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<図1>
  • 特表-乳児用機能性支え台 図1
  • 特表-乳児用機能性支え台 図2
  • 特表-乳児用機能性支え台 図3
  • 特表-乳児用機能性支え台 図4a
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  • 特表-乳児用機能性支え台 図5a
  • 特表-乳児用機能性支え台 図5b
  • 特表-乳児用機能性支え台 図5c
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  • 特表-乳児用機能性支え台 図8a
  • 特表-乳児用機能性支え台 図8b
  • 特表-乳児用機能性支え台 図8c
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】乳児用機能性支え台
(51)【国際特許分類】
   A47K 3/034 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
A47K3/034
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024533815
(86)(22)【出願日】2022-07-21
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 KR2022010662
(87)【国際公開番号】W WO2023106540
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0172749
(32)【優先日】2021-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524212903
【氏名又は名称】プロプルベベ インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】PROPREBEBE INC.
【住所又は居所原語表記】#512, 13 LS-ro Gunpo-si Gyeonggi-do 15843, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ファ ソンヘ
【テーマコード(参考)】
2D132
【Fターム(参考)】
2D132BA02
(57)【要約】
本発明の一実施例に係る流し台あるいは洗面台の一側部に設置されて乳児を据え置かせて洗浄をさせるのに使われる乳児用機能性支え台は、底面に接着テープが付着されており、上面には上側に突出して一方向に延びて互いに一定間隔で離隔している複数の突出レールが備えられる支持部材、前記支持部材の上面に固定されて上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部および前記第1本体部の下側に突出して外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部を含むお尻支え部材、および乳児の背中が据え置かれる第2本体部および前記第2本体部の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延びる一対の結着部を含む背もたれ部材を含み、前記第1本体部は前記第2本体部と前記一対の結着部によって形成された空間に投入されることにより、前記第1本体部が前記支持部材の上面に固定された状態で前記第2本体部の下側に配置されて前記第2本体部と結着される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流し台あるいは洗面台の一側部に設置されて乳児を据え置かせて洗浄をさせるのに使われる乳児用機能性支え台において、
底面に接着テープが付着されており、上面には上側に突出して一方向に延びて互いに一定間隔で離隔している複数の突出レールが備えられる支持部材
前記支持部材の上面に固定されて上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部および前記第1本体部の下側に突出して外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部を含むお尻支え部材;および
乳児の背中が据え置かれる第2本体部および前記第2本体部の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延びる一対の結着部を含む背もたれ部材を含み、
