(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-18
(54)【発明の名称】KV7.2阻害剤としての新規ヘテロアリール-尿素化合物
(51)【国際特許分類】
A61K 31/506 20060101AFI20241111BHJP
A61K 31/4439 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/44 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/4427 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/4433 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/444 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/497 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/443 20060101ALI20241111BHJP
C07D 405/14 20060101ALI20241111BHJP
C07D 401/04 20060101ALI20241111BHJP
C07D 213/84 20060101ALI20241111BHJP
C07D 213/64 20060101ALI20241111BHJP
C07D 405/12 20060101ALI20241111BHJP
C07D 213/61 20060101ALI20241111BHJP
C07D 413/04 20060101ALI20241111BHJP
C07D 213/40 20060101ALI20241111BHJP
C07D 401/12 20060101ALI20241111BHJP
C07D 493/08 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/505 20060101ALI20241111BHJP
C07D 239/34 20060101ALI20241111BHJP
A61K 31/50 20060101ALI20241111BHJP
C07D 237/14 20060101ALI20241111BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/14 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/22 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/28 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/08 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/04 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/06 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/02 20060101ALI20241111BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20241111BHJP
A61P 27/16 20060101ALI20241111BHJP
A61P 25/24 20060101ALI20241111BHJP
【FI】
A61K31/506
A61K31/4439
A61K31/44
A61K31/4427
A61K31/4433
A61K31/444
A61K31/497
A61K31/443
C07D405/14 CSP
C07D401/04
C07D213/84 Z
C07D213/64
C07D405/12
C07D213/61
C07D413/04
C07D213/40
C07D401/12
C07D493/08
A61K31/505
C07D239/34
A61K31/50
C07D237/14
A61P43/00 111
A61P25/14
A61P25/22
A61P25/28
A61P25/08
A61P25/04
A61P25/06
A61P25/02
A61P29/00
A61P25/00
A61P27/16
A61P25/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024529786
(86)(22)【出願日】2022-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-07-03
(86)【国際出願番号】 US2022050221
(87)【国際公開番号】W WO2023091554
(87)【国際公開日】2023-05-25
(32)【優先日】2021-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524187944
【氏名又は名称】アイカジェン・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】ICAGEN, LLC
(71)【出願人】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN-LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】弁理士法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】チャップマン,マーク
(72)【発明者】
【氏名】デービッドソン,ジェームス
(72)【発明者】
【氏名】ディビス,ニコラス・ガレス,モールス
(72)【発明者】
【氏名】ゲルラッハ,アーロン
(72)【発明者】
【氏名】グラハム,クリストファー,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ルブルトン,シルバン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ロンファ
(72)【発明者】
【氏名】マ,ニナ
(72)【発明者】
【氏名】メチン,イングリッド
(72)【発明者】
【氏名】マウリー,デイヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】ナガラジャン,カールティゲヤン
(72)【発明者】
【氏名】ナイル,アニル
(72)【発明者】
【氏名】ノークロス,ロジャー・ディヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】レドンド・ペナ,ロジェ・リュイ
(72)【発明者】
【氏名】サファロヴァ,アリョーナ
(72)【発明者】
【氏名】スミュルチナ,マーティン
【テーマコード(参考)】
4C086
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086AA04
4C086BC17
4C086BC36
4C086BC38
4C086BC41
4C086BC42
4C086BC48
4C086BC69
4C086CA01
4C086GA02
4C086GA07
4C086GA08
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA13
4C086MA17
4C086MA43
4C086MA52
4C086MA56
4C086MA57
4C086MA59
4C086MA60
4C086MA63
4C086MA66
4C086NA14
4C086ZA01
4C086ZA05
4C086ZA06
4C086ZA08
4C086ZA12
4C086ZA15
4C086ZA16
4C086ZA18
4C086ZA21
4C086ZA22
4C086ZA34
4C086ZC41
4C086ZC54
(57)【要約】
本発明は、一般式(I’):
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、Y
1、Y
2、Y
3およびnは本明細書で定義されるとおりである)を有する新しいヘテロ芳香族化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、該化合物を含む組成物、該化合物を製造するプロセス、および該化合物を使用する方法を提供する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I’):
【化608】
(式中、
Y
1は、CR
aまたはNであり、
Y
2は、CR
bまたはNであり、
Y
3は、CR
cまたはNであり、
ただし、Y
1、Y
2およびY
3の0または1のみがNであり、その他はCR
a、CR
b、またはCR
cであり、
R
a、R
bおよびR
cは、それぞれ、水素またはハロゲンから独立して選択され、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、4~6員シクロアルキルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、前記4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、前記ハロC
1~6アルコキシは、C
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシおよびSi(C
1~6アルキル)
3から選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびC
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物。
【請求項2】
式(I):
【化609】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1-6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、4~6員シクロアルキルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、前記4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、前記ハロC
1~6アルコキシは、C
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシおよびSi(C
1~6アルキル)
3から選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびC
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
式(I):
【化610】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物。
【請求項4】
式(I’)または(I)
(式中、
Y
1、Y
2は、CHであり、
Y
3は、CHまたはNから選択され、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ハロC
1~6アルキルおよびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、Si(C
1~6アルキル)
3およびフェニルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項5】
式(I’)または(I)
(式中、
Y
1、Y
2は、CHであり、
Y
3は、CHまたはNから選択され、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシまたは5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ハロC
1~6アルキルおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、Si(C
1~6アルキル)
3、およびフェニルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
式(I’)または(I)の前記化合物が、以下:
R
1が、
【化611】
であり、
R
6が、
【化612】
であり
nが2であり、R
4およびR
5が、(i)全て水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の第1の対内で両方が水素であり、かつR
4およびR
5の第2の対内で、一方が水素であり、他方がヒドロキシである、
の全てに当てはまる化合物を除外する、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
式(I’)もしくは(I)の前記化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、nが、0または1である、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項8】
式(I’)もしくは(I)の前記化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、R
6が、飽和単環式3~6員シクロアルキル、7~10員二環式縮合シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式3~6員シクロアルキル基、7~10員二環式縮合シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3およびハロC
1~6アルキルから選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項9】
式(I)の前記化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、R
6が、飽和単環式3~6員シクロアルキル、7~10員二環式縮合シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式3~6員シクロアルキル基、および7~10員二環式縮合シクロアルキルから選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記医薬組成物が、1つ以上の薬学的添加剤を更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
式(I’):
【化613】
(式中、
Y
1は、CR
aまたはNであり、
Y
2は、CR
bまたはNであり、
Y
3は、CR
cまたはNであり、
ただし、Y
1、Y
2およびY
3の0または1のみがNであり、その他はCR
a、CR
b、またはCR
cであり、
R
a、R
bおよびR
cは、それぞれ、水素またはハロゲンから独立して選択され、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1-6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、4~6員シクロアルキルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、前記4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、前記ハロC
1~6アルコキシは、C
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、独立して、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびヒドロキシから選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシおよびSi(C
1~6アルキル)
3から選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびC
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項12】
前記化合物が、式(I):
【化614】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1-6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、4~6員シクロアルキルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、前記4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、前記ハロC
1~6アルコキシは、C
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシおよびSi(C
1~6アルキル)
3から選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルおよびC
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)のものである、請求項11に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項13】
式(I):
【化615】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項14】
Y
1、Y
2が、CHであり、
Y
3が、CHまたはNから選択される、
請求項11~13のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項15】
R
1が、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3-5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、およびシアノC
1~6アルコキシから選択され、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記シクロアルキルアルコキシが、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよい、請求項11~14のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項16】
R
1が、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオおよびハロC
1~6アルキルから選択される、請求項11~15のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項17】
R
1が、シアノ、CHF
2O-、CHF
2S-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、CH
3CF
2-、CHF
2-、およびCF
3-から選択される、請求項11~15のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項18】
R
1が、CHF
2O-、CHF
2S-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、およびCF
3CH
2O-から選択される、請求項17に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項19】
R
1が、CHF
2O-またはCH
3CF
2O-である、請求項17または18に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項20】
R
1が、ハロゲンまたはハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される5員ヘテロアリールである、請求項11~14のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項21】
R
1が、非置換ピラゾリルまたは非置換イミダゾリルである、請求項20に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項22】
(i)R
2およびR
3の両方が水素であるか、または(ii)R
2およびR
3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC
1~6アルキルである、請求項11~21のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項23】
R
2およびR
3の一方が水素であり、他方がHOCH
2-、HOCH
2CH
2-、HOCH
2CH
2CH
2-、およびHOCH
2CH
2CH
2CH
2-から選択されるヒドロキシC
1~6アルキルである、請求項22に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項24】
前記ヒドロキシC
1-6アルキルが、HOCH
2-またはHOCH
2CH
2-である、請求項23に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項25】
R
2およびR
3の両方が水素である、請求項22に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項26】
nが0または1である、請求項11~25のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項27】
nが0である、請求項26に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項28】
nが1である、請求項26に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項29】
nが1であり、(i)R
4およびR
5の両方が水素であり、(ii)R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、またはC
1~6アルコキシである、請求項28に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項30】
R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がメチル(CH
3-)またはメトキシ(CH
3O-)である、請求項29に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項31】
R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がトリフルオロメチル(-CF
3)またはジフルオロメチル(-CHF
2)である、請求項29に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項32】
前記飽和単環式3~5員シクロアルキルが非置換シクロプロピルである、請求項29に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項33】
nが1であり、R
4およびR
5の両方が水素である、請求項29に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項34】
R
4およびR
5が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、請求項11~29のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項35】
R
6が、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、Si(C
1~6アルキル)
3およびフェニルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルが、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項11~34のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項36】
R
6が、5~12員のヘテロシクロアルキル、6員のヘテロアリールおよび3~10員のシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリールまたは前記シクロアルキルが、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項11~35のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項37】
R
6が、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、CF
3O-、CHF
2O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項36に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項38】
R
6が、Cl-、F-、CH
3-、CF
3-、シクロプロピル、CH
3O-、CF
3O-およびCHF
2O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項37に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項39】
R
6が、F-、CF
3-、CF
3O-およびCHF
2O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項37または38に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項40】
R
6が、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(前記架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式3~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキル;
d)フェニル;
e)C
1~6アルキル;
f)ハロC
1~6アルキル;
g)Si(C
1-6アルキル)
3
から選択され、 かつ、請求項35~39のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、
請求項35~39のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項41】
R
6が、以下:
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(前記架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;ならびに
c)飽和単環式3~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキル
から選択される、請求項40に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項42】
R
6が、以下:
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、CHF
2-、Si(CH
3)
3、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニル
から選択される、請求項35~41のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項43】
R
6が、以下:
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニル
から選択される、請求項35~42のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項44】
R
6が、以下:
【化616】
から選択される、請求項35~43のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項45】
R
6が、以下:
【化617】
から選択される、請求項44に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項46】
R
1が、CHF
2O-、非置換ピラゾリル、非置換イミダゾリル、CH
3O-、(CH
3)CF
2-、CN-、CHF
2-、CF
3-、CF
3CH
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
2H-S-から選択され、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、(i)R
4およびR
5が水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がシクロプロピルであるか、または(iii)R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がCF
3-、CHF
2、およびCH
2Fから選択されるか、または(iv)R
4およびR
5が、それらが結合する1個の炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R
6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびにシクロプロピル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキルから選択され、いずれも請求項35~39および44~45のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、請求項35~45のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項47】
R
1がCF
3CH
2O-、CHF
2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、(i)R
4およびR
5が水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がシクロプロピルであるか、または(iii)R
4およびR
5の一方が水素であり、他方がCF
3-、CHF
2、およびCH
2Fから選択されるか、または(iii)R
4およびR
5が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、R
6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびにシクロプロピル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキルから選択され、いずれも請求項34~38および43~44のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、請求項46に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項48】
R
1がCF
3CH
2O-、CHF
2O-および非置換イミダゾリルから選択され、R
2およびR
3が水素であり、nが0であり、R
6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびにシクロプロピル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキルから選択され、いずれも請求項34~38および43~44のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、請求項46または47に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項49】
R
1が、CF
3CH
2O-、またはCHF
2O-であり、R
6が1もしくは2個のF-もしくはCF
3-で置換されているか、またはR
6がCF
3-である、請求項46~48のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項50】
R
1がCHF
2O-であり、R
6が飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF
3-で置換されている、請求項49に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項51】
R
1がCHF
2O-であり、nが0または1であり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF
3-で置換されている、請求項35~49のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項52】
R
6が飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF
3-で置換されている、請求項51に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項53】
前記化合物が、以下から選択される、請求項11~52のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物:
【表78】
【請求項54】
前記化合物が、以下から選択される、請求項11~52のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物:
【表79】
【請求項55】
R
1がCHF
2O-であり、R
6が1または2個のF-で置換されている、請求項11~54のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項56】
本明細書の表1~9のいずれか1つに記載の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または本明細書の表1~9のいずれか1つに記載の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物。
【請求項57】
請求項11~56のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、ただし、前記化合物が、
【化618】
から選択されるものではない、請求項11~56のいずれか一項に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項58】
式(I)の化合物が、Kv7.2 EC
50<3μMおよび選択比Kv7.3_7.5/Kv7.2>10×を示す、請求項11~57のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項59】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項60】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、前記障害、疾患または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項61】
前記障害、疾患または能力障害が、注意欠陥多動性障害(ADHD)である行動障害である、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項62】
前記障害、疾患または能力障害が、うつである気分障害である、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項63】
前記障害、疾患または能力障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される神経発達障害である、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項64】
前記障害、疾患または能力障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される症候性発達障害である、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項65】
前記障害、疾患または能力障害が、広汎小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群およびてんかん性脳症から選択されるてんかんである、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項66】
障害、疾患または能力障害が、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される神経変性疾患である、請求項60に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項67】
経口、経鼻、非経口(静脈内(ボーラスおよび注入の両方)、筋肉内または皮下の注射による)、経皮、膣、頬側、直腸または局所投与モード、大槽内、腹腔内、などの全身投与または局所投与のための、経口もしくは経鼻スプレーとして、または吸入用の液体エアロゾルもしくは乾燥粉末としての、請求項59~66のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項68】
治療における使用のための、請求項11~58のいずれか一項に記載の化合物、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項69】
Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、請求項11~58のいずれか一項に記載の化合物、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項59~67のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項70】
Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法であって、治療有効量の、請求項11~58のいずれか一項に記載の化合物または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物または請求項59~67のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項71】
Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットであって、
a)請求項11~58のいずれか一項に記載の化合物、または請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項59~67のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物と、
b)使用説明書と、を含むキット。
【請求項72】
尿素形成が、以下の反応:
【化619】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項73】
R
1が、7~12員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択される、請求項72に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項74】
前記プロセスが、以下の反応工程:
【化620】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項75】
R
1がハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシおよびC
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシから選択され、R
2およびR
3が水素である、請求項74に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項76】
前記プロセスが、以下の反応工程の反応:
【化621】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項77】
R
1がハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、またはシアノC
1~6アルコキシから選択され、R
2がヒドロキシC
1~6アルキルであり、R
3が水素である、請求項76に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【請求項78】
請求項72~77のいずれか一項に記載のプロセスに従って製造される場合の、請求項11~58のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【請求項79】
上に記載したとおりの発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Kv7.2エンハンサー(または正のモジュレーター)として有用な新規化合物、特にピリジン化合物、それらの製造、該化合物を含む医薬組成物、キット、ならびにKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品としてのそれらの使用に関する。これらの障害、疾患、または能力障害は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択することができる。
【背景技術】
【0002】
カリウムチャネルファミリー7またはQは、ヒトにおいて遺伝子KCNQ1、KCNQ2、KCNQ3、KCNQ4、およびKCNQ5によってコードされる5つのタンパク質を含む。KCNQタンパク質は、膜電圧の変化に応答し、開いてカリウムイオンを細胞膜から流出させるホモ四量体チャネルおよびヘテロ四量体チャネルを形成する。ホモマーKv7.2チャネルならびにヘテロマーKv7.2およびKv7.3チャネルは、それらの固有の分布ならびに多くのCNSおよびPNS経路におけるニューロン興奮性の一次調節因子としての潜在的役割のために調査されている(Wang et al.,1998)。KCNQ2チャネルは、ニューロン静止膜電位、ニューロン発火のスパイク頻度適応、およびシナプス前放出を制御する。それらの機能の障害は、抑制性ニューロンにおいて排他的に失われた場合でさえ、ネットワークの不安定性をもたらす(Soh et al.,2018)。
【0003】
小児てんかんの有意な割合がKCNQ2変異と関連している(Lee et al.,2019)。ヒトの遺伝子研究では、KCNQ2のデノボ変異がてんかん性脳症(EE)への3番目に堅固な関連として特定されている(Zhao et al.,2020)。原発性または続発性EEにかかわらず、発作活動は臨床転帰を悪化させ、正常な神経発達を変化させる(von Deimling,Helbig and Marsh,2017)。小児てんかんは、認知、行動および神経障害(Waaler et al.,2000)を引き起こす小児200人に約1人((Simkin and Kiskinis,2018)が罹患する。特定の病原性KCNQ2変異の場合、ほとんどの個体が最終的に発作のない状態になるにもかかわらず、発達遅延が大部分の患者によって経験される(Kato et al.,2013)。Kv7チャネルの標的化は、抗てんかん薬の中で作用様式が異なるてんかんに対する遺伝的に検証された標的を提供する(Gunthorpe,Large and Sankar,2012)。Kv7.2エンハンサーは、EEに関与するニューラルネットワーク不安定性を処置することによって神経発達軌跡を変換する可能性を示す(Kessi et al.,2020)。
【0004】
てんかんと自閉症との関連は堅固であり(Srivastava and Sahin,2017)、環境要因と組み合わせて、多数の小さな遺伝的誘因によって引き起こされる収束表現型に由来する。KCNQ2は、自閉症スペクトラム障害(ASD)に関連する上位5つのイオンチャネルのうちの1つであり、ASDで知られている全てのデノボ変異の上位30のうちの1つである(Zhao et al.,2020)。
【0005】
ASDの別の明確な特徴である非典型的感覚処理(ASP)(Thye et al.,2018)もまた、双生児対照研究で見られる収束遺伝学によって推進される(Neufeld et al.,2021)。感覚感受性の増加に関与する生物学は、前臨床モデルで研究されている。そこでは、病理学的神経発生を最初に駆動する遺伝子操作にかかわらず、多感覚神経過興奮性が出現する。操作が感覚感受性をもたらすいくつかの遺伝子には、CNTNAP2(Penagarikano et al.,2011)、SHANK3(Holder and Quach,2016)およびGABRB3(Tanaka et al.,2012).が含まれる。Kv7.2エンハンサーは、ネットワーク安定性、神経情報処理、および感覚異常を正規化することによってASDにおける神経発達軌跡を修正する可能性を示し、最終的にASDにおける非定型の社会的および反復的行動の原因となる。KCNQ2ノックアウトマウスが反復的行動ならびに異常な探求行動および社会的行動を示すことも興味深い(Kim et al.,2019)。
【0006】
Kv7.2エンハンサーはまた、てんかんの有病率および影響のために、症候性神経発達障害においても有望性を示した(Budisteanu et al.,2020)。例えば、アンジェルマン症候群ではてんかんが一般的であり(>80%)、ほとんどが3歳前に始まる(Fiumara et al.,2010)。
【0007】
別の神経発達障害であるDup15q症候群(Dup15q)は、自閉症スペクトラム障害、てんかんおよび知的障害のかなりのリスクを付与する15番染色体の部分重複によって引き起こされる。Dup15q患者由来の人工多能性細胞は、KCNQ2異常を示し、pan-Kv7チャネルオープナーであるレチガビンは、それらの表現型を部分的に修正する(Fink et al.,2018)。てんかんはDup15qの中心であり、Kv7.2エンハンサーはこの神経発達障害を変換する可能性を示す。
【0008】
脆弱X症候群では、個体の約15%が、異常な感覚処理(McCullagh et al.,2020)と共にてんかん(Berry-Kravis,2002)を経験する。KCNQ2(Kv7.2遺伝子)は、げっ歯類モデルにおいて脆弱X精神遅滞タンパク質(FMRP)の非存在下でダウンレギュレートされる(Zhang et al.,2018)。したがって、Kv7.2エンハンサーは、てんかんと感覚処理の両方に作用することによって脆弱Xにプラスの影響を及ぼし得る。
【0009】
乳児てんかんは知的障害に関連し、KCNQ2デノボ変異は知的障害に有意に関連する(Zhao et al.,2020)。Kv7.2強化は、能力障害を悪化させる根底にある生物学に対処し得る。
【0010】
これらの全ての神経発達障害について、早期診断および正しい抗てんかん処置の特定は、神経発達軌跡の正常化を目指す戦略の中核にある。
【0011】
行動障害の中で、Kv7.2エンハンサーは、注意欠陥多動性障害(ADHD)ならびに大うつ病性障害(MDD、うつ)において有望性を示した。KCNQ2変異および軽度てんかん表現型を有する一部の患者は、認知遅延およびADHDを示す(Lee et al.,2019)。Kv7.2エンハンサーは、ADHDに関連するニューラルネットワークの不安定性および行動衝動性を処置することが示唆された。MDD空間において、レチガビン(Kv7オープナー)は、脳の報酬センターに作用することによって患者において抗うつ効果を示した(Tan et al.,2018)。レチガビンで観察された鬱病症候の有意な減少は、MDDの治療候補としてKv7.2エンハンサーを置く。
【0012】
疼痛感受性におけるKv7.2エンハンサーの治療可能性は、後根神経節におけるKv7.2チャネルの局在化および疼痛知覚におけるそれらの確立された役割によって支持される(Brown and Passmore,2009)。非選択的Kv7.2エンハンサーは、ヒト末梢軸索の興奮性の低下において有効性を示した(Lang et al.,2008)。レチガビンは、前臨床疼痛モデルにおいてある程度の有効性を既に示している(Korsgaard et al.,2005;Xu et al.,2010;Wu et al.,2017)。レチガビンはまた、片頭痛に関連する細胞脱分極の波である拡延性抑制の制御における有効性を示す(Aiba and Noebels,2021)。
【0013】
感覚異常の範囲内で、KCNQ2チャネルの異常な可塑性は、耳鳴りの誘発に強く関連している(Li,Choi and Tzounopoulos,2013)。この関連は、蝸牛におけるKv7.2チャネルの局在化(Jin et al.,2009)、およびどのようにして蝸牛損傷がKv7.2チャネルの閉鎖によって駆動されるニューロン興奮性に依存するか(Liu,Glowatzki and Fuchs,2015)に基づく。レチガビンは、前臨床モデルにおいて耳鳴りの発症を予防する(Li,Choi and Tzounopoulos,2013)。KCNQ2病態が適応症間でどのように関連しているかを裏付ける証拠として、耳鳴りおよび聴覚過敏が一般集団よりもASDにおいてより一般的であることを見出すことは興味深い(Danesh et al.,2015)。
【0014】
神経変性疾患では、慢性神経炎症状態における調節不全のK+恒常性が疾患進行の中心である。例えば、運動神経系(Hardiman et al.,2017)の致死的な神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、多様な遺伝学が運動ニューロン興奮毒性(Kanai et al.,2006;Pasinelli and Brown,2006)に収束し、具体的には軸索性過興奮性が生存を予測する(Kanai et al.,2012)。患者由来運動ニューロンは膜過興奮性を示し、ツール化合物レチガビン(pan-Kv7エンハンサー)は表現型を救済する(Wainger et al.,2014)。運動ニューロン興奮性は、疾患進行の原因である前駆症状性インビボシステム(Kuo et al.,2004)において早期に見出された。最近、レチガビンを用いたALSにおける臨床試験は、ALSの機能的バイオマーカーに対する有効性を示し(Wainger et al.,2021)、末梢神経障害から前臨床的に保護する(Nodera et al.,2011)。
【0015】
アルツハイマー病(AD)では、ニューロンの過興奮性およびネットワークの不安定性(Frere and Slutsky,2018)が、散発性ADのIPSCモデル(Ghatak et al.,2019)および遺伝的インビボモデル(Palop et al.,2007;Kazim et al.,2017;Styr and Slutsky,2018)の両方の初期の特徴である。ネットワークの不安定性は、タンパク質障害(Dolev et al.,2013;Frere and Slutsky,2018)を悪化させ、患者に結果をもたらす(Vossel et al.,2013;Lam et al.,2017)。
【0016】
運動ニューロンおよび皮質ニューロン変性は、異常なニューロン活性を減少させることによって有意に減速させることができるので、Kv7.2の増強は、そのような異常な活性を停止させ、疾患の神経変性軌跡を変化させる有効な方法であり得る。
【0017】
したがって、Kv7.2の活性を増強することは、Kv7.2に関連する疾患を処置または予防するための有望な戦略である。これらには、自閉症および脆弱Xのような神経発達障害、てんかん、知的障害、うつ病、注意欠陥多動性障害、運動ニューロン興奮性、疼痛、片頭痛、および感覚処理障害が含まれる。
【0018】
国際公開第2020/163268号は、KCNQ増強剤としてのピリジン尿素誘導体に関する。
【0019】
米国特許第5,384,330号は、薬剤耐性てんかんの処置のためのカリウムイオンチャネルKv7.2-Kv7.5(KCNQ2-KCNQ5)を調節する薬理学的に活性な1,2,4トリアミノベンゼン誘導体に関する。化合物は、忍容性の問題および他の副作用を示した。
【0020】
さらに、化学反応性代謝物を産生するための薬物の生物活性化は、重篤な特異体質性臨床有害反応を引き起こすほとんどの薬物がタンパク質に共有結合することができる反応性代謝物を形成するという観察のために、患者での使用を意図した薬物にとって望ましくない特性である(Park et al.,2011)。いくつかの反応性代謝物は、インビトロ実験において捕捉剤として使用される場合、グルタチオン(GSH)との付加物を形成することができる。したがって、ヒト肝ミクロソームにおけるGSH付加物の形成は、反応性代謝物(Dieckhaus et al.,2005;Brink et al.,2014)に対する生物活性化を受ける分子の可能性に関する貴重な情報を提供することができ、GSH付加物形成は、高い確率で肝ミクロソームタンパク質への共有結合レベルの増加につながるので、GSH付加物形成は、ヒト肝タンパク質への共有結合の代用マーカーとして更に役立ち得る(Evans et al.,2004)。したがって、インビトロで代謝活性化の条件下でヒト肝ミクロソーム中でインキュベートした場合にGSH付加物を形成しない化合物は、ヒトにおいて反応性代謝物形成のリスクが低いと考えられ得る(Brink et al.,2017)。
【0021】
今日まで、Kv7.2に作用する薬剤は、本明細書に記載の疾患、障害、または能力障害のいずれかの処置のために承認されておらず、したがって、治療上の利益を提供するKv7.2のモジュレーターが依然として必要とされている。さらに、他のKv7チャネルよりも高度に選択的なKv7.2の変調器を有することが有益であろう。例えば、効力、選択性および代謝安定性等の好ましい薬理学的特性の組み合わせを提供するKv7.2モジュレーターが必要とされている。
【0022】
したがって、本発明の目的は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、好ましくは代謝活性化の条件下でヒト肝ミクロソーム中でインキュベートした場合にGSH付加物を形成しにくい有益な傾向を示す、Kv7.2エンハンサー(または正のモジュレーター)として有用な好ましい薬理学的特性を有する選択的Kv7.2エンハンサーを提供することである。
【0023】
参考文献:
Aiba,I.and Noebels,J.L.(2021)”Kcnq2/Kv7.2 controls the threshold and bihemispheric symmetry of cortical spreading depolarization,” Brain:a journal of neurology.doi:10.1093/brain/awab141.
Berry-Kravis,E.(2002)”Epilepsy in fragile X syndrome,” Developmental medicine and child neurology.Wiley Online Library,44(11),pp.724-728.
Brown,D.A.and Passmore,G.M.(2009)”Neural KCNQ(Kv7)channels,” British journal of pharmacology,156(8),pp.1185-1195.
Brink,A.,et al.(2014);Rapid Commun.Mass Spectrom.,28,2695-2703.
Brink,A.,et al.(2017);Drug Discovery Today,22,751-756.
Budisteanu,M.et al.(2020)”Treatment of Epilepsy Associated with Common Chromosomal Developmental Diseases,” Open life sciences.Walter de Gruyter GmbH,15(1),pp.21-29.
Danesh,A.A.et al.(2015)”Tinnitus and hyperacusis in autism spectrum disorders with emphasis on high functioning individuals diagnosed with Asperger’s Syndrome,” International journal of pediatric otorhinolaryngology,79(10),pp.1683-1688.
von Deimling,M.,Helbig,I.and Marsh,E.D.(2017)”Epileptic Encephalopathies-Clinical Syndromes and Pathophysiological Concepts,” Current neurology and neuroscience reports,17(2),p.10.
Dieckhaus,C.M.,et al.(2005);Chem.Res.Toxicol.,18,630-8.
Dolev,I.et al.(2013)”Spike bursts increase amyloid-β 40/42 ratio by inducing a presenilin-1 conformational change,” Nature neuroscience,16(5),pp.587-595.
Evans,D.C.et al.(2004);Chem.Res.Toxicol.,17,3-16.
Fink,J.J.et al.(2018)”Hyperexcitable phenotypes in iPSC-derived neurons from patients with 15q11-q13 duplication syndrome,a genetic form of autism,” BioRxiv.biorxiv.org.Available at:https://www.biorxiv.org/content/10.1101/286336v1.abstract.
Fiumara,A.et al.(2010)”Epilepsy in patients with Angelman syndrome,” Italian Journal of Pediatrics,p.31.doi:10.1186/1824-7288-36-31.
Frere,S.and Slutsky,I.(2018)”Alzheimer’s Disease:From Firing Instability to Homeostasis Network Collapse,” Neuron,97(1),pp.32-58.
Ghatak,S.et al.(2019)”Mechanisms of hyperexcitability in Alzheimer’s disease hiPSC-derived neurons and cerebral organoids vs isogenic controls,” eLife,8.doi:10.7554/eLife.50333.
Gunthorpe,M.J.,Large,C.H.and Sankar,R.(2012)”The mechanism of action of retigabine(ezogabine),a first-in-class K+channel opener for the treatment of epilepsy,” Epilepsia,53(3),pp.412-424.
Hardiman,O.et al.(2017)”Amyotrophic lateral sclerosis,” Nature reviews.Disease primers,3,p.17071.
Holder,J.L.,Jr and Quach,M.M.(2016)”The spectrum of epilepsy and electroencephalographic abnormalities due to SHANK3 loss-of-function mutations,” Epilepsia,57(10),pp.1651-1659.
Jin,Z.et al.(2009)”Expression and localization of K channels KCNQ2 and KCNQ3 in the mammalian cochlea,” Audiology&neuro-otology,14(2),pp.98-105.
Kanai,K.et al.(2006)”Altered axonal excitability properties in amyotrophic lateral sclerosis:impaired potassium channel function related to disease stage,” Brain:a journal of neurology,129(Pt 4),pp.953-962.
Kanai,K.et al.(2012)”Motor axonal excitability properties are strong predictors for survival in amyotrophic lateral sclerosis,” Journal of neurology,neurosurgery,and psychiatry,83(7),pp.734-738.
Kato,M.et al.(2013)”Clinical spectrum of early onset epileptic encephalopathies caused by KCNQ2 mutation,” Epilepsia,54(7),pp.1282-1287.
Kazim,S.F.et al.(2017)”Early-Onset Network Hyperexcitability in Presymptomatic Alzheimer’s Disease Transgenic Mice Is Suppressed by Passive Immunization with Anti-Human APP/Aβ Antibody and by mGluR5 Blockade,” Frontiers in aging neuroscience,9,p.71.
Kessi,M.et al.(2020)”Intellectual Disability and Potassium Channelopathies:A Systematic Review,” Frontiers in genetics,11,p.614.
Kim,E.C.et al.(2019)”Heterozygous loss of epilepsy gene KCNQ2 alters social,repetitive,and exploratory behaviors,” Genes,Brain and Behavior.doi:10.1111/gbb.12599.
Korsgaard,M.P.G.et al.(2005)”Anxiolytic effects of Maxipost(BMS-204352)and retigabine via activation of neuronal Kv7 channels,” The Journal of pharmacology and experimental therapeutics,314(1),pp.282-292.
Kuo,J.J.et al.(2004)”Hyperexcitability of cultured spinal motoneurons from presymptomatic ALS mice,” Journal of neurophysiology.physiology.org,91(1),pp.571-575.
Lam,A.D.et al.(2017)”Silent hippocampal seizures and spikes identified by foramen ovale electrodes in Alzheimer’s disease,” Nature medicine,23(6),pp.678-680.
Lang,P.M.et al.(2008)”Retigabine reduces the excitability of unmyelinated peripheral human axons,” Neuropharmacology,54(8),pp.1271-1278.
Lee,I.-C.et al.(2019)”KCNQ2 mutations in childhood nonlesional epilepsy:Variable phenotypes and a novel mutation in a case series,” Molecular genetics&genomic medicine,7(7),p.e00816.
Li,S.,Choi,V.and Tzounopoulos,T.(2013)”Pathogenic plasticity of Kv7.2/3 channel activity is essential for the induction of tinnitus,” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America.National Academy of Sciences,110(24),pp.9980-9985.
Liu,C.,Glowatzki,E.and Fuchs,P.A.(2015)”Unmyelinated type II afferent neurons report cochlear damage,” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America,112(47),pp.14723-14727.
McCullagh,E.A.et al.(2020)”Mechanisms underlying auditory processing deficits in Fragile X syndrome,” FASEB journal:official publication of the Federation of American Societies for Experimental Biology.doi:10.1096/fj.201902435R.
Neufeld,J.et al.(2021)”A co-twin-control study of altered sensory processing in autism,” Autism:the international journal of research and practice,25(5),pp.1422-1432.
Ng,F.L et al.(2011).Expression and function of the K+channel KCNQ genes in human arteries.British Journal of Pharmacology,162(1),42-53.
Nodera,H.et al.(2011)”Neuroprotective effects of Kv7 channel agonist,retigabine,for cisplatin-induced peripheral neuropathy,” Neuroscience letters,505(3),pp.223-227.
Palop,J.J.et al.(2007)”Aberrant excitatory neuronal activity and compensatory remodeling of inhibitory hippocampal circuits in mouse models of Alzheimer’s disease,” Neuron,55(5),pp.697-711.
Park,B.K.,et al.(2011);Nat.Rev.Drug Discov,10,292-306.
Pasinelli,P.and Brown,R.H.(2006)”Molecular biology of amyotrophic lateral sclerosis:insights from genetics,” Nature reviews.Neuroscience,7(9),pp.710-723.
Penagarikano,O.et al.(2011)”Absence of CNTNAP2 leads to epilepsy,neuronal migration abnormalities,and core autism-related deficits,” Cell,147(1),pp.235-246.
Simkin,D.and Kiskinis,E.(2018)”Modeling Pediatric Epilepsy Through iPSC-Based Technologies,” Epilepsy currents / American Epilepsy Society,18(4),pp.240-245.
Soh,H.et al.(2018)”Deletion of KCNQ2/3 potassium channels from PV+interneurons leads to homeostatic potentiation of excitatory transmission,” eLife,7.doi:10.7554/eLife.38617.
Srivastava,S.and Sahin,M.(2017)”Autism spectrum disorder and epileptic encephalopathy:common causes,many questions,” Journal of neurodevelopmental disorders,9,p.23.
Styr,B.and Slutsky,I.(2018)”Imbalance between firing homeostasis and synaptic plasticity drives early-phase Alzheimer’s disease,” Nature neuroscience,21(4),pp.463-473.
Tan,A.et al.(2018)”Effects of the KCNQ channel opener ezogabine on functional connectivity of the ventral striatum and clinical symptoms in patients with major depressive disorder,” Molecular psychiatry.doi:10.1038/s41380-018-0283-2.
Tanaka,M.et al.(2012)”GABRB3,Epilepsy,and Neurodevelopment,” in Noebels,J.L.et al.(eds.)Jasper’s Basic Mechanisms of the Epilepsies.Bethesda(MD):National Center for Biotechnology Information(US).
Thye,M.D.et al.(2018)”The impact of atypical sensory processing on social impairments in autism spectrum disorder,” Developmental cognitive neuroscience.Elsevier,29,pp.151-167.
Vossel,K.A.et al.(2013)”Seizures and epileptiform activity in the early stages of Alzheimer disease,” JAMA neurology,70(9),pp.1158-1166.
Waaler,P.E.et al.(2000)”Prevalence,classification,and severity of epilepsy in children in western Norway,” Epilepsia,41(7),pp.802-810.
Wainger,B.J.et al.(2014)”Intrinsic membrane hyperexcitability of amyotrophic lateral sclerosis patient-derived motor neurons,” Cell reports,7(1),pp.1-11.
Wainger,B.J.et al.(2021)”Effect of Ezogabine on Cortical and Spinal Motor Neuron Excitability in Amyotrophic Lateral Sclerosis:A Randomized Clinical Trial,” JAMA neurology,78(2),pp.186-196.
Wang,H.S.et al.(1998)”KCNQ2 and KCNQ3 potassium channel subunits:molecular correlates of the M-channel,” Science.American Association for the Advancement of Science,282(5395),pp.1890-1893.
Wu,Z.et al.(2017)”Activation of KCNQ Channels Suppresses Spontaneous Activity in Dorsal Root Ganglion Neurons and Reduces Chronic Pain after Spinal Cord Injury,” Journal of neurotrauma,34(6),pp.1260-1270.
Xu,W.et al.(2010)”Activation of voltage-gated KCNQ/Kv7 channels by anticonvulsant retigabine attenuates mechanical allodynia of inflammatory temporomandibular joint in rats,” Molecular pain,6,p.49.
Zhang,F.et al.(2018)”Fragile X mental retardation protein modulates the stability of its m6A-marked messenger RNA targets,” Human molecular genetics.Oxford Academic,27(22),pp.3936-3950.
Zhao,G.et al.(2020)”Gene4Denovo:an integrated database and analytic platform for de novo mutations in humans,” Nucleic acids research.Oxford Academic,48(D1),pp.D913-D926.
