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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】5G用拡張住居用ゲートウェイ
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20241106BHJP
   H04W 40/12 20090101ALI20241106BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20241106BHJP
   H04W 76/22 20180101ALI20241106BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20241106BHJP
   H04L 65/80 20220101ALI20241106BHJP
   H04L 65/1066 20220101ALI20241106BHJP
【FI】
H04W48/18 115
H04W40/12
H04W88/08
H04W76/22
H04W36/08
H04L65/80
H04L65/1066
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526760
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-05-30
(86)【国際出願番号】 US2022049012
(87)【国際公開番号】W WO2023081395
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】63/276,329
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プルカヤスタ,デバシシュ
(72)【発明者】
【氏名】カシ,シャールク カーン
(72)【発明者】
【氏名】シー,シャオヤン
(72)【発明者】
【氏名】ガズダ,ロバート
(72)【発明者】
【氏名】コガラン,テズカン
(72)【発明者】
【氏名】アバス,タイムール
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD43
5K067EE22
5K067HH22
5K067JJ39
(57)【要約】
【解決手段】 1つ以上のシステム、方法、及び/又はデバイスにおいて、拡張住居用ゲートウェイ(eRG)が、5GS及びCPN識別のための登録を実行し得る。これは、eRGのための登録手順、及び/又はeRGのためのサービス要求手順を含み得る。追加的に、eRGでは、無線送信受信ユニット(WTRU)のユーザプレーンを処理することができる。これは、WTRU登録のためのeRG、及び/又はCPN内におけるローカルブレークアウトのためのPDUセッション確立のための手順を含み得る。
【選択図】図12

【特許請求の範囲】
【請求項1】
拡張住居用ゲートウェイ(eRG)によって実施される方法であって、前記方法が、
N1インターフェースを介して、セッション管理機能(SMF)から設定情報であって、前記設定情報が、第1の無線送信受信ユニット(WTRU)からの1つ以上のパケットが顧客宅内ネットワーク(CPN)とコアネットワークのどちらに行くかを決定するスイッチング情報を含み、前記eRGが、前記CPN、前記コアネットワーク、及び前記第1のWTRUに動作可能に接続されている、設定情報を受信することと、
前記第1のWTRUから、前記第1のWTRUによって確立されたPDUセッションに関連するパケットを受信することと、
前記設定情報に基づいて、前記パケットを前記CPN又は前記コアネットワークに送信することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記設定情報が、前記第1のWTRUによって確立された前記PDUセッションに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定情報が、前記CPN内の前記第1のWTRUが前記パケットを前記CPN内の第2のWTRUに転送するためのパケット転送情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するQoSパラメータを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連する保証ビットレート(GBR)を含むQoS情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するバッファサイズを含むQoS情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
拡張住居用ゲートウェイ(eRG)であって、前記eRGが、
N1インターフェースを介して、セッション管理機能(SMF)から設定情報を受信する手段であって、前記設定情報が、第1の無線送信受信ユニット(WTRU)からの1つ以上のパケットが顧客宅内ネットワーク(CPN)とコアネットワークのどちらに行くかを決定するスイッチング情報を含み、前記eRGが、前記CPN、前記コアネットワーク、及び前記第1のWTRUに動作可能に接続されている、手段と、
前記第1のWTRUから、前記第1のWTRUによって確立されたPDUセッションに関連するパケットを受信する手段と、
前記設定情報に基づいて、前記パケットを前記CPN又は前記コアネットワークに送信する手段と、を含む、拡張住居用ゲートウェイ(eRG)。
【請求項8】
前記設定情報が、前記第1のWTRUによって確立された前記PDUセッションに関連する、請求項7に記載のeRG。
【請求項9】
前記設定情報が、前記CPN内の前記第1のWTRUが前記パケットを前記CPN内の第2のWTRUに転送するためのパケット転送情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項10】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するQoSパラメータを更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項11】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連する保証ビットレート(GBR)を含むQoS情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項12】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するバッファサイズを含むQoS情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月5日に出願された米国特許仮出願第63/276,329号の利益を主張するものであり、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
無線システムでは、ハンドセットのモビリティは常に、ハンドセットが移動するときにサービスがどのように処理されるかについての問題を提示する。より高いQoS(quality of service、サービス品質)が要求されるユースケースの数が増加するに伴い、ハンドセットが移動するにつれてサービスが移行する間であっても、ハンドセットのモビリティに関連するいくつかの機能を特定の場所に可能な限り移動させることによって、いくつかの機能が効率化されることを保証する必要がある。
【0003】
1つ以上のシステム、方法、及び/又はデバイスでは、拡張住居用ゲートウェイ(enhanced residential gateway、eRG)が、5GS及びCPN(Customer Premises Network、顧客宅内ネットワーク)識別のための登録を実行し得る。これは、eRGのための登録手順及び/又はeRGのためのサービス要求手順を含み得る。追加的に、eRGでは、5G無線送信-受信ユニット(wireless transmit-receive unit、WTRU)のユーザプレーンを処理し得る。これは、WTRU登録のためのeRG、及び/又はCPNにおけるローカルブレークアウトのためのPDU(protocol data unit)セッション確立のための手順を含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
より詳細な理解は、添付の図面と併せて例として与えられる以下の説明から得ることができ、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示す。
図1A図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実施され得る、例示的な通信システムを例解する、システム図である。
図1B図1Bは、一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)を例解する、システム図である。
図1C図1Cは、一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を例解する、システム図である。
図1D図1Dは、一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解する、システム図である。
図2図2は、顧客宅内ネットワークの例示的な概要を例解する図である。
図3図3は、ワイヤライン5Gアクセスネットワーク及びNG RAN(Next Generation Radio Access Network、次世代無線アクセスネットワーク)を伴う5G-RGのための5Gコアネットワークのための非ローミングアーキテクチャの一例を例解する図である。
図4図4は、5G WWC(wireline and wireless convergence、ワイヤライン及び無線コンバージェンス)におけるAGF(Access Gateway Function、アクセスゲートウェイ機能)の一例を例解する図である。
図5図5は、eRGに搭載されるUPF(User Plane Function、ユーザプレーン機能)の一例を例解する図である。
図6図6は、機能スプリットの代替の例を例解する図である。
図7図7は、NG N2/N3インターフェースの一例を例解する図である。
図8図8は、eRGにおけるユーザプレーンプロトコルの一例を例解する図である。
図9図9は、eRGにおける制御プレーンプロトコルの一例を例解する図である。
図10図10は、WTRU視点での制御及びユーザプレーンの一例を例解する図である。
図11図11は、eRGと5GCとの間の制御プレーンプロトコルスタックの一例を例解する図である。
図12図12は、eRGにおける拡張ユーザプレーンプロトコルの一例を例解する図である。
図13図13は、eRGのための登録手順の一例を例解する図である。
図14図14は、eRGを伴うWTRU登録プロセスの一例を例解する図である。
図15図15は、WTRU登録プロセスの態様を例解する図である。
図16図16は、WTRU登録プロセスの態様の一例を例解する図である。
図17図17は、CPN内でデフォルトPDUセッションを確立する一例を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実施され得る、例示的な通信システム100を例解する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(zero-tail unique-word discrete Fourier transform Spread OFDM、ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ型OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0006】
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話ネットワーク(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも局(station、STA)と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定電話若しくは携帯電話加入者ユニット、加入ベースのユニット、ポケットベル、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット若しくはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、腕時計若しくは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、産業デバイス及びアプリケーション(例えば、産業及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業及び/又は産業無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0007】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、NodeB、eNode B(eNB)、Home Node B、Home eNode B、gNode B(gNB)などの次世代NodeB、新しい無線(new radio、NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは、各々単一の要素として図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0008】
