(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】無線通信に関連付けられた波形の動的変化
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1273 20230101AFI20241112BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20241112BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241112BHJP
H04W 72/50 20230101ALI20241112BHJP
【FI】
H04W72/1273
H04W72/232
H04W72/0446
H04W72/50 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524564
(86)(22)【出願日】2022-11-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-20
(86)【国際出願番号】 US2022048726
(87)【国際公開番号】W WO2023081225
(87)【国際公開日】2023-05-11
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クァク、ヨン、ウ
(72)【発明者】
【氏名】リー、ムン-イル
(72)【発明者】
【氏名】マリニエ、ポール
(72)【発明者】
【氏名】カーン ベイギ、ナズリ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
(57)【要約】
無線通信のための波形の動的変更のためのシステム、方法、及び手段が本明細書に記載されている。シングルキャリア波形及びCP-OFDM波形を使用することによるハイブリッド初期アクセスの例が、本明細書で提供される。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号が送信され得る。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、キャリア周波数、周波数帯域、サブキャリア間隔などのうちの1つ以上に基づき得る。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、時間領域リソースのオーバーヘッドを低減するために、PSS/SSSの周波数領域多重化を含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
第1のスロットが、前記第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるか、かつ第2のスロットが、前記第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかを示すスロットフォーマット設定情報を受信することと、
前記第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信することであって、前記PDCCH送信は、前記第1のスロットが、前記スロットフォーマット設定情報において、フレキシブルであると示されている場合、優先される波形タイプの波形を介して、又は前記第1の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第1のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、前記第1の波形タイプの波形を介して受信され、前記PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールし、前記PDSCH送信の受信に関連付けられた示された波形タイプを示すダウンリンク制御情報(DCI)を含む、受信することと、
前記第2のスロットにおいて前記PDSCH送信を受信することであって、前記PDSCH送信は、前記第2のスロットがフレキシブルである場合、前記示された波形タイプの波形を介して、又は前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、前記第2の波形タイプの波形を介して受信される、受信することと、を行うように構成されたプロセッサを備える、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-s-OFDM)波形であるように示され、
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又は前記DFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、DFT-s-OFDM波形であると示されていることに基づいて、前記プロセッサは、前記PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用するように更に構成されている、請求項2に記載のWTRU。
【請求項4】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)波形であるように示され、
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、CORESET/SS、又は前記CP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、CP-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記プロセッサは、IDFTを適用せずに前記PDSCH送信を復号するように更に構成されている、請求項4に記載のWTRU。
【請求項6】
前記PDSCH送信を受信するための前記示された波形タイプの前記波形は、前記第1の波形タイプの前記波形又は前記第2の波形タイプの前記波形のうちの1つである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記優先される波形タイプの前記波形は、初期アクセス波形又はデフォルトの波形である、請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
前記スロットフォーマット設定情報は、RRC設定、MAC-CE、又はWTRU固有のDCIのうちの1つ以上を介して受信される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
無線送信/受信ユニット(WTRU)において実装された方法であって、
第1のスロットが、前記第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるか、かつ第2のスロットが、前記第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかを示すスロットフォーマット設定情報を受信することと、
前記第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信することであって、前記PDCCH送信は、前記第1のスロットが、前記スロットフォーマット設定情報において、フレキシブルであると示されている場合、優先される波形タイプの波形を介して、又は前記第1の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第1のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、前記第1の波形タイプの波形を介して受信され、前記PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールし、かつ前記PDSCH送信の受信に関連付けられた示された波形タイプを示すダウンリンク制御情報(DCI)を含む、受信することと、
前記第2のスロットにおいて前記PDSCH送信を受信することであって、前記PDSCH送信は、前記第2のスロットがフレキシブルである場合、前記示された波形タイプの波形を介して、又は前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、前記第2の波形タイプの波形を介して受信される、受信することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-s-OFDM)波形であるように示され、
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又は前記DFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、かつ前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、DFT-s-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記方法は、前記PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用することを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)波形であるように示され、
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、CORESET/SS、又は前記CP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、かつ前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、CP-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記方法は、IDFTを適用せずに前記PDSCH送信を復号することを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記PDSCH送信を受信するための前記示された波形タイプの前記波形は、前記第1の波形タイプの前記波形又は前記第2の波形タイプの前記波形のうちの1つである、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記優先される波形タイプの前記波形は、初期アクセス波形又はデフォルトの波形である、請求項9に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月4日に出願された米国特許仮出願第63/275,813号の利益を主張するものであり、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
無線通信を使用したモバイル通信は、進化し続けている。モバイル通信の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)の第5世代は、5Gの新無線(New Radio、NR)と称される場合がある。以前の(従来の)世代のモバイル通信RATは、例えば、第4世代(fourth generation、4G)ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)であり得る。
【発明の概要】
【0003】
無線通信に関連付けられた波形の動的変化のためのシステム、方法、及び手段について本明細書にて説明する。
【0004】
無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)は、複数の波形タイプに対するスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を受信し得る。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、複数のスロットに対する情報を示し得る。例えば、スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、所与のスロットについて、特定の波形(例えば、第1又は第2の波形のうちの1つ)がスロットに対して示されるかどうか、又はスロットがフレキシブルとして示されるかどうか(例えば、スロットがフレキシブルとして示されている場合、スロットのために使用される波形タイプは固定され得ず、例えば、本明細書で説明するような条件に基づいて選択され得る)を示し得る。一例として、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(cyclic prefix-orthogonal frequency domain multiplexing、CP-OFDM)及び離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(discrete fourier transform-spread-orthogonal frequency domain multiplexing、DFT-s-OFDM)の例示的な波形タイプを使用して、スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、いくつかのスロット中の各スロットについて、スロットがフレキシブルであると示されるか、CP-OFDMに関連付けられるか、又はDFT-s-OFDMに関連付けられるかを示し得る。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、以下:無線リソース制御(radio resource control、RRC)設定、媒体アクセス制御要素制御要素(medium access control element control element、MAC CE)、又はダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)(例えば、WTRU固有のDCI及び/又はグループDCI)のうちの1つ以上に基づき得る(例えば、それを介して受信され得る)。
【0005】
スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、WTRUによって受信され得る。スロットフォーマット設定情報は、複数のスロットに対する情報を示し得る。例えば、スロットフォーマット設定情報は、第1のスロットが第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかと、第2のスロットが第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかと、を示し得る。WTRUは、第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)送信を受信し得る。PDCCH送信は、第1のスロットがスロットフォーマット設定情報においてフレキシブルであると示されている場合、優先される波形タイプの波形を介して、又は第1の波形タイプがスロットフォーマット設定情報において第1のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、第1の波形タイプの波形を介して受信され得る。PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)送信をスケジュールし、PDSCH送信の受信に関連付けられた、示された波形タイプを示すDCIを含み得る。WTRUは、第2のスロットにおいてPDSCH送信を受信し得る。PDSCH送信は、第2のスロットがフレキシブルである場合、示された波形タイプの波形を介して、又は第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2の波形タイプの波形を介して受信され得る。
【0006】
第2の波形タイプは、第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され得る。例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形は、DFT-s-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示され得る。第2のスロットがDFT-s-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(control resource set、CORESET)/同期信号(synchronization signal、SS)、又はDFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送し得る。第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形がDFT-s-OFDM波形であると示されていることに基づいて、WTRUは、PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(inverse discrete fourier transform、IDFT)を適用し得る。
【0007】
例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形は、CP-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示され得る。第2のスロットがCP-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又はCP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送し得る。第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形がCP-OFDM波形であると示されていることに基づいて、WTRUは、逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用することなくPDSCH送信を復号するように構成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、代表的な通信システムを例解するシステム図である。
【
図1B】一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、代表的な無線送信ユニット/無線受信ユニット(WTRU)を例解するシステム図である。
【
図1C】一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、代表的な無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及び代表的なコアネットワーク(Core Network、CN)を例解するシステム図である。
【
図1D】一実施形態による、
図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、更なる代表的なRAN及び更なる代表的なCNを例解するシステム図である。
【
図2】52.6GHz~71GHzの代表的な利用可能な周波数を示す。
【
図3】71GHz~100GHzの代表的な利用可能な周波数を示す。
【
図4】CORESET/サーチスペース設定テーブルにおける波形タイプ指示の例を示す。
【
図5A】異なるCORESET/サーチ多重化パターンの例を示す。
【
図5B】異なるCORESET/サーチ多重化パターンの例を示す。
【
図5C】異なるCORESET/サーチ多重化パターンの例を示す。
【
図6A】異なるCORESET/サーチスペース構造の例を示す。
【
図6B】異なるCORESET/サーチスペース構造の例を示す。
【
図7】複数の波形のためのスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を示す。
【
図8】複数の波形のためのスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を例解する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであってもよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンク多重キャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用いてもよい。
【0010】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、その他のネットワーク112と、を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが、理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作する、及び/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、それらのうちのいずれかは「局(station)」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定加入者ユニット又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、無線呼出し、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネットデバイス、ウォッチ又はその他の着用式の、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術用)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又はその他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用無線ネットワーク及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを、含んでもよい。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0011】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106/115、インターネット110、及び/又はその他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(base transceiver station、BTS)、Node-B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、gNB、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは、各々、単一の要素として描示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含んでもよいことが、理解されよう。
