(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】仮想アイテムの操作方法及びその装置、機器、並びにプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/426 20140101AFI20241108BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20241108BHJP
G06F 3/04847 20220101ALI20241108BHJP
【FI】
A63F13/426
A63F13/533
G06F3/04847
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024532933
(86)(22)【出願日】2023-04-17
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2023088692
(87)【国際公開番号】W WO2023246252
(87)【国際公開日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】202210728889.X
(32)【優先日】2022-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ ▲潔▼▲チ▼
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA54
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA20
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB20
5E555BC04
5E555BD01
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA18
5E555CB05
5E555CB16
5E555CB18
5E555CB19
5E555CB40
5E555CB55
5E555DB22
5E555DB53
5E555DC09
5E555DC10
5E555DC11
5E555DC19
5E555DC61
5E555DC82
5E555DD11
5E555FA00
(57)【要約】
インターネット及びコンピュータ技術分野に属する、仮想アイテムの操作方法及びその装置、機器、記憶媒体、並びにプログラム製品を提供する。前記方法は、アイテム欄を表示するステップであって、当該アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されているステップ(210)と、少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップ(220)と、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、数量選択インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップ(230)と、第1スライド操作のリリースに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップ(240)と、を含む。スライド操作のみで仮想アイテムの選択、仮想アイテムの選択済み数量の動的調整、及びこれらの仮想アイテムに対する第1操作の実行を実現することができ、操作の便利性と効率の向上に役立つ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器が実行する、仮想アイテムの操作方法であって、
アイテム欄を表示するステップであって、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップと、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップと、
前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップと、
を含む、
仮想アイテムの操作方法。
【請求項2】
前記数量選択インターフェースには、スライドバーと、前記スライドバーに位置するスライダが表示されており、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置は、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するために使用され、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップは、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記第1スライド操作のスライド距離に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、
前記第1仮想アイテムの選択済み数量の変更に伴い、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置を動的に変更して、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するステップと、
を含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項3】
前記スライドバーにおける前記スライダの移動方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と一致する、
請求項2に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項4】
前記第1スライド操作のスライド距離に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップは、
前記第1スライド操作のスライド距離と、所定最大スライド距離との比率を取得するステップと、
前記比率及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、
を含む、
請求項2に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップは、
前記第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動するように制御するステップと、
前記第1仮想アイテムの表示項目の移動距離が第1閾値に達した場合、前記第1仮想アイテムに対応する前記数量選択インターフェースを表示するステップと、
を含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項6】
前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップは、
前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムを取り捨てるステップを含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項7】
前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるステップを更に含む、
請求項6に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項8】
前記第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるステップは、
前記第1仮想アイテムの選択済み数量及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの残余数量を決定するステップと、
前記関連仮想アイテムの総数及び前記第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、前記関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定するステップと、
前記取り捨て数量の前記関連仮想アイテムを取り捨てるステップと、
を含む、
請求項7に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項9】
少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている前記アイテム欄を表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1仮想アイテムの表示項目に対する第2スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第2スライド操作に伴って移動するように制御するステップであって、前記第2スライド操作のスライド方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と反対である、ステップと、
前記第2スライド操作のリリースに応答して、前記第2スライド操作のリリース位置が目標領域に位置する場合、すべての前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行するステップと、
を更に含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1スライド操作のスライド方向が変更されたことに応答して、前記第1スライド操作のスライド方向が変更された後に、前記第1スライド操作が消え、前記数量選択インターフェースの表示をキャンセルし、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行しないステップを更に含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項11】
少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている前記アイテム欄を表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記アイテム欄に表示されている複数の仮想アイテムの表示項目に対する選択操作に応答して、前記複数の仮想アイテムを複数の前記第1仮想アイテムとして決定するステップを更に含み、
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップは、
いずれか1つの前記第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記数量選択インターフェースを表示するステップを含み、前記数量選択インターフェースには、複数の前記第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量が表示されている、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項12】
仮想アイテムの操作装置であって、アイテム表示モジュールと、数量表示モジュールと、操作実行モジュールと、を備え、
前記アイテム表示モジュールは、アイテム欄を表示するように構成され、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されており、
前記数量表示モジュールは、前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するように構成され、
前記数量表示モジュールは更に、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するように構成され、
操作実行モジュールは、前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するように構成される、
仮想アイテムの操作装置。
【請求項13】
プロセッサとメモリとを備え端末機器であって、
前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムをロードして実行することにより、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の仮想アイテムの操作方法を実現する、端末機器。
【請求項14】
プロセッサによってローされて実行されるときに、前記プロセッサに請求項1ないし11のいずれか一項に記載の仮想アイテムの操作方法を実現させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取って実行することにより、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の仮想アイテムの操作方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2022年06月24日に提出された、出願番号が202210728889.Xであり、発明の名称が「仮想アイテムの操作方法及びその装置、機器、記憶媒体、並びにプログラム製品」である中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参照により本出願に組み込まれている。
【0002】
本出願は、インターネット及びコンピュータ技術分野に関し、特に、仮想アイテムの操作方法及びその装置、機器、記憶媒体、並びにプログラム製品に関するものである。
【背景技術】
【0003】
いくつかのゲームにおいて、ユーザは、使用可能な仮想アイテムに対して対応する操作を実行して、仮想アイテムの使用又は転移の効果を実現することができる。
【0004】
関連技術では、仮想アイテムの数を変更するとき、ユーザは、仮想アイテムを選択し、仮想アイテムの数量選択インターフェースに数字を入力し、又はスライダを手動でドラッグして仮想アイテムの選択済み数量を決定してから、決定操作を実行する必要がある。端末機器は、決定操作に応答して、選択済み数量の仮想アイテムに対して、取り捨て、組み合わせ、購入などの対応する操作を実行する。
【0005】
しかし、関連技術では、ユーザは、仮想アイテムの数を変更するためには煩雑な操作を実行する必要があるため、操作効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願は、仮想アイテムの操作方法及びその装置、機器、記憶媒体、並びにプログラム製品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施例の1つの態様によれば、端末機器が実行する、仮想アイテムの操作方法を提供し、前記方法は、
アイテム欄を表示するステップであって、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップと、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップと、
前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップと、を含む。
【0008】
本出願の実施例の1つの態様によれば、仮想アイテムの操作装置を提供し、前記装置は、アイテム表示モジュールと、数量表示モジュールと、操作実行モジュールと、を備え、
アイテム表示モジュールは、アイテム欄を表示するように構成され、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されており、
数量表示モジュールは、前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するように構成され、
前記数量表示モジュールは更に、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するように構成され、
