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特表2024-542122マルチフロー同期のための方法、アーキテクチャ、装置、及びシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】マルチフロー同期のための方法、アーキテクチャ、装置、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/12 20090101AFI20241106BHJP
【FI】
H04W28/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526763
(86)(22)【出願日】2022-11-01
(85)【翻訳文提出日】2024-06-16
(86)【国際出願番号】 US2022048575
(87)【国際公開番号】W WO2023081152
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】63/275,133
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/335,285
(32)【優先日】2022-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラオ,ジャヤ
(72)【発明者】
【氏名】ネグッセ,セナイ
(72)【発明者】
【氏名】ルチュームン,テジャスウィニー
(72)【発明者】
【氏名】ペレティエ,ギスラン
(72)【発明者】
【氏名】バイヤード,キャロライン
(72)【発明者】
【氏名】アルルム,ヴィンセント
(72)【発明者】
【氏名】モレ,ニコラ
(72)【発明者】
【氏名】スターン バーコウィッツ,ジャネット
(72)【発明者】
【氏名】ローラン,アンソニー
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ,ベノワ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
(57)【要約】
【解決手段】 アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)フローなどの情報の複数のトラフィックフローの同期のための手順、方法、アーキテクチャ、装置、システム、デバイス、及びコンピュータプログラム製品について説明する。例示的な実施形態では、デバイスは、複数のフローにおいてデータを送信するときに使用する1つ以上の転送構成を受信し得る。転送構成は、第1のフロー内の(例えば、最後又は最新の)PDUと第2のフロー内の(例えば、最後又は最新の)PDUとの間の遅延が、異なる予想到着時間閾値などの1つ以上のパラメータを満たすように、複数のフローの同期送信をもたらし得る。いくつかの実施形態では、PDUは、第1のフロー内のアプリケーションデータユニット(ADU)と第2のフロー内のADUとに関連付けられ得る。
【選択図】図5

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、前記方法が、
基地局に、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)前記第1のフロー及び前記第2のフローのアプリケーションデータユニット(ADU)間の最大時間差と、を示す情報を送信することと、
前記基地局から、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値のいずれかを示す情報を受信することと、
前記第1のフローの第1のADUの1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)と前記第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを受信することと、
前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信することと、
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの最後のPDUの受信から前記第1の時間閾値が経過した後、かつ(2)前記第1のフローの前記第1のADUの前記最後のPDUの前記受信から前記第2の時間閾値が経過する前に、前記第2のフローの前記第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、前記第2のリソース構成を使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを送信することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第2の時間閾値が、前記第1の時間閾値よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のリソース構成が、第1の構成されたグラント構成であり、前記第2のリソース構成が、第2の構成されたグラント構成である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズが、前記第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のリソース構成が、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み、前記第2のリソース構成が、前記第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを前記送信することが、前記第1のリソース構成に従った送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUと、前記第2のADUの前記最後のPDUの前に受信された前記第2のADUの1つ以上のPDUと、を送信することを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のリソース構成を使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを前記送信することが、前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを前記送信することの後であるタイミングオフセットを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のリソース構成が、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のリソース構成、前記第1の時間閾値、及び/又は前記第2の時間閾値のいずれかが、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のフロー及び前記第2のフローの前記ADUが、別のWTRUから受信される、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のフローの前記第2のADUが、前記第1のフローの前記第1のADUに対応する、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むこと、並びに/又は(2)前記第2のフローの前記第2のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むことのいずれかである、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、前記方法が、
基地局に、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)前記第1のフロー及び前記第2のフローのアプリケーションデータユニット(ADU)間の最大時間差と、を示す情報を送信することと、
前記基地局から、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値のいずれかを示す情報を受信することと、
前記第1のフローの第1のADUの1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)と前記第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを受信することと、
前記第1のリソース構成によって示される第1の送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信することと、
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの最後のPDUの受信から前記第1の時間閾値及び前記第2の時間閾値が経過した後に、前記第2のフローの前記第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、前記第1のリソース構成によって示される第2の送信オケージョンを使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを送信することと、を含む、方法。
【請求項14】
前記第2の時間閾値が、前記第1の時間閾値よりも大きい、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のリソース構成が、第1の構成されたグラント構成であり、前記第2のリソース構成が、第2の構成されたグラント構成である、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズが、前記第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きい、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のリソース構成が、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み、前記第2のリソース構成が、前記第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含む、請求項13~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のリソース構成の前記第1の送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを前記送信することが、前記第1のリソース構成の前記第1の送信オケージョンを使用して、前記第2のADUの前記最後のPDUの前に受信される、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも1つの他のPDUを送信することを含む、請求項13~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のリソース構成が、前記第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられている、請求項13~18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の時間閾値及び/又は前記第2の時間閾値のいずれかが、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項13~19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のフロー及び前記第2のフローの前記ADUが、別のWTRUから受信される、請求項13~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記第2のフローの前記第2のADUが、前記第1のフローの前記第1のADUに対応する、請求項13~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むこと、並びに/又は(2)前記第2のフローの前記第2のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むことのいずれかである、請求項13~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサ及びトランシーバを備え、前記プロセッサ及び前記トランシーバが、
基地局に、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)前記第1のフロー及び前記第2のフローのアプリケーションデータユニット(ADU)間の最大時間差と、を示す情報を送信し、
前記基地局から、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値のいずれかを示す情報を受信し、
前記第1のフローの第1のADUの1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)と前記第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを受信し、
前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信し、
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの最後のPDUの受信から前記第1の時間閾値が経過した後、かつ(2)前記第1のフローの前記第1のADUの前記最後のPDUの前記受信から前記第2の時間閾値が経過する前に、前記第2のフローの前記第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、前記第2のリソース構成を使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを送信する、ように構成されている、WTRU。
【請求項25】
前記第2の時間閾値が、前記第1の時間閾値よりも大きい、請求項24に記載のWTRU。
【請求項26】
前記第1のリソース構成が、第1の構成されたグラント構成であり、前記第2のリソース構成が、第2の構成されたグラント構成である、請求項24又は25に記載のWTRU。
【請求項27】
前記第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズが、前記第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きい、請求項24~26のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項28】
前記第1のリソース構成が、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み、前記第2のリソース構成が、前記第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含む、請求項24~27のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項29】
前記プロセッサ及び前記トランシーバが、前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信するように構成されており、これは、前記第1のリソース構成に従った送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUと、前記第2のADUの前記最後のPDUの前に受信された前記第2のADUの1つ以上のPDUと、を送信することを含む、請求項24~28のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項30】
前記プロセッサ及び前記トランシーバが、前記第2のリソース構成と、前記第1のリソース構成を使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを前記送信することの後であるタイミングオフセットと、を使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを送信するように構成されている、請求項24~29のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項31】
前記第1のリソース構成が、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項24~30のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項32】
前記第2のリソース構成、前記第1の時間閾値、及び/又は前記第2の時間閾値のいずれかが、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項24~31のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項33】
前記第1のフロー及び前記第2のフローの前記ADUが、別のWTRUから受信される、請求項24~32のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項34】
前記第2のフローの前記第2のADUが、前記第1のフローの前記第1のADUに対応する、請求項24~33のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項35】
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むこと、並びに/又は(2)前記第2のフローの前記第2のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むことのいずれかである、請求項24~34のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項36】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサ及びトランシーバを備え、前記プロセッサ及び前記トランシーバが、
基地局に、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)前記第1のフロー及び前記第2のフローのアプリケーションデータユニット(ADU)間の最大時間差と、を示す情報を送信し、
前記基地局から、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値のいずれかを示す情報を受信し、
前記第1のフローの第1のADUの1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)と前記第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを受信し、
前記第1のリソース構成によって示される第1の送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信し、
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの最後のPDUの受信から前記第1の時間閾値及び前記第2の時間閾値が経過した後に、前記第2のフローの前記第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、前記第1のリソース構成によって示される第2の送信オケージョンを使用して、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも前記最後のPDUを送信する、ように構成されている、WTRU。
【請求項37】
前記第2の時間閾値が、前記第1の時間閾値よりも大きい、請求項36に記載のWTRU。
【請求項38】
前記第1のリソース構成が、第1の構成されたグラント構成であり、前記第2のリソース構成が、第2の構成されたグラント構成である、請求項36又は37に記載のWTRU。
【請求項39】
前記第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズが、前記第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きい、請求項36~38のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項40】
前記第1のリソース構成が、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み、前記第2のリソース構成が、前記第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含む、請求項36~39のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項41】
前記プロセッサ及び前記トランシーバが、前記第1のリソース構成の前記第1の送信オケージョンを使用して、前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUを送信するように構成されており、これは、前記第1のリソース構成の前記第1の送信オケージョンを使用して、前記第2のADUの前記最後のPDUの前に受信される、前記第2のフローの前記第2のADUの少なくとも1つの他のPDUを送信することを含む、請求項36~40のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項42】
前記第1のリソース構成が、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項36~41のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項43】
前記第1の時間閾値及び/又は前記第2の時間閾値のいずれかが、前記第1のフロー及び/又は前記第2のフローに関連付けられている、請求項36~42のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項44】
前記第1のフロー及び前記第2のフローの前記ADUが、別のWTRUから受信される、請求項36~43のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項45】
前記第2のフローの前記第2のADUが、前記第1のフローの前記第1のADUに対応する、請求項36~44のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項46】
(1)前記第1のフローの前記第1のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むこと、並びに/又は(2)前記第2のフローの前記第2のADUの前記1つ以上のPDUが、前記第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/若しくはシーケンス情報を含むことのいずれかである、請求項36~45のいずれか一項に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、(i)2021年11月3日に出願された米国特許仮出願第63/275,133号及び(ii)2022年4月27日に出願された米国特許仮出願第63/335,285号の利益を主張し、これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本開示は、概して、例えば、拡張現実(extended reality、XR)通信に関連する複数のデータフローなどの複数のデータフローの同期を保証することを対象とする方法、アーキテクチャ、装置、システムを含む、通信、ソフトウェア、及び符号化の分野を対象とする。
【0003】
ある特定の代表的な実施形態では、無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)は、送信を同期させるために複数のフローを(例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて)送信及び/又は受信するときに使用するリソース(例えば、転送)構成を決定し得る。複数のフローは、例えば、第1のフロー内の(例えば、最新の)プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)と第2のフロー内の(例えば、最新の)PDUとの間の遅延が、フロー間パケット遅延バジェット(packet delay budget、PDB)などの異なる予想到着時間(expected time of arrival、ETA)閾値以下であるように同期され得る。例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、WTRU、別のWTRU、基地局、及び/又はネットワークエンティティによって実行されるアプリケーション及び/又はサービス(例えば、PDUのペイロード内に情報を生成する)のいずれかから受信され得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
より詳細な理解は、以下の詳細な説明から、例示として添付の図面と併せて与えられ得る。かかる図面の図は、詳細な説明と同様、実施例である。したがって、図及び詳細な説明は限定的であるとみなされるべきではなく、他の同様に効果的な例が可能であり、可能性が高い。更に、図中の類似する参照数字(「参照」)は、類似する要素を示す。
図1A図1Aは、例示的な通信システムを例解するシステム図である。
図1B図1Bは、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)を例解するシステム図である。
図1C図1Cは、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を例解するシステム図である。
図1D図1Dは、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解するシステム図である。
図2図2は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の例を例解するシステム図である。
図3図3は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の別の例を例解するシステム図である。
図4図4は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の更なる例を例解するシステム図である。
図5図5は、複数のフローを同期させるための例示的な手順を例解する手順図である。
図6図6は、複数のフローを同期させるための別の例示的な手順を例解する手順図である。
図7図7は、複数のフローを同期させるための例示的な手順を例解する手順図である。
図8図8は、複数のフローを同期させるための別の例示的な手順を例解する手順図である。
図9図9は、優先度レベルを使用して複数のフローを送信するための例を例解する手順図である。
図10図10は、優先度レベルを使用して複数のフローを受信するための例を例解する手順図である。
図11図11は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための例示的な手順を例解する手順図である。
図12図12は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための別の例示的な手順を例解する手順図である。
図13図13は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。
図14図14は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための例示的な手順を例解する手順図である。
図15図15は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための別の例示的な手順を例解する手順図である。
図16図16は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。
図17図17は、複数のフローのための共同サービス品質(Quality of Service、QoS)を維持するための例示的な手順を例解する手順図である。
図18図18は、複数のフローのための共同サービス品質(QoS)を維持するための別の例示的な手順を例解する手順図である。
図19図19は、複数のフローを同期させるための更なる例示的な手順を例解する手順図である。
図20図20は、優先度レベルを使用して複数のフローを送信するための更なる例を例解する手順図である。
図21図21は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。
図22図22は、複数のフローのための共同サービス品質(QoS)を維持するための例示的な手順を例解する手順図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な説明では、本明細書に開示される実施形態及び/又は実施例の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、このような実施形態及び実施例は、本明細書に記載される具体的な詳細の一部又は全部を伴わずに実践され得ることが理解されるであろう。他の例では、以下の説明を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素及び回路は詳細に説明されていない。更に、本明細書に具体的に説明されていない実施形態及び実施例は、本明細書に明示的、暗黙的及び/又は本質的に(集合的に「提供される」)説明、開示、又は別様に提供される実施形態及び他の実施例の代わりに、又はそれらと組み合わせて実践され得る。本明細書では、装置、システム、デバイスなど及び/又はそれらの任意の要素が、動作、プロセス、アルゴリズム、機能など及び/又はそれらの任意の部分を実行する様々な実施形態が説明及び/又は特許請求されているが、本明細書に説明及び/又は特許請求されている任意の実施形態は、任意の装置、システム、デバイスなど及び/又はそれらの任意の要素が、任意の動作、プロセス、アルゴリズム、機能など及び/又はそれらの任意の部分を実行するように構成されていると仮定することを理解されたい。
【0006】
例示的な通信システム
本明細書で提供される方法、装置、及びシステムは、有線ネットワーク及び無線ネットワークの両方を含む通信によく適している。様々な種類の無線デバイス及びインフラストラクチャの概要が、図1A図1Dを参照して提供される。図1A図1Dでは、ネットワークの様々な要素が、本明細書で提供される方法、装置、及びシステムを利用し、実行し、それらに従って配置され、及び/又はそれらのために適応及び/又は構成され得る。
【0007】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システム100を例解するシステム図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテール(zero-tail、ZT)ユニークワード(unique-word、UW)離散フーリエ変換(discreet Fourier transform、DFT)拡散OFDM(zero-tail unique-word discreet Fourier transform spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ型OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を採用し得る。
