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特表2024-541892仮想ルームの装飾方法、装置、機器、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】仮想ルームの装飾方法、装置、機器、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/55 20140101AFI20241106BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20241106BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20241106BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241106BHJP
【FI】
A63F13/55
A63F13/53
A63F13/533
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523970
(86)(22)【出願日】2022-11-15
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 CN2022131800
(87)【国際公開番号】W WO2023142611
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】202210108624.X
(32)【優先日】2022-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
2.Linux
3.JAVA
4.IOS
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】李 翔
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC11
(57)【要約】
本願は、仮想ルームの装飾方法を開示し、仮想世界の分野に関する。方法は、第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示するステップであって、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、ステップと、第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御するステップであって、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップと、購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得するステップと、第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御するステップと、ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アカウントでログインした端末によって実行される、仮想ルームの装飾方法であって、前記方法は、
第1仮想ルームと、前記第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示するステップであって、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属する、ステップと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、前記第2仮想ルームを表示し、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルームに入るように制御するステップであって、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップと、
前記購入インタフェース上での購入操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得するステップと、
前記第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルームに戻るように制御するステップと、
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置するステップと、を含む仮想ルームの装飾方法。
【請求項2】
前記第1切り替え操作は、
少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示する仕方であって、前記第2仮想ルームは、前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである、表示する仕方と、
前記第2仮想ルームに対する仮想ルームエントリーが選ばれることに応答して、前記第1切り替え操作を取得することを決定する仕方と、を通じて取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの推奨仮想ルームは、
バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、前記パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、
第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第2アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、
第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第3アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1仮想ルームは、ターゲットルームグループに属し、前記ターゲットルームグループは、少なくとも2つの仮想ルームを含み、
前記第1仮想ルームは、前記ターゲットルームグループにおけるルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタの所在の仮想ルームであるか、又は、前記第1仮想ルームは、前記ターゲットルームグループにおけるゲストアカウントによって制御された第3仮想キャラクタが最も多い仮想ルームである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップは、
選択された前記ターゲットプロップが1つであるときに、前記ターゲットプロップの商品紹介情報、及び第1購入インタフェースを表示するステップ、
又は、
選択された前記ターゲットプロップが少なくとも2つの仮想プロップを取り合わせて形成されたプロップグループであるときに、前記プロップグループの商品紹介情報、及び第2購入インタフェースを表示するステップ、を含み、
前記商品紹介情報は、商品名称、購入リソースの数量、及び前記第1アカウントの前記ターゲットプロップに対する所有状況のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットプロップのプロップオプション構成を表示するステップと、
前記プロップオプション構成上での選択操作に応答して、前記ターゲットプロップのプロップパラメータを変更するステップであって、前記プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記第1仮想キャラクタに対する第1移動制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルーム内を移動することを表示するステップ、
又は、
前記第1仮想キャラクタに対する第2移動制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内を移動することを表示するステップ、を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップは、
前記ターゲットプロップ上でのクリック操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップ、
又は、
前記第1仮想キャラクタと前記ターゲットプロップとの間の距離が閾値よりも小さいことに応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップ、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記第1仮想キャラクタの第2制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記ターゲットプロップを使用、又は、体験することを表示するステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記第2仮想ルーム内に、ルームオーナーアカウントが制御した第2仮想キャラクタを表示するステップであって、前記ルームオーナーアカウントは、前記第2仮想ルームの所有者アカウントである、ステップと、
前記第1仮想キャラクタに対する第3制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタと前記第2仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記仮想プロップに対して対話して交流するチャット情報を表示するステップと、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第2仮想ルーム内に、第4アカウントが制御した第3仮想キャラクタを表示するステップであって、前記第4アカウントは、前記第2仮想ルームに入るゲストアカウントである、ステップと、
前記第1仮想キャラクタに対する第4制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタと前記第3仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記仮想プロップに対して対話して交流するチャット情報を表示するステップと、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに成功した場合に、前記第1仮想キャラクタが仮想プロップバッグを保有していることを表示するステップであって、前記仮想プロップバッグは、前記ターゲットプロップを梱包するように指示することに用いられる、ステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置するステップは、
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームの指定された位置、又は、デフォルト位置に配置するように制御するステップであって、前記指定された位置は、前記第1仮想ルーム内での前記配置の指定された位置であり、前記デフォルト位置は、前記ターゲットプロップの前記第2仮想ルーム内での配置位置である、ステップを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
サーバによって実行される、仮想ルームの装飾方法であって、前記方法は、
クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信するステップであって、前記クライアントは第1アカウントでログインしている、ステップと、
前記クライアントに前記第1仮想ルームの第1ルームデータを送信するステップであって、前記第1ルームデータは、前記クライアントが前記第1仮想ルームと、前記第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示することに用いられ、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属する、ステップと、
前記クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信するステップであって、前記第2ルームデータは、前記クライアントが前記第2仮想ルームを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
前記クライアントから送信された、前記ターゲットプロップに対する購入要求を受信するステップと、
前記購入要求が購入条件を満たすことに応答して、前記第1アカウントに前記ターゲットプロップの所有権限を付与するステップと、
前記クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに前記第1ルームデータを改めて送信するステップと、
前記クライアントから送信された配置要求を受信し、前記クライアントに配置指示を送信するステップであって、前記配置指示は、前記クライアントが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することに用いられる、ステップと、を含む仮想ルームの装飾方法。
【請求項15】
前記方法は、さらに、
候補ルームプールにおいて前記第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別するステップと、
前記クライアントに前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのルームエントリーデータを送信するステップであって、前記ルームエントリーデータは、前記クライアントが前記少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである、ステップと、を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの推奨仮想ルームは、
バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、前記パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、
第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第2アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、
第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第3アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
候補ルームプールにおいて前記第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別するステップは、
前記第1アカウントが所有するルーム面積を決定するステップと、
前記ルーム面積にマッチする合理的な商品数量を決定するステップと、
前記候補ルームプールにおいて前記合理的な商品数量に対応する候補仮想ルームを決定するステップと、
前記候補仮想ルームから前記少なくとも1つの推奨仮想ルームをランダムに選別するステップと、を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記候補ルームプールは、
非在宅ルームプールと、
在宅ルームプールと、
ランダムルームプールと、の3つのタイプのルームプールのうちの少なくとも1つを含み、
前記非在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインではない候補仮想ルームを含み、前記在宅ルームプールは、前記ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にない候補仮想ルームを含み、前記ランダムルームプールは、前記ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ前記推奨クールダウン期間にある候補仮想ルームを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記3種のタイプのルームプールと対応するランダム選別アルゴリズムのランダム抽出確率は異なる、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
仮想ルームの装飾装置であって、前記装置は、
第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示することに用いられる表示モジュールであって、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属する、表示モジュールと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、前記第2仮想ルームを表示し、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルームに入るように制御することに用いられる応答モジュールであって、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、応答モジュールと、を含み、
応答モジュールは、前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップの選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記購入インタフェース上での購入操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルームに戻るように制御することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することにさらに用いられる、仮想ルームの装飾装置。
【請求項21】
仮想ルームの装飾装置であって、前記装置は、受信モジュールと、送信モジュールと、応答モジュールと、を含み、
前記受信モジュールは、クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信することに用いられ、前記クライアントは、第1アカウントでログインし、
前記送信モジュールは、前記クライアントに前記第1仮想ルームの第1ルームデータを送信することに用いられ、前記第1ルームデータは、前記クライアントが前記第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示し、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属し、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信することにさらに用いられ、前記第2ルームデータは、前記クライアントが前記第2仮想ルームを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されており、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された、前記ターゲットプロップに対する購入要求を受信することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記購入要求が購入条件を満たすことに応答して、前記第1アカウントに前記ターゲットプロップの所有権限を付与することに用いられ、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに前記第1ルームデータを改めて送信することにさらに用いられ、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された配置要求を受信し、前記クライアントに配置指示を送信することにさらに用いられ、前記配置指示は、前記クライアントが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することに用いられる仮想ルームの装飾装置。
【請求項22】
コンピュータ機器であって、前記コンピュータ機器は、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリには、少なくとも1つのコンピュータプログラムが記憶されており、少なくとも1つの前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによってロードされ、かつ実行されることで、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現するコンピュータ機器。
【請求項23】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサに実行されることで、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられるコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項24】
チップであって、前記チップは、プログラマブル論理回路、及び/又は、プログラム命令を含み、前記チップは、動作するときに、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられるチップ。
