IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ピーエスケー インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-543014コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置
<>
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図1
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図2
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図3
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図4
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図5
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図6
  • 特表-コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】コネクターアセンブリー、これを有する基板処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20241112BHJP
   H01R 13/688 20110101ALI20241112BHJP
【FI】
H01L21/302 101G
H01R13/688
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525618
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(85)【翻訳文提出日】2024-04-30
(86)【国際出願番号】 KR2022016639
(87)【国際公開番号】W WO2023080549
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0149133
(32)【優先日】2021-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519362963
【氏名又は名称】ピーエスケー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク,ボム ス
【テーマコード(参考)】
5E021
5F004
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA14
5E021FB07
5E021FC14
5E021FC16
5E021FC30
5E021MA11
5F004BA03
5F004BA20
5F004BB18
5F004BB22
5F004BB29
5F004BD01
5F004CA03
5F004DB02
5F004DB03
5F004DB07
5F004DB26
(57)【要約】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は基板を処理する処理空間を有するハウジング、前記処理空間で基板を支持する支持ユニット、前記処理空間に供給される工程ガスからプラズマを発生させるプラズマソース及び前記装置に提供される部品に電力を供給するために提供されるコネクターアセンブリーを含むが、前記コネクターアセンブリーは外側面に溝が形成されるボディー、前記溝に挿入されるピンユニット及び前記ピンユニットに設置されるヒューズを含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
基板を処理する処理空間を有するハウジングと、
前記処理空間で基板を支持する支持ユニットと、
前記処理空間に供給される工程ガスからプラズマを発生させるプラズマソースと、及び
前記装置に提供される部品に電力を供給するために提供されるコネクターアセンブリーを含むが、
前記コネクターアセンブリーは、
外側面に溝が形成されるボディーと、
前記溝に挿入されるピンユニットと、及び
前記ピンユニットに設置されるヒューズを含む基板処理装置。
【請求項2】
前記ピンユニットは前記ボディーに脱着可能に提供される請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記ヒューズは前記ピンユニットに脱着可能に提供される請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記ピンユニットは、
外部の第1ケーブルが挿入される第1部分と、及び
外部の第2ケーブルが挿入される第2部分を含み、
前記第1部分には前記ヒューズの第1リード線が挿入される第1貫通ホールが形成され、
前記第2部分には前記ヒューズの第2リード線が挿入される第2貫通ホールが形成される請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記第1部分と前記第2部分は導体で提供され、
前記第1部分と前記第2部分との間には絶縁材質の第3部分が位置する請求項4に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記第1部分は第1直径の円筒形状で提供され、
前記第2部分は前記第1直径より小さな第2直径の円筒形状で提供される請求項5に記載の基板処理装置。
【請求項7】
コネクターアセンブリーにおいて、
外側面に溝が形成されるボディーと、
前記溝に挿入されるピンユニットと、及び
前記ピンユニットに設置されるヒューズを含むが、
