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特表2024-541799ドアアウタハンドル、ドアアセンブリ及び車両
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  • 特表-ドアアウタハンドル、ドアアセンブリ及び車両 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】ドアアウタハンドル、ドアアセンブリ及び車両
(51)【国際特許分類】
   E05B 85/18 20140101AFI20241106BHJP
【FI】
E05B85/18 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518125
(86)(22)【出願日】2022-11-18
(85)【翻訳文提出日】2024-05-24
(86)【国際出願番号】 CN2022132964
(87)【国際公開番号】W WO2023098494
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】202111451995.X
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510177809
【氏名又は名称】ビーワイディー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BYD Company Limited
【住所又は居所原語表記】No. 3009, BYD Road, Pingshan, Shenzhen, Guangdong 518118, P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100130443
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 真治
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼忠良
(72)【発明者】
【氏名】蒋旭耀
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼小▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】李明
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250AA21
2E250HH01
2E250JJ45
2E250LL01
2E250PP12
(57)【要約】
車両は、ドアアセンブリを備える。該ドアアセンブリは、ドアアウタハンドルを含み、ドアアウタハンドルは、ベース及びハンドルグリップを含む。ベースは、ハンドル溝が設けられ、ドアに取り付けらるのに適する。ハンドルグリップは、閉位置と開位置との間で回動可能に該ベースに取り付けられ、該ハンドルグリップが該閉位置にある場合、該ハンドルグリップの外面は、該ドアの外面から突出せず、かつ該ハンドル溝を覆い、該ハンドルグリップが該ハンドル溝内に向けて回動することにより該閉位置から該開位置に回動する場合、該ハンドルグリップは、該ドアの外面から突出せず、かつ該ハンドル溝が露出する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース及びハンドルグリップを含み、
前記ベースは、ハンドル溝が設けられた、ドアに取り付けられるように構成されたものであり、
前記ハンドルグリップは、閉位置と開位置との間で回動可能に前記ベースに取り付けられ、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面が前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝を覆い、前記ハンドルグリップが前記ハンドル溝内に向けて回動することにより前記閉位置から前記開位置に回動する場合、前記ハンドルグリップが前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝が露出する、ことを特徴とするドアアウタハンドル。
【請求項2】
前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面は、前記ドアの外面と面一である、ことを特徴とする請求項1に記載のドアアウタハンドル。
【請求項3】
前記ドアは、前記ハンドル溝の一部を覆い、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ハンドル溝の他の部分を覆い、前記ハンドルグリップが前記開位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ドア内で前記ドアの前記ハンドル溝を覆う部分に当接する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアアウタハンドル。
【請求項4】
前記ハンドルグリップに回転軸が設けられ、前記ハンドルグリップは、前記回転軸により前記ベースに回動可能に取り付けられ、前記回転軸は、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合の前記ハンドルグリップの下縁に位置することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のドアアウタハンドル。
【請求項5】
