(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】無線通信方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 28/16 20090101AFI20241108BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20241108BHJP
【FI】
H04W28/16
H04W84/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531118
(86)(22)【出願日】2021-11-26
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2021133671
(87)【国際公開番号】W WO2023092493
(87)【国際公開日】2023-06-01
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】チョウ ペイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン レイ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ チャオミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本願の実施例は、無線通信方法及び無線通信機器を提供し、有線と無線の異なるマルチAP協調アーキテクチャに基づいて、マルチAP協調能力発見及びマルチAP能力ユニットを設計し、マルチAP候補セットの確立及び使用されるフレーム構造を設計し、それにより、マルチAP協調伝送を実現することができる。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
マスターアクセスポイント(MAP)が、m個のスレーブアクセスポイント(SAP)のマルチAP協調能力情報を取得することと、
前記MAPが、前記m個のSAPの前記マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定することと、
前記MAPが、前記m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信することであって、前記第1要求情報は、前記n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用される、ことと、
前記MAPが、前記m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、前記第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、前記n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立することと、を含み、
m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである、前記無線通信方法。
【請求項2】
前記無線通信方法は、
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの識別情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットにおける前記m個のSAPの識別情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、マルチAP協調における前記m個のSAPの役割情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なマルチAP協調メカニズムを割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なサウンディング方法を割り当てること、をさらに含む、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPの前記マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、前記第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームであり、1≦i≦mである、
請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記マルチAP協調制御フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記i番目のSAPがサポートする役割、及び前記i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記C-OFDMA特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、前記C-SR特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、前記J-TX特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される、
請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、前記マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記i番目のSAPがサポートする役割、及び前記i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームサポートフィールドは、前記i番目のSAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される、
請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、協調ビームフォーミング(C-BF)サポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAPスキームサポートフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMAサポートフィールドは、前記i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRサポートフィールドは、前記i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFサポートフィールドは、前記i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXサポートフィールドは、前記i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOサポートフィールドは、前記i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項5に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記マルチAPスキームサポートフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、前記マルチAP協調能力フィールド自体は、前記i番目のSAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する、
請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記マルチAP協調制御フィールドは、C-OFDMA存在フィールド、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記マルチAP協調制御フィールドは、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMA存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-OFDMA特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-OFDMA存在フィールドは、前記i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-SR存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-SR特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-SR存在フィールドは、前記i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-BFサポートフィールドは、前記i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記J-TX存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記J-TX特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記J-TX存在フィールドは、前記i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-UL MU MIMO存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO存在フィールドは、前記i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記マルチAPスキームサポートフィールドがC-OFDMA存在フィールドを含まない場合、前記マルチAP協調能力フィールド自体は、前記i番目のSAPがアップリンクC-OFDMAとダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及びサウンディング方法サポートフィールドを含み、
前記AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、前記STAベースフィールドは、前記i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、前記APベースフィールドは、前記i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、前記MAP役割フィールドで指示されるAPは、前記SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
前記サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、前記シーケンシャルサウンディングフィールドは、前記i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、前記共同サウンディングフィールドは、前記i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4ないし9のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、前記i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項10に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及び共同サウンディングサポートフィールドを含み、
前記AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、前記STAベースフィールドは、前記i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、前記APベースフィールドは、前記i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、前記MAP役割フィールドで指示されるAPは、前記SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
前記共同サウンディングサポートフィールドは、前記i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4ないし9のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記C-OFDMA特定情報フィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含み、
前記アップリンクC-OFDMAフィールドは、前記i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、前記i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記C-SR特定情報フィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、及びC-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、前記i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドは、前記i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、前記i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、前記i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記i番目のSAPがC-BFをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドの値は、前記i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記i番目のSAPがJ-TXをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドの値は、前記i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドの値は、前記i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する、
請求項15に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記シングルユーザJ-TXフィールドは、前記i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記マルチユーザJ-TXフィールドは、前記i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダイバーシティJ-TXフィールドは、前記i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記多重化J-TXフィールドは、前記i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記全帯域幅J-TXフィールドは、前記i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記部分帯域幅J-TXフィールドは、前記i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記J-TX特定情報フィールドがシングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、前記i番目のSAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
前記J-TX特定情報フィールドがダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、前記i番目のSAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
前記J-TX特定情報フィールドが全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、前記i番目のSAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする、
請求項17に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記検出及び破棄フィールドは、前記i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記干渉軽減フィールドは、前記i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記MAPによって前記m個のSAPのうちのi番目のSAPに送信される前記第1要求情報は、第2フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
前記第2フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、前記マルチAP候補セット要求フィールドは、n個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
前記n個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、前記n個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、前記候補セット数量フィールドは、前記マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される、
請求項1ないし19のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、前記AP役割フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの中で前記i番目のSAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用され、前記共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項20に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記VBSS識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットのVBSS識別子を指示するために使用され、前記候補セット識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの識別子を指示するために使用され、前記サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、前記AP数量フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるメンバーAPの数を指示するために使用され、前記複数のAP情報フィールドのうちのm番目のAP情報フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるm番目のメンバーAPの関係情報を指示するために使用され、前記共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項20に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、前記i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項21又は22に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記サウンディング方法フィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記サウンディング方法フィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、
前記シーケンシャルサウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、前記共同サウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項21又は22に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項24に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記マルチAPスキームフィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド、ダウンリンクC-OFDMAフィールド、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAPスキームフィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記アップリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記シングルユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記マルチユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダイバーシティJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記多重化J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記全帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記部分帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記検出及び破棄フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、前記干渉軽減フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項21又は22に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記マルチAPスキームフィールドがアップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする、
請求項26に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、
前記マルチAPスキームフィールドは、前記マルチユーザJ-TXフィールドを含まなく、又は、前記マルチユーザJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記ダイバーシティJ-TXフィールドを含まなく、又は、前記ダイバーシティJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記多重化J-TXフィールドを含まなく、又は、前記多重化J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記全帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、前記全帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記部分帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、前記部分帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する、
請求項26に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを指示する場合、前記マルチAPスキームフィールドは、前記ダイバーシティJ-TXフィールド及び前記全帯域幅J-TXフィールドを含まない、
請求項26に記載の無線通信方法。
【請求項30】
現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする、
請求項29に記載の無線通信方法。
【請求項31】
前記マルチAPスキームフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、
前記マルチAPスキームフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMAサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項21又は22に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記マルチAPスキームフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする、
請求項31に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールドは、基本サービスセット(BSS)識別フィールド、AP識別フィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記BSS識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPのBSS識別子を指示するために使用され、前記AP識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPの識別子を指示するために使用され、前記AP役割フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用される、
請求項22に記載の無線通信方法。
【請求項34】
前記AP役割フィールドは、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う、
請求項21又は33に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信された前記第1応答情報は、原因コード情報を含み、前記原因コード情報は、前記i番目のSAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用され、1≦i≦mである、
請求項1ないし34のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項36】
前記i番目のSAPによって送信された前記第1応答情報は、
前記i番目のSAPに関連付けられたステーション(STA)リスト、及び前記i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちマルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与するSTAの優先度、のうちの少なくとも1つをさらに含み、
前記STAリストは、少なくとも1つのSTAの識別子と、前記少なくとも1つのSTAの各STAが有するマルチAP伝送のメカニズムを含む、
請求項35に記載の無線通信方法。
【請求項37】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される前記第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
前記第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールドを含み、前記マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コードフィールドを含み、
前記原因コードフィールドの値は、
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、前記i番目のSAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される、
請求項1ないし34のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含み、
前記関連付けSTA数量フィールドは、前記i番目のSAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用され、前記複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールドは、前記i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である、
請求項37に記載の無線通信方法。
【請求項39】
前記複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記STA MACアドレスフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用され、前記STA優先度フィールドは、マルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用され、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される、
請求項38に記載の無線通信方法。
【請求項40】
前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、C-BFフィールド、C-UL MU MIMOフィールド、及びJ-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、及びC-UL MU MIMOフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-SRフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項39に記載の無線通信方法。
【請求項41】
前記STAのマルチAP協調能力フィールドがC-BFフィールドを含まない場合、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを暗黙的に指示し、及び/又は
前記STAのマルチAP協調能力フィールドがJ-TXフィールドを含まない場合、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項40に記載の無線通信方法。
【請求項42】
前記STAのマルチAP協調能力フィールド自体は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項39ないし41のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項43】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される前記第1応答情報は、確認応答(ACK)フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
前記ACKフレームは、前記i番目のSAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れることを指示するために使用される、
請求項1ないし34のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項44】
前記無線通信方法は、
前記MAPが第1確認情報を送信することをさらに含み、前記第1確認情報は、前記s個のマルチAP候補セットを指示するために使用される、
請求項1ないし43のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項45】
前記第1確認情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストの方式で送信される、
請求項44に記載の無線通信方法。
【請求項46】
前記第1確認情報は、第4フレームを介して送信され、
前記第4フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、前記マルチAP候補セット要求フィールドは、s個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
前記s個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、前記s個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、前記候補セット数量フィールドは、前記マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される、
請求項44又は45に記載の無線通信方法。
【請求項47】
前記第4フレームの受信アドレス(RA)フィールドは、前記第4フレームの受信側機器のMACアドレスを指示するために使用され、
前記第1確認情報がブロードキャストの方式で送信される場合、前記RAフィールドは、ブロードキャストアドレスであり、
前記第1確認情報がマルチキャストの方式で送信される場合、前記RAフィールドは、マルチキャストアドレスであり、且つ前記マルチキャストアドレスは、前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたSAPに対応する、
請求項46に記載の無線通信方法。
【請求項48】
無線通信方法であって、
スレーブアクセスポイント(SAP)が、それ自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストすることと、
前記SAPが、マスターアクセスポイント(MAP)によって送信された第1要求情報を受信することであって、前記第1要求情報は、n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、nは正の整数である、ことと、
前記SAPが、前記MAPに第1応答情報を送信することであって、前記第1応答情報は、前記SAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される、ことと、を含む、前記無線通信方法。
【請求項49】
前記マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、前記第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームである、
請求項48に記載の無線通信方法。
【請求項50】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記マルチAP協調制御フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記SAPがサポートする役割、及び前記SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記C-OFDMA特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、前記C-SR特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、前記J-TX特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される、
請求項49に記載の無線通信方法。
【請求項51】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、前記マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記SAPがサポートする役割、及び前記SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームサポートフィールドは、前記SAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される、
請求項49に記載の無線通信方法。
【請求項52】
前記マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、協調ビームフォーミング(C-BF)サポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAPスキームサポートフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMAサポートフィールドは、前記SAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRサポートフィールドは、前記SAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFサポートフィールドは、前記SAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXサポートフィールドは、前記SAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOサポートフィールドは、前記SAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項51に記載の無線通信方法。