【発明の概要】
【0024】
いくつかの態様において、式(I’):
【化1】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、Y
1、Y
2、Y
3、nおよびR
6は本明細書で定義されるとおりである)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物が本明細書で提供される。
【0025】
更なる態様において、本発明は、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0026】
更なる態様において、本発明は、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセスを提供する。
【0027】
更なる態様において、本発明は、本明細書に記載のプロセスに従って製造される場合の式(I’)の化合物、または溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0028】
更なる態様において、本発明は、治療活性物質として使用するための、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物を提供する。
【0029】
更なる態様において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物を提供する。
【0030】
更なる態様において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物の使用を提供する。
【0031】
更なる態様において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品を製造するための、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物の使用を提供する。
【0032】
更なる態様において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法であって、治療有効量の、式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物を投与することを含む方法を提供する。
【0033】
更なる態様において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットであって、
a) 式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物もしくは使用のための医薬組成物と、
b) 使用説明書と、を含むキットを提供する。
【0034】
更なる態様において、本発明は、上記の本発明を提供する。
【0035】
本明細書に記載される式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、例えば効力、選択性および代謝安定性等の好ましい薬理学的特性の組み合わせを提供する。妥当な代謝安定性は、20uL/分/mg未満のヒト肝臓ミクロソームクリアランスを有する化合物で最もよく達成される適切な薬理学的半減期を確実にするために重要である。Kv7ファミリー内の選択性は、本発明に記載の適応症に対する治療的可能性のない組織への作用を回避するために望ましい。例えば、骨格筋および平滑筋におけるKv7.4およびKv7.5への作用はヒト動脈の機能に影響を及ぼし、KCNQ2発現はこれらの組織では最小であるかまたは検出されない(Ng et al 2011)。
【0036】
上記と同じ実施形態が、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩について含まれる。
【化2】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、nおよびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
【発明を実施するための形態】
【0037】
定義
本発明の特定の態様、実施形態または実施例に関連して記載される特徴、整数、特色、化合物、化学的部分または基は、それらと両立しない場合を除き、本明細書に記載の任意の他の態様、実施形態または実施例に適用可能であると理解されるべきである。本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示された特徴の全て、および/またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程の全ては、そのような特徴および/または工程の少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせ得る。本発明は、本明細書に明示的に開示された任意の実施形態の詳細に限定されない。本出願に記載された任意の実施形態は、任意の他の実施形態と組み合わせることができる。本発明は、本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、および要約を含む)に開示された特徴の任意の新規なものもしくは任意の新規な組合せ、任意の実施形態、またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの任意の工程の任意の新規なものもしくは任意の新規な組合せに及ぶ。
【0038】
本明細書に記載の障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置に使用される場合、「投与する」、「投与される」、または「投与すること」は、任意の方法、例えば注入、吸入、注射、ペースト、坐剤、または錠剤等による患者または対象への本発明の化合物の提供を意味する。
【0039】
本明細書で使用される場合、「含む(including)」、「含む(containing)」、および「含む(comprising)」という用語は、その非制限的な意味において使用する。
【0040】
本開示で使用される冠詞「a」および「an」は、1つ、または、1つよりも多く(例えば、少なくとも1つ)の、その冠詞の文法的対象を指すことができる。例えば、「要素(an element)」とは、1つの要素、または、1つよりも多くの要素を意味することができる。
【0041】
本明細書に記載されるように、本開示の化合物は、「非置換」であってもよく、または1つ以上の置換基(例えば、1、2、3、4、または5)、例えば本明細書に一般的に示されるもの、もしくは本開示の特定のクラス、サブクラスおよび種によって例示されるもので「置換」されていてもよい。一般に、「置換された」という用語は、所与の構造中の水素原子を、特定の置換基で置き換えることを意味する。いくつかの実施形態において、2個以上の水素原子が、特定の置換基(例えば、2個の水素原子が1個のオキソ置換基で置き換えられている場合)で置き換えられる。本開示により想到される置換基の組み合わせは典型的には、安定した、または、化学的に適した化合物の形成により得られるものである。一実施形態において、任意に置換されていてもよい基は、1つの置換基を有する。別の実施形態において、任意に置換されていてもよい基は、2つの置換基を有する。別の実施形態において、任意に置換されていてもよい基は、3つの置換基を有する。別の実施形態において、任意に置換されていてもよい基は、本明細書に記載の置換基を有する。
【0042】
本明細書で使用される場合、「非置換」という用語は、明記した基が、列挙した部分(例えば、水素により価数が満たされる場合)を超えて置換基を有しないことを意味することができる。
【0043】
「有効量」または「治療有効量」という用語は、疾患、障害または能力障害の持続期間の重症度の低下、重症度の安定化、または1つ以上の徴候、症候もしくは原因の排除等の所望の治療結果をもたらすのに十分な、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または前述の医薬組成物の量を指す。治療的使用のために、有益なまたは所望の結果には、例えば、疾患、障害、または能力障害(生化学的、組織学的および/または行動的)に起因する1つ以上の症候を減少させること、その合併症および疾患、障害、または能力障害の発症中に提示される中間的な病理学的表現型を含むこと、疾患、障害、または能力障害に罹患している人の生活の質を高めること、疾患、障害、または能力障害を処置するために必要な他の薬物の用量を減少させること、別の薬物の効果を増強すること、疾患、障害、または能力障害の進行を遅延させること、および/または患者の生存を延長することが含まれ得る。
【0044】
「薬学的に許容され得る塩」という用語は、生物学的にまたは別様に望ましくないものではない、遊離塩基または遊離酸の生物学的有効性および特性を保持する塩を指す。塩は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、特に塩酸、ならびに有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、N-アセチルシステイン等により形成される。さらに、これらの塩は、無機塩基または有機塩基を遊離酸に添加することにより調製され得る。無機塩基から誘導される塩は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等を含むが、これらに限定されない。有機塩基から誘導される塩としては、第一級、第二級および第三級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リジン、アルギニン、N-エチルピペリジン、ピペリジン、ポリイミン樹脂等の塩が挙げられるがこれらに限定されない。
【0045】
本明細書で使用される場合、「添加剤」または「薬学的添加剤」という用語は、本明細書に記載の化合物または互変異性体もしくは薬学的に許容され得る塩)を有効成分として含有する錠剤等の、薬物または医薬組成物の製造に使用され得る任意の薬学的に許容され得る添加剤を指す。様々な物質が添加剤という用語に包含され得、それには、希釈剤、充填剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、流動促進剤、湿潤剤、コーティング、乳化剤または分散剤、圧縮/カプセル化助剤、クリームまたはローション、潤滑剤、非経口投与用溶液、チュアブル錠剤のための材料、甘味剤または香味料、懸濁剤/ゲル化剤、または湿式造粒剤として使用される任意の物質が含まれるが、これらに限定されない。崩壊剤とは、錠剤を体内で分解させ、吸収のために活性成分を放出させる、湿潤時に膨張および溶解する添加剤を指す。例としては、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム等の架橋ポリマー、およびデンプングリコール酸ナトリウムのような修飾デンプンが挙げられる。充填剤とは、バルク体積を増加させることによって錠剤のサイズを満たす添加剤を指す。充填剤は、最終製品が患者の取り扱いのための適切な容積を有することを可能にする。充填剤の例は、植物セルロース、ラクトース、デンプン、マンニトール等である。具体例としては、Pharmatose 200Mのようなラクトース一水和物、Avicel PH101またはAvicel PH102のような微結晶セルロース(MCC)、およびFast Flo 316(商標)のような噴霧乾燥ラクトースが挙げられる。結合剤は、錠剤中の成分を一緒に保持する添加剤を指す。結合剤は、錠剤および顆粒が必要な機械的強度で形成され得ることを確実にする。結合剤の例は、ポリビニルピロリドン(PV)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、セルロース、ソルビトールのような糖アルコール、ゼラチンのようなタンパク質およびPVPのようなポリマー、例えばコポビドン(PVP/VA64)、PEG等である。潤滑剤は、成分が一緒に凝集すること、および錠剤パンチまたはカプセル充填機に付着することを防止する添加剤を指す。潤滑剤はまた、錠剤の形成および放出が有効成分と壁との間で低い割合で起こり得ることを確実にする。潤滑剤の例は、タルクまたはシリカ等の鉱物、およびステアリン、ステアリン酸マグネシウム等の脂肪である。コーティングは、例えば、酢酸フタル酸セルロース、エチルセルロース、ジェランガム、マルトデキストリン、腸溶コーティング等を含み得、圧縮/カプセル化助剤としては、例えば、炭酸カルシウム、デキストロース、フルクトースdc(dc-「直接圧縮可能」)、ハチミツdc、ラクトース(無水物または一水和物;任意に、アスパルテーム、セルロースまたは微結晶セルロースと組み合わせて)、デンプンdc、スクロース等が挙げられる。クリームまたはローションには、例えば、マルトデキストリン、カラギーナン等が含まれる。チュアブル錠の材料としては、例えば、デキストロース、フルクトースdc、ラクトース(任意に、アスパルテームまたはセルロースと組み合わせた一水和物)等が挙げられる。懸濁剤/ゲル化剤としては、例えば、カラギーナン、デンプングリコール酸ナトリウム、キサンタンガム等が挙げられる。甘味料としては、例えば、アスパルテーム、デキストロース、フルクトースdc、ソルビトール、スクロースdc等が挙げられる。湿式造粒剤としては、例えば、炭酸カルシウム、マルトデキストリン、微結晶セルロース等が挙げられる。場合によっては、「添加剤」という用語は、薬学的に許容され得る担体を包含する。当業者は、患者の処置に使用される適切な医薬組成物およびそれらの製造方法を知っている。
【0046】
「患者」または「対象」という用語は、哺乳類と非哺乳類の両方を包含し得る。哺乳類の例としては、哺乳綱のいずれかのメンバー:ヒト;チンパンジー、サル、ヒヒ、または、アカゲザル、ならびに、他の類人猿およびサル種等の、非ヒト霊長類;ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、およびブタ等の家畜;ウサギ、イヌ、およびネコ等のコンパニオンアニマル;ラット、マウス、およびモルモット等のげっ歯類を含む実験動物等が挙げられるが、これらに限定されない。非哺乳類の例としては、鳥類、魚類等が挙げられるが、これらに限定されない。「患者」または、「対象」は、ヒトと動物の両方を含むことができる。いくつかの好ましい実施形態において、患者または、対象はヒトである。
【0047】
本明細書で使用される場合、「処置する」または「処置」という用語は、1つ以上の疾患、障害、もしくは能力障害の発症の延期を示すこと;1つ以上の疾患、障害、もしくは能力障害の発症を予防すること;および/または発症するであろう、もしくは発症すると予想される疾患、障害、もしくは能力障害の1つ以上の症候の重症度を軽減することを意味する。したがって、これらの用語は、1つ以上の既存の疾患、障害もしくは能力障害の症候を改善すること;1つ以上の更なる症候の予防;1つ以上の症候の根本原因を改善もしくは予防すること;疾患、障害もしくは能力障害を抑制すること、例えば、疾患、障害もしくは能力障害の発症を阻止すること;疾患、障害、もしくは能力障害を軽減すること;疾患、障害もしくは能力障害の退行を引き起こすこと;疾患、障害、もしくは能力障害によって引き起こされる症候を軽減すること;または疾患、障害もしくは能力障害の症候を停止もしくは緩和することを含み得る。
【0048】
本発明および開示の化合物は、溶媒和物として存在し得る。「溶媒和物」という用語は、溶質および溶媒によって形成される可変化学量論の錯体を指し得る。本開示の目的のためのこのような溶媒は、溶質の生物活性と干渉し得ない。好適な溶媒の例としては、水、MeOH、EtOH、およびAcOHが挙げられるが、これらに限定されない。水が溶媒分子である溶媒和物は、一般的に水和物と呼ばれる。水和物には、化学量論量の水を含有する組成物、および可変量の水を含有する組成物が含まれ得る。
【0049】
本明細書で使用される場合、「予防」という用語は、本明細書に記載の疾患、障害、または能力障害に罹患しているかまたは罹患しやすい可能性があるが、疾患、障害、または能力障害の臨床症候または不顕性症候をまだ経験または示していない患者または対象、特にヒトにおいて発症する疾患、障害、または能力障害の臨床症候の出現を予防または遅延することを含む。
【0050】
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、ある値を言及する場合、明記した量からの、例えば、いくつかの実施形態において±20%、いくつかの実施形態において±10%、いくつかの実施形態において±5%、いくつかの実施形態において±1%、いくつかの実施形態において±0.5%、および、いくつかの実施形態において±0.1%の変化を、そのような変化が、開示した方法を実施する、または開示した組成物を用いるのに適切であることを包含するものと意味される。
【0051】
値の範囲が提供される場合、文脈上明確に別段の指示がない限り、範囲の上限と下限との間の下限の単位の10分の1までの各介在値、およびその記載された範囲内の任意の他の記載された値または介在値は、本発明に包含されることが理解される。より小さい範囲に独立して含まれ得る、これらの小さい範囲の上限および下限もまた、記載された範囲内の任意の具体的に除外された限界に従うことを条件として、本発明に包含される。記載された範囲が限界の一方または双方を含む場合は、これらの包含された限界の一方または双方を除いた範囲もまた、本発明に含まれる。
【0052】
本明細書で使用される場合、数の範囲は連続した整数を含むことができる。例えば、「0~5」と表される範囲は、0、1、2、3、4および5を含む。
【0053】
「代謝物」は、特定の化合物またはその塩の体内での代謝により生成される生成物である。化合物の代謝物は、当該技術分野で既知の日常的な技術を用いて同定することができ、それらの活性は、本明細書に記載されるもののような試験を用いて決定することができる。かかる生成物は、例えば、投与される化合物の酸化、還元、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、酵素的切断等から生じることができる。したがって、本発明は、本発明の化合物を、その代謝生成物を生じるのに十分な期間、哺乳動物と接触させることを含む、プロセスにより生成される化合物を含む、本発明の化合物の代謝物を含む。
【0054】
「添付文書」という用語は、このような治療剤の適応症、使用法、投与量、投与、禁忌症についての情報、および/またはその使用に関する警告を含む、治療剤の商用のパッケージに通例含まれる使用説明書を指すように使用される。
【0055】
「本発明の化合物」および「本発明の化合物」および「化合物またはホルマリン(I’)」または「式(I)の化合物」という用語は、式(I’)または式(I)の化合物、式(I*)、(I**)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、表1~9から選択される化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、立体異性体、幾何異性体、互変異性体、代謝物、プロドラッグ、多形、およびそれらの混合物を含む。
【0056】
結合の末端にある記号「*」または結合を介して引かれた記号「---」はそれぞれ、官能基または他の化学部分がその一部である分子の残りの部分に結合する点を指す。したがって、例えば、
【化3】
示されているように、置換基が分子の残りの部分に結合していることを意味する。
【0057】
(別個の頂点で接続されているのとは対照的に)環系に引き込まれた結合は、結合が適切な環原子のいずれかに結合され得ることを示す。
【0058】
本明細書で使用される場合、「任意の」または「任意に」という用語は、続いて記載される事象または状況が起こり得るが、必ずしも起こる必要はないこと、また、その説明が、その事象または状況が起こる場合と起こらない場合とを含むことを意味する。例えば、「任意に置換されていてもよい」は、場合により置換された部分が、水素原子または置換基を組み込みんでもよいことを意味する。「任意に置換されていてもよい」とは、化合物が本明細書で定義されるように非置換または置換され得ることを意味する。「任意に置換されていてもよい」とは、所与の置換基が非置換であり得るか、または本明細書で定義され、異なる実施形態に列挙されている特定の置換基で更に置換され得ることを意味する。例えば、非限定的な例として、R6という表現は、1または2個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよいシクロブチルであってもよく、R6が非置換シクロブチルまたは1もしくは2個のC1~6アルキルで置換されたシクロブチルを含むことを意味する。
【0059】
「独立して」という用語は、本明細書では、同じ化合物内の同じまたは異なる定義を有する変数の有無に関係なく、任意の一例で変数が適用されることを示すために使用される。したがって、R”は2回出現し、「独立して炭素または窒素」として定義される化合物において、両方のR”は炭素であってもよく、両方のR”は窒素であってもよく、または一方のR”が炭素であってもよく、他方が窒素であってもよい。さらに、例えば、R2およびR3が水素およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択される化合物では、R2およびR3の両方が水素であり得るか、または両方がヒドロキシC1~6アルキルであり得るか、またはR2およびR3の一方が水素であり得、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり得る。
【0060】
本出願では、単位ul、uMol、C等は、μl、μMol、℃等を意味する。
【0061】
本出願では、本明細書に記載のR2/R3および/またはR4/R5によって形成される、「飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する」という表現において、「飽和単環式3~5員シクロアルキル」は、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、およびシクロペンチルから選択される任意に置換されていてもよいシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキル、例えばシクロプロピルは非置換である。
【0062】
本出願では、本明細書に記載のR2/R3および/またはR4/R5によって形成される、「飽和単環式3~6員シクロアルキルを形成する」という表現において、「飽和単環式3~6員シクロアルキル」は、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される任意に置換されていてもよいシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキル、例えばシクロプロピルは非置換である。
【0063】
本出願における「EC50」という用語は、以下のように定義される:化合物のアゴニスト効果は、本明細書に記載のインビトロアッセイで化合物を試験することによって決定することができ、それによって化合物の効果は、ある範囲の化合物濃度にわたって測定される。得られたデータを、典型的にはシグモイド関数に従う濃度応答曲線としてプロットし、化合物の濃度をx軸にプロットし、応答(アゴニスト効果)をy軸にプロットする。「EC50」という用語は「最大半量有効濃度」であり、所与のインビトロアッセイでその化合物について観察される最大応答(Emax)の50%を得るために必要な特定の化合物の濃度を表す。
【0064】
本発明の化合物は、1つ以上の立体異性体形態(例えば、それは1つ以上の不斉炭素原子を含有する)で存在し得る。個々の立体異性体(エナンチオマーおよびジアステレオマー)およびこれらの混合物は、本明細書に開示される主題の範囲内に含まれる。同様に、化合物または塩は、その式で示すもの以外の互変異性形態で存在することができ、これらもまた、本明細書にて開示する主題の範囲に含まれると理解されている。本明細書に開示される主題は、本明細書に記載される特定の群の組み合わせおよびサブセットを含むことを理解されたい。本明細書に開示されている主題の範囲には、立体異性体の混合物の他に、精製されたエナンチオマーまたはエナンチオマー的に/ジアステレオマー的に濃縮された混合物が含まれる。本明細書に開示される主題は、本明細書で定義される特定の群の組み合わせおよびサブセットを含むことを理解されたい。
【0065】
本発明の化合物は、数個の不斉中心を含み得、光学的に純粋なエナンチオマー、例えばラセミ体等のエナンチオマーの混合物、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性のラセミ体またはジアステレオ異性のラセミ体の混合物として存在し得る。
【0066】
Cahn-Ingold-Prelog則により、不斉炭素原子は、「R」または「S」配置のものであり得る。
【0067】
「キラル」という用語は、鏡像パートナーを重ね合せることができないという特性を有する分子を指し、一方、「アキラル」という用語は、それらの鏡像パートナー上に重ね合せることのできる分子を指す。ラセミ体とそのエナンチオマー成分とのキラル分離を行って、共重合体とジストマーとを分離し得る。
【0068】
「立体異性体」という用語は、同一の化学構成を有するが、空間内の原子または基の配置に関して異なる化合物を指す。
【0069】
「ジアステレオマー」は、2つ以上のキラル性の中心を有し、それらの分子が互いの鏡像でない立体異性体を指す。ジアステレオマーは、異なる物理的性質、例えば融点、沸点、分光特性および反応性を有する。ジアステレオマーの混合物は、クロマトグラフィ等の高分解能分析手順の下で分離され得る。
【0070】
「エナンチオマー」は、互いに重ね合せることのできない鏡像である、化合物の2つの立体異性体を指す。
【0071】
本明細書で使用される立体化学的な定義および慣例は、一般的に、S.P.Parker,Ed.,McGraw-Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw-Hill Book Company,New York;and Eliel,E.and Wilen,S.,”Stereochemistry of Organic Compounds”,John Wiley&Sons,Inc.,New York,1994.に従う。本発明の化合物は、非対称またはキラルの中心を含有してもよく、したがって、異なる立体異性体形態において存在する。ジアステレオマー、エナンチオマー、およびアトロプ異性体、ならびにそれらの混合物、例えばラセミ混合物を含むがこれらに限定されない本発明の化合物の全ての立体異性体形態は、本発明の一部を形成することが意図されている。あらゆる有機化合物が、光学的に活性な形態で存在し、すなわち、それらは、平面偏光の平面を回転させる能力を有する。光学活性化合物を説明する際、接頭辞DおよびL、またはRおよびSは、そのキラル中心(複数可)を中心とした分子の絶対配置を表すために使用される。接頭語dとlまたは(+)と(-)は、化合物による平面偏光の回転の符号を表すために使用され、(-)または1はその化合物が左旋性であることを意味する。接頭語(+)またはdを有する化合物は、右旋性である。所与の化学構造において、これら立体異性体は、互いの鏡像であることを除いて同一である。また、特定の立体異性体はエナンチオマーと称されることもあり、このような異性体の混合物をしばしばエナンチオマー混合物と呼ぶこともある。エナンチオマーの50:50混合物は、ラセミ混合物またはラセミ体と称され、これは、化学反応またはプロセスにおいて立体選択または立体特異性がなかった場合に生じ得る。
【0072】
「ラセミ混合物」および「ラセミ体」という用語は、2つのエナンチオマー種の等モル混合物を指し、光学活性がないものをいう。
【0073】
「互変異性体」または「互変異性形態」という用語は、低エネルギーバリアにより相互転換可能な、異なるエネルギーを持つ構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトトロピック互変異性体としても知られる)は、ケト-エノールおよびイミン-エナミン異性化等、プロトンの転位を介した相互転換を含む。原子価互変異性体は、いくつかの結合電子の再編成による相互変換を含む。
【0074】
個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーは化合物名によって以下の表に含まれており、これらの対応する構造はこれらから速やかに測定可能であると理解されるべきである。場合によっては、エナンチオマーまたはジアステレオマーは、それぞれの特性、例えばキラルHPLCでの保持時間またはその生物学的活性(例えば、実施例に更に記載される)によって同定され、1つ以上のキラル中心の絶対立体配置を任意に割り当てる(例えば、全てのキラル中心の立体化学が任意に割り当てられるか、または1つのキラル中心の立体化学が既知であり、残りのキラル中心が任意に割り当てられる等)。
【0075】
本発明のいくつかの実施形態において、可能なエナンチオマーのうちの1つのみが使用される。他の実施形態において、各成分に対して異なる割合を有する可能なエナンチオマーの混合物が使用される。
【0076】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられた1つ以上の原子をその中に有することによって同位体標識される。式(I’)もしくは(I)のそのような同位体標識(例えば、放射性標識)化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、本開示の範囲内であると考えられる。式(I`)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩に組み込むことができる同位体の例としては、それぞれ、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、およびヨウ素の同位体、例えば2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125Iが挙げられるが、これらに限定されない。特定の同位体標識された式(I`)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、例えば、放射性同位体を組み込むものは、薬物および/または基質組織分布研究において有用である。放射性同位体トリチウム、すなわち、3Hおよび炭素-14、すなわち、14Cは、それらの組込みの容易さおよび即時検出手段を考慮すると、この目的に対して特に有用である。例えば、本発明の化合物は、所与の同位体の1、2、5、10、25、50、75、90、95、または99%で濃縮し得る。
【0077】
3H、11C、18F、15Oおよび13N等の陽電子放出同位体による置換は、基質の受容体占有を検査するための陽電子放出断層撮影(PET)研究において有用であり得る。同位体標識された本発明の化合物は、一般的に、当業者に公知の従来の技法により、または前に用いられた同位体標識されていない試薬の代わりに適切な同位体標識された試薬を使用して、以下に記述される実施例に記載されるものに類似するプロセスにより調製され得る。
【0078】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明の化合物の薬学的に許容され得る塩、特に塩酸塩、フマル酸塩、乳酸塩(特にL-(+)-乳酸から誘導される)、酒石酸塩(特にL-(+)-酒石酸から誘導される)およびトリフルオロ酢酸塩から選択される薬学的に許容され得る塩を提供する。更なる特定の実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明の化合物を(すなわち、それぞれ「遊離塩基」または「遊離酸」として)提供する。
【0079】
本明細書における化合物式中の結合が非立体化学的様式(例えば、平らに)で描かれる場合、該結合が結合される原子は、全ての立体化学的可能性を含む。本明細書における化合物式中の結合が、定義された立体化学的様式(例えば、太字、太字くさび、破線、または破線くさび)で描かれる場合、立体化学的結合が結合される原子は、別段の記載がない限り、示される絶対立体異性体に富んでいることが理解されるべきである。一実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも51%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも80%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも90%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも95%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも97%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも98%であり得る。別の実施形態において、化合物は、描かれている絶対立体異性体の少なくとも99%であり得る。
【0080】
「アルキル」という用語は、1~6個の炭素原子、例えば、1、2、3、4、5、または6個の炭素原子の、一価または多価の、例えば、一価または二価の、直鎖または分岐の飽和炭化水素基(「C1-6アルキル」)を指す。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1~3個の炭素原子、例えば、1、2または3個の炭素原子を含む。メチル(CH3-)、エチル(CH3CH2-)、n-プロピル(CH3CH2CH2-)、2-プロピル(イソプロピル、(CH3)2CH2-)、n-ブチル(CH3CH2CH2CH2-)、イソ-ブチル((CH3)2CH2CH2-)、sec-ブチル(CH3CH(CH3)CH2-)、およびtert-ブチル((CH3)3C-)のいくつかの非限定的な例。アルキルの好ましいが非限定的な例は、tert-ブチル(CH3)3C-)またはメチル(CH3-)である。アルキルの好ましいが非限定的な例は、メチル(CH3-)である。アルキルの別の好ましいが非限定的な例は、tert-ブチル((CH3)3C-)である。
【0081】
「アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合した、上で定義されたアルキル基を指す。アルコキシ基は、1~6個の炭素原子(「C1~6アルコキシ」)、例えば、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルコキシ基は、1~4個の炭素原子を含む。更に他の実施形態において、アルコキシ基は、1~3個の炭素原子を含む。アルコキシ基のいくつかの非限定的な例としては、CH3O-(メトキシ)、CH3CH2O-(エトキシ)、CH3CH2CH2O-(n-プロポキシ)、および(CH3)3CO-(tert-ブトキシ)が挙げられる。アルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、メトキシ(CH3O-)である。
【0082】
本明細書で使用される場合、「C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ」という用語は、水素原子の少なくとも1つがC3~5シクロアルキル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ」は、アルコキシ基の1、2、または3個の水素原子がC3~5シクロアルキル基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ」は、アルコキシ基の1個の水素原子がC3~5シクロアルキル基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、アルコキシ基は1個のC原子を含む。好ましいが限定されない例は、2-シクロプロピルメトキシおよび2-シクロブチルメトキシである。
【0083】
本明細書で使用される場合、「シアノC1~6アルコキシ」という用語は、水素原子の少なくとも1つがシアノ基によって置き換えられたアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノC1~6アルコキシ」は、アルコキシ基の1、2、または3個の水素原子がシアノ基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノC1~6アルコキシ」は、アルコキシ基の1つの水素原子がシアノ基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、アルコキシ基は1個のC原子を含む。一実施形態において、「シアノC1~6アルコキシ」は、NC-CH2O-、NC-CH2CH2O-、およびNCCH2CH2CH2O-から選択される。好ましい実施形態において、シアノC1~6アルコキシはNC-CH2O-である。好ましいが限定されない例は、NC-CH2O-である。好ましい例は、構造NC-CH2O-を有する2-シアノメトキシである。
【0084】
「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)、またはヨード(I)を指す。好ましくは、「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)を指す。「ハロゲン」または「ハロ」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。
【0085】
本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」という用語は、3~10個の環炭素原子の単環式または多環式、飽和または部分的に不飽和の非芳香族3~10員単環式または多環式炭化水素基(「C3~10シクロアルキル」)を指す。好ましい実施形態において、シクロアルキルは4~10員シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、4~10員のシクロアルキル基は、単環式または二環式である。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は、3~5個または4~6個の環炭素原子、例えば、3、4または5個の飽和単環式3~5または4~6員炭化水素基である。または4個、5個もしくは6個の炭素原子を含む。好ましい実施形態において、飽和単環式3~6または4~6員シクロアルキルは、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、1個または2個の非芳香族二重結合を含む。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、1個の非芳香族二重結合を含む。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、1つの非芳香族二重結合を有する単環式4~6員シクロアルケニル基である。いくつかの実施形態において、シクロアルケニルは、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルから選択される。多環式および二環式シクロアルキル基は、縮合または架橋多環式または二環式部分を含むことができ、各環は飽和または部分不飽和の非芳香族炭化水素である。シクロアルキルは、共通の2個の炭素原子を有する2個の飽和炭素環からなる4~10員架橋シクロアルキル部分を指す二環式シクロアルキルを含み、すなわち、2個の環を分離する架橋は、単結合または1個もしくは2個の環原子の鎖のいずれかである。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、2個の脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである。好ましい一実施形態において、シクロアルキルは、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式3~6もしくは4~6員シクロアルキル基、6員シクロアルケニル基、または7~10員二環式縮合シクロアルキルから選択される。特に好ましい一実施形態において、シクロアルキルは、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル基、または7~10員二環式縮合シクロアルキルから選択される。いくつかの例では、4~10員架橋シクロアルキルは、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンタンから選択される。いくつかの例では、2つの脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル、ビシクロ[3.2.2]オクタニルおよびヘキサヒドロペンタレニルから選択される。場合によっては、シクロアルキルは、二環式または多環式スピロシクロアルキル環系を含まない。シクロアルキルのいくつかの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アダマンタン、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニルおよびヘキサヒドロペンタレニルならびにオクタヒドロペンタレンが挙げられる。他の例は、本出願の表に見出すことができる。
【0086】
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロシクリル」は、炭素および5~12員ヘテロシクロアルキルを形成する少なくとも1つの環ヘテロ原子を含む非芳香族、単環式または多環式環系を指す。複素環は、例えば、Paquette,Leo A.;”Principles of Modern Heterocyclic Chemistry”(W.A.Benjamin,New York,1968),particularly Chapters 1,3,4,6,7,and 9;”The Chemistry of Heterocyclic Compounds,A series of Monographs”(John Wiley&Sons,New York,1950 to present)、特に第13巻、第14巻、第16巻、第19巻、および第28巻、ならびにJ.Am.Chem.Soc.(1960)82:5566に記載されている。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロ原子は、N原子、O原子、およびS原子からなる群から独立して選択される。いくつかの実施形態において、ヘテロ原子は、O原子である。ヘテロシクロアルキル基は、飽和または部分的に不飽和であってもよく、特に明記しない限り、5、6、7、8、9、10、11、12個またはそれを超える環原子を含んでいてもよく、環原子は、1つ以上の環における炭素原子およびヘテロ原子の合計を指す(例えば、5員、6員、7員、8員、9員、10員、11員または12員ヘテロシクロアルキルである)。ヘテロシクロアルキルは、1~5個の環ヘテロ原子、1~4個のヘテロ原子、1~3個の環ヘテロ原子、1または2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を含む基を含み得る。いくつかの実施形態において、1個の環原子は、O原子である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、単環式4~6員ヘテロシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、例えば多環式縮合系として、1個の環、2個の環、3個の環、4個の環またはそれを超える環を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、2個の脂肪族環を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、1個の環は1個のO原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環または2つの脂肪族環を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、1つの環は1つのO原子または1つのN原子、例えばジヒドロクロメニルを含む。いくつかの実施形態において、二環式縮合ヘテロシクロアルキルは、1個または2個の非芳香族二重結合を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、1個の非芳香族二重結合を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、2個の脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、1個の環は、1個のO原子または1個のN原子を含み、例えば、構造
【化4】
を有するシクロペンタ[c]ピロリルまたは例えば構造
【化5】
を有するヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラン-6a-イルである。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、7~10員架橋ヘテロ系を含み、架橋は、例えばその構造
【化6】
を有するO原子、例えばオキサビシクロ[2.2.1]ヘプタニルを含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香環を含み、1つの環が1つのO原子を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルから選択される。いくつかの特定の好ましい実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、5~12員ヘテロシクロアルキルから選択され、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)である。場合によっては、ヘテロシクロアルキルは、二環式または多環式スピロヘテロシクロアルキル環系を含まない。ヘテロシクロアルキルの好ましいが限定されない例としては、オキセタニル、ジヒドロクロメニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニルが挙げられる。他の例は、本出願の表に見出すことができる。
【0087】
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリルオキシ」は、4~6員ヘテロシクロアルキル基が-O-に結合してアルコキシ基を形成するC1~6アルコキシ基を指す。好ましくは、まだ限定されない例は、オキセタニルオキシ(具体的にはオキセタン-3-イルオキシ)である。
【0088】
本明細書で使用される場合、「C
1~6アルキル-6員シクロアルケニル」は、6員ヘテロシクロアルキル基がアルキル基に結合しているC
1~6アルキル基を指す。好ましくは、まだ限定されないが、例は、
【化7】
である。
【0089】
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの環ヘテロ原子を含む5または6員の単環式芳香族基を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロ原子は、N原子、O原子、およびS原子からなる群から独立して選択される。環原子の数は、1つの環における炭素原子およびヘテロ原子の合計を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは、2個のN原子を有する5員または6員の単環式芳香族基である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは、1個のN原子を含む5または6員単環式芳香族基である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは、1個のN原子および1個のO原子を含む5または6員の単環式芳香族基である。5員ヘテロアリール基の例としては、ピロリルピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、トリアゾリルまたはフラニルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの好ましい実施形態において、5員ヘテロアリールは、ピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルである。いくつかのより好ましい実施形態において、5員ヘテロアリールは、ピラゾリルまたはイミダゾリルである。6員ヘテロアリール基の例としては、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニルまたはピリダジニルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかのより好ましい実施形態において、6員ヘテロアリールは、ピラジニル、ピリジニルまたはピリミジニルである。
【0090】
「シアノ」という用語は、-CN(ニトリル)基を指す。
【0091】
「オキソ」という用語は=0基を指す。
【0092】
「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」という用語は、OH基を指す。
【0093】
「ハロアルキル」という用語は、1~6個のC原子を有するC1~6アルキル基を指し、アルキル基の水素原子の少なくとも1個は、1つ以上のハロゲン原子によって置き換えられている。好ましくは、「ハロアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がハロゲン原子によって置き換えられているアルキル基を指し、すなわち、ハロアルキルは、モノハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、ペルハロアルキル等を含む。ハロゲン原子は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)であり得る。「ハロゲン」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。より好ましくは、ハロアルキルはフルオロ(F)で置換されている。上記のように、アルキル部分は直鎖または分岐鎖であり得る。ハロアルキルの好ましいが非限定的な例は、(CH3)2FC-(1-フルオロ-イソプロピル)、CF3CH2-(2,2,2-トリフルオロエチル)、CH3CF2-(1,1-ジフルオロエチル)、CF3-(トリフルオロメチル)、CH2F-(フルオロメチル)またはCHF2-(ジフルオロメチル)である。(CH3)2CF-(1-フルオロ-イソプロピル)が特に好ましい。
【0094】
本明細書で使用される場合、「ハロアルコキシ」は、水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子によって置き換えられているC
1~6アルコキシ基を指す。好ましくは、「ハロアルコキシ」は、アルキル基の1、2、または3個の水素原子がハロゲン原子によって置き換えられているアルコキシ基を指し、すなわち、ハロアルコキシには、モノハロアルコキシ、ジハロアルコキシ、トリハロアルコキシ、ペルハロアルコキシ等が含まれる。ハロゲン原子は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)であり得る。「ハロゲン」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。より好ましくは、ハロアルキルはフルオロ(F)で置換されている。ハロアルコキシのアルキル部分は、上記のように直鎖または分岐であり得、ハロアルコキシは、例えば、以下の構造を有する:
【化8】
ハロアルコキシの好ましいが非限定的な例は、CHF
2O-、CH
2FO-CF
3CH
2O-、CF
2HCH
2O-、CH
3CF
2CH
2O-、およびCH
3CFHCH
2O-、CH
3CF
2CH
2O-、CF
3CH(CH
3)O-、またはFCHCH
2CHFCH
2O-である。
【0095】
本明細書で使用される場合、「ハロアルキルチオ」は、ハロC
1~6アルキル基を含むチオ基を指す。好ましくは、「ハロアルキルチオ」は、アルキル基の1、2、または3個の水素原子がハロゲン原子によって置き換えられているアルキルチオ基を指し、すなわち、ハロアルキルチオには、モノハロアルキルチオ、ジハロアルキルチオ、トリハロアルキルチオ、ペルハロアルキルチオ等が含まれる。ハロゲン原子は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)であり得る。「ハロゲン」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。より好ましくは、ハロアルキルはフルオロ(F)で置換されている。ハロアルキルチオのアルキル部分は、上記のように直鎖または分岐であり得る。ハロアルコキシの好ましいが非限定的な例は、CHF
2S-、CH
2FS-CF
3CH
2S-、CF
2HCH
S-、CH
3CF
2CH
2S-、およびCH
3CFHCH
2S-である。特に好ましい例は、以下の構造を有する:
【化9】
【0096】
「ヒドロキシアルキル」という用語は、1~6個のC原子を有するC1~6アルキル基を指し、アルキル基の水素原子の少なくとも1つが1つ以上のヒドロキシによって置き換えられている。好ましくは、「ヒドロキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がヒドロキシによって置き換えられているアルキル基を指し、すなわち、ヒドロキシアルキルには、モノヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、トリヒドロキシアルキル、ペルヒドロキシアルキル等が含まれる。より好ましくは、「ヒドロキシアルキル」は、1個の水素原子がヒドロキシによって置き換えられているC1~6アルキル基を指す。ヒドロキシアルキルのアルキル部分は、上記のように直鎖または分岐であり得る。ヒドロキシアルキルの特に好ましいが限定されない例は、HOCH2-(ヒドロキシメチル)、HOCH(CH3)-、HOCH2CH2-(ヒドロキシエチル)、HOCH2CH2CH2-(n-ヒドロキシプロピル)およびHOCH2CH2CH2CH2-(n-ヒドロキシブチル)である。
【0097】
本明細書で使用される場合、「気分障害」という用語は、主に人の感情状態に影響を及ぼす精神的健康問題に関する。それは、人が長期間にわたって極端な幸福、極端な悲しみまたはその両方を経験する障害である。最も一般的な気分障害の2つは、うつ病および双極性障害である。
【0098】
本明細書で使用される場合、「うつ」という用語は、持続的な悲しみの感情および興味の喪失を引き起こす気分障害に関する。大うつ病性障害(MDD)としても知られている。
【0099】
「行動障害」という用語は、少なくとも6ヶ月間続き、学校、家庭および社会的状況において問題を引き起こす子供の破壊的行動のパターンを伴う障害に関する。行動障害は、少なくとも6ヶ月間持続し、学校、家庭および社会的状況において問題を引き起こす子供の破壊的行動のパターンを伴う。最も重要な行動障害は、「注意欠陥多動性障害」(ADHD)である。
【0100】
本明細書で使用される場合、「注意欠陥多動性障害」(ADHD)という用語は、不注意、または過剰な活動および衝動によって特徴付けられる行動障害に関する。ADHDは、一般集団よりもてんかん患者においてより頻繁に起こる。ADHDの小児は発作のリスクが高く、ADHDの小児の約14%が発作を発症する。
【0101】
本明細書で使用される場合、「発達障害」または「神経発達障害」という用語は、身体、学習、言語、または行動領域の障害によって引き起こされる症状の群に関する。これらの症状は、発達期間中に始まり、日常的な機能に影響を与える可能性があり、人の生涯にわたって続く可能性がある。神経発達障害の例には、自閉症スペクトラム障害(「ASD」)および症候性発達障害が含まれる。
【0102】
本明細書で使用される場合、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」という用語は、社会的交流およびコミュニケーションの困難さ、ならびに思考および行動の制限されたまたは反復的なパターンを特徴とする、様々な重症度の発達障害に関する。ASDは、主に特発性であるが症候性の形態も包含し、診断および統計マニュアルバージョン5(DSM V)に従って現在診断されている。
【0103】
本明細書で使用される場合、「症候性発達障害」という用語は、臨床的に定義された体細胞異常パターンおよびASDを含み得る神経行動表現型を有する発達障害に関する。診断は、典型的には、標的遺伝子検査によって確認される。症候性発達障害の例としては、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群が挙げられる。
【0104】
本明細書で使用される場合、「Dup15q症候群」または「Duq15q」という用語は、染色体15q11.2-q13.1重複症候群の一般名に関する。これは、15番染色体の部分重複によって引き起こされる症候性発達障害であり、自閉症スペクトラム障害、てんかんおよび知的障害の強いリスクを付与する。
【0105】
本明細書で使用される場合、「脆弱X症候群」(FXS)という用語は、軽度から中等度の知的障害を特徴とする遺伝性障害に関する。この障害は、典型的には、X染色体上のFMR1(脆弱X精神遅滞1)遺伝子内のCGGトリプレット反復の拡大によって引き起こされる。
【0106】
本明細書で使用される場合、「アンジェルマン症候群」という用語は、人の母親から遺伝した15番染色体の一部の機能の欠如により主に神経系に影響を及ぼす遺伝性障害に関する。この症状の特徴的な特徴としては、発達遅延、知的障害、重度の音声障害、ならびに運動およびバランスの問題(運動失調)が挙げられる。ほとんどの罹患小児は再発性発作(てんかん)も有する。
【0107】
本明細書で使用される場合、「知的障害」(ID)という用語は、著しく損なわれた知的および適応機能を特徴とする全般性神経発達障害に関する。これは、日常生活に影響を及ぼす複数の適応行動の欠損に加えて、70未満のIQによって定義される。IDは、一般的な学習障害としても知られており、以前は精神遅滞(MR)として知られていた。
【0108】
本明細書で使用される場合、「てんかん」という用語は、脳内の異常な電気的活動に関連する感覚障害、意識消失、または痙攣の突然の再発エピソードを特徴とする神経障害に関する。てんかんの例には、広範な小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群およびてんかん性脳症が含まれる。
【0109】
本明細書で使用される場合、「神経変性疾患」という用語は、ニューロンの死を含む、ニューロンの構造または機能の進行性喪失に関連する疾患に関する。神経変性疾患の例には、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患が含まれるが、これらに限定されない。
【0110】
本明細書で使用される「運動ニューロン疾患」という用語は、運動ニューロンに選択的に影響を及ぼす一群の稀な神経変性障害に関する。運動ニューロン疾患の例には、筋萎縮性側索硬化症(ALS)が含まれるが、これらに限定されない。
【0111】
本明細書で使用される場合、「疼痛」という用語は、実際のまたは潜在的な組織損傷に関連する不快な感覚的および感情的経験に関する。疼痛の例としては、侵害受容性疼痛、慢性疼痛(特発性疼痛を含む)、化学療法誘発性神経障害を含む神経障害性疼痛、幻肢痛、および心因性疼痛が挙げられるが、これらに限定されない。
【0112】
本明細書で使用される場合、「片頭痛」という用語は、数時間または数日間にわたって拍動痛または拍動痛を引き起こす中等度から重度の頭痛障害に関する。
【0113】
本明細書で使用される場合、「耳鳴り」という用語は、対応する外部音が存在しないときの音の知覚によって特徴付けられる症候に関する。
【0114】
本明細書に記載される任意の疾患、障害または障害には、そのような疾患、障害または能力障害に関連する任意の状態または症状も含まれる。
【0115】
本発明の化合物
OpenEye Lexichem、バージョン1.2.0、OpenEye Scientific Software、Santa Fe、NM、米国;www.eyesopen.com.を使用して、化合物構造の全ての化合物名を生成した。
【0116】
nが0である式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する本発明の全ての実施形態において、それぞれの炭素原子ならびにそれぞれの置換基R4およびR5は存在しない。
【0117】
式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する本発明のいくつかの実施形態において、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、本明細書に記載の飽和単環式シクロアルキルとして形成しない。
【0118】
nが1である式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する本発明のいくつかの実施形態において、置換基R4またはR5はヒドロキシであり得ない。
【0119】
nが2または3である式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する本発明の全ての実施形態において、2対または3対のR4/R5は、本明細書に記載されるように同一であっても異なっていてもよい。
【0120】
本発明は、式(I’):
【化10】
Y
1は、CR
aまたはNであり、
Y
2は、CR
bまたはNであり、
Y
3は、CR
cまたはNであり、
(ただし、Y
1、Y
2およびY
3の0または1のみがNであり、その他はCR
a、CR
b、またはCR
cであり、
R
aは、水素またはハロゲンであり、
R
bは、水素またはハロゲンであり、
R
cは、水素またはハロゲンであり、
式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、nおよびR
6は、本明細書に記載のとおりであり、例えば請求項1に記載のとおりである)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0121】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、Y
1、Y
2およびY
3の0がNである式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。この実施形態において、Y
1、Y
2、およびY
3は、CR
a、CR
bまたはCR
cである。この実施形態において、式(I’)の化合物は、構造:
【化11】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、nおよびR
6は、本明細書に記載のとおりである)を有する式(I)のものである。
【0122】
一実施形態において、本発明は、Y1、Y2、またはY3の1つがNである式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。この実施形態において、Y1、Y2、およびY3の他のものは、CRa、CRbまたはCRcである。
【0123】
一実施形態において、本発明は、Y1のみがNである式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。この実施形態において、Y2およびY3は、CRbまたはCRcである。
【0124】
一実施形態において、本発明は、Y2のみがNである式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。この実施形態において、Y1およびY3は、CRaまたはCRcである。
【0125】
一実施形態において、本発明は、Y3のみがNである式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。この実施形態において、Y1およびY2は、CRaまたはCRbである。
【0126】
【0127】
Y1、Y2およびY3に関する本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示された特徴および実施形態の全て、および/またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程の全ては、そのような特徴および/または工程の少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせ得る。
【0128】
一実施形態において、本発明は、式(I*):
【化12】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
R
7は、ハロゲンであり、
mは、0、1、2または3である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0129】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化13】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、またはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、4~6員シクロアルキルは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、ハロC
1~6アルコキシは、C
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキル、C
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0130】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化14】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、4~6員シクロアルキルは、ハロゲンから独立して選択される1個、2個または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、ハロC
1~6アルコキシはC
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシ、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキル、C
2~6アルキニルアルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0131】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化15】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル-6員シクロアルケニル、C
1~6アルキル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、またはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、オキソおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0132】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化16】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキルから独立して選択され、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロ
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0133】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化17】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシ、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0134】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化18】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0135】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化19】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、およびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、またはヘテロシクリルオキシは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0136】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化20】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化21】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0137】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化22】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化23】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0138】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化24】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化25】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0139】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化26】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロ
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化27】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0140】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化28】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化29】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0141】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化30】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化31】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0142】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化32】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
ただし、
【化33】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0143】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化34】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、CHF
2O-、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシ、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0144】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化35】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、CHF
2O-、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
(ただし、
【化36】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0145】
本発明のいくつかの実施形態において、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成しない。
【0146】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化37】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、およびハロC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0147】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化38】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、およびハロC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0148】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化39】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルチオ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、またはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される3~10員シクロアルキル;
d)フェニル;ならびに
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0149】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化40】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、またはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0150】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化41】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、またはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0151】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0152】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化42】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、またはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
n0、1、または2であり;
(ただし、
【化43】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0153】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0154】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化44】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0155】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0156】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化45】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化46】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0157】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化47】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、およびヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0158】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化48】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、およびヒドロキシC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0159】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化49】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、Cl-、F-、CH
3-、およびCF
3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0160】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0161】
いくつかの特に好ましい実施形態において、R6は2個のF-で置換されている。
【0162】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化50】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員の縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH
3)
2CF-、6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたは6員ヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化51】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0163】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0164】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロ1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
【0165】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
【0166】
いくつかの好ましい実施形態において、R
6は2個のF-で置換されている。
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化52】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員の縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH
3)
2CF-、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたは6員ヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化53】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0167】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である
【0168】
。
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化54】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、CHF
2O-、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員の縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH
3)
2CF-、6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化55】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0169】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0170】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化56】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、CHF
2O-、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員の縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH
3)
2CF-、6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化57】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0171】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0172】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化58】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニル、またはピリミジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0173】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0174】
いくつかの実施形態において、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0175】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロ1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
【0176】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
【0177】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は2個のF-で置換されている。
【0178】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化59】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニル、またはピリミジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化60】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0179】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0180】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化61】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化62】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0181】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0182】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化63】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化64】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0183】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0184】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化65】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化66】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0185】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0186】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化67】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、CHF
2O-、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシおよびシアノC
1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはヘテロシクリルオキシは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルコキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
(ただし、
【化68】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0187】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0188】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそのような化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する:
【化69】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素、ハロC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、3~10員のシクロアルキルおよびハロC
1~6アルキルから選択され、
nは、1である)。
【0189】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそのような化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する:
【化70】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)。
【0190】
または以下のリストから選択される化合物、もしくはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物:
【表2】
【0191】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、またはそのような化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する:
【化71】
(式中、
Y
1、Y
2およびY
3は、それぞれCHまたはNから独立して選択され、
ただし、Y
1、Y
2およびY
3の0または1のみがNであり、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキルチオ、4~6員シクロアルキルオキシ(4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)、ハロ
1~6アルコキシはC
1~6アルコキシで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素から独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、3~10員シクロアルキル、フェニル、ハロC
1~6アルキル、ハロC
1~6アルコキシ、およびトリC
1~6アルキルシリルから選択され、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキル、C
2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)。
【0192】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、式(I):
【化72】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、およびヒドロキシC
1~6アルキル、およびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0193】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R1が、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、およびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクリルオキシまたはシクロアルキルアルコキシが、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0194】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、およびハロC1~6アルキルから選択される。
【0195】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、シアノ、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、CF3CH2O-、CH3CF2-、CHF2-、およびCF3である。
【0196】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、およびCF3CH2O-である。
【0197】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-またはCH3CF2O-である。
【0198】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-である。
【0199】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される5員ヘテロアリールである。
【0200】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、非置換ピラゾリルまたは非置換イミダゾリルである。
【0201】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、(i)R2およびR3の両方が水素であるか、または(ii)R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0202】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-、およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【0203】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、ヒドロキシC1~6アルキルは、HOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0204】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R2およびR3は両方とも水素である。
【0205】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは0または1である。
【0206】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは0である。
【0207】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1である。
【0208】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1であり、(i)4およびR5の両方が水素であり、(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がC1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、またはC1~6アルコキシである。
【0209】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R4およびR5の一方が水素であり、他方がメチル(CH3-)またはメトキシ(CH3O-)である。
【0210】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、飽和単環式3~5員シクロアルキルは、非置換シクロプロピルである。
【0211】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1であり、R4およびR5は両方とも水素である。
【0212】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する。
【0213】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルが、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0214】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0215】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0216】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、CF3-、シクロプロピル、およびCH3O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0217】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0218】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R6が、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
e)ハロC1~6アルキル、から選択され、
から選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0219】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R6が、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
から選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0220】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R6が、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0221】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R6が、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0222】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、R
6が、
【化73】
から選択される、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【0223】
いくつかの特定的に好ましい実施形態は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R
6は、本明細書に記載のように1または2個のF-で置換され、R
6は、
【化74】
から選択される。
【0224】
いくつかの特定的に好ましい実施形態は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R
6は、本明細書に記載のように1または2個のF-で置換され、R
6は、
【化75】
から選択される。
【0225】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-、非置換ピラゾリル、非置換イミダゾリル、CH3O-、(CH3)CF2-、CN-、CHF2-、CF3-、CF3CH2O-、CH3CFHCH2O-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、(i)R4およびR5は水素であるか、または(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がシクロプロピルであるか、または(iii)R4およびR5は、それらが結合する1個の炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【0226】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載されるように、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1はCHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、(i)R4およびR5は水素であり、または(ii)R4およびR5の一方は水素であり、他方はシクロプロピルであるか、または(iii)R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(ヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである)、2つの環(1つの環は1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(架橋は、O原子を含む)、6員ヘテロアリール、および飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【0227】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、請求項37に従って、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1はCHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(ヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである)、2つの環(1つの環は1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(架橋は、O原子を含む)、6員ヘテロアリール、および飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【0228】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、1または2個のCl-、F-、CH3-、およびCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0229】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0230】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6はCHF2O-であり、nは0または1であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0231】
本発明の好ましい実施形態のいくつかは、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6はCHF2O-であり、nは0または1であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0232】
好ましい実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1はCHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員の縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH3)2CF-、ピラジニル、ピリミジニル、およびピリジニルから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリジニルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0233】
いくつかの好ましい実施形態において、R6は、本明細書中に記載されるように、CF3およびR6の1個の他の置換基で置換される。
【0234】
いくつかの好ましい実施形態において、R
6の他の置換基はヒドロキシであり、R
6は以下の構造を有する:
【化76】
【0235】
いくつかの特定的に好ましい実施形態は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R
6は、本明細書に記載のように1個のCF
3-で置換され、R
6は、以下から選択される:
【化77】
【0236】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化78】
(式中、
R
1は、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、ハロ
1~6アルキルおよび5員非置換ヘテロアリールから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、(CH
3)
2CF-、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋シクロアルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0237】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化79】
(式中、
R
1は、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、ハロ
1~6アルキルおよび5員非置換ヘテロアリールから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋シクロアルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0238】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化80】
(式中、
R
1は、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、ハロ
1~6アルキルおよび5員非置換ヘテロアリールから選択され、
R
2およびR
3は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、(CH
3)
2CF-、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋シクロアルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
nは0または1であり、
(ただし、
【化81】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0239】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化82】
(式中、
R
1は、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、ハロ
1~6アルキルおよび5員非置換ヘテロアリールから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、(CH
3)
2CF-、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋シクロアルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
nは0または1であり、
(ただし、
【化83】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0240】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化84】
(式中、
R
1は、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、ハロ
1~6アルキルおよび5員非置換ヘテロアリールから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化85】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0241】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化86】
(式中、
R
1は、シアノ、CHF
2O-、CH
3CF
2-、CH
3O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、CH
3CF
2-、CHF
2-、CF
3-、非置換ピラゾリルおよび非置換イミダゾリルから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、(CH
3)
2CF-、ピラジニル、ピリミジニル、およびピリジニルから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋シクロアルキル、シクロアルキル、フェニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
nは、0または1であり、
(ただし、
【化87】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0242】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化88】
(式中、
R
1は、シアノ、CHF
2O-、CH
3CF
2-、CH
3O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、CH
3CF
2-、CHF
2-、CF
3-、非置換ピラゾリルおよび非置換イミダゾリルから選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化89】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0243】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化90】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化91】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0244】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化92】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、およびCF
3CH
2O-から選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0245】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化93】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、およびCF
3CH
2O-から選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化94】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0246】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化95】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0247】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化96】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化97】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0248】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化98】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、C Cl-、F-CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0249】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化99】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0250】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化100】
(式中、
R
1は、非置換イミダゾリル、またはCH
3CF
2-、CF
3-、CH
2F、およびCHF
2-から選択される1個の置換基で置換されたイミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化101】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0251】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化102】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0252】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化103】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化104】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0253】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化105】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニル、は、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0254】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化106】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニル、は、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0255】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化107】
(式中、
R
1は、非置換イミダゾリル、またはCH
3CF
2-、CF
3-、CH
2F、およびCHF
2-から選択される1個の置換基で置換されたイミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であり、
R
6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキセニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.2]オクタニルは、Cl-、F-、CH
3-およびCF
3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化108】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0256】
本発明の特定の態様、実施形態または実施例に関連して記載される特徴、整数、特色、化合物、化学的部分または基は、それらと両立しない場合を除き、本明細書に記載の任意の他の態様、実施形態または実施例に適用可能であると理解されるべきである。本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示された特徴の全て、および/またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程の全ては、そのような特徴および/または工程の少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせ得る。本発明は、本明細書に記載の任意の実施形態の詳細に限定されない。本出願に記載された任意の実施形態は、任意の他の実施形態と組み合わせることができる。例えば、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩に関する本明細書の任意の実施形態は、医薬組成物、キット、医療用途または処置方法の任意の実施形態と組み合わせることができる。本発明は、本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示された特徴の任意の新規なものもしくは任意の新規な組み合わせ、またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程の任意の新規なものもしくは任意の新規な組み合わせに及ぶ。
【0257】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールである。
【0258】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、2個のN原子を有する5員単環式芳香族基である5員ヘテロアリールである。
【0259】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のN原子および1個のO原子を含む5員単環式芳香族基である5員ヘテロアリールである。
【0260】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0261】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0262】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0263】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0264】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0265】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は5員ヘテロアリールであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0266】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、5員ヘテロアリールがピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、トリアゾリルおよびフラニルから選択される。
【0267】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、5員ヘテロアリールは、ピラゾリル、イミダゾリル、およびオキサゾリルから選択される。
【0268】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、5員ヘテロアリールがピラゾリルまたはイミダゾリルから選択され、ピラゾリルまたはイミダゾリルはC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0269】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、5員ヘテロアリールがピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルまたはイミダゾリルは1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0270】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換ピラゾリルである。
【0271】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1、2、または3個のハロC1~6アルキルで置換されたピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される。
【0272】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、(CH3)2CF-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロ1~6アルキルで置換されたピラゾリルである。
【0273】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCF3-で置換されたピラゾリルである。
【0274】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のC1~6アルキルで置換されたピラゾリルである。
【0275】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される1個のC1~6アルキルで置換されたピラゾリルである。
【0276】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCH3-で置換されたピラゾリルである。
【0277】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1、2、または3個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで置換されたイミダゾリルである。
【0278】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換イミダゾリルである。
【0279】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のハロC1~6アルキルで置換されたイミダゾリルである。
【0280】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、(CH3)2CF-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロ1~6アルキルで置換されたイミダゾリルである。
【0281】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCF3-で置換されたイミダゾリルである。
【0282】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のC1~6アルキルで置換されたイミダゾリルである。
【0283】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される1個のC1~6アルキルで置換されたイミダゾリルである。
【0284】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCH3-で置換されたイミダゾリルである。
【0285】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1、2、または3個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよいオキサゾリルである。
【0286】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換オキサゾリルである。
【0287】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のハロC1~6アルキルで置換されたオキサゾリルである。
【0288】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、(CH3)2CF-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロ1~6アルキルで置換されたオキサゾリルである。
【0289】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCF3-で置換されたオキサゾリルである。
【0290】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のC1~6-アルキルで置換されたオキサゾリルである。
【0291】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される1個のC1~6アルキルで置換されたオキサゾリルである。
【0292】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCH3-で置換されたオキサゾリルである。
【0293】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、ピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルであり、このピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルは、非置換であるかまたは本明細書に記載されるように置換されており、R2およびR3は水素である。
【0294】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、ピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、このピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルは、非置換であるかまたは本明細書に記載されるように置換されており、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0295】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、ピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、このピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルは、非置換または本明細書に記載されるように置換され、R2およびR3は水素であり、nは0、1または2であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニルまたは4~10員架橋シクロアルキルであり、縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0296】
実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0297】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0298】
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、
【化109】
ではない。
【0299】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0300】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、ピラゾリルまたはイミダゾリルであり、このピラゾリルまたはイミダゾリルは、非置換であるかまたは本明細書に記載されるように置換され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、または4~10員架橋シクロアルキルであり、縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0301】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0302】
式(I)の化合物のいくつかの実施形態において、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、化合物は、以下ではない:
【化110】
【0303】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0304】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0305】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【0306】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0307】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下から選択される:
【表3】
【0308】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は、1つの非芳香族二重結合を有する単環式4~6員シクロアルケニル基であり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0309】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は1つの非芳香族二重結合を有する非置換単環式4~6員シクロアルケニル基である。
【0310】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は両方とも水素である。
【0311】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0312】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1つの非芳香族二重結合を有する単環式4~6員シクロアルケニル基であり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0313】
R
1が非置換であるかまたは本明細書に記載されるように置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3が水素であり、nが2であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が1つの非芳香族二重結合を有する単環式4~6員シクロアルケニル基であるいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、以下でない:
【化111】
【0314】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0315】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換または本明細書に記載されるように置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブテニル、シクロペンテニル、およびシクロヘキセニルから選択される非置換単環式4~6員シクロアルケニル基である。
【0316】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5は水素であり、R6は非置換シクロヘキシルである。
【0317】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表4】
【0318】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは非置換であるか、またはハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されている。
【0319】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは非置換であるか、または1、2、もしくは3個のハロゲンもしくはハロC1~6アルキルで置換されている。
【0320】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0321】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0322】
いくつかの一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0、1、または2であり、R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは非置換であるか、または1、2、もしくは3個のハロゲンもしくはハロC
1~6アルキルで置換されており、化合物は以下ではない:
【化112】
【0323】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0324】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは非置換であるか、または1、2、もしくは3個のハロゲンもしくはハロC1~6アルキルで置換されている。
【0325】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは非置換であるか、または1個のハロゲンもしくはハロC1~6アルキルで置換されている。
【0326】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルは、1個のCl-、F-、CH3-、およびCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0327】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のように非置換または置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む非置換二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである。
【0328】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ジヒドロクロメニルである。
【0329】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、
【化113】
である。
【0330】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表5】
【0331】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0332】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0333】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0334】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0335】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、1個のハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0336】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、非置換であるか、または1個のCl-、F-、CH3-、およびCF3-で置換されている。
【0337】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0338】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルである。
【0339】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、
【化114】
である。
【0340】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表6】
【0341】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式4~6員シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0342】
いくつかの実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0、1、または2であり、R
6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式4~6員シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、化合物は以下ではない:
【化115】