【請求項25】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、かつ実行することで、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現するコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、仮想世界の分野に関し、特に仮想ルームの装飾に関する。
【0002】
本願は、2022年1月28日に中国特許局に提出され、出願番号が第202210108624.X号であり、出願の名称が「仮想ルームの装飾方法、装置、機器、及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容は、引用を通じて本に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
仮想世界において、プレイヤーのエクスペリエンスを向上させるために、通常、プレイヤーのためにターゲットプロップ(ここで、「プロップ」は一般的に「道具」や「アイテム」などとも呼ばれることがある)の販売を提供し得る。
【0004】
関連技術において、仮想モールに入った後に、プレイヤーは、ターゲットプロップリストにおいてディスプレイされた商品デザインに従って選択することができ、選択されたターゲットプロップを決定した後に、プレイヤーは、購入操作を行うことで対応するターゲットプロップを取得することができる。
【0005】
ターゲットプロップリストにおいて、通常は、比較的多くの数量のターゲットプロップの商品デザインが挙げられていることにより、プレイヤーが所要のターゲットプロップを決定するためにかかる時間が比較的長くなる。それにより、ヒューマンコンピュータインタラクション効率が比較的低くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、仮想ルームの装飾方法、装置、機器、媒体、及びプログラム製品を提供し、第2仮想ルームに配置された少なくとも1つのターゲットプロップを表示することを通じて、第1アカウントにターゲットプロップの第2仮想ルーム中での使用状況を直感的に取得させ、かつそれを第1アカウントに属する第1仮想ルームに配置することができ、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させることができる。上記の技術的解決手段は、以下のとおりである。
【0007】
本願の一態様によれば、仮想ルームの装飾方法を提供し、該方法は、
第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示するステップであって、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、ステップと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御するステップであって、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップと、
購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得するステップと、
第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御するステップと、
ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置するステップと、を含む。
【0008】
本願の一態様によれば、仮想ルームの装飾方法を提供し、該方法は、
クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信するステップであって、クライアントは第1アカウントでログインしている、ステップと、
クライアントに第1仮想ルームの第1ルームデータを送信するステップであって、第1ルームデータは、クライアントが第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示することに用いられ、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、ステップと、
クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信するステップであって、第2ルームデータは、クライアントが第2仮想ルームを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
クライアントから送信された、ターゲットプロップに対する購入要求を受信するステップと、
購入要求が購入条件を満たすことに応答して、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与するステップと、
クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第1ルームデータを改めて送信するステップと、
クライアントから送信された配置要求を受信し、クライアントに配置指示を送信するステップであって、配置指示は、クライアントがターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる、ステップと、を含む。
【0009】
本願の一態様によれば、仮想ルームの装飾装置を提供し、該装置は、
第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示することに用いられる表示モジュールであって、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、表示モジュールと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御することに用いられる応答モジュールであって、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、応答モジュールと、を含み、
応答モジュールは、さらに少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップの選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示することに用いられ、
応答モジュールは、さらに購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに用いられ、
応答モジュールは、さらに第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御することに用いられ、
応答モジュールは、さらにターゲットプロップに対する配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる。
【0010】
本願の一態様によれば、仮想ルームの装飾装置を提供し、該装置は、受信モジュールと、送信モジュールと、応答モジュールと、を含み、
前記受信モジュールは、クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信することに用いられ、クライアントは、第1アカウントでログインし、
前記送信モジュールは、クライアントに第1仮想ルームの第1ルームデータを送信することに用いられ、第1ルームデータは、クライアントが第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示することに用いられ、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属し、
前記受信モジュールは、さらにクライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信することに用いられ、第2ルームデータは、クライアントが第2仮想ルームを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されており、
前記受信モジュールは、さらにクライアントから送信された、ターゲットプロップに対する購入要求を受信することに用いられ、
前記応答モジュールは、購入要求が購入条件を満たすことに応答して、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与することに用いられ、
前記受信モジュールは、さらにクライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第1ルームデータを改めて送信することに用いられ、
前記受信モジュールは、さらにクライアントから送信された配置要求を受信し、クライアントに配置指示を送信することに用いられ、配置指示は、クライアントがターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる。
【0011】
本願の一態様によれば、コンピュータ機器を提供し、コンピュータ機器は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリには、少なくとも1つのコンピュータプログラムが記憶されており、少なくとも1つのコンピュータプログラムは、プロセッサによってロードされ、かつ実行されることで、前記仮想ルームの装飾方法を実現する。
【0012】
本願の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサに実行されることで、前記仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられる。
【0013】
本願の一態様によれば、チップを提供し、チップは、プログラマブル論理回路、及び/又は、プログラム命令を含み、チップは、動作するときに、前記仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられる。
【0014】
本願の一態様によれば、コンピュータプログラム製品、又は、コンピュータプログラムを提供し、コンピュータプログラム製品、又は、コンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ命令を読み取り、かつ実行することで、前記仮想ルームの装飾方法を実現する。
【0015】
本願の実施例によって提供された技術的解決手段がもたらす有益な効果は、少なくとも以下を含む。
【0016】
第1仮想ルームに表示された第1仮想キャラクタに対して、第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタはいずれも第1アカウントに帰属し、第1切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御することができる。また、第2仮想ルームに配置されたターゲットプロップを選択するときに、対応する購入インタフェースを表示し、購入操作を通じて第1アカウントに該ターゲットプロップの所有権を取得させた後に、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御し、かつその中に該ターゲットプロップを配置することができる。これにより、異なる仮想ルームを設置し、かつ仮想ルームに仮想プロップを配置することを通じて、第1アカウントのためにターゲットプロップの実物プレビュー効果を提供することができ、それにより第1アカウントがターゲットプロップを選択するためにかかる時間を減少させ、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させる。またプレビュー効果に基づいて配置効果を容易に決定することができるため、購入戦略を効果的に指導し、かつ関連技術において購入選択による大量の無効なインタラクション回数を低減させて、システムリソース応答効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願の1つの例示的な実施例によって提供された端末の構造模式図である。
図2】本願の1つの例示的な実施例によって提供されたコンピュータシステムの構造ブロック図である。
図3】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図4】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図5】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図6】本願の1つの例示的な実施例によって提供されたインタフェース模式図である。
図7】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図8】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図9】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図10】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図11】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図12】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図13】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図である。
図14】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図15】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図16】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートである。
図17】本願の1つの例示的な実施例によって提供された候補ルームプールを分割するフローチャートである。
図18】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームに入るフローチャートである。
図19】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾装置の模式図である。
図20】本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾装置の模式図である。
図21】本願の1つの例示的な実施例によって提供された端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にするために、以下、図面と併せて本願の実施形態をさらに詳細に記述することにする。
【0019】
本願において提供される方法は、仮想ルーム、及び仮想キャラクタを有するアプリケーションプログラムに応用することができる。例示的に、仮想ルームをサポートするアプリケーションプログラムは、ユーザーが仮想キャラクタを制御して仮想ルーム内を移動させることができるアプリケーションプログラムである。例示的に、本願において提供される方法は、仮想現実(Virtual Reality、VR)アプリケーションプログラム、拡張現実(Augmented Reality、AR)プログラム、三次元地図プログラム、仮想現実ゲーム、及び拡張現実ゲームのうちの任意の1つのプログラムに応用することができる。
【0020】
いくつかの実施例では、上記アプリケーションプログラムは、変装類ゲーム、着せ替え類ゲーム、ロールプレイング類ゲーム等のプログラムであってもよい。該クライアントは、Windowsオペレーティングシステム、Appleオペレーティングシステム、アンドロイド(登録商標)オペレーティングシステム、IOSオペレーティングシステム、及びLINUXオペレーティングシステムのうちの少なくとも1つのオペレーティングシステムをサポートすることができ、且つ異なるオペレーティングシステムのクライアントは、相互接続・相互通信を行うことができる。いくつかの実施例では、上記クライアントは、タッチスクリーンを有する移動端末に適用できるプログラムである。
【0021】
いくつかの実施例では、上記クライアントは、三次元エンジンに基づいて開発されたアプリケーションプログラムであり、例えば、三次元エンジンは、Unityエンジンである。
【0022】
本願における端末は、デスクトップコンピュータ、携帯型ラップトップコンピュータ、携帯電話、タブレットコンピュータ、電子書リーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、ムービングピクチャエクスパーシグループオーディオレイヤー3)プレーヤー、及びMP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、ムービングピクチャエクスパーシグループオーディオレイヤー4)プレーヤー等であってもよい。該端末において、仮想ルームをサポートするクライアントがインストールされて動作する。該アプリケーションプログラムは、仮想現実アプリケーションプログラム、及び拡張現実プログラムのうちの1つであってもよい。選択可能に、該アプリケーションプログラムは、スタンドアロンバージョンのアプリケーションプログラムであってもよく、例えば、スタンドアロンバージョンの3Dゲームプログラムであり、ネットワークオンラインバージョンのアプリケーションプログラムであってもよい。
【0023】
図1は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された端末の構造模式図である。該端末は、プロセッサ101と、タッチスクリーン102と、メモリ103とを含む。
【0024】
プロセッサ101は、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、組み込みチップ、及び命令動作能力を有するプロセッサのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0025】
タッチスクリーン102は、普通のタッチスクリーン、又は、感圧タッチスクリーンを含む。普通のタッチスクリーンは、タッチスクリーン102上に加えられた押圧操作、又は、スワイプ操作を測定することができ、感圧タッチスクリーンは、タッチスクリーン102上に加えられた押圧力を測定することができる。
【0026】
メモリ103には、プロセッサ101の実行可能プログラムが記憶されている。模式的に、メモリ103には、仮想環境プログラムA、アプリケーションプログラムB、アプリケーションプログラムC、タッチ圧力感知モジュール18、及びオペレーティングシステムのカーネル層19が記憶されている。ここで、仮想環境プログラムAは、三次元仮想環境モジュール17に基づいて開発されたアプリケーションプログラムである。選択可能に、仮想環境プログラムAは、三次元仮想環境モジュール(仮想環境モジュールとも呼ばれる)17によって開発されたゲームプログラム、仮想現実プログラム、三次元地図プログラム、及び三次元デモンストレーションプログラムのうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。例えば、端末のオペレーティングシステムは、アンドロイドオペレーティングシステムを採用するときに、仮想環境プログラムAは、Javaプログラミング言語、及びC#言語を採用して開発され、また、例えば、端末のオペレーティングシステムは、IOSオペレーティングシステムを採用するときに、仮想環境プログラムAは、Object-Cプログラミング言語、及びC#言語を採用して開発される。
【0027】
三次元仮想環境モジュール17は、複数種のオペレーティングシステムプラットフォームをサポートする1つのモジュールであり、模式的に、三次元仮想環境モジュールは、ゲーム開発分野、仮想現実(Virtual Reality、VR)分野、及び三次元地図分野等のさまざまな分野のプログラム開発に用いることができる。本願の実施例では、三次元仮想環境モジュール17の具体的なタイプについては限定したおらず、以下の実施例では、三次元仮想環境モジュール17がUnityエンジンを使用して開発されたモジュールであることを例として説明する。
【0028】
タッチ(及び圧力)感知モジュール18は、タッチスクリーンドライバプログラム191が報告したタッチイベント(及び圧力タッチ制御イベント)を受信することに用いられるモジュールである。選択可能に、タッチ感知モジュールは、圧力感知機能を有しなくてもよく、圧力タッチ制御イベントを受信しなくてもよい。タッチイベントは、タッチイベントのタイプ、及び座標値を含み、タッチイベントのタイプは、タッチ開始イベント、タッチ移動イベント、及びタッチダウンイベントを含むがそれらに制限されない。圧力タッチ制御イベントは、圧力タッチ制御イベントの圧力値、及び座標値を含む。該座標値は、圧力タッチ制御操作の表示スクリーン上でのタッチ制御位置を指示することに用いられる。選択可能に、表示スクリーンの水平方向を横座標軸として確立し、表示スクリーンの垂直方向を縦座標軸として確立して1つの2次元座標系を得る。
【0029】