【請求項53】
前記マルチAPスキームサポートフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、前記マルチAP協調能力フィールド自体は、前記SAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する、
請求項52に記載の無線通信方法。
【請求項54】
前記マルチAP協調制御フィールドは、C-OFDMA存在フィールド、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記マルチAP協調制御フィールドは、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMA存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-OFDMA特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-OFDMA存在フィールドは、前記SAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-SR存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-SR特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-SR存在フィールドは、前記SAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-BFサポートフィールドは、前記SAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記J-TX存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記J-TX特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記J-TX存在フィールドは、前記SAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記C-UL MU MIMO存在フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドが前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO存在フィールドは、前記SAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項55】
前記マルチAPスキームサポートフィールドがC-OFDMA存在フィールドを含まない場合、前記マルチAP協調能力フィールド自体は、前記SAPがアップリンクC-OFDMAとダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項54に記載の無線通信方法。
【請求項56】
前記共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及びサウンディング方法サポートフィールドを含み、
前記AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、前記STAベースフィールドは、前記SAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、前記APベースフィールドは、前記SAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、前記MAP役割フィールドで指示されるAPは、前記SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
前記サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、前記シーケンシャルサウンディングフィールドは、前記SAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、前記共同サウンディングフィールドは、前記SAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50ないし55のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項57】
前記サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、前記SAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項56に記載の無線通信方法。
【請求項58】
前記共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及び共同サウンディングサポートフィールドを含み、
前記AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、前記STAベースフィールドは、前記SAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、前記APベースフィールドは、前記SAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、前記MAP役割フィールドで指示されるAPは、前記SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
前記共同サウンディングサポートフィールドは、前記SAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50ないし55のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項59】
前記i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項58に記載の無線通信方法。
【請求項60】
前記C-OFDMA特定情報フィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含み、
前記アップリンクC-OFDMAフィールドは、前記SAPがアップリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、前記SAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項61】
前記C-SR特定情報フィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、及びC-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、前記SAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドは、前記SAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、前記SAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、前記SAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項62】
前記SAPがC-BFをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドの値は、前記SAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記SAPがJ-TXをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドの値は、前記SAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記SAPがC-UL MU MIMOをサポートしない場合、前記C-SR特定情報フィールドは、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドを含まなく、又は、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドの値は、前記SAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する、
請求項61に記載の無線通信方法。
【請求項63】
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記シングルユーザJ-TXフィールドは、前記SAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記マルチユーザJ-TXフィールドは、前記SAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダイバーシティJ-TXフィールドは、前記SAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記多重化J-TXフィールドは、前記SAPが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記全帯域幅J-TXフィールドは、前記SAPが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記部分帯域幅J-TXフィールドは、前記SAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項64】
前記J-TX特定情報フィールドがシングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、前記SAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
前記J-TX特定情報フィールドがダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、前記SAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
前記J-TX特定情報フィールドが全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、前記SAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする、
請求項63に記載の無線通信方法。
【請求項65】
前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記検出及び破棄フィールドは、前記SAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記干渉軽減フィールドは、前記SAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項66】
前記第1要求情報は、第2フレームを介して送信され、
前記第2フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、前記マルチAP候補セット要求フィールドは、n個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
前記n個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、前記n個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、前記候補セット数量フィールドは、前記マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される、
請求項48ないし65のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項67】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、前記AP役割フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの中で前記i番目のSAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用され、前記共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項66に記載の無線通信方法。
【請求項68】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記VBSS識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットのVBSS識別子を指示するために使用され、前記候補セット識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの識別子を指示するために使用され、前記サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、前記AP数量フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるメンバーAPの数を指示するために使用され、前記複数のAP情報フィールドのうちのm番目のAP情報フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるm番目のメンバーAPの関係情報を指示するために使用され、前記共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項66に記載の無線通信方法。
【請求項69】
前記n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、前記SAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項67又は68に記載の無線通信方法。
【請求項70】
前記サウンディング方法フィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記サウンディング方法フィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、
前記シーケンシャルサウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、前記共同サウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項67又は68に記載の無線通信方法。
【請求項71】
前記サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする、
請求項70に記載の無線通信方法。
【請求項72】
前記マルチAPスキームフィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド、ダウンリンクC-OFDMAフィールド、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAPスキームフィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記アップリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-BFとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記シングルユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記マルチユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記ダイバーシティJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記多重化J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記全帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記部分帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、前記検出及び破棄フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、前記干渉軽減フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項67又は68に記載の無線通信方法。
【請求項73】
前記マルチAPスキームフィールドがアップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする、
請求項72に記載の無線通信方法。
【請求項74】
前記シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、
前記マルチAPスキームフィールドは、前記マルチユーザJ-TXフィールドを含まなく、又は、前記マルチユーザJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記ダイバーシティJ-TXフィールドを含まなく、又は、前記ダイバーシティJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記多重化J-TXフィールドを含まなく、又は、前記多重化J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記全帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、前記全帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
前記マルチAPスキームフィールドは、前記部分帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、前記部分帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する、
請求項72に記載の無線通信方法。
【請求項75】
前記シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを指示する場合、前記マルチAPスキームフィールドは、前記ダイバーシティJ-TXフィールド及び前記全帯域幅J-TXフィールドを含まない、
請求項72に記載の無線通信方法。
【請求項76】
現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする、
請求項75に記載の無線通信方法。
【請求項77】
前記マルチAPスキームフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、
前記マルチAPスキームフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-OFDMAサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-SRサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項67又は68に記載の無線通信方法。
【請求項78】
前記マルチAPスキームフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする、
請求項77に記載の無線通信方法。
【請求項79】
前記複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールドは、基本サービスセット(BSS)識別フィールド、AP識別フィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記BSS識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPのBSS識別子を指示するために使用され、前記AP識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPの識別子を指示するために使用され、前記AP役割フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用される、
請求項68に記載の無線通信方法。
【請求項80】
前記AP役割フィールドは、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う、
請求項67又は79に記載の無線通信方法。
【請求項81】
前記第1応答情報は、原因コード情報を含み、前記原因コード情報は、前記SAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される、
請求項48ないし80のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項82】
前記SAPによって送信された前記第1応答情報は、
前記SAPに関連付けられたステーション(STA)リスト、及び前記SAPに関連付けられたSTAのうちマルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与するSTAの優先度、のうちの少なくとも1つをさらに含み、
前記STAリストは、少なくとも1つのSTAの識別子と、前記少なくとも1つのSTAの各STAが有するマルチAP伝送のメカニズムを含む、
請求項81に記載の無線通信方法。
【請求項83】
前記SAPによって送信される前記第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、
前記第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールドを含み、前記マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コードフィールドを含み、
前記原因コードフィールドの値は、
前記SAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
前記SAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、前記SAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
前記SAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される、
請求項48ないし80のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項84】
前記マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含み、
前記関連付けSTA数量フィールドは、前記SAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用され、前記複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールドは、前記SAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である、
請求項83に記載の無線通信方法。
【請求項85】
前記複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記STA MACアドレスフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用され、前記STA優先度フィールドは、マルチのAP伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用され、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される、
請求項84に記載の無線通信方法。
【請求項86】
前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、C-BFフィールド、C-UL MU MIMOフィールド、及びJ-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、及びC-UL MU MIMOフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記C-SRフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-BFフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMOフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用され、前記J-TXフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項85に記載の無線通信方法。
【請求項87】
前記STAのマルチAP協調能力フィールドがC-BFフィールドを含まない場合、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを暗黙的に指示し、及び/又は
前記STAのマルチAP協調能力フィールドがJ-TXフィールドを含まない場合、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項86に記載の無線通信方法。
【請求項88】
前記STAのマルチAP協調能力フィールド自体は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する、
請求項85ないし87のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項89】
前記SAPによって送信される前記第1応答情報は、確認応答(ACK)フレームを介して送信され、
前記ACKフレームは、前記SAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れることを指示するために使用される、
請求項48ないし80のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項90】
前記無線通信方法は、
前記SAPが、前記MAPによって送信された第1確認情報を取得することをさらに含み、前記第1確認情報は、s個のマルチAP候補セットを指示するために使用され、
sは正の整数であり、s≦nである、
請求項48ないし89のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項91】
前記第1確認情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストの方式で送信される、
請求項90に記載の無線通信方法。
【請求項92】
前記第1確認情報は、第4フレームを介して送信され、
前記第4フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、前記マルチAP候補セット要求フィールドは、s個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
前記s個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、前記s個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、前記候補セット数量フィールドは、前記マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される、
請求項90又は91に記載の無線通信方法。
【請求項93】
前記第4フレームの受信アドレス(RA)フィールドは、前記第4フレームの受信側機器のMACアドレスを指示するために使用され、
前記第1確認情報がブロードキャストの方式で送信される場合、前記RAフィールドは、ブロードキャストアドレスであり、
前記第1確認情報がマルチキャストの方式で送信される場合、前記RAフィールドは、マルチキャストアドレスであり、且つ前記マルチキャストアドレスは、前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたSAPに対応する、
請求項92に記載の無線通信方法。
【請求項94】
マスターアクセスポイント(MAP)であって、
m個のスレーブアクセスポイント(SAP)のマルチAP協調能力情報を取得するように構成される通信ユニットと、
前記m個のSAPの前記マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定するように構成される処理ユニットと、を備え、
前記通信ユニットはさらに、前記m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信するように構成され、前記第1要求情報は、前記n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、
前記処理ユニットはさらに、前記m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、前記第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、前記n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立するように構成され、
m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである、前記マスターアクセスポイント。
【請求項95】
スレーブアクセスポイント(SAP)であって、
前記スレーブアクセスポイント自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストするように構成される通信ユニットを備え、
前記通信ユニットはさらに、マスターアクセスポイント(MAP)によって送信された第1要求情報を受信するように構成され、前記第1要求情報は、n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、nは正の整数であり、
前記通信ユニットはさらに、前記MAPに第1応答情報を送信するように構成され、前記第1応答情報は、前記SAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される、前記スレーブアクセスポイント。
【請求項96】
マスターアクセスポイント(MAP)であって、プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項1ないし47のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行するように構成される、マスターアクセスポイント。
【請求項97】
スレーブアクセスポイント(SAP)であって、プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項48ないし93のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行するように構成される、スレーブアクセスポイント。
【請求項98】
チップであって、
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが搭載された機器に、請求項1ないし47のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるように構成されるプロセッサを備える、チップ。
【請求項99】
チップであって、
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが搭載された機器に、請求項48ないし93のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるように構成されるプロセッサを備える、チップ。
【請求項100】
コンピュータに、請求項1ないし47のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項101】
コンピュータに、請求項48ないし93のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項102】
コンピュータに、請求項1ないし47のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるためのコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項103】
コンピュータに、請求項48ないし93のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるためのコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項104】
コンピュータに、請求項1ないし47のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるための、コンピュータプログラム。
【請求項105】
コンピュータに、請求項48ないし93のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させるための、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信領域に関し、より具体的には、無線通信方法及び機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アクセスポイント(AP:Access Point)の能力を向上させるために、マルチAP協調を導入することで伝送能力を向上させる。マルチAP協調では、マルチAP候補セット(Multi-AP Candidate Set)を確立する必要があるが、マルチAP候補セットを如何に確立するかは、早急に解決すべき課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の実施例は、マルチAP協調能力発見及びマルチAP能力ユニットを設計し、マルチAP候補セットの確立及び使用されるフレーム構造を設計することで、マルチAP協調伝送を実現することができる、無線通信方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様では、無線通信方法を提供し、当該方法は、
MAPが、m個のSAPのマルチAP協調能力情報を取得することと、
当該MAPが、当該m個のSAPの当該マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定することと、
当該MAPが、当該m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信することであって、当該第1要求情報は、当該n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用される、ことと、
当該MAPが、当該m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、当該第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、当該n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立することと、を含み、
ここで、m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである。
【0005】
第2態様では、無線通信方法を提供し、当該方法は、
SAPが、それ自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストすることと、
当該SAPが、MAPによって送信された第1要求情報を受信することであって、当該第1要求情報は、n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、nは正の整数である、ことと、
当該SAPが、当該MAPに第1応答情報を送信することであって、当該第1応答情報は、当該SAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される、ことと、を含む。
【0006】
第3態様では、上記の第1態様における方法を実行するためのMAPを提供する。
【0007】
具体的には、当該MAPは、前記第1態様における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0008】
第4態様では、前記第2態様における方法を実行するためのSAPを提供する。
【0009】
具体的には、当該SAPは、前記第2態様における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0010】
第5態様では、プロセッサとメモリとを備えるMAPを提供する。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラム呼び出して実行することにより、上記の第1態様における方法を実行する。
【0011】
