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▶ ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】可撓性の内側本体を有する容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/02 20060101AFI20241031BHJP
   D06F 39/02 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
B65D1/02 110
D06F39/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529891
(86)(22)【出願日】2022-11-15
(85)【翻訳文提出日】2024-07-03
(86)【国際出願番号】 EP2022081900
(87)【国際公開番号】W WO2023094209
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/132348
(32)【優先日】2021-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】21215239.1
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521042714
【氏名又は名称】ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップ
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100228980
【弁理士】
【氏名又は名称】副島 由加里
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ハオ
(72)【発明者】
【氏名】オウ,シャオモ
(72)【発明者】
【氏名】シェン,ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,リシャオ
【テーマコード(参考)】
3B166
3E033
【Fターム(参考)】
3B166BA32
3B166BA33
3B166BA82
3B166BA83
3B166FA01
3B166FA12
3B166FB01
3E033AA02
3E033DA03
3E033DB03
3E033DC04
3E033DD01
3E033GA02
(57)【要約】
容器(10)は、剛性の外側本体(12)と、外側本体(12)の少なくとも部分的に内側にある可撓性の内側本体(14)であって、内側本体(14)は、ある量の洗浄剤(42)を収容するように構成された洗浄剤空間(16)を画定する可撓性の内側本体(14)と、容器を洗浄機器(200)に結合するためのカプラ(50)とを備える。内側本体は、カプラ(50)と協働して容器(10)から洗浄機器(200)への液体の流れを可能にするように構成された液体導管(24)を形成するように接続手段(22)によって外側本体に接続される。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(10)であって、
剛性の外側本体(12)と、
前記外側本体(12)の少なくとも部分的に内側にある可撓性の内側本体(14)であって、前記内側本体(14)は、ある量の洗浄剤(42)を収容するように構成された洗浄剤空間(16)を画定する可撓性の内側本体(14)と、
前記容器を洗浄機器(200)に結合するためのカプラ(50)と
を備え、
前記内側本体(14)は、前記カプラ(50)と協働して前記容器(10)から前記洗浄機器(200)への液体の流れを可能にするように構成された液体導管(24)を形成するように接続手段(22)によって前記外側本体(12)に接続される、
容器(10)。
【請求項2】
前記外側本体(12)は、基部(11)と、複数の側面(15)と、外側本体開口部(36)とを備える、請求項1に記載の容器(10)。
【請求項3】
前記接続手段(22)は、前記内側本体(28)の外側面と前記外側本体(32)の内側面との間に1つまたは複数の直線接続部(26)をさらに備える、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項4】
前記内側本体(14)は、前記外側本体(12)の各側面で前記外側本体(12)に接続される、請求項3に記載の容器(10)。
【請求項5】
前記接続手段(22)は、接着剤、溶接、および機械的コネクタのうちの1つまたは複数を備える、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項6】
