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特表2024-542029無線通信システムでハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを送信する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】無線通信システムでハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを送信する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20241106BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20241106BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20241106BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241106BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/06
H04W72/21
H04W72/232
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525672
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(85)【翻訳文提出日】2024-04-30
(86)【国際出願番号】 KR2022016697
(87)【国際公開番号】W WO2023075504
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111275198.0
(32)【優先日】2021-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ジンシン・フ
(72)【発明者】
【氏名】フェイフェイ・スン
(72)【発明者】
【氏名】サ・チャン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、より高いデータ伝送速度をサポートするための5G又は6G通信システムに関する。ユーザ端末(UE)によって行われる方法が提供される。該方法は、基地局から第1設定情報を受信するステップ、第1設定情報に基づいてHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報をフィードバックするモードを設定するステップ、及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいてユーザ端末(UE)によって行われる方法であって、
基地局からHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)のため、少なくとも1つのPUCCH(physical uplink control channel)リソースに関する第1設定情報を受信するステップ;
前記基地局からマルチキャスト(multicast)PDSCHに関連されたDCI(downlink control information)を受信するステップ;
前記第1設定情報に基づいて前記少なくとも1つのPUCCHリソースの中でPUCCHリソースを識別するステップ;及び
前記基地局に前記PUCCHリソース上で第1のHARQ-ACK情報と第2のHARQ-ACK情報を送信するステップを含み、
前記HARQ-ACKはユニキャスト(unicast)PDSCHに関するもので、
前記第1のHARQ-ACK情報はDCIまたはマルチキャストPDSCHに関する、方法。
【請求項2】
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する解除(release)を指示する場合、前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIに関する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する活性化(activation)を指示する場合、前記基地局から前記DCIに基づいて前記マルチキャストPDSCHを受信するステップをさらに含み、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記マルチキャストPDSCHに関する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記基地局からNACKフィードバックに関するHARQ-ACKのレポーティングモードに関する第2設定情報を受信するステップをさらに含み、
少なくとも1つのNACKの値を含む第2のHARQ-ACK情報は、第2設定情報に基づいて伝送される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
無線通信システムの基地局によって行われる方法であって、
ユーザ端末(UE)にHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)のため、少なくとも1つのPUCCH(physical uplink control channel)リソースに関する第1設定情報を送信するステップ、
前記端末にマルチキャスト(multicast)PDSCHに関するDCI(downlink control information)を送信するステップ、及び
前記端末から前記少なくとも1つのPUCCHリソースの中のPUCCHリソース上で第1のHARQ-ACK情報および第2のHARQ-ACK情報を受信するステップを含み、
前記HARQ-ACK情報はユニキャスト(unicast)PDSCHに関するもので、
前記PUCCHリソースは前記第1設定情報に基づき、
前記第1のHARQ-ACK情報は前記ユニキャストPDSCHに関するもので、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIまたは前記マルチキャストPDSCHに関する、方法。
【請求項6】
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する解除(release)を指示する場合、前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIに関する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信のための活性化(activation)を指示する場合、前記端末に前記DCIに基づいた前記マルチキャストPDSCHを送信するステップをさらに含み、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記マルチキャストPDSCHに関する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記端末にNACKフィードバックのために、HARQ-ACKのレポーティングモードに関する第2設定情報を送信するステップをさらに含み、
少なくとも1つのNACKの値を含む前記第2のHARQ-ACK情報は、第2設定情報に基づいて受信する、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
無線通信システムの端末において、
送受信部;及び
前記送受信部に繋がる少なくとも一つの制御部を含み、
前記少なくとも一つの制御部は、
基地局からHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)のため、少なくとも1つのPUCCH(physical uplink control channel)リソースに関する第1設定情報を受信し、
前記基地局からマルチキャスト(multicast)PDSCHに関連されたDCI(downlink control information)を受信し、
前記第1設定情報に基づいて前記少なくとも1つのPUCCHリソースの中でPUCCHリソースを識別し、
前記基地局に前記PUCCHリソース上で第1のHARQ-ACK情報と第2のHARQ-ACK情報を送信するように設定され、
前記HARQ-ACKはユニキャスト(unicast)PDSCHに関するもので、
前記第1のHARQ-ACK情報はDCIまたはマルチキャストPDSCHに関する、端末。
【請求項10】
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する解除(release)を指示する場合、前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIに関する、請求項9に記載の端末。
【請求項11】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する活性化(activation)を指示する場合、前記基地局から前記DCIに基づいて前記マルチキャストPDSCHを受信するようにさらに設定され、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記マルチキャストPDSCHに関する、請求項9に記載の端末。
【請求項12】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記基地局からNACKフィードバックに関するHARQ-ACKのレポーティングモードに関する第2設定情報を受信するようにさらに設定され、
少なくとも1つのNACKの値を含む第2のHARQ-ACK情報は第2設定情報に基づいて伝送される、請求項9に記載の端末。
【請求項13】
無線通信システムの基地局において、
送受信部;及び
前記送受信部に繋がる少なくとも一つの制御部を含み、
前記少なくとも一つの制御部は、
端末にHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)のため、少なくとも1つのPUCCH(physical uplink control channel)リソースに関する第1設定情報を送信し、
前記端末にマルチキャスト(multicast)PDSCHに関連されたDCI(downlink control information)を送信し、
前記端末から前記少なくとも1つのPUCCHリソースの中のPUCCHリソース上で第1のHARQ-ACK情報と第2のHARQ-ACK情報を受信するように設定され、
前記HARQ-ACK情報はユニキャスト(unicast)PDSCHに関するもので、
前記PUCCHリソースは前記第1設定情報に基づき、
前記第1のHARQ-ACK情報は前記ユニキャストPDSCHに関するもので、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIまたは前記マルチキャストPDSCHに関する、基地局。
【請求項14】
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する解除(release)を指示する場合、前記第2のHARQ-ACK情報は前記DCIに関する、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記DCIが前記マルチキャストPDSCHの受信に関する活性化(activation)を指示する場合、前記端末に前記DCIに基づいて前記マルチキャストPDSCHを送信するようにさらに設定され、
前記第2のHARQ-ACK情報は前記マルチキャストPDSCHに関する、請求項13に記載の基地局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関する。より具体的には、本開示は、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を送信する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
5G(fifth generation)移動通信技術は、迅速な伝送速度と新しいサービスが可能なように広い周波数帯域を定義しており、3.5GHzなど“6GHz未満”の帯域は無論のこと、28GHzと39GHzなどミリ波(mmWave)と呼ばれる“6GHzを超える”帯域でも実装が可能である。また、6G(sixth generation)移動通信技術の場合(ビヨンド5Gシステムと呼ばれる)、5G移動通信技術に比べて50倍速くなった伝送速度と10分の1に減った超低(Ultra Low)レイテンシを達成するためにテラヘルツ(Terahertz)帯域(例えば、95GHz乃至3THz帯域)での実装が考慮されている。
【0003】
5G移動通信技術の初期には、モバイルブロードバンドの高度化(enhanced Mobile BroadBand、eMBB)、超高信頼・低遅延通信(Ultra Reliable & Low Latency Communications、URLLC)、大量のマシーンタイプ通信(massive Machine-Type Communications、mMTC)に対するサービスサポートと性能の要求事項を満たすことを目標に、mmWaveでの電波の経路損失の緩和及び電波の伝達距離を増大させるためのビームフォーミング及びマッシブマイモ(MIMO)、超高周波数リソースの効率的活用のための様々なヌメロロジ(複数個のサブキャリア間隔の運用など)とスロットフォーマットに対する動的運営、多重ビーム伝送及び広帯域をサポートするための初期アクセス技術、BWP(BandWidth Part)の定義及び運営、大容量データ伝送のためのLDPC(Low Density Parity Check)符号と制御情報の信頼性の高い伝送のためのポーラ符号(Polar Code)などの新しいチャネルコーディング方法、L2前-処理(L2 pre-processing)、特定のサービスに特化した専用ネットワークを提供するネットワークスライシングなどに対する標準化が進められた。
【0004】
現在、5G移動通信技術がサポートしようとしていたサービスを考慮し、初期の5G移動通信技術改善及び性能向上のための議論が進められており、車両が送信する自らの位置及び状態情報に基づいて自動運転車の走行判断を補助し、ユーザの便宜を増大するためのV2X(Vehicle-to-Everything)、免許不要スペクトルで各種規制上の要求事項に符合するシステム動作を目的とするNR-U(New Radio Unlicensed)、NR(New Radio)又はUE(User Equipment)電力節減、地上網との通信が不可能な地域でカバレッジ確保のためのUE-衛星の直接通信であるNTN(Non-Terrestrial Network)、ポジショニングなどの技術に対する物理層標準化が進行中である。
【0005】
その上、他の産業との連係及び融合による新しいサービスをサポートするIIoT(Industrial Internet of Things)、無線バックホールリンクとアクセスリンクを統合サポートしてネットワークサービス地域拡張のためのノードを提供するIAB(Integrated Access and Backhaul)、条件付きハンドオーバ及びDAPS(Dual Active Protocol Stack)ハンドオーバを含む移動性向上、ランダムアクセス手順を簡素化する2ステップランダムアクセス(2-step RACH(random access channel) for NR)などの技術に対する無線インタフェースアーキテクチャ/プロトコル分野の標準化も進行中である。また、ネットワーク仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)及びソフトウェア定義ネットワーク(SDN)技術の結合のための5Gベースラインアーキテクチャ(例えば、Service based Architecture、Service based Interface)、UEの位置に基づいてサービスを提供されるモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing、MEC)などに対するシステムアーキテクチャ/サービス分野の標準化も進行中である。
【0006】
このような5G移動通信システムが商用化される場合、爆発的な増加の趨勢にあるコネクテッド機器が通信ネットワークに接続され、これにより5G移動通信システムの機能及び性能強化とコネクテッド機器の統合運用が必要となることが予想される。そのために、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)などを效率的にサポートするためのエクステンデッドリアリティ(XR)、人工知能(AI)及びマシンラーニング(ML)を活用した5G性能改善及び複雑度の減少、AIサービスサポート、メタバースサービスサポート、及びドローン通信に関する新しい研究が予定されている。
【0007】
また、このような5G移動通信システムの発展は、6G移動通信技術のテラヘルツ帯域でのカバレッジ保証のための新規波形、全次元MIMO(Full Dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(Array Antenna)、大規模アンテナ(Large Scale Antenna)などの多重アンテナ伝送技術、テラヘルツ帯域信号のカバレッジを改善するためにメタマテリアル(Metamaterial)ベースのレンズ及びアンテナ、OAM(Orbital Angular Momentum)を用いた高次元空間多重化技術、RIS(Reconfigurable Intelligent Surface)技術のみならず、6G移動通信技術の周波数効率向上及びシステムネットワーク改善のための全二重化技術、衛星、AI(Artificial Intelligence)を設計の段階から活用し、エンドツーエンド(End-to-End)AIサポート機能を内在化してシステム最適化を実現するAIベースの通信技術、UE演算能力の限界を超える複雑度のサービスを超高性能通信とコンピューティングリソースを活用して実現する次世代分散コンピューティング技術などの開発の元となることができる。
【0008】
上記情報は、本開示内容の理解を助けるための背景情報としてのみ提供される。上記内容のうちのどれが本開示に関して先行技術として適用され得るかについてはいかなる判断も行われておらず、いかなる主張も行われていない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報の送信に関する。
【0010】
