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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】ビーム使用方法および関連装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20241106BHJP
【FI】
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525501
(86)(22)【出願日】2022-10-26
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 CN2022127553
(87)【国際公開番号】W WO2023072116
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111277512.9
(32)【優先日】2021-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202210963817.3
(32)【優先日】2022-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.UNIX
3.ANDROID
4.3GPP
5.WINDOWS
6.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】樊 波
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 希
(72)【発明者】
【氏名】袁 世通
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067EE02
5K067KK02
(57)【要約】
本出願の実施形態は、第1の通信デバイスが第1のビームおよび第2のビームを決定することを含むビーム使用方法を開示し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定し、第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビーム使用方法であって、前記方法が、
第1の通信デバイスによって、第1のビームおよび第2のビームを決定するステップであって、前記第1のビームおよび前記第2のビームが同じタイプのビームである、ステップと、
第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定するステップであって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび/または前記第2のビームである、ステップと
を含む、ビーム使用方法。
【請求項2】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、各制御リソースセットグループが少なくとも1つの制御リソースセットを含む場合、第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する前記ステップが、
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定するステップ、または
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定するステップ
を含み、
前記第1の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、前記2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する前記ステップが、
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定するステップ、もしくは前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定するステップ、または
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定するステップ、もしくは前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記2つの制御リソースセットが前記制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることが、以下の条件、
前記ネットワークデバイスは前記端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する、
前記ネットワークデバイスは、前記端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、前記2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも小さい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも前であり、前記第1の制御リソースセットグループが、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループが、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
前記ネットワークデバイスは前記端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットは前記制御リソースセットグループに属する、
のいずれか1つを満たす、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、前記制御リソースセットグループが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットを含み、前記第1の制御リソースセットが前記1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する前記ステップが、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定するステップ、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定するステップ、または
前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと前記第1のビームとが同じビームセットに属する場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームを前記第1のビームに更新することを決定するステップ、もしくは前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと前記第2のビームとが同じビームセットに属する場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームを前記第2のビームに更新することを決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、前記制御リソースセットグループが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットを含み、前記第1の制御リソースセットが前記1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する前記ステップが、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび前記第2のビームであると決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法が、
前記第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスから第1の媒体アクセス制御制御要素MAC CEを受信するステップであって、前記第1のMAC CEは前記第1の制御リソースセットのインデックスを含む、ステップ
をさらに含み、
第1の規則に従って前記第1の通信デバイスによって、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する前記ステップが、
前記第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、前記第1のビーム指示情報が前記第1のビームを指示する場合、前記第1の通信デバイスによって、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定するステップであって、前記第1の期間は、前記第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、前記第2のMAC CEは、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームを指示し、前記第1のMAC CEが受信された後に前記第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである、ステップ、
前記第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、前記第1のビーム指示情報が前記第2のビームを指示する場合、前記第1の通信デバイスによって、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定するステップ、または
前記第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、前記第2のビーム指示情報が前記第1のビームを指示し、前記第3のビーム指示情報が前記第2のビームを指示する場合、前記第1の通信デバイスによって、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法が、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットのタイプを決定するステップであって、前記第1の制御リソースセットの前記タイプは、シングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットを含む、ステップ
をさらに含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットのタイプを決定する前記ステップが、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセット内の構成パラメータに基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定するステップ、
前記第1の通信デバイスによって、前記第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信するステップであって、前記第1の指示情報が、複数のビームが前記第1の制御リソースセットに使用されることを許可されるかどうかを指示するか、もしくは前記第1の指示情報が前記第1の制御リソースセットの前記タイプを指示し、前記第1の通信デバイスが端末デバイスであり、前記第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、ステップ、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定するステップ、
前記第1の通信デバイスによって、前記第2の通信デバイスから第3のMAC CEを受信するステップであって、前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットの前記タイプを指示するか、もしくは前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットに使用されるビームの数を指示し、前記ビームの数が1もしくは2を含む、もしくは、前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームを指示し、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび/もしくは前記第2のビームを含む、ステップ、または
前記第1の通信デバイスによって、前記第2の通信デバイスから前記第1のMAC CEを受信するステップ、前記第1の通信デバイスによって、前記第1のMAC CEのタイプに基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定するステップ
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の通信デバイスによって、前記第2のMAC CEのタイプに基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定する前記ステップが、
前記第1のMAC CEが前記第1のタイプのMAC CEである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定するステップ、または
前記第1のMAC CEが前記第2のタイプのMAC CEである場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであると決定するステップ
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定する前記ステップが、
前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームの数が1である場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットの前記タイプがシングルビーム制御リソースセットであると決定するステップ、または
前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームの数が1より大きい場合、前記第1の通信デバイスによって、前記第1の制御リソースセットの前記タイプがマルチビーム制御リソースセットであると決定するステップ
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のビームおよび前記第1のビームが、前記ネットワークデバイスによって前記端末デバイスに指示される2つのビームであり、前記第1のビームおよび前記第2のビームが、
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのより大きいTCIフィールド値に対応するビームである、
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
前記第1のビームは第1のビームセットに属し、前記第2のビームは第2のビームセットに属し、前記第1のビームセットおよび前記第2のビームセットは、前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、前記第1のビームセットは、前記同じタイプの前記2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、前記第2のビームセットは、前記2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは前記第1のビームセットは、前記同じタイプの前記2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、前記第2のビームセットは、前記2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
前記第1のビームは第1のビームグループに属し、前記第2のビームは第2のビームグループに属し、前記第1のビームグループおよび前記第2のビームグループは、MAC CEを使用して前記ネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、前記第1のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、前記第2のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは前記第1のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、前記第2のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
前記第1のビームは、ダウンリンク制御情報DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、前記第2のビームは、前記DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、
前記第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、前記第2のビームは、前記DCI内の前記TCIフィールドのすべての前記フィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、
前記第1のビームおよび前記第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、前記第1のビームは、前記同じタイプの前記2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、前記第2のビームは、前記同じタイプの前記2つのビームのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
前記第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、前記第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、前記第1のDCIは、前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成された前記2つの制御リソースセットグループ内の前記第1の制御リソースセットグループに対応する物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で搬送されるDCIであり、前記第2のDCIは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、前記第1の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記グループインデックスがより小さい前記制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記グループインデックスがより大きい前記制御リソースセットグループである、もしくは前記第1のDCI内の第1のフィールドの値は、前記第1のDCIによって指示される前記ビームが前記第1のビームであることを指示し、前記第2のDCI内の第1のフィールドの値は、前記第2のDCIによって指示される前記ビームが前記第2のビームであることを指示する、
のうちのいずれか1つを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の通信デバイスが、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
第1の通信デバイスによって、第1のビームおよび第2のビームを決定する前記ステップが、
前記第1の通信デバイスによって、前記第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信するステップであって、
前記第2の指示情報は前記第1のビームおよび前記第2のビームを示し、前記第1の通信デバイスは端末デバイスであり、前記第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、ステップ
を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
通信装置であって、前記通信装置が、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、前記第1のビームおよび前記第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定し、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび/または前記第2のビームであるように構成される、処理モジュール
を備える、通信装置。
【請求項16】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、各制御リソースセットグループが少なくとも1つの制御リソースセットを含む場合、前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定する、または
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定する
ように具体的には構成され、
前記第1の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、
請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、前記2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定する、もしくは前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定する、または
前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定する、もしくは前記第1の制御リソースセットが前記2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定する
ように具体的には構成される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項18】
前記2つの制御リソースセットが前記制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることが、以下の条件、
前記ネットワークデバイスは前記端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する、
前記ネットワークデバイスは、前記端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、前記2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも小さい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも前であり、前記第1の制御リソースセットグループが、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループが、前記2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
前記ネットワークデバイスは前記端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成し、前記2つの制御リソースセットは前記制御リソースセットグループに属する、
のいずれか1つを満たす、請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、前記制御リソースセットグループが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットを含み、前記第1の制御リソースセットが前記1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームであると決定する、
前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第2のビームであると決定する、または
前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと前記第1のビームとが同じビームセットに属する場合、前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームを前記第1のビームに更新することを決定する、もしくは前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと前記第2のビームとが同じビームセットに属する場合、前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームを前記第2のビームに更新することを決定する
ように具体的には構成される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項20】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、前記制御リソースセットグループが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットを含み、前記第1の制御リソースセットが前記1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび前記第2のビームであると決定する
ように具体的には構成される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項21】
前記通信装置が、トランシーバモジュールをさらに含み、
前記トランシーバモジュールが、第2の通信デバイスから第1の媒体アクセス制御制御要素MAC CEを受信し、前記第1のMAC CEは前記第1の制御リソースセットのインデックスを含む、ように構成され、
前記処理モジュールが、
前記第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、前記第1のビーム指示情報が前記第1のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定し、前記第1の期間は、前記第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、前記第2のMAC CEは、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームを指示し、前記第1のMAC CEが受信された後に前記通信装置によって最近受信されたMAC CEである、
前記第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、前記第1のビーム指示情報が前記第2のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定する、または
前記第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、前記第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、前記第2のビーム指示情報が前記第1のビームを指示し、前記第3のビーム指示情報が前記第2のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、前記任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが前記第1の制御リソースセットに使用されると決定する
ように具体的には構成される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項22】
前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットのタイプを決定し、前記第1の制御リソースセットの前記タイプは、シングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットを含む、
ようにさらに構成される、請求項19から21のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項23】
前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセット内の構成パラメータに基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定する、
前記第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信し、前記第1の指示情報が、複数のビームが前記第1の制御リソースセットに使用されることを許可されるかどうかを指示するか、もしくは前記第1の指示情報が前記第1の制御リソースセットの前記タイプを指示し、前記通信装置が端末デバイスであり、前記第2の通信デバイスがネットワークデバイスであり、
前記第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定する、
前記第2の通信デバイスから第3のMAC CEを受信し、前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットの前記タイプを指示するか、もしくは前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットに使用されるビームの数を指示し、前記ビームの数が1もしくは2を含む、もしくは、前記第3のMAC CEが前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームを指示し、前記第1の制御リソースセットに使用される前記ビームが前記第1のビームおよび/もしくは前記第2のビームを含む、または
前記第2の通信デバイスから前記第1のMAC CEを受信する、前記第1のMAC CEのタイプに基づいて、前記第1の制御リソースセットの前記タイプを決定する
ように具体的には構成される、請求項22に記載の通信装置。
【請求項24】
前記処理モジュールが、
前記第1のMAC CEが前記第1のタイプのMAC CEである場合、前記第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定する、または
前記第1のMAC CEが前記第2のタイプのMAC CEである場合、前記第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであると決定する
ように具体的には構成される、請求項23に記載の通信装置。
【請求項25】
前記処理モジュールが、
前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームの数が1である場合、前記第1の制御リソースセットの前記タイプがシングルビーム制御リソースセットであると決定する、または
前記第1の制御リソースセットに現在使用されている前記ビームの数が1より大きい場合、前記第1の制御リソースセットの前記タイプがマルチビーム制御リソースセットであると決定する
ように具体的には構成される、請求項23に記載の通信装置。
【請求項26】
前記第1のビームおよび前記第1のビームが、前記ネットワークデバイスによって前記端末デバイスに指示される2つのビームであり、前記第1のビームおよび前記第2のビームが、以下
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのより大きいTCIフィールド値に対応するビームである、
前記第1のビームは、前記2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、前記第2のビームは、前記2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
前記第1のビームは第1のビームセットに属し、前記第2のビームは第2のビームセットに属し、前記第1のビームセットおよび前記第2のビームセットは、前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、前記第1のビームセットは、前記同じタイプの前記2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、前記第2のビームセットは、前記2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは前記第1のビームセットは、前記同じタイプの前記2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、前記第2のビームセットは、前記2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
前記第1のビームは第1のビームグループに属し、前記第2のビームは第2のビームグループに属し、前記第1のビームグループおよび前記第2のビームグループは、MAC CEを使用して前記ネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、前記第1のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、前記第2のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは前記第1のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、前記第2のビームグループは、前記同じタイプの前記2つのビームグループのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
前記第1のビームは、ダウンリンク制御情報DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、前記第2のビームは、前記DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、
前記第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値内の第1の部分に対応するビームであり、前記第2のビームは、前記DCI内の前記TCIフィールドのすべての前記フィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、
前記第1のビームおよび前記第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、前記第1のビームは、前記同じタイプの前記2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、前記第2のビームは、前記同じタイプの前記2つのビームのうちの前記MAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
前記第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、前記第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、前記第1のDCIは、前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成された前記2つの制御リソースセットグループ内の前記第1の制御リソースセットグループに対応する物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH上で搬送されるDCIであり、前記第2のDCIは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、前記第1の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記グループインデックスがより小さい前記制御リソースセットグループであり、前記第2の制御リソースセットグループは、前記2つの制御リソースセットグループ内の前記グループインデックスがより大きい前記制御リソースセットグループである、もしくは前記第1のDCI内の第1のフィールドの値は、前記第1のDCIによって指示される前記ビームが前記第1のビームであることを指示し、前記第2のDCI内の第1のフィールドの値は、前記第2のDCIによって指示される前記ビームが前記第2のビームであることを指示する、
のうちのいずれか1つを含む、請求項15から25のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項27】
前記通信装置が、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む、請求項15から26のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項28】
前記処理モジュールが、
前記第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、前記第2の指示情報が前記第1のビームおよび前記第2のビームを指示し、前記通信装置が端末デバイスであり、前記第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、
ように具体的には構成される、請求項15から27のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項29】
前記通信装置が、
コンピュータ命令を格納するように構成された、メモリと、
前記通信装置が請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にするために、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムまたは前記コンピュータ命令を行うように構成された、プロセッサと、
を備える、通信装置。
【請求項30】
通信装置であって、前記通信装置がプロセッサを含み、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を行うために、前記プロセッサが、メモリ内のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を実行するように構成される、通信装置。
【請求項31】
通信装置であって、前記通信装置はプロセッサを備え、前記プロセッサは、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される、通信装置。
【請求項32】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータプログラムを格納し、前記コンピュータプログラムが通信装置によって行われると、前記通信装置が、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を備え、前記コンピュータ命令がコンピュータ上で動作されるとき、前記コンピュータは、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年10月29日に出願された「BEAM USAGE METHOD AND RELATED APPARATUS」と題する中国特許出願第202111277512.9号、および2022年8月11日に出願された「BEAM USAGE METHOD AND RELATED APPARATUS」と題する中国特許出願第202210963817.3号の優先権を主張するものであり、これらは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、ビーム使用方法および関連する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代(5th generation、5G)移動通信システムでは、高周波通信が使用されることができ、すなわち、データは超高帯域(>6GHz)信号を使用して伝送される。高周波通信の主な問題は、伝送距離が長くなるにつれて、信号のエネルギーが急激に減少し、結果として、信号の伝送距離が短くなることである。この問題を解決するために、アナログビーム技術が、高周波通信では使用される。信号エネルギーを小さい角度範囲に集中させ、光ビームと同様の信号(アナログビーム、略してビームと呼ばれる)を形成して伝送距離を延ばすために、アンテナアレイに対して重み付け処理が行われる。
【0004】
伝送は、ビームを介してネットワークデバイスと端末デバイスとの間で行われる。ネットワークデバイスは、同じタイプの複数のビーム、例えば、複数のアップリンク共通ビーム、複数のダウンリンク共通ビーム、または複数のアップリンクおよびダウンリンク共通ビームを端末デバイスに指示することができる。しかしながら、ネットワークデバイスによって指示されるビームを対応するチャネルに正しく適用する方法は、緊急に解決されるべき問題である。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定するように、ビーム使用方法および関連装置を提供する。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させる。
【0006】
本出願の第1の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定すること、次いで第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することであって、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【0007】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのダウンリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させ得る。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを対応する物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)に正しく適用することを決定する。
【0008】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、各制御リソースセットグループが少なくとも1つの制御リソースセットを含む場合、第1の通信デバイスが第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することが、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を含み、
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0009】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、正しいビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送する。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットグループは、2つのサイトにそれぞれ対応する。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、マルチサイト伝送を実施するために、2つの制御リソースセットグループに属する制御リソースセットに使用される対応するビームを決定することができる。
【0010】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することは、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を含む。
【0011】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、正しいビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送する。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットは、2つのサイトにそれぞれ対応する。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、マルチサイト伝送を実施するために、2つの制御リソースセットにそれぞれ使用されるビームを決定することができる。
【0012】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することは、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を含む。
【0013】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する別の具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、正しいビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送する。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットは、2つのサイトにそれぞれ対応する。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、マルチサイト伝送を実施するために、2つの制御リソースセットにそれぞれ使用されるビームを決定することができる。
【0014】
別の可能な実装形態では、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることは、以下の条件、
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する、
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも小さい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも前であり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも大きい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも後であり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
ネットワークデバイスは端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットは制御リソースセットグループに属する、
のいずれか1つを満たす。
【0015】
前述の実装形態では、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用されるときに満たされるいくつかの条件の具体的な例は、第1の通信デバイスが、2つの制御リソースセットに使用されるビームを正しく決定し、通信伝送性能を向上させる。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、2つの制御リソースセットに使用されるビームを決定することができる。
【0016】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、
第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第1のビームに更新することを決定すること、もしくは第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第2のビームに更新することを決定すること
を含む。
【0017】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために制御リソースセットグループを構成し、第1の制御リソースセットがシングルビームリソースセットである場合、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する具体的な決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1の制御リソースセットに使用されるビームを正しく決定する。例えば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセットで構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0018】
別の可能な実装形態では、第1の制御リソースセットは、制御チャネルの繰り返し伝送に使用されない。
【0019】
前述の実装形態では、第1の制御リソースセットおよび別の制御リソースセットは、制御チャネルの繰り返し伝送に使用されない。このようにして、第1の通信デバイスは、第1の規則を参照して、通信伝送性能を向上させるために、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する。
【0020】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することが、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであると決定することを含む。
【0021】
本実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために制御リソースセットグループを構成し、第1の制御リソースセットが制御リソースセットグループのうちの1つに属する場合、第1のビームおよび第2のビームは、第1の制御リソースセットグループに直接使用され得る。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのサイトによって使用されるビームである。端末デバイスおよび2つのサイトは、マルチサイト伝送を実施するために、対応するビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送する。
【0022】
別の可能な実装形態では、本方法は、第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第1の媒体アクセス制御制御要素(media access control control element、MAC CE)を受信することをさらに含み、第1のMAC CEが第1の制御リソースセットのインデックスを含む。第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することが、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定することであって、第1の期間は、第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、第2のMAC CEは、第1の制御リソースセットによって使用されるビームを指示し、第1のMAC CEが受信された後に第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである、決定すること、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定すること、または
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、第2のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第3のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定すること
を含む。
【0023】
本実装形態では、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEを参照して、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1の制御リソースセットに使用されるビームを正しく決定する。
【0024】
別の可能な実装形態では、本方法は、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットのタイプを決定することであって、第1の制御リソースセットのタイプがシングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットを含む、決定することをさらに含む。