前記第1本体部は前記第2本体部と前記一対の結着部によって形成された空間に投入されることにより、前記第1本体部が前記支持部材の上面に固定された状態で前記第2本体部の下側に配置されて前記第2本体部と結着されることを特徴とする、乳児用機能性支え台。
【請求項2】
前記一対の結着部それぞれの縁の側面には鋸歯状を有する第2鋸歯部が備えられ、
前記第2鋸歯部は前記第2本体部の下面に設置されている引っ張り部と連結されて前記引っ張り部の動作によって前記一対の結着部それぞれの縁の側面の外部に突出するかあるいは内部に入り、
前記第1本体部と前記第2本体部は前記第1鋸歯部と前記第2鋸歯部が噛み合って結着されることによって結着が強化され、
平面上で前記第2本体部の断面は前記第1本体部の断面より面積が大きいことを特徴とする、請求項1に記載の乳児用機能性支え台。
【請求項3】
平面上で板状を有し、一側に貫通ホールが形成されるカバー部材をさらに含み、
前記支持部材は上面の一側から上側に突出して形成される突出部を具備し、前記支持部材の突出部が前記貫通ホールに挿入されることによって前記支持部材に前記カバー部材が結合されることを特徴とする、請求項2に記載の乳児用機能性支え台。
【請求項4】
前記第1鋸歯部はラウンド状を有し、該当ラウンド状の外側面が鋸歯状を有し、
前記第1本体部および前記第2本体部の上面にはシリコン材質のすべり防止板が付着されており、
前記第2本体部の両側部には前記背もたれ部材に載置されている乳児が離脱することを防止するための離脱防止段が突出していることを特徴とする、請求項3に記載の乳児用機能性支え台。
【請求項5】
前記第1本体部と前記第2本体部が結着された状態で前記第2本体部の引っ張り部が引っ張られた状態になると、前記第2鋸歯部は前記一対の結着部それぞれの縁の側面の内部に入ることになることにより前記第2本体部は回転および前後に移動可能となり、前記第2本体部の引っ張り部が引っ張られていない状態になると、前記第2本体部は回転が完了した状態で前記第2鋸歯部が前記第1鋸歯部と噛み合うことになることによって前記第1本体部と結着されることを特徴とする、請求項4に記載の乳児用機能性支え台。
【請求項6】
いる乳児が離脱することを防止するための離脱防止部材をさらに含み、
前記離脱防止部材の両側部には該当部分の長さを調節できる長さ調節モジュールが備えられ、前記離脱防止部材の上端には空気を注入できるチューブが装着されることを特徴とする、請求項5に記載の乳児用機能性支え台。
【請求項7】
流し台あるいは洗面台の一側部に設置されて乳児を据え置かせて洗浄をさせるのに使われる乳児用機能性支え台において、
底面に接着テープが付着されており、上面には上側に突出して一方向に延びて互いに一定間隔で離隔している一対の突出レールが備えられる支持部材;
前記一対の突出レールの間に配置されて前記支持部材の上面に固定される高さ調節部材;
それぞれが前記高さ調節部材の両側面に固定され断面が矩形状の第1部および該当第1部から上側に延びて断面が半円状である第2部が結合された断面状を有する一対の角度調節部材;
前記一対の角度調節部材と角度調節が可能であるように締結される締結部、上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部、および前記第1本体部および結着部の間に介在されて外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部を含むお尻支え部材;および
乳児の背中が据え置かれる第2本体部および前記第2本体部の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延びる一対の結着部を含む背もたれ部材を含み、
前記第1本体部は前記第2本体部と前記一対の結着部によって形成された空間に投入されることにより、前記第1本体部が前記支持部材の上面に固定された状態で前記第2本体部の下側に配置されて前記第2本体部と結着され、
前記角度調節部材の第2部の曲線の周りには複数のホールが形成され、前記お尻支え部材は前記締結部に形成されたホールのうちいずれか一つと前記角度調節部材に形成された溝のうちいずれか一つが重なった状態で該当ホールを共に貫通する貫通部材を通じて前記角度調節部材と締結され、前記貫通部材が貫通するホールが変更されることにより前記お尻支え部材は前記角度調節部材と角度調節がなされることを特徴とする、乳児用機能性支え台。
【請求項8】
前記高さ調節部材の両側面には、上側に延びて内側に凹んでいる溝レールを含み、
前記角度調節部材の第1部の両側の角は前記溝レールと結合されて上下にスライディングされて移動可能に結合されることを特徴とする、請求項7に記載の乳児用機能性支え台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳児用機能性支え台に関し、より詳細には、流し台あるいは洗面台の側部に設置されて乳児の身体を支持して乳児の身体を効率的に洗浄できるようにする乳児用機能性支え台に関する。
