(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】インクアプリケータ
(51)【国際特許分類】
A61M 37/00 20060101AFI20241106BHJP
A61Q 1/02 20060101ALN20241106BHJP
A61K 8/49 20060101ALN20241106BHJP
A61K 8/35 20060101ALN20241106BHJP
【FI】
A61M37/00
A61Q1/02
A61K8/49
A61K8/35
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510357
(86)(22)【出願日】2022-08-23
(85)【翻訳文提出日】2024-02-19
(86)【国際出願番号】 CA2022051273
(87)【国際公開番号】W WO2023023851
(87)【国際公開日】2023-03-02
(32)【優先日】2021-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521355234
【氏名又は名称】インクボックス インク インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウム ヌレンド,イングリッド
(72)【発明者】
【氏名】ハンドレー,タイラー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】アダム,モタズ
【テーマコード(参考)】
4C083
4C267
【Fターム(参考)】
4C083AC841
4C083AC842
4C083CC11
4C267AA61
4C267AA80
4C267CC01
4C267CC05
4C267GG02
4C267GG07
4C267GG08
(57)【要約】
本発明は、半永久的な入れ墨、インクアプリケータに関し、より詳細には、半永久的なインク組成物を分配する半永久的な入れ墨アプリケータに関する。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、上部本体に結合された下部本体を備え、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部を含むニブを含み、ニブは、半永久的インクを分配するように構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクアプリケータであって、
下部本体であって、
前記下部本体の空洞内に収容されたリザーバと、
前記リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体を備え、前記半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、インクアプリケータ。
【請求項2】
前記リザーバが、ポリエチレンテレフタラートを含む、請求項1に記載のインクアプリケータ。
【請求項3】
前記ポリエチレンテレフタラートが、前記半永久的インクで飽和している、請求項2に記載のインクアプリケータ。
【請求項4】
前記リザーバ内に収容された撹拌器を更に備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項5】
前記撹拌器が金属製である、請求項4に記載のインクアプリケータ。
【請求項6】
前記下部本体が、上部本体に結合可能な雄ねじを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項7】
前記上部本体が、前記上部本体の外部にある第1の端部と、前記上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、前記ニブが、前記半永久的インクを分配するように構成されている、請求項6に記載のインク組成物。
【請求項8】
前記下部本体に結合された上部本体を備え、前記上部本体が、前記上部本体の外部にある第1の端部と、前記上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項9】
前記ニブの前記第2の端部と前記リザーバ内に収容された前記半永久的インクとに接触する転写用ニブを備える、請求項8に記載のインクアプリケータ。
【請求項10】
前記ニブが、ナイロンブラシ繊維を含み、前記転写用ニブに結合するように構成されている、請求項9に記載のインクアプリケータ。
【請求項11】
前記ニブが、多孔質で可撓性のある先端を含み、前記転写用ニブに結合するように構成されている、請求項9に記載のインクアプリケータ。
【請求項12】
前記半永久的インクが前記転写用ニブによって吸収され、前記ニブによって吸収された前記半永久的インクが、前記ニブの前記第2の端部に移される、請求項9~11のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項13】
前記ニブの前記第1の端部に隣接する転写用ケーシングを更に備える、請求項9~12のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項14】
前記転写用ケーシングが、前記転写用ニブを前記ニブに結合する、請求項13に記載のインクアプリケータ。
【請求項15】
前記転写用ケーシングが、前記転写用ニブを前記上部本体に固定する、請求項13又は14に記載のインクアプリケータ。
【請求項16】
前記転写用ケーシングが、前記リザーバから過剰な半永久的インクを吸収するように構成されている、請求項13~15のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項17】
前記ニブの前記第2の端部が、前記リザーバ内に収容された前記半永久的インクに接触する、請求項8~16のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項18】
前記ニブの前記第1の端部が、基材上へと前記半永久的なインク組成物を沈着させるように構成されている、請求項8~16のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項19】
前記基材が、紙又は動物の皮膚から選択される、請求項18に記載のインクアプリケータ。
【請求項20】
前記リザーバが選択的に取り外し可能である、請求項8~19のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項21】
前記下部本体が透明窓を更に含む、請求項8~20のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項22】
前記リザーバが前記透明窓を介して視認可能である、請求項21に記載のインクアプリケータ。
【請求項23】
前記下部本体に一体化された雄ねじと、
前記上部本体に一体化された雌ねじと、を更に備え、
前記雄ねじ及び前記雌ねじが相補的であり、前記下部本体を前記上部本体に結合する、請求項8~22のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項24】
前記雌ねじ及び前記雄ねじが、前記下部本体の空洞が封止されるように前記上部本体を前記下部本体に結合する、請求項23に記載のインクアプリケータ。
【請求項25】
前記ニブが、堅固な丸型先端、又はのみ型先端、又はファインポイント先端を含む、請求項8~24のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項26】
前記上部本体の外部にある前記ニブの前記第1の端部を覆うように構成された蓋を更に備える、請求項8~25のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項27】
前記蓋によって、前記蓋と前記上部本体との間にシールがもたらされる、請求項26に記載のインクアプリケータ。
【請求項28】
前記リザーバが、空隙を含む、請求項8~27のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項29】
前記空隙がある容積の半永久的インクを収容するように構成されている、請求項28に記載のインクアプリケータ。
【請求項30】
前記容積が、約0.5mL~約1.5mLであり、より具体的には、前記容積が、約1.0mLである、請求項29に記載のインクアプリケータ。
【請求項31】
前記インクアプリケータが、ペン又はマーカから選択される、請求項8~30のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項32】
インクアプリケータシステムであって、
半永久的インクを含むリザーバと、
前記リザーバ中の前記半永久的インクに接触するように構成された複数のニブと、を備え、前記半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、インクアプリケータシステム。
【請求項33】
前記複数のニブの第1のニブが、堅固な丸型先端を含む、請求項32に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項34】
前記複数のニブの第2のニブが、のみ型先端を含む、請求項32~33のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項35】
前記複数のニブの第3のニブが、ファインポイント先端を含む、請求項32~34のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項36】
前記複数のニブの第4のニブが、ナイロンブラシ繊維を含む、請求項32~35のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項37】
前記複数のニブの第5のニブが、可撓性の多孔質先端を含む、請求項32~36のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項38】
前記半永久的インクのパウチを更に備える、請求項32~37のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項39】
前記パウチが、前記半永久的インクの約0.5mL~約1.5mLの容量を含む、請求項38に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項40】
前記パウチが、前記半永久的な入れ墨組成物の約1.0mLの容量を含む、請求項38又は39に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項41】
前記リザーバが、ポリエチレンテレフタラートを更に含む、請求項32~40のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項42】
前記ポリエチレンテレフタラートが、前記半永久的インクで飽和している、請求項41に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項43】
前記複数のニブのそれぞれが、前記半永久的インクの色に対応する、請求項32~42のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項44】
請求項1~31のいずれか一項に記載のインクアプリケータを更に備える、請求項32~43のいずれか一項に記載のインクアプリケータシステム。
【請求項45】
皮膚上へとインクを塗布するための方法であって、前記方法が、
ニブを、インク組成物を含むインクアプリケータの上部本体に結合することと、
前記インクアプリケータの前記インク組成物を前記皮膚の一部分に塗布することと、を含み、前記インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、方法。
【請求項46】
前記インクアプリケータがマーカである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記インクアプリケータを撹拌して、前記インクアプリケータのリザーバからの前記ニブへのインク組成物の流れを開始することを更に含む、請求項45~46のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
前記インクアプリケータの前記上部本体を、前記インクアプリケータの下部本体から分離することと、
前記リザーバを前記下部本体から取り外すことと、
前記リザーバと異なるリザーバとを交換することと、を更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記インクアプリケータの前記上部本体を、前記インクアプリケータの下部本体から分離することと、
前記リザーバを前記下部本体から取り外すことと、
前記リザーバを更なるインク組成物で充填することと、を更に含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記ニブを前記インクアプリケータから分離することと、
異なるニブを前記インクアプリケータに結合することと、
前記インクを、前記インクアプリケータと異なるニブを介して前記皮膚の一部分に塗布することと、を更に含む、請求項45~49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記ゲニピン誘導体が式Iの化合物であって、
【化1】
式中:
R
1が、-C(=O)OR
6、C
1~6アルキル、又はC
6~10アリールであり、前記C
1~6アルキル及びC
6~10アリールが、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
R
6が、H、C
1~6アルキル又はC
6~10アリールであり、前記C
1~6アルキル及びC
6~10アリールが、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
各R
7が、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2が、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9Aであり、
R
9が、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、
R
9Aが、C
1~6アルキル及びC
6~10アリールから選択され、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3が、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5が存在せず、R
3が、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
R
8が、H又はR
7である、請求項1~31のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項52】
R
1が、-C(=O)OR
6又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
R
6が、H、C
1~6アルキル、又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
R
2が、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9であり、
R
9が、H又はC
1~6アルキルであり、
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5が、存在せず、R
3が、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR
7で置換されたフェニルである、請求項51に記載のインクアプリケータ。
【請求項53】
前記ヒドロキシ保護基がトリ(C
1~6アルキル)シリルである、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
前記ヒドロキシ保護基が、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)である、請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
R
6が、メチルである、請求項70~73のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項56】
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6がメチルである、請求項51~55のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項57】
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6が、1~5個のR
7で置換されたフェニルである、請求項51~55のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項58】
R
2が、-OC(=O)CH
3及び-OHから選択される、請求項51~57のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項59】
R
2が-OR
9であり、R
9が、H、C
1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、及びC
6~10アリールからなる群から選択される、請求項51~57のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項60】
R
9が、H、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)及び-OHから選択される、請求項51~57及び59のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項61】
前記二重結合が存在しない、請求項51~60のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項62】
R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、3員複素環を形成し、R
3が、-CH
2OHである、請求項61に記載のインクアプリケータ。
【請求項63】
前記3員複素環が、
【化2】
である、請求項62に記載のインクアプリケータ。
【請求項64】
R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、4員複素環を形成し、R
3が、-OHである、請求項61に記載のインクアプリケータ。
【請求項65】
前記4員環が、
【化3】
である、請求項64に記載のインクアプリケータ。
【請求項66】
前記二重結合が存在する、請求項51~60のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項67】
R
1が、1~3個のR
7で置換されたフェニルである、請求項66に記載のインクアプリケータ。
【請求項68】
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6が、1~3個のR
7で置換されたフェニルである、請求項66に記載のインクアプリケータ。
【請求項69】
R
2が、-OHであり、R
3が、CH
2OHである、請求項66~68のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項70】
R
3が、
-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)N R
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OHであり、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択される、請求項69に記載のインクアプリケータ。
【請求項71】
R
3が、
-NR
7R
8、-CH
2-NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH
2OR
10、及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OR
9であり、R
9は、H、C
1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)及びC
6~10アリールからなる群から選択される、請求項66に記載のインクアプリケータ。
【請求項72】
R
3が、
-NR
7R
8、-CH
2-NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OHである、請求項66に記載のインクアプリケータ。
【請求項73】
前記ゲニピン誘導体が、表1に示された化合物からなる群から選択される化合物である、請求項1に記載のインクアプリケータ。
【請求項74】
R
7が、
-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R
8が、H、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11が、ハロゲン化物である、請求項51~72のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項75】
前記ローソン誘導体が、表4に示された化合物である、請求項51~74のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項76】
前記ローソン誘導体が式IIIの化合物であって、
【化4】
式中、R
12が、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11
3、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R
8が、H、-(C
1~9アルキル)及び-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11が、ハロゲン化物である、請求項51~75のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項77】
前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体のうちの2つ以上の組み合わせである、請求項51~76のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項78】
前記半永久的な着色剤が、2つ以上のゲニピン誘導体の組み合わせを含む、請求項51~77のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項79】
前記半永久的な着色剤が、表1に示された2つ以上の化合物の組み合わせを含む、請求項51~77のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項80】
前記半永久的な着色剤が、より具体的には、化合物1:化合物12が約4:1~約1:4の比である化合物1と化合物12との組み合わせを含む、請求項51~77及び79のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項81】
前記半永久的な着色剤が、ゲニピンと化合物1との組み合わせであり、より具体的には、化合物1に対するゲニピンの比が、ゲニピンと化合物1とが約4:1~約1:4であり、更により具体的には、化合物1に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物1が約1:1である、請求項51~77のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項82】
前記半永久的な着色剤が、化合物1と化合物14との組み合わせであり、より具体的には、化合物14に対する化合物1の比が、化合物1と化合物14とが約4:1~約1:4であり、更により具体的には、化合物14に対する化合物1の比が、化合物1:化合物14が約1:1である、請求項51~77及び79のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項83】
前記半永久的な着色剤が、ゲニピンと化合物14との組み合わせであり、より具体的には、化合物14に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物14が約4:1~約1:4であり、更により具体的には、化合物14に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物14が約1:1である、請求項51~77のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項84】
前記半永久的な着色剤が、ゲニピンと化合物1と化合物14の組み合わせであり、より具体的には、ゲニピン対化合物1対化合物14の比が、ゲニピン:化合物1:化合物14が約4:1:1~約1:1:4であり、更により具体的には、ゲニピン対化合物1対化合物14の比が、ゲニピン:化合物1:化合物14が約1:1:1である、請求項51~77のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項85】
前記半永久的な着色剤が、前記組成物の約5w/w%~約15w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約9w/w%~約11w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約10w/w%の量で存在する、請求項52~85のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項86】
前記溶媒が、前記組成物の約65w/w%~約85w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約75w/w%~約80w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約77w/w%の量で存在する、請求項51~85のいずれか一項にいずれか一項記載のインクアプリケータ。
【請求項87】
前記溶媒が、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、又はこれらの組み合わせを含む、請求項51~86のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項88】
前記溶媒が、水とエタノールとの組み合わせである、請求項51~88のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項89】
前記水が、前記組成物の約25w/w%~約35w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約30w/w%の量で存在する、請求項87~88のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項90】
前記エタノールが、前記組成物の約40w/w%~約55w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約48w/w%の量で存在する、請求項87~89のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項91】
前記膜形成剤が、前記組成物の約5w/w%~約10w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約6w/w%~約9w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約7.5w/w%の量で存在する、請求項51~90のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項92】
前記膜形成剤が、揮発性シリコン樹脂、ポリビニルピロリドン、アクリレート、アクリルアミド、コポリマー、イソドデカン樹脂、又はこれらの組み合わせを含む、請求項51~91のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項93】
前記膜形成剤が、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、ポリシリコーン-14、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/アクリレートジメチコニル/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8、ポリエステル-10、又はこれらの組み合わせを含む、請求項51~92のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項94】
前記膜形成剤が、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである、請求項51~93のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項95】
前記アクリレートコポリマーが、前記組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約0.1w/w%~約1w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約0.25w/w%の量で存在する、請求項93又は94のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項96】
前記ポリビニルピロリドンが、前記組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約1w/w%の量で存在する、請求項93~95のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項97】
前記スチレン/アクリレートコポリマーが、前記組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約5w/w%~約7w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約6w/w%の量で存在する、請求項95~96のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項98】
前記組成物が、保湿剤を更に含む、請求項51~97のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項99】
前記保湿剤が、前記組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約1w/w%の量で存在する、請求項98に記載のインクアプリケータ。
【請求項100】
前記保湿剤が、アロエベラゲル、塩化リチウム、アラントイン、尿素、ジシアナミドグリセロール、乳酸、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、エトキシレートグリセロール、プロポキシレートグリセロール、三酢酸グリセリル、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、キシリトール、マルチトール、ヒアルロン酸、トレメラ抽出物、乳酸ナトリウム、L-ピログルタミン酸尿素ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、又はこれらの組み合わせを含む、請求項98~99のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項101】
前記保湿剤が、プロパンジオールである、請求項98~100のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項102】
前記組成物が、保存料を更に含む、請求項51~101のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項103】
前記保存料が、前記組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約1w/w%の量で存在する、請求項102に記載のインクアプリケータ。
【請求項104】
前記保存料が、アスコルビン酸、アスコルベート、パルミテート、クエン酸、ベンゾアート、安息香酸、プロピオネート、プロピオン酸、ソルベート、ソルビン酸、サリチル酸、サリチレート、ヘキサ-2,4-ジエン酸、ヘキサ-2,4-ジエノアート、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出剤、ギ酸及びその塩、3-アセチル-6-メチルピラン-2,4-(3H)-ジオン及びその塩、3,3’-ジブロモ-4,4’-ヘキサメチレンジオキシジベンズアミジン及びその塩、チオメルサール、フェニル水銀塩、ウンデス-10-エン酸及びその塩、1,3-ビス(2-エチルヘキシル)ヘキサヒドロ-5-メチル-5-ピリミジン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、ブロノポール、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、クロロクレゾール、クロロキシレノール、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール、N,N’’-メチレンビス[N’-[3-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル]尿素]、ポリアミノプロピルビグアニド、メテナミン、クオタニウム-15、クリンバゾール、DMDMヒダントイン、ベンジルアルコール、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-ピリドン、ピロクトンオラミン、ブロモクロロフェン、o-シメン-5-オール、クロロフェン、クロロアセトアミンド、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、フェノキシイソプロパノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセタート、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジン二塩化水素化物、ジメチルオキサゾリジン、塩化ベヘントリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム、臭化ラウトリモニウム、塩化ラウトリモニウム、臭化ステアルトリモニウム、塩化ステアルトリモニウム、ジアゾリジニル尿素、ヘキサミジン、ヘキサミジンジイセチオネート、ヘキサミジンパラベン、グルタラル、7-エチルビシクロオキサゾリジン、クロルフェネシン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、塩化銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム、ベンジルヘミホルマール、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ビフェニル-2-オール及びその塩、ピリチオニン亜鉛、エリソルベート、亜硝酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブチル化水酸化アニソール(BHA)、ブチル化水酸化トルエン(BHT)、カプリリン酸、ジラウリルチオジプロピオン酸、エリソルビン酸、グアヤク脂、メチルパラベン、サルファイト、バイサルファイト、メタバイサルファイト、プロピルガラテピー、プロピルパラベン、塩化第一スズ、二酸化硫黄、チオジプロピオン酸、イソチアゾリン、パラベン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、グリコール、トコフェロール、1,2-ヘキサンジオール、又はこれらの組み合わせを含む、請求項102~103のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項105】
前記保存料が、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせを含む、請求項102~104のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項106】
フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの前記組み合わせが、フェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で前記組成物中に存在する、請求項105に記載のインクアプリケータ。
【請求項107】
フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの前記組み合わせが、前記組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約1w/w%の量で存在する、請求項105又は106に記載のインクアプリケータ。
【請求項108】
前記保存料が、EDTAを含む、請求項102~107のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項109】
前記EDTAが、前記組成物の約0.01w/w%~約2w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約0.05w/w%の量で存在する、請求項108に記載のインクアプリケータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2021年8月25日に出願された米国仮特許出願第63/236,968号の優先権を主張するものであり、その内容全体は、本明細書の一部を構成するものとして援用される。
【0002】
本発明は、半永久的な入れ墨、インクアプリケータに関し、より詳細には、半永久的なインク組成物を分配する半永久的な入れ墨アプリケータに関する。
【背景技術】
【0003】
一時的若しくは半永久的な入れ墨又はボディインクは、体を飾るために人類の歴史を通して使用されてきた。一般に、一時的又は半永久的な入れ墨は、指定された潜伏期間にわたって皮膚を入れ墨インクに直接曝露することによって皮膚に転写される。転写された画像の品質及び皮膚でのその持続時間は、角質層と呼ばれる皮膚の外層のインク分布プロファイルに依存する可能性がある。既成の入れ墨デザインのための現在の製造プロセスとしては、フレキソ印刷又はグラビア印刷、ステンシル、及びインクジェットプリンタの利用が挙げられる。しかしながら、角質層のバリア特性のために、現在の方法の多くは、入れ墨インクが適切に発色するように皮膚への適切なインク送達を確実にするために、入れ墨塗布プロセス中にエンドユーザによる適度な監視を必要とする。
【発明の概要】
【0004】
半永久的な入れ墨、インクアプリケータ、及び半永久的なインク組成物を分配する半永久的な入れ墨アプリケータが本明細書では提供される。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、上部本体に結合された下部本体を備え、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブは、半永久的インクを分配するように構成されている。
【0005】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバに収容された半永久的インクと、を備える、下部本体を備える。
【0006】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバに収容された半永久的インクと、を備える、下部本体を備える。いくつかの実施形態では、リザーバは、ポリエチレンテレフタラートを含む。いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタラートは半永久的インク中で飽和している。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、リザーバ内に収容されている撹拌器を更に備える。いくつかの実施形態では、撹拌器は金属製である。
【0007】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバに収容された半永久的インクと、を備える、下部本体を備える。
