(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】携帯型美容機器及びその充電台
(51)【国際特許分類】
A61N 1/14 20060101AFI20241106BHJP
【FI】
A61N1/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553448
(86)(22)【出願日】2023-06-08
(85)【翻訳文提出日】2023-09-01
(86)【国際出願番号】 CN2023099235
(87)【国際公開番号】W WO2024066467
(87)【国際公開日】2024-04-04
(31)【優先権主張番号】202211358848.2
(32)【優先日】2022-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222905740.2
(32)【優先日】2022-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222919322.9
(32)【優先日】2022-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222919382.0
(32)【優先日】2022-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202211256095.4
(32)【優先日】2022-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222706175.7
(32)【優先日】2022-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222876159.2
(32)【優先日】2022-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202222892354.4
(32)【優先日】2022-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202211217053.X
(32)【優先日】2022-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519302316
【氏名又は名称】深▲せん▼由莱智能電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Ulike Smart Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 810, Building 1, Xunmei Technology Plaza, No. 8 Keyuan Road, Science and Technology Park Community, Yuehai Street, Nanshan District,Shenzhen, Guangdong 518000, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】楊 晶晶
【テーマコード(参考)】
4C053
【Fターム(参考)】
4C053EE11
4C053EE20
(57)【要約】
【要約】本願に開示される携帯型美容機器は、第1方向に延びる第1取付板と第2方向に延びる第2取付板とを含むミドルフレームと、第1取付板を少なくとも部分的に包囲し、第1取付板と取り囲んで第2収容空間を形成するリアケースと、第2取付板のリアケースとは反対側を向く一方側に設けられて、第2取付板と取り囲んで第3収容空間を形成するフロントシェルアセンブリと、第3収容空間の内部に設けられ、且つ少なくとも部分的にフロントシェルアセンブリの外に露出している電極と、第2収容空間の内部に設けられ、且つ電極と接続されて、電極を駆動して放電させる処理回路と、を備える。本願には、携帯型美容機器の充電台も公開されている。本願は、フロントシェルアセンブリ、リアケースの取付本体としてミドルフレームを利用し、且つミドルフレームを通じてハウジングを異なる収容空間に分離して、電極と処理回路などをそれぞれ異なる収容空間に置くことができる。これにより、美容機器の全体構造の強度を高めるだけでなく、美容機器の内部の空間利用率を向上させ、製品の体積を減らすことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯型美容機器であって、
第1方向に沿って延びる第1取付板と第2方向に沿って延びる第2取付板とを含むミドルフレームと、
第1取付板を少なくとも部分的に包囲し、前記第1取付板と取り囲んで第2収容空間を形成するリアケースと、
前記第2取付板の前記リアケースとは反対側を向く一方側に設けられて、前記第2取付板と取り囲んで第3収容空間を形成するフロントシェルアセンブリと、
前記第3収容空間の内部に設けられ、且つ少なくとも部分的に前記フロントシェルアセンブリの外に露出している電極と、
前記第2収容空間の内部に設けられ、且つ前記電極と接続されて、前記電極を駆動して放電させる処理回路と、を備えることを特徴とする携帯型美容機器。
【請求項2】
前記リアケースは、前記第1取付板の反対の両側にそれぞれ取付けられた第1サイドケース、第2サイドケースと、
前記第1サイドケースは、前記第1取付板、前記第2取付板と取り囲んで第1収容空間を形成し、前記第2サイドケースは、前記第1取付板、前記第2取付板と取り囲んで第2収容空間を形成していることを特徴とする請求項1に記載の携帯型美容機器。
【請求項3】
第1シール部材をさらに含み、
前記第1シール部材は、一体に設けられた第1シールバーと2つの第2シールバーとを含み、
前記第1シールバーは、前記第2取付板の周側を少なくとも部分的に囲んで、前記第1サイドケースと前記第2取付板との間の隙間及び前記第2サイドケースと前記第2取付板との間の隙間を密封し、
2つの前記第2シールバーは、前記第1取付板の互いに反対側に位置する第1側辺、第2側辺と、前記第1サイドケース及び前記第2サイドケースのそれぞれとの間の隙間を密封するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の携帯型美容機器。
【請求項4】
各前記第2シールバーは、前記第1取付板の前記第1側辺、前記第2側辺のいずれか一方の表裏両面に沿って延びるとともに、前記第1サイドケースと前記第2サイドケースに接触し、
または、2つの前記第2シールバーは、それぞれ前記第1取付板の2つの対向する表面に沿って延び、前記第1取付板の2つの対向する表面と前記第1サイドケース、前記第2サイドケースとの間の隙間をそれぞれ密封することを特徴とする請求項3に記載の携帯型美容機器。
【請求項5】
前記第1取付板は、第1板体と、前記第1板体の反対側にそれぞれ接続された2つの第1側板とを含み、各前記第1側板の幅は、前記第1板体の厚さよりも大きく、各前記第2シールバーは、一方の前記第1側板の縁部に設けられ、
2つの前記第1側板の前記第2取付板隣接する端部は、前記第1シールバーを対称な2つの部分に分離し、各部分の前記第1シールバーは、それぞれ1つの前記第1側板から別の前記第1側板まで延びることを特徴とする請求項3に記載の携帯型美容機器。
【請求項6】
前記第1側板の側辺には、その長手方向に延びる第1引き回し溝が開設され、前記第2取付板の周側には、その周縁を囲むように延びる第2引き回し溝が開設され、2つの前記第1側板の前記第1引き回し溝と前記第2引き回し溝は、連通し閉じられた立体構造をなす環状溝を形成し、
前記第1シールバーは前記第2引き回し溝に嵌設され、前記第2シールバーは前記第1引き回し溝に嵌設されることを特徴とする請求項5に記載の携帯型美容機器。
【請求項7】
前記第1サイドケース及び前記第2サイドケースの内壁における前記環状溝に対応する位置には、前記環状溝と嵌合する第1突出リブが設けられ、前記第1突出リブは、前記第1シールバーを前記第2引き回し溝内に圧着することを特徴とする請求項6に記載の携帯型美容機器。
【請求項8】
前記フロントシェルアセンブリは、フロントケースと環状ケースとを含み、
前記環状ケースは、前記フロントケースと前記第2取付板との間に位置して、前記フロントケースと前記第2取付板とを接続し、
前記フロントケース及び/又は前記環状ケースの側面には、窪みのラジアンが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯型美容機器。
【請求項9】
前記環状ケースと前記第2取付板との間の隙間に封止する第2シール部材と、
前記第1シールバーと前記第2シール部材との間、及び/または、2つの前記第2シールバーの間に連接される連結リブと、をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の携帯型美容機器。
【請求項10】
底部ケースをさらに含み、
前記第1取付板は、第1板体と、第1板体の対向する両側にそれぞれ接続された2つの第1側板とを含み、
前記底部ケースは、前記第1取付板における第2取付板から離反する側に取り付けられ、前記底部ケースの長手方向の両端は、2つの前記第1側板と突き合わすまでそれぞれ延びていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型美容機器。
【請求項11】
第1キーアセンブリをさらに含み、前記ミドルフレームは、第3取付板をさらに含み、
前記第3取付板は、前記第1取付板の前記第2取付板から離反する側に設けられ、前記第1キーアセンブリは、前記第3取付板に設けられ、且つ少なくとも部分的に前記底部ケースの外に露出していることを特徴とする請求項10に記載の携帯型美容機器。
【請求項12】
前記第1キーアセンブリは、キー回路基板と、キー本体と、頂部が半透明であるキーケースと、前記キー回路基板に設けられた発光素子とを含み、
前記キー回路基板と前記発光素子は、前記処理回路に接続されており、
前記キーケースは、前記キー本体及び前記発光素子を覆い、前記キー本体と前記発光素子は、前記キー回路基板に取り付けられることを特徴とする請求項11に記載の携帯型美容機器。
【請求項13】
前記キーケースは、
全体が光透過体であるキーケースカバーと、
四周が遮光体であり且つ頂部に前記発光素子に対応する光透過孔を有するキーケース主体と、を含み、
前記発光素子の光線は、前記光透過孔を経て前記キーケースカバーから射出されることを特徴とする請求項12に記載の携帯型美容機器。
【請求項14】
前記キーケースの底部には、第2柱体が突出するように形成され、前記第2柱体内には、リブ板が設けられ、
前記キー本体は、前記第2柱体の中に嵌め込まれ、前記第2柱体の内部の前記リブ板は、前記キーケースに接触し、
前記キー本体の上方の前記キーケースを押圧することで、前記キー本体をトリガーすることができることを特徴とする請求項12に記載の携帯型美容機器。
【請求項15】
前記キーケースの底部には、第3柱体が突出するように形成され、前記第3柱体の内部には、リブ板が設けられ、前記リブ板は、前記第3柱体の内部を異なる空間に区切っており、
前記キー回路基板には、前記発光素子が少なくとも2つ設けられ、前記第3柱体の底部の空間の数は、前記キー回路基板における前記発光素子の数と同じであり、
各々の前記発光素子は、異なる空間に配置されており、
各々の前記発光素子が発する光は、対応する空間から射出されることを特徴とする請求項12に記載の携帯型美容機器。
【請求項16】
前記第1キーアセンブリは、前記キーケースの自由端と前記底部ケースとの間に接続される弾性部材を含み、
前記底部ケースの前記キーケースに向かう側には、複数の第1柱体を有し、前記弾性部材は、孔を有し、前記第1柱体は、前記孔に挿入されることを特徴とする請求項12に記載の携帯型美容機器。