【背景技術】
【0002】
乳児は大小便をわきまえることができず、皮膚が弱いため、随時糞と汗を洗い落とすために沐浴をさせてあげなければならない。しかし、乳児は自身のからだをまともに支えられないだけでなく、新生児の場合は体重が平均3kg程度であり、12ヶ月の場合には10kg以上の体重があるので保護者一人で沐浴をさせることは非常に難しいことであり得る。
【0003】
本明細書ではこのような点を考慮して、流し台あるいは洗面台の側部に設置されて、保護者が乳児の身体を効率的かつ気楽に洗浄できるようにする乳児用機能性支え台を紹介しようとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国登録特許10-2026162
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、乳児用機能性支え台に関し、より詳細には、流し台あるいは洗面台の側部に設置されて乳児の身体を支持して乳児の身体を効率的に洗浄できるようにする乳児用機能性支え台に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施例に係る流し台あるいは洗面台の一側部に設置されて乳児を据え置かせて洗浄をさせるのに使われる乳児用機能性支え台は、底面に接着テープが付着されており、上面には上側に突出して一方向に延びて互いに一定間隔で離隔している複数の突出レールが備えられる支持部材、前記支持部材の上面に固定されて上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部および前記第1本体部の下側に突出して外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部を含むお尻支え部材、および乳児の背中が据え置かれる第2本体部および前記第2本体部の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延びる一対の結着部を含む背もたれ部材を含み、前記第1本体部は前記第2本体部と前記一対の結着部によって形成された空間に投入されることにより、前記第1本体部が前記支持部材の上面に固定された状態で前記第2本体部の下側に配置されて前記第2本体部と結着される。
【0007】
前記一対の結着部それぞれの縁の側面には鋸歯状を有する第2鋸歯部が備えられ、前記第2鋸歯部は前記第2本体部の下面に設置されている引っ張り部と連結されて前記引っ張り部の動作によって前記一対の結着部それぞれの縁の側面の外部に突出するかあるいは内部に入り、前記第1本体部と前記第2本体部は前記第1鋸歯部と前記第2鋸歯部が噛み合って結着されることによって結着が強化され、平面上で前記第2本体部の断面は前記第1本体部の断面より面積が大きい。
【0008】
本発明の一実施例に係る乳児用機能性支え台は平面上で板状を有し、一側に貫通ホールが形成されるカバー部材をさらに含み 、前記支持部材は上面の一側から上側に突出して形成される突出部を具備し、前記支持部材の突出部が前記貫通ホールに挿入されることによって前記支持部材に前記カバー部材が結合される。
【0009】
前記第1鋸歯部はラウンド状を有し、該当ラウンド状の外側面が鋸歯状を有し、前記第1本体部および前記第2本体部の上面にはシリコン材質のすべり防止板が付着されており、前記第2本体部の両側部には前記背もたれ部材に載置されている乳児が離脱することを防止するための離脱防止段が突出する。
【0010】
前記第1本体部と前記第2本体部が結着された状態で前記第2本体部の引っ張り部が引っ張られた状態になると、前記第2鋸歯部は前記一対の結着部それぞれの縁の側面の内部に入ることになることにより前記第2本体部は回転および前後に移動可能となり、前記第2本体部の引っ張り部が引っ張られていない状態になると、前記第2本体部は回転が完了した状態で前記第2鋸歯部が前記第1鋸歯部と噛み合うことになることによって前記第1本体部と結着される。
【0011】
側面に連結して前記背もたれ部材に載置されている乳児が離脱することを防止するための離脱防止部材をさらに含み、前記離脱防止部材の両側部には該当部分の長さを調節できる長さ調節モジュールが備えられ、前記離脱防止部材の上端には空気を注入できるチューブが装着される。
【0012】
