IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中国移動通信有限公司研究院の特許一覧 ▶ 中国移動通信集団有限公司の特許一覧

特表2024-541687ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス
<>
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図1
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図2
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図3
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図4
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図5
  • 特表-ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/02 20090101AFI20241031BHJP
   H04W 84/06 20090101ALI20241031BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W84/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533285
(86)(22)【出願日】2022-12-30
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 CN2022143974
(87)【国際公開番号】W WO2023125943
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】202111659097.3
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】シ, ナンシャン
(72)【発明者】
【氏名】ル, ル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE07
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本願は、ネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイスを提供し、前記方法は、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得し、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、前記ノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのために、少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む一組のネットワーク分子機能に対応するネットワークエレメントを設定するステップと、を含む。本願は、ノードの通信効果を向上させることができる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するステップと、
前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、
前記ノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのために、少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む一組のネットワーク分子機能に対応するネットワークエレメントを設定するステップと、
を含むネットワークエレメント設定方法。
【請求項2】
ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するステップは、
前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するステップと、
前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するステップと、
を含む請求項1に記載のネットワークエレメント設定方法。
【請求項3】
前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、
前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得するステップと、
前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、
を含む請求項1に記載のネットワークエレメント設定方法。
【請求項4】
前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップの前に、
複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するステップと、
前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するステップと、
を含み、
前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、
前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップを含む 請求項1に記載のネットワークエレメント設定方法。
【請求項5】
ノードのノード能力情報に応じて、前記ターゲットエリア内のノードのためにネットワークエレメントを設定するステップの後、
前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するステップと、
前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップと、
前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するステップと、
を含む請求項1から4のいずれか一項に記載のネットワークエレメント設定方法。
【請求項6】
前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップは、
クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップを含み、
前記クラスタリングアルゴリズムは、
時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報のうちの少なくとも1つに基づいて実現される請求項5に記載のネットワークエレメント設定方法。
【請求項7】
ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するように構成される第1取得モジュールであって、前記ターゲットエリア内のノードが前記ターゲットノードを含む第1取得モジュールと、
前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される組み合わせモジュールと、
前記ターゲットノードのノード能力情報に従って、ネットワークエレメントを設定するように構成される設定モジュールであって、前記ネットワークエレメントが一組のネットワーク分子機能に対応し、前記一組のネットワーク分子機能が少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む設定モジュールと、
を含むネットワークエレメント設定装置。
【請求項8】
前記第1取得モジュールは、
