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特表2024-542608高電圧増幅器内のバイアスネットワークのためのシャットダウンの回路および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】高電圧増幅器内のバイアスネットワークのためのシャットダウンの回路および方法
(51)【国際特許分類】
   H03F 1/02 20060101AFI20241108BHJP
   H03F 1/22 20060101ALI20241108BHJP
   H03F 3/21 20060101ALN20241108BHJP
【FI】
H03F1/02
H03F1/22
H03F3/21
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531550
(86)(22)【出願日】2022-06-14
(85)【翻訳文提出日】2024-07-02
(86)【国際出願番号】 US2022033336
(87)【国際公開番号】W WO2023096669
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】17/456,781
(32)【優先日】2021-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516132747
【氏名又は名称】メイコム テクノロジー ソリューションズ ホールディングス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】MACOM TECHNOLOGY SOLUTIONS HOLDINGS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】ストラブル,ウェイン・マック
【テーマコード(参考)】
5J500
【Fターム(参考)】
5J500AA01
5J500AA13
5J500AA41
5J500AC36
5J500AC81
5J500AF10
5J500AF15
5J500AF18
5J500AH16
5J500AH24
5J500AH25
5J500AH29
5J500AH39
5J500AK42
5J500AM17
5J500AQ04
5J500LV08
5J500RG09
5J500WU08
(57)【要約】
電力増幅器は、入力信号を受信する入力端子(352)および出力信号を提供する出力端子(386)を有する増幅器セル(350)を有する。バイアスネットワーク(408)は、増幅器セル(350)のバイアス信号を提供するために、増幅器セルの出力端子(386)に結合される。シャットダウン回路(410)は、入力信号に応答してバイアスネットワーク(408)をディセーブルするためにバイアスネットワークに結合される。シャットダウン回路(410)は、バイアスネットワーク(408)に結合された第1の伝導端子、電源端子に結合された第2の伝導端子を有するトランジスタ(420,422)を有する。シャットダウン回路(410)は、第1の抵抗器(412)およびノードにおいて第1の抵抗器(412)に結合された第2の抵抗器(414)をさらに有する。トランジスタ(420,422)の制御端子はノードに結合される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
増幅器であって、
入力信号を受信するために適合された入力端子および出力信号を提供するために適合された出力端子を含む増幅器セルと、
前記出力端子に結合され、バイアス信号を前記増幅器セルに提供するバイアスネットワークと、
前記入力信号の直流(DC)成分に応答して前記バイアスネットワークをディセーブルするために前記バイアスネットワークに結合されたシャットダウン回路と
を備える、増幅器。
【請求項2】
前記シャットダウン回路は、前記バイアスネットワークに結合された第1の伝導端子、電源端子に結合された第2の伝導端子、および前記入力端子に結合された制御端子を備えるトランジスタを含む、請求項1に記載の増幅器。
【請求項3】
前記シャットダウン回路は、
前記入力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器と、
第1のノードにおいて前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子および前記電源端子に結合された第2の端子を備える第2の抵抗器とをさらに含み、前記トランジスタの前記制御端子は前記第1のノードに結合される、請求項2に記載の増幅器。
【請求項4】
前記シャットダウン回路は、前記第1のノードと前記電源端子との間に結合されたキャパシタをさらに含む、請求項3に記載の増幅器。
【請求項5】
前記バイアスネットワークは、
前記出力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器と、
前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子を備える第2の抵抗器とを含み、前記第2の抵抗器の第2の端子は、前記トランジスタの前記第1の伝導端子に結合される、請求項2に記載の増幅器。
【請求項6】
前記増幅器セルは、
電源端子に結合された第1の伝導端子、および前記入力端子に結合された制御端子を備える第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの第2の伝導端子に結合された第1の伝導端子、前記出力端子に結合された第2の伝導端子、および前記電源端子に結合された制御端子を備える第2のトランジスタとを含む、請求項1に記載の増幅器。
【請求項7】
増幅器を含む半導体デバイスであって、
第1の入力信号を受信するために適合された入力端子および第1の出力信号を提供するために適合された出力端子を含む第1の増幅器セルと、
前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合されたバイアスネットワークと、
前記バイアスネットワークをディセーブルするために前記バイアスネットワークに結合されたシャットダウン回路と
を備える、半導体デバイス。
【請求項8】
前記シャットダウン回路は、前記バイアスネットワークに結合された第1の伝導端子、電源端子に結合された第2の伝導端子、および前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合された制御端子を備えるトランジスタを含む、請求項7に記載の増幅器。
【請求項9】
前記シャットダウン回路は、
前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器と、
第1のノードにおいて前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子および前記電源端子に結合された第2の端子を備える第2の抵抗器とをさらに含み、前記トランジスタの前記制御端子は前記第1のノードに結合される、請求項8に記載の増幅器。
【請求項10】
前記シャットダウン回路は、前記第1のノードと前記電源端子との間に結合されたキャパシタをさらに含む、請求項9に記載の増幅器。
【請求項11】
前記バイアスネットワークは、
前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器と、
前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子を備える第2の抵抗器とを含み、前記第2の抵抗器の第2の端子は、前記トランジスタの前記第1の伝導端子に結合される、請求項8に記載の増幅器。
【請求項12】
前記第1の増幅器セルは、
電源端子に結合された第1の伝導端子、および前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合された制御端子を備える第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの第2の伝導端子に結合された第1の伝導端子、前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合された第2の伝導端子、および前記電源端子に結合された制御端子を備える第2のトランジスタとを含む、請求項7に記載の増幅器。
【請求項13】
第2の入力信号を受信するために適合された入力端子および第2の出力信号を提供するために適合された出力端子を含む第2の増幅器セルをさらに含み、前記第2の増幅器セルの前記入力端子は、前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合され、前記第2の増幅器セルの前記出力端子は、前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合される、請求項7に記載の増幅器。
【請求項14】
増幅器を含む半導体デバイスを作る方法であって、
第1の入力信号を受信するために適合された入力端子および第1の出力信号を提供するために適合された出力端子を含む第1の増幅器セルを設けるステップと、
前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合されたバイアスネットワークを設けるステップと、
前記バイアスネットワークをディセーブルするために前記バイアスネットワークに結合されたシャットダウン回路を設けるステップと