【0343】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0344】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0345】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0346】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式4~6員シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0347】
いくつかの実施形態において、飽和単環式4~6員シクロアルキルは、非置換である。
【0348】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、非置換であるか、またはCH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される1個のC1~6アルキルで置換されている。
【0349】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、非置換であるか、1個のCH3-で置換されている。
【0350】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチ、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、非置換であるか、1個のCH3-で置換されている。
【0351】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
【0352】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換シクロブチルまたは非置換シクロペンチルである。
【0353】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換シクロペンチルである。
【0354】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表7】
【0355】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルである。
【0356】
いくつかの実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0、1、または2であり、R
6は、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであり、化合物は、以下ではない:
【化116】
【0357】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0358】
いくつかの実施形態において、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであり、医療用途、キット、または医薬組成物のみに対する。
【0359】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0360】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0361】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換であるか、またはハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2もしくは3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルである。
【0362】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換であるか、またはハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルである。
【0363】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1個のハロゲンで置換されたフェニルである。
【0364】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、F-、Cl-、またはBr-から選択される1個のハロゲンで置換されたフェニルである。
【0365】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1個のCl-で置換されたフェニルである。
【0366】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表8】
【0367】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換または本明細書に記載のように置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は、水素であり、nは、0、1、または2であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは4~10員架橋シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0368】
いくつかの実施形態において、nは1または2あり、R4およびR5は水素である。
【0369】
いくつかの好ましい実施形態において、nは、0または1である。
【0370】
いくつかの実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換または本明細書に記載のように置換されたイミダゾリルであり、R
2およびR
3は、水素であり、nは、0、1、または2であり、R
4およびR
5は、水素であり、R
6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは4~10員架橋シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、化合物は以下から選択されない:
【化117】
【0371】
いくつかの実施形態において、化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0372】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換または本明細書に記載のように置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は、水素であり、nは0であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは4~10員架橋シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、非置換であるか、またはハロゲン、C3~6シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0373】
好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、1個のC3~6シクロアルキルで置換されている。
【0374】
好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される1個のC3~6シクロアルキルで置換されている。
【0375】
好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、1個のシクロプロピルで置換されている。
【0376】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1個のシクロプロピルで置換されたシクロヘキシルである。
【0377】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、
【化118】
である。
【0378】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表9】
【0379】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、1、2または3個のC1~6アルキルで置換されている。
【0380】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、3個のC1~6アルキルで置換されている。
【0381】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、またはCH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される3個のC1~6アルキルで置換されている。
【0382】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、非置換であるか、3個のCH3-で置換されている。
【0383】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2または3個のCH3-で置換されたシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルである。
【0384】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2または3個のCH3-で置換されたシクロヘキシルである。
【0385】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2または3個のCH3-、および1または2個のヒドロキシで置換されたシクロヘキシルである。
【0386】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、以下から選択される:
【化119】
【0387】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるように置換されたイミダゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表10】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これらは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0388】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【0389】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0390】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換であるか、または、本明細書に記載されるように置換されたイミダゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される3個の置換基によって置換された4~10員架橋シクロアルキルである。
【0391】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、明細書に記載されるように置換または置換されたイミダゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表11】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたオキサゾリルであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0392】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたオキサゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【0393】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載の1個のハロC1~6アルキルで置換されたオキサゾリルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0394】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、明細書に記載されるように置換または置換されたオキサゾリルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表12】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化120】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化121】
【0395】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化122】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルまたはオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化123】
【0396】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化124】
【0397】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択され、n、R
2、R
3、R
4およびR
5は、本明細書に記載されるとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化125】
【0398】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、非置換であるかまたは本明細書に記載されるようにまたは置換されたピラゾリル、イミダゾリルおよびオキサゾリルから選択される5員ヘテロアリールであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載されるとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表13】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、ハロC
1~6アルキルである。
【0399】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0400】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0401】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
e)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0402】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0403】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0404】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0405】
R
1がハロC
1~6アルキルであるいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は以下から選択される:
【化126】
【0406】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、またはCHF2-から選択されるハロC1~6アルキルである。
【0407】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2-、CF3-、CF3CH2-、およびCH3CF2から選択される。
【0408】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2-である。
【0409】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2-である。
【0410】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-である。
【0411】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2-である。
【0412】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0413】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0414】
いくつかの実施形態において、nが1または2であるとき、R4およびR5は水素である。
【0415】
いくつかの実施形態において、nは、0または1である。
【0416】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、またはCHF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0417】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【0418】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルから選択される。
【0419】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0420】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルから選択され、これらは1または2個のハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0421】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであり、これらは1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0422】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0423】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであり、これらは1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0424】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルキルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表14】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3-、CHF
2-、CF
3CH
2-、およびCH
3CF
2-から選択され、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1、2、または3個のハロゲン、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0425】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0426】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは1個のハロC1~6アルキルで置換されている。
【0427】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロ1~6アルキルで置換されている。
【0428】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは1個のCF3-で置換されている。
【0429】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は1個のCF3-で置換されたシクロブチルである。
【0430】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3-、CHF2-、CF3CH2-、およびCH3CF2-から選択され、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0431】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルキルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表15】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は構造:
【化127】
を有する飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0432】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は構造:
【化128】
を有する飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0433】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルキルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表16】
【0434】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルキルであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表17】
【0435】
一実施形態において、本発明は、R1がシアノである式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0436】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0437】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0438】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0439】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0440】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0441】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0442】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素である。
【0443】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0444】
いくつかの実施形態において、nが1または2であるとき、R4およびR5は水素である。
【0445】
いくつかの実施形態において、0または1である。
【0446】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0447】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0448】
式(I)の化合物のいくつかの実施形態において、R
1はシアノであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、化合物は、以下ではない:
【化129】
【0449】
いくつかの実施形態において、上記化合物は、いかなる医療用途、キット、または医薬組成物からも除外されない。
【0450】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0451】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、1、2、または3個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0452】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキル、または飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、架橋シクロアルキルまたは飽和単環式シクロアルキルは、3個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0453】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nが0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される3個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0454】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、3個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0455】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、3個のCH3-で任意に置換されていてもよい。
【0456】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロヘキシルであり、このシクロヘキシルは3個のCH3-で置換されている。
【0457】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表18】
【0458】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0459】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、これらは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0460】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【0461】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルから選択される。
【0462】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0463】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表19】
【0464】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は3個のCH3-で任意に置換されていてもよい4~10員架橋シクロアルキルまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0465】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい4~10員架橋シクロアルキルまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、R
6の構造の非限定的な例は、以下のとおりである:
【化130】
【0466】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は、非置換4~10員架橋シクロアルキル、または3個のCH
3-で置換された置換飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、R
6の構造の非限定的な例は、以下のとおりである:
【化131】
【0467】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5
、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表20】
【0468】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、シアノC1~6アルコキシである。
【0469】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0470】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0471】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0472】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0473】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0474】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0475】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素である。
【0476】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0477】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0478】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0479】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、本明細書に定義されるハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択される置換基で任意に置換されていてもよい。
【0480】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、本明細書に定義されるハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0481】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシアノC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0482】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、NC-CH2O-、NC-CH2CH2O-、およびNCCH2CH2CH2O-から選択されるシアノC1~6アルコキシである。
【0483】
好ましい実施形態において、シアノC1~6アルコキシはNC-CH2O-である。
【0484】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はNC-CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は1個のハロ1~6アルキルで置換されたシクロブチルである。
【0485】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はNC-CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は1個のCF3-で置換されたシクロブチルである。
【0486】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はNC-CH
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化132】
【0487】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はNC-CH
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化133】
【0488】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はシアノC
1~6アルコキシであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表21】
【0489】
一実施形態において、本発明は、R1がC1~6である式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0490】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0491】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0492】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;および
e)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0493】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0494】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0495】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0496】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0497】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0498】
いくつかの実施形態において、R
1がC
1~6アルコキシである、下記に記載されるようないくつかの化合物は、式(I)の化合物から除外される:
【化134】
【0499】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3O-、CH3CH2O-、CH3CH2CH2O-、および(CH3)3CO-から選択されるC1~6アルコキシである。
【0500】
一実施形態において、本発明は、R1がCH3O-である式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0501】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素である。
【0502】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0503】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0504】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0505】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、およびビシクロ[2.2.2]オクタニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、これらは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0506】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは非置換である。
【0507】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0508】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化135】
【0509】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0510】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいビシクロ[2.2.2]オクタニルである。
【0511】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよいビシクロ[2.2.2]オクタニルである。
【0512】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化136】
【0513】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0514】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0515】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これらは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0516】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは非置換である。
【0517】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0518】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これらは、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0519】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよいシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0520】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化137】
【0521】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化138】
【0522】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はC
1~6アルコキシであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表22】
【0523】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は水素である。
【0524】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0525】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0526】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6-アルキル、ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0527】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0528】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0529】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0530】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、Cl-、Br-、およびF-から選択されるハロゲンである。
【0531】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はBr-である。
【0532】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素である。
【0533】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0534】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0535】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0536】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0537】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロゲンであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0538】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はBr-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは非置換である。
【0539】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はBr-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換のビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであり。
【0540】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はBr-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化139】
【0541】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はC
1~6アルコキシであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表23】
【0542】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシである。
【0543】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0544】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0545】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6-アルキル、ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0546】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0547】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0548】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0549】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、シクロプロピルメトキシおよびシクロブチルメトキシから選択されるC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシである。
【0550】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、2-シクロプロピルメトキシまたは2-シクロブチルメトキシから選択される。
【0551】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はC
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシは、構造
【化140】
を有する。
【0552】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は構造
【化141】
を有する。
【0553】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素である。
【0554】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はシクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0、1、または2である。
【0555】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0556】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0557】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1個のハロゲン、またはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0558】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0559】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0560】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0561】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0562】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0563】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素である。
【0564】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0565】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0566】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、本明細書で定義される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0567】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、本明細書で定義される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0568】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、本明細書に記載のC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は1個のCF3-で置換されたシクロブチルである。
【0569】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、本明細書に記載のC
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシであり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化142】
【0570】
【0571】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はC
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表24】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は4~6員ヘテロシクリルオキシである。
【0572】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0573】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0574】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6-アルキル、ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0575】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0576】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0577】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0578】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、1個のCF3-またはF-で任意に置換されていてもよいオキセタニルオキシである。
【0579】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシである。
【0580】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、以下の構造を有する非置換オキセタン-3イルオキシである:
【化144】
【0581】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素である。
【0582】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0583】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1または2個のC1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0584】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1または2個のC1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0585】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、1または2個のC1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0586】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1または2個のC1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0587】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0588】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、またはCHF2から選択される2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0589】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0590】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nが0であり、R6は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される2個のC1~6アルキルで置換された飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0591】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は非置換オキセタニルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2個のC3H-で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0592】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はオキセタン-3-イルオキシであり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、2個のCH3-で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0593】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は4~6員ヘテロシクリルオキシであり、n、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表25】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、ハロC
1~6アルコキシである。
【0594】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0595】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0596】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6-アルキル、ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0597】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0598】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0599】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0600】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2O-、CH2FO-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシである。
【0601】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2O-またはCF3CH2O-である。
【0602】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-である。
【0603】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH2FO-である。
【0604】
別の好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-である。
【0605】
別の実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF2HCH2O-である。
【0606】
別の好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-である。
【0607】
別の実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CFHCH2O-である。
【0608】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対において、両方が水素であり、R4およびR5の第2の対において一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6がC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0609】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対において、両方が水素であり、R4およびR5の第2の対において一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6がtert-ブチルである化合物を除外する。
【0610】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対において、両方が水素であり、第2の対においてR4およびR5の両方が水素であり、R6がC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0611】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが3であり、R4およびR5の第1および第2の対において、R4およびR5が両方とも水素であり、R4およびR5の第3の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、R6がハロC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0612】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが3であり、R4およびR5の第1の対において、R4およびR5が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R4およびR5の第3の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、R6がハロC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0613】
いくつかの実施形態において、CF3CH2O-の場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが3であり、R4およびR5の第1および第2の対において、R4およびR5が両方とも水素であり、R4およびR5の第3の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、R6がCF3-である化合物を除外する。
【0614】
いくつかの実施形態において、CF
3CH
2O-の場合、式(I)の化合物は、以下の全てが適用される化合物を除外する:
R
1は、
【化145】
であり、
R
6は、
【化146】
であり、
nは2であり、R
4およびR
5は、(i)全ての水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の第1の対において、R
4およびR
5の両方が水素であり、R
4およびR
5の第2の対において、一方が水素であり、他方がヒドロキシである。
【0615】
一実施形態において、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0616】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2O-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0617】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、ヒドロキシC1~6アルキルは直鎖である。
【0618】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、ヒドロキシC1~6アルキルは分岐鎖である。
【0619】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、化合物は以下の構造を有する:
【表26】
【0620】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はヒドロキシC1~6アルキルである。
【0621】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3は、HOCH2-、HOCH(CH3)-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【0622】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0623】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH(CH3)-である。
【0624】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH(CH3)-、HOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0、1または2である。
【0625】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH(CH3)-、HOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0である。
【0626】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH(CH3)-、HOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0627】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、このシクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルキル、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0628】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルおよびフェニルから選択され、この架橋シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0629】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2であり、nは0であり、R6は7~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、R2が水素であり、R3がHOCH2-であり、nが0であり、およびR6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0630】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0631】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0632】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0633】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルであり、このビシクロ[2.2.2]オクタニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0634】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはフェニルは、Cl-、F-、およびBr-から選択される1個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0635】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはフェニルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、またはCHF2-から選択される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0636】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルは、1個のCl-、F-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0637】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-であり、nは0であり、R6は、非置換ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびフェニルから選択される。
【0638】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルコキシであり、R
2は水素であり、R
3はヒドロキシC
1~6アルキルであり、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表27】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルキルであり、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0639】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは1、2または3であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0640】
飽和単環式3~5員シクロアルキルは、対1、2または3のR4およびR5によって形成することができる。R4およびR5の残りの対は水素である。
【0641】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0642】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素である。
【0643】
いくつかの実施形態において、形成された飽和単環式3~5員シクロアルキルは、非置換である。
【0644】
いくつかの実施形態において、形成された飽和単環式3~5員シクロアルキル、特にシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個、好ましくは1または2個の置換基で置換される。
【0645】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0646】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリールおよび4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0647】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0648】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリールおよび4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0649】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6がC1~6アルキルおよびまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択され、飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0650】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルキルであり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、C1~6アルキルおよびまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0651】
上記の実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2O-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6は、C1~6アルキルおよび飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択され、飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0652】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6はC1~6アルキルおよび非置換飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択される。
【0653】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【0654】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2Oであり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6はシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0655】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2Oであり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6はシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0656】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、R6はtert-ブチルまたはシクロブチルであり、このシクロブチルは本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【0657】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、4およびR5は本明細書に記載されるとおりであり、R6はtert-ブチルである。
【0658】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、4およびR5は本明細書に記載されるとおりであり、R6は非置換シクロブチルである。
【0659】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルコキシ、好ましくはCHF
2O-であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R
2、R
3およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表28】
【0660】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CF3CH2O-である。
【0661】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対が一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6がC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0662】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対が一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6がtert-ブチルである化合物を除外する。
【0663】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが2であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、第2の対においてR4およびR5の両方が水素であり、R6がC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0664】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが3であり、R4およびR5の第1および第2の対において、R4およびR5が両方とも水素であり、R4およびR5の第3の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、R6がハロC1~6アルキルである化合物を除外する。
【0665】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、式(I)の化合物は、R2およびR3が水素であり、nが3であり、R4およびR5の第1および第2の対において、R4およびR5が両方とも水素であり、R4およびR5の第3の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、R6がCF3-である化合物を除外する。
【0666】
いくつかの実施形態において、R
1がCF
3CH
2O-である場合、式(I)の化合物は、以下の全てが適用される化合物を除外する:
R
1は、
【化147】
であり、
R
6は、
【化148】
であり、
nは2であり、R
4およびR
5は、(i)全ての水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の第1の対において、R
4およびR
5の両方が水素であり、R
4およびR
5の第2の対において、一方が水素であり、他方がヒドロキシである。
【0667】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0668】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素である。
【0669】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1である。
【0670】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0671】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0672】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリールおよび4~10員シクロアルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0673】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルが、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、ただし、R6はtert-ブチルまたはCF3-ではない。
【0674】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、およびフェニルから選択され、この飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0675】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、およびフェニルから選択され、この飽和単環式シクロアルキル(saturated monocyclic membered cycloalkyl)、架橋シクロアルキル、またはフェニルは、1個のハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0676】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、およびフェニルから選択され、この飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、またはフェニルは、F-、Cl-、またはBr-から選択される1個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0677】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、およびフェニルから選択され、この飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、またはフェニルは、F-、Cl-、およびBr-から独立して選択される2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0678】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、またはフェニルであり、この飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、またはフェニルは(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0679】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、またはフェニルから選択され、この飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、またはフェニルは(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0680】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0681】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0682】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0683】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロアルキルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0684】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0685】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0686】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化149】
【0687】
【0688】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、本明細書に記載の2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0689】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0690】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0691】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0692】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、Cl-、F-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0693】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-もしくはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、F-およびCl-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0694】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-もしくはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、F-およびCl-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0695】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、1または2個のCl-で任意に置換されていてもよい。
【0696】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、1個のCl-および1個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0697】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0698】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-またはHOCH2CH2であり、nは0であり、R6はビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはアダマンチンは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0699】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-もしくはHOCH2CH2であり、nは0であり、R6はビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはアダマンチンは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0700】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-もしくはHOCH2CH2であり、nは0であり、R6はビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはアダマンチンは、2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0701】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-もしくはHOCH2CH2であり、nは0であり、R6はビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはアダマンチンは、2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0702】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-もしくはHOCH2CH2であり、nは0であり、R6はビシクロ[1.1.1]ペンタニルであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニルは、2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0703】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3の一方は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方が水素またはヒドロキシC1~6アルキルであり、nは1である。
【0704】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは1であり、R4およびR5は水素である。
【0705】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0706】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0707】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-もしくはHOCH2CH2-であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0708】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0709】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0710】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、F-、Cl-、およびBr-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0711】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0712】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0713】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、F-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換されている。
【0714】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは1であり、R
4およびR
5は水素であり、R
6は以下の構造を有する:
【化151】
【0715】
【0716】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0717】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0718】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、F-、Cl-およびBr-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0719】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、F-、Cl-、およびBr-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0720】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0721】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、Cl-、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0722】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、6はフェニルであり、このフェニルは、1または2個のCl-で任意に置換されていてもよい。
【0723】
いくつかの実施形態において、R1がCF3CH2O-である場合、置換基R6はtert-ブチルまたはCF3-ではない。
【0724】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3CH
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表29】
【0725】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3CF2CH2O-である。
【0726】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素である。
【0727】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0728】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0729】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0730】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、F-、Cl-、およびBr-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0731】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0732】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、本明細書に記載されF-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0733】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、これらはF-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0734】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は本明細書に記載される1個のCF3-で置換されたシクロブチルである。
【0735】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい4~10員架橋シクロアルキルである。
【0736】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、F-、Cl-、およびBr-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい4~10員架橋シクロアルキルである。
【0737】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい4|10員架橋シクロアルキルである。
【0738】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、本明細書に記載されF-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい4~10員架橋シクロアルキルである。
【0739】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびアダマンチンから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、またはアダマンチンは、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0740】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CF2CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は本明細書に記載される1個のF-で置換されたビシクロ[2.2.2]オクタニルである。
【0741】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3CF
2CH
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4およびR
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表30】
【0742】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CH3CFHCH2O-である。
【0743】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CFHCH2O-であり、R2およびR3は水素である。
【0744】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CFHCH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0である。
【0745】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CFHCH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0746】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCH3CFHCH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0747】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
3CFHCH
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表31】
【0748】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化153】
から選択される。
【0749】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化154】
から選択され、R
2およびR
3は水素である。
【0750】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化155】
から選択され、R
2およびR
3は水素であり、nは0である。
【0751】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化156】
であり、R
2およびR
3であり、nは0であり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0752】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCH
2FO-、
【化157】
であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルおよびフェニルから選択され、この架橋シクロアルキルまたはフェニルが、ハロゲン、C
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0753】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化158】
であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルおよびフェニルから選択され、架橋シクロアルキルまたはフェニルは、Cl-、F-、およびBr-から独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0754】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化159】
であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルおよびフェニルから選択され、この架橋シクロアルキルまたはフェニルは、(CH
3)
2CF-、CH
3CF
2-、CF
3-、CH
2F-、およびCHF
2-から独立して選択される1または2個のハロ
1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0755】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化160】
であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6はビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、およびフェニルから選択され、このビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、またはフェニルは、本明細書に記載の1または2個のF-またはCF
3-で任意に置換されていてもよい。
【0756】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化161】
であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は1個のCl-で任意に置換されていてもよいフェニルである。
【0757】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1は、CH
2FO-、
【化162】
であり、R
2、R
3、n、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表32】
【0758】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-である。
【0759】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0760】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0761】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6-アルキル、ならびに
f)ハロC1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0762】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、
6アルコキシから選択され、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0763】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0764】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0765】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、R6は本明細書に記載のとおりである。
【0766】
いくつかの実施形態において、R1はCHF2O-であり、R2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-、およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【0767】
いくつかの好ましい実施形態において、R1はCHF2O-であり、R2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、HOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0768】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0、1、または2である。
【0769】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0または1である。
【0770】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0である。
【0771】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方が上記のヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0772】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方が上記のHOCH2-もしくはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0773】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方が上記のHOCH2-もしくはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0774】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、他方が上記のHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、1、2、または3個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0775】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表33】
【0776】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は本明細書に記載のとおりであり、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0777】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は本明細書に記載のとおりであり、このR6は、1、2または3個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0778】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0であり、R
6は以下の構造を有する:
【化163】
【0779】
【0780】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1である。
【0781】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素またはC1~6であり、R5は水素である。
【0782】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素またはC1~6アルキルであり、R5は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0783】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキルであり、R5は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0784】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキルであり、R5は水素であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0785】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキル素であり、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは4~10員架橋シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0786】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキルであり、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0787】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキル素であり、R5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0788】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0789】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6は非置換のシクロブチルまたはシクロペンチルである。
【0790】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1個のCH3O-、F-、またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0791】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0792】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0793】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6は非置換シクロブチルまたは非置換シクロペンチルである。
【0794】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキル素であり、R5は水素であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルまたは7~10員二環式縮合シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルまたは縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシルC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0795】
好ましい一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はC1~6アルキルであり、R5は水素であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルおよび7~10員二環式縮合シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルまたは縮合シクロアルキルは、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、またはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0796】
好ましい一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルまたは7~10員二環式縮合シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルまたは縮合シクロアルキルは、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、またはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0797】
好ましい一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルまたは7~10員二環式縮合シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルまたは縮合シクロアルキルは、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、またはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、非置換である。
【0798】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ペンタニルであり、このビシクロ[2.2.1]ペンタニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0799】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はCH3-であり、R5は水素であり、R6は非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【0800】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4はCH
3-であり、R
5は水素であり、R
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表34】
【0801】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0802】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【0803】
いくつかの実施形態において、形成された飽和単環式3~5員シクロアルキルは、非置換である。
【0804】
いくつかの実施形態において、形成された飽和単環式3~5員シクロアルキルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個、好ましくは1または2個の置換基で置換される。
【0805】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0806】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6がC1~6アルキルおよび飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択され、飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0807】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、1、2、または3個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0808】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0809】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、本明細書に記載のC1~6アルキルまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0810】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、C1~6アルキルまたはシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【0811】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は非置換シクロブチルである。
【0812】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6はtert-ブチルである。
【0813】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、R6はtert-ブチルである。
【0814】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、R6は非置換シクロブチルである。
【0815】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素である。
【0816】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1-6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0817】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、C1~6アルキルおよび飽和単環式4~6員シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0818】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、1、2、または3個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0819】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0820】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、本明細書に記載のC1~6アルキルまたは飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0821】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は、C1~6アルキルまたはシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【0822】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0823】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6はtert-ブチルである。
【0824】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6はtert-ブチルである。
【0825】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは2であり、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の第2の対は水素であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0826】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、nは1または2であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成するか、または本明細書に記載の水素であり、n、R
2、R
3およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表35】
【0827】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1または2であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0828】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0829】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および4~10員架橋シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0830】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルおよび4~10員架橋シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0831】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0832】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は、水素であり、nは1であり、R4およびR5は、水素であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0833】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6はC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルである。
【0834】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF--、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0835】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0836】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、シクロヘキシルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0837】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0838】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは非置換である。
【0839】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1個のCH3O-、F-、またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0840】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0841】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0842】
より好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は非置換シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンヘキシルである。
【0843】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、nは1であり、R
4およびR
5は水素であり、R
2、R
3およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表36】
【0844】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0845】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6はC1~6アルキルである。
【0846】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6はCH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【0847】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6はtert-ブチルである。
【0848】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0849】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員縮合シクロアルキル、tert-ブチル、(CH3)2CF-、6員ヘテロアリールから選択され、二環式ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0850】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4はヒドロキシであり、R5は水素であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキル、7~10員縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、二環式ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。例は、本出願に記載されている。
【0851】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、nは1であり、R
4はヒドロキシルであり、R
5は水素であり、R
2、R
3およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表37】
【0852】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表38】
【0853】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-である。
【0854】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素である。
【0855】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1である。
【0856】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0857】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0858】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0859】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、F-、Cl-、およびBrから独立して選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0860】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、飽和単環式シクロアルキルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から独立して選択される1または2個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0861】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される。
【0862】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0863】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0864】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0865】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0866】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0867】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0868】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0869】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、1または2個のF-で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【0870】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、2個のF-で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【0871】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、1個のF-で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【0872】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、1個のCF3-で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【0873】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0または1であり、R
6は以下の構造を有する:
【化165】
【0874】
【0875】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは非置換である。
【0876】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、非置換である。
【0877】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0878】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は非置換シクロペンチルである。
【0879】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は非置換シクロヘキシルである。
【0880】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1または2個のF-で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0881】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、2個のF-で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0882】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1個のF-で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0883】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1個のCF3-で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0884】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0885】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1または2個のF-で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0886】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1個のF-で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0887】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、1個のCF3-で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0888】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは非置換である。
【0889】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、非置換である。
【0890】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0891】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は非置換シクロペンチルである。
【0892】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は非置換シクロペンチルである。
【0893】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は非置換シクロヘキシルである。
【0894】
いくつかの実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は本明細書に記載のとおりであり、好ましくは両方が水素である。
【0895】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCF
3CH
2O-であり、
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表39】
【0896】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3の一方または両方が水素であり、またはR2およびR3の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルであり、nは0であり、R6は、二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロ1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、またはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0897】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0898】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0899】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0900】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0901】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、フェニル、7~10員、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0902】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0903】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0904】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0905】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0906】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、F-で任意に置換されていてもよい。
【0907】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、O原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキル、および6員ヘテロアリールから選択され、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、縮合シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは非置換である。
【0908】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、tert-ブチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピリミジニル、ピリジニルおよびピラジニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピリミジニル、ピリジニルまたはピラジニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0909】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2は水素であり、R3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、tert-ブチル、シクロヘキシル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0910】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、tert-ブチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびピリミジルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニル、およびピリジニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0911】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2は水素であり、R3は水素であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロペンチル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロヘキシル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、シクロペンチル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0912】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2、R
3、nは0であり、R
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表40】
【0913】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2は水素であり、R3は水素であり、nは1である。
【0914】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシから選択され、R5は水素である。
【0915】
いくつかの好ましい実施形態において、R4およびR5は、両方とも水素である。
【0916】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は、水素、ヒドロキシ、C1~6アルキル、および飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素である。
【0917】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0918】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4が水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0919】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4が水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、および4~10員架橋シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3-6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0920】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4が水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、および4~10員架橋シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0921】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、非置換である。
【0922】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、C1~6アルキルおよび飽和単環式3~5員シクロアルキルから選択され、R5は水素であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、および4~10員架橋シクロアルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、非置換である。
