(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】プリフォームを取り扱うための装置
(51)【国際特許分類】
B29C 49/42 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
B29C49/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532816
(86)(22)【出願日】2022-12-01
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 EP2022084037
(87)【国際公開番号】W WO2023099656
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】102021000030518
(32)【優先日】2021-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516023722
【氏名又は名称】サクミ・イモラ・ソシエタ・コーペラティバ
【氏名又は名称原語表記】SACMI IMOLA S.C.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ザネリ,マッテオ
【テーマコード(参考)】
4F208
【Fターム(参考)】
4F208AG07
4F208AH55
4F208AJ08
4F208LA09
4F208LB01
4F208LH06
4F208LJ14
4F208LJ15
4F208LJ22
4F208LJ26
(57)【要約】
プリフォーム本体(51)およびプリフォーム口部(52)を備えるプリフォーム(50)のための供給ライン(10)を備える、プラスチックプリフォームを取り扱うための装置(1)であって、供給ライン(10)は、プリフォーム(50)のための調節オーブン(2)の上流に配置され、調節オーブン(2)の下流に位置し、かつ移送またはブロー成形カルーセルにプリフォーム(50)を供給するように設計されたプリフォーム(50)のためのセットダウン装置(20)が設けられ、調節オーブン(2)は、それぞれのプリフォーム(50)を支持するように構成された複数の支持要素(4)を備える閉鎖搬送回路(3)に関連付けられ、供給ライン(10)には、それぞれの口部(52)が下方に向けられたプリフォーム(50)をそれぞれの支持要素(4)に供給するように設計された供給装置(11)が設けられ、セットダウン装置(20)は、それぞれの口部(52)が下方に向けられたプリフォーム(50)をピックアップし、それらをそれぞれの口部(52)が上方に向けられたピックアップ状態にするためにそれらを移動させるように適合された反転要素(21)を備え、セットダウン装置は、プリフォーム(50)を移送またはブロー成形カルーセルに供給するために、ピックアップ状態にあるプリフォーム(50)を反転要素(21)からピックアップするように設計されたピックアップ装置(40)をさらに備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリフォーム本体(51)およびプリフォーム口部(52)を備えるプリフォーム(50)のための供給ライン(10)を備える、プラスチックプリフォームを取り扱うための装置(1)であって、前記供給ライン(10)は、前記プリフォーム(50)のための調節オーブン(2)の上流に配置され、前記調節オーブン(2)の下流に位置し、かつ移送またはブロー成形カルーセルに前記プリフォーム(50)を供給するように設計された前記プリフォーム(50)のためのセットダウン装置(20)が設けられ、前記調節オーブン(2)は、それぞれのプリフォーム(50)を支持するように構成された複数の支持要素(4)を備える閉鎖搬送回路(3)に関連付けられ、前記供給ライン(10)には、それぞれの口部(52)が下方に向けられた前記プリフォーム(50)をそれぞれの支持要素(4)に供給するように設計された供給装置(11)が設けられ、前記セットダウン装置(20)が、前記それぞれの口部(52)が下方に向けられた前記プリフォーム(50)をピックアップし、それらを前記それぞれの口部(52)が上方に向けられたピックアップ状態にするためにそれらを移動させるように適合された反転要素(21)を備え、前記セットダウン装置が、前記プリフォーム(50)を前記移送またはブロー成形カルーセルに供給するために、前記ピックアップ状態にある前記プリフォーム(50)を前記反転要素(21)からピックアップするように設計されたピックアップ装置(40)をさらに備えることを特徴とする、装置(1)。
【請求項2】
前記調節オーブン(2)の上流の前記供給ライン(10)に画定された供給領域(200)と、前記調節オーブン(2)の下流に配置された解放領域(201)との間で、それぞれの移動軌道(102)に沿って移動することができる複数の支持要素(4)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置(1)。
【請求項3】
前記支持要素(4)が、前記プリフォーム口部(52)の縁部のための静止要素を画定するように構成された支持体(4a)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項4】