【請求項17】
第2キーアセンブリをさらに含み、
前記第1キーアセンブリと前記第2キーアセンブリは、同じ前記キー回路基板に設けられ、
前記底部ケースには、第1貫通孔と第2貫通孔が設けられ、
前記第1キーアセンブリは、前記第1貫通孔から突出しており、前記第2キーアセンブリは、前記第2貫通孔から突出していることを特徴とする請求項12に記載の携帯型美容機器。
【請求項18】
支持面と第1ストッパ面とを有する第1支持台と、前記支持面に設けられる充電部材と、
前記第1支持台の前記第1ストッパ面の一方側に接続され、且つ第2ストッパ面を有する第2支持台と、を含み、
前記支持面は、前記ストッパ面と角度を有し、且つ前記ストッパ面と接続して凸状を形成しており、
前記第2ストッパ面と前記第1ストッパ面との間に角度を有し、且つ両者が凹みを形成しており、前記第2ストッパ面は、前記携帯型美容機器の前記フロントシェルアセンブリと前記電極に対して第1位置規制方向に沿って制限するために用いられ、前記第2ストッパ面と前記第1ストッパ面との間の前記凹みは、前記フロントシェルアセンブリの側面を積載するために用いられ、前記第1ストッパ面は、前記携帯型美容機器の前記フロントシェルアセンブリと前記リアケースとが接続する部位を第2位置規制方向に沿って制限するために用いられ、前記第1位置規制方向と前記第2位置規制方向のそれぞれの水平方向における成分は逆であることを特徴とする請求項1~17の何れか一項に記載の携帯型美容機器の充電台。
【請求項19】
前記支持面は、弧面であることを特徴とする請求項18に記載の携帯型美容機器の充電台。
【請求項20】
前記第2ストッパ面に設けられて、光を放出して前記携帯型美容機器を消毒するために用いられる消毒ランプをさらに含むことを特徴とする請求項18または19に記載の携帯型美容機器の充電台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、電子機器の技術分野に関し、特に携帯型美容機器及びその充電台に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市販されている美容機器は操作ヘッド、光/電気発生回路を含み、操作ヘッドには光/電気発生回路の出力面があり、光/電気発生回路が発生した光または電気が皮膚に到達した後、皮膚を処理し、皮膚を改善する効果を実現することができる。
【0003】
市販されている美容機器製品は、2つ部分のケースが互いに係合することで形成され、ケースの内部にキャビティが形成されている。また、電極、光源、電池、回路基板などの各種の電気回路と美容機能を実現する構造部品を同じ収容空間に置く。これにより、美容機器製品の内部構造が混乱し、空間利用率が低く、体積が大きく、且つ製品の構造強度を保証することは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の不足に鑑み、本願発明は、美容機器の内部の空間利用率を向上させ、製品の体積を減少させるとともに、構造の強度を両立させることができる携帯型美容機器及びその充電台を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本願発明は、次のような技術的解決策を採用している。
【0006】
携帯型美容機器であって、
第1方向に沿って延びる第1取付板と第2方向に沿って延びる第2取付板とを含むミドルフレームと、
第1取付板を少なくとも部分的に包囲し、前記第1取付板と取り囲んで第2収容空間を形成するリアケースと、
前記第2取付板の前記リアケースとは反対側を向く一方側に設けられて、前記第2取付板と取り囲んで第3収容空間を形成するフロントシェルアセンブリと、
前記第3収容空間の内部に設けられ、且つ少なくとも部分的に前記フロントシェルアセンブリの外に露出している電極と、
前記第2収容空間の内部に設けられ、且つ前記電極と接続されて、前記電極を駆動して放電させる処理回路と、を備える。
【0007】
1つの態様によれば,
前記リアケースは、前記第1取付板の反対の両側にそれぞれ取付けられた第1サイドケース、第2サイドケースと、
前記第1サイドケースは、前記第1取付板、前記第2取付板と取り囲んで第1収容空間を形成し、前記第2サイドケースは、前記第1取付板、前記第2取付板と取り囲んで第2収容空間を形成している。
【0008】
1つの態様によれば、第1シール部材をさらに含み、
前記第1シール部材は、一体に設けられた第1シールバーと2つの第2シールバーとを含み、
前記第1シールバーは、前記第2取付板の周側を少なくとも部分的に囲んで、前記第1サイドケースと前記第2取付板との間の隙間及び前記第2サイドケースと前記第2取付板との間の隙間を密封し、
2つの前記第2シールバーは、前記第1取付板の互いに反対側に位置する第1側辺、第2側辺と、前記第1サイドケース及び前記第2サイドケースのそれぞれとの間の隙間を密封するために用いられる。
【0009】
1つの態様によれば,
各前記第2シールバーは、前記第1取付板の前記第1側辺、前記第2側辺のいずれか一方の表裏両面に沿って延びるとともに、前記第1サイドケースと前記第2サイドケースに接触し、
または、2つの前記第2シールバーは、それぞれ前記第1取付板の2つの対向する表面に沿って延び、前記第1取付板の2つの対向する表面と前記第1サイドケース、前記第2サイドケースとの間の隙間をそれぞれ密封する。
【0010】
1つの態様によれば,前記第1取付板は、第1板体と、前記第1板体の反対側にそれぞれ接続された2つの第1側板とを含み、各前記第1側板の幅は、前記第1板体の厚さよりも大きく、各前記第2シールバーは、一方の前記第1側板の縁部に設けられ、
2つの前記第1側板の前記第2取付板隣接する端部は、前記第1シールバーを対称な2つの部分に分離し、各部分の前記第1シールバーは、それぞれ1つの前記第1側板から別の前記第1側板まで延びる。
【0011】
1つの態様によれば、前記第1側板の側辺には、その長手方向に延びる第1引き回し溝が開設され、前記第2取付板の周側には、その周縁を囲むように延びる第2引き回し溝が開設され、2つの前記第1側板の前記第1引き回し溝と前記第2引き回し溝は、連通し閉じられた立体構造をなす環状溝を形成し、
前記第1シールバーは前記第2引き回し溝に嵌設され、前記第2シールバーは前記第1引き回し溝に嵌設される。
【0012】
1つの態様によれば、前記第1サイドケース及び前記第2サイドケースの内壁における前記環状溝に対応する位置には、前記環状溝と嵌合する第1突出リブが設けられ、前記第1突出リブは、前記第1シールバーを前記第2引き回し溝内に圧着する。
【0013】
1つの態様によれば、前記フロントシェルアセンブリは、フロントケースと環状ケースとを含み、
前記環状ケースは、前記フロントケースと前記第2取付板との間に位置して、前記フロントケースと前記第2取付板とを接続し、
前記フロントケース及び/又は前記環状ケースの側面には、窪みのラジアンが形成されている。
【0014】
1つの態様によれば、前記携帯型美容機器は、前記環状ケースと前記第2取付板との間の隙間に封止する第2シール部材と、
前記第1シールバーと前記第2シール部材との間、及び/または、2つの前記第2シールバーの間に連接される連結リブと、をさらに含む。
【0015】
1つの態様によれば、底部ケースをさらに含み、
前記第1取付板は、第1板体と、第1板体の対向する両側にそれぞれ接続された2つの第1側板とを含み、
前記底部ケースは、前記第1取付板における第2取付板から離反する側に取り付けられ、前記底部ケースの長手方向の両端は、2つの前記第1側板と突き合わすまでそれぞれ延びている。
【0016】
1つの態様によれば、第1キーアセンブリをさらに含み、前記ミドルフレームは、第3取付板をさらに含み、
前記第3取付板は、前記第1取付板の前記第2取付板から離反する側に設けられ、前記第1キーアセンブリは、前記第3取付板に設けられ、且つ少なくとも部分的に前記底部ケースの外に露出している。
【0017】
1つの態様によれば、前記第1キーアセンブリは、キー回路基板と、キー本体と、頂部が半透明であるキーケースと、前記キー回路基板に設けられた発光素子とを含み、前記キー回路基板と前記発光素子は、前記処理回路に接続されており、
前記キーケースは、前記キー本体及び前記発光素子を覆い、前記キー本体と前記発光素子は、前記キー回路基板に取り付けられる。
【0018】
1つの態様によれば、前記キーケースは、全体が光透過体であるキーケースカバーと、キーケース四周が遮光体であり、頂部に前記発光素子に対応する光透過孔を有するキーケース主体とを含み、前記発光素子の光線は、前記光透過孔を経て前記キーケースカバーから射出される。
【0019】
1つの態様によれば、前記キーケースの底部には、第2柱体が突出するように形成され、前記第2柱体内には、リブ板が設けられ、
前記キー本体は、前記第2柱体の中に嵌め込まれ、前記第2柱体の内部の前記リブ板は、前記キーケースに接触し、
前記キー本体の上方の前記キーケースを押圧することで、前記キー本体をトリガーすることができる。
【0020】
1つの態様によれば、前記キーケースの底部には、第3柱体が突出するように形成され、前記第3柱体の内部には、リブ板が設けられ、前記リブ板は、前記第3柱体の内部を異なる空間に区切っており、
前記キー回路基板には、前記発光素子が少なくとも2つ設けられ、前記第3柱体の底部の空間の数は、前記キー回路基板における前記発光素子の数と同じであり、
各々の前記発光素子は、異なる空間に配置されており、
各々の前記発光素子が発する光は、対応する空間から射出される。
【0021】
1つの態様によれば、前記第1キーアセンブリは、前記キーケースの自由端と前記底部ケースとの間に接続される弾性部材を含み、
前記底部ケースの前記キーケースに向かう側には、複数の第1柱体を有し、前記弾性部材は、孔を有し、前記第1柱体は、前記孔に挿入される。
【0022】
1つの態様によれば、前記携帯型美容機器は、第2キーアセンブリをさらに含み、
前記第1キーアセンブリと前記第2キーアセンブリは、同じ前記キー回路基板に設けられ、
前記底部ケースには、第1貫通孔と第2貫通孔が設けられ、
前記第1キーアセンブリは、前記第1貫通孔から突出しており、前記第2キーアセンブリは、前記第2貫通孔から突出している。
【0023】
本願のもう1つの目的は、携帯型美容機器の充電台を提供することである。当該携帯型美容機器の充電台は、支持面と第1ストッパ面とを有する第1支持台と、前記支持面に設けられる充電部材と、
前記第1支持台の前記第1ストッパ面の一方側に接続され、且つ第2ストッパ面を有する第2支持台と、を含み、
前記支持面は、前記ストッパ面と角度を有し、且つ前記ストッパ面と接続して凸状を形成しており、
前記第2ストッパ面と前記第1ストッパ面との間に角度を有し、且つ両者が凹みを形成しており、前記第2ストッパ面は、前記携帯型美容機器の前記フロントシェルアセンブリと前記電極に対して第1位置規制方向に沿って制限するために用いられ、前記第2ストッパ面と前記第1ストッパ面との間の前記凹みは、前記フロントシェルアセンブリの側面を積載するために用いられ、前記第1ストッパ面は、前記携帯型美容機器の前記フロントシェルアセンブリと前記リアケースとが接続する部位を第2位置規制方向に沿って制限するために用いられ、前記第1位置規制方向と前記第2位置規制方向のそれぞれの水平方向における分量は逆である。
【0024】
1つの態様によれば、前記支持面は、弧面である。
【0025】
1つの態様によれば、前記携帯型美容機器の充電台は、前記第2ストッパ面に設けられて、光を放出して前記携帯型美容機器を消毒するために用いられる消毒ランプをさらに含む。
【0026】
