(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】制御方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20241108BHJP
H04W 72/29 20230101ALI20241108BHJP
H04W 88/08 20090101ALI20241108BHJP
【FI】
H04W52/02
H04W72/29
H04W88/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532788
(86)(22)【出願日】2022-11-24
(85)【翻訳文提出日】2024-07-05
(86)【国際出願番号】 CN2022133977
(87)【国際公開番号】W WO2023098553
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】202111459007.6
(32)【優先日】2021-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リウ,シュヨンハオ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,チュンユエン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC21
5K067DD11
5K067EE10
(57)【要約】
この出願の実施形態は制御方法及び装置を提供する。当該方法は以下を含む。無線周波数デバイスは、第1の情報を制御デバイスに送信する。第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。無線周波数デバイスは、制御デバイスから命令を受信する。命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。この出願によれば、温度差が安定するように制御されるとき、より多くのエネルギー節約利得が取得でき、無線周波数デバイスのハードウェア信頼性が確保される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御方法であって、
無線周波数デバイスにより、第1の情報を制御デバイスに送信するステップであり、前記第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す、ステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記制御デバイスから命令を受信するステップであり、前記命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、前記第1のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、前記第2のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、前記命令に従って、前記第1のエネルギー節約機能を有効化する及び/又は前記第2のエネルギー節約機能を無効化するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の情報は、前記無線周波数デバイスの温度差及び/又は前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後の前記無線周波数デバイスの温度差を決定するステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後の前記無線周波数デバイスの前記温度差に基づいて、前記第1の情報を決定するステップと
を更に含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が前記温度差閾値まで増加するのに必要な前記持続時間に基づいて、前記第1の情報を決定するステップと
を更に含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、前記第2の指示情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、前記第2のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の情報は、温度情報を更に含み、前記温度情報は、前記無線周波数デバイスの前記温度差を決定するために使用される、請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
制御方法であって、
制御デバイスにより、無線周波数デバイスから第1の情報を受信するステップであり、前記第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す、ステップと、
前記制御デバイスにより、前記第1の情報に基づいて命令を前記無線周波数デバイスに送信するステップであり、前記命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、前記第1のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、前記第2のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む、ステップと
を含む方法。
【請求項12】
前記第1の情報は、前記無線周波数デバイスの温度差及び/又は前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す、請求項11乃至13のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、前記第2の指示情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示し、
当該方法は、
前記制御デバイスにより、前記第2の指示情報に基づいて、前記第1のエネルギー節約機能の前記有効化/無効化状態を決定するステップ
を更に含む、請求項11乃至14のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、前記第2のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の情報は温度情報を更に含み、前記温度情報は、前記無線周波数デバイスの前記温度差を決定するために使用され、
前記制御デバイスにより、前記第1の情報に基づいて命令を前記無線周波数デバイスに送信するステップは、
前記制御デバイスにより、前記温度差と、前記第1の情報とに基づいて、前記命令を前記無線周波数デバイスに送信するステップ
を含む、請求項11乃至16のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
制御方法であって、
制御デバイスにより、無線周波数デバイスから温度情報を受信するステップであり、前記温度情報は、前記無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される、ステップと、
前記制御デバイスにより、前記温度差及び/又は前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するステップと、
前記制御デバイスにより、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能についての前記有効化/無効化ポリシーに従って命令を前記無線周波数デバイスに送信するステップであり、前記命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する、ステップと
を含む方法。
【請求項19】
前記制御デバイスにより、前記温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するステップは、
前記制御デバイスにより、前記温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する前記異なるエネルギー節約機能の前記影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後の前記無線周波数デバイスの温度差を決定するステップと、
前記制御デバイスにより、前記単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後の前記無線周波数デバイスの前記温度差に基づいて、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能についての前記有効化/無効化ポリシーを決定するステップと
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記制御デバイスにより、前記温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するステップは、
前記制御デバイスにより、前記温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する前記異なるエネルギー節約機能の前記影響の程度とに基づいて、前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するステップと、
前記制御デバイスにより、前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が前記温度差閾値まで増加するのに必要な前記持続時間に基づいて、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能についての前記有効化/無効化ポリシーを決定するステップと
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
当該方法は、
前記制御デバイスにより、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する前記無線周波数デバイスからの指示情報を受信するステップであり、前記指示情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す、ステップと、
前記制御デバイスにより、前記指示情報に基づいて、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の前記有効化/無効化状態を決定するステップと
を更に含む、請求項18乃至21のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記命令が有効化することを命令する前記少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、前記命令が無効化することを命令する前記少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
無線周波数デバイスにより、温度情報を制御デバイスに送信するステップであり、前記温度情報は、前記無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される、ステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記制御デバイスから命令を受信するステップであり、前記命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する、ステップと
を含む方法。
【請求項24】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、指示情報を前記制御デバイスに送信するステップであり、前記指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す、ステップ
を更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記命令が有効化することを命令する前記少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、前記命令が無効化することを命令する前記少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の方法を実現するように構成されるか、或いは、請求項23乃至25のうちいずれか1項に記載の方法を実現するように構成された装置。
【請求項27】
請求項11乃至17のうちいずれか1項に記載の方法を実現するように構成されるか、或いは、請求項18乃至22のうちいずれか1項に記載の方法を実現するように構成された装置。
【請求項28】
少なくとも1つのプロセッサを含む装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに記憶されたコンピュータプログラム又は命令を実行して、当該装置が請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするか、或いは、当該装置が請求項23乃至25のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、装置。
【請求項29】
少なくとも1つのプロセッサを含む装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに記憶されたコンピュータプログラム又は命令を実行して、当該装置が請求項11乃至17のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするか、或いは、当該装置が請求項18乃至22のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、装置。
【請求項30】
請求項26及び27に記載の装置を含むか、或いは、請求項28及び29に記載の装置を含むシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願の実施形態は、通信分野に関し、より具体的には、制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信ネットワークの発展に伴い、ワイヤレス通信ネットワークデバイスのエネルギー消費が増加し、オペレータは、エネルギー節約及び消費低減についての緊急の要件をますます有している。ワイヤレスネットワークデバイスのエネルギー消費構成において、基地局デバイスのエネルギー消費は、最も高い割合を占める。しかし、基地局デバイスのエネルギー消費は、主に無線周波数モジュールのエネルギー消費である。
【0003】
無線周波数モジュールのエネルギー消費を低減するために、ベースバンド処理ユニットは、エネルギー節約機能を有効化するように無線周波数モジュールを制御する。無線周波数モジュールがエネルギー節約機能を有効化したとき、無線周波数デバイスの温度差の増加により引き起こされる無線周波数モジュールのはんだ接合不良を回避するために、無線周波数モジュールは、エネルギー節約機能が有効化されるシナリオにおいて無線周波数モジュールの温度差を周期的に検出してもよい。無線周波数モジュールは、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値を超えるときにエネルギー節約機能をアクティブに無効化し、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値内に回復するときにエネルギー節約機能を有効化する。
【0004】
しかし、上記の方式では、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値に近い場合、無線周波数モジュールに、繰り返し、エネルギー節約機能を有効化させ、エネルギー節約機能を無効化させることが容易に起こり、無線周波数モジュールがエネルギー節約機能を無効化するとき、エネルギー節約機能によりもたらされるエネルギー節約利得が失われる。
【発明の概要】
【0005】
この出願の実施形態は、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するための制御方法及び装置を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、制御方法が提供される。当該方法は以下を含む。無線周波数デバイスは、第1の情報を制御デバイスに送信する。第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。無線周波数デバイスは、制御デバイスから命令を受信する。命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。
【0007】
エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を有効化しないのを推奨することを含むか、或いは、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を無効化するのを推奨することを含む。
【0008】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す第1の情報を制御デバイスに送信し、それにより、制御デバイスが、第1の情報に基づいて、第1のエネルギー節約機能を有効化するように及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化するように無線周波数デバイスを制御できるようにする。制御デバイスは、無線周波数デバイスにより送信された、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて、命令を無線周波数デバイスに送信する。したがって、制御デバイスは、より適切な命令を無線周波数デバイスに送信できる。例えば、命令が有効化することを命令する第1のエネルギー節約機能は、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化されてもよい。これは、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するのに役立つ。さらに、制御デバイスは、エネルギー節約機能を有効化及び無効化するように指示し、これはまた、制御デバイスがエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態又は有効な状態を正確に知るのにもより役立つ。
【0009】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、当該方法は以下を更に含む。無線周波数デバイスは、命令に従って、第1のエネルギー節約機能を有効化する及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化する。
【0010】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。
【0011】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスがエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定するとき、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度が考慮される。これは、適切な有効化/無効化の推奨を決定するのに役立つ。例えば、無線周波数デバイスの温度差が小さい場合、無線周波数デバイスは、より多くのエネルギー節約機能を有効化するように推奨されてもよい。他の例では、無線周波数デバイスの温度差が大きく、エネルギー節約機能が無線周波数デバイスの温度差に大きい影響を及ぼす場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を有効化しないように推奨されてもよい。
【0012】
可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。無線周波数デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に基づいて、第1の情報を決定する。
【0013】
例えば、無線周波数デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と温度差閾値とを比較することにより、第1の情報を決定する。
【0014】
他の例では、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を比較することにより、第1の情報を決定する。