前記供給領域(200)および前記解放領域(201)が、カルーセル軸(100)を中心に回転することができるカルーセル(60)の周辺領域に沿って画定され、前記カルーセル(60)が、前記カルーセル(60)と一体に回転し、かつ前記カルーセル(60)の前記軸(100)を中心とした前記回転の結果として、それぞれの支持要素(4)によって支持されたそれぞれのプリフォーム(50)に結合するための位置と、前記プリフォーム口部(52)が上方に向けられた状態で前記プリフォーム(50)が前記反転要素(21)によって直接支持される解放位置との間を指示に応じて通過するように適合されている、複数の反転要素(21)を支持することを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項5】
前記反転要素(21)が、使用中に実質的に水平であるそれぞれの関節軸(101)を中心に回転できるように、プリフォーム(50)のための係合座部を画定するグリップ本体(23)を支持するベース構造(22)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項6】
前記支持体(4a)が、前記閉鎖搬送回路(3)に沿って移動する間、一定の高さに保たれることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項7】
前記支持体(4a)の上部が、前記供給領域(200)における前記プリフォーム口部(52)の配置のレベルに対してより低いレベルに配置されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項8】
前記供給装置(11)が、前記周辺領域において、それぞれのプリフォーム(50)のための複数の収容座(11a)を画定する供給スターコンベヤを備え、前記供給領域(200)において、前記供給スターコンベヤ(11a)が、前記収容座(11a)からそれぞれの支持体(4a)に向かう前記プリフォーム(50)の通過を可能にするように構成されていることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項9】
前記供給スターコンベヤが、前記供給スターコンベヤの前記軸の周りに角度を付けて離間された複数の半径方向セクタ(12)を備え、各半径方向セクタ(12)が、凹面が下方に向けられ、その口部(52)が下方に向けられたそれぞれのプリフォーム(50)を少なくとも部分的に収容するように設計されたそれぞれの凹状領域を備えるそれぞれの収容座(11a)を画定することを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項10】
前記収容座(11a)が、指示に応じて前記プリフォーム(50)をそれぞれの前記収容座(11a)に接着するよう保持するように構成された吸引手段に接続されていることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項11】
前記半径方向セクタ(12)が、前記供給スターコンベヤがそれ自体の軸を中心に回転する間にカム状プロファイルと係合するローラ(11c)によって、ばね(11d)の作用とは対照的に、実質的に垂直方向に沿って移動することができる支持ブロック(11b)を備え、前記吸引手段が、前記収容座(11a)の頂部で終端する吸引ポートに接続された吸引ダクトを備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項12】
前記支持要素(4)が、前記閉鎖搬送回路(3)に沿って延びるチェーン(7)によって支持され、前記チェーン(7)が、それぞれのリンク(7b)によって相互接続された複数のピン(7a)を備え、前記支持要素(4)が、前記チェーン(7)のそれぞれのピン(7a)と同軸に配置されたそれぞれの支持マンドレルまたは支持体(4a)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリフォームを取り扱うための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばボトルなどの容器を得るためにプリフォームをブロー成形するための装置を備える、プラスチック容器をブロー成形するためのシステムが知られている。
【0003】
プリフォームは、プリフォームのための熱調節オーブンに関連付けられたコンベヤによって、プリフォームをブロー成形するための装置に供給される。
【0004】
コンベヤは、通常、プリフォームを移送するための装置に関連付けられ、これは、例えば、プリフォームをブロー成形のための装置に移送するためにコンベヤからプリフォームを取り上げる取扱装置によって構成される。
【0005】
コンベヤは、同様に、その投入点において、プリフォームをコンベヤに移送するために供給ラインからプリフォームをピックアップするように設計された追加の移送装置と関連付けられる。
【0006】
移送装置もまた、通常、プリフォームを把持するためのクランプを有する取扱装置によって構成される。
【0007】
従来のブロー成形機は、例えば、独国実用新案出願公開第29716268号明細書、米国特許出願公開第2007/0286920号明細書、および米国特許出願公開第5,863,571号明細書のいずれかから知られている。また、ブロー成形装置は、例えば、米国特許出願公開第2003/0168782号明細書から知られている。
【0008】
しかしながら、既知の解決策は、広く使用されているが、欠点がないわけではない。
特に、マニピュレータ装置による、加熱されたまたは加熱されるべきプリフォームの操作は、場合によってはプリフォームを損傷する可能性がある臨界を呈する可能性がある。
【0009】
さらに、プリフォームがかなりの寸法の口を有する場合、クランプマニピュレータ装置の使用は欠点を呈する可能性がある。
【0010】