本願発明は、2つの異なる方向にそれぞれ延びて接続された第1取付板と第2取付板との組み合わせによってミドルフレームを構成する。このミドルフレームをフロントシェルアセンブリ、後殻の取付本体として利用し、且つミドルフレームを介してハウジングを異なる収容空間に隔てる。ことにより、電極と処理電気回路などを異なる収容空間にそれぞれ置いて、美容機器の全体構成の強度を向上させつつ、美容機器の内部の空間利用率を高め、製品の体積を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器のミドルフレームを示す構造概略図である。
【
図2】
図1に示した携帯型美容機器の一種のフロントケースの概略図である。
【
図3】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の電気回路の構成を示す図である。
【
図4】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の第1シール部材の構造を示す図である。
【
図5】本願の一実施形態において、1つの視野角から見た携帯型美容機器の構造を示す分解図である。
【
図7】本願の一実施形態の別の視点から見た携帯型美容機器の構造を示す分解図である。
【
図8】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器のハウジングの断面図である。
【
図11】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の全体構成を示す図である。
【
図12】本願の別の実施形態に係る携帯型美容機器の電気回路の構成を示す図である。
【
図13】本願の他の実施形態に係る携帯型美容機器の第1シール部材の構造を示す概略図である。
【
図14】本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の第1収容空間の内部構造を示す図である。
【
図15】
図14に示した携帯型美容機器の1つの視野角での第1キーアセンブリの構造概略図である。
【
図16】
図14に示した携帯型美容機器の別の視野角での第1キーアセンブリの構造概略図である。
【
図17】本願の他の別の実施形態に係るミドルフレームの構造概略図である。
【
図18】本願の一実施形態に係る充電台の構成図である。
【
図19】本願の一実施形態に係る充電台の断面図である。
【
図20】本願の一実施形態による充電台と美容機器との嵌合状態を示す図である。
【
図21】本願の一実施形態による美容機器を充電台にインストールする場合の模式図である。
【
図22】本願の他の別の実施形態に係る充電台の構造模式図である。
【
図24】本願の一実施形態に係る充電台の電気回路の概略図である。 本願目的の実現、機能特徴及び利点は具体的な実施例に合わせて、図面を参照してさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本願発明では、用語「設置」、「設けられる」、「接続」は広義に理解されるべきである。例えば、固定接続、取り外し可能な接続または一体的な構造であってもよい。また、機械的接続でもよいし、電気的接続でもよい、直接接続されていてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよいし、2つの装置、要素または構成要素間の内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて本願明細書における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
【0029】
用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内」、「外」、「軸方向」、「径方向」、「周り方向」などが示す方位や位置関係は、図面に基づいて示されたものであり、単に本願の説明を容易にし、説明を簡略化するためであり、デバイスまたは素子が特定の方位を持ち、特定の方位で構成されて動作する必要があることを示したり暗示したりするのではない。従って、本願に対する制限と理解できない。
【0030】
さらに、用語「第1」、「第2」は目的を説明するためだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするとは理解できない。従って、「第1」、「第2」を規定する特徴は、少なくとも1つの特徴を明示的または暗黙的に含むことができる。本願の説明において、「複数」は、特に具体的な限定がない限り、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0031】
また、上記の部分的な用語は、方位関係や位置関係を表すために使用することができるほか、他の意味を表すために使用することもできる。例えば、「上」という用語は、場合によってはある依存関係や接続関係を表すために使用することもできる。これらの用語の本願における具体的な意味は、当業者にとっては、状況に応じて理解することができる。
【0032】
本願の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下に図面及び実施例に合わせて、本願についてさらに詳細に説明する。本明細書に記載された具体的な実施形態は、本願を説明するだけに使用され、本願を限定するために使用されないことを理解されたい。
【0033】
図1は、本願の一実施形態に係る携帯型美容機器のミドルフレームを示す構造概略図である。
図2は、
図1に示した携帯型美容機器の一種のフロントケースの概略図である。
【0034】
図1、
図2及び
図8に示すように、本実施形態の美容機器は、ミドルフレーム100、第1サイドケース200及び第2サイドケース300、フロントシェルアセンブリ40及び電極500を備える。ミドルフレーム100は、第1方向10に沿って延びる第1取付板110と、第2方向20に沿って延びる第2取付板120とを有する。第1取付板110は、互いに反対側を向くように配置された第1側辺111、第2側辺112と、第1側辺111と第2側辺112との間を接続する第3側辺113(第2取付板120により遮られる)とを有する。第2取付板120は、互いに反対側を向くように配置された第1表面121と第2表面122とを有し、第2表面122を介して第1取付板110の第3側辺113に接続されている。第1サイドケース200と第2サイドケース300は、それぞれ第1取付板110の反対側の両側に取り付けられ、且つ第2取付板120と共同で取り囲んで、第1取付板110によって分けられる第1収容空間1500と第2収容空間1600とを形成している。即ち、第1収容空間1500と第2収容空間1600は、それぞれ第1取付板110の2つの異なる側に位置している。フロントシェルアセンブリ40は、フロントケース400を含む。フロントシェルアセンブリ40は、第2取付板120の第2表面122の反対側に配置され、且つ第2取付板120の第1表面121と取り囲んで第3収容空間1700を形成している。電極500は、フロントケース400に設けられ、その一部がフロントケース400の中に設けられ、且つ少なくとも一部がフロントケース400の外に露出している。
【0035】
本実施例のハウジング10は、第1サイドケース200、第2サイドケース300及びフロントシェルアセンブリ40を含む。ミドルフレーム100を取付本体とすることにより、第1サイドケース200、第2サイドケース300及びフロントシェルアセンブリ40は、それぞれミドルフレーム100の異なる部位に接合されている。第1サイドケース200、第2サイドケース300及びフロントシェルアセンブリ40は、第1取付板110と共同で携帯型美容機器のハウジングの主要な構成部分をなす。第1サイドケース200、第2サイドケース300及びフロントシェルアセンブリ40は、第1取付板110が露出した表面、第2取付板120が露出した一回りの側辺と共同で携帯型美容機器の外観面を構成し、美容機器の組み立てを容易にすることができる。しかも、第1サイドケース200、第2サイドケース300の形状がほぼ同じであるため、美容機器のケースをより規則的な形状にして、ユーザがよりスムーズに掴むことができるようにしている。
【0036】
図8を参照すると、本願の携帯型美容機器の別の実施形態によるハウジングの側面の断面図である。
図2と
図8に示すように、第1サイドケース200と第2サイドケース300は共同でサイドケースを構成し、後文ではリアケース400Bとも呼ばれる。サイドケースは、2つの互いに反対側に位置する凹みを有している。つまり、第1サイドケース200、第2サイドケース300には、それぞれ1つの凹みRを有する。これと同時に、フロントシェルアセンブリ40のサイドケースに隣接する箇所には、環状溝Cを有する。凹みRと環状溝Cは、人間工学に適合し、ユーザが使用中に美容機器を把持して、手から離脱させないようにするのに有利である。
【0037】
一実施形態において、
図1に示すような第1方向10と第2方向20とは、互いに対して垂直である。例示的には、第1方向10は、携帯型美容機器の中軸線に対して平行である。第2方向20は、携帯型美容機器の中軸線に対して垂直である。
【0038】
一実施形態において、第1取付板110、第2取付板120は、略板体であってもよいし、凹凸構造を有する棚体であってもよいし、透かし彫りの構造であってもよい。
【0039】
オプションとして、第1取付板110の第3側辺113は、第2取付板120の中間位置に接続されている。
【0040】
さらに
図3に関連して、オプションとして、携帯型美容機器は、処理回路L1、エネルギー蓄積回路L2、充電モジュールL3及びアダプターボードL0などを含む。処理回路L1は電極500を駆動して放電させるために用いられ、エネルギー蓄積回路L2は携帯型美容機器に必要なエネルギーを蓄積するために用いられ、充電モジュールL3はエネルギー蓄積回路L2にエネルギーを入力するために用いられる。処理回路L1、エネルギー蓄積回路L2及び充電モジュールL3は、第1収容空間1500と第2収容空間1600との一方に併設されていてもよいし、第1収容空間1500と第2収容空間1600のそれぞれに設置されていてもよい。
【0041】
例えば、エネルギー蓄積回路L2は第1収容空間1500に配置され、処理回路L1と充電モジュールL3は第2収容空間1600に配置され、アダプターボードL0は第3収容空間1700に設置され、且つ電極500に接続される。処理回路L1は、アダプターボードL0を介して無線周波数電流及び/又はマイクロ電流を電極500に出力することにより、電極500が人体皮膚に接触した際に皮膚を美容ケアする。
【0042】
図2のように、例示的には、電極500は、ハウジング10のフロントケース400の端部と側部との接続領域に設けられた第1電極510と、フロントケース400の端部に設けられた第2電極520と、フロントケース400の端部または側部に設けられた第3電極530とを含む。第3電極530は、無線周波数電流またはマイクロ電流を発生して、第1電極510と第1電極対を形成し、電流を発生して皮膚を刺激し、皮膚を改善することができる。また、第2電極520の数は少なくとも2つがであり、第2電極対を形成する。第1電極対と第2電極対は、それぞれ単独で皮膚に対して放電してもよいし、一緒に皮膚に対して放電してもよい。ユーザは、美容機器のモードを調節して、電極対の放電量を制御することで、美容機器の美容強度を制御することができる。
【0043】
第1電極510と第2電極520は、それぞれ皮膚に作用する電流を放出して、美容機器の電流が放射可能な生体部位の範囲を拡大することができる。例えば、ユーザは、美容機器の側部を手に持ち、美容機器の端部を皮膚に接触させ、第2電極520と第1電極510の部分を放電することができる。ユーザが小鼻及びその周りの生体部位を刺激したい場合は、第1電極510が小鼻にフィットするように美容機器を傾けることができる。さらに例えば、ユーザが美容機器を用いて面積の小さい局所皮膚を処理したいだけであれば、美容機器を傾けて、第1電極510を皮膚に貼り合わせて、局所皮膚を刺激することができる。
