートクレーブ容器に、5-ブロモ-4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-1H-ピリダジン-6-オン(3.0g、9.8mmol)、トリエチルアミン(20mmol)、メタノール(30mL)、Pd(dppf)Cl2.CH2Cl2(0.98mmol)を装入した。反応器を一酸化炭素で2回フラッシングし、15barを充填した。反応混合物を90℃に加熱した。5時間後、オートクレーブを25℃に冷却し、圧力を解放し、窒素で2回フラッシングした。反応の進行をLCMSによって監視した。反応塊を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得て、これをペンタンで洗浄してメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラート(1.4g、45%)を得た。得られた残渣は、次の工程に十分に純粋であった。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 11.34-11.16(m,1H)7.56(s,1H)7.32(t,1H)7.01(d,1H)6.90(ddd,1H)6.81(t,1H)3.88(s,3H)1.96-1.89(m,1H)0.98-1.11(m,2H)0.78-0.68(m,2H)
LCMS(方法B-QDQ):保持時間0.98分、m/z 287(M+H)
【0280】
c)メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化38】
丸底フラスコ中で、メチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラート(0.8g、2.65mmol)に、オキシ塩化リン(53.11mmol)を撹拌下でゆっくり添加した。反応混合物を75℃で2時間加熱した。得られた黄色油を室温に冷却させ、酢酸エチルで希釈し、穏やかに振盪しながら三角フラスコ内の水(50ml)にゆっくり注いだ。有機層を水層から分離し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて、メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(750mg、純度85%、78%)を得、これを更に精製することなく次の工程で直接使用した。
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.08分、m/z 305,307(M+H)
【0281】
d)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化39】
メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(1.75g、5.74mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(35mL)中溶液に、炭酸カリウム(11.5mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体Pd(dppf)Cl2.CH2Cl2(0.287mmol)及びトリメチルボロキシン(11.5mmol)を添加した。反応混合物を95℃で3時間撹拌した。TLC及びLCMSにより進行を確認した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて粗製物を得て、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(1.2g、4.13mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.71(s,1H)7.33(t,1H)7.02(d,1H)6.89(ddd,1H)6.81(t,1H)3.97(s,3H)2.76(s,3H)2.00-1.84(m,1H)1.09-0.97(m,2H)0.75-0.69(m,1H)0.78-0.66(m,1H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.07分、m/z 285(M+H)
【0282】
e)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化40】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(0.65g、2.3mmol)の3:1テトラヒドロフラン/水(20mL)中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(6.9mmol)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。反応混合物を1NのHClで酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボン酸(0.42g、1.5mmol)を得た。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.18分、m/z 271(M+H)
【0283】
f)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化41】
5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボン酸(125mg、0.39mmol、純度85%)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.47mmol)のEtOAc(5mL/mmol)中混合物に、Et3N(0.864mmol)及びT3P(EtOAc中50質量%)(1.179mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)に続いて分取HPLCによって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(41mg、0.085mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.66(s,1H)7.42-7.33(m,3H)7.16(dd,1H)7.04(d,1H)6.87(d,1H)6.79(t,1H)6.54(br s,1H)6.02-5.90(m,1H)4.08-4.19(m,1H)3.92-3.80(m,1H)2.74(s,3H)1.93(tt,1H)1.10-0.98(m,2H)0.77-0.68(m,2H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.12分、m/z 460(M+H)
【0284】
実施例4:この実施例は、3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.2)の調製を例示する。
【化42】
実施例3で調製したメチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化43】
水酸化バリウム八水和物(861mg、4.93mmol)を、メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(500mg、1.64mmol)の3:1混合物テトラヒドロフラン/水(15mL)中撹拌溶液に添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。1Nの塩酸を用いて反応混合物のpHを1に調整し、所望の有機材料を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(400mg、1.31mmol)を得た。得られた残渣は、次の工程に十分に純粋であった。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.16分、m/z 291,293(M+H)
【0285】
b)3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミドの調製:
【化44】
丸底フラスコ中で、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(204mg、1.55mmol)及びHATU(223mg、0.568mmol)を、ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(150mg、0.516mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.619mmol)に添加した。得られた淡黄色溶液を室温で16時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応塊を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得て、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)、引き続いて分取TLC精製(シクロヘキサン/ジクロロメタン)によって精製して、3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(100mg、0.21mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.66(s,1H)7.44-7.34(m,3H)7.17(dd,1H)7.07(d,1H)6.91(ddd,1H)6.83(t,1H)6.75(br s,1H)6.03-5.91(dq,1H)4.21-4.11(m,1H)3.88-3.75(m,1H)1.96-1.88(m,1H)1.11-0.97(m,2H)0.76-0.69(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.18分、m/z 480(M+H)
【0286】
実施例5:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.3)の調製を示す。
【化45】
実施例3で調製したメチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化46】
メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(1.0g、3.3mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、炭酸カリウム(0.91g、6.6mmol)、Pd(dppf)Cl2.CH2Cl2(0.32mmol)及びエチルボロン酸(0.73g、9.8mmol)を添加した。反応混合物を95℃で16時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて粗残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(250mg、0.84mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.71(s,1H)7.33(t,1H)7.03(d,1H)6.89(d,1H)6.81(t,1H)3.98(s,3H)3.04(q,2H)1.96-1.88(m,1H)1.46-1.40(m,3H)1.09-0.97(m,2H)0.77-0.68(m,2H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.12分、m/z 299(M+H)
【0287】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化47】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(250mg、0.83mmol)のテトラヒドロフラン/水の二成分混合物3:1(7.5mL)中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(2.51mmol)を添加した。混合物を室温で2.5時間超音波処理した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、次いで、1NのHClを用いて水層のpHを1に調整した。所望の物質を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボン酸(160mg、収率60%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.63(s,1H)7.32-7.27(m,1H)7.01(d,1H)6.93-6.86(m,1H)6.82(s,1H)3.15(br s,2H)1.89(s,1H)1.42(br s,3H)1.04-0.96(m,2H)0.73-0.65(m,2H)
【0288】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化48】
丸底フラスコに、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-エチル-ピリダジン-4-カルボン酸(125mg、0.439mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(110mg、0.527mmol)の酢酸エチル(2.2mL)中混合物を投入した。これに、トリエチルアミン(0.26mL、1.760mmol)を添加し、続いてT3P(酢酸エチル中50%、0.78mL、1.32mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。次いで、粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-エチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(73mg、0.150mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.61(s,1H),7.45-7.32(m,3H),7.20-7.15(m,1H),7.04(d,1H),6.91-6.83(m,1H),6.83-6.72(m,2H),6.03-5.91(dq,1H),4.22-4.09(m,1H),3.94-3.80(m,1H),3.00(q,2H),1.97-1.88(m,1H),1.38(t,3H),1.08-1.00(m,2H),0.78-0.67(m,2H)
LCMS(方法C):保持時間1.96分、m/z 476(M+H)
【0289】
実施例6:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.4)の調製を示す。
【化49】
実施例3で調製したメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラートを使用する。
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化50】
還流冷却器を上に取り付けた二口丸底フラスコに、トルエン(7.5mL)中のメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラート(300mg、1.048mmol)及び炭酸銀(590mg、2.1mmol)を装入した。反応混合物を100℃で加熱し、激しく撹拌した。これに、2-ヨードプロパン(534mg、3.14mmol)を100℃でゆっくり添加し、2時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。完了後、反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈した。所望の物質を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(200mg、0.61mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.46(s,1H)7.32-7.25(m,1H)6.98(d,1H)6.87(ddd,1H)6.79(t,1H)5.66-5.57(m,1H)3.91(s,3H)1.94-1.86(m,1H)1.45-1.40(d,6H)1.07-0.94(m,2H)0.76-0.64(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.20分、m/z 329(M+H)
【0290】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化51】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(250mg、0.7613mmol)の3:1テトラヒドロフラン/水(7.5mL)混合物中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(400mg、2.284mmol)を添加し、混合物を室温で4時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。所望の有機材料を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。水層のpHを1NのHClを用いて1に調整し、水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボン酸(170mg、収率67%)を得た。
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.04分、m/z 315(M+H)
【0291】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化52】
5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボン酸(200mg、0.636mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.16g、0.763mmol)の酢酸エチル(3.2mL)中混合物に、トリエチルアミン(0.37mL、2.55mmol)、引き続いてT3P(酢酸エチル中50質量%、1.12mL、1.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を使用して洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)、引き続いて分取HPLCによって精製して、純粋な5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロポキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(67mg、0.126mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.46(s,1H)7.45(d,1H)7.41(s,1H)7.33-7.28(m,1H)7.27-7.21(m,1H)7.00(d,1H)6.90-6.83(m,1H)6.79(t,1H)6.60(br s,1H)6.13-5.84-6.13(m,1H)5.66(dt,1H)4.25-4.13(m,1H)3.75-3.59(m,1H)1.87-1.94(m,1H)1.42-1.50(m,6H)1.08-0.95(m,2H)0.77-0.65(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.24分、m/z 504(M+H)
【0292】
実施例7:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.5)の調製を示す。
【化53】
実施例3で調製したメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラートを使用する。
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化54】
還流冷却器を上に取り付けた二口丸底フラスコに、トルエン(8mL)中のメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラート(0.2g、0.69mmol)及び炭酸銀(1.39mmol)を装入した。得られた混合物を100℃で加熱し、激しく撹拌した。これに、3-ブロモ-2-メチル-プロパ-1-エン(2.09mmol)を100℃でゆっくり添加し、5時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、酢酸エチルに抽出した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(72mg、0.21mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.51(s,1H)7.32-7.26(m,1H)7.00(d,1H)6.88(ddd,1H)6.80(t,1H)5.11(s,1H)5.05-4.97(m,3H)3.92(s,3H)1.90(tt,1H)1.85(s,3H)1.10-0.93(m,2H)0.78-0.63(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.21分、m/z 341(M+H)