前記ピンユニットは前記ボディーに脱着可能に提供されるコネクターアセンブリー。
【請求項8】
前記ヒューズは前記ピンユニットに脱着可能に提供される請求項7に記載のコネクターアセンブリー。
【請求項9】
前記ピンユニットは、
外部の第1ケーブルが挿入される第1部分と、及び
外部の第2ケーブルが挿入される第2部分を含み、
前記第1部分には前記ヒューズの第1リード線が挿入される第1貫通ホールが形成され、
前記第2部分には前記ヒューズの第2リード線が挿入される第2貫通ホールが形成される請求項8に記載のコネクターアセンブリー。
【請求項10】
前記第1部分と前記第2部分は導体で提供され、
前記第1部分と前記第2部分との間には絶縁材質の第3部分が位置する請求項9に記載のコネクターアセンブリー。
【請求項11】
前記第1部分は第1直径の円筒形状で提供され、
前記第2部分は前記第1直径より小さな第2直径の円筒形状で提供される請求項10に記載のコネクターアセンブリー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクターアセンブリー及びこれを有する基板処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、コネクターアセンブリーはそれぞれの端部に連結されたケーブルを電気的に連結させる役割をする。コネクターアセンブリーは自動車、家電製品、または半導体製造装置などの産業に広範囲に使用される。
【0003】
コネクターアセンブリーに過電流が流れる場合発熱が発生する。コネクターアセンブリーの発熱は火事で連結される蓋然性が大きい。コネクターアセンブリーに過電流が流れる場合コネクターアセンブリー内部の電流を遮断する遮断機が存在する。但し、遮断機はコネクターアセンブリーに既に発生された過電流及び/または発熱に対して後続措置を遂行するだけである。すなわち、遮断機はコネクターアセンブリー内部に過電流及び/または発熱が発生することを前もってあらかじめ予防する機能は遂行することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、コネクターアセンブリー、そして、これを有する基板処理装置の火事を前もって予防することができるコネクターアセンブリー及びこれを有する基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0005】
また、本発明はコネクターアセンブリー内部に過電流が流れることを前もって予防することができるコネクターアセンブリー及びこれを有する基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0006】
また、本発明はコネクターアセンブリー内部に発熱が発生することを前もって予防することができるコネクターアセンブリー及びこれを有する基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0007】
また、本発明はヒューズを容易に入れ替ることができるコネクターアセンブリー及びこれを有する基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0008】
本発明が解決しようとする課題が上述した課題らに限定されるものではなくて、言及されない課題らは本明細書及び添付された図面から本発明の属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は基板を処理する処理空間を有するハウジング、前記処理空間で基板を支持する支持ユニット、前記処理空間に供給される工程ガスからプラズマを発生させるプラズマソース及び前記装置に提供される部品に電力を供給するために提供されるコネクターアセンブリーを含むが、前記コネクターアセンブリーは外側面に溝が形成されるボディー、前記溝に挿入されるピンユニット及び前記ピンユニットに設置されるヒューズを含むことができる。
【0010】
一実施例によれば、前記ピンユニットは前記ボディーに脱着可能に提供されることができる。
【0011】
一実施例によれば、前記ヒューズは前記ピンユニットに脱着可能に提供されることができる。
【0012】
一実施例によれば、前記ピンユニットは外部の第1ケーブルが挿入される第1部分及び外部の第2ケーブルが挿入される第2部分を含み、前記第1部分には前記ヒューズの第1リード線が挿入される第1貫通ホールが形成され、前記第2部分には前記ヒューズの第2リード線が挿入される第2貫通ホールが形成されることができる。
【0013】
一実施例によれば、前記第1部分と前記第2部分は導体で提供され、前記第1部分と前記第2部分との間には絶縁材質の第3部分が位置することができる。
【0014】
一実施例によれば、前記第1部分は第1直径の円筒形状で提供され、前記第2部分は前記第1直径より小さな第2直径の円筒形状で提供されることができる。
【0015】
また、本発明はコネクターアセンブリーを提供する。コネクターアセンブリーは外側面に溝が形成されるボディー、前記溝に挿入されるピンユニット及び前記ピンユニットに設置されるヒューズを含むが、前記ピンユニットは前記ボディーに脱着可能に提供されることができる。
【0016】
一実施例によれば、前記ヒューズは前記ピンユニットに脱着可能に提供されることができる。
【0017】
一実施例によれば、前記ピンユニットは外部の第1ケーブルが挿入される第1部分及び外部の第2ケーブルが挿入される第2部分を含み、前記第1部分には前記ヒューズの第1リード線が挿入される第1貫通ホールが形成され、前記第2部分には前記ヒューズの第2リード線が挿入される第2貫通ホールが形成されることができる。
【0018】