【0923】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3-6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0924】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびCF3-から選択され、このシクロブチルまたはビシクロ[1.1.1]ペンタニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3-6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0925】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3-6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0926】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは非置換である。
【0927】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは非置換である。
【0928】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0929】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、ヒドロキシ、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0930】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0931】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-、およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは非置換である。
【0932】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-、およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で置換されている。
【0933】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-、およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルはF-、Cl-、またはBr-から選択される1または2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0934】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-、およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロ1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0935】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-、およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はシクロブチルまたはシクロペンチルであり、このシクロブチルまたはシクロペンチルは、1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0936】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4は水素、CH3-およびシクロプロピルから選択され、R5は水素であり、R6はビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、CF3-およびシクロペンチルから選択され、このビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルまたはシクロペンチルは、F-、CH3O-、(CH3)2CF-、またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0937】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素である。
【0938】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6は本明細書に記載のとおりである。
【0939】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6はハロC1~6アルキルである。
【0940】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6はCF3-である。
【0941】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、本明細書に記載の3~5員飽和単環式シクロアルキルを形成する。
【0942】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、nは1であり、R
2、R
3、R
4、R
5およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表41】
【0943】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1である。
【0944】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0945】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0946】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0947】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、1、2または3個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0948】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、F-、Cl-、またはBr-から選択される1、2または3個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【0949】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、1、2または3個のハロ1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0950】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、またはCHF2から選択される1、2、または3個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【0951】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0952】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、1個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0953】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、ハロC1~6アルキルを含み、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、架橋シクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、縮合ヘテロシクロアルキル、または縮合シクロアルキルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0954】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは、F-、CF3-およびシクロプロピルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0955】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは非置換である。
【0956】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【0957】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【0958】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0959】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0960】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0961】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【0962】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は4~6員飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロアルキルは1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0963】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は4~6員飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロアルキルは1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0964】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される4~6員飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0965】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される4~6員飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい。
【0966】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、nは0または1であり、R
6は以下の構造を有する:
【化167】
【0967】
【0968】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は非置換シクロブチルである。
【0969】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである。
【0970】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、非置換である、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである。
【0971】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい7~10員架橋シクロアルキルである。
【0972】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、非置換の7~10員架橋シクロアルキルである。
【0973】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである。
【0974】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル、ビシクロ[3.2.2]オクタニル、およびヘキサヒドロペンタレニルから選択される7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである。
【0975】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0であり、R6は、F-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル、ビシクロ[3.2.2]オクタニル、およびヘキサヒドロペンタレニルから選択される7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである。
【0976】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、本明細書に記載の飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【0977】
いくつかの特に好ましい実施形態において、R6は2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【0978】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、Cl-、CH3-、F-およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルである。
【0979】
いくつかの特に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素である。
【0980】
いくつかの特に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6は本明細書に記載のとおりである。
【0981】
いくつかの特に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6はハロC1~6アルキルである。
【0982】
いくつかの特に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4は、シクロアルキル、例えばシクロプロピルであり、このシクロアルキルまたはシクロプロピルは、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2、3または4個の置換基で任意に置換されていてもよく、特にシクロアルキルまたはシクロプロピルは、本明細書に記載されるように非置換であり、R5は水素であり、R6はCF3-である。
【0983】
いくつかの特定的に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1、R2、およびR3は本明細書に記載のとおりであり、R4およびR5は、(i)両方が水素であるか、または(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方は水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシルから選択され、R6は本明細書に記載のとおりである。
【0984】
いくつかの特に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1、R2、およびR3は本明細書に記載のとおりであり、R4およびR5は両方とも水素であり、R6は本明細書に記載のとおりである。
【0985】
特に特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はCHF
2O-であり、nは0または1であり、R
2、R
3およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表42】
【0986】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルキル、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択される。
【0987】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方が水素である。
【0988】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は水素またはヒドロキシC1~6アルキルである。
【0989】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は、水素または、HOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【0990】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は水素、HOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0991】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0992】
一実施形態において、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0993】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、CHF2O-、CH2FO-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【0994】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はヒドロキシC1~6アルキルである。
【0995】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3は、HOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【0996】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-である。
【0997】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-である。
【0998】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2CH2-である。
【0999】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0または1である。
【1000】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0または1である。
【1001】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1002】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1003】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、この架橋シクロアルキル、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1004】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1005】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-HOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンから選択され、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびアダマンチンは、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1006】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、ハロゲン、ヒドロキシ、またはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1007】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチン、およびフェニルから選択され、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチンおよびフェニルは、ハロゲン、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1008】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチン、およびフェニルから選択され、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチンおよびフェニルは、ハロゲンおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1009】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチン、およびフェニルから選択され、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチンおよびフェニルは、Cl-、F-、Br-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1010】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6はフェニルであり、このフェニルは、Cl-、F-またはBr-から独立して選択される2個のハロゲンで任意に置換されていてもよい。
【1011】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチン、およびフェニルから選択され、このビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチンおよびフェニルは、1個のCl-、F-およびCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1012】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2は水素であり、R3はHOCH2-またはHOCH2CH2-であり、nは0であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルは、1個のCl-、F-およびCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1013】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1はハロC
1~6アルコキシであり、R
2は水素であり、R
3はヒドロキシC
1~6アルキルであり、nおよびR
6は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表43】
【1014】
以下の実施形態において、「形成された飽和単環式3~5員シクロアルキル」は、本明細書に記載されるように置換された非置換シクロアルキルまたはシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキルは非置換である。
【1015】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1016】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成する:
【化169】
【1017】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、上記のシクロプロピルを形成し、nは0または1である。
【1018】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、上記のシクロプロピルを形成し、nは0または1である。
【1019】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、上記のようなシクロプロピルを形成し、nは0または1であり、R4およびR5は、本明細書に記載の水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシルから独立して選択され、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1020】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、上記のようなシクロプロピルを形成し、nは0または1であり、R4およびR5は、本明細書に記載の水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシルから独立して選択され、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1021】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、上記のようなシクロプロピルを形成し、nは0または1であり、R4およびR5は、本明細書に記載の水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシルから独立して選択され、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【1022】
いくつかの特定的に好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1、R2、およびR3は本明細書に記載のとおりであり、R4およびR5は、(i)両方が水素であるか、または(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方は本明細書に記載の水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシルから選択され、R6は本明細書に記載のとおりである。
【1023】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R1、R2、R4、R5、n、およびR6は本明細書に記載のとおりである。
【1024】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は水素または飽和単環式3~5員シクロアルキルである。
【1025】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は水素、またはシクロプロピル、シクロブチル、およびシクロペンチルから選択される飽和単環式3~5員シクロアルキルである。
【1026】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方は水素またはシクロプロピルである。
【1027】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
2およびR
3の一方は水素であり、他方は水素または以下の分子に結合したシクロプロピルである。
【化170】
【1028】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は、シクロプロピル、シクロブチル、およびシクロペンチルから選択される飽和単環式3~5員シクロアルキルであり、nは0または1である。
【1029】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は飽和単環式シクロアルキルであり、nは0または1である。
【1030】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は、本明細書に記載の水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシルから独立して選択され、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1031】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nが0または1であり、R4およびR5は水素、および本明細書に記載のC1~6アルキルから独立して選択され、R6は、4~10員シクロアルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、このシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1032】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は水素、およびC1~6アルキルから独立して選択され、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1033】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は水素、および本明細書に記載のC1~6アルキルから独立して選択され、R6はシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロアルキルは非置換である。
【1034】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は水素、および本明細書に記載のC1~6アルキルから独立して選択され、R6はハロC1~6アルキルである。
【1035】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は水素およびC1~6アルキルから独立して選択され、R6ハロC1~6アルキルは、(CH3)2FC-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される。
【1036】
上記の実施形態において、「形成された飽和単環式3~5員シクロアルキル」は、本明細書に記載されるように置換された非置換シクロアルキルまたはシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキルは非置換である。
【1037】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2は水素であり、R3は上記のシクロプロピルであり、nは0または1であり、R4およびR5は水素、およびC1~6アルキルから独立して選択され、R6ハロC1~6アルキルは、本明細書に記載のCF3-である。
【1038】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0、1、2、または3である。
【1039】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0、1、または2である。
【1040】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0または1である。
【1041】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1である。
【1042】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0である。
【1043】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、シアノC1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択されるか、またはR2および3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、nは2である。
【1044】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1は本明細書に記載の5員ヘテロアリールである。
【1045】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、1は5員ヘテロアリールであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の両方の対が水素であり、R6は4~10員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1046】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nが2であり、R1は5員ヘテロアリールであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の両方の対が水素であり、R6は1つの非芳香族二重結合を有する非置換単環式6員シクロアルケニル基である。
【1047】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nが2であり、R1は5員ヘテロアリールであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の両方の対が水素であり、R6は1つの非芳香族二重結合を有する非置換単環式6員シクロアルケニル基であり、このシクロアルケニル基は、シクロブテニル、シクロペンテニル、およびシクロヘキセニルから選択される。
【1048】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nが2であり、R1は非置換ピラゾリルであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の両方の対が水素であり、R6は1つの非芳香族二重結合を有する非置換シクロヘキセニル基である。
【1049】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6はC1~6アルキルである。
【1050】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素、その許容され得る塩であり、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方がヒドロキシであり、R6は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、sec-ブチルおよびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【1051】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はCHF2O-、ヘテロアリールであり、R2およびR3は水素、その許容され得る塩であり、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方はヒドロキシであり、R6はtert-ブチルである。
【1052】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はCHF2O-、ヘテロアリールであり、R2およびR3は水素、その許容され得る塩であり、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5は水素であり、R6はtert-ブチルである。
【1053】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素、その許容され得る塩であり、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方がC1~6アルコキシであり、R6は本明細書に記載のハロC1~6アルキルである。
【1054】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素、その許容され得る塩であり、nは2であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において、一方が水素であり、他方がCH3O-であり、R6はCF3-である。
【1055】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R
6、R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表44】
【1056】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1である。
【1057】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、シアノC1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択されるか、またはR2および3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルであり、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、nは1である。
【1058】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールが本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1059】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素である。
【1060】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がC1~6アルキルである。
【1061】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【1062】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物、または薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-である。
【1063】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がC1~6アルキルであり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋は、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1064】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択され、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がC1~6アルキルであり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、シクロプロピル、CF3-、およびCH3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1065】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、1はハロC1~6アルコキシ、ハロC1~6アルキル、または5員ヘテロアリールであり、このヘテロアリールは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3であり、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、この飽和単環式シクロアルキルまたは架橋シクロアルキルは、F-、CF3-、およびCH3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1066】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、およびシクロペンチルは、Cl-、F-、CH3-、シクロプロピル、CF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1067】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、およびシクロペンチルは、Cl-、F-、CH3-、シクロプロピル、CF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1068】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、およびシクロペンチルは、Cl-、F-、CH3-、シクロプロピル、CF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1069】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、またはシクロペンチルは、F-、CF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1070】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、またはシクロペンチルは、F-、CF3-およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1071】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、tert-ブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、(CH3)2CF-、およびシクロペンチルから選択され、シクロブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、またはシクロペンチルは、F-、CF3-およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1072】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、F-、CF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1073】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1または2個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、F-、CF3-およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1074】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは、1個のCF3-で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは、F-、CF3-およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1075】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2HO-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは1個のCF3-で置換されており、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は非置換シクロブチルである。
【1076】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは1個のCF3-で置換されており、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方がCH3-であり、R6は非置換シクロブチルである。
【1077】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5は水素であり、R6は、F-またはCF3-、およびCH3O-から選択される1個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1078】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R4およびR5は水素であり、R6は非置換シクロブチルである。
【1079】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R4は水素であり、R5はC1~6アルキルであり、R6は本明細書に記載の飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは4~10員架橋シクロアルキルである。
【1080】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R4は水素であり、R5はCH3-であり、R6は本明細書に記載の非置換飽和単環式4~6員シクロアルキルまたは非置換4~10員架橋シクロアルキルである。
【1081】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R4は水素であり、R5はCH3-であり、R6は本明細書に記載の非置換シクロブチルまたは非置換ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
【1082】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R1は、CF3CH2O-、CHF2O-、およびイミダゾリルから選択され、このイミダゾリルは本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が本明細書に記載のシクロプロピルであり、R6は本明細書に記載のC1~6アルキル、特にtert-ブチルである。
【1083】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
6、R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表45】
【1084】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0である。
【1085】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、シアノC1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択されるか、またはR2および3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5は、水素、重水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C1~6アルコキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシ、およびヒドロキシから独立して選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルであり、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、nは0である。
【1086】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1087】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、またはヘテロアリールは、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチルおよびtert-ブチルから選択される1個のC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1088】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、(CH3)2CF-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択される1個のハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1089】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個のCF3で任意に置換されていてもよい。
【1090】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、1は、1個のCF3-で任意に置換されていてもよい本明細書に記載の5員ヘテロアリールである。
【1091】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは非置換である。
【1092】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【1093】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【1094】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-である。
【1095】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルまたはフェニルであり、このシクロアルキルまたはフェニルは、1、2、または3個のハロゲンまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1096】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルまたはフェニルであり、このシクロアルキルまたはフェニルは1、2、または3個のF-、Cl-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1097】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルまたはフェニルであり、このシクロアルキルまたはフェニルは1または2個のF-、Cl-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1098】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-であり、R6は飽和単環式4~6員シクロアルキルまたはフェニルであり、このシクロアルキルまたはフェニルは、1個のF-、Cl-、またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1099】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R
6、R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表46】
【1100】
いくつかの実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方が水素である。
【1101】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、本明細書に記載のC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素である。
【1102】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、1個の本明細書に記載のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素である。
【1103】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、このヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、本明細書に記載の1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R6は、1つの脂肪族および1つの芳香環(1つの環はO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、フェニル、4~10員架橋シクロアルキルおよび6員ヘテロアリールであり、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、架橋シクロアルキルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1104】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は5員ヘテロアリール、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシおよびシアノC1~6アルコキシから選択され、このヘテロシクロアルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはヘテロアリールは、本明細書に記載の1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R6は、1つの脂肪族および1つの芳香環(1つの環はO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキルおよび6員ヘテロアリールであり、この縮合ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、フェニル、架橋シクロアルキルまたはヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1105】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は、非置換ピラジニル、シアノ、CHF2O-、CH3O-、非置換オキセタニル、1つのCF3-で置換されたイミダゾリル、非置換オキサゾリル、Br-、CH3CF2-、CHF2-、CF3-、CF3CH2O-、非置換シクロプロピルメトキシル、非置換シクロブチルメトキシル、CH3F2CO-、CH3F2C-、シアノメトキシおよびCF3CH2-から選択され、R2およびR3が水素であり、R6は、シクロペンチル、フェニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキシル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、このシクロペンチル、フェニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキシル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1106】
一実施形態において、本発明は、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は、非置換ピラジニル、シアノ、CHF2O-、CH3O-、非置換オキセタニル、1個のCF3-で置換されたイミダゾリル、非置換オキサゾリル、Br-、CH3CF2-、CHF2-、CF3-、CF3CH2O-、非置換シクロプロピルメトキシル、非置換シクロブチルメトキシル、CH3F2CO-、CH3F2C-、シアノメトキシおよびCF3CH2-から選択され、R2およびR3が水素であり、R6は、シクロペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキシル、フェニル、ジヒドロクロメニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、このシクロペンチル、フェニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキシル、ジヒドロクロメニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノおよびヒドロキシルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1107】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は非置換ピラゾリルまたはCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R6は、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択され、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルはF-またはCF3-から独立して選択される1、2または3個で任意に置換されていてもよい。
【1108】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1は非置換ピラゾリルまたはCF2HO-であり、R2およびR3は水素であり、R6はシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルは1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1109】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R6は非置換シクロブチルである。
【1110】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは1、2または3個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1111】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0であり、R1はCHF2O-であり、R2およびR3は水素であり、R6はシクロブチルであり、このシクロブチルは1または2個のF-またはCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1112】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物を提供し、式中、nは0であり、R
6、R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表47】
【1113】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5は、水素、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、およびヒドロキシから独立して選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1114】
特定の実施形態において、「形成された飽和単環式3~5員シクロアルキル」は、本明細書に記載されるように置換された非置換シクロアルキルまたはシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキルは非置換である。
【1115】
前述の実施形態は、本明細書で説明されるように、本出願の任意の実施形態と組み合わせることができる。
【1116】
nが2または3である場合、R4およびR5の異なる対が存在し得る。例えば、nが2である場合、2対のR4およびR5が存在する。nが3である場合、3対のR4およびR5が存在する。それぞれの対は、同一であっても異なっていてもよい。例えば、nが2である場合、R4およびR5の第1の対は両方とも水素であり得、第2の対において、R4およびR5の一方は水素であり、他方はヒドロキシC1~6アルキルまたは飽和単環式シクロアルキルである。
【1117】
nが1である場合、R
4またはR
5はヒドロキシではない。例えば、nが1である場合、化合物は、
【化171】
または異なるR
1、R
2およびR
3を有する式(I)の類似の化合物になり得ない。
【1118】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R4およびR5は、水素、C1~6アルキル、飽和単環式シクロアルキル、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1119】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R4およびR5は、水素、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシC1~6アルキルから独立して選択され、シクロアルキルは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1120】
一実施形態において、本発明は、式(I)化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供するし、式中、nは1または2であり、4またはR5の一方が水素であり、他方がシクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択される飽和単環式3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルがハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1121】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R4および5の第1の対が両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対が一方が水素であり、他方が飽和単環式3~5員シクロアルキルであり、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択され、シクロアルキルがハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1122】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R4およびR5の第1の対において両方とも水素であり、R4およびR5の第2の対において一方が水素であり、他方が非置換シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択される。
【1123】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
4またはR
5の1つは飽和単環式3~5員シクロアルキルであり、このシクロアルキルは、以下の構造に示される化合物に結合している:
【化172】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
2およびR
3は両方とも水素であり、nは1であり、R
4およびR
5の一方は水素であり、他方は飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは、非置換シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択され、R
6は本明細書に記載のとおりである。
【1124】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルが非置換シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択され、R6は飽和単環式シクロアルキルおよびハロC1~6アルキルから選択され、シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1125】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方は水素であり、他方は飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは、非置換シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルから選択され、R6は飽和単環式シクロアルキルであり、シクロアルキルは、非置換シクロプロピル、シクロブチル、およびシクロペンチルから選択される。
【1126】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3は両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方は水素であり、他方は飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは、非置換シクロプロピルおよび非士官シクロブチルから選択され、R6は飽和単環式シクロアルキルであり、シクロアルキルは、非置換シクロプロピル、シクロブチル、およびシクロペンチルから選択される。
【1127】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3が両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは非置換のシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択され、R6は(CH3)2FC-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択されるハロC1~6アルキルである。
【1128】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3が両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは非置換シクロプロピルおよび非置換のシクロブチルから選択され、R6は(CH3)2FC-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択されるハロC1~6アルキルである。
【1129】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3が両方とも水素であり、3は上記のシクロプロピルであり、nは1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは非置換のシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択され、R6は本明細書に記載のCF3-である。
【1130】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3が両方とも水素であり、nは1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が飽和3~5員シクロアルキルであり、シクロアルキルは非置換のシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルから選択され、R6は本明細書に記載のCF3-である。
【1131】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、nおよびR
6は本明細書に記載のとおりであり、R
4およびR
5の一方は水素であり、他方は飽和単環式シクロアルキルであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表48】
【1132】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が水素である。
【1133】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R4およびR5の両方が水素である。
【1134】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4またはR5の両方が水素であり、R1、R2、R3およびR6は本明細書に記載のとおりである。
【1135】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R4またはR5の全てが水素であり、R1、R2、R3およびR6は本明細書に記載のとおりである。
【1136】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2であり、R4またはR5の個々の対、ならびにR1、R2、R3およびR6は本明細書に記載のとおりである。
【1137】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1138】
特定の実施形態において、「形成された飽和単環式3~5員シクロアルキル」は、本明細書に記載されるように置換された非置換シクロアルキルまたはシクロアルキルを意味する。特に、シクロアルキルは非置換である。
【1139】
R
4およびR
5が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成するいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、以下ではない:
【化173】
【1140】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、シアノC1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1141】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、シアノC1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R2およびR3は水素であり、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成する。
【1142】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成する:
【化174】
【1143】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化175】
【1144】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化176】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1145】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1または2であり、R
1はR
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化177】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、このヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1146】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化178】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1147】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化179】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1148】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化180】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、1、2、または3個のF-またはCF
3-で任意に置換されていてもよい。
【1149】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化181】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、1または2個のCF
3-で任意に置換されていてもよい。
【1150】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
1は4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシ、および5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、R
2およびR
3は水素であり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、以下の構造を有するシクロプロピルを形成し:
【化182】
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、C
1~6アルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【1151】
いくつかの実施形態において、nが2である場合、R4およびR5の一方の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の他方の対は、水素、C1~6アルキルおよびヒドロキシから選択される。
【1152】
いくつかの実施形態において、nが2である場合、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の他方の対は両方とも水素である。
【1153】
nが2である実施形態のいくつかでは、R4およびR5の対の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、本明細書に記載のシクロアルキルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、C1~6アルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【1154】
いくつかの実施形態において、nが2である場合、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、R4およびR5の他方の対は両方とも水素であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、C1~6アルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは1または2個のF-で任意に置換されていてもよい。
【1155】
nが2であるいくつかの実施形態において、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、本明細書に記載されるシクロアルキルを形成し、R6は、本明細書に記載されるC1~6アルキルである。
【1156】
nが2であるいくつかの実施形態において、R4およびR5の第1の対は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、本明細書に記載されるシクロアルキルを形成し、R6は、本明細書に記載されるCH3-またはtert-ブチルである。
【1157】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、nおよびR
6は本明細書に記載のとおりであり、R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、非限定的な例は、以下から選択される:
【表49】
【1158】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化183】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnが本明細書に記載のとおりであり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、またはハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、その溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1159】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化184】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnが本明細書に記載のとおりであり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、またはハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、その溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1160】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化185】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびnは、本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;および
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1161】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化186】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびnは、本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1162】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化187】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6はジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、CF
3-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1163】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化188】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6はジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1164】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化189】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびnは、本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化190】
から選択される)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1165】
いくつかの具体的に好ましい実施形態において、R
6は、以下から選択される:
【化191】
【1166】
R6の上記の実施形態において、全ての立体異性体、ジアステレオマーおよびエナンチオマー構造が組み込まれる。
【1167】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化192】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびnは、本明細書に記載のとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化193】
【1168】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、以下から選択される:
【化194】
【1169】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化195】
から選択される。
【1170】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化196】
から選択される。
【1171】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化197】
から選択される。
【1172】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化198】
から選択される。
【1173】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、
【化199】
から選択される。
【1174】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、以下の構造を有する:
【化200】
【1175】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、以下の構造を有する:
【化201】
【1176】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、以下の構造を有する:
【化202】
【1177】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、以下の構造を有する:
【化203】
【1178】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルは、以下の構造を有する:
【化204】
【1179】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、4~10員シクロアルキルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1180】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、4~10員シクロアルキルであり、これは、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1181】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルであり、この飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1182】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CHF2-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピルおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換される飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【1183】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CHF2-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1184】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、1個のヒドロキシ、ならびにF-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1185】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、1個のC1~6アルキル、ならびにF-、CH3-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1186】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1187】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1188】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロブチルである。
【1189】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロペンチルである。
【1190】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいシクロヘキシルである。
【1191】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換シクロブチル、非置換シクロペンチル、および非置換シクロヘキシルから選択される飽和単環式4~6員シクロアルキルである。
【1192】
飽和単環式4~6員シクロアルキルとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1193】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
6は飽和単環式4~6員シクロアルキルであり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表50】
【1194】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、6員シクロアルケニルであり、これは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1195】
R
6が6員シクロアルケニルであるいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、以下ではない:
【化205】
【1196】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、6員シクロアルケニルであり、これは、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CHF2-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1197】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブテニル、シクロペンテニル、およびシクロヘキセニルから選択される6員シクロアルケニルであり、シクロブテニル、シクロペンテニル、またはシクロヘキセニルは、Cl-、F-、CH3-、エチル、(CH3)2CF-、CHF2-、CF3-、CH3O-、tert-ブチル、CN-、シクロプロピル、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1198】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルから選択される6員シクロアルケニルであり、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1199】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルから選択される6員シクロアルケニルであり、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1200】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルから選択される6員シクロアルケニルであり、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルは、非置換である。
【1201】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換シクロヘキセニルである。
【1202】
6員シクロアルケニルとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1203】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は6員シクロアルケニルであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表51】
【1204】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1205】
6が本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであるいくつかの実施形態において、R1はC1~6アルコキシではない。
【1206】
R
6が本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであるいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、以下ではない:
【化206】
【1207】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1208】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1209】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1210】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、オクタヒドロペンタレン(ビシクロ[3.3.0]オクタニル)またはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1211】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルまたはビシクロ[3.1.0]ヘキサニルから選択される4~10員架橋シクロアルキルであり、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニルおよびビシクロ[3.1.0]ヘキサニルは、非置換である。
【1212】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
6は、
【化207】
から選択される、4~10員架橋シクロアルキルである。
【1213】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
6は、以下から選択される4~10員架橋シクロアルキルである:
【化208】
【1214】
4~10員架橋シクロアルキルとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1215】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は4~10員架橋シクロアルキルであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表52】
【1216】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、この7~10員縮合シクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1217】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
6は、以下から選択される2つの芳香族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである:
【化209】
(この7~10員の縮合シクロアルキルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピル、およびCH
3O-シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)。
【1218】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、およびオクタヒドロペンタレニルから選択される2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、またはオクタヒドロペンタレニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1219】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、およびオクタヒドロペンタレニルから選択される2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、またはオクタヒドロペンタレニルは、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1220】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、およびオクタヒドロペンタレニルから選択される2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルであり、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ヘキサヒドロ-1H-ペンタレニル、シクロペンタ[c]ピロール-2-イル、またはオクタヒドロペンタレニルは、非置換である。
【1221】
2つの芳香族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1222】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は7~10員縮合シクロアルキルであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表53】
【1223】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、6員ヘテロアリールであり、このヘテロアリールは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1224】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、6員ヘテロアリールであり、このヘテロアリールは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1225】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ピリジニル、ピリミジニルおよびピラジニルから選択される6員ヘテロアリールであり、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1226】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ピリジニル、ピリミジニルおよびピラジニルから選択される6員ヘテロアリールであり、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、Cl-、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1227】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ピリジニル、ピリミジニルおよびピラジニルから選択される6員ヘテロアリールであり、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、1個のCl-、F-、シクロプロピル、およびCF3-で任意に置換されていてもよい。
【1228】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、ピリジニル、ピリミジニルおよびピラジニルから選択される6員ヘテロアリールであり、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、1個のCl-で任意に置換されていてもよい。
【1229】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は6員ヘテロアリールであり、6員ヘテロアリールは、1または2個のCl-で任意に置換されていてもよいピリジニル、ピリミジニルおよびピラジニルから選択される。
【1230】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換ピリジニル、非置換ピリミジニル、および非置換ピラジニルから選択される。
【1231】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換ピリジニルである。
【1232】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換ピリミジニルである。
【1233】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換ピラジニルである。
【1234】
6員ヘテロアリールとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1235】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は本明細書に記載の6員ヘテロアリールであり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表54】
【1236】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、このフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1237】
R6が本明細書に記載の任意に置換されていてもよいフェニルである本発明のいくつかの実施形態において、R1は5員ヘテロアリールではない。
【1238】
R6が本明細書に記載の任意に置換されていてもよいフェニルである本発明のいくつかの実施形態において、R1はC1~6アルコキシではない。
【1239】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、このフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1240】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、このフェニルは、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1241】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、このフェニルは、Cl-、F-、CHF2-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1242】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、これは、Cl-、F-、CH3O-、CHF2-、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1243】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、フェニルであり、これは1個のCl-またはCH3O-で任意に置換されていてもよい。
【1244】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換フェニルである。
【1245】
フェニルとしてのR6の本明細書の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1246】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
6はフェニルであり、R
1、R
2、R
3、n、R
4およびR
5は本明細書に記載のとおりであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表55】
【1247】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキルであり、この5~12員ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1248】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキルであり、この5~12員ヘテロシクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CHF2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1249】
R
6が5~12員ヘテロシクロアルキルであるいくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、以下ではない:
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物はクロメン
【化210】
ではなく、これらは、非置換であってもよく、または芳香環が1個のハロゲン、アルコキシもしくはヒドロキシで置換されている。
【1250】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキルであり、このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環が1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;2つの脂肪族環(1つの環が1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)であり、これらの縮合ヘテロシクロアルキルまたは架橋ヘテロシクロアルキルは、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1251】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環が1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;2つの脂肪族環(1つの環が1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)であり、これらの縮合ヘテロシクロアルキルまたは架橋ヘテロシクロアルキルは、Cl-、F-、シクロプロピル、およびCF3-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1252】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環が1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;2つの脂肪族環(1つの環が1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)であり、これらの縮合ヘテロシクロアルキルまたは架橋ヘテロシクロアルキルは、非置換である。
【1253】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環が1つのO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;2つの脂肪族環(1つの環が1つのO原子または1つのN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)であり、これらの縮合ヘテロシクロアルキルまたは架橋ヘテロシクロアルキルは、1つまたは2つのCl-、F-、CH3O-およびCF3-で任意に置換されていてもよいジヒドロクロメニルおよびヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニルから選択される。
【1254】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、非置換のジヒドロクロメニルおよびヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニルから選択される。
【1255】
5~12員ヘテロシクロアルキルとしてのR6の本明細書中の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1256】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6は5~12員ヘテロシクロアルキルであり、非限定的な例は以下から選択される:
【表56】
【1257】
いくつかの好ましい実施形態において、R
6は、
【化211】
である。
【1258】
前述の実施形態のいくつかでは、O原子は異なる位置にある。
【1259】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6はハロC1~6アルキルである。
【1260】
いくつかの実施形態において、R
6はハロC
1~6アルキルであり、式(I)の化合物は、以下ではない:
【化212】
【1261】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、R6がハロC1~6アルキルである。ハロゲン原子は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)であり得る。より好ましくは、ハロC1~6アルキルはフルオロ(F)で置換されている。
【1262】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CH3CF2-、CF3-、CH2F-、およびCHF2-から選択されるハロC1~6アルキルである。
【1263】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CHF2-である。
【1264】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CH2F-である。
【1265】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CF3-である。
【1266】
いくつかの実施形態において、R6はCF3-であり、CF3CH2O-ではない。
【1267】
ハロC1~6アルキルとしてのR6の本明細書の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1268】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6はハロC
1~6アルキルであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表57】
【1269】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、C1~6アルキルである。
【1270】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CH3-、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチルおよびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【1271】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、CH3-およびtert-ブチルから選択されるC1~6アルキルである。
【1272】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R6は、C1~6アルキルであり、このC1~6アルキルはCH3-である。
【1273】
C1~6アルキルとしてのR6の本明細書の全ての実施形態において、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、本明細書に記載のとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5およびnの任意の組み合わせを含めて、本明細書に記載のとおりである。
【1274】
いくつかの実施形態において、R6がtert-ブチルである場合、R1はCF3CH2O-ではない。
【1275】
いくつかの他の実施形態において、式(I)の化合物は、以下ではない:
【化213】
【1276】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5およびnは本明細書に記載のとおりであり、R
6はC
1~6アルキルであり、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表58】
【1277】
変数の追加の選択肢
本明細書に記載の全ての態様、実施形態、特許請求の範囲および化学式において、変数R1、R4、R5およびR6について選択肢の様々なリストが提供される。追加の異なる態様、実施形態および化学式では、R1、R4、R5およびR6の選択肢のこれらのリストは、それぞれ以下に提供される所与の態様、実施形態または式に関連する1つ以上のリストに追加の選択肢を含むように拡張され得る。これらの更なる選択肢は、式中の他の変数についての更なる選択肢とは独立して含まれてもよく、例えば、R6等の1つの変数についての更なる選択肢は、分子中の他の変数のいずれかについての更なる選択肢を含める必要なく、所与の式中に独立して含まれてもよい。他の変数のいずれかおよび全てについても同様である。
【1278】
本明細書を通して、これは、変数R1、R4、R5およびR6の1つ以上の定義が以下の追加の選択肢を包含するように拡張された追加の態様、実施形態、特許請求の範囲および式を提供する効果を有する。
【1279】
特に、これらの追加の選択肢は、式(I’)、(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)、(IV)等のそれぞれに適用可能である。
【1280】
R1の追加の選択肢
最も一般的なリストおよびより狭いリスト、例えば好ましいリスト、より好ましいリスト、および最も好ましいリストを含む様々なリストのいずれかにおいてR1について本明細書で定義される選択肢に加えて、R1の選択肢はまた、以下を含み得る:
ハロC1~6アルキルチオ、4~6員シクロアルキルオキシ、およびC1~6アルコキシで置換されたハロC1~6アルコキシを含み得、4~6員シクロアルキルオキシは、ハロゲンから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1281】
R1の追加の選択肢の特定の優先度は、以下から選択される:
FおよびClから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換された4~6員シクロアルキルオキシ;ハロC1~6アルキルチオ(ハロはFおよびClから選択される);およびC1~6アルコキシで置換されたハロC1~6アルコキシ(ハロは、FおよびClから選択される)。
【1282】
R1の追加の選択肢の更なる優先度は、以下から選択される:
FおよびClから独立して選択される2つの置換基(好ましくはF)で置換されたシクロブチルオキシ;ハロメチルチオ(ハロは、FおよびCl、好ましくはFから選択される);メトキシで置換されたハロプロポキシ(ハロは、FおよびCl、好ましくはFから選択される)。
【1283】
R
1の具体的な追加の選択肢は、以下から選択される:
【化214】
【1284】
R4およびR5の追加選択肢
最も一般的なリストおよびより狭いリスト、例えば好ましいリスト、より好ましいリスト、および最も好ましいリストを含む様々なリストのいずれかにおいてR4およびR5について本明細書で定義される選択肢に加えて、R4およびR5の選択肢はまた、
ハロC1~6アルキルを含み得る。
【1285】
R4およびR5の追加の選択肢の特定の優先度は、以下から選択される:
ハロC1~6アルキル(ハロは、FおよびCl、好ましくはFから選択される)
R4およびR5の追加の選択肢の更なる優先度は、以下から選択される:
ハロC1~3アルキル(ハロは、FおよびCl、好ましくはFから選択される)
R4およびR5の具体的な追加の選択肢は、以下から選択される:
CF3、CHF2、およびCH2F;特に、CF3、およびCHF2、
【1286】
R6の追加の選択肢
最も一般的なリストおよびより狭いリスト、例えば好ましいリスト、より好ましいリスト、および最も好ましいリストを含む様々なリストのいずれかにおいてR6について本明細書で定義される選択肢に加えて、R6の選択肢はまた、以下を含み得る:
3員シクロアルキル、ハロC1~6アルコキシ、Si(C1~6アルキル)3;および
5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキルまたはフェニルを含み得、これらのそれぞれが、ハロゲン、ハロC1~6アルコキシおよびC2~6アルキニルから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されている。
【1287】
R6の追加の選択肢の特定の優先度は、以下から選択される:
1個のC2~6アルキニルで置換された4~6員シクロアルキル;3員シクロアルキル;FおよびClから選択される1、2または3個のハロゲン原子で置換された3~6員シクロアルキル;Si(C1~6アルキル)3;1、2または3個のハロC1~6アルコキシで置換されたフェニル(ハロは、FおよびClから選択される);1、2または3個のハロC1~6アルコキシで置換された3~10員シクロアルキル(ハロは、FおよびClから選択される);およびハロC1~6アルコキシ(ハロは、FおよびClから選択される)。
【1288】
R6の追加の選択肢の更なる優先度は、以下から選択される:
1個のC2~6アルキニルで置換された4~6員シクロアルキル;シクロプロピル;1、2または3個のF原子で置換されたシクロプロピル;Si(C1~3アルキル)3;1、2または3個のハロC1~3アルコキシで置換されたフェニル(ハロはFである);1、2または3個のハロC1~3アルコキシで置換された3~10員シクロアルキル(ハロはFである);およびハロC1~3アルコキシ(ハロはFである)。
【1289】
R
6の具体的な追加の選択肢は、以下から選択される:
【化215】
【1290】
追加の選択肢を含む優先度および実施形態
変数についての上述の追加の選択肢は、本明細書のあらゆる態様、実施形態および式に適用可能であるが、以下は具体的に想定される実施形態を表す。
【1291】
いくつかの実施形態において、R1、R4、R5およびR6の追加の選択肢は、式I’に関連付けられる。
【1292】
いくつかの実施形態において、R1、R4、R5およびR6の追加の選択肢は、式Iに関連付けられる。
【1293】
いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書で定義される式Iを含む化合物および組成物に関し、式Iに関連するR1、R4、5およびR6についての以下の追加の選択肢を有する:
以下と組み合わせて、各R4およびR5は、HおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される;
R1はハロC1~6アルコキシから選択され、
R2およびR3はHであり、
R6は、ハロC1~6アルキル、および1、2または3個のハロゲン原子で置換された4~10員のシクロアルキルから選択され、
nは1である。
【1294】
いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書で定義される式Iを含む化合物および組成物に関し、式Iに関連するR1、R4、5およびR6についての以下の追加の選択肢を有する:
以下と組み合わせて、R6は、Si(C1~6アルキル)3、3員シクロアルキル、ハロゲンおよびハロC1~6アルコキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換された3~10員シクロアルキルから選択される;
R1はハロC1~6アルコキシから選択され、
R2およびR3はHであり、
各R4およびR5は、Hおよび単環式3~5員シクロアルキルから独立して選択され、
nは0または1である。
【1295】
追加の除外
態様に関連して、本明細書に記載の式(I’)に関連する実施形態;または、本明細書に記載の態様、実施形態、特許請求の範囲および化学式に関連する変数の選択肢のリストが、上記の追加の選択肢のいずれかまたは全てを含むように拡張されている場合、関連する態様または実施形態は、以下のように特定の化合物を除外することもできる。
【1296】
特定の態様および実施形態において、本発明は以下の化合物を除外する。
【化216】
いくつかの態様および実施形態において、本発明はこれらの化合物のみを除外するが、いくつかの態様および実施形態において、本発明は、本明細書の他の箇所で除外されるものとして列挙されたものに加えてこれらの化合物を除外する。
【1297】
表1の例示的な式(I)または式(I’)の化合物は、本発明の方法に従って作製され、Kv7.2(EC50 10マイクロモル未満、μM)およびKv7.2活性化最大%の活性化について特性評価および試験され、以下の構造および対応する名称を有する(OpenEye Lexichem,Version 1.2.0,OpenEye Scientific Software,Santa Fe,NM,USA;https://www.eyesopen.com/lexichem-tk)。
【1298】
いくつかの実施形態において、化合物は、表1から選択されるか、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩である。
【1299】
【1300】
一実施形態において、本発明は、式(I*):
【化217】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3であり、
R
7は、ハロゲンであり、
mは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【1301】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、7はF-またはCl-である。
【1302】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R7はF-である。
【1303】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは1または2である。
【1304】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは0である。
【1305】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは1である。
【1306】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは2である。
【1307】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは3である。
【1308】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、mは1であり、R7はF-である。
【1309】
好ましい一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは0または1であり、mは1であり、R7はF-である。
【1310】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1、R2、R3、R4、R5、nおよび R6は本明細書に記載のとおりであり、mは1であり、R7はF-である。
【1311】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は本明細書に記載のとおりであり、nは0または1であり、mは1であり、R7はF-である。
【1312】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R7は、式(I*)のピリジン環のN原子のオルト位またはメタ位にある。
【1313】
一実施形態において、本発明は、式(I*)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
7は、式(I)のピリジン環のN原子のメタ位にあり、化合物は、式(I**):
【化218】
両方(I**)を有する。
【1314】
式(I*)および(I**)のいずれかから選択される本明細書中の全ての実施形態、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩において、R1、R2、R3、R4、R5、nおよびR6は、本明細書に記載されるとおりであり、すなわち、R1、R2、R3、R4、R5、nおよびR6の任意の組み合わせを含むことは、本明細書に記載されるとおりである。
【1315】
一実施形態において、本発明は、式(I*)もしくは(I**)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
7は、Fであり、非限定的な例は、以下のとおりである:
【表60】
【1316】
ハロゲン原子は、当業者に公知の任意の方法によって分子に導入することができる。
【1317】
F-原子は、当業者に公知の任意の方法によって分子に導入することができる。
【1318】
化合物を本明細書に記載のように特徴付けた。
【1319】
本発明のいくつかの実施形態において、1つ以上の水素原子が重水素で置き換えられる。驚くべきことに、本発明の化合物の重水素化は、それらの代謝結果に正の影響を与えながら、それらの水素対応物の薬理学的プロファイルを保持するという利点を提供することが見出された。本発明の化合物における1つ以上の水素の重水素による選択的置換は、例えば、その全ての水素対応物と比較した場合に望ましくない代謝物の量を減少させることによって、および代謝物の速度を低下させることによって、したがって半減期を増加させることによって、本発明の化合物の医薬プロファイルを改善する。
【1320】
重水素を化合物に組み込むための方法は十分に確立されている。当技術分野で確立された代謝研究を使用して、本発明の化合物を試験して、重水素同位体の選択的配置のための部位を同定することができ、その同位体は代謝されないか、またはより低い速度で代謝される。さらに、これらの研究は、重水素原子が配置される位置として代謝部位を同定する。
【1321】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、式(I)の化合物または溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩に結合した1つ以上の水素原子が重水素で置き換えられている、化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1322】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化219】
(式中、R
2、R
3、R
4、またはR
5の1つ以上は重水素であり、その他は本明細書に記載のとおりであり、R
6は、以下;
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;または
e)ハロC
1~6アルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、二環式エッジ間縮合シクロアルキル、またはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1323】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化220】
(式中、R
2、R
3、R
4、またはR
5の1つ以上は重水素であり、その他は本明細書に記載のとおりであり、R
6は、以下;
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、飽和単環式シクロアルキル、シクロアルケニル、架橋シクロアルキル、または二環式エッジ間縮合シクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1324】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化221】
(式中、R
2、R
3、R
4、またはR
5の1つ以上は重水素であり、その他は本明細書に記載のとおりであり、R
6はジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1325】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化222】
(式中、R
2、R
3、R
4、またはR
5の1つ以上は重水素であり、その他は本明細書に記載のとおりであり、R
6はジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1326】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方または両方が重水素である。
【1327】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方が重水素である。
【1328】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方は重水素であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R4、R5、nおよびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1329】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方が重水素であり、R1はCHF2O-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R4、R5、nおよびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1330】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の両方が重水素であり、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R4、R5、nおよびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1331】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
2およびR
3の両方が重水素であり、R
1、R
4、R
5、n、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、式(II)の非限定的な例は以下のとおりである:
【化223】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
2およびR
3の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりである。
【1332】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりであり、R1、R4、R5、n、R6は本明細書に記載のとおりである。
【1333】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりであり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R4、R5、n、R6は本明細書に記載のとおりである。
【1334】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりであり、R1はCHF2O-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R4、R5、nおよびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1335】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R2およびR3の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりであり、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R4、R5、n、およびR6は本明細書に記載のとおりである。
【1336】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の一方は重水素であり、他方は本明細書に記載のとおりであるか、またはR4およびR5の両方である。
【1337】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が重水素である。
【1338】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が重水素であり、R1はハロC1~6アルコキシであり、R2、R3、およびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1339】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が重水素であり、R1はCHF2O-、CF3CH2O-、CF2HCH2O-、CH3CF2CH2O-、およびCH3CFHCH2O-から選択されるハロC1~6アルコキシであり、R2、R3、およびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1340】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が重水素であり、R1はCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2、R3、およびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1341】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が重水素であり、R1はCHF2O-であり、R2、R3、およびR6は本明細書に記載されるとおりである。
【1342】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
2およびR
3の両方が重水素であり、R
1、R
4、R
5、およびR
6は本明細書に記載のとおりであり、式(III)の非限定的な例は以下のとおりである:
【化224】
一実施形態において、本発明は、式(III)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R
4およびR
5の両方が重水素であり、R
1はCHF
2O-であり、R
2およびR
3は水素であり、R
6は本明細書に記載されるとおりである。
【1343】
一実施形態において、本発明は、式(III)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5の両方が重水素であり、R1はCHF2-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3は水素であり、nは1であり、R6は本明細書に記載されるとおりである。
【1344】
一実施形態において、本発明は、式(III)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5の両方が重水素であり、R1、R2、R3は本明細書に記載のとおりであり、nは1であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1345】
一実施形態において、本発明は、式(III)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R4およびR5の両方が重水素であり、R1、R2、R3は本明細書に記載のとおりであり、nは1であり、R6は5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1346】
一実施形態において、本発明は、R4およびR5の両方が重水素であり、R1、R2、R3が本明細書に記載のとおりであり、nが1であり、R6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルは、非置換である、式(III)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1347】
一実施形態において、本発明は、式(III)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは1であり、R
4およびR
5の両方が重水素であり、非限定的な例は以下のとおりである:
【表61】
【1348】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2または3であり、一方の対R4およびR5においてのみ、両方とも重水素であり、R4およびR5の他方の対(複数可)は本明細書に記載のとおりである。
【1349】
実施形態において、nが2または3である場合、4およびR5の一方の対は重水素であり、R4およびR5の他方の対は水素である。
【1350】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、nは2または3であり、第1の対R4およびR5においてのみ、両方とも重水素であり、R4およびR5の他方の対(複数可)は本明細書に記載のとおりである。
【1351】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.3_7.5/Kv7.2選択比を示すことが見出される。
【1352】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.3_7.5/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×、EC50<1μM、Select.>30×、またはEC50<1μM、Select.>30×、好ましい薬理学的プロファイルを有する。
【1353】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化225】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシまたは5員ヘテロアリールであり、ヘテロアリールは、任意に、ハロゲン、C
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基を有し、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-およびCH
3O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1354】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化226】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシまたは5員ヘテロアリールであり、ヘテロアリールは、ハロゲン、C