本明細書の一実施形態は、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を送信するためのものであって、基地局から第1設定情報を受信するステップ-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-;及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【発明の効果】
【0011】
本開示の態様は、少なくとも上記で言及された問題及び/又は短所を解決し、少なくとも下記に説明される利点を提供するためものである。したがって、本開示の一態様は、無線通信システムにおける効率的な通信方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の特定の実施形態の上記及び他の態様、特徴及び利点は添付図面と関連付けて行われる説明からさらに明らかになるであろう。
図面全般にわたって、類似の参照符号は同一又は類似の要素、特徴及び構造を示すために用いられるという点に留意すべきである。
図1】本開示の様々な実施形態による無線ネットワークの例示的なダイアグラムを示す図である。
図2A】本開示の実施形態による無線送信の例示的なダイアグラムを示す図である。
図2B】本開示の実施形態による受信経路の例示的なダイアグラムを示す図である。
図3A】本開示の実施形態によるUEの例示的なダイアグラムを示す図である。
図3B】本開示の実施形態によるgNBの例示的なダイアグラムを示す図である。
図4】本開示の実施形態による例示的な方法を示すフローチャートである。
図5】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する特定例を示す概略図である。
図6】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する一例を示す概略図である。
図7】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する他の例を示す概略図である。
図8】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する他の例を示す概略図である。
図9】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する他の例を示す概略図である。
図10】本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する他の例を示す概略図である。
図11】本開示の実施形態によるUEの構造のブロック図である。
図12】本開示の実施形態による基地局(BS)の構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[最良の形態]
本開示の他の様態は、従来の通信モードの技術的な欠陥のうちの1つを解決し、通信モードをさらに改善して実際の通信要求事項をより満たすことができる、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を送信する方法、装置、デバイス及びコンピュータ可読記憶媒体を提供するものである。
【0014】
追加的な様態は次の説明で部分的に説明され、部分的には説明から明らかであり、又は提示された実施形態の実行によって学習されることもできる。
【0015】
本開示の一態様によれば、ユーザ端末(UE)によって行われる方法が提供される。該方法は、基地局から第1設定情報を受信するステップ、第1設定情報に基づいてHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報をフィードバックするモードを設定するステップ、及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【0016】
本開示の他の様態によれば、基地局によって行われる方法が提供される。該方法は、第1設定情報をユーザ端末(UE)に送信するステップ、及び第1設定情報に基づいてHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を受信するステップを含み、第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる。
【0017】
本開示の一態様によれば、ユーザ端末(UE)が提供される。UEは、トランシーバ及びトランシーバとカップリングされるプロセッサを含み、該プロセッサは、基地局から第1設定情報を受信し、第1設定情報に基づいてHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報をフィードバックするモードを設定し、第1設定情報に基づいてHARQ-ACK情報を送信するように構成される。
【0018】
本開示の他の様態によれば、基地局装置が提供される。基地局は、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる第1設定情報をユーザ端末(UE)に送信するように構成された第2送信モジュール;及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を受信するように構成された第2受信モジュールを含む。
【0019】
本開示のさらに他の様態によれば、電子装置が提供される。電子装置は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び通信バスを含み、ここで、メモリと通信インタフェースは通信バスを介して互いに通信し;メモリはプロセッサに本開示の第1様態で説明された方法に対応する動作を実行させる少なくとも1つの実行可能な命令を記憶するように構成される。
【0020】
選択的には、電子装置はユーザ端末であることができ、プロセッサはコンピュータプログラムを実行するとき、本開示の第1様態で説明されたUEによって実行される方法を実行できる。
【0021】
選択的には、電子装置は基地局であって、プロセッサはコンピュータプログラムを実行するとき、本開示の第2様態で説明された基地局によって実行される通信方法を実行する。
【0022】
本開示の他の様態によれば、プロセッサによって実行されるとき、本開示の第1様態で説明された方法を実装するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0023】
本開示の他の態様、利点、及び際立った特徴は、添付の図面とともに行われる、本開示の様々な実施形態を開示する次の詳細な説明から当業者に明白になるであろう。
【0024】
[発明を実施するための形態]
添付図面を参照した次の説明は請求の範囲及びその均等物によって定義された本開示の様々な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。ここには理解を助けるための様々な特定の細部事項が含まれるが、これは単に例示的なものとみなされるべきである。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者は本開示の範囲及び思想から逸脱することなく、本明細書に記載された様々な実施形態の様々な変更及び修正が行われ得ることを認識するであろう。また、明瞭さと簡潔さのために、周知の機能及び構成に対する説明は省略する場合がある。
【0025】
下記説明及び請求の範囲で用いられる用語及び単語は書誌的な意味に限定されず、本発明の明確かつ一貫した理解を可能にするために発明者によって用いられたものである。したがって、本開示の様々な実施形態に対する次の説明は単に例示の目的のために提供されたものであって、添付の請求の範囲及びその均等物によって定義された開示を限定することを目的とするものではないことが当業者には明白である。
【0026】
単数形は文脈上明らかに異なることを示さない限り、複数の指示対象を含むと理解すべきである。したがって、例えば、“コンポーネント表面”に対する言及はそのような表面のうちの1つ以上に対する言及を含む。
【0027】
以下、詳細な説明に入る前に、本特許明細書の全体にわたって用いられる特定の単語及び語句の定義を記載することが役に立つであろう。用語“カップル(couple)”及びその派生語は2つ以上の要素が互いに物理的に接触しているか否かにかかわらず2つ以上の要素間の直接又は間接通信を示す。用語“送信(transmit)”、“受信(receive)”及び“通信(communicate)”、並びにその派生語は直接通信及び間接通信のいずれも含む。用語“含む(include)”及び“構成する(comprise)”、並びにその派生語は制限なしに含むことを意味する。用語“又は(or)”は包括的用語であって、‘及び/又は’を意味する。語句“~と関連づけられる(associated with)”及びその派生語は、~を含む(include)、~に含まれる(be included within)、~と結合する(interconnect with)、~を含有する(contain)、~に含まれる(be contained within)、~に接続する(connect to or with)、~と結合する(couple to or with)、~伝達する(be communicable with)、~と協力する(cooperate with)、~を挟む(interleave)、~を並べる(juxtapose)、~に隣接する(be proximate to)、縛る/縛られる(be bound to or with)、所有する(have)、属性を持つ(have a property of)、~と関係を持つ(have a relationship to or with)などを意味する。用語“コントローラ(controller)”は少なくとも1つの動作を制御する任意の装置、システム又はその一部を意味する。かかるコントローラはハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせ及び/又はファームウェアで実装され得る。特定のコントローラと関連付けられた機能はローカル又はリモートで中央集中式で処理(centralized)されるか、又は分散式で処理(distributed)され得る。語句“少なくとも1つ”は、それが項目の羅列と共に用いられる場合、並べられた項目のうちの1つ以上の互いに異なる組み合わせが用いられ得ることを意味する。例えば、“A、B、Cのうちの少なくとも1つ”はA、B、C、AとB、AとC、BとC、AとBとCの組み合わせのうちの1つを含む。
【0028】
また、以下で説明される様々な機能は1つ以上のコンピュータプログラムによって実装又はサポートされることができ、それらの各々はコンピュータ可読プログラムコードで形成されコンピュータ可読媒体に実装される。用語“アプリケーション”及び“プログラム”は、1つ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェアコンポーネント、命令セット、プロシージャ、関数、オブジェクト、クラス、インスタンス、関連データ、又は適したコンピュータ可読プログラムコードでの実装用に構成されたその一部を示す。語句“コンピュータ可読プログラムコード”は、ソースコード、オブジェクトコード、及び実行可能なコードを含むコンピュータコードの種類を含む。語句“コンピュータ可読媒体”は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、又は任意の他のタイプのメモリなどの、コンピュータによってアクセスされ得る任意のタイプの媒体を含む。“非一時的な”コンピュータ可読媒体は、有線、無線、光学、一時的な電気的又は他の信号を伝達させる通信リンクを除く。非一時的コンピュータ可読媒体は、データが永続的に記憶される媒体、そして、再記録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリ装置などの、データが記憶され、後で上書きされる媒体を含む。
【0029】
他の特定の単語及び語句に対する定義が本特許明細書の全般にわたって提供される。当業者は大部分の場合ではなくても多くの場合において、このような定義は従来のみならずそのように定義された単語及び語句の今後の使用に適用され得ることを理解すべきである。
【0030】
以下、本開示の実施形態を詳細に説明し、実施形態の例を添付図面に例示し、図面全般にわたって同一又は類似の参照符号は同一又は類似の要素又は同一又は類似の機能を示す。添付図面を参照して以下で説明する実施形態は例示的なものであって、本開示を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定するものと解釈されてはならない。
【0031】
本明細書で使用される単数形は特に明示されない限り、複数形を含むように意図する場合があることを当業者であれば理解すべきである。本開示の説明で用いられる用語“含む”は、説明された特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を示すが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素及び/又はこれらの組み合わせの存在又は追加を排除しないことも理解すべきである。ある構成要素が他の構成要素と“接続”又は“結合”されると言及するとき、該要素は他の要素と直接的に接続したり結合されたりすることもでき、その間に介在する要素がある場合もあることを理解すべきである。また、本明細書で用いられる“接続”又は“結合”は、無線接続又は無線結合を含むことができる。本明細書で用いられる用語“及び/又は”は、1つ以上の関連して並べられた項目又はこれらの組み合わせのすべて又は任意の1つを含む。
【0032】
以下で述べられる図1乃至図12及び本特許明細書で本開示の原理を説明するために用いられた様々な実施形態は単なる例示に過ぎず、いかなる方式でも開示の範囲を限定するものと解釈されてはならない。本開示の原理は任意の適切にアレイされたシステム又は装置で実装され得るということが当業者によって理解されるべきである。
【0033】
図1は、本開示の様々な実施形態による例示的な無線ネットワーク100を示す。
【0034】
図1を参照すると、無線ネットワーク100の実施形態は単なる例示のためのものである。無線ネットワーク100に対する他の実施形態が本開示の思想から逸脱することなく用いられ得る。
【0035】
無線ネットワーク100は、gNB(gNodeB)101、gNB102及びgNB103を含む。gNB101はgNB102及びgNB103と通信する。gNB101は、また、少なくとも1つのインターネットプロトコル(IP)ネットワーク130(例えば、インターネット、プライベートIPネットワーク又は他のデータネットワーク)と通信する。
【0036】
ネットワークタイプによっては、“gNodeB”又は“gNB”の代わりに“基地局”又は“アクセスポイント”のような周知の他の用語が用いられ得る。便宜のために、“gNodeB”及び“gNB”という用語は、本明細書で遠隔端末に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラストラクチャ構成要素を示すものとして用いられる。また、ネットワークタイプによっては、“ユーザ端末”又は“UE”の代わりに、“移動局”、“ユーザ局”、“遠隔端末”、“無線端末”又は“ユーザ装置”のような他の周知の用語が用いられ得る。便宜のために、“ユーザ端末”及び“UE”という用語は、本明細書で、UEがモバイル装置(例えば、モバイル電話やスマートフォン)であろうと一般に認識される据え置き型装置(例えば、デスクトップコンピュータやベンディングマシン)であろうと関係なく、無線でgNBにアクセスする遠隔無線装置を示すために用いられる。
【0037】
gNB102は、gNB102のカバレッジ領域120内にある複数の第1UEにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。複数の第1UEは小規模事業場(SB)内に位置し得るUE111;企業体(E)内に位置し得るUE112;WiFi(wireless fidelity)ホットスポット(HS)内位置し得るUE113;第1住居地(R)に位置し得るUE114、第2住居地(R)に位置し得るUE115、及び携帯電話、無線ラップトップコンピュータ、無線PDAなどのモバイル装置(M)であり得るUE116を含む。gNB103は、gNB103のカバレッジ領域125内にある複数の第2のUEにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。複数の第2のUEはUE115及びUE116を含む。いくつかの実施形態において、gNB101-103のうちの1つ以上は、5G、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A、WiMAX、又は他の進歩した無線通信技術を用いて互いに、及びUE111-116と通信できる。
【0038】
点線は単に説明の目的のために概略的に円形で示すカバレッジ領域120及び125の概略的な範囲を示す。gNBと関連付けられたカバレッジ領域(例えば、カバレッジ領域120及び125)は自然的障害物及び人為的障害物と関連付けられた無線環境の変動及びgNBの構成によって、不規則な形状を含む他の形状を有し得ることを明確に理解すべきである。
【0039】
以下でより詳細に説明されるように、gNB101、gNB102及びgNB103のうちの1つ以上は本開示の実施形態で説明された2Dアンテナアレイを含む。一部の実施形態において、gNB101、gNB102及びgNB103のうちの1つ以上は、2Dアンテナアレイを有するシステムのためのコードブック設計及び構造をサポートする。
【0040】
図1が無線ネットワーク100の一例を示しているが、図1に対して様々な変更が行われ得る。例えば、無線ネットワーク100は任意の数のgNB及び任意の数のUEを任意の適切な配置で含むことができる。また、gNB101は、任意の数のUEと直接通信して、対応するUEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供できる。同様に、各々のBS102-103はネットワーク130と直接通信して、UEにネットワーク130に対する直接無線広帯域アクセスを提供できる。また、gNB101、102、及び/又は103は、他の又は付加的な外部ネットワーク(例えば、外部電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワーク)へのアクセスを提供できる。
【0041】
図2A及び図2Bは、本開示による様々な無線送信及び受信経路を示す図である。
【0042】
