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特表2024-542359基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20241108BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241108BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241108BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0453
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520056
(86)(22)【出願日】2022-11-28
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 CN2022134558
(87)【国際公開番号】W WO2023109484
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111530207.6
(32)【優先日】2021-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 永
(72)【発明者】
【氏名】呉 昊
(72)【発明者】
【氏名】魯 照 華
(72)【発明者】
【氏名】王 瑜 新
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
5K067EE71
5K067JJ21
(57)【要約】
本出願では、基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及び記憶媒体が提供される。当該方法は、基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用される基準信号伝送方法であって、
基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む、
基準信号伝送方法。
【請求項2】
ダウンリンク制御情報DCIフォーマットのシグナリングにより、前記基準信号の送信をトリガするステップ、をさらに含み、
1回のDCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項3】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項4】
前記DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項5】
前記DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの第1情報と、前記配置情報に含まれるDの第2情報により、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示するステップ、をさらに含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項6】
前記配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項7】
前記DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項8】
前記DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの第3情報と、前記配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの第4情報とにより、前記隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示するステップ、をさらに含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項9】
前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数は、前記隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定されるステップ、をさらに含む、
請求項6、7又は8に記載の基準信号伝送方法。
【請求項10】
隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定されるステップ、をさらに含む、
請求項2から請求項5のいずれかに記載の基準信号伝送方法。
【請求項11】
前記配置情報はK個の時間オフセットを含み、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項12】
前記配置情報はK個の時間オフセットを含み、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項13】
前記配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
前記第1通信ノードは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示し、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項14】
DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示するステップ、をさらに含む、
請求項13に記載の基準信号伝送方法。
【請求項15】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとをさらに含む、
請求項13に記載の基準信号伝送方法。
【請求項16】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する、
請求項13に記載の基準信号伝送方法。
【請求項17】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する、
請求項13に記載の基準信号伝送方法。
【請求項18】
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する、
請求項13に記載の基準信号伝送方法。
【請求項19】
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項20】
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項21】
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項22】
前記基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、前記基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項23】
DCIフォーマットのシグナリングにより前記基準信号リソースセットをトリガするスデップであって、前記基準信号リソースセットは、X個の基準信号リソースを含み、前記基準信号はX個の基準信号リソース上で伝送され、Xは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項24】
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きく、
前記配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む、
請求項23に記載の基準信号伝送方法。
【請求項25】
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きく、
前記DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する、
請求項23に記載の基準信号伝送方法。
【請求項26】
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きく、
少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる、
請求項23に記載の基準信号伝送方法。
【請求項27】
第2通信ノードに適用される基準信号受信方法であって、
基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む、
基準信号受信方法。
【請求項28】
メモリと、プロセッサと、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサが前記プログラムを実行するときに、請求項1から請求項26のいずれかに記載の基準信号伝送方法、または請求項27に記載の基準信号受信方法が実現される、
通信ノード。
【請求項29】
コンピュータプログラムが記憶され、前記プログラムがプロセッサによって実行されるときに、請求項1から請求項26のいずれかに記載の基準信号伝送方法、または請求項27に記載の基準信号受信方法が実現される、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信技術の分野に関し、例えば、基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおけるチャネル状態情報を取得及び利用するプロセスは、基地局が基準信号を送信するステップと、端末が基準信号を受信して測定し、基地局から端末へのチャネル状態情報を決定し、チャネル状態情報を基地局に報告するステップと、基地局が、端末から報告されたチャネル状態情報を受信し、受信したチャネル状態情報が示すチャネル状態に応じて、データ伝送ポリシーを決定し、且つデータを伝送することにより、データ伝送の効率と通信品質を向上させるステップと、を主に含む。しかしながら、無線チャネルは時変チャネルであるため、端末は、基地局が基準信号を一回伝送してから、端末は基準信号を一回受信して測定し、且つ測定結果に応じてチャネル状態を一回フィードバックし、基地局は次回の基準信号の伝送によるチャネル状態の更新まで、端末によってフィードバックされたチャネル状態を使用する。基地局と端末がリアルタイムのチャネル状態に応じて伝送する必要がある場合、上記のプロセスを複数回繰り返す必要があり、シグナリングオーバーヘッドが高く、多くのリソースを占用し、基準信号伝送の柔軟性を向上させ、複雑さを低減する必要がある。
【発明の概要】
【0003】
本出願では、基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及び記憶媒体が提供される。
【0004】
本出願の実施形態では、第1通信ノードに適用される基準信号伝送方法が提供され、前記基準信号伝送方法は、
【0005】
基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
【0006】
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む。
【0007】
本出願の実施形態は、第2通信ノードに適用される基準信号受信方法がさらに提供され、前記基準信号受信方法は、
【0008】
基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
【0009】
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む。
【0010】
本出願の実施形態では、さらに通信ノードが提供され、前記通信ノードは、メモリと、プロセッサと、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサが前記プログラムを実行するときに、上記の基準信号伝送方法又は基準信号受信方法が実現される。
【0011】
本出願の実施形態では、さらにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、当該プログラムがプロセッサによって実行されるときに、上記の基準信号伝送方法又は基準信号受信方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、一実施例に係る基準信号伝送方法のフローチャートである。
図2図2は、一実施例に係る基準信号受信方法のフローチャートである。
図3図3は、一実施例に係る基準信号伝送装置の構成の概略図である。
図4図4は、一実施例に係る基準信号受信装置の構成の概略図である。
図5図5は、一実施例に係る通信ノードのハードウェア構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の実施例では、チャネル状態の取得方法が実現されることができ、端末が有限回数の基準信号を受信して測定し、端末が有限回数の基準信号に対する測定に応じて、時変チャネル状態を導出可能なパラメータを抽出し、抽出された時変チャネル状態を導出可能なパラメータを基地局にフィードバックし、基地局が、取得された時変チャネル状態を導出可能なパラメータに応じて、時変チャネル状態を導出し、基地局が一回取得された時変チャネル状態を導出可能なパラメータを利用して、時変チャネル状態を導出可能なパラメータの変化を導出するまで、将来の異なる時間におけるチャネル状態を導出することができる。
【0014】
本実施例によれば、時変チャネル状態を導出可能なパラメータを一回抽出し、当該パラメータを利用して時変チャネル状態を導出することにより、将来の複数回の基準信号を伝送するために用いられる。すなわち、本実施例では、一回チャネル状態指示において、複数回の基準信号の伝送を指示することができる。上述の方法を利用することで、端末がチャネル状態情報を報告するオーバーヘッドを節約し、チャネル状態情報を報告することによる遅延を低減し、チャネル状態情報を報告する時間間隔によるチャネル状態情報と現在のチャネル状態との間のミスマッチを低減することができる。
【0015】
基準信号(Reference Signal,RS)の伝送方式により、基準信号は周期的基準信号、半永続的基準信号及び非周期的基準信号に分けてもよい。基地局は、基準信号リソース(RS resource)を配置し、基準信号リソース上で基準信号を伝送する。基地局は、複数の層に分けて基準信号リソースを配置してもよく、ここで、第1層は基準信号シナリオ(RS setting)であり、基準信号シナリオに少なくとも1つの基準信号リソースセット(RS resource set)を含んでもよく、第2層は基準信号リソースセットであり、基準信号リソースセットに少なくとも1つの基準信号リソースを含んでもよく、第3層は基準信号リソースであり、基準信号リソースに基準信号伝送に使用される直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボル、及び周波数領域位置を規定してもよい。
【0016】
周期的基準信号の場合、基地局は基準信号リソースの周期とスロットオフセットを配置し、配置された時間における基準信号リソース上で基準信号を伝送する。半永続的基準信号の場合、基地局は基準信号リソースの周期とスロットオフセットを配置する。基準信号を伝送する必要がある場合、基地局はまず媒体アクセス制御(Medium Access Control,MAC)シグナリングを用いて基準信号リソースセットをアクティブ化してもよい。これに基づいて、配置された時間における基準信号リソースセット上で基準信号リソースを伝送する。基準信号リソースを停止する必要がある場合、基地局は、MACシグナリングを用いて基準信号リソースセットを非アクティブ化してもよい。非周期的基準信号の場合、基準信号を伝送する必要がある場合、基地局はダウンリンク制御情報フォーマット(Downlink Control Information Format,DCI Format)シグナリングを用いて基準信号リソースセットをトリガし、その後、1つのスロット内に基準信号リソースセットに対応する基準信号リソース上で基準信号を1回伝送してもよい。上記の実施例に基づいて、端末は、基地局による基準信号に関する配置(基準信号に関する配置は、配置された基準信号リソースと理解される)を受信し、基準信号に関する配置に応じて基準信号を受信する。
【0017】
しかし、関連技術における基準信号の伝送方法にはいくつかの欠点がある。例えば、周期的基準信号は基準信号リソース上で基準信号を繰り返し伝送するため、大量の無線リソースオーバーヘッドを占用し、スループットを低下させ、スペクトル効率を低下させるなどの無線リソースの利用効率を低下させる。半永続的基準信号はMACシグナリングを使用して基準信号リソースのアクティブ化と非アクティブ化を行うため、シグナリングの起動から最後の実行までの時間が長くなり、柔軟性に欠ける。半永続的基準信号方式で基準信号の伝送時間が短いと、チャネル状態を捕捉する機会が失われやすい。半永続的基準信号方式で基準信号の伝送時間が長いと、基準信号が無線リソースを占用するオーバーヘッドは大きすぎる。さらに、基準信号の伝送プロセスには2回のMACシグナリングが必要となり、MACシグナリングのオーバーヘッドが増加される。非周期的基準信号の場合、ダウンリンク制御情報フォーマットシグナリングが1回トリガされると、1回伝送される。基準信号を複数回伝送する必要がある場合、シグナリングストームが発生する可能性がある。
【0018】
本出願の実施例では、基準信号伝送方法が提供され、当該基準信号伝送方法では、第1通信ノードが基準信号リソースの配置情報を配置し、且つ基準信号リソースの配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を第2通信ノードに伝送し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、効果的に基準信号を伝送し、基準信号伝送の柔軟性を向上させることができる。
【0019】
図1は、一実施例に係る基準信号伝送方法のフローチャートであり、当該方法は、第1通信ノード(例えば、基地局)に適用してもよい。図1に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ110とステップ120を含む。
【0020】
ステップ110において、基準信号リソースの配置情報を配置し、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0021】
ステップ120において、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送する。
【0022】
本実施例では、時間領域シンボルはOFDMシンボルを指してもよい。無線通信は第5世代通信技術まで発展しており、その中で第4世代無線通信技術におけるロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)技術と第5世代無線通信技術における新しい無線(New Radio,NR)技術は、OFDM技術に基づくものである。OFDM技術では、最小周波数領域ユニットはサブキャリアであり、最小時間領域ユニットはOFDMシンボルである。周波数領域リソースの使用を容易にするために、リソースブロック(Resource Block)が定義されてもよく、1つのリソースブロックは特定の数の連続サブキャリアとして定義されてもよい。帯域幅ブロック(Bandwidth Part,BWP)はさらに定義され、1つの帯域幅ブロックは、1つのキャリア上の別の特定の数の連続リソースブロックとして定義されてもよい。時間領域リソースの使用を容易にするために、スロット(slot)が定義され、1つのスロットは、別の特定の数の連続OFDMシンボルとして定義されてもよい。
【0023】
本実施例では、第1通信ノードは基準信号リソースの配置情報を配置する。ここで、基準信号リソースの配置情報を配置する方式は2つがある。1つのシナリオは、第1通信ノードがブロードキャスト方式を用いて基準信号リソースの配置情報を配置することであり、すなわち、基準信号リソースの配置情報を決定し、且つブロードキャスト方式で通知する。もう1つのシナリオは、第1通信ノードが第2通信ノードに基準信号リソースの配置情報を配置することであり、すなわち、第1通信ノードが基準信号リソースの配置情報を配置し、且つ配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送し、第2通信ノードが基準信号リソースの配置情報を受信し、且つ配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信する。第1通信ノードは基地局であってもよく、第2通信ノードは端末であってもよく、または、第1通信ノードは第1端末であってもよく、第2通信ノードは第2端末であってもよく、または、第1通信ノードは無線通信におけるノードであってもよく、第2通信ノードは無線通信ノードにおける別のノードであってもよいが、ここではこれに限定されない。
【0024】