模式的に、カーネル層19は、タッチスクリーンドライバプログラム191、及び他のドライバプログラム192を含む。タッチスクリーンドライバプログラム191は、圧力タッチ制御イベントを検出することに用いられるモジュールであり、タッチスクリーンドライバプログラム191は、圧力タッチ制御イベントを検出した後に、圧力タッチ制御イベントを圧力感知モジュール18に伝達する。
【0030】
他のドライバプログラム192は、プロセッサ101に関連するドライバプログラム、メモリ103に関連するドライバプログラム、ネットワークアセンブリに関連するドライバプログラム、及びサウンドアセンブリに関連するドライバプログラム等であってもよい。
【0031】
当業者であれば、上記が端末の構造の一般的な説明にすぎないことを知ることができる。異なる実施例では、端末は、より多い、又は、より少ないアセンブリを有し得る。例えば、端末は、さらに重力加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、及び電源等を含むことができる。
【0032】
図2は、本願の1つの例示的な実施例によって提供されたコンピュータシステムの構造ブロック図を示しており、該コンピュータシステム200は、端末210と、サーバクラスター220とを含む。
【0033】
端末210には、仮想ルームをサポートするクライアント211がインストールされて動作し、該クライアント211は、仮想ルームをサポートするアプリケーションプログラムであってもよい。ここで、クライアント211は、ソーシャル機能、及び仮想ルームをサポートするアプリケーションプログラムであってもよく、該ソーシャル機能とは、ネットワークに基づいて行ったインスタントメッセージング、マイクロブログ、ブログ、公開アカウント、オンラインミーティング、及びライブ配信等の形式の機能である。
【0034】
端末は、クライアント211を動作させるときに、端末210のスクリーン上にクライアント211のユーザーインタフェースを表示する。端末210は、第1ユーザー212が使用した端末であり、第1ユーザー212は、端末210を使用して仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタが活動するように制御する。第1仮想キャラクタは、第1ユーザー212の第1仮想キャラクタと称されてもよい。第1仮想キャラクタの活動は、体の姿勢の調整、這い、歩き、走り、ジャンプ、及びピックアップのうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。模式的に、第1仮想キャラクタは、第1仮想キャラクタであり、例えば、シミュレーション人物キャラクタ、又は、アニメーション人物キャラクタである。
【0035】
端末210の機器タイプは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書リーダー、MP3プレーヤー、MP4プレーヤー、携帯型ラップトップコンピュータ、及びデスクトップコンピュータのうちの少なくとも1つを含む。
【0036】
図2においては1つの端末のみを示しているが、異なる実施例において複数の他の端末240が存在する。いくつかの実施例では、開発者に対応する端末である少なくとも1つの他の端末240がさらに存在し、他の端末240上には、仮想環境のクライアントの開発、及び編集プラットフォームがインストールされている。開発者は、他の端末240上にクライアントを編集して更新することができ、かつ更新した後のクライアントインストールパッケージを有線、又は、無線ネットワークを通じてサーバクラスター220まで伝送することができる。端末210は、サーバクラスター220からクライアントインストールパッケージをダウンロードしてクライアントに対する更新を実現することができる。
【0037】
端末210と他の端末240は、無線ネットワーク、又は、有線ネットワークを通じてサーバクラスター220に連結される。
【0038】
サーバクラスター220は、一台のサーバ、複数台のサーバ、クラウドコンピューティングプラットフォーム、及び仮想化センターのうちの少なくとも1つを含む。サーバクラスター220は、三次元仮想環境をサポートするクライアントのためにバックグラウンドサービスを提供することに用いられる。選択可能に、サーバクラスター220は、主な計算作業を引き受け、端末は、副次的な計算作業を引き受ける。又は、サーバクラスター220は、副次的な計算作業を引き受け、端末は、主な計算作業を引き受ける。又は、サーバクラスター220と端末との間は、分散型計算アーキテクチャを採用して協調計算を行う。
【0039】
選択可能に、上記端末とサーバは、いずれもコンピュータ機器である。
【0040】
1つの模式的な例では、サーバクラスター220は、サーバ221、及びサーバ226を含み、サーバ221は、プロセッサ222、ユーザーアカウントデータベース223、戦闘サービスモジュール224、及びユーザー指向の入力/出力インタフェース(Input/Output Interface、I/Oインタフェース)225を含む。ここで、プロセッサ222は、サーバ221に記憶された命令をロードし、ユーザーアカウントデータベース223、及び戦闘サービスモジュール224におけるデータを処理することに用いられ、ユーザーアカウントデータベース223は、端末210、及び他の端末240に使用されたユーザーアカウントのデータ、例えば、ユーザーアカウントのアバター、ユーザーアカウントのニックネーム、ユーザーアカウントの戦闘効果指数、及びユーザーアカウントの所在のサービスエリアを記憶することに用いられる。戦闘サービスモジュール224は、ユーザーが戦闘するための複数の戦闘ルームを提供することに用いられ、ユーザー指向のI/Oインタフェース225は、無線ネットワーク、又は、有線ネットワークを通じて端末210と通信を確立してデータを交換することに用いられる。
【0041】
上記した仮想環境に対する紹介、及び実施環境についての説明と併せて、以下、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法を説明することとなる。
【0042】
図3は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図を示している。
【0043】
第1アカウントの表示インタフェース310において、第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタ311とが表示されており、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタ311は、第1アカウントに属する。
【0044】
ここで、第1アカウントは、第1仮想キャラクタ311が第2仮想ルーム310において移動するように制御することができる。例えば、第1アカウントにログインしたプレイヤーは、ジョイスティックを通じて第1仮想キャラクタ311の移動を制御することができる。
【0045】
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、表示インタフェース310において第2仮想ルームを表示する。選択可能に、表示インタフェース310においてルーム切り替えコントロール312が表示され、第1アカウントは、ルーム切り替えコントロール312において第1切り替え操作を行い、第2仮想ルームを表示すると同時に、第1仮想キャラクタ311が第2仮想ルームに入るように制御する。
【0046】
ここで、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている。第2仮想ルームは、三次元仮想環境に基づいて構築された三次元仮想ルームであり、現実世界、魔法世界、空想世界観世界、及びメタバース世界等の世界における仮想ルームをシミュレートすることに用いられる。
【0047】
選択可能に、第2仮想ルームは、第1アカウントが自由に選択した仮想ルームであってもよく、サンプル仮想ルームであってもよい。例えば、第2仮想ルームは、バックグラウンドシステムによって提供されたサンプル仮想ルームであり、サンプル仮想ルームは、第1アカウントの好みに従って決定される。
【0048】
模式的に、仮想プロップとは、第2仮想ルーム内に存在し、且つ商品化することができる仮想物体を指す。例えば、仮想プロップは、仮想プロップ、仮想家具、仮想ペット、仮想電器、仮想衣服、仮想植物、仮想食品、仮想交通手段、仮想住宅モデル、仮想原材料、仮想半製品、仮想機器、及び仮想サービスのディスプレイ領域のうちの1つ、又は、複数を含むがそれらに制限されない。
【0049】
第2仮想ルームが仮想スーパーマーケットであることを例とすると、仮想スーパーマーケット内には、さまざまな種類の仮想日用品、仮想食品、仮想電器、及び仮想衣服等の仮想プロップが配置されており、第2仮想ルームが仮想不動産販売センターであることを例とすると、仮想不動産販売センター内には、複数種の仮想住宅モデルが配置されている。第2仮想ルームが仮想車販売店であることを例とすると、仮想車販売店には、複数種の仮想自動車、仮想電気自動車、及び仮想スケートボード等の仮想プロップが配置されており、第2仮想ルームが仮想ベッドルームであることを例とすると、仮想ベッドルーム内には、仮想シングルベッド、仮想ワードローブ、仮想化粧台、仮想鏡、仮想ソファ、仮想テレビ、及び仮想電気スタンド等の仮想プロップが配置されている。
【0050】
図3に参照されるように、第2仮想ルームには、複数の仮想プロップを含む。以下は、ターゲットプロップが仮想ドラムセット313であることを例としている。
【0051】
仮想ドラムセット313上での選択操作に応答して、仮想ドラムセット313の購入インタフェース314を表示する。例えば、プレイヤーは、仮想ドラムセット313の所在の領域をシングルクリックし、仮想ドラムセット313の下方に購入インタフェース314を表示する。
【0052】
選択可能に、購入インタフェース314上には、仮想ドラムセット313の商品名称、購入リソースの数量、及び第1アカウントの仮想ドラムセット313に対する所有状況のうちの少なくとも1つが表示されている。
【0053】
選択可能に、表示インタフェース310において、さらに仮想ドラムセット313のプロップオプション構成が表示されている。プレイヤーは、プロップオプション構成上に選択操作を行い、仮想ドラムセット313のプロップパラメータを変更することができ、プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む。例えば、プレイヤーは、仮想ドラムセット313の色を赤茶色として選択する。
【0054】
購入インタフェース314上での購入操作に応答して、仮想ドラムセット313を第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得する。例えば、プレイヤーが第1アカウントにログインすることを例とすると、プレイヤーは、購入インタフェース314上での取得ボタンをシングルクリックし、仮想ドラムセット313を第1アカウントが所有する仮想プロップとして決定する。
【0055】
選択可能に、第2仮想ルームには、さらにルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタ315が表示されており、ルームオーナーアカウントは、第2仮想ルームの所有者アカウントであり、第2仮想キャラクタ315は、第2仮想ルーム310の仮想所有者としてみなすことができる。仮想ドラムセット313に対して、第1アカウントとルームオーナーアカウントは、対話して交流することができ、第1仮想キャラクタ313に対する制御操作に応答して、表示インタフェース310において第1仮想キャラクタ313と第2仮想キャラクタ315が第2仮想ルーム内で仮想ドラムセット313に対して交流して対話するチャット情報を表示することができる。
【0056】
同様に、第2仮想ルームには、選択可能に、第4アカウントによって制御された第3仮想キャラクタ(図示せず)がさらに表示されており、第4アカウントは、第2仮想ルームに入るゲストアカウントである。仮想ドラムセット313に対して、さらに表示インタフェース310において第1仮想キャラクタ313、及び第3仮想キャラクタが第2仮想ルーム内で仮想ドラムセット313に対して交流して対話するチャット情報を表示することができる。
【0057】
模式的に、第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタ311が第1仮想ルームに戻るように制御し、その後、ターゲットプロップの配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置する。
【0058】
図4は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法は、第1アカウントでログインした端末に応用され、下記のステップを含む。
【0059】
ステップ401:第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示する。
【0060】
模式的に、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する。
【0061】
ステップ402:第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御する。
【0062】
模式的に、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている。
【0063】
ここで、第2仮想ルームは、第1アカウントが自由に選択した仮想ルームであってもよく、サンプル仮想ルームであってもよい。例えば、第2仮想ルームは、バックグラウンドシステムによって提供されたサンプル仮想ルームであり、サンプル仮想ルームは、第1アカウントの履歴データに従って決定される。別の例としては、第1アカウントは、複数の候補仮想ルームから自由に選択し、第1アカウントによって選ばれた仮想ルームを第2仮想ルームとして決定する。
【0064】
模式的に、仮想プロップとは、第2仮想ルーム内に存在し、且つ商品化することができる仮想物体を指す。例えば、仮想プロップは、仮想家具、仮想ペット、仮想電器、仮想衣服、及び仮想植物のうちの1つ、又は、複数である。
【0065】
ここで、仮想プロップは、第2仮想ルームを所有するルームオーナーアカウントによってカスタマイズしてレイアウトされてもよく、デフォルトでレイアウトされてもよい。例えば、第2仮想ルームは、第1アカウントと友達関係を有する第2アカウントによってカスタマイズされた仮想ルームであり、第2仮想ルーム内に配置された仮想プロップは、第2アカウントによってカスタマイズしてレイアウトされる。別の例として、第2仮想ルームは、バックグラウンドシステムによって提供されたサンプル仮想ルームであり、第2仮想ルーム内の仮想プロップの配置位置は、デフォルトで設定される。
【0066】
模式的に、第1切り替え操作は、第1仮想ルームと第2仮想ルームの表示切り替えを実現することに用いられる。選択可能に、ルーム切り替えコントロール上での第1切り替え操作に応答して、第1仮想ルームの表示をキャンセルし、第2仮想ルームを表示する。
【0067】
ステップ403:少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する。
【0068】
模式的に、ターゲットプロップ上での選択操作は、ターゲットプロップ上でのシングルクリック操作、ターゲットプロップ上でのダブルクリック操作、ターゲットプロップ上でのタッチ操作、ターゲットプロップ上でのスワイプ操作、及びターゲットプロップに近づく移動操作のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0069】
図3に参照されるように、ターゲットプロップが仮想ドラムセット313であることを例とすると、仮想ドラムセット313上でのシングルクリック操作に応答して、仮想ドラムセット313の購入インタフェース314を表示する。ここで、購入インタフェース314の数量は、実際の必要に従って決定することができる。図3においては2つの購入インタフェース314を示しており、それぞれ仮想ドラムセット313の2種の異なる購入方式を指示する。
【0070】
選択可能に、ターゲットプロップの購入方式は、仮想リソースの使用による購入、仮想クーポンの使用による購入、指定タスクの完了を介した購入、及び友達アカウントからのギフトの受け取りを介した購入の実現うちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0071】
ステップ404:購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得する。
【0072】
模式的に、購入インタフェース上での購入操作は、購入インタフェース上でのシングルクリック操作、購入インタフェース上でのダブルクリック操作、購入インタフェース上でのタッチ操作、及び購入インタフェース上でのスワイプ操作のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0073】
図3に参照されるように、第1アカウントは、購入インタフェース314上にシングルクリック操作を行い、仮想ドラムセット313を第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得する。第1アカウントに対応する仮想購入コイン、又は、仮想購入クーポンは、相応に減少し、その減少数量は、仮想ドラムセット313の仮想価値と等価である。
【0074】
ステップ405:第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御する。
【0075】
模式的に、第2切り替え操作は、第1仮想ルームと第2仮想ルームの表示切り替えを実現することに用いられる。選択可能に、ルーム切り替えコントロール上での第2切り替え操作に応答して、第2仮想ルームの表示をキャンセルし、第1仮想ルームを表示する。
【0076】
ステップ406:ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置する。
【0077】
第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御した後に、ターゲットプロップに対して配置操作を行うことで、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置する。
【0078】
ここで、ターゲットプロップの第1仮想ルームにおける配置位置は、指定された位置、又は、デフォルト位置のうちの1つであってもよく、指定された位置は、第1仮想ルーム内での配置の指定された位置であり、デフォルト位置は、ターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置である。
【0079】
以上のように、第1仮想ルームに表示された第1仮想キャラクタに対して、第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタは、いずれも第1アカウントに帰属し、第1切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御することができる。また第2仮想ルームに配置されたターゲットプロップを選択するときに、対応する購入インタフェースを表示し、購入操作を通じて第1アカウントに該ターゲットプロップの所有権を取得させた後に、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御し、かつその中に該ターゲットプロップを配置することができる。これにより、異なる仮想ルームを設置し、かつ仮想ルームに仮想プロップを配置することを通じて、第1アカウントのためにターゲットプロップの実物プレビュー効果を提供することができ、それにより第1アカウントがターゲットプロップを選択するためにかかる時間を減少させ、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させることができる。またプレビュー効果に基づいて配置効果を容易に決定することができ、購入戦略を効果的に指導し、かつ関連技術において購入選択による大量の無効なインタラクション回数を低減させて、システムリソース応答効率を向上させる。
【0080】
図4に基づき、図5は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法は、第1アカウントでログインした端末に応用される。ここで、ステップ402は、第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、本実施例では、如何に第1切り替え操作を決定するかについて説明し、第1切り替え操作の決定は、ステップ4021、及びステップ4022として実現することができ、ステップ403は、ステップ4031、及びステップ4032のうちの1つとして実現することができ、具体的に以下のとおりである。
【0081】
ステップ4021:少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示する。ここで、第2仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである。