本発明の他の一実施例に係る流し台あるいは洗面台の一側部に設置されて乳児を据え置かせて洗浄をさせるのに使われる乳児用機能性支え台は、底面に接着テープが付着されており、上面には上側に突出して一方向に延びて互いに一定間隔で離隔している一対の突出レールが備えられる支持部材、前記一対の突出レールの間に配置されて前記支持部材上面に固定される高さ調節部材、それぞれが前記高さ調節部材の両側面に固定され断面が矩形状の第1部および該当第1部から上側に延びて断面が半円状である第2部が結合された断面状を有する一対の角度調節部材、前記一対の角度調節部材と角度調節が可能であるように締結される締結部、上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部、および前記第1本体部および前記結着部の間に介在されて外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部を含むお尻支え部材、および乳児の背中が据え置かれる第2本体部および前記第2本体部の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延びる一対の結着部を含む背もたれ部材を含み、前記第1本体部は前記第2本体部と前記一対の結着部によって形成された空間に投入されることにより、前記第1本体部が前記支持部材の上面に固定された状態で前記第2本体部の下側に配置されて前記第2本体部と結着され、前記角度調節部材の第2部の曲線の周りには複数のホールが形成され、前記お尻支え部材は前記締結部に形成されたホールのうちいずれか一つと前記角度調節部材に形成された溝のうちいずれか一つが重なった状態で該当ホールを共に貫通する貫通部材を通じて前記角度調節部材と締結され、前記貫通部材が貫通するホールが変更されることにより前記お尻支え部材は前記角度調節部材と角度調節がなされる。
【0013】
前記高さ調節部材の両側面には、上側に延びて内側に凹んでいる溝レールを含み、前記角度調節部材の第1部の両側の角は前記溝レールと結合されて上下にスライディングされて移動可能に結合される。
【発明の効果】
【0014】
本発明の乳児用機能性支え台を利用者は流し台あるいは洗面台の一側に設置し、乳児をお尻支え部材に座らせたり背もたれ部材に寝かせて、流し台あるいは洗面台に設置された水道を利用して便利かつ効率的に乳児を洗浄および沐浴させることができ、また背もたれ部材が回転可能に設計されることにより乳児の洗浄および沐浴をもう少し楽な姿勢で遂行できるだけでなく、カバー部材を通じて流し台あるいは洗面台の内側に有害物質と乳児の皮膚の直接的な接触を遮断して、より清潔に乳児を洗浄および沐浴させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例に係るお尻支え部材およびカバー部材が設置された状態を示した斜視図である。
図2】本発明の一実施例に係るお尻支え部材が設置された状態を示した側面図である。
図3】本発明の一実施例に係る第1本体部と第2本体部が結合する様子を説明するための図面である。
図4a-4b】本発明の一実施例に係る第2鋸歯部の動作を説明するための図面である。
図5a-5c】本発明の一実施例に係る背もたれ部材の動作を説明するための図面である。
図6】本発明の一実施例に係る離脱防止部材を説明するための図面である。
図7】本発明の他の一実施例に係る乳児用機能性支え台を詳細に示した図面である。
図8a-8c】本発明の一実施例に係る角度調節部材に応じてお尻支え部材の角度調節を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、添付した図面を参照して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳細に説明する。しかし、本発明は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施例に限定されない。そして図面で本発明を明確に説明するために説明に関わらない部分は省略し、明細書全体を通じて類似する部分に対しては類似する図面符号を付した。
【0017】
明細書全体で、或る部分が他の部分と「連結」されているとする時、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、或る部分が何らかの構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。以下、添付された図面を参照して本発明を詳細に説明することにする。
【0018】
図1は本発明の一実施例に係るお尻支え部材102およびカバー部材104が設置された状態を示した斜視図であり、図2は本発明の一実施例に係るお尻支え部材102が設置された状態を示した側面図であり、図3は本発明の一実施例に係る第1本体部121と第2本体部134が結合することを説明するための図面であり、図4aおよび図4bは本発明の一実施例に係る第2鋸歯部132の動作を説明するための図面である。
【0019】