前記内側本体(14)は、内側本体開口部(34)を備え、前記外側本体(12)は、外側本体開口部(36)を備え、前記内側本体開口部(34)および前記外側本体開口部(36)は、位置合わせされている、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項7】
前記カプラ(50)は、前記内側本体開口部(34)および前記外側本体開口部(36)と位置合わせされる、請求項6に記載の容器(10)。
【請求項8】
前記外側本体(12)は、プラスチック材料を備える、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項9】
前記内側本体(14)は、プラスチック材料を備える、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項10】
前記外側本体(12)によって包含される容積は、前記洗浄剤空間(16)が完全に満たされたときの前記内側本体(14)の容積に実質的に対応する、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項11】
前記容器(10)の前記可撓性の内側本体(14)は、50ml~2000mlの間の最大容積を有する、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項12】
前記洗浄機器(200)は、洗濯機、食器洗い機、カーペット洗浄機、または電気石鹸ディスペンサのうちの1つまたは複数である、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項13】
前記カプラ(50)は、前記カプラを通る流れを制御するための手段を備える、請求項1または2に記載の容器(10)。
【請求項14】
前記手段は、弁(60)、好ましくはクロス弁(70)、ダックビル弁(80)、またはボール弁(90)である、請求項13に記載の容器(10)。
【請求項15】
パッケージ化された洗浄剤を調製するための方法であって、
剛性の外側本体(12)の少なくとも部分的に内側に可撓性の内側本体(14)を接続し、請求項1または2に記載の容器(10)を得るステップと、
前記可撓性の内側本体(14)に洗浄剤(42)を充填するステップと
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動投入機能を有する洗浄機器で使用するための洗浄剤用の容器、およびそのような容器内でパッケージ化された(packaged)洗浄剤を調製するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動投入機用のカートリッジは、典型的には、剛性の外側と、機械に接続して内容物の一部を機械に自動的に投入するための出口弁との接続部分とを有する。これらのタイプのカートリッジは、典型的には、カートリッジの内側と環境との間の空気交換を可能にする逆止弁をカートリッジ本体のどこかに有する。逆止弁は、排出プロセス中にカートリッジ内における真空の構築を防止するので、カートリッジの内容物を正確に排出するために必要である。一方、出口弁は、望ましくはカートリッジが使用されていないときに出口弁を通る不要な内容物の漏れが生じることなく、カートリッジの内容物の容易かつ制御可能な排出を可能にしなければならない。
【0003】
しかし、単純な逆止弁(空気交換には効率的であるが)は、しばしばカートリッジの内容物の漏れをもたらし、これはユーザにとって不便であり無駄となる。中国特許出願公開第111270480号明細書は、透気性要素と、スイッチ要素と、電源部とを含む一方向透気性構造を開示している。これは、異なる材料で作製された多数の要素を有する逆止弁の複雑な構造をもたらす。
【0004】
より良好なシール性能および容易な交換を伴う外部液体貯蔵ボックスを提供するために、中国特許出願公開第108998931号明細書は、ボックス本体と、ボックス本体の液体出口に配置された流れ案内構造とを備える外部液体貯蔵ボックスを開示している。一方、中国特許出願公開第112900012号明細書は、液体貯蔵ボックスと、通気性一方向弁と、液体抽出コネクタアセンブリとを備える洗剤ボックスを開示しており、液体貯蔵ボックスの上部には、通気性一方向弁または通気性フィルムアセンブリが設けられている。
【0005】
液体の漏れを防止するために、他の従来技術のカートリッジ解決策は、金属部品および/またはばねの存在に起因して費用がかかり、生産が困難であり、かつ異なる材料の存在に起因してリサイクルが問題となる出口弁および/または逆止弁の複雑な構造を提供している。さらに、カートリッジの底部にある液体を完全に抽出することができず、製品の望ましくない廃棄をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】中国特許出願公開第111270480号明細書
【特許文献2】中国特許出願公開第108998931号明細書