【0008】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容された半永久的インクを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、下部本体は、上部本体に結合可能な雄ねじを更に含む。いくつかの実施形態では、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブは、半永久的インクを分配するように構成されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、上部本体に結合された下部本体を備え、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブは、半永久的インクを分配するように構成されている。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器を更に含む。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバを更に備え、半永久的インクは、リザーバ内に収容される。いくつかの実施形態では、リザーバは、ポリエチレンテレフタラートを含む。いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタラートは半永久的インク中で飽和している。
【0011】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体と、下部本体に結合された上部本体であって、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含む上部本体と、を備える。
【0012】
いくつかの実施形態では、リザーバは、ポリエチレンテレフタラートを含む。いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタラートは半永久的インク中で飽和している。
【0013】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体であって、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体と、下部本体に結合された上部本体であって、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブと、ニブの第2の端部とリザーバ内に収容された半永久的インクに接触する転写用ニブと、を含む上部本体と、を備える。
【0014】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、リザーバ内に収容されている撹拌器を更に備える。いくつかの実施形態では、撹拌器は金属製である。いくつかの実施形態では、撹拌器は金属製ビーズである。いくつかの実施形態では、ニブは、ナイロンブラシ繊維を含み、転写用ニブに結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、ニブは、多孔質で可撓性のある先端を含み、転写用ニブに結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、半永久的インクは、転写用ニブによって吸収され、ニブによって吸収された半永久的インクは、ニブの第2の端部に移される。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、ニブの第1の端部に隣接する転写用ケーシングを更に備える。いくつかの実施形態では、転写用ケーシングは、転写用ニブをニブに結合する。いくつかの実施形態では、転写用ケーシングは、転写用ニブを上部本体に固定する。いくつかの実施形態では、転写用ケーシングは、リザーバから過剰な半永久的インクを吸収するように構成されている。
【0015】
いくつかの実施形態では、ニブの第2の端部は、リザーバ内に収容された半永久的インクに接触する。いくつかの実施形態では、ニブの第1の端部は、基材上へと半永久的なインク組成物を沈着させるように構成されている。いくつかの実施形態では、基材は紙である。いくつかの実施形態では、基材は動物の皮膚である。いくつかの実施形態では、リザーバは、選択的に取り外し可能である。いくつかの実施形態では、下部本体は、透明窓を更に含む。いくつかの実施形態では、リザーバは、透明窓を介して視認可能である。
【0016】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、下部本体に一体化された雄ねじと、上部本体に一体化された雌ねじと、を更に含み、雄ねじと雌ねじとは、相補的であり、下部本体を上部本体に結合する。
【0017】
いくつかの実施形態では、雌ねじ及び雄ねじは、下部本体の空洞が封止されるように上部本体を下部本体に結合する。いくつかの実施形態では、ニブは、堅固な丸型先端を含む。いくつかの実施形態では、ニブは、のみ型先端を含む。いくつかの実施形態では、ニブは、ファインポイント先端を含む。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、上部本体の外部にあるニブの第1の端部を覆うように構成された蓋を更に備える。いくつかの実施形態では、蓋によって、蓋と上部本体との間にシールがもたらされる。いくつかの実施形態では、リザーバは、空隙を含む。いくつかの実施形態では、空隙は、ある容積の半永久的インクを収容するように構成されている。いくつかの実施形態では、容積は、約0.5mL~約1.5mLである。いくつかの実施形態では、容積は、約1.0mLである。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、ペンである。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、マーカである。
【0018】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータシステムは、半永久的インクを含むリザーバと、リザーバ中の半永久的インクと接触するように構成された複数のニブを備える。いくつかの実施形態では、複数のニブの第1のニブは、堅固な丸型先端を含む。いくつかの実施形態では、複数のニブの第2のニブは、のみ型先端を含む。いくつかの実施形態では、複数のニブの第3のニブは、ファインポイント先端を含む。いくつかの実施形態では、複数のニブの第4のニブは、ナイロンブラシ繊維を含む。いくつかの実施形態では、複数のニブの第5のニブは、可撓性の多孔質先端を含む。いくつかの実施形態では、インクアプリケータシステムは、半永久的インクのパウチを更に備える。いくつかの実施形態では、パウチは、半永久的インクについては約0.5mL~約1.5mLの容量を含む。いくつかの実施形態では、パウチは、半永久的な入れ墨組成物については約1.0mLの容量を含む。いくつかの実施形態では、リザーバは、ポリエチレンテレフタラートを更に含む。いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタラートは半永久的インクで飽和している。いくつかの実施形態では、複数のニブは、半永久的インクの色に対応する。いくつかの実施形態では、インクアプリケータシステムは、インクアプリケータを更に備える。
【0019】
いくつかの実施形態では、皮膚上へとインクを塗布するための方法が本明細書にて開示されており、該方法は、ニブを、インク組成物を含むインクアプリケータの上部本体に結合することと、インクアプリケータのインク組成物を皮膚の一部分に塗布することと、を含む。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、マーカである。いくつかの実施形態では、方法は、インクアプリケータを撹拌して、インクアプリケータのリザーバからのニブへのインク組成物の流れを開始することを更に含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、方法は、インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体から分離することと、リザーバを下部本体から取り外すことと、リザーバと異なるリザーバとを交換することと、を更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体から分離することと、リザーバを下部本体から取り外すことと、リザーバを更なるインク組成物で充填することと、を更に含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、方法は、ニブをインクアプリケータから分離することと、異なるニブをインクアプリケータに結合することと、インクを、インクアプリケータと異なるニブを介して皮膚の一部分に塗布することと、を更に含む。
【0022】
いくつかの実施形態では、半永久的インクは、半永久的な着色剤を含み、半永久的な着色剤は、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせ溶媒、並びに膜形成剤を含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、式Iの化合物であって、
【0024】
【化1】
式中:
R
1は、-C(=O)OR
6、C
1~6アルキル、又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
R
6は、H、C
1~6アルキル又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR7でそれぞれ任意に置換され、
各R
7は、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2は、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9Aであり、
R
9は、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、
R
9Aは、C
1~6アルキル及びC
6~10アリールから選択され、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5は、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3は、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5は存在せず、R
3は、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個の
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10は、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
R
8は、H又はR
7である。
【0025】
いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R6は、H、C1~6アルキル、又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R2は、H、-OR9、又はOC(=O)R9であり、
R9は、H又はC1~6アルキルであり、
二重結合が存在する場合、R4及びR5は、存在せず、R3は、-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0026】
いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、トリ(C1~6アルキル)シリルである。いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)である。いくつかの実施形態では、R6は、メチルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、メチルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、1~5個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R2は、-OC(=O)CH3である。いくつかの実施形態では、R2は、-OHである。いくつかの実施形態では、R2は、-OR9であり、R9は、H、C1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)及びC6~10アリールからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、R9はHである。いくつかの実施形態では、R9は、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)である。いくつかの実施形態では、R9は-OHである。いくつかの実施形態では、二重結合は存在しない。いくつかの実施形態では、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、3員複素環を形成し、R3は、-CH2OHである。いくつかの実施形態では、3員複素環は、
【0027】
【0028】
いくつかの実施形態では、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、4員複素環を形成し、R3は、-OHである。
【0029】
いくつかの実施形態では、4員環は、
【0030】
【0031】
いくつかの実施形態では、二重結合が存在する。いくつかの実施形態では、R1は、1~3個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、1~3個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R2は-OHであり、R3は、CH2OHである。いくつかの実施形態では、R3は、
-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-C(=O)N R10R10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH=CR10R10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は、-OHであり、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR6、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0032】
いくつかの実施形態では、R3は、
-NR7R8、-CH2-NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-C(=O)NR10R10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は、-OR9であり、R9は、H、C1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)及びC6~10アリールからなる群から選択される。
【0033】
いくつかの実施形態では、R3は、
-NR7R8、-CH2-NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択される。
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は-OHである。
【0034】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、表1に示された化合物からなる群から選択される化合物である。いくつかの実施形態では、R7は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-NHC(=O)R8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR11、-COR11、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8R8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R8は、H、-(C1~9アルキル)、及び-(C2~9アルケニル)からなる群から選択され、R11は、ハロゲン化物である。
【0035】
いくつかの実施形態では、ローソン誘導体は、表4に示された化合物である。
【0036】
いくつかの実施形態では、ローソン誘導体は、式IIIの化合物であって、
【0037】
【化4】
R
12は、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11
3、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R
8は、H、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11は、ハロゲン化物である。
【0038】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体のうちの2つ以上の組み合わせである。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、2つ以上のゲニピン誘導体の組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、表1に示されたものとして2つ以上の化合物の組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、化合物1と化合物12との組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、化合物12に対する化合物1の比は、化合物1:化合物12が、約4:1~約1:4のである。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、ゲニピンと化合物1との組み合わせである。いくつかの実施形態では、化合物1に対するゲニピンの比は、ゲニピン:化合物1が、約4:1~約1:4のである。いくつかの実施形態では、化合物1に対するゲニピンの比は、ゲニピン:化合物1が約1:1である。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、化合物1と化合物14との組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、化合物14に対する化合物1の比は、化合物1:化合物14が、約4:1~約1:4である。いくつかの実施形態では、化合物14に対する化合物1の比は、化合物1:化合物14が、約1:1である。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、ゲニピンと化合物14との組み合わせである。いくつかの実施形態では、化合物14に対するゲニピンの比は、ゲニピン:化合物14が、約4:1~約1:4である。いくつかの実施形態では、化合物14に対するゲニピンの比は、ゲニピン:化合物14が約1:1である。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、ゲニピンと化合物1と化合物14との組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、ゲニピン対化合物1対化合物14の比は、ゲニピン:化合物1:化合物14が約4:1:1~約1:1:4である。いくつかの実施形態では、ゲニピン対化合物1対化合物14の比は、ゲニピン:化合物1:化合物14の比は、約1:1:1である。
【0039】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約5w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約9w/w%~約11w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約65w/w%~約85w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約75w/w%~約80w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約77w/w%の量で存在する。
【0040】
いくつかの実施形態では、溶媒は、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、又はこれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約35w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約30w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、エタノールは、組成物の約40w/w%~約55w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、エタノールは、組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、エタノールは、組成物の約48w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約5w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約6w/w%~約9w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約7.5w/w%の量で存在する。
【0041】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、揮発性シリコン樹脂、ポリビニルピロリドン、アクリレート、アクリルアミド、コポリマー、イソドデカン樹脂、又はこれらの組み合わせを含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、ポリシリコーン-14、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/アクリレートジメチコニル/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8及びポリエステル-10、又はこれらの組み合わせを含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.25w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリビニルピロリドンは、組成物の約1w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約5w/w%~約7w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約6w/w%の量で存在する。
【0044】
いくつかの実施形態では、組成物は、保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約1w/w%の量で存在する。
【0045】
いくつかの実施形態では、保湿剤は、アロエベラゲル、塩化リチウム、アラントイン、尿素、ジシアナミドグリセロール、乳酸、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、エトキシレートグリセロール、プロポキシレートグリセロール、グリセリルトリアセテート、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、キシリトール、マルチトール、ヒアルロン酸、トレメラ抽出物、乳酸ナトリウム、L-ピログルタミン酸尿素ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、又はこれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、プロパンジオールである。いくつかの実施形態では、組成物は、保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約1w/w%の量で存在する。
【0046】
いくつかの実施形態では、保存料は、アスコルビン酸、アスコルベート、パルミテート、クエン酸、ベンゾアート、安息香酸、プロピオネート、プロピオン酸、ソルベート、ソルビン酸、サリチル酸、サリチレート、ヘキサ-2,4-ジエン酸、ヘキサ-2,4-ジエノアート、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出剤、ギ酸及びその塩、3-アセチル-6-メチルピラン-2,4-(3H)-ジオン及びその塩、3,3’-ジブロモ-4,4’-ヘキサメチレンジオキシジベンズアミジン及びその塩、チオメルサール、フェニル水銀塩、ウンデス-10-エン酸及びその塩、1,3-ビス(2-エチルヘキシル)ヘキサヒドロ-5-メチル-5-ピリミジン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、ブロノポール、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、クロロクレゾール、クロロキシレノール、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール、N,N’’-メチレンビス[N’-[3-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル]尿素]、ポリアミノプロピルビグアニド、メテナミン、クオタニウム-15、クリンバゾール、DMDMヒダントイン、ベンジルアルコール、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-ピリドン、ピロクトンオラミン、ブロモクロロフェン、o-シメン-5-オール、クロロフェン、クロロアセトアミンド、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、フェノキシイソプロパノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセタート、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジン二塩化水素化物、ジメチルオキサゾリジン、塩化ベヘントリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム、臭化ラウトリモニウム、塩化ラウトリモニウム、臭化ステアルトリモニウム、塩化ステアルトリモニウム、ジアゾリジニル尿素、ヘキサミジン、ヘキサミジンジイセチオネート、ヘキサミジンパラベン、グルタラル、7-エチルビシクロオキサゾリジン、クロルフェネシン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、塩化銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム、ベンジルヘミホルマール、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ビフェニル-2-オール及びその塩、ピリチオニン亜鉛、エリソルベート、亜硝酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブチル化水酸化アニソール(BHA)、ブチル化水酸化トルエン(BHT)、カプリリン酸、ジラウリルチオジプロピオン酸、エリソルビン酸、グアヤク脂、メチルパラベン、サルファイト、バイサルファイト、メタバイサルファイト、プロピルガラテピー、プロピルパラベン、塩化第一スズ、二酸化硫黄、チオジプロピオン酸、イソチアゾリン、パラベン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、グリコール、トコフェロール、1,2ヘキサンジオール、又はこれらの組み合わせを含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせは、フェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンとが約9:1の比で組成物中に存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせは、組成物の約1w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、EDTAを含む。いくつかの実施形態では、EDTAは、組成物の約0.01w/w%~約2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、EDTAは、組成物の約0.05w/w%の量で存在する。
【0048】
「約」という用語への言及は、同じ効果を達成することができる量の合理的な変動を可能にするための組成物の文脈におけるその通常の意味を有し、本明細書では、提供された値のプラス又はマイナス10%の値も指す。例えば、「約20」は、18~22までの及び22を含む量を意味するか、又は含む。
【0049】
本明細書で使用される場合、「着色剤」は、波長選択吸収の結果として反射光又は透過光の色を変化させる物質を指す。
【0050】
本明細書で使用される場合、「一時的な着色剤」は、皮膚の上に位置するか、又は皮膚に浸透する場合、皮膚から拡散するか、又は、例えば、水、石鹸、及び/若しくはイソプロパノールによって洗い流すことができる着色剤を指す。
【0051】
本明細書で使用される場合、「色」は、ヒトの目にとって視認可能な電磁放射の波長を指す。
【0052】
本明細書で使用される場合、「表面活性剤」又は「界面活性剤」は、溶解されている液体の表面張力を低下させる傾向がある物質を指す。
【0053】
本明細書に開示される化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、化合物はそれに応じてエナンチオマーとして存在し得る。化合物が2つのキラル中心を有する場合、化合物はその上、ジアステレオマーとして存在し得る。このようなすべての異性体及びこれらの混合物は、本発明の範囲内に包含されることを理解すべきである。
【0054】
特段文脈が必要としない限り、単数形の用語は複数形を含み、複数形の用語は単数形を含むものとする。本明細書で使用される場合、「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その(the)」といった単数形は、特段指示しない限り複数の言及を含む。例えば、「1つの(an)」賦形剤は、1つ以上の賦形剤を含む。
【0055】
本発明の1つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の説明に記載される。本発明の他の特徴、目的及び利点は、説明及び図面から、並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。特段定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する当該技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本発明で使用するための方法及び材料が本明細書に記載されるが、一方で、当該技術分野で知られている好適な方法及び材料もまた使用されることができる。材料、方法及び実施例は単に例示に過ぎず、限定を意図したものではない。本明細書で言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、配列、データベースエントリ及び他の参考文献は、その全体が本明細書の一部を構成するものとして援用される。矛盾する場合には、定義を含む本明細書が支配する。矛盾する場合、定義を含む本明細書が支配する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【
図1】
図1Aはニブを覆うキャップを備えたインクアプリケータの一例を示す。
図1Bは露出したニブを備えたインクアプリケータの一例を示す。
【
図2】例示的なインクアプリケータの下部本体の分解図である。
【
図3】例示的なインクアプリケータの上部本体の分解図である。
【
図4】例示的なインクアプリケータの断面図を示す。
【
図5】転写用ニブ及び撹拌器を含む例示的なインクアプリケータの断面図を示す。
【
図9】ナイロンブラシ先端を備えるニブの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0057】
皮膚転写基材上へと直接インクジェット印刷を利用する製造アプローチによって、オーダーメイドで設計された半永久的な入れ墨を迅速に製造することが可能となる。ただし、印刷は入れ墨を施すユーザの創造性に関する制約を課す可能性がある。フリーハンドで半永久的な入れ墨を施すことによって、ユーザは自身の技能を実践し、かつ/又はヒトの皮膚などの基材に特殊なフリーハンドの入れ墨を作成することが可能となる。
【0058】
基材上への入れ墨デザインのフリーハンドでの塗布を可能にするインクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ)が本明細書で提供される。半永久的な入れ墨として皮膚に施され得る、こうした半永久的な着色剤を含む組成物もまた、本明細書で提供される。こうした組成物は、皮膚接触にとって安全であり、製品貯蔵期間にわたって安定性又は皮膚転写性を維持するように配合されることができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、ペン状アプリケータ又はマーカ状アプリケータを使用する皮膚への塗布に好適であり得る。
【0059】
本明細書で使用される場合、「半永久的な着色剤」又は「半永久的インク」は、皮膚の1つ以上の層に浸透し、皮膚の物理的破壊又は自然落屑なしに皮膚から除去することができない着色剤を指す。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、着色剤前駆体、例えば、1つ以上の他の分子との反応時に色を発現するゲニピンなどの分子を含むことができる。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、角質層に浸透し、例えば、角質層に存在する他の着色剤分子及び/又は他の分子といった他の分子と反応して、半永久的な着色剤が角質層内に固定化され得る。例えば、半永久的な着色剤は、角質層で見られるケラチンと架橋し得る。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、他の分子、例えば、角質層に存在する他の着色剤分子及び/又は他の分子と反応して、角質層から拡散するには大きすぎる分子を形成し得る。半永久的な着色剤が角質層に浸透するいくつかの実施形態では、着色剤の滞留時間は、自然の皮膚落屑プロセスによって決定される。いくつかの例では、自然落屑プロセスは、例えば、洗浄、落屑などによって加速され得る。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、例えば水、石鹸及び/又はイソプロパノールによって洗い流すことができない。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、天然若しくは合成の顔料又は染料を含む。半永久的な着色剤の非限定的な例としては、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体が挙げられる。
【0060】
本明細書で使用される場合、「ゲニピン」は、本明細書で更に説明されるように、ゲニピン抽出物、部分的な精製ゲニピン抽出物、及び/又は精製ゲニピンを指す。ゲニピンは、40近くの植物種に存在するゲニポシドと呼ばれるイリドイドグリコシドに由来する。更に、ゲニピンは、アミン基への曝露時に変換反応を受けて青色着色剤を形成するクチナシ青色素の前駆体である(例えば、Touyama et al.,Chem.Pharm.Bull.42:668-673,1994;and Touyama et al.,Chem.Pharm.Bull.42(8):1571-1578,1994;その全体が本明細書の一部を構成するものとしてこれら両方が援用される)。皮膚と接触させたとき、ゲニピンは、皮膚中のアミンと接触し、ポリマーベースの青色及び/又はオリゴマーベースの青色をその場で生成することができる。いくつかの実施形態では、皮膚と接触させたとき、ゲニピンは、皮膚中の分子内部の第一級アミン官能基と反応する。
【0061】
「ゲニピン誘導体」は、ゲニピンコアを有する化合物である。例えば、ゲニピン誘導体は、以下のコア構造を有する化合物である。
【0062】
【0063】
図1A及び
図1Bを参照する。
図1Aは、ニブを覆うキャップを備えたインクアプリケータの一例を示し、
図1Bは、露出したニブを備えたインクアプリケータの一例を示す。
図1Aは、インクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ)100、上部本体110、蓋114及び下部本体116を含む。半永久的な入れ墨アプリケータ100は、インク組成物(例えば、半永久的インク)を収容するデバイスであり得、手によって操作されるように設計され、インク組成物をユーザの皮膚に沈着させる。例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、ペン又はマーカであり得る。「ペン」又は「マーカ」といった用語は、半永久的な入れ墨アプリケータ100を説明するために本明細書で交換可能に使用され得る。
【0064】
いくつかの実施形態では、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、ペンであり得る。いくつかの例では、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、ユーザの皮膚への半永久的な入れ墨アプリケータ100の所望の効果に基づいてペンとして分類され得る。例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、所望の効果が、ユーザの皮膚に細部にわたって詳細にインク組成物を沈着させて様式技法(例えば、点描)を達成すること、又は数、文字(letter)及び/若しくは他の文字(character)などテキスト形態で沈着させることであるときにはペンであり得る。他の例では、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、所望の効果が、ユーザの皮膚に太い線でインクを沈着することであるときには、マーカと称され得る。
【0065】
インク組成物は、本明細書に記載のインク組成物のうちのいずれかであり得る。いくつかの実施形態では、インク組成物は、ユーザの皮膚に付着するように配合された半永久的インクであり得る。例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、溶媒と、半揮発性の半永久的な着色剤可溶化剤と、を含む、半永久的な着色剤を含むインク組成物が本明細書で説明される。また、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、溶媒と、増粘剤とを含む、半永久的な着色剤(例えば、半永久的インク)を含む組成物が本明細書で説明される。インク組成物は、本明細書でより詳細に説明される。
【0066】
下部本体116は、雄ねじと、リザーバ容器と、リザーバと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、雄ねじは、下部本体116を上部本体110に結合することができる。上部本体110、下部本体116及びアセンブリは、
図2、
図3及び
図4に関連してより詳細に説明される。下部本体116の長さは、約60mm~約110mmであり得る。いくつかの実施形態では、下部本体116の長さは、約60mm~約110mm、約65mm~約110mm、約70mm~約110mm、約75mm~約110mm、約80mm~約110mm、約85mm~約110mm、約90mm~約110mm、約95mm~約110mm、約100mm~約110mm、又は約105mm~約110mmであり得る。いくつかの実施形態では、下部本体116は、約89mmである。下部本体116の更なる詳細は、
図2に関連して説明される。
【0067】
上部本体110は、ニブ及び雌ねじを含むことができる。いくつかの実施形態では、雌ねじは、下部本体116に上部本体110を結合することができる。上部本体110、下部本体116及びアセンブリは、
図2、
図3及び
図4に関連してより詳細に説明される。上部本体110の長さ(ニブを含まない)は、約20mm~約50mmであり得る。いくつかの実施形態では、上部本体110の長さは、約20mm~約50mm、約25mm~約50mm、約30mm~約50mm、約35mm~約50mm、約40mm~約50mm又は約45mm~約50mmであり得る。いくつかの実施形態では、上部本体110は約38mmである。上部本体の更なる詳細は、
図3に関連して説明される。
【0068】