基準信号リソースの配置情報は、基準信号リソースを指示するために用いられ、例えば、基準信号のOFDMシンボル、基準信号の周波数領域位置、基準信号のポート数、基準信号のポートの符号分割多重方式、及び基準信号の周期とオフセットなどのうちの1つを指示してもよい。基準信号のOFDMシンボルは、基準信号リソースのOFDMシンボルでもあり、基準信号の周波数領域位置は、基準信号リソースの周波数領域位置でもあり、基準信号のポート数は、基準信号リソースのポート数でもあり、基準信号のポートの符号分割多重方式は、基準信号リソースのポートの符号分割多重方式でもあり、基準信号の周期とオフセットは、基準信号リソースの周期とオフセットでもある。
【0025】
第1通信ノードは、基準信号リソースの配置情報に応じて、基準信号リソース上で対応する基準信号を伝送する。この場合、基準信号を受信する必要があるノード(すなわち、第2通信ノードを指してもよい)は、基準信号リソースの配置情報を受信し、且つ基準信号リソースの配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信してもよい。
【0026】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置されてもよく、これに基づいて、配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送することは、基準信号伝送の柔軟性を効果的に向上させることができるため、基準信号の伝送を容易に完了し、システムの複雑さを軽減し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、リソース使用率を低減することができ、例えば、より多くの無線リソースを盲目的に使用して基準信号を伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に検出することを回避したりすることなどが可能である。
【0027】
一実施例では、ステップ110の前に、当該方法は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)フォーマットのシグナリングにより、基準信号の伝送をトリガするステップをさらに含み、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0028】
4Gまたは5G無線通信では、第1通信ノードは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)でDCIフォーマットを搬送し、DCIフォーマットでDCIを伝送してもよく、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、アップリンクデータ伝送、ダウンリンクデータ伝送、及びスロットフォーマットをスケジュールしてもよい。DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号、基準信号リソース、または基準信号リソースセットをトリガしてもよい。DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号を1回トリガすることによって、第1通信ノードは、対応する基準信号リソース上で基準信号を1回伝送することができる。基準信号を複数回伝送する必要がある場合、または端末(すなわち、第2通信ノード)が基準信号を複数回測定する必要がある場合、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガする必要がある。例えば、基準信号を連続的に複数回伝送する必要がある場合、または端末が基準信号を連続的に複数回測定する必要がある場合、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを連続的に複数回使用して基準信号をトリガする必要がある。しかし、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガすることは、シグナリングストームを容易に引き起こし、通信システムにおけるシグナリング干渉を増加させ、シグナリングを処理するための通信システムへの圧力を増加させため、システムの性能を低下させ、さらにシステムのクラッシュを引き起こす可能性がある。同様に、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソースまたは基準信号リソースセットをトリガし、同様のリスクがある。
【0029】
本実施例では、シグナリングストームなどの問題の発生を回避するために、第1通信ノードは、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより基準信号の伝送をトリガしてもよく、ここで、1回のDCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が対応する基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、すなわち、Dは、基準信号が対応する基準信号リソース上で伝送される回数であってもよく、Dは正の整数であってもよい。1回のDCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号が基準信号リソース上で複数回伝送されることをトリガすることにより、DCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガすることを回避し、DCIフォーマットのシグナリングの使用回数を減らすことができ、これにより、シグナリングストームを効果的に回避及び制御することができる。ここで、パラメータDは、実際のニーズに応じて1以上の整数に設定してもよい。例えば、パラメータDの値は、通信システムによって伝送する必要がある基準信号の伝送回数、伝送周波数、システムにおけるDCIフォーマットのシグナリングの使用頻度などに応じて設定されてもよい。
【0030】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0031】
本実施例では、Dは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数である。Dの情報は、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされること、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされること、Dの基準値、Dの基準値に対するオフセット情報、及びDの値を含んでもよい。これに基づいて、基準信号リソースを配置するための配置情報は、Dを指示するために、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含んでもよい。配置情報は、Dを指示するために、Dの情報のいずれかを含んでもよい。例えば、配置情報は、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされることを含んでもよく、または、配置情報は、Dを指示するために、Dの値を含んでもよい。
【0032】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0033】
本実施例では、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、Dを指示するために、当該基準信号が対応する基準信号リソース上で送信される回数Dの情報を搬送してもよい。例えば、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、Dを指示するために、Dの値を搬送してもよく、または、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされることを搬送してもよく、または、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされることを搬送してもよい。
【0034】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示する。
【0035】
本実施例では、DCIフォーマットのシグナリングと配置情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示してもよい。例示的に、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示してもよい。具体的には、例えば、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報は、Dの候補値に対する選択情報であってもよく、配置情報に含まれるDの別の一部の情報は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされることであってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、Dを共同で指示してもよい。別の例として、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報は、Dの基準値に対するオフセット情報であってもよく、配置情報に含まれるDの別の一部の情報は、Dの基準値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、Dを共同で指示してもよい。
【0036】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0037】
本実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、前回の基準信号伝送の時間が基準時間とし、次回の基準信号伝送の時間と上記の基準時間との間の時間オフセットが、すなわち隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットであると理解されてもよい。例示的に、d回目の基準信号伝送の時間を基準時間として仮定すると、d+1回目の基準信号伝送の時間と基準時間との間の時間オフセットは、d回目とd+1回目である隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットとしてもよい。
【0038】
基準信号リソースの配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含んでもよい。例示的に、基準信号リソースの配置情報は隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む1つの方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの値を含み得ることであってもよい。別の方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの候補値に対する選択情報を含み得ることであってもよい。また別の方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値に対するオフセット値を含み得ることであってもよい。
【0039】
ここで、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値は、予め決められていてもよく、例えば、一つの方式はプロトコルによって予め定義されていてもよく、別の方式は通信の両方によってネゴシエーションされて予め決められていてもよい。隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値も、予め決められていてもよく、例えば、一つの方式はプロトコルによって予め定義されていてもよく、別の方式は通信の両方によってネゴシエーションされて予め決められていてもよい。
【0040】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0041】
本実施例では、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送してもよい。例示的に、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する1つの方式は、DCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの値を搬送し得ることであってもよい。別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値に対する選択情報にマッピングされることであってもよい。また別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準基準値に対するオフセット値マッピングされることであってもよい。
【0042】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示する。
【0043】
本実施例では、DCIフォーマットのシグナリングと配置情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。例示的に、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。具体的には、例えば、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値に対する選択情報であってもよく、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの候補値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットが共同されてもよい。別の例として、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値に対するオフセット値であってもよく、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの基準値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。
【0044】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0045】
本実施例では、第1通信ノードは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示してもよい。例えば、第1通信ノードが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示する1つの方式は、基準信号リソースの配置情報が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含み得ることであってもよい。別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送し得ることであってもよい。
【0046】
本実施例では、第1通信ノードが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示する場合、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定してもよい。例示的に、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて基準信号が基準信号リソース上で送信される回数を決定する1つの方式は、プロトコルによって隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットから伝送回数Dへのマッピングテーブルを予め決め、マッピングテーブルと隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じてDを決定することであってもよい。別の方式は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dと、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットとの間に単調増加のマッピング関係を設定することであってもよく、ここで、当該単調増加のマッピング関係は、単調増加の比率関係、単調増加の線形関係、単調増加の指数関係、または単調増加の対数関係などであってもよい。本実施例は、単調増加のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を調整し、それによって測定されたチャネル状態パラメータの安定性を高める。
【0047】
隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを決定するまた別の方式は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dと隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットが単調減少のマッピング関係であってもよく、ここで、当該単調減少のマッピング関係は、単調減少の比例関係、単調減少の線形関係、単調減少の反比例関係、または単調減少の2次関数関係などであってもよい。本実施例は、単調減少のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を維持し、チャネル状態情報を維持する期間中の測定時間のオーバーヘッドの割合を決定し、それによってオーバーヘッドの変動がデータ伝送の効率に影響を与えることを回避する。
【0048】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0049】
本実施例では、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示してもよい。例えば、第1通信ノードが、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示する1つの方式は、基準信号リソースの配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを含み得ることであってもよい。別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを搬送し得ることであってもよい。
【0050】
本実施例では、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示する場合、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dに応じて決定してもよい。例示的に、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定する1つの方式は、プロトコルによって隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットから基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dへのマッピングテーブルを予め決め、このマッピングテーブルと伝送される回数Dに応じて隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定することであってもよい。別の方式は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットと、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dとの間に単調増加のマッピング関係を設定することであってもよく、ここで、当該単調増加のマッピング関係は、単調増加の比率関係、単調増加の線形関係、単調増加の指数関係、または単調増加の対数関係などであってもよい。本実施例では、当該単調増加のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を調整し、それによって測定されたチャネル状態パラメータの安定性を高める。
【0051】
基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定するまた別の方式は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットと、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dとの間に単調減少のマッピング関係を設定することであってもよい。ここで、当該単調減少のマッピング関係は、単調減少の比例関係、単調減少の線形関係、単調減少の反比例関係、または単調減少の2次関数関係などであってもよい。本実施例は、この単調減少のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を維持し、チャネル状態情報を維持する期間中の測定時間のオーバーヘッドの割合を決定し、それによってオーバーヘッドの変動がデータ伝送の効率に影響を与えることを回避する。