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリールおよび4~10員シクロアルキルから選択され、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリールおよび4~10員シクロアルキルは、Cl-、F-、CH
3-、CH
2F-、CF
3-、(CH
3)
2CF-、シクロプロピルおよびCH
3O-、シアノおよびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1355】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化227】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1つのCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル;7~10員架橋ヘテロシクロアルキル;飽和単環式4~6員シクロアルキル;フェニル;7~10員架橋シクロアルキル;7~10員縮合シクロアルキル;tert-ブチル;シクロアルキル;(CH
3)
2CF-;ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、二環式縮合ヘテロシクロアルキル、架橋ヘテロシクロアルキル、飽和単環式シクロアルキル、架橋シクロアルキル、フェニル、縮合シクロアルキル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1356】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化228】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1357】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化229】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1358】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化230】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化231】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1359】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化232】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1360】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化233】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化234】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1361】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化235】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、またはCF
3CH
2O-であり
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1362】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化236】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、CF
3CH
2O-、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択され、ピラゾリルおよびイミダゾリルは、非置換であるか、または1個のCF
3-で置換されており、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1363】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化237】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、およびCF
3CH
2O-から選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化238】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1364】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化239】
(式中、
R
1は、CHF
2O-、CH
3CF
2O-、CH
3CFHCH
2O-、およびCF
3CH
2O-から選択され、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化240】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1365】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化241】
(式中、
R
11個のCF
3-で任意に置換されていてもよいCHF
2Oまたはイミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1366】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化242】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1367】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化243】
(式中、
R
1は、CHF
2O-または非置換イミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化244】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1368】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化245】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1369】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化246】
(式中、
R
1は、CHF
2O-であり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、F-およびCF
3-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1370】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化247】
(式中、
R
1は、非置換イミダゾリル、またはCH
3CF
2-、CF
3-、CH
2F、およびCHF
2-から選択される1個の置換基で置換されたイミダゾリルであり、
R
2およびR
3は、水素であり、
R
4およびR
5は、水素であるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、非置換シクロプロピルを形成し、
R
6は、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH
3)
2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリジニルは、Cl-、F-、CH
3-、シクロプロピル、CF
3-、およびCH
3O-から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0または1であり、
(ただし、
【化248】
を除く)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1371】
測定は、式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは医薬塩が、Kv7.2 EC50<3μMおよび選択比Kv7.3_7.5/Kv7.2>10xであれば、本明細書に記載の好ましい薬理学的特性を有することを示した。
【1372】
測定はまた、式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的塩が、本明細書に記載の好ましい薬理学的特性を有し、したがって、以下の特性の1つ以上を示す場合に好ましい:Kv7.3_7.5/Kv7.2選択比>10×;および/、または
ヒト肝臓ミクロソームクリアランス速度<20ul/分/mg;および/または
Kv4/Kv2選択性>10×。
【1373】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.3_7.5/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×(表2および表5)、EC50<1μM、Select.>30×(表3および表6)またはEC50<1μM、Select.>30×、良好な代謝クリアランスを有する(表4および表7)。
【1374】
好ましい一実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は、表2から選択される(Kv7.2 EC
50<3μMおよびKv35/Kv2選択性>10×)。
【表62】
【1375】
別の好ましい一実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は、表3から選択される(Kv7.2 EC
50<1μMおよび選択性>30×)。
【表63】
【1376】
別の好ましい一実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は、表4から選択される(Kv7.2 EC
50<1μMおよび選択性>30×、ならびにミクロソームクリアランス<20)。
【表64】
【1377】
別の好ましい実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は表5から選択される。
【表65】
【1378】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化249】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルチオから選択され、
R
2およびR
3は、水素、重水素、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、ヒドロキシ、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシ、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1379】
別のより好ましい実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は表6から選択される。
【表66】
【1380】
より好ましい実施形態において、本発明は、式(I):
【化250】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルチオから選択され、
R
2およびR
3は、水素、重水素、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、ハロC
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、3~10員シクロアルキル、フェニル、Si(C
1~6アルキル)
3、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1381】
別の最も好ましい実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は表7から選択される。
【表67】
【1382】
最も好ましい実施形態において、本発明は、式(I):
【化251】
(式中、
R
1は、ハロC
1~6アルコキシおよびハロC
1~6アルキルから選択され、
R
2およびR
3は、水素、重水素、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、ハロC
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、3~10員シクロアルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキルおよびシクロアルキルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ハロC
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。
【1383】
別の最も好ましい実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は表8から選択される。
【1384】
【1385】
本明細書で定義される本発明の化合物に関する本出願に記載されるいずれかの実施形態において、例えば式(I’)、(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)、(IV)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、およびそれぞれの医療用途の実施形態について、対応する実施形態が本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の任意の実施形態は、収縮しない範囲で任意の他の実施形態と組み合わせることができる。
【1386】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.3_7.5/Kv7.2選択比を示すことが見出される。
【1387】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.3_7.5/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×、EC50<1μM、Select.>30×、またはEC50<1μM、Select.>30×、良好な代謝安定性を有する。
【1388】
好ましい一実施形態において、本発明は、1がハロC1~6アルコキシであり、R6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルが、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、本発明の化合物を提供する。
【1389】
好ましい一実施形態において、本発明は、1がハロC1~6アルコキシであり、R6が以下から選択される本発明の化合物を提供する:
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
e)ハロC1~6アルキル、
これらは全て、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1390】
好ましい一実施形態において、本発明は、1がハロC1~6アルコキシであり、R6が以下から選択される本発明の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する:
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
これらは全て、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1391】
好ましい一実施形態において、本発明は、1がハロC1~6アルコキシであり、R6が以下から選択される本発明の化合物を提供する:
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1392】
好ましい一実施形態において、本発明は、1がハロC1~6アルコキシであり、R6が以下から選択される本発明の化合物を提供する:
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1393】
好ましい一実施形態において、本発明は、R
1がハロC
1~6アルコキシであり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルが以下の構造を有する本発明の化合物を提供する:
【化252】
【1394】
好ましい一実施形態において、本発明は、R
1がハロC
1~6アルコキシであり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルが以下の構造を有する本発明の化合物を提供する:
【化253】
【1395】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、およびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはフェニルが以下の構造を有する本発明の化合物を提供する:
【化254】
【1396】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが1であり、R4およびR5の一方が水素であり、他方が非置換のシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択される飽和3~5員シクロアルキルであり、R6が(CH3)2FC-、CF3CH2-、CH3CF2-、CF3-CH2F-、およびCHF2-から選択されるハロC1~6アルキルである本発明の化合物を提供する。
【1397】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが1であり、4およびR5の一方が水素であり、他方が非置換シクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択される飽和3~5員シクロアルキルであり、R6がCF3-である本発明の化合物を提供する。
【1398】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が水素であり、nが1であり、R
4およびR
5の一方が水素であり、他方が非置換のシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択される飽和3~5員シクロアルキルであり、R
6がCF
3-である本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下から選択される構造を有する:
【表69】
【1399】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されたピラジニル、ピリミジンおよびピリジンから選択される6員ヘテロアリールである本発明の化合物を提供する。
【1400】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、Cl-、F-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換されたピラジニル、ピリミジンおよびピリジンから選択される6員ヘテロアリールである本発明の化合物を提供する。
【1401】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が、Cl-、F-、およびCF
3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換されたピラジニル、ピリミジンおよびピリジンから選択される6員ヘテロアリールである本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下から選択される構造を有する:
【表70】
【1402】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が両方とも水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、ハロゲン、C1~6アルキル、C1~6アルコキシおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されたフェニルである本発明の化合物を提供する。
【1403】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が両方とも水素であるか、またはR2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルであり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、Cl-、F-、CH3-、CH3O-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換されたフェニルである本発明の化合物を提供する。
【1404】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が両方とも水素であるか、またはR
2およびR
3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC
1~6アルキルであり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が、Cl-、F-、CH
3-、CH
3O-、およびCF
3-から独立して選択される1または2個の置換基で置換されたフェニルである本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表71】
【1405】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換された、2つの脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである本発明の化合物を提供する。
【1406】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換された、2つの脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである本発明の化合物を提供する。
【1407】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、2個の脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニルおよびヘキサヒドロペンタレニルから選択される本発明の化合物を提供する。
【1408】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、2個の脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルが、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニルおよびヘキサヒドロペンタレニルから選択される本発明の化合物を提供する。
【1409】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、2個の脂肪族環を含む4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルが、非置換であるビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニルおよびヘキサヒドロペンタレニルから選択される本発明の化合物を提供する。
【1410】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が2個の脂肪族環を含む非置換の4~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルである本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表72】
【1411】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルコキシおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されている本発明の化合物を提供する。
【1412】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルコキシおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい本発明の化合物を提供する。
【1413】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであり、この架橋シクロアルキルが非置換である、本発明の化合物を提供する。
【1414】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、非置換のビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびアダマンチンから選択される本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルであり、本発明の化合物を提供する。
【1415】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、F-、CH3O-、およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよいビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、およびアダマンチンから選択される本明細書に記載の4~10員架橋シクロアルキルである、本発明の化合物を提供する。
【1416】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF
2O-およびCF
3CH
2O-から選択され、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が非置換の4~10員架橋シクロアルキルである本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表73】
【1417】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されている本発明の化合物を提供する。
【1418】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい本発明の化合物を提供する。
【1419】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が本明細書に記載の飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロアルキルが非置換である、本発明の化合物を提供する。
【1420】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが、1、2、または3個のCF3-で任意に置換されていてもよい、本発明の化合物を提供する。
【1421】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが非置換である、本発明の化合物を提供する。
【1422】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択される飽和単環式シクロアルキルであり、このシクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが、1、2、または3個のF-で任意に置換されていてもよい、本発明の化合物を提供する。
【1423】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF
2O-およびCF
3CH
2O-から選択され、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が飽和単環式4~6員シクロアルキルである本発明の化合物を提供し、非限定的な例は、以下の構造を有する:
【表74】
【1424】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されている本発明の化合物を提供する。
【1425】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい本発明の化合物を提供する。
【1426】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルが非置換である、本発明の化合物を提供する。
【1427】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルが非置換である、本発明の化合物を提供する。
【1428】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、この縮合ヘテロシクロアルキルが非置換ジヒドロクロメニルである、本発明の化合物を提供する。
【1429】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R1R1がピラゾリルおよびイミダゾリル(両方とも本明細書に記載される)、CHF2O-およびCF3CH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、R4およびR5が水素であり、R6が、F-およびCF3-から独立して選択される1または2個の置換基で任意に置換されていてもよい、ジヒドロクロメニルである2つの脂肪族環を含む二環式エッジ間縮合シクロアルキルである、本発明の化合物を提供する。
【1430】
いくつかの好ましい実施形態において、本発明は、R
1がCHF
2O-またはCF
3CH
2O-であり、R
2およびR
3が水素であり、nが0または1であり、R
4およびR
5が水素であり、R
6が、本明細書に記載の1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである、本発明の化合物を提供し、非限定的な例は以下の構造を有する:
【表75】
【1431】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化255】
【1432】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化256】
【1433】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化257】
【1434】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化258】
【1435】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化259】
【1436】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化260】
【1437】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化261】
【1438】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化262】
【1439】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化263】
【1440】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化264】
【1441】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下ではない:
【化265】
【1442】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化266】
【1443】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化267】
【1444】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下ではない:
【化268】
【1445】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化269】
【1446】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化270】
【1447】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下ではない:
【化271】
【1448】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化272】
【1449】
本発明の化合物のいくつかの実施形態において、以下:
【化273】
から選択される構造を有するクロメンではなく、
これらは、非置換であってもよく、または芳香環は、ハロゲン、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシから選択される1つの置換基で置換されている。
【1450】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化274】
【1451】
一実施形態において、本発明の化合物は、以下ではない:
【化275】
【1452】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下ではない:
【化276】
【1453】
R6が本明細書に記載の任意に置換されていてもよいフェニルである本発明のいくつかの実施形態において、R1は5員ヘテロアリールではない。
【1454】
R6が本明細書に記載の任意に置換されていてもよいフェニルである本発明のいくつかの実施形態において、R1はC1~6アルコキシではない。
【1455】
いくつかの実施形態において、R6がtert-ブチルである場合、R1はCF3CH2O-ではない。
【1456】
いくつかの実施形態において、R1は、CF3CH2O-ではない。
【1457】
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、nが3であり、R4およびR5の第2の対が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、3員シクロアルキルを形成する化合物を除外する。
【1458】
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、R
1が
【化277】
であり、
R
6が、
【化278】
である化合物を除外する。
【1459】
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、
R
1が、
【化279】
であり、
R
6が、
【化280】
であり、
nが2であり、R
4およびR
5が、(i)全て水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の第1の対内で両方が水素であり、かつR
4およびR
5の第2の対内で、一方が水素であり、他方がヒドロキシである、化合物を除外する。
【1460】
いくつかの実施形態において、nが2であるとき、R6は、C1~6アルキルではない。
【1461】
いくつかの実施形態において、nが2であるとき、R6は、ハロC1~6アルキルではない。
【1462】
いくつかの実施形態において、nが2であるとき、R6は、ヒドロキシではない。
【1463】
いくつかの実施形態において、R6は、二環式または多環式のスピロシクロアルキル環系を含まない。
【1464】
場合によっては、シクロアルキルは、二環式または多環式スピロシクロアルキル環系を含まない。
【1465】
場合によっては、ヘテロシクロアルキルは、二環式または多環式スピロヘテロシクロアルキル環系を含まない。
【1466】
いくつかの実施形態において、以下の化合物が除外される:
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、以下から選択される:
【化281】
【1467】
いくつかの実施形態において、本発明の特許請求の範囲に入る場合、本発明の化合物は、以下を含まない:
【化282】
いくつかの実施形態からの化合物を除く前述の実施形態は、本明細書に記載の医療用途、医薬組成物またはキットには適用されない。
【1468】
本発明の化合物は、Kv7.2に作用する薬剤であることが示されており、したがって、本明細書に記載の疾患、障害、または能力障害のいずれかの処置および/または予防に有用である。それらは、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置に特に有用である。より具体的には、それらは、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置に有用であり、疾患、障害、または障害は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される。行動障害は、例えば、注意欠陥多動性障害(ADHD)である。気分障害は、例えば、うつである。神経発達障害は、例えば、自閉症スペクトラム障害(ASD)または症候性発達障害である。症候性発達障害は、例えば、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群である。てんかんは、例えば、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群およびてんかん性脳症である。神経変性疾患は、例えばアルツハイマー病または運動ニューロン疾患である。
【1469】
したがって、本発明の化合物は、有効性、選択性および代謝クリアランス(より良好な治療域をもたらす)等の好ましい薬理学的特性の組み合わせを提供する有用なKv7.2モジュレーターである。特に、R1がハロC1~6アルコキシである化合物(CF3CH2O-およびCHF2O-等)は、優れた効力および選択性を示す。R1がCF3CH2O-またはCHF2O-であり、R6が以下から選択される実施形態において、特に優れた効力および選択性が観察される:
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)である、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;ならびに
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル。最も好ましい効力、選択性および代謝安定性は、R1がCHF2O-またはCF3CH2O-であり、R6 がハロゲンまたはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されている上記のR6と組み合わされる実施形態において見出すことができる。
【1470】
R6における置換基がFまたはCF3-であることは、特に、好ましい効力、選択性および代謝安定性を提供することが見出されている。
【1471】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセスであって、プロセスは、
【化283】
のDIEAおよびTEAから選択される塩基との
DCMおよびDMFから選択される溶媒を用いる反応の1つを含み、
式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、nおよびR
6は本明細書に定義されるとおりである。
【1472】
好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセスであって、プロセスは、
【化284】
の反応の1つを含む。
【1473】
R7は、当業者に公知の標準的な方法によって導入することができる。
【1474】
好ましい一実施形態において、これらの反応は、R1が6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロゲン、ハロC1~6アルキルおよび5員ヘテロアリールから選択される場合に使用される。
【1475】
本発明の一実施形態において、尿素形成は、室温~40℃の温度でDCMもしくはDMF中でアミンをイソシアネート(第1の反応)で処理することによって、または適切な塩基の存在下で第1のアミンを1,1’-カルボニルジイミダゾール(第2の反応)と反応させて、第2のアミンの添加前に活性化尿素を生成することによって、または第1のアミンをパラ-ニトロフェニルクロロホルメート(第3の反応)もしくはフェニルクロロホルメートと反応させてカルバメートを生成することによって達成することができ、これを第2のアミンで精製またはその場で使用して所望の尿素を得ることができる。
【1476】
一実施形態において、好ましい条件は、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒としてCDIを0℃で45分間使用し、次いで第2のアミンを添加し、40℃で2~6時間撹拌することである。
【1477】
一実施形態において、本発明の化合物を製作製するプロセスは、以下の代替反応を含む:
【化285】
式中、この反応は、R
1が本明細書に記載の任意のアルコキシ基、例えばハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはシアノC
1~6アルコキシである場合の化合物の調製に使用される。いくつかの実施形態において、この反応は、R
2およびR
3が水素である場合に適用される。いくつかの実施形態において、この反応は、R
2およびR
3が本明細書に記載のとおりであるが水素ではない場合に適用される。
【1478】
一実施形態において、本発明の化合物を作製するプロセスは、本明細書に示す第4の代替反応を含み、C-O結合形成は、THF、メチルテトラヒドロフラン、トルエン、1,4-ジオキサン、1,3-ジオキサン、1,2-ジオキサン、ヘキサン、シクロヘキサンおよびヘプタンから選択される有機溶媒中、パラジウム触媒および無機塩基を使用して、70~90℃の範囲の温度で、2-クロロ-ピリジル中間体と第一級アルコールとの間のバックワルド・ハートウィグエーテル化によって達成することができる。好ましくは、この反応はトルエン中で約80℃の温度で行われる。
【1479】
本発明の一実施形態において、条件は、触媒としてtBuBrettPhosPd G3および炭酸セシウムを使用することである。
【1480】
BOC除去は、当業者に公知の任意の方法によって達成することができる。尿素形成は、例えば、本明細書に記載のとおりである。
【1481】
一実施形態において、本発明は、以下の反応工程を含む、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関する:
【化286】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、nおよびR
6は本明細書に定義されるとおりである)。
【1482】
一実施形態において、本発明は、本明細書の反応を使用して、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、反応は、R1が本明細書に記載の任意のアルコキシ基、例えば、ハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシまたはシアノC1~6アルコキシである化合物の調製に使用される。好ましい一実施形態において、反応は、R2がヒドロキシC1~6アルキルであり、R3が水素である場合に使用される。
【1483】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、脱炭酸クロスカップリング反応は、可視光光還元Ni触媒の複合作用下で、炭酸セシウムおよびイリジウム光触媒の存在下で、ヘテロアリールハライドと保護されたアミノ酸との間で行うことができる。
【1484】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、Boc脱保護はHCl/ジオキサンでの処理によって行うことができる。
【1485】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、尿素形成は、本明細書中に記載されるような第1、第2、第3および/または第4の反応を介して行われ得る。好ましい条件は、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒としてCDIを0℃で1時間使用し、次いで第2のアミンを添加し、室温で一晩撹拌することである。
【1486】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、脱保護は、当業者に公知の任意の方法によって達成することができ、例えば、脱ベンジル化は、エタノール/酢酸エチル中のチャコール上の10%パラジウムの存在下での水素化によって行うことができる。
【1487】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関し、本明細書に記載の化合物および中間体の単離および精製は、所望であれば、任意の適切な分離または精製手順、例えば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィ、厚層クロマトグラフィ、分取低もしくは高圧液体クロマトグラフィまたはこれらの手順の組み合わせによって行うことができる。しかしながら、他の同等の分離または単離手順も使用することができる。式(I)のキラル化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩のラセミ混合物は、キラルHPLCを使用して分離することができる。
【1488】
一実施形態において、本発明は、以下の反応工程を含む、式(I)の化合物を作製する代替プロセスに関する。
【化287】
尿素形成は、0℃で塩基(DIPEA)の存在下、DCMまたはTHF中、ビス-トリクロロメチル)カーボネート(トリホスゲン、BTC)(スキーム4)でアミン(またはHCl等の対応する塩)を処理し、続いて室温で溶液中の第2のアミン(THF)を添加して所望の尿素を得ることによって達成することができる。
【1489】
一実施形態において、本発明は、式(I’)の化合物を作製するプロセスであって、以下の工程を含むプロセスに関する:
【化288】
この反応は、R
1がハロC
1~6アルコキシ基である化合物の調製に使用される。
【1490】
工程A:このスキームにおけるC-O結合形成は、パラジウム触媒および無機塩基を使用するクロロ-ヘテロアリール中間体と第一級アルコールとの間のバックワルド・ハートウィグエーテル化によって、または第二級アルコールを水素化ナトリウムと最初に反応させ、続いて2-クロロ-ピリジル中間体と反応させることによって達成することができる。
【1491】
好ましい条件は、触媒としてtBuBrettPhosPd G3およびトルエン中炭酸セシウムを80℃で使用することである。
【1492】
工程B:還元は、Pd/Cによる水素化によって、または水素化ホウ素ナトリウムによるCoCl2の使用によって行うことができる。
【1493】
工程C:尿素形成は、本明細書に記載の他のスキームを介して行うことができる。好ましい条件は、0℃~室温で、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒として、パラ-ニトロフェニルクロロホルメートを使用することである。カルバメート中間体を単離するか、またはその場で第2のアミンと反応させ、室温で一晩撹拌することができる。
【1494】
一実施形態において、本発明は、式(I’)の化合物を作製するプロセスであって、以下の工程を含むプロセスに関する:
【化289】
工程A:このスキームにおけるC-Br結合形成は、四塩化炭素中の過酸化ベンゾイルの存在下で、対応するメチルヘテロアリールをN-ブロモスクシンイミドと反応させることによって達成することができる。
【1495】
工程B:C-N結合形成は、ヘテロアリールブロモメチル中間体をメタノール中アンモニア溶液と反応させることによって達成することができる。
【1496】
工程C:尿素形成は、本明細書に記載の他のスキームを介して行うことができる。好ましい条件は、0℃~室温で、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒として、パラ-ニトロフェニルクロロホルメートを使用することである。カルバメート中間体を単離するか、またはその場で第2のアミンと反応させ、室温で一晩撹拌することができる。
【1497】
式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩に関する実施形態のいずれかにおいて、対応する実施形態は、本発明の化合物、例えば式(I*)、(I**)、(II)、(III)、(IV)等のいずれかから選択される化合物、またはそれらの溶媒和物もしくはその薬学的に許容され得る塩、およびそれぞれの医療用途の実施形態について本明細書に組み込まれる。本明細書に記載された任意の実施形態は、矛盾しない範囲で任意の他の実施形態と組み合わせることができる。
【1498】
医薬組成物および投与
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。
【1499】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩と、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤とを含む医薬組成物を提供する。
【1500】
一実施形態において、本発明は、希釈剤、充填剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、流動促進剤、湿潤剤、コーティング、乳化剤または分散剤、圧縮/カプセル化助剤、クリームまたはローション、潤滑剤、非経口投与用溶液、チュアブル錠用材料、甘味料または香味剤、懸濁化/ゲル化剤、および湿式造粒剤から選択される1つ以上の薬学的添加剤を含む医薬組成物を提供する。
【1501】
特定の実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置に特に有用な医薬組成物を提供する。
【1502】
より具体的には、医薬組成物は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置に有用であり、疾患、障害、または障害は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される。
【1503】
式(I’)もしくは(I)の化合物、またはそれらの溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、医薬品として(例えば、医薬製剤の形態で)使用することができる。医薬製剤は、経口(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質ゼラチンカプセル剤および軟質ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤または懸濁剤の形態)、経鼻(例えば、点鼻スプレー剤の形態)、または直腸(例えば、坐剤の形態)等で、体内に投与し得る。しかしながら、投与は、筋肉内または静脈内(例えば、注射液の形態)等で非経口的(parentally)に行うこともできる。
【1504】
式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠および硬ゼラチンカプセルを製造するための薬学的に不活性な無機または有機アジュバントで処理することができる。ラクトース、コーンスターチまたはそれらの誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩等は、例えば、錠剤、糖衣錠、または硬質ゼラチンカプセル剤のアジュバントとして使用することができる。
【1505】
軟ゼラチンカプセル剤に適したアジュバントとしては、例として、植物油、ワックス、油脂、半固形物、または液体ポリオール等が挙げられる。
【1506】
液剤およびシロップ剤の製造に適したアジュバントは、例えば、水、ポリオール、サッカロース、転化糖、またはグルコース等である。
【1507】
注射液に適したアジュバントは、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、または植物油等である。
【1508】
座剤に適したアジュバントは、例えば、天然油もしくは硬化油、ワックス、脂肪、半固体または液体ポリオール等である。
【1509】
さらに、医薬製剤は、防腐剤、可溶化剤、粘度増加物質、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、着香剤、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤、または酸化防止剤を含むことができる。医薬製剤は、更に、他の治療上価値のある物質も含有し得る。
【1510】
投与量は広範に変化させることができ、当然、各特定の症例における個々の要件に適合される。一般に、経口投与の場合、約0.1mg~20mg/kg体重、好ましくは約0.5mg~4mg/kg体重(例えば、約300mg/人)の毎日の投与量を、好ましくは1~3の個々の投与量に分けて、例えば同じ量で構成し得るのが適切であろう。しかしながら、示されている場合には、本明細書で与えられる上限を超え得ることは明らかである。
【1511】
式(I’)もしくは(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物が本明細書で提供される。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を含む。好適な医薬組成物の選択および調製のための従来の手順は例えば、”Pharmaceuticals-The Science of Dosage Form Designs,” M.E.Aulton,Churchill Livingstone,1988に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【1512】
式(I’)もしくは(I)の1つ以上の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を組み合わせることを含む、医薬組成物を調製のためのプロセスが更に提供される。
【1513】
式(I’)もしくは(I)の1つ以上の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤と組み合わせることを含む、医薬組成物を調製のためのプロセスが更に提供される。医薬組成物は、例えば、従来の溶解、混合、造粒、もしくはコーティング方法、またはそれらの組み合わせに従って調製され得る。そのような薬学的に許容され得る添加剤としては、例えば、糖(例えば、ラクトース、グルコース、スクロース);デンプン(例えば、コーンスターチ、ジャガイモデンプン);セルロースおよびその誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、酢酸セルロース);トラガント粉末;麦芽;ゼラチン;タルク;ココアバターおよび坐剤ワックス;油(例えば、落花生油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、大豆油);グリコール(例えば、プロピレングリコール);ポリエチレングリコール(PEG);エステル(例えば、オレイン酸エチル、ラウリン酸エチル);寒天;緩衝剤(例えば、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム);アルギン酸;発熱物質を含まない水;等張食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;リン酸緩衝液;非毒性の適合性潤滑剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム);着色剤;離型剤;コーティング剤;甘味;香味剤および芳香剤が挙げられ得る。処方者の判断に従って、防腐剤および抗酸化剤も医薬組成物中に存在することができる。
【1514】
意図する投与方法に応じて、開示した医薬組成物は、例えば、注射液、錠剤、座薬、丸薬、徐放性カプセル、エリキシル剤、チンキ剤、エマルション、シロップ剤、粉末、液体、懸濁液等の、固体、半固体、または、液体用量剤形であることができ、場合によっては、従来の薬務と一致する単位用量であることができる。これらの様式には、経口、経鼻、非経口(静脈内(ボーラスおよび点滴の両方)、筋肉内または皮下注射による)、経皮、膣、頬側、直腸または局所(粉末、軟膏または滴剤による)投与モード等の全身性または局所投与が含まれ得る。これらの様式はまた、経口もしくは経鼻スプレーとして、または吸入用の液体エアロゾルもしくは乾燥粉末医薬組成物としての、大槽内、腹腔内を含んでもよい。いくつかの実施形態において、本明細書に提供される医薬組成物は、1つ以上の開示された化合物、その互変異性体、および/またはその薬学的に許容され得る塩を含み、経口投与用である。他の実施形態において、医薬組成物は静脈内投与用である。
【1515】
経口投与のための固体剤形としては、カプセル剤(例えば、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル)、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が挙げられ得る。固体剤形は、いくつかの実施形態において、放出制御コーティング、例えば腸溶コーティング等の1つ以上のコーティングおよび/またはシェルを用いて調製され得る。固体剤形は、1つ以上の開示された化合物(またはその溶媒和物、互変異性体もしくは薬学的に許容され得る塩)を、それだけで、または主に、または優先的に、消化管の特定の部分において任意に遅延様式で放出するように製剤化され得る。固体剤形はまた、例えば、マイクロカプセル化形態を含み得る。
【1516】
経口投与用の液体用量剤形としては、例えば、薬学的に許容され得るエマルション、マイクロエマルション、溶液、懸濁液、シロップ剤およびエリキシル剤を挙げてもよい。そのような液体組成物は、例えば、薬学的に許容され得る添加剤、例えば水または他の溶媒、可溶化剤、乳化剤、油、ポリエチレングリコールおよび脂肪酸エステル、アジュバント、甘味剤、香味剤、または芳香剤、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。注射可能な医薬組成物としては、例えば、滅菌注射可能な水性組成物(例えば、溶液、懸濁液またはエマルジョン)または油性懸濁液が挙げられる。
【1517】
注射用医薬組成物は、いくつかの実施形態において、水、リンガー液、U.S.Pおよび等張塩化ナトリウム溶液、滅菌固定油、脂肪酸、またはそれらの任意の組み合わせ等の1つ以上の溶媒および/または希釈剤を含み得る。いくつかの実施形態において、注射可能な医薬組成物は、凍結乾燥粉末、例えば注射前に液体希釈剤と混合される凍結乾燥粉末として調製され得る。
【1518】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される1つ以上の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の効果を、皮下注射または筋肉内注射による投与から延長することが望ましい場合がある。そのような遅延は、例えば、水溶性が低い結晶性または非晶質材料の液体懸濁液の使用によって;または、化合物もしくはその溶媒和物、互変異性体もしくは薬学的に許容され得る塩を油性ビヒクルに溶解もしくは懸濁することによって;または、1つ以上の生分解性ポリマーを含むマイクロカプセルマトリックスを含む注射可能なデポー形態を介して達成され得る。
【1519】
直腸投与または膣投与のための医薬組成物は、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコール、または坐剤ワックス等の適切な非刺激性添加剤を使用して;または脂肪乳剤もしくは懸濁液を使用して調製することができる、坐剤を含むことができる。
【1520】
局所または経皮投与のための剤形としては、例えば、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、粉末、溶液、スプレー、吸入剤またはパッチが挙げられ得る。眼科用医薬組成物および点耳剤も調製され得る。
【1521】
本明細書で提供される医薬組成物は、単位用量または複数用量容器、例えば密封されたアンプルまたはバイアルに包装されてもよく、使用直前に注射用の滅菌液体添加剤(例えば、希釈剤、担体、例えば水)の添加のみを必要とするフリーズドライ(凍結乾燥)条件で保存されてもよい。即時注射溶液および懸濁液は、本明細書に記載の種類の滅菌粉末、顆粒、または錠剤から調製することができる。単位投与製剤には、有効成分の一日用量もしくは一日単位サブ用量またはその適切な画分を含有するものが含まれる。
【1522】
主題は更に、本明細書で定義した少なくとも1つの活性成分と、活性成分用の獣医用添加剤または担体を共に含む、獣医用組成物を提供する。獣医用添加剤または担体は、組成物を投与する目的のために有用な物質であり、その他の点で不活性であるかまたは獣医学の技術分野において許容され得、かつ活性成分と適合性のある、固体、液体または気体物質であり得る。これらの獣医用組成物は、非経口で、経口で、または任意の他の所望の経路によって投与されてもよい。
【1523】
医療用途
本明細書に記載の化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、またはそれらを含む医薬組成物は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬として有用であり得る。
【1524】
一実施形態において、本発明は、有効量の本明細書に記載の化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、またはその医薬組成物を投与することを含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する。
【1525】
一実施形態において、本発明は、有効量の本明細書に記載の化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、またはその医薬組成物を投与することを含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供し、医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1526】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する:
【化290】
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロ
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【1527】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、本明細書に記載の式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示的な化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせを含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する。
【1528】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の化合物の任意のリストから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、それを必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する。
【1529】
一実施形態において、本発明は、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する。
【1530】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法であって、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、方法を提供する。
【1531】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、行動障害が、注意欠陥多動性障害(ADHD)である、方法を提供する。
【1532】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、気分障害が、うつである、方法を提供する。
【1533】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、方法を提供する。
【1534】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、方法を提供する。
【1535】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、てんかんが、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、方法を提供する。
【1536】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための上記方法であって、神経変性疾患が、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、方法を提供する。
【1537】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の医薬組成物を投与することを含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法を提供する。
【1538】
治療活性物質として使用するための、本明細書に記載の化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩またはその医薬組成物を、本明細書において更に提供する。
【1539】
一実施形態において、本発明は、治療活性物質としての式(I):
【化291】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩
の使用を提供する。
【1540】
一実施形態において、本発明は、治療科性物質としての、本明細書に記載される、式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示された化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせの使用を提供する。
【1541】
一実施形態において、本発明は、治療活性物質としての、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1542】
一実施形態において、本発明は、治療活性物質としての、本明細書に記載の化合物の任意のリストから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1543】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩またはその医薬組成物が、本明細書において更に提供される。
【1544】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、式(I):
【化292】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩
を提供する。
【1545】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示的な化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせを提供する。
【1546】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1547】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載される、化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1548】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、そのような障害、疾患、または能力障害は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される。
【1549】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、行動障害は、注意欠陥多動性障害(ADHD)である。
【1550】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、気分障害は、うつである。
【1551】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、神経発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される。
【1552】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、症候性発達障害は、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される。
【1553】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、てんかんは、広域小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される。
【1554】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供し、神経変性疾患は、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される。
【1555】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用が本明細書において更に提供される。
【1556】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、式(I):
【化293】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩
の使用を提供する。
【1557】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される、本明細書に記載の式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示的な化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせの使用を提供する。
【1558】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1559】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1560】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、使用を提供する。
【1561】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、行動障害が注意欠陥多動性障害(ADHD)である、使用を提供する。
【1562】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、気分障害が、うつである、使用を提供する。
【1563】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、使用を提供する。
【1564】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、使用を提供する。
【1565】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、てんかんが、広域小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、使用を提供する。
【1566】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、神経変性疾患が、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、使用を提供する。
【1567】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品を製造するための化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩またはその医薬組成物の使用が、本明細書において更に提供される。
【1568】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、式(I):
【化294】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩
の使用を提供する。
【1569】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載の式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示的な化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせの使用を提供する。
【1570】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1571】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載される化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
【1572】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品を製造するための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、使用を提供する。
【1573】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、行動障害が注意欠陥多動性障害(ADHD)である、使用を提供する。
【1574】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、気分障害がうつである、使用を提供する。
【1575】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、使用を提供する。
【1576】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、使用を提供する。
【1577】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、てんかんが、広域小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、使用を提供する。
【1578】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の使用であって、神経変性疾患が、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、使用を提供する。
【1579】
本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を更に提供する。
【1580】
1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を更に提供する。
【1581】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物:
【化295】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1582】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物:
【化296】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6>8}アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロ
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1583】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化297】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。
【1584】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物:
【化298】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1585】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I):
【化299】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物を提供する。
【1586】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物:
【化300】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、オキソ、シアノ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1587】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物を提供する。
【1588】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、障害、疾患または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、医薬組成物を提供する。
【1589】
特に好ましい一実施形態において、本発明は、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置ための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、行動障害が、注意欠陥多動性障害(ADHD)である、医薬組成物を提供する。
【1590】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、気分障害が、うつである、医薬組成物を提供する。
【1591】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、医薬組成物を提供する。
【1592】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、医薬組成物を提供する。
【1593】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、てんかんが、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、医薬組成物を提供する。
【1594】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経変性疾患がアルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、医薬組成物を提供する。
【1595】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示された化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせを含む上記の医薬組成物を提供する。
【1596】
一実施形態において、本発明は、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、上記の医薬組成物を提供する。
【1597】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む上記の医薬組成物を提供する。
【1598】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置の方法における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を更に提供する。
【1599】
Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置の方法における使用のための、本明細書に記載の化合物、または本明細書に記載のその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩と、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤とを含む医薬組成物を更に提供する。
【1600】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化301】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1601】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化302】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置方法における使用のための医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1602】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化303】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置の方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1603】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化304】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロ
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置の方法における使用のための医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1604】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化305】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置の方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1605】
一実施形態において、本発明は、式(I):
【化306】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置の方法における使用のための医薬組成物を提供し、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1606】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1607】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、障害、疾患または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、処置方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1608】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、行動障害が注意欠陥多動性障害(ADHD)である、医薬組成物を提供する。
【1609】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、気分障害がうつである、医薬組成物を提供する。
【1610】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、医薬組成物を提供する。
【1611】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、医薬組成物を提供する。
【1612】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、てんかんが、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、医薬組成物を提供する。
【1613】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経変性疾患がアルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、医薬組成物を提供する。
【1614】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示された化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせを含む上記の医薬組成物を提供する。
【1615】
一実施形態において、本発明は、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、上記の医薬組成物を提供する。
【1616】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む上記の医薬組成物を提供する。
【1617】
Kv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を更に提供する。
【1618】
Kv7.2に関連する障害、疾患または障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を更に提供し、医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1619】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用の医薬組成物を提供する:
【化307】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、処置方法における使用のための医薬組成物を提供する。
【1620】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物を提供し、
【化308】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1621】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物を提供する:
【化309】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)。
【1622】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物を提供し、
【化310】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1623】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物を提供する:
【化311】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、C
1~6アルキル、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)。
【1624】
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物を提供し、
【化312】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1個のC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素およびC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)、
医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容され得る添加剤を更に含む。
【1625】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造における使用のための医薬組成物であって、それを必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む医薬組成物を提供する。
【1626】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、障害、疾患または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、医薬組成物を提供する。
【1627】
一実施形態において、本発明は、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、行動障害が、注意欠陥多動性障害(ADHD)である、医薬組成物を提供する。
【1628】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、気分障害が、うつである、医薬組成物を提供する。
【1629】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経発達障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、医薬組成物を提供する。
【1630】
一実施形態において、本発明は、処置方法における使用のための医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、医薬組成物を提供する。
【1631】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、てんかんが、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群、およびてんかん性脳症から選択される、医薬組成物を提供する。
【1632】
一実施形態において、本発明は、医薬組成物であって、障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象における、Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置のための医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、神経変性疾患がアルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、医薬組成物を提供する。
【1633】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される、式(I*)、(I**)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示された化合物、任意の実施形態、または実施形態の組み合わせを含む上記の医薬組成物を提供する。
【1634】
一実施形態において、本発明は、表1~9のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、上記の医薬組成物を提供する。
【1635】
一実施形態において、上記の医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の任意の一覧から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む。
【1636】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、およびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクリルオキシは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1637】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、およびシアノC1~6アルコキシから選択され、ヘテロシクリルオキシは、1個のC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい。
【1638】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、およびハロC1~6アルキルから選択される。
【1639】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、ハロC1~6アルコキシ、およびハロC1~6アルキルから選択される。
【1640】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、シアノ、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、CF3CH2O-、CH3CF2-、CHF2-、およびCF3-から選択される。
【1641】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、およびCF3CH2O-から選択される。
【1642】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-である。
【1643】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよいピラジニルまたはイミダゾリルである。
【1644】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、非置換ピラジニルまたは非置換イミダゾリルである。
【1645】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、(i)R2およびR3の両方が水素であるか、または(ii)R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである。
【1646】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R2およびR3の一方は水素であり、他方はHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-、およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【1647】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、ヒドロキシC1~6アルキルは、HOCH2-である。
【1648】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R2およびR3の両方が水素である。
【1649】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは0または1である。
【1650】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは0である。
【1651】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1である。
【1652】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1であり、(i)R4およびR5の両方が水素であり、(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がヒドロキシまたはC1~6アルキルである。
【1653】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R4およびR5の一方は水素であり、他方はHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-、およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである。
【1654】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、ヒドロキシC1~6アルキルは、HOCH2-である。
【1655】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、nは1であり、R4およびR5の両方が水素である。
【1656】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R4およびR5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する。
【1657】
前述の実施形態のいくつかであって、R1、R2、R3、R4、R5およびnが本明細書に記載のとおりであり、R6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1658】
上述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、CH3CH2-、CF3-、シクロプロピル、CH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1659】
上述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6は、Cl-、F-、CH3-、CF3-、シクロプロピル、およびCH3O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1660】
上述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R6が、F-およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい。
【1661】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、または7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(架橋は、O原子を含む)である、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、または2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC1~6アルキル、
から選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1662】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、ヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香族環を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、1つの環が1つのO原子を含む、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、または2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル;
d)フェニル;および
e)ハロC1~6アルキル、
から選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1663】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、ヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香族環を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキルであり、1つの環が1つのO原子を含む、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;ならびに
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、または2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1664】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、シクロブチル、tert-ブチル、(CH3)2CF-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オクタヒドロペンタレニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1665】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、シクロブチル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリジニルから選択され、これらは、本明細書に記載されるように任意に置換されていてもよい。
【1666】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R
6は、
【化313】
から選択される。
【1667】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-、非置換ピラジニル、非置換イミダゾリル、CH3O-、(CH3)CF2-、CN-、CHF2-、CF3-、CF3CH2O-、CH3CFHCH2Oから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R4およびR5は水素であるか、またはR4およびR5はそれらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである)、6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【1668】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R4およびR5は水素であるか、またはR4およびR5はそれらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである)、または6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【1669】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、式中、R1は、CHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3は水素であり、nは0または1であり、R6は、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキルである)、または6員ヘテロアリール、ならびに単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも本明細書に記載のように任意に置換されていてもよい。
【1670】
前述の実施形態のいくつかは、式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含み、R6は、1または2個のF-またはCF3で置換されている。
【1671】
このセクションの前述の実施形態のいくつかは、医療用途では、式(I)または他の式の化合物の代わりに、本明細書に記載の式(I’)の化合物を含んでもよい。
【1672】
この医療用途のセクションで定義された選択肢に加えて、式(I)の化合物はまた、変数の追加の選択肢、1の追加の選択肢、4およびR5の追加の選択肢、ならびにR6の追加の選択肢、追加の選択肢を含む優先および実施形態、ならびに追加の除外の段落で提供される化合物を含み得る。
【1673】
併用療法
本発明の化合物は、本明細書で提供される疾患、障害または能力障害の処置において、1つ以上の本発明の他の化合物または1つ以上の他の治療剤と、それらの任意の組み合わせとして組み合わせることができる。例えば、本発明の化合物と、本明細書に記載されるものから選択される疾患または障害の処置に有用であることが知られている他の治療剤を同時に、順次に、または別々に投与することができる。
【1674】
いくつかの実施形態において、本明細書に提供される化合物は、本明細書に記載される任意の疾患、障害または能力障害の処置において相乗効果を有する別の治療活性剤と組み合わされ得る。
【1675】
本明細書で使用される場合、「組み合わせ」とは、本発明の1種以上の化合物と、本発明の1種以上の他の化合物、または1種以上の追加の治療剤との任意の混合または並べ替えを指す。文脈上そうでないことが明らかでない限り、「組み合わせ」には、本発明の化合物と1種以上の治療剤の同時または順次送達が含まれ得る。文脈上そうでないことが明らかでない限り、「組み合わせ」には、本発明の化合物と別の治療剤の投与形態が含まれ得る。文脈上そうでないことが明らかでない限り、「組み合わせ」には、本発明の化合物と別の治療剤の投与経路が含まれ得る。文脈上そうでないことが明らかでない限り、「組み合わせ」には、本発明の化合物と別の治療剤の製剤が含まれ得る。投与形態、投与経路、および医薬組成物には、限定されないが、本明細書に記載のものが含まれる。
【1676】
製造品
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の障害、疾患または能力障害の処置に有用な材料を含む製品または「キット」を提供する。
【1677】
本発明の一実施形態において、キットは、本発明のいずれかの実施形態に記載の式(I’)または(I)の化合物、その溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、または医薬組成物を含む容器を含む。
【1678】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I’)または(I)の化合物、溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、またはその医薬組成物を含む容器を含むキットを提供する。
【1679】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載される式(I*)、(I**)、(I’)、(I)、(II)、(III)等のいずれかから選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、任意の例示された化合物、任意の実施形態、もしくは実施形態の組み合わせ、またはその医薬組成物を含むキットを提供する。
【1680】
一実施形態において、本発明は、キットを提供し、化合物は、本明細書に記載の表1~9のいずれかから選択され、その溶媒和物、薬学的に許容され得る塩、または医薬組成物である。
【1681】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の処置における使用のためのキットであって、
a) 本発明の化合物、または溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む第1の医薬組成物と、
b) 使用説明書と、を含むキットを提供する。
【1682】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットであって、
a) 本明細書に記載される、化合物、またはその医薬組成物、またはその使用のための医薬組成物と、
b) 使用説明書と、を含むキットを提供する。
【1683】
一実施形態において、本発明は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択されるKv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットであって、
a) 本明細書に記載される、使用のための式(I)の化合物、または溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、医薬組成物、または医薬組成物を含む第1の医薬組成物:
【化314】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)
と、
b)使用説明書と、を含むキットを提供する。
【1684】
一実施形態において、本発明は、Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットを提供する。これらの障害、疾患または能力障害は、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択することができ、本明細書に記載されるように、その使用のための化合物、医薬組成物、または医薬組成物を含む。
【1685】
一実施形態において、本発明は、行動注意欠陥多動性障害(ADHD)のための、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1686】
一実施形態において、本発明は、気分障害がうつである、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1687】
一実施形態において、本発明は、神経発達障害が自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1688】
一実施形態において、本発明は、症候性発達障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1689】
一実施形態において、本発明は、てんかんが、広範性小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群およびてんかん性脳症から選択される、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1690】
一実施形態において、本発明は、神経変性疾患がアルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される、本明細書に記載の使用のためのキットを提供する。
【1691】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の使用のためのキットを提供し、キットは、容器上に、または容器に関連付けられたラベルまたは添付文書を更に含む。「添付文書」という用語は、このような治療剤の適応症、使用法、投与量、投与、禁忌症についての情報、および/またはその使用に関する警告を含む、治療剤の商用のパッケージに通例含まれる使用説明書を指すように使用される。
【1692】
適切な容器としては、例えば、ボトル、バイアル、シリンジ、ブリスターパック等が挙げられる。容器は、ガラスまたはプラスチック等の様々な材料から形成され得る。
【1693】
容器は、病態を処置するのに有効な本発明の化合物またはその製剤を保持してもよく、滅菌アクセスポートを有してもよい(例えば、容器は、静注溶液バッグ、または皮下注射針によって穿刺可能なストッパーを有するバイアルであってもよい)。組成物中の少なくとも1つの活性剤は、本発明の化合物である。ラベルまたは添付文書は、本組成物が癌等の選択された症状を処置するために使用されることを示す。さらに、ラベルまたは添付文書は、処置される患者が、過剰増殖性障害、神経変性、心肥大、疼痛、片頭痛、または神経外傷性疾患もしくは事象等の障害を有する患者であることを示すことができる。一実施形態において、ラベルまたは添付文書は、本発明の化合物を含む組成物を使用して、異常な細胞増殖に起因する障害を処置できることを示す。ラベルまたは添付文書はまた、該組成物が他の障害を処置するために使用され得ることも示してもよい。これに代えて、またはこれに加えて、製造物品は、薬学的に許容され得る緩衝液、例えば、注射用静菌水(BWFI)、リン酸緩衝化生理食塩水、リンゲル液およびデキストロース溶液を含む第2の容器を更に備えていてもよい。本製造品は、他のバッファー、希釈剤、フィルタ、針およびシリンジを含む、商業的およびユーザーの観点から望ましい他の材料を更に備えてもよい。
【1694】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の使用のためのキットを提供し、キットは、本発明の化合物および存在する場合には第2の医薬製剤の投与のための指示を更に含む。例えば、キットが本発明の化合物を含む第1の組成物と第2の薬学的製剤とを含む場合、キットは、それを必要とする患者に対する、第1および第2の医薬組成物の同時の、連続した、または別個の投与に関する指示書を更に含んでもよい。
【1695】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の使用のためのキットを提供し、キットは、錠剤またはカプセル等の本発明の化合物の固体経口形態の送達に適している。このようなキットは、好ましくは、いくつかの単位投与量を含む。このようなキットは、それらの意図される使用の順序で配置された投与量を有するカードを含み得る。このようなキットの例は「ブリスターパック」である。ブリスターパックは包装業界において周知であり、医薬品の単位剤形の包装に幅広く使用されている。所望される場合、処置スケジュール中の投与量が投与され得る日を指定する、例えば数字、文字、もしくは他の印の形態での、またはカレンダーインサートを用いた記憶補助機構が提供され得る。
【1696】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の使用のためのキットを提供し、キットは、(a)本発明の化合物が収容された第1の容器と、任意に(b)抗過剰増殖活性を有する第2の化合物を含む第2の医薬製剤が収容された第2の容器を含む。代替的または追加的に、本キットは、注射用静菌水(BWFI)、リン酸緩衝食塩水、リンガー溶液、およびデキストロース溶液等の薬学的に許容され得る緩衝液を含む第3の容器を更に備えてもよい。本製造品は、他のバッファー、希釈剤、フィルタ、針およびシリンジを含む、商業的およびユーザーの観点から望ましい他の材料を更に備えてもよい。
【1697】
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の使用のためのキットを提供し、キットは、本発明の組成物と第2の治療剤を含み、キットは、分割されたボトルまたは分割されたホイルパケット等の、別個の組成物を含有するための容器を備えてもよいが、しかしながら、その別個の組成物はまた、単一の分割されていない容器に含有されてもよい。典型的には、キットは、別個の成分の投与のための指示書を備える。キット形態は、別個の構成要素が好ましくは異なる剤形(例えば、経口および非経口)で投与される場合、異なる投薬間隔で投与される場合、または組み合わせの個々の構成成分の滴定が処方医師によって望まれる場合に、特に有利である。
【1698】
このセクションの前述の実施形態のいくつかの製造品は、式(I)または他の式の化合物の代わりに、本明細書に記載の式(I’)の化合物を含んでもよい。
【1699】
この製造品のセクションで定義された選択肢に加えて、式(I)の化合物はまた、変数の追加の選択肢、1の追加の選択肢、4およびR5の追加の選択肢、ならびにR6の追加の選択肢、追加の選択肢を含む優先および実施形態、ならびに追加の除外の段落で提供される化合物を含み得る。
【1700】
製造方法
式(I’)、(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製は、連続的または収束的な合成経路で行われ得る。
【1701】
本発明の合成を以下の一般的なスキームに示す。得られる生成物の反応および精製を行うために必要な技能は、当業者に公知である。以下のプロセスの説明において使用される置換基およびインデックスは、正反対に示されない限り、本明細書で与えられる意義を有する。
【1702】
本発明の化合物に関する本出願に記載のスキームまたは例に関する実施形態のいずれにおいても、矛盾しない限り、任意の実施形態を任意の他の実施形態と組み合わせることができる。
【1703】
出発物質、中間体または式(I’)または(I)の化合物のうちの1つが、1つ以上の反応工程の反応条件下で安定でないかまたは反応性である1つ以上の官能基を含む場合、適切な保護基(「Protective Groups in Organic Chemistry」、T.W.GreeneおよびP.G.M.Wutts著、第5版、2014、John Wiley&Sons、N.Y.に記載されているような)を、重要な工程の前に、当該技術分野で周知の方法を適用して導入することができる。このような保護基は、文献に記載の標準的な方法を使用して、合成の後の段階で除去することができる。
【1704】
出発物質または中間体が立体中心を含む場合、式(I’)または(I)の化合物はジアステレオマーまたはエナンチオマーの混合物として得ることができ、これは、当該技術分野で周知の方法、例えばキラルHPLC、キラルSFCまたはキラル結晶化によって分離することができる。ラセミ化合物は、例えば、光学的に純粋な酸との結晶化によって、またはキラル吸着剤もしくはキラル溶離剤のいずれかを使用する特異的なクロマトグラフ方法により対掌体を分離することによって、ジアステレオマー塩を介してそれらの対掌体に分離することができる。立体中心を含む出発物質および中間体を分離して、ジアステレオマー的/エナンチオマー的に濃縮された出発物質および中間体を得ることも、同様に可能である。式(I’)または(I)の化合物の合成において、このようなジアステレオマー的/エナンチオマー的に濃縮された出発物質および中間体を使用すると、一般的には、式(I’)または(I)のそれぞれのジアステレオマー的/エナンチオマー的に濃縮された化合物が得られる。
【1705】
当業者は、式(I’)または(I)の化合物の合成において(そうでなければ望まない限り)、「直交保護基戦略(orthogonal protection group strategy)」を適用することで、分子中の他の保護基に影響を与えることなく、いくつかの保護基を一度に1つずつ切断することができることを認識するであろう。直交保護の原理は当該技術分野で周知であり、また、文献にも記載されている(例えば、Barany and R.B.Merrifield,J.Am.Chem.Soc.1977,99,7363;H.Waldmann et al.,Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1996,35,2056)。
【1706】
当業者は、反応の順序が中間体の反応性および性質に応じて変化し得ることを認識するであろう。
【1707】
より詳細には、本発明の化合物、すなわち式(I’)、(I)、(I*)、(I**)、(II)、(III)、(IV)等から選択される化合物またはそれらの溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、以下に示される方法、実施例に示される方法または類似の方法によって製造することができる。個々の反応工程のための適切な反応条件は、当業者に公知である。また、記載された反応に影響を及ぼす文献に記載の反応条件については、例えば、以下を参照されたい:Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,2nd Edition,Richard C.Larock.John Wiley&Sons,New York,NY.1999)。溶媒の有無にかかわらず、反応は容易に行うことができた。用いた溶媒の性質に関しては、それが反応または関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつそれが試薬を少なくともある程度溶解することができるならば、特に制限はない。記載された反応は広範囲の温度にわたって起こる可能性があり、正確な反応温度は本発明にとって重要ではない。-78℃~還流までの温度範囲で、記載された反応を行うのが好都合である。反応に要する時間もまた、多くの要因、特に反応温度および試薬の性質に依存して、大きく変動し得る。しかしながら、記載された中間体および化合物を得るには、通常、0.5時間~数日の期間で十分である。反応順序はスキームに示された順序に限定されないが、出発物質およびそれらそれぞれの反応性に応じて、反応工程の順序を自由に変更することができる。
【1708】
出発物質もしくは中間体が市販されていない場合、またはそれらの合成が文献に記載されていない場合には、類似のアナログについての既存の手順と同様に、または実験の項目で概説されているように、調製し得る。
【1709】
略語
EtOAcは、酢酸エチルである。
CDIは、1,1’-カルボニルジイミダゾールである。
DCMは、ジクロロメタンである。
DIPEAは、N,N-ジイソプロピルエチルアミンである。
DMFは、N,N-ジメチルホルムアミドである。
FAは、ギ酸である。
HClは、塩化水素である。
HPLCは、高圧液体クロマトグラフィである。
LCMSは、液体クロマトグラフィ質量分析である。
NaHCO3は、炭酸水素ナトリウムである。
NaOHは、水酸化ナトリウムである。
MeOHは、メタノールである。
MgSO4は、硫酸マグネシウムである。
PYBROPは、ブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェートである。
o/nは、一晩である。
RTは、室温である。
TLCは、薄層クロマトグラフィである。
CHOは、チャイニーズハムスター卵巣である。
CMVは、サイトメガロウイルスである。
FBSは、ウシ胎児血清である。
NEAAは、非必須アミノ酸である。
NaClは、塩化ナトリウムである。
KClは、塩化カリウムである。
CaCl2は、塩化カルシウムである。
MgCl2は、塩化マグネシウムである。
HEPESは、4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸である。
NMDGは、N-メチル-D-グルカミンジアトリゾエートである。
EGTAは、エチレングリコール-ビス( -アミノエチルエーテル)-N,N,N’,N’-四酢酸である。
EDTAは、エチレンジアミン四酢酸である。
DPBSは、ダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水である。
mVは、ミリボルトである。
TEAは、テトラエチルアンモニウムである。
NADPHは、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸である。
CLintは、固有クリアランスである。
ACNは、アセトニトリルである。
AIBNは、アゾビスイソブチロニトリルである。
BTCは、ビス(トリクロロメチル)カーボネートである。
CO2は、二酸化炭素である。
DASTは、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリドである。
DMSOは、ジメチルスルホキシドである。
Glyは、グリシンである。
HgOは、酸化水銀(II)である。
IPAは、イソプロピルアルコールである。
LiClは、塩化リチウムである。
Ti(OEt)4は、チタン(IV)イソプロポキシドである。
TMAFは、フッ化テトラメチルアンモニウムである。
TMSCF3は、(トリフルオロメチル)トリメチルシランである。
【1710】
本発明は、式(I):
【化315】
の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を提供する。
【1711】
式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製は、アミンをイソシアネートと反応させることによって(スキーム1)、または1つのアミンをカルボニルジイミダゾールと反応させ、続いて第2のアミンをin-situで添加することによって、または最初にアミンをパラ-ニトロ-フェニルクロロホルメートもしくはフェニルクロロホルメートと反応させて対応するカルバメート中間体を得ることによって行われ得て、これを精製するか、または第2のアミンを添加することによってin situで使用することができる。本発明の化合物の合成は、以下のスキームおよび294の具体例の説明に示す。得られる生成物の反応および精製を行うために必要な技能は、当業者に公知である。同様の反応物を使用して式(I’)の化合物を調製することができる。
【1712】
より詳細には、本発明の化合物、すなわち式(I’)、(I)、(I*)、(I**)、(II)、(III)、(IV)等から選択される化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、実施例に示される方法または類似の方法によって製造することができる。出発材料は市販されているか、または以下に示される方法と類似の方法によって、または当技術分野で公知の方法によって調製することができる。
【1713】
一般手順
一般的な手順に関する更なる情報については、本明細書に記載の式(I’)、(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を作製するプロセスに関する実施形態を参照されたい。
【1714】
スキーム1:イソシアネートを使用した式Iの化合物の合成
【化316】
スキーム2:CDIを使用した式Iの化合物の合成
【化317】
スキーム3:4-ニトロフェニルクロロホルメートを用いた式Iの化合物の合成
【化318】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、n、およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
これらの反応は、好ましくは、R
1が7~12員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキルおよび5員ヘテロアリールから選択される場合に使用される。
【1715】
尿素形成は、室温~40℃の温度でDCMもしくはDMF中でアミン(またはHCl等の対応する塩)をイソシアネート(スキーム1)で処理することによって、または溶媒(DCM、AcN、THF)中および適切な塩基(DIPEA、NEt3)の存在下で第1のアミンを1,1’-カルボニルジイミダゾール(スキーム2)と反応させて、第2のアミン(または対応する塩)の添加前に活性化尿素を生成することによって、または溶媒(AcN、THF)中および塩基(DIPEA、NEt3)の存在下で第1のアミンをパラ-ニトロフェニルクロロホルメート(スキーム3)もしくはフェニルクロロホルメートと反応させてカルバメートを生成することによって達成することができ、これを第2のアミンで精製またはその場で使用して所望の尿素を得ることができる。
【1716】
好ましい条件は、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒としてCDIを0℃で45分間使用し、次いで第2のアミンを添加し、40℃で2~6時間撹拌することである。
【1717】
スキーム4:式(I)の化合物の代替合成
【化319】
尿素形成は、0℃で塩基(DIPEA)の存在下、DCMまたはTHF中、ビス-トリクロロメチル)カーボネート(トリホスゲン、BTC)(スキーム4)でアミン(またはHCl等の対応する塩)を処理し、続いて室温で溶液中の第2のアミン(THF)を添加して所望の尿素を得ることによって達成することができる。
【1718】
スキーム5:式Iの化合物の合成
【化320】
式中、この反応は、R
1が本明細書に記載の任意のアルコキシ基、例えばハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲンまたはC
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシである化合物の調製に使用される。この反応は、R
2およびR
3が水素である場合等に適用できる。
【1719】
工程A:C-O結合形成は、80℃のトルエン中でパラジウム触媒および無機塩基を使用して、2-クロロ-ピリジル中間体と第一級アルコールとの間のバックワルド・ハートウィグエーテル化によって達成することができる。
【1720】
好ましい条件は、触媒としてtBuBrettPhosPd G3および炭酸セシウムを使用することである。
【1721】
スキーム6:式Iの化合物の合成
【化321】
式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、n、およびR
6は、本明細書で定義されるとおりであり、この反応は、R
1が本明細書に記載の任意のアルコキシ基、例えばハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルコキシ、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシまたはシアノC
1~6アルコキシである化合物の調製に使用される。好ましい一実施形態において、R
2がヒドロキシC
1~6アルキルであり、R
3が水素である場合に使用される。
【1722】
工程A:脱炭酸クロスカップリング反応は、可視光光還元Ni触媒作用の複合作用下で、炭酸セシウムおよびイリジウム光触媒の存在下で、ハロゲン化ヘテロアリールと保護αアミノ酸との間で行うことができる。
【1723】
工程B:Boc脱保護は、HCl/ジオキサンでの処理によって行うことができる。
【1724】
工程C:尿素形成は、スキーム1~3を介して行うことができる。好ましい条件は、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒としてCDIを0℃で1時間使用し、次いで第2のアミンを添加し、室温で一晩撹拌することである。R
2またはR
3がベンジルエーテルとして保護されている場合、アルコールへの脱保護は、エタノール/酢酸エチル中の10%パラジウム木炭の存在下、またはDCM中のBBr
3を用いた水素化によって行うことができる。
スキーム7:式Iの化合物の合成
【化322】
この反応は、R
1がハロC
1~6アルコキシ基である化合物の調製に使用される。
【1725】
工程A:スキーム7におけるC-O結合形成は、パラジウム触媒および無機塩基を使用するクロロ-ヘテロアリール中間体と第一級アルコールとの間のバックワルド・ハートウィグエーテル化によって、または第二級アルコールを水素化ナトリウムと最初に反応させ、続いて2-クロロ-ピリジル中間体と反応させることによって達成することができる。
【1726】
好ましい条件は、触媒としてtBuBrettPhosPd G3およびトルエン中炭酸セシウムを80℃で使用することである。
【1727】
工程B:還元は、Pd/Cによる水素化によって、または水素化ホウ素ナトリウムによるCoCl2の使用によって行うことができる。
【1728】
工程C:尿素形成は、スキーム1~4を介して行うことができる。好ましい条件は、0℃~室温で、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒として、パラ-ニトロフェニルクロロホルメートを使用することである。カルバメート中間体を単離するか、またはその場で第2のアミンと反応させ、室温で一晩撹拌することができる。
スキーム8:式Iの化合物の合成
【化323】
工程A:スキーム8におけるC-Br結合形成は、四塩化炭素中の過酸化ベンゾイルの存在下で、対応するメチルヘテロアリールをN-ブロモスクシンイミドと反応させることによって達成することができる。
【1729】
工程B:C-N結合形成は、ヘテロアリールブロモメチル中間体をメタノール中アンモニア溶液と反応させることによって達成することができる。
【1730】
工程C:尿素形成は、スキーム1~4を介して行うことができる。好ましい条件は、0℃~室温で、DIPEAを塩基として、DCMを溶媒として、パラ-ニトロフェニルクロロホルメートを使用することである。カルバメート中間体を単離するか、またはその場で第2のアミンと反応させ、室温で一晩撹拌することができる。
【1731】
化合物の単離および精製
本明細書に記載の化合物および中間体の単離および精製は、必要に応じて、例えば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィ、厚層クロマトグラフィ、分取低圧もしくは高圧液体クロマトグラフィ、またはこれらの手順の組み合わせ等の任意の適切な分離または精製手順によって行うことができる。しかしながら、他の同等の分離または単離手順ももちろん使用することができる。式(I’)または(I)のキラル化合物の混合物は、分取キラルHPLC精製を使用して分離することができる。Phenomenex製の5μm、250mm×21.2mm内径のキラルカラム(アミロース-1、セルロース-1、またはセルロース-4)を用いて、AccQPrep HP125(Teledyne ISCO)システムで、UV(214および254nm)およびELS検出を用いて20.8 mL/分の流量で運転して、キラルHPLC精製を行った。溶離液:水;アセトニトリル。
【実施例】
【1732】
実施例1:1-[(4R)-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-4-イル]-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化324】
氷浴中のDCM(0.2ml)中の(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン(52mg、0.3mmol)に、クロロギ酸フェニル(47mg、0.3mmol)、続いてDIPEA(0.1ml、0.6mmol)を添加した。反応物を約0℃で45分間撹拌した。次いで、(R)-クロマン-4-アミン塩酸塩(57mg、0.3mmol)を添加し、反応物を40℃で3時間撹拌した。溶媒を真空中で除去した。DMF(2ml)を添加し、分取HPLCによる精製によって、表題化合物が白色固体(収率42%)として得られた。
MS(m/z):350.6 [M+H]+.