【特許文献3】中国特許出願公開第112900012号明細書
【発明の概要】
【0007】
本発明の第1の態様によれば、剛性の外側本体と、外側本体の少なくとも部分的に内側にある可撓性の内側本体と、容器を洗浄機器に結合するためのカプラとを備える、洗浄剤用の容器が提供される。内側本体は、ある量の洗浄剤を収容するように構成された洗浄剤空間を画定する。内側本体は、カプラと協働して容器からの液体の流れを可能にするように構成された液体導管を形成するように接続手段によって外側本体に接続される。この接続および流れは、洗浄機器に直接入ることができ、または洗浄機器に通じる導管に流れることができ、あるいは場合によっては洗浄される表面もしくは物体上に直接流れることができる。
【0008】
剛性の外側本体および可撓性の内側本体を有するそのような容器またはカートリッジは、漏れなくカートリッジ内に液体内容物を貯蔵し、内容物の大部分またはすべてが使用によりカートリッジから分配され得ることを確実にするための単純で効果的な方法を提供する。剛性の外側本体を使用することにより、洗浄機器への容易な取り扱い、貯蔵、および接続が可能になる一方で、可撓性の内側本体は、容器からの制御された流れを可能にしながら漏れをもたらさない。
【0009】
外側環境に面する外側本体の外面は、外側本体の外側面であり、外側本体の外側面とは反対側の外側本体の表面は、外側本体の内側面である。洗浄剤空間に面する内側本体の表面は、内側本体の内側面であり、内側面とは反対側の内側本体の表面は、内側本体の外側面である。
【0010】
洗浄剤容器の外側本体は、プリズムまたは円筒などの形状を有することができる。これは、容器が2つの基部および少なくとも1つの側面を備えることを意味する。例えば、容器が円筒の形状を有する場合、基部は円形または楕円形であり、容器は、基部を包含して容器の外周を形成する1つの湾曲側面を有する。容器が長方形のプリズムの形状を有する場合、基部は長方形であり、容器は4つの長方形の側面を有する。容器はまた、システム、洗浄機器などに応じて他の形状を有することもできる。
【0011】
以下の本出願では、3つの直交方向が使用される。側面に沿う方向は、長手方向と呼ばれる。基部は、長手方向に実質的に垂直であり、横方向および垂直方向によって画定される平面に実質的に平行である。長手方向に平行であり、基部の中心を接続する軸は、中心軸である。中心軸に垂直な軸は、半径方向軸である。
【0012】
接続手段は、内側本体の外側面と外側本体の内側面との間の1つまたは複数の接続部を備えることができる。代替的または追加的に、内側本体は、外側本体の各側面に接続される。容器が円筒形形状を有する場合、内側本体は、長手方向に沿った2つのライン接続部のみによって外側方向に接続されてもよく、2つのライン接続部は、中心軸に対して対向する点にある。任意選択で、接続手段は、接着剤、溶接、および機械的コネクタのうちの1つまたは複数を備えることができる。接続手段のタイプ、数、および載置は様々であり得るが、可撓性の内側本体が剛性の外側本体内の定位置に留まり、内側本体からの流れがブロックされるように変形しないことを確実にするのに役立つ。内側本体を外側本体上の1つまたは複数の場所に接続することによって、内側本体の内容物は、内容物の大部分またはすべてが内側本体から使用され得るように使用することができ、その結果、無駄が少なくなり、容器の寿命が長くなり、したがってユーザの満足度がより高くなる。
【0013】
内側本体は、内側本体開口部を備えてもよく、外側本体は、外側本体開口部を備え、内側本体開口部および外側本体開口部は、位置合わせされている。内側本体開口部と外側本体開口部は、接続手段によって接続することができる。例えば、内側開口部を外側開口部に接着させることができ、または内側本体を外側本体にクランプすることができ、あるいは任意の他の適切な接続手段を開口部に使用して、それらを固着して位置合わせすることができる。開口部を位置合わせすることによって、可撓性の内側本体の内容物を開口部を通して容易に空にすることができる。
【0014】
カプラは、内側本体開口部および外側本体開口部と位置合わせされてもよい。カプラは、例えば、容器と洗浄機器との間の液体の流れを可能にするように構成された容器用のキャップであってもよい。カプラは、容器と洗浄機器との間に液体導管を形成するために、洗浄機器(および/または分配装置)の要素と協働するように構成された結合インサートを備えてもよい。
【0015】
カプラは、カプラを通る流れを制御するための手段をさらに備えてもよい。そのような手段は、クロス弁(cross-valve)、ダックビル弁、またはボール弁などの弁であり得る。これにより、内容物が容器から漏れないことを保証するための単純な機構を提供することができるが、所望のときに容易に分配することができる。剛性の外側本体の内側の可撓性の内側本体の使用は、分配のためのそのような単純な弁の使用を可能にし、複雑なまたは漏れのある逆止弁またはばね弁の必要性を排除する。