【0293】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化55】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(250mg、0.7344mmol)のテトラヒドロフラン/水の二成分混合物3:1(7.5mL)中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(2.2mmol)を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、次いで、水層のpHを1NのHClで1に調整した。所望の物質を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(200mg、0.58mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 14.12(br s,1H)8.55(s,1H)7.34(t,1H)7.03(d,1H)6.98-6.92(m,2H)5.08(s,1H)5.03-4.94(m,3H)1.97(s,1H)1.79(s,3H)1.04-0.91(m,2H)0.72(dd,2H)
【0294】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化56】
5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(150mg、0.4596mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(877.3g、0.5515mmol)の酢酸エチル(2.3mL)中混合物に、トリエチルアミン(0.27mL、1.84mmol)、引き続いてT3P(EtOAc中50質量%、0.81mL、1.379mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体を得、これを分取HPLCによって更に精製して、純粋な5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-(2-メチルアリルオキシ)ピリダジン-4-カルボキサミドを白色固体として得た(110mg、0.20mmol)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.49(s,1H)7.42(d,1H)7.39-7.38(m,1H)7.34-7.34(m,2H)7.20(dd,1H)7.01(d,1H)6.86(dd,1H)6.79(t,1H)6.48(br s,1H)6.03-5.79(m,1H)5.12(s,1H)5.05-5.00(m,3H)4.25-3.68(m,1H)1.92(m,1H)1.86(s,3H)1.06-0.97(m,2H)0.74-0.67(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.28分、m/z 516(M+H)
【0295】
実施例8:この実施例は、3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.6)の調製を例示する。
【化57】
実施例3で調製したメチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)メチル3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化58】
マイクロ波バイアルにおいて、メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(0.2g、0.656mmol)のアセトニトリル(2mL)中溶液を窒素でパージした。これに、XPhos Pd G3(57.7mg、0.066mmol)及び炭酸セシウム(0.99g、3.06mmol)を添加し、混合物を再び窒素でパージした後、シクロプロピルアセチレン(0.15mL、1.8mmol)を添加した。得られた混合物を90℃で1時間照射した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。次いで、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(130mg、0.37mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.70(s,1H)7.33(t,1H)7.05-6.99(m,1H)6.89(ddd,1H)6.83-6.78(m,1H)3.97(s,3H)1.97-1.87(m,1H)1.60-1.53(m,1H)1.07-0.92(m,6H)0.83-0.61(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.17分、m/z 335(M+H)
【0296】
b)3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化59】
メチル3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(400mg、1.196mmol)のテトラヒドロフラン/水3:1(12mL)中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(7.177mmol)を添加した。混合物をソニケーター中室温で5時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物のpHを、1NのHClを用いて1に調整した。所望の物質を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(350mg、1mmol)を得、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.98分、m/z 321(M+H)
【0297】
c)3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド
【化60】
3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(280mg、0.699mmol、純度80%)、2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.839mmol)のジメチルホルムアミド(2.8mL)中混合物に、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.748mmol)、引き続いてHATU(0.769mmol)を添加した。得られた淡黄色溶液を室温で2時間撹拌した。TLC及びLCMSにより反応の進行を確認した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製してオフホワイトの固体を得、これを分取HPLCによって更に精製して、純粋な3-(2-シクロプロピルエチニル)-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(0.055g、0.10mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.67(s,1H)7.47-7.42(m,2H)7.35(t,1H)7.24(d,1H)7.04(d,1H)6.88(ddd,1H)6.80(t,1H)6.45(t,1H)6.12-5.90(m,1H)4.30-4.18(m,1H)3.75-3.62(m,1H)1.93(s,1H)1.58-1.53(m,1H)1.07-0.96(m,6H)0.77-0.68(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.27分、m/z 510,512[M+H]+
【0298】
実施例9:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.7)の調製を示す。
【化61】
実施例3で調製したメチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化62】
マイクロ波用バイアルに、1,4-ジオキサン(6mL)及び水(0.98mL)中メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(0.60g、1.96mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.03g、5.90mmol)、炭酸セシウム(2.56g、7.87mmol)を入れた。反応混合物をアルゴンで10分間パージした。Pd(dppf)Cl2.CH2Cl2(0.48g、0.59mmol)を反応混合物に添加した。得られた反応混合物を90℃で2時間照射した。反応の進行をLCMS及びTLCで監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗化合物を得た。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキシラート(280mg、0.90mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.72(br s,1H)7.33(t,1H)7.03(d,1H)6.90(d,1H)6.82(t,1H)5.48(s,1H)5.34(s,1H)3.91(s,3H)2.33(s,3H)1.87-1.96(m,1H)0.98-1.07(m,2H)0.69-0.74(m,2H)
【0299】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化63】
一ツ口丸底フラスコ中、テトラヒドロフラン(3.6mL)及び水(0.6mL)中メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキシラート(120mg、0.38mmol)を室温で撹拌した。次いで、水酸化バリウム(493mg、2.70mmol)を添加し、混合物を室温で24時間撹拌した。反応の進行をLCMS及びTLCで監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、tert-ブチルメチルエーテル(10mL)で抽出して非極性不純物を除去し、2NのHClを用いて水層のpHを4~5に調整した。所望の物質を酢酸エチル(2x10mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボン酸(110mg、0.33mmol)を得、更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.95分、m/z 297(M+H)