【0008】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104/113、コアネットワーク(CN)106/115、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意の種類のデバイスであり得る。例として、いずれも「局」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Thing、IoT)デバイス、時計又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、産業デバイス及びアプリケーション(例えば、産業及び/又は自動処理チェーンの状況で動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家庭用電子デバイス、商業及び/又は産業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み(又はそれらであり)得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0009】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、例えば、CN106/115、インターネット110、及び/又はネットワーク112などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意の種類のデバイスであり得る。一例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ノードB(Node-B、NB)、eノードB(eNode-B、eNB)、ホームノードB(Home Node-B、HNB)、ホームeノードB(Home eNode-B、HeNB)、gノードB(gNode-B、gNB)、NRノードB(NR Node-B、NR NB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどのいずれかであり得る。基地局114a、114bは、各々単一の要素として図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0010】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上の搬送波周波数で無線信号を送信、かつ/又は受信するように、構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタに更に分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわちセルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を採用し得、セルの各々の、又は任意のセクタに対して複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信、かつ/又は受信してもよい。
【0011】
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、この無線インターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。無線インターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0012】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得るが、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセス方式を用い得る。例えば、RAN104/113及びWTRU102a、102b、102cの基地局114aは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用して無線インターフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0013】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して無線インターフェース116を確立し得る。
【0014】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、この技術は、新しい無線(New Radio、NR)を使用して無線インターフェース116を確立し得る。
【0015】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用される無線インターフェースは、複数の種類の基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される複数の種類の無線アクセス技術及び/又は送信によって、特徴付けられ得る。
【0016】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1 X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communication、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0017】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、又はアクセスポイントであり、例えば、事業所、家、車両、キャンパス、産業施設、空中回廊(例えば、ドローンによる使用のために、)、道路などのような局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、スモールセル、ピコセル、又はフェムトセルのいずれかを確立するためにセルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0018】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意の種類のネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、レイテンシ要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し得る、かつ/又は、ユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施し得る。図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが、理解されよう。例えば、CN106/115は、NR無線技術を利用し得る、RAN104/113に接続されることに加えて、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWi-Fi無線技術のいずれかを採用する別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0019】
CN106/115はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、従来型電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、伝送制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/114と同じRAT、又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0020】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0021】
図1Bは、一例示のWTRU102を例解するシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、及び/又は他の要素/周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0022】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他の種類の集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として描示しているが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、例えば、電子パッケージ又はチップに統合され得ることが理解されよう。
【0023】
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を送信するか、又は受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信かつ/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0024】
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに図示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。例えば、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、無線インターフェース116を介して無線信号を送信及び受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0025】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0026】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得るが、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意の種類の好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他の種類のメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスして、当該メモリにデータを記憶し得る。
【0027】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0028】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得るが、これは、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、又はその代わりに、WTRU102は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近接基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置決定方法によって位置情報を取得し得ることが理解されよう。
【0029】
プロセッサ118は、他の要素/周辺機器138に更に結合され得、他の要素/周辺機器は、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュール/ユニットを含み得る。例えば、要素/周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(例えば、写真及び/又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(virtual reality and/or augmented reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含み得る。要素/周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0030】
WTRU102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信のために、)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介した信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送信及び受信のための半二重無線機を含み得る。
【0031】
図1Cは、一実施形態による、RAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0032】
RAN104は、eノード-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のeノード-Bを含み得るということが理解されよう。eノード-B160a、160b、160cは各々、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノード-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノード-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0033】
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンク(uplink、UL)及び/又はダウンリンク(downlink、DL)におけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eノード-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0034】
図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)、パケットデータゲートウェイ(packet data gateway、PGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として描示されているが、これらの要素のいずれか1つは、CN事業者以外の事業体によって所有及び/又は動作され得ることが理解されよう。
【0035】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノード-B160a、160b及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0036】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cとの間でルーティングして、転送し得る。SGW164は、eノードB間ハンドオーバ中のユーザプレーンの固定、WTRU102a、102b、102cにDLデータが利用可能な場合のページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理及び記憶などの他の機能を実行し得る。
【0037】
SGW164は、PGW166に接続され得るが、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0038】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0039】
WTRUは、無線端末として図1A図1Dに説明されているが、ある特定の代表的な実施形態では、かかる端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
【0040】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0041】
インフラストラクチャ基本サービスセット(basic service set、BSS)モードのWLANは、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つ以上の局(STA)と、を有し得る。APは、トラフィックをBSS内及び/又はBSS外に搬送する、配信システム(distribution system、DS)又は別の種類の有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先へ生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを通って送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、これらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)を使用して送信され得る。ある特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はこれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。IBSS通信モードは、本明細書では「アドホック」通信モードと称されることもある。
【0042】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得るが、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。ある特定の代表的な実施形態において、搬送波検知多重アクセス/競合回避(Carrier sense multiple access with collision avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを検知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると検知/検出及び/又は決定された場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信され得る。
【0043】
高スループット(High throughput、HT)STAは、例えば、40MHz幅チャネルを形成するために、プライマリ20MHzチャネルと隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介した、通信用に40MHz幅チャネルを使用し得る。
【0044】
超高スループット(Very high throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分け得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse fast fourier transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成のための前述した動作が逆にされ、結合されたデータが、媒体アクセス制御(medium access control、MAC)レイヤ、エンティティなどへ送信され得る。
【0045】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及び搬送波は、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV white space、TVWS)スペクトルにおいて5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスのようなメータ型制御/マシン型通信(machine-type communication、MTC)をサポートし得る。MTCデバイスは、特定の能力、例えば、特定の帯域幅及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、これらのためのみのサポート)を含む、限定された能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0046】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP、及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、これのみをサポートする)STA(例えば、MTC型デバイス)に対して1MHz幅であり得る。搬送波検知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
【0047】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0048】
図1Dは、一実施形態に係る、RAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を採用して、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0049】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、WTRU102a、102b、102cに信号を送信し、及び/又はそこから信号を受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間で無線信号を送信、かつ/又は受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数の要素搬送波をWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらの要素搬送波のサブセットは、未認可スペクトル上にあり得るが、残りの要素搬送波は、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0050】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDM副搬送波間隔は、異なる送信、異なるセル、及び/又は無線送信スペクトルの異なる部分について異なり得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくは拡張可能な長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル及び/又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0051】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノード-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノード-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノード-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノード-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0052】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)184a、184bに向かうユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)182a、182bに向かう制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0053】
図1Dで示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、及び少なくとも1つのデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CN事業者以外の事業体によって所有及び/又は運用され得ることが、理解されよう。
【0054】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライシングは、例えば、WTRU102a、102b、102cで利用されているサービスの種類に基づいてWTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低レイテンシ(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなどのような、異なる使用事例に対して確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWi-Fiのような非3GPPアクセス技術など、他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間の交換のための制御プレーン機能を提供し得る。
【0055】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシ施行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどの、他の機能を実施し得る。PDUセッション種別は、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0056】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cの1つ以上に接続され得、これは、例えば、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなどの、他の機能を実施し得る。
【0057】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bとのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
【0058】
図1A図1D、及び図1A図1Dの対応する説明を鑑みると、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB 180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載の任意の他の要素(複数)/デバイス(複数)のいずれかに関して本明細書に記載の機能の1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーション要素/デバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートしてもよい。
【0059】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又は事業者ネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装及び/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施してもよい。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得る、及び/又は地上波無線通信を使用して試験を実施し得る。
【0060】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0061】
以下のように、本明細書では、以下の略語を使用することがある。
【0062】
【表1】
【0063】
概要
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、送信を同期させるために複数のフローを(例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて)送信及び/又は受信するときに使用するリソース(例えば、転送)構成を決定し得る。複数のフローは、例えば、第1のフロー内の(例えば、最新の)PDUと第2のフロー内の(例えば、最新の)PDUとの間の遅延が、異なる予想到着時間(ETA)閾値(例えば、フロー間PDB)以下であるように同期され得る。例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、WTRU、別のWTRU、基地局、及び/又はネットワークエンティティによって実行されるアプリケーション及び/又はサービス(例えば、PDUのペイロード内に情報を生成する)のいずれかから受信され得る。
【0064】
例えば、WTRUは、以下のいずれかを実行するように構成され得る。
●基地局(例えば、gNB)から、プライマリ及びセカンダリETA閾値(例えば、時間インスタンス及び/又は持続時間)と、異なる優先度に関連付けられた1つ以上の転送構成(例えば、デフォルト優先度値を有する各フロー内のPDUを転送するためのフローごとの少なくとも1つのデフォルト転送構成(例えば、論理チャネル(LCH))と、を示す情報(例えば、構成情報)を受信すること、
●第1のフロー(例えば、「フロー1」)に関連付けられたPDUを受信し、かつ/又は第1のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して、PDUを送信すること、
●第2のフロー(例えば、「フロー2」)に関連付けられたPDUの到着時間(ToA)を、例えば、タイマを使用すること(例えば、開始すること)によって、及び/又は第1のフロー内のPDUが受信されたときの時間インスタンスに基づいて決定すること、
●プライマリETA閾値の前に(例えば、経過する前に)、(例えば、時間インスタンスにおいて)第2のフロー内のPDUが受信されることを条件として、
○第2のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して、第2のフロー内のPDUを送信すること、
●第2のフロー内のPDUが、プライマリETA閾値の後、かつセカンダリETA閾値の前に(例えば、経過する前に)、(例えば、時間インスタンスにおいて)受信されることを条件として、
○第2のフロー内のPDUに対して(例えば、新しい)優先度を決定することであって、新しい優先度がデフォルト優先度よりも高い、決定すること、
○決定された新しい優先度に一致する好適な(例えば、決定された)転送構成を使用して、第2のフロー内のPDUを送信すること、
●セカンダリETA閾値の後に(例えば、経過した後に)、(例えば、時間インスタンスにおいて)第2のフロー内のPDUが受信されることを条件として、
○最近のPDU受信を示すステータス指示(例えば、最近のPDUの優先度及び/又は最近のPDUが受信されたときの時間を示す情報)を基地局(例えば、gNB)に送信すること、
○基地局からベストエフォート構成でPDUを送信する指示を受信した後などに、ベストエフォート構成又は利用可能な転送構成を使用して、PDUを送信すること、
○(例えば、任意の)最近のPDUをドロップする指示を受信した後などに、PDUをドロップすること(例えば、破棄すること)、
●QoS要件(例えば、第1のフローと第2のフローとの間の関連付けに基づく共同QoS要件、を満たすために、1つ以上の好適な(例えば、決定された)転送構成を使用して、第1のフロー及び/又は第2のフロー(例えば、複数のフロー)のいずれかの1つ以上のPDUを送信すること、
●RTT要件内などで、第1のフロー及び/又は第2のフロー(例えば、複数のフロー)におけるデータの同期を満たす(例えば、保証する)ための1つ以上の(例えば、決定された)転送構成を示す情報を送信すること。
【0065】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、送信を同期させるために、複数のフローで(例えば、アップリンクにおいて)データを送信するときに使用する転送構成を決定し得る。複数のフローは、例えば、第1のフロー内のADUの(例えば、最後及び/又は最新の)PDUと第2のフロー内のADUの(例えば、最後及び/又は最新の)PDUとの間の遅延が、異なる予想到着時間(ETA)閾値(例えば、フロー間PDB)以下であるように同期され得る。例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、WTRU、別のWTRU、基地局、及び/又はネットワークエンティティによって実行されるアプリケーション及び/又はサービス(例えば、PDUのペイロード内に情報を生成する)のいずれかから受信され得る。
【0066】
例えば、WTRUは、以下のいずれかを実行するように構成され得る。
●基地局(例えば、gNB)から、第1、第2、及び第3のETA閾値(例えば、時間インスタンス及び/又は持続時間)と、異なる優先度に関連付けられた1つ以上の転送構成(例えば、デフォルト優先度値を有する各フローにおけるPDUを転送するためのフローごとの少なくとも1つのデフォルト転送構成(例えば、LCH))と、を示す情報(例えば、構成情報)を受信すること、
●第1のフロー内のADUの1つ以上のPDUを受信し、かつ/又は第1のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して、(例えば、ADUの)PDUを送信すること、
●第1のフロー内のADUの第1のPDUが受信されたときの時間インスタンスに基づいて、第2のフロー内の1つ以上のPDUの到着時間(ToA)を決定すること、
○第1、第2、及び第3のETA閾値に関連付けられた第1、第2、及び第3のタイマを開始することによって、ToAを決定すること、
●第1のフロー内のADUの(例えば、最後及び/又は最新の)PDU及び/又は第2のフロー内のADUの1つ以上のPDUが、第1のETA閾値の前に(例えば、経過する前に)、WTRUによって受信されることを条件として、
○第1のフロー及び第2のフロー(例えば、これらのいずれか)に関連付けられたデフォルト転送構成を使用して、第1のフロー内のADUのPDUと第2のフロー内のADUのPDUとを送信すること、
●第1のフロー内のADUの(例えば、いくつかの又は任意の)PDU及び/又は第2のフロー内のADUの(例えば、いくつかの又は任意の)PDUが、第1のETA閾値の後(例えば、経過した後)、かつ/又は第2のETA閾値の前(例えば、経過する前)に受信されることを条件として、