以下の説明で、送信経路200は、gNB(例えば、gNB102)で実装されるものとして説明されることができ、受信経路250は、UE(例えば、UE116)で実装されるものとして説明され得る。しかし、受信経路250がgNBで実装されることができ、送信経路200がUEで実装されることができるということを理解すべきである。一部の実施形態において、受信経路250は、本開示の実施形態で説明された2Dアンテナアレイを有するシステムに対するコードブック設計及び構造をサポートするように構成される。
【0043】
図2A及び図2Bで、送信経路200は、チャネルコーディング及び変調ブロック205、直列-並列(S-to-P)ブロック210、N-ポイント逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック215、並列-直列(P-to-S)ブロック220、サイクリックプレフィックス付加ブロック225、並びにアップコンバータ(up-converter、UC)230を含む。受信経路250は、ダウンコンバータ(down-converter、DC)255、サイクリックプレフィックス除去ブロック260、直列-並列(S-to-P)ブロック265、N-ポイント高速フーリエ変換(FFT)ブロック270、並列-直列(P-to-S)ブロック275、並びにチャネルデコーディング及び復調ブロック280を含む。
【0044】
送信経路200で、チャネルコーディング及び変調ブロック205は、情報ビットのセットを受信し、コーディング(例えば、LDPC(low-density parity check)コーディング)及び入力ビットに対する変調を行って(例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)又はQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によって)、周波数ドメイン変調シンボルのシーケンスを生成する。直列-並列ブロック210は、N個の並列シンボルストリームを生成するために、直列変調されたシンボルを並列データに変換(例えば、デマルチプレキシング)し、ここで、NはgNB102及びUE116で使用されるIFFT(inverse fast Fourier transform)/FFT(fast Fourier transform)ポイントの個数である。N-ポイントIFFTブロック215は、時間ドメイン出力信号を生成するためにN個の並列シンボルストリーム上でIFFT演算を行う。並列-直列ブロック220は、直列時間ドメイン信号を生成するために、N-ポイントIFFTブロック215から並列時間ドメイン出力シンボルを変換(例えば、マルチプレキシング)する。サイクリックプレフィックス付加ブロック225は、時間ドメイン信号にサイクリックプレフィックスを挿入する。アップコンバータ230は、サイクリックプレフィックス付加ブロック225の出力を、無線チャネルを介した送信のためのRF(radio frequency)に変調(例えば、アップコンバート)する。上記信号はRF周波数に変換される前に、基底帯域でフィルタリングされることもできる。
【0045】
図2Bを参照すると、gNB102から送信されたRF信号は無線チャネルを通過した後、UE116に到達し、gNB102での動作とは逆の動作がUE116で行われる。ダウンコンバータ255は、受信された信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、サイクリックプレフィックス除去ブロック260は、サイクリックプレフィックスを除去して直列時間ドメイン基底帯域信号を生成する。直列-並列ブロック265は、時間ドメイン基底帯域信号を並列時間ドメイン信号に変換する。N-ポイントFFTブロック270は、N個の並列周波数ドメイン信号を生成するためにFFTアルゴリズムを行う。並列-直列ブロック275は、並列周波数ドメイン信号を変調されたデータシンボルのシーケンスに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック280は、変調されたシンボルを復調及びデコーディングして、元の入力データストリームに戻す。
【0046】
gNB101-103の各々は、UE111-116へのダウンリンク送信と類似した送信経路を実装することができ、UE111-116からのアップリンク受信と類似した受信経路を実装することができる。同様に、UE111-116の各々はgNB101-103へのアップリンク送信を行うための送信経路400を実装することができ、gNB101-103からのダウンリンク受信を行うための受信経路250を実装することができる。
【0047】
図2A及び図2Bの各々の構成要素はソフトウェアのみで実装されるか、又はハードウェアとソフトウェア/ファームウェアの組み合わせで実装され得る。特定例として、図2A及び図2Bの構成要素のうちの少なくとも一部はソフトウェアで実装され得るが、一方で、他の構成要素は設定可能なハードウェアで実装されるか又はソフトウェアと設定可能なハードウェアの混合で実装され得る。例えば、FFTブロック270及びIFFTブロック215は、設定可能なソフトウェアアルゴリズムとして実装されることができ、ここで、ポイント個数Nの値は実装例によって異なる場合がある。
【0048】
また、FFT及びIFFTの使用が説明されたが、これは単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定するものと解釈されてはならない。DFT(Discrete Fourier Transform)及びIDFT(Inverse DFT)関数などの他のタイプの変換が用いられることもできる。DFT及びIDFT関数において、変数Nの値は任意の整数(例えば、1、2、3、4等)であり得、FFT及びIFFT関数において、変数Nの値は2の冪乗である任意の整数(例えば、1、2、4、8、16等)であり得る。
【0049】
図2A及び図2Bが無線送信及び受信経路を示しているが、図2A及び図2Bに様々な変更が行われ得る。例えば、図2A及び図2Bの様々な構成要素が組み合わせられたり、細分化したり、省略されたりする場合があり、特定の要求事項によって追加の構成要素が付加される場合がある。また、図2A及び図2Bは、無線ネットワークで使用され得る送信及び受信経路のタイプの例を示すためのものである。無線ネットワークにおける無線通信をサポートするために他の適切なアーキテクチャが使用されることもできる。
【0050】
図3Aは、本開示による例示的なUE116を示す図である。
【0051】
図3Aに示したUE116の実施形態は単なる説明のためのものであって、図1のUE111-115は同一又は類似の構成を有し得る。しかし、UEは様々な構成を有し、図3Aは本開示の範囲をUEの任意の特定の実装例に限定しない。例えば、UE116は以上で説明されたものに比べてより多くの又はより少ない構成要素を含むことができる。また、UE116は図11のUEに対応する。
【0052】
UE116は、アンテナ305、無線周波数(radio frequency、RF)トランシーバ310、送信(TX)処理回路315、マイクロホン320、及び受信(RX)処理回路325を含む。UE116は、また、ラウドスピーカ330、プロセッサ/コントローラ340、入/出力(input/output、I/O)インタフェース345、(複数の)入力装置350、ディスプレイ355及びメモリ360を含む。メモリ360は、オペレーティングシステム(OS)361及び1つ以上のアプリケーション362を含む。
【0053】
RFトランシーバ310は、アンテナ305から、無線ネットワーク100でgNBによって送信された入力RF信号を受信する。RFトランシーバ310は、入力RF信号をダウンコンバートして中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号はRX処理回路325に送信され、RX処理回路325は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタイズすることで、処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路325は、処理された基底帯域信号をラウドスピーカ330(例えば、音声データの場合)又は追加処理のためのプロセッサ/コントローラ340(例えば、ネットワークブラウジングデータの場合)に送信する。
【0054】
TX処理回路315は、マイクロホン320からアナログ又はデジタル音声データを、又はプロセッサ/コントローラ340から出力(outgoing)基底帯域データ(例えば、ネットワークデータ、電子メール、又はインタラクティブビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路315は、出力基底帯域データをエンコーディング、マルチプレキシング及び/又はデジタイズして、処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RFトランシーバ310は、処理された出力基底帯域又はIF信号をTX処理回路315から受信し、アンテナ305を介して送信される基底帯域又はIF信号をRF信号にアップコンバートする。
【0055】
プロセッサ/コントローラ340は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、UE116の全般的な動作を制御するためにメモリ360に記憶されたOS361を実行できる。例えば、プロセッサ/コントローラ340は、周知の原理によってRFトランシーバ310、RX処理回路325、及びTX処理回路315によって順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。一部の実施形態において、プロセッサ/コントローラ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0056】
プロセッサ/コントローラ340は、また、本開示の実施形態で説明された2Dアンテナアレイを有するシステムに対するチャネル品質測定及び報告のための動作のような、メモリ360に常駐する他のプロセス及びプログラムを実行できる。プロセッサ/コントローラ340は、実行プロセス要求に応じて、メモリ360の内部又は外部へデータを移動できる。一部の実施形態において、プロセッサ/コントローラ340は、OS361に基づいて又はgNB若しくはオペレータから受信された信号に応じてアプリケーション362を実行するように構成される。プロセッサ/コントローラ340は、また、UE116にラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータなどの他の装置への接続機能を提供するI/Oインタフェース345と結合される。I/Oインタフェース345は、これらのアクセサリとプロセッサ/コントローラ340との間の通信経路である。
【0057】
プロセッサ/コントローラ340は、また、(複数の)入力装置350及びディスプレイ355と結合される。UE116のオペレータは(複数の)入力装置350を使用してデータをUE116に入力できる。ディスプレイ355は、液晶ディスプレイ、又は(例えば、ウェブサイトからの)テキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックを提供できる他のディスプレイであり得る。メモリ360はプロセッサ/コントローラ340と結合される。メモリ360の一部はRAM(random access memory)を含むことができ、メモリ360の他の一部はフラッシュメモリや他のROM(read-only memory)を含むことができる。
【0058】
図3AがUE116の一例を示しているが、図3Aに対して様々な変更が行われ得る。例えば、図3Aの様々な構成要素が組み合わせられたり、細分化したり、省略されたりする場合があり、特定の要求によって追加の構成要素が追加される場合がある。特定例として、プロセッサ/コントローラ340は、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)及び1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)のようないくつかのプロセッサに分割され得る。また、図3Aが携帯電話やスマートフォンとして構成されたUE116を示しているが、UEは他のタイプのモバイル又は据え置き型装置として動作するように構成されてもよい。
【0059】
図3Bは、本開示による例示的なgNB102を示す図である。
【0060】
図3Bを参照するgNB102の実施形態は単なる例示のためのものであって、図1の他のgNBは同一又は類似の構成を有し得る。しかし、gNBは様々な構成を有し、図3Bは本開示の範囲をgNBの任意の特定の実装例に限定しない。gNB101及びgNB103はgNB102と同一又は類似の構造を含むことができるという点に留意すべきである。
【0061】
図3Bを参照すると、gNB102は、複数のアンテナ370a-370n、複数のRFトランシーバ372a-372n、TX処理回路374、及びRX処理回路376を含む。一部の実施形態において、複数のアンテナ370a-370nのうちの1つ以上は2Dアンテナアレイを含む。gNB102は、また、コントローラ/プロセッサ378、メモリ380及びバックホール又はネットワークインタフェース382を含む。しかし、gNB102の構成要素はこれに限定されるものではない。例えば、gNB102は以上で説明されたものに比べてより多くの又はより少ない構成要素を含むこともできる。また、gNB102は、図12の基地局に対応する。
【0062】
RFトランシーバ372a-372nは、アンテナ370a-370nからUE又は他のgNBによって送信された信号などの入力(incoming)RF信号を受信する。RFトランシーバ372a-372nは、IF又は基底帯域信号を生成するように入力RF信号をダウンコンバートさせる。IF又は基底帯域信号はRX処理回路376に送信され、RX処理回路376は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタイズすることで、処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路376は、処理された基底帯域信号を追加処理のためにコントローラ/プロセッサ378へ送信する。
【0063】
TX処理回路374は、コントローラ/プロセッサ378からアナログ又はデジタルデータ(例えば、音声データ、ネットワークデータ、電子メール、又はインタラクティブビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路374は、出力基底帯域データをエンコーディング、マルチプレキシング、及び/又はデジタイズして、処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RFトランシーバ372a-372nは、処理された出力基底帯域又はIF信号をTX処理回路374から受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ370a-370nを介して送信されるRF信号にアップコンバートする。
【0064】
コントローラ/プロセッサ378は、gNB102の全般的な動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。例えば、コントローラ/プロセッサ378は、周知の原理によってRFトランシーバ372a-372n、RX処理回路376、及びTX処理回路374によって順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。コントローラ/プロセッサ378は、また、より進歩した無線通信機能などの追加の機能をサポートできる。例えば、コントローラ/プロセッサ378は、例えば、BIS(blind interference sensing)アルゴリズムによって行われるBISプロセスを行って、干渉信号が除去された受信信号をデコーディングできる。コントローラ/プロセッサ378は、gNB102で様々な他の機能のうちの任意のものをサポートできる。一部の実施形態において、コントローラ/プロセッサ378は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0065】
コントローラ/プロセッサ378は、また、メモリ380に常駐するプログラム及び他のプロセス(例えば、基本OS)を実行できる。コントローラ/プロセッサ378は、また、本開示の実施形態で説明された2Dアンテナアレイを有するシステムに対するチャネル品質測定及び報告をサポートできる。一部の実施形態において、コントローラ/プロセッサ378は、ウェブRTCなどのエンティティ間の通信をサポートする。コントローラ/プロセッサ378は、実行プロセスの要求に応じて、メモリ380の内部又はメモリ380の外部へデータを移動できる。
【0066】
コントローラ/プロセッサ378は、バックホール又はネットワークインタフェース382にも接続される。バックホール又はネットワークインタフェース382は、gNB102がバックホール接続又はネットワークを介して他の装置又はシステムと通信することを可能にする。バックホール又はネットワークインタフェース382は、任意の適切な(複数の)有線又は無線接続を介して通信をサポートできる。例えば、gNB102がセルラー通信システム(例えば、5G又は新しい無線アクセス技術又はNR、LTE又はLTE-Aをサポートするセルラー通信システム)の一部として実装されるとき、バックホール又はネットワークインタフェース382は、gNB102が有線又は無線バックホール接続を介してgNBと通信することを可能にする。gNB102がアクセスポイントとして実装されるとき、バックホール又はネットワークインタフェース382は、gNB102が有線又は無線ローカル領域ネットワークを介して、又はより大きなネットワーク(例えば、インターネット)との有線又は無線接続を介して通信することを可能にする。バックホール又はネットワークインタフェース382は、イーサネット又はRFトランシーバのような、有線又は無線接続を介した通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
【0067】
メモリ380はコントローラ/プロセッサ378と結合される。メモリ380の一部はRAMを含むことができ、メモリ380の他の一部はフラッシュメモリ又は他のROMを含むことができる。一部の実施形態において、BISアルゴリズムのような複数の命令がメモリに記憶される。複数の命令はコントローラ/プロセッサ378がBISプロセスを行い、BISアルゴリズムによって判断された少なくとも1つの干渉信号を除去した後、受信信号をデコーディングするように構成される。
【0068】