【0300】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化64】
2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.10g、0.52mmol)及び5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボン酸(0.13g、0.43mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.31mL)中溶液に、HATU(0.25g、0.65mmol)を添加し、引き続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.23mL、1.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相カラムクロマトグラフィ(水/アセトニトリル70%)を用いて精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキサミド(124mg、0.26mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.67(s,1H),7.42-7.38(m,2H)7.34(t,1H)7.18(dd,2.02Hz,1H)7.04(d,1H)6.88(dd,1H)6.80(t,1H)6.39(t,1H)5.96-5.86(m,1H)5.46(d,2H)4.28-4.10(m,1H)3.77-3.61(m,1H)2.30(s,3H)1.97-1.97(m,1H)1.07-0.97(m,2H)0.76-0.67(m,2H)
19F NMR(377MHz,CDCl3)δ ppm-188.74(s,1 F)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.24分、m/z 486(M+H)
【0301】
実施例10:この実施例は、3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.8)の調製を示す。
【化65】
実施例3で調製したメチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)メチル3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化66】
マイクロ波バイアルに、1,4-ジオキサン(12mL)及び水(3.9mL)中メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(1.2g、3.9mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.68g、7.9mmol)、炭酸セシウム(5.1g、16mmol)を装入した。反応混合物を窒素で10分間パージした。反応混合物にPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.32g、0.39mmol)を添加し、得られた反応混合物を90℃で2時間照射した。反応の進行をLCMS及びTLCで監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗化合物を得た。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(330mg、1.06mmol)を得た。
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.13分、m/z 311(M+H)
【0302】
b)3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化67】
一ツ口丸底フラスコ中で、テトラヒドロフラン(6mL)中メチル3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(200mg、0.64mmol)を室温で撹拌した。これに水酸化バリウム(822mg、4.51mmol)を添加し、混合物を室温で8時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。反応が完了しなかったので、更なる量の水酸化バリウム(822mg、4.51mmol)を添加し、反応混合物を室温で更に24時間撹拌した。完了後、反応塊を水で希釈し、tert-ブチルメチルエーテル(10mL)で抽出して非極性不純物を除去し、2NのHClを用いて水層のpHを4~5に調整した。所望の物質を酢酸エチル(2x10mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(180mg、055mmol)を得、これを更に精製することなく次の工程で直接使用した。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.96分、m/z 297(M+H)
【0303】
c)3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化68】
2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.12g、0.60mmol)及び3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(181mg、0.55mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.65mL)中溶液に、HATU(0.31g、0.82mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.33mL、1.92mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応をTLC及びLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相カラム(水/アセトニトリル70%)を使用して精製して、3-シクロプロピル-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(161mg、0.33mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.53(s,1H)7.43-7.37(m,2H)7.32(t,1H)7.17(dd,1H)7.01(d,1H)6.84(dd,1H)6.77(t,1H)6.55(t,1H)6.07-5.87(m,1H)4.23-4.07(m,1H)3.98-3.82(m,1H)2.14-2.03(m,1H)1.96-1.86(m,1H)1.45-1.34(m,2H)1.16-1.08(m,2H)1.08-0.96(m,2H)0.75-0.66(m,2H)
19F NMR(377MHz,CDCl3)δ ppm-188.91(s,1 F)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.17分、m/z 486(M+H)
【0304】
実施例11:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.9)の調製を示す。
【化69】
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化70】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロペニル-ピリダジン-4-カルボキシラート(0.10g、0.32mmol)のメタノール(2mL)中溶液に、無水酸化白金(11mg、0.048mmol)を添加し、反応混合物を1atmの水素下で1時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。完了後、粗反応混合物をセライトパッドで直接濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキシラートを粗生成物(100mg、79%)として得、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.18分、m/z 313(M+H)
【0305】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化71】
一ツ口丸底フラスコ中、テトラヒドロフラン(3mL)及び水(1mL)中メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキシラート(100mg、0.32mmol)を室温で撹拌した。水酸化バリウム(408mg、2.24mmol)を添加し、混合物を室温で24時間撹拌した。反応の進行をLCMS及びTLCで監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、tert-ブチルメチルエーテル(2x10mL)で抽出して非極性不純物を除去し、2NのHClを用いて水層のpHを4~5に調整した。所望の物質を酢酸エチル(2x10mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボン酸(80mg、0.24mmol)を得、更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.93分、m/z 299(M+H)
【0306】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化72】
2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(50mg、0.24mmol)及び5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボン酸(60mg、0.20mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.6mL)中溶液に、HATU(0.11g、0.30mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相クロマトグラフィ(水/アセトニトリル70%)を用いて精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-イソプロピル-ピリダジン-4-カルボキサミド(52mg、0.1065mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.64(s,1H),7.44-7.39(m,2H),7.37-7.30(m,1H),7.17(dd,1H),7.03(d,1H),6.90-6.84(m,1H),6.78(t,1H),6.32(t,1H),6.06-5.84(m,1H),4.23-4.10(m,1H),3.94-3.81(m,1H),3.22(quin,1H),1.95-1.88(m,1H),1.43(d,6H),1.09-0.97(m,2H),0.76-0.67(m,2H)