第6態様では、プロセッサとメモリとを備えるSAPを提供する。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第2態様における方法を実行する。
【0012】
第7態様では、上記の第1態様~第2態様のいずれかにおける方法を実現するための装置を提供する。
【0013】
具体的には、当該装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、当該装置が取り付けられたデバイスに、上記の第1態様~第2態様のいずれかにおける方法を実行させる。
【0014】
第8態様では、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の第1態様~第2態様のいずれかにおける方法を実行させる。
【0015】
第9態様では、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の第1態様~第2態様のいずれかにおける方法を実行させる。
【0016】
第10態様では、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムは実行されるときに、コンピュータに、上記の第1態様~第2態様のいずれかにおける方法を実行させる。
【発明の効果】
【0017】
上記の技術的解決策によれば、MAPは、m個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定し、MAPは、m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信して、n個のマルチAP候補セットの確立を要求し、MAPは、m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立する。それによって、マルチAP協調伝送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本願の実施例が適用される通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本願で提供されるAPが近傍APを発見するためのマルチAP協調能力の概略図である。
【
図3】本願で提供されるマルチAP候補セットの確立の概略図である。
【
図4】本願の実施例で提供される有線マルチAP協調のアーキテクチャの概略図である。
【
図5】本願の実施例で提供される無線マルチAP協調のアーキテクチャの概略図である。
【
図6】本願の実施例で提供される無線通信方法の概略フローチャートである。
【
図7】本願の実施例で提供されるマルチAP協調能力発見の概略図である。
【
図8】本願の実施例で提供されるマルチAP協調能力要素の概略図である。
【
図9】本願の実施例で提供される別のマルチAP協調能力要素の概略図である。
【
図10】本願の実施例で提供されるマルチAP候補セットの確立の概略図である。
【
図11】本願の実施例で提供されるマルチAP候補セット要求フレームの概略図である。
【
図12】本願の実施例で提供される別のマルチAP候補セット要求フレームの概略図である。
【
図13】本願の実施例で提供されるさらに別のマルチAP候補セット要求フレームの概略図である。
【
図14】本願の実施例で提供されるマルチAP候補セット応答フレームの概略図である。
【
図15】本願の実施例で提供される別のマルチAP候補セット応答フレームの概略図である。
【
図16】本願の実施例で提供されるさらに別のマルチAP候補セット応答フレームの概略図である。
【
図17】本願の実施例で提供されるマルチAP候補セット確認フレームの概略図である。
【
図18】本願の実施例で提供されるMAPの概略ブロック図である。
【
図19】本願の実施例で提供されるSAPの概略ブロック図である。
【
図20】本願の実施例で提供される通信機器の概略ブロック図である。
【
図21】本願の実施例で提供される装置の概略ブロック図である。
【
図22】本願の実施例で提供される通信システムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
下記において、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例の技術的解決策について説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願の実施例の一部であり、全部の実施例ではない。本願の実施例について、当業者が創造的な労力を払わずに得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
【0020】
本願の実施例における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)、又は他の通信システムなどのシステムに適用され得る。
【0021】
例示的に、本願の実施例が適用される通信システム100を
図1に示す。前記通信システムは、AP110と、AP110を介してネットワークにアクセスするSTA120とを含み得る。
【0022】
いくつかのシーンでは、APは、AP STAとも呼ばれ得、即ち、ある意味で、APはSTAでもある。いくつかのシーンでは、STAは、非AP STA(non-AP STA)とも呼ばれ得る。
【0023】
いくつかの実施例では、STAは、AP STA及びnon-AP STAを含み得る。
【0024】
通信システム100における通信は、APとSTAとの間の通信であってもよく、STAとSTAとの間の通信であってもよく、STAと別のペアSTA(peer STA)との間の通信であってもよい。ここで、peer STAは、STAと対向的に通信するデバイスを指し得、例えば、peer STAはAPであってもよく、non-AP STAであってもよい。
【0025】
APは、有線ネットワーク又は無線ネットワークに接続するブリッジに相当し、主な機能は、様々な無線ネットワークのクライアントを接続し、さらに無線ネットワークをイーサネットに接続することである。AP機器は、WiFiチップを搭載した端末機器(携帯電話など)又はネットワーク機器(ルータなど)である。
【0026】
理解すべきこととして、通信システムにおけるSTAの役割は絶対的なものではなく、例えば、いくつかのシーンでは、携帯電話がルータに接続されている場合、携帯電話はSTAであり、携帯電話が他の携帯電話のホットスポットとして使用される場合、携帯電話はAPとして機能する。
【0027】
AP及びSTAは、車両インターネットに適用されるデバイス、モノのインターネット(IoT:internet of things)におけるIoTノード、センサなど、スマートホームにおけるスマートカメラ、スマートリモコン、スマート水道メータなど、スマートシティにおけるセンサなどであってもよい。
【0028】
いくつかの実施例では、STAは、802.11be規格をサポートすることができる。STAは、802.11ax、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、及び802.11aなど、802.11ファミリーの複数の現在及び将来のWLAN規格をサポートすることもできる。
【0029】
いくつかの実施例では、APは、802.11be規格をサポートするデバイスであってもよい。APは、802.11ax、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、及び802.11aなど、802.11ファミリーの複数の現在及び将来のWLAN規格をサポートするデバイスであってもよい。
【0030】
いくつかの実施例では、AP110及び/又はSTA120は、屋内又は屋外、ハンドヘルド、ウェアラブル、又は車両搭載を含む陸上に配備されてもよく、水上(船舶など)に配備されてもよく、空中(飛行機、気球、衛星など)に配備されてもよい。
【0031】
本願の実施例では、STA120は、WLAN/WiFi技術をサポートする携帯電話(Mobile Phone)、タブレット(Pad)、無線トランシーバ機能を備えたPC、仮想現実(VR:Virtual Reality)機器、拡張現実(AR:Augmented Reality)機器、産業用制御(industrial control)における無線機器、セットトップボックス、自動運転(self driving)における無線機器、車載通信機器、遠隔医療(remote medical)における無線機器、スマートグリッド(smart grid)における無線機器、交通安全(transportation safety)における無線機器、スマートシティ(smart city)における無線機器、又はスマートホーム(smart home)における無線機器、車載通信機器、無線通信チップ/特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)/システムオンチップ(SoC:System on Chip)などであり得る。
【0032】
限定ではない例として、本願の実施例では、STA120は、ウェアラブル機器であってもよい。ウェアラブル機器は、ウェアラブルスマート機器とも呼ばれ得、メガネ、手袋、時計、衣類、靴など日常着を知能的に設計するためにウェアラブル技術を適用して開発したウェアラブル機器の総称である。ウェアラブル機器は、身体に直接装着したり、ユーザの服やアクセサリーに組み込んだりする携帯用デバイスである。ウェアラブル機器は、ハードウェア機器であるだけでなく、ソフトウェアサポート、データインタラクション、クラウドインタラクションなどによって強力な機能を実現する。広義のウェアラブルスマート機器は、スマートウォッチやスマートグラスなどのように、フル機能を備え、サイズが大きく、スマートフォンに依存せずに完全な機能又は部分的な機能を実現できるデバイス、及び体の調子をモニタリングするための各種スマートブレスレットやスマートジュエリーなどのように、ある種のアプリケーション機能だけに集中して、スマートフォンなど他のデバイスと協力して使用する必要があるデバイスを含む。
【0033】
WLAN技術によってサポートされるバンドは、ローバンド(2.4GHz、5GHz、6GHz)、ハイバンド(60GHz)を含み得るが、これらに限定されない。
【0034】
図1は、1つのAP及び2つのSTAを例示的に示す。いくつかの実施例では、前記通信システム100は、複数のAP及び他の数のSTAを含み得るが、本願の実施例はこれらを限定しない。
【0035】
理解すべきこととして、本願の実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えたデバイスは、通信機器と呼ばれ得る。
図1に示す通信システム100を例にとると、通信機器は、通信機能を備えたAP110及びSTA120を含み得、AP110及びSTA120は、上記の具体的なデバイスであってもよく、ここでは繰り返して説明しない。通信機器は、通信システム100における他のデバイス、例えば、ネットワークコントローラ、ゲートウェイなどの他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願の実施例ではこれらを限定しない。
【0036】
理解すべきこととして、本明細書における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換可能に使用される。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付け対象の関連付け関係についてのみ説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBの両方が存在する場合、Bが独立で存在する場合の3つの場合を表すことができる。また、本明細書における記号「/」は、通常、前後の関連付け対象間の関係が、「又は」という関係にあることを表す。
【0037】
理解すべきこととして、本願の実施例の「指示する」という記載は、直接的に指示することであってもよいし、間接的に指示することであってもよいし、関連関係を有するものとして指示されるものであってもよい。例えば、AがBを指示することは、AがBを直接的に指示すること、例えば、BはAによって情報を取得することができることを表すことができ、また、AがBを間接的に指示すること、例えば、AはCを指示し、BはCを介して情報を取得することができることも表すこともでき、また、AとBが関連関係を有することを表すこともできる。
【0038】
本願の実施形態の部分で使用される用語は、本願の具体的な実施例を説明することのみを意図するものであり、本願を限定することを意図するものではない。本願の明細書、特許請求の範囲及び図面における用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などは、異なる対象を区別するためのものであり、特定の順序を説明するためのものではない。さらに、用語「含む」、「有する」、及びそれらの変形は、非排他的な包含を意図している。
【0039】
本願の実施例の説明において、「対応する」という用語は、両者間に直接的又は間接的に対応する関係を有することを意味してもよく、両者間に関連関係を有することを意味してもよく、指示することと指示されること、構成することと構成されることなどの関係を意味してもよい。
【0040】
本願の実施例では、「事前定義」又は「事前構成」は、デバイス(例えば、STA及びネットワーク機器を含む)内に、対応するコード、テーブル、又は関係情報を指示するために使用可能な他の形態を事前に保存することによって実現され得、本願はその具体的な実現形態を限定しない。例えば、事前定義は、「プロトコルで定義された」ことを指すことができる。
【0041】
本願の実施例では、前記「プロトコル」は、通信分野における標準プロトコルを指すことができ、例えば、WiFiプロトコル及び将来のWiFi通信システムに適用される関連プロトコルを含み得るが、本願はこれらを限定しない。
【0042】
本願の実施例における技術的解決策の理解を容易にするために、具体的な実施例により本願の技術的解決策を以下に詳細に説明する。以下の関連技術は、任意選択的な解決策として本願の実施例の技術的解決策と任意に組み合わせることができ、いずれも本願の実施例の保護範囲に含まれる。本願の実施例は、以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0043】
無線機器は、マルチバンド通信をサポートし、例えば、2.4GHz、5GHz、6GHz、及び60GHzのバンドで同時に通信したり、同じバンド(又は異なるバンド)の異なるチャネルで同時に通信したりすることで、デバイス間の通信スループット及び/又は信頼性を向上させる。このようなデバイスは通常、マルチバンドデバイス、又はマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)と呼ばれ、マルチリンクエンティティ又はマルチバンドエンティティとも呼ばれ得る。MLDは、アクセスポイント機器であってもよく、ステーション機器であってもよい。MLDがアクセスポイント機器である場合、MLDには、1つ又は複数のAPが含まれ、MLDがステーション機器である場合、MLDには、1つ又は複数のnon-AP STAが含まれる。
【0044】
1つ又は複数のAPを含むMLDはAP MLDとも呼ばれ、1つ又は複数のnon-AP STAを含むMLDはNon-AP MLDとも呼ばれ、本願の実施例では、Non-AP MLDはSTA MLDとも呼ばれ得る。
【0045】
本願の実施例では、AP MLDは複数のAPを含み得、Non-AP MLDは複数のSTAを含み、AP MLD内のAPとNon-AP MLD内のSTAとの間に複数のリンクが形成され得、AP MLD内のAPとNon-AP MLD内の対応するSTAとの間で、対応するリンクを介してデータ通信を行うことができる。
【0046】
本願の実施例における技術的解決策の理解を容易にするために、本願に係るマルチAP候補セットの確立について以下に説明する。
【0047】
マルチAP候補セットの確立は、以下の2つの段階、即ち、マルチAP協調能力発見段階及びマルチAP候補セット確立段階に分けられる。
【0048】
マルチAP協調能力発見段階では、
図2に示すように、APは、近傍APによって送信されたビーコン(Beacon)フレーム又は他の管理フレームを受信することによって、相互のマルチAP協調能力を発見することができる。
【0049】
マルチAP候補セット確立段階では、
図3に示すように、マルチAP協調を開始するAPは、マスターAP(MAP:Master AP)と呼ばれ、MAPは、周囲のスレーブAP(SAP:Slave AP)(1つ又は複数のSAP)を選択してマルチAP協調に参加する。このプロセスでは、MAPとSAPの間で、マルチAP候補セットを構成するためのいくつかの情報がインタラクションされ、具体的なステップとインタラクションされる情報は、以下の通りである。
【0050】
1)MAPはSAPsに要求(Request)フレームを送信し、要求フレームは主に以下の情報、即ち、マルチAP協調時のSAPの識別子(ID:identity)の割り当ての情報、マルチAPセットのIDの割り当ての情報を含む。
【0051】
2)SAPはMAPに応答(Response)フレームを返信し、主に以下の情報、即ち、SAPに関連付けられたSTAの情報(STAのID及びマルチAP協調に関与する能力情報を含む)、STAがマルチAP協調に関与する優先度を含む。
【0052】
本願の実施例における技術的解決策の理解を容易にするために、本願が解決しようとする技術的課題について以下に説明する。
【0053】
上記のマルチAP候補セット確立の解決策では、マルチAP能力発見の基本的なプロセスとマルチAP候補セット確立に必要な関連パラメータが設計されているが、マルチAP能力情報は明確化されておらず、APが指示する必要のある多くのマルチAP能力情報が考慮されていない。また、マルチAP候補セットを確立するためにマルチAP候補セットに割り当てる必要のあるパラメータも十分に詳細ではない。
【0054】
上記に鑑みて、本願は、マルチAP協調の解決策を提案し、マルチAP協調能力発見及びマルチAP能力ユニットを設計し、マルチAP候補セットの確立及び使用されるフレーム構造を設計し、それにより、マルチAP協調伝送を実現することができる。
【0055】
説明すべきこととして、本願の実施例では、マルチAP候補セット(Multi-AP Candidate Set)と仮想基本サービスセット(VBSS)は同じ概念であり、2つの用語が文脈で混在して使用されることもあるが、同じ概念を表す。
【0056】
いくつかの実施例では、本願は、
図4に示す有線マルチAP協調アーキテクチャに適用され得、
図5に示す無線マルチAP協調アーキテクチャに適用されてもよい。
【0057】
具体的には、有線マルチAP協調アーキテクチャでは、
図4の(a)に示すように、ネットワーク内の協調者(Coordinator)が何かしらのAPにあり、有線接続によって他のAPsを制御し、それに対して、
図4の(b)に示すように、ネットワーク内に1つの独立している協調者(Coordinator)が存在し、有線接続によって他のAPsを制御する。有線マルチAP協調アーキテクチャの場合、マルチAP候補セット確立は、ネットワークオペレータがコントローラ(Controller)で直接設定する。例えば、コントローラ(Controller)は、有線接続によって各APのマルチAP協調能力情報を取得し、マルチAP候補セット(Multi-AP Candidate Set(s))を割り当てる。
【0058】
具体的には、無線マルチAP協調アーキテクチャでは、ネットワーク内の協調者(Coordinator)が何かしらのAP(MAPと呼ぶ)にあり、無線方式により他のAPs(SAPsと呼ぶ)を制御する。マルチAP候補セットを確立する前に、各APは、まず、他のAPのマルチAP協調能力情報などを知る必要があり、次に、MAPは、どのSAP(s)と、どのマルチAP協調モードをサポートするマルチAP候補セット(Multi-AP Candidate Set(s))を確立するかを決定する。
【0059】
下記において、具体的な実施例により、本願の技術的解決策を詳細に説明する。
【0060】
図6は、本願の実施例による無線通信方法200の概略フローチャートであり、
図6に示すように、前記無線通信方法200は、以下の内容のうちの少なくとも一部を含み得る。
【0061】
ステップS210において、m個のSAPは、各自のマルチAP協調能力情報をブロードキャストする。
【0062】
ステップS220において、当該MAPは、当該m個のSAPのマルチAP協調能力情報を取得する。
【0063】
ステップS230において、当該MAPは、当該m個のSAPの当該マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定する。
【0064】
ステップS240において、当該MAPは、当該m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信し、当該第1要求情報は、当該n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用される。
【0065】
ステップS250において、当該m個のSAPの一部又はすべてのSAPは、当該MAPに第1応答情報を送信し、当該第1応答情報は、対応するSAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される。
【0066】
ステップS260において、当該MAP。ここで、m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである。
【0067】
本願の実施例では、1つのAPは、1つ又は複数のマルチAP候補セットに属する可能性がある。
【0068】
本願の実施例では、各マルチAP候補セットは1つのMAPのみを有し、残りのAPはSAPであることとする。
【0069】
本願の実施例では、各マルチAP候補セットは、1つ又は複数のマルチAP協調モードをサポートする可能性がある。
【0070】
いくつかの実施例では、各APは、近傍AP(s)からのビーコン(Beacon)フレーム又は管理フレームを受信することによって、相互のマルチAP協調能力情報を発見することができる。例えば、APのマルチAP協調能力情報は、
図7に示すマルチAP協調能力要素(Multi-AP Coordination Capabilities element)によって搬送されることができる。
【0071】
つまり、本願の実施例では、MAPは、マルチAP協調能力要素(Multi-AP Coordination Capabilities element)を介して、SAPのマルチAP協調能力情報を取得することができる。
【0072】
いくつかの実施例では、MAPは、それ自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストすることもでき、MAPによってブロードキャストされたマルチAP協調能力情報に対応するフレームフォーマットは、SAPによってブロードキャストされたマルチAP協調能力情報に対応するフレームフォーマットと一致し、ここでは繰り返して説明しない。
【0073】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPの当該マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、当該第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームであり、1≦i≦mである。つまり、当該i番目のSAPは、当該m個のSAPのうちの任意の1つのSAPであってもよい。
【0074】
いくつかの実施例では、
図8に示すように、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールド(占有するバイト数は可変)、当該マルチAP協調能力フィールドは、i番目のSAPのマルチAP協調能力を指示するために使用される。もちろん、
図8に示すように、当該第1フレームはさらに、要素IDフィールド(1バイト占有)、長さフィールド(1バイト占有)及び拡張要素IDフィールド(0又は1バイト占有)を含み得る。
【0075】
なお、いくつかの実施例では、マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調能力要素(Multi-AP Coordination Capabilities element)とも呼ばれ、この2つは、互いに置き替えることができ、本願はこれに対して限定しない。
【0076】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA:Coordinated Orthogonal Frequency Division Multiple Access)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR:Coordinated Spatial Reuse)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX:Joint Transmission)特定情報フィールド、及び協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO:Coordinated Uplink Multiple-User Multiple Input Multiple Output)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0077】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
具体的には、第1フレームにおいて、マルチAP協調制御フィールド(Multi-AP Coordination Control field)は、当該マルチAP協調能力フィールドに具体的に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用される。つまり、当該マルチAP協調制御フィールドは、Multi-AP Coordination Capabilities elementに具体的に含まれる、マルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用されることができる。
【0079】
具体的には、第1フレームにおいて、共通情報フィールド(Common Info field)は、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該i番目のSAPがサポートする役割、及び当該i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用される。
【0080】
具体的には、第1フレームにおいて、C-OFDMA特定情報フィールド(C-OFDMA Specific Info field)は、当該i番目のSAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用される。
【0081】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SR特定情報フィールド(C-SR Specific Info field)は、当該i番目のSAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用される。
【0082】
具体的には、第1フレームにおいて、J-TX特定情報フィールド(J-TX Specific Info field)は、当該i番目のSAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用される。
【0083】
具体的には、第1フレームにおいて、C-UL MU MIMO特定情報フィールド(C-UL MU MIMO Specific Info field)は、当該i番目のSAPがサポートするC-UL MU MIMOタイプを指示するために使用される。
【0084】
具体的には、例えば、
図8に示すように、第1フレームにおいて、マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド(1バイト占有)、共通情報フィールド(3バイト占有)、C-OFDMA特定情報フィールド(オプション)、C-SR特定情報フィールド(オプション)、J-TX特定情報フィールド(オプション)、C-UL MU MIMO特定情報フィールド(オプション)を含む。つまり、C-OFDMA特定情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドは、オプション的なフィールドであり、何かしらのオプション的なフィールドが存在する場合、それは1バイトを占有することができる。さらに、
図8に示すように、マルチAP協調能力フィールドはさらに、いくつかの他のマルチAP協調に関連する情報を指示するための、他のマルチAP特定情報フィールド(オプション)を含むことができ、他のマルチAP特定情報フィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1バイトを占有することができる。
【0085】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該マルチAP協調能力フィールドが、C-OFDMA特定情報フィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する。
【0086】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調制御フィールドは、C-OFDMA存在フィールド、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調制御フィールドは、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0088】
具体的には、第1フレームにおいて、C-OFDMA存在フィールド(C-OFDMA Present subfield)は、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-OFDMA特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-OFDMA存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用される。
図8に示すように、当該C-OFDMA存在フィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0089】
例えば、C-OFDMA Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-OFDMA特定情報フィールドが存在し、i番目のSAPが、C-OFDMAをサポートすることを表し、C-OFDMA Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-OFDMA特定情報フィールドが存在せず、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートしないことを表す。
【0090】
別の例では、C-OFDMA Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-OFDMA特定情報フィールドが存在し、i番目のSAPが、C-OFDMAをサポートすることを表し、C-OFDMA Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-OFDMA特定情報フィールドが存在せず、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートしないことを表す。
【0091】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調制御フィールドにC-OFDMA Present subfieldが存在しないことは、Multi-AP Coordination Capabilities elementにC-OFDMA Specific Info fieldが存在しないことを意味し、これは、Multi-AP Coordination Capabilities element存在自体が、i番目のSAPがDL C-OFDMA及びUL C-OFMDAをサポートすることを暗黙的に指示できるためである。
【0092】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SR存在フィールド(C-SR Present subfield)は、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-SR特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-SR存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用される。
図8に示すように、C-SR存在フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0093】
例えば、C-SR Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-SR特定情報フィールドが存在し、i番目のSAPが、C-SRをサポートすることを表し、C-SR Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-SR特定情報フィールドが存在せず、i番目のSAPがC-SRをサポートしないことを表す。
【0094】
別の例では、C-SR Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-SR特定情報フィールドが存在し、i番目のSAPが、C-SRをサポートすることを表し、C-SR Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-SR特定情報フィールドが存在せず、i番目のSAPがC-SRをサポートしないことを表す。
【0095】
具体的には、第1フレームにおいて、C-BFサポートフィールド(C-BF Support subfield)は、当該i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用される。
図8に示すように、C-BFサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0096】
例えば、C-BF Support subfield=1である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートすることを表し、C-BF Support subfield=0である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートしないことを表す。
【0097】
別の例では、C-BF Support subfield=0である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートすることを表し、C-BF Support subfield=1である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートしないことを表す。
【0098】
具体的には、第1フレームにおいて、J-TX存在フィールド(J-TX Present subfield)は、当該マルチAP協調能力フィールドが当該J-TX特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該J-TX存在フィールドは、当該i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。
図8に示すように、J-TX存在フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0099】
例えば、J-TX Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにJ-TX Specific Info fieldが存在し、i番目のSAPがJ-TXをサポートすることを表し、J-TX Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにJ-TX Specific Info fieldが存在せず、i番目のSAPがJ-TXをサポートしないことを表す。
【0100】
別の例では、J-TX Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにJ-TX Specific Info fieldが存在し、i番目のSAPがJ-TXをサポートすることを表し、J-TX Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにJ-TX Specific Info fieldが存在せず、i番目のSAPがJ-TXをサポートしないことを表す。
【0101】
具体的には、第1フレームにおいて、C-UL MU MIMO存在フィールド(C-UL MU MIMO Present subfield)は、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