【0082】
選択可能に、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、以下の3種の仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む。
・バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルーム
模式的に、パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである。例えば、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであり、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントは、第1アカウントの選択の好みに従って推奨仮想ルームを決定する。
・第2アカウントがカスタマイズした仮想ルーム
模式的に、第2アカウントと第1アカウントは、インスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する。例えば、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであり、第1アカウントと第2アカウントは、インスタントメッセージングシステムにおいて互いに友達であり、第2アカウントは、自分の嗜好に従って仮想ルームにウォールランプ、木製ベッド、天井のクリスタルランプ、及びカーペット等をレイアウトし、該仮想ルームを少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つとすることができる。
・第3アカウントがカスタマイズした仮想ルーム
模式的に、第3アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない。例えば、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであり、第1アカウントと第3アカウントは、仮想世界において友達関係を有さず、第3アカウントは、自分の嗜好に従って仮想ルームをレイアウトする。該仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つとすることができる。
【0083】
選択可能に、仮想ルームは、さらに以下の次元で分割することができる。
【0084】
1.ルームオーナーアカウントがオンラインであるかどうかの次元によって、仮想ルームを、ルームオーナーアカウントがオンラインである仮想ルームと、ルームオーナーアカウントがオンラインではない仮想ルームとに分割することができる。
【0085】
ここで、1つのルームオーナーアカウントが複数の仮想ルームを所有する場合に、複数の仮想ルームのうちの少なくとも2つの仮想ルームによって構成されたルームグループについては、さらにルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタの所在の仮想ルーム、及び仮想キャラクタがいない仮想ルームに分割することができる。
【0086】
例えば、ルームオーナーアカウントは、5つのベッドルームと、2つのリビングルームを所有し、2つのベッドルーム、及び1つのリビングルームによって1つのルームグループを構成する。ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタがリビングルームに位置することを例とすると、2つのベッドルームをルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタがいない仮想ルームに分割し、リビングルームをルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタの所在の仮想ルームに分割することができる。
【0087】
2.所在の仮想ルーム内に友達アカウントによって制御された仮想キャラクタが存在するかどうかの次元によって、仮想ルームを友達がいるルームと、友達がいないルームとに分割することができる。
【0088】
ここで、友達アカウントによって制御された仮想キャラクタの数量に従って、さらに友達がいるルームから友達が最も多いルームを決定することができる。
【0089】
例えば、仮想ルーム1内には、仮想キャラクタ1、仮想キャラクタ2、及び仮想キャラクタ3が表示されており、仮想キャラクタ1、及び仮想キャラクタ2は、第1アカウントと友達関係を有すれば、仮想ルーム1を友達がいるルームに分割することができる。別の例として、仮想ルーム1内には、仮想キャラクタ1、仮想キャラクタ2、及び仮想キャラクタ3が表示されており、仮想ルーム2内には、仮想キャラクタ4と、仮想キャラクタ5とが表示されており、仮想ルーム3内には、仮想キャラクタ6が表示されており、仮想キャラクタ1、仮想キャラクタ2、及び仮想キャラクタ5は、第1アカウントと友達関係を有し、他の仮想キャラクタは、第1アカウントと友達関係がなければ、仮想ルーム1、及び仮想ルーム2を友達がいるルームに分割し、仮想ルーム3を友達がいないルームに分割することができ、且つ仮想ルーム1は、友達が最も多いルームである。
【0090】
3.所在の仮想ルーム内にゲストアカウントによって制御された仮想キャラクタが存在するかどうかの次元によって、仮想ルームを有人ルームと、無人ルームとに分割することができる。
【0091】
ここで、ゲストアカウントによって制御された仮想キャラクタの数量に従って、さらに有人ルームから人が最も多いルームを決定することができる。
【0092】
選択可能に、ゲストアカウントは、第1アカウントと友達関係を有するアカウントであってもよく、第1アカウントと友達関係を有さない見知らぬ人のアカウントであってもよい。
【0093】
ここで、ゲストアカウントが第1アカウントと友達関係を有するアカウントである場合に、仮想ルームの分割は、第2アカウント分割次元を参照することができる。
【0094】
ゲストアカウントが見知らぬ人のアカウントである場合に、仮想ルームを具体的に見知らぬ人がいるルームと、見知らぬ人がいないルームとに分割することができる。仮想ルーム1中には、仮想キャラクタ1と、仮想キャラクタ2とが表示されており、仮想ルーム2中には、仮想キャラクタ3が表示されており、仮想キャラクタ1、仮想キャラクタ2、及び仮想キャラクタ3は、いずれも見知らぬ人のアカウントによって制御された仮想キャラクタであると仮定すると、仮想ルーム1、及び仮想ルーム2を見知らぬ人がいるルームに分割することができ、且つ仮想ルーム1は、見知らぬ人が最も多いルームである。
【0095】
理解すべき点として、アカウントの関連次元によって行った仮想ルームの分割は、いずれも本願の保護範囲内にあるべきである。上記内容は、単に例示的な例であり、本願に対して具体的な限定をもたらさない。
【0096】
ステップ4022:第2仮想ルームに対する仮想ルームエントリーが選ばれることに応答して、上記第1切り替え操作を取得することを決定する。このときに、ステップ402を実行し、第2仮想ルームを表示することができる。
【0097】
模式的に、第2仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つであり、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている。
【0098】
ここで、仮想ルームエントリーの確認操作は、仮想ルームエントリー上でのシングルクリック操作、仮想ルームエントリー上でのダブルクリック操作、仮想ルームエントリー上でのタッチ操作、及び仮想ルームエントリー上でのスワイプ操作のうちの少なくとも1つを含むがそれらに限定されない。
【0099】
図6は、本願の1つの例示的な実施例によって提供されたインタフェース模式図を示している。第1アカウントの表示インタフェース610において、選択コントロール611が表示されており、第1アカウントの選択コントロール611上でのトリガー操作に応答して、第1仮想ルームエントリー612、第2仮想ルームエントリー613、第3仮想ルームエントリー614、及び他の仮想ルームエントリー615を表示し、上記4つの仮想ルームエントリーは、それぞれ4つの異なる推奨仮想ルームに対応する。
【0100】
ここで、第1仮想ルームエントリー612、第2仮想ルームエントリー613、及び第3仮想ルームエントリー614に対応する推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであり、他の仮想ルームエントリー615に対応する推奨仮想ルームは、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルーム、及び/又は、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームを含む。
【0101】
選択可能に、他の仮想ルームエントリー615上での確認操作に応答して、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルーム、又は、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームをランダムに表示する。
【0102】
選択可能に、表示インタフェース610において、さらに第1アカウントのニックネーム文字列「夢想家」が表示されており、表示インタフェース610において表示された仮想ルームは、第1アカウントによって所有されている。
【0103】
選択可能に、表示インタフェース610において、さらにメニューコントロール01が表示されており、メニューコントロール01上でのトリガー操作に応答して、表示インタフェース610を第1アカウントの管理インタフェースにおいて切り替えて表示する。
【0104】
選択可能に、表示インタフェース610において、さらに第1操作コントロール021、第2操作コントロール022、及び第3操作コントロール023のうちの少なくとも1つが表示されている。
【0105】
第1操作コントロール021上での制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム中を移動するように制御し、第2操作コントロール022上での制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが選択した仮想プロップを拾うように制御する。該仮想プロップは、すでに購入されたターゲットプロップであってもよく、ランダムにドロップする仮想プロップであってもよく、さらに第1仮想キャラクタからドロップした仮想プロップであってもよい。第3操作コントロール023上での制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが仮想バックパック中に配置されたターゲットプロップを取り出すように制御し、例えば、第1アカウントは、第3操作コントロール023上での制御操作を通じて、他の仮想ルームから購入された仮想カーペットを自体が所有する仮想ルームに配置する。
【0106】
選択可能に、表示インタフェース610において、さらに公共ルーム切り替えコントロール03が表示されており、公共ルーム切り替え空間03上でのトリガー操作に応答して、仮想公共ルームを表示する。ここで、仮想公共ルームのレイアウトは、実際のニーズに従って設定することができる。該仮想公共ルームに複数のアカウントによって制御された仮想キャラクタを表示することができ、複数のアカウントは、仮想公共ルームにおける仮想プロップを同時に購入することができる。
【0107】
例えば、仮想公共ルームは、春節テーマに従ってレイアウトされており、第1アカウントは公共ルーム切り替えコントロール03をシングルクリックし、表示インタフェース610において仮想公共ルームを表示する。該仮想公共ルームには、仮想中国結び、仮想福文字ポスター、仮想春節対句、仮想灯籠、及び仮想タイガーヘッドチャーム等がレイアウトされている。
【0108】
選択可能に、表示インタフェース610において、さらにバックパックコントロール04が表示されており、バックパックコントロール04上で得られるトリガー操作に応答して、仮想バックパックを表示する。仮想バックパック中には、少なくとも1つの第1アカウントが所有するターゲットプロップが表示されている。
【0109】
ここで、メニューコントロール01、第1操作コントロール021、第2操作コントロール022、第3操作コントロール023、公共ルーム切り替えコントロール03、及びバックパックコントロール04は、非表示式コントロールであってもよく、表示条件に合致する場合に上記コントロールを表示し、非表示条件に合致する場合に上記コントロールの表示をキャンセルする。
【0110】
例えば、表示インタフェース610上でのトリガー操作に応答して、メニューコントロール01、第1操作コントロール021、第2操作コントロール022、第3操作コントロール023、公共ルーム切り替えコントロール03、及びバックパックコントロール04のうちの少なくとも1つを表示する。メニューコントロール01、第1操作コントロール021、第2操作コントロール022、第3操作コントロール023、公共ルーム切り替えコントロール03、及びバックパックコントロール04の表示時間が所定時間を超える場合に、メニューコントロール01、第1操作コントロール021、第2操作コントロール022、第3操作コントロール023、公共ルーム切り替えコントロール03、及びバックパックコントロール04の表示をキャンセルする。
【0111】
図7は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図を示している。ここで、他の仮想ルームエントリー615上での確認操作に応答して、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームを表示する。その後、仮想椅子616上での選択操作に応答して、仮想椅子616の購入インタフェース617を表示し、購入インタフェース617上での購入操作に応答して、仮想椅子616を第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得する。
【0112】
ここで、仮想椅子616を第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得した後に、表示インタフェース610において取得特殊効果を表示することができ、該特殊効果は、梱包アニメーション特殊効果であってもよく、第1アカウントが仮想椅子616を所有することを指示することに用いられる。選択可能に、仮想椅子616を第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得することに成功した後に、表示インタフェースにおいて仮想プロップバッグ618を表示することができ、仮想プロップバッグ618は、仮想椅子616を梱包するように指示することに用いられる。
【0113】
選択可能に、第2仮想ルームは、ターゲットルームグループに属する。ターゲットルームグループは、少なくとも2つの仮想ルームを含み、第2仮想ルームは、ターゲットルームグループにおけるルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタの所在の仮想ルームであるか、又は、第2仮想ルームは、ターゲットルームグループにおけるゲストアカウントによって制御された第3仮想キャラクタが最も多い仮想ルームである。
【0114】
例えば、ターゲットルームグループは、第2アカウントによって所有される。またターゲットルームグループは、3つのベッドルーム、及び1つのリビングルームを含み、第2アカウントによって制御された第2仮想キャラクタは、マスターベッドルームに位置すれば、第2仮想ルームはターゲットルームグループのマスターベッドルームである。
【0115】
別の例として、ターゲットルームグループがゲストアカウントによって制御された第3仮想キャラクタをさらに有しており、且つリビングルームにおける第3仮想キャラクタの数量が最も多ければ、第2仮想ルームがターゲットルームグループにおけるリビングルームである。
【0116】
ステップ4031:選択されたターゲットプロップが1つであるときに、ターゲットプロップの商品紹介情報、及び第1購入インタフェースを表示する。
【0117】
模式的に、商品紹介情報は、商品名称、購入リソースの数量、及び第1アカウントのターゲットプロップに対する所有状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
ここで、購入リソースとは、第1アカウントが選択されたターゲットプロップを取得するには支払う必要がある仮想リソース、及び/又は、仮想購入クーポンを指す。例えば、購入リソースは、仮想リソースであり、選択されたターゲットプロップの周りに該ターゲットプロップを購入する必要があるときに所要の仮想リソースの数量を表示する。
【0119】
選択可能に、商品紹介情報は、第1購入インタフェースの周りに表示される。
【0120】
図8は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図であり、表示インタフェース810において、第2仮想ルームが表示されており、第2仮想ルームには、仮想カーペット811が配置されている。選択されたターゲットプロップが仮想カーペット811である場合に、表示インタフェース810において仮想カーペット811の商品紹介情報と、2つの第1購入インタフェース812とを表示する。
【0121】
ここで、仮想カーペット811の商品紹介情報は、第1購入インタフェース812の上方に表示され、商品紹介情報は、仮想カーペット811の名称と、第1アカウントの仮想カーペット811に対する所有数量とを含む。また、2つの第1購入インタフェース812は、2種の異なる購入方式を指示することに用いられ、且つ2つの第1購入インタフェース812の周りには、さらに仮想カーペット811の購入リソースの数量が表示されている。
【0122】
選択可能に、第1アカウントのターゲットプロップに対する異なるニーズを満たすために、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、
ターゲットプロップのプロップオプション構成を表示するステップと、
プロップオプション構成上での選択操作に応答して、ターゲットプロップのプロップパラメータを変更するステップであって、プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、をさらに含む。
【0123】
ここで、プロップオプション構成は、第1アカウントがターゲットプロップ構成のプロップパラメータを自由に選択できることを指示することに用いられる。ターゲットプロップが仮想カーペット811であることを例とすると、第1アカウントは、仮想カーペット811上で選択操作を行うときに、仮想カーペット811の周りにプロップオプション構成を表示することができ、第1アカウントは、プロップオプション構成上で選択操作を行うことができる。例えば、第1アカウントは、仮想カーペット811の色をクリーム色に変更する。
【0124】
選択可能に、表示インタフェース810において、さらに第2仮想ルームの名称文字列が表示されており、該名称文字列は、文字列「カフェ風レストラン」であってもよい。
【0125】
ステップ4032:選択されたターゲットプロップが少なくとも2つのターゲットプロップを取り合わせて形成されたプロップグループであるときに、プロップグループの商品紹介情報、及び第2購入インタフェースを表示する。
【0126】
模式的に、商品紹介情報は、商品名称、購入リソースの数量、及び第1アカウントのターゲットプロップに対する所有状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0127】
ここで、商品紹介情報は、第2購入インタフェースの周りに表示される。
【0128】
図9は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図であり、表示インタフェース910において、第2仮想ルームが表示されており、第2仮想ルームには、仮想コンビネーションデスク911が配置され、仮想コンビネーションデスク911は、仮想机、及び仮想椅子という2つのターゲットプロップを含む。選択されたターゲットプロップが仮想コンビネーションデスク911である場合に、表示インタフェース910において仮想コンビネーションデスク911の商品紹介情報と、2つの第2購入インタフェース913とを表示する。
【0129】
ここで、仮想コンビネーションデスク911の商品紹介情報は、第2購入インタフェース913の上方に表示され、商品紹介情報は、仮想コンビネーションデスク911の名称と、第2アカウントの仮想コンビネーションデスク911に対する所有数量とを含む。
【0130】
また、2つの第2購入インタフェース913は、2種の異なる購入方式を指示することに用いられ、且つ2つの第2購入インタフェース913の周りには、さらに仮想コンビネーションデスク911の購入リソースの数量が表示されている。仮想机の購入リソースは、20個の仮想リソースであり、仮想椅子の購入リソースは、5個の仮想リソースであると仮定すると、仮想コンビネーションデスク911の購入リソースの数量は、35個の仮想リソースである。
