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特表2024-542855データ伝送方法、装置及び電子デバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】データ伝送方法、装置及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0457 20230101AFI20241108BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20241108BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20241108BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20241108BHJP
【FI】
H04W72/0457 110
H04W72/1268
H04W74/0833
H04W56/00 130
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024535243
(86)(22)【出願日】2022-09-28
(85)【翻訳文提出日】2024-06-12
(86)【国際出願番号】 CN2022122313
(87)【国際公開番号】W WO2024065326
(87)【国際公開日】2024-04-04
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518056748
【氏名又は名称】新華三技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】NEW H3C TECHNOLOGIES CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100230086
【弁理士】
【氏名又は名称】譚 粟元
(72)【発明者】
【氏名】周 雷
(72)【発明者】
【氏名】孔 磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA22
5K067CC02
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本発明は、データ伝送方法、装置及び電子デバイスを提供し、該方法は、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるステップと、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するステップと、を含む。本発明の技術案によれば、リソース使用率を向上させることができる。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局デバイスに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるステップと、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
全二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項7】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項15】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項16】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項17】
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得するステップであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ステップと、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項6~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項6~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項6~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項6~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項6~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
半二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項23】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップを含む、
ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項31】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、
又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項32】
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップは、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
【請求項33】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、
又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項37】
目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記目標上りリンクリソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項31又は36に記載の方法。
【請求項38】
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップは、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項39】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する、
ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項41】
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップと、
前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項43】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信するステップと、
前記下りリンクリソースを介して前記SSBを受信する必要がない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項44】
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得するステップであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ステップと、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項22~43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項22~43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項22~43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項22~43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項22~43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
基地局デバイスに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるための割り当てモジュールと、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項50】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項51】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項52】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項53】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項49~52のいずれか1項に記載の装置。
【請求項54】
全二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項55】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記伝送モジュールは、さらに、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項58】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項59】
前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項60】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項61】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得る時、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択し、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るために用いられる、
ことを特徴とする請求項60に記載の装置。
【請求項62】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項63】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項64】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、
前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項65】
前記伝送モジュールは、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得し、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられ、
前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、
ことを特徴とする請求項54~64のいずれか1項に記載の装置。
【請求項66】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項54~64のいずれか1項に記載の装置。
【請求項67】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項54~64のいずれか1項に記載の装置。
【請求項68】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項54~64のいずれか1項に記載の装置。
【請求項69】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項54~64のいずれか1項に記載の装置。
【請求項70】
半二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項71】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項72】
前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項73】
前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項74】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項75】
前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項76】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項77】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得る時、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択し、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るために用いられる、
ことを特徴とする請求項76に記載の装置。
【請求項78】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、
前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項79】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項80】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する時、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項79に記載の装置。
【請求項81】
前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項80に記載の装置。
【請求項82】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項81に記載の装置。
【請求項83】
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項82に記載の装置。
【請求項84】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項85】
前記伝送モジュールは、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記目標上りリンクリソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項79又は84に記載の装置。
【請求項86】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する時、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項84に記載の装置。
【請求項87】
前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項86に記載の装置。
【請求項88】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項87に記載の装置。
【請求項89】
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、前記伝送モジュールは、さらに、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項88に記載の装置。
【請求項90】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、
前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項91】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、
前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信し、
前記下りリンクリソースを介して前記SSBを受信する必要がない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項70に記載の装置。
【請求項92】
前記伝送モジュールは、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得し、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられ、
前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、
ことを特徴とする請求項70~91のいずれか1項に記載の装置。
【請求項93】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、
前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項70~91のいずれか1項に記載の装置。
【請求項94】
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、
各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである、
ことを特徴とする請求項70~91のいずれか1項に記載の装置。
【請求項95】
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である、
ことを特徴とする請求項70~91のいずれか1項に記載の装置。
【請求項96】
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、
前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項70~91のいずれか1項に記載の装置。
【請求項97】
プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子デバイスであって、前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶され、前記プロセッサは、機械実行可能命令を実行して、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法を実施し、又は、請求項6~21のいずれか1項に記載の方法を実施し、又は、請求項22~48のいずれか1項に記載の方法を実施するために用いられる、
ことを特徴とする電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関し、特に、データ伝送方法、装置及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
TDD(Time Division Duplex、時分割複信)システムは、5Gシステムなどの移動通信システムに広く適用されている。TDDシステムにおいて、フレーム構造は、DL(DownLink、下りリンク)スロット、UL(UpLink、上りリンク)スロット及びF(Flexible、フレキシブル)スロットに分けられる。DLスロットは、複数のDLシンボルを含み、下りリンクデータは、これらのDLシンボルに対応する時間領域リソースで処理される。ULスロットは、複数のULシンボルを含み、上りリンクデータは、これらのULシンボルに対応する時間領域リソースで処理される。Fスロットは、少なくとも1つのF(Flexible、フレキシブル)シンボルを含み、FシンボルはDLに用いられてもよく、即ち、該Fシンボルに対応する時間領域リソースで下りリンクデータが処理され、FシンボルはULに用いられてもよく、即ち、該Fシンボルに対応する時間領域リソースで上りリンクデータが処理され、FシンボルはGP(Guard Period、ガード期間)に用いられてもよく、即ち、該Fシンボルに対応する時間領域リソースで上りリンクと下りリンクの切り替えのガードが行われる。TDDシステムはHD(Half Duplex、半二重)モードで動作してもよく、即ち、同じ時刻に、同じ時間領域リソースはUL又はDLにしか使用できない。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、基地局デバイスに適用されるデータ伝送方法であって、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるステップと、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するステップと、を含む、データ伝送方法を提供する。