前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するように構成される第1取得ユニットと、
前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するように構成される分割ユニットと、
を含む請求項7に記載のネットワークエレメント設定装置。
【請求項9】
送受信機、メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なプログラムを含み、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるプログラムを読み取って請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワークエレメント設定方法のステップを実現するように構成される通信デバイス。
【請求項10】
読み取り可能な記憶媒体であって、
前記読み取り可能な記憶媒体にプログラムが記憶されており、前記プログラムはプロセッサによって実行される際に、請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワークエレメント設定方法のステップを実現する読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本願は、出願番号が202111659097.3、出願日が2021年12月31日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願の全内容はここで参考として本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願は、通信技術分野に関し、特にネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
高スループット衛星通信技術と低軌道衛星通信技術の急速な発展に伴い、衛星ネットワークの通信能力は、容量、速度、遅延、信頼性などの点で常に向上しており、地面の固定/移動ネットワークと補完的かつ相乗効果のある、固定、移動、および衛星統合ネットワークを形成することができる。
【0004】
固定、移動、および衛星統合ネットワークでは、宇宙ベースのノードのコンピューティング、ストレージ、および接続能力が弱いため、地上ベースのネットワーク要素のネットワーク機能を展開できなかったり、それを展開した後に通信容量/通信性能が大幅に低下したりする。しかし、従来技術では、宇宙ベースのネットワークと地上ベースのネットワークでは、同一のネットワークエレメントが宇宙ベースのネットワークノードまたは地上ベースのネットワークノードに配置される時に含まれるネットワーク機能が同じであることにより、ノードの通信効果は悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願はネットワークエレメント設定方法、装置および通信デバイスを提供することで、ノードの通信効果が悪いという問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様によると、本願の実施例は、ネットワークエレメント設定方法を提供し、該方法は、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するステップと、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、前記ノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのために、少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む一組のネットワーク分子機能に対応するネットワークエレメントを設定するステップと、を含む。
【0007】
好ましくは、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するステップは、前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するステップと、前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するステップと、を含む。
【0008】
好ましくは、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得するステップと、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップの前に、前記方法は、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するステップと、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するステップと、を含む。
【0010】
前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップを含む。
【0011】
好ましくは、ノードのノード能力情報に応じて、前記ターゲットエリア内のノードのためにネットワークエレメントを設定するステップの後、前記方法は、前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するステップと、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップと、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するステップと、さらに含む。
【0012】
好ましくは、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップは、クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップを含み、前記クラスタリングアルゴリズムは、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報、のうちの少なくとも1つに基づいて実現される。
【0013】
第2態様によると、本願の実施例は、ネットワークエレメント設定装置をさらに提供し、該装置は、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するように構成される第1取得モジュールであって、前記ターゲットエリア内のノードが前記ターゲットノードを含む取得モジュールと、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される組み合わせモジュールと、前記ターゲットノードのノード能力情報に従って、ネットワークエレメントを設定するように構成される設定モジュールであって、前記ネットワークエレメントが一組のネットワーク分子機能に対応し、前記一組のネットワーク分子機能が少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む設定モジュールと、を含む。
【0014】
好ましくは、前記第1取得モジュールは、前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するように構成される第1取得ユニットと、前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するように構成される分割ユニットと、を含む。
【0015】
好ましくは、前記組み合わせモジュールは、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得するように構成される第2取得ユニットと、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される第1組み合わせユニットと、を含む。