【0131】
選択可能に、表示インタフェース910において、さらに第2仮想ルームの名称文字列が表示されており、該名称文字列は、文字列「XXの家」であってもよい。
【0132】
選択可能に、第1アカウントのターゲットプロップに対する異なるニーズを満たすために、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、さらに、
ターゲットプロップのプロップオプション構成を表示するステップと、
プロップオプション構成上での選択操作に応答して、ターゲットプロップのプロップパラメータを変更するステップであって、プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、を含む。
【0133】
ここで、プロップオプション構成、及びプロップパラメータの関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しく説明しない。
【0134】
模式的に、ステップ4031とステップ4032のうちの1つを実行し、同時に実行してはならない。
【0135】
以上のように、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを提供することを通じて第1アカウントに仮想ルームを選択させ、第1アカウントは、自体のニーズに従って所要の仮想ルームに迅速に入ることができ、それにより仮想ルーム内で配置されたターゲットプロップを取得する。
【0136】
ここで、推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであってもよく、第2アカウント、又は、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであってもよい。異なる推奨仮想ルームに従って、第1アカウントは、異なるレイアウトスタイルの仮想ルームを取得することができ、それにより第1アカウントのために仮想ルームの選択を提供し、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させる。
【0137】
選択可能に、選択されたターゲットプロップの数量の差異によって、表示インタフェースにおける表示内容は異なる。
【0138】
ここで、選択されたターゲットプロップが1つである場合に、単一ターゲットプロップの商品紹介情報を表示し、選択されたターゲットプロップが複数である場合に、プロップグループの商品紹介情報を表示することで、第1アカウントはグループ商品の関連情報を直感的に取得し、仮想現実におけるショッピング体験により近づけることができる。
【0139】
図4に基づき、図10は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法は、第1アカウントでログインした端末に応用され、該方法は、さらにステップ407を含む。具体的には以下のとおりである。
【0140】
ステップ407:ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに成功した場合に、第1仮想キャラクタが仮想プロップバッグを保有していることを表示する。
【0141】
模式的に、仮想プロップバッグは、ターゲットプロップを梱包するように指示することに用いられる。
【0142】
図11は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図を示している。
【0143】
表示インタフェース1110において、第2仮想ルーム内には、仮想シングルベッド1111が表示されており、仮想シングルベッド1111上での選択操作に応答して、仮想シングルベッド1111の購入インタフェース1112を表示する。その後、購入インタフェース1112上での購入操作に応答して、仮想シングルベッド1111を第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得する。
【0144】
選択可能に、第2仮想ルーム内には、さらに第1仮想キャラクタ1113が表示されている。
【0145】
仮想シングルベッド1111を第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに成功した場合に、表示インタフェース1110において第1仮想キャラクタ1113が仮想プロップバッグ1114を保有していることを表示する。ここで、仮想プロップバッグ1114は、宅配ボックス、包装バッグ、ハンドバッグ、及び包装箱等のディスプレイ形式として表示することができる。
【0146】
選択可能に、仮想プロップバッグ1114を表示する前に、さらに梱包アニメーション特殊効果を表示することができる。例えば、仮想シングルベッド1111を第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに成功した場合に、第1仮想キャラクタ1113を背面表示から正面表示に変更し、同時に第1仮想キャラクタ1113の手部に梱包アニメーション特殊効果を表示し、その後、第1仮想キャラクタ1113の手の上に仮想プロップバッグ1114を表示することで、仮想シングルベッド1111の梱包が完了したことを示す。
【0147】
選択可能に、図10に参照されるように、第2仮想ルーム内に、第1仮想キャラクタが表示される場合に、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、さらにステップ408~412を含む。ここで、ステップ4031の後に、ステップ4032、ステップ408、ステップ409、及びステップ411のうちの1つを実行したり、又は、順に実行したり、又は、順不同で実行したりすることができる。ステップ408~412については、具体的に以下のとおりである。
【0148】
ステップ408:第1仮想キャラクタに対する第1移動制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルーム内を移動することを表示する、又は、第1仮想キャラクタに対する第2移動制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム内を移動することを表示する。
【0149】
ここで、第1移動制御操作、及び第2移動制御操作は、並進操作、方向転換操作、ジャンプ操作、及び伏せ操作のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。図9に参照されるように、表示インタフェース910において、第2仮想ルーム内には、第1仮想キャラクタ912が表示されており、第1仮想キャラクタ912は、第1アカウントによって制御される。
【0150】
ここで、第1アカウントにログインするプレイヤーは、ジョイスティックを通じて第1仮想キャラクタ912が第2仮想ルーム内を移動するように制御することができる、又は、第1アカウントにログインするプレイヤーは、マウス移動を通じて第1仮想キャラクタ912の移動を制御することができる。
【0151】
第2仮想ルーム内に第1仮想キャラクタが表示されている場合に、ステップ403は、以下のように実現することができる。
ターゲットプロップ上でのクリック操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する、
又は、
第1仮想キャラクタとターゲットプロップとの間の距離が閾値よりも小さいことに応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する。
【0152】
ここで、閾値は、実際のニーズに従ってカスタマイズして設定されてもよく、又は、閾値は1つのデフォルト固定値であってもよい。
【0153】
例えば、第1アカウントは、第1仮想キャラクタがターゲットプロップに向けて移動するように制御し、第1仮想キャラクタとターゲットプロップとの間の距離がデフォルト固定値よりも小さい場合に、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する。
【0154】
依然として図9に参照されるように、ターゲットプロップは、仮想コンビネーションデスク911である。プレイヤーが仮想コンビネーションデスク911をクリックし、仮想コンビネーションデスク911上でのクリック操作に応答して、仮想コンビネーションデスク911の購入インタフェース913を表示する、又は、プレイヤーが第1仮想キャラクタ912が第2仮想ルーム内を移動するように制御することで、第1仮想キャラクタ912に仮想コンビネーションデスク911に徐々に近づけて、第1仮想キャラクタ912と仮想コンビネーションデスク911との間の距離が閾値よりも小さい場合に、購入インタフェース913を表示する。
【0155】
選択可能に、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、さらに、第1仮想キャラクタの第2制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップを使用、又は、体験することを表示するステップを含む。
【0156】
ここで、第2制御操作とは、第1仮想キャラクタに対して行った、ターゲットプロップを使用、又は、体験することに関連する制御操作を指す。
【0157】
例えば、図11に参照されるように、ターゲットプロップが仮想シングルベッド1111であることを例とすると、第1アカウントは、第1仮想キャラクタ1113が仮想シングルベッド1111の付近に移動するように制御し、その後、第1アカウントは、第1仮想キャラクタ1113が仮想シングルベッド1111上に横になって体験するように制御する。
【0158】
ステップ409:第2仮想ルーム内に、ルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタを表示する。
【0159】
模式的に、ルームオーナーアカウントは、上記第2仮想ルームの所有者アカウントである。
【0160】
ステップ410:第1仮想キャラクタに対する第3制御操作に応答して、第1仮想キャラクタと第2仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示する。
【0161】
ここで、第3制御操作とは、第1仮想キャラクタがルームオーナーアカウントに対して対話して交流する制御操作を指し、チャットコントロールのトリガーを含むがそれに制限されない。
【0162】
図12は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図を示しており、図12(a)、及び(b)は、それぞれ表示インタフェース1210において2種の異なる第2仮想ルームを表示しており、第2仮想ルームに第1仮想キャラクタ1211と、第2仮想キャラクタ1212とが表示されている。
【0163】
模式的に、表示インタフェース1210において、さらにチャットコントロール1213が表示されている。第3制御操作は、チャットコントロール1213をトリガーする操作であってもよく、チャットコントロール1213上でのトリガー操作に応答して、入力コントロール1214を表示する。第1アカウントは、入力コントロール1214においてチャット情報を入力することができ、チャット情報は、第2仮想キャラクタに対して送信されたものである。
【0164】
図12(a)に参照されるように、第2仮想ルームは、第2仮想キャラクタ1212が所有する仮想ルームであり、表示インタフェース1210において第1仮想キャラクタ1211と第2仮想キャラクタ1212がターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示する。選択可能に、チャット情報は、メッセージ表示領域1215において表示することができる。
【0165】
ここで、チャット情報は、第1仮想キャラクタ1211による第2仮想ルームに対するコメント文字列「ルームは、とても綺麗ですね」であってもよく、又は、第2仮想ルーム内の仮想ソファに対するコメント文字列「ソファは、とても座り心地が良さそうです」であってもよく、又は、第2仮想キャラクタ1212による第1仮想キャラクタ1211に対する返事文字列「このソファはA君の家から手に入ったのです」であってもよく、又は、第1仮想キャラクタ1211と第2仮想キャラクタ1212が対話する特殊効果通知情報「第1の仮想キャラクタの目には、星が輝いている」等であってもよい。
【0166】
選択可能に、表示インタフェース1210において、第2仮想ルームの名称文字列「XXの家」が表示されている。
【0167】
ステップ411:第2仮想ルーム内に、第4アカウントによって制御された第3仮想キャラクタを表示する。
【0168】
模式的に、第4アカウントは、第2仮想ルームに入るゲストアカウントである。
【0169】
ここで、第4アカウントは、第1アカウントと友達関係を有してもよく、友達関係を有さなくてもよい。
【0170】
ステップ412:第1仮想キャラクタに対する第4制御操作に応答して、第1仮想キャラクタと第3仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示する。
【0171】
第3制御操作と同様に、第4制御操作とは、第1仮想キャラクタが第4アカウントに対して対話して交流する制御操作を指し、チャットコントロールのトリガーを含むがそれに制限されない。
【0172】
図12(b)に参照されるように、表示インタフェース1210において、さらに第4アカウントによって制御された第3仮想キャラクタ1216が表示されており、第2仮想ルームは、第4アカウントによって制御された第3仮想キャラクタ1216が所有する仮想ルームである。チャットコントロール1213上でのトリガー操作に応答して、入力コントロール1214を表示する。第1アカウントは入力コントロール1214においてチャット情報を入力することができ、チャット情報は、第3仮想キャラクタに対して送信されたものである。
【0173】
その後、表示インタフェース1210において第1仮想キャラクタ1211と第3仮想キャラクタ1216が仮想黒板1217に対して対話して交流するチャット情報を表示する。選択可能に、チャット情報は、メッセージ表示領域1215中に表示されることができる。
【0174】
ここで、チャット情報の表示内容は、上記内容を参照することができるため、詳しく説明しない。
【0175】
選択可能に、上記内容に従って、ターゲットプロップの第1仮想ルームにおける配置位置は、指定された位置であってもよく、デフォルト位置であってもよい。選択可能に、ステップ406は、以下のように実現することができる。
ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、第1仮想キャラクタがターゲットプロップを第1仮想ルームの指定された位置、又は、デフォルト位置に配置するように制御し、指定された位置は、第1仮想ルーム内での配置の指定された位置であり、デフォルト位置は、ターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置である。
【0176】
図13は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のインタフェース模式図を示している。ここで、表示インタフェース1310において第1仮想ルームを表示し、且つ表示インタフェース1310においてルーム切り替えコントロール1311が表示されている。
【0177】
その後、第1アカウントは、バックパックコントロール1312をトリガーし、表示インタフェース1310においてバックパックディスプレイバー1313を表示し、バックパックディスプレイバー1313中には、第1アカウントが所有する少なくとも1つの仮想プロップが表示されている。レイアウトする必要がある仮想プロップを決定した後に、第1アカウントは、配置コントロール1314上で配置操作を行い、仮想プロップを指定された位置、又は、デフォルト位置に配置する。
【0178】
ここで、配置操作は、配置コントロール1314上での確認操作であってもよく、仮想プロップに対するドラッグ操作であってもよい。例えば、ターゲットプロップが仮想シングルベッド1315であることを例とすると、配置コントロール1314上でのシングルクリック操作に応答して、仮想シングルベッド1315を第1仮想ルームのデフォルト位置に配置する、又は、プレイヤーが仮想シングルベッド1315を選んだ後に、仮想シングルベッド1315を指定された位置にドラッグすることで、仮想シングルベッド1315を該指定された位置に配置する。
【0179】
選択可能に、仮想シングルベッド1315上での選択操作に応答して、仮想シングルベッド1315に対応する所有情報1316を表示し、これは第1アカウントの仮想シングルベッド1315に対する所有状況を指示することに用いられる。例えば、仮想シングルベッド1315の周りに文字列「1をすでに所有している」を表示し、これは第1アカウントが所有する仮想シングルベッド1315の数量が1つであることを指示することに用いられる。
【0180】
図14は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法第1アカウントでログインした端末に応用され、該方法は、下記ステップを含む。
【0181】
ステップ501:少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示する。
【0182】
選択可能に、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第2アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第3アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
ステップ502:第2仮想ルームの仮想ルームエントリーに対する確認操作に応答して、第2仮想ルームを表示する。
【0184】
模式的に、第2仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである。
【0185】
ここで、第2仮想ルームの関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しく説明はしない。
【0186】
ステップ503:ターゲットプロップを選択する。
【0187】
第1アカウントは自分のニーズに従って第2仮想ルーム内でターゲットプロップを選択することができる。例えば、第1アカウントにログインするプレイヤーは、自分の仮想ルーム内で1つの仮想カーペットを配置しようとすれば、第1アカウントは第2仮想ルーム内で仮想カーペットを選択することができる。
【0188】
模式的に、ターゲットプロップ上での選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する。
【0189】
選択可能に、第2仮想ルームを表示するときに、他のアカウントも第2仮想ルームに入ることができ、ターゲットプロップを選択することもできる。
【0190】
ステップ504:購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得する。
【0191】
ここで、購入インタフェース、購入操作の関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0192】
ステップ505:切り替え操作に応答して、第1アカウントが所有する第1仮想ルームを表示する。
【0193】
ここで、切り替え操作の関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0194】
ステップ506:ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、第1仮想キャラクタがターゲットプロップを第1仮想ルームの指定された位置、又は、デフォルト位置に配置するように制御する。
【0195】
模式的に、指定された位置は、上記第1仮想ルーム内での配置の指定された位置であり、デフォルト位置は、ターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置である。
【0196】
ここで、配置操作の関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0197】
ステップ507:第1仮想ルーム内の仮想プロップの配置位置を調整する。
【0198】
第1アカウントは、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームから購入したターゲットプロップを第1仮想ルームに配置するように制御した後に、第1アカウントは、第1仮想キャラクタが第1仮想ルーム内のすべての仮想物体の配置位置を調整するように制御することができる。
【0199】
例えば、仮想カーペットを第1仮想ルームの指定された位置に配置した後に、第1アカウントは、第1仮想ルーム内の仮想茶卓の配置位置を調整することができることによって、仮想茶卓を仮想カーペット上に配置するという目的を達成する。
【0200】
ステップ508:第1仮想ルームを候補推奨仮想ルームとして決定する。
【0201】