【1733】
実施例2:1-シクロペンチル-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化325】
化合物は、本明細書に記載の方法と同様の方法によって調製することができる。
MS(m/z):285.9 [M+H]+.
【1734】
実施例4:1-(3-クロロフェニル)-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化326】
(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン(35mg、0.2mmol)および3-クロロフェニルイソシアネート(30.7mg、0.2mmol)を、DIPEA(0.2mmol)を含むDCM(2ml)に溶解した。反応物を室温で2時間撹拌した。EtOAc(10ml)および水(10ml)での抽出を行った。有機相を乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。分取HPLCによる精製によって、所望の生成物が白色固体(収率62%)として得られた。
MS(m/z):328.5 [M+H]+.
【1735】
実施例5:1-[(2-シアノピリジン-4-イル)メチル]-3-(2,4,4-トリメチルシクロヘキシル)尿素
【化327】
氷浴中のDCM(0.5ml)中の2,4,4-トリメチルシクロヘキサン-1-アミン(18.5mg、0.13mmol)の溶液に、1,1’-カルボニルジイミダゾール(23mg、0.14mmol)およびDIPEA(0.4mmol)を添加した。反応物を約0℃で45分間撹拌し、次いで、4-(アミノメチル)ピコリノニトリル二塩酸塩(27mg、0.13mmol)を添加し、反応物を35℃で6時間撹拌した。溶媒を真空中で除去した。DMF(2ml)を添加し、分取HPLCによる精製によって、表題化合物が白色固体(収率31%)として得られた。
MS(m/z):301.4 [M+H]+.
【1736】
実施例6:1-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]-3-[3-(トリフルオロメチル)-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル]尿素
【化328】
実施例5と同様に、(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率94%)。
MS(m/z):352.1 [M+H]+.
【1737】
実施例7:1-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化329】
rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミン(22mg、0.2mmol)をアセトニトリル(3ml)およびDIPEA(0.3ml)に溶解し、次いで、0℃に冷却した。4-ニトロフェニルクロロホルメート(40mg、0.2mmol)を添加し、温度を室温に到達させたまま1時間撹拌した。次いで、(2-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン(70mg、0.4mmol)を添加し、反応物を4時間撹拌した。分取HPLCによって精製すると、表題化合物が白色固体(収率41%)として得られた。
MS(m/z):312.2 [M+H]+.
【1738】
実施例8:1-(3-シクロプロピルシクロヘキシル)-3-[(2-イミダゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化330】
化合物は、本明細書に記載の方法と同様の方法によって調製することができる。
MS:m/z 340.1(M+H).
【1739】
実施例9:1-[(2-イミダゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]-3-(2,4,4-トリメチルシクロヘキシル)尿素
【化331】
化合物は、本明細書に記載の方法と同様の方法によって調製することができる。
MS(m/z):342.1[M+H]+.
【1740】
実施例10:1-[2-(シクロヘキセン-1-イル)エチル]-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化332】
化合物は、本明細書に記載の方法と同様の方法によって調製することができる。
MS(m/z):326.6 [M+H]+.
【1741】
実施例12:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化333】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率78%)。
MS(m/z):312.5 [M+H]+.
【1742】
実施例13:1-(シクロブチルメチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化334】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロブチルメタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率89%)。
MS(m/z):286.4 [M+H]+.
【1743】
実施例14:1-[(2-メトキシピリジン-4-イル)メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化335】
実施例5と同様に、(2-メトキシピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率51%)。
MS(m/z):276.1 [M+H]+.
【1744】
実施例15:1-[(1S,2S,4R)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化336】
表題化合物を、実施例7のキラル分離(97.5% ee、収率31.6%)によって白色固体(水:MeCN 55:45中のセルロース-4カラム)として得た。
MS(m/z):312.5 [M+H]+.
【1745】
実施例16:1-[(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]-3-[(2-ピラゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化337】
表題化合物を、実施例7のキラル分離(97.5% ee、収率32.2%)によって白色固体(水:MeCN 55:45中のセルロース-4カラム)として得た。
MS(m/z):312.8 [M+H]+.
【1746】
実施例17:1-(1-シクロブチルエチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化338】
実施例5と同様に(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-シクロブチルエタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率56%)。
MS(m/z):299.9 [M+H]+.
【1747】
実施例18:1-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-3-[[2-(オキセタン-3-イルオキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化339】
実施例5と同様に、(2-(オキセタン-3-イルオキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4,4-ジメチルシクロヘキサン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率10%)。
【1748】
実施例20:1-シクロペンチル-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化340】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロペンタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率83%)。
MS(m/z):285.9 [M+H]+.
【1749】
実施例21:1-(シクロブチルメチル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化341】
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロブチルメタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率62%)。
MS(m/z):317.9 [M+H]+.
【1750】
実施例22:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化342】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率18%)。
MS(m/z):327.9 [M+H]+.
【1751】
実施例23:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(4R)-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-4-イル]尿素
【化343】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(R)-クロマン-4-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率57%)。
MS(m/z):349.9 [M+H]+.
【1752】
実施例24:1-[1-(2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)エチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化344】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)エタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率64%)。
MS(m/z):340.1 [M+H]+.
【1753】
実施例25:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2,6-ジメチルシクロヘキシル)尿素
【化345】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2,6-ジメチルシクロヘキサン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率57%)。
MS(m/z):328.0 [M+H]+.
【1754】
実施例26:1-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]-3-[[2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化346】
a)4-((ビス(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ピリジン1-オキシド
tert-ブチル(tert-ブトキシカルボニル)(ピリジン-4-イルメチル)カルバメート(1g、3.24mmol)および3-クロロ過安息香酸(2.14mL(77%)、0.56g/mL、5.35mmol)をフラスコ内で混合し、DCM(35mL)を添加した。TLCによって数分後に反応が完了し、1N NaOH溶液(40ml)およびDCM(40ml)を添加した。水相をDCM(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO
4)、真空中で蒸発させることにより、4-((ビス(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ピリジン1-オキシドを黄色油状物として得た(1.1g、3.79mmol、収率100%)。
MS(m/z):325 [M+H]+.
【1755】
b)tert-ブチルN-(tert-ブトキシカルボニル)-N-({2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル}メチル)カルバメート
4-((ビス(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ピリジン1-オキシド(400mg、1.23mmol)を含有するN2フラッシュしたフラスコに、DCM(6mL)、続いてDIPEA(0.81mL、4.62mmol)および4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール(218.14mg、1.6mmol)を添加した。反応混合物を超音波処理してイミダゾールを溶液にした。PYBROP(747.3mg、1.6mmol)を添加し、室温で一晩撹拌したままにした。DCM(30ml)および飽和NaHCO3溶液(25ml)を添加し、分配した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、真空中で蒸発させて、粗淡黄色油状物(1.35g)を得た。ヘプタン-32%EtOAc/ヘプタン(勾配)で溶離するシリカでのフラッシュクロマトグラフィによる精製によって、所望のtert-ブチルN-(tert-ブトキシカルボニル)-N-({2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル}メチル)カルバメート(463mg、1.05mmol、収率85%)が得られた。
MS(m/z):443 [M+H]+.
【1756】
c)(2-(4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン
N2下、酢酸エチル(4mL)中のtert-ブチルN-(tert-ブトキシカルボニル)-N-({2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル}メチル)カルバメート(460mg、1.04mmol)の溶液に、HCl(ジオキサン中4M)(4.16mL、16.64mmol)をゆっくり加えた。反応物を室温でN2下o/nで撹拌した。反応混合物を氷浴中で冷却し、濾別し、冷エーテルで洗浄した。白色沈殿物を回収し、真空下で乾燥させると、(2-(4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミンが灰白色固体(264mg、0.84mmol、収率80.7%)として得られた。
MS(m/z):243 [M+H]+.
【1757】
d)1-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]-3-[[2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
実施例5と同様に、(2-(4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率62%)。
MS(m/z):380 [M+H]+.
【1758】
実施例27:1-[(2-ブロモピリジン-4-イル)メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化347】
実施例5と同様に、(2-ブロモピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率13%)。
MS(m/z):324 [M+H]+.
【1759】
実施例28:1-[[2-(1,3-オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化348】
a)tert-ブチルN-{[2-(1,3-オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル]メチル}カルバメート
丸底フラスコ内で、アセトニトリル(2mL)および水(2mL)中の4-(N-Boc-アミノメチル)-2-ブロモピリジン(120mg、0.42mmol)、5-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-オキサゾール(89.7mg、0.46mmol)および炭酸カリウム(115.5mg、0.84mmol)を合わせた。溶液にN
2を5分間注入した後、1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロリド(13.6mg、0.02mmol)を添加し、注入を更に5分間続けた。次いで、反応混合物をN
2下にて80℃に2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcと水に分配し、層を分離し、水層をEtOAcでもう一度抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して褐色油状物を得た。これを、ヘプタン中0から100%酢酸エチルで溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィによって精製すると、tert-ブチルN-{[2-(1,3-オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル]メチル}カルバメート(100mg、0.36mmol、収率87%)が黄色油状物として得られた。
MS(m/z):276.1 [M+H]+.
【1760】
b)(2-(オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン
酢酸エチル(3.5mL)に溶解したtert-ブチルN-{[2-(1,3-オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル]メチル}カルバメート(160mg、0.58mmol)に、HCl(3.63mL(ジオキサン中4M)、14.53mmol)をゆっくり添加した。次いで、反応混合物をN2下、室温で90分間撹拌した(最初の数分以内に沈殿物が形成された)。反応混合物を氷浴を用いて10分間0℃に冷却し、次いで、沈殿を濾別し、冷ジエチルエーテルで洗浄した。次いで、生成物を焼結体からメタノールで洗浄し、濃縮した。これにより、(2-(オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン二塩酸塩(98mg、0.39mmol、収率68%)をベージュ色固体として得た。
MS(m/z):176.1 [M+H]+.
【1761】
c)1-[[2-(1,3-オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
実施例5と同様に、(2-(オキサゾール-5-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン二塩酸塩、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率26%)。
MS(m/z):313.2 [M+H]+.
【1762】
実施例29:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2,2-ジメチルプロピル)尿素
【化349】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1-イソシアナト-2,2-ジメチルプロパンを使用を用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率65%)。
MS(m/z):288.2 [M+H]+.
【1763】
実施例31:1-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニルメチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化350】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イルメタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率51%)。
MS(m/z):298.2 [M+H]+.
【1764】
実施例32:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)メチル]尿素
【化351】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率57%)。
MS(m/z):316.1 [M+H]+.
【1765】
実施例33:1-[[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化352】
実施例5と同様に、(2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率54%)。
MS(m/z):310.2 [M+H]+.
【1766】
実施例34:1-[(2-シアノピリジン-4-イル)メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化353】
実施例7と同様に、4-(アミノメチル)ピコリノニトリル、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48%)。
MS(m/z):271.2 [M+H]+.
【1767】
実施例35:1-[[2-(ジフルオロメチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化354】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率71%)。
MS(m/z):296 [M+H]+.
【1768】
実施例36:1-[rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]-3-[[2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化355】
実施例7と同様に、(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R,4S)-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率53%)。
MS(m/z):314 [M+H]+.
【1769】
実施例37:1-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-3-[(2-イミダゾール-1-イルピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化356】
実施例5と同様に、(2-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4,4-ジメチルシクロヘキサン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率37%)。
MS(m/z):328 [M+H]+.
【1770】
実施例38:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1-メトキシシクロブチル)メチル]尿素
【化357】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1-メトキシシクロブチル)メタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率27%)。
MS(m/z):316 [M+H]+.
【1771】
実施例39:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)尿素
【化358】
実施例7と同様に(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-フルオロ-2-メチルプロパン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率58%)。
MS(m/z):292 [M+H]+.
【1772】
実施例40:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1-フルオロシクロブチル)メチル]尿素
【化359】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1-フルオロシクロブチル)メタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率14%)。
MS(m/z):304 [M+H]+.
【1773】
実施例41:1-(シクロブチルメチル)-3-[[2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化360】
実施例4と同様に、(2-(4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび(イソシアナトメチル)シクロブタンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率70%)。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1774】
実施例42:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化361】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率37%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1775】
実施例43:1-シクロペンチル-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化362】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよびイソシアナトシクロペンタンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率61%)。
MS(m/z):318 [M+H]+.
【1776】
実施例44:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[1-(2,2-ジメチルプロピル)シクロプロピル]尿素
【化363】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-ネオペンチルシクロプロパン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率42%)。
MS(m/z):328 [M+H]+.
【1777】
実施例45:1-シクロブチル-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化364】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロブタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率25%)。
MS(m/z):272 [M+H]+.
【1778】
実施例46:1-(シクロペンチルメチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化365】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロペンチルメタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率40%)。
MS(m/z):300 [M+H]+.
【1779】
実施例47:1-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化366】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率44%)。
MS(m/z):284 [M+H]+.
【1780】
実施例48:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化367】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率23%)。
MS(m/z):344 [M+H]+.
【1781】
実施例49:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-メトキシ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化368】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-メトキシビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率25%)。
MS(m/z):314 [M+H]+.
【1782】
実施例50:1-(1-シクロブチルシクロプロピル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化369】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-シクロブチルシクロプロパン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率37%)。
MS(m/z):280 [M+H]+.
【1783】
実施例54:1-[[2-(シクロブチルメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化370】
a)1-[(2-クロロピリジン-4-イル)メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
実施例5と同様に、(2-クロロピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率61%)。
MS(m/z):308 [M+H]+.
【1784】
b)1-[[2-(シクロブチルメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
1-[(2-クロロピリジン-4-イル)メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素(60mg、0.19mmol、1当量)、tBuBrettPhosPd G3(5.0mg、0.01mmol、0.03当量)および炭酸セシウム(95.3mg、0.29mmol、1.5当量)を乾燥10mlフラスコ内で合わせた。これに窒素をフラッシュ後、トルエン(1.5mL)およびシクロブタンメタノール(27.8μL、0.91g/mL、0.29mmol、1.5当量)を加えた。得られた褐色混合物をN2下、80℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却し、次いで、CH2Cl2で希釈し、セライトを通してフィルタにかけた。溶媒を真空中で除去して粗固体を得、これをDMSO(2ml)に溶解し、分取HPLCによって精製すると、所望の生成物が白色固体(13mg、収率18.7%)として得られた。
MS(m/z):358 [M+H]+.
【1785】
実施例55:1-[[2-(シクロプロピルメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化371】
実施例54と同様に1-[[2-クロロピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素およびシクロプロピルメタノールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率21%)。
MS(m/z):344 [M+H]+.
【1786】
実施例56:1-[[2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化372】
実施例5と同様に、(2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率30%)。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1787】
実施例57:1-[[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化373】
実施例5と同様に、(2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率57%)。
MS(m/z):338 [M+H]+.
【1788】
実施例58:1-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]-3-[[2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化374】
実施例5と同様に、(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率60%)。
MS(m/z):342 [M+H]+.
【1789】
実施例59:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化375】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率42%)。
MS(m/z):354.2 [M+H]+.
【1790】
実施例60:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-エチルシクロブチル)尿素
【化376】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-エチルシクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率47%)。
MS(m/z):300.2 [M+H]+.
【1791】
実施例62:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]メチル]尿素
【化377】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率43%)。
MS(m/z):354.2 [M+H]+.
【1792】
実施例63:1-[[2-(シアノメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化378】
a)tert-ブチル((2-(シアノメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメートおよびtert-ブチル((1-(シアノメチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)メチル)カルバメート混合物:
tert-ブチル((2-ヒドロキシピリジン-4-イル)メチル)カルバメート(200mg、0.89mmol)および炭酸カリウム(246.51mg、1.78mmol)を含むフラスコに、アセトニトリル(6mL)を撹拌しながら添加し、続いてブロモアセトニトリル(93.18μL、1.72g/mL、1.34mmol)を添加した。混合物をN
2下、室温で2日間撹拌した。反応混合物をEtOAc(2×30ml)と水/ブライン(25ml)に分配した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO
4)、真空中で蒸発させると、粗褐色油状物(230mg)が得られた。DCM-5%MeOH/DCMで溶離するシリカでのフラッシュクロマトグラフィによる精製により、tert-ブチル(((2-(シアノメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメートおよびtert-ブチル((1-(シアノメチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)メチル)カルバメートの混合物が、粘稠な黄色の泡沫として望ましくないN-アルキル化生成物を主成分として得られた(205mg、87.3%)。
MS(m/z):264 [M+H]+.
【1793】
b)2-[4-(アミノメチル)-2-オキソピリジン-1-イル]アセトニトリルおよび2-((4-(アミノメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)アセトニトリル混合物:
酢酸エチル(10mL)中のN-アルキル化およびO-アルキル化中間体(600mg、2.28mmol)の混合物に、HCl(11.39mL(ジオキサン中4M)、45.58mmol)を添加した。2時間後、LCMSによって反応が完了した。反応物を0℃に冷却し、沈殿を濾別し、冷エーテルで洗浄し、次いで乾燥させると、2-[4-(アミノメチル)-2-オキソピリジン-1-イル]アセトニトリル塩酸塩および2-((4-(アミノメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)アセトニトリル(480mg、106%)の不純な混合物が得られ、これを更に精製することなく続けた。
MS(m/z):164 [M+H]+.
【1794】
c)1-[[2-(シアノメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
実施例5と同様に、2-((4-(アミノメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)アセトニトリルおよび2-[4-(アミノメチル)-2-オキソピリジン-1-イル]アセトニトリル、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールの混合物を用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率1%)。
MS(m/z):329 [M+H]+.
【1795】
実施例64:1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化379】
a)tert-ブチル-((2-(ヒドラジネリデンメチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート
メタノール(8mL)中のtert-ブチルN-[(2-ホルミルピリジン-4-イル)メチル]カルバメート(300mg、1.27mmol)の溶液に、ヒドラジン一水和物(79%)(74.71μL、1.02g/mL、1.52mmol)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。1時間後、LCMSは、反応が完了したことを示した。反応物を真空中で濃縮すると、tert-ブチル-((2-(ヒドラジネリデンメチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメートが黄色油状物として得られ、これを更に精製することなく使用した。
MS(m/z):251 [M+H]+.
【1796】
b)tert-ブチル((2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート
tert-ブチル-((2-(ヒドラジネリデンメチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート(317.88mg、1.27mmol)および1-トリフルオロメチル-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン(441.47mg、1.4mmol)を含むフラスコにN2をフラッシュした。次いで、DMSO(6.5mL)およびトリフルオロ酢酸(0.1mL、1.27mmol)を順次添加した。得られた混合物を50℃で一晩加熱し、次いで冷却し、EtOAc(40ml)と水(20ml)に分配した。有機層を更に水(2×20ml)およびブライン(20ml)で順次洗浄し、次いで、濃縮し、乾燥させて(MgSO4)、粗油状物を得た。DCMおよび3%MeOH/DCM(勾配)で溶離するシリカでのフラッシュクロマトグラフィによる精製によって、tert-ブチル((2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメートが油状物(133mg、36.1%)として得られた。
MS(m/z):291 [M+H]+.
【1797】
c)(2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン
酢酸エチル(2mL)中のtert-ブチル((2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート(130mg、0.45mmol)の溶液に、HCl(2.24mL(ジオキサン中4M)、8.96mmol)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。白色沈殿物が形成し、LCMSは脱保護が完了したことを示した。反応物を氷浴中で冷却し、エーテルを添加し、沈殿を濾別し、更なる冷エーテルで洗浄した。白色固体を40℃/nで真空中で乾燥させると、(2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミンがそのジHCl塩(91mg、77.2%)として得られ、これを更に精製することなく続けた。
MS(m/z):191 [M+H]+.
【1798】
d)1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率58%)。
MS(m/z):356 [M+H]+.
【1799】
実施例65:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-メチルシクロブチル)尿素
【化380】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-メチルシクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率51%)。
MS(m/z):286.2 [M+H]+.
【1800】
実施例66:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-エチニルシクロブチル)尿素
【化381】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-エチニルシクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48%)。
MS(m/z):296.2 [M+H]+.
【1801】
実施例67:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)尿素
【化382】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-フルオロシクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率31%)。
MS(m/z):290.2 [M+H]+.
【1802】
実施例68:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[4-(トリフルオロメチル)-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル]尿素
【化383】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4-(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48%)。
MS(m/z):394.2 [M+H]+.
【1803】
実施例71:1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]メチル]尿素
【化384】
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率21%)。
MS(m/z):386 [M+H]+.
【1804】
実施例73:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5R)-6,6-ジフルオロ-2-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化385】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、6,6-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率68%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1805】
実施例74:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S)-6,6-ジフルオロ-3-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化386】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、6,6-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率33%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1806】
実施例75:1-[(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)メチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化387】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタンアミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率71%)。
MS(m/z):348 [M+H]+.
【1807】
実施例76:1-[(1R,3aR,6aR)-1,2,3,3a,4,5,6,6a-オクタヒドロペンタレン-1-イル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化388】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R,3aR,6aR)-オクタヒドロペンタレン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率63%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1808】
実施例77:1-(3-シクロプロピルシクロブチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化389】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-シクロプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率20%)。
MS(m/z):312 [M+H]+.
【1809】
実施例78:1-(1,2,3,3a,4,5,6,6a-オクタヒドロペンタレン-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化390】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、オクタヒドロペンタレン-2-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率7%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1810】
実施例79:1-[rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化391】
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48%)。
MS(m/z):386 [M+H]+.
【1811】
実施例81:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S)-2-ヒドロキシ-3,3-ジメチルシクロブチル]尿素
【化392】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(rac-1R,4S)-4-アミノ-2,2-ジメチルシクロブタン-1-オールおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率50%)。
MS(m/z):316 [M+H]+.
【1812】
実施例82:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-2-ヒドロキシ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化393】
a)エチル8-アセチル-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
THF(300mL)中のエチル1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(50g、233.3mmol、1当量)の撹拌溶液に、LDA(350mL、350.0mmol、1.50当量)をN
2雰囲気下-78℃で添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌した。次いで、塩化アセチル(10.99g、140.0mmol、1.5当量)を添加した。混合物を1時間撹拌した。反応が完了したら、これをNH
4Cl水溶液でクエンチした。水を添加し、得られた溶液をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣を石油エーテル:EtOAc(3:10)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製すると、エチル8-アセチル-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(27g、収率45.1%)が淡黄色油状物として得られた。
【1813】
b)エチル1-アセチル-4-オキソシクロヘキサン-1-カルボキシレート
H2O(45mL)およびアセトン(60mL)中のエチル8-アセチル-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(27g、105.3mmol、1当量)の撹拌溶液に、濃HCl水溶液(15mL)を添加した。混合物をN2雰囲気下にて65℃で撹拌した。混合物を2時間撹拌した。反応が完了したら、得られた混合物を真空下で濃縮した。次いで、水を添加し、得られた溶液をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル:EtOAc(3:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製すると、エチル1-アセチル-4-オキソシクロヘキサン-1-カルボキシレート(15g、収率67%)が淡黄色油状物として得られた。
【1814】
c)エチル4-ヒドロキシ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート
EtOH(200mL)中のナトリウムエトキシド(9.62g、141.3mmol、2当量)の撹拌溶液に、エチル1-アセチル-4-オキソシクロヘキサン-1-カルボキシレート(15g、70.6mmol、1.00当量)をN2雰囲気下0℃で添加した。混合物を室温で15~25分間撹拌した。反応が完了したら、得られた混合物をEtOAc(5L)で希釈し、シリカゲルでフィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製し、石油エーテル:EtOAc(2:1)で溶離すると、エチル4-ヒドロキシ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート(7g、収率46.7%)が淡黄色固体として得られた。
【1815】
d)エチル4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート
DCM(50mL)中のエチル4-ヒドロキシ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート(7g、32.9mmol、1当量)の撹拌溶液に、DAST(26.5g、164.5mmol、5当量)をN2雰囲気下-78℃で添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌した。次いで、冷浴を取り外し、徐々に室温まで加温した。室温で更に1時間撹拌した後、混合物を氷水に注ぎ、DCMで3回抽出した。有機層を合わせ、NaHCO3水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製し、石油エーテル:EtOAc(3:1)で溶離すると、エチル4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート(3.1g、収率43.9%)が淡黄色固体として得られた。
【1816】
e)4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボン酸
EtOH(30mL)中のエチル4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボキシレート(2.0g、9.3mmol)の溶液を0℃で撹拌し、これに水(6mL)中のKOH(1.05g、18.6mmol、2当量)の溶液を加え、混合物を0Cで2~4時間撹拌した。反応が完了したら、希釈HCl(1M)を混合物に添加して、0CでpH=6に調整し、次いで、トルエンを添加した。溶媒を真空下で除去し、残渣を分取TLC(EtOAc/THF、v/v=1/1)によって精製して、4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボン酸(700mg、収率40.3%)を淡黄色固体として得た。
【1817】
f)1-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)-3-(4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)尿素
トルエン(10mL)中の4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボン酸(300mg、1.6mmol)の撹拌溶液に、Et3N(489mg、4.8mmol、3.0当量)を添加し、続いてジフェニルホスホリルアジド(887mg、3.2mmol、2当量)を添加した。混合物を室温で1時間、95℃で更に30分間撹拌した。次いで、トルエンおよびDMF(1mL、v/v=4/1)の混合物中の(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン(280mg、1.6mmol、1.0当量)を添加し、得られた混合物を95℃で1時間撹拌した。反応が完了したら、得られた混合物を室温に冷却し、次いで、分取TLC(石油エーテル/EtOAc、v/v=1/1)によって直接精製して、1-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)-3-(4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)尿素(100mg、収率17.4%)を白色固体として得た。
MS(m/z):358 [M+H]+
【1818】
g)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-2-ヒドロキシ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
MeOH(2mL)中の1-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)-3-(4-フルオロ-2-オキソビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)尿素(60mg、168μmol)の撹拌溶液に、NaBH4(13mg、336mmol、2当量)を少量ずつ添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。反応が完了したら、水3滴を添加し、溶媒を真空下で除去した。残渣をTHFで希釈し、分取TLC(石油エーテル/EtOAc、v/v=2/3)によって精製して、表題生成物(32.6mg、収率54%)を白色固体として得た。
MS(m/z):360 [M+H]+.
【1819】
実施例83:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-メトキシフェニル)尿素
【化394】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-メトキシアニリンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率26%)。
MS(m/z):324.2 [M+H]+.
【1820】
実施例84:1-(6-クロロピリジン-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化395】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、6-クロロピリジン-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率89%)。
MS(m/z):329.2 [M+H]+.
【1821】
実施例85:1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化396】
a)tert-ブチルN-[2-(ベンジルオキシ)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]カルバメート
DMF(20mL)中の4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン(448mg、2mmol)の撹拌溶液に、N-Boc-O-ベンジル-L-セリン97%(886mg、3mmol)、ニッケル(II)塩化ジメトキシエタン付加物(22mg、0.1mmol)、炭酸セシウム(977.5mg、3mmol)、(4,4’-ジ-t-ブチル-2,2’-ビピリジン)ビス[3,5-ジフルオロ-2-[5-トリフルオロメチル-2-ピリジニル-κN)フェニル-κC]イリジウム(III)ヘキサフルオロホスフェート(22.4mg、0.02mmol)および4,4’-ジ-tert-ブチル-2,2’-ジピリジル(26.8mg、0.1mmol)を添加した。混合物に窒素を15分間注入し、次いで、セプタムキャップをパラフィルムで密封し、反応物に青色光(30W、450nm)を照射し、25℃で液体冷却した。20時間後、照射を停止し、混合物を飽和NaHCO
3水溶液(200mL)に注ぎ、エーテル(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで連続的に洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、蒸発させて黄色油状物を得て、これをDCMに再溶解し、シリカ上で蒸発させ、ヘプタン中0~74%酢酸エチルで溶離するフラッシュクロマトグラフィによって精製すると、tert-ブチルN-[2-(ベンジルオキシ)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]カルバメート(451mg、57.2%)が黄色油状物として得られた。
MS(m/z):395 [M+H]+.
【1822】
b)2-(ベンジルオキシ)-1-(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)エタン-1-アミン
酢酸エチル(10mL)中のtert-ブチルN-[2-(ベンジルオキシ)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]カルバメート(445mg、1.13mmol)の撹拌溶液にHCl(ジオキサン中4M)(2.82mL(4M)、11.28mmol)を添加し、反応物を一晩撹拌した。更に5当量の4N HCl(1.4mL)を添加し、反応物を6時間撹拌した。反応混合物をエーテル(10mL)で希釈し、フィルタにかけ、エーテル(3回)で洗浄し、吸引乾燥させた。得られた固体を高真空下40℃で2.5時間乾燥させると、表題生成物(336mg、89%)が白色固体として得られた。
MS(m/z):295 [M+H]+.
【1823】
c)3-[2-(ベンジルオキシ)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]-1-{4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル}尿素
乾燥DCM(1.0mL)中の4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩(61.09mg、0.34mmol)およびDIPEA(0.24mL、1.36mmol)の溶液をN2下に置き、0℃に冷却した。乾燥DCM(1.0mL)中の1,1’-カルボニルジイミダゾール(0.04mL、1.3g/mL、0.34mmol)の溶液を添加し、0℃で1時間撹拌した後、乾燥DCM(1.0mL)中の2-(ベンジルオキシ)-1-(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)エタン-1-アミン(100mg、0.34mmol)の溶液を添加し、室温に加温した。次いで、反応物を濃縮し、粗生成物を、ヘプタン中0から100%酢酸エチルで溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィによって精製すると、表題生成物(20mg、12.7%)が白色固体として得られた。
MS(m/z):464.4 [M+H]+.
【1824】
d)1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
1-(2-(ベンジルオキシ)-1-(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)エチル)-3-(4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)尿素(25mg、0.05mmol)をエタノール(1mL)および酢酸エチル(1mL)に溶解した。パラジウム(5.74mg(10%)、0.01mmol)を添加した。次いで、水素を添加し、反応物を室温で一晩撹拌したままにした。次いで、反応物をフィルタにかけ、濃縮し、粗生成物を分取HPLCによって精製すると、表題生成物が白色固体(74%)として得られた。
MS(m/z):374.4 [M+H]+.
【1825】
実施例87:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[3-(1r,3r)-(トリフルオロメチル)シクロブチル]メチル]尿素
【化397】
表題化合物を、実施例62(100%ee、収率15%)のキラルHPLC分離によって白色固体として得た(40:60 水:MeCN中のアミロース1カラム)。
MS(m/z):354.2 [M+H]+.
【1826】
実施例88:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化398】
実施例5と同様に、(2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率50%)。
MS(m/z):345.4 [M+H]+.
【1827】
実施例89:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(3-フルオロシクロブチル)メチル]尿素
【化399】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3-フルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率52%)。
MS(m/z):304 [M+H]+.
【1828】
実施例90:1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化400】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4,4-ジフルオロシクロヘキサン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率39%)。
MS(m/z):336 [M+H]+.
【1829】
実施例91:1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化401】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た。
MS(m/z):370.2 [M+H]+.
【1830】
実施例92:1-(3-クロロフェニル)-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化402】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(2,2,2,-トリフルオロエトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):390.2 [M+H]+.
【1831】
実施例93:1-(3,3-ジフルオロシクロペンチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化403】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,3-ジフルオロシクロペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体固体として得た(収率69%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1832】
実施例95:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル)尿素
【化404】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-アミノ-3,3-ジメチルブタン-2-オールおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率50%)。
MS(m/z):318 [M+H]+.
【1833】
実施例96:1-(4-クロロピリミジン-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化405】
a)4-ニトロフェニル((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート
乾燥DCM(3.0mL)中の(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン(150mg、0.86mmol)およびDIPEA(0.15mL、0.86mmol)の溶液を、乾燥DCM(3.0mL)中の4-ニトロフェニルクロロホルメート(173.6mg、0.86mmol)の溶液にN
2下、0℃で添加した。反応物を0Cで15分間撹拌し、次いで濃縮して粗カルバメートを得て、これを水とEtOAc(×3)に分配し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。粗生成物を、ヘプタン0から100%中のEtOAcで溶離するシリカでのフラッシュクロマトグラフィによって精製して、カルバメートを白色固体として得た(159mg、収率53%)。
【1834】
b)1-(4-クロロピリミジン-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
水素化ナトリウム(51.68mg(60%)、1.29mmol)を、THF(3.0mL)中の2-アミノ-4-クロロピリミジン(223.17mg、1.72mmol)の撹拌溶液にN2下0℃で添加した。THF(3.0mL)中の次いで、4-ニトロフェニル((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート(100mg、0.29mmol)の溶液を0℃で滴下し、30分間撹拌したままにし、次いで、反応物を数滴の酢酸でクエンチした。反応物を飽和NH4Cl(水溶液)とEtOAc(×3)に分配し、合わせた有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。粗生成物を、pH4水中10から100%のpH4アセトニトリルで溶離する逆相自動フラッシュクロマトグラフィによって精製した。生成物を含む画分を回収し、濃縮し、粗生成物を、5から95%ACN/0.1%FAを含む水/0.1%FAで溶離する分取HPLC自動フラッシュクロマトグラフィによって精製すると、表題生成物(20mg、収率21%)が白色固体として得られた。
MS(m/z):330.2 [M+H]+.
【1835】
実施例97:1-(3-クロロフェニル)-3-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]尿素
【化406】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび3-クロロアニリンを用いて、表題化合物を橙色固体として得た。
MS(m/z):358.2 [M+H]+.
【1836】
実施例98:1-(6-クロロピラジン-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化407】
実施例96と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-6-クロロピラジンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム固体として得た(収率42%)。
MS(m/z):330 [M+H]+.
【1837】
実施例99:1-[rac-(1R,2S)-2-ヒドロキシ-3,3-ジメチルシクロブチル]-3-[[2-[4-(トリフルオロメチル)イミダゾール-1-イル]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化408】
実施例5と同様に、(2-(4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-4-イル)メタンアミンビス-塩酸塩、rac-(1R,4S)-4-アミノ-2,2-ジメチルシクロブタン-1-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い表題化合物を白色固体として得た(収率63%)。
MS(m/z):384 [M+H]+.