を含む、方法。
【請求項15】
前記シャットダウン回路を設けるステップは、前記バイアスネットワークに結合された第1の伝導端子、電源端子に結合された第2の伝導端子、および前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合された制御端子を備えるトランジスタを設けること
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記シャットダウン回路を設けるステップは、
前記入力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器を設けることと、
第1のノードにおいて前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子および前記電源端子に結合された第2の端子を備える第2の抵抗器を設けることとをさらに含み、前記トランジスタの前記制御端子は前記第1のノードに結合される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記シャットダウン回路を設けるステップは、前記第1のノードと前記電源端子との間に結合されたキャパシタを設けることをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記バイアスネットワークを設けるステップは、
前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合された第1の端子を備える第1の抵抗器を設けることと、
前記第1の抵抗器の第2の端子に結合された第1の端子を備える第2の抵抗器を設けることとを含み、前記第2の抵抗器の第2の端子は、前記第1のトランジスタの前記第1の伝導端子に結合される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の増幅器セルを設けるステップは、
電源端子に結合された第1の伝導端子、および前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合された制御端子を備える第1のトランジスタを設けることと、
前記第1のトランジスタの第2の伝導端子に結合された第1の伝導端子、前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合された第2の伝導端子、および前記電源端子に結合された制御端子を備える第2のトランジスタを設けることとを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
第2の入力信号を受信するために適合された入力端子および第2の出力信号を提供するために適合された出力端子を含む第2の増幅器セルを設けるステップをさらに含み、前記第2の増幅器セルの前記入力端子は、前記第1の増幅器セルの前記入力端子に結合され、前記第2の増幅器セルの前記出力端子は、前記第1の増幅器セルの前記出力端子に結合される、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本発明は、一般に、半導体デバイスに関し、より詳細には、電力増幅器および高電圧増幅器内のバイアスネットワークのためのシャットダウン回路を形成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]半導体デバイスは、現代の電子製品において一般に見出される。半導体デバイスは、電気構成要素の数および密度が変動する。ディスクリート半導体デバイスは、1つのタイプの電気構成要素、例えば、発光ダイオード(LED:light emitting diode)、小信号トランジスタ、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、および酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:oxide semiconductor field effect transistor)を一般に含む。集積半導体デバイスは、数百から数百万の電気構成要素を典型的に含む。集積半導体デバイスの例は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ならびに種々のアナログおよびデジタル回路を含む。
【0003】
[0003]半導体デバイスは、信号処理、高速計算、電磁信号を送信し受信すること、電子デバイスを制御すること、太陽光を電気に変換すること、および電力増幅などの広範囲の機能を実施する。半導体デバイスは、通信、電力変換、ネットワーク、コンピュータ、オーディオ/ビデオ、および消費者製品の分野に見出される。半導体デバイスは、軍事用途、航空宇宙、航空、自動車、産業用コントローラ、およびオフィス機器にも見出される。
【0004】
[0004]半導体産業は、より低いコストおよびサイズを有する集積デバイスについての、特に、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC:monolithic microwave integrated circuit)についての需要を引き続き目の当たりにしている。MMICは、マイクロ波周波数にわたる動作のために設計される集積回路(IC:integrated circuit)を包含する。MMICは、動作の中でもとりわけ、電力増幅、ミキシング、および高周波スイッチングについて頼られ得る。半導体産業は、高電圧でかつ高電圧のMMIC電力増幅器ならびに無線周波数(RF:radio frequency)電力増幅器を含む、より高い電圧でかつより大きい電力の集積デバイスについての需要も引き続き目の当たりにしている。
【0005】
[0005]1つの知られている高電圧電力増幅器は、トランジスタに対する動作電圧を提供するバイアスネットワークを有するカスコードトランジスタ構成を使用する。電力増幅器が非動作状態である、すなわち、入力信号がないとき、バイアスネットワークは、電流を伝導し、電力を消費し続ける。電力増幅器の非動作時間中のバイアスネットワークの不必要な電力消費は、電力を浪費し、熱生成を増加させ、信頼性を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1a】[0006]図1aは、複数の半導体ダイを有する半導体ウェハを示す図である。
図1b図1bは、複数の半導体ダイを有する半導体ウェハを示す図である。
図1c図1cは、複数の半導体ダイを有する半導体ウェハを示す図である。
図2】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第1の実施形態を示す図である。
図3】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第2の実施形態を示す図である。
図4】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第3の実施形態を示す図である。
図5】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第4の実施形態を示す図である。
図6】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第5の実施形態を示す図である。
図7】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第6の実施形態を示す図である。
図8】シャットダウン回路を有する増幅器セルの第7の実施形態を示す図である。
図9】複数の増幅器セルを含む高電圧電力増幅器を示す図である。
図10】複数の増幅器セルを含む高電圧電力増幅器のレイアウトを示す図である。
図11】複数の増幅器セルを含む高電圧電力増幅器のレイアウトの一部分を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0007]本発明は、1つまたは複数の実施形態において、同様の数字が同じかまたは同様の要素を示す図を参照して以下の説明において説明される。本発明は、本発明の目的を達成するために最良モードによって説明されるが、添付の特許請求の範囲および以下の開示および図面によってサポートされるそれらの均等物によって規定される本発明の趣旨および範囲内に含まれる場合がある代替物、修正物、および等価物をカバーすることが意図されることが当業者によって認識されるであろう。本明細書で使用される用語「半導体ダイ(semiconductor die)」は、語の単数形および複数形の両方を指し、したがって、単一の半導体デバイスと複数の半導体デバイスの両方を指すことができる。
【0008】
[0008]図1aは、ケイ素(Si)、炭化ケイ素(SiC)、ゲルマニウム、リン化アルミニウム、ヒ化アルミニウム、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム、リン化インジウム、ならびに構造的支持のためのIII-V族およびII-VI族半導体材料の全てのファミリなどのベース基板材料102を有する半導体ウェハまたは基板100を示す。複数の半導体ダイまたは構成要素104は、非アクティブでダイ間のウェハエリアまたはソーストリート106によって分離されたウェハ100上に形成される。ソーストリート106は、半導体ウェハ100を個々の半導体ダイ104に単体化するために切断エリアを提供する。一実施形態において、半導体ウェハ100は、100~450ミリメートル(mm)の幅または直径を有する。
