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特表2024-542200テーブル処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】テーブル処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20241106BHJP
【FI】
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529505
(86)(22)【出願日】2022-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-05-27
(86)【国際出願番号】 CN2022132618
(87)【国際公開番号】W WO2023088379
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】202111364825.8
(32)【優先日】2021-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リン,ズホアン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA28
5E555BA63
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC04
5E555DB58
5E555DC35
5E555FA00
(57)【要約】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、具体的にテーブル処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。本開示の実施例により提供される制御方法は、目標セルを決定することと、第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示することと、データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、正の整数であるN個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定することと、データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、N個のオプションデータに基づいてN以下の正の整数であるM個のセル配色スキームを決定することと、M個のセル配色スキームとN個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブル処理方法であって、目標セルを決定することと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示することと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、正の整数であるN個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定することと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてN以下の正の整数であるM個のセル配色スキームを決定することと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることと、を含むことを特徴とするテーブル処理方法。
【請求項2】
ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、
前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示することと、
ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項3】
ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項4】
前記セル配色スキームは、セルの背景色に対する設定及び/又はセルの文字色に対する設定を含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項5】
前記の、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM個のセル配色スキームを決定することは、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、M個の初期セル配色スキームを決定することを含み、
前記方法は、
前記N個のオプションデータのためにセル配色スキームを編集するための色選択インタフェースを表示することと、
ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項6】
前記の、色選択インタフェースを表示することは、
前記データ編集インタフェースに表示されている第2のコントロールがトリガされることに応答して、前記色選択インタフェースを表示することを含むことを特徴とする請求項5に記載のテーブル処理方法。
【請求項7】
前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示し、各前記オプションデータは、1つの色選択標識に対応し、
前記の、ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することは、
第1のオプションデータに対応する第1の色選択標識がトリガされることに応答して、複数のセル配色スキームが表示されているセル配色スキームセットインタフェースを表示することと、
ユーザによる前記セル配色スキームセットインタフェースへの操作に応答して、第1のセル配色スキームを決定することと、
前記第1のセル配色スキームを前記第1のオプションデータに対応するセル配色スキームとして決定することと、を含み、
第1のオプションデータは、前記N個のオプションデータのうちの何れか1つのオプションデータであることを特徴とする請求項5に記載のテーブル処理方法。
【請求項8】
前記第1の色選択標識の初期表示色は、前記M個の初期セル配色スキームのうちの1つに対応し、
第1のセル配色スキームを決定した後、前記第1の色選択標識の表示色は、前記第1のセル配色スキームに対応することを特徴とする請求項7に記載のテーブル処理方法。
【請求項9】
NとMは等しく、各種のオプションデータは、それぞれ1つの色表示スキームに対応することを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項10】
前記の、M個のセル配色スキームを決定することは、
所定のセル配色スキームセットから、所定の順序に従って前記M個のセル配色スキームを決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項11】
前記の、前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、オプションデータセットを決定することは、
テーブルにおける少なくとも1つのセルの選定操作に応答して、前記少なくとも1つのセルに対応するセルデータセットを前記オプションデータセットとして引用することを含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項12】
前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することは、
前記オプションデータセットがテーブルにおけるセルデータを引用した場合、引用されたセルデータの配列順序に基づき、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することを含むことを特徴とする請求項7に記載のテーブル処理方法。
【請求項13】
前記セルデータセットにおける第2のデータに所定の操作を実行した場合、前記第2のデータに対応する第2のオプションデータにセル配色スキームを改めて関連付けることを更に含み、
前記所定の操作は、前記第2のデータの前記セルデータセットにおける位置順序を調整するために用いられ、前記第2のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータであることを特徴とする請求項11に記載のテーブル処理方法。
【請求項14】
前記所定の操作はドラッグ・アンド・ドロップ操作であることを特徴とする請求項13に記載のテーブル処理方法。
【請求項15】
前記セルデータセットに第3のデータを新規追加した場合、前記オプションデータセットには、前記第3のデータに対応する第3のオプションデータを追加し、且つ前記第3のオプションデータにセル配色スキームを関連付けることを更に含むことを特徴とする請求項11に記載のテーブル処理方法。
【請求項16】
前記セルデータセットから第4のデータを削除した場合、前記オプションデータセットから前記第4のデータに対応する第4のオプションデータを削除し、且つ前記第4のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームを削除することを更に含み、