【0044】
または、端部と側部は120度未満の角度を有し、接続領域は端部と側部との間の折り曲げ領域であり、第1電極510の数は2つであり、いずれも折り曲げ領域の折り曲げ線に沿って延びている。各第1電極510は、一部が端部に位置し、一部が折り曲げ線にあり、残りの部分は側部に位置している。勿論、折り曲げ線を無視すると、各第1電極510の一部が端部に位置し、残りの部分が側部に位置していると考えてもよい。例えば、美容機器の端部と側部の角度は、110度、70度であってもよい。本実施例では、端部と側部との間の角度は120度未満であり、美容機器を用いて例えば小鼻のような折り曲げ角度のある皮膚を美容する際に、その部位の皮膚によりよくフィットして、その部位の皮膚を引き締めることができる。
【0045】
美容機器の使用過程では、電極500はマイクロ電流を発生して、皮膚に作用して、皮膚を刺激することで、皮膚を引き上げて、引き締めて、老化防止に有効な効果を奏することができる。ここで、第1電極510は、フロントケース400の端部と側部に同時に設けられた弧形状の電極ストリップを2つ含む。第1電極510が弧形状の電極ストリップであるため、この設計は電極ストリップを顔のラインによりフィットさせることができ、特に顔のほうれい線の凹みにフィットすることができる。そこで、肌を引き上げ、引き締める効果がより良い。
【0046】
勿論、他の実施形態では、第1電極510は、必ずしも折り曲げ領域の折り曲げ線に沿って延びるとは限らない点状電極であってもよい。
【0047】
オプションとして、エネルギー蓄積回路L2は、容量、電池などであってもよい。
【0048】
異なるコンポーネントを携帯型美容機器の異なる収容空間に配置することにより、コンポーネントが動作中に温度が上昇し、他のコンポーネントの正常な動作に影響を与えることを防止できるだけでなく、各コンポーネントを携帯型美容機器の内部によりよく固定することができる。
【0049】
図3は、本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の電気回路の構成を示している。
図8は、本願の一実施形態に係る携帯型美容機器のハウジングの断面図である。
図10は、
図8の他の部分拡大図である。
【0050】
図3、8及び
図10に示すように、一実施形態において、処理回路L1は電極500と協働し、処理回路L1を通じて電極500にマイクロ電流及び/又は無線周波電流を提供し、それによって肌を刺激し、或いは光治療ランプと組み合わせて光にて肌を照射するなどの方法によって、迅速に肌を引き上げること、強力なアンチエイジング、皮膚をポンポンと引き締めること、3分間のV顔、ほうれい線を淡水化するなどの効果を実現することができる。
【0051】
一実施形態において、処理回路L1、エネルギー蓄積回路L2、充電モジュールL3、電極500などの複数のコンポーネントの協力の下で、充電モジュールL3はエネルギー蓄積回路L2を通じて携帯型美容機器に電気エネルギーを供給することができ、携帯型美容機器は処理回路L1を通じて電極500にマイクロ電流と無線周波電流を提供することができ、それによって肌を刺激するかまたは光治療灯と組み合わせて光にて肌を照射するなどの方式で、迅速に肌を引き上げること、強力なアンチエイジング、皮膚をポンポンと引き締めること、3分間のV顔、ほうれい線を淡水化するなどの効果を実現することができる。
【0052】
図4は、本願の一実施形態に係る携帯型美容機器の第1シール部材の構造を示している。
図1及び
図4に示すように、一実施形態において、携帯型美容機器は、第1シールバー610と第2シールバー620とを一体的に接続した第1シール部材600をさらに含む。ここで、第1シール部材600が携帯型美容機器に取り付けられた後、第1シールバー610は、第2取付板120の周りを少なくとも部分的に囲んで、第2取付板120の周方向縁に包まれ、第1サイドケース200と第2取付板120との間の隙間、及び第2サイドケース300と第2取付板120との間の隙間を密封する。
【0053】
例示的には、第1シール部材600は、第1シール部材600は、第1取付板110の互いに反対側を向く第1側辺111、第2側辺112にそれぞれ位置する2つの第2シールバー620を含む。一方の第2シールバー620は、第1取付板110の第1側辺111の表裏両面に沿って延びる。他方の第2シールバー620は、第1取付板110の第2側辺112の表裏両面に沿って延びる。即ち、2つの第2シールバー620は、それぞれ第1側辺111、第2側辺112のうちの1つの表裏両面に包まれる。各第2シールバー620は、何れも第1サイドケース200、第2サイドケース300に同時に接触する。2つの第2シールバー620は、第1取付板110に第1サイドケース200、第2サイドケース300を取り付ける際に、第1サイドケース200と第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112との隙間、及び第2サイドケース300と第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112との隙間を密封するために用いられる。例えば、第2シールバー620の長さは、第1取付板110と第1サイドケース200、第2サイドケース300との間の継ぎ目を完全に密封するために、対応する第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112の長さと一致することができる。
【0054】
一実施形態において、第1シール部材600は、隙間の発生を減少させ、より良い防水防塵効果を実現し、ミドルフレーム100とより良く貼り合わせるために、ミドルフレーム100と一体成形されてもよい。
【0055】
一実施形態において、第1シール部材600は、一体成形された3次元構造であってもよく、且つ構造及び形状がミドルフレーム100の輪郭にマッチングしているので、ミドルフレーム100とよりよく貼り合わせることができる。即ち、第1シールバー610は第2取付板120の縁にリング状に配置され、第2シールバー620は第1側辺111、第2側辺112の幅方向の縁にリング状に配置される。第1サイドケース200、第2サイドケース300が第1取付板110の両側に取り付けられた後、第1サイドケース200及び第2サイドケース300はそれぞれ第2シールバー620、第1シールバー610を第1取付板110、第2取付板120の表面に圧着する。即ち、第1サイドケース200及び第2サイドケース300の各々は、第1シールバー610を第2取付板120の表面に圧着し、第1サイドケース200及び第2サイドケース300の各々は、第2シールバー620を第1取付板110の対向する第1側辺111、第2側辺112の側端面にそれぞれ圧着する。
【0056】
第1シールバー610は、第1サイドケース200と第2取付板120との間の隙間、第2サイドケース300と第2取付板120との間の隙間から第1収容空間1500及び第2収容空間1600の中に水や埃などが入り込むのを防止することができる。第2シールバー620は、第1サイドケース200と第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112との間の隙間、及び第2サイドケース300と第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112との間の隙間から第1収容空間1500と第2収容空間1600の中に水や埃などが入り込むのを防止することができる。従って、本実施形態は、第1シール部材600とミドルフレーム100との密着により携帯型美容機器のハウジングの表面に隙間が発生することを回避し、より良好な防水防塵効果を実現した。
【0057】
一実施形態において、
図1に示すように、第1取付板110は、第1板体115と、第1板体115の対向する左右両側にそれぞれ連結される2つの第1側板116とを含む。第1側板116の幅方向の両端にはいずれも第1側辺111を有し、第2側辺112の幅方向の両端にはいずれも第2側辺112を有する。
【0058】
このように、第1板体115は、各第1側板116を第1板体115の前、後2つの異なる側に位置する第1側辺111と、第1板体115の前、後2つの異なる側に位置する第2側辺112とに区切り、且つ第1板体115の区切り作用によって、第1サイドケース200、第2サイドケース300と組み合わせて第1収容空間1500と第2収容空間1600とを形成する。
【0059】
一実施形態において、
図4に示すように、第1シールバー610は2つの切欠きを有する環状シールバーであり、環状に近似する第1シールバー610は、2つの切欠きで対称な2つの部分、即ちそれぞれ円弧状の第1部分と第2部分に分割される。第2シールバー620はU字状を呈し、各第2シールバー620は、第1シールバー610の1つの切欠きに対応して接続され、第1シールバー610と閉じた環状に接続されている。ここで、第1取付板110の2つの第1側板116の幅はいずれも第1板体115の厚さよりも大きい。第1取付板110の前後や両側(即ち、
図1の第1取付板110に垂直な方向)にはそれぞれ第1側辺111、第2側辺112を有する。2つの切欠きは、それぞれ2つの第1側板116における第2取付板120に近接する一端に対応している。2つの第1側板116の第2取付板120に近接する端部は、環状に近似する第1シールバー610を対称な2つの部分に分割する。
【0060】
具体的には、第1シール部材600がミドルフレーム100に取り付けられたときに、第1シールバー610は第2取付板120の縁にリング状に配置され、第2シールバー620は第1側板116の縁にリング状に配置される。即ち、第1シール部材600の2つの切欠きは、それぞれ2つの第1側板116を退避し、第1シールバー610の第1部分と第2部分は、2つの第1側板116の間にそれぞれ延びている。即ち、一方の第1側板116から他方の第1側板116まで延びているが、2つの第1側板116の異なる側に位置する。各第2シールバー620の一端は前記第1部分の一端に接続され、各第2シールバー620の他端は第1側板116の縁に沿って一回り延びた後、前記第2部分の一端に接続し戻す。
【0061】
オプションとして、
図4に示すように、連結リブ630は、2つのシールバーを一体に連結して第1シール部材600を形成する。これにより、隙間を減らし、より良い防水機能を実現し、シール部材の組立工程を減らし、組立効率を高めることができる。または、2つの第2シールバー620の異なる部分の間に連結リブ630が接続されていてもよい。
【0062】
オプションとして、第1取付板110は第1板体115を有していなくてもよく、2つの第1側板116はそれぞれ第2取付板120の左右両側に接続されている。第2シールバー620を設けることにより、第1サイドケース200と第1側辺111との間の隙間、第1サイドケース200と第2側辺112との間の隙間、第2サイドケース300と第1側辺111との間の隙間、第2サイドケース300と第2側辺112との間の隙間から第1収容空間1500と第2収容空間1600の中に水が入り込むのを防止することができる。
【0063】
図5は、本願の一実施形態の1つの視点から見た携帯型美容機器の分解構造を示している。
図6は、
図5の部分拡大図を示している。第1シールバー610を容易に取り付けるために、
図5及び
図6を参照しながら説明する。
【0064】
図5及び
図6に示すように、第1側板116の側辺には第1側板116の長手方向に沿って延びる第1引き回し溝710が開設され、第2取付板120の周縁にはその周縁を囲むように延びる第2引き回し溝720が開放される。第1側板116の第1引き回し溝710と第2取付板120の第2引き回し溝720は、互いに連通して閉鎖された立体構造の環状溝を形成する。第1シールバー610は、この環状溝内に嵌設されている。第2シールバー620は第1引き回し溝710内に嵌設されてもよく、第1シールバー610は第2引き回し溝720内に嵌設されてもよい。