【0016】
好ましくは、前記ネットワークエレメント設定装置は、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するように構成される確立モジュールと、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するように構成される注入モジュールと、をさらに含む。
【0017】
前記組み合わせモジュールは、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される第2組み合わせユニットをさらに含む。
【0018】
好ましくは、前記ネットワークエレメント設定装置は、前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するように構成される第2取得モジュールと、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するように構成される分割モジュールと、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するように構成される構築モジュールと、をさらに含む。
【0019】
好ましくは、前記分割モジュールは、クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するように構成される分割ユニットを含み、前記クラスタリングアルゴリズムは、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報、のうちの少なくとも1つに基づいて実現される。
【0020】
第3態様によると、本願の実施例は、通信デバイスをさらに提供し、該通信デバイスは、送受信機、メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリのプログラムを読み取って本願の実施例の第1態様に記載の方法のステップを実現するように構成される。
【0021】
第4態様によると、本願の実施例は読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記読み取り可能な記憶媒体にプログラムが記憶されており、前記プログラムは、プロセッサによって実行される際に、本願の実施例の第1態様に記載の方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0022】
本願の実施例では、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得し、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせ、それぞれのノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのためにネットワークエレメントを設定し、即ち、前記ノード設定のネットワークエレメントに対応する一組のネットワーク分子機能は前記ノードのノード能力情報に対応し、即ち、前記ノードの設定されたネットワークエレメントはノードのノード能力情報に対応しており、これにより、前記ノードの設定されたネットワークエレメントのネットワーク機能が前記ノードに適合しないため、前記ノードの通信容量や通信パフォーマンスに影響を与えることを回避して、前記ノードの通信効果を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本願の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明において必要とされる図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は本願の一部の実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な工夫なしに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】本願の実施例によって提供されるネットワークエレメント設定方法のフローチャートである。
図2】本願の実施例によって提供されるネットワーク機能分割、配置および協調システムの概略図である。
図3】本願の実施例によって提供されるネットワーク機能分割、配置および協調方法の概略図である。
図4】本願の実施例によって提供される分散型自律ネットワークアーキテクチャの概略図である。
図5】本願の実施例によって提供されるネットワークエレメント設定装置の構造概略図である。
図6】本願の実施例によって提供される通信デバイスの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本願実施例の図面と組み合わせて本願の実施例の技術案を分かりやすく、完全に説明し、明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な工夫なしに得られた他のすべての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0025】
本願の実施例中における「第1」、「第2」などの用語は、類似する対象を区別するために使用され、特定の順序又は優先順位を説明するためのものではない。また、「含む」と「有する」という用語およびそれらのあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、明確に挙げられたステップ又はユニットに限定されなくてもよく、明確に挙げられていないもの又はこれらのプロセス、方法、製品またはデバイスの固有の他のステップまたはユニットを含んでもよい。また、本願で使用される「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも1つを表し、例えば、A及び/又はB及び/又はCは、Aが単独で存在する、Bが単独で存在する、Cが単独で存在する、およびAとBが同時に存在する、BとCが同時に存在する、AとCが同時に存在する、およびA、BとCが同時に存在する、という7種類の場合を表す。
【0026】
図1を参照すると、図1は本願の実施例によって提供されるネットワークエレメント設定方法のフローチャートであり、図1に示すように、以下のステップ101~103を含む。
【0027】
ステップ101、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得する。
【0028】
ここで、上記ターゲットエリアは3次元地理空間に基づいて決定することができ、例えば、固定、移動、および衛星統合ネットワークでは、3次元地理空間に位置する地面固定ノード、地面移動ネットワークノードおよび衛星ノードを含み、ターゲットエリア内の選択により、3次元地理空間内の複数のノードを含むと決定することができる。
【0029】
ここで、ネットワーク原子機能は、各ノードネットワーク機能における再分割不可能な基本機能要素として理解してもよく、即ち、ネットワーク機能を最小粒度で分割してネットワーク原子機能を得ることができる。
【0030】
ステップ102、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせる。
【0031】
なお、上記ネットワーク分子機能は、構成するネットワーク原子機能が一定配列順序と空間に従って結合される全体である。
【0032】
選択可能に、ステップ102では、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得するステップと、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップと、を含む。