図8に示すように、C-UL MU MIMO存在フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0102】
例えば、C-UL-MU MIMO Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-UL-MU MIMO Specific Info fieldが存在し、i番目のSAPがC-UL-MU MIMOをサポートすることを表し、C-UL-MU MIMO Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-UL-MU MIMO Specific Info fieldが存在せず、i番目のSAPがC-UL-MU MIMOをサポートしないことを表す。
【0103】
別の例では、C-UL-MU MIMO Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-UL-MU MIMO Specific Info fieldが存在し、i番目のSAPがC-UL-MU MIMOをサポートすることを表し、C-UL-MU MIMO Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにC-UL-MU MIMO Specific Info fieldが存在せず、i番目のSAPがC-UL-MU MIMOをサポートしないことを表す。
【0104】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、マルチAP協調制御フィールドはさらに、他のマルチAP存在フィールド(Other Multi-AP Present subfield)を含むことができ、当該他のマルチAP存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドに他のマルチAP特定情報フィールドが含まれるか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該i番目のSAPが他のマルチAP協調モードをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、他のマルチAP存在フィールドは、1ビットを占有する。
【0105】
例えば、Other Multi-AP Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにOther Multi-AP Specific Info fieldが存在することを表し、Other Multi-AP Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにOther Multi-AP Specific Info fieldが存在しないことを表す。
【0106】
別の例では、Other Multi-AP Present subfield=0である場合、マルチAP協調能力フィールドにOther Multi-AP Specific Info fieldが存在することを表し、Other Multi-AP Present subfield=1である場合、マルチAP協調能力フィールドにOther Multi-AP Specific Info fieldが存在しないことを表す。
【0107】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、C-OFDMA特定情報フィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含み、
ここで、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、当該i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0108】
具体的には、例えば、第1フレームにおいて、
図8に示すように、アップリンクC-OFDMAフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0109】
例えば、アップリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートすることを表し、アップリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートしないことを表す。
【0110】
別の例では、アップリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートすることを表し、アップリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートしないことを表す。
【0111】
具体的には、例えば、第1フレームにおいて、
図8に示すように、ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0112】
例えば、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートすることを表し、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートしないことを表す。
【0113】
別の例では、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートすることを表し、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートしないことを表す。
【0114】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該C-SR特定情報フィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、及びC-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0115】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0116】
例えば、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0117】
別の例では、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0118】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SRとC-BFとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、C-SRとC-BFとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0119】
例えば、C-SRとC-BFとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-BFとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0120】
別の例では、C-SRとC-BFとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-BFとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0121】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該i番目のSAPがC-BFをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する。
【0122】
具体的には、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0123】
例えば、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0124】
別の例では、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0125】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPがJ-TXをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する。
【0126】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0127】
例えば、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0128】
別の例では、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートすることを表し、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを表す。
【0129】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する。
【0130】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0131】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、J-TX特定情報フィールドは、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含む。つまり、当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド(J-TX for Single User)を含まなくてもよく、これは、J-TX for Single Userは、J-TXをサポートするAPの基本的な機能であるためである。具体的には、例えば、当該J-TX特定情報フィールドが、シングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0132】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含む。つまり、当該J-TX特定情報フィールドは、ダイバーシティJ-TXフィールド(J-TX with Diversity subfield)を含まなくてもよく、これは、J-TX with Diversityは、J-TXをサポートするAPの基本的な機能であるためである。具体的には、例えば、当該J-TX特定情報フィールドがダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0133】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含む。つまり、当該J-TX特定情報フィールドは、全帯域幅J-TXフィールド(Full Bandwidth J-TX subfield)を含まなくてもよく、これは、Full Bandwidth J-TXは、J-TXをサポートするAPの基本的な機能であるためである。具体的には、例えば、当該J-TX特定情報フィールドが全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0134】
具体的には、第1フレームにおいて、シングルユーザJ-TXフィールド(J-TX for Single User subfield)は、当該i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、シングルユーザJ-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0135】
例えば、シングルユーザJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを表し、シングルユーザJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを表す。
【0136】
別の例では、シングルユーザJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを表し、シングルユーザJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを表す。
【0137】
具体的には、第1フレームにおいて、マルチユーザJ-TXフィールド(J-TX for Multiple User subfield)は、当該i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、シングルユーザJ-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0138】
例えば、マルチユーザJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートすることを表し、マルチユーザJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを表す。
【0139】
別の例では、マルチユーザJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートすることを表し、マルチユーザJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを表す。
【0140】
具体的には、第1フレームにおいて、ダイバーシティJ-TXフィールド(J-TX with Diversity subfield)は、当該i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、ダイバーシティJ-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0141】
例えば、ダイバーシティJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートすることを表し、ダイバーシティJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを表す。
【0142】
別の例では、ダイバーシティJ-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートすることを表し、ダイバーシティJ-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを表す。
【0143】
具体的には、第1フレームにおいて、多重化J-TXフィールド(J-TX with Multiplexing subfield)は、当該i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。つまり、ユーザの通信スループットを向上させるという目的で、複数のAPがユーザに対して異なるデータ/フレームを伝送する。例えば、
図8に示すように、多重化J-TXフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0144】
例えば、多重化J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートすることを表し、多重化J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを表す。
【0145】
別の例では、多重化J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートすることを表し、多重化J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを表す。
【0146】
具体的には、第1フレームにおいて、全帯域幅J-TXフィールド(Full Bandwidth J-TX subfield)は、当該i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、全帯域幅J-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0147】
例えば、全帯域幅J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートすることを表し、全帯域幅J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを表す。
【0148】
別の例では、全帯域幅J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートすることを表し、全帯域幅J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを表す。
【0149】
具体的には、第1フレームにおいて、部分帯域幅J-TXフィールド(Partial Bandwidth J-TX subfield)は、当該i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、部分帯域幅J-TXフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0150】
例えば、部分帯域幅J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートすることを表し、部分帯域幅J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを表す。
【0151】
別の例では、部分帯域幅J-TXフィールド=0である場合、i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートすることを表し、部分帯域幅J-TXフィールド=1である場合、i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを表す。
【0152】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該J-TX特定情報フィールドが、シングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は、当該J-TX特定情報フィールドが、ダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は、当該J-TX特定情報フィールドが、全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0153】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0154】
具体的には、第1フレームにおいて、検出及び破棄フィールド(Detect and Discard)は、当該i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、検出及び破棄フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0155】
例えば、検出及び破棄フィールド=1である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートすることを表し、検出及び破棄フィールド=0である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートしないことを表す。
【0156】
別の例では、検出及び破棄フィールド=0である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートすることを表し、検出及び破棄フィールド=1である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートしないことを表す。
【0157】
具体的には、第1フレームにおいて、干渉軽減フィールド(Mitigate as Interference)は、当該i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、干渉軽減フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0158】
例えば、干渉軽減フィールド=1である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートすることを表し、干渉軽減フィールド=0である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートしないことを表す。
【0159】
別の例では、干渉軽減フィールド=0である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートすることを表し、干渉軽減フィールド=1である場合、i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートしないことを表す。
【0160】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、共通情報フィールド(Common Info field)は、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及びサウンディング方法サポートフィールドを含む。
【0161】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、AP候補セット確立方法フィールド(AP Candidate Set Setup Method subfield)は、STAベースフィールド(By STA subfield)、及びAPベースフィールド(By AP subfield)のうちの少なくとも1つを含む。
【0162】
具体的には、第1フレームにおいて、STAベースフィールド(By STA subfield)は、当該i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、STAベースフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0163】
例えば、STAベースフィールド=1である場合、i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートすることを表し、STAベースフィールド=0である場合、i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートしないことを表す。
【0164】
別の例では、STAベースフィールド=0である場合、i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートすることを表し、STAベースフィールド=1である場合、i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートしないことを表す。
【0165】
具体的には、第1フレームにおいて、APベースフィールド(By AP subfield)は、当該i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、APベースフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0166】
例えば、APベースフィールド=1である場合、i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートすることを表し、APベースフィールド=0である場合、i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートしないことを表す。
【0167】
別の例では、APベースフィールド=0である場合、i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートすることを表し、APベースフィールド=1である場合、i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートしないことを表す。
【0168】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、AP役割サポートフィールド(AP Roles Support subfield)は、MAP役割(Master AP Role)フィールド、SAP役割(Slave AP Role)フィールド、協調AP役割(Coordinating AP Role)フィールド、被協調AP役割(Coordinated AP Role)フィールド、共有AP役割(Sharing AP Role)フィールド及び被共有AP役割(Shared AP Role)フィールドを含む。例えば、
図8に示すように、MAP役割フィールドは、1ビットを占有することができ、SAP役割フィールドは、1ビットを占有することができ、協調AP役割フィールドは、1ビットを占有することができ、被協調AP役割フィールドは、1ビットを占有することができ、共有AP役割フィールドは、1ビットを占有することができ、被共有AP役割フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0169】
具体的には、マルチAP候補セットの確立段階では、当該MAP役割フィールドで指示されるAPは、当該SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セットの確立要求を発し、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP:transmission opportunity)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う。
【0170】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含む。なぜなら、シーケンシャルサウンディング(Sequential Sounding)は、マルチAP協調をサポートするAPの基本的な機能であり、サポート可否を特に指示する必要なく、APは当該機能をデフォルトでサポートするためである。
【0172】
具体的には、第1フレームにおいて、シーケンシャルサウンディングフィールド(Sequential Sounding Subfield)は、当該i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、シーケンシャルサウンディングフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0173】
例えば、シーケンシャルサウンディングフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートすることを表し、シーケンシャルサウンディングフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートしないことを表す。
【0174】
別の例では、シーケンシャルサウンディングフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートすることを表し、シーケンシャルサウンディングフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートしないことを表す。
【0175】
具体的には、第1フレームにおいて、共同サウンディングフィールド(Joint Sounding subfield)は、当該i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図8に示すように、共同サウンディングフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0176】
例えば、共同サウンディングフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートすることを表し、共同サウンディングフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートしないことを表す。
【0177】
別の例では、共同サウンディングフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートすることを表し、共同サウンディングフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートしないことを表す。
【0178】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0179】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及び共同サウンディングサポートフィールドを含む。つまり、当該共通情報フィールドにおいて、i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを特に指示する必要なく、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。なぜなら、Sequential Soundingは、マルチAP協調をサポートするAPの基本的な機能であり、サポート可否かを特に指示する必要なく、APは当該機能をデフォルトでサポートするためである。
【0180】
具体的には、第1フレームにおいて、共同サウンディングサポートフィールドは、当該i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0181】
例えば、共同サウンディングサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートすることを表し、共同サウンディングサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートしないことを表す。
【0182】
別の例では、共同サウンディングサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートすることを表し、共同サウンディングサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートしないことを表す。
【0183】
具体的には、当該AP候補セット確立方法フィールドは、上記の
図8に関連するAP候補セット確立方法フィールドの説明と一致しており、ここでは繰り返して説明しない。
【0184】
具体的には、当該AP役割サポートフィールドは、上記の
図8に関連するAP役割サポートフィールドの説明と一致しており、ここでは繰り返して説明しない。
【0185】
いくつかの実施例では、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、当該マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該i番目のSAPがサポートする役割、及び当該i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、当該i番目のSAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される。
【0186】
具体的には、
図9に示すように、共通情報フィールドは、1バイトを占有することができ、マルチAPスキームサポートフィールドは、1バイトを占有することができる。
【0187】
なお、当該共通情報フィールドは、上記の共通情報フィールドに関する説明と一致しており、ここでは繰り返して説明しない。
【0188】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、協調ビームフォーミング(C-BF:Coordinated Beamforming)サポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0189】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含む。つまり、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールドを含まなくてもよく、これは、マルチAP協調能力フィールド自体が、i番目のSAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示するためである。
【0190】
具体的には、第1フレームにおいて、C-OFDMAサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図9に示すように、C-OFDMAサポートフィールドは、1ビットを占有する。
【0191】
例えば、C-OFDMAサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートすることを表し、C-OFDMAサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートしないことを表す。
【0192】
別の例では、C-OFDMAサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートすることを表し、C-OFDMAサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-OFDMAをサポートしないことを表す。
【0193】
いくつかの実施例では、第1フレームにおいて、当該マルチAPスキームサポートフィールドが、C-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する。
【0194】
具体的には、第1フレームにおいて、C-SRサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図9に示すように、C-SRサポートフィールドは、1ビットを占有する。
【0195】
例えば、C-SRサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SRをサポートすることを表し、C-SRサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SRをサポートしないことを表す。
【0196】
別の例では、C-SRサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-SRをサポートすることを表し、C-SRサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-SRをサポートしないことを表す。
【0197】
具体的には、第1フレームにおいて、C-BFサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図9に示すように、C-BFサポートフィールドは、1ビットを占有する。
【0198】
例えば、C-BFサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートすることを表し、C-BFサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートしないことを表す。
【0199】
別の例では、C-BFサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートすることを表し、C-BFサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-BFをサポートしないことを表す。
【0200】
具体的には、第1フレームにおいて、J-TXサポートフィールドは、当該i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図9に示すように、J-TXサポートフィールドは、1ビットを占有する。
【0201】
例えば、J-TXサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがJ-TXをサポートすることを表し、J-TXサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがJ-TXをサポートしないことを表す。
【0202】
別の例では、J-TXサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがJ-TXをサポートすることを表し、J-TXサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがJ-TXをサポートしないことを表す。
【0203】
具体的には、第1フレームにおいて、C-UL MU MIMOサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図9に示すように、C-UL MU MIMOサポートフィールドは、1ビットを占有する。
【0204】
例えば、C-UL MU MIMOサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートすることを表し、C-UL MU MIMOサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートしないことを表す。
【0205】