前記第4のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータであることを特徴とする請求項11に記載のテーブル処理方法。
【請求項17】
テーブル処理装置であって、目標セルを決定するためのセル決定ユニットと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示するためのインタフェース表示ユニットと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、正の整数であるN個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定するためのオプションデータ決定ユニットと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてN以下の正の整数であるM個のセル配色スキームを決定するための配色スキーム決定ユニットと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にするための配色スキーム関連付けユニットと、を含むことを特徴とするテーブル処理装置。
【請求項18】
少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む電子機器であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記電子機器が請求項1~16の何れか一項に記載の方法を実行するように、前記メモリに記憶されているプログラムコードを呼び出すために用いられることを特徴とする電子機器。
【請求項19】
コンピュータ機器により実行される場合、前記コンピュータ機器に請求項1~16の何れか一項に記載の方法を実行させるプログラムコードが記憶されていることを特徴とする非一時的なコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本願は、出願番号が202111364825.8で、出願日が2021年11月17日で、名称が「テーブル処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体」である中国特許出願に基づいて提案され、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容をここで援用により参照として本願に組み込まれる。
【0002】
(技術分野)
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、具体的には、テーブル処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
スプレッドシートにおいて、シーケンス検証機能が設定されたセルは、特定のシーケンスのうちの値をオプションとして入力することしかできず、シーケンスは、ユーザ自己定義に由来してもよく、引用されたセルの範囲に由来してもよい。関連するスプレッドシート製品のシーケンス検証機能は、オプションに自動的に色を付けることができず、展示形式が単一であり、色を利用してオプション内容の意味をより良く伝えることができない。
【発明の概要】
【0004】
簡略化した形で構想を紹介するために、この発明の概要の部分を提供し、これらの構想は、下記の発明を実施するための形態の部分で詳細に説明される。この発明の概要の部分は、特許請求される技術的解決手段の肝心な特徴又は必要な特徴を特定する旨ではなく、特許請求される技術的解決手段の範囲を制限するために用いられる旨でもない。
【0005】
第1の態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
目標セルを決定することと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示することと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定することと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定することと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることと、を含むテーブル処理方法を提供する。
【0006】
第2の態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
目標セルを決定するためのセル決定ユニットと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示するためのインタフェース表示ユニットと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定するためのオプションデータ決定ユニットと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定するための配色スキーム決定ユニットと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にするための配色スキーム関連付けユニットと、を含むテーブル処理装置を提供する。
【0007】
第3の態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む電子機器であって、前記メモリは、プログラムコードを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して前記電子機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法を実行させる電子機器を提供する。
【0008】
第4の態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ機器により実行されると、前記コンピュータ機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法を実行させるプログラムコードが記憶されている非一時的なコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、オプションデータに基づいてセル配色スキームを決定し、且つ決定されたセル配色スキームとオプションデータを関連付け、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることで、色を利用してデータ内容の意味をより良く伝え、データの識別性を高める。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の各実施例の上記と他の特徴、利点及び態様は、図面に合わせて以下の発明を実施するための態様を参照することでより明らかとなる。全ての図面において、同じ又は類似する図面符号は、同じ又は類似する要素を表す。図面は概略的なものであり、素子及び要素は必ず縮尺通りに描かれているわけではないことを理解すべきである。
【0011】
図1】本開示の一実施例により提供されるテーブル処理方法のフローチャートである。
図2】本開示の一実施例により提供されるデータ編集インタフェースの概略図である。
図3】本開示の一実施例により提供されるオプションインタフェースの概略図である。
図4】本開示の一実施例により提供される色編集インタフェースの概略図である。
図5】本開示の別の実施例により提供されるテーブル処理装置の構造概略図である。
図6】本開示の一実施例により提供される電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本開示の実施例を更に詳細に説明する。図面には本開示の幾つかの実施例が示されているが、本開示は、様々な形で実現可能であり、且つここに記載の実施例に限られると解釈されるべきではなく、逆にこれらの実施例を提供することは、本開示をより徹底的且つ完全に理解するためであることを理解されたい。本開示の図面及び実施例は、例示するためのものに過ぎず、本開示の保護範囲を制限するものではないことを理解されたい。
【0013】
本開示の実施形態に記載のステップは、異なる順序で実行されてもよく、及び/又は並行して実行されてもよいことを理解されたい。また、実施形態には追加のステップが含まれてもよく、及び/又は示されたステップを省略して実行してもよい。本開示の範囲は、この面で制限されていない。
【0014】