【0012】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、その他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)もまた含み得る、RAN104/113の一部であってもよい。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように、構成されてもよい。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトル及び未認可スペクトルの組み合わせであってもよい。セルは、相対的に固定され得るか、経時的に変化し得る、特定の地理的エリアに、無線サービスの通達範囲を提供してもよい。セルは、セルセクタへと、更に分けられてもよい。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタへと分けられてもよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを、含んでもよい。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用いてもよく、セルのセクタごとに、複数のトランシーバを利用してもよい。例えば、ビーム形成を使用して、所望の空間方向に、信号を送信及び/又は受信してもよい。
【0013】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、本エアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であってもよい。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)を使用して、確立されてもよい。
【0014】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであってもよく、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用いてもよい。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立してもよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含んでもよい。
【0015】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立してもよい。
【0016】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得るが、新しい無線(New Radio、NR)を使用して、エアインターフェース116を確立してもよい。
【0017】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装してもよい。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを、一緒に実装してもよい。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、及び/又は複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に送られる/そこから送られる送信によって、特徴付けられ得る。
【0018】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動通信(電話)方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
【0019】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立してもよい。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立してもよい。更に別の実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立してもよい。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してもよい。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0020】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであってもよい。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有してもよい。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供してもよく、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行してもよい。
図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用いるその他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが、理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を用いて、別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
【0021】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又はその他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たしてもよい。PSTN108は、従来型電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する回線交換電話網を、含んでもよい。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコル群のインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用い得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含んでもよい。
【0022】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、多重モード機能を含んでもよい(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための、複数のトランシーバを含んでもよい)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように、構成されてもよい。
【0023】
図1Bは、代表的なWTRU102を例解する、システム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが、理解されよう。
【0024】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意のその他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を、実行してもよい。プロセッサ118は、送信/受信要素122に連結され得るトランシーバ120に連結されてもよい。
図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成部品として描示するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが、理解されよう。
【0025】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように、構成されてもよい。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を、送信及び/又は受信するように構成された、アンテナであってもよい。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成された、エミッタ/検出器であってもよい。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を、送信及び/又は受信するように、構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが、理解されよう。
【0026】
送信/受信要素122は、単一の要素として
図1Bに描示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用いてもよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0027】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように、構成されてもよい。上記のように、WTRU102は、多重モード能力を有してもよい。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介して、WTRU102が通信することを可能にするための、複数のトランシーバを含んでもよい。
【0028】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に連結され得るが、これらから、ユーザが入力したデータを受信してもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力してもよい。なお、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶してもよい。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでもよい。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital、SD)メモリカードなどを含んでもよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶してもよい。
【0029】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102における他の構成部品に電力を分配する、及び/又は制御するように、構成されてもよい。電源134は、WTRU102に電力を供給するための、任意の好適なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含んでもよい。
【0030】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に連結され得るが、これは、WTRU102の現在の場所に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように、構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から、エアインターフェース116を介して位置情報を受信する、及び/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定してもよい。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置決定方法によって、位置情報を取得し得るということが、理解されよう。
【0031】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に連結され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線接続若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが、含まれてもよい。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれてもよい。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であってもよい。
【0032】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた信号のいくつか又は全ての送信及び受信が、並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含んでもよい。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)のいずれかを介して自己干渉を低減する、及び又は実質的に排除するための、干渉管理ユニットを含んでもよい。一実施形態では、WRTU102は、(例えば、アップリンクUL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のうちのいくつか又は全ての送信及び受信のための、半二重無線機を含み得る。
【0033】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を例解する、システム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信してもよい。RAN104はまた、CN106と通信してもよい。
【0034】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を伝送し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0035】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。
図1Cに示されるように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0036】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含んでもよい。前述の要素の各々は、CN106の一部として描写されているが、これらの要素のうちのいずれかは、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作され得ることが理解されるであろう。
【0037】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどの役割を、果たしてもよい。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)と、の間で、交換するための、制御プレーン機能を提供してもよい。
【0038】
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNodeB160a、160b、160cの各々に、接続されてもよい。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/それらから経路指定し、かつ転送してもよい。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中に、ユーザプレーンをアンカリングする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能である場合に、ページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理かつ記憶する機能などの、他の機能を実行してもよい。
【0039】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供してもよい。
【0040】
CN106は、他のネットワークとの通信を、容易にしてもよい。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供してもよい。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IP多重メディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、他のネットワーク112へのアクセスを提供し得るが、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有される及び/又は動作される、他の有線及び/又は無線ネットワークを含んでもよい。
【0041】
WTRUは、無線端末として
図1A~
図1Dに説明されているが、特定の代表的実施形態では、このような端末は、(例えば、一時的に又は永久的に)通信ネットワークとの有線通信インターフェースを使用し得ることが、企図される。
【0042】
代表的実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであってもよい。
【0043】
インフラストラクチャ・ベーシック・サービス・セット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上の局(STA)を、有してもよい。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入り、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する、別のタイプの有線ネットワーク/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを、有してもよい。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信されてもよい。STAからBSS外の宛先へと生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信されてもよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、同位層間トラフィックとして見なされ得る、及び/又は称され得る。同機種間トラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(Direct Link Setup、DLS)で送信されてもよい。特定の代表的実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用してもよい。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信してもよい。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称されてもよい。
【0044】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する場合に、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上に、ビーコンを送信してもよい。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であってもよい。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するために、STAによって使用されてもよい。特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知してもよい。プライマリチャネルが、特定のSTAによって動作中であると感知/検出及び/又は決定される場合、特定のSTAは、バックオフされてもよい。1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信してもよい。
【0045】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、20MHzのプライマリチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzのチャネルとの組み合わせを介して、形成されてもよい。
【0046】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートしてもよい。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって、形成されてもよい。160MHzのチャネルは、8つの連続する20MHzのチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzのチャネルを組み合わせることによって、形成されてもよい。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを、2つのストリームに分割し得る、セグメントパーサを通過してもよい。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別個に行われてもよい。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、伝送STAによって伝送され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信してもよい。
【0047】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的実施形態によれば、802.11ahは、マクロ通達範囲エリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを、含んでもよい。
【0048】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を、有してもよい。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定される、及び/又は制限されてもよい。802.11ahの実施例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して、1MHz幅であってもよい。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因して、プライマリチャネルが動作中である場合、周波数帯域の大部分が動作休止のままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体が動作中であると見なされ得る。