【0015】
他の可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定する。無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、第1の情報を決定する。
【0016】
例えば、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間と単位持続時間とを比較することにより、第1の情報を決定する。
【0017】
他の例では、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を比較することにより、第1の情報を決定する。
【0018】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0019】
例えば、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能であり、言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0020】
他の例では、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であり、言い換えると、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0021】
更に他の例では、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能とを含む。言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子との双方を含む。
【0022】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。
【0023】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。
【0024】
上記の技術的解決策に基づいて、第1の情報が少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を含むとき、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定することが可能になる。したがって、制御デバイスの顧客インタフェースに表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避される。さらに、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態と、第1の情報とに基づいて、正確な命令を無線周波数デバイスに更に送信してもよい。例えば、制御デバイスが、第2の指示情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化状態にあると決定し、第1の情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であると決定した場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1を無効化するための命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。制御デバイスが、第2の指示情報に基づいて、エネルギー節約機能1が無効化状態にあると決定し、第1の情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であると決定した場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1を無効化するための命令を無線周波数デバイスに送信することを省略して、シグナリングを更に簡略化し、帯域幅を節約してもよい。
【0025】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0026】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、温度情報を更に含み、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。
【0027】
上記の技術的解決策に基づいて、第1の情報が温度情報を含むとき、制御デバイスは、温度情報に基づいて無線周波数デバイスの温度差を決定することが可能になり、それにより、制御デバイスが、無線周波数デバイスの温度差と、第1の情報とを参照して、命令を無線周波数デバイスに送信できるようにする。これは、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定して有効化できるエネルギー節約機能を有効化するように無線周波数デバイスに指示するのにより役立つ。
【0028】
第2の態様によれば、制御方法が提供される。当該方法は以下を含む。制御デバイスは、無線周波数デバイスから第1の情報を受信する。第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。制御デバイスは、第1の情報に基づいて命令を無線周波数デバイスに送信する。命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。
【0029】
エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を有効化しないのを推奨することを含むか、或いは、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を無効化するのを推奨することを含む。
【0030】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す第1の情報を制御デバイスに送信し、それにより、制御デバイスが、第1の情報に基づいて、第1のエネルギー節約機能を有効化するように及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化するように無線周波数デバイスを制御できるようにする。制御デバイスは、無線周波数デバイスにより送信された、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて、命令を無線周波数デバイスに送信する。したがって、制御デバイスは、より適切な命令を無線周波数デバイスに送信できる。例えば、命令が有効化することを命令する第1のエネルギー節約機能は、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化されてもよい。これは、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するのに役立つ。
【0031】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。
【0032】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0033】
例えば、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能であり、言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0034】
他の例では、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であり、言い換えると、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0035】
更に他の例では、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能とを含む。言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子との双方を含む。
【0036】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。
【0037】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。当該方法は以下を更に含む。制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて、第1のエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定する。
【0038】
上記の技術的解決策に基づいて、第1の情報が少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を含むとき、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定することが可能になる。したがって、制御デバイスの顧客インタフェースに表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避される。
【0039】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0040】
上記の技術的解決策に基づいて、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態と、第1の情報とに基づいて、正確な命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。
【0041】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は温度情報を更に含み、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。制御デバイスが第1の情報に基づいて命令を無線周波数デバイスに送信することは以下を含む。制御デバイスは、温度差と、第1の情報とに基づいて、命令を無線周波数デバイスに送信する。
【0042】
上記の技術的解決策に基づいて、第1の情報が温度情報を含むとき、制御デバイスは、温度情報に基づいて無線周波数デバイスの温度差を決定することが可能になり、それにより、制御デバイスが、無線周波数デバイスの温度差と、第1の情報とを参照して、命令を無線周波数デバイスに送信できるようにする。これは、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定して有効化できるエネルギー節約機能を有効化するように無線周波数デバイスに指示するのにより役立つ。
【0043】
第3の態様によれば、制御方法が提供される。当該方法は以下を含む。制御デバイスは、無線周波数デバイスから温度情報を受信し、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。制御デバイスは、温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って命令を無線周波数デバイスに送信し、命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。さらに、制御デバイスは、エネルギー節約機能を有効化及び無効化するように指示し、これはまた、制御デバイスがエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態又は有効な状態を正確に知るのにもより役立つ。
【0044】
エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーは、エネルギー節約機能が有効化されるのを許可すること又はエネルギー節約機能が有効化されるのを許可しないことを含む。
【0045】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスが温度情報を制御デバイスに送信するとき、制御デバイスは、温度情報に基づいて無線周波数デバイスの温度差を決定することが可能になり、それにより、制御デバイスが、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定できるようにする。これは、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化できるエネルギー節約機能を決定するのに役立ち、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するのに更に役立つ。
【0046】
可能な実現方式では、制御デバイスが、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定することは以下を含む。制御デバイスは、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。制御デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0047】
例えば、制御デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と温度差閾値とを比較することにより、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0048】
他の例では、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を比較することにより、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0049】
他の可能な実現方式では、制御デバイスが、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定することは以下を含む。制御デバイスは、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定する。制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0050】
例えば、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間と単位持続時間とを比較することにより、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0051】
他の例では、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を比較することにより、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。
【0052】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実現方式では、当該方法は以下を含む。制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する無線周波数デバイスからの指示情報を受信し、指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。制御デバイスは、指示情報に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定する。
【0053】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスが少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を制御デバイスに送信するとき、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定することが可能になる。したがって、制御デバイスの顧客インタフェースに表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避される。
【0054】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実現方式では、命令が有効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、命令が無効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0055】
上記の技術的解決策に基づいて、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態と、第1の情報とに基づいて、正確な命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。
【0056】
第4の態様によれば、制御方法が提供される。当該方法は以下を含む。無線周波数デバイスは、温度情報を制御デバイスに送信し、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。無線周波数デバイスは、制御デバイスから命令を受信し、命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。
【0057】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスは、温度情報を制御デバイスに送信し、制御デバイスは、温度情報に基づいて無線周波数デバイスの温度差を決定でき、それにより、制御デバイスが、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定できるようにする。これは、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化できるエネルギー節約機能を決定するのに役立ち、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するのに更に役立つ。
【0058】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実現方式では、当該方法は以下を含む。無線周波数デバイスは、指示情報を制御デバイスに送信し、指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。
【0059】
上記の技術的解決策に基づいて、無線周波数デバイスは、指示情報を制御デバイスに送信し、制御デバイスは、指示情報に基づいて少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定することが可能になる。したがって、制御デバイスの顧客インタフェースに表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避される。さらに、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態に基づいて、正確な命令を無線周波数デバイスに更に送信してもよい。例えば、制御デバイスが、指示情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化状態にあると決定し、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシーに従って、エネルギー節約機能1が有効化されるのを許可されないエネルギー節約機能であると決定した場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1を無効化するための命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。
【0060】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実現方式では、命令が有効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、命令が無効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0061】
第5の態様によれば、装置が提供される。当該装置はトランシーバユニットを含み、トランシーバユニットは、第1の情報を制御デバイスに送信するように構成され、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。トランシーバユニットは、制御デバイスから命令を受信するように更に構成される。命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。