一実施例によれば、前記第1部分と前記第2部分は導体で提供され、前記第1部分と前記第2部分との間には絶縁材質の第3部分が位置することができる。
【0019】
一実施例によれば、前記第1部分は第1直径の円筒形状で提供され、前記第2部分は前記第1直径より小さな第2直径の円筒形状で提供されることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一実施例によれば、コネクターアセンブリー、そして、これを有する基板処理装置の火事を前もって予防することができる。
【0021】
また、本発明の一実施例によれば、コネクターアセンブリー内部に過電流が流れて発熱が発生することを前もって予防することができる。
【0022】
また、本発明の一実施例によれば、コネクターアセンブリーに対する維持補修作業を容易に遂行することができる。
【0023】
また、本発明の一実施例によれば、コネクターアセンブリーの維持補修費用を節減することができる。
【0024】
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる図面である。
図2図2図1の基板処理装置のプロセスチャンバーのうちでプラズマ処理工程を遂行するプロセスチャンバーの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図3図3図1の基板処理装置に提供されるコネクターアセンブリーの姿を概略的に見せてくれる斜視図である。
図4図4図3のコネクターアセンブリーを側面から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
図5図5図3のコネクターアセンブリーのボディーでピンユニットとヒューズが脱着された姿を概略的に見せてくれる姿である。
図6図6図3のピンユニットを側面から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
図7図7図3のピンユニットに対する他の実施例を概略的に見せてくれる姿である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
[発明を実施するための最良の様態]
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形されることができるし、本発明の範囲が下で敍述する実施例によって限定されられることで解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での構成要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0027】
以下では図1乃至図7を参照して本発明の実施例に対して詳しく説明する。
【0028】
図1は、本発明の基板処理装置を概略的に見せてくれる図面である。図1を参照すれば、基板処理装置1は前方端部モジュール(Equipment Front End Module:EFEM)20及び処理モジュール30を有する。前方端部モジュール20と処理モジュール30は一方向に配置される。
【0029】
前方端部モジュール20はロードポート(Load port)200及び移送フレーム220を有する。ロードポート200は第1方向2に前方端部モジュール20の前方に配置される。ロードポート200は複数個の支持部202を有する。それぞれの支持部202は第2方向4に一列に配置され、工程に提供される基板(W)及び工程処理が完了された基板(W)が収納されたキャリア(C)(例えば、カセット、FOUPなど)が安着される。キャリア(C)には工程に提供される基板(W)及び工程処理が完了された基板(W)が収納される。移送フレーム220はロードポート200と処理モジュール30との間に配置される。移送フレーム220はその内部に配置されてロードポート200と処理モジュール30との間に基板(W)を移送する第1移送ロボット222を含む。第1移送ロボット222は第2方向4に具備された移送レール224に沿って移動してキャリア(C)と処理モジュール30との間に基板(W)を移送する。
【0030】
処理モジュール30はロードロックチャンバー300、トランスファーチャンバー400、そして、プロセスチャンバー500を含む。
【0031】
ロードロックチャンバー300は移送フレーム220に接するように配置される。一例で、ロードロックチャンバー300はトランスファーチャンバー400と前方端部モジュール20との間に配置されることができる。ロードロックチャンバー300は工程に提供される基板(W)がプロセスチャンバー500に移送される前、または工程処理が完了された基板(W)が前方端部モジュール20に移送される前待機する空間を提供する。
【0032】
トランスファーチャンバー400はロードロックチャンバー300に接するように配置される。トランスファーチャンバー400は上部から眺める時、多角形の胴体を有する。一例で、トランスファーチャンバー400は上部から眺める時、五角形の胴体を有することができる。胴体外側にはロードロックチャンバー300と複数個のプロセスチャンバー500らが胴体のまわりに沿って配置される。胴体各側壁には基板(W)が出入りする通路(図示せず)が形成され、通路はトランスファーチャンバー400とロードロックチャンバー300またはプロセスチャンバー500らを連結する。各通路には通路を開閉して内部を密閉させるドア(図示せず)が提供される。
【0033】