操作実行モジュールは、前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するように構成される。
【0009】
本出願の実施例の1つの態様によれば、プロセッサとメモリとを備え端末機器を提供し、前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムをロードして実行することにより、上記の仮想アイテムの操作方法を実現する。
【0010】
本出願の実施例の1つの態様によれば、プロセッサによってロードされて実行されるときに、前記プロセッサに上記の仮想アイテムの操作方法を実現させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0011】
本出願の実施例の1つの態様によれば、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取って実行することにより、上記の仮想アイテムの操作方法を実現する。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例による技術的解決策は、以下の有益な効果を含み得る。
【0013】
第1仮想アイテムの表示項目に対してスライド操作を行い、スライド操作をリリースすることにより、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に決定し、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行することができる。一方では、本出願の実施例では、1つのスライド操作のみで、仮想アイテムの選択、選択済み数量の調整及び第1操作のトリガを実現し、1ステップ操作のみで一部の仮想アイテムに対して対応する操作(例えば、一部の仮想アイテムを取り捨てる)を実行することができ、操作の便利性を十分に高める。一方では、本出願の実施例は、選択済み数量の決定過程と第1操作の実行との間の連続性を向上させ、選択済み数量の第1仮想アイテムに対する第1操作の実行過程の円滑性を向上させることができる。一方、関連技術における煩雑な操作と比較して、本出願の実施例は、1つのスライド操作のみを実行する必要があり、操作を簡略化することで、操作効率を向上させ、1つのスライド操作のみを実行すればよいため、誤タッチなどの問題が発生する確率を減らし、操作の成功率を向上させるのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の1つの例示的な実施例による解決策の実施環境の概略図である。
【
図2】本出願の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の1つの例示的な実施例によるアイテム欄の表示方法の概略図である。
【
図4】本出願の1つの例示的な実施例によるコントロールの移動方向の概略図である。
【
図5】本出願の1つの例示的な実施例によるスライダの表示位置の変化の概略図である。
【
図6】本出願の1つの例示的な実施例による数量選択インターフェースの表示方法の概略図である。
【
図7】本出願の1つの例示的な実施例による選択済み数量の決定方法の概略図である。
【
図8】本出願の1つの例示的な実施例による第1仮想アイテムを取捨てる概略図である。
【
図9】本出願の1つの例示的な実施例による第2スライド操作の概略図である。
【
図10】本出願の別の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作方法の概略図である。
【
図11】本出願の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作装置のブロック図である。
【
図12】本出願の1つの例示的な実施例による端末機器の構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本出願の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下では、図面を参照して本出願の実施形態について更に詳細に説明する。
【0016】
図1は、本出願の1つの例示的な実施例による解決策の実施環境の概略図である。当該解決策の実施環境は、1つのゲームアプリケーションシステムのようなコンピュータシステムとして実現してもよい。当該解決策の実施環境は、端末機器10とサーバ20を含んでもよい。
【0017】
端末機器10は、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)、ゲーム機、マルチメディア再生機器、ウェアラブル装置、スマート音声対話機器、スマート家電、車載端末、スマートロボットなどの電子機器であってもよい。1つの例において、端末機器10には、目標アプリケーションがインストールされて実行されており、当該目標アプリケーションは、ゲームアプリケーション、ショッピングアプリケーション、シミュレート学習アプリケーション、ライブアプリケーション、ソーシャルエンターテイメントアプリケーションなどであってよい。いくつかの実施例において、上記のゲームアプリケーションは、一人称シューティング(FPS:First Person Shooting)ゲーム、アドベンチャゲーム(ATG:Advanture Game)、アクションゲーム(ACT:Action Game)及びシミュレーションゲーム(SLG:Simulation Game)などを含み得る。
【0018】
例えば、目標アプリケーションが一人称シューティングアプリケーションであることを例にとると、当該目標アプリケーションは、ユーザに少なくとも1つの仮想アイテムを提供し、仮想アイテムは、ユーザによって制御される第1仮想オブジェクトの属性に影響を与え、又は目標アプリケーション内のユーザによって制御されていない第2仮想オブジェクトの属性に影響を与えるために使用され、例えば、仮想攻撃道具、仮想乗り物、仮想防御道具、バフ道具などが挙げられる。任意選択的に、ユーザは、仮想道具に対して、取り捨て、組み合わせ、ピックアップ、購入、販売などの対応する操作を実行することができる。
【0019】
サーバ20は、端末機器10で実行される目標アプリケーションにバックエンドサービスを提供することができ、例えば、サーバ20は、目標アプリケーションのバックエンドサーバであってもよい。サーバ20は、独立した物理サーバであってもよいし、複数の物理サーバによって構成されたサーバクラスタ又は分散型システムであってもよいし、クラウドサービス、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウドストレージ、ネットワークサービス、クラウド通信、ドメインネームサービス、人工知能プラットフォームなどの基礎的クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであってもよい。任意選択的に、当該サーバ20は、データの送受信、記憶及びコンピューティング機能を少なくとも有する。
【0020】
端末機器10とサーバ20との間は、ネットワークを介して互いに通信することができ、当該ネットワークは、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
【0021】
いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションを例にとると、サーバ20は、端末機器10で実行されるゲームアプリケーションにゲームデータを提供するように構成されることができ、例えば、サーバ20は、ゲームアプリケーションに仮想アイテム、仮想環境における仮想アイテムの配置位置及び数量などのゲームデータを提供することができる。ゲームアプリケーションは、サーバ20によって提供されるゲームデータに基づいて、対応数の仮想アイテムを仮想環境における対応位置にそれぞれ配置し、ユーザによって制御される第1仮想オブジェクトとある仮想アイテムとの間の距離が表示距離を満たす場合、ゲームアプリケーションは、仮想環境に仮想アイテムを表示する。
【0022】
図2は、本出願の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作方法のフローチャートである。例示的に、当該方法の実行主体は、
図1に示す解決策の実施環境における端末機器10であってもよく、例えば、当該実行主体は、端末機器10で実行される目標アプリケーションのクライアントであってもよい。
図2に示すように、当該方法は、以下のいくつかのステップ(210~240)を含み得る。
【0023】
ステップ210において、アイテム欄を表示し、当該アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている。
【0024】
仮想アイテムは、目標アプリケーションのクライアントが端末機器で実行されるときに、ユーザアカウントに提供して使用させるアイテムであってもよく、当該仮想アイテムは、実アイテムの擬似アイテムであってもよいし、半擬似・半フィクションのアイテムであってもよいし、完全なフィクションのアイテムであってもよく、本出願はここで限定しない。例示的に、当該仮想アイテムは、仮想環境で使用されることができ、仮想環境は、目標アプリケーションのクライアントが端末機器で実行されるときに表示(又は提供)される環境であってもよく、当該仮想環境とは、仮想オブジェクトの活動(例えば、ゲーム対局)のために構築される環境を指し、例えば、仮想建物、仮想島、仮想空、仮想陸地などであってもよい。
【0025】
いくつかの実施例において、仮想アイテムは、仮想環境内の少なくとも1つの仮想オブジェクトの属性情報に影響を与えることができる。例えば、対戦ゲームでは、仮想アイテムが攻撃用道具である場合、仮想環境内の仮想オブジェクトのヘルスポイントを減らすために使用されることができる。別の例において、仮想アイテムが補助道具である場合、仮想オブジェクトの状態(例えば、ヘルスポイント、移動速度、視野範囲など)を高めるために使用されることができる。別のいくつかの実施例において、仮想アイテムは、仮想環境に影響を与えることができる。例えば、仮想アイテムが建物材料である場合、仮想環境に新しい構造を構築するために使用されることができる。なお、仮想アイテムの種類と作用は、実際のニーズに応じて決定することができ、本出願はここで限定しない。
【0026】
アイテム欄は、少なくとも1つの仮想アイテムを格納又は表示するために使用される。いくつかの実施例において、アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている。ある仮想アイテムの表示項目は、当該種類の仮想アイテムに関連する情報を表示するために使用される。例示的に、仮想アイテムの表示項目には、仮想アイテムの識別マーク情報、仮想アイテムの総数及び仮想アイテムの使用説明のうちの少なくとも1つが表示されている。本出願の実施例は、アイテム欄のスタイルに対して限定せず、バックパックのスタイル、棚のスタイル、リストのスタイルなどであってもよい。本出願の実施例は、仮想アイテムの表示項目のスタイルに対しても限定せず、グラフィックとテキストの組み合わせスタイル、画像スタイル、テキストスタイルなどであってもよい。任意選択的に、アイテム欄における2つの異なる仮想アイテムの表示項目について、それらの表示サイズが、同じであってもよいし、異なってもよい。
【0027】
いくつかの実施例において、仮想アイテムの識別マーク情報は、当該種類の仮想アイテムを識別するために使用され、ユーザは、仮想アイテムの表示項目に基づいて、アイテム欄から当該種類の仮想アイテムの表示位置を迅速に見つけることができる。ここで、仮想アイテムの識別マーク情報は、仮想アイテムの名称、仮想アイテムのアイコン及び仮想アイテムのラベルのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0028】
いくつかの実施例において、仮想アイテムの総数は、仮想オブジェクトが所有する当該仮想アイテムの数、即ち、ユーザが現在使用可能な当該種類の仮想アイテムの最大数を指してもよい。例示的に、アイテム欄には、使用可能な仮想アイテムの表示項目が表示されており、使用可能な仮想アイテムの総数は、1以上であってもよく、つまり、アイテム欄には、現在のゲーム進度において、ユーザが支配できる仮想アイテムのみが表示されている。例えば、アイテム欄は、仮想オブジェクトが持つ仮想バックパックに記憶された仮想アイテムを表示するために使用されることができ、当該仮想バックパックには、当該仮想オブジェクトが現在所有しているすべての仮想アイテムが含まれることができ、ユーザが当該仮想バックパックを開くときに、クライアントは、当該仮想バックパックに対応するアイテム欄を表示し、アイテム欄は、仮想バックパック内のすべての仮想アイテムの表示項目をリストの形で並べて表示する。アイテム欄には、使用可能な仮想アイテムの表示項目が表示されており、無効情報の表示を減すことで、ユーザがアイテム欄から探そうとする仮想アイテムを決定する速度を速めることに役立つ。
【0029】
いくつかの実施例において、仮想アイテムの総数は、変更可能である。例示的に、仮想アイテムの総数は、当該種類の仮想アイテムに関連する消耗動作に応じて減少することができる。例えば、当該消耗動作は、仮想アイテムに対する転移操作、仮想アイテムに対する使用操作及び仮想アイテムに対する合成操作などのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0030】
ここで、仮想アイテムに対する転移操作は、一定数の仮想アイテムを仮想環境に取り捨てること、例えば、n個の仮想アイテムAをアイテム欄から仮想環境に取り捨てることを指してもよく、ここで、nは正の整数である。又は、仮想アイテムに対する転移操作は、仮想環境内の他の仮想オブジェクトに一定数の仮想アイテムを転移すること、例えば、m個の仮想アイテムBをアイテム欄から他の仮想オブジェクトの仮想バックパックに転移することを指してもよく、ここで、mは正の整数である。
【0031】
任意選択的に、仮想アイテムに対する転移操作は、仮想アイテムの属性を変更しない。例えば、a個の仮想アイテムCがユーザによって仮想環境に取り捨てられ、当該仮想アイテムCは、他の仮想オブジェクトによってピックアップされた後も使用できる。
【0032】
いくつかの実施例において、仮想アイテムに対する使用操作は、仮想アイテムを作用させる操作を指してもよい。例えば、ある仮想アイテムは、仮想オブジェクトのヘルスポイントを高めるために使用され、当該仮想オブジェクトは、仮想アイテムの作用範囲内に存在する仮想環境内の任意の1つの仮想オブジェクトであってもよい。ある仮想オブジェクトに対してb個の当該種類の仮想アイテムを使用した後、当該仮想オブジェクトのヘルスポイントが増加され、当該種類の仮想アイテムの総数がbだけ減少し、ここで、bは正の整数である。
【0033】
いくつかの実施例において、仮想アイテムの総数は、当該仮想アイテムに関連する取得動作に応じて増加する。例えば、FPSゲームにおいて、取得動作は、仮想環境における当該種類の仮想アイテムのピックアップ、ゲーム対局における他の仮想オブジェクトの転移及びタスク完了後の対応する報酬などのうちの少なくとも1つを含み得る。別の例において、SIMゲームにおいて、取得動作は、当該種類の仮想アイテムに対する製造動作、仮想環境における当該種類の仮想アイテムのピックアップ及びゲーム対局における他の仮想オブジェクトの転移などのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0034】
図3は、本出願の1つの例示的な実施例によるアイテム欄の表示方法の概略図である。
