(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】多層保護フィルム
(51)【国際特許分類】
B32B 7/12 20060101AFI20241031BHJP
B32B 7/06 20190101ALI20241031BHJP
B32B 27/36 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
B32B7/12
B32B7/06
B32B27/36
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531655
(86)(22)【出願日】2022-12-13
(85)【翻訳文提出日】2024-05-28
(86)【国際出願番号】 US2022081423
(87)【国際公開番号】W WO2023122447
(87)【国際公開日】2023-06-29
(32)【優先日】2021-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Saint-Gobain Performance Plastics, Corporation
【住所又は居所原語表記】31500 Solon Road Solon, 44139 OH USA
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ヨンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ガセック,マシュー
(72)【発明者】
【氏名】バーグストレッサー,タッド
【テーマコード(参考)】
4F100
【Fターム(参考)】
4F100AK25B
4F100AK25C
4F100AK25E
4F100AK42A
4F100AK42D
4F100AK42E
4F100AK52B
4F100AK52C
4F100AK52E
4F100BA05
4F100BA07
4F100CA08D
4F100CA08E
4F100CB00B
4F100CB00C
4F100CB00E
4F100CB05C
4F100CB05E
4F100JJ07D
4F100JJ07E
4F100JL00
4F100JL14B
4F100JL14C
4F100JL14E
4F100JN01
4F100YY00
(57)【要約】
【解決手段】 本開示は、多層構成要素と、該多層構成要素の下にあるリリースライナー構成要素と、を含み得る、多層保護フィルムに関する。多層構成要素は、第2のPET層の上にある第1のPET層を有し得る。多層保護フィルムは更
に、約14:1以下の厚さ比率MPFT:RL
Tを有し、ここで、MPF
Tは、多層構成要素の厚さと等しくてもよく、RL
Tは、リリースライナー構成要素の厚さと等しい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層保護フィルムであって、以下:
構造PET層と;
前記構造PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;
前記構造PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;
前記第1の剥離可能な接着層の上にある第1の難燃性PET層と;
前記第1の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;
前記第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、
を含み、
ここで、前記多層保護フィルムが、約20KW/m
2超の横方向延焼性を有し、
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、かつ
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF
4)を有する、
多層保護フィルム。
【請求項2】
多層保護フィルムであって、以下:
第1の難燃性PET層と;
前記第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;
前記第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;
前記第1の剥離可能な接着層の上にある構造PET層と;
前記構造PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;
前記第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、
を含み、
ここで、前記多層保護フィルムが、約20KW/m
2超の横方向延焼性を有し、
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、かつ
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF
4)を有する、
多層保護フィルム。
【請求項3】
多層保護フィルムであって、以下:
第1の難燃性PET層と;
前記第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;
前記第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;
前記第1の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と;
前記第2の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;
前記第2の剥離可能な接着層の上にある構造PET層と;
ここで、前記多層保護フィルムが、約20KW/m
2超の横方向延焼性を有し、
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、かつ
前記多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験される場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF
4)を有する、
多層保護フィルム。
【請求項4】
前記多層保護フィルムが、少なくとも約88%のVLT及び約98%以下のVLTを有する、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項5】
前記多層保護フィルムが、少なくとも約0.2%及び約4%以下のヘイズ値を有する、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項6】
前記構造PET層が、PETを含む、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項7】
前記構造PET層が、PETからなる、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項8】
前記構造PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項9】
前記構造PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項10】
前記除去可能な接着層が、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、又はこれらの任意の組合せを含む、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項11】
前記第1の除去可能な接着層が、アクリル系接着層である、請求項8に記載の多層保護フィルム。
【請求項12】
前記第1の除去可能な接着層が、シリコーン系接着層である、請求項8に記載の多層保護フィルム。
【請求項13】
前記第1の除去可能な接着層が、少なくとも約2.5ミクロン及び約100ミクロン以下の厚さを含む、請求項1、2、及び3のいずれか一項に記載の多層保護フィルム。
【請求項14】
前記第1の除去可能な接着層が、少なくとも約25g/インチ及び約2500g/インチ以下のガラスに対する剥離強度を含む、請求項8に記載の多層保護フィルム。
【請求項15】
前記多層保護フィルムが、前記第1の除去可能な接着層の下にあるライナーを更に含む、実施形態7に記載の多層保護フィルム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、多層保護フィルム及びその形成方法に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
多層保護フィルムは、概して、特定の表面の適用及び保護のために設計される。しかしながら、保護フィルムを表面に適用した後、層間剥離に起因する保護フィルムに欠陥が現れて、被覆された表面の全体的な外観を損なう可能性がある。したがって、改善された設置性能を示し、かつフィルムの複数の層を通してそれらの改善された保護を維持する、多層保護フィルムが望ましい。
【0003】
第1の態様によれば、多層保護フィルムは、構造PET層と、該構造PET層の下にある第1の除去可能な接着層と、構造PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と、該第1の剥離可能な接着層の上にある第1の難燃性PET層と、該第1の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と、該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【0004】
別の態様によれば、多層保護フィルムは、第1の難燃性PET層と、該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と、該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と、該第1の剥離可能な接着層の上にある構造PET層と、該構造PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と、該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【0005】
更に別の態様によれば、多層保護フィルムは、第1の難燃性PET層と、該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と、該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と、該第1の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、該第2の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と、該第2の剥離可能な接着層の上にある構造PET層を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【0006】