【0062】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、当該装置は処理ユニットを更に含む。処理ユニットは、命令に従って、第1のエネルギー節約機能を有効化するように及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化するように構成される。
【0063】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、当該装置の温度差及び/又は当該装置の温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。
【0064】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、当該装置は処理ユニットを更に含む。処理ユニットは、温度差と、当該装置の温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の当該装置の温度差を決定するように更に構成される。処理ユニットは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の当該装置の温度差に基づいて、第1の情報を決定するように更に構成される。。
【0065】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、当該装置は処理ユニットを更に含む。処理ユニットは、温度差と、当該装置の温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に当該装置の温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するように構成される。処理ユニットは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に当該装置の温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、第1の情報を決定するように更に構成される。
【0066】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0067】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。
【0068】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。
【0069】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0070】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、温度情報を更に含み、温度情報は、当該装置の温度差を決定するために使用される。
【0071】
第6の態様によれば、装置が提供される。当該装置はトランシーバユニットを含み、トランシーバユニットは、無線周波数デバイスから第1の情報を受信するように構成される。第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。トランシーバユニットは、第1の情報に基づいて命令を無線周波数デバイスに送信するように更に構成される。命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。
【0072】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。
【0073】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0074】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。
【0075】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。当該装置は処理ユニットを更に含み、処理ユニットは、第2の指示情報に基づいて、第1のエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定するように構成される。
【0076】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は温度情報を更に含み、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。トランシーバユニットは、温度差と、第1の情報とに基づいて、命令を無線周波数デバイスに送信するように更に構成される。
【0077】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実現方式では、第1のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0078】
第7の態様によれば、装置が提供される。当該装置はトランシーバユニットと処理ユニットとを含む。トランシーバユニットは、無線周波数デバイスから温度情報を受信するように構成され、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。処理ユニットは、温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するように構成される。トランシーバユニットは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って命令を無線周波数デバイスに送信するように更に構成され、命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。
【0079】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実現方式では、処理ユニットは、温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定するように更に構成される。処理ユニットは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するように更に構成される。
【0080】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実現方式では、処理ユニットは、温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するように更に構成される。処理ユニットは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するように更に構成される。
【0081】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実現方式では、トランシーバユニットは、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する無線周波数デバイスからの指示情報を受信するように更に構成され、指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。処理ユニットは、指示情報に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定するように更に構成される。
【0082】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実現方式では、命令が有効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、命令が無効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0083】
第8の態様によれば、装置が提供される。当該装置はトランシーバユニットを含み、トランシーバユニットは、温度情報を制御デバイスに送信するように構成され、温度情報は、無線周波数デバイスの温度差を決定するために使用される。トランシーバユニットは、制御デバイスから命令を受信するように更に構成され、命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。
【0084】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実現方式では、トランシーバユニットは、指示情報を制御デバイスに送信するように更に構成され、指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。
【0085】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実現方式では、命令が有効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、命令が無効化することを命令する少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0086】
第9の態様によれば、装置が提供される。当該装置は無線周波数モジュールと制御モジュールとを含む。無線周波数モジュールは、第1の情報を制御デバイスに送信するように構成され、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。制御モジュールは、第1の情報に基づいて命令を無線周波数モジュールに送信するように構成され、命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化するように及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化するように無線周波数モジュールに命令する。第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。
【0087】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、無線周波数モジュールは、命令に従って、第1のエネルギー節約機能を有効化するように及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化するように更に構成される。
【0088】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、無線周波数モジュールの温度差及び/又は無線周波数モジュールの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。
【0089】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、無線周波数モジュールは、温度差と、無線周波数モジュールの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数モジュールの温度差を決定するように更に構成される。無線周波数モジュールは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数モジュールの温度差に基づいて、第1の情報を決定するように更に構成される。。
【0090】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、無線周波数モジュールは、温度差と、無線周波数モジュールの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数モジュールの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するように更に構成される。無線周波数モジュールは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数モジュールの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、第1の情報を決定するように更に構成される。
【0091】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む。
【0092】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。
【0093】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、第1のエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。制御モジュールは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定するように更に構成される。
【0094】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である。
【0095】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は、温度情報を更に含み、温度情報は、無線周波数モジュールの温度差を決定するために使用される。制御モジュールは、温度差と、第1の情報とに基づいて、命令を無線周波数モジュールに送信するように更に構成される。
【0096】
第9の態様を参照して、第9の態様のいくつかの実現方式では、無線周波数モジュールはリモート無線ユニットである。制御モジュールはベースバンド処理ユニットである。
【0097】
第10の態様によれば、この出願は、プロセッサを含む装置を提供する。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するか、或いは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されてもよい。任意選択で、当該装置はメモリを更に含む。当該装置は通信インタフェースを更に含み、プロセッサは通信インタフェースに結合される。
【0098】
実現方式では、当該装置は無線周波数デバイスである。当該装置が無線周波数デバイスであるとき、通信インタフェースはトランシーバ又は入力/出力インタフェースでもよい。
【0099】
他の実現方式では、当該装置は、無線周波数デバイス内に構成されたチップ又はチップシステムである。当該装置が無線周波数デバイス内に構成されたチップ又はチップシステムであるとき、通信インタフェースは入力/出力インタフェースでもよい。
【0100】
トランシーバはトランシーバ回路でもよい。入力/出力インタフェースは入力/出力回路でもよい。
【0101】
第11の態様によれば、この出願は、プロセッサを含む装置を提供する。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するか、或いは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されてもよい。任意選択で、当該装置はメモリを更に含む。当該装置は通信インタフェースを更に含み、プロセッサは通信インタフェースに結合される。
【0102】
実現方式では、当該装置は制御デバイスである。当該装置が制御デバイスであるとき、通信インタフェースはトランシーバ又は入力/出力インタフェースでもよい。
【0103】
他の実現方式では、当該装置は、制御デバイス内に構成されたチップ又はチップシステムである。当該装置が制御デバイス内に構成されたチップ又はチップシステムであるとき、通信インタフェースは入力/出力インタフェースでもよい。
【0104】
トランシーバはトランシーバ回路でもよい。入力/出力インタフェースは入力/出力回路でもよい。
【0105】
第12の態様によれば、この出願は、入力回路と、出力回路と、処理回路とを含むプロセッサを提供する。処理回路は、入力回路を通じて信号を受信し、出力回路を通じて信号を送信して、プロセッサが上記の態様における方法を実行することを可能にするように構成される。
【0106】
特定の実現プロセスにおいて、プロセッサはチップでもよく、入力回路は入力ピンでもよく、出力回路は出力ピンでもよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、トリガ、様々な論理回路等でもよい。入力回路により受信される入力信号は、例えば、限定されないが、受信機により受信及び入力されてもよく、出力回路により出力される信号は、例えば、限定されないが、送信機に出力され、送信機により送信されてもよく、入力回路及び出力回路は、同じ回路でもよく、回路は、異なる時点に入力回路及び出力回路として使用される。プロセッサ及び様々な回路の具体的な実現方式は、この出願の実施形態では限定されない。
【0107】
第13の態様によれば、この出願は、通信インタフェースとプロセッサとを含む処理装置を提供する。通信インタフェースはプロセッサに結合される。通信インタフェースは、情報を入力及び/又は出力するように構成される。情報は、命令又はデータのうち少なくとも1つを含む。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して、処理装置が上記の態様における方法を実行することを可能にするように構成される。
【0108】
第14の態様によれば、この出願は、プロセッサとメモリとを含む処理装置を提供する。プロセッサは、メモリに記憶された命令を読み取り、受信機を使用することにより信号を受信し、送信機を使用することにより信号を送信して、処理装置が上記の態様における方法を実行することを可能にするように構成される。
【0109】
任意選択で、1つ以上のプロセッサが存在する。メモリが存在する場合、代替として1つ以上のメモリが存在してもよい。
【0110】
任意選択で、メモリはプロセッサと統合されてもよく、或いは、メモリ及びプロセッサは別々に配置される。
【0111】
特定の実現プロセスにおいて、メモリは、非一時的(non-transitory)なメモリ、例えば、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)でもよい。メモリ及びプロセッサは、同じチップ上に統合されてもよく、或いは、異なるチップ上に別々に配置されてもよい。メモリのタイプ並びにメモリ及びプロセッサを配置する方式は、この出願の実施形態では限定されない。
【0112】
関連する情報交換プロセス、例えば、指示情報を送信することは、プロセッサから指示情報を出力するプロセスでもよく、指示情報を受信することは、受信された指示情報をプロセッサに入力するプロセスでもよいことが理解されるべきである。具体的には、プロセッサにより出力される情報は、送信機に出力されてもよく、プロセッサにより受信される入力情報は、受信機からのものでもよい。送信機及び受信機は、トランシーバと総称されてもよい。
【0113】
第13の態様及び第14の態様による装置は、チップでもよい。プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアを使用することにより実現されてもよい。プロセッサがハードウェアを使用することにより実現されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路等でもよい。プロセッサがソフトウェアを使用することにより実現されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサでもよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み取ることにより実現される。メモリは、プロセッサに統合されてもよく、或いは、プロセッサの外部に位置して独立して存在してもよい。
【0114】
第15の態様によれば、この出願はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれてもよい)を含む。コンピュータプログラムが実行されたとき、コンピュータは、上記の態様における方法を実行することが可能になる。
【0115】
第16の態様によれば、この出願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれてもよい)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、上記の態様における方法を実行することが可能になる。
【0116】
第17の態様によれば、この出願は、上記の制御デバイス及び無線周波数デバイスを含むシステムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0117】
【
図1】この出願の実施形態による方法に適用可能なシステムの概略図である。
【
図5】エネルギー節約シナリオにおいて温度差を制御するための方法の概略図である。
【
図6】この出願の実施形態による制御方法の概略フローチャートである。
【
図7】この出願の他の実施形態による制御方法の概略フローチャートである。