図1図3を参照すると、本発明の一実施例に係る乳児用機能性支え台1000は支持部材101、お尻支え部材102、背もたれ部材103、およびカバー部材104を含むことができる。
【0020】
支持部材101はプラスチック素材の薄い板状であり得る。ただしこれに限定されず、支持部材101はアルミニウムのような金属素材であってもよい。支持部材101の底面には接着テープが付着され得る。該当接着テープを通じて支持部材101は流し台あるいは洗面台の側面の隣接した部分に付着され得る。支持部材101の一側終端には折り曲げられる固定部材106が備えられ得、該当固定部材106は折り曲げられて流し台の上板に屈曲された部分に結着されることにより支持部材101が流し台あるいは洗面台の側面の隣接した部分に強く固定され得、また固定部材106を通じて流し台からの水が乳児用機能性支え台1000の内側に入ることを防ぐことができる。支持部材101の上面には上側に突出して一方向に延びる複数の突出レール112が備えられ得る。複数の突出レール112は互いに一定の間隔で離隔され得る。複数の突出レール112の間には乳児用スプーン、乳首、水薬瓶などを据え置くことができ、据え置かれた食器などが倒れないようにするために図1に図示された通り、突出レール112の形状のジグザグ状を有することができる。ただし突出レール112の形状はこれに限定されず、多様な形状を有することができる。
【0021】
支持部材101の上面にはお尻支え部材102が固定され得る。お尻支え部材102は支持部材101の上面に固定され、上部に乳児のお尻が据え置かれる第1本体部121および第1本体部121の下側に突出して外側面が鋸歯状を有する第1鋸歯部122を含むことができる。
【0022】
第1鋸歯部122は図2に図示された通り、本体がラウンド状を有し、ラウンド状の本体の外側面が鋸歯状を有することができる。
【0023】
お尻支え部材102には沐浴をさせようとする乳児のお尻が載置され得、第1本体部121の上面には乳児が滑ることを防止するようにシリコン材質のすべり防止板P1が付着され得る。
【0024】
背もたれ部材103は第2本体部134および一対の結着部133を含むことができる。第2本体部134は乳児の背中が据え置かれる用途で使われ得る。第2本体部134の両側部には背もたれ部材103に載置されている乳児が離脱することを防止するための離脱防止段135が突出して形成され得る。第2本体部134の上面には第1本体部121と同様に乳児が滑ることを防止するようにシリコン材質のすべり防止板(P2、図5(a)に図示される)が付着され得る。
【0025】
一対の結着部133は図3に図示されるように、第2本体部134の下面の両側から突出して内側に屈曲されて延長され得る。一対の結着部133それぞれの縁の側面には鋸歯状を有する第2鋸歯部132が備えられ得る。
【0026】
第1本体部121は第2本体部134と一対の結着部133によって形成された空間に投入されることにより第1本体部121が支持部材101の上面に固定された状態で第2本体部134下側に配置されて第2本体部134と結着され得る。平面上で第2本体部134の断面は第1本体部121の断面より面積が大きく、これに伴い、第1本体部121が第2本体部134に結着される場合、平面上で第1本体部121は視認されないことがある。利用者は乳児をお尻支え部材102に座らせて洗浄をさせる場合には、背もたれ部材103を脱着させてお尻支え部材102のみを使用でき、乳児を背もたれ部材103に寝かせて洗浄をさせる場合にはお尻支え部材102に背もたれ部材103を結合させて使うことができる。以下、お尻支え部材102の第1本体部121と背もたれ部材103の第2本体部134の結合をもう少し詳しく説明することにする。
【0027】
図4aおよび図4bを参照すると、一対の結着部133は第2本体部134の下面に設置されている引っ張り部131によって制御され得る。第2鋸歯部132は第2本体部134の下面に設置されている引っ張り部131と連結され得、第2鋸歯部132は引っ張り部131の動作によって一対の結着部133それぞれの縁の側面の外部に突出したりあるいは内部に入ることができる。具体的には、引っ張り部131が引っ張られた状態になると、第2鋸歯部132は一対の結着部133それぞれの縁の側面の内部に入ることになり、引っ張り部131が引っ張られていない状態になると、第2鋸歯部132は一対の結着部133それぞれの縁の側面の外部に突出され得る。
【0028】