【0049】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は、916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて、6MHz~26MHzである。
【0050】
図1Dは、一実施形態によるRAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信してもよい。RAN113はまた、CN115と通信してもよい。
【0051】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上のトランシーバを含んでもよい。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してもよい。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を伝送及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し得る、及び/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装してもよい。例えば、gNB180aは、複数の構成部品キャリアを、WTRU102a(図示せず)に送信してもよい。これらの構成部品キャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りの構成部品キャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調多重ポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装してもよい。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信してもよい。
【0052】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジ(numerology)と関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して、変化してもよい。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、及び/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又は拡張性のある長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。
【0053】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように、構成されてもよい。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとして、gNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用してもよい。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0054】
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの経路指定、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の経路指定などを処理するように、構成されてもよい。
図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して、互いに通信してもよい。
【0055】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182bと、少なくとも1つのUPF184a、184bと、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183bと、場合によっては、データネットワーク(Data Network、DN)185a、185bと、を含んでもよい。前述の要素の各々は、CN115の一部として描写されているが、これらの要素のうちのいずれかは、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作され得ることが理解されるであろう。
【0056】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能してもよい。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理等の役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用されてもよい。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービスなどの異なる使用事例のために、確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などのその他の無線技術を用いるその他のRAN(図示せず)と、の間で交換するための、制御プレーン機能を提供してもよい。
【0057】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115中のAMF182a、182bに接続されてもよい。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115中のUPF184a、184bに接続されてもよい。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックの経路指定を、構成してもよい。SMF183a、183bは、WTRU IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどの、その他の機能を実行してもよい。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであってもよい。
【0058】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113中のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得るが、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供してもよい。UPF184、184bは、パケットを経路指定して転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、多重ホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファリングすること、モビリティアンカリングを提供することなどの、その他の機能を実行してもよい。
【0059】
CN115は、他のネットワークとの通信を、容易にしてもよい。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IP多重メディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、それと通信し得る。なお、CN115は、WTRU102a、102b、102cに、他のネットワーク112へのアクセスを提供し得るが、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有される及び/又は動作される、他の有線及び/又は無線ネットワークを含んでもよい。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに、接続されてもよい。
【0060】
図1A~
図1D、及び
図1A~
図1Dの対応する記載から見て、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載される任意のその他のデバイス(複数可)のうちの1つ以上に関する、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって、実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能の1つ以上又は全てをエミュレーションするように構成された、1つ以上のデバイスであってもよい。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験する、並びに/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレーションしてもよい。
【0061】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における、他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように、設計されてもよい。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線並びに/又は無線通信ネットワークの一部として、完全にあるいは部分的に実装される、及び/又は展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行してもよい。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上あるいは全ての機能を実行してもよい。エミュレーションデバイスは、試験を目的として、別のデバイスに直接連結され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して、試験を実行し得る。
【0062】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行してもよい。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成部品の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて、利用されてもよい。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であってもよい。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF連結及び/又は無線通信は、データを送信する、及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって、使用されてもよい。
【0063】
無線通信に関連付けられた波形の動的変化のためのシステム、方法、及び手段について本明細書にて説明する。
【0064】
無線送信/受信ユニット(WTRU)は、複数の波形タイプに対するスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を受信し得る。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、複数のスロットに対する情報を示し得る。例えば、スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、所与のスロットについて、特定の波形(例えば、第1又は第2の波形のうちの1つ)がスロットに対して示されるか、又はスロットがフレキシブルとして示されるか(例えば、スロットがフレキシブルとして示されている場合、スロットのために使用される波形タイプは固定され得ず、例えば、本明細書で説明するような条件に基づいて選択され得る)を示し得る。一例として、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)及び離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-s-OFDM)の例示的な波形タイプを使用して、スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、いくつかのスロット中の各スロットについて、スロットがフレキシブルであると示されるか、CP-OFDMに関連付けられるか、又はDFT-s-OFDMに関連付けられるかを示し得る。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、以下:無線リソース制御(RRC)設定、媒体アクセス制御要素制御要素(MAC CE)、又はダウンリンク制御情報(DCI)(例えば、WTRU固有のDCI及び/又はグループDCI)のうちの1つ以上に基づき得る(例えば、それを介して受信され得る)。
【0065】
スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、WTRUによって受信され得る。スロットフォーマット設定情報は、複数のスロットに対する情報を示し得る。例えば、スロットフォーマット設定情報は、第1のスロットが第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかと、第2のスロットが第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかとを示し得る。WTRUは、第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信し得る。PDCCH送信は、第1のスロットがスロットフォーマット設定情報においてフレキシブルであると示されている場合、優先される波形タイプの波形を介して、又は第1の波形タイプがスロットフォーマット設定情報において第1のスロットに関連付けられているものとして示されている場合、第1の波形タイプの波形を介して受信され得る。PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールし、PDSCH送信の受信に関連付けられた、示された波形タイプを示すDCIを含み得る。WTRUは、第2のスロットにおいてPDSCH送信を受信し得る。PDSCH送信は、第2のスロットがフレキシブルである場合、示された波形タイプの波形を介して、又は第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2の波形タイプの波形を介して受信され得る。
【0066】
第2の波形タイプは、第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され得る。例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形は、DFT-s-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示され得る。第2のスロットがDFT-s-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又はDFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送し得る。第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形がDFT-s-OFDM波形であると示されていることに基づいて、WTRUは、PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用し得る。
【0067】
例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形は、CP-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示され得る。第2のスロットがCP-OFDM波形であるようにスロットフォーマット設定情報において示されている場合、第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又はCP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送し得る。第2の波形タイプが第2のスロットに関連付けられているものとしてスロットフォーマット設定情報において示され、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプの波形がCP-OFDM波形であると示されていることに基づいて、WTRUは、逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用することなくPDSCH送信を復号するように構成され得る。
【0068】
波形タイプを介して受信されている送信は、波形タイプの波形を介して受信されている送信と等価であり得る。(複数の)スロットに関連付けられている(複数の)波形タイプは、(複数の)スロットに関連付けられている(複数の)波形タイプの(複数の)波形と等価であり得る。波形タイプを使用するWTRUは、波形タイプの波形を使用するWTRUと同等であってもよい。
【0069】
シングルキャリア波形及びCP-OFDM波形を使用することによるハイブリッド初期アクセスの例が、本明細書で提供される。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形に対する初期アクセス関連信号が送信されてもよい。初期アクセス関連信号は、ハイブリッド動作のための1次同期信号(primary synchorization signal、PSS)、波形決定のためのPRACHリソース、DFT-S-OFDM波形及びDFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形のためのm-シーケンスをもつ2次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)、DFT-S-OFDM波形をもつPBCH、CORESET#0を含むCORESET構造、又はDFT-S-OFDM波形中のMSG3のうちの1つ以上を含み得る。
【0070】
ハイブリッド動作のためのPSSは、Zadoff-Chu信号に基づくPSSであり得る。WTRUがZadoff-Chu信号ベースのPSSをブラインド検出した場合、WTRUは、DFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形を決定し得る。ハイブリッド動作のためのPSSは、PSSインデックス(例えば、プリアンブル)、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)パターン(例えば、PSSとSSSとの間の時間ギャップ)、又は同期ラスタのうちの1つ以上に基づく波形タイプ指示であり得る。WTRUは、検出されたPSSインデックス及び/又は同期ラスタに基づいて、初期アクセスのための波形を決定し得る。ハイブリッド動作のためのPSSは、CP-OFDMベースの初期アクセス波形動作上のWTRU優先順位付けであり得る。WTRUは、CP-OFDM波形のための低実装WTRU、又はCP-OFDM波形及びDFT-S-OFDM波形のための高度WTRUを含むことができる。ハイブリッド動作のためのPSSは、利用すべき周波数リソース(例えば、他の周波数リソース)を含み得る。
【0071】
波形決定のための物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)リソースは、PRACHリソースの選択に基づいて、WTRUによって決定され得る。WTRU決定を報告してもよい。決定された初期アクセス波形に基づいて、DFT-S-OFDM波形及びDFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形のためのm-シーケンスを有する第2のSSSの場合、WTRUは、SSS復号のためにIDFTを適用し得る。DFT-S-OFDM波形を有するPBCHの場合、決定された初期アクセス波形に基づいて、WTRUは、SSS復号のためにIDFTを適用してもよい。PSS及びSSSがCP-OFDM波形とDFT-S-OFDM波形の両方に共通である場合、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)は、初期アクセスのための波形タイプを示し得る。CORESET#0を含むCORESET構造の場合、決定された初期アクセス波形に基づいて、WTRUは、異なるCORESET構造に基づいてPDCCHを検出(例えば、ブラインド検出)し得る。DFT-S-OFDM波形の場合、PDCCHデータシンボル及び復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)シンボルは、新しいリソース要素グループ(REG)設計に対して独立であり得る。DFT-S-OFDM波形内のMSG3に対して、CP-OFDM波形を使用するか、又はDFT-S-OFDM波形を使用するかは、RRC設定によって設定可能であり得る。WTRUが、DFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形を決定する場合、WTRUは、DFT-S-OFDM MSG3を使用してもよい(例えば、常に使用してもよい)。
【0072】
DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、キャリア周波数、周波数帯域、サブキャリア間隔などのうちの1つ以上に基づき得る。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、時間領域リソースオーバーヘッドを低減するために、PSS/SSSの周波数領域多重化を含み得る。DFT-S-OFDM波形とCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、同じ量のバックオフを維持するために複数の送信機(例えば、SSBのための1つの電力増幅器(power amplifier、PA)、PDSCHのための別のPA)を含み得る。
【0073】