基地局114aは、RAN104の一部であり得、これはまた、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局、及び/又はネットワーク要素(図示せず)を含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタに更に分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を採用し得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信、かつ/又は受信してもよい。
【0009】
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、この無線インターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。無線インターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0010】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得るが、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセス方式を用い得る。例えば、RAN104の基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実行し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンク(Uplink、UL)パケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0011】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実行し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して無線インターフェース116を確立し得る。
【0012】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実行し得、これは、NRを使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0013】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実行し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、二重接続性(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実行し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用される無線インターフェースは、複数の種類の基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される複数の種類の無線アクセス技術及び/又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0014】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実行し得る。
【0015】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B、又はアクセスポイントであり得るが、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実行して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実行して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0016】
RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る、CN106と通信し得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106は、通話制御、課金サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、映像配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図1Aには示されていないが、RAN104及び/又はCN106は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用いる他のRANと直接的に又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加えて、CN106はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して、別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0017】
CN106はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、従来型電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、伝送制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用い得る1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0018】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0019】
図1Bは、例示のWTRU102を例解するシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0020】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、ステートマシンなどであり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして図示するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一体に統合され得るということが理解されよう。
【0021】
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を送信するか、又は受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0022】
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに図示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0023】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0024】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得るが、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意の種類の好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他の種類のメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスして、当該メモリにデータを記憶し得る。
【0025】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0026】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得るが、これは、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、又はその代わりに、WTRU102は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近接基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置決定方法によって位置情報を取得し得ることが理解されよう。
【0027】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得るが、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得る。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、配向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、湿度センサなどのうちの1つ以上であり得る。
【0028】
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL及び(例えば、受信のための)DLの両方の特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送受信が、同時及び/又は一緒であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介した信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL又は(例えば、受信のための)DLのいずれかの特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送受信の半二重無線機を含み得る。
【0029】
図1Cは、一実施形態による、RAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0030】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実行し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0031】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得るが、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0032】
図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)、パケットデータゲートウェイ(packet data gateway、PGW)166を含み得る。前述の要素は、CN106の一部として図示されているが、これらの要素のうちのいずれも、CN事業者以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが理解されよう。
【0033】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0034】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cとの間でルーティングして、転送し得る。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカーする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実施し得る。
【0035】
SGW164は、PGW166に接続され得るが、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0036】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0037】
WTRUは、無線端末として図1A図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的又は永久的に)使用し得ることが企図される。