【0033】
ここで、上記時系列関係は優先順位、時点、時間帯などを含んでもよい。論理的関係は、かつ・または・でない・条件・開閉・分岐などを含み、地理的関係は、位置する3次元の地理的エリアと3次元の運動軌跡を含み、例えば、地面固定ノードに対して、その位置する3次元地理的エリアは、該ノードの取り付け位置として理解してもよく、地面移動ノード又は衛星ノードに対して、その位置する3次元地理的エリアは、ある時刻に該ノードが位置する3次元地理位置および他の時刻に出現し得る3次元地理位置として理解してもよく、衛星ノードには、3次元運動軌跡が存在し、3次元運動軌跡に従って基準衛星ノードを低軌道衛星と中軌道衛星などに区別することができる。
【0034】
該実施形態では、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせ、これにより、ネットワーク分子機能に対する配列と組み合わせを実現することができる。
【0035】
ステップ103、前記ノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのために、少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む一組のネットワーク分子機能に対応するネットワークエレメントを設定する。
【0036】
上記ノード能力情報は一対一で各ノードに対応することができ、即ち、各ノードのノード能力情報は異なる可能性があり、上記ノード能力情報は、具体的に、ノードリソース、ノードモビリティ、ノードロバスト性、ネットワーク機能をサポートする度合いなどの要素を含んでもよく、上記要素に従って、各ノードのために対応するネットワークエレメントを設定することができ、即ち、対応する1つ又は複数のネットワーク分子機能を取得し、且つそれらを一組のネットワーク分子機能として組み合わせて、設定されるネットワークエレメントとする。
【0037】
ここで、ノードのためにネットワークエレメントを設定する上記ステップは、各ノードが自律的にネットワークエレメントを設定することとして理解してもよく、例えば、各ノードに対して、上記ステップ101とステップ102により、複数のネットワーク分子機能を取得し、ノード自身のノード能力情報に従って、複数のネットワーク分子機能で構成される一組のネットワーク分子機能をネットワークエレメントとして設定することができる。即ち、各ノードはネットワークエレメントを自律的にロードし且つネットワークエレメントを維持することができ、ネットワークエレメントの自律的な構築と管理を実現する。即ち、本願の実施例によって提供されるネットワークエレメント設定方法はネットワークのいずれか1つのノードによって実行されてもよく、ネットワークの各ノードは、自体のノード能力情報に応じてネットワークエレメントを設定することができる。例えば、固定、移動および衛星融合ネットワークでは、宇宙ベースのネットワークノードは、複数のネットワーク原子機能を取得して複数のネットワーク分子機能として組み合わせることにより、宇宙ベースのネットワークノードのノード能力情報に従って複数のネットワーク分子機能をネットワークエレメントとして組み合わせることができ、これにより、宇宙ベースのネットワークノードにおける自律的なネットワークエレメントの設定を実現し、地上ベースのネットワークノードは、複数のネットワーク原子機能を取得して複数のネットワーク分子機能として組み合わせることにより、地上ベースのネットワークノードのノード能力情報に基づいて複数のネットワーク分子機能をネットワークエレメントとして組み合わせることができ、これにより、地上ベースのネットワークノードにおける自律的なネットワークエレメントの設定を実現する。このように、上記宇宙ベースのネットワークノードと上記地上ベースのネットワークノードは、同じネットワーク機能の同一のネットワークエレメントを直接設定するのではなく、自体のノード能力情報に応じてネットワークエレメントの設定を実現し、且つ対応するネットワーク機能を実現することができる。
【0038】
なお、上記ノードが設定したネットワークエレメントのネットワーク機能は、前記ノードのノード能力情報に基づいて決定され、即ち、同一ネットワークエレメントが異なるネットワーク環境に配置される時、ネットワークエレメントに含まれるネットワーク機能は異なり、ネットワークエレメントのタイプとネットワークエレメントのネットワーク機能は前記ノードに適しており、同一ネットワークエレメントが異なるノードに配置される時にノードの通信容量又は通信性能に影響を与えることを回避することができる。
【0039】
本願の実施例では、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得し、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせ、それぞれのノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのためにネットワークエレメントを設定し、即ち、前記ノード設定のネットワークエレメントに対応する一組のネットワーク分子機能は前記ノードのノード能力情報に対応し、即ち、前記ノードの設定されたネットワークエレメントはノードのノード能力情報に対応しており、これにより、前記ノードの設定されたネットワークエレメントのネットワーク機能が前記ノードに適合しないため、前記ノードの通信容量や通信パフォーマンスに影響を与えることを回避して、前記ノードの通信効果を向上させる。
【0040】
選択可能に、ステップ101では、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するステップは、前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するステップと、前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するステップと、を含む。
【0041】
幾つかの実施例では、上記ノードのネットワーク機能情報は、時間、空間およびノード能力情報などの要素に関連し、上記所定の時間帯は、必要に応じて決定された現在時刻の前の所定の時間帯であり、よって、ノード間の動的トポロジー関係に基づいてネットワークエレメントを決定することができ、即ち、ネットワークエレメントのタイプとネットワーク機能は、前記所定の時間帯内のノードのネットワーク機能に応じて動的に設定することができ、設定されたネットワークエレメントがトポロジー動的ネットワークに適応できるようにする。
【0042】
ここで、上記ネットワーク機能情報は、ノードネットワーク機能の説明情報を含んでもよく、例えば、ノードネットワーク機能およびネットワーク機能を構成する要素を含んでもよく、よって、ネットワーク機能情報に基づいて、ノードのネットワーク機能を分割しかつ集約して、ネットワーク原子機能を形成することができる。
【0043】
幾つかの実施例では、各ノードのネットワーク機能を予めリソースプール内に注入してもよく、このように、上記取得されたネットワーク機能情報は、他のノードと直接対話して取得されたものであってもよく、リソースプールに基づいて取得されたものであってもよい。
【0044】
該実施形態では、前記ノードのネットワーク機能情報は、所定の時間帯内のネットワーク機能情報であり、即ち、取得された前記複数のネットワーク原子機能は、前記ターゲットエリア内の前記ノードの前記所定の時間帯のネットワーク機能であり、前記複数のネットワーク原子機能を組み合わせて得られたネットワーク分子機能は、前記所定の時間帯に適しており、前記ノードの設定されたネットワークエレメントは、前記所定の時間帯のネットワーク機能に対応してもよく、これによって、前記ネットワークエレメントの動的な設定を実現し、ノードの通信効果をさらに向上させる。