本明細書に使用される「含む」という用語及びその変形は、非制限的な「含む」であり、即ち、「…を含むが、それ(ら)に限定されない」である。「に基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」である。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「幾つかの実施例」という用語は、「少なくとも幾つかの実施例」を表す。「に応答して」という用語及び関連する用語は、1つの信号又はイベントが別の信号又はイベントにある程度まで影響されるが、必ず完全に又は直接影響を受けるとは限らないことを表す。イベントxがイベントy「に応答して」発生する場合、xはyに直接又は間接応答することができる。例えば、yの出現は最終的にxの出現に繋がる可能性があるが、他の中間イベント及び/又は条件が存在する可能性がある。他の場合には、yは必ずxの出現に繋がるとは限らず、且つyが発生していなくても、xが発生する可能性がある。また、「に応答して」という用語は、更に「少なくとも部分的に応答して」を意味してもよい。
【0015】
「決定」という用語は、様々な動作を広く網羅し、取得、演算、計算、処理、導出、調査、ルックアップ(例えば、テーブル、データベース又は他のデータ構造でルックアップ)、探索、及び類似する動作を含むことができ、受信(例えば、情報を受信)、アクセス(例えば、メモリにおけるデータにアクセス)及び類似する動作、及び解析、選択、選定、確立及び類似する動作などを含むこともできる。他の用語の関連する定義は、下記の記載で与えられる。他の用語の関連する定義は、下記の記載で与えられる。
【0016】
なお、本開示において言及される「第1」、「第2」などの概念は、ただ異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール又はユニットにより実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0017】
なお、本開示において言及される「1つ」、「複数」の修飾は、例示的なものであり、限定的なものではなく、当業者に理解されるように、文脈において別途明確に指摘しなければ、「1つ又は複数」であると理解すべきである。
【0018】
本開示の目的のために、「A及び/又はB」という語句は、(A)、(B)又は(A及びB)を意味する。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクションするメッセージ又は情報の名称は、説明を目的とするものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を制限するためのものではない。
【0020】
図1を参照し、図1には、本開示の一実施例により提供されるテーブル処理方法100のフローチャートが示されており、方法100は、ステップS110~ステップS190を含む。
【0021】
ステップS110:目標セルを決定する。
【0022】
目標セルは、ユーザにより選定されたセルであってもよく、更にユーザにより選定されたものと同じように設定されたセルを含んでもよい。例示的に、ユーザは、シングルクリックやドラッグなどのインタラクション操作により、又は目標セルに入力された式により、1つ又は複数の目標セルを選定することができる。
【0023】
ステップS130:第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示する。
【0024】
例示的に、第1の操作は、所定の標識に対するタッチ操作、クリック操作、ショートカットキー操作、ジェスチャ操作、音声操作などを含むが、これらに限定されない。
【0025】
なお、所定の標識は、テーブルの位置するインタフェース内に位置してもよく、テーブルの位置するインタフェースを介して入った又は開いたマルチレベルインタフェースに設けられてもよく、本開示はここで制限しない。
【0026】
ステップS150:前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定する。
【0027】
ここでは、オプションデータは、決定された目標セルに表示されるために用いられる。
【0028】
幾つかの実施例において、テーブルにおける少なくとも1つのセルの選定操作に応答して、前記少なくとも1つのセルに対応するセルデータセットを前記オプションデータセットとして引用することができる。例示的に、テーブルにおける少なくとも1つのセルに対する選定操作は、ユーザが入力したセル式、又はテーブルにおけるセルに対する選定操作を含むことができる。
【0029】
例示的に、複数のセルのそれぞれに対応する複数のデータをセルデータセットとしてもよく、1つのセル内のデータを所定のフィールドに応じて複数のデータに分割してセルデータセットとしてもよい。例えば、1つのセル内に表示されている「A、B、C」をデータ「A」、「B」、「C」に分割することができる。
【0030】
ステップS170:前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定する。
【0031】
幾つかの実施例において、N個のオプションデータは、それぞれ異なるセル配色スキームに対応することができ、この時、MはNに等しく、N個のオプションデータにおける複数のデータは、1つのセル配色スキームを共有することができ、この時、MはNより小さい。オプションデータの数が所定のセル配色スキームを超えた後、後者の状況が現れる可能性があることを理解できる。
【0032】
幾つかの実施例において、セル配色スキームセットを予め設定し、且つセル配色スキームセットにおけるセル配色スキーム配列順序及びオプションデータセットにおけるデータ配列順序に従って、対応して各オプションデータにセル配色スキームを順に割り当てることができる。オプションデータセットにおけるオプションデータの数がセル配色スキームセットにおけるセル配色スキームの数を超えた場合、超えた部分のオプションデータにセル配色スキームを改めて割り当てることができる。換言すれば、予め設定されたセル配色スキームセットを繰り返して使用することができる。
【0033】
幾つかの実施例において、複数のセル配色スキームセットを予め設定することができ、各セル配色スキームセットは、異なる数のオプションデータに対応する。例示的に、オプションデータセットが3個のオプションデータを含む場合、3個のセル配色スキームを含むセル配色スキームセットを選択することができる。
【0034】
幾つかの実施例において、前記セル配色スキームは、セルの背景色に対する設定及び/又はセルの文字色に対する設定を含む。
【0035】
ステップS190:前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にする。
【0036】
例示的に、図2を参照し、図2には、データ編集インタフェースの概略図が示されている。データ編集インタフェース10には、第1のコントロール11、第1の入力ボックス13及びセル選択コントロール14が表示されている。
【0037】
ユーザは、第1の入力ボックス13に自己定義データを入力してオプションデータセットとし、或いは、第1の入力ボックス13にセル式を入力し、又はセル選択コントロール14を用いてテーブルに既に存在しているセルデータを選択することで、セル式に対応するセルデータ又は選択されたセルデータをオプションデータセットとして引用することができる。
【0038】
システムは、第1のコントロール11がボックスで選択されることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM個のセル配色スキームを決定することができる。第1のコントロール11がボックスで選択されていない場合、セル配色スキームを決定しなくてもよいことが理解される。
【0039】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、オプションデータに基づいてセル配色スキームを決定し、且つ決定されたセル配色スキームとオプションデータを関連付け、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることで、色を利用してデータ内容の意味をより良く伝え、データの識別性を高める。
【0040】
幾つかの実施例において、方法100は、ステップA1及びステップA2を更に含む。
【0041】
ステップA1:ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示する。
【0042】
例示的に、第3の操作は、所定の標識に対するタッチ操作、クリック操作、ショートカットキー操作、ジェスチャ操作、音声操作などを含むが、これらに限定されない。
【0043】
ステップA2:ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示する。
【0044】
本実施例において、オプションデータとセル配色スキームを関連付けた後、ユーザは、目標セルに対する第3の操作によりオプションインタフェースを表示することをトリガすることができ、前記オプションインタフェースにおいて、各オプションデータは、それぞれに関連付けられたセル配色スキームで表示される。ユーザは、そのうちの1つ又は複数のオプションデータを選択して前記目標セルを充填することができる。
【0045】
