(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】表示方法及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20241112BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20241112BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/0484
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526531
(86)(22)【出願日】2022-10-19
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2022126252
(87)【国際公開番号】W WO2023078088
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111296371.5
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ドワン,ユイン
(72)【発明者】
【氏名】ディーン,ヤーリーン
(72)【発明者】
【氏名】ワーン,ミヤオ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA04
5E555AA25
5E555AA30
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BC08
5E555BE12
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB34
5E555CB35
5E555CB53
5E555CB55
5E555CC05
5E555DA02
5E555DB01
5E555DB18
5E555DB19
5E555DC06
5E555DC13
5E555DC18
5E555DC40
5E555DC53
5E555DC54
5E555DC63
5E555DC84
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
本出願は、端末技術分野に適用される表示方法及び電子デバイスを提供する。方法は、以下を含み得る:電子デバイスが、第1インタフェースを表示することであって、ここで、第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、コントロールは、第1フォルダの外側に表示され、第1フォルダは、第1ページと第2ページとを含み、第1ページ及び第2ページは各々、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第1ページは、第1インタフェース上に表示されることと;電子デバイスが、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出することと;電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することであって、ここで、第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。本出願の方法によると、デスクトップ上でフォルダのページめくりを実装することができるので、ユーザはフォルダ内のアプリケーションを便利に検索することができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示方法であって、
電子デバイスによって、第1インタフェースを表示するステップであって、前記第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロール及び第1フォルダを含み、前記コントロールは、前記第1フォルダの外側に表示され、前記第1フォルダは、第1ページ及び第2ページを含み、前記第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、前記第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、前記第1ページは、前記第1インタフェースに表示される、ステップと、
前記電子デバイスによって、前記第1フォルダの前記第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出するステップと、
前記電子デバイスによって、前記第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップであって、前記第2インタフェースは、前記少なくとも1つのコントロール及び前記第2ページを含む、ステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2ページのアプリケーションアイコンは、前記第1ページのアプリケーションアイコンの一部を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1操作は、
前記第1フォルダの前記第1ページのN番目のアプリケーションアイコンの位置におけるスライド操作と、ただし、Nは正の整数であり、
前記第1フォルダの第1指定エリア内でのスライド操作と、ただし、前記第1指定エリアは、前記第1フォルダの左端、右端、上端及び下端のうちのいずれか1つを含み、
前記第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作と、
のうちのいずれか1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子デバイスによって、前記第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップは、
前記電子デバイスによって、前記第1操作に応答して、前記第1操作のスライド距離に基づいて、前記第1フォルダの前記第2ページに前記第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示するステップを含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多く、当該方法は、
前記電子デバイスによって、前記第1ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置で前記ユーザによって実行された第2操作を検出するステップと、
前記電子デバイスによって、前記第2操作に応答して、第3インタフェースを表示するステップであって、前記第3インタフェースは、前記第1ページの第1アプリケーションアイコンからM番目のアプリケーションアイコンまでを含み、Mは、前記予め設定された数量より大きい、ステップと、
を更に含み、前記第1フォルダ内にあり、かつ前記第3インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、前記第1ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
当該方法は、
前記電子デバイスによって、前記第2ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置で前記ユーザによって実行された第3操作を検出するステップと、
前記電子デバイスによって、前記第3操作に応答して、第4インタフェースを表示するステップであって、前記第4インタフェースは、前記第2ページの第1アプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含むか、又は前記第4インタフェースは、前記第2ページのL番目のアプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含み、ただし、L<P<Oである、ステップと、
を更に含み、前記第1フォルダ内にあり、かつ前記第4インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、前記第2ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記電子デバイスによって、前記第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップは、
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が前記予め設定された数量よりも多いとき、前記電子デバイスによって、前記第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップを含む、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記予め設定された数量は8又は9である、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
第1アプリケーションのアイコンが前記第1ページに表示され、当該方法は、