【1838】
実施例100:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1s,3s)-3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素:
【化409】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3s)-3-アミノ-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-オールおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率22%)。
MS(m/z):356 [M+H]+.
【1839】
実施例101:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R)-2-ヒドロキシ-5,5-ジメチルシクロヘキシル]尿素
【化410】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R)-2-アミノ-4,4-ジメチルシクロヘキサン-1-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率9%)。
MS(m/z):344 [M+H]+.
【1840】
実施例102:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]尿素
【化411】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2S,4S)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率55%)。
MS(m/z):314 [M+H]+.
【1841】
実施例103:1-[(1S,3aS,6aS)-1,2,3,3a,4,5,6,6a-オクタヒドロペンタレン-1-イル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化412】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S,3aS,6aS)-オクタヒドロペンタレン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率36%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1842】
実施例105:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(3aR,6aS)-1,2,3,3a,4,5,6,6a
【化413】
表題化合物を、実施例78(55:45 水:MeCN中のアミロース-1カラム)のキラル分離によって白色固体として得た(収率14%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1843】
実施例106:1-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化414】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率20%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1844】
実施例107:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S,4S,6R)-6-ヒドロキシ-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化415】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、rac-(1R,2R,4S,6S)-6-アミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率31%)。
MS(m/z):328.2 [M+H]+.
【1845】
実施例108:1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化416】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,3-ジフルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率38%)。
MS(m/z):308.2 [M+H]+.
【1846】
実施例109:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,3-ジメチルブチル)尿素
【化417】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、3,3-ジメチルブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率30%)。
MS(m/z):302 [M+H]+.
【1847】
実施例110:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)シクロプロピル]尿素
【化418】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(2,2,2-トリフルオロエチル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率49%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1848】
実施例111:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S,6S,7R)-7-ヒドロキシ-6-ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル]尿素
【化419】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,5S,6S,7R)-7-アミノビシクロ[3.2.0]ヘプタン-6-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率1%)。
MS(m/z):328 [M+H]+.
【1849】
実施例112:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(2R,3aS,6aS)-6a-(ヒドロキシメチル)-2,3,3a,4,5,6-ヘキサヒドロ-1H-ペンタレン-2-イル]尿素
【化420】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-[(2R,3aS,6aS)-2-アミノオクタヒドロペンタレン-3a-イル]メタノール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率25%)。
MS(m/z):356 [M+H]+.
【1850】
実施例113:1-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化421】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2,2-ジフルオロシクロペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率55%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1851】
実施例114:1-(3,3a,4,5,6,6a-ヘキサヒドロ-1H-シクロペンタ[c]ピロール-2-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化422】
実施例5と同様にして、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色ワックスとして得た(収率23%)。
MS(m/z):327 [M+H]+.
【1852】
実施例115:1-[(1R)-3,3-ジフルオロシクロペンチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化423】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、(1R)-3,3-ジフルオロシクロペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率17%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1853】
実施例116:1-[(1S)-3,3-ジフルオロシクロペンチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化424】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、(1S)-3,3-ジフルオロシクロペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率12%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1854】
実施例117:1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-3-ヒドロキシプロピル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化425】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、4-(ベンジルオキシ)-2-[(tertブトキシカルボニル)アミノ]ブタン酸および(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た。
MS(m/z):384.2 [M+H]+.
【1855】
実施例118:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル]尿素
【化426】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1S,2R)-2-アミノシクロペンタン-1-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率44%)。
MS(m/z):302.2 [M+H]+.
【1856】
実施例119:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)尿素
【化427】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロパン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率30%)。
MS(m/z):344 [M+H]+.
【1857】
実施例120:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[rac-(3aR,6aR)-2,3,3a,4,5,6-ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラン-6a-イル]メチル]尿素
【化428】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(3aR,6aR)-ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラン-6イルメタンアミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率47%)。
MS(m/z):342 [M+H]+.
【1858】
実施例121:1-[[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化429】
実施例5と同様に、[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率19%)。
MS(m/z):368 [M+H]+.
【1859】
実施例122:1-[[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化430】
実施例5と同様に、[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率12%)。
MS(m/z):372 [M+H]+.
【1860】
実施例123:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S)-2-フルオロシクロブチル]尿素
【化431】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2S)-2-フルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率53%)。
MS(m/z):290 [M+H]+.
【1861】
実施例125:1-[シクロブチル(ジジュウテリオ)メチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化432】
a)シクロブチルメタン-d2-アミン塩酸塩
THF-d8(4mL)中のシクロブタンカルボニトリル(0.23mL、0.87g/mL、2.47mmol)の溶液に、重水素化リチウムアルミニウム(155.3mg、3.7mmol)をN
2下、0Cで少しずつ添加した。反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。0.15mLのD
2Oを添加し、次いで0.15mL(15%)のNaOD(水溶液)を添加し、最後に0.3mLのD
2Oを添加した。次いで、反応混合物をフィルタにかけ、THFで洗浄した。次いで、HCl(ジオキサン中4M)(2mL)を添加し、反応物を30分間撹拌し、次いで、濃縮した。冷却エーテルを添加し、次いで、溶液をフィルタにかけ、更なるエーテルで洗浄した。表題生成物を白色固体(150mg、49.2%)として得た。
【1862】
b)1-[シクロブチル(ジジュウテリオ)メチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、シクロブチルメタン-d2-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率87%)。
MS(m/z):288.2 [M+H]+.
【1863】
実施例126:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-メチルフェニル)尿素
【化433】
実施例96と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、m-トルイジンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48%)。
MS(m/z):308.2 [M+H]+.
【1864】
実施例128:1-[(2-メトキシピリジン-4-イル)メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化434】
実施例5と同様に、(2-メトキシピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率33%)。
MS(m/z):304 [M+H]+.
【1865】
実施例129:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[(2-メトキシピリジン-4-イル)メチル]尿素
【化435】
実施例5と同様に、(2-メトキシピリジン-4-イル)メタンアミン、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率31%)。
MS(m/z):308 [M+H]+.
【1866】
実施例131:1-(1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化436】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物をクリーム色のゴム状物として得た(収率2%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1867】
実施例132:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[3-(フルオロメチル)フェニル]尿素
【化437】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-(フルオロメチル)アニリンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率23%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1868】
実施例133:1-[(1R,2R,5R)-6,6-ジフルオロ-2-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化438】
表題化合物を、実施例73のキラル分離(55:45 水:MeCN中のセルロース-4カラム)によって白色固体の単一トランス-ジアステレオマーとして得た(100%de、収率16%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1869】
実施例134:1-[(1R)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化439】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率74%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1870】
実施例135:1-[(1S)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化440】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率68%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1871】
実施例136:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化441】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率72%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1872】
実施例137:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化442】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3s)-3-(ジフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率61%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1873】
実施例138:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]尿素
【化443】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率82%)。
MS(m/z):368 [M+H]+.
【1874】
実施例139:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S)-3-オキソ-8-ビシクロ[3.2.1]オクタニル]尿素
【化444】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、8-アミノビシクロ[3.2.1]オクタン-3-オンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率58%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1875】
実施例140:1-[(1S)-3,3-ジフルオロシクロヘキシル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化445】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S)-3,3-ジフルオロシクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム色の固体として得た(収率38%)。
MS(m/z):336 [M+H]+.
【1876】
実施例142:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロペンチル)尿素
【化446】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム色の固体として得た(収率54%)。
MS(m/z):336 [M+H]+.
【1877】
実施例143:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4,4-ジフルオロ-1-メチルシクロヘキシル)尿素
【化447】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4,4-ジフルオロ-1-メチルシクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム色の固体として得た(収率64%)。
MS(m/z):350 [M+H]+.
【1878】
実施例144:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1S,3R)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化448】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘプタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、ラセミ体の表題化合物を白色固体として得た(収率72%)。キラル分離(55:45 水:MeCN中のアミロース-1カラム)によって、表題化合物(96.6%ee、収率68%)が白色固体(ならびに実施例146の他のエナンチオマー)として得られた。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1879】
実施例145:1-(3-クロロフェニル)-3-[(1R)-2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化449】
表題化合物を、実施例92(60:40 水:MeCN中のセルロース-4カラム)のキラル分離によって白色固体として得た(98%ee、収率44%)。
MS(m/z):390.2 [M+H]+.
【1880】
実施例146:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化450】
表題化合物は、実施例144に記載のキラル分離によって得られた他方のエナンチオマーである。これを白色固体として得た(100%ee、収率72%)。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1881】
実施例147:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[2-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]尿素
【化451】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-1-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン-1-オールおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率52%)。
MS(m/z):384 [M+H]+.
【1882】
実施例148:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R)-2-ヒドロキシ-2-メチルシクロヘキシル]尿素
【化452】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1S,2S)-2-アミノ-1-メチルシクロヘキサン-1-オールおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム色の固体として得た(収率59%)。
MS(m/z):330 [M+H]+.
【1883】
実施例149:1-[(1R)-3,3-ジフルオロシクロヘキシル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化453】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび3-クロロ-2-フルオロアニリンを用いて、表題化合物を白色固体として得た。最終的なベンジルエーテル脱保護は、水素化の代わりにDCM中のBBr3を使用して達成した。
MS(m/z):336 [M+H]+.
【1884】
実施例150:1-(3-クロロ-2-フルオロフェニル)-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化454】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび3-クロロ-2-フルオロアニリンを用いて、表題化合物を白色固体として得た。最終的なベンジルエーテル脱保護は、水素化の代わりにDCM中のBBr3を使用して達成した。
MS(m/z):408.2 [M+H]+.
【1885】
実施例151:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-[(2R)-2-フルオロプロポキシ]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化455】
a)tert-ブチル(R)-((2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート
tert-ブチル(2-クロロピリジン-4-イル)メチルカルバメート(1g、4.12mmol)、tBuBrettPhos Pd G3(105.6mg、0.12mmol)および炭酸セシウム(2.01g、6.18mmol)を乾燥した50mlフラスコ内で合わせた。これを窒素でフラッシュした後、溶液として(2R)-2-フルオロプロパン-1-オール(482.6mg、6.18mmol)を含む脱気トルエン(15mL)を添加した。得られた褐色混合物をN
2下、80℃で2時間加熱し、次いで、冷却し、一晩放置した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、セライトを通してフィルタにかけた。濾液を真空中で蒸発させて粗固体(1.4g)を得て、これをヘプタン-30%EtOAc/ヘプタンで溶離するシリカでのフラッシュクロマトグラフィによって精製すると、白色固体(960mg、82%)として所望の生成物が得られた。
MS(m/z):285 [M+H]+.
【1886】
b)(R)-(2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン
酢酸エチル(15mL)中のtert-ブチル(R)-((2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メチル)カルバメート(955mg、3.36mmol)の溶液に、HCl(ジオキサン中4M)(16.8mL、67.2mmol)を添加し、混合物を一晩撹拌した。白色沈殿物が形成された。反応物を氷浴中で冷却し、いくらかの冷エーテルを添加した。沈殿を濾別し、更なる冷エーテルで洗浄した。40℃のhi-vacライン上で更に乾燥させると、所望の生成物が白色固体(820mg、95%)として得られた。
MS(m/z):185 [M+H]+.
【1887】
c)1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-[(2R)-2-フルオロプロポキシ]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
実施例5と同様に、(R)-(2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率24%)。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1888】
実施例152:1-(1-シクロブチル-2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化456】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-シクロブチル-2,2,2-トリフルオロエタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率10%)。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1889】
実施例153:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化457】
実施例5と同様に、[2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-イル]メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色のワックスとして得た(収率34%)。
MS(m/z):304 [M+H]+.
【1890】
実施例154:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2R)-4,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシシクロヘキシル]尿素
【化458】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2R)-2-アミノ-5,5-ジフルオロシクロヘキサン-1-オール塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム色の固体として得た(収率59%)。
MS(m/z):352 [M+H]+.
【1891】
実施例156:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-[(2S)-2-フルオロプロポキシ]ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化459】
実施例151と同様に、tert-ブチル(2-クロロピリジン-4-イル)メチルカルバメート、(2S)-2-フルオロプロパン-1-オール、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):354 [M+H]+.
【1892】
実施例157:1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化460】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン、3,3-ジフルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率19%)。
MS(m/z):340 [M+H]+.
【1893】
実施例159:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化461】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率30%)。
MS(m/z):318 [M+H]+.
【1894】
実施例160:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化462】
実施例151と同様に、tert-ブチル(2-クロロピリジン-4-イル)メチルカルバメート、2-フルオロプロパン-1-オール、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):312 [M+H]+.
【1895】
実施例161:1-(5-クロロピリジン-3-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化463】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、5-クロロピリジン-3-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率5%)。
MS(m/z):329 [M+H]+.
【1896】
実施例162:1-((1r,3r)-3-フルオロシクロブチル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化464】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メタンアミン、(1r,3r)-3-フルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体としてして得た(収率30%)。
MS(m/z):322 [M+H]+.
【1897】
実施例163:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-((1r,3r)-3-メチルシクロブチル)尿素
【化465】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3r)-3-メチルシクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率63%)。
MS(m/z):286 [M+H]+.
【1898】
実施例164:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(フルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化466】
a)4-ブロモ-2-(フルオロメトキシ)ピリジン
2-[(4-ブロモピリジン-2-イル)オキシ]酢酸(500mg、2.15mmol)、Selectfluor(2.29g、6.46mmol)、(4,4’-ジ-t-ブチル-2,2’-ビピリジン)ビス[3,5-ジフルオロ-2-[5-トリフルオロメチル-2-ピリジニル-κN)フェニル-κC]イリジウム(III)ヘキサフルオロホスフェート(24.2mg、21.55μmol)および炭酸セシウム(702.12mg、2.15mmol)を30mLバイアルに添加し、N
2下でパージした。次いで、水(10mL)およびアセトニトリル(10mL)の脱気混合物を添加し、反応物を青色LED下、25℃で24時間照射した。反応をLCMSによって確認し、次いで、反応物を水で希釈し、生成物をEtOAcで抽出し(3回)、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。粗生成物を、ヘプタン中0から36%酢酸エチルで溶離する自動フラッシュクロマトグラフィによって精製すると、4-ブロモ-2-(フルオロメトキシ)ピリジン(200mg、収率45%)が無色油状物として得られた。
MS(m/z):206 [M+H]+.
【1899】
b)1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(フルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
表題化合物を、実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(フルオロメトキシ)ピリジン、Boc-Gly-OHおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて白色固体として得た。
MS(m/z):390.2 [M+H]+.
【1900】
実施例165:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,4R)-5,5-ジフルオロ-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化467】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、5,5-ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率65%)。
MS(m/z):348 [M+H]+.
【1901】
実施例166:1-(5-シクロプロピルオキソラン-3-イル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化468】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、5-シクロプロピルオキソラン-3-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて表題化合物を白色固体として得た(収率80%)。
MS(m/z):328 [M+H]+.
【1902】
実施例168:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化469】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率39%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1903】
実施例169:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3s,5S)-6,6-ジフルオロ-3-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化470】
表題化合物を、実施例74(60:40 水:MeCN中のアミロース-1)のキラル分離によって白色固体として得た(収率44%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1904】
実施例170:1-[(1R,5S,6R)-2,2-ジフルオロ-6-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化471】
実施例172(55:45水:MeCN中のセルロース4カラム)のキラル分離による精製によって表題生成物(100%ee、収率18.6%)が白色固体として得られた。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1905】
実施例171:1-[1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)シクロプロピル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化472】
(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩および4-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を、実施例7と同様に白色固体として得た(収率79%)。
MS(m/z):348 [M+H]+.
【1906】
実施例172:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S,6R)-2,2-ジフルオロ-6-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化473】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,5S,6R)-2、2-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン塩酸塩およびN,N’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率68%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1907】
実施例173:1-(2,2-ジフルオロシクロプロピル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化474】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、2,2-ジフルオロシクロプロパン-1-アミン塩酸塩およびN,N’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率22%)。
MS(m/z):294 [M+H]+.
【1908】
実施例174:1-[(1S,5R,6S)-2,2-ジフルオロ-6-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化475】
表題化合物は、実施例172のキラル分離(55:45 水:MeCN中のセルロース4カラム)によって白色固体として単離された他方のエナンチオマー(97.4%ee、収率19.4%)である。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【1909】
実施例175:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]尿素
【化476】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩および1-イソシアナト-1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンを使用を用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率88.2%)。
MS(m/z):326 [M+H]+.
【1910】
実施例176:1-[[2-(フルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S,6R)-2,2-ジフルオロ-6-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化477】
2-[(4-ブロモピリジン-2-イル)オキシ]酢酸、Selectfluor、Boc-Gly-OHおよび(1R,5S,6R)-2,2-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン塩酸塩を用いて、表題化合物を、実施例164と同様に白色固体として得た。
MS(m/z):316 [M+H]+.
【1911】
実施例177:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)シクロプロピル]尿素
【化478】
a)3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキシレート
ACN(100mL)中3-(メトキシカルボニル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸(5g、29.4mmol、1当量)およびジベンジルアミン(6.09g、30.8mmol、1.05当量)の撹拌混合物に、0℃でN,N,N’,N’-テトラメチルクロロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TCFH)(12.37g、44.075mmol、1.5当量)およびNMI(7.24g、88.179mmol、3.00当量)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。反応が完了したら、水を添加し、得られた溶液をDCMで3回抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(石油エーテル:EtOAc=3:1)によって精製して、メチル3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキシレート(10g、97.4%)を淡黄色固体として得た。
MS(m/z):350.2 [M+H]+.
【1912】
b)3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸
THF(80mL)およびMeOH(20mL)中のメチル3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキシレート(10g、28.6mmol、1当量)の撹拌溶液に、H2O(20mL)中のLiOH(3.43g、143.1mmol、5当量)の溶液を添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。反応が完了したら、有機溶媒を真空下で除去した。混合物を希塩酸でpH4~5に酸性化した。得られた混合物をDCM(50mL、5回)で抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけて、真空下で濃縮した。残渣を、水(0.1%FA)、アセトニトリルで溶離する逆相分離によって精製して、3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸(8g、83.4%)を無色油状物として得た。
MS(m/z):334.2 [M+H]+.
【1913】
c)N,N-ジベンジル-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド
AgNO3(0.06g、0.33mmol、0.1当量)およびSelectFluor(3.49g、9.84mmol、3当量)の混合物に、ACN(20mL)中の3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸(1.1g、3.28mmol、1当量)の溶液を添加した。次いで、H2O(3mL)を添加し、混合物を80℃で10時間撹拌した。反応が完了したら、混合物をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。残渣を、水(0.1%NH4HCO3)、アセトニトリルで溶離する逆相分離によって精製すると、N,N-ジベンジル-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド(360mg、35.5%)が淡黄色油状物として得られた。
MS(m/z):310.2 [M+H]+.
【1914】
d)N,N-ジベンジル-1-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}シクロプロパン-1-アミン
窒素雰囲気下、-78℃で、THF(15mL)中の臭化エチルマグネシウム(3.78mL、6.8mmol、Et2O中1.8M、3.5当量)の撹拌溶液に、THF(1mL)中のTi(i-PrO)4(0.82mL)の溶液を滴下した。得られた溶液を-78℃で0.5時間撹拌した。次いで、THF(1mL)中のN,N-ジベンジル-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド(600mg、1.94mmol、1当量)の溶液を添加した。混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。反応が完了したら、混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、シリカゲルカラムに通してフィルタにかけた(200mLのEtOAcで洗浄した)。濾液を真空下で濃縮した。残渣を、水(0.1%NH4HCO3)、アセトニトリルで溶離する逆相分離によって精製すると、N,N-ジベンジル-1-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}シクロプロパン-1-アミン(188mg、25.1%)が淡黄色油状物として得られた。
MS(m/z):322.2 [M+H]+.
【1915】
e)1-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}シクロプロパン-1-アミン
0℃のTHF(8mL)およびMeOH(8mL)中のN,N-ジベンジル-1-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}シクロプロパン-1-アミン(850mg、2.64mmol、1当量)の溶液に、Pd/C(600mg、0.56mmol、0.21当量、10%)を添加し、混合物を10℃で2時間撹拌した。反応が完了したら、触媒をフィルタにかけ、THF(10 mLで3回)で洗浄した。濾液を真空下、0~10Cで濃縮して、粗1-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}シクロプロパン-1-アミン(500mg)を得、これを更に精製することなく使用した。
MS(m/z):175.1 [M+H]+.
【1916】
f)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)シクロプロピル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)シクロプロパン-1-アミン、およびクロロギ酸4-ニトロフェニルを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率2%)。
MS(m/z):342.2 [M+H]+.
【1917】
実施例178:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[3-(トリフルオロメチル)-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル]尿素
【化479】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率34%)。
MS(m/z):352.1 [M+H]+.
【1918】
実施例179:1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化480】
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率83%)。
MS(m/z):372.1 [M+H]+.
【1919】
実施例180:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化481】
実施例5と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率42.6%)。
MS(m/z):376.2 [M+H]+.
【1920】
実施例181:1-[(3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化482】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(3,3-ジフルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率57.2%)。
MS(m/z):322.1 [M+H]+.
【1921】
実施例182:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-メチル-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化483】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-メチルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物をクリーム固体として得た(収率49.7%)。
MS(m/z):298.1 [M+H]+.
【1922】
実施例183:1-[[2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化484】
実施例5と同様に、[[2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率30%)。
MS(m/z):350.2 [M+H]+.
【1923】
実施例184:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1S,2S)-2-ヒドロキシ-2-メチルシクロペンチル]尿素
【化485】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S,2S)-2-アミノ-1-メチルシクロペンタン-1-オールおよび1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率91.8%)。
MS(m/z):316.1 [M+H]+.
【1924】
実施例185:1-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化486】
実施例7と同様に、2-アミノ-2-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):402.1 [M+H]+.
【1925】
実施例186:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,4-ジフルオロフェニル)尿素
【化487】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2-ジフルオロ-4-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物をクリーム固体として得た(収率66.4%)。
MS(m/z):330.1 [M+H]+.
【1926】
実施例187:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,3S)-3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化488】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、(3-アミノ-1-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-オール塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率6.5%)。
MS(m/z):370.1 [M+H]+.
【1927】
実施例188:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,3-ジメチルシクロブチル)尿素
【化489】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,3-ジメチルシクロブタン1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率34.4%)。
MS(m/z):300.2 [M+H]+.
【1928】
実施例189:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3r,5S)-6,6-ジフルオロ-3-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化490】
表題化合物を、実施例74(55:45 水:MeCN中のアミロース-1カラム)のキラル分離によって白色固体(収率13.6%、89%ee)として得た。
MS(m/z):334.1 [M+H]+.
【1929】
実施例190:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(2s,3aR,6aS)-1,2,3,3a,4,5,6,6a-オクタヒドロペンタレン-2-イル]尿素
【化491】
表題化合物を、実施例78(60:40 水:MeCN中のセルロース-4カラム)のキラル分離によって白色固体として得た(収率14.5%)。
MS(m/z):326.2 [M+H]+.
【1930】
実施例191:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[1-(ジフルオロメチル)シクロブチル]メチル]尿素
【化492】
実施例5と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、[1-(ジフルオロメチル)シクロブチル]メタンアミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率1.1%)。
MS(m/z):336.1 [M+H]+.
【1931】
実施例192:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-3-イル)尿素
【化493】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン-3-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体(収率56.4%)として得た。
MS(m/z):350.1 [M+H]+.
【1932】
実施例193:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,3S)-3-(ジフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化494】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R,3S)-3-(ジフルオロメチル)シクロペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率60.0%)。
MS(m/z):336.1 [M+H]+.
【1933】
実施例194:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-1-メチル-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化495】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-メチル-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率50.0%)。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1934】
実施例195:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(2r,3aR,6aS)-5,5-ジフルオロ-2,3,3a,4,6,6a-ヘキサヒドロ-1H-ペンタレン-2-イル]尿素
【化496】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(2S,3aR,6aS)-5、5-ジフルオロヘキサヒドロ-1H-ペンタレン-2アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48.0%)。
MS(m/z):362.2 [M+H]+.
【1935】
実施例196:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5R)-2-ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル]尿素
【化497】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,5R)-ビシクロ[3.2.0]ヘプタン-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率68.5%)。
MS(m/z):312.1 [M+H]+.
【1936】
実施例197:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S)-3,3-ジフルオロ-8-ビシクロ[3.2.1]オクタニル]尿素
【化498】
8mLバイアルに、1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S)-3-オキソ-8-ビシクロ[3.2.1]オクタニル]尿素(実施例139)(50mg、0.15mmol)を添加し、N
2下で0℃に冷却した。DAST(38.62μL、1.23g/mL、0.29 mmol)を滴下した。添加後、冷却浴を除去し、混合物をN
2下、室温で2時間撹拌した。反応混合物を氷(150g)上にゆっくり注ぎ、DCM(50mL)で希釈し、ブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO
4)、フィルタにかけ、真空下で濃縮してゴム状物を得た。分取HPLC(水/0.1% FA中5~95% ACN/0.1% FAで溶離)によって精製すると、表題生成物(1.95 mg、0.01 mmol、収率3.7%)が白色固体として得られた。
MS(m/z):362.1 [M+H]+.
【1937】
実施例198:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1s,3s)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化499】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3s)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率81.6%)。
MS(m/z):340.1 [M+H]+.
【1938】
実施例199:1-[[2-[(2R)-2-フルオロプロポキシ]ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化500】
実施例5と同様に、(R)-(2-(2-フルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率40.1%)。
MS(m/z):350.2 [M+H]+.
【1939】
実施例200:1-[[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化501】
実施例5と同様に、[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率29.7%)。
MS(m/z):300.1 [M+H]+.
【1940】
実施例201:1-[[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化502】
実施例5と同様に、[2-(2,2-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率71.4%)。
MS(m/z):330.1 [M+H]+.
【1941】
実施例202:1-[[2-[(2S)-2-フルオロプロポキシ]ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化503】
実施例151と同様に、tert-ブチル((2-クロロピリジン-4-イル)メチル)カルバメート、(2S)-2-フルオロプロパン-1-オール、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):350.2 [M+H]+.
【1942】
実施例203:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]尿素
【化504】
a)2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン4-カルボニトリル
2-クロロピリミジン-4-カルボニトリル(800mg、5.73mmol)、2,2,2-トリフルオロエタノール(627.95μL、1.37g/mL、8.6mmol)および炭酸セシウム(2801.97mg、8.6mmol)を無水トルエン(28mL)中で合わせ、次いで、N
2でバブリングした。次いで、tBuBrettPhos Pd G3(97.97mg、0.11mmol)を加え、反応物をN
2でバブリングし、密封し、80Cで16時間加熱した。次いで、反応物を焼結体を通してフィルタにかけ、パッドを30ml EtOAcで洗浄した。合わせた有機層を真空中で濃縮し、シリカにドライロードし、シリカゲルクロマトグラフィ(DCMおよびヘプタンで溶離)によって精製して、生成物(344mg、1.69mmol、収率29.5%)を黄色がかった油状物として得た。
MS(m/z):204 [M+H]+.
【1943】
b)[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル]メタンアミン
2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-カルボニトリル(229mg、1.13mmol)を酢酸エチル(14mL)および酢酸(2.3mL)に溶解し、次いで、排気し、N2を充填した。次いで、10%パラジウム担持炭素(119.98mg、0.11mmol)を添加し、次いで、反応物を排気し、H2を再充填し、16時間振盪した。反応物をセライトパッドでフィルタにかけた。パッドをEtOAc(30mL)で洗浄し、合わせた有機物を真空中で濃縮した。粗生成物をDCMに溶解し、SCX2カートリッジに充填した。カートリッジをDCM、次いでMeOH、次いでDCMで洗浄した。次いで、生成物をMeOH中3:1 DCM:7M NH3で溶離し、赤色油状物(199.8mg、0.96mmol、収率85.5%)として単離し、これを更に精製することなく進めた。
MS(m/z):208 [M+H]+.
【1944】
c)1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]尿素
実施例4と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン4-イル]メタンアミンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率15.0%)。
MS(m/z):361.1 [M+H]+.
【1945】
実施例204:1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化505】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン4-イル]メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率0.4%)。
MS(m/z):373.1 [M+H]+.
【1946】
実施例205:1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化506】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび1-フルオロ-4-イソシアナト-2-メチルベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):388.1 [M+H]+.
【1947】
実施例206:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3R)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化507】
DCM(13mL)中のビス(トリクロロメチル)カーボネート(155.0mg、0.522mmol)の溶液を、THF(30mL)中の1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン(272.9mg、1.567mmol)およびDIPEA(843.9mg、6.530mmol)の溶液で窒素雰囲気下0℃で処理し、続いてTHF(30mL)中の3-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-アミン(200mg、1.31mmol)の溶液を0℃で滴下した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌し、次いで、真空下で濃縮した。残渣を逆相フラッシュクロマトグラフィ(水中10~50%MeCNで溶離)によって精製して、ラセミ生成物1-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)-3-(3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル)尿素(100mg、収率21.7%)を白色固体として得た。ラセミ体を10% IPA:10mM NH
3-MeOH中のCHIRAL ART アミロース-C NEOカラム(25cm、5μm)で分離した。2つのピークを単離した(RT1:7.295分;RT2:10.448分)。次いで、20% IPA:CO
2中のCHIRALPAK IHカラム(25cm、5μm)で第1のピークを分離し、表題生成物を第1の溶離ピーク(15.1mg、収率3.27%)として白色固体として得た。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1948】
実施例207:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1S,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化508】
表題生成物は、20%IPA:CO2中のCHIRALPAK IHカラム(25cm、5μm)で分離された、1-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メチル)-3-(3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル)尿素(実施例206)のキラル分離から2番目の溶離ピークであり、生成物(16.9mg、収率24.4%)を白色固体として得た。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1949】
実施例208:1-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)-3-[[2-(フルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化509】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(フルオロメトキシ)ピリジン、Boc-Gly-OH、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):326.2 [M+H]+.
【1950】
実施例209:1-[[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)オキシピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化510】
実施例151と同様に、tert-ブチル((2-クロロピリジン-4-イル)メチル)カルバメート、3,3-ジフルオロシクロブタン-1-オール、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):380.1 [M+H]+.
【1951】
実施例210:1-[(1-フルオロシクロブチル)メチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化511】
実施例5と同様に、[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン、(1-フルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率25.0%)。
MS(m/z):336.1 [M+H]+.
【1952】
実施例211:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1s,4s)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]尿素
【化512】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,4s)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム固体として得た(収率40.1%)。
MS(m/z):328.1 [M+H]+.
【1953】
実施例212:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2-トリメチルシリルエチル)尿素
【化513】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(2-アミノエチル)トリメチルシラン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を黄色がかった固体として得た(収率63.0%)。
MS(m/z):318.2 [M+H]+.
【1954】
実施例213:1-[[2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化514】
実施例151と同様に、tert-ブチル((2-クロロピリジン-4-イル)メチル)カルバメート、2,3-ジフルオロプロパン-1-オール、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):372.2 [M+H]+.
【1955】
実施例214:1-[[2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化515】
実施例7と同様に、(2-(2,3-ジフルオロプロピル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率98.0%)。
MS(m/z):368.1 [M+H]+.
【1956】
実施例215:1-[[6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化516】
実施例203と同様に、6-クロロピリダジン-4-カルボニトリル、2,2,2-トリフルオロエタノール、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を橙色ガラス状物として得た。
MS(m/z):373.1 [M+H]+.
【1957】
実施例216:1-[[2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化517】
実施例7と同様に、(2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率76.5%)。
MS(m/z):330.2 [M+H]+.
【1958】
実施例217:1-[[2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化518】
実施例5と同様に、[2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を灰白色固体として得た(収率41.8%)。
MS(m/z):316.1 [M+H]+.
【1959】
実施例218:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(6-メチルピリジン-2-イル)尿素
【化519】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、6-メチル-2-ピリジンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率18.5%)。
MS(m/z):309.1 [M+H]+.
【1960】
実施例219:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化520】
実施例7と同様に、[2-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロピリジン-4-イル]メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率63.6%)。
MS(m/z):358.1 [M+H]+.
【1961】
実施例220:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化521】
実施例7と同様に、(2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-クロロアニリンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率20.2%)。
MS(m/z):356.1 [M+H]+.
【1962】
実施例221:1-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]-3-[[2-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イルオキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化522】
a)2-[(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)オキシ]ピリジン-4-カルボニトリル
1,1,1-トリフルオロ-2-プロパノール(1.42g、12.45mmol)を乾燥DMF(30mL)に溶解し、次いで、水素化ナトリウム(398.37mg(60%)、9.96mmol)で処理し、N
2下で5分間撹拌した。次いで、乾燥DMF(20mL)中の2-クロロイソニコチノニトリル(690mg、4.98mmol)の溶液を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を200μLのAcOHでクエンチし、次いで、真空中で濃縮した。次いで、粗生成物を400mlの飽和NaHCO
3に注ぎ入れ、2×200mlのEtOAcで抽出し、次いで、有機物を100mlのHO、100mlの5%LiCl、100mlの飽和ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、シリカ上で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィ(9:1ヘプタン:EtOAcで溶離)によって精製すると、生成物(507.2mg、2.35mmol、収率47.1%)が無色油状物として得られた。
【1963】
b)(2-((1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン
メタノール(10mL)およびTHF(10mL)中の塩化コバルト(II)(360.4mg、2.78mmol)を、2-[(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)オキシ]ピリジン-4-カルボニトリル(300mg、1.39mmol)の溶液にN2下、0℃で添加した。混合物を1分間撹拌し、次いで、水素化ホウ素ナトリウム(525.06mg、13.88mmol)を10分間にわたって少しずつ添加し、次いで、ゆっくりと室温に加温し、一晩撹拌したままにした。EtOAcを添加し、混合物をセライトのプラグを通してフィルタにかけた。濾液を水で洗浄し(数mlのNH3(水溶液)で塩基性化し)、次いで、水層を更なるEtOAc(50ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO4)、真空中で濃縮すると、生成物が粗淡褐色液体(303mg、1.38mmol、収率99.2%)として得られ、これを更に精製することなく使用した。
MS(m/z):221 [M+H]+.
【1964】
c)1-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]-3-[[2-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イルオキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
実施例5と同様に、(2-((1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率34%)。
MS(m/z):386.1 [M+H]+.
【1965】
実施例222:1-(7,7-ジフルオロ-3-ビシクロ[4.1.0]ヘプタニル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化523】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、7,7-ジフルオロビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリーム固体として得た(収率53.2%)。
MS(m/z):348.1 [M+H]+.
【1966】
実施例223:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[[2-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イルオキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化524】
実施例5と同様に、(2-((1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率28.8%)。
MS(m/z):348.1 [M+H]+.
【1967】
実施例224:1-[[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)オキシピリジン-4-イル]メチル]-3-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)尿素
【化525】
実施例5と同様に[2-(3,3-ジフルオロシクロブトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン二塩酸塩、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率28.8%)。
MS(m/z):342.1 [M+H]+.
【1968】
実施例225:1-[[2-(2,3-ジフルオロプロポキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンチル]尿素
【化526】
実施例7と同様に、(2-(2,3-ジフルオロプロピル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S,3R)-3-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率68.2%)。
MS(m/z):382.2 [M+H]+.
【1969】
実施例226:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[2-(トリフルオロメチル)オキサン-4-イル]尿素
【化527】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-(トリフルオロメチル)オキサン-4-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物をクリームゴム状物として得た(収率54.5%)。
MS(m/z):370.1 [M+H]+.
【1970】
実施例227:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1-フルオロシクロペンチル)メチル]尿素
【化528】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1-フルオロシクロペンチル)メタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率65.0%)。
MS(m/z):318.1 [M+H]+.
【1971】
実施例228:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)尿素
【化529】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率1.2%)。
MS(m/z):368.1 [M+H]+.
【1972】
実施例229:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メチル]尿素
【化530】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率69.0%)。
MS(m/z):340.1 [M+H]+.
【1973】
実施例230:1-[(1R)-1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2,2-ジフルオロエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化531】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R)-1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2,2-エタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率54.1%)。
MS(m/z):372.1 [M+H]+.
【1974】
実施例231:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化532】
実施例4と同様に、[2-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メタンアミンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率58.9%)。
MS(m/z):326.1 [M+H]+.
【1975】
実施例232:1-[3-(フルオロメチル)フェニル]-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化533】
実施例7と同様に、2-アミノ-2-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール、3-(フルオロメチル)アニリンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率74.9%)。
MS(m/z):388.1 [M+H]+.
【1976】
実施例233:1-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]-3-(3-メチルフェニル)尿素
【化534】
実施例7と同様に、2-アミノ-2-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール、m-トルイジンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率43.1%)。
MS(m/z):370.1 [M+H]+.
【1977】
実施例234:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンチル]尿素
【化535】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(3R,4S)-3,4-ジフルオロシクロペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率61.4%)。
MS(m/z):322.1 [M+H]+.
【1978】
実施例235:1-(3-シクロプロピルシクロブチル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化536】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-シクロプロピルシクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率84.5%)。
MS(m/z):344.2 [M+H]+.
【1979】
実施例236:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S,4S)-6,6-ジフルオロ-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]尿素
【化537】
トルエン(2mL)中のrac-(1R,2S,4R)-6,6-ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸(105mg、0.6mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.09mL、0.63mmol)、続いてジフェニルホスホリルアジド(0.14mL、1.28g/mL、0.63mmol)を添加した。反応容器をN
2でフラッシュし、還流で2時間加熱し、次いで、冷却した。次いで、DCM(0.5mL)中の1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン(114.18mg、0.66mmol)の溶液を添加し、続いて更なるトリエチルアミン(0.09mL、0.63mmol)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。次いで、真空中で濃縮して、粗油状物(450mg)を得、これをDMSO(4ml)に溶解し、分取HPLCクロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が白色固体(136mg、0.39mmol、収率65.7%)として得られた。
MS(m/z):348.1 [M+H]+.
【1980】
実施例237:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]メチル]尿素
【化538】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]メタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48.2%)。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1981】
実施例238:1-[(1R,3s,5S)-6,6-ジフルオロ-3-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化539】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R,3s,5S)-6,6-ジフルオロビシクロ[3.1 0]ヘキサン-3-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率86.0%)。
MS(m/z):366.1 [M+H]+.
【1982】
実施例239:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1S,3S)-3-フルオロシクロペンチル]尿素
【化540】
実施例7と同様に(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1S,3S)-3-フルオロシクロペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率41.4%)。
MS(m/z):304.1 [M+H]+.
【1983】
実施例240:1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-(3,4-ジフルオロフェニル)尿素
【化541】
実施例4と同様に、2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メタノールおよび1,2-ジフルオロ-4-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率47.7%)。
MS(m/z):360.1 [M+H]+.
【1984】
実施例241:1-[(1R)-1-シクロブチル-2,2,2-トリフルオロエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化542】
表題化合物を、実施例152のキラルHPLC分離によって白色固体収率29%、100%ee)として得た(55:45 水:MeCN中のアミロース1カラム)。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1985】
実施例242:1-[(1S)-1-シクロブチル-2,2,2-トリフルオロエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化543】
表題化合物は、実施例152のキラルHPLC分離によって得られた他方のエナンチオマー(収率30%、100%ee)であり、白色固体(55:45 水:MeCN中のアミロース1カラム)である。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【1986】
実施例243:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化544】
a)4-(ブロモメチル)-2-ジフルオロメトキシ)ピリミジン
2-(ジフルオロメトキシ)-4-メチルピリミジン(1.05g(95%)、6.23mmol)を四塩化炭素(24mL)に溶解し、次いで、N-ブロモスクシンイミド(1.22g、6.85mmol)、次いで、過酸化ベンゾイル(100.6mg(75%)、311.48μmol)で処理し、N
2下、80℃で16時間加熱した。反応物を更に24時間加熱した。次いで、反応物を室温に冷却し、40mlの飽和NaHCO
3で希釈し、40mlのDCMで抽出した。次いで、水層をEtOAc 40mlで抽出し、次いで、合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗生成物をシリカにドライロードし、シリカゲルクロマトグラフィ(1:1ヘプタン:DCMで溶離)によって精製して、所望の生成物を得た(453.9mg、1.9mmol、収率30.5%)。
MS(m/z):241 [M+H]+.
【1987】
b)[2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-4-イル]メタンアミン
4-(ブロモメチル)-2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン(453.9mg、1.9mmol)をMeOH(40.7mL、7M、284.85mmol)中7Mアンモニアに溶解し、密封し、室温で16時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。粗生成物を10%NH4OH 20mlで希釈し、EtOAc 2×30mlで抽出した。有機物を更に10mlの10%NH4OHで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗生成物をシリカにドライロードし、シリカゲルクロマトグラフィ(15:1 DCM:MeOH中1.75M NH3で溶離)によって精製して、生成物(173.5mg、0.99mmol、収率52.2%)を赤色液体として得た。
MS(m/z):176 [M+H]+.
【1988】
c)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
実施例7と同様に、[2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-4-イル]メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率58.3%)。
MS(m/z):341.1 [M+H]+.
【1989】
実施例244:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2,5-ジフルオロフェニル)尿素
【化545】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,4-ジフルオロ-2-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(77.1%)。
MS(m/z):330.1 [M+H]+.
【1990】
実施例245:1-(2,5-ジフルオロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化546】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,4-ジフルオロ-2-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率81.4%)。
MS(m/z):362.1 [M+H]+.
【1991】
実施例246:1-[1-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)シクロプロピル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化547】
a)N,N-ジベンジル-3-ブロモビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド
ジブロモメタン(40mL)中の臭素(5.72g、35.78mmol)の溶液を、沸騰ジブロモメタン(100ml)3-(ジベンジルカルバモイル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸(8g、23.85mmol)の激しく撹拌した溶液に、HgO(5.68g、26.24mmol)の存在下で滴下した。混合物を3時間沸騰させ、室温に冷却し、分離した沈殿を濾別し、ジブロモメタン(2×10ml)で洗浄した。ジブロモメタンを真空中で留去し、残渣を沸騰ヘキサン(4×75ml)で処理し、ヘキサンを真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(10%酢酸エチルで溶離:石油エーテル)によって精製して、生成物(4g、収率45.3%)を淡黄色がかった固体として得た。
MS(m/z):370.1 [M+H]+.
【1992】
b)N,N-ジベンジルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド
トルエン(80mL)中のN,N-ジベンジル-3-ブロモビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド(4.0g、10.80mmol)およびトリ-n-ブチルスズヒドリド(3.77g、12.96mmol)の撹拌溶液に、AIBN(0.89g、5.40mmol)を添加した。混合物を110℃で一晩撹拌した。反応が完了したら、有機溶媒を真空下で除去した。水を添加し、混合物をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけて、真空下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィ(水中50~100%アセトニトリル(0.1%FA)で溶離)によって精製して、生成物(2.2g、収率69.9%)を無色油状物として得た。
MS(m/z):m/z=292.2 [M+H]+.
【1993】
c)N,N-ジベンジル-1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)シクロプロパン-1-アミン
窒素雰囲気下、-78℃のTHF(30mL)中のテトラエトキシチタン(2.58g、11.33mmol)の溶液に、エチルマグネシウムブロミド(8.39mL、15.1mmol)を添加した。次いで、THF(30mL)中のN,N-ジベンジルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド(2.2g、7.55mmol)の溶液を添加した。混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。反応が完了したら、混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、シリカゲルカラムに通してフィルタにかけた(500mLのEtOAcで洗浄した)。濾液を真空下で濃縮した。残渣を逆相HPLC(水中50~100%アセトニトリル(0.1%NH4HCO3)で溶離)によって精製して、生成物(600mg、収率26.2%)を無色油状物として得た。
MS(m/z):m/z=304.2 [M+H]+.
【1994】
d)1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)シクロプロパン-1-アミン
0℃のTHF(10mL)およびMeOH(10mL)中のN,N-ジベンジル-1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)シクロプロパン-1-アミン(800mg、2.64mmol)の溶液に、10%Pd/C(600mg、0.56mmol)を添加し、混合物を10℃で2時間撹拌した。反応が完了したら、触媒を濾別し、THF(3×10mL)で洗浄した。濾液を真空下、0~10℃で濃縮して粗生成物(250mg、収率30.8%)を得、これを更に精製することなく使用した。
MS(m/z):m/z=124.1 [M+H]+.
【1995】
e)1-[1-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)シクロプロピル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)シクロプロパン-1-アミン、およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率9%)。
MS(m/z):324.2 [M+H]+.
【1996】
実施例247:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2,3-ジフルオロフェニル)尿素
【化548】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2-ジフルオロ-3-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率88.1%)。
MS(m/z):330.1 [M+H]+.
【1997】
実施例248:1-(2,3-ジフルオロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化549】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2-ジフルオロ-3-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率76.3%)。
MS(m/z):362.1 [M+H]+.
【1998】
実施例249:1-(3,4-ジフルオロフェニル)-3-[[2-(フルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化550】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2-ジフルオロ-4-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率64.3%)。
MS(m/z):312.1 [M+H]+.
【1999】
実施例250:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]尿素
【化551】
表題化合物を、実施例138のキラルHPLC分離によって白色固体収率22.3%、100%de)として得た(55:45 水:MeCN中のアミロース1カラム)。
MS(m/z):368.1 [M+H]+.
