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特表2024-542343スケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置
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  • 特表-スケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】スケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/623 20060101AFI20241108BHJP
【FI】
H01R13/623
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023581045
(86)(22)【出願日】2023-09-26
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2023121426
(87)【国際公開番号】W WO2024087988
(87)【国際公開日】2024-05-02
(31)【優先権主張番号】202211327219.3
(32)【優先日】2022-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523282578
【氏名又は名称】貴州電網有限責任公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】廖暢
(72)【発明者】
【氏名】範俊秋
(72)【発明者】
【氏名】袁竜
(72)【発明者】
【氏名】寧楠
(72)【発明者】
【氏名】趙維興
(72)【発明者】
【氏名】陳懐藺
(72)【発明者】
【氏名】張彦嬌
(72)【発明者】
【氏名】楊栄瑩
(72)【発明者】
【氏名】陳暁
(72)【発明者】
【氏名】孫若▲ふぁん▼
(72)【発明者】
【氏名】王▲だん▼
(72)【発明者】
【氏名】趙峻
(72)【発明者】
【氏名】曹傑
(72)【発明者】
【氏名】張華
(72)【発明者】
【氏名】陶用偉
(72)【発明者】
【氏名】謝才科
(72)【発明者】
【氏名】王興竜
(72)【発明者】
【氏名】宋達
(72)【発明者】
【氏名】杜刃刃
(72)【発明者】
【氏名】黄元行
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA02
5E021FA08
5E021FA14
5E021FA16
5E021FB21
5E021FC31
5E021HC03
(57)【要約】
本発明は、スケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置を開示し、
固定アセンブリとプラグアセンブリを備え、前記固定アセンブリは固定座を含み、前記固
定座に挿入孔が設けられ、前記挿入孔内にロック部材が設けられ、前記挿入孔内側面に軸
方向に沿って延伸する案内溝が設けられ、前記ロック部材の外周に案内溝に埋め込まれた
第1タブが設けられ、ロック部材にそれを貫通する第1貫通孔が設けられ、前記固定座に
取付フランジが設けられ、前記取付フランジ内に配線柱が埋め込まれ、前記配線柱の挿入
孔内に位置する一端に導電性ディスクが設けられ、導電性ディスクと取付フランジ間に第
1バネが設けられ、前記プラグアセンブリは、前記固定座に着脱可能に接続されたプラグ
が設けられ、前記プラグの一端に挿入ロッドが設けられ、前記挿入ロッドの内部にプラグ
を貫通する導線が埋め込まれ、プラグイン式ドッキング方法を使用して電気ケーブルの接
続を完了し、接続が便利で、非常電源の投入効率を向上させ、電源復旧の適時性を確保し
、幅広く使用されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定座(101)を含み、前記固定座(101)に挿入孔(l0la)が設けられ、前記
挿入孔(l0la)内にロック部材(102)が設けられ、前記挿入孔(101a)の内
側面に軸方向に沿って延伸する案内溝(101b)が設けられ、前記ロック部材(102
)の外周に案内溝(101b)に埋め込まれた第1タブ(102a)が設けられ、ロック
部材(102)にそれを貫通する第1貫通孔(102b)が設けられ、前記固定座(10
1)に取付フランジ(101c)が設けられ、前記取付フランジ(101c)内に配線柱
(103)が埋め込まれ、前記配線柱(103)の挿入孔(101a)内に位置する一端
に導電性ディスク(103a)が設けられ、導電性ディスク(103a)と取付フランジ
(101c)間に第1バネ(104)が設けられる、固定アセンブリ(100)と、
前記固定座(101)に着脱可能に接続されたプラグ(201)を含み、前記プラグ(2
01)の一端に挿入ロッド(201a)が設けられ、前記挿入ロッド(201a)の内部
にプラグ(201)を貫通する導線が埋め込まれる、プラグアセンブリ(200)と、を