【0004】
本発明は、全二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、データ伝送方法を提供する。
【0005】
本発明は、半二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、データ伝送方法を提供する。
【0006】
本発明は、基地局デバイスに適用されるデータ伝送装置であって、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるための割り当てモジュールと、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するための伝送モジュールと、を含む、データ伝送装置を提供する。
【0007】
本発明は、全二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、データ伝送装置を提供する。
【0008】
本発明は、半二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、データ伝送装置を提供する。
【0009】
本発明は、プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子デバイスであって、前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶され、前記プロセッサは、機械実行可能命令を実行して、上記開示されたデータ伝送方法を実施するために用いられる、電子デバイスを提供する。
【0010】
以上の技術案から分かるように、SBFD(Sub-Band Full Duplex、サブバンド全二重)時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、SBFD時間周波数リソースをより効果的に利用し、リソース使用率を向上させ、ネットワークのカバレッジ及びネットワーク容量を向上させるとともに、上りリンク伝送の遅延を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1A】本発明の一例によるデータ伝送方法のフロー概略図である。
図1B】本発明の一例によるデータ伝送方法のフロー概略図である。
図1C】本発明の一例によるデータ伝送方法のフロー概略図である。
図2A】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2B】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2C】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2D】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2E】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2F】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図2G】SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合に上りリンクチャネルをスケジューリングする概略図である。
図3】SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルと下りリンクチャネルとが衝突する概略図である。
図4】SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外のSSBとが衝突する概略図である。
図5】SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外の下りリンクチャネルとが衝突する概略図である。
図6】SBFD時間周波数リソースが動的に設定された場合に上りリンクチャネルを動的にスケジューリングする概略図である。
図7】半静的なSBFD時間周波数リソースに基づいてグラントフリー(grant-free)CG PUSCHを設定する概略図である。
図8A】ランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。
図8B】ランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。
図8C】ランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。
図8D】ランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。
図9】SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外のSSBとが衝突する概略図である。
図10】アイドル状態/非接続状態において、半静的/動的なSBFD時間周波数リソースに基づくグラントフリーCG PUSCHの伝送概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明及び特許請求の範囲で使用される単数形の「1種」、「前記」及び「該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。また、本発明で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する列挙された項目の任意又は全ての可能な組み合わせを含むことを意味することを理解されたい。本発明の実施例では、様々な情報を説明するために第1、第2、第3などの用語を使用することがあるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるものではないことを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲を逸脱しない場合、第1の情報は第2の情報と呼ばれてもよく、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれてもよい。文脈に応じて、使用される単語「…場合」は、「…と」、「…時」又は「決定に応答して」と解釈されてもよい。
【0013】
TDDシステムにおいて、フレーム構造は、DLスロット、ULスロット及びFスロットに分けられ、DLスロットは、複数のDLシンボルを含み、下りリンクデータは、これらのDLシンボルに対応する時間領域リソースで処理され、ULスロットは、複数のULシンボルを含み、上りリンクデータは、これらのULシンボルに対応する時間領域リソースで処理され、Fスロットは、少なくとも1つのFシンボルを含み、FシンボルはDLに用いられてもよく、ULに用いられてもよく、GPに用いられてもよい。現在、TDDシステムはHDモードで動作してもよく、即ち、同じ時刻に、同じ時間領域リソースはUL又はDLにしか使用できない。時間領域リソースをより柔軟に使用し、リソース使用率を向上させるために、TDDシステムはFD(Full-Duplex、全二重)モードで動作してもよく、即ち、同じ時刻に、同じ時間領域リソースはULとDLに同時に使用され、即ち、同じ時間領域リソースにおいて上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に処理する。
【0014】
TDDシステムにおいて、フレーム構造が決定されると、ユーザ機器はフレーム構造に従ってデータ送受信を行うことができ、フレーム構造はDLスロット、ULスロット及びFスロットに分けられる。HDモードを採用するユーザ機器について、基地局デバイスはフレーム構造に基づいてユーザ機器が送信又は受信を行うスケジューリングする。FDモードを採用するユーザ機器について、基地局デバイスはフレーム構造に基づいてユーザ機器が送信、受信、又は同時に送受信を行うようにスケジュールする。
【0015】
以上をまとめると、基地局デバイスは、フレーム構造を設定し、フレーム構造をユーザ機器に通知することができるため、ユーザ機器がフレーム構造を知ることができ、データ送受信を正確に行うことができる。別の観点から、ユーザ機器にフレーム構造が通知された後、存在する可能性があるユーザ機器間の干渉を知ることもできるため、いくつかの干渉除去技術を採用して他のユーザ機器による干渉を軽減し、通信の信頼性を向上させることができる。
【0016】
一例では、TDDシステムにおいて、下りリンク伝送を主とするフレーム構造について、通常、DLスロットが多く設定されるため、ULスロットが少なくなり、上りリンク伝送速度が制限され、上りリンクデータの伝送遅延が増加し、上りリンク伝送の遅延が高くなり、上りリンクサービスに不利となる。
【0017】
本発明の一例は、データ伝送方法を提供し、SBFD時間周波数リソース(time frequency resource)上で上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、即ち、下りリンクスロット又はFスロットを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、それにより、上りリンク伝送レートを向上させ、上りリンクデータの伝送遅延を低減することができる。
【0018】
本発明の一例は、基地局デバイスに適用可能なデータ伝送方法を提供する。図1Aに示すのは、データ伝送方法のフロー概略図であり、該方法は以下のステップを含んでもよい。
【0019】
ステップ111において、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送(即ち、F伝送)に設定された場合、SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てる。
【0020】
ステップ112において、利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信する。
【0021】
一例では、SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定された(semi-statically configured)SBFD時間周波数リソースであってもよく、又は、SBFD時間周波数リソースは、動的に設定された(dynamically configured)SBFD時間周波数リソースであってもよい。
【0022】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされた(dynamically scheduled)PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理上りリンク共用チャネル)又はPUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理上りリンク制御チャネル)であってもよく、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされた(semi-statically scheduled)PUSCH又はPUCCHであってもよい。各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであってもよく、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであってもよく、Kは正の整数であり、例えば、3つの繰り返し伝送される上りリンクデータが存在する場合、該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、1つ目の繰り返し伝送される上りリンクデータ、2つ目の繰り返し伝送される上りリンクデータ、又は3つ目の繰り返し伝送される上りリンクデータである。
【0023】
一例では、上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順(random access procedure)が完了したが、再設定処理(reconfiguration process)が完了していない上りリンクデータである。
【0024】
以上の技術案から分かるように、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、SBFD時間周波数リソースをより効果的に利用し、リソース使用率を向上させ、ネットワークのカバレッジ及びネットワーク容量を向上させるとともに、伝送遅延を低減することができ、例えば上りリンク伝送遅延を低減することができる。
【0025】
本発明の一例は、全二重UE(user equipment)に適用可能なデータ伝送方法を提供し、ユーザ機器について、ユーザ機器が、FD能力がFDモードをサポートしていることを報告する場合、ユーザ機器は全二重UEであり、図1Bに示すのは、データ伝送方法のフロー概略図であり、該方法は以下のステップを含んでもよい。
【0026】
ステップ121において、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって本全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得する。
【0027】
ステップ122において、各上りリンクチャネルについて、該上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースとSBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0028】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0029】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内になく、且つ上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、SBFD時間周波数リソース以外の上りリンクリソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0030】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止してもよい。
【0031】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止してもよい。
【0032】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0033】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、該上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータ(initial uplink data)に対してレートマッチング(rate matching)を行って目標上りリンクデータを得、利用可能な時間周波数リソースにおいて目標上りリンクデータを送信してもよい。ここで、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理(high channel coding rate processing)を行って目標上りリンクデータを得るステップ、又は、初期上りリンクデータに対して高次変調(high-order modulation)処理を行って目標上りリンクデータを得るステップを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0034】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。
【0035】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0036】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0037】
一例では、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、以下を含んでもよいが、これらに限定されない。設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含んでもよい。基地局デバイスから、SSBセット及びSSB比率構成を取得してもよく、SSBセットは複数のSSBを含んでもよく、SSB比率構成は前記複数のSSB間の比率関係を含んでもよい。ここで、各上りリンクチャネルについて、SSBセット及びSSB比率構成に基づいて、該上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、目標SSBに対応するマッチングビーム(matched beam)に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0038】
一例では、SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよく、又は、SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよい。
【0039】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよく、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよい。各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであってもよく、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであってもよく、Kは正の整数である。
【0040】
一例では、上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである。
【0041】
以上の技術案から分かるように、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、SBFD時間周波数リソースをより効果的に利用し、リソース使用率を向上させ、ネットワークのカバレッジ及びネットワーク容量を向上させるとともに、伝送遅延を低減することができ、例えば上りリンク伝送遅延を低減することができる。
【0042】
本発明の一例は、半二重UEに適用可能なデータ伝送方法を提供し、ユーザ機器について、ユーザ機器が、FD能力がFDモードをサポートしていないことを報告する場合、ユーザ機器は半二重UEであり、図1Cに示すのは、データ伝送方法のフロー概略図であり、該方法は以下のステップを含んでもよい。
【0043】
ステップ131において、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって本半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得する。
【0044】
ステップ132において、各上りリンクチャネルについて、該上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースとSBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0045】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にあり、且つSBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0046】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内になく、且つ該上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、SBFD時間周波数リソース以外の上りリンクリソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0047】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止してもよい。