図3において、表示インターフェース300のエッジにアイテム欄310が表示されており、アイテム欄310には、8個の仮想アイテムにそれぞれ対応する表示項目が表示されている。ここで、表示項目312は、仮想アイテム「ドリンク」を示すために使用され、表示項目312には、当該仮想アイテムの名称(「アイテム4」)、当該仮想アイテムのアイコン314及び当該仮想アイテムの総数(「2」)が表示されている。
【0035】
ステップ220において、少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示する。
【0036】
上記の第1仮想アイテムは、アイテム欄に表示項目が表示されている1つ又は複数の仮想アイテムを指してもよく、本出願の実施例における第1仮想アイテムは、目標仮想アイテムとも呼ばれ、少なくとも1つの仮想アイテムのうちのいずれか1つ又はいずれか複数の仮想アイテムを示す。例えば、アイテム欄には、仮想アイテム1の表示項目、仮想アイテム2の表示項目、仮想アイテム3の表示項目及び仮想アイテム4の表示項目がそれぞれ表示されており、この場合、第1仮想アイテムは、仮想アイテム1、仮想アイテム2、仮想アイテム3及び仮想アイテム4のうちの任意の1つ又は複数を指してもよく、例えば、第1仮想アイテムは、仮想アイテム1である。別の例において、第1仮想アイテムは、仮想アイテム2及び仮想アイテム4を含んでもよく、本出願はここで限定しない。
【0037】
いくつかの実施例において、端末機器は、表示項目の選択操作に応答して、アイテム欄から少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目を決定する。表示項目の選択操作は、クリック操作、スライド操作、ボタン押し操作などを含み得る。任意選択的に、当該表示項目の選択操作は、ユーザによって端末機器のディスプレイを介してトリガされてもよいし、マウス、キーボード、ハンドルなどの、端末機器の外部接続コントローラによってトリガされてもよい。
【0038】
いくつかの実施例において、第1スライド操作とは、第1仮想アイテムの表示項目の表示領域内でトリガされるスライド操作を指す。例えば、第1スライド操作は、特定のスライド方向に沿ったスライド操作、例えば、指で第1仮想アイテムの表示項目に対して左へのスライド操作を行うことであってもよい。
【0039】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの選択済み数量を表示するために使用され、第1仮想アイテムの選択済み数量とは、ユーザによって選定された第1仮想オブジェクトの数量を指す。任意選択的に、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースには、第1仮想アイテムの選択済み数量を表すための数字と比率マークのうちの少なくとも1つが表示されている。数量選択インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量は0以上であり、第1仮想アイテムの総数以下である。第1仮想アイテムの総数が1より大きい場合、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1スライド操作の移動過程に伴って変更する。
【0040】
ユーザが第1スライド操作の距離を制御しやすくするために、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースとアイテム欄をユーザインターフェースに同時に表示することができ、このようにして、ユーザは、数量選択インターフェースにおける選択済み数量の変化に基づいて、第1スライド操作を調整することができ、例えば、第1スライド操作のスライド距離を調整することにより、選択済み数量を変更する。
【0041】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースの表示位置は、アイテム欄の表示位置と重畳しない。
【0042】
例えば、アイテム欄は、ユーザインターフェースの右側領域に表示され、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、ユーザインターフェースの中央領域に表示され、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースの境界とアイテム欄の境界との間の最小距離はi個の画素以下であり、ここで、iは自然数である。
【0043】
別の例において、アイテム欄は、ユーザインターフェースにおける第1領域に表示され、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、第1領域の下部の第2領域に表示され、第1領域と第2領域との間の最小距離はj個の画素以上であり、ここで、jは自然数である。
【0044】
別のいくつかの実施例において、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースの表示位置は、ユーザインターフェースにおけるアイテム欄の表示位置と重畳がある。任意選択的に、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの表示項目の周囲に表示される。例えば、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの表示項目の下部に表示され、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの表示項目の周囲の他の表示項目の一部を一時的に遮蔽する(例えば、完全に遮蔽するか、半透明的に遮蔽する)。
【0045】
なお、第1仮想アイテムの数量選択インターフェースの表示領域は、実際の状況に応じて設定することができ、本出願はここで限定しない。
【0046】
ステップ230において、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、数量選択インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更する。
【0047】
本出願の実施例において、仮想アイテムの表示項目は、スライド操作に伴って移動することができ、このようにして、ユーザにスライド操作の効果を直観的に感じさせることで、ユーザによるスライド操作への制御の精度を向上させることができる。
【0048】
任意選択的に、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1スライド操作のスライド距離に相関して変化してもよく、例えば、第1スライド操作のスライド距離が大きくなるにつれて、第1仮想アイテムの選択済み数量の値も大きくなり、又は第1スライド操作のスライド距離が大きくなるにつれて、第1仮想アイテムの選択済み数量の値が小さくなる。第1仮想アイテムの表示項目は、第1スライド操作のスライド距離に相関して変化してもよく、例えば、第1スライド操作のスライド距離が大きくなるにつれて、第1仮想アイテムの表示項目の位置移動値も大きくなる。
【0049】
いくつかの実施例において、クライアントは、第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースに第1仮想アイテムの初期選択済み数量を表示し、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、クライアントは、初期選択済み数量を変更し、第1スライド操作に基づいて、第1仮想アイテムに対応する変化後の選択済み数量の値を決定する。
【0050】
例えば、第1仮想アイテムの初期選択済み数量が0であり、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、数量選択インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量の値は、第1仮想アイテムの選択済み数量が第1仮想アイテムの総数に等しくなるまで増加し続ける。
【0051】
別の例において、第1仮想アイテムの初期選択済み数量が第1仮想アイテムの総数であり、クライアントは、第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、数量選択インターフェースに第1仮想アイテムの初期選択済み数量を表示し、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、数量表示インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの選択済み数量の値がxに等しくなるまで減少し続け、ここでx=0、1である。当該過程の具体的な内容について、以下の実施例を参照し、ここでは詳細に説明しない。
【0052】
ステップ240において、第1スライド操作のリリースに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。
【0053】
第1スライド操作のリリースとは、第1スライド操作を終了することを指し、例えば、ユーザは、スライドを止めて指(又はタッチスクリーン機器)を制御して端末機器のディスプレイから離れると、端末機器は、第1スライド操作に関連する情報を受け取らなくなる。いくつかの実施例において、第1スライド操作をトリガした指が端末機器のスクリーンから離れていることを端末機器が感知した(例えば、第1スライド操作と端末機器との接触点の圧力が圧力閾値より小さい)場合、端末機器は、第1スライド操作のリリースを識別することができる。又は、第1スライド操作をトリガした指が端末機器のスクリーンから離れたことを端末機器が感知した場合、端末機器は、第1スライド操作のリリースを識別することができる。
【0054】
いくつかの実施例において、第1操作とは、ゲーム対局において、仮想アイテムに対して実行できる操作を指す。例示的に、第1操作は、選択済み数量の第1仮想アイテムを仮想環境に取り捨てることと、選択済み数量の第1仮想アイテムを他の仮想オブジェクトに転移することと、選択済み数量の第1仮想アイテム一度に全部使用することと、などのうちの少なくとも1つを含み得、本出願はここで限定しない。
【0055】
任意選択的に、第1操作によって第1仮想アイテムの総数を変更することができる。例えば、第1仮想アイテムの選択済み数量が3であり、第1仮想アイテムの総数が5である場合、端末機器が選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行した後、第1仮想アイテムの総数は2(計算方法は、5-3である)になる。
【0056】
まとめると、本出願の実施例による技術解決策では、第1仮想アイテムの表示項目に対してスライド操作を行い、スライド操作をリリースすることにより、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に決定し、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行することができる。一方では、本出願の実施例では、1つのスライド操作のみで、仮想アイテムの選択、選択済み数量の調整及び第1操作のトリガを実現し、1ステップ操作のみで一部の仮想アイテムに対して対応する操作(例えば、一部の仮想アイテムを取り捨てる)を実行することができ、操作の便利性を十分に高める。一方では、本出願の実施例は、選択済み数量の決定過程と第1操作の実行との間の連続性を向上させ、選択済み数量の第1仮想アイテムに対する第1操作の実行過程の円滑性を向上させることができる。一方、関連技術における煩雑な操作と比較して、本出願の実施例は、1つのスライド操作のみを実行する必要があり、操作を簡略化することで、操作効率を向上させ、1つのスライド操作のみを実行すればよいため、誤タッチなどの問題が発生する確率を減らし、操作の成功率を向上させるのに役立つ。
【0057】
以下では、いくつかの実施例を通じて、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更する過程について紹介して説明する。
【0058】
いくつかの実施例において、上記の数量選択インターフェースには、スライドバーと、スライドバーに位置するスライダが表示されており、スライドバーにおけるスライダの表示位置は、第1仮想アイテムの選択済み数量と第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するために使用され、端末機器が、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、数量選択インターフェースに表示される第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップは、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、端末機器が、第1スライド操作のスライド距離に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、端末機器が、第1仮想アイテムの選択済み数量の変更に応じて、スライドバーにおけるスライダの表示位置を動的に変更して、第1仮想アイテムの選択済み数量と第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するステップと、を含む。
【0059】
ここで、スライドバーにおけるスライダは、スライドバーにおける任意の位置に移動することができる。スライドバーにおけるスライダの異なる位置について、それに対応する第1仮想アイテムの選択済み数量は、全く同じではない。スライドバーとスライダによって選択済み数量と第1スライド操作との間の対応関係を示すことにより、ユーザに第1仮想アイテムの選択済み数量をより直観的に調整させることができ、更に操作の精度を向上させることに役立つ。
【0060】
いくつかの実施例において、スライドバーにおけるスライダのスライド操作と、第1スライド操作のスライド方向との間に一致性を有し、つまり、数量選択インターフェースにおけるスライドバーの分布方向と、第1スライド操作のスライド方向との間にも一致性を有する。例えば、第1スライド操作のスライド方向が水平方向である場合、スライドバーは、数量選択インターフェースにおいて水平方向に表示される。例えば、第1スライド操作のスライド方向が垂直方向である場合、スライドバーは、数量選択インターフェースにおいて垂直方向に表示される。スライドバーにおけるスライダの移動方向が、第1スライド操作のスライド方向と一致し、スライドバーの分布方向が、第1スライド操作のスライド方向と一致するようにサポートすることにより、ユーザに選択済み数量への第1スライド操作の影響を直観的に感知させ、更に操作の精度を向上させることができる。
【0061】
第1スライド操作のスライド距離とは、第1スライド操作のスライド方向における移動距離を指し、当該移動距離は、第1スライド操作に対応する現在の接触点の座標と、第1スライド操作の初期接触点の座標に基づいて計算することができる。
【0062】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1スライド操作のスライド距離と正比例し、即ち、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの選択済み数量が第1仮想アイテムの総数に等しくなるまで、第1スライド操作のスライド距離の増加につれて増加し、又は、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの選択済み数量が0又は1に等しくなるまで、第1スライド操作のスライド距離の減少につれて減少する。