更に別の態様によれば、多層保護フィルムを形成する方法は、構造PET層を得ることと、該構造PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと、該構造PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと、該第1の剥離可能な接着層の上にある第1の難燃性PET層を得ることと、該第1のPET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと、該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【0007】
別の態様によれば、多層保護フィルムを形成する方法は、第1の難燃性PET層を得ることと、該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと、該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと、該第1の剥離可能な接着層の上にある構造PET層を得ることと、該構造PET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと、該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【0008】
更に別の態様によれば、多層保護フィルムを形成する方法は、第1の難燃性PET層を得ることと、該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと、該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと、該第1の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、該第2の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと、該第2の剥離可能な接着層の上にある構造PET層を得ることと、を含み得る。多層保護フィルムは、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルムは、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を更に有し得る。多層保護フィルムは、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を更に有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態は、例として示されており、添付の図面に限定されない。
【
図1】
図1は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【
図2】
図2は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【
図3】
図3は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【
図4】
図4は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【
図5】
図5は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【
図6】
図6は、本明細書に記載される実施形態にかかる、多層保護フィルムの例解図を含む。
【0010】
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化を目的として例解されており、必ずしも縮尺通りに描画されていないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の考察は、教示の特定の実施態様及び実施形態に焦点を当てている。詳細な説明は、特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示又は教示の範囲又は適用性に関する限定として解釈されるべきではない。本明細書で提供される本開示及び教示に基づいて、他の実施形態を使用することができることが理解されよう。
【0012】
「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるものではないが、明示的に列挙されていない他の特徴、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する記載がない限り、「又は(or)」は、包含的なorを指し、排他的なorを指すのではない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)、Bが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)、Bが真である(又は存在する)、及び、AとBとの両方が真である(又は存在する)。
【0013】
また、「a」又は「an」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、1つ、少なくとも1つ、又は単数形が複数形も含むものとして、又はその逆として理解されるべきである。例えば、単一の物品が本明細書に記載されている場合、単一の物品の代わりに2つ以上の物品を使用してもよい。同様に、2つ以上の物品が本明細書に記載されている場合、その2つ以上の物品を、単一の物品に置き換えてもよい。
【0014】
本明細書に記載される実施形態は、概して、構造PET層、少なくとも2つの難燃性PET層、及び基材を接続する剥離可能な接着層を含む多層保護フィルムを対象とする。2つの異なるタイプのPET基材の組合せは、多層保護フィルムの改善された性能を提供し得る。
【0015】
例証の目的のために、
図1は、本明細書に記載される実施形態による、多層保護フィルム100の例解図を含む。
図1に示されるように、多層保護フィルム100は、構造PET層110と、該構造PET層110の下にある第1の除去可能な接着層105と、構造PET層110の上にある第1の剥離可能な接着層115と、該第1の剥離可能な接着層115の上にある第1の難燃性PET層120と、該第1の難燃性PET層120の上にある第2の剥離可能な接着層125と、該第2の剥離可能な接着層125の上にある第2の難燃性PET層130と、を含み得る。
【0016】
ある特定の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、ISO 5658-2によって測定される横方向延焼性を有し得る。例えば、多層保護フィルム100は、少なくとも約20KW/m2の横方向延焼性、例として、少なくとも約25KW/m2、又は少なくとも約30KW/m2、又は少なくとも約35KW/m2、又は少なくとも約40KW/m2、又は少なくとも約45KW/m2、又は更には少なくとも約50KW/m2などの横方向延焼性を有し得る。多層保護フィルム100の横方向延焼性は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の横方向延焼性は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが、更に理解されよう。
【0017】
ある特定の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、ISO 5659-2によって測定される特定光学濃度(Ds[4])を有し得る。例えば、多層保護フィルム100は、約300以下の特定光学濃度(Ds[4])、例として、290以下、又は約280以下、又は約270以下、又は約260以下、又は約250以下、又は約240以下、又は約230以下、又は約220以下、又は約210以下、又は更には約200以下などの特定光学濃度(Ds[4])を有し得る。多層保護フィルム100の特定光学濃度(Ds[4])は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の特定光学濃度(Ds[4])は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0018】
ある特定の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、ISO 5659-2によって測定される累積特定光学濃度(VOF4)を有し得る。例えば、多層保護フィルム100は、約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)、例として、約590以下、又は約580以下、又は約570以下、又は約560以下、又は約550以下、又は約540以下、又は約530以下、又は約520以下、又は約510以下、又は更には約500以下などの累積特定光学濃度を有し得る。多層保護フィルム100の累積特定光学濃度(VOF4)は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の累積特定光学濃度(VOF4)は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0019】
特定の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、ASTM D1003に従って測定される特定のVLTを有し得る。例えば、多層保護フィルム100は、少なくとも約88%のVLT、例として、少なくとも約89%、又は少なくとも約90%、又は少なくとも約91%、又は少なくとも約92%、又は更には少なくとも約93%などのVLTを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、約98%以下のVLTを有し得る。多層保護フィルム100のVLTは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100のVLTは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0020】
尚更に他の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、ASTM D1003に従って測定される特定のヘイズ値を有し得る。例えば、多層保護フィルム100は、少なくとも約0.2%のヘイズ値、例として、少なくとも約0.3%、又は少なくとも約0.4%、又は少なくとも約0.5%、又は少なくとも約0.6%、又は少なくとも約0.7%、又は少なくとも約0.8%、又は少なくとも約0.9%、又は更には少なくとも約1.0%などのヘイズ値を有し得る。尚更に他の実施形態によれば、多層保護フィルム100は、約4.0%以下のヘイズ値を有し得る。多層保護フィルム100のヘイズ値は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100のヘイズ値は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0021】
尚更に他の実施形態によれば、構造PET層110は、ポリエチレンテレフタラート(polyethylene terephthalate:PET)を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、構造PET層110は、PETからなり得る。
【0022】