【0048】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止してもよい。
【0049】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つSBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない(即ち、両者のスロットは異なる)場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0050】
一例では、該上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ該上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つSBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、利用可能な時間周波数リソースにおいて目標上りリンクデータを送信する。
【0051】
一例では、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って目標上りリンクデータを得るステップ、又は、初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って目標上りリンクデータを得るステップを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0052】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。
【0053】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0054】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0055】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0056】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSB(Synchronization Signal Block、同期信号ブロック)タイプ又はPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下りリンク制御チャネル)タイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RS(Channel State Information-Reference Signal、チャネル状態情報基準信号)タイプ又はPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理下りリンク共用チャネル)タイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0057】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0058】
一例では、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。又は、ランダムな順序に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0059】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0060】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0061】
一例では、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、目標上りリンクリソースにおいて目標上りリンクデータを送信するステップを含んでもよいが、これに限定されない。
【0062】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0063】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0064】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよく、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0065】
一例では、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよく、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。又は、ランダムな順序に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0066】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ該SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応するSSBを受信してもよい。
【0067】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つSSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応するSSBを受信してもよく、下りリンクリソースを介してSSBを受信する必要がない場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0068】
一例では、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、以下を含んでもよいが、これらに限定されない。設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含んでもよい。基地局デバイスから、SSBセット及びSSB比率構成を取得してもよく、SSBセットは複数のSSBを含んでもよく、SSB比率構成は前記複数のSSB間の比率関係を含んでもよい。各上りリンクチャネルについて、SSBセット及びSSB比率構成に基づいて、該上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0069】
一例では、SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよく、又は、SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよい。
【0070】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよく、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよい。各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであってもよく、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであってもよく、Kは正の整数である。
【0071】
一例では、上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである。
【0072】
以上の技術案から分かるように、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、SBFD時間周波数リソースをより効果的に利用し、リソース使用率を向上させ、ネットワークのカバレッジ及びネットワーク容量を向上させるとともに、伝送遅延を低減することができ、例えば上りリンク伝送遅延を低減することができる。
【0073】
以下、例を参照しながら、本発明の上記技術案を説明する。
【0074】
TDDのフレーム構造は、半静的に設定され、動的に指示される方式によって完成することができる。高レベルシグナリング(high-level signaling)においてSFI(Slot Format Indicator、スロットフォーマットインジケータ)によって複数のSFC(Slot Format Combination、スロットフォーマットコンビネーション)を定義し、例えば、基地局デバイスはサービス要件を満たすスロットフォーマットを選択し、これらのスロットフォーマットをSFCに追加してもよい。ここで、一部のスロットフォーマットは表1に示されており、DはDLシンボルを表し、UはULシンボルを表し、Fはフレキシブル(Flexible)シンボルを表す。各SFCは、固定IDによって識別され、1つ以上のスロットフォーマットタイプを含む。
【表1】
【0075】
SFI設定が完了した後、基地局デバイスは、RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)シグナリングにおいて複数のスロットフォーマットコンビネーションをユーザ機器に送信することができる。RRCシグナリングにより複数のスロットフォーマットコンビネーションを設定した後、基地局デバイスは、周期的なPDCCHによりDCI(Downlink Control Information、下りリンク制御情報)フォーマット2_0において、現在使用されているSFCのインデックスをユーザ機器に通知することができる。ユーザ機器は、DCIフォーマット2_0の情報を正確に受信した後、指示されたSFCのインデックスの値に従って、一定の周期内の各スロットのスロットフォーマットを決定する。このように、基地局デバイス及びユーザ機器は動的な指示によりフレーム構造の設定を完了し、通常の上りリンクと下りリンクのデータ伝送を行うことができる。
【0076】
リソース割り当てについては、時間領域リソース割り当てと周波数領域リソース割り当てとに分けることができる(下りリンクチャネルのリソース割り当てを例とする)。時間領域リソース割り当て:DCI内のTime domain resource assignment(時間領域リソース割り当て)フィールドは、下りリンクチャネルの時間領域位置を示し、該フィールドには合計4ビットがあり、値が0~15であり、値がmであると仮定すると、m+1は、時間領域リソース割り当てテーブルの行インデックスを示し、該行内の情報は、PDSCHの時間領域リソースを示す。指示方式は2つあり、1つは、PDSCHと該PDSCHをスケジューリングするPDCCHとの間のスロットオフセット、スロット内のPDSCHの初期シンボル(initial symbol)、及びPDSCHの連続するシンボル数の3つの情報を指示することである。もう1つは、PDSCHと該PDSCHをスケジューリングするPDCCHとの間のスロットオフセット、及び1つのSLIV(symbol length indicator value)を指示し、ユーザ機器はSLIV値に基づいてPDSCHの初期シンボルと連続するシンボル数(number of consecutive symbols)を計算する。
【0077】
周波数領域リソース割り当て:DCI内のFrequency domain resource assignment(周波数領域リソース割り当て)フィールドは、下りリンクチャネルの周波数領域リソース割り当てを示し、PDSCH周波数領域リソース割り当ては、Type 0とType 1とのような2つのタイプに分けることができ、Type 0は、周波数ダイバーシチゲイン(frequency diversity gain)を得るために非連続リソース割り当てをサポートし、Type 1は、フィールドに必要なbit数を低減することができる連続リソース割り当てをサポートし、DCI format 1_0は、Type 1のみをサポートする。
【0078】
Type 0:非連続リソース割り当てタイプについて、1つのRBG(resource block group)は1つのVRB(virtual resource block)groupであり、P個の連続VRBからなり、その数は高レベルパラメータrbg-Size及びBWP(bandwidth part)帯域幅によって決定される。Type 0のリソース割り当てタイプにおいて、Frequency domain resource assignmentは1つのbitmapとしてどのRBGが下りリンクチャネルに割り当てられるかを指示し、bitmap内の各bitは1つのRBGを表し、最上位bitはRBG 0に対応し、以降は続く。bitが1であることはRBGが下りリンクチャネルに割り当てられることを表し、bitが0であることは下りリンクチャネルリソースではないことを表す。
【0079】
Type 1:周波数領域リソースの指示フィールドは、bitmapとして使用される代わりに、RIV(Resource Indicator Value、リソースインジケータ値)を示し、ユーザ機器は、該値に基づいて下りリンクチャネルの初期RB及び占有するRBの数を計算する。
【0080】
TDDシステムにおいて、フレーム構造は、スロットに応じてULスロット、DLスロット及びFスロットに分けることができ、Fスロット内のシンボルは、ULシンボル、DLシンボル及びフレキシブル(F:Flexible)シンボルとして設定されてもよく、Fシンボルは、UL、DL又はGPに用いられてもよい。ここで、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、ULスロットで伝送されてもよく、Fスロット内のULシンボル又はFシンボルで伝送されてもよいが、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、DLスロットで伝送することができず、Fスロット内のDLシンボルで伝送することもできない。
【0081】
TDDシステムにおいて、時間周波数リソース(例えば、ULスロット、DLスロット及びFスロット)にSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースにおいて、他の時間周波数リソースと異なる方向のデータを伝送することができる。例えば、DLスロットにSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することにより、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータをDLスロットで伝送する。また、例えば、FスロットのDLシンボルにSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することにより、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータをFスロットのDLシンボルで伝送する。
【0082】
一例では、SBFDシンボルは、基地局デバイス及びユーザ機器がSBFDサブバンド(sub-band)を設定できるシンボルとして定義され、これらのSBFDシンボルのSBFDサブバンド(SBFD時間周波数リソースと呼ばれる)において、基地局デバイス及びユーザ機器は全二重通信を行うことができ、即ち、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンク伝送、下りリンク伝送、又は上りリンク・下りリンク同時伝送を行うことができる。
【0083】
SBFD時間周波数リソースは、上りリンク、下りリンク又はFlexibleとして明示的に指示されてもよく、SBFD時間周波数リソースがFlexibleとして指示される場合、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンク又は下りリンクを柔軟にスケジューリングすることができる。
【0084】
SBFD時間周波数リソースは、DLシンボル、Fシンボル、及びULシンボルに設定されてもよく、SBFD時間周波数リソースが設定されたスロットは、SBFDスロットと呼ばれてもよい。例えば、DLスロットのDLシンボルにSBFD時間周波数リソースが設定された場合、DLスロットはSBFDスロットとも呼ばれる。ULスロットのULシンボルにSBFD時間周波数リソースが設定された場合、ULスロットはSBFDスロットとも呼ばれる。FスロットのDLシンボル、ULシンボル、又はFシンボルにSBFD時間周波数リソースが設定された場合、FスロットはSBFDスロットとも呼ばれる。
【0085】
SBFD能力を有しないユーザ機器では、全てのSBFD設定は無視される。SBFD能力を有するユーザ機器では、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンク伝送、下りリンク伝送、又は上りリンク・下りリンク同時伝送を行うことができ、以降、SBFD能力を有するユーザ機器を例とする。
【0086】
SBFD能力を有するユーザ機器について、1つのタイプは、SBFD能力をサポートする半二重UEであり、即ち、SBFD時間周波数リソースにおいて送信又は受信を行うことができるが、同じ時刻に、行うことができるのは送信と受信のどちらか一方のみである。もう1つのタイプは、SBFD能力をサポートする全二重UEであり、即ち、SBFD時間周波数リソースにおいて送信及び受信を行い、即ち、同じ時刻に、SBFD時間周波数リソースにおいて送信及び受信を同時に行うことができる。
【0087】
一例では、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送してもよく、例えば、DLスロットにSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することにより、DLスロットのSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルをスケジューリングする。又は、FスロットにSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することにより、FスロットのSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルをスケジューリングする。基地局デバイス及びユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対するスケジューリング方策を明確にすることにより、TDDシステムにおいてSBFD時間周波数リソースに基づく上りリンク伝送を実現し、TDDシステムの全体的な性能を向上させることができる。上りリンクデータの伝送基準を提案することにより、上りリンクデータを伝送するとともに既存のデータ伝送に影響を与えないことが保証される。
【0088】
一例では、基地局デバイスは、SBFD時間周波数リソースを上りリンク伝送又はFlexible伝送(即ち、F伝送)に設定してもよく、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、基地局デバイスは、SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当ててもよい。
【0089】
全二重UEにとって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、全二重UEはSBFD時間周波数リソースから基地局デバイスによって割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得し、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよく、このように、基地局デバイスは利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信することができる。
【0090】
半二重UEにとって、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、半二重UEはSBFD時間周波数リソースから基地局デバイスによって割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得し、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよく、このように、基地局デバイスは利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信することができる。
【0091】
一例では、SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよく、例えば、SBFD時間周波数リソースは、RRCシグナリングによって半静的に設定される。又は、SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであってもよく、例えば、SBFD時間周波数リソースは、DCIシグナリングによって動的に設定される。