駆動装置をさらに含み、前記駆動装置は、ドアロックに接続されるとともに前記ハンドルグリップに接続されるように構成され、前記ドアロックがアンロックされる場合に前記ハンドルグリップを前記開位置と前記閉位置との間に位置する中間位置に駆動し、
前記ハンドルグリップの前記閉位置から前記中間位置までの回動角度は、前記ハンドルグリップの前記中間位置から前記開位置までの回動角度より大きい、請求項1~4のいずれか一項に記載のドアアウタハンドル。
【請求項6】
前記ハンドルグリップは、前記閉位置から前記ハンドル溝内に向けて110°~120°回動することにより前記中間位置まで回動し、
前記ハンドルグリップは、前記中間位置から前記ハンドル溝内に向けて50°~60°回動することにより前記開位置まで回動する、ことを特徴とする請求項5に記載のドアアウタハンドル。
【請求項7】
前記駆動装置はモータであり、前記モータは、前記ベースの外部に取り付けられ、前記ハンドルグリップに伝動接続され、前記ドアロックと通信するように構成される、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のドアアウタハンドル。
【請求項8】
前記駆動装置は、プッシュロッド及びアンロックアームを含み、
前記プッシュロッドの一端は、前記ドアロックに伝動接続されるように構成され、
前記アンロックアームは、前記ハンドルグリップに伝動接続され、アンロックプッシュロッドバックルを介して前記プッシュロッドの他端に接続される、ことを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載のドアアウタハンドル。
【請求項9】
ドアと、
請求項1~8のいずれか一項に記載のドアアウタハンドルとを含む、ことを特徴とするドアアセンブリ。
【請求項10】
前記ドアは、
ドアアウタパネル及びドアインナパネルを含み、前記ドアアウタパネルは前記ドアインナパネルの外側に取り付けられ、前記ベースは前記ドアアウタパネルに取り付けられ、前記ドアアウタパネルと前記ドアインナパネルとの間に位置し、前記ドアアウタパネルに前記ハンドル溝の位置に対応するハンドル開口が設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載のドアアセンブリ。
【請求項11】
前記ドアアウタパネルの前記ドアインナパネルに向く側には、上下方向に沿って間隔を置いて設けられた第1位置決め突起及び第2位置決め突起が設けられ、前記ベースに第1固定ラグ及び第2固定ラグが設けられ、前記ベースは、前記第1位置決め突起と前記第2位置決め突起との間に位置し、前記第1固定ラグは、前記第1位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定され、前記第2固定ラグは、前記第2位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定される、ことを特徴とする請求項10に記載のドアアセンブリ。
【請求項12】
請求項9~11のいずれか一項に記載のドアアセンブリを含む、ことを特徴とする車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(連出願の相互参照)
本願は、出願日が2021年11月30日であり、出願番号が202111451995.Xであり、出願名が「ドアアウタハンドル、ドアアセンブリ及び車両」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
【0002】
本発明は、車両の分野に関し、特にドアアウタハンドル、ドアアセンブリ及び車両に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術におけるドアアウタハンドルは、一般的にベースとハンドルグリップを含み、ハンドルグリップは、一般的に露出状態にあり、外観が整然としないだけでなく、車外の物体と擦ることがあり、壊れやすい。したがって、いくつかのドアアウタハンドルは隠し式のものとして設けられ、ドアアウタハンドルはロック時にハンドルグリップが隠れた状態にあり、即ちハンドルグリップがドアから突出しないが、アンロック状態にある時にハンドルグリップが外へ回動してドアの外面から突出し、モータが回動動作を行わない場合、ハンドルグリップがドアの外面から常に突出しているという問題があり、露出状態にあるハンドルグリップは車両の整然性と顧客の使用体験に影響を与えるだけでなく、車両の走行風抵抗を増大させるため、車両のエネルギー消費が高くなり、また、温度が低い場合、ドアの外面に霜が付着してハンドルグリップを外へ回動させにくい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、少なくとも従来技術における技術的課題の1つを解決することを目的とする。このため、本願は、完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有するドアアウタハンドルを提供することを目的とする。
【0005】
本願は、上記ドアアウタハンドルを有するドアアセンブリをさらに提供する。
【0006】