【0016】
好ましくは、外側本体および内側本体は、プラスチック材料を備える。プラスチックは、単純で経済的である。さらに、これらの材料の多用途性は、容器の使用または貯蔵のための剛性構造を提供することができる外側本体のための1つのプラスチック構成要素、および使用により変形して内部の内容物の大部分またはすべてを分配することができる内側本体の可撓性を可能にする内側本体のための別の構成要素を選ぶための膨大な数の可能性を提供する。選択は、選ばれた材料のリサイクル能力に基づいてもよい。
【0017】
好ましくは、外側本体によって包含される容積は、洗浄剤空間が完全に満たされたときの内側本体の容積に実質的に対応する。内側本体を外側本体によって包含される容積に実質的に対応する容積を有するように形成することによって、内側本体と外側本体との間の未使用空間が最小化され、容器がより大きい容積の洗浄剤を保持することができ、その結果、より長い使用可能寿命が得られる。未使用空間は、通常、空気で満たされている。外側本体は、外側環境と未使用空間との間の空気交換を可能にして剛性の外側本体内の圧力を緩和するように構成された1つまたは複数の空気開口部を備えることができる。しかし、未使用空間と洗浄剤空間との間に空気交換はなく、洗浄剤の漏れを回避する。
【0018】
洗浄剤容器の内側本体は、50ml~2000mlの間の最大容積を有してもよい。そのような容積は、自動投入洗浄機器での使用に理想的であり得る。
【0019】
洗浄機器は、洗濯機、食器洗い機、カーペット洗浄機、または電気石鹸ディスペンサのうちの1つまたは複数であってもよい。そのような容器は、漏れがないことを確実にしながら、制御された方式で洗浄剤を特定の機器に投入するための単純であるが効果的な方法を提供することができる。
【0020】
さらに、本発明の第1の態様による容器と、液体流量制御用の弁と、ある量の洗浄剤とを備える、洗浄剤用のキットが提供される。洗浄剤は、容器の可撓性の内側本体に既に含まれていてもよく、または外側にあってもよい。いくつかの実施形態では、内側本体および外側本体は、既に一緒に接合されていてもよく、他の実施形態では、例えば、内側本体を外側本体に挿入し、それらを一緒にクランプまたは接着することによって後に一緒に接合されてもよい。そのようなキットは、洗浄機器と共に使用するための単純で効果的な容器を提供するのに有用であり得る。
【0021】
本発明の別の態様によれば、パッケージ化された洗浄剤を調製するための方法が提供される。方法は、剛性の外側本体の少なくとも部分的に内側に可撓性の内側本体を接続し、本発明の第1の態様による容器を得るステップと、可撓性の内側本体に洗浄剤を充填するステップとを含む。この接続は、接着剤、ねじ山、クランプ、または任意の他の適切な手段を介することができる。任意選択で、この接続は、剛性の外側本体内および/または剛性の外側本体の出口にある。そのような方法は、漏れなく貯蔵、搬送、および使用が容易な洗浄剤の容器を提供する単純で経済的な方法である。
【0022】
当業者であれば、相互に排他的である場合を除いて、上記の態様のいずれか1つに関連して説明された特徴またはパラメータを任意の他の態様に適用することができることを理解するであろう。さらに、相互に排他的である場合を除いて、本明細書に記載の任意の特徴もしくはパラメータは、任意の態様に適用されてもよく、かつ/または本明細書に記載の任意の他の特徴もしくはパラメータと組み合わされてもよい。
【発明を実施するための形態】
【0023】
実施例を除いて、または他に明示的に示されている場合を除いて、材料の量または反応の条件、材料の物理的性質および/または使用を示す本明細書のすべての数字は、「約」という語によって修飾されていると理解されてもよい。
【0024】
値の任意の範囲を指定する際に、任意の特定の上限値を任意の特定の下限値に関連付けることができることに留意されたい。
【0025】
誤解を避けるために、「備える(comprising)」という語は、「含む(including)」を意味することを意図しているが、必ずしも「からなる(consisting of)」または「から構成される(composed of)」を意味するものではない。言い換えれば、列挙されたステップまたは選択肢は、網羅的である必要はない。
【0026】
本明細書に見られる本発明の開示は、請求項が複数の従属性または冗長性なしに見出され得るという事実にかかわらず、互いに複数従属するものとして請求項に見られるすべての実施形態を網羅すると考えられるべきである。
【0027】
本発明の特定の態様(例えば本発明の組成)に関して特徴が開示されている場合、そのような開示は、必要な変更を加えて、本発明の任意の他の態様(例えば本発明の方法)にも適用されると考えられるべきである。
【0028】