【
図8】この出願の実施形態による装置の概略ブロック図である。
【
図9】この出願の実施形態による装置の構造の概略図である。
【
図10】この出願の実施形態による装置の構造の概略図である。
【
図11】この出願の実施形態によるチップシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0118】
以下に、添付の図面を参照して、この出願における実施形態の技術的解決策について説明する。
【0119】
この出願の実施形態における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、周波数分割複信(frequency division duplex, FDD)システム、時分割複信(time division duplex, TDD)システム、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation, 5G)システム、新無線(new radio, NR)システム、第6世代(6th generation, 6G)システム、将来の通信システム等に適用されてもよい。この出願における5Gモバイル通信システムは、非スタンドアロン(non-standalone, NSA)5Gモバイル通信システム又はスタンドアロン(standalone, SA)5Gモバイル通信システムを含む。通信システムは、代替として、公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network, PLMN)、デバイス対デバイス(device-to-device, D2D)通信システム、マシン対マシン(machine-to-machine, M2M)通信システム、モノのインターネット(Internet of Things, IoT)通信システム、ビークル対全てのモノ(vehicle to everything, V2X)通信システム、無人航空機(uncrewed aerial vehicle, UAV)通信システム又は他の通信システムでもよい。
【0120】
この出願の説明において、「/」は、特に指定されない限り、関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を表す。例えば、A/Bは、A又はBを表してもよい。この出願における「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係のみを表し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在すること、AとBとの双方が存在すること、及びBのみが存在することを表してもよく、A及びBは単数又は複数でもよい。さらに、この出願の説明において、「複数」と、特に指定されない限り、2つ又は2つより多くを意味する。「以下の項目(要素)のうち少なくとも1つ」又はこの同様の表現は、単数の項目(要素)又は複数の項目(要素)のいずれかの組み合わせを含む、これらの項目のいずれかの組み合わせを示す。例えば、a、b又はcのうち少なくとも1つの項目(要素)は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b及びcを示してもよく、a、b及びcは単数又は複数でもよい。
【0121】
さらに、この出願の実施形態における技術的解決策を明確に説明するために、「第1」及び「第2」のような用語は、この出願の実施形態において、基本的に同じ機能及び目的を有する同じ項目又は同様の項目の間を区別するために使用される。当業者は、「第1」及び「第2」のような用語が、数及び実行順序を限定せず、「第1」及び「第2」のような用語が、明確な違いを示さないことを理解し得る。さらに、この出願の実施形態では、「例」又は「例えば」という単語は、例、例示又は説明を与えることを表すために使用される。この出願の実施形態において「例」又は「例えば」として記載されるいずれかの実施形態又は設計方式は、他の実施形態若しくは設計方式よりも好ましいこと又はより多くの利点を有することとして説明するべきではない。正確には、「例」又は「例えば」のような単語の使用は、理解を容易にするために、特定の方式で相対的な概念を提示することを意図している。
【0122】
さらに、この出願の実施形態において記載されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しているが、この出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し、新たなサービスシナリオが出現するにつれて、この出願の実施形態において提供される技術的解決策が同様の技術的問題にも適用可能であることを知り得る。
【0123】
この出願の実施形態の理解を容易にするために、この出願の実施形態の適用シナリオについて、
図1を参照して最初に詳細に説明する。
【0124】
図1は、この出願の実施形態による方法に適用可能なシステムアーキテクチャを示す。
図1に示すように、システムは、制御デバイス110と無線周波数デバイス120とを含む。制御デバイス110は、基地局のメインデバイスとして使用され、デジタルベースバンド信号を処理し、基地局の各デバイスの機能のための制御及び管理を提供してもよい。無線周波数デバイス120は、基地局の無線周波数モジュールとして使用されてもよく、中間周波数信号及び/又は無線周波数信号を処理するように構成されてもよく、或いは、無線信号を受信及び送信するように構成されてもよい。
【0125】
制御デバイス110及び無線周波数デバイス120は、第1のインタフェースを通じて接続される。第1のインタフェースは、以下のインタフェース、すなわち、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface, CPRI)、拡張CPRI(enhanced CPRI, eCPRI)インタフェース、又は制御デバイスと無線周波数デバイスとを接続するための将来定義されるインタフェースのうちいずれか1つでもよい。例えば、第1のインタフェースは、フロントホール(fronthaul)インタフェースと呼ばれてもよい。
【0126】
制御デバイス110及び無線周波数デバイス120の具体的なタイプは、この出願のこの実施形態では限定されない点に留意すべきである。第1のインタフェースを通じて接続されるいずれかの2つのデバイスは、この出願のこの実施形態における制御デバイス110及び無線周波数デバイス120と同等でもよい。例えば、制御デバイス110は、以下のもの、すなわち、ベースバンド処理ユニット(baseband unit, BBU)、分散ユニット(distributed unit, DU)又は集約ユニット(centralized unit, CU)のうちいずれか1つでもよい。例えば、無線周波数デバイス120は、以下のもの、すなわち、リモート無線ユニット(remote radio unit, RRU)、無線周波数ユニット(radio unit, RU)又はアクティブアンテナユニット(active antenna unit, AAU)のうちいずれか1つでもよい。
【0127】
いくつかの展開では、制御デバイス110は、集約ユニット(centralized unit, CU)及びDUを含んでもよい。DUは、第1のインタフェースを通じて無線周波数デバイス120に接続される。さらに、CUは、代替として、制御プレーン(control plane, CP)及びユーザプレーン(user plane, UP)が分離されたアーキテクチャを使用してもよい。言い換えると、CUは、CU-CPエンティティ及びCU-UPエンティティを含んでもよい。
【0128】
図1では、制御デバイス110が1つの無線周波数デバイス120に接続される例のみが使用され、制御デバイス110は、より多くの無線周波数デバイスに更に接続されてもよい点に更に留意すべきである。
【0129】
無線周波数モジュールのコンポーネント(例えば、コンポーネント及びプリント回路基板(printed circuit board, PCB))は、はんだ付けにより互いに接続されてもよく、無線周波数モジュールのコンポーネントの間のはんだ接合は、無線周波数モジュールの機能に大きく影響を及ぼす。はんだ接合が故障すると、無線周波数モジュールの機能は部分的に或いは完全に異常になる。
【0130】
通常では、無線周波数モジュールのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼす主な要因は、構造上の制約、コンポーネントのパッケージング、サービスと環境との間の温度差、及びサービス温度差である。無線周波数モジュールのはんだ接合の信頼性に対する温度差の影響が例として使用され、無線周波数モジュールのはんだ接合は、温度変化プロセスにおいて、コンポーネント、PCB等の異なる熱膨張サイズにより引き起こされる応力により影響を受け、はんだ接合は、長い温度差サイクルの後に故障する。温度差は、或る期間における最高温度と最低温度との差を示す。以下の実施形態に記載される無線周波数デバイスの温度差は、或る期間における無線周波数デバイスの最高温度と無線周波数デバイスの最低温度との間の差を示す。無線周波数デバイスの温度差は、周囲温度差とサービス温度差とにより決定される。周囲温度差は、無線周波数デバイスが或る期間に位置する環境の温度差を示す。サービス温度差は、無線周波数デバイスが位置する環境の温度が不変のままである期間に無線周波数デバイスによる異なるサービスの実行により引き起こされる無線周波数デバイスの温度差を示す。
【0131】
モバイル通信ネットワークの発展に伴い、ワイヤレスネットワークデバイスのエネルギー消費が増加し、オペレータは、エネルギー節約及び消費低減についての緊急の要件をますます有している。ワイヤレスネットワークデバイスのエネルギー消費構成において、基地局デバイスのエネルギー消費は、最も高い割合を占める。しかし、基地局デバイスのエネルギー消費は、主に無線周波数モジュールのエネルギー消費である。
【0132】
基地局デバイスのエネルギー消費を低減するために、シンボル電力節約、チャネルシャットダウン、キャリアシャットダウン(又はセルシャットダウンと呼ばれる)及びディープ休止のようなエネルギー節約技術(又はエネルギー節約機能と呼ばれる)が提案されている。これらの技術の基本原理は、ネットワークのオフピーク時間中に基地局のいくつかのハードウェアリソースをシャットダウンして、エネルギー節約効果を達成することである。例えば、各エネルギー節約技術のトリガは、サービス負荷に基づいて決定される必要がある。基地局のサービス負荷が予め設定されたエネルギー節約トリガ閾値よりも低く、エネルギー節約トリガ条件が満たされる場合、対応するエネルギー節約技術が実行されて、基地局デバイスが対応するエネルギー節約状態に入ることを可能にしてもよい。
【0133】
図2に示すように、シンボル電力節約のエネルギー節約機能を有効化した後に、基地局は、サービスデータ伝送が存在しないアイドルシンボル時間に基地局の全ての無線周波数チャネルをシャットダウンし、サービスデータ伝送が存在するシンボル時間に全ての無線周波数チャネルを有効化する。
図3に示すように、基地局のサービス負荷が低いとき、チャネルシャットダウン技術は、基地局のいくつかの無線周波数チャネルのシャットダウンをサポートして、基地局のエネルギー消費を低減する。
【0134】
図4に示すように、キャリアシャットダウン技術は、複数の基地局が同時に同じエリア内のカバレッジを提供するシナリオにおいて主に使用される。1つの基地局はカバレッジレイヤ基地局として使用され、他の基地局はキャパシティレイヤ基地局として計画される。エリア内の基地局の間に、共通カバレッジ関係が存在する。キャリアシャットダウン技術は、カバレッジエリア内の各基地局のサービス量を決定し、低いサービス負荷を有する基地局をエネルギー節約基地局として使用し、全ての無線周波数チャネルをシャットダウンして、エネルギー節約の目的を達成する。基地局の全ての無線周波数チャネルをシャットダウンすることに基づいて、ディープ休止技術は、基地局のデジタルベースバンドチップのようなより多くのハードウェアリソースを更にシャットダウンして、より多くのエネルギー消費を低減する。
【0135】
図5に示すように、無線周波数モジュールのエネルギー消費を低減するために、ベースバンド処理ユニット(例えば、BBU)は、エネルギー節約機能(例えば、エネルギー節約機能A)を有効化するように無線周波数モジュール(例えば、RRU)を制御する。無線周波数モジュールがエネルギー節約機能を有効化したとき、無線周波数モジュールのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼす主な要因は、サービス温度差の増加である。サービス温度差の増加により引き起こされる無線周波数モジュールのはんだ接合不良を回避するために、無線周波数モジュールは、エネルギー節約機能が有効化されるシナリオにおいて無線周波数モジュールの温度差を周期的に検出してもよい。無線周波数モジュールは、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値を超えるときにエネルギー節約機能をアクティブに無効化し、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値内に回復するときにエネルギー節約機能を有効化する。
【0136】
しかし、上記の方式では、無線周波数モジュールの温度差が予め設定された閾値に近い場合、無線周波数モジュールに、繰り返し、エネルギー節約機能を有効化させ、エネルギー節約機能を無効化させることが容易に起こり、無線周波数モジュールがエネルギー節約機能を無効化するとき、エネルギー節約機能によりもたらされるエネルギー節約利得が失われる。さらに、無線周波数モジュールが、無線周波数モジュールの温度差に基づいて、エネルギー節約機能を有効化すること又はエネルギー節約機能を無効化することを決定することはまた、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態と、制御デバイスの顧客インタフェース上に表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態との間の不一致を引き起こす。
【0137】
これに鑑みて、この出願の実施形態は、無線周波数デバイスの温度差の安定性が満たされつつ、より多くのエネルギー節約利得を取得するための制御方法を提供する。
【0138】
図6は、この出願の実施形態による制御方法の概略フローチャートである。
図6に示すように、方法600は、S610~S660を含んでもよい。以下に、各ステップについて詳細に説明する。
【0139】
S610.無線周波数デバイスは、第1の情報を送信する。対応して、S610において、制御デバイスは、第1の情報を受信する。
【0140】
例えば、無線周波数デバイスは、RRU、RU又はAAUでもよく、制御デバイスは、BBU、BU、CU又はDUでもよい。
【0141】
第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。例えば、エネルギー節約機能は、以下のもの、すなわち、ディープ休止機能、キャリアシャットダウン機能、チャネルシャットダウン機能及びシンボル電力節約機能のうち1つ以上を含む。エネルギー節約機能についての有効/無効の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を有効化しないのを推奨することを含む。代替として、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨は、エネルギー節約機能を有効化するのを推奨すること又はエネルギー節約機能を無効化するのを推奨することを含む。エネルギー節約機能を有効化することはまた、エネルギー節約機能を活性化すること又はエネルギー節約機能が効果を発揮することを可能にすることとして理解されてもよい。例えば、エネルギー節約機能を有効化することは、エネルギー節約機能に対応するハードウェアリソースを無効化して、エネルギー節約の目的を達成することを示してもよい。エネルギー節約機能を無効化することはまた、エネルギー節約機能を非活性化すること又はエネルギー節約機能が効果を発揮しないことを可能にすることとして理解されてもよい。例えば、エネルギー節約機能を無効化することは、エネルギー節約機能に対応するハードウェアリソースを有効化することを示してもよい。例えば、チャネルシャットダウン機能を有効化することは、サービス負荷が低いときにいくつかの無線周波数チャネルをシャットダウンすることを意味し、チャネルシャットダウン機能を無効化することは、全ての無線周波数チャネルを常に有効化することを意味する。
【0142】
例えば、第1の情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。第1の温度差は、第1の検出周期における無線周波数デバイスの最高温度と最低温度との間の差を示す。第1の検出周期の持続時間は、1時間、12時間、1日等でもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。無線周波数デバイスの温度差に対するエネルギー節約機能の影響の程度は、エネルギー節約機能によりもたらされるエネルギー節約利得に比例する。言い換えると、エネルギー節約機能によりもたらされるエネルギー節約利得が大きいほど、エネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に対するエネルギー節約機能の影響の程度が大きいことを示す。無線周波数デバイス上でエネルギー節約機能が有効化された後に、無線周波数デバイスの最低温度が低下し、無線周波数デバイスの温度差が増加する点に留意すべきである。したがって、この出願の実施形態において言及される無線周波数デバイスに対するエネルギー節約機能の影響の程度は、エネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差の増加の程度でもよい。
【0143】
例えば、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度は、単位持続時間の間のエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差の増分により示されてもよい。単位持続時間は、1分、15分、1時間、1日等でもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。無線周波数デバイスの温度差の増分は、エネルギー節約機能の有効化の前後の無線周波数デバイスの温度差の間の差により示されてもよく、或いは、エネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差の増加割合により示されてもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。例えば、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度が表1に示される。
【表1】
【0144】
無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度は、無線周波数デバイスにおいて予め構成されてもよく、或いは、履歴データに基づいて無線周波数デバイスにより決定されてもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。履歴データは、異なるエネルギー節約機能を有効化するための持続時間、異なるエネルギー節約機能を有効化する前後の無線周波数デバイスの温度差等を含む。
【0145】
無線周波数デバイスにより第1の情報を決定する方式は、この出願の実施形態では限定されない。
【0146】
可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、第1の温度差に基づいて第1の情報を決定する。例えば、第1の温度差が低い(例えば、第1の温度差が温度差閾値の1/2である)場合、無線周波数デバイスは、全てのエネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定する。第1の温度差が高い(例えば、第1の温度差が温度差閾値に近い)場合、無線周波数デバイスは、全てのエネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定する。さらに、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて第1の情報を決定する。
【0147】