利用者は引っ張り部131を引っ張って第2鋸歯部132が結着部133の縁の側面の内部に入るようにした後、第1本体部121を第2本体部134と一対の結着部133によって形成された空間に投入させ、引っ張った引っ張り部131を解除させることにより第2鋸歯部132が結着部133の縁の側面の外部に突出して第1鋸歯部122と噛み合って結合されるようにすることによって、第1本体部121と第2本体部134を結合させることができる。すなわち、利用者は引っ張り部131を制御することで、第1鋸歯部122と第2鋸歯部132が噛み合って結着させることができ、これに伴い、第1本体部121と第2本体部134の結着が強化され得る。
【0029】
カバー部材104はシリコン材質であり得、平面上で薄い板状を有し得、一側に貫通ホールが形成され得る。図1を参照すると、カバー部材104は支持部材101と連結され得る。支持部材101は上面の一側から上側に突出して形成される突出部111を具備でき、支持部材101の突出部111が貫通ホールに挿入されることで支持部材101はカバー部材104と結合され得る。前述したように支持部材101は流し台の一側の隣接した部分に設置され、カバー部材104は支持部材101の上面の一側に連結されるので、カバー部材104は図1に図示された通り、流し台の内側に広げられて流し台の内部の一側面をカバーすることができる。このようにカバー部材104が備えられることにより、乳児をお尻支え部材102に座らせて洗浄をさせる場合に、乳児の足がカバー部材104と接触するようにして、異物などの有害物質がついている流し台の内側面と直接的な接触をすることを防止することができる。
【0030】
図5a~図5cは本発明の一実施例に係る背もたれ部材103の動作を説明するための図面であり、図6は本発明の一実施例に係る離脱防止部材105を説明するための図面である。
【0031】
図5a~図5cを参照すると、背もたれ部材103はお尻支え部材102と結合された状態で回転することができる。具体的には、第1本体部121と第2本体部134が結着された状態で利用者が第2本体部134の引っ張り部131を引っ張ることになると、第2鋸歯部132は一対の結着部133それぞれの縁の側面の内部に入ることになることによって第2本体部134は回転および前後(左右)に移動が可能となり、利用者が自身が望む角度で第2本体部134を回転させたり前後に移動させた後に引っ張られていた引っ張り部を解除すると、第2鋸歯部132が第1鋸歯部122と噛み合うことになることによって第2本体部134と第1本体部121は再び結着され得る。背もたれ部材103が回転および前後に移動できるのは、前述した通り、第2鋸歯部132と結着される第1鋸歯部122の形状がラウンド状であることに起因し得る。
【0032】
134の両側面に連結され得る。第2本体部134の両側面には離脱防止部材105が結合され得るホールが形成され得、離脱防止の両側部が該当ホールと結合され得る。第2本体部134の両側面それぞれに形成されたホールは複数個であり得、利用者は離脱防止部材105を連結するホールを選択して離脱防止部材105を第2本体部134に連結させることができる。
【0033】
また、離脱防止部材105の両側部には該当側部の長さを調節できる長さ調節モジュールが備えられ得る。
【0034】
利用者は背もたれ部材103に乳児が横になっている間乳児が背もたれ部材103から離脱することを防止するために離脱防止部材105を背もたれ部材103と結合させることができ、横になっている乳児の高さに合わせて長さ調節モジュールを通じて離脱防止部材105の高さを調節することができる。
【0035】
また、離脱防止部材105の上端にはチューブTBが装着され得る。利用者は乳児用機能性支え台1000を使用する際に、乳児の成長に合わせてチューブTBに適切な量の空気を注入してチューブTBが乳児を適切な圧力で押圧して安定して保持することができる。
【0036】
このように本発明の乳児用機能性支え台1000を利用者は流し台あるいは洗面台の一側に設置し、乳児をお尻支え部材102に座らせたり背もたれ部材103に寝かせて、流し台あるいは洗面台に設置された水道を利用して便利かつ効率的に乳児を洗浄および沐浴させることができ、また背もたれ部材103が回転可能に設計されることにより乳児の洗浄および沐浴をもう少し楽な姿勢で遂行できるだけでなく、カバー部材104を通じて流し台あるいは洗面台の内側に有害物質と乳児の皮膚の直接的な接触を遮断して、より清潔に乳児を洗浄および沐浴させることができる。
【0037】
図7は本発明の他の一実施例に係る乳児用機能性支え台1000’を詳細に示した図面であり、図8a~図8cは本発明の一実施例に係る角度調節部材300によりお尻支え部材102’の角度調節を説明するための図面である。
【0038】
図7図8cでは前述した乳児用機能性支え台1000と重複する構成についての説明は省略し、追加される構成についてのみ説明することにする。
【0039】
本発明の他の一実施例に係る乳児用機能性支え台1000’は高さ調節部材200と一対の角度調節部材300をさらに含むことができる。