【0092】
一例では、上りリンクチャネルは、PUSCH又はPUCCH、例えば、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCH、又は、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよい。
【0093】
一例では、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであってもよく、又は、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送される上りリンクデータであってもよい。
【0094】
一例では、上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであってもよく、又は、上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであってもよく、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであってもよく、又は、上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータであってもよい。もちろん、上記はいくつかの例に過ぎず、この上りリンクデータのタイプについて限定しない。
【0095】
一例では、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクデータを伝送するために、以下のケースを含んでもよい。
【0096】
ケース1:TDDのFDモードにおいて、接続状態の上りリンクデータの伝送プロセスについて、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送することができる。
【0097】
1、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)の伝送基準。
【0098】
基地局デバイスは、ブロードキャストシグナリング(例えばRRCシグナリング)によって半静的なSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定してもよく、即ち、SBFD時間周波数リソースは上りリンク送信又はFlexible送信に用いることができる。ここで、SBFD時間周波数リソースをサポートする全二重UEについて、全二重UEは、SBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよく、全二重UEは、時間領域リソースにおいて該上りリンクチャネルと重なる下りリンクチャネルがあるか否かを考慮する必要がなく、DL/UL切り替え時間を考慮する必要もない。また、SBFD時間周波数リソースをサポートする半二重UEについて、時間領域リソースにおいて該上りリンクチャネルと重なる下りリンクチャネルがない(且つSBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない、即ち、両者のスロットは異なる)場合、又は、DL/UL切り替え時間が許容される場合、半二重UEはSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、基地局デバイスはSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信してもよい。
【0099】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース(ULに用いられる)内にある場合、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0100】
例えば、全二重UE又は半二重UEは、SBFD時間周波数リソースから基地局デバイスによって割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得し、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0101】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内になく、且つこれらの上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボルにある場合、SBFD時間周波数リソース以外の上りリンクリソース(即ち、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース)において上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。
【0102】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内になく、且つこれらの上りリンクリソースが下りリンクシンボルにある場合、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができない。
【0103】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースが下りリンクシンボルにある場合、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができず、即ち、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止する。
【0104】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースが上りリンクシンボルにある場合、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、例えば、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータ(即ち、一部の上りリンクデータ)を送信し、上りリンクシンボルにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータ(即ち、残りの部分の上りリンクデータ)を送信する。
【0105】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースがFシンボル内にある場合、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができず、即ち、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止する。
【0106】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースがFシンボル内にある場合、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、例えば、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータ(即ち、一部の上りリンクデータ)を送信し、Fシンボルにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータ(即ち、残りの部分の上りリンクデータ)を送信する。
【0107】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースが下りリンクシンボルにある場合、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータ(即ち、送信対象の上りリンクデータ)に対してレートマッチングを行ってレートマッチング後の目標上りリンクデータを得、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する目標上りリンクデータを送信してもよい。
【0108】
全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、且つ上りリンクチャネルによって占有される残りの上りリンクリソースがFシンボル内にある場合、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータ(即ち、送信対象の上りリンクデータ)に対してレートマッチングを行ってレートマッチング後の目標上りリンクデータを得、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する目標上りリンクデータを送信してもよい。
【0109】
一例では、全二重UE又は半二重UEは、利用可能な時間周波数リソースに基づいてレートマッチングを行ってもよく、例えば、次のようにレートマッチングを行ってもよい。初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択し、例えば、利用可能な時間周波数リソースに基づいて伝送可能なデータサイズを決定し、該データサイズに基づいて初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択してもよく、即ち、利用可能な時間周波数リソースは目標上りリンクデータを搬送することができる。又は、初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレートを行って目標上りリンクデータを得、例えば、より高いチャネルコーディングレートにより初期上りリンクデータを処理することで、初期上りリンクデータを圧縮し、利用可能な時間周波数リソースが目標上りリンクデータを搬送できるようにする。又は、初期上りリンクデータに対して高次変調を行って目標上りリンクデータを得、例えば、高次変調により初期上りリンクデータを処理することで、利用可能な時間周波数リソースが目標上りリンクデータを搬送できるようにする。
【0110】
一例では、全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、SBFD時間周波数リソースにおいて1つ又は複数の上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。各上りリンクチャネルについて、該上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよく、該上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであってもよい。該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであってもよいし、繰り返し伝送される上りリンクデータであってもよい。
【0111】
図2Aに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、動的にスケジューリングされたPUSCH/PUCCHのrep typeA(repetitionの数は、RRCパラメータnumberOfRepetios(繰り返し回数)又はpusch-AggregationFactor(物理上りリンク共用チャネル-アグリゲーション係数)によって設定され、繰り返し伝送の数を示すために用いられる)付きの伝送概略図であり、Slotはスロットを表す。基地局デバイスはDCIを利用して、ユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいてPUSCH/PUCCHに対応する上りリンクデータを送信するようにスケジューリングし、PUSCH/PUCCHはTypeAの繰り返し伝送メカニズム(繰り返し伝送回数M=3回)を有する。
【0112】
PUSCH/PUCCH0がSBFD時間周波数リソース内にあるため、正常に送信することができる。
【0113】
PUSCH/PUCCH0Rep#1の一部はSBFD時間周波数リソース内にあり、残りの部分はDLリソース内にあるため、2つの処理方式を採用することができる。1つ目は送信を許可しないことであり、2つ目はSBFD時間周波数リソースを利用してPUSCH/PUCCH0Rep#1に対応する上りリンクデータを送信することを許可することであるが、上りリンクデータを送信する際に、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースに基づいてレートマッチングを行ってもよい。
【0114】
PUSCH/PUCCH0Rep#2の一部はSBFD時間周波数リソース内にあり、残りの部分はFlexibleリソース内にあるため、3つの処理方式を採用することができる。1つ目は送信を許可しないことであり、2つ目は送信を許可することであり、3つ目はSBFD時間周波数リソースを利用してPUSCH/PUCCH0Rep#2に対応する上りリンクデータを送信することを許可することであるが、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースに基づいてレートマッチングを行う必要がある。
【0115】
図2Bに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、動的にスケジューリングされたPUSCH/PUCCHのもう1つの伝送概略図であり、その原理は図2Aと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0116】
図2Cに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定される場合、動的にスケジューリングされたPUSCH/PUCCHのrep typeB付きの伝送概略図である。基地局デバイスはDCIを利用して、ユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいてPUSCH/PUCCHに対応する上りリンクデータを送信するようにスケジューリングし、PUSCH/PUCCHはTypeBの繰り返し伝送メカニズム(繰り返し伝送回数M=4回)を有する。明らかに、PUSCH/PUCCH0の4回の繰り返し伝送が全てSBFD時間周波数リソース内にあるため、これらの上りリンクデータは全て送信することができる。
【0117】
図2Cでは、PUSCH/PUCCH0Rep#1は3つのシンボルを占有すべきであるが、3つのシンボルを占有する際にスロット#Nとスロット#N+1とを跨ぐ必要があり、rep typeBはスロットを跨ぐ伝送をサポートしないため、PUSCH/PUCCH0Rep#1は送信のために、Slot#Nの最後の2つのシンボルを占有してもよい。
【0118】
図2Dに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、動的にスケジューリングされたPUSCH/PUCCHのもう1つの伝送概略図であり、その原理は図2Cと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0119】
図2Eに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、グラントフリー(即ち、非動的にスケジューリングされた)PUSCH/半静的にスケジューリングされたPUCCHのrep typeA付きの伝送概略図である。ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースにおいてグラントフリー(非動的にスケジューリングされた)PUSCH/半静的なPUCCHに対応する上りリンクデータを送信し、PUSCH/PUCCHはTypeAの繰り返し伝送メカニズム(繰り返し伝送回数M=4回)を有する。PUSCH/PUCCH0(PUSCH/PUCCHの0番目の送信リソース)の4回の繰り返し伝送が全てSBFD時間周波数リソース及びULシンボル内にあるため、これらの上りリンクデータは全て送信することができる。
【0120】
図2Fに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、グラントフリーPUSCH/半静的にスケジューリングされたPUCCHのもう1つの伝送概略図であり、その原理は図2Eと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0121】
図2Gに示すのは、SBFD時間周波数リソースが半静的に設定された場合、グラントフリー(即ち、非動的にスケジューリングされた)PUSCH/半静的にスケジューリングされたPUCCHのrep typeB付きの伝送概略図である。ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースにおいてグラントフリー(非動的にスケジューリングされた)PUSCH/半静的なPUCCHに対応する上りリンクデータを送信し、PUSCH/PUCCHはTypeBの繰り返し伝送メカニズム(繰り返し伝送回数M=4回)を有する。
【0122】
PUSCH/PUCCH0の4回の繰り返し伝送が全てSBFD時間周波数リソース及びULシンボル内にあるため、これらのPUSCH/PUCCHに対応する上りリンクデータは全て送信することができる。
【0123】
2、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとが衝突する(時間領域リソースが重なる)場合、例えば、SBFD時間周波数リソースがULに設定され、且つ上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、図3に示すのは、SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルと下りリンクチャネルとが衝突する概略図であり、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとの衝突を処理するために、以下の方式を採用してもよい。
【0124】
方式1:SBFD時間周波数リソースがULに設定された場合、SBFD時間周波数リソース内の下りリンクチャネルの伝送を許可しない。方式1において、全二重UEについて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。半二重UEについて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。
【0125】
方式2:異なるユーザ機器について、1つのユーザ機器が上りリンクチャネル(例えば、PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送し、もう1つのユーザ機器が下りリンクチャネル(例えば、PDSCH/PDCCH/CSI-RS)に対応する下りリンクデータを伝送する場合、基地局デバイスは、スケジューリングによって上りリンク及び下りリンクに干渉が存在しないこと又は干渉が制御可能であることを保証することができるため、上りリンクチャネルと下りリンクチャネルとの同時伝送を許可し、即ち、1つのユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、もう1つのユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0126】
方式3:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有し、且つ基地局デバイスが、ユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクデータ及び下りリンクデータを伝送することを許可する場合、全二重UEについて、上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に伝送することを許可し、即ち、全二重UEはSBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができ、且つ全二重UEはSBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することができる。
【0127】