【0025】
本実装形態では、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットのタイプを最初に決定し、次いで、第1の制御リソースセットのタイプを参照して、第1の制御リソースセットに使用されるビームを正しく決定することができる。
【0026】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットのタイプを決定することが、
第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセット内の構成パラメータに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定すること、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信することであって、第1の指示情報が、複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを許可されるかどうかを指示するか、もしくは第1の指示情報が第1の制御リソースセットのタイプを指示し、第1の通信デバイスが端末デバイスであり、第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、受信すること
第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定すること、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第3のMAC CEを受信することであって、第3のMAC CEが第1の制御リソースセットのタイプを指示するか、もしくは第3のMAC CEが第1の制御リソースセットに使用されるビームの数を指示し、ビームの数が1もしくは2を含む、もしくは、第3のMAC CEが第1の制御リソースセットに使用されるビームを指示し、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび/もしくは第2のビームを含む、受信することまたは
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第1のMAC CEを受信すること、第1の通信デバイスが、第1のMAC CEのタイプに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定すること
を含む。
【0027】
前述の実装形態では、解決策の実施を容易にするために、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットのタイプを決定するいくつかの可能な実装形態が示されている。例えば、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセット内の構成パラメータを使用して、第1の制御リソースセットのタイプを決定することができる。本方法は単純であり、容易に実施される。代替的に、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信することによって、第1の制御リソースセットのタイプを決定する。代替的に、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数を使用して、第1の制御リソースセットのタイプを間接的に決定する。
【0028】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のMAC CEのタイプに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定することが、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定すること、または第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであると決定すること
を含む。任意選択で、第1のタイプのMAC CEは、シングルビームを指示するMAC CEであり、第2のタイプのMAC CEは、複数のビームを指示するMAC CEである。
【0029】
前述の実装形態では、解決策の実施を容易にするために、第1の通信デバイスが、第1のMAC CEのタイプに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する具体的な処理が示されている。
【0030】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定することが、
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1である場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットのタイプがシングルビーム制御リソースセットであると決定すること、または
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1より大きい場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットのタイプがマルチビーム制御リソースセットであると決定すること
を含む。
【0031】
前述の実装形態では、解決策の実施を容易にするために、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数を参照して、第1の制御リソースセットのタイプを決定する具体的な処理が示されている。
【0032】
別の可能な実装形態では、シングルビームリソースセットに現在使用されているビームの数は1であり、マルチビームリソースセットに現在使用されているビームの数は1より大きい。
【0033】
前述の実装形態では、第1の通信デバイスがネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを区別するように、第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの可能な方法が示されている。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1のビームおよび第2のビームは、2つの異なるサイトによって使用されるビームであってもよい。具体的には、第1のビームおよび第2のビームは、上記の方法のいずれか1つで示されてもよい。
【0034】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスは、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0035】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信することであって、第2の指示情報は第1のビームおよび第2のビームを示し、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、受信すること
を含む。本実装形態では、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスからの第2の指示情報を使用して第1のビームおよび第2のビームを決定することができる。
【0036】
本出願の第2の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定すること、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)に使用されるビームを決定することであって、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、決定すること
を含むビーム使用方法を提供する。
【0037】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、正しいビームを介して第1のPUCCHを伝送するために、ネットワークデバイスによって指示されるビームを第1のPUCCHに正しく適用することができる。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを対応するPUCCHに正しく適用することを決定する。
【0038】
可能な実装形態では、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHである場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームは第1のビームであると決定すること、
第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームは第2のビームであると決定すること、または
第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第1のビームに更新することを決定すること、もしくは第1のPUCCHに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第2のビームに更新することを決定すること
を含む。
【0039】
前述の実装形態では、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHである場合、第1の通信デバイスが第1のPUCCHに使用されるビームを決定する具体的な決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1のPUCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1のPUCCHに使用されるビームを正しく決定する。例えば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセットで構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1のPUCCHに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び提供されない。
【0040】
別の可能な実装形態では、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHである場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することは、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであると決定することを含む。
【0041】
本実装形態では、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHである場合、第1のビームおよび第2のビームは、第1のPUCCHに直接使用され得る。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのサイトによって使用されるビームである。端末デバイスおよび2つのサイトは、マルチサイト伝送を実施するために、対応するビームを介して、第1のPUCCHを伝送する。
【0042】
別の可能な実装形態では、本方法は、第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信することであって、第4のMAC CEが第1のPUCCHのインデックスを含む、受信することをさらに含む。第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することは、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定することであって、第2の期間は、ビーム、すなわち第4のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第5のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、第5のMAC CEは、第1のPUCCHに使用されるビームを指示し、第4のMAC CEが受信された後に第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである、決定すること、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定すること、または
第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第5のビーム指示情報および第6のビーム指示情報を含み、第5のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第6のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定すること
を含む。
【0043】
前述の実装形態では、第1の通信デバイスが、第4のMAC CEを参照して、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することができる具体的な決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1のPUCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1のPUCCHに使用されるビームを正しく決定する。
【0044】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定する前に、本方法は、
第1の通信デバイスが第1のPUCCHのタイプを決定することであって、第1のPUCCHのタイプはシングルビームPUCCHまたはマルチビームPUCCHを含み、シングルビームPUCCHに使用されるビームの数は1であり、マルチビームPUCCHに使用されるビームの数は1より大きい、決定すること
をさらに含む。
【0045】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHのタイプを決定することは、
第1の通信デバイスは、第1のPUCCH内の構成パラメータに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定すること、
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信することであって、第1の指示情報は複数のビームが第1のPUCCHに使用されることを許可されるかどうかを指示し、または第1のPUCCHのタイプを指示する、受信すること、
第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームの数に基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定すること、
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第6のMAC CEを受信することであって、第6のMAC CEは第1のPUCCHのタイプを指示し、もしくは第1のPUCCHに使用されるビームの数を指示し、ビームの数は1もしくは2であり、もしくは第6のMAC CEは第1のPUCCHに使用されるビームを指示し、第1のPUCCHに使用されるビームは第1のビームおよび/または第2のビームを含む、受信すること、または
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信すること、第1の通信デバイスは、第4のMAC CEのタイプに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定すること
を含む。
【0046】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが第4のMAC CEのタイプに基づいて第1のPUCCHのタイプを決定することは、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHであると決定すること、または第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHであると決定することであって、第1のタイプのMAC CEはシングルビームを指示するMAC CEであり、第2のタイプのMAC CEは複数のビームを指示するMAC CEである、決定すること、
を含む。
【0047】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、第1の通信デバイスが第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することは、
第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を含み、
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0048】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、第1の通信デバイスが第1のPUCCHに使用されるビームを決定する具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに使用されるビームを正しく決定し、通信伝送性能を向上させる。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、複数のPUCCHに使用されるビームを決定することができる。
【0049】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスは、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0050】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信することであって、第2の指示情報は第1のビームおよび第2のビームを示し、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、受信すること
を含む。本実装形態では、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスからの第2の指示情報を使用して第1のビームおよび第2のビームを決定することができる。
【0051】
本出願の第3の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである、決定することと、第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第3の指示情報を受信することであって、第3の指示情報は、
第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない、
のいずれか1つを指示する、受信すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【0052】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1の共有チャネルが物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink sharing channel、PDSCH)である場合、第1のビームおよび第2のビームは、2つのダウンリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の共有チャネルが物理アップリンク共有チャネル(physical uplink sharing channel、PUSCH)である場合、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第3の指示情報に基づいて、第1の共有チャネルに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、正しいビームを介して第1の共有チャネルを伝送するために、ネットワークデバイスによって指示されるビームを第1の共有チャネルに正しく適用することができる。第2の通信デバイスは、第3の指示情報を使用して、第1のビームおよび/または第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送するように第1の通信デバイスに柔軟に指示することができる。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを第1の共有チャネルに正しく適用することを決定する。
【0053】
可能な実装形態では、第3の指示情報は、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)で搬送される。本実装形態では、第2の通信デバイスは、指示情報を送信するための具体的なキャリアを提供するために、DCIを使用して第3の指示情報を第1の通信デバイスに送信することができる。
【0054】
別の可能な実装形態では、第3の指示情報の値が「00」である場合、第3の指示情報は、第1のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「01」である場合、第3の指示情報は、第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「10」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「11」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されないことを指示する。
【0055】
前述の実装形態では、解決策の実施を容易にするために、第3の指示情報のいくつかの可能な値および値に対応する指示の意味が示されている。
【0056】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスは、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0057】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信することであって、第2の指示情報は第1のビームおよび第2のビームを示し、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、受信すること
を含む。本実装形態では、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスからの第2の指示情報を使用して第1のビームおよび第2のビームを決定することができる。
【0058】
本出願の第4の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定することと、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)リソースに使用されるビームを決定することであって、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームまたは第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【0059】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、対応する参照信号の伝送にネットワークデバイスによって示されるビームを正しく適用することができ、通信伝送性能を向上させる。
【0060】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのSRSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定することは、
第1のSRSリソースが2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のSRSリソースが2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
を含み、
第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットである、第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットである、第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いSRSリソースセットである、または第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いSRSリソースセットである。
【0061】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのSRSリソースセットグループを構成する場合、第1の通信デバイスが第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、正しいビームを介して第1のSRSリソースを伝送し、通信伝送性能を向上させる。
【0062】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのSRSリソースセットを構成し、第1のSRSリソースがSRSリソースセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定することは、
第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、
第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新すること、もしくは第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新すること、
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージまたは第1のMAC CEを受信することであって、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームまたは第2のビームのうちの1つまたは2つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEに基づいて、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定すること、または
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを受信することであって、第1のRRCメッセージまたは第2のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEに基づいて、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定すること
を含む。
【0063】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにSRSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスが第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する具体的な決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1のSRSリソースを伝送するために適切なビームを選択するために、第1のSRSリソースに使用されるビームを正しく決定する。例えば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセットで構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1のSRSリソースに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0064】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスは、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0065】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信することであって、第2の指示情報は第1のビームおよび第2のビームを示し、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、受信すること
を含む。本実装形態では、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスからの第2の指示情報を使用して第1のビームおよび第2のビームを決定することができる。
【0066】
本出願の第5の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定することと、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のチャネル状態情報参照信号(channel state information-reference signal、CSI-RS)リソースに使用されるビームを決定することであって、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームまたは第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【0067】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、対応する参照信号の伝送にネットワークデバイスによって示されるビームを正しく適用することができ、通信伝送性能を向上させる。
【0068】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのCSI-RSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定することは、
第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第1のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第2のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
を含み、
第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットである、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットである、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットである、または第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットである。
【0069】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのCSI-RSリソースセットグループを構成する場合、第1の通信デバイスが第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する具体的な方法が提供され、その結果、第1の通信デバイスは、正しいビームを介して第1のCSI-RSリソースを伝送し、通信伝送性能を向上させる。
【0070】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのCSI-RSリソースセットを構成し、第1のCSI-RSリソースがCSI-RSリソースセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定することは、
第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、
第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新すること、もしくは第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新すること、
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを受信することであって、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームまたはthe 第2のビームのうちの1つまたは2つが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEに基づいて、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定すること、または
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを受信することであって、第1のRRCメッセージまたは第2のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEに基づいて、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定すること
を含む。
【0071】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにCSI-RSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスが第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する具体的な決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1のCSI-RSリソースを伝送するために適切なビームを選択するために、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを正しく決定する。例えば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセットで構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0072】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスは、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0073】
別の可能な実装形態では、第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することは、
第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信することであって、第2の指示情報は第1のビームおよび第2のビームを示し、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである、受信すること
を含む。本実装形態では、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスからの第2の指示情報を使用して第1のビームおよび第2のビームを決定することができる。
【0074】
第1の態様から第5の態様のいずれか1つに基づいて、第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される同じタイプの2つの共通ビームである。第1のビームおよび第2のビームは、
第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより大きい(transmission configuration indicator、TCI)フィールド値に対応するビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
第1のビームは第1のビームセットに属し、第2のビームは第2のビームセットに属し、第1のビームセットおよび第2のビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
第1のビームは第1のビームグループに属し、第2のビームは第2のビームグループに属し、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、MAC CEを使用してネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
第1のビームは、DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、第2のビームは、DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、1番目のTCIフィールドは、第1のビームグループに対応し、2番目のTCIフィールドは、第2のビームグループに対応する、第1の通信デバイスは、1番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、2番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、フィールド値の第1の部分は、ビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は、第2のビームグループに対応する、第1の通信デバイスは、フィールド値の第1の部分を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームおよび第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、第1のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの1番目のビームであり、第2のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの2番目のビームである、
第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、第1のDCIは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第2のDCIは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、もしくは第1のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第1の値であり、第2のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第2の値である、
のうちのいずれか1つを含む。
【0075】
前述の実装形態では、第1の通信デバイスがネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを区別するように、第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの可能な方法が示されている。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1のビームおよび第2のビームは、2つの異なるサイトによって使用されるビームであってもよい。具体的には、第1のビームおよび第2のビームは、上記の方法のいずれか1つで示されてもよい。
【0076】
本出願の第6の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定し、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームであるように構成される、処理モジュール
を含む、通信装置を提供する。
【0077】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、各制御リソースセットグループが少なくとも1つの制御リソースセットを含む場合、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、または第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成され、
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0078】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成される。
【0079】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成される。
【0080】
別の可能な実装形態では、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることは、以下の条件、
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する、
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも小さい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも前であり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
ネットワークデバイスは端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも大きい、もしくは第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングが第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも後であり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または
ネットワークデバイスは端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットは制御リソースセットグループに属する、
のいずれか1つを満たす。
【0081】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する、
第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する、または
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第1のビームに更新することを決定する、もしくは第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第2のビームに更新することを決定する
ように具体的には構成される。
【0082】
別の可能な実装形態では、第1の制御リソースセットは、制御チャネルの繰り返し伝送に使用されない。
【0083】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであると決定するように具体的には構成される。
【0084】
別の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、第2の通信デバイスから第1のMAC CEを受信するように構成され、第1のMAC CEは、第1の制御リソースセットのインデックスを含む。処理モジュールは、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定し、第1の期間は、第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、第2のMAC CEは、第1の制御リソースセットに使用されるビームを指示し、第1のMAC CEが受信された後に通信装置によって最近受信されたMAC CEである、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する、または
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、第2のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第3のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する
ように具体的には構成される。
【0085】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットのタイプを決定し、第1の制御リソースセットのタイプがシングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットを含む、ようにさらに構成される。
【0086】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1の制御リソースセット内の構成パラメータに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する、
第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信し、第1の指示情報が、複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを許可されるかどうかを指示するか、もしくは第1の指示情報が第1の制御リソースセットのタイプを指示し、通信装置が端末デバイスであり、第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの量に基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する、
第2の通信デバイスから第3のMAC CEを受信し、第3のMAC CEが第1の制御リソースセットのタイプを指示するか、もしくは第3のMAC CEが第1の制御リソースセットに使用されるビームの数を指示し、ビームの数が1もしくは2を含む、もしくは、第3のMAC CEが第1の制御リソースセットに使用されるビームを指示し、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび/もしくは第2のビームを含む、または
第2の通信デバイスから第1のMAC CEを受信する、第1のMAC CEのタイプに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する
ように具体的には構成される。
【0087】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定する、または第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであると決定し、第1のタイプのMAC CEはシングルビームを指示するMAC CEであり、第2のタイプのMAC CEは複数のビームを指示するMAC CEである、ように具体的には構成される。
【0088】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1である場合、第1の制御リソースセットのタイプがシングルビーム制御リソースセットであると決定する、または
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1より大きい場合、第1の制御リソースセットのタイプがマルチビーム制御リソースセットであると決定する
ように具体的には構成される。
【0089】
別の可能な実装形態では、シングルビームリソースセットに現在使用されているビームの数は1であり、マルチビームリソースセットに現在使用されているビームの数は1より大きい。
【0090】
別の可能な実装形態では、通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0091】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、
第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示し、通信装置が端末デバイスであり、第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、ように具体的には構成される。
【0092】
本出願の第7の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定し、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームであるように構成される、処理モジュール
を含む、通信装置を提供する。
【0093】
可能な実装形態では、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHである場合、処理モジュールは、
第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定する、
第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定する、または
第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第1のビームに更新することを決定する、もしくは第1のPUCCHに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第2のビームに更新することを決定する
ように具体的には構成される。
【0094】
別の可能な実装形態では、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHである場合、処理モジュールは、
第1のPUCCHに使用されるビームは第1のビームおよび2のビームであると決定するように具体的には構成される。
【0095】
別の可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信し、第4のMAC CEは、第1のPUCCHのインデックスを含む、ように構成される。
【0096】
処理モジュールは、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定し、第2の期間は、ビーム、すなわち第4のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第5のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、第5のMAC CEは、第1のPUCCHに使用されるビームを指示し、第4のMAC CEが受信された後に通信装置によって最近受信されたMAC CEである、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定する、または
第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第5のビーム指示情報および第6のビーム指示情報を含み、第5のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第6のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定する
ように具体的には構成される。
【0097】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1のPUCCHのタイプを決定し、第1のPUCCHのタイプはシングルビームPUCCHまたはマルチビームPUCCHを含み、シングルビームPUCCHに使用されるビームの数は1であり、マルチビームPUCCHに使用されるビームの数は1より大きい、ようにさらに構成される。
【0098】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第1のPUCCH内の構成パラメータに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定する、
第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信し、第1の指示情報は複数のビームが第1のPUCCHに使用されることを許可されるかどうかを指示し、または第1のPUCCHのタイプを指示する、
第1のPUCCHに現在使用されているビームの数に基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定する、