第1仮想ルームのレイアウトを完了した後に、第1仮想ルームは、候補推奨仮想ルームとすることができる。その後、他のアカウントが仮想ルームに入る必要があるときに、他のアカウントのニーズを満たす場合、第1仮想ルームを推奨仮想ルームのうちの1つとして、他のアカウントの表示インタフェースにおいて第1仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することができる。
【0202】
以上のように、本願よって提供される仮想ルームの装飾方法において、第2仮想ルーム内には、さらに第1仮想キャラクタが表示されており、これにより、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させる。
【0203】
選択可能に、第2仮想ルーム内に、第1仮想キャラクタが表示されている場合に、第1仮想キャラクタの第2制御操作を通じて第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップを使用、又は、体験することを表示することができる。これにより、本物の使用、又は、体験シナリオをシミュレートし、第1仮想キャラクタと第2仮想キャラクタ、又は、第3仮想キャラクタがターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示すること、又は、仮想プロップバッグを表示することを通じて、本物の購入シナリオをシミュレートすることができる。
【0204】
選択可能に、第1アカウントは、さらに自体が所有する第1仮想ルーム内でターゲットプロップの配置を行うことができ、配置位置は、第1アカウントが自由に選択した位置であってもよく、ターゲットプロップの第2仮想ルーム内での位置に従って決定されてもよい。
【0205】
図15は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法は、サーバに応用され、下記のステップを含む。
【0206】
ステップ601:クライアントから送信された第2仮想ルームの識別子を受信する。
【0207】
模式的に、クライアントは、第1アカウントでログインしている。
【0208】
ここで、第2仮想ルームの関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0209】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、ステップ602は、ステップ402の前に実行される。模式的に、第2仮想ルームの識別子は、クライアントが第1アカウントの第2仮想ルームの仮想ルームエントリーに対する確認操作を受信した後にサーバに送信されたものであり、サーバは、第2仮想ルームの識別子に従ってクライアントが選択した仮想ルームを決定することができる。
【0210】
ステップ602:クライアントに第1仮想ルームの第1ルームデータを送信する。
【0211】
模式的に、第1ルームデータは、クライアントが第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示することに用いられ、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する。
【0212】
選択可能に、第1ルームデータは、第1仮想ルームのルーム面積、第1仮想ルームのルーム形状、第1仮想ルーム内の建具の向き、第1仮想ルーム内の仮想プロップの数量、第1仮想ルームの仮想プロップのタイプ、及び第1仮想ルームの仮想プロップのルーム内での配置位置のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0213】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、ステップ602もステップ401の前に実行される。模式的に、クライアントは、サーバから送信された第1ルームデータを受信した後に、ルームデータに従って第1仮想ルーム、及び第1仮想オブジェクトを表示することができる。
【0214】
例えば、第1ルームデータに含まれるデータは、ルーム面積が45平方メートルであること、第2仮想ルーム内に5つのターゲットプロップが配置されること、及び5つのターゲットプロップの第1仮想ルーム内での配置位置という情報である。第1ルームデータを受信した後に、端末は、表示インタフェースにおいてルーム面積が45平方メートルである第1仮想ルームを表示するように制御し、且つ5つのターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置に従ってそれを第1仮想ルーム内に表示する。
【0215】
ステップ603:クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信する。
【0216】
模式的に、第2ルームデータは、クライアントが第2仮想ルームを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている。
【0217】
ここで、仮想プロップの関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0218】
選択可能に、第2ルームデータは、第2仮想ルームのルーム面積、第2仮想ルームのルーム形状、第2仮想内の建具の向き、第2仮想ルームの仮想プロップの数量、第2仮想ルームの仮想プロップのタイプ、及び第2仮想ルームの仮想プロップのルーム内での配置位置のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0219】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、ステップ603は、ステップ402の後に実行される。模式的に、クライアントは、サーバから送信された第2仮想ルームの第2ルームデータを受信した後に、第2ルームデータに従って第2仮想ルームを表示することができる。
【0220】
例えば、第2ルームデータに含まれるデータは、ルーム面積が45平方メートルであること、第2仮想ルーム内に5つのターゲットプロップが配置されること、及び5つのターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置という情報である。上記ルームデータを受信した後に、端末は、表示インタフェースにおいてルーム面積が45平方メートルである第2仮想ルームを表示するように制御し、且つ5つのターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置に従ってそれを第2仮想ルーム内に表示する。
【0221】
ステップ604:クライアントから送信されたターゲットプロップの購入要求を受信する。
【0222】
ここで、購入要求は、第1アカウントの購入インタフェース上での購入操作に従って生成される。ここで、購入インタフェース、及び購入操作の関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0223】
選択可能に、購入要求は、ターゲットプロップの名称、ターゲットプロップのプロップパラメータ、及びターゲットプロップの購入リソースの数量のうちの少なくとも1つを含むがそれらに制限されない。
【0224】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、購入要求は、端末が第1アカウントの購入インタフェース上での購入操作を取得した後に生成され、サーバは、購入要求を受信した後に、第1アカウントが購入する必要があるターゲットプロップの関連情報を確認することができる。
【0225】
ステップ605:購入要求が購入条件を満たすことに応答して、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与する。
【0226】
ここで、購入条件は、ターゲットプロップの購入リソースの数量、及び第1アカウントが所有する購入リソースの数量に従って決定される。選択可能に、第1アカウントが所有する購入リソースの数量がターゲットプロップの購入リソースの数量以上である場合に、購入要求が購入条件を満たすと判定する。
【0227】
購入要求が購入条件を満たす場合に、第1アカウントは、ターゲットプロップの所有権限を取得し、ターゲットプロップを第1アカウントが所有するターゲットプロップとして決定することができる。
【0228】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、ステップ604、ステップ605、及びステップ404の実行順序は以下の通りである。
クライアントは、第1アカウントの購入インタフェース上での購入操作を取得し、ターゲットプロップの購入要求を生成し、
クライアントは、サーバにターゲットプロップの購入要求を送信し、
サーバは、購入要求が購入条件を満たすことに応答して、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与し、
クライアントは、サーバが付与した所有権限に従って、ターゲットプロップを第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得する。
【0229】
ステップ606:クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第1仮想ルームの第1ルームデータを改めて送信する。
【0230】
ここで、第2ルーム切り替え要求は、第1ルーム切り替え要求と同様であり、参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0231】
クライアントは、サーバが改めて送信した第1ルームデータを受信した後に、第1仮想ルームを改めて表示することができる。
【0232】
ステップ607:クライアントから送信された配置要求を受信し、クライアントに配置指示を送信する。
【0233】
模式的に、配置指示は、クライアントがターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる。
【0234】
図4に参照されるように、端末とサーバのインタラクションにおいて、端末は、第1アカウントのターゲットプロップに対する配置操作を取得した後に、対応する配置要求を生成し、その後、クライアントは、配置要求を受信した後に、クライアントに配置指示を送信し、クライアントは、配置指示を受信した後に、指示内容に従ってターゲットプロップを第1仮想ルームに配置し、
ここで、ターゲットプロップの第1仮想ルームにおける配置位置は、指定された位置、又は、デフォルト位置である。具体的な説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0235】
以上のように、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、クライアントから送信されたターゲットプロップの購入要求に応答することを通じて、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与することができることで、第1アカウントに所要のターゲットプロップを迅速に取得させ、ヒューマンコンピュータインタラクション効率を向上させる。
【0236】
図15に基づき、図16は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法のフローチャートを示しており、該方法は、サーバに応用され、さらに以下のステップを含む。
【0237】
ステップ6081:候補ルームプールにおいて第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別する。
【0238】
選択可能に、候補ルームプールは、
・非在宅ルームプールと、
・在宅ルームプールと、
・ランダムルームプールと、の3つのタイプのルームプールのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、非在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインではない候補仮想ルームを含み、在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にない候補仮想ルームを含み、ランダムルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にある候補仮想ルームを含む。
【0239】
模式的に、推奨クールダウン期間とは、仮想ルームが推奨条件に合致する時間帯を指す。ここで、推奨条件は、実際のニーズに従って設定することができ、例えば、第1アカウントの履歴データ、又は、好み情報に従って推奨条件を決定する。
【0240】
例えば、第1時点で、ルームオーナーアカウントは、第1ルーム内でオンラインであり、もし第1ルームが推奨クールダウン期間にないのであれば、第1ルームは、在宅ルームプール中の1つに属する。もし第1ルームが推奨クールダウン期間にあるならば、第1ルームは、ランダムルームプール中の1つに属する。第2時点で、ルームオーナーアカウントは、第2ルーム内でオンラインではなければ、第2ルームは非在宅ルームプール中の1つに属する。
【0241】
模式的に、ルームプールに含まれた候補仮想ルームは、単独な仮想ルームであってもよく、少なくとも2つの仮想ルームからなるルームグループであってもよい。例えば、在宅ルームプールには、第2アカウントがオンラインである仮想ルームが含まれ、第3アカウントがオンラインであるルームグループも含まれる。
【0242】
選択可能に、3種のタイプのルームプールと対応するランダム選別アルゴリズムのランダム抽出確率は異なる。
【0243】
ここで、ランダム抽出確率は、実際のニーズに従って決定することができる。例えば、ランダム抽出確率の小さいものから大きい順に、在宅ルームプール、ランダムルームプール、非在宅ルームプールであるか、又は、ランダム抽出確率の小さいものから大きい順に、ランダムルームプール、在宅ルームプール、非在宅ルームプールである。
【0244】
選択可能に、ステップ6018は、
第1アカウントが所有するルーム面積を決定するステップと、
ルーム面積にマッチする合理的な商品数量を決定するステップと、
候補ルームプールにおいて合理的な商品数量に対応する候補仮想ルームを決定するステップと、
候補仮想ルームから少なくとも1つの推奨仮想ルームをランダムに選別するステップと、のように実現することができる。
【0245】
ここで、第1アカウントが所有するルーム面積は、第1アカウントが所有するすべてのルームの総面積、及び第1アカウントがオンラインである仮想ルームの単独面積のうちの1つを指示することに用いられる。
【0246】
例えば、第1アカウントは、1つのルームグループを所有しており、該ルームグループは、3つのベッドルーム、及び1つのリビングルームを含み、第1アカウントは、リビングルームでオンラインである。第1アカウントが所有するルーム面積は、3つのベッドルームと1つのリビングルームとの総面積であってもよく、第1アカウントが現在所在のリビングルームの単独面積であってもよい。
【0247】
ステップ6082:クライアントに少なくとも1つの推奨仮想ルームのルームエントリーデータを送信する。
【0248】
模式的に、ルームエントリーデータは、クライアントが少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである。
【0249】
選択可能に、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第2アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第3アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む。
【0250】
ここで、サンプル仮想ルーム、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルーム、及び第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームの関連説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0251】
図17は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された候補ルームプールを分割するフローチャートを示しており、候補ルームプールの分割は、下記ステップを含む。
【0252】
ステップ701:ユーザーアカウントがログインする。
【0253】
ここで、ユーザーアカウントとは、第1アカウントを含めるすべてのアカウントのうちの1つ又は複数を指す。
【0254】
少なくとも1つのユーザーアカウントがログインした後に、ユーザーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループに対して候補ルームプールタイプの分割を行う。上記内容に従い、候補ルームプールは、非在宅ルームプール、在宅ルームプール、及びランダムルームプールの3種のタイプを含む。具体的な分割ステップは、以下のとおりである。
【0255】
ステップ702:現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループにおける仮想プロップの数量が所定値を超えるかどうかを判断する。
【0256】
仮想プロップの数量が所定値を超える場合に、ステップ703を実行する。
【0257】
ステップ703:ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループの中にあるかどうかを判断する。
【0258】
ここで、ルームオーナーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループは、ユーザーアカウントの現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループである。例えば、ユーザーアカウントは、アカウント1であり、アカウント1は、仮想ルーム1の中におり、仮想ルームのルームオーナーアカウントは、アカウント2である。この場合、仮想ルーム1のルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが仮想ルーム1にあるかどうかを判断する。
【0259】
ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループの中にない場合にステップ704を実行し、ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループの中にある場合にステップ705を実行する。
【0260】
ステップ704:仮想ルーム、又は、ルームグループは、非在宅ルームプールに入る。
【0261】
例えば、ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループにない場合に、ユーザーアカウントがログインした後に該仮想ルームに入ると、ユーザーアカウントが現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループ(すなわち、ルームオーナーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループ)を非在宅ルームプール中の1つとして分割する。
【0262】
ステップ705:現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループが推奨クールダウン期間に入るかどうかを判断する。
【0263】
現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループが推奨クールダウン期間に入っていない場合に、ステップ706を実行し、現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループが推奨クールダウン期間に入る場合に、ステップ707を実行する。
【0264】
ここで、推奨クールダウン期間の説明は、上記内容を参照することができるため、詳しくは説明しない。
【0265】
例えば、ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループにある場合に、ユーザーアカウントがログインした後に該仮想ルームに入る。もし該仮想ルームが推奨クールダウン期間に入っていないなら、ルームオーナーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループ(すなわち、ユーザーアカウントが現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループ)を在宅ルームプール中の1つとして分割する。
【0266】
ステップ706:ユーザーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループは、在宅ルームプールに入る。
【0267】