異なる波形間のスロットレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。スロットレベルの動的切り替えは、波形タイプ(例えば、CP-OFDM、DFT-S-OFDM又はフレキシブル)のためのスロットフォーマット設定/指示を含み得る。スロット形成設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、所与のスロットについて、特定の波形(例えば、第1の波形又は第2の波形のうちの1つ)がスロットについて示されるか、スロットがフレキシブルであるかを示し得る。スロット形成設定情報は、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプと、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプとを示し得る。例では、第1の波形タイプは、第1のスロット(例えば、CP-OFDMスロット)に関連付けられたCP-OFDM波形であり得る。第1のスロット(例えば、CP-OFDMスロット)は、初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及びCP-OFDM波形のための参照信号(RS)を含み得る。例では、第1の波形タイプは、第1のスロット(例えば、DFT-S-OFDMスロット)に関連付けられたDFT-s-OFDM波形であり得る。第1のスロット(例えば、DFT-s-OFDMスロット)は、DFT-S-OFDM波形のための初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及びRSを含み得る。スロットがフレキシブルである場合、スロットは、初期アクセス及びRSのための信号がない可能性があり、したがって、WTRUは、動的指示(例えば、シンボルレベルの動的切り替え)に基づいてスロットフォーマットを決定し得る。波形決定は、示されたスロットフォーマットに基づいてもよい。波形特有の設計の適用は、決定された波形に基づき得る。
【0074】
異なる波形(例えば、DFT-S-OFDM及びCP-OFDM)間のシンボルレベルのo動的切り替えの例が本明細書で提供される。WTRUは、PDSCH受信のための波形を以下:送信設定インデックス(transmission configuration index、TCI)状態(例えば、TCI状態における明示的な設定)(例えば、より良好なカバレッジを達成するためのより広いビームのためのSC波形、及び狭いビームのためのCP-OFDM)、又はPDSCHスケジューリング(例えば、変調符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)、周波数ドメインリソース割り当て(frequency domain resource allocation、FDRA)(例えば、スケジュールされたリソースブロック(resource block、RB))、時間領域リソース割り当て(time domain resource allocation、TDRA)(例えば、TDRAの明示的設定)のうちの1つ以上に基づき決定し得る。異なる波形間のBWPレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。波形は、帯域幅部分(bandwidth part、BWP)ごとに設定され得る。
【0075】
決定された波形に基づく予想されるWTRU挙動の例が、本明細書で提供される。予想されるWTRU挙動の例は、DMRS構造及びバンドリングタイプ(例えば、サブバンド又は広帯域)又はチャネル状態情報(channel state information、CSI)報告(示された波形で想定)であり得る。例えば、DFT-S-OFDM送信は、タイプ1 DMRS及び/又は広帯域バンドリングをサポートし得る(例えば、それのみをサポートし得る)。CSI報告又はCSI報告設定における(例えば、プリコーディング行列インジケーション(precoding matrix indication、PMI)ごとの)電力オフセット/バックオフ/ヘッドルームなど、異なるCSI報告パラメータがサポートされ得る(例えば、広帯域又はサブバンド)。例では、CSI報告は、波形選択、周波数リソース(例えば、隣接/サブセットサブバンド)、又はCSI報告設定(設定内の波形を含む)に関するWTRU報告/推奨に基づき得る。例では、CSI報告は、CP-OFDM/DFT-S-OFDM波形若しくはPC(CSI-RS/SSB間の電力比)のための異なるコードブックサブセット制限(codebook subset restriction、CBSR)の適用、又はCBSRの動的指示に基づき得る。例では、CSI報告は、電力オフセットの動的指示に基づき得る(例えば、RRC、MAC CE、若しくはDCIのうちの1つ以上における明示的指示に基づくか、又は暗黙的指示に基づき得る)。
【0076】
より高い周波数における動的波形切り替えの例が、本明細書で提供される。より高い周波数帯域では、増加した経路損失を克服するために高い送信電力が必要とされ得るので、効率的な送信電力処理が必要とされ得る。電力増幅器の効率は、周波数の増加とともに劣化し得る。しかしながら、電力バックオフを低減することが望まれ得、DL NRにおけるCP-OFDM波形は、信号送信のために高いPAPRと、対応する大きいバックオフとを必要とし得る。DFT-s-OFDM波形及びシングルキャリア直交振幅変調(single carrier-quadrature amplitude modulation、SC-QAM)波形を含むシングルキャリア波形の利用がより高い周波数帯域のために提案され得る。様々な評価結果によれば、シングルキャリア波形は、低変調及び見通し内(line of sight、LOS)環境において性能利益を提供し得る。しかしながら、シングルキャリア波形は、(増加したピーク対平均電力比(peak to average power ratio、PAPR)、及び対応する大きい電力バックオフに起因し得る)高変調、及び(マルチパスからのシンボル間干渉に起因し得る)見通し外(non-line of sight、NLOS)環境において利益を提供し得ない。より高い周波数において複数の波形を効率的にサポートするWTRUに関連付けられた例が、本明細書で提供される。
【0077】
シングルキャリア波形及びCP-OFDM波形を使用することによるハイブリッド初期アクセスの例が、本明細書で提供される。DFT-S-OFDM波形とCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号が送信され得る。初期アクセス関連信号は、ハイブリッド動作のためのPSS、波形決定のためのPRACHリソース、DFT-S-OFDM波形と、DFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形のためのm-シーケンスとを有するSSS、DFT-S-OFDM波形を有するPBCH、CORESET#0を含むCORESET構造、又は、DFT-S-OFDMにおけるMSG3のうちの1つ以上を含み得る。
【0078】
ハイブリッド動作のためのPSSは、Zadoff-Chu信号に基づくPSSであり得る。WTRUがZadoff-Chu信号ベースのPSSをブラインド検出した場合、WTRUは、DFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形を決定し得る。ハイブリッド動作のためのPSSは、PSSインデックス(例えば、プリアンブル)、SSBパターン(例えば、PSSとSSSとの間の時間ギャップ)、又は同期ラスタのうちの1つ以上に基づく波形型指示を含み得る。WTRUは、検出されたPSSインデックス及び/又は同期ラスタに基づいて、初期アクセスのための波形を決定し得る。ハイブリッド動作のためのPSSは、CP-OFDMベースの初期アクセス波形動作上のWTRU優先順位付けであり得る。WTRUは、CP-OFDM波形における低実装WTRU、又はCP-OFDM波形及びDFT-S-OFDM波形のための高度WTRUを含み得る。ハイブリッド動作のためのPSSは、利用すべき周波数リソース(例えば、他の周波数リソース)を含み得る。
【0079】
波形決定のためのPRACHリソースは、PRACHリソースの選択に基づいて、WTRUによって決定され得る。WTRU決定を報告してもよい。決定された初期アクセス波形に基づいて、DFT-S-OFDM波形及びDFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形のためのm-シーケンスを伴うSSSの場合、WTRUは、SSS復号のためにIDFTを適用し得る。DFT-S-OFDM波形を有するPBCHの場合、決定された初期アクセス波形に基づいて、WTRUは、SSS復号のためにIDFTを適用し得る。PSS及びSSSがCP-OFDM波形とDFT-S-OFDM波形の両方に共通である場合、MIBは、初期アクセスのための波形タイプを示し得る。CORESET#0を含むCORESET構造の場合、決定された初期アクセス波形に基づいて、WTRUは、異なるCORESET構造に基づいてPDCCHを検出(例えば、ブラインド検出)し得る。DFT-S-OFDM波形の場合、PDCCHデータシンボル及びDMRSシンボルは、新しいREG設計に対して独立であり得る。DFT-S-OFDM波形内のMSG3の場合、CP-OFDM波形を使用するか、又はDFT-S-OFDM波形を使用するかは、RRC設定によって設定可能であり得る。WTRUが、DFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形を決定する場合、WTRUは、DFT-S-OFDM MSG3を使用し得る(例えば、常に使用し得る)。
【0080】
DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、キャリア周波数と、周波数帯域と、サブキャリア間隔などのうちの1つ以上に基づき得る。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形の両方のための初期アクセス関連信号の送信は、時間領域リソースオーバーヘッドを低減するために、PSS/SSSの周波数領域多重化を含み得る。DFT-S-OFDM波形及びCP-OFDM波形のための初期アクセス関連信号の送信は、同じ量のバックオフ(例えば、SSBのための1つのPA、PDSCHのための別のPA)を維持するために複数の送信機を含み得る。
【0081】
異なる波形間のスロットレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。スロットレベルの動的切り替えは、波形タイプ(例えば、CP-OFDM、DFT-S-OFDM又はフレキシブル)のためのスロットフォーマット設定/指示を含み得る。(例えば、フレキシブルでない)CP-OFDMスロットは、CP-OFDM波形のための初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及びRSを含み得る。(例えば、フレキシブルでない)DFT-S-OFDMスロットは、DFT-S-OFDM波形のための初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及びRSを含み得る。フレキシブルスロットは、初期アクセス及びRSのための信号がなくてもよく、したがって、WTRUは、動的指示(例えば、シンボルレベルの動的切り替え)に基づいてスロットフォーマットを決定し得る。波形決定は、示されたスロットフォーマットに基づき得る。波形特有の設計の適用は、決定された波形に基づき得る。
【0082】
異なる波形(例えば、DFT-S-OFDM及びCP-OFDM)間のシンボルレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。WTRUは、以下:TCI状態(例えば、TCI状態における明示的な設定)(例えば、より良好なカバレッジを達成するためのより広いビームのためのSC波形、及び狭いビームのためのCP-OFDM)、PDSCHスケジューリング(例えば、MCS、FDRA(例えば、スケジュールされたRB)、又はTDRA(例えば、TDRAにおける明示的設定))のうちの1つ以上に基づき、PDSCH受信のための波形を決定し得る。異なる波形間のBWPレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。波形は、BWPごとに設定され得る。
【0083】
決定された波形に基づく予想されるWTRU挙動の例が、本明細書で提供される。予想されるWTRU挙動の例は、DMRS構造及びバンドリングタイプ(例えば、サブバンド又は広帯域)又は(示された波形において想定する)CSI報告であり得る。DFT-S-OFDM送信は、タイプ1 DMRS及び/又は広帯域バンドリングをサポートし得る(例えば、それのみをサポートし得る)。CSI報告又はCSI報告設定における(例えば、PMIごとの)電力オフセット/バックオフ/ヘッドルームなどの異なるCSI報告パラメータがサポートされ得る(例えば、広帯域又はサブバンド)。例では、CSI報告は、波形選択、周波数リソース(例えば、隣接/サブセットサブバンド)、又はCSI報告設定(設定内の波形を含む)に関するWTRU報告/推奨のうちの少なくとも1つに基づき得る。例では、CSI報告は、CP-OFDM/DFT-S-OFDM波形のための異なるCDBSの適用、PC(CSI-RS/SSB間の電力比)、又はCBSRの動的指示のうちの少なくとも1つに基づき得る。例では、CSI報告は、電力オフセットの動的指示に基づき得る。
【0084】
図2は、52.6GHz~71GHzの代表的な利用可能な周波数を示す。
図3は、71GHz~100GHzの代表的な利用可能な周波数を示す。例では、52.6GHzを超える(例えば、新しい無線(NR))が提供され得る。無認可動作のための57~64GHzで、グローバルに利用可能な最小5GHzのスペクトルが存在し得、国によっては、無認可動作のための57~71GHzで、最大14GHzのスペクトルが存在し得る。認可された動作のための71~76GHzと81~86GHzとの間の、グローバルに利用可能な識別された最小10GHzのスペクトルが存在し得、国によっては、認可された動作のための71~114.25GHzの、利用可能な最大18GHzのスペクトルが存在し得る。52.6GHzより上の周波数範囲は、より大きいスペクトル割り当てを含み得、より大きい帯域幅は、52.6GHz未満の帯域に利用可能でないことがある。NRの物理層チャネルは、52.6GHzでの使用のために最適化されるように設計され得る。
【0085】
NRシステムを可能にし、最適化するために、52.6GHzを超える周波数は、より低い周波数帯域と比較して、より高い位相雑音、高い大気吸収による極端な伝搬損失、より低い電力増幅器効率、及び強い電力スペクトル密度規制要件などの課題に直面し得る。
【0086】
より高い周波数帯域における増加した経路損失を克服するために高い送信電力が必要とされ得るので、効率的な送信電力処理が望まれ得る。しかしながら、電力増幅器の効率は、周波数の増加とともに低下する可能性がある。電力増幅器の低減された効率を考慮すると、電力バックオフを低減することは、より高い周波数帯域において望まれ得る。しかしながら、DLにおける(例えば、本明細書で例として使用され得るダウンリンクNRにおける)サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)は、高いピーク対平均電力比(PAPR)と、信号送信のための対応する大きいバックオフと、を必要とし得る。シングルキャリア波形の利用は、より高い周波数帯域のためのDFT-s-OFDM及びSC-QAMを含み得る。シングルキャリア波形は、低変調及び低PAPRを伴うLOS環境において性能利益を提供し得る。しかしながら、シングルキャリア波形は、(増加したPAPR及び対応する大きい電力バックオフに起因し得る)高変調、(マルチパスからのシンボル間干渉に起因し得る)NLOS環境において利益を提供し得ない。
【0087】
複数の波形に基づいて初期アクセス手順を可能にする例が本明細書で提供される。異なる波形間のスロットレベルの動的切り替えを可能にする例が本明細書で提供される。異なる波形間のシンボルレベルの動的切り替えを可能にする例が、本明細書で提供される。異なる波形間のBWPレベルの動的切り替えを可能にする例が、本明細書で提供される。複数の波形に基づいてCSI報告を可能にする例が本明細書で提供される。
【0088】
WTRUは、少なくとも1つの空間領域フィルタに従って、物理チャネル又は参照信号を送信又は受信し得る。「ビーム」という用語は、空間領域フィルタを指すために使用され得る。
【0089】
WTRUは、RS(CSI-RSなど)又は同期信号(SS)ブロックを受信するために使用される空間領域フィルタと同じ空間領域フィルタを使用して、物理チャネル又は信号を送信し得る。WTRU送信は、「ターゲット」と呼ばれ得、受信されたRS又はSSブロックは、「参照」又は「ソース」と呼ばれ得る。WTRUは、そのようなRS又はSSブロックに対する空間的関係に従って、ターゲット物理チャネル又は信号を送信すると言うことができる。
【0090】
WTRUは、第2の物理チャネル又は信号を送信するために使用される空間領域フィルタと同じ空間領域フィルタに従って、第1の物理チャネル又は信号を送信し得る。第1及び第2の送信は、それぞれ「ターゲット」及び「参照」(又は「ソース」)と呼ばれ得る。WTRUは、第2の(参照)物理チャネル又は信号に対する空間的関係に従って、第1の(ターゲット)物理チャネル又は信号を送信し得ると言える。
【0091】
空間的関係は、暗黙的であり得、RRCによって設定され得、又はMAC CE若しくはDCIによってシグナリングされ得る。例では、WTRUは、DCIにおいて示された、又はRRCによって設定されたSRSリソースインジケータ(SRS resource indicator、SRI)によって示されるサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)と同じ空間領域フィルタに従って、PUSCH及びPUSCHのDM-RSを(例えば、暗黙的)に送信し得る。例では、空間的関係は、SRIに対してRRCによって設定されるか、又はPUCCHに対してMAC CEによって設定され得る。空間的関係は、「ビーム指示」と称され得る(例えば、とも称され得る)。
【0092】
WTRUは、第2の(参照)ダウンリンクチャネル又は信号と同じ空間領域フィルタ又は空間受信パラメータに従って、第1の(ターゲット)ダウンリンクチャネル又は信号を受信し得る。関連付けは、PDCCH又はPDSCHなどの物理チャネルと、そのそれぞれのDM-RSとの間に存在し得る。少なくとも第1及び第2の信号が参照信号の場合、関連付けは、WTRUが、対応するアンテナポート間の擬似コロケーション(quasi-colocation、QCL)想定タイプDが設定される場合に存在し得る。関連付け(例えば、そのような関連付け)は、送信設定インジケータ(Transmission Configuration Indicator、TCI)状態として設定され得る。WTRUは、RRCによって設定される、及び/又はMAC CEによって信号伝送される、TCI状態のセットへの、インデックスによって、CSI-RS又はSSブロックとDM-RSとの間の関連付けを指示し得る。指示(例えば、そのような指示)は、「ビーム指示」と称され得る(例えば、とも称され得る)。
【0093】
複数の波形に基づくハイブリッド初期アクセスの例が本明細書で提供される。新しい波形は、DFT-s-OFDM波形、(シングルキャリア周波数領域多重アクセス)SC-FDMA波形、NxSC-FDMA波形、クラスタ化DFT-s-OFDM波形、SC-QAM波形、シングルキャリア周波数領域等化(single carrier-frequency domain equalization、SC-FDE)波形、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multi-carrier、FBMC)波形、又はユニバーサルフィルタマルチキャリア(universal filtered multi-carrier、UFMC)波形のうちの1つ以上と交換可能に使用され得る。信号は、以下:SRS、チャネル状態情報参照信号(channel state information-reference signal、CSI-RS)、DM-RS、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT-RS)、又はSSBのうちの1つ以上と交換可能に使用され得る。チャネルは、以下:PDCCH、PDSCH、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)などのうちの1つ以上と交換可能に使用され得る。WTRUは、初期アクセスのための波形を決定し得る。WTRUは、決定された波形を、初期アクセス手順(例えば、検出後の残りの初期アクセス手順)に適用し得る。決定は、以下:同期信号のパラメータ、関連するPRACHリソース及び/若しくはPRACHシーケンス、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)パラメータ、CORESET#0/サーチスペース#0のCORESET/サーチスペース設定、キャリア周波数、周波数帯域及び/若しくは周波数範囲(FR2-1若しくはFR2-2)、又はサブキャリア間隔(SCS)のうちの1つ以上に基づき得る。
【0094】
同期信号のパラメータは、同期信号の多重化パターンを含み得る。WTRUは、WTRUが第1のSSBパターン(例えば、周波数領域多重化(frequency domain multiplexing、FDM))を検出した場合、第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定し得る。WTRUは、第2のSSBパターン(例えば、時間領域多重化(time-domain multiplexing、TDM))を検出した場合、第2の波形(例えば、新しい波形)を決定し得る。
【0095】
関連付けられたPRACHリソース及び/又はPRACHシーケンスについて、WTRUは、関連付けられたPRACHリソース/シーケンスにおいて1つ以上のPRACHを送信することによって、初期アクセスのためのその好ましい波形を報告し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を使用することを決定する場合、WTRUは、第1のPRACHリソースにおいて、かつ/又は第1のPRACHシーケンスを用いて、1つ以上のPRACHを送信し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を使用することを決定する場合、WTRUは、第2のPRACHリソースにおいて、かつ/又は第2のPRACHシーケンスを用いて、1つ以上のPRACHを送信し得る。