【0065】
ミドルフレーム100の表面に引き回し溝を開設することにより、美容機器を組み立てる前に、予め第1シールバー610を固定し、その後、第1サイドケース200、第2サイドケース300及びフロントシェルアセンブリ40をミドルフレーム100に組み付けた後、第1サイドケース200或いは第2サイドケース300とミドルフレームとの隙間は同時に密封され、隙間ごとに個別にシール部材を設置する必要がなく、組立の利便性を高め、シールと防水防塵効果を保証でき、しかも、美容機器が防水機能を備えていることを前提に、美容機器の表面を平滑にし、突起を除去し、より美しくすることができる。
【0066】
図7は、
図5の視点と異なる携帯型美容機器の分解構造を示している。
図4、5、及び
図7に示すように、この携帯型美容機器は、環状ケース900、第2シール部材1000及び第3シール部材1100をさらに備える。フロントシェルアセンブリ40は、フロントケース400の他に、環状ケース900を含む。フロントケース400、環状ケース900及び第2取付板120は、第3収容空間1700を取り囲むように形成する。環状ケース900の外面には、環状溝Cが形成されてもよい。
【0067】
環状ケース900は、フロントケース400と第2取付板120との間に位置して、フロントケース400と第2取付板120とを接続する。第2シール部材1000は、環状ケース900と第2取付板120との間の隙間を密封するために、第2取付板120における第1取付板110の反対側の縁に延在して環状を形成する。第3シール部材1100は、フロントシェルアセンブリ40の一部と見なすことができる。第3シール部材1100は、環状ケース900とフロントケース400との間の隙間を密封するために、フロントケース400の環状ケース900に向かう縁に沿って延び、且つ環状を形成する。
【0068】
本実施形態では、環状ケース900と第2取付板120との間の隙間を第2シール部材1000でシールし、環状ケース900とフロントケース400との間の隙間を第3シール部材1100で密封することにより、フロントケース400と第2取付板120との間の空間に水が入り込み、回路基板などのコンポーネントが破壊されて美容機器が正常に動作しないことを回避することができる。
【0069】
他の実施形態では、第2シール部材1000及び第3シール部材1100は、省略されてもよい。
【0070】
図8は、本願の一実施形態に係る携帯型美容機器のハウジングの断面図である。
図9は、
図8の部分拡大図である。
【0071】
図5及び
図7~9に示すように、一実施形態において、第2取付板120は、第2板体123と第2側板124とを含む。第2側板124の一表面は、第2板体123の周側に接続されて環状板を形成する。環状板は、第2板体123における第1取付板の反対側の面に設けられる。環状板の第1取付板110と反対側を向く表面には、その縁に沿って延びる第3引き回し溝730が有する。第2シール部材1000は、第3引き回し溝730に設けられる。フロントケース400の環状ケース900に向かう表面には、その縁の内側に沿って延びる切欠き740が設けられる。第3シール部材1100は、切欠き740内に設けられる。
【0072】
フロントケース400が環状ケース900の一方側に取り付けられる際に、第3シール部材1100はフロントケース400と環状ケース900との間の隙間を密封する。環状ケース900が第2取付板120に取り付けられる際に、第2シール部材1000は環状ケース900と第2取付板120の第2側板124との間の隙間を密封する。
【0073】
第3シール部材1100をフロントケース400の環状ケース900の周縁に隣接する切欠き740に設けることにより、フロントケース400と環状ケース900との間の隙間からフロントケースに水が入り込むのを防止できるだけではなく、フロントケース400と環状ケース900の組み立てをより緊密にすることができる。
【0074】
他の実施形態では、第2取付板120には、第2板体123がなくてもよい。
【0075】
オプションとして、当該携帯型美容機器の連結リブは、第1シールバー610と第2シール部材1000との間、及び/または、第2シールバー620の異なる部分との間に接続される。連結リブの接続により、第1シールバー610が第2シール部材1000から離脱するのを防止し、美容機器の防水性を保証することができる。
【0076】
図10は、
図8の他の部分拡大図である。
図8及び
図10に示すように、一実施形態において、第1サイドケース200と第2サイドケース300との内壁における環状溝に対応する位置には、環状溝と互いに嵌合する第1突出リブ810が設けられる。第1サイドケース200及び第2サイドケース300は、第1突出リブ810と環状溝の協力によって第1取付板110、第2取付板120と組み付けられる。第1突出リブ810は、第1シールバー610を環状溝内にしっかりと押圧して、シール効果を保証することができる。
【0077】
環状ケース900の第2取付板120に向かう表面における第3引き回し溝730に対応する位置には、第3引き回し溝730と互いに嵌め合う第2突起リブ820が設けられている。環状ケース900は、第2突起リブ820と第3引き回し溝730の協力によって第2取付板120に組付けられる。環状ケース900のフロントケース400に向かう一端には、その側壁の外縁に沿って延びる係止スロットを有する。係止スロットは、それぞれ第3シール部材1100の対応する両面(即ち、内輪表面と端面)とそれぞれ当接する底部と壁部とを有する。
【0078】
このように、第1サイドケース200と第2サイドケース300は、いずれも第1突出リブ810を介して第1取付板110、第2取付板120に組付けられる。環状ケース900は、第3引き回し溝730と互いに嵌合して協力する第2突出リブ820を介して第2取付板120に組付けられる。さらに、環状ケース900のフロントケース400に向かう一端には、側壁の外縁に沿って延びる係止スロットを有する。フロントケース400と環状ケース900との組み立ては、係止スロットの内部の第3シール部材1100によってより緊密になる。
【0079】
本願の別の実施形態では、当該携帯型美容機器は、第4シール部材1200をさらに含む。ここで、フロントケース400には貫通孔が設けられ、第4シール部材1200が電極500に被覆され、電極500が貫通孔内に挿入され、電極500は第4シール部材1200を介してフロントケース400に密封される。第4シール部材1200により、電極500とフロントケース400とが接する隙間からフロントケース400の中に水が入り込むのを防止することができる。
【0080】
本願の別の実施形態では、電極500はフロントケース400と一体成形され、且つフロントケース400の外面に露出する。従って、電極500とフロントケース400との間には隙間が存在せず、シール部材による防水設計が不要となる。
【0081】
本願の一実施形態において、
図1、
図2及び
図11に関連して、この携帯型美容機器のハウジング10は、底部ケース1300をさらに含む。底部ケース1300は、第1取付板110の第2取付板120から離反する一端に取り付けられ、その長手方向の両端が2つの第1側板116に突き合わすまで延びている。底部ケース1300の取付が完了すると、底部ケース1300は、第1取付板110の第3側辺113に背を向けた部分を覆い、且つ第1サイドケース200と第2サイドケース300との間に位置する。底部ケース1300の幅方向の両端は、それぞれ第1サイドケース200、第2サイドケース300に突き合わされている。ここで、底部ケース1300と、第1サイドケース200と、第2サイドケース300と、第1取付板110の第1側板116との互いに隣接する表面が平らになり、滑らかに移行する製品表面を形成している。
【0082】
本願の別の実施形態では、前述の携帯型美容機器は、フロントケース400と第2取付板120との間に配置された光治療ランプを含む。ここで、フロントケース400は光透過部を有し、光治療ランプからの光は光透過部を介して出射される。光治療ランプは、光透過部から光を放出することができる。この光は、照射された皮膚部位の血液循環を加速させ、新陳代謝を促進し、細胞の活性を高め、組織の修復を助けることができるとともに、油脂の分泌及び皮膚の炎症を抑制し、角化層を調節することもできる。
【0083】
図12は、本願の別の実施形態に係る携帯型美容機器の電気回路の構成を示している。
図1、
図8及び
図12に示すように、前述の携帯型美容機器は、処理回路L1とエネルギー蓄積回路L2とを含む。処理回路L1は、第2収容空間1600に設置され、且つ電極500と接続されている。蓄積回路L2は、第1収容空間1500に設けられ、且つ処理回路L1に電力を供給する。ここで、第2取付板120の第1収容空間1500に対応する領域には、配線孔が設けられている。処理回路L1は、配線孔120Hを介して電極500に接続されている。
【0084】
エネルギー蓄積回路L2は、処理回路L1に電力を供給する。処理回路L1は、配線孔を介して電極500に接続されて、電極500の動作を制御し、且つ異なる動作モードの下で電極500が異なる電力または異なる電流を出力するように制御することで、異なる機能と効果を達成する。
【0085】
本願の別の実施形態では、充電モジュールL3はエネルギー蓄積回路L2に接続され、且つミッドフレーム100または第1収容空間1500、第2収容空間1600に設けられる。充電モジュールL3は、無線充電コイルまたは充電インタフェースを含む。
【0086】
充電モジュールL3は、エネルギー蓄積回路L2に電気エネルギーを供給し、且つエネルギー蓄積回路L2が一定のエネルギーを蓄積した後、エネルギー蓄積回路L2へのエネルギー輸送を停止する。同様に、エネルギー蓄積回路L2のエネルギーが一定の閾値まで低下すると、充電モジュールL3はエネルギー蓄積回路L2へのエネルギー輸送を開始する。
【0087】
図12は、本願の他の実施形態に係る携帯型美容機器の第1シール部材の構造を示している。
図1及び
図12に示すように、第1シール部材1400は、第1シールバー1410及び第2シールバー1420を有する。ここで、第1シール部材600が携帯型美容機器に装着された後、第1シールバー1410は第2取付板120の周側を少なくとも部分的に取り囲んで、第2取付板120の外周の縁に被覆されて、第1サイドケース200と第2取付板120との間の隙間、及び第2サイドケース300と第2取付板120との間の隙間を密封する。
【0088】
例示的には、第1シール部材1400は、2つの第2シールバー1420を有する。
図4の第1シール部材1400とは異なり、2つの第2シールバー1420は、それぞれ第1取付板110の対向する正、逆との2つの表面に位置している。各第2シールバー1420は、第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112に沿って延びる。2つの第2シールバー1420は、それぞれ第1サイドケース200と第1取付板110の第1側板116との間の隙間、第2サイドケース300と第1側板116との間の隙間を密封して、第1サイドケース200及び第2サイドケース300にそれぞれ接触している。
【0089】
