(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(54)【発明の名称】UEの方法、UE、AMFの方法およびAMF
(51)【国際特許分類】
H04W 60/00 20090101AFI20241106BHJP
H04W 48/02 20090101ALI20241106BHJP
【FI】
H04W60/00
H04W48/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529764
(86)(22)【出願日】2022-11-28
(85)【翻訳文提出日】2024-05-20
(86)【国際出願番号】 JP2022043676
(87)【国際公開番号】W WO2023120045
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111060027
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD30
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE16
5K067JJ61
(57)【要約】
【課題】
ネットワークスライスが、既に展開されているトラッキングエリアと重複しないエリア及び/又は制限された存続期間を有するエリアで展開される必要があるという新しい市場の要求が存在する。最新の3GPP仕様書は、新しい市場の要求を満たすことができないため、3GPP仕様書を向上させる必要がある。
【解決手段】
通信装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することを含む。前記方法は、前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信することを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、
前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信することと、
を含む、方法。
【請求項2】
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、前記S-NSSAIと、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の位置情報と、を含む、ということと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、許可NSSAIを含む第2のメッセージを送信することであって、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、ということと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行うことを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む、ということと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む、ということと、
を含む、方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージを送信した後に第3のメッセージを受信することを更に含み、
前記第3のメッセージは、許可NSSAIを含み、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行うことを更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記S-NSSAIが有効である場合、前記S-NSSAIを使用することによってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション確立手順を行うことを更に含む、請求項4から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
通信装置の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信することであって、
前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記S-NSSAIが有効でない場合、第2のシステム情報を送信することを更に含み、
前記第2のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効でないことを示す情報を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
通信装置であって、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、
前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信する手段と、
を備える、通信装置。
【請求項11】
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、前記S-NSSAIと、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の位置情報と、を含む、手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、許可NSSAIを含む第2のメッセージを送信する手段であって、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、手段と、
を更に備える、請求項10に記載の通信装置。
【請求項12】
前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行う手段を更に備える、請求項11に記載の通信装置。
【請求項13】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む、手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む、手段と、
を備える、UE。
【請求項14】
前記第2のメッセージを送信した後に第3のメッセージを受信する手段を更に備え、
前記第3のメッセージは、許可NSSAIを含み、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、請求項13に記載のUE。
【請求項15】
前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行う手段を更に備える、請求項14に記載のUE。
【請求項16】
前記S-NSSAIが有効である場合、前記S-NSSAIを使用することによってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション確立手順を行う手段を更に備える、請求項13から15のいずれか1項に記載のUE。
【請求項17】
通信装置であって、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信する手段であって、
前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【請求項18】
前記S-NSSAIが有効でない場合、第2のシステム情報を送信する手段を更に備え、
前記第2のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効でないことを示す情報を含む、請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、
前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報、及び前記ネットワークスライスへの登録が許可されないことを示す情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することと、
を含む、方法。
【請求項20】
通信端末の方法であって、
ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、
前記第1の通信装置から、前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
を含む、方法。
【請求項21】
第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、
前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報のうちの少なくとも1つを通信端末に送信することと、
を含む、方法。
【請求項22】
通信端末の方法であって、
ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、
前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を含む、前記ネットワークへの登録が許可されることを示す情報を前記第1の通信装置から受信することと、
を含む、方法。
【請求項23】
第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する前記情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する前記情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することと、
前記第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを前記第1の基地局から受信することと、
を含む、方法。
【請求項24】
第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
第1の基地局から、前記第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することと、
前記ネットワークスライスについての前記有効時間及び前記ネットワークスライスについての前記有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを前記第1の基地局に送信することと、
を含む、方法。
【請求項25】
前記有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することを含む、請求項23又は請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記有効エリア及び前記有効時間に関連する情報を通信端末に送信することを含む、請求項23又は請求項24に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置の方法、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法、通信装置、UE、第1の通信装置の方法、通信端末の方法、及び第1の通信装置の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
非特許文献2によれば、登録手順中に、UEは、5GCから、使用を許可されるネットワークスライスを取得し得る。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【非特許文献3】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【非特許文献4】3GPP TS 23.003: "Numbering, addressing and identification". V17.3.0 (2021-09)
【非特許文献5】3GPP TS 38.413: "NG Application Protocol (NGAP)". V16.7.0 (2021-10)
【非特許文献6】IETF RFC 5580: "Carrying Location Objects in RADIUS and Diameter"
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献2の説明は、許可ネットワークスライスがUEに提供されると、そのネットワークスライスは、割り当てられる登録エリア内の全てのセルに関して均一に利用可能であることを意味する。登録エリアは、トラッキングエリアのリストを含むことに留意されたい。
【0005】
他方、ネットワークスライスが、既に展開されているトラッキングエリアと重複しないエリア及び/又は制限された存続期間を有するエリアで展開される必要があるという新しい市場の要求が存在する。
【0006】
最新の3GPP仕様書は、上述の新しい市場の要求を満たすことができないため、3GPP仕様書を向上させる必要がある。
【0007】
ネットワークスライスについてのサービスを柔軟に提供するためには、問題となる状況、不明確な構成要素又は構造が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の態様では、通信装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信することと、を含む。
【0009】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む。前記方法は、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することを含む。前記方法は、前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信することを含む。前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む。
【0010】
本開示の態様では、通信装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信することと、を含む。前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む。
【0011】
本開示の態様では、通信装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信する手段と、を含む。
【0012】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のメッセージを受信する手段を含む。前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む。前記UEは、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段を含む。前記UEは、前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信する手段を含む。前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む。
【0013】
本開示の態様では、通信装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信する手段と、を含む。前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む。
【0014】
本開示の態様では、第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報、及び前記ネットワークスライスへの登録が許可されないことを示す情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することと、を含む。
【0015】
本開示の態様では、通信端末の方法は、ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、前記第1の通信装置から、前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、を含む。
【0016】
本開示の態様では、第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報のうちの少なくとも1つを通信端末に送信することと、を含む。
【0017】
本開示の態様では、通信端末の方法は、ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を含む、前記ネットワークへの登録が許可されることを示す情報を前記第1の通信装置から受信することと、を含む。
【0018】
本開示の態様では、第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する前記情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する前記情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することと、前記第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを前記第1の基地局から受信することと、を含む。
【0019】
本開示の態様では、第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、第1の基地局から、前記第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することと、前記ネットワークスライスについての前記有効時間及び前記ネットワークスライスについての前記有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを前記第1の基地局に送信することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、第1の態様の第1の例(特定の期間において局所的なサービスをサポートするネットワークスライスをプロビジョニングする手順)に関するシグナリング図である。
【
図2】
図2は、第1の態様の第1の例(構成されたNSSAIがUEに提供された後のUE及びネットワーク挙動)に関するシグナリング図である。
【
図3】
図3は、第1の態様の第2の例(特定の期間において局所的なサービスをサポートするネットワークスライスをプロビジョニングする手順)に関するシグナリング図である。
【
図4】
図4は、第1の態様の第2の例(一時的な許可NSSAIがUEに提供された後のUE及びネットワーク挙動)に関するシグナリング図である。
【
図5】
図5は、第1の態様の第3の例(ネットワークスライス情報のプロビジョニング)に関するシグナリング図である。
【
図7】
図7は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
【
図8】
図8は、(R)ANノードを示すブロック図である。
【
図9】
図9は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
【
図10】
図10は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
【
図11】
図11は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
【
図12】
図12は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
【
図13】
図13は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
【
図14】
図14は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
【
図15】
図15は、ネットワーク機能(Network Function)(NF)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0022】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BCCH Broadcast Control Channel
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Planefff
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HPLMN Home Public Land Mobile Network
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NTP Network Time Protocol
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RAT Radio Access Technology
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited Public Land Mobile Network
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0023】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0024】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0025】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0026】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0027】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0028】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められるものとする多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0029】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すとき、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0030】
態様の各々、及び後述の各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0031】
本開示の例示的な目的は、上記問題を解決することができる方法及び装置を提供することである。
【0032】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することを含む。方法は、S-NSSAI、第1の情報、及び第2の情報を送信することを含む。
【0033】
本開示の例示的な態様に係るユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む。方法は、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することを含む。方法は、S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信することを含む。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。
【0034】
本開示の例示的な態様に係る通信装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することを含む。方法は、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することを含む。方法は、S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信することを含む。第1のシステム情報は、S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む。
【0035】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、S-NSSAI、第1の情報、及び第2の情報を送信するように構成されている。
【0036】
本開示の例示的な態様に係るユーザ装置(User Equipment)(UE)は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1のメッセージを受信するように構成されている。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信するように構成されている。第2のメッセージは、S-NSSAIを含む。
【0037】
本開示の例示的な態様に係る通信装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、を含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定するように構成されている。少なくとも1つのハードウェアプロセッサは、S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信するように構成されている。第1のシステム情報は、S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む。
【0038】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することを含む。方法は、第2の通信装置から、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報、及びネットワークスライスへの登録が許可されないことを示す情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することを含む。
【0039】
本開示の例示的な態様に係る通信端末の方法は、ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することを含む。方法は、第1の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。
【0040】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することを含む。方法は、第2の通信装置から、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報のうちの少なくとも1つを通信端末に送信することを含む。
【0041】
本開示の例示的な態様に係る通信端末の方法は、ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を含む、ネットワークへの登録が許可されることを示す情報を第1の通信装置から受信することを含む。
【0042】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。方法は、第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを第1の基地局から受信することを含む。
【0043】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、第1の基地局から、第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間及びネットワークスライスについての有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。
【0044】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。方法は、第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを第1の基地局から受信することを含む。方法は、有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することを含む。
【0045】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、第1の基地局から、第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間及びネットワークスライスについての有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。方法は、有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することを含む。
【0046】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。方法は、第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを第1の基地局から受信することを含む。方法は、有効エリア及び有効時間に関連する情報を通信端末に送信することを含む。
【0047】
本開示の例示的な態様に係る第1の通信装置の方法は、第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することを含む。方法は、第1の基地局から、第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することを含む。方法は、ネットワークスライスについての有効時間及びネットワークスライスについての有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを第1の基地局に送信することを含む。方法は、有効エリア及び有効時間に関連する情報を通信端末に送信することを含む。
【0048】
<第1の態様>
ホーム公衆陸上モバイルネットワーク(Home Public Land Mobile Network)(HPLMN)オペレータが、必要とされるシグナリングが最小限で、小さい地理的エリアにおいて又は制限された期間において一時的なイベントを処理するのに専用であるネットワークスライスを展開するための手順を提供することを可能にするために、HPLMNオペレータは、非特許文献2、非特許文献3、及び他の3GPP仕様書において、5GSが、制限された地理的位置において一時的なイベントを処理するネットワークスライスの展開をサポートするメカニズムを必要とする。通常、オペレータは、トラッキングエリア又は登録エリアにおいて、より長い期間にネットワークスライスを均一に展開する。
【0049】
第1の態様は、HPLMNオペレータが、制限されたエリアにおいて短時間に展開されるサービスをカバーしているネットワークスライスを展開することを可能にするメカニズムを開示する。より具体的には、これは、制限された地理的位置で短期間において必要とされるサービスをサポートするように、トラッキングエリア内若しくは登録エリアにおいて又は制限された期間においてネットワークスライスの不均一な展開をサポートするための手順を開示する。
【0050】
例えば、第1の態様は、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0051】
<第1の態様の第1の例>
第1の態様の第1の例は、AMF70が、有効時間及び展開エリアと共にS-NSSAIを含む構成されたNSSAI(configured NSSAI)をUE3に送信する手順を開示する。展開エリアは、例えば、セルIDのリスト、周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト、セルID及びFBの組み合わせのリスト、サービスを提供するためにS-NSSAIが展開される、トラッキングエリア又はセルのいずれかにマッピングされる地理的エリアであり得る。展開エリアは、GPS若しくは任意のフォーマットによってコード化される地理的エリア、住所によって定められるエリア(例えば、市、町、村、行政区画)、又は建物(例えば、ABCスタジアム、ABC駅、ABCビルディングであり得る。この展開エリア(例えば、トラッキングエリア又はセル)の外側で、S-NSSAIに関連するサービスは展開されず、アクセス可能でないか又はUE3に提供可能でない。展開エリアは、UE3がS-NSSAIについてのサービスを受けることができる位置エリアであり得る。
【0052】
有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効である期間であり得る。この期間後、サービスは、UE3に提供されない。有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効であるか又はサービスについて無効である時間であり得る(例えば、午前9:00に有効であって、午前10:00に無効であって、午後3:00に有効である)。有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効であるか又はサービスについて無効である期間又は継続時間であり得る。有効時間は、サービスがS-NSSAIについて利用可能である期間、すなわち、S-NSSAIに関連するサービスを受けるためにUE3がS-NSSAIに登録することができる期間を示し得る。
【0053】
UE3が、構成されたNSSAIを受信すると、UE3は、構成されたNSSAIを記憶する、すなわち、UE3は、展開エリア若しくは有効期間と共に、又はその両方が提供される場合にはその両方と共にS-NSSAIを記憶する。有効期間は、有効時間又は有効継続時間であり得る。UE3が、S-NSSAIに関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在のセルがS-NSSAIについての展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAIについての有効時間未満であるかどうか、又は展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。S-NSSAIアクセス基準が満たされる場合、UE3は、登録手順中に、要求NSSAIにS-NSSAIを含む登録要求メッセージを送信する。AMF70が登録要求メッセージを受信すると、AMF70は、UE3が、展開エリアから若しくはS-NSSAIの有効期間内に、又は両方が適用可能である場合には両方の因子でS-NSSAIにアクセスしているかどうかを確認する。アクセス基準が満たされる場合、AMF70は更に、登録手順が成功である場合に、S-NSSAIを処理して、登録承認メッセージ又は他の既存のNASメッセージで許可NSSAI(allowed NSSAI)においてS-NSSAIを提供する。UE3が登録承認メッセージを受信すると、UE3は、S-NSSAIに関連するPDUセッションを確立し得る。UE3が展開エリアから移動して出て行くか、S-NSSAIについての有効時間が満了するか、又は有効時間が過ぎる場合、UE3及びネットワークのうちの少なくとも一方は、許可NSSAIからS-NSSAIをローカルに除去するか、又は明示的なNASシグナリングで(すなわち、既存のNASメッセージを送信することによって)S-NSSAIを除去する。展開エリアは、展開されるエリア又は展開ゾーンとして表され得る。有効時間は、有効期間又は継続時間として表され得る。現在の時間は、現在の日付として表され得る。例えば、本開示における有効時間(例えば、本開示に含まれる態様)は、以下のように表され得る。
-タイムゾーンJST(日本標準時)で、2022年1月1日の0:00から2022年1月31日の23:59まで
-毎日17:00から19:00まで
-毎週月曜日
【0054】
例えば、構成されたNSSAI(又は構成されたNSSAIにおけるS-NSSAI)を受信すると、UE3は、S-NSSAIについて有効時間を開始し得、当該S-NSSAIについて、UE3は、有効時間を受信しており、期間は、受信した有効時間と等しい。構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIは、構成されたS-NSSAIとして表され得る。
【0055】
第1の態様の第1の例は、
図1及び
図2を用いて開示される。
図1は、UE3に対する構成されたNSSAIのプロビジョニングを示すが、
図2は、構成されたNSSAIがUE3に提供された後のUE3及びネットワーク挙動を示す。
【0056】
構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIが、「有効タイマ」又は「展開ゾーン」のフィールドで構成される場合、UEは、有効時間が実行中である(若しくは満了していない)場合又はUEがS-NSSAIの展開ゾーンに存在する場合に、要求NSSAIにおいてS-NSSAIを送信し得る。
【0057】
<UEに対する構成されたNSSAIのプロビジョニング>
1.UE3は、制限されたスライスサポートインジケータを含む登録要求メッセージをAMF70に送信する。制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間の属性のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示す。例えば、制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示し得る。登録要求メッセージは、初期登録手順、モビリティ登録手順、又は定期登録手順中に送信され得る。登録要求メッセージは、ユーザ識別情報を含み得る。ユーザ識別情報は、UE3の識別情報を示し得る。登録要求メッセージは、要求NSSAIを含み得る。
【0058】
2.認証手順が行われ得る。例えば、認証手順は、現在の3GPP規格に従って行われ得る。
【0059】
3.セキュリティモードコマンド手順が行われ得る。例えば、セキュリティモードコマンド手順は、現在の3GPP規格に従って行われ得る。
【0060】
4.AMF70は、AMF70をUDM75に登録するためにNudm_UECM_Registrationサービス動作を呼び出す。
【0061】
5.AMF70は、Nudm_SDM_GET要求メッセージを送信することによってNudm_SDM_GETサービス動作を呼び出す。
【0062】
6.UDM75は、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIをAMF70に送信する。サブスクライブNSSAIは、UE3に関連付けられ得る。
【0063】
例えば、展開エリアがUE3についてS-NSSAIに対して適用可能である場合、UDM75は、展開エリアと共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを送信する。
【0064】
例えば、有効時間がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能である場合、UDM75は、有効時間と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを送信する。
【0065】
例えば、展開エリア及び有効時間がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能である場合、UDM75は、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを送信する。
