(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】CDK9阻害剤として有用なピラゾロトリアジン誘導体
(51)【国際特許分類】
C07D 487/04 20060101AFI20241031BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20241031BHJP
A61P 37/02 20060101ALI20241031BHJP
A61P 31/12 20060101ALI20241031BHJP
A61P 27/02 20060101ALI20241031BHJP
A61P 11/00 20060101ALI20241031BHJP
A61P 31/14 20060101ALI20241031BHJP
A61P 31/20 20060101ALI20241031BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20241031BHJP
A61P 35/02 20060101ALI20241031BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20241031BHJP
A61P 31/04 20060101ALI20241031BHJP
A61P 9/00 20060101ALI20241031BHJP
A61P 9/10 20060101ALI20241031BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20241031BHJP
A61P 3/04 20060101ALI20241031BHJP
A61K 31/53 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
C07D487/04 141
C07D487/04 CSP
A61P29/00
A61P37/02
A61P31/12
A61P27/02
A61P11/00
A61P31/14
A61P31/20
A61P35/00
A61P35/02
A61P25/00
A61P31/04
A61P9/00
A61P9/10
A61P3/10
A61P3/04
A61K31/53
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531015
(86)(22)【出願日】2022-11-21
(85)【翻訳文提出日】2024-07-19
(86)【国際出願番号】 EP2022082576
(87)【国際公開番号】W WO2023094310
(87)【国際公開日】2023-06-01
(32)【優先日】2021-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513263031
【氏名又は名称】オリゲニス ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】ORIGENIS GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】110002170
【氏名又は名称】弁理士法人翔和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ケストラー ローランド
(72)【発明者】
【氏名】コンドロタス ジュリー
(72)【発明者】
【氏名】タッセル ジャン
(72)【発明者】
【氏名】トルマン ミヒャエル
(72)【発明者】
【氏名】トラウベ ナディーン
【テーマコード(参考)】
4C086
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086CB05
4C086MA02
4C086MA05
4C086NA14
4C086ZA01
4C086ZA33
4C086ZA36
4C086ZA45
4C086ZA59
4C086ZA70
4C086ZB11
4C086ZB26
4C086ZB27
4C086ZB33
4C086ZB35
4C086ZC35
(57)【要約】
本発明は、式(I)の新規化合物に関する。これらの化合物は、CDK2及び/又はCDK9の阻害剤であり、過剰増殖性疾患、ウイルス誘発性感染症及び心血管疾患等のさまざまな疾患の治療に有用である。
【化1】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はその塩。
【化1】
{式中、
R
1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;
R
2は、以下の基から選択され
【化2】
(式中、
Xは、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子であり;
X1は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子であり;
Yは、ハロゲン原子、CN、OH、NH
2、N
3;又は任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基若しくはアラルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロシクロアルキル基若しくはヘテロアリール基の炭素原子若しくは窒素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり;
Y1は、酸素原子、硫黄原子、NH;又は任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基若しくはアルキルシクロアルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子若しくは窒素原子であり;
Z及びZ2は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基若しくはアラルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロシクロアルキル基若しくはヘテロアリール基の炭素原子若しくは窒素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり;
Z1は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基若しくはアルキルシクロアルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子若しくは窒素原子であり;あるいは
XとZ、若しくはXとZ1、若しくはXとZ2、若しくはX1とZ、若しくはX1とZ1は共に、シクロアルキル基若しくはヘテロシクロアルキル基の環の一部であるか、又はXとZ、若しくはX1とZ1は共に、アリール基若しくはヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、X1は炭素原子であり、Zは炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり、Z1は炭素原子若しくは窒素原子であり、Z2は炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子である);
R
3は、水素原子、ハロゲン原子、CN基、又は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;
R
4は、水素原子、ハロゲン原子、CN基、又は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;又は
R
3とR
4は共に、縮合シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、若しくはヘテロアリール基を形成しており;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよい。}
【請求項2】
R
2が以下の基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【化3】
(式中、
XとZ、若しくはXとZ1、若しくはXとZ2、若しくはX1とZ、若しくはX1とZ1は共に、シクロアルキル基若しくはヘテロシクロアルキル基の環の一部であるか、又はXとZ、若しくはX1とZ1は共に、アリール基若しくはヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、X1は炭素原子であり、Zは炭素原子、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子であり、Z1は炭素原子又は窒素原子であり、Z2は炭素原子、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子である。)
【請求項3】
R
2が以下の基である、請求項1に記載の化合物。
【化4】
(式中、XとZは共に、アリール基又はヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、Zは炭素、窒素、酸素又は硫黄原子である。)
【請求項4】
R
2が以下の基である、請求項1に記載の化合物。
【化5】
(式中、X1とZ1は共に、アリール基又はヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、X1は炭素原子であり、Z1は炭素原子である。)
【請求項5】
Yがハロゲン原子であり、好ましくは、YがF又はClである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R
2が、オルト位に1つの置換基を持ち、任意にさらに置換されているフェニル基であり;又は、C、N、O及びSから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有するヘテロアリール基であり、このヘテロアリール基は、オルト位に1個の置換基を持ち、任意にさらに置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R
2が、オルト位に1つの置換基を持ち、任意にさらに置換されているフェニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R
2が、オルト位に1つの置換基を持ち、任意に1個又は2個の置換基でさらに置換されているフェニル基であり;ここで、置換基は、F、Cl、Br及びMeから独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
R
2が、2位及び6位で置換されているフェニル基であり;ここで、置換基は、好ましくは、F及びClから独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R
2が以下の基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【化6】
【請求項11】
R
2が2,6-ジフルオロフェニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
R
4が、水素原子、ハロゲン原子、C
1~4アルキル基又はC
3~5シクロアルキル基である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R
4が、水素、メチル基又はシクロプロピル基である、請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
R
4が水素である、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
R
3が、水素原子、ハロゲン原子、CN、C
1~4アルキル基、C
1~4ヘテロアルキル基、又は任意に置換されているフェニル基である、請求項1~14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
R
3が、水素、Cl、Br、CF
3、CN、メチル基、エチル基、イソプロピル基、又はフェニル基である、請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
R
3がClであり、R
4が水素である、請求項1~16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
R
3とR
4が共に、式-(CH
2)
n-の基であり、式中、nは3又は4であり、特にnは3である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
R
1が、任意に置換されているC
3~7シクロアルキル基、C、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基、任意に置換されているフェニル基、任意に置換されているベンジル基、C、N、O及びSから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロアリール基、又は1~12個の炭素原子並びにN、O及びSから選択される1~6個のヘテロ原子を含有し任意に置換されているヘテロアルキル基である、請求項1~18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
R
1が以下の基から選択される、請求項1~19のいずれか一項に記載の化合物。
【化7】
(式中、
R
5は、-NH
2基、C
1~6ヘテロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有するヘテロシクロアルキル基であり;
R
6aは、水素、ハロゲン又はC
1~4ヘテロアルキル基(特に-O-C
1~4アルキル基)であり;R
6bは、水素、ハロゲン又はC
1~4ヘテロアルキル基(特に-O-C
1~4アルキル基)であり、R
6は、C
1~6アルキル基、C
1~6ヘテロアルキル基、任意に置換されているC
3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基であり;
R
7aは、水素、ハロゲン、CN又は-O-C
1~4アルキル基であり;R
7bは、水素、ハロゲン、CN又は-O-C
1~4アルキル基であり、R
7は、C
1~6ヘテロアルキル基、C、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される4~12個の原子を含有し任意に置換されているヘテロアルキルシクロアルキル基である。)
【請求項21】
R
5が、-NH
2、-NMe
2、任意に置換されているピロリジニル、任意に置換されているピペリジニル、任意に置換されているピペラジニル、任意に置換されているモルホリニル、-NH(CH
2)
2F、-NH(CH
2)
3F、-NH(CH
2)
2OH、-NH(CH
2)
3OH、-NH(CH
2)
2OMe、-NH(CH
2)
3OMe、-N(Me)(CH
2)
2F、-N(Me)(CH
2)
3F、-N(Me)(CH
2)
2OH、-N(Me)(CH
2)
3OH、-N(Me)(CH
2)
2OMe、及び-N(Me)(CH
2)
3OMeの基から選択され;あるいは
R
6aは、水素、Cl若しくはOMeであり、及び/又は、R
6bは水素であり、及び/又は、R
6は、メチル基、式-C(CH
3)
2CNの基、任意に置換されているシクロヘキシル基、任意に置換されているピペラジニル基、任意に置換されているピペリジニル基、又は任意に置換されているテトラヒドロピラニル基であり;あるいは、
R
7bは水素又はメトキシ基であり、及び/又は、R
7aは、水素、フッ素、CN若しくはO-C
1~4アルキル基であり、及び/又は、R
7は、任意に置換されているピペラジニル基、任意に置換されているピペリジニル基、任意に置換されているモルホリニル基、若しくは任意に置換されているテトラヒドロピリジニル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R
6が、式-Cy-L-R
6cの基であり、式中、Cyは、任意に置換されているC
3~7シクロアルキレン基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキレン基であり;Lは結合又はCH
2基であり、R
6cは、任意に置換されているC
3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基であるか;あるいは
R
7が、式-Cy’-L’-R
7cの基であり、式中、Cy’は、任意に置換されているC
3~7シクロアルキレン基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキレン基であり;L’は結合又はCH
2基であり、R
7cは、任意に置換されているC
3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基である、請求項20又は21に記載の化合物。
【請求項23】
以下の化合物を除く、請求項1~22のいずれか一項に記載の化合物。
【化8】
【請求項24】
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド;
N-(tert-ブチル)-4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ベンズアミド;
4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-エチルベンズアミド;
4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド;
4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド;
N-(tert-ブチル)-4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ベンズアミド;
4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-エチルベンズアミド;
4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド;
N-(4-(1-シクロプロピル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(4-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(4-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(4-(1-シクロプロピル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)-2-メチルプロパンニトリル;
2-(4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパンニトリル;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
1-(4-(4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
5-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-2-モルホリノベンゾニトリル;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(2-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
1-(4-(4-((2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
N-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
5-((2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-2-モルホリノベンゾニトリル;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(2-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンジル)-8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3,4-ジメトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンジル)-7-シクロプロピル-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
7-シクロプロピル-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(5-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(3-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-メチル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-8,9-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[3,4]ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-7-メチル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(1-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(2-フルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
メチル-4-(4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート;
N-(1-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(1-(1-(ブタ-3-エン-1-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-((1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-8-カルボニトリル;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-フェニル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-8-フェニルピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-8-カルボニトリル;
8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
(4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
8-クロロ-N-(1-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-N-(1-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-((4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ペンチル)(エチル)アミノ)エタン-1-オール;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(ピペリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
(1s,4s)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1s,4s)-4-(ピペリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
(1s,4s)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
(1R,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;
N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1R,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N3,N3-ジメチルシクロペンタン-1,3-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(2-メトキシエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1S,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(2-フルオロエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
2-(((1r,4r)-4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)エタン-1-オール;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(3-フルオロプロピル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1r,3r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロブタン-1,3-ジアミン;
(1r,3r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N3,N3-ジメチルシクロブタン-1,3-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロ-4-メチルフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
2-(((1r,4r)-4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)アミノ)エタン-1-オール;
3-({4-[8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ]-シクロヘキシル}-メチル-アミノ)-プロパン-1-オール;