【0052】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンド(round)に対応し、Kは正の整数である。
【0053】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、異なる時間オフセットは、異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、例えば、1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のラウンドに対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のインデックス番号に対応してもよく、且つKは正の整数であってもよい。
【0054】
例えば、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは1個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットは1個の基準信号伝送のインデックス番号に対応する。別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは2個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットは2個の基準信号伝送のインデックス番号に対応する。また別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットはX個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットはX個の基準信号伝送のインデックス番号に対応し、ここで、Xは正の整数であってもよい。
【0055】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順に対応し、Kは正の整数である。
【0056】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、異なる時間オフセットは、異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応してもよく、例えば、1個の時間オフセットは、1個または複数個のラウンドに順次に対応してもよく、または1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよく、且つKは正の整数であってもよい。
【0057】
例えば、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、1個の基準信号伝送のラウンドに順次に対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、1個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよい。別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、2個の基準信号伝送のラウンドに順次に対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、2個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよい。また別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、X個の基準信号伝送のラウンドに順次に対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、X個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよく、ここで、Xは正の整数である。
【0058】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0059】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号リソースの周期及び基準信号リソースのスロットオフセットを含んでもよい。
【0060】
第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示してもよい。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。例えば、第1通信ノードでは、配置情報によって指示されてもよく、DCIフォーマットのシグナリングによって指示されてもよい。
【0061】
基準信号リソースの周期と基準信号リソースのスロットオフセットに応じて、基準信号が基準信号リソース上で伝送される時点を決定してもよく、且つ対応する時点でそれぞれ基準信号が基準信号リソース上で連続的にD’回伝送され、その後、基準信号が基準信号リソース上での伝送を連続的にN回停止する。
【0062】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりてD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0063】
本実施例では、第1通信ノードは、D’とNのうちの少なくとも1つを指示する方式は、DCIフォーマットのシグナリングによってD’とNのうちの少なくとも1つを指示してもよく、例えば、DCIフォーマットのシグナリングは、D’とNのうちの少なくとも1つを搬送してもよい。
【0064】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0065】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを含むことであってもよい。
【0066】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0067】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送することであってもよい。
【0068】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0069】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送することであってもよい。
【0070】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0071】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送することであってもよい。
【0072】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0073】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送されてもよい。ここで、基準信号の連続伝送回数D’は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値に応じて共同で指示されてもよい。
【0074】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と基準信号の連続停止回数Nを含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値を搬送することであってもよい。
【0075】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0076】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送されてもよい。ここで、基準信号の連続停止回数Nは、基準信号の連続停止回数Nの基準値と基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて共同で指示されてもよい。
【0077】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’と基準信号の連続停止回数Nの基準値を含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号の連続停止回数Nのオフセット値を搬送することであってもよい。
【0078】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0079】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数D’によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送されてもよい。ここで、D’は正の整数であってもよく、Nは非負の整数であってもよい。
【0080】
具体的には、基準信号の連続伝送回数D’によって、基準信号の連続停止回数Nを指示し、例えば、基準信号の連続停止回数Nは、基準信号の連続伝送回数D’に対して予め決められた割合である。他の例としては、基準信号の連続停止回数Nと基準信号の連続送信回数D’との和が予め決められる値である。
【0081】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’を含み、且つ基準信号の連続伝送回数D’によって、基準信号の連続停止回数Nを指示することであってもよい。
【0082】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0083】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数Nによって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送されてもよい。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0084】
具体的には、基準信号の連続停止回数Nによって、基準信号の連続伝送回数D’を指示し、例えば、基準信号の連続伝送回数D’は、基準信号の連続停止回数Nに対して予め決められた割合である。他の例としては、基準信号の連続伝送回数D’と基準信号の連続停止回数Nとの和が予め決められる値である。
【0085】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続停止回数Nを含み、且つ基準信号の連続停止回数Nによって、基準信号の連続伝送回数D’を指示することであってもよい。
【0086】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0087】
本実施例では、第1通信ノードは、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、ここで、基準信号は基準信号リソースセット上で伝送される。基準信号リソースセットはD個の基準信号リソースを含んでもよく、基準信号はD個の基準信号リソースセット上で伝送されてもよく、Dは正の整数であってもよい。
【0088】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0089】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、配置情報が基準信号リソース間の時間オフセットを含むことであってもよい。
【0090】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0091】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、DCIフォーマットのシグナリングが基準信号リソース間の時間オフセットを搬送することであってもよい。
【0092】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大き、ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0093】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数が異なることであってもよい。
【0094】
本実施例では、基準信号リソースセットはD個の基準信号リソースを含んでもよく、ここで、D個の基準信号リソースのポート数は同じであってもよく、または少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なってもよい。本実施例では、基準信号リソースセットに含まれる基準信号リソースのうちの少なくとも2個の基準信号リソースのポート数を異なるように設定することにより、ポート数の多いリソースを利用して全ポートカバレッジ測定を行ってもよく、一方で、ポート数の少ないリソースを利用して測定を行うことにより、チャネル状態の時間領域の変化を追跡してもよく、チャネル状態測定の性能を向上させ、基準信号伝送によって占用される無線リソースのオーバーヘッドを節約することができる。
【0095】
本出願の実施例には、基準信号受信方法が提供される。図2は、一実施例に係る基準信号受信方法のフローチャートである。図2に示すように、当該方法は、端末などの第2通信ノードに適用してもよい。本実施例に係る方法は、ステップ210とステップ210とを含む。
【0096】
ステップ210において、基準信号リソースの配置情報を受信し、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0097】
ステップ220において、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信する。
【0098】
本実施例では、第2通信ノードは、第1通信ノードによって伝送された基準信号リソースの配置情報を受信する。ここで、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって配置され、配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含んでもよい。これに基づいて、第2通信ノードは、受信された配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信してもよく、ここで、基準信号は、配置情報に応じて基準信号リソース上で第1通信ノードによって伝送されるものである。配置情報を柔軟に配置することにより、基準信号の伝送と受信の柔軟性を向上させることができる。
【0099】
一実施例では、基準信号の伝送は、DCIフォーマットのシグナリングによってトリガされ、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0100】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0101】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0102】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、DCIフォーマットシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報とにより、共同で指示される。
【0103】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0104】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0105】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、共同で指示される。
【0106】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0107】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0108】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0109】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数である。
【0110】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
【0111】
第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0112】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0113】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0114】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0115】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0116】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0117】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0118】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0119】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0120】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0121】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガしてもよく、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0122】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、
【0123】
配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0124】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、
【0125】
DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0126】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、
【0127】
ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0128】
本出願における実施例には、基準信号伝送装置がさらに提供される。図3は、一実施例に係る基準信号伝送装置の構成図である。図3に示すように、前記基準信号伝送装置は、配置モジュール310と伝送モジュール320を備える。
【0129】
配置モジュール310は、基準信号リソースの配置情報を配置するように構成され、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0130】
伝送モジュール320は、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するように構成される。
【0131】
本実施例における基準信号伝送装置によれば、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置されてもよく、これに基づいて、配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送することは、基準信号伝送の柔軟性を効果的に向上させることができるため、基準信号の伝送を容易に完了し、システムの複雑さを軽減し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、リソース使用率を低減することができ、例えば、より多くの無線リソースを盲目的に使用して基準信号を伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に検出することを回避したりすることなどが可能である。
【0132】
一実施例では、当該装置はトリガモジュールをさらに備える。
【0133】
トリガモジュールは、ダウンリンク制御情報DCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号の送信をトリガするように構成される。
【0134】
ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0135】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0136】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0137】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示する。