トランスファーチャンバー400の内部空間にはロードロックチャンバー300とプロセスチャンバー500らの間に基板(W)を移送する第2移送ロボット420が配置される。第2移送ロボット420はロードロックチャンバー300で待機する未処理された基板(W)をプロセスチャンバー500に移送するか、または、工程処理が完了された基板(W)をロードロックチャンバー300に移送する。そして、複数個のプロセスチャンバー500に基板(W)を順次に提供するためにプロセスチャンバー500の間に基板(W)を移送する。一例で、図1のように、トランスファーチャンバー400が五角形の胴体を有する時、前方端部モジュール20と隣接した側壁にはロードロックチャンバー300がそれぞれ配置され、残り側壁にはプロセスチャンバー500らが連続して配置される。トランスファーチャンバー400の形状はこれに限定されないで、要求される工程モジュールによって多様な形態で変形されて提供されることができる。
【0034】
プロセスチャンバー500はトランスファーチャンバー400のまわりに沿って配置される。プロセスチャンバー500は複数個提供されることができる。それぞれのプロセスチャンバー500内では基板(W)に対する工程処理が進行される。プロセスチャンバー500は第2移送ロボット420から基板(W)の移送を受けて工程処理をして、工程処理が完了された基板(W)を第2移送ロボット420に提供する。それぞれのプロセスチャンバー500で進行される工程処理はお互いに相異であることがある。
【0035】
図2は、図1の基板処理装置のプロセスチャンバーのうちでプラズマ処理工程を遂行するプロセスチャンバーを概略的に見せてくれる図面である。以下ではプラズマ処理工程を遂行するプロセスチャンバー500に対して説明する。
【0036】
図2を参照すれば、プロセスチャンバー500はプラズマを利用して基板(W)上に所定の工程を遂行する。一例で、基板(W)上の薄膜を蝕刻またはアッシング(Ashing)できる。薄膜はポリシリコン膜、酸化膜、そして、シリコン窒化膜など多様な種類の膜であることができる。選択的に、薄膜は自然酸化膜や化学的に生成された酸化膜であることができる。
【0037】
プロセスチャンバー500は工程処理部520、プラズマ発生部540、拡散部560、そして、排気部580を含むことができる。
【0038】
工程処理部520は基板(W)が置かれて、基板(W)に対する処理が遂行される処理空間5200を提供する。後述するプラズマ発生部540で工程ガスを放電させてプラズマを生成させ、これを工程処理部520の処理空間5200に供給する。工程処理部520の内部に泊まる工程ガス及び/または基板(W)を処理する過程で発生した反応副産物などは後述する排気部580を通じてプロセスチャンバー500の外部に排出する。これにより、工程処理部520内の圧力を設定圧力で維持することができる。
【0039】
工程処理部520はハウジング5220、支持ユニット5240、排気バッフル5260、そして、バッフル5280を含むことができる。
【0040】
ハウジング5220の内部には基板処理工程を遂行する処理空間5200が提供されることができる。ハウジング5220の外壁は導体で提供されることができる。一例で、ハウジング5220の外壁はアルミニウムを含む金属材質で提供されることができる。ハウジング5220は上部が開放され、側壁には開口(図示せず)が形成されることができる。基板(W)は開口を通じてハウジング5220の内部に出入りする。開口(図示せず)はドア(図示せず)のような開閉部材によって開閉されることができる。また、ハウジング5220の底面には排気ホール5222が形成される。
【0041】
排気ホール5222を通じて処理空間5200内を流動する工程ガス及び/または副産物を処理空間5200の外部に排気することができる。排気ホール5222は後述する排気部580を含む構成らと連結されることができる。
【0042】
支持ユニット5240は処理空間5200で基板(W)を支持する。支持ユニット5240は支持プレート5242と支持軸5244を含むことができる。支持プレート5242は外部電源と連結されることができる。支持プレート5242は外部電源で印加された電力によって静電気を発生させることができる。発生された静電気が有する静電気力は基板(W)を支持ユニット5240に固定させることができる。
【0043】
支持軸5244は対象物を移動させることができる。例えば、支持軸5244は基板(W)を上下方向に移動させることができる。一例で、支持軸5244は支持プレート5242と結合され、支持プレート5242を昇下降させて基板(W)を上下移動させることができる。
【0044】
排気バッフル5260は処理空間5200でプラズマを領域別に均一に排気させる。排気バッフル5260は上部から眺める時、環形のリング形状を有する。排気バッフル5260は処理空間5200内でハウジング5220の内側壁と支持ユニット5240との間に位置することができる。排気バッフル5260には複数の排気ホール5262らが形成される。排気ホール5262らは上下方向を向けるように提供されることができる。排気ホール5262らは排気バッフル5260の上端から下端まで延長されるホールに提供されることができる。排気ホール5262らは排気バッフル5260の円周方向に沿ってお互いに離隔されるように配列されることができる。
【0045】
バッフル5280は工程処理部520とプラズマ発生部540との間に配置されることができる。また、バッフル5280は工程処理部520と拡散部560との間に配置されることができる。また、バッフル5280は支持ユニット5240と拡散部560との間に配置されることができる。バッフル5280は支持ユニット5240の上部に配置されることができる。一例で、バッフル5280は工程処理部520の上端に配置されることができる。
【0046】