【0066】
例えば、展開エリア及び有効時間がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能である場合、UDM75は、展開エリア及び有効時間の両方と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを送信する。
【0067】
例えば、UDM75は、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能であるかどうかを決定するための情報を記憶し得る。
【0068】
例えば、UDM75は、サブスクライブNSSAIを含むNudm_SDM_GET応答メッセージを送信し得る。
【0069】
例えば、UDM75がNudm_SDM_GET要求メッセージを受信する場合、UDM75は、サブスクライブNSSAIを含むNudm_SDM_GET応答メッセージを送信し得る。
【0070】
展開エリアは、以下の例のうちの1つ又は以下の例の組み合わせを形成し得る。
【0071】
-トラッキングエリアのリスト。トラッキングエリアのリストは、TAIのリストであり得る。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能であるTA又はTAIのリストを示し得る。
【0072】
-セルIDのリスト。セルIDは、非特許文献4において定められるようなNRセルグローバル識別情報(NCGI)、非特許文献4において定められるようなNRセル識別情報(NCI)、非特許文献4において定められるようなE-UTRANセルグローバル識別子(ECGI)、又は非特許文献4において定められるようなグローバルケーブル識別子(GCI)であり得る。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能であるセル又はセルIDのリストを示し得る。
【0073】
-周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能であるFBのリストを示し得る。
【0074】
-セルID及びFBの組み合わせのリスト。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能であるセルID及びFBの組み合わせのリストを示し得る。
【0075】
-グローバルポジショニングシステム(Global Positioning System)(GPS)フォーマット又は任意のフォーマットによってコード化される地理的エリア。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能である地理的エリアを示し得る。
【0076】
-都市住所(例えば、市、町、村、行政区画)、ジップコード、建物(例えば、東京スタジアム、東京駅などの場所の名前)、又はGPS位置、若しくは非特許文献6において定められるような都市及び地理空間の位置フォーマットで表される位置で形成される建物(例えば、東京スタジアム、東京駅)。例えば、展開エリアは、S-NSSAIが有効であるか又は利用可能である、都市住所、ジップコード、建物などを示し得る。
【0077】
AMF70がUDM75からサブスクライブNSSAIを受信する場合、AMF70は、サブスクライブNSSAIを記憶し得る。
【0078】
サブスクライブNSSAIは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0079】
UDM75は、UDM75におけるローカル構成、オペレータのポリシー、及びUE3がサブスクライブするS-NSSAIのうちの少なくとも1つに基づいてサブスクライブNSSAIを生成し得る。
【0080】
例えば、UDM75が、UE3がS-NSSAI1にサブスクライブすることを示す情報を記憶する場合、UDM75は、S-NSSAI1に関するサブスクライブNSSAIを生成し得る。
【0081】
展開エリアは、S-NSSAI1が有効である場所を示す第1の情報として表され得る。有効時間は、S-NSSAI1が有効である時を示す第2の情報として表され得る。
【0082】
7.UE3が、ステップ1で登録要求メッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示す場合、AMF70は、登録承認メッセージで、構成されたNSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を送信する。そうでない場合には、AMF70は、構成されたNSSAIにおいてS-NSSAI1をUE3に提供しない。
【0083】
例えば、展開エリア及び有効時間がS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、構成されたNSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0084】
例えば、展開エリアがS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、構成されたNSSAIにおいて展開エリアと共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0085】
例えば、有効時間がS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、構成されたNSSAIにおいて有効時間と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0086】
例えば、AMF70は、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能であるかどうかを決定するための情報を記憶し得る。
【0087】
例えば、UE3が、ステップ1で登録要求メッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示さない場合、AMF70は、登録承認メッセージで、構成されたNSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0088】
AMF70は、受信した展開エリアをトラッキングエリアのリスト(例えば、TAIのリスト)又はセルIDのリストに変換し得る。AMF70は、受信有効時間を別の時間フォーマットの有効時間、例えば、ローカルタイムゾーンに関する期間に変換し得る。
【0089】
例えば、AMF70は、受信した展開エリアをトラッキングエリアのリスト(例えば、TAIのリスト)又はセルIDのリストに変換する情報を記憶する。
【0090】
例えば、AMF70は、展開エリアによって示される位置又は場所がTA1又はセルID1によって識別されるセル1を含むことを示す情報を記憶し、受信した展開エリアを、TA1又はセルID1を含むリストに変換し得る。
【0091】
例えば、AMF70は、展開エリアによって示されるFBがTA1又はセルID1によって識別されるセル1で使用されることを示す情報を記憶し、受信した展開エリアを、TA1又はセルID1を含むリストに変換し得る。
【0092】
制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、構成されたNSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAIを受信することをサポートしていることを示し得る。
【0093】
構成されたNSSAIの内容は、サブスクライブNSSAIの内容に対応し得る。
【0094】
例えば、サブスクライブNSSAIが、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含む場合、構成されたNSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。
【0095】
例えば、AMF70は、構成されたNSSAIの内容を決定し得る。例えば、AMF70は、ステップ1での要求NSSAIに含まれるS-NSSAIに関する構成されたNSSAIを送信し得る。
【0096】
例えば、ステップ1で、AMF70が、S-NSSAI1を含む要求NSSAIを受信し、ステップ6で、AMF70が、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリアと、S-NSSAI1についての有効時間と、S-NSSAI2と、S-NSSAI2についての展開エリアと、S-NSSAI2についての有効時間と、を含むサブスクライブNSSAIを受信することが想定される。この場合、AMF70は、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリアと、S-NSSAI1についての有効時間と、を含む構成されたNSSAIを送信し得る。
【0097】
構成されたNSSAIは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0098】
8.登録承認メッセージを受信すると、UE3は、構成されたNSSAIを記憶する。
【0099】
9.UE3は、登録完了メッセージを送信し得る。例えば、UE3は、ステップ7又は8の後に登録完了メッセージを送信し得る。例えば、UE3は、ステップ7又は8で受信される登録承認メッセージ又は任意のメッセージに対応する登録完了メッセージを送信し得る。
【0100】
<構成されたNSSAIがUEに提供された後のUE及びネットワーク挙動>
0.UE3及び5GSが、第1の態様の第1の例で
図1に示されるような登録手順を行ったことが想定される。それは、UE3が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共に、構成されたNSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶し得ることを意味する。
【0101】
1.UE3が、S-NSSAI1に関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在のセル若しくはUE3の現在の位置が展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAI1についての有効時間未満であるかどうか、又はS-NSSAI1についての展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。例えば、UE3におけるS-NSSAI1に関連するアプリケーションがアクティブにされる場合、UE3は、S-NSSAI1に関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得する。
【0102】
「UE3の現在のセル又はUE3の現在の位置が展開エリアに属する」ことは第1の基準として表され得る。「現在の時間が有効時間未満である」ことは、第2の基準として表され得る。第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方は、S-NSSAIアクセス基準として表され得る。
【0103】
例えば、UE3が、展開エリア及び有効時間の両方と共に、構成されたNSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方が満たされるかどうかを確認し得る。
【0104】
例えば、UE3が、展開エリアと共に、構成されたNSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第1の基準が満たされるかどうかを確認し得る。
【0105】
例えば、UE3が、有効時間と共に、構成されたNSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第2の基準が満たされるかどうかを確認し得る。
【0106】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在のセルが、展開エリアによって示されるセルに属するかどうか又は当該セルと同じかどうかを確認し得る。この場合、UEは、UE3の現在のセルが、展開エリアによって示されるセルに属するかどうか又は当該セルと同じかどうかを確認するためにセルIDを使用し得る。例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在のTAが、展開エリアによって示されるTAに属するかどうか又は当該TAと同じかどうかを確認し得る。この場合、UEは、UE3の現在のTAが、展開エリアによって示されるTAに属するかどうか又は当該TAと同じかどうかを確認するためにTAIを使用し得る。
【0107】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在の位置が、展開エリアによって示される位置に属するかどうか又は当該位置と同じかどうかを確認し得る。
【0108】
例えば、UE3は、現在のセル又は現在のTAを示す情報を(R)AN5などの他のノードから取得し得る。
【0109】
例えば、UE3は、GPSを使用することによってUE3の現在の位置を取得し得る。
【0110】
例えば、UE3は、展開エリアによって示される位置情報を、セルを示す情報に変換し得、UE3は、UE3の現在のセルが、変換された情報によって示されるセルに属するかどうかを確認する。セルを示す情報は、セルIDであり得る。例えば、UE3は、セルを示す情報に変換される情報を記憶し得る。例えば、UE3は、セルID、並びにTA、FB、及び地理的エリアなどのうちの少なくとも1つの組み合わせを含むリストを記憶し得る。
【0111】
例えば、UE3が、第2の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、現在の時間又は現在の日付が、有効時間によって示される時間又は期間内であるかどうかを確認し得る。
【0112】
2-1.ステップ1でのS-NSSAI1についてのS-NSSAIアクセス基準が満たされる場合、UE3は、RRCメッセージを(R)AN5に送信する。RRCメッセージは、NASコンテナを含む。NASコンテナは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含む。登録要求メッセージは、ユーザ識別情報を含み得る。ユーザ識別情報は、UE3の識別情報を示し得る。
【0113】
(R)AN5は、NG-RANノード又はgNBなどの(R)ANノードを含み得る。
【0114】
例えば、UE3が、第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方が満たされることを決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信し得る。
【0115】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされることを決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信し得る。
【0116】
例えば、UE3が、第2の基準が満たされることを決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信し得る。
【0117】
例えば、UE3の現在のセルが展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSA1の有効時間未満であるか、又はS-NSSAI1の展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、RRCメッセージを(R)AN5に送信し、当該RRCメッセージは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含むNASコンテナを含む。
【0118】
例えば、UE3の現在の位置が展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSA1の有効時間未満であるか、又はS-NSSAI1の展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、RRCメッセージを(R)AN5に送信し、当該RRCメッセージは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含むNASコンテナを含む。
【0119】
例えば、展開エリアがエリア「Z1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示すことが想定される。UE3の現在のセル(例えば、セル1)がエリア「Z1」に属し、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことをUE3が決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信する。例えば、UE3は、エリア「Z1」がセル1を含むことを示す情報を記憶し得、第1の基準を確認するために、この情報を使用し得る。
【0120】
例えば、UE3は、セルを示す情報にエリア「Z1」を変換し得、現在のセルが、変換された情報によって示されるセルに属するかどうか又は当該セルと同じかどうかを決定し得る。UE3の現在のセルが、変換された情報によって示されるセルに属するか又は当該セルと同じであって、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことをUE3が決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信する。
【0121】
UE3の現在のセルがエリア「Z1」に属さないか、又は現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えていることをUE3が決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信しない。現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていない場合、UE3は、有効時間が満了していないことを決定し得る。現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えている場合、UE3は、有効時間が満了していることを決定し得る。
【0122】
例えば、「現在の日付が有効時間内であるという決定」は、「現在の日付が有効時間未満であるという決定」又は「現在の日付が有効時間よりも前であるという決定」として表され得る。
【0123】
展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能である場所を示し得る。展開エリアがエリア「Z1」を示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1がエリア「Z1」内で有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。
【0124】
有効時間は、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能である時間を示し得る。有効時間が「2022年1月」を示す場合、有効時間は、S-NSSAI1が2022年1月まで有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。
【0125】
展開エリアがFBのリストを示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であるFBを示し得る。展開エリアが「FB1」を示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が「FB1」で有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。例えば、UE3は、UE3が「FB1」にチューニングするかどうかを確認し、UE3が現在「FB1」にチューニングしていることをUE3が決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信する。
【0126】
展開エリアがセルID及びFBの組み合わせのリストを示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であるセルID及びFBの組み合わせを示し得る。展開エリアが「セルID1」及び「FB1」の組み合わせを示す場合、展開エリアは、「FB1」で動作し且つ「セルID1」によって識別されるセルにおいてS-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。例えば、UE3は、UE3が「セルID1」によって識別されるセルに位置するかどうか、及びUE3が「FB1」にチューニングするかどうかを確認し、UE3が「セルID1」によって識別されるセルに位置すること、及びUE3が現在「FB1」にチューニングしていることをUE3が決定する場合、UE3は、RRCメッセージを送信する。
【0127】
2-2.ステップ2-1でUE3からRRCメッセージを受信すると、(R)AN5は、初期UEメッセージをAMF70に送信する。初期UEメッセージは、ユーザ位置情報とNAS PDUとを含む。NAS PDUは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含む。登録要求メッセージは、ユーザ識別情報を含み得る。ユーザ識別情報は、UE3の識別情報を示し得る。ユーザ位置情報は、セルレベル情報、例えば、セルID、E-UTRA CGI、NR CGIなどを含み得る。ユーザ位置情報は、UE3の位置情報を提供するために使用され得る。
【0128】
3.AMF70が、登録要求メッセージを含む初期UEメッセージを受信すると、AMF70は、UE3が、展開エリアから若しくはS-NSSAI1についての有効時間内に、又は両方が適用可能である場合には両方の因子でS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。AMF70が、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する場合、AMF70は、ユーザ位置情報を使用し得る。例えば、AMF70は、UE3が展開エリアの内側にいるかどうかを確認するためにユーザ位置情報を使用し得る。AMF70が、UE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する場合、AMF70は、S-NSSAI1についての有効時間を比較するために、NTPサーバによって提供されるネットワーク時間を使用し得る。
【0129】
「UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしている」ことは、第3の基準として表され得る。「UE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしている」ことは、第4の基準として表され得る。第3の基準及び第4の基準のうちの少なくとも一方は、アクセス基準として表され得る。
【0130】
例えば、AMF70が、展開エリア及び有効時間の両方と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを記憶する場合、AMF70は、UE3が有効時間内に展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0131】
例えば、AMF70が、展開エリア及び有効時間の両方と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを記憶する場合、AMF70は、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうか、又はUE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0132】
例えば、AMF70が、展開エリアと共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを記憶する場合、AMF70は、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0133】
例えば、AMF70が、有効時間と共にS-NSSAI1を含むサブスクライブNSSAIを記憶する場合、AMF70は、UE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0134】
例えば、展開エリアが「セルID1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示し、ユーザ位置情報が「セルID1」を示し、現在の日付が「2021年12月」であることが想定される。この場合、AMF70は、UE3が「セルID1」によって識別されるセル1からS-NSSAI1にアクセスしているかどうか、及び現在の日付が「2022年1月」を超えていないかどうかを確認する。この場合、AMF70は、UE3が有効時間内に展開エリア(すなわち、「セルID1」によって識別されるセル1)からS-NSSAI1にアクセスしていることを決定する。
【0135】
例えば、展開エリアが、セルレベル情報(例えば、セルID)以外の情報を示す場合、AMF70は、展開エリアによって示される情報をセルレベル情報に変換し得る。例えば、AMF70は、セルIDに変換される情報を記憶し得る。例えば、AMF70は、セルID、並びにTA、FB、及び地理的エリアなどのうちの少なくとも1つの組み合わせを含むリストを記憶し得る。
【0136】
4.アクセス基準が満たされる場合、AMF70は更に、S-NSSAI1を処理して、登録承認メッセージ又は他の既存のNASメッセージで許可NSSAIにおいてS-NSSAI1をUE3に提供する。
【0137】
例えば、アクセス基準が満たされて、登録手順がAMF70において成功である場合、AMF70は更に、S-NSSAI1を処理して、許可NSSAIにおいてS-NSSAI1を提供する。UE3が、展開されるエリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうか、S-NSSAI1の有効期間に関連しているかどうか、又は両方の因子(S-NSSAI1の展開されるエリア若しくは有効期間)に関連しているかどうかをAMF70が確認する場合、AMF70は、S-NSSAI1を処理して、登録承認メッセージ又は他のNASメッセージで許可NSSAIにおいてS-NSSAI1をUE3に提供する。
【0138】
例えば、展開エリアがエリア「Z1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示すことが想定される。UE3がエリア「Z1」からS-NSSAI1にアクセスしており、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことをAMF70が決定する場合、AMF70は、S-NSSAI1を処理して、登録承認メッセージ又は他の既存のNASメッセージで許可NSSAIにおいてS-NSSAI1をUE3に提供する。
【0139】
UE3がエリア「Z1」からS-NSSAI1にアクセスしていないこと、又は現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えていることをAMF70が決定する場合、AMF70は、S-NSSAI1を拒否する。例えば、AMF70がS-NSSAI1を拒否する場合、AMF70は、S-NSSAI1を含む拒否NSSAIを含む登録拒否メッセージを送信し得るか、又はAMF70は、S-NSSAI1を含む拒否NSSAIを含む登録承認メッセージを送信し得る。
【0140】
現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていない場合、AMF70は、有効時間が満了していないことを決定し得る。現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えている場合、AMF70は、有効時間が満了していることを決定し得る。
【0141】
5.UE3が登録承認メッセージを受信すると、UE3は、登録完了メッセージをAMF70に送信し得る。
【0142】
6.UE3は、S-NSSAI1に関連するPDUセッションを確立し得る。例えば、ステップ4でS-NSSAI1を含む許可NSSAIを含む登録承認メッセージを受信した後、又はステップ5で登録完了メッセージを送信した後、UE3は、S-NSSAI1に関連するPDUセッションを確立し得る。例えば、ステップ4でS-NSSAI1を含む許可NSSAIを含む登録承認メッセージの受信に対応して、又はステップ5で登録完了メッセージを送信した後、UE3は、S-NSSAI1に関連するPDUセッションを確立し得る。
【0143】
7.UE3が展開エリアから移動して出て行くか、S-NSSAI1についての有効時間が満了するか、又は有効時間が過ぎる場合、UE3及びネットワーク(例えば、AMF70)のうちの少なくとも一方は、許可NSSAIからS-NSSAI1をローカルに除去するか、又は明示的なNASシグナリングで(すなわち、既存のNASメッセージを送信することによって)許可NSSAIからS-NSSAI1を除去する。
【0144】
例えば、UE3が、UE3の現在の位置を計算して、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、UE3は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去し得る。
【0145】
例えば、UE3が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、UE3は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、既存のNASメッセージを送信することを含む手順を開始し得る。
【0146】
例えば、UE3は、UE3の現在の位置をAMF70に定期的に送信し得る。UE3が、現在の位置を送信する要求を受信する場合、UE3は、現在の位置を送信し得る。この場合、AMF70は、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くかどうかを決定し得る。AMF70が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去し得る。
【0147】
例えば、AMF70が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、既存のNASメッセージを送信することを含む手順を開始し得る。例えば、AMFは、許可NSSAIを更新することによって許可NSSAIからS-NSSAI1を除去して、更新された許可NSSAIをUE3に送信し得る。
【0148】
UE3が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立した場合、AMF70は、非特許文献3における項4.3.4.2に記載されるようなローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始する。
【0149】
例えば、AMF70が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0150】
例えば、UE3が展開エリアから移動して出て行き、UE3がS-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立したことをAMF70が決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0151】
例えば、S-NSSAI1についての有効時間が満了し、UE3がS-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立したことをAMF70が決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0152】
AMF70は、AMF70におけるローカル情報を使用することによって、又は別のネットワークノード(例えば、SMF若しくはUDM)から情報を受信することによって、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定し得る。
【0153】
例えば、AMF70に対応する通信装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信し得る。通信装置は、S-NSSAI、第1の情報、及び第2の情報を送信し得る。
【0154】
例えば、UE3に対応するユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含み得る。UEは、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定し得る。S-NSSAIが有効である場合、UEは、第2のメッセージを送信し得る。第2のメッセージは、S-NSSAIを含み得る。
【0155】
例えば、AMF70に対応する第1の通信装置は、UDM75に対応する第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信し得る。第1の通信装置は、第2の通信装置から、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信し得る。第1の通信装置は、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報、及びネットワークスライスへの登録が許可されないことを示す情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信し得る。
【0156】
例えば、UE3に対応する通信端末は、ネットワークスライスについての要求メッセージを、AMF70に対応する第1の通信装置に送信し得る。通信端末は、第1の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信し得る。
【0157】
上記によれば、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0158】
<第1の態様の第1の例における
図1の第1の変形体>
一例では、AMF70はいつでも、構成更新コマンドメッセージにおいて又は任意の既存のNASメッセージにおいて、S-NSSAIの有効期間及びS-NSSAIの展開エリアのうちの少なくとも一方と共にS-NSSAIを含む構成されたNSSAIを提供し得る。例えば、AMF70は、構成されたNSSAIを提供するために、非特許文献3における項4.2.4.2に記載されるようなアクセス及びモビリティ管理関連のパラメータについてUE構成更新手順を開始し得る。
【0159】
<第1の態様の第1の例における
図2の第1の変形体>
ステップ7で、AMF70は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、非特許文献3における項4.2.4.2に記載されるようなアクセス及びモビリティ管理関連のパラメータについてUE構成更新手順を開始し得る。
【0160】
<第1の態様の第1の例における
図2の第2の変形体>
ステップ7で、UE3は、許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、非特許文献3における項4.2.2.2に記載されるような登録手順を開始し得る。
【0161】
<第1の態様の第1の例における
図2の第3の変形体>
UE3が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立した場合、ステップ7で、UE3は、非特許文献3における項4.3.4.2に記載されるようなローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するUE要求のPDUセッション解放を開始し得る。例えば、ステップ7で、UE3が、UE3におけるローカル情報に基づいて、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定する場合、UE3は、PDUセッションを解放するために、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するUE要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0162】
<第1の態様の第1の例における
図2の第4の変形体>
例えば、後述の第3の態様の第1の例を使用することによって、S-NSSAI1についての展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方がプロビジョニングされている場合、ステップ2-1で、(R)AN5は、S-NSSAI1の使用について有効確認を行い得る。
【0163】
ステップ2-1で、(R)AN5が、S-NSSAI1を含むRRCメッセージを受信すると、(R)AN5は、UE3が、展開エリアから若しくはS-NSSAI1の有効時間内に、又は両方が適用可能である場合には両方の因子でS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。(R)AN5が、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する場合、(R)AN5は、UE3が展開エリアの内側にいるかどうかを確認するためにセル情報(例えば、セルID)を使用し得る。(R)AN5が、UE3が有効期間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する場合、(R)AN5は、S-NSSAI1についての有効時間を比較するために、NTPサーバによって提供されるネットワーク時間を使用し得る。
【0164】
例えば、(R)AN5が、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間の両方を記憶する場合、(R)AN5は、UE3が有効時間内に展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0165】
例えば、(R)AN5が、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間の両方を記憶する場合、(R)AN5は、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうか、又はUE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0166】
例えば、(R)AN5が、S-NSSAI1についての展開エリアを記憶する場合、(R)AN5は、UE3が展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0167】
例えば、(R)AN5がS-NSSAI1についての有効時間を記憶する場合、(R)AN5は、UE3が有効時間内にS-NSSAI1にアクセスしているかどうかを確認する。
【0168】