【0063】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1スライド操作のスライド距離と反比例し、即ち、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの選択済み数量が0又は1に等しくなるまで、第1スライド操作のスライド距離の増加につれて減少し、又は、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの選択済み数量が第1仮想アイテムの総数に等しくなるまで、第1スライド操作のスライド距離の減少につれて増加する。
【0064】
いくつかの実施例において、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離、又は第1仮想アイテムの表示項目の移動距離に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。ここで、第1仮想アイテムの表示項目の移動距離とは、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動した距離を指し、第1仮想アイテムの表示項目の移動距離は、第1仮想アイテムの表示項目の現在位置と、第1仮想アイテムの表示項目の初期位置に基づいて計算することができる。いくつかの実施例において、第1スライド操作のスライド距離は、第1仮想アイテムの表示項目の移動距離以上である場合、第1スライド操作のスライドの度合いを同じ割合で減少させることにより、第1仮想アイテムの表示項目の移動の度合いを決定することができる。
【0065】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、第1仮想アイテムの表示項目の移動により、他の表示内容が遮蔽されることを回避するために、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目のアイテム欄を超える部分の表示をキャンセルする。
【0066】
いくつかの実施例において、端末機器が第1仮想アイテムの表示項目を第1スライド操作に伴って移動させることは、第1仮想アイテムの表示項目の表示位置に移動コントロールを設定することによって達成される。
【0067】
例示的に、当該移動コントロールは、完全な表示項目に基づいて決定されることができ、完全な表示項目で、移動コントロールのスタイルと初期表示位置を決定することができる。任意選択的に、当該移動コントロールの移動可能な方向は、第1スライド操作のスライド方向に関連する。例えば、当該移動コントロールの移動可能な方向は、第1スライド操作のスライド方向と一致する。いくつかの実施例において、移動コントロールの移動は、移動範囲によって制限され、移動コントロールは、移動範囲内でしか移動できない、例えば、当該移動コントロールの移動範囲は、第1仮想アイテムの表示項目の表示領域と同じであり、即ち、表示項目の完全な表示領域が移動コントロールの移動範囲である。
【0068】
一例として、
図4は、本出願の1つの例示的な実施例によるコントロールの移動方向の概略図である。
図4では、アイテム欄410における第1仮想アイテムの表示項目420に対応する移動コントロールの移動方向は水平方向であり、第1仮想アイテムの表示項目420に対応する移動コントロールは移動範囲430内で移動し、移動範囲430が表示項目420の完全な表示領域である。第1仮想アイテムの表示項目420が第1スライド操作に伴って移動する過程において、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目420のアイテム欄410を超える部分422の表示をキャンセルする。
【0069】
いくつかの実施例において、端末機器が、第1スライド操作のスライド距離に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップは、端末機器が、第1スライド操作のスライド距離と所定最大スライド距離との比率を取得するステップと、端末機器が、比率及び第1仮想アイテムの総数に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、を含む。
【0070】
ここで、所定最大スライド距離とは、第1スライド操作により到達可能な最大スライド距離を指し、所定最大スライド距離は、ユーザインターフェースの表示サイズ以下である。第1スライド操作を行う過程におけるユーザの指によるユーザインターフェースに表示される画面への遮蔽を減少させ、ユーザが第1スライド操作によって第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するのにかかる時間を短縮するために、所定最大スライド距離は通常、ユーザインターフェースの表示サイズより小さい。任意選択的に、所定最大スライド距離は、予め設定されており、例えば、所定最大スライド距離は、ユーザインターフェースの表示サイズに関連する。
【0071】
いくつかの実施例において、所定最大スライド距離は、第1仮想アイテムの表示項目の表示サイズに関係する。例えば、第1仮想アイテムの表示項目は、長方形であり、長辺は、k個の画素を含む場合、所定最大スライド距離は、k個の画素に等しく、kは正の整数である。所定最大スライド距離を設定することにより、第1スライド操作の有効範囲が制限され、ユーザによって行われる第1スライド操作を所定最大スライド距離内に制限し、第1スライド操作中に他のコントロールに対する誤タッチを回避することに役立つ。
【0072】
例えば、第1スライド操作のスライド距離が20画素であり、所定最大スライド距離が50画素である場合、端末機器によって計算された第1スライド操作のスライド距離と所定最大スライド距離との比率は0.4に等しい。
【0073】
いくつかの実施例において、端末機器は、上記の比率と第1仮想アイテムの総数の掛け算の積を計算することにより、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。例えば、計算された比率が0.7であり、第1仮想アイテムの総数が10であると仮定すると、第1仮想アイテムの選択済み数量は、0.7*10=7である。第1仮想アイテムの選択済み数量は自然数であり、比率と第1仮想アイテムの総数の掛け算の積に小数点が生じる場合には、掛け算の積に対して整数化操作を行う必要がある。整数化操作は、切り上げ操作であってもよく、例えば、1.4を2に切り上げ、整数化操作は、切り捨て操作であってもよく、例えば、1.4を1に切り捨てる。ある第1仮想アイテムの総数が6個であると仮定すると、スライダが第1スライド操作に伴ってスライドする過程において、比率が0.6に等しい場合、第1仮想アイテムの選択済み数量は、0.6*6=3.6であり、4に切り上げることができる。
【0074】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、端末機器は、第1仮想アイテムの選択済み数量を一定の時間間隔で更新して計算することができる。例えば、端末機器は、第1仮想アイテムの選択済み数量を0.2秒ごとに再計算する。第1スライド操作中に、スライダは、スライドバーにおいて対応するスライド操作も行い、第1仮想アイテムの選択済み数量が常に変化していることを示す。
【0075】
例えば、第1スライド操作のスライド方向が左から右である場合、スライダのスライドバーにおける移動方向も左から右である。別の例において、第1スライド操作のスライド方向が上から下である場合、スライダのスライドバーにおける移動方向も上から下である。
【0076】
一例として、
図5は、本出願の1つの例示的な実施例によるスライダの表示位置の変化の概略図である。表示画面500において、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目510に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェース512を表示し、数量選択インターフェース512におけるスライダ514は、スライドバー516の右端に表示され、この場合、第1仮想アイテムの選択済み数量は0である。第1スライド操作のスライド距離が増加し続けると、スライダ514と表示項目510が変化し始める。第1スライド操作が進むと、端末機器は、スライダ514がスライドバー516に沿って左に移動し、表示項目510が左に移動することを数量選択インターフェース512に表示し、この場合、第1仮想アイテムの選択済み数量は、0から51に変更される。
【0077】
上記から理解できることとして、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動できるため、いくつかの実施例において、スライドバーにおけるスライダの移動方向、第1スライド操作のスライド方向及び第1仮想アイテムの表示項目の移動方向は一致する。例えば、第1スライド操作のスライド方向が左から右である場合、スライドバーにおけるスライダの移動方向が左から右であり、第1仮想アイテムの表示項目の移動方向も左から右である。
【0078】
上記の方法を通じて、ユーザは、第1スライド操作によって、第1仮想アイテムの選択済み数量を迅速に決定することができ、ユーザが選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するために実行する必要がある操作を簡略化するのに役立ち、ユーザがゲーム中にアイテム欄内の仮想アイテムに対して操作を行う過程をより円滑にし、ユーザのゲーム体験を向上させるのに役立つ。
【0079】
以下では、いくつかの実施例を通じて、数量選択インターフェースの表示過程について紹介し説明する。
【0080】
いくつかの実施例において、端末機器が、少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップは、端末機器が、第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動するように制御するステップと、第1仮想アイテムの表示項目の移動距離が第1閾値に達した場合、端末機器が、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップと、を含む。第1スライド操作が条件を満たしてから、数量選択インターフェースを表示することにより、ユーザの誤操作による無意味な数量選択インターフェースの表示を回避することで、ユーザ体験を確保することができる。
【0081】
任意選択的に、第1仮想アイテムの表示項目の移動方向は、第1スライド操作のスライド方向と一致する。例えば、第1スライド操作のスライド方向が右から左である場合、第1仮想アイテムの表示項目の移動方向も右から左である。
【0082】
ユーザインターフェースに表示される第1仮想アイテムの表示項目の移動過程を、第1スライド操作のスライド過程に合わせ、第1仮想アイテムの表示項目の移動を、第1スライド操作の到達する必要があるスライド距離の参照とすることができるために、第1仮想アイテムの表示項目の移動速度は、第1スライド操作のスライド速度に相関する。例示的に、第1仮想アイテムの表示項目の移動速度は、第1スライド操作のスライド速度に等しい。
【0083】
端末機器は、第1スライド操作のスライド速度に基づいて、第1仮想アイテムの表示項目の移動速度を制御し、第1仮想アイテムの表示項目の移動を第1スライド操作のスライド過程に合わせ、第1スライド操作を実行する過程において、端末機器は、対応する画面を表示することができ、ユーザが第1スライド操作に対応するフィードバック情報(第1仮想アイテムの表示項目の移動過程)を取得することを容易にし、第1スライド操作をよりインタラクティブにする。
【0084】
いくつかの実施例において、第1スライド操作のスライド距離が第1閾値以下である場合、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動するように制御する同時に、第1仮想アイテムの表示項目の移出位置に提示情報を徐々に移動して表示し、ここで、当該提示情報は、スライド距離が第1閾値以下である場合、第1スライド操作が無効であること、即ち、ユーザインターフェースに影響を与えないことをユーザに提示するために使用される。
【0085】
いくつかの実施例において、第1スライド操作のキャンセル方法は、第1スライド操作のスライド方向に関係する。例示的に、第1スライド操作のキャンセル方法として、第1スライド操作のスライド方向を変更することである。例えば、第1スライド操作のスライド方向が右から左である場合、第1スライド操作のキャンセル方法は、第1スライド操作のスライド方向を左から右にスライドするように調整すること、第1スライド操作のスライド方向を下方に調整すること、第1スライド操作のスライド方向を上方に調整することなどであってもよい。
【0086】
第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースが表示されていない場合、端末機器は、第1スライド操作の移動に従って、現在の第1スライド操作のスライド距離が第1閾値以上であるか否かを繰り返して判断し、第1スライド操作のスライド距離が第1閾値より小さい場合、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離と第1閾値との大きさ関係を監視し、第1スライド操作が第1閾値以上である場合、端末機器は、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示する。
【0087】
いくつかの実施例において、第1閾値は、第1仮想アイテムの表示項目の長さ以下である。例えば、第1仮想アイテムの表示項目の長さが300画素であると、第1閾値は、45画素、60画素、80画素などであってもよい。上記の第1閾値の値は、第1仮想アイテムの表示項目の表示長さなどの実際の状況に応じて決定することができ、本出願はここで限定しない。
【0088】
いくつかの実施例において、数量選択インターフェースは更に、第1仮想アイテムの選択済み数量が第1スライド操作に伴って変化する状況を表示するために使用され、例えば、第1スライド操作中に、数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの選択済み数量の値を動的に調整して表示する。
【0089】
一例として、
図6は、本出願の1つの例示的な実施例による数量選択インターフェースの表示方法の概略図である。
図6において、表示インターフェース600にアイテム欄610が表示されており、ユーザは、第1スライド操作によって第1仮想アイテムの表示項目612を決定し、第1仮想アイテムの表示項目612を移動することができる(
図6での第1スライド操作のスライド方向は、水平方向の左方にスライドすることである)。端末機器は、第1スライド操作に応答して、第1スライド操作のスライド距離が第1閾値以上である場合、数量選択インターフェース620を表示する。数量選択インターフェース620には、スライドバー622及びスライドバー622におけるスライダ624が表示されている。数量選択インターフェース620には更に、第1仮想アイテムの名称(アイテム5)及び第1仮想アイテムの選択済み数量(「0」)が表示されている。数量選択インターフェース620には更に、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して実行される操作に関する提示「取り捨て」が表示されており、それは、第1スライド操作が選択済み数量の第1仮想アイテムを仮想環境に取り捨てるために使用されることを示す。
【0090】
第1スライド操作に伴って移動するようにスライダを設定することにより、数量選択インターフェースを表示した後、ユーザがスライドバーにおけるスライダの位置を手動で調整する必要がなくなり、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するために行う必要がある操作が減少し、ユーザ操作を簡略化し、仮想アイテムの一部を取り捨てる操作の円滑性を向上させることに役立つ。