別の例では、C-UL MU MIMOサポートフィールド=0である場合、i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートすることを表し、C-UL MU MIMOサポートフィールド=1である場合、i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートしないことを表す。
【0206】
いくつかの実施例では、当該MAPは、当該n個のマルチAP候補セットの識別情報を割り当てることができる。つまり、MAPがm個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定するプロセスにおいて、MAPは、n個のマルチAP候補セットの識別情報を割り当てることができる。
【0207】
いくつかの実施例では、当該MAPは、当該n個のマルチAP候補セットにおける当該m個のSAPの識別情報を割り当てる。つまり、MAPがm個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定するプロセスにおいて、MAPは、n個のマルチAP候補セットにおけるm個のSAPの識別情報を割り当てる。
【0208】
いくつかの実施例では、当該MAPは、マルチAP協調における当該m個のSAPの役割情報を割り当てる。つまり、MAPがm個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定するプロセスにおいて、MAPは、マルチAP協調におけるm個のSAPの役割情報を割り当てる。
【0209】
いくつかの実施例では、当該MAPは、当該n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なマルチAP協調メカニズムを割り当てる。つまり、MAPがm個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定するプロセスにおいて、MAPは、n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なマルチAP協調メカニズムを割り当てる。
【0210】
いくつかの実施例では、当該MAPは、当該n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なサウンディング方法を割り当てる。つまり、MAPがm個のSAPのマルチAP協調能力情報に基づいてn個のマルチAP候補セットを決定するプロセスにおいて、MAPは、n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なサウンディング方法を割り当てる。
【0211】
いくつかの実施例では、当該MAPによって当該m個のSAPのうちのi番目のSAPに送信される当該第1要求情報は、第2フレームを介して送信され、ここで、1≦i≦mである。例えば、当該第2フレームは、マルチAP候補セット要求フレームであり、
図10に示すように、MAPは、マルチAP候補セット要求フレームをm個のSAPにそれぞれ送信して、n個のマルチAP候補セットの確立を要求する。
【0212】
いくつかの実施例では、当該第2フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、n個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、ここで、当該n個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該n個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。つまり、候補セット数量フィールドは、nの値を指示することができる。
【0213】
具体的には、
図11に示すように、第2フレームにおいて、マルチAP候補セット要求フィールドによって占有できるバイト数は可変であり、候補セット数量フィールドは、1バイトを占有することができ、各候補セット情報フィールドによって占有できるバイト数は可変である。さらに、第2フレームは、フレーム制御フィールド(2バイト占有)、期間フィールド(2バイト占有)、受信アドレス(RA:Receiving Address)フィールド(6バイト占有)、送信アドレス(TA:Transmission Address)フィールド及びフレームチェックシーケンス(FCS:Frame Check Sequence)フィール(4バイト占有)をさらに含むことができる。
【0214】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0215】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0216】
具体的には、例えば、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0217】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、当該AP役割フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットにおいて当該i番目のSAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用され、当該共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0218】
具体的には、例えば、
図11に示すように、第2フレームにおいて、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド(1バイト占有)、マルチAPスキームフィールド(2バイト占有)及びAP役割フィールド(1バイト占有)を含む。
【0219】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS:Virtual BSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0220】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、VBSS識別フィールド、候補セット識別フィールド、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0221】
具体的には、第2フレームにおいて、VBSS識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットのVBSS識別子を指示するために使用される。例えば、
図12に示されるVBSS識別フィールド(6バイト占有)が挙げられる。
【0222】
具体的には、第2フレームにおいて、候補セット識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの識別子を指示するために使用される。
【0223】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、候補セット識別フィールドは、VBSSカラーフィールドに置き替えることもでき、VBSSカラーフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットを指示するために使用され得る。
【0224】
例えば、
図12に示される候補セット識別フィールド又はVBSSカラーフィールド(0又は1バイト占有)が挙げられる。
【0225】
具体的には、第2フレームにおいて、サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用される。例えば、
図11又は
図12に示されるサウンディング方法フィールド(1バイト占有)が挙げられる。
【0226】
具体的には、第2フレームにおいて、マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用される。例えば、
図11又は
図12に示されるマルチAPスキームフィールド(2バイト占有)が挙げられる。
【0227】
具体的には、第2フレームにおいて、AP数量フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるメンバーAPの数を指示するために使用される。例えば、
図12に示されるAP数量フィールド(1バイト占有)が挙げられる。
【0228】
具体的には、第2フレームにおいて、複数のAP情報フィールドのうちのm番目のAP情報フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるm番目のメンバーAPの関係情報を指示するために使用される。例えば、
図12に示される複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールド(2又は8バイト占有)が挙げられる。
【0229】
具体的には、第2フレームにおいて、共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、共同サウンディングサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0230】
具体的には、例えば、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0231】
いくつかの実施例では、n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0232】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、サウンディング方法フィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0233】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、サウンディング方法フィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含む。
【0234】
具体的には、第2フレームにおいて、シーケンシャルサウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0235】
具体的には、第2フレームにおいて、共同サウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0236】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0237】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、マルチAPスキームフィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド、ダウンリンクC-OFDMAフィールド、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0238】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、マルチAPスキームフィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0239】
具体的には、第2フレームにおいて、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、アップリンクC-OFDMAフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0240】
例えば、第2フレームにおいて、アップリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートすることを示し、アップリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0241】
別の例では、第2フレームにおいて、アップリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートすることを示し、アップリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0242】
具体的には、第2フレームにおいて、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0243】
例えば、第2フレームにおいて、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを示し、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0244】
別の例では、第2フレームにおいて、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを示し、ダウンリンクC-OFDMAフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0245】
具体的には、第2フレームにおいて、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド(Joint C-SR and C-OFDMA)は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0246】
例えば、第2フレームにおいて、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0247】
別の例では、第2フレームにおいて、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0248】
具体的には、第2フレームにおいて、C-SRとC-BFとの共同フィールド(Joint C-SR and C-BF)は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、C-SRとC-BFとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0249】
例えば、第2フレームにおいて、C-SRとC-BFとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-BFとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0250】
別の例では、第2フレームにおいて、C-SRとC-BFとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-BFとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0251】
具体的には、第2フレームにおいて、C-SRとJ-TXとの共同フィールド(Joint C-SR and J-TX)は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0252】
例えば、第2フレームにおいて、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0253】
別の例では、第2フレームにおいて、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとJ-TXとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0254】
具体的には、第2フレームにおいて、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド(Joint C-SR and C-UL MU MIMO)は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0255】
例えば、第2フレームにおいて、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0256】
別の例では、第2フレームにおいて、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートすることを示し、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを示す。
【0257】
具体的には、第2フレームにおいて、C-BFフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、C-BFフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0258】
例えば、第2フレームにおいて、C-BFフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートすることを示し、C-BFフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートしないことを示す。
【0259】
別の例では、第2フレームにおいて、C-BFフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートすることを示し、C-BFフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートしないことを示す。
【0260】
具体的には、第2フレームにおいて、シングルユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、シングルユーザJ-TXフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0261】
例えば、第2フレームにおいて、シングルユーザJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを示し、シングルユーザJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを示す。
【0262】
別の例では、第2フレームにおいて、シングルユーザJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを示し、シングルユーザJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを示す。
【0263】
具体的には、第2フレームにおいて、マルチユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、マルチユーザJ-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0264】
例えば、第2フレームにおいて、マルチユーザJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートすることを示し、マルチユーザJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを示す。
【0265】
別の例では、第2フレームにおいて、マルチユーザJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートすることを示し、マルチユーザJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを示す。
【0266】
具体的には、第2フレームにおいて、ダイバーシティJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、ダイバーシティJ-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0267】
例えば、第2フレームにおいて、ダイバーシティJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートすることを示し、ダイバーシティJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを示す。
【0268】
別の例では、第2フレームにおいて、ダイバーシティJ-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートすることを示し、ダイバーシティJ-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを示す。
【0269】
具体的には、第2フレームにおいて、多重化J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、多重化J-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0270】
例えば、第2フレームにおいて、多重化J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートすることを示し、多重化J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを示す。
【0271】
別の例では、第2フレームにおいて、多重化J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートすることを示し、多重化J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを示す。
【0272】
具体的には、第2フレームにおいて、全帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、全帯域幅J-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0273】
例えば、第2フレームにおいて、全帯域幅J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートすることを示し、全帯域幅J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを示す。
【0274】
別の例では、第2フレームにおいて、全帯域幅J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートすることを示し、全帯域幅J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを示す。
【0275】
具体的には、第2フレームにおいて、部分帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、部分帯域幅J-TXフィールドは、オプション的なフィールドであり、それが存在する場合、1ビットを占有することができる。
【0276】
例えば、第2フレームにおいて、部分帯域幅J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートすることを示し、部分帯域幅J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを示す。
【0277】
別の例では、第2フレームにおいて、部分帯域幅J-TXフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートすることを示し、部分帯域幅J-TXフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを示す。
【0278】
具体的には、第2フレームにおいて、検出及び破棄フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、検出及び破棄フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0279】
例えば、第2フレームにおいて、検出及び破棄フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートすることを示し、検出及び破棄フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートしないことを示す。
【0280】
別の例では、第2フレームにおいて、検出及び破棄フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートすることを示し、検出及び破棄フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートしないことを示す。
【0281】
具体的には、第2フレームにおいて、干渉軽減フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図11及び
図12に示すように、干渉軽減フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0282】
例えば、第2フレームにおいて、干渉軽減フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートすることを示し、干渉軽減フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートしないことを示す。
【0283】
別の例では、第2フレームにおいて、干渉軽減フィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートすることを示し、干渉軽減フィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートしないことを示す。
【0284】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該マルチAPスキームフィールドがアップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0285】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該マルチユーザJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該マルチユーザJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0286】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該ダイバーシティJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0287】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該多重化J-TXフィールドを含まなく、又は、当該多重化J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0288】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該全帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該全帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0289】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該部分帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該部分帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0290】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールド及び当該全帯域幅J-TXフィールドを含まない。
【0291】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、マルチAPスキームフィールドが、ダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0292】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、マルチAPスキームフィールドが、全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0293】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該マルチAPスキームフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0294】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該マルチAPスキームフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0295】
具体的には、当該C-OFDMAサポートフィールド(C-OFDMA Support)は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図13に示すように、C-OFDMAサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0296】
例えば、C-OFDMAサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートすることを示し、C-OFDMAサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0297】
別の例では、C-OFDMAサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートすることを示し、C-OFDMAサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートしないことを示す。
【0298】
具体的には、当該C-SRサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図13に示すように、C-SRサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0299】
例えば、C-SRサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートすることを示し、C-SRサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートしないことを示す。
【0300】
別の例では、C-SRサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートすることを示し、C-SRサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートしないことを示す。
【0301】
具体的には、当該C-BFサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図13に示すように、C-BFサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0302】
例えば、C-BFサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートすることを示し、C-BFサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートしないことを示す。
【0303】
別の例では、C-BFサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートすることを示し、C-BFサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートしないことを示す。
【0304】
具体的には、当該J-TXサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図13に示すように、J-TXサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0305】
例えば、J-TXサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートすることを示し、J-TXサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートしないことを示す。
【0306】
別の例では、J-TXサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートすることを示し、J-TXサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートしないことを示す。
【0307】
具体的には、当該C-UL MU MIMOサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。例えば、
図13に示すように、C-UL MU MIMOサポートフィールドは、1ビットを占有することができる。
【0308】
例えば、C-UL MU MIMOサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートすることを示し、C-UL MU MIMOサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートしないことを示す。
【0309】
別の例では、C-UL MU MIMOサポートフィールド=0である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートすることを示し、C-UL MU MIMOサポートフィールド=1である場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートしないことを示す。
【0310】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該マルチAPスキームフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0311】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、当該複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールドは、基本サービスセット(BSS:Basic Service Set)識別フィールド、AP識別フィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0312】
具体的には、第2フレームにおいて、当該BSS識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPのBSS識別子を指示するために使用される。例えば、
図12及び
図13に示すように、BSS識別フィールドは、6バイトを占有することができる。
【0313】
具体的には、第2フレームにおいて、当該AP識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPの識別子を指示するために使用される。例えば、
図12及び
図13に示すように、AP識別フィールドは、1バイトを占有することができる。
【0314】
具体的には、第2フレームにおいて、当該AP役割フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用される。例えば、
図12及び
図13に示すように、AP役割フィールドは、1バイトを占有することができる。
【0315】
いくつかの実施例では、第2フレームにおいて、AP役割フィールドは、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0316】
具体的には、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体のTXOPリソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う。
【0317】
例えば、
図11~
図13に示すように、協調AP役割(Coordinating AP Role)フィールドは、1ビットを占有することができ、被協調AP役割(Coordinated AP Role)フィールドは、1ビットを占有することができ、共有AP役割(Sharing AP Role)フィールドは、1ビットを占有することができ、被共有AP役割(Shared AP Role)フィールドは、1ビットを占有することができる。
【0318】
なお、
図13の他のフィールドは、上記の
図11及び
図12における関連する説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0319】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信された当該第1応答情報は、原因コード情報を含み、ここで、当該原因コード情報は、当該i番目のSAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用され、1≦i≦mである。
【0320】
いくつかの実施例では、当該原因コード情報は、他の指示情報であってもよく、本願はこれに対して限定しない。
【0321】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPによって送信された当該第1応答情報は、