バッフル5280はプラズマ発生部540で発生するプラズマを処理空間5200に均一に伝達することができる。バッフル5280にはバッフルホール5282が形成されることができる。バッフルホール5282は複数個で提供されることができる。バッフルホール5282らはお互いに離隔されるように提供されることができる。バッフルホール5282らはバッフル5280の上端から下端まで貫通することができる。バッフルホール5282らはプラズマ発生部540で発生するプラズマが処理空間5200で流動する通路で機能することができる。
【0047】
バッフル5280は板形状を有することができる。バッフル5280は上部から眺める時、円板形状を有することができる。バッフル5280は断面から眺める時、その上面の高さが縁領域から中心領域にいくほど高くなることができる。一例で、バッフル5280は断面から眺める時、その上面が縁領域から中心領域にいくほど上向き傾く形状を有することができる。
【0048】
これに、プラズマ発生部540で発生するプラズマはバッフル5280の傾いた断面に沿って処理空間5200の縁領域に流動することができる。前述した例と異なり、バッフル5280の断面は傾くように提供されないこともある。一例で、バッフル5280は所定の厚さを有する円板形状で提供されることができる。
【0049】
プラズマ発生部540は後述するガス供給ユニット5440から供給される工程ガスを励起させてプラズマを生成し、生成されたプラズマを処理空間5200に供給することができる。
【0050】
プラズマ発生部540は工程処理部520の上部に位置することができる。プラズマ発生部540はハウジング5220と後述する拡散部560より上部に位置することができる。工程処理部520、拡散部560、そして、プラズマ発生部540は第1方向2及び第2方向4とすべて垂直な第3方向6に沿って地面から順次に位置することができる。
【0051】
プラズマ発生部540はプラズマチャンバー5420、ガス供給ユニット5440、そして、電力印加ユニット5460を含むことができる。
【0052】
プラズマチャンバー5420は上面、そして、下面が開放された形状を有することができる。一例で、プラズマチャンバー5420は上面、そして、下面が開放された円筒形状を有することができる。プラズマチャンバー5420の上端及び下端には開口が形成されることができる。プラズマチャンバー5420はプラズマ発生空間5422を有することができる。プラズマチャンバー5420は酸化アルミニウム(AlO)を含む材質で提供されることができる。
【0053】
プラズマチャンバー5420の上面はガス供給ポート5424によって密閉されることができる。ガス供給ポート5424は後述するガス供給ユニット5440と連結されることができる。工程ガスはガス供給ポート5424を通じてプラズマ発生空間5422に供給されることができる。プラズマ発生空間5422に供給された工程ガスはバッフルホール5282を経って処理空間5200で均一に分配されることができる。
【0054】
ガス供給ユニット5440は工程ガスを供給することができる。ガス供給ユニット5440はガス供給ポート5424と連結されることができる。ガス供給ユニット5440が供給する工程ガスはフッ素(Fluorine)及び/または水素(Hydrogen)を含むことができる。
【0055】
電力印加ユニット5460はプラズマ発生空間5422に高周波電力を印加する。電力印加ユニット5460はプラズマ発生空間5422で工程ガスを励起してプラズマを発生させるプラズマソースであることができる。電力印加ユニット5460はアンテナ5462と電源5464を含むことができる。
【0056】
アンテナ5462は誘導結合型プラズマ(ICP)アンテナであることができる。アンテナ5462はコイル形状で提供されることができる。アンテナ5462はプラズマチャンバー5420の外部でプラズマチャンバー5420を複数回巻くことができる。アンテナ5462はプラズマチャンバー5420の外部で螺旋形でプラズマチャンバー5420を複数回巻くことができる。
【0057】
アンテナ5462はプラズマ発生空間5422に対応する領域でプラズマチャンバー5420に絡められることができる。アンテナ5462の一端はプラズマチャンバー5420の正断面から眺める時、プラズマチャンバー5420の上部領域と対応される高さに提供されることができる。アンテナ5462の他端はプラズマチャンバー5420の正断面から眺める時、プラズマチャンバー5420の下部領域と対応される高さに提供されることができる。
【0058】
電源5464はアンテナ5462に電力を印加することができる。電源5464はアンテナ5462に高周波交流電流を印加することができる。アンテナ5462に印加された高周波交流電流はプラズマ発生空間5422に誘導電場を形成することができる。プラズマ発生空間5422内に供給される工程ガスは誘導電場からイオン化に必要なエネルギーを得てプラズマ状態に変換されることができる。
【0059】
電源5464はアンテナ5462の一端に連結されることができる。電源5464はプラズマチャンバー5420の上部領域と対応される高さに提供されるアンテナ5462の一端に連結されることができる。また、アンテナ5462の他端は接地されることができる。プラズマチャンバー5420の下部領域と対応される高さに提供されるアンテナ5462の他端は接地されることができる。しかし、これに限定されるものではなくて、アンテナ5462の一端が接地され、アンテナ5462の他端に電源5464が連結されることができる。
【0060】
拡散部560はプラズマ発生部540で発生されたプラズマを処理空間5200に拡散させることができる。拡散部560は拡散チャンバー5620を含むことができる。拡散チャンバー5620はプラズマチャンバー5420で発生されたプラズマを拡散させるプラズマ拡散空間5622を提供する。プラズマ発生部540で発生されたプラズマはプラズマ拡散空間5622を通しながら拡散することができる。プラズマ拡散空間5622に流入されたプラズマはバッフル5280を経って処理空間5200で均一に分配されることができる。