可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、第1の情報を決定する。例えば、無線周波数デバイスは、無線周波数デバイスの温度差に対して最大の影響を有するエネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定する。代替として、無線周波数デバイスは、無線周波数デバイスの温度差に対して最小の影響を有するエネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定する。さらに、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて第1の情報を決定する。
【0148】
可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、第1の温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。無線周波数デバイスは、予め設定された持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に基づいて、第1の情報を決定する。例えば、無線周波数デバイスは、予め設定された持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と温度差閾値とを比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定してもよい。例えば、単位持続時間の間にエネルギー節約機能が有効化された後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値未満でない場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定してもよく、或いは、エネルギー節約機能が有効化されているとき、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が無効化されることが推奨されると決定してもよい。単位持続時間の間にエネルギー節約機能が有効化された後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値よりも低い場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定してもよい。他の例では、無線周波数デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定してもよい。例えば、無線周波数デバイスは、最小温度差に対応するエネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定するか、或いは、無線周波数デバイスは、最大温度差に対応するエネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定する。さらに、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて第1の情報を決定する。
【0149】
例えば、温度差閾値は、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼすことなく許容される無線周波数デバイスの最大温度差を示す。単位持続時間は、無線周波数デバイスにより予期されるエネルギー節約機能が有効化される持続時間を示してもよい。
【0150】
例えば、第1の温度差は20℃であり、温度差閾値は25℃であり、単位持続時間は15分である。15分間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスにより到達され且つ第1の温度差及び表1に基づいて無線周波数デバイスにより決定される温度差が、表2に示される。
【表2】
【0151】
表2から、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4のいずれか1つが15分間有効化された後に、無線周波数デバイスの温度差は25℃よりも低いことが分かる。したがって、無線周波数デバイスは、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含むと決定する。エネルギー節約機能5が15分間有効化された後に、無線周波数デバイスの温度差は25℃に達してもよい。したがって、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨されると決定する。したがって、無線周波数デバイスは、第1の情報が、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4についての有効化/無効化の推奨が有効化されることが推奨されることを示す、及び/又は、第1の情報が、エネルギー節約機能5についての有効化/無効化の推奨が有効化されないことが推奨されることを示すと決定してもよい。
【0152】
代替として、表2から、最小温度差がエネルギー節約機能1に対応する場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能1が有効化されることが推奨されると決定し、最大温度差がエネルギー節約機能5に対応する場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨されると決定することが分かる。
【0153】
例えば、無線周波数デバイスは、第1のモデルに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。第1のモデルの入力パラメータは、第1の温度差、単位持続時間、及び異なるエネルギー節約機能の識別子又は異なるエネルギー節約機能のエネルギー節約利得であり、第1のモデルの出力パラメータは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差である。例えば、第1のモデルは、履歴データに基づくトレーニングを通じて取得され、履歴データは、異なるエネルギー節約機能が有効化される持続時間と、異なるエネルギー節約機能の有効化の前後の無線周波数デバイスの温度差とを含む。異なるエネルギー節約機能の識別子又はエネルギー節約利得、異なるエネルギー節約機能が有効化される持続時間、及び異なるエネルギー節約機能の有効化の前の無線周波数デバイスの温度差は、第1のモデルをトレーニングするための入力パラメータとして使用され、異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差は、第1のモデルが正常にトレーニングされたか否かを決定するために使用される。例えば、エネルギー節約機能1の識別子又はエネルギー節約利得、エネルギー節約機能1が有効化される持続時間、及びエネルギー節約機能1の有効化の前の無線周波数デバイスの温度差が、第1のモデルをトレーニングするための入力パラメータとして使用され、第1のモデルにより出力されたデータが、エネルギー節約機能1の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と比較される。2つの間の差が予め設定された閾値未満である場合、第1のモデルが正常にトレーニングされたと考えられ、2つの間の差が予め設定された閾値以上である場合、第1のモデルはトレーニングされ続ける。
【0154】
他の可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、第1の温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定する。無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、第1の情報を決定する。例えば、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間と単位持続時間とを比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定してもよい。例えば、エネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間が単位持続時間を超える場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定する。エネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値に達するのに必要な持続時間が単位持続時間を超えない場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定し、或いは、エネルギー節約機能が有効化されているとき、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が無効化されることが推奨されると決定する。他の例では、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定してもよい。例えば、無線周波数デバイスは、最長の持続時間に対応するエネルギー節約機能が有効化されることが推奨されると決定するか、或いは、無線周波数デバイスは、最短の持続時間に対応するエネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されると決定する。さらに、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて第1の情報を決定する。
【0155】
例えば、温度差閾値は、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼすことなく許容される無線周波数デバイスの最大温度差を示す。単位持続時間は、無線周波数デバイスにより予期されるエネルギー節約機能が有効化される持続時間を示してもよい。
【0156】
例えば、第1の温度差は20℃であり、温度差閾値は25℃であり、単位持続時間は15分である。異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値に達するのに必要とされ、且つ、第1の温度差及び表1に基づいて無線周波数デバイスにより決定される持続時間が表3に示される。
【表3】
【0157】
表3から、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4のいずれか1つが有効化された後に、無線周波数デバイスの温度差が25℃に達するのに必要な持続時間が15分を超えることが分かる。したがって、無線周波数デバイスは、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含むと決定する。エネルギー節約機能5が有効化された後に、無線周波数デバイスの温度差が25℃に達するのに必要な持続時間は15分に等しい。したがって、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨されると決定する。したがって、無線周波数デバイスは、第1の情報が、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4についての有効化/無効化の推奨が有効化されることが推奨されることを示す、及び/又は、第1の情報が、エネルギー節約機能5についての有効化/無効化の推奨が有効化されないことが推奨されることを示すと決定してもよい。
【0158】
代替として、表3から、最長の持続時間がエネルギー節約機能1に対応する場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能1が有効化されることが推奨されると決定し、最短の持続時間がエネルギー節約機能5に対応する場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨されると決定することが分かる。
【0159】
他の可能な実現方式では、無線周波数デバイスは、第1の温度差と、第2のモデルとに基づいて、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定する。第2のモデルの入力パラメータは、第1の温度差、及びエネルギー節約機能又はエネルギー節約利得の識別子であり、第2のモデルの出力パラメータは、エネルギー節約機能を有効化するか否かについての推奨である。第2のモデルは、履歴データに基づくトレーニングを通じて取得され、履歴データは、異なるエネルギー節約機能が有効化される持続時間と、異なるエネルギー節約機能の有効化の前後の無線周波数デバイスの温度差とを含む。異なるエネルギー節約機能の識別子又はエネルギー節約利得、異なるエネルギー節約機能が有効化される持続時間、及び異なるエネルギー節約機能の有効化の前の無線周波数デバイスの温度差は、第2のモデルをトレーニングするための入力パラメータとして使用される。異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と温度差閾値との間の値関係は、第2のモデルが正常にトレーニングされたか否かを決定するために使用される。例えば、エネルギー節約機能1の識別子又はエネルギー節約利得、エネルギー節約機能1が有効化される持続時間、及びエネルギー節約機能1の有効化の前の無線周波数デバイスの温度差は、第1のモデルをトレーニングするための入力パラメータとして使用され、第2のモデルは、入力パラメータに基づいて、エネルギー節約機能1を有効化するか否かについての推奨を出力する。エネルギー節約機能1の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値未満でなく、第2のモデルが、エネルギー節約機能1を有効化しない推奨を出力する場合、或いは、エネルギー節約機能1の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値未満であり、第2のモデルが、エネルギー節約機能1が有効化されるという推奨を出力する場合、これは、第2のモデルが正しい結果を出力することを示す。第2のモデルが正しい結果を出力する確率が予め設定された閾値よりも大きい場合、第2のモデルは正常にトレーニングされたと考えられる。
【0160】
第1の情報の具体的な内容は、この出願の実施形態では限定されない。第1の情報が異なる内容を含むとき、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を明示的に示してもよく、或いは、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を暗黙的に示してもよい。代替として、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を明示的に示してもよく、或いは、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を暗黙的に示してもよい。
【0161】
例えば、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含み、少なくとも1つのエネルギー節約機能は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能及び/又は有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を含んでもよい。
【0162】
例えば、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含み、言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を明示的に示す。対応して、制御デバイスは、第1の情報に含まれるエネルギー節約機能の識別子に基づいて、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を決定する。エネルギー節約機能の識別子は、エネルギー節約機能により達成できるエネルギー節約利得でもよい。例えば、第1の情報がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4の識別子を含む場合、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能はエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含む。対応して、制御デバイスは、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4の識別子に基づいて、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含むと決定する。
【0163】
この例では、第1の情報は、代替として、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を暗黙的に示してもよいことが理解され得る。具体的には、第1の情報により示される、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能は、第1の情報に含まれないエネルギー節約機能の識別子に対応する。例えば、第1の情報がエネルギー節約機能5の識別子を含まない場合、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能5を更に示す。
【0164】
他の例では、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子を含み、言い換えると、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を明示的に示す。対応して、制御デバイスは、第1の情報に含まれるエネルギー節約機能の識別子に基づいて、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を決定する。例えば、第1の情報がエネルギー節約機能5の識別子を含む場合、制御デバイスは、第1の情報に基づいて、エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨されると決定する。
【0165】
この例では、第1の情報は、代替として、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を暗黙的に示してもよいことが理解され得る。具体的には、第1の情報により示される、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、第1の情報に含まれないエネルギー節約機能の識別子に対応する。例えば、第1の情報がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4の識別子を含まない場合、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含むことを更に示す。
【0166】
他の例では、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子とを含み、言い換えると、第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能と、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能とを明示的に示す。例えば、第1の情報は、表4に示される。
【表4】
【0167】
他の例では、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す。例えば、第1の指示情報は1ビットの情報である。第1の指示情報が「0」であるとき、第1の指示情報は、エネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されることを示し、第1の指示情報が「1」であるとき、第1の指示情報は、エネルギー節約機能が有効化されることが推奨されることを示す。代替として、第1の指示情報が「1」であるとき、第1の指示情報は、エネルギー節約機能が有効化されないことが推奨されることを示し、第1の指示情報が「0」であるとき、第1の指示情報は、エネルギー節約機能が有効化されることが推奨されることを示す。対応して、制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定する。
【0168】
例えば、第1の情報は表5に示される。表5では、第1の情報が、異なるエネルギー節約機能と1対1の対応関係にある複数の第1の指示情報を含む例のみが使用され、異なるエネルギー節約機能と第1の指示情報との間の1対1の対応関係は限定されない点に留意すべきである。例えば、複数のエネルギー節約機能が同じ有効化/無効化の推奨を有する場合、複数のエネルギー節約機能は、1つの第1の指示情報に対応してもよい。