以下でより詳細に説明されるように、gNB102の送信及び受信経路(RFトランシーバ372a-372n、TX処理回路374及び/又はRX処理回路376を使用して実装される)は、FDDセルとTDDセルを使用するアグリゲーション通信をサポートする。
【0069】
図3BがgNB102の一例を示しているが、図3Bに対して様々な変更が行われ得る。例えば、gNB102は図3Aに示した所定の個数の各々の構成要素を含むことができる。特定例として、アクセスポイントは複数のバックホール又はネットワークインタフェース382を含むことができ、コントローラ/プロセッサ378は互いに異なるネットワークアドレスの間でデータをルーティングするルーティング機能をサポートできる。他の特定例として、gNBがTX処理回路374の単一インスタンスとRX処理回路376の単一インスタンスを含むものとして示しているが、gNB102はTX処理回路及びRX処理回路の各々の複数のインスタンスを含むことができる(例えば、各RFトランシーバは1つのインスタンスに対応する)。
【0070】
本開示の実施形態で提供されるソリューションは上記無線ネットワークに適用され得るが、これに限定されないことを理解すべきである。
【0071】
以下、添付図面を参照して本開示の例示的な実施形態についてさらに説明する。
【0072】
テキスト及び添付図面は単に読者が本開示内容を理解することを助けるための例として提供されたものである。これらはいかなる方式でも本開示の範囲を限定することを意図するものではない。一部の実施形態及び例が提供されたが、ここに開示された内容に基づいて、図示の実施形態及び例に対する修正が本開示の範囲から逸脱することなく行われ得ることが当業者にとっては明白である。
【0073】
基地局からユーザ端末(UE)への送信をダウンリンクといい、UEから基地局への送信をアップリンクという。PDSCH(physical downlink shared channel)のHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報はPUSCH(physical uplink shared channel)又はPUCCH(physical uplink control channel)を介して送信されることができ、PDSCHはPDCCH(physical downlink control channel)によって送信されるダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる。
【0074】
ユニキャストPDSCHは1つのUEによって受信されるPDSCHであって、該PDSCHは該当UEに特定のRNTI(Radio Network Temporary Indicator)、すなわち、C-RNTI(Cell RNTI)に基づいてスクランブリングされ、グループキャスト又はマルチキャスト/ブロードキャストは複数のUEによって受信されるPDSCHである。
【0075】
実際の適用要求事項をより満足させるためには、グループキャスト又はマルチキャスト/ブロードキャストPDSCHのHARQ-ACKを送信するための技術を提供する必要がある。
【0076】
以下、本開示の技術的ソリューションと本開示の技術的ソリューションによって上記技術的問題を解決する方法を具体的な実施形態を通して詳細に説明する。以下の具体的な実施形態は互いに結合されることができ、一部の実施形態では同一又は類似の概念又は過程を繰り返さない場合もある。以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。次の説明でのテキストと添付図面は単に読者が本開示を理解することを助けるための例として提供されたものである。これらはいかなる方式でも本開示の範囲を限定することを意図するものではない。いくつかの実施形態及び例が提供されたが、ここに開示された内容に基づいて、図示の実施形態及び例が本開示の範囲から逸脱することなく変更され得ることが当業者にとっては明白である。
【0077】
図4は、本開示の実施形態による例示的な方法400のフローチャートを示す。
【0078】
図4の例示的な方法400はHARQ-ACK情報を送信するために用いられ得る。該方法400はUE側で実装され得る。
【0079】
図4を参照すると、方法400は次のようなステップを含む。
【0080】
動作S410では、基地局から第1設定情報が受信され、第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる。
【0081】
第1設定情報は上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して設定された情報であり得、第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定する。
【0082】
動作S420では、第1設定情報に基づいてHARQ-ACK情報が基地局に送信される。
【0083】
1つの場合において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:HARQ-ACK情報をフィードバックすること;HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;及び指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。該指示情報はPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH内のDCIにある情報であり得る。
【0084】
一部の実施形態において、動作S420以前に、該方法は次を含むことができる。
【0085】
第1設定情報に基づいてHARQ-ACKをフィードバックするモードが決定された後に、決定されたHARQ-ACK情報をフィードバックするモードに基づいてHARQ-ACK情報のビット数が決定され得る。
【0086】
HARQ-ACK情報のビット数が決定された後に、決定されたHARQ-ACK情報のビット数に基づいてHARQ-ACK情報が決定され得る。該プロセスは従来の関連技術によって実装され得るので、説明の単純化のためにここでは繰り返さない。
【0087】
選択的には、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、S420以前に、該方法は次をさらに含むことができる:
DAI(downlink assignment index)を受信するステップ;
HARQ-ACK情報のビット数を決定するステップ;及び
HARQ-ACK情報のビット数によってHARQ-ACK情報を生成するステップ。
【0088】
すなわち、本実施形態では、DCIのDAIに基づいてHARQ-ACK情報のビット数が決定され得る。
【0089】
選択的には、DAIのカウントモードは次のうちの1つである:
第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;
第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS(semi-persistent scheduling) PDSCH解除を指示するPDCCHと、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;そして
第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0090】
第2設定情報は、上位層シグナリングを介して基地局によって設定され得る。
【0091】
すなわち、本実施形態において、DAIに対するカウントモードは指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHにのみ特定であり得るか;又は、カウントモードは指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCH、そして、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHに特定であり得るか;又は、DAIに対するカウントモードは上位層情報によって設定された設定情報に基づいて2つのカウントモードのうちの1つとして決定され得る。これに基づいて、HARQ-ACK情報のビット数が決定される。
【0092】
一部の実施形態において、HARQ-ACK情報のビット数を決定することは次のうちの少なくとも1つを含む:
第1モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第2モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第3モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び全ての以前のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第4モードは、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全ての受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;そして
第5モードは、第3設定情報によって、第1モード、第2モード、第3モード及び第4モードのうちの1つで計算を行うことを決定することである。
【0093】
第3設定情報は、上位層シグナリングを介して基地局によって設定され得る。
【0094】
他の場合において、UEによってHARQ-ACKをフィードバックするモードは、第1フィードバックモード及び第2フィードバックモードのうちの1つを含み、ここで、第1フィードバックモードはNACK(negative acknowledgement)専用モードで、第2フィードバックモードはACK/NACKモードである。
【0095】
具体的には、第1フィードバックモードは、また、UEによってHARQ-ACKをフィードバックする第1モードであり得、第2フィードバックモードは、また、UEによってHARQ-ACKをフィードバックする第2モードであり得、ここで:
第1モードは次のとおりである:UEがPDSCHを正しくデコーディングした場合、UEはHARQ-ACK情報をフィードバックせず、UEがPDCCHを受信したがPDSCHを正しくデコーディングできなかった場合、UEはPUCCHリソースを介してNACKをフィードバックする。UEによってHARQ-ACKをフィードバックするこのようなモードをNACK専用モードという。
【0096】
第2モードは次のとおりである:UEがPDSCHを正しくデコーディングした場合、UEはPUCCHリソースを介してACKをフィードバックし、UEがPDCCHを受信したがPDSCHを正しくデコーディングできなかった場合、UEはPUCCHリソースを介してNACKをフィードバックする。UEによってHARQ-ACKをフィードバックするこのようなモードをACK/NACKモードという。
【0097】
一実施形態において、UEによってHARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、動作S420以前に、該方法は次をさらに含むことができる:
フィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するステップ。
【0098】
一部の実施形態において、UEがタイプ-1HARQ-ACKコードブックで設定される場合、フィードバックされるHARQ-ACKを決定するステップは、具体的には次のうちのいずれか1つを含むことができる:
UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;
UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ-UEによってフィードバックされるHARQ-ACK情報のビット数はタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定される-;
UEが活性化されたSPS PDCCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDSCH及び他のPDSCHを受信する場合、UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックするが、他のPDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックしないことを決定するステップ;及び
UEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、UEが第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ。
【0099】
具体的には、本実施形態において、タイプ-1HARQ-ACKコードブックは半静的HARQ-ACKコードブックである。
【0100】
他の実施形態において、UEがタイプ-2HARQ-ACKコードブックで設定される場合、フィードバックされるHARQ-ACKを決定するステップは、具体的には次のうちのいずれか1つを含むことができる:
UEが活性化されたSPS PDCCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDSCH及び他のPDSCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定し、また、他のPDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックしないことを決定するステップ;
UEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;及び
UEが1つのアップリンクリソースで、活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCHの情報又はSPS PDSCH解除を指示するPUCCH及び他のPDSCHの情報を受信することを想定しないステップ。
【0101】
具体的には、本実施形態において、タイプ-2HARQ-ACKコードブックは動的HARQ-ACKコードブックである。
【0102】
他の実施形態において、UEによって受信されるPDSCHは第1タイプのPDSCH及び第2タイプのPDSCHを含み;また、UEによってHARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、UEはHARQ-ACK情報を送信するための第1アップリンクリソース及び第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するための第2アップリンクリソースで設定される。
【0103】
該方法400は次のステップのうちのいずれか1つをさらに含む:
UEが第1フィードバックモードでHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、第1アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;
又は、
UEが第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;
又は、
UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップであって、
ここで、第3アップリンクリソースは、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するように構成されたアップリンクリソースであって;
又は、
UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合又はUEがSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ。
【0104】
1つの選択的な実施形態において、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップは次を含む:
UEが第3アップリンクリソースで設定される場合、第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;及び
UEが第3アップリンクリソースで設定されない場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ。
【0105】
本開示の実施形態は、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を送信するための方法を追加的に提供する。該方法は基地局によって実行され得る。該方法は次のステップを含む:
第1設定情報をユーザ端末(UE)に送信するステップ-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-;及び
第1設定情報によってHARQ-ACK情報を受信するステップ。
【0106】
本実施形態において、第1設定情報は上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して送信され得る。
【0107】
一部の実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:
HARQ-ACK情報をフィードバックすること;
HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;及び
指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0108】
他の実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、HARQ-ACK情報を受信するステップ以前に、該方法は次のステップをさらに含む:
DAI(downlink assignment index)をUEに送信するステップであって、DAIに対するカウントモードは次のうちの1つである:
第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;
第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCH、そして指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;また
第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0109】