【0038】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0039】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上の局(STA)を有し得る。APは、BSS内に、かつ/又はBSS外にトラフィックを搬送する配信システム(Distribution System、DS)又は別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先へ生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを通って送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、これらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)を使用して送信され得る。ある特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はこれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0040】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又は動的に設定された幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得るが、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的実施形態では、衝突回避を用いるキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて、実行されてもよい。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを検知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると検知/検出及び/又は判定された場合、特定のSTAは、バックオフし得る。1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信され得る。
【0041】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して形成され得る。
【0042】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分け得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理、及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別個に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信器では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0043】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及び搬送波は、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなどのメータタイプの制御/マシンタイプ通信(Machine-Type Communications、MTC)をサポートし得る。MTCデバイスは、特定の機能、例えば、特定の帯域幅及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、これらのためのみのサポート)を含む、限定された機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0044】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP、及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、これのみをサポートする)STA(例えば、MTC型デバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAにより、プライマリチャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドル状態になったとしても、利用可能な周波数帯域の全てがビジーであるとみなされ得る。
【0045】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0046】
図1Dは、一実施形態に係る、RAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、NR無線技術を採用して、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0047】
RAN104は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実行し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し得る、かつ/又はgNB180a、180b、180cから信号を受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間で無線信号を送信、かつ/又は受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリア集約技術を実行し得る。例えば、gNB180aは、複数の成分搬送波をWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらの成分搬送波のサブセットは、未認可スペクトル上にあり得るが、残りの成分搬送波は、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実行し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0048】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくはスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル及び/又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0049】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、e-NodeB160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカーポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実行し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cに対するモビリティアンカーとして機能し得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0050】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の相互作用、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向けたユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bに向けた制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0051】
図1Dに示すCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素は、CN106の一部として図示されているが、これらの要素のうちのいずれも、CN事業者以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが理解されよう。
【0052】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN104におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ネットワークスライシングのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(non-access stratum、NAS)信号伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなどのような、異なる使用事例に対して確立され得る。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFiなどの非-3GPPアクセス技術などの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0053】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN106内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN106内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理及び割り当てる機能、PDUセッションを管理する機能、ポリシー実施及びQoSを制御する機能、DLデータ通知を提供する機能などのような、他の機能を実行し得る。PDUセッション種別は、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0054】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN104内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続することができ、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供などの他の機能を実行し得る。
【0055】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介してUPF184a、184bを通り、ローカルDN185a、185bに接続され得る。
【0056】
図1A図1D及び図1A図1Dの対応する説明を考慮して、WTRU102a~102d、基地局114a~114b、eNode-B160a~160c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~180c、AMF182a~182b、UPF184a~184b、SMF183a~183b、DN185a~185b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る(図示せず)。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートしてもよい。
【0057】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又は事業者ネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実行するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実行及び/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施してもよい。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実行/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、オーバザエアの無線通信を使用して、試験するかつ/又は試験を実行する目的で、別のデバイスに直接結合され得る。
【0058】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実行/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素の試験を実行するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0059】
概して、「ネットワーク」又は任意の他の非エンティティ固有の用語(例えば、5GC)への言及は、1つ以上のデバイス、ノード、機能、及び/又は基地局を本質的に指すことがある。これらの用語は、別段の指定がない限り、交換可能であり得る。
【0060】
図2は、顧客宅内ネットワークの例示的な概要を例解する。例示的なシナリオでは、無線(例えば、208)、ワイヤライン接続(例えば、207)、及び/又は何らかの他のアクセス(例えば、209)を介して顧客宅内ネットワーク(CPN)201をコアネットワーク(例えば、5GC)210に接続する住居用ゲートウェイ(例えば、5Gシステムとともに導入される住居用ゲートウェイなど)203があり得る。概して、CPNは、公衆ネットワークプロバイダの顧客によって所有、設置及び/又は設定される、住居、オフィス、又は店舗内に位置するネットワーキング機器のセットを含む。このネットワーキング機器は、ホーム基地局と同様/同じである宅内無線アクセス局(Premises Radio Access Station、PRAS)205と、基地局に無線で接続することができる(例えば、5Gネットワーク機能を有する)WTRU206と、5GCにアクセスするために非3GPPアクセス技術(例えば、802.11無線プロトコル、又は他のそのような非3GPPアクセス)を使用する非3GPPデバイス204とに大まかに分類することができる。場合によっては、WTRU202は、5G-RG203への有線接続を有してもよい。ユーザ又は他のエンティティは、CPN(例えば、PRAS又はeRG)内のネットワークノードを部分的に設定及び管理することを認可され得る。それらは認可された管理者であってもよい。CPNは、公衆ネットワーク事業者の顧客によって所有、設置、及び/又は(少なくとも部分的に)設定されてもよい。
【0061】