【0096】
PBCHパラメータについて、WTRUは、PBCHに基づいて初期アクセスのための波形を決定し得る。WTRUは、以下:PBCH DMRSパターン、PBCH DMRSシーケンス、又はMIBのPBCHのパラメータのうちの1つ以上に基づいて波形を決定し得る。
【0097】
PBCH DMRSパターンの場合、WTRUは、PBCH DMRSパターンに基づいて波形を決定し得る。WTRUは、第1のPBCH DMRSパターンを検出した場合、第1の波形を決定し得る。WTRUは、WTRUが第2のPBCH DMRSパターンを検出した場合、第2の波形を決定し得る。
【0098】
PBCH DMRSシーケンスの場合、WTRUは、PBCH DMRSシーケンスタイプに基づいて波形を決定し得る。WTRUは、WTRUが第1のタイプのPBCH DMRSシーケンスを検出した場合、第1の波形を決定し得る。WTRUは、WTRUが第2のタイプのPBCH DMRSシーケンスを検出した場合、第2の波形を決定し得る。
【0099】
MIBの場合、MIB中のフィールドは、初期アクセスのための波形タイプを示し得る。
【0100】
CORESET#0/サーチスペース#0のCORESET/サーチスペース設定の場合、WTRUは、CORESET#0/サーチスペース#0設定に基づいて初期アクセスのための波形を決定し得る。WTRUは、以下:CORESET#0/サーチスペース#0設定の明示的な指示、SS/PBCHブロック及び制御リソースセット多重化パターン、RBの数、シンボルの数、オフセット、又は事前定義された値、gNBによる設定値、及び(例えば、WTRU能力シグナリングを介する)WTRU報告値のうちの1つ以上に基づく閾値X、Y、ZのCORESET#0/サーチスペース#0の設定うちの1つ以上に基づいて波形を決定し得る。
【0101】
図4は、CORESET/サーチスペース設定テーブルにおける例示的な波形タイプの指示を示す。CORESET#0/サーチスペース#0設定の明示的な指示のために、CORESET#0/サーチスペース#0設定の列は、波形タイプを示し得る。WTRUは、CORESET#0/サーチスペース#0設定のインデックスを受信し得る。インデックスに基づいて、WTRUは、初期アクセスのための波形タイプを決定し得る。
【0102】
図5A~
図5Cは、異なるCORESET/サーチ多重化パターンの例を示す。SS/PBCHブロック及び制御リソースセット多重化パターンの場合、WTRUは、示されたSS/PBCHブロック及び制御リソースセット多重化パターンに基づいて波形を決定し得る。示された多重化パターンが第1の多重化パターン(例えば、
図5Aに示されるようなパターン1又は時間領域二重化(time domain duplexing、TDD))である場合、WTRUは、第1の波形を決定し得る。示された多重化パターンが第2の多重化パターン(例えば、
図5B~
図5Cに示されるパターン2/3又はTDD及び/若しくはFDD)である場合、WTRUは、第2の波形を決定し得る。
【0103】
RBの数について、WTRUは、CORESET#0/サーチスペース#0のRBの示された数に基づいて波形を決定し得る。RBの示された数が閾値Xよりも大きい場合、WTRUは、第1の波形を決定し得る。RBの示された数が閾値Xよりも小さい(又はそれに等しい)場合、WTRUは、第2の波形を決定し得る。
【0104】
シンボルの数について、WTRUは、CORESET#0/サーチスペース#0のシンボルの示された数に基づいて、波形を決定し得る。示されたシンボルの数が閾値Yよりも大きい場合、WTRUは、第1の波形を決定し得る。示されたシンボルの数が閾値Yよりも小さい(又はそれに等しい)場合、WTRUは、第2の波形を決定し得る。
【0105】
オフセットの場合、WTRUは、CORESET#0/サーチスペース#0の示されたオフセットに基づいて波形を決定し得る。示されたオフセットが閾値Zよりも大きい場合、WTRUは、第1の波形を決定し得る。示されたオフセットが閾値Zよりも小さい(又はそれに等しい)場合、WTRUは、第2の波形を決定し得る。
【0106】
例では、WTRUは、決定された波形に基づいて初期アクセスのために以下の動作:SSSの波形、メッセージ3(message 3、MSG3)の波形、異なるCORESET/サーチスペース構造、異なるPRACHリソース及び/若しくはPRACHシーケンス、又は異なるSCSのうちの1つ以上を適用し得る。
【0107】
SSSの波形について、WTRUは、PSSの検出された波形に基づいて、SSSの波形を決定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を検出した場合、WTRUは、IDFTを適用せずにSSSシーケンス(例えば、m-シーケンス)をブラインド検出し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を検出した場合、WTRUは、SSS検出の前にIDFTを適用するか、又は異なるシーケンス(例えば、Zadoff-Chuシーケンス)を想定することによってSSSを検出し得る。
【0108】
メッセージ3(MSG3)の波形について、WTRUは、決定された波形に基づいて、MSG3の波形を決定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定する場合、WTRUは、gNB設定(第1の波形を使用するか、又は第2の波形、例えば、msg3-transformPrecodingを使用するか)に基づいてMSG3を送信し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、gNB設定にかかわらず、MSG3送信のためにDFTプリコーディングを適用し得る。
【0109】
図6A~
図6Bは、異なるCORESET/サーチスペース構造の例を示す。異なるCORESET/サーチスペース構造に対して、WTRUは、PDCCHのブラインド検出のために異なるCORESET/サーチスペース構造を想定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定する場合、WTRUは、周波数領域多重化(frequency domain multiplexed、FDMed)制御情報及びPDCCH DM-RSを有するシンボル内のREGを想定し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、時間領域多重化(time domain multiplexed、TDMed)制御情報及びPDCCH DM-RSを有する2つ以上のシンボルにおいてREGを想定し得る。
【0110】
例では、WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のためのパラメータを想定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定する場合、WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のための第1のパラメータを想定し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のための第2のパラメータを想定し得る。パラメータは、以下:CCEごとのREGの数、CORESETの最小及び/若しくは最大持続時間、又はREGごとのREの数(例えば、6又は12)のうちの1つ以上であり得る。
【0111】
例では、WTRUは、決定された波形をPDCCHの制御情報に適用し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を検出した場合、WTRUは、IDFTの適用なしにPDCCHをブラインド検出し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を検出した場合、WTRUは、PDCCH検出の前にIDFTを適用し得る。
【0112】
異なるPRACHリソース及び/又はPRACHシーケンスに対して、WTRUは、決定された波形タイプを有する関連付けられたPRACHリソース/シーケンスにおいて1つ以上のPRACHを送信し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定する場合、WTRUは、第1のPRACHリソースにおいて、かつ/又は第1のPRACHシーケンスを用いて、1つ以上のPRACHを送信し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、第2のPRACHリソースにおいて、かつ/又は第2のPRACHシーケンスを用いて、1つ以上のPRACHを送信し得る。
【0113】
異なるSCSの場合、WTRUは、決定された波形タイプに基づいてSCSを決定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM)を決定する場合、WTRUは、その動作のために第1のSCS(例えば、120kHz)を使用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、その動作のために第2のSCS(例えば、480kHz又は960kHz)を使用し得る。
【0114】
ハイブリッド波形動作のための一次同期信号の例が本明細書で提供される。WTRUは、SS/PBCHブロック(SSB)を受信し得る。SS/PBCHブロックは、PSS、SSS、PBCH、又はPBCH DMRSのうちの1つ以上を搬送し得る。PSSという用語は、コンテンツ、情報、ペイロード、及び/又はビットのシーケンスを表すために使用され得る。PSSシーケンスは、SS/PBCHブロック復元及びセルサーチにおける第1のステップとして、最も強い相関スパイクを抽出するために使用され得る。
【0115】
例では、PSSのためのシーケンスは、セルIDに基づいて生成された、長さ127をもつm-シーケンスであり得る(例えば、NID2∈{0,1,2})。PSSシーケンスは、生成多項式x(i+7)={(x(i+4)+x(i))mod 2}、及びm={(n+43*NID2)mod 127}を有する3つのサイクリックシフトに基づいて、d_PSS(n)=1-2x(m)(式中、0≦n<127)として生成されてもよい。WTRUは、時間においてSS/PBCHブロックの開始に対して第1のシンボルにおいて、周波数においてSS/PBCHブロックの開始に対してサブキャリア番号56~182を通じてマッピングされた、1つのSS/PBCHブロック内のPSSシーケンスを受信することを期待し得る。
【0116】
セルサーチ中に、WTRUは、同期ラスタを使用して、SS/PBCHブロックの周波数位置を決定し得る(例えば、SS/PBCHブロックの明示的なシグナリングが存在しない場合)。WTRUは、PSSのための可能なシーケンス(例えば、全ての可能なシーケンス)を生成し、次いで、対応する相関関数を実行して、最も強いピークを検出し得る。相関ピークの検出が成功した場合、WTRUは、それぞれのPSSシーケンス及び対応するセルID(例えば、NID2)を決定し得る。
【0117】
例では、参照PSSシーケンスは、SS/PBCHブロック周波数割り当てに対して周波数の中心にあり得る。PSSの検出が成功した場合、WTRUは、キャリアの中心周波数に対する周波数オフセット(例えば、プライマリ周波数オフセット)を決定し得る。WTRUは、検出されたPSSシーケンスに基づいて、同期時間オフセットを(例えば、タイマを介して)推定し得る。WTRUは、SS/PBCHブロックのコンテンツ(例えば、残りのコンテンツ)の受信手順及びOFDM復調のために、(例えば、タイマを介して)決定された周波数及び時間オフセットを使用し得る。
【0118】
以下、PSS、SS/PBCHブロック、SSS、PBCH、及びPBCH DM-RSという用語は、互換的に使用され得る。
【0119】
より高い周波数での動作において、WTRUは、複数の波形をサポートする必要があり得る。波形は、変換プリコーディングが有効又は無効であるOFDM変調に基づき得る。変換プリコーディングが有効にされる送信手順は、DFT-S-OFDM波形、SC-FDMA波形、又はSC-QAM波形と互換的に使用され得る。変換プリコーディングが有効にされない送信手順は、CP-OFDM波形と互換的に使用され得る。
【0120】
高周波数で動作するとき、WTRUは、複数の波形をサポートし得る。したがって、WTRUは、初期アクセス中に異なる波形に基づいて動作モードを識別し、サポートする必要がある可能性がある。
【0121】
PSSシーケンス生成に基づく動作指示のモードの例が本明細書で提供される。1つ以上のシーケンス生成セットが使用、定義、設定、又は決定され得、各シーケンスセットは、動作モードに関連付けられ得る。
【0122】
WTRUは、システム取得中に異なるシーケンスセットに基づいて(例えば、ブラインド)検出を実行し得る。WTRUが第1のシーケンス生成セットに基づいてPSSシーケンスを検出した場合、WTRUは、第1のシーケンス生成セットに関連付けられた第1の動作モードを実行し得る。WTRUが第2のシーケンス生成セットに基づいてPSSシーケンスを検出した場合、WTRUは、第2のシーケンス生成セットに関連付けられた第2の動作モードを実行することができ、以下同様である。
【0123】
m-シーケンスは、PSS生成のためのシーケンス生成セットのうちの1つとして使用され得る。PSSシーケンスがm-シーケンスセットに基づいて生成されることをWTRUが識別した場合、WTRUは、PSSシーケンスのためのm-シーケンスの検出に関連付けられた動作モード(例えば、CP-OFDM波形に基づく送信及び/又は受信手順)に基づいて動作することを決定し得る。
【0124】
Zadoff-Chuシーケンスは、PSSシーケンス生成のためのセットとして(例えば、別のセットとして)使用され得る。PSSシーケンスがZadoff-Chuシーケンスセットに基づいて生成されることをWTRUが識別した場合、WTRUは、Zadoff-Chuによって生成されたPSSの検出に関連付けられた動作モード(例えば、DFT-S-OFDM波形に基づく送信及び/又は受信手順)に基づいて動作することを決定し得る。
【0125】
例では、PSSのためのZadoff-Chuシーケンスは、d_PSS(n)=xu((n+C)mod 127)(式中、0≦n<127、uは、事前設定されたルートシーケンスである)によって生成され得る。xuは、xu(i)=exp(-jπi(i+1)/127)として定義され得る生成多項式である。パラメータCは、NID2∈{0,1,2}について、C={(n+43*NID2)mod 127}として定義され得るサイクリックシフトである。
【0126】
PSSインデックス、SS/PBCHブロックパターン、及び同期ラスタに基づく動作指示のモードの例が、本明細書で提供される。WTRUは、PSSシーケンスの生成において使用されるパラメータ及びインデックスに基づいて、1つ以上の動作モードを識別し得る。PSSシーケンス生成における異なるパラメータのための異なる範囲及び/又は閾値が、使用、定義、設定、又は決定され得る。範囲及び/又は閾値は、別の範囲及び/又は閾値に対して相互排他的であってもよい。
【0127】
システム取得中のPSSシーケンスの検出が成功した場合、WTRUは、PSSシーケンスの生成において使用されるパラメータを決定し得る。WTRUが、第1の範囲及び/又は閾値内のパラメータに基づいて生成されたPSSシーケンスを検出した場合、WTRUは、第1の範囲及び/又は閾値に関連付けられた第1の動作モードを実行し得る。WTRUが、第2の範囲及び/又は閾値内のパラメータに基づいて生成されたPSSシーケンスを検出した場合、WTRUは、第2の範囲及び/又は閾値に関連付けられた第2の動作モードを実行することなどを実行し得る。
【0128】
例では、セルid(例えば、NID2)のための1つ以上の値が、m個のシーケンスに基づいてPSSシーケンスを生成するために使用、定義、設定、又は決定され得、ここで、セルid(例えば、NID2)は、動作モードを示すために使用され得る。PSSシーケンスから検出されたNID2が値の第1のセットに属するとWTRUが決定する場合、WTRUは、第1の動作モードに基づいて動作することを決定し得る。PSSシーケンスから検出されたNID2が値の第2のセットに属するとWTRUが決定する場合、WTRUは、第2の動作モードに基づいて動作することを決定し得る。
【0129】
例では、ルートシーケンス及び/又はセルid(例えば、NID2)についての1つ以上の値が、Zadoff-Chuシーケンスに基づいてPSSシーケンスを生成するために使用、定義、設定、又は決定され得、セルid(例えば、NID2)は、動作モードを示すために使用され得る。PSSシーケンスからの検出されたルートシーケンス及び/又はNID2が値の第1のセットに属するとWTRUが決定する場合、WTRUは、第1の動作モードに基づいて動作することを決定し得る。PSSシーケンスからの検出されたルートシーケンス及び/又はNID2が値の第2のセットに属するとWTRUが決定する場合、WTRUは、第2の動作モードに基づいて動作することを決定し得る。
【0130】
例では、1つ以上の同期ラスタセットが使用、定義、設定、又は決定されてもよく、同期ラスタセット(例えば、同期ラスタセットの各々)はチャネルラスタのサブセットであってよい。同期ラスタセット(例えば、2つのセット)が、チャネルラスタに対応して使用、定義、又は設定され得る。以下:同期ラスタセットは、別の同期ラスタセットに対して相互排他的であり得る、同期ラスタは、チャネルラスタステップサイズの整数倍であり得るステップサイズに基づいて決定され得る(例えば、同期ラスタセットに対応する複数の係数は、別の同期ラスタセットに対応する複数の係数とは異なり得る)、同期ラスタは、チャネルラスタに対応する開始オフセットに基づいて決定されてもよく、同期ラスタセットに対応する開始オフセットは、別の同期ラスタセットに対応する開始オフセットと異なり得る、第1のRF参照周波数は、第1の同期ラスタセットのために使用され得、第2のRF参照周波数は、第2の同期ラスタセットのために使用され得る(例えば、第1のRF参照周波数は、第2のRF参照周波数に対して相互排他的であり得る)、あるいは動作帯域のために使用される同期ラスタセットの数は、周波数帯域、複信モード(例えば、TDD若しくはFDD)、及び/又は地理的ロケーション(例えば、国、ゾーン、ゾーン識別情報)に基づいて決定され得る、のうちの1つ以上を適用することができる。
【0131】
1つ以上の同期ラスタセットが使用され得、同期ラスタセット(例えば、各同期ラスタセット)は動作モードに関連付けられ得る。WTRUが第1の同期ラスタセットにおいてSS/PBCHブロック又は対応するPSSを検出した場合、WTRUは、第1の同期ラスタセットに関連付けられた第1の動作モードを実行し得る。WTRUが第2の同期ラスタセット内で同期信号を検出した場合、WTRUは、第2の同期ラスタセットに関連付けられた第2の動作モードなどを実行し得る。
【0132】
SS/PBCHブロックに関する1つ以上のパターンが、使用、定義、設定、又は決定され得る。SS/PBCHブロックパターン(例えば、各SS/PBCHブロックパターン)は、動作モードに関連付けられ得る。例では、SS/PBCHブロックパターンは、127よりも長い長さをもつPSSシーケンスを含み得る。同じSS/PBCHブロック内でPSSとSSSとの間に時間ギャップがあり得る。WTRUが、第1のSS/PBCHブロックパターンを有するSS/PBCHブロック又は対応するPSSを検出した場合、WTRUは、第1のパターンに関連付けられた第1の動作モードを実行し得る。WTRUが、第2のSS/PBCHブロックパターンを有するSS/PBCHブロック又は対応するPSSを検出した場合、WTRUは、第2のSS/PBCHブロックパターンに関連付けられた第2の動作モードなどを実行し得る。
【0133】
ハイブリッド波形動作における動作モードの例が、本明細書で提供される。動作モードは、以下:SSS受信、PBCH受信、SS/PBCHブロック(SSB)設定、CORESET#0設定、タイプ-0 PDCCHサーチスペース監視、又は変換プリコーディング及び/若しくは波形設定のうちの1つ以上を含み得る。
【0134】
SSS受信について、検出されたSS/PBCHブロック又はPSSが第1の動作モードを示すとWTRUが決定する場合、WTRUは、第1の動作モードでそれぞれのSSSを検出又は受信し得る。検出されたSS/PBCHブロック又はPSSが第2の動作モードを示すとWTRUが決定する場合、WTRUは、第2の動作モードでそれぞれのSSSを検出又は受信し得る。SSSのための受信手順及び/又は復調は、動作モードに基づいて異なり得る。SSSのためのシーケンスのセットは、動作モードに基づいて異なり得る。SSSの時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。SSSに基づくチャネル推定と、最も強い受信SSSの決定とは、動作モードに基づいて異なり得る。
【0135】
PBCH受信の場合、検出されたSS/PBCHブロック又はPSSが第1の動作モードを示すとWTRUが決定する場合、WTRUは、第1の動作モードでそれぞれのPBCHを検出又は受信し得る。検出されたSS/PBCHブロック又はPSSが第2の動作モードを示すとWTRUが決定する場合、WTRUは、第2の動作モードでそれぞれのPBCHを検出又は受信し得る。PBCHのための等化及び/又は復調を含む受信手順は、動作モードに基づいて異なり得る。PBCHの時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。PBCH DM-RSのための受信手順は、動作モードに基づいて異なり得る。PBCH DM-RSのためのシーケンスのセットは、動作モードに基づいて異なり得る。PBCH DMRSの時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。PBCH DM-RSに基づくチャネル推定、(例えば、受信されたSNRに基づく)最も強いPBCH DM-RSの決定、及びそれぞれのPBCH DM-RSのインデックスの識別は、動作モードに基づいて異なり得る。
【0136】