例えば、展開エリアが「セルID1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示し、UE3がセルID1によって識別されるセル1内にあることを(R)AN5が認識し、現在の日付が「2021年12月」であることが想定される。この場合、(R)AN5は、UE3が「セルID1」によって識別されるセル1からS-NSSAI1にアクセスしているかどうか、及び現在の日付が「2022年1月」を超えていないかどうかを確認する。この場合、(R)AN5は、UE3が有効時間内に展開エリア(すなわち、「セルID1」によって識別されるセル1)からS-NSSAI1にアクセスしていることを決定する。
【0169】
例えば、(R)AN5が、UE3が有効時間内に展開エリアからS-NSSAI1にアクセスしていることを決定する場合、ステップ2-2で、(R)AN5は、初期UEメッセージを送信する。
【0170】
例えば、(R)AN5は、UE3が位置する場所に関する情報、又はUE3が位置するセルを示す情報を記憶し得る。
【0171】
例えば、展開エリアが、セルレベル情報(例えば、セルID)以外の情報を示す場合、(R)AN5は、展開エリアによって示される情報をセルレベル情報に変換し得る。例えば、(R)AN5は、セルIDに変換される情報を記憶し得る。例えば、(R)AN5は、セルID、並びにTA、FB、及び地理的エリアなどのうちの少なくとも1つの組み合わせを含むリストを記憶し得る。
【0172】
例えば、(R)AN5は、UEが位置するエリア又は位置を認識し得る。例えば、展開エリアがエリア「Z1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示すことが想定される。UE3がエリア「Z1」からS-NSSAI1にアクセスしており、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことを(R)AN5が決定する場合、ステップ2-2で、(R)AN5は、初期UEメッセージを送信する。
【0173】
UE3がエリア「Z1」からS-NSSAI1にアクセスしていないこと、又は現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えていることを(R)AN5が決定する場合、(R)AN5は、ステップ2-2で初期UEメッセージを送信しないか、又は(R)AN5は、RRC拒否メッセージをUE3に送信し得る。
【0174】
現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていない場合、(R)AN5は、有効時間が満了していないことを決定し得る。現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えている場合、(R)AN5は、有効時間が満了していることを決定し得る。
【0175】
<第2の態様>
ホーム公衆陸上モバイルネットワーク(Home Public Land Mobile Network)(HPLMN)オペレータが、必要とされるシグナリングが最小限で、小さい地理的エリアにおいて又は制限された期間において一時的なイベントを処理するのに専用であるネットワークスライスを展開するための手順を提供することを可能にするために、HPLMNオペレータは、非特許文献2、非特許文献3、及び他の3GPP仕様書において、5GSが、制限された地理的位置において一時的なイベントを処理するネットワークスライスの展開をサポートするメカニズムを必要とする。通常、オペレータは、トラッキングエリア又は登録エリアにおいて、より長い期間にネットワークスライスを均一に展開する。
【0176】
第2の態様は、HPLMNオペレータが、制限されたエリアにおいて短時間に展開されるサービスをカバーしているネットワークスライスを展開することを可能にするメカニズムを開示する。より具体的には、これは、登録手順中に一時的な許可NSSAIをUE3に提供することによって、又は一般的なUE構成更新手順を開始することによって、制限された地理的位置で短期間において必要とされるサービスをサポートするように、トラッキングエリア内若しくは登録エリアにおいて又は制限された期間においてネットワークスライスの不均一な展開をサポートするための手順を開示する。
【0177】
例えば、第2の態様は、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0178】
<第2の態様の第1の例>
第2の態様の第1の例は、AMF70が、有効時間及び展開エリアと共にS-NSSAIを含む一時的な許可NSSAIをUE3に送信する手順を開示する。展開エリアは、例えば、セルIDのリスト、周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト、セルID及びFBの組み合わせのリスト、サービスを提供するためにS-NSSAIが展開される、トラッキングエリア又はセルのいずれかにマッピングされる地理的エリアであり得る。展開エリアは、GPSによる地理的エリアコード、住所によって定められるエリア(例えば、市、町、村、行政区画)、又は建物(例えば、ABCスタジアム、ABC駅、ABCビルディングであり得る。展開エリアの当該例は、使用のために互いに組み合わされ得る。この展開エリア(例えば、トラッキングエリア又はセル)の外側で、S-NSSAIに関連するサービスは展開されず、アクセス可能でないか又はUE3に提供可能でない。
【0179】
有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効である期間であり得る。この期間後、サービスは、UE3に提供されない。有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効であるか又はサービスについて無効である時間であり得る(例えば、午前9:00に有効であって、午前10:00に無効であって、午後3:00に有効である)。有効時間は、S-NSSAIがサービスについて有効であるか又はサービスについて無効である期間又は継続時間であり得る。
【0180】
UE3が、一時的な許可NSSAIを受信すると、UE3は、一時的な許可NSSAIを記憶する、すなわち、UE3は、展開エリア若しくは有効期間と共に、又はその両方が提供される場合にはその両方と共にS-NSSAIを記憶する。有効期間は、期間、有効時間、又は有効継続時間であり得る。UE3が、S-NSSAIに関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在のセルが展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAIについての有効時間未満であるかどうか、又はS-NSSAIについての展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。S-NSSAIアクセス基準が満たされる場合、UE3は、S-NSSAIに関連するPDUセッションを確立し得る。UE3の現在のセル又はUE3の現在の位置が展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSAの有効時間未満であるか、又はS-NSSAIの展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、S-NSSAIに関連するPDUセッションを確立し得る。
【0181】
UE3は、登録要求メッセージの要求NSSAIにおいて一時的な許可S-NSSAIを含んでもよく、又は含まなくてもよい。一時的な許可S-NSSAIは、一時的な許可NSSAIに含まれるS-NSSAIを意味し得る。
【0182】
UE3が展開エリアから移動して出て行くか、S-NSSAIについての有効時間が満了するか、又は有効時間が過ぎる場合、UE3及びネットワークは、PDUセッションをローカルに非アクティブにするか、又は明示的なNASシグナリングで(すなわち、既存のNASメッセージを送信することによって)PDUセッションを非アクティブにする。
【0183】
第2の態様の第1の例は、
図3及び
図4を用いて開示される。
図3は、UE3に対する一時的な許可NSSAIのプロビジョニングを示すが、
図4は、一時的な許可NSSAIがUE3に提供された後のUE3及びネットワーク挙動を示す。
【0184】
<UEに対する一時的な許可NSSAIのプロビジョニング>
1.UE3は、制限されたスライスサポートインジケータ、及び任意選択的に要求NSSAIにおけるS-NSSAI1を含む登録要求メッセージをAMF70に送信する。制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間の属性のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示す。例えば、制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示し得る。登録要求メッセージは、初期登録手順、モビリティ登録手順、又は定期登録手順中に送信され得る。登録要求メッセージは、ユーザ識別情報を含み得る。ユーザ識別情報は、UE3の識別情報を示し得る。
【0185】
ステップ2~6は、
図1におけるステップ2~6と同じである。
【0186】
7.UE3が、ステップ1で登録要求メッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示す場合、AMF70は、登録承認メッセージで一時的な許可NSSAIにおいて、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共に、又はその両方がS-NSSAI1に対して適用可能である場合にはその両方と共にS-NSSAI1をUE3に送信する。そうでない場合には、AMF70は、一時的な許可NSSAIにおいてS-NSSAI1をUE3に提供しない。
【0187】
例えば、展開エリア及び有効時間がS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、一時的な許可NSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0188】
例えば、展開エリアがS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、一時的な許可NSSAIにおいて展開エリアと共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0189】
例えば、有効時間がS-NSSAI1に対して適用可能である場合、AMF70は、登録承認メッセージで、一時的な許可NSSAIにおいて有効時間と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0190】
例えば、AMF70は、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方がUE3についてS-NSSAIに対して適用可能であるかどうかを決定するための情報を記憶し得る。
【0191】
例えば、UE3が、ステップ1で登録要求メッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示さない場合、AMF70は、登録承認メッセージで、一時的な許可NSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を送信し得る。
【0192】
ステップ1で、UE3が、制限されたスライスサポートインジケータを提供するのではなく、登録要求メッセージで要求NSSAIにおいてS-NSSAI1を提供する場合、AMF70は、登録承認メッセージで拒否NSSAIにおいてS-NSSAI1を提供する。
【0193】
AMF70は、受信した展開エリアをトラッキングエリアのリスト(例えば、TAIのリスト)又はセルIDのリストに変換し得る。AMF70は、受信有効時間を別の時間フォーマットの有効時間、例えば、ローカルタイムゾーンに関する期間に変換し得る。
【0194】
例えば、AMF70は、受信した展開エリアをトラッキングエリアのリスト(例えば、TAIのリスト)又はセルIDのリストに変換する情報を記憶する。
【0195】
例えば、AMF70は、展開エリアによって示される位置又は場所がTA1又はセルID1によって識別されるセル1を含むことを示す情報を記憶し、受信した展開エリアを、TA1又はセルID1を含むリストに変換し得る。
【0196】
例えば、AMF70は、展開エリアによって示されるFBがTA1又はセルID1によって識別されるセル1で使用されることを示す情報を記憶し、受信した展開エリアを、TA1又はセルID1を含むリストに変換し得る。
【0197】
制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、一時的な許可NSSAIにおいて展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAIを受信することをサポートしていることを示し得る。
【0198】
一時的な許可NSSAIの内容は、サブスクライブNSSAIの内容に対応し得る。
【0199】
例えば、サブスクライブNSSAIが、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含む場合、一時的な許可NSSAIは、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。
【0200】
例えば、AMF70は、一時的な許可NSSAIの内容を決定し得る。例えば、AMF70は、ステップ1での要求NSSAIに含まれるS-NSSAIに関する一時的な許可NSSAIを送信し得る。例えば、ステップ1で、AMF70が、S-NSSAI1を含む要求NSSAIを受信し、ステップ6で、AMF70が、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリアと、S-NSSAI1についての有効時間と、S-NSSAI2と、S-NSSAI2についての展開エリアと、S-NSSAI2についての有効時間と、を含むサブスクライブNSSAIを受信することが想定される。この場合、AMF70は、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリアと、S-NSSAI1についての有効時間と、を含む一時的な許可NSSAIを送信し得る。
【0201】
一時的な許可NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0202】
8.登録承認メッセージを受信すると、UE3は、一時的な許可NSSAIを記憶する。
【0203】
9.UE3は、登録完了メッセージを送信し得る。例えば、UE3は、ステップ7又は8の後に登録完了メッセージを送信し得る。
【0204】
<一時的な許可NSSAIがUEに提供された後のUE及びネットワーク挙動>
0.UE3及び5GSが、第2の態様の第1の例で
図3に示されるような登録手順を行ったことが想定される。それは、UE3が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共に、一時的な許可NSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶し得ることを意味する。
【0205】
1.UE3が、S-NSSAI1に関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在のセルが展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAI1についての有効時間未満であるかどうか、又はS-NSSAIについての展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。例えば、UE3が、S-NSSAI1に関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在の位置が展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAI1についての有効時間未満であるかどうか、又はS-NSSAIについての展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。例えば、UE3におけるS-NSSAI1に関連するアプリケーションがアクティブにされる場合、UE3は、S-NSSAI1に関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得する。
【0206】
「UE3の現在のセル又はUE3の現在の位置が展開エリアに属する」ことは第1の基準として表され得る。「現在の時間が有効時間未満である」ことは、第2の基準として表され得る。第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方は、S-NSSAIアクセス基準として表され得る。
【0207】
例えば、UE3が、展開エリア及び有効時間の両方と共に、一時的な許可NSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方を確認し得る。
【0208】
例えば、UE3が、展開エリアと共に一時的な許可NSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第1の基準を確認し得る。
【0209】
例えば、UE3が、有効時間と共に一時的な許可NSSAIにおいてS-NSSAI1を記憶する場合、UE3は、第2の基準を確認し得る。
【0210】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在のセルが、展開エリアによって示されるセルに属するかどうか又は当該セルと同じかどうかを確認し得る。この場合、UEは、UE3の現在のセルが、展開エリアによって示されるセルに属するかどうか又は当該セルと同じかどうかを確認するためにセルIDを使用し得る。例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在のTAが、展開エリアによって示されるTAに属するかどうか又は当該TAと同じかどうかを確認し得る。この場合、UEは、UE3の現在のTAが、展開エリアによって示されるTAに属するかどうか又は当該TAと同じかどうかを確認するためにTAIを使用し得る。
【0211】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、UE3の現在の位置が、展開エリアによって示される位置に属するかどうか又は当該位置と同じかどうかを確認し得る。
【0212】
例えば、UE3は、現在のセル又は現在のTAを示す情報を(R)AN5などの他のノードから取得し得る。
【0213】
例えば、UE3は、GPSを使用することによってUE3の現在の位置を取得し得る。
【0214】
例えば、UE3は、展開エリアによって示される位置情報を、セルを示す情報に変換し得、UE3は、UE3の現在のセルが、変換された情報によって示されるセルに属するかどうかを確認する。セルを示す情報は、セルIDであり得る。例えば、UE3は、セルを示す情報に変換される情報を記憶し得る。例えば、UE3は、セルID、並びにTA、FB、及び地理的エリアなどのうちの少なくとも1つの組み合わせを含むリストを記憶し得る。
【0215】
例えば、UE3が、第2の基準が満たされるかどうかを確認する場合、UE3は、現在の時間又は現在の日付が、有効時間によって示される時間又は期間内であるかどうかを確認し得る。
【0216】
2.ステップ1でのS-NSSAI1についてのS-NSSAIアクセス基準が満たされる場合、UE3は、非特許文献3の項4.3.2.2に記載されるようなUE要求のPDUセッション確立を開始するために、S-NSSAI1を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信する。UE3が、展開されるエリアにUE3が属するかどうか、現在の時間がS-NSSAI1の有効時間であるかどうか、又はUE3が両方の因子(S-NSSAI1の展開されるエリア若しくは有効期間)に関連しているかどうかを確認する場合、UE3は、非特許文献3の項4.3.2.2に記載されるようなUE要求のPDUセッション確立を開始するために、S-NSSAI1を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信する。
【0217】
例えば、UE3が、第1の基準及び第2の基準のうちの少なくとも一方が満たされることを決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信し得る。
【0218】
例えば、UE3が、第1の基準が満たされることを決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信し得る。
【0219】
例えば、UE3が、第2の基準が満たされることを決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信し得る。
【0220】
例えば、展開エリアがエリア「Z1」を示し、有効時間が「2022年1月」を示すことが想定される。UE3の現在のセル(例えば、セル1)又はUE3の現在の位置がエリア「Z1」に属し、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことをUE3が決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信する。例えば、UE3は、エリア「Z1」がセル1を含むか又はUE3の現在の位置がエリア「Z1」に属することを示す情報を記憶し得、第1の基準を確認するために、この情報を使用し得る。
【0221】
例えば、UE3は、セル又は位置を示す情報にエリア「Z1」を変換し得、現在のセル又は位置が、変換された情報によって示されるセル若しくは位置に属するかどうか又は当該セル若しくは位置と同じかどうかを決定し得る。UE3の現在のセル又は位置が、変換された情報によって示されるセル若しくは位置に属するか又は当該セル若しくは位置と同じであって、現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていないことをUE3が決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信する。
【0222】
UE3の現在のセル若しくはUE3の現在の位置がエリア「Z1」に属さないか、又は現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えていることをUE3が決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信しない。現在の日付(例えば、「2021年12月」)が「2022年1月」を超えていない場合、UE3は、有効時間が満了していないことを決定し得る。現在の日付(例えば、「2022年2月」)が「2022年1月」を超えている場合、UE3は、有効時間が満了していることを決定し得る。
【0223】
例えば、「現在の日付が有効時間内であるという決定」は、「現在の日付が有効時間未満であるという決定」又は「現在の日付が有効時間よりも前であるという決定」として表され得る。
【0224】
展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能である場所を示し得る。展開エリアがエリア「Z1」を示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1がエリア「Z1」内で有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。
【0225】
有効時間は、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能である時間を示し得る。有効時間が「2022年1月」を示す場合、有効時間は、S-NSSAI1が2022年1月まで有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。
【0226】
展開エリアがFBのリストを示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であるFBを示し得る。展開エリアが「FB1」を示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が「FB1」で有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。例えば、UE3は、UE3が「FB1」にチューニングするかどうかを確認し、UE3が現在「FB1」にチューニングしていることをUE3が決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信する。
【0227】
展開エリアがセルID及びFBの組み合わせのリストを示す場合、展開エリアは、S-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であるセルID及びFBの組み合わせを示し得る。展開エリアが「セルID1」及び「FB1」の組み合わせを示す場合、展開エリアは、「FB1」で動作し且つ「セルID1」によって識別されるセルにおいてS-NSSAI1が有効であるか又は利用可能であることを意味し得る。例えば、UE3は、UE3が「セルID1」によって識別されるセルに位置するかどうか、及びUE3が「FB1」にチューニングするかどうかを確認し、UE3が「セルID1」によって識別されるセルに位置すること、及びUE3が現在「FB1」にチューニングしていることをUE3が決定する場合、UE3は、PDUセッション確立要求メッセージを送信する。
【0228】
3.UE3が展開エリアから移動して出て行くか、又はS-NSSAI1についての有効時間が満了するか若しくは過ぎる場合、UE3及びネットワーク(例えば、AMF70)のうちの少なくとも一方は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1をローカルに除去するか、又は明示的なNASシグナリングで(すなわち、既存のNASメッセージを送信することによって)一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去する。
【0229】
UE3が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立した場合、AMF70は、非特許文献3における項4.3.4.2に記載されるようなローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始する。
【0230】
例えば、UE3が、UE3の現在の位置を計算して、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、UE3は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去し得る。
【0231】
例えば、UE3が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、UE3は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、既存のNASメッセージを送信することを含む手順を開始し得る。
【0232】
例えば、UE3は、UE3の現在の位置をAMF70に定期的に送信し得る。UE3が、現在の位置を送信する要求を受信する場合、UE3は、現在の位置を送信し得る。この場合、AMF70は、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くかどうかを決定し得る。AMF70が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、AMF70は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去し得る。
【0233】
例えば、AMF70が、現在の位置に基づいて、UE3が展開エリアから移動して出て行くことを決定する場合、AMF70は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、既存のNASメッセージを送信することを含む手順を開始し得る。例えば、AMFは、一時的な許可NSSAIを更新することによって一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去して、更新された一時的な許可NSSAIをUE3に送信し得る。
【0234】
例えば、AMF70が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0235】
例えば、UE3が展開エリアから移動して出て行き、UE3がS-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立したことをAMF70が決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0236】
例えば、S-NSSAI1についての有効時間が満了し、UE3がS-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立したことをAMF70が決定する場合、AMF70は、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するネットワーク要求のPDUセッション解放を開始する。
【0237】
AMF70は、AMF70におけるローカル情報を使用することによって、又は別のネットワークノード(例えば、SMF若しくはUDM)から情報を受信することによって、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定し得る。
【0238】
例えば、AMF70に対応する通信装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信し得る。通信装置は、S-NSSAI、第1の情報、及び第2の情報を送信し得る。
【0239】
例えば、UE3に対応するユーザ装置(User Equipment)(UE)は、第1のメッセージを受信し得る。第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含み得る。UEは、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定し得る。S-NSSAIが有効である場合、UEは、第2のメッセージを送信し得る。第2のメッセージは、S-NSSAIを含み得る。
【0240】
例えば、AMF70に対応する第1の通信装置は、UDM75に対応する第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信し得る。第1の通信装置は、第2の通信装置から、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信し得る。第1の通信装置は、S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及びS-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報のうちの少なくとも1つを通信端末に送信し得る。
【0241】
例えば、UE3に対応する通信端末は、ネットワークスライスについての要求メッセージを、AMF70に対応する第1の通信装置に送信する。通信端末は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を含む、ネットワークへの登録が許可されることを示す情報を第1の通信装置から受信し得る。
【0242】
上記によれば、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0243】
<第2の態様の第1の例における
図3の第1の変形体>
一例では、AMF70はいつでも、構成更新コマンドメッセージにおいて又は任意の既存のNASメッセージにおいて、S-NSSAIの有効期間及びS-NSSAIの展開エリアのうちの少なくとも一方と共にS-NSSAIを含む一時的な許可NSSAIを提供し得る。例えば、AMF70は、一時的な許可NSSAIを提供するために、非特許文献3における項4.2.4.2に記載されるようなアクセス及びモビリティ管理関連のパラメータについてUE構成更新手順を開始し得る。
【0244】
<第2の態様の第1の例における
図4の第1の変形体>
ステップ3で、AMF70は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、非特許文献3における項4.2.4.2に記載されるようなアクセス及びモビリティ管理関連のパラメータについてUE構成更新手順を開始し得る。
【0245】
<第2の態様の第1の例における
図4の第2の変形体>
ステップ3で、UE3は、一時的な許可NSSAIからS-NSSAI1を除去するために、非特許文献3における項4.2.2.2に記載されるような登録手順を開始し得る。
【0246】
<第2の態様の第1の例における
図4の第3の変形体>
UE3が、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションを確立した場合、ステップ3で、UE3は、非特許文献3における項4.3.4.2に記載されるようなローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するUE要求のPDUセッション解放を開始し得る。例えば、ステップ7で、UE3が、UE3におけるローカル情報に基づいて、S-NSSAI1に関連付けられたPDUセッションをUE3が確立したことを決定する場合、UE3は、PDUセッションを解放するために、ローミング無し及びローカルブレイクアウト手順でのローミングに関するUE要求のPDUセッション解放を開始し得る。
【0247】
<第3の態様>
第3の態様は、制限された地理的エリア内で利用可能であって制限された期間であり得るネットワークスライスを管理するための手順を開示する。より具体的には、第3の態様は、局所的であるか若しくは制限された期間で利用可能であるか、又はその両方であるサービスをネットワークスライスが提供する場合に、どのようにネットワーク機能がAMF70及び(R)AN5においてネットワークスライスを構成するかを開示する。(R)AN5は、NG-RANノード又はgNBなどの(R)ANノードを含み得る。
【0248】
例えば、第3の態様は、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0249】
<第3の態様の第1の例>
第3の態様の第1の例は、ネットワークスライスが特定の地理的エリアにおいて又は制限された期間において条件付きで利用可能である場合におけるAMF70、(R)AN5、及びUE3に対するネットワークスライス情報のプロビジョニングを開示する。
【0250】
<AMFに対するネットワークスライス情報のプロビジョニング:>
第3の態様の第1の例は、特定の地理的エリアにおいて又は制限された期間においてサービスを提供するためにネットワークスライスを管理するネットワーク機能(例えば、UDM75又は他のNF)が、構成されるS-NSSAI、S-NSSAIについての展開エリア若しくはS-NSSAIについての有効期間、又は展開エリア及び有効期間の両方を含む既存のメッセージ又は新しいメッセージをAMF70に送信することを開示する。
【0251】
<(R)ANに対するネットワークスライス情報のプロビジョニング:>
AMF70は、S-NSSAI、展開エリア若しくは有効時間、又は展開エリア及び有効時間の両方を含む既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージを(R)AN5に送信する。
【0252】
<UEに対するネットワークスライス情報のプロビジョニング:>
S-NSSAI、展開エリア若しくは有効時間、又は展開エリア及び有効時間の両方を含むNGAPメッセージ(例えば、後述の第1のNGAPメッセージ又は第4のNGAPメッセージ)を受信すると、(R)AN5は、受信した展開エリアを対応するセルに変換して、有効時間と共にセルごとにS-NSSAI利用可能性情報を記憶する。(R)AN5は、記憶したS-NSSAI利用可能性情報に基づいてS-NSSAIのサポートに関連する情報をブロードキャストする。S-NSSAI利用可能性情報は、S-NSSAIが利用可能であるかどうかを示し得る。
【0253】
有効期間が提供される場合、(R)AN5は、展開エリアからマッピングされるセルにおけるS-NSSAIのサポートに関連する情報をブロードキャストする。有効期間が提供される場合、(R)AN5は、展開エリアからマッピングされる位置におけるS-NSSAIのサポートに関連する情報をブロードキャストする。有効期間が提供される場合、(R)AN5は、S-NSSAIの有効期間中におけるS-NSSAIのサポートに関連する情報をブロードキャストする。
【0254】
第3の態様の各々の3つの詳細な手順は、以下に記載される。
【0255】
1.特定の地理的エリアにおいて又は制限された期間においてサービスを提供するためにネットワークスライスを管理するネットワーク機能(network function)(NF)77(例えば、UDM75又は他のNF)は、構成されるS-NSSAI1、S-NSSAI1についての展開エリア若しくはS-NSSAI1についての有効期間、又は展開エリア及び有効期間の両方を含む第1のメッセージをAMF70に送信する。S-NSSAI1は、展開エリア及び有効期間のうちの少なくとも一方に関連付けられ得る。展開エリアは、例えば、セルIDのリスト、周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト、セルID及びFBの組み合わせのリスト、サービスを提供するためにS-NSSAI1が展開される、トラッキングエリアかセルのいずれかにマッピングされる地理的エリアであり得る。
【0256】
第1のメッセージを受信すると、AMF70は、展開エリアをトラッキングエリアにマッピングし、トラッキングエリアを管理する(R)AN5を識別する。
【0257】
例えば、AMF70は、トラッキングエリアの位置を示す位置情報を記憶し、AMF70は、位置情報、及び展開エリアによって識別される位置に基づいて、展開エリアをトラッキングエリアにマッピングし得る。
【0258】
例えば、AMF70が、セルID1で識別されるセル1をトラッキングエリア1が含むことを示す情報を記憶し、受信した展開エリアがセルID1を示す場合、AMF70は、展開エリアをトラッキングエリア1にマッピングし得る。
【0259】
例えば、AMF70が、トラッキングエリア1がFB1で動作することを示す情報を記憶し、受信した展開エリアがFB1を示す場合、AMF70は、展開エリアをトラッキングエリア1にマッピングし得る。
【0260】
例えば、AMF70が、トラッキングエリア1の位置情報として位置「Z1」を記憶し、受信した展開エリアが位置「Z1」を示す場合、AMF70は、展開エリアをトラッキングエリア1にマッピングし得る。
【0261】
例えば、受信した展開エリアがトラッキングエリア1を示す場合、AMF70は、AMF70に記憶されたトラッキングエリア1に関連する情報に展開エリアをマッピングし得る。
【0262】
例えば、AMF70は、(R)AN5が管理するトラッキングエリアを示す情報を記憶し、AMF70は、当該情報に基づいて、トラッキングエリアを管理する(R)AN5を識別し得る。