例示的に、図3を参照し、ユーザは、目標セル20に表示されているドロップダウンコントロール21をトリガすることで、オプションインタフェース30を開くことができる。オプションインタフェース30には、異なる色(色が図示されず)を背景色(背景色の輪郭が角丸長方形で示される)とするオプションデータが表示されており、それぞれ「非常に緊急でない」、「緊急でない」、「一般」、「緊急」及び「非常に緊急」であり、ユーザは、そのうちの1つ又は複数を選定して目標セル20内に充填することができ、目標セル内に充填されたオプションには依然として背景色が保留されている。図3に示すように、ユーザが現在「緊急でない」オプションを選択し、背景色付きの「緊急でない」が目標セル20に充填される。
【0046】
幾つかの実施例において、方法100は、ステップB1を更に含む。
【0047】
ステップB1:ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示する。
【0048】
本実施例において、ユーザは、目標セル内にオプションデータを入力することができ、入力されたオプションデータは、自動的に関連付けられたセル配色スキームで目標セル内に表示される。
【0049】
幾つかの実施例において、ステップS170で決定されたM個のセル配色スキームは、システムで自動的に設置された初期セル配色スキーム又はデフォルトのセル配色スキームであってもよく、ユーザは、更にセル配色スキームを自己定義することもできる。ユーザがセル配色スキームを自己定義することは、以下のステップC1とC2を含むことができる。
【0050】
ステップC1:前記N個のオプションデータのためにセル配色スキームを編集するための色選択インタフェースを表示する。
【0051】
ステップC2:ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを更新する。
【0052】
幾つかの実施例において、データ編集インタフェースに表示されている第2のコントロールがトリガされることに応答して前記色編集インタフェースを表示することができる。例示的に、図2を参照し、ユーザは、データ編集インタフェース10に表示されている第2のコントロール12をトリガすることにより、色編集インタフェースを開くことができる。
【0053】
幾つかの実施例において、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示し、各前記オプションデータは、1つの色選択標識に対応する。ステップC2は、ステップc21~ステップc23を更に含む。
【0054】
ステップc21:第1のオプションデータに対応する第1の色選択標識がトリガされることに応答して、複数のセル配色スキームが表示されているセル配色スキームセットインタフェースを表示する。第1のオプションデータは、前記N個のオプションデータのうちの何れか1つのオプションデータである。
【0055】
ステップc22:ユーザによる前記セル配色スキームセットインタフェースへの操作に応答して、第1のセル配色スキームを決定する。
【0056】
ステップc23:前記第1のセル配色スキームを前記第1のオプションデータに対応するセル配色スキームとして決定する。
【0057】
幾つかの実施例において、前記第1の色選択標識の初期表示色は、前記M個の初期セル配色スキームのうちの1つに対応し、第1のセル配色スキームを決定した後、前記第1の色選択標識の表示色は、前記第1のセル配色スキームに対応する。
【0058】
図4を参照し、色選択インタフェース40には、それぞれ「非常に緊急でない」、「緊急でない」、「一般」、「緊急」及び「非常に緊急」である5個のオプションデータが表示されており、各オプションデータの左側には、それぞれ色選択標識41、42、43、44及び45が対応して表示されている。色選択標識の初期色は、システムによるこの5個のオプションデータのデフォルトの初期セル配色スキームに一々対応することができ、このように、ユーザが現在各オプションデータに対応するセル配色スキームを把握しやすくなる。
【0059】
図4を参照し、ユーザが第1の色選択標識41をトリガし、例えば第1の色選択標識41をクリックし、又はカーソルを第1の色選択標識に合わせた場合、セル配色スキームセットインタフェース50を表示し、セル配色スキームセットインタフェース50に複数のセル配色スキーム51を表示することができ、ユーザは、そのうちの1つのセル配色スキームを第1のオプションデータである「非常に緊急でない」のセル配色スキームとして選択することができる。ユーザがセル配色スキームを選択した後、第1の色選択標識の色は、初期セル配色スキームからユーザにより選択されたセル配色スキームに対応するように変更することができる。ユーザが色選択インタフェース40における「OK」ボタン又は「戻る」ボタンをクリックした場合、ユーザによるセル配色スキームの修正を保存する。
【0060】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、色選択インタフェースに前記N個のオプションデータ、及びそれに対応する色選択標識を表示することで、色選択標識の色がオプションデータの現在のセル配色スキームに対応し、ユーザが各オプションデータに対応するセル配色スキームを全体的に組み合わせて比較することが容易になる。
【0061】
類似するステップに基づき、ユーザは、他のオプションデータのために新たなセル配色スキームを改めて選択することができ、他のオプションデータに対応する色選択標識の色は、それに応じて変化することができ、ここで詳しく説明しない。
【0062】
幾つかの実施例において、前記オプションデータセットがテーブルにおけるセルデータを引用した場合、引用されたセルデータの配列順序に基づき、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示する。例示的に、引用されたセルデータの配列順序が順にA、B、C、Dである場合、色選択インタフェースにオプションデータA、B、C、Dが対応して順に表示される。引用されたセルデータの配列順序が変化した場合、色選択インタフェースに表示されているオプションデータは順に変化する。
【0063】
幾つかの実施例において、前記セルデータセットにおける第2のデータに所定の操作を実行した場合、前記第2のデータに対応する第2のオプションデータにセル配色スキームを改めて関連付け、前記所定の操作は、前記第2のデータの前記セルデータセットにおける位置順序を調整するために用いられ、前記第2のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0064】
例示的に、引用されたセルデータの配列順序が順にA、B、C、Dである場合、ユーザがドラッグ・アンド・ドロップ操作によりセルデータCをセルデータAとBの間まで移動した時、セルデータCに対応するオプションデータCにセル配色スキームを改めて関連付け、他のオプションデータ(A、B、D)に関連付けられたセル配色スキームがこれによって変化することはない。
【0065】
幾つかの実施例において、前記セルデータセットに第3のデータを新規追加した場合、前記オプションデータセットには、前記第3のデータに対応する第3のオプションデータを追加し、且つ前記第3のオプションデータにセル配色スキームを関連付ける。
【0066】
例示的に、引用されたセルデータセットが「A、B、C、D」から「A、B、C、D、E」に変更した場合、それに対応してオプションデータセットが「A、B、C、D」から「A、B、C、D、E」に変更し、且つ新規追加されたオプションデータEにセル配色スキームを関連付け、他のオプションデータ(A、B、C、D)に関連付けられたセル配色スキームがこれによって変化することはない。
【0067】
幾つかの実施例において、前記セルデータセットから第4のデータを削除した場合、前記オプションデータセットから前記第4のデータに対応する第4のオプションデータを削除し、且つ前記第4のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームを削除し、前記第4のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0068】
幾つかの実施例において、セルの引用範囲内におけるセルにドラッグ・アンド・ドロップ操作が発生した場合、前記N個のオプションデータに対応するセル配色スキームの数は変わらず、即ち、決定されたM個のセル配色スキームの数は変わらず、ドラッグ・アンド・ドロップされた引用対象セルに対応するオプションデータに新たなセル配色スキームを改めて関連付け、ドラッグ・アンド・ドロップされていない引用対象セルに対応するオプションデータに関連付けられたセル配色スキームが変わらないように維持される。
【0069】
幾つかの実施例において、セルの引用範囲に新たなセルが挿入され(例えば新たな行又は新たな列が挿入され)、又はセルの引用範囲を拡大した場合、それに応じて新たなオプションデータを追加し、且つ新規追加されたオプションデータにセル配色スキームを関連付け、元々のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームが変わらないように維持される。
【0070】