備える、ことを特徴とするスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線
装置。
【請求項2】
前記第1貫通孔(102b)の内側に環状溝(102c)が設けられ、前記ロック部材(
102)のプラグ(201)に近い一端面に軸方向に沿って延伸する挿入溝(102d)
が設けられ、
回転部材(105)をさらに備え、前記回転部材(105)の一端が第1貫通孔(102
b)内に位置し、環状溝(102c)に埋め込まれた環状タブ(105a)が設けられ、
前記環状タブ(105a)の外周に切り欠き(105b)が設けられ、前記切り欠き(1
05b)の幅が前記挿入溝(102d)の幅と一致し、
前記プラグ(201)の固定座(101)に接続された一端に挿入ブロック(201b)
が設けられ、前記挿入ブロック(201b)のプラグ(201)中心に近い一方側に係止
溝(201c)が設けられ、
前記回転部材(105)にそれを貫通する第2貫通孔(105c)が設けられる、ことを
特徴とする請求項1に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配
線装置。
【請求項3】
前記挿入孔(101a)の内側に螺旋状溝(101d)が設けられ、前記回転部材(10
5)の第1貫通孔(102b)外側に位置する部分に第2タブ(105f)が設けられ、
前記第2タブ(105f)が螺旋状溝(101d)内に埋め込まれ、
回転部材(105)と挿入孔(101a)の底部間に弾性部材(107)が設けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのF
TU配線装置。
【請求項4】
前記第2貫通孔(105c)の内側面に円周に沿って均一に分布する2つの位置決め孔(
105d)が設けられ、前記挿入ロッド(201a)に径方向に沿ってそれを貫通する第
3貫通孔(201d)が設けられ、前記第3貫通孔(201d)内に2つの挿入ピン(2
02)が対称に設けられ、2つの挿入ピン(202)間に第2バネ(203)が設けられ
、前記第2貫通孔(105c)のプラグ(201)に近い一方側に傾斜溝(105e)が
設けられる、ことを特徴とする請求項3に記載のスケジューリング故障処理効率を向上さ
せるためのFTU配線装置。
【請求項5】
前記プラグ(201)内に前記第3貫通孔(201d)を貫通する長い溝(201e)が
設けられ、前記挿入ピン(202)の第3貫通孔(20ld)内に位置する一端に三角形
ブロック(202a)が設けられ、前記三角形ブロック(202a)が長い溝(201e
)内に入り込み、前記三角形ブロック(202a)は直角三角形の形状である、ことを特
徴とする請求項4に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線
装置。
【請求項6】
前記長い溝(201e)内に操作パネル(204)が設けられ、前記操作パネル(204
)の三角形ブロック(202a)に近い一端に矩形口(204a)が設けられる、ことを
特徴とする請求項5に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配
線装置。
【請求項7】
前記プラグ(201)外側に前記長い溝(201e)を貫通する条状溝(201f)が設
けられ、前記操作パネル(204)に連結ロッド(204b)が接続され、連結ロッド(
204b)が条状溝(201f)を貫通する、ことを特徴とする請求項6に記載のスケジ
ューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置。
【請求項8】
前記プラグ(201)の外周に条状溝(201f)を貫通する環状溝(201g)が設け
られ、前記環状溝(201g)の外側に調節リング(205)が嵌設され、前記連結ロッ
ド(204b)は調節リング(205)に固定的に接続される、ことを特徴とする請求項
7に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置。
【請求項9】
前記条状溝(201f)の固定座(101)に近い端面と調節リング(205)間に第3
バネ(206)が設けられる、ことを特徴とする請求項8に記載のスケジューリング故障
処理効率を向上させるためのFTU配線装置。
【請求項10】
前記プラグ(201)にケーブルが接続され、ケーブルがプラグ(201)内の導線に接
続される、ことを特徴とする請求項9に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させ
るためのFTU配線装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配電端末の分野に関し、特にスケジューリング故障処理効率を向上させるため
のFTU配線装置に関する。
【背景技術】
【0002】
経済の急速な発展により、都市の電力負荷が急速に増加し、安定した電力供給を提供する