方式4:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有し、且つ基地局デバイスが、ユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクデータ及び下りリンクデータを伝送することを許可する場合、半二重UEについて、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよいし、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0128】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度を設定し、下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度を設定してもよく、これに基づいて、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0129】
一例では、異なるチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度について、経験に基づいて設定してもよく、このチャネル処理優先度について限定せず、例えば、各チャネルタイプに対応するチャネル処理優先度の優先度順序は、SSB>PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH/PUSCHであってもよく、又は、優先度順序は、PDCCH>PUCCH>SSB>CSI-RS>PDSCH/PUSCHであってもよく、又は、優先度順序は、PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH>SSB>PUSCHであってもよく、もちろん、上記は、優先度順序のいくつかの例に過ぎず、この優先度順序について限定せず、経験に基づいて設定してもよい。
【0130】
SSB>PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH/PUSCHの優先度順序を例として説明すると、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0131】
上記優先度順序において、PDSCH/PUSCHは、PDSCHとPUSCHとのチャネル処理優先度が同じであることを示し、以下の方式でPDSCHとPUSCHとの順序を決定してもよい。
【0132】
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0133】
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度より高ければ、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度より低ければ、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。ここで、第1のサービス優先度はPHYチャネル優先度であり、第2のサービス優先度はPHYチャネル優先度であり、又は第1のサービス優先度はMACチャネル優先度であり、第2のサービス優先度はMACチャネル優先度である。
【0134】
一例では、上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、例えば、上りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルが下りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルの前に位置する場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、例えば、上りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルが下りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルの後に位置する場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0135】
別の例では、ランダムな順序に基づいて、即ち、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルから1つをランダムに選択してもよく、選択されたのが上りリンクチャネルである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。選択されたのが下りリンクチャネルである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、SBFD時間周波数リソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0136】
方式5:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有し、且つ基地局デバイスが、ユーザ機器がSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクデータ及び下りリンクデータを伝送することを許可する場合、半二重UEについて、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれもSBFD時間周波数リソース内にある場合、上りリンクリソース(即ち、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソース内の上りリンクリソース)から下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソース(即ちSBFD時間周波数リソース内の下りリンクリソース)から上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0137】
一例では、上りリンクリソースと下りリンクリソースとの重なるリソースを決定し、重なるリソースを上りリンクリソースから除外してもよく、重なるリソースが除外された上りリンクリソースが目標上りリンクリソースであり、目標上りリンクリソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行ってレートマッチング後の目標上りリンクデータを得、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する目標上りリンクデータを送信してもよい。
【0138】
上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行う際に、初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択し、又は、初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレートを行って目標上りリンクデータを得、又は、初期上りリンクデータに対して高次変調を行って目標上りリンクデータを得てもよい。
【0139】
一例では、上りリンクリソースと下りリンクリソースとの重なるリソースを決定し、重なるリソースを下りリンクリソースから除外してもよく、重なるリソースが除外された下りリンクリソースが目標下りリンクリソースであり、これに基づいて、半二重UEは、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0140】
3、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとが衝突する(時間領域リソースが重なる)場合、例えば、SBFD時間周波数リソースがULに設定され、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)によって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネル(例えば、SSBなど)によって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にある場合、図4に示すのは、SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外のSSBとが衝突する概略図であり、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースとSSBによって占有される下りリンクリソースとの衝突を処理するために、以下の方式を採用してもよい。
【0141】
方式1:全二重UEについて、上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に伝送することを許可し、即ち、全二重UEはSBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができ、且つ全二重UEはSBFD時間周波数リソース以外の下りリンクリソースを介してSSBを受信することができる。図4に示すように、全二重UEについて、SBFD時間周波数リソースを介してPUSCH/PUCCH0及びPUSCH/PUCCH0Rep#1に対応する上りリンクデータを送信し、同時にSSBを受信することができる。
【0142】
方式2:半二重UEについて、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ該SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応するSSBを受信してもよい。
【0143】
方式2において、半二重UEは、上りリンクチャネルにおいて上りリンクデータを送信することなくSSBを受信し、図4に示すように、半二重UEについて、SBFD時間周波数リソースを介してPUSCH/PUCCH0及びPUSCH/PUCCH0Rep#1に対応する上りリンクデータを送信しないが、SSBを受信することができる。
【0144】
方式3:半二重UEについて、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ該SSBによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースと重なる場合、SSBを優先的に受信してもよく、SSBを受信する必要がない場合、上りリンクチャネルにおいて上りリンクデータを送信することができ、且つ基地局デバイスが上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータに対してブラインド検出(blindly detect)を行う必要がある。例えば、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応するSSBを受信し、下りリンクリソースを介してSSBを受信する必要がない場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。図4に示すように、下りリンクリソースを介してSSBを受信する必要がない場合、SBFD時間周波数リソースを介してPUSCH/PUCCH0及びPUSCH/PUCCH0Rep#1に対応する上りリンクデータを送信する。
【0145】
4、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとが衝突する(時間領域リソースが重なる)場合、例えば、SBFD時間周波数リソースがULに設定され、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが上りリンクチャネルによって占有されるSBFD時間周波数リソースと重なる(即ち、両者のスロットが同じである)場合、図5に示すのは、SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外の下りリンクチャネルとが衝突する概略図であり、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとの衝突を処理するために、以下の方式を採用してもよい。
【0146】
方式1:異なるユーザ機器について、1つのユーザ機器が上りリンクチャネル(例えば、PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送し、もう1つのユーザ機器が下りリンクチャネル(例えば、PDSCH/PDCCH/CSI-RS)に対応する下りリンクデータを伝送する場合、基地局デバイスは、スケジューリングによって上りリンク及び下りリンクに干渉が存在しないこと又は干渉が制御可能であることを保証することができるため、上りリンクチャネルと下りリンクチャネルとが同時にデータを伝送することを許可し、即ち、1つのユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、もう1つのユーザ機器は、下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0147】
方式2:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有する場合、全二重UEについて、上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に伝送することを許可し、即ち、全二重UEはSBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができ、且つ全二重UEは下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することができる。
【0148】
方式3:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有する場合、半二重UEについて、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよいし、上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0149】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度を設定し、下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度を設定してもよく、これに基づいて、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0150】
一例では、異なるチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度について、経験に基づいて設定してもよく、このチャネル処理優先度について限定せず、例えば、各チャネルタイプに対応するチャネル処理優先度の優先度順序は、SSB>PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH/PUSCHであってもよく、又は、優先度順序は、PDCCH>PUCCH>SSB>CSI-RS>PDSCH/PUSCHであってもよく、又は、優先度順序は、PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH>SSB>PUSCHであってもよい。
【0151】
SSB>PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH/PUSCHの優先度順序を例とすると、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0152】
PDSCH/PUSCHは、PDSCHとPUSCHとのチャネル処理優先度が同じであることを示し、以下の方式でPDSCHとPUSCHとの順序を決定してもよい。上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0153】
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度より高ければ、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止してもよい。上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度より低ければ、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。ここで、第1のサービス優先度はPHYチャネル優先度であり、第2のサービス優先度はPHYチャネル優先度であり、又は第1のサービス優先度はMACチャネル優先度であり、第2のサービス優先度はMACチャネル優先度である。
【0154】
一例では、上りリンクチャネルに対応する第1のサービス優先度が下りリンクチャネルに対応する第2のサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、例えば、上りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルが下りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルの前に位置する場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、例えば、上りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルが下りリンクチャネルによって占有される1つ目のシンボルの後に位置する場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0155】
別の例では、ランダムな順序に基づいて、即ち、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルから1つをランダムに選択してもよく、選択されたのが上りリンクチャネルである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止する。選択されたのが下りリンクチャネルである場合、SBFD時間周波数リソースの利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0156】
方式4:同一のユーザ機器について、ユーザ機器は伝送すべき上りリンクデータと下りリンクデータとを同時に有する場合、半二重UEについて、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース(SBFD時間周波数リソース内にある)から下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソース(SBFD時間周波数リソースの外にある)から上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0157】
一例では、上りリンクリソースと下りリンクリソースとの重なるリソースを決定し、重なるリソースを上りリンクリソースから除外してもよく、重なるリソースが除外された上りリンクリソースが目標上りリンクリソースであり、目標上りリンクリソースを介して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよい。上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行ってレートマッチング後の目標上りリンクデータを得、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する目標上りリンクデータを送信してもよい。
【0158】
上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行う際に、初期上りリンクデータから一部のデータを目標上りリンクデータとして選択し、又は、初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレートを行って目標上りリンクデータを得、又は、初期上りリンクデータに対して高次変調を行って目標上りリンクデータを得てもよい。
【0159】
一例では、上りリンクリソースと下りリンクリソースとの重なるリソースを決定し、重なるリソースを下りリンクリソースから除外してもよく、重なるリソースが除外された下りリンクリソースが目標下りリンクリソースであり、これに基づいて、半二重UEは、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信してもよい。
【0160】
図5に示すように、全二重UEについて、PUSCH/PUCCH0及びPUSCH/PUCCH0Rep#1に対応する上りリンクデータ、及びPDCCH/PDSCHに対応する下りリンクデータについて、同時に送信及び受信することができる。半二重UEについて、PDCCHを受信し、PDSCH及びPUSCH/PUCCH0Rep#1について、PDSCH/PUSCHの判断根拠(動的>半静的)を利用してもよく、いずれも動的又は半静的であれば、PHYチャネル優先度及びMACチャネル優先度に基づいて処理を行い、又は、基地局デバイスによるスケジューリングによって回避する。