本出願では、「容器」および「カートリッジ」という用語は、相互に排他的または限定的であることを意味するものではなく、代わりに互換的に使用することができることに留意されたい。
【0029】
容器は、典型的には、洗浄機器、好ましくは、洗浄剤の自動投入機能を有する洗浄機器に挿入されるのに適したカートリッジの形態をとる。適切な洗浄機器は、例えば、洗濯機、食器洗い機、モップ、または他の洗浄装置であり得る。
【0030】
カートリッジは、剛性の外側本体と、外側本体の内側の可撓性の内側本体とを備える。外側本体は、プリズム、円筒、または洗浄機器に挿入するのに適した任意の他の形状を有することができる。外側本体は、基部と、複数の側面と、外側本体開口部とを備える。内側本体は、内側本体開口部と、ある量の洗浄剤を収容するように構成された洗浄剤空間とを備える。
【0031】
外側本体開口部は、洗浄剤空間からの洗浄剤の排出を可能にするために内側本体開口部と位置合わせされてもよい。内側本体および外側本体は、接着剤、溶接、ステッチ、機械的手段などのうちの1つまたは複数などの接続手段によって、それぞれの開口部の周りに接続されてもよい。カートリッジは、外側本体の基部上に載置されたキャップを有することができる。キャップは、洗浄剤の流れを制御するための手段を含むことができる。キャップは、ねじ山、締まりばめ、ラッチなどの締結手段によって外側本体上に取り付けられてもよい。加えて、キャップまたはカバーは、貯蔵および/または搬送のために使用することができる。
【0032】
内側本体は、内側本体の外側面を外側本体の内側面に接続する1つまたは複数の直線接続部によって外側本体にさらに固定することができる。これらは、長手方向および/または側面の周りにあってもよい(例えば、半径方向に)。いくつかの例では、直線接続部は、外側本体の長さに沿って延びる1つの長い接続部、または例えば、各側面上の本体に沿った 一連の短い/点の接続部の形態であり得る。これは、接着剤、溶接、ステッチ、機械的手段などによって達成することができる。
【0033】
カートリッジと洗浄機器との間の接続部は、キャップ上の接続インサートを、洗浄機器の一部であり得るかまたは別々であり得る負圧装置に結合することによって形成することができる。接続部は、洗浄剤の正確な排出を可能にするために気密であり得る。この接続部は、ねじ山、締まりばめ、または互いに2つの部品を固着することができる任意の他の手段を介することができる。
【0034】
キャップは、液体がキャップを通って流れることを可能にするキャップ開口部をさらに備えることができる。このようにして、液体導管がカートリッジと洗浄機器との間に形成される。例えば洗浄機器の負圧装置によって生成される負圧下では、洗浄剤は、キャップ開口部および負圧装置を通って洗浄機器内に、内側本体内の洗浄剤空間から排出され得る。
【0035】
使用前に、カートリッジ内側本体は、洗浄剤空間の容積を最大化するように伸張され、内側本体は、カートリッジの外側本体とほぼ完全に一致する。カートリッジが使用されているとき、洗浄剤は、カートリッジから定期的に排出される。洗浄剤が排出されるにつれて、洗浄剤空間の容積は減少し、内側本体は、1つまたは複数の直線接続部の周りを除いて外側本体から分離する。同時に、(剛性の)外側本体の内側および可撓性の内側本体の外側の未使用空間の容積が増加する。未使用空間は、洗浄剤が排出されるにつれて、内側本体、そしてそのような内側本体の容積が減少するにつれて空気で満たされる。洗浄剤空間の容積および未使用空間の容積は、一緒になって、外側本体の容積に常に加わる。これにより、洗浄剤を排出する際の洗浄剤空間の容積が減少するほど、未使用空間の容積が増加する。外側本体は、例えば、未使用空間と環境との間の圧力平準化を可能にする直線接続部または他の手段から離れた1つまたは複数の空気開口部を有することができる。洗浄剤がほとんどまたは完全に使用された場合、洗浄剤空間は最小化され、未使用空間の容積は最大化される。
【0036】
外側本体の内側に可撓性の内側本体を使用することによって、カートリッジは、複雑な空気弁(およびそこからの漏れ)を必要とせずに、ほぼ完全に内容物を保持および空にすることができる。背景技術で説明したように、従来のカートリッジは、典型的には、空にするための空気弁を必要とする剛性の外側のみを有していた。液体は、時々その弁から漏れる。代わりに可撓性の内側本体を使用することによって、外側本体には単純な通気孔のみが必要であり、内容物は内側本体に完全に収容されているので漏れない。内側本体の可撓性は、カートリッジの内容物をより完全に空にすることを可能にし、その結果、無駄が少なくなる。1つまたは複数の直線接続部の使用は、内容物が内側に詰まったり閉じ込められたままにならないように、内側本体が空になることを保証する単純な方法を提供する。したがって、出口が位置合わせされた外側本体および可撓性の内側本体のカートリッジを形成することにより、(複雑な空気弁がないために)製造がより容易であり、漏れがなく、内部のすべての内容物をより完全に使用することができるより単純なカートリッジが提供される。