【0091】
いくつかの実施例において、数量選択インターフェースには、スライドバー及びスライダに加えて第1仮想アイテムの総数、スライドバーにおけるスライダの位置に対応する第1仮想アイテムの選択済み数量及び操作提示情報などのうちの少なくとも1つが更に表示されている。任意選択的に、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示した後、数量選択インターフェースにおけるスライダは、第1スライド操作に伴って、スライドバーで移動し始める。ユーザが第1スライド操作によって第1仮想アイテムの選択済み数量が予想数量に達した場合、ユーザは、第1スライド操作を停止する。端末機器が第1スライド操作のリリースを検出した場合、端末機器は、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。
【0092】
いくつかの実施例において、第1スライド操作のスライド距離が第1閾値より大きく、第2閾値より小さい場合、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離及び第1仮想アイテムの総数に基づいて第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。第1スライド操作のスライド距離が第2閾値以上である場合、端末機器は、第1仮想アイテムの総数を第1仮想アイテムの選択済み数量とする。
【0093】
ここで、第1閾値は、第2閾値より小さい。第1閾値及び第2閾値は、予め設定されてもよく、例えば、第2閾値は、第1仮想アイテムの表示項目の長辺サイズに等しく、第1閾値は、第2閾値の5分の1に等しい。第1閾値及び第2閾値の具体的な設定方法は、実際の情報に応じて决定され、本出願はここで設定しない。
【0094】
一例として、
図7は、本出願の1つの例示的な実施例による選択済み数量の決定方法の概略図である。第1スライド操作のスライド距離が第2閾値以上である場合、第1仮想アイテムの表示項目710の表示は完全にキャンセルされ、数量選択インターフェース720では、スライダ722はスライドバー724の左端にスライドされ、この場合、第1仮想アイテムの選択済み数量は、第1仮想アイテムの総数に等しい。
【0095】
第1仮想アイテムの表示項目に対して第1スライド操作を行うことにより、第1スライド操作の距離に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量の0から第1仮想アイテムの総数への動的変化を実現し、第1仮想アイテムの選択済み数量の決定方式をより簡単にする。
【0096】
いくつかの実施例において、端末機器が、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップは、端末機器が、選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨てるステップを含む。このようにして、インタラクション操作のみで仮想アイテム一部の迅速な取り捨てを実現することで、仮想アイテム一部の取り捨て効率及び便利性を向上させることができる。
【0097】
取り捨て選択済み数量の第1仮想アイテムは、選択済み数量の第1仮想アイテムを仮想環境に取り捨てることとして理解でき、取り捨てられる第1仮想アイテムは、ユーザによって直接使用できない。
【0098】
任意選択的に、選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨てると、アイテム欄内の第1仮想アイテムの表示項目が変化する。いくつかの実施例において、端末機器が選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨てた後、第1仮想アイテムの選択済み数量が第1仮想アイテムの総数より小さい場合、アイテム欄内の第1仮想アイテムの表示項目に表示される第1仮想アイテムの総数が変化し、変化後の仮想アイテムの総数=アイテム欄内の第1仮想アイテムの総数-第1仮想アイテムの選択済み数量である。第1仮想アイテムの選択済み数量が第1仮想アイテムの総数に等しい場合、アイテム欄内の第1仮想アイテムの表示項目の表示をキャンセルし、又は第1仮想アイテムの表示項目を利用不可状態に調整する(例えば、第1仮想アイテムの表示欄を灰色に設定する)。
【0099】
一例として、
図8は、本出願の1つの例示的な実施例による第1仮想アイテムを取捨てる概略図である。
図8において、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目810に対する第1スライド操作に応答して、表示インターフェース800に数量選択インターフェース812を表示し、第1スライド操作に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。数量選択インターフェース812に現在表示されている第1仮想アイテムの選択済み数量は51であり、第1仮想アイテムの表示項目810に表示されている第1仮想アイテムの総数は150である。端末機器は、第1スライド操作のリリースに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨て、数量選択インターフェース812の表示をキャンセルし、すると、仮想環境には選択済み数量の第1仮想アイテムが表示され、且つ仮想オブジェクトが見えており、例えば、端末機器は、仮想オブジェクトに提示情報820を表示し、提示情報820は、仮想環境に選択済み数量の第1仮想アイテムが存在することを示すために使用される。選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨てた後、第1仮想アイテムの表示項目810に表示されている第1仮想アイテムの総数は99に変更される。
【0100】
いくつかの実施例において、ユーザは、仮想オブジェクトを制御して仮想環境で移動することができ、移動中に仮想オブジェクトは、一定数量の仮想アイテムを携帯することができる。アイテム欄は、仮想オブジェクトが携帯している仮想アイテムの表示項目を表示するために使用される。任意選択的に、ゲームメカニズムのリアルティを向上させるために、仮想オブジェクトによって携帯される仮想道具の重量又はスペース体積に上限が設けられている。選択済み数量の仮想アイテムを取り捨てた後、仮想オブジェクトによって携帯される仮想アイテムの重量又は体積は変更される。仮想オブジェクトが携帯できる仮想道具の最大数量又は最大体積を設定することにより、仮想バックパックを制限することができる。いくつかの実施例において、異なる種類の仮想バックパックの重量上限又は容量上限は全く同じではない。アイテム欄は、仮想バックパックに記憶される仮想アイテムの表示項目を表示するために使用される。
【0101】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムに関連仮想アイテムが存在する場合、端末機器は更に、第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てることができる。ここで、第1仮想アイテムの関連仮想アイテムは、第1仮想アイテムと重ね合わせて使用できる仮想アイテムを指す。
【0102】
任意選択的に、関連仮想アイテムと第1仮想アイテムは、重ね合わせて使用でき、それにより、第1仮想アイテムの使用効果を向上させることができる。例えば、第1仮想アイテムが攻撃道具であり、関連仮想アイテムが強化ポーションである場合、両者を重ね合わせて使用することにより、第1仮想アイテムの攻撃属性を向上させることができる。
【0103】
任意選択的に、第1仮想アイテムと関連仮想アイテムは共同して使用することができ、それにより、第1仮想アイテムを個別に使用し、又は関連仮想アイテムを個別に使用することと異なる使用効果を達成することができる。例えば、第1仮想アイテムは、仮想オブジェクトのヘルスポイントを高めるために使用され、関連仮想アイテムは、仮想アイテムの移動速度を速めるために使用され、第1仮想アイテムと関連仮想アイテムが共同して使用されると、仮想オブジェクトのヘルスポイントを高め、仮想オブジェクトの移動速度を速める以外に、仮想オブジェクトによって携帯される仮想アイテムの重量上限を高めることができる。
【0104】
いくつかの実施例において、関連仮想アイテムが個別に使用できず、又は個別に使用するが第1仮想アイテムと共同して使用することより良い使用効果を達成できないため、第1仮想アイテムを取り捨てると決定した場合、アイテム欄内の関連アイテムの使用価値が下がる。よって、第1仮想アイテムを取り捨てた場合、クライアントは、関連仮想物を自動的に取り捨て、これにより、関連仮想アイテムに対して行われるユーザの選択、取り捨て操作を減少することに役立ち、ユーザ操作を簡略化することに役立ち、仮想バックパックを迅速に整理する効果を奏する。
【0105】
いくつかの実施例において、端末機器が、第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるステップは、端末機器が、第1仮想アイテムの選択済み数量及び第1仮想アイテムの総数に基づいて、第1仮想アイテムの残余数量を決定するステップと、端末機器が、関連仮想アイテムの総数及び第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定するステップと、端末機器が、取り捨て数量の関連仮想アイテムを取り捨てるステップと、を含む。
【0106】
任意選択的に、第1仮想アイテムの残余数量=第1仮想アイテムの総数-第1仮想アイテムの選択済み数量である。いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの残余数量は1以上である。
【0107】
端末機器は、関連仮想アイテムの総数及び第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、関連仮想アイテムの保持すべき数量を決定し、関連仮想アイテムの総数及び関連仮想アイテムの保持すべき数量に基づいて、関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定する。関連仮想アイテムの保持すべき数量は、残余数量の第1仮想アイテムと組み合わせて使用するに十分な関連仮想アイテムを保証するために使用される。
【0108】
いくつかの実施例において、端末機器が、関連仮想アイテムの総数及び第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定するステップは、第1仮想アイテムと関連仮想アイテムとの使用比率を決定するステップと、使用比率、関連仮想アイテムの総数及び第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定するステップと、を含む。
【0109】
例えば、第1仮想アイテムと関連仮想アイテムとの使用比率=1:2であり、関連仮想アイテムの総数=10であり、第1仮想アイテムの残余数量=2である場合、関連仮想アイテムの保持すべき数量は、2*2=4に等しく、関連仮想アイテムの取り捨て数量=6(10-4)である場合、端末機器が選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨てた後に、6個の関連仮想アイテムを更に取り捨てる。
【0110】
いくつかの実施例において、端末は、第1仮想アイテムを取り捨てた場合、当該種類の仮想アイテムの関連仮想アイテムが存在するか否かを判断し、第1仮想アイテムの関連仮想アイテムが存在しない場合、端末機器は、第1仮想アイテムの取り捨て操作のみを行う。第1仮想アイテムの関連仮想アイテムが存在する場合、端末機器は、第1仮想アイテム及び関連仮想アイテムを取り捨てる。
【0111】
任意選択的に、関連仮想アイテムを取り捨てる前に、端末機器は、関連仮想アイテムの取り捨て確認インターフェースを表示し、端末機器は、取り捨て確認インターフェースに対する確認操作に応答して、関連仮想アイテムを取り捨てる。確認操作は、スライド操作、クリック操作及びボタン押し操作のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0112】
上記の方法を通じて、第1仮想アイテムを取り捨てる場合、第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てることで、ユーザが実行しようとする操作を予測し、関連仮想アイテムに対するユーザの繰り返しの取り捨て操作を減少し、アイテム欄に表示される仮想アイテムに対するユーザの処理時間長を短縮することに役立つ。
【0113】
いくつかの実施例において、端末機器がアイテム欄を表示した後、本出願の実施例による技術解決策は、端末機器が、第1仮想アイテムの表示項目に対する第2スライド操作に応答して、第1仮想アイテムの表示項目が第2スライド操作に伴って移動するように制御するステップであって、ここで、第2スライド操作のスライド方向は、第1スライド操作のスライド方向と反対である、ステップと、端末機器が、第2スライド操作のリリースに応答して、第2スライド操作のリリース位置が目標領域に位置する場合、すべての第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップと、を更に含む。これにより、すべての第1仮想アイテムに対する第1操作を迅速に実現し、操作の便利性を更に向上させることができる。
【0114】
任意選択的に、端末機器は、第2スライド操作のスライド速度に基づいて、第1仮想アイテムの表示項目の移動速度を制御し、第2スライド操作のスライド方向に基づいて、第1仮想アイテムの表示項目の移動方向を制御する。上記の目標領域とは、すべての第1仮想アイテムを迅速に選択して第1操作を実行するための領域を指す。いくつかの実施例において、ユーザの第2操作の遂行速度を速めるために、目標領域は、アイテム欄の周囲に表示される。例えば、目標領域は、アイテム欄領域の右側に表示され、目標領域の左側のエッジとアイテム欄の右側のエッジは隣接している。ユーザインターフェースにおける目標領域の表示位置は、実際の状況に応じて決定することができ、本出願はここで限定しない。
【0115】
いくつかの実施例において、第2スライド操作のリリースとは、端末機器が第2スライド操作の終了を検出したことを指し、例えば、ユーザの指が端末機器のスクリーンから離れたことを指す。第2スライド操作のリリース位置は、第2スライド操作が終了したとき、ユーザの指が端末機器のスクリーンから離れた位置を指し、第2スライド操作のリリース位置は、端末機器のスクリーンに対する第2操作の圧力が圧力閾値より小さくなった位置として理解してもよく、本出願はここで限定しない。
【0116】
すべての第1仮想アイテムに対応する第1操作は、すべての第1仮想アイテムを仮想環境に取り捨てることと、すべての第1仮想アイテムを他の仮想オブジェクトに転移することと、すべての第1仮想アイテムを使用することと、のうちの少なくとも1つを含む。例示的に、端末機器は、第2スライド操作のリリースに応答して、すべての第1仮想アイテムAを取り捨て、その後、アイテム欄における第1仮想アイテムAの表示項目の表示をキャンセルする。
【0117】
一例として、
図9は、本出願の1つの例示的な実施例による第2スライド操作の概略図である。表示インターフェース900には、第1仮想アイテムの表示項目910が表示されており、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目910に対する第2スライド操作に応答して、第1仮想アイテムの表示項目910を目標領域920に移動する。第2スライド操作のリリース位置が目標領域920に位置する場合、端末機器は、すべての第1仮想アイテムを取り捨て、第2スライド操作のリリース位置がアイテム欄の表示領域、又はユーザインターフェース内の目標領域920を除いた他の領域に位置する場合、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目910をアイテム欄に戻して表示する。この場合、アイテム欄に戻された第1仮想アイテムの表示位置は、第2スライド操作前のアイテム欄における表示位置と同じであってもよい。