【0138】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0139】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0140】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示する。
【0141】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0142】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0143】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0144】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数である。
【0145】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0146】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0147】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0148】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0149】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0150】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0151】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0152】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0153】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0154】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0155】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0156】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0157】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0158】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0159】
本実施例に係る基準信号伝送装置と上記実施例に係る基準信号伝送方法は、同様の発明の発想に属し、本実施例で網羅的に説明しない技術的詳細については、上記いずれの実施例を参照することができ、本実施例は、基準信号伝送の実行と同様の有益な効果を備える。
【0160】
本出願の実施例では、基準信号受信装置がさらに提供される。図4は、一実施例に係る基準信号受信装置の構成図である。図4に示すように、前記基準信号受信装置は、配置情報受信モジュール410と基準信号受信モジュール420を備える。
【0161】
配置情報受信モジュール410は、基準信号リソースの配置情報を受信するように構成され、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0162】
基準信号受信モジュール420は、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するように構成される。
【0163】
本実施例における基準信号受信装置では、第2通信ノードは、第1通信ノードによって伝送された基準信号リソースの配置情報を受信する。ここで、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置され、配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含んでもよい。これに基づいて、第2通信ノードは、受信された配置情報に応じて基準信号リソース上で第1通信ノードによって伝送された基準信号を受信してもよい。配置情報を柔軟に配置することにより、基準信号の伝送と受信の柔軟性を向上させることができる。
【0164】
一実施例では、基準信号の伝送は、DCIフォーマットのシグナリングによってトリガされ、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0165】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0166】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0167】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、DCIフォーマットシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報とにより、共同で指示される。
【0168】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0169】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0170】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、共同で指示される。
【0171】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0172】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0173】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0174】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順に対応し、Kは正の整数である。
【0175】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
【0176】
第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0177】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0178】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0179】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0180】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0181】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0182】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0183】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0184】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0185】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0186】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガしてもよく、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0187】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きく、
【0188】
配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0189】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大き、
【0190】
DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0191】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大き、
【0192】
ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0193】
本出願における実施例には、第1通信ノードまたは第2通信ノードであり得る通信ノードがさらに提供される。図5は、一実施例に係る通信ノードのハードウェア構造の概略図である。図5に示すように、本出願に係る通信ノードは、メモリ520と、プロセッサ510と、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを備え、プロセッサ510が前記プログラムを実行するときに、上記の基準信号伝送方法または基準信号受信方法が実現される。
【0194】
通信ノードは、メモリ520をさらに備えてもよい。当該通信ノードにおけるプロセッサ510は、1つまたは複数であってもよく、図5では1つのプロセッサ510を例にしている。メモリ520は、1つまたは複数のプログラムを記憶するために用いられる。前記1つまたは複数のプログラムが、前記1つまたは複数のプロセッサ510によって実行されることにより、前記1つまたは複数のプロセッサ510は、本出願の実施例に記載される基準信号伝送方法または基準信号受信方法を実現する。
【0195】
通信ノードは、通信装置530、入力装置540、及び出力装置550をさらに備える。
【0196】
通信ノードにおけるプロセッサ510、メモリ520、通信装置530、入力装置540及び出力装置550は、バスまたはその他の方式を介して接続することができ、図5ではバスを介して接続することを例にしている。
【0197】
入力装置540は、入力された数値又は文字情報を受信し、通信ノードのユーザー設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するために使用され得る。出力装置550は、ディスプレイスクリーンなどの表示装置を備えてもよい。
【0198】
通信装置530は、受信機及び送信機を備えてもよい。通信装置530は、プロセッサ510の制御に応じて情報の送受信の通信を行うように構成される。
【0199】
メモリ520は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば、本出願の実施例に記載される基準信号伝送方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、基準信号伝送装置における配置モジュール310と伝送モジュール320)、または本出願の実施例に記載される基準信号受信方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、基準信号受信装置における配置情報受信モジュール410と基準信号受信モジュール410)のようなソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、及びモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリ520は、プログラム記憶領域、及びデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム記憶領域は、操作システム、及び少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、データ記憶領域は、通信ノードの利用に応じて作成されたデータなどを記憶してもよい。また、メモリ520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリのデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリも含んでもよい。幾つかの実例では、メモリ520は、プロセッサ510に対して遠隔に設置されるメモリをさらに含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して通信ノードに接続してもよい。上記のネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0200】
本出願の実施例には、記憶媒体がさらに提供される。前記記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、本出願の実施例のいずれかに記載される基準信号伝送方法または基準信号受信方法が実現される。当該基準信号伝送方法は、基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む。当該基準信号受信方法は、基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む。
【0201】
本出願の実施例におけるコンピュータ記憶媒体は、1つ又は複数のコンピュータで読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又はそれらの任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)としては、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、EPROM)、フラッシュメモリ、光ファイバー、ポータブルCD-ROM、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含み、または記憶する任意の有形媒体であってもよい。当該プログラムは、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用されてもよく、又はそれらを組み合わせて使用されてもよい。
【0202】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで伝搬されるデータ信号又はキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を含み、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを搬送するものであってもよい。このような伝搬データ信号は、様々な形態を採用してもよく、電磁信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよい。当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用し、又はそれらを組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝搬、又は伝送してもよい。
【0203】
コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送されてもよく、無線、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0204】
本出願の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語、又はそれらの組み合わせで記述してもよい。前記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、さらに「C」言語又は類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザーのコンピュータ上で実行されてもよいし、部分的にユーザーのコンピュータ上で実行されてもよいし、独立したパッケージソフトウェアとして行われてもよいし、一部がユーザーのコンピュータ上で他の部分がリモートコンピュータ上で実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータ上で又はサーバー上で実行されてもよい。リモートコンピュータに係る場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザーコンピュータに接続されてもよいし、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダーを利用して、インターネットを介して接続する)。
【0205】
上記の説明は、本出願の例示的な実施例にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。
【0206】
当業者であれば、ユーザー端末という用語が、例えば、携帯電話、携帯型データ処理装置、携帯型ウェブブラウザ、又は車載移動局などの任意の適切なタイプの無線ユーザー設備を含むことは、理解されたい。
【0207】
一般に、本出願の様々な実施例は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、ロジック、又はそれらの任意の組み合わせで実現されてもよい。例えば、幾つかの態様はハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよいが、本出願はこれに限定されない。
【0208】
本出願の実施例は、移動装置のデータプロセッサがコンピュータプログラム指令を実行することにより実現されてもよい。例えば、プロセッサエンティティでは、又はハードウェアによって、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、マシン命令、マシン関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、あるいは1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードであってもよい。
【0209】
本出願の添付図面における論理フローのブロック図は、プログラムステップを示してもよく、又は、相互接続された論理回路、モジュール、及び機能を示してもよく、又は、プログラムステップと論理回路、モジュール、及び機能との組み合わせを示してもよい。コンピュータプログラムは、メモリ上に記憶してもよい。メモリは、現地の技術環境に適したものを有すれば任意のタイプでもよく、且つ任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現してもよい。例えば、メモリは、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶装置、システム(デジタルビデオディスク(Digital Video Disc、DVD)又はコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、現地の技術環境に適したものであれば任意のタイプであってもよく、例えば、データプロセッサは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラム可能な論理回路デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサを含むが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-06-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用される基準信号伝送方法であって、
基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む、
基準信号伝送方法。
【請求項2】
ダウンリンク制御情報DCIフォーマットのシグナリングにより、前記基準信号の送信をトリガするステップ、をさらに含み、
1回のDCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項3】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含み、又は、
前記DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送し、又は、
前記方法は、前記DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの第1情報と、前記配置情報に含まれるDの第2情報により、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示するステップ、をさらに含み、又は、
前記配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含み、又は、