【0037】
カートリッジが洗浄機器に接続されていないとき、カートリッジからの液体の流れを制御し、かつ洗浄剤のこぼれを防止するために、弁がキャップの上または中に載置されてもよい。弁は、シリコンクロスピース、ダックビル弁、または変形可能なボールの形態を有することができる。好ましくは、弁は、キャップ開口部の上に載置される。
【0038】
シリコンクロスピースは、シリコンクロスピースの中心を通って延びる2つの垂直スリットによって形成された4つのフラップを有することができる。しかし、他の構成では、フラップの異なる数および位置が考えられる。フラップは、キャップ開口部の中心軸から開口部の縁部に向かって半径方向に延びてもよい。シリコンクロスピースは、開口部の縁部の周りに載置され、圧力リングによってキャップに締結され得る。負圧下では、フラップは、洗浄剤空間と洗浄機器との間に液体導管を形成するように開いてもよい。
【0039】
シリコンクロス弁は、カートリッジの内容物の流れを制御することができる最小限の部品で単純な設計を提供する。弁は、使用されていないときにカートリッジ内の内容物をほとんどまたは全く漏れなく保つことができ、次いで負圧装置に接続されたときに弁を通る容易で単純な流れを可能にする。
【0040】
好ましくは、キャップは、ダックビル弁を備える。ダックビル弁は、キャップ開口部の上に載置され、圧力リングによって開口部の縁部に締結され得る。ダックビル弁は、カートリッジが使用されていないときにキャップの中心軸の周りにシールを形成して洗浄剤のこぼれを防止する2つのフラップを備える。ダックビルフラップは、シリコーンまたはゴムで形成されてもよい。
【0041】
シールは、洗浄剤空間と洗浄機器との間に液体導管を形成するために負圧装置の注入ピンによって開かれてもよい。次いで、内容物は、使用のためにカートリッジの内側から弁およびキャップを出て流れることができる。
【0042】
ダックビル弁は、カートリッジの開口部に単純であるが固着された弁を形成し、所望まで内容物がカートリッジから逃げるのを最小化するかまたは防止することができる。ダックビル弁は、カートリッジからの投入を可能にするためにピンまたは他の流路を有する負圧装置によって容易に開くことができる。この弁は、最小限の部品で作製され、堅牢であり、製造および使用が容易である。
【0043】
キャップは、キャップの中心に載置された変形可能なボールと、ボール空間の周りに半径方向に延びる1つまたは複数の流れ開口部とを有することができる。ボールはボール空間内に位置することができ、閉鎖リングが、ボールがボール空間内に留まり、逃げることができないようにキャップ開口部の周りに載置され得る。流れ開口部は、洗浄剤空間からボール空間への、およびカートリッジからの洗浄剤の通過を可能にする。カートリッジが使用されていないとき、ボールは(その自然状態で)開口部を覆い、カートリッジからの洗浄剤のこぼれまたは流れを防止するシールを形成する。
【0044】
使用時に、カートリッジは、キャップを介して負圧装置に接続されてもよい。注入ピンは、力を加えてボールを変形させるように配置され得る。ボールは、閉鎖リングから離れるように変形するように構成され、流れ開口部を通る流れを可能にする。これにより、液体導管は、洗浄剤空間から流れ開口部およびボール空間を通って洗浄機器まで形成される。
【0045】
ボールは、圧縮力が除去された後にその元の形状に戻る(再び開口部をシールする)圧縮性材料で形成されてもよい。そのような適切な材料は、例えばシリコーンまたはゴムであり得る。
【0046】
ボール弁は、使用準備が整うまでカートリッジ内の流れおよび漏れを防止するための単純であるが効果的な方法を提供する。圧縮性ボールの使用は、不使用状態でのシールを可能にし、そのボールの単純な圧縮(例えば、ピンによって)は、カートリッジからの流出を可能にする。この単純であるが効果的な弁は、最小限の部品で形成され、したがって堅牢であり、製造および使用が容易である。
【0047】
背景技術で説明したように、従来のカートリッジは、液体が必要なときに出口から出ることができるが、使用されていないときに漏れないことを確実にするために複雑な出口弁を必要とした。そのような弁は、典型的には、いくつかの金属部品、ばねなどを含んでいた。代わりに、本出願に記載された弁は、カートリッジの内容物が漏れないが、適切な装置に接続されたときに容器から出ることができることを保証するための非常に単純であるが効果的な設計を提供する。金属部品またはばねを必要とするものはなく、これは典型的には、劣化が少なく、したがって弁およびカートリッジの使用可能寿命が長いことを意味する。加えて、これは、弁の製造プロセスをより容易かつより安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1A】洗浄剤用の容器の長手方向図である。