図1Aは、蓋114の概略図を含む。いくつかの実施形態では、蓋114は、ニブを保護し、ニブを乾燥させる可能性がある過剰な空気流を防止するために上部本体110に接続する。例えば、シールは、蓋114を上部本体110に結合するねじ機構によってもたらされ得る。他の例では、シールは、蓋114が、上部本体110のリップを覆って、又はリップの下にスナップするスナップ機構によってもたらされ得る。いくつかの実施形態では、蓋114は、下部本体116に接続し、シールをもたらす。例えば、シールは、蓋114を下部本体116に結合するねじ機構によってもたらされ得る。他の例では、シールは、蓋114が、下部本体116のリップを覆って、又はリップの下にスナップするスナップ機構によってもたらされ得る。蓋114によってもたらされるシールは、ニブ112の乾燥を減少させることができる。
【0069】
蓋114の長さは、約30mm~約70mmであり得る。いくつかの実施形態では、蓋114の長さは、約30mm~約70mm、約35mm~約70mm、約40mm~約70mm、約45mm~約70mm、約50mm~約70mm、約55mm~約70mm、約60mm~約70mm又は約65mm~約70mmである。いくつかの実施形態では、蓋の長さは、約50mmである。蓋114は、約8mm~約14mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、蓋114は、約8mm~約14mm、約9mm~約14mm、約10mm~約14mm、約11mm~約14mm、約12mm~約14mm又は約13mm~約14mmの直径を有し得る。
【0070】
ここで
図1Bを参照する。
図1Bは、インクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ)100、ニブ112、上部本体110及び下部本体116を含む。例示的な実施形態では、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、
図1Aに関連して説明される特徴に類似した特徴を含む。
図1Bは、ニブ112を含み、
図1Aに関連して説明される蓋114を含まない。ニブ112は、様々な形状、サイズ及び材料を含み得る。ユーザが初期ニブ(例えば、ニブ112)を取り外し、後続ニブと交換することができるように、ニブ112などのニブは交換可能であり得る。ニブは、様々な美観及び技術を可能にする様々な形状及びサイズのものであり得る。様々なニブ112の詳細は、
図6、
図7、
図8、
図9及び/又は
図10に関連して説明される。
【0071】
ニブ112は、インク組成物(例えば、半永久的なインク組成物)を基材に沈着させるように構成されている。例えば、基材は、紙又は動物の皮膚(例えば、ヒトの皮膚)を含むことができる。インク組成物は、下部本体116内部のリザーバ内に収容される。ニブ112は、
図1Bのニブ112によって示されるように、上部本体110の外部にある第1の端部を含む。ニブ112は、リザーバ内部のインク組成物と接触する第2の端部(
図1Bによって不明瞭になっている)を含む。例えば、いくつかの実施形態では、ニブ112の第2の端部は、インク組成物に接触するリザーバへとある距離だけ延在する(
図4に関連して詳述される)。他の実施形態では、ニブ112の第2の端部は、転写用ニブを介してインク組成物に間接的に接触する。転写用ニブは、インク組成物と接触し、ニブ112へのインク組成物の移動を促進させる(
図5に関連してより詳細に説明される)。ニブ112は、様々な材料から作製されることができる。例えば、ニブは、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロンブラシ繊維及び焼結ポリエチレンから作製され得る。
【0072】
本明細書で言及される場合、ニブ(例えば、ニブ112)は、様々な形状及びサイズのものであり得る。ニブは、約10mm~約50mmであり得る。いくつかの実施形態では、ニブ(例えば、ニブ112)は、約10mm~約50mm、約15mm~約50mm、約20mm~約50mm、約25mm~約50mm、約30mm~約50mm、約35mm~約50mm、約40mm~約50mm又は約45mm~約50mmであり得る。いくつかの実施形態では、ニブ112は15mmである。いくつかの実施形態では、ニブ112は約20mmである。いくつかの実施形態では、ニブ112は約30mmである。いくつかの実施形態では、ニブ112は約40mmである。
【0073】
いくつかの実施形態では、インク組成物を含まない半永久的な入れ墨アプリケータ100の重量は、約5グラム~約15グラムである。いくつかの実施形態では、半永久的な入れ墨アプリケータ100は、約5グラム、約6グラム、約7グラム、約8グラム、約9グラム、約10グラム、約11グラム、約12グラム、約13グラム、約14グラム又は約15グラムの重量を有する。
【0074】
ここで
図2を参照する。
図2は、例示的なインクアプリケータの下部本体の分解図である。
図2は、下部本体216、雄ねじ221(雄ねじ221aの拡大図)、リザーバ容器218(リザーバ容器218aは、下部本体216の外側に示されている)、リザーバ容器218内部に収容されたリザーバ220(下部本体216の外側のリザーバ容器218a内部に収容されたリザーバ220a及びリザーバ220b単独)を含む。
図2に示された例示的な実施形態では、下部本体216は、
図1A及び
図1Bに関連して上に説明される下部本体116の1つ以上の特徴を含む。
【0075】
雄ねじ221/221aは、上部本体(例えば、
図1A及び
図1Bの上部本体110)の雌ねじに結合することができる。上部本体の雌ねじは、
図3に関連して更に詳細に説明される。雄ねじ221/221aは、約5mm~約15mmの直径を有することができる。いくつかの実施形態では、雄ねじ221/221aは、約5mm~約15mm、約7mm~約15mm、約9mm~約15mm又は約11mm~約15mmの直径を含むことができる。いくつかの実施形態では、雄ねじ221/221aの直径は、約10mmである。いくつかの実施形態では、雄ねじの直径は、約11mmである。
【0076】
リザーバ容器218は、下部本体216内部にリザーバ220を収容することができる。リザーバ容器218aは、下部本体216の外部のリザーバ容器218である。いくつかの実施形態では、リザーバ容器218は、選択的に取り外し可能である。例えば、ユーザは、インク組成物(例えば、半永久的なインク組成物)を含むリザーバ220との交換又は補充を促進するため、リザーバ容器218を下部本体216から選択的に取り外すことができる。リザーバ容器218/218aは、約40mm~約120mmの長さであり得る。いくつかの実施形態では、リザーバ容器218/218aは、約40mm~約120mm、約45mm~約120mm、約50mm~約120mm、約55mm~約120mm、約60mm~約120mm、約65mm~約120mm、約70mm~約120mm、約75mm~約120mm、約80mm~約120mm、約85mm~約120mm、約90mm~約120mm、約95mm~約120mm、約100mm~約120mm、約105mm~約120mm、約110mm~約120mm又は約115mm~約120mmである。
【0077】
リザーバ容器218/218aは、5mm~約12mmの直径を含むことができる。いくつかの実施形態では、リザーバ容器218/218aの直径は、約5mm~約12mm、約6mm~約12mm、約7mm~約12mm、約8mm~約12mm、約9mm~約12mm、約10mm~約12mm又は約11mm~約12mmである。いくつかの実施形態では、リザーバ容器218は、直径は約8mmである。
【0078】
リザーバ220は、本明細書に記載のインク組成物(例えば、半永久的なインク組成物)のいずれかを収容するように構成されている。リザーバ220は、下部本体216内部のリザーバ容器218内部に収容される。符号220aは、リザーバ容器218内部ではあるが、下部本体216の外側にあるリザーバ220を示す。符号220bは、リザーバ容器218及び下部本体216の外側にあるリザーバ220/220aを示す。
【0079】
いくつかの実施形態では、リザーバ220は、選択的に取り外し可能である。例えば、リザーバ220は、リザーバ容器218から取り外されることができる。いくつかの実施形態では、リザーバ220は、交換されることができる。いくつかの実施形態では、リザーバ220は、本明細書に記載のインク組成物のいずれかで補充されることができる。例えば、リザーバ220は、本明細書に記載のインク組成物のいずれかを収容することができる。リザーバ220が空及び/又はインクが少ないときには、ユーザは、リザーバ220を下部本体216から取り外し、別のリザーバに交換することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ220は、空ではないが、ユーザは、初期リザーバを、例えば異なる色の異なるリザーバと交換することを望む場合がある。リザーバを異なる色に交換することによって、いくつかの例では、ニブが同様に交換されることができる。
【0080】
例えば、特定の色のリザーバ220は、1つ以上のニブに対応し得る。いくつかの実施形態では、第1の色を有するリザーバ220は、色の変更がユーザによって望まれるとき、第1の色を有するリザーバ220がその対応するニブとともに交換され、第2の色を有する異なるリザーバ及び対応するそのそれぞれの1つ以上のニブと交換されるように、1つ以上のニブに対応し得る。
【0081】
いくつかの実施形態では、下部本体216は、1つ以上のニブに対応することができる。いくつかの実施形態では、第1の色を有する下部本体216は、色の変更がユーザによって望まれるとき、第1の色を有する下部本体216がその対応するニブとともに交換され、第2の色を有する異なる下部本体及び対応するそのそれぞれの1つ以上のニブと交換されるように、1つ以上のニブに対応し得る。
【0082】
いくつかの実施形態では、リザーバ220は、本明細書に記載のインク組成物のいずれかで補充されることができる。例えば、交換インク組成物は、注ぎ口又はスポイトを備えたパウチ内に収容されることができ、インク組成物は、パウチ又はスポイトを介して空のリザーバ220へと分配されることができる。補充されたリザーバ220は、操作のためにリザーバ容器218へと戻して配置することができる。
【0083】
いくつかの実施形態では、下部本体216は、窓を含むことができる。いくつかの実施形態では、下部本体216は、リザーバ220の内容物を見ることができるように、透明な窓を含むことができる。例えば、下部本体216内に含まれる窓は、リザーバ220内部のインクの特性を決定するためにインクアプリケータのユーザによって操作されることができる。いくつかの実施形態では、窓を使用し、リザーバ220内にあるインク組成物のおおよその量を決定することができる。いくつかの実施形態では、窓を使用し、リザーバ220内に含まれるインク組成物の色を決定することができる。
【0084】
いくつかの実施形態では、窓に加えて、又は窓の代わりに、下部本体216は目盛りを含むことができる。いくつかの実施形態では、下部本体216は、インクの量又は色が窓なしで視認可能であるように、不透明又は半透明である材料から作製される。かかる実施形態では、下部本体216は、ユーザに、残りのインクの量及び/又はインクの色に関する情報を提供するために目盛りを含むことができる。いくつかの実施形態では、下部本体216は、リザーバ220の内容物を見て量を推定することができるように、透明な窓上に目盛りを含むことができる。例えば、下部本体216内に含まれる目盛り付きの窓は、リザーバ220内部のインクの特性を決定するためにインクアプリケータのユーザによって操作されることができる。いくつかの実施形態では、目盛り付きの窓を使用し、リザーバ220内にあるインク組成物のおおよその量を決定することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ内部のインク組成物は液体であり、液体インク組成物の量は、目盛り付きの窓を介して見ることができる。
【0085】
リザーバ220及び/又はリザーバ容器218は、ニブ又は転写用ニブを受容する開口部を含むことができる。例えば、リザーバ220及び/又はリザーバ容器218は、ニブ又は転写用ニブがインク組成物に接触することができるように、ニブの一部分又は転写用ニブをリザーバ220及び/又はリザーバ容器218へと突出させる開口部を含むことができる。リザーバ220からのインク組成物は、インク組成物が半永久的な入れ墨アプリケータを出て基材(例えば、皮膚)上に沈着することができるように、毛細管作用によってリザーバ220からニブへと流れることができる。
【0086】
リザーバ容器218は、リザーバ容器218の内部が実質的に空の空隙であるように、実質的に中空であり得る。リザーバ容器218を補充することは、液体インク組成物を投入することと、リザーバ容器218の空隙を充填させることを含むことができる。かかる実施形態では、空隙は任意に、リザーバ容器218内部でのインク組成物の沈降を防止する撹拌器を含むことができる。かかる実施形態は、
図5に関連して更に詳細に説明される。
【0087】
リザーバ220は、リザーバ220の内部が実質的に空の空隙であるように、実質的に中空であり得る。リザーバ220を補充することは、液体インク組成物を投入することと、リザーバ220の空隙を充填させることを含むことができる。かかる実施形態では、空隙は任意に、リザーバ220内部でのインク組成物の沈降を防止する撹拌器を含むことができる。かかる実施形態は、
図5に関連して更に詳細に説明される。いくつかの実施形態では、リザーバ220は、本明細書に記載のインク組成物のいずれかで飽和した繊維材料を収容する。いくつかの実施形態では、リザーバ220の繊維材料は、ポリエステル材料(例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリエステル及び/又はポリプロピレン)である。いくつかの実施形態では、繊維材料は、ポリエチレンテレフタラートである。
【0088】
リザーバ220は、約30mm~約120mmの長さであり得る。いくつかの実施形態では、リザーバ220は、約30mm~約120mm、約35mm~約120mm、約40mm~約120mm、約45mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm、約50mm~約120mm又は約50mm~約120mmである。
【0089】
いくつかの実施形態では、リザーバ220の直径は、約5mm~約12mmである。いくつかの実施形態では、リザーバ220の直径は、約5mm~約12mm、約6mm~約12mm、約7mm~約12mm、約8mm~約12mm、約9mm~約12mm、約10mm~約12mm又は約11mm~約12mmである。いくつかの実施形態では、リザーバ容器の直径は、約7mmである。当業者は、リザーバ220がリザーバ容器218へと挿入され、したがってリザーバ220の直径がリザーバ容器218の直径と同じではないことを理解するであろう。
【0090】
ここで
図3を参照する。
図3は、例示的なインクアプリケータの上部本体の分解図である。
図3は、上部本体310、雌ねじ323(雌ねじ323aの拡大図)及びリップ325(リップ325の観点で拡大)を含む。
図3に示された例示的な実施形態では、上部本体310は、
図1A及び
図1Bに関連して上に説明される上部本体110の1つ以上の特徴を含む。
【0091】
雌ねじ323/323aは、下部本体の雄ねじ(例えば、
図2の下部本体216の雄ねじ221)に結合することができる。雌ねじ323/323aは、約5mm~約15mmの直径を有することができる。いくつかの実施形態では、雌ねじ323/323aは、約5mm~約15mm、約7mm~約15mm、約9mm~約15mm又は約11mm~約15mmの直径を含むことができる。いくつかの実施形態では、雌ねじ323/323aの直径は、約10mmである。いくつかの実施形態では、雄ねじの直径は、約11mmである。
【0092】
本明細書で言及される場合、雌ねじ323/323aは、下部本体の雄ねじ(例えば、
図2の下部本体216の雄ねじ221)に結合することができる。
図2の上部本体310及び下部本体216が、
図2の雌ねじ323/323a及び雄ねじ221を介して共に結合されるとき、リップ325/325aは、リザーバ容器及び/又はリザーバ(例えば、
図2のリザーバ容器218及び/又はリザーバ220)と接触し、シールを生成することができる。かかる実施形態では、ニブ(例えば、
図1のニブ112)は、上部本体310内に挿入されることができ、リップ325/325aは、
図2のリザーバ容器218及び/又はリザーバ220への通路をもたらすことができる。
【0093】
ここで
図4を参照する。
図4は、例示的なインクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ)401の断面図を示す。半永久的な入れ墨アプリケータ401は、上部本体410及び下部本体416、キャップ414、ニブ412、リザーバ容器418内に収容されるリザーバ420を含む。詳細Aは、破線の楕円によって識別され、ニブ412の第2の端部454a、リザーバ420a、リザーバ容器418a及びねじ421を識別する部分Aにて拡大して例示されている。
図4に示された例示的な実施形態では、半永久的な入れ墨アプリケータ401は、
図1A、
図1B、
図2及び
図3に関連して上に説明される1つ以上の特徴を含む。
【0094】
ニブ412は、第1の端部452及び第2の端部454を含む。第1の端部452は、上部本体410の外部に延在し、第2の端部454は、インク組成物と接触することができるように、下部本体416並びにリザーバ420及び/又はリザーバ容器418へと延在する。詳細Aは、リザーバ容器418a内に収容されるリザーバ420aへと延在しているニブ412の第2の端部454aを示す。ねじ421は、雌ねじ(例えば、
図3の雌ねじ323)とかみ合う雄ねじ(例えば、
図2の雄ねじ221)の図である。ねじ421は、下部本体416に結合された上部本体410を例示する。いくつかの実施形態では、ねじ421は、上部本体410が下部本体416から分離されるように緩められる。上部本体410及び下部本体416を分離することで、ユーザがリザーバ420を交換及び/又は補充することが可能となる。
【0095】
例えば、いくつかの実施形態では、上部本体410は、ねじ421を介して下部本体416から分離され、リザーバ容器418及びリザーバ420を露出させることができる。ユーザは例えば、初期リザーバ420から取り外し、後続のリザーバと交換することができる。リザーバ420の交換後、ユーザは次いで、上部本体410を下部本体416に再度結合し、ニブ412の第2の端部454aを新しく交換したリザーバ420及び/又はリザーバ容器418に挿入する半永久的な入れ墨アプリケータ401の操作を再開することができる。
【0096】
いくつかの実施形態では、リザーバ420及び/又はリザーバ容器418は、本明細書に記載のインク組成物のいずれかで補充されることができる。例えば、上部本体410は、ねじ421を介して下部本体416から分離し、リザーバ容器418及びリザーバ420を露出させることができる。ユーザは、例えば、リザーバ420を取り外し、これを液体インクで補充することができる。リザーバ420の補充後、ユーザは次いで、上部本体410を下部本体416に再度結合し、ニブ412の第2の端部454aを新しく補充したリザーバ420に挿入する半永久的な入れ墨アプリケータ401の操作を再開することができる。
【0097】
別の実施形態では、ユーザは、リザーバ容器418を取り外し、これを液体インクで充填又は補充することができる。リザーバ容器418が充填又は補充された後、ユーザは次いで、上部本体410を下部本体416に再度結合し、ニブ412の第2の端部454aを新しく充填又は補充されたリザーバ容器418に挿入する半永久的な入れ墨アプリケータ401の操作を再開することができる。
ニブ412は、新規又は異なるニブと交換されることができる。例えば、上部本体410は、ねじ421を介して下部本体416から分離し、リザーバ容器418及びニブ412の第2の端部454を露出させることができる。いくつかの実施形態では、ニブ412は、ニブ412を引っ張ることによって交換され、これを上部本体410から取り外す。いくつかの実施形態では、ニブ412は、器具(例えば、鉗子、トング又はピンセット)を使用して上部本体410から取り外されることができる。
ここで
図5を参照する。
図5は、例示的なインクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ)502の断面図を示す。半永久的な入れ墨アプリケータ502は、上部本体510及び下部本体516、キャップ514、ニブ512、転写用ニブ522、転写用ケーシング526、リザーバ520及び撹拌器524を含む。インクアプリケータ502は、任意には、リザーバ520及び/又はリザーバ容器518を含む。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、任意には、リザーバ容器518内に収容される。詳細Bは、破線の楕円によって識別され、リザーバ520a内にある転写用ニブ522aの一部分、リザーバ容器518a、隆起部519及びねじ521を識別する部分Bにて拡大して示され得る。リザーバ容器518を備えないリザーバ520を説明する実施形態は、隆起部519を備えた下部本体516内部にて定位置で保持されることができる。隆起部519は、転写用ニブ522aが、インク組成物をリザーバ520aからニブ512に移すことができるように、リザーバ520aが実質的に移動することを防止する。
図5に示された例示的な実施形態では、半永久的な入れ墨アプリケータ502は、
図1A、
図1B、
図2、
図3及び
図4に関連して上に説明される1つ以上の特徴を含む。
【0098】
撹拌器524は、リザーバ520、リザーバ容器518又はリザーバ520若しくはリザーバ容器518によって任意には占有される下部本体516中の空間で移動するように構成されることができる。撹拌器524は、液体インク組成物を混合し、液体インク組成物の成分の沈降を防止することができる。例えば、ユーザは、インクアプリケータ502を使用する前に半永久的な入れ墨アプリケータ502を振盪することができ、撹拌器524は、リザーバ520、リザーバ容器518、又はリザーバ520若しくはリザーバ容器518によって任意には占有される下部本体516中の空間内部で移動することができ、液体インクを混合することができる。いくつかの実施形態では、撹拌器は金属製である。いくつかの実施形態では、撹拌器524は金属製ボールである。いくつかの実施形態では、リザーバ520又はリザーバ容器518は、単一の撹拌器524を収容する。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、複数の撹拌器524を含むことができる。
【0099】
転写用ニブ522は、インク組成物(例えば、リザーバ520、リザーバ容器518又はリザーバ520若しくはリザーバ容器518によって任意には占有される下部本体516中の空間からの本明細書に記載のインク組成物のいずれか)を移動させるために動作する。いくつかの実施形態では、インク組成物は、下部本体516内部でリザーバ容器518内に収容されるリザーバ520に含まれ得る。いくつかの実施形態では、転写用ニブ522は、リザーバ520内部のインク組成物と接触し、インク組成物をニブ512に送達する。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、液体インク組成物を含み、転写用ニブ522は液体インク組成物を吸収してニブ512に移す。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、インク組成物を含む繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロンブラシ繊維及び焼結ポリエチレン)を含む。ユーザは、ニブ512の第1の端部552を基材(例えば、皮膚)に適用することができる。ユーザは、空になったときにリザーバ520を交換又は補充することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、リザーバ520をリザーバ容器518から取り外し、インクをリザーバ520に加えることによって補充されることができる。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、リザーバ520をリザーバ容器518から取り外してこれを廃棄し、異なる(例えば、新規)リザーバ520をリザーバ容器518に挿入することによって交換されることができる。
【0100】
いくつかの実施形態では、インク組成物は、下部本体516(例えば、リザーバ容器518なし)内部に収容されるリザーバ520に含まれ得る。詳細Bに示されるように、隆起部519は、転写用ニブ522aがリザーバ520a内に収容されるインク組成物に接触するように、定位置でリザーバ520aを固定することができる。いくつかの実施形態では、転写用ニブ522は、リザーバ520内部のインク組成物に接触し、インク組成物をニブ512(例えば、ニブ512の第2の端部554)に送達する。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、液体インク組成物を含み、転写用ニブ522は液体インク組成物を吸収してニブ512に移す。いくつかの実施形態では、リザーバは、インク組成物を含む繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロンブラシ繊維及び焼結ポリエチレン)を含む。ユーザは、ニブ512の第1の端部552を基材(例えば、皮膚)に適用し、インク組成物を沈着させることができる。ユーザは、ニブ512の第1の端部552を基材(例えば、皮膚)に適用することができる。ユーザは、空になったときにリザーバ520を交換又は補充することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、リザーバ520を下部本体516から取り外し、インクをリザーバ520に加えることによって補充されることができる。いくつかの実施形態では、リザーバ520は、リザーバ520を下部本体516から取り外してこれを廃棄し、異なる(例えば、新規)リザーバ520を下部本体516に挿入することによって交換されることができる。
【0101】
いくつかの実施形態では、インク組成物は、下部本体516(例えば、リザーバ520なし)内部に収容されるリザーバ容器518に含まれ得る。いくつかの実施形態では、転写用ニブ522は、リザーバ容器518内部のインク組成物に接触し、インク組成物をニブ512(例えば、ニブ512の第2の端部554)に送達する。ユーザは、ニブ512の第1の端部552を基材(例えば、皮膚)に適用し、インク組成物を沈着させることができる。ユーザは、インク組成物が空になったときにリザーバ容器518を交換又は補充することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ容器518は、リザーバ容器518を下部本体516から取り外し、インクをリザーバ容器518に加えることによって補充されることができる。いくつかの実施形態では、リザーバ容器518は、リザーバ容器518を下部本体516から取り外してこれを廃棄し、異なる(例えば、新規)リザーバ容器518を下部本体516に挿入することによって交換されることができる。
【0102】
いくつかの実施形態では、インク組成物は、下部本体516(例えば、リザーバ520又はリザーバ容器518によって任意に占有される下部本体516中の空間)中に含まれ得る。いくつかの実施形態では、転写用ニブ522は、下部本体516内部のインク組成物に接触し、インク組成物をニブ512(例えば、ニブ512の第2の端部554)に送達する。ユーザは、ニブ512の第1の端部552を基材(例えば、皮膚)に適用し、インク組成物を沈着させることができる。ユーザは、インク組成物が空になったとき、下部本体516(例えば、リザーバ520又はリザーバ容器518によって任意に占有される下部本体516中の空間)を交換又は補充することができる。いくつかの実施形態では、リザーバ520又はリザーバ容器518によって任意に占有される下部本体516中の空間は、インクをリザーバ520又はリザーバ容器518によって任意に占有される下部本体516中の空間に加えることによって補充されることができる。いくつかの実施形態では、下部本体516は、下部本体516を上部本体510から分離してこれを廃棄し、異なる(例えば、新規)下部本体516を挿入することによって交換されることができる。
【0103】
転写用ケーシング526は、転写用ニブ522をニブ512に接続するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、転写用ケーシングは、多孔質スポンジ材料から作製される。いくつかの実施形態では、転写用ニブ522は、インク組成物を保持するように機能するスロット付き円筒形アタッチメントである。いくつかの例では、転写用ニブ522は多孔質材料から作製され、インク組成物をリザーバ520(又はリザーバ容器518又は下部本体516)からニブ512の第2の端部554に移すように動作する。転写用ニブ522は、いくつかのニブ512のタイプでは任意のものである。
図6~
図10に関連して本明細書で述べられるように、いくつかのタイプのニブは、転写用ニブ522と動作するように構成されている。
【0104】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータ502は、リザーバ容器518を含むがリザーバ520を含まない。かかる実施形態では、本明細書に記載の任意のインク組成物は、リザーバ容器518内に含まれ、インク組成物は、転写用ニブ522を介してリザーバ容器518からニブ512に引き込まれることができる。
【0105】
リザーバ容器518又はリザーバ520を含まない実施形態では、ユーザは、上部本体510を下部本体516から切り離すことによってインク組成物を加える、又は補充することができる。リザーバ容器518又はリザーバ520を含まない他の実施形態では、ユーザは、上部本体510を初期下部本体516から切り離し、上部本体510を異なる下部本体516に再度取り付けることによってインク組成物を加える、又は補充することができる。
【0106】
図6~
図10は、異なる種類及びスタイルのニブを示す。ここで
図6を参照する。
図6は、堅固な丸型先端を備えるニブの一例を示す。ニブ640は、第1の端部652及び第2の端部654を含む。例示的な実施形態では、ニブ640は、
図1A、
図1B、
図2、
図3、
図4及び
図5に関連して説明されるニブの1つ以上の特徴を含む。ニブ640は、第1の端部652に堅固な丸型先端を含む。いくつかの実施形態では、堅固な丸型先端は、皮膚などの基材などへのインク塗布の所望の効果をもたらし得る。
【0107】
例えば、堅固な丸型先端は、デザインについて審美的に満足できる細部及び輪郭をもたらし得る。ユーザは、半永久的な入れ墨アプリケータ(例えば、
図1のインクアプリケータ100)と併せてニブ640などの堅固な丸型先端ニブを使用することができるが、これによって、ユーザは創造上の自由が可能となり、細部にわたるフリーハンドでのデザインを作成することができる。更には、ニブ640の第1の端部652などの堅固な丸型先端は、テキスト、文字及びスクリプトを書くための精密さ及び/又は精度をもたらすことができる。
【0108】
ニブ640の第2の端部654は、インク組成物に接触することができる。例えば、ニブ640の第2の端部654は、リザーバ(例えば、
図4のリザーバ420a)内に収容されるインク組成物に接触することができる。ニブ640は、約20mm~約40mmの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、第1の端部652から第2の端部654までのニブの長さは、約20mm~約40mm、約25mm~約40mm、約30mm~約40mm又は約35mm~約40mmである。いくつかの実施形態では、第1の端部652の頂部の直径は、約0.2mm~約1.0mmである。いくつかの実施形態では、第1の端部の直径は、約0.2mm~約1.0mm、約0.4mm~約1.0mm、約0.6mm~約1.0mm又は約0.8mm~1.0mmである。
【0109】
ここで
図7を参照する。
図7は、のみ型先端を備えるニブの一例を示す。
図7ニブ742は、第1の端部752及び第2の端部754を含む。例示的な実施形態では、ニブ742は、
図1A、
図1B、
図2、
図3、
図4、
図5及び
図6に関連して説明されるニブの1つ以上の特徴を含む。ニブ742は、第1の端部752にのみ型先端を含む。いくつかの実施形態では、のみ型先端は、皮膚などの基材などへのインク塗布の所望の効果をもたらし得る。
【0110】
例えば、のみ型先端は、デザインについて審美的に満足できる細部及び輪郭をもたらし得る。半永久的な入れ墨アプリケータ(例えば、
図1のインクアプリケータ100)と併せてニブ742などののみ型先端ニブを使用することによって、ユーザは創造上の自由が可能となり、細部にわたるフリーハンドでのデザインを作成することができる。ニブ742の第1の端部752などののみ型先端は、カリグラフィーなどのテキスト、文字及びスクリプトを書くための精密さ及び/又は精度をもたらすことができる。ニブ742の第1の端部752などののみ型先端は、インク組成物で空間のより大きな領域を充填するための精密さ及び/又は精度を更にもたらすことができる。いくつかの実施形態では、
図1のインクアプリケータ100は、第1のニブに備え付けられ、デザインの輪郭を描くことができる(例えば、
図6のニブ640)。第1のニブ640は取り外されることができ、第2のニブ742はインクアプリケータ100に挿入されることができ、ユーザは輪郭をつけたデザイン内部の空間を埋めることができる。
【0111】
ニブ742の第2の端部754は、インク組成物に接触することができる。例えば、ニブ742の第2の端部754は、リザーバ(例えば、
図4のリザーバ420a)内に収容されるインク組成物に接触することができる。ニブ742は、約20mm~約40mmの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、第1の端部752から第2の端部754までのニブの長さは、約20mm~約40mm、約25mm~約40mm、約30mm~約40mm又は約35mm~約40mmである。いくつかの実施形態では、第1の端部752のチゼルの角度は、約100°~140°である。いくつかの実施形態では、第1の端部754の角度は、約100°~約140°、約110°~約140°、約120°~約140°又は約130°~約140°である。
【0112】
ここで
図8を参照する。
図8は、薄い先端を備えるニブの一例を示す。ニブ844は、第1の端部852及び第2の端部854を含む。例示的な実施形態では、ニブ844は、
図1A、
図1B、
図2、
図3、
図4、
図5、
図6及び
図7に関連して説明されるニブの1つ以上の特徴を含む。ニブ844は、第1の端部852でファインポイント先端を含む。いくつかの実施形態では、ファインポイント先端は、皮膚などの基材などへのインク塗布の所望の効果をもたらし得る。
【0113】
例えば、ファインポイント先端は、デザインについて審美的に満足できる細部及び輪郭をもたらし得る。ユーザは、半永久的な入れ墨アプリケータ(例えば、
図1のインクアプリケータ100)と併せてニブ844などのファインポイント先端ニブを使用することができるが、これによって、ユーザは創造上の自由が可能となり、細部にわたるフリーハンドでのデザインを作成することができる。更には、ニブ844の第1の端部852などのファインポイント先端は、テキスト、文字及びスクリプトを書くための精密さ及び/又は精度をもたらすことができる。別の実施形態では、ニブ844の第1の端部852などのファインポイント先端は、点描効果などの様式的及び創造的な細部をもたらすことができる。
【0114】
ニブ844の第2の端部854は、インク組成物に接触することができる。例えば、ニブ844の第2の端部854は、リザーバ(例えば、
図4のリザーバ420a)内に収容されるインク組成物に接触することができる。ニブ844は、約20mm~約60mmの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、第1の端部852から第2の端部854までのニブの長さは、約20mm~約60mm、約25mm~約60mm、約30mm~約60mm、約35mm~約60mm、約40mm~約60mm、約45mm~約60mm、約50mm~約60mm又は約55mm~約60mmである。
【0115】
ここで
図9を参照する。
図9は、ナイロンブラシ先端を備えるニブの一例を示す。例示的な実施形態では、ニブ946は、
図1A、
図1B、
図2、
図3、
図4、
図5、
図6、
図7及び
図8に関連して説明されるニブの1つ以上の特徴を含む。ニブ946は、第1の端部952にナイロンブラシ繊維を含む。いくつかの実施形態では、ナイロンブラシ繊維は、皮膚などの基材などへのインク塗布の所望の効果をもたらし得る。
【0116】
例えば、ナイロンブラシ繊維は、デザインについて審美的に満足できる細部及び輪郭をもたらし得る。ユーザは、半永久的な入れ墨アプリケータ(例えば、
図1のインクアプリケータ100)と併せてニブ946などのナイロンブラシ繊維先端ニブを使用することができるが、これによって、ユーザは創造上の自由が可能となり、細部にわたるフリーハンドでのデザインを作成することができる。更には、ニブ946の第1の端部952などのナイロンブラシ繊維先端は、テキスト、文字及びスクリプトを書くための精密さ及び/又は精度をもたらすことができる。別の実施形態では、ニブ946の第1の端部952などのナイロンブラシ繊維先端は、点描効果又は水彩効果などの様式的及び創造的な細部をもたらすことができる。
【0117】
ニブ946は、第2の端部954で開口を含む。いくつかの実施形態では、第2の端部954での開口は、
図5の転写用ニブ522と併せて使用することができる。
図5の転写用ニブ522は、インク組成物を吸収し、第1の端部952にて組成物をナイロンブラシ繊維に送達することができる。ニブ946は、約10mm~約25mmの第1の端部952から第2の端部954までの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、ニブ946は、約10mm~約25mm、約15mm~約25mm又は約20mm~約25mmの長さを有することができる。
【0118】
ここで
図10を参照する。
図10は、繊維先端を備えるニブの一例を示す。例示的な実施形態では、ニブ1048は、
図1A、
図1B、
図2、
図3、
図4、
図5、
図6、
図7、
図8及び
図9に関連して説明されるニブの1つ以上の特徴を含む。ニブ1048は、第1の端部1052にて多孔質で可撓性のある先端を含む。いくつかの実施形態では、多孔質で可撓性のある先端は、皮膚などの基材などへのインク塗布の所望の効果をもたらし得る。
【0119】
例えば、多孔質で可撓性のある先端は、デザインについて審美的に満足できる細部及び輪郭をもたらし得る。ユーザは、半永久的な入れ墨アプリケータ(例えば、
図1のインクアプリケータ100)と併せてニブ1048などの多孔質で可撓性のある先端ニブを使用することができるが、これによって、ユーザは創造上の自由が可能となり、細部にわたるフリーハンドでのデザインを作成することができる。更には、ニブ1048の第1の端部1052などの多孔質で可撓性のある先端は、テキスト、文字及びスクリプトを書くための精密さ及び/又は精度をもたらすことができる。別の実施形態では、ニブ1048の第1の端部1052などの多孔質で可撓性のある先端は、点描効果又は水彩効果などの様式的及び創造的な細部をもたらすことができる。いくつかの実施形態では、
図1のインクアプリケータ100は、第1のニブに備え付けられ、デザインの輪郭を描くことができる(例えば、
図6のニブ640)。第1のニブ640は取り外されることができ、第2のニブ1048はインクアプリケータ100に挿入されることができ、ユーザは、多孔質で可撓性のある先端を使用して輪郭をつけたデザイン内部の空間を埋めることができる。
【0120】
ニブ1048は、第2の端部1054で開口を含む。いくつかの実施形態では、第2の端部1054での開口は、
図5の転写用ニブ522と併せて使用することができる。
図5の転写用ニブ522は、
図5のリザーバ520からのインク組成物を吸収し、第1の端部1052にて組成物をナイロンブラシ繊維に送達することができる。ニブ1048は、約10mm~約30mmの第1の端部1052から第2の端部1054までの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、ニブ1048は、約10mm~約30mm、約15mm~約30mm又は約20mm~約30mm又は約25mm~約30mmの長さを有することができる。
【0121】