SS/PBCHブロック(SSB)設定の場合、SS/PBCHブロックのための時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。SS/PBCHブロックのための受信手順及び/又は復調は、動作モードに基づいて異なり得る。WTRUは、検出されたPSSからWTRUが決定した動作モードに基づいて、SS/PBCHブロック検出を実行し得る。
【0137】
CORESET#0設定の場合、検出されたSS/PBCHブロックに関連付けられたCORESET#0のための時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。これは、多重化パターン、リソースブロック(RB)の数、シンボルの数、及びRBの数におけるオフセットを含み得る。CORESET#0のための受信手順及び/又は復調は、動作モードに基づいて異なり得る。WTRUは、検出されたPSSからWTRUが決定した動作モードに基づいて、監視及びCORESET#0検出を実行し得る。
【0138】
タイプ0 PDCCHサーチスペース監視の場合、検出されたSS/PBCHブロックに関連付けられたタイプ0 PDCCHサーチスペースのための時間及び周波数割り当ては、動作モードに基づいて異なり得る。タイプ0 PDCCHサーチスペースのための受信手順及び/又は復調は、動作モードに基づいて異なり得る。WTRUは、検出されたPSSからWTRUが決定した動作モードに基づいて、監視及びタイプ0 PDCCH検出を実行し得る。
【0139】
変換プリコーディング及び/又は波形設定の場合、WTRUは、変換プリコーディングが第1の動作モードで有効化された(例えば、DFT-S-OFDM)と想定して、受信手順を実行し得る。WTRUは、第2の動作モードにおいて変換プリコーディングが有効化されなかった(例えば、CP-OFDM)と想定して、受信手順を実行し得る。
【0140】
1つ以上のPSSシーケンスセット、同期ラスタセット、及び/又はSS/PBCHブロック設定が使用され得、WTRUは、PSSに基づいて、以下:WTRUが初期アクセスのために受信、検出、又は決定した同期セット及び/又はSS/PBCHブロック、波形構成、変換プリコーディング設定、認可スペクトル又は無認可スペクトル、PBCHタイプ(例えば、どの情報がPBCHに含まれるか)、デュプレックスモード(例えば、TDD、FDD、又はHD-FDD)、PRACHリソース設定、システム帯域幅の範囲、ユースケース(例えば、サイドリンク、Uu、NTNなど)、最大アップリンク送信電力、WTRUタイプの規制、あるいはネットワークにおける特定の機能のサポート(例えば、省電力、キャリアアグリゲーション、DRXなど)のうちの少なくとも1つを決定し得る。WTRUタイプの禁止(例えば、あるWTRUタイプのアクセス禁止)に関して、SSBが第1の同期ラスタセット内に位置する場合、第1のタイプのWTRU(例えば、低減されたRxアンテナ、より小さい最大サポート帯域幅、より低い最大送信電力を含む制限された能力を有するWTRU)は、セルにアクセスすることを許可されない可能性がある。そうでない場合、第1のタイプのWTRUは、セルにアクセスすることを許可され得る。
【0141】
異なる波形(例えば、波形タイプ)間のスロットレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。複数のスロットに関連付けられた異なる波形タイプ(例えば、CP-OFDM、DFT-S-OFDM、又はフレキシブル)のためのスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)が含まれ得る。スロットフォーマット設定(例えば、スロットフォーマット指示)は、特定の波形(例えば、第1の波形タイプ又は第2の波形タイプ)がスロットのために示されるかどうか、又はスロットがフレキシブルとして示されるかどうかを示し得る。例では、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプはCP-OFDM波形であり得、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプはDFT-s-OFDM波形であり得る。例では、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプはDFT-s-OFDM波形であり得、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプはCP-OFDM波形であり得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形である場合、第2のスロットは、CP-OFDM波形のための初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及び/又はRSを含み(例えば、搬送し)得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形である場合、第2のスロットは、DFT-s-OFDM波形のための初期アクセス関連信号、CORESET/SS、及び/又はRSを含み(例えば、搬送する)得る。フレキシブルスロットは、初期アクセス及びRSのための信号を搬送し得ない。WTRUは、動的指示、例えば、シンボルレベルの動的切り替えに基づいて、スロットフォーマットを決定(例えば、スロットに関連付けられた波形タイプを決定)し得る(例えば、スロットフォーマットは、スロットレベルではなくシンボルレベルで制御し、例えば、波形タイプに対してシンボルの数を示し得る)。示されたスロットフォーマットに基づく波形決定の例が、本明細書で提供される。
【0142】
リソースは、チャネル、信号、及びシンボルのうちの1つ以上と交換可能に使用され得る。
【0143】
動的波形決定のためのスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)の例が本明細書で提供される。WTRUは、複数のスロットに関連付けられた複数の波形タイプについてのスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を受信し得る(例えば、各スロットは、CP-OFDM波形、DFT-S-OFDM波形に関連付けられるように指示され得、又は波形タイプに関してフレキシブルであるように指示され得る)。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)に基づいて、WTRUは、1つ以上のリソースについての波形タイプの動的指示を受信し得る。スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、以下:RRC設定、MAC CE、又はDCI(WTRU固有のDCI及び/若しくはグループDCI)のうちの1つ以上に基づき得る(例えば、それを介して受信され得る)。
【0144】
図7~
図8は、複数のスロットに関連付けられた複数の波形に関連付けられたスロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)を示す(例えば、図示のように、各スロットは、第1の波形タイプ、第2の波形タイプに関連付けられるように指示され得るか、又は波形タイプに関してフレキシブルであるように指示され得る)。例えば、所与のスロット、特定の波形タイプがスロットについて示され得るか、又はスロットがフレキシブルであると示され得る。例では、波形タイプは、CP-OFDM波形又はDFT-s-OFDM波形を含み得る。スロットがフレキシブルであると示されている場合、スロットのために使用される波形タイプは、固定され得ず、例えば、いくつかの条件(例えば、本明細書で説明する条件など)に基づいて選ばれ得る。
【0145】
スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、以下:第1の波形タイプがスロットに関連付けられる(例えば、
図7~
図8に示すような第1のスロットに関連付けられたCP-OFDM波形)、第2の波形タイプがスロットに関連付けられる(例えば、
図7に示すような第3のスロットに関連付けられた新しい波形、又は
図8に示すような第3のスロットに関連付けられたDTF-s-OFDM波形)、又はスロットがフレキシブルであると示される(例えば、
図7~
図8に示すような第2のスロット)のうちの1つ以上を示し得る。フレキシブルとして示されたスロット(例えば、
図7に示されるような第2のスロット)は、初期アクセス及びRSのための信号がなくてもよい。WTRUは、動的指示(例えば、シンボルレベルの動的切り替え)又はデフォルトの波形タイプ(例えば、事前定義された波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)又は初期アクセスのために使用された波形タイプ)に基づいて、フレキシブルスロットに関連付けられた波形タイプを決定し得る。
【0146】
WTRUは、第1のスロットにおいてPDCCH送信を受信し得る。第1の波形タイプが第1のスロットに関連付けられるものとしてスロットフォーマット設定において示されている場合、PDCCHは、第1の波形タイプを介して受信され得る。第1のスロットのために示される第1の波形タイプは、CP-OFDM波形として示され得る(例えば、
図7において「CP-OFDM」として示される)。WTRUは、スロットフォーマット指示が「CP-OFDM」を示す場合、CP-OFDM波形のための1つ以上の動作をサポートし得る。「CP-OFDM」に関連付けられた1つ以上のスロットは、CP-OFDM波形に関連付けられた1つ以上の信号及びチャネル(例えば、SS/PBCH、サーチスペース/CORESET、CSI-RS、PRACHリソース、PUCCHリソース、及びSRSのうちの1つ以上)を含み得る。第1の波形タイプ(例えば、
図7に示される「CP-OFDM」など)として示される1つ以上のスロットについて、WTRUは、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)及び関連付けられた設定を使用することによって、1つ以上のチャネル及び信号(例えば、PDCCH送信)を受信し得る。
【0147】
WTRUによって受信されたスロットフォーマット設定情報が、1つ以上の波形タイプに関連付けられた動的指示を含む場合、WTRUは、動的に指示された波形タイプを、第1の特定の波形(例えば、
図7に示されている「CP-OFDM」)として指示された1つ以上のスロットに適用し得ない。WTRUによって受信されたスロットフォーマット設定情報が、1つ以上のチャネル及び/又は信号のための別のスロットに関連付けられた第2の波形タイプ(例えば、
図7に示されるような新しい波形表示、又は
図8に示されるようなDFT-s-OFDM波形)を含む場合、WTRUは、「CP-OFDM」として示される1つ以上のスロットにおいてCP-OFDM波形を使用することによって、チャネル及び/又は信号を送信/受信し得る。
【0148】
WTRUは、(
図7に示されるように)スロットフォーマット指示がスロットのための新しい波形を示す場合、新しい波形のための1つ以上の動作をサポートし得る。新しい波形に関連付けられた1つ以上のスロットは、1つ以上の新しい波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を有する1つ以上の信号及びチャネル(例えば、SS/PBCH、サーチスペース/CORESET、CSI-RS、PRACHリソース、PUCCHリソース、及びSRSのうちの1つ以上)を含み得る。新しい波形として示された1つ以上のスロットについて、WTRUは、新しい波形及び関連付けられた設定を使用することによって、1つ以上のチャネル及び信号を受信し得る。
【0149】
WTRUによって受信されたスロットフォーマット設定情報が、1つ以上の波形タイプの動的指示を含む場合、WTRUは、動的に指示された波形タイプを、(例えば、
図7に示されているように)新しい波形として指示された1つ以上のスロットに適用し得ない。例では、WTRUが、1つ以上のチャネル及び/又は信号に関する新しい波形指示を受信した場合、WTRUは、新しい波形として指示された1つ以上のスロットにおいて新しい波形を使用することによって、チャネル及び/又は信号を送信/受信し得る。複数のタイプの新しい波形が使用され得る。例えば、(例えば、
図8に示されるような)DFT-s-OFDM波形及びSC-QAM波形が、新しい波形タイプとして使用され得る。
【0150】
フレキシブル情報に関して、WTRUが、(例えば、リソース、信号、及びチャネルのうちの1つ以上に関する)1つ以上の波形タイプの動的指示を受信する場合、WTRUは、「フレキシブル」として示されたスロット内の示された1つ以上のリソース、チャネル、及び信号に関する1つ以上の波形タイプを適用し得る。例では、第1のスロットがフレキシブルである場合、WTRUは、優先される波形タイプ(例えば、初期アクセス波形又はデフォルトの波形)を使用してPDCCH送信を受信し得る。例では、第2のスロットがフレキシブルである場合、WTRUは、示された波形タイプのPDSCH送信を受信し得る。1つ以上のチャネル及び/又は信号について、WTRUは、「フレキシブル」として示されたスロット内で示された波形タイプを使用することによって、チャネル及び/又は信号を送信/受信し得る。
【0151】
スロットフォーマット設定情報(例えば、スロットフォーマット指示)は、事前設定されたリソースタイプのビットマップ又は指示に基づき得る。ビットマップについて、WTRUは、ビットマップを有する1つ以上の波形タイプの指示を受信し得る。例では、スロットのためのコードポイント(例えば、各コードポイント)は、(例えば、
図7に示すように)「CP-OFDM」、「新しい波形」、及び「フレキシブル」のうちの1つを示し得る。事前設定されたリソースタイプの指示のために、WTRUは、波形タイプの1つ以上のグループが設定され得る。波形タイプ(例えば、各波形タイプ)は、スロットの波形タイプを示し得る。1つ以上のグループに基づいて、WTRUは、動作のためのグループの指示を受信し得る。
【0152】
異なる波形間のリソースレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。WTRUは、リソースレベルの動的切り替えの指示を受信し得る。WTRUは、RRC設定、MAC CE、又はDCIのうちの1つを受信することにより指示を受信し得る。指示は、明示的な指示又は暗黙的な指示に基づき得る。
【0153】
明示的な指示の場合、フィールドは、1つ以上のリソースの波形タイプ(例えば、示された波形タイプ)を示し得る。グループDCI又はMAC CEシグナリングのフィールドは、1つ以上のリソースのための波形タイプ(例えば、示された波形タイプ)を示し得る。例では、WTRUは、1つ以上のCORESET、サーチスペース、PUCCHリソース、及びPRACHリソースに関する波形タイプ指示を受信し得る。WTRU固有のDCIのフィールドは、1つ以上のリソースのための波形タイプ(例えば、示された波形タイプ)を示し得る。例において、WTRUは、DL/ULスケジューリングDCI(例えば、PDSCH送信をスケジュールするDCI)に基づいて、1つ以上の信号及び/又はチャネルに対する波形タイプ指示(例えば、指示された波形タイプ)を受信し得る。WTRUは、1つ以上のPDSCH/PUSCH送信をスケジュールするDCIを含むPDCCH送信を介して、波形タイプインジケータ(例えば、示された波形タイプ)を受信し得る。WTRUは、(例えば、第1の波形タイプ又は第2の波形タイプのうちの1つであり得る)示された波形タイプを、(例えば、PDSCH送信を受信するための)1つ以上のPDSCH/PUSCH送信に適用し得る。MAC CEは、明示的な指示がDCIに含まれるか否かをシグナリングし得る。
【0154】
暗黙的指示の場合、波形タイプは、他の指示フィールドを使用することによって指示され得る。他の指示フィールドは、TCI状態、無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)、FDRA、TDRA、又はMCSのうちの1つ以上を含む。
【0155】
TCI状態の場合、WTRUは、1つ以上のTCI状態が設定されてもよく、TCI状態(例えば、各TCI状態)は、波形タイプ設定を含み得る。WTRUは、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信するために、1つ以上のTCI状態の指示を受信し得る。示された1つ以上のTCI状態に基づいて、WTRUは、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信するための関連付けられた波形タイプを決定し得る。TCI状態の数が1よりも大きい場合、示されたTCI状態のうちの1つ(例えば、1つだけ)が波形タイプを含み得る。TCI状態の数が1よりも大きく、複数のTCI状態が波形タイプを示す場合、WTRUは、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信するために波形タイプのうちの1つを適用し得る。例において、WTRUは、第1のTCI状態の波形タイプを適用し得る。
【0156】
RNTIについて、WTRUは、RNTIに基づいて波形タイプ指示を受信し得る。スケジューリングPDCCHが第1のRNTIでスクランブルされる場合、WTRUは、第1の波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)を使用して、1つ以上のチャネル/信号を送信/受信し得る。スケジューリングPDCCHが第2のRNTIでスクランブルされる場合、WTRUは、第2の波形タイプ(例えば、DFT-s-OFDM波形)を使用して、1つ以上のチャネル/信号を送信/受信し得る。
【0157】
FDRAの場合、WTRUは、指示された周波数リソースに基づいて波形タイプ指示を受信し得る。WTRUが周波数リソースの第1のセットの指示を受信した場合、WTRUは、第1の波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)を使用することを決定し得る。WTRUが周波数リソースの第2のセットの指示を受信した場合、WTRUは、第2の波形タイプ(例えば、DFT-s-OFDM波形)を使用することを決定し得る。周波数リソースの第1及び第2のセットは、事前定義され得、RRCによって設定され得、又はMAC CEによってシグナリングされ得る。
【0158】
TDRAの場合、WTRUは、CORESETの1つ以上のセットが設定され得る。1つ以上のTDRA(例えば、各TDRA)は、スロットオフセット、開始及び長さインジケータ(start and length indicator、SLIV)、開始シンボルS、割り当て長さL、チャネルマッピングタイプ、反復数、及び波形タイプ設定のうちの1つ以上を含み得る。WTRUは、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信するための1つ以上のTDRAの指示を受信し得る。示された1つ以上のTDRAに基づいて、WTRUは、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信するための関連付けられた波形タイプを決定し得る。TDRAの数が1より大きい場合、示されたTDRAのうちの1つ(例えば、1つだけ)が波形タイプを含み得る。TDRA状態の数が1より大きく、複数のTCIが波形タイプを示す場合、WTRUは、波形タイプのうちの1つを適用して、1つ以上の信号/チャネルを送信/受信し得る。例では、WTRUは、(例えば、単一のTRPに対して)第1のTDRAの波形タイプを適用し得る。TCI状態の数が1よりも大きく、複数のTDRAが波形タイプを示す場合、WTRUは、TDRA(例えば、各TDRA)の波形タイプ(例えば、各波形タイプ)を適用して、TDRAと関連付けられた信号/チャネルを送信/受信し得る。例では、WTRUは、(例えば、複数のTRPに対して)第1のTDRAの第1の波形タイプを第1のPDSCH/PUSCHに適用し、第2のTDRAの第2の波形タイプを第2のPDSCH/PUSCHに適用し得る。
【0159】
MCSの場合、WTRUは、示されたMCSに基づいて波形タイプ指示を受信し得る。WTRUが閾値より大きいMCSを受信した場合、WTRUは、第1の波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)を使用することを決定し得る。WTRUが閾値より小さい(又は閾値に等しい)MCSを受信した場合、WTRUは、第2の波形タイプ(例えば、DFT-s-OFDM波形)を使用することを決定し得る。MCSの数が1より大きい場合、WTRUは、MCSのうちの1つに基づいてMCSを決定し得る。例において、WTRUは、第1のMCSを使用して、波形タイプを決定し得る。WTRUは、複数のMCSに基づいてMCSを判定し得る。例では、WTRUは、複数のMCSの平均値を使用し得る。閾値は、事前定義され、RRC、MAC CE、及びDCIのうちの1つ以上が設定され得る。
【0160】
異なる波形間のBWPレベルの動的切り替えの例が本明細書で提供される。BWPのための波形設定/決定が含まれ得る。1つ以上の波形が、BWP送信のために設定され得る。1つ以上の波形は、限定はしないが、CP-OFDM、DFT-s-OFDM、クラスタ化DFT-s-OFDM、Nx SC-FDMA、フィルタ処理OFDMなどを含み得る。第1の波形は、第1のBWPのために使用、設定、又は決定されてもよく、第2の波形は、第2のBWPのために使用、設定、又は決定されてもよい。WTRUが、BWPにおいて1つ以上のダウンリンクチャネル及び/又は信号(例えば、PDCCH、PDSCH、SS/PBCH、参照信号)を受信する場合、WTRUは、BWPのための決定された波形を使用して、BWP内の1つ以上のダウンリンクチャネル及び/又は信号を受信し得る。以下:設定された波形に基づいて決定され得る1つ以上のダウンリンクチャネル及び/又は信号のタイプ、構造、方式のうちの1つ以上が適用され得、あるいは、WTRUは、BWP内の第1の波形に関連付けられた(例えば、BWPに関連付けられた、BWPのために設定、又は決定された)第1のタイプのダウンリンクチャネル及び/又は信号タイプを受信し、監視し、又は復号しようと試みることができる。
【0161】