【0161】
ケース2:TDDのFDモードにおいて、接続状態の上りリンクデータの伝送プロセスについて、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送することができる。
【0162】
基地局デバイスは、DCIシグナリングによって動的なSBFD時間周波数リソースを設定し、SBFD時間周波数リソースを上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定し、即ち、SBFD時間周波数リソースは上りリンク送信又はFlexible送信に用いられる。SBFD時間周波数リソースをサポートする全二重UEについて、全二重UEは、SBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、全二重UEは、時間領域リソースにおいて該上りリンクチャネルと重なる下りリンクチャネルがあるか否かを考慮する必要がなく、DL/UL切り替え時間を考慮する必要もない。SBFD時間周波数リソースをサポートする半二重UEについて、時間領域リソースにおいて該上りリンクチャネルと重なる下りリンクチャネルがない(SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない、即ち、両者のスロットは異なる)場合、又は、DL/UL切り替え時間が許容される場合、半二重UEはSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。全二重UE又は半二重UEがSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する際に、基地局デバイスはSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信する。
【0163】
ケース2の実現プロセスは、ケース1の実現プロセスと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0164】
図6に示すのは、SBFD時間周波数リソースが動的に設定された場合に上りリンクチャネルを動的にスケジューリングする概略図であり、動的に設定されたSBFD時間周波数リソース及び動的にスケジューリングされたPUSCH(即ち、上りリンクチャネル)は、同じDCIを介してスケジューリングされてもよく、もちろん、異なるDCIを介してスケジューリングされてもよく、これについて限定しない。ここで、上りリンクチャネルについて、PUSCH/PUCCHに対応する4回の繰り返し伝送が全てSBFD時間周波数リソース内にあるため、PUSCH/PUCCHに対応する4回の繰り返し伝送は全て伝送することができる。
【0165】
ケース3:TDDのFDモードにおいて、アイドル状態/非接続状態の上りリンクデータの伝送について、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送する。
【0166】
1、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)の伝送基準。
【0167】
グラントフリーCG PUSCH伝送基準について。アイドル状態/非接続状態において、基地局デバイスがユーザ機器に半静的なSBFD時間周波数リソースを設定する場合、SIB(RRC broadcast message)/RRC release message(RRC dedicated signaling)/DCIによって設定し、同時にグラントフリーCG PUSCHの伝送リソースを設定してもよい。グラントフリーCG PUSCHの伝送リソースがSBFD時間周波数リソース内に入るように設定され、且つSBFD時間周波数リソースがULに設定される場合、ユーザ機器はSBFD時間周波数リソース内のグラントフリーCG PUSCHを利用して上りリンクデータを伝送することができる。また、基地局デバイスが、グラントフリーCG PUSCHに対応する上りリンクデータに対して繰り返し送信をスケジューリングする場合、SBFD時間周波数リソース内で繰り返し送信されるPUSCHに対応する上りリンクデータをスケジューリングしてもよく、このように、上りリンク伝送遅延を低減することができる。
【0168】
ここで、RRC broadcast messageはRRCブロードキャストメッセージを表し、RRC release messageはRRCリリースメッセージを表し、RRC dedicated signalingはRRC専用シグナリングを表す。
【0169】
アイドル状態/非接続状態において、図7に示すのは、半静的なSBFD時間周波数リソースに基づいてグラントフリーCG PUSCHを設定する概略図であり、グラントフリーCG PUSCHの設定において、PUSCH#1はSSB#1に対応し、PUSCH#2はSSB#2に対応し、PUSCH#1及びPUSCH#2はいずれもSBFD時間周波数リソース内にあり、PUSCH#1及びPUSCH#2はいずれも有効なグラントフリーCG PUSCHの伝送リソースである。基地局デバイスがPUSCH#1に対応する上りリンクデータの受信に成功しなかった場合、基地局デバイスはDCIによりPUSCH#1のデータの繰り返し伝送をスケジューリングしてもよく、繰り返し伝送されるPUSCHはSBFD時間周波数リソースを利用してもよい。
【0170】
一例では、全二重UE及び半二重UEについて、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、複数の上りリンクチャネルを取得してもよく、複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含んでもよく、即ち、上りリンクチャネルとSSBとのマッピング関係をマッチングする際に、上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソースに属するか、上りリンク時間周波数リソースに属するかを区別する必要がなく、順序に基づいて全ての上りリンクチャネルを見つけることができる。基地局デバイスからSSBセット及びSSB比率構成を取得してもよく、該SSBセットは複数のSSB、例えばSSB1及びSSB 2などを含んでもよく、該SSB比率構成は複数のSSB間の比率関係、例えば1:2などを含んでもよい。
【0171】
各上りリンクチャネルについて、SSBセット及びSSB比率構成に基づいて、該上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定してもよく、例えば、SSBセットはSSB1及びSSB2を含み、SSB比率構成が1:2である場合、全ての上りリンクチャネルはSSB1、SSB2、SSB2、SSB1、SSB2、SSB2…に順に対応するため、1つ目の上りリンクチャネルはSSB1に対応し、2つ目の上りリンクチャネルはSSB2に対応し、3つ目の上りリンクチャネルはSSB2に対応し、4つ目の上りリンクチャネルはSSB1に対応し、5つ目の上りリンクチャネルはSSB2に対応し、6つ目の上りリンクチャネルはSSB2に対応し、…以降も同様である。これらの上りリンクチャネルには、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネルが存在してもよいし、上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルが存在してもよく、これについて限定しない。
【0172】
各上りリンクチャネルについて、該上りリンクチャネルに対応する目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、利用可能な時間周波数リソースにおいて該上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信してもよく、このプロセスについては説明を省略する。
【0173】
ランダムアクセスに基づくPUSCH/PUCCH伝送について。半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースに基づいて、図8Aに示すのは、4ステップのランダムアクセス手順に基づく小データ(small data)伝送のフローチャートである。まず、ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースを半静的に設定するためのSBFD付きのブロードキャストシグナリングを受信する。次に、図8AのMsg1、Msg2、Msg3及びMsg4である4ステップのランダムアクセス手順を行い、Msg3に対応する上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、SBFD時間周波数リソースを介してMsg3を伝送することができる。そして、4ステップのランダムアクセスが成功した後、ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースを利用して下りリンクデータ/上りリンクデータの伝送を行うことができ、即ち、基地局デバイスによってスケジューリングされる上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、ユーザ機器はSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクデータを伝送することができる。基地局デバイスは、PDSCH/PUSCHと同様に、DL/ULシンボルにおいてlegacy UE動作(legacy UE behavior)をスケジューリングしてもよい。
【0174】
半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースに基づいて、図8Bに示すのは、2ステップのランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。まず、ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースを半静的に設定するためのSBFD付きのブロードキャストシグナリングを受信する。次に、図8BのMsgA及びMsgBである2ステップのランダムアクセス手順を行い、MsgAに対応する上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、SBFD時間周波数リソースを介してMsgAを伝送することができる。そして、2ステップのランダムアクセスが成功した後、ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソースを利用して下りリンクデータ/上りリンクデータの伝送を行うことができ、即ち、基地局デバイスによってスケジューリングされる上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、ユーザ機器はSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクデータを伝送することができる。基地局デバイスは、PDSCH/PUSCHと同様に、DL/ULシンボルにおいてlegacy UE動作をスケジューリングしてもよい。
【0175】
動的に設定されたSBFD時間周波数リソースに基づいて、図8Cに示すのは、2ステップのランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。ユーザ機器は、SBFD付きのブロードキャストシグナリングを受信し、図8CのMsgA及びMsgBである2ステップのランダムアクセス手順を行い、MsgAに対応する上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、SBFD時間周波数リソースを介してMsgAを伝送する。2ステップのランダムアクセスが成功した後、基地局デバイスによってスケジューリングされる上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、ユーザ機器はSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクデータを伝送する。基地局デバイスは、PDSCH/PUSCHと同様に、DL/ULシンボルにおいてlegacy UE動作をスケジューリングしてもよい。
【0176】
動的に設定されたSBFD時間周波数リソースに基づいて、図8Dに示すのは、4ステップのランダムアクセス手順に基づく小データ伝送のフローチャートである。ユーザ機器は、SBFD付きのブロードキャストシグナリングを受信し、図8DのMsg1、Msg2、Msg3及びMsg4である4ステップのランダムアクセス手順を行い、Msg3に対応する上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、SBFD時間周波数リソースを介してMsg3を伝送する。4ステップのランダムアクセスが成功した後、上りリンクチャネルがSBFD時間周波数リソース内にある場合、ユーザ機器はSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクデータを伝送する。基地局デバイスは、PDSCH/PUSCHと同様に、DL/ULシンボルにおいてlegacy UE動作をスケジューリングしてもよい。
【0177】
2、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとが衝突する(時間領域リソースが重なる)場合、例えば、SBFD時間周波数リソースがULに設定され、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)によって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネル(例えば、SSBなど)によって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが上りリンクチャネルによって占有されるSBFD時間周波数リソースと重なる(即ち、両者のスロットが同じである)場合、図9に示すのは、SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外のSSBとが衝突する概略図である。上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースとSSBによって占有される下りリンクリソースとの衝突を処理するために、全二重UEについて、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータ及びSSBは、同時に送信及び受信することができる。半二重UEについて、SSBを受信することができるが、上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信しないか、又は、SSBを優先的に受信し、SSBを受信する必要がない場合、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することができ、半二重UEが上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する場合、基地局デバイスは、上りリンクチャネルにおける上りリンクデータに対してブラインド検出を行ってもよい。
【0178】
3、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとが衝突する(時間領域リソースが重なる)場合、例えば、SBFD時間周波数リソースがULに設定され、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)によって占有される上りリンクリソースがSBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネル(例えばSSB/PDSCH/PDCCH)によって占有される下りリンクリソースがSBFD時間周波数リソースの外にあり、且つ下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが上りリンクチャネルによって占有されるSBFD時間周波数リソースと重なる場合、図9に示すのは、SBFD時間周波数リソース内の上りリンクチャネルとSBFD時間周波数リソースの外の下りリンクチャネルとが衝突する概略図である。上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースとの衝突を処理するために、全二重UEについて、上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータと下りリンクチャネル(PDSCH/PDCCH)に対応する下りリンクデータとを同時に送信及び受信する。半二重UEについて、SSB>PDCCH>PUCCH>CSI-RS>PDSCH/PUSCHの優先度順序及びPDSCH/PUSCHの判断根拠(動的>半静的、いずれも動的又は半静的である場合、PHY及びMACチャネル優先度に基づいて比較)に基づいて、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するか、下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0179】
ケース3の実現プロセスは、ケース1の実現プロセスと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0180】
ケース4:TDDのFDモードにおいて、アイドル状態/非接続状態の上りリンクデータの伝送について、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネル(PUSCH/PUCCH)に対応する上りリンクデータを伝送する。
【0181】
アイドル状態/非接続状態において、基地局デバイスがユーザ機器に動的なSBFD時間周波数リソースを設定する場合、SIB(RRC broadcast message)/RRC release message(RRC dedicated signaling)/DCIによって設定してもよい。同時に、基地局デバイスは、グラントフリーCG PUSCHの伝送リソースを設定し、グラントフリーCG PUSCHの伝送リソースがSBFD時間周波数リソース内に入り、且つSBFD時間周波数リソースがULに設定される場合、ユーザ機器は、SBFD時間周波数リソース内でグラントフリーCG PUSCHに対応する上りリンクデータを送信することができる。基地局デバイスが、グラントフリーCG PUSCHに対応する上りリンクデータに対して繰り返し送信をスケジューリングする場合、SBFD時間周波数リソース内で繰り返し送信されるPUSCHをスケジューリングしてもよく、このように、上りリンク伝送遅延を低減することができる。
【0182】
図10に示すのは、アイドル状態/非接続状態において、半静的/動的なSBFD時間周波数リソースに基づくグラントフリーCG PUSCHの伝送概略図である。グラントフリーCG PUSCHの設定において、PUSCH#1はSSB#1に対応し、PUSCH#2はSSB#2に対応し、PUSCH#1及びPUSCH#2はいずれもSBFD時間周波数リソース内にあり、PUSCH#1及びPUSCH#2はいずれも有効なグラントフリーCG PUSCHの伝送リソースである。基地局デバイスがPUSCH#1に対応する上りリンクデータの受信に成功しなかった場合、DCIによりPUSCH#1の上りリンクデータの繰り返し伝送をスケジューリングしてもよく、同時にPUSCH伝送のためのSBFD時間周波数リソースを設定し、ユーザ機器は動的に設定されたSBFD時間周波数リソースを利用して上りリンクデータの繰り返し伝送を行う。
【0183】
ケース4の実現プロセスは、ケース1の実現プロセスと類似するため、ここでは繰り返さない。
【0184】
以上の技術案から分かるように、SBFD時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを伝送することができ、SBFD時間周波数リソースをより効果的に利用し、リソース使用率を向上させ、ネットワークのカバレッジ及びネットワーク容量を向上させるとともに、伝送遅延を低減することができ、例えば上りリンク伝送遅延を低減することができる。5Gシステムに影響を与えることなく、SBFD時間周波数領域リソースを用いて上りリンクデータの伝送を行うことにより、上りリンクデータリソースを増加させることができるため、上りリンクスループット及びセルカバレッジを増加させ、伝送遅延を低減する。上りリンクデータ/制御チャネルの伝送基準を提供し、基地局デバイス及びユーザ機器の伝送動作を決定し、基地局デバイス及びユーザ機器のブラインド検出を減らし、上りリンク伝送機会を効果的に増やし、上りリンク伝送の信頼性を向上させる。