【0045】
選択可能に、ステップ102における前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップの前に、前記方法は、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するステップと、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するステップと、をさらに含む。
【0046】
ステップ102の前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップは、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるステップを含む。
【0047】
ここで、上記ネットワーク原子機能リソースプールは、上記複数のネットワーク原子機能の種類に従って設定することができ、例えば、ネットワーク機能は、制御方面能力、ユーザ方面能力、データ方面能力、管理方面能力、およびサービス方面能力といういくつかのネットワーク機能要素で構成されてもよく、制御方面能力リソースプール、ユーザ方面能力リソースプール、データ方面能力リソースプール、管理方面能力リソースプールおよびサービス方面能力リソースプールという上記各要素に対応するネットワーク原子機能プールを確立してもよい。また、上記ネットワーク機能要素は、汎用リソース(複数のノードが備えるネットワーク機能要素)と特有リソース(1つのみのノードが備えるネットワーク機能要素)に分けることができ、モジュールレベル処理又はパラメータレベル処理により上記ネットワーク機能要素を処理することで、ネットワーク原子機能を取得し、ネットワーク原子機能を対応するネットワーク原子機能リソースプール内に注入する。例えば、モジュールレベルで処理する場合、ノード1のネットワーク機能要素1-1は能力モジュールA、B、Cを含み、ノード2のネットワーク機能要素1-2は能力モジュールB、C、Dを含み、且つネットワーク機能要素1-1とネットワーク機能要素1-2の用途は同じであり、よって、ネットワーク機能要素1-1とネットワーク機能要素1-2をネットワーク原子機能1として統合することができ、ネットワーク原子機能1は能力モジュールA、B、C、Dを含む。また、例えば、パラメータレベルで処理する場合、上記ノード1のネットワーク機能要素1-1の能力モジュールBはパラメータP1、P2、P3を含み、ノード2のネットワーク機能要素1-2の能力モジュールBはパラメータP2、P3、P4を含み、よって、ノード1の能力モジュールBとノード2の能力モジュールBをネットワーク原子機能1のモジュールBとして統合することができ、モジュールBはパラメータP1、P2、P3、P4を含む。
【0048】
また、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立する前に、ネットワークノード記述ファイルを用いて各ノードのネットワーク機能を記録することができ、具体的に、ネットワークノード記述ファイルは、上記制御方面能力、ユーザ方面能力、データ方面能力、管理方面能力およびサービス方面能力という幾つかの要素で構成されてもよく、リソースインデックデータベースを確立することにより、各ノードのネットワーク機能構成要素のインデックを実現してもよい。
【0049】
幾つかの実施例では、ステップ101の前に複数のネットワーク原子機能プールを確立してもよく、よって、上記ステップ101における複数のネットワーク原子機能は上記複数のネットワーク原子機能プールから取得可能である。そして、上記複数のネットワーク原子機能プールにおけるネットワークエレメント原子機能はいずれか1つのノードから注入されてもよく、例えば、各ノードのネットワーク機能は、ネットワーク原子機能に分けられた後に上記対応するネットワーク原子機能プール内に注入されてもよく、分けられた後のネットワーク原子機能をいずれか1つのターゲットノードに送信してもよく、ターゲットノードにより上記複数のネットワーク原子機能プール内に一括注入してもよい。
【0050】
ここで、各ネットワーク原子機能は、対応するネットワーク原子機能リソースプール内に注入されてもよく、例えば、5G AMF(Access and Mobility Management Function、アクセスおよびモビリティ管理機能)は、NAS(Network Attached Storage、ネットワーク接続ストレージ)シグナリング処理、アクセス制御、登録管理、接続管理、モビリティ制限、到達可能性管理、切り替え管理、ネットワークエレメント選択などのネットワーク原子機能に分割されてもよく、ここで、NASシグナリング処理、アクセス制御、接続管理、モビリティ限制、到達可能性管理、切り替え管理およびネットワークエレメント選択は、制御方面能力リソースプールに注入されてもよく、登録管理はデータ方面能力リソースプールに注入されてもよい。
【0051】
なお、上記ネットワーク分子機能は、一定の配列方式に従って構成されるネットワーク原子機能によって構成され、そして、ネットワーク分子機能のネットワーク原子機能は、上記複数のネットワーク原子機能リソースプールに基づいて得ることができ、即ち、ネットワーク分子機能を構成する各ネットワーク原子機能は、直接、対応するネットワーク原子機能リソースプールに基づいて取得することができる。
【0052】
該実施形態では、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入し、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせ、即ち、前記複数のネットワーク分子機能の配列は、直接、前記ネットワーク原子機能リソースプールに基づいて行うことができ、操作しやすい。
【0053】
選択可能に、ステップ103におけるノードのノード能力情報に応じて、前記ターゲットエリア内のノードのためにネットワークエレメントを設定するステップの後、前記方法は、前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するステップと、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップと、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するステップと、をさらに含む。
【0054】
上記ターゲットエリア内のノードがノードのノード情報能力に応じてネットワークエレメントを設定した後、上記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントは、クラスタリングアルゴリズムにより複数のクラスタに分けることができ、各クラスタは即ち1つの自律ドメインであり、各自律ドメイン内のネットワークエレメントの間のポイントツーポイント通信、および自律ドメイン間のグループツーグループ通信により、ネットワーク機能の動的な対話と動的な協調を実現する。
【0055】
該実施形態では、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割し、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、ドメイン内ネットワーキングおよびドメイン間ネットワーキングを構築し、これによって、自律ドメイン内ネットワークエレメントの間のポイントツーポイント通信、及び自律ドメインの間のグループツーグループ通信を実現する。
【0056】