前記DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項4】
前記DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの第3情報と、前記配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの第4情報とにより、前記隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示するステップ、をさらに含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項5】
前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数は、前記隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定されるステップ、をさらに含む、
請求項又はに記載の基準信号伝送方法。
【請求項6】
隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定されるステップ、をさらに含む、
請求項2に記載の基準信号伝送方法。
【請求項7】
前記配置情報はK個の時間オフセットを含み、K個の時間オフセットの異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数であり、又は、
前記配置情報はK個の時間オフセットを含み、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数であり、又は、
前記配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
前記第1通信ノードは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示し、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項8】
DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示するステップ、をさらに含む、
請求項に記載の基準信号伝送方法。
【請求項9】
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとをさらに含み、又は、
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送し、又は、
前記配置情報は、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送し、又は、
DCIフォーマットのシグナリングは、前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び前記基準信号が前記基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する、
請求項に記載の基準信号伝送方法。
【請求項10】
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数であり、又は、
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数であり、又は、
前記基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数D’によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数であり、又は、
前記基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、前記基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送され、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項11】
DCIフォーマットのシグナリングにより前記基準信号リソースセットをトリガするスデップであって、前記基準信号リソースセットは、X個の基準信号リソースを含み、前記基準信号はX個の基準信号リソース上で伝送され、Xは正の整数である、
請求項1に記載の基準信号伝送方法。
【請求項12】
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きい整数であり
前記配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含み、又は、
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きい整数であり、
前記DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送し、又は、
前記基準信号は、異なるスロットに位置する前記X個の基準信号リソース上で伝送され、Xは1よりも大きい整数であり、
少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる、
請求項11に記載の基準信号伝送方法。
【請求項13】
第2通信ノードに適用される基準信号受信方法であって、
基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む、
基準信号受信方法。
【請求項14】
メモリと、プロセッサと、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサが前記プログラムを実行するときに、請求項1に記載の基準信号伝送方法、または請求項13に記載の基準信号受信方法が実現される、
通信ノード。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、
前記プログラムがプロセッサによって実行されるときに、請求項1に記載の基準信号伝送方法、または請求項13に記載の基準信号受信方法が実現される、
コンピュータプログラム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信技術の分野に関し、例えば、基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおけるチャネル状態情報を取得及び利用するプロセスは、基地局が基準信号を送信するステップと、端末が基準信号を受信して測定し、基地局から端末へのチャネル状態情報を決定し、チャネル状態情報を基地局に報告するステップと、基地局が、端末から報告されたチャネル状態情報を受信し、受信したチャネル状態情報が示すチャネル状態に応じて、データ伝送ポリシーを決定し、且つデータを伝送することにより、データ伝送の効率と通信品質を向上させるステップと、を主に含む。しかしながら、無線チャネルは時変チャネルであるため、端末は、基地局が基準信号を一回伝送してから、端末は基準信号を一回受信して測定し、且つ測定結果に応じてチャネル状態を一回フィードバックし、基地局は次回の基準信号の伝送によるチャネル状態の更新まで、端末によってフィードバックされたチャネル状態を使用する。基地局と端末がリアルタイムのチャネル状態に応じて伝送する必要がある場合、上記のプロセスを複数回繰り返す必要があり、シグナリングオーバーヘッドが高く、多くのリソースを占用し、基準信号伝送の柔軟性を向上させ、複雑さを低減する必要がある。
【発明の概要】
【0003】
本出願では、基準信号伝送方法、基準信号受信方法、通信ノード及び記憶媒体が提供される。
【0004】
本出願の実施形態では、第1通信ノードに適用される基準信号伝送方法が提供され、前記基準信号伝送方法は、
【0005】
基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
【0006】
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む。
【0007】
本出願の実施形態は、第2通信ノードに適用される基準信号受信方法がさらに提供され、前記基準信号受信方法は、
【0008】
基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、
【0009】
前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む。
【0010】
本出願の実施形態では、さらに通信ノードが提供され、前記通信ノードは、メモリと、プロセッサと、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサが前記プログラムを実行するときに、上記の基準信号伝送方法又は基準信号受信方法が実現される。
【0011】
本出願の実施形態では、さらにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、当該プログラムがプロセッサによって実行されるときに、上記の基準信号伝送方法又は基準信号受信方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、一実施例に係る基準信号伝送方法のフローチャートである。
図2図2は、一実施例に係る基準信号受信方法のフローチャートである。
図3図3は、一実施例に係る基準信号伝送装置の構成の概略図である。
図4図4は、一実施例に係る基準信号受信装置の構成の概略図である。
図5図5は、一実施例に係る通信ノードのハードウェア構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の実施例では、チャネル状態の取得方法が実現されることができ、端末が有限回数の基準信号を受信して測定し、端末が有限回数の基準信号に対する測定に応じて、時変チャネル状態を導出可能なパラメータを抽出し、抽出された時変チャネル状態を導出可能なパラメータを基地局にフィードバックし、基地局が、取得された時変チャネル状態を導出可能なパラメータに応じて、時変チャネル状態を導出し、基地局が一回取得された時変チャネル状態を導出可能なパラメータを利用して、時変チャネル状態を導出可能なパラメータの変化を導出するまで、将来の異なる時間におけるチャネル状態を導出することができる。
【0014】
本実施例によれば、時変チャネル状態を導出可能なパラメータを一回抽出し、当該パラメータを利用して時変チャネル状態を導出することにより、将来の複数回の基準信号を伝送するために用いられる。すなわち、本実施例では、一回チャネル状態指示において、複数回の基準信号の伝送を指示することができる。上述の方法を利用することで、端末がチャネル状態情報を報告するオーバーヘッドを節約し、チャネル状態情報を報告することによる遅延を低減し、チャネル状態情報を報告する時間間隔によるチャネル状態情報と現在のチャネル状態との間のミスマッチを低減することができる。
【0015】
基準信号(Reference Signal,RS)の伝送方式により、基準信号は周期的基準信号、半永続的基準信号及び非周期的基準信号に分けてもよい。基地局は、基準信号リソース(RS resource)を配置し、基準信号リソース上で基準信号を伝送する。基地局は、複数の層に分けて基準信号リソースを配置してもよく、ここで、第1層は基準信号シナリオ(RS setting)であり、基準信号シナリオに少なくとも1つの基準信号リソースセット(RS resource set)を含んでもよく、第2層は基準信号リソースセットであり、基準信号リソースセットに少なくとも1つの基準信号リソースを含んでもよく、第3層は基準信号リソースであり、基準信号リソースに基準信号伝送に使用される直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボル、及び周波数領域位置を規定してもよい。
【0016】
周期的基準信号の場合、基地局は基準信号リソースの周期とスロットオフセットを配置し、配置された時間における基準信号リソース上で基準信号を伝送する。半永続的基準信号の場合、基地局は基準信号リソースの周期とスロットオフセットを配置する。基準信号を伝送する必要がある場合、基地局はまず媒体アクセス制御(Medium Access Control,MAC)シグナリングを用いて基準信号リソースセットをアクティブ化してもよい。これに基づいて、配置された時間における基準信号リソースセット上で基準信号リソースを伝送する。基準信号リソースを停止する必要がある場合、基地局は、MACシグナリングを用いて基準信号リソースセットを非アクティブ化してもよい。非周期的基準信号の場合、基準信号を伝送する必要がある場合、基地局はダウンリンク制御情報フォーマット(Downlink Control Information Format,DCI Format)シグナリングを用いて基準信号リソースセットをトリガし、その後、1つのスロット内に基準信号リソースセットに対応する基準信号リソース上で基準信号を1回伝送してもよい。上記の実施例に基づいて、端末は、基地局による基準信号に関する配置(基準信号に関する配置は、配置された基準信号リソースと理解される)を受信し、基準信号に関する配置に応じて基準信号を受信する。
【0017】
しかし、関連技術における基準信号の伝送方法にはいくつかの欠点がある。例えば、周期的基準信号は基準信号リソース上で基準信号を繰り返し伝送するため、大量の無線リソースオーバーヘッドを占用し、スループットを低下させ、スペクトル効率を低下させるなどの無線リソースの利用効率を低下させる。半永続的基準信号はMACシグナリングを使用して基準信号リソースのアクティブ化と非アクティブ化を行うため、シグナリングの起動から最後の実行までの時間が長くなり、柔軟性に欠ける。半永続的基準信号方式で基準信号の伝送時間が短いと、チャネル状態を捕捉する機会が失われやすい。半永続的基準信号方式で基準信号の伝送時間が長いと、基準信号が無線リソースを占用するオーバーヘッドは大きすぎる。さらに、基準信号の伝送プロセスには2回のMACシグナリングが必要となり、MACシグナリングのオーバーヘッドが増加される。非周期的基準信号の場合、ダウンリンク制御情報フォーマットシグナリングが1回トリガされると、基準信号が1回伝送される。基準信号を複数回伝送する必要がある場合、シグナリングストームが発生する可能性がある。
【0018】
本出願の実施例では、基準信号伝送方法が提供され、当該基準信号伝送方法では、第1通信ノードが基準信号リソースの配置情報を配置し、且つ基準信号リソースの配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を第2通信ノードに伝送し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、効果的に基準信号を伝送し、基準信号伝送の柔軟性を向上させることができる。
【0019】
図1は、一実施例に係る基準信号伝送方法のフローチャートであり、当該方法は、第1通信ノード(例えば、基地局)に適用してもよい。図1に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ110とステップ120を含む。
【0020】
ステップ110において、基準信号リソースの配置情報を配置し、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0021】
ステップ120において、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送する。
【0022】
本実施例では、時間領域シンボルはOFDMシンボルを指してもよい。無線通信は第5世代無線通信技術まで発展しており、その中で第4世代無線通信技術におけるロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)技術と第5世代無線通信技術における新しい無線(New Radio,NR)技術は、OFDM技術に基づくものである。OFDM技術では、最小周波数領域ユニットはサブキャリアであり、最小時間領域ユニットはOFDMシンボルである。周波数領域リソースの使用を容易にするために、リソースブロック(Resource Block)が定義されてもよく、1つのリソースブロックは特定の数の連続サブキャリアとして定義されてもよい。帯域幅ブロック(Bandwidth Part,BWP)はさらに定義され、1つの帯域幅ブロックは、1つのキャリア上の別の特定の数の連続リソースブロックとして定義されてもよい。時間領域リソースの使用を容易にするために、スロット(slot)が定義され、1つのスロットは、別の特定の数の連続OFDMシンボルとして定義されてもよい。
【0023】
本実施例では、第1通信ノードは基準信号リソースの配置情報を配置する。ここで、基準信号リソースの配置情報を配置する方式は2つがある。1つのシナリオは、第1通信ノードがブロードキャスト方式を用いて基準信号リソースの配置情報を配置することであり、すなわち、基準信号リソースの配置情報を決定し、且つブロードキャスト方式で通知する。もう1つのシナリオは、第1通信ノードが第2通信ノードに基準信号リソースの配置情報を配置することであり、すなわち、第1通信ノードが基準信号リソースの配置情報を配置し、且つ配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送し、第2通信ノードが基準信号リソースの配置情報を受信し、且つ配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信する。第1通信ノードは基地局であってもよく、第2通信ノードは端末であってもよく、または、第1通信ノードは第1端末であってもよく、第2通信ノードは第2端末であってもよく、または、第1通信ノードは無線通信におけるノードであってもよく、第2通信ノードは無線通信ノードにおける別のノードであってもよいが、ここではこれに限定されない。
【0024】
基準信号リソースの配置情報は、基準信号リソースを指示するために用いられ、例えば、基準信号のOFDMシンボル、基準信号の周波数領域位置、基準信号のポート数、基準信号のポートの符号分割多重方式、及び基準信号の周期とオフセットなどのうちの1つを指示してもよい。基準信号のOFDMシンボルは、基準信号リソースのOFDMシンボルでもあり、基準信号の周波数領域位置は、基準信号リソースの周波数領域位置でもあり、基準信号のポート数は、基準信号リソースのポート数でもあり、基準信号のポートの符号分割多重方式は、基準信号リソースのポートの符号分割多重方式でもあり、基準信号の周期とオフセットは、基準信号リソースの周期とオフセットでもある。
【0025】
第1通信ノードは、基準信号リソースの配置情報に応じて、基準信号リソース上で対応する基準信号を伝送する。この場合、基準信号を受信する必要があるノード(すなわち、第2通信ノードを指してもよい)は、基準信号リソースの配置情報を受信し、且つ基準信号リソースの配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信してもよい。
【0026】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置されてもよく、これに基づいて、配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送することは、基準信号伝送の柔軟性を効果的に向上させることができるため、基準信号の伝送を容易に完了し、システムの複雑さを軽減し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、リソース使用率を低減することができ、例えば、より多くの無線リソースを盲目的に使用して基準信号を伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に検出することを回避したりすることなどが可能である。
【0027】
一実施例では、ステップ110の前に、当該方法は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)フォーマットのシグナリングにより、基準信号の伝送をトリガするステップをさらに含み、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0028】