【0061】
拡散チャンバー5620はプラズマチャンバー5420の下部に位置することができる。拡散チャンバー5620はハウジング5220とプラズマチャンバー5420との間に位置することができる。ハウジング5220、拡散チャンバー5620、そして、プラズマチャンバー5420は第3方向6に沿って地面から順次に位置することができる。拡散チャンバー5620の内周面は不導体で提供されることができる。一例で、拡散チャンバー5620の内周面は石英(Quartz)を含む材質で提供されることができる。
【0062】
排気部580は処理部520内部の工程ガス及び不純物を外部に排気することができる。排気部580は基板(W)を処理する過程で発生する不純物とパーティクルなどをプロセスチャンバー500の外部に排気することができる。排気部580は処理空間5200内に供給された工程ガスをプロセスチャンバー500の外部に排気することができる。排気部580は排気ライン5820と減圧部材5840を含むことができる。排気ライン5820はハウジング5220の底面に形成された排気ホール5222と連結されることができる。排気ライン5820は減圧を提供する減圧部材5840と連結されることができる。
【0063】
減圧部材5840は処理空間5200に陰圧を提供することができる。減圧部材5840は処理空間5200に残留するプラズマ、不純物、そして、パーティクルなどをハウジング5220の外部に排出することができる。また、減圧部材5840は処理空間5200の圧力を既設定された圧力で維持するように陰圧を提供することができる。減圧部材5840はポンプであることができる。但し、これに限定されるものではなくて、減圧部材5840は陰圧を提供する公知された装置で多様に変形されて提供されることができる。
【0064】
図3は、図1の基板処理装置に提供されるコネクターアセンブリーの姿を概略的に見せてくれる斜視図である。図4は、図3のコネクターアセンブリーを側面から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。図5は、図3のコネクターアセンブリーのボディーでピンユニットとヒューズが脱着された姿を概略的に見せてくれる姿である。図6は、図3のピンユニットを側面から眺めた姿を概略的に見せてくれる図面である。
【0065】
以下では本発明の一実施例によるコネクターアセンブリーに対して詳しく説明する。
【0066】
図3及び図4を参照すれば、本発明の一実施例によるコネクターアセンブリー600は、基板処理装置1に提供される部品に提供されることができる。基板処理装置1に提供される電力が必要な一体の部品に提供されることができる。一例で、コネクターアセンブリー600は本発明の一実施例によるプロセスチャンバー500に提供される電力が必要な部品らに提供されることができる。
【0067】
コネクターアセンブリー600は電力を伝達する電力ケーブルをお互いに連結することができる。一例で、コネクターアセンブリー600は電力を伝達する外部の第1ケーブル601と外部の第2ケーブル602をお互いに連結することができる。但し、これに限定されるものではなくて、コネクターアセンブリー600は電気的に連結が必要な複数のケーブルをお互いに連結することができる。また、コネクターアセンブリー600は制御信号を伝達するシグナルケーブルをお互いに連結することもできる。コネクターアセンブリー600はボディー620、ピンユニット640、そして、ヒューズ660を含むことができる。
【0068】
ボディー620はコネクターアセンブリー600の外観及び骨格を形成することができる。本発明の一実施例でボディー620は第1胴体622と第2胴体625で構成されることができる。第1胴体622は外部の電源と連結されることができる挿入部で機能することができる。一例で、第1胴体622には外部の電源で提供される第1ケーブル601が挿入されることができる。
【0069】
第1胴体622の一面には外部の第1ケーブル601が挿入されることができる第1挿入溝623が形成されることができる。第1挿入溝623は第1胴体622の一面と見合わせる他面まで形成されることができる。一例で、第1挿入溝623は第1胴体622の一面から第1胴体622と第2胴体625が面接した面まで形成されることができる。
【0070】
本発明の一実施例によれば、第1挿入溝623は4個提供されることができる。但し、これに限定されるものではなくて第1挿入溝623の個数は多様に変形されて提供されることができる。第1胴体622の一面と見合わせる他の面は第2胴体625と面接することができる。例えば、第1胴体622と第2胴体625は一体で形成されることができる。
【0071】
第1胴体622の一側面には溝624が形成される。第1胴体622の外側面には溝624が形成される。溝624は後述するピンユニット640が挿入される空間を提供する。溝624の長さ方向はピンユニット640の長さ方向と平行に提供されることができる。溝624の幅長さはピンユニット640の幅長さと対応されることができる。溝624の幅長さはピンユニット640の幅の長さ、そして、ピンユニット640に設置されるヒューズ660の幅の長さを合わせた長さと対応されることができる。これに、溝624に挿入されたピンユニット640、そして、ピンユニット640に設置されたヒューズ660は溝624から突き出されないこともある。
【0072】