本願は、上記ドアアセンブリを有する車両をさらに提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願の第1態様の実施例に係るドアアウタハンドルは、ベース及びハンドルグリップを含み、前記ベースは、ハンドル溝が設けられた、ドアに取り付けられるように構成されたものであり、前記ハンドルグリップは、閉位置と開位置との間で回動可能に前記ベースに取り付けられ、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面が前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝を覆い、前記ハンドルグリップが前記ハンドル溝内に向けて回動することにより前記閉位置から前記開位置に回動する場合、前記ハンドルグリップが前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝が露出する。
【0008】
本願の実施例に係るドアアウタハンドルは、完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0009】
本願のいくつかの実施例において、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面は前記ドアの外面と面一である。
【0010】
本願のいくつかの実施例において、前記ドアは、前記ハンドル溝の一部を覆い、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ハンドル溝の他の部分を覆い、前記ハンドルグリップが前記開位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ドア内で前記ドアの前記ハンドル溝を覆う部分に当接する。
【0011】
本願のいくつかの実施例において、前記ハンドルグリップに回転軸が設けられ、前記ハンドルグリップは、前記回転軸により前記ベースに回動可能に取り付けられ、前記回転軸は、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合の前記ハンドルグリップの下縁に位置する。
【0012】
本願のいくつかの実施例において、前記ドアアウタハンドルは、駆動装置をさらに含み、前記駆動装置は、ドアロックに接続されるとともに前記ハンドルグリップに接続されるように構成され、前記ドアロックがアンロックされる場合に前記ハンドルグリップを前記開位置と前記閉位置との間に位置する中間位置に駆動し、前記ハンドルグリップの前記閉位置から前記中間位置までの回動角度は、前記ハンドルグリップの前記中間位置から前記開位置までの回動角度より大きい。
【0013】
本願のいくつかの実施例において、前記ハンドルグリップは、前記閉位置から前記ハンドル溝内に向けて110°~120°回動することにより前記中間位置まで回動し、前記ハンドルグリップは、前記中間位置から前記ハンドル溝内に向けて50°~60°回動することにより前記開位置まで回動する。
【0014】
本願のいくつかの実施例において、前記駆動装置はモータであり、前記モータは、前記ベースの外部に取り付けられ、前記ハンドルグリップに伝動接続され、前記ドアロックと通信するように構成される。
【0015】
本願のいくつかの実施例において、前記駆動装置は、プッシュロッド及びアンロックアームを含み、前記プッシュロッドの一端は、前記ドアロックに伝動接続されるように構成され、前記アンロックアームは、前記ハンドルグリップに伝動接続され、アンロックプッシュロッドバックルを介して前記プッシュロッドの他端に接続される。
【0016】
本願の第2態様の実施例に係るドアアセンブリは、ドアと、本願の第1態様の実施例に係るドアアウタハンドルとを含む。
【0017】
本願の第2態様の実施例に係るドアアセンブリは、本願の第1態様の実施例に係るドアアウタハンドルを使用することにより、ドアアウタハンドルを完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0018】
本願のいくつかの実施例において、前記ドアは、ドアアウタパネル及びドアインナパネルを含み、前記ドアアウタパネルは前記ドアインナパネルの外側に取り付けられ、前記ベースは前記ドアアウタパネルに取り付けられ、前記ドアアウタパネルと前記ドアインナパネルとの間に位置し、前記ドアアウタパネルに前記ハンドル溝の位置に対応するハンドル開口が設けられる。
【0019】
本願のいくつかの実施例において、前記ドアアウタパネルの前記ドアインナパネルに向く側には、上下方向に沿って間隔を置いて設けられた第1位置決め突起及び第2位置決め突起が設けられ、前記ベースに第1固定ラグ及び第2固定ラグが設けられ、前記ベースは、前記第1位置決め突起と前記第2位置決め突起との間に位置し、前記第1固定ラグは、前記第1位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定され、前記第2固定ラグは、前記第2位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定される。
【0020】
本願の第3態様の実施例に係る車両は、本願の第2態様の実施例に記載のドアアセンブリを含む。
【0021】
本願の第3態様の実施例に係る車両は、本願の第2態様の実施例に係るドアアセンブリを使用することにより、ドアアウタハンドルを完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0022】
本願の更なる態様及び利点は、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明から明白になるか、又は、本願の実施により把握される。
【0023】
本願の上記及び/又は更なる様態及び利点は、以下の図面を参照して実施例を説明することにより、明らかになり、理解されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本願の実施例に係るドアアウタハンドルのハンドルグリップが閉位置にある概略構成図である。