本明細書に記載のいくつかの実施形態では、インクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ100)は、リザーバ(例えば、リザーバ220)及び/又はリザーバ容器(例えば、リザーバ容器218)を備えていない上部本体(例えば、上部本体110)を含むことができる。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、上部本体に結合された下部本体(例えば、下部本体116)を含むことができ、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部(例えば、第1の端部452)と、上部本体の内部にある第2の端部(例えば、第2の端部454)を備えるニブ(例えば、ニブ112)を含み、ニブは、半永久的インクを分配するように構成されている。リザーバ及び/又はリザーバ容器は、上部本体を下部本体から分離し、リザーバ容器及び/又はリザーバを下部本体に配置することによって、インクアプリケータに加えられ得る。上部本体が下部本体に再結合されるとき、ニブの第2の端部は、リザーバ内部のインク組成物が基材(例えば、紙又は皮膚)上へとニブを介して分配され得るように、リザーバに浸透することができる。
【0122】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、インクアプリケータ内部のリザーバを含むことができる。例えば、インクアプリケータは、下部本体と、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバに収容された半永久的インクと、を含むことができる。上部本体は、下部本体に結合されることができ、上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含む。ニブの内部は、リザーバ内へと入り込むことができる。いくつかの実施形態では、リザーバは、繊維性部品(例えば、ポリエチレンテレフタラート)であり、繊維性部品は、インク組成物で飽和されている。いくつかの実施形態では、リザーバは、繊維性部品を含まない。
【0123】
例えば、リザーバは、液体インク組成物を含むことができる。いくつかの実施形態では、リザーバは、液体インク組成物で補充されることができる。かかる実施形態では、インクアプリケータは、リザーバからニブへの液体インク組成物の移動を促進する転写用ニブ(例えば、転写用ニブ522)を含むことができる。例えば、インクアプリケータは、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、リザーバに収容された半永久的インクと、を含むことができる。下部本体に結合された上部本体は、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブと、ニブの第2の端部とリザーバ内に収容される半永久的インクに接触する転写用ニブと、を含むことができる。リザーバ内の液体インク組成物の成分が沈降するのを軽減するために、いくつかの実施形態では、リザーバは撹拌器を含むことができる。いくつかの実施形態では、撹拌器は金属製の球体である。
【0124】
いくつかの例では、ユーザは、インク組成物の色又は種類の切り替えを望む場合がある。こうしたことが発生した場合には、本明細書に記載の実施形態は、インク組成物のリザーバ及び/又は補充容器に対応する複数のニブを有するインクアプリケータシステムを含むことができる。例えば、複数のニブ(例えば、ニブ640、742、844、946、1048)は、特定のインク組成物に対応することができる。いくつかの実施形態では、第1の複数のニブは、インク組成物の第1の色に対応することができる。いくつかの実施形態では、第2の複数のニブは、インク組成物の第2の色に対応することができる。いくつかの実施形態では、第3の複数のニブは、液体インク組成物(例えば、液体インク組成物で充填されるように決定されたリザーバ)に対応することができる。いくつかの実施形態では、第4の複数のニブは、繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロンブラシ繊維及び焼結ポリエチレン)を含むリザーバに対応することができる。いくつかの実施形態では、インクアプリケータシステムは、インク組成物の複数の異なる測定基準(例えば、色、液体、補充リザーバ、インク組成物で飽和したリザーバ、インク容積、インク組成物の粘度)に対応するニブを含むことができる。
【0125】
方法
インクアプリケータを使用し、インク組成物を塗布するための方法もまた、本明細書に記載される。いくつかの実施形態では、皮膚上へとインクを塗布するための方法は、ニブ(例えば、ニブ640、742、844、946及び/又は1048)を、本明細書に記載のインク組成物のいずれかを含むインクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ100)の上部本体(例えば、上部本体110)に結合することと、インクアプリケータのインク組成物を皮膚の一部分に塗布することと、を含む。
【0126】
いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、マーカである。いくつかの実施形態では、インクアプリケータは、ペンである。インク組成物は、いくつかの実施形態では液体である。いくつかの実施形態では、撹拌器は、インク組成物の混合を促進させるため、インクのリザーバ(例えば、リザーバ220)に含まれる。例えば、方法は、インクアプリケータを撹拌して、インクアプリケータのリザーバからのニブへのインク組成物の流れを開始することを更に含むことができる。
【0127】
いくつかの例では、ユーザは、インク組成物の色、種類を切り替え、リザーバ中のインク組成物を補充又は交換することを望む場合がある。例えば、いくつかの実施形態では、方法は、インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体(例えば、下部本体116)から分離することと、リザーバを下部本体から取り外すことと、リザーバと異なるリザーバとを交換することと、を含むことができる。
【0128】
いくつかの実施形態では、リザーバは、インクリフィルが空の状態であり得る。かかる実施形態では、リザーバは、補充されることができる。例えば、本明細書に記載の方法は、インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体から分離することと、リザーバを下部本体から取り外すことと、リザーバを更なるインク組成物で充填することと、を更に含むことができる。
【0129】
いくつかの実施形態では、ユーザは、所望の美観又は効果を達成するためにニブを変更することを望む場合がある。例えば、本明細書に開示される方法は、ニブをインクアプリケータから分離することと、異なるニブをインクアプリケータに結合することと、インクをインクアプリケータ及び異なるニブから皮膚の一部分に塗布することと、を更に含むことができる。
【0130】
組成物
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される組成物は、半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、溶媒と、保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される組成物は、半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、溶媒と、増粘剤と、を含む。いくつかの実施形態では、本明細書において提供される組成物は、半永久的な着色剤と、溶媒と、保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、本明細書において提供される組成物は、半永久的な着色剤と、溶媒と、増粘剤と、保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、組成物は、保存料を含む。いくつかの実施形態では、本明細書において提供されるインク組成物は、半永久的な着色剤と、溶媒と、膜形成剤と、を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のインク組成物は、インクアプリケータ(例えば、半永久的な入れ墨アプリケータ100)を使用する皮膚への塗布に好適であり得る。国際出願番号PCT/CA2021/050790号は、インクジェット印刷に好適であり得るゲニピンベースの組成物を説明し、その全体は本明細書の一部を構成するものとして援用される。本明細書で使用される場合、「半永久的な着色剤」は、皮膚の1つ以上の層に浸透し、皮膚の物理的破壊又は自然落屑なしに皮膚から除去することができない着色剤を指す。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、着色剤前駆体、例えば、1つ以上の他の分子との反応時に色を発現するゲニピンなどの分子を含むことができる。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、角質層に浸透し、例えば、角質層に存在する他の着色剤分子及び/又は他の分子といった他の分子と反応して、半永久的な着色剤が角質層内に固定化され得る。例えば、半永久的な着色剤は、角質層に見られるコラーゲン又はケラチンと架橋する可能性がある。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、他の分子、例えば、角質層に存在する他の着色剤分子及び/又は他の分子と反応して、角質層から拡散するには大きすぎる分子を形成し得る。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、例えば、角質層に存在する他の着色剤分子及び他の分子といった他の分子と反応し、角質層の構造に導入される分子を形成し得る。半永久的な着色剤が角質層に浸透するいくつかの実施形態では、着色剤の滞留時間は、自然の皮膚落屑プロセスによって決定される。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、例えば、水、石鹸、及び/又はイソプロパノールによって洗い流すことができない。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、天然若しくは合成の顔料又は染料を含む。半永久的な着色剤の非限定的な例としては、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体が挙げられる。
【0131】
本明細書で使用される場合、「ゲニピン」は、本明細書で更に説明されるように、ゲニピン抽出物、部分的な精製ゲニピン抽出物、及び/又は精製ゲニピンを指す。ゲニピンは、40近くの植物種に存在するゲニポシドと呼ばれるイリドイドグリコシドに由来する。更に、ゲニピンは、アミン基への曝露時に変換反応を受けて青色着色剤を形成するクチナシ青色素の前駆体である(例えば、Touyama et al.,Chem.Pharm.Bull.42:668-673,1994;and Touyama et al.,Chem.Pharm.Bull.42(8):1571-1578,1994;その全体が本明細書の一部を構成するものとしてこれら両方が援用される)。皮膚と接触させたとき、ゲニピンは、皮膚中のアミンと接触し、ポリマーベースの青色及び/又はオリゴマーベースの青色をその場で生成することができる。
【0132】
「ゲニピン誘導体」は、ゲニピンコアを有する化合物である。例えば、ゲニピン誘導体は、以下のコア構造を有する化合物である。
【0133】
【化6】
ゲニピン誘導体の非限定的な例としては、国際出願番号PCT/US2021/045767号に説明されるものが挙げられ、その全体は本明細書の一部を構成するものとして援用される。例えば、ゲニピン誘導体は、式Iの化合物:
【0134】
【化7】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を含むことができ、式中、
R
1は、-C(=O)OR
6、C
1~6アルキル、又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
R
6は、H、C
1~6アルキル又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
各R
7は、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2は、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9Aであり、
R
9は、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、
R
9Aは、C
1~6アルキル及びC
6~10アリールから選択され、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5は、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3は、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5が存在せず、R
3が、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個の
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10は、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
R
8は、H又はR
7である。
【0135】
いくつかの実施形態では、
R1は、-C(=O)OR6又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R6は、H、C1~6アルキル、又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R2は、H、-OR9、又はOC(=O)R9であり、
R9は、H又はC1~6アルキルであり、
二重結合が存在する場合、R4及びR5は、存在せず、R3は、-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0136】
いくつかの実施形態では、
R3は、-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-C(=O)N R10R10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH=CR10R10、-CH2OR10、1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は、-OHであり、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR6、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0137】
ゲニピン誘導体の非限定的な例としては、式Iの化合物が挙げられ、
【0138】
【化8】
式中:
R
1は、-C(=O)OR
6又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
R
6は、H、C
1~6アルキル、又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
各R
7は、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2は、H、-OR
9、又は-OC(=O)R
9であり、
R
9は、H又はC
1~6アルキルであり、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5は、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3は、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5は、存在せず、R
3は、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
式中、各R
10は、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから独立して選択され、
R
8は、H又はR
7である。
【0139】
いくつかの実施形態では、式Iは、式:
【0140】
【化9】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0141】
いくつかの実施形態では、式Iは、式:
【0142】
【化10】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0143】
いくつかの実施形態では、式Iは、式:
【0144】
【0145】
いくつかの実施形態では、式Iは、式:
【0146】
【化12】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0147】
いくつかの実施形態では、R6は、メチルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、メチルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0148】
いくつかの実施形態では、R2は、-OC(=O)CH3である。いくつかの実施形態では、R2は、-OHである。
【0149】
いくつかの実施形態では、R2は、OR9又はOC(=O)R9Aである。
【0150】
いくつかの実施形態では、R2は、OR9である。
【0151】
いくつかの実施形態では、R2は、OC(=O)R9Aである。
【0152】
いくつかの実施形態では、R9は、H、C1~6アルキル及びC6~10アリールからなる群から選択される。
【0153】
いくつかの実施形態では、R9は、ヒドロキシ保護基である。保護基の好適な例は、Greene,Wuts,at al.,Protective groups in organic synthesis,Fourth Edition,2006(ISBN:9780471697541)に説明されているが、こうした例としては、t-ブチル、アリル、メトキシメチル(MOM)、トリ(C1~6アルキル)シリル(例えば、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)、アシル(例えば、ベンゾイル、ピバロイル又はアセチル)、アセトニド、テトラヒドロピラニル(THP)及びベンジリデンアセタールが挙げられる。いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、トリ(C1~6アルキル)シリルである。いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)である。
【0154】
いくつかの実施形態では、R9Aは、C1~6アルキルである。
【0155】
いくつかの実施形態では、R9Aは、C6~10アリールである。
【0156】
いくつかの実施形態では、二重結合は存在しない。いくつかの実施形態では、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、3員複素環を形成し、R3は、-CH2OHである。例えば、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、以下を形成することができる。
【0157】
【0158】
いくつかの実施形態では、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、4員複素環を形成し、R3は、-OHである。例えば、R4及びR5は、結合されている炭素原子とともに、以下を形成することができる。
【0159】
【0160】
いくつかの実施形態では、二重結合が存在する。いくつかの実施形態では、R1は、1~3個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R1は、-C(=O)OR6であり、R6は、1~3個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R2は-OHであり、R3は、CH2OHである。
【0161】
いくつかの実施形態では、R1は、C6~10アリールであり、任意には1~5個のR7で置換される。
【0162】
いくつかの実施形態では、R6は、C6~10アリールであり、任意には1~5個のR7で置換される。
【0163】
いくつかの実施形態では、R3は、-NR7R8、-CH2-NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、R1は、-C(=O)OHであり、R2は、-OHである。
【0164】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-C(=O)N R10R10、-CH(=O)、フェニル、-CH(OH)R10、-CH=CHR10、-CH=CR10R10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0165】
いくつかの実施形態では、R10は、H、C1~6アルキル、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR6、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0166】
いくつかの実施形態では、R10は、H、C1~6アルキル、-CH(=O)、-C(=O)OR6、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0167】
いくつかの実施形態では、R10は、H、C1~6アルキル、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0168】
いくつかの実施形態では、R10は、Hである。
【0169】
いくつかの実施形態では、R10は、C1~6アルキル、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される。
【0170】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH(OH)R10であり、R10は、C1~6アルキル、フェニル又は1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0171】
いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)N R10R10である。
【0172】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、C1~6アルキル、フェニル又は1~5個のR7で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R10は、フェニル又は1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0173】
いくつかの実施形態では、R3は、フェニルである。
【0174】
いくつかの実施形態では、R3は、1~5個のR7で置換されたフェニルである。
【0175】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CR10R10であり、各R10は、独立して、-CH(=O)又は-C(=O)OR6であり、R6は、C1~6アルキルであり、任意には1~5個のR7で置換される。いくつかの実施形態では、R3は、マロン酸ジエチルである。
【0176】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、表1の化合物からなる群から選択される化合物である。
【0177】
【0178】
【0179】
【0180】
【0181】
【0182】
いくつかの実施形態では、R7の電子吸引基又は電子供与基は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-NHC(=O)R8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR9
3、-COR9、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8 R8、ハロゲン化物及び-NOからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、R7の電子吸引基又は電子供与基は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR9
3、-COR9、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8 R8及び-NOからなる群から選択される。
【0183】
いくつかの実施形態では、R8は、H又はR7である。いくつかの実施形態では、R8は、H、-(C1~9アルキル)及び-(C2~9アルケニル)からなる群から選択され、R9は、ハロゲン化物である。いくつかの実施形態では、R8はHである。
【0184】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、式IIaの化合物:
【0185】
【化15】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)であり、式中、
R
9は、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、それぞれ任意には1~5個のR
7で置換され、
R
3は、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)N R
10R
10、-CH(=O)、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
式中、各R
10は、H、C
1~6アルキル、-OH、-CH(=O)、C(=O)OR
9、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから独立して選択され、
R
7は、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
8は、H又はR
7である。
【0186】
いくつかの実施形態では、
R3は、-C(=O)OR10、-CH(=O)、及び-CH2OR10から選択され、
R10は、H、C1~6アルキル、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択され、
R9は、C1~6アルキル、C6~10アリール及びヒドロキシ保護基から選択され、当該C1~6アルキル及びC6~10アリールは、それぞれ任意には1~5個のR7で置換される。
【0187】
いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10である。
【0188】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH(=O)である。
【0189】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH2OR10である。
【0190】
いくつかの実施形態では、
R3は、-CH=CR10R10であり、
各R10は、独立してCH(=O)又はC(=O)OR9であり、
R9は、C1~6アルキル、C6~10アリール及びヒドロキシ保護基から選択され、当該C1~6アルキル及びC6~10アリールは、それぞれ任意には1~5個のR7で置換される。
【0191】
いくつかの実施形態では、
R3は、-CH2NR7R8、-C(=O)N R10R10、-CH(OH)R10、-CH=CHR10、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択され、
各R10は、C1~6アルキル、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから独立して選択される。
【0192】
いくつかの実施形態では、R9は、ヒドロキシ保護基である。いくつかの実施形態では、R9は、t-ブチル、アリル、メトキシメチル、トリ(C1~6アルキル)シリル(例えば、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES))、アシル(例えば、ベンゾイル、ピバロイル又アセチル)、アセトニド及びベンジリデンアセタールからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、トリ(C1~6アルキル)シリルである。いくつかの実施形態では、ヒドロキシ保護基は、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)である。
【0193】
いくつかの実施形態では、R9は、C1~6アルキルである。
【0194】
いくつかの実施形態では、R9は、C6~10アリールである。
【0195】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0196】
【化16】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0197】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0198】
【化17】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0199】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0200】
【化18】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0201】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0202】
【化19】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0203】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0204】
【化20】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0205】
いくつかの実施形態では、式IIaは、式:
【0206】
【化21】
又はその塩(例えば、薬学的に許容される塩)を有する。
【0207】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、式IIaの化合物であって、
【0208】
【化22】
式中:
R
9は、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、それぞれ任意には1~5個のR
7で置換され、
R
3は、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、-C(=O)NR
10R
10、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
式中、各R
10は、H、-OH、-CH(=O)、マロン酸ジエチル、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから独立して選択され、
R
7は、例えば、本明細書に記載の電子吸引基又は電子供与基のいずれかなどの電子吸引基又は電子供与基である。
【0209】
いくつかの実施形態では、R9は、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)である。いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10、-CH(=O)、-CH=CHR10、-CH2OR10及び-C(=O)NR10R10からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、各R10は、H、C1~6アルキル、-CH(=O)、-フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから独立して選択される。いくつかの実施形態では、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10であり、R10はHである。いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、H、CH(=O)、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、-CH2OR10であり、R10はH又はフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10は、C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10はエチルである。
【0210】
いくつかの実施形態では、R9は-OHである。いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10、-CH(=O)、-CH=CHR10、-CH2OR10及び-C(=O)NR10R10からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、各R10は、H、C1~6アルキル、-CH(=O)、-フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから独立して選択される。いくつかの実施形態では、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10であり、R10はHである。いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、H、CH(=O)、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、-CH2OR10であり、R10はH又はフェニルである。いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10は、C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10はエチルである。
【0211】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、表2に示された化合物である。
【0212】
【0213】
【0214】
【0215】
いくつかの実施形態では、化合物は、式IIb:
【0216】
【化23】
又はその薬学的に許容される塩を有する。
【0217】
いくつかの実施形態では、
R3は、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
各R10は、H、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR7で置換されたフェニルから独立して選択される。
【0218】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、式IIbの化合物であって、
【0219】
【化24】
式中:
R
3は、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
式中、各R
10は、H、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから独立して選択され、
R
7は、例えば、本明細書に記載の電子吸引基又は電子供与基のいずれかなどの電子吸引基又は電子供与基である。
【0220】
いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10、-CH(=O)、-CH=CHR10、-CH2OR10及び-C(=O)NR10R10からなる群から選択される。
【0221】
いくつかの実施形態では、各R10は、H、C1~6アルキル、-CH(=O)、-フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから独立して選択される。いくつかの実施形態では、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。
【0222】
いくつかの実施形態では、R3は、-C(=O)OR10であり、R10は、Hである。
【0223】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、H、CH(=O)、フェニル、1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、R3は、-CH=CHR10であり、R10は、-NO2で置換されたフェニルである。
【0224】
いくつかの実施形態では、R3は、-CH2OR10であり、R10はH又はフェニルである。
【0225】
いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10は、C1~6アルキルである。
【0226】
いくつかの実施形態では、R3は、C(=O)NR10R10であり、R10はエチルである。
【0227】
いくつかの実施形態では、ゲニピン誘導体は、表3に示された化合物である。
【0228】
【0229】
【0230】
【0231】
いくつかの実施形態では、R7は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-NHC(=O)R8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR9
3、-COR9、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8 R8、ハロゲン化物及び-NOからなる群から選択され、R8は、H、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、非置換-(C2~9アルキニル)からなる群から選択され、R9はハロゲン化物である。いくつかの実施形態では、R7は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9 アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR9
3、-COR9、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8 R8及び-NOからなる群から選択される。
【0232】
いくつかの実施形態では、式IIbのキラル炭素原子は、式IIaと同じ構成(R又はS)を有する。
【0233】
いかなる理論にも拘束されるものではないが、ポリマーベース及び/又はオリゴマーベースの着色剤は関連する濃度で皮膚に浸透するには大きすぎるため、ゲニピン又はゲニピン誘導体の浸透プロファイルは、角質層の色濃度プロファイルを決定することができると考えられる。例えば、ゲニピンからのポリマーベース及び/又はオリゴマーベースの青色着色剤の平均分子量は、8900±600ダルトンであると報告されており、ポリマーベース及び/又はオリゴマーベースの青色着色剤は、40~44のモノマー単位を含む(例えば、Touyama et al.,Chem..Pharm.Bull.42:668-673,1994を参照されたい)。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物中に存在する単量体ゲニピン、重合されたゲニピン及び/若しくはオリゴマー化ゲニピン又はゲニピン誘導体の平均分子量は、約200ダルトン~約15000ダルトンの範囲であることができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物中に存在する重合されたゲニピン及び/若しくはオリゴマー化ゲニピン又はゲニピン誘導体の平均分子量は、約500ダルトン~約15000ダルトンの範囲であることができる。いくつかの実施形態では、複数の異なる分子量のゲニピン又はゲニピン誘導体が使用されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約200ダルトン~約15000ダルトンの平均分子量を有するゲニピンを含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約200~約1000ダルトン、約500~約1500ダルトン、約1000~約2000ダルトン、約1500~約2500ダルトン、約2000~約3500ダルトン、3500~約5000ダルトン、5000~約6500ダルトン、6000~約8300ダルトン、約8300~約9500ダルトン及びこれらの組み合わせの分子量を有するゲニピン又はゲニピン誘導体を含むことができる。
【0234】
本明細書で使用される場合、「ローソン」は、ヘンノタンニン酸としても知られる、2-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノンを指す。ローソンは、ヘナ植物(ローソニアイナーミス)の葉及び水ヒヤシンス(エイクホルニアクラッシペス)の花に存在する赤橙色の染料である。ローソンは、皮膚及び毛髪中のケラチンなどのタンパク質と反応し、半永久的な着色剤は、皮膚又は毛髪が脱色されるまで継続する。