第1シールバー1410は、それぞれ弧状を呈する第1部分と第2部分という対称的な2つの部分に隔てられている。1つの第2シールバー1420は、第1シールバー1410の前述の第1部分の一端から、第1取付板110の一方側の表面の縁に沿って一回り延び、且つ前述の第1部分の他端に接続し戻す。もう1つの第2シールバー1420は、第1シールバー1410の前述の第2部分の一端から、第1取付板110の他方側の表面の縁に沿って一回り延び、且つ前述の第2部分の他端に接続し戻す。即ち、各第2シールバー1420は、それぞれ第1部分と第2部分の一方の両端に接続されている。ここで、第2シールバー1420は、2つの第1側板116と底部ケース1300の引き回し溝に嵌め込まれている。
【0090】
このように、第1シール部材1400は、各々が第2取付板120の一方の表面輪郭を取り囲むように配置され、且つ第2取付板120と第1側板116との接続部位に対応して切欠きを形成する2つのシールバーによって構成される。2つのシールバーの第2取付板12の縁に沿って延びる部分を第1シールバー1410と見なすことができる。また、2つのシールバーは、それぞれ第2取付板120の異なる側の表面から、第1取付板110の第1側辺111、第2側辺112に沿って延在し、且つ一体に連結して閉鎖し、2つの第2シールバー1420を形成する。
【0091】
オプションとして、連結リブ1430は、2つのシールバーを一体に連結して第1シール部材1400を形成し、シール部材の組立工程を減少させ、組立効率を向上させることができる。
【0092】
第1シール部材1400を設けることにより、本実施形態の美容機器は、水が第1サイドケース200と第2取付板120との間の隙間、第2サイドケース300と第2取付板120との間の隙間、第1サイドケース200と第1側辺111との間の隙間、第1サイドケース200と第2側辺112との間の隙間、第2サイドケース300と第1側辺111との間の隙間、第2サイドケース300と第2側辺112との間の隙間から、第1収容空間1500と第2収容空間1600の中に入ることを防止できる。
【0093】
本願の別の実施形態では、前述の携帯型美容機器では、2つの収容空間があり、サイドケースが第1取付板110を取り囲み、両者が第1収容空間1500を形成し、フロントケース400と第2取付板120が第3収容空間1700を形成し、電極500がフロントケース400の中に配置される。例えば、当該携帯型美容機器では、ミドルフレーム100、サイドケース、フロントケース400及び電極500を含む。ミドルフレーム100は、第1方向10に沿って延びる第1取付板110と、第2方向20に沿って延びる第2取付板120とを有する。第1取付板110は、対向するように設けられる第1側辺111、第2側辺112と、第1側辺111と第2側辺112との間に連接される第3側辺と、を有する。第2取付板120は、互いに反対側に位置する第1表面121と第2表面122を有する。第2取付板120は、第2表面122を介して第1取付板110の第3側辺113に連接される。1つのサイドケースは、少なくとも第1取付板110を部分的に取り囲んで、第1収容空間1500を形成する。フロントケース400は、第2取付板120の第2表面122の反対側に配置され、且つ第2取付板120と第3収容空間1700を形成する。電極500は、フロントケース400に設けられ、且つフロントケース400の外側に少なくとも部分的に露出している。
【0094】
前の実施形態に比べて、本実施形態のサイドケースは1つしかなく、第1サイドケース200と第2サイドケース300の総称であってもよいし、第1サイドケース200または第2サイドケース300のみを含む構成であってもよいし、第1サイドケース200と第2サイドケース300が一体に接続された構成であってもよいし、第1サイドケース200または第2サイドケース300の変形構造であってもよい。
【0095】
オプションとして、処理回路L1、エネルギー蓄積回路L2及び充電モジュールL3などは、第1収容空間1500の中に配置される。電極500、アダプターボードL0などは、第3収容空間1700の中に設置される。しかも、アダプターボードL0は、電極500に接続される。処理回路L1は、アダプターボードL0を介して無線周波数電流またはマイクロ電流を電極500に出力する。
【0096】
他の実施形態では、処理回路L1は、第1収容空間1500、第2収容空間1600または第3収容空間1700の中に選択的に位置することができることを理解されたい。
【0097】
図14は、本願の一実施形態による携帯型美容機器の第1収容空間の内部構造を示す図である。
図15は、
図14に示す携帯型美容機器の1つの視野角での第1キーアセンブリの概略構成図である。
図16は、
図14に示す本願の携帯型美容機器の一実施形態による第1キーアセンブリの概略構成図である。
【0098】
図14~
図16に示すように、一実施形態において、前述の携帯型美容機器は、ハウジング10と、電極500と、処理回路L1と、第1キーアセンブリ3200とを含む。電極500の少なくとも一部は、皮膚に接触するためにハウジング10の表面に露出している。処理回路L1は、ハウジング10の内部に位置し、且つ電極500と電気的に接続される。第1キーアセンブリ3200の少なくとも一部は、ハウジング10表面に露出する(例えば、第1キーアセンブリ200の頂部の少なくとも一部はハウジング10表面において露出する)。
【0099】
ユーザは、第1キーアセンブリ3200を操作することにより、美容機器を異なる動作モード又はシフト位置に切り換えることができる。このとき、第1キーアセンブリ3200は、処理回路L1に信号を送信する。処理回路L1は、受信した信号に応じて電極500に出力する電流及び/又は電圧を制御し、電極500を対応する動作モードまたはパワー出力ポジションに切り換える。
【0100】
例示的には、第1キーアセンブリ3200は、キー回路基板3210と、キー本体3220と、キーケース3230と、少なくとも2つの発光素子3240とを有する。キー回路基板3210は、処理回路L1と接続される。発光素子3240は、キー回路基板3210及び/又は処理回路L1と接続されて、動作状態を示すために用いられる。キー本体3220と発光素子3240は、キー回路基板3210に実装される。キーケース3230は、キー本体3220及び発光素子3240を覆う。キーケース3230の少なくとも頂部の部分には、透光体が設けられる。キーケース3230の少なくとも側壁の部分には、遮光体が設けられる。
【0101】
一実施形態では、キーケース3230の底部には、第2柱体3238及び第3柱体3239が突出するように形成される。第2柱体3238及び第3柱体3239の内部には、リブ32300が設けられている。リブ32300は、第2柱体3238、第3柱体3239の内部を異なる空間に区切っている。
【0102】
組み立てが完了すると、キー本体3220が第2柱体3238内に嵌入され、第2柱体3238の内部のリブがキーケース3230に接触している。キー本体3220の上方のキーケース3230を押圧することで、キー本体3220をトリガーすることができる。第3柱体3239の底部の空間の数は、キー回路基板3210における発光素子3240の個数と同じである。発光素子3240毎に発光する光は、対応するエリアから出射する。
【0103】
上記の設置により、キーケース3230の下方の第2柱体3238は、キーケース3230をキー本体3220に固定でき、且つ第2柱体3238の内部のリブがキーケース3230に接触している。ユーザがキー本体3220の上方のキーケース3230の部位を押圧すると、キーケース3230が下向きに凹み、更に第2柱体3238の内部のリブによってキー本体3220を押圧してトリガーする。従って、ユーザは、キー本体3220の上方のキーケース3230を押すことでキー本体3220をトリガーすることができる。
【0104】
これと同時に、キーケース3230の下方の第3柱体3239によってキーケース3230を発光素子3240に固定し、且つリブによって第3柱体3239を発光素子3240の数に対応する異なる空間に分割し、各発光素子3240を異なる空間に配置するので、発光素子3240毎に発光された光は対応する空間から出射され、光を集める役割や光が交錯するのを防止する役割を果たす。
【0105】
しかしながら、これまでの関連技術では、美容機器のキー(キー本体3220)とインジケータランプ(発光素子3240)が別個に設けられていて、構成が好ましくなかった。本願発明は、キー(キー本体3220)と動作状態を指示する発光素子(発光素子3240)とを集約するため、構成は最適化され、比較的簡単になる。
【0106】
ユーザは、第1キーアセンブリ3200におけるキー本体3220を押圧してトリガーすることで、キー本体3220に対応するキー回路基板3210に応じて、美容機器の動作モード及び/またはシフト位置を切り替えることができる。キー回路基板3210は、対応するキー本体3220により生成されたキー情報を処理回路L1に送出する。この同時に、キー回路は発光素子3240の発光を制御し、異なるキー情報は異なる光線に対応している。例えば、シフト位置1の引き上げモードでは、1つの発光素子240のみが赤色光を発し、シフト位置2の無線周波数モードでは、2つの発光素子3240が青色光を発する。一方、処理回路L1は、キー情報に基づいて美容機器を対応する動作モード及び/又はシフト位置に切り替えるよう制御する。
【0107】
さらに、一実施形態において、キーケース3230は、キーケースカバー3231とキーケース主体3232により構成される。キーケース主体3232は、頂部に第1キーアセンブリ3200の発光素子3240に対応する光透過孔3233を有する以外に、他の部分はいずれも光を透過しない。これにより、光線の漏れを防止できる。キーケースカバー3231は、全体として光透過体である。
【0108】
ここで、キーケースカバー3231は、キーケース主体3232の表面を覆っている。発光素子3240が発する光は、それに対応する光透過孔3233を通して射出する。これにより、キーケースカバー3231を介して発光素子3240の発光状況を見ることができる。
【0109】
一実施形態では、
図15及び
図16に示すように、キーケースカバー3231の背部の上部には、キーケース主体3232の上部のガイド溝3235に対応するストッパコラム3234を有する。しかも、キーケースカバー3231の下部には、キーケース主体3232の下部切り欠き3237に対応する位置決めブロック3236を有する。
【0110】
キーケースカバー3231の上部には、ストッパコラム3234を有し、キーケースカバー3231の下部には、位置決めブロック3236を有する。しかも、キーケース主体3232の上部には、ガイド溝3235を有する。キーケース主体3232の下部には、切り欠き3237を有する。キーケースカバー3231の下部の位置決めブロック3236をキーケース主体3232の下部の切り欠き3237に嵌め込まれるとともに、キーケースカバー3231の上部のストッパコラム3234をキーケース主体3232の上部のガイド溝3235に挿入することで、キーケース主体3232とキーケースカバー3231とを一体に固定することができる。
【0111】
キー本体3220が押下されてトリガーされると、キー本体3220の下方のキー回路基板3210が情報を受け取り、キー回路基板3210の上方の発光素子3240が異なる光を発するように制御する。ここで、発光素子3240の数と配置位置は、キーケース主体3232の光透過孔3233に対応しているので、発光素子3240が発した光はそれに対応する光透過孔3233を通って射出される。次に、キーケース主体3232の光透過孔3233の透光状況を、全体が透光するキーケースカバー3231を通して確認する。
【0112】
従って、キーケースカバー3231によってキーケース主体3232の光透過孔3233の透光状況を視認中に、キーケースカバー3231とキーケース主体3232は、発光素子3240が発する光の明るさを弱くして、光が眩しすぎるのを避けることができる。ユーザに発光素子3240の発光状況を明確に視認させることができるだけではなく、光を柔らかく快適なものとすることができる。