本開示の実施形態の技術的ソリューションは、PUCCHを介して、PDSCHのHARQ-ACK情報を送信することを一例として取って以下で説明される。しかし、PDSCHのHARQ-ACK情報がPUSCHを介して送信されることもでき、PDSCHのHARQ-ACK情報がPRACH(Physical Random Access Channel)を介して送信されることもでき、PUCCHを一例として取って以下で説明するソリューションは、PUSCH及びPRACHにも適用されるということを当業者は理解すべきである。
【0110】
一例では、UEがHARQ-ACKをフィードバックしない、すなわち、UEはACKもHACKもフィードバックしない。
【0111】
PDSCHを受信したUEと基地局との間の距離は互いに異なる。基地局から遠く離れたUEによって受信される信号の品質は不良で、基地局の近くにあるUEによって受信される信号の品質は良好で、基地局から十分に離れたUEによって受信される信号の品質は並みである。マルチキャストPDSCHは特定のコーディング及び変調コードを採用し、また、マルチキャストPDSCHをスケジューリングするPDCCHは特定のAL(aggregation level)を採用する。
【0112】
このとき、基地局の近くのUEによって受信される信号の品質は良好であるので、PDCCH検出及びPDSCHデコーディングのエラー確率はきわめて低く、このようなUEは上位層シグナリングを介してHARQ-ACKをフィードバックしないように設定されることができ(HARQ-ACKをフィードバックしないことをHARQ-ACK非活性化とも言う);基地局から遠く離れたUEによって受信される信号の品質は不良であるため、PDCCH検出及びPDSCHデコーディングに一定のエラー確率があって、このようなUEは上位層シグナリングを介してHARQ-ACKをフィードバックするように設定されることができ(HARQ-ACKをフィードバックすることをHARQ-ACK活性化とも言う);また、基地局から十分に離れたUEによって受信される信号の品質は並みであるので、PDCCH検出のエラー確率は非常に低く、PDSCHデコーディングに一定のエラー確率があって、このようなUEは物理層シグナリング指示を受信することによってHARQ-ACKをフィードバックするか、又はフィードバックしないように設定され得る。
【0113】
すなわち、同じマルチキャストPDSCHを受信する複数のUEのうち、一部のUEは上位層シグナリングを介してHARQ-ACKをフィードバックしないように設定され、一部のUEは上位層シグナリングを介してHARQ-ACKをフィードバックするように設定される。HARQ-ACKをフィードバックするか、又はフィードバックしない2つのタイプのUEはDCIの情報によって指示されて決定され、HARQ-ACKをフィードバックするか、又はフィードバックしない一部のUEはDCIの情報によって指示されて決定される。
【0114】
“UEがPUCCHを介して少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックするとき”HARQ-ACK情報のビットを決定する具体的なプロセスが以下の実施形態によって詳しく説明される。
【0115】
実施形態1:
UEによって受信される複数のPDSCHの各々のHARQ-ACK情報の場合、互いに異なるUEは自らがHARQ-ACKをフィードバックする互いに異なるモードでHARQ-ACK情報を送信できる。
【0116】
例1-1:
DAI(downlink assignment index)(DAIはカウンタ-DAI(Counter-DAI)(C-DAIと表示される)及び全体-DAI(Total-DAI)(T-DAIと表示される)を含むことができる)フィールドがPDSCHをスケジューリングするためにDCIに追加され、ここで、C-DAIは現在受信されたPDCCHまでスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHの数を指示するために使用され、また、T-DAIは現在受信されたPDCCHが位置するPDCCHモニタリングオケージョンまでスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHの数を指示するために使用される。以下の説明ではC-DAIを一例として取って提供され、T-DAIも類似の方式でカウントされ得る。
【0117】
UEによるHARQ-ACKフィードバックの設定されたモードが指示情報によってUEがHARQ-ACKをフィードバックするか否かを決定することである場合、DAIに対するカウント方法は次のような3つの方法を含む。
【0118】
方法1:
DAIのカウントは指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのみを含み、DAIのカウントは指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを含まない。
【0119】
すなわち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHがカウントされ、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHはカウントされない。
【0120】
図5は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する特定例を示す概略図である。
【0121】
図5を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIビットは予備されたビットである。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。すなわち、第2PDSCHと第3PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHがカウントされる。
【0122】
該方法は次のような利点を有する:無意味なHARQ-ACK情報の送信を避けることができ、送信されるHARQ-ACK情報のビット数を減らすことができる。
【0123】
方法2:
DAIのカウントは指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCH、そして、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを含む。
【0124】
すなわち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCH、そして、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHがカウントされる。
【0125】
図6は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する一例の概略図を示す。
【0126】
図6を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは3である。すなわち、第1PDSCH、第2PDSCH及び第3PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHがカウントされる。
【0127】
該方法は次のような利点を有する:同じPDSCHを受信するUEのうちの一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードがHARQ-ACKをフィードバックすることであって、一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードが指示情報によってUEがHARQ-ACKをフィードバックするか否かを決定することである場合、互いに異なるUEがDAIカウントについて互いに異なった理解をすることを防止できる。
【0128】
方法3:
UEは設定情報(例えば、上位層シグナリング設定)の受信を介して方法1又は方法2によってDAIをカウントすることを決定する。
【0129】
該方法は次のような利点を有する:同じPDSCHを受信するUEのうちの一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードがHARQ-ACKをフィードバックすることであって、一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードが指示情報によってUEがHARQ-ACKをフィードバックするか否かを決定することであって、UEが情報設定(例えば、上位層シグナリング設定)の受信を介して方法2によってDAIをカウントすることを決定する場合、互いに異なるUEがDAIカウントについて互いに異なった理解をすることを防止できる。互いに異なるUEがDAIカウントについて互いに異なった理解をしない場合、無意味なHARQ-ACK情報の送信を避けることができ、送信されるHARQ-ACK情報のビット数を減らすことができる。
【0130】
例1-2:
UEによるHARQ-ACK情報フィードバックの設定されたモードが指示情報によってUEがHARQ-ACK情報をフィードバックするか否かを決定することである場合、HARQ-ACK情報のビット数を計算する方法は次のような方法を含む。
【0131】
方法1:
UEがPUCCHを介して、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、そして、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされるHARQ-ACKであって;また、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKである。
【0132】
すなわち、UEがPUCCHを介して、1つより多いPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されると、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHが考慮され;そして、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されると、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHが考慮されない。
【0133】
図7は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信する他の例の概略図を示す。
【0134】
図7を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは3である。このとき、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、第1PDSCH、第2PDSCH及び第3PDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされるHARQ-ACKとして考慮される。
【0135】
UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは2である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは3である。このとき、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、第1PDSCH、第2PDSCH及び第3PDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKとして考慮される。
【0136】
該方法は次のような利点を有する:同じPDSCHを受信するUEのうちの一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードがHARQ-ACKをフィードバックすることであって、一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードが指示情報によってUEがHARQ-ACKをフィードバックするか否かを決定することである場合、互いに異なるUEがDAIカウントについて互いに異なった理解をすることを防止でき、また、基地局とUEとがHARQ-ACK情報のビット数に対して一致しない理解をすることを防止できる。
【0137】
方法2:
UEがPUCCHを介して、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、フィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報のみが計算され、フィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報は計算されない。
【0138】
すなわち、UEがPUCCHを介して、1つより多いPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、HARQ-ACK情報のビット数に対する計算中に、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が考慮され、フィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報は考慮されない。
【0139】
図8は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信するさらに他の例の概略図を示す。
【0140】
図8を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは予備されている。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。このとき、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、第2PDSCHと第3PDSCHのHARQ-ACK情報のみがフィードバックされるHARQ-ACKとして考慮され、第1PDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKであって、第1PDSCHは考慮されない。
【0141】
該方法は次のような利点を有する:無意味なHARQ-ACK情報の送信を避けることができ、送信されるHARQ-ACK情報のビット数を減らすことができる。
【0142】
方法3:
UEがPUCCHを介して、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックするとき、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報、そして、以前のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされるHARQ-ACKであって、そして、最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH以後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKである。
【0143】
すなわち、UEがPUCCHを介して、1つより多いPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報、そして、以前のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が考慮され、そして、フィードバックされるHARQ-ACKとして指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH以後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報は考慮されない。
【0144】
図9は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信するさらに他の例の概略図を示す。
【0145】
図9を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは3である。UEが第4PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは4である。このとき、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、第1PDSCH、第2PDSCH及び第3PDSCHのHARQ-ACK情報がフィードバックされるHARQ-ACKであることのみが考慮され、第4PDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKであって;HARQ-ACK情報のビット数の計算中に第4PDSCHのHARQ-ACKは考慮されない。
【0146】
該方法は次のような利点を有する:無意味なHARQ-ACK情報の送信をなるべく避けることができ、送信されるHARQ-ACK情報のビット数を減らす。
【0147】
方法4:
UEがPUCCHを介して、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示されるか、又はフィードバックされないHARQ-ACKとして指示されるかによって、該当HARQ-ACK情報がフィードバックされるHARQ-ACKであるか、又はフィードバックされないHARQ-ACKであるかが決定される。すなわち、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、UEによって受信された全てのPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされるHARQ-ACKであって;そして、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示される場合、UEによって受信された全てのPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKである。
【0148】
すなわち、UEがPUCCHを介して、1つより多いPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックし、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、最後に受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHが考慮され;そして、最後に受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACKとして指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHが考慮されない。