【0118】
いくつかの実施例において、第1スライド操作と第2スライド操作は、連続して行われる。スライド方向を変更することにより、第1スライド操作と第2スライド操作との間の変換を実現することができる。例えば、第1スライド操作が右から左へのスライドであり、第2スライド操作が左から右へのスライドである場合、第1スライド操作中に、ユーザは、指のスライド方向を変更することができ、それにより、第1スライド操作は第2スライド操作に変換され、すべての第1仮想アイテムに対して操作を実行する方法がより迅速になる。
【0119】
いくつかの実施例において、端末機器が、第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示した後、本出願の実施例による技術解決策は、端末機器が、第1スライド操作のスライド方向が変更されたことに応答して、第1スライド操作のスライド方向が変更された後に、第1スライド操作が消え、数量選択インターフェースの表示をキャンセルし、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行しないステップを更に含む。
【0120】
任意選択的に、上記の第1スライド操作のスライド方向が変更されることは、第1スライド操作のスライド方向と標準スライド方向との間の夾角は、角度閾値以上であることを指してもよい。例えば、第1スライド操作の標準スライド方向が水平方向の左方であり、角度閾値が45°であると、第1スライド操作のスライド方向と標準スライド方向との夾角が45°以上である場合、端末機器は、第1スライド操作のスライド方向が変更されたことを決定し、端末機器は、数量選択インターフェースの表示をキャンセルし、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行しない。任意選択的に、この場合、端末機器は、第1仮想アイテムの表示項目をアイテム欄に戻して表示する。
【0121】
任意選択的に、第1スライド操作のスライド方向の変更は、変更後のスライド方向が変更前の第1スライド操作のスライド方向に垂直であることを指してもよい。例えば、第1スライド操作のスライド方向が水平方向の左方であると、第1スライド操作のスライド方向の変更は、第1スライド操作のスライド操作が上方にスライド又は下方にスライドすることを指す。端末機器は、第1スライド操作の方向が変更されることに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行しない。
【0122】
いくつかの実施例において、数量選択インターフェースには更に、キャンセル操作提示情報が表示されており、ここで、キャンセル操作提示情報は、第1スライド操作のスライド方向を変更することにより、第1スライド操作をキャンセルすることを提示するために使用される。キャンセル操作提示情報は、上方にスライドして第1スライド操作をキャンセルする、下方にスライドして第1スライド操作をキャンセルするなどの情報であってもよい。
【0123】
一例として、
図10は、本出願の別の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作方法の概略図である。端末機器は、アイテム欄を表示し、いくつかの実施例において、ゲーム対局において、アイテム欄は固定の表示領域を有する。端末機器は、アイテム欄を表示する操作(例えば仮想バックパックを開く操作)に応答して、固定の表示領域にアイテム欄を表示する。端末機器は、第1仮想アイテムの決定操作に応答して、アイテム欄から第1仮想アイテムの表示項目を決定する。端末機器は、第1仮想アイテムに対する第1スライド操作の有無を検出する。
【0124】
第1スライド操作が発生した場合、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離をリアルタイムで取得する。端末機器は、スライド距離が第1閾値より大きいか否かを判断する。スライド距離が第1閾値より小さい場合、端末機器は、第1スライド操作が消えることに応答して、第1仮想アイテムの表示項目を復元する。
【0125】
スライド距離が第1閾値以上である場合、端末機器は、数量選択インターフェースを表示する。数量選択インターフェースは、第1仮想アイテムの選択済み数量を表示するために使用される。端末機器は、第1スライド操作のスライド距離が第2閾値より小さいか否かを判断する。端末機器は、第1スライド操作のスライド距離に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更する。
【0126】
第1スライド操作のスライド距離が第2閾値より小さい場合、端末機器は、第1スライド操作のリリースに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。第1スライド操作のスライド距離が第2閾値以上である場合、端末機器は、第1スライド操作のリリースに応答して、すべての第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。
【0127】
第1仮想アイテムに対する第1スライド操作が発生しなかった場合、端末機器は、第2スライド操作を取得し、端末機器は、第2スライド操作のリリースに応答して、リリース位置が目標領域に位置するか否かを判断する。
【0128】
第2操作のリリース位置が目標領域に位置する場合、端末機器は、すべての第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。第2操作のリリース位置が目標領域に位置していない場合、端末機器は、アイテム欄に第1仮想アイテムの表示項目を復元して表示する。
【0129】
第1スライド操作のスライド方向の変更により、端末機器は、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行せず、即ち、ユーザは、第1スライド操作の方向を変更することにより、第1スライド操作を迅速にキャンセルすることができ、第1スライド操作のキャンセルの操作便利性を向上させる。同時に、当該操作の実行方法が簡単かつ明確であるため、ユーザが第1スライド操作をキャンセルするときに誤タッチする可能性を回避し、ユーザ体験の向上に役立つ。
【0130】
いくつかの実施例において、端末機器がアイテム欄を表示した後、本出願の実施例による技術解決策は、端末機器が、アイテム欄に表示される複数の仮想アイテムの表示項目に対する選択操作に応答して、複数の仮想アイテムを複数の第1仮想アイテムとして決定するステップと、端末機器が、いずれか1つの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、数量選択インターフェースを表示するステップと、を更に含み、数量選択インターフェースには、複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量が表示されている。
【0131】
アイテム欄に表示される複数の仮想アイテムの表示項目に対する選択操作は、クリック操作又はチェック操作のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
いくつかの実施例において、第1スライド操作によって、アイテム欄に表示される複数の第1仮想アイテムの選択済み数量を同時に決定することができる。端末機器は、アイテム欄に表示される複数の仮想アイテムの表示項目に対するクリック操作に応答して、表示項目の表示領域においてクリックされた1つ以上の仮想アイテムを複数の第1仮想アイテムとして決定する。端末機器は、いずれか1つの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、数量選択インターフェースを表示し、第1スライド操作のスライド距離に基づいて複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量を個別に決定する。
【0133】
いくつかの実施例において、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離に基づいて、一番目の第1仮想アイテムの選択済み数量を決定し、端末機器は、当該一番目の第1仮想アイテムの選択済み数量を複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量とする。
【0134】
いくつかの実施例において、端末機器は、基準仮想アイテムの選択済み数量に基づいて、複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量を決定し、ここで、基準仮想アイテムは、複数の第1仮想アイテムのうちの任意の1つであり、具体的には、端末機器は、第1スライド操作のスライド距離に基づいて、基準アイテムの選択済み数量を決定し、基準仮想アイテムの選択済み数量及び基準仮想アイテムの総数に基づいて、選択済み比率を決定し、選択済み比率及び複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する総数に基づいて、複数の第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量を決定する。
【0135】
例えば、選択済み比率=基準仮想アイテム選択済み数量を基準仮想アイテムの総数で除算したものであり、いずれか1つの第1仮想アイテムについて、第1仮想アイテムに対応する選択済み数量=選択済み比率*第1仮想アイテムの総数である。
【0136】
端末機器は、最後の選択操作により選択された第1仮想オブジェクトの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、数量選択インターフェースを表示する。当該過程の具体的な内容は、一番目の第1仮想アイテムの表示項目に対して第1スライド操作を行う場合と同様であり、具体的な内容は、上記の実施例を参照されたい。
【0137】
一回のスライド操作により、複数の第1仮想アイテムの選択済み数量を決定することができ、ユーザがアイテム欄に表示される仮想アイテムに対して第1操作(例えば、取り捨て操作)を行う効率の向上に役立つ。
【0138】
いくつかの実施例において、仮想アイテムの表示項目の表示サイズは、仮想アイテムの総数に関連し、例えば、仮想アイテムAの数量が仮想アイテムBの数量より多い場合、仮想アイテムAの表示項目の表示サイズは、仮想アイテムBの表示項目の表示サイズ以上である。
【0139】
この場合、仮想アイテムの表示項目は、表示範囲があり、表示範囲には、対応する最大表示サイズ及び最小表示サイズの制限がある。いくつかの実施例において、端末機器は、ある仮想アイテムの総数に基づいて、表示サイズ範囲内でアイテム欄内の当該仮想アイテムの表示項目の表示サイズを動的に調整する。
【0140】
仮想アイテムの総数に基づいて、当該種類の仮想アイテムの表示ラインの表示サイズを動的に調整することにより、ユーザは、アイテム欄内の当該種類の仮想アイテムの総数をより直観的に知ることができる。表示サイズを大きくすることで、ユーザによる当該種類の仮想アイテムの表示項目に対する操作が容易になり、ユーザによる当該種類の仮想アイテムの数量制御操作の精度が向上する。
【0141】
いくつかの実施例において、アイテム欄は、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目を一度に表示することができる。多くの場合、複数の仮想アイテムの表示項目をアイテム欄に一度に表示することができる。例えば、アイテム欄には、7種の仮想アイテムの表示項目が表示されている。
【0142】
アイテム欄には更に、対応するスライド表示機能があり、端末機器は、アイテム欄に対するスライド操作(例えばアイテム欄に表示されるスライダを上下にスライド、移動する)に応答して、アイテム欄のエッジに他の仮想アイテムの表示項目を更新して表示し、ここで、他の仮想アイテムの表示項目は、スライド操作の前にアイテム欄に表示されていない。アイテム欄のエッジは、アイテム欄の下部であってもよい。
【0143】
いくつかの実施例において、アイテム欄内の異なる仮想アイテムの表示項目の配列順序は、各仮想アイテムにそれぞれ対応する総数に基づいて決定することができる。例えば、複数の仮想アイテムの表示項目がアイテム欄の上から下に配列され、端末機器は、総数の降順に従って、アイテム欄内の仮想アイテムを配列することができる。総数が最も多い仮想アイテムの表示項目は、アイテム欄の一番下に配列される。
【0144】
いくつかの実施例において、端末機器は、ユーザインターフェースにアイテム欄を表示し、アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている。任意選択的に、アイテム欄は、ユーザインターフェース上の表示領域の一部を占める。アイテム欄のユーザインターフェースにおける表示領域は固定されてもよく、例えば、アイテム欄をユーザインターフェースにおける左側領域に表示することができる。アイテム欄のユーザインターフェースにおける表示領域はユーザによってカスタマイズに設定されることもできる。例えば、ユーザは、ゲーム設定インターフェースで、アイテム欄の表示領域を左上隅に設定することができる。
【0145】
いくつかの実施例において、第1仮想アイテムの総数が1より多い場合、本出願の実施例による技術解決策は、端末機器が、第1仮想アイテムの表示項目が第1スライド操作に伴って移動する過程において、第1仮想アイテムの表示欄の周囲にスケールマークを表示するステップを更に含み、ここで、スケールマークは、第1仮想アイテムの表示項目をp個の表示部分に分割するために使用され、pは正の整数である。
【0146】
ここで、スケールマークは、第1仮想アイテムの表示項目のエッジに表示され、例えば、第1仮想アイテムの表示項目の下縁には3つのスケールマークが表示され、3つのスケールマークは、仮想アイテムの表示欄を4つの表示部分に分割する。
【0147】
いくつかの実施例において、異なる表示部分は、異なる選択済み数量の範囲に対応する。例えば、第1仮想アイテムの総数が4であり、p=2であり、最大所定スライド距離が第1仮想アイテムの表示項目の長さに等しい場合、第1仮想アイテムの表示項目は、1つのスケールマークによって第1表示部分と第2表示部分に分割され、ここで、第1表示部分に対応する仮想アイテムの選択済み数量の範囲は[1,2]であり、第2表示部分に対応する仮想アイテムの選択済み数量の範囲は[3,4]である。
【0148】
仮想アイテムの表示欄周囲にスケールマークを表示することにより、ユーザが第1スライド操作を行う過程において、ユーザにスケール提示を提供し、ユーザが、スケールマークの提示に従って、選択済み数量に達した、対応する第1スライド操作のスライド距離を迅速に決定することができるようにする。
【0149】
いくつかの実施例において、数量選択インターフェースを表示した後、端末機器は、現在のゲーム対局状況に応じて、初期の第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。
【0150】
例えば、ユーザがチームモードである場合、第1仮想アイテムが補給アイテムに属する場合、端末機器は、第1仮想アイテムの総数の半分を第1仮想アイテムの初期選択済み数量として決定する。この場合、数量選択インターフェース内のスライダのスライドバーにおける初期位置は、第1仮想アイテムの初期選択済み数量と第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示することができる。