図2】本願の実施例に係るドアアウタハンドルのハンドルグリップが開位置にある概略構成図である。
図3】本願の実施例に係るドアアウタハンドルの概略構成図である。
図4】本願の実施例に係るドアアウタハンドルの別の視点から見た概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本願の実施例を詳細に説明し、図面を参照して説明される実施例は例示的なものであり、以下、本願の実施例を詳細に説明する。
【0026】
なお、本願の説明において、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「縦」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などで示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本願の説明を容易にし簡略化するためのものに過ぎず、示された装置又は部品が必ず特定の方位を有し特定の方位で構成され操作されるということを示すか又は示唆するものではないため、本願を限定するものであると理解してはならない。
【0027】
本願の説明において、「複数」とは、2つ又は2つ以上を意味する。
【0028】
以下、図面を参照して本願の実施例に係るドアアウタハンドル1を説明する。
【0029】
図1図4に示すように、本願の実施例に係るドアアウタハンドル1は、ベース100及びハンドルグリップ200を含む。
【0030】
ベース100は、ハンドル溝110が設けられた、ドアに取り付けられるように構成されたものであり、ハンドルグリップ200は、閉位置と開位置との間で回動可能にベース100に取り付けられ、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ハンドルグリップ200の外面がドアの外面から突出せずハンドル溝110を覆い、ハンドルグリップ200がハンドル溝110内に向けて回動することにより閉位置から開位置に回動する場合、ハンドルグリップ200がドアの外面から突出せず、かつハンドル溝110が露出する。
【0031】
ハンドルグリップ200が閉位置にあるとは、ドアがロック状態にあり、この場合にドアを開けることができないことを意味する。ハンドルグリップ200が開位置にあるとは、ドアがアンロック状態にあり、ユーザがハンドルグリップ200を引くことでドアを開けることができることを意味する。ハンドルグリップ200を閉位置から開位置に回動させると、ドアをロック状態からアンロック状態に制御することができる。
【0032】
本願の実施例に係るドアアウタハンドル1において、ベース100は、ハンドル溝110が設けられた、ドアに取り付けられるように構成されたものであり、ハンドルグリップ200が閉位置と開位置との間で回動可能にベース100に取り付けられ、ドアアウタハンドル1が取り付けられるドア空間がドアの内部にあり、ハンドル溝110は、ハンドルグリップ200を操作する操作空間をユーザのために予め確保することができ、ユーザは、ベース100のハンドル溝110に手を入れてハンドルグリップ200にタッチしてドアの開閉を制御することができ、ベース100は、ハンドル溝110とドア内部の他の部材とを分離することで、ハンドルグリップ200にタッチすると同時にユーザが他の部材にタッチすることを回避し、ハンドル溝110が露出する時に埃及び液体がハンドル溝110からドア空間に入ることを防止することができるため、ドア空間の清潔性を保証し、ドア空間内の部品が腐食される確率を低減することに有利である。
【0033】
また、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ハンドルグリップ200の外面がドアの外面から突出せず、かつハンドル溝110を覆い、ハンドルグリップ200がハンドル溝110内に向けて回動することにより閉位置から開位置に回動する場合、ハンドルグリップ200がドアの外面から突出せず、かつハンドル溝110が露出する。
【0034】
これにより、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ハンドルグリップ200が隠れた状態にあり、ハンドルグリップ200とドアはより一体的なもののように見られ、ユーザがドアを見る場合、ハンドルグリップ200について違和感がなく、ドアの外面がもっと美しくて整然とし、ハンドルグリップ200を閉位置から開位置に回動させる場合、ハンドルグリップ200がドアの内部に向けて回動し、この場合にハンドルグリップ200が依然としてドアの外面から突出しないため、ハンドルグリップ200がドアより外に露出することを回避でき、ハンドルグリップ200が、閉状態、開状態及び閉状態と開状態との中間のいずれの位置においても隠れた状態にあり、ドアがロック状態又はアンロック状態において整然とし、ハンドルグリップ200が車両の外の物体に衝突したり傷つけたりする問題がなく、使用安全性が高く、気温が低い場合、ドアの外面が冷えて着霜したとしても、ハンドルグリップ200を車内に向けて回動させるため、ドアの外面の霜の影響を受けず、気温が低い場合でもハンドルグリップ200の回動が依然としてスムーズになる。
【0035】