【表5】
【0169】
任意選択で、第1の情報は、エネルギー節約機能の識別子と第1の指示情報との間の対応関係を含む。例えば、第1の情報は、エネルギー節約機能の識別子と第1の指示情報との間の1対1の対応関係を含むか、或いは、複数のエネルギー節約機能が同じ有効化/無効化の推奨を有するとき、第1の情報は、エネルギー節約機能の識別子と第1の指示情報との間の多対1の関係を含む。
【0170】
任意選択で、第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示す。対応して、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定してもよい。
【0171】
例えば、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態は、エネルギー節約状態又は非エネルギー節約状態を含む(或いは有効化状態又は無効化状態を含む)。エネルギー節約状態又は有効化状態は、エネルギー節約機能が有効化状態、活性化状態又は有効な状態のように、エネルギー節約が実現できる状態にあることを示す。非エネルギー節約状態又は無効化状態は、エネルギー節約機能が、無効化状態、非活性化状態又は無効な状態のように、エネルギー節約が実現できない状態にあることを示す。例えば、第2の指示情報は1ビットの情報である。第2の指示情報が「0」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態がエネルギー節約状態であることを示し、第2の指示情報が「1」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態が非エネルギー節約状態であることを示す。代替として、第2の指示情報が「1」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態がエネルギー節約状態であることを示し、第2の指示情報が「0」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態が非エネルギー節約状態であることを示す。
【0172】
他の例では、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態は、全エネルギー節約状態、部分エネルギー節約状態又は全非エネルギー節約状態を含む。全エネルギー節約状態は、エネルギー節約機能が有効化状態にあることを示し、全非エネルギー節約状態は、エネルギー節約機能が無効化状態にあることを示し、部分エネルギー節約状態は、エネルギー節約機能が部分的に有効化状態にあることを示す。例えば、第2の指示情報は1ビットの情報である。第2の指示情報が「0」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態が全エネルギー節約状態であることを示し、第2の指示情報が「1」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態が部分エネルギー節約状態であることを示し、第2の指示情報が「2」であるとき、第2の指示情報は、エネルギー節約機能の有効化/無効化状態が全非エネルギー節約状態であることを示す。
【0173】
例えば、第1の情報は、表6に示される。表6では、第1の情報が、異なるエネルギー節約機能と1対1の対応関係にある複数の第2の指示情報を含む例のみが使用され、異なるエネルギー節約機能と第2の指示情報との間の1対1の対応関係は限定されない点に留意すべきである。例えば、複数のエネルギー節約機能が同じ有効化/無効化状態を有する場合、複数のエネルギー節約機能は、1つの第2の指示情報に対応してもよい。表6は、第1の情報が第1の指示情報及び第2の指示情報を含む例を使用することにより記載される点に更に留意すべきである。第1の情報は、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能の識別子と、第2の指示情報とを含んでもよく、第1の情報は、有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の識別子と、第2の指示情報とを含んでもよく、或いは、第1の情報は、エネルギー節約機能の識別子と、第1の指示情報と、第2の指示情報とを含む。
【表6】
【0174】
任意選択で、第1の情報は温度情報を更に含み、温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差を決定するために使用される。
【0175】
例えば、温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差であり、言い換えると、第1の情報は、第1の温度差を更に含む。
【0176】
他の例では、温度情報は、第1の検出周期における無線周波数デバイスの最低温度値及び最高温度値を含み、言い換えると、第1の情報は、第1の検出周期における無線周波数デバイスの最低温度値及び最高温度値を更に含む。
【0177】
更に他の例では、温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差と温度差閾値との間の差を含み、言い換えると、第1の情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差と温度差閾値との間の差を更に含む。
【0178】
S620.制御デバイスは、第1の命令を送信する。対応して、S620において、無線周波数デバイスは、第1の命令を受信する。
【0179】
第1の命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第1の命令は、第1の情報に基づいて制御デバイスにより決定される。第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。例えば、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含む場合、第1のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4のうち1つ以上を含み、第2のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能5を含んでもよい。
【0180】
任意選択で、第1のエネルギー節約機能は、無効化状態にあり且つ第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能にあるエネルギー節約機能であり、第2のエネルギー節約機能は、有効化状態にあり且つ第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能にあるエネルギー節約機能である。
【0181】
例えば、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能が全てのエネルギー節約機能を含む場合、第1の情報に基づいて制御デバイスにより決定される第1の命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化することを示す。例えば、全てのエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5を含み、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能が、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5を含む場合、制御デバイスにより決定される第1の命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化することを示す。第1のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5のうち1つ以上を含む。
【0182】
他の例では、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能が全てのエネルギー節約機能を含む場合、第1の情報に基づいて制御デバイスにより決定される第1の命令は、第2のエネルギー節約機能を無効化することを示す。例えば、全てのエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5を含み、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5を含む場合、制御デバイスにより決定される第1の命令は、第2のエネルギー節約機能を無効化することを示す。第2のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5のうち1つ以上の有効化されたエネルギー節約機能を含む。明らかに、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5のいずれも有効化されていない場合、制御デバイスは、第1の命令を生成しなくてもよい。
【0183】
他の例では、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がいくつかのエネルギー節約機能を含み、第1の情報において有効化されないことが推奨されるいくつかのエネルギー節約機能のうち1つ以上のエネルギー節約機能が有効化されている場合、第1の情報に基づいて制御デバイスにより決定される第1の命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化することを示してもよい。さらに、第1の命令は、第2のエネルギー節約機能を無効化することを更に示してもよい。第1のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第2のエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能において有効化されたエネルギー節約機能を含む。
【0184】
制御デバイスが、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態をどのように決定するかは、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0185】
例えば、制御デバイスが、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能を有効化するように無線周波数デバイスに最初に指示した場合、制御デバイスは、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能が有効化されていると決定する。
【0186】
他の例では、第1の情報が異なるエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を含む場合、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定してもよい。
【0187】
任意選択で、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能に基づいて第1のエネルギー節約機能を決定するとき、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の活性化条件を更に考慮してもよい。言い換えると、第1のエネルギー節約機能は、活性化条件を満たし且つ第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能にあるエネルギー節約機能でもよい。例えば、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含む。制御デバイスが、エネルギー節約機能1及びエネルギー節約機能2の活性化条件が満たされていると決定した場合、制御デバイスにより決定される第1の命令は、エネルギー節約機能1及び/又はエネルギー節約機能2を有効化することを示してもよい。
【0188】
任意選択で、第1の情報が温度情報を更に含む場合、制御デバイスは、温度情報、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能、及び/又は有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能に基づいて、第1の命令を決定してもよい。
【0189】
例えば、制御デバイスは、まず、温度情報に基づいて無線周波数デバイスの第1の温度差を決定し、次いで、第1の温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーは、エネルギー節約機能が有効化されることを許可すること、又はエネルギー節約機能が有効化されることを許可しないことを含む。さらに、制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシー及び/又は第1の情報に従って第1の命令を決定する。
【0190】
例えば、制御デバイスにより決定された、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーが、第1の情報により示される、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に一致する場合、制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシー又は少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に従って第1の命令を決定する。例えば、制御デバイスにより決定された、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシーが、エネルギー節約機能1を有効化することを許可することであり、第1の情報により示される、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化の推奨が、エネルギー節約機能1を有効化することの推奨である場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシー又は有効化/無効化の推奨に従って第1の命令を決定する。
【0191】
他の例では、制御デバイスにより決定された、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーが、第1の情報により示される、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨とは異なる場合、制御デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って第1の命令を決定する。例えば、制御デバイスにより決定された、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシーがエネルギー節約機能1を有効化することを許可しないことであり、第1の情報により示される、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化の推奨がエネルギー節約機能1を有効化することの推奨である場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシーに従って第1の命令を決定する。
【0192】
制御デバイスが少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定するための方法は、無線周波数デバイスが少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を決定するための方法と同じである。簡潔にするために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0193】
任意選択で、方法600はS630を更に含む。
【0194】
S630.無線周波数デバイスは、第1の命令に基づいて、第1のエネルギー節約機能を有効化する及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化する。
【0195】
任意選択で、無線周波数デバイスが第1の命令に基づいて第1のエネルギー節約機能を有効化した後、及び/又は、第2のエネルギー節約機能を無効化した後に、無線周波数デバイスの温度差が変化した場合、方法600は、S640~S660を実行することを更に継続してもよい。
【0196】
S640.無線周波数デバイスは、第3の情報を送信する。対応して、S640において、制御デバイスは、第3の情報を受信する。
【0197】
第3の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す。
【0198】
第3の情報は、無線周波数デバイスの第2の温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される。第2の温度差は、第2の検出周期における無線周波数デバイスの最高温度と最低温度との間の差を示す。第2の検出周期の持続時間は、1時間、12時間、1日等でもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。第2の温度差は第1の温度差とは異なり、第2の検出周期は第1の検出周期の後である点に留意すべきである。例えば、第2の温度差と第1の温度差との間の差は、予め設定された閾値よりも大きい。
【0199】
無線周波数デバイスが第3の情報を決定する方式は、無線周波数デバイスが第1の情報を決定する方式と同じである。簡潔にするために、詳細はここでは説明しない。
【0200】
第3の情報の具体的な内容の説明については、第1の情報の具体的な内容の上記の説明を参照する。
【0201】
第3の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能と完全に同じではなく、或いは、第3の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能は、第1の情報において有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能と完全に同じではない点に留意すべきである。例えば、第1情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含み、第3情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1及びエネルギー節約機能2を含む。
【0202】
S650.制御デバイスは、第3の命令を送信する。対応して、S650において、無線周波数デバイスは、第3の命令を受信する。
【0203】
第3の命令は、第5のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第6のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、第3の命令は、第3の情報に基づいて制御デバイスにより決定される。第5のエネルギー節約機能は、第3の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、第6のエネルギー節約機能は、第3の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む。例えば、第3の情報において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能がエネルギー節約機能1及びエネルギー節約機能2を含む場合、第5のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1及び/又はエネルギー節約機能2を含み、第6のエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能3~エネルギー節約機能5のうち1つ以上を含む。
【0204】
具体的には、制御デバイスが第3の情報に基づいて第3の命令を決定する方式は、制御デバイスが第1の情報に基づいて第1の命令を決定する方式と同じである。簡潔にするために、詳細はここでは説明しない。
【0205】
制御デバイスにより決定された第3の命令は、第1の命令と同じでもよく或いは異なってもよい点に留意すべきである。制御デバイスにより決定された第3の命令が第1の命令と同じである場合、制御デバイスは、第3の命令を無線周波数デバイスに送信しなくてもよい。