場合によっては、ゲートウェイ(例えば、拡張住居用ゲートウェイ、5Gゲートウェイなど)のために使用される実際のハードウェアは、本明細書で列挙されるWTRUの任意の例(又は、中央集中型コントローラを用いて分散方式で使用される複数のWTRU)と同様又は同じであってよい。更に、複数のエンティティとして機能するデバイスがCPNにあってもよい。例えば、ゲートウェイデバイスはまた、(例えば、1つのデバイス内で仮想化された、又は1つのハードウェア装置内の別個のコンピューティングユニット)コントローラ、ルータ、スイッチ、ネットワーク機能、アクセスポイント、宅内無線アクセス局(PRAS)、及び/又は特定の場所のための基地局であってもよい。
【0062】
図3は、ワイヤライン5Gアクセスネットワーク及びNG RANを有する5G-RGのための5Gコアネットワークのための非ローミングアーキテクチャの一例を例解する。示されるように、5G-RG307は、3GPPアクセス305を使用する次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)を通した無線インターフェース(Uu)、及び5GC(例えば、5GCのノードAMF304など)へのワイヤライン5Gアクセスネットワーク(Wireline 5G Access network、W-5GAN)308を通したワイヤラインインターフェース(Y4)など、5GCへの無線309A接続と有線309B接続の両方をサポートし得る。例えば、W-5GAN308は、5GCのAMF304へのN2インターフェース及びUPF302へのN3インターフェースを提供する(例えば、5G基地局と同様の/同じ方法で);W-5GANは、信頼できない及び信頼できる非3GPP WTRUが、それぞれ、非3GPPPインターワーキング機能(Non-3GPPP Inter-Working Function、N3IWF)及び信頼できる非3GPPゲートウェイ機能(Trusted Non-3GPP Gateway Function、TNGF)を介して5GCに接続することを可能にする;及び/又は、5G-RGは、N1シグナリングを5GCと交換する。
【0063】
場合によっては、5G-RGは、NG-RANを介して接続されてもよい。5G-RGは、NG-RANを介して接続されたWTRUとして動作し得、ネットワーク選択、識別及び認証、ポリシー制御、合法的傍受、認可アクセス制御、並びにWTRUのためのものと同様の5G-RGの禁止のための設定が存在し得る。
【0064】
場合によっては、5G-RGは、W-5GANを介して接続され得る。5G-RGは、W-5GANを介して接続されたWTRUとして動作し、プロトコルデータユニット(PDU)セッションを開始し、5GCにサービス品質(QoS)を要求し得る。個々のPDUセッションは、5G-RGの背後にある複数のWTRUにサービス提供し得て、スライス当たり1つのPDUセッションの粒度で5GCへの接続性を実現し得る。
【0065】
5G-RGは、最初にAMFに登録して、PDUセッションを確立し得る。PDUセッションは、5Gネットワークによって提供される種々のサービスをサポートするために、いくつかのQoSフローを含み得る。データネットワークからのデータは、N6インターフェースを通してUPFに渡され、次いで、GPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunnelling Protocol、GTP)を使用して、N3インターフェースを通してW-5GANに転送され得る。この点から先に、5G-RGは、CPN内のイーサネット又はWi-Fiアクセスを使用して、5G-RGの背後にある複数のWTRUに情報を転送し得る。
【0066】
図4は、5Gワイヤライン及び無線コンバージェンス(WWC)におけるアクセスゲートウェイ機能(AGF)の一例を例解する。場合によっては、ワイヤライン及び無線は、1つ以上のコンバージェンスポイントを有し得る。5GCへのワイヤラインアクセス機能を用いて、現在のブロードバンドサービスは、5G-RGを通してインターネットにアクセスし得る。CPNにおけるデバイスへの将来のユースケースの可能性を考慮すると、5Gシステムにおける無線及び無線コンバージェンス(WWC)をサポートするために、サービス及びシステムを定義する必要がある。これらの仕様は、図4に示されるように、共通の5GC内での標準3GPPユーザプレーン機能から固定ネットワーク(fixed network、FN)及び5G-RGのためのAAAサービス(authentication, authorization, and accounting、認証、認可、アカウンティング)、トラフィックシェーピング、及び規制を提供する能力のあるアクセスゲートウェイ機能(AGF)を定義し得る。例えば、AGF411は、5GC408のUPF407へのユーザプラン接続を有することができ、UPF407は次にデータネットワーク409に接続する。AGF411は、WAN412への制御及びユーザシグナリングと接続するワイヤラインアクセスネットワーク410の一部であり得、これは次に他の住居用ゲートウェイ(例えば、5G-RG415及びFN-RG413)に接続する。例示的なシナリオでは、5G-RG415はまた、基地局(例えば、gNB414)に接続されてもよく、これは次に5GC408のCPF406に接続される。
【0067】
概して、家でのユーザに新しい経験をもたらすなど、住居用5Gの使用数が増えていることを考えると、主導的な5Gベンダは住居用5Gソリューションを継続的に改良するように働き得る。例えば、1つのシナリオは、従来のLTEベースの固定無線ソリューションと比較して、固定無線アクセスの容量及びカバレージを拡張するために、中帯域スペクトル(2.5GHz及び3.5GHz)及び高利得アンテナを使用することであり得る。2026年の終わりまでに1億8千万の固定無線アクセス接続を有し得るという別のシナリオでは、CPNに高容量及びロバストなQoS機能を可能にする5Gアクセスを提供する。別のシナリオでは、固定無線カバレージは、26GHzミリ波周波数接続を介して最大7キロメートルまで拡張され得る。
【0068】
世界の移動体通信事業者の70パーセント超が、現在、モバイルネットワークサービスと固定ネットワークサービスの両方を提供している。これらのサービスのいくつかの例には、固定ネットワーク、ブロードバンドインターネット、モバイル通信、及びIPTVが含まれる。WWCイニシアチブにより、ネットワーク事業者は、共通の5GCを介してこれらのサービスの提供を最適に統合し得る。データレートの増加、超低遅延、信頼性の向上など、5Gの他の恩恵とともに、共通の5GCの使用は、クアドラプルプレイサービスを提供するネットワーク事業者の保守費用を低減し得る。
【0069】
シングルプレイサービスしか有さないモバイルネットワーク事業者もまた、5G住居用サービスから恩恵を得ることができる。5Gが消費者にもたらす例示的な恩恵の1つは、それがより高いビットレートを提供することである。これらのより高いビットレートは、モバイルTV、AR/VR、モバイルゲームなどのeMBBサービスを可能にするか、又は改善することができる。注目すべきことに、このような「モバイル」サービスは、移動中ではなく、場合によっては特定の場所(例えば、自宅)において移動/固定しているユーザによって主に使用される可能性がある。より高いビットレートに加えて、超低遅延及び強化された信頼性は、AR/VR、ゲーム、監視、及びセキュリティアプリケーションのためのユーザ経験を強化し得る。5G住居用ゲートウェイは、将来のローカライズされたサービス、ホームエンターテイメント、AR/VRなどのためのプラットフォームとして機能することができ、5G+/6Gユースケースを可能にする。
【0070】
住居環境には複数のユースケース及びトラフィックシナリオが存在し得、それらは、WWC、固定LAN-5GLAN統合、及び屋内小型基地局のための拡張をサポートするために、関連する新しい潜在的な機能的要件、主要性能要件を必要とし得る。これらのユースケースのいくつかを、本明細書で要約する。
【0071】
1つの例示的なケースでは、eRGを介したWTRU対WTRU通信のための効率的なルーティングがあり得る。このユースケースは、家庭においてより良好なセルラーカバレッジを提供するために、eRGの背後にある部屋に複数のPRASがすでに展開されていることを想定する。このユースケースは、eRGを介した2つのWTRU間の通信のための効率的なルーティングを可能にする。例えば、アリスは屋根裏部屋に座っており、彼女のスマートフォンは屋根裏部屋のPRASに接続している。セキュリティセンサは、地下室で火災及び煙を検出し、次いで、アリスにアラートを送信する。地下室のPRASを通して、アラームメッセージはeRGに到達し、次いで、eRGはそのメッセージを屋根裏部屋のPRASを通ってアリスのスマートフォンにルーティングする。このユースケースは、3GPPデバイス間、並びに3GPPデバイスと非3GPPデバイスとの間でローカルトラフィックを切り替え得る、eRGにおける「スイッチング要素」を強調する。
【0072】
1つの例示的なケースでは、E2E QoS監視があり得る。このユースケースは、家庭においてより良好なセルラーカバレッジを提供するために、eRGの背後にある部屋に複数のPRASがすでに展開されていることを想定する。このユースケースは、通信経路全体、すなわち、PRAS及びeRGを介したWTRUから5GCへの/5GCからWTRUへのE2E QoS監視を可能にする。例えば、アリスはリビングルームに座っており、彼女のスマートフォンはリビングルームのPRASに接続している。彼女は、クラウド上のビデオアプリケーションサーバからリアルタイムでビデオストリーミングを開始する。しばらくすると、ダウンロード速度が低下し、ビデオストリームが停止する。アリスは、ネットワーク事業者を呼び出し、ネットワーク性能低下を報告する。ネットワーク事業者がE2E QoSステータスをチェックすると、PRAS上の高い干渉を検出し、E2E QoSを回復するためにPRASを再設定する。このユースケースは、個々のユーザについて観察されたQoSを測定し、そのユーザに対してQoSを設定するためのアクションをとるeRGの機能を強調する。本明細書では、eRGが個々のユーザに対するQoSをどのように測定し、設定するかについて説明する。
【0073】
1つの例示的なケースでは、屋外から屋内へのQoS維持があり得る。5Gの屋外から屋内へのカバレッジの問題により、WTRUは、屋外から屋内に移動するときに、eRGを通して5GCにアクセスすることができる。このユースケースは、進行中の高帯域幅又は低遅延消費サービス(例えば、ビデオゲーム)ユーザが屋外から屋内に移動するときにも、全方向QoS制御保証を可能にする。例えば、トムは、家に戻る途中に自分のスマートフォンでビデオゲームをプレイしている。トムが家に着くと、彼は、家に入りながらゲームをプレイし続けている。トムが家に入ると、彼のスマートフォンが識別され、eRGに接続される。eRGはまた、この時点でTomのスマートフォンの関連するQoS特性を通知され、5GSは対応するQoSをTomに提供する。このユースケースは、どのようにTomが3GPP 5GCにおいて識別され、彼が家の中を移動しても識別され続けるかを強調する。彼のサービスは、所望のレベルのQoSで継続される。eRGは、トムを識別し、彼が家の中を移動しても同じQoSを提供することが期待される。
【0074】
1つの例示的なケースでは、WTRU対WTRU直接通信からeRGを介した間接通信へのシームレスな経路切替えがあり得る。このユースケースは、2つのWTRUが、WTRU間の距離が増加するにつれて、直接通信経路からeRGを介した間接通信経路にシームレスに切り替わることを可能にする。例えば、2つのWTRU(WTRU1及びWTRU2)は、3GPP直接通信経路を介して接続される。WTRU2から離れるようにWTRU1をトリガするイベントが発生する。同じQoSでサービスをシームレスに継続するために、eRGを介した間接通信経路が確立される。
【0075】
本明細書に記載されるユースケースなどをサポートするために、eRGに対して以下の要件が特定されている、すなわち、5Gシステムが、CPN内のエンティティ(WTRU、デバイス)との通信のための3GPP認証情報を用いたWTRUの認証をサポートすることができること、5Gシステムが、WTRUへの、又はWTRUからのCPN内データトラフィックのために、eRGを通る効率的なデータ経路をサポートすることができること、5Gシステムが、(例えば、eRG又はPRAS及びeRGを介して)WTRUへの又はWTRUからの任意のCPN内データトラフィックのためのリアルタイムE2E QoS監視及び制御をサポートすることができること、5Gシステムが、CPN内のWTRUと5Gネットワークとの間の(例えば、eRG、又はPRAS及びeRGを介した)任意のデータ通信に対するリアルタイムE2E QoS監視及び制御をサポートすることができること、5Gシステムが、CPNアクセスと事業者が提供するモバイルアクセスとの間で移動するWTRUに対するサービス中断を最小限に抑えることができること、5Gシステムが、ネットワーク事業者がeRGに1つ以上のパラメータ(例えば、異なるネゴシエートされたQoSレベル、認証情報、識別、初期OA&M情報、及び/又は関連するサブスクリプションに対してどの通信手段(例えば、無線、ケーブルなど)が最も好適であるかについてのポリシー)を設定するためのメカニズムをサポートすることができること、5GSが、ネットワーク事業者が、eRGを介して接続されたPRASを介して任意のWTRUに5Gサービスを提供することを可能にすることができること、かつ/又は5GSは、CPNに接続されたアプリケーションサーバ上のアプリケーションをサポートすることができること。これらの要件のうちの1つ以上は、5GCによるWTRUの識別及び可視性、各WTRUに対してより粒度の細かいQoSを実施する機能、及び/又は、WTRU、リンク若しくはアプリケーションサービスごとの個々のポリシー実施など、を必要とし得る。