○第1のフロー内のADUの(例えば、最近の)PDUに対して(例えば、新しい)優先度を決定すること(例えば、新しい優先度は、デフォルト優先度よりも高くなり得る)、
○関連する(例えば、好適な)転送構成(例えば、決定された新しい優先度に一致する)を使用して、第1のフロー内のADUのPDUを送信すること、
○第2のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して、第2のフロー内のADUのPDUを送信すること、
○第1のフロー内のADUのPDUを送信するために転送構成が利用不可能であることを条件として、基地局(例えば、gNB)にステータス指示及び/又は要求指示を送信すること、及び/又は
■gNBから受信された(例えば、ベストエフォート構成でPDUを送信するための)指示などに基づいて、ベストエフォート又は利用可能な転送構成を使用して、第1のフロー内のADUのPDUを送信すること、
●第2のフロー内のADUの(例えば、いくつかの又は任意の)PDUが、第2のETA閾値の後(例えば、経過した後)、かつ/又は第3のETA閾値の前(例えば、経過する前)に受信されることを条件として、
○第2のフロー内のADUの(例えば、最近の)PDUに対して(例えば、新しい)優先度を決定すること(例えば、新しい優先度は、デフォルト優先度よりも高くなり得る)、
○関連する転送構成(例えば、決定された新しい優先度に一致する)を使用して、第2のフロー内のADUのPDUを送信すること、
○関連する(例えば、好適な)転送構成が、第2のフロー内のADUのPDUを送信するために利用不可能であることを条件として、基地局(例えば、gNB)にステータス指示及び/又は要求指示を送信すること、及び/又は
■(例えば、基地局から受信した指示に基づいて)ベストエフォート転送構成を使用して、第2のフロー内のADUのPDUを送信すること、
●第3のETA閾値の後に(例えば、経過した後に)、第2のフロー内のADUの(例えば、いくつかの又は任意の)PDUが受信されることを条件として、
○最近のPDU上で基地局(例えば、gNB)にステータス指示及び/又は要求指示を送信すること、
○ベストエフォート転送構成を使用して、第2のフロー内のADUのPDUを送信し、かつ/又は(例えば、基地局から受信された指示に基づいて)PDUをドロップすること、
●QoS要件(例えば、第1のフロー、第2のフロー、及び/又は第3のフローの間の関連付けに基づく共同QoS要件を満たすために、1つ以上の好適な(例えば、決定された)転送構成を使用して、第1のフロー、第2のフロー、及び/又は第3のフローのいずれかの1つ以上のPDUを送信すること、及び/又は、
●RTT要件内などで、第1のフロー、第2のフロー、及び/又は第3のフロー(例えば、複数のフロー)におけるデータの同期を満たす(例えば、保証する)ために、1つ以上の(例えば、決定された)転送構成を示す情報を送信すること。
【0067】
概要
エクステンデッドリアリティ(eXtended Reality、XR)という用語は、仮想現実(Virtual Reality、VR)、拡張現実(Augmented Reality、AR)、複合現実(Mixed Reality、MR)、及び/又はそれらの間で補間された任意の現実のいずれかを含む、異なるタイプの没入型体験の包括的な用語として使用され得る。例えば、仮想現実(VR)は、配信された視覚及び/又聴覚シーンのレンダリングされたバージョンを指し得る。レンダリングは、観察者又はユーザがアプリケーションによって定義された限界内で移動するときに、観察者又はユーザに対して実世界の視覚(例えば、立体視3D)及び/又は聴覚刺激を(例えば、可能な限り自然に)模倣するように設計され得る。例えば、拡張現実(AR)は、ユーザが現在の環境上にオーバーレイされた追加情報及び/又は人工的に生成されたオブジェクト及び/又はコンテンツを提供される場所を指し得る。複合現実(MR)は、いくつかの仮想要素が、これらの要素が現実シーンの一部であるという錯覚を提供するために、(例えば、意図して)物理的シーンに挿入される、ARの高度な形態を指し得る。本明細書で使用される場合、XRという用語は、コンピュータ技術及びウェアラブルによって生成される任意の現実及び/又は仮想の組み合わされた環境及び人間-機械対話を含み得る。
【0068】
XRサービスのコンテキストにおける没入の概念は、仮想環境によって取り囲まれているという感覚、及び/又は仮想環境内に物理的及び空間的に位置しているという感覚を提供することを指すことがある。仮想化のレベルは、部分的な感覚入力から、実際の現実から事実上識別できない可能性がある仮想現実につながる完全に没入型のマルチ感覚入力までの範囲であり得る。
【0069】
XRデバイスは、(例えば、典型的には)様々な程度の空間追跡を提供する能力に関連付けられ得る。XRデバイスには、単眼カメラ、ステレオカメラ、深度カメラ、無線ビーコン、GPS、慣性センサなど、空間追跡を可能にする様々なセンサが装備され得る。空間追跡は、3自由度(DoF)(例えば、X軸、Y軸、及びZ軸に沿った回転運動)又は6DoF(例えば、X軸、Y軸、及びZ軸に沿った回転運動及び/又は並進運動)などの異なるレベルで実行され得る。例えば、空間追跡は、何らかの形態の仮想コンテンツを体験するための相互作用をもたらし得る。ユーザは、エクステンデッドリアリティ内のコンポーネント内で行動し、かつ/又はコンポーネントと対話し得る。例えば、アクション及び/又は相互作用は、動き、ジェスチャ、視線追跡などを含み得る。空間追跡は、没入型XR体験を可能にする機能であり得る。例えば、ある形態の頭部及び/又は動き追跡は、ユーザ視点からのシミュレートされた視覚及び/又は聴覚成分が、ユーザの動きと一致するように更新されることを保証し得る。不正確な、かつ/又は遅延した空間追跡は、ユーザにとって不快感及び/又は乗り物酔いの感覚をもたらし得る。
【0070】
本明細書で説明されるように、WTRU(例えば、ユーザ機器)は、任意のXRデバイス及び/又はノードに対応し得、これらは、様々なフォームファクタで現れ得る。WTRU(例えば、XR WTRU)としては、以下の、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、AR及び/又はMR用の光学式シースルーメガネ及びカメラシースルーHMD、位置追跡及び/又はカメラを備えたモバイルデバイス、ウェアラブルなど、が挙げられるが、これらに限定されない。上記に加えて、例えば、1つ以上のデバイス、ウェアラブル、アクチュエータ、コントローラ、及び/又はアクセサリによって提供される、ディスプレイ、カメラ、センサ、センサ処理、無線接続、XR/メディア処理、電源などの、XRデバイス機能に基づいて、いくつかの異なるタイプのXR WTRUが想定され得る。1つ以上のデバイス及び/又はノード(例えば、WTRU)は、XRアプリケーション及び/又はサービスをサポートするための協調的XRグループにグループ化され得る。
【0071】
XRアプリケーション及びユースケースのためのトラフィックモデル
ある特定の代表的な実施形態では、(例えば、異なる)XRアプリケーション及び/又はユースケースのサービス及び/又はトラフィックフローは、3GPP TR 26.928において特定される(例えば、説明される)。
【0072】
仮想現実1(VR1)
例えば、VR1アプリケーション(例えば、没入型6DoFのストリーミング)は、ビューポート依存ストリーミングアーキテクチャに適用可能なサービスフローを使用してモデル化され得る。適応ストリーミング(例えば、HTTP上の動的適応ストリーミング(dynamic adaptive streaming over HTTP、DASH))と同様に、ビューポート依存ストリーミングは、ネットワーク及び/又は無線インターフェースにおける利用可能なビットレートに基づいて、メディア及び/又はビデオの品質を動的に更新することを可能にし得る。サービス及び/又はトラフィックフローに従って、XRデバイスのビューポートの追跡及び/又は姿勢情報(例えば、100B未満の小さいパケットサイズ)が、ULにおいて比較的低いデータレート(例えば、0.5~2Mbps、60~500Hz)でXRサーバに周期的に送信される。それに応答して、XRサーバは、比較的高いデータレート(例えば、4k全方向性及び/又はFoVエリアストリーミングの場合、6~18MBps)でDLにおいて送信し得、ビューポート最適化メディア(例えば、H.264/265ビデオ)を適応的に準周期的に送信し得(例えば、40/60/120fps)、次いで、それがXRデバイスディスプレイにおいてレンダリングされる。
【0073】
例えば、VR1のトラフィック特性は以下のように記述することができる。
●ULトラフィック:姿勢及び/又はビューポート情報(例えば、6DoFに関する情報を含む)
○小さいパケットサイズ(例えば、100B未満の比較的一定のサイズ)、低いデータレート(例えば、0.5~2Mbps)及び/又は単一のフロー、
○周期的:(例えば、60~500Hzの周期性範囲)、及び/又は
●DLトラフィック:(1)ビューポート最適化シーン(例えば、高品質)を含むメディア及び/若しくはビデオ、並びに/又は、2)非ビューポートシーン(例えば、低品質)のためのメディア及び/又はビデオ
○大きいパケットサイズ(例えば、ガウス分布を有する可変サイズ又は1500Bの固定サイズ)、高いデータレート(例えば、6~18Mbps)、E2Eレイテンシ(例えば、50ms)、複数のフロー(例えば、異なるビットレートを有するビデオフロー、3Dメディア、メタデータ)、
○準周期的(例えば、40/60/120fpsなどのフレームレートの関数としての周期性)。
【0074】
仮想現実2(VR2)
例えば、VR2アプリケーション(例えば、没入型ゲーム観戦者モード)は、分割レンダリングアーキテクチャに適用可能なサービスフローを使用してモデル化することができる。そのような場合、XRサーバは、低データレート(例えば、0.5~2Mbps、60~500Hz)で周期的にXRデバイスによって送られたポーズ情報に基づいて、2Dメディア及び/又はビデオフレームのプリレンダリング及び/又は符号化を実行し得る。レンダリングは、(例えば、主に)XRサーバにおいて実行され、高データレート及び低レイテンシ(例えば、30~45Mbps、10~20ms)でDLにおいて送信され得る。XRデバイスは、受信されたメディア及び/又はビデオを解凍し、最新のポーズ情報に基づいてビューポートを補正するために非同期時間ワーピング(asynchronous time-warping、ATW)を実行し得る。ULにおけるポーズ情報の送信及びDLにおけるプリレンダリングされたメディアの受信のためのRTTレイテンシは、最大50msに及び得るが、ATWは、デバイス内処理に基づいて、動きから光子へのレイテンシ要件(例えば、20ms未満)を満たし得る。
【0075】
例えば、VR2のトラフィック特性は、以下のように記述することができる。
●UL:姿勢及び/又はビューポート情報
○小さいパケットサイズ(例えば、100B未満の一定のサイズ)、低いデータレート(例えば、0.5~2Mbps)、単一のフロー、
○周期的(例えば、60~500Hzの周期性範囲)、及び/又は
●DL:フレームバッファ内の3Dシーン
○大きなパケットサイズ(例えば、ガウス分布、及び/若しくは最大1500B、又は無制限)、高いデータレート(例えば、30~45Mbps)、レイテンシ(例えば、約30ms及び/又は最大50msのRTT)、複数のフロー(3Dビデオ及び/又はメディア、メタデータ)、
○準周期的(例えば、60/90fpsなどのフレームレートの関数としての周期性)。
【0076】
拡張現実1(AR1)
例えば、AR1アプリケーション(例えば、店員とのリアルタイムコミュニケーション)は、分散コンピューティングアーキテクチャに適用可能なサービスフローを使用して特徴付けられ得る。サービス及び/又はトラフィックフローに従って、XRデバイスは、姿勢情報(例えば、0.5~2Mbps、60~500Hz))及び/又はビデオ(例えば、10Mbps、10Hzフレーム更新レート)をULにおいてXRサーバに送信し得る。受信された情報は、シーンを生成するためにXRサーバによって使用され得、シーンは、次いで、メタデータ(例えば、シーン記述)とともに2D(例えば、ビデオ)又は3Dメディア(例えば、3Dオブジェクト)フォーマットに変換される。圧縮されたメディア及びメタデータ(例えば、パレート分布によって特徴付けられる)は、高いデータレート(例えば、30~45Mbps、40/60/120fps)でDLにおいて(例えば、準周期的に)配信され得る。次いで、XRデバイスは、3Dオブジェクトを2Dビデオにオーバーレイし、デバイスディスプレイ内にシーンをレンダリングすることなどによって、ARシーンをローカルに生成し得る。
【0077】
AR1のトラフィック特性は、例えば以下の通りである。
●UL:姿勢情報及び/又は2Dビデオストリーム情報
○姿勢:小さいパケットサイズ、低いデータレート(例えば、0.5~2Mbps)、周期的(例えば、60~500Hz)。
○ビデオ:大きいパケットサイズ、より高いデータレート(例えば、10Mbps)、周期的(例えば、10Hzの更新周期性)、マルチフロービデオ、及び/又は
●DL:2D及び/又は3Dプリレンダリング済みメディア及びXRメタデータ
○大きなパケットサイズ(例えば、パレート分布)、高いデータレート(例えば、30~45Mbps)、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア及び/又はメタデータ)。
○準周期的(例えば、60/90fpsのフレームレートの関数としての周期性)。
【0078】
拡張現実2(AR2)
例えば、AR2アプリケーション(例えば、XR会議、ARアニメアバターコール)は、2つ以上のXRクライアント及び/又はデバイスがネットワークにおける中間メディア処理とのピアツーピア通信を実行することができる場合など、XR会話アーキテクチャに適用可能なサービス及び/又はトラフィックフローを使用し得る。2D+/RGBD(例えば、2.7Mbps)、3Dメッシュ(例えば、30Mbps)、3Dビデオポイントクラウドコーディング(Video point cloud coding、VPCC)、及び/又はジオメトリベースポイントクラウド圧縮(Geometry-based point cloud compression、GPCC)(例えば、5~50Mbps)のいずれかを含むユーザ表現のタイプに基づくなど、AR2アプリケーションのためにサポートされ得る。例示的なXRトラフィックフローでは、デバイス内のXRクライアントがコール設定手順を開始し、それに基づいて、セッション制御機能がネットワークベースのメディア処理をトリガし得る。SMFは、コール設定を第2のXRクライアント及び/又はデバイスに転送し、その後、リアルタイムメディア処理及びストリーミングを低レイテンシ(例えば、E2E<100ms)で両方のクライアントに転送し得る。XRコールの間、2D及び/又は3Dメディア、並びに場合によってはユーザ姿勢情報は、XRクライアント及び/又はデバイス間でUL及びDLにおいて準周期的に送信され得る。
【0079】
例えば、AR2のトラフィック特性は、以下のように記述することができる。
●UL:ユーザの2D及び/又は3Dメディア、姿勢及び/又はビデオ
○大きなパケットサイズ及び/又はデータレート(例えば、2.7~50Mbps)、PDB(例えば、150ms未満)、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア)、
○準周期的(例えば、60~500Hz)、及び/又は
●DL:ユーザの2D及び/又は3Dメディア、姿勢及び/又はビデオ
○大きなパケットサイズ(例えば、切断ガウス分布)及び/又はデータレート(例えば、2.7~50Mbps)、E2E PDB(例えば、100ms未満)、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア)、
○準周期的(例えば、60~500Hz)。
【0080】
XR会議
例えば、XR会議アプリケーションは、3D容積表現(例えば、ポイントクラウド及び/又はメッシュ)でユーザを表現することなどによって、地理的に離れたユーザ間で没入型会議体験を提供し得る。1つ以上のカメラ(例えば、深度知覚能力を伴う)が、それぞれのヘッドセット及び/又は眼鏡上で相互の完全3D容積表現との相互作用(例えば、視認、聴取、回転、ズームイン、サイズ変更等)を可能にするために、各ユーザの場所に配置され得る。XR会議アプリケーションは、同時UL及びDLメディアトラフィックをサポートし得る。メディアトラフィックは、オーディオ、ビデオ及び/又は3Dオブジェクトのいずれかを含み得る。3D容積フォーマットでユーザをキャプチャするために適用することができるメディアフォーマットは、2D+/RGBD(例えば、1台のカメラに対して2.7Mbps超、2台のカメラに対して5.4Mbps超)、3Dメッシュ(例えば、約30Mbps)、3D VPCC及び/又はGPCC(例えば、5~50Mbps)のいずれかを含む。メディアプロセッサは、中央に(例えば、コアネットワーク内に)位置し得、又は(例えば、エッジネットワーク内に)分散され得る。ネットワーク内メディアプロセッサを介したXRクライアント及び/又はユーザ間のサービス及び/又はトラフィックフローは、AR2及びXR会話ユースケースと同様であると予想され得る。XR会議セッションに参加することは、XRアプリケーション内の仮想環境及び関連付けられたメディアオブジェクトをダウンロードするために、最初にダウンロードピークをもたらし得る。残りのセッションを通して、データレートは、ユーザの数、ユーザのアップロードフォーマット、並びに/又は仮想2D及び/若しくは3Dオブジェクト及び/若しくは環境のリフレッシュレートに応じて変動し得る。
【0081】
例えば、XR会議のトラフィック特性は、以下のように記述することができる。
●UL:ユーザの2D及び/又は3Dメディア、姿勢及び/又はリアルタイムビデオ
○大きなパケットサイズ及び/又はデータレート(例えば、2.7~50Mbps)、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア)、
○準周期的(例えば、60~500Hz)、
○低エンコーダPER(例えば、10-3未満)、及び/又は
●DL:ユーザの2D及び/又は3Dメディア、姿勢及び/又はリアルタイムビデオ、2D及び/又は3Dオブジェクト及び/又は環境場合によってはサードパーティから)
○大きなパケットサイズ及び/又はデータレート(例えば、2.7~50Mbps)、E2E PDB(例えば、100ms未満)、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア)、
○準周期的(例えば、60~500Hz)、
○低エンコーダPER(例えば、10-3未満)。
【0082】
クラウドゲーミング(CG)
例えば、CGアプリケーション(例えば、5Gオンラインゲーム)は、主に、ネットワークにおいてレンダリングされたビデオ及び/又はメディアがデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット)内のシンクライアントにストリーミングされる、適応ストリーミングアーキテクチャに依存し得る。CGのための典型的なサービス及び/又はトラフィックフローでは、XRデバイスは、UL(例えば、0.1~1Mbps、60~500Hz)においてビューポートに関する姿勢情報(例えば、100~250B)をXRサーバに(例えば、周期的に)送信し得る。生成されたビューポート関連のビデオ及び/又はメディア(例えば、1500B)は、符号化及び/又は圧縮され(例えば、H.264及び/又はH.265ビデオ)、DLにおいてXRサーバによって準周期的に送信される(例えば、30~45Mbps、30/50/60/90/120fps、PER:10-3)。次いで、受信されたビデオ及び/又はメディアは、復号及び処理時にXRデバイスにおいてレンダリングされ得る。特定のハイエンドCGアプリケーション(例えば、フォトリアリスティック又はナチュラルビデオゲームのカテゴリD)をサポートするためのRTTレイテンシは、往復対話遅延(例えば、50ms)によって決定され得る。他のCGアプリケーション(例えば、カテゴリA、B、及び/又はC)の場合、UL PDBは、10msであり得、DLストリーミングPDBは、50ms~200msの範囲であり得る。
【0083】
例えば、CGのトラフィック特性は、以下のように記述することができる。
●UL:姿勢及び/又はビューポート情報
○小さいパケットサイズ(例えば、100~250B)、低いデータレート(例えば、0.1~1Mbps)、PDB:10ms、単一フロー、
○周期的(例えば、60~500Hzの周期性範囲)、及び/又は
●DL:ユーザの2D及び/又は3Dメディア及び/又は映像
○大きいパケットサイズ(例えば、最大1500)、高いデータレート(例えば、30~45Mbps)、PDB:20ms、マルチフロー(2D及び/又は3Dメディア、ビデオ)
○準周期的(例えば、30/50/60/90/120fpsのフレームレートの関数としての周期性)、
○PER:10e-3。
【0084】
XRアプリケーションは、Uuインターフェースを介して独立して送信され得るアプリケーション及び/又はサービスごとに複数のデータフローに関連付けられ得る(例えば、生成及び/又は受信する)。複数のデータフローは、WTRUに関連付けられた異なるデバイス(例えば、HMD、スマートフォン、触覚グローブ)から生じ得る。例えば、可能なユースケースは、複数のXRデバイスを装備したユーザが、異なる場所に物理的に位置している間に(例えば、2人が異なる場所で手を振っている間に)互いに対話することができる共有XR体験である。
【0085】
例えば、各データフローは、異なるトラフィック特性(例えば、パケットサイズ及び/又は到着分布)を有し得る。例えば、各データフローは、独立した及び/又は異なるQoS(例えば、パケット誤り率、遅延バジェット)要件を有し得る。WTRUは、各フローについてのQoS要件が独立して満たされることを保証するように構成され得る(例えば、試みる)。同様に、ネットワークにおけるスケジューラでのトラフィック優先順位付けも、各QoSフローに対して独立して実行され得る。WTRUは、WTRUによってサポートされるXRアプリケーションに関連付けられたフローに対してより高い優先度値を有し得る他の追加のアプリケーションもサポートし得る。
【0086】
各データフローが(例えば、独立して)満たすために必要とされ得るRAN QoS(例えば、PER及び/又はレイテンシ)に加えて、フロー間時間遅延の限界が保証され得るように、データフロー間の協調が必要とされ得る。例えば、わずかな遅延及び/又はデータフロー間の同期の欠如であっても、不十分なQoEにつながる可能性があり、及び/又はユーザに対する急な不快感若しくは病気(例えば、嘔吐、見当識障害)につながる可能性がある。
【0087】
この点に関して、異なるデバイスから生じ得るXR体験の複数のデータ(例えば、QoS)フローの協調は、全てのフローが一緒に処理及び/又はレンダリングされ得ることを保証するために、フローが、指定された同期時間ウィンドウ内でgNB及びアプリケーションサーバ(例えば、gNBとコロケートされたエッジサーバ)に、ULにおいて配信されるように、重要であり得る。異なるフローが同期時間ウィンドウ内にgNBからWTRUにおいて受信されるように、フローがDLにおいて配信されるとき、同様の問題に対処する必要があり得る。
【0088】
複数のデータフローの同期を保証するための転送構成の決定
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU(例えば、XR WTRU)は、(例えば、アプリケーションに関連付けられた)1つ以上のデータフロー内のPDUの送信を実行し得る。例えば、1つ以上の共同QoS要件を満たすために、異なるフロー内のPDUが送信及び/又は受信されることを保証するために、PDUが送信され得る。一実施例として、QoS要件は、以下のいずれかに基づき得る。ネットワーク及び/又はアプリケーション(例えば、WTRUによってホストされるアプリケーション機能)から受信される閾値、構成、トリガ、条件、及び/又は基準。一実施例では、WTRUは、異なるフロー内のPDU間で達成可能なQoS(例えば、レイテンシ、データレート、信頼性)に関する差が、アプリケーションに関連付けられたQoS要件内にあるように、異なるフロー内のPDUの送信を実行し得る。別の実施例では、WTRUは、フローが同期ウィンドウ内で受信エンティティ(例えば、基地局、アプリケーション機能、CN機能)において受信されるように、同期された方式などで(例えば、同時に、又は最小受信時間差で送信されて)PDUの送信を実行し得る。
【0089】
ある特定の代表的な実施形態では、同期ウィンドウは、同期要件に関連付けられ得る。同期要件は、WTRUによってサポートされるアプリケーションに依存し得る。例えば、2つのデータフロー(例えば、ビデオデータフロー及び姿勢データフロー)からなるアプリケーションは、異なるデータフロー内のPDUが、第1及び第2のデータフロー内のPDU間のQoSの差に対応し得るQoS限界(例えば、レイテンシ限界)内の1つ以上のエンティティ及び/又は機能(例えば、WTRU、gNB、エッジサーバ機能、リモートサーバ機能)において受信されることを好み得る(例えば、要求し得る)。
【0090】
同期ウィンドウは、レイテンシ、データレート、及び/又は信頼性を含む任意のQoSメトリックに適用可能であり得る。同期ウィンドウがデータレートに関連付けられている(例えば、対応する)場合、例えば、個々のフローに関連付けられたデータレート値が、アプリケーションに関連付けられた1つ以上のフローに関連付けられた共同最小及び/又は共同最大データレート値のいずれかを満たす状態でPDUが送信及び/又は受信されるとき、1つ以上の関連付けられたフロー内のPDUは同期されているとみなされ得る。同期ウィンドウがレイテンシに関連付けられている(例えば、対応する)場合、例えば、個々のフローに関連付けられたレイテンシ限界(例えば、PDB)がアプリケーションに属する1つ以上のフローに関連付けられた共同最小及び/又は共同最大レイテンシ限界のいずれかを満たす状態でPDUが送信及び/又は受信されるとき、1つ以上の関連付けられたフロー内のPDUは同期されているとみなされ得る。
【0091】
ある特定の代表的な実施形態では、異なるデータフロー内のPDUは、WTRUにおいて、(例えば、WTRUに関連付けられた)他のデバイスから、並びに/又は(例えば、WTRUとコロケートされた)他の機能及び/若しくはエンティティ(例えば、上位レイヤ、アプリケーションレイヤ機能)から、受信され得る。例えば、異なる関連付けられたフロー内のPDUが、転送及び/又は送信中に互いに独立して処理及び/又は転送される場合、異なる関連付けられたデータフロー内のPDUが互いにドリフトし得る(例えば、受信時間ドリフト)ように、ドリフト状態が導入され得る。このドリフトは、異なるデータフロー内のPDUが、アプリケーションによって必要とされる同期ウィンドウを超えて受信エンティティ(例えば、gNB)に到着することを引き起こすことになり得る。
【0092】
ある特定の代表的な実施形態では、ネットワークは、基地局(例えば、gNB、TRP、RANノード)、コアネットワーク機能、及び/又はアプリケーション機能(例えば、エッジサーバ機能、リモートサーバ機能)のいずれかを含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、フローは、レイテンシ、データレート、及び/又は信頼性など、1つ以上のQoS要件に関連付けられ得るQoSフロー及び/又はデータフロー(例えば、データ又はPDUのフロー)のいずれかに対応し得る。ある特定の代表的な実施形態では、転送構成は、1つ以上の無線ベアラ、1つ以上の論理チャネル、アクセス層プロトコルスタック内の個々のレイヤ中の1つ以上の構成パラメータ(例えば、SDAP、PDCP、RLC、MAC、及び/又はPHY)、論理チャネル優先順位付け(logical channel prioritization、LCP)に関連付けられた1つ以上のパラメータ(例えば、優先度、PBR、及び/又はBSD)、データフロー及び/又はQoSフローから無線ベアラへのマッピングに関連付けられたパラメータ(例えば、SDAPにおけるパラメータ)、1つ以上のキャリア、1つ以上のBWP、及び(例えば、UL方向又はDL方向においてPDUを配信するために使用される)1つ以上のリンク、のいずれかに関連付けられ得る(例えば、対応し得る)。
【0093】
構成されたパラメータ及び/又は識別子に基づくデータフロー間の関連付けの決定
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU(例えば、XR WTRU)は、データフロー内のWTRUによって検出可能な明示的及び/又は暗黙的なパラメータ及び/又は識別子に基づいて、WTRUによって受信及び/又は送信された1つ以上のデータフローが、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられているかどうかを決定し得る。例えば、フロー間の関連付けを決定するためのパラメータ及び/又は識別子は、(例えば、RRCシグナリング、NASレイヤシグナリング、及び/又はアプリケーションレイヤシグナリングを介して)WTRUにおいて構成され得る。
【0094】
実施例として、複数のデータフロー(例えば、第1、第2、又はそれ以上のフロー)間の関連付けを識別するためにWTRUによって使用されるパラメータ及び/又は識別子は、以下のいずれか(例えば、それらのいずれかの組み合わせ)を含み得る。
-フロー及び/又はアプリケーションに関連付けられた識別子及び/又はID
○例えば、WTRUが、第1のフロー及び/又は第2のフローのPDU内で(例えば、データユニットのヘッダ及び/又はペイロード内で)アプリケーションに関連付けられた共通IDを検出し得る場合など、WTRUは、第1のフロー及び第2のフローがアプリケーションに関連付けられ得ると決定し得る。アプリケーションのIDは、例えば、WTRUにおいて事前構成され得る。
-フローに関連付けられた優先度及び/又は重要性情報
○例えば、WTRUが、第1のフロー及び第2のフローのPDU内で(例えば、ヘッダ及び/又はペイロード内で)共通及び/又は同様の優先度及び/又は重要性の指示を検出することなどによって、WTRUは、第1のフロー及び第2のフローがアプリケーションに関連付けられ得ると決定し得る。
○例えば、(例えば、データユニットのヘッダ又はペイロード内で)WTRUによって検出された優先度及び/又は重要性の指示が、1つ以上の優先度及び/又は重要性閾値を上回る及び/又は下回る可能性があるときなどに、WTRUは、第1のフロー及び第2のフローが関連付けられ得ると決定し得る。
-関連付けられたフロー内の時間及び/又はタイミング情報
○例えば、第1のフロー内の1つ以上のPDU及び第2のフロー内の1つ以上のPDUが、持続時間及び/又はウィンドウ内でWTRUによって受信され得る場合などに、WTRUは、第1のフロー及び第2のフローが関連付けられ得ると決定し得る。例えば、持続時間/ウィンドウは、第1のフロー内のPDUの受信時間(例えば、「t1」における)と第2のフロー内のPDUの受信時間(例えば、「t2」における)との間の時間差に対応し得る。例えば、時間差(例えば、t2-t1)が持続時間及び/又はウィンドウ閾値を満たす(例えば、それ未満である)ときに、WTRUは、第1及び第2のフローが関連付けられ得ると決定し得る。
○例えば、WTRUは、第1及び第2のフロー(に関連付けられたPDUなど)において搬送されるタイミング情報(タイムスタンプなど)の共通のフォーマット及び/又は粒度に基づいて、第1及び第2のフローが関連付けられ得ると決定し得る。
-関連付けられたフロー内の空間及び/又は姿勢情報
○例えば、WTRUは、空間情報を搬送するPDUが共通の空間パラメータに対応するときなどに、第1のフロー及び第2のフローが関連付けられ得ると決定し得る。空間パラメータは、例えば、以下のいずれかを含み得る。デバイスのFoVの方向及び/又は向き、ビデオ及び/又はメディアフレームのスライス及び/又はタイル、位置情報(例えば、座標)、姿勢情報など。空間パラメータは、例えば、空間情報(例えば、データタイプ識別子に基づいてWTRUによって識別され得る姿勢及び/又は制御PDU)をトランスポートする特定のPDUに対する検出、並びに/又はPDU内に(例えば、ヘッダ及び/若しくはペイロード内に)空間情報を含み得る他のPDUの検出に基づいて、WTRUによって決定され得る。
【0095】
アプリケーションパラメータ及び/又は要件に関する支援情報のネットワークへの送信