【0009】
[0009]図1bは、半導体ウェハ100の一部分の断面図を示す。各半導体ダイ104は、背面または非アクティブ表面108、および、アクティブデバイス、パッシブデバイス、伝導層として実装されるアナログまたはデジタル回路を含むアクティブ表面110、および、ダイ内に形成され、ダイの電気設計および機能に従って電気的に相互接続される誘電体層を有する。例えば、回路は、1つまたは複数の高電圧トランジスタ、ダイオード、キャパシタ、および、アナログ回路またはデジタル回路を実装するかまたはそれと共に使用されるためにアクティブ表面110内に形成された他の回路要素を含む場合がある。本実施形態において、半導体ダイ104は、100v~3000vの範囲内のモノリシック高電圧キャパシタを含む。別の実施形態において、半導体ダイ104は、ダイオード、トランジスタ、あるいは他の回路または回路要素などのモノリシック高電圧半導体デバイスを含む。
【0010】
[0010]電気伝導層112は、PVD、CVD、電解メッキ、無電解メッキプロセス、蒸着、または他の適切な金属堆積プロセスを使用してアクティブ表面110を覆って形成される。伝導層112は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、スズ(Sn)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、プラチナ(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、または他の適切な電気伝導性材料の1つまたは複数の層であることができる。伝導層112は、アクティブ表面110上の回路に電気接続される接触パッドとして働く。
【0011】
[0011]図1cにおいて、半導体ウェハ100は、スクライブ、ソーブレード、またはレーザー切断ツール118を使用して、ソーストリート118を通して個々の半導体ダイ104に単体化される。個々の半導体ダイ104は、単体化後の既知の良品ダイまたは既知の良品ユニット(KGD:known good die/KGU:known good unit)の識別について検査され、電気的に試験され得る。
【0012】
[0012]半導体ダイ104は、高電圧で動作状態であるRF電力増幅器を含む場合がある。電力増幅器は、設計の容易さのためにコモンソーストランジスタと同様に動作しながら、高電圧でバイアスされた積層トランジスタの複数のセルを含む。各増幅セルは、ピーク電界強度を増加させることなくまたは接合温度を増加させることなく、動作供給電圧を2倍にするために、積層(カスコード)構成でトランジスタを含む。積層トランジスタセルは、大電力容量のために並列に配置される。高い供給電圧は、より高い負荷インピーダンスで動作しながら、より高い出力電力、効率、および電力利得を可能にする。電力増幅器は、より低いトランジスタ出力整合損失を示す。増幅器セルは、信頼性、性能、およびさらなるオフダイ構成要素がないことを提供する。電力増幅器を含む半導体パッケージは、わずか3つの外部端子:RFIN、RFOUT、およびグラウンドを有することができる。例えば、図1cからの半導体ダイ104は、RFIN、RFOUT、およびグラウンドを収容するために3つの外部端子を有する。
【0013】
[0013]図2は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル120を示す。RF信号は、トランジスタ126のゲートにおいて端子124に印加される。トランジスタ126のソースは、グラウンド電位で動作する電源導体128に結合される。トランジスタ126のドレインは、トランジスタ130のソースに結合される。トランジスタ130のゲートは、ノード134においてキャパシタ132の第1の端子に結合される。キャパシタ132の第2の端子は、抵抗器138を通って電源端子128に結合される。一実施形態において、キャパシタ132の値は9.75pFであり、抵抗器138の値は0.19オームである。トランジスタ126は、コモンソーストランジスタであり、トランジスタ130は、RFグラウンドとのコモンゲートトランジスタである。トランジスタ126および130、キャパシタ132、ならびに抵抗器138は、増幅器セル120の増幅段140を構成する。トランジスタ130のドレインは、増幅段140の出力である。一実施形態において、図2~8で説明するトランジスタは、フィールドプレートを有するFETトランジスタであり、カスコード構成で接続され得る。増幅段140内のトランジスタ126および130は、36mmチャネルを有するようにサイズ設定され得る。
【0014】
[0014]キャパシタ142は、ノード144とノード134との間に結合される。キャパシタ142は、増幅器セル120のカスコード安定化回路148を構成する。抵抗器150は、ノード144とノード134との間に結合される。抵抗器152の第1の端子は、ノード134に結合される。一実施形態において、キャパシタ142の値は2.04pFであり、抵抗器150の値は2.08Kオームであり、抵抗器152の値は2.0Kオームである。抵抗器150および152は、電圧分割器として配置され、増幅器セル120のバイアスネットワーク154を構成する。ノード144の端子156は、増幅器セル120の出力である。
【0015】
[0015]増幅器セル120は、積層および比較的高い動作電圧での安定動作のために適合された高電圧トランジスタ増幅器である。トランジスタ126および130(ならびに増幅器セル350および430内のトランジスタ356,360、および370)は、III-V族元素半導体材料、III族-窒化物(アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、およびそれらの合金(AlGaIn)ベース窒化物)、ヒ化ガリウム(GaAs)、リン化インジウム(InP)、インジウムガリウムリン(InGaP)、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)、リン化アルミニウム(AlP)、ヒ化アルミニウム(AlAs)、ヒ化ガリウム(GaAs)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム(GaO)、およびその化合物から形成され得る。他の場合、トランジスタ126および130(ならびにトランジスタ356,360、および370)は、IV族元素半導体材料、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、炭化ケイ素(SiC)、立方晶炭化ケイ素(3C-SiC)、およびその化合物から形成され得る。
【0016】
[0016]端子124に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル120を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子156に至る。端子156における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク154は、ノード134に対する動作供給電圧を分割する、ほぼ2による分割。抵抗器150および152の値は、トランジスタ130のソースとトランジスタ126のドレインの電圧が、ノード134における電圧に実質的に等しいまたは動作供給電圧の1/2であるように選択される。バイアスネットワーク154は、増幅器セル120についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ126および130のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。キャパシタ132および抵抗器138は、増幅器セル120の安定動作を維持するために安定化ネットワークを構成する。キャパシタ142は、より高い動作電圧におけるトランジスタ130の固有ドレインゲートキャパシタンスの任意の減少を補償する。積層式またはカスコードトランジスタを有する増幅器セル120ならびに複数の増幅器セルを含むRF電力増幅器は、半導体パッケージ上の3つの端子:端子124のRFIN、端子156のRFOUT、および電源端子128のグラウンドを使用する。
【0017】
[0017]RF入力信号が存在しない(RFINがゼロかまたは負である)とき、トランジスタ126は、トランジスタ126のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいとき、非伝導である。トランジスタ126が非伝導であるため、トランジスタ130も、非伝導であり、増幅器セル120は動作状態でない。シャットダウン回路160カットオフ電流は、バイアスネットワーク154の抵抗器150および152を通って流れ、それにより、増幅器セル120が動作状態でないときに電力を節約する。
【0018】
[0018]シャットダウン回路160は、端子124に結合された入力を有する。抵抗器162は、端子124とノード166における抵抗器164の第1の端子との間に結合される。キャパシタ168は、ノード166と電源端子128との間に結合される。一実施形態において、抵抗器162の値は35Kオームであり、抵抗器164の値は20Kオームであり、キャパシタ168の値は2.0ピコファラド(pF)である。トランジスタ170は、ノード166に結合されたゲート、抵抗器152の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。一実施形態において、シャットダウン回路160内のトランジスタ170は、0.4mmチャネルを有するようにサイズ設定され得る。