【0076】
図5は、拡張住居用ゲートウェイ(eRG)に搭載されるユーザプレーン機能(UPF)の一例を例解する。示されるように、eRG501は、5G-RG502に加えて、UPF503などの様々な機能を含み得る。説明のために、点線は例示的なデータフロー経路を示し得、実線は接続及び/又はインターフェースを示し得る。eRG501は、そのインターフェースを介して5GCに接続された各WTRU(例えば、504、505、507、508)のQoS要件を区別することが期待され得る。
【0077】
eRGアーキテクチャの一例によれば、eRGの背後にあるWTRUは、独立して識別されなくてもよいが、代わりに、PDUセッションは、それらをスライスとして識別する。eRGは、一貫したポリシー主導のサービス体験を提供するために、5GCからそれぞれのQoSフローにアクセスするために、各WTRUのQoS要件を区別することが可能であり得る。5GCは、SMF及びUPFを通してQoS制御及びポリシーを実施することができる。SMF及びUPFのような機能がeRGに搭載される場合(例えば、図5に部分的に例解されるように)、上記で定義された機能要件が満たされ得る。UPF及びSMFがeRGに搭載されると、個々のユーザプレーンを識別し、ユーザプレーン上で測定を行い、所望のユーザ体験のためにQoSパラメータを設定することが可能になり得る。これは、本明細書で説明する1つ以上の実施形態に対して行うことができるアーキテクチャ上の想定である。
【0078】
図6は、機能分割の代替手段の一例を例解する。機能の分割を伴うeRGのための1つ以上の展開オプションがあり得る。場合によっては、eRG及びPRASアーキテクチャは、分割機能技法を使用することができる。1つの例示的な展開オプションでは、eRG及びPRASシナリオは、ネットワーク(例えば、NG-RAN)内の分散型基地局(例えば、gNB)の分割アーキテクチャと同様であり得る。分散gNBアーキテクチャでは、中央集中型ユニット基地局(例えば、gNB-CU(centralized unit))は、F1インターフェースを通して1つ以上の分散ユニット(gNB-DU(distributed unit))を制御する。分散型ユニットは、遠隔無線ヘッド(remote radio head、RRH)、遠隔無線トランシーバに接続される。gNB-CUは、2つの部分に分割され、1つは制御プレーン機能(gNB-CU-CP(control plane))用であり、1つはユーザプレーン機能(gNB-CU-UP(user plane))用である。示されるように、601~620は、例示的なアップリンクプロセス又はダウンリンクプロセスにおける処理の異なるレイヤを例解する。この機能的分割は、UL/DLの各レイヤ(例えば、オプション1~8)の間に示される8つの分割オプションのうちのいずれかにおいて行われ得る。PRASをgNB-DUと想定し、eRGをgNB-CUと想定することができる。分割の正確な点は、実装形態のために未決定のままにしていてもよい。本明細書で説明される少なくとも1つの実施形態では、CU-UP及びCU-CP技法は、eRGとともに採用され得る。
【0079】
図7は、NG N2/N3インターフェースモデル分割の一例を例解する。セル702への接続を有するWTRU701が存在し得て、それは次に、分割機能アーキテクチャシステムを採用するネットワークに接続される。この例は、eRG709内の制御プレーン711及びユーザプレーン712の展開を示す。図6に関して説明した技法は、図7の図にも等しく適用される。
【0080】
図8は、eRGにおけるユーザプレーンプロトコルの一例を例解する。ユーザプレーン展開オプションについて、WTRU801からeRG802へのユーザプレーンのためのプロトコルスタックの例が示されている。これらのプロトコルスタック(例えば、803~807)は、分割を詳述することなく、ユーザプレーンのみを例示するためのものである。ユーザプレーンプロトコルは、アクセス層を通してユーザデータを搬送するなど、実際のPDUセッションサービスを実行し得る。ユーザプレーンは、CPNへのローカルルーティングを可能にするためにeRGにおいて終端されると想定することができる。ユーザプレーンスタック内のSDAP803レイヤは、eRG内の終端点であると想定することができる。要約すると、中央ユニットユーザプレーン(CU-UP)技法がWTRUのために考えられるいくつかの例では、ローカルデータリンクを介してローカルUPFに向かうGTP-U/N3が存在してもよく、及び/又は、WTRUは、リレーとして動作して、5GCで確立されるユーザプレーンを介して(例えば、eRGを通して)UPパケットを転送してもよい。
【0081】
図9は、eRGにおける制御プレーンプロトコルの例を例解する。制御プレーンオプションについて、eRG902を通した5GC(例えば、AMF903)へのWTRU901のための例示的な制御プレーンプロトコルスタックが示されている。制御プレーンプロトコルは、PDUセッション、及びWTRU901と5GCとの間の接続を制御し得る。それは、ユーザ(例えば、WTRU901)による要求されたサービスのセットアップ、異なる送信リソースの制御、ハンドオーバなどをサポートし得る。示されるように、eRGは、NASメッセージをWTRU901から5GC/AMF903に転送することができる。いくつかの例では、CU-CP展開オプションは、WTRUに対して可能であり得、ユーザプレーン上のNGAP/N2は、5GCを用いてeRGによって確立され得、及び/又はNAS-MMメッセージは、eRG上でWTRUとNG-RANとの間で透過的に転送され得る(例えば、eRGはリレーノードとして働く)。
【0082】
図10は、WTRU視点での、制御プレーン及びユーザプレーンの一例を例解する。示されるように、WTRU1001は、基地局(例えば、gNB1003)への制御プレーン1012リンクを有し、制御プレーンは、AMF1002に拡張する。ユーザプレーン1011は、基地局からUPF1004を通ってDN1005まで延びる。場合によっては、CPN内でのWTRUに対するNAS-MMメッセージオプションの透過的な転送があってもよい。NAS-MMメッセージの透過的な転送は、それ自体の使用のためのWTRUであるeRGによってセットアップされた5GCに向けて、N1インターフェースを介して行われ得る。図10は、WTRU1001からAMF1002への論理N1インターフェースを示し得て、これはCPN内でのWTRUからのNASメッセージ転送に使われ得る。Nr-Uuは、制御プレーンとユーザプレーンの両方をWTRUから搬送することができる。次いで、ユーザプレーンは、基地局から出て、N3、N6/N9を介してDNに向かう。
【0083】
図11は、eRGと5GCとの間の制御プレーンプロトコルスタックの一例を例解する。eRG1101、5G-AN1102、AMF1103、及びSMF1104が存在し得る。この例では、eRG1101は、N1インターフェースをサポートするために、示されるように、以下の制御プレーンプロトコルを展開すると想定され得る。N1は、AMF1103との制御プレーンインターフェースであり、そのメッセージは、gNBを通してNR-Uu及びN2インターフェースを介して配信される。N1 NASシグナリング接続は、3GPPアクセスのためのUu参照点を介したRRC接続とN2参照点を介したNG接続との連結、又は非3GPPアクセスのためのNWu参照点を介したIPsecトンネルとN2参照点を介したNG接続との連結のいずれかである。
【0084】
MM機能のためのNASプロトコル(NAS-MM)は、登録管理機能、接続管理機能、並びにユーザプレーン接続アクティブ化及び非アクティブ化をサポートし得る。それはまた、NASシグナリングの暗号化及び完全性保護を担い得る。
【0085】
本明細書で説明するアーキテクチャシナリオのうちの1つ以上に基づいて、以下の問題、すなわち、eRG登録及びCPN識別、並びに/又はeRGにおけるWTRU及びCPNからのUP終了の処理のうちの1つ以上に対処することができる。
【0086】
eRG又はWTRUなどの任意のユーザデバイスは、CPNサービスを提供することが可能であり得る。概して、特にPINネットワークでは、パーソナルデバイスがCPNサービスを提供することができる場合、有益であり得る。したがって、CPNは、任意のユーザデバイスによって提供されるサービスとみなされ得る。ユーザデバイスがCPNサービスを提供することを可能にするために、(本明細書で説明されるように)1つ以上のアプローチが考えられる、すなわち、どのようにCPEが5GCに加入し、CPNサービスを提供するための機能及び事前設定(例えば、認可された管理者による)について通知するか?CPEがCPNサービスを提供することを可能にする/許可するために5GCは何をするか?どの設定情報が提供される必要があるか?どのようにして、CPNは5GCによって識別されるか?アンカーCPEが宅内から出て行くとき、どのようにCPNサービスは継続され得るか?など。
【0087】
図12は、eRGにおける拡張ユーザプレーンプロトコルの一例を例解する。示されるように、WTRU1201からeRG1202へのユーザプレーンの終端の例がある。左側のSDAPプロトコルは、ユーザプレーンパケットが利用可能な終端点である。ユーザプレーンパケットは、5GC1207又はCPN1206のいずれかに転送され得る。この図は、(例えば、スイッチング機能に匹敵する/類似する)点線のボックス内に拡張ユーザプレーンサービスを示し、これは、決定を行うUPハンドラ1203と、ローカルUPF1205とを含み得る。これらの拡張ユーザプレーンサービスは、住居用ゲートウェイに対する拡張のうちの1つを表すことができる。eRGは、5GC及びCPNに向けたユーザプレーンパケットの転送を処理することができ、そうするために、以前は住居用ゲートウェイの外部にあった1つ以上の機能を使用することができる。5GCは、例えば、5GCとCPNとの間のパケットの転送を可能にするために、eRGの1つ以上の態様を設定することができる。
【0088】
eRG/CPNの登録及び識別に関して、eRGは、5GCの観点からはWTRUタイプのデバイスとしてみなすことができ、したがって、5Gネットワークに登録し、機能情報を提供し、他の関連するアクションを実行することができる。eRGは、認可された管理者によって部分的に設定されてもよい。eRGは、5G-ANにルーティングされる通信、並びにCPNに向けてローカルにルーティングされる通信を処理(例えば、決定、ルーティング、切替えなど)することができる。eRGは、ホームPLMN及びローカルPLMNサービスを提供することができ、これにより、顧客宅内ネットワーク内の宛先に到達することが可能になる。eRGは、ローカルPLMNサービスを提供するために5GSに登録してもよい。その後、ローカルWTRUが5GCに登録するとき、WTRUには、ホームPLMN及びローカルPLMNなどの利用可能なPLMNを提供することができる。ローカルWTRUは、両方のPLMNに登録することができる。5GCは、N1上のNASメッセージを使用して、CPN内のWTRUに設定情報を提供し得る。
【0089】
WTRU及びCPNからのユーザプレーンの管理のために、5GCは、CPN_ID->DEVICE_ID(例えば、現在登録されている及び/又はアクティブな)サブスクリプションの1つ以上のリストを維持し得る。WTRUは、CPN内の別のWTRU若しくは非3GPPデバイス、及び/又は事業者ネットワーク内の別のWTRUに向けてユーザプレーンセットアップを開始することができる。5GCは、N1-eRGインターフェースを使用して、ユーザプレーンがどのように転送される必要があるかを指示することができる。例えば、WTRUは、CPNに接続されていない特定のWTRUに接続するように要求してもよい。5GCは、CPNに接続し、ユーザプレーンをセットアップするようにWTRUに指示することができる。
【0090】
図13は、eRGの登録手順の一例を例解する。例解されるように、eRG1321、5G-AN1322、及び5GC/AMF1323が存在する。1301において、eRGは、登録要求メッセージ内の更新された「5GMM機能」の一部として「5G CPN」機能を含む送信を送る。「5G CPN機能」は、ネットワーク事業者及び/又は認可された管理者による事前設定情報を示す、すなわち、設定可能なCPN名又はCPN ID(例えば、5GCは、PRAS又はN3IWFによって使用され得る設定可能な「CPN-PLMN」を提供し得る)、N3IWFを使用する5G非3GPPリモートWTRU、CPN->ローカルUPF又は他へのオフローディング、ローカルDNNなどのローカルサービス情報、CPN内のQoS機能、eRGに接続されたPRASによる未認可スペクトルの使用、及び/又は、ビジターアクセスのサポート。
【0091】
【表1】
【0092】