当該i番目のSAPに関連付けられたステーション(STA)リスト、及び当該i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちマルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与するSTAの優先度、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0322】
いくつかの実施例では、当該STAリストは、少なくとも1つのSTAの識別子と、当該少なくとも1つのSTAの各STAが有するマルチAP伝送のメカニズムを含む。
【0323】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される当該第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、1≦i≦mである。例えば、当該第3フレームは、マルチAP候補セット応答(Multi-AP Candidate Set Response)フレームである。
【0324】
いくつかの実施例では、
図14に示すように、当該第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールド(占有するバイト数は可変)を含み、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コード(Reason Code)フィールド(1バイト占有)を含む。
【0325】
さらに、
図14に示すように、当該第3フレームは、フレーム制御フィールド(2バイト占有)、期間フィールド(2バイト占有)、RAフィールド(6バイト占有)、TAフィールド(6バイト占有)、FCSフィールド(4バイト占有)をさらに含む。
【0326】
いくつかの実施例では、当該第3フレームにおいて、当該原因コードフィールドの値は、
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、当該i番目のSAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される。
【0327】
例えば、原因コードフィールド=0である場合、i番目のSAPがMAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れることを表し、原因コードフィールド=1である場合、i番目のSAPがMAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因は、i番目のSAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであることを表し、原因コードフィールド=2であることは、i番目のSAPがMAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因は不明であることを表す。
【0328】
いくつかの実施例では、当該原因コード(Reason Code)フィールドは、応答コード(Response Code)フィールドであってもよい。
【0329】
いくつかの実施例では、当該第3フレームにおいて、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含む。
【0330】
具体的には、第3フレームにおいて、関連付けSTA数量フィールド(Number of Associated STAs field)は、当該i番目のSAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用される。例えば、
図15及び
図16に示すように、関連付けSTA数量フィールドは、1バイトを占有することができる。
【0331】
具体的には、第3フレームにおいて、複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールド(x
th STA Info.field)は、当該i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である。例えば、
図15に示すように、複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、8バイトを占有することができる。別の例では、
図16に示すように、複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドによって占有できるバイト数は可変である。
【0332】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0333】
具体的には、第3フレームにおいて、STA MACアドレスフィールド(STA MAC Address subfield)は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用される。例えば、
図15及び
図16に示すように、STA MACアドレスフィールドは、6バイトを占有することができる。
【0334】
具体的には、第3フレームにおいて、STA優先度フィールド(STA Priority subfield)は、マルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用される。例えば、
図15及び
図16に示すように、STA優先度フィールドは、1バイトを占有することができる。
【0335】
具体的には、第3フレームにおいて、STAのマルチAP協調能力フィールド(Multi-AP Coordination Capabilities of STA subfield)は、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される。例えば、
図15及び
図16に示すように、STAのマルチAP協調能力フィールドは、1バイトを占有することができる。
【0336】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、C-BFフィールド、C-UL MU MIMOフィールド、及びJ-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含む。例えば、
図15に示すように、STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド(1ビット占有)、C-BFフィールド(1ビット占有)、C-UL MU MIMOフィールド(1ビット占有)、J-TXフィールド(1ビット占有)を含む。
【0337】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、及びC-UL MU MIMOフィールドのうちの少なくとも1つを含む。例えば、
図16に示すように、STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド(1ビット占有)、及びC-UL MU MIMOフィールド(1ビット占有)を含む。
【0338】
具体的には、第3フレームにおいて、例えば、
図15及び
図16に示すように、C-SRフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0339】
例えば、C-SRフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートすることを示し、C-SRフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートしないことを示す。
【0340】
別の例では、C-SRフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートすることを示し、C-SRフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートしないことを示す。
【0341】
具体的には、例えば、
図15に示すように、当該C-BFフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0342】
例えば、C-BFフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを示し、C-BFフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートしないことを示す。
【0343】
別の例では、C-BFフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを示し、C-BFフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートしないことを示す。
【0344】
具体的には、例えば、
図15及び
図16に示すように、当該C-UL MU MIMOフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0345】
例えば、C-UL MU MIMOフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートすることを示し、C-UL MU MIMOフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートしないことを示す。
【0346】
別の例では、C-UL MU MIMOフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートすることを示し、C-UL MU MIMOフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートしないことを示す。
【0347】
具体的には、例えば、
図15に示すように、当該J-TXフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0348】
例えば、J-TXフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを示し、J-TXフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートしないことを示す。
【0349】
別の例では、J-TXフィールド=0である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを示し、J-TXフィールド=1である場合、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートしないことを示す。
【0350】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、当該STAのマルチAP協調能力フィールドがC-BFフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0351】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、当該STAのマルチAP協調能力フィールドがJ-TXフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0352】
いくつかの実施例では、第3フレームにおいて、当該STAのマルチAP協調能力フィールド自体は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示することができる。
【0353】
なお、C-OFDMAは、AP側で実現される機能であり、STAにとって、当該機能をサポートするか否かを指示する必要はない。
【0354】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される当該第1応答情報は、確認応答(ACK:Acknowledgement)フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、ここで、当該ACKフレームは、当該i番目のSAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れることを指示するために使用される。つまり、i番目のSAPによって送信される第1応答情報がACKフレームを介して送信される場合、i番目のSAPがMAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたと見なす。
【0355】
いくつかの実施例では、当該MAPは、第1確認情報を送信し、当該第1確認情報は、当該s個のマルチAP候補セットを指示するために使用される。
【0356】
具体的には、s個のマルチAP候補セットの確立を確認した後、MAPは、第1確認情報を送信することができ、
図10に示すように、当該第1確認情報は、マルチAP候補セット確認(Multi-AP Candidate Set Confirm)フレームを介して送信されることができる。
【0357】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストの方式で送信される。
【0358】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、第4フレームを介して送信される。例えば、当該第4フレームは、マルチAP候補セット確認(Multi-AP Candidate Set Confirm)フレームである。
【0359】
いくつかの実施例では、当該第4フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、s個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、ここで、当該s個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該s個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。
【0360】
いくつかの実施例では、当該第4フレームのRAフィールドは、当該第4フレームの受信側機器のMACアドレスを指示するために使用される。
【0361】
具体的には、例えば、当該第1確認情報がブロードキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、ブロードキャストアドレスである。
【0362】
具体的には、例えば、当該第1確認情報がマルチキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、マルチキャストアドレスであり、当該マルチキャストアドレスは、当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたSAPに対応する。
【0363】
具体的には、例えば、第4フレームは、
図17に示す通りであってもよく、その具体的なフィールドは、上記の第2フレーム及び
図12の関連する説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0364】
よって、本願の実施例では、マルチAP候補セットの確立プロセスが設計され、APがブロードキャストすべき具体的なマルチAP協調能力情報を明確にするだけでなく、マルチAP候補セットを確立するときに実行される必要があるパラメータ設定も詳細に設計することにより、マルチAP候補セットの確立に十分な情報を提供し、様々なシナリオとニーズに適したマルチAP候補セットをより適切に確立することができ、それにより、マルチAP協調伝送が可能になる。
【0365】
以上により、
図6~
図17を参照して、本願の方法の実施例について詳細に説明し、下記において、
図18~
図19を参照して、本願の装置の実施例について詳細に説明する。理解すべきこととして、装置の実施例と方法の実施例は相互に対応し、同様の説明は方法の実施例を参照することができる。
【0366】
図18は、本願の実施例によるMAP300の概略ブロック図である。
図18に示すように、当該MAP300は、通信ユニット310と、処理ユニット320と、を備え、
当該通信ユニット310は、m個のスレーブアクセスポイント(SAP)のマルチAP協調能力情報を取得するように構成され、
当該処理ユニット320は、当該m個のSAPの当該マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定するように構成され、
当該通信ユニット310はさらに、当該m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信するように構成され、当該第1要求情報は、当該n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、
当該処理ユニット320はさらに、当該m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、当該第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、当該n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立するように構成され、
ここで、m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである。
【0367】
いくつかの実施例では、当該処理ユニット320はさらに、当該n個のマルチAP候補セットの識別情報を割り当てるように構成され、及び/又は
当該処理ユニット320はさらに、当該n個のマルチAP候補セットにおける当該m個のSAPの識別情報を割り当てるように構成され、及び/又は
当該処理ユニット320はさらに、マルチAP協調における当該m個のSAPの役割情報を割り当てるように構成され、及び/又は
当該処理ユニット320はさらに、当該n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なマルチAP協調メカニズムを割り当てるように構成され、及び/又は
当該処理ユニット320はさらに、当該n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なサウンディング方法を割り当てるように構成される。
【0368】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPの当該マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、当該第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームである。
【0369】
いくつかの実施例では、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、ここで、
当該マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、及び協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該マルチAP協調制御フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、当該共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該i番目のSAPがサポートする役割、及び当該i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該C-OFDMA特定情報フィールドは、当該i番目のSAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、当該C-SR特定情報フィールドは、当該i番目のSAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、当該J-TX特定情報フィールドは、当該i番目のSAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、当該i番目のSAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される。
【0370】
いくつかの実施例では、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、当該マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該i番目のSAPがサポートする役割、及び当該i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、当該i番目のSAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される。
【0371】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、協調ビームフォーミング(C-BF)サポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-OFDMAサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXサポートフィールドは、当該i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0372】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドが、C-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する。
【0373】
いくつかの実施例では、当該マルチAP協調制御フィールドは、C-OFDMA存在フィールド、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該マルチAP協調制御フィールドは、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
当該C-OFDMA存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-OFDMA特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-OFDMA存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-SR存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-SR特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-SR存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-BFサポートフィールドは、当該i番目のSAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該J-TX存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該J-TX特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該J-TX存在フィールドは、当該i番目のSAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0374】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドがC-OFDMA存在フィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFDMAとダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0375】
いくつかの実施例では、当該共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド、及びサウンディング方法サポートフィールドを含み、
当該AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、ここで、当該STAベースフィールドは、当該i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、当該APベースフィールドは、当該i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、当該MAP役割フィールドで指示されるAPは、当該SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
ここで、当該サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、ここで、当該シーケンシャルサウンディングフィールドは、当該i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、当該共同サウンディングフィールドは、当該i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0376】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0377】
いくつかの実施例では、当該共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド、及び共同サウンディングサポートフィールドを含み、
ここで、当該AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、ここで、当該STAベースフィールドは、当該i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、当該APベースフィールドは、当該i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、当該MAP役割フィールドで指示されるAPは、当該SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
ここで、当該共同サウンディングサポートフィールドは、当該i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0378】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0379】
いくつかの実施例では、当該C-OFDMA特定情報フィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含み、
ここで、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、当該i番目のSAPがアップリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、当該i番目のSAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0380】
いくつかの実施例では、当該C-SR特定情報フィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、及びC-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、当該i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。
【0381】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPがC-BFをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該i番目のSAPがJ-TXをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該i番目のSAPがC-UL MU MIMOをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドの値は、当該i番目のSAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する。
【0382】
いくつかの実施例では、当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該シングルユーザJ-TXフィールドは、当該i番目のSAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該マルチユーザJ-TXフィールドは、当該i番目のSAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダイバーシティJ-TXフィールドは、当該i番目のSAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該多重化J-TXフィールドは、当該i番目のSAPが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該全帯域幅J-TXフィールドは、当該i番目のSAPが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該部分帯域幅J-TXフィールドは、当該i番目のSAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。
【0383】
いくつかの実施例では、当該J-TX特定情報フィールドがシングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
当該J-TX特定情報フィールドがダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
当該J-TX特定情報フィールドが全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、当該i番目のSAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0384】
いくつかの実施例では、当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該検出及び破棄フィールドは、当該i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該干渉軽減フィールドは、当該i番目のSAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0385】
いくつかの実施例では、当該MAPによって当該m個のSAPのうちのi番目のSAPに送信される当該第1要求情報は、第2フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
ここで、当該第2フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、n個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
ここで、当該n個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該n個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。
【0386】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、当該AP役割フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットにおいて当該i番目のSAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用され、当該共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0387】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該VBSS識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットのVBSS識別子を指示するために使用され、当該候補セット識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの識別子を指示するために使用され、当該サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、当該AP数量フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるメンバーAPの数を指示するために使用され、当該複数のAP情報フィールドのうちのm番目のAP情報フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるm番目のメンバーAPの関係情報を指示するために使用され、当該共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0388】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0389】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法フィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該サウンディング方法フィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、
ここで、当該シーケンシャルサウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、当該共同サウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0390】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0391】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド、ダウンリンクC-OFDMAフィールド、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームフィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該シングルユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該マルチユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダイバーシティJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該多重化J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該全帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該部分帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該検出及び破棄フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、当該干渉軽減フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0392】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドがアップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0393】
いくつかの実施例では、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、
当該マルチAPスキームフィールドは、当該マルチユーザJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該マルチユーザJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該ダイバーシティJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該多重化J-TXフィールドを含まなく、又は、当該多重化J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該全帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該全帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該部分帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該部分帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0394】
いくつかの実施例では、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールド及び当該全帯域幅J-TXフィールドを含まない。
【0395】