【0185】
同一の発明思想に基づいて、上記データ伝送方法に対応するデータ伝送装置、基地局デバイス、全二重UE及び半二重UEをさらに提供し、基地局デバイス、全二重UE及び半二重UEの課題解決原理は上記例のデータ伝送方法と類似するため、基地局デバイス、全二重UE及び半二重UEの実施は、方法の実施を参照することができるため、繰り返しの説明は省略する。
【0186】
上記の方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、基地局デバイスに適用されるデータ伝送装置を提供し、前記装置は、SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるための割り当てモジュールと、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するための伝送モジュールと、を含んでもよい。
【0187】
一例では、前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである。
【0188】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである。
【0189】
一例では、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である。
【0190】
一例では、前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである。
【0191】
上記の方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、全二重UEに適用されるデータ伝送装置を提供し、前記装置は、サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含んでもよい。
【0192】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0193】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0194】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる。
【0195】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0196】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる。
【0197】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0198】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得る時、具体的に、前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択し、又は、前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得、又は、前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るために用いられる。
【0199】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するために用いられる。
【0200】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0201】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0202】
一例では、前記伝送モジュールは、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得し、各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられ、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む。
【0203】
一例では、前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである。
【0204】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである。
【0205】
一例では、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である。
【0206】
一例では、前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである。
【0207】
上記の方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、半二重UEに適用されるデータ伝送装置を提供し、前記装置は、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含んでもよい。
【0208】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0209】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0210】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる。
【0211】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0212】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するために用いられる。
【0213】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0214】
前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得る時、具体的に、前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択し、又は、前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得、又は、前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るために用いられる。
【0215】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するために用いられる。
【0216】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0217】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0218】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0219】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0220】
一例では、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0221】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0222】
一例では、前記伝送モジュールは、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記目標上りリンクリソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0223】
一例では、前記伝送モジュールは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する時、具体的に、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0224】
一例では、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0225】
一例では、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0226】
一例では、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、前記伝送モジュールは、さらに、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するために用いられる。
【0227】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信するために用いられる。
【0228】
一例では、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記伝送モジュールは、さらに、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信し、前記下りリンクリソースを介して前記SSBを受信する必要がない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられる。
【0229】
一例では、前記伝送モジュールは、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する時、具体的に、設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得し、基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得し、各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するために用いられ、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む。
【0230】
一例では、前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースである。
【0231】
一例では、各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHである。
【0232】
一例では、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数である。
【0233】
一例では、前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである。
【0234】
上記の方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、電子デバイス(例えば、上記例の基地局デバイス、全二重UE、半二重UE)を提供し、電子デバイスは、プロセッサと機械可読記憶媒体とを含み、機械可読記憶媒体には、プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶され、プロセッサは、機械実行可能命令を実行して、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法を実施するために用いられる。
【0235】
一例では、電子デバイスが基地局デバイスである場合、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てることと、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信することとがさらに実行される。
【0236】
一例では、電子デバイスが全二重UEである場合、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得することと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することとがさらに実行される。
【0237】
プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0238】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することがさらに実行される。
【0239】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止することがさらに実行される。
【0240】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0241】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止することがさらに実行される。
【0242】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信する。
【0243】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得ることは、前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択すること、又は、前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得ること、又は、前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得ることを含む。
【0244】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止することとがさらに実行される。
【0245】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することとがさらに実行される。
【0246】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することとがさらに実行される。
【0247】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することは、設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得することであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ことと、基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得することと、各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、を含む。
【0248】
一例では、電子デバイスが半二重UEである場合、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得することと、各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することとがさらに実行される。
【0249】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。
【0250】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することがさらに実行される。
【0251】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するがさらに実行される。一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信する。一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止することがさらに実行される。
【0252】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信する。一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得ることは、前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択すること、又は、前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得ること、又は、前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得ることを含む。
【0253】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止することとがさらに実行される。
【0254】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信すること、又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することがさらに実行される。
【0255】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止することと、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することと、を含む。
【0256】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0257】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0258】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0259】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信すること、又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することがさらに実行される。一例では、プロセッサによって実行される処理において、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することは、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記目標上りリンクリソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信することを含む。
【0260】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することは、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止することと、前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することと、を含む。一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0261】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0262】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信する。
【0263】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止することと、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信することとがさらに実行される。
【0264】
一例では、機械可読命令がプロセッサによって実行されると、上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信することと、前記下りリンクリソースを介して前記SSBを受信する必要がない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することとがさらに実行される。
【0265】
一例では、プロセッサによって実行される処理において、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することは、設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得することであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ことと、基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得することと、各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することと、を含む。