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU(例えば、XR WTRU)は、ネットワークにおけるアプリケーション認識機能をサポートするためなど、WTRUにおいてサポートされるアプリケーションに関連付けられた情報をネットワークに送信し得る。例えば、アプリケーションに関する情報は、支援情報、ステータス情報、及び/又はそれらの指示としてネットワークに送信され得る。
【0096】
例えば、WTRUによってネットワークに送信され得る、アプリケーションに関連付けられた情報は、以下のいずれか(例えば、以下のいずれかの組み合わせ)を含み得る。
-WTRUによってサポートされるアプリケーション
○例えば、WTRUは、サポートされるアプリケーションに関連付けられた番号及び/又はIDを送信し得る。WTRUは、サポートされるアプリケーションに関連付けられた相対優先度値及び/又は絶対優先度値に関する情報を(例えば、更に)送信し得る。
-アプリケーションに関連付けられたデータフロー
○例えば、WTRUは、アプリケーションごとにサポートされるデータフローに関連付けられた番号及び/又はIDを送信し得る。WTRUは、データフローに関連付けられた相対優先度値及び/又は絶対優先度値に関する情報を(例えば、更に)送信し得る。
-アプリケーションに関連付けられたデバイス
○例えば、WTRUは、サポートされるデバイスに関連付けられた番号及び/若しくはID、並びに/又はアプリケーションごとのデバイスの関連付けを送信し得る。
-アプリケーションごとのデータフローに関連付けられたデータ及び/又はトラフィックタイプ
○例えば、WTRUは、データタイプがビデオデータ(例えば、Iフレームデータ、Pフレームデータ、Bフレームデータ)、RGB-Dデータ、360度ビデオデータ、ハプティックデータ、姿勢及び/又は測位データ、オーディオデータなどのいずれかを含み得る場合などに、アプリケーションに関連付けられた第1及び第2のフロー内のデータタイプに関する情報を送信し得る。
-アプリケーションごとのデータフローに関連付けられたデータ及び/又はトラフィックの特性及び/又はパラメータ
○例えば、WTRUは、データが周期的、非周期的、半永続的、準周期的などであるかどうかを含むなど、アプリケーションに関連付けられた第1及び第2のフローの特性に関する情報を送信し得る。
○例えば、WTRUは、アプリケーションごとの1つ以上のフローにおいて予想される(例えば、ADU当たりの)PDUの数に関する情報を送信し得る。(例えば、ADU当たりの)PDUの数に関する情報は、平均値、最小値、最大値、及び/又は標準偏差値のいずれかを含む統計情報を(例えば、更に)含み得る。
○例えば、WTRUは、データレート、レイテンシ(例えば、PDB)、信頼性(例えば、PER)、絶対優先度値及び/又は相対優先度値などのいずれかを含むなど、アプリケーションに関連付けられた1つ以上のフローのQoS要件を送信し得る。
【0097】
例えば、WTRUは、以下のいずれか(例えば、それらの任意の組み合わせに基づいて、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられた複数のデータフローに関連付けられた情報をネットワークに送信し得る。
-接続及び/又はセッション確立及び/又は(再)構成(例えば、手順)の間
○例えば、RRC接続、PDUセッション、アプリケーションセッション確立、及び/又は(再)構成手順のいずれかの間。
-アプリケーションごとにデータフローを変更及び/又は更新するとき
○例えば、新しいフローを追加するとき、及び/又はアプリケーションに関連付けられた既存のフローを解放するとき。
-上位レイヤ及び/又はアプリケーション情報を受信するとき
○例えば、サポートされるデータタイプ、トラフィック特性、及び/又はQoS要件などの変更のいずれかを示す指示を(例えば、WTRU及び/又はネットワークにおいてホストされるアプリケーション機能から)受信するとき。
-測定値及び動きの変化を検出するとき
○例えば、(1つ以上のデータフローに関連付けられ得る)信号、チャネル、無線リンク、キャリアなどのいずれかのRSRP、RSRQ、RSSI測定値のいずれかが、閾値を上回る及び/又は下回るとき。
○例えば、姿勢及び/又は測位測定値(例えば、6DoFにおける位置情報及び/又は姿勢)が姿勢閾値を上回る及び/又は下回るとき。
-時間及び/又はタイミング属性の変化を検出するとき
○例えば、WTRUは、周期的に、又は支援情報の送信に関連付けられた時間期間(例えば、タイマ)が設定され、かつ/若しくは経過する(例えば、満了する)ときに、情報を送信し得る。
【0098】
例えば、WTRUは、ASレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング及び/若しくはメッセージ、MAC CE及び/若しくはDCIのいずれか)又は非AS(Non-AS、NAS)レイヤシグナリング(例えば、PDUセッション関連メッセージ)を介して、支援情報など、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられた複数のデータフローに関連付けられた情報をネットワークに送信し得る。
【0099】
複数のフローの同期送信を保証するための構成情報の受信
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU(例えば、XR WTRU)は、構成情報としてネットワークからWTRUによって受信され得る1つ以上のパラメータ、閾値、及び/又はトリガ条件に基づくなどして、1つ以上の(例えば、関連付けられた)データフロー内のPDUの送信を実行し得る。
【0100】
例えば、WTRUによって受信される構成情報は、以下のパラメータのいずれか(例えば、いずれかの組み合わせ)を含み得る。
-予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、WTRUは、PDUが第1のPDU、又は先行するPDU(例えば、第1のPDU)を受信した後の任意の後続のPDUであり得る場合などに、データフロー内のPDUを受信するための予想時間に関連付けられた(例えば、対応する)1つ以上のETA閾値を受信し得る。
○例えば、第1及び第2のデータフローがアプリケーションに関連付けられている場合などに、ETA閾値は、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信した後に第2のデータフロー内の第1のPDUを受信するための予想時間に関連付けられ得る。一実施例では、ETA閾値は、持続時間又は時間値に関連付けられ得る。WTRUは、第1のフロー内の第1のPDUを受信するときの時間インスタンスにおいてタイマを開始し、ETA閾値に対応する時間インスタンスにおいてタイマが満了するとき、及び/又は第2のフロー内の第1のPDUを受信するとき(例えば、第1及び第2のフローが同じアプリケーションに関連付けられている)、タイマを停止し得る。WTRUは、第1のフロー内の(例えば、第1の)PDUを受信することと、第1のフロー内の(例えば、第1の)PDUを受信することと、の間の経過時間を決定し得る。
-予想データレート(Expected data rate、EDR)閾値
○例えば、WTRUは、データフロー内のPDU(例えば、先行するPDUを受信した後の第1のPDU又は後続のPDU)を受信するために予想されるデータレートに関連付けられた1つ以上の予想データレート閾値(EDR)値を受信し得る。データレートは、以下の単位のいずれかに対応し得る。毎秒PDU、毎秒フレーム、及び/又は毎秒ビットなど。別の実施例では、EDR閾値は、第1のデータレート値を有する第1のデータフロー内のPDUを受信した後に、第2の関連付けられたデータフロー内のPDUについて予想されるデータレートに関連付けられ得る。
-予想信頼性閾値
○例えば、WTRUは、データフロー内のPDU(例えば、先行するPDUを受信した後の第1のPDU又は後続のPDU)を受信するために予想される信頼性に関連付けられた1つ以上の予想信頼性閾値(EER)値を受信し得る。信頼性の値は、以下の単位のいずれかに対応し得る。パケット誤り率、フレーム誤り率、及び/又は誤りの確率など。別の実施例では、EER閾値は、第1の信頼性値を有する第1のデータフロー内の1つ以上のPDUを受信した後に、第2の関連付けられたデータフロー内の1つ以上のPDUについて予想される信頼性に関連付けられ得る。
-転送構成パラメータ
○例えば、転送構成の一部として、WTRUは、アプリケーションに関連付けられたフローチャネル(例えば、無線ベアラ及び/又はLCH)に関連付けられた(例えば、対応する)1つ以上のデフォルト及び/又は基準優先度値を受信し得る。例えば、第1のフローチャネルは、第1の優先度値に関連付けられ得、及び/又は第2のフローチャネルは、第2の優先度値に対応し得る。第1及び第2のフローチャネルは、同じアプリケーションに関連付けられ得、第1及び第2のデフォルト優先度値は、例えば、送信中に第1及び第2のフローチャネル内のPDUについてのデフォルトQoS性能(例えば、デフォルトレイテンシ及び/又はデフォルトデータレート)を達成するように意図され得る。
○例えば、WTRUは、例えば、データ送信を実行するときにWTRUによって使用され得る代替パラメータ及び/又は閾値を含む、1つ以上の代替構成(例えば、非デフォルト構成)のセットを(例えば、更に)受信し得る。一実施例では、代替構成は、WTRUがデータ送信を実行するときに使用することを許可され得る、フローチャネルに関連付けられた1つ以上の優先度値を含み得る。例えば、WTRUは、第1のデータフローに関連付けられた第1のLCHを使用するときに第1及び/若しくは第2の優先度値からなる代替構成を使用することを許可され得、並びに/又は第2のデータフローに関連付けられた第2のLCHを使用するときに第3及び/若しくは第4の優先度値からなる代替構成を使用することを許可され得る(例えば、第1及び第2のデータフローはアプリケーションに関連付けられている)。
○例えば、WTRUは、WTRUがデフォルト及び/又は代替構成をいつ及び/又はどのように使用し得るかを示す基準を(例えば、更に)受信し得る。例えば、基準は、第1及び/若しくは第2のデータフロー内のPDUが第1の予想閾値(例えば、ETA閾値)内で受信されるときにデフォルト構成を使用すること、並びに/又は第1及び/若しくは第2のデータフロー内のPDUが第1の予想閾値(例えば、ETA閾値)の後で受信されるときに代替構成を使用することを示し得る。
【0101】
例えば、WTRUは、ASレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング及び/若しくはメッセージ、MAC CE及び/若しくはDCIのいずれか)又は非AS(NAS)レイヤシグナリング(例えば、PDUセッション関連メッセージ)を介して、異なる関連付けられたデータフロー内のPDUの送信を実行することに関連付けられた構成情報(例えば、デフォルト及び/又は代替構成)を受信し得る。
【0102】
同期時間ウィンドウ内での異なる関連付けられたフロー内のPDUの送信
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、PDUが同期時間ウィンドウ内で送信及び/又は受信され得るように、1つ以上のETA閾値、及び/又は異なるフロー内のPDUが(例えば、フローIDを使用して)互いの間でどのように関連付けられ得るかに関する情報に基づいて、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられた異なるデータフロー内のPDUの送信を実行し得る。
【0103】
例えば、WTRUは、以下のパラメータのいずれか(例えば、それらの任意の組み合わせを含む構成情報をネットワークから受信し得る。
-第1の予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、第1のETA閾値は、第1のフロー及び/又は第2のフロー内の1つ以上のPDUを受信するために予想される第1の持続時間(例えば、通常の持続時間又はデフォルトの持続時間)に関連付けられ得る。
-第2の予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、第2のETA閾値は、第1のフロー及び/又は第2のフロー内のより多くのPDUのうちの1つを受信するために予期される第2の持続時間(例えば、遅延したPDUを早めるために使用されるような、通常の持続時間を超える、及び/又は通常の持続時間よりも長い)に関連付けられ得る。
-異なる優先度値を有する1つ以上の転送構成(例えば、LCH及び/又は無線ベアラ)、例えば、少なくとも1つの転送構成が第1のデータフローに関連付けられ得、第2の転送構成が第2のデータフローに関連付けられ得、第1及び第2のデータフローが同じアプリケーション及び/又はサービスに関連付けられ得る。
○例えば、第1及び/又は第2の転送構成は、デフォルト優先度値及び/又は代替優先度値に関連付けられ得る。
-第1のフロー及び第2のフロー内のPDUにおいて検出する識別子及び他のパラメータ(例えば、タイムスタンプ及び/又はシーケンス番号)
○例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、フローが同じアプリケーション及び/又はサービスに関連付けられているときに、同じ又は同様の識別子及び/又はIDを(例えば、パケットヘッダ内で)搬送し得る。
○例えば、WTRUは、PDUに関連付けられたタイミング情報(例えば、到着時間、パケット作成時間、出発時間、及び/又はPDUを送信するための残り時間)を決定するために、タイムスタンプ情報及び/又は(例えば、パケットヘッダ内の)シーケンス番号を使用し得る。
【0104】
ある特定の代表的な実施形態では、構成情報を受信した後、WTRU(例えば、XR WTRU)は、関連付けられたデバイス及び/又は機能から(例えば、サイドリンクを介して、並びに/又はWTRUと共同配置された機能及び/若しくはエンティティを介して)第1のデータフロー内の第1のPDUを受信し得る。例えば、WTRUは、PDUヘッダにおいて検出可能な識別子及び/又はIDに基づいて、第1のフロー内の第1のPDUが、WTRUによってサポートされるアプリケーション及び/又はサービス(例えば、XRアプリケーション)に属し得ることを特定し得る。例えば、第1のPDUは、SDAPレイヤにおいて、又は第1のLCHに関連付けられたバッファにおいて、WTRUによって受信され得る。一実施例として、WTRUは、ULにおいてPDUをgNBに送信するときなど、デフォルト転送構成(例えば、第1のLCHに関連付けられたデフォルト優先度値)を使用して、(例えば、第1のLCHを介して)第1のデータフロー内の第1のPDUを送信し得る。
【0105】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信した後に第1のタイマを開始し得る。例えば、第1のタイマは、第1のETA閾値までの持続時間(例えば、スパン)の間動作し得る。ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信した後に第2のタイマを開始し得る。例えば、第2のタイマは、第2のETA閾値までの持続時間(例えば、スパン)の間動作し得る。一実施例では、WTRUは、第1及び第2のタイマを同時に開始し得、WTRUは、タイマをそれらのそれぞれのETA閾値までの持続時間の間動作させ得る。別の実施例では、WTRUは、タイマを順次開始及び/又は停止し得る。第2のタイマは、(例えば、第1のETA閾値の)第1のタイマの満了後に開始され得、及び/又は、第2のタイマは、第2のETA閾値までの持続時間の間動作させられ得る。
【0106】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信することに関連付けられた第1の持続時間を有し得る(例えば、第1の持続時間で構成され得る)。例えば、第1の持続時間は、第1のETA閾値に対応し得る。ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信することに関連付けられた第2の持続時間を有し得る(例えば、第2の持続時間で構成され得る)。例えば、第2のタイマは、第2のETA閾値に対応し得る。一実施例では、WTRUは、第1及び第2の持続時間の開始を同時に決定し得、かつWTRUは、第1の持続時間及び/又は第2の持続時間が経過したかどうかを決定し得る。別の実施例では、WTRUは、第1及び第2の持続時間の開始を順次決定し得、かつ/又はWTRUは、第1の持続時間及び/又は第2の持続時間が順次経過したかどうかを決定し得る。第2の持続時間は、第1の持続時間が経過した後に(例えば、第1のETA閾値が経過した後に)開始し得、及び/又は第2の持続時間は、第2のETA閾値を使用して経過したと決定され得る。第1の持続時間は、第1のETA閾値を使用して経過したと決定され得る。
【0107】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、(例えば、第1のデータフロー内の第1のPDUに関連付けられた)第2のデータフロー内の第1のPDUがWTRUによっていつ受信され得るかに応じて、以下のアクションのいずれか(例えば、以下のアクションの任意の組み合わせ)をとり得る。
-例えば、第2のフロー内の第1のPDUが、第1のETA閾値の前に(例えば、第1のタイマの満了又は第1のETA閾値の経過の前に)WTRUによって受信されるとき、WTRUは、
○ULにおいてPDUをgNBに送信するときなどに、第2のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して(例えば、第2のLCHに関連付けられたデフォルト優先度値を使用して)第2のフロー内の第1のPDUを送信し得る。
-例えば、第2のフロー内の第1のPDUが、第1のETA閾値の後に(例えば、第1のタイマの満了又は第1のETA閾値の経過の後に)、及び/又は第2のETA閾値の終了前に(例えば、第2のタイマの満了又は第2のETA閾値の経過の前に)WTRUによって受信されるとき、WTRUは、以下のうちの1つ以上を実行し得る。
○第1のフローの第1のPDUが受信されたときの時間インスタンスと、第2のフローの第1のPDUが受信されたときの時間インスタンスと、第1のETA閾値と、に基づいて、第2のフローの第1のPDUに割り当てる優先度を決定する。例えば、WTRUは、タイムスタンプ情報に基づいて、第1及び/又は第2のフロー内の第1のPDUが受信される時間インスタンスを決定し得る。
○第1のフロー内のPDUの受信時間(例えば、「t1」における)、及び第2のフローのPDUの受信時間(例えば、「t2」における)に基づいて、第2のフローの第1のPDUに割り当てる優先度を決定する。例えば、優先度は、第1及び第2のフロー内のPDU間の時間差が第1のETA閾値以下であるように割り当てられ得る。
○第1のフローの第1のPDUの受信と第2のフローの第1のPDUの受信との間の時間差を決定する。WTRUは、遅延したPDU(例えば、ETA閾値が経過した後に受信されたPDU)がデフォルト優先度値を使用するよりも速くULにおいて送信されることを可能にし得る補償レイテンシ値を決定することによって、遅延したPDUに対してより高い優先度を使用し得る。
○時間差から第1のETA閾値を減算することによって補償レイテンシ値を決定する(例えば、計算する)(例えば、t2-t1-第1のETA閾値)。例えば、PDUに割り当てる優先度は、計算された補償レイテンシ値と割り当てる優先度との間のマッピング関係に基づいて決定され得る。例えば、補償レイテンシと優先度との間のマッピング関係は、構成情報(例えば、その一部)としてWTRUによって受信され得る。
○例えば、WTRUは、異なる優先度値に関連付けられ得る1つ以上の転送構成で、及び/又は少なくとも、第2のフロー内のPDUについてのレイテンシを補償するために決定された優先度値に一致する優先度値を有する転送構成で事前構成され得る。転送構成は、一致する優先度値を用いて選択され得る。例えば、WTRUは、選択された転送構成を使用して、ULにおける第2のフロー内の第1のPDUをgNBに送信し得る。
○例えば、WTRUは、第2のフロー内のPDUについてのレイテンシを補償するための決定された優先度値に一致する優先度値に関連付けられ得る少なくともアクティブな転送構成(例えば、事前構成及び/又はアクティブ化された)で構成されなくてもよく、かつ/又は、そのアクティブな転送構成を決定することができなくてもよく、あるいは一致する優先度を有する転送構成が(例えば、転送構成又はLCHにおいてバッファされたPDUの数が閾値よりも大きい、より高い負荷状態に起因して)利用可能でないと決定されてもよく、WTRUは、決定された優先度値を有する転送構成を構成及び/又はアクティブ化するように要求するための指示をネットワークに送信し得る。例えば、WTRUは、転送構成に割り当てる決定された優先度値の指示を送信し得る。
○選択された転送構成の構成及び/又はアクティブ化を示す指示をネットワークから受信した後、WTRUは、ULにおいてPDUを送信するときなどに、構成された及び/又はアクティブ化された転送構成を使用して、第2のフロー内の第1のPDUを送信し得る。
-例えば、第2のフロー内の第1のPDUが、第2のETA閾値の後に(例えば、第2のタイマの満了又は第2のETA閾値の経過の後に)WTRUによって受信されるとき、WTRUは、以下のうちの1つ以上を実行し得る。
○例えば、第2のETA閾値の後の第2のフロー内のPDUの受信(例えば、受信時間が第2のタイマを超えた)を示す指示をgNBに(例えば、ASレイヤシグナリング、MAC CE、UCIにおいて)送信する。
○指示された優先度値を有する利用可能及び/又はアクティブ化された転送構成(例えば、LCH)を使用して、第2のフロー内のPDUを送信する指示を(例えば、gNBから)受信した後、ULにおいてPDUを送信するときなどに、指示された優先度値を有する転送構成を使用して、第2のフロー内の第1のPDUを送信する。
○ベストエフォート転送構成(例えば、LCH)を使用して、第2のフロー内のPDUを送信する指示を(例えば、gNBから)受信した後、WTRUは、ULにおいてPDUを送信するときなどに、最高優先度値及び/又はベストエフォート優先度値を有する利用可能な転送構成を使用して、第2のフロー内の第1のPDUを送信し得る。
○第2のフロー内のPDUをドロップする指示を(例えば、gNBから)受信した後、PDUをドロップし、及び/又はULにおいてPDUを送信しなくてもよい。
【0108】
同期時間ウィンドウ内での異なる関連付けられたフロー内の関連関連付けられたPDUのグループの送信
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、構成情報、異なるフロー内のADUの関連付け情報、及び/又はPDUの受信時間(例えば、到着時間インスタンス)の監視、に基づいて、異なる関連付けられたデータフロー内の(例えば、ADUに関連付けられた)1つ以上の関連付けられたPDUの送信を実行し得る。例えば、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられ得る第1及び第2のフロー内のPDUを送信するとき、WTRUは、第1のフロー内のADUに関連付けられた最後のPDU及び第2のフロー内のADUに関連付けられた最後のPDUを送信するための送信時間差が同期時間ウィンドウ(例えば、フロー間レイテンシ限界)以下であることを保証し得る。例えば、同期時間ウィンドウは、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられ得る。
【0109】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、ネットワークから構成情報を受信し得、構成情報は、以下のいずれか(例えば、以下の任意の組み合わせ)を含み得る。
-第1の予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、第1のETA閾値は、第1及び第2のフロー内の(例えば、1つ以上のADUに関連付けられた)1つ以上のPDUを受信するために予想される第1の持続時間(例えば、通常の持続時間又はデフォルトの持続時間)に関連付けられ得る。
-第2の予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、第2のETA閾値は、第1のフロー内の(例えば、1つ以上のADUに関連付けられた)1つ以上のPDUを受信するために予想される第2の持続時間(例えば、遅延したPDUを早めるためなど、通常の持続時間を超える、及び/又は通常の持続時間よりも長い)に関連付けられ得る。
○例えば、第2のETA閾値は、第2のフロー内の(例えば、1つ以上のADUに関連付けられた)1つ以上のPDUを受信するために予想される第1の持続時間(例えば、通常の持続時間又はデフォルトの持続時間)に関連付けられ得る。
○例えば、第2のETA閾値は、通常及び/又はデフォルト転送構成及び/又は代替転送構成(例えば、迅速な送信及び/又は配信のための)を使用して、第1及び第2のフロー内のPDUを送信するかどうかを決定するために使用され得る。
-第3の予想到着時間(ETA)閾値
○例えば、第3のETA閾値は、第1のフロー及び/又は第2のフロー内の(例えば、1つ以上のADUに関連付けられた)1つ以上のPDUを受信するために予想される第2及び/又は第3の持続時間(例えば、遅延したPDUを早めるため、及び/又はPDUをドロップするかベストエフォート構成でPDUを送信するかを決定するためなど、通常の持続時間を超える、及び/又は通常の持続時間よりも長い)に関連付けられ得る。
-第1のフロー及び第2のフロー内の予想されるADU当たりのPDUの数
○例えば、第1及び第2のフローは、アプリケーション及び/又はサービスに関連付けられ得る。
○例えば、第1のフローは、ADU当たりN個のPDUを有し得、第2のフローは、ADU当たりM個のPDUを有し得る(例えば、ここで、N及びMは、異なる整数値であり得る)。
-異なる優先度値を有する1つ以上の転送構成(例えば、LCH及び/又は無線ベアラ)
○例えば、少なくとも1つの転送構成が第1のデータフローに関連付けられ得、第2の転送構成が第2のデータフローに関連付けられ得る。例えば、第1及び第2の転送構成は、デフォルト優先度値及び/又は代替優先度値に関連付けられ得る。
-第1のフロー及び第2のフロー内のPDUにおいて検出する識別子及び/又は他のパラメータ
○例えば、タイムスタンプ及び/又はシーケンス番号を示す情報が、PDUにおいて検出され得る。
○例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、フローが同じアプリケーション及び/又はサービスに関連付けられているときなど、同じ又は同様の識別子及び/又はIDを(例えば、パケットヘッダ内で)搬送し得る。
○例えば、第1及び第2のフロー内のPDUは、それぞれのフロー内のADUとの関連付けを示す識別子及び/又はIDを(例えば、パケットヘッダ内で)搬送し得る。一実施例として、ADUに関連付けられた1つ以上のPDUは、ADUに関する情報(例えば、ADU ID及び/又はADUのデータタイプ)を搬送し得る。
○例えば、WTRUは、PDU及び/又はADUに関連付けられたタイミング情報(例えば、到着時間、パケット作成時間、出発時間、及び/又はPDUを送信するための残り時間)を決定するために、(例えば、パケットヘッダ内の)タイムスタンプ情報を使用し得る。
○例えば、WTRUは、PDUがADUに関連付けられた第1、第2、又は第NのPDUであるかどうかを決定するために、(例えば、パケット及び/又はPDUヘッダ内の)シーケンス番号及び/又はADU情報(例えば、ADU ID)を使用し得る。
【0110】
ある特定の代表的な実施形態では、構成情報を受信した後、WTRUは、第1のデータフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUを、関連付けられたデバイス及び/又は機能から受信し得る。例えば、WTRUは、PDUヘッダにおいて検出可能な識別子及び/又はID及び/又はシーケンス番号に基づいて、第1のフロー内の1つ以上のPDUが、WTRU及び/又はADUによってサポートされるアプリケーション及び/又はサービス(例えば、XRアプリケーション)に属し得ることを特定し得る。第1のPDUは、例えば、SDAPレイヤにおいて、又は第1のLCHに関連付けられたバッファにおいて、WTRUによって受信され得る。WTRUは、ULにおいてPDUをgNBに送信するときなどに、デフォルト転送構成(例えば、第1のLCHに関連付けられたデフォルト優先度値)を使用して、第1のデータフロー(例えば、第1のLCH)内の1つ以上のPDUを送信し得る。
【0111】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内のADUに関連付けられた第1のPDUを受信した後に第1のタイマを開始し得る。例えば、タイマは、第1のETA閾値までの持続時間の間動作し得る。WTRUは、(例えば、PDU内のシーケンス番号に基づいて)第1のフロー内のADUに関連付けられたPDUの数を決定し得、これは、第1のETA閾値の終了の前に(例えば、第1のタイマの満了の前に)受信され得る。WTRUは、第1のETA閾値の終了の前に第2のフロー内の受信された、別のADUに関連付けられたPDUの数を(例えば、更に)決定し得る。
【0112】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内のADUに関連付けられた第1のPDUの受信に第1の持続時間を関連付け得る。例えば、第1の持続時間は、第1のETA閾値に対応し得、又は第1のETA閾値に基づき得る。WTRUは、(例えば、PDU内のシーケンス番号に基づいて)第1のフロー内のADUに関連付けられたPDUの数を決定し得、これは、第1の持続時間の経過の前に(例えば、経過時に)受信され得る。WTRUは、第1の持続時間の経過の前に(例えば、経過時に)第2のフローで受信された、別のADUに関連付けられたPDUの数を(例えば、更に)決定し得る。
【0113】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第1のデータフロー内の第1のPDUを受信した後に、第2のタイマ及び/又は第3のタイマを開始し得る。例えば、第2及び/又は第3のタイマは、(例えば、それぞれ)第2のETA閾値及び/又は第3のETA閾値までの持続時間の間動作し得る。一実施例では、WTRUは、第1、第2、及び第3のタイマを同時に開始し得、WTRUは、タイマに、それらのそれぞれのETA閾値までの持続時間の間実行させ得る。別の実施例では、WTRUは、タイマを順次開始し得、第2のタイマは、第1のタイマの満了の後に(例えば、第1のETA閾値において)開始し得、及び/又は第3のタイマは、第2のタイマの満了の後に(例えば、第2のETA閾値において)開始し得る。例えば、WTRUは、第2のタイマ及び/又は第3のタイマに、それらのそれぞれのETA閾値(例えば、第2及び第3の閾値)までの持続時間の間動作させ得る。
【0114】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、第2のタイマ及び/又は第3のタイマを、第1のデータフロー内の第1のPDUの受信に関連付け得る。例えば、第2の持続時間は、第2のETA閾値に対応し得るか、又は第2のETA閾値に基づき得る。例えば、第3の持続時間は、第3のETA閾値に対応し得るか、又は第3のETA閾値に基づき得る。一実施例では、第1、第2、及び/又は第3の持続時間は、同じ開始時間に対応し得る。第1、第2、及び/又は第3の持続時間の各々は、それらのそれぞれのETA閾値に従って決定され得る。別の実施例では、第1、第2、及び/又は第3の持続時間は、第2の持続時間が第1の持続時間の経過の後(例えば、基準時間又はPDU受信時間から第1のETA閾値時間の後)に開始され得る場合、及び/又は第3の持続時間が第2の持続時間の経過の後(例えば、基準時間又はPDU受信時間から第2のETA閾値時間の後)に開始され得る場合など、順次設定され得る。例えば、WTRUは、第2及び/又は第3のETA閾値を使用して、第2及び/又は第3の持続時間を決定し得る。
【0115】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU(例えば、XR WTRU)は、第1のデータフロー内のADUに関連付けられたPDU及び/又は第2のデータフロー内のADUに関連付けられたPDUがいつ受信されるかに応じて、以下のアクションのいずれか(例えば、以下のアクションの任意の組み合わせ)を実行し得る。