【0113】
一実施形態では、キーケース3230の発光素子3240に対応する部分には、導光路を有する。導光路の周囲は、遮光体である。例示的には、キーケースカバー3231及びキーケース主体3232は、発光素子3240に対応する部位において、光を集める役割を果たす突起状の円弧条を有する。このように、導光路は、各々の発光素子3240からの光は、キーケース3230の下方の第3柱体3239における各空間から放出して、対応するキーケース主体3232の光透過孔3233を通して、さらに全体が光を透過するキーケースカバー3231を通過する過程において経過する空間を言う。ここで、キーケース主体3232において、光透過孔3233を除いて、他の部分はいずれも光を透過しない(キーケース主体3232における光透過孔3233の周りが遮光体である)。そこで、本実施形態では、発光素子3240が発する光は、導光路を介して射出し、光線があまりにも眩し過ぎることを回避するとともに、照射中により光を絞って、ユーザがキーケース3230を通して発光素子3240が発する光を明瞭に見るようにしている。
【0114】
オプションとして、キーケース3230の頂部は半透明ケースであり、発光素子3240が発光しない時に外界の視線を遮り、人の目が内部の構造を見えなく、且つ発光素子3240の発光時に光線の少なくとも一部を透過させるように配置される。従って、発光素子3240の非発光時には、キーケース3230の頂部からは光線が射出されず、人の目に干渉しないとともに、美容機器の外観の意匠性を保つ。発光素子3240の発光時には、キーケース3230の頂部は一部の光線を透過する。例示的には、キーケース3230の頂部表面は電気めっき面又は塗装面であり、光線の輝度を弱くし、人の目に刺激を与えないとともに、高級感を体現することができる。
【0115】
オプションとして、キー本体3220とキーケース3230は一体成型されてもよい。これにより、キーのトリガーをより敏感にし、一体化された構造がより優れたものとなり、キー本体3220とキーケース3230との間の隙間が減少され、密封性が向上し、防水、防塵の能力が向上する。
【0116】
この実施例では、キーアセンブリによって異なる動作モードや出力パワーを切り替えることで、電極500を制御して肌を刺激する微電流や無線周波電流を発生させることができるだけではなく、光治療灯によって肌を照射するなどして肌を改善させることもできる。例えば、迅速な引き上げ、強力なアンチエイジング、ポンポンと引き締めり、3分間のV顔、ほうれい線の淡水化、目周りの引き締め、強靭な肌バリア、柔らかく滑らかで明るいなどの少なくともいずれかの美容効果を実現する。
【0117】
図17は、本願の他の実施形態に係るミドルフレームの構成を示している。さらに、
図1及び
図17に示すように、ミドルフレーム100は、第3取付板700をさらに含む。第3取付板700は、第1取付板110の第3側辺113から離れる側に設けられ、且つ第2方向20に沿って延伸する。第1キーアセンブリ3200は、第3取付板700の第2取付板120から離反する側に設けられる。
【0118】
図14に併せて参照すると、携帯型美容機器の作動中に、第1キーアセンブリ3200と電極500は、携帯型美容機器の両端にそれぞれ設けられ、且つ組み付け向きが逆であるため、ユーザは、携帯型美容機器を使用する過程において、不意なタッチや押圧に起因して、携帯型美容機器の作動モード及び/またはシフト位置が勝手に入れ替わることがなく、より使い勝手がよい。
【0119】
図11に示すように、底部ケース1300は、キーケース3230を露出させるための第1貫通孔1110を有する。キーケース3230は、第1貫通孔1110から突出している。
【0120】
オプションとして、第1キーアセンブリ3200が底部ケース1300の外部に露出する形態は多様である。例えば、キーケース3230の頂部が底部ケース1300の外部に露出する。または、第1キーアセンブリ3200のキーは、底部ケース1300の外に露出し、インジケータランプは底部ケース1300の内部に埋め込まれ、ユーザは底部ケース1300における透明部材や貫通孔を通して点灯状態のインジケータランプの数を見ることもできる。さらにまたは、第1キーアセンブリ3200のキー及びインジケータランプは、いずれも底部ケース1300内に埋め込まれている。
【0121】
このように、ユーザは、第1貫通孔1110から突出した第1キーアセンブリ3200により、美容機器のオン及び/またはオフを制御したり、異なる動作モードやシフト位置を切り替えたりすることができる。
【0122】
図14及び
図17に示すように、前述の携帯型美容機器は、第1取付板110の第3側辺113に背離する側に設けられ、且つ第3方向30に沿って延びる第4取付板800と、発光回路基板810とをさらに含む。発光回路基板810は、第4取付板800の第2取付板120から離反する側に設けられる。発光回路基板810の底部ケース1300に向かう側には、複数のインジケータランプが設けられている。
【0123】
このように、第4取付板800は、第3取付板700に隣接しており、且つ角度をなして設置されており、表示構造とキー制御構造を円形または略円形ハウジングの周縁に隣接して設置することができる。これにより、ユーザが携帯型美容機器を操作する際に対応する照明指示を見ることができ、ユーザが使用し易いようにすることができる。
【0124】
ここで、第1方向10、第2方向20及び第3方向30は、2つずつ異なっている。底部ケース1300の幾つかのインジケータランプに対応する位置には、インジケータランプの数と一致する数の光透過パターンが設けられる。幾つかのインジケータランプは、異なる美容モードを示すために使用される。
【0125】
幾つかのインジケータランプの光が底部ケース1300を透過して放出されると、どれだけのインジケータランプが発光しているかを見ることができ、インジケータランプが発する光は眩しすぎることを防ぎ、光を弱め、ユーザにより柔らかい光を見せることもできる。
【0126】
オプションとして、
図15及び
図16のように、前述の携帯型美容機器は、キー回路基板3210に配置された第2キーアセンブリ3300をさらに含む。
【0127】
第1キーアセンブリ3200、第2キーアセンブリ3300を同じキー回路基板3210に設置することにより、回路基板のコストを節約でき、組み立てがより便利であり、構造がより簡単である。あるいは、第1キーアセンブリ3200、第2キーアセンブリ3300は、それぞれ異なるキー回路基板に設けられてもよい。
【0128】
発光回路基板810は、第4取付板800に実装される。発光回路基板810におけるインジケータランプからの光は、底部ケース1300を介して外へ照射される。ユーザが第1キーアセンブリ3200、第2キーアセンブリ3300を介して美容機器をオンまたはオフにしたり、異なる動作モードとシフトを切り替えたりする場合、底部ケース1300内のインジケータランプが発する光によって、現在の美容機器の動作モードと動作状態を判断することができる。例えば、ユーザは、第2キーアセンブリ3300を長時間押圧し且つ予め設定された時間に達することによって、美容機器をオン及び/またはオフにすることができる。美容機器がオンされると、第2キーアセンブリ3300は白色光を発する。美容機器がオフされると、第2キーアセンブリ3300は発光しない。または、美容機器がオンしているときに、デフォルトの動作モードは肌引き上げモードであり、このとき、第2キーアセンブリ3300は白色光である。ユーザが動作モードを無線周波数モードに切り替えると、第2キーアセンブリ3300は赤色光である。または、動作モードが肌引き上げモードであり、第2キーアセンブリ3300が白色光である場合、デフォルトのシフト位置が1段であると、第1キーアセンブリ3200の発光素子3240は1つのみが発光し、これと同時に、発光回路基板810も1つのインジケータランプだけ発光させる。ユーザが第1キーアセンブリ3200のシフト位置を2段に調整すると、第1キーアセンブリ3200の発光素子3240は2つが発光し、発光回路基板810も2つのインジケータランプを発光させる。
【0129】
さらに
図16を参照すると、キーケース3230の一端は第1貫通孔1110の一方側に接続され、キーケース3230の他端は自由端である。第1キーアセンブリ3200は、キーケース3230の自由端と底部ケース1300との間に接続された弾性部材2000を含む。
【0130】
一実施形態において、底部ケース1300のキーケース3230に向かう側には、複数の第1柱体1310を有している。弾性部材2000は、孔2001を有する。第1柱体1310は、弾性部材2000における孔に挿入されて、第1キーアセンブリ3200を底部ケース1300に固定する。
【0131】
同様に、底部ケース1300は、第2貫通孔1120を有している。第2キーアセンブリ3300は、第2貫通孔1120から突出する。しかも、底部ケース1300と第2キーアセンブリ3300は、同様に第1柱体1310と弾性部材2000における複数の孔2001によって固定される。
【0132】
従って、ユーザは、第1貫通孔1110及び第2貫通孔1120から突出した第1キーアセンブリ3200、第2キーアセンブリ3300を介して、美容機器のオン/オフを制御したり、異なる動作モードやシフト位置などに切り替えたりすることができる。
【0133】
図18は、本願の一実施形態に係る充電台の構成を示している。
図19は、
図18に示した本願の一実施形態に係る充電台の断面図である。
図20は、本願の一実施形態に係る充電台と美容機器との嵌合状態を示す模式図である。
【0134】
図18~
図20に示すように、本願は、また、第1支持台91、充電部材92及び第2支持台93を含む充電台をさらに提供する。第1支持台91は、支持面911と第1ストッパ面912とを有する。支持面911とストッパ面912は、角度を有し、且つ互いに連接して凸状に形成されている。充電部材92は、支持面911に対応して設けられている。第2支持台93は、第1支持台91の第1ストッパ面912の一方側に接続され、且つ第2ストッパ面913を有する。第2ストッパ面913は、第1ストッパ面912と角度を有し、且つ凹みを形成する。第2ストッパ面913と第1ストッパ面912との間の前述の凹みは、フロントシェルアセンブリ40の側面を積載するために使用される。
【0135】
ここで、第2ストッパ面913は、スキンケア装置に、例えば、美容機器の操作ヘッド(即ち、フロントシェルアセンブリ40及び電極500)に対して第1位置規制方向01に沿って制限を行う。
【0136】
ユーザがスキンケア装置に充電する必要がある場合、スキンケア装置の電極500が付いたフロントシェルアセンブリ40の一端を第1ストッパ面912に対して平行または傾斜する位置規制方向から挿入するとともに、第1側板116における充電電極116Bを充電部材92に合わせることで、スキンケア装置に充電して、エネルギーを蓄積させることができる。これと同時に、第1ストッパ面912の凹みは、フロントシェルアセンブリ40の側面(ネック、即ち、フロントシェルアセンブリ40とリアケース400Bとが接続されている部位、例えばフロントケース400の側面及び/または環状ケース900の側面)のラジアンにぴったりと合致し、支持面911はスキンケア装置の端面を支持する役割を果たす。
【0137】
オプションとして、第1支持台91と第2支持台93との角度は、90度より大きい。第2ストッパ面913は、水平方向に対して傾斜する斜面である。
【0138】
第1支持台91と第2支持台93との角度の大きさは、スキンケア装置のフロントケース400と第1側板116との角度と同じである。しかも、第2ストッパ面913は、斜面である。これにより、スキンケア装置を充電台によりスムーズに置くことができ、スキンケア装置が充電台において横転して倒れるのを防止することができる。