(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(3-フルオロプロピル)-N4-メチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-エチニル-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-ヨード-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
N-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)キヌクリジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1s,4s)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((4,6-ジメチルピリジン-3-イル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;及び
8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミンから選択される化合物。
【請求項25】
請求項24に記載の化合物の塩。
【請求項26】
請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物又は塩と、任意に1種以上の担体物質及び/又は1種以上のアジュバントとを含む、医薬組成物。
【請求項27】
異常なCDK、特にCDK9及び/又はCDK2調節が観察される疾患、例えば、広範なサイトカイン誘発性炎症性疾患、及び自己免疫疾患、局所的若しくは全身性ウイルス感染症、眼のウイルス感染症、ウイルス呼吸器感染症、又はDNAウイルス及び/若しくはRNAウイルスによって引き起こされる中枢神経系及び/若しくは末梢神経系のウイルス感染症、並びに種々の非固形及び固形の悪性腫瘍、癌、又は過剰増殖性疾患、例として、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、再発性多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ芽球性白血病、急性混合性白血病、高悪性度MYC駆動型B細胞リンパ腫、原発性腹膜癌、カポジ肉腫、進行性乳癌、非小細胞肺癌、結腸直腸癌、又は肝細胞癌などの肝癌、子宮頸部上皮内腫瘍、前立腺癌、黒色腫、神経膠腫、膠芽腫、神経芽腫、星状細胞腫、未分化星状細胞腫、又は膠芽腫、例えば、進行性及び/又は転移性の血液/固形悪性腫瘍の治療に使用するための(特に、MYC-又はMCL-1の異常発現によって引き起こされる血液悪性腫瘍又は固形腫瘍の治療に使用するための);あるいは免疫応答のモジュレーターとして使用するための、並びに、機械的/外傷誘発性炎症、例として外傷後変形性関節症(PTOA)、全身性及び局所的サイトカイン誘発性炎症疾患、例えば胃腸又は尿路の炎症性疾患、及び目の炎症性疾患、例としてシェーグレン病及び緑内障、細菌誘発性炎症性疾患、例として歯肉炎、歯周炎の治療及び/又は予防に使用するための;並びに心血管疾患、例として心肥大、拡張型心筋症、アテローム性動脈硬化症、及び心代謝疾患、例として肥満及び糖尿病の治療及び/又は予防に使用するための、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物若しくは塩、又は請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
異常なCDK、特にCDK9及び/又はCDK2調節が観察される疾患、例えば、広範なサイトカイン誘発性炎症性疾患、及び自己免疫疾患、局所的若しくは全身性ウイルス感染症、眼のウイルス感染症、ウイルス呼吸器感染症、又はDNAウイルス及び/若しくはRNAウイルスによって引き起こされる中枢神経系及び/若しくは末梢神経系のウイルス感染症、並びに種々の非固形及び固形の悪性腫瘍、癌、又は過剰増殖性疾患、例として、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、再発性多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ芽球性白血病、急性混合性白血病、高悪性度MYC駆動型B細胞リンパ腫、原発性腹膜癌、カポジ肉腫、進行性乳癌、非小細胞肺癌、結腸直腸癌、又は肝細胞癌などの肝癌、子宮頸部上皮内腫瘍、前立腺癌、黒色腫、神経膠腫、膠芽腫、神経芽腫、星状細胞腫、未分化星状細胞腫、又は膠芽腫、例えば、進行性及び/又は転移性の血液/固形悪性腫瘍の治療に使用するための(特に、MYC-又はMCL-1の異常発現によって引き起こされる血液悪性腫瘍又は固形腫瘍の治療に使用するための);あるいは免疫応答のモジュレーターとして使用するための、並びに、機械的/外傷誘発性炎症、例として外傷後変形性関節症(PTOA)、全身性及び局所的サイトカイン誘発性炎症疾患、例えば胃腸又は尿路の炎症性疾患、及び目の炎症性疾患、例としてシェーグレン病及び緑内障、細菌誘発性炎症性疾患、例として歯肉炎、歯周炎の治療及び/又は予防に使用するための;並びに心血管疾患、例として心肥大、拡張型心筋症、アテローム性動脈硬化症、及び心代謝疾患、例として肥満及び糖尿病の治療及び/又は予防に使用するための、医薬品の調製のための請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物若しくは塩、又は請求項26に記載の医薬組成物の使用。
【請求項29】
異常なCDK、特にCDK9及び/又はCDK2調節が観察される疾患の治療方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療有効量の請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物若しくは塩又は請求項26に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項30】
前記疾患が、広範なサイトカイン誘発性炎症性疾患、及び自己免疫疾患、局所的若しくは全身性ウイルス感染症、眼のウイルス感染症、ウイルス呼吸器感染症、又はDNAウイルス及び/若しくはRNAウイルスによって引き起こされる中枢神経系及び/若しくは末梢神経系のウイルス感染症、並びに種々の非固形及び固形の悪性腫瘍、癌、又は過剰増殖性疾患、例として、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、再発性多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ芽球性白血病、急性混合性白血病、高悪性度MYC駆動型B細胞リンパ腫、原発性腹膜癌、カポジ肉腫、進行性乳癌、非小細胞肺癌、結腸直腸癌、又は肝細胞癌などの肝癌、子宮頸部上皮内腫瘍、前立腺癌、黒色腫、神経膠腫、膠芽腫、神経芽腫、星状細胞腫、未分化星状細胞腫、又は膠芽腫、例えば、進行性及び/又は転移性の血液/固形悪性腫瘍(特に、MYC-又はMCL-1の異常発現によって引き起こされる血液悪性腫瘍又は固形腫瘍);あるいは機械的/外傷誘発性炎症、例として外傷後変形性関節症(PTOA)、全身性及び局所的サイトカイン誘発性炎症疾患、例えば胃腸又は尿路の炎症性疾患、及び目の炎症性疾患、例としてシェーグレン病及び緑内障、細菌誘発性炎症性疾患、例として歯肉炎、歯周炎、並びに心血管疾患、例として心肥大、拡張型心筋症、アテローム性動脈硬化症、及び心代謝疾患、例として肥満及び糖尿病、から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
免疫応答の調節方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療有効量の請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物若しくはその塩又は請求項26に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項32】
式(II)の化合物。
【化9】
(式中、R
2、R
3及びR
4は、請求項1~18のいずれか一項において定義されている通りである。)
【請求項33】
請求項32に記載の式(II)の化合物の合成方法であって、式(III)の化合物を、式H
3C-S-C≡Nの化合物と反応させることを特徴とする、方法。
【化10】
(式中、R
2、R
3及びR
4は、請求項1~18のいずれか一項において定義されている通りである。)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生物医学の分野に関し、具体的には、ピラゾロトリアジン構造を有するサイクリン依存性キナーゼの一連の新規阻害剤及びその使用を含む。本発明は、サイクリン依存性キナーゼの阻害剤としての化合物、薬学的に許容される塩、上記化合物又はプロドラッグの溶媒和物、及び上記化合物の医薬組成物の使用を含む。
【背景技術】
【0002】
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)はセリン/スレオニンキナーゼファミリーのメンバーであり、調節サブユニットサイクリンとヘテロ二量体を形成して触媒機能を発揮する。CDKファミリーのメンバーは、機能の違いに応じて、周期的CDKと転写CDKに分類することができる。前者には、主に細胞周期プロセスを制御するCDK1/2/4/6が含まれ;後者には、主に、mRNAの転写及びプロセシングを調節するCDK7/8/9が含まれる(Malumbres M.ら、Genome Biol.、2014年、15:122)。転写CDKの過剰発現又は機能強化は、特定の下流遺伝子、特に抗アポトーシスタンパク質Mcl-1の発現の大幅な増加を引き起こし、これにより腫瘍がもたらされる(Morales F.ら、Cell Cycle、2016年、15:519)。近年、非選択的CDK阻害剤が、CDK9及び/又はCDK2の機能を阻害することによって抗腫瘍効果を達成できることが発見された。したがって、CDK阻害剤に関する研究は人々の注目を集めている(Krystof V.ら、Target,Curr.Pharm.Des.、2012年、18:2883-2890)。研究により、CDK9の過剰発現が、急性骨髄性白血病、乳癌、大腸癌及び前立腺癌、並びにヒト免疫不全ウイルス及びアデノウイルスなど、さまざまな腫瘍、炎症及びウイルス複製の発生に関連していることが明らかになっている(Franco LC.ら、J.Cell Biochem.、2017年、119:1273-1284)。これらの知見は、CDK9が、癌治療の効果的な標的であることを示している。臨床現場に導入されたCDK9阻害剤としては、フラボピリドール、ディナシクリブ、SNS-032及びCYC065が挙げられるが、これらはいずれもCDK9又はCDK2に対する選択性を欠いている。LY2857785、LDC000067などの、現在、前臨床研究中のCDK9選択的阻害剤もあるが、第I/II相のKB-0742、第I/II相のエニトシリブ(VIP152又はBAY-1251152)、及び第I相のアツベシクリブ(BAY-1143572)などの、臨床段階にあるCDK9選択的阻害剤もある。ファドラシクリブ(CMY065)は、抗癌用途のための臨床段階のCDK9阻害剤であり、その追加のCDK2活性から利益を受けるものである(Frame S.ら、PLos ONE、2020年、15(7):e0234103)。CDK2の薬理学的不活化は、MYC駆動性腫瘍形成を阻害することができる。さらなる研究では、CDK2がウイルスの複製にも必要であることが示されている。したがって、CDK2を阻害するとサイトメガリーウイルスのウイルス複製が抑制される:Bresnahan W.A.ら、VIROLOGY 231、239-247(1997);Adenovirus:ChengP-H.ら、PLoS One 8、e57340.;Influenza A virus:Martinez Gil L.ら、Antiviral Research、100巻、1号、2013年10月、29-37頁;Zika virus:Xu M.、Nat Med 2016年;22:1101-1107。最近、好中球の炎症におけるCDK2の役割が研究されており、CDK2阻害の阻害により致死性の全身性炎症の転帰が大幅に改善されることが示されている(Hsu AY.ら、PNAS,10,2019年、116巻、no.37、18561-18570)。したがって、癌とウイルス感染及び炎症との両方を治療するには、CDK9とCDK2を相乗的に阻害することが有益でありうる。
【0003】
CDK9を含むCDKの阻害剤としてのピラゾロトリアジンが、WO2016/160617A2に開示されている。しかし、そこに開示されている阻害剤には様々な欠点がある。WO2016/160617A2の表A1に概説されているすべての化合物は、アクリルアミド又はアクリルアミド部分構造を含有する。さらに、この文献の段落[00462]には、共有結合による阻害が、そこに開示されている発明の必要な特徴であると教示されている。アクリルアミド部分は共有結合による酵素阻害の固有の特徴であり、いくつかの欠点を有することが知られている(Sutantoら、SC Med.Chem.、2020年、11、876)。WO2016/160617A2は、どのようにCDK9又はCDK2の非共有結合阻害に至るかを教示していない。WO2016/160617A2は、そこに開示されている発明には少なくとも1つのアミド結合が必要であることを教示している。R1がC-C結合を介して二環式コアに結合している2つの例(Y7及びY8)が開示されているが、これらの化合物について、WO2016/160617A2には、いかなるCDKに対する生物活性も報告がない。したがって、この文献は、そのような変更がCDK9及び/又はCDK2に対する効力を高めることを教示したり、間接的に示唆したりするものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】Malumbres M.ら、Genome Biol.、2014年、15:122
【非特許文献2】Morales F.ら、Cell Cycle、2016年、15:519
【非特許文献3】Krystof V.ら、Target,Curr.Pharm.Des.、2012年、18:2883-2890
【非特許文献4】Franco LC.ら、J.Cell Biochem.、2017年、119:1273-1284
【非特許文献5】Frame S.ら、PLos ONE、2020年、15(7):e0234103
【非特許文献6】Bresnahan W.A.ら、VIROLOGY 231、239-247(1997)
【非特許文献7】Adenovirus:ChengP-H.ら、PLoS One 8、e57340.
【非特許文献8】Influenza A virus:Martinez Gil L.ら、Antiviral Research、100巻、1号、2013年10月、29-37頁
【非特許文献9】Zika virus:Xu M.、Nat Med 2016年;22:1101-1107
【非特許文献10】Hsu AY.ら、PNAS、10、2019年、116巻、no.37、18561-18570
【非特許文献11】Sutantoら、SC Med.Chem.、2020年11、876
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、アクリルウォーヘッド(acryl warhead)を必要とせずに、CDK9及びCDK2に対する強力な非共有結合阻害剤を提供することによって、WO2016/160617A2の制限を克服することである。
【0007】
したがって、本発明の目的は、先行技術の化合物の欠点を克服するCDK2及び/又はCDK9の新規阻害剤を提供することであった。特に、CDK2及び/又はCDK9に対する選択性を高め、創薬可能性を改善することが目的であった。本発明の主な目的は、高効率、低毒性、及び優れた薬物代謝特性を示し、疾患の予防及び/又は治療に使用できるCDK2及び/又はCDK9小分子阻害剤の群を提供することであった。この目的は、本発明の化合物によって解決された。本発明は、ピラゾロトリアジン構造を含有するCDK2及び/又はCDK9小分子阻害剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、式(I)の1種以上の化合物、又はその塩を提供するものである。
【0009】
【化1】
{式中、
R
1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;
R
2は、以下の基から選択され、
【0010】
【化2】
(式中、
Xは、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子であり;
X1は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子であり;
Yは、ハロゲン原子、CN、OH、NH
2、N
3;又は任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基若しくはアラルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロシクロアルキル基若しくはヘテロアリール基の炭素原子若しくは窒素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり;
Y1は、酸素原子、硫黄原子、NH;又は任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基若しくはアルキルシクロアルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子若しくは窒素原子であり;
Z及びZ2は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基若しくはアラルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロシクロアルキル基若しくはヘテロアリール基の炭素原子若しくは窒素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基若しくはヘテロアラルキル基の炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり;
Z1は、任意に置換されているアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基若しくはアルキルシクロアルキル基の炭素原子;又は任意に置換されているヘテロアルキル基若しくはヘテロアルキルシクロアルキル基の炭素原子若しくは窒素原子であり;あるいは
XとZ、若しくはXとZ1、若しくはXとZ2、若しくはX1とZ、若しくはX1とZ1は共に、シクロアルキル基若しくはヘテロシクロアルキル基の環の一部であるか、又はXとZ、若しくはX1とZ1は共に、アリール基若しくはヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、X1は炭素原子であり、Zは炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子であり、Z1は炭素原子若しくは窒素原子であり、Z2は炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子である);
【0011】
R3は、水素原子、ハロゲン原子、CN基、又は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;及び
R4は、水素原子、ハロゲン原子、CN基、又は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基若しくはヘテロアラルキル基であり;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよく;又は
R3とR4は共に、縮合シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基若しくはヘテロアリール基を形成しており;これらの基はすべて、任意に置換されていてもよい。}
【0012】
好ましくは、R4は、水素原子、ハロゲン原子、C1~4アルキル基又はC3~5シクロアルキル基である。
さらに好ましくは、R4は、水素原子、メチル基又はシクロプロピル基である。
最も好ましくは、R4は水素である。
【0013】
好ましくは、R3は、水素原子、ハロゲン原子、CN、C1~4アルキル基、C1~4ヘテロアルキル基、又は任意に置換されているフェニル基である。
さらに好ましくは、R3は、水素、Cl、Br、CF3、CN、メチル基、エチル基、又はイソプロピル基、又はフェニル基である。
最も好ましくは、R3は、水素、Cl、Br、CF3、CN又はメチル基である。
さらに好ましくは、R3とR4は、共に式-(CH2)n-の基であり、式中、nは3又は4(特に3)である。
さらに好ましくは、R3はClであり、R4は水素である。
【0014】
好ましくは、R2は、以下の基から選択される。
【0015】
【化3】
(式中、
XとZ、若しくはXとZ1、若しくはXとZ2、若しくはX1とZ、若しくはX1とZ1は共に、シクロアルキル基若しくはヘテロシクロアルキル基の環の一部であるか、又はXとZ、若しくはX1とZ1は共に、アリール基若しくはヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、X1は炭素原子であり、Zは炭素原子、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子であり、Z1は炭素原子又は窒素原子であり、Z2は炭素原子、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子である。)
【0016】
さらに好ましくは、R2は、以下の基から選択される。
【0017】
【化4】
(式中、XとZは共に、アリール基若しくはヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、Xは炭素原子であり、Zは炭素原子、窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子である。)
【0018】
さらに好ましくは、R2は、以下の基から選択される。
【0019】
【化5】
(式中、X1とZ1は共に、アリール基又はヘテロアリール基の環の一部であり;ここで、X1は炭素原子であり、Z1は炭素原子又は窒素原子である。)
【0020】
特に好ましくは、Yはハロゲン原子(特にF又はCl)である。
【0021】
さらに好ましくは、R2は、オルト位に1つの置換基を持ち、任意にさらに置換されているフェニル基であり;又は、C、N、O及びSから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有するヘテロアリール基であり、このヘテロアリール基は、オルト位に1個の置換基を持ち、任意にさらに置換されている。
さらに好ましくは、R2は、オルト位に1つの置換基を持ち、任意にさらに置換されているフェニル基である。
さらに好ましくは、R2は、オルト位に1つの置換基を持ち、任意に1個又は2個の置換基でさらに置換されているフェニル基であり;ここで、置換基は、F、Cl、Br及びMeから独立して選択される。
さらに好ましくは、R2は、2位及び6位で置換されているフェニル基(すなわち、2つのオルト置換基を持つフェニル基)であり;ここで、置換基は、好ましくは、F及びClから独立して選択される。
さらに好ましくは、R2は、以下の基から選択される。
【0022】
【0023】
最も好ましくは、R2は、2,6-ジフルオロフェニル基である。
好ましくは、R1は、任意に置換されているC3~7シクロアルキル基、C、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基、任意に置換されているフェニル基、任意に置換されているベンジル基、C、N、O及びSから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロアリール基、又は1~12個の炭素原子及びN、O及びSから選択される1~6個のヘテロ原子を含有し任意に置換されているヘテロアルキル基である。
さらに好ましくは、R1は、任意に置換されているC4~6シクロアルキル基、任意に置換されているフェニル基、又は任意に置換されているピラゾール-4-イル基である。
さらに好ましくは、R1は、以下の基から選択される。
【0024】
【化7】
(式中、
R
5は、-NH
2基、C
1~6ヘテロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される5若しくは6個の環原子を含有するヘテロシクロアルキル基である。)
【0025】
好ましくは、R5は、以下の基から選択される:-NH2、-NMe2、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、-NH(CH2)2F、-NH(CH2)3F、-NH(CH2)2OH、-NH(CH2)3OH、-NH(CH2)2OMe、-NH(CH2)3OMe、-N(Me)(CH2)2F、-N(Me)(CH2)3F、-N(Me)(CH2)2OH、-N(Me)(CH2)3OH、-N(Me)(CH2)2OMe、及び-N(Me)(CH2)3OMe。
さらに好ましくは、R1は、以下の構造を有する。
【0026】
【化8】
(式中、
R
6aは、水素、ハロゲン又はC
1~4ヘテロアルキル基(特に-O-C
1~4アルキル基)であり;R
6bは、水素、ハロゲン又はC
1~4ヘテロアルキル基(特に-O-C
1~4アルキル基)であり、R
6は、C
1~6アルキル基、C
1~6ヘテロアルキル基、任意に置換されているC
3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基である。)
【0027】
好ましくは、R6aは、水素、Cl又はOMeである。
さらに好ましくは、R6bは、水素である。
さらに好ましくは、R6は、メチル基、式-C(CH3)2CNの基、任意に置換されているシクロヘキシル基、任意に置換されているピペリジニル基、又はテトラヒドロピラニル基である。
さらに好ましくは、R6は、式-Cy-L-R6cの基であり、式中、Cyは、任意に置換されているC3~7シクロアルキレン基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキレン基であり;Lは結合又はCH2基であり、R6cは、任意に置換されているC3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基である。
さらに好ましくは、Cyは、シクロヘキシレン基又はピペリジニレン基である。
さらに好ましくは、R6cは、シクロプロピル基、又はC、N及びOから独立して選択される4~6個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基である。
さらに好ましくは、R1は、以下の構造を有する。