【0151】
このときのスライダがスライドバーの端点に位置していないため、スライダは、スライドバーの両側にスライドすることができ、その後、端末機器は、第1スライド操作又は第2スライド操作に応答して、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に調整することができる。例えば、端末機器は、第1スライド操作に応答して、スライダを左にスライドするように制御して、第1仮想アイテムの選択済み数量を増加し、第2スライド操作のスライド距離が第2閾値より小さい場合、端末機器は、第2スライド操作に応答して、スライダを右にスライドするように制御して、第1仮想アイテムの選択済み数量を減らし、ここで、第1スライド操作のスライド方向は、第2スライド操作のスライド方向と反対であり、ここでの第1スライド操作と第2スライド操作は、両方ともスライドバーにおけるスライダの位置を調整するために使用されることができる。端末機器は、第1スライド操作又は第2スライド操作のリリースに応答して、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行する。
【0152】
このような方法により、第1仮想アイテム(例えば、仮想攻撃道具、仮想血液パックなど)を他のユーザにタイムリーに提供することができ、ユーザが選択済み数量の第1仮想アイテムを決定する過程を迅速化するのに役立つ。
【0153】
いくつかの実施例において、仮想アイテムをピックアップシーンでは、端末機器は、ピックアップ対象である仮想アイテムが仮想オブジェクト運搬の上限を超えると判断した場合、ピックアップ対象である仮想アイテムの属性情報に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定することができ、ここで、ピックアップ対象である仮想アイテムの属性情報とは、ピックアップ対象である仮想アイテムの重量情報、又は体積情報を指す。ピックアップ対象である仮想アイテムとは、仮想環境に表示されるピックアップ可能な仮想アイテムを指す。
【0154】
いくつかの実施例において、ユーザによって操作される仮想オブジェクトは運搬の上限(例えば、重量運搬の上限、体積運搬の上限又はタイプ運搬の上限)があり、これは、仮想オブジェクトは、限られた数の仮想アイテムしか携帯できないことを意味する。仮想オブジェクトによって携帯される仮想アイテムが運搬の上限に達した場合、又は運搬の上限に近い場合、端末機器は、ピックアップ操作に応答してピックアップ対象である仮想アイテムに対するピックアップ操作を遂行することができない。例えば、端末機器は、仮想オブジェクトのピックアップ対象である仮想アイテムのピックアップを容易にするために、仮想オブジェクトの残余運搬可能能力及びピックアップ対象である仮想アイテムの重量情報に基づいて、第1仮想アイテムの選択済み数量を決定する。
【0155】
任意選択的に、端末機器は更に、仮想オブジェクトとピックアップ対象である仮想アイテムとの間の距離に基づいて、第1仮想アイテムの初期選択済み数量を決定することができ、即ち、仮想オブジェクトは、少なくとも初期選択済み数量の第1仮想アイテムを取り捨ててから、ピックアップ対象である仮想アイテムをピックアップしなければならない。いくつかの実施例において、仮想オブジェクトがピックアップ対象である仮想アイテムのピックアップ範囲内にある場合、端末機器は、ピックアップ対象である仮想アイテムの属性情報に基づいて第1仮想アイテムの初期選択済み数量を決定する。例示的に、端末機器は、ピックアップ対象である仮想アイテムの属性情報及び第1仮想アイテムの属性情報に基づいて、第1仮想アイテムの初期選択済み数量を決定する。例えば、仮想アイテムの属性情報は、仮想アイテムの重量情報を指し、ピックアップ対象である仮想アイテムの重量情報が3であり、第1仮想アイテムの重量情報が1.5である場合、第1仮想アイテムの初期選択済み数量は2である。
【0156】
いくつかの実施例において、ピックアップ対象である仮想アイテムの属性情報の数値と第1仮想アイテムの属性情報との比率が小数である場合、当該比率に対して、切り上げのような整数化処理を行う。例えば、ピックアップ対象である仮想アイテムの重量情報が5であり、第1仮想アイテムの重量情報が2である場合、ピックアップ対象である仮想アイテムの重量情報の数値と第1仮想アイテムの重量情報との比率は2.5であり、切り上げにより第1仮想アイテムの初期選択済み数量が3に等しいことが得られる。
【0157】
以下は、本出願の装置の実施例であり、本出願の方法実施例を実行するために使用されることができる。本出願の装置の実施例で開示されていない詳細については、本出願の方法の実施例を参照されたい。
【0158】
図11は、本出願の1つの例示的な実施例による仮想アイテムの操作装置のブロック図を示す。当該装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の組み合わせによって端末機器のすべて又は一部として実現されることができる。当該装置1100は、アイテム表示モジュール1110、数量表示モジュール1120和及び操作実行モジュール1130を備えることができる。
【0159】
アイテム表示モジュール1110は、アイテム欄を表示するように構成され、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている。
【0160】
数量表示モジュール1120は、前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するように構成される。
【0161】
前記数量表示モジュール1120は更に、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するように構成される。
【0162】
操作実行モジュール1130は、前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するように構成される。
【0163】
いくつかの実施例において、前記数量選択インターフェースには、スライドバーと、前記スライドバーに位置するスライダが表示されており、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置は、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するために使用され、前記数量表示モジュール1120は更に、数量決定ユニットと数量変更ユニット(
図11では示されていない)を含む。
【0164】
数量決定ユニットは、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記第1スライド操作のスライド距離に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するように構成される。
【0165】
数量変更ユニットは、前記第1仮想アイテムの選択済み数量の変更に伴い、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置を動的に変更して、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するように構成される。
【0166】
いくつかの実施例において、前記スライドバーにおける前記スライダの移動方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と一致する。
【0167】
いくつかの実施例において、前記数量決定ユニットは、前記第1スライド操作のスライド距離と所定最大スライド距離との比率を取得し、前記比率及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するように構成される。
【0168】
いくつかの実施例において、前記数量表示モジュール1120は更に、前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動するように制御し、前記第1仮想アイテムの表示項目の移動距離が第1閾値に達した場合、前記第1仮想アイテムに対応する前記数量選択インターフェースを表示するように構成される。
【0169】
いくつかの実施例において、前記操作実行モジュール1130は、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムを取り捨てるように構成される。
【0170】
いくつかの実施例において、前記装置1100は更に、関連取り捨てモジュール(
図11では示されていない)を備える。
【0171】
関連取り捨てモジュールは、前記第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるように構成される。
【0172】
いくつかの実施例において、前記関連取り捨てモジュールは更に、前記第1仮想アイテムの選択済み数量及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの残余数量を決定し、前記関連仮想アイテムの総数及び前記第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、前記関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定し、前記取り捨て数量の前記関連仮想アイテムを取り捨てるように構成される。
【0173】
いくつかの実施例において、前記装置1100は更に、全体実行モジュール(
図11では示されていない)を備える。
【0174】
全体実行モジュールは、前記第1仮想アイテムの表示項目に対する第2スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第2スライド操作に伴って移動するように制御し、ここで、前記第2スライド操作のスライド方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と反対であり、前記第2スライド操作のリリースに応答して、前記第2スライド操作のリリース位置が目標領域に位置する場合、すべての前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行するように構成される。
【0175】
いくつかの実施例において、前記装置1100はさらに、実行キャンセルモジュール(
図11では示されていない)を備える。
【0176】
実行キャンセルモジュールは、前記第1スライド操作のスライド方向が変更されたことに応答して、前記第1スライド操作のスライド方向が変更された後に、前記第1スライド操作が消え、前記数量選択インターフェースの表示をキャンセルし、且つ選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行しないように構成される。
【0177】
いくつかの実施例において、前記装置1100は更に、複数アイテム選択モジュール(
図11では示されていない)を備える。
【0178】
複数アイテム選択モジュールは、前記アイテム欄に表示されている複数の仮想アイテムの表示項目に対する選択操作に応答して、前記複数の仮想アイテムを複数の前記第1仮想アイテムとして決定するように構成され、第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示することは、いずれか1つの前記第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記数量選択インターフェースを表示することを含み、前記数量選択インターフェースには、複数の前記第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量が表示されている。
【0179】
まとめると、本出願の実施例による技術解決策では、第1仮想アイテムの表示項目に対してスライド操作を行い、スライド操作をリリースすることにより、第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に決定し、選択済み数量の第1仮想アイテムに対して第1操作を実行することができる。一方では、本出願の実施例では、1つのスライド操作のみで、仮想アイテムの選択、選択済み数量の調整及び第1操作のトリガを実現し、1ステップ操作のみで一部の仮想アイテムに対して対応する操作(例えば、一部の仮想アイテムを取り捨てる)を実行することができ、操作の便利性を十分に高める。一方では、本出願の実施例は、選択済み数量の決定過程と第1操作の実行との間の連続性を向上させ、選択済み数量の第1仮想アイテムに対する第1操作の実行過程の円滑性を向上させることができる。一方、関連技術における煩雑な操作と比較して、本出願の実施例は、1つのスライド操作のみを実行する必要があり、操作を簡略化することで、操作効率を向上させ、1つのスライド操作のみを実行すればよいため、誤タッチなどの問題が発生する確率を減らし、操作の成功率を向上させるのに役立つ。
【0180】
なお、上記の実施例による装置がその機能を実現する場合、上記の各機能モジュールの分割は一例に過ぎず、実際の応用では、必要に応じて異なる機能モジュールによって上記の機能を完了することができ、つまり、機器のコンテンツ構造を異なる機能モジュールに分割して、上記の機能のすべて又は一部を完了することができる。更に、上記の実施例による装置は、方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現過程は、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。上記の実施例による装置の有益な効果は、方法側の実施例の説明を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0181】
図12は、本出願の1つの例示的な実施例による端末機器の構造ブロック図を示す。
【0182】
当該端末機器1200は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ゲームコンソール、電子書籍リーダー、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、PCなどの電子機器であってもよい。当該端末機器は、上記の実施例で提供される仮想アイテムの操作方法を実施するように構成される。当該端末機器は、
図1に示す端末機器10であってもよい。具体的には、
【0183】
通常、端末機器1200は、プロセッサ1201とメモリ1202とを備える。
【0184】
プロセッサ1201は、1つ又は複数の処理コア(4コアプロセッサ及び8コアプロセッサなど)を備えることができる。プロセッサ1201は、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processing)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、プログラマブルロジックアレイ(PLA:Programmable Logic Array)のうちの少なくとも1つのハードウェアの形を使用して実現されることができる。プロセッサ1201は、メインプロセッサ及びコプロセッサを備えることもでき、メインプロセッサは、ウェイクアップ状態でデータを処理するために使用されるプロセッサであり、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)とも呼ばれる。コプロセッサは、スタンバイ状態でデータを処理するために使用される低電力プロセッサである。いくつかの実施例において、プロセッサ1201は、グラフィックス処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPUと略称)と統合されてもよく、GPUは、表示画面に表示されるコンテンツをレンダリング及び描画するために使用される。いくつかの実施例において、プロセッサ1201は、人工知能(AI:Artificial Intelligence)プロセッサを更に備えることができ、当該AIプロセッサは、機械学習に関するコンピューティング操作を処理するために使用される。