【0266】
上記の方法と同じ発想に基づいて、本発明の一例は、いくつかのコンピュータ命令を記憶している機械可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ命令がプロセッサによって実行されると、本発明の上記例に開示されたデータ伝送方法が実施され得る。ここで、上記機械可読記憶媒体は、実行可能命令、データなどの情報を格納又は記憶することができる電子、磁気、光学、又は他の物理記憶装置であってもよい。例えば、機械可読記憶媒体は、RAM(Radom Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、ストレージドライブ(例えば、ハードディスクドライブ)、ソリッドステートドライブ、任意のタイプの記憶ディスク(例えば、光ディスク、dvdなど)、又は類似の記憶媒体、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0267】
上記実施例で説明したシステム、装置、モジュール又はユニットは、具体的には、コンピュータチップ、エンティティ、又は何らかの機能を有する製品によって実現されてもよい。典型的な実現デバイスはコンピュータであり、コンピュータの具体的な形態は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信デバイス、ゲーム機、タブレット、ウェアラブルデバイス、又はこれらのデバイスの任意のいくつかの組み合わせであってもよい。
【0268】
なお、説明の便宜上、上記の装置を説明する時に機能によって様々なユニットに分けてそれぞれ説明する。もちろん、本発明を実施する際に、各ユニットの機能を同一又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアで実現することも可能である。
【0269】
当業者であれば分かるように、本発明の実施例が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。従って、本発明は、ハードウェアだけからなる実施例、ソフトウェアだけからなる実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例なる形態を用いてもよい。さらに、本発明の実施例は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータで使用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用してもよい。
【0270】
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実現されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現するための装置が生成される。また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに特定の方法で作業するように指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、該コンピュータ可読メモリに記憶されている命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現する命令装置を含む製品が生成される。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードしてもよく、それにより、一連の動作ステップがコンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で実行されることで、コンピュータにより実施される処理が生成され、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定される機能を実現するためのステップが提供される。
【0271】
上記は、本発明の実施例に過ぎず、本発明を限定するために使用されるものではない。当業者にとって、本発明に対して様々な修正及び変更がなされ得る。本発明の趣旨と原理から逸脱せずに行った任意の修正、同等な置換、改善など、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるものとするべきである。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図2G
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-06-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局デバイスに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるステップと、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数であり、及び/又は、
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
全二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項4】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、又は、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、又は、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップと、をさらに含み、
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップ、又は、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含み、及び/又は、
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得するステップであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ステップと、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数であり、及び/又は、
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
半二重UEに適用されるデータ伝送方法であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項10】
前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記上りリンクチャネルによって占有される全ての上りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内になく、且つ前記上りリンクリソースが上りリンクシンボル又はFシンボル内にある場合、前記SBFD時間周波数リソース以外の前記上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップと、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分がFシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にある場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止するステップ、及び/又は、
前記上りリンクチャネルによって占有される一部の上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、且つ前記上りリンクリソースの残りの部分が下りリンクシンボル内にあり、且つ前記SBFD時間周波数リソース内のスロットが下りリンク時間周波数リソース内のスロットと重ならない場合、前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップと、を含み、
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得るステップは、
前記初期上りリンクデータから一部のデータを前記目標上りリンクデータとして選択するステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高チャネルコーディングレート処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップ、又は、
前記初期上りリンクデータに対して高次変調処理を行って前記目標上りリンクデータを得るステップを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソース及び下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースがいずれも前記SBFD時間周波数リソース内にある場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップ、又は、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含み、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップは、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、を含み、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含み、
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記SBFD時間周波数リソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、下りリンクチャネルによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、
又は、前記上りリンクリソースから下りリンクリソースによって占有されていない目標上りリンクリソースを選択し、目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースから上りリンクリソースによって占有されていない目標下りリンクリソースを選択し、目標下りリンクリソースにおいて下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含み、
目標上りリンクリソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
前記上りリンクチャネルに対応する初期上りリンクデータに対してレートマッチングを行って目標上りリンクデータを得、前記目標上りリンクリソースにおいて前記目標上りリンクデータを送信するステップを含み、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプ及び前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップは、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より高い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するステップと、
前記上りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度が前記下りリンクチャネルのチャネルタイプに対応するチャネル処理優先度より低い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、を含み、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプ又はPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがSSBタイプ又はPDCCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUCCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプ又はPDSCHタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがCSI-RSタイプである場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信し、
上りリンクチャネルのチャネルタイプがPUSCHタイプであり、下りリンクチャネルのチャネルタイプがPDSCHタイプである場合、
上りリンクチャネルが動的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルが半静的にスケジューリングされており、且つ下りリンクチャネルが動的にスケジューリングされている場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、
上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が動的にスケジューリングされている場合、又は上りリンクチャネル及び下りリンクチャネルの両方が半静的にスケジューリングされている場合、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より高ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度より低ければ、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップと、をさらに含み、
上りリンクチャネルに対応するサービス優先度が下りリンクチャネルに対応するサービス優先度と等しければ、
上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より早い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止し、上りリンクチャネルに対応する時間順序が下りリンクチャネルに対応する時間順序より遅い場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップ、又は、
ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信することを禁止するか、ランダムな順序に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して前記下りリンクチャネルに対応する下りリンクデータを受信するステップをさらに含み、
上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソース内にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースの外にあり、SSBによって占有される下りリンクリソースが前記SBFD時間周波数リソースと重なる場合、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信することを禁止し、前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信するステップ、又は、
前記下りリンクリソースを介して下りリンクチャネルに対応する前記SSBを受信し、前記下りリンクリソースを介して前記SSBを受信する必要がない場合、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップは、
設定済みの複数の上りリンクチャネルを取得するステップであって、前記複数の上りリンクチャネルは、SBFD時間周波数リソースにある上りリンクチャネル及び/又は上りリンク時間周波数リソースにある上りリンクチャネルを含む、ステップと、
基地局デバイスから、複数のSSBを含むSSBセット、及び前記複数のSSB間の比率関係を含むSSB比率構成を取得するステップと、
各上りリンクチャネルについて、前記SSBセット及び前記SSB比率構成に基づいて、前記上りリンクチャネルに対応する目標SSBを決定し、前記目標SSBに対応するマッチングビームに基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項9~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記SBFD時間周波数リソースは、半静的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、又は、前記SBFD時間周波数リソースは、動的に設定されたSBFD時間周波数リソースであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルは、動的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、又は、各上りリンクチャネルは、半静的にスケジューリングされたPUSCH又はPUCCHであり、及び/又は、
各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、初期に伝送される上りリンクデータであり、又は、各上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータは、繰り返し伝送されるK番目の上りリンクデータであり、Kは正の整数であり、及び/又は、
前記上りリンクデータは、接続状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、アイドル状態又は非アクティブ状態の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順中の上りリンクデータであり、又は、前記上りリンクデータは、ランダムアクセス手順が完了したが、再設定処理が完了していない上りリンクデータである、
ことを特徴とする請求項9~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
基地局デバイスに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから利用可能な時間周波数リソースを割り当てるための割り当てモジュールと、
前記利用可能な時間周波数リソースにおいて少なくとも1つの上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを受信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項16】
全二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記全二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項17】
半二重UEに適用されるデータ伝送装置であって、
サブバンド全二重SBFD時間周波数リソースが基地局デバイスによって上りリンク伝送又はフレキシブルFlexible伝送に設定された場合、前記SBFD時間周波数リソースから、基地局デバイスによって前記半二重UEのために割り当てられた利用可能な時間周波数リソースを取得するための取得モジュールと、
各上りリンクチャネルについて、前記上りリンクチャネルによって占有される上りリンクリソースと前記SBFD時間周波数リソースとの位置関係に基づいて、前記利用可能な時間周波数リソースにおいて前記上りリンクチャネルに対応する上りリンクデータを送信するための伝送モジュールと、を含む、
ことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項18】
プロセッサと機械可読記憶媒体とを含む電子デバイスであって、前記機械可読記憶媒体には、前記プロセッサによって実行可能な機械実行可能命令が記憶され、前記プロセッサは、機械実行可能命令を実行して、請求項1又は2に記載の方法を実施し、又は、請求項3~6のいずれか1項に記載の方法を実施し、又は、請求項9~12のいずれか1項に記載の方法を実施するために用いられる、
ことを特徴とする電子デバイス。
【国際調査報告】