設定された波形に基づいて決定され得る1つ以上のダウンリンクチャネル及び/又は信号のタイプ、構造、方式について、第1のPDCCHタイプは第1の波形に関連付けられ得、第2のPDCCHタイプは第2の波形に関連付けられ得る。REG又はCCE構造は、その関連付けられた波形に基づいて異なり得る。REG及び/又はCCE構造は、データREの位置、参照信号の位置、REGからCCEへのマッピング、又はREGバンドリングのうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。第1のPDSCHタイプは、第1の波形に関連付けられ得、第2のPDSCHタイプは、第2の波形に関連付けられ得る。DMRS構造は、その関連付けられた波形に基づいて異なり得る。DMRS構造は、PDSCHリソース内のDMRS時間/周波数位置、データRE及びDM-RS REが同じOFDMシンボル内に位置するか否か、又はDMRSのために使用されるシーケンスタイプ(例えば、Zadoff-Chu、m-シーケンス、ゴールドシーケンス)のうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。リソース割り当てタイプのセットは、第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)のために使用又はサポートされ得、リソース割り当てタイプのサブセットは、第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)のために使用又はサポートされ得る。WTRUは、アクティブなBWPのための関連付けられた(又は設定された)波形に基づいて、リソース割り当てタイプ(例えば、連続割り当て、RBGベースの割り当て)を決定し得る。
【0162】
BWPのための波形は、BWPの1つ以上の特性に基づいて決定(例えば、暗黙的に決定)され得る。1つ以上の特性は、サブキャリア間隔、帯域幅、RBの数、BWP識別情報、BWPがSSBを含むかどうか、及びBWPがセル定義SSBを含むかどうかのうちの少なくとも1つを含み得る。WTRUは、BWPのための帯域幅(又はRBの数)が閾値より大きい場合、BWPのための第1の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定し得る。WTRUは、BWPのための第2の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定(例えば、そうでなければ決定する)し得る。BWPが閾値よりも大きい場合、PAPRを下げるために、シングルキャリアベースの波形(例えば、DFT-s-OFDM波形、クラスタ化DFT-s-OFDM波形、Nx SC-FDMA波形)が使用され得る。そうでない場合、スペクトル効率を高めるために、マルチキャリアベースの波形(例えば、CP-OFDM波形)が使用され得る。WTRUは、PAPRを低減し、より良好なカバレッジをサポートするために、初期BWP(又はデフォルトBWP)のための第1の波形(例えば、シングルキャリアベースの波形)を決定し得る。WTRUは、BWPプロパティ及び/又は上位レイヤ構成のうちの少なくとも1つに基づいて、他のBWPのための第2の波形を決定し得る。
【0163】
異なる波形を用いたBWP切り替えの例が、本明細書で提供される。WTRUは、DL信号受信及び/又はUL信号送信のために、BWPを第1のBWP(例えば、サービングBWP)から第2のBWP(例えば、ターゲットBWP)に切り替えるように指示され得る。第1のBWP及び第2のBWPは、同じ波形又は異なる波形に関連付けられ得る。以下:切り替えギャップ(例えば、BWP切り替えギャップ)長は、波形が同じであるか否かに基づいて決定され得る(例えば、第1の切り替えギャップは、第1及び第2のBWPが同じ波形に関連付けられるときに使用され得、第2の切り替えギャップは、第1及び第2のBWPが異なる波形に関連付けられるときに使用され得る)、BWP切り替えをトリガするDCIは、ターゲットBWPに関する関連付けられた波形情報を含み得る(例えば、DCI内の明示的なビットフィールドが波形を示すことができ、又はスケジューリング情報が波形を暗黙的に示し得る)のうちの1つ以上が適用され得る。例えば、ターゲットBWPにおけるPDSCHスケジューリングに対するMCSレベル指示が閾値未満である場合、第1の波形(例えば、シングルキャリアベースの波形)が、BWPについて使用又は決定され得る。そうでない場合、第2の波形(例えば、マルチキャリアベースの波形)が、BWPのために使用又は決定され得、あるいは、BWP切り替えをトリガするDCI内の周波数領域リソース割り当て(FDRA)フィールドは、第1の波形と第2の波形とが異なる場合、ターゲットBWPに関連付けられたリソース割り当てタイプとして再解釈され得る。
【0164】
BWPに基づくスケジューリングパラメータセット決定の例が本明細書で提供される。WTRUは、BWPにおいて1つ以上のダウンリンクチャネル及び/又は信号を受信するようにスケジュールされてもよく、BWPにおいて使用される1つ以上のスケジューリングパラメータセットは、BWPのために使用される関連付けられた波形に基づいて決定され得る。スケジューリングパラメータセットは、MCSレベル、変調次数、最小/最大スケジューリング帯域幅、DMRS密度、DMRSパターン、周波数リソース割り当てタイプ、時間リソース割り当てタイプ、反復数、スロットアグリゲーション数、TBMS設定のためのスロット数、及びスロット長を含み得るが、これらに限定されない。
【0165】
スケジューリングパラメータの第1のセットは、第1の波形(例えば、シングルキャリアベースの波形)をもつBWPのために使用され得、スケジューリングパラメータの第2のセットは、第2の波形(例えば、マルチキャリアベースの波形)をもつBWPのために使用され得る。スケジューリングパラメータの第1のセットは、変調次数の第1のサブセット(例えば、BPSK、QPSK)を含み得、スケジューリングパラメータの第2のセットは、変調次数の第2のサブセット(例えば、16QAM、及び64 QAM)を含み得る。スケジューリングパラメータの第1のセットは、リソース割り当てタイプの第1のサブセット(例えば、タイプ-1)を含み得、スケジューリングパラメータの第2のセットは、リソース割り当てタイプの第2のサブセット(例えば、タイプ-0及びタイプ-1)を含み得る。タイプ-0のリソース割り当ては、リソースブロックグループ(resource block group、RBG)ベースのリソース割り当てを使用することができ、タイプ-1のリソース割り当ては、周波数ドメインにおいて連続したリソース割り当てを使用し得る。WTRUが第1の波形に関連付けられたアクティブなBWP内にある場合、WTRUは、BWP(又は波形)に関連付けられたサブセット内の変調次数(又はMCS)のうちの1つを有するPDSCHを受信することを期待し得る。
【0166】
決定された波形に基づくWTRU動作の例が本明細書で提供される。WTRUは、以下の動作:異なるCORESET/サーチスペース構造、PDSCH受信、衝突処理、PUSCH送信、RS送信、又は異なるSCSのうちの1つ以上を適用して、1つ以上の信号及びチャネルのうちの1つ以上を送信/受信し得る。
【0167】
異なるCORESET/サーチスペース構造に対して、WTRUは、PDCCHのブラインド検出のために異なるCORESET/サーチスペース構造を想定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、周波数領域多重化(FDMed)制御情報及びPDCCH DM-RSを有するシンボル内のリソース要素グループ(REG)を想定し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、時間領域多重化(TDMed)制御情報及びPDCCH DM-RSを有する2つ以上のシンボルにおいてREGを想定し得る。WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のためのパラメータを想定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のための第1のパラメータを想定し得る。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を決定する場合、WTRUは、CORESET/サーチスペース構築のための第2のパラメータを想定し得る。パラメータは、以下:CCEごとのREGの数、CORESETの最小及び/又は最大持続時間、又はREGごとのREの数(例えば、6又は12)のうちの1つ以上であり得る。WTRUは、PDCCHの制御情報のために決定された波形を適用し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を検出する場合、WTRUは、IDFTの適用なしにPDCCHを検出し得る(例えば、ブラインドで検出し得る)。WTRUが第2の波形(例えば、新しい波形)を検出した場合、WTRUは、PDCCH検出の前にIDFTを適用し得る。
【0168】
WTRUは、第2のスロットにおいて(複数の)PDSCH送信を受信し得る。(複数の)PDSCH送信の受信について、WTRUは、(複数の)PDSCH送信を復号するための設定のセットを受信し得、WTRUは、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプのための設定のセット、及び第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプのための設定のセットを受信し得る。例では、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプはCP-OFDM波形であり得、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプはDFT-s-OFDM波形であり得る。他の例では、第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプはDFT-s-OFDM波形であり得、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプはCP-OFDM波形であり得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、(複数の)PDSCH送信を復号するために、第2の波形タイプ(例えば、CP-OFDM波形)に関連付けられた設定のセットを適用し得る。(複数の)PDSCH送信を復号するための設定のセット(例えば、第2の波形タイプがCP-OFDM波形である場合)は、CP-OFDM波形に関連付けられたDMRS設定(例えば、DMRSパターン)、CP-OFDM波形に関連付けられたPDSCHマッピングタイプ、CP-OFDM波形に関連付けられたプリコーディングリソースブロックグループ(PRG)設定、又はCP-OFDM波形に関連付けられたレートマッチング設定のうちの1つ以上を含み得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、(複数の)PDSCH送信を復号するための設定のセットを適用し得る。(複数の)PDSCH送信を復号するための設定のセット(例えば、第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形である場合)は、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたDMRS設定(例えば、DMRSパターン)、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたPDSCHマッピングタイプ、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたPRG設定、又はDFT-s-OFDM波形に関連付けられたレートマッチング設定のうちの1つ以上を含み得る。
【0169】
DMRS設定(例えば、DMRSパターン)について、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、CP-OFDM波形に関連付けられたDMRS設定(例えば、DMRSパターン)のセットを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたDMRS設定(例えば、DMRSパターン)のセットを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、gNB設定に基づいてDMRSタイプを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、固定されたDMRSタイプ(例えば、タイプ1のDMRS)を適用し得る。
【0170】
PRG設定に関して、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、CP-OFDM波形に関連付けられたPRG設定(例えば、候補)のセットを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたPRG設定(例えば、候補)のセットを適用し得る。WTRUは、PDSCH受信のためのPRG設定(例えば、候補)の決定されたセットのPRG設定の指示を受信し得る。例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、gNB設定(例えば、RRCを介して)及び/又は指示(例えば、DCIを介して)に基づいてPRGを適用し得る。例では、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、固定PRG(例えば、広帯域)を適用し得る。
【0171】
レートマッチング設定の場合、第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、CP-OFDM波形に関連付けられたレートマッチング設定(例えば、リソース)のセットを適用し得る。第2のセットに関連付けられた第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、DFT-s-OFDM波形に関連付けられたレートマッチング設定(例えば、リソース)のセットを適用し得る。WTRUは、決定された第2の波形タイプに基づいて、異なるレートマッチパターンタイプを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプがCP-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは、リソースブロック(例えば、1つのスロット又は2つのスロット内の)のビットマップ、周期性/パターン、CORESET、及びSCSを示すレートマッチング指示を受信し得る。第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形であるとWTRUが決定する場合、WTRUは(例えば、1つのスロット又は2つのスロットにおける)、レートマッチングのための1つ以上のシンボル、周期性/パターン、CORESET、及びSCSを示すレートマッチング指示を受信し得る。WTRUは、(複数の)PDSCH送信を復号するために、決定された第2の波形タイプを適用し得る。第2のスロットに関連付けられた決定された第2の波形タイプがCP-OFDM波形である場合、WTRUは、IDFTを適用することなく(複数の)PDSCH送信を復号し得る。第2のスロットに関連付けられた決定された第2の波形タイプがDFT-s-OFDM波形である場合、WTRUは、(複数の)PDSCH送信を復号する前にIDFTを適用し得る。
【0172】
衝突処理のために、WTRUは、動的にスケジュールされたPDSCHと準静的に設定されたPUSCHとの間の優先度を決定し得る。WTRUは、高い優先度を有するPDSCH又はPUSCHを送信/受信し、低い優先度を有するPDSCH又はPUSCHを無視し得る。優先順位は以下:DFT-s-OFDM波形を有する設定許可(半静的)チャネル>(DFT-s-OFDM波形)を有する動的許可チャネル>CP-OFDM波形を有する設定許可(半静的)チャネル>CP-OFDM波形を有する動的許可チャネルであり得る。
【0173】
(複数の)PUSCH送信に関して、WTRUは、PUSCHを送信するための設定のセットを受信し得る。WTRUは、第1の波形のための設定の第1のセット及び第2の波形のための設定の第2のセットを受信し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、設定の第1のセットを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、設定の第2のセットを適用し得る。設定は、以下の設定:DMRS設定、PUSCHマッピングタイプ設定、又はPRG設定のうちの1つ以上を含み得る。
【0174】
DMRS設定に関して、WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、DMRS設定の第1のセットを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、DMRS設定の第2のセットを適用し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、gNB設定に基づいてDMRSタイプを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、固定されたDMRSタイプ(例えば、タイプ1のDMRS)を適用し得る。
【0175】
PRG設定について、WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、PRG候補の第1のセットを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、PRG候補の第2のセットを適用し得る。WTRUは、PUSCH送信のための決定されたPRG候補のうちのPRGの指示を受信し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、gNB設定(例えば、RRCを介して)及び/又は指示(例えば、DCIを介して)に基づいてPRGを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、固定されたPRG(例えば、広帯域)を適用し得る。
【0176】
RS送信の場合、WTRUは、レートマッチングRSを送信/受信するための設定のセットを含むことができる。WTRUは、第1の波形のための設定の第1のセット、及び第2の波形のための設定の第2のセットを適用し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、レートマッチングRSを送信/受信するための設定の第1のセットを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、レートマッチングRSを送信/受信するための、第2の波形タイプ(例えば、DFT-s-OFDM波形)に関連付けられた設定の第2のセットを適用し得る。設定は、以下の設定:RS密度、周期性及びオフセット、電力制御オフセット、QCL情報、リソースマッピング、スクランブリングID、CDMタイプ、密度、時間領域割り当て、周波数帯域(広帯域又は部分帯域)、周波数領域割り当て、又はポートの数のうちの1つ以上を含み得る。WTRUは、決定された波形に基づいて、異なるリソースマッピングパターンタイプを適用し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、リソースブロックの1つ以上のビットマップ又は(例えば、スロット内の)CDMの1つ以上を示すリソースマッピングパターンを受信し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、(例えば、スロットにおいて)1つ以上のコムパターンを示すリソースマッピングパターンを受信し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、gNB設定に基づいて(例えば、CDMタイプに基づいて)CDMタイプを適用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、固定されたDMRSタイプ(例えば、CDMなし)を適用し得る。
【0177】
異なるSCSの場合、WTRUは、決定された波形タイプに基づいてSCSを決定し得る。WTRUが第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、その動作のために第1のSCS(例えば、120kHz)を使用し得る。WTRUが第2の波形(例えば、DFT-s-OFDM波形)を決定する場合、WTRUは、その動作のために第2のSCS(例えば、480kHz又は960kHz)を使用し得る。
【0178】
PDCCH復号のための波形の優先順位付けの例が、本明細書で提供される。高周波数で動作する場合、WTRUは、複数の波形、及び異なる波形間のスロットレベルの動的切り替えをサポートし得る。したがって、WTRUは、PDCCH復号中に波形受信を優先順位付けし得る(例えば、優先順位付けする必要があり得る)。
【0179】
WTRUは、スロットのための1つ以上の波形が設定されることができ、1つ以上の波形は、DFT-s-OFDM、CP-OFDMなどを含むことができるが、これらに限定されない。例では、第1の波形は、第1のスロットのために使用、設定、又は決定され得、第2の波形は、第2のスロットのために使用、設定、又は決定され得る。
【0180】
WTRUは、より高い優先度を最初に有する第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)に基づいて受信手順を実行し得る。(例えば、CRCに基づいて)PDCCHの復号が成功した場合、WTRUは、それぞれのスロットのコンテンツ(例えば、PDCCH、PDSCH、SS/PBCHブロック、参照信号)を復調するために、第1の波形に対応する受信手順を継続し得る。第1の波形に基づく受信が成功しない(例えば、CRCが有効でない)場合、WTRUは、第2の波形(例えば、DFT-S-OFDM波形)に基づいて受信手順を実行することができ、以下同様である。
【0181】
受信手順中に、異なる波形について同じであり得る1つ以上のアクションが存在し得る。第1の優先度を有する波形の検出が成功した場合、WTRUは、(例えば、受信された信号に対してすでに達成されているステップをスキップしながら、第1の波形の検出のプロセス中に)第2の波形の検出を開始し得る。WTRUは、第1の波形に対するアクションと同様のアクションをスキップすることができ、WTRUは、第1の波形とは異なるアクションから始まる第2の波形の検出から開始し得る。