【0028】
【化9】
(式中、
R
7aは、水素、ハロゲン、CN又は-O-C
1~4アルキル基であり;R
7bは、水素、ハロゲン、CN又は-O-C
1~4アルキル基であり、R
7は、C
1~6ヘテロアルキル基、C、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される4~12個の原子を含有し任意に置換されているヘテロアルキルシクロアルキル基である。)
【0029】
好ましくは、R7bは水素又はメトキシ基であり;好ましくは水素である。
さらに好ましくは、R7aは、水素、フッ素、CN又は-O-C1~4アルキル基であり;好ましくは水素である。
さらに好ましくは、R7は、任意に置換されているピペラジニル基、任意に置換されているピペリジニル基、任意に置換されているモルホリニル基、又は任意に置換されているテトラヒドロピリジニル基である。
さらに好ましくは、R7は、式-Cy’-L’-R7cの基であり、式中、Cy’は、任意に置換されているC3~7シクロアルキレン基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキレン基であり;L’は結合又はCH2基であり、R7cは、任意に置換されているC3~7シクロアルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキル基である。
さらに好ましくは、R7は、式-CO-R7d又は-CO-NH-R7dの基であり、式中、R7dは、C1~4アルキル基、又はC、N及びOから独立して選択される3~7個の環原子を含有し任意に置換されているヘテロシクロアルキレン基である。
【0030】
さらなる実施形態によれば、本発明は、式(II)の化合物に関する。
【0031】
【化10】
(式中、R
2、R
3及びR
4は上記で定義されたとおりである。)
式(II)の化合物は、式(I)の化合物を調製するための中間生成物である。
【0032】
本発明の最も好ましい化合物は、実施例に開示される化合物、又はその塩である。
本発明の好ましい実施形態を、いかなる所望の方式で組み合わせることがさらに好ましい(例えば、R1の任意の実施形態を、R2の任意の実施形態と組み合わせてよい)。
【0033】
さらに好ましい実施形態によれば、以下の化合物は本出願の範囲から除かれる。
【0034】
【0035】
本発明はさらに、式(II)の化合物の合成方法を提供し、該合成方法は、式(III)の化合物を、メチルチオシアネート、すなわち式H3C-S-C≡Nの化合物と反応させることを特徴とする。
【0036】
【化12】
(式中、R
2、R
3、及びR
4は上記で定義されたとおりである)
【0037】
好ましくは、合成は、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(Tf2O)及び2-クロロピリジンの存在下、ジクロロメタンのような溶媒中で行う。
【発明を実施するための形態】
【0038】
アルキルという表現は、1~20個の炭素原子、好ましくは1~10個の炭素原子、特に1~6個(例えば、1、2、3又は4)個の炭素原子を含有する、飽和の直鎖又は分岐鎖炭化水素基を指し、例えば、メチル(Me、CH3)、エチル(Et)、n-プロピル(nPr)、イソプロピル(iPr)、n-ブチル(nBu)、イソブチル(iBu)、sec-ブチル(sBu)、tert-ブチル(tBu)、n-ペンチル、イソペンチル、n-ヘキシル、2,2-ジメチルブチル又はn-オクチル基を指す。
【0039】
C1~6アルキルという表現は、1~6個の炭素原子を含む飽和の直鎖又は分岐鎖炭化水素基を指す。C1~4アルキルという表現は、1~4個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分岐鎖炭化水素基を指す。例は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル又はtert-ブチル基である。
【0040】
アルケニル及びアルキニルという表現は、2~20個の炭素原子、好ましくは2~15個の炭素原子、特に2~10個(例えば、2、3又は4)の炭素原子を含有する少なくとも部分的に不飽和の直鎖又は分岐鎖炭化水素基を指し、例えば、エテニル(ビニル)、プロペニル(アリル)、イソプロペニル、ブテニル、エチニル(アセチレニル)、プロピニル(例えば、プロパルギル)、ブチニル、イソプレニル又はヘキサ-2-エニル基を指す。好ましくは、アルケニル基は1つ又は2つ(特に好ましくは1つ)の二重結合を有し、アルキニル基は1つ又は2つ(特に好ましくは1つ)の三重結合を有する。
【0041】
さらに、アルキル、アルケニル及びアルキニルという用語は、1つ又は複数の水素原子が、ハロゲン原子(好ましくはF又はCl)で置き換えられている基、例えば2,2,2-トリクロロエチル基又はトリフルオロメチル基を指す。
【0042】
ヘテロアルキルという表現は、1つ又は複数(好ましくは1~8;特に好ましくは、1、2、3又は4)の炭素原子が、酸素、窒素、リン、ホウ素、セレン、ケイ素若しくは硫黄原子(好ましくは酸素、硫黄若しくは窒素原子)によって、又はSO若しくはSO2基によって置き換えられている、アルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を指す。ヘテロアルキルという表現はさらに、カルボン酸、又はカルボン酸から誘導される基、例えば、アシル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アシルオキシアルキル、カルボキシアルキルアミド又はアルコキシカルボニルオキシなどを指す。さらに、ヘテロアルキルという用語は、1つ又は複数の水素原子が、ハロゲン原子(好ましくはF又はCl)で置き換えられた基を指す。
【0043】
好ましくは、ヘテロアルキル基は、1~12個の炭素原子と、酸素、窒素及び硫黄(特に酸素及び窒素)から選択される1~8個のヘテロ原子とを含有する。特に好ましくは、ヘテロアルキル基は、1~6個(例えば、1、2、3又は4個)の炭素原子と、酸素、窒素及び硫黄(特に酸素及び窒素)から選択される1、2、3又は4個(特に1、2又は3個)のヘテロ原子とを含有する。C1~6ヘテロアルキルという用語は、1~6個の炭素原子と、O、S及び/又はN(特にO及び/又はN)から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子とを含有するヘテロアルキル基を指す。C1~4ヘテロアルキルという用語は、1~4個の炭素原子と、O、S及び/又はN(特にO及び/又はN)から選択される1、2又は3個のヘテロ原子とを含有するヘテロアルキル基を指す。
【0044】
ヘテロアルキル基の例は、式:Ra-O-Ya-、Ra-S-Ya-、Ra-SO-Ya-、Ra-SO2-Ya-、Ra-N(Rb)-SO2-Ya-、Ra-SO2-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-Ya-、Ra-CO-Ya-、Ra-O-CO-Ya-、Ra-CO-O-Ya-、Ra-CO-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CO-Ya-、Ra-O-CO-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CO-O-Ya-、-Ya-CN、Ra-N(Rb)-CO-N(Rc)-Ya-、Ra-O-CO-O-Ya-、Ra-N(Rb)-C(=NRd)-N(Rc)-Ya-、Ra-CS-Ya-、Ra-O-CS-Ya-、Ra-CS-O-Ya-、Ra-CS-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CS-Ya-、Ra-O-CS-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CS-O-Ya-、Ra-N(Rb)-CS-N(Rc)-Ya-、Ra-O-CS-O-Ya-、Ra-S-CO-Ya-、Ra-CO-S-Ya-、Ra-S-CO-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CO-S-Ya-、Ra-S-CO-O-Ya-、Ra-O-CO-S-Ya-、Ra-S-CO-S-Ya-、Ra-S-CS-Ya-、Ra-CS-S-Ya-、Ra-S-CS-N(Rb)-Ya-、Ra-N(Rb)-CS-S-Ya-、Ra-S-CS-O-Ya-、Ra-O-CS-S-Ya-の基であり、式中、Raは、水素原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基又はC2-C6アルキニル基であり;Rbは、水素原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基又はC2-C6アルキニル基であり;Rcは、水素原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基又はC2-C6アルキニル基であり;Rdは、水素原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基又はC2-C6アルキニル基であり;Yaは結合、C1-C6アルキレン基、C2-C6アルケニレン基又はC2-C6アルキニレン基であり、ここで、各ヘテロアルキル基は少なくとも1つの炭素原子を含有し、1つ又は複数の水素原子はフッ素又は塩素原子で置き換えられてもよい。
【0045】
ヘテロアルキル基の具体例は、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n-プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、n-ブトキシ、tert-ブチルオキシ、メトキシメチル、-CH2CH2OH、-CH2OH、-SO2Me、-NHAc、-C(CH3)2CN、メトキシエチル、エトキシメチル、1-メトキシエチル、1-エトキシエチル、2-メトキシエチル又は2-エトキシエチル、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、イソプロピルエチルアミノ、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、ジイソプロピルアミノエチル、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、エノールエーテル、ジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、アセチル、プロピオニル、ブチリルオキシ、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロピオニルオキシ、アセチルアミノ又はプロピオニルアミノ、カルボキシメチル、カルボキシエチル又はカルボキシプロピル、N-エチル-N-メチル-カルバモイル又はN-メチルカルバモイルである。ヘテロアルキル基のさらなる例は、ニトリル(-CN)基、イソニトリル基、シアネート基、チオシアネート基、イソシアネート基、イソチオシアネート基及びアルキルニトリル基である。
【0046】
シクロアルキルという表現は、1つ又は複数の環(好ましくは1つ又は2つ)を含有し、3~14個の環炭素原子、好ましくは3~10個(特に3、4、5、6又は7)の環炭素原子を含有する、飽和又は部分的に不飽和の環状基(例えば、シクロアルケニル基)を指す。さらに、シクロアルキルという表現は、1つ又は複数の水素原子が、フッ素、塩素、臭素若しくはヨウ素原子によって、又はOH基、=O基、SH基、=S基、NH2基、=NH基、N3基若しくはNO2基によって、置き換えられている基を指し、したがって、環状ケトン、例えば、シクロヘキサノン、2-シクロヘキセノン又はシクロペンタノンを指す。シクロアルキル基のさらに具体的な例は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、スピロ[4,5]デカニル基、ノルボルニル基、シクロヘキシル基、シクロペンテニル基、シクロヘキサジエニル基、デカリニル基、ビシクロ[4.3.0]ノニル基、テトラリン基、シクロペンチルシクロヘキシル基、フルオロシクロヘキシル基又はシクロヘキサ-2-エニル基である。好ましくは、シクロアルキルという表現は、1つ又は複数の環(好ましくは1つ又は2つ)を含有し、3~14個の環炭素原子、好ましくは3~10個(特に3、4、5、6又は7)の環炭素原子を含有する、飽和環状基を指す。
【0047】
ヘテロシクロアルキルという表現は、1つ又は複数(好ましくは1、2又は3個)の環炭素原子が、酸素、窒素、ケイ素、セレン、リン若しくは硫黄原子によって(好ましくは酸素、硫黄若しくは窒素原子によって)又はSO基若しくはSO2基によって置き換えられている、上で定義したシクロアルキル基を指す。ヘテロシクロアルキル基は、好ましくは、1又は2個の環及び3~10個(特に3、4、5、6又は7個)の環原子(好ましくはC、O、N及びSから選択される)を有する。さらに、ヘテロシクロアルキルという表現は、フッ素、塩素、臭素若しくはヨウ素原子によって、又はOH基、=O基、SH基、=S基、NH2基、=NH基、N3基若しくはNO2基によって置換されている基を指す。例は、ピペリジル基、プロリニル基、イミダゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル(例えば、-N(CH2CH2)2O)基、ウロトロピニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロチオフェニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフリル基又は2-ピラゾリニル基、さらにまたラクタム、ラクトン、環状イミド及び環状無水物である。
【0048】
アルキルシクロアルキルという表現は、シクロアルキル基と、上記の定義によるアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基との両方を含有する基を指し、例えば、アルキルシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルキルシクロアルケニル基、アルケニルシクロアルキル基及びアルキニルシクロアルキル基を指す。アルキルシクロアルキル基は、好ましくは、1つ又は2つの環及び3~10個(特に3、4、5、6又は7個)の環炭素原子を含有するシクロアルキル基、並びに1個又は2~6個の炭素原子を有する、1つ又は2つのアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基(特にアルキル基)を含有する。
【0049】
ヘテロアルキルシクロアルキルという表現は、1つ又は複数(好ましくは1、2又は3個)の炭素原子が、酸素、窒素、ケイ素、セレン、リン若しくは硫黄原子によって(好ましくは酸素、硫黄若しくは窒素原子によって)又はSO基若しくはSO2基によって置き換えられている、上で定義したアルキルシクロアルキル基を指す。ヘテロアルキルシクロアルキル基は、好ましくは、3~10個(特に3、4、5、6又は7個)の環原子を有する1又は2個の環、及び1個又は2個~6個の炭素原子を有する1つ又は2つのアルキル基、アルケニル基、アルキニル基又はヘテロアルキル基(特にアルキル基又はヘテロアルキル基)を含有する。そのような基の例は、アルキルヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルケニル、アルケニルヘテロシクロアルキル、アルキニルヘテロシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルヘテロシクロアルキル及びヘテロアルキルヘテロシクロアルケニルであり、環状基は、飽和又はモノ不飽和、ジ不飽和若しくはトリ不飽和である。
【0050】
アリールという表現は、1つ又は複数の環、及び6~14個の環炭素原子、好ましくは6~10個(特に6個)の環炭素原子を含有する芳香族基を指す。さらに、アリールという表現は、フッ素、塩素、臭素若しくはヨウ素原子によって、又はOH基、SH基、NH2基、N3基若しくはNO2基によって置換されている基を指す。例は、フェニル(Ph)、ナフチル、ビフェニル、2-フルオロフェニル、アニリニル、3-ニトロフェニル又は4-ヒドロキシフェニル基である。
【0051】
ヘテロアリールという表現は、1つ又は複数の環、及び、1つ又は複数(好ましくは1、2、3又は4)の酸素、窒素、リン又は硫黄環原子(好ましくはO、S又はN)を含む、5~14個の環原子、好ましくは5~10個(特に5又は6又は9又は10個)の環原子を含有する、芳香族基を指す。さらに、ヘテロアリールという表現は、フッ素、塩素、臭素若しくはヨウ素原子によって、又はOH基、SH基、N3基、NH2基若しくはNO2基によって置換されている基を指す。例は、ピリジル基(例えば、4-ピリジル基)、イミダゾリル基(例えば、2-イミダゾリル基)、フェニルピロリル基(例えば、3-フェニルピロリル基)、チアゾリル基、イソチアゾリル基、1,2,3-トリアゾリル基、1,2,4-トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、インドリル基、インダゾリル基、テトラゾリル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、4-ヒドロキシピリジル基(4-ピリドニル基)、3,4-ヒドロキシピリジル基(3,4-ピリドニル基)、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、イソオキサゾリル基、インダゾリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンズイソオキサゾリル基、ベンズチアゾリル基、ピリダジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、ピロリル基、プリニル基、カルバゾリル基、アクリジニル基、ピリミジル基、2,3’-ビフリル基、ピラゾリル基(例えば、3-ピラゾリル基)及びイソキノリニル基である。
【0052】
アラルキルという表現は、上記の定義によるアリール基と、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基及び/又はシクロアルキル基との両方を含む基を指し、例えば、アリールアルキル基、アリールアルケニル基、アリールアルキニル基、アリールシクロアルキル基、アリールシクロアルケニル基、アルキルアリールシクロアルキル基及びアルキルアリールシクロアルケニル基を指す。アラルキルの具体例は、フェニルシクロペンチル、シクロヘキシルフェニル、並びにトルエン、キシレン、メシチレン、スチレン、塩化ベンジル、o-フルオロトルエン、1H-インデン、テトラリン、ジヒドロナフタレン、インダノン、クメン、フルオレン及びインダンから誘導される基である。アラルキル基は、好ましくは、それぞれが6~10個の炭素原子を含有する1つ又は2つの芳香環系(特に、1つ又は2つの環)と、1個又は2~6個の炭素原子を含有する1つ又は2つのアルキル基、アルケニル基及び/若しくはアルキニル基、並びに/又は3、4、5、6又は7個の環炭素原子を含有する1つ又は2つのシクロアルキル基と、を含む。
【0053】
ヘテロアラルキルという表現は、上記の定義によるアリール基及び/又はヘテロアリール基と、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基及び/若しくはヘテロアルキル基並びに/又はシクロアルキル基及び/若しくはヘテロシクロアルキル基との両方を含有する基を指す。ヘテロアラルキル基は、好ましくは、それぞれが5又は6~9又は10個の環原子(好ましくはC、N、O及びSから選択される)を含有する1つ又は2つの芳香環系(特に1つ若しくは2つの環)と、1個若しくは2~6個の炭素原子を含有する1つ若しくは2つのアルキル基、アルケニル基及び/若しくはアルキニル基、並びに/又は、1~6個の炭素原子と、O、S及びNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子とを含有する1つ若しくは2つのヘテロアルキル基、並びに/又は、それぞれが3、4、5、6若しくは7個の環炭素原子を含有する1つ若しくは2つのシクロアルキル基、並びに/又は、それぞれが1、2、3若しくは4個の酸素、硫黄若しくは窒素原子を含む3、4、5、6若しくは7個の環原子を含有する、1つ若しくは2つのヘテロシクロアルキル基を含有する。
【0054】
例は、アリールヘテロアルキル基、アリールヘテロシクロアルキル基、アリールヘテロシクロアルケニル基、アリールアルキルヘテロシクロアルキル基、アリールアルケニルヘテロシクロアルキル基、アリールアルキニルヘテロシクロアルキル基、アリールアルキルヘテロシクロアルケニル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロアリールアルケニル基、ヘテロアリールアルキニル基、ヘテロアリールヘテロアルキル基、ヘテロアリールシクロアルキル基、ヘテロアリールシクロアルケニル基、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル基、ヘテロアリールアルキルシクロアルキル基、ヘテロアリールアルキルヘテロシクロアルケニル基、ヘテロアリールヘテロアルキルシクロアルキル基、ヘテロアリールヘテロアルキル-シクロアルケニル基及びヘテロアリールヘテロアルキルヘテロシクロアルキル基であり、環状基は、飽和又はモノ不飽和、ジ不飽和若しくはトリ不飽和である。具体的な例は、テトラヒドロイソキノリニル基、ベンゾイル基、フタリジル基、2-又は3-エチルインドリル基、4-メチルピリジノ基、2-、3-又は4-メトキシフェニル基、4-エトキシフェニル基、2-、3-又は4-カルボキシフェニルアルキル基である。
【0055】
既に上で述べたように、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル及びヘテロアラルキルという表現はまた、フッ素原子、塩素原子、臭素原子若しくはヨウ素原子によって、又はOH基、=O基、SH基、=S基、NH2基、=NH基、N3基若しくはNO2基によって置換されている基を指す。
【0056】
好ましい実施形態によれば、本明細書に記載されるすべてのアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヘテロアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基及びヘテロアラルキル基は、任意に置換されていてもよい。
【0057】
ハロゲンという用語は、F、Cl、Br又はIを指す。
【0058】
アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、ヘテロアルキルシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アラルキル基又はヘテロアラルキル基が複数の環を含有する場合、これらの環は単結合又は二重結合を介して互いに結合していてもよく、又はこれらの環は、環化していても縮合していても架橋していてもよい。
【0059】
例えば、「フェニレン(“phenylene”)」におけるような、接尾辞「エン(-ene)」は、対応する二価の基を指す。
【0060】
「任意に置換されている」という用語は、非置換であるか、又は1つ若しくは複数(特に1、2若しくは3つ、好ましくは1つ若しくは2つ)の置換基で置換されている基を指す。
基が複数の置換基を含む場合、これらの置換基は独立して選択される、すなわち、それらは同じであっても異なっていてもよい。
【0061】
基が、環状基、例えばシクロアルキル基又はヘテロシクロアルキル基で置換されている場合、この環状基は、単結合若しくは二重結合を介して上記基に結合していてもよく、又はこの環状基は、上記基に環化若しくは縮合していてもよい。
【0062】
置換基の具体例は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素、並びにOH基、SH基、NH2基、-SO3H基、-SO2NH2基、-COOH基、-COOMe基、-COMe(Ac)基、-NHSO2Me基、-SO2NMe2基、-CH2NH2基、-NHAc基、-SO2Me基、-CONH2基、-CN基、-NHCONH2基、-NHC(NH)NH2基、-NOHCH3基、-N3、及び-NO2基である。
【0063】
置換基のさらなる例は、C1-C10アルキル基、C2-C10アルケニル基、C2-C10アルキニル基、C1-C10ヘテロアルキル基、C3-C18シクロアルキル基、C1-C17ヘテロシクロアルキル基、C4-C20アルキルシクロアルキル基、C1-C19ヘテロアルキルシクロアルキル基、C6-C18アリール基、C1-C17ヘテロアリール基、C7-C20アラルキル基及びC1-C19ヘテロアラルキル基;特に、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ヘテロアルキル基、C3-C10シクロアルキル基、C1-C9ヘテロシクロアルキル基、C4-C12アルキルシクロアルキル基、C1-C11ヘテロアルキルシクロアルキル基、C6-C10アリール基、C1-C9ヘテロアリール基、C7-C12アラルキル基及びC1-C11ヘテロアラルキル基、さらに好ましくは、C1-C6アルキル基及びC1-C6ヘテロアルキル基である。
【0064】
好ましい置換基は、ハロゲン原子(例えば、F、Cl、Br)及び-OH基、-NH2基、-CN基、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C1-C6ヘテロアルキル基、シクロプロピル基及び-CH2-シクロプロピル基である。
【0065】
さらに好ましい置換基は、ハロゲン原子(例えば、F、Cl、Br)、並びにOH基、-NH2基、-CN基、-C1~4アルキル基(例えば、-Me、-Et、-nPr、-iPr、-nBu、-iBu、-tBu、-CH2CH2F、CH2CHF2、-CH2CF3、及び-CF3)、-O-C1~4アルキル基(例えば、-OMe、-OEt、-O-nPr、-O-iPr、-O-nBu、-O-iBu及び-O-tBu)、-NHC1~6アルキル基(例えば、-NH(CH2)2F及び-NH(CH2)3F)、-NH(CH2)2OH、-NH(CH2)3OH、-NH(CH2)2OMe、-NH(CH2)3OMe、-N(Me)(CH2)2OH、-N(Me)(CH2)3OH、-N(Me)(CH2)2OMe、-N(Me)(CH2)3OMe、-N(C1~6アルキル)2、-C(CH3)2CN、-CONH-C1~4アルキル(例えば-CONHCH2CF3、-CONHEt、-CONHtBu)、-COOH、-COOMe、-COMe、-CH2CH2CH=CH2、シクロプロピル基、及び-CH2-シクロプロピル基である。
【0066】