選択可能に、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップは、クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップを含み、前記クラスタリングアルゴリズムは、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報、のうちの少なくとも1つに基づいて実現される。
【0057】
なお、クラスタリングアルゴリズムを用いて複数のネットワークエレメントを分ける時、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報のうちの1つ又は複数の要素に基づいて実現することができ、これにより、各自律ドメイン内のネットワークエレメントの間および自律ドメインの間の動的協調を実現する。
【0058】
本願の実施例で説明される複数の選択可能な実施形態は、矛盾しない限り、互いに組み合わせて実現してもよく、個別に実現してもよく、本願の実施例では限定されない。
【0059】
理解を容易にするために、具体的な例を以下に示す。
【0060】
図2に示すように、本願の実施例は、固定、移動及び衛星融合ネットワークに適用されるネットワーク機能の動的分割、配置および協調システムをさらに提供し、該システムは、固定、移動および衛星融合IP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)ベース(即ち固定ノード、移動ノードおよび衛星ノードが統一されたIPプロトコルを用いる)に基づいており、ネットワーク機能原子化分割方法、ネットワークエレメントの動的配列組み合わせ方法および異種ネットワークエレメントの動的協調方法を含む。図3に示すように、上記ネットワーク機能原子化分割方法、ネットワークエレメントの動的配列組み合わせ方法および異種ネットワークエレメントの動的協調方法という3つの方法の組み合わせにより、固定、移動、および衛星統合ネットワークにおいてネットワーク機能の動的な分割、配置および協調を実現する。
【0061】
ネットワーク機能原子化分割方法は具体的に以下のステップ11~14を含んでもよい。
【0062】
ステップ11、特定の時間帯と特定の3次元地理空間に基づいて、指定エリアの宇宙ベースと地上ベースのネットワークノードに対してネットワーク機能抽出と集約を行うことにより、ネットワークノードオリジナル要素の抽出を実現する。
【0063】
ステップ12、最小粒度に従って、ネットワーク機能をネットワーク原子機能として分割し且つ集約し、汎用リソースと特有リソースを含む。
【0064】
ステップ13、リソース標準化処理は、モジュールレベルの分解と結合、パラメータレベルの分解と結合を含む。
【0065】
ステップ14、該エリアを形成するネットワーク原子機能リソースプールは、制御方面能力リソースプール、ユーザ方面能力リソースプール、データ方面能力リソースプール、管理方面能力リソースプール、サービス方面能力リソースプールを含む。
【0066】
ここで、指定エリア(即ち特定時間帯と特定3次元地理空間)内ノードのノード能力と組み合わせて、指定エリアの宇宙ベースと地上ベースのネットワークノードに対してネットワーク機能の抽出と集約を行い、制御方面能力、ユーザ方面能力、データ方面能力、管理方面能力、サービス方面能力などのオリジナル要素を含むネットワークノード記述ファイル、およびリソースインデックデータベースを形成し、その後、最小粒度に従ってネットワーク機能をネットワーク原子機能として分割し且つ集約し、具体的に、汎用リソースと特有リソースを設定して標準化処理(モジュールレベルの分解と結合、パラメータレベルの分解と結合を含む)を行い、制御方面能力リソースプール、ユーザ方面能力リソースプール、データ方面能力リソースプール、管理方面能力リソースプール、サービス方面能力リソースプールを含む該エリアのネットワーク原子機能リソースプールを確立してもよい。例えば、5G AMFをNASシグナリング処理、アクセス制御、登録管理、接続管理、モビリティ限制、到達可能性管理、切り替え管理、ネットワークエレメント選択などのネットワーク原子機能に分割し、且つ異なる能力リソースプールに注入する。
【0067】
ネットワークエレメントの動的配列組み合わせ方法は具体的に以下のステップ21~24を含む。
【0068】
ステップ21、ネットワーク原子機能の間に時系列関係、論理的関係及び地理的関係を追加し、ネットワーク原子機能を自律的にネットワーク分子機能として配列して組み合わせる。
【0069】
ステップ22、宇宙ベースまたは地上ベースのノード能力に基づいて、一組のネットワーク分子機能を自律的にネットワークエレメントとして配列して組み合わせる。
【0070】
ステップ23、宇宙ベースと地上ベースのノードにおいて、自己組織化して動的にネットワークエレメントをロードし且つネットワークエレメントをメンテナンスする。
【0071】
ステップ24、固定、移動および衛星融合ネットワークにおいてネットワークエレメントの配置を完成させる。
【0072】
ここで、該エリアの通信、ナビゲーション、リモートセンシング、テレメトリ、軍事などのマルチモーダルなビジネスニーズに応じて、ネットワーク原子機能リソースプールに基づいて操作し、ネットワーク原子機能の間に時系列関係、論理的関係及び地理的関係を追加することにより、ネットワーク原子機能を自律的にネットワーク分子機能として配列組み合わせる。ここで、時系列関係は、優先順位、時点、時間帯などを含み、論理的関係は、かつ・または・でない・条件・開閉・分岐などを含み、地理的関係は、位置する3次元の地理的エリアと3次元の運動軌跡を含む。その後、宇宙ベースまたは地上ベースのノード能力(ノードリソース、ノードモビリティ、ノードロバスト性、ネットワーク機能支持度などの要素を含む)に基づいて、一組のネットワーク分子機能を自律的にネットワークエレメントとして配列して組み合わせ、且つ宇宙ベースと地上ベースのノードにおいて、自己組織化して動的にネットワークエレメントをロードし且つネットワークエレメントをメンテナンスし、ネットワークエレメントの自律的な構築と管理を実現する。
【0073】
異種ネットワークエレメントの動的協調方法は具体的に以下のステップ31~33を含むことができる。
【0074】
ステップ31、時間、空間、ノード能力、ネットワーク機能、通信接続などの複数の要素のクラスタリングアルゴリズムに基づいて、指定エリアのネットワークエレメントを複数の自律ドメインに分ける。
【0075】
ステップ32、自律ドメイン内でポイントツーポイント協調通信を展開させ、自律ドメイン間でグループツーグループ協調通信を展開させる。
【0076】
ステップ33、時空間的に適応可能なネットワークエレメントの間において、固定、移動および衛星融合IPベースに基づくユーザ情報、ネットワーク情報およびネットワークポリシーの動的な対話と動的な協調を行う。
【0077】
ここで、本願は、分散型自律ネットワークアーキテクチャ(ネットワークのコア機能を分散方式で配置し、異なる機能を備えた同種の分散ネットワークユニットを形成する)を用い、時間、空間、ノード能力、ネットワーク機能および通信接続など複数のクラスタリングアルゴリズムに基づいて、指定エリアのネットワークエレメントを複数の自律ドメインに分けることができ、自律ドメインの区分は、低軌道、中軌道、同期軌道衛星、及び移動/固定ネットワークデバイスに関し、動的接続関係に基づいて、ドメイン内のネットワーキングおよびドメイン間のネットワーキングを自律的に構築し、自律ドメイン内でポイントツーポイント協調通信を展開させ、自律ドメイン間でグループツーグループ協調通信を展開させ、時空間的に適応可能なネットワークエレメントの間において、固定、移動および衛星融合IPベースに基づくユーザ情報、ネットワーク情報およびネットワークポリシーの動的な対話と動的な協調を行う。
【0078】