図1B】洗浄剤用の容器の横断面図である。
図1C】洗浄剤用の容器のキャップ部分の周りの図1Aの拡大領域を示す図である。
図2】洗浄機器に接続されたある量の洗浄剤を含むカートリッジを示す図である。
図3A】充填された使用前のカートリッジの断面図である。
図3B】部分的に使用された状態の図3Aのカートリッジを示す図である。
図3C】空の状態またはほぼ完全に使用された状態の図3Aのカートリッジを示す図である。
図4A】キャップを有するカートリッジの正面図である。
図4B】クロス弁を有する、図4Aのカートリッジのキャップ部分の断面図である。
図4C】負圧装置に接続された図4Aのカートリッジのキャップ部分の断面図である。
図5A】ダックビル弁を有するカートリッジのキャップ部分の断面図である。
図5B】負圧装置に接続された図5Aのキャップを示す図である。
図6A】変形可能なボール弁を有するカートリッジのキャップ部分の断面図である。
図6B】負圧装置に接続された図6Aのキャップを示す図である。
【0049】
[実施例]
ここで以下の非限定的な実施形態を参照し、かつ図面を参照して、本発明をさらに説明する。図面は概略的なものにすぎず、限定的なものではない。図面では、いくつかの要素のサイズ、形状、および載置は誇張されており、例示目的のために縮尺通りに描かれていない場合がある。寸法および相対寸法は、本発明の実践に対する実際の縮小に対応しない。
【0050】
図1Aおよび図1Bは、それぞれ、洗浄剤用の容器の長手方向図および横断面図を示す。容器は、洗浄剤の自動投入機能を有する洗浄機器200に挿入されるのに適したカートリッジの形態を有する。
【0051】
カートリッジ10は、剛性の外側本体12と、外側本体12の内側の可撓性の内側本体14とを備える。図示の外側本体12は、長方形の基部11、4つの側面15、および外側本体開口部36を有するプリズムの形状を有する。内側本体14は、内側本体開口部34を有し、洗浄剤空間16内にある量の洗浄剤を収容するように構成される。
【0052】
図1Aおよび図1Cに示すように、内側本体開口部34および外側本体開口部36は、洗浄剤が洗浄剤空間16から容易に排出され得るように位置合わせされる。内側本体14および外側本体12は、接続手段22によってそれぞれの開口部の周りに接続される。カートリッジ10は、外側本体開口部36の周りで外側本体12の基部11上に載置されたキャップ50を有する。キャップ50は、洗浄剤の流れを制御するための手段を含むことができ、これについては図4図6に関連してより詳細に説明する。キャップ50は、締結手段52によって外側本体開口部36上に取り付けられる。
【0053】
内側本体14は、長手方向Xに沿った一連の直線接続部26によって外側本体12にさらに固定される。図1Bは、内側本体14が外側本体12の各側面15に接続されている一例を示す。直線接続部26は、内側本体28の外側面を外側本体32の内側面に接続することによって形成される。
【0054】
図2は、洗浄機器200に接続されたある量の洗浄剤42を含むカートリッジ10を示している。接続部は、キャップ50上に載置された結合インサート18を洗浄機器200の負圧装置44に結合することによって形成される。
【0055】
キャップ50は、液体がキャップ50を通って流れることを可能にするキャップ開口部54をさらに備える。このようにして、液体導管24がカートリッジ10と洗浄機器200との間に形成される。負圧下では、洗浄剤42は、図2の流れ矢印によって示すように、洗浄剤空間16からキャップ開口部54および負圧装置44を通って洗浄機器200内に排出される。
【0056】
カートリッジ10の3つの異なる作業段階が図3A図3Cに示されており、これは、内側本体14の充填の異なる段階における外側本体12および内側本体14を有するカートリッジ10の断面図を示す。図3Aは、充填された使用前のカートリッジを示しており、図3Bは、部分的に使用された状態のカートリッジ10を示し、図3Cは、空の状態またはほぼ完全に使用された状態を示す。
【0057】
図3Aは、洗浄剤空間16が洗浄剤42で完全に満たされている使用前のカートリッジを示している。内側本体14は、洗浄剤空間16の容積を最大化にするように伸張され、内側本体14は、外側本体12とほぼ完全に一致する。カートリッジ10が使用されているとき、洗浄剤42は、カートリッジ10から定期的に排出される。この状況が、図3Bに示される。洗浄剤42が排出されるにつれて、洗浄剤空間16の容積は減少し、内側本体14は、直線接続部26の周りを除いて外側本体12から分離する。同時に、未使用空間17の容積が増加する。未使用空間17は、(剛性の)外側本体12の内側および可撓性の内側本体14の外側の空間であり、これは洗浄剤が排出され、内側本体14の容積が減少するにつれて空気で満たされる。洗浄剤空間16の容積および未使用空間17の容積は、一緒になって、外側本体12の容積に常に加わる。これにより、洗浄剤42を排出する際の洗浄剤空間の容積が減少するほど、未使用空間17の容積が増加する。外側本体12は、未使用空間と環境との間の圧力平準化を可能にする直線接続部26または他の手段から離れた空気開口部19を有する。図3Cは、洗浄剤42がほとんどまたは完全に使用されたときのカートリッジ10を示している。この場合、洗浄剤空間16は最小化されるが、未使用空間17の容積は最大になる。