また、ハンドルグリップ200を閉位置から開位置へ回動させる場合にハンドル溝110が露出し、ユーザの手がハンドル溝110に入れてハンドルグリップ200を引いてドアを開けることに便利であり、使用体験がより良い。また、ハンドルグリップ200を閉位置と開位置のいずれにしても、ハンドルグリップ200がドアの外面から突出しないため、ハンドルグリップ200が車両の走行時に車両の風抵抗を増大させることを回避し、車両の走行抵抗をより小さくして、車両のエネルギー消費を低減することができる。
【0036】
このように、本願の実施例に係るドアアウタハンドル1は、完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0037】
本願のいくつかの具体的な実施例では、図1に示すように、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ハンドルグリップ200の外面はドアの外面と面一である。
【0038】
このように、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合に隠れた状態にあることができ、ドアの外面の全体性が高く、車両全体の美観性が高く、ハンドルグリップ200とドアとの継ぎ目が面一に保たれて埃が溜まりにくく、ドアの外面がより清潔である。
【0039】
本願のいくつかの具体的な実施例では、図2及び図4に示すように、ドアは、ハンドル溝110の一部を覆い、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合にハンドルグリップ200はハンドル溝110の他の部分を覆い、ハンドルグリップ200が開位置にある場合にハンドルグリップ200はドア内でドアのハンドル溝110を覆う部分に当接する。
【0040】
例えば、ベース100の乗客室に背向する側が開放され、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合に、ハンドルグリップ200とドアとがベース100の開放された部分を覆うことにより、ハンドル溝110を密封することを実現し、ハンドルグリップ200が開位置にある場合にベース100の一部が開放されることにより、ハンドル溝110と外部との連通を実現する。また、ベース100の横断面の外側輪郭及び内側輪郭はいずれも弧状であり、このように、ハンドル溝110の溝壁の厚さが均一であることを保証することができるだけでなく、人手の操作空間が十分であることを保証するとともに、ベース100の材料、重量及びコストを低減することができ、また、ベース100に力が均一に加わり、応力集中が発生しにくい。
【0041】
言い換えれば、ハンドル溝110の横断面積がハンドルグリップ200の横断面積より大きく、このようにハンドルグリップ200をハンドル溝110内で回動させやすいため、ハンドルグリップ200を開位置と閉位置との間で切り替えることができ、また、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ユーザの手をドアによって覆われたハンドル溝110の一部に入れることができ、ハンドル溝110は、ユーザがハンドルグリップ200を操作するために大きな操作空間を確保することができ、操作がより便利になる。
【0042】
本願のいくつかの具体的な実施例では、図2及び図3に示すように、ハンドルグリップ200に回転軸210が設けられ、ハンドルグリップ200は回転軸210を介してベース100に回動可能に取り付けられ、回転軸210はハンドルグリップ200が閉位置にある場合の下縁に位置する。
【0043】
具体的には、回転軸210は、水平方向に沿って延びて、回転軸210の両端は、ハンドルグリップ200の前後両側より延出し、ベース100の前後両側に回転軸孔が設けられ、回転軸210の両端がそれぞれ回転軸孔と嵌合してもよく、このように、回転軸210と回転軸孔との嵌合により、ハンドルグリップ200をベース100に対して回動させることができ、回動構造が簡単で実現しやすく、回転軸210の体積が小さく、ドアに配置さると、大きな空間を占有する必要がなく、配置がより便利である。
【0044】
また、多くの人は、一般的に利き手が右手であり、右手の掌が通常左又は下に向いて出すため、ハンドルグリップ200をその下縁を回動軸心として回動させるのが、人体の力を入れるときの習慣により適合し、ユーザの使用により便利である。
【0045】
さらに、図3及び図4に示すように、ドアアウタハンドル1は、駆動装置をさらに含み、駆動装置は、ドアロックに接続されるとともにハンドルグリップ200に接続されるように構成され、駆動装置は、ドアロックがアンロックされる場合にハンドルグリップ200を開位置と閉位置との間にある中間位置に駆動し、上記閉位置から上記中間位置までの上記ハンドルグリップの回動角度は、上記中間位置から上記開位置までの上記ハンドルグリップの回動角度より大きい。
【0046】
言い換えれば、ハンドルグリップ200を閉位置から開位置へ回動させる過程において、まず中間位置を通過し、ハンドルグリップ200が中間位置にある場合、ドアがアンロック状態にあり、ユーザが手でハンドルグリップ200を押して車の外側へ引くと、ドアを開けることができ、ユーザがハンドルグリップ200を開位置まで押さない場合、ドアは依然として閉状態にあり、このように、ドアはダブルロックを実現することができ、ユーザの誤接触によりドアが直接開くことを回避し、安全性が高い。
【0047】
例えば、ユーザは、車両のブルートゥースキー(ブルートゥースは登録商標)によってアンロック信号を発することができ、ドアロックはアンロック信号を受信した後にドアをアンロックし、この場合に駆動装置が作動してハンドルグリップ200を閉位置から中間位置へ回動させるように駆動し、ハンドル溝110が露出し、ユーザはドアが既に解錠状態にあることを観察することができ、さらに手をハンドル溝110に入れてハンドルグリップ200を押して引くと、ドアを開けることができる。