【0019】
[0019]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード166において電圧を確立するために抵抗器162および164を通って流れる。抵抗器162および164は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ168は、端子124からの任意の交流(AC:alternating current)成分を低減または除去するためのノード166における電圧用のローパスフィルタである。ノード166における電圧は、トランジスタ170をオンし、抵抗器150および152が、電流を伝導し、ノード134において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル120は、伝導状態にあるトランジスタ170によって動作状態である。
【0020】
[0020]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ126のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器162および164内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード166において確立される。SiC技術において、ピンチオフ電圧は、-2.0~-3.0ボルトである場合があり、トランジスタ170は、端子124において約-6.0ボルトで伝導し始め、端子124において-7.5ボルト未満で、バイアスネットワーク154の抵抗器150および152内に電流は流れない。ノード166におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ170は、非伝導になり、抵抗器150および152を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク154は、非伝導状態にあるトランジスタ170によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器162および164は、トランジスタ170が、トランジスタ126より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ170が、トランジスタ126が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段140は、増幅器セル120に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路160がバイアスネットワーク154を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路160は、その後、RF入力信号の直流(DC:direct current)成分に応答して、バイアスネットワーク154を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路160は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル120がバイアスネットワーク154において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路160は、増幅器セル120が非動作状態であるときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ170は、増幅器セル120に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路160は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0021】
[0021]図3は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル180の別の実施形態を示す。同様の機能を有する要素は、全ての図において同じ参照数字を割り当てられる。増幅器セル180の構造および機能は、安定化キャパシタ142がない状態で増幅器セル120と同様である。RF信号は、トランジスタ126のゲートにおいて端子184に印加される。増幅器セル180の増幅段140は、図2に説明される。抵抗器188は、ノード190とノード134との間に結合される。抵抗器194の第1の端子は、ノード134に結合される。抵抗器188および194は、増幅器セル180のバイアスネットワーク196を構成する。ノード190における端子198は、増幅器セル180の出力である。
【0022】
[0022]端子184に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル180を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子198に至る。端子198における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク198は、ノード134に対する動作供給電圧を分割する、ほぼ2による分割。抵抗器188および194の値は、トランジスタ130のソースとトランジスタ126のドレインの電圧が、ノード134における電圧に実質的に等しいまたは動作供給電圧の1/2であるように選択される。バイアスネットワーク196は、増幅器セル180についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ126および130のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。
【0023】
[0023]RF入力信号が存在しないとき、トランジスタ126は、トランジスタ126のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいため、非伝導である。トランジスタ126が非伝導であるため、トランジスタ130も、非伝導であり、増幅器セル180は動作状態でない。シャットダウン回路200カットオフ電流は、バイアスネットワーク196の抵抗器188および194を通って流れ、それにより、増幅器セル180が動作状態でないときに電力を節約する。
【0024】
[0024]シャットダウン回路200は、端子184に結合された入力を有する。抵抗器202は、端子184とノード206における抵抗器204の第1の端子との間に結合される。キャパシタ208は、ノード206と電源端子128との間に結合される。一実施形態において、抵抗器202の値は35Kオームであり、抵抗器204の値は20Kオームであり、キャパシタ208の値は2.0pFである。トランジスタ209は、ノード206に結合されたゲート、抵抗器194の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。
【0025】
[0025]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード206において電圧を確立するために抵抗器202および204を通って流れる。抵抗器202および204は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ208は、端子184からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード206における電圧用のローパスフィルタである。ノード206における電圧は、トランジスタ209をオンし、抵抗器188および194が、電流を伝導し、ノード134において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル180は、伝導状態にあるトランジスタ209によって動作状態である。
【0026】