【0185】
メモリ1202は、1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含み得、当該コンピュータ可読記憶媒体は有形で非一時的であってもよい。メモリ1202は、1つ又は複数の磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを備えることもできる。いくつかの実施例において、メモリ1202における非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、プロセッサ1201によってロードされて実行されることにより、前記プロセッサ1201に上記の各方法の実施例による仮想アイテムの操作方法を実行させる。
【0186】
いくつかの実施例において、端末機器1200は更に、周辺機器インターフェース1203と、少なくとも1つの周辺機器とを備えることができる。プロセッサ1201、メモリ1202、及び周辺機器インターフェース1203は、バス又は信号線を介して互いに接続されることができる。各周辺機器は、バス、信号線、又は回路基板を介して周辺機器インターフェース1203に接続されることができる。具体的に、周辺機器は、無線周波数回路1204、表示画面1205、オーディオ回路1206及び電源1207のうちの少なくとも1つを含む。
【0187】
当業者なら理解できるように、
図12に示される構造は、端末1200を限定するためのものではなく、端末1200は、図に示されているものよりも多い又は少ない構成要素を含むか、又はいくつかのコンポーネントが組み合わされるか、又は異なるコンポーネント配置を採用することができる。
【0188】
本出願の実施例は更に、プロセッサによってロードされて実行されることにより、前記プロセッサに上記の各方法の実施例による仮想アイテムの操作方法を実現させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0189】
当該コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報を記憶するために使用される任意の方法又は技術によって実現される、揮発性及び不揮発性、移動可能及び移動不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random-Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ又は他のソリッドステートメモリ技術、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD:Digital Video Disc)又は他の光学メモリ、磁気テープカセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気記憶装置を含む。もちろん、当業者は、当該コンピュータ記憶媒体が上述したいくつかに限定されないことを分かることができる。
【0190】
本出願の実施例は更に、コンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されており、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取って実行することにより、上記の各方法の実施例による操仮想アイテムの操作方法を実現する。
【0191】
なお、本出願の実施例は、ユーザの関連データを收集する前、及びユーザの関連データを收集する過程に、提示インターフェース、ポップアップウィンドウ又は出力音声提示情報を表示でき、当該提示インターフェース、ポップアップウィンドウ又は音声提示情報は、ユーザの関連データが現在収集されていることをユーザに提示するために使用され、本出願は、ユーザによる当該提示インターフェース又はポップアップウィンドウに対する確認操作を取得した後にのみ、ユーザ関連データを取得する関連ステップを実行し始め、そうでない場合(即ち、ユーザによる当該提示インターフェース又はポップアップウィンドウに対する確認操作が取得されていない場合)、ユーザの関連データを取得する関連ステップを終了し、即ち、ユーザの関連データを取得しない。言い換えれば、本出願で収集されるすべてのユーザデータは、関連する国の関連する法律規制の要求に従って厳密に処理され、個人情報主体のインフォームドコンセント又は個別の同意の取得はすべて、ユーザの同意と許可をエテ収集され、法律規制及び個人情報主体の許可範囲内で、後続のデータの使用及び処理動作を実行し、そして関連するユーザデータの收集、使用及び処理は、関連する国や地域の関連する法律規制及び標準を従うべきである。例えば、本出願に係る仮想アイテム、第1スライド操作、第2スライド操作などは、完全な承認下で取得されたものである。
【0192】
本明細書で言及された「複数」は、2つ又は2つ以上を指すことを理解されたい。「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを説明する関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bのみが存在する場合などの3つの場合を表すことができる。文字「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0193】
上記の説明は、本出願の代替実施例に過ぎず、本出願を限定するものではなく、本出願の趣旨及び原則内でなされたあらゆる修正、同等置換及び改善などは、すべて本出願の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0194】
10 端末機器
20 サーバ
300 表示インターフェース
310 アイテム欄
312 表示項目
314 アイコン
410 アイテム欄
420 表示項目
422 部分
430 移動範囲
500 表示画面
510 表示項目
512 数量選択インターフェース
514 スライダ
516 スライドバー
600 表示インターフェース
610 アイテム欄
612 表示項目
620 数量選択インターフェース
622 スライドバー
624 スライダ
710 表示項目
720 数量選択インターフェース
722 スライダ
724 スライドバー
800 表示インターフェース
810 表示項目
812 数量選択インターフェース
820 提示情報
900 表示インターフェース
910 表示項目
920 目標領域
1100 装置
1110 アイテム表示モジュール
1120 数量表示モジュール
1130 操作実行モジュール
1200 端末
1201 プロセッサ
1202 メモリ
1203 周辺機器インターフェース
1204 無線周波数回路
1205 表示画面
1206 オーディオ回路
1207 電源
【手続補正書】
【提出日】2024-05-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器が実行する、仮想アイテムの操作方法であって、
アイテム欄を表示するステップであって、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップと、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップと、
前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップと、
を含む、
仮想アイテムの操作方法。
【請求項2】
前記数量選択インターフェースには、スライドバーと、前記スライドバーに位置するスライダが表示されており、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置は、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するために使用され、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するステップは、
前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記第1スライド操作のスライド距離に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、
前記第1仮想アイテムの選択済み数量の変更に伴い、前記スライドバーにおける前記スライダの表示位置を動的に変更して、前記第1仮想アイテムの選択済み数量と、前記第1仮想アイテムの総数との比例関係を表示するステップと、
を含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項3】
前記スライドバーにおける前記スライダの移動方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と一致する、
請求項2に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項4】
前記第1スライド操作のスライド距離に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップは、
前記第1スライド操作のスライド距離と、所定最大スライド距離との比率を取得するステップと、
前記比率及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの選択済み数量を決定するステップと、を含む、
請求項2に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップは、
前記第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動するように制御するステップと、
前記第1仮想アイテムの表示項目の移動距離が第1閾値に達した場合、前記第1仮想アイテムに対応する前記数量選択インターフェースを表示するステップと、
を含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項6】
前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するステップは、
前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムを取り捨てるステップを含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項7】
前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるステップを更に含む、
請求項6に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項8】
前記第1仮想アイテムの関連仮想アイテムを取り捨てるステップは、
前記第1仮想アイテムの選択済み数量及び前記第1仮想アイテムの総数に基づいて、前記第1仮想アイテムの残余数量を決定するステップと、
前記関連仮想アイテムの総数及び前記第1仮想アイテムの残余数量に基づいて、前記関連仮想アイテムの取り捨て数量を決定するステップと、
前記取り捨て数量の前記関連仮想アイテムを取り捨てるステップと、
を含む、
請求項7に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項9】
少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている前記アイテム欄を表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1仮想アイテムの表示項目に対する第2スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第2スライド操作に伴って移動するように制御するステップであって、前記第2スライド操作のスライド方向は、前記第1スライド操作のスライド方向と反対である、ステップと、
前記第2スライド操作のリリースに応答して、前記第2スライド操作のリリース位置が目標領域に位置する場合、すべての前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行するステップと、
を更に含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記第1スライド操作のスライド方向が変更されたことに応答して、前記第1スライド操作のスライド方向が変更された後に、前記第1スライド操作が消え、前記数量選択インターフェースの表示をキャンセルし、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して前記第1操作を実行しないステップを更に含む、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項11】
少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されている前記アイテム欄を表示した後、前記仮想アイテムの操作方法は、
前記アイテム欄に表示されている複数の仮想アイテムの表示項目に対する選択操作に応答して、前記複数の仮想アイテムを複数の前記第1仮想アイテムとして決定するステップを更に含み、
前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するステップは、
いずれか1つの前記第1仮想アイテムの表示項目に対する前記第1スライド操作に応答して、前記数量選択インターフェースを表示するステップを含み、前記数量選択インターフェースには、複数の前記第1仮想アイテムにそれぞれ対応する選択済み数量が表示されている、
請求項1に記載の仮想アイテムの操作方法。
【請求項12】
仮想アイテムの操作装置であって、アイテム表示モジュールと、数量表示モジュールと、操作実行モジュールと、を備え、
前記アイテム表示モジュールは、アイテム欄を表示するように構成され、前記アイテム欄には、少なくとも1つの仮想アイテムの表示項目が表示されており、
前記数量表示モジュールは、前記少なくとも1つの仮想アイテムのうちの第1仮想アイテムの表示項目に対する第1スライド操作に応答して、前記第1仮想アイテムに対応する数量選択インターフェースを表示するように構成され、
前記数量表示モジュールは更に、前記第1仮想アイテムの表示項目が前記第1スライド操作に伴って移動する過程において、前記数量選択インターフェースに表示されている前記第1仮想アイテムの選択済み数量を動的に変更するように構成され、
操作実行モジュールは、前記第1スライド操作のリリースに応答して、前記選択済み数量の前記第1仮想アイテムに対して第1操作を実行するように構成される、
仮想アイテムの操作装置。
【請求項13】
プロセッサとメモリとを備え端末機器であって、
前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムをロードして実行することにより、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の仮想アイテムの操作方法を実現する、端末機器。
【請求項14】
プロセッサ
に、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の仮想アイテムの操作方法を
実行させる、コンピュータプログラ
ム。
【国際調査報告】