第2の通信デバイスから第6のMAC CEを受信し、第6のMAC CEは第1のPUCCHのタイプを指示し、もしくは第1のPUCCHに使用されるビームの数を指示し、ビームの数は1もしくは2であり、もしくは第6のMAC CEは第1のPUCCHに使用されるビームを指示し、第1のPUCCHに使用されるビームは第1のビームおよび/または第2のビームを含む、または
第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信する、第4のMAC CEのタイプに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定する
ように具体的には構成される。
【0099】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHであると決定する、または第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHであると決定し、第1のタイプのMAC CEはシングルビームを指示するMAC CEであり、第2のタイプのMAC CEは複数のビームを指示するMAC CEである、ように具体的には構成される。
【0100】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、処理モジュールは、
第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定する、または第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成され、
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、または第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0101】
別の可能な実装形態では、通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0102】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、
第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示し、通信装置が端末デバイスであり、第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、ように具体的には構成される。
【0103】
本出願の第8の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第2の通信デバイスから第3の指示情報を受信する、ように構成されたトランシーバモジュールであって、第3の指示情報は、
第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない、
のいずれか1つを指示する、トランシーバモジュール
を含む、通信装置を提供する。
【0104】
可能な実装形態では、第3の指示情報は、DCIで搬送される。
【0105】
別の可能な実装形態では、第3の指示情報の値が「00」である場合、第3の指示情報は、第1のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「01」である場合、第3の指示情報は、第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「10」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「11」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されないことを指示する。
【0106】
別の可能な実装形態では、通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0107】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、
第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示し、通信装置が端末デバイスであり、第2の通信デバイスがネットワークデバイスである、ように具体的には構成される。
【0108】
本出願の第9の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定し、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、ように構成される、処理モジュール
を含む、通信装置を提供する。
【0109】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのSRSリソースセットを構成する場合、処理モジュールは、
第1のSRSリソースが2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する、または第1のSRSリソースが2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成され、
第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットである、第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットである、第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いSRSリソースセットである、または第1のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いSRSリソースセットである。
【0110】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのSRSリソースセットを構成し、第1のSRSリソースがSRSリソースセットに属する場合、処理モジュールは、
第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する、
第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する、または
第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、もしくは第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新する
ように具体的には構成される。
【0111】
別の可能な実装形態では、通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0112】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示する、
ように具体的には構成される。
【0113】
本出願の第10の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定し、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、ように構成される、処理モジュール
を含む、通信装置を提供する。
【0114】
可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのCSI-RSリソースセットを構成する場合、処理モジュールは、
第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第1のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する、または第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第2のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する
ように具体的には構成され、
第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットである、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットである、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットである、または第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットである。
【0115】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのCSI-RSリソースセットを構成し、第1のCSI-RSリソースがCSI-RSリソースセットに属する場合、処理モジュールは、
第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する、
第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する、
第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、もしくは第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新する
ように具体的には構成される。
【0116】
別の可能な実装形態では、通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスを含む。
【0117】
別の可能な実装形態では、処理モジュールは、
第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信し、第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示する、
ように具体的には構成される。
【0118】
第6の態様から第10の態様のいずれか1つに基づいて、可能な実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される同じタイプの2つの共通ビームである。第1のビームおよび第2のビームは、
第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより大きいTCIフィールド値に対応するビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
第1のビームは第1のビームセットに属し、第2のビームは第2のビームセットに属し、第1のビームセットおよび第2のビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
第1のビームは第1のビームグループに属し、第2のビームは第2のビームグループに属し、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、MAC CEを使用してネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
第1のビームは、DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、第2のビームは、DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、1番目のTCIフィールドは、第1のビームグループに対応し、2番目のTCIフィールドは、第2のビームグループに対応する、通信装置は、1番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、2番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、フィールド値の第1の部分は、ビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は、第2のビームグループに対応する、通信装置は、フィールド値の第1の部分を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームおよび第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、第1のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの1番目のビームであり、第2のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの2番目のビームである、
第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、第1のDCIは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第2のDCIは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、もしくは第1のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第1の値であり、第2のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第2の値である、
のうちのいずれか1つを含む。
【0119】
前述の実装形態では、通信装置がネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを区別するように、第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの可能な方法が示されている。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1のビームおよび第2のビームは、2つの異なるサイトによって使用されるビームであってもよい。具体的には、第1のビームおよび第2のビームは、上記の方法のいずれか1つで示されてもよい。
【0120】
本出願の第11の態様は、通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは、コンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を記憶する。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を呼び出して動作させ、プロセッサが第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を実施することを可能にするように構成される。
【0121】
任意選択で、通信装置は、トランシーバをさらに含む。プロセッサは、信号を受信および送信するために、トランシーバを制御するように構成される。
【0122】
本出願の第12の態様は、通信装置を提供する。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリ内のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を呼び出して、プロセッサが第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を実施することを可能にするように構成される。代替的に、プロセッサは、第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を行うように構成される。
【0123】
任意選択で、通信装置は、トランシーバをさらに含む。プロセッサは、信号を受信および送信するために、トランシーバを制御するように構成される。
【0124】
本出願の第13の態様は、通信装置を提供する。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を行うように構成される。
【0125】
本出願の第14の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を行うことを可能にされる。
【0126】
本出願の第15の態様は、コンピュータ命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令がコンピュータ上で動作されるとき、コンピュータは、第1の態様から第5の態様のいずれか1つによる任意の実装形態を行うことを可能にされる。
【0127】
本出願の第16の態様は、プロセッサを含むチップ装置を提供し、プロセッサは、メモリ内のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を呼び出して、プロセッサが第1の態様から第5の態様のいずれか1つの任意の実装形態を行うことを可能にするように構成される。
【0128】
任意選択で、プロセッサは、インターフェースを介してメモリに結合される。
【0129】
前述の技術的解決策から、本出願の実施形態が以下の利点を有することが知見され得る。
【0130】
前述の技術的解決策から、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームであることが知見され得る。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定し、第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させ得る。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを対応する物理ダウンリンク制御チャネルに正しく適用することを決定する。
【図面の簡単な説明】
【0131】
図1】本出願の一実施形態による、通信システムの概略図である。
図2】本出願の一実施形態による、通信システムの別の概略図である。
図3】本出願の一実施形態による、TCIをアクティブ化するためのものであり、ビーム使用方法が適用可能なMAC CEの構造の概略図である。
図4】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の一実施形態の概略図である。
図5】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法のシナリオの概略図である。
図6】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。
図7】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。
図8】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。
図9】本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。
図10】本出願の一実施形態による、通信装置の構造の概略図である。
図11】本出願の一実施形態による、通信装置の別の構造の概略図である。
図12】本出願の一実施形態による、通信装置の別の構造の概略図である。
図13】本出願の一実施形態による、通信装置の別の構造の概略図である。
図14】本出願の一実施形態による、通信装置の別の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0132】
本出願の実施形態は、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定するように、ビーム使用方法および関連装置を提供する。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させる。
【0133】
以下では、添付の図面を参照して本出願の技術的解決策について説明する。
【0134】
本出願の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、5Gシステム、新無線(new radio、NR)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、5Gネットワーク後の移動通信システム(例えば、6G移動通信システム)、または車車間/路車間(vehicle to everything,V2X)通信システムに適用され得る。
【0135】
本出願が適用可能な通信システムは、第1の通信デバイスを含む。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスである。任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、通信システムは第2の通信デバイスをさらに含む。第2の通信デバイスはネットワークデバイスである。以下の説明で特に指定されない限り、第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスとして理解されてもよい。
【0136】
以下では、本出願における端末デバイスおよびネットワークデバイスについて説明する。
【0137】
端末デバイスは、ネットワークデバイスからスケジューリングおよび指示情報を受信することができる無線端末デバイスであってもよい。端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスであってもよい。
【0138】
端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイルステーション(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal、MT)などとも呼ばれる。端末デバイスは、無線通信機能を備える(ユーザに音声/データ接続を提供する)デバイス、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスである。現在、端末デバイスのいくつかの例は、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、工業制御(industrial control)における無線端末、車両のインターネットにおける無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などである。例えば、車両のインターネットにおける無線端末は、車載デバイス、車両デバイス全体、車載モジュール、車両などであってもよい。工業制御(industrial control)における無線端末は、カメラ、ロボットなどであってもよい。スマートホームにおける無線端末は、テレビ、エアコン、フロアスイーパー、スピーカ、セットトップボックスなどであってもよい。
【0139】
ネットワークデバイスは、無線ネットワーク内のデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末デバイスに無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワークに配置されたデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末デバイスが無線ネットワークにアクセスすることを可能にする無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)ノードであり得、アクセスネットワークデバイスとも呼ばれ得る。
【0140】
ネットワークデバイスは、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(Node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバステーション(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB、またはhome Node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WIFI)におけるアクセスポイント(access point、AP)、無線中継ノード、無線バックホールノード、送信ポイント(transmission point、TP)、送信および受信ポイント(transmission and reception point、TRP)などを含むが、これらに限定されず、または5G移動通信システム内のネットワークデバイス、例えば、NRシステム内の次世代基地局(next generation NodeB、gNB)、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、もしくはTP、または5G移動通信システム内の基地局の1つもしくは1群のアンテナパネル(複数のアンテナパネルを含む)であってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、gNBまたは伝送ポイントを形成するネットワークノード、例えば、BBUまたは分散ユニット(distributed unit、DU)であってもよい。
【0141】
いくつかの実装では、gNBは、中央ユニット(centralized unit、CU)およびDUを含んでもよい。gNBは、アクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)をさらに含んでもよい。CUはgNBの一部の機能を実装し、DUはgNBの一部の機能を実装する。例えば、CUは、非リアルタイムのプロトコルおよびサービスの処理する役割を担い、無線リソース制御(radio resource control、RRC)層およびパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層の機能を実装する。DUは、物理層プロトコルおよびリアルタイムサービスを処理し、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、MAC層、および物理(physical、PHY)層の機能を実装する役割を担う。AAUは、一部の物理層処理機能と、無線周波数処理と、アクティブアンテナに関係する機能とを実装する。RRC層での情報は、PHY層での情報に最終的に変更されるか、またはPHY層での情報から変更される。したがって、このアーキテクチャでは、上位層シグナリング(例えば、RRC層シグナリング)はまた、DUによって送信される、またはDUおよびAAUによって送信されると見なされてもよい。ネットワークデバイスは、CUノード、DUノード、およびAAUノードのうちのいずれか1つ以上を含むデバイスであってよいことは理解されてもよい。加えて、CUは、RAN内のネットワークデバイスとして分類され得るし、またはCUは、コアネットワーク(core network、CN)内のネットワークデバイスとして分類され得る。これは、本出願では限定されない。
【0142】
本出願の実施形態における技術的解決策を理解しやすくするために、図1および図2を参照して、本出願の実施形態で提供されるビーム使用方法が適用可能な2つの可能な通信システムを以下に示す。
【0143】
図1は、本出願の一実施形態による、通信システムの概略図である。図1に示されるように、通信システムは、少なくとも1つのネットワークデバイス、例えば図1に示されるネットワークデバイス111を含む。通信システムは、少なくとも1つの端末デバイス、例えば、図1に示される端末デバイス121および端末デバイス122をさらに含む。ネットワークデバイス111は、ビームを介して端末デバイス121および端末デバイス122との伝送を行うことができる。
【0144】
図2は、本出願の一実施形態による、通信システムの別の概略図である。図2に示されるように、通信システムは、少なくとも2つのネットワークデバイス、例えば、図2に示されるネットワークデバイス211、ネットワークデバイス212、およびネットワークデバイス213を含むことができる。通信システムは、少なくとも1つの端末デバイス、例えば、図2に示された端末デバイス221をさらに含む。複数のネットワークデバイスは、端末デバイス221に通信サービスを提供することができる。例えば、図2に示されるように、ネットワークデバイス211は、ビーム1を介して端末デバイス221との伝送を行うことができる。ネットワークデバイス212は、ビーム2を介して端末デバイス221との伝送を行うことができる。ネットワークデバイス213は、ビーム3を介して端末デバイス221との伝送を行うことができる。言い換えると、複数のネットワークデバイスはすべて、1つの端末デバイスに通信サービスを提供することができる。
【0145】
本出願の技術的解決策を理解しやすくするために、以下では、本出願におけるいくつかの技術的用語について説明する。
【0146】
1.ビーム(beam):ビームは通信リソースである。ビームは、広幅ビーム、狭幅ビーム、または他のタイプのビームであってもよい。ビーム形成技術は、ビームフォーミング技術、または別の技術的手段であってもよい。ビームフォーミング技術は、具体的には、デジタルビームフォーミング技術、アナログビームフォーミング技術、またはハイブリッドデジタル/アナログビームフォーミング技術であり得る。異なるビームは、異なるリソースと見なされ得る。
【0147】
NRプロトコルでは、ビームは、空間領域フィルタ(spatial domain filter)、空間フィルタ(spatial filter)、空間領域パラメータ(spatial domain parameter)、空間パラメータ(spatial parameter)、空間領域設定(spatial domain setting)、空間設定(spatial setting)、準コロケーション(quasi-colocation、QCL)情報、QCL仮定、QCL指示などと呼ばれてもよい。ビームは、TCI-stateパラメータを使用して指示されてもよいし、または空間的関係(spatial relation)パラメータを使用して指示されてもよい。したがって、本出願では、ビームは、空間領域フィルタ、空間フィルタ、空間領域パラメータ、空間パラメータ、空間領域設定、空間設定、QCL情報、QCL仮定、QCL指示、TCI-state(アップリンクTCI-stateおよびダウンリンクTCI-stateを含む)、空間的関係などで置き換えられてもよい。前述の用語もまた、互いに等価である。ビームは、ビームを表すための別の用語で代替的に置き換えられてもよい。これは、本出願では限定されない。
【0148】
信号を送信するために使用されるビームは、伝送ビーム(transmission beam、Tx beam)、空間領域伝送フィルタ(spatial domain transmission filter)、空間伝送フィルタ(spatial transmission filter)、空間領域伝送パラメータ(spatial domain parameter)、空間伝送パラメータ(spatial transmission parameter)、空間領域伝送設定(spatial domain transmission setting)、または空間伝送設定(spatial transmission setting)と呼ばれてもよい。伝送ビームは、TCI-stateを使用して指示されてもよい。
【0149】
信号を受信するために使用されるビームは、受信ビーム(reception beam、Rx beam)、空間領域受信フィルタ(spatial domain reception filter)、空間受信フィルタ(spatial reception filter)、空間領域受信パラメータ(spatial domain reception parameter)、空間受信パラメータ(spatial reception parameter)、空間領域受信設定(spatial domain reception setting)、または空間受信設定(spatial reception setting)と呼ばれてもよい。
【0150】
伝送ビームおよび受信ビームはそれぞれ、空間的関係、TCI-state、およびSRSリソース(SRSが使用される伝送ビームを指示される)のいずれか1つを使用して指示されてもよい。したがって、伝送ビームは、SRSリソースで代替的に置き換えられてもよい。
【0151】
伝送ビームは、信号がアンテナを介して伝送された後に空間内の異なる方向に形成される信号強度の分布を意味することができる。受信ビームは、アンテナを介して受信された無線信号の空間内の異なる方向における信号強度の分布を意味することができる。
【0152】
加えて、ビームは、広幅ビーム、狭幅ビーム、または他のタイプのビームであってもよい。ビームフォーミングの技術は、ビームフォーミング技術または別の技術であってもよい。ビームフォーミング技術は、具体的には、デジタルビームフォーミング技術、アナログビームフォーミング技術、ハイブリッドデジタルビームフォーミング技術、ハイブリッドアナログビームフォーミング技術などであり得る。
【0153】
ビームは、一般にリソースに対応する。例えば、ビーム測定を行うとき、ネットワーク機器が異なるリソースを使用して異なるビームを測定し、端末機器が測定したリソース品質をフィードバックし、ネットワーク機器が、対応するビームの品質を知る。データ伝送中は、ビーム情報はまた、ビーム情報に対応するリソースを使用して指示される。例えば、ネットワークデバイスは、DCIのTCIフィールドを使用して端末デバイスのPDSCHビームに関する情報を指示する。
【0154】
可能な実装形態では、同じまたは類似の通信機能を有する複数のビームは1つのビームと見なされる。1つのビームは、データチャネル、制御チャネル、サウンディング信号などを送信するように構成された1つ以上のアンテナポートを含んでもよい。ビームを形成する1つ以上のアンテナポートはまた、1つのアンテナポートセットと見なされてもよい。
【0155】
2.伝送構成インジケータ状態(transmission configuration indicator state、TCI-state)
ビームを指示する。ネットワークデバイスは、異なる伝送方向を指す異なるビームを生成することができる。ダウンリンクデータ伝送では、指定されたビームを使用して端末デバイスにデータを送信するとき、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって使用される伝送ビームに関する情報を端末デバイスに通知する必要がある。このようにして、端末デバイスは、伝送ビームに対応する受信ビームを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたデータを受信することができる。第3世代パートナーシッププロジェクトリリース15(3rd generation partnership project release 15、3GPP R15)プロトコルまたは3GPP R16プロトコルでは、ネットワークデバイスは、DCIのTCIフィールドを使用して、ネットワークデバイスによって使用される伝送ビームの関連情報を端末デバイスに指示する。具体的には、TCIフィールドのサイズは、8つの異なるフィールド値(コードポイント)を具体的に指示することができる3ビットである。TCIフィールドの各値は1つのTCI-stateインデックスに対応し、TCI-stateインデックスは1つのTCI-stateを一意に識別することができる。TCI-stateはいくつかのパラメータを含み、伝送ビームの関連情報はこれらのパラメータを使用して決定されてもよい。TCI-stateは、端末デバイスごとにネットワークデバイスによって構成される。TCI-stateの構造が以下のように示される。
TCI-State ::= SEQUENCE {
Tci-StateId TCI-StateId,
qcl-Type1 QCL-Info,
qcl-Type2 QCL-Info


QCL-Info ::= SEQUENCE {
Cell ServCellIndex
bwp-Id BWP-Id
referenceSignal CHOICE {
csi-rs NZP-CSI-RS-ResourceId,
ssb SSB-Index
},
qcl-Type ENUMERATED{typeA,typeB,typeC,typeD},

【0156】
各TCI-stateは、TCI-stateのインデックスTci-StateIdと、2ピースのQCL-Infoとを含む。各ピースのQCL-Infoは、TCI-stateが適用されるセルおよび帯域幅部分(bandwidth part、BWP)をそれぞれ指示するセル(cell)フィールドおよびbwp-Idを含む。具体的には、異なるセルまたは同じセルの異なるBWPに対して異なるQCL-Infoが構成されてもよい。QCL-Infoは、具体的な参照信号リソースと準コロケーション関係を形成することを指示する参照信号(reference signal)をさらに含む。3GPP R15プロトコルまたは3GPP R16プロトコルでは、ビームは一般に別の用語で置き換えられる。例えば、データ伝送およびチャネル測定の両方において、ビームは参照信号リソースに対応し、1つのビームは1つの参照信号リソースに対応する。したがって、本明細書で具体的な参照信号リソースとQCL関係を形成することを指示することは、具体的なビームとQCL関係を形成することを本質的に意味する。QCL関係は、2つの参照信号リソース(または2つのアンテナポートであり、アンテナポートおよび参照信号リソースも1対1の対応関係にある)が同じ空間パラメータを有することを意味する。どの具体的な空間パラメータが同じであるかは、QCL-Infoのタイプ、すなわち、QCL-Infoの別のフィールドqcl-Typeに依存する。qcl-Typeの値は4つあり得る:{typeA,typeB,typeC,typeD}。本明細書では、一例としてtypeDが使用される。本明細書では、typeDは、2つの参照信号リソースが同じ空間受信パラメータ 情報を有することを指示する。具体的には、2つのビームは同じ受信ビームを有する。TCI-stateに含まれる2ピースのQCL-Infoのうち、タイプがtypeDであるQCL-Infoは、最大1ピースだけ存在する。
【0157】
以下では、ネットワークデバイスが、TCI-stateを使用し、TCI-stateの構成、アクティブ化、および指示を含む3GPP R15プロトコルまたは3GPP R16プロトコルに基づいて、データ伝送ビームの受信ビーム情報を端末デバイスにどのように指示するかを具体的に説明するための例を使用する。
【0158】
TCI-state構成:ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用して端末デバイスのために複数のTCI-stateを構成する。これらのTCI-stateは、タイプがtypeDであるQCL-Infoのピースをそれぞれ含む。ネットワークデバイスは、タイプがtypeDであるQCL-infoを含まないTCI-stateを代替的に構成してもよい。しかしながら、これらのTCI-stateは、データ伝送ビームを指示しない。したがって、本明細書ではさらなる説明は提供されない。
【0159】
TCI-stateアクティブ化:複数のTCI-stateを構成した後、ネットワークデバイスは、MAC CEを使用して8つのTCI-stateをアクティブ化する必要がさらにある。8つのTCI-stateは、DCI内のTCIフィールドの8つの値と1対1の対応関係にある。言い換えると、DCI内のTCIフィールドの8つの値に対応する8つのTCI-stateは、MAC CEを使用して決定される。
【0160】
図3は、TCI状態をアクティブ化するためのものであり、本出願の一実施形態が適用可能なMAC CEの構造の概略図である。図3に示されるように、フィールドT0~T(R-2)×8+07はそれぞれ、インデックスが0~(R-2)×8+7であり、第1のステップで構成されるTCI-stateに対応し、各フィールドは、1ビットのサイズと、0または1であり得る値とを有する。1である値は、TCI-stateがアクティブ化されることを指示し、0である値は、TCI-stateがアクティブ化されないことを指示する。理論的には、各MAC CEは、値が1である8つのアクティブ化フィールドを有することができ、残りのフィールドの値はすべて0である。値が1である8つのフィールドに対応するTCI-stateは、DCI内のTCIフィールドの8つの値に対応する8つのTCI-stateである。例えば、TCIフィールドの最小値(000)は、MAC CE内の最小インデックスを有するアクティブ化されたTCI-stateに対応し、以下同様である。値とTCI-stateとは1対1の対応関係にある。MAC CEには多くの種類がある。TCI-stateをアクティブ化するためのMAC CEに加えて、他の目的のためのMAC CEが依然として多数存在する。本出願は、TCI-stateまたはTCI-stateの組み合わせをアクティブ化するためのMAC CEのみに関する。したがって、特に指定されない限り、本出願におけるMAC CEはそのようなMAC CEである。
【0161】
TCI-state指示:ネットワークデバイスは、DCI内のTCIフィールドを使用して具体的なTCI-stateを指示する。例えば、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるDCI内のTCIフィールドの値は000であり、これは000に対応し、データ伝送ビームに使用されるTCI-stateを指示する。TCI-stateにおいてタイプがtypeDであるQCL-Infoに含まれる参照信号は、インデックスが#1であるCSI-RSであり、データ伝送ビームが、インデックスが#1であるCSI-RSに対応する受信ビームと同じであることを指示する。インデックスが#1であるCSI-RSに対応する受信ビームは、ビーム測定手順で決定されてもよく、端末デバイスに知られている。したがって、端末デバイスは、TCIフィールドの具体的な値を使用することにより、対応する受信ビームを介してデータを受信するために、データ伝送ビームに対応する受信ビームを決定することができる。本明細書における2つの記述方法、すなわちTCI-stateおよびTCI状態(TCI state)は、互いに置き換えられてもよいことに留意されたい。
【0162】
3.spatial relation(アップリンクビームを指示する)
現在の通信プロトコルでは、アップリンク伝送のための伝送ビームは、spatial relationを使用して指示される。spatial relationは、TCI-stateと同様の機能を有し、アップリンク伝送に使用される伝送ビームを端末デバイスに通知する。
【0163】
Spatial relationはまた、RRCによって最初に構成される必要がある。spatial relationの構成構造は以下の通りである。
PUCCH-SpatialRelationInfo::= SEQUENCE{
pucch-SpatialRelationInfoId PUCCH-SpatialRelationInfoId,
servingCellId ServCellIndex
referenceSignal CHOICE{
ssb-Index SSB-Index,
csi-RS-Index NZP-CSI-RS-ResourceId,
srs SEQUENCE {
resource SRS-ResourceId,
uplinkBWP BWP-Id


pucch-PathlossReferenceRS-Id PUCCH-PathlossReferenceRS-Id,
p0-PUCCH-Id p0-PUCCH-Id,
closedLoopIndex ENUMERATED { i0,i1 }
【0164】
構成構造は、spatial relationの識別子、セル識別子、ターゲット参照信号リソース、パス損失測定参照信号、電力制御パラメータなどを含む。ターゲット参照信号リソース(これは、SRS、同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロック(synchronization signal and physical broadcast channel block,SSB)、およびCSI-RSのうちのいずれか1つであり得る)は、対応するアップリンクビームを指示する。spatial relation#1がアップリンク伝送に使用され、spatial relation#1がターゲット参照信号リソース#2を含む場合、それは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがターゲット参照信号の伝送ビームまたは受信ビームであることを指示する。例えば、ターゲット参照信号リソースがアップリンクリソースSRSである場合、それは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがSRSの伝送ビームである(SRSの伝送ビームは既知である)ことを指示する。別の例では、ターゲット参照信号リソースは、SSBまたはCSI-RSのようなダウンリンクリソースであり、これは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがSSBの受信ビームまたはCSI-RSの受信ビームであることを指示する(SSBの受信ビームまたはCSI-RSの受信ビームは既知である)。
【0165】
ネットワークデバイスは、端末デバイスのために複数のspatial relationを構成することができる。次いで、spatial relationのうちの1つが、MAC CEを使用して対応するデータ伝送のためにアクティブ化される。アップリンク伝送は、PUCCHの伝送、SRSの伝送、PUSCHの伝送などを含み、これらはそれぞれ、対応するspatial relationを必要とする。PUCCHのspatial relationは、MAC CEシグナリングを使用して指示される。SRSのspatial relationはまた、MAC CEシグナリングを使用して指示される。PUSCHは、伝送時に具体的なSRSと関連付けられ、SRSのspatial relationを使用して伝送される。
【0166】
4.アンテナパネル(panel)
Panelはアンテナパネルであり、ネットワークデバイスのアンテナパネルであってもよく、端末デバイスのアンテナパネルであってもよい。一般に、1つのアンテナパネル上に1つまたは複数のアンテナがある。これらのアンテナは、アナログビームを形成するようにビームフォーミングを行うために、アンテナアレイに配置される。アンテナアレイは、異なる方向を指すアナログビームを生成することができる。言い換えれば、複数のアナログビームが各アンテナパネル上に形成されてもよく、どのアナログビームがアンテナパネルに最もよく使用されるかがビーム測定によって決定されてもよい。端末デバイスは、複数のアンテナパネルを備えてもよい。これらのアンテナパネルは、異なる位置に分散され、異なる方向を向いてもよい。これにより、端末デバイスがどちらの方向を向いているかにかかわらず、少なくとも1つのアンテナパネルがネットワークデバイスに面し、端末デバイスがネットワークデバイスとのデータ伝送を行うことができることを保証することができる。端末デバイスは、すべてのアンテナパネルを同時に伝送可能にすることができる。代替的に、端末デバイスの電力消費を低減するために、端末デバイスは一度にただ1つのアンテナパネルを使用して伝送を行うことができ、別の未使用のアンテナパネルは閉じられてもよい。端末デバイスのアンテナパネルが有効状態にあるか無効状態にあるかは、一般に、ネットワークデバイスに通知される必要がある。言い換えれば、端末デバイスおよびネットワークデバイスは、一般に、アンテナパネルのステータス情報を交換する必要がある。
【0167】
本出願の実施形態では、特に指定されない限り、各アンテナパネルは、端末デバイスのアンテナパネルである。アンテナパネルは、アンテナパネルインデックス(panel index)などを使用して指示されてもよい。加えて、アンテナパネルは、代替的に、別の方法で暗黙的に指示されてもよい。例えば、アンテナパネルは、アンテナポート(例えば、CSI-RSポート、SRSポート、復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)ポート、位相追跡参照信号(phase tracking reference signal、PTRS)ポート、CRSポート、時間周波数追跡参照信号(tracking reference signal、TRS)ポート、またはSSBポート)またはアンテナポートグループを使用して代替的に指示されてもよく、リソース(例えば、CSI-RSリソース、SRSリソース、DMRSリソース、PTRSリソース、セル参照信号(cell reference signal、CRS)リソース、TRSリソース、またはSSBリソース)またはリソースグループを使用して代替的に指示されてもよく、チャネル(例えば、PUCCH、PUSCH、または物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)、PDSCH、PDCCH、または物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH))を使用して代替的に指示されてもよく、ビーム、QCL、TCI-state、spatial relation、またはQCLで構成されたインデックス、TCI-state、またはspatial relationを介して代替的に指示されてもよく、ビームグループ、QCLグループ、TCI-stateグループ、またはspatial relationグループを介して、代替的に指示されてもよい。言い換えると、本出願におけるアンテナパネル/パネルの識別子は、前述の内容の識別子で置き換えられてもよい。
【0168】
5.共通ビーム
現在、各チャネルには別個のビーム指示が使用される。例えば、PDCCHのビームおよびPDSCHのビームは、TCI-stateを使用して指示され、PUCCHのビームおよびPUSCHのビームは、spatial relationを使用して指示される。各チャネルは、それぞれ対応するビームを有する。本出願では、共通ビームが定義され、複数のアップリンクおよび/またはダウンリンクチャネルのすべてに対するものである。
【0169】
共通ビームは、複数のチャネル、複数のタイプのチャネル、複数の参照信号、および/または複数のタイプの参照信号にジョイントして使用される同じビームである。複数のチャネルまたは複数のタイプのチャネルには、PDCCH、PDSCH、PUCCH、PUSCH、およびPRACHのうちの少なくとも1つのチャネルが含まれるが、これらに限定されない。参照信号には、SSB、CSI-RS、DMRS、PTRS、TRS、SRSなどの信号のうちの少なくとも1つが含まれるが、これらに限定されない。
【0170】
例えば、共通ビームは、具体的には、以下の3種類に分類されてもよい。
【0171】
ジョイント(joint)共通ビームは、少なくとも1つのアップリンクチャネルまたは参照信号と少なくとも1つのダウンリンクチャネルまたは参照信号、例えばPDCCH、PDSCH、PUCCH、およびPUSCHの両方を伝送するためのものである。ジョイント共通ビームは、アップリンクおよびダウンリンク共通ビームとも呼ばれ得る。
【0172】
アップリンク共通ビームは、複数のアップリンクチャネルのすべてを伝送するためのものであり、ならびに/または複数のタイプのアップリンクチャネルのすべてを伝送するためのものであり、ならびに/または1つもしくは複数のアップリンク参照信号、例えばPUCCH、PUSCH、およびSRSのすべてを伝送するためのものである。
【0173】
ダウンリンク共通ビームは、複数のダウンリンクチャネルのすべてを伝送するためのものであり、ならびに/または複数のタイプのダウンリンクチャネルのすべてを伝送するためのものであり、ならびに/または1つもしくは複数のダウンリンク参照信号、例えばPDCCH、PDSCH、およびCSI-RSのすべてを伝送するためのものである。
【0174】
特に指定されない限り、後述する共通ビームは、3種類の共通ビームのいずれであってもよい。
【0175】
本出願では、ネットワークデバイスは、同じタイプの少なくとも2つの共通ビームを端末デバイスに指示することができ、例えば、以下の説明における第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビーム、2つのアップリンク共通ビーム、または2つのダウンリンク共通ビームである。第1のビームおよび第2のビームのタイプは、具体的な実施形態を参照して具体的に理解されるべきである。
【0176】
共通ビームの形態:共通ビームは、新たに定義された構造(TCI-stateおよびspatial relationの既存の構造とは異なる)であってもよい。例えば、共通ビームは、ビーム指示の関連情報を含み、共通ビーム識別子(identifier、ID)、論理セルID(cell ID)、物理セルID、帯域幅部分ID、ビームを決定するための参照信号リソース、QCLタイプ、およびアップリンク電力制御関連パラメータ(例えば、パス損失測定参照信号リソース、p0、または閉ループインデックス(closedLoopIndex))のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