【0048】
好ましくは、ハンドルグリップ200が閉位置からハンドル溝110内に向けて110°~120°回動することにより、中間位置まで回動し、ハンドルグリップ200が中間位置からハンドル溝110内に向けて50°~60°回動することにより、開位置まで回動する。即ち、閉位置から開位置まで、ハンドルグリップ200を160°~180°回動させる必要がある。
【0049】
ハンドルグリップ200がハンドル溝110内に向けて110°~120°回動することにより、ユーザの手がハンドル溝110に入れやすく、操作しやすく、他方では、この場合にハンドルグリップ200が下向きに傾斜した状態にあり、ユーザは、手をハンドル溝110に入れた後、ハンドルグリップ200の中間位置における時に車内側に向く表面を容易に押さえることができ、ユーザが簡単に車の外側に向け力を掛けて力をドアに作用させて、ドアを開けることができる。
【0050】
また、ハンドルグリップ200を中間位置から開位置に回動させるには、50°~60°を回動させる必要があり、これのように、ユーザは、ハンドルグリップ200の回動を感じることができ、操作の有効性がより直感的に感じられる。また、ハンドルグリップ200が閉位置にある場合、ハンドルグリップ200の外面はドアの外面と面一になり、即ち、ハンドルグリップ200が縦状態にあり、ハンドルグリップ200を閉位置から開位置に回動させるには、160°~180°回動する必要があるため、即ちハンドルグリップ200が開位置にある場合でも、ハンドルグリップ200が略縦状態にあり、指がハンドルグリップ200に接触した後に容易に力を掛けることができ、このようにユーザがハンドルグリップ200を引くことがより簡単であり、ユーザがハンドルグリップ200に加える力の大部分がドアを引いて開くために用いられ、このようにより省力であり、エネルギー消費が低い。
【0051】
本願のいくつかの実施例において、駆動装置は、モータ(図示せず)であり、モータは、ベース100の外に取り付けられ、ハンドルグリップ200に伝動接続され、ドアロックと通信するように構成されるため、ドアロックがオンにされた後、モータに信号を伝達することができ、モータは、アンロック信号に基づいてハンドルグリップ200を回動させるように制御することで、ドアのアンロックを実現するとともにハンドルグリップ200を中間位置に回動させ、ユーザの操作をさらに容易にし、モータのロック性能がよく、ハンドルグリップ200を確実に位置決めすることができる。モータは、ハンドルグリップ200を中間位置から閉位置に復帰させることを実現することもできる。
【0052】
本発明の他のいくつかの実施例において、図3及び図4に示すように、駆動装置はプッシュロッド及びアンロックアーム300を含む。
【0053】
具体的には、プッシュロッドの一端は、ドアロックに伝動接続するように構成され、アンロックアーム300は、ハンドルグリップ200に伝動接続され、アンロックプッシュロッドバックル310を介してプッシュロッドの他端に接続される。これにより、ドアロックがアンロックされる場合にプッシュロッドが移動するように駆動することができ、プッシュロッドは、アンロックプッシュロッドバックル310によりアンロックアーム300を回動させるように駆動し、アンロックアーム300が回動すると同時にハンドルグリップ200を中間位置まで回動させるように駆動することができ、ハンドルグリップ200の閉位置と中間位置との間の回動を実現する。
【0054】
例えば、アンロックアーム300は、回転軸210に接続されて回転軸210と同期して回動することができ、回転軸210の後端は、ベース100の後端から延出し、アンロックアーム300は、回転軸210の後端に接続され、アンロックアーム300は、ベース100のハンドル溝110の外に位置し、ベース100の後端面に位置制限部900が設けられてもよく、位置制限部900は、アンロックアーム300が過度に回動してドアロックの正常な使用に影響を与えることを防止するために、アンロックアーム300の回動角度を制限することができる。
【0055】
また、ハンドルグリップ200が人手で押されて中間位置から開位置に移動する場合、回転軸210は、アンロックアーム300が回動するように駆動することにより、プッシュロッドが移動するように駆動するため、ドアロックの完全なアンロックを実現し、この場合、ドアが車体に対して回動して乗車室を露出させることができる。
【0056】
ドアロックを使用してアンロックアーム300によりハンドルグリップ200を回動させるように駆動することにより、他の駆動機構(例えばモータ)を別途設ける必要がなく、ドアアウタハンドル1の部品数を減少させ、コストを低減するだけでなく、ドアアウタハンドル1の小型化及び軽量化に有利である。
【0057】
なお、駆動装置がモータである場合、ハンドルグリップ200に依然としてアンロックアーム300が接続され、この場合、アンロックアーム300は、ハンドルグリップ200を閉位置から中間位置に駆動する機能を担わなくてもよい。また、ハンドルグリップ200を閉位置から中間位置にする上記2種類の方式を同時に設定してもよい。そのうちの1つの方式が正常に動作できない場合、ドアを開ける候補の方式が更にあることで、車外からドアを開ける方式がより多様となり、ユーザの使用に便利である。
【0058】