1つ以上の機能情報ビットが存在し得る。例えば、設定可能なCPN名:5GCは、eRGが、各CPN_Nameに対して異なるサービス及びサービスレベルを可能にするために、設定可能かつ2つ以上のCPN_Nameをサポートし得ることを認識することを可能にする。「UPFを有するCPN」ビットは、eRGが、eRGの背後にあるWTRUから発信される通信をローカルUPFに切り替えることを可能にするCPN通信の機能を示す。「リレーを有するCPN」ビットは、eRGが、eRGの背後にあるWTRUから発信されるトラフィックを5GCに中継することを可能にするCPN通信の機能を示す。CPNへのオフローディングは、着信トラフィックをローカルUPFにオフロードする機能を示す。N3IWFサポートは、信頼できない非3GPPアクセスのユーザがeRGを介して5GCに接続することを可能にする機能を示す。ローカルDNN機能は、eRGを介してローカル又は外部のIPネットワークに接続する機能を示す。5GCは、CPN機能内のQoS機能を使用して、期待されるQoSを提供するために特定のサービスデータフローに優先順位を付けることができる。「未認可スペクトルの使用」は、eRGに接続されたPRAS内で未認可スペクトルを使用する機能を示す。「ビジターアクセスサポート」ビットは、eRG/PRASが全てのビジターに対してアクセスをサポートするか、拒否するか、又は特定のビジターのみを許可するかを示す。この機能は、認可された管理者によって事前設定されてもよい(例えば、事業者のポリシーに従う)。
【0093】
1302において、登録要求メッセージはAMFに転送され得る。
【0094】
1303において、アイデンティティ要求及び/又はセキュリティ手順に関連する1つ以上のメッセージ交換があり得る。
【0095】
場合によっては、AMFは、5G CPN動作のための「5G CPN」機能を記憶してもよい。AMFは、Nudm_SDMサービスを使用したeRG登録手順中にUDMからユーザサブスクリプションデータの一部として「5G CPN」サブスクリプションデータを取得し得る。AMFは、eRGが、認可された管理者による事前設定及びUDMから受信したサブスクリプションデータに含まれる「CPNサービス認可」とともに、eRGの5G CPN機能に基づいて、eRGが5G CPNサービスを提供することを認可されているかどうかを判定し得る。AMFは、認可された「5G CPN」機能を記憶し得る。AMFは、5G CPN動作のための認可された5G CPN機能をPCFに送信し得る。AMFから受信した5G CPN機能に基づいて、PCFは、CPN内の3GPPデバイス、CPN内の非3GPPデバイス、サービス固有のQoS、及び/又はeRGのための約束されたQoSのために、QoSパラメータを提供し得る。AMFは、そのような情報をeRGコンテキストの一部として記憶し得る。
【0096】
1304において、AMFは、(例えば、5G-AN1322の)gNBとのセッションセットアップを開始し得る。メッセージは、登録受諾NASメッセージを含んでもよい。メッセージは、1つ以上のPDUセッションセットアップ要求を搬送してもよい。各PDUセッションは、「PDUセッションID」でアドレス指定することができる。メッセージはまた、全てのPDUセッションについてアップリンクTEIDを搬送してもよい。
【0097】
追加的/代替的に、AMFは、eRGが、以下、すなわち、eRGコンテキストの一部としてのQoS詳細;CPN_PLMN_ID;eRGが5Gレイヤ2 WTRU-ネットワークリレーとして動作することが認可されるかどうか;及び/又は、eRGが5G ProSeレイヤ3 WTRU-ネットワークリレーとして動作することを認可されるかどうか、のうちの1つ以上を含む「5G CPN認可」情報を使用することを認可されている場合、セッションセットアップメッセージ、例えば「初期コンテキストセットアップ要求」とともに、又は別個のメッセージとして、例えば「登録受諾」メッセージのようなNGAPメッセージをNG-RANに送信し得る
【0098】
「初期コンテキストセットアップ」手順の目的は、必要とされるときに、eRG(例えば、CPNリレーL3/l2 ETC)からのPDUセッションコンテキスト、セキュリティ鍵、モビリティ制限リスト、eRG無線機能、及び/又はeRGセキュリティ機能を含む、必要な全体初期eRGコンテキストをNG-RANノードにおいて確立することであり得る。
【0099】
1305において、5G ANは、eRGへのPLMN ID/CPN IDなどのCPN設定、及び/又はCPN内において使用される無線パラメータを含み得る登録受諾メッセージをeRGに送信し得る。
【0100】
【表2-1】
【0101】
【表2-2】
【0102】
eRGは、「CPN_Info」を使用して、それ自体及びPRASを設定し得る。
【0103】
以下のPRAS設定が実行され得る、すなわち、PLMN ID及びCPN IDがシステム情報の一部としてブロードキャストされるようにPRAS内に設定される(例えば、WTRUは、CPNに参加するためにPLMN IDを選択し得る);追加されるセル、変更される既存のセル、又は削除されるセルのリスト;アクティブ化又は非アクティブ化されるべきセル;及び/又はPRASとeRGとの間のユーザプレーン機能(例えば、フロー制御、無線リンク停止に起因して失われたPDCP(Packet Data Convergence Control、パケットデータコンバージェンス制御)PDUの高速再送信、冗長PDUの破棄、再送信データ指示、及びステータス報告)。
【0104】
1306において、eRGは機能情報問い合わせを受信し得る。1307において、機能情報が5G-ANに送信され得る。eRGは、5GCに、CPN呼び出し転送及びルーティングをサポートするその機能、並びにローカルUPFを通した直接接続、D2DからeRGを通した接続性への移行及びその逆の移行のサポート、公衆ネットワークのためのリレー/パススルー、及び/又は利用可能なサポートされたサービスなどの利用可能なサービスについて通知し得る。機能情報の一例を示す表3を参照されたい。eRGのためのテンプレートは、表3に示されているようにWTRUテンプレートと同様のテンプレートを使用することができるが、それはeRGネットワーク機能IEIであろう。
【0105】
【表3】
【0106】
1308において、5G-ANは、機能情報を5GC/AMFに送信し得る。5GC/AMFは機能情報を次のように使用し得る、すなわち、ローカルUPFを通した直接接続であって、AMFがローカルUPFを認識し、リモートSMFとの関連付けを維持する場合に、CPNに接続されたWTRUのための任意のポリシー/QoSを実施するためにローカルUPFを選択する、直接接続;D2DからeRGを通した接続への移行及びその逆方向の移行のサポートであって、5GCは、報告された測定値及び利用可能なQOSに基づいて、ユーザセッションをD2DからeRG内の「イントラルーティング」に移行するようにeRGに指示し得る、サポート;公衆ネットワークのためのパススルー/リレーのサポートであって、AMFは、WTRUのための他のAMFとの関連付けを維持し、制御プレーン及びユーザプレーンのためのリレーを認識する、サポートすること;並びに/又は、ユーザのためのサブスクリプションデータベースと一致して、そのようなサービスを許可し得る、及び/若しくはサービス有効化レイヤ(SA6)を通してサービスの利用可能性を宣伝し得る利用可能なサービス。
【0107】
1309において、eRG及び5G-ANは、セキュリティモード及び/又はRRC再設定を実行し得る。いくつかの例では、これは、このプロセスの前のステップに基づいて実行され得る。
【0108】
1310において、5G-ANは、NGAP初期コンテキストセットアップ応答を5GC/AMFに送信し得る。1311において、5G-ANは、NGAP登録が完了したことに関するメッセージを送信し得る(例えば、コンテキストが5G-ANプロトコル及びNGAPレイヤのためにセットアップされる図11のボックス1102を参照)。
【0109】
CM-IDLE状態にあるeRGに対するサービス要求手順を実行することができ、eRGがCPNサービスを使用することを認可されている場合、AMFは、CPNサービスのどれがeRGが使用することを認可されているのかを示す「CPN認可」情報をNGAPメッセージに含めることができる。これらの認可されたCPNサービスは、認可された管理者の選好に応じて、WTRUを訪問するためにeRGによって使用されてもされなくてもよい。また、AMFは、N2シグナリングを介して「リモートWTRU」QoSパラメータをNG-RANに送信することができる。
【0110】
eRG(-WTRU及びCPN)におけるユーザプレーンの処理のために、ユーザプレーンのセットアップ及び処理は、2つの部分、すなわち、登録手順及びPDU確立に分割することができる。
【0111】
図14は、eRGを伴うWTRU登録プロセスの一例を例解する。この例では、WTRU(例えば、5G)1421、PRAS1422、eRG1423、5G-AN1424、及び5GC/AMF1425があり得る。示されるように、1401において、PLMN及びセル選択があり得、WTRUは、クローズドアクセスグループ(Closed Access Group、CAG)IDに基づいてCPN_PLMN_ID及びセルを選択し得る。CPN_PLMN_IDは、5GCからCPNネットワークを一意に識別し得る。基地局(例えば、eNB/gNB)は、WTRUの5G-S-TMSIに基づいてAMFを選択することができる。(例えば、WTRUのための)選択されたAMFは、eRGにサービス提供するAMFを決定する必要があり得る。サービングeRGを決定するための2つ以上の技法があり得る。
【0112】
図15は、eRG設定/決定の一部など、WTRU登録プロセスの態様の一例を例解する。この例示的なシナリオでは、基地局(例えば、eNB/gNB)1521、選択されたAMF1522、及びeRG_AMF1523(例えば、eRGにサービスするAMF)があり得る。概して、基地局は、それ自体のサービングAMFを最初に識別し、eRGにサービス提供するAMFのAMF IDとともにWTRUのNASメッセージを送信することができる。示されるように、1501において、基地局は、WTRUの5G-S-TMSIに基づいてAMFを選択することができ、1502において、基地局は、(eRGにサービス提供するAMFの)AMF IDを、WTRUのNASとともに、選択された(例えば、WTRUにサービス提供する)AMFに提供することができる。1503において、(WTRUにサービス提供する)選択されたAMFは、受信したAMF IDに基づいて(eRGにサービス提供する)AMFからCPNの情報を取り出す。1504において、選択されたAMFは、WTRUに情報を提供することができ、1505において、eRG設定をトリガすることができる。一例では、このトリガは、WTRU情報、機能、WTRUによって要求されるサービス、及び/又はポリシーに基づく。この情報は、要求されたサービスをサポートすることができるようにeRGを設定する必要があることをトリガする。したがって、設定要求は、eRGにサービス提供しているAMFに送信される。eRGにサービス提供するAMFは、制御情報、ポリシー、及び/又はユーザプレーンをセットアップするために、設定メッセージをeRGに送信することができる。
【0113】
図16は、eRG設定/決定の一部など、WTRU登録プロセスの態様の一例を例解する。この例示的なシナリオでは、基地局1621、選択されたAMF1622、eRG_AMF1623、及びCPNマッピング機能1624が存在し得る。示されるように、1601において、基地局は、WTRUの5G-S-TMSIに基づいてAMF(例えば、selected_AMF)を選択し得る。1602において、基地局から選択されたAMFへの(例えば、AMFの選択に関係する)NASメッセージがあってもよい。1603において、選択されたAMFと「CPNマッピング機能」との間の相互作用は、eRG_AMFを決定し得る。1604において、選択されたAMF(サービングWTRU)は、AMF(サービングeRG)からCPNの情報を取り出す。1605において、選択されたAMFは、CPN情報をWTRUに提供し得る。1606において、選択されたAMFは、eRG設定をトリガし得る(例えば、eRGにサービス提供するAMFは、eRGを設定し得る)。
【0114】
再び図14を参照すると、1402において、WTRUは、登録要求メッセージ内の更新された「5GMM機能」の一部として、そのCPN_PLMN_IDを有するNAS登録を送信することができる。場合によっては、登録要求メッセージは、選択されたAMFに転送されてもよい。「5G CPNユーザ」機能は、CPNへの二重接続(5GNR及びWiFi)などのマルチRAT、及び/又はCPNゲストモード機能を示し得る。本明細書で説明する機能情報を含む5GMM情報要素の詳細の例については、表4を参照されたい。
【0115】
【表4】
【0116】
5GMM機能情報要素の目的は、5GCN、又はEPSとの相互作用に関連するWTRUの態様に関する情報をネットワークに提供することであり得る。コンテンツは、ネットワークがWTRUの動作を処理する方法に影響を及ぼし得る。
【0117】
「CPNマルチRAT及びゲストアクセス」ビットは、5Gシステムが、ユーザがRATに滞在しているか、ユーザがRAT間を移動しているかにかかわらず、シームレスで欠陥のないユーザ体験のために使用する、WTRUが5GNR又はWiFiを介してPRAS/eRGに接続する機能、及び/又はWTRUがゲストモードで動作する機能を示し得る。5Gシステムは、WTRUのこの機能を使用して、(ゲスト)WTRUがCPN上でeRGによって提供されるサービスを発見及び/又は使用することを防止又は許可することができる。