19F NMR(377MHz,CDCl3)δ ppm-189.09(s,1 F)
LCMS(方法B-QDA):保持時間1.26分、m/z 488(M+H)
【0307】
実施例12:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.10)の調製を示す。
【化73】
実施例3で調製した3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化74】
乾燥丸底フラスコに、メチル3-クロロ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(0.34g、1.116mmol)及びメタノール(6.8mL)を装入した。次いで、反応混合物を窒素を用いて2分間脱気した。N,N-ジエチルエタンアミン(2.43mmol、0.34mL)を添加し、引き続いて窒素雰囲気下で10%パラジウム炭素(0.047g、0.223mmol)を添加した。反応物を最終的に1気圧の水素下に置き、室温で3時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応混合物をセライト経路で濾過し、濾液を濃縮して粗製物を得た。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(150mg、0.50mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 9.41(d,1H)8.85(d,1H)7.36(t,1H)7.06(d,1H)6.91(ddd,1H)6.83(t,1H)3.99(s,3H)2.01-1.86(m,1H)1.07-1.01(m,2H)0.76-0.70(m,2H)
【0308】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化75】
メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(0.15g、0.55mmol)の3:1のTHF/H2O(4.5mL)中撹拌溶液に、水酸化バリウム八水和物(1.7mmol)を添加し、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。反応混合物を1NのHClで処理し、所望の材料を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(110mg、0.41mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 9.56(s,1H)8.87(s,1H)7.42-7.36(m,1H)7.10(d,1H)6.95(dd,1H)6.87(s,1H)1.95(s,1H)1.06(br,2H)0.77-0.72(m,2H)
【0309】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化76】
5-(3-シクロプロピルフェノキシ)ピリダジン-4-カルボン酸(0.11g、0.43mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(0.52mmol)の酢酸エチル(8mL/mmol)中混合物に、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.3mmol)、引き続いてT3P(酢酸エチル中50%、1.3mmol)を添加した。得られた淡黄色溶液を室温で16時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]ピリダジン-4-カルボキサミド(150mg、0.34mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 9.70(s,1H)8.81(s,1H)7.80-7.74(m,1H)7.46-7.37(m,3H)7.19(dd,1H)7.14(d,1H)6.94(d,1H)6.87(t,1H)6.08-5.96(dq,1H)4.29-4.18(m,1H)3.86-3.74(m,1H)2.01-1.95(m,1H)1.14-1.06(m,2H)0.81-0.75(m,2H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.23分、m/z 446(M+H)
【0310】
実施例13:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.11)の調製を示す。
【化77】
実施例3、手順a)と同様に調製した5-ブロモ-4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-1H-ピリダジン-6-オンを使用する。
a)4-ブロモ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシピリダジンの調製
【化78】
密閉した反応管中で、5-ブロモ-4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-1H-ピリダジン-6-オン(400mg、1.24mmol)、ヨードメタン(532mg、3.71mmol)及び炭酸銀(I)(414mg、1.48mmol)をトルエン(10mL)中、アルゴン雰囲気下、100℃で2時間撹拌した。反応の進行をLCMS及びTLCで監視した。次いで、反応混合物をセライトの経路で濾過し、蒸発乾固して、褐色樹脂を得、これを逆相クロマトグラフィ(水/アセトニトリル)によって精製して、4-ブロモ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン(44mg、0.137mmol)を得た。
LCMS(方法A):保持時間1.06分、m/z 321(M+H)
【0311】
b)メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化79】
ステンレス鋼オートクレーブ中で、4-ブロモ-5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン(59mg、0.175mmol)のメタノール(2.95mL)中溶液にトリエチルアミン(0.04mL、0.27mmol)を添加した。これに、[Pd(BINAP)(アリル)Cl]Pd-176(7.03mg、8.73μmol)を添加し、混合物をアルゴン流で5分間パージした。次いで、反応混合物を5バールの一酸化炭素下、80℃で16時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。オートクレーブを最終的にパージし、窒素流でフラッシュした。反応混合物を蒸発乾固させ、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって直接精製して、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(43mg、0.143mmol)を無色樹脂として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=8.52(s,1H),7.34-7.27(t,1H),6.99(d,1H),6.87(dd,1H),6.79(t,1H),4.19(s,3H),3.91(s,3H),1.96-1.84(m,1H),1.05-0.95(m,2H),0.73-0.66(m,2H)
LCMS(方法A):保持時間0.97分、m/z 301(M+H)
【0312】
c)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メトキシピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化80】
丸底フラスコに、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(43mg、0.143mmol)及びテトラヒドロフランと水の3:1二成分溶媒混合物(1.3mL)を装入した。これに、水酸化リチウム水和物(7mg、0.163mmol)を添加し、混合物を室温で19時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を濃縮して粗混合物を得、これを次の工程で直接使用した。
LCMS(方法A):保持時間0.70分、m/z 284(M-H)
【0313】
d)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メトキシピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化81】
酢酸エチル(1.4mL)中リチウム5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(46mg、0.134mmol)に、2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(38.1mg、0.174mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(118μl、0.669mmol)を添加し、引き続いてT3P(199μl、0.335mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、水で希釈し、酢酸エチル(8mLx3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)、引き続いてRPクロマトグラフィによって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(14mg、22%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.48(s,1H),7.44-7.37(m,2H),7.31(t,1H),7.20(dd,1H),7.00(d,1H),6.89-6.82(m,1H),6.78(t,1H),6.48(t,1H),6.05-5.84(m,1H),4.19(s,3H),4.17-4.06(m,1H),3.85-3.69(m,1H),1.90(tt,1H),1.05-0.97(m,2H),0.74-0.66(m,2H)