ための送電網への圧力が増加し、電力供給の信頼性と電力品質に対するユーザーの要求も
増加し、それは、ますます多くの配電自動化端末が適用されることを意味し、配電網建設
プロジェクトにおいて、配電網から出る各環状網キャビネットまたはフィーダは、配電自
動化端末を必要とし、現在、市場に出回っている局舎端末と開閉器200の間の3つの遠
隔信号回路は、1本の電線から端末設備の端末列に直接アクセスするポイント・ツー・ポ
イント方式であり、1つの端末で6台の開閉器200を制御する必要がある場合、開閉器
200と局舎端末の間に約200本の電線を配線する必要があり、工期と工費がかかり、
局舎端末が故障した場合、回路のオーバーホールや設備の交換のために局舎端末を解体す
るのに時間がかかり、停電時間が長くなり、経済的損失が大きくなる。さらに、保守要員
には専門的な厳しい訓練が必要であり、間接的に建設コストや保守コストの上昇を招く。
【発明の概要】
【0003】
この部分の目的は、本発明の実施例のいくつかの態様を概説するとともにいくつかの好ま
しい実施例を簡単に説明することである。この部分、明細書の要約書および発明の名称の
目的の不明確を避けるために、この部分、本出願の明細書の要約書および発明の名称を簡
略化または省略することがあるが、そのような簡略化または省略は本発明の範囲を限定す
るものではない。
上記および/または先行技術における問題を鑑み、本発明を提案する。
したがって、本発明の目的は、端末設備の端子台への直接ポイントツーポイントアクセス
のために単一導線を使用することにより、時間がかかり、建設人件費が高いという技術的
問題を解決することである。
上記技術的問題を解決するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する。スケジュー
リング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置は、固定座を含み、前記固定座に
挿入孔が設けられ、前記挿入孔内にロック部材が設けられ、前記挿入孔の内側面に軸方向
に沿って延伸する案内溝が設けられ、前記ロック部材の外周に案内溝に埋め込まれた第1
タブが設けられ、ロック部材にそれを貫通する第1貫通孔が設けられ、前記固定座に取付
フランジが設けられ、前記取付フランジ内に配線柱が埋め込まれ、前記配線柱の挿入孔内
に位置する一端に導電性ディスクが設けられ、導電性ディスクと取付フランジ間に第1バ
ネが設けられる、固定アセンブリと、
前記固定座に着脱可能に接続されたプラグを含み、前記プラグの一端に挿入ロッドが設け
られ、前記挿入ロッドの内部にプラグを貫通する導線が埋め込まれる、プラグアセンブリ
と、を備える。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記第1貫通孔の内側に環状溝が設けられ、前記ロック部材のプラグに
近い一端面に軸方向に沿って延伸する挿入溝が設けられ、
回転部材をさらに備え、前記回転部材の一端が第1貫通孔内に位置し、環状溝に埋め込ま
れた環状タブが設けられ、前記環状タブの外周に切り欠きが設けられ、前記切り欠きの幅
が前記挿入溝の幅と一致し、
前記プラグの固定座に接続された一端に挿入ブロックが設けられ、前記挿入ブロックのプ
ラグ中心に近い一方側に係止溝が設けられ、
前記回転部材にそれを貫通する第2貫通孔が設けられる。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記挿入孔の内側に螺旋状溝が設けられ、前記回転部材の第1貫通孔外
側に位置する部分に第2タブが設けられ、前記第2タブが螺旋状溝内に埋め込まれる。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記第2貫通孔の内側面に円周に沿って均一に分布する2つの位置決め
孔が設けられ、前記挿入ロッドに径方向に沿ってそれを貫通する第3貫通孔が設けられ、
前記第3貫通孔内に2つの挿入ピンが対称に設けられ、2つの挿入ピン間に第2バネが設
けられ、前記第2貫通孔のプラグに近い一方側に傾斜溝が設けられる。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記プラグ内に前記第3貫通孔を貫通する長い溝が設けられ、前記挿入
ピンの第3貫通孔内に位置する一端に三角形ブロックが設けられ、前記三角形ブロックが
長い溝内に入り込み、前記三角形ブロックは直角三角形の形状である。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記長い溝内に操作パネルが設けられ、前記操作パネルの三角形ブロッ
クに近い一端に矩形口が設けられる。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記プラグ外側に前記長い溝を貫通する条状溝が設けられ、前記操作パ