いくつかの実施例では、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0396】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-OFDMAサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0397】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0398】
いくつかの実施例では、当該複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールドは、基本サービスセット(BSS)識別フィールド、AP識別フィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該BSS識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPのBSS識別子を指示するために使用され、当該AP識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPの識別子を指示するために使用され、当該AP役割フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用される。
【0399】
いくつかの実施例では、当該AP役割フィールドは、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う。
【0400】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信された当該第1応答情報は、原因コード情報を含み、ここで、当該原因コード情報は、当該i番目のSAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用され、1≦i≦mである。
【0401】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPによって送信された当該第1応答情報は、
当該i番目のSAPに関連付けられたステーション(STA)リスト、及び当該i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちマルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与するSTAの優先度、のうちの少なくとも1つをさらに含み、
ここで、当該STAリストは、少なくとも1つのSTAの識別子と、当該少なくとも1つのSTAの各STAが有するマルチAP伝送のメカニズムを含む。
【0402】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される当該第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
ここで、当該第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールドを含み、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コードフィールドを含み、
ここで、当該原因コードフィールドの値は、
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、当該i番目のSAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
当該i番目のSAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される。
【0403】
いくつかの実施例では、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含み、
ここで、当該関連付けSTA数量フィールドは、当該i番目のSAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用され、当該複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールドは、当該i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である。
【0404】
いくつかの実施例では、当該複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該STA MACアドレスフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用され、当該STA優先度フィールドは、マルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用され、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される。
【0405】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、C-BFフィールド、C-UL MU MIMOフィールド、及びJ-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、及びC-UL MU MIMOフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-SRフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0406】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールドがC-BFフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを暗黙的に指示し、及び/又は
当該STAのマルチAP協調能力フィールドがJ-TXフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0407】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールド自体は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0408】
いくつかの実施例では、当該m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される当該第1応答情報は、確認応答(ACK)フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
ここで、当該ACKフレームは、当該i番目のSAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れることを指示するために使用される。
【0409】
いくつかの実施例では、当該通信ユニット310はさらに、第1確認情報を送信するように構成され、当該第1確認情報は、当該s個のマルチAP候補セットを指示するために使用される。
【0410】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストの方式で送信される。
【0411】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、第4フレームを介して送信され、
ここで、当該第4フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、s個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
ここで、当該s個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該s個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。
【0412】
いくつかの実施例では、当該第4フレームの受信アドレス(RA)フィールドは、当該第4フレームの受信側機器のMACアドレスを指示するために使用され、
当該第1確認情報がブロードキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、ブロードキャストアドレスであり、
当該第1確認情報がマルチキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、マルチキャストアドレスであり、当該マルチキャストアドレスは、当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたSAPに対応する。
【0413】
いくつかの実施例では、上記の通信ユニットは、通信インターフェース又はトランシーバであってもよいし、通信チップ又はシステムオンチップの入力/出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
【0414】
理解すべきこととして、本願の実施例によるMAP300は、本願の方法の実施例におけるMAPに対応することができ、MAP300における各ユニットの上記の操作及び他の操作及び/又は機能は、それぞれ
図6~
図17に示す方法200におけるMAPの対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0415】
図19は、本願の実施例によるSAP400の概略ブロック図である。
図19に示すように、当該SAP400は、通信ユニット410を備え、
当該通信ユニット410は、SAP400自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストするように構成され、
当該通信ユニット410はさらに、マスターアクセスポイント(MAP)によって送信された第1要求情報を受信するように構成され、当該第1要求情報は、n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、nは正の整数である、
当該通信ユニット410はさらに、当該MAPに第1応答情報を送信するように構成され、当該第1応答情報は、当該SAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される。
【0416】
いくつかの実施例では、当該マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、当該第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームである。
【0417】
いくつかの実施例では、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、ここで、
当該マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該マルチAP協調制御フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、当該共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該SAPがサポートする役割、及び当該SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該C-OFDMA特定情報フィールドは、当該SAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、当該C-SR特定情報フィールドは、当該SAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、当該J-TX特定情報フィールドは、当該SAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、当該SAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される。
【0418】
いくつかの実施例では、当該第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、当該マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで当該SAPがサポートする役割、及び当該SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、当該SAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される。
【0419】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、協調ビームフォーミング(C-BF)サポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームサポートフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-OFDMAサポートフィールドは、当該SAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRサポートフィールドは、当該SAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFサポートフィールドは、当該SAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXサポートフィールドは、当該SAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOサポートフィールドは、当該SAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0420】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドが、C-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該SAPがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAを指示することを暗黙的に指示する。
【0421】
いくつかの実施例では、当該マルチAP協調制御フィールドは、C-OFDMA存在フィールド、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該マルチAP協調制御フィールドは、C-SR存在フィールド、C-BFサポートフィールド、J-TX存在フィールド、及びC-UL MU MIMO存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み、ここで、
当該C-OFDMA存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-OFDMA特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-OFDMA存在フィールドは、当該SAPがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-SR存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-SR特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-SR存在フィールドは、当該SAPがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-BFサポートフィールドは、当該SAPがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該J-TX存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該J-TX特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該J-TX存在フィールドは、当該SAPがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、
当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該マルチAP協調能力フィールドが当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドを含むか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMO存在フィールドは、当該SAPがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0422】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームサポートフィールドが、C-OFDMA存在フィールドを含まない場合、当該マルチAP協調能力フィールド自体は、当該SAPがアップリンクC-OFDMAとダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0423】
いくつかの実施例では、当該共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及びサウンディング方法サポートフィールドを含み、
当該AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、ここで、当該STAベースフィールドは、当該SAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、当該APベースフィールドは、当該SAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、当該MAP役割フィールドで指示されるAPは、当該SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
ここで、当該サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、ここで、当該シーケンシャルサウンディングフィールドは、当該SAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、当該共同サウンディングフィールドは、当該SAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0424】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、当該SAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0425】
いくつかの実施例では、当該共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及び共同サウンディングサポートフィールドを含み、
当該AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、ここで、当該STAベースフィールドは、当該SAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、当該APベースフィールドは、当該SAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、当該MAP役割フィールドで指示されるAPは、当該SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
ここで、当該共同サウンディングサポートフィールドは、当該SAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0426】
いくつかの実施例では、当該i番目のSAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0427】
いくつかの実施例では、当該C-OFDMA特定情報フィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含み、
ここで、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、当該SAPがアップリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、当該SAPがダウンリンクC-OFMDAをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0428】
いくつかの実施例では、当該C-SR特定情報フィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、及びC-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、当該SAPがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドは、当該SAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、当該SAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、当該SAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用される。
【0429】
いくつかの実施例では、当該SAPがC-BFをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドの値は、当該SAPがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該SAPがJ-TXをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドの値は、当該SAPがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該SAPがC-UL MU MIMOをサポートしない場合、当該C-SR特定情報フィールドは、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドを含まなく、又は、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドの値は、当該SAPがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートしないことを指示する。
【0430】
いくつかの実施例では、当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該J-TX特定情報フィールドは、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、及び部分帯域幅J-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該シングルユーザJ-TXフィールドは、当該SAPが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該マルチユーザJ-TXフィールドは、当該SAPが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダイバーシティJ-TXフィールドは、当該SAPがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該多重化J-TXフィールドは、当該SAPが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該全帯域幅J-TXフィールドは、当該SAPが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該部分帯域幅J-TXフィールドは、当該SAPが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用される。
【0431】
いくつかの実施例では、当該J-TX特定情報フィールドがシングルユーザJ-TXフィールドを含まない場合、当該SAPは、同一ユーザのための共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
当該J-TX特定情報フィールドがダイバーシティJ-TXフィールドを含まない場合、当該SAPは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は
当該J-TX特定情報フィールドが全帯域幅J-TXフィールドを含まない場合、当該SAPは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0432】
いくつかの実施例では、当該C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該検出及び破棄フィールドは、当該SAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、
ここで、当該干渉軽減フィールドは、当該SAPが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0433】
いくつかの実施例では、当該第1要求情報は、第2フレームを介して送信され、
ここで、当該第2フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、n個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
ここで、当該n個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該n個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。
【0434】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、当該AP役割フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットにおいて当該i番目のSAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用され、当該共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0435】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、サウンディング方法フィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドは、仮想基本サービスセット(VBSS)識別フィールド、候補セット識別フィールド、共同サウンディングサポートフィールド、マルチAPスキームフィールド、AP数量フィールド、及び複数のAP情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該VBSS識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットのVBSS識別子を指示するために使用され、当該候補セット識別フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットの識別子を指示するために使用され、当該サウンディング方法フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、当該マルチAPスキームフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットによってサポートされるマルチAP協調モードを指示するために使用され、当該AP数量フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるメンバーAPの数を指示するために使用され、当該複数のAP情報フィールドのうちのm番目のAP情報フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットに含まれるm番目のメンバーAPの関係情報を指示するために使用され、当該共同サウンディングサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0436】
いくつかの実施例では、当該n個の候補セット情報フィールド内の候補セット情報フィールドが共同サウンディングサポートフィールドを含む場合、当該SAPは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0437】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法フィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該サウンディング方法フィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、
ここで、当該シーケンシャルサウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、当該共同サウンディングフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0438】
いくつかの実施例では、当該サウンディング方法サポートフィールドがシーケンシャルサウンディングフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをデフォルトでサポートする。
【0439】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドは、アップリンクC-OFDMAフィールド、ダウンリンクC-OFDMAフィールド、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームフィールドは、C-SRとC-OFDMAとの共同フィールド、C-SRとC-BFとの共同フィールド、C-SRとJ-TXとの共同フィールド、C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールド、C-BFフィールド、シングルユーザJ-TXフィールド、マルチユーザJ-TXフィールド、ダイバーシティJ-TXフィールド、多重化J-TXフィールド、全帯域幅J-TXフィールド、部分帯域幅J-TXフィールド、検出及び破棄フィールド、及び干渉軽減フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該アップリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがアップリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダウンリンクC-OFDMAフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダウンリンクC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-OFDMAとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-OFDMAの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-BFとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-BFの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとJ-TXとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びJ-TXの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRとC-UL MU MIMOとの共同フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SR及びC-UL MU MIMOの同時かつ共同使用をサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該シングルユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該マルチユーザJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該ダイバーシティJ-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該多重化J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該全帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該部分帯域幅J-TXフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートするか否かを指示するために使用され、当該検出及び破棄フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータ/フレームを受信及び復調した後に破棄し、有用なデータ/フレームを得ることをサポートするか否かを指示するために使用され、当該干渉軽減フィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが、C-UL-MU MIMOモードにおいて、他のユーザのデータを干渉として直接扱い、目標ユーザのデータ/フレームのみを受信及び復調することをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0440】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドがアップリンクC-OFDMAフィールド及びダウンリンクC-OFDMAフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0441】
いくつかの実施例では、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示する場合、
当該マルチAPスキームフィールドは、当該マルチユーザJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該マルチユーザJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが複数のユーザのための共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールドを含まなく、又は、当該ダイバーシティJ-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがダイバーシティタイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該多重化J-TXフィールドを含まなく、又は、当該多重化J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが多重化タイプの共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該全帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該全帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが全帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示し、及び/又は
当該マルチAPスキームフィールドは、当該部分帯域幅J-TXフィールドを含まなく、又は、当該部分帯域幅J-TXフィールドの値は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが部分帯域幅の共同伝送をサポートしないことを指示する。
【0442】
いくつかの実施例では、当該シングルユーザJ-TXフィールドの値が、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットが同一ユーザのための共同伝送をサポートすることを指示する場合、当該マルチAPスキームフィールドは、当該ダイバーシティJ-TXフィールド及び当該全帯域幅J-TXフィールドを含まない。
【0443】
いくつかの実施例では、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、ダイバーシティタイプの共同伝送をデフォルトでサポートし、及び/又は、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、全帯域幅の共同伝送をデフォルトでサポートする。
【0444】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドは、C-OFDMAサポートフィールド、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該マルチAPスキームフィールドは、C-SRサポートフィールド、C-BFサポートフィールド、J-TXサポートフィールド、及びC-UL MU MIMOサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-OFDMAサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-OFDMAをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-SRサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOサポートフィールドは、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0445】