[0026]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ126のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器202および204内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード206において確立される。ノード206におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ209は、非伝導になり、抵抗器188および194を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク196は、非伝導状態にあるトランジスタ209によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器202および204は、トランジスタ209が、トランジスタ126より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ209が、トランジスタ126が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段140は、増幅器セル180に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路200がバイアスネットワーク196を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路200は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク196を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路200は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル180がバイアスネットワーク196において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路200は、増幅器セル180が非動作状態であるときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ209は、増幅器セル180に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路200は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0027】
[0027]図4は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル210の別の実施形態を示す。RF信号は、トランジスタ126のゲートにおいて端子212に印加される。増幅器セル210の増幅段140およびカスコード安定化回路148は、図2で説明される。増幅段140の出力は、ノード214および端子216である。チョークコイルまたはインダクタ218は、ノード214と抵抗器222の第1の端子との間に結合される。抵抗器222は、インダクタ218とノード134との間に結合される。抵抗器224の第1の端子は、ノード134に結合される。インダクタ218ならびに抵抗器222および224は、増幅器セル210のバイアスネットワーク228を構成する。端子216は、増幅器セル210の出力である。
【0028】
[0028]端子212に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル210を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子216に至る。端子216における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク228は、ノード134に対する動作供給電圧を分割する、ほぼ2による分割。インダクタ218は、バイアスネットワーク154,196と比較して、バイアスネットワーク228により大きいRFインピーダンスを提供する。抵抗器222および224の値は、バイアスネットワーク228により大きいDCインピーダンスを与えるために増加され得る。増幅器セル210の性能は、広範囲の入力周波数の増幅のために、および、広範囲の動作供給電圧にわたって、特に、より高い動作供給電圧において適し、比較的高い効率を伴う。バイアスネットワーク228は、増幅器セル210についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ126および130のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。インダクタ218は、オフダイに位置する場合がある。
【0029】
[0029]RF入力信号が存在しないとき、トランジスタ126は、トランジスタ126のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいため、非伝導である。トランジスタ126が非伝導であるため、トランジスタ130も、非伝導であり、増幅器セル210は動作状態でない。シャットダウン回路230カットオフ電流は、バイアスネットワーク228のインダクタ218ならびに抵抗器222および224を通って流れ、それにより、増幅器セル210が動作状態でないときに電力を節約する。
【0030】
[0030]シャットダウン回路230は、端子212に結合された入力を有する。抵抗器232は、端子212とノード236における抵抗器234の第1の端子との間に結合される。キャパシタ238は、ノード236と電源端子128との間に結合される。トランジスタ240は、ノード236に結合されたゲート、抵抗器224の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。
【0031】
[0031]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード236において電圧を確立するために抵抗器232および234を通って流れる。抵抗器232および234は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ228は、端子212からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード236における電圧用のローパスフィルタである。ノード236における電圧は、トランジスタ240をオンし、インダクタ218ならびに抵抗器222および224が、電流を伝導し、ノード134において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル210は、伝導状態にあるトランジスタ240によって動作状態である。
【0032】
[0032]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ126のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器232および234内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード236において確立される。ノード236におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ240は、非伝導になり、インダクタ218ならびに抵抗器222および224を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク228は、非伝導状態にあるトランジスタ240によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器232および234は、トランジスタ240が、トランジスタ126より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ240が、トランジスタ126が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段140は、増幅器セル210に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路230がバイアスネットワーク228を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路230は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク228を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路230は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル210がバイアスネットワーク228において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路230は、増幅器セル210が非動作状態であるときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ240は、増幅器セル210に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路230は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0033】
[0033]図5は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル250の別の実施形態を示す。RF信号は、トランジスタ126のゲートにおいて端子252に印加される。増幅器セル250の増幅段140およびカスコード安定化回路148は、図2で説明される。増幅段140の出力は、ノード254および端子256である。抵抗器258は、ノード254とノード262における抵抗器260の第1の端子との間に結合される。トランジスタ264は、ノード262に結合されたゲート、ノード254に結合されたドレイン、ならびにノード134および抵抗器268の第1の端子に結合されたソースを有する。トランジスタ264ならびに抵抗器258,260、および268は、増幅器セル250のバイアスネットワーク270を構成する。端子256は増幅器セル250の出力である。
【0034】