【0263】
第1のメッセージは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0264】
NF77は、UDM75におけるローカル構成、オペレータのポリシー、及びUE3がサブスクライブするS-NSSAIのうちの少なくとも1つに基づいて第1のメッセージの内容を決定し得る。
【0265】
例えば、NF77が、UE3がS-NSSAI1にサブスクライブすることを示す情報を記憶する場合、UDM75は、S-NSSAI1に関するサブスクライブNSSAIを生成し得る。
【0266】
NF77は、第1のメッセージを定期的に送信し得る。NF77が、第1のメッセージを送信するためのトリガを受信する場合、NF77は、第1のメッセージを送信し得る。NF77が、S-NSSAIと展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方との間の関係が変更されることを決定する場合、NF77は、第1のメッセージを送信し得る。
【0267】
2.AMF70がネットワークスライス情報を(R)AN5に送信する2つの方法、例えば、オプション1及びオプション2が存在する。ネットワークスライス情報は、S-NSSAI1と、展開エリア及び有効期間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。ネットワークスライス情報は、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効期間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。ネットワークスライス情報は、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0268】
<オプション1:>
2-1-1.AMF70は、S-NSSAI1、展開エリア若しくは有効時間、又は展開エリア及び有効時間の両方を含む第1のNGAPメッセージ(例えば、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージ)を(R)AN5に送信する。
【0269】
第1のNGAPメッセージは、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を含み得る。
【0270】
第1のNGAPメッセージは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0271】
第1のNGAPメッセージの内容は、第1のメッセージの内容に対応し得る。例えば、第1のメッセージが、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含む場合、第1のNGAPメッセージは、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。
【0272】
例えば、AMF70は、第1のNGAPメッセージの内容を決定し得る。例えば、AMF70は、AMF70が処理できるS-NSSAIを第1のNGAPメッセージに含め得る。
【0273】
一例では、第1のNGAPメッセージは、AMF CONFIGURATION UPDATEメッセージであり得る。
【0274】
別の例では、ステップ1でAMF70が第1のメッセージを受信する場合、AMF70は、第1のNGAPメッセージを(R)AN5に送信する。別の例では、AMF70が、AMF70のローカル構成に基づいて又はオペレータのポリシーに基づいて第1のNGAPメッセージを送信するようにトリガされる場合、AMF70は、第1のNGAPメッセージを(R)AN5に送信する。別の例では、AMF70は、第1のNGAPメッセージを(R)AN5に定期的に送信する。
【0275】
別の例では、NGAPインターフェース管理手順を通じて、関連付けられた情報を(R)AN5が処理できないことをAMF70が予め認識している場合、AMF70は、第1のNGAPメッセージにおいて、S-NSSAI1の関連付けられた情報、例えば、展開エリア若しくは有効時間、又は展開エリア及び有効時間の両方を(R)AN5に送信しない。例えば、AMF70は、NGAPインターフェース管理手順を通じて、AMF70及び(R)AN5間で(R)AN5に関する機能情報を交換することによって、関連付けられた情報を(R)AN5が処理できないことを認識し得る。
【0276】
2-1-2.(R)AN5は、第1のNGAPメッセージを受信する。(R)AN5は、S-NSSAI1、並びにS-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方を記憶し、(R)AN5が管理するセルにそれらをマッピングする。
【0277】
次いで、(R)AN5は、(R)AN5がネットワークスライス情報を正常に受信したことを確証するための第2のNGAPメッセージ(例えば、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージ)をAMF70に送信する。
【0278】
一例では、第2のNGAPメッセージは、AMF CONFIGURATION ACKNOLEDGEメッセージであり得る。
【0279】
例えば、(R)AN5は、(R)AN5が管理するセルの位置を示す位置情報を記憶し、(R)AN5は、位置情報、及び展開エリアによって示される位置に基づいて、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方をセルにマッピングし得る。
【0280】
例えば、(R)AN5が、(R)AN5が管理するセル1を識別するセルID1を記憶し、受信した展開エリアがセルID1を示す場合、(R)AN5は、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方をセル1にマッピングし得る。
【0281】
例えば、(R)AN5がセル1を管理し、(R)AN5が、セル1がFB1で動作していることを示す情報を記憶し、受信した展開エリアがFB1を示す場合、(R)AN5は、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方をセル1にマッピングし得る。
【0282】
例えば、(R)AN5が、(R)AN5が管理するセル1の位置情報として位置「Z1」を記憶し、受信した展開エリアが位置「Z1」を示す場合、(R)AN5は、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方をセル1にマッピングし得る。
【0283】
<オプション2:>
2-2-1.(R)AN5は、NGAPインターフェース管理手順の一部として、制限されたスライスサポートインジケータを含む第3のNGAPメッセージをAMF70に送信する。制限されたスライスサポートインジケータは、(R)AN5が、展開エリア及び有効時間の属性のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示し得る。例えば、制限されたスライスサポートインジケータは、(R)AN5が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示し得る。制限されたスライスサポートインジケータは、(R)AN5が、ステップ2-2-2で言及されるように展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAIを受信するのをサポートしていることを示し得る。
【0284】
一例では、第3のNGAPメッセージは、NG SETUP REQUESTメッセージ又はRAN CONFIGURATION UPDATEメッセージであり得る。
【0285】
2-2-2.AMF70は、S-NSSAI1、S-NSSAI1についての展開エリア若しくはS-NSSAI1についての有効時間、又は展開エリア及び有効時間の両方を含む第4のNGAPメッセージ(例えば、既存のNGAPメッセージ又は新しいNGAPメッセージ)を(R)AN5に送信する。
【0286】
第4のNGAPメッセージは、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と共にS-NSSAI1を含み得る。
【0287】
第4のNGAPメッセージは、1つ以上のS-NSSAIと、1つ以上のS-NSSAIの各々についての展開エリア及び1つ以上のS-NSSAIの各々についての有効時間と、を含み得る。
【0288】
第4のNGAPメッセージの内容は、第1のメッセージの内容に対応し得る。例えば、第1のメッセージが、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含む場合、第4のNGAPメッセージは、S-NSSAI1と、S-NSSAI1についての展開エリア及びS-NSSAI1についての有効時間のうちの少なくとも一方と、を含み得る。
【0289】
例えば、AMF70は、第4のNGAPメッセージの内容を決定し得る。例えば、AMF70は、AMF70が処理できるS-NSSAIを第4のNGAPメッセージに含め得る。
【0290】
例えば、AMF70が、ステップ1での第1のメッセージ又はステップ2-2-1での第3のNGAPメッセージを受信する場合、AMF70は、第4のNGAPメッセージを送信し得る。
【0291】
第4のNGAPメッセージを受信すると、(R)AN5は、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方を記憶し、(R)AN5が管理するセルにそれらをマッピングする。例えば、(R)AN5は、ステップ2-1-2でのプロセスと同様に、S-NSSAI1、並びに展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方をセルにマッピングし得る。
【0292】
一例では、第4のNGAPメッセージは、NG SETUP RESPONSEメッセージ又はRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOLEDGEメッセージであり得る。
【0293】
別の例では、(R)AN5が、第3のNGAPメッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示さない場合、AMF70は、第4のNGAPメッセージを(R)AN5に送信しない。
【0294】
別の例では、(R)AN5が、第3のNGAPメッセージにおいて制限されたスライスサポートインジケータを示さない場合、AMF70は、第4のNGAPメッセージを(R)AN5に送信し得る。
【0295】
3.(R)AN5に接続されたセルは、条件が適合した場合にS-NSSAI1のサポートをブロードキャストする。この例では、セルが展開エリアをカバーしているが、有効時間が適合しないため、セルは、S-NSSAI1のサポートをブロードキャストしない。
【0296】
例えば、現在の時間が「2021年11月」であって、S-NSSAI1についての展開エリアが、セル1を識別するセルID1を示し、S-NSSAI1についての有効時間が「2021年12月から2022年1月まで」を示し、(R)AN5(例えば、(R)ANノードか、NG-RANノードか、又はgNB)がセル1を管理することが想定される。
【0297】
すなわち、展開エリアは、S-NSSAI1がセル1において有効であるか又は利用可能であることを示し、有効時間は、S-NSSAI1が2021年12月から2022年1月までの期間中に有効であるか又は利用可能であることを示す。
【0298】
この例では、(R)AN5は、セル1が、展開エリアによって示されるセルに属するか又は当該セルと同じであることを決定する。換言すれば、(R)AN5は、セル1が展開エリアをカバーしていることを決定する。(R)AN5は、現在の時間(例えば、2021年11月)が有効時間内でないことを決定する。次いで、(R)AN5は、S-NSSAI1を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストしない。又は、(R)AN5は、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストする。
【0299】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、UE3が登録手順を開始するときに、登録要求メッセージの要求NSSAIにS-NSSAI1を含めない。
【0300】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、S-NSSAI1に関するPDUセッション確立手順を開始しない。
【0301】
4.時間が経過すると、有効時間は、効果的(又は有効)となる。例えば、現在の時間は、「2021年12月1日」である。
【0302】
5.有効時間及び展開エリアの両方が適合したため、セルは、S-NSSAI1のサポートをブロードキャストする。
【0303】
例えば、現在の時間が「2021年12月1日」であって、S-NSSAI1についての展開エリアが、セル1を識別するセルID1を示し、S-NSSAI1についての有効時間が「2021年12月から2022年1月まで」を示し、(R)AN5(例えば、(R)ANノードか、NG-RANノードか、又はgNB)がセル1を管理することが想定される。この例では、(R)AN5は、セル1が、展開エリアによって示されるセルに属するか又は当該セルと同じであることを決定する。(R)AN5は、現在の時間(例えば、2021年12月1日)が有効時間内であることを決定する(又は(R)AN5は、有効時間が満了していないことを決定する)。次いで、(R)AN5は、S-NSSAI1を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストする。又は、(R)AN5は、S-NSSAI1が利用可能であることを示す情報を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストする。
【0304】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能であることを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、UE3が登録手順を開始するときに、登録要求メッセージの要求NSSAIにS-NSSAI1を含める。
【0305】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能であることを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、S-NSSAI1に関するPDUセッション確立手順を開始する。
【0306】
6.時間が経過すると、有効時間は、非効果的(又は無効)となる。例えば、現在の時間は、「2022年2月」である。
【0307】
7.セルが展開エリアをカバーしているが、有効時間が適合しないため、セルは、S-NSSAI1のサポートをブロードキャストしない。
【0308】
例えば、現在の時間が「2022年2月」であって、S-NSSAI1についての展開エリアが、セル1を識別するセルID1を示し、S-NSSAI1についての有効時間が「2021年12月から2022年1月まで」を示し、(R)AN5(例えば、(R)ANノードか、NG-RANノードか、又はgNB)がセル1を管理することが想定される。この例では、(R)AN5は、セル1が、展開エリアによって示されるセルに属するか又は当該セルと同じであることを決定する。(R)AN5は、現在の時間(例えば、2022年2月)が有効時間内でないことを決定する(又は(R)AN5は、有効時間が満了していることを決定する)。次いで、(R)AN5は、S-NSSAI1を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストしない。又は、(R)AN5は、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報をセル1においてブロードキャストする。
【0309】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、UE3が登録手順を開始するときに、登録要求メッセージの要求NSSAIにS-NSSAI1を含めない。
【0310】
例えば、UE3が、S-NSSAI1が利用可能でないことを示す情報を含むシステム情報を受信する場合、UE3は、S-NSSAI1に関するPDUセッション確立手順を開始しない。
【0311】
例えば、(R)AN5に対応する通信装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及びS-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信し得る。通信装置は、第1の情報及び第2の情報に基づいて、S-NSSAIが有効であるかどうかを決定し得る。通信装置は、S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信し得る。第1のシステム情報は、S-NSSAIが有効であることを示す情報を含み得る。
【0312】
例えば、AMF70に対応する第1の通信装置は、NF77に対応する第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信し得る。第1の通信装置は、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを、(R)AN5に対応し得る第1の基地局に送信し得る。第1の通信装置は、第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを第1の基地局から受信し得る。第1の通信装置は、有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を、UE3に対応し得る通信端末に送信し得る。第1の通信装置は、有効エリア及び有効時間に関連する情報を、UE3に対応し得る通信端末に送信し得る。
【0313】
例えば、AMF70に対応する第1の通信装置は、NF77に対応する第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及びネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信し得る。第1の通信装置は、第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを、(R)AN5に対応する第1の基地局から受信し得る。第1の通信装置は、ネットワークスライスについての有効時間及びネットワークスライスについての有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを第1の基地局に送信し得る。第1の通信装置は、有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を、UE3に対応する通信端末に送信し得る。第1の通信装置は、有効エリア及び有効時間に関連する情報を、UE3に対応する通信端末に送信し得る。
【0314】
上記によれば、最新の3GPP仕様書が上述の新しい市場の要求を満たすことができないということなどの上記問題を解決することができる。
【0315】
<システム概要>
図6は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0316】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0317】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0318】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0319】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0320】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0321】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0322】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能とみなされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0323】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの位置からサービスを提供し、各位置においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0324】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0325】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0326】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、ネットワーク機能(Network Function)(NF)77を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0327】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)(R)ANノードインターフェースに適切な(R)ANノード5を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0328】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0329】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0330】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブ層を有する階層構造を有し得る。
【0331】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRC層において通信される。
【0332】
-RRCセットアップ要求メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0333】
-RRCセットアップメッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)
【0334】
-RRCセットアップ完了メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)
【0335】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0336】
-登録要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求NSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求DRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求マッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、追加の要求情報(Additional information requested)、要求WUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求NB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0337】
-登録承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成されたNSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0338】
-登録完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0339】
-認証要求メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0340】
-認証応答メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0341】
-認証結果メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0342】
-認証失敗メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0343】
-認証拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0344】
-サービス要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0345】
-サービス承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0346】
-サービス拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0347】
-構成更新コマンドメッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成されたNSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0348】
-構成更新完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
【0349】
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0350】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図7は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0351】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0352】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0353】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0354】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連機器、通信及び関連機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0355】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0356】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0357】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0358】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連機器であり得る。
【0359】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0360】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0361】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0362】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0363】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0364】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0365】
<(R)ANノード>
図8は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0366】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0367】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0368】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0369】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図9は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0370】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0371】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0372】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MAC層及びRLC層をサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCP層、SDAP層、及びRRC層をサポートする機能を提供してもよい。
【0373】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図10は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0374】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MAC層及びRLC層に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0375】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0376】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0377】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0378】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図11は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0379】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0380】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0381】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図12は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0382】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0383】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0384】
<AMF>
図13は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0385】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0386】
<UDM>
図14は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0387】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0388】
<NF>
図15は、NF77の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路771を含み、トランシーバ回路771は、ネットワークインターフェース772を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ773は、メモリ774に記憶されたソフトウェアに従ってNF77の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ774に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、トランシーバ制御モジュール77421を少なくとも有する通信制御モジュール7742と、を含む。通信制御モジュール7742は(そのトランシーバ制御モジュール77421を使用して、NF77と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0389】
NF77は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。NF77は、非特許文献2における項4.2.2で定められるNFのうちの1つであり得る
【0390】
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下のように記載され得るが、以下に限定されるものではない。
【0391】
4.2.2.2.2登録総論
【0392】
図4.2.2.2.2-1:登録手順(
図16参照。)
【0393】
1.UEから(R)ANへ:ANメッセージ(ANパラメータ、登録要求(登録タイプ、SUCIか5G-GUTIかPEI、[最後に訪問したTAI(利用可能な場合)]、セキュリティパラメータ、[要求NSSAI]、[要求NSSAIのマッピング]、[デフォルトで構成されたNSSAI表示]、[UE無線機能更新]、[UE MMコアネットワーク機能]、[PDUセッション状態]、[アクティブにされるPDUセッションのリスト]、[後続要求]、[MICOモードの好み]、[要求アクティブ時間]、[E-UTRA及びNRについての要求DRXパラメータ]、[NB-IoTについての要求DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[要求LADN情報のLADN DNN又はインジケータ]、[NASメッセージコンテナ]、[向上したカバレッジの使用の制限に対するサポート]、[好ましいネットワーク挙動]、[UEページング可能性情報]、[UEポリシーコンテナ(PSIのリスト、ANDSPに対するUEサポートの表示、及びオペレーティングシステム識別子)]、並びに[UE無線機能ID]、[解放要求表示]、[ページング制限情報]、PEI、[NSSRGハンドリングサポート表示]、[災害状態を伴うPLMN]制限されたスライスサポートインジケータ))。
【0394】
注記1:UEポリシーコンテナ及びその使用は、TS23.503[20]において定められている。
【0395】
NG-RANの場合、ANパラメータは、例えば、5G-S-TMSI又はGUAMIと、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、NSSAI情報と、を含み、ANパラメータはまた、確立原因を含む。確立原因は、RRC接続の確立を要求する理由を提供する。UEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかどうか、及びどのようにUEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかは、TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるようなアクセス層接続確立NSSAI包含モードパラメータの値に依存する。
【0396】
制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間の属性のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示す。例えば、制限されたスライスサポートインジケータは、UE3が、展開エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でS-NSSAIをサポートしていることを示し得る。
【0397】
UEが、5GSにアクセスするIABノードである場合、ANパラメータはまた、IAB表示を含むものとする。
【0398】
登録タイプは、UEが、初期登録(すなわち、UEが、RM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)を行いたいか、モビリティ登録更新(すなわち、UEが、RM登録(RM-REGISTERED)状態であって、モビリティのため、又はUEが、その機能若しくはプロトコルパラメータを更新する必要があるか若しくはUEの使用を許可されるネットワークスライスのセットの変更を要求する必要があるため、登録手順を開始する)を行いたいか、定期登録更新(すなわち、UEが、RM登録(RM-REGISTERED)状態であって、節4.2.2.2.1参照の定期登録更新タイマ満了により登録手順を開始する)を行いたいか、緊急登録(すなわち、UEが、限定されたサービス状態である)を行いたいか、災害ローミング登録を行いたいかを示す。
【0399】
UEがE-UTRAを使用している場合、UEは、登録要求に関連付けられたRRC接続確立シグナリングにおいて、AMF選択に関連するCIoT 5GS最適化をUEがサポートしていることを示す。
【0400】
UEが初期登録又は災害ローミング登録を行っている場合、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、PLMNに関する登録の場合、優先の降順に列挙される。
【0401】
i)UEが、有効なEPS GUTIを有する場合、EPS GUTIからマッピングされる5G-GUTI。
【0402】
ii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
【0403】
iii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNに対する等価PLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
【0404】
iv)利用可能な場合、任意の他のPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI。
【0405】
注記2:これは、別のアクセスタイプを介して割り当てられる5G-GUTIでもあり得る。
【0406】
v)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0407】
UEがSNPNに登録している場合、UEが初期登録を行っているとき、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、優先の降順に列挙される。
【0408】
i)利用可能な場合、UEが登録を試みている同じSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
【0409】