ネルに連結ロッドが接続され、連結ロッドが条状溝を貫通する。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記プラグの外周に条状溝を貫通する環状溝が設けられ、前記環状溝の
外側に調節リングが嵌設され、前記連結ロッドは調節リングに固定的に接続される。
本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、前記条状溝の固定座に近い端面と調節リング間に第3バネが設けられる

本発明に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の好ま
しい態様として、
前記プラグにケーブルが接続され、ケーブルはプラグ内の導線に接続される。
本発明は以下の有益な効果を有する。プラグイン式ドッキング方法を使用して電気ケーブ
ルの接続を完了し、接続が便利で、非常電源の投入効率を向上させ、電源復旧の適時性を
確保し、幅広く使用されている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本発明の実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例の説明におい
て使用される必要のある添付図面を簡単に説明するが、明らかに、以下で説明される添付
図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることな
く、これらの添付図面に基づいて他の添付図面を得ることができる。
図1】本発明が提供する実施例に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の分解構造を示す概略図である。
図2】本発明が提供する実施例に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の接続時構造を示す概略図である。
図3】本発明が提供する実施例に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の接続過程の概略図である。
図4】本発明が提供する実施例に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の接続完了の概略図である。
図5】本発明が提供する実施例に記載のスケジューリング故障処理効率を向上させるためのFTU配線装置の図4の断面すなわち導線接続経路構造を示す概略図である。
図6】FTUシステム原理図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明の上記目的、特徴および利点より明白かつ理解しやすいために、以下、本明細書の
添付図面と併せて本発明の具体的な実施形態を詳細に説明する。
以下の説明において、本発明を十分に理解するために多くの詳細が記載されるが、本発明
は異なる他の方法で実施することもでき、当業者が本発明の精神から逸脱することなく同
様の促進を図ることができるので、本発明は以下に開示する具体的な実施例によって制限
されるものではない。
また、概略図と併せて本発明を詳細に説明し、本発明の実施例を詳細に説明する際に、説
明の便宜上、デバイス構造を示す断面図はある部分の比率が拡大され、前記概略図が例示
に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。また、実際の製作には、長さ、幅
および深度の3次元空間寸法を含むべきである。
さらに、ここでの「一実施例」または「実施例」とは、本発明の少なくとも1つの実施形
態に含まれ得る特定特徴、構造または特性を指す。本明細書において様々な場所に現れる
「一実施例では」とは、すべてが同一実施例を指すものではなく、また単独または選択的
に他の実施例と相互に排他的な実施例を指すものではない。
実施例1
図1~2を参照すると、本実施例はスケジューリング故障処理効率を向上させるためのF
TU配線装置を提供し、固定アセンブリ100およびプラグアセンブリ200を備え、固
定アセンブリ100は配電端末に固定的に取り付けられ、プラグアセンブリ200はケー
ブルのプラグであり、固定アセンブリ100を介して配電端末に接続される。
具体的に、固定アセンブリ100は、固定座101を含み、固定座101は回転体であり
、固定座101に挿入孔101aが設けられ、挿入孔101a内にロック部材102が設
けられ、ロック部材102は円筒形であり、挿入孔101aの内側面に軸方向に沿って延
伸する案内溝101bが設けられ、ロック部材102の外周に案内溝101bに埋め込ま
れた第1タブ102aが設けられ、ロック部材102は挿入孔101a内で軸方向に沿っ
て移動する。
プラグアセンブリ200は固定座101に着脱可能に接続されたプラグ201を含み、プ
ラグ201は同様に回転体であり、プラグ201の一端に挿入ロッド201aが設けられ
、接続時、プラグ201が挿入孔101a内に挿入され、挿入ロッド201aがロック部
材102を貫通する。ここで、挿入ロッド201aの内部にプラグ201を貫通する導線