-例えば、第1のフロー内のADUに関連付けられた最後のPDU及び/又は第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUが、第1のETA閾値の前に(例えば、第1のタイマの満了の前に、又は第1の持続時間が経過する前に)(例えば、WTRUによって)受信されたとき、
○ULにおいてPDUをgNBに送信するときなど、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられたそれぞれのデフォルト転送構成を使用して(例えば、第1及び/又は第2のLCHに関連付けられたデフォルト優先度値を使用して)、第1のフロー内のADUに関連付けられた最後のPDU及び/又は第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUを送信する。
-例えば、第1のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDU及び/又は第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUが、第1のETA閾値の後に(例えば、第1のタイマの満了の後に、又は第1の持続時間が経過した後に)、及び/又は第2のETA閾値の終了の前に(例えば、第2のタイマの満了の前、又は第2の持続時間が経過する前に)(例えば、WTRUによって)受信されたとき、
○第1のフローの異なるPDU(例えば、そのバッチ)が受信されたときの時間インスタンスに基づいて、第1のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDU(例えば、最後のPDUを含む)に割り当てる優先度を決定する。例えば、第1のフローの異なるPDUは、第1のETA閾値の前及び後に(例えば、第1の持続時間が経過する前及び経過した後に)受信されたPDUのバッチを含み得る。例えば、WTRUは、タイムスタンプ情報に基づいて、第1のフロー内のPDUが受信される時間インスタンスを決定し得る。
○第1のフロー内の第1のバッチ内のPDU(例えば、第1のETA閾値に関連付けられた持続時間が経過する前に受信されたPDU)の受信時間と、第1のフロー内の第2のバッチ内のPDU(例えば、第1のETA閾値に関連付けられた持続時間が経過した後に受信されたPDU)の受信時間と、に基づいて、第1のETA閾値の後に受信された第1のフローの1つ以上のPDU(例えば、最後を含む)に割り当てる優先度を決定する。例えば、優先度は、第1のフロー内の第1のバッチ内の最後のPDU(例えば、「t1」における)と第2のバッチ内の最後のPDU(例えば、「t2」における)との間の時間差が第1のETA閾値以下であるように決定及び/又は割り当てられ得る。例えば、WTRUは、遅延したPDUがデフォルト優先度値を使用するよりも速くULで送信されることを可能にし得る補償レイテンシ値を決定することによって、任意の遅延したPDU(例えば、ETA閾値に関連付けられた持続時間が経過した後に受信されたPDU)に対してより高い優先度を使用し得る。
○時間差から第1のETA閾値を減算することなどによって、補償レイテンシ値を計算する(例えば、t2-t1-第1のETA閾値)。例えば、第2のバッチ内のPDUに割り当てる優先度は、計算された補償レイテンシ値と割り当てる優先度との間のマッピング関係に基づいて決定され得る。例えば、補償レイテンシと優先度との間のマッピング関係は、構成情報(例えば、その一部)としてWTRUによって受信され得る。
○ULにおいてPDUをgNBに送信するときなど、第2のフローに関連付けられたデフォルト転送構成を使用して(例えば、第2のLCHに関連付けられたデフォルト優先度値を使用して)、第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUを送信する。
○WTRUが、異なる優先度値に関連付けられ得る1つ以上の転送構成で、かつ/又は少なくとも、第1のフロー内の第2のバッチ内のPDUのレイテンシを補償するために決定された優先度値に一致する優先度値を有する転送構成で、事前構成されている場合、一致する優先度値を有する転送構成を選択する。例えば、WTRUは、選択された転送構成を使用して、ULにおける内の第1のフロー内の(例えば、第2のバッチ内の)PDUをgNBに送信し得る。
○WTRUが、第1のフロー内の第2のバッチ内のPDUのレイテンシを補償するための決定された優先度値に一致する優先度値に関連付けられ得る少なくともアクティブな転送構成(例えば、事前構成及び/又はアクティブ化された)を発見及び/又は決定することができない場合、又は一致する優先度を有する転送構成が利用可能でないと決定され得る場合、決定された優先度値を有する転送構成を構成及び/又はアクティブ化するよう要求するための指示をネットワークに送信する。例えば、WTRUは、指示において転送構成に割り当てる決定された優先度値を送信し得る。
○選択された転送構成の構成及び/又はアクティブ化を示す情報をネットワークから受信した後、ULにおいてPDUをgNBに送信するときなど、構成された/アクティブ化された転送構成を使用して、第1のフロー内の第2のバッチ内のPDUを送信する。
-例えば、第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDUが、第2のETA閾値の後に(例えば、第2のタイマの満了の後に、又は第2の持続時間が経過した後に)、及び/又は第3のETA閾値の終了の前に(例えば、第3のタイマの満了の前に、又は第3の持続時間が経過する前に)、WTRUによって受信されたとき、
○第2のフローのPDUの異なるバッチが受信される時間インスタンスに基づいて、第2のフロー内のADUに関連付けられた1つ以上のPDU(例えば、最後のPDUを含む)に割り当てる優先度を決定する。例えば、異なるバッチは、第1及び/又は第2のETA閾値の前及び後に(例えば、持続時間が経過する前及び経過した後に)受信され得る。例えば、WTRUは、タイムスタンプ情報に基づいて、第2のフロー内のPDUが受信される時間インスタンスを決定し得る。
○第2のフロー内の第1のバッチ内のPDU(例えば、第1及び/若しくは第2のETA閾値の前に、又は第1及び/若しくは第2の持続時間が経過する前に受信されたPDU)の受信時間に基づいて、かつ第2のフロー内の第2のバッチ内のPDU(例えば、第2のETA閾値の後に、又は第2の持続時間が経過した後に受信されたPDU)の受信時間に基づいて、第2のETA閾値の後に(例えば、第2の持続時間が経過した後に)受信された第2のフローの1つ以上のPDU(例えば、最後のPDUを含む)に割り当てる優先度を決定する。例えば、優先度は、第2のフロー内の第1のバッチ内の最後のPDU(例えば、「t1」における)と第2のバッチ内の最後のPDU(例えば、「t2」における)との間の時間差が第2のETA閾値以下であるように決定され得る。
○時間差から第1のETA閾値を減算することなどによって、補償レイテンシ値を計算する(例えば、t2-t1-第1のETA閾値)。例えば、WTRUは、計算された補償レイテンシ値と割り当てる優先度との間のマッピング関係に基づいて、第2のバッチ内のPDUに割り当てる優先度を決定し得る。
○WTRUが、異なる優先度値に関連付けられ得る1つ以上の転送構成で、かつ/又は少なくとも、第2のフロー内の第2のバッチ内のPDUのレイテンシを補償するために決定された優先度値に一致する優先度値を有する転送構成で、事前構成され得る場合、一致する優先度値を有する転送構成を選択する。例えば、WTRUは、gNBへのULなどにおいて、選択された転送構成を使用して、第2のフロー内の第2のバッチ内のPDUを送信し得る。
○WTRUが、第2のフロー内の第2のバッチ内のPDUのレイテンシを補償するための決定された優先度値に一致する優先度値に関連付けられ得る少なくともアクティブな転送構成(例えば、事前構成及び/又はアクティブ化された)を発見及び/又は決定できない場合、又は一致する優先度を有する転送構成が利用可能でないと決定され得る場合、決定された優先度値を有する転送構成を構成及び/又はアクティブ化するように要求することを示す情報をネットワークに送信する。例えば、WTRUは、例えば、転送構成に割り当てる決定された優先度値を指示において送信し得る。
○選択された転送構成の構成及び/又はアクティブ化を示す指示をネットワークから受信した後、ULにおいてPDUを送信するときなどに、構成及び/又はアクティブ化された転送構成を使用して、第2のフロー内の第2のバッチ内のPDUを送信する。
-第1のフロー内の1つ以上のPDUが、第2のETA閾値の後に(例えば、第2のタイマの満了の後に、又は第2の持続時間が経過した後に)WTRUによって受信され、かつ/又は第2のフロー内の1つ以上のPDUが、第3のETA閾値の後に(例えば、第3のタイマの満了の後に、又は第3の持続時間が満了した後に)WTRUによって受信されたとき、
○第2及び/又は第3のETA閾値の後に(例えば、受信時間が第2及び若しくは第3のタイマを超えた後に、又は受信時間が第2及び/若しくは第3の持続時間が経過した後に)第1のフロー及び/又は第2のフロー内のPDUの受信を示す情報をgNBに(例えば、ASレイヤシグナリング、MAC CE、及び/又はUCIにおいて)送信する。
○指示された優先度値を有する利用可能及び/又はアクティブ化された転送構成(例えば、LCH)を使用して、第1及び/又は第2のフロー内のPDUを送信することを示す指示が(例えば、gNBから)受信される場合、ULにおいてPDUを送信するときなど、それぞれの指示された優先度値を有する転送構成を使用して、第1のフロー及び/又は第2のフロー内のPDUを送信する。
○ベストエフォート転送構成(例えば、LCH)を使用して、第1のフロー及び/又は第2のフロー内のPDUを送信することを示す指示が(例えば、gNBから)受信される場合、WTRUは、ULにおいてPDUを送信するときに、最高優先度値及び/又はベストエフォート優先度値を有する利用可能な転送構成を使用して、第1のフロー及び/又は第2のフロー内のPDUを送信し得る。
○第1のフロー及び/又は第2のフロー内のPDUをドロップすることを示す指示が(例えば、gNBから)受信される場合、PDUをドロップし、及び/又はULなどにおいてPDUをgNBに送信しない。
【0116】
複数のフロー間の関連付けに基づくQoS要件の充足
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、複数のデータフロー(例えば、第1及び第2のフロー)に関して実行する1つ以上のアクションを決定し得る。例えば、(例えば、WTRUによって構成及び/又は検出され得るトラフィック特性に関する指示に基づいて)1つ以上のUL及び/又はDLデータフローの間の関連付けを決定すると、WTRUは、(例えば、UL及び/又はDLデータフローに関連付けられた)QoS要件を満たすために1つ以上のアクションを実行し得る。
【0117】
例えば、WTRUは、(例えば、調整された方法で)転送及び/又は配信する、異なるデータフローからの1つ以上のPDU(例えば、PDUセット及び/又はADU)のための関連付けを決定し得る。同期時間ウィンドウ、レイテンシ、及び/又はデータレートのいずれかなど、1つ以上の(例えば、共同)QoS要件は、共通であり得、(例えば、異なるデータフローの間の)1つ以上の関連付けられたフローに適用可能であり得、満たされ得る。一実施例では、複数のフロー間の決定された関連付けに基づいてWTRUによって実行されるアクションのいずれも、送信及び/又は受信の間にデータフロー内のデータの同期を保証することに対応し得る。例えば、WTURによって実行され得るアクションのいずれかは、異なるデータフローにおいてデータを転送及び/若しくは配信するために使用されるリソース(例えば、転送)構成を選択及び/若しくは変更すること、異なるデータフローにおいてデータを転送及び/若しくは配信するために使用される転送構成パラメータを選択及び/若しくは変更すること、並びに/又は選択及び/若しくは変更された転送構成及び/若しくは転送構成パラメータを示す情報を(例えば、ネットワーク及び/又は上位レイヤに)送信すること、のいずれかを含み得る。
【0118】
ある特定の代表的な実施形態では、異なるデータフロー間の関連付けは、WTRUによって検出され得る。WTRUは、アプリケーションレイヤ、NASレイヤなどの異なるレイヤにおいて、及び/又はアクセス層レイヤ(例えば、無線ベアラ、SDAP、PDCP、MAC、PHY)のいずれかにおいて、異なるデータフロー間の関連付けを検出し得る。例えば、(例えば、2つのフローのPDUにおける共通のIDを示す上位レイヤ/アプリケーションからの指示の受信に基づいて)フロー間の関連付けがSDAPレイヤにおいて検出されたときに、WTRUは、第1のフロー内のPDUを転送するときに特定のトラフィック及び/又はQoS関連イベント(例えば、レイテンシが閾値を超えて増加する)を検出したときなどに、(例えば、MACレイヤにおいて構成されたパラメータのセットを選択することによって)第2のフロー内のPDUを転送するための特定のアクションを実行し得る。
【0119】
別の実施例として、データフロー間の関連付けは、時間ドメイン(例えば、関連付けは、時間ウィンドウ及び/又は持続時間にわたって適用可能であり得る)、周波数ドメイン(例えば、関連付けは、送信及び/又は受信がチャネル、キャリア、リンク、及び/又は周波数リソースのセットにわたって実行されるときに適用可能であり得る)、及び/又は空間ドメイン(例えば、データフローがそこから発生し得る、若しくは意図され得る/宛てられ得る共通のロケーション及び/若しくはエリア、並びに/又はフローを送信及び/若しくは受信するために使用されるビームの共通のセット)、を含む異なる次元及び/又はドメインの組み合わせにおいて変化し得、かつ/又は決定され得る。WTRUは、異なる次元及び/又はドメインにおけるデータフロー間の関連付けに対する任意の変更を決定するときに、特定のアクションを実行し得る。UL及び/又はDLにおける1つ以上のデータフロー間の関連付けを決定するために、任意の指示及び/又はトリガがWTRUにおいて構成され得、及び/又は関連付けられたフローの協調送信/受信を保証するための対応するアクションは、以下のいずれかを含み得る。
-達成可能な及び/又は予想されるQoSの変化
○例えば、WTRUは、1つ以上のフローが関連付けられ得るかどうか、並びに/又は関連付けられたフローのいずれかにおいて、達成可能な及び/若しくは予想されるQoS関連測定値の特定の変化(例えば、レイテンシ及び/若しくはデータレートが閾値を上回って増加する、並びに/又はレイテンシ及び/若しくはデータレートが閾値を下回って減少する)を検出すると、対応するアクションが実行され得るかどうか、を決定し得る。
-チャネル/リンク測定値の変化
○例えば、WTRUは、データフローの送信及び/又は受信の間に使用されるチャネル、リンク、及び/又はビームに関する測定値の特定の変化(例えば、RSRP測定値が閾値を上回って又は下回って増加及び/又は減少する)を検出したときなど、異なる関連付けられたフロー内のデータを送信及び/又は受信するときに、任意のアクションが実行され得るかどうかを決定し得る。例えば、第1のフロー内のデータを送信するために使用される第1のチャネル(例えば、第1のリソースセット及び/又はビームセットに関連付けられたCSI-RS)上で行われた測定における劣化を検出すると、WTRUは、第2のチャネル(例えば、第2のリソースセット及び/又はビームセット)を使用して、第2のフロー内のデータを送信するときに、特定のアクション(例えば、送信をドロップ及び/又は中断)を実行し得る。例えば、WTRUは、第2のチャネルが何らかの劣化を経験している可能性があるかどうかにかかわらず、第2のフロー内のデータを送信するためのアクションを実行し得る。
-ネットワーク及び/又は上位レイヤからの指示を受信すること
○例えば、WTRUは、関連付けられたフローのいずれかにおけるデータのトラフィック転送及び/又は配信に関する任意の変更(例えば、いくつかの変更)を示す1つ以上の指示及び/又は1つ以上の通知を(例えば、ネットワーク及び/又は上位レイヤから)受信すると、任意のアクションが実行され得るかどうかを決定し得る。指示及び/又は通知は、ステータス報告、フィードバック(例えば、HARQ ACK/NACK)、フロー制御指示、誤り率(例えば、PDU又はPDUセットについてのPER)、及び/又は(例えば、QoSの推定及び/又は予測による)不確実性情報のいずれかを含み得る。例えば、1つ以上の指示及び/又は通知は、WTRUによって使用されて、(例えば、共同)QoS要件は、関連付けられたフローに対して満たされ得る。
-タイマ/周期的
○例えば、WTRUは、任意のアクションが実行され得るかどうかを決定するためのタイマ(例えば、持続時間及び/又は周期性)を用いて構成され得る。タイマ(例えば、持続時間及び/又は周期性)は、データフローに関する及び/又は関連付けられている1つ以上のイベント(例えば、第1のフロー内の第1のPDUの受信と第2のフロー内の第1のPDUの受信との間の遅延が閾値よりも大きい(又は小さい))を検出したときに適用され得る。一実施例として、WTRUは、関連付けられたイベントを検出すると、タイマを開始し得(例えば、持続時間及び/又は間隔の開始を決定し得る)、及び/又はタイマの満了の前に(例えば、持続時間及び/若しくは間隔の経過の前に)対応するアクションを決定し得る。別の実施例として、WTRUは、UL及び/又はDLにおける1つ以上のフローの間の関連付けを(例えば、周期的に)決定することに基づいて、アクションが実行され得るかどうかを(例えば、周期的に)決定するように構成され得る。
【0120】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、UL送信及び/又はDL受信の間のデータフロー間の関連付けの決定に基づいて、共同QoS要件が満たされ得ることを保証するためのアクションを実行し得る。例えば、WTRUは、以下のアクションのうちの1つ以上のいずれか(例えば、それらの組み合わせ)を実行し得る。
-関連付けられたフロー内のデータ転送中にQoS補償を実行する。
○例えば、WTRUは、1つ以上のリソース(例えば、転送)構成(例えば、無線ベアラ構成、LCH構成、及び/又は構成されたグラント、BWPなどのリソース構成)で構成され得る。データ送信及び/若しくは受信の間の同期に、並びに/又はフロー間の関連付けに、影響を与える可能性がある任意のイベント(例えば、実際のQoSが予想されるQoSと異なる)を検出すると、WTRUは、1つ以上の関連付けられたフロー内のQoSの変化を補償するために、事前構成された転送構成を選択し得る。
○例えば、第1のフロー内の1つ以上のPDUの遅延した受信及び/又は送信を検出すると、WTRUは、事前構成された転送構成(例えば、より高い周期性及び/又はペイロードサイズを有する新しい構成されたグラント)を選択し得る。WTRUは、関連付けられた第2のフロー及び関連付けられた第1のフロー内のPDUについて被る遅延の間の差の決定に基づいて転送構成を選択し得る(例えば、第1のフロー内のPDUは、遅延の差を低減及び/又は最小化しながら、第2のフロー内のPDUに追いつくように送信され得る)。例えば、WTRUは、(例えば、事前構成された)転送構成をアクティブ化すること、及び/又はQoSを補償するための(例えば、新しい)転送構成を構成すること、を要求する指示をネットワークに送信し得る。
○例えば、第1のフロー内の1つ以上のPDUの遅延した送信を検出すると、WTRUは、(例えば、1つ以上の基準に基づいて)関連付けられた第2のフロー内の1つ以上のPDUの送信を送信及び/又はドロップするかどうかを決定し得る。WTRUは、(例えば、もう1つの基準に基づいて)関連付けられた第2のフロー内のPDUの受信が遅延され得るときに、第1のフロー内のPDUを受信するかどうかを決定し得る。決定(例えば、PDUを送信、受信、ドロップ、及び/又はスキップするかどうか)を行うための基準(例えば、条件)は、フロー間の関連付けの程度(例えば、関連付け値に基づいて完全に又は部分的に関連付けられている)、関連付けられたフロー内のPDUの優先度及び/若しくは重要性、並びに/又は関連付けられたフロー内のPDUについて達成可能なQoS間の差の量を含み得る。例えば、第2のフロー内のPDUの優先度値が閾値よりも大きいとき、WTRUは、第1のフロー内のPDUの送信及び/又は受信の間に遅延を検出したときなどに、PDUを送信及び/又は受信することを決定し得る。例えば、第2のフロー内のPDUの優先度値が閾値未満であるとき、WTRUは、第1のフロー内のPDUが遅延されるとき、第2のフロー内のPDUの送信をドロップすること、及び/又は受信をスキップすることを決定し得る。
-関連付けられたフロー内のQoSを再調整/再整合する、かつ/又は
○例えば、WTRUは、(例えば、データ送信及び/又は受信の間に)1つ以上の他の関連付けられたフローにおいて達成可能なQoSの変化を検出したときに、1つ以上のフローのQoSに適用され得る調整量(例えば、再調整及び/又は再整合)を決定し得る。
○例えば、WTRUが、第1のフロー内のQoS(例えば、データレート及び/又はレイテンシ)のある量(例えば、閾値よりも大きい又は小さい)の増加又は減少を検出すると、WTRUは、フロー間の関連付けに基づくなどして、関連付けられた第2のフローについてのQoSの対応する増加又は減少を決定し得る。第1のフローのQoSがX%だけ減少することを条件として、WTRUは、第2のフローのQoSもX%だけ減少し得ると決定(例えば、推測)し得る。UEは、決定された量に一致するように、QoSを整合させるために及び/又は転送構成パラメータを変更するために、転送構成の変更をネットワークに示すことなどによって、第2のフローにおけるQoSに対する整合及び/又は調整の(例えば、同様の又は対応する)量を決定し得る(例えば、両方のフロー内のQoSが一致するようにQoSを整合させる)。
○例えば、WTRUは、第2のリソース(例えば、第2の構成されたグラント)を使用する関連付けられた第2のフローの周期的データ送信を開始するための(例えば、同様の又は対応する)オフセット量の決定に基づいて、第1のリソース(例えば、第1の構成されたグラント)を使用する第1のフローの周期的データ送信のための(例えば、スロット、ミニスロット、サブフレーム、フレーム、又は他のTTIの)開始時間に対するオフセット量を決定し得る。WTRUは、例えば、第1及び/又は第2の構成されたグラント構成のための決定されたオフセット量を示す指示を(例えば、RRC、MAC CE、及び/又はUCIにおいて)ネットワークに送信し得る。
-関連付けられたフローに関する指示及び/又は情報をネットワークに送信する
○例えば、WTRUは、1つ以上のイベント及び/又はトリガの検出に基づいて、(例えば、RRC、MAC CE、及び/又はUCIにおいて)1つ以上の指示をネットワークに送信し得る。1つ以上のイベント及び/又はトリガは、異なるフローの同期及び/又は関連付けに関連付けられ得る(例えば、それを保証する)。1つ以上の指示は、複数の関連付けられたフロー内のデータの送信及び/若しくは受信を同期させるための支援を求める要求、(例えば、新しい)転送構成を構成するための要求、事前構成された転送構成のパラメータを更新及び/若しくは変更するための要求、選択された転送構成のパラメータ及び/若しくは構成のいずれかをアクティブ化及び/若しくは非アクティブ化するための要求、並びに/又は任意の転送構成を解放するための要求、のいずれかを含み得る。
【0121】
リソース構成を変更するための指示
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、1つ以上の指示を(例えば、RRC、MAC CE、及び/又はUCIにおいて)ネットワークに送信し得る。例えば、WTRUは、好適な転送構成を決定及び/若しくは選択することができないこと、異なるフロー内の1つ以上の以前に送信されたPDUのセットに対する後続の送信及び/若しくは受信の間にQoSを更新すること、並びに/又は1つ以上の以前に送信されたPDUのセットをドロップすること、のいずれかを示す情報を送信し得る。
【0122】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、1つ以上のリソース構成で構成され得る。1つ以上のリソース構成は、1つ以上の構成されたグラント(configured grant、CG)構成及び/又は1つ以上の半永続的スケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)構成を含み得る。CG構成は、1つ以上の関連付けられたフローのためのULにおけるデータ送信及び/又はDLにおける受信が同期RTTウィンドウ内で実行され得ることを保証するためなど、1つ以上のCGパラメータ(例えば、開始オフセット時間、周期性、ペイロードサイズ)を含み得る。SPS構成は、1つ以上の関連付けられたフローのためのULにおけるデータ送信及び/又はDLにおける受信が同期RTTウィンドウ内で実行され得ることを保証するためなど、1つ以上のSPSパラメータ(例えば、開始オフセット時間、周期性、ペイロードサイズ)を含み得る。(例えば、所与のデータフローの)RTTレイテンシは、ULにおける1つ以上のPDU(例えば、PDUセット又はADU)の送信と、DLにおける1つ以上のPDU(例えば、PDUセット又はADU)の受信と、の間で測定され得る。例えば、RTTレイテンシは、CG構成のアクティブ時間の間のULにおける1つ以上のPDUの送信と、SPS構成のアクティブ時間の間の(例えば、UL送信に関連付けられた)DLにおける1つ以上のPDUの受信と、の間で測定され得る。
【0123】
ある特定の代表的な実施形態では、同期RTTウィンドウは、(例えば、関連付けられた)第1のフロー内の1つ以上のPDU(例えば、PDUセット又はADU)の送信と受信との間と、(例えば、関連付けられた)第2のフロー内の1つ以上のPDU(例えば、PDUセット又はADU)の送信と受信との間のRTT時間差を指し得る。WTRUは、(例えば、共同)QoS要件で構成され得る。例えば、QoS要件は、同期RTTウィンドウ(例えば、複数のフロー間のマルチフローRTT時間差)が閾値を上回った(又は下回った)ままであることを保証し得る。WTRUは、フローごとのフロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTT時間差(例えば、異なる関連付けられたフロー間)において何らかの変化が観察されるかどうかを監視するように構成され得る。監視に基づいて、WTRUは、リソース構成(例えば、CG及び/又はSPS構成)のパラメータに任意の変更が適用され得るかどうかを決定し得、及び/又は(例えば、共同)QoS要件(例えば、RTT時間差が閾値を下回る、及び/又は範囲内にとどまる)を満たすことを保証し得る(例えば、新しい又は事前構成された)リソース構成のセット(例えば、CG及び/又はSPS構成)を選択し得る。
【0124】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、異なる関連付けられたフローのRTTレイテンシに関する統計情報(例えば、平均、標準偏差、最小、最大)に基づいて、1つ以上のリソース構成でネットワークによって構成され得る。例えば、WTRUは、RAN及び/又はCN機能(例えば、AMF、SMF)内の基地局に、支援情報内の統計情報を提供及び/又は示し得る。1つ以上のリソース構成は、1つ以上の構成されたグラント(CG)構成及び/又は1つ以上の半永続的スケジューリング(SPS)構成を含み得る。例えば、WTRUは、(1)(例えば、平均/予想RTTレイテンシ値からのレイテンシの最大差又は最小差に対応する)1つ以上のフローについての1つ以上のフロー当たりRTT閾値、及び/又は(2)異なる関連付けられたフロー間の1つ以上のマルチフローRTT時間差閾値、で(例えば、更に)構成され得る。例えば、WTRUは、フロー当たりRTT閾値及び/又はマルチフローRTT閾値とリソース構成(例えば、CG及び/又はSPS構成)との間の関連付けを示す情報で(例えば、更に)構成され得る。例えば、情報は、フロー当たりRTT閾値内及び/又はマルチフローRTT閾値内でデータを送信及び/又は受信するときに、CG及び/又はSPS構成のいずれかを使用することの有効性を(例えば、更に)示し得る。別の実施例として、情報は、フロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTTの変更にてCG構成及び/又はSPS構成を再整合するためなど、変更され得るCG構成及び/又はSPS構成のパラメータ(例えば、オフセット値、周期性)を(例えば、更に)示し得る。
【0125】
ある特定の代表的な実施形態では、1つ以上の(例えば、トリガする)イベント及び/又は条件が、WTRUによって監視され得る。イベント及び/又は条件の監視は、フロー当たりRTTレイテンシ及び/又はマルチフローRTTレイテンシを満たすためなど、(例えば、CG及び/又はSPSのための)任意のリソース構成及び/又はリソース構成のパラメータが変更され得るかどうかを決定するために、WTRUによって実行され得る。例えば、(例えば、トリガする)イベント及び/又は条件は、以下のいずれかを含み得る。
-接続性及び/又はセッション(再)構成
○例えば、1つ以上の関連付けられたフローのためのRRC接続、RRC状態、PDUセッション、及び/又はアプリケーションレイヤセッションの(再)構成、に関連付けられた任意のシグナリングメッセージを受信及び/又は送信するとき、
○例えば、WTRUのRRC状態をRRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVE若しくはIDLEに、又はその逆に変更するとき、
-上位レイヤ及び/又はアプリケーションレイヤ指示の受信
○例えば、任意の上位レイヤから、1つ以上の関連付けられたフローの1つ以上のPDU(例えば、1つ以上のPDUのヘッダ内の情報)から、並びに/又はCG構成及び/若しくはSPS構成のいずれかを使用して送信及び/若しくは受信され得る次のデータにおける以下の変更のいずれかを示すネットワーク情報から、指示を受信するとき
■データタイプ(例えば、次のフレームがP/BフレームからIフレームに変化する)、
■優先度、重要度、並びに/又はデータタイプの相対的優先度及び/若しくは重要度例えば、Iフレーム又はPフレーム)、
■失敗した上位レイヤフレーム(例えば、アプリケーションレイヤがIフレームを復号するのに失敗した)、
■トラフィック特性(例えば、PDUセット内のPDUの数が閾値を上回る又は下回ると予想又は決定される、PDB又はPDUセット遅延限界が閾値を上回る又は下回ると予想又は決定される、PER又はPDUセット誤り率が閾値を上回る又は下回ると予想又は決定される、及び/又はフレームレートが閾値を上回る又は下回ると予想又は決定される)、
■データの優先度(例えば、PDU又はPDUセットの優先度値が閾値を上回る又は下回ると予想又は決定される)、
■QFI及び/又は任意のQoS指示及び/又はマーキング(例えば、QFI値が閾値よりも大きい又は小さいと予想又は決定される)、
-持続時間、間隔、及び/又は周期性
○例えば、WTRUは、フロー当たりRTTレイテンシ及び/又はマルチフローRTTレイテンシを監視するように構成されたタイマ(例えば、持続時間及び/又は間隔)が開始及び/又は経過したときに、CG及び/又はSPS構成のいずれかが変更され得るかどうかを決定し得る。別の実施例として、WTRUは、RTTレイテンシを満たすためのCG及び/又はSPS構成への変更を周期的に決定し得る。周期性は、構成された周期性(例えば、フレームレートに関連付けられた周期性)に基づき得る、
-アプリケーションごとにデータフローを変更及び/又は更新する
○例えば、1つ以上の(例えば、新しい)フローを追加するとき、及び/又はアプリケーションに関連付けられた(例えば、既存の)フローを解放するとき、
-ジッタ測定
○例えば、1つ以上のデータフローにおいて測定されたジッタ値(例えば、データが受信されると予想されるときの予想タイムスロット又は他のTTIと、データが実際に受信されるときの実際のタイムスロット又は他のTTIとの間の差)が閾値を上回るか又は下回るとき、
-無線リンク測定
○例えば、(例えば、WTRUによって送信及び/又は受信される1つ以上のデータフローに関連付けられた)信号、チャネル、ビーム、キャリア、及び/又はリンクなどのRSRP、RSRQ、及び/又はRSSI測定値が閾値を上回る及び/又は下回るとき、
-動きの変化、及び/又は
○例えば、WTRUは、姿勢/測位測定値(例えば、6DoFにおける位置情報及び/又は姿勢)が姿勢及び/又は位置閾値を上回る及び/又は下回ると決定し得る、
-省電力構成の変更
○例えば、異なるフロー内のデータの送信及び/又は受信の間に使用されるCDRX及び/又はDRXに関連付けられたパラメータ及び/又は構成(例えば、サイクル持続時間、オンタイム、及び/又は非アクティブ時間)のいずれかを変更するとき。