ii)利用可能な場合、5G-GUTIを割り当てたSNPNのNIDと共に任意の他のSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
【0410】
iii)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0411】
初期登録を行っているUEが、有効なEPS GUTI及びネイティブ5G-GUTIの両方を有する場合、UEはまた、追加のGUTIとしてネイティブ5G-GUTIを示すものとする。複数のネイティブ5G-GUTIが利用可能な場合、UEは、上記リスト内の項目(ii)~(iv)の中で優先の降順に5G-GUTIを選択するものとする。
【0412】
UEが、登録要求メッセージを初期NASメッセージとして送信しており、UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有し、UEが、非クリアテキストIEを送信する必要がある場合、NASメッセージコンテナが含まれるものとする(TS24.501[25]における節4.4.6参照)。UEが非クリアテキストIEを送信する必要がない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。
【0413】
UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有していない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。UEは、ステップ9bでセキュリティモード完了メッセージの一部として送信されるNASメッセージコンテナに全登録要求メッセージ(すなわち、クリアテキストIE及び非クリアテキストIEを含む)を含めるものとする。
【0414】
UEが、ネイティブ5G-GUTIで初期登録を行っている(すなわち、UEがRM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)場合、UEは、ANパラメータにおいて関連のGUAMI情報を示すものとする。UEが、UEのSUCIで初期登録を行っている場合、UEは、ANパラメータにおいてどのGUAMI情報も示さないものとする。
【0415】
UEが初期登録又はモビリティ登録を行っていて、CIoT 5GS最適化がサポートされている場合、UEは、UEの好ましいネットワーク挙動を示すものとする(TS23.501[2]の節5.31.2参照)。S1モードがサポートされている場合、UEのEPCの好ましいネットワーク挙動は、登録要求メッセージにおいてS1 UEネットワーク機能に含まれる(TS24.501[25]の節8.2.6.1参照)。
【0416】
緊急登録について、UEが、利用可能である有効な5G-GUTIを有していない場合、SUCIが含まれるものとし、UEがSUPI及び有効な5G-GUTIを有していない場合、PEIが含まれるものとする。他の場合、5G-GUTIが含まれ、それは、最新サービングAMFを示す。
【0417】
UEは、TS23.501[2]の節5.16.3.7において定められるようにUEの構成に基づいてUEの使用設定を提供し得る。UEは、(TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように要求NSSAIを提供し、UEが、ネットワークスライスの同時登録に対するサブスクリプションベースの制約をサポートしてTS23.501[2]の節5.15.12に記載されるようにNSSRG情報制約も考慮に入れる場合に、初期登録又はモビリティ登録更新の場合、UEは、サブスクライブS-NSSAIに基づいて要求NSSAIにおけるS-NSSAIが許可されるかどうかをネットワークが確実に確認できるように、HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIの各S-NSSAIのマッピングである要求NSSAIのマッピング(利用可能な場合)を含める。PLMN間の移動の場合、確立PDUセッションに対応するサービングPLMN S-NSSAIがUEに存在しない場合、確立PDUセッションに関連付けられる関連HPLMN S-NSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように要求NSSAIのマッピングに提供されるものとする。
【0418】
TS23.501[2]において定められるように、UEがデフォルトで構成されたNSSAIを使用している場合、UEは、デフォルトで構成されたNSSAI表示を含める。
【0419】
UEがAMFからのWUS支援情報の割り当てをサポートしている場合、UEは、UEページング可能性情報を含み得る(TS23.501[2]参照)。
【0420】
モビリティ登録更新の場合、UEは、保留アップリンクデータが存在するPDUセッションを、アクティブにされるPDUセッションのリストに含める。UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含める場合、UEは、登録要求に関連するアクセスに関連付けられるPDUセッションのみを示すものとする。TS24.501[25]において定められるように、UEは、ネットワークによって承認される常時接続のPDUセッションを、当該PDUセッションについて保留アップリンクデータが存在しない場合であっても、アクティブにされるPDUセッションのリストに含めるものとする。
【0421】
注記3:UEがLADNの利用可能エリアの外側にある場合、LADNに対応するPDUセッションは、アクティブにされるPDUセッションのリストに含まれない。
【0422】
TS23.501[2]の節5.4.4aにおいて定められるように、UE MMコアネットワーク機能は、UEによって提供されてAMFによって処理される。TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるように、UEは、アタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求について要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をUEがサポートしているかどうかの表示をUE MMコアネットワーク機能に含める。UEが「厳密な定期登録タイマ表示」をサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「厳密な定期登録タイマ表示」のUEの機能を示す。UEがCAGをサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「CAGサポート」のUEの機能を示す。2つ以上のUSIMを動作させているUEが、1つ以上のマルチUSIM機能をサポートしており1つ以上のマルチUSIM機能の使用を意図している場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において、TS23.501[2]の節5.38に記載される1つ以上のマルチUSIM固有機能を示す。
【0423】
TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるように、UEは、要求LADN情報のLADN DNN又は表示のいずれかを提供し得る。
【0424】
利用可能な場合、AMFがUEについて登録エリアを生成するのを助けるために、最後に訪問したTAIが含まれるものとする。
【0425】
セキュリティパラメータは、認証及び完全性保護のために使用される(TS33.501[15]参照)。要求NSSAIは、(TS23.501[2]の節5.15において定められるような)ネットワークスライス選択支援情報を示す。PDUセッション状態は、UEにおける前に確立されたPDUセッションを示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、PDUセッション状態は、UEにおける現在のPLMNの確立PDUセッションを示す。
【0426】
UEが、保留アップリンクシグナリングを有し、UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含めないか、又は登録タイプが、UEが緊急登録を行いたいことを示す場合、後続要求が含まれる。TS23.501[2]の節5.4.5において定められるように、初期登録及びモビリティ登録更新において、UEは、UE要求DRXパラメータを提供する。UEは、拡張アイドルモードDRXを要求するために、TS23.501[2]の節5.31.7.2において定められるような拡張アイドルモードDRXパラメータを提供し得る。
【0427】
TS23.501[2]に記載されるように、UEは、UE無線機能更新表示を提供する。
【0428】
UEは、MICOモードの好みを含め、任意選択的に、UEがアクティブ時間でMICOモードを使用したい場合に、要求アクティブ時間値を含める。
【0429】
UEは、UE MMコアネットワーク機能においてUEのサービスギャップ制御機能を示し得る(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0430】
UEにおける実行中サービスギャップタイマを有するUEについて、UEは、緊急サービスのような規制優先サービス又は例外報告についてのネットワークアクセスを除いて、登録要求メッセージにおいて後続要求表示又はアップリンクデータ状態を設定しないものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0431】
UEが、RACSをサポートしており、UE無線機能IDを割り当てた場合、UEは、TS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようなUE無線機能IDを非クリアテキストIEとして示すものとする。
【0432】
節4.2.2.2.1に記載されるように、PEIは、初期登録においてUEから取得され得る。
【0433】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしている場合、UEは、TS23.501[2]の節5.15.12に係るNSSRGハンドリングサポート表示を含める。AMFは、UEがこの機能をサポートしているかどうかをUEコンテキストに記憶する。
【0434】
MUSIMモードのUEが、例えば、モビリティ登録又は定期登録を行った後すぐにCMアイドル(CM-IDLE)状態に入りたい場合、UEは、解放要求表示を含め、任意選択的に、ページング制限情報を提供する。
【0435】
UEが災害ローミング登録を行っているとき、UEが、災害状態を伴うPLMNを示す有効な5G-GUTIを有しておらず、災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNでないか、又は災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNであるが、UEがそのSUCIを提供しない場合、UEは、災害状態を伴うPLMNを示し得る。
【0436】
2.5G-S-TMSI若しくはGUAMIが含まれないか、又は5G-S-TMSI若しくはGUAMIが、有効なAMFを示さない場合、(R)ANは、利用可能な場合、(R)AT及び要求NSSAIに基づいてAMFを選択する
【0437】
TS23.501[2]の節6.3.5に記載されるように、(R)ANはAMFを選択する。UEがCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、(R)ANは、UEのN2接続に基づいて登録要求メッセージをAMFに転送し得る。
【0438】
(R)ANが、適切なAMFを選択できない場合、(R)ANは、AMF選択を行うために、(R)ANにおいて構成されているAMFに登録要求を転送する。
【0439】
3.(R)ANから新AMFへ:N2メッセージ(N2パラメータ、(ステップ1に記載されるような)登録要求及び[LTE-M表示]。
【0440】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータは、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、ロケーション情報、及びUEがキャンピングしているセルに関連するセル識別情報と、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求と、を含む。
【0441】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータはまた、確立原因を含み、ステップ1でANパラメータにおいて表示が受信される場合にIAB表示を含むものとする。
【0442】
要求NSSAIのマッピングは、利用可能な場合にのみ提供される。
【0443】
UEによって示される登録タイプが定期登録更新である場合、ステップ4~19は省略され得る。
【0444】
確立原因が優先サービス(例えば、MPS、MCS)に関連付けられる場合、AMFは、優先情報を示すためにメッセージ優先ヘッダを含める。TS29.500[17]において指定されるように、他のNFは、メッセージ優先ヘッダをサービスベースのインターフェースに含めることによって優先情報を中継する。
【0445】
UEが使用しているRATタイプが決定され(節4.2.2.2.1参照)、それに基づいて、AMFは、UEがNB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動を行っているかどうかを決定する。AMFがLTE M表示を受信する場合、AMFは、RATタイプがLTE-Mであることを考慮し、LTE-M表示をUEコンテキストに記憶する。
【0446】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含める場合、これは、TS23.501[2]の節5.31.2において定められるように、UEがサポートしてネットワークにおいて利用可能となることを求めているネットワーク挙動を定める。
【0447】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含んでおり、好ましいネットワーク挙動においてUEがサポートしていることをUEが示したものがネットワークサポートと両立しない場合、AMFは、適切な原因値(例えば、このPLMNにおけるリトライを回避するもの)を用いて登録要求を拒否するものとする。
【0448】
UEについてAMFにおけるUEコンテキストで実行中のサービスギャップタイマが存在し、後続要求表示又はアップリンクデータ状態が登録要求メッセージに含まれない場合、AMFは、後続要求表示及びアップリンクデータ状態を無視して、状態に関連するどの動作も行わないものとする。
【0449】
ステップ1でUEがUE無線機能IDを含めており、AMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0450】
NR衛星アクセスについて、AMFが、gNBから受信される選択PLMN ID及び(セルIDを含む)ULIに基づいて、現在のUEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録を試みていることを決定し得る場合、AMFは、好適な原因値を示し、AMFにおいて知られている場合にはUEロケーションの国を示して登録要求を拒否すべきである。他の場合、例えば、最終決定を行うのに十分な精度でUEロケーションをAMFが認識していない場合、AMFは、登録手順を進めて、TS23.273[51]の節6.10.1において指定されるようにUEロケーション手順を開始して、LMFから受信される情報が、UEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録されることを示す場合、UEを登録解除する準備をし得る。
【0451】
注記4:ロケーション情報は、UEが配置されている国を全ての場合でAMFが決定するのに十分正確であることを保証されない場合がある。
【0452】
注記5:一部の国は、複数のMCCを使用し、901などの一部のMCCは、複数の国において許可され得、したがって、UEは、PLMNにおいて、UEに返されるものと異なるMCCに登録し得る。
【0453】
UEが配置されている国に関して登録拒否を受信すると、UEは、TS23.122[22]において指定されるようにUEロケーションで動作することが許可されるPLMNに登録を試みるものとする。
【0454】
災害ローミング登録について、NG-RANから受信される(セルIDを含む)ULI、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、又はUEによって示される、災害状態を伴うPLMN、及びローカル構成に基づいて、AMFは、災害ローミングサービスを提供できるかどうかを決定する。現在のロケーションが災害ローミングサービスを受けないか、又は災害ローミングサービスが、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、若しくはUEによって示される、災害状態を伴うPLMNに提供されない場合、AMFは、好適な原因値を示して登録要求を拒否すべきである。
【0455】
4.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransfer(完全登録要求)又は新AMFからUDSFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。
【0456】
新AMFは、UEの5G-GUTIを使用して旧AMFを決定する。新AMFが登録要求においてNIDを受信した場合、新AMFは、5G-GUTIがSNPNによって割り当てられたことを決定し、SNPNの5G-GUTI及びNIDを使用して旧AMFを決定する。
【0457】
(UDSF展開を用いる):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMF及び旧AMFは同じAMFセット内にあってUDSFが展開されるか、新AMFは、記憶されたUEのSUPI及びUEコンテキストを、Nudsf_UnstructuredDataManagement_Queryサービス動作を使用してUDSFから直接的に取得するか、又はUDSFが展開されない場合、新AMF及び旧AMFは、実装固有手段を介して、記憶されたUEコンテキストを共有し得る。これはまた、所与のUEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を含む。この場合、新AMFは、完全性保護を実行及び確認するために、完全性保護の完全登録要求NASメッセージを使用する。
【0458】
(UDSF展開を用いない):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを要求するために、完全性が保護され得る完全登録要求NASメッセージ及びアクセスタイプを含むNamf_Communication_UEContextTransferサービス動作を旧AMFにおいて呼び出し得る。このサービス動作の詳細については節5.2.2.2.2を参照されたい。この場合、コンテキスト転送サービス動作実行が、要求されるUEに対応する場合に、完全性保護を確認するために、旧AMFは、5G-GUTI及び完全性保護の完全登録要求NASメッセージか、又はSUPI、及びUEが検証されているという新AMFからの表示のいずれかを使用する。旧AMFはまた、UEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を新AMFに転送する。旧AMFが非ゼロMO例外データカウンタを(H-)SMFにまだ報告していない場合、コンテキスト応答はまた、MO例外データカウンタを含む。
【0459】
旧AMFが(本ステップで示されるアクセスタイプと異なる)別のアクセスタイプについてのPDUセッションを有する場合、及びN2インターフェースを新AMFにリロケートする可能性がないことを旧AMFが決定する場合、旧AMFは、UEのSUPIを返し、登録要求が完全性保護について検証されていることを示すが、残りのUEコンテキストを含めない。
【0460】
PLMN間の移動について、UEコンテキスト情報は、旧PLMNの許可NSSAIを備えることなく各アクセスタイプについて許可NSSAIに対応するHPLMN S-NSSAIを含む。
【0461】
注記6:旧AMFにおける前の完全性確認失敗の後に新AMFがUE認証を正常に行った場合、新AMFは、UEがステップ9aに従って検証されているという表示を設定する。
【0462】
注記7:NFコンシューマは、UEが正常に新AMFに登録された後、新AMFに関してイベントに再度サブスクライブする必要はない。
【0463】
新AMFがハンドオーバ手順中に旧AMFからUEコンテキストを既に受信している場合、ステップ4、5、及び10はスキップされるものとする。
【0464】
緊急登録について、UEが、AMFに知られていない5G-GUTIで自身を識別する場合、ステップ4及び5はスキップされ、AMFはすぐに、SUPIをUEに要求する。UEがPEIで自身を識別する場合、SUPI要求はスキップされるものとする。ユーザ識別情報を用いない緊急登録の許可は、ローカル規制に依存する。
【0465】
5.[条件付き]旧AMFから新AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransferに対する応答(SUPI、AMFにおけるUEコンテキスト(表5.2.2.2.2-1に従う))又はUDSFから新AMFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。旧AMFは、UEコンテキストについて実装固有(ガード)タイマを開始し得る。
【0466】
UDSFがステップ4でクエリされた場合、UDSFは、確立PDUセッションを含む関連のコンテキストに関するNudsf_UnstructuredDataManagement_Query実行で新AMFに応答し、旧AMFは、SMF情報DNN、S-NSSAI及びPDUセッションID、アクティブNGAP UE-TNLAバインディングをN3IWF/TNGF/W-AGFに含め、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。旧AMFがステップ4でクエリされた場合、旧AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを含めることによってNamf_Communication_UEContextTransfer実行で新AMFに応答する。
【0467】
旧AMFが確立PDUセッションに関する情報を保持し、それが初期登録でない場合、旧AMFは、SMF情報、DNN、S-NSSAI、及びPDUセッションIDを含める。
【0468】
旧AMFが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介して確立されたUEコンテキストを保持する場合、旧AMFは、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM状態を含める。UEが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。
【0469】
旧AMFが登録要求NASメッセージの完全性確認に失敗する場合、旧AMFは、完全性確認失敗を示すものとする。新AMFが未認証UEについて緊急サービスを許可するように構成されている場合、新AMFは、以下のように動作する。
【0470】
-UEが緊急PDUセッションのみを有する場合、AMFは、認証及びセキュリティ手順をスキップするか、若しくは認証が失敗し得ることを承認してモビリティ登録更新手順を継続するか、又は
【0471】
-UEが緊急PDUセッション及び非緊急PDUセッションの両方を有し、認証が失敗する場合、AMFは、モビリティ登録更新手順を継続し、節4.3.4.2において指定されるように全ての非緊急PDUセッションを非アクティブ化する。
【0472】
注記8:新AMFは、DNNが緊急DNNと一致するかどうかを確認することによって、PDUセッションが緊急サービスに使用されるかどうかを決定し得る。
【0473】
旧AMFがAMポリシーアソシエーションに関する情報及びUEポリシーアソシエーションに関する情報(すなわち、TS23.503[20]において定められるようなUEポリシーを更新するポリシー制御要求トリガ)を保持する場合、旧AMFは、AMポリシーアソシエーション、UEポリシーアソシエーション、及びPCF IDに関する情報を含める。ローミングの場合、V-PCF ID及びH-PCF IDが含まれる。
【0474】
旧AMFがUE関連のNWDAFサービスのコンシューマであった場合、旧AMFは、アクティブ分析サブスクリプションに関する情報、すなわち、サブスクリプション相関ID、NWDAF識別子(すなわち、インスタンスID又はセットID)、分析ID、及び関連付けられる分析固有データをNamf_Communication_UEContextTransfer応答に含める。新AMFによる分析情報の使用は、TS23.288[50]において指定される。
【0475】
PLMN間の移動中の新AMFにおけるUE無線機能IDのハンドリングは、TS23.501[2]において定められる。
【0476】
注記9:新AMFがコンテキスト検索のためにUDSFを使用する場合、旧AMFにおける同時のUEシグナリングによる旧AMF、新AMF、及びUDSF間の相互作用は、実装上の問題である。
【0477】
6.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報要求()。
【0478】
SUCIがUEによって提供されず旧AMFから取得されない場合、識別情報要求手順は、SUCIを要求しているUEに識別情報要求メッセージをAMFが送信することによって開始される。
【0479】
7.[条件付き]UEから新AMFへ:識別情報応答()。
【0480】
UEは、SUCIを含む識別情報応答メッセージで応答する。UEは、TS33.501[15]において指定されるように、プロビジョニングされたHPLMNの公開キーを使用することによってSUCIを導出する。
【0481】
8.AMFは、AUSFを呼び出すことによってUE認証の開始を決定し得る。その場合、AMFは、TS23.501[2]の節6.3.4に記載されるようにSUPI又はSUCIに基づいてAUSFを選択する。
【0482】
AMFが未認証SUPIに対する緊急登録をサポートするように構成されており、UEが登録タイプの緊急登録を示した場合、AMFは、認証をスキップするか、又はAMFは、認証が失敗し得ることを承認して登録手順を継続する。
【0483】
9a.認証が必要とされる場合、AMFは、それをAUSFに要求し、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、その要求においてトレース要件をAUSFに提供する。AMFから要求されると、AUSFは、UEの認証を実行するものとする。認証は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。AUSFは、TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるようにUDMを選択し、UDMから認証データを取得する。
【0484】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、AUSFがUEの認証をどのように実行するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0485】
UEが認証されると、AUSFは、関連するセキュリティ関連情報をAMFに提供する。AMFがSUCIをAUSFに提供した場合、AUSFは、認証が成功した後にのみSUPIをAMFに返すものとする。
【0486】
ステップ5で旧AMFにおける完全性確認失敗によってトリガされる、新AMFにおける認証の成功後、新AMFは、上記のステップ4を再度呼び出し、UEが検証されていることを示す(すなわち、節5.2.2.2.2において指定されるような理由パラメータを通じて)。
【0487】
9b NASセキュリティコンテキストが存在しない場合、NASセキュリティ開始は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。ステップ1でUEがNASセキュリティコンテキストを有していなかった場合、UEは、TS24.501[25]において定められるように完全登録要求メッセージを含める。
【0488】
節4.2.2.2.3に記載されるように、AMFは、登録要求がリルートされる必要があるかどうかを決定し、ここで、初期AMFは、AMFを指す。
【0489】
9c.5G-ANがUEコンテキストを要求した場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるようにセキュリティコンテキストを5G-ANに提供するためにNGAP手順を開始する。また、(例えば、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるようにアタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求についての要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をサポートするためのUE機能、サブスクリプションデータ、及びローカルポリシーに基づいて)、EPSフォールバックがサポートされていることをAMFが決定する場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるように、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能である」というという表示を5G-ANに送信するものとする。他の場合、AMFは、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能でない」を示す。加えて、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、NGAP手順においてトレース要件を5G-ANに提供する。
【0490】
9d.5G-ANは、セキュリティコンテキストを記憶し、AMFに知らせる。5G-ANは、TS33.501[15]に記載されるように、UEと交換されるメッセージを保護するためにセキュリティコンテキストを使用する。
【0491】
10.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(例えば、スライスがサポートされていないことにより解放されるPDUセッションID)。
【0492】
AMFが変更された場合、新AMFは、Namf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出すことによって、新AMFにおけるUEの登録が完了したことを旧AMFに知らせる。
【0493】
認証/セキュリティ手順が失敗する場合、登録は拒否されるものとし、新AMFは、旧AMFに対して拒否表示を伴ってNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。旧AMFは、UEコンテキスト転送サービス動作が全く受信されなかったかのように継続する。
【0494】
旧登録エリアにおいて使用されるS-NSSAIのうちの1つ以上に、ターゲット登録エリアにおいてサービスを提供できない場合、新AMFは、新登録エリアにおいてどのPDUセッションをサポートできないかを決定する。新AMFは、旧AMFに対して拒否PDUセッションIDを含むNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。次いで、新AMFは、それに応じてPDUセッション状態を修正する。旧AMFは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出すことによってUEのSMコンテキストをローカルに解放するように、対応するSMFに知らせる。
【0495】
新AMFがローカルポリシーに基づいて、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信しており、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションについてのPCF IDによって識別されるPCFを使用しないことを決定する場合、新AMFは、UEコンテキストにおけるAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションがもう使用されないことを旧AMFに知らせ、ステップ15でPCF選択が行われる。
【0496】
新AMFが、UE関連の分析サブスクリプションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信した場合、新AMFは、旧AMFから分析サブスクリプションを引き継ぎ得る。他の場合、代わりに新AMFが新しい分析サブスクリプションを作成することを決定する場合、新AMFは、(サブスクリプション相関IDによって識別される)分析サブスクリプションがもう必要とされないことに関して旧AMFに知らせ、ここで旧AMFは、TS23.288[50]に従ってUEについての当該NWDAF分析サブスクリプションをアンサブスクライブし得る。
【0497】
11.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報の要求/応答(PEI)。
【0498】
PEIがUEによって提供されず旧AMFから取得されなかった場合、識別情報要求手順は、PEIを取得するためにAMFが識別情報要求メッセージをUEに送信することによって開始される。PEIは、UEが緊急登録を行い認証不可でない限り、暗号化されて転送されるものとする。
【0499】
緊急登録について、UEは、PEIを登録要求に含めている場合がある。その場合、PEI検索はスキップされる。
【0500】
UEが、UE MMコアネットワーク機能において示されるようにRACSをサポートしている場合、AMFは、RACS動作の目的でIMEI/TACを取得するためにUEのPEIを使用するものとする。
【0501】
12.任意選択的に、新AMFは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getサービス動作(節5.2.4.2.2参照)を呼び出すことによってME識別情報確認を開始する。
【0502】
PEI確認は、節4.7に記載されるように行われる。
【0503】
緊急登録について、PEIがブロックされる場合、オペレータポリシーは、緊急登録手順を継続するか又は停止するかを決定する。
【0504】
13.ステップ14が行われる場合、新AMFは、SUPIに基づいてUDMを選択し、次いでUDMは、UDRインスタンスを選択し得る。TS23.501[2]の節6.3.9を参照されたい。
【0505】
TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるように、AMFはUDMを選択する。
【0506】
14a~c.AMFが最後の登録手順から変更された場合か、UEがAMFにおいて、有効なコンテキストを参照しないSUPIを提供する場合か、又はUEが非3GPPアクセスに既に登録した同じAMFにUEが登録する(すなわち、UEが非3GPPアクセスを通じて登録されていて、3GPPアクセスを追加するためにこの登録手順を開始する)場合、新AMFは、登録されるアクセスについてNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録する(そして、UDMがこのAMFを登録解除するときに通知されるようにサブスクライブする)。この場合、AMFがこのUEに関するイベント露出サブスクリプション情報を有していない場合、AMFは、それをUDMに示す。次いで、UDMが、このUE又はこのUEが属するグループのいずれかについてAMFにおいて検出される(場合により、UDRから取得される)イベントについての既存の適用可能なイベント露出サブスクリプションを有する場合、UDMは、イベント露出サブスクリプションを再作成するためにNamf_EventExposure_Subscribeサービスを呼び出す。
【0507】
AMFは、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)をUDMに提供する。AMFが、TS23.501[2]の節5.16.3.2において指定されるような「PSセッションにおけるIMS音声」のサポートに関するAMFの評価を完了しない限り、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示は含まれないものとする。
【0508】
初期登録中に、AMF及びUEがNG-RANからUTRANへのSRVCCをサポートしている場合、AMFは、UDMにUE SRVCC機能を提供する。
【0509】
UE SRVCC機能のみが変更されたことをAMFが決定する場合、AMFは、UE SRVCC機能をUDMに送信する。
【0510】
注記10:本ステップで、AMFは、このUEについてのPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)の設定を決定するのに必要な全ての情報を有しているわけではない可能性がある。したがって、AMFは、この手順において後程「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」を送信し得る。
【0511】
AMFがUEについてのサブスクリプションデータを有していない場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ、SMF選択サブスクリプションデータ、SMFデータにおけるUEコンテキスト、並びにLCSモバイル発信を取得する。AMFがUEについてのサブスクリプションデータを既に有しているが、UEコンテキストにおけるSoR更新インジケータが、AMFに、NAS登録タイプ(「初期登録」又は「緊急登録」)(TS23.122[22]の付録C参照)に応じてSoR情報を取得することを要求する場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用してローミング情報のステアリングを取得する。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取得し得ることを要求する。応答が正常に受信された後、AMFは、要求されるデータが修正されるときにNudm_SDM_Subscribeを使用して通知されるようにサブスクライブし、UDMは、Nudr_DM_SubscribeによってUDRにサブスクライブし得る。GPSIがUEサブスクリプションデータにおいて利用可能である場合、GPSIは、UDMからのアクセス及びモビリティサブスクリプションデータにおいてAMFに提供される。UDMは、ネットワークスライシングのためのサブスクリプションデータがUEについて更新されるという表示を提供し得る。UEがサービングPLMNにおいてMPSにサブスクライブする場合、「MPS優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UEがサービングPLMNにおいてMCXにサブスクライブする場合、「MCX優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UDMはまた、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてIAB動作許可表示をAMFに提供する。AMFは、NG-RANにおけるUEコンテキストのセットアップ、又は初期セットアップがステップ9cにある場合には、IABノードが承認されているという表示を含むNG-RANにおけるUEコンテキストの修正をトリガするものとする。