【0118】
AMFは、N1-WTRUインターフェースを介してWTRUから1つ以上のNASメッセージを受信し、eRGのID又はCPN_PLMN_IDに基づいて、WTRUのコンテキストをeRGのコンテキストに関連付けることができる。AMFは、5G CPN動作のための「5G CPNユーザ」機能を記憶してもよい。AMFは、Nudm_SDMサービスを使用してeRG登録手順中にUDMからのユーザサブスクリプションデータの一部として「5G CPNユーザ」サブスクリプションデータを取得することができる。
【0119】
AMFは、UDMから受信したサブスクリプションデータ内に含まれるWTRUのCPN機能及び「CPNサービス認可」に基づいて、WTRUが5G CPNサービスを使用することを認可されているかどうかを判定することができる。AMFは、認可された「5G CPNユーザ」機能を記憶してもよい。
【0120】
AMFは、5G CPN動作のための許可された「5G CPNユーザ」機能をPCFに送信してもよい。AMFから受信した5G CPNユーザ機能に基づいて、PCFは、リモートWTRU、及び/又はサービス固有QoSのためのQoSパラメータをAMFに提供することができる。AMFは、そのような情報をWTRUコンテキストの一部として記憶することができる。
【0121】
1403において、AMFは、(例えば、NG-RAN及びeRGから中継された)PRASとのセッションセットアップを開始することができる。メッセージは、登録受諾NASメッセージ及び1つ以上の他の要素を備え得る。メッセージは、1つ以上のPDUセッションセットアップ要求を搬送することができ、各PDUセッションは、「PDUセッションID」でアドレス指定される。メッセージはまた、全てのPDUセッションについてアップリンクTEIDを搬送してもよい。追加的に、AMFは、ローカルDNNなどのCPNローカルサービス情報をWTRUに提供してもよい。追加的/代替的に、AMFは、WTRUが、以下、すなわち、WTRUコンテキストの一部としてのQoS詳細、及び/又は、WTRUがマルチRATを介してPRAS/eRGに接続することが認可されるかどうかのうちの1つ以上を含む「5G CPNユーザ認可」情報を使用することが認可されている場合、PRASに送信される(例えば、NG-RAN及びeRGから中継される)「初期コンテキストセットアップ要求」及び「登録受諾」を含むことができるNGAPメッセージを送信してもよい。
【0122】
「初期コンテキストセットアップ」手順の目的は、必要とされるときに、eRGからのPDUセッションコンテキスト(例えば、5GCへのPDUセッション)、セキュリティ鍵、モビリティ制限リスト、WTRU無線機能、及び/又は、WTRUセキュリティ機能、を含む、PRAS/eRGにおける必要な全体初期WTRUコンテキストを確立することであり得る。
【0123】
1404において、PRASは、CPN内で使用される無線パラメータなどのWTRU設定を含み得る登録受諾メッセージをWTRUに送信し得る。これを説明するために、表5は、登録受諾メッセージの詳細の例を示す。
【0124】
【表5-1】
【0125】
【表5-2】
【0126】
WTRUは、受信した「CPN_User_Info」を使用して、それ自体を設定することができる。
【0127】
以下のWTRU設定が実行され得る、すなわち、
WTRUとPRAS/eRGとの間のUPF設定であって、フロー制御、無線リンク停止に起因して失われたPDCP PDUの高速再送信、冗長PDUの破棄、再送信データ指示、及びステータス報告を含み得る;ローカルDN名がWTRUに設定され、WTRUがローカルDN名を選択してCPNに参加し得る;5G LAN、直接通信、直接発見などの利用可能なCPNサービスのリストが、WTRUによって使用され得る;かつ/又は、WTRUが、特定のサービスデータフローのための特定のQoSを要求し得る。
【0128】
1405において、AMFは、CPN設定IEを有するUCUなど、NASシグナリング(例えば、N1-eRGインターフェース)を介してWTRUの認可情報をeRGに送信することができる。このCPN設定は、(例えば、NG-RANアーキテクチャにおけるgNB-DU及びgNB-CUに関して本明細書で説明されるように)中央ユニット及び分散型ユニットアーキテクチャと同様の方法で、PRASとeRGとの間のF1インターフェースを使用してPRASを設定するために使用され得る。例えば、1406において、内部設定、リレーのセットアップ、及び/又は任意のデフォルトベアラのアドレス指定があり得、この内部設定は、eRGとPRASとの間で行われてもよい。eRGに接続されるPRASの最大数は、所与の実装形態によってのみ制限され得る。F1インターフェースは、エンドポイント間のシグナリング交換及びデータ送信、使用される分割選択に応じた別個のプロトコルレイヤをサポートすることができ、WTRUに関連付けられたシグナリング及びWTRUに関連付けられていないシグナリングの交換を可能にすることができる。
【0129】
例えば、1つ以上の内部設定は、F1インターフェース管理機能を含んでもよい。これらは、F1セットアップ、eRG設定更新、PRAS設定更新、エラー指示、及び/又はリセット機能を含み得る。
【0130】
例えば、1つ以上の内部設定は、システム情報管理機能を含み得る。例えば、PRASは、システム情報のスケジューリング及びブロードキャストを担い得る。システム情報ブロードキャストの場合、NR-MIB及びSIB1の符号化は、PRASによって実行され得るが、他のSIメッセージの符号化は、eRGによって実行され得る。F1インターフェースはまた、オンデマンドSI配信のためのシグナリングサポートを提供し、WTRU省電力を有効化する。
【0131】
例えば、1つ以上の内部設定は、F1 WTRUコンテキスト管理機能を含み得て、これらの機能は、必要なWTRUコンテキストの確立及び変更を担い得る。F1 WTRUコンテキストの確立は、eRGによって開始することができ、PRASは、承認制御基準に基づいて確立を受諾するか、又は拒否することができる。加えて、F1 WTRUコンテキスト変更要求は、eRG又はPRASのいずれかによって開始され得る。受信ノード(例えば、eRG又はPRAS)は、変更を受諾又は拒否してもよい。F1 WTRUコンテキスト管理機能は、データ無線ベアラ(Data Radio Bearers、DRBs)及びシグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearers、SRBs)を確立、変更、解放するために使用することもできる。
【0132】
例えば、1つ以上の内部設定は、RRCメッセージ転送機能を含むことができ、この機能は、eRGからPRASへの、及びその逆方向のRRCメッセージの転送を担い得る。
【0133】
1407及び1408において、WTRUは、機能情報交換を実行し得る(例えば、WTRUは、照会を受信し、その機能情報で応答する)。
【0134】
1408において、WTRUは、PRASから/PRASを介して受信したユーザ機能問い合わせに応答して、マルチRAT、ProSE、及び/又は他の利用可能な/サポートされるサービスのような特徴をサポートするその機能について(例えば、PRASを通じて)5GCに通知することができる。表6は、WTRUネットワーク機能の一例を示す。
【0135】
【表6】
【0136】
5GC/AMFは、以下のために機能情報を使用し得る、すなわち、マルチRAT及びProSE、ここで、AMFは、WTRUのマルチRAT及びProSE機能を認識しており、及び/又は5GC/AMFは、5G ProSeダイレクトディスカバリ/ProSe直接通信又はマルチRAT通信についてのWTRU認可ステータスについての指示をeRGに提供する;及び/又は、5GCはまた、測定及び利用可能なQoSに基づいて、複数のRATにわたって分散したPDUセッションをセットアップするようにeRGに指示し、及び/又はWTRUの接続をD2DからeRGを通して内部ルーティングされるように移行させることができる。
【0137】
1409において、WTRUと5GCとの間でPDUセッションを確立することができる。一例では、これは、2つのWTRUをローカルネットワーク又はCPNと接続するためのPDUセッション確立手順とは異なり得る。
【0138】
1410において、WTRUと5GCとの間のPDUセッションがセットアップされた後、5GCは、以下のアクションのうちの1つ以上を行うことができる、すなわち、どのWTRUに接続されるというCPN情報に基づいて、eRG及び関連付けられるAMFを識別する;AMFは、WTRUのPDUセッションがサポートされ得るように、N1インターフェースを介してeRGに指示して、eRGと5GCとの間の既存のPDUセッションを変更及びアクティブ化する;並びに/又は、AMFは、5GC WTRUアイデンティティ及び関連付けられたPDUセッション(例えば、PDUセッション詳細)、eRGと5GCとの間の既存のPDUセッション、及び/若しくは認可されたQoSなどを、N1インターフェースを介してeRGに送信し得る。
【0139】
CPNにおけるローカルブレークアウトのためのPDUセッション確立のために、WTRUが登録され、CPNに接続された後、本明細書で説明されるように、WTRUは、eRGを介してCPN内のデバイス及びサービスにアクセスするためのPDUセッションを確立することができる。WTRUがDNへのPDUセッションを確立するとき、WTRUのトラフィックをDNに及び逆方向に搬送するために、パケットフィルタなしのデフォルト非GBR(non-Guaranteed Bit Rate、非保証ビットレート)QoSフローをセットアップすることもできる。WTRU(例えば、WTRU開始型)及びネットワーク(例えば、ネットワーク開始型)の両方は、SMFへのWTRU開始型又はネットワーク開始型PDUセッション変更要求を使用して、デフォルトQoSフローとは異なるQoS特性を有する追加のQoSフローを作成することができる。
【0140】
図17は、CPN内で(例えば、ローカルDDNに向けて)デフォルトPDUセッションを確立する一例を例解する。この例示的なシナリオでは、WTRU1721、PRAS1722、eRG1723、5G-AN1724、及び5GC/AMF/SMF1725が存在し得る。
【0141】
1701において、WTRUは、以下のIE、すなわち、WTRUのSUPI(加入者永久識別子);登録中にWTRUに提供されたローカルDNN名であるターゲットDNN(データネットワーク名、Data Network Name);ローカルDNN内のサービスであるサービス名又はサービス識別子;そのサービスを使用するための認可情報;CPN_ID又はCPN_NAMEであるanType(アクセスネットワークタイプ、Access Network Type);及び/又はsNssai(単一ネットワークスライスサービス支援識別子、Single Network Slice Service Assistance Identifier)などのSMFの「nsm-pdusession_CreateSM-Context」メッセージに含めることができるIEを、PRAS/AMFに提供することによって要求を送信することを含む、PDUセッション確立手順を開始することができる。表7は、WTRUによって使用されるPDU確立要求の例示的なメッセージを示す。
【0142】
【表7】
【0143】
1702において、AMFは、SMF/PCF選択を実行し得る。次いで、UPF選択が行われ得る。選択されると、SMFは、UDM及びPCFからWTRUサブスクリプション詳細を取得し得る。「ターゲットDNN」及び「anTYPE」に基づいて、eRG内のローカルUPFがプログラムされる必要があると判定することができる。SMFは、eRGに対する正しいAMFを識別し得て、eRG内のUPF情報を取得し得る。
【0144】
1703において、SMFは、eRGのためのAMFがローカルUPFをプログラムすることを要求し得る。SMFは、WTRUのためのセッション管理(Session Management、SM)コンテキスト(例えば、PDUセッション)を作成するようにローカルUPFをプログラムするために、PFCP(Packet Forward Control Packet、パケット転送制御パケット)セッション確立要求の等価物を定式化し得る。一例では、eRG、5G-AN、及び5GC/AMF/SMFの間にリモートローカルUPFを有する擬似N4セッションが存在し得る(例えば、N4セッション確立/変更)。
【0145】
1704において、SMFは、間接的に(例えば、eRGのAMF及びeRGへのN1インターフェースを介して)設定情報を送信し得る。ある場合には、情報は、eRG設定をトリガする、PDUセッション及びデフォルトQoSフロー確立のためのQoS設定を考慮し得る。eRG設定は、eRGにおけるUPFのためのSDFテンプレート、DL及びULトラフィック分類(例えば、スイッチングパラメータ)、及び/又は、eRGにおけるQoSルールを含み得る。一例では、QoSルールは、UL/DL帯域幅、遅延、トラフィック優先度など、GBR及び非GBR WTRUトラフィックへの適用を含むキューイング及びスケジューリング;並びに/又は、トラフィックがローカルDN(例えば、ULトラフィック)及びPRAS(例えば、DLトラフィック)に向かって出て行くときに、トラフィックの優先度及びQoSをDN及びgNBにおいて尊重することができるようにするために、モバイルトラフィックにマーキングする(例えば、パケットのDSCPを設定する)マーキング/リマーキング、を含み得る。ある場合には、このユーザプレーン設定情報は、N1を介してeRGに送られ得る。ある場合には、設定情報は、WTRUのPDUセッションに関連し得る。