が埋め込まれる。導線の挿入ロッド201aに位置する端部が接触点を形成して固定座1
01内の導体と接触可能である。
さらに、ロック部材102にそれを貫通する第1貫通孔102bが設けられ、接続時、ロ
ッド201aが第1貫通孔102bを貫通する。固定座101に取付フランジ101cが
設けられ、取付フランジ101cを介して固定座101を配電端末に取り付け、取付フラ
ンジ101c内に配線柱103が埋め込まれ、配線柱103の挿入孔101a内に位置す
る一端に導電性ディスク103aが形成され、導電性ディスク103aと取付フランジ1
01c間に第1バネ104が設けられ、したがって、配線端子が接続されると、挿入ロッ
ド201aが第1貫通孔102bを貫通して導電性ディスク103aと接触し、第1バネ
104の作用下で強固に嵌合される。
ここで、第1貫通孔102bの内側に環状溝102cが設けられ、ロック部材102のプ
ラグ201に近い一端面に軸方向に沿って延伸する挿入溝102dが設けられ、本実施例
では、2つの挿入溝102dが対称に設けられ、挿入溝102dが環状溝102cと連通
し、2つの挿入溝102dの対向面間の距離が環状溝102cの直径よりも大きく、固定
アセンブリ100は回転部材105をさらに備え、回転部材105の一端が第1貫通孔1
02b内に位置し、環状溝102c内に埋め込まれた環状タブ105aが設けられ、すな
わち、環状タブ105aが円盤状であるが、環状タブ105aの外周に切り欠き105b
が設けられ、切り欠き105bの幅は挿入溝102dの幅と一致し、固定アセンブリ10
0とプラグアセンブリ200が接続される前に、切り欠き105bが挿入溝102dと重
なり合う必要がある。
さらに、プラグ201の固定座101に接続された一端に挿入ブロック201bが設けら
れ、挿入ブロック201bのプラグ201の中心に近い一方側に係止溝201cが設けら
れ、回転部材105にそれを貫通する第2貫通孔105cが設けられる。
したがって、切り欠き105bが挿入溝102dと重なり合うと、挿入ブロック201b
が挿入溝102d、切り欠き105bに嵌合され、回転部材105が回転することにより
、挿入溝102d、切り欠き105bがずれ、環状タブ105aが係止溝201c内に埋
め込まれる。
【0006】
実施例2
図1図5を参照すると、本発明の実施例2を示し、本実施例は上記の実施例に基づき、
上記の実施例と異なり、
挿入孔101aの内側に螺旋状溝101dが設けられ、螺旋状溝101dは螺旋線に沿っ
て延伸する溝であり、螺旋線のターン数は0.25ターンであり、回転部材105の第1
貫通孔102b外側に位置する部分に第2タブ105fが設けられ、第2タブ105fが
螺旋状溝101d内に埋め込まれ、螺旋線のターン数が0.25ターンであるため、回転
部材105の回転範囲が0~90°であり、本実施例では、理解しやすいために、固定ア
センブリ100とプラグアセンブリ200が接続される前に、切り欠き105bが挿入溝
102dと重なり合うとき、回転部材105の偏在角度が0°であるように設定され、プ
ラグ201を操作して挿入孔101a内に挿入したとき、挿入ブロック201bが挿入溝
102dに埋め込まれ、プラグ201を押し付け、押す力の作用下で、回転部材105が
螺旋運動を行い、回転部材105の第2タブ105fが螺旋状溝101dの端まで螺旋状
に移動するとき、回転部材105の偏在角度が90°であると設定され、このとき挿入溝
102d、切り欠き105bがずれて、環状タブ105aが係止溝201c内に埋め込ま
れる。
好ましくは、回転部材105と挿入孔101aの底部間に弾性部材107が設けられ、弾
性部材107はバネであり、すなわち、接続前にバネの作用下で、回転部材105、ロッ
ク部材102は挿入孔101aの内部の底面から離れ、このとき回転部材105の偏在角
度が0°である。
さらに、第2貫通孔105cの内側面に円周に沿って均一に分布する2つの位置決め孔1
05dが設けられ、挿入ロッド201aに径方向にそれを貫通する第3貫通孔201dが
設けられ、第3貫通孔201d内に2つの挿入ピン202が対称に設けられ、2つの挿入
ピン202間に第2バネ203が設けられ、第2貫通孔105cのプラグ201に近い一
方側に傾斜溝105eが設けられる。挿入ロッド201aを操作して第2貫通孔105c
に進入させるとき、挿入ピン202がまず傾斜溝105eに沿って移動して第3貫通孔2
01d内まで収縮し、回転部材105とともに螺旋状に移動し、偏在角度が90°である
とき、挿入ピン202がちょうど位置決め孔105dと同軸になり、第2バネ203の作
用下で飛び出して位置決め孔105d内に埋め込まれ、固定が完了する。
さらに、プラグ201内に第3貫通孔201dを貫通する長い溝201eが設けられ、長
い溝201eがプラグ201の軸方向に沿って延伸し、挿入ピン202の第3貫通孔20
1d内に位置する一端に三角形ブロック202aが設けられ、三角形ブロック202aが