【0177】
共通ビームの適用範囲:共通ビームはセルのレベルであってもよい。具体的には、1つの共通ビームは、セル内の複数のチャネルの伝送のためのものである。共通ビームは、BWPのレベルにあってもよく、1つのBWP内の複数のビームの伝送のためのものであってもよい。代替的に、共通ビームは、クロスセル、すなわち、複数のセル内の複数のチャネルの伝送のためのものであってもよい。複数のセルは、1つのバンド(band)内の複数のセルであってもよい。代替的に、複数のセルは、複数のクロスバンドセルであってもよい。共通ビームは、制御リソースセット(control-resource set、CORESET)のレベルであってもよい。具体的には、CORESETに対応するすべてのPDCCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたすべてのPDSCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたすべてのPUSCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたPDSCHのフィードバック情報(ACKまたはNACK)を伝送するPUCCHまたはPUSCHに対して同じ共通ビームが使用される。
【0178】
共通ビームはまた、TCI-stateまたはspatial relationを使用して指示される。例えば、ダウンリンク共通ビームは、TCI-stateを使用して指示される。アップリンク共通ビームは、spatial relationを使用して指示される。
【0179】
言い換えると、本出願における共通ビームは、TCI-state、spatial relation、アップリンク伝送ビームを指示する別のパラメータ、またはダウンリンク伝送ビームを指示する別のパラメータの形態のプロトコルで具現化され得る。
【0180】
共通ビームと比較して、3GPP R15プロトコルおよび3GPP R16プロトコルで定義されているビーム、例えばTCI-state、spatial relation、またはspatial filterは、通常ビームと呼ばれる。共通ビームは、シングルチャネルの伝送のためのものであり、複数のチャネルまたは複数の参照信号を同時に伝送するためのものではない。ネットワークデバイスは、伝送のためにチャネルごとに通常のビームを別々に指示する必要がある。しかしながら、本出願の技術的解決策では、ネットワークデバイスは、同じタイプの少なくとも2つの共通ビームを端末デバイスに指示することができる。共通ビームは、複数のチャネルまたは複数の信号によってジョイントして使用される同じビームである。したがって、対応するビームは、複数のチャネルまたは複数の信号に対してまとめて指示されてもよい。これは、ビーム指示を効率的に行い、複雑な指示命令を回避し、追加のオーバーヘッドを節約する。
【0181】
6.制御リソースセットは、PDCCH伝送のための周波数領域リソースセットを指示し、PDCCH伝送のためのパラメータ構成ユニットであり、PDCCHの関連構成パラメータを含む。
【0182】
7.制御リソースセットグループは、少なくとも1つの制御リソースセットを含む。各制御リソースセットグループは、1つのグループインデックス(CORESETPool Index)に対応する。制御リソースセットの構成パラメータは、制御リソースセットに対応する制御リソースセットグループを指示するグループインデックスを含む。
【0183】
8.サーチスペースは、PDCCH伝送のために設定された時間領域位置と、サーチスペース内の複数のPDCCHリソースに対応する時間-周波数位置とを指示する。例えば、サーチスペースは、PDCCH伝送サイクル、すなわちサーチスペース内のPDCCH機会のサイクルを定義する。PDCCHは、時間領域におけるPDCCHの検出点または検出期間として、実際には理解されてもよい。例えば、1つの時間単位はスロットである。1つのPDCCH伝送サイクルは、P個のスロットを含む。さらに、サーチスペースは、PDCCH伝送サイクルの開始スロットのオフセット値を指示する。例えば、オフセット値がSである場合、1つのPDCCH伝送期間は1つの時間窓に対応し、開始スロット番号はS+P×nであり、終了スロット番号はS+P×(n+1)-1であり、nは正の整数であり、Pは正の整数である。さらに、サーチスペースは、PDCCH伝送サイクル内のどの連続スロットがPDCCH機会を有し、これらのスロット内のどのシンボルがPDCCH機会を有するかを指示する。
【0184】
本出願では、ネットワークデバイスは、同じタイプの少なくとも2つのビームを端末デバイスに指示する。同じタイプの少なくとも2つのビームは、少なくとも2つのダウンリンク共通ビーム、少なくとも2つのアップリンク共通ビーム、または少なくとも2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームであってもよい。同じタイプの少なくとも2つのビームがダウンリンク共通ビームである場合、同じタイプの少なくとも2つのビームは、PDCCH、PDSCH、および/またはCSI-RSを伝送するためのものであってもよい。同じタイプの少なくとも2つのビームがアップリンク共通ビームである場合、同じタイプの少なくとも2つのビームは、PUCCH、PUSCH、および/またはSRSを伝送するためのものであってもよい。同じタイプの少なくとも2つのビームがアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである場合、同じタイプの少なくとも2つのビームは、PDCCH、PDSCH、CSI-RS、PUCCH、PUSCH、および/またはSRSを伝送するためのものであってもよい。以下の実施形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1のビームおよび第2のビームを指示する例は、第1の通信デバイスが対応するチャネルまたは参照信号の伝送に、ネットワークデバイスによって指示されるビームを正しく適用する解決策を説明するためのものである。
【0185】
以下では、具体的な実施形態を参照して本出願の技術解決手段について説明する。
【0186】
図4は、本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の一実施形態の概略図である。図4を参照されたい。ビーム使用方法は以下のステップを含む。
【0187】
401:第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを決定する。
【0188】
第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、DCIを使用してネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。
【0189】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。図4に示された実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのダウンリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【0190】
いくつかの実装形態では、本出願では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームであってもよい。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、異なるサイトによって使用されるビームである。例えば、図5に示されるように、端末デバイスが複数のサイトとの伝送を行うシナリオでは、サイト1は第1のビームを介して端末デバイスとの伝送を行い、サイト2は第2のビームを介して端末デバイスとの伝送を行う。
【0191】
以下では、第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの方法について説明する。任意選択で、第1のビームおよび第2のビームは、以下のいずれか1つを含む。
【0192】
1.第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、または第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームである。
【0193】
2.第1のビームは、2つのビームのうちのより小さいTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより大きいTCIフィールド値に対応するビームである、または第1のビームは、2つのビーム内のより大きいTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビーム内のより小さいTCIフィールド値に対応するビームである。
【0194】
具体的には、ネットワークデバイスは、DCI内のTCIフィールドを使用して端末デバイスにビームを指示する。例えば、ネットワークデバイスは2ピースのDCIを送信する。TCIフィールドの値がより小さいDCIは第1のビームを指示し、TCIフィールドの値がより大きいDCIは第2のビームを指示する。言い換えると、第1のビームを指示するTCIフィールドの値は、第2のビームを指示するTCIフィールドの値よりも小さい。代替的に、TCIフィールドの値がより大きいDCIは第1のビームを指示し、TCIフィールドの値がより小さいDCIは第2のビームを指示する。言い換えると、第1のビームを指示するTCIフィールドの値は、第2のビームを指示するTCIフィールドの値よりも大きい。
【0195】
3.第1のビームは、2つのビームのうちの構成ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちの構成ランキングがより低いビームである、または第1のビームは、2つのビームのうちの構成ランキングがより低いビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちの構成ランキングがより高いビームである。
【0196】
具体的には、ビームの構成ランキングは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されたビームリスト内のビームの配置ランキングとして理解されてもよい。ビームリストは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの複数のビームを含み、第1のビームおよび第2のビームを具体的には含む。例えば、ビームリストは、ビームリスト{ビーム0、ビーム2、ビーム3}である。ビーム0の構成ランキングが最も高く、ビーム3の構成ランキングが最も低い。
【0197】
4.第1のビームは第1のビームセットに属し、第2のビームは第2のビームセットに属する。第1のビームセットおよび第2のビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される同じタイプの2つのビームセットである。
【0198】
任意選択で、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、第2のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである。代替的に、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットであり、第2のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットである。代替的に、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちの構成ランキングがより高いビームセットであり、第2のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちの構成ランキングがより低いビームセットである。代替的に、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちの構成ランキングがより低いビームセットであり、第2のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちの構成ランキングがより高いビームセットである。
【0199】
5.第1のビームは第1のビームグループに属し、第2のビームは第2のビームグループに属する。第1のビームグループおよび第2のビームグループは、MAC CEを使用して端末デバイスのためにネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループである。
【0200】
任意選択で、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである。代替的に、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである。代替的に、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループである。
【0201】
6.第1のビームは、DCI内の1番目のTCIフィールドを使用してネットワークデバイスによって指示されるビームであり、第2のビームは、DCI内の2番目のTCIフィールドを使用してネットワークデバイスによって指示されるビームである。1番目のTCIフィールドは第1のビームグループに対応し、2番目のTCIフィールドは第2のビームグループに対応する。第1の通信デバイスは、1番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して第1のビームグループから第1のビームを決定し、2番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して第2のビームグループから第2のビームを決定する。2番目のTCIフィールドは常に存在するとは限らず、2番目のTCIフィールドがDCIに存在するかどうかは構成情報によって決定される。例えば、2つの制御リソースセットグループが構成されている場合、2番目のTCIフィールドは存在しない。別の例では、2番目のTCIフィールドは、シングル制御リソースセットグループが構成され、同じタイプの2つの共通ビームが構成されるときに存在する。
【0202】
具体的には、DCIは複数のTCIフィールドを含む。DCI内のTCIフィールドは順次解釈される。1回目の読み出しであるTCIフィールドは、DCI内の1番目のTCIフィールドと見なされ得る。2回目の読み出しであるTCIフィールドは、DCI内の2番目のTCIフィールドと見なされ得る。DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームは第1のビームであり、DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームは第2のビームである。
【0203】
任意選択で、DCI内の1番目のTCIフィールドおよび2番目のTCIフィールドは、同じTCIフィールド内の2つの異なるサブフィールド、または同じTCIフィールド内のビットの前の部分およびビットの後の部分として理解されてもよい。
【0204】
7.第1のビームは、ネットワークデバイスによって伝送されたDCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、ネットワークデバイスによって伝送されたDCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである。フィールド値の第1の部分はビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は第2のビームグループに対応する。第1の通信デバイスは、フィールド値の第1の部分を使用して第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して第2のビームグループから第2のビームを決定する。
【0205】
具体的には、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値は、フィールド値の第1の部分およびフィールド値の第2の部分を含む2つの部分に分割される。任意選択で、フィールド値の第1の部分は、より小さいフィールド値の部分であり、フィールド値の第2の部分は、より大きいフィールド値の部分である。例えば、フィールド値の第1の部分はフィールド値0からフィールド値3であり、フィールド値の第2の部分はフィールド値4からフィールド値7である。代替的に、フィールド値の第1の部分は偶数番号のフィールド値であり、フィールド値の第2の部分は奇数番号のフィールド値である。例えば、フィールド値の第1の部分は偶数であり、フィールド値の第2の部分は奇数である。代替的に、フィールド値の第1の部分は奇数番号のフィールド値であり、フィールド値の第2の部分は偶数番号のフィールド値である。言い換えると、1ピースのDCI内のTCIフィールドの値がフィールド値の第1の部分である場合、それは、DCIが第1のビームを指示することを指示する。1ピースのDCI内のTCIフィールドの値がフィールド値の第2の部分である場合、それは、DCIが第2のビームを指示することを指示する。
【0206】
8.第1のビームおよび第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドを使用してネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームであり、第1のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビーム内の1番目のビームである。第2のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビーム内の2番目のビームである、第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームである。
【0207】
9.第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームである。
【0208】
可能な実装形態では、第1のDCIは、第1のビームを端末デバイスに指示するためにネットワークデバイスによって使用され、第2のDCIは、第2のビームを端末デバイスに指示するためにネットワークデバイスによって使用される。第1のDCI内の第1のフィールドの値は、第1のDCIによって指示されるビームが第1のビームであることを指示し、第2のDCI内の第1のフィールドの値は、第2のDCIによって指示されるビームが第2のビームであることを指示する。
【0209】
第1のDCIおよび第2のDCIは、DCI内のフィールドまたはフィールドの一部のビット(例えば、TCIフィールドの1番目または最後のビット)を使用することによって区別され得る。例えば、1ピースのDCI内のTCIフィールドの1番目のビットの値が0に等しい場合、DCIは第1のDCIである。1ピースのDCI内のTCIフィールドの1番目のビットの値が1に等しい場合、DCIは第2のDCIである。別の例では、1ピースのDCI内の1ビットフィールドの値が0に等しい場合、DCIは第1のDCIである。1ビットフィールドの値が1に等しい場合、DCIは第2のDCIである。言い換えると、フィールドまたはフィールドの一部のビットがDCIに存在し、DCIが第1のビームまたは第2のビームを指示することを指示する。フィールドの一部のビットのフィールドの値が第1の値である場合、例えば、値が0に等しい場合、それは、DCIが第1のビームを指示すること、すなわち、DCIが第1のDCIであることを指示する。フィールドの一部のビットのフィールドの値が第2の値である場合、例えば、値が1に等しい場合、それは、DCIが第2のビームを指示すること、すなわち、DCIが第2のDCIであることを指示する。別の例では、1ピースのDCI内のフィールドの値またはフィールドの一部のビットが第1の値であり、例えば、値が0に等しい場合、DCI内のTCIフィールドは第1のビームグループに対応する。第1の通信デバイスは、TCIフィールドのフィールド値を使用して第1のビームグループから第1のビームを決定する。言い換えると、DCIは第1のDCIである。1ピースのDCI内のフィールドの値またはフィールドの一部のビットが第2の値であり、例えば、値が1に等しい場合、DCI内のTCIフィールドは第2のビームグループに対応する。第1の通信デバイスは、TCIフィールドのフィールド値を使用して第2のビームグループから第2のビームを決定する。言い換えると、DCIは第2のDCIである。
【0210】
前述の実装形態では、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、シングルMAC CEを使用してアクティブ化される2つのビームグループである。代替的に、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、2つの独立したMAC CEを使用して別々にアクティブ化される2つのビームグループである。MAC CEは、フィールドを含む。フィールドの値が第1の値である場合、例えば、値が0である場合、MAC CEによって指示されるビームグループが第1のビームグループであることを指示する。フィールドの値が第2の値である場合、例えば、値が1である場合、MAC CEによって指示されるビームグループが第2のビームグループであることを指示する。
【0211】
別の可能な実装形態では、第1のDCIおよび第2のDCIは、PDCCHに対応する制御リソースセットグループを使用して区別され得る。第1のDCIは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに対応するPDCCHによって搬送されるDCIである。第2のDCIは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCHによって搬送されるDCIである。
【0212】
任意選択で、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。代替的に、第1の制御リソースグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0213】
本出願では、マルチサイト伝送シナリオでは、ネットワークデバイスは複数のサイトを含むことができる。言い換えると、ネットワークデバイスは、複数のサイトの総称である。代替的に、ネットワークデバイスは複数のサイトの一部である。例えば、ネットワークデバイスは、複数のサイトのうちの1つである。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0214】
任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、401の第1のビームおよび第2のビームは、第2の通信デバイスによって第1の通信デバイスに指示されてもよい。詳細については、図9に示された以下の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0215】
402:第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する。
【0216】
第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。
【0217】
任意選択で、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することは第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のPDCCHセットに使用されるビームを決定することとして、代替的に説明されてもよい。第1のPDCCHは、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHに属する。以下では、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する例を使用して、本出願の技術的解決策について説明する。
【0218】
以下では、いくつかの可能な事例を参照して402について説明する。
【0219】
ケース1:ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、各制御リソースセットグループが少なくとも1つの制御リソースセットを含む場合、402は、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
を具体的には含む。
【0220】
言い換えると、ケース1に基づいて、第1の規則は、第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに属する場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームは第1のビームであり、または第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに属する場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームは第2のビームであることを具体的には含む。
【0221】
以下では、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの2つの可能な実装形態について説明する。
【0222】
実装形態1:第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。
【0223】
実装形態2:第1の制御リソースグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0224】
具体的には、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する処理は、ネットワークデバイスが端末デバイスのために複数の制御リソースセットを構成することを含み、複数の制御リソースセットにおいて、制御リソースセットの第1の部分はグループインデックス0に対応し、制御リソースセットの第2の部分はグループインデックス1に対応する。言い換えると、複数の制御リソースセットは2つの制御リソースセットグループに入れられ、各制御リソースセットグループは対応するグループインデックス(CORESETPoon Index)を有する。言い換えると、同じグループインデックスを有する制御リソースセットは、制御リソースセットグループを形成することができる。言い換えると、同じ制御リソースセットグループ内の制御リソースセットは、同じグループインデックスに対応する。言い換えると、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを暗黙的に構成する。
【0225】
例えば、第1の制御リソースセットグループはグループインデックスCORESETPool Index=0を有し、第2の制御リソースセットグループはグループインデックスCORESETPool Index=1を有する。各制御リソースセットの構成パラメータは、制御リソースセットが属する制御リソースセットグループを指示するグループインデックスを含む。
【0226】
制御リソースセットの構成パラメータがグループインデックスを含まない場合、制御リソースセットに対応するグループインデックスはデフォルトで0に等しいことに留意されたい。したがって、制御リソースセットはまた、グループインデックスが0である制御リソースセットグループに属する制御リソースセットと見なされてもよい。
【0227】
任意選択で、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットグループは、2つのサイトによってそれぞれ使用される制御リソースセットグループとして理解され得る。例えば、図5に示されるように、サイト1は第1の制御リソースセットグループに対応し、サイト2は第2の制御リソースセットグループに対応する。サイト1は第1のビームを使用し、サイト2は第2のビームを使用する。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームがサイト1の第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットに使用され、第2のビームがサイト2の第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットに使用されると決定することができる。
【0228】
ケース2:ネットワークデバイスは、端末デバイスのために2つの制御リソースセットを構成し、2つの制御リソースセットは、制御チャネルPDCCHの繰り返し伝送に使用される。2つの制御リソースセットがPDCCHの繰り返し伝送に使用されることは、以下のように理解され得る:2つの制御リソースセットに対応するPDCCHは同じPDCCHである、または2つの制御リソースセットに対応するPDCCH上で伝送されるコンテンツは同じである。例えば、端末デバイスは、2つの制御リソースセット間の関連関係または2つの制御リソースセットに対応するサーチスペース間の関連関係を使用して、2つの制御リソースセットがPDCCHの繰り返し伝送に使用されると決定することができる。以下では、402の2つの可能な実装形態について説明する。
【0229】
実装形態1
402は、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される1番目のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2番目のビームであると決定することであって、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示されるビームは、第1のビームおよび第2のビームを含む、決定すること、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される1番目のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2番目のビームであると決定することであって、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示されるビームは、第1のビームおよび第2のビームを含む、決定すること、を具体的には含む。
【0230】
制御リソースセットの構成ランキングは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された制御リソースセットリスト内の制御リソースセットの配置ランキングとして理解され得る。
【0231】
前述の2つの制御リソースセットは制御チャネルの繰り返し伝送に使用され、すなわち、同じコンテンツ(例えば、同じデータ)が2つの制御リソースセットに対応する制御チャネルで伝送される。具体的には、2つの制御リソースセットの各々は、1つまたは複数のピースのサーチスペースに対応することができる。2つの制御リソースセットにそれぞれ対応するサーチスペースの間に関連関係が存在する場合、それは、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることを指示する。
【0232】
言い換えると、ケース2の実装形態1に基づいて、第1の規則は、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームである、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームである、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームである、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームである
ことを具体的には含む。
【0233】
実装形態2
402は、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される1番目のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2番目のビームであると決定することであって、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示されるビームは、第1のビームおよび第2のビームを含む、決定すること
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第2の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される1番目のビームであると決定すること、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが、第2の制御リソースセットに使用されるビームがネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2番目のビームであると決定することであって、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示されるビームは、第1のビームおよび第2のビームを含む、決定すること、を具体的には含む。
【0234】
言い換えると、ケース2の実装形態2に基づいて、第1の規則は、
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより大きい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームである、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームである、または
第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである場合、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームである、もしくは第1の制御リソースセットが2つの制御リソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである場合、第2の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームである
ことを具体的には含む。
【0235】
ケース1およびケース2が満たされる場合、すなわち、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、ケース1およびケース2で提供される決定方法が使用されるときに競合が発生する可能性があることに留意されたい。例えば、2つの制御リソースセットが同じ制御リソースセットグループに属する場合、ケース1で提供される決定方法では、2つの制御リソースセットに同じビームが使用されるべきである。しかしながら、ケース2で提供される決定方法では、第1のビームおよび第2のビームは、2つの制御リソースセットにそれぞれ使用されるべきである。別の例では、2つの制御リソースセットが異なる制御リソースセットグループに属する場合、2つの制御リソースセットのうちのインデックスがより小さい制御リソースセットが、グループインデックスがより大きい制御リソースセットグループ内に入る。ケース1の実装形態1によれば、第2のビームは、インデックスがより小さい制御リソースセットに使用される。しかしながら、ケース2の実装形態1によれば、第1のビームは、インデックスがより小さい制御リソースセットに使用されるべきである。
【0236】
したがって、以下では、前述の競合を解決するために、ケース2の解決策のための以下の規定のいずれか1つをさらに提案し、その結果、第1の通信デバイスは、ケース1またはケース2で提供された決定方法で、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する。ケース2には、以下のうちのいずれか1つがさらに含まれる。
【0237】
1.ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する。
【0238】
言い換えると、ネットワークデバイスが2つの制御リソースセットグループを構成し、2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用される場合、2つの制御リソースセットは異なる制御リソースセットグループに属する必要があり、同じ制御リソースセットグループに属することはできない。
【0239】
2.ネットワークデバイスが、ケース1の実施形態1およびケース2の実施形態1に基づいて、端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、2つの制御リソースセットグループのうちの第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループのうちの第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも小さい。代替的に、第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングは、第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも前である。
【0240】
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。
【0241】
3.ネットワークデバイスが、ケース1の実施形態1およびケース2の実施形態2に基づいて、端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、2つの制御リソースセットグループのうちの第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスは、2つの制御リソースセットグループのうちの第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットのインデックスよりも大きい。代替的に、第1の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングは、第2の制御リソースセットグループ内の制御リソースセットの構成ランキングよりも後である。
【0242】
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。
【0243】
4.2つの制御リソースセットが制御チャネルの繰り返し伝送に使用されることは、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成するという条件を満たす。
【0244】
言い換えると、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにただ1つの制御リソースセットグループを構成する場合、2つの制御リソースセットは制御チャネルの繰り返し伝送のために構成され得る。言い換えると、ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、ネットワークデバイスは制御チャネルの繰り返し伝送のために2つの制御リソースセットを構成することができない。
【0245】
任意選択で、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットは、2つのサイトによってそれぞれ使用される制御リソースセットとして理解され得る。例えば、図5に示されるように、サイト1はインデックスがより小さい制御リソースセットを使用し、サイト2はインデックスがより大きい制御リソースセットを使用する。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、異なるサイトの制御リソースセットに使用されるビームを決定することができる。例えば、図5に示されるように、本出願の技術的解決策では、第1の通信デバイスは、第1のビームがサイト1の制御リソースセットに使用され、第2のビームがサイト2の制御リソースセットに使用されると決定することができる。
【0246】
ケース3:ネットワークデバイスが端末デバイスのために制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のシングルビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、402は、以下のうちのいずれか1つを具体的には含む。
【0247】
1.第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定する。
【0248】
本実装形態では、ケース3が満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第1のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを直接決定する。
【0249】
2.第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する。
【0250】
本実装形態では、ケース3が満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第2のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを直接決定する。
【0251】
3.第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、または第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを第2のビームに更新する。
【0252】
本実装形態では、ケース3が満たされる場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームを考慮して、更新後の第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する。第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセット(例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されたビームセット)に属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームは第1のビームに更新される。第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームは第2のビームに更新される。
【0253】
例えば、ビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの共通ビームを含む複数のビームセットのうちの1つである。異なるビームセットは、異なるサイトに対応することができる。言い換えれば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセット内に構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。したがって、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0254】
言い換えると、ケース3に基づいて、第1の規則は、
第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームが第1のビームに更新され、または第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームが第2のビームに更新される
ことを具体的には含む。
【0255】
任意選択で、ケース3に示される方法を使用するための条件は以下の通りである:第1の制御リソースセットは制御チャネルの繰り返し伝送に使用されない。言い換えると、第1の制御リソースセットは、制御チャネルの繰り返し伝送のための別の制御リソースセットと組み合わされない。
【0256】
ケース4:ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つの制御リソースセットグループを構成し、制御リソースセットグループが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットを含み、第1の制御リソースセットが1つまたは複数のマルチビーム制御リソースセットのうちの1つに属する場合、402は、第1の通信デバイスが、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであると決定することを具体的には含む。言い換えると、第1のビームおよび第2のビームは両方とも、伝送のために第1の制御リソースセットに使用される。
【0257】
言い換えると、ケース4に基づいて、第1の規則は、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであることを具体的には含む。
【0258】
ケース5:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1のMAC CEを受信する。第1のMAC CEは、第1の制御リソースセットのインデックスを含む。402は、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定することであって、第1の期間は、第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点と第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点との間の時間間隔であり、第2のMAC CEは、第1の制御リソースセットに使用されるビームを指示し、第1のMAC CEが受信された後に第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである、決定すること、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定すること、または
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、第2のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第3のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定すること、
を具体的には含む。
【0259】
ケース5では、第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第1のMAC CEは第1のビーム指示情報をさらに含み、第1のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第2の通信デバイスによって送信され、第1の通信デバイスによって受信された第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1の制御リソースセットのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定し、すなわち、シングルビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する。第2の通信デバイスは、第1のビーム指示情報を介して、どのビームが具体的に使用されるか、すなわち、第1のビームまたは第2のビームが使用されるかを指示することができる。第1のビーム指示情報によって指示されるビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)のうちの1つと同じである必要があると指定されることができる。例えば、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がそれぞれTCI状態1およびTCI状態2に対応する場合、第1のビーム指示情報によって指示されるビームに対応するTCI状態は、TCI状態1またはTCI状態2のいずれかである。第1のビーム指示情報によって指示されるビームが現在使用されている第1のビームと同じである場合、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1の制御リソースセットに引き続き使用されるべきであると決定する。第1のビーム指示情報によって指示されるビームが現在使用されている第2のビームと同じである場合、第1の通信デバイスは、第2のビームが第1の制御リソースセットに引き続き使用されるべきであると決定する。
【0260】
第1のビームおよび第2のビームに対応するビームが変化した後、第1の制御リソースセットに使用されるビームもそれに応じて変化することに留意されたい。例えば、前述の方法によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する。第1のビームに対応するTCI状態がTCI状態1からTCI状態3に変化した後、TCI状態1に対応するビームではなくTCI状態3に対応するビームが第1の制御リソースセットに使用されるべきである。言い換えると、第1のMAC CEはビームを指示し、これは、端末デバイスに、ビームを常に続いて使用するよう通知せず、現在有効になっている2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)のうちのどれがビームと同じであるかに基づいて、第1の通信デバイスに、2つの共通ビームのうちの1つを続いて使用するよう通知する。具体的には、第1のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの1番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第1の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの1番目の共通ビームを使用する。第1のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの2番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第1の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの2番目の共通ビームを使用する。
【0261】
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1のMAC CEは、第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報をさらに含む。第2のビーム指示情報は1つのビームを指示し、第3のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第1のMAC CEに含まれる2ピースのビーム指示情報によって指示される2つのビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)と同じである必要があると指定されることができる。第1の通信デバイスは、第1のMAC CE内のビーム指示情報を代替的に無視してもよく、なぜなら、共通ビームモードでは、第1の制御リソースセットのビームはMAC CE内で指示される必要はないが、第2の通信デバイスによって指示される共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が直接使用されるからである。言い換えると、第2の通信装置が第1の通信デバイスのために共通ビームを構成する場合(すなわち、現在のモードは共通ビームモードである)、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。代替的に、第2の通信装置が第1の通信デバイスのために2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)を指示する場合、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。任意選択で、第2のビーム指示情報および第3の指示情報によって指示される2つのビームが第1の制御リソースセットに直接使用されることが代替的に指定されてもよい。ここで、第2のビーム指示情報および第3の指示情報によって指示される2つのビームが、現在有効になっている2つの共通ビームと同じであることは必要とされない。