式(I)の化合物、それらの薬理学的に許容される塩、溶媒和物及び水和物のそれぞれの治療的使用、並びに製剤及び医薬組成物も本発明の範囲内にある。
【0067】
本発明はさらに、本明細書で定義される式(I)の1つ若しくは複数の化合物又はその塩、あるいは薬学的に許容されるそのエステル、プロドラッグ、水和物若しくは溶媒和物を、任意に、薬学的に許容される担体及び/又はアジュバントと組み合わせて含む、医薬組成物を提供する。
【0068】
本発明のさらなる目的は、本明細書で特定される1つ又は複数の疾患の治療のための医薬を調製するための、本明細書で定義される式(I)の化合物又は本明細書で定義される医薬組成物を提供することである。
【0069】
好ましくは、本発明の化合物は、以下の状態の治療及び/又は予防に使用することができる:
異常なCDK(特にCDK9及び/又はCDK2)調節が観察される疾患、例えば、広範なサイトカイン誘発性炎症性疾患、及び自己免疫疾患、局所的若しくは全身性ウイルス感染症、眼のウイルス感染症、ウイルス呼吸器感染症、又はDNAウイルス及び/若しくはRNAウイルスによって引き起こされる中枢神経系及び/若しくは末梢神経系のウイルス感染症、並びに種々の非固形及び固形の悪性腫瘍、癌、又は過剰増殖性疾患、例として、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、再発性多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ芽球性白血病、急性混合性白血病(acute biphenotypic leukemia)、高悪性度MYC駆動型B細胞リンパ腫(aggressive MYC-driven B-Cell lymphoma)、原発性腹膜癌(primary peritoneal carcinoma)、カポジ肉腫、進行性乳癌、非小細胞肺癌、結腸直腸癌、又は肝細胞癌などの肝癌、子宮頸部上皮内腫瘍、前立腺癌、黒色腫、神経膠腫、膠芽腫、神経芽腫、星状細胞腫、未分化星状細胞腫、又は膠芽腫、例えば、進行性及び/又は転移性の血液/固形悪性腫瘍。特に、化合物は、MYC-若しくはMCL-1の異常発現によって引き起こされる血液悪性腫瘍又は固形腫瘍を治療するために使用することができる。さらに、化合物は、免疫応答のモジュレーターとして使用することができ、また、機械的/外傷誘発性炎症、例として外傷後変形性関節症(PTOA)、全身性及び局所的サイトカイン誘発性炎症疾患、例えば胃腸又は尿路の炎症性疾患、及び目の炎症性疾患、例としてシェーグレン病及び緑内障、細菌誘発性炎症性疾患、例として歯肉炎、歯周炎の治療及び/又は予防のために、並びに心血管疾患、例として心肥大、拡張型心筋症、アテローム性動脈硬化症、及び心代謝疾患、例として肥満及び糖尿病の治療及び/又は予防のために、使用することができる。
【0070】
本発明による化合物の治療有効量は、疾患の症状を予防、軽減若しくは改善するのに、又は治療を受ける対象の生存を延長するのに有効である化合物の量を意味する。治療有効量の決定は、当業者の技術範囲内である。
【0071】
本発明による化合物の治療有効量又は投与量は、広い範囲内で変動することができ、当技術分野で公知の方式で決定することができる。このような投与量は、投与される具体的な化合物、投与経路、治療される状態、及び治療を受ける患者を含む、それぞれの特定の場合における個々の要件に合わせて調整することができる。
【0072】
式(I)の化合物の塩は、好ましくは、薬理学的に許容される塩である。式(I)の十分に塩基性の化合物の薬理学的に許容される塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸及びリン酸のような生理学的に許容される鉱酸の塩;又はメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、乳酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸及びサリチル酸のような有機酸の塩である。さらに、十分に酸性の式(I)の化合物は、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩若しくはマグネシウム塩;アンモニウム塩;又は有機塩基塩、例えばメチルアミン塩、ジメチルアミン塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、エチレンジアミン塩、エタノールアミン塩、水酸化コリン塩、メグルミン塩、ピペリジン塩、モルホリン塩、トリス-(2-ヒドロキシエチル)アミン塩、リジン塩若しくはアルギニン塩を形成することができ;これらはすべて、式(I)の塩のさらなる例でもある。
【0073】
式(I)の化合物は溶媒和、特に水和されていてもよい。水和化(hydratization)/水和(hydration)は、生成プロセス中に起こる場合があり、又は最初は水を含まない式(I)の化合物の吸湿性の結果として起こる場合がある。溶媒和物及び/又は水和物は、例えば、固体又は液体の形で存在する。
【0074】
式(I)のある特定の化合物は、以下の説明においてそのうちの1つだけが具体的に言及又は描写される場合がある互変異性体、異なる幾何異性体(通常、シス/トランス異性体として、若しくはより一般的には(E)及び(Z)異性体として表される)、又は1つ若しくは複数のキラル炭素原子の結果として生じる異なる光学異性体(通常、カーン・インゴルド・プレローグ若しくはR/Sシステムに基づいて命名される)を有する場合があることを理解すべきである。これらすべての互変異性体、幾何異性体又は光学異性体(並びにラセミ体及びジアステレオマー)並びに多形体が本発明に含まれる。式(I)の化合物は、不斉C原子を含有し得るため、アキラル化合物、ジアステレオマーの混合物、エナンチオマーの混合物、又は光学的に純粋な化合物のいずれかとして存在し得る。本発明は、すべて純粋なエナンチオマー及びすべて純粋なジアステレオマーの両方を含み、また任意の混合比でのそれらの混合物も含む。
【0075】
本発明のさらなる実施形態によれば、本発明の化合物の1つ又は複数の水素原子は、重水素で置き換えることができる。重水素修飾は、その固有の薬理をほとんど又はまったく変化させずに、薬物の代謝特性を改善する。特定の分子位置での重水素置換により、代謝安定性が向上し、有毒な代謝産物の形成が減少し、及び/また所望の活性代謝産物の形成が増加する。したがって、本発明はまた、部分的及び完全に重水素化された式(I)の化合物も包含する。水素という用語は、重水素も包含する。
【0076】
本発明はまた、式(I)の化合物と、生理学的条件下で切断される少なくとも1つの薬理学的に許容される保護基とから構成されるプロドラッグに関し、保護基の例として、アルコキシ-、アリールアルキルオキシ-、アシル-、アシルオキシメチル基(例えば、ピバロイルオキシメチル)、2-アルキル-、2-アリール-若しくは2-アリールアルキル-オキシカルボニル-2-アルキリデンエチル基、又は本明細書で定義されるアシルオキシ基、例えばエトキシ、ベンジルオキシ、アセチル若しくはアセチルオキシ、又は特にヒドロキシ基(-OH)を持つ式(I)の化合物の場合、サルフェート、ホスフェート(-OPO3若しくはOCH2OPO3)又はアミノ酸のエステルが挙げられる。特に好ましいのは、式(I)の化合物のヒドロキシ基のプロドラッグである。
【0077】
本明細書で使用する場合、薬学的に許容されるエステルという用語は、特に、生体内で加水分解するエステルを指し、人体内で容易に分解して親化合物又はその塩を残すエステルを含む。好適なエステル基としては、例えば、薬学的に許容される脂肪族カルボン酸、特に、アルカン酸、アルケン酸、シクロアルカン酸及びアルカン二酸から誘導されるものが挙げられ、各アルキル又はアルケニル部分は、有利には6個以下の炭素原子を有する。特定のエステルの例としては、限定されるものではないが、ギ酸エステル、酢酸エステル、プロピオン酸エステル、酪酸エステル、アクリル酸エステル及びコハク酸エチルエステルが挙げられる。
【0078】
好ましくは、本発明は、式(I)の化合物の、プロドラッグ、生加水分解性エステル、生加水分解性アミド、多形体、互変異性体、立体異性体、代謝産物、N-オキシド、生加水分解性カルバメート、生加水分解性エーテル、生理学的機能性誘導体、アトロプ異性体、又はインビボ加水分解性前駆体、ジアステレオマー若しくはジアステレオマーの混合物、化学的に保護された形態、親和性試薬、錯体、キレート及び立体異性体にも関する。
【0079】
前述のように、式(I)の化合物、それらの溶媒和物、塩又は製剤を含有する治療上有用な薬剤も、本発明の範囲に含まれる。一般に、式(I)の化合物は、単独で、又は任意の他の治療剤と組み合わせて、当技術分野で知られている公知で許容可能な様式を使用することによって投与される。
【0080】
経口投与の場合、そのような治療上有用な薬剤は、以下の経路のうちの1つによって投与しうる。経口、例えば、錠剤、糖衣錠、コーティング錠、丸剤、半固体、軟質カプセル若しくは硬質カプセル、例えば軟質ゼラチンカプセル及び硬質ゼラチンカプセル、水溶液若しくは油溶液、エマルジョン、懸濁液若しくはシロップ、非経口、例えば、静脈内、筋肉内及び皮下注射、例えば注射用溶液若しくは懸濁液として、座薬として直腸に、吸入又は吹送(insufflation)により、例えば、粉末製剤、微結晶又はスプレー(例えば、液体エアロゾル)として、経皮、例えば活性成分を含有するプラスターなどの経皮送達システム(TDS)経由又は経鼻。このような錠剤、丸剤、半固体、コーティング錠、糖衣錠、及び硬質カプセル、例えばゼラチンカプセルなどの製造のために、治療上有用な製品は、薬学的に不活性な無機又は有機賦形剤、例えば、ラクトース、スクロース、グルコース、ゼラチン、麦芽、シリカゲル、デンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩、脱脂粉乳などと混合することができる。軟質カプセルの製造には、例えば、植物油、石油、動物油又は合成油、ワックス、脂肪、ポリオールなどの賦形剤を使用することができる。溶液、エマルジョン又は懸濁液又はシロップの製造には、賦形剤として、例えば、水、アルコール、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、ポリオール、グリセリン、脂質、リン脂質、シクロデキストリン、植物油、石油、動物油又は合成油を使用することができる。特に好ましいのは脂質であり、より好ましいのは、リン酸緩衝食塩水(pH=7~8、好ましくは7.4)中で好ましいリン脂質(天然由来が好ましく、粒径が300~350nmの間であることが特に好ましい)である。座薬の場合、賦形剤として、例えば、植物油、石油、動物油又は合成油、ワックス、脂肪、及びポリオールを使用することができる。エアロゾル製剤の場合、この目的に好適な圧縮ガス、例えば、酸素、窒素及び二酸化炭素などを使用することができる。薬学的に有用な薬剤はまた、保存、安定化のための添加剤、例えば、UV安定剤、乳化剤、甘味料、芳香剤、浸透圧を変えるための塩、緩衝剤、コーティング添加剤、及び酸化防止剤を含有してもよい。
【0081】
一般に、体重およそ80kgの成人に経口又は非経口投与する場合、1日当たりの投与量は約0.1mg~約10,000mg、好ましくは約1mg~約1,000mgが適切であるが、必要であれば、上限を超過してもよい。1日当たりの投与量は、単回用量又は分割用量で投与することができ、非経口投与の場合には、持続注入又は皮下注射として与えてもよい。
【0082】
さらに好ましい実施形態によれば、本発明は、本明細書で特定される1つ又は複数の疾患を治療するための方法であって、そのような治療を必要とする対象に、治療有効量の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
【0083】
さらに好ましい実施形態によれば、本発明は、本明細書で特定される1つ又は複数の疾患を治療するための方法であって、そのような治療を必要とする対象に、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含む、方法を提供する。
【実施例】
【0084】
一般的合成方法
以下の方法を、本明細書に記載の化合物の合成に使用した。
フラッシュクロマトグラフィー:フラッシュクロマトグラフィーは、SNAP又はSFARシリカカートリッジ及び溶出液として酢酸エチル/シクロヘキサン/メタノール又はジクロロメタン/メタノールの勾配を使用して、Biotage Isolera(登録商標)又はSelekt(登録商標)システムで実行した。
マイクロ波条件:マイクロ波条件下での反応は、Biotage initiator(登録商標)マイクロ波システムで実行する。
【0085】
セミ分取逆相クロマトグラフィー:セミ分取逆相クロマトグラフィーには、以下の機器を使用した:2x Varian PrepStar SD-1、1x Dionex P580ポンプ1チャンネル(MakeUP I)、1x Dionex AXP-MS(MakeUP II)、1x Dionex MSQ、1x Dionex UVD 340V-分取フローセル、Gilson215リキッドハンドラー、SunFire Prep C18 OBD 5μm、19x50mmカラム、1x G7159B 1290 Infinity II分取オープンベッドサンプラー/コレクター、1x G7161B 1290 Infinity II分取バイナリポンプ、1x G7111B 1260 Infinity IIクォータナリポンプ(モディファイア)、1x G7111B 1260 Infinity IIクォータナリポンプ(分析/メイクアップ)、1x G7165A 1260 Infinity II 多波長検出器、フローセル(製品番号G1315-60022、シリアル番号DE185H6157、パス長10.00mm、容量13.00μl)を含む、1x G7170B 1290 Infinity II MSフローモジュレーター、1x G6125B MSD 6100シリーズシングル四重極、G1948Bエレクトロスプレーインターフェイスを含む、及び3x G1170A 1290 Infinityバルブドライブ(分析カラム選択用の14ポート、6ポジションバルブヘッド;分取カラム選択用の14ポート、6ポジションバルブヘッド;分析/分取モード選択用の14ポート、2ポジションバルブヘッド)。
分取カラム:Waters SunFire分取C18 5μm OBD 30x100mm、#186002572、Waters AtlantisT3分取5μm OBD 30x100mm、#186003702、及びWaters XSelect CSH分取C18 5μm OBD 30x100mm、#186005425。
分析カラム:Waters SunFire C18 2.5μm 3.0x75mm、#186005636、Waters Atlantis T3 3μm 3.0x75mm、#186005653、及びWaters XSelect CSH C18 2.5μm 3.0x75mm、#186006106。
【0086】
典型的なクロマトグラフィー条件は、以下のとおりである:
カラム流量は30mL/分であり、溶媒Aは0.3%酢酸を含有するメタノールであり、溶媒Bは0.3%酢酸を含有する水であった。
溶媒及び溶媒Bの典型的な時間及び相対量を、表1に示す。
【0087】
【0088】
典型的な分取方法:カラム流量は60mL/分であり、溶媒Aはアセトニトリルであり、溶媒Bは水であった。プレパレーションには、モディファイア流量が含まれていた:アセトニリル/水1:1中に10%酢酸を含有するモディファイア流量1.8mL/分=>流量中の酢酸は0.3%になる;アセトニトリル/水1:9中の0.5M NH4Ac/NH4OH緩衝液(pH9.2)=>流量中の緩衝液濃度は15mMになる。
MSメイクアップ:アセトニリル/水1:1中の0.05%酢酸 0.9mL/分。
例えば59.7%の溶出点についての典型的なフォーカス勾配のタイムテーブルを表2に示す。
【0089】
【0090】
典型的な分析的モディファイア:カラム流量は1mL/分、溶媒Aはアセトニトリルであり、溶媒Bは水であり、溶媒Cはアセトニトリル/水1:1中の5%酢酸であった。
溶媒A、溶媒B、溶媒Cの典型的な時間及び相対量を、表3に示す。
【0091】
【0092】
検出には、UV220nm、254nm又は310nmの質量分析計検出器(API-ES、ポジティブ)を使用した。
【0093】
実施例で使用する用語及び略語を、表4に示す。
【0094】
【0095】
化合物の調製において使用した分析用HPLC方法を表5に示す。
【0096】
【0097】
ピラゾロトリアジンへの一般的経路:
【0098】
【0099】
合成ステップの説明:
アミドカップリング:
【0100】
【0101】
酸塩化物から出発:
アミノピラゾールをCH2Cl2に溶解し、0℃に冷却し、DIPEA(3当量)及び対応する酸塩化物(2.5当量)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応物をNaHCO3水溶液で希釈し、CH2Cl2で抽出し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をTHF/MeOHに溶解し、2M NaOH(2当量)で一晩処理した。1M HClでpHを8に調整し、混合物をDCMで抽出した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく使用した。
【0102】
環化
【0103】
【0104】
アミドをDCMに溶解し、続いてチオシアン酸メチル(2当量)及び2-クロロピリジン(1.2当量)を加えた。反応混合物をN2で数分間フラッシングし、次に-78℃まで冷却した。Tf2O(2当量)をゆっくりと加えた。反応混合物を-78℃で40分間、次に0℃で20分間撹拌した。最後に、反応混合物に、140℃、20分間の条件でマイクロ波照射した。反応混合物をDCMで希釈し、水、NaHCO3で2回、2M HClで2回、そして再度水で洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0105】
【0106】
方法A:
アミンを乾燥EtOHに溶解した。次に、トリアジン及びDIPEA20%(v/v)を加えた。反応混合物をN2でフラッシングし、マイクロ波条件下、140℃で30分間加熱した。混合物を濃縮し、逆相HPLCにより精製した。
方法B:
アミンを乾燥EtOHに溶解した。次に、トリアジンと、ジオキサン中で4MのHCl数滴とを加えた。反応混合物をN2でフラッシングし、マイクロ波条件下、140℃で60分間加熱した。混合物を濃縮し、逆相HPLCにより精製した。
【0107】
以下の化合物は、これらのプロトコルを使用して合成した。
方法Aにより合成:実施例#68、#69、#75、#88、#90、#92、#94、#106、#107、#108、#109、#110、#111、#112、#113、#115、#116、#117、#118、#119、#120、#124、#125、#126、#127、#128、#129、#130、#131、#132、#133、#134、#135、#138、#141、#142、#143、#144、#145、#146
方法Bにより合成:実施例:#8、#12、#13、#14、#15、#16、#17、#18、#19、#20、#21、#22、#23、#24、#25、#26、#27、#28、#29、#30、#31、#32、#33、#34、#35、#36、#37、#38、#39、#40、#41、#42、#43、#44、#45、#46、#47、#48、#49、#50、#51、#52、#53、#54、#55、#56、#57、#58、#59、#60、#61、#62、#64、#65、#66、#67、#70、#71、#72、#73、#74、#76、#77、#78、#79、#80、#81、#82、#83、#84、#85、#86、#87、#89、#91、#93、#95、#96、#97、#98、#99、#100、#101、#102、#103、#104、#105、#114
【0108】
特別な例:
実施例#140:
実施例#70の化合物をDCMに溶解し、続いてNIS(2当量)を加えた。5時間後、追加のNIS(2当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をチオ硫酸ナトリウム(5%水溶液)でクエンチし、DCMで抽出し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。少量の試料を逆相HPLCで精製し、残りはさらに精製することなく使用した。
【0109】
実施例#139:
実施例#140の生成物をDMFに溶解した。エチニルトリメチルシラン(1.1当量)、CuI(0.1当量)、Pd(PPh3)2Cl2(0.05当量)及びジイソプロピルアミン(50%v/v)を加えた。混合物をマイクロ波条件下、120℃で1時間加熱した。混合物をシリンジフィルターで濾過し、フラッシュ勾配クロマトグラフィーで精製した。生成物をDCMに溶解し、K2CO3(2当量)で1時間処理した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮し、逆相HPLCで精製した。
【0110】
使用したアミンは、市販されているか、文献に記載されているか、又は以下の手順の1つによって作製されたもののいずれかである。
【0111】
A:アリールピペラジン/アリールモルホリン
【0112】
【0113】
ステップ1:フルオロニトロアルコキシベンゼン及びアミン(5当量)を、乾燥MeCN中で混合した。混合物をマイクロ波照射下、160℃で20分間加熱した。混合物を濃縮し、EtOAcに再溶解し、水で洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をジエチルエーテルで粉末にした。
ステップ2:ステップ1からの生成物をEtOHに溶解し、Pd/C(5mol%、チャコール上にPd10%)を加えた。雰囲気をH2に変え、混合物を室温で撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、MeOHで洗浄し、減圧下で濃縮した。
【0114】
以下の中間体を、この一般手順に従って合成した。
【0115】
【0116】
B:アリールピペリジン/テトラヒドロピリジン
【0117】
【0118】
ステップ1:臭化アリール、CsCO3(3当量)、Pd(dppf)(0.6当量)及びボロラン(1.2当量)をDFMに溶解し、混合物を脱気し、80℃で24時間加熱した。混合物を水で希釈し、1M HClで中和し、DCMで抽出した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ2:前のステップの生成物をDCMに溶解し、ジオキサン中のHCl(4M、50%v/v)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、NaOH(6M)で中和し、DCMで抽出した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
ステップ3:前のステップからの生成物、対応するアルデヒド源(パラホルムアルデヒド又は(1-エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン、10当量)、酢酸(15当量)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(12当量)をMeOH中で混合した。混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcに再溶解し、NaHCO3(飽和水溶液)で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0119】
ステップ4:ステップ3の生成物をEtOH/水(5/1)に溶解し、鉄(10当量)、塩化アンモニウム(10当量)及びHCL(2M水溶液)数滴を加えた。混合物を50℃で2時間加熱した。混合物をセライトで濾過し、MeOH及びDCMで洗浄し、濃縮し、EtOAcに再溶解し、NaOH水溶液で塩基性化した。水性層を抽出し(EtOAc)、有機層を水で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ5:ステップ3の生成物をMeOHに溶解し、Pd(0.1当量、チャコール上に10%)を加え、混合物を水素雰囲気下で一晩撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、MeOHで洗浄し、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく使用した。
【0120】
以下の中間体を、この手順に従って合成した。
【0121】
【0122】
C:1-(1-(tert-ブチル)ピペリジン-4-イル)-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-アミン:
【0123】
【0124】
ステップ1:ニトロメトキシピラゾールをTHFに溶解した。ピペリジンアルコール(1当量)及びトリフェニルホスフィン(1.1当量)を加え、混合物を0℃に冷却した。DIAD(1.2当量)を加え、混合物を室温まで一晩温めた。混合物を濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。粗生成物をEtOAcに溶解し、続いてNaOH水溶液、HCl水溶液及びNaOH水溶液で洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。
ステップ2:ステップ1からの生成物をEtOH/水(5/1)に溶解した。鉄(10当量)、塩化アンモニウム(10当量)、及びHCL水溶液数滴加えた。混合物を50℃で1時間加熱し、セライトに通して濾過し、MeOH及びDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、塩基性化し、EtOAcに再溶解し、水で洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。生成物をさらに精製することなく使用した。
【0125】
D:1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン/1-(1’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン:
【0126】
【0127】
ステップ1:ピペリジンニトロピラゾールをMeOHに溶解し、0℃に冷却した。ケトン(2当量)、AcOH(5当量)及びNaCNBH3(5当量)を加えた。混合物を一晩加熱還流した。混合物をDCMで希釈し、NaOH(6M水溶液)で塩基性化した。層を分離し、有機層を水及びブラインで洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ2:Cのステップ2の方法を使用して、還元を実行した。
【0128】
以下の中間体を、これらの方法を使用して合成した。
【0129】