【0512】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、UDMが災害ローミングサービスについての適用可能なサブスクリプションデータをどのようにAMFに提供するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0513】
新AMFは、新AMFがUEにサービスを提供するアクセスタイプをUDMに提供し、アクセスタイプは、「3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関連付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0514】
UEがアクセスについて旧AMFに登録されており、旧AMF及び新AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、旧AMFリロケーションが正常に完了した後、旧AMFにおいて使用されるアクセスに設定されたアクセスタイプでUDMを更新するために別の/独立したNudm_UECM_Registrationを送信する。
【0515】
新AMFは、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータをUDMから取得した後、UEについてのUEコンテキストを作成する。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、UEがクリアテキストで3GPPアクセスRRC接続確立にNSSAIを含めることを許可されるかどうかを含む。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、向上したカバレッジ制限情報を含み得る。UDMから受信されて、UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含んでいた場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.12において指定されるように、UEについて、向上したカバレッジが制限されているかどうかを決定し、更新された向上したカバレッジ制限情報をUEコンテキストに記憶する。
【0516】
アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、NB-IoT UE優先度を含み得る。
【0517】
サブスクリプションデータは、サービスギャップ時間パラメータを含み得る。UDMから受信される場合、AMFは、UEについてAMFにおけるUEコンテキストにこのサービスギャップ時間を記憶する。
【0518】
UEが正常に認証されなかった緊急登録について、AMFは、UDMに登録しないものとする。
【0519】
AMFは、TS23.501[2]の節5.3.4.1.1において指定されるようにモビリティ制限を実施する。緊急登録について、AMFは、モビリティ制限、アクセス制限、地域制限、又はサブスクリプション制限について確認しないものとする。緊急登録について、AMFは、UDMからの任意の不成功である登録応答を無視して登録手順を継続するものとする。
【0520】
注記11:AMFは、Nudm_SDM_Getサービス動作の代わりに、対応する機能がAMF及びUDMの両方によってサポートされている場合、サブスクライブデータをすぐに返すようにUDMにトリガする即時報告表示を伴ってNudm_SDM_Subscribeサービス動作を使用し得る。
【0521】
14d.ステップ14aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(例えば、3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、存在する場合、同じ(例えば、3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。ステップ5で開始されたタイマが実行されていない場合、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。他の場合、AMFは、タイマが満了すると、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。UDMによって示されるサービングNF除去理由が初期登録である場合、節4.2.2.3.2に記載されるように、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEが旧AMFから登録解除されることを通知するために、UEの全ての関連付けられたSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext(SMコンテキストID)サービス動作を呼び出す。SMFは、この通知を取得するとPDUセッションを解放するものとする。
【0522】
旧AMFがPCFとAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションを確立し、旧AMFがPCF IDを新AMFに転送しなかった(例えば、新AMFは異なるPLMN内にある)場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。加えて、旧AMFがUEコンテキストにおいてPCF IDを転送したが、新AMFが、UEコンテキスト内のAMポリシーアソシエーション情報及びUEポリシーアソシエーション情報が使用されないことをステップ10で知らせた場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。
【0523】
(例えば、UEがRRCインアクティブ状態であったが、現在E-UTRANに移動しているか又は旧AMFによってサービスを提供されないエリアに移動しているため)旧AMFが、そのUEについてのN2接続を有する場合、旧AMFは、UEがNG-RANのRRC接続を既にローカルに解放していることを示す原因値を用いてAN解放(節4.2.6参照)を行うものとする。
【0524】
旧AMFにおけるUEコンテキストが、NSACに従う1つ以上のS-NSSAIを含む許可NSSAIを含む場合、旧AMFは、Nudm_UECM_DeregistrationNotificationをUDMから受信すると、減少するように設定された更新フラグパラメータ(節4.2.11.2参照)と共に、NSACに従う各S-NSSAIについて更新要求メッセージを、対応するNSACFに送信する。
【0525】
登録手順が終了すると、ステップ14aでイベント露出サブスクリプションが利用不可能であることをAMFが示さない場合、AMFは、UDMとのイベント露出サブスクリプションの同期を開始する。
【0526】
注記12:AMFは、任意の所与の時間にローカルポリシーに基づいて、イベントが(例えば、旧AMFから受信されるような)UEコンテキストにおいて利用可能な場合であっても、UDMとの同期を開始し得る。これは、サブスクリプション変更関連のイベント中に行われ得る。
【0527】
14e.[条件付き]旧AMFが別のアクセスタイプ(すなわち、非3GPPアクセス)についてのUEコンテキストを有していない場合、旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0528】
15.AMFがPCU通信の開始を決定する場合、AMFは、以下のように機能する。
【0529】
新AMFが、ステップ5で旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFの使用を決定する場合、AMFは、ポリシーを取得するために(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFに連絡する。AMFが、PCFの発見及び選択を行うことを決定する場合、AMFは、(V-)PCFを選択し、節4.3.2.2.3.3に記載されるV-NRF対H-NRFの相互作用に従って、TS23.501[2]の節6.3.7.1に記載されるように(ローミングシナリオ用の)H-PCFを選択し得る。
【0530】
16.[オプション]新AMFは、AMポリシーアソシエーションの確立/修正を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0531】
新AMFがステップ15で新(V-)PCFを選択する場合、新AMFは、節4.16.1.2において定められるように選択(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション確立を行う。
【0532】
旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFが使用される場合、新AMFは、節4.16.2.1.2において定められるように、(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション修正を行う。
【0533】
AMFが調整のためにモビリティ制限(例えば、UEロケーション)をPCFに通知する場合、又はPCFが一部の条件(例えば、使用中のアプリケーション、日時)によりモビリティ制限自体を更新する場合、PCFは、更新されたモビリティ制限をAMFに提供するものとする。サブスクリプション情報がトレース要件を含む場合、AMFは、PCFにトレース要件を提供する。
【0534】
AMFがDNN置換をサポートしている場合、AMFは、PCFに許可NSSAIを提供し、利用可能な場合、許可NSSAIのマッピングを提供する。
【0535】
PCFがDNN置換をサポートしている場合、PCFは、DNN置換のトリガをAMFに提供する。
【0536】
17.[条件付き]AMFからSMFへ:Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext ()。
【0537】
緊急登録のUE(TS23.501[2]参照)について、本ステップは、登録タイプがモビリティ登録更新である場合に適用される。
【0538】
AMFは、以下のシナリオでNsmf_PDUSession_UpdateSMContext(節5.2.8.2.6参照)を呼び出す。
【0539】
-アクティブにされるPDUセッションのリストがステップ1で登録要求に含まれる場合、AMFは、当該PDUセッションのユーザプレーン接続をアクティブにするために、PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信する。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、RRCインアクティブ支援情報を送信することなく、そして、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく、ユーザプレーン接続有効化を完了させるために実行される。PDUセッションについてのユーザプレーン接続がアクティブにされると、UEにおけるAS層は、それをNAS層に示す。
【0540】
-NB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動をUEが行っていることをAMFがステップ3で決定した場合、AMFは、UE PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信するため、SMFは、「RAT間の移動でのPDUセッション継続性」サブスクリプションデータに従ってUE PDUセッションを更新し得る。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく実行される。
【0541】
サービングAMFが変更されると、新サービングAMFは、新AMFがUEへのシグナリング経路の責務を引き継いだことを各PDUセッションについてSMFに通知し、新サービングAMFは、ステップ5で旧AMFから受信したSMF情報を使用してNsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を呼び出す。それはまた、PDUセッションが再びアクティブにされるかどうかを示す。
【0542】
注記13:UEが、異なるPLMN内に移動する場合、サービングPLMNにおけるAMFは、ホームルーティングPDUセッションについてサービングPLMNにおいてV-SMFを挿入又は変更し得る。この場合、節4.23.3に記載されるものと同じ手順がI-SMF変更に関するV-SMF変更に適用される(すなわち、I-SMFをV-SMFに交換することによって)。PLMN間の変更中に、同じSMFが使用される場合、セッション継続性は、オペレータポリシーに応じてサポートされ得る。
【0543】
節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップが実行される。中間UPFの挿入、除去、又は変更が「再びアクティブにされるPDUセッション」に含まれないPDUセッションについて行われる場合、手順は、(R)ANと5GCとの間のN3ユーザプレーンを更新するためにN11及びN2相互作用を伴わずに行われる。
【0544】
AMFは、以下のシナリオでSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0545】
-任意のPDUセッション状態がUEにおいて解放されることを示す場合、AMFは、PDUセッションに関連する任意のネットワークリソースを解放するためにSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0546】
サービングAMFが変更される場合、新AMFは、UEに関連付けられた全てのSMFに関してステップ18が完了するまで待機するものとする。他の場合、ステップ19~22は、本ステップと並行して継続し得る。
【0547】
18.[条件付き]新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、TS29.413[64]において指定されるようにUEコンテキスト修正要求をN3IWF/TNGF/W-AGFに送信する。
【0548】
AMFが変更されて、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してUEがCM接続(CM-CONNECTED)状態であることを旧AMFが示した場合、並びに新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、UEが接続されたN3IWF/TNGF/W-AGFに対するNGAP UEアソシエーションを作成する。これにより、旧AMF及びN3IWF/TNGF/W-AGF間の既存のNGAP UEアソシエーションが自動的に解放される。
【0549】
19.N3IWF/TNGF/W-AGFは、UEコンテキスト修正応答を新AMFに送信する。
【0550】
19a.[条件付き]新AMFがステップ19でN3IWF、W-AGF、又はTNGFから応答メッセージを受信した後、新AMFは、ステップ14aのようなNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録するが、アクセスタイプは、「非3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関連付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0551】
19b.[条件付き]ステップ19aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(すなわち、非3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、同じ(すなわち、非3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。旧AMFは、非3GPPアクセスについてのUEコンテキストを除去する。
【0552】
19c.旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0553】
20a.空。
【0554】
21.新AMFからUEへ:登録承認(5G-GUTI、登録エリア、[モビリティ制限]、[PDUセッション状態]、[許可NSSAI]、[許可NSSAIのマッピング]、[サービングPLMNについての構成されたNSSAI]、[構成されたNSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]、[拒否S-NSSAI]、[保留NSSAI]、[保留NSSAIのマッピング]、[定期登録更新タイマ]、[アクティブ時間]、[厳密な定期登録タイマ表示]、[LADN情報]、[承認MICOモード]、[PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示]、[緊急サービスサポートインジケータ]、[E-UTRA及びNRについての承認DRXパラメータ]、[NB-IoTについての承認DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[ページングタイムウィンドウ]、[N26を伴わないインターワーキングのネットワークサポート]、[アクセス層接続確立NSSAI包含モード]、[ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示]、[オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義]、[等価PLMNのリスト]、[向上したカバレッジ制限情報]、[サポートネットワーク挙動]、[サービスギャップ時間]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID削除]、[WUS支援情報]、[簡略化5G-S-TMSI構成]、[接続解放サポート]、[音声サービスについてのページング原因表示サポート]、[ページング制限サポート]、[拒否ページング要求サポート])。
【0555】
UEが、制限されたスライスサポートインジケータのサポートを示す場合、AMFは、任意選択的なフィールドの有効時間若しくは展開ゾーン又はその両方を各S-NSSAIについての構成されたNSSAIに含める。有効時間は、サービスがS-NSSAIについて利用可能である期間、すなわち、S-NSSAIに関連するサービスを受けるためにUEがS-NSSAIに登録することができる期間を示す。展開ゾーンは、UEがS-NSSAIについてのサービスを受けることができる位置エリアである。
【0556】
要求NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIを含まず、現在のUEのトラッキングエリア内でUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及び現在のUE登録手順にまだ関与していないデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、UE登録を拒否するものとし、拒否S-NSSAIのリストを拒否メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0557】
UEに関するアクセスタイプについての許可NSSAIは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに含まれる。許可NSSAIは、サブスクリプション情報に基づいた、ネットワークスライス固有の認証及び許可を必要としないS-NSSAI、並びにAMFにおけるUEコンテキストに基づいた、アクセスタイプに関わらずネットワークスライス固有の認証及び許可が前に成功したS-NSSAIのみを含む。保留NSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての保留NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0558】
UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示した場合、TS24.501[25]の節4.6.2.4に記載されるように、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従っているという表示をサブスクリプション情報に有するHPLMNのS-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを保留NSSAIに含める。このような場合、AMFは次いで、ネットワークポリシーに基づいて、ネットワークスライス固有の認証及び許可が同じS-NSSAIについて別のアクセスタイプにおいて既に開始されているS-NSSAIを除いて、節4.2.9.2において指定されるネットワークスライス固有の認証及び許可手順をステップ25でトリガするものとする。UEは、アクセスタイプに関わらず、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が完了するまで、保留NSSAIのリストに含まれるS-NSSAIの再登録を試みないものとする。
【0559】
UEが登録要求におけるUE 5GMMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示しておらず、要求NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMN S-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを含む場合、AMFは、要求NSSAIにおける当該S-NSSAIを拒否S-NSSAIに含める。
【0560】
許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できない場合、以下の理由がある。
【0561】
-要求NSSAIにおける全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うか、又は
【0562】
-要求NSSAIが提供されなかったか、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIもサブスクライブS-NSSAIのうちのどれにも一致せず、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされた全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従う。
【0563】
AMFは、空の許可NSSAIを提供するものとする。空の許可NSSAI及び保留NSSAIを受信すると、UEは、PLMNにおいて登録されるが、UEが許可NSSAIを受信するまで、例えば、緊急サービス(TS24.501[25]参照)を除いて、どのアクセスにおいても、PLMNによって提供されるどのサービスの使用も試みることなく、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順の完了を待機するものとする。
【0564】
AMFは、ステップ14で取得されたNB-IoT優先度を記憶し、それを、UEに割り当てられた5G-S-TMSIに関連付ける。
【0565】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが、どのページング制限情報も含まない場合、AMFは、当該UEについて記憶された任意のページング制限情報を削除し、それに従ってページングの制限を停止するものとする。
【0566】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが解放要求表示を含む場合、
【0567】
-AMFは、受信した任意のページング制限情報を有するUEコンテキストを更新し、次いで、それを、節4.2.3.3に記載されるようにネットワークトリガサービス要求手順において実施する。
【0568】
-AMFは、ユーザプレーンリソースを確立せず、登録手順の完了後、節4.2.6に記載されるようにAN解放手順をトリガする。
【0569】
AMFは、登録要求が承認されたことを示す登録承認メッセージをUEに送信する。5G-GUTIは、AMFが新5G-GUTIを割り当てる場合に含まれる。タイプ「初期登録」、「モビリティ登録更新」、又は「災害ローミング登録」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。タイプ「定期登録更新」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。UEが、同じPLMNにおいて別のアクセスを介して既にRM登録(RM-REGISTERED)状態である場合、UEは、両方の登録に関して登録承認において受信された5G-GUTIを使用するものとする。5G-GUTIが登録承認に含まれない場合、UEは、既存の登録に割り当てられた5G-GUTIを新しい登録に対しても使用する。AMFが新登録エリアを割り当てる場合、AMFは、登録承認メッセージを介して登録エリアをUEに送信するものとする。災害ローミング登録について、AMFは、TS23.501[2]の節5.40において指定されるように、災害状態を伴うエリアに限定される登録エリアを割り当てる。登録承認メッセージに含まれる登録エリアがない場合、UEは、旧登録エリアを有効とみなすものとする。モビリティ制限がUEについて適用され、登録タイプが緊急登録でない場合、モビリティ制限が含まれる。AMFは、PDUセッション状態における確立PDUセッションをUEに示す。UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていないPDUセッションに関連する任意の内部リソースをローカルに除去する。AMFが、ステップ18でPDUセッションのUP有効化についてNsmf_PDUSession_UpdateSMContext手順を呼び出し、SMFから拒否を受信する場合、AMFは、PDUセッションID、及びユーザプレーンリソースがアクティブにされなかった原因をUEに示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていない現在のPLMNのPDUセッションに関連する任意の内部リソースをローカルに除去する。PDUセッション状態情報が登録要求にあった場合、AMFは、PDUセッション状態をUEに示すものとする。
【0570】
RATタイプがNB-IoTであって、ネットワークが制御プレーンリロケーション表示手順を使用するように構成されている場合、AMFは、制御プレーンCIoT 5GS最適化を使用するUEが簡略化5G-S-TMSIを作成するために使用する簡略化5G-S-TMSI構成を登録承認メッセージに含めるものとする(TS23.501[2]の節5.31.4.3参照)。
【0571】
登録承認において提供される許可NSSAIは、登録エリアにおいて有効であって、それは、登録エリアに含まれるトラッキングエリアを有する全てのPLMNに適用される。許可NSSAIのマッピングは、許可NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。構成されたNSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての構成されたNSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0572】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示した場合、AMFは、利用可能な場合、TS23.501[2]の節5.15.12において定められるNSSRG情報を含める。
【0573】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示しておらず、UEについてのサブスクリプション情報がSRG情報を含み、AMFが構成されたNSSAIをUEに提供している場合、構成されたNSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.12に従ってS-NSSAIを含めるものとする。
【0574】
AMFは、UEについてAMFによって決定される登録エリア内で利用可能である、TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるLADNのリストについてのLADN情報を登録承認メッセージに含めるものとする。AMFは、TS24.501[25]に記載されるように、適用可能なオペレータ固有のアクセスカテゴリ定義をUEに決定させるためにオペレータ定義のアクセスカテゴリ定義を含め得る。
【0575】
UEが登録要求においてMICOモードを含めた場合、AMFは、MICOモードを使用すべきかどうかを登録承認メッセージで応答する。MICOモードがUEについて許可される場合、AMFは、アクティブ時間値及び/又は厳密な定期登録タイマ表示を登録承認メッセージに含め得る。AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7に記載されるように、UEの節電を可能にするように、ローカル構成、利用可能な場合には予想されるUE挙動、UEが示す好み、UE機能、UEサブスクリプション情報及びネットワークポリシー、又はそれらの任意の組み合わせに基づいて定期登録更新タイマ値、アクティブ時間値、及び厳密な定期登録タイマ表示を決定する。UEが、ステップ1で記載されるように登録要求メッセージにおいて厳密な定期登録タイマ表示のUEの機能を示す場合、AMFは、厳密な定期登録タイマ表示をUEに適用することを決定する。AMFが、定期登録更新タイマ値を厳密な定期登録タイマ表示と共にUEに提供する場合、UE及びAMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.5に記載されるように本ステップの後に定期登録更新タイマを開始する。
【0576】
3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2に記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定するために、AMFは、PSにおけるIMS音声に関連するUE及びNG-RANの無線機能の適合性を確認するために節4.2.8aにおいてUE機能一致要求手順を行う必要があり得る。AMFがNG-RANから音声サポート一致インジケータを定時に受信しなかった場合、実装に基づいて、AMFは、PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定し、それを後の段階で更新し得る。
【0577】
3GPPアクセスを通じた登録であって、TS23.501[2]の節5.3.4.3.3に記載されるように、現在のTAにおいて利用可能でないネットワークスライスをサポートしているセルにNG-RANがUEをリダイレクトすることを可能にするために、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをAMFがローカル構成に従って取得又は決定した場合、AMFは、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをNG-RANに提供する。
【0578】
非3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2aに記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。
【0579】
緊急サービスサポートインジケータは、緊急サービスがサポートされていることをUEに知らせる、すなわち、UEは、緊急サービスについてPDUセッションを要求することが可能になる。AMFが、オペレータポリシーに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MPS優先度」を受信した場合、「MPS優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報1の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。AMFが、オペレータポリシー及びMCXサービスへのUEサブスクリプションに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MCX優先度」を受信した場合、「MCX優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報2の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。承認DRXパラメータは、TS23.501[2]の節5.4.5において定められる。UEがNB-IoTについての要求DRXパラメータを登録要求メッセージに含めた場合、AMFは、NB-IoTについての承認DRXパラメータを含める。AMFは、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1に記載されるように、N26パラメータを伴わないインターワーキングのネットワークサポートを設定する。AMFが拡張アイドルモードDRXの使用を承認する場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.2に記載されるように拡張アイドルモードDRXパラメータ及びページングタイムウィンドウを含める。
【0580】
UDMが、サブスクリプションが変更されたことをUEに示すことを意図している場合、ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示が含まれる。AMFがネットワークスライシングサブスクリプション変更表示を含める場合、UEは、全てのPLMNについての全てのネットワークスライシング構成をローカルに消去し、適用可能な場合、受信した任意の情報に基づいて現在のPLMNについての構成を更新するものとする。
【0581】
TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるように、アクセス層接続確立NSSAI包含モードは、もしあれば、どのNSSAIをアクセス層接続確立に含めるかをUEに命令するために含まれる。NSSAIをRRC接続確立許可に含めることが許可されることを示す場合にのみ、AMFは、3GPPアクセスにおけるTS23.501[2]の節5.15.9において定められる動作a、b、cのモードに値を設定し得る。
【0582】
PLMNにおいて登録されるUEについて、AMFは、TS24.501[25]において指定されるように処理される等価PLMNのリストを提供し得る。SNPNにおいて登録されるUEについて、AMFは、等価PLMNのリストをUEに提供しないものとする。
【0583】
UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含めた場合、AMFは、向上したカバレッジ制限情報をN2メッセージにおいてNG-RANに送信する。AMFはまた、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいてUEに送信する。
【0584】
UEが、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいて受信する場合、UEは、この情報を記憶するものとし、向上したカバレッジ機能を使用すべきかどうかを決定するために、向上したカバレッジ制限情報の値を使用するものとする。
【0585】
UE及びAMFがMICOモードを可能にするように交渉しており、AMFが拡張接続タイマを使用する場合、AMFは、本ステップで拡張接続時間値をNG-RANに提供する(TS23.501[2]の節5.31.7.3参照)。拡張接続時間値は、インアクティブに関わらずRANがUEをRRC接続(RRC-CONNECTED)状態に維持すべき最小時間を示す。
【0586】
UEが、好ましいネットワーク挙動をUEの登録要求に含めた場合、AMFは、サポートネットワーク挙動情報(TS23.501[2]の節5.31.2参照)においてAMFがサポート及び承認するCIoT 5GS最適化を示す。
【0587】
AMFは、登録要求を拒否することによって5GCからUEをステアリングし得る。AMFは、5GCからUEをステアリングする前に、好ましいサポートネットワーク挙動(TS23.501[2]の節5.31.2参照)及びUEに対するEPCの利用可能性を考慮に入れるべきである。
【0588】
AMFが、MICOモードを承認し、モバイル終端データ又はシグナリング保留が存在し得ることを認識している場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.3に記載されるように少なくとも拡張接続時間、N2接続を維持し、拡張接続時間値をRANに提供する。
【0589】
サービスギャップ時間がサブスクリプション情報(ステップ14a~c)に存在しているか、又はサービスギャップ時間が(節4.5.1参照の)AMF手順に対するサブスクライバデータ更新通知によって更新されていてUEがUEサービスギャップ制御機能を示している場合、AMFは、サービスギャップ時間を含める。
【0590】
UEが登録承認メッセージにおいてサービスギャップ時間を受信する場合、UEは、このパラメータを記憶してサービスギャップ制御を適用するものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0591】
ネットワークがWUSグルーピングをサポートしている場合(TS23.501[2]参照)、AMFは、WUS支援情報をUEに送信するものとする。UEがステップ1でUEページング可能性情報を提供した場合、AMFは、それを考慮に入れてWUS支援情報を決定する。
【0592】
UE及びAMFがTS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようにRACSをサポートしていて、AMFがUE無線機能IDを用いてUEを構成する必要があって、AMFがUEについてのNB-IoT無線機能以外のUE無線機能を既に有する場合、AMFは、UE無線機能についてのUE無線機能IDをUEに提供し得、UCMFは、このUEについてのNucmf_assignサービス動作においてAMFに返す。代替的に、UE及びAMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、このPLMNにおける任意のPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するように表示をUEに提供し得る(TS23.501[2]の節5.4.4.1a参照)。
【0593】
UEが「CAGサポート」であって、AMFがUEのCAG情報を更新する必要がある場合、AMFは、モビリティ制限の一部としてCAG情報を登録承認メッセージに含め得る。
【0594】