第2胴体625には外部の第2ケーブル602が挿入されることができる。第2胴体625には外部の第2ケーブル602が挿入される第2挿入溝626が形成されることができる。一例で、第2挿入溝626は4個提供されることができる。但し、これに限定されるものではなくて、第2挿入溝626の個数は多様に変形されて提供されることができる。第2胴体625は概して直方体の形状を有することができる。一例で、第2胴体625は正面から眺める時、第1胴体622より大きい面積を有することができる。
【0073】
図3乃至図6を参照すれば、ピンユニット640はボディー620に脱着可能に提供される。ピンユニット640は第1胴体622に脱着可能に提供されることができる。ピンユニット640は第1胴体622に形成された溝624に挿入されることができる。ピンユニット640は第1部分642、第2部分644、そして、第3部分646を含むことができる。
【0074】
第1部分642は導体で提供されることができる。第1部分642は円筒形状で提供されることができる。第1部分642は第1直径を有する円筒形状であることができる。第1部分642の第1直径の長さは溝624の幅長さと対応されることができる。第1部分642には外部の第1ケーブル601が挿入されることができる。第1部分642が溝624に挿入された場合、第1部分642は第1胴体622の一面に形成された第1挿入溝623と対応される位置に提供されることができる。これに、ボディー620に連結された外部の第1ケーブル601は溝624に挿入されたピンユニット640に連結されることができる。第1部分642には後述するヒューズ660の第1リード線664が挿入される第1貫通ホール643が形成される。第1貫通ホール643に挿入されたヒューズ660はピンユニット640に固定設置されることができる。
【0075】
第2部分644は導体で提供されることができる。第2部分644は円筒形状で提供されることができる。第2部分644は第2直径を有する円筒形状であることができる。一例で、第2部分644は第1部分642の第1直径より小さな第2直径を有する円筒形状で提供されることができる。第2部分644は第1部分642の直径と異なるように提供されることで、ピンユニット640をボディー620から容易に脱着することができる。これに、ピンユニット640に設置されたヒューズ660が炭化される場合、ピンユニット640をボディー620から分離してピンユニット640に設置されたヒューズ660を容易に入れ替ることができる。
【0076】
第2部分644には外部の第2ケーブル602が挿入されることができる。第2部分644が溝624に挿入された場合、第2部分644は第2胴体625に形成された第2挿入溝626と対応される位置に提供されることができる。これに、ボディー620に連結された外部の第2ケーブル602は溝624に挿入されたピンユニット640に連結されることができる。第2部分644には後述するヒューズ660の第2リード線666が挿入される第2貫通ホール645が形成される。第2貫通ホール645に挿入されたヒューズ660はピンユニット640に固定設置されることができる。
【0077】
第3部分646は第1部分642と第2部分644との間に位置することができる。一例で、第3部分646は第1部分642の直径と等しい直径を有することができる。但し、これに限定されるものではなくて、第3部分646は第2部分644の直径と等しく提供されることができる。第3部分646は絶縁材質で提供されることができる。第3部分646によって第1部分642と第2部分644は電気的に絶縁されることができる。これに、第1部分642に連結された第1ケーブル601と第2部分644に連結された第2ケーブル602はお互いに直列で連結されることができる。
【0078】
ヒューズ660は発熱や過電流による回路連結を遮断させる機能を遂行する。ヒューズ660はピンユニット640に脱着可能に提供される。ヒューズ660はヒューズ素子662、第1リード線664、そして、第2リード線666で構成されることができる。
【0079】
ヒューズ素子662は第1リード線664と第2リード線666を電気的に連結することができる。ヒューズ素子662の一端は第1リード線664と連結されることができる。また、ヒューズ素子662の他端は第2リード線666と連結されることができる。ヒューズ素子662は第1リード線664と第2リード線666との間で直列で連結されることができる。ヒューズ素子662は第1リード線664と第2リード線666から発生する発熱及び/または過電流によって切れる可溶体であることができる。
【0080】
ヒューズ素子662は一定温度以下の融点を有する低融点金属または合金で提供されることができる。一例で、ヒューズ素子662はSn、Ag、Al、Zn、Cu、そして、Niのうちで少なくとも何れか一つの元素を含むバー(bar)形状で提供されることができる。但し、これに限定されるものではなくて、ヒューズ素子662はセラミックスチューブ管とチューブ管の両端に形成された端子、そして、セラミックスチューブ管内に挿入された可溶体線で構成されることもできる。
【0081】
第1リード線664はヒューズ素子662の一端に形成されることができる。第1リード線664はピンユニット640の第1部分642に形成された第1貫通ホール643に挿入されることができる。第1リード線664の一端はヒューズ素子662に連結され、第1リード線664の他端は第1貫通ホール643に挿入されてピンユニット640に連結された外部の第1ケーブル601と連結されることができる。第1リード線664は外部の第1ケーブル601とヒューズ素子662を直列連結することができる。
【0082】