【0235】
本明細書で使用される場合、「ローソン誘導体」は、ローソンコアを有する化合物を指す。例えば、ローソン誘導体は、以下のコア構造を有する化合物である:
【0236】
【0237】
ローソン誘導体の非限定的な例は、表4に示された化合物である。
【0238】
【0239】
ローソン誘導体の更なる非限定的な例としては、式IIIの化合物が挙げられ、
【0240】
【化26】
式中、R
7は、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
9
3、-COR
9、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8 R
8、ハロゲン及び-NOからなる群から選択され、R
8が、H、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
9はハロゲン化物である。
【0241】
いくつかの実施形態では、R7の電子吸引基又は電子供与基は、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR9
3、-COR9、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8 R8及び-NOからなる群から選択される。
【0242】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせ)が精製される。アミン、例えば植物抽出物中に内因的に存在するアミン又はゲニピン若しくは他の半永久的な着色剤溶液中に外因的に導入されるアミンは、半永久的な着色剤溶液の寿命を短縮することができる。例えば、時間とともに、反応性前駆体は、皮膚への塗布前にポリマーベース及び/又はオリゴマーベースの着色剤へと染色することができ、半永久的な着色剤の角質層への浸透を制限する。角質層のより深層へのゲニピン又は他の半永久的な着色剤の浸透によって、皮膚での半永久的な着色剤(例えば、ポリマーベース及び/又はオリゴマーベースの半永久的な着色剤)のその後の染色及びその保持が可能になり、半永久的な入れ墨の寿命の増加につながり得る。半永久的な入れ墨の寿命又は皮膚での半永久的な着色剤の滞留時間は、自然皮膚落屑プロセスによって限定され得る。いくつかの実施形態では、精製された半永久的な着色剤は、約85w/w%を超える純度を有する。例えば、精製された半永久的な着色剤は、半永久的な着色剤溶液の約86w/w%、約88w/w%、約90w/w%、約92w/w%、約94w/w%、約96w/w%、約98w/w%、約99w/w%又は約99.5w/w%を超える純度を有する。
【0243】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物のいずれかの塩は、アミノ官能基などの化合物の酸性基と塩基性基との間に、又はカルボキシ官能基などの化合物の塩基性基と酸性基との間に形成される。別の実施形態によれば、化合物は、薬学的に許容される酸付加塩である。
【0244】
いくつかの実施形態では、本開示の化合物の薬学的に許容される塩を形成するために一般的に利用される酸としては、重硫化水素、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸及びリン酸などの無機酸、並びにパラ-トルエンスルホン酸、サリチル酸、酒石酸、重酒石酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ベシル酸、フマル酸、グルコン酸、グルクロン酸、ギ酸、グルタミン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、乳酸、シュウ酸、パラ-ブロモフェニルスルホン酸、炭酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸及び酢酸などの有機酸、並びに関連する無機酸及び有機酸が挙げられる。したがって、こうした薬学的に許容される塩としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸、ピロリン酸、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、ギ酸塩、イソ酪酸塩、カプリン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオル酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン-1,4-ジオエート、ヘキシン-l,6-ジオエート、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、安息香酸メチル、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタレート、テレフタレート、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、β-ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン-1-スルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、マンデル酸塩及び他の塩が挙げられる。一実施形態では、薬学的に許容される酸付加塩としては、塩酸、臭化水素酸などの鉱酸で形成されたもの、特にマレイン酸などの有機酸で形成されたものが挙げられる。
【0245】
いくつかの実施形態では、本開示の化合物の薬学的に許容される塩を形成するために一般的に利用される塩基としては、ナトリウム、カリウム及びリチウムを含むアルカリ金属の水酸化物、カルシウム及びマグネシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物、アルミニウム及び亜鉛などの他の金属の水酸化物、アンモニア、非置換又はヒドロキシ置換モノ-、ジ-又はトリ-アルキルアミン、ジシクロヘキシルアミンなどの有機アミン、トリブチルアミン、ピリジン、N-メチル、N-エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N,N-ジメチル-N-(2-ヒドロキシエチル)アミン又はトリ-(2-ヒドロキシエチル)アミンなどのモノ-、ビス-又はトリス-(2-OH-(C1-C6)-アルキルアミン)、N-メチル-D-グルカミン、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピロリジン、並びにアルギニン、リジンなどのアミノ酸が挙げられる。
【0246】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、2つ以上の半永久的な着色剤の組み合わせ(例えば、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体のうちの2つ以上の組み合わせ)である。2つ以上の半永久的な着色剤の組み合わせは、例えば、2つ以上のゲニピン誘導体の組み合わせ、1つ以上のゲニピン誘導体とローソンとの組み合わせ、1つ以上のゲニピン誘導体と1つ以上のローソン誘導体との組み合わせ、ローソンと1つ以上のローソン誘導体との組み合わせ、及び1つ以上のゲニピン誘導体とローソンと1つ以上のローソン誘導体との組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、式Iの化合物、式IIaの化合物、式IIbの化合物及び式IIIの化合物のうちの2つ以上の組み合わせを含む。
【0247】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、例えば第1の半永久的な着色剤及び第2の半永久的な着色剤といった2つの半永久的な着色剤を含む。例えば、半永久的な着色剤は、ゲニピン及びゲニピン誘導体を含むことができ、又は半永久的な着色剤は、2つの異なるゲニピン誘導体(例えば、本明細書に記載のゲニピン誘導体のうちのいずれか2つ)を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤はゲニピンであり、第2の半永久的な着色剤は化合物1である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤はゲニピンであり、第2の半永久的な着色剤は化合物12である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物1であり、第2の半永久的な着色剤は化合物12である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤はゲニピンであり、第2の半永久的な着色剤は化合物14である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物1であり、第2の半永久的な着色剤は化合物14である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物7であり、第2の半永久的な着色剤は化合物9である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物7であり、第2の半永久的な着色剤は化合物16である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物9であり、第2の半永久的な着色剤は化合物16である。
【0248】
いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤及び第2の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤が約10:1~約1:10の比で存在する。例えば、約1:10~10:1、約2:10~10:2、約3:10~10:3、約4:10~10:4、約6:10~10:6、約7:10~10:7、約8:10~10:8又は約9:10~10:9である。例えば、約1:8~8:1、約3:8~8:3、約5:8~8:5又は約7:8~8:7である。例えば、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤は、約1:4~約1:3、約1:4~約1:2、約1:4~約1:1、約1:4~約2:1、約1:4~約3:1、約3:1~約4:1、約3:4~約4:3、約2:1~約4:1、約1:1~約4:1、約1:2~約4:1、又は約1:3~約4:1である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤及び第2の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤が約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約1;1、約2:1、約3:1又は約4:1の比で存在する。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤及び第2の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤が約1:1の比で存在する。
【0249】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、例えば第1の半永久的な着色剤、第2の半永久的な着色剤及び第3の半永久的な着色剤といった3つの半永久的な着色剤を含む。例えば、半永久的な着色剤は、ゲニピン及び2つの異なるゲニピン誘導体を含むことができ、又は半永久的な着色剤は、3つの異なるゲニピン誘導体(例えば、本明細書に記載のゲニピン誘導体のうちのいずれか3つ)を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤はゲニピンであり、第2の半永久的な着色剤は化合物1であり、第3の半永久的な着色剤は化合物12である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤はゲニピンであり、第2の半永久的な着色剤は化合物1であり、第3の半永久的な着色剤は化合物14である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤は化合物7であり、第2の半永久的な着色剤は化合物9であり、第3の半永久的な着色剤は化合物16である。
【0250】
いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤、第2の半永久的な着色剤及び第3の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤:第3の半永久的な着色剤が約1:4:1~約4:1:1の比で存在する。例えば、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤:第3の半永久的な着色剤は、約1:4:1~約1:3:1、約1:4:1~約1:2:1、約1:4:1~約1:1:1、約1:4:1~約2:1:1、約1:4:1~約3:1:1、約3:1:1~約4:1:1、約2:1:1~約4:1:1、約1:1:1~約4:1:1、約1:2:1~約4:1:1又は約1:3:1~約4:1:1である。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤、第2の半永久的な着色剤及び第3の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤:第3の半永久的な着色剤が約1:4:1、約1:3:1、約1:2:1、約1:1:1、約2:1:1、約1:1:1、約2:1:1、約3:1:1又は約4:1:1の比で存在する。いくつかの実施形態では、第1の半永久的な着色剤、第2の半永久的な着色剤及び第3の半永久的な着色剤は、第1の半永久的な着色剤:第2の半永久的な着色剤:第3の半永久的な着色剤が約1:1:1の比で存在する。
【0251】
いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)は、組成物の約0.1w/w%~約25w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約24w/w%、約0.1w/w%~約22w/w%、約0.1w/w%~約20w/w%、約0.1w/w%~約18w/w%、約0.1w/w%~約16w/w%、約0.1w/w%~約14w/w%、約0.1w/w%~約12w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%、約0.1w/w%~約6w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約24w/w%~約25w/w%、約22w/w%~約25w/w%、約20w/w%~約25w/w%、約18w/w%~約25w/w%、約16w/w%~約25w/w%、約14w/w%~約25w/w%、約12w/w%~約25w/w%、約10w/w%~約25w/w%、約8w/w%~約25w/w%、約6w/w%~約25w/w%、約4w/w%~約25w/w%、又は約2w/w%~約25w/w%である。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約0.5w/w%~約1w/w%、約0.5w/w%~約1.5w/w%又は約0.5w/w%~約3w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約5w/w%~約15w/w%、約10w/w%~約15w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約8w/w%~約12w/w%、約10w/w%~約14w/w%、約12w/w%~約16w/w%、約14w/w%~約18w/w%、又は約16w/w%~約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約12w/w%~約16w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約9w/w%~約11w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約0.5w/w%、約0.9w/w%、約1w/w%、約2w/w%、約3w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約10.5w/w%、約11w/w%、約11.5w/w%、約12w/w%、約12.5w/w%、約13w/w%、約13.5w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、約20w/w%、約21w/w%、約22w/w%、約23w/w%、約24w/w%、又は約25w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約14w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、組成物の約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、半永久的な着色剤は、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体又はこれらの組み合わせを含む。
【0252】
溶媒の非限定的な例には、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルが挙げられる。いくつかの実施形態では、溶媒は、揮発性溶媒であり、例えば、溶媒は、室温で蒸発するか又は気化し得る。揮発性溶媒の非限定的な例としては、水、メタノール、エタノール、及びイソプロパノールが挙げられる。いくつかの実施形態では、溶媒は、本明細書で説明されるように使用されるとき、低毒性プロファイルを有するように選択される。例えば、溶媒は、組成物(例えば、本明細書に記載の組成物)がアプリケータ上で乾燥した後に残る任意の残留溶媒の量が、ヒト皮膚表面との接触に関しては毒性量にならないように選択されることができる。
【0253】
いくつかの実施形態では、溶媒(例えば、本明細書に記載の溶媒のいずれか)は、組成物の約1w/w%~約95w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約10w/w%~約95w/w%、約20w/w%~約95w/w%、約30w/w%~約95w/w%、約40w/w%~約95w/w%、約50w/w%~約95w/w%、約60w/w%~約95w/w%、約70w/w%~約95w/w%、約80w/w%~約95w/w%、約1w/w%~約20w/w%、約1w/w%~約30w/w%、約1w/w%~約40w/w%、約1w/w%~約50w/w%、約1w/w%~約60w/w%、約1w/w%~約70w/w%、約1w/w%~約80w/w%、又は約1w/w%~約90w/w%である。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約50w/w%~約75w/w%、約55w/w%~約80w/w%、約60w/w%~約85w/w%、約65w/w%~約90w/w%、約55w/w%~約75w/w%、約60w/w%~約80w/w%、約65w/w%~約85w/w%、約70w/w%~約90w/w%、約75w/w%~約95w/w%、約60w/w%~約70w/w%、約65w/w%~約75w/w%、約70w/w%~約80w/w%、約75w/w%~約85w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約60w/w%~約65w/w%、約62w/w%~約67w/w%、約65w/w%~約70w/w%、約68w/w%~約72w/w%、約70w/w%~約75w/w%、約72w/w%~約76w/w%、約75w/w%~約80w/w%、約77w/w%~約82w/w%、約80w/w%~約85w/w%、約82w/w%~約87w/w%、約85w/w%~約90w/w%、約87w/w%~約92w/w%、又は約90w/w%~約95w/w%である。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約80w/w%~約90w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約76w/w%~約79w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約77w/w%~約78w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約72w/w%~約76w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約69w/w%~約71w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約70w/w%~約71w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約50w/w%、約55w/w%、約60w/w%、約65w/w%、約66w/w%、約67w/w%、約68w/w%、約69w/w%、約70w/w%、約71w/w%、約72w/w%、約73w/w%、約74w/w%、約75w/w%、約76w/w%、約77w/w%、約78w/w%、約79w/w%、約80w/w%、約81w/w%、約82w/w%、約83w/w%、約84w/w%、約85w/w%、約86w/w%、約87w/w%、約88w/w%、約89w/w%、約90w/w%又は約95w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約74w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約77w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約71w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の約86w/w%の量で存在する。
【0254】
いくつかの実施形態では、溶媒は、2つ以上の溶媒、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルのうちの2つ以上の組み合わせである。いくつかの実施形態では、各溶媒は、組成物の約5w/w%~約80w/w%の量で独立して存在する。例えば、各溶媒は、組成物の約5w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約30w/w%、約5w/w%~約40w/w%、約5w/w%~約50w/w%、約5w/w%~約60w/w%、約5w/w%~約70w/w%、約70w/w%~約80w/w%、約60w/w%~約80w/w%、約50w/w%~約80w/w%、約40w/w%~約80w/w%、約30w/w%~約80w/w%、約20w/w%~約80w/w%、又は約10w/w%~約80w/w%の量で独立して存在することができる。いくつかの実施形態では、溶媒は、組成物の10w/w%~約20w/w%、約15w/w%~約25w/w%、約20w/w%~約30w/w%、約25w/w%~約35w/w%、約30w/w%~約40w/w%、約35w/w%~約45w/w%、約40w/w%~約50w/w%、約45w/w%~約50w/w%、約50w/w%~約60w/w%又は約65w/w%~約75w/w%の量で独立して存在する。例えば、各溶媒は、組成物の約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、約20w/w%、約21w/w%、約22w/w%、約23w/w%、約24w/w%、約25w/w%、約26w/w%、約27w/w%、約28w/w%、約29w/w%、約30w/w%、約31w/w%、約32w/w%、約33w/w%、約34w/w%、約35w/w%、約36w/w%、約37w/w%、約38w/w%、約39w/w%、約40w/w%、約41w/w%、約42w/w%、約43w/w%、約44w/w%、約45w/w%、約46w/w%、約47w/w%、約48w/w%、約49w/w%、約50w/w%、約51w/w%、約52w/w%、約53w/w%、約54w/w%、約55w/w%、約60w/w%、約65w/w%、約70w/w%又は約72w/w%の量で独立して存在することができる。
【0255】
いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約15w/w%~約40w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約30w/w%~約55w/w%の量で存在する。例えば、水は、組成物の約20w/w%~約30w/w%、約25w/w%~約35w/w%、約25w/w%~約30w/w%、又は約28w/w%~約32w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約35w/w%~約45w/w%、約40w/w%~約50w/w%、約40w/w%~約55w/w%、約45w/w%~約55w/w%、約45w/w%~約50w/w%、約40w/w%~約45w/w%、約42w/w%~約47w/w%、又は約45w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約40w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約28w/w%~約32w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約15w/w%~約25w/w%、約18w/w%~約22w/w%、又は約19w/w%~約21w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約45w/w%~約55w/w%、約48w/w%~約52w/w%、又は約49w/w%~約51w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、約20w/w%、約21w/w%、約22w/w%、約23w/w%、約24w/w%、約25w/w%、約26w/w%、約27w/w%、約28w/w%、約29w/w%、約30w/w%、約31w/w%、約32w/w%、約33w/w%、約34w/w%、又は約35w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約40w/w%、約41w/w%、約42w/w%、約43w/w%、約44w/w%、約45w/w%、約46w/w%、約47w/w%、約48w/w%、約49w/w%、約50w/w%、約51w/w%、約52w/w%、約53w/w%、約54w/w%、又は約55w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約28w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約46w/w%の量で存在する。
【0256】
いくつかの実施形態では、水は、組成物の約65w/w%~約75w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約10w/w%~約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約72w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約14w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約48w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約21w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約50w/w%の量で存在する。
【0257】
本明細書において使用される際、「増粘剤」は、液体の粘度を増加させる薬剤を指す。いくつかの実施形態では、増粘剤は、液体の他の特性を実質的に変化させることなく、液体の粘度を増加させる。増粘剤の非限定的な例には、デンプン、ガム(例えば、天然及び合成ガム)、セルロース、及びアラビノガラクタンが挙げられる。デンプンの非限定的な例には、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムが挙げられる。ガムの非限定的な例としては、キサンタンガム、スクレロチウムガム、トラガカントガム、ペクチン、カラヤガム、アラビアガム、寒天、グアーガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、アルギネート、アルギニン、ゼラチン、タラガム、ガティガム、ジェランガム、コンニャクガム、カッシアガム、トウヒガム、チクルガム、ダンマー、カードランガム、及びプルランが挙げられる。セルロース系の非限定的な例には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ダイズヘミセルロース、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムが挙げられる。
【0258】
いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約8w/w%、約0.1w/w%~約6w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約6w/w%~約10w/w%、約4w/w%~約10w/w%、約3w/w%~約10w/w%、約2w/w%~約10w/w%、又は約1w/w%~約10w/w%である。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約7w/w%、約8w/w%、約9w/w%又は約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約4w/w%の量で存在する。
【0259】
いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.01w/w%~約1w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.01w/w%~約0.05w/w%、約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.15w/w%、約0.01w/w%~約0.2w/w%、約0.01w/w%~約0.3w/w%、約0.01w/w%~約0.4w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、約0.01w/w%~約0.6w/w%、約0.01w/w%~約0.7w/w%、約0.01w/w%~約0.8w/w%、約0.01w/w%~約0.9w/w%、約0.9w/w%~約1w/w%、約0.8w/w%~約1w/w%、約0.7w/w%~約1w/w%、約0.6w/w%~約1w/w%、約0.5w/w%~約1w/w%、約0.4w/w%~約1w/w%、約0.3w/w%~約1w/w%、約0.2w/w%~約1w/w%、約0.15w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、又は約0.05w/w%~約1w/w%である。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.05w/w%~約0.25w/w%、約0.05w/w%~約0.2w/w%、約0.1w/w%~約0.2w/w%、又は約0.1w/w%~約0.15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.05w/w%~約0.2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.10w/w%、約0.11w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.16w/w%、約0.17w/w%、約0.18w/w%、約0.19w/w%、約0.2w/w%、約0.22w/w%、約0.24w/w%、約0.26w/w%、約0.28w/w%、約0.3w/w%、約0.4w/w%、約0.5w/w%、約0.6w/w%、約0.8w/w%、約0.9w/w%、又は約1w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、組成物の約0.12w/w%の量で存在する。
【0260】
いくつかの実施形態では、増粘剤は、キサンタンガムである。いくつかの実施形態では、キサンタンガムは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約8w/w%、約0.1w/w%~約6w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約6w/w%~約10w/w%、約4w/w%~約10w/w%、約3w/w%~約10w/w%、約2w/w%~約10w/w%、又は約1w/w%~約10w/w%である。いくつかの実施形態では、キサンタンガムは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、キサンタンガムは、組成物の約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約7w/w%、約8w/w%、約9w/w%又は約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、キサンタンガムは、組成物の約4w/w%の量で存在する。
【0261】
いくつかの実施形態では、増粘剤は、2つ以上の増粘剤、例えば、アラビノガラクタン、オクテニルコハク酸アルミニウムデンプン、キサンタンガム、スクレロチウムガム、トラガカントガム、ペクチン、カラヤガム、アラビアガム、寒天、グアーガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、アルギネート、アルギニン、ゼラチン、タラガム、ガティガム、ジェランガム、コンニャクガム、カッシアガム、トウヒガム、チクルガム、ダンマー、カードランガム、プルラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ダイズヘミセルロース、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムのうちの2つ以上の組み合わせである。いくつかの実施形態では、各増粘剤は、組成物の約0.01w/w%~約0.5w/w%の量で独立して存在する。例えば、各増粘剤は、組成物の約0.01w/w%~約0.05w/w%、約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.15w/w%、約0.01w/w%~約0.2w/w%、約0.01w/w%~約0.25w/w%、約0.01w/w%~約0.3w/w%、約0.01w/w%~約0.35w/w%の量、組成物の約0.01w/w%~約0.4w/w%、約0.01w/w%~約0.45w/w%、約0.45w/w%~約0.5w/w%、約0.4w/w%~約0.5w/w%、約0.35w/w%~約0.5w/w%、約0.3w/w%~約0.5w/w%、約0.25w/w%~約0.5w/w%、約0.2w/w%~約0.5w/w%、約0.15w/w%~約0.5w/w%、約0.1w/w%~約0.15w/w%、又は約0.05w/w%~約0.15w/w%の量で独立して存在し得る。いくつかの実施形態では、各増粘剤は、組成物の約0.01w/w%~約0.04w/w%、約0.02w/w%~約0.06w/w%、約0.03w/w%~約0.07w/w%、0.04w/w%~約0.08w/w%、約0.06w/w%~約0.1w/w%、又は約0.08w/w%~約0.12w/w%、又は約0.1w/w%~約0.14w/w%の量で独立して存在する。例えば、各増粘剤は、組成物の約0.01w/w%、約0.02w/w%、約0.03w/w%、約0.04w/w%、約0.05w/w%、約0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.1w/w%、約0.11w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.16w/w%、約0.17w/w%、約0.18w/w%、約0.19w/w%、約0.2w/w%、約0.22w/w%、約0.24w/w%、約0.26w/w%、約0.28w/w%、約0.3w/w%、約0.4w/w%、約0.5w/w%、約0.6w/w%、約0.8w/w%、約0.9w/w%、又は約1w/w%の量で独立して存在し得る。
【0262】
いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.01w/w%~約0.5w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.01w/w%~約0.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.01w/w%~約0.04w/w%、約0.02w/w%~約0.06w/w%、約0.03w/w%~約0.07w/w%、約0.04w/w%~約0.08w/w%、約0.06w/w%~約0.1w/w%、約0.08w/w%~約0.12w/w%、約0.1w/w%~約0.14w/w%の量で存在し、キサンタンガムは、組成物の約0.01w/w%~約0.04w/w%、約0.02w/w%~約0.06w/w%、約0.03w/w%~約0.07w/w%、0.04w/w%~約0.08w/w%、約0.06w/w%~約0.1w/w%、約0.08w/w%~約0.12w/w%、又は約0.1w/w%~約0.14w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.01w/w%、約0.02w/w%、約0.03w/w%、約0.04w/w%、約0.05w/w%、約0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.1w/w%、約0.11w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.16w/w%、約0.17w/w%、約0.18w/w%、約0.19w/w%、又は約0.2w/w%の量で存在し、キサンタンガムは、組成物の約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05w/w%、約0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.1w/w%、約0.11w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.16w/w%、約0.17w/w%、約0.18w/w%、約0.19w/w%、又は約0.2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.06w/w%の量で存在し、キサンタンガムは、組成物の約0.06w/w%の量で存在する。
【0263】
本明細書において使用される際、「保湿剤」は、水を引き付ける物質を指す。例えば、保湿剤は、水を引き付けて皮膚に水分をもたらし得る。保湿剤の非限定的な例としては、多価アルコール、例えば、ポリアルキレングリコール(例えば、アルキレンポリオール及びそれらの誘導体)、アルファヒドロキシ酸、糖、アロエベラゲル、植物油、塩化リチウム、アラントイン、尿素、及びジシアナミドを含む。多価アルコールの非限定的な例には、グリセロール、乳酸、プロピレングリコール、プロパンジオール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、エトキシレートグリセロール、プロポキシレートグリセロール、グリセリルトリアセテート、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、キシリトール、マルチトール、ヒアルロン酸、トレメラ抽出物、乳酸ナトリウム、L-ピログルタミン酸尿素ナトリウム、及びピロリドンカルボン酸が挙げられる。
【0264】
いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.1w/w%~約20w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約15w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約20w/w%、又は約1w/w%~約20w/w%である。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.5w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約5%、約1%~約10w/w%、約1%~約5%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約2w/w%~約6w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約0.1w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約4w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、組成物の約1w/w%の量で存在する。