【0058】
カートリッジ10が洗浄機器200に接続されていないとき、カートリッジ10からの液体の流れを制御し、かつ洗浄剤42のこぼれを防止するために、弁60がキャップ50の上または中、およびキャップ開口部54の上に載置される。弁60は、シリコンクロスピース70(図4A図4C)、ダックビル弁80(図5A図5B)、または変形可能なボール90(図6A図6C)の形態を有することができる。
【0059】
図4Aは、キャップ50およびクロス弁60を有するカートリッジ10の正面図を示す。弁60は、キャップ開口部54の上に載置される。この場合、弁60は、シリコンクロスピース70である。この弁は、シリコンクロスピース70の中心を通って延びる2つの垂直スリットによって形成された4つのフラップ72を有する。図4Bは、シリコンクロスピース70を有するキャップ50の断面図を示す。キャップ開口部54は、開口部56の縁部によって半径方向に囲まれている。フラップ72は、キャップ開口部54の中心軸Cから開口部56の縁部に向かって半径方向Rに延びる。シリコンクロスピース70は、開口部56の縁部の周りに載置され、開口部56の縁部およびクロスピースの外縁の周りに半径方向に延びる圧力リング62によって締結される。図4Cは、キャップ50が洗浄機器の負圧装置44に接続されているときの状況を示している。負圧下では、フラップ72は開いており、液体導管24は、流れ矢印によって示すように、洗浄剤空間16と洗浄機器との間に形成される。
【0060】
図5Aは、好ましいタイプの弁、ダックビル弁80を示している。シリコンクロス弁を伴う図4A図4Cと同様に、ダックビル弁80は、キャップ開口部54の上に載置され、圧力リング62によって開口部56の縁部に締結される。ダックビル弁は、カートリッジ10が使用されていないときにキャップの中心軸Cの周りにシール59を形成して洗浄剤42のこぼれを防止する2つのフラップ82を有する。
【0061】
図5Bは、洗浄機器200の負圧装置44に接続されたときのキャップ50を示す。負圧装置44は、シール59を開放して洗浄剤空間16と洗浄機器200との間に液体導管24を形成する注入ピン46を有する。次いで、内容物は、使用のためにカートリッジ10の内側から弁80およびキャップ50を出て流れる。
【0062】
図6Aは、変形可能なボール90を有するキャップ50を示す。キャップ50は、キャップ50の中心に載置されたボール空間58と、ボール空間58の周りに半径方向に延びる1つまたは複数の流れ開口部92とを有する。ボール90はボール空間58内に位置し、閉鎖リング94が、ボールがボール空間58内に留まり、逃げることができないようにキャップ開口部54の周りに載置される。流れ開口部92は、洗浄剤空間16からボール空間58への、およびカートリッジ10からの洗浄剤の通過を可能にする。しかし、カートリッジ10が使用されていないとき、ボール90は開口部92を覆い、カートリッジ10からの洗浄剤のこぼれまたは流れを防止するシールを形成する。
【0063】
使用時に、カートリッジ10は、図6Bに示されるように、キャップ50を介して負圧装置44に接続される。負圧装置44の注入ピン46は、力を加えてボール90を変形させる。ボール90は、閉鎖リング94から離れるように変形し、流れ開口部92を通る流れを可能にする。このようにして、液体導管24は、洗浄剤空間16から流れ開口部92およびボール空間58を通って負圧装置44まで形成される。
【0064】
例示的な実施形態および例を参照して本発明を説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができ、その要素を等価物で置き換えることができることが当業者には理解されよう。加えて、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるために多くの修正を行うことができる。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されず、本発明は、添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図される。
図1A
図1B
図1C
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図6A
図6B
【国際調査報告】