第2リード線666はヒューズ素子662の他端に形成されることができる。第2リード線666はピンユニット640の第2部分644に形成された第2貫通ホール645に挿入されることができる。第2リード線666の一端はヒューズ素子662に連結され、第2リード線666の他端は第2貫通ホール645に挿入されてピンユニット640に連結された外部の第2ケーブル602と連結されることができる。第2リード線666は外部の第2ケーブル602とヒューズ素子662を直列連結することができる。
【0083】
第1部分642に連結された外部の第1ケーブル601、そして、第2部分644に連結された外部の第2ケーブル602によって、ボディー620の内部温度が一定温度に到逹する場合、ヒューズ素子662が切れることがある。ヒューズ素子662が切れる場合、ピンユニット640、そして、ヒューズ660を媒介で直列で連結されていた第1ケーブル601と第2ケーブル602の連結が切れる。これに、第1ケーブル601と第2ケーブル602との間の回路が断線されて負荷に流れる電流が消えて、これにより追加的なコネクターアセンブリー600の発熱と炭化による火事を予防することができる。これに、基板処理装置1を利用して基板(W)に対する所定の工程を安全に遂行することができる。
【0084】
また、本発明の一実施例によれば、ヒューズ660がピンユニット640から脱着可能に提供されることで、コネクターアセンブリー600内部の温度が増加するか、または、ヒューズ660に過電流が流れてヒューズ素子662が切れた場合ヒューズ素子662を容易に入れ替ることができる。
【0085】
また、一実施例によるピンユニット640はボディー620から脱着可能に提供されることで、ヒューズ素子662を入れ替る時ボディー620からピンユニット640を分離し、ピンユニット640からヒューズ660を分離することでヒューズ660を容易に入れ替ることができる。これに、基板処理装置1の維持補修の効率性が増大される。
【0086】
また、ヒューズ660が切れた場合、コネクターアセンブリー600を全部入れ替ることが不必要であり、ヒューズ660のみをボディー620、そして、ピンユニット640から分離することができるので、維持補修費用を大きく節減することができる。
【0087】
図7は、図3のピンユニットに対する他の実施例を概略的に見せてくれる姿である。図7を参照すれば、ピンユニット640はボディー620に脱着可能に提供される。ピンユニット640は第1胴体622に脱着可能に提供されることができる。ピンユニット640は第1胴体622に形成された溝624に挿入されることができる。ピンユニット640は第1部分642、第2部分644、そして、第3部分646を含むことができる。
【0088】
第1部分642、第2部分644、そして、第3部分646はすべて円筒形状で提供されることができる。第1部分642、第2部分644、そして、第3部分646はすべて同じ直径を有することができる。第1部分642、そして、第2部分644はピンユニット640の両端に位置することができる。第1部分642と第2部分644との間には第3部分646が位置することができる。一例で、ピンユニット640の一端から他端に第1部分642、第3部分646、そして、第2部分644が順次に位置することができる。第1部分642と第2部分644は導体で提供されることができる。第3部分646は絶縁材質で提供されることができる。第3部分646によって第1部分642と第2部分644は電気的に絶縁されることができる。
【0089】
第1部分642には外部の第1ケーブル601が挿入されることができる。第1部分642が溝624に挿入された場合、第1部分642は第1胴体622の一面に形成された第1挿入溝623と対応される位置に提供されることができる。これに、ボディー620に連結された外部の第1ケーブル601は溝624に挿入されたピンユニット640に連結されることができる。第1部分642には後述するヒューズ660の第1リード線664が挿入される第1貫通ホール643が形成される。第1貫通ホール643に挿入されたヒューズ660はピンユニット640に固定設置されることができる。
【0090】
第2部分644には外部の第2ケーブル602が挿入されることができる。第2部分644が溝624に挿入された場合、第2部分644は第2胴体625に形成された第2挿入溝626と対応される位置に提供されることができる。これに、ボディー620に連結された外部の第2ケーブル602は溝624に挿入されたピンユニット640に連結されることができる。第2部分644には後述するヒューズ660の第2リード線666が挿入される第2貫通ホール645が形成される。第2貫通ホール645に挿入されたヒューズ660はピンユニット640に固定設置されることができる。第1部分642に連結された第1ケーブル601と第2部分644に連結された第2ケーブル602は電気的に絶縁された第3部分646によってお互いに直列で連結されることができる。
【0091】
前述した実施例ではプロセスチャンバー500に提供される部品のうちで電力の供給が必要な部品にコネクターアセンブリー600が提供されることを例で挙げて説明したが、これに限定されるものではない。本発明の一実施例によるコネクターアセンブリー600は基板(W)に対して液を供給して液処理する装置のうちで電力の供給が必要な部品、基板(W)に対して熱処理する装置のうちで電力の供給が必要な部品、基板(W)を返送する装置のうちで電力の供給が必要な部品、または/及び基板(W)を収納する装置のうちで電力の供給が必要な部品など多様な基板処理装置に含まれる部品で提供されることができる。
【0092】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。前述した実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】