[0034]端子252に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル250を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子256に至る。端子256における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク270は、増幅器セル250についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ126および130のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。トランジスタ264のソースフォロワー構成は、大きいRFIN信号をサポートするために、トランジスタ130のゲートにさらなる電流を供給する。抵抗器268は電流源として動作状態である。
【0035】
[0035]RF入力信号が存在しないとき、トランジスタ126は、トランジスタ126のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいため、非伝導である。トランジスタ126が非伝導であるため、トランジスタ130も、非伝導であり、増幅器セル250は動作状態でない。シャットダウン回路280カットオフ電流は、バイアスネットワーク270の抵抗器258,260、および268を通って流れ、それにより、増幅器セル250が動作状態でないときに電力を節約する。
【0036】
[0036]シャットダウン回路280は、端子252に結合された入力を有する。抵抗器282は、端子252とノード286における抵抗器284の第1の端子との間に結合される。キャパシタ288は、ノード286と電源端子128との間に結合される。トランジスタ290は、ノード286に結合されたゲート、抵抗器268の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。トランジスタ292は、ノード286に結合されたゲート、抵抗器260の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。
【0037】
[0037]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード286において電圧を確立するために抵抗器282および284を通って流れる。抵抗器282および284は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ288は、端子252からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード286における電圧用のローパスフィルタである。ノード286における電圧は、トランジスタ290をオンし、抵抗器268が、電流を伝導することを可能にする。ノード286における電圧は、同様に、トランジスタ292をオンし、抵抗器258および260が、電流を伝導し、トランジスタ264をオンして、ノード134において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル250は、伝導状態にあるトランジスタ290および292によって動作状態である。
【0038】
[0038]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ126のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器282および284内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード286において確立される。ノード286におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ290および292は、非伝導になり、抵抗器258,260、および268を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク270は、非伝導状態にあるトランジスタ290および292によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器282および284は、トランジスタ290および292が、トランジスタ126より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ290および292が、トランジスタ126が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段140は、増幅器セル250に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路280がバイアスネットワーク270を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路280は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク270を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路280は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル250がバイアスネットワーク270において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路280は、増幅器セル250が動作していないときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ290および292は、増幅器セル250に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路280は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0039】
[0039]図6は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル300の別の実施形態を示す。RF信号は、トランジスタ126のゲートにおいて端子302に印加される。増幅器セル300の増幅段140およびカスコード安定化回路148は、図2で説明される。増幅段140の出力は、ノード304および端子306である。抵抗器308は、ノード304とノード312における抵抗器310の第1の端子との間に結合される。トランジスタ314は、ノード312に結合されたゲート、ノード304に結合されたドレイン、ならびに抵抗器320の第1の端子および抵抗器322の第1の端子に結合されたソースを有する。抵抗器320の第2の端子はノード134に結合される。トランジスタ314ならびに抵抗器308,310,320、および322は、増幅器セル300のバイアスネットワーク326を構成する。端子306は増幅器セル300の出力である。
【0040】
[0040]端子302に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル300を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子306に至る。端子306における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク326は、増幅器セル300についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ126および130のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。トランジスタ314のソースフォロワー構成は、大きいRFIN信号をサポートするために、トランジスタ130のゲートにさらなる電流を供給する。抵抗器320はバイアス安定化を提供する。抵抗器322は電流源として動作する。
【0041】
[0041]RF入力信号が存在しないとき、トランジスタ126は、トランジスタ126のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいため、非伝導である。トランジスタ126が非伝導であるため、トランジスタ130も、非伝導であり、増幅器セル300は動作状態でない。シャットダウン回路330カットオフ電流は、バイアスネットワーク326の抵抗器308,310、および322を通って流れ、それにより、増幅器セル300が動作状態でないときに電力を節約する。
【0042】
[0042]シャットダウン回路330は、端子302に結合された入力を有する。抵抗器332は、端子302とノード336における抵抗器334の第1の端子との間に結合される。キャパシタ338は、ノード336と電源端子128との間に結合される。トランジスタ340は、ノード336に結合されたゲート、抵抗器310の第2の端子および抵抗器322の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子128に結合されたソースを有する。トランジスタ340は、バイアスネットワークをディセーブルするために、図5のトランジスタ290および292の場合と同様に、シャットダウン回路が、1つまたは2つまたはそれより大きい数のトランジスタをどのように使用することができるかを示す。
【0043】