【0126】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRUは、関連付けられたデータフローのフロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTTレイテンシを決定し得る。例えば、WTRUが1つ以上のリソース(例えば、CG及び/又はSPS)構成で構成されることを条件として、WTRUは、異なる関連付けられたフロー内のPDUの送信及び/又は受信の間の時間差の測定に基づいて、又は上位レイヤ及び/又はネットワークから受信された別の指示に基づいて、フロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTTレイテンシを決定し得る。例えば、WTRUは、リソース(例えば、CG及び/又はSPS)構成のいずれかがデータを送信及び/又は受信するために有効であるかどうかを決定するために、測定されたフロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTTレイテンシを(例えば、構成された)閾値のセットに対して比較し得る。例えば、フロー当たりRTT及び/又はマルチフローRTTレイテンシが、構成された閾値のセットを上回る及び/又は下回るとWTRUが決定することを条件として、WTRUは、異なるフロー内のデータ送信及び/又は受信が、決定されたフロー当たりRTTレイテンシ及び/又はマルチフローRTTレイテンシと整合され得るように、リソース(例えば、CG及び/又はSPS)構成のパラメータを変更するか、又は(例えば、新しい)リソース(例えば、CG及び/又はSPS)構成を選択する(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はUCIを介して)指示及び/又は要求をネットワークに送信し得る。
【0127】
一実施例では、第1のフローについてのフロー当たりRTTレイテンシが閾値よりも高いと決定するとき、WTRUは、関連付けられた第2のフローについてのフロー当たりRTTレイテンシの同様の及び/又は対応する(例えば、同等の)変化を推論し得る。フロー当たりRTTレイテンシの変化を決定すると、WTRUは、マルチフローRTTレイテンシが閾値を下回ったままであるように、両方のフロー(例えば、第1及び第2のフロー)内のPDUの送信/受信を(再)整合させるために行われ得るリソース(例えば、CG及び/又はSPS)構成及び/又はそのパラメータに対する1つ以上の更新及び/又は変更を決定し得る。WTRUは、リソース(例えば、CG及び/若しくはSPS)構成に対する決定された変更を示す(例えば、明示的若しくは暗黙的な)指示を(例えば、RRC、MAC CE、及び/若しくはUCIにおいて)ネットワークに送信し、並びに/又は更新及び/若しくは変更されたリソース構成を用いて、異なるデータフローにおいてデータ送信及び/若しくは受信を実行し得る。例えば、WTRUは、ネットワークから(例えば、RRC、MAC CE、及び/又はDCIにおいて)(例えば、明示的又は暗黙的な)指示及び/又は確認を受信した後に、更新及び/又は変更されたリソース構成を用いて、異なるデータフロー内のデータ送信及び/又は受信を実行し得る。別の実施例として、WTRUは、タイマが満了した(例えば、持続時間の経過の)後に、更新及び/又は変更されたリソース構成を用いて、異なるデータフロー内のデータ送信及び/又は受信を実行し得る。
【0128】
図2は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の例を例解するシステム図である。図2において、WTRU102-a及び/又は102-bなどの1つ以上のデバイスは、アンカー又は中継WTRU202を使用するサイドリンクなどを介して、複数のフローを基地局204(例えば、gNB180)に(例えば、グループとして、又は個別に)送信し得る。例えば、第1のフローは、第1のPDU206及び第2のPDU208など、複数のPDUを備え得る。ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第1のフローの第1のADU210に属する第1のPDU206及び第2のPDUなど、複数のADUを形成し得る。例えば、第2のフローは、第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のPDUを備え得る。いくつかの代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第2のフローの第2のADU216に属する第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のADUを形成し得る。WTRU202は、同期時間ウィンドウ(例えば、間隔)で構成され得る。WTRU202は、少なくとも第1のリソース構成で構成され得る。例えば、第1の閾値(例えば、時点)218及び第2の閾値(例えば、時点)220は、同期時間ウィンドウを形成又は定義し得る。
【0129】
図2において、WTRU202は、第1の閾値及び第2の閾値が経過する前に(例えば、第1及び/又は第2のフローの前ADUから)、WTRU102-a及び/又はWTRU102-bからPDU206、208、212、214を受信し得る。WTRU202は、第1のリソース構成を使用してPDU206、208、212、214を送信(例えば、転送)することに進み得る。例えば、第1のリソース構成は、複数の送信オケージョン222、224、226などのためのリソースを含む構成されたグラント(CG)リソース構成であり得る。図2において、WTRU202は、送信オケージョン222を使用してPDU206、208、212、214を基地局204に送信し得る。例えば、第1の送信オケージョン222は、第1の送信オケージョン222を使用して送信されたPDU208、206、212、214が、基地局204の観点から第3の閾値230(例えば、PDU、ADU及び/又はフロー間のレイテンシ)内で基地局204において受信されるように、第1のフローと第2のフローとの間の同期を保証し得る。
【0130】
図3は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の別の例を例解するシステム図である。図3において、WTRU102-a及び/又は102-bなどの1つ以上のデバイスは、アンカー又は中継WTRU202を使用するサイドリンクなどを介して、複数のフローを基地局204(例えば、gNB180)に(例えば、グループとして、又は個別に)送信し得る。例えば、第1のフローは、第1のPDU206及び第2のPDU208など、複数のPDUを備え得る。ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第1のフローの第1のADU210に属する第1のPDU206及び第2のPDUなど、複数のADUを形成し得る。例えば、第2のフローは、第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のPDUを備え得る。いくつかの代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第2のフローの第2のADU216に属する第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のADUを形成し得る。WTRU202は、同期時間ウィンドウ(例えば、間隔)を用いて構成され得る。WTRU202は、少なくとも第1のリソース構成及び第2のリソース構成で構成され得る。例えば、第1の閾値(例えば、時点)218及び第2の閾値(例えば、時点)220は、同期時間ウィンドウを形成又は定義し得る。
【0131】
図3において、WTRU202は、第1の閾値が経過した後に、かつ第2の閾値が経過する前に(例えば、第1及び/又は第2のフローの前ADUから)、WTRU102-a及び/又はWTRU102-bからPDU206、208、212、214を受信し得る。WTRU202は、第1のリソース構成を使用してPDU206、212、214を送信(例えば、転送)することに進み得る。例えば、第1のリソース構成は、複数の送信オケージョン222、224、226などのためのリソースを含む構成されたグラント(CG)リソース構成であり得る。図3において、WTRU202は、送信オケージョン222を使用してPDU206、212、214を基地局204に送信し得る。PDU208が第1の閾値218の後であるが第2の閾値220の前にWTRU202によって受信されることに起因して、WTRU202は、第2のリソース構成を使用してPDU208を送信(例えば、転送)することに進み得る。例えば、第2のリソース構成は、複数の送信オケージョン302、304などのためのリソースを含む構成されたグラント(CG)リソース構成であり得る。図3において、WTRU202は、(例えば、送信オケージョン222に続く)送信オケージョン302を使用してPDU208を基地局204に送信し得る。例えば、送信オケージョン222及び302の使用は、WTRU202によって送信されるPDU206、212、214が、基地局204の観点から第3の閾値230(例えば、PDU、ADU、及び/又はフロー間のレイテンシ)内で基地局204において受信されるように、第1のフローと第2のフローとの間の同期を保証し得る。
【0132】
図4は、本明細書で説明される通信システム内で使用され得るマルチフロー同期の更なる例を例解するシステム図である。図4において、WTRU102-a及び/又は102-bなどの1つ以上のデバイスは、アンカー又は中継WTRU202を使用するサイドリンクなどを介して、複数のフローを基地局204(例えば、gNB180)に(例えば、グループとして、又は個別に)送信し得る。例えば、第1のフローは、第1のPDU206及び第2のPDU208など、複数のPDUを備え得る。ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第1のフローの第1のADU210に属する第1のPDU206及び第2のPDUなど、複数のADUを形成し得る。例えば、第2のフローは、第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のPDUを備え得る。いくつかの代表的な実施形態では、第1のフローを備えるPDUは、第2のフローの第2のADU216に属する第1のPDU212及び第2のPDU214など、複数のADUを形成し得る。WTRU202は、同期時間ウィンドウ(例えば、時間間隔)で構成され得る。WTRU202は、少なくとも第1のリソース構成で構成され得る。例えば、第1の閾値(例えば、時点)218及び第2の閾値(例えば、時点)220は、同期時間ウィンドウを形成又は定義し得る。
【0133】
図4において、WTRU202は、第1の閾値及び第2の閾値が経過する前に(例えば、第1及び/又は第2のフローの前ADUから)、WTRU102-a及び/又はWTRU102-bからPDU206、212、214を受信し得る。WTRU202は、第1の閾値及び第2の閾値が経過した後(例えば、同期時間ウィンドウの外)に、PDU208を受信し得る。WTRU202は、第1のリソース構成を使用してPDU206、208、212、214を送信(例えば、転送)することに進み得る。例えば、第1のリソース構成は、複数の送信オケージョン222、224、226などのためのリソースを含む構成されたグラント(CG)リソース構成であり得る。図4において、WTRU202は、送信オケージョン222を使用してPDU206、212、214を基地局204に送信し得る。例えば、第1の送信オケージョン222は、第1の送信オケージョン222を使用して送信されたPDU206、212、214が、基地局204の観点から第3の閾値230(例えば、PDU、ADU及び/又はフロー間のレイテンシ)内で基地局204において受信されるように、第1のフローと第2のフローとの間の同期を保証し得る。更に、WTRU202は、送信オケージョン224を使用して少なくともPDU208を基地局204に送信し得る。PDU208が第1及び第2の閾値の後に受信されることに起因して、第1のフローと第2のフローとの間で同期が保証されないことがあり、その結果、PDU208は、第3の閾値230の外で又はその後で基地局204において受信される。
【0134】
ある特定の代表的な実施形態では、複数のフローは、図2図4のように、PDUごとに、及び/又はADUごとに同期され得る。他の代表的な実施形態では、フロー同期は、限定はしないが、PDUのセットなど、PDU又はADU以外の単位で実行され得る。
【0135】
図5は、複数のフローを同期させるための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図5の手順は、全体的に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。502において、WTRU102は、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)第1のフローのADU及び第2のフローのADU間の最大時間差と、を示す情報を(例えば、基地局204に)送信し得る。504において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び/又は第2の時間閾値(例えば、第1の時間閾値よりも大きい)のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。504の後、WTRU102は、506において、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUと第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを(例えば、上位レイヤ、別のWTRU102から)受信し得る。508において、WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを(例えば、基地局204に、又は基地局204に向けて)送信し得る。510において、(1)第1のフローの第1のADUの最後のPDUの受信から第1の時間閾値が経過した後、かつ(2)第1のフローの第1のADUの最後のPDUの受信から第2の時間閾値が経過する前に、第2のフローの第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローの第2のADUの少なくとも最後のPDUを送信し得る。
【0136】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1の構成されたグラント構成であり得、第2のリソース構成は、第2の構成されたグラント構成であり得る。例えば、第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョン(例えば、時間及び/又は周波数リソース)のサイズは、第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きい。例えば、第1のリソース構成は、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み得、第2のリソース構成は、第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含み得る。
【0137】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを送信することは、第1のリソース構成に従った(例えば、単一の)送信オケージョンを使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUと、第2のADUの最後のPDUの前に受信された第2のADUの1つ以上のPDUと、を送信することを含み得る。
【0138】
ある特定の代表的な実施形態では、第2のリソース構成を使用して、第2のフローの第2のADUの少なくとも最後のPDUを送信することは、第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを送信することの後であるタイミングオフセットを有する。
【0139】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられ得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び/又は第2の時間閾値のいずれかは、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられ得る。
【0140】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフロー及び第2のフローのADUは、(例えば、サイドリンクリソースを使用して)別のWTRU102からWTRU102によって受信される。
【0141】
ある特定の代表的な実施形態では、第2のフローの第2のADUは、第1のフローの第1のADUに対応し得、及び/又はその逆であり得る。例えば、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUは、第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUは、第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報は、PDU及び/又はADU間の対応を示し得る。
【0142】
図6は、複数のフローを同期させるための別の例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図6の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。図6では、WTRU102は、602において、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)第1のフローのADU及び第2のフローのADU間の最大時間差を示す情報を(例えば、基地局に)送信し得る。604において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値(例えば、第1の時間閾値よりも大きい)のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。606において、WTRU102は、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUと第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUとを受信し得る。606の後、WTRUは、608において、第1のリソース構成によって示される第1の送信オケージョンを使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを(例えば、基地局に、又は基地局に向けて)送信し得る。610において、(1)第1のフローの第1のADUの最後のPDUの受信から第1の時間閾値及び第2の時間閾値が経過した後に、第2のフローの第2のADUの最後のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成によって示される第2の送信オケージョンを使用して、第2のフローの第2のADUの少なくとも最後のPDUを送信し得る。
【0143】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1の構成されたグラント構成であり得、及び/又は第2のリソース構成は、第2の構成されたグラント構成であり得る。例えば、第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョン(例えば、時間及び/又は周波数リソース)のサイズは、第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きくなり得る。例えば、第1のリソース構成は、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み得、及び/又は第2のリソース構成は、第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含み得る。
【0144】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成の第1の送信オケージョンを使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを送信することは、第1のリソース構成の第1の送信オケージョンを使用して、第2のADUの最後のPDUの前に受信される、第2のフローの第2のADUの少なくとも1つの他のPDUを送信することを含み得る。
【0145】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられ得る。ある特定の代表的な実施形態では、第1の時間閾値及び/又は第2の時間閾値のいずれかは、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられ得る。
【0146】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフロー及び第2のフローのADUは、(例えば、サイドリンクリソースを使用して)別のWTRU102からWTRU102によって受信される。
【0147】
ある特定の代表的な実施形態では、第2のフローの第2のADUは、第1のフローの第1のADUに対応し得、及び/又はその逆であり得る。例えば、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUは、第1のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。第2のフローの第2のADUの1つ以上のPDUは、第2のADUに関連付けられた識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報は、フローのPDU及び/又はADU間の対応を示し得る。
【0148】
図7は、複数のフローを同期させるための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図7の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。702において、基地局は、WTRU102から、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)第1のフローと第2のフローのADU間の最大時間差と、を示す情報を受信し得る。704において、基地局は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第1の時間閾値、及び/又は第2の時間閾値のいずれかを示す情報を、WTRUに送信し得る。706において、基地局は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。708において、基地局は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローの第2のADUの少なくとも最後のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。例えば、第2のリソース構成を使用した第2のフローの第2のADUの最後のPDUの受信は、(1)第1のフローの第1のADUの最後のPDUのWTRU102による受信から第1の閾値が経過した後に、及び(2)第1のフローのADUの最後のPDUのWTRU102による受信から第2の閾値が経過する前に、第2のフローの第2のADUの最後のPDUがWTRU102によって受信されたことを(例えば、基地局に)示し得る。
【0149】
図8は、複数のフローを同期させるための別の例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図8の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。802において、基地局は、WTRU102から、(1)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けと、(2)第1のフローと第2のフローのADU間の最大時間差と、を示す情報を受信し得る。804において、基地局は、第1のリソース構成、第1の時間閾値、及び/又は第2の時間閾値のいずれかを示す情報を、WTRU102に送信し得る。806において、基地局は、第1のリソース構成の第1の送信オケージョンを使用して、第1のフローの第1のADUの1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。808において、基地局は、第1のリソース構成の第2の送信オケージョンを使用して、第2のフロー内の第2のADUの少なくとも最後のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。例えば、第2の送信オケージョンを使用する第2のフロー内の第2のADUの少なくとも最後のPDUの受信は、第1のフローの第1のADUの最後のPDUのWTRU102による受信から第1の閾値及び第2の閾値が経過した後に、第2のフローの第2のADUの最後のPDUがWTRU102によって受信されたことを(例えば、基地局に)示し得る。
【0150】
図9は、優先度レベルを使用して複数のフローを送信するための例を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図9の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。902において、WTRU102は、第1の時間閾値、第2の時間閾値、及び/又は複数の優先度レベルに関連付けられた複数のリソース構成のいずれかを示す第1の情報を(例えば、基地局から)受信し得る。904において、WTRU102は、第1のフローの第1のプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)を(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。906において、WTRU102は、複数のリソース構成のうちの第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のPDUを(例えば、基地局に、又は基地局に向けて)送信し得る。908において、WTRUは、第2のフローの第2のPDUを(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。910において、WTRU102は、第2のPDUの受信時間、第1のPDUの受信時間、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値に基づいて、第2のPDUの優先度レベルを決定し得る。912において、WTRU102は、決定された優先度レベルに関連付けられた複数のリソース構成のうちの1つを使用して、第2のフローの第2のPDUを送信し得る。
【0151】
ある特定の代表的な実施形態では、第2のPDUの優先度レベルを決定することは、本明細書で説明されるように、第2のPDUの受信時間と第1のPDUの受信時間との間の差、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値に基づき得る。例えば、決定された優先度レベルは、差が第1の時間閾値未満であることを条件として、第1の優先度レベルであり得る。第2のフローの第2のPDUを送信することは、第1の優先度レベルに関連付けられた第1のリソース構成を使用し得る。例えば、第1のPDUの送信及び第2のPDUを送信することは、第1のリソース構成によって示される1つの(例えば、単一の)送信オケージョンを使用し得る。
【0152】
ある特定の代表的な実施形態では、決定された優先度レベルは、差が第1の時間閾値よりも大きく、かつ第2の時間閾値よりも小さいことを条件として、第2の優先度レベルであり得る。例えば、第2のフローの第2のPDUを送信することは、複数のリソース構成のうちの、第2の優先度レベルに関連付けられた第2のリソース構成を使用し得る。例えば、第1のPDUを送信することは、第1のリソース構成によって示される第1の送信オケージョンを使用し得、第2のPDUを送信することは、第2のリソース構成によって示される(例えば、第1の送信オケージョンに続く、及び/又は第1の送信オケージョンからオフセットされた)第2の送信オケージョンを使用し得る。例えば、第2の送信オケージョンは、第1の送信オケージョンから時間的にオフセットされ得る。
【0153】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、(例えば、第1の情報を受信する前に)第1のフローと第2のフローとの間の関連付けを示す第2の情報を送信し得る。
【0154】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のPDUは、第1のフローの第1のADUに関連付けられ得、及び/又は第2のPDUは、第2のフローの第2のADUに関連付けられ得る。例えば、第1のPDUは、第1のADU及び/又は第1のフローに関連付けられた識別情報、タイミング情報及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、第2のPDUは、第2のADU及び/又は第2のフローに関連付けられた識別情報、タイミング情報及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報は、PDU間の対応を決定するために使用され得る。
【0155】
ある特定の代表的な実施形態では、第2のADU情報に含まれる情報は、第1のADUに含まれる情報に関連付けられている。
【0156】
図10は、優先度レベルを使用して複数のフローを受信するための例を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図10の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。1002において、基地局は、第1の時間閾値、第2の時間閾値、及び/又は複数の優先度レベルに関連付けられた複数のリソース構成のいずれかを示す第1の情報を(例えば、WTRU102に)送信し得る。1004において、基地局は、複数のリソース構成のうちの第1のリソース構成を使用して、第1のフローの第1のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1008において、基地局は、第2のフローの第2のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。例えば、第2のPDUを送信するために(例えば、WTRU102によって)使用される複数のリソース構成のうちの1つは、第2のPDUの優先度レベルに関連付けられ得る。例えば、第2のPDUの優先度レベルは、(例えば、WTRU102による)第2のPDUの受信時間と、(例えば、WTRU102による)第1のPDUの受信時間と、第1の時間閾値と、第2の時間閾値との間の関係を(例えば、基地局に対して)示し得る。
【0157】
図11は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図11の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1102において、WTRU102は、1つ以上の第1のリソース構成、1つ以上の第2のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。1104において、WTRU102は、1つ以上の第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。1106において、WTRU102は、1つ以上の第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局から)受信し得る。1106の後、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかの1つ以上のパラメータについての調整情報を(例えば、基地局に)送信し得る。
【0158】