選択可能に、ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所在の仮想ルーム、又は、ルームグループから離れる場合に、又は、ルームオーナーアカウントがオンラインではない場合に、ルームオーナーアカウントが所有する仮想ルーム、又は、ルームグループ(すなわち、ユーザーアカウントが現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループ)を在宅ルームプールから削除し、それを非在宅ルームプールに追加する。
【0268】
ステップ707:現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループがランダムに推奨仮想ルームになるかどうかを判断する。
【0269】
現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループが直ちに推奨仮想ルームになる場合に、ステップ708を実行し、現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループがランダムに推奨仮想ルームになるのではない場合に、ステップ706を実行する。
【0270】
ステップ708:仮想ルーム、又は、ルームグループは、ランダムルームプールに入る。
【0271】
選択可能に、ランダムルームプールがいっぱいの場合に、もし新しい仮想ルーム、又は、ルームグループがランダムに推奨仮想ルームになるならば、ユーザーアカウントは、現在所在の仮想ルーム、又は、ルームグループ中から強制的に退出させられ、1つの新しい仮想ルーム、又は、ルームグループに改めて入り、かつ戻ってステップ703を実行し、ルームオーナーアカウントによって制御された仮想キャラクタが、所有する仮想ルーム、又は、ルームグループにあるかどうかを改めて判断する。
【0272】
候補ルームプールがルームグループに従って分割されることを例とすると、図18は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームに入るフローチャートを示している。
【0273】
ここで、3種のタイプの候補ルームプールにおいて選別を行うときに、いずれも以下のステップを含む。
第1アカウントが所有するルームグループに従ってマッチする合理的な商品数量を決定するステップ801と、
合理的な商品数量に対応する候補ルームグループを決定するステップ802と、
1つのルームグループにランダムに入るステップ803と、を含む。
【0274】
ここで、第1アカウントが所有するすべての仮想ルームの総面積に従って、マッチする合理的な商品数量を決定することができ、該数量は、すべての仮想ルームの単独な合理的な商品数量の合計である。その後、合理的な商品数量に従って対応する候補ルームグループを決定し、かつ1つのルームグループにランダムに入る。
【0275】
非在宅ルームプールと在宅ルームプールにおけるルームグループに対して、さらに、
第1アカウントの所在の仮想ルーム内の仮想プロップの数量に従って条件を満たす仮想ルームを決定するステップ804と、
1つの仮想ルームにランダムに入るステップ805と、を含む。
【0276】
ここで、第1アカウントの所在の仮想ルーム内の仮想プロップの第1数量、及びルームグループにおける各仮想ルーム内の仮想プロップの第2数量を取得した後に、第2数量を判断し、条件を満たす仮想ルームを決定する。例えば、第2数量が第1数量以上である場合に、第2数量に対応する仮想ルームを、条件を満たす仮想ルームとして決定する。その後、1つの仮想ルームにランダムに入る。
【0277】
非ランダムルームプールにおけるルームグループに対して、さらに、以下のステップを含む。
【0278】
ステップ806:ルームグループを所有するアカウントがオンラインであるかどうかを判断する。
【0279】
ルームグループを所有するアカウントがオンラインではない場合に、ステップ807を実行し、ルームグループを所有するアカウントがオンラインである場合に、ステップ808を実行する。
【0280】
ステップ807:人数が最も多い仮想ルームに入る。
【0281】
ここで、人数が最も多い仮想ルームとは、履歴訪問者の人数が最も多いルーム、及びリアルタイムの訪問者の人数が最も多いルームのうちの1つを指す。
【0282】
ステップ808:ルームグループを所有するアカウントの所在の仮想ルームに入る。
【0283】
ここで、1つのルームグループにランダムに入った後に、ルームグループを所有するアカウントのオンライン状況を判断し、該アカウントがオンラインである場合に、アカウントの所在の仮想ルームに優先的に入り、該アカウントがオンラインではない場合に、人数が最も多い仮想ルームを選択して入る。
【0284】
以上のように、本願の実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法は、候補ルームプールにおいて第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別することを通じて、第1アカウントに対応する仮想ルームに迅速に入らせることができる。
【0285】
以下は本願の装置実施例であり、装置実施例において詳細に記述されていない細部について、上記方法実施例における相応な記載と併せて参照することができるため、本書面では詳しく説明しない。
【0286】
図19は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾装置の模式図を示しており、該装置は、
第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示することに用いられる表示モジュール1920であって、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、表示モジュール1920と、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、第2仮想ルームを表示し、第1仮想キャラクタが第2仮想ルームに入るように制御することに用いられる応答モジュール1940であって、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、応答モジュール1940と、を含み、
応答モジュール1940は、さらに少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップの選択操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示することに用いられ、
応答モジュール1940は、さらに購入インタフェース上での購入操作に応答して、ターゲットプロップを第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに用いられ、
応答モジュールは、さらに第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルームに戻るように制御することに用いられ、
応答モジュールは、さらにターゲットプロップに対する配置操作に応答して、ターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる。
【0287】
選択可能に、表示モジュール1920は、少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することに用いられ、上記第2仮想ルームは、上記少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つであり、第1仮想ルームに対する仮想ルームエントリーが選ばれることに応答して、上記第1切り替え操作を取得することを決定する。
【0288】
選択可能に、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第2アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第3アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む。
【0289】
選択可能に、第1仮想ルームは、ターゲットルームグループに属し、ターゲットルームグループは、少なくとも2つの仮想ルームを含み、第1仮想ルームは、ターゲットルームグループにおける、ルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタの所在の仮想ルームであるか、又は、第1仮想ルームは、ターゲットルームグループにおける、ゲストアカウントによって制御された第3仮想キャラクタが最も多い仮想ルームである。
【0290】
選択可能に、表示モジュール1920は、選択されたターゲットプロップが1つであるときに、ターゲットプロップの商品紹介情報、及び第1購入インタフェースを表示する、又は、選択されたターゲットプロップが少なくとも2つのターゲットプロップを取り合わせて形成されたプロップグループであるときに、プロップグループの商品紹介情報、及び第2購入インタフェースを表示することに用いられ、ここで、商品紹介情報は、商品名称、購入リソースの数量、及び第1アカウントのターゲットプロップに対する所有状況のうちの少なくとも1つを含む。
【0291】
選択可能に、表示モジュール1920は、さらにターゲットプロップのプロップオプション構成を表示することに用いられ、応答モジュール1940は、さらにプロップオプション構成上での選択操作に応答して、ターゲットプロップのプロップパラメータを変更することに用いられ、プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む。
【0292】
選択可能に、応答モジュール1940は、さらに第1仮想キャラクタに対する第1移動制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第1仮想ルーム内を移動することを表示する、又は、第1仮想キャラクタに対する第2移動制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム内を移動することを表示することに用いられる。
【0293】
選択可能に、応答モジュール1940は、ターゲットプロップ上でのクリック操作に応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示する、又は、第1仮想キャラクタとターゲットプロップとの間の距離が閾値よりも小さいことに応答して、ターゲットプロップの購入インタフェースを表示することに用いられる。
【0294】
選択可能に、応答モジュール1940は、さらに第1仮想キャラクタの第2制御操作に応答して、第1仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップを使用、又は、体験することを表示することに用いられる。
【0295】
選択可能に、表示モジュール1920は、さらに第2仮想ルーム内にルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタを表示することに用いられ、ルームオーナーアカウントは、第2仮想ルームの所有者アカウントであり、応答モジュール1940は、さらに第1仮想キャラクタに対する第3制御操作に応答して、第1仮想キャラクタと第2仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示することに用いられる。
【0296】
選択可能に、表示モジュール1920は、さらに第2仮想ルーム内に第4アカウントによって制御された第3仮想キャラクタを表示することに用いられ、第4アカウントは、第2仮想ルームに入るゲストアカウントであり、応答モジュール1940は、さらに第1仮想キャラクタに対する第4制御操作に応答して、第1仮想キャラクタと第3仮想キャラクタが第2仮想ルーム内でターゲットプロップに対して対話して交流するチャット情報を表示することに用いられる。
【0297】
選択可能に、表示モジュール1920は、さらにターゲットプロップを第1アカウントが所有するターゲットプロップとして取得することに成功した場合に、第1仮想キャラクタが仮想プロップバッグを保有していることを表示することに用いられ、仮想プロップバッグは、ターゲットプロップを梱包するように指示することに用いられる。
【0298】
選択可能に、応答モジュール1940は、さらにターゲットプロップに対する配置操作に応答して、第1仮想キャラクタがターゲットプロップを第1仮想ルームの指定された位置、又は、デフォルト位置に配置するように制御することに用いられ、指定された位置は、第1仮想ルーム内での配置の指定された位置であり、デフォルト位置は、ターゲットプロップの第2仮想ルーム内での配置位置である。
【0299】
図20は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された仮想ルームの装飾装置の模式図を示しており、該装置は、受信モジュール2020と、送信モジュール2040と、応答モジュール2060とを含み、
上記受信モジュール2020は、クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信することに用いられ、クライアントは、第1アカウントでログインし、
上記送信モジュール2040は、クライアントに第1仮想ルームの第1ルームデータを送信することに用いられ、第1ルームデータは、クライアントが第1仮想ルームと、第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示することに用いられ、第1仮想ルームと第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属し、
上記受信モジュール2020は、さらにクライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信することに用いられ、第2ルームデータは、クライアントが第2仮想ルームを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、第1アカウントに帰属しておらず、第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されており、
上記受信モジュール2020は、さらにクライアントから送信された、ターゲットプロップに対する購入要求を受信することに用いられ、
上記応答モジュール2060は、購入要求が購入条件を満たすことに応答して、第1アカウントにターゲットプロップの所有権限を付与することに用いられる。
【0300】
上記受信モジュール2020は、さらにクライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、クライアントに第1ルームデータを改めて送信することに用いられ、
上記受信モジュール2020は、さらにクライアントから送信された配置要求を受信し、クライアントに配置指示を送信することに用いられ、配置指示は、クライアントがターゲットプロップを第1仮想ルームに配置することに用いられる。
【0301】
選択可能に、送信モジュール2040は、さらに候補ルームプールにおいて第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別することに用いられ、クライアントに少なくとも1つの推奨仮想ルームのルームエントリーデータを送信し、ルームエントリーデータは、クライアントが少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することに用いられ、第2仮想ルームは、少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである。
【0302】
選択可能に、少なくとも1つの推奨仮想ルームは、バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第2アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、第3アカウントは、第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む。
【0303】
選択可能に、送信モジュール2040は、第1アカウントが所有するルーム面積を決定することと、ルーム面積にマッチする合理的な商品数量を決定することと、候補ルームプールにおいて合理的な商品数量に対応する候補仮想ルームを決定することと、候補仮想ルームから少なくとも1つの推奨仮想ルームをランダムに選別することと、に用いられる。
【0304】
選択可能に、候補ルームプールは、非在宅ルームプール、在宅ルームプール、及びランダムルームプールという3種のタイプのルームプールのうちの少なくとも1つを含み、ここで、非在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインではない候補仮想ルームを含み、在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にない候補仮想ルームを含み、ランダムルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にある候補仮想ルームを含む。
【0305】
図21は、本願の1つの例示的な実施例によって提供された端末2100の構造ブロック図を示している。該端末2100は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、ムービングピクチャエクスパーシグループオーディオレイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、ムービングピクチャエクスパーシグループオーディオレイヤー4)プレーヤー、ノートパソコン、又は、デスクトップパソコンであってもよい。端末2100は、さらにユーザー機器、携帯端末、ラップトップ端末、及びデスクトップ端末等の他の名称で称される可能性がある。
【0306】
通常、端末2100は、プロセッサ2101と、メモリ2102とを含む。
【0307】
プロセッサ2101は、1つ又は複数の処理コアを含むことができ、例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサ等である。いくつかの実施例では、プロセッサ2101は、さらにAI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサを含むことができ、該AIプロセッサは、機械学習に関連する計算操作を処理することに用いられる。
【0308】
メモリ2102は、1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、該コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的であってもよい。いくつかの実施例では、メモリ2102における非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つの命令を記憶することに用いられ、該少なくとも1つの命令は、プロセッサ2101に実行されることで、本願における方法実施例によって提供された視野画面の表示方法を実現することに用いられる。
【0309】
いくつかの実施例では、端末2100は、さらに、選択可能に、周辺機器インタフェース2103と、少なくとも1つの周辺機器とを含む。
【0310】
周辺機器インタフェース2103は、I/O(Input /Output、入力/出力)に関連する少なくとも1つの周辺機器をプロセッサ2101、及びメモリ2102に接続することに用いることができる。
【0311】
無線周波数回路2104は、電磁信号とも呼ばれるRF(Radio Frequency、無線周波数)信号を受信、及び送信することに用いられる。無線周波数回路2104は、電磁信号を通じて通信ネットワーク、及び他の通信機器と通信する。
【0312】
タッチ表示スクリーン2105は、UI(User Interface、ユーザーインタフェース)を表示することに用いられる。
【0313】
カメラアセンブリ2106は、画像、又は、ビデオを収集することに用いられる。
【0314】
音声回路2107は、マイクロホン、及びスピーカを含むことができる。
【0315】
電源2108は、端末2100における各アセンブリのために給電することに用いられる。
【0316】
いくつかの実施例では、端末2100は、さらに1つ又は複数のセンサ2109を含む。該1つ又は複数のセンサ2109は、加速度センサ2110、ジャイロスコープセンサ2111、圧力センサ2112、光学センサ2113、及び近接センサ2114を含むがそれらに制限されない。
【0317】
当業者が理解することができるように、図21において示された構造は、端末2100に対する限定を構成せず、図示より多い、又は、より少ないアセンブリを含んでもよく、又は、あるいくつかのアセンブリをグループてもよく、又は、異なるアセンブリを採用してレイアウトしてもよい。
【0318】
本願の実施例は、さらにコンピュータ機器を提供し、コンピュータ機器は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリには、少なくとも1つのコンピュータプログラムが記憶されており、少なくとも1つのコンピュータプログラムは、プロセッサによってロードされ、かつ実行されることで上記実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法を実現する。