【0262】
ケース3からケース5に基づいて、任意選択で、図4に示された実施形態は402aをさらに含む。402aは、402の前に行われてもよい。
【0263】
402a:第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットのタイプを決定する。第1の制御リソースセットのタイプは、シングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットを含む。
【0264】
シングルビーム制御リソースセットに使用されるビームの数は1であり、マルチビーム制御リソースセットに使用されるビームの数は1より大きい。例えば、マルチビーム制御リソースセットに使用されるビームの数は2である。
【0265】
以下では、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットのタイプを決定するいくつかの可能な実装形態について説明する。
【0266】
実装形態1:第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセット内の構成パラメータに基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する。
【0267】
具体的には、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために第1の制御リソースセットを構成し、第1の制御リソースセットの構成パラメータは、第1の制御リソースセットのタイプを指示する情報を含む。第1の通信デバイスは、構成パラメータを使用して、第1の制御リソースセットのタイプを決定することができる。例えば、構成パラメータは、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットまたはマルチビーム制御リソースセットであることを構成するためのものであってもよい。
【0268】
実装形態2:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信する。第1の指示情報は、複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることが許可されるかどうかを指示する、または第1の制御リソースセットのタイプを指示する。第1の指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信される構成情報に含まれる。
【0269】
実装形態2では、第1の通信デバイスは端末デバイスであってもよく、第2の通信デバイスはネットワークデバイスであってもよい。
【0270】
具体的には、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために第1の制御リソースセットを構成する。第1の制御リソースセットの構成パラメータは、ネットワークデバイスからの指示情報を参照して決定され得る、伝送のために第1の制御リソースセットに1つまたは複数のビームが使用され得ることを指示する。ネットワークデバイスは、追加の第1の指示情報を使用して、複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを許可されるかどうかを指示することができる。複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることが許可されている場合、それは、第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであることを指示する。複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されることが許可されていない場合、それは、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであることを指示する。端末デバイスは、第1の指示情報を使用して、第1の制御リソースセットのタイプを決定することができる。例えば、第1の指示情報は、シングルビームまたは複数のビームが第1の制御リソースセットに使用されるように構成するためのものであってもよい。さらに、第1の指示情報が、シングルビームが第1の制御リソースセットに使用されることを指示する場合、ネットワークデバイスは、第2の指示情報を使用して、端末デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが第1の制御リソースセットに使用されることをさらに指示することができる。第2の指示情報は、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、またはDCIシグナリングを使用して指示されてもよい。代替的に、第1の指示情報は、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームの両方が第1の制御リソースセットに使用されることを直接指示することができる。
【0271】
実装形態3:第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数に基づいて、第1の制御リソースセットのタイプを決定する。
【0272】
具体的には、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1である場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットのタイプがシングルビーム制御リソースセットであると決定することができる。第1の制御リソースセットに現在使用されているビームの数が1より大きい場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットのタイプがマルチビーム制御リソースセットであると決定することができる。
【0273】
実装形態4:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第3のMAC CEを受信する。第3のMAC CEは、第1の制御リソースセットのタイプを指示する、または第3のMAC CEは、第1の制御リソースセットに1つまたは2つのビームが使用されることを指示する、または第3のMAC CEは、第1の制御リソースセットのビームを指示する。第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームを含む。言い換えると、第3のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1の制御リソースセットに使用されることを指示する。
【0274】
第1の通信デバイスは端末デバイスであってもよく、第2の通信デバイスはネットワークデバイスであってもよい。
【0275】
具体的には、第3のMAC CEは、1つまたは複数の1ビットフィールドを含むことができる。各1ビットフィールドは、1つの制御リソースセットに対応し、制御リソースセットのタイプを指示するか、または1つもしくは2つのビームが制御リソースセットに使用されることを指示する。1つまたは複数の1ビットフィールドにそれぞれ対応する制御リソースセットは、第1の制御リソースセットを含む。第3のMAC CEは、1つまたは複数の2ビットフィールドを含むことができる。各2ビットフィールドは、1つの制御リソースセットに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が制御リソースセットに使用されることを指示する。
【0276】
例えば、第3のMAC CEは、1つの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)内の3つの制御リソースセットに対応する3つの2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つの制御リソースセットに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビームの両方(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が制御リソースセットに使用されることを指示する。3つの2ビットフィールドにそれぞれ対応する制御リソースセットは、第1の制御リソースセットを含む。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有する制御リソースセットに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有する制御リソースセットに対応し、以下同様である。
【0277】
別の例では、第3のMAC CEは、1つのセル内の12個の制御リソースセットに対応する12個の2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つの制御リソースセットに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビームの両方(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が制御リソースセットに使用されることを指示する。12個の2ビットフィールドにそれぞれ対応する制御リソースセットは、第1の制御リソースセットを含む。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有する制御リソースセットに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有する制御リソースセットに対応し、以下同様である。12個の2ビットフィールド内の4つおきの2ビットフィールドは、同じ8ビットバイト(すなわち、第3のMAC CE内の行)内に位置され、すなわち、12個の2ビットフィールドは、合計で3つの8ビットバイトを占有する。任意選択で、2ビットフィールドを搬送するための、第3のMAC CE内の8ビットバイトの数は、セルに実際に構成された制御リソースセットの数に基づいて代替的に調整されてもよい。例えば、セルに構成された制御リソースセットの数が4より小さい場合、セルに対応する第3のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するためのただ1つの8ビットバイトを含む。セルに構成された制御リソースセットの数が4より大きく8より小さい場合、セルに対応する第3のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための2つの8ビットバイトを含む。セルに構成された制御リソースセットの数が8より大きく12を超えない場合、セルに対応する第3のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための3つだけの8ビットバイトを含む。セルに構成された制御リソースセットの数が12を超える場合、セルに対応する第3のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための3つより多くの8ビットバイトを含み、具体的なバイト数は、制御リソースセットの数を4で割って切り上げたものに等しい。例えば、セルには14個の制御リソースセットが構成されており、2ビットフィールドを搬送するためのものであり、セルに対応する第3のMAC CEに含まれる8ビットバイトの数は、14/4切り上げに等しく、すなわち4に等しい。
【0278】
実装形態5:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1のMAC CEを受信する、第1の通信デバイスは、第1のMAC CEのタイプに基づいて第1の制御リソースセットのタイプを決定する。
【0279】
第1のMAC CEは、第1のタイプのMAC CEまたは第2のタイプのMAC CEである。第1のMAC CEは、第1の制御リソースセットのインデックスを含む。
【0280】
具体的には、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEを使用して、第1の制御リソースセットのタイプを決定することができる。例えば、第1の通信デバイスによって第2の通信デバイスから受信された第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1の制御リソースセットのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットであると決定し、すなわち、シングルビーム、例えば、第1のビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する。第1の通信デバイスによって第2の通信デバイスから受信された第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1の制御リソースセットのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットがマルチビーム制御リソースセットであると決定し、すなわち、2つのビームが第1の制御リソースセットに使用される、例えば、第1のビームおよび第2のビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する。
【0281】
前述の方法によれば、ネットワークデバイスは、第1の制御リソースセットのタイプを指示もしくは切り替え、または第1の制御リソースセットに使用されるビームの数を指示もしくは切り替えするために、端末デバイスに第1のMAC CEを送信することができる。
【0282】
任意選択で、図4に示された実施形態は403をさらに含み、403は402の後に行われてもよい。
【0283】
403:第1の通信デバイスは、第1の制御リソースセットに使用されるビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送する。
【0284】
具体的には、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定した後で、第1の通信デバイスは、ビームを介して、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送することができる。
【0285】
例えば、図5に示されるように、第1の制御リソースセットに使用されるビームは第1のビームであり、端末デバイスは、第1のビームを介してサイト1で、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送を行うことができる。
【0286】
例えば、図5に示されるように、第1の制御リソースセットに使用されるビームは第2のビームであり、端末デバイスは、第2のビームを介してサイト2で、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送を行うことができる。
【0287】
例えば、図5に示されるように、第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび第2のビームであり、サイト1は、第1のビームを介して端末デバイスと、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送を行うことができ、サイト2は、第2のビームを介して端末デバイスと、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送、すなわち、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの繰り返し伝送を行うことができる。
【0288】
図4に示された実施形態では、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する例は、本出願の技術的解決策を説明するためのものであることに留意されたい。別の制御リソースセットに使用されるビームを決定する処理も同様である。例えば、図5に示されるように、マルチサイト伝送シナリオでは、端末デバイスは、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームであると決定し、第2の制御リソースセットに使用されるビームが第2のビームであると決定する。端末デバイスは、第1のビームを介してサイト1で、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送を行い、第2のビームを介してサイト2で、第2の制御リソースセットに対応するPDCCHの伝送を行うことができる。このようにして、マルチサイト伝送が実施される。言い換えると、本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、対応するPDCCHに、ネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを正しく適用して、マルチサイト伝送を実施することができる。
【0289】
本出願の実施形態では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する。第1の制御リソースセットに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するPDCCHが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するPDCCHに正しく適用し、通信伝送性能を向上させ得る。
【0290】
図4に示された実施形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスに同じタイプの2つのビームを指示する例は、本出願の技術的解決策を説明するためのものであることに留意されたい。ネットワークデバイスが端末デバイスに1つのビームを指示する場合、マルチビーム制御リソースセットについて、第1の通信デバイスは、ビームがマルチビーム制御リソースセットに使用されないと決定することができる、第1の通信デバイスは、マルチビーム制御リソースセットに使用される1番目のビームとしてビームを使用することを決定することができる、または第1の通信デバイスは、マルチビーム制御リソースセットに使用される2番目のビームとしてビームを使用することを決定することができる。
【0291】
図4に示された実施形態では、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、同じタイプの2つのビーム、すなわち第1のビームおよび第2のビームを指示することに留意されたい。通信プロトコルでは、第1のビームおよび第2のビームが具体的な制御リソースセットに適用されないと指定されることができる。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、シングルビーム制御リソースセットに適用されるべきではない。言い換えると、シングルビーム制御リソースセットの場合、ネットワークデバイスは、対応するビームを端末デバイスにさらに示すことができる。
【0292】
図6は、本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。図6を参照されたい。ビーム使用方法は以下のステップを含む。
【0293】
601:第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを決定する。
【0294】
第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、DCIを使用してネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。
【0295】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。図6に示された実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。
【0296】
第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【0297】
いくつかの実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームであってもよい。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、異なるサイトによって使用されるビームである。
【0298】
第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの方法については、図4に示された実施形態の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0299】
本出願では、マルチサイト伝送シナリオでは、ネットワークデバイスは複数のサイトを含むことができる。言い換えると、ネットワークデバイスは、複数のサイトの総称である。代替的に、ネットワークデバイスは複数のサイトの一部である。例えば、ネットワークデバイスは、複数のサイトのうちの1つである。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0300】
任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、601の第1のビームおよび第2のビームは、第2の通信デバイスによって第1の通信デバイスに指示されてもよい。詳細については、図9に示された以下の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0301】
602:第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定する。
【0302】
第1のPUCCHに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。
【0303】
以下では、いくつかの可能な事例を参照して602について説明する。
【0304】
ケースA:第1のPUCCHがシングルビームPUCCHである場合、602は、以下のうちのいずれか1つを具体的には含む。
【0305】
1.第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定する。
【0306】
本実装形態では、ケースAが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第1のビームが第1のPUCCHに使用されることを直接決定する。
【0307】
2.第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定する。
【0308】
本実装形態では、ケースAが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第2のビームが第1のPUCCHに使用されることを直接決定する。
【0309】
3.第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、または第1のPUCCHに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームを第2のビームに更新する。
【0310】
本実装形態では、ケースAが満たされる場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームを考慮して、更新後の第1のPUCCHに使用されるビームを決定する。第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームは第1のビームに更新される。第1のPUCCHに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームは第2のビームに更新される。
【0311】
言い換えると、ケースAに基づいて、第1の規則は、
第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームである、
第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームである、または
第1のPUCCHに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームが第1のビームに更新され、もしくは第1のPUCCHに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のPUCCHに現在使用されているビームが第2のビームに更新される
ことを具体的には含む。
【0312】
ケースB:第1のPUCCHがマルチビームPUCCHである場合、602は、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであると決定することを具体的には含む。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを介してマルチビームPUCCHを伝送することを決定することができる。
【0313】
言い換えると、ケースBに基づいて、第1の規則は、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび第2のビームであることを具体的には含む。
【0314】
ケースC:ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する場合、602は、
第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループと関連付けられているか、もしくは第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループと関連付けられているか、もしくは第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1の通信デバイスが、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定することを具体的には含む。例えば、第1のPUCCHが第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられることは、第1のPUCCHの構成パラメータが第1の制御リソースセットグループのグループインデックスを含むことを含む。
【0315】
第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。代替的に、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【0316】
ネットワークデバイスが端末デバイスのために2つの制御リソースセットグループを構成する構成処理については、図4に示された実施形態の402の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0317】
言い換えると、ケースCに基づいて、第1の規則は、
第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループと関連付けられているか、もしくは第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームである、または第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであること
を具体的には含む。
【0318】
任意選択で、マルチサイト伝送シナリオでは、2つの制御リソースセットグループは、2つのサイトによってそれぞれ使用される制御リソースセットグループとして理解され得る。例えば、図5に示されるように、サイト1は第1の制御リソースセットグループに対応し、サイト2は第2の制御リソースセットグループに対応する。サイト1は第1のビームを使用し、サイト2は第2のビームを使用する。第1のPUCCHが第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられる場合、第1のPUCCHはサイト1と端末デバイスとの間のPUCCHであると理解され得る。したがって、本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のPUCCHに使用されると決定することができる。第1のPUCCHが第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられる場合、第1のPUCCHはサイト2と端末デバイスとの間のPUCCHであると理解され得る。したがって、本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第2のビームが第1のPUCCHに使用されると決定することができる。
【0319】
ケースD:第1の通信デバイスは第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信し、第4のMAC CEは第1のPUCCHのインデックスを含む。ステップ602は、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定し、第2の期間は、第4のMAC CEによって指示されるビームの有効時点と第5のMAC CEによって指示されるビームの有効時点との間の時間間隔であり、第5のMAC CEは、第1のPUCCHに使用されるビームを指示し、第4のMAC CEが受信された後に第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである、
第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第4のビーム指示情報を含み、第4のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定する、または
第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第5のビーム指示情報および第6のビーム指示情報を含み、第5のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第6のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第2の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1のPUCCHに使用されると決定することを具体的には含む。
【0320】
具体的には、第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEである場合、第4のMAC CEは第4のビーム指示情報をさらに含み、第4のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第2の通信デバイスによって送信され、第1の通信デバイスによって受信される第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第1のPUCCHのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHであると決定し、すなわち、シングルビームが第1のPUCCHに使用されると決定する。第2の通信デバイスは、第4のビーム指示情報を使用して、どのビームが具体的に使用されるか、すなわち、第1のビームまたは第2のビームが使用されるかを指示することができる。第4のビーム指示情報によって指示されるビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)のうちの1つと同じである必要があると指定されることができる。例えば、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がそれぞれTCI状態1およびTCI状態2に対応する場合、第4のビーム指示情報によって指示されるビームに対応するTCI状態は、TCI状態1またはTCI状態2のいずれかである。第4のビーム指示情報によって指示されるビームが現在使用されている第1のビームと同じである場合、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のPUCCHに引き続き使用されるべきであると決定する。第4のビーム指示情報によって指示されるビームが現在使用されている第2のビームと同じである場合、第1の通信デバイスは、第2のビームが第1のPUCCHに引き続き使用されるべきであると決定する。
【0321】
第1のビームおよび第2のビームに対応するビームが変化した後、第1のPUCCHに使用されるビームもそれに応じて変化することに留意されたい。例えば、前述の方法によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のPUCCHに使用されると決定する。第1のビームに対応するTCI状態がTCI状態1からTCI状態3に変化した後、TCI状態1に対応するビームではなく状態3に対応するビームが第1のPUCCHに使用される。言い換えると、第4のMAC CEはビームを指示し、これは、第1の通信デバイスに、ビームを常に続いて使用するよう通知せず、現在有効になっている2つのビームのうちのどれがビームと同じであるかに基づいて、第1の通信デバイスに、2つの共通ビームのうちの1つを続いて使用するよう通知する。具体的には、第4のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの1番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第2の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの1番目の共通ビームを使用する。第4のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの2番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第2の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの2番目の共通ビームを使用する。
【0322】
第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第4のMAC CEは、第5のビーム指示情報および第6のビーム指示情報をさらに含む。第5のビーム指示情報は1つのビームを指示し、第6のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第4のMAC CEに含まれる2ピースのビーム指示情報によって指示される2つのビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)と同じである必要があると指定されることができる。第1の通信デバイスは、第4のMAC CE内のビーム指示情報を代替的に無視してもよく、なぜなら、共通ビームモードでは、PUCCHのビームはMAC CE内で指示される必要はないが、ネットワークデバイスによって指示される共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が直接使用されるからである。言い換えると、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために共通ビームを構成する場合(すなわち、現在のモードは共通ビームモードである)、端末デバイスは、受信した第4のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。代替的に、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために2つの共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)を指示する場合、第1の通信デバイスは、受信した第4のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。任意選択で、第5のビーム指示情報および第6の指示情報によって指示される2つのビームが第1のPUCCHに直接使用されることが代替的に指定されてもよい。ここで、第5のビーム指示情報および第6の指示情報によって指示される2つのビームが、現在有効になっている2つの共通ビームと同じであることは必要とされない。
【0323】
ケースA、ケースB、またはケースDに基づいて、任意選択で、図6に示された実施形態は602aをさらに含む。602aは、602の前に行われてもよい。
【0324】
602a:第1の通信デバイスは、第1のPUCCHのタイプを決定する。第1のPUCCHのタイプは、シングルビームPUCCHまたはマルチビームPUCCHを含む。第1の通信デバイスは、端末デバイスであってもよい。
【0325】
シングルビームPUCCHに使用されるビームの数は1であり、マルチビームPUCCHに使用されるビームの数は1より大きい。例えば、マルチビームPUCCHに使用されるビームの数は2である。
【0326】
以下では、第1の通信デバイスが第1のPUCCHのタイプを決定するいくつかの可能な実装形態について説明する。
【0327】
実装形態1:第1の通信デバイスは、第1のPUCCH内の構成パラメータに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定する。
【0328】
具体的には、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために第1のPUCCHを構成し、第1のPUCCHの構成パラメータは、第1のPUCCHのタイプを指示する情報を含む。第1の通信デバイスは、構成パラメータを使用して、第1のPUCCHのタイプを決定することができる。例えば、構成パラメータは、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHまたはマルチビームPUCCHであることを構成するためのものであってもよい。
【0329】
実装形態2:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の指示情報を受信する。第1の指示情報は、複数のビームが第1のPUCCHに使用されることが許可されるかどうかを指示する、または第1のPUCCHのタイプを指示する。
【0330】
例えば、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスは端末デバイスである。第1の指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信される構成情報に含まれてもよい。
【0331】
実装形態2では、第1の通信デバイスは端末デバイスであってもよく、第2の通信デバイスはネットワークデバイスであってもよい。
【0332】
具体的には、ネットワークデバイスは、端末デバイスのために第1のPUCCHを構成する。第1のPUCCHの構成パラメータは、ネットワークデバイスからの指示情報を参照して決定され得る、伝送のために第1のPUCCHに1つまたは複数のビームが使用され得ることを指示する。ネットワークデバイスは、第1の指示情報を使用して、複数のビームが第1のPUCCHに使用されることを許可されるかどうかを指示することができる。複数のビームが第1のPUCCHのために使用されることが許可されている場合、それは、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHであることを指示する。複数のビームが第1のPUCCHのために使用されることが許可されていない場合、それは、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHであることを指示する。端末デバイスは、第1の指示情報を使用して、第1のPUCCHのタイプを決定することができる。例えば、第1の指示情報は、シングルビームまたは複数のビームが第1のPUCCHに使用されるように構成するためのものであってもよい。さらに、第1の指示情報が、シングルビームがPUCCHに使用されることを指示する場合、ネットワークデバイスは、第2の指示情報を使用して、端末デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが使用されることをさらに指示することができる。第2の指示情報は、RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、またはDCIシグナリングを使用して指示されてもよい。代替的に、第1の指示情報は、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が第1のPUCCHに使用されることを指示することができる。
【0333】
実装形態3:第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに現在使用されているビームの数に基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定する。
【0334】
具体的には、第1のPUCCHに現在使用されているビームの数が1である場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHのタイプがシングルビームPUCCHであると決定することができる。第1のPUCCHに現在使用されているビームの数が1より大きい場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHのタイプがマルチビームPUCCHであると決定することができる。
【0335】
実施形態4:第1の通信デバイスは、第2の通信装置から第6のMAC CEを受信し、第6のMAC CEは、1つまたは複数のPUCCHのタイプを指示し、第6のMAC CEは、1つまたは2つのビームが1つまたは複数のPUCCHに使用されることを指示し、または第6のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が1つまたは複数のPUCCHに使用されることを指示する。1つまたは複数のPUCCHは、第1のPUCCHを含む。
【0336】
具体的には、第6のMAC CEは、1つまたは複数の1ビットフィールドを含むことができる。各1ビットフィールドは、1つのPUCCHに対応し、PUCCHのタイプを指示するか、または1つもしくは2つのビームがPUCCHに使用されることを指示する。第6のMAC CEは、1つまたは複数の2ビットフィールドを含むことができる。各2ビットフィールドは、1つのPUCCHに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がPUCCHに使用されることを指示する。
【0337】
例えば、第6のMAC CEは、1つの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)内の3つのPUCCHに対応する3つの2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つのPUCCHに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がPUCCHに使用されることを指示する。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有するPUCCHに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有するPUCCHに対応し、以下同様である。
【0338】
別の例では、第6のMAC CEは、1つのセル内の12個のPUCCHに対応する12個の2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つのPUCCHに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がPUCCHに使用されることを指示する。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有するPUCCHに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有するPUCCHに対応し、以下同様である。12個の2ビットフィールド内の4つおきの2ビットフィールドは、同じ8ビットバイト内に位置され、すなわち、12個の2ビットフィールドは、合計3つの8ビットバイトを占有する。任意選択で、2ビットフィールドを搬送するための、第6のMAC CE内の8ビットバイトの数は、セルに実際に構成されたPUCCHの数に基づいて代替的に調整されてもよい。例えば、セルに構成されたPUCCHの数が4より小さい場合、セルに対応する第6のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するためのただ1つの8ビットバイトを含む。セルに構成されたPUCCHの数が4より大きく8より小さい場合、セルに対応する第6のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための2つの8ビットバイトを含む。セルに構成されたPUCCHの数が8より大きく12を超えない場合、セルに対応する第6のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための3つだけの8ビットバイトを含む。セルに構成されたPUCCHの数が12を超える場合、セルに対応する第6のMAC CEは、2ビットフィールドを搬送するための3つより多くの8ビットバイトを含み、具体的なバイト数は、PUCCHの数を4で割って切り上げたものに等しい。例えば、セルには14個のPUCCHが構成されており、2ビットフィールドを搬送するためのものであり、セルに対応する第6のMAC CEに含まれる8ビットバイトの数は、14/4切り上げに等しく、すなわち4に等しい。
【0339】
実装形態5:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第4のMAC CEを受信する、第1の通信デバイスは、第4のMAC CEのタイプに基づいて第1のPUCCHのタイプを決定する。
【0340】
第4のMAC CEは、第1のタイプのMAC CEまたは第2のタイプのMAC CEである。第4のMAC CEは、第1のPUCCHのインデックスを含む。
【0341】
具体的には、第1の通信デバイスは、受信した第4のMAC CEのタイプに基づいて、第1のPUCCHのタイプを決定することができる。例えば、第2の通信デバイスによって送信され、第1の通信デバイスによって受信される第4のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第1のPUCCHのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHがシングルビームPUCCHであると決定し、すなわち、シングルビーム、例えば、第1のビームが第1のPUCCHに使用されると決定する。第2の通信デバイスによって送信され、第1の通信デバイスによって受信される第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第4のMAC CEが第1のPUCCHのインデックスを含む場合、第1の通信デバイスは、第1のPUCCHがマルチビームPUCCHであると決定し、すなわち、2つのビームが第1のPUCCHに使用されると決定する。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、第1のPUCCHに使用される。
【0342】
前述の方法によれば、ネットワークデバイスは、第1のPUCCHのタイプを指示もしくは切り替え、または第1のPUCCHに使用されるビームの数を指示もしくは切り替えするために、端末デバイスに第4のMAC CEを送信することができる。
【0343】
任意選択で、図6に示された実施形態は603をさらに含み、603は602の後に行われてもよい。
【0344】
603:第1の通信デバイスは、第1のPUCCHに使用されるビームを介して第1のPUCCHを伝送する。
【0345】
具体的には、第1のPUCCHに使用されるビームを決定した後で、第1の通信デバイスは、ビームを介して第1のPUCCHを伝送することができる。
【0346】
例えば、図5に示されるように、第1のPUCCHに使用されるビームは第1のビームであり、端末デバイスは、第1のビームを介してサイト1との第1のPUCCHの伝送を行うことができる。
【0347】
例えば、図5に示されるように、第1のPUCCHに使用されるビームは第2のビームであり、端末デバイスは、第2のビームを介してサイト2との第1のPUCCHの伝送を行うことができる。
【0348】
図6に示された実施形態では、第1の通信デバイスが第1のPUCCHに使用されるビームを決定する例は、本出願の技術的解決策を説明するためのものであることに留意されたい。別のPUCCHに使用されるビームを決定する処理も同様である。例えば、図5に示されるように、マルチサイト伝送シナリオでは、端末デバイスは、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームであると決定し、第2のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであると決定する。端末デバイスは、第1のビームを介してサイト1との第1のPUCCHの伝送を行い、第2のビームを介してサイト2との第2のPUCCHの伝送を行うことができる。このようにして、マルチサイト伝送が実施される。言い換えると、本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、対応するPUCCHに、ネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを正しく適用して、マルチサイト伝送を実施することができる。
【0349】
本出願の実施形態では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定する。第1のPUCCHに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1のPUCCHに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、正しいビームを介して第1のPUCCHを伝送するために、ネットワークデバイスによって指示されるビームを第1のPUCCHに正しく適用することができる。
【0350】
図7は、本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。図7を参照されたい。ビーム使用方法は以下のステップを含む。
【0351】
701:第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを決定する。
【0352】
第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、DCIを使用してネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。
【0353】
いくつかの実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームであってもよい。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、異なるサイトによって使用されるビームである。例えば、図5に示されるように、端末デバイスが複数のサイトとの伝送を行うシナリオでは、サイト1は第1のビームを介して端末デバイスとの伝送を行い、サイト2は第2のビームを介して端末デバイスとの伝送を行う。
【0354】
第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの可能な方法については、図4に示された実施形態の401の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0355】
任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、701の第1のビームおよび第2のビームは、第2の通信デバイスによって第1の通信デバイスに指示されてもよい。詳細については、図9に示された以下の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0356】