ある特定の代表的な実施形態では、調整情報は、フロー間の同期を保証するために(例えば、WTRU102によって)決定され得る。例えば、調整情報は、本明細書で説明されるように、フローのための共同QoSを満たすためなど、1つ以上のパラメータに対する変更を示し得る。
【0159】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、1つ以上のCG構成を含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のリソース構成は、1つ以上のSPS構成を含み得る。
【0160】
ある特定の代表的な実施形態では、調整情報は、オフセット時間、周期性、ペイロードサイズ、及び/又は時間/周波数リソースの量のいずれかへの変更を示す情報を含み得る。
【0161】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成のうちの1つは、本明細書で説明されるように異なる優先度レベルに関連付けられ得る。
【0162】
図12は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための別の例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図12の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1202において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第3のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。1204において、WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。1206において、WTRUは、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを受信し得る。1206の後、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを条件として、WTRU102は、1208において、少なくとも第3のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを送信することに切り替え得る。
【0163】
ある特定の代表的な実施形態では、1208における切り替えは、フロー間の同期を保証するように(例えば、WTRU102によって)決定され得る。例えば、切り替えは、本明細書で説明されるように、フローのための共同QoSを満たすように実行され得る。
【0164】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第3のリソース構成は、1つ以上のCG構成を含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のリソース構成は、1つ以上のSPS構成を含み得る。
【0165】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第3のリソース構成は、オフセット時間、周期性、ペイロードサイズ、及び/又は時間/周波数リソースの量のいずれかが異なり得る。
【0166】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第3のリソース構成のいずれか1つは、本明細書で説明されるように、異なる優先度レベルに関連付けられ得る。
【0167】
図13は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図13の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1302において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第3のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を受信し得る。1304において、WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを送信し得る(例えば、基地局に転送し得る)。1306において、WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局から)受信し得る。1308において、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを条件として、WTRU102は、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを示す情報を送信し得る。1310において、WTRU102は、1308の後に、少なくとも第3のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを受信し得る。
【0168】
ある特定の代表的な実施形態では、1208における切り替えは、フロー間の同期を保証するように(例えば、WTRU102によって)決定され得る。例えば、切り替えは、本明細書で説明するフローのための共同QoSを満たすように実行され得る。
【0169】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第3のリソース構成は、1つ以上のCG構成を含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のリソース構成は、1つ以上のSPS構成を含み得る。
【0170】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第3のリソース構成は、オフセット時間、周期性、ペイロードサイズ、及び/又は時間/周波数リソースの量のいずれかが異なり得る。
【0171】
図14は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図14の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。1402において、基地局は、1つ以上の第1のリソース構成、1つ以上の第2のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を(例えば、WTRU102に)送信し得る。1404において、基地局は、1つ以上の第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1406において、基地局は、1つ以上の第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1408において、基地局は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかの1つ以上のパラメータについての調整情報を(例えば、WTRUから)受信し得る。例えば、調整情報は、時間閾値よりも大きい、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTに関連付けられ得る。
【0172】
ある特定の代表的な実施形態では、調整情報は、本明細書で説明されるように、リソース構成の1つ以上のパラメータに関連付けられ得る。
【0173】
ある特定の代表的な実施形態では、調整情報は、本明細書で説明されるように、フロー間の同期を保証するためなどに決定され得る。
【0174】
図15は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための別の例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図15の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。1502において、基地局は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第3のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を(例えば、WTRU102に)送信し得る。1504において、基地局は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1506において、基地局は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1508において、基地局は、少なくとも第3のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。例えば、第3のリソース構成の使用は、時間閾値よりも大きい、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTを(例えば、基地局に対して)示し得る。
【0175】
ある特定の代表的な実施形態では、調整情報は、本明細書で説明されるように、リソース構成のいずれかについて決定され得る。例えば、調整情報は、RTTがフローの特定の要件を満たすことを保証し得る。例えば、調整情報は、本明細書で説明されるように、フロー間の同期が保証されるように、1つ以上のパラメータを修正し得る。
【0176】
図16は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図16の手順は、一般に、gNB180などの基地局によって実装され得る。1602において、基地局は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、第3のリソース構成、及び/又は時間閾値のいずれかを示す情報を(例えば、WTRU102に)送信し得る。1604において、基地局は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1606において、基地局は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。1608において、基地局は、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第1のPDUと第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUのうちの第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを示す情報を(例えば、WTRU102から)受信し得る。1610において、基地局は、少なくとも第3のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、WTRU102から)受信し得る。
【0177】
ある特定の代表的な実施形態では、第3のリソース構成の使用は、フローの同期が満足されることを保証し得る。例えば、第3のリソース構成の使用は、第1のフローと第2のフローとの間のRTTを低減し得る。
【0178】
図17は、複数のフローのための共同サービス品質(QoS)を維持するための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図17の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1702において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、及び/又はマルチフロー同期に関連付けられた共同サービス品質(QoS)情報のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。1704において、WTRU102は、第1のフローの複数のPDU及び第2のフローの複数のPDUを(例えば、基地局から)受信し得る。1706において、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1のフローのPDUの第1のセット及び第2のフローのPDUの第2のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。1708において、WTRU102は、第1のフローに関連付けられたQoSの変化に基づいて、第2のフローに関連付けられたQoSの変化を決定(例えば、推定)し得る。1710において、第2のフローに関連付けられたQoSの変化がジョイントQoSを満たさないことを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかを変更し得る。1712において、WTRU102は、変更された第1のリソース構成及び/又は変更された第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1のフローのPDUの第3のセット及び第2のフローのPDUの第4のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。
【0179】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1の構成されたグラント構成であり得、及び/又は第2のリソース構成は、第2の構成されたグラント構成であり得る。例えば、第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズは、第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きくなり得る。例えば、第1のリソース構成は、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョン(例えば、それを示す情報)を含み得、及び/又は第2のリソース構成は、第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含み得る。
【0180】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかは、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられ得る。
【0181】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフロー及び/又は第2のフローのPDUは、(例えば、サイドリンクリソースを使用して)別のWTRU102から受信され得る。
【0182】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローのPDUは、第1のフローの1つ以上のADUを備え得、及び/又は第2のフローのPDUは、第2のフローの1つ以上のADUを備え得る。
【0183】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローのPDUのうちの1つ以上は、第1のフローに関連する識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のフローのPDUのうちの1つ以上は、第2のフローに関連する識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報は、フローのPDU間の対応を示し得る。
【0184】
ある特定の代表的な実施形態では、共同QoS情報は、マルチフロー同期に関連付けられた同期時間ウィンドウ、レイテンシ、及び/又はデータレートのいずれかを含み得る。例えば、共同QoS情報は、第1のフロー、第2のフロー、第1のリソース構成、及び/又は第2のリソース構成のいずれかに関連付けられ得る。
【0185】
図18は、複数のフローのための共同サービス品質(QoS)を維持するための別の例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図18の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1802において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、及び/又はマルチフロー同期に関連付けられた共同サービス品質(QoS)情報のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。1804において、WTRU102は、第1のフローの複数のPDU及び第2のフローの複数のPDUを(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。1806において、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1のフローのPDUの第1のセット及び第2のフローのPDUの第2のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。1808において、WTRU102は、第1のフローに関連付けられたQoSの変化に基づいて、第2のフローに関連付けられたQoSの変化を決定(例えば、推定)し得る。1810において、第2のフローに関連付けられたQoSの変更が共同QoSを満たさないことを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかに対する変更(例えば、調整)を示す情報を(例えば、基地局に)送信し得る。
【0186】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかに関連付けられた調整情報を(例えば、基地局から)受信し得る。例えば、調整情報は、リソース構成のいずれかの1つ以上のパラメータに対する変更を示し得る。例えば、調整情報は、共同QoSがフローについて満足されることを保証し得る。
【0187】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、変更された第1のリソース構成及び/又は変更された第2のリソース構成のいずれかを使用して、PDUの第3のセット及びPDUの第4のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。
【0188】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成は、第1の構成されたグラント構成であり得、及び/又は第2のリソース構成は、第2の構成されたグラント構成であり得る。例えば、第1のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズは、第2のリソース構成に関連付けられた送信オケージョンのサイズよりも大きくなり得る。例えば、第1のリソース構成は、第1の周期性を有する第1の複数の送信オケージョンを含み得、及び/又は第2のリソース構成は、第1の周期性よりも小さい第2の周期性を有する第2の複数の送信オケージョンを含み得る。
【0189】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかは、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられる。
【0190】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフロー及び/又は第2のフローのPDUは、(例えば、サイドリンクリソースを使用して)別のWTRUから受信される。
【0191】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローのPDUは、第1のフローの1つ以上のADUを備え得、及び/又は第2のフローのPDUは、第2のフローの1つ以上のADUを備え得る。
【0192】
ある特定の代表的な実施形態では、第1のフローのPDUのうちの1つ以上は、第1のフローに関連する識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。ある特定の代表的な実施形態では、第2のフローのPDUのうちの1つ以上は、第2のフローに関連する識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報を含み得る。例えば、識別情報、タイミング情報、及び/又はシーケンス情報は、フローのPDU間の対応を示し得る。
【0193】
ある特定の代表的な実施形態では、共同QoS情報は、マルチフロー同期に関連付けられた同期時間ウィンドウ、レイテンシ、及び/又はデータレートのいずれかを含み得る。
【0194】
ある特定の代表的な実施形態では、共同QoS情報は、第1のフロー、第2のフロー、第1のリソース構成、及び/又は第2のリソース構成のいずれかに関連付けられ得る。
【0195】
図19は、複数のフローを同期させるための更なる例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図19の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。1902において、WTRU102は、第1のフローと第2のフローとの間の最大時間差を示す情報を(例えば、基地局に)送信し得る。例えば、第2のフローと第1のフローとが互いに関連付けられ得る。1904において、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。1906において、WTRU102は、第1のフローの1つ以上のPDU及び第2のフローの1つ以上のPDUを(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。1908において、WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローの1つ以上のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。1910において、(1)第1のフローの関連付けられたPDUの受信から第1の時間閾値が経過した後、かつ(2)第1のフローの関連付けられたPDUの受信から第2の時間閾値が経過する前に、第2のフローの最後のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、少なくとも第2のフローの最後のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。
【0196】
図20は、優先度レベルを使用して複数のフローを送信するための更なる例を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図20の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。2002において、WTRU102は、複数の優先度レベルに関連付けられた複数のリソース構成を示す受信情報を(例えば、基地局から)受信し得る。2004において、WTRU102は、第1のフローの1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)と第2のフローの1つ以上のPDUとを(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。2006において、WTRU102は、複数のリソース構成のうちの第1のリソース構成を使用して、第1のフローの1つ以上のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。2008において、WTRU102は、第2のフローのPDUのうちの少なくとも1つの受信時間、第1のフローのPDUのうちの少なくとも1つの受信時間、第1の時間閾値、及び第2の時間閾値に基づいて、第2のフローのPDUのうちの少なくとも1つの優先度レベルを決定し得る。例えば、受信時間の差が第1の閾値を満たす場合、優先度は、第1の優先度であり得る。例えば、受信時間の差が第2の閾値を満たすが、第1の閾値を満たさない場合、優先度は、第2の優先度であり得る。例えば、受信時間の差が第1の閾値を満たさず、かつ第2の閾値を満たさない場合、優先度は、第3の優先度であり得る。2010において、WTRU102は、決定された優先度レベルに関連付けられた複数のリソース構成のうちの第2のリソース構成を使用して、第2のフローのPDUのうちの少なくとも1つを(例えば、基地局に)送信し得る。
【0197】
図21は、複数のフローを同期させるためのリソース構成情報を調整するための更なる例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図21の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。2102において、WTRU102は、第1のリソース構成及び第2のリソース構成のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。2104において、WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局に)送信し得る。2106において、WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに関連付けられた1つ以上のPDUを(例えば、基地局から)受信し得る。2108において、第1のフローに関連付けられた第1のPDUと第2のフローに関連付けられた第2のPDUとの間のRTTが時間閾値よりも大きいことを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかの1つ以上のパラメータについての調整を示す情報を(例えば、基地局に)送信し得る。
【0198】
図22は、複数のフローのための共同サービス品質(QoS)を維持するための例示的な手順を例解する手順図である。ある特定の代表的な実施形態では、図22の手順は、一般に、WTRU202などのWTRU102によって実施され得る。2202において、WTRU102は、第1のリソース構成、第2のリソース構成、及び/又はマルチフロー同期に関連付けられた共同サービス品質(QoS)情報のいずれかを示す情報を(例えば、基地局から)受信し得る。2204において、WTRU102は、第1のフローの複数のPDU及び第2のフローの複数のPDUを(例えば、別のWTRU102及び/又は上位レイヤから)受信し得る。2206において、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1のフローのPDUの第1のセット及び第2のフローのPDUの第2のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。2208において、WTRU102は、第1のフローに関連付けられたQoSの変化、及び第2のフローに関連付けられたQoSの変化を決定(例えば、推定)し得る。2210において、第1のフロー及び/又は第2のフローに関連付けられたQoSの変化が共同QoSを満たさないことを条件として、WTRU102は、第1のリソース構成及び/又は第2のリソース構成のいずれかの1つ以上のパラメータを変更し得る。別の実施例では、WTRU102は、別の(例えば、第3の)リソース構成を選択又は受信し得る。2212において、WTRU102は、変更された第1のリソース構成及び/又は変更された第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1のフローのPDUの第3のセット及びPDUの第4のセットを(例えば、基地局に)送信し得る。別の実施例では、PDUの第3及び/又は第4のセットは、他の(例えば、第3のリソース構成)を使用して送信され得る。
【0199】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過する前に第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のデフォルト転送構成を使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0200】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第2の持続時間が経過する前に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のデフォルト転送構成に関連付けられた優先度よりも高い第2のフローの優先度に関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0201】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第2の持続時間が経過した後に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のPDUに関連付けられた受信ステータスを示す情報を送信し得る。WTRU102は、第2のPDU及び/又は第2のフローに関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを示す情報を受信し得る。WTRU102は、複数の転送構成のうちの示された1つを使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0202】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第2の持続時間が経過した後に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRUは、第2のPDUに関連付けられた受信ステータスを示す情報を送信し得る。その後、WTRU102は、第2のPDUをドロップすることを示す情報を受信し得る。
【0203】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。(1)第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過する前に第1のADUの最後のPDUが受信されること、及び/又は(2)第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過する前に第2のADUの第2のPDUが受信されることを条件として、WTRUは、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のADUの最後のPDUを送信し、第2のデフォルト転送構成を使用して、第2のADUの第2のPDUを送信し得る。
【0204】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のADUの第3のPDUを受信し得る。(1)第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過した後、かつ第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第2の持続時間が経過する前に、第1のADUの第3のPDUが受信されること、及び/又は(2)第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第1の持続時間が経過した後、かつ第1のADUの第1のPDUを受信することに対して第2の持続時間が経過する前に、第2のADUの第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第1のデフォルト転送構成に関連付けられた優先度よりも高い優先度に関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを使用して、第3のPDUを送信し、第2のデフォルト転送構成を使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0205】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1及び第2の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第3の持続時間が経過する前に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のデフォルト転送構成に関連付けられた優先度よりも高い第2のフローの優先度に関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0206】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1及び第2の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第3の持続時間が経過する前に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のPDUに関連付けられた受信ステータスを示す情報を送信し得る。WTRU102は、第2のPDU及び/又は第2のフローに関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを示す情報を受信し得、WTRU102は、複数の転送構成のうちの示された1つを使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0207】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1、第2、及び第3の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第3の持続時間が経過する前に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRUは、第2のPDUに関連付けられた受信ステータスを示す情報を送信し得る。WTRU102は、第2のPDU及び/又は第2のフローに関連付けられた複数の転送構成のうちの1つを示す情報を受信し得、WTRUは、複数の転送構成のうちの示された1つを使用して、第2のPDUを送信し得る。