【0130】
E:クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン:
E1:5-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン:
【0131】
【0132】
ステップ1:4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン(Dのステップ1より)をTHFに溶解し、続いてヘキサクロロエタン(1.3当量)を加えた。混合物を-78℃に冷却し、LiHMDS(THF中1M)を滴下して加えた。混合物を-78℃で2時間撹拌した。
冷却を取り外し、塩化アンモニウム(飽和水溶液)を加えた。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ2:Cのステップ2の方法を使用して、還元を実行した。
【0133】
E2:3-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン
【0134】
【0135】
ステップ1:ニトロクロロピラゾールをDMFに溶解し、メシレート(1.1当量)及びCsCO3(1.8当量)を加えた。混合物を100℃で一晩加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ2:ステップ1からの生成物をMeOHに溶解し、ジオキサン中のHCL(4M)で室温にて30分間処理した。混合物を減圧下で濃縮し、さらに精製することなくHCl塩として使用した。
【0136】
ステップ3:ステップ2からの生成物をDCMに溶解し、HOAc(1.2当量)及びケトン(1当量)を加えた。混合物を0℃に冷却し、続いてトリアセトキシボロヒドリド(2当量)を加えた。混合物を室温まで温め、8時間撹拌した。追加のケトン(0.5当量)、HOAc(1.2当量)及びトリアセトキシボロヒドリド(2当量)を加えた。混合物を2日間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、NaOH(6M)で塩基性化した。混合物をDCMで数回抽出し、有機層を水及びブラインで洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ4:Cのステップ2の方法を使用して、還元を実行した。
【0137】
F:1-(トランス)-4-モルホリノシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-アミン:
【0138】
【0139】
ステップ1:ニトロピラゾールをDMFに溶解し、メシレート(1.3当量)及びCsCO3(1.5当量)を加えた。混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を水に注ぎ、1時間撹拌した。粗生成物を濾過により回収し、水で洗浄し、MeOHからの再結晶により精製した。
ステップ2:ステップ1からの生成物をMeOHに溶解し、ジオキサン中のHCL 4Mで室温にて30分間処理した。混合物を減圧下で濃縮し、水に再溶解し、NaOH水溶液で塩基性化してpH12とし、EtOAcで抽出した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく遊離塩基として使用した。
【0140】
ステップ3:ステップ2からの生成物をDMFに溶解した。1-ブロモ-2-(2-ブロモエトキシ)エタン(5当量)及びDIPEA(5当量)を加え、混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出し、有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ4:Cのステップ2の方法を使用して、還元を実行した。
【0141】
G:1-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン:
【0142】
【0143】
ステップ1:ピペリジンニトロピラゾールをジクロロエタンに溶解し、アルデヒド(1.2当量)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO3(飽和水溶液)で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を勾配フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
ステップ2:ステップ1からの生成物をMeOHに溶解し、Pd(0.1当量;チャコール上に5%)を加えた。混合物を、水素雰囲気下にて一晩撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、MeOHで洗浄し、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく使用した。
【0144】
H:4-(ピペリジン-1-イル)シクロヘキサンアミン:
【0145】
【0146】
ステップ1:boc保護ジアミンをアセトニトリルに溶解した。ジブロモペンタン(2当量)及びDIPEA(5当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、塩化アンモニウム(飽和水溶液)及び水で洗浄した。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相HPLCにより精製した。
ステップ2:ステップ1からの生成物をMeOHに溶解し、HCl(ジオキサン中で4M、過剰)で一晩処理した。混合物を濃縮し、さらに精製することなくHCl塩として使用した。
【0147】
以下の中間体を、これらのプロトコルに従って合成した。
【0148】
【0149】
I:アルキルシクロヘキサンアミン:
I1:第一級アルキルシクロヘキサンアミン:
【0150】
【0151】
ステップ1:boc保護シクロヘキサンジアミンをアセトニトリルに溶解し、臭化アルキル(1当量)及びK2CO3(2.5当量)を加えた。混合物を80℃で一晩加熱した。混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮し、さらに精製することなく使用した。
ステップ2:ステップ1の混合物をDCM/TFA(2/1)に溶解し、室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく使用した。
【0152】
以下の中間体を、これらの方法を使用して合成した。
【0153】
【0154】
I2:第二級アルキルシクロヘキサンアミン:
【化32】
【0155】
ステップ1:I2のステップ1からの対応する生成物をMeOH中に入れ、パラホルムアルデヒド(5当量)、AcOH(5当量)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をNaOH水溶液で塩基性化し、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、脱水し(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
ステップ2:ステップ1の生成物を、I1のステップ2の方法を使用して脱保護した。
【0156】
以下の中間体を、これらの方法を使用して合成した。
【0157】
【0158】
以下の実施例は、上記の手順に従って調製した。
実施例番号:名称;HPLC-MS-方法;保持時間(分);m+H実測値;NMR
【0159】
実施例#8:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.656;466.25;
【0160】
実施例#12:2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.683;498.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.64 - 7.57 (m, 1H), 7.52 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 2H), 7.45 (dd, J = 9.2, 6.8 Hz, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 1H), 6.99 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.07 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 3.32 - 3.23 (m,4H), 3.17 - 3.11 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 1.38 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0161】
実施例#13:2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.958;495.2; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 12.23 - 12.16 (m, 1H), 11.60 (t, J = 2.3 Hz, 1H), 11.51 - 11.43 (m, 2H), 11.43 - 11.36 (m, 1H), 11.22 (dt, J = 8.2, 2.3 Hz, 1H), 11.12 (dd, J = 8.2, 4.4 Hz, 1H), 10.55 (dd, J = 4.6, 2.1 Hz, 1H), 9.75 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 8.82 (d, J = 4.0 Hz, 29H), 8.02 - 7.91 (m, 2H), 7.40 (q, J = 3.7, 3.1 Hz, 2H), 7.27 (dp, J = 3.2, 1.7 Hz, 6H), 6.97 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 6.68 (s, 2H), 6.59 (d, J = 4.3 Hz, 2H), 5.88 (d, J = 4.3 Hz, 2H), 5.26 (td, J = 6.9, 4.4 Hz, 3H)
【0162】
実施例#14:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.26;463.2;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ= 8.19 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.51 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.2, 2.0 Hz, 1H), 7.16 - 7.04 (m, 3H), 6.56 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 5.77 (dp, J = 3.4, 1.6 Hz, 1H), 4.02 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.25 (q, J = 2.8 Hz, 2H), 2.82 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.65 (td, J = 6.0, 2.1 Hz, 2H), 2.48 (s, 3H), 1.34 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0163】
実施例#15:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;4.625;410.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.24 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.50 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.40 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.29 - 7.20 (m, 2H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.26 (s, 2H), 1.34 (s, 6H)
【0164】
実施例#16:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.325;479.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.26 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.2, 2.1 Hz, 1H), 7.30 - 7.21 (m, 1H), 7.18 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 5.81 (tt, J = 3.4, 1.6 Hz, 1H), 4.05 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.70 (td, J = 5.8, 2.4 Hz, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.35 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0165】
実施例#17:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.366;481.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.30 - 7.21 (m, 2H), 7.20 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.06 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.10 - 3.02 (m, 2H), 3.06 - 2.92 (m, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.26 (td, J = 11.8, 3.3 Hz, 2H), 1.82 (qd, J = 12.2, 11.3, 5.0 Hz, 4H), 1.36 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0166】
実施例#18:2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.991;497.2;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ= 8.21 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.52 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (dd, J = 9.2, 6.8 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.01 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 3.06 (d, J = 11.8 Hz, 2H), 2.96 (ddt, J = 11.6, 8.3, 4.2 Hz, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.31 (dd, J = 13.2, 10.1 Hz, 2H), 1.87 - 1.69 (m, 4H), 1.31 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0167】
実施例#19:2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;4.578;426;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ = 8.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.51 - 7.44 (m, 2H), 7.44 - 7.33 (m, 1H), 7.26 - 7.15 (m, 2H), 7.11 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.21 (s, 2H), 1.30 (s, 6H)
【0168】
実施例#20:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.219;465.5;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.55 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 8.3, 2.1 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.18 - 7.06 (m, 2H), 6.60 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.09 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.22 - 3.14 (m, 2H), 3.05 (tt, J = 11.6, 4.0 Hz, 1H), 2.57 - 2.42 (m, 5H), 1.93 (s, 1H), 1.93 - 1.77 (m, 3H), 1.41 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0169】
実施例#21:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;4.52;394.3;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ = 8.22 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.0, 1.9 Hz, 1H), 7.21 - 7.06 (m, 3H), 6.58 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.27 (s, 2H), 1.35 (s, 6H)
【0170】
実施例#22:4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド;HPLC-MS A;4.037;465.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.30 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 8.10 - 8.02 (m, 4H), 7.98 - 7.90 (m, 4H), 7.54 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 2H), 7.44 (dt, J = 8.2, 1.0 Hz, 2H), 7.29 (ddd, J = 9.3, 8.4, 1.1 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 2.1 Hz, 2H), 4.12 (q, J = 9.4 Hz, 4H)
【0171】
実施例#23:N-(tert-ブチル)-4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ベンズアミド;HPLC-MS A;4.224;439.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.29 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.01 - 7.93 (m, 2H), 7.86 - 7.78 (m, 2H), 7.53 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.43 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 7.28 (ddd, J = 9.3, 8.4, 1.1 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 1.48 (s, 9H)
【0172】
実施例#24:4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-エチルベンズアミド;HPLC-MS A;3.733;411.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.07 - 7.94 (m, 2H), 7.91 - 7.83 (m, 2H), 7.52 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.42 (dt, J = 8.2, 1.0 Hz, 1H), 7.26 (ddd, J = 9.3, 8.4, 1.1 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.42 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 1.24 (t, J = 7.3 Hz, 3H)
【0173】
実施例#25:4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド;HPLC-MS A;3.676;467.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.28 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.03 - 7.94 (m, 2H), 7.92 - 7.84 (m, 2H), 7.52 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.42 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 7.26 (ddd, J = 9.3, 8.4, 1.1 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.11 (tt, J = 11.2, 4.2 Hz, 1H), 4.00 (ddd, J = 12.2, 4.5, 2.1 Hz, 2H), 3.54 (td, J = 11.9, 2.1 Hz, 2H), 1.91 (ddd, J = 12.6, 4.4, 2.0 Hz, 2H), 1.68 (dtd, J = 12.9, 11.6, 4.5 Hz, 2H)
【0174】
実施例#26:4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンズアミド;HPLC-MS A;3.941;449.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.27 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 2H), 7.97 - 7.87 (m, 2H), 7.56 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.21 - 7.10 (m, 2H), 6.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.11 (q, J = 9.3 Hz, 2H)
【0175】
実施例#27:N-(tert-ブチル)-4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ベンズアミド;HPLC-MS A;4.123;423.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.26 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.03 - 7.95 (m, 2H), 7.85 - 7.77 (m, 2H), 7.55 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.21 - 7.09 (m, 2H), 6.63 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 1.47 (s, 9H)
【0176】
実施例#28:4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-エチルベンズアミド;HPLC-MS A;3.627;395.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.26 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.06 - 7.98 (m, 2H), 7.92 - 7.80 (m, 2H), 7.56 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.20 - 7.09 (m, 2H), 6.71 - 6.61 (m, 1H), 3.43 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 1.24 (t, J = 7.3 Hz, 3H)
【0177】
実施例#29:4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ベンズアミド;HPLC-MS A;3.574;451.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.27 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.07 - 7.96 (m, 2H), 7.93 - 7.85 (m, 2H), 7.56 (tt, J = 8.4, 6.2 Hz, 1H), 7.20 - 7.10 (m, 2H), 6.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.12 (tt, J = 11.3, 4.3 Hz, 1H), 4.01 (dd, J = 12.2, 4.0 Hz, 2H), 3.55 (td, J = 11.9, 2.1 Hz, 2H), 1.92 (dd, J = 12.9, 2.7 Hz, 2H), 1.69 (qd, J = 12.1, 4.5 Hz, 2H)