702:第2の通信デバイスは、第1の通信デバイスへ第3の指示情報を送信する。
【0357】
第3の指示情報は、以下のうちのいずれか1つを指示する:第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない。
【0358】
具体的には、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである。ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して同じタイプの2つのビームを構成する。ネットワークデバイスは、第1のビームおよび/または第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送するように端末デバイスに柔軟に指示することができる。例えば、図5に示されるように、マルチサイト伝送シナリオでは、サイト1は第1のビームを介して端末デバイスと第1の共有チャネルの伝送を行い、サイト2は第2のビームを介して第1の共有チャネルの伝送を行う。サイト1およびサイト2は、端末デバイスと同じデータの繰り返し伝送を行うことが理解され得る。この場合、ネットワークデバイスは、第1のビームおよび第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送するように端末デバイスを構成することができる。例えば、サイト1が第1のビームを介して端末デバイスと第1の共有チャネルを伝送するように構成されている場合、端末デバイスが第1のビームを介して第1の共有チャネルを伝送することは、ネットワークデバイスによって構成され得る。
【0359】
本出願では、マルチサイト伝送シナリオでは、ネットワークデバイスは複数のサイトを含むことができる。言い換えると、ネットワークデバイスは、複数のサイトの総称である。代替的に、ネットワークデバイスは複数のサイトの一部である。例えば、ネットワークデバイスは、複数のサイトのうちの1つである。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0360】
任意選択で、第1の共有チャネルがPDSCHである場合、第1のビームおよび第2のビームは2つのダウンリンク共通ビームであるか、または2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。
【0361】
任意選択で、第1の共有チャネルがPUSCHである場合、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。
【0362】
いくつかの実装形態では、第3の指示情報は、ダウンリンク制御情報DCIで搬送される。
【0363】
具体的には、第3の指示情報は、DCI内のフィールドであってもよい。フィールドの4つの異なる値は、以下の4つのケースをそれぞれ指示することができる:第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、ならびに、第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない。
【0364】
例えば、第3の指示情報の値が「00」である場合、第3の指示情報は、第1のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「01」である場合、第3の指示情報は、第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「10」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「11」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されないことを指示する。
【0365】
上記は、第3の指示情報の値の一例にすぎず、本出願に対する限定ではないことに留意されたい。例えば、第3の指示情報の値が「01」である場合、第3の指示情報は、第1のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「00」である場合、第3の指示情報は、第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「10」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されることを指示する。第3の指示情報の値が「11」である場合、第3の指示情報は、第1のビームおよび第2のビームが第1の共有チャネルに使用されないことを指示する。これは、本出願では具体的には限定されない。加えて、第3の指示情報の長さも2ビットより大きくてもよい。
【0366】
任意選択で、図7に示された実施形態は703をさらに含み、703は702の後に行われてもよい。
【0367】
703:第1の通信デバイスは、第1のビームを介して第1の共有チャネルを伝送する、第1の通信デバイスは、第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送する、または第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送する。
【0368】
図7に示された実施形態では、第1の通信デバイスが第1の共有チャネルに使用されるビームを決定する例は、本出願の技術的解決策を説明するためのものであることに留意されたい。別の共有チャネルに使用されるビームを決定する処理も同様である。例えば、図5に示されるように、マルチサイト伝送シナリオでは、端末デバイスは、第1の共有チャネルに使用されるビームが第1のビームであると決定し、第2の共有チャネルに使用されるビームが第2のビームであると決定する。端末デバイスは、第1のビームを介してサイト1との第1の共有チャネルの伝送を行い、第2のビームを介してサイト2との第2の共有チャネルの伝送を行うことができる。このようにして、マルチサイト伝送が実施される。言い換えると、本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、対応する共有チャネルに、ネットワークデバイスによって指示される同じタイプの2つのビームを正しく適用して、マルチサイト伝送を実施することができる。
【0369】
本出願の実施形態では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第3の指示情報を受信する。第3の指示情報は、以下のうちのいずれか1つを指示する:第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第3の指示情報に基づいて、第1の共有チャネルに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、正しいビームを介して第1の共有チャネルを伝送するために、ネットワークデバイスによって指示されるビームを第1の共有チャネルに正しく適用することができる。
【0370】
図8は、本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。図8を参照されたい。ビーム使用方法は以下のステップを含む。
【0371】
801:第1の通信デバイスは、第1のビームおよび第2のビームを決定する。
【0372】
第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、DCIを使用してネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。
【0373】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。図4に示された実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【0374】
いくつかの実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームであってもよい。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、異なるサイトによって使用されるビームである。例えば、図5に示されるように、端末デバイスが複数のサイトとの伝送を行うシナリオでは、サイト1は第1のビームを介して端末デバイスとの伝送を行い、サイト2は第2のビームを介して端末デバイスとの伝送を行う。
【0375】
第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの方法については、図4に示された実施形態の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0376】
本出願では、マルチサイト伝送シナリオでは、ネットワークデバイスは複数のサイトを含むことができる。言い換えると、ネットワークデバイスは、複数のサイトの総称である。代替的に、ネットワークデバイスは複数のサイトの一部である。例えば、ネットワークデバイスは、複数のサイトのうちの1つである。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0377】
任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、801の第1のビームおよび第2のビームは、第2の通信デバイスによって第1の通信デバイスに指示されてもよい。詳細については、図9に示された以下の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0378】
802:第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する。
【0379】
第1のSRSリソースに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。
【0380】
以下では、いくつかの可能な事例を参照して802について説明する。
【0381】
ケースA:ネットワークデバイスが端末デバイスのために同じタイプの2つのSRSリソースセットを構成する場合、802は、
第1のSRSリソースが同じタイプの2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のSRSリソースが同じタイプの2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を具体的には含む。
【0382】
可能な実装形態では、第1のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットである、または第1のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットである。
【0383】
別の可能な実装形態では、第1のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより大きいSRSリソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちのインデックスがより小さいSRSリソースセットである、または第1のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより低い制御リソースセットであり、第2のSRSリソースセットは、同じタイプの2つのSRSリソースセットのうちの構成ランキングがより高い制御リソースセットである。
【0384】
具体的には、SRSリソースセットのタイプは、コードブック(codebook)、非コードブック(Noncodebook)、アンテナ切り替え(antennaSwitch)、およびビーム管理(beamManagement)を含む。
【0385】
言い換えると、ケースAに基づいて、第1の規則は、
第1のSRSリソースが同じタイプの2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームである、または第1のSRSリソースが同じタイプの2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内の対応するSRSリソースに属する場合、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームである
ことを具体的には含む。
【0386】
ケースB:ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのSRSリソースセットを構成し、第1のSRSリソースがSRSリソースセットに属する場合、802は以下のうちのいずれか1つを具体的には含む。
【0387】
1.第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する。
【0388】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のSRSソースに使用されるビームが第1のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第1のビームが第1のSRSリソースに使用されることを直接決定する。
【0389】
2.第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する。
【0390】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のSRSソースに使用されるビームが第2のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることを直接決定する。
【0391】
3.SRSリソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、またはSRSリソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新する。
【0392】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを考慮して、更新後の第1のSRSソースに使用されるビームを決定する。第1のSRSソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSソースに現在使用されているビームは第1のビームに更新される。第1のSRSソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSソースに現在使用されているビームは第2のビームに更新される。
【0393】
例えば、ビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの共通ビームを含む複数のビームセットのうちの1つである。異なるビームセットは、異なるサイトに対応することができる。言い換えれば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセット内に構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。したがって、第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1のSRSリソースに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0394】
4.第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを受信する。第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つまたは2つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する。第1の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを使用して、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する。
【0395】
第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームの一方が第1のSRSリソースに使用されることを指示する場合、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のSRSリソースに使用されることをデフォルトで考慮するか、または第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることをデフォルトで考慮する。さらに、第2の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを使用して、第1の通信デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることをさらに指示することができる。代替的に、第2の通信デバイスは、別のRRCメッセージまたはMAC CEを使用して、第1の通信デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることを指示することができる。
【0396】
5.第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを受信する。第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることを指示する。第1の通信デバイスは、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを使用して、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する。
【0397】
ケースBの5つの方法は、代替的にケースBに限定されないことに留意されたい。具体的には、ネットワークデバイスが端末デバイスのために複数のSRSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスは、前述の方法を使用して各SRSリソースのビームを決定することもできる。
【0398】
言い換えると、ケースBに基づいて、第1の規則は、
第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームである、
第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームである、
SRSリソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースに現在使用されているビームが第1のビームに更新される、もしくはSRSリソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のSRSリソースに現在使用されているビームが第2のビームに更新される、
第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つもしくは2つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する場合、第1のビームが第1のSRSリソースに使用されることがデフォルトで考慮されるか、もしくは第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることがデフォルトで考慮される、もしくは第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームのうちの2つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する場合、第1のビームおよび第2のビームが第1のSRSリソースに使用される、または
第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEが、第1のビーム、第2のビーム、もしくは第1のビームと第2のビームとの両方が第1のSRSリソースに使用され、第2のRRCメッセージもしくは第2のMAC CEによって指示されるビームが第1のSRSリソースに使用されることを指示する
ことを具体的には含む。
【0399】
任意選択で、図8に示された実施形態は803をさらに含み、803は802の後に行われてもよい。
【0400】
803:第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームを介して第1のSRSリソースを伝送する。
【0401】
例えば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のSRSリソースに使用されると決定する。第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、端末デバイスは、第1のビームを介して第1のSRSリソース上でSRSを送信する。第1の通信デバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、第1のビームを介して第1のSRSリソース上でSRSを受信する。
【0402】
例えば、第1の通信デバイスは、第2のビームが第1のSRSリソースに使用されると決定する。第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、端末デバイスは、第2のビームを介して第1のSRSリソース上でSRSを送信する。第1の通信デバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、第2のビームを介して第1のSRSリソース上でSRSを受信する。
【0403】
本出願の実施形態では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定する。第1のSRSリソースに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、対応する参照信号の伝送にネットワークデバイスによって指示されるビームを正しく適用することができ、通信伝送性能を向上させる。
【0404】
本出願は、別の実施形態をさらに提供する。本実施形態は、図8に示された実施形態と同様である。以下、ステップ8001からステップ8003を参照して、本実施形態における技術的解決策を説明する。本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
【0405】
8001:第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定する。
【0406】
第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、DCIを使用してネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。
【0407】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。図4に示された実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【0408】
いくつかの実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームであってもよい。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、異なるサイトによって使用されるビームである。例えば、図5に示されるように、端末デバイスが複数のサイトとの伝送を行うシナリオでは、サイト1は第1のビームを介して端末デバイスとの伝送を行い、サイト2は第2のビームを介して端末デバイスとの伝送を行う。
【0409】
第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの方法については、図4に示された実施形態の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0410】
本出願では、マルチサイト伝送シナリオでは、ネットワークデバイスは複数のサイトを含むことができる。言い換えると、ネットワークデバイスは、複数のサイトの総称である。代替的に、ネットワークデバイスは複数のサイトの一部である。例えば、ネットワークデバイスは、複数のサイトのうちの1つである。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0411】
任意選択で、第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、ステップ8001の第1のビームおよび第2のビームは、第2の通信デバイスによって第1の通信デバイスに指示されてもよい。詳細については、図9に示された以下の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0412】
8002:第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する。
【0413】
第1のCSI-RSリソースに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。
【0414】
以下では、いくつかの可能な事例を参照して8002について説明する。
【0415】
ケースA:ネットワークデバイスが同じCSI-RSリソース構成で端末デバイスのために2つのCSI-RSリソースセットを構成する場合、8002は、
第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第1のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、または第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第2のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること
を具体的には含む。
【0416】
可能な実装形態では、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットである、または第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットである。
【0417】
別の可能な実装形態では、第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより大きいCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちのインデックスがより小さいCSI-RSリソースセットである、または第1のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより低いCSI-RSリソースセットであり、第2のCSI-RSリソースセットは、2つのCSI-RSリソースセットのうちの構成ランキングがより高いCSI-RSリソースセットである。
【0418】
具体的には、CSI-RSリソースセットのタイプは、コードブック、非コードブック、アンテナ切り替え、またはビーム管理を含む。
【0419】
言い換えると、ケースAに基づいて、第1の規則は、
第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第1のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームである、または第1のCSI-RSリソースが2つのCSI-RSリソースセット内の第2のCSI-RSリソースセット内の対応するCSI-RSリソースに属する場合、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームである
ことを具体的には含む。
【0420】
ケースB:ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのCSI-RSリソースセットを構成し、第1のCSI-RSリソースがCSI-RSリソースセットに属する場合、8002は以下のうちのいずれか1つを具体的には含む。
【0421】
1.第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定する。
【0422】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のCSI-RSソースに使用されるビームが第1のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第1のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを直接決定する。
【0423】
2.第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定する。
【0424】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、デフォルトで、第1のCSI-RSソースに使用されるビームが第2のビームであると決定することができる。言い換えると、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを考慮する必要はないが、デフォルトで、第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを直接決定する。
【0425】
3.CSI-RSリソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新する、またはCSI-RSリソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新する。
【0426】
本実装形態では、ケースBが満たされる場合、第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームを考慮して、更新後の第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する。第1のCSI-RSソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSソースに現在使用されているビームは第1のビームに更新される。第1のCSI-RSソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSソースに現在使用されているビームは第2のビームに更新される。
【0427】
例えば、ビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの共通ビームを含む複数のビームセットのうちの1つである。異なるビームセットは、異なるサイトに対応することができる。言い換えれば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセット内に構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。したがって、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【0428】
4.第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを受信する。第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つまたは2つが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する。第1の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを使用して、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する。
【0429】
第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームの一方が第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する場合、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることをデフォルトで考慮するか、または第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることをデフォルトで考慮する。さらに、第2の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEを使用して、第1の通信デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることをさらに指示することができる。代替的に、第2の通信デバイスは、別のRRCメッセージまたはMAC CEを使用して、第1の通信デバイスに、第1のビームまたは第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示することができる。
【0430】
5.第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを受信する。第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する。第1の通信デバイスは、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを使用して、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する。
【0431】
ケースBの5つの方法は、代替的にケースBに限定されないことに留意されたい。具体的には、ネットワークデバイスが端末デバイスのために複数のCSI-RSリソースセットを構成する場合、第1の通信デバイスは、前述の方法を使用して各CSI-RSリソースのビームを決定することもできる。
【0432】
言い換えると、ケースBに基づいて、第1の規則は、
第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームである、
第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第2のビームである、
CSI-RSリソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームが第1のビームに更新される、もしくはCSI-RSリソースセットに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1のCSI-RSリソースに現在使用されているビームが第2のビームに更新される、
第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つもしくは2つが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームのうちの1つが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する場合、第1のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることがデフォルトで考慮されるか、もしくは第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることがデフォルトで考慮される、もしくは第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEが、第1のビームおよび第2のビームのうちの2つが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する場合、第1のビームおよび第2のビームが第1のCSI-RSリソースに使用される、または
第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEが、第1のビーム、第2のビーム、もしくは第1のビームと第2のビームとの両方が第1のCSI-RSリソースに使用され、第2のRRCメッセージもしくは第2のMAC CEによって指示されるビームが第1のCSI-RSリソースに使用されることを指示する
ことを具体的には含む。
【0433】
任意選択で、本実施形態は8003をさらに含み、8003は8002の後に行われてもよい。
【0434】
8003:第1の通信デバイスは、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを介して第1のCSI-RSリソースを伝送する。
【0435】
例えば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のCSI-RSリソースに使用されると決定する。第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、端末デバイスは、第1のビームを介して第1のCSI-RSリソース上でCSI-RSを送信する。第1の通信デバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、第1のビームを介して第1のCSI-RSリソース上でCSI-RSを受信する。
【0436】
例えば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第2のCSI-RSリソースに使用されると決定する。第1の通信デバイスが端末デバイスである場合、端末デバイスは、第2のビームを介して第1のCSI-RSリソース上でCSI-RSを送信する。第1の通信デバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、第2のビームを介して第1のCSI-RSリソース上でCSI-RSを受信する。
【0437】
本出願の実施形態では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第1のビームおよび第2のビームはネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される2つのビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定する。第1のCSI-RSリソースに使用されるビームは、第1のビームおよび/または第2のビームである。本出願の技術的解決策によれば、第1の通信デバイスは、第1の規則に従って、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームを決定することができることが知見され得る。このようにして、第1の通信デバイスは、対応する参照信号の伝送にネットワークデバイスによって指示されるビームを正しく適用することができ、通信伝送性能を向上させる。
【0438】
図9に示された実施形態を参照して、以下では、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスに第1のビームおよび第2のビームを指示する処理について説明する。
【0439】
図9は、本出願の一実施形態による、ビーム使用方法の別の実施形態の概略図である。図9を参照されたい。本方法は以下のステップを含む。
【0440】
901:第2の通信デバイスは、第1の通信デバイスへ第2の指示情報を送信する。これに対応して、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2の指示情報を受信する。
【0441】
第2の指示情報は、同じタイプの少なくとも2つの共通ビームを指示する。具体的には、本出願の技術的解決策は、第2の指示情報が第1のビームおよび第2のビームを指示する例を使用して本明細書で説明される。第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである。
【0442】
第1のビームおよび第2のビームは、2つのダウンリンク共通ビーム、2つのアップリンク共通ビーム、または2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。具体的には、第1のビームおよび第2のビームは、前述の実施形態を参照して理解されるべきである。例えば、第1のビームおよび第2のビームがPDCCH伝送に使用される場合、第1のビームおよび第2のビームは2つのダウンリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。
【0443】
いくつかの実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。代替的に、第1のビームおよび第2のビームは、マルチサイト伝送を実施するために、異なるサイトによって使用されるビームである。
【0444】
任意選択で、第2の指示情報は、DCIで搬送されてもよい。
【0445】
ネットワークデバイスは、2ピースのDCIを使用して第1のビームおよび第2のビームを別々に指示することができ、ネットワークデバイスは、同じDCI内の2つのTCIフィールドを使用して第1のビームおよび第2のビームを別々に指示することができ、ネットワークデバイスは、同じDCI内の同じTCIフィールド内の異なるフィールド値を使用して第1のビームおよび第2のビームを別々に指示することができ、またはネットワークデバイスは、同じTCIフィールド値を使用して第1のビームおよび第2のビームを指示することに留意されたい。
【0446】
第1のビームと第2のビームとを区別するいくつかの方法については、図4に示された実施形態の401の関連する説明を参照されたい。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0447】
任意選択で、図9に示された実施形態は902および903をさらに含み、902および903は901の前に行われてもよい。
【0448】
902:第2の通信デバイスは、第1の通信デバイスへ構成情報を送信する。これに対応して、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから構成情報を受信する。
【0449】
構成情報は、第1の通信デバイスのためのフルビームセットを構成するためのものである。フルビームセットは、ダウンリンク共通ビーム、アップリンク共通ビーム、ならびにアップリンクおよびダウンリンク共通ビームのうちの少なくとも1つを含む。
【0450】
任意選択で、第1の通信デバイスのために第2の通信デバイスによって構成された共通ビームは、複数のビームセットにさらに入れられてもよい。複数のビームセット内のビームのインデックスは異なっていてもよく、そのため、ビームのインデックスを使用して、ビームが属するビームセットが区別されることができる。例えば、異なるサイトに使用されるビームは、異なるビームセット内に構成されてもよく、異なるインデックスが使用される。第1の通信デバイスは、指示されたビームのインデックスを使用して、どのサイトがビームに対応するかを決定することができる。
【0451】
任意選択で、構成情報は、RRCシグナリングで搬送されてもよい。
【0452】
903:第2の通信デバイスは、第1の通信デバイスへ第4の指示情報を送信する。これに対応して、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第4の指示情報を受信する。
【0453】
第4の指示情報は、第1の通信デバイスのために、902の処理で構成されたビームセットのサブセットをアクティブ化するためのものである。サブセットに含まれるビームは、901で第1の指示情報を使用して、第1の通信デバイスに第1のビームおよび第2のビームをさらに指示する。
【0454】
任意選択で、第4の指示情報はMAC CEで搬送され、ビームセットのサブセットに含まれるビーム情報はMAC CEで搬送される。例えば、MAC CEによってアクティブ化された各ビームは、901のDCI内のTCIフィールドの各フィールド値に対応する。第2の通信デバイスが第1の通信デバイスに1ピースのDCIを送信した後、第1の通信デバイスは、DCI内のTCIフィールドの値を使用して、アクティブ化されたビーム内のどのビームが第2の通信デバイスによって指示されるかを決定することができる。例えば、902の構成情報を使用して64個のビームが構成され、MAC CEは903の処理で64個のビームのうちの8個のビームをアクティブ化する。8つのビームは、DCI内のTCIフィールドの8つのフィールド値にそれぞれ対応する。第1の通信デバイスが1ピースのDCIを受信した後、DCI内のTCIフィールドの値が#0である場合、MAC CEによってアクティブ化された8つのビームのうちの1番目のビームが指示される。
【0455】
任意選択で、1つのMAC CEは、ただ1つのタイプのビームをアクティブ化してもよいし、複数のタイプのビームをアクティブ化してもよい。MAC CEによってアクティブ化される同じタイプのビームは、複数のビームグループに入れられてもよく、異なるビームグループは異なるサイトに対応する。第1の通信デバイスは、ビームが属するビームグループに基づいて、どのサイトがビームに対応するかを決定することができる。
【0456】
任意選択で、同じタイプの複数のビームグループが1つのMAC CEを使用してアクティブ化されてもよい。例えば、1つのMAC CEは同じタイプの複数のビームをアクティブ化し、同じタイプの複数のビームは複数のビームグループに入れられてもよい。代替的に、同じタイプの複数のビームグループは、複数のMAC CEを使用して別々にアクティブ化されてもよい。例えば、各MAC CEは、同じタイプのビームのただ1つのグループをアクティブ化する。
【0457】
903でMAC CEによってアクティブ化されたビームセットのサブセットがただ1つのビームを含む場合、第1の通信デバイスはそのビームを直接使用し、第2の通信デバイスは901の処理でアクティブ化されたビームからのビームをさらに指示する必要はないことに留意されたい。したがって、本実装形態では、901の第1のビームおよび第2のビームは、MAC CEを使用して直接指示することができることが理解され得る。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0458】
前述の方法実施形態は、別々に実施されてもよく、または組み合わせて実施されてもよい。実施形態における用語および関連技術については、互いに参照される。言い換えると、異なる実施形態間で矛盾または論理的に競合しない技術的解決策が互いに組み合わされることができる。これは、本出願では具体的には限定されない。
【0459】
以下では、本出願の実施形態で提供される通信装置について説明する。
【0460】
図10は、本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。図10を参照されたい。通信装置は、図4に示された実施形態、図6から図9に示された実施形態、およびステップ8001からステップ8003に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるプロセスを行うように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0461】
通信装置1000は、処理モジュール1001を含む。任意選択で、通信装置1000は、トランシーバモジュール1002をさらに含む。トランシーバモジュール1002は、対応する通信機能を実施でき、処理モジュール1001は、データ処理を行うように構成される。トランシーバモジュール1002は、通信インターフェースまたは通信モジュールと呼ばれてもよい。
【0462】
任意選択で、通信装置1000は、記憶モジュールをさらに含んでもよい。記憶モジュールは、命令および/またはデータを記憶するように構成されてもよい。処理モジュール1001は、通信装置が前述の方法実施形態を実施することを可能にするように、記憶モジュール内の命令および/またはデータを読み取ることができる。
【0463】
通信装置モジュール1000は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成されてもよい。通信装置1000は、第1の通信デバイスであってもよいし、第1の通信デバイスに配置され得る構成要素であってもよい。処理モジュール1001は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して処理関連動作を行うように構成される。任意選択で、トランシーバモジュール1002は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して受信関連動作を行うように構成される。
【0464】
任意選択で、トランシーバモジュール1002は、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、前述の方法実施形態における送信動作を行うように構成される。受信モジュールは、前述の方法実施形態における受信動作を行うように構成される。
【0465】
通信装置1000は送信モジュールを含むことができるが、受信モジュールを含まないか、または通信装置1000は受信モジュールを含むことができるが、送信モジュールを含まないことに留意されたく、これは、通信装置1000によって実行される前述の解決策が送信アクションおよび受信アクションを含むかどうかに具体的には依存し得る。
【0466】
一例では、通信装置1000は、図4に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成される。
【0467】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のリソースセットに使用されるビームを決定し、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームまたは第2のビームであるように構成される。
【0468】
任意選択で、処理モジュール1001は、図4に示された実施形態で402aおよび403を行うように構成される。
【0469】
一例では、通信装置1000は、図6に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成される。
【0470】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定し、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームまたは第2のビームであるように構成される。
【0471】
任意選択で、処理モジュール1001は、図6に示された実施形態で603を行うように構成される。
【0472】
一例では、通信装置1000は、図8に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成される。
【0473】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定し、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームまたは第2のビームであるように構成される。
【0474】
任意選択で、処理モジュール1001は、図8に示された実施形態で803を行うように構成される。
【0475】
一例では、通信装置1000は、図9に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成される。例えば、トランシーバモジュール1002は、図9に示された実施形態で901を行うように構成される。任意選択で、トランシーバモジュール1002は、図9に示された実施形態で902および903を行うように構成される。
【0476】
モジュールが前述の対応するプロセスを行う具体的なプロセスが、前述の方法実施形態で詳しく説明されていることを理解されたい。簡潔にするため、本明細書では、詳細は繰り返し説明されない。
【0477】
前述した実施形態における処理モジュール1002は、少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1002は、トランシーバまたはトランシーバ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1002は、通信モジュールまたは通信インターフェースと呼ばれてもよい。記憶モジュールは、少なくとも1つのメモリによって実施されてもよい。
【0478】