【0265】
いくつかの実施形態では、保湿剤は、プロパンジオールである。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約0.1w/w%~約20w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約15w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約20w/w%、又は約1w/w%~約20w/w%である。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約0.5w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約5%、約1%~約10w/w%、約1%~約5%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約2w/w%~約6w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約0.1w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約4w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、プロパンジオールは、組成物の約1w/w%の量で存在する。
【0266】
いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセリンである。いくつかの実施形態では、グリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約20w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約15w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約20w/w%、又は約1w/w%~約20w/w%である。いくつかの実施形態では、グリセリンは、組成物の約1w/w%~約10%、約1w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、グリセロールは、組成物の約2w/w%~約6w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、グリセロールは、組成物の約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、グリセロールは、組成物の約4w/w%の量で存在する。
【0267】
いくつかの実施形態では、保湿剤は、植物油である。いくつかの実施形態では、植物油は、組成物の約0.1w/w%~約20w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約15w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約20w/w%、又は約1w/w%~約20w/w%である。いくつかの実施形態では、植物油は、組成物の約1w/w%~約10w/w%、約1w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約7w/w%、約5w/w%~約10w/w%、約7w/w%~約12w/w%又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、植物油は、組成物の約7w/w%~約11w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、植物油は、組成物の約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、植物油は、組成物の約9w/w%の量で存在する。
【0268】
いくつかの実施形態では、組成物は、膜形成剤を更に含む。本明細書において使用される際、「膜形成剤」は、皮膚上に連続膜を生成することができる化合物を指す。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、乾燥時に皮膚上に連続膜を生成する化合物である。膜形成剤の非限定的な例には、揮発性シリコーン樹脂、ポリビニルピロリドン、アクリレート、アクリルアミド、コポリマー、及びイソドデカン樹脂が挙げられる。揮発性シリコーン樹脂の非限定的な例としては、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、及びポリシリコーン-14が挙げられる。コポリマーの非限定的な例としては、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/ジメチコニルアクリレート/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8、及びポリエステル-10が挙げられる。
【0269】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約0.1w/w%~約20w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約0.1w/w%~約15w/w%、約15w/w%~約20w/w%、約10w/w%~約20w/w%、約5w/w%~約20w/w%、又は約1w/w%~約20w/w%である。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約1w/w%~約10%、約1w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約4w/w%~約6w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約6w/w%~約9w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約7.5w/w%の量で存在する。
【0270】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、2つ以上の膜形成剤の組み合わせである。例えば、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、ポリシリコーン-14、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/アクリレートジメチコニル/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8、ポリエステル-10のうちの2つ以上である。いくつかの実施形態では、各膜形成剤は、組成物の約0.1w/w%~約15w/w%の量で独立して存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約10w/w%、約10w/w%~約15w/w%、約5w/w%~約15w/w%、又は約1w/w%~約15w/w%である。いくつかの実施形態では、各膜形成剤は、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約2%、約1%~約10w/w%、約1%~約5%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、組成物の約1w/w%~約10%、約1w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約7w/w%、約5%~約10w/w%、約7w/w%~約12%、又は約10w/w%~約15w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%、約0.25w/w%、約0.5w/w%、約0.75w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、約10w/w%、約11w/w%、約12w/w%、約13w/w%、約14w/w%、約15w/w%、約16w/w%、約17w/w%、約18w/w%、約19w/w%、又は約20w/w%である。
【0271】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約0.5w/w%~約10w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約0.5w/w%~約10w/w%の量で存在する。例えば、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約0.05w/w%~約1w/w%、約0.05w/w%~約5w/w%、約0.05w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%、約1w/w%~約10w/w%、又は約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約0.05w/w%~約1w/w%、約0.05w/w%~約5w/w%、約0.05w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%、約1w/w%~約10w/w%、又は約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、又は約10w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%、又は約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約2w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約3w/w%の量で存在する。
【0272】
いくつかの実施形態では、膜形成剤は、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在し、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在し、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%又は約1w/w%~約10w/w%の量で存在し、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%又は約1w/w%~約10w/w%の量で存在し、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%又は約1w/w%~約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%の量で存在し、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在し、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約5w/w%~約7w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.1w/w%、約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%又は約5w/w%の量で存在し、ポリビニルピロリドンは、組成物の約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%又は約6w/w%の量で存在し、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、約6w/w%、約6.5w/w%、約7w/w%、約7.5w/w%、約8w/w%、約8.5w/w%、約9w/w%、約9.5w/w%又は約10w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、アクリレートコポリマーは、組成物の約0.25w/w%の量で存在し、ポリビニルピロリドンは、組成物の約1w/w%の量で存在し、スチレン/アクリレートコポリマーは、組成物の約6w/w%の量で存在する。
【0273】
いくつかの実施形態では、組成物は、アミンを更に含むことができる。アミンの非限定的な例としては、アルギニン、アラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロピン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、δ-アミノレブリン酸、4-アミノ安息香酸及びγ-アミノ酪酸が挙げられる。
【0274】
いくつかの実施形態では、アミンは、組成物の約0.01w/w%~約1w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.01w/w%~約0.05w/w%、約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、約0.5w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約0.05w/w%~約1w/w%又は約0.1w/w%~約1w/w%である。いくつかの実施形態では、アミンは、組成物の約0.02w/w%の量で存在する。
【0275】
いくつかの実施形態では、組成物は、一時的な着色剤を更に含むことができる。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤を使用し、半永久的な入れ墨がどのように見えるかを示し、アプリケータによって半永久的な入れ墨の配置の輪郭を描き、例えば皮膚に転写しない、又は転写するが、半永久的な入れ墨の持続時間と比較すると短時間にわたって存在する、例えばブランドロゴなどのロゴを提供することができる。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤を使用し、例えば半永久的な着色剤の持続時間及び一時的な着色剤の持続時間など、外観が経時的に変化する、変化する半永久的な入れ墨をもたらすことができる。一時的な着色剤の非限定的な例としては、酸化鉄黒(Fe3O4)、酸化鉄(FeO)、炭素、ロッグウッド、黄土、辰砂(HgS)、カドミウム赤(CdSe)、酸化鉄(III)(Fe2O3)、ナフトール-AS顔料、ジスアゾジアリリド、ジスアゾピラゾロン、セレノ硫化カドミウム、カドミウムイエロー(CdS、CdZnS)、クルクマイエロー、クロムイエロー(PbCrO4)、ジスアゾジアリリド、酸化クロム(Cr2O3)、マラカイト[Cu2(CO3)(OH)2]、フェロシアニド、フェリシアニド、クロム酸鉛、モノアゾ顔料、Cu/Alフタロシアニン、Cuフタロシアニン、アズールブルー、コバルトブルー、Cu-フタロシアニン、マンガンバイオレット(マンガンピロリン酸アンモニウム)、アルミニウム塩、キナクリドン、ジオキサジン/カルバゾール、鉛白(炭酸鉛)、二酸化チタン(TiO2)、硫酸バリウム(BaSO4)、酸化亜鉛、アントラキノン染料及び誘導体、アナト、キャラメル、β-カロテン、クエン酸ビスマス、EDTA銅二ナトリウム、銅ナトリウム銅クロロフィリンカリウム、ジヒドロキシアセトン、オキシ塩化ビスマス、グアイアズレン、ヘナ、鉄アンモニウムフェロシアニド、鉄フェロシアニド、水酸化クロムグリーン、酸化クロムグリーン、グアニン、酢酸鉛、パイロフィライト、マイカ、銀、二酸化チタン、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末、銅粉末、ウルトラマリン、マンガンバイオレット、酸化亜鉛、発光性硫化亜鉛、D&Cブラック2号及び3号、FD&Cブルー1号(例えば、アシッドブルー9)、D&Cブルー4号、D&Cブラウン1号、FD&Cグリーン3号、D&Cグリーン5号、6号及び8号、D&Cオレンジ4号、5号、10号及び11号、FD&Cレッド4号、D&Cレッド6号、7号、17号、21号、22号、27号、28号、30号、32号、33号、34号、36号、及び40号、D&Cバイオレット2号、Ext.D&Cバイオレット2号、FD&Cイエロー5号及び6号、D&Cイエロー7号、8号、10号及び11号、並びにExt.D&Cイエロー7号が挙げられる。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、アミン基を含まない。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、ウルトラマリンブルーである。
【0276】
いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、組成物の約0.01w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、組成物の約0.001w/w%~約0.01w/w%の量で存在する。
【0277】
いくつかの実施形態では、組成物は、保存料を更に含むことができる。本明細書において使用される際「保存料」は、崩壊、変色、及び/又は腐敗から保護する薬剤を指す。保存料の非限定的な例としては、アスコルビン酸、アスコルベート、パルミテート、クエン酸、ベンゾアート、安息香酸、プロピオネート、プロピオン酸、ソルベート、ソルビン酸、サリチル酸、サリチレート、ヘキサ-2、4-ジエン酸、ヘキサ-2、4-ジエノアート、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出剤、ギ酸及びその塩、3-アセチル-6-メチルピラン-2,4-(3H)-ジオン及びその塩、3,3’-ジブロモ-4,4’-ヘキサメチレンジオキシジベンズアミジン及びその塩、チオメルサール、フェニル水銀塩、ウンデカ-10-エン酸及びその塩、1,3-ビス(2-エチルヘキシル)ヘキサヒドロ-5-メチル-5-ピリミジン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、ブロノポール、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、クロロクレゾール、クロロキシレノール、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール、N、N’’-メチレンビス[N’-[3-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル]尿素]、ポリアミノプロピルビグアニド、メテナミン、クオタニウム-15、クリンバゾール、DMDMヒダントイン、ベンジルアルコール、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-ピリドン、ピロクトンオラミン、ブロモクロロフェン、o-サイメン-5-オール、クロロフェン、クロロアセトアミンド、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、フェノキシイソプロパノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセタート、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジン二塩化水素化物、ジメチルオキサゾリジン、塩化ベヘントリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム、臭化ラウトリモニウム、塩化ラウトリモニウム、臭化ステアルトリモニウム、塩化ステアルトリモニウム、ジアゾリジニル尿素、ヘキサミジン、ヘキサミジンジイセチオネート、ヘキサミジンパラベン、グルタラル、7-エチルビシクロオキサゾリジン、クロルフェネシン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、塩化銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム、ベンジルヘミホルマール、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ビフェニル-2-オール及びその塩、ピリチオニン亜鉛、エリソルベート、亜硝酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、リグノスルホン酸ナトリウム、ブチル化水酸化アニソール(BHA)、ブチル化水酸化トルエン(BHT)、カプリリン酸、ジラウリルチオジプロピオン酸、エリソルビン酸、グアヤク脂、メチルパラベン、サルファイト、バイサルファイト、メタバイサルファイト、プロピルガラテピー、プロピルパラベン、塩化第一スズ、二酸化硫黄、チオジプロピオン酸、イソチアゾリン、パラベン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、グリコール、並びにトコフェロールが挙げられる。
【0278】
いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約0.05w/w%~約10w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.05w/w%~約0.1w/w%、約0.05w/w%~約0.5w/w%、約0.05w/w%~約1w/w%、約0.05w/w%~約2w/w%、約0.05w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約4w/w%、約0.05w/w%~約5w/w%、約0.05w/w%~約6w/w%、約0.05w/w%~約7w/w%、約0.05w/w%~約8w/w%、約0.05w/w%~約9w/w%、約9w/w%~約10w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約7w/w%~約10w/w%、約6w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%、約4w/w%~約10w/w%、約3w/w%~約10w/w%、約2w/w%~約10w/w%、約1w/w%~約10w/w%、約0.5w/w%~約10w/w%、又は約0.1w/w%~約10w/w%である。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の0.1w/w%~約2w/w%、0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%、約2.5w/w%~約4.5w/w%、又は約3w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%、約0.5w/w%~約1.0w/w%、約1.5w/w%~約2w/w%、約1w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約2w/w%、又は約0.8w/w%~約2w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.05w/w%~約0.4w/w%、約0.05w/w%~約0.2w/w%、約0.2w/w%~約0.5w/w%、約0.15w/w%~約0.25w/w%、又は約0.1w/w%~約0.3w/w%である。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、約0.1w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、又は約6w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約3w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保存料は、組成物の約1w/w%の量で存在する。
【0279】
いくつかの実施形態では、保存料は、2つ以上の保存料の組み合わせである。例えば、2つ以上のアスコルビン酸、アスコルベート、パルミテート、クエン酸、ベンゾアート、安息香酸、プロピオネート、プロピオン酸、ソルベート、ソルビン酸、サリチル酸、サリチレート、ヘキサ-2、4-ジエン酸、ヘキサ-2、4-ジエノアート、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出剤、ギ酸及びその塩、3-アセチル-6-メチルピラン-2,4-(3H)-ジオン及びその塩、3,3’-ジブロモ-4,4’-ヘキサメチレンジオキシジベンズアミジン及びその塩、チオメルサール、フェニル水銀塩、ウンデカ-10-エン酸及びその塩、1,3-ビス(2-エチルヘキシル)ヘキサヒドロ-5-メチル-5-ピリミジン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、ブロノポール、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、クロロクレゾール、クロロキシレノール、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール、N、N’’-メチレンビス[N’-[3-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル]尿素]、ポリアミノプロピルビグアニド、メテナミン、クオタニウム-15、クリンバゾール、DMDMヒダントイン、ベンジルアルコール、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-ピリドン、ピロクトンオラミン、ブロモクロロフェン、o-サイメン-5-オール、クロロフェン、クロロアセトアミンド、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、フェノキシイソプロパノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセタート、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジン二塩化水素化物、ジメチルオキサゾリジン、塩化ベヘントリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム、臭化ラウトリモニウム、塩化ラウトリモニウム、臭化ステアルトリモニウム、塩化ステアルトリモニウム、ジアゾリジニル尿素、ヘキサミジン、ヘキサミジンジイセチオネート、ヘキサミジンパラベン、グルタラル、7-エチルビシクロオキサゾリジン、クロルフェネシン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、塩化銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム、ベンジルヘミホルマール、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ビフェニル-2-オール及びその塩、ピリチオニン亜鉛、エリソルベート、亜硝酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、リグノスルホン酸ナトリウム、ブチル化水酸化アニソール(BHA)、ブチル化水酸化トルエン(BHT)、カプリリン酸、ジラウリルチオジプロピオン酸、エリソルビン酸、グアヤク脂、メチルパラベン、サルファイト、バイサルファイト、メタバイサルファイト、プロピルガラテピー、プロピルパラベン、塩化第一スズ、二酸化硫黄、チオジプロピオン酸、イソチアゾリン、パラベン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、グリコール、並びにトコフェロールである。いくつかの実施形態では、各保存料は、組成物の約0.01w/w%~約8w/w%の量で独立して存在する。例えば、組成物の約0.01w/w%~約0.05w/w%、約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、約0.01w/w%~約1w/w%、約0.01w/w%~約2w/w%、約0.01w/w%~約3w/w%、約0.01w/w%~約4w/w%、約0.01w/w%~約5w/w%、約0.01w/w%~約6w/w%、約0.01w/w%~約7w/w%、約7w/w%~約8w/w%、約6w/w%~約8w/w%、約5w/w%~約8w/w%、約4w/w%~約8w/w%、約3w/w%~約8w/w%、約2w/w%~約8w/w%、約1w/w%~約8w/w%、約0.5w/w%~約8w/w%、又は約0.1w/w%~約8w/w%である。いくつかの実施形態では、各保存料は、独立して、組成物の約0.05w/w%~約8w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.05w/w%~約0.1w/w%、約0.05w/w%~約0.5w/w%、約0.05w/w%~約1w/w%、約0.05w/w%~約2w/w%、約0.05w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約4w/w%、約0.05w/w%~約5w/w%、約0.05w/w%~約6w/w%、約0.05w/w%~約7w/w%、約7w/w%~約8w/w%、約6w/w%~約8w/w%、約5w/w%~約8w/w%、約4w/w%~約8w/w%、約3w/w%~約8w/w%、約2w/w%~約8w/w%、約1w/w%~約8w/w%、約0.5w/w%~約8w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%である。いくつかの実施形態では、各保存料は、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で独立して存在する。いくつかの実施形態では、各保存料は、組成物の約0.025w/w%~約0.1w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%、約2.5w/w%~約4.5w/w%、又は約3w/w%~約5w/w%の量で独立して存在する。いくつかの実施形態では、各保存料は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%、約0.5w/w%~約1.0w/w%、約1.5w/w%~約2w/w%、約1w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約2w/w%、又は約0.8w/w%~約2w/w%の量で独立して存在する。いくつかの実施形態では、各保存料は、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、約0.1w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%、又は約6w/w%の量で独立して存在する。
【0280】
いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、1,2-ヘキサンジオールを更に含む(例えば、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせである)。いくつかの実施形態では、保存料は、EDTAを更に含む(例えば、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及びEDTAの組み合わせである)。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.1w/w%及び約5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%~約3w/w%の量で存在し、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.1w/w%~約0.5w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約4w/w%~約5w/w%、約3w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約5w/w%、約1w/w%~約5w/w%、約0.5w/w%~約5w/w%、約0.5w/w%~約1w/w%、約0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%又は約2.5w/w%~約4.5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、0.01w/w%~約1w/w%、約0.01w/w%~約2w/w%、約2w/w%~約3w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約0.15w/w%、約0.05w/w%~約1w/w%、0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%、約2.5w/w%~約4.5w/w%又は約3w/w%~約5w/w%の量で存在し、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約4w/w%~約5w/w%、約3w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約5w/w%、約1w/w%~約5w/w%、0.5w/w%~約2.5%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%、約2.5w/w%~約4.5w/w%又は約3w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.5w/w%、約0.6w/w%、約0.7w/w%、約0.8w/w%、約0.9w/w%、約1w/w%、約1.1w/w%、約1.2w/w%、約1.3w/w%、約1.4w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%又は約4.5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、約0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.1w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%又は約2.5w/w%の量で存在し、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%、約4.5w/w%、約5w/w%、約5.5w/w%又は約6w/w%の量で存在する。
【0281】
いくつかの実施形態では、保存料は、EDTAを更に含む(例えば、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及びEDTAの組み合わせである)。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.1w/w%及び約5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%~約3w/w%の量で存在し、EDTAは、組成物の約0.01w/w%~約2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.1w/w%~約0.5w/w%、約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約4w/w%、約4w/w%~約5w/w%、約3w/w%~約5w/w%、約2w/w%~約5w/w%、約1w/w%~約5w/w%、約0.5w/w%~約5w/w%、約0.5w/w%~約1w/w%、約0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%又は約2.5w/w%~約4.5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、0.01w/w%~約1w/w%、約0.01w/w%~約2w/w%、約2w/w%~約3w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約0.1w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約3w/w%、約0.05w/w%~約0.15w/w%、約0.05w/w%~約1w/w%、0.5w/w%~約2.5w/w%、約1w/w%~約3w/w%、約1.5w/w%~約3.5w/w%、約2w/w%~約4w/w%、約2.5w/w%~約4.5w/w%又は約3w/w%~約5w/w%の量で存在し、EDTAは、組成物の約0.01w/w%~約0.05w/w%、約0.01w/w%~約0.1w/w%、約0.01w/w%~約0.5w/w%、約0.01w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約1.5w/w%、約1.5w/w%~約2w/w%、約1w/w%~約2w/w%、約0.5w/w%~約2w/w%、約0.1w/w%~約2%又は約0.05w/w%~約2w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、フェノキシエタノールは、組成物の約0.5w/w%、約0.6w/w%、約0.7w/w%、約0.8w/w%、約0.9w/w%、約1w/w%、約1.1w/w%、約1.2w/w%、約1.3w/w%、約1.4w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%、約2.5w/w%、約3w/w%、約3.5w/w%、約4w/w%又は約4.5w/w%の量で存在し、エチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、約0.06w/w%、約0.07w/w%、約0.08w/w%、約0.09w/w%、約0.1w/w%、約0.12w/w%、約0.13w/w%、約0.14w/w%、約0.15w/w%、約0.25w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%、約2w/w%又は約2.5w/w%の量で存在し、EDTAは、組成物の約0.01w/w%、約0.05w/w%、約0.1w/w%、約0.5w/w%、約1w/w%、約1.5w/w%又は約2w/w%の量で存在する。
【0282】
いくつかの実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリン(例えば、EUXYL(登録商標)PE9010)が約9:1の比で存在する。
【0283】
いくつかの実施形態では、EDTAは、EDTA二ナトリウムである。
【0284】
いくつかの実施形態では、保存料は、リグノスルホン酸ナトリウムを更に含む。
【0285】
いくつかの実施形態では、インク組成物は、1つ以上の一時的な着色剤を更に含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の一時的な着色剤は、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する。例えば、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%、約0.1w/w%~約5w/w%、約0.1w/w%~約8w/w%、約8w/w%~約10w/w%、約5w/w%~約10w/w%、又は約1w/w%~約10w/w%である。いくつかの実施形態では、1つ以上の一時的な着色剤は、組成物の約2w/w%~約3w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、1つ以上の一時的な着色剤は、組成物の約2.5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、1つ以上の一時的な着色剤は、酸化鉄黒(Fe3O4)、酸化鉄(FeO)、炭素、ロッグウッド、黄土、辰砂(HgS)、カドミウム赤(CdSe)、酸化鉄(III)(Fe2O3)、ナフトール-AS顔料、ジスアゾジアリリド、ジスアゾピラゾロン、セレノ硫化カドミウム、カドミウムイエロー(CdS、CdZnS)、クルクマイエロー、クロムイエロー(PbCrO4)、ジスアゾジアリリド、酸化クロム(Cr2O3)、マラカイト[Cu2(CO3)(OH)2]、フェロシアニド、フェリシアニド、クロム酸鉛、モノアゾ顔料、Cu/Alフタロシアニン、Cuフタロシアニン、アズールブルー、コバルトブルー、Cu-フタロシアニン、マンガンバイオレット(マンガンピロリン酸アンモニウム)、アルミニウム塩、キナクリドン、ジオキサジン/カルバゾール、鉛白(炭酸鉛)、二酸化チタン(TiO2)、硫酸バリウム(BaSO4)、酸化亜鉛、アントラキノン染料及び誘導体、アナト、キャラメル、β-カロテン、クエン酸ビスマス、EDTA銅二ナトリウム、銅ナトリウム銅クロロフィリンカリウム、ジヒドロキシアセトン、オキシ塩化ビスマス、グアイアズレン、ヘナ、鉄アンモニウムフェロシアニド、鉄フェロシアニド、水酸化クロムグリーン、酸化クロムグリーン、グアニン、酢酸鉛、パイロフィライト、マイカ、銀、二酸化チタン、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末、銅粉末、ウルトラマリン、マンガンバイオレット、酸化亜鉛、発光性硫化亜鉛、D&Cブラック2号及び3号、FD&Cブルー1号(例えば、アシッドブルー9)、D&Cブルー4号、D&Cブラウン1号、FD&Cグリーン3号、D&Cグリーン5号、6号及び8号、D&Cオレンジ4号、5号、10号及び11号、FD&Cレッド4号、D&Cレッド6号、7号、17号、21号、22号、27号、28号、30号、32号、33号、34号、36号、及び40号、D&Cバイオレット2号、Ext.D&Cバイオレット2号、FD&Cイエロー5号及び6号、D&Cイエロー7号、8号、10号及び11号、並びにExt.D&Cイエロー7号からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、アミン基を含まない。いくつかの実施形態では、一時的な着色剤は、D&Cブラック2号である。