尚更に他の実施形態によれば、構造PET層110は、特定の厚さを有し得る。例えば、構造PET層110は、少なくとも約5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は更には少なくとも約100ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の抗菌性コーティング120は、約400ミクロン以下の厚さ、例として、約375ミクロン以下、又は約350ミクロン以下、又は約325ミクロン以下、又は約300ミクロン以下、又は約275ミクロン以下、又は約250ミクロン以下、又は約225ミクロン以下、又は更には約200以下などの厚さを有し得る。構造PET層110の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。構造PET層110の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0023】
尚更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、特定の材料を含み得る。例えば、第1の除去可能な接着層105は、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、特定の材料から本質的になり得る。例えば、第1の除去可能な接着層105は、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せから本質的になり得る。
【0024】
尚更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1の除去可能な接着層105は、少なくとも約2.5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約3ミクロン、又は少なくとも約4ミクロン、又は少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は更には少なくとも約45ミクロンなどの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、約100ミクロン以下の厚さ、例として、約95ミクロン以下、又は約90ミクロン以下、又は約85ミクロン以下、又は約80ミクロン以下、又は約75ミクロン以下、又は約70ミクロン以下、又は約65ミクロン以下、又は約60ミクロン以下、又は更には約55ミクロン以下などの厚さを有し得る。第1の除去可能な接着層105の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1の除去可能な接着層105の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0025】
尚更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、ASTM D903-98に従って測定される特定の剥離強度を有し得る。特定の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、少なくとも約25g/inの剥離強度、例として、少なくとも約30g/in、又は少なくとも約35g/in、又は少なくとも約40g/in、又は少なくとも約50g/in、又は少なくとも約100g/in、又は少なくとも約200g/in、又は少なくとも約300g/in、又は少なくとも約400g/in、又は更には少なくとも約500g/inなどの剥離強度を有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、約2500g/in以下の剥離強度、例として、約2400g/in以下、又は約2300g/in以下、又は約2200g/in以下、又は約2100g/in以下などの剥離強度を有し得る。多層保護フィルム100の第1の除去可能な接着層105の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の第1の除去可能な接着層105の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0026】
更に他の実施形態によれば、第1の除去可能な接着層105は、第1の除去可能な接着層105の下にあるリリースライナーを更に含み得る。ある特定の実施形態によれば、リリースライン(release line)は、シリコーン系層であり得る。
【0027】
尚更に他の実施形態によれば、リリースライナーは、特定の厚さを有し得る。例えば、リリースライナーは、少なくとも約5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は更には少なくとも約60ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、リリースライナーは、約150ミクロン以下の厚さ、例として、約140ミクロン以下、又は約130ミクロン以下、又は約120ミクロン以下、又は約110ミクロン以下、又は更には約100ミクロン以下などの厚さを有し得る。リリースライナーの厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。リリースライナーの厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0028】
尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、PET基材と、PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含み得る。
【0029】
尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第1の難燃性PET層120は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90重量%のPET基材含有量、例として、少なくとも約90.5重量%、又は少なくとも約91重量%、又は少なくとも約91.5重量%、又は少なくとも約92.0重量%、又は少なくとも約92.5重量%、又は少なくとも約93.0重量%、又は少なくとも約93.5重量%、又は少なくとも約94.0重量%、又は少なくとも約94.5重量%、又は更には少なくとも約95.0重量%などのPET基材含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、第1の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材含有量、例として、約99.5重量%以下、又は約99.0重量%以下、又は約98.5重量%以下、又は約98.0重量%以下、又は約97.5重量%以下、又は約97.0重量%以下、又は約96.5重量%以下、又は約9.0重量%以下などのPET基材含有量を含み得る。第1の難燃性PET層120のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第1の難燃性PET層120のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0030】
尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第1の難燃性PET層120は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、少なくとも約0.5重量%、又は少なくとも約1.0重量%、又は少なくとも約1.5重量%、又は少なくとも約2.0重量%、又は少なくとも約2.5重量%、又は少なくとも約3.0重量%、又は少なくとも約3.5重量%、又は少なくとも約4.0重量%、又は少なくとも約4.5重量%、又は更には少なくとも約5.0重量%などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約10.0重量%以下の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、約9.5重量%以下、又は約9.0重量%以下、又は約8.5重量%以下、又は約8.0重量%以下、又は約7.5重量%以下、又は約7.0重量%以下、又は約6.5重量%以下、又は約6.0重量%以下などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。第1の難燃性PET層120の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第1の難燃性PET層120の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0031】
更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有し得る。
【0032】
尚更に他の実施形態によれば、第1の難燃性PET層120は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1の難燃性PET層120は、少なくとも約5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は更には少なくとも約100ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の抗菌性コーティング120は、約400ミクロン以下の厚さ、例として、約375ミクロン以下、又は約350ミクロン以下、又は約325ミクロン以下、又は約300ミクロン以下、又は約275ミクロン以下、又は約250ミクロン以下、又は約225ミクロン以下、又は更には約200以下などの厚さを有し得る。第1の難燃性PET層120の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1の難燃性PET層120の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0033】
尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、特定の材料を含み得る。例えば、第1の剥離可能な接着層115は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、特定の材料から本質的になり得る。例えば、第1の剥離可能な接着層115は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せから本質的になり得る。
【0034】
尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1の剥離可能な接着層115は、少なくとも約3ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約4ミクロン、又は少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は更には少なくとも約25ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、約50ミクロン以下の厚さ、例として、約45ミクロン以下、又は約40ミクロン以下、又は約35ミクロン以下、又は約30ミクロン以下、又は更には約25ミクロン以下などの厚さを有し得る。第1の剥離可能な接着層115の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1の剥離可能な接着層115の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0035】
尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、ASTM D903-98に従って180度剥離で測定される特定の剥離強度(それ自体と任意の他の層との間)を有し得る。特定の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、少なくとも約25g/inの剥離強度、例として、少なくとも約30g/in、又は少なくとも約35g/in、又は少なくとも約40g/in、又は少なくとも約50g/in、又は少なくとも約100g/in、又は少なくとも約200g/in、又は少なくとも約300g/in、又は少なくとも約400g/in、又は更には少なくとも約500g/inなどの剥離強度を有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の剥離可能な接着層115は、約1000g/in以下の剥離強度、例として、約950g/in以下、又は約900g/in以下、又は約850g/in以下、又は約800g/in以下などの剥離強度を有し得る。多層保護フィルム100の第1の剥離可能な接着層115の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の第1の剥離可能な接着層115の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0036】
尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、特定の材料を含み得る。例えば、第2の剥離可能な接着層125は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、特定の材料から本質的になり得る。例えば、第2の剥離可能な接着層125は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せから本質的になり得る。
【0037】
尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2の剥離可能な接着層125は、少なくとも約3ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約4ミクロン、又は少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は更には少なくとも約25ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、約50ミクロン以下の厚さ、例として、約45ミクロン以下、又は約40ミクロン以下、又は約35ミクロン以下、又は約30ミクロン以下、又は更には約25ミクロン以下などの厚さを有し得る。第2の剥離可能な接着層125の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2の剥離可能な接着層125の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0038】
尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、ASTM D903-98に従って180度剥離で測定される特定の剥離強度(それ自体と任意の他の層との間)を有し得る。特定の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、少なくとも約25g/inの剥離強度、例として、少なくとも約30g/in、又は少なくとも約35g/in、又は少なくとも約40g/in、又は少なくとも約50g/in、又は少なくとも約100g/in、又は少なくとも約200g/in、又は少なくとも約300g/in、又は少なくとも約400g/in、又は更には少なくとも約500g/inなどの剥離強度を有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第2の剥離可能な接着層125は、約1000g/in以下の剥離強度、例として、約950g/in以下、又は約900g/in以下、又は約850g/in以下、又は約800g/in以下などの剥離強度を有し得る。多層保護フィルム100の第2の剥離可能な接着層125の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の第2の剥離可能な接着層125の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0039】
尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、PET基材と、PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含み得る。
【0040】
尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第2の難燃性PET層130は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90重量%のPET基材含有量、例として、少なくとも約90.5重量%、又は少なくとも約91重量%、又は少なくとも約91.5重量%、又は少なくとも約92.0重量%、又は少なくとも約92.5重量%、又は少なくとも約93.0重量%、又は少なくとも約93.5重量%、又は少なくとも約94.0重量%、又は少なくとも約94.5重量%、又は更には少なくとも約95.0重量%などのPET基材含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、第1の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材含有量、例として、約99.5重量%以下、又は約99.0重量%以下、又は約98.5重量%以下、又は約98.0重量%以下、又は約97.5重量%以下、又は約97.0重量%以下、又は約96.5重量%以下、又は約9.0重量%以下などのPET基材含有量を含み得る。第2の難燃性PET層130のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第2の難燃性PET層130のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0041】
尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第2の難燃性PET層130は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、少なくとも約0.5重量%、又は少なくとも約1.0重量%、又は少なくとも約1.5重量%、又は少なくとも約2.0重量%、又は少なくとも約2.5重量%、又は少なくとも約3.0重量%、又は少なくとも約3.5重量%、又は少なくとも約4.0重量%、又は少なくとも約4.5重量%、又は更には少なくとも約5.0重量%などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約10.0重量%以下の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、約9.5重量%以下、又は約9.0重量%以下、又は約8.5重量%以下、又は約8.0重量%以下、又は約7.5重量%以下、又は約7.0重量%以下、又は約6.5重量%以下、又は約6.0重量%以下などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。第2の難燃性PET層130の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第2の難燃性PET層130の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0042】
更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有し得る。
【0043】
尚更に他の実施形態によれば、第2の難燃性PET層130は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2の難燃性PET層130は、少なくとも約5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は更には少なくとも約100ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の抗菌性コーティング120は、約400ミクロン以下の厚さ、例として、約375ミクロン以下、又は約350ミクロン以下、又は約325ミクロン以下、又は約300ミクロン以下、又は約275ミクロン以下、又は約250ミクロン以下、又は約225ミクロン以下、又は更には約200以下などの厚さを有し得る。第2の難燃性PET層130の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2の難燃性PET層130の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0044】
更なる例証の目的のために、
図2は、本明細書に記載される追加的な実施形態による、更なる多層保護フィルム200の例解図を含む。
図2に示されるように、多層保護フィルム200は、構造PET層210と、該構造PET層210の下にある第1の除去可能な接着層205と、構造PET層210の上にある第1の剥離可能な接着層215と、該第1の剥離可能な接着層215の上にある第1の難燃性PET層220と、該第1の難燃性PET層220の上にある第2の剥離可能な接着層225と、該第2の剥離可能な接着層225の上にある第2の難燃性PET層230と、該第2の難燃性PET層230の上にある第3の剥離可能な接着層235と、該第3の剥離可能な接着層235の上にある第3の難燃性PET層240と、を含み得る。
【0045】
多層保護フィルム200、及び
図2に示されるような多層保護フィルム200に関して説明される全ての構成要素は、
図1の対応する構成要素に関連して本明細書において説明されたいずれの特性も有し得ることが理解されよう。
【0046】
尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、特定の材料を含み得る。例えば、第3の剥離可能な接着層235は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、特定の材料から本質的になり得る。例えば、第3の剥離可能な接着層235は、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せから本質的になり得る。