【0178】
実施例#30:N-(4-(1-シクロプロピル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.518;521.2;
【0179】
実施例#31:N-(4-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.572;523.2;
【0180】
実施例#32:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(3-エトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.81;482.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.22 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.48 (td, J = 8.2, 5.9 Hz, 1H), 7.38 (dt, J = 8.2, 1.0 Hz, 1H), 7.29 - 7.19 (m, 2H), 6.98 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.07 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.16 (s, 4H), 2.88 (s, 4H), 2.54 (s, 3H), 1.38 (t, J = 7.0 Hz, 3H)
【0181】
実施例#33:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(4-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.09;507.2;
【0182】
実施例#34:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(4-(1-シクロプロピル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.06;505.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.49 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29 - 7.20 (m, 2H), 7.15 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 5.80 (tt, J = 3.4, 1.6 Hz, 1H), 4.02 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.39 (d, J = 2.9 Hz, 2H), 2.97 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.61 (q, J = 2.2 Hz, 2H), 2.01 - 1.97 (m, 1H), 1.32 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 0.67 - 0.53 (m, 4H)
【0183】
実施例#35:2-(4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)-2-メチルプロパンニトリル;HPLC-B;4.15;407.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.55 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.48 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.41 - 7.36 (m, 1H), 7.23 (ddd, J = 9.3, 8.4, 1.1 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 1.72 (s, 6H
【0184】
実施例#36:2-(4-((2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパンニトリル;HPLC-B;3.72;397.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.33 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.50 (td, J = 8.2, 5.8 Hz, 1H), 7.41 (dt, J = 8.2, 1.0 Hz, 1H), 7.25 (ddd, J = 9.4, 8.3, 1.1 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 1.98 (s, 6H)
【0185】
実施例#37:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.67;409.2;
【0186】
実施例#38:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.09;422.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.72 - 7.65 (m, 2H), 7.51 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 6.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.29 - 3.22 (m, 4H), 2.82 - 2.73 (m, 4H), 2.47 (s, 3H)
【0187】
実施例#39:1-(4-(4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;HPLC-B;3.93;450.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.20 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.71 - 7.65 (m, 2H), 7.51 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.14 - 7.06 (m, 2H), 7.06 - 7.00 (m, 2H), 6.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.75 - 3.70 (m, 2H), 3.70 - 3.65 (m, 2H), 3.23 - 3.18 (m, 2H), 3.18 - 3.12 (m, 2H), 2.14 (s, 3H)
【0188】
実施例#40:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.87;427.2;
【0189】
実施例#41:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.5;439.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.23 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.87 - 3.80 (m, 4H), 3.07 (dd, J = 5.7, 3.6 Hz, 4H)
【0190】
実施例#42:5-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-2-モルホリノベンゾニトリル;HPLC-B;3.78;434.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.23 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.03 (dd, J = 9.0, 2.6 Hz, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 6.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.90 - 3.83 (m, 4H), 3.22 - 3.16 (m, 4H)
【0191】
実施例#43:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.41;492.2;
【0192】
実施例#44:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.89;467.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.21 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.15 - 7.08 (m, 2H), 6.96 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.61 (hept, J = 6.1 Hz, 1H), 3.85 - 3.80 (m, 4H), 3.08 - 3.02 (m, 4H), 1.30 (d, J = 6.0 Hz, 6H)
【0193】
実施例#45:N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.64;464.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.20 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 2H), 7.51 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 - 7.06 (m, 2H), 7.05 - 6.99 (m, 2H), 6.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.28 (d, J = 5.2 Hz, 4H), 3.03 - 2.94 (m, 4H), 1.23 (s, 9H)
【0194】
実施例#46:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.31;505.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.21 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 7.03 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 6.56 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 2.93 - 2.68 (m, 9H), 2.55 (dq, J = 11.4, 3.9 Hz, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.01 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 1.67 (qd, J = 12.2, 3.9 Hz, 2H)
【0195】
実施例#47:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(4-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)-3-エトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;4.17;481.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.52 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.09 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.85 (dqd, J = 10.3, 6.3, 2.1 Hz, 2H), 3.35 (s, 1H), 3.32 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.31 (dd, J = 11.6, 10.1 Hz, 2H), 1.40 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.18 (d, J = 6.3 Hz, 6H)
【0196】
実施例#48:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.83;480.2;
【0197】
実施例#49:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(2-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.44;535.2;
【0198】
実施例#50:2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.81;391.2;
【0199】
実施例#51:2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.28;404.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.15 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.07 (td, J = 7.8, 1.9 Hz, 1H), 7.84 - 7.72 (m, 2H), 7.51 (dddd, J = 8.2, 7.3, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 2H), 7.06 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 6.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.28 - 3.22 (m, 4H), 2.79 - 2.69 (m, 4H), 2.43 (s, 3H)
【0200】
実施例#52:1-(4-(4-((2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;HPLC-B;3.5;432.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.15 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.07 (td, J = 7.8, 1.9 Hz, 1H), 7.82 - 7.75 (m, 2H), 7.51 (dddd, J = 8.2, 7.4, 4.8, 1.9 Hz, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 2H), 7.10 - 7.02 (m, 2H), 6.53 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.78 - 3.66 (m, 4H), 3.20 (ddd, J = 21.8, 6.2, 4.1 Hz, 4H), 2.15 (s, 3H)
【0201】
実施例#53:N-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;4.04;409.2;
【0202】
実施例#54:N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.8;446.2;
【0203】
実施例#55:2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.64;421.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.17 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.11 (td, J = 7.8, 1.9 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.53 (dddd, J = 8.2, 7.3, 4.9, 1.8 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 2H), 7.02 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.87 - 3.83 (m, 4H), 3.09 - 3.02 (m, 4H)
【0204】
実施例#56:5-((2-(2-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-2-モルホリノベンゾニトリル;HPLC-B;3.94;416.2;
【0205】
実施例#57:2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-モルホリノピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.68;474.2;
【0206】
実施例#58:2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-イソプロポキシ-4-モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;4.06;449.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.18 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.08 (td, J = 7.7, 1.9 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.55 (dddd, J = 8.2, 7.4, 4.9, 1.8 Hz, 1H), 7.37 - 7.22 (m, 3H), 7.01 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.74 (hept, J = 6.1 Hz, 1H), 3.88 - 3.83 (m, 4H), 3.11 - 3.06 (m, 4H), 1.37 (d, J = 6.1 Hz, 6H)
【0207】
実施例#59:2-(2-フルオロフェニル)-N-(4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.3;487.2;
【0208】
実施例#60:2-(2-フルオロフェニル)-N-(2-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-A;3.06;517.2;
【0209】
実施例#61:2-(2-フルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.31;517.2;
【0210】
実施例#62:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.2;535.2;
【0211】
実施例#64:N-(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンジル)-8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;4.618;483.3;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ= 8.76 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.93 (dd, J = 1.9, 0.7 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 2.4, 0.7 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 7.3, 1.8 Hz, 1H), 7.48 - 7.33 (m, 4H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 6.56 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 4.84 - 4.78 (m, 2H)
【0212】
実施例#65:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(3,4-ジメトキシフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;3.65;384.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ= 8.11 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.39 (tt, J = 8.5, 6.2 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 7.05 - 6.96 (m, 2H), 6.89 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.89 (s, 3H)
【0213】
実施例#66:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;2.73;494.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ= 8.10 - 8.05 (m, 2H), 7.76 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.04 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.15 (td, J = 10.8, 5.3 Hz, 1H), 3.29 (d, J = 11.7 Hz, 2H), 3.10 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 2.55 (s, 8H), 2.22 (s, 3H), 2.11 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 2.02 (d, J = 13.8 Hz, 3H)
【0214】
実施例#67:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;2.93;481.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) 8.16 - 8.04 (m, 2H), 7.81 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.42 (tt, J = 8.4, 6.2 Hz, 1H), 7.11 - 6.98 (m, 2H), 6.62 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.32 (s, 1H), 4.07 (dd, J = 11.5, 4.4 Hz, 2H), 3.49 - 3.24 (m, 4H), 2.96 (t, J = 11.5 Hz, 1H), 2.78 (s, 2H), 2.47 (s, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.94 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 1.76 (qd, J = 12.1, 4.3 Hz, 2H)
【0215】
実施例#68:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.05;481.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ= 8.69 (s, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 2H), 7.75 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.42 (tt, J = 8.4, 6.2 Hz, 1H), 7.05 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.19 - 3.87 (m, 5H), 2.90 (s, 3H), 2.69 (s, 1H), 2.29 (s, 4H), 2.22 (s, 1H), 1.96 - 1.64 (m, 5H)
【0216】
実施例#69:N-(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンジル)-7-シクロプロピル-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;4.37;444.2;
【0217】
実施例#70:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;2.936;415;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.13 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.07 (m, 2H), 6.48 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.15 (tt, J = 11.7, 4.1 Hz, 1H), 3.78 - 3.71 (m, 4H), 2.75 - 2.68 (m, 4H), 2.47 (tt, J = 11.4, 3.5 Hz, 1H), 2.27 - 2.18 (m, 2H), 2.14 - 2.06 (m, 2H), 1.70 - 1.56 (m, 2H), 1.56 - 1.41 (m, 2H).