LCMS(方法B):保持時間1.09分、m/z 476(M+H)
【0314】
実施例14:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.12)の調製を示す。
【化82】
実施例13で調製したリチウム5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシピリダジン-4-カルボキシラートを使用する。
a)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化83】
2-メチルテトラヒドロフラン(1.1mL)中リチウム5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボン酸(27mg、0.09mmol)に、ジメチルホルムアミド(0.08μl、0.009mmol)を添加し、引き続いて塩化オキサリル(10μl、0.108mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。一定分量をメタノールでクエンチした後、反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を蒸発乾固した。得られた残渣をアセトニトリル(1.1mL)に溶解し、引き続いて2-(2,4-ジクロロフェニル)-エタンアミン(17μl、0.108mmol)及びヨウ化カリウム(3.8mg、0.022mmol)を添加した。反応混合物を70℃で5時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を酢酸エチル(5mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(10%)でクエンチし、酢酸エチル(5mLx2)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)、引き続いて逆相クロマトグラフィによって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)エチル]-3-メトキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(13mg、0.0028mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 8.68(t,1H),8.47(s,1H),7.52(d,1H),7.38-7.28(m,2H),7.10(dd,1H),7.03(d,1H),6.92-6.87(m,1H),6.84(t,1H),4.06(s,3H),3.47(q,2H),2.88(t,2H),2.01-1.90(m,1H),1.04-0.91(m,2H),0.77-0.62(m,2H)
LCMS(方法A):保持時間1.09分、m/z 458(M+H)
【0315】
実施例15:この実施例は、N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.13)の調製を示す。
【化84】
a)4-ブロモ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-3-オールの調製
【化85】
バイアル中で、4,5-ジブロモピリダジン-3(2H)-オン(0.40g、1.50mmol)、炭酸セシウム(1.23g、3.74mmol)及び3-メトキシフェノール(0.21g、0.18mL、1.65mmol)を乾燥ジメチルスルホキシド(4mL)中アルゴン気流下で5分間撹拌した。これに、ヨウ化銅(I)(14.4mg、0.075mmol)及びN,N-ジメチルグリシン(24mg、0.225mmol)を添加した。得られた褐色混合物をアルゴン下、110℃で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈した。所望の物質を酢酸エチル(2x15mL)で抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、4-ブロモ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-3-オール(304mg、1.02mmol)を白色固体として得た。
LCMS(方法A):保持時間0.78分、m/z 297(M+H)
【0316】
b)メチル3-ヒドロキシ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化86】
ガラスオートクレーブに、アルゴン下、4-ブロモ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-3-オール(304mg、1.02mmol)、トリエチルアミン(0.156g、1.5348mmol)、[Pd(BINAP)(アリル)Cl](41mg、0.051mmol)及び脱気したメタノール(10.2mL)を装入した。オートクレーブを一酸化炭素でパージし、5バールを充填した。反応混合物を80℃で18時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を濃縮乾固し、シリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で直接精製して、メチル3-ヒドロキシ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(166mg、0.60mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 10.64-10.38(m,1H),7.56(s,1H),7.34(t,1H),6.87-6.82(m,1H),6.73-6.65(m,2H),3.89(s,3H),3.83(s,3H)
【0317】
c)メチル3-クロロ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化87】
バイアル内で、メチル3-ヒドロキシ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(20mg、0.072mmol)及びオキシ塩化リン(0.27mL)を75℃で2時間撹拌した。反応をLCMSによって監視した。完了後、次いで、反応混合物を室温まで冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈する。混合物を冷水(20mL)にゆっくり注ぎ入れ、5分間撹拌した。有機層を分離し、水(20mL)で再度洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗混合物を精製せずにそのまま次の工程に使用した。
LCMS(方法A):保持時間0.91分、m/z 295(M+H)
【0318】
d)メチル5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化88】
アルゴン下で、マイクロ波バイアルに、メチル3-クロロ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(155mg、0.53mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(3.2mL)中溶液を装入した。これに、炭酸カリウム(0.145g、1.05mmol)及びPd(dppf)Cl2.CH2Cl2(44mg、0.053mmol)を添加し、続いてトリメチルボロキシン(79mg、0.08mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで5分間パージした。バイアルを撹拌し、95℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水及び酢酸エチルで希釈した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、メチル5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(100mg、0.365mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.74(s,1H)7.35(t,1H)6.85(dd,1H)6.72-6.63(m,2H)3.97(s,3H)3.82(s,3H)2.76(s,3H)
【0319】
e)リチウム5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化89】
バイアルで、メチル5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(91mg、0.33mmol)をテトラヒドロフラン(1.7mL)及び水(0.33mL)に入れた。次いで、水酸化リチウム(14mg、0.33mmol)を添加した。バイアルを密封し、室温で17時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応は完了していなかったので、追加量の水酸化リチウム(7mg、0.17mmol)を添加し、室温で更に5時間撹拌した。完了後、粗反応混合物を50℃において、減圧下で濃縮して、リチウム5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(97mg、0.33mmol)を得、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法A):保持時間0.38分、m/z 258(M-H)
【0320】
f)N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化90】