【0047】
尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、特定の厚さを有し得る。例えば、第3の剥離可能な接着層235は、少なくとも約3ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約4ミクロン、又は少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は更には少なくとも約25ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、約50ミクロン以下の厚さ、例として、約45ミクロン以下、又は約40ミクロン以下、又は約35ミクロン以下、又は約30ミクロン以下、又は更には約25ミクロン以下などの厚さを有し得る。第3の剥離可能な接着層235の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第3の剥離可能な接着層235の厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0048】
尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、ASTM D903-98に従って180度剥離で測定される特定の剥離強度(それ自体と任意の他の層との間)を有し得る。特定の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、少なくとも約25g/inの剥離強度、例として、少なくとも約30g/in、又は少なくとも約35g/in、又は少なくとも約40g/in、又は少なくとも約50g/in、又は少なくとも約100g/in、又は少なくとも約200g/in、又は少なくとも約300g/in、又は少なくとも約400g/in、又は更には少なくとも約500g/inなどの剥離強度を有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第3の剥離可能な接着層235は、約1000g/in以下の剥離強度、例として、約950g/in以下、又は約900g/in以下、又は約850g/in以下、又は約800g/in以下などの剥離強度を有し得る。多層保護フィルム100の第3の剥離可能な接着層235の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層保護フィルム100の第3の剥離可能な接着層235の剥離強度は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0049】
尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、PET基材と、PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含み得る。
【0050】
尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第3の難燃性PET層240は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90重量%のPET基材含有量、例として、少なくとも約90.5重量%、又は少なくとも約91重量%、又は少なくとも約91.5重量%、又は少なくとも約92.0重量%、又は少なくとも約92.5重量%、又は少なくとも約93.0重量%、又は少なくとも約93.5重量%、又は少なくとも約94.0重量%、又は少なくとも約94.5重量%、又は更には少なくとも約95.0重量%などのPET基材含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、第1の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材含有量、例として、約99.5重量%以下、又は約99.0重量%以下、又は約98.5重量%以下、又は約98.0重量%以下、又は約97.5重量%以下、又は約97.0重量%以下、又は約96.5重量%以下、又は約9.0重量%以下などのPET基材含有量を含み得る。第3の難燃性PET層240のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第3の難燃性PET層240のPET基材含有量は、上に記述された最小値及び最大値のいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0051】
尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、特定の含有量のPET基材を含み得る。例えば、第3の難燃性PET層240は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、少なくとも約0.5重量%、又は少なくとも約1.0重量%、又は少なくとも約1.5重量%、又は少なくとも約2.0重量%、又は少なくとも約2.5重量%、又は少なくとも約3.0重量%、又は少なくとも約3.5重量%、又は少なくとも約4.0重量%、又は少なくとも約4.5重量%、又は更には少なくとも約5.0重量%などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約10.0重量%以下の難燃性フィラー構成要素含有量、例として、約9.5重量%以下、又は約9.0重量%以下、又は約8.5重量%以下、又は約8.0重量%以下、又は約7.5重量%以下、又は約7.0重量%以下、又は約6.5重量%以下、又は約6.0重量%以下などの難燃性フィラー構成要素含有量を含み得る。第3の難燃性PET層240の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内にあり得ることが理解されよう。第3の難燃性PET層240の難燃性フィラー構成要素含有量は、上に記述された最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0052】
更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有し得る。
【0053】
尚更に他の実施形態によれば、第3の難燃性PET層240は、特定の厚さを有し得る。例えば、第3の難燃性PET層240は、少なくとも約5ミクロンの厚さ、例として、少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は更には少なくとも約100ミクロンなどの厚さを有し得る。尚更に他の実施形態によれば、第1の抗菌性コーティング120は、約400ミクロン以下の厚さ、例として、約375ミクロン以下、又は約350ミクロン以下、又は約325ミクロン以下、又は約300ミクロン以下、又は約275ミクロン以下、又は約250ミクロン以下、又は約225ミクロン以下、又は更には約200以下などの厚さを有し得る。第3の難燃性PET層240の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第3の難燃性PET層240の平均厚さは、上に記述された最小値及び最大値のうちいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0054】
更なる例証の目的のために、
図3は、本明細書に記載される更なる実施形態による、多層保護フィルム300の例解図を含む。
図3に示されるように、多層保護フィルム300は、第1の難燃性PET層320と、該第1の難燃性PET層320の下にある第1の除去可能な接着層305と、該第1の難燃性PET層320の上にある第1の剥離可能な接着層315と、該第1の剥離可能な接着層315の上にある構造PET層310と、該構造PET層310の上にある第2の剥離可能な接着層325と、該第2の剥離可能な接着層325の上にある第2の難燃性PET層330と、を含み得る。
【0055】
多層保護フィルム300、及び
図3に示されるような多層保護フィルム300に関して説明される全ての構成要素は、
図1の対応する構成要素に関連して本明細書において説明されたいずれの特性も有し得ることが理解されよう。
【0056】
更なる例証の目的のために、
図4は、本明細書に記載される更なる実施形態による、多層保護フィルム400の例解図を含む。
図4に示されるように、多層保護フィルム400は、第1の難燃性PET層420と、該第1の難燃性PET層420の下にある第1の除去可能な接着層405と、該第1の難燃性PET層420の上にある第1の剥離可能な接着層415と、該第1の剥離可能な接着層415の上にある構造PET層410と、該構造PET層410の上にある第2の剥離可能な接着層425と、該第2の剥離可能な接着層425の上にある第2の難燃性PET層430と、該第2の難燃性PET層430の上にある第3の剥離可能な接着層435と、該第3の剥離可能な接着層435の上にある第3の難燃性PET層440と、を含み得る。
【0057】
多層保護フィルム400、及び
図4に示されるような多層保護フィルム400に関して説明される全ての構成要素は、
図1及び
図2の対応する構成要素に関連して本明細書において説明されたいずれの特性も有し得ることが理解されよう。
【0058】
更なる例証の目的のために、
図5は、本明細書に記載される更なる実施形態による、多層保護フィルム500の例解図を含む。
図5に示されるように、多層保護フィルム500は、第1の難燃性PET層520と、該第1の難燃性PET層520の下にある第1の除去可能な接着層505と、該第1の難燃性PET層520の上にある第1の剥離可能な接着層515と、該第1の剥離可能な接着層515の上にある第2の難燃性PET層530と、該第2の難燃性PET層530の上にある第2の剥離可能な接着層525と、該第2の剥離可能な接着層525の上にある構造PET層510と、を含み得る。
【0059】
多層保護フィルム500、及び
図5に示されるような多層保護フィルム500に関して説明される全ての構成要素は、
図1の対応する構成要素に関連して本明細書において説明されたいずれの特性も有し得ることが理解されよう。
【0060】
更なる例証の目的のために、
図6は、本明細書に記載される更なる実施形態による、多層保護フィルム600の例解図を含む。
図6に示されるように、多層保護フィルム600は、多層保護フィルム500が、第1の難燃性PET層520と、該第1の難燃性PET層520の下にある第1の除去可能な接着層505と、該第1の難燃性PET層520の上にある第1の剥離可能な接着層515と、該第1の剥離可能な接着層515の上にある第2の難燃性PET層530と、該第2の難燃性PET層530の上にある第2の剥離可能な接着層525と、該第2の剥離可能な接着層525の上にある構造PET層510と、該構造PET層510の上にある第3の剥離可能な接着層535と、該第3の剥離可能な接着層535の上にある第3の難燃性PET層540と、を含み得ることを含み得る。
【0061】
多層保護フィルム500、及び
図5に示されるような多層保護フィルム500に関して説明される全ての構成要素は、
図1及び
図2の対応する構成要素に関連して本明細書において説明されたいずれの特性も有し得ることが理解されよう。
【0062】