【0149】
図10は、本開示の実施形態によるHARQ-ACK情報を送信するさらに他の例の概略図を示す。
【0150】
図10を参照すると、UEが第1PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは1である。UEが第2PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは2である。UEが第3PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックすることを示し、DCIにあるDAIは3である。UEが第4PDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し、DCIにあるDAIは4である。このとき、UEによって受信された最後のPDSCHに対するPDCCHのDCIにある指示情報はHARQ-ACKをフィードバックしないことを示し;そして、HARQ-ACK情報のビット数の計算中に、第1PDSCH、第2PDSCH、第3PDSCH及び第4PDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックされないHARQ-ACKである(すなわち、UEがHARQ-ACK情報をフィードバックしない)。
【0151】
該方法は次のような利点を有する:無意味なHARQ-ACK情報の送信をなるべく避けることができ、送信されるHARQ-ACK情報のビット数を減らす。
【0152】
方法5:
設定情報(例えば、上位層シグナリング設定)の受信を介して、UEは方法1、方法2、方法3及び方法4のうちの少なくとも1つによってHARQ-ACK情報のビットを計算することを決定する。
【0153】
該方法は次のような利点を有する:同じPDSCHを受信するUEのうちの一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードがHARQ-ACKをフィードバックすることであって、一部のUEによるHARQ-ACKフィードバックモードが指示情報によってUEがHARQ-ACKをフィードバックするか否かを決定することである場合、UEは情報設定(例えば、上位層シグナリング設定)の受信を介して方法1によってHARQ-ACK情報のビット数を計算することを決定するので、基地局とUEとがHARQ-ACK情報のビット数に対して一致しない理解をすることが防止される。基地局とUEとがHARQ-ACK情報のビット数に対して一致しない理解をしない場合、UEは情報設定(例えば、上位層シグナリング設定)の受信を介して方法2によってHARQ-ACK情報のビット数を計算することを決定するので、無意味なHARQ-ACK情報の送信を防止し、送信されるHARQ-ACKのビット数を減らすことができる。
【0154】
実施形態2:
以下、UEがHARQ-ACKをフィードバックする2つのモード(パターンともいう)が存在する。
【0155】
第1モードは次のとおりである:UEがPDSCHを正しくデコーディングした場合、UEはHARQ-ACK情報をフィードバックせず、UEがPDCCHを受信したがPDSCHを正しくデコーディングできなかった場合はPUCCHリソースを介してNACKをフィードバックする。UEによってHARQ-ACKをフィードバックするこのようなモードをNACK専用モードという。
【0156】
第2モードは次のとおりである:UEがPDSCHを正しくデコーディングした場合、UEはPUCCHリソースを介してACKをフィードバックし、UEがPDCCHを受信したがPDSCHを正しくデコーディングできなかった場合、UEはPUCCHリソースを介してNACKをフィードバックする。UEによってHARQ-ACKをフィードバックするこのようなモードをACK/NACKモードという。
【0157】
UEは2つのタイプのPDSCH、すなわち、第1タイプのPDSCHと第2タイプのPDSCHを受信し、ここで、ユニキャストPDSCHは第1タイプのPDSCHと呼ばれる。本開示では、ユニキャストPDSCHと明確に提示されたものを除いて、他のPDSCHを第2タイプのPDSCHであると見なす。例えば、第2タイプのPDSCHはマルチキャストPDSCHである。
【0158】
例2-1:
UEがタイプ-1HARQ-ACKコードブックで設定される場合、すなわち、UEがpdsch-HARQ-ACK-Codebook=semi-staticで設定される場合、UEは自らがHARQ-ACKをフィードバックするNACK専用モードで設定される。
【0159】
第1ケースで、UEが活性化された半永続的(半静的ともいう)SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)及び他のPDSCHを受信するか、又はSPS PDSCH解除(非活性化ともいう)を指示するPDCCH(SPS PDSCH解除DCI、SPS PDSCH非活性化DCIを指示する場合もある)及び他のPDSCHを受信する場合、下記のようにUEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするいくつかの方法が存在する。
【0160】
方法1:
UEは活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH(SPS PDSCH解除DCI、SPS PDSCH非活性化DCIを指示する場合もある)のHARQ-ACKのみをフィードバックし、他のPDSCHのHARQ-ACK情報はフィードバックしない。
【0161】
該方法はPUCCHリソースを節約できる利点を有する。
【0162】
方法2:
UEはACK/NACKモードで活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする。
【0163】
該方法は全てのHARQ-ACK情報を送信できる利点を有する。
【0164】
第2ケースで、UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのみを受信する場合、下記のようにUEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするいくつかの方法が存在する。
【0165】
方法1:
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報のみをフィードバックする。このとき、UEによってフィードバックされるHARQ-ACK情報はタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定されない。
【0166】
該方法の使用によって、HARQ-ACK情報を送信するためにPUCCHによって占有されるリソースを節約できる。
【0167】
方法2:
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのみを受信する場合、UEによってフィードバックされるHARQ-ACK情報はタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定される。
【0168】
該方法は基地局とUEとがHARQ-ACK情報のビット数に対して一致しない理解をすることを防止できる利点を有する。
【0169】
例2-2:
UEによってHARQ-ACKをフィードバックするNACK専用モードでUEが設定される場合、UEはHARQ-ACKを送信するためのPUCCHリソース(PUCCH-Config-1)を設定され、UEはユニキャストPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するためのPUCCHリソース(PUCCH-Config-2)を有する。UEによってHARQ-ACKをフィードバックするNACK専用モードをUEが採用する場合、UEはPUCCH-Config-1リソースを使用してHARQ-ACKを送信する。UEがユニキャストPDSCHのHARQ-ACKを送信する場合、UEはPUCCH-Config-2リソースを使用してHARQ-ACKを送信する。
【0170】
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH(SPS PDSCH解除DCI、SPS非活性化DCIを指示する場合もある)のHARQ-ACK情報を送信する場合、下記のようなHARQ-ACKを送信するためのPUCCHリソースを決定するいくつかの方法が存在する。
【0171】
方法1:
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報のみをフィードバックする場合、UEはユニキャストPDSCHのHARQ-ACKを送信するためにUEに対して設定されたPUCCHリソース(PUCCH-Config-2)を使用して活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する。
【0172】
方法2:
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報のみをフィードバックする場合、UEは自らに特別に設定されたPUCCHリソース(PUCCH-Config-3)を使用して活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する。
【0173】
方法3:
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するために自らに特別に設定されたPUCCHリソース(PUCCH-Config-3)で設定される場合、UEは活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するために自らに特別に設定されたPUCCHリソース(PUCCH-Config-3)を使用してHARQ-ACKを送信するか;又はそうでない場合、UEはユニキャストPDSCHのHARQ-ACKを送信するために自らに設定されたPUCCHリソース(PUCCH-Config-2)を使用して活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する。
【0174】
UEが活性化された半永続的(半静的ともいう)SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのみを受信する場合、PUCCHリソースを決定する方法は、UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合にも適用可能である。
【0175】
HARQ-ACKを送信するためにUEに設定されるPUCCHリソース(PUCCH-Config-1)は上記第1アップリンクリソースの一例であって、ユニキャストPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するためにUEに設定されるPUCCHリソース(PUCCH-Config-2)は上記第2アップリンクリソースの一例であって、また、活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するためにUEに特別に設定されるPUCCHリソース(PUCCH-Config-3)は上記第3アップリンクリソースの一例であることに留意すべきである。
【0176】
例2-3:
UEがタイプ-2HARQ-ACKコードブックで設定される場合、すなわち、UEがpdsch-HARQ-ACK-Codebook=Dynamicで設定される場合、UEは自らによってHARQ-ACKをフィードバックするNACK専用モードで設定される。
【0177】
UEが活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH(SPS PDSCH解除DCI、SPS非活性化DCIを指示する場合もある)及び他のPDSCHを受信する場合、下記のようなUEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするいくつかの方法が存在する。
【0178】
方法1:
UEは活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報のみをフィードバックし、他のPDSCHのHARQ-ACKはフィードバックしない。該方法は次のような利点を有する:PUCCHリソースを節約でき、UEが複数のビットを送信できるACK/NACK送信モードのPUCCHリソースを設定する必要がない。
【0179】
方法2:
UEはACK/NACKモードで活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)のHARQ-ACK情報又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックする。該方法は全てのHARQ-ACK情報を送信できる利点を有する。
【0180】
方法3:
UEはPUCCH(上記のアップリンクリソースの例)によってフィードバックされる活性化された半永続的SPS PDSCH(すなわち、SPS活性化PDSCH)及び他のPDSCHを受信することを想定せず、UEはPUCCHを介してフィードバックされるSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信することを想定しない。該方法によって、プロトコル実装が単純化される。
【0181】
本開示の実施形態による方法と同じ原理に基づいて、本開示の一実施形態は、第1受信モジュール及び第1送信モジュールを含むことができる他のユーザ端末を追加的に提供する。
【0182】
第1受信モジュールは、基地局から第1設定情報を受信するように構成され-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-;そして
第1送信モジュールは、第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するように構成される。
【0183】
選択的には、UEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:
UEがHARQ-ACK情報をフィードバックすること;
UEがHARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;及び
UEが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0184】
指示情報はPDSCH(physical downlink shared channel)をスケジューリングするためのPDCCH(physical downlink control channel)のDCI(downlink control information)で伝達され得る。
【0185】
選択的には、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、ユーザ端末は処理モジュールを追加的に含み、ここで:
第1受信モジュールはDAI(downlink assignment index)を受信するように追加的に構成され;そして
処理モジュールはHARQ-ACK情報のビット数を決定するように構成され、HARQ-ACK情報のビット数によってHARQ-ACK情報を生成するように追加的に構成される。
【0186】
選択的には、DAIのカウントモードは次のうちの1つである:
第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;
第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHと、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;そして
第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0187】
第2設定情報は、上位層シグナリングを介して基地局によって設定され得る。
【0188】
選択的には、HARQ-ACK情報のビット数を決定することは次のうちの少なくとも1つを含む:
第1モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第2モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第3モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び全ての以前のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;
第4モードは、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全ての受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;そして
第5モードは、第3設定情報によって、第1モード、第2モード、第3モード及び第4モードのうちの1つで計算を行うことを決定することである。
【0189】
第3設定情報は、上位層シグナリングを介して基地局によって設定され得る。
【0190】
選択的には、UEによってHARQ-ACKをフィードバックするモードは、第1フィードバックモード及び第2フィードバックモードのうちの1つを含み、ここで、第1フィードバックモードはNACK専用モードで、第2フィードバックモードはACK/NACKモードである。
【0191】
選択的には、HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、処理モジュールは、
フィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するように追加的に構成される。
選択的には、UEがタイプ-1HARQ-ACKコードブックで設定される場合、処理モジュールは具体的には次のうちのいずれか1つを実行するように構成される:
UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作;
UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作-フィードバックされるHARQ-ACK情報のビット数はUEに対して設定されたタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定される-;
UEが活性化されたSPS PDCCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDSCH及び他のPDSCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作;及び
UEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作。
【0192】
タイプ-1HARQ-ACKコードブックは半静的HARQ-ACKコードブックである。
【0193】
選択的には、UEによって受信されるPDSCHは第1タイプのPDSCH及び第2タイプのPDSCHを含み;HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、UEはHARQ-ACK情報を送信するための第1アップリンクリソース及び第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するための第2アップリンクリソースで設定され;そして、処理モジュールは、
UEが第1フィードバックモードでHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、第1アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するか;又は
UEが第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するか;又は
UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信し、
ここで、第3アップリンクリソースは活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するように構成されたアップリンクリソースであるか;又は
UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合又はUEがSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するように追加的に構成される。
【0194】
選択的には、HARQ-ACK情報が第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用して送信される場合、処理モジュールは、具体的には、
UEが第3アップリンクリソースで設定される場合、UEが第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信することを決定し;そして
UEが第3アップリンクリソースで設定されない場合、UEが第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信することを決定するように構成される。
【0195】
選択的には、UEがタイプ-2HARQ-ACKコードブックで設定される場合、処理モジュールは具体的には次のうちのいずれか1つを実行するように構成される:
UEが活性化されたSPS PDPCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作;及び
UEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定する動作;及び
UEが1つのアップリンクリソースで、活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCHの情報又はSPS PDSCH解除を指示するPUCCH及び他のPDSCHの情報を受信することを想定しない動作。
【0196】
タイプ-2HARQ-ACKコードブックは動的HARQ-ACKコードブックである。
【0197】
本開示の実施形態による方法と同じ原理に基づいて、本開示の一実施形態は、第2受信モジュール及び第2送信モジュールを含むことができる他の基地局装置を追加的に提供し、ここで:
第2送信モジュールは、第1設定情報をユーザ端末(UE)に送信するように構成され-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-;そして
第2受信モジュールは、第1設定情報によってHARQ-ACK情報を受信するように構成される。
【0198】
この実施形態において、第2送信モジュールは、上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して第1設定情報を提供できる。
【0199】
一部の実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:
HARQ-ACK情報をフィードバックすること;
HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;及び
指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0200】
他の実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、送信モジュールは、
DAI(downlink assignment index)をUEに送信するように追加的に構成され、DAIに対するカウントモードは次のうちの1つである:
第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;
第2カウントモードは指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCH、そして指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;また
第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0201】
本開示の実施形態による方法と同じ原理に基づいて、本開示の一実施形態は、電子装置を提供し、該電子装置はメモリ及びストレージ;並びにメモリに記憶されプロセッサによって実行されるとき、本開示の選択的な実施形態のうちのいずれか1つによる方法を実装できる少なくとも1つのプログラムを含む。選択的には、電子装置は、ユーザ端末として実装されることができ、電子装置は本開示の選択的な実施形態のうちのいずれか1つによってユーザ端末によって実行される方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。選択的には、電子装置は、基地局として実装されることができ、電子装置は本開示の選択的な実施形態のうちのいずれか1つによって基地局によって実行される方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0202】
図11は、本開示の実施形態によるUEの構造のブロック図である。
【0203】
図11を参照すると、一実施形態によるUEはトランシーバ1110、メモリ1120及びプロセッサ1130を含むことができる。UEのトランシーバ1110、メモリ1120及びプロセッサ1130は前述したUEの通信方式によって動作できる。しかし、UEの構成要素はこれに限定されない。例えば、UEは前述したものに比べてより多くの又はより少ない構成要素を含むことができる。また、プロセッサ1130、トランシーバ1110及びメモリ1120は1つのチップで実装され得る。また、プロセッサ1130は少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。また、プロセッサ1130は図1の無線ネットワーク100に示したUEに対応する。また、図11のUEは図3AのUE116に対応する。
【0204】
トランシーバ1110は、UE受信機及びUE送信機を総称するものであって、基地局又はネットワークエンティティと信号を送受信できる。基地局又はネットワークエンティティと送受信される信号は制御情報及びデータを含むことができる。トランシーバ1110は、送信信号の周波数をアップコンバート及び増幅するRF送信機及び受信信号の周波数を低雑音増幅及びダウンコンバートするRF受信機を含むことができる。しかし、これはトランシーバ1110の一例にすぎず、トランシーバ1110の構成要素はRF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。
【0205】
また、トランシーバ1110は、無線チャネルを介して信号を受信してプロセッサ1130に出力し、プロセッサ1130から出力される信号を無線チャネルを介して送信できる。
【0206】
メモリ1120は、UEの動作に必要なプログラム及びデータを記憶することができる。また、メモリ1120は、UEによって得られた信号に含まれた制御情報又はデータを記憶することができる。メモリ1120は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、CD-ROM、DVDなどの記憶媒体又は記憶媒体の組み合わせであり得る。
【0207】
プロセッサ1130は、UEが上述のように動作するようにさせる一連のプロセスを制御できる。例えば、トランシーバ1110は、基地局又はネットワークエンティティが伝送した制御信号を含むデータ信号を受信することができ、プロセッサ1130は、基地局又はネットワークエンティティが伝送した制御信号及びデータ信号を受信した結果を決定できる。
【0208】
図12は、本開示の実施形態による基地局の構造を示す図である。
【0209】
図12を参照すると、一実施形態による基地局はトランシーバ1210、メモリ1220及びプロセッサ1230を含むことができる。基地局のトランシーバ1210、メモリ1220及びプロセッサ1230は前述した基地局の通信方法によって動作できる。しかし、基地局の構成要素がこれに限定されるわけではない。例えば、基地局は以上で説明されたものに比べてより多くの又はより少ない構成要素を含むこともできる。また、プロセッサ1230、トランシーバ1210及びメモリ1220は1つのチップで実装され得る。また、プロセッサ1230は少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。また、図12の基地局は図3BのgNB102に対応する。
【0210】
トランシーバ1210は、基地局受信機及び基地局送信機を総称するものであって、端末又はネットワークエンティティと信号を送受信できる。端末又はネットワークエンティティと送受信される信号は制御情報及びデータを含むことができる。トランシーバ1210は、送信信号の周波数をアップコンバート及び増幅するRF送信機及び受信信号の周波数を低雑音増幅及びダウンコンバートするRF受信機を含むことができる。しかし、これはトランシーバ1210の一例にすぎず、トランシーバ1210の構成要素はRF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。
【0211】
また、トランシーバ1210は、無線チャネルを介して信号を受信してプロセッサ1230に出力し、プロセッサ1230から出力される信号を無線チャネルを介して送信できる。
【0212】
メモリ1220は、基地局の動作に必要なプログラム及びデータを記憶することができる。また、メモリ1220は基地局が得た信号に含まれた制御情報又はデータを記憶することができる。メモリ1220は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、CD-ROM、DVDなどの記憶媒体又は記憶媒体の組み合わせであり得る。
【0213】
プロセッサ1230、基地局が上述のように動作するようにさせる一連のプロセスを制御できる。例えば、トランシーバ1210は端末が送信した制御信号を含むデータ信号を受信し、プロセッサ1230は端末が送信した制御信号及びデータ信号の受信結果を決定できる。
【0214】
一実施形態において、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を送信する方法は、基地局から第1設定情報を受信するステップ-第1設定情報はHARQ-ACKをフィードバックするモードを設定するために用いられる-;及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【0215】
一実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:HARQ-ACK情報をフィードバックすること;HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;又は指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0216】
一実施形態において、UEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、HARQ-ACK情報を送信するステップ以前に、該方法は、DAI(downlink assignment index)を受信するステップ;HARQ-ACK情報のビット数を決定するステップ;及びHARQ-ACK情報のビット数によってHARQ-ACK情報を生成するステップをさらに含む。
【0217】
一実施形態において、DAIに対するカウントモードは次のうちの1つである:第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS(semi-persistent scheduling) PDSCH解除を指示するPDCCHと、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;そして、第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0218】
一実施形態において、HARQ-ACK情報のビット数を決定することは次のうちの少なくとも1つを含む:第1モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第2モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第3モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び全ての以前のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第4モードは、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全ての受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;そして、第5モードは、第3設定情報によって、第1モード、第2モード、第3モード及び第4モードのうちの1つで計算を行うことを決定することである。
【0219】
一実施形態において、方法が提供される。該方法は、上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して基地局によって設定された第1設定情報を受信するステップをさらに含む。
【0220】
一実施形態において、HARQ-ACKをフィードバックするモードは第1フィードバックモードと第2フィードバックモードのうちの1つを含み、第1フィードバックモードはNACK専用モードで、第2フィードバックモードはACK/NACKモードである。
【0221】
一実施形態において、HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、HARQ-ACK情報を送信するステップ以前に、該方法はフィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するステップをさらに含み、ここで、フィードバックされるHARQ-ACKを決定するステップは次のうちいずれか1つを含む:UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ-フィードバックされるHARQ-ACK情報のビット数はUEに対して設定されたタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定される-;UEが活性化されたSPS PDCCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDSCH及び他のPDSCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;及びUEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ。
【0222】
一実施形態において、UEによって受信されるPDSCHは第1タイプのPDSCH及び第2タイプのPDSCHを含み;HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、UEはHARQ-ACK情報を送信するための第1アップリンクリソース及び第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するための第2アップリンクリソースで設定され;該方法は、UEが第1フィードバックモードでHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、第1アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;又はUEが第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;又はUEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップであって、ここで、第3アップリンクリソースは活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するように構成されたアップリンクリソースであるか;又はUEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合又はUEがSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップをさらに含む。
【0223】
一実施形態において、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップは、UEが第3アップリンクリソースで設定される場合、第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;及びUEが第3アップリンクリソースで設定されない場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【0224】