以下、図面を参照して本願の実施例に係るドアアセンブリを説明し、ドアアセンブリは、ドアと、本願の上記実施例に係るドアアウタハンドル1とを含む。
【0059】
本願の実施例に係るドアアセンブリは、本願の上記実施例に係るドアアウタハンドル1を使用することにより、ドアアウタハンドル1を完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、回動が便利で、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0060】
本願のいくつかの具体的な実施例では、図1図4に示すように、ドアは、ドアアウタパネル2及びドアインナパネルを含み、ドアアウタパネル2は、ドアインナパネルの外側に取り付けられ、即ち、ドアインナパネルの乗員室に背向する側に取り付けられ、ベース100は、ドアアウタパネル2に取り付けられ、ドアアウタパネル2とドアインナパネルとの間に位置し、ドアアウタパネル2には、ハンドル溝110の位置に対応するハンドル開口400が設けられる。
【0061】
例えば、ドアアウタパネル2とドアインナパネルは共に駆動装置及びドアアウタハンドル1を収容するドアパネル空間を画定することができ、駆動装置及びドアアウタハンドル1を保護するだけでなく、ドアアセンブリの全体的な着脱を容易にするようにドアアセンブリの外面をより整然にすることができる。また、ドアアウタパネル2の外面は、車両全体の外側に位置し、乗客が接触しやすく、ドアアウタパネル2にハンドル開口400が設けられるため、乗客がドアアウタハンドル1に接触しやすくなり、このように、ドアをより容易かつ迅速に開けることができる。
【0062】
さらに、図3及び図4に示すように、ドアアウタパネル2のドアインナパネルに向く側には、上下方向に沿って間隔を置いて設けられた第1位置決め突起500及び第2位置決め突起600が設けられ、ベース100に第1固定ラグ700及び第2固定ラグ800が設けられ、ベース100は、第1位置決め突起500と第2位置決め突起600との間に位置し、第1固定ラグ700は、第1位置決め突起500のドアインナパネルに向く側に固定され、第2固定ラグ800は、第2位置決め突起600のドアインナパネルに向く側に固定される。
【0063】
例えば、第1固定ラグ700と第1位置決め突起500とは、ボルトなどのねじ締結具によって接続されてもよく、第2固定ラグ800と第2位置決め突起600とは、いずれもボルトなどのねじ締結具によって接続されてもよく、第1固定ラグ700と第2固定ラグ800とのうちの一方は、複数であってもよく、例えば、第2固定ラグ800が2つであり、第1固定ラグ700が1つであり、第1固定ラグ700が前後方向に2つの第2固定ラグ800の間に位置してもよく、このように、第1固定ラグ700と第2固定ラグ800とをベース100の長手方向にずらして配置することにより、ベース100のその長手方向に受ける固定力がより均一になるため、ベース100の位置がより安定する。
【0064】
また、第1位置決め突起500及び第2位置決め突起600がいずれもドアアウタパネル2の内側面からドアインナパネルに向けて突起するため、ベース100を第1位置決め突起500と第2位置決め突起600との間に取り付けることにより、ベース100がドアアウタパネル2の内側面により近くなり、ひいてはドアアウタパネル2の内側面に密着することができ、このように、ベース100がドアアウタパネル2の内側面から突出する寸法がより小さくなり、ドアアウタパネル2及びベース100全体の左右方向における寸法を小さくすることに有利であるため、空間利用率を向上させることができる。
【0065】
また、第1位置決め突起500のドアインナパネルに向く側と第2位置決め突起600のドアインナパネルに向く側とはいずれも平面であってもよく、第1固定ラグ700及び第2固定ラグ800はいずれも上下方向に沿って延びる平板であり、このように、第1固定ラグ700と第1位置決め突起500との間の密着面積がより大きく、第2固定ラグ800と第2位置決め突起600との間の密着面積がより大きく、ベース100とドアアウタパネル2との間の接続強度の向上に有利である。
【0066】
第1位置決め突起500の上縁と第2位置決め突起600の下縁との間の距離は、第1固定ラグ700の上縁と第2固定ラグ800の下縁との間の距離より大きく、このように、第1固定ラグ700及び第2固定ラグ800は、上下方向において第1位置決め突起500及び第2位置決め突起600より突出せず、ベース100に対する固定がより確実である。
【0067】
以下、図面を参照して本願の実施例に係る車両を説明し、車両は、本願の上記実施例に係るドアアセンブリを含む。
【0068】
本願の実施例に係る車両は、本願の上記実施例のドアアセンブリを使用することにより、ドアアウタハンドル1を完全に隠すことができ、外観が整然とし、使用安全性が高く、風抵抗が小さいなどの利点を有する。
【0069】
本願の実施例に係るドアアウタハンドル1、ドアアセンブリ及び車両の他の構成及び操作は、当業者にとって既知であり、ここでは詳細に説明しない。
【0070】
本明細書の説明において、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体例」又は「いくつかの例」などを使用した説明は、該実施例又は例を参照して説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する例示的な説明は、必ずしも同じ実施例又は例に限定されるわけではない。
【0071】