以下では、本出願の実施形態で提供される通信装置について説明する。
【0479】
図11は、本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。図11を参照されたい。通信装置は、図7に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われる処理を行うように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0480】
通信装置1100は、トランシーバモジュール1101を含む。任意選択で、通信装置1100は、処理モジュール1102をさらに含む。トランシーバモジュール1101は、対応する通信機能を実施でき、処理モジュール1102は、データ処理を行うように構成される。トランシーバモジュール1101は、通信インターフェースまたは通信モジュールと呼ばれてもよい。
【0481】
任意選択で、通信装置1100は、記憶モジュールをさらに含んでもよい。記憶モジュールは、命令および/またはデータを記憶するように構成されてもよい。処理モジュール1102は、通信装置が前述の方法実施形態を実施することを可能にするように、記憶モジュール内の命令および/またはデータを読み取ることができる。
【0482】
通信装置モジュール1100は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成されてもよい。通信装置1100は、第1の通信デバイスであってもよいし、第1の通信デバイスに配置され得る構成要素であってもよい。トランシーバモジュール1101は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して受信関連動作を行うように構成される。処理モジュール1102は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して処理関連動作を行うように構成される。
【0483】
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、前述の方法実施形態における送信動作を行うように構成される。受信モジュールは、前述の方法実施形態における受信動作を行うように構成される。
【0484】
通信装置1100は送信モジュールを含むことができるが、受信モジュールを含まないか、または通信装置1100は受信モジュールを含むことができるが、送信モジュールを含まないことに留意されたく、これは、通信装置1100によって実行される前述の解決策が送信アクションおよび受信アクションを含むかどうかに具体的には依存し得る。
【0485】
一例では、通信装置1100は、図7に示された実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成される。
【0486】
トランシーバモジュール1101は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであり、第2の通信デバイスから第3の指示情報を受信するように構成され、第3の指示情報は、
第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない、
のいずれか1つを指示する。
【0487】
任意選択で、処理モジュール1102は、図7に示された実施形態で703を行うように構成される。
【0488】
モジュールが前述の対応するプロセスを行う具体的なプロセスが、前述の方法実施形態で詳しく説明されていることを理解されたい。簡潔にするため、本明細書では、詳細は繰り返し説明されない。
【0489】
前述した実施形態における処理モジュール1102は、少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1101は、トランシーバまたはトランシーバ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1101は、通信モジュールまたは通信インターフェースと呼ばれてもよい。記憶モジュールは、少なくとも1つのメモリによって実施されてもよい。
【0490】
本出願の一実施形態は、通信装置1200をさらに提供する。図12を参照されたい。通信装置1200は、プロセッサ1210を含む。プロセッサ1210は、メモリ1220に結合される。メモリ1220は、コンピュータプログラムまたは命令および/もしくはデータを記憶するように構成される。プロセッサ1210は、メモリ1220に記憶されたコンピュータプログラムまたは命令および/もしくはデータを行いて、前述した方法実施形態における方法を行うように構成される。
【0491】
任意選択で、通信装置1200は、1つ以上のプロセッサ1210を含む。
【0492】
任意選択で、図12に示されるように、通信装置1200はメモリ1220をさらに含んでもよい。
【0493】
任意選択で、通信装置1200は、1つ以上のメモリ1220を含む。
【0494】
任意選択で、メモリ1220およびプロセッサ1210は一緒に統合されてもよく、または別々に配置されてもよい。
【0495】
任意選択で、図12に示されるように、通信装置1200はトランシーバ1230をさらに含んでもよい。トランシーバ1230は、信号を受信および/または送信するように構成される。例えば、プロセッサ1210は、信号を受信および/または送信するために、トランシーバ1230を制御するように構成される。
【0496】
解決策では、通信装置1200は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる動作を実施するように構成される。
【0497】
例えば、プロセッサ1210は、前述した方法実施形態における第1の通信デバイスによって行われる、処理関連動作を実施するように構成され、トランシーバ1230は、前述した方法実施形態における第1の通信デバイスによって行われる、送信および受信関連動作を実施するように構成される。
【0498】
本出願は、通信装置1300をさらに提供する。通信装置1300は、端末デバイス、端末デバイスのプロセッサ、またはチップであってもよい。通信装置1300は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる動作を行うように構成されてもよい。
【0499】
通信装置1300が端末デバイスである場合、図13は、端末デバイスの構造の簡略化された概略図である。図13に示されるように、端末デバイスは、プロセッサ、メモリ、およびトランシーバを含む。メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶することができる。トランシーバは、トランスミッタ1331と、レシーバ1332と、無線周波数回路(図示せず)と、アンテナ1333と、入力/出力装置(図示せず)とを含む。
【0500】
プロセッサは、通信プロトコル、および通信データを処理し、端末機器を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するなどのために主として構成される。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように主に構成される。無線周波数回路は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を行い、無線周波数信号を処理するように主に構成される。アンテナは主に、無線周波数信号を電磁波の形態で送信および受信するように構成される。入力/出力データ装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、またはキーボードは、ユーザによって入力されたデータを受信し、ユーザに出力するように、主に構成される。なお、端末デバイスの種類によっては、入力/出力装置を有さない場合もある。
【0501】
データが送信されることが必要になると、プロセッサは、送信されるべきデータに対するベースバンド処理を行い、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を行い、次いで、アンテナを介して無線周波数信号を電磁波の形態で送信する。データが端末デバイスに送信されるとき、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。説明を簡単にするために、図13は、1つのメモリ、1つのプロセッサ、および1つのトランシーバのみを示している。実際の端末デバイス製品では、1つ以上のプロセッサおよび1つ以上のメモリが存在し得る。メモリは、記憶媒体、記憶デバイスなどと呼ばれてもよい。メモリは、プロセッサから独立して配置されてもよく、またはプロセッサと一体化されてもよい。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0502】
本出願の実施形態では、送信機能および受信機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイスのトランシーバモジュールと見なされてもよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理モジュールと見なされてもよい。
【0503】
図13に示されるように、端末デバイスは、プロセッサ1310、メモリ1320、およびトランシーバ1330を含む。プロセッサ1310は、処理ユニット、処理基板、処理モジュール、処理装置などと呼ばれてもよい。トランシーバ1330は、トランシーバユニット、トランシーバ機、またはトランシーバ装置などと呼ばれてもよい。
【0504】
任意選択で、トランシーバ1330にある、受信機能を実装するように構成された構成要素が受信モジュールと見なされてもよく、トランシーバ1330にある、送信機能を実装するように構成された構成要素が送信モジュールと見なされてもよい。言い換えると、トランシーバ1330は、受信機と送信機とを含む。トランシーバは場合によっては、トランシーバ機、トランシーバモジュール、トランシーバ回路などと呼ばれてもよい。受信機は、レシーバ、受信モジュール、受信回路などと呼ばれてもよい。送信機は、トランスミッタ、伝送モジュール、伝送回路などと呼ばれてもよい。
【0505】
例えば、一実装形態では、プロセッサ1310は、図4に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して処理アクションを行うように構成され、トランシーバ1330は、図4における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。例えば、トランシーバ1330は、図4に示された実施形態における401の決定動作を行い、具体的には、すなわち、第2の通信デバイスから、第1のビームおよび第2のビームを指示する第1の指示情報を受信するように構成される。プロセッサ1310は、図4に示された実施形態における402の処理動作を行うように構成される。任意選択で、プロセッサ1310は、図4に示された実施形態における402aおよび403の処理動作を行うようにさらに構成される。
【0506】
例えば、一実装形態では、プロセッサ1310は、図6に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して処理アクションを行うように構成される。トランシーバ1330は、図6に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。プロセッサ1310は、図6に示された実施形態における処理アクションを行うように構成される。例えば、トランシーバ1330は、図6に示された実施形態における601の決定動作を行い、具体的には、すなわち、第2の通信デバイスから、第1のビームおよび第2のビームを指示する第1の指示情報を受信するように構成される。プロセッサ1310は、図6に示された実施形態における602の処理動作を行うように構成される。任意選択で、プロセッサ1310は、図6に示された実施形態における603の処理動作を行うようにさらに構成される。
【0507】
例えば、一実装形態では、プロセッサ1310は、図7に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して処理アクションを行うように構成される。トランシーバ1330は、図7に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。プロセッサ1310は、図7に示された実施形態における処理アクションを行うように構成される。例えば、トランシーバ1330は、図7に示された実施形態における701および702の決定動作を行い、具体的には、すなわち、第2の通信デバイスから、第1のビームおよび第2のビームを指示する第1の指示情報を受信するように構成される。任意選択で、プロセッサ1310は、図7に示された実施形態における703の処理動作を行うようにさらに構成される。
【0508】
例えば、一実装形態では、プロセッサ1310は、図8に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して処理アクションを行うように構成される。トランシーバ1330は、図8に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。プロセッサ1310は、図8に示された実施形態における処理アクションを行うように構成される。例えば、トランシーバ1330は、図8に示された実施形態における801の決定動作を行い、具体的には、すなわち、第2の通信デバイスから、第1のビームおよび第2のビームを指示する第1の指示情報を受信するように構成される。プロセッサ1310は、図8に示された実施形態における802の処理動作を行うように構成される。任意選択で、プロセッサ1310は、図8に示された実施形態における803の処理動作を行うようにさらに構成される。
【0509】
例えば、一実装形態では、プロセッサ1310は、ステップ8001からステップ8003に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して処理アクションを行うように構成される。トランシーバ1330は、ステップ8001からステップ8003に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。例えば、トランシーバ1330は、ステップ8001からステップ8003に示された実施形態における8001の決定動作を行い、具体的には、すなわち、第2の通信デバイスから、第1のビームおよび第2のビームを指示する第1の指示情報を受信するように構成される。プロセッサ1310は、ステップ8001からステップ8003に示された実施形態における8002の処理動作を行うように構成される。任意選択で、プロセッサ1310は、ステップ8001からステップ8003に示された実施形態における8003の処理動作を行うようにさらに構成される。
【0510】
例えば、一実装形態では、トランシーバ1330は、図9に示された実施形態における第1の通信デバイスに対して送信および受信アクションを行うように構成される。トランシーバ1330は、図9に示された実施形態で901を行うように構成される。任意選択で、トランシーバ1330は、図9に示された実施形態で902および903を行うように構成される。
【0511】
図13は単なる一例であり限定ではないことを理解されたい。トランシーバモジュールおよび処理モジュールを含む端末デバイスは、図11または図12に示される構造に依存しなくてもよい。
【0512】
通信装置1300がチップである場合、チップは、プロセッサ、メモリ、およびトランシーバを含む。トランシーバは、入力/出力回路または通信インターフェースであってよい。プロセッサは、チップ上に集積された処理モジュール、マイクロプロセッサ、または集積回路であってもよい。前述の方法実施形態における端末デバイスの送信動作は、チップの出力として理解されてもよく、前述の方法実施形態における端末デバイスの受信動作は、チップの入力として理解されてもよい。
【0513】
本出願は、通信装置1400をさらに提供する。通信装置1400は、ネットワークデバイスであってもよいし、またはチップであってもよい。通信装置1400は、図4図6図7、および図8に示された方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる動作を行うように構成されてもよく、または図9に示された方法実施形態で第2の通信デバイスによって行われる動作を行うように構成されてもよい。
【0514】
通信装置1400がネットワークデバイス、例えば基地局である場合、図14は、基地局の構造の簡略化された概略図である。基地局は、部分1410、部分1420、および部分1430を含む。部分1410は、ベースバンド処理や基地局の制御などを行うように主に構成される。部分1410は、通常、基地局の制御センターであり、通常、プロセッサと呼ばれてもよく、前述の方法実施形態において、ネットワークデバイスで処理動作を行うため基地局を制御するように構成される。部分1420は、コンピュータプログラムコードおよびデータを記憶するように主に構成される。部分1430は、無線周波数信号を送信および受信し、無線周波数信号とベースバンド信号を変換するように主に構成される。部分1430は、通常、トランシーバモジュール、トランシーバ機、トランシーバ回路、トランシーバなどと呼ばれてもよい。部分1430のトランシーバモジュールは、トランシーバ機、トランシーバなど呼ばれてもよく、アンテナ1433と無線周波数回路(図示せず)とを含む。無線周波数回路は、無線周波数処理を行うように、主に構成される。任意選択で、部分1430において、受信機能を実施するように構成される構成要素は受信ユニットと見なされてもよく、送信機能を実施するように構成される構成要素は送信ユニットと見なされてもよい。言い換えると、部分1430は、レシーバ1432およびトランスミッタ1431を含む。レシーバは、受信モジュール、受信機、受信回路などと呼ばれてもよい。トランスミッタは、伝送モジュール、伝送機、伝送回路などと呼ばれてもよい。
【0515】
部分1410および部分1420は、1つまたは複数のボードを含んでもよい。各ボードは、1つまたは複数のプロセッサと1つまたは複数のメモリを含んでもよい。プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って実行し、ベースバンド処理機能および基地局の制御を実装するように構成される。複数の基板が存在する場合は、処理能力を高めるために、基板が互いに相互接続されてよい。オプションの実装では、複数のボードが1つまたは複数のプロセッサを共有し得るか、複数のボードが1つまたは複数のメモリを共有するか、または複数のボードがすべて、1つまたは複数のプロセッサを共有する。
【0516】
例えば、一実装形態では、部分1430のトランシーバモジュールは、図4図6図7、および図8に示された実施形態において第1の通信デバイスによって行われる送信および受信関連処理を行うように構成される。部分1410のプロセッサは、図4図6図7、および図8に示された実施形態、ならびにステップ8001からステップ8003に示された実施形態において、第1の通信デバイスによって行われる処理関連処理を行うように構成される。別の実装形態では、部分1430のトランシーバモジュールは、図9に示された実施形態において第2の通信デバイスによって行われる送信および受信関連処理を行うように構成される。
【0517】
図14は単なる一例であり限定ではないことを理解されたい。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバを含むネットワークデバイスは、図11または図12に示される構造に依存しなくてもよい。
【0518】
通信装置1400がチップである場合、チップは、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。トランシーバは、入力/出力回路または通信インターフェースであってよい。プロセッサは、チップ上に集積されたプロセッサ、マイクロプロセッサ、または集積回路であってもよい。前述の方法実施形態におけるネットワークデバイスの送信動作は、チップの出力として理解されてもよく、前述の方法実施形態におけるネットワークデバイスの受信動作は、チップの入力として理解されてもよい。
【0519】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装するために使用されるコンピュータ命令を記憶する。
【0520】
例えば、コンピュータプログラムがコンピュータによって行われると、コンピュータは、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装することを可能にされる。
【0521】
本出願の一実施形態は、説明書を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。例えば、命令がコンピュータによって行われると、コンピュータは、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装することを可能にされる。
【0522】
本出願の一実施形態は、通信システムをさらに提供する。通信システムは、前述の実施形態における第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスを含む。
【0523】
本出願の一実施形態は、図4図6から図9に示された実施形態、およびステップ8001からステップ8003に示された実施形態におけるビーム使用方法をプロセッサが行うことを可能にするために、メモリに記憶されたコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を呼び出すように構成されたプロセッサを含むチップ装置をさらに提供する。
【0524】
可能な実装形態では、チップ装置の入力は、図4および図6から図9に示された実施形態における受信動作に対応する。チップ装置の出力は、図4図6から図9に示された実施形態、およびステップ8001からステップ8003に示された実施形態における送信動作に対応する。
【0525】
任意選択で、プロセッサは、インターフェースを介してメモリに結合される。
【0526】
任意選択で、チップ装置は、メモリをさらに含む。メモリは、コンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を記憶する。
【0527】
上記で言及されたプロセッサは、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、または特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または図4図6から図9に示された実施形態、およびステップ8001からステップ8003に示された実施形態におけるビーム使用方法のプログラム実行を制御するように構成された1つもしくは複数の集積回路であってもよい。上記のどこかで言及されたメモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)などであってもよい。
【0528】
説明を簡便かつ簡潔にする目的で、上記で提供された通信装置のいずれかに関連する内容の説明および有益な効果については、上記で提供された対応する方法実施形態を参照するべきことは当業者によって明確に理解されよう。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0529】
本出願では、端末デバイスまたはネットワークデバイスは、ハードウェア層、ハードウェア層で動作するオペレーティングシステム層、およびオペレーティングシステム層で動作するアプリケーション層を含んでもよい。ハードウェア層は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理モジュール(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリと呼ばれることもある)などのハードウェアを含んでもよい。オペレーティングシステム層のオペレーティングシステムは、プロセス(process)を使用してサービス処理を実装するいずれか1つ以上のコンピュータオペレーティングシステムであってよく、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはwindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレス帳、ワープロソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含んでもよい。
【0530】
説明を簡便にするために、前述のシステム、装置、およびモジュールの詳細な作動プロセスについては、前述の方法実施形態の対応するプロセスを参照することが、当業者には明確に理解されよう。本明細書では詳細は繰り返し説明されない。
【0531】
本出願において提供されるいくつかの実施形態においては、開示のシステム、装置、および方法が他のやり方で実装されることもできることを理解されよう。例えば、記載された装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、モジュールへの分割は、論理的な機能の分割にすぎず、実際の実装形態の際には他の分割であってもよい。例えば、複数のモジュールまたはコンポーネントは、別のシステムとして組み合わされてもよいし、もしくは統合されてもよく、または一部の特徴は無視されてもよいし、もしくは行われなくてもよい。加えて、表示または論述されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実施されてよい。装置またはモジュール間の間接的な結合または通信接続は、電子的な、機械的な、または他の形態で実施されてもよい。
【0532】
別々の部分として説明されたモジュールは、物理的に別々であってもなくてもよく、モジュールとして表示された部分は物理モジュールであってもなくてもよく、1つの位置に位置されてもよいし、または複数のネットワークモジュールに分散されてもよい。モジュールの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0533】
加えて、本出願の実施形態における機能モジュールは、1つの処理モジュールとして統合されてもよく、またはモジュールの各々は物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールとして統合される。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。
【0534】
統合モジュールが、ソフトウェア機能モジュールの形態で実施され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的に寄与する本出願の技術的解決策の一部、または技術的解決策のうちのすべてもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に本出願の実施形態に記載された方法のステップの全部または一部を行うように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0535】
結論として、前述の実施形態は、本出願の技術的解決策を説明することを意図されているにすぎず、本出願の技術的解決策を限定することを意図されていない。本出願は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本出願の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明された技術的解決策に対して依然として修正を行うことができ、またはその一部の技術的特徴に対して同等の置換を行うことができることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0536】
111 ネットワークデバイス
121 端末デバイス
122 端末デバイス
211 ネットワークデバイス
212 ネットワークデバイス
213 ネットワークデバイス
221 端末デバイス
1000 通信装置
1001 処理モジュール
1002 トランシーバモジュール
1100 通信装置
1101 トランシーバモジュール
1102 処理モジュール
1200 通信装置
1210 プロセッサ
1220 メモリ
1230 トランシーバ
1300 通信装置
1310 プロセッサ
1320 メモリ
1330 トランシーバ
1331 トランスミッタ
1332 レシーバ
1333 アンテナ
1400 通信装置
1410 部分
1420 部分
1430 部分
1431 トランスミッタ
1432 レシーバ
1433 アンテナ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
第5世代(5G)移動通信システムでは、高周波通信が使用されることができ、すなわち、データは超高帯域(>6GHz)信号を使用して伝送される。高周波通信の主な問題は、伝送距離が長くなるにつれて、信号のエネルギーが急激に減少し、結果として、信号の伝送距離が短くなることである。この問題を解決するために、アナログビーム技術が、高周波通信では使用される。信号エネルギーを小さい角度範囲に集中させ、光ビームと同様の信号(アナログビーム、略してビームと呼ばれる)を形成して伝送距離を延ばすために、アンテナアレイに対して重み付け処理が行われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの共通ビームである。例えば、第1のビームおよび第2のビームは、2つのダウンリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第1の規則に従って第1のビームおよび第2のビームから、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、制御リソースセットに対応するチャネルが正しいビームを介して伝送されるように、ネットワークデバイスによって指示されるビームを制御リソースセットに対応するチャネルに正しく適用し、通信伝送性能を向上させ得る。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを対応する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に正しく適用することを決定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
前述の実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために制御リソースセットグループを構成し、第1の制御リソースセットがシングルビーム制御リソースセットである場合、第1の通信デバイスが第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定する特定の決定方法が提供される。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために適切なビームを選択するために、第1の制御リソースセットに使用されるビームを正しく決定する。例えば、異なるサイトによって使用されるビームは、異なるビームセットで構成される。言い換えると、同じビームセット内のビームは、同じサイトによって使用されるビームである。第1の制御リソースセットに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の制御リソースセットに対応するPDCCHを伝送するために同じサイトが好ましくは使用される。したがって、第1の制御リソースセットに現在使用されているビームは、第1のビームに更新される。第2のビームの説明も同様である。本明細書では詳細は再び1つずつ提供されない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
別の可能な実装形態では、本方法は、第1の通信デバイスが、第2の通信デバイスから第1の媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を受信することをさらに含み、第1のMAC CEが第1の制御リソースセットのインデックスを含む。第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の制御リソースセットに使用されるビームを決定することが、
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第1のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の1番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定し、第1の期間は、第1のMAC CEによって指示されるビームの有効時点から第2のMAC CEによって指示されるビームの有効時点までの時間間隔であり、第2のMAC CEは、第1の制御リソースセットによって使用されるビームを指示し、第1のMAC CEが受信された後に第1の通信デバイスによって最近受信されたMAC CEである;
第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第1のビーム指示情報を含み、第1のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビーム内の2番目の共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する;または
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEであり、第1のMAC CEが第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報を含み、第2のビーム指示情報が第1のビームを指示し、第3のビーム指示情報が第2のビームを指示する場合、第1の通信デバイスが、第1の期間内の任意の瞬間に、任意の瞬間に有効になる同じタイプの2つの共通ビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定することを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
別の可能な実装形態では、シングルビーム制御リソースセットに現在使用されているビームの数は1であり、マルチビーム制御リソースセットに現在使用されているビームの数は1より大きい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
本出願の第2の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定すること、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に使用されるビームを決定することであって、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
前述の技術的解決策では、第1の通信デバイスは第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームである。例えば、第1の共有チャネルが物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)である場合、第1のビームおよび第2のビームは、2つのダウンリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の共有チャネルが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)である場合、第1のビームおよび第2のビームは、2つのアップリンク共通ビームまたは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、第3の指示情報に基づいて、第1の共有チャネルに使用されるビームを決定することができる。このようにして、第1の通信デバイスは、通信伝送性能を向上させるために、正しいビームを介して第1の共有チャネルを伝送するために、ネットワークデバイスによって指示されるビームを第1の共有チャネルに正しく適用することができる。第2の通信デバイスは、第3の指示情報を使用して、第1のビームおよび/または第2のビームを介して第1の共有チャネルを伝送するように第1の通信デバイスに柔軟に指示することができる。例えば、マルチサイト伝送シナリオでは、第1の通信デバイスは、本出願の技術的解決策に従って、マルチサイト伝送を実施するために、第1のビームおよび第2のビームを第1の共有チャネルに正しく適用することを決定する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
可能な実装形態では、第3の指示情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)で搬送される。本実装形態では、第2の通信デバイスは、指示情報を送信するための具体的なキャリアを提供するために、DCIを使用して第3の指示情報を第1の通信デバイスに送信することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
本出願の第4の態様は、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定することと、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のサウンディング参照信号(SRS)リソースに使用されるビームを決定することであって、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスが端末デバイスのために1つのSRSリソースセットを構成し、第1のSRSリソースがSRSリソースセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定することは、
第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームであると決定すること、
第1の通信デバイスは、第1のSRSリソースに使用されるビームが第2のビームであると決定すること、
第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第1のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第1のビームに更新すること、もしくは第1のSRSリソースに現在使用されているビームと第2のビームとが同じビームセットに属する場合、第1の通信デバイスが、第1のSRSリソースに現在使用されているビームを第2のビームに更新すること、
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第1の無線リソース制御RRC)メッセージまたは第1のMAC CEを受信することであって、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEは、第1のビームまたは第2のビームのうちの1つまたは2つが第1のSRSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第1のRRCメッセージまたは第1のMAC CEに基づいて、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定すること、または
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEを受信することであって、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または第1のビームおよび第2のビームが第1のSRSリソースに使用されることを指示する、受信すること、第1の通信デバイスは、第2のRRCメッセージまたは第2のMAC CEに基づいて、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定すること
を含む。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
本出願の第5の態様は、ビーム使用方法であって、
第1の通信デバイスが、第1のビームおよび第2のビームを決定することであって、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームである、決定することと、第1の通信デバイスが、第1の規則に従って、第1のチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)リソースに使用されるビームを決定することであって、第1のCSI-RSリソースに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームである、決定すること
を含む、ビーム使用方法を提供する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】
第1の態様から第5の態様のいずれか1つに基づいて、第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される同じタイプの2つの共通ビームである。第1のビームおよび第2のビームは、
第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより大きい(TCI)フィールド値に対応するビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
第1のビームは第1のビームセットに属し、第2のビームは第2のビームセットに属し、第1のビームセットおよび第2のビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
第1のビームは第1のビームグループに属し、第2のビームは第2のビームグループに属し、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、MAC CEを使用してネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
第1のビームは、DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、第2のビームは、DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、1番目のTCIフィールドは、第1のビームグループに対応し、2番目のTCIフィールドは、第2のビームグループに対応する、第1の通信デバイスは、1番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、2番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、フィールド値の第1の部分は、第1のビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は、第2のビームグループに対応する、第1の通信デバイスは、フィールド値の第1の部分を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームおよび第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、第1のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの1番目のビームであり、第2のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの2番目のビームである、
第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、第1のDCIは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第2のDCIは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、もしくは第1のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第1の値であり、第2のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第2の値である、
のうちのいずれか1つを含む。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
別の可能な実装形態では、シングルビーム制御リソースセットに現在使用されているビームの数は1であり、マルチビーム制御リソースセットに現在使用されているビームの数は1より大きい。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
本出願の第8の態様は、
第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームは同じタイプのビームであるように構成された処理モジュールと、第2の通信デバイスから第3の指示情報を受信する、ように構成されたトランシーバモジュールであって、第3の指示情報は、
第1のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルに使用される、または
第1のビームおよび第2のビームは第1の共有チャネルには使用されない、
のいずれか1つを指示する、トランシーバモジュール
を含む、通信装置を提供する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
第6の態様から第10の態様のいずれか1つに基づいて、可能な実装形態では、第1のビームおよび第2のビームは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに指示される同じタイプの2つの共通ビームである。第1のビームおよび第2のビームは、
第1のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより小さいビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのインデックスがより大きいビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより小さい伝送構成インジケータTCIフィールド値に対応するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより大きいTCIフィールド値に対応するビームである、
第1のビームは、2つのビームのうちのより上位の構成ランキングを有するビームであり、第2のビームは、2つのビームのうちのより下位の構成ランキングを有するビームである、
第1のビームは第1のビームセットに属し、第2のビームは第2のビームセットに属し、第1のビームセットおよび第2のビームセットは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された同じタイプの2つのビームセットであり、第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのインデックスがより小さいビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのインデックスがより大きいビームセットである、もしくは第1のビームセットは、同じタイプの2つのビームセットのうちのより上位の構成ランキングを有するビームセットであり、第2のビームセットは、2つのビームセットのうちのより下位の構成ランキングを有するビームセットである、
第1のビームは第1のビームグループに属し、第2のビームは第2のビームグループに属し、第1のビームグループおよび第2のビームグループは、MAC CEを使用してネットワークデバイスによってアクティブ化される同じタイプの2つのビームグループであり、第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより小さいビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのインデックスがより大きいビームグループである、もしくは第1のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームグループであり、第2のビームグループは、同じタイプの2つのビームグループのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームグループである、
第1のビームは、DCI内の1番目のTCIフィールドによって指示されるビームであり、第2のビームは、DCI内の2番目のTCIフィールドによって指示されるビームである、1番目のTCIフィールドは、第1のビームグループに対応し、2番目のTCIフィールドは、第2のビームグループに対応する、通信装置は、1番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、2番目のTCIフィールドのフィールド値を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、DCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである、フィールド値の第1の部分は、第1のビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は、第2のビームグループに対応する、通信装置は、フィールド値の第1の部分を使用して、第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して、第2のビームグループから第2のビームを決定する、
第1のビームおよび第2のビームは、DCI内の同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームであり、第1のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの1番目のビームであり、第2のビームは、同じTCIフィールドによって指示される同じタイプの2つのビームのうちの2番目のビームである、
第1のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより高いビームであり、第2のビームは、同じタイプの2つのビームのうちのMAC CE内のアクティブ化ランキングがより低いビームである、または
第1のビームは第1のDCIによって指示されるビームであり、第2のビームは第2のDCIによって指示されるビームであり、第1のDCIは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第2のDCIは、2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループに対応するPDCCH上で搬送されるDCIであり、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループ内のグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである、もしくは第1のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第1の値であり、第2のDCI内のフィールドの値もしくはフィールドの一部のビットの値が第2の値である、
のうちのいずれか1つを含む。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0134】
本出願の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、5Gシステム、新無線(NR)システム、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE周波数分割複信(FDD)システム、LTE時分割複信(TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、5Gネットワークシステム後の移動通信システム(例えば、6G移動通信システム)、または車車間/路車間(V2X)通信システムに適用され得る。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0138】