一実施形態において、UEによって受信された情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するステップは、UEがタイプ-2HARQ-ACKコードブックで設定された場合、UEが1つのアップリンクリソースで、活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCHの情報又はSPS PDSCH解除を指示するPUCCH及び他のPDSCHの情報を受信することを想定しないステップをさらに含む。
【0225】
一実施形態において、HARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報を受信する方法は、ユーザ端末(UE)に第1設定情報を送信するステップ-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-;及び第1設定情報によってHARQ-ACK情報を受信するステップを含む。
【0226】
一実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:HARQ-ACK情報をフィードバックすること;HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと;又は指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0227】
一実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、HARQ-ACK情報を受信するステップ以前に、該方法はDAI(downlink assignment index)をUEに送信するステップをさらに含み、DAIのカウントモードは次のうちの1つである:第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS(semi-persistent scheduling) PDSCH解除を指示するPDCCHと、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって;そして、第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0228】
一実施形態において、該方法は、上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して第1設定情報を送信するステップをさらに含む。
【0229】
一実施形態において、HARQ-ACKをフィードバックするモードは第1フィードバックモードと第2フィードバックモードのうちの1つを含み、第1フィードバックモードはNACK専用モードで、第2フィードバックモードはACK/NACKモードである。
【0230】
一実施形態において、ユーザ端末が提供される。UEはトランシーバ及びトランシーバとカップリングされるプロセッサを含み、該プロセッサは基地局から第1設定情報を受信し-第1設定情報はHARQ-ACK情報をフィードバックするモードを設定するために用いられる-、第1設定情報によってHARQ-ACK情報を送信するように構成される。
【0231】
一実施形態において、HARQ-ACK情報をフィードバックするモードは次のうちの少なくとも1つを含む:HARQ-ACK情報をフィードバックすること、HARQ-ACK情報をフィードバックしないこと、指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないこと。
【0232】
一実施形態において、UEによってHARQ-ACK情報をフィードバックするモードが指示情報によってHARQ-ACK情報をフィードバックするか、又はフィードバックしないことである場合、HARQ-ACK情報を送信するステップ以前に、該方法は、DAI(downlink assignment index)を受信するステップ、HARQ-ACK情報のビット数を決定するステップ、及びHARQ-ACK情報のビット数によってHARQ-ACK情報を生成するステップをさらに含む。
【0233】
一実施形態において、DAIに対するカウントモードは次のうちの1つである:第1カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって、第2カウントモードは、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS(semi-persistent scheduling) PDSCH解除を指示するPDCCHと、指示情報によってフィードバックされないHARQ-ACK情報として指示されるスケジューリングされたPDSCH及びSPS PDSCH解除を指示するPDCCHをカウントすることであって、第3カウントモードは、基地局からの第2設定情報によって、第1カウントモード又は第2カウントモードでカウントを行うことを決定することである。
【0234】
一実施形態において、HARQ-ACK情報のビット数を決定することは次のうちの少なくとも1つを含む:第1モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示されるPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第2モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、少なくとも1つのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される場合、全てのPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第3モードは、UEによって受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのうち、指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報として指示される最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び全ての以前のPDSCH又はSPS PDSCHを指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;第4モードは、UEによって受信された最後のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報が指示情報によってフィードバックされるHARQ-ACKとして指示される場合、全ての受信されたPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を計算することであって;そして、第5モードは、第3設定情報によって、第1モード、第2モード、第3モード及び第4モードのうちの1つで計算を行うことを決定することである。
【0235】
一実施形態において、該方法は上位層シグナリング又は媒体アクセス層シグナリングを介して基地局によって設定された第1設定情報を受信するステップをさらに含む。
【0236】
一実施形態において、HARQ-ACKをフィードバックするモードは第1フィードバックモードと第2フィードバックモードのうちの1つを含み、第1フィードバックモードはNACK専用モードで、第2フィードバックモードはACK/NACKモードである。
【0237】
一実施形態において、HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、HARQ-ACK情報を送信するステップ以前に、該方法はフィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するステップをさらに含み、ここで、フィードバックされるHARQ-ACKを決定するステップは次のうちいずれか1つを含む:UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、UEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;UEが活性化された半静的SPS PDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ-フィードバックされるHARQ-ACK情報のビット数はUEに対して設定されたタイプ-1HARQ-ACKコードブックによって決定される-;UEが活性化されたSPS PDCCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDSCH及び他のPDSCHを受信する場合、活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ;及びUEが活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCH又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCH及び他のPDSCHを受信する場合、第2フィードバックモードで活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するか、又は第2フィードバックモードでSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報をフィードバックすることを決定するステップ。
【0238】
一実施形態において、UEによって受信されるPDSCHは第1タイプのPDSCH及び第2タイプのPDSCHを含み;HARQ-ACKをフィードバックするモードが第1フィードバックモードの場合、UEはHARQ-ACK情報を送信するための第1アップリンクリソース及び第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信するための第2アップリンクリソースで設定され;該方法は、UEが第1フィードバックモードでHARQ-ACK情報をフィードバックする場合、第1アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;又はUEが第1タイプのPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;又はUEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップであって、ここで、第3アップリンクリソースは活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報又はSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報を送信するように構成されたアップリンクリソースであるか;又はUEが活性化されたSPS PDSCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合又はUEがSPS PDSCH解除を指示するPDCCHのHARQ-ACK情報及び他のPDSCHのHARQ-ACK情報を送信する場合、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップをさらに含む。
【0239】
一実施形態において、第2アップリンクリソース又は第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップは、UEが第3アップリンクリソースで設定される場合、第3アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップ;及びUEが第3アップリンクリソースで設定されない場合、第2アップリンクリソースを使用してHARQ-ACK情報を送信するステップを含む。
【0240】
一実施形態において、UEによって受信された情報によってフィードバックされるHARQ-ACK情報を決定するステップは、UEがタイプ-2HARQ-ACKコードブックで設定された場合、UEが1つのアップリンクリソースで、活性化されたSPS PDSCH及び他のPDSCHの情報又はSPS PDSCH解除を指示するPUCCH及び他のPDSCHの情報を受信することを想定しないステップをさらに含む。
【0241】
上記フローチャートは本開示の原理によって実装され得る例示的な方法を示したものであって、様々な変更及び修正がフローチャートに例示された方法に対して行われ得る。例えば、一連のステップで図示されているが、各図面の様々なステップはオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。他の例において、ステップは省略されたり他のステップで置き換えられたりしてもよい。
【0242】
請求の範囲又は本開示の詳細な説明に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装され得る。
【0243】
電気的構造及び方法をソフトウェアで実装する場合、1つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供され得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶される1つ以上のプログラムは、電子装置内の1つ以上のプロセッサによって実行可能に設定される。1つ以上のプログラムは、本開示の請求項又は詳細な説明に記載された実施形態による方法を実行させる命令を含む。
【0244】
プログラム(例えば、ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM(rando access memory)、フラッシュメモリを含む不揮発性メモリ、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、磁気ディスク記憶装置、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、DVD(Digital Versatile Disc)、他のタイプの光学記憶装置、又はマグネティックカセットに記憶され得る。代わりに、プログラムは前述したメモリ装置の一部又は全部の組み合わせを含むメモリシステムに記憶され得る。また、各メモリ装置は複数で含まれ得る。
【0245】
また、プログラムはインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide LAN)、又はSAN(Storage Area Network)などの通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで設定された通信ネットワークを介してアクセスできる取り付け可能な(attachable)記憶装置に記憶され得る。記憶装置は外部ポートを介して本開示の実施形態による装置に接続され得る。通信ネットワーク上の他の記憶装置が、また、本開示の実施形態を行う装置に接続され得る。
【0246】
上述した本開示の実施形態で、本開示に含まれる構成要素は実施形態によって単数又は複数で表現される。ただし、説明の便宜のために単数又は複数の形態を適切に選択しているのであって、本開示がこれに限定されるわけではない。このように複数形で表現された要素が単一要素として設定されてもよいし、単数形で表現された要素が複数要素として設定されてもよい。
【0247】
図面がユーザ端末の様々な例を示しているが図面に様々な変更があり得る。例えば、ユーザUEは任意の適切な配列で任意の数の各構成要素を含むことができる。一般に、図面は本開示の範囲を特定の(複数の)設定に制限しない。さらに、図面は本特許文書に開示された様々なユーザ端末機能が使用可能な運営環境を例示するが、このような機能は任意の他の適切なシステムで使用され得る。
【0248】
添付図面のフローチャートでの動作が矢印で表示された順に図示されたが、このような動作は必ずしも矢印で表示された順に実行されるわけではないことを理解すべきである。本明細書で特に明確に言及されない限り、このような動作の実行は厳格な順序に制限されず、このような動作は他の順序で実行されてもよい。また、添付図面のフローチャートの動作のうちの少なくとも一部は複数の下位動作又は複数の下位段階を含むことができる。このような下位動作又は下位段階は同時ではなく異なる時点に実行されてもよい。これらの下位動作又は下位段階は必ずしも順に実行される必要はなく、代わりに他の動作又は少なくとも一部の下位動作又は他の動作の下位段階と順に又は交互に実行されてもよい。
【0249】
前述した説明は単に本発明の一部の実装を図示したものに過ぎない。当業者には本発明の原理から逸脱することなく様々な改善及び修正が行われることができ、このような改善及び修正は本発明の保護範囲に属するものと見なされるべきであることに留意すべきである。
【0250】
本開示が様々な実施形態を参照して図示され説明されたが、添付された請求の範囲及びその均等物によって定義される本発明の思想及び範疇から逸脱しない範囲内で形態及び細部事項の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。
【符号の説明】
【0251】
100 無線ネットワーク
101,102,103 基地局(BS)
111,112,113,114,115,116 ユーザ端末(UE)
120,125 カバレッジ範囲
130 ネットワーク
200 送信経路
205 チャネルコーディング及び変調ブロック
210 直列-並列(S-to-P)ブロック
215 N-ポイント逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック
220 並列-直列(P-to-S)ブロック
225 サイクリックプレフィックス付加ブロック
230 アップコンバータ(UC)
250 受信経路
255 ダウンコンバータ(DC)
260 サイクリックプレフィックス除去ブロック
265 S-to-Pブロック
270 N-ポイント高速フーリエ変換(FFT)ブロック
275 P-to-Sブロック
280 チャネルデコーディング及び復調ブロック
305 アンテナ
310 無線周波数(RF)トランシーバ
315 送信(TX)処理回路
320 マイクロホン
325 受信(RX)処理回路
330 ラウドスピーカ
340 プロセッサ
345 入/出力(I/O)インタフェース(IF)
350 入力装置
355 ディスプレイ
360 メモリ
361 オペレーティングシステム
362 アプリケーション
370a,370b,370n アンテナ
372a,372b,372n RFトランシーバ
374 TX処理回路
376 RX処理回路
378 コントローラ/プロセッサ
380 メモリ
382 バックホール/ネットワークIF
1110,1210 トランシーバ
1120,1220 メモリ
1130,1230 プロセッサ
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】