異種ネットワークエレメントの動的協調方法により形成された分散型自律ネットワークアーキテクチャは図4に示すとおりであり、図4における固定、移動および衛星融合ネットワークを宇宙ベース/地上ベースのアクセスドメインおよび宇宙ベース/地上ベースのネットワークドメインという4つ自律ドメインに分け、自律ドメイン内はそれぞれ分散機能層とインテリジェント接続層に分けられ、自律ドメイン内のネットワーキングおよび自律ドメイン間のネットワーキングを確立し、宇宙ベース/地上ベースのアクセスドメイン内において、固定、移動と衛星アクセス機能の動的な協調を行い、宇宙ベース/地上ベースのネットワークドメイン内において、固定、移動および衛星ネットワーク機能の動的な協調を行う。
【0079】
本願の実施例では、時間、空間およびノード能力ベースのネットワーク機能原子化分割方法は、指定エリアのノード能力と組み合わせて、抽出と集約されたネットワーク機能に対して最小粒度の分割を行い、ネットワーク原子機能として集約し、該エリアのネットワーク原子機能リソースプールを構築し、ネットワーク原子機能ベースのネットワークエレメントの動的配列組み合わせ方法は、ネットワーク原子機能の間に時系列関係、論理的関係および地理的関係を追加することにより、ネットワーク原子機能を自律的にネットワーク分子機能として配列して組み合わせ、一組のネットワーク分子機能をネットワークエレメントとして配列して組み合わせ、宇宙ベースと地上ベースのノードにおいて、自己組織化して動的にネットワークエレメントをロードし且つネットワークエレメントをメンテナンスすることを実現する。本願の実施例では、分散型異種ネットワークエレメントの動的な協調方法により、時間、空間、ノード能力、ネットワーク機能、通信接続などの複数の要素のクラスタリングアルゴリズムに基づいて、指定エリアのネットワークエレメントを複数の自律ドメインに分け、動的な接続関係に基づいて、ドメイン内のネットワーキングおよびドメイン間のネットワーキングを自律的に構築し、自律ドメイン内でポイントツーポイント協調通信を展開させ、自律ドメイン間でグループツーグループ協調通信を展開させる。
【0080】
そして、本願の実施例では、ネットワークエレメントのタイプおよびネットワークエレメントに含まれるネットワーク機能は、準リアルタイムかつ自律的に設定されたものであり、即ち、同一ネットワークエレメントは異なるネットワーク環境(即ち、時間、空間およびノード能力が異なる)に配置され、含まれるネットワーク機能は異なる。本願は、時間、空間、ノード能力などの要素に基づいてネットワークエレメントおよびネットワーク機能の組織を動的に調整することができ、トポロジーダイナミクスとノードの異質性を備えた固定、移動および衛星融合ネットワークに適用させて、システム容量/システム性能の漸近的な最適化を達成する(即ち、特定時間、空間およびノード能力における最適なソリューション収束にする)。
【0081】
本願の実施例では、クラスタリング方法に基づいて、指定エリアのネットワークエレメントを複数の自律ドメインに分け、且つ動的接続関係に基づいて、ドメイン内のネットワーキングおよびドメイン間のネットワーキングを自律的に構築し、自律ドメイン内でポイントツーポイント協調通信を展開させ、自律ドメイン間でグループツーグループ協調通信を展開させる。したがって、本願では、ネットワークエレメントの間は自律的な協調により動的な接続関係を形成し、接続と再構築がネットワークの全体効率に与える影響は制御可能であり、トポロジーダイナミクス環境においても収束して安定的なネットワークを形成することができる。
【0082】
図5を参照すると、図5は本願の実施例によって提供されるネットワークエレメント設定装置の構造概略図である。図5に示すように、ネットワークエレメント設定装置500は、前記ターゲットノードを含むターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得するように構成される第1取得モジュール501と、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される組み合わせモジュール502と、前記ターゲットノードのノード能力情報に従って、ネットワークエレメントを設定するように構成される設定モジュール503であって、前記ネットワークエレメントが一組のネットワーク分子機能に対応し、前記一組のネットワーク分子機能が少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む設定モジュールと、を含む。
【0083】
選択可能に、前記第1取得モジュール501は具体的に、前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得するように構成される第1取得ユニットと、前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約するように構成される分割ユニットと、を含む。
【0084】
選択可能に、前記組み合わせモジュール502は具体的に、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得するように構成される第2取得ユニットと、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される第1組み合わせユニットと、含んでもよい。
【0085】
選択可能に、ネットワークエレメント設定装置500は、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するように構成される確立モジュールと、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するように構成される注入モジュールと、をさらに含んでもよい。
【0086】
前記組み合わせモジュール502は、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせるように構成される第2組み合わせユニットをさらに含んでもよい。
【0087】
選択可能に、ネットワークエレメント設定装置500は、前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するように構成される第2取得モジュールと、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するように構成される分割モジュールと、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するように構成される構築モジュールと、をさらに含んでもよい。
【0088】
選択可能に、前記分割モジュールは、具体的に、クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するように構成される分割ユニットを含んでもよく、前記クラスタリングアルゴリズムは、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報、のうちの少なくとも1つに基づいて実現される。
【0089】
ネットワークエレメント設定装置500は、本願の実施例における図1の方法実施例の各プロセスを実現し且つ同じ有益な効果を達成することができ、繰り返しを回避するために、ここで詳しい説明を省略する。
【0090】