[0043]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード336において電圧を確立するために抵抗器332および334を通って流れる。抵抗器332および334は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ338は、端子302からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード336における電圧用のローパスフィルタである。ノード336における電圧は、トランジスタ340をオンし、抵抗器308,310、および322が、電流を伝導し、トランジスタ314をオンして、ノード134において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル300は、伝導状態にあるトランジスタ340によって動作状態である。
【0044】
[0044]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ126のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器332および334内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード336において確立される。ノード336におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ340は、非伝導になり、抵抗器308,310、および322を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク326は、非伝導状態にあるトランジスタ340によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器332および334は、トランジスタ340が、トランジスタ126より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ340が、トランジスタ126が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段140は、増幅器セル300に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路330がバイアスネットワーク326を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路330は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク326を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路330は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル300がバイアスネットワーク326において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路330は、増幅器セル300が動作していないときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ332および334は、増幅器セル300に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路330は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0045】
[0045]図7は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル350の別の実施形態を示す。RF信号は、トランジスタ356のゲートにおいて端子352に印加される。トランジスタ356のソースは、グラウンド電位で動作する電源導体358に結合される。トランジスタ356のドレインは、トランジスタ360のソースに結合される。トランジスタ360のゲートは、ノード364においてキャパシタ362の第1の端子に結合される。キャパシタ362の第2の端子は、抵抗器366を通して電源端子358に結合される。トランジスタ360のドレインは、トランジスタ370のソースに結合される。トランジスタ370のゲートは、ノード374においてキャパシタ372の第1の端子に結合される。トランジスタ356は、コモンソーストランジスタであり、トランジスタ360および370は、コモンゲートトランジスタである。キャパシタ372の第2の端子は、抵抗器376を通して電源端子358に結合される。トランジスタ356,360、および370、キャパシタ362および372、ならびに抵抗器366および376は、増幅器セル350の増幅段390を構成する。トランジスタ370のドレインは、増幅段390の出力である。一実施形態において、図2~8で説明するトランジスタは、フィールドプレートを有し、カスコード構成で接続されたFETトランジスタであることができる。増幅段390内のトランジスタ356,360、および370は、36mmチャネルを有するようにサイズ設定され得る。
【0046】
[0046]キャパシタ380は、ノード364とトランジスタ360および370のコモンソースドレインとの間に結合される。キャパシタ382は、ノード374と端子386におけるノード384との間に結合される。抵抗器392は、ノード384とノード396との間に結合される。抵抗器394の第1の端子は、ノード396に結合される。抵抗器394の第2の端子は、ノード400において抵抗器398の第1の端子に結合される。トランジスタ402は、ノード396に結合されたゲート、ノード384に結合されたドレイン、およびノード374に結合されたソースを有する。トランジスタ404は、ノード400に結合されたゲート、ノード374に結合されたドレイン、およびノード364において抵抗器406の第1の端子に結合されたソースを有する。トランジスタ402および404ならびに抵抗器392,394,398、および406は、増幅器セル350のバイアスネットワーク408を構成する。端子386は、増幅器セル350の出力である。
【0047】
[0047]端子352に印加されるRF入力信号RFINは、増幅器セル350を通って増幅され、RF出力信号RFOUTとして端子386に至る。端子386における動作供給電圧は50~200Vの範囲内にある。バイアスネットワーク408は、増幅器セル350についての比較的高い動作供給電圧においてさえも、トランジスタ356,360、および370のドレインソース電圧をそれらのデバイスについての最大電圧定格内に維持する。トランジスタ402および404のソースフォロワー構成は、大きいRFIN信号をサポートするために、トランジスタ360および370のゲートにさらなる電流を供給する。抵抗器406は電流源として動作する。
【0048】
[0048]RF入力信号が存在しないとき、トランジスタ356は、トランジスタ356のゲート電圧が、トランジスタについてのピンチオフ電圧より小さいため、非伝導である。トランジスタ356が非伝導であるため、トランジスタ360および370も、非伝導であり、増幅器セル350は動作状態でない。シャットダウン回路410カットオフ電流は、バイアスネットワーク408の抵抗器392,394,398、および406を通って流れ、それにより、増幅器セル350が動作状態でないときに電力を節約する。
【0049】
[0049]シャットダウン回路410は、端子352に結合された入力を有する。抵抗器412は、端子352とノード416における抵抗器414の第1の端子との間に結合される。キャパシタ418は、ノード416と電源端子358との間に結合される。トランジスタ420は、ノード416に結合されたゲート、抵抗器406の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子358に結合されたソースを有する。トランジスタ422は、ノード416に結合されたゲート、抵抗器398の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子358に結合されたソースを有する。
【0050】
[0050]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード416において電圧を確立するために抵抗器412および414を通って流れる。抵抗器412および414は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ418は、端子352からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード416における電圧用のローパスフィルタである。ノード416における電圧は、トランジスタ420をオンし、抵抗器406が、電流を伝導することを可能にする。ノード416における電圧は、同様に、トランジスタ422をオンし、抵抗器392,394、および398が、電流を伝導し、トランジスタ402および404をオンして、ノード364および374において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル350は、伝導状態にあるトランジスタ420および422によって動作状態である。
【0051】