【2000】
実施例251:1-[ジジュウテリオ-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-1-ビシクロ[2.2.2]オクタニル)尿素
【化552】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、((tertブトキシカルボニル)アミノ)(
2H
2)酢酸、4-フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):346.2 [M+H]+.
【2001】
実施例252:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[3,3,3-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)プロピル]尿素
【化553】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-(アミノメチル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率38.1%)。
MS(m/z):382.1 [M+H]+.
【2002】
実施例253:1-(ジシクロプロピルメチル)-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化554】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、ジシクロプロピルメタンアミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率77.6%)。
MS(m/z):312.2 [M+H]+.
【2003】
実施例254:1-[1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)シクロプロピル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化555】
(2-(2,2,2-トリフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)シクロプロパン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を、実施例7と同様に白色固体として得た(収率81.7%)。
MS(m/z):380.1 [M+H]+.
【2004】
実施例255:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,2S)-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化556】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,2S)-2-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率44.2%)。
MS(m/z):340.1 [M+H]+.
【2005】
実施例256:1-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化557】
実施例4と同様に、2-アミノ-2-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩および1,3-ジフルオロ-5-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率19.4%)。
MS(m/z):392 [M+H]+.
【2006】
実施例257:1-[(1R)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化558】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R)-1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロエタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率56.6%)。
MS(m/z):372.2 [M+H]+.
【2007】
実施例258:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[5-(トリフルオロメチル)オキソラン-3-イル]尿素
【化559】
実施例7と同様に(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、5-(トリフルオロメチル)オキソラン-3-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率72.9%)。
MS(m/z):356.1 [M+H]+.
【2008】
実施例259:1-(3-クロロフェニル)-3-[1-[2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]尿素
【化560】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリジン、N-Boc-O-ベンジル-L-セリンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):372.1 [M+H]+.
【2009】
実施例260:1-[[2-(ジフルオロメチルスルファニル)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化561】
実施例5と同様に、(2-((ジフルオロメチル)チオ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用い、表題化合物を白色固体として得た(収率34%)。
MS(m/z):356.1 [M+H]+.
【2010】
実施例261:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)尿素
【化562】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1-フルオロ-4-イソシアナト-2-メチルベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率66.8%)。
MS(m/z):326.1 [M+H]+.
【2011】
実施例262:1-[3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化563】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1-(フルオロメトキシ)-3-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率74.9%)。
MS(m/z):360.1 [M+H]+.
【2012】
実施例263:rel-1-(3-クロロフェニル)-3-[(1R)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]尿素
【化564】
a)rel-(2R)-2-[(tertブトキシカルボニル)アミノ]-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル(2R)-3,3,3トリフルオロ-2-メトキシ-2-フェニルプロパノエート
(2S)-(+)-2-メトキシ-2-フェニル-3,3,3-トリフルオロプロパノイルクロリド(0.54mL、1.35g/mL、2.89mmol)を、乾燥DCM(25mL)中のtert-ブチルN-(1-(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)-2-ヒドロキシエチル)カルバメート(800mg、2.63mmol)、DIPEA(0.92mL、5.26mmol)およびDMAP(64.24mg、0.53mmol)の溶液にN
2下で添加し、2時間撹拌した。次いで、反応物を水で希釈し、生成物をDCMで抽出し(3回)、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘプタン中0から40%酢酸エチルで溶離)によって精製して、2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エチル(2R)-3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシ-2-フェニルプロパノエート(1.1g、2.11mmol、収率80.4%)を無色油状物として得た。キラルHPLC分離(55:45 水:MeCN中のアミロース1カラム)による更なる精製によって、表題化合物が無色油状物として得られた(収率31.8%、95%ee)。
MS(m/z):521.4 [M+H]+.
【2013】
b)tert-ブチルN-[(1R)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]カルバメート
水酸化カリウム(75.45mg、1.34mmol)を、メタノール(6mL)中のrel-(2R)-2-[(tertブトキシカルボニル)アミノ]-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン4-イル]エチル(2R)-3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシ-2-フェニルプロパノエート(350mg、0.67mmol)の溶液に添加し、室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を10%NH3(水溶液)40mLでクエンチし、生成物をEtOAc(60mL×3)で抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(ヘプタン中0から100%酢酸エチルで溶離)によって精製して、表題生成物を無色油状物として得た。
MS(m/z):305.2 [M+H]+.
【2014】
c)rel-(2R)-2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール
トリフルオロ酢酸(0.15mL、1.97mmol)を、DCM(2mL)中のtert-ブチルN-[(1R)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]カルバメート(120mg、0.39mmol)の溶液に添加し、室温で一晩撹拌した。次いで、反応物をSCXカートリッジに充填し、DCM/MeOHで洗浄した。生成物をMeOH中DCM/7N NH3で洗浄した。塩基性画分を濃縮すると、表題生成物(60mg、0.29mmol、収率74.5%)が無色油状物として得られた。
MS(m/z):205.2 [M+H]+.
【2015】
d)rel-1-(3-クロロフェニル)-3-[(1R)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]尿素
実施例4と同様に、rel-(2R)-2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エタノールおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率38.0%)。
MS(m/z):358.1 [M+H]+.
【2016】
実施例264:1-[3-(ジフルオロメトキシ)シクロペンチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化565】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-(ジフルオロメトキシ)シクロペンタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率77.8%)。
MS(m/z):352.1 [M+H]+.
【2017】
実施例265:1-[(1s,3s)-3-(ジフルオロメトキシ)シクロブチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化566】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3s)-3-(ジフルオロメトキシ)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率63.3%)。
MS(m/z):338.1 [M+H]+.
【2018】
実施例266:1-[(1r,4r)-4-(ジフルオロメトキシ)シクロヘキシル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化567】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,4r)-4-(ジフルオロメトキシ)シクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率77.6%)。
MS(m/z):366.1 [M+H]+.
【2019】
実施例267:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[3-(トリフルオロメトキシ)シクロブチル]尿素
【化568】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、3-(トリフルオロメトキシ)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率76.9%)。
MS(m/z):356.1 [M+H]+.
【2020】
実施例268:1-[2-(ジフルオロメトキシ)プロピル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化569】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-(ジフルオロメトキシ)プロパン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率74.8%)。
MS(m/z):326.1 [M+H]+.
【2021】
実施例269:1-((1s,3s)-3-フルオロシクロブチル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化570】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1s,3s)-3-フルオロシクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率77.7%)。
MS(m/z):322.1 [M+H]+.
【2022】
実施例270:1-(3-クロロ-2-フルオロフェニル)-3-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]尿素
【化571】
実施例4と同様に、2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩および1-クロロ-2-フルオロ-3-イソシアネートベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率53.2%)。
MS(m/z):376.1 [M+H]+.
【2023】
実施例271:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[rac-(1R,5S,6R)-3,3-ジフルオロ-6-ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]尿素
【化572】
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,5S,6R)-3,3-ジフルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率70.0%)。
MS(m/z):334 [M+H]+.
【2024】
実施例272:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-(2,3,4-トリフルオロフェニル)尿素
【化573】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2,3-トリフルオロ-4-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率91.1%)。
MS(m/z):348.1 [M+H]+.
【2025】
実施例273:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(2S)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-イル]尿素
【化574】
実施例4と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび(2S)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-イソシアナトブタンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率6.0%)。
MS(m/z):382.1 [M+H]+.
【2026】
実施例274:1-(3,4-ジフルオロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化575】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,2-ジフルオロ-4-イソシアナトベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率84%)。
MS(m/z):346.1 [M+H]+.
【2027】
実施例275:1-(3-クロロフェニル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化576】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび3-クロロフェニルイソシアネートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率74.2%)。
MS(m/z):344.1 [M+H]+.
【2028】
実施例276:1-[rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化577】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-イル)メタンアミン、rac-(1R,3S)-3-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率77.8%)。
MS(m/z):384.2 [M+H]+.
【2029】
実施例277:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化578】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン、Boc-Gly-OH、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を得た。
MS(m/z):358.1 [M+H]+.
【2030】
実施例278:rel-1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-[(3S)-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-3-イル]尿素
【化579】
2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩、3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン-3-アミンおよびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、1-(クロマン-3-イル)-3-(1-(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)-2-ヒドロキシエチル)尿素を、実施例7と同様に、白色固体として得た(収率17.0%)。キラルHPLC分離(55:45水中のセルロース-4カラム:MeCN)により、表題化合物を白色固体として得た(収率41.7%)。
MS(m/z):380.1 [M+H]+.
【2031】
実施例279:1-[[6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化580】
実施例7と同様に、[6-(2,2,2--トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メタンアミン塩酸塩、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率71.6%)。
MS(m/z):373.1 [M+H]+.
【2032】
実施例280:1-[1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシエチル]-3-(3-メチルフェニル)尿素
【化581】
実施例4と同様に、2-アミノ-2-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩および1-イソシアナト-3-メチルベンゼンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率56.9%)。
MS(m/z):338.2 [M+H]+.
【2033】
実施例281:1-[[2-(1,1,1-トリフルオロ-3-メトキシプロパン-2-イル)オキシピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化582】
実施例221と同様に、1,1,1-トリフルオロ-3-メトキシプロパン-2-オール、2-クロロイソニコチノニトリル、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):416 [M+H]+.
【2034】
実施例282:1-[[6-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化583】
実施例243同様に、4-(ジフルオロメトキシ)-6-メチルピリミジン、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を得た。
MS(m/z):341 [M+H]+.
【2035】
実施例283:1-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-3-[2-ヒドロキシ-1-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エチル]尿素
【化584】
実施例5と同様に、2-アミノ-2-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]エタノール塩酸塩、3-フルオロビシクロ[1.11]ペンタン-1-アミン塩酸塩および1,1’-カルボニルジイミダゾールを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率48.5%)。
MS(m/z):364.1 [M+H]+.
【2036】
実施例284:1-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メチル]尿素
【化585】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メタンアミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率85.3%)。
MS(m/z):372.1 [M+H]+.
【2037】
実施例285:1-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化586】
実施例4と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミンおよび1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-イソシアナトプロパンを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率95.8%)。
MS(m/z):400.1 [M+H]+.
【2038】
実施例286:1-[(2R)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシプロピル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化587】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、(2S,3R)-3-(ベンジルオキシ)-2-[(tertブトキシカルボニル)アミノ]ブタン酸、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):384.2 [M+H]+.
【2039】
実施例287:1-[(2S)-1-[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]-2-ヒドロキシプロピル]-3-[(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル]尿素
【化588】
実施例85と同様に、4-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン、(2R,3S)-3-(ベンジルオキシ)-2-[(tertブトキシカルボニル)アミノ]ブタン酸、(1r,3r)-3-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た。
MS(m/z):384.2 [M+H]+.
【2040】
実施例288:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3S)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンチル]尿素
【化589】
a)tert-ブチルN-[(1S,3R)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンチル]カルバメート
tert-ブチル((1S,3R)-3-ヒドロキシシクロペンチル)カルバメート(50mg、0.25mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸銀(191.5mg、0.75mmol)、1-クロロメチル-4-フルオロ-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)(264.03mg、0.75mmol)およびフッ化カリウム(57.73mg、0.99mmol)を2つの8mLバイアルに添加し、次いで、N
2下でパージした。次いで、乾燥酢酸エチル(3mL)を添加し、続いてトリフルオロメチルトリメチルシラン(0.11mL、0.96g/mL、0.75mmol)および2-フルオロピリジン(0.06mL、1.12g/mL、0.75mmol)を添加した。2つのバイアルをN
2下で撹拌した(一方は24時間、他方は48時間)。2つのバイアルを空気中でクエンチし、次いで、合わせ、EtOACで希釈した。反応混合物をセライトを通してフィルタにかけ、EtOAcで洗浄した。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(ヘプタン中0から100%酢酸エチルで溶離)によって精製して、表題生成物(200mg、0.74mmol)を橙色固体として得た。
【2041】
b)(1R,3S)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンタン-1-アミン塩酸塩
HCl(ジオキサン中4M)(1.86mL、7.43mmol)を、酢酸エチル(8mL)中のtert-ブチルN-[(1R,3S)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンチル]カルバメート(200mg、0.74mmol)の溶液に加え、室温で一晩撹拌した。次いで、数滴の冷ジエチルエーテルを懸濁液に添加し、次いで、これを真空下でフィルタにかけた。次いで、固体をより冷たいジエチルエーテルで洗浄すると、表題生成物(55mg、0.27mmol、収率36.0%)が灰白色固体として得られた。
【2042】
c)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(1R,3S)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンチル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1R,3S)-3-(トリフルオロメトキシ)シクロペンタン1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率54.9%)。
MS(m/z):384.2 [M+H]+.
【2043】
実施例289:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[2-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-2-ヒドロキシエチル]尿素
【化590】
a)3-フルオロ-N-メトキシ-N-メチルビシクロ [1.1.1] ペンタン-1-カルボキサミド
N
2下のDCM(32mL)中の3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸(2g、15.37mmol)の溶液を0Cに冷却した。DMF(0.16mL)を添加し、続いてDCM中の塩化オキサリル(11.53mL(2M)、23.06mmol)をゆっくり滴下した。添加が完了した後、反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。次いで、これを0℃に冷却し、次いで、DCM(16mL)中のN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.25g、23.06mmol)およびDIPEA(4.02mL、23.06mmol)の溶液を添加し、混合物を室温に一晩加温した。NaHCO
3溶液(60ml)を添加し、DCM(60ml)で抽出した。乾燥させ(MgSO
4)有機層を真空中で濃縮して粗液体を得て、これをペンタン中30%EtOAc/ペンタンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物を淡黄色がかった液体として得た(2.06g、11.89mmol、収率77.4%)。
MS(m/z):174 [M+H]+.
【2044】
b)1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)-2-ニトロエタノール
ジエチルエーテル(6.5mL)中の3-フルオロ-N-メトキシ-N-メチルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド(440mg、2.54mmol)の溶液をN2下で0℃に冷却した。水素化アルミニウムリチウム(2.54mL、THF中1M、2.54mmol)を滴下した。0℃で1時間撹拌した。クエンチするために、0.1mlの水を添加し、続いて0.1mlの2N NaOHおよび0.3mlの水を添加した。10分間撹拌した。700mgのMgSO4を添加し、フィルタにかけてアルデヒド中間体の溶液を得た。別のフラスコ内で、ニトロメタン(6.92mL、1.12g/mL、127.03mmol)を0Cに冷却し、カリウムtert-ブトキシド(42.76mg、0.38mmol)で処理した。次いで、アルデヒド溶液をこれにゆっくり添加した。反応物を0℃で1時間撹拌し、次いで、室温に加温し、16時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮した。40mbar(30℃浴)で慎重に蒸発させた後、粗物質を最小量のDCMに溶解し、シリカゲルクロマトグラフィ(DCMで溶離)によって精製して、所望の生成物を無色液体として得た(330mg、1.88mmol、収率74.2%)。
MS(m/z):174 [M-H]-.
【2045】
c)2-アミノ-1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)エタン-1-オール
ジエチルエーテル(5mL)中の1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)-2-ニトロエタノール(330mg、1.88mmol)の溶液に、N2下、0℃で水素化リチウムアルミニウム(4.71mL、THF中1M、4.71mmol)を滴下した。室温に加温させ、一晩撹拌したままにした。反応混合物を0℃に冷却し、1当量のLiAlH4を添加し、反応物を室温に加温した。4時間後、これを0 ℃に冷却し、水(0.25ml)、15%NaOH(0.25ml)および水0.75mlを順次添加し、0℃で5分間撹拌した。反応物を700mgのMgSO4で処理し、室温で10分間激しく撹拌し、次いで、セライトパッドを通してフィルタにかけた。パッドをEt2Oで洗浄し、合わせた濾液をHCl(ジオキサン中4M)(2.68mL(4M)、10.74mmol)で処理し、10分間撹拌した。これを真空中で濃縮し、トルエンと共沸させて、所望の生成物をそのHCl塩として得た(200mg、1.1mmol、収率58.4%)。
MS(m/z):146 [M+H]+.
【2046】
d)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[2-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-2-ヒドロキシエチル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)エタノール塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率41.6%)。
MS(m/z):346.1 [M+H]+.
【2047】
実施例290:1-[2-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-2-ヒドロキシエチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化591】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-1-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)エタノール塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を無色固体として得た(収率38.5%)。
MS(m/z):378.1 [M+H]+.
【2048】
実施例291:1-[2-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-2-ヒドロキシエチル]-3-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化592】
実施例289と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)エタノール塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率42.1%)。
MS(m/z):328.1 [M+H]+.
【2049】
実施例292:1-[2-(1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-2-ヒドロキシエチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化593】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、2-アミノ-1-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)エタノール塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を無色ゴム状物として得た(収率42.9%)。
MS(m/z):360.2 [M+H]+.
【2050】
実施例293:1-[(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブチル]-3-[[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]尿素
【化594】
実施例7と同様に、(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(1r,3r)-3-(ジフルオロメチル)シクロブタン1-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率83.0%)。
MS(m/z):354.1 [M+H]+.
【2051】
実施例294:1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-イル]尿素
【化595】
a)(S)-2-メチル-N-(3,3,3-トリフルオロプロピリデン)プロパン-2-スルフィンアミド
THF(10mL)中の3,3,3-トリフルオロプロパナール(1.8g、16.5mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2g、16.5mmol)およびTi(OEt)
4(7.5g、33mmol)で処理した。混合物を80℃で1時間撹拌した。得られた混合物をフィルタにかけ、濾過ケークをEtOAc(200mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテル/EtOAc(1:2)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物(1g、収率28%)を黄色固体として得た。
MS(m/z):216 [M+H]+.
【2052】
b)(S)-N-[(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
THF(10mL)中の(S)-2-メチル-N-(3,3,3トリフルオロプロピリデン)プロパン-2-スルフィンアミド(1g、4.65mmol)の溶液を、窒素雰囲気下、25℃でTMAF(0.65g、6.969mmol)で処理し、続いて-55℃でTMSCF3(0.99g、6.97mmol)を添加した。混合物を室温まで加温し、一晩撹拌した。得られた混合物をEtOAc(10ml)で抽出した。合わせた有機層を水(10ml)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(石油エーテル/EtOAc 1:1で溶離)によって精製して、所望の生成物(100mg、収率7.6%)を黄色固体として得た。
MS(m/z):286 [M+H]+.
【2053】
c)(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-アミン
Et2O(5mL)中のHCl(ガス)中(S)-N-[(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(100mg、0.35mmol)の溶液を、窒素雰囲気下にて25℃で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を更に精製することなく次の工程で直接使用した。
MS(m/z):182 [M+H]+.
【2054】
d)1-[[2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル]メチル]-3-[(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-イル]尿素
実施例7と同様に、(2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-4-イル)メタンアミン、(2R)-1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタン-2-アミン塩酸塩およびパラ-ニトロフェニルクロロホルメートを用いて、表題化合物を白色固体として得た(収率15.5%)。
MS(m/z):382.1 [M+H]+.
【2055】
生物学的実験
Kv7増強剤の効力を、SyncroPatch(384(Nanion)ハイスループット電気生理学プラットフォームを使用して決定した。
【2056】
実施例295細胞培養
構成的CMVプロモーター下でヒトKv7.2、Kv7.4またはKv7.5/7.3のいずれかを安定に発現するCHO細胞をこれらの試験に使用した。細胞を、10%FBS(Sigma)、0.3×NEAA(非必須Gアミノ酸)および400ug/ml G418を補充したF12 Hams+1mM L-グルタミン(Hyclone)中、37℃、5%CO2で維持した。細胞をT-225フラスコ(Nunc)内で2~3日間培養して85~95%コンフルエンスに達した後、電気生理学的記録を行った。
【2057】
実施例296溶液
溶液は以下の組成のものであった:
Earleの平衡塩溶液(mM単位):135 NaCl、5.4 KCl、5 グルコース、2 CaCl2、1 MgCl2、5 HEPES、pH7.4。Sealエンハンサー溶液(mM単位):90 NaCl、3 KCl、35 CaCl2、10 MgCl2、10 HEPES、pH7.4.細胞外記録溶液(mM単位):71 NaCl、70 NMDG、13 KCl、5 グルコース、2 CaCl2、1 MgCl2、10 HEPES、pH7.4.細胞内記録液(mM単位):130 KF、20 KCl、4 EGTA、10 HEPES、2 EDTA、0.01 Escin、pH7.2。
【2058】
実施例297細胞調製
適切なコンフルエンスに達したら、電気生理学的記録のために細胞を回収した。細胞を最初にDPBS(Hyclone、カタログ番号SH30028.03)で洗浄し、次いで、約90%の細胞が懸濁されるまで2mlのアキュターゼ(MP Biomedicals#1000449)を28℃で添加した。次いで、F12 HAM培地+1mM L-グルタミン(Hyclone、SH30026.02)をフラスコに添加してアキュターゼを希釈した。次いで、単一細胞懸濁液が達成されるまで細胞をトリチュレートし、細胞数を測定し、細胞を1,000rpmで2分間遠心分離した。次いで、培地を吸引し、細胞を0.75×106 細胞/mlの濃度になるようにEarleの平衡塩溶液に再懸濁し、10℃で25分間回復させた。
【2059】
実施例298同期パッチ記録
各アッセイの開始時に、20μlの細胞懸濁液を、搭載ピペッターによってマルチホール384ウェルSyncroPatchチップの各ウェルに分注した。セルシーリングを開始し、シールエンハンサー溶液を添加してシール形成を促進した。シーリングが完了したら、細胞を細胞外記録溶液で3回洗浄し、アッセイ電圧プロトコルを開始した。ヒトKv7.2、Kv7.4またはKv7.5/7.3チャネルを、細胞を-60mVの保持電位で電圧クランプする電圧プロトコルを用いて評価した。カリウム電流は、連続する電圧掃引の間が12秒間の一連の3つの電圧ステップ、3秒間-30mV、1秒間40mV、および4秒間-90mVで連続的に活性化された。-90mV再分極工程からカリウム電流を測定した。5.6μM亜鉛ピリチオン(Kv7.4については1μM)の添加前に、ベースライン電流を3.5分間評価した。亜鉛ピリチオンの存在下でのKv7.2、Kv7.4またはKv7.5/7.3電流を5分間にわたって取得して、試験薬剤の添加前にチャネルを定常状態活性に到達させた。最大活性化を達成するために、30μM ML-213の添加前に(3分間)、チャネル活性を3分間監視した。10μMのXE-991を含む150mMのTEAを2分間適用して、Kv7.2、Kv7.4またはKv7.5/7.3チャネルの最大阻害中の漏れ電流を測定した。
【2060】
実施例299データ分析
PatchControlソフトウェア(Nanion)を使用してSyncroPatchプラットフォームでデータを収集し、DataControlソフトウェア(Nanion)を使用して処理および分析した。活性化率は、以下のようにカリウム電流から計算した:試験薬剤添加直前の亜鉛ピリチオンの存在下での5回の掃引の平均電流を「対照」データとした。同様に、試験剤5の存在下での平均カリウム電流を、30μMのML-213の添加直前に掃引し、「薬物」データについて決定した。150mM TEA+10μM XE-991の添加直前の5回の平均カリウム電流を「最大活性化」データについて決定し、TEAの添加直後の5回の掃引からの平均電流を「最大阻害」データについて決定した。Pipeline Pilot(Accelrys)を用いて、シールチップの384ウェルの各々の活性化率を、((「薬物」-「最大阻害」)/(「最大活性化」-「最大阻害」))×100として計算した。活性化パーセントを濃度の関数としてプロットし、濃度-応答曲線をEC50(IDBS ABASE)を決定するためのロジスティック方程式{YはBottom+(Top-Bottom)/(1+10^((LogEC50-X)×HillSlope))}でフィッティングした。ヒトKv7.2のEC50値を表1に示す。
【2061】
実施例300ミクロソームクリアランス
プールした混合性ヒト肝臓ミクロソームをBioIVTから20mgタンパク質/mLの濃度で購入し、-80℃で保存した。V底350μLポリプロピレン96ウェルプレート内でインキュベーションを行った。化合物をリン酸緩衝液(最終濃度0.5μM化合物、0.5%DMSO)で希釈し、希釈肝ミクロソーム(fc 0.25mg/mL)と混合した。この混合物をアッセイプレート(化合物あたり6ウェル)に等分し、37℃で10分間予熱した。NADPH(fc 0.5mM、最終インキュベーション体積100μL)の各ウェルへの添加は、時間経過を開始した。内部標準(IS;0.125μg/mLダイゼイン)を含む150μLのアセトニトリルを添加することによって、0.5、3、5、10、20および30分で反応を停止させ、停止した試料を清浄なポリプロピレンプレートに取り出した。アッセイの最後に、プレートを1時間冷蔵し、次いで、4℃で10分間、3000rpmで遠心分離した。上清の試料を新しいプレートに取り出し、50:50アセトニトリル:水で10倍に希釈し、次いで、ヒートシールした。分析は、分析物およびISレベルについてタンデム質量分析(LC-MS/MS)と結合した液体クロマトグラフィによって行った。結果の計算(IS比)のために、分析物およびISピーク面積の比を生成した。デキストロメトルファンおよびベラパミルを高クリアランス化合物の対照として各実験に含めた。IS比データを自然対数値に変換し、これを時間に対してプロットし、線形回帰フィットを適用した。直線の傾きを返し、-1を掛けて消去定数(kel)に変換した。排出定数を使用してインビトロCLintを計算した:インビトロCLint(μL/分/mgタンパク質)は、kel×(1000/タンパク質濃度(mg/mL単位))である。
【2062】
実施例301ヒト肝ミクロソームを用いたインビトロでのグルタチオン(GSH)付加物形成の評価
試薬
使用した全ての化学物質および試薬は、入手可能な最高品質のものであった。150名の個体からのプールされた混合性ヒト肝臓ミクロソーム(HLM)(UltraPool(商標)HLM 150)をBD Biosciences(カタログ番号452117、米国マサチューセッツ州ウォバーン)から購入した。ロイシン-エンケファリン酢酸塩水和物(CAS81678-16-2)、β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸還元四ナトリウム塩(NADPH)(CAS2646-71-1)、ジクロフェナク(CAS239-346-4)、ネファゾドン(CAS82752-99-6)、およびトログリタゾン(CAS134308-13-7)を、Sigma-Aldrichから購入した。
【2063】
ヒト肝ミクロソームのインキュベーション
溶媒対照を含む全ての化合物を、96ディープウェルプレート(Eppendorf)を使用して、ヒト肝ミクロソーム(HLM)を含有するpH7.4の450μLの0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液中20μM(1μLの10mMジメチルスルホキシド(DMSO)ストック溶液の添加)でインキュベートした。ミクロソームタンパク質濃度は1mg/mLであった。ピペッティングロボットを用いてピペッティングを行った。H2O(Millipore、>18MΩ)に溶解した2.62g NaH2PO4.1H2Oおよび14.43g Na2HPO4.2H2Oを1000g(pH7.4)の重量に合わせることによって、緩衝液を室温で調製した。37℃で5分間のプレインキュベーション後、GSH(100mM)およびNADPH(20mM)を含有する50μLの緩衝液を添加することによって反応を開始した。GSHおよびNADPHの新鮮なストック溶液を各実験の直前に調製した。最終濃度は、GSHについては5mM、NADPHについては1mMであった。37℃で60分間インキュベートした後(800rpmで振盪)、500μLの氷冷アセトニトリルで反応をクエンチし、5000g、25℃で11分間遠心分離した。液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(LC/MS/MS)による分析の前に、上清をそれぞれ450μLおよび400μLの2つの画分に分割し、続いて窒素ガス流を用いて35℃で約150μLの体積まで蒸発させた。
【2064】
液体クロマトグラフィーおよび質量分析
代謝物のクロマトグラフィー分離は、ACQUITY UPLCシステム(Waters、米国マサチューセッツ州ミルフォード)で、ACQUITY UPLC HSS T3 C18カラム(2.1×50mm、1.8μm)を用いて行った。移動相は、0.1%ギ酸を含有するA:水および0.1%ギ酸を含有するB:アセトニトリルからなっていた。流速は0.5mL/分であり、開始条件は100%Aであった。LC勾配は1分で開始し、3.5分間に70%Bまで、および4.6分後に100%Bまで増加させた。100%Bで1.4分後、開始条件を適用し、次の注入の前に2.4分間平衡化した。エレクトロスプレーイオン化(ESI)源で操作されるXEVO G1 QTof質量分析計(Waters、米国マサチューセッツ州ミルフォード)を使用して、m/z98~980の質量範囲にわたって正イオン化モードでデータを取得した。キャピラリー電圧は3kV、コーン電圧は25Vであった。2つの走査機能(MSEモード)を0.1秒の走査時間で監視した。関数1の衝突エネルギー(CE)は6eVであり、関数2の衝突エネルギー(CE)は10eVから45eVに減少した。ロイシン-エンケファリンを、500pmol/mLの濃度および50μL/分の流速で内部較正のためのロックマス(m/z 556.2771)として使用した。
【2065】
データ処理
得られたMSEデータファイルを、Mass-MetaSite(アプリケーションバージョンMetaSite CLI 5.1.0 Mass 3.2.0 構築日2015年4月14日Molecular Discovery,Ltd、英国ミドルセックス)を使用してバッチモードで処理した。最大代謝物カウント限界は、0.5~6分の保持時間範囲内で30に設定した。Mass-MetaSiteをGSHモードで実行した。GSH特異的代謝物ピークの注釈は、以下のGSH特異的ニュートラルロス(Da)に基づいた:307.0838、305.0682、273.0961、146.0692、129.0426、75.0320、232.0696および249.0961、ならびにm/z 308.0911、162.0219、130.0499、177.0328および179.0485のフラグメントイオン。
【2066】
結果
表9に示す化合物をこの方法によって試験し、ヒト肝ミクロソーム中でインキュベートした場合にグルタチオン(GSH)と共有結合付加物を形成しないことが示された。
【表76】
【2067】
実施例302
この発明の化合物は、有効成分として、以下の組成の錠剤を生産するために、それ自体公知の様式で使用することができる。
錠剤あたり
有効成分 200mg
微結晶性セルロース 155mg
コーンスターチ 25mg
タルク 25mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20mg
425mg
【2068】
実施例303
式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩は、以下の組成のカプセル剤を製造するために、有効成分として、それ自体公知の様式で使用することができる。
カプセルあたり
有効成分 100.0mg
コーンスターチ 20.0mg
ラクトース 95.0mg
タルク 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
220.0mg
【2069】
前述の発明は、明確化および理解のための例示および実施例により、ある程度詳細に記載されている。当業者には、添付の特許請求の範囲の範囲内において、変更および修正を実施することが可能であることが明らかであろう。それ故、上記明細書は例示的なものであり、制限を加えることを意図するものではないことが理解されなければならない。それ故、本発明の範囲は上記明細書を参照して決定されるべきではなく、代わりに、以下の添付の特許請求の範囲を参照して、その特許請求の範囲が権利を受ける等価物の全範囲と共に決定されるべきである。
【2070】
本出願で引用された全ての特許、特許出願および刊行物は、あたかも各個々の特許、特許出願または刊行物がそのように個別に示されているのと同程度に、全ての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【2071】
具体的な実施形態および組み合わせ
以下の番号が付けられた条項は、本発明の一部を形成する特定の実施形態および特徴の組み合わせを表す。
【2072】
1.式(I):
【化596】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、医薬組成物。
【2073】
2.式(I):
【化597】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、項1に記載の医薬組成物。
【2074】
3.式(I):
【化598】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクリルオキシおよびヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
4およびR
5は、水素、飽和単環式3~5員シクロアルキル、およびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択され、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキルおよびフェニルから選択され、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはフェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、およびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1または2である)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩を含む、項1または2に記載の医薬組成物。
【2075】
4.式(I)の前記化合物が、以下:
R
1が、
【化599】
であり、
R
6が、
【化600】
であり、
nが2であり、R
4およびR
5が、(i)全て水素であるか、または(ii)R
4およびR
5の第1の対内で両方が水素であり、かつR
4およびR
5の第2の対内で、一方が水素であり、他方がヒドロキシである、
の全てに当てはまる化合物を除外する、項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2076】
5.式(I)の前記化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、nが、0または1である、項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2077】
6.式(I)の前記化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、R6が、飽和単環式4~6員シクロアルキル、7~10員二環式縮合シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル基、7~10員二環式縮合シクロアルキル、フェニル、およびハロC1~6アルキルから選択される、項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2078】
7.式(I)の前記化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、R6が、飽和単環式4~6員シクロアルキル、7~10員二環式縮合シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、飽和単環式4~6員シクロアルキル基、および7~10員二環式縮合シクロアルキルから選択される、項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2079】
8.前記医薬組成物が、1つ以上の薬学的添加剤を更に含む、項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2080】
9.式(I):
【化601】
(式中、
R
1は、4~6員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロC
1~6アルコキシ、C
1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC
1~6アルキル、C
3~5シクロアルキルC
1~6アルコキシ、シアノC
1~6アルコキシおよび5員ヘテロアリールから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記ヘテロアリールは、1つのC
1~6アルキルまたはハロC
1~6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R
2およびR
3は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシおよびヒドロキシC
1~6アルキルから独立して選択されるか、または
R
2およびR
3は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
4およびR
5は、水素、重水素、C
1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびヒドロキシから独立して選択されるか、または
R
4およびR
5は、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、飽和単環式3~5員シクロアルキルを形成し、
R
6は、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、フェニル、C
1~6アルキル、およびハロC
1~6アルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルは、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、C
1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC
1~6アルキルおよびハロC
1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよく、
nは、0、1、2または3である)の化合物またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2081】
10.R1が、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、およびシアノC1~6アルコキシから選択され、前記ヘテロシクリルオキシおよび前記シクロアルキルアルコキシが、1つのC1~6アルキルまたはハロC1~6アルキルで任意に置換されていてもよい、項9に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2082】
11.R1が、シアノ、ハロC1~6アルコキシ、およびハロC1~6アルキルから選択される、項9または10に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2083】
12.R1が、シアノ、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、CF3CH2O-、CH3CF2-、CHF2-、およびCF3-から選択される、項9~10に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2084】
13.R1が、CHF2O-、CH3CF2O-、CH3CFHCH2O-、およびCF3CH2O-から選択される、項12に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2085】
14.R1が、CHF2O-またはCH3CF2O-である、項12または13に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2086】
15.R1が、ハロゲンまたはハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよいピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される5員ヘテロアリールである、項9に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2087】
16.R1が、非置換ピラゾリルまたは非置換イミダゾリルである、項15に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2088】
17.(i)R2およびR3の両方が水素であるか、または(ii)R2およびR3の一方が水素であり、他方がヒドロキシC1~6アルキルである、項9~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2089】
18.R2およびR3の一方が水素であり、他方がHOCH2-、HOCH2CH2-、HOCH2CH2CH2-、およびHOCH2CH2CH2CH2-から選択されるヒドロキシC1~6アルキルである、項17に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2090】
19.前記ヒドロキシC1~6アルキルが、HOCH2-またはHOCH2CH2-である、項18に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2091】
20.R2およびR3の両方が水素である、項17に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2092】
21.nが0または1である、項9~20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2093】
22.nが0である、項21に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2094】
23.nが1である、項21に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2095】
24.nが1であり、(i)4およびR5の両方が水素であり、(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がC1~6アルキル、飽和単環式3~5員シクロアルキル、またはC1~6アルコキシである、項23に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2096】
25.R4およびR5の一方が水素であり、他方がメチル(CH3-)またはメトキシ(CH3O-)である、項24に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2097】
26.前記飽和単環式3~5員シクロアルキルが非置換シクロプロピルである、項24に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2098】
27.nが1であり、R4およびR5の両方が水素である、項24に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2099】
28.R4およびR5が、それらが結合している1個の炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、項9~24のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2100】
29.R6が、5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、4~10員シクロアルキル、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、およびフェニルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルまたは前記フェニルが、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、項9~28のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2101】
30.R6が、5~12員のヘテロシクロアルキル、6員のヘテロアリールおよび4~10員のシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキル、前記ヘテロアリールまたは前記シクロアルキルが、ハロゲン、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1~6アルキルおよびハロC1~6アルキルから独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、項9~29のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2102】
31.R6が、Cl-、F-、CH3-、CH2F-、CF3-、(CH3)2CF-、シクロプロピル、およびCH3O-、シアノ、およびヒドロキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、項30に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2103】
32.R6が、Cl-、F-、CH3-、CF3-、シクロプロピル、およびCH3O-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、項31に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2104】
33.R6が、F-、およびCF3-から独立して選択される1、2または3個の置換基で任意に置換されていてもよい、項31または32に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2105】
34.R6が、以下:
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(前記架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、6員シクロアルケニル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル、から選択され、
d)フェニル;
e)C1~6アルキル;ならびに
e)ハロC1~6アルキル、
項29~33および38~39のいずれか一項に従って、任意に置換されていてもよい、
から選択される、項29~33のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2106】
35.R6が、
a)5~12員ヘテロシクロアルキルであって、このヘテロシクロアルキルが、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、および7~10員架橋ヘテロシクロアルキル(前記架橋は、O原子を含む)から選択される、5~12員ヘテロシクロアルキル;
b)6員ヘテロアリール;ならびに
c)飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキル
から選択される、項34に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2107】
36.R6が、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、tert-ブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、(CH3)2CF-、CHF2-、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニル
から選択される、項29~35のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2108】
37.R6が、
ジヒドロクロメニル、シクロペンチル、フェニル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、シクロヘキセニル、シクロブチル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキソラニル、オクタヒドロペンタレニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[b]フラニル、ピラジニル、ピリジニルおよびピリミジニル
から選択される、項29~36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2109】
38.R
6が、以下:
【化602】
から選択される、項29~37のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2110】
39.R
6が、
【化603】
から選択される、項38に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2111】
40.R1が、CHF2O-、非置換ピラゾリル、非置換イミダゾリル、CH3O-、(CH3)CF2-、CN-、CHF2-、CF3-、CF3CH2O-、CH3CFHCH2O-から選択され、R2およびR3が水素であり、nが0または1であり、(i)R4およびR5が水素であるか、または(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がシクロプロピルであるか、または(iii)R4およびR5が、それらが結合する1個の炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも項29~33および38~39のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、項29~39のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2112】
41.R1が、CHF2O-または非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3が水素であり、nが0またはであり、(i)R4およびR5が水素であるか、または(ii)R4およびR5の一方が水素であり、他方がシクロプロピルであるか、または(iii)R4およびR5が、それらが結合する1個の炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成し、R6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香族環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環(1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも項29~33および38~39のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、項40に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2113】
42.R1がCHF2O-および非置換イミダゾリルから選択され、R2およびR3が水素であり、nが0であり、R6が、5~12員ヘテロシクロアルキル(このヘテロシクロアルキルは、1つの脂肪族環および1つの芳香環(1つの環は、1個のO原子を含む)を含む二環式のエッジ間縮合ヘテロシクロアルキル、2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合ヘテロシクロアルキル(前記1つの環は、1個のO原子または1個のN原子を含む)、7~10員架橋ヘテロシステム(前記架橋は、O原子を含む)である)、6員ヘテロアリール、ならびに飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択される4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも項29~33および38~39のいずれか一項に従って任意に置換されていてもよい、項40または41に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2114】
43.R1が、CHF2O-であり、R6が1もしくは2個のF-もしくはCF3-で置換されている、項40~42のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2115】
44.R1がCHF2O-であり、R6が飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF3-で置換されている、項43に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2116】
45.R1がCHF2O-であり、nが0または1であり、R6が5~12員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロアリール、および4~10員シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF3-で置換されている、項40~44のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2117】
46.R6が飽和単環式4~6員シクロアルキル、4~10員架橋シクロアルキル、および2つの脂肪族環を含む7~10員二環式エッジ間縮合シクロアルキルから選択され、いずれも1または2個のF-またはCF3-で置換されている、45に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2118】
47.前記化合物が、以下から選択される、項9~46のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物:
【表77】
【2119】
48.R1がCHF2O-であり、R6が1または2個のF-で置換されている、項9~47のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2120】
49.項9~48のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、ただし、前記化合物が、
【化604】
から選択されるものではない、項9~48のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩、または項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2121】
50.式(I)の化合物が、Kv7.2 EC50<3μMおよび選択比Kv7.3_7.5/Kv7.2>10xを示す、項9~49のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2122】
51.Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2123】
52.Kv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置を必要とする対象におけるKv7.2に関連する障害、疾患または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための、項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩であって、前記障害、疾患または能力障害が、行動障害、気分障害、神経発達障害、知的障害、てんかん、神経変性疾患、疼痛、片頭痛、および耳鳴りから選択される、項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または請求項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2124】
53.前記障害、疾患または能力障害が、注意欠陥多動性障害(ADHD)である行動障害である、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2125】
54.前記障害、疾患または能力障害が、うつである気分障害である、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2126】
55.前記障害、疾患または能力障害が、自閉症スペクトラム障害(ASD)および症候性発達障害から選択される神経発達障害である、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2127】
56.前記障害、疾患または能力障害が、Dup15q症候群(Dup15q)、脆弱X症候群(FXS)およびアンジェルマン症候群から選択される症候性発達障害である、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2128】
57.前記障害、疾患または能力障害が、広汎小児てんかん、ウエスト症候群、大田原症候群およびてんかん性脳症から選択されるてんかんである、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2129】
58.障害、疾患または能力障害が、アルツハイマー病および運動ニューロン疾患から選択される神経変性疾患である、項52に記載の使用のための医薬組成物。
【2130】
59.経口、経鼻、非経口(静脈内(ボーラスおよび注入の両方)、筋肉内または皮下の注射による)、経皮、膣、頬側、直腸または局所投与モード、大槽内、腹腔内等の全身投与または局所投与のための、経口もしくは経鼻スプレーとして、または吸入用の液体エアロゾルもしくは乾燥粉末としての、項51~58のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物。
【2131】
60.治療における使用のための、項9~50のいずれか一項に記載の化合物、または項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【2132】
61.Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のための医薬品の製造のための、項9~50のいずれか一項に記載の化合物、または項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または項51~59のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物。
【2133】
62.Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置のための方法であって、治療有効量の、項9~50のいずれか一項に記載の化合物または項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または項51~59のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物を投与することを含む、方法。
【2134】
63.Kv7.2に関連する障害、疾患、または能力障害の治療的および/または予防的処置における使用のためのキットであって、
a)項9~50のいずれか一項に記載の化合物、または項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物、または項51~59のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物と、
b)使用説明書と、を含むキット。
【2135】
64.尿素形成が、以下の反応:
【化605】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2136】
65.R1が、7~12員ヘテロシクロアルキル、シアノ、ハロゲン、ハロC1~6アルキル、および5員ヘテロアリールから選択される、項64に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2137】
66.前記プロセスが、以下の反応工程:
【化606】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2138】
67.R1がハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシおよびC3~5シクロアルキルC1~6アルコキシから選択され、R2およびR3が水素である、項66に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2139】
68.前記プロセスが、以下の反応工程:
【化607】
(式中、R
1、R
2、R
3、n、R
4、R
5およびR
6は本明細書に定義されるとおりである)
を含む、項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2140】
69.R1がハロC1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ、4~6員ヘテロシクリルオキシ、C3~5シクロアルキルC1~6アルコキシ、またはシアノC1~6アルコキシから選択され、R2がヒドロキシC1~6アルキルであり、R3が水素である、項68に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩の調製のためのプロセス。
【2141】
70.項64~69のいずれか一項に記載のプロセスに従って製造される場合の、項9~50のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【2142】
71.ここで上述したとおりの発明。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1351
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1351】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.5_7.3/Kv7.2選択比を示すことが見出される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1352
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1352】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.5_7.3/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×、EC50<1μM、Select.>30×、またはEC50<1μM、Select.>30×、好ましい薬理学的プロファイルを有する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1371
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1371】
測定は、式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは医薬塩が、Kv7.2 EC50<3μMおよび選択比Kv7.5_7.3/Kv7.2>10xであれば、本明細書に記載の好ましい薬理学的特性を有することを示した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1372
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1372】
測定はまた、式(I)もしくは式(I’)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的塩が、本明細書に記載の好ましい薬理学的特性を有し、したがって、以下の特性の1つ以上を示す場合に好ましい:Kv7.5_7.5/Kv7.3選択比>10×;および/、または
ヒト肝臓ミクロソームクリアランス速度<20ul/分/mg;および/または
Kv7.4/Kv7.2選択性>10×。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1373
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1373】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.5_7.3/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×(表2および表5)、EC50<1μM、Select.>30×(表3および表6)またはEC50<1μM、Select.>30×、良好な代謝クリアランスを有する(表4および表7)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1374
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1374】
好ましい一実施形態において、式(I)または式(I’)の化合物は、表2から選択される(Kv7.2 EC
50<3μMおよびKv
7.5_7.3/Kv2選択性>10×)。
【表62】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1386
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1386】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.5_7.3/Kv7.2選択比を示すことが見出される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】1387
【補正方法】変更
【補正の内容】
【1387】
1つ以上の以下の特徴の組み合わせを有する化合物は、以下の範囲の特に有益なKv7.2 EC50値および/またはKv7.5_7.3/Kv7.2選択比を示すことが見られる:EC50<3μM、Select.>10×、EC50<1μM、Select.>30×、またはEC50<1μM、Select.>30×、良好な代謝安定性を有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】2121
【補正方法】変更
【補正の内容】
【2121】
50.式(I)の化合物が、Kv7.2 EC50<3μMおよび選択比Kv7.5_7.3/Kv7.2>10xを示す、項9~49のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその溶媒和物もしくは薬学的に許容され得る塩。
【国際調査報告】