本願の実施例は通信デバイスをさらに提供する。電子デバイスが解決する問題の原理は、本願の実施例の図1に示すネットワークエレメント設定方法と類似するため、該通信デバイスの実施は方法の実施を参照されたく、重複箇所はこれ以上説明しない。図6に示すように、本願の実施例の通信デバイスは、メモリ620、送受信機610、プロセッサ600を含み、メモリ620は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、送受信機610は、前記プロセッサ600の制御によりデータを送受信するように構成され、プロセッサ600は、前記メモリ620内のコンピュータプログラムを読み取り、そして、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得し、前記複数のネットワーク原子機能を、それぞれ少なくとも1つのネットワークエレメント原子機能を含む複数のネットワーク分子機能として組み合わせ、前記ノードのノード能力情報に応じて、前記ノードのために、少なくとも1つのネットワーク分子機能を含む一組のネットワーク分子機能に対応するネットワークエレメントを設定するという操作を実行するように構成される。
【0091】
ここで、図6では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的に、プロセッサ600を代表とする1つまたは複数のプロセッサおよびメモリ620を代表とするメモリの各種の回路を接続する。バスアーキテクチャはさらに、周辺デバイス、電圧レギュレータと電源管理回路など他の様々な回路を一体として接続することができ、これらはいずれも本分野の周知である。したがって、本明細書では詳しい説明を省略する。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機610は送信機と送受信機を含む複数の部品であってもよく、伝送媒体において他の様々な装置と通信するユニットを提供するために使用される。プロセッサ600はバスアーキテクチャと一般的な処理のために使用され、メモリ620は、プロセッサ600が操作を実行する際に使用されるデータを記憶する。
【0092】
プロセッサ600は中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)または複雑なプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサはマルチコアのアーキテクチャを用いてもよい。
【0093】
選択可能に、ターゲットエリア内のノードの複数のネットワーク原子機能を取得することは、前記ターゲットエリア内のノードの、所定の時間帯内のネットワーク機能情報を取得することと、前記ネットワーク機能情報に基づいて、前記ターゲットエリア内のノードのネットワーク機能を分割し且つ複数のネットワーク原子機能に集約することと、を含む。
【0094】
選択可能に、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせることは、複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つを取得することと、前記複数のネットワーク原子機能の間の時系列関係、論理的関係及び地理的関係のうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせることと、を含む。
【0095】
選択可能に、プロセッサ600はさらに、メモリ620内のプログラムを読み取って、複数のネットワーク原子機能リソースプールを確立するステップと、前記複数のネットワーク原子機能を、対応するネットワーク原子機能リソースプールにそれぞれ注入するステップとを実行するように構成され、前記複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせることは、前記複数のネットワーク原子機能リソースプール内の複数のネットワーク原子機能を複数のネットワーク分子機能として組み合わせることを含む。
【0096】
選択可能に、プロセッサ600はさらに、メモリ620内のプログラムを読み取って、前記ターゲットエリア内の複数のネットワークエレメントを取得するステップと、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割するステップと、前記少なくとも1つの自律ドメインに基づいて、自律ドメイン内のネットワークエレメント間のポイントツーポイント通信を実現するドメイン内ネットワーキングと、自律ドメイン間のグループツーグループ通信を実現するドメイン間ネットワーキングとを構築するステップと、を実行するように構成される。
【0097】
選択可能に、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割することは、クラスタリングアルゴリズムに基づいて、前記複数のネットワークエレメントを少なくとも1つの自律ドメインに分割することを含み、前記クラスタリングアルゴリズムは、時間、空間、ノード能力情報、ネットワーク機能および通信接続情報、のうちの少なくとも1つに基づいて実現される。
【0098】
本願の実施例によって提供される通信デバイスは、上記図1に示す方法の実施例を実行することができ、その実現原理と技術的効果は同様なものであり、本実施例はここで詳しい説明を省略する。
【0099】
本願明の実施例は読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記読み取り可能な記憶媒にはプログラムが記憶されており、前記プログラムはプロセッサによって実行される際に、図1における方法の実施例の各プロセスを実現し、同様な技術的効果を達成することもでき、繰り返しを回避するために、ここで詳しい説明を省略する。
【0100】
本願によって提供される幾つかの実施例では、開示された方法と装置は他の形態で実現可能であることを理解されたい。例えば、以上で説明される装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は単なる論理機能であり、実際に実現する際に、他の区分態様も可能であり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、もう1つのシステムに結合されたり集積されたりすることができ、或いは、一部を無視したり実行しなかったりしてもよい。他方では、表示または議論された互いの結合または直接結合または通信接続は、一部のインターフェース、装置またはユニットによる間接的な結合または通信接続であってもよく、電気、機械または他の形態であってもよい。
【0101】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に含まれてもよく、2つ以上のユニットを1つのユニット内に集積してもよい。上記集積されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェア機能ユニットとの組み合わせの形態で実現されてもよい。
【0102】
上記ソフトウェア機能ユニットの形式で実現される集積ユニットは、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。上記ソフトウェア機能ユニットは1つの記憶媒体に記憶され、本願の各実施例に記載の送受信方法の部分ステップを一台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)に実行させるように複数の命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードドライブ、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどプログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0103】
以上に記載されたのは本願の好ましい実施形態であり、なお、当業者にとって、本願の前記原理から逸脱しない限り、いくつかの改良や修飾が可能であり、改良や修飾は本願の保護範囲として見なすべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】