さらに、既知の解決策では、調節オーブンの上流および下流の両方でそれぞれのマニピュレータ装置を使用する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、上述の態様の1つまたは複数において既知の技術を改善することができる、プリフォームを取り扱うための装置を提供することである。
【0012】
この目的の範囲内で、本発明の目的は、プリフォームが標準化されていない形状構造を有する場合であっても、効率的かつ信頼性の高い方法でこれをピックアップおよびセットダウンすることを可能にする、プリフォームを取り扱うための装置を利用可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の別の目的は、信頼性が高く実装が容易で低コストの、プリフォームを取り扱うための装置を提供することである。
【0014】
この目的ならびに以下でより明らかになるであろうこれらおよび他の目的は、任意選択的に従属請求項の特徴の1つまたは複数を備えた、請求項1に記載のプリフォームを取り扱うための装置によって達成される。
【0015】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面に非限定的な例を目的として示されている、本発明によるプリフォームを取り扱うための装置のいくつかの好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明による装置の上方からの概略図である。
【
図4】プリフォームに関連付けられた供給装置の一部の斜視図である。
【
図5】プリフォームに関連付けられていない供給装置の一部の斜視図である。
【
図6】
図5の供給装置の一部の上方から見た図である。
【
図8】
図6の線VIII-VIIIによって識別される配置平面に沿って取られた供給装置の一部の断面図である。
【
図10】
図9の線X-Xによって識別される配置平面に沿って取られた支持要素の断面図である。
【
図11】反転要素がピックアップ状態にある本発明による装置の概略図である。
【
図12】反転要素がセットダウン状態にある本発明による装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
全体的に参照符号1で示す、プラスチックのプリフォームを取り扱うための装置は、プリフォーム本体51およびプリフォーム口部52を備えるプリフォーム50のための供給ライン10を備える。
【0018】
供給ライン10は、プリフォーム50のための調節オーブン2の上流に配置される。
装置は、調節オーブン2の下流に位置し、プリフォーム50を移送またはブロー成形カルーセル(図示せず)に供給するように設計された、プリフォーム50用のセットダウン装置20を備える。
【0019】
調節オーブン2は、それぞれのプリフォーム50を支持するように構成された複数の支持要素4を備える閉鎖搬送回路3に関連付けられている。
【0020】
本発明によれば、供給ライン10は、それぞれの口部52が下方に向けられたプリフォーム50をそれぞれの支持要素4に供給するように設計された供給装置10を備え、セットダウン装置20は、それぞれの口部52が下方に向けられたプリフォーム50をピックアップし、それらをそれぞれの口部52が上方に向けられたピックアップ状態にもたらすためにそれらを移動させるように適合された少なくとも1つの反転要素21を備える。
【0021】
セットダウン装置20は、ブロー成形カルーセルに供給するために反転要素21からピックアップ状態のプリフォーム50をピックアップするように設計されたピックアップ装置40をさらに備える。
【0022】
より詳細には、装置1は、調節オーブン2の上流の供給ライン10に画定された供給領域200と、調節オーブン2の下流に配置された解放領域201との間で、それぞれの移動軌道102に沿って移動することができる複数の支持要素4を備える。
【0023】
有利には、支持要素4は、プリフォーム口部52の縁部のための静止要素を画定するように構成された支持体4aを備える。
【0024】
好ましい実際の実施形態によれば、供給領域および解放領域は、カルーセル60の軸100を中心に回転することができるカルーセル60の周辺領域に沿って画定される。
【0025】
カルーセル60は、具体的には、カルーセル60と一体的に回転し、カルーセルの軸100を中心とした回転の結果として、それぞれの支持要素4によって支持されたそれぞれのプリフォーム50と結合するための位置(
図11に示す)と、プリフォーム口部52が上方に向けられた状態でプリフォーム50が反転要素21によって直接支持される解放位置(
図12に示す)との間で指示に応じて通過するように適合された複数の反転要素21を支持する。
【0026】
例示の目的のために、反転要素21は、使用中に実質的に水平であるそれぞれの関節軸101を中心に回転できるように、係合体を画定するグリップ本体23を支持するベース構造22を備える。
【0027】
例えば、係合体は、プリフォームの本体51を収容するように成形されたビーカ状の構造によって画定される。
【0028】
明らかに、グリップ本体を、例えばクランプとして、別様に構成することができない理由はない。
【0029】
反転要素21には、カルーセル60の軸100の周りに延び、移動軸103に沿って移動することができるカム通路に動作可能に関連付けられた移動ローラ24が設けられており、係合体23は、移動軸103に沿った移動ローラ24の移動が、結合位置(
図11に示す)と解放位置(
図11に示す)との間、およびその逆で、関節軸101を中心とした係合体23の回転を周期的に決定することができるように、移動ローラに運動学的に接続されている。