4Gまたは5G無線通信では、第1通信ノードは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)でDCIフォーマットを搬送し、DCIフォーマットでDCIを伝送してもよく、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、アップリンクデータ伝送、ダウンリンクデータ伝送、及びスロットフォーマットをスケジュールしてもよい。DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号、基準信号リソース、または基準信号リソースセットをトリガしてもよい。DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号を1回トリガすることによって、第1通信ノードは、対応する基準信号リソース上で基準信号を1回伝送することができる。基準信号を複数回伝送する必要がある場合、または端末(すなわち、第2通信ノード)が基準信号を複数回測定する必要がある場合、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガする必要がある。例えば、基準信号を連続的に複数回伝送する必要がある場合、または端末が基準信号を連続的に複数回測定する必要がある場合、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを連続的に複数回使用して基準信号をトリガする必要がある。しかし、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガすることは、シグナリングストームを容易に引き起こし、通信システムにおけるシグナリング干渉を増加させ、シグナリングを処理するための通信システムへの圧力を増加させため、システムの性能を低下させ、さらにシステムのクラッシュを引き起こす可能性がある。同様に、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソースまたは基準信号リソースセットをトリガし、同様のリスクがある。
【0029】
本実施例では、シグナリングストームなどの問題の発生を回避するために、第1通信ノードは、DCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより基準信号の伝送をトリガしてもよく、ここで、1回のDCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が対応する基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、すなわち、Dは、基準信号が対応する基準信号リソース上で伝送される回数であってもよく、Dは正の整数であってもよい。1回のDCIシグナリングまたはDCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号が基準信号リソース上で複数回伝送されることをトリガすることにより、DCIフォーマットのシグナリングを複数回使用して基準信号をトリガすることを回避し、DCIフォーマットのシグナリングの使用回数を減らすことができ、これにより、シグナリングストームを効果的に回避及び制御することができる。ここで、パラメータDは、実際のニーズに応じて1以上の整数に設定してもよい。例えば、パラメータDの値は、通信システムによって伝送する必要がある基準信号の伝送回数、伝送周波数、システムにおけるDCIフォーマットのシグナリングの使用頻度などに応じて設定されてもよい。
【0030】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0031】
本実施例では、Dは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数である。Dの情報は、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされること、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされること、Dの基準値、Dの基準値に対するオフセット情報、及びDの値を含んでもよい。これに基づいて、基準信号リソースを配置するための配置情報は、Dを指示するために、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含んでもよい。配置情報は、Dを指示するために、Dの情報のいずれかを含んでもよい。例えば、配置情報は、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされることを含んでもよく、または、配置情報は、Dを指示するために、Dの値を含んでもよい。
【0032】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0033】
本実施例では、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、Dを指示するために、当該基準信号が対応する基準信号リソース上で送信される回数Dの情報を搬送してもよい。例えば、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、Dを指示するために、Dの値を搬送してもよく、または、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされることを搬送してもよく、または、Dを指示するために、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの候補値に対する選択情報にマッピングされることを搬送してもよい。
【0034】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示する。
【0035】
本実施例では、DCIフォーマットのシグナリングと配置情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示してもよい。例示的に、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示してもよい。具体的には、例えば、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報は、Dの候補値に対する選択情報であってもよく、配置情報に含まれるDの別の一部の情報は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域がDの値にマッピングされることであってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、Dを共同で指示してもよい。別の例として、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送されるDの一部の情報は、Dの基準値に対するオフセット情報であってもよく、配置情報に含まれるDの別の一部の情報は、Dの基準値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、Dを共同で指示してもよい。
【0036】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0037】
本実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、前回の基準信号伝送の時間が基準時間とし、次回の基準信号伝送の時間と上記の基準時間との間の時間オフセットが、すなわち隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットであると理解されてもよい。例示的に、d回目の基準信号伝送の時間を基準時間として仮定すると、d+1回目の基準信号伝送の時間と基準時間との間の時間オフセットは、d回目とd+1回目である隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットとしてもよい。
【0038】
基準信号リソースの配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含んでもよい。例示的に、基準信号リソースの配置情報は隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む1つの方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの値を含み得ることであってもよい。基準信号リソースの配置情報は隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む別の方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの候補値に対する選択情報を含み得ることであってもよい。基準信号リソースの配置情報は隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含むまた別の方式は、配置情報が隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値に対するオフセット値を含み得ることであってもよい。
【0039】
ここで、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値は、予め決められていてもよく、例えば、一つの方式はプロトコルによって予め定義されていてもよく、別の方式は通信の両方によってネゴシエーションされて予め決められていてもよい。隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値も、予め決められていてもよく、例えば、一つの方式はプロトコルによって予め定義されていてもよく、別の方式は通信の両方によってネゴシエーションされて予め決められていてもよい。
【0040】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0041】
本実施例では、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送してもよい。例示的に、基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する1つの方式は、DCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの値を搬送し得ることであってもよい。基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値に対する選択情報にマッピングされることであってもよい。基準信号をトリガするDCIフォーマットのシグナリングが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送するまた別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングの1つの領域が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準基準値に対するオフセット値マッピングされることであってもよい。
【0042】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示する。
【0043】
本実施例では、DCIフォーマットのシグナリングと配置情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。例示的に、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。具体的には、例えば、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット候補値に対する選択情報であってもよく、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの候補値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットが共同されてもよい。別の例として、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセット基準値に対するオフセット値であってもよく、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの基準値であってもよく、且つこれら2つの部分の情報に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示してもよい。
【0044】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0045】
本実施例では、第1通信ノードは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示してもよい。例えば、第1通信ノードが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示する1つの方式は、基準信号リソースの配置情報が、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含み得ることであってもよい。第1通信ノードが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示する別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送し得ることであってもよい。
【0046】
本実施例では、第1通信ノードが隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを指示する場合、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定してもよい。例示的に、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて基準信号が基準信号リソース上で送信される回数を決定する1つの方式は、プロトコルによって隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットから伝送回数Dへのマッピングテーブルを予め決め、マッピングテーブルと隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じてDを決定することであってもよい。隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて基準信号が基準信号リソース上で送信される回数を決定する別の方式は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dと、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットとの間に単調増加のマッピング関係を設定することであってもよく、ここで、当該単調増加のマッピング関係は、単調増加の比率関係、単調増加の線形関係、単調増加の指数関係、または単調増加の対数関係などであってもよい。本実施例は、単調増加のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を調整し、それによって測定されたチャネル状態パラメータの安定性を高める。
【0047】
隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを決定するまた別の方式は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dと隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットが単調減少のマッピング関係であってもよく、ここで、当該単調減少のマッピング関係は、単調減少の比例関係、単調減少の線形関係、単調減少の反比例関係、または単調減少の2次関数関係などであってもよい。本実施例は、単調減少のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を維持し、チャネル状態情報を維持する期間中の測定時間のオーバーヘッドの割合を決定し、それによってオーバーヘッドの変動がデータ伝送の効率に影響を与えることを回避する。
【0048】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0049】
本実施例では、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示してもよい。例えば、第1通信ノードが、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示する1つの方式は、基準信号リソースの配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを含み得ることであってもよい。第1通信ノードが、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示する別の方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを搬送し得ることであってもよい。
【0050】
本実施例では、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを指示する場合、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dに応じて決定してもよい。例示的に、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定する1つの方式は、プロトコルによって隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットから基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dへのマッピングテーブルを予め決め、このマッピングテーブルと伝送される回数Dに応じて隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定することであってもよい。基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定する別の方式は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットと、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dとの間に単調増加のマッピング関係を設定することであってもよく、ここで、当該単調増加のマッピング関係は、単調増加の比率関係、単調増加の線形関係、単調増加の指数関係、または単調増加の対数関係などであってもよい。本実施例では、当該単調増加のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を調整し、それによって測定されたチャネル状態パラメータの安定性を高める。
【0051】
基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを決定するまた別の方式は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットと、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dとの間に単調減少のマッピング関係を設定することであってもよい。ここで、当該単調減少のマッピング関係は、単調減少の比例関係、単調減少の線形関係、単調減少の反比例関係、または単調減少の2次関数関係などであってもよい。本実施例は、この単調減少のマッピング関係を設定することにより、端末が基準信号を測定する時間間隔を維持し、チャネル状態情報を維持する期間中の測定時間のオーバーヘッドの割合を決定し、それによってオーバーヘッドの変動がデータ伝送の効率に影響を与えることを回避する。
【0052】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンド(round)に対応し、Kは正の整数である。
【0053】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、異なる時間オフセットは、異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、例えば、1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のラウンドに対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のインデックス番号に対応してもよく、且つKは正の整数であってもよい。
【0054】
例えば、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは1個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットは1個の基準信号伝送のインデックス番号に対応する。別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは2個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットは2個の基準信号伝送のインデックス番号に対応する。また別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットはX個の基準信号伝送のラウンドに対応し、または1個の時間オフセットはX個の基準信号伝送のインデックス番号に対応し、ここで、Xは正の整数であってもよい。