【0218】
実施例#71:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.5;497.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ= 8.21 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.51 (td, J = 8.3, 5.9 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 1H), 7.30 - 7.21 (m, 1H), 6.56 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.30 (tt, J = 11.1, 4.5 Hz, 1H), 4.03 (dd, J = 11.3, 4.4 Hz, 2H), 3.42 (td, J = 12.0, 1.9 Hz, 3H), 2.88 (tt, J = 11.7, 3.9 Hz, 1H), 2.68 (td, J = 12.1, 2.9 Hz, 2H), 2.28 - 2.04 (m, 4H), 1.90 (ddd, J = 12.1, 4.2, 2.0 Hz, 2H), 1.64 (qd, J = 12.2, 4.6 Hz, 2H)
【0219】
実施例#72:7-シクロプロピル-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.81;521.2;1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ= 7.33 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 6.71 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 6.31 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 5.42 (s, 1H), 3.53 - 3.41 (m, 1H), 3.21 (dd, J = 11.5, 4.5 Hz, 2H), 2.66 - 2.55 (m, 2H), 2.11 - 2.00 (m, 1H), 1.87 (dd, J = 13.1, 10.2 Hz, 2H), 1.47 - 1.23 (m, 4H), 1.13 - 1.02 (m, 2H), 0.83 (qd, J = 12.2, 4.6 Hz, 2H), 0.34 - 0.15 (m, 3H)
【0220】
実施例#73:N-(5-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.5;515.2;
【0221】
実施例#74:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;2.81;397.2;
【0222】
実施例#75:N-(3-クロロ-1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.22;515.2;
【0223】
実施例#76:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.06;431.2;
【0224】
実施例#77:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-メチル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.62;495.2;
【0225】
実施例#78:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-8,9-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[3,4]ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.75;521.2;
【0226】
実施例#79:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-7-メチル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-B;2.55;495.2;
【0227】
実施例#80:N-(1-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;2.935;451.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.22 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 7.89 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.57 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.22 - 7.12 (m, 2H), 6.58 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.34 (tt, J = 10.1, 4.9 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 2.61 (d, J = 6.9 Hz, 4H), 2.29 - 2.14 (m, 4H), 1.06 - 0.94 (m, 1H), 0.71 - 0.60 (m, 2H), 0.33 - 0.24 (m, 2H).
【0228】
実施例#81:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(2-フルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.414;443.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 - 8.17 (m, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 8.3 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.70 - 4.64 (m, 1H), 4.58 - 4.52 (m, 1H), 4.21 (tt, J = 10.2, 4.8 Hz, 1H), 3.13 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 2.78 (dt, J = 28.6, 4.8 Hz, 2H), 2.35 (td, J = 11.8, 3.2 Hz, 2H), 2.17 - 2.03 (m, 4H)
【0229】
実施例#82:メチル-4-(4-((2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート;HPLC-MS A;3.709;455.2;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ= 8.16 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 6.52 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.35 (tt, J = 11.5, 4.1 Hz, 1H), 4.19 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.05 - 2.94 (m, 2H), 2.06 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 1.89 (qd, J = 12.4, 4.4 Hz, 2H)
【0230】
実施例#83:N-(1-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.591;437.2;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ= 8.16 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 8.3 Hz, 2H), 6.52 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.19 (tt, J = 11.5, 4.5 Hz, 1H), 3.16 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 2.46 (td, J = 12.1, 2.4 Hz, 2H), 2.09 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 1.97 (qd, J = 13.6, 12.7, 4.0 Hz, 2H), 1.75 (tt, J = 6.9, 3.5 Hz, 1H), 0.52 (td, J = 6.3, 5.8, 3.5 Hz, 2H), 0.45 (q, J = 4.1 Hz, 2H)
【0231】
実施例#84:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;2.753;453.2;1H NMR (400 MHz, cd3od) δ= 8.17 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.83 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.16 - 7.08 (m, 2H), 6.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.67 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 4.59 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.18 (s, 1H), 3.53 (p, J = 6.6 Hz, 1H), 2.88 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 2.15 - 1.99 (m, 6H)
【0232】
実施例#85:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;4.180;479.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.21 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.3 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.23 - 4.13 (m, 1H), 3.20 - 3.07 (m, 4H), 2.65 - 2.54 (m, 2H), 2.09 (td, J = 8.6, 7.4, 3.7 Hz, 4H)
【0233】
実施例#86:N-(1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;2.928;461.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.24 - 8.17 (m, 2H), 7.89 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.22 - 7.11 (m, 2H), 6.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.07 (t, J = 55.5 Hz, 1H), 4.24 (s, 1H), 3.19 (s, 2H), 2.94 (s, 2H), 2.58 (s, 2H), 2.14 (d, J = 8.5 Hz, 4H)
【0234】
実施例#87:N-(1-(1-(ブタ-3-エン-1-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.626;451.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 - 8.18 (m, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 8.3 Hz, 2H), 6.58 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.85 (ddt, J = 17.0, 10.2, 6.8 Hz, 1H), 5.20 - 5.04 (m, 2H), 4.28 (tt, J = 10.5, 4.4 Hz, 1H), 3.23 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 2.71 - 2.61 (m, 2H), 2.52 - 2.32 (m, 4H), 2.15 (dq, J = 21.0, 11.1, 9.4 Hz, 4H)
【0235】
実施例#88:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-((1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-8-カルボニトリル;HPLC-MS A;2.962;506.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.55 (s, 1H), 8.21 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.61 (tt, J = 8.5, 6.2 Hz, 1H), 7.25 - 7.14 (m, 2H), 4.30 - 4.18 (m, 1H), 4.03 (dd, J = 11.4, 4.4 Hz, 2H), 3.43 (td, J = 11.9, 1.8 Hz, 2H), 3.21 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 2.72 - 2.62 (m, 1H), 2.49 (t, J = 11.4 Hz, 2H), 2.19 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 2.07 (qd, J = 12.2, 3.8 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 11.6 Hz, 2H), 1.62 (qd, J = 12.2, 4.5 Hz, 2H)
【0236】
実施例#89:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.636;449.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.15 (s, 1H), 7.55 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 4.16 (tt, J = 11.8, 4.1 Hz, 1H), 3.72 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 2.63 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 2.40 - 2.30 (m, 1H), 2.19 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 2.07 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 1.69 - 1.55 (m, 2H), 1.45 (q, J = 11.4, 10.6 Hz, 2H)
【0237】
実施例#90:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-フェニル-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.496;557.4;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.61 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.12 - 8.05 (m, 2H), 7.89 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.63 - 7.51 (m, 1H), 7.43 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.21 (t, J = 11.5 Hz, 1H), 4.03 (dd, J = 11.3, 4.3 Hz, 2H), 3.44 (t, J = 11.6 Hz, 2H), 3.18 (d, J = 11.9 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.42 (q, J = 12.9, 12.4 Hz, 2H), 2.19 (d, J = 13.0 Hz, 2H), 2.07 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 1.91 - 1.83 (m, 2H), 1.67 - 1.54 (m, 2H)
【0238】
実施例#91:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-8-フェニルピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;4.353;491.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.52 (s, 1H), 8.06 - 8.00 (m, 2H), 7.59 - 7.48 (m, 1H), 7.40 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 7.24 (td, J = 7.3, 1.3 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 4.16 (dd, J = 15.8, 7.5 Hz, 1H), 3.72 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 2.63 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 2.36 (t, J = 11.5 Hz, 1H), 2.23 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 2.08 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 1.62 (q, J = 12.8 Hz, 2H), 1.48 (t, J = 12.0 Hz, 2H)
【0239】
実施例#92:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.406;515.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 (s, 1H), 8.19 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.58 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.23 - 7.12 (m, 2H), 4.26 (tt, J = 11.3, 4.3 Hz, 1H), 4.03 (dd, J = 11.5, 4.5 Hz, 2H), 3.43 (td, J = 11.9, 1.9 Hz, 2H), 3.25 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 2.73 (ddt, J = 11.5, 7.6, 3.8 Hz, 1H), 2.60 - 2.50 (m, 2H), 2.20 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 2.09 (qd, J = 12.1, 3.9 Hz, 2H), 1.93 - 1.85 (m, 2H), 1.63 (qd, J = 12.2, 4.5 Hz, 2H)
【0240】
実施例#93:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-8-カルボニトリル;HPLC-MS C;3.002;440.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.46 (s, 1H), 7.56 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.19 - 7.08 (m, 2H), 4.18 (tt, J = 11.8, 4.1 Hz, 1H), 3.75 - 3.68 (m, 4H), 2.67 - 2.60 (m, 4H), 2.36 (tt, J = 11.4, 3.5 Hz, 1H), 2.23 - 2.15 (m, 2H), 2.08 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 1.71 - 1.56 (m, 2H), 1.45 (qd, J = 12.9, 3.2 Hz, 2H)
【0241】
実施例#94:8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.302;559.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.30 (td, J = 11.0, 5.4 Hz, 1H), 4.05 (dt, J = 11.3, 5.8 Hz, 2H), 3.44 (dd, J = 12.4, 10.6 Hz, 2H), 3.29 (s, 2H), 2.88 - 2.78 (m, 1H), 2.64 (t, J = 11.7 Hz, 2H), 2.23 (d, J = 12.9 Hz, 2H), 2.19 - 2.05 (m, 2H), 1.91 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.65 (qd, J = 12.2, 4.6 Hz, 2H)
【0242】
実施例#95:8-ブロモ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS C;3.320;493.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.15 (s, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.18 - 7.07 (m, 2H), 4.15 (tt, J = 11.8, 4.1 Hz, 1H), 3.76 - 3.69 (m, 4H), 2.69 - 2.62 (m, 4H), 2.39 (tt, J = 11.4, 3.5 Hz, 1H), 2.20 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 2.08 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.62 (qd, J = 12.7, 3.1 Hz, 2H), 1.46 (qd, J = 13.1, 3.2 Hz, 2H)
【0243】
実施例#96:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(1’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;2.678;528.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.22 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.57 (ddd, J = 14.8, 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.28 (td, J = 11.0, 5.5 Hz, 1H), 3.52 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 3.27 (d, J = 11.9 Hz, 2H), 3.00 (t, J = 13.1 Hz, 2H), 2.91 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.83 (s, 3H), 2.71 - 2.59 (m, 2H), 2.26 - 2.09 (m, 6H), 1.89 (q, J = 14.9, 13.0 Hz, 2H).