1滴のN,N-ジメチルホルムアミド、引き続いて塩化オキサリル(0.073g、0.56mmol)を、アルゴン下でリチウム5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(0.097g、0.33mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(4.6mL)中淡褐色懸濁液に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を60℃において、減圧下で濃縮して暗褐色油を得、これをアセトニトリル(5mL)に溶解した。これに、アルゴン下でヨウ化カリウム(14mg、0.083mmol)を添加し、続いて2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロエタン-1-アミン(82mg、0.40mmol)を添加した。得られた暗褐色溶液を75℃で30分間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を合わせ、水及びブラインでもう一度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下60℃で濃縮した。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド(48mg、0.10mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.68(s,1H)7.48-7.32(m,3H)7.19(dd,1H) 6.89(dt,1H)6.77-6.56(m,3H)6.09-5.86(m,1H)4.22-4.07(m,1H)3.84(s,3H),3.94-3.75(m,1H)2.73(s,3H)
LCMS(方法A):保持時間1.00分、m/z 450(M+H)
【0321】
実施例16:この実施例は、N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.14)の調製を示す。
【化91】
a)4-ブロモ-5-フェノキシ-ピリダジン-3-オールの調製
【化92】
バイアル中で、4,5-ジブロモピリダジン-3(2H)-オン(0.40g、1.50mmol)、炭酸セシウム(1.23g、3.74mmol)及びフェノール(0.155g、1.65mmol)を乾燥ジメチルスルホキシド(4mL)中アルゴン気流下で5分間撹拌した。これに、ヨウ化銅(I)(14.4mg、0.075mmol)及びN,N-ジメチルグリシン(24mg、0.225mmol)を添加した。得られた褐色混合物をアルゴン下、110℃で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈した。所望の物質を酢酸エチル(2x15mL)で抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、4-ブロモ-5-フェノキシ-ピリダジン-3-オール(240mg、0.9mmol)を白色固体として得た。
LCMS(方法A):保持時間0.74分、m/z 267(M+H)
【0322】
b)メチル3-ヒドロキシ-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化93】
ガラスオートクレーブに、アルゴン下、4-ブロモ-5-フェノキシ-ピリダジン-3-オール(240mg、0.90mmol)、トリエチルアミン(0.137g、1.35mmol)、[Pd(BINAP)(アリル)Cl](36mg、0.045mmol)及び脱気したメタノール(9mL)を装入した。オートクレーブを一酸化炭素でパージし、5バールを充填した。反応混合物を80℃で18時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を濃縮乾固し、シリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で直接精製して、メチル3-ヒドロキシ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(92mg、0.37mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 10.77(br s,1H), 7.54(s,1H),7.48-7.42(m,2H),7.35-7.28(m,1H),7.17-7.10(m,2H),3.86(s,3H)
【0323】
c)メチル3-クロロ-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化94】
バイアル内で、メチル3-ヒドロキシ-5-(3-メトキシフェノキシ)ピリダジン-4-カルボキシラート(92mg、0.37mmol)及びオキシ塩化リン(1.4mL)を75℃で2時間撹拌した。反応をLCMSによって監視した。完了後、次いで、反応混合物を室温まで冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈する。混合物を冷水(20mL)にゆっくり注ぎ入れ、5分間撹拌した。有機層を分離し、水(20mL)で再度洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗混合物を精製せずにそのまま次の工程に使用した。
LCMS(方法A):保持時間0.89分、m/z 265(M+H)
【0324】
d)メチル3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化95】
アルゴン下で、マイクロ波バイアルに、メチル3-クロロ-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(81mg、0.306mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(1.84mL)中溶液を装入した。これに、炭酸カリウム(0.085g、0.61mmol)及びPd(dppf)Cl2.CH2Cl2(25.5mg、0.031mmol)を添加し、続いてトリメチルボロキシン(46mg、0.367mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで5分間パージした。バイアルを撹拌し、95℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水及び酢酸エチルで希釈した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、メチル3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(53mg、0.217mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.71(s,1H)7.47(br s,2H)7.36-7.28(m,1H)7.12(d,2H)3.96(s,3H)2.77(s,3H)
【0325】
e)リチウム3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラートの調製
【化96】
バイアルで、メチル5-(3-メトキシフェノキシ)-3-メチル-ピリダジン-4-カルボキシラート(53mg、0.217mmol)をテトラヒドロフラン(1.1mL)及び水(0.217mL)に入れた。次いで、水酸化リチウム(9.2mg、0.217mmol)を添加した。バイアルを密封し、室温で18時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応は完了していなかったので、追加量の水酸化リチウム(4.6mg、0.11mmol)を添加し、室温で更に3時間撹拌した。完了後、粗反応混合物を50℃で減圧下で濃縮して、リチウム3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(63mg、0.216mmol)を得、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
LCMS(方法A):保持時間0.24分、m/z 228(M-H)
【0326】
f)N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキサミドの調製
【化97】
1滴のN,N-ジメチルホルムアミド、引き続いて塩化オキサリル(0.048g、0.37mmol)を、アルゴン下、リチウム3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(0.063g、0.22mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン(3mL)中淡褐色懸濁液に添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を60℃で減圧下で濃縮して暗褐色油を得、これをアセトニトリル(4mL)に溶解した。これに、アルゴン下でヨウ化カリウム(11mg、0.067mmol)を添加し、続いて2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロエタン-1-アミン(67mg、0.32mmol)を添加した。得られた暗褐色溶液を75℃で16時間撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。完了後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を合わせ、水及びブラインでもう一度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下60℃で濃縮した。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-メチル-5-フェノキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(48mg、0.057mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 8.69-8.64(m,1H)7.54-7.47(m,2H)7.44-7.33(m,3H)7.20-7.10(m,3H)6.74-6.53(m,1H)6.06-5.87(m,1H)4.13(m,1H)3.96-3.79(m,1H)2.76(s,3H)
LCMS(方法A):保持時間0.87分、m/z 420(M+H)
【0327】
実施例17:この実施例は、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(表T2の化合物2.15)の調製を示す。
【化98】
実施例3においてメチル4-(3-シクロプロピルフェノキシ)-6-オキソ-1H-ピリダジン-5-カルボキシラートを使用する。
a)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボン酸の調製
【化99】
水酸化バリウム八水和物(900mg、5.0mmol)を、メチル5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボキシラート(500mg、2.0mmol)のテトラヒドロフラン/水の3:1混合物(20mL)中撹拌溶液に添加した。混合物を室温で18時間撹拌した。反応の進行をTLC及びLCMSによって監視した。反応混合物を1Nの塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボン酸(450mg、1.6mmol)を得た。得られた残渣は、次の工程に十分に純粋であった。