【0206】
S660.無線周波数デバイスは、第3の命令に基づいて、第5のエネルギー節約機能を有効化する及び/又は第6のエネルギー節約機能を無効化する。
【0207】
この出願のこの実施形態では、無線周波数デバイスは、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を制御デバイスに送信して、制御デバイスが、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨に基づいて、第1の命令を無線周波数デバイスに送信することを可能にしてもよく、それにより、制御デバイスが、より適切な第1の命令を無線周波数デバイスに送信できるようにする。例えば、第1の命令が有効化することを命令する第1のエネルギー節約機能は、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化されてもよい。したがって、無線周波数デバイスがエネルギー節約機能を繰り返し有効及び無効化することが回避でき、無線周波数デバイスによりエネルギー節約機能を無効化することにより引き起こされるエネルギー節約利得損失が回避できる。
【0208】
無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を有効化するとき或いはエネルギー節約機能を無効化するとき、無線周波数リソースを調整することが理解され得る。したがって、この出願のこの実施形態に基づいて、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を繰り返し有効化及び無効化せず、それにより、ワイヤレスサービス性能が確保できるようにする。
【0209】
無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間にわたって安定的に有効化できるエネルギー節約機能を有効化した後に、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能に対応するエネルギー節約利得を取得でき、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値未満で安定することも確保でき、それにより、無線周波数デバイスの温度差の安定性が確保されつつ、より多くのエネルギー節約利得が取得できるようにすることが更に理解され得る。上記のように、無線周波数デバイスの温度差は、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性に関係する。無線周波数デバイスの温度差が安定しているとき、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性も確保され得る。
【0210】
さらに、無線周波数デバイスの温度差が変化するとき、無線周波数デバイスは、第3の情報を制御デバイスに送信して、制御デバイスが、第3の情報に基づいて、エネルギー節約機能の有効化及び/又は無効化を適時に調整することを可能にしてもよい。これは、エネルギー節約機能が常に有効化されることにより引き起こされる、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを回避するのに役立つ。言い換えると、この出願のこの実施形態によれば、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を制御デバイスに送信して、制御デバイスが有効化/無効化の推奨に基づいて異なる命令を配信し、エネルギー節約機能を有効化及び/又は無効化するように無線周波数デバイスを制御することを可能にする。したがって、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を有効及び/又は無効化することにより、無線周波数デバイスの温度差を制御してもよい。
【0211】
例えば、無線周波数デバイスの温度差が20℃であるとき、無線周波数デバイスの温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて無線周波数デバイスにより決定される情報(第1の情報又は第3の情報)において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能4を含む。さらに、無線周波数デバイスから受信された情報に基づいて制御デバイスにより無線周波数デバイスに送信される命令(第1の命令又は第3の命令)は、エネルギー節約機能4を有効化することを示す。対応して、無線周波数デバイスは、制御デバイスから受信された命令に従ってエネルギー節約機能4を有効化する。エネルギー節約機能4が或る期間に有効化された後に、無線周波数デバイスが、無線周波数デバイスの温度差が23℃であることを検出した場合、無線周波数デバイスの温度差と、無線周波数デバイスに対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて無線周波数デバイスにより決定される情報(第1の情報又は第3の情報)において有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1及びエネルギー節約機能2を含む。さらに、無線周波数デバイスから受信された情報に基づいて制御デバイスにより無線周波数デバイスに送信される命令(第1の命令又は第3の命令)は、エネルギー節約機能2を有効化し、エネルギー節約機能4を無効化することを示す。対応して、無線周波数デバイスは、制御デバイスから受信された命令に従ってエネルギー節約機能2を有効化し、エネルギー節約機能4を無効化する。エネルギー節約機能2が或る期間に有効化された後に、無線周波数デバイスが、無線周波数デバイスの温度差が25℃であることを検出し、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値に達した場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能1~エネルギー節約機能5が有効化されないことが推奨される情報(第1の情報又は第3の情報)を制御デバイスに送信する。さらに、無線周波数デバイスから受信された情報に基づいて制御デバイスにより無線周波数デバイスに送信される命令(第1の命令又は第3の命令)は、エネルギー節約機能2を無効化することを示す。全てのエネルギー節約機能が無効化された後に、無線周波数デバイスの温度差が減少した(例えば、23℃に減少した)場合、無線周波数デバイスは、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能を制御デバイスに再び指示してもよい(例えば、有効化されることが推奨されるエネルギー節約機能は、エネルギー節約機能1及びエネルギー節約機能2を含む)。
【0212】
さらに、第1情報又は第3情報が異なるエネルギー節約特徴に対応する第2の指示情報を含むとき、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて、異なるエネルギー節約特徴の有効化/無効化状態を決定してもよい。したがって、制御デバイスの顧客インタフェース上に表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避できる。例えば、制御デバイスの顧客インタフェース上に表示されるエネルギー節約機能が有効化されるが、エネルギー節約機能が無線周波数デバイス上で実際に有効化されないシナリオは存在しない。エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態を決定した後に、制御デバイスは、正確な命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。例えば、制御デバイスが、第2の指示情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化状態にあると決定し、第1の情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であると決定した場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1を無効化するための命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。
【0213】
図7は、この出願の実施形態による制御方法の概略フローチャートである。
図7に示すように、方法700はS710~S730を含んでもよい。以下に、各ステップについて詳細に説明する。
【0214】
S710.無線周波数デバイスは、温度情報を送信する。対応して、S710において、制御デバイスは、温度情報を受信する。
【0215】
例えば、無線周波数デバイスは、RRU、RU又はAAUでもよく、制御デバイスは、BBU、BU、CU又はDUでもよい。
【0216】
温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差を決定するために使用される。第1の温度差は、第1の検出周期における無線周波数デバイスの最高温度と最低温度との間の差を示す。第1の検出周期の持続時間は、1時間、12時間、1日等でもよい。これはこの出願の実施形態では限定されない。
【0217】
例えば、温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差である。
【0218】
他の例では、温度情報は、第1の検出周期における無線周波数デバイスの最低温度値及び最高温度値を含む。対応して、制御デバイスは、温度情報に含まれる最高温度値と最低温度値との間の差に基づいて第1の温度差を決定する。
【0219】
更に他の例では、温度情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差と温度差閾値との間の差を含み、言い換えると、第1の情報は、無線周波数デバイスの第1の温度差と温度差閾値との間の差を更に含む。
【0220】
例えば、温度差閾値は、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼすことなく許容される無線周波数デバイスの最大温度差を示す。
【0221】
任意選択で、S710において、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を制御デバイスに更に送信する。第2の指示情報の説明については、S610を参照する。
【0222】
S720.制御デバイスは、第2の命令を送信する。対応して、S720において、無線周波数デバイスは、第2の命令を受信する。
【0223】
具体的には、S720において、制御デバイスは、第1の温度差に基づいて、第2の命令を無線周波数デバイスに送信する。
【0224】
例えば、制御デバイスは、第1の温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを最初に決定し、次いで、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って第2の命令を決定する。第2の命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーは、エネルギー節約機能が有効化されることを許可すること又はエネルギー節約機能が有効化されることを許可しないことを含む。
【0225】
無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度の説明については、上記のS610を参照する。
【0226】
制御デバイスがエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する方式は、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0227】
可能な実現方式では、制御デバイスは、第1の温度差に基づいて、エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。例えば、第1の温度差が低い(例えば、第1の温度差が温度差閾値の1/2である)場合、制御デバイスは、全てのエネルギー節約機能が有効化されることを許可されると決定する。第1の温度差が高い(例えば、第1の温度差が温度差閾値に近い)場合、制御デバイスは、全てのエネルギー節約機能が有効化されることを許可されないと決定する。
【0228】
可能な実現方式では、制御デバイスは、制御デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。例えば、制御デバイスは、無線周波数デバイスの温度差に対して最大の影響を有するエネルギー節約機能が有効化されることを許可されないと決定する。代替として、制御デバイスは、無線周波数デバイスの温度差に対して最小の影響を有するエネルギー節約機能が有効化されることを許可されないと決定する。
【0229】
可能な実現方式では、制御デバイスは、第1の温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。制御デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差に基づいて、エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。例えば、制御デバイスは、予め設定された持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差と、温度差閾値とを比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定してもよい。例えば、エネルギー節約機能が単位持続時間の間に有効化された後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値よりも低くない場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることが許可されないと決定し、或いは、エネルギー節約機能が有効化されているとき、制御デバイスは、エネルギー節約機能を無効化することを決定する。エネルギー節約機能が単位持続時間の間に有効化された後の無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値よりも低い場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることを許可されると決定する。他の例では、制御デバイスは、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定してもよい。例えば、制御デバイスは、最小温度差に対応するエネルギー節約機能が有効化されることが許可されると決定するか、或いは、制御デバイスは、最大温度差に対応するエネルギー節約機能が有効化されることが許可されないと決定する。
【0230】
例えば、温度差閾値は、無線周波数デバイスのはんだ接合の信頼性に影響を及ぼすことなく許容される無線周波数デバイスの最大温度差を示す。単位持続時間は、エネルギー節約機能が有効化される予想持続時間を示してもよい。
【0231】
例えば、制御デバイスは、第1のモデルに基づいて、単位期間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する。第1のモデルの説明については、上記のS610を参照し、第1のモデルに基づいて、単位持続時間の間の異なるエネルギー節約機能の有効化の後の無線周波数デバイスの温度差を決定する説明については、上記のS610を参照する。
【0232】
他の可能な実現方式では、制御デバイスは、第1の温度差と、無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定する。無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間に基づいて、エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。例えば、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間と単位持続時間とを比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定してもよい。例えば、エネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間が単位持続時間を超える場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることを許可されると決定する。エネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値に達するのに必要な持続時間が単位持続時間を超えない場合、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能が有効化されることを許可されないと決定するか、或いは、エネルギー節約機能が有効化されているとき、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を無効化することを決定する。他の例では、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の有効化の後に無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を比較することにより、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定してもよい。例えば、制御デバイスは、最長の持続時間に対応するエネルギー節約機能が有効化されることを許可されると決定するか、或いは、無線周波数デバイスは、最短の持続時間に対応するエネルギー節約機能が有効化されることを許可されないと決定する。
【0233】
さらに、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って第2の命令を決定し、第2の命令は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化することを命令する。任意選択で、制御デバイスが異なるエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を受信した場合、制御デバイスは、第2の指示情報に基づいて異なるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定し、異なるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーとを参照して第2の命令を決定する。例えば、エネルギー節約機能1の有効化/無効化状態がエネルギー節約状態であり、エネルギー節約機能1についての有効化/無効化ポリシーが、エネルギー節約機能1が有効化されることを許可しないことである場合、第2の命令は、エネルギー節約機能1を無効化することを示してもよい。
【0234】
任意選択で、エネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーに従って、エネルギー節約機能が有効化されることを決定するとき、制御デバイスは、異なるエネルギー節約機能の活性化条件を更に考慮してもよい。言い換えると、有効化されることを指示されるエネルギー節約機能は、有効化されることが許可されるエネルギー節約機能のうち、活性化条件を満たすエネルギー節約機能である。
【0235】
任意選択で、方法700はS730を更に含む。
【0236】
S730.無線周波数デバイスは、第2の命令に基づいて、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化する及び/又は少なくとも1つのエネルギー節約機能を無効化する。
【0237】
この出願のこの実施形態では、制御デバイスは、無線周波数デバイスの温度差及び/又は無線周波数デバイスの温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて、異なるエネルギー節約機能についての有効化/無効化ポリシーを決定する。これは、無線周波数デバイスの温度差が温度差閾値を超えることを引き起こすことなく、或る期間の間に安定的に有効化できるエネルギー節約機能を決定するのに役立つ。したがって、無線周波数デバイスがエネルギー節約機能を繰り返し有効化及び無効化することが回避でき、無線周波数デバイスによりエネルギー節約機能を無効化することにより引き起こされるエネルギー節約利得損失が回避できる。無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を有効化するとき或いはエネルギー節約機能を無効化するとき、無線周波数リソースを調整することが理解され得る。したがって、この出願のこの実施形態に基づいて、無線周波数デバイスは、エネルギー節約機能を繰り返し有効化及び無効化せず、それにより、ワイヤレスサービス性能が確保できるようにする。