幾つかの実施例において、セルの引用範囲から新たなセルを削除し(例えば行又は列を削除し)、又はセルの引用範囲を縮小した場合、それに応じて対応するオプションデータを削除し、且つ対応するセル配色スキームを削除し、オプションデータに関連付けられたセル配色スキームが変わらないように維持される。
【0071】
それに応じて、図5に示すように、本開示の一実施例によれば、
目標セルを決定するためのセル決定ユニット610と、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示するためのインタフェース表示ユニット630と、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定するためのオプションデータ決定ユニット650と、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定するための配色スキーム決定ユニット670と、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にするための配色スキーム関連付けユニット690と、を含むテーブル処理装置600を提供する。
【0072】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、オプションデータに基づいてセル配色スキームを決定し、且つ決定されたセル配色スキームとオプションデータを関連付け、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることで、色を利用してデータ内容の意味をより良く伝え、データの識別性を高める。
【0073】
幾つかの実施例において、テーブル処理装置は、
ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示するためのオプションインタフェース表示ユニットと、
ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示するための第1の目標データ表示ユニットと、を更に含む。
【0074】
幾つかの実施例において、テーブル処理装置は、
ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示するための第2の目標データ表示ユニットを更に含む。
【0075】
幾つかの実施例において、前記配色スキーム決定ユニットは、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、M個の初期セル配色スキームを決定するために用いられ、テーブル処理装置は、
前記N個のオプションデータのためにセル配色スキームを編集するための色選択インタフェースを表示するための色選択インタフェース表示ユニットと、
ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定するための第2の配色スキーム決定ユニットと、を更に含む。
【0076】
幾つかの実施例において、テーブル処理装置は、
前記セルデータセットにおける第2のデータに所定の操作を実行した場合、前記第2のデータに対応する第2のオプションデータにセル配色スキームを改めて関連付けるための第1の再関連付けユニットを更に含み、前記所定の操作は、前記第2のデータの前記セルデータセットにおける位置順序を調整するために用いられ、前記第2のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0077】
幾つかの実施例において、テーブル処理装置は、
前記セルデータセットに第3のデータを新規追加した場合、前記オプションデータセットには、前記第3のデータに対応する第3のオプションデータを追加し、且つ前記第3のオプションデータにセル配色スキームを関連付けるための第2の再関連付けユニットを更に含む。
【0078】
幾つかの実施例において、テーブル処理装置は、
前記セルデータセットから第4のデータを削除した場合、前記オプションデータセットから前記第4のデータに対応する第4のオプションデータを削除し、且つ前記第4のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームを削除するための第3の再関連付けユニットを更に含み、前記第4のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0079】
装置の実施例については、方法の実施例に基本的に対応するため、関連部分について方法の実施例の一部の説明を参照すればよい。以上に記載の装置の実施例はただ例示的なものであり、別個のモジュールとして説明されるモジュールは、別個のものであってもよく、又はそうでなくてもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全部のモジュールを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。当業者は、創造的な努力をすることなく、理解して実施することができる。
【0080】
それに応じて、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む電子機器であって、
メモリは、プログラムコードを記憶するために用いられ、プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して前記電子機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法を実行させる電子機器を提供する。
【0081】
それに応じて、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ機器により実行され得ることで、コンピュータ機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法を実行させるプログラムコードが記憶されている非一時的なコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0082】
以下、図6を参照し、それは本開示の実施例を実現するために適する電子機器(例えば端末機器又はサーバ)800の構造概略図を示す。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルメディアプレーヤ)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などの移動端末及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、これらに限定されない。図6に示される電子機器は、一例に過ぎず、本開示の実施例の機能と使用範囲を制限するものではない。
【0083】
図6に示すように、電子機器800は、処理装置(例えば中央処理装置、画像処理装置など)801を含むことができ、リードオンリーメモリ(ROM)802に記憶されているプログラム又は記憶装置808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたプログラムに基づいて各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM803において、更に電子機器800を操作するために必要とされる様々なプログラムとデータが記憶されている。処理装置801、ROM802及びRAM803は、バス804を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インタフェース805もバス804に接続されている。
【0084】
通常、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置806、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動器などを含む出力装置807、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置808、及び通信装置809といった装置は、I/Oインタフェース805に接続することができる。通信装置809は、電子機器800が他の機器と無線又は有線通信してデータを交換することを可能にすることができる。図6には様々な装置を有する電子機器800が示されているが、示されている装置の全てを実施又は具備することを要求しないことを理解すべきである。より多い又はより少ない装置を代替的に実施又は具備してもよい。
【0085】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して説明したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体に運ばれているコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置809によりネットワークからダウンロードされてインストールされ、又は記憶装置808からインストールされ、又はROM802からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムが処理装置801により実行されると、本開示の実施例の方法に限定された上記機能が実行される。