【0286】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約10w/w%~約20w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約65w/w%~約80w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約0.01w/w%~約0.3w/w%の量で存在する増粘剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約40w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%の量で存在する。
【0287】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約1w/w%~約10w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0288】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。
【0289】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約1w/w%~約3w/w%の量で存在する。
【0290】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約10w/w%~約20w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約65w/w%~約80w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約1w/w%~約10w/w%の量で存在する保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約30w/w%の量で存在する。いくつかのかかる実施形態では、エタノールは、組成物の約40w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0291】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.01w/w%~約0.3w/w%の量で存在する増粘剤を更に含む。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.01w/w%~約0.1w/w%の量で存在する。
【0292】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約1w/w%~約10w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0293】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約1w/w%~約3w/w%の量で存在する。
【0294】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約12w/w%~約16w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約72w/w%~約76w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約0.05w/w%~約0.20w/w%の量で存在する増粘剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約45w/w%~約47w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在する。
【0295】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約4w/w%~約6w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。
【0296】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約2w/w%~約6w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0297】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の2w/w%~約4w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約1w/w%~約3w/w%の量で存在する。
【0298】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約12w/w%~約16w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約72w/w%~約76w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約2w/w%~約6w/w%の量で存在する保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約45w/w%~約47w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0299】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.05w/w%~約0.20w/w%の量で存在する増粘剤を更に含む。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在し、キタンサンガムは、組成物の約0.04w/w%~約0.08w/w%の量で存在する。
【0300】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約4w/w%~約6w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約1w/w%~約5w/w%の量で存在する。
【0301】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の2w/w%~約4w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約1w/w%~約3w/w%の量で存在する。
【0302】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約14w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約74w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約0.12w/w%の量で存在する増粘剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約28w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約46w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかの実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.06w/w%の量で存在し、キサンタンガムは、組成物の約0.06w/w%の量で存在する。
【0303】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約5w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約2w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約3w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約4w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0304】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の3w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約1w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約2w/w%の量で存在する。
【0305】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約14w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約74w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約4w/w%の量で存在する保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約28w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約46w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、グリセロールである。
【0306】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.12w/w%の量で存在する増粘剤を更に含む。いくつかの実施形態では、増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースとキサンタンガムとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ヒドロキシエチルセルロースは、組成物の約0.06w/w%の量で存在し、キサンタンガムは、組成物の約0.06w/w%の量で存在する。
【0307】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約5w/w%の量で存在する膜形成剤を更に含む。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、ポリメチルシルセスキオキサンとアクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、ポリメチルシルセスキオキサンは、組成物の約2w/w%の量で存在し、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマーは、組成物の約3w/w%の量で存在する。
【0308】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の3w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及び1,2-ヘキサンジオールの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約1w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、1,2-ヘキサンジオールは、組成物の約2w/w%の量で存在する。
【0309】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約5w/w%~約15w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約65w/w%~約85w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約5w/w%~約10w/w%の量で存在する膜形成剤と、を含む。
【0310】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約9w/w%~約11w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約75w/w%~約80w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約6w/w%~約9w/w%の量で存在する膜形成剤と、を含む。
【0311】
いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約25w/w%~約35w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである。
【0312】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、プロパンジオールである。
【0313】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及びEDTAの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、EDTAは、組成物の約0.05w/w%の量で存在する。
【0314】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約10w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約77w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約7.5w/w%の量で存在する膜形成剤と、を含む。
【0315】
いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約30w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約48w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、膜形成剤は、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである。
【0316】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約1w/w%の量で存在する保湿剤を更に含む。いくつかの実施形態では、保湿剤は、プロパンジオールである。
【0317】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約1.05w/w%の量で存在する保存料を更に含む。いくつかの実施形態では、保存料には、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、保存料は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、及びEDTAの組み合わせを含む。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物の約1w/w%の量で組成物中に共に存在する。いくつかのかかる実施形態では、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンは、組成物中でフェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で存在する。いくつかのかかる実施形態では、EDTAは、組成物の約0.05w/w%の量で存在する。
【0318】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約0.1w/w%~約1.5w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約80w/w%~約90w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約10w/w%~約15w/w%の量で存在する保湿剤と、を含む。
【0319】
いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約65w/w%~約75w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約10w/w%~約20w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、植物油である。
【0320】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約1w/w%~約10w/w%の量で存在する増粘剤を更に含む。いくつかの実施形態では、増粘剤は、キサンタンガムである。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%未満の量で存在する一時的な着色剤を更に含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.01w/w%~約1w/w%の量で存在するアミンを更に含む。
【0321】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、
組成物の約0.9w/w%の量で存在する半永久的な着色剤(例えば、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体、又はこれらの組み合わせ、例えば、本明細書に記載の組み合わせのいずれか)と、
組成物の約86w/w%の量で存在する溶媒と、
組成物の約9w/w%の量で存在する保湿剤と、を含む。いくつかの実施形態では、溶媒は、水とエタノールとの組み合わせである。いくつかのかかる実施形態では、水は、組成物の約71w/w%の量で存在し、エタノールは、組成物の約14w/w%の量で存在する。いくつかの実施形態では、保湿剤は、植物油である。
【0322】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約4w/w%の量で存在する増粘剤を更に含む。いくつかの実施形態では、増粘剤は、キサンタンガムである。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.1w/w%未満の量で存在する一時的な着色剤を更に含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の約0.02w/w%の量で存在するアミンを更に含む。
【0323】
他の実施形態
実施形態1は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、
下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、
リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、
リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体を備える、インクアプリケータである。
【0324】
実施形態2は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、
下部本体の空洞内に収容されたリザーバと、
リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体を備える、インクアプリケータである。
【0325】
実施形態3は、リザーバがポリエチレンテレフタラートを含む、実施形態1又は実施形態2に記載のインクアプリケータである。
【0326】
実施形態4は、ポリエチレンテレフタラートが半永久的インクで飽和している、実施形態3に記載のインクアプリケータである。
【0327】
実施形態5は、リザーバ内に収容された撹拌器を更に備える、実施形態1~4のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0328】
実施形態6は、撹拌器が金属製である、実施形態5に記載のインクアプリケータである。
【0329】
実施形態7は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、
下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、
リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体を備える、インクアプリケータである。
【0330】
実施形態8は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、下部本体の空洞内に収容された半永久的インクを含む、下部本体を備える、インクアプリケータである。
【0331】
実施形態9は、下部本体が上部本体に結合可能な雄ねじを更に含む、実施形態1~8のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0332】
実施形態10は、上部本体が、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブが半永久的インクを分配するように構成されている、実施形態9に記載のインク組成物である。
【0333】
実施形態11は、インクアプリケータであって、
上部本体に結合される下部本体であって、上部本体が、
上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブが半永久的インクを分配するように構成されている、上部本体に結合される下部本体を備える、インクアプリケータである。
【0334】
実施形態12は、下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器を更に備える、実施形態11に記載のインクアプリケータである。
【0335】
実施形態13は、リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバを更に備え、半永久的インクがリザーバ内に収容されている、実施形態12に記載のインクアプリケータである。
【0336】
実施形態14は、リザーバがポリエチレンテレフタラートを含む、実施形態12又は実施形態13に記載のインクアプリケータである。
【0337】
実施形態15は、ポリエチレンテレフタラートが半永久的インクで飽和している、実施形態14に記載のインクアプリケータである。
【0338】
実施形態16は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、
下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、
リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、
リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体と、
下部本体に結合された上部本体であって、上部本体が、
上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、インクアプリケータである。
【0339】
実施形態17は、リザーバがポリエチレンテレフタラートを含む、実施形態16に記載のインクアプリケータである。
【0340】
実施形態18は、ポリエチレンテレフタラートが半永久的インクで飽和している、実施形態17に記載のインクアプリケータである。
【0341】
実施形態19は、インクアプリケータであって、
下部本体であって、
下部本体の空洞内に収容されたリザーバ容器と、
リザーバ容器の空洞内に収容されたリザーバと、
リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体と、
下部本体に結合された上部本体であって、上部本体が、
上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブと、
ニブの第2の端部と、リザーバ内に収容された半永久的インクとに接触する転写用ニブと、を含む、上部本体と、を備える、インクアプリケータである。
【0342】
実施形態20は、リザーバ内に収容された撹拌器を更に備える、実施形態19に記載のインクアプリケータである。
【0343】
実施形態21は、撹拌器が金属製である、実施形態20に記載のインクアプリケータである。
【0344】
実施形態22は、撹拌器が金属製ビーズである、実施形態20又は実施形態21に記載のインクアプリケータである。
【0345】
実施形態23は、ニブがナイロンブラシ繊維を含み、転写用ニブに結合するように構成されている、実施形態19~22のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0346】
実施形態24は、ニブが多孔質で可撓性のある先端を含み、転写用ニブに結合するように構成されている、実施形態19~22のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0347】
実施形態25は、半永久的インクが転写用ニブによって吸収され、ニブによって吸収された半永久的インクが、ニブの第2の端部に移される、実施形態19~24のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0348】
実施形態26は、ニブの第1の端部に隣接する転写用ケーシングを更に備える、実施形態19~25のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0349】
実施形態27は、転写用ケーシングが転写用ニブをニブに結合する、実施形態26に記載のインクアプリケータである。
【0350】
実施形態28は、転写用ケーシングが転写用ニブを上部本体に固定する、実施形態27又は実施形態26に記載のインクアプリケータである。
【0351】
実施形態29は、転写用ケーシングが、リザーバから過剰な半永久的インクを吸収するように構成されている、実施形態26~28のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0352】
実施形態30は、ニブの第2の端部が、リザーバ内に収容された半永久的インクに接触する、実施形態16~29のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0353】
実施形態31は、ニブの第1の端部が、基材上へと半永久的なインク組成物を沈着させるように構成されている、実施形態16~29のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0354】
実施形態32は、基材が紙である、実施形態31に記載のインクアプリケータである。
【0355】
実施形態33は、基材が動物の皮膚である、実施形態31に記載のインクアプリケータである。
【0356】
実施形態34は、リザーバが選択的に取り外し可能である、実施形態16~33のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0357】
実施形態35は、下部本体が透明窓を更に含む、実施形態16~34のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0358】
実施形態36は、リザーバが透明窓を介して視認可能である、実施形態35に記載のインクアプリケータである。
【0359】
実施形態37は、
下部本体に一体化された雄ねじと、
上部本体に一体化された雌ねじと、を更に備え、
雄ねじ及び雌ねじが相補的であり、下部本体を上部本体に結合する、実施形態11~36のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0360】
実施形態38は、雌ねじ及び雄ねじが、下部本体の空洞が封止されるように上部本体を下部本体に結合する、実施形態37に記載のインクアプリケータである。
【0361】
実施形態39は、ニブが堅固な丸型先端を含む、実施形態11~38のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0362】
実施形態40は、ニブがのみ型先端を含む、実施形態11~38のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0363】
実施形態41は、ニブがファインポイント先端を含む、実施形態11~38のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0364】
実施形態42は、上部本体の外部にあるニブの第1の端部を覆うように構成された蓋を更に備える、実施形態11~41のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0365】
実施形態43は、蓋によって、蓋と上部本体との間にシールがもたらされる、実施形態42に記載のインクアプリケータである。
【0366】
実施形態44は、リザーバが空隙を含む、実施形態16~41のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0367】
実施形態45は、空隙がある容積の半永久的インクを収容するように構成されている、実施形態44に記載のインクアプリケータである。
【0368】
実施形態46は、容積が約0.5mL~約1.5mLである、実施形態45に記載のインクアプリケータである。
【0369】
実施形態47は、容積が約1.0mLである、実施形態45又は実施形態46に記載のインクアプリケータである。
【0370】
実施形態48は、インクアプリケータがペンである、実施形態11~47のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0371】
実施形態49は、インクアプリケータがマーカである、実施形態11~48のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0372】
実施形態50は、インクアプリケータシステムであって、
半永久的インクを含むリザーバと、
リザーバ中の半永久的インクに接触するように構成された複数のニブと、を備える、インクアプリケータシステムである。
【0373】
実施形態51は、複数のニブの第1のニブが、堅固な丸型先端を含む、実施形態19に記載のインクアプリケータシステムである。
【0374】
実施形態52は、複数のニブの第2のニブが、のみ型先端を含む、実施形態50~51のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0375】
実施形態53は、複数のニブの第3のニブが、ファインポイント先端を含む、実施形態50~52のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0376】
実施形態54は、複数のニブの第4のニブが、ナイロンブラシ繊維を含む、実施形態50~53のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0377】
実施形態55は、複数のニブの第5のニブが、可撓性の多孔質先端を含む、実施形態50~54のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0378】
実施形態56は、半永久的インクのパウチを更に備える、実施形態50~55のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0379】
実施形態57は、パウチが、半永久的インクの約0.5mL~約1.5mLの容量を含む、実施形態56に記載のインクアプリケータシステムである。
【0380】
実施形態58は、パウチが、半永久的な入れ墨組成物の約1.0mLの容量を含む、実施形態56又は実施形態57のインクアプリケータシステムである。
【0381】
実施形態59は、リザーバがポリエチレンテレフタラートを更に含む、実施形態50~58のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0382】
実施形態60は、ポリエチレンテレフタラートが半永久的インクで飽和している、実施形態59に記載のインクアプリケータシステムである。
【0383】
実施形態61は、複数のニブのそれぞれが、半永久的インクの色に対応する、実施形態50~60のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0384】
実施形態62は、実施形態1~49のいずれか1つに記載のインクアプリケータを更に備える、実施形態50~61のいずれか1つに記載のインクアプリケータシステムである。
【0385】
実施形態63は、皮膚上へとインクを塗布するための方法であって、方法は、
ニブを、インク組成物を含むインクアプリケータの上部本体に結合することと、
インクアプリケータのインク組成物を皮膚の一部分に塗布することと、を含む、方法である。
【0386】
実施形態64は、インクアプリケータがマーカである、実施形態63の方法である。
【0387】
実施形態65は、インクアプリケータを撹拌して、インクアプリケータのリザーバからのニブへのインク組成物の流れを開始することを更に含む、実施形態63~64のいずれか1つに記載の方法である。
【0388】
実施形態66は、
インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体から分離することと、
リザーバを下部本体から取り外すことと、
リザーバと異なるリザーバとを交換することと、を更に含む、実施形態65に記載の方法である。
【0389】
実施形態67は、
インクアプリケータの上部本体を、インクアプリケータの下部本体から分離することと、
リザーバを下部本体から取り外すことと、
リザーバを更なるインク組成物で充填することと、を更に含む、実施形態66に記載の方法である。
【0390】
実施形態68は、
ニブをインクアプリケータから分離することと、
異なるニブをインクアプリケータに結合することと、
インクを、インクアプリケータと異なるニブを介して皮膚の一部分に塗布することと、を更に含む、実施形態63~67のいずれか1つに記載の方法である。
【0391】
実施形態69は、半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、実施形態1~49のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0392】
実施形態70は、ゲニピン誘導体が式Iの化合物であって、
【0393】
【化27】
式中:
R
1は、-C(=O)OR
6、C
1~6アルキル、又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
R
6は、H、C
1~6アルキル又はC
6~10アリールであり、当該C
1~6アルキル及びC
6~10アリールは、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
各R
7は、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2は、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9Aであり、
R
9は、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、
R
9Aは、C
1~6アルキル及びC
6~10アリールから選択され、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5は、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3は、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5は存在せず、R
3は、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10は、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
R
8は、H又はR
7である、実施形態69に記載のインクアプリケータである。
【0394】
実施形態71は、
R1は、-C(=O)OR6又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R6は、H、C1~6アルキル、又は1~5個のR7で置換されたフェニルであり、
R2は、H、-OR9、又はOC(=O)R9であり、
R9は、H又はC1~6アルキルであり、
二重結合が存在する場合、R4及びR5は、存在せず、R3は、-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR7で置換されたフェニルである、実施形態60に記載のインクアプリケータである。
【0395】
実施形態72は、ヒドロキシ保護基がトリ(C1~6アルキル)シリルである、実施形態70に記載の化合物である。
【0396】
実施形態73は、ヒドロキシ保護基が、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)又はトリエチルシリル(TES)である、実施形態70に記載の化合物である。
【0397】
実施形態74は、R6がメチルである、実施形態70~73のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0398】
実施形態75は、R1が-C(=O)OR6であり、R6がメチルである、実施形態70~74のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0399】
実施形態76は、R1が-C(=O)OR6であり、R6が、1~5個のR7で置換されたフェニルである、実施形態70~74のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0400】
実施形態77は、R2が-OC(=O)CH3である、実施形態70~76のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0401】
実施形態78は、R2が-OHである、実施形態70~76のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0402】
実施形態79は、R2が-OR9であり、R9が、H、C1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、及びC6~10アリールからなる群から選択される、実施形態70~76のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0403】
実施形態80は、R9がHである、実施形態70~76及び79のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0404】
実施形態81は、R9がtert-ブチルジメチルシリル(TBS)である、実施形態70~76及び79のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0405】
実施形態82は、R9が-OHである、実施形態70~76及び79のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0406】
実施形態83は、二重結合が存在しない、実施形態70~82のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0407】
実施形態84は、R4及びR5が、結合されている炭素原子とともに、3員複素環を形成し、R3が、-CH2OHである、実施形態83に記載のインクアプリケータである。
【0408】
実施形態85は、3員複素環が、
【0409】
【化28】
である、実施形態84に記載のインクアプリケータである。
【0410】
実施形態86は、R4及びR5が、結合されている炭素原子とともに、4員複素環を形成し、R3が、-OHである、実施形態83に記載のインクアプリケータである。
【0411】
実施形態87は、4員環が、
【0412】
【化29】
である、実施形態86に記載のインクアプリケータである。
【0413】