【0055】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順に対応し、Kは正の整数である。
【0056】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、異なる時間オフセットは、異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応してもよく、例えば、1個の時間オフセットは、1個または複数個のラウンドに順次に対応してもよく、または1個の時間オフセットは、1個または複数個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよく、且つKは正の整数であってもよい。
【0057】
例えば、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、1個の基準信号伝送のラウンドに対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、1個の基準信号伝送のインデックス番号に対応してもよい。別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、2個の基準信号伝送のラウンドに順次に対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、2個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよい。また別の例として、基準信号リソースの配置情報は、基準信号の順次伝送のK個の時間オフセットを含んでもよく、ここで、1個の時間オフセットは、X個の基準信号伝送のラウンドに順次に対応してもよく、または、1個の時間オフセットは、X個の基準信号伝送のインデックス番号に順次に対応してもよく、ここで、Xは正の整数である。
【0058】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0059】
本実施例では、基準信号リソースの配置情報は、基準信号リソースの周期及び基準信号リソースのスロットオフセットを含んでもよい。
【0060】
第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示してもよい。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。例えば、第1通信ノードでは、配置情報によって指示されてもよく、DCIフォーマットのシグナリングによって指示されてもよい。
【0061】
基準信号リソースの周期と基準信号リソースのスロットオフセットに応じて、基準信号が基準信号リソース上で伝送される時点を決定してもよく、且つ対応する時点でそれぞれ基準信号が基準信号リソース上で連続的にD’回伝送され、その後、基準信号が基準信号リソース上での伝送を連続的にN回停止する。
【0062】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりてD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0063】
本実施例では、第1通信ノードは、D’とNのうちの少なくとも1つを指示する方式は、DCIフォーマットのシグナリングによってD’とNのうちの少なくとも1つを指示してもよく、例えば、DCIフォーマットのシグナリングは、D’とNのうちの少なくとも1つを搬送してもよい。
【0064】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0065】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを含むことであってもよい。
【0066】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0067】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送することであってもよい。
【0068】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0069】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送することであってもよい。
【0070】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0071】
本実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送することであってもよい。
【0072】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0073】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送されてもよい。ここで、基準信号の連続伝送回数D’は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値に応じて共同で指示されてもよい。
【0074】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と基準信号の連続停止回数Nを含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値を搬送することであってもよい。
【0075】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0076】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送されてもよい。ここで、基準信号の連続停止回数Nは、基準信号の連続停止回数Nの基準値と基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて共同で指示されてもよい。
【0077】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’と基準信号の連続停止回数Nの基準値を含み、DCIフォーマットのシグナリングが、基準信号の連続停止回数Nのオフセット値を搬送することであってもよい。
【0078】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0079】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数D’によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送されてもよい。ここで、D’は正の整数であってもよく、Nは非負の整数であってもよい。
【0080】
具体的には、基準信号の連続伝送回数D’によって、基準信号の連続停止回数Nを指示し、例えば、基準信号の連続停止回数Nは、基準信号の連続伝送回数D’に対して予め決められた割合である。他の例としては、基準信号の連続停止回数Nと基準信号の連続送信回数D’との和が予め決められる値である。
【0081】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続伝送回数D’を含み、且つ基準信号の連続伝送回数D’によって、基準信号の連続停止回数Nを指示することであってもよい。
【0082】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0083】
本実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数Nによって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送されてもよい。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0084】
具体的には、基準信号の連続停止回数Nによって、基準信号の連続伝送回数D’を指示し、例えば、基準信号の連続伝送回数D’は、基準信号の連続停止回数Nに対して予め決められた割合である。他の例としては、基準信号の連続伝送回数D’と基準信号の連続停止回数Nとの和が予め決められる値である。
【0085】
一実施例では、第1通信ノードがD’とNのうちの少なくとも1つを指示する1つの方式は、配置情報が、基準信号の連続停止回数Nを含み、且つ基準信号の連続停止回数Nによって、基準信号の連続伝送回数D’を指示することであってもよい。
【0086】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0087】
本実施例では、第1通信ノードは、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、ここで、基準信号は基準信号リソースセット上で伝送される。基準信号リソースセットはD個の基準信号リソースを含んでもよく、基準信号はD個の基準信号リソースセット上で伝送されてもよく、Dは正の整数であってもよい。
【0088】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0089】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい整数である。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、配置情報が基準信号リソース間の時間オフセットを含むことであってもよい。
【0090】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0091】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい整数である。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、DCIフォーマットのシグナリングが基準信号リソース間の時間オフセットを搬送することであってもよい。
【0092】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0093】
本実施例では、基準信号がD個の基準信号リソースセット上で伝送されるとき、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送されてもよく、Dは1よりも大きい整数である。ここで、第1通信ノードが基準信号リソース間の時間オフセットを指示する1つの方法は、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数が異なることであってもよい。
【0094】
本実施例では、基準信号リソースセットはD個の基準信号リソースを含んでもよく、ここで、D個の基準信号リソースのポート数は同じであってもよく、または少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なってもよい。本実施例では、基準信号リソースセットに含まれる基準信号リソースのうちの少なくとも2個の基準信号リソースのポート数を異なるように設定することにより、ポート数の多いリソースを利用して全ポートカバレッジ測定を行ってもよく、一方で、ポート数の少ないリソースを利用して測定を行うことにより、チャネル状態の時間領域の変化を追跡してもよく、チャネル状態測定の性能を向上させ、基準信号伝送によって占用される無線リソースのオーバーヘッドを節約することができる。
【0095】
本出願の実施例には、基準信号受信方法が提供される。図2は、一実施例に係る基準信号受信方法のフローチャートである。図2に示すように、当該方法は、端末などの第2通信ノードに適用してもよい。本実施例に係る方法は、ステップ210とステップ210とを含む。
【0096】
ステップ210において、基準信号リソースの配置情報を受信し、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0097】
ステップ220において、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信する。
【0098】
本実施例では、第2通信ノードは、第1通信ノードによって伝送された基準信号リソースの配置情報を受信する。ここで、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって配置され、配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含んでもよい。これに基づいて、第2通信ノードは、受信された配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を受信してもよく、ここで、基準信号は、配置情報に応じて基準信号リソース上で第1通信ノードによって伝送されるものである。配置情報を柔軟に配置することにより、基準信号の伝送と受信の柔軟性を向上させることができる。
【0099】
一実施例では、基準信号の伝送は、DCIフォーマットのシグナリングによってトリガされ、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0100】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0101】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0102】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、DCIフォーマットシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報とにより、共同で指示される。
【0103】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0104】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0105】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、共同で指示される。
【0106】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0107】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0108】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0109】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数である。
【0110】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
【0111】
一実施例では、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0112】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0113】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0114】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0115】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0116】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0117】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0118】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0119】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0120】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0121】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガしてもよく、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0122】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0123】
配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0124】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0125】
DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0126】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0127】
ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0128】
本出願における実施例には、基準信号伝送装置がさらに提供される。図3は、一実施例に係る基準信号伝送装置の構成図である。図3に示すように、前記基準信号伝送装置は、配置モジュール310と伝送モジュール320を備える。
【0129】
配置モジュール310は、基準信号リソースの配置情報を配置するように構成され、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0130】
伝送モジュール320は、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するように構成される。
【0131】
本実施例における基準信号伝送装置によれば、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置されてもよく、これに基づいて、配置情報に応じて基準信号リソース上で基準信号を伝送することは、基準信号伝送の柔軟性を効果的に向上させることができるため、基準信号の伝送を容易に完了し、システムの複雑さを軽減し、不要な基準信号伝送のオーバーヘッドを節約し、リソース使用率を低減することができ、例えば、より多くの無線リソースを盲目的に使用して基準信号を伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に伝送することを回避したり、基準信号を盲目的且つ無効に検出することを回避したりすることなどが可能である。
【0132】
一実施例では、当該装置はトリガモジュールをさらに備える。
【0133】
トリガモジュールは、ダウンリンク制御情報DCIフォーマットのシグナリングにより、基準信号の送信をトリガするように構成される。
【0134】
ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0135】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0136】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0137】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される回数Dの一部の情報と、配置情報に含まれる回数Dの別の一部の情報により、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dを共同で指示する。
【0138】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0139】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0140】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを共同で指示する。
【0141】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0142】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0143】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0144】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに順次に対応し、Kは正の整数である。