本願の実施例を示し説明したが、当業者であれば、本願の原理及び目的を逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、補正、置換及び変形を行うことができ、本願の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物によって限定されることを理解することができる。
【符号の説明】
【0072】
1 ドアアウタハンドル
2 ドアアウタパネル
100 ベース
110 ハンドル溝
200 ハンドルグリップ
210 回転軸
300 アンロックアーム
310 アンロックプッシュロッドバックル
400 ハンドル開口
500 第1位置決め突起
600 第2位置決め突起
700 第1固定ラグ
800 第2固定ラグ
900 位置制限部
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-05-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース及びハンドルグリップを含み、
前記ベースは、ハンドル溝が設けられた、ドアに取り付けられるように構成されたものであり、
前記ハンドルグリップは、閉位置と開位置との間で回動可能に前記ベースに取り付けられ、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面が前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝を覆い、前記ハンドルグリップが前記ハンドル溝内に向けて回動することにより前記閉位置から前記開位置に回動する場合、前記ハンドルグリップが前記ドアの外面から突出せず、かつ前記ハンドル溝が露出する、ことを特徴とするドアアウタハンドル。
【請求項2】
前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合、前記ハンドルグリップの外面は、前記ドアの外面と面一である、ことを特徴とする請求項1に記載のドアアウタハンドル。
【請求項3】
前記ドアは、前記ハンドル溝の一部を覆い、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ハンドル溝の他の部分を覆い、前記ハンドルグリップが前記開位置にある場合に前記ハンドルグリップは前記ドア内で前記ドアの前記ハンドル溝を覆う部分に当接する、ことを特徴とする請求項1に記載のドアアウタハンドル。
【請求項4】
前記ハンドルグリップに回転軸が設けられ、前記ハンドルグリップは、前記回転軸により前記ベースに回動可能に取り付けられ、前記回転軸は、前記ハンドルグリップが前記閉位置にある場合の前記ハンドルグリップの下縁に位置することを特徴とする請求項1に記載のドアアウタハンドル。
【請求項5】
駆動装置をさらに含み、前記駆動装置は、ドアロックに接続されるとともに前記ハンドルグリップに接続されるように構成され、前記ドアロックがアンロックされる場合に前記ハンドルグリップを前記開位置と前記閉位置との間に位置する中間位置に駆動し、
前記ハンドルグリップの前記閉位置から前記中間位置までの回動角度は、前記ハンドルグリップの前記中間位置から前記開位置までの回動角度より大きい、請求項1に記載のドアアウタハンドル。
【請求項6】
前記ハンドルグリップは、前記閉位置から前記ハンドル溝内に向けて110°~120°回動することにより前記中間位置まで回動し、
前記ハンドルグリップは、前記中間位置から前記ハンドル溝内に向けて50°~60°回動することにより前記開位置まで回動する、ことを特徴とする請求項5に記載のドアアウタハンドル。
【請求項7】
前記駆動装置はモータであり、前記モータは、前記ベースの外部に取り付けられ、前記ハンドルグリップに伝動接続され、前記ドアロックと通信するように構成される、ことを特徴とする請求項5に記載のドアアウタハンドル。
【請求項8】
前記駆動装置は、プッシュロッド及びアンロックアームを含み、
前記プッシュロッドの一端は、前記ドアロックに伝動接続されるように構成され、
前記アンロックアームは、前記ハンドルグリップに伝動接続され、アンロックプッシュロッドバックルを介して前記プッシュロッドの他端に接続される、ことを特徴とする請求項5に記載のドアアウタハンドル。
【請求項9】
ドアと、
請求項1~8のいずれか一項に記載のドアアウタハンドルとを含む、ことを特徴とするドアアセンブリ。
【請求項10】
前記ドアは、
ドアアウタパネル及びドアインナパネルを含み、前記ドアアウタパネルは前記ドアインナパネルの外側に取り付けられ、前記ベースは前記ドアアウタパネルに取り付けられ、前記ドアアウタパネルと前記ドアインナパネルとの間に位置し、前記ドアアウタパネルに前記ハンドル溝の位置に対応するハンドル開口が設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載のドアアセンブリ。
【請求項11】
前記ドアアウタパネルの前記ドアインナパネルに向く側には、上下方向に沿って間隔を置いて設けられた第1位置決め突起及び第2位置決め突起が設けられ、前記ベースに第1固定ラグ及び第2固定ラグが設けられ、前記ベースは、前記第1位置決め突起と前記第2位置決め突起との間に位置し、前記第1固定ラグは、前記第1位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定され、前記第2固定ラグは、前記第2位置決め突起の前記ドアインナパネルに向く側に固定される、ことを特徴とする請求項10に記載のドアアセンブリ。
【請求項12】
請求項9に記載のドアアセンブリを含む、ことを特徴とする車両。
【国際調査報告】