【0238】
さらに、無線周波数デバイスは、異なるエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を制御デバイスに更に送信してもよく、それにより、制御デバイスが、第2の指示情報に基づいて、異なるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を決定し得るようにする。したがって、制御デバイスの顧客インタフェース上に表示されるエネルギー節約機能の有効化/無効化状態と、エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態との間の不一致が回避される。例えば、制御デバイスの顧客インタフェース上に表示されるエネルギー節約機能が有効化されるが、エネルギー節約機能が無線周波数デバイス上で実際に有効化されないシナリオは存在しない。エネルギー節約機能の実際の有効化/無効化状態を決定した後に、制御デバイスは、正確な命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。例えば、制御デバイスが、第2の指示情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化状態にあると決定し、第1の情報に基づいて、エネルギー節約機能1が有効化されないことが推奨されるエネルギー節約機能であると決定した場合、制御デバイスは、エネルギー節約機能1を無効化するための命令を無線周波数デバイスに送信してもよい。
【0239】
上記に、
図6及び
図7を参照して、この出願の実施形態において提供される方法について詳細に説明している。以下に、
図8~
図11を参照して、この出願の実施形態において提供される装置について詳細に説明する。装置の実施形態の説明は、方法の実施形態の説明に対応することが理解されるべきである。したがって、詳細に記載されていない内容については、上記の方法の実施形態を参照する。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
【0240】
図8は、この出願の実施形態による装置800の概略ブロック図である。図面に示すように、装置800は、送受信ユニット810と処理ユニット820とを含んでもよい。
【0241】
可能な設計では、装置800は、上記の方法の実施形態における無線周波数デバイスでもよく、或いは、上記の方法の実施形態における無線周波数デバイスの機能を実現するように構成されたチップでもよい。
【0242】
装置800は、この出願の実施形態による方法600又は方法700における無線周波数デバイスに対応してもよいことが理解されるべきである。装置800は、
図6における方法600又は
図7における方法700において無線周波数デバイスにより実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでもよい。さらに、装置800内のユニット及び上記の他の動作及び/又は機能は、
図6における方法600又は
図7における方法700の対応する手順を実現することを別々に意図するものである。ユニットが上記の対応するステップを実行する具体的なプロセスは、上記の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しないことが理解されるべきである。
【0243】
他の可能な設計では、装置800は、上記の方法の実施形態における制御デバイスでもよく、或いは、上記の方法の実施形態における制御デバイスの機能を実現するように構成されたチップでもよい。
【0244】
装置800は、この出願の実施形態による方法600又は方法700における制御デバイスに対応してもよいことが理解されるべきである。装置800は、
図6における方法600又は
図7における方法700において制御デバイスにより実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでもよい。さらに、装置800内のユニット及び上記の他の動作及び/又は機能は、
図6における方法600又は
図7における方法700の対応する手順を実現することを別々に意図するものである。ユニットが上記の対応するステップを実行する具体的なプロセスは、上記の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しないことが理解されるべきである。
【0245】
装置800内のトランシーバユニット810は、
図10に示す装置1000内のトランシーバ1020に対応してもよく、装置800内の処理ユニット820は、
図10に示す装置1000内のプロセッサ1010に対応してもよいことが更に理解されるべきである。
【0246】
装置800がチップであるとき、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含むことが更に理解されるべきである。トランシーバユニットは、入力/出力回路又は通信インタフェースでもよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ又はチップ上に集積された集積回路でもよい。
【0247】
トランシーバユニット810は、装置800の信号受信及び送信動作を実現するように構成され、処理ユニット820は、装置800の信号処理動作を実現するように構成される。
【0248】
任意選択で、装置800は、記憶ユニット830を更に含み、記憶ユニット830は、命令を記憶するように構成される。
【0249】
図9は、この出願の実施形態による装置900の概略ブロック図である。
図9に示すように、装置900は、無線周波数モジュール910と制御モジュール920とを含む。無線周波数モジュール910及び制御モジュール920は、第1のインタフェースを通じて接続される。第1のインタフェースの説明については、上記の説明を参照する。無線周波数モジュール910は、
図6又は
図7における無線周波数デバイスにより実行される方法を実行するように構成され、制御モジュール920は、
図6又は
図7における制御デバイスにより実行される方法を実行するように構成される。例えば、無線周波数モジュールは、RRU、RU又はAAUであり、制御モジュールは、BBU、BU、CU又はDUである。
【0250】
図10は、この出願の実施形態による装置1000の概略ブロック図である。
図10に示すように、装置1000は、少なくとも1つのプロセッサ1010と、トランシーバ1020とを含む。プロセッサ1010は、メモリに結合され、メモリに記憶された命令を実行して、信号を送信するように及び/又は信号を受信するようにトランシーバ1020を制御するように構成される。任意選択で、装置1000は、命令を記憶するように構成されたメモリ1030を更に含む。
【0251】
プロセッサ1010及びメモリ1030は、1つの処理装置に統合されてもよいことが理解されるべきである。プロセッサ1010は、メモリ1030に記憶されたプログラムコードを実行して、上記の機能を実現するように構成される。特定の実現方式の中で、メモリ1030は、代替として、プロセッサ1010に統合されてもよく、或いは、プロセッサ1010とは独立してもよい。
【0252】
トランシーバ1020は、受信機(又は受信マシンと呼ばれる)と送信機(又は送信マシンと呼ばれる)とを含んでもよいことが更に理解されるべきである。トランシーバ1020は、アンテナを更に含んでもよい。1つ以上のアンテナが存在してもよい。代替として、トランシーバ1020は、さらに、通信インタフェース又はインタフェース回路でもよい。
【0253】
装置1000がチップであるとき、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入力/出力回路又は通信インタフェースでもよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ又はチップ上に集積された集積回路でもよい。
【0254】
図11は、この出願の実施形態によるチップシステムの概略図である。ここでのチップシステムは、代替として、回路で構成されたシステムでもよい。
図11に示すチップシステム1100は、論理回路1110と入力/出力インタフェース(input/output interface)1120とを含む。論理回路は、入力インタフェースに結合され、入力/出力インタフェースを通じしてデータ(例えば、第1の指示情報)を伝送して、
図6又は
図7に示す方法を実行するように構成される。
【0255】
この出願の実施形態は、プロセッサとインタフェースとを含む処理装置を更に提供する。プロセッサは、上記の方法の実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。
【0256】
処理装置はチップでもよいことが理解されるべきである。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、システムオンチップ(system on chip, SoC)、中央処理装置(central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor, DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit, MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device, PLD)又は他の集積チップでもよい。
【0257】
実現プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより実現されてもよい。この出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてもよく、或いは、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することにより実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ又はレジスタのような当技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法におけるステップを完了する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは説明しない。
【0258】
この出願の実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップでもよく、信号処理能力を有する点に留意すべきである。実現プロセスにおいて、上記の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより実現されてもよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサは、この出願の実施形態において開示される方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、或いは、プロセッサはいずれかの従来のプロセッサ等でもよい。
【0259】
この出願のこの実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、或いは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)でもよく、外部キャッシュとして使用される。
【0260】
この出願の実施形態において提供される方法によれば、この出願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、
図6及び
図7に示す実施形態のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0261】
この出願の実施形態において提供される方法によれば、この出願は、コンピュータ可読媒体を更に提供する。コンピュータ可読媒体は、プログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、
図6及び
図7に示す実施形態のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0262】
この出願の実施形態において提供される方法によれば、この出願は、上記の無線周波数デバイス及び制御デバイスを含むシステムを更に提供する。
【0263】
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータにロードされ、実行されると、この出願の実施形態による手順又は機能が、全て或いは部分的に生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、1つのコンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するデータ記憶デバイス、例えば、サーバ若しくはデータセンタでもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state drive, SSD))等でもよい。
【0264】
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載される装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニットへの分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実現方式の中では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わされてもよく或いは他のシステムに統合されてもよく、或いは、いくつかの特徴は無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを通じて実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
【0265】
上記の説明は、単にこの出願の特定の実施形態であり、この出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。この出願において開示される技術的範囲内で当業者により容易に考え出されるいずれかの変形又は置換は、この出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御方法であって、
無線周波数デバイスにより、第1の情報を制御デバイスに送信するステップであり、前記第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す、ステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記制御デバイスから命令を受信するステップであり、前記命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、前記第1のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、前記第2のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、前記命令に従って、前記第1のエネルギー節約機能を有効化する及び/又は前記第2のエネルギー節約機能を無効化するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の情報は、前記無線周波数デバイスの温度差及び/又は前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後の前記無線周波数デバイスの温度差を決定するステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記単位持続時間の間の前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後の前記無線周波数デバイスの前記温度差に基づいて、前記第1の情報を決定するステップと
を更に含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
前記無線周波数デバイスにより、温度差と、前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度とに基づいて、前記異なるエネルギー節約機能の有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が温度差閾値まで増加するのに必要な持続時間を決定するステップと、
前記無線周波数デバイスにより、前記異なるエネルギー節約機能の前記有効化の後に前記無線周波数デバイスの前記温度差が前記温度差閾値まで増加するのに必要な前記持続時間に基づいて、前記第1の情報を決定するステップと
を更に含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
制御方法であって、
制御デバイスにより、無線周波数デバイスから第1の情報を受信するステップであり、前記第1の情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能についての有効化/無効化の推奨を示す、ステップと、
前記制御デバイスにより、前記第1の情報に基づいて命令を前記無線周波数デバイスに送信するステップであり、前記命令は、第1のエネルギー節約機能を有効化すること及び/又は第2のエネルギー節約機能を無効化することを命令し、前記第1のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されることが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含み、前記第2のエネルギー節約機能は、前記第1の情報において有効化されないことが推奨される少なくとも1つのエネルギー節約機能を含む、ステップと
を含む方法。
【請求項8】
前記第1の情報は、前記無線周波数デバイスの温度差及び/又は前記無線周波数デバイスの前記温度差に対する異なるエネルギー節約機能の影響の程度に基づいて決定される、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の識別子を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、少なくとも1つのエネルギー節約機能を有効化するのを推奨するか否かを示す、請求項
7に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能に対応する第2の指示情報を更に含み、前記第2の指示情報は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能の有効化/無効化状態を示し、
当該方法は、
前記制御デバイスにより、前記第2の指示情報に基づいて、前記第1のエネルギー節約機能の前記有効化/無効化状態を決定するステップ
を更に含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち無効化状態にあるエネルギー節約機能であり、前記第2のエネルギー節約機能は、前記少なくとも1つのエネルギー節約機能のうち有効化状態にあるエネルギー節約機能である、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサを含む装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに記憶されたコンピュータプログラム又は命令を実行して、当該装置が請求項1乃至
6のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサを含む装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに記憶されたコンピュータプログラム又は命令を実行して、当該装置が請求項
7乃至
12のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、装置。
【請求項15】
請求項
13及び
14に記載の装置を含
むシステム。
【国際調査報告】