1H NMR(400MHz,ジメチルスルホキシド-d6)δ ppm 13.60-13.90(br,1H)13.46(s,1H)7.63(s,1H)7.32(t,1H)7.00(d,1H)6.89-6.95(m,2H)1.91-2.02(m,1H)0.89-1.04(m,2H)0.68-0.74(m,2H)
LCMS(方法B-QDA):保持時間0.96分、m/z 273(M+H)
【0328】
b)5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド
【化100】
ジイソプロピルエチルアミン(0.38mL、2.18mmol)及びHATU(376mg、0.95mmol)を、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボン酸(250mg、0.87mmol)及び2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エタンアミン(219mg、1.05mmol)のジメチルホルムアミド(2.6mL)中混合物に添加し、室温で16時間撹拌した。反応の進行をLCMS及びTLCによって監視した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム及びブラインの飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗製物をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、5-(3-シクロプロピルフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-フルオロ-エチル]-3-ヒドロキシ-ピリダジン-4-カルボキサミド(190mg、0.29mmol)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 10.64(s,1H)9.27(br s,1H)7.57(s,1H)7.50(d,1H)7.37-7.42(m,1H)7.32-7.28(m,2H)7.01(d,1H)6.89(dd,1H)6.82(t,1H)6.03-5.92(dd,1H)4.11-4.01(m,1H)3.76-3.64(m,1H)1.94-1.87(m,1H)1.06-0.97(m,2H)0.74-0.68(m,2H)
LCMS(方法B-SQD):保持時間1.15分、m/z 462(M+H)
【0329】
【表6】
【0330】
【表7-1】
【表7-2】
【表7-3】
【表7-4】
【0331】
生物学的実施例/試験方法:
アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)(トマトの夏疫病)
トマト葉ディスクをマルチウェルプレート(24ウェルフォーマット)中の水寒天上に置き、試験溶液を噴霧する。乾燥後、葉ディスクに真菌の胞子懸濁液を接種する。適切なインキュベーション後、化合物の活性を予防殺真菌活性として4dpi(接種後日数)評価する。
【0332】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した同じ条件下で未処理対照と比較した場合、200ppmのアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.2
【0333】
ボトリオチニア・フッケリアナ(Botryotinia fuckeliana)及びボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)
極低温貯蔵からの真菌の分生子を栄養ブロス(PDBポテトデキストロースブロス)に直接混合した。試験化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェルフォーマット)に入れ、真菌胞子を含有する栄養ブロスをそれに添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、増殖の阻害を72時間後に測光的に決定した。
【0334】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した同じ条件下で未処理対照と比較した場合、20ppmのボトリオチニア・フケリアナ(Botryotinia fuckeliana)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.1
(表T2、化合物):2.1、2.3、2.4、2.5、2.6、2.8、2.9、2.10、2.11、2.12、2.15、2.16
【0335】
グロメレラ・ラゲナリウム(Glomerella lagenarium)及びコレトトリカム・ラゲナリウム(Colletotrichum lagenarium)(炭疽病)
極低温貯蔵からの真菌の分生子を栄養ブロス(PDBポテトデキストロースブロス)に直接混合した。試験化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェルフォーマット)に入れ、真菌胞子を含有する栄養ブロスをそれに添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、増殖の阻害を620nmで72時間後に測光的に決定した。
【0336】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した同じ条件下で未処理対照と比較した場合、20ppmのグロメレラ・ラゲナリウム(Glomerella lagenarium)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.1、1.2
(表T2、化合物):2.1、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、2.10、2.10、2.12、2.15、2.16
【0337】
ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(シノニム、エリシフェ・グラミニス(syn Erysiphe graminis))(コムギのウドンコ病)
コムギ葉片をマルチウェルプレート(24ウェルフォーマット)中の寒天上に置き、試験溶液を噴霧する。乾燥後、葉ディスクに真菌の胞子懸濁液を接種する。適切なインキュベーション後、化合物の活性を予防殺真菌活性として6~8dpi(接種後日数)評価する。
【0338】
以下の化合物は、広範な疾患発症を示した、同じ条件下で未処理対照と比較した場合、200ppmのブルメリアグラミニス(Blumeria graminis)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.1、1.2
(表T2、化合物):2.4
【0339】
モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)及びミクロドキウム・ニバル(Microdochium nivale)、フザリウム・ニバル(Fusarium nivale)(雪腐病、腐蹄症):
極低温貯蔵からの真菌の分生子を栄養ブロス(PDBポテトデキストロースブロス)に直接混合した。試験化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェルフォーマット)に入れ、真菌胞子を含有する栄養ブロスをそれに添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、増殖の阻害を620nmで72時間後に測光的に決定した。
【0340】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した、同じ条件下で未処理対照と比較した場合、20ppmのモノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.2
【0341】
ミコスフェラ・アラカイディス(Mycosphaerella arachidis)、セルコスポラ・アラカイディコラ(Cercospora arachidicola)(ピーナッツの早期葉斑):
極低温貯蔵からの真菌の分生子を栄養ブロス(PDBポテトデキストロースブロス)に直接混合する。試験化合物の(DMSO)溶液をマイクロタイタープレート(96ウェルフォーマット)に入れた後、真菌胞子を含有する栄養ブロスを添加する。試験プレートを24℃でインキュベートし、成長の阻害を適用後4~5日で測光的に決定する。
【0342】
表T1からの以下の化合物は、同じ条件下で、広範な疾患発症を示した未処理対照と比較した場合、20ppmでミコスフェラ・アラカイディス(Mycosphaerella arachidis)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T2、化合物):2.7、2.13、2.16
【0343】
ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)(オオムギの網斑病)
オオムギ葉片をマルチウェルプレート(24ウェルフォーマット)中の寒天上に置き、試験溶液を噴霧する。乾燥後、葉ディスクに真菌の胞子懸濁液を接種する。適切なインキュベーション後、化合物の活性を予防殺真菌活性として4dpi(接種後日数)評価する。
【0344】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した同じ条件下で未処理対照と比較した場合、200ppmのピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.2
【0345】
スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)(菌核病、白カビ)
新鮮な液体培養物から調製した真菌の菌糸断片を栄養ブロス(PDBポテトデキストロースブロス)に直接混合した。試験化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェルフォーマット)に入れ、真菌胞子を含有する栄養ブロスをそれに添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、増殖の阻害を620nmで72時間後に測光的に決定した。
【0346】
表T1の以下の化合物は、広範な疾患発症を示した同じ条件下で未処理対照と比較した場合、20ppmのスクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)の少なくとも80%の制御を与えた:
(表T1、化合物):1.2
【国際調査報告】