【0139】
この実施例では、充電台を介してスキンケア装置に充電し、しかも、この装置は電極がマイクロ電流と無線周波電流を発生するように制御することで、皮膚を刺激して、皮膚を改善することができるだけではなく、光治療ランプを通じて肌を照射するなどの方法で、迅速な引き上げ、強力なアンチエイジング、ポンポンと引き締め、3分間のV顔、ほうれい線の淡水化、目周りの引き締め、強靭な肌バリア、柔らかく滑らかで明るいなどの少なくともいずれかの美容効果を実現することができる。
【0140】
図19~
図21に示すように、第2ストッパ面913は、凹み面である。凹み面の水平方向に直交する方向での寸法は、スキンケア装置の操作ヘッドの端面の寸法よりも大きい。凹み面の下方領域は、操作ヘッドの部分倣い面であり、そのサイズや形状がスキンケア装置の操作ヘッドの端面のサイズや形状に合致している。
【0141】
そこで、フロントケース400及びフロントケース400において露出した電極500は、いずれも第2ストッパ面913の中に嵌め込まれてよい。第2ストッパ面913は、フロントケース400を包む役割を果たし、スキンケア装置が使用されていない時間帯に、空気中の付着物がスキンケア装置の操作ヘッドに堆積することを防止し、スキンケア装置の操作ヘッドを清潔に保ち、細菌を繁殖させにくいようにする。
【0142】
この実施形態では、第1ストッパ面912が凹み面であり、且つスキンケア装置の首の部分的な倣い面であるため、第1ストッパ面912はちょうどフロントケース400の側面のラジアンにぴったりと合っている。これと同時に、支持面911は円弧面であり、且つスキンケア装置の側部の部分的な倣い面であるため、支持面911はスキンケア装置の第1側板116の側面ラジアンにぴったりと合っている。
【0143】
従って、スキンケア装置が充電台に正しく載置されると、スキンケア装置の第1側板116の側面は充電台の第1支持台91の支持体110に嵌め込まれて貼り合わされ、スキンケア装置の操作ヘッドは第2支持台93の第2ストッパ面913に嵌め込まれて貼り合わされる。幾つかの実施形態では、充電回路は、第1支持台91または第2支持台93の内部に設けられ、且つ充電部材92に接続されている。従って、充電回路は、充電台から入力される交流電力を直流電力に変換し、且つ充電部材92に直流電力を伝送する。また、スキンケア装置が充電台に正しく載置されると、スキンケア装置の第1側板116の充電電極116Bは、支持面911における充電部材92に対応し、充電部92から直流電力が送出される。しかも、スキンケア機器の充電電極116Bで伝送された直流電力を受信し、且つスキンケア装置の内部のエネルギー蓄積回路L2の中に電気エネルギーを蓄積する。
【0144】
スキンケア装置の内部のエネルギー蓄積回路L2に蓄積された電気量が予め設定された電気量値を超えると、充電台はスキンケア装置に充電しなくなる。スキンケア装置の内部のエネルギー蓄積回路L2に蓄積された電気量が予め定められた電気量値を下回ると、充電台はスキンケア装置に充電し、スキンケア装置に蓄積された電気量が予め定められた電気量値に達すると、充電台はスキンケア装置への充電を停止する。
【0145】
そのため、充電台でスキンケア装置を充電することにより、充電回路1401を充電台の中に設置することができる。これは、ユーザの充電の携帯性が向上し、ユーザはスキンケア装置にデータ線を挿入するなどしてスキンケア装置に充電する必要がなく、スキンケア装置を充電台に置くだけで、充電台はスキンケア装置に自動的に充電することができる。
【0146】
オプションとして、充電部材92は、導電性ニードルまたはコイルであってもよい。
【0147】
この実施形態では、磁気吸引アセンブリは、スキンケア装置を吸着するために、第1支持台91に設けられる。ユーザがスキンケア装置を第1支持台91に置くと、配置点に位置ずれが存在する可能性があるが、磁気吸引アセンブリは磁力の作用により偏差の位置と角度を補正し、放置中にスキンケア装置を正確な配置位置に自動的に調整することができる。一実施形態において、
図21のように、充電台は、充電台の底面の付着力を増加させるために、第1支持台91及び第2支持台93の下に配置された滑り止めマット1900を含む。
【0148】
充電台が平滑な平面に配置された時に、充電台と平滑な平面との間の摩擦力が小さく、充電台が平滑な平面で滑りやすいことを防止するために、第1支持台91と第2支持台93の下に滑り止めマット1900を設置し、充電台と平滑な平面との間の摩擦力を増加させることができる。スキンケア装置が充電台に置かれると、充電台はスキンケア装置から推力を受けるが、充電台の第1支持台91と第2支持台93の下に滑り止めマット1900を設けることで、充電台と平面間の摩擦力によって推力を部分的に緩衝させ、充電台を転倒しにくくすることができる。
【0149】
図22~
図24は、本願の他の実施形態に係る充電台を示している。この充電台は、消毒ランプ920、駆動回路930、制御回路940及び誘導接点950を含む。消毒ランプ920は、第2支持台93の第2ストッパ面913に設置され、放出された光線がスキンケア装置のフロントケース400に消毒することに用いられる。駆動回路930は、消毒ランプ920に電気的に接続される。制御回路940は、駆動回路930と充電回路1401とに電気的に接続され、且つ駆動回路930を制御するための第1制御信号と充電回路1401を制御するための第2制御信号を送信する。誘導接点950は、支持面、第1ストッパ面912または第2ストッパ面913に対応して配置され、且つ起動信号を制御回路940に送信するように制御回路940に電気的に接続されている。ここで、スキンケア装置は充電台の誘導接点950をトリガーし、制御回路940は誘導接点950から送信された起動信号を受信し、駆動回路930を制御するための第1制御信号、及び充電回路1401を制御するための第2制御信号を送信する。第1制御信号は、駆動回路930を制御して、消毒ランプ920を点灯させる。第2制御信号は、充電回路1401を制御して、スキンケア装置に充電する。
【0150】
制御回路940と電気的に接続され、皮膚ケアデバイスが充電台の誘導接点950をトリガーし、制御回路940は誘導接点950から送信された起動信号を受信、第1制御信号制御駆動回路930と第2制御信号制御信号制御充電回路1401を送信し、第1制御信号は、駆動回路930を制御して消毒ランプ920を点灯させ、第2制御信号は、充電回路1401を制御してスキンケア装置を充電する。
【0151】
ユーザはスキンケア装置を使用する過程では、空気の中にほこりと細菌があり、無菌環境にあるのではないため、皮膚に接触するかまたはゲルを使用した後などの場合、スキンケア装置の操作ヘッドの表面が多くの付着物に汚染され、細菌で満たされる。しかも、スキンケア装置の操作ヘッドが皮膚に接触した時に、操作ヘッドにおける細菌がそれに接触する皮膚部位にニキビができ、炎症が発生するなどの状況を引き起こす可能性がある。消毒ランプ920により、放出された紫外線光をスキンケア装置の操作ヘッドに照射し、スキンケア装置の操作ヘッドでの細菌を殺し、スキンケア装置の操作ヘッドを衛生的且つ清潔な状態に保つようにし、細菌の繁殖を防ぐことができる。
【0152】
オプションとして、消毒ランプ920が発する光線の色は、赤色、緑色、青色、黄色などの色のうちの1つまたは複数の組み合わせであってもよい。
【0153】
従って、スキンケア装置の第1側板116の側面が充電台の第1支持台91の支持に嵌め込まれて貼り合わされ、且つスキンケア装置の操作ヘッドが第2支持台93の第2ストッパ面913に嵌め込まれて貼り合わされると、スキンケア装置の第1側板116の充電電極116Bは支持面911における充電部材92に対応し、誘導接点950は誘導を受ける。誘導方式は、圧力誘導、距離誘導などである。誘導接点950は起動信号を制御回路940に送信し、制御回路940は誘導接点950が送信する起動信号を受信した後、駆動回路930を制御するための第1制御信号を送信するとともに、充電回路1401を制御するための第2制御信号を送信する。第1制御信号は、駆動回路930を制御して、消毒ランプ920をオンにするために使用される。第2制御信号は、充電回路1401を制御して、スキンケア装置に充電するために用いられる。
【0154】
オプションとして、ユーザは、また、充電台におけるボタンを介して消毒ランプ920のオン及び/又はオフを制御することができる。これにより、ユーザは消毒ランプ920の起動を自主的に制御し、消毒ランプ920の消毒時間を制御し、現在の消毒の進行状況を感知して、判断することができる。
【0155】
さらに、
図3、
図8及び
図21に示すように、前述のスキンケア装置は、皮膚に接触するためのフロントケース400と、複数の電極500と、リアケース400Bと、環状ケース900と、処理回路L1と、エネルギー蓄積回路L2と、充電モジュールL3と、備える。複数の電極500は、フロントケース400に設けられる。リアケース400Bは、把持用であり、第1サイドケース200と第2サイドケース300とを含む。環状ケース900は、フロントケース400とリアケース400Bとを接続するために、フロントケース400と第2取付板1220との間に位置する。処理回路L1は、リアケース400Bの中に位置し、且つ複数の電極500に接続されている。エネルギー蓄積回路L2は、リアケース400Bの中に位置し、且つ処理回路L1に給電する。充電モジュールL3は、リアケース400Bの中に位置し、且つエネルギー蓄積回路L2に接続されている。
【0156】
ここで、充電モジュールL3は、コイルまたはリアケース400Bの外面に露出した充電接点である。
【0157】
処理回路L1、エネルギー蓄積回路L2、充電モジュールL3はいずれもリアケース400Bの内部に配置される。処理回路L1は、電極500を制御して動作させる。エネルギー蓄積回路L2は、処理回路L1に電力を供給する。充電モジュールL3は、エネルギー蓄積回路L2に電気エネルギーを供給する。エネルギー蓄積回路L2が一定のエネルギーを蓄積した後、充電モジュールL3はエネルギー蓄積回路L2にエネルギーを輸送することを停止する。同様に、エネルギー蓄積回路L2のエネルギーが一定の閾値まで低下すると、充電モジュールL3は、エネルギー蓄積回路L2へのエネルギー輸送を開始する。
【0158】
ここで、環状ケース900の軸線の一方向における環状ケース900の直径の分布は、徐々に小さくなってから、徐々に大きくなる。フロントケース400の端面、環状ケース900の部分表面及びリアケース400Bの充電接点を有する領域表面の3者の間のいずれか2つには、角度を持っている。
【0159】
上記は本願の具体的な実施形態にすぎず、本技術分野の一般技術者にとっては、本願の原理を逸脱することなく、幾つかの改良及び仕上げを行うことができ、これらの改良及び仕上げも本願の保護範囲と見なすべきであることを指摘すべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項20
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項20】
前記第2ストッパ面に設けられて、光を放出して前記携帯型美容機器を消毒するために用いられる消毒ランプをさらに含むことを特徴とする請求項
19に記載の携帯型美容機器の充電台。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
一実施形態において、
図1に示すように、第1取付板110は、第1板体115と、第1板体115の対向する左右両側にそれぞれ連結される2つの第1側板116とを含む。
各第1側板116の幅方向の一方の端部は、第1側辺111を有し、各第1側板116の幅方向の他方の端部は、第2側辺112を有する。
【国際調査報告】