【0040】
高さ調節部材200は一対の突出レール112の間に配置されて支持部材101の上面に固定され得る。高さ調節部材200は直六面体状を有することができ、高さ調節部材200の両側面には溝レールRLが形成され得る。より具体的には、高さ調節部材200の両側面のそれぞれの両角には上側に延びて内側に凹んでいる溝レールRLが含まれ得る。
【0041】
角度調節部材300は高さ調節部材200の両側面に固定され得る。角度調節部材300は第1部301および第2部302を含むことができる。第1部301は断面が矩形状であり得、第2部302は第1部301から上側に延びて断面が半円状であり得る。第1部301および第2部302は一体に結合され得る。
【0042】
お尻支え部材102’は図1とは異なって角度調節部材300と締結されて結合され得る。お尻支え部材102’は締結部123、第1本体部(121、図2に図示される)、および第1鋸歯部(122、図2に図示される)を含むことができる。締結部123は一対の角度調節部材300と角度調節が可能であるように締結され得る。第1本体部121については図1で説明したため省略することにし、第1鋸歯部122は本実施例で第1本体部121および結着部122の間に介在され得、残りの部分に対する説明は図1と同一であるため省略することにする。
【0043】
角度調節部材300の第2部302の曲線の周りには複数のホールH2が形成され得る。
【0044】
お尻支え部材102’は締結部123に形成されたホールH1のうちいずれか一つと角度調節部材300に形成されたホールH2のうちいずれか一つが重なった状態で該当ホールH1、H2を共に貫通する貫通部材(図示されず)を通じて角度調節部材300と締結され得る。お尻支え部材102’は図8a、8b、8cに示したように、利用者が締結部123に形成されたホールH2のうちいずれか一つと角度調節部材300に形成されたホールH1のうちいずれか一つを選択して重複させ、貫通部材を選択したホールH1、H2に同時に貫通させてお尻支え部材102’の角度を調節することができる。本発明の一例として、貫通部材はボルトであり得る。すなわち、貫通部材が貫通するホールが変更されることによりお尻支え部材102’は角度調節部材300と角度調節がなされ得る。
【0045】
角度調節部材300の第1部301は溝レールRLと結合されて上下にスライディングされて移動することができる。角度調節部材300の第1部301の両側の角は溝レールRLと結合されて上下にスライディングされて移動可能に結合され得る。例えば、角度調節部材300の第1部301の両側の角は一対の溝レールRLと締結部材(図示されず)等によって結合され得、利用者は該当締結部材の締結強度を弱くさせて(例えば、締結部材はボルトであり得、ボルトを緩ませて締結強度を弱くさせることができる。)角度調節部材300の高さを調節でき、所望の高さに合わせた後、締結部材の締結強度を強くして角度調節部材300を該当高さで固定させることができる。
【0046】
このように、本発明の他の一実施例に係る乳児用機能性支え台1000’は、図1で説明した乳児用機能性支え台1000で高さ調節部材200、角度調節部材300、およびお尻支え部材102’の締結部123が追加されることにより、利用者は乳児を背もたれ部材に寝かせてお尻や頭の洗浄を多様な角度で遂行でき、高さがある洗面台でも高さ調節部材200を通じて背もたれ部材の高さを高くして乳児の洗浄を円滑に遂行できるため、最終的に利用者の便宜性を向上させることができる。
【0047】
前述された実施例は例示のためのもので、前述された実施例が属する技術分野の通常の知識を有する者は前述された実施例が有する技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で容易に変形できることが理解できるであろう。したがって前述された実施例はすべての面で例示的なものであり限定的ではないものと理解されるべきである。例えば、単一型として説明されている各構成要素は分散されて実施されてもよく、同様に分散されたものとして説明されている構成要素も結合された形態で実施され得る。
【0048】
本明細書を通じて保護されようとする範囲は詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態を含むと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0049】
1000 乳児用機能性支え台
103 背もたれ部材
101 支持部材
104 カバー部材
図1
図2
図3
図4a
図4b
図5a
図5b
図5c
図6
図7
図8a
図8b
図8c
【国際調査報告】