【0145】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0146】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0147】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0148】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0149】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0150】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0151】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0152】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0153】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、前記基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0154】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0155】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガし、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0156】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0157】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0158】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり、ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0159】
本実施例に係る基準信号伝送装置と上記実施例に係る基準信号伝送方法は、同様の発明の発想に属し、本実施例で網羅的に説明しない技術的詳細については、上記いずれの実施例を参照することができ、本実施例は、基準信号伝送方法の実行と同様の有益な効果を備える。
【0160】
本出願の実施例では、基準信号受信装置がさらに提供される。図4は、一実施例に係る基準信号受信装置の構成図である。図4に示すように、前記基準信号受信装置は、配置情報受信モジュール410と基準信号受信モジュール420を備える。
【0161】
配置情報受信モジュール410は、基準信号リソースの配置情報を受信するように構成され、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含む。
【0162】
基準信号受信モジュール420は、前記配置情報に応じて前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するように構成される。
【0163】
本実施例における基準信号受信装置では、第2通信ノードは、第1通信ノードによって伝送された基準信号リソースの配置情報を受信する。ここで、基準信号リソースの配置情報は、第1通信ノードによって柔軟に配置され、配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含んでもよい。これに基づいて、第2通信ノードは、受信された配置情報に応じて基準信号リソース上で第1通信ノードによって伝送された基準信号を受信してもよい。配置情報を柔軟に配置することにより、基準信号の伝送と受信の柔軟性を向上させることができる。
【0164】
一実施例では、基準信号の伝送は、DCIフォーマットのシグナリングによってトリガされ、ここで、1回のDCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上でD回伝送されることをトリガし、Dは正の整数である。
【0165】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を含む。
【0166】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dの情報を搬送する。
【0167】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数Dは、DCIフォーマットシグナリングによって搬送されるDの一部の情報と、配置情報に含まれるDの別の一部の情報とにより、共同で指示される。
【0168】
一実施例では、配置情報は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを含む。
【0169】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットを搬送する。
【0170】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの一部の情報と、配置情報に含まれる隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットの別の一部の情報により、共同で指示される。
【0171】
一実施例では、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数は、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットに応じて決定される。
【0172】
一実施例では、隣接する2回の基準信号伝送の時間オフセットは、基準信号が基準信号リソース上で伝送される回数に応じて決定される。
【0173】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットは異なる基準信号伝送ラウンドに対応し、Kは正の整数である。
【0174】
一実施例では、配置情報はK個の時間オフセットを含み、ここで、異なる時間オフセットが異なる基準信号伝送ラウンドに順に対応し、Kは正の整数である。
【0175】
一実施例では、配置情報は、基準信号リソースの周期、及び基準信号リソースのスロットオフセットを含み、
【0176】
第1通信ノードは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’と、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nとのうちの少なくとも1つを指示する。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0177】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングによりD’とNのうちの少なくとも1つを指示する。
【0178】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含む。
【0179】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’をさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nを搬送する。
【0180】
一実施例では、配置情報は、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数Nをさらに含み、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0181】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号が基準信号リソース上で連続的に停止される回数N、及び基準信号が基準信号リソース上で連続的に伝送される回数D’を搬送する。
【0182】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’の基準値と、基準信号の連続停止回数Nと、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続伝送回数D’のオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0183】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続停止回数Nの基準値と、DCIフォーマットのシグナリングによって搬送される基準信号の連続停止回数Nのオフセット値とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0184】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続伝送回数D’と、基準信号の連続伝送回数によって指示される基準信号の連続停止回数Nとに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0185】
一実施例では、基準信号は、基準信号の連続停止回数Nと、基準信号の連続停止回数によって指示される基準信号の連続伝送回数D’とに応じて伝送される。ここで、D’は正の整数であり、Nは非負の整数である。
【0186】
一実施例では、DCIフォーマットのシグナリングにより基準信号リソースセットをトリガしてもよく、基準信号リソースセットは、D個の基準信号リソースを含み、基準信号はD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは正の整数である。
【0187】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0188】
配置情報は、基準信号リソース間の時間オフセットを含む。
【0189】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0190】
DCIフォーマットのシグナリングは、基準信号リソース間の時間オフセットを搬送する。
【0191】
一実施例では、基準信号は、異なるスロットに位置するD個の基準信号リソース上で伝送され、Dは1よりも大きい整数であり
【0192】
ここで、少なくとも2個の基準信号リソースのポート数は異なる。
【0193】
本出願における実施例には、第1通信ノードまたは第2通信ノードであり得る通信ノードがさらに提供される。図5は、一実施例に係る通信ノードのハードウェア構造の概略図である。図5に示すように、本出願に係る通信ノードは、メモリ520と、プロセッサ510と、メモリ上に記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを備え、プロセッサ510が前記プログラムを実行するときに、上記の基準信号伝送方法または基準信号受信方法が実現される。
【0194】
該通信ノードにおけるプロセッサ510は、1つまたは複数であってもよく、図5では1つのプロセッサ510を例にしている。メモリ520は、1つまたは複数のプログラムを記憶するために用いられる。前記1つまたは複数のプログラムが、前記1つまたは複数のプロセッサ510によって実行されることにより、前記1つまたは複数のプロセッサ510は、本出願の実施例に記載される基準信号伝送方法または基準信号受信方法を実現する。
【0195】
通信ノードは、通信装置530、入力装置540、及び出力装置550をさらに備える。
【0196】
通信ノードにおけるプロセッサ510、メモリ520、通信装置530、入力装置540及び出力装置550は、バスまたはその他の方式を介して接続することができ、図5ではバスを介して接続することを例にしている。
【0197】
入力装置540は、入力された数値又は文字情報を受信し、通信ノードのユーザー設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するために使用され得る。出力装置550は、ディスプレイスクリーンなどの表示装置を備えてもよい。
【0198】
通信装置530は、受信機及び送信機を備えてもよい。通信装置530は、プロセッサ510の制御に応じて情報の送受信の通信を行うように構成される。
【0199】
メモリ520は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば、本出願の実施例に記載される基準信号伝送方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、基準信号伝送装置における配置モジュール310と伝送モジュール320)、または本出願の実施例に記載される基準信号受信方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、基準信号受信装置における配置情報受信モジュール410と基準信号受信モジュール410)のようなソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、及びモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリ520は、プログラム記憶領域、及びデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム記憶領域は、操作システム、及び少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、データ記憶領域は、通信ノードの利用に応じて作成されたデータなどを記憶してもよい。また、メモリ520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリのデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリも含んでもよい。幾つかの実例では、メモリ520は、プロセッサ510に対して遠隔に設置されるメモリをさらに含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して通信ノードに接続してもよい。上記のネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0200】
本出願の実施例には、記憶媒体がさらに提供される。前記記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、本出願の実施例のいずれかに記載される基準信号伝送方法または基準信号受信方法が実現される。当該基準信号伝送方法は、基準信号リソースの配置情報を配置するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を伝送するステップと、を含む。当該基準信号受信方法は、基準信号リソースの配置情報を受信するステップであって、前記配置情報は、基準信号の時間領域シンボルと周波数領域位置を含むステップと、前記配置情報に応じて、前記基準信号リソース上で前記基準信号を受信するステップと、を含む。
【0201】
本出願の実施例におけるコンピュータ記憶媒体は、1つ又は複数のコンピュータで読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又はそれらの任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)としては、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、EPROM)、フラッシュメモリ、光ファイバー、ポータブルCD-ROM、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含み、または記憶する任意の有形媒体であってもよい。当該プログラムは、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用されてもよく、又はそれらを組み合わせて使用されてもよい。
【0202】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで伝搬されるデータ信号又はキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を含み、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを搬送するものであってもよい。このような伝搬データ信号は、様々な形態を採用してもよく、電磁信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよい。当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用し、又はそれらを組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝搬、又は伝送してもよい。
【0203】
コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送されてもよく、無線、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0204】
本出願の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語、又はそれらの組み合わせで記述してもよい。前記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、さらに「C」言語又は類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザーのコンピュータ上で実行されてもよいし、部分的にユーザーのコンピュータ上で実行されてもよいし、独立したパッケージソフトウェアとして行われてもよいし、一部がユーザーのコンピュータ上で他の部分がリモートコンピュータ上で実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータ上で又はサーバー上で実行されてもよい。リモートコンピュータに係る場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザーコンピュータに接続されてもよいし、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダーを利用して、インターネットを介して接続する)。
【0205】
上記の説明は、本出願の例示的な実施例にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。
【0206】
当業者であれば、ユーザー端末という用語が、例えば、携帯電話、携帯型データ処理装置、携帯型ウェブブラウザ、又は車載移動局などの任意の適切なタイプの無線ユーザー設備を含むことは、理解されたい。
【0207】
一般に、本出願の様々な実施例は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、ロジック、又はそれらの任意の組み合わせで実現されてもよい。例えば、幾つかの態様はハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよいが、本出願はこれに限定されない。
【0208】
本出願の実施例は、移動装置のデータプロセッサがコンピュータプログラム指令を実行することにより実現されてもよい。例えば、プロセッサエンティティでは、又はハードウェアによって、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、マシン命令、マシン関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、あるいは1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードであってもよい。
【0209】
本出願の添付図面における論理フローのブロック図は、プログラムステップを示してもよく、又は、相互接続された論理回路、モジュール、及び機能を示してもよく、又は、プログラムステップと論理回路、モジュール、及び機能との組み合わせを示してもよい。コンピュータプログラムは、メモリ上に記憶してもよい。メモリは、現地の技術環境に適したものを有すれば任意のタイプでもよく、且つ任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現してもよい。例えば、メモリは、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶装置、システム(デジタルビデオディスク(Digital Video Disc、DVD)又はコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、現地の技術環境に適したものであれば任意のタイプであってもよく、例えば、データプロセッサは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラム可能な論理回路デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサを含むが、これらに限定されない。
【国際調査報告】