【0086】
なお、本開示に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又は上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電気、磁気、光学、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶する如何なる有形媒体であってもよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用され、又はそれと組み合わせて使用されることができる。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードを運んでいる、ベースバンドにおいて又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含むことができる。このような伝播されるデータ信号は、様々な形を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用される又はそれと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送可能であり、上記媒体は、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0087】
幾つかの実施形態において、クライアント側、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol,ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)のような現在既知の又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ任意の形又は媒体のデジタルデータと通信して(例えば、通信ネットワーク)相互接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えば、インターネット)及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在既知の又は将来研究開発される任意のネットワークを含む。
【0088】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよく、当該電子機器に組み込まれずに、独立して存在してもよい。
【0089】
上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが運ばれており、上記1つ又は複数のプログラムが当該電子機器により実行される場合、当該電子機器に上記の本開示の方法を実行させる。
【0090】
1つ又は複数のプログラミング言語又はその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを編成することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、更に「C」言語又は類似するプログラミング言語などの通常の手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータに実行され、部分的にユーザのコンピュータに実行され、独立するパッケージとして実行され、部分的にユーザのコンピュータに実行され且つ部分的にリモートコンピュータに実行され、又は完全にリモートコンピュータ或いはサーバに実行されることができる。リモートコンピュータに関する場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークによってユーザのコンピュータに接続されてもよく、又は、外部のコンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットによって接続される)。
【0091】
図面におけるフローチャート及びブロック図には、本開示の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作が図示されている。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含むモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部を表すことができる。なお、幾つかの代替としての実現形態において、ブロックに付けられる機能は、図面に付けられる順序と違う順序に従って実現されてもよい。例えば、2つの連続して示されるブロックは、実際には基本的に並列して実行されることもあれば、機能によっては逆の順序で実行されることもある。なお、ブロック図及び/又はフローチャート図における各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実現されてもよいし、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせで実現されてもよい。
【0092】
本開示の実施例に記載のユニットは、ソフトウェアの形で実現されてもよく、ハードウェアの形で実現されてもよい。ユニットの名称は、場合によって当該ユニット自体を限定するものではない。
【0093】
本明細書において以上に記載の機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材により実行することができる。例えば、非限定的に、使用できる典型的なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、結合プログラマブル論理機器(CPLD)などを含む。
【0094】
本開示の文脈において、機械可読媒体は有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又は機器に使用される又は命令実行システム、装置又は機器に結合されて使用されるプログラムを具備又は記憶してよい。機械可読媒体は機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、一つ以上のリード線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0095】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標セルを決定することと、第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示することと、前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定することと、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定することと、前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることと、を含むテーブル処理方法を提供する。
【0096】
本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法は、ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示することと、ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示することと、を更に含む。
【0097】
本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法は、ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示することを更に含む。
【0098】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記セル配色スキームは、セルの背景色に対する設定及び/又はセルの文字色に対する設定を含む。
【0099】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記の前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM個のセル配色スキームを決定することは、前記の前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、M個の初期セル配色スキームを決定することを含み、前記方法は、前記N個のオプションデータのためにセル配色スキームを編集するための色選択インタフェースを表示することと、ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することと、を更に含む。
【0100】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記の色選択インタフェースを表示することは、前記データ編集インタフェースに表示されている第2のコントロールがトリガされることに応答して、前記色選択インタフェースを表示することを含む。