【0182】
WTRUは、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、CP)の除去、DFT復調、及び/又はサブキャリアデマッピングに対応する手順が、DFT-S-OFDM波形とCP-OFDM波形の両方に対して同じであると決定し得る。第1の波形の検出がCP-OFDMに基づく場合、かつそれが不成功である場合、WTRUは、同様のステップをもはや経ることができず、CP-OFDM波形とは異なるDFT-S-OFDM波形において達成されるステップからプロセスをピックアップし得る。
【0183】
波形の優先順位付けは、以下:暗黙的指示、明示的指示、又はWTRU能力及び優先順位付けのうちの1つ以上に基づいて決定し得る。
【0184】
暗黙的指示の場合、WTRUは、初期アクセス中に受信されたSS/PBCHブロックと同じ優先順位付けを暗黙的に想定又は決定し得る。WTRUは、SS/PBCHブロック送信において使用された波形が第1の優先順位付けを有するものであると予想し得る。WTRUは、前のスロットのために設定された波形を、第1の優先順位付けを有する波形と見なすことができると決定し得る。波形が設定される場合、WTRUは、その波形をブラインド検出中の第1の優先順位付けと見なすことができる。
【0185】
明示的指示は、事前設定、動的指示、又はシステム情報ブロック(system information block、SIB)のうちの1つ以上であり得る。事前設定について、WTRUは、波形送信のための(事前)設定された/デフォルトの優先順位付けを決定し得る。WTRUは、(例えば、明示的に示されない限り)受信手順のための事前設定された、かつ/又はデフォルトの優先順位付けを考慮し得る。例では、WTRUは、第1のスロットがフレキシブルである場合、優先順位付けされた波形タイプ(例えば、初期アクセス波形タイプ又はデフォルトの波形)を使用して、(複数の)PDCCH送信を受信し得る。動的指示の場合、WTRUは、(例えば、RRCを介して)半静的に設定された波形優先順位付けモードの(例えば、MAC CEを介した)1つ以上のアクティブ化を受信し得る。優先順位付けに基づいて、WTRUは、波形優先順位付けモードの1つ以上の指示を(例えば、DCIを介して)受信し得る。SIBについて、WTRUは、1つ以上のSIBを復号することに基づいて、波形優先順位付けモードの1つ以上の指示を受信し得る。
【0186】
WTRU能力及び優先順位付けの場合、WTRUは、WTRUによって定義され、NodeBに報告された優先順位であったモードに基づいて、波形の優先順位付けを決定し得る。WTRUは、WTRU能力、処理時間などに基づいて、波形の優先順位付けを決定し得る。
【0187】
1つ以上の処理時間が、使用、定義、設定、又は決定されてもよく、処理時間(例えば、各処理時間)は、波形の優先順位付けモードに関連付けられてもよい。WTRUは、第1の優先順位付けを有する波形のための第1の処理時間、及び第2の優先順位付けを有する波形のための第2の処理時間などが設定され得る。
【0188】
処理時間は、以下:第1の処理時間は第2の処理時間と異なり得る(例えば、第2の処理時間は第1の処理時間より長くなり得る)、処理時間は、上位レイヤパラメータ(例えば、RRC)を使用して、MAC-CEを介して、かつ/又はDCIを介して設定され得る(例えば、排他的に設定され得る)、あるいは、処理時間は、第1の処理時間又は参照処理時間に対する時間差に基づいて(例えば、δ値を使用して)設定され得る、のうちの1つ以上に基づいて設定され得る。参照処理時間(例えば、ProcessingTime_ref)は、動的に又は半静的に設定され得る。参照処理時間は、第1の優先順位付けを有する波形に要する処理時間と同じであってもよい。異なる優先度を有する波形についての処理時間の差は、参照処理時間に基づくδ値として設定され得る。例えば、第1の優先順位付けを有する波形についてのδ処理時間は、ProcessingTime_Pr1=delta_1+ProcessingTime_ref(delta_1は0以上であり得る)として設定され得る。
【0189】
複数の波形のためのCSI報告の例が本明細書で提供される。例では、WTRUは、PDSCHが、ある波形を使用して送信されると想定して、かつ/又はPDSCHがDFTプリコーディングを使用して送信される(又は送信されない)と想定して、CSI報告を導出するように構成され得る。そのような想定は、「波形想定(waveform assumption)」と称され得る。
【0190】
波形想定の決定は、RRC、MAC CE、又はDCIによって明示的であり得る。WTRUは、RRCシグナリングに基づいて、CSI報告に適用可能な波形想定を決定し得る。例では、波形想定は、CSI報告設定の一部としてシグナリングされ得る。WTRUは、非周期的CSIトリガフィールドなどのDCIフィールドから(例えば、PUSCH上の非周期的CSI又は半永続的CSIの場合)、又はMAC CEフィールドから(例えば、PUCCH上の半永続的CSIの場合)、波形想定を決定し得る。
【0191】
波形想定の決定は、CSI参照リソース、CSI-RSリソース、最新のスロット、又は現在の波形に基づいて暗黙的であり得る。WTRUは、以下:波形がCSI参照リソースにおいてPDSCHを送信するために使用される波形、CSI報告を導出するために使用されるCSI-RSリソースを送信するために使用される波形、CSIレポートが送信されるスロット(又はサブスロット)に先行する(例えば、直前又はNスロット前の)ダウンリンクスロットにおいて使用される波形、あるいは、RRC又はMAC CEシグナリングからの現在の波形として示される波形のうちの少なくとも1つから暗黙的に決定されると想定し得る。WTRUは、本明細書で説明される例のうちの1つに基づいて、スロットにおいて、又は送信のために使用される波形を決定し得る。例において、WTRUは、グループDCI(スロットフォーマット指示)からCSI参照リソースにおける波形を決定し得る。
【0192】
CSI-RS波形は、CSI報告波形想定とは異なり得る。WTRUは、第1の波形(例えば、CP-OFDM波形)を使用して少なくとも1つのCSI-RS送信を測定し、第2の波形(例えば、DFTS-OFDM波形)の想定の下でCSIを報告し得る。WTRUは、PDSCHがCSI-RSの送信電力と比較して電力オフセットで送信されると想定して、CSIを導出し得る。電力オフセットは、第1の波形及び第2の波形に依存し得る。PDSCHがDFTS-OFDM波形を使用して送信されると想定してWTRUがCSIを報告し、CP-OFDM波形を使用して送信されるCSI-RSを測定する場合、WTRUは、PDSCHがCSI-RSよりもXdB高く送信されると想定し得る。電力オフセットXは、CSIがサブバンドについて報告されるか、又はCSI報告帯域全体(広帯域細分性)について報告されるかを含む、適用可能なCSI量の帯域幅に依存し得る。所与の帯域幅のための電力オフセットXは、事前定義され、(例えば、CSI報告確認の一部として)RRC、MAC CE、又はDCIによってシグナリングされ得る。
【0193】
CSI報告設定は、波形想定に依存し得る。WTRUは、第1(又は第2)の波形想定に対するCSIを報告する場合、第1の(又は第2の)CSI報告設定パラメータを適用し得る。CSI報告設定パラメータは、以下:(例えば、広帯域又はサブバンドの間の)CQI又はPMIのための周波数細分性(frequency granularity)、サブバンドCQIのためのビット数、CRI/RI/PMI/CQI又はCRI/RI/CQIなどの報告数設定、CSI報告帯域設定、サブバンドサイズ、CQIテーブル、コードブックサブセット制限を含むコードブック設定、あるいは、CSI-RSとSSBとの間又はCSI-RSとPDSCHとの間の電力オフセットのうちの少なくとも1つを含み得る。上記パラメータのうち少なくとも1つは、MAC CE又はDCIによって指示されてもよい。
【0194】
WTRUは、波形想定がDFTS-OFDMであると決定する場合、広帯域の細分性を有するCSIを報告し得る。WTRUは、波形想定がCP-OFDMであると決定する場合、サブバンドの細分性でCSIを報告し得る。WTRUは、波形想定がDFTS-OFDMであると決定する場合、ランク1を有するコードブックを含む(例えば、含むだけの)コードブックサブセット制限を有するCSIを報告し得る。
【0195】
CSIタイプは、推奨される波形を含み得る。WTRUは、可能な波形想定のセット(例えば、可能な波形想定のセットの各々)についてCSIを導出し、推奨される波形及びその関連付けられたCSIを報告し得る。推奨される波形は、CSIが波形から導出される場合、RI又は(例えば、同じRIについて)CQIを最大化する波形であり得る。CQIが波形のためのサブバンド細分性を有する場合、サブバンド間の最大CQIが比較のために利用され得る。WTRUは、波形がCP-OFDMであるという想定の下でCSIを導出し(例えば、最初に導出し)、サブバンド細分性を用いてCQIを決定し得る。WTRUは、波形がDFTS-OFDMであるという想定の下でCSIを導出し、広帯域細分性を用いてCQIを決定し得る(例えば、次いで、CSIを導出ができる)。RIが等しい場合、WTRUは、対応するCQIが、CP-OFDM波形想定を用いて導出されたCSIについての最大CQIよりも大きい場合、DFTS-OFDMを推奨波形として報告し得る。そうでない場合、WTRUは、推奨される波形としてCP-OFDMを報告し得る。
【0196】
上述の特徴及び要素は、特定の組み合わせで記載されているが、各特徴又は要素は、好ましい実施形態のその他の特徴及び要素なしで単独で使用され得る、又はその他の特徴及び要素を用いて若しくはそれらを用いずに、様々な組み合わせで使用され得る。
【0197】
本明細書に記載される実装形態は、3GPP特有プロトコルを考慮し得るが、本明細書に記載される実装形態は、このシナリオに限定されず、その他の無線システムに適用可能であり得ることが、理解されよう。例えば、本明細書に記載される解決策は、LTE、LTE-A、新無線(NR)、又は5G特有プロトコルを考慮するが、本明細書に記載される解決策は、このシナリオに限定されず、その他の無線システムにも更に適用可能であることが、理解されよう。
【0198】
上述のプロセスは、コンピュータ及び/若しくはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、並びに/又はファームウェアに、実装され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、(有線接続及び/又は無線接続を介して送信される)電子信号及び/又はコンピュータ可読記憶媒体が挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどであるがこれらに限定されない磁気媒体、磁気光学媒体、並びに/又はコンパクトディスク(Compact Disc、CD)-ROMディスク、及び/若しくはデジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、端末、基地局、RNC、及び/又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを、実装し得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
第1のスロットが、前記第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるか、かつ第2のスロットが、前記第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかを示すスロットフォーマット設定情報を受信することと、
前記第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信することであって、前記PDCCH送信は、前記第1のスロットが、前記スロットフォーマット設定情報において、フレキシブルであると示されていることに基づいて、優先される波形タイプの波形を介して、又は前記第1の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第1のスロットに関連付けられているものとして示されていることに基づいて、前記第1の波形タイプの波形を介して受信され、前記PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールし、前記PDSCH送信の受信に関連付けられた示された波形タイプを示すダウンリンク制御情報(DCI)を含む、受信することと、
前記第2のスロットにおいて前記PDSCH送信を受信することであって、前記PDSCH送信は、前記第2のスロットがフレキシブルであることに基づいて、前記示された波形タイプの波形を介して、又は前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示されていることに基づいて、前記第2の波形タイプの波形を介して受信される、受信することと、を行うように構成されたプロセッサを備える、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-s-OFDM)波形であるように示される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又は前記DFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項2に記載のWTRU。
【請求項4】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、DFT-s-OFDM波形であると示されていることに基づいて、前記プロセッサは、前記PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用するように更に構成されている、請求項2に記載のWTRU。
【請求項5】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)波形であるように示される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、CORESET/SS、又は前記CP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項5に記載のWTRU。
【請求項7】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、CP-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記プロセッサは、IDFTを適用せずに前記PDSCH送信を復号するように更に構成されている、請求項5に記載のWTRU。
【請求項8】
前記PDSCH送信を受信するための前記示された波形タイプの前記波形は、前記第1の波形タイプ又は前記第2の波形タイプのうちの1つである、請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
前記優先される波形タイプの前記波形は、初期アクセス波形又はデフォルトの波形である、請求項1に記載のWTRU。
【請求項10】
前記スロットフォーマット設定情報は、RRC設定、MAC-CE、又はWTRU固有のDCIのうちの1つ以上を介して受信される、請求項1に記載のWTRU。
【請求項11】
無線送信/受信ユニット(WTRU)において実装された方法であって、
第1のスロットが、前記第1のスロットに関連付けられた第1の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるか、かつ第2のスロットが、前記第2のスロットに関連付けられた第2の波形タイプを有するか、又はフレキシブルであるかを示すスロットフォーマット設定情報を受信することと、
前記第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信することであって、前記PDCCH送信は、前記第1のスロットが、前記スロットフォーマット設定情報において、フレキシブルであると示されていることに基づいて、優先される波形タイプの波形を介して、又は前記第1の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第1のスロットに関連付けられているものとして示されていることに基づいて、前記第1の波形タイプの波形を介して受信され、前記PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールし、かつ前記PDSCH送信の受信に関連付けられた示された波形タイプを示すダウンリンク制御情報(DCI)を含む、受信することと、
前記第2のスロットにおいて前記PDSCH送信を受信することであって、前記PDSCH送信は、前記第2のスロットがフレキシブルであることに基づいて、前記示された波形タイプの波形を介して、又は前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示されていることに基づいて、前記第2の波形タイプの波形を介して受信される、受信することと、を含む、方法。
【請求項12】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-s-OFDM)波形であるように示される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、設定可能制御リソースセット(CORESET)/同期信号(SS)、又は前記DFT-s-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、かつ前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、DFT-s-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記方法は、前記PDSCH送信を復号する前に逆離散フーリエ変換(IDFT)を適用することを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の波形タイプは、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、
前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形は、サイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)波形であるように示される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のスロットは、初期アクセス関連信号、CORESET/SS、又は前記CP-OFDM波形のための参照信号のうちの少なくとも1つを搬送する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の波形タイプが、前記スロットフォーマット設定情報において、前記第2のスロットに関連付けられているものとして示され、かつ前記第2のスロットに関連付けられた前記第2の波形タイプの前記波形が、CP-OFDM波形であるように示されていることに基づいて、前記方法は、IDFTを適用せずに前記PDSCH送信を復号することを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記PDSCH送信を受信するための前記示された波形タイプの前記波形は、前記第1の波形タイプ又は前記第2の波形タイプのうちの1つである、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記優先される波形タイプの前記波形は、初期アクセス波形又はデフォルトの波形である、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記スロットフォーマット設定情報は、RRC設定、MAC-CE、又はWTRU固有のDCIのうちの1つ以上を介して受信される、請求項11に記載の方法。
【請求項21】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
スロットフォーマット設定情報を受信することと、
前記第1のスロットにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を受信することであって、前記PDCCH送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を含む、受信することと、
前記第2のスロットにおいて前記PDSCH送信を受信することと、を行うように構成された、プロセッサを備える、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項22】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
離散フーリエ変換-拡散-直交周波数領域多重化(DFT-S-OFDM)及びサイクリックプレフィックス-直交周波数領域多重化(CP-OFDM)波形のための初期アクセス関連信号を送信することであって、前記初期アクセス関連信号は、Zadoff-Chu信号ベースのプライマリ同期信号(PSS)、PRACHリソース、DFT-S-OFDM波形及びDFT-S-OFDMベースの初期アクセス波形のためのm-シーケンスを有するセカンダリ同期信号(SSS)、DFT-S-OFDM波形を有するPBCH、CORESET#0を含むCORESET構造、又はDFT-S-OFDM波形におけるMSG3のうちの少なくとも1つを含む、送信することと、
前記Zadoff-Chu信号ベースのPSSの検出に基づいて、DFT-S-OFDMベースの初期アクセスを決定することと、
前記PRACHリソースの選択に基づいて、波形を決定し、前記決定された波形を報告することと、を行うように構成された、プロセッサを備える、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項23】
前記DFT-S-OFDM波形及び前記CP-OFDM波形のための前記初期アクセス関連信号の前記送信は、キャリア周波数、周波数帯域、又はサブキャリア間隔のうちの1つ以上に基づいている、請求項22に記載のWTRU。
【国際調査報告】