ここで、本明細書に記載される実施形態による多層保護フィルムを形成する方法に目を向けると、該フィルムは、
図1~
図6に示される構造体において、接着層をPET層に(構造用であろうと難燃性であろうと)適用する任意の形成方法によって形成され得ることが理解されるであろう。
【0063】
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。それらの態様及び実施形態のいくつかを本明細書に記載する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例解的であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従い得る。
【0064】
実施形態1.多層保護フィルムであって、以下:構造PET層と;該構造PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;該構造PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;該第1の剥離可能な接着層の上にある第1の難燃性PET層と;該第1の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層保護フィルム。
【0065】
実施形態2.多層保護フィルムであって、以下:第1の難燃性PET層と;該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;該第1の剥離可能な接着層の上にある構造PET層と;該構造PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層保護フィルム。
【0066】
実施形態3.多層保護フィルムであって、以下:第1の難燃性PET層と;該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層と;該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層と;該第1の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層と、該第2の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層と;該第2の剥離可能な接着層の上にある構造PET層と;を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層保護フィルム。
【0067】
実施形態4.該多層保護フィルムが、少なくとも約88%のVLTを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0068】
実施形態5.該多層保護フィルムが、約98%以下のVLTを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0069】
実施形態6.該多層保護フィルムが、少なくとも約0.2%のヘイズ値を有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0070】
実施形態7.該多層保護フィルムが、約4%以下のヘイズ値を有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0071】
実施形態8.該構造PET層が、PETを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0072】
実施形態9.該構造PET層が、PETからなる、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0073】
実施形態10.該構造PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0074】
実施形態11.該構造PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0075】
実施形態12.該除去可能な接着層が、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、又はこれらの任意の組合せを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0076】
実施形態13.該第1の除去可能な接着層が、アクリル系接着層である、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0077】
実施形態14.該第1の除去可能な接着層が、アクリル系接着剤からなる、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0078】
実施形態15.該第1の除去可能な接着層が、シリコーン系接着層である、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0079】
実施形態16.該第1の除去可能な接着層が、シリコーン系接着剤からなる、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0080】
実施形態17.該第1の除去可能な接着層が、少なくとも約2.5ミクロンの厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0081】
実施形態18.該第1の除去可能な接着層が、約100ミクロン以下の厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0082】
実施形態19.該第1の除去可能な接着層が、少なくとも約25g/インチのガラスに対する剥離強度を含む、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0083】
実施形態20.該第1の除去可能な接着層が、約2500g/インチ以下のガラスに対する剥離強度を含む、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0084】
実施形態21.該多層保護フィルムが、該第1の除去可能な接着層の下にあるライナーを更に含む、実施形態12に記載の多層保護フィルム。
【0085】
実施形態22.該ライナーが、シリコーン系層を含む、実施形態21に記載の多層保護フィルム。
【0086】
実施形態23.該ライナーが、少なくとも約5ミクロンの平均厚さを含む、実施形態21に記載の多層保護フィルム。
【0087】
実施形態24.該ライナーが、約150ミクロン以下の平均厚さを含む、実施形態21に記載の多層保護フィルム。
【0088】
実施形態25.該多層フィルムが、180度剥離で測定した場合は、該構造PET層と該リリースライナー構成要素との間に、1インチ当たり少なくとも約1グラムの接着強度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0089】
実施形態26.該多層フィルムが、180度剥離で測定した場合は、該構造PET層と該リリースライナー構成要素との間に、1インチ当たり少なくとも約45グラム以下の接着強度を含む、実施形態25に記載の多層保護フィルム。
【0090】
実施形態27.該第1の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0091】
実施形態28.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90.0重量%のPET基材濃度を含む、実施形態27に記載の多層保護フィルム。
【0092】
実施形態29.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態27に記載の多層保護フィルム。
【0093】
実施形態30.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態27に記載の多層保護フィルム。
【0094】
実施形態31.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態27に記載の多層保護フィルム。
【0095】
実施形態32.該第1の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0096】
実施形態33.該第1の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0097】
実施形態34.該第1の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0098】
実施形態35.該第1の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0099】
実施形態36.該第1の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0100】
実施形態37.該第1の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態36に記載の多層保護フィルム。
【0101】
実施形態38.該多層フィルムが、該第1の難燃性PET層と該構造PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0102】
実施形態39.該多層フィルムが、該第1の難燃性PET層と該構造PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態38に記載の多層保護フィルム。
【0103】
実施形態40.該第2の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0104】
実施形態41.該第2の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0105】
実施形態42.該第2の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態41に記載の多層保護フィルム。
【0106】
実施形態43.該第2の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0107】
実施形態44.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90.0重量%のPET基材濃度を含む、実施形態43に記載の多層保護フィルム。
【0108】
実施形態45.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態43に記載の多層保護フィルム。
【0109】
実施形態46.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態43に記載の多層保護フィルム。
【0110】
実施形態47.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態43に記載の多層保護フィルム。
【0111】
実施形態48.該第2の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0112】