端末デバイスは、ユーザ機器(UE)、モバイルステーション(MS)、モバイル端末(MT)などとも呼ばれる。端末デバイスは、無線通信機能を備える(ユーザに音声/データ接続を提供する)デバイス、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスである。現在、端末デバイスのいくつかの例は、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(VR)デバイス、拡張現実(AR)デバイス、工業制御(industrial control)における無線端末、車両のインターネットにおける無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などである。例えば、車両のインターネットにおける無線端末は、車載デバイス、車両デバイス全体、車載モジュール、車両などであってもよい。工業制御(industrial control)における無線端末は、カメラ、ロボットなどであってもよい。スマートホームにおける無線端末は、テレビ、エアコン、フロアスイーパー、スピーカ、セットトップボックスなどであってもよい。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
ネットワークデバイスは、無線ネットワーク内のデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末デバイスに無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワークに配置されたデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末デバイスがワイヤレスネットワークにアクセスすることを可能にする無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであり得、アクセスネットワークデバイスとも呼ばれ得る。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
ネットワークデバイスは、進化型ノードB(eNB)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、ノードB(NB)、基地局コントローラ(BSC)、ベーストランシーバステーション(BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB、またはhome Node B、HNB)、ベースバンドユニット(BBU)、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)におけるアクセスポイント(AP)、無線中継ノード、無線バックホールノード、送信ポイント(TP)、送信および受信ポイント(TRP)などを含むが、これらに限定されず、または5G移動通信システム内のネットワークデバイス、例えば、NRシステム内の次世代基地局(next generation NodeB、gNB)、送受信ポイント(TRP)、もしくはTP、または5G移動通信システム内の基地局の1つもしくは1群のアンテナパネル(複数のアンテナパネルを含む)であってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、gNBまたは伝送ポイントを形成するネットワークノード、例えば、BBUまたは分散ユニット(DU)であってもよい。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0141】
いくつかの配置では、gNBは、中央ユニット(CU)およびDUを含んでもよい。gNBは、アクティブアンテナユニット(AAU)をさらに含んでもよい。CUはgNBの一部の機能を実装し、DUはgNBの一部の機能を実装する。例えば、CUは、非リアルタイムプロトコルおよびサービスを処理することを担い、無線リソース制御(RRC)層およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層の機能を実装する。DUは、物理層プロトコルおよびリアルタイムサービスを処理し、無線リンク制御(RLC)層、MAC層、および物理(PHY)層の機能を実装する役割を担う。AAUは、一部の物理層処理機能と、無線周波数処理と、アクティブアンテナに関係する機能とを実装する。RRC層での情報は、PHY層での情報に最終的に変更されるか、またはPHY層での情報から変更される。したがって、このアーキテクチャでは、上位層シグナリング(例えば、RRC層シグナリング)はまた、DUによって送信される、またはDUおよびAAUによって送信されると見なされてもよい。ネットワークデバイスは、CUノード、DUノード、およびAAUノードのうちのいずれか1つ以上を含むデバイスであってよいことは理解されてもよい。加えて、CUは、RAN内のネットワークデバイスに分類され得、またはCUは、コアネットワーク(CN)内のネットワークデバイスに分類され得る。これは、本出願では限定されない。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0147】
NRプロトコルでは、ビームは、空間領域フィルタ(spatial domain filter)、空間フィルタ(spatial filter)、空間領域パラメータ(spatial domain parameter)、空間パラメータ(spatial parameter)、空間領域設定(spatial domain setting)、空間設定(spatial setting)、準コロケーション(QCL)情報、QCL仮定、QCL指示などと呼ばれてもよい。ビームは、TCI-stateパラメータを使用して指示されてもよいし、または空間的関係(spatial relation)パラメータを使用して指示されてもよい。したがって、本出願では、ビームは、空間領域フィルタ、空間フィルタ、空間領域パラメータ、空間パラメータ、空間領域設定、空間設定、QCL情報、QCL仮定、QCL指示、TCI-state(アップリンクTCI-stateおよびダウンリンクTCI-stateを含む)、空間的関係などで置き換えられてもよい。前述の用語もまた、互いに等価である。ビームは、ビームを表すための別の用語で代替的に置き換えられてもよい。これは、本出願では限定されない。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0148】
信号を送信するために使用されるビームは、伝送ビーム(Tx beam)、空間領域伝送フィルタ(spatial domain transmission filter)、空間伝送フィルタ(spatial transmission filter)、空間領域伝送パラメータ(spatial domain parameter)、空間伝送パラメータ(spatial transmission parameter)、空間領域伝送設定(spatial domain transmission setting)、または空間伝送設定(spatial transmission setting)と呼ばれてもよい。伝送ビームは、TCI-stateを使用して指示されてもよい。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
2.伝送構成インジケータ状態(TCI-state)
TCI-stateは、ダウンリンクビームを指示する。ネットワークデバイスは、異なる伝送方向を指す異なるビームを生成することができる。ダウンリンクデータ伝送では、指定されたビームを使用して端末デバイスにデータを送信するとき、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって使用される伝送ビームに関する情報を端末デバイスに通知する必要がある。このようにして、端末デバイスは、伝送ビームに対応する受信ビームを使用して、ネットワークデバイスによって送信されたデータを受信することができる。第3世代パートナーシッププロジェクトリリース15(3GPP R15)プロトコルまたは3GPP R16プロトコルでは、ネットワークデバイスは、DCIのTCIフィールドを使用して、ネットワークデバイスによって使用される伝送ビームの関連情報を端末デバイスに指示する。具体的には、TCIフィールドのサイズは、8つの異なるフィールド値(コードポイント)を具体的に指示することができる3ビットである。TCIフィールドの各値は1つのTCI-stateインデックスに対応し、TCI-stateインデックスは1つのTCI-stateを一意に識別することができる。TCI-stateはいくつかのパラメータを含み、伝送ビームの関連情報はこれらのパラメータを使用して決定されてもよい。TCI-stateは、端末デバイスごとにネットワークデバイスによって構成される。TCI-stateの構造が以下のように示される。
TCI-State::=SEQUENCE {
Tci-StateId TCI-StateId,
qcl-Type1 QCL-Info,
qcl-Type2 QCL-Info


QCL-Info::=SEQUENCE {
Cell ServCellIndex
bwp-Id BWP-Id
referenceSignal CHOICE {
csi-rs NZP-CSI-RS-ResourceId,
ssb SSB-Index
},
qcl-Type ENUMERATED{typeA,typeB,typeC,typeD},

【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
各TCI-stateは、TCI-stateのインデックスTci-StateIdと、2ピースのQCL-Infoとを含む。各ピースのQCL-Infoは、TCI-stateが適用されるセルおよび帯域幅部分(BWP)をそれぞれ指示するセル(cell)フィールドおよびbwp-Idを含む。具体的には、異なるセルまたは同じセルの異なるBWPに対して異なるQCL-Infoが構成されてもよい。QCL-Infoは、具体的な参照信号リソースと準コロケーション関係を形成することを指示する参照信号(reference signal)をさらに含む。3GPP R15プロトコルまたは3GPP R16プロトコルでは、ビームは一般に別の用語で置き換えられる。例えば、データ伝送およびチャネル測定の両方において、ビームは参照信号リソースに対応し、1つのビームは1つの参照信号リソースに対応する。したがって、本明細書で具体的な参照信号リソースとQCL関係を形成することを指示することは、具体的なビームとQCL関係を形成することを本質的に意味する。QCL関係は、2つの参照信号リソース(または2つのアンテナポートであり、アンテナポートおよび参照信号リソースも1対1の対応関係にある)が同じ空間パラメータを有することを意味する。どの具体的な空間パラメータが同じであるかは、QCL-Infoのタイプ、すなわち、QCL-Infoの別のフィールドqcl-Typeに依存する。qcl-Typeの値は4つあり得る:{typeA,typeB,typeC,typeD}。本明細書では、一例としてtypeDが使用される。本明細書では、typeDは、2つの参照信号リソースが同じ空間受信パラメータ 情報を有することを指示する。具体的には、2つのビームは同じ受信ビームを有する。TCI-stateに含まれる2ピースのQCL-Infoのうち、タイプがtypeDであるQCL-Infoは、最大1ピースだけ存在する。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0160
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0160】
図3は、TCI状態をアクティブ化するためのものであり、本出願の一実施形態が適用可能なMAC CEの構造の概略図である。図3に示されるように、フィールドT0~T(N-2)×8+7はそれぞれ、インデックスが0~(N-2)×8+7であり、第1のステップで構成されるTCI-stateに対応し、各フィールドは、1ビットのサイズと、0または1であり得る値とを有する。1である値は、TCI-stateがアクティブ化されることを指示し、0である値は、TCI-stateがアクティブ化されないことを指示する。理論的には、各MAC CEは、値が1である8つのアクティブ化フィールドを有することができ、残りのフィールドの値はすべて0である。値が1である8つのフィールドに対応するTCI-stateは、DCI内のTCIフィールドの8つの値に対応する8つのTCI-stateである。例えば、TCIフィールドの最小値(000)は、MAC CE内の最小インデックスを有するアクティブ化されたTCI-stateに対応し、以下同様である。値とTCI-stateとは1対1の対応関係にある。MAC CEには多くの種類がある。TCI-stateをアクティブ化するためのMAC CEに加えて、他の目的のためのMAC CEが依然として多数存在する。本出願は、TCI-stateまたはTCI-stateの組み合わせをアクティブ化するためのMAC CEのみに関する。したがって、特に指定されない限り、本出願におけるMAC CEはそのようなMAC CEである。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0164】
構成構造は、spatial relationの識別子、セル識別子、ターゲット参照信号リソース、パス損失測定参照信号、電力制御パラメータなどを含む。ターゲット参照信号リソース(これは、SRS、同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)、およびCSI-RSのうちのいずれか1つであり得る)は、対応するアップリンクビームを指示する。spatial relation#1がアップリンク伝送に使用され、spatial relation#1がターゲット参照信号リソース#2を含む場合、それは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがターゲット参照信号の伝送ビームまたは受信ビームであることを指示する。例えば、ターゲット参照信号リソースがアップリンクリソースSRSである場合、それは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがSRSの伝送ビームである(SRSの伝送ビームは既知である)ことを指示する。別の例では、ターゲット参照信号リソースは、SSBまたはCSI-RSのようなダウンリンクリソースであり、これは、アップリンク伝送に使用される伝送ビームがSSBの受信ビームまたはCSI-RSの受信ビームであることを指示する(SSBの受信ビームまたはCSI-RSの受信ビームは既知である)。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0167】
本出願の実施形態では、特に指定されない限り、各アンテナパネルは、端末デバイスのアンテナパネルである。アンテナパネルは、アンテナパネルインデックス(panel index)などを使用して指示されてもよい。加えて、アンテナパネルは、代替的に、別の方法で暗黙的に指示されてもよい。例えば、アンテナパネルは、アンテナポート(例えば、CSI-RSポート、SRSポート、復調参照信号(DMRS)ポート、位相追跡参照信号(PTRS)ポート、CRSポート、時間周波数追跡参照信号(TRS)ポート、またはSSBポート)またはアンテナポートグループを使用して代替的に指示されてもよく、リソース(例えば、CSI-RSリソース、SRSリソース、DMRSリソース、PTRSリソース、セル参照信号(CRS)リソース、TRSリソース、またはSSBリソース)またはリソースグループを使用して代替的に指示されてもよく、チャネル(例えば、PUCCH、PUSCH、または物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、PDSCH、PDCCH、または物理ブロードキャストチャネル(PBCH))を使用して代替的に指示されてもよく、ビーム、QCL、TCI-state、空間的関係、またはQCLで構成されたインデックス、TCI-state、または空間的関係を介して代替的に指示されてもよく、ビームグループ、QCLグループ、TCI-stateグループ、または空間的関係グループを介して代替的に指示されてもよい。言い換えると、本出願におけるアンテナパネル/パネルの識別子は、前述の内容の識別子で置き換えられてもよい。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0176】
共通ビームの形態:共通ビームは、新たに定義された構造(TCI-stateおよびspatial relationの既存の構造とは異なる)であってもよい。例えば、共通ビームは、ビーム指示の関連情報を含み、共通ビーム識別子(ID)、論理セルID(cell ID)、物理セルID、帯域幅部分ID、ビームを決定するための参照信号リソース、QCLタイプ、およびアップリンク電力制御関連パラメータ(例えば、パス損失測定参照信号リソース、p0、または閉ループインデックス(closedLoopIndex))のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0177
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0177】
共通ビームの適用範囲:共通ビームはセルのレベルであってもよい。具体的には、1つの共通ビームは、セル内の複数のチャネルの伝送のためのものである。共通ビームは、BWPのレベルにあってもよく、1つのBWP内の複数のビームの伝送のためのものであってもよい。代替的に、共通ビームは、クロスセル、すなわち、複数のセル内の複数のチャネルの伝送のためのものであってもよい。複数のセルは、1つのバンド(band)内の複数のセルであってもよい。代替的に、複数のセルは、複数のクロスバンドセルであってもよい。共通ビームは、制御リソースセット(CORESET)のレベルであってもよい。具体的には、CORESETに対応するすべてのPDCCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたすべてのPDSCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたすべてのPUSCH、および/またはCORESETのPDCCHによってスケジュールされたPDSCHのフィードバック情報(ACKまたはNACK)を伝送するPUCCHまたはPUSCHに対して同じ共通ビームが使用される。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0204
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0204】
7.第1のビームは、ネットワークデバイスによって伝送されたDCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第1の部分に対応するビームであり、第2のビームは、ネットワークデバイスによって伝送されたDCI内のTCIフィールドのすべてのフィールド値内のフィールド値の第2の部分に対応するビームである。フィールド値の第1の部分は第1のビームグループに対応し、フィールド値の第2の部分は第2のビームグループに対応する。第1の通信デバイスは、フィールド値の第1の部分を使用して第1のビームグループから第1のビームを決定し、フィールド値の第2の部分を使用して第2のビームグループから第2のビームを決定する。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0212】
任意選択で、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループである。代替的に、第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0223
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0223】
実装形態2:第1の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより大きい制御リソースセットグループであり、第2の制御リソースセットグループは、2つの制御リソースセットグループのうちのグループインデックスがより小さい制御リソースセットグループである。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0260】
第1のビームおよび第2のビームに対応するステータスが変化した後、第1の制御リソースセットに使用されるビームもそれに応じて変化することに留意されたい。例えば、前述の方法によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1の制御リソースセットに使用されると決定する。第1のビームに対応するTCI状態がTCI状態1からTCI状態3に変化した後、TCI状態1に対応するビームではなくTCI状態3に対応するビームが第1の制御リソースセットに使用されるべきである。言い換えると、第1のMAC CEはビームを指示し、これは、第1の通信デバイスに、ビームを常に続いて使用するよう通知せず、現在有効になっている2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)のうちのどれがビームと同じであるかに基づいて、第1の通信デバイスに、2つの共通ビームのうちの1つを続いて使用するよう通知する。具体的には、第1のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの1番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第1の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの1番目の共通ビームを使用する。第1のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの2番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第1の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの2番目の共通ビームを使用する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0261
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0261】
第1のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第1のMAC CEは、第2のビーム指示情報および第3のビーム指示情報をさらに含む。第2のビーム指示情報は1つのビームを指示し、第3のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第1のMAC CEに含まれる2ピースのビーム指示情報によって指示される2つのビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)と同じである必要があると指定されることができる。第1の通信デバイスは、第1のMAC CE内のビーム指示情報を代替的に無視してもよく、なぜなら、共通ビームモードでは、第1の制御リソースセットのビームはMAC CE内で指示される必要はないが、第2の通信デバイスによって指示される共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が直接使用されるからである。言い換えると、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために共通ビームを構成する場合(すなわち、現在のモードは共通ビームモードである)、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。代替的に、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)を指示する場合、第1の通信デバイスは、受信した第1のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。任意選択で、第2のビーム指示情報および第3の指示情報によって指示される2つのビームが第1の制御リソースセットに直接使用されることが代替的に指定されてもよい。ここで、第2のビーム指示情報および第3の指示情報によって指示される2つのビームが、現在有効になっている2つの共通ビームと同じであることは必要とされない。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0276】
例えば、第3のMAC CEは、1つの帯域幅部分(BWP)内の3つの制御リソースセットに対応する3つの2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つの制御リソースセットに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビームの両方(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が制御リソースセットに使用されることを指示する。3つの2ビットフィールドにそれぞれ対応する制御リソースセットは、第1の制御リソースセットを含む。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有する制御リソースセットに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有する制御リソースセットに対応し、以下同様である。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0317
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0317】
言い換えると、ケースCに基づいて、第1の規則は、
第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第1の制御リソースセットグループと関連付けられているか、もしくは第1の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームである、または第1のPUCCHが2つの制御リソースセットグループ内の第2の制御リソースセットグループもしくは第2の制御リソースセットグループのグループインデックスと関連付けられている場合、第1のPUCCHに使用されるビームが第2のビームであること
を具体的には含む。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0321
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0321】
第1のビームおよび第2のビームに対応するステータスが変化した後、第1のPUCCHに使用されるビームもそれに応じて変化することに留意されたい。例えば、前述の方法によれば、第1の通信デバイスは、第1のビームが第1のPUCCHに使用されると決定する。第1のビームに対応するTCI状態がTCI状態1からTCI状態3に変化した後、TCI状態1に対応するビームではなく状態3に対応するビームが第1のPUCCHに使用される。言い換えると、第4のMAC CEはビームを指示し、これは、第1の通信デバイスに、ビームを常に続いて使用するよう通知せず、現在有効になっている2つのビームのうちのどれがビームと同じであるかに基づいて、第1の通信デバイスに、2つの共通ビームのうちの1つを続いて使用するよう通知する。具体的には、第4のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの1番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第2の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの1番目の共通ビームを使用する。第4のMAC CEに指示されたビームが、現在有効になっている2つの共通ビームの2番目の共通ビームと同じである場合、端末デバイスは、後続の第2の期間内の任意の瞬間で、その時点で有効になる2つの共通ビームの2番目の共通ビームを使用する。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0322
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0322】
第4のMAC CEが第2のタイプのMAC CEである場合、第4のMAC CEは、第5のビーム指示情報および第6のビーム指示情報をさらに含む。第5のビーム指示情報は1つのビームを指示し、第6のビーム指示情報は1つのビームを指示する。第4のMAC CEに含まれる2ピースのビーム指示情報によって指示される2つのビームは、2つの現在使用されているビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)と同じである必要があると指定されることができる。第1の通信デバイスは、第4のMAC CE内のビーム指示情報を代替的に無視してもよく、なぜなら、共通ビームモードでは、PUCCHのビームはMAC CE内で指示される必要はないが、第2の通信デバイスによって指示される共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が直接使用されるからである。言い換えると、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために共通ビームを構成する場合(すなわち、現在のモードは共通ビームモードである)、第1の通信デバイスは、受信した第4のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。代替的に、第2の通信デバイスが第1の通信デバイスのために2つの共通ビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)を指示する場合、第1の通信デバイスは、受信した第4のMAC CEに指示された2つのビームを直接無視することができる。任意選択で、第5のビーム指示情報および第6の指示情報によって指示される2つのビームが第1のPUCCHに直接使用されることが代替的に指定されてもよい。ここで、第5のビーム指示情報および第6の指示情報によって指示される2つのビームが、現在有効になっている2つの共通ビームと同じであることは必要とされない。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0330
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0330】
例えば、第1の通信デバイスは端末デバイスであり、第2の通信デバイスはネットワークデバイスである。第1の指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信される構成情報に含まれてもよい。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0335
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0335】
実施形態4:第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから第6のMAC CEを受信し、第6のMAC CEは、1つまたは複数のPUCCHのタイプを指示し、第6のMAC CEは、1つまたは2つのビームが1つまたは複数のPUCCHに使用されることを指示し、または第6のMAC CEは、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)が1つまたは複数のPUCCHに使用されることを指示する。1つまたは複数のPUCCHは、第1のPUCCHを含む。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0337
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0337】
例えば、第6のMAC CEは、1つのBWP内の3つのPUCCHに対応する3つの2ビットフィールドを含む。各2ビットフィールドは、1つのPUCCHに対応し、第1のビーム、第2のビーム、または2つのビーム(すなわち、第1のビームおよび第2のビーム)がPUCCHに使用されることを指示する。具体的には、1番目の2ビットフィールドは、最小インデックスを有するPUCCHに対応し、2番目の2ビットフィールドは、2番目にランク付けされたインデックスを有するPUCCHに対応し、以下同様である。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0352
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0352】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。図8に示された実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0407
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0407】
第1のビームおよび第2のビームは、同じタイプの2つの共通ビームである。実施形態では、第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンク共通ビームであるか、または第1のビームおよび第2のビームは2つのアップリンクおよびダウンリンク共通ビームである。第1の通信デバイスは、端末デバイスまたはネットワークデバイスを含む。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0418
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0418】
具体的には、CSI-RSリソースセットのタイプは、コードブック、非コードブック、アンテナ切り替え、およびビーム管理を含む。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0453
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0453】
第4の指示情報は、第1の通信デバイスのために、902の処理で構成されたビームセットのサブセットをアクティブ化するためのものである。サブセットに含まれるビームは、901で第2の指示情報を使用して、第1の通信デバイスに第1のビームおよび第2のビームをさらに指示する。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0463
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0463】
通信装置1000は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成されてもよい。通信装置1000は、第1の通信デバイスであってもよいし、第1の通信デバイスに配置され得る構成要素であってもよい。処理モジュール1001は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して処理関連動作を行うように構成される。任意選択で、トランシーバモジュール1002は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して受信関連動作を行うように構成される。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0467
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0467】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のリソースセットに使用されるビームを決定し、第1の制御リソースセットに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームであるように構成される。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0470
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0470】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のPUCCHに使用されるビームを決定し、第1のPUCCHに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームであるように構成される。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0473
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0473】
処理モジュール1001は、第1のビームおよび第2のビームを決定し、第1のビームおよび第2のビームが同じタイプのビームであり、第1の規則に従って、第1のSRSリソースに使用されるビームを決定し、第1のSRSリソースに使用されるビームが第1のビームおよび/または第2のビームであるように構成される。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0477
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0477】
前述した実施形態における処理モジュール1001は、少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1002は、トランシーバまたはトランシーバ関連回路によって実施されてもよい。トランシーバモジュール1002は、通信モジュールまたは通信インターフェースと呼ばれてもよい。記憶モジュールは、少なくとも1つのメモリによって実施されてもよい。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0482
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0482】
通信装置1100は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われるアクションを行うように構成されてもよい。通信装置1100は、第1の通信デバイスであってもよいし、第1の通信デバイスに配置され得る構成要素であってもよい。トランシーバモジュール1101は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して受信関連動作を行うように構成される。処理モジュール1102は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスに対して処理関連動作を行うように構成される。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0519
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0519】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装するために使用されるコンピュータ命令またはプログラムを記憶する。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0520
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0520】
例えば、コンピュータ命令またはプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装することを可能にされる。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0521
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0521】
本出願の実施形態は、説明書またはプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。例えば、命令またはプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは、前述の方法実施形態で第1の通信デバイスによって行われる方法を実装することを可能にされる。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0527
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0527】
上記で言及されたプロセッサは、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または図4図6から図9に示された実施形態、およびステップ8001からステップ8003に示された実施形態におけるビーム使用方法のプログラム実行を制御するように構成された1つもしくは複数の集積回路であってもよい。上記のどこかで言及されたメモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)などであってもよい。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0529
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0529】
本出願では、端末デバイスまたはネットワークデバイスは、ハードウェア層、ハードウェア層で動作するオペレーティングシステム層、およびオペレーティングシステム層で動作するアプリケーション層を含んでもよい。ハードウェア層は、中央処理装置(CPU)、メモリ管理ユニット(MMU)、およびメモリ(メインメモリと呼ばれることもある)などのハードウェアを含んでもよい。オペレーティングシステム層のオペレーティングシステムは、プロセス(process)を使用してサービス処理を実装するいずれか1つ以上のコンピュータオペレーティングシステムであってよく、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはwindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレス帳、ワープロソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含んでもよい。
【手続補正57】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビーム指示方法であって、前記方法が、
指示情報を受信するステップであって、前記指示情報が同じタイプの2つの共通ビームを指示し、前記2つの共通ビームが第1の共通ビームおよび第2の共通ビームを含み、各共通ビームは、複数のチャネルおよび/または複数の参照信号を伝送するために使用される、ステップと、
第1の参照信号または第1のチャネルに対応するビームを決定するステップであって、前記第1の信号または前記第1のチャネルに対応する前記ビームが、前記第1の共通ビーム、または前記第2の共通ビーム、または前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームである、ステップと
を含む、ビーム指示方法。
【請求項2】
前記第1のチャネルが第1の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)であり、2つの制御リソースセット(CORESET)グループが端末デバイスのために構成されている場合、各CORESETグループが少なくとも1つのCORESETを含み、
前記第1のPDCCHに対応するCORESETが前記2つのCORESETグループのうちのインデックスがより小さいCORESETグループに属する場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1のビームであり、または
前記第1のPDCCHに対応するCORESETが前記2つのCORESETグループのうちのインデックスがより大きいCORESETグループに属する場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第2のビームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のビームが第1のDCIによって指示され、前記第2のビームが第2のDCIによって指示され、前記第1のDCIが、インデックスがより小さい前記CORESETグループに対応するPDCCHによって搬送され、前記第2のDCIが、インデックスがより大きい前記CORESETグループに対応するPDCCHによって搬送される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のチャネルが第1のPDCCHであり、1つのCORESETグループが端末デバイスのために構成される場合、前記CORESETグループが少なくとも1つのCORESETを含み、
前記CORESETがシングルビームCORESETである場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1の共通ビームまたは前記第2の共通ビームである、または
前記CORESETがマルチビームCORESETである場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記CORESETの前記タイプが、前記第1のPDCCHに対応する前記CORESETの構成パラメータを使用して決定される、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の参照信号が、サウンディング参照信号(SRS)であり、
タイプが「コードブック」である2つのSRSリソースセットが端末デバイスのために構成される場合、前記2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内のSRSが前記第1の共通ビームを使用し、前記2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内のSRSが前記第2の共通ビームを使用する、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のチャネルが物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)であり、前記PDSCHに対応する前記ビームがダウンリンク制御情報(DCI)を使用して指示される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記DCIが、前記PDSCHが前記第1の共通ビーム、または前記第2の共通ビーム、または前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームを使用することを指示するために使用される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
指示情報を受信するように構成された受信モジュールであって、前記指示情報が同じタイプの2つの共通ビームを指示し、前記2つの共通ビームが第1の共通ビームおよび第2の共通ビームを含み、各共通ビームは、複数のチャネルおよび/または複数の参照信号を伝送するために使用される、受信モジュールと、
第1の参照信号または第1のチャネルに対応するビームを決定するように構成された処理モジュールであって、前記第1の信号または前記第1のチャネルに対応する前記ビームが、前記第1の共通ビーム、または前記第2の共通ビーム、または前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームである、処理モジュールと
を備える、通信装置。
【請求項10】
前記第1のチャネルが第1の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)であり、2つの制御リソースセット(CORESET)グループが端末デバイスのために構成されている場合、各CORESETグループが少なくとも1つのCORESETを含み、
前記第1のPDCCHに対応するCORESETが前記2つのCORESETグループのうちのインデックスがより小さいCORESETグループに属する場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1のビームであり、または
前記第1のPDCCHに対応するCORESETが前記2つのCORESETグループのうちのインデックスがより大きいCORESETグループに属する場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第2のビームである、
請求項9に記載の通信装置。
【請求項11】
前記第1のビームが第1のDCIによって指示され、前記第2のビームが第2のDCIによって指示され、前記第1のDCIが、インデックスがより小さい前記CORESETグループに対応するPDCCHによって搬送され、前記第2のDCIが、インデックスがより大きい前記CORESETグループに対応するPDCCHによって搬送される、請求項10に記載の通信装置。
【請求項12】
前記第1のチャネルが第1のPDCCHであり、1つのCORESETグループが端末デバイスのために構成される場合、前記CORESETグループが少なくとも1つのCORESETを含み、
前記CORESETがシングルビームCORESETである場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1の共通ビームまたは前記第2の共通ビームである、または
前記CORESETがマルチビームCORESETである場合、前記第1のPDCCHに対応する前記ビームは前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームである、
請求項9に記載の通信装置。
【請求項13】
前記CORESETの前記タイプが、前記第1のPDCCHに対応する前記CORESETの構成パラメータを使用して決定される、
請求項12に記載の通信装置。
【請求項14】
前記第1の参照信号が、サウンディング参照信号(SRS)であり、
タイプが「コードブック」である2つのSRSリソースセットが端末デバイスのために構成される場合、前記2つのSRSリソースセット内の第1のSRSリソースセット内のSRSが前記第1の共通ビームを使用し、前記2つのSRSリソースセット内の第2のSRSリソースセット内のSRSが前記第2の共通ビームを使用する、
請求項9に記載の通信装置。
【請求項15】
前記第1のチャネルが物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)であり、前記PDSCHに対応する前記ビームがダウンリンク制御情報(DCI)を使用して指示される、請求項9に記載の通信装置。
【請求項16】
前記DCIが、前記PDSCHが前記第1の共通ビーム、または前記第2の共通ビーム、または前記第1の共通ビームおよび前記第2の共通ビームを使用することを指示するために使用される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
通信装置であって、前記通信装置はプロセッサを備え、前記プロセッサは、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される、通信装置。
【請求項18】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータプログラムを格納し、前記コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、前記通信装置が、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を備え、前記コンピュータ命令がコンピュータ上で動作されるとき、前記コンピュータは、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】