【0319】
本願の実施例は、さらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムは、プロセッサに実行されることで、上記実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられる。
【0320】
本願の実施例は、さらにチップを提供し、チップは、プログラマブル論理回路、及び/又は、プログラム命令を含み、チップは、動作するときに、上記実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられる。
【0321】
本願の実施例は、さらにコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品については、コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ命令を読み取り、かつ実行することで、上記実施例によって提供された仮想ルームの装飾方法を実現する。
【0322】
理解すべき点として、本文において言及されている「複数」とは、2つ、又は、2つ以上であることを指す。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を記述しており、3種の関係が存在できることを示している。たとえば、A、及び/又は、Bは、Aが単独で存在し、AとBとが同時に存在し、Bが単独で存在するという3種の状況を示すことができる。文字「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」という関係であることを示す。
【0323】
当業者が理解することができるように、上記実施例のすべて、又は、一部のステップの実現は、ハードウェアを通じて完了してもよく、プログラムが関連するハードウェアが完了するように命令することを通じて完了してもよい。上記プログラムは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、上記した記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、又は、光ディスク等であってもよい。
【0324】
上記は、本願の選択可能な実施例に過ぎず、本願を制限するものではなく、本願の精神、及び原則内で行った任意の修正、均等物への置換、改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2024-04-22
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アカウントでログインした端末によって実行される、仮想ルームの装飾方法であって、前記方法は、
第1仮想ルームと、前記第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示するステップであって、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属する、ステップと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、前記第2仮想ルームを表示し、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルームに入るように制御するステップであって、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップと、
前記購入インタフェース上での購入操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得するステップと、
前記第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルームに戻るように制御するステップと、
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置するステップと、を含む仮想ルームの装飾方法。
【請求項2】
前記第1切り替え操作は、
少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示する仕方であって、前記第2仮想ルームは、前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである、表示する仕方と、
前記第2仮想ルームに対する仮想ルームエントリーが選ばれることに応答して、前記第1切り替え操作を取得することを決定する仕方と、を通じて取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの推奨仮想ルームは、
バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、前記パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、
第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第2アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、
第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第3アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1仮想ルームは、ターゲットルームグループに属し、前記ターゲットルームグループは、少なくとも2つの仮想ルームを含み、
前記第1仮想ルームは、前記ターゲットルームグループにおけるルームオーナーアカウントによって制御された第2仮想キャラクタの所在の仮想ルームであるか、又は、前記第1仮想ルームは、前記ターゲットルームグループにおけるゲストアカウントによって制御された第3仮想キャラクタが最も多い仮想ルームである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップは、
選択された前記ターゲットプロップが1つであるときに、前記ターゲットプロップの商品紹介情報、及び第1購入インタフェースを表示するステップ、
又は、
選択された前記ターゲットプロップが少なくとも2つの仮想プロップを取り合わせて形成されたプロップグループであるときに、前記プロップグループの商品紹介情報、及び第2購入インタフェースを表示するステップ、を含み、
前記商品紹介情報は、商品名称、購入リソースの数量、及び前記第1アカウントの前記ターゲットプロップに対する所有状況のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットプロップのプロップオプション構成を表示するステップと、
前記プロップオプション構成上での選択操作に応答して、前記ターゲットプロップのプロップパラメータを変更するステップであって、前記プロップパラメータは、色、様式、型番、サイズ、及び材質のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記第1仮想キャラクタに対する第1移動制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルーム内を移動することを表示するステップ、
又は、
前記第1仮想キャラクタに対する第2移動制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内を移動することを表示するステップ、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップに対する選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップは、
前記ターゲットプロップ上でのクリック操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップ、
又は、
前記第1仮想キャラクタと前記ターゲットプロップとの間の距離が閾値よりも小さいことに応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示するステップ、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記第1仮想キャラクタの第2制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記ターゲットプロップを使用、又は、体験することを表示するステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記第2仮想ルーム内に、ルームオーナーアカウントが制御した第2仮想キャラクタを表示するステップであって、前記ルームオーナーアカウントは、前記第2仮想ルームの所有者アカウントである、ステップと、
前記第1仮想キャラクタに対する第3制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタと前記第2仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記仮想プロップに対して対話して交流するチャット情報を表示するステップと、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第2仮想ルーム内に、第4アカウントが制御した第3仮想キャラクタを表示するステップであって、前記第4アカウントは、前記第2仮想ルームに入るゲストアカウントである、ステップと、
前記第1仮想キャラクタに対する第4制御操作に応答して、前記第1仮想キャラクタと前記第3仮想キャラクタが前記第2仮想ルーム内で前記仮想プロップに対して対話して交流するチャット情報を表示するステップと、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することに成功した場合に、前記第1仮想キャラクタが仮想プロップバッグを保有していることを表示するステップであって、前記仮想プロップバッグは、前記ターゲットプロップを梱包するように指示することに用いられる、ステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置するステップは、
前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームの指定された位置、又は、デフォルト位置に配置するように制御するステップであって、前記指定された位置は、前記第1仮想ルーム内での前記配置の指定された位置であり、前記デフォルト位置は、前記ターゲットプロップの前記第2仮想ルーム内での配置位置である、ステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
サーバによって実行される、仮想ルームの装飾方法であって、前記方法は、
クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信するステップであって、前記クライアントは第1アカウントでログインしている、ステップと、
前記クライアントに前記第1仮想ルームの第1ルームデータを送信するステップであって、前記第1ルームデータは、前記クライアントが前記第1仮想ルームと、前記第1仮想ルームに位置する第1仮想キャラクタとを表示することに用いられ、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属する、ステップと、
前記クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信するステップであって、前記第2ルームデータは、前記クライアントが前記第2仮想ルームを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、ステップと、
前記クライアントから送信された、ターゲットプロップに対する購入要求を受信するステップと、
前記購入要求が購入条件を満たすことに応答して、前記第1アカウントに前記ターゲットプロップの所有権限を付与するステップと、
前記クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに前記第1ルームデータを改めて送信するステップと、
前記クライアントから送信された配置要求を受信し、前記クライアントに配置指示を送信するステップであって、前記配置指示は、前記クライアントが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することに用いられる、ステップと、を含む仮想ルームの装飾方法。
【請求項15】
前記方法は、さらに、
候補ルームプールにおいて前記第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別するステップと、
前記クライアントに前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのルームエントリーデータを送信するステップであって、前記ルームエントリーデータは、前記クライアントが前記少なくとも1つの推奨仮想ルームの仮想ルームエントリーを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記少なくとも1つの推奨仮想ルームのうちの1つである、ステップと、を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの推奨仮想ルームは、
バックグラウンドシステム、又は、パブリックアカウントが提供したサンプル仮想ルームであって、前記パブリックアカウントは、少なくとも1つのアカウントに向けて情報プッシュサービスを提供するアカウントである、サンプル仮想ルームと、
第2アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第2アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有する、仮想ルームと、
第3アカウントがカスタマイズした仮想ルームであって、前記第3アカウントは、前記第1アカウントとインスタントメッセージングシステム、又は、仮想世界における友達関係を有さない、仮想ルームと、の3つの仮想ルームのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
候補ルームプールにおいて前記第1アカウントが所有するルームとマッチする少なくとも1つの推奨仮想ルームを選別するステップは、
前記第1アカウントが所有するルーム面積を決定するステップと、
前記ルーム面積にマッチする合理的な商品数量を決定するステップと、
前記候補ルームプールにおいて前記合理的な商品数量に対応する候補仮想ルームを決定するステップと、
前記候補仮想ルームから前記少なくとも1つの推奨仮想ルームをランダムに選別するステップと、を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記候補ルームプールは、
非在宅ルームプールと、
在宅ルームプールと、
ランダムルームプールと、の3つのタイプのルームプールのうちの少なくとも1つを含み、
前記非在宅ルームプールは、ルームオーナーアカウントがオンラインではない候補仮想ルームを含み、前記在宅ルームプールは、前記ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ推奨クールダウン期間にない候補仮想ルームを含み、前記ランダムルームプールは、前記ルームオーナーアカウントがオンラインであり、且つ前記推奨クールダウン期間にある候補仮想ルームを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
3つのタイプのルームプールと対応するランダム選別アルゴリズムのランダム抽出確率は異なる、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
仮想ルームの装飾装置であって、前記装置は、
第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示することに用いられる表示モジュールであって、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、第1アカウントに属する、表示モジュールと、
第2仮想ルームに入る第1切り替え操作に応答して、前記第2仮想ルームを表示し、前記第1仮想キャラクタが前記第2仮想ルームに入るように制御することに用いられる応答モジュールであって、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第2仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されている、応答モジュールと、を含み、
応答モジュールは、前記少なくとも1つの仮想プロップにおけるターゲットプロップの選択操作に応答して、前記ターゲットプロップの購入インタフェースを表示することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記購入インタフェース上での購入操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1アカウントが所有する仮想プロップとして取得することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記第1仮想ルームに戻る第2切り替え操作に応答して、前記第1仮想キャラクタが前記第1仮想ルームに戻るように制御することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記ターゲットプロップに対する配置操作に応答して、前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することにさらに用いられる、仮想ルームの装飾装置。
【請求項21】
仮想ルームの装飾装置であって、前記装置は、受信モジュールと、送信モジュールと、応答モジュールと、を含み、
前記受信モジュールは、クライアントから送信された第1仮想ルームの識別子を受信することに用いられ、前記クライアントは、第1アカウントでログインし、
前記送信モジュールは、前記クライアントに前記第1仮想ルームの第1ルームデータを送信することに用いられ、前記第1ルームデータは、前記クライアントが前記第1仮想ルーム、及び第1仮想キャラクタを表示し、前記第1仮想ルームと前記第1仮想キャラクタは、前記第1アカウントに属し、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された第1ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに第2仮想ルームの第2ルームデータを送信することにさらに用いられ、前記第2ルームデータは、前記クライアントが前記第2仮想ルームを表示することに用いられ、前記第2仮想ルームは、前記第1アカウントに帰属しておらず、前記第1仮想ルーム内には、少なくとも1つの仮想プロップが配置されており、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された、ターゲットプロップに対する購入要求を受信することにさらに用いられ、
前記応答モジュールは、前記購入要求が購入条件を満たすことに応答して、前記第1アカウントに前記ターゲットプロップの所有権限を付与することに用いられ、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された第2ルーム切り替え要求を受信し、前記クライアントに前記第1ルームデータを改めて送信することにさらに用いられ、
前記受信モジュールは、前記クライアントから送信された配置要求を受信し、前記クライアントに配置指示を送信することにさらに用いられ、前記配置指示は、前記クライアントが前記ターゲットプロップを前記第1仮想ルームに配置することに用いられる仮想ルームの装飾装置。
【請求項22】
コンピュータ機器であって、前記コンピュータ機器は、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリには、少なくとも1つのコンピュータプログラムが記憶されており、少なくとも1つの前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによってロードされ、かつ実行されることで、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現するコンピュータ機器。
【請求項23】
チップであって、前記チップは、プログラマブル論理回路、及び/又は、プログラム命令を含み、前記チップは、動作するときに、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現することに用いられるチップ。
【請求項24】
コンピュータプログラムであって、請求項1~19のいずれか1項に記載の仮想ルームの装飾方法を実現するように構成されたコンピュータプログラム。
【国際調査報告】