UEが、登録要求メッセージにおいて音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示している場合、及びネットワークがUEに関する音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしており、それを適用することを意図している場合、AMFは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示を含める。
【0595】
マルチUSIM UEがステップ1でUE 5GMMコアネットワーク機能における1つ以上のマルチUSIM固有機能に対するサポートを示した場合、AMFは、接続解放サポート、音声サービスサポートについてのページング原因表示、ページング制限サポート、及び拒否ページング要求サポート表示のうちの1つ以上を提供することによって、ネットワーク機能及びネットワークによる好みに基づいて(すなわち、ローカルネットワークポリシーに基づいて)、TS23.501[2]の節5.38に記載される対応する1つ以上のマルチUSIM固有機能がサポートされているかどうかをマルチUSIM UEに示すものとする。マルチUSIM UEが音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示した場合、音声サービスについてのページング原因表示をサポートしているAMFは、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示をN2メッセージに含めるものとする。AMFは単に、ページング制限サポートを接続解放サポート又は拒否ページング要求サポートのいずれかと共に示すものとする。UEは単に、サポートされているものとしてAMFが示したマルチUSIM固有機能を使用するものとする。
【0596】
21b.[オプション]新AMFは、節4.16.11において定められるようにUEポリシーアソシエーション確立を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0597】
新AMFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求をPCFに送信する。PCFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求を新AMFに送信する。
【0598】
PCFは、節4.2.4.3において定められるようにUE構成更新手順をトリガする。
【0599】
22.[条件付き]UEから新AMFへ:登録完了()。
【0600】
ステップ21で[サービングPLMNについての構成されたNSSAI]、[構成されたNSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]及びネットワークスライシングサブスクリプション変更表示、又はCAG情報のうちのいずれかを受信した後、UEが自身を正常に更新した場合、UEは、登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0601】
UEは、新5G-GUTIが割り当てられたかどうかを知らせるために登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0602】
新5G-GUTIが割り当てられた場合、登録完了メッセージが無線インターフェース間で正常に転送されたことを下位層(3GPPアクセス又は非3GPPアクセスのいずれか)がUEのRM層に示すと、UEは、新5G-GUTIをその3GPPアクセスの下位層に渡す。
【0603】
注記14:上記のことは、NG-RANがRRCインアクティブ状態を使用する場合があって、5G-GUTIの一部がページングフレームを計算するために使用されるため必要とされる(TS38.304[44]及びTS36.304[43]参照)。5G-ANがその受信をUEに知らせた後、登録完了がAMFに確実に伝えられると想定される。
【0604】
アクティブにされるPDUセッションのリストが登録要求に含まれず、登録手順がCM接続(CM-CONNECTED)状態で開始されなかった場合、AMFは、節4.2.6に従ってUEとのシグナリング接続を解放する。
【0605】
後続要求が登録要求に含まれる場合、AMFは、登録手順の完了後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0606】
何らかのシグナリングがAMFにおいて又はUE及び5GC間で保留中であることをAMFが認識している場合、AMFは、登録手順の完了直後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0607】
PLMN割り当てのUE無線機能IDがステップ21で含まれる場合、AMFは、登録完了メッセージを受信する場合にPLMN割り当てのUE無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0608】
UEがステップ21でPLMN割り当てのUE無線機能ID削除表示を受信する場合、UEは、このPLMNについてのPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するものとする。
【0609】
23.[条件付き]AMFからUDMへ:14bでUDMによってAMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータが、UDMがこの情報に関する受信の応答をUEに要求するという表示と共にローミング情報のステアリングを含む場合、AMFは、Nudm_SDM_Infoを使用してUE応答をUDMに提供する。ローミング情報のステアリングのハンドリングに関してより詳しくは、TS23.122[22]を参照されたい。
【0610】
23a.3GPPアクセスを通じた登録について、AMFがシグナリング接続を解放しない場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0611】
非3GPPアクセスを通じた登録について、UEが3GPPアクセスにおいてCM接続(CM-CONNECTED)状態でもある場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0612】
AMFはまた、UEがCAG情報又はネットワークスライシングサブスクリプション変更表示(ステップ21及びステップ22参照)を受信し、それで機能したという応答をUDMに提供するためにNudm_SDM_Infoサービス動作を使用する。
【0613】
24.[条件付き]AMFからUDMへ:ステップ14aの後、先行するステップのうちのいずれかと並行して、AMFは、Nudm_UECM_Updateを使用して「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示をUDMに送信するものとする。
【0614】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声のサポートを評価した場合(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)、及び
【0615】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声の同質サポートを更新する必要があることをAMFが決定する場合(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)。
【0616】
25.[条件付き]UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示し、HPLMNの任意のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従う場合、関連の手順は、本ステップで実行される(節4.2.9.1参照)。ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が全てのS-NSSAIについて完了すると、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功であったS-NSSAIも含む許可NSSAIを伝えるためにUE構成更新手順をトリガし、適切な拒否原因値と共に任意の拒否NSSAIを含めるものとする。
【0617】
登録エリアのトラッキングエリアが、ネットワークスライス固有の認証及び許可の保留により非許可エリアとして前に割り当てられていた場合、AMFは、モビリティ制限を除去するものとする。
【0618】
AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功である表示を、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNの任意のS-NSSAIについてのUEコンテキストに記憶する。
【0619】
ネットワークスライス固有の認証及び許可手順を完了させると、既にPLMNによって正常に認証及び許可されているUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及びデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、節4.2.2.3.3に記載されるネットワーク開始の登録解除手順を実行するものとし、拒否S-NSSAIのリストを明示的な登録解除要求メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0620】
NFコンシューマに対するモビリティ関連のイベント通知は、節4.15.4に記載されるような場合、この手順の終わりにトリガされる。
【0621】
<5.15.4.1.1 UEネットワークスライス構成>
ネットワークスライス構成情報は、1つ以上の構成されたNSSAIを含む。構成されたNSSAIは、サービングPLMNによって構成されてサービングPLMNに適用され得るか、又はHPLMNによって構成されるデフォルトで構成されたNSSAIであり得、それは、特定の構成されたNSSAIがUEに提供されていない任意のPLMNに適用される。PLMNごとに多くても1つの構成されたNSSAIが存在する。
【0622】
注記1:デフォルトで構成されたNSSAIにおいて使用される値は、例えば、3GPP又は他の団体によって標準化された値を使用することによって、全てのローミングパートナーによって一般的に決定されるように求められる。
【0623】
デフォルトで構成されたNSSAIは、それがUEにおいて構成される場合、UEがサービングPLMNについての構成されたNSSAIを有しない場合にのみ、サービングPLMNにおいてUEによって使用される。
【0624】
PLMNの構成されたNSSAIは、標準値又はPLMN固有値を有するS-NSSAIを含み得る。
【0625】
サービングPLMNについての構成されたNSSAIは、サービングPLMNにおいて使用することができ、1つ以上の対応するHPLMN S-NSSAI値に対する構成されたNSSAIの各S-NSSAIのマッピングで関連付けられ得るS-NSSAI値を含む。
【0626】
UEが、制限されたスライスサポートインジケータのサポートを示す場合、AMFは、任意選択的なフィールドの有効時間若しくは展開ゾーン又はその両方を各S-NSSAIについての構成されたNSSAIに含める。有効時間は、サービスがS-NSSAIについて利用可能である期間、すなわち、S-NSSAIに関連するサービスを受けるためにUEがS-NSSAIに登録することができる期間を示す。展開ゾーンは、UEがS-NSSAIについてのサービスを受けることができる位置エリアである。構成されたS-NSSAIを受信すると、UEは、S-NSSAIについて有効時間を開始し、当該S-NSSAIについて、UEは、有効時間を受信しており、期間は、受信した有効時間と等しい。
【0627】
UEサブスクリプションは、ネットワークスライス同時登録グループ(NSSRG)情報を含み得る。その場合、UE構成は、節5.15.12.2に記載されるように行われる。
【0628】
UEは、デフォルトで構成されたNSSAIで予め構成され得る。UEは、TS23.502[3]の節4.20に定められるUDM制御プレーン手順を介したUEパラメータ更新を使用して、HPLMNにおいてUDMによって決定されるデフォルトで構成されたNSSAIでプロビジョニング/更新され得る。デフォルトで構成されたNSSAIにおける各S-NSSAIは、サブスクライブS-NSSAIの一部として、対応するS-NSSAIを有し得る。その結果、デフォルトで構成されたNSSAIにも存在するサブスクライブS-NSSAIが更新される場合、UDMは、デフォルトで構成されたNSSAIをUEにおいて更新すべきである。
【0629】
HPLMNにおいて、節5.15.4.2に記載されるように提供される構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIは、UEに提供されるとき、UEについてのサブスクライブS-NSSAIに一致するものとする。節5.15.3に記載されるように、サブスクライブS-NSSAIが更新されて(すなわち、いくつかの既存のS-NSSAIが除去され及び/若しくはいくつかの新S-NSSAIが追加されて)、1つ以上が、UEが登録されるサービングPLMNに適用可能である場合、又は関連付けマッピングが更新される場合、AMFは、サービングPLMNについての構成されたNSSAI及び/若しくは許可NSSAI並びに/又はHPLMN S-NSSAIに対する関連付けマッピングでUEを更新するものとする(節5.15.4.2参照)。許可NSSAIを更新する必要がある場合、AMFが新許可NSSAIを決定できる(例えば、旧許可NSSAIにおける全てのS-NSSAIがサブスクライブS-NSSAIから除去されている)限り、AMFは、新許可NSSAI、及びHPLMN S-NSSAIに対する関連付けマッピングをUEに提供するものとし、AMFが新許可NSSAIを決定できない場合、AMFは、どの許可NSSAIもUEに送信せず登録手順を行うようにUEに示すものとする。UEがCMアイドル(CM-IDLE)状態にある場合、AMFは、ネットワークトリガサービス要求をトリガし得るか、又はUEがTS23.502[3]節4.2.4.2に記載されるようなCM接続(CM-CONNECTED)状態になるまで待機し得る。
【0630】
登録時に要求NSSAIをネットワークに提供するとき、所与のPLMNにおけるUEは、このPLMNに適用されるS-NSSAIのみを含めて使用する。HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIのS-NSSAIのマッピングも提供され得る(これが必要とされる場合については節5.15.4.1.2参照)。要求NSSAIにおけるS-NSSAIは、構成されたNSSAI及び/又は許可NSSAIが利用可能な場合にこのPLMNについて適用可能である構成されたNSSAI及び/又は許可NSSAIの一部である。UEが、構成されたNSSAIと共にNSSRG情報を受信した場合、UEは、S-NSSAI全てが共通のNSSRGを共有するS-NSSAIのみを要求NSSAIに含める。PLMNについての構成されたNSSAI及び許可NSSAIが利用可能でない場合、要求NSSAIにおけるS-NSSAIは、UEにおいて構成される場合、デフォルトで構成されたNSSAIに対応する。あるアクセスタイプにおけるUEの登録手順の完了成功時に、UEは、このアクセスタイプについての許可NSSAIをAMFから取得し、当該許可NSSAIは、1つ以上のS-NSSAI、必要とされる場合には(これが必要とされる場合については節5.15.4.1.2参照)HPLMN S-NSSAIに対するそのマッピングを含む。当該S-NSSAIは、UEが登録したAMFによって提供される現在の登録エリア及びアクセスタイプについて有効であって、(最大数の同時ネットワークスライスインスタンス又はPDUセッションまで)UEによって同時に使用され得る。
【0631】
UEはまた、拒否の原因及び妥当性を伴う1つ以上の拒否NSSAIをAMFから取得し得る。S-NSSAIは、
-PLMN全体について、又は
-現在の登録エリアについて
拒否され得る。
【0632】
UEがPLMNにおいてRM登録(RM-REGISTERED)のままの間、アクセスタイプに関わらず、UEは、PLMN全体について拒否されるS-NSSAIへの登録を、以下で指定されるようにこの拒否NSSAIが削除されるまで再び試みないものとする。
【0633】
UEがPLMNにおいてRM登録(RM-REGISTERED)のままの間、UEは、現在の登録エリアにおいて拒否されるS-NSSAIへの登録を、UEが現在の登録エリアを移動して出て行くまで再び試みないものとする。
【0634】
注記2:S-NSSAI拒否の詳細及びより多くのケースは、TS24.501[47]に記載されている。
【0635】
許可NSSAIでもなく拒否S-NSSAIとして提供されるものでもない、要求NSSAIにおいてUEが提供するS-NSSAIは、UEによって拒否されたものとみなされないものとする、すなわち、UEは、UEが要求NSSAIを送信する次の時に再び当該S-NSSAIを登録するように要求し得る。
【0636】
UEは、以下のように(S-)NSSAIを記憶する。
【0637】
-PLMNについての構成されたNSSAI、及び/若しくはHPLMN S-NSSAIに対する構成されたNSSAIのマッピング、場合により、(適用可能な場合、UEによってサポートされる)構成されたNSSAIにおける各S-NSSAIについてのNSSRG情報がプロビジョニングされる場合、又はネットワークスライシングサブスクリプション変更により構成を除去するように要求される場合、UEは、
【0638】
--(適用可能な場合)このPLMNについての任意の記憶された(古い)構成されたNSSAIをこのPLMNについての新しく構成されたNSSAIに交換し、
【0639】
--HPLMN S-NSSAIに対するこのPLMNについてのこの古い構成されたNSSAIの任意の記憶された関連付けマッピングを削除し、存在して適用可能な場合、HPLMN S-NSSAIに対する構成されたNSSAIのマッピングを記憶し、
【0640】
--構成されたNSSAIの各S-NSSAIについての任意の記憶された関連付けNSSRG情報を削除し、存在する場合、構成されたNSSAIの各S-NSSAIについての関連付けNSSRG情報を記憶し、
【0641】
--このPLMNについての任意の記憶された拒否S-NSSAIを削除し、
【0642】
--このPLMNについての新しく構成されたNSSAI及び/若しくは関連付けマッピングがUEにおいてプロビジョニングされるまで、又は節5.15.4.2に記載されるようにネットワークスライシングサブスクリプションが変更されるまで、別のPLMNにおいて登録しているときでも、(適用可能な場合)PLMNについて受信されて構成されたNSSAI及び(適用可能な場合)HPLMN S-NSSAIに対する関連付けマッピング、並びにUEに記憶される(適用可能な場合、UEによってサポートされる)構成されたNSSAIの各S-NSSAIについての関連付けNSSRG情報を維持するものとする。構成されたNSSAI及び関連付けマッピングがHPLMN以外のPLMNについてUEにおいて記憶され続ける数は、UE実装次第である。UEは少なくとも、HPLMN S-NSSAIに対するサービングPLMNについての構成されたNSSAIの任意の必要なマッピングを含むサービングPLMNについての構成されたNSSAI、及びデフォルトで構成されたNSSAIを記憶することができるものとする。
【0643】
-登録承認メッセージ又はUE構成更新コマンドにおいて受信される許可NSSAIは、少なくともこのPLMNのTAIがこの登録承認メッセージ又はUE構成更新コマンドに含まれるRA/TAIリストに含まれる場合にPLMNに適用される。UE構成更新コマンドが、TAIリストではなく許可NSSAIを含む場合、最後の受信RA/TAIリストは、どのPLMNにおいて許可NSSAIが適用可能であるかを決定するために適用される。受信される場合、PLMN及びアクセスタイプについての許可NSSAI並びにHPLMN S-NSSAIに対するこの許可NSSAIの任意の関連付けマッピングがUEにおいて記憶されるものとする。UEは、UEがオフにされるときにも、又は節5.15.4.2に記載されるようにネットワークスライシングサブスクリプションが変更されるまで、この許可NSSAI、及びHPLMN S-NSSAIに対するこの許可NSSAIの任意の関連付けマッピングを記憶すべきである。
【0644】
注記3:UEがオフにされるときにも、許可NSSAI、及びHPLMN S-NSSAIに対する許可NSSAIの任意の関連付けマッピングをUEが記憶するかどうかは、UE実装に委ねられる。
【0645】
-PLMNについての新許可NSSAI、及びHPLMN S-NSSAIに対する許可NSSAIの任意の関連付けマッピングが、あるアクセスタイプにおいて受信される場合、UEは、
【0646】
--これらのPLMN及びアクセスタイプについての任意の記憶された(旧)許可NSSAI及び任意の関連付けマッピングをこの新許可NSSAIに交換し、
【0647】
--HPLMN S-NSSAIに対するこのPLMNについてのこの旧許可NSSAIの任意の記憶された関連付けマッピングを削除し、存在する場合、HPLMN S-NSSAIに対するこの新許可NSSAIの関連付けマッピングを記憶するものとし、
【0648】
-受信される場合、PLMN全体について拒否されるS-NSSAIは、アクセスタイプに関わらず、又はS-NSSAIが削除されるまで、このPLMNにおいてRM登録(RM-REGISTERED)の間、UEに記憶されるものとする。
【0649】
-受信される場合、現在の登録エリアについて拒否されるS-NSSAIは、UEが現在の登録エリアを移動して出て行くまで、又はS-NSSAIが削除されるまで、RM登録(RM-REGISTERED)の間、UEに記憶されるものとする。
【0650】
注記4:拒否S-NSSAIの記憶の態様は、TS24.501[47]に記載されている。
【0651】
-受信される場合、保留NSSAIは、TS24.501[47]に記載されるようにUEに記憶されるものとする。
【0652】
<5.15.5.2.1 ネットワークスライスのセットに対する登録>
UEが、あるアクセスタイプにおいてPLMNに登録するときに、UEが、
-このPLMNについての構成されたNSSAI、
-このPLMN及びアクセスタイプについての許可NSSAI
のいずれか又は両方を有する場合、
UEは、節5.15.9に記載される条件下のAS層及びNAS層において、S-NSSAIが保留NSSAIにおいてUEに記憶されていない限り、UEが登録を望むネットワークスライスに対応するS-NSSAIを含む要求NSSAIをネットワークに提供するものとする。
【0653】
要求NSSAIは、
-デフォルトで構成されたNSSAI(すなわち、UEが、サービングPLMNについて、構成されたNSSAIも許可NSSAIも有しない場合)、
-例えば、UEが、サービングPLMNに対するアクセスタイプについての許可NSSAIを有しない場合の、以下に記載されるような構成されたNSSAI若しくはそのサブセット、
-要求NSSAIが送信されるアクセスタイプについての許可NSSAI若しくはそのサブセット、又は
-要求NSSAIが送信されるアクセスタイプについての許可NSSAI若しくはそのサブセット、プラス、以下に記載されるようなアクセスタイプについてまだ許可NSSAIにない構成されたNSSAIからの1つ以上のS-NSSAI
のうちの1つであるものとする。
【0654】
注記1:UEが、いくつかのネットワークスライスに登録できるように、例えば、いくつかのアプリケーションについてPDUセッションを確立できるように、構成されたNSSAI又は許可NSSAIからのS-NSSAIのサブセットのみの登録を望み、UEが、TS23.503[45]の節6.1.2.2.1に定められるような(NSSPを含む)URSPルール又はUEローカル構成を使用する場合、UEは、要求NSSAIに含まれるS-NSSAIがURSPルール又はUEローカル構成と対立しないことを保証するように、適用可能なURSPルール又はUEローカル構成を使用する。
【0655】
構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIが、有効タイマ又は展開ゾーンのフィールドで構成される場合、UEは、有効時間が実行中である場合又はUEがS-NSSAIの展開エリアに存在する場合に、要求NSSAIにおいてS-NSSAIを送信する。
【0656】
要求NSSAIにおいて提供される構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIのサブセットは、このPLMNに適用可能である構成されたNSSAIにおける1つ以上のS-NSSAIで構成され、当該S-NSSAIが存在する場合、対応するS-NSSAIは、このPLMNに対するアクセスタイプについての許可NSSAIにおいて既に存在しない。UEは、ネットワークによって現在拒否されている(すなわち、現在の登録エリアにおいて拒否されているか又はPLMNにおいて拒否されている)どのS-NSSAIも要求NSSAIに含めないものとする。PLMNに対する登録について、このPLMNに適用可能である構成されたNSSAIも許可NSSAIも存在せず、要求NSSAIにおいて提供されるS-NSSAIは、確立されたPDUセッションについてのHPLMN S-NSSAIをUEが有しない限り、デフォルトで構成されたNSSAIにおけるS-NSSAIに対応し、UEが、確立されたPDUセッションについてのHPLMN S-NSSAIを有する場合、HPLMN S-NSSAIは、要求NSSAIにおける対応するVPLMN S-NSSAIを伴わずに、NAS登録要求メッセージにおける要求NSSAIのマッピングにおいて提供されるものとする。構成されたNSSAIと共にNSSRG情報をUEに提供した場合、UEは、共通のNSSRGを共有するS-NSSAIのみを要求NSSAIに含める(節5.15.12.2参照)。
【0657】
UEが、あるアクセスタイプにおいてPLMNに登録される場合、UEはまた、要求NSSAIが、デフォルトで構成されたNSSAIに基づいているときを登録要求メッセージにおいて示すものとする。
【0658】
UEは、RRC接続確立及び(適用可能な)N3IWF/TNGFへの接続の確立、並びに節5.15.9に記載される条件下にあるNAS登録手順メッセージに要求NSSAIを含めるものとする。しかしながら、UEが、対応するPLMNについての構成されたNSSAI、対応するPLMN及びアクセスタイプについての許可NSSAI、又はデフォルトで構成されたNSSAIを有しない限り、UEは、RRC接続確立又は初期NASメッセージにおいてどのNSSAIも示さないものとする。UEが、確立されたPDUセッションについてのHPLMN S-NSSAIを有する場合、HPLMN S-NSSAIは、対応するVPLMN S-NSSAIをUEが有するかどうかに関係なく、NAS登録要求メッセージにおける要求NSSAIのマッピングで提供されるものとする。(R)ANは、このUEと、RRC接続確立又はN3IWF/TNGFへの接続のそれぞれの間に取得される要求NSSAIを使用して選択されるAMFとの間でNASシグナリングをルーティングするものとする。(R)ANは、要求NSSAIに基づいてAMFを選択することができない場合、デフォルトのAMFのセットからのAMFへのNASシグナリングをルーティングする。NASシグナリングにおいて、利用可能な場合、UEは、要求NSSAIの各S-NSSAIのマッピングを対応するHPLMN S-NSSAIに提供する。
【0659】
UEがPLMNに登録するときに、このPLMNについて、(R)ANへの接続の確立中にUEが要求NSSAIもGUAMIも含めなかった場合、(R)ANは、このUEからデフォルトのAMFへの/デフォルトのAMFからこのUEへの全てのNASシグナリングをルーティングするものとする。RRC接続確立又はN3IWF/TNGFへの接続の確立において要求NSSAI及び5G-S-TMSI又はGUAMIをUEから受信するときに、5G-ANが、5G-S-TMSI又はGUAMIに対応するAMFに達し得る場合、5G-ANは、要求をこのAMFに転送する。そうでない場合、5G-ANは、UEによって提供される要求NSSAIに基づいて好適なAMFを選択し、選択されたAMFに要求を転送する。5G-ANが、要求NSSAIに基づいてAMFを選択できない場合、要求は、デフォルトのAMFに送信される。
【0660】
登録手順の間にANによって選択されるAMFがUE登録要求を受信するとき、又はMMEによるAMF選択後(すなわち、EPSから5GSへのハンドオーバ中に)、AMFは、5GCにおいてSMF+PGW-CからS-NSSAIを受信する。
【0661】
-TS23.502[3]の節4.2.2.2.2に記載される登録手順の一部として、又はTS23.502[3]の節4.11.1.2.2に記載されるN26インターフェース手順を使用したEPSから5GSへのハンドオーバの一部として、AMFは、サブスクライブS-NSSAIを含むUEサブスクリプション情報を取得するためにUDMにクエリし得る。
【0662】
-AMFは、要求NSSAIにおけるS-NSSAI、又はSMF+PGW-Cから受信されるS-NSSAIがサブスクライブS-NSSAIに基づいて許可されるかどうかを確認する(サブスクライブS-NSSAIを識別するために、AMFは、要求NSSAIの各S-NSSAIについてNASメッセージにおいて、UEによって提供されるHPLMN S-NSSAIに対するマッピングを使用し得る)。
【0663】
-AMFにおけるUEコンテキストが、対応するアクセスタイプについての許可NSSAIをまだ含まない場合、AMFは、このAMFにおける構成に基づいて、AMFがUEにサービス提供できるかどうかを決定することをAMFが許可される(後の処理について以下の(A)参照)場合を除いてNSSFにクエリする(後の処理について以下の(B)参照)。NSSFのIPアドレス又はFQDNは、AMFにおいてローカルに構成される。
【0664】
注記2:AMFにおける構成は、オペレータのポリシーに依存する。
【0665】
-AMFにおけるUEコンテキストが、対応するアクセスタイプについての許可NSSAIを既に含む場合、このAMFについての構成に基づいて、AMFがUEにサービス提供できるかどうかを決定することをAMFは許可され得る(後の処理について以下の(A)参照)。
【0666】
-AMF又はNSSFは、NWDAFからのネットワークスライスについて、任意選択的に、1つ又はいくつかのTAIで構成された関心領域について、スライス負荷レベル及び/又は観察されるサービス経験及び/又は分散分析関連のネットワークデータ分析に事前にサブスクライブしていてもよい。AMFが分析にサブスクライブする場合、AMFは、受信された分析に基づいてAMFがUEにサービス提供できないことを決定し得る(以下の(A)参照)。AMFは、任意選択的にサポートTAIのリストを示す、NSSFからのネットワークスライス又はネットワークスライスインスタンス利用可能性情報における変更に関する通知にサブスクライブする場合、制限通知が受信された後にAMFがUEにサービス提供できないことを決定し得る(以下の(A)参照)。AMFが、NSSFからの利用可能性情報における変更に関する通知にサブスクライブしない場合、NSSFは、AMFがNSSFにクエリするときに分析情報を考慮し得る(以下の(B)参照)。
【0667】
注記3:AMFにおける構成は、オペレータのポリシーに依存する。
【0668】
(A)上述のような構成を満たしたことに応じて、AMFがUEにサービス提供できるかどうかを決定することをAMFは許可され得、以下のことが行われる。
【0669】
-EPSから5GSへのモビリティについて、AMFはまず、(CMアイドル(CM-IDLE)状態の)要求NSSAIのマッピングにおけるHPLMN S-NSSAI、又は(CM接続(CM-CONNECTED)状態の)SMF+PGW-Cから受信されるHPLMN S-NSSAIに基づいてS-NSSAIのサービングPLMN値を導出する。その後、AMFは、導出された値を要求NSSAIとみなす。
【0670】
-5GC内のPLMN間モビリティについて、新AMFは、要求NSSAIのマッピングにおけるHPLMN S-NSSAIに基づいて、S-NSSAIのサービングPLMN値を導出する。その後、AMFは、導出された値を要求NSSAIとみなす。
【0671】
-AMFが、(場合により、HPLMNとサービングPLMNとの間でS-NSSAI値をマッピングする構成を使用して)サブスクライブS-NSSAIに存在する要求NSSAIからの全てのS-NSSAIにサービス提供できるかどうか、又は要求NSSAIが提供されなかったか、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIも許可されない、すなわち、サブスクライブS-NSSAIのうちのどれにも一致しないか、若しくは現在のUEのトラッキングエリアにおいて利用可能でない(節5.15.3参照)場合には、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされる全てのS-NSSAIにサービス提供できるかどうかをAMFは確認する。
【0672】
--AMFが、NWDAFからのネットワークスライスについてスライス負荷レベル及び/若しくは観察されるサービス経験及び/若しくは分散分析関連のネットワークデータ分析にサブスクライブした場合、又はAMFが、AMFによってサポートされるTAIのリストに適用されるNSSFからのネットワークスライス制限を受信した場合、AMFは、要求NSSAIにおけるS-NSSAIにおいてAMFがUEにサービス提供できるかどうかを決定するためにその情報を使用し得る。
【0673】
--AMFが、要求NSSAIにおけるS-NSSAIにサービス提供できる場合、AMFは、UEについてのサービングAMFを残す。そして、許可NSSAIは、サブスクライブS-NSSAIに基づいて許可される要求NSSAIにおけるS-NSSAIのリスト、及び/若しくはサブスクライブS-NSSAIに基づいて許可される要求NSSAIのマッピングにおいて提供されるHPLMN S-NSSAIにマッピングされるサービングPLMNについてのS-NSSAIのリスト、又は要求NSSAIも要求NSSAIのマッピングも提供されなかった場合、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIも許可されない場合には、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされる全てのS-NSSAIで構成され、NSSFによって提供される許可NSSAIにおけるS-NSSAIについての任意のネットワークスライスインスタンス制限に加えて、現在のUEのトラッキングエリア内の許可NSSAIにおけるS-NSSAIにサービス提供できる節5.15.8に記載されるようなネットワークスライスインスタンスの利用可能性も考慮する。AMFは、UEサブスクリプション情報の一部としてサブスクライブS-NSSAIについてのNSSRG情報を受信した場合、S-NSSAI全てが共通のNSSRGを共有するS-NSSAIのみを許可NSSAIに含めるものとする(節5.15.12参照)。要求NSSAIにおける少なくとも1つのS-NSSAIが現在のUEのトラッキングエリアにおいて利用可能でない場合、AMFがターゲットNSSAIを決定し得るか又はステップ(B)が実行される。AMFはまた、許可NSSAIに含まれるS-NSSAIがサブスクライブS-NSSAI値にマッピングされる必要がある場合、マッピングを決定する。要求NSSAIが提供されない場合、若しくはHPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIにおけるS-NSSAIのマッピングが正確でない場合、若しくは要求NSSAIが、サービングPLMNにおいて有効でないS-NSSAIを含む場合、又は要求NSSAIがデフォルトで構成されたNSSAIに基づいていることをUEが示した場合、AMFはまた、サブスクライブS-NSSAI及びオペレータの構成に基づいて、サービングPLMNについての構成されたNSSAI、適用可能な場合には、HPLMN S-NSSAIに対する構成されたNSSAIの関連付けマッピングを決定し得るため、これらは、UEにおいて構成され得る。そして、ステップ(C)が実行される。
【0674】
--そうでない場合、AMFは、NSSFにクエリする(以下の(B)参照)。
【0675】
(B)上述のように必要とされる場合、AMFは、NSSFにクエリする必要があって、以下のことが行われる。
【0676】
-AMFは、(もしあれば、「保留」状態にあって、許可NSSAIにまだない、NSSAAに従うS-NSSAIを除く)要求NSSAI、デフォルトで構成されたNSSAI表示、HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIのマッピング、(デフォルトのS-NSSAIとしてマークされる場合には表示を伴う)サブスクライブS-NSSAI、(節5.15.12参照のUDMによって提供される場合には)NSSRG情報、他のアクセスタイプについてAMFが有し得る任意の許可NSSAI(HPLMN S-NSSAIに対するそのマッピングを含む)、SUPIのPLMN ID、及びUEの現在のトラッキングエリアに関してNSSFにクエリする。
【0677】
-この情報、ローカル構成、及びUEについての現在のトラッキングエリアにおけるRAN機能を含む他のローカルに利用可能な情報、又はNWDAFによって提供されるネットワークスライスインスタンスについての負荷レベル情報に基づいて、NSSFは以下のことを行う。
【0678】
--NSSFは、サブスクライブS-NSSAIと、HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIのマッピングにおけるS-NSSAIとの比較に基づいて要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIが許可されるかを確認する。要求NSSAIが提供されなかったか、又は要求NSSAIからのS-NSSAIが許可されない、すなわち、サブスクライブS-NSSAIにおいて存在しないか若しくは、例えば、現在のUEのトラッキングエリアにおいて利用可能でない場合、NSSFは、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされるS-NSSAIを考慮する。NSSRG情報が提供される場合、NSSFは、共通のNSSRGを共有するS-NSSAIのみを選択する(節5.15.12参照)。
【0679】
--AMFが、NSSFからのネットワークスライスインスタンス制限サービスにサブスクライブせず、NSSFが、NWDAFからのネットワークスライスについてスライス負荷レベル及び/又は観察されるサービス経験及び/又は分散分析関連のネットワークデータ分析にサブスクライブした場合、NSSFは、UEにサービス提供するために、許可NSSAIにおけるS-NSSAIの(ネットワークスライスインスタンス及びその)リストの決定についての分析情報を使用し得る。
【0680】