長い溝201e内に入り込み、三角形ブロック202aは直角三角形の形状であり、挿入
ピン202の第3貫通孔201d内に位置する端部が三角形ブロック202aの一面と面
一であり、三角形ブロック202aの他方面が挿入ピン202の側面に接触し、長い溝2
01e内に操作パネル204が設けられ、操作パネル204が長い溝201e内で軸方向
に沿って移動する可能であり、操作パネル204の三角形ブロック202aに近い一端に
矩形口204aが設けられる。矩形口204aの幅が2つの三角形ブロック202aによ
って形成された先端間の最大距離よりも大きいため、押付操作パネル204が挿入ピン2
02に近づけると、三角形ブロック202aが矩形口204a内に入り込み、矩形口20
4aが三角形ブロック202aの傾斜面を押して挿入ピン202を第3貫通孔201d内
に向かって収縮させ、位置決め孔105d内から離脱し、このときプラグ201を移出さ
せることができる。
さらに、プラグ201の外側に長い溝201eを貫通する条状溝201fが設けられ、操
作パネル204に連結ロッド204bが接続され、連結ロッド204bが条状溝201f
を貫通する。プラグ201の外周に条状溝201fを貫通する環状溝201gが設けられ
、環状溝201gの外側に調節リング205が嵌設され、連結ロッド204bは調節リン
グ205に固定的に接続される。条状溝201fの固定座101に近い端面と調節リング
205間に第3バネ206が設けられる。したがって、プラグを抜く必要があるとき、調
節リング205を操作して第3バネ206の弾性力を克服して挿入ピン202を第3貫通
孔201d内に向かって収縮させるように駆動する。
なお、プラグ201にケーブルが接続され、ケーブルがプラグ201内の導線に接続され
ることを理解されたい。
本実施例では、プラグを挿入接続する必要があるとき、挿入ブロック201bを操作して
挿入溝102dに埋め込み、切り欠き105bにおいて、推力の作用下で、回転部材10
5が螺旋運動を行い、回転部材105の第2タブ105fが螺旋状溝101dの端まで螺
旋移動するとき、回転部材105の偏在角度が90°であり、このとき挿入溝102d、
切り欠き105bがずれて、環状タブ105aが係止溝201c内に埋め込まれ、挿入ピ
ン202がちょうど位置決め孔105dと同軸になり、さらに第2バネ203の作用下で
飛び出して位置決め孔105d内に埋め込まれ、固定が完了する。プラグを抜く必要があ
るとき、調節リング205を操作して第3バネ206の弾性力を克服して挿入ピン202
を第3貫通孔201d内に向かって収縮させるように駆動し、その後弾性部材107の作
用下で分離する。
【0007】
実施例3
本実施例では、配線端子の具体的な応用シナリオを説明する。FTUがポイントメータの
入力またはデバッグを実施する必要がある場合、作業員が現場で柱に登って操作する必要
があり、プログラムのアップグレードに20分以上かかり、この操作はより時間と手間が
かかり、操作とメンテナンスの負担とリスクを増加させ、図6に示すFTUの内蔵モジュ
ールのように、本発明では、設計されたFTUの内蔵モジュール、マルチインタフェース
接続内部デバッグポート、電源ポート、信号ポートなど、操作者のモバイルモジュール、
USB/ネットワークポート/低電力広域ネットワーク無線モジュール接続(ウェイクア
ップ暗号化)メンテナンスコンピュータ、モジュール間の排他的な直接無線通信または本
発明の配線端子による接続方法によって、メンテナンスを実現する。
また、グリッド故障特定、分析などの実際のスケジューリング業務では、OMSシステム
で機能統合を完了し、スケジューリング人員の事故処理効率を向上させ、情報を配電網修
復可視化プラットフォームと結合し、故障処理時、該配線装置を使用することで、配電端
末のメンテナンス時間を従来の2時間から20分に短縮し、配電端末のデバッグ条件の制
限を解決し、端末のデバッグ効率および試運転効率を高め、デジタル変革を実現し、日常
の作業効率を向上させる。
なお、任意の実際の実施形態の開発過程中、例えば任意の工程または設計項目において、
大量の具体的な実施形態の決定がなされる可能性があることを理解されたい。そのような
開発努力は複雑で時間がかかるかもしれないが、本開示内容の利益を有する当業者にとっ
て、多くの実験を行わなくても、前記開発努力は設計、製造および生産における通常作業
となる。
なお、以上の実施例は、本発明の技術的解決策を例示するものに過ぎず、制限するもので
はなく、好ましい実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明
の技術的解決策の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の技術的解決策に対して
修正または等価置換を行うことができ、これらの修正または等価置換はすべて本発明の特
許請求の範囲に含まれることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】