[0051]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ356のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器412および414内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード416において確立される。ノード416におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ420および422は、非伝導になり、抵抗器392,394,398、および406を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク408は、非伝導状態にあるトランジスタ420および422によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器412および414は、トランジスタ420および422が、トランジスタ356より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ420および422が、トランジスタ356が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段390は、増幅器セル350に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路410がバイアスネットワーク408を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路410は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク408を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路410は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル350がバイアスネットワーク408において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路410は、増幅器セル350が動作していないときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ412および414は、増幅器セル350に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路410は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0052】
[0052]図8は、高電圧用途においてトランジスタを積層するために適合された増幅器セル430の別の実施形態を示す。増幅器セル430は、図7の増幅器セル350と同様の構造および動作に従い、トランジスタ404のソースとノード364との間に結合された抵抗器432およびトランジスタ402のソースとノード374との間に結合されたさらなる抵抗器434を付加されている。抵抗器432および434は、ノード364および374についての安定化抵抗器である。
【0053】
[0053]シャットダウン回路440は、端子352に結合された入力を有する。抵抗器442は、端子352とノード446における抵抗器444の第1の端子との間に結合される。キャパシタ448は、ノード446と電源端子358との間に結合される。トランジスタ450は、ノード446に結合されたゲート、抵抗器406の第2の端子および抵抗器398の第2の端子に結合されたドレイン、および電源端子358に結合されたソースを有する。トランジスタ450は、バイアスネットワークをディセーブルするために、図7のトランジスタ420および422の場合と同様に、シャットダウン回路が、1つまたは2つまたはそれより大きい数のトランジスタをどのように使用することができるかを示す。
【0054】
[0054]RF入力信号が存在するとき、小電流が、ノード446において電圧を確立するために抵抗器442および444を通って流れる。抵抗器442および444は、RF入力信号を低下させることを回避するために、大きい値になるように選択される。キャパシタ448は、端子352からの任意のAC成分を低減または除去するためのノード446における電圧用のローパスフィルタである。ノード446における電圧は、トランジスタ450をオンし、抵抗器392,394,398、および406が、電流を伝導し、トランジスタ402および404をオンして、ノード364および374において動作電圧またはバイアス信号を生成することを可能にする。増幅器セル430は、伝導状態にあるトランジスタ450によって動作状態である。
【0055】
[0055]RF入力信号が存在しない、すなわち、トランジスタ356のピンチオフ電圧より小さいとき、抵抗器442および444内に電流または負電流は流れず、ゼロまたは負電圧がノード446において確立される。ノード446におけるゼロまたは負電圧によって、トランジスタ450は、非伝導になり、抵抗器392,394,398、および406を通る電流を阻止する。バイアスネットワーク408は、非伝導状態にあるトランジスタ450によって非動作状態である。実際には、電圧分割器抵抗器442および444は、トランジスタ450が、トランジスタ356より低い電圧で非伝導になる、すなわち、トランジスタ450が、トランジスタ356が非伝導になるまでの間、非伝導にならないように選択される。増幅段390は、増幅器セル430に対するRF入力信号がもはや存在しなくなるときまで、シャットダウン回路440がバイアスネットワーク408を通る電流を可能にする状態で通常モードで動作し続ける。シャットダウン回路440は、その後、RF入力信号のDC成分に応答して、バイアスネットワーク408を通る電流をカットオフする。シャットダウン回路440は、増幅器セルが非動作状態であるときに、増幅器セル430がバイアスネットワーク408において電力を不必要に消散することを防止する。シャットダウン回路440は、増幅器セル430が非動作状態であるときに電力を節約し、一方、動作状態であるときに増幅器セルに無視できる影響を及ぼす。トランジスタ442および444は、増幅器セル430に大きな影響を及ぼさない。シャットダウン回路430は、バイアスまたはシャットダウン動作の制御のための任意のさらなる半導体パッケージピンについての必要性なしで、本明細書で説明する全ての増幅器セルのために働く。
【0056】
[0056]図2~8は、それぞれが、同様のシャットダウン回路を有する、種々の増幅器セル120,180,210,250,300,350、および430を示す。シャットダウン回路160,200,230,280,330,410、および440は、実質的に同じ構成であり、それぞれは、増幅器セルが非動作状態であるときにバイアスネットワークをディセーブルするように設計される。シャットダウン回路は、バイアスネットワークを通る電流を阻止することによってバイアスネットワークをディセーブルする。各増幅器セルは、半導体パッケージ上の3つの端子:RFIN、RFOUT、およびグラウンド端子を使用する。シャットダウン回路は、外部パッケージ端子を必要としない。
【0057】
[0057]図9は、RF電力増幅器458の高電圧動作をさらに高める(increase)ために複数の増幅器セルを並列に結合することを示す。RF入力信号は、各増幅器セルに関連する個々の端子460,462、および464に印加される。抵抗器466および468は、端子を分離するために端子460~464の間に結合される。増幅器セル470は、増幅器セル120,180,210,250,300,350、および430の1つを含む。増幅器セル472は、増幅器セル120,180,210,250,300,350、および430の1つを含む。増幅器セル474は、増幅器セル120,180,210,250,300,350、および430の1つを含む。RF電力増幅器458は、並列に接続された任意の数の増幅器セルを有することができる。各増幅器セルの出力端子は、RF電力増幅器458の出力として端子486に接続される。抵抗器480および482は、増幅器セル間の分離を提供するために、例えば、図2のノード134に対応する、増幅器セル内の内部ノードに接続される。複数の増幅器セルによって、RF電力増幅器458は、負荷時に800以上のワットを、端子486に送出することができる。
【0058】
[0058]図10は、RF電力増幅器458のレイアウト490を示す。増幅器セル470はエリア492に位置し、増幅器セル472はエリア494に位置し、増幅器セル474はエリア496に位置する。さらなる増幅器セルは、同様のエリア内に位置することになる。端子460~464は、個々のパッド498上に位置する。端子486は、パッド500上に位置する。
【0059】
[0059]図11は、レイアウト490の一部分のさらなる詳細を示す。エリア502は、シャットダウン回路の場所である。例えば、図2からのシャットダウン回路160は、抵抗器162および164、キャパシタ168、およびトランジスタ170を有することになる。バイアスネットワーク154からの抵抗器150および152は、レイアウト490のエリア504に示される。
【0060】
[0060]本発明の1つまたは複数の実施形態が詳細に示されたが、それらの実施形態に対する修正および適応が、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲から逸脱することなく行われる場合があることを当業者は認識するであろう。
図1a
図1b
図1c
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】