【0146】
eRGは、以下のうちの1つ以上を設定し得る、すなわち、ローカルUPFに向けたN3GTP-UトンネルのためのIPアドレスをセットアップし、PRASにその情報を提供する、ローカルUPFに向けたN3 GTP-Uトンネル;WTRUからDNへのデフォルトQoSフローを識別することを可能にする何らかの値へのQFI;PRASは、UL及びDLに対する制限を上回る、WTRUのための任意の非GBR AMBRトラフィックをドロップすることになる、PRASにおけるUL及びDL WTRU-AMBR(Aggregated Maximum Bit Rate、集約された最大ビットレート);及び/又は、PRASがWTRUのULトラフィックをDNのためのローカルUPFに転送するために使用され得る情報である、PRASにおけるWTRUのgTP-TEID又はTEID_cn(Tunnel Endpoint ID Core Node、トンネルエンドポイントIDコアノード)。
【0147】
SMFは、ローカルUPFに、WTRUにIPアドレスを割り当てるように要求し得る。それは、割り当てられたIPアドレスを取得し、それをWTRUに送信し得る。
【0148】
1705において、SMFは、N2要求及び/又はPDUセッション更新などの1つ以上のメッセージを送信することによって、PRAS及びWTRUを設定し得る(例えば、AMFからPRASへのWTRUとのN1メッセージを介して)。例えば、1つのメッセージは、以下のパラメータ、すなわち、PRASへのQoSプロファイル、WTRUへのQoSルール(例えば、UL/DL帯域幅、遅延、トラフィック優先度などのGBR及び非GBR WTRUトラフィックへの適用に関するキューイング及びスケジューリング)など、PDUセッション及びデフォルトQoSフロー確立のためのQoS構成、及び/又は、WTRUにおけるULトラフィック分類を含み得る。
【0149】
SMFは、ローカルDNへのULトラフィックを分類するためにパケットフィルタをセットアップするようにN1 HTTP/2インターフェースを介してWTRU(eRG)にアドバイスすることができる。このパケットフィルタは、ローカルDNサービスであるCPNに関連する。
【0150】
WTRU(CPN内のWTRU)は、PDUセッションのデフォルトQoSフローを識別するために使用されるのと同じQFIを使用し得る。これらのQFIはeRGによって設定され、eRGはそれをSMFに転送し、次いでWTRUに送信してもよい。
【0151】
場合によっては、SMFは、設定をWTURに送信することができ、WTRU(eRG)へのUL/DLセッションAMBRなど、設定をeRGに送信することができる。WTRUは、そのSDF ULトラフィックに適用し、限度を超えるトラフィックをドロップすることができる。
【0152】
ステップ4で取得されたようなWTRU(CPN内のWTRU)のIPアドレスは、SMFによってWTRU(CPN内のWTRU)に送信することができる。
【0153】
代替的に、PRASのためのQoSプロファイルは、ステップ4においてeRGに送信されてもよく、及び/又はeRGがPRASを設定してもよい。
【0154】
1706において、RRC設定を使用して、WTRUとPRASとの間の無線ベアラ(DRB)を確立し得る。このDRBは、以前に確立されたeRG内のローカルUPFに向けたN3 GTP-Uトンネルと関連付けられ得る。
【0155】
1707において、WTRUは、ここで、ULパケットをDNに送信することができる。一例では、WTRUは、そのULトラフィックをPRASへのQFIによって識別されるDRB(Data Radio Bearer、データ無線ベアラ)に一致させるためのデフォルトQoSフローを有し、かつ/又はPRASは、ULトラフィックをローカルUPF及びDNに転送するために、UPFのIPアドレス及びWTRUのTEID_cnを知ることができる。パケットを受信すると、eRGは(も)、WTRUからの情報及び/又は以前の設定からの情報に基づいて、パケットがどこに向けられるべきかを決定しなければならず、事実上、スイッチとして動作する。
【0156】
1708において、eRGは、まず、WTRUのためのセッション管理(SM)コンテキスト(例えば、PDUセッション)を作成するために、PFCP(パケット転送制御パケット)セッション確立要求の等価物を送信することによって、ローカルUPFとSMFとの間にN4セッションをセットアップすることができる。
【0157】
1709において、ダウンリンク(DL)セットアップ情報が5GC/AMF/SMFからeRGに送信され得る。UPFは、PRAS上のAN_Tunnel(例えば、PRAS IPアドレス及びWTRUのTEID_an)をまだ知らない可能性がある。SMFは、UPFがPRASを介してWTRUにDLトラフィックを送信し始めることができるように、PRASの提供されたAN_Tunnel情報を使用して、ローカルUPF上のSMコンテキストのためのAN_Tunnel情報を更新することができ、及び/又は、AMFは、SMFのNsmf-PDU_Session_UpdateSMContextサービスコールを呼び出すことができ、その結果、SMFは、eRGのためのAN_TunnelのためのUPF上のSMコンテキストを更新することができ、SMFは、N1インターフェースを介してeRGのためのAMFを識別することによって、この情報をeRGに送信することができる。一例では、リモートローカルUPFを有する擬似N4セッション(例えば、NFセッション確立/変更手順)があり得る。
【0158】
1710において、DLデータは、以前の設定の1つ以上の態様に基づいて、eRGからWTRUに向けられ得る。
【0159】
本明細書に記載されているように、上位レイヤとは、プロトコルスタックにおける1つ以上のレイヤ、又はプロトコルスタック内の特定のサブレイヤを指す場合がある。このプロトコルスタックは、WTRU又はネットワークノード(例えば、eNB、gNB、他の機能的なエンティティなど)内の1つ以上のレイヤで構成され得、そこでは、各レイヤは、1つ以上のサブレイヤを有し得る。各レイヤ/サブレイヤは、1つ以上の機能を担い得る。各レイヤ/サブレイヤは、他のレイヤ/サブレイヤのうちの1つ以上と、直接的又は間接的に通信することができる。場合によっては、これらのレイヤは、レイヤ1、レイヤ2、及びレイヤ3のように、番号付けされる場合がある。例えば、レイヤ3は、以下のうちの1つ以上で構成し得る。すなわち、それらは、非アクセス層(NAS)、インターネットプロトコル(IP)、及び/又は無線リソース制御(RRC)である。例えば、レイヤ2は、以下のうちの1つ以上で構成し得る。すなわち、それらは、パケットデータコンバージェンス制御(PDCP)、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)、及び/又は媒体アクセス制御(MAC)である。例えば、レイヤ3は、物理(physical、PHY)レイヤタイプの動作で構成し得る。レイヤの番号が大きいほど、そのレイヤは、他のレイヤに対して相対的に上位である(例えば、レイヤ3は、レイヤ1よりも上位である)。場合によっては、前述の例は、レイヤ番号に関係なく、レイヤ/サブレイヤ自体と呼ばれることがあり、本明細書に記載されているように、上位レイヤと称されることがある。例えば、上位レイヤは、最上位から最下位まで、以下のレイヤ/サブレイヤ、すなわち、NASレイヤ、RRCレイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及び/又はPHYレイヤのうちの1つ以上を指すことがある。プロセス、デバイス、又はシステムと関連する、本明細書における上位レイヤへのいずれの言及も、プロセス、デバイス、又はシステムのレイヤよりも上位であるレイヤを指すであろう。場合によっては、本明細書における上位レイヤへの言及は、本明細書に説明されている1つ以上のレイヤによって実行される機能又は動作を指すことがある。場合によっては、本明細書における上位レイヤへの言及は、本明細書に説明されている1つ以上のレイヤによって送信又は受信される情報を指すことがある。場合によっては、本明細書における上位レイヤへの言及は、本明細書に説明されている1つ以上のレイヤによって送信及び/又は受信される構成を指すことがある。
【0160】
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。加えて、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアにおいて実行され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。

図1A
図1B
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図2
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【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
拡張住居用ゲートウェイ(eRG)によって実施される方法であって、前記方法が、
N1インターフェースを介して、セッション管理機能(SMF)から設定情報であって、前記設定情報が、第1の無線送信受信ユニット(WTRU)からの1つ以上のパケットが顧客宅内ネットワーク(CPN)とコアネットワークのどちらに行くかを決定するスイッチング情報を含み、前記eRGが、前記CPN、前記コアネットワーク、及び前記第1のWTRUに動作可能に接続されている、設定情報を受信することと、
前記第1のWTRUから、前記第1のWTRUによって確立されたPDUセッションに関連するパケットを受信することと、
前記設定情報に基づいて、前記パケットを前記CPN又は前記コアネットワークに送信することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記設定情報が、前記第1のWTRUによって確立された前記PDUセッションに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定情報が、前記CPN内の前記第1のWTRUが前記パケットを前記CPN内の第2のWTRUに転送するためのパケット転送情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するQoSパラメータを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連する保証ビットレート(GBR)を含むQoS情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するバッファサイズを含むQoS情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
拡張住居用ゲートウェイ(eRG)であって、前記eRGが、
トランシーバと動作可能に結合されているプロセッサであって、
前記プロセッサ及びトランシーバが、N1インターフェースを介して、セッション管理機能(SMF)から設定情報を受信するように構成されており、前記設定情報が、第1の無線送受信ユニット(WTRU)からの1つ以上のパケットが顧客宅内ネットワーク(CPN)とコアネットワークのどちらに行くかを決定するスイッチング情報を含み、
前記eRGが、前記CPN、前記コアネットワーク、及び前記第1のWTRUに動作可能に接続されている、プロセッサを備え、
前記プロセッサ及びトランシーバが、前記第1のWTRUから、前記第1のWTRUによって確立されたPDUセッションに関連するパケットを受信するように構成されており、
前記プロセッサ及びトランシーバが、前記設定情報に基づいて、前記パケットを前記CPN又は前記コアネットワークに送信するように構成されている、拡張住居用ゲートウェイ(eRG)。
【請求項8】
前記設定情報が、前記第1のWTRUによって確立された前記PDUセッションに関連する、請求項7に記載のeRG。
【請求項9】
前記設定情報が、前記CPN内の前記第1のWTRUが前記パケットを前記CPN内の第2のWTRUに転送するためのパケット転送情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項10】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するQoSパラメータを更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項11】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連する保証ビットレート(GBR)を含むQoS情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。
【請求項12】
前記設定情報が、前記PDUセッションに関連するバッファサイズを含むQoS情報を更に含む、請求項7に記載のeRG。

【国際調査報告】