実施形態88は、二重結合が存在する、実施形態70~82のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0414】
実施形態89は、R1が、1~3個のR7で置換されたフェニルである、実施形態88に記載のインクアプリケータである。
【0415】
実施形態90は、R1が-C(=O)OR6であり、R6が1~3個のR7で置換されたフェニルである、実施形態88に記載のインクアプリケータである。
【0416】
実施形態91は、R2が-OHであり、R3がCH2OHである、実施形態88~90のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0417】
実施形態92は、R3が、
-NR7R8、-CH2NR7R8、-C(=O)OR10、-C(=O)N R10R10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH=CR10R10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は、-OHであり、
R10は、H、C1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR6、フェニル及び1~5個のR7で置換されたフェニルから選択される、実施形態88に記載のインクアプリケータである。
【0418】
実施形態93は、R3が、
-NR7R8、-CH2-NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-C(=O)NR10R10、-CH2OR10及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は、-OR9であり、R9は、H、C1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)及びC6~10アリールからなる群から選択される、実施形態88に記載のインクアプリケータである。
【0419】
実施形態94は、R3が、
-NR7R8、-CH2-NR7R8、-C(=O)OR10、-CH(=O)、フェニル、-CHR10R10、-CH=CHR10、-CH2OR10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R1は、-C(=O)OHであり、
R2は-OHである、実施形態88に記載のインクアプリケータである。
【0420】
実施形態95は、ゲニピン誘導体が、表1に示された化合物からなる群から選択される化合物である、実施形態69~70のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0421】
実施形態96は、R7が、
-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)、フェニル、-NR8R8、-OR8、-NHC(=O)R8、-OC(=O)R8、-SR8、-CO2
-、-SO2CF3、-NO、-NO2、-SO2R8、-CN、-CR11、-COR11、-CHO、-CO2R8、-C(=O)NR8R8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R8は、H、-(C1~9アルキル)、-(C2~9アルケニル)からなる群から選択され、R11は、ハロゲン化物である、実施形態70~94のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0422】
実施形態97は、ローソン誘導体が、表4に示された化合物である、実施形態69~96のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0423】
実施形態98は、ローソン誘導体が式IIIの化合物であって、
【0424】
【化30】
式中、R
12は、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11
3、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R
8は、H、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11は、ハロゲン化物である、実施形態69~97のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0425】
実施形態99は、半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン及びローソン誘導体のうちの2つ以上の組み合わせである、実施形態69~98のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0426】
実施形態100は、半永久的な着色剤が、2つ以上のゲニピン誘導体の組み合わせを含む、実施形態69~99のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0427】
実施形態101は、半永久的な着色剤が、表1に示された2つ以上の化合物の組み合わせを含む、実施形態69~99のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0428】
実施形態102は、半永久的な着色剤が化合物1と化合物12との組み合わせを含む、実施形態69~99及び101のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0429】
実施形態103は、化合物12に対する化合物1の比が、化合物1:化合物12が約4:1~約1:4である、実施形態102に記載のインクアプリケータである。
【0430】
実施形態104は、半永久的な着色剤がゲニピンと化合物1との組み合わせを含む、実施形態69~99のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0431】
実施形態105は、化合物1に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物1が約4:1~約1:4である、実施形態104に記載のインクアプリケータである。
【0432】
実施形態106は、化合物1に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物1が約1:1である、実施形態105に記載のインクアプリケータである。
【0433】
実施形態107は、半永久的な着色剤が化合物1と化合物14との組み合わせである、実施形態69~99及び101のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0434】
実施形態108は、化合物14に対する化合物1の比が、化合物1:化合物14が約4:1~約1:4である、実施形態107に記載のインクアプリケータである。
【0435】
実施形態109は、化合物14に対する化合物1の比が、化合物1:化合物14が約1:1である、実施形態108に記載のインクアプリケータである。
【0436】
実施形態110は、半永久的な着色剤がゲニピンと化合物14との組み合わせである、実施形態69~99のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0437】
実施形態111は、化合物14に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物14が約4:1~約1:4である、実施形態110に記載のインクアプリケータである。
【0438】
実施形態112は、化合物14に対するゲニピンの比が、ゲニピン:化合物14が約1:1である、実施形態111に記載のインクアプリケータである。
【0439】
実施形態113は、半永久的な着色剤がゲニピンと化合物1と化合物14との組み合わせである、実施形態69~99のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0440】
実施形態114は、ゲニピン対化合物1対化合物14の比が、ゲニピン:化合物1:化合物14が約4:1:1~約1:1:4である、実施形態113に記載のインクアプリケータである。
【0441】
実施形態115は、ゲニピン対化合物1対化合物14の比が、ゲニピン:化合物1:化合物14が約1:1:1である、実施形態114に記載のインクアプリケータである。
【0442】
実施形態116は、半永久的な着色剤が、組成物が約5w/w%~約15w/w%の量で存在する、実施形態69~115のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0443】
実施形態117は、半永久的な着色剤が、組成物が約9w/w%~約11w/w%の量で存在する、実施形態69~116のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0444】
実施形態118は、半永久的な着色剤が、組成物が約10w/w%の量で存在する、実施形態69~117のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0445】
実施形態119は、溶媒が、組成物の約65w/w%~約85w/w%の量で存在する、実施形態69~118のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0446】
実施形態120は、溶媒が、組成物の約75w/w%~約80w/w%の量で存在する、実施形態69~119のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0447】
実施形態121は、溶媒が、組成物の約77w/w%の量で存在する、実施形態69~120のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0448】
実施形態122は、溶媒が、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル又はこれらの組み合わせを含む、実施形態69~121のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0449】
実施形態123は、溶媒が水とエタノールとの組み合わせである、実施形態69~122のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0450】
実施形態124は、水が、組成物の約25w/w%~約35w/w%の量で存在する、実施形態122~123のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0451】
実施形態125は、水が、組成物の約30w/w%の量で存在する、実施形態122~124のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0452】
実施形態126は、エタノールが、組成物の約40w/w%~約55w/w%の量で存在する、実施形態122~125のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0453】
実施形態127は、エタノールが、組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で存在する、実施形態122~126のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0454】
実施形態128は、エタノールが、組成物の約48w/w%の量で存在する、実施形態122~127のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0455】
実施形態129は、膜形成剤が、組成物の約5w/w%~約10w/w%の量で存在する、実施形態69~128のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0456】
実施形態130は、膜形成剤が、組成物の約6w/w%~約9w/w%の量で存在する、実施形態69~129のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0457】
実施形態131は、膜形成剤が、組成物の約7.5w/w%の量で存在する、実施形態69~130のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0458】
実施形態132は、膜形成剤が、揮発性シリコン樹脂、ポリビニルピロリドン、アクリレート、アクリルアミド、コポリマー、イソドデカン樹脂、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態69~131のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0459】
実施形態133は、膜形成剤が、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、ポリシリコーン-14、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/アクリレートジメチコニル/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8、ポリエステル-10、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態69~132のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0460】
実施形態134は、膜形成剤が、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである、実施形態69~133のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0461】
実施形態135は、アクリレートコポリマーが、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する、実施形態133又は134のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0462】
実施形態136は、アクリレートコポリマーが、組成物の約0.1w/w%~約1w/w%の量で存在する、実施形態133~135のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0463】
実施形態137は、アクリレートコポリマーが、組成物の約0.25w/w%の量で存在する、実施形態133~136のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0464】
実施形態138は、ポリビニルピロリドンが、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する、実施形態133~137のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0465】
実施形態139は、ポリビニルピロリドンが、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する、実施形態133~138のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0466】
実施形態140は、ポリビニルピロリドンが、組成物の約1w/w%の量で存在する、実施形態133~139のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0467】
実施形態141は、スチレン/アクリレートコポリマーが、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する、実施形態133~140のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0468】
実施形態142は、スチレン/アクリレートコポリマーが、組成物の約5w/w%~約7w/w%の量で存在する、実施形態133~141のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0469】
実施形態143は、スチレン/アクリレートコポリマーが、組成物の約6w/w%の量で存在する、実施形態133~142のいずれか1つの記載のインクアプリケータである。
【0470】
実施形態144は、組成物が、保湿剤を更に含む、実施形態69~143のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0471】
実施形態145は、保湿剤が、組成物の約0.1w/w%~約10w/w%の量で存在する、実施形態144に記載のインクアプリケータである。
【0472】
実施形態146は、保湿剤が、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する、実施形態144~145のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0473】
実施形態147は、保湿剤が、組成物の約1w/w%の量で存在する、実施形態144~146のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0474】
実施形態148は、保湿剤が、アロエベラゲル、塩化リチウム、アラントイン、尿素、ジシアナミドグリセロール、乳酸、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、エトキシレートグリセロール、プロポキシレートグリセロール、三酢酸グリセリル、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、キシリトール、マルチトール、ヒアルロン酸、トレメラ抽出物、乳酸ナトリウム、L-ピログルタミン酸尿素ナトリウム、及びピロリドンカルボン酸、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態144~147のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0475】
実施形態149は、保湿剤がプロパンジオールである、実施形態144~148のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0476】
実施形態150は、組成物が保存料を更に含む、実施形態69~149のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0477】
実施形態151は、保存料が、組成物の約0.1w/w%~約5w/w%の量で存在する、実施形態150に記載のインクアプリケータである。
【0478】
実施形態152は、保存料が、組成物の約0.5w/w%~約1.5w/w%の量で存在する、実施形態150又は151に記載のインクアプリケータである。
【0479】
実施形態153は、保存料が、組成物の約1w/w%の量で存在する、実施形態150~152のいずれか1つの記載のインクアプリケータである。
【0480】
実施形態154は、保存料が、アスコルビン酸、アスコルベート、パルミテート、クエン酸、ベンゾアート、安息香酸、プロピオネート、プロピオン酸、ソルベート、ソルビン酸、サリチル酸、サリチレート、ヘキサ-2,4-ジエン酸、ヘキサ-2,4-ジエノアート、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出剤、ギ酸及びその塩、3-アセチル-6-メチルピラン-2,4-(3H)-ジオン及びその塩、3,3’-ジブロモ-4,4’-ヘキサメチレンジオキシジベンズアミジン及びその塩、チオメルサール、フェニル水銀塩、ウンデス-10-エン酸及びその塩、1,3-ビス(2-エチルヘキシル)ヘキサヒドロ-5-メチル-5-ピリミジン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、ブロノポール、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、クロロクレゾール、クロロキシレノール、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール、N,N’’-メチレンビス[N’-[3-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル]尿素]、ポリアミノプロピルビグアニド、メテナミン、クオタニウム-15、クリンバゾール、DMDMヒダントイン、ベンジルアルコール、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-ピリドン、ピロクトンオラミン、ブロモクロロフェン、o-シメン-5-オール、クロロフェン、クロロアセトアミンド、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、フェノキシイソプロパノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセタート、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジン二塩化水素化物、ジメチルオキサゾリジン、塩化ベヘントリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム、臭化ラウトリモニウム、塩化ラウトリモニウム、臭化ステアルトリモニウム、塩化ステアルトリモニウム、ジアゾリジニル尿素、ヘキサミジン、ヘキサミジンジイセチオネート、ヘキサミジンパラベン、グルタラル、7-エチルビシクロオキサゾリジン、クロルフェネシン、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、塩化銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム、ベンジルヘミホルマール、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ビフェニル-2-オール及びその塩、ピリチオニン亜鉛、エリソルベート、亜硝酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブチル化水酸化アニソール(BHA)、ブチル化水酸化トルエン(BHT)、カプリリン酸、ジラウリルチオジプロピオン酸、エリソルビン酸、グアヤク脂、メチルパラベン、サルファイト、バイサルファイト、メタバイサルファイト、プロピルガラテピー、プロピルパラベン、塩化第一スズ、二酸化硫黄、チオジプロピオン酸、イソチアゾリン、パラベン、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、グリコール、トコフェロール、1,2-ヘキサンジオール、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態150~153のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0481】
実施形態155は、保存料が、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせを含む、実施形態150~154のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0482】
実施形態156は、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが、フェノキシエタノール:エチルヘキシルグリセリンが約9:1の比で組成物中に存在する、実施形態155に記載のインクアプリケータである。
【0483】
実施形態157は、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが、組成物の約0.1w/w%~約2w/w%の量で存在する、実施形態155又は156に記載のインクアプリケータである。
【0484】
実施形態158は、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの組み合わせが、組成物の約1w/w%の量で存在する、実施形態155~157のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0485】
実施形態159は、保存料がEDTAを含む、実施形態150~158のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0486】
実施形態160は、EDTAが、組成物の約0.01w/w%~約2w/w%の量で存在する、実施形態159に記載のインクアプリケータである。
【0487】
実施形態161は、EDTAが、組成物の約0.05w/w%の量で存在する、実施形態159~160のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0488】
実施形態162は、上部本体に結合された下部本体を含むインクアプリケータであって、上部本体が、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブが、半永久的インクを分配するように構成され、半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、インクアプリケータである。
【0489】
実施形態163は、インクアプリケータが上部本体を備え、特に、下部本体が上部本体に結合されるか、結合可能であり、及び/又は上部本体が、上部本体の外部にある第1の端部と、上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、ニブが、半永久的インクを分配するように構成されている、実施形態1~161のいずれか1つに記載のインクアプリケータである。
【0490】
本発明についてその詳細な説明とともに記載してきたが、前述の記載は例示であり、添付の特許請求の範囲の範囲により定義される本発明の範囲を制限しないことを意図することが理解されるべきである。他の態様、利点、及び改変は、下記の特許請求の範囲の範囲内にある。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクアプリケータであって、
下部本体であって、
前記下部本体の空洞内に収容されたリザーバと、
前記リザーバ内に収容された半永久的インクと、を含む下部本体を備え、前記半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、インクアプリケータ。
【請求項2】
前記リザーバが、ポリエチレンテレフタラートを含み、より具体的には、前記ポリエチレンテレフタラートが、前記半永久的インクで飽和している、請求項1に記載のインクアプリケータ。
【請求項3】
前記下部本体が、上部本体に結合可能な雄ねじを更に含み、より具体的には、前記上部本体が、前記上部本体の外部にある第1の端部と、前記上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、前記ニブが、前記半永久的インクを分配するように構成されている、請求項1又は2のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項4】
前記下部本体に結合された上部本体を備え、前記上部本体が、前記上部本体の外部にある第1の端部と、前記上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、任意には、前記ニブの前記第2の端部と前記リザーバ内に収容された前記半永久的インクとに接触する転写用ニブを更に備え、より具体的には、前記ニブが、ナイロンブラシ繊維を含み、前記転写用ニブに結合するように構成され、又は前記ニブが、多孔質で可撓性のある先端を含み、前記転写用ニブに結合するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項5】
前記リザーバが選択的に取り外し可能である、請求項1~4のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項6】
インクアプリケータシステムであって、
半永久的インクを含むリザーバと、
前記リザーバ中の前記半永久的インクに接触するように構成された複数のニブと、を備え、前記半永久的インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含み、
前記インクアプリケータシステムが、任意には、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクアプリケータを更に備える、インクアプリケータシステム。
【請求項7】
皮膚上へとインクを塗布するための方法であって、前記方法が、
ニブを、インク組成物を含むインクアプリケータ、より具体的にはマーカの上部本体に結合することと、
前記インクアプリケータの前記インク組成物を前記皮膚の一部分に塗布することと、を含み、前記インクが、
半永久的な着色剤を含み、前記半永久的な着色剤が、ゲニピン、ゲニピン誘導体、ローソン、ローソン誘導体又はこれらの組み合わせと、
溶媒と、
膜形成剤と、を含む、方法。
【請求項8】
前記ゲニピン誘導体が式Iの化合物であって、
【化1】
式中:
R
1が、-C(=O)OR
6、C
1~6アルキル、より詳細には、R
6が、メチル、又はC
6~10アリールであり、前記C
1~6アルキル及びC
6~10アリールが、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
R
6が、H、C
1~6アルキル又はC
6~10アリールであり、前記C
1~6アルキル及びC
6~10アリールが、1~5個のR
7でそれぞれ任意に置換され、
各R
7が、独立して、電子吸引基又は電子供与基であり、
R
2が、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9Aであり、
R
9が、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びヒドロキシ保護基からなる群から選択され、より具体的には、前記ヒドロキシ保護基が、トリ(C
1~6アルキル)シリルであり、より具体的には、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、又はトリメチルシリル(TMS)、又はトリエチルシリル(TES)であり、
R
9Aが、C
1~6アルキル及びC
6~10アリールから選択され、
点線は、二重結合の任意での存在を示し、
二重結合が存在しない場合、R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、3~4員複素環を形成し、R
3が、-OH又は-CH
2OHであり、又は
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5が存在せず、R
3が、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
R
8が、H又はR
7である、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項9】
R
1が、-C(=O)OR
6又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
R
6が、H、C
1~6アルキル、又は1~5個のR
7で置換されたフェニルであり、
R
2が、H、-OR
9、又はOC(=O)R
9であり、
R
9が、H又はC
1~6アルキルであり、
二重結合が存在する場合、R
4及びR
5が、存在せず、R
3が、-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)及び1~5個のR
7で置換されたフェニルである、請求項8に記載のインクアプリケータ。
【請求項10】
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6がメチルであり、又は
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6が、1~5個のR
7で置換されたフェニルである、請求項8又は9のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項11】
R
2が、-OC(=O)CH
3であり、又は
R
2が、-OHであり、又は
R
2が、-OR
9であり、R
9が、H、C
1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、及びC
6~10アリールからなる群から選択される、請求項8~10のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項12】
R
9が、H、C
1~6アルキル、C
6~10アリール及びトリ(C
1~6アルキル)シリル、より具体的には、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、又はトリメチルシリル(TMS)、又はトリエチルシリル(TES)からなる群から選択され、より具体的には、R
9が、H、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)及び-OHから選択される、請求項8~11のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項13】
前記二重結合が存在せず、より具体的には、R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、3員複素環を形成し、R
3が、-CH
2OHであり、更により具体的には、前記3員複素環が、
【化2】
である、請求項8~12のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項14】
前記二重結合が存在せず、R
4及びR
5が、結合されている炭素原子とともに、4員複素環を形成し、R
3が、-OHであり、更により具体的には、前記4員環が、
【化3】
である、請求項8~12に記載のインクアプリケータ。
【請求項15】
前記二重結合が存在し、より具体的には、
R
1が、1~3個のR
7で置換されたフェニルであり、又は
R
1が、-C(=O)OR
6であり、R
6が、1~3個のR
7で置換されたフェニルであり、
及び/又はR
2が、-OHであり、R
3が、CH
2OHである、請求項8~12のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項16】
R
3が、
-NR
7R
8、-CH
2NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-C(=O)N R
10R
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH=CR
10R
10、-CH
2OR
10及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OHであり、
R
10が、H、C
1~6アルキル、アルコキシ、オキソ、-OH、-CH(=O)、-C(=O)OR
6、フェニル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルから選択され、
並びに/又は
R
3が、-NR
7R
8、-CH
2-NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-C(=O)NR
10R
10、-CH
2OR
10、及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OR
9であり、R
9は、H、C
1~6アルキル、tert-ブチルジメチルシリル(TBS)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)及びC
6~10アリールからなる群から選択され、
並びに/又は
R
3が、
-NR
7R
8、-CH
2-NR
7R
8、-C(=O)OR
10、-CH(=O)、フェニル、-CHR
10R
10、-CH=CHR
10、-CH
2OR
10、マロン酸ジエチル及び1~5個のR
7で置換されたフェニルからなる群から選択され、
R
1が、-C(=O)OHであり、
R
2が、-OHである、請求項15に記載のインクアプリケータ。
【請求項17】
前記ゲニピン誘導体が、表1に示された化合物からなる群から選択される化合物である、請求項1~5に記載のインクアプリケータ。
【請求項18】
R
7が、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2
-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、
R
8が、H、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11が、ハロゲン化物である、請求項8~17のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項19】
前記ローソン誘導体が式IIIの化合物であって、
【化4】
式中、R
12が、-(C
1~9アルキル)、-(C
2~9アルケニル)、フェニル、-NR
8R
8、-OR
8、-NHC(=O)R
8、-OC(=O)R
8、-SR
8、-CO
2-、-SO
2CF
3、-NO、-NO
2、-SO
2R
8、-CN、-CR
11
3、-COR
11、-CHO、-CO
2R
8、-C(=O)NR
8 R
8及びハロゲン化物からなる群から選択され、R
8が、H、-(C
1~9アルキル)及び-(C
2~9アルケニル)からなる群から選択され、R
11が、ハロゲン化物である、請求項8~18のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項20】
前記溶媒が、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、又はこれらの組み合わせを含み、より具体的には、前記溶媒が、水とエタノールとの組み合わせであり、かつ/又は
前記水が、前記組成物の約25w/w%~約35w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約30w/w%の量で存在し、かつ/又は
前記エタノールが、前記組成物の約40w/w%~約55w/w%の量で、より具体的には、前記組成物の約45w/w%~約50w/w%の量で、更により具体的には、前記組成物の約48w/w%の量で存在する、請求項8~19のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項21】
前記膜形成剤が、揮発性シリコン樹脂、ポリビニルピロリドン、アクリレート、アクリルアミド、コポリマー、イソドデカン樹脂、又はこれらの組み合わせを含み、かつ/又は、前記膜形成剤が、ポリメチルシルセスキオキサン、トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノールクロスポリマー、ポリシリコーン-6、ポリシリコーン-8、ポリシリコーン-11、ポリシリコーン-14、アクリレートコポリマー、スチレン/アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリレート/C12~22アルキルメタクリレートコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル(VP/VA)コポリマー、VP/アクリレートジメチコニル/ポリカルバミル/ポリグリコールエステル、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/エイコセンコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、VP/ポリカルバミルポリグリコールエステル、VP/VAコポリマー、ポリエステル-1、ポリエステル-2、ポリエステル-3、ポリエステル-4、ポリエステル-5、ポリエステル-7、ポリエステル-8、ポリエステル-10、若しくはこれらの組み合わせを含み、より具体的には、前記膜形成剤が、アクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、及びスチレン/アクリレートコポリマーの組み合わせである、請求項8~20のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【請求項22】
上部本体を含み、特に、前記下部本体が前記上部本体に結合されるか、結合可能であり、及び/又は前記上部本体が、前記上部本体の外部にある第1の端部と、前記上部本体の内部にある第2の端部と、を含むニブを含み、前記ニブが、半永久的インクを分配するように構成されている、請求項1~21のいずれか一項に記載のインクアプリケータ。
【国際調査報告】