【0101】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示し、各前記オプションデータは、1つの色選択標識に対応し、前記のユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することは、第1のオプションデータに対応する第1の色選択標識がトリガされることに応答して、複数のセル配色スキームが表示されているセル配色スキームセットインタフェースを表示することと、ユーザによる前記セル配色スキームセットインタフェースへの操作に応答して、第1のセル配色スキームを決定することと、前記第1のセル配色スキームを前記第1のオプションデータに対応するセル配色スキームとして決定することと、を含み、第1のオプションデータは、前記N個のオプションデータのうちの何れか1つのオプションデータである。
【0102】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1の色選択標識の初期表示色は、前記M個の初期セル配色スキームのうちの1つに対応し、第1のセル配色スキームを決定した後、前記第1の色選択標識の表示色は、前記第1のセル配色スキームに対応する。
【0103】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、NとMは等しく、各種のオプションデータは、それぞれ1つの色表示スキームに対応する。
【0104】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記のM個のセル配色スキームを決定することは、所定のセル配色スキームセットから、所定の順序に従って前記M個のセル配色スキームを決定することを含む。
【0105】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記の前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、オプションデータセットを決定することは、テーブルにおける少なくとも1つのセルの選定操作に応答して、前記少なくとも1つのセルに対応するセルデータセットを前記オプションデータセットとして引用することを含む。
【0106】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することは、前記オプションデータセットがテーブルにおけるセルデータを引用した場合、引用されたセルデータの配列順序に基づき、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することを含む。
【0107】
本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法は、前記セルデータセットにおける第2のデータに所定の操作を実行した場合、前記第2のデータに対応する第2のオプションデータにセル配色スキームを改めて関連付けることを更に含み、前記所定の操作は、前記第2のデータの前記セルデータセットにおける位置順序を調整するために用いられ、前記第2のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0108】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記所定の操作はドラッグ・アンド・ドロップ操作である。
【0109】
本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法は、前記セルデータセットに第3のデータを新規追加した場合、前記オプションデータセットには、前記第3のデータに対応する第3のオプションデータを追加し、且つ前記第3のオプションデータにセル配色スキームを関連付けることを更に含む。
【0110】
本開示の1つ又は複数の実施例により提供されるテーブル処理方法は、前記セルデータセットから第4のデータを削除した場合、前記オプションデータセットから前記第4のデータに対応する第4のオプションデータを削除し、且つ前記第4のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームを削除することを更に含み、前記第4のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータである。
【0111】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標セルを決定するためのセル決定ユニットと、第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示するためのインタフェース表示ユニットと、前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、N(Nは正の整数である)個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定するためのオプションデータ決定ユニットと、前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM(MはN以下の正の整数である)個のセル配色スキームを決定するための配色スキーム決定ユニットと、前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にするための配色スキーム関連付けユニットと、を含むテーブル処理装置を提供する。
【0112】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む電子機器であって、前記メモリは、プログラムコードを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して前記電子機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供される任意の前記テーブル処理方法を実行させる電子機器を提供する。
【0113】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ機器により実行されると、前記コンピュータ機器に本開示の1つ又は複数の実施例により提供される任意の前記テーブル処理方法を実行させるプログラムコードが記憶されている非一時的なコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0114】
以上の記載は、本開示の好ましい実施例及び使用される技術原理に対する説明に過ぎない。当業者に理解されるように、本開示において及んでいる開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせでなる技術的解決手段に限定されず、上記開示の構想から逸脱しない場合に、上記技術的特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術的解決手段をも同時に網羅すべきである。例えば上記特徴と本開示に開示された類似する機能を有する技術的特徴とを相互に置き換えて形成した技術的解決手段(ただし、これに限定されない)を網羅すべきである。
【0115】
また、特定の順序を採用して各操作を記載したが、これは、これらの操作が示されている特定の順序又はシーケンシャルな順序で実行されることを要求すると理解されるべきではない。一定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利となる場合がある。同様に、上記の検討には複数の具体的な実現の細部が含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限であると解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈において記載された幾つかの特徴は、更に組み合わせられて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈において記載された様々な特徴は、個別に又は任意の適切なサブコンビネーションの形で複数の実施例で実現されてもよい。
【0116】
既に構造特徴及び/又は方法論理動作に特定される文言を採用して本主題を記載したが、添付される特許請求の範囲において限定される主題は、以上に記載の特定の特徴又は動作に限定されるわけではないことを理解すべきである。逆に、以上に記載の特定の特徴及び動作は、単に特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-05-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブル処理方法であって、目標セルを決定することと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示することと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、正の整数であるN個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定することと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてN以下の正の整数であるM個のセル配色スキームを決定することと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にすることと、を含み、
ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、
前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示することと、
ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示することと、を更に含み、
又は、ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示することを更に含む、ことを特徴とする
テーブル処理方法。
【請求項2】
前記セル配色スキームは、セルの背景色に対する設定及び/又はセルの文字色に対する設定を含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項3】
記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてM個のセル配色スキームを決定することは、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、M個の初期セル配色スキームを決定することを含み、
当該テーブル処理方法は、
前記N個のオプションデータのためにセル配色スキームを編集するための色選択インタフェースを表示することと、
ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項4】
記色選択インタフェースを表示することは、
前記データ編集インタフェースに表示されている第2のコントロールがトリガされることに応答して、前記色選択インタフェースを表示することを含むことを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項5】
前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示し、各前記オプションデータは、1つの色選択標識に対応し、
記ユーザによる前記色選択インタフェースへの操作に基づき、前記M個のセル配色スキームを決定することは、
第1のオプションデータに対応する第1の色選択標識がトリガされることに応答して、複数のセル配色スキームが表示されているセル配色スキームセットインタフェースを表示することと、
前記ユーザによる前記セル配色スキームセットインタフェースへの操作に応答して、第1のセル配色スキームを決定することと、
前記第1のセル配色スキームを前記第1のオプションデータに対応するセル配色スキームとして決定することと、を含み、
第1のオプションデータは、前記N個のオプションデータのうちの何れか1つのオプションデータであることを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項6】
前記第1の色選択標識の初期表示色は、前記M個の初期セル配色スキームのうちの1つに対応し、
第1のセル配色スキームを決定した後、前記第1の色選択標識の表示色は、前記第1のセル配色スキームに対応することを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項7】
NとMは等しく、各種のオプションデータは、それぞれ1つの色表示スキームに対応することを特徴とする請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項8】
記M個のセル配色スキームを決定することは、
所定のセル配色スキームセットから、所定の順序に従って前記M個のセル配色スキームを決定することを含むことを特徴とする
請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項9】
記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、オプションデータセットを決定することは、
テーブルにおける少なくとも1つのセルの選定操作に応答して、前記少なくとも1つのセルに対応するセルデータセットを前記オプションデータセットとして引用することを含むことを特徴とする
請求項1に記載のテーブル処理方法。
【請求項10】
前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することは、
前記オプションデータセットがテーブルにおけるセルデータを引用した場合、引用されたセルデータの配列順序に基づき、前記色選択インタフェースに前記N個のオプションデータを表示することを含むことを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項11】
前記セルデータセットにおける第2のデータに所定の操作を実行した場合、前記第2のデータに対応する第2のオプションデータにセル配色スキームを改めて関連付けることを更に含み、
前記所定の操作は、前記第2のデータの前記セルデータセットにおける位置順序を調整するために用いられ、前記第2のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータであることを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項12】
前記所定の操作はドラッグ・アンド・ドロップ操作であることを特徴とする請求項11に記載のテーブル処理方法。
【請求項13】
前記セルデータセットに第3のデータを新規追加した場合、前記オプションデータセットには、前記第3のデータに対応する第3のオプションデータを追加し、且つ前記第3のオプションデータにセル配色スキームを関連付けることを更に含むことを特徴とする請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項14】
前記セルデータセットから第4のデータを削除した場合、前記オプションデータセットから前記第4のデータに対応する第4のオプションデータを削除し、且つ前記第4のオプションデータに関連付けられたセル配色スキームを削除することを更に含み、
前記第4のデータは、セルデータセットのうちの何れか1つのデータであることを特徴とする
請求項に記載のテーブル処理方法。
【請求項15】
標セルを決定するためのセル決定ユニットと、
第1の操作に応答して、データ編集インタフェースを表示するためのインタフェース表示ユニットと、
前記データ編集インタフェースに対する第2の操作に基づき、正の整数であるN個のオプションデータを含むオプションデータセットを決定するためのオプションデータ決定ユニットと、
前記データ編集インタフェースに表示されている第1のコントロールがトリガされることに応答して、前記N個のオプションデータに基づいてN以下の正の整数であるM個のセル配色スキームを決定するための配色スキーム決定ユニットと、
前記M個のセル配色スキームと前記N個のオプションデータを関連付けることにより、各オプションデータを前記目標セルにおいて関連付けられたセル配色スキームに基づいて表示可能にするための配色スキーム関連付けユニットと、を含み、
ユーザによる前記目標セルへの第3の操作に応答して、オプションインタフェースを表示し、
前記オプションインタフェースにおいて、前記M個のセル配色スキームに基づいて前記N個のオプションデータを表示すること、及び
ユーザが前記オプションインタフェースから目標オプションデータを決定することに応答して、前記目標セルに前記目標オプションデータを充填し、前記目標オプションデータを前記目標セルにおいて前記目標オプションデータに関連付けられたセル配色スキームで表示することに用いられた、オプションインタフェース表示ユニット、
又は、ユーザが前記目標セルに前記N個のオプションデータのうちの1つ又は複数を入力することに応答して、前記目標セル内に、入力されたオプションデータに関連付けられたセル配色スキームで入力されたオプションデータを表示することに用いられた、第2の目標データ表示ユニット、を更に含む、
テーブル処理装置。
【請求項16】
少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサと、を含む電子機器であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記電子機器が請求項1~14の何れか一項に記載の方法を実行するように、前記メモリに記憶されているプログラムコードを呼び出すために用いられることを特徴とする
電子機器。
【請求項17】
コンピュータ機器により実行される場合、前記コンピュータ機器に請求項1~14の何れか一項に記載の方法を実行させるプログラムコードが記憶されていることを特徴とする非一時的なコンピュータ記憶媒体。
【国際調査報告】