--NSSFは、UEにサービス提供するためにネットワークスライスインスタンスを選択する。UEのトラッキングエリアにおける複数のネットワークスライスインスタンスが、オペレータの構成に基づいて所与のS-NSSAIにサービス提供できる場合、NSSFは、UEにサービス提供するためにネットワークスライスインスタンスのうちの1つを選択し得るか、又はNSSFは、ネットワークスライスインスタンス内のNF/サービスが選択される必要があるまで、ネットワークスライスインスタンスの選択を遅らせ得る。
【0681】
--NSSFは、UEにサービス提供するために使用されるターゲットAMFセットを決定するか、又は構成に基づいて、場合によりNRFにクエリした後に候補AMFのリストを決定する。
【0682】
注記4:NSSFから返されるターゲットAMFが候補AMFのリストである場合、登録要求メッセージは単に、節5.15.5.2.3に記載されるように初期AMFと選択されたターゲットAMFとの間の直接的なシグナリングを介してリダイレクトされ得る。
【0683】
--NSSFは、サブスクライブS-NSSAIに基づいて許可される要求NSSAIにおけるS-NSSAIのリスト、及び/若しくはサブスクライブS-NSSAIに基づいて許可される要求NSSAIのマッピングにおいて提供されるHPLMN S-NSSAIにマッピングされるサービングPLMNについてのS-NSSAIのリスト、又は要求NSSAIも要求NSSAIのマッピングも提供されなかった場合、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIも許可されない場合には、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされる全てのS-NSSAIで構成された、適用可能なアクセスタイプについての許可NSSAIを決定し、現在のUEのトラッキングエリア内の許可NSSAIにおけるS-NSSAIにサービス提供できる節5.15.8に記載されるようなネットワークスライスインスタンスの利用可能性も考慮する。NSSRG情報が適用される場合、NSSFは、共通のNSSRGを共有するS-NSSAIのみを選択する(節5.15.12参照)。
【0684】
--NSSFはまた、必要な場合、サブスクライブS-NSSAIに対する許可NSSAIの各S-NSSAIのマッピングを決定する。
【0685】
--オペレータ構成に基づいて、NSSFは、選択されたネットワークスライスインスタンス内でNF/サービスを選択するために使用されるNRFを決定し得る。
【0686】
--追加の処理は、節5.15.6に記載されるように、ローミングシナリオにおける許可NSSAI及びサブスクライブS-NSSAIに対するマッピングを決定する。
【0687】
--要求NSSAIが提供されない場合、若しくは要求NSSAIが、サービングPLMNにおいて有効でないS-NSSAIを含む場合、若しくはHPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIにおけるS-NSSAIのマッピングが正確でない場合、又はデフォルトで構成されたNSSAI表示がAMFから受信されない場合、NSSFはまた、サブスクライブS-NSSAI及びオペレータの構成に基づいて、サービングPLMNについての構成されたNSSAI、適用可能な場合には、HPLMN S-NSSAIに対する構成されたNSSAIの関連付けマッピングを決定し得るため、これらは、UEにおいて構成され得る。
【0688】
--要求NSSAIにおける少なくとも1つのS-NSSAIが現在のUEのトラッキングエリアにおいて利用可能でない場合、NSSFは、節5.3.4.3.3に記載されるように、現在のTAにおいて利用可能でないネットワークスライスをサポートしている別の周波数帯域でNG-RANがUEをTAのセルにリダイレクトすることを可能にするためにターゲットNSSAIを提供し得る。
【0689】
--NSSFは、適用可能なアクセスタイプについての許可NSSAI、決定される場合、サブスクライブS-NSSAIに対する許可NSSAIの各S-NSSAIのマッピング、及びターゲットAMFセット、又は構成に基づいた候補AMFのリストを現在のAMFに返す。NSSFは、選択されたネットワークスライスインスタンス内でNF/サービスを選択するために使用されるNRF、及びAMFセットからの候補AMFのリストを決定するために使用されるNRFを返し得る。NSSFは、特定のS-NSSAIに対応するネットワークスライスインスタンスに関連付けられるNSI IDを返し得る。NSSFは、節5.15.4.1に記載されるように拒否S-NSSAIを返し得る。NSSFは、サービングPLMNについての構成されたNSSAI、HPLMN S-NSSAIに対する構成されたNSSAIの関連付けマッピングを返し得る。NSSFは、節5.3.4.3.3に記載されるようにターゲットNSSAIを返し得る。
【0690】
--利用可能な情報に応じて、構成に基づいて、AMFは、ターゲットAMFセットに関して(例えば、NSSFによってローカルに予め構成されるか又は提供される)適切なNRFにクエリし得る。NRFは、候補AMFのリストを返す。
【0691】
--AMF再割り当てが必要な場合、現在のAMFは、節5.15.5.2.3に記載されるように、ターゲットサービングAMFに登録要求をリルートするか又はUEコンテキストを転送する。
【0692】
--ステップ(C)が実行される。
【0693】
(C)サービングAMFは、登録エリアを、(節5.3.2.3に記載されるような他の態様も考慮して)この登録エリアについての許可NSSAIの全てのS-NSSAIが登録エリアの全てのトラッキングエリアにおいて利用可能であるように決定し、そして、この許可NSSAI、提供される場合には、サブスクライブS-NSSAIに対する許可NSSAIのマッピングをUEに返すものとする。AMFは、節5.15.4.1に記載されるように拒否S-NSSAIを返し得る。
【0694】
注記5:非3GPPアクセスについての許可NSSAIにおけるS-NSSAIは、N3IWFケースについてPLMNにおいて均一に利用可能である。非3GPPアクセスの他のタイプについて、非3GPPアクセスについての許可NSSAIにおけるS-NSSAIは、PLMN全てにわたって均一に利用可能なわけではない場合があって、例えば、異なるW-AGFが、異なるネットワークスライスをサポートする異なるTAIをサポートし得る。
【0695】
要求NSSAIが含まれなかった場合、若しくはHPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIにおけるS-NSSAIのマッピングが正確でない場合、若しくは要求NSSAIがPLMNにおいて有効であるとみなされず、したがって、要求NSSAIにおける少なくとも1つのS-NSSAIが、PLMNにおいてUEによって使用可能でないとして拒否された場合、又は要求NSSAIがデフォルトで構成されたNSSAIに基づいていることをUEが示した場合、AMFは、節5.15.4.2に記載されるようにPLMNについてのUEスライス構成情報を更新し得る。
【0696】
要求NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIを含まず、現在のUEのトラッキングエリア内でUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及びステップ(A)に記載されるようにデフォルトのS-NSSAIを追加できなかった場合、AMFは、UE登録を拒否するものとし、拒否S-NSSAIのリストを拒否メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0697】
要求NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIを含む場合、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従わないS-NSSAI、及びもしあれば、AMFにおけるUEコンテキストに基づく、対応するHPLMN S-NSSAIのうちの少なくとも1つについてのネットワークスライス固有の認証及び許可がアクセスタイプに関わらず事前に成功であったS-NSSAIのみを含む許可NSSAIを登録承認メッセージに含めるものとする。
【0698】
AMFはまた、拒否S-NSSAIのリストを提供するものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0699】
AMFがターゲットNSSAIを決定したか若しくはNSSFからターゲットNSSAIを受信した場合、AMFは、節5.3.4.3.1に記載されるように、対応するRFSPを取得するためにターゲットNSSAIをPCFに提供すべきであるか、又はPCFが展開されない場合、AMFは、ローカル構成に基づいて、対応するRFSPを決定すべきである。次いで、AMFは、節5.3.4.3.3に記載されるようにターゲットNSSAI及び対応するRFSPをNG-RANに提供する。進行中であるネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIは、AMFにおいて「保留」状態にあって、保留NSSAIに含まれるものとする。保留NSSAIは、適用可能な場合、HPLMN S-NSSAIに対するサービングPLMNについてのS-NSSAIのマッピングを含み得る。UEは、アクセスタイプに関わらず、UEが記憶する保留NSSAIからのS-NSSAIのうちのどれも要求NSSAIに含めないものとする。
【0700】
-要求NSSAIにおける全てのS-NSSAIが依然、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従う場合、又は
-要求NSSAIが提供されなかったか、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIもサブスクライブS-NSSAIのうちのどれにも一致せず、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされた全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従う場合、
AMFは、登録承認メッセージにおいて、UEに対して「行われるNSSAA」インジケータを提供して許可NSSAIを提供しないものとする。登録承認メッセージを受信すると、UEは、PLMNにおいて登録されるが、UEが許可NSSAIを受信するまで、例えば、緊急サービス(TS24.501[47]参照)を除いて、任意のアクセスにおいてPLMNによって提供される任意のサービスの使用を試みることなく、ネットワークスライス固有の認証及び許可の完了を待機するものとする。
【0701】
そして、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が同じS-NSSAIについて別のアクセスタイプにおいて既に開始されているS-NSSAIを除いて、ネットワークポリシーに基づいて、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順を必要とする各S-NSSAIについて、節5.15.10に記載されるようにネットワークスライス固有の認証及び許可手順を開始するものとする。ネットワークスライス固有の認証及び許可ステップの終わりに、AMFは、UE構成更新手順によって、認証及び許可が成功であるネットワークスライス固有の認証及び許可に従うS-NSSAIも含む新許可NSSAIをUEに提供するものとする。AMFは、NSSAAが「保留」状態のS-NSSAIに従うS-NSSAIについて完了すると、AMF選択を行い得る。AMF変更が必要とされる場合、これは、UE再登録が必要とされることを示すUE構成更新手順を使用してAMFによってトリガされるものとする。正常に認証許可されなかったS-NSSAIは、許可NSSAIに含まれず、ネットワークスライス固有の認証及び許可の失敗を示す拒否原因値を伴う拒否S-NSSAIのリストに含まれる。
【0702】
ネットワークスライス固有(再)認証(再)許可手順を完了させると、既にPLMNによって正常に認証許可されているUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及びステップ(A)に記載されるようにデフォルトのS-NSSAIを追加できなかった場合、AMFは、TS23.502[3]の節4.2.2.3.3に記載されるネットワーク開始登録解除手順を実行するものとし、拒否S-NSSAIのリストを明示的な登録解除要求メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0703】
S-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可の失敗又は取消を示す拒否原因値で拒否される場合、UEは、UEにおいてローカルに、ポリシーに基づいてS-NSSAIを要求するように再び試み得る。
【0704】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0705】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0706】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0707】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0708】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0709】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるか関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0710】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0711】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0712】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装され得る。
【0713】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組み合わせで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0714】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0715】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0716】
<付記>
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下の付記に限定されるものではない。
【0717】
付記1.通信装置の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、
前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信することと、
を含む、方法。
【0718】
付記2.第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、前記S-NSSAIと、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の位置情報と、を含む、ということと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、許可NSSAIを含む第2のメッセージを送信することであって、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、ということと、
を更に含む、付記1に記載の方法。
【0719】
付記3.前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行うことを更に含む、付記2に記載の方法。
【0720】
付記4.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
第1のメッセージを受信することであって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む、ということと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信することであって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む、ということと、
を含む、方法。
【0721】
付記5.前記第2のメッセージを送信した後に第3のメッセージを受信することを更に含み、
前記第3のメッセージは、許可NSSAIを含み、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、付記4に記載の方法。
【0722】
付記6.前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行うことを更に含む、付記5に記載の方法。
【0723】
付記7.前記S-NSSAIが有効である場合、前記S-NSSAIを使用することによってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション確立手順を行うことを更に含む、付記4から6のいずれか1つに記載の方法。
【0724】
付記8.通信装置の方法であって、前記方法は、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信することと、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定することと、
前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信することであって、
前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0725】
付記9.前記S-NSSAIが有効でない場合、第2のシステム情報を送信することを更に含み、
前記第2のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効でないことを示す情報を含む、付記8に記載の方法。
【0726】
付記10.通信装置であって、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、
前記S-NSSAI、前記第1の情報、及び前記第2の情報を送信する手段と、
を備える、通信装置。
【0727】
付記11.第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、前記S-NSSAIと、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の位置情報と、を含む、手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、許可NSSAIを含む第2のメッセージを送信する手段であって、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、手段と、
を更に備える、付記10に記載の通信装置。
【0728】
付記12.前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行う手段を更に備える、付記11に記載の通信装置。
【0729】
付記13.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
第1のメッセージを受信する手段であって、
前記第1のメッセージは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報と、前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報と、を含む、手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、第2のメッセージを送信する手段であって、
前記第2のメッセージは、前記S-NSSAIを含む、手段と、
を備える、UE。
【0730】
付記14.前記第2のメッセージを送信した後に第3のメッセージを受信する手段を更に備え、
前記第3のメッセージは、許可NSSAIを含み、
前記許可NSSAIは、前記S-NSSAIを含む、付記13に記載のUE。
【0731】
付記15.前記S-NSSAIが有効でない場合、前記許可NSSAIから前記S-NSSAIを除去するためのプロセスを行う手段を更に備える、付記14に記載のUE。
【0732】
付記16.前記S-NSSAIが有効である場合、前記S-NSSAIを使用することによってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション確立手順を行う手段を更に備える、付記13から15のいずれか1つに記載のUE。
【0733】
付記17.通信装置であって、
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)、前記S-NSSAIが有効である場所を示す第1の情報、及び前記S-NSSAIが有効である時を示す第2の情報を受信する手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記S-NSSAIが有効であるかどうかを決定する手段と、
前記S-NSSAIが有効である場合、第1のシステム情報を送信する手段であって、
前記第1のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効であることを示す情報を含む、手段と、
を備える、通信装置。
【0734】
付記18.前記S-NSSAIが有効でない場合、第2のシステム情報を送信する手段を更に備え、
前記第2のシステム情報は、前記S-NSSAIが有効でないことを示す情報を含む、付記17に記載の通信装置。
【0735】
付記19.第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、
前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報、及び前記ネットワークスライスへの登録が許可されないことを示す情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することと、
を含む、方法。
【0736】
付記20.通信端末の方法であって、
ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、
前記第1の通信装置から、前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
を含む、方法。
【0737】
付記21.第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する情報を受信することと、
前記第2の通信装置から、前記S-NSSAIについての有効時間に関連する情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記S-NSSAIについての有効時間に関連する前記情報及び前記S-NSSAIについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記S-NSSAIに関連するネットワークスライスへの登録が許可されることを示す情報のうちの少なくとも1つを通信端末に送信することと、
を含む、方法。
【0738】
付記22.通信端末の方法であって、
ネットワークスライスについての要求メッセージを第1の通信装置に送信することと、
前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を含む、前記ネットワークへの登録が許可されることを示す情報を前記第1の通信装置から受信することと、
を含む、方法。
【0739】
付記23.第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
前記ネットワークスライスについての有効時間に関連する前記情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する前記情報のうちの少なくとも一方に関連する第1のメッセージを第1の基地局に送信することと、
前記第1のメッセージの第1の無線局による受信を確証するための第2のメッセージを前記第1の基地局から受信することと、
を含む、方法。
【0740】
付記24 第1の通信装置の方法であって、
第2の通信装置から、ネットワークスライスについての有効時間に関連する情報及び前記ネットワークスライスについての有効エリアに関連する情報のうちの少なくとも一方を受信することと、
第1の基地局から、前記第1の基地局が有効エリア及び有効時間のうちの少なくとも一方でネットワークスライスを管理することを示す第1のメッセージを受信することと、
前記ネットワークスライスについての前記有効時間及び前記ネットワークスライスについての前記有効エリアのうちの少なくとも一方に関連する第2のメッセージを前記第1の基地局に送信することと、
を含む、方法。
【0741】
付記25 前記有効エリアに関連する情報及び有効時間の情報のうちの少なくとも一方を通信端末に送信することを含む、付記23又は付記24に記載の方法。
【0742】
付記26 前記有効エリア及び前記有効時間に関連する情報を通信端末に送信することを含む、付記23又は付記24に記載の方法。
【0743】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0744】
この出願は、2021年12月22日に出願されたインド仮特許出願第202111060027号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0745】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 AUSF
75 UDM
76 NWDAF
77 NF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
771 トランシーバ回路
772 ネットワークインターフェース
773 コントローラ
774 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
77421 トランシーバ制御モジュール
【手続補正書】
【提出日】2024-05-20
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
AMF(Access and Mobility Management Function)から、有効時間を含む登録承認メッセージを受信し、
ネットワークスライス情報が利用できないことを示す前記有効時間に基づいて、許可(allowed)NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)から前記ネットワークスライス情報を削除する、
UE(User Equipment)の方法。
【請求項2】
前記ネットワークスライス情報が利用可能であることを示す前記有効時間に基づいて、前記ネットワークスライス情報に関連付けられたPDU(Protocol Data Unit)セッションを確立する、
請求項1に記載のUEの方法。
【請求項3】
前記ネットワークスライス情報は、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)である、
請求項2に記載のUEの方法。
【請求項4】
AMF(Access and Mobility Management Function)から、有効時間を含む登録承認メッセージを受信する手段と、
ネットワークスライス情報が利用できないことを示す前記有効時間に基づいて、許可(allowed)NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)から前記ネットワークスライス情報を削除する手段と、
を備えるUE(User Equipment)。
【請求項5】
前記ネットワークスライス情報が利用可能であることを示す前記有効時間に基づいて、前記ネットワークスライス情報に関連付けられたPDU(Protocol Data Unit)セッションを確立する手段
をさらに備える請求項4に記載のUE。
【請求項6】
前記ネットワークスライス情報は、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)である、
請求項5に記載のUE。
【請求項7】
UE(User Equipment)から、ネットワークスライスの一時的なサポートに関する情報を含む登録要求メッセージを受信し、
UDM(Unified Data Management)から、情報を受信し、
前記情報に基づいて、有効時間を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する、
AMF(Access and Mobility Management Function)の方法。
【請求項8】
前記有効時間は、Configured NSSAI(Configured Network Slice Selection Assistance Information)に関連している、
請求項7に記載のAMFの方法。
【請求項9】
前記有効時間は、前記ネットワークスライスの一時的なサポートに関連している、
請求項7に記載のAMFの方法。
【請求項10】
UE(User Equipment)から、ネットワークスライスの一時的なサポートに関する情報を含む登録要求メッセージを受信する手段と、
UDM(Unified Data Management)から、情報を受信する手段と、
前記情報に基づいて、有効時間を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する手段と、
を備えるAMF(Access and Mobility Management Function)。
【請求項11】
前記有効時間は、Configured NSSAI(Configured Network Slice Selection Assistance Information)に関連している、
請求項10に記載のAMF。
【請求項12】
前記有効時間は、前記ネットワークスライスの一時的なサポートに関連している、
請求項10に記載のAMF。
【請求項13】
前記ネットワークスライス情報は、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)である、
請求項1に記載のUEの方法。
【請求項14】
前記ネットワークスライス情報は、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)である、
請求項4に記載のUE。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0051】
<第1の態様の第1の例>
第1の態様の第1の例は、AMF70が、有効時間及び展開エリアと共にS-NSSAIを含む構成されたNSSAI(configured NSSAI)をUE3に送信する手順を開示する。展開エリアは、例えば、セルIDのリスト、周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト、セルID及びFBの組み合わせのリスト、サービスを提供するためにS-NSSAIが展開される、トラッキングエリア又はセルのいずれかにマッピングされる地理的エリアであり得る。展開エリアは、GPS若しくは任意のフォーマットによってコード化される地理的エリア、住所によって定められるエリア(例えば、市、町、村、行政区画)、又は建物(例えば、ABCスタジアム、ABC駅、ABCビルディング)であり得る。この展開エリア(例えば、トラッキングエリア又はセル)の外側で、S-NSSAIに関連するサービスは展開されず、アクセス可能でないか又はUE3に提供可能でない。展開エリアは、UE3がS-NSSAIについてのサービスを受けることができる位置エリアであり得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
例えば、UE3の現在のセルが展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSAI1の有効時間未満であるか、又はS-NSSAI1の展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、RRCメッセージを(R)AN5に送信し、当該RRCメッセージは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含むNASコンテナを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
例えば、UE3の現在の位置が展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSAI1の有効時間未満であるか、又はS-NSSAI1の展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、RRCメッセージを(R)AN5に送信し、当該RRCメッセージは、要求NSSAIにS-NSSAI1を含む登録要求メッセージを含むNASコンテナを含む。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
<第2の態様の第1の例>
第2の態様の第1の例は、AMF70が、有効時間及び展開エリアと共にS-NSSAIを含む一時的な許可NSSAIをUE3に送信する手順を開示する。展開エリアは、例えば、セルIDのリスト、周波数帯域(Frequency Band)(FB)のリスト、セルID及びFBの組み合わせのリスト、サービスを提供するためにS-NSSAIが展開される、トラッキングエリア又はセルのいずれかにマッピングされる地理的エリアであり得る。展開エリアは、GPSによる地理的エリアコード、住所によって定められるエリア(例えば、市、町、村、行政区画)、又は建物(例えば、ABCスタジアム、ABC駅、ABCビルディング)であり得る。展開エリアの当該例は、使用のために互いに組み合わされ得る。この展開エリア(例えば、トラッキングエリア又はセル)の外側で、S-NSSAIに関連するサービスは展開されず、アクセス可能でないか又はUE3に提供可能でない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0180
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0180】
UE3が、一時的な許可NSSAIを受信すると、UE3は、一時的な許可NSSAIを記憶する、すなわち、UE3は、展開エリア若しくは有効期間と共に、又はその両方が提供される場合にはその両方と共にS-NSSAIを記憶する。有効期間は、期間、有効時間、又は有効継続時間であり得る。UE3が、S-NSSAIに関連するサービスにアクセスするためのトリガを取得すると、UE3は、UE3の現在のセルが展開エリアに属するかどうか、若しくは現在の時間がS-NSSAIについての有効時間未満であるかどうか、又はS-NSSAIについての展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子を確認する。S-NSSAIアクセス基準が満たされる場合、UE3は、S-NSSAIに関連するPDUセッションを確立し得る。UE3の現在のセル又はUE3の現在の位置が展開エリアに属し、現在の時間がS-NSSAIの有効時間未満であるか、又はS-NSSAIの展開エリア及び有効時間の両方が提供される場合には両方の因子が満たされる場合、UE3は、S-NSSAIに関連するPDUセッションを確立し得る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0378
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0378】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図11は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して
)、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0381
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0381】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図12は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して
)、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0384
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0384】
<AMF>
図13は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して
)、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む
)他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0386
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0386】
<UDM>
図14は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して
)、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む
)他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0388
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0388】
<NF>
図15は、NF77の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路771を含み、トランシーバ回路771は、ネットワークインターフェース772を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ773は、メモリ774に記憶されたソフトウェアに従ってNF77の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ774に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、トランシーバ制御モジュール77421を少なくとも有する通信制御モジュール7742と、を含む。通信制御モジュール7742は(そのトランシーバ制御モジュール77421を使用して
)、NF77と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む
)他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【国際調査報告】