【0208】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1及び第2の持続時間を示す情報と、第1のフローに関連付けられた第1のデフォルト転送構成及び第2のフローに関連付けられた第2のデフォルト転送構成を含む複数の転送構成を示す情報と、を受信し得る。WTRU102は、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信し得、第1のデフォルト転送構成を使用して、第1のPDUを送信し得る。WTRU102は、第2のフローに対応する第2のPDUを受信し得る。第1のPDUを受信することに対して第1、第2、及び第3の持続時間が経過した後、かつ第1のPDUを受信することに対して第3の持続時間が経過する前に、第2のPDUが受信されることを条件として、WTRU102は、第2のPDUに関連付けられた受信ステータスを示す情報を送信し得る。その後、WTRU102は、第2のPDUをドロップすることを示す情報を受信し得る。
【0209】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1のフローに関連付けられた第1のリソース構成及び第2のフローに関連付けられた第2のリソース構成を含む複数のリソース構成を示す情報を受信し得る。WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を通信(例えば、送信又は受信)し得る。WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに対応する第2のPDUを通信(例えば、送信又は受信)し得る。第1のフロー及び/又は第2のフローのいずれかに関連付けられたラウンドトリップ時間(round trip time、RTT)が閾値を上回ることを条件として、WTRU102は、RTTを閾値を下回って減少させるために、第1及び/又は第2のリソース構成のいずれかへの変更を決定し得る。その後、WTRU102は、変更された第1及び/又は第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1及び/又は第2のフローのいずれかの1つ以上のPDUを送信及び/又は受信し得る。他の実施例では、WTRU102は、RTTと組み合わせて、又はRTTの代わりにQoS要件を使用し得る。
【0210】
ある特定の代表的な実施形態では、WTRU102は、第1のフローに関連付けられた第1のリソース構成及び第2のフローに関連付けられた第2のリソース構成を含む複数のリソース構成を示す情報を受信し得る。WTRU102は、第1のリソース構成を使用して、第1のフローに対応する第1のプロトコルデータユニット(PDU)を通信(例えば、送信又は受信)し得る。WTRU102は、第2のリソース構成を使用して、第2のフローに対応する第2のPDUを通信(例えば、送信又は受信)し得る。第1のフロー及び/又は第2のフローのいずれかに関連付けられたラウンドトリップ時間(RTT)が閾値を下回ることを条件として、WTRUは、RTTを閾値を上回って増加させるために、第1及び/又は第2のリソース構成のいずれかに対する変更を決定し得る。その後、WTRUは、変更された第1及び/又は第2のリソース構成のいずれかを使用して、第1及び/又は第2のフローのいずれかの1つ以上のPDUを送信及び/又は受信し得る。他の実施例では、WTRU102は、RTTと組み合わせて、又はRTTの代わりにQoS要件を使用し得る。
【0211】
本明細書のいくつかの実施形態及び実施例では、PDU単位及び/又はADU単位でマルチフロー同期のために実行され得る手順が説明される。他の実施例では、マルチフロー同期は、PDUセット単位で実行され得る。
【0212】
結論
上記では、特徴及び要素が特定の組み合わせにおいて提供されているが、当業者であれば、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせにおいて使用することができることが理解されよう。本開示は、本出願に説明されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例解として、意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形が行われてもよい。本出願の記載において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、前述の記載から、当業者には明らかであろう。このような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが、意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、このような請求項が権利を有する均等物の完全な範囲とともに、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを、理解されたい。
【0213】
前述の実施形態は、簡潔さのために、赤外線対応デバイス(すなわち赤外線放射装置及び受信機)の用語及び構造に関連して考察されている。しかしながら、考察されている実施形態は、これらのシステムに限定されるものではなく、他の形態の電磁波、又は音響波などの非電磁波を使用する他のシステムにも適用され得る。
【0214】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを記載する目的のためであり、限定することを意図するものではないということも、理解されたい。本明細書で使用されるとき、「ビデオ」という用語又は「画像」という用語は、スナップショット、単一画像、及び/又は経時的に表示される複数の画像、のいずれかを意味し得る。別の例として、本明細書で言及される場合、「ユーザ機器」という用語及びその略語「UE」、「リモート」という用語、並びに/又は「ヘッドマウントディスプレイ」という用語若しくはその略語「HMD」は、(i)無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)、(ii)WTRUのいくつかの実施形態のいずれか、(iii)特にWTRUのいくつか若しくは全ての構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応(例えば、テザリング可能)デバイス、(iii)WTRUの全ての構造及び機能よりも少ない構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応デバイス、又は(iv)同類のもの、を意味し得るか、若しくは含み得る。本明細書に列挙された任意のWTRUを表し得る例示的なWTRUの詳細は、図1A図1Dに関して本明細書で提供される。別の例として、本明細書で開示される上記の様々な実施形態及び下記の様々な実施形態は、ヘッドマウントディスプレイを利用するものとして説明される。当業者であれば、ヘッドマウントディスプレイ以外のデバイスが利用され得、本開示及び様々な開示された実施形態のいくつか又は全てを、過度の実験なしにそれに従って修正することができることを認識するであろう。このような他のデバイスの例は、適応現実体験を提供するための情報をストリーミングするように構成されたドローン又は他のデバイスを含み得る。
【0215】
加えて、本明細書に提供されている方法は、コンピュータ又はプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアにおいて実装され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0216】
本発明の範囲から逸脱することなく、上記で提供された方法、装置、及びシステムの変形が可能である。適用され得る多種多様な実施形態を考慮して、例解された実施形態は単なる例であり、以下の特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことを理解されたい。例えば、本明細書に提供されている実施形態は、携帯型デバイスを含み、このデバイスは、任意の適切な電圧を提供するバッテリなどの任意の適切な電圧源を含み得る、又はそのような電圧源を用いて利用され得る。
【0217】
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスに留意されたい。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって、実施されてもよい。このような動作、及び演算又は命令は、「実行される(executed)」、「コンピュータによって実行される(computer executed)」、又は「CPUによって実行される(CPU executed)」と言及される場合がある。
【0218】
当業者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが、理解されよう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は低減を引き起こし得るデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによって、CPUの動作及びその他の信号の処理を、再構成又は別様に変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する、物理的位置である。実施形態は、上で言及されるプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0219】
データビットはまた、磁気ディスク、光ディスク、及びCPUによって読み取り可能な任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM))又は不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(ROM))大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在する、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続された、コンピュータ可読媒体を含んでもよい。実施形態は、上で言及されるメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0220】
例示的実施形態では、本明細書に記載される動作、プロセスなどのいずれかは、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として、実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意のその他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって、実行されてもよい。
【0221】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェアを使用するかソフトウェアを使用するかは、一般に(ただしある状況ではハードウェアとソフトウェアとの間の選択が重要になることがある)、コスト対効率のトレードオフを表す設計上の選択である。本明細書に説明されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が効果的であり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が展開される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判定した場合、実装者は、主に、ハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択してもよい。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主に、ソフトウェア実装を選択してもよい。代替的に、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組み合わせを選択してもよい。
【0222】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は実施例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例内の各機能及び/又は動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又は実質的にそれらの任意の組み合わせによって個別に及び/又は集合的に実装され得ることが当業者によって理解されよう。一実施形態において、本明細書に説明されている主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は他の集積形式を介して実装され得る。しかしながら、本明細書に開示される実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば、1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして、集積回路において等価的に実装され得ることと、回路を設計すること、並びに/又はソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、本開示に照らして、当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されよう。加えて、本明細書に記載される主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び本明細書に記載される主題の代表的実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号伝達媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されよう。信号伝達媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル通信媒体及び/又はアナログ通信媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの送信型媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0223】
当業者であれば、本明細書に記載される方法でデバイス及び/又はプロセスを説明し、その後、エンジニアリング手法を使用して、このような説明されたデバイス及び/又はプロセスをデータ処理システムに統合することが、当該技術分野において一般的であることが認識されるであろう。すなわち、本明細書に記載されるデバイス及び/又はプロセスの少なくとも一部分が、合理的な量の実験を介してデータ処理システムに統合され得る。当業者であれば、典型的なデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、ビデオ表示デバイス、揮発性及び不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサ及びデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムなどの計算エンティティ、タッチパッド若しくはスクリーンなどの1つ以上の対話型デバイス、並びに/又はフィードバックループ及び制御モータ(例えば、位置及び/若しくは速度を検知するフィードバック、構成要素及び/若しくは量を移動及び/又は調節する制御モータ)を含む制御システム、の1つ以上を含み得ることが認識されるであろう。典型的なデータ処理システムは、データコンピューティング/通信システム及び/又はネットワークコンピューティング/通信システムに典型的に見られるような、任意の好適な市販の構成要素を利用して実装され得る。
【0224】
本明細書に説明される主題は、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は異なる他の構成要素と接続される異なる構成要素を例解することがある。このような描示されたアーキテクチャは、単なる例であり、実際には、同じ機能を達成するその他の多くのアーキテクチャが実装され得ることを、理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる(associated)」。したがって、特定の機能を達成するために組み合わされた本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は介在する構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられている」とみなされ得る。同様に、このように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために、互いに「動作可能に接続されている(operably connected)」、又は「動作可能に連結されている(operably coupled)」とみなされ得、このように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために、互いに「動作可能に結合可能(operably couplable)」であるとみなされてもよい。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられるが、これらに限定されない。
【0225】
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、及び/又は単数形から複数形に、変換し得る。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが、明示的に記載され得る。
【0226】
一般に、本明細書、特に、添付の請求項(例えば添付の請求項の本体)において使用されている用語は、一般に「非限定(open)」用語として意図されることが、当業者には理解されよう(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「含んでいるが、それらに限定されない(including but not limited to)」と解釈するべきであり、「有する(having)」という用語は、「を少なくとも有する(having at least)」と解釈するべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むがそれらに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、このような意図は、請求項に明示的に記載されており、このような記載がない場合、このような意図は存在しないことが、当業者には理解されよう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一(single)」という用語又は類似する言葉が、使用されてもよい。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、「1つ(a)」又は「1つ(an)」という不定冠詞による請求項の記載の導入が、かかる導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、かかる1つの記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」という導入句、及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1つ以上」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も、同様である。加えて、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、このような記載は、少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されよう(例えば、その他の修飾語なしの「2つの記載(two recitations)」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つなど」に類似する表記が使用される場合、一般に、このような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として、意図される(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含むが、これらに限定されない)。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つなど」に類似する表記が使用される場合、一般に、このような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として、意図される(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、かつ/又はA、B、及びCを一緒に、有するシステムを含むが、これらに限定されない)。明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されよう。例えば、「A又はB(A or B)」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB(A and B)」の可能性を含むものと理解されたい。更に、本明細書で使用される、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「のいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組み合わせ」を、個別に、又はその他の項目及び/若しくはその他の項目のカテゴリとの組み合わせにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される場合、「セット(set)」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことを意図している。追加的に、本明細書で使用される、「数(number)」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことが、意図される。また、本明細書で使用される場合、「多重(multiple)」という用語は、「複数(a plurality)」と同義であることが意図される。
【0227】
加えて、本開示の特徴又は態様が、マーカッシュ群(Markush group)の観点から記載されている場合、当業者には、本開示が、それによって、マーカッシュ群の任意の個々の構成要素又は構成要素のサブグループの観点からも記載されることが、認識されよう。
【0228】
当業者には理解されるように、書面による記載を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組み合わせもまた、包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識され得る。非限定的実施例として、本明細書に考察されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解されてもよい。また、当業者には理解されるように、「まで(up to)」、「少なくとも(at least)」、「よりも多い(greater than)」、「よりも少ない(less than)」などの全ての言葉は、言及された数を含み、かつ、上で考察されるように、更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は、個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3つのセルを有するグループは、1つ、2つ、又は3つのセルを有するグループを指す。同様に、1~5つのセルを有するグループは、1つ、2つ、3つ、4つ、又は5つのセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0229】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして、読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「ための手段(means for)」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式(means-plus-function claim format)に訴えることを意図しており、「ための手段」という用語を有しない、いかなる請求項も、そのようには意図されていない。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、前記方法が、
アップリンク(UL)トラフィックに関連付けられた構成情報であって、フローのセットとタイマ量とを示す情報を含む、構成情報を受信することと、
前記フローのセットに関連付けられた複数のプロトコルデータユニット(PDU)のセットの到着時間のセット及び関連付けられた特性を決定することと、
ネットワークエンティティに、前記タイマ量が満了することに基づいて支援情報を送信することと、を含み、前記支援情報が、前記PDUのセットの識別子、前記PDUのセットの決定された前記到着時間のセット及び関連付けられた特性を示すULトラフィック情報を含む、方法。
【請求項2】
前記WTRUによって実行されるアプリケーションから、前記PDUのセットに含まれる複数のPDUを受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
受信された前記複数のPDUをULトラフィックとして送信することを更に含み、PDUのそれぞれのセットの少なくとも1つのPDUが、それぞれのフローを識別する情報を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フローのセットを示す前記情報が、前記フローの識別子のセットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記関連付けられた特性が、それぞれのフローのための前記PDUのセットに関連付けられたジッタ量若しくは範囲、及び/又はそれぞれのフローの前記PDUのセットに関連付けられた周期性、のいずれかを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記PDUのセットが、前記フローのセットに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記PDUのセットが、複数のアプリケーションデータユニット(ADU)を含み、前記複数のADUが、前記フローのセットに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記PDUのそれぞれのセットがそれぞれのフローに関連付けられていることを、前記PDUの前記それぞれのセットのPDUのヘッダに基づいて決定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ULトラフィックに関連付けられた前記構成情報が無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングを介して受信され、及び/又は前記アプリケーションに関連付けられた前記支援情報がRRCシグナリングを介して送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記支援情報を送信した後に、前記フローのセットに関連付けられたリソース構成情報を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサ、メモリ、及びトランシーバを備え、前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記トランシーバが、
アップリンク(UL)トラフィックに関連付けられた構成情報であって、フローのセットとタイマ量とを示す情報を含む、構成情報を受信し、
前記フローのセットに関連付けられた複数のプロトコルデータユニット(PDU)のセットの到着時間のセット及び関連付けられた特性を決定し、
ネットワークエンティティに、前記タイマ量が満了することに基づいて支援情報を送信する、ように構成されており、前記支援情報が、前記PDUのセットの識別子、前記PDUのセットの決定された前記到着時間のセット及び関連付けられた特性を示すULトラフィック情報を含む、WTRU。
【請求項12】
前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記トランシーバが、
前記WTRUによって実行されるアプリケーションから、前記PDUのセットに含まれる複数のPDUを受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記トランシーバが、
受信された前記複数のPDUをULトラフィックとして送信するように構成されており、PDUのそれぞれのセットの少なくとも1つのPDUが、それぞれのフローを識別する情報を含む、請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記フローのセットを示す前記情報が、前記フローの識別子のセットを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項15】
前記関連付けられた特性が、それぞれのフローのための前記PDUのセットに関連付けられたジッタ量若しくは範囲、及び/又はそれぞれのフローの前記PDUのセットに関連付けられた周期性、のいずれかを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項16】
前記PDUのセットが、前記フローのセットに関連付けられている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項17】
前記PDUのセットが、複数のアプリケーションデータユニット(ADU)を含み、前記複数のADUが、前記フローのセットに関連付けられている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項18】
前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記トランシーバが、
前記PDUのそれぞれのセットがそれぞれのフローに関連付けられていることを、前記PDUの前記それぞれのセットのPDUのヘッダに基づいて決定するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項19】
前記ULトラフィックに関連付けられた前記構成情報が無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、及び/又は前記アプリケーションに関連付けられた前記支援情報がRRCシグナリングを介して送信される、請求項11に記載のWTRU。
【請求項20】
前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記トランシーバが、
前記支援情報を送信した後に、前記フローのセットに関連付けられたリソース構成情報を受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。

【国際調査報告】