いくつかの実施例では、当該マルチAPスキームフィールドがC-OFDMAサポートフィールドを含まない場合、現在の候補セット情報フィールドに対応するマルチAP候補セットは、アップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをデフォルトでサポートする。
【0446】
いくつかの実施例では、当該複数のAP情報フィールド内のAP情報フィールドは、基本サービスセット(BSS)識別フィールド、AP識別フィールド、及びAP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該BSS識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPのBSS識別子を指示するために使用され、当該AP識別フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPの識別子を指示するために使用され、当該AP役割フィールドは、現在のAP情報フィールドで指示されるAPによってサポートされるマルチAP協調役割を指示するために使用される。
【0447】
いくつかの実施例では、当該AP役割フィールドは、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド、及び被共有AP役割フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、チャネルサウンディング段階では、当該協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、当該被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、当該共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを当該被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行う。
【0448】
いくつかの実施例では、当該第1応答情報は、原因コード情報を含み、ここで、当該原因コード情報は、当該SAPが、前記MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される。
【0449】
いくつかの実施例では、当該SAPによって送信された当該第1応答情報は、
当該SAPに関連付けられたステーション(STA)リスト、及び当該SAPに関連付けられたSTAのうちマルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与するSTAの優先度のうちの少なくとも1つをさらに含み、
ここで、当該STAリストは、少なくとも1つのSTAの識別子と、当該少なくとも1つのSTAの各STAが有するマルチAP伝送のメカニズムを含む。
【0450】
いくつかの実施例では、当該SAPによって送信される当該第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、
ここで、当該第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールドを含み、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コードフィールドを含み、
ここで、当該原因コードフィールドの値は、
当該SAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
当該SAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、当該SAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
当該SAPが当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される。
【0451】
いくつかの実施例では、当該マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含み、
ここで、当該関連付けSTA数量フィールドは、当該SAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用され、当該複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールドは、当該SAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である。
【0452】
いくつかの実施例では、当該複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該STA MACアドレスフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用され、当該STA優先度フィールドは、マルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用され、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される。
【0453】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、C-BFフィールド、C-UL MU MIMOフィールド、及びJ-TXフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、C-SRフィールド、及びC-UL MU MIMOフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
ここで、当該C-SRフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-SRをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-BFフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートするか否かを指示するために使用され、当該C-UL MU MIMOフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-UL MU MIMOをサポートするか否かを指示するために使用され、当該J-TXフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートするか否かを指示するために使用される。
【0454】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールドがC-BFフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがC-BFをサポートすることを暗黙的に指示し、及び/又は
当該STAのマルチAP協調能力フィールドがJ-TXフィールドを含まない場合、当該STAのマルチAP協調能力フィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがJ-TXをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0455】
いくつかの実施例では、当該STAのマルチAP協調能力フィールド自体は、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAがアップリンクC-OFDMA及びダウンリンクC-OFDMAをサポートすることを暗黙的に指示する。
【0456】
いくつかの実施例では、当該SAPによって送信される当該第1応答情報は、確認応答(ACK)フレームを介して送信され、
ここで、当該ACKフレームは、当該SAPが当該MAPによって送信された当該第1要求情報を受け入れることを指示するために使用される。
【0457】
いくつかの実施例では、当該通信ユニット410はさらに、当該MAPによって送信された第1確認情報を取得するように構成され、当該第1確認情報は、s個のマルチAP候補セットを指示するために使用され、
ここで、sは正の整数であり、s≦nである。
【0458】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストの方式で送信される。
【0459】
いくつかの実施例では、当該第1確認情報は、第4フレームを介して送信され、
ここで、当該第4フレームは、マルチAP候補セット要求フィールドを含み、当該マルチAP候補セット要求フィールドは、s個の候補セット情報フィールド及び候補セット数量フィールドを含み、
ここで、当該s個の候補セット情報フィールドはそれぞれ、当該s個のマルチAP候補セットに関連する情報を指示し、当該候補セット数量フィールドは、当該マルチAP候補セット要求フィールドに含まれる候補セット情報フィールドの数量を指示するために使用される。
【0460】
いくつかの実施例では、当該第4フレームの受信アドレス(RA)フィールドは、当該第4フレームの受信側機器のMACアドレスを指示するために使用され、
当該第1確認情報がブロードキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、ブロードキャストアドレスであり、
当該第1確認情報がマルチキャストの方式で送信される場合、当該RAフィールドは、マルチキャストアドレスであり、当該マルチキャストアドレスは、当該MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れたSAPに対応する。
【0461】
いくつかの実施例では、上記の通信ユニットは、通信インターフェース又はトランシーバであってもよいし、通信チップ又はシステムオンチップの入力/出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
【0462】
理解すべきこととして、本願の実施例によるSAP400は、本願の方法の実施例におけるSAPに対応することができ、SAP400における各ユニットの上記の操作及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ、
図6~
図17に示す方法200におけるSAPの対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0463】
図20は、本願の実施例で提供される通信機器500の概略ブロック図である。
図20に示す通信機器500は、プロセッサ510を備え、プロセッサ510は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0464】
いくつかの実施例では、
図20に示すように、通信機器500は、メモリ520をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ510は、メモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0465】
ここで、メモリ520は、プロセッサ510から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ510に統合されてもよい。
【0466】
いくつかの実施例では、
図20に示すように、通信機器500は、トランシーバ530をさらに備えることができ、プロセッサ510は、他のデバイスと通信するように当該トランシーバ530を制御することができ、具体的には、情報又はデータを他のデバイスに送信し、又は他のデバイスによって送信される情報又はデータを受信することができる。
【0467】
ここで、トランシーバ530は、送信機及び受信機を含み得る。トランシーバ530は、1つ又は複数のアンテナをさらに含み得る。
【0468】
いくつかの実施例では、当該通信機器500は、具体的には、本願の実施例におけるMAPであってもよく、当該通信機器500は、本願の実施例の各方法においてMAPによって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0469】
いくつかの実施例では、当該通信機器500は、具体的には、本願の実施例におけるSAPであってもよく、当該通信機器500は、本願の実施例の各方法においてSAPによって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0470】
図21は、本願の実施例の装置の概略ブロック図である。
図21に示す装置600は、プロセッサ610を備え、プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0471】
いくつかの実施例では、
図21に示すように、装置600は、メモリ620をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0472】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0473】
いくつかの実施例では、当該装置600は、入力インターフェース630をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ610は、他のデバイス又はチップと通信するように当該入力インターフェース630を制御することができ、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信される情報又はデータを取得することができる。
【0474】
いくつかの実施例では、当該装置600は、出力インターフェース640をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ610は、他のデバイス又はチップと通信するように当該出力インターフェース640を制御することができ、具体的には、他のデバイス又はチップに、情報又はデータを出力することができる。
【0475】
いくつかの実施例では、当該装置は、本願の実施例におけるMAPに適用されることができ、当該装置は、本願の実施例の各方法においてMAPによって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0476】
いくつかの実施例では、当該装置は、本願の実施例におけるSAPに適用されることができ、当該装置は、本願の実施例の各方法においてSAPによって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0477】
いくつかの実施例では、本願の実施例で言及される装置は、チップであってもよい。例えば、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどであってもよい。
【0478】
図22は、本願の実施例で提供される通信システム700の概略ブロック図である。
図22に示すように、当該通信システム700は、MAP710及びSAP720を含む。
【0479】
ここで、当該MAP710は、上記の方法においてMAPによって実現される対応する機能を実現するように構成されることができ、当該SAP720は、上記の方法においてSAPによって実現される対応する機能を実現するように構成されることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0480】
理解すべきこととして、本願の実施例におけるプロセッサは、信号処理能力を備えた集積回路チップであり得る。実現プロセスでは、上記の方法の実施例の各ステップは、プロセッサ内のハードウェア形態の統合論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了できる。上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよく、本願の実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの従来の記憶媒体に配置することができる。当該記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0481】
理解可能なこととして、本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であり得る。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAMが利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などが利用可能である。注意すべきこととして、本明細書で説明されるシステム及び方法におけるメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図している。
【0482】
理解すべきこととして、上述のメモリは、例示的なものであるが限定的なものではない。例えば、本願の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)、又はダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよい。つまり、本願の実施例におけるメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図している。
【0483】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0484】
いくつかの実施例では、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるMAPに適用され得、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてMAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0485】
いくつかの実施例では、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるSAPに適用され得、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてSAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0486】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0487】
いくつかの実施例では、当該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるMAPに適用され得、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてMAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0488】
いくつかの実施例では、当該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるSAPに適用され得、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてSAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0489】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0490】
いくつかの実施例では、当該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるMAPに適用され得、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてMAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0491】
いくつかの実施例では、当該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるSAPに適用され得、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてSAPによって実現される対応するプロセスを実行させることができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0492】
当業者なら、本明細書で開示される実施例を参照しながら説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されてもよいことを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0493】
当業者なら、説明の便宜及び簡潔のために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照できることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0494】
本願で提供されるいくつかの実施例では、理解すべきこととして、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現できる。例えば、以上で説明された装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現では、他の分割方法があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせてもよく、別のシステムに統合してもよく、一部の特徴を無視してもよく、実行しなくてもよい。別の点では、表示又は議論されている相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0495】
前記個別のパーツとして説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示されるパーツは、物理ユニットである場合とそうでない場合があり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際の需要に応じて、その中のユニットの一部又は全部を選択して本実施例における技術的解決策の目的を達成することができる。
【0496】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又は各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0497】
前記機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質的な部分、即ち、従来技術に貢献のある部分、又は前記技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、前記コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであり得る)に、本願の実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0498】
上記の内容は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されない。本願で開示された技術的範囲内で、当業者が容易に想到し得る変形又は置換はすべて、本願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の保護範囲に従うものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-11-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
マスターアクセスポイント(MAP)が、m個のスレーブアクセスポイント(SAP)のマルチAP協調能力情報を取得することと、
前記MAPが、前記m個のSAPの前記マルチAP協調能力情報に基づいて、n個のマルチAP候補セットを決定することと、
前記MAPが、前記m個のSAPに第1要求情報をそれぞれ送信することであって、前記第1要求情報は、前記n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用される、ことと、
前記MAPが、前記m個のSAPの一部又はすべてのSAPによって送信された、前記第1要求情報に対する第1応答情報に基づいて、前記n個のマルチAP候補セットのうちのs個のマルチAP候補セットを確立することと、を含み、
m、n及びsはいずれも正の整数であり、s≦nである、前記無線通信方法。
【請求項2】
前記無線通信方法は、
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの識別情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットにおける前記m個のSAPの識別情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、マルチAP協調における前記m個のSAPの役割情報を割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なマルチAP協調メカニズムを割り当てること、及び/又は
前記MAPが、前記n個のマルチAP候補セットの各マルチAP候補セットによって利用可能なサウンディング方法を割り当てること、をさらに含む、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPの前記マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、前記第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームであり、1≦i≦mである、
請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記マルチAP協調制御フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記i番目のSAPがサポートする役割、及び前記i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記C-OFDMA特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、前記C-SR特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、前記J-TX特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、前記i番目のSAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される、
請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、前記マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記i番目のSAPがサポートする役割、及び前記i番目のSAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームサポートフィールドは、前記i番目のSAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される、
請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記共通情報フィールドは、AP候補セット確立方法フィールド、AP役割サポートフィールド及びサウンディング方法サポートフィールドを含み、
前記AP候補セット確立方法フィールドは、STAベースフィールド、及びAPベースフィールドのうちの少なくとも1つを含み、前記STAベースフィールドは、前記i番目のSAPが、STAによって推奨されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、前記APベースフィールドは、前記i番目のSAPが、MAPによって直接選択されたAPでマルチAP候補セットを形成することをサポートするか否かを指示するために使用され、
前記AP役割サポートフィールドは、MAP役割フィールド、SAP役割フィールド、協調AP役割フィールド、被協調AP役割フィールド、共有AP役割フィールド及び被共有AP役割フィールドを含み、マルチAP候補セットの確立段階では、前記MAP役割フィールドで指示されるAPは、前記SAP役割フィールドで指示されるAPに対してマルチAP候補セット確立の要求を発し、チャネルサウンディング段階では、前記協調AP役割フィールドで指示される協調APはサウンディングを発し、前記被協調AP役割フィールドで指示されるAPはサウンディングに関与し、準備段階及び/又は伝送段階では、前記共有AP役割フィールドで指示されるAPは、それ自体の伝送機会(TXOP)リソースを前記被共有AP役割フィールドで指示されるAPに共有して協調伝送を行い、
前記サウンディング方法サポートフィールドは、シーケンシャルサウンディングフィールド、及び共同サウンディングフィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は、前記サウンディング方法サポートフィールドは、共同サウンディングフィールドのみを含み、前記シーケンシャルサウンディングフィールドは、前記i番目のSAPが、複数のAPがチャネルサウンディングを順次行うことをサポートするか否かを指示するために使用され、前記共同サウンディングフィールドは、前記i番目のSAPが、複数のAPの同時的かつ同期的なチャネルサウンディングをサポートするか否かを指示するために使用される、
請求項
4または5に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記m個のSAPのうちのi番目のSAPによって送信される前記第1応答情報は、第3フレームを介して送信され、1≦i≦mであり、
前記第3フレームは、マルチAP候補セット応答フィールドを含み、前記マルチAP候補セット応答フィールドは、原因コードフィールドを含み、
前記原因コードフィールドの値は、
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を受け入れること、
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶することであって、拒絶原因は、前記i番目のSAPのBSS負荷が大きく、マルチAP協調伝送に関与できないことであること、及び
前記i番目のSAPが前記MAPのマルチAP候補セット確立要求を拒絶し、拒絶原因が不明であること、のうちの少なくとも1つを指示するために使用される、
請求項1ないし
6のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記マルチAP候補セット応答フィールドは、関連付けSTA数量フィールド及び複数のSTA情報フィールドをさらに含み、
前記関連付けSTA数量フィールドは、前記i番目のSAPに関連付けられたSTAの数量を指示するために使用され、前記複数のSTA情報フィールドのうちのx番目のSTA情報フィールドは、前記i番目のSAPに関連付けられたSTAのうちのx番目のSTAのマルチAP協調関係情報を指示するために使用され、xは正の整数である、
請求項
7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記複数のSTA情報フィールド内のSTA情報フィールドは、STAメディアアクセス制御(MAC)アドレスフィールド、STA優先度フィールド、及びSTAのマルチAP協調能力フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記STA MACアドレスフィールドは、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAのMACアドレスを指示するために使用され、前記STA優先度フィールドは、マルチAPの伝送又は受信メカニズムに関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの優先度を指示するために使用され、前記STAのマルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調に関与する、現在のSTA情報フィールドで指示されるSTAの能力情報を指示するために使用される、
請求項
8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
無線通信方法であって、
スレーブアクセスポイント(SAP)が、それ自体のマルチAP協調能力情報をブロードキャストすることと、
前記SAPが、マスターアクセスポイント(MAP)によって送信された第1要求情報を受信することであって、前記第1要求情報は、n個のマルチAP候補セットの確立を要求するために使用され、nは正の整数である、ことと、
前記SAPが、前記MAPに第1応答情報を送信することであって、前記第1応答情報は、前記SAPが、前記MAPによって送信された前記第1要求情報を受け入れるか否かを指示するために使用される、ことと、を含む、前記無線通信方法。
【請求項11】
前記マルチAP協調能力情報は、第1フレームを介して送信され、前記第1フレームは、ビーコンフレーム又は管理フレームである、
請求項
10に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、協調直交周波数分割多元接続(C-OFDMA)特定情報フィールド、協調空間再利用(C-SR)特定情報フィールド、共同伝送(J-TX)特定情報フィールド、協調アップリンクマルチユーザ多重入出力(C-UL MU MIMO)特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、又は
前記マルチAP協調能力フィールドは、マルチAP協調制御フィールド、共通情報フィールド、C-SR特定情報フィールド、J-TX特定情報フィールド、及びC-UL MU MIMO特定情報フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記マルチAP協調制御フィールドは、前記マルチAP協調能力フィールドに特に含まれるマルチAP協調モードに関連するフィールドを指示するために使用され、前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セットの確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記SAPがサポートする役割、及び前記SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記C-OFDMA特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-OFDMAタイプを指示するために使用され、前記C-SR特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-SRタイプを指示するために使用され、前記J-TX特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするJ-TXタイプを指示するために使用され、前記C-UL MU MIMO特定情報フィールドは、前記SAPがサポートするC-UL-MU MIMOタイプを指示するために使用される、
請求項
11に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記第1フレームは、マルチAP協調能力フィールドを含み、前記マルチAP協調能力フィールドは、共通情報フィールド、及びマルチAPスキームサポートフィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記共通情報フィールドは、マルチAP候補セット確立方法、マルチAP伝送メカニズムで前記SAPがサポートする役割、及び前記SAPがサポートするチャネルサウンディング方法を指示するために使用され、前記マルチAPスキームサポートフィールドは、前記SAPがサポートするマルチAP協調モードを指示するために使用される、
請求項
11に記載の無線通信方法。
【請求項14】
マスターアクセスポイント(MAP)であって、プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項1ないし
9のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行するように構成される、マスターアクセスポイント。
【請求項15】
スレーブアクセスポイント(SAP)であって、プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項
10ないし
13のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行するように構成される、スレーブアクセスポイント。
【国際調査報告】