【0030】
具体的には、移動ローラ23は、移動軸103に沿った移動において、係合体23と一体に回転するピニオンと噛み合うラックの部分と一体であってもよい。
【0031】
明らかに、係合体を結合位置から解放位置に反転させる異なる手段も存在し得る。例として、そのような動きは、ラックの部分に直接接続された空気圧ピストンによって決定することができる。
【0032】
好都合なことに、支持体4aは、閉鎖搬送回路3に沿って移動する間、一定の高さに保たれる。
【0033】
この点に関して、支持体4aの上部は、供給領域200におけるプリフォーム口部52の配置のレベルに対してより低いレベルに配置される。
【0034】
供給装置11は、例えば、周辺領域にそれぞれのプリフォーム50のための複数の収容座11aを画定する供給スターコンベヤを備える。
【0035】
プリフォーム50は、各プリフォームのプリフォーム口部52を下方に向けた状態で、供給装置11に搬送される。
【0036】
特に
図3から
図8に示す実施形態を参照すると、供給スターコンベヤは、供給スターコンベヤの軸の周りに角度を付けて離間された複数の半径方向セクタ12を備える。
【0037】
各半径方向セクタ12は、それぞれの収容座11aを画定する。
収容座11aは、凹面が下方に向けられ、その口部52が下方に向けられたそれぞれのプリフォーム50を少なくとも部分的に収容するように設計されたそれぞれの凹状領域を備える。
【0038】
各収容座11aは、指示に応じてプリフォーム50をそれぞれの収容座11aに接着するよう保持するように構成された吸引手段に接続されている。
【0039】
より詳細には、半径方向セクタ12は、それ自体の軸を中心とした供給スターコンベヤの回転中にカム状プロファイルと係合するローラ11cによって、ばね11dの作用とは対照的に、実質的に垂直方向に沿って移動することができる支持ブロック11bを有する。
【0040】
吸引手段は、例えば、コネクタ11fを介して各収容座11aの頂部で終端する吸引ポートに接続された図示していない吸引ダクトを備える。
【0041】
供給領域200において、供給スターコンベヤは、収容座11aからそれぞれの支持体4aへのプリフォーム50の移送を可能にするように構成される。
【0042】
収容座11aは、プリフォーム50が移送される支持体4a間の距離に応じたピッチで離間している。
【0043】
好ましい実施形態によれば、支持要素4は、閉鎖搬送回路3に沿って延びるチェーン7によって支持される。
【0044】
チェーン7は、それぞれのリンク7bによって相互接続された複数のピン7aを備え、支持要素4は、チェーンのそれぞれのピン7aと同軸に配置されたそれぞれの支持マンドレルまたは支持体を備える。
【0045】
支持マンドレルは、少なくとも調節オーブン2を通過するときに、それ自体の軸を中心とした回転を可能にするように適合された移動手段に関連付けられている。
【0046】
プリフォーム50は、特に、プリフォーム口部52よりも小さい横方向寸法を有するプリフォーム本体51を有するタイプのものである。
【0047】
明らかに、プリフォーム50の高さ延長はまた、それらの直径よりも大きくすることができる。
【0048】
有利には、プリフォーム50は円錐形または円錐台形である。
本発明による装置1の動作は以下の通りである。
【0049】
プリフォーム50は、口部52を下方に向けた状態で、供給ライン10を介して、供給領域200の閉鎖搬送回路3に供給される。
【0050】
プリフォーム50は、供給ライン10から、それぞれのプリフォームを調節オーブン2を通過させるように搬送回路3に沿って移動することができるそれぞれの支持体4a上に堆積される。
【0051】
支持体4aは、オーブン2から出ると、それらの口部52が下方に向けられるように依然として支持されているプリフォーム50をピックアップ領域201に運び、そこで反転装置21は、それらをそれぞれの口部52が上方に向けられたピックアップ状態にするために、それらをそれぞれの支持体4aからピックアップするように進む。
【0052】
この時点で、例えば把持手段をその自由端に設けられた関節アームによって構成されるピックアップ装置は、ブロー成形カルーセルに供給するために、反転要素21からプリフォーム50をピックアップする。
【0053】
実際には、本発明は、とりわけプリフォームの外面に係合する必要がないため、異なる直径および形状のプリフォームを供給することを可能にするブロー成形容器のための装置を提供することによって、意図された目標および目的を完全に達成することが分かった。
【0054】
このように考えられた本発明は、多数の修正および変形が可能であり、それらはすべて添付の特許請求の範囲内にある。さらに、すべての詳細は、他の技術的に等価な要素によって置き換えられてもよい。
【0055】
実際には、使用される材料は、特定の用途、ならびに条件付きの寸法および形状に適合する限り、要件および最新技術に応じて任意であり得る。
【0056】
本出願が優先権を主張するイタリア特許出願第102021000030518号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0057】
任意の請求項に記載された技術的特徴の後に参照符号が続く場合、それらの参照符号は、請求項の明瞭性を高めることのみを目的として含まれており、したがって、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例として特定される各要素の解釈にいかなる限定的な影響をも及ぼさない。
【国際調査報告】