実施形態49.該第2の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0113】
実施形態50.該第2の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0114】
実施形態51.該第2の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0115】
実施形態52.該第2の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0116】
実施形態53.該第2の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態52に記載の多層保護フィルム。
【0117】
実施形態54.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層と第1の難燃性PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0118】
実施形態55.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層と該第1の難燃性PETフィルムとの間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態54に記載の多層保護フィルム。
【0119】
実施形態56.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層の上にある第3の剥離可能な接着剤と、該第3の剥離可能な接着剤の上にある第3の難燃性PETフィルムと、を更に含む、実施形態1及び2のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0120】
実施形態57.該多層フィルムが、該構造PET層の上にある第3の剥離可能な接着剤と、該第3の剥離可能な接着剤の上にある第3の難燃性PETフィルムと、を更に含む、実施形態3に記載の多層保護フィルム。
【0121】
実施形態58.該第3の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0122】
実施形態59.該第3の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0123】
実施形態60.該第3の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態59に記載の多層保護フィルム。
【0124】
実施形態61.該第3の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0125】
実施形態62.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90重量%のPET基材濃度を含む、実施形態61に記載の多層保護フィルム。
【0126】
実施形態63.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態61に記載の多層保護フィルム。
【0127】
実施形態64.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態61に記載の多層保護フィルム。
【0128】
実施形態65.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態61に記載の多層保護フィルム。
【0129】
実施形態66.該第3の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0130】
実施形態67.該第3の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0131】
実施形態68.該第3の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態67に記載の多層保護フィルム。
【0132】
実施形態69.該第3の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0133】
実施形態70.該第3の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0134】
実施形態71.該第3の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態70に記載の多層保護フィルム。
【0135】
実施形態72.該多層フィルムが、該第3の難燃性PET層と第1の難燃性PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の多層保護フィルム。
【0136】
実施形態73.該多層フィルムが、該第3の難燃性PET層と該第1の難燃性PETフィルムとの間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態72に記載の多層保護フィルム。
【0137】
実施形態74.多層フィルムを形成する方法であって、該方法が、以下:構造PET層を得ることと;該構造PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと;該構造PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと;該第1の剥離可能な接着層の上にある第1の難燃性PET層を得ることと;該第1のPET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと;該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層フィルムを形成する方法。
【0138】
実施形態75.多層フィルムを形成する方法であって、該方法が、以下:第1の難燃性PET層を得ることと;該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと;該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと;該第1の剥離可能な接着層の上にある構造PET層を得ることと;該構造PET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと;該第2の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層フィルムを形成する方法。
【0139】
実施形態76.多層フィルムを形成する方法であって、該方法が、以下:第1の難燃性PET層を得ることと;該第1の難燃性PET層の下にある第1の除去可能な接着層を形成することと;該第1の難燃性PET層の上にある第1の剥離可能な接着層を形成することと;該第1の剥離可能な接着層の上にある第2の難燃性PET層を得ることと、該第2の難燃性PET層の上にある第2の剥離可能な接着層を形成することと;該第2の剥離可能な接着層の上にある構造PET層を得ることと;を含み、ここで、該多層保護フィルムが、約20KW/m2を超える横方向延焼性を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約300以下の特定光学濃度(Ds[4])を有し、該多層保護フィルムが、ISO 5659-2によって試験した場合は約600以下の累積特定光学濃度(VOF4)を有する、多層フィルムを形成する方法。
【0140】
実施形態77.該多層保護フィルムが、少なくとも約88%のVLTを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0141】
実施形態78.該多層保護フィルムが、約98%以下のVLTを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0142】
実施形態79.該多層保護フィルムが、少なくとも約0.2%のヘイズ値を有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0143】
実施形態80.該多層保護フィルムが、約4%以下のヘイズ値を有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0144】
実施形態81.該構造PET層が、PETを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0145】
実施形態82.該構造PET層が、PETからなる、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0146】
実施形態83.該構造PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0147】
実施形態84.該構造PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0148】
実施形態85.該除去可能な接着層が、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、又はこれらの任意の組合せを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0149】
実施形態86.該第1の除去可能な接着層が、アクリル系接着層である、実施形態85に記載の方法。
【0150】
実施形態87.該第1の除去可能な接着層が、アクリル系接着剤からなる、実施形態85に記載の方法。
【0151】
実施形態88.該第1の除去可能な接着層が、シリコーン系接着層である、実施形態85に記載の方法。
【0152】
実施形態89.該第1の除去可能な接着層が、シリコーン系接着剤からなる、実施形態85に記載の方法。
【0153】
実施形態90.該第1の除去可能な接着層が、少なくとも約2.5ミクロンの厚さを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0154】
実施形態91.該第1の除去可能な接着層が、約100ミクロン以下の厚さを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0155】
実施形態92.該第1の除去可能な接着層が、少なくとも約25g/インチの剥離強度を含む、実施形態85に記載の方法。
【0156】
実施形態93.該第1の除去可能な接着層が、約2500g/インチ以下の剥離強度を含む、実施形態85に記載の方法。
【0157】
実施形態94.該多層保護フィルムが、該第1の除去可能な接着層の下にあるライナーを更に含む、実施形態85に記載の方法。
【0158】
実施形態95.該ライナーが、シリコーン系層を含む、実施形態94に記載の方法。
【0159】
実施形態96.該ライナーが、少なくとも約5ミクロンの平均厚さを含む、実施形態94に記載の方法。
【0160】
実施形態97.該ライナーが、約150ミクロン以下の平均厚さを含む、実施形態94に記載の方法。
【0161】