【0244】
実施例#97:N-(4-(4-(tert-ブチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.315;498.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.22 (s, 1H), 7.68 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.53 (ddd, J = 14.8, 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 7.04 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 3.30 (t, J = 5.0 Hz, 4H), 2.99 (t, J = 5.0 Hz, 4H), 1.24 (d, J = 2.6 Hz, 9H)
【0245】
実施例#98:(4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;HPLC-MS A;3.893;471.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ = 8.28 (s, 1H), 8.00 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.60 - 7.55 (m, 1H), 7.55 - 7.49 (m, 2H), 7.14 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 3.89 - 3.53 (m, 8H)
【0246】
実施例#99:8-クロロ-N-(1-(1-シクロプロピルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.044;471.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.22 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.57 (ddd, J = 14.8, 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.25 (tt, J = 11.4, 4.3 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 2.54 (td, J = 12.1, 2.7 Hz, 2H), 2.13 (d, J = 13.8 Hz, 2H), 2.05 (dd, J = 11.9, 3.9 Hz, 2H), 1.83 (ddd, J = 10.5, 6.8, 3.8 Hz, 1H), 0.61 - 0.48 (m, 4H)
【0247】
実施例#100:8-クロロ-N-(1-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.083;485.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.21 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 7.89 (s, 1H), 7.57 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.45 (p, J = 7.6 Hz, 1H), 3.60 (d, J = 13.3 Hz, 2H), 3.01 - 2.89 (m, 2H), 2.85 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 2.30 (q, J = 5.5, 4.6 Hz, 4H), 1.16 - 1.02 (m, 1H), 0.78 - 0.69 (m, 2H), 0.41 - 0.34 (m, 2H)
【0248】
実施例#101:8-クロロ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.078;531.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.24 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.57 - 7.50 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.31 - 7.24 (m, 1H), 4.35 (td, J = 10.7, 4.5 Hz, 1H), 4.09 - 4.01 (m, 2H), 3.49 - 3.36 (m, 4H), 2.99 (tt, J = 11.6, 3.8 Hz, 1H), 2.78 (td, J = 11.9, 3.2 Hz, 2H), 2.29 - 2.10 (m, 4H), 1.94 (dd, J = 12.3, 2.8 Hz, 2H), 1.68 (qd, J = 12.2, 4.6 Hz, 2H)
【0249】
実施例#102:8-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-N-(1-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.209;547.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.25 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.58 - 7.54 (m, 2H), 7.49 (dd, J = 9.3, 6.7 Hz, 1H), 4.33 (td, J = 10.9, 5.4 Hz, 1H), 4.04 (dd, J = 11.5, 4.5 Hz, 2H), 3.49 - 3.39 (m, 2H), 3.38 - 3.34 (m, 2H), 2.91 (ddt, J = 11.7, 7.9, 3.8 Hz, 1H), 2.70 (td, J = 11.9, 3.0 Hz, 2H), 2.28 - 2.07 (m, 4H), 1.96 - 1.88 (m, 2H), 1.66 (qd, J = 12.2, 4.6 Hz, 2H)
【0250】
実施例#103:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.004;431.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.23 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.58 (ddd, J = 14.7, 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.59 - 4.46 (m, 1H), 3.56 - 3.45 (m, 2H), 3.21 - 3.10 (m, 2H), 2.36 - 2.16 (m, 4H)
【0251】
実施例#104:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.780;362.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ = 8.22 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.83 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.57 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.21 - 7.10 (m, 2H), 3.90 (s, 3H)
【0252】
実施例#105:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.932;362.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ = 8.24 (s, 1H), 7.63 - 7.49 (m, 2H), 7.20 - 7.08 (m, 2H), 6.78 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)
【0253】
実施例#106:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.432;362.2;
【0254】
実施例#107:2-((4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)ペンチル)(エチル)アミノ)エタン-1-オール;HPLC-MS B;2.596;439.3;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.15 (s, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 - 7.08 (m, 2H), 4.53 - 4.43 (m, 1H), 3.67 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.78 (q, J = 7.6, 7.0 Hz, 6H), 1.92 (s, 1H), 1.85 - 1.75 (m, 1H), 1.75 - 1.63 (m, 3H), 1.38 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.09 (t, J = 7.2 Hz, 3H)
【0255】
実施例#108:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS A;2.893;379.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.16 (s, 1H), 7.55 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.08 (m, 2H), 4.21 (tt, J = 11.7, 4.0 Hz, 1H), 3.14 (tt, J = 11.6, 3.9 Hz, 1H), 2.18 (dd, J = 36.1, 11.5 Hz, 4H), 1.79 - 1.49 (m, 5H)
【0256】
実施例#109:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS A;2.975;407.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.15 (s, 1H), 7.55 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.07 (m, 2H), 4.21 (td, J = 11.2, 4.0 Hz, 1H), 3.03 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 2.70 (s, 6H), 2.32 - 2.07 (m, 4H), 1.78 - 1.57 (m, 4H)
【0257】
実施例#110:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(ピペリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.146;447.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.15 (s, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.16 - 7.05 (m, 2H), 4.25 - 4.11 (m, 1H), 2.93 (s, 4H), 2.83 (s, 1H), 2.18 (dd, J = 53.0, 8.3 Hz, 4H), 1.76 (p, J = 5.8 Hz, 4H), 1.64 (dt, J = 20.2, 9.1 Hz, 6H)
【0258】
実施例#111:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.91;483.2;
【0259】
実施例#112:(1s,4s)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS A;2.927;379.2;
【0260】
実施例#113:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1s,4s)-4-(ピペリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS A;3.186;447.3;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.19 (s, 1H), 7.54 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.06 (m, 2H), 4.41 (q, J = 3.6 Hz, 1H), 2.86 (s, 4H), 2.73 (s, 1H), 2.28 (q, J = 8.5, 5.7 Hz, 2H), 1.91 - 1.67 (m, 10H), 1.63 - 1.52 (m, 2H)
【0261】
実施例#114:(1s,4s)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS A;3.013;407.2;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ= 8.20 (s, 1H), 7.54 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.18 - 7.07 (m, 2H), 4.44 (p, J = 3.5 Hz, 1H), 3.16 (td, J = 9.3, 4.7 Hz, 1H), 2.81 (s, 6H), 2.34 - 2.26 (m, 2H), 1.96 - 1.79 (m, 6H)
【0262】
実施例#115:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;3.81;396.2;
【0263】
実施例#116:(1R,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS C;3.07;365.2;
【0264】
実施例#117:N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS C;3.09;365.2;
【0265】
実施例#118:(1r,4r)-N1-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.84;413.2;
【0266】
実施例#119:(1R,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N3,N3-ジメチルシクロペンタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS C;3.16;393.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.14 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.14 - 7.07 (m, 2H), 4.74 (p, J = 7.6 Hz, 1H), 3.42 (p, J = 8.2 Hz, 1H), 2.62 (s, 6H), 2.32 (dddd, J = 22.0, 14.8, 7.4, 2.6 Hz, 2H), 2.22 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 1.94 (s, 3H, AcOH), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.70 (tt, J = 11.5, 9.2 Hz, 1H)
【0267】
実施例#120:(1r,4r)-N1-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.9;441.2;
【0268】
実施例#124:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(2-メトキシエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.69;437.2;
【0269】
実施例#125:(1S,3R)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロペンタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS B;2.52;365.2;
【0270】
実施例#126:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(2-フルオロエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.63;425.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.14 (s, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.15 - 7.05 (m, 2H), 4.76 - 4.70 (m, 1H), 4.63 - 4.58 (m, 1H), 4.19 (ddd, J = 11.8, 7.9, 4.0 Hz, 1H), 3.75 (dt, J = 36.1, 5.4 Hz, 1H), 3.25 - 3.19 (m, 1H), 3.15 - 3.11 (m, 1H), 3.06 - 2.91 (m, 1H), 2.20 (t, J = 10.9 Hz, 4H), 1.74 - 1.40 (m, 4H)
【0271】
実施例#127:2-(((1r,4r)-4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)エタン-1-オール;HPLC-MS B;2.58;423.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.14 (s, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.15 - 7.07 (m, 2H), 4.20 (ddt, J = 11.7, 8.0, 3.8 Hz, 1H), 3.85 - 3.74 (m, 2H), 3.18 - 3.02 (m, 3H), 2.23 (d, J = 10.5 Hz, 4H), 1.75 - 1.47 (m, 4H)
【0272】
実施例#128:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(3-フルオロプロピル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.7;439.2;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ= 8.14 (s, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.15 - 7.06 (m, 2H), 4.64 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 4.52 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 4.20 (ddt, J = 11.7, 7.7, 3.7 Hz, 1H), 3.25 - 3.11 (m, 4H), 2.25 (d, J = 10.1 Hz, 4H), 2.15 - 2.01 (m, 2H), 1.77 - 1.49 (m, 4H)
【0273】
実施例#129:(1r,3r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)シクロブタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS A;2.87;351.2;
【0274】
実施例#130:(1r,3r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N3,N3-ジメチルシクロブタン-1,3-ジアミン;HPLC-MS B;2.49;379.2;
【0275】
実施例#131:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.76;425.2;
【0276】
実施例#132:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロ-4-メチルフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4,N4-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.84;421.2;
【0277】
実施例#133:2-(((1r,4r)-4-((8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)アミノ)エタン-1-オール;HPLC-MS B;2.56;437.2;
【0278】
実施例#134:3-({4-[8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イルアミノ]-シクロヘキシル}-メチル-アミノ)-プロパン-1-オール;HPLC-MS B;2.64;451.2;
【0279】
実施例#135:(1r,4r)-N1-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)-N4-(3-フルオロプロピル)-N4-メチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン;HPLC-MS B;2.75;453.2;
【0280】
実施例#138:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.69;433.20;1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 8.14 (s, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 4.19 (tt, J = 11.6, 3.8 Hz, 1H), 3.24 (s, 4H), 2.98 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 2.25 (td, J = 11.2, 5.8 Hz, 4H), 2.08 - 1.96 (m, 4H), 1.73 - 1.53 (m, 4H)
【0281】
実施例#139:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-エチニル-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.52;439.2;1H NMR (800 MHz, メタノール-d4) δ 8.20 (s, 1H), 7.60 - 7.45 (m, 1H), 7.17 - 7.00 (m, 2H), 4.19 (brs, 1H), 3.88 (brs, 3H), 3.63 (s, 1H), 3.26 - 2.92 (m, 2H), 2.25 (dd, J = 40.5, 11.4 Hz, 4H), 1.67 (dt, J = 23.5, 12.6 Hz, 4H), 1.36 - 1.25 (m, 2H).
【0282】
実施例#140:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-8-ヨード-N-((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-C;3.84;541.2;1H NMR (800 MHz, メタノール-d4) δ 8.12 (s, 1H), 7.52 (ddd, J = 8.5, 6.3, 2.2 Hz, 1H), 7.17 - 6.99 (m, 2H), 4.16 - 4.07 (m, 1H), 3.70 (t, J = 4.7 Hz, 3H), 2.62 (t, J = 4.7 Hz, 3H), 2.34 (s, 1H), 2.17 (dd, J = 12.9, 4.0 Hz, 2H), 2.04 (dd, J = 12.9, 4.0 Hz, 2H), 1.66 - 1.53 (m, 2H), 1.48 - 1.37 (m, 2H)
【0283】
実施例#141:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.45;379.20;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.14 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.5, 6.4 Hz, 1H), 7.15 - 7.06 (m, 2H), 4.24 (ddd, J = 15.6, 11.2, 4.3 Hz, 1H), 3.09 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 2.45 (m, 5H, CH3+2CH), 2.14 (d, J = 13.2 Hz, 2H), 1.98 - 1.86 (m, 2H)
【0284】
実施例#142:N-(8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-イル)キヌクリジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.59;391.20;
【0285】
実施例#143:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1s,4s)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.359;462.2;1H NMR (600 MHz, cd3od) δ 8.15 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.13 - 7.07 (m, 2H), 4.32 (tt, J = 7.1, 3.7 Hz, 1H), 2.65 (t, J = 5.3 Hz, 5H), 2.40 (s, 3H), 2.40 - 2.33 (m, 2H), 2.14 - 2.07 (m, 2H), 1.92 (s, 2H), 1.85 (dt, J = 12.4, 8.9 Hz, 2H), 1.80 - 1.70 (m, 4H)
【0286】
実施例#144:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((1r,4r)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)シクロヘキシル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.3;463.2;1H NMR (600 MHz, cd3od) δ 8.13 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.13 - 7.08 (m, 2H), 4.14 (tt, J = 11.8, 4.1 Hz, 1H), 2.78 (d, J = 29.0 Hz, 8H), 2.56 (tq, J = 11.0, 4.0 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.21 - 2.14 (m, 2H), 2.04 (dt, J = 12.5, 3.3 Hz, 2H), 1.61 (qd, J = 12.8, 3.2 Hz, 2H), 1.49 (qd, J = 12.7, 3.1 Hz, 2H)
【0287】
実施例#145:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-((4,6-ジメチルピリジン-3-イル)メチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.66;401.00;1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 8.37 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.52 (tt, J = 8.4, 6.3 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.13 - 7.06 (m, 2H), 4.84 (s, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.41 (d, J = 0.7 Hz, 3H)
【0288】
実施例#146:8-クロロ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)ピラゾロ[1,5-a][1,3,5]トリアジン-4-アミン;HPLC-MS B;2.80;373.00;1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 8.63 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.45 (dd, J = 5.0, 1.6 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.95 (dt, J = 7.9, 1.9 Hz, 1H), 7.53 (tt, J = 8.5, 6.3 Hz, 1H), 7.42 (ddd, J = 7.9, 4.9, 0.9 Hz, 1H), 7.14 - 7.07 (m, 2H), 4.86 (s, 2H)
【0289】
生物学的データ
阻害活性を測定するためのアッセイプロトコル
試験化合物は、1:3希釈系列の12の濃度(最高濃度5μMから開始)で評価した。
【0290】
白色384マイクロプレート(Greiner bio-one、オーストリア、#784904)に、3倍濃縮、最終濃度(f.c.)6nM、1×キナーゼ緩衝液中のCDK9/サイクリンT1(ProQinase/Reaction Biology、米国、#0371-0345-1、LOT.:012)の2マイクロLを加え、2マイクロLの化合物(3倍濃縮、f.c.1.66%、DMSO/H2O中)を加え、室温(RT)で10分間インキュベートした。次に、基質/ATPミックス(3xPDKtide f.c.40マイクロM;SignalChem Biotech、カナダ;Biozol、エヒング、独国、経由;#P10-58、LOT.:L2230-7、及び3xUltraPure ATP f.c.10マイクロM(ADP Gloキナーゼアッセイ、PromegaGmbH、独国、#V9102))の2マイクロLを加え、混合し、室温で120分間インキュベートした。
インキュベーション時間後、5マイクロLのADP Glo試薬(即時使用可、ADP Gloキナーゼアッセイ、Promega GmbH、独国、#V9102)を加え、混合し、室温で40分間インキュベートした。
最後のステップでは、10マイクロLのADP Glo検出試薬(即時使用可、ADP Gloキナーゼアッセイ、Promega GmbH、独国、#V9102)を加え、混合し、室温で30分間インキュベートした。
読み出しには、GloMax Discover GM3000 Reader(Promega GmbH、独国、9700000249)を使用した。
阻害剤濃度を発光に対してプロットし、XLFit5.5(IDBS、ギルフォード)を使用してIC50を決定し、可変勾配のシグモイド型用量反応曲線に適合させた。
【0291】
上記実施例の化合物のCDK9/T1 ADPGlo活性:
IC50<20nM:#126、#127、#128、#129、#100、#101、#103、#104、#116、#117、#118、#119、#89、#92、#95、#133、#134、#135、#70、#107、#108、#109、#110、#138、#141、#144、#145、#146。
IC50<200nM:#130、#66、#67、#68、#96、#97、#99、#102、#120、#88、#93、#94、#131、#132、#71、#74、#76、#77、#111、#112、#80、#81、#83、#87、#45、#124、#125、#139、#140。
IC50<1000nM:#62、#65、#98、#12、#14、#115、#73、#8、#113、#16、#17、#82、#20、#22、#84、#23、#24、#25、#26、#27、#28、#29、#32、#34、#36、#37、#38、#39、#42、#43、#46、#54、#59。
【0292】
CDK2阻害活性
本発明の化合物のCDK2阻害活性を、異なるサイトカイン及びアッセイシステムと組み合わせて測定した。CDK2データポイントのキナーゼ阻害活性のSelectScreen(商標)評価を2回実行し、平均したデータをここに報告する。SelectScreen(商標)キナーゼ阻害剤アッセイサービス(Invitrogen Ltd.、ペイズリー、英国)を使用して、片対数ステップで10マイクロモルから0.5nMまで低下させた10種類の阻害剤濃度を使用して、用量依存的にCDK2を阻害する本発明の化合物の能力を調べた。阻害剤濃度を阻害パーセント又は置換パーセントに対してプロットし、XLFit5.5(IDBS、ギルフォード)を使用してIC50を決定し、可変勾配のシグモイド型用量反応曲線に適合させた。
【0293】
上記実施例の化合物のCDK2/サイクリンA1 LanthaScreen活性:
IC50<200nM:#108、#126、#128、#110。
IC50<1000nM:#89、#124、#109。
上記実施例の化合物のCDK2/サイクリンA Z’-LYTE活性:
IC50<200nM:#108、#126。
IC50<1000nM:#128、#110、#89、#124、#109。
上記実施例の化合物のCDK2/サイクリンE1 LanthaScreen活性:
IC50<200nM:#108、#126、#128、#110、#124、#89、#109。
上記実施例の化合物のCDK2/サイクリンA1 LanthaScreen活性:
IC50<20nM:#108。
IC50<200nM:#128、#110、#126、#89、#124、#109。
【国際調査報告】