実施形態98.該多層フィルムが、180度剥離で測定した場合は、該構造PET層と該リリースライナー構成要素との間に、1インチ当たり少なくとも約1グラムの接着強度を含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0162】
実施形態99.該多層フィルムが、180度剥離で測定した場合は、該構造PET層と該リリースライナー構成要素との間に、1インチ当たり約45グラム以下の接着強度を含む、実施形態98に記載の方法。
【0163】
実施形態100.該第1の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0164】
実施形態101.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90.0重量%のPET基材濃度を含む、実施形態100に記載の方法。
【0165】
実施形態102.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態100に記載の方法。
【0166】
実施形態103.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態100に記載の方法。
【0167】
実施形態104.第1の難燃性PET層が、該第1の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態100に記載の方法。
【0168】
実施形態105.該第1の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0169】
実施形態106.該第1の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0170】
実施形態107.該第1の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0171】
実施形態108.該第1の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0172】
実施形態109.該第1の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0173】
実施形態110.該第1の剥離可能な接着層が、約30ミクロン以下の厚さを有する、実施形態109に記載の多層保護フィルム又は方法。
【0174】
実施形態111.該多層フィルムが、該第1の難燃性PET層と該構造PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0175】
実施形態112.該多層フィルムが、該第1の難燃性PET層と該構造PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態111に記載の方法。
【0176】
実施形態113.該第2の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0177】
実施形態114.該第2の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0178】
実施形態115.該第2の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態114に記載の方法。
【0179】
実施形態116.該第2の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0180】
実施形態117.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90.0重量%のPET基材濃度を含む、実施形態116に記載の方法。
【0181】
実施形態118.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態116に記載の方法。
【0182】
実施形態119.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態116に記載の方法。
【0183】
実施形態120.第2の難燃性PET層が、該第2の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態116に記載の方法。
【0184】
実施形態121.該第2の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0185】
実施形態122.該第2の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0186】
実施形態123.該第2の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0187】
実施形態124.該第2の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0188】
実施形態125.該第2の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0189】
実施形態126.該第2の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態125に記載の方法。
【0190】
実施形態127.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層と該第1の難燃性PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態74、75、及び76のいずれか1つに記載の方法。
【0191】
実施形態128.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層と該第1の難燃性PETフィルムとの間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態127に記載の方法。
【0192】
実施形態129.該多層フィルムが、該第2の難燃性PET層の上にある第3の剥離可能な接着剤と、該第3の剥離可能な接着剤の上にある第3の難燃性PETフィルムと、を更に含む、実施形態74及び75のいずれか1つに記載の方法。
【0193】
実施形態130.該多層フィルムが、該構造PET層の上にある第3の剥離可能な接着剤と、該第3の剥離可能な接着剤の上にある第3の難燃性PETフィルムと、を更に含む、実施形態76に記載の方法。
【0194】
実施形態131.該第3の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態129に記載の方法。
【0195】
実施形態132.該第3の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態129に記載の方法。
【0196】
実施形態133.該第3の剥離可能な接着層が、約50ミクロン以下の厚さを有する、実施形態129に記載の方法。
【0197】
実施形態134.該第3の難燃性PET層が、PET基材と、該PET基材内の難燃性フィラー構成要素と、を含む、実施形態129に記載の方法。
【0198】
実施形態135.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約90重量%のPET基材濃度を含む、実施形態134に記載の方法。
【0199】
実施形態136.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して約99.9重量%以下のPET基材濃度を含む、実施形態134に記載の方法。
【0200】
実施形態137.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して少なくとも約0.1重量%の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態134に記載の方法。
【0201】
実施形態138.第3の難燃性PET層が、該第3の難燃性PET層の総重量に対して約10重量%以下の難燃性フィラー構成要素濃度を含む、実施形態134に記載の方法。
【0202】
実施形態139.該第3の難燃性PET層が、UL94燃焼性試験に従って測定されるV-0等級を有する、実施形態129に記載の方法。
【0203】
実施形態140.該第3の難燃性PET層が、少なくとも約5ミクロンの厚さを有する、実施形態129に記載の方法。
【0204】
実施形態141.該第3の難燃性PET層が、約400ミクロン以下の厚さを有する、実施形態129に記載の方法。
【0205】
実施形態142.該第3の剥離可能な接着層が、非永久接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、半永久感圧接着剤、及びこれらの組合せを含む、実施形態129に記載の方法。
【0206】
実施形態143.該第3の剥離可能な接着層が、少なくとも約3ミクロンの厚さを有する、実施形態129に記載の方法。
【0207】
実施形態144.該第3の剥離可能な接着層が、約30ミクロン以下の厚さを有する、実施形態143に記載の方法。
【0208】
実施形態145.該多層フィルムが、該第3の難燃性PET層と該第1の難燃性PET層との間に、180度剥離で測定される1インチ当たり少なくとも約25グラムの接着強度を含む、実施形態129に記載の方法。
【0209】
実施形態146.該多層フィルムが、該第3の難燃性PET層と該第1の難燃性PETフィルムとの間に、180度剥離で測定される1インチ当たり約1000グラム以下の接着強度を含む、実施形態145に記載の方法。
【0210】
一般的な説明又は実施例において、上で説明された活動の全てが必要とされるわけではなく、特定の活動の一部分は必要とされない場合があり、記載される活動に加えて1つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。尚更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0211】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0212】
本明細書に記載の実施形態の明細書及び例解図は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び例解図は、本明細書に記載される構造又は方法を使用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態が単一の実施形態中に組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明されている様々な特徴が、別々に又は任意の部分的組合せで提供され得る。更に、範囲に記載された値への言及は、その範囲内ありとあらゆる値を含む。多くの他の実施形態が、本明細書を読んだ後にのみ当業者に明らかとなり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は別の変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、本開示から導出することができる。したがって、本開示は、限定的ではなく、例示的なものとみなされるべきである。
【国際調査報告】