前記電子デバイスによって、前記第1インタフェースで前記第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出するステップと、
前記電子デバイスによって、前記第4操作に応答して、前記第1アプリケーションを開くステップと、
を更に含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、前記予め設定された数量よりも多く、前記第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記電子デバイスによって、前記第1フォルダの前記第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出するステップは、前記電子デバイスによって、前記重ねて表示されたアイコンに対して前記ユーザによって実行された前記第1操作を検出するステップを含み、
前記重ねて表示されたアイコンは、前記第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
当該方法は、
前記電子デバイスによって、前記第1フォルダの前記第2ページに対して前記ユーザによって実行された第5操作を検出するステップと、
前記電子デバイスによって、前記第5操作に応答して前記第1フォルダの前記第1ページを表示するステップと、
を更に含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
電子デバイスであって、当該電子デバイスは、ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のセンサ、複数のアプリケーション及び1つ以上のコンピュータプログラムを含み、
前記1つ以上のコンピュータプログラムは、前記1つ以上のメモリに記憶され、前記1つ以上のコンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって呼び出されて実行されると、当該電子デバイスは、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、電子デバイス。
【請求項14】
コンピュータ読取可能記憶媒体であって、当該コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、前記命令が電子デバイスで実行されると、前記電子デバイスは請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、2021年11月3日に中国国家知識産権局に出願された「DISPLAY METHOD AND ELECTRONIC DEVICE」という題名の中国特許出願第202111296371.5号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本出願は、端末技術の分野に関し、特に、表示方法及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
一般に、様々なアプリケーション(applications、APP)をより便利に検索して使用するために、ユーザは、アプリケーションを管理のために分類する。例えば同じタイプのアプリが1つのフォルダに配置されることがある。ユーザがフォルダをタップした後、フォルダ内のすべてのアプリを表示することができる。この場合、ユーザは、アプリのアプリケーションアイコンをタップして、アプリを開くことができる。前述の方法では、アプリを開くためには、ユーザは、まずフォルダをタップする必要があり、これは便利ではない。
【0004】
このことに基づいて、HarmonyOS(登録商標)では大フォルダの概念が出現する。大フォルダでは、ユーザは、フォルダを展開することなく、アプリのアイコンを直接タップしてアプリを開くことができる。しかしながら、アプリの数量が8を超えると、9番目以降のアプリを開くためには、ユーザは、大フォルダを展開し、展開されたページ上をスライドして、ユーザが開きたいアプリのアイコンを見つける必要がある。この場合、ユーザ操作が複雑であり、エクスペリエンスが低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願は、アプリケーションを開く効率を向上させ、アプリケーションのユーザ検索を支援し、ユーザ体験を向上させる表示方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様によると、本出願は、表示方法を提供する。本方法は以下を含む:電子デバイスが、第1インタフェースを表示することであって、ここで、第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、コントロールは、第1フォルダの外側に表示され、第1フォルダは、第1ページと第2ページとを含み、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第1ページは、第1インタフェース上に表示される。次いで、電子デバイスが、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出する。電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示し、ここで、第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。第2ページは、第1インタフェース上に表示されないことを理解されたい。
【0007】
上述の技術的解決策において、ユーザは、フォルダの第1ページに対して操作を実行してフォルダの第1ページを第2ページに切り替えて、フォルダのページめくりを実装し得る。フォルダを展開せずにアプリケーションを見つけることができ、その後、そのアプリケーションを開くことができる。これのようにして、ユーザがアプリケーションを検索することが便利になり、ユーザ体験が向上する。
【0008】
可能な設計では、第2ページのアプリケーションアイコンは、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を含む。
【0009】
可能な設計では、第1操作は、以下の操作のうちのいずれか1つを含む:すなわち、第1フォルダの第1ページのN番目のアプリケーションアイコンの位置におけるスライド操作と、ただし、Nは正の整数である;第1フォルダの第1指定エリア内でのスライド操作と、ただし、第1指定エリアは、第1フォルダの左端、右端、上端及び下端のうちのいずれか1つを含む;第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作と、のうちのいずれか1つを含む。
【0010】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、異なるエリア又は位置でユーザによって実行されるスライド操作に応答してフォルダのページに対してページめくりを実行することができ、その結果、ユーザはアプリケーションを検索することができる。
【0011】
可能な設計において、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することは:電子デバイスが、第1操作に応答して、第1操作のスライド距離に基づいて、第1フォルダの第2ページに第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示することを含む。
【0012】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、フォルダに対する第1操作のスライド距離に基づいて、対応するアプリケーションアイコンを表示することができ、その結果、ユーザ体験を向上させることができる。例えばスライド距離が短い場合、第1ページのアプリケーションアイコンの一部が第2ページに表示されてもよい。
【0013】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多い。本方法は以下を更に含む:すなわち、電子デバイスが、第1ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第2操作を検出することと;電子デバイスが、第2操作に応答して、第3インタフェースを表示することと、を更に含み、ここで、第3インタフェースは、第1ページ上の第1アプリケーションアイコンからM番目のアプリケーションアイコンまでを含み、Mは、予め設定された数量より大きい。第1フォルダ内にあり、かつ第3インタフェース上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第1ページ上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0014】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、ユーザの第2操作に応答して、フォルダの第1ページを展開し得る。このようにして、展開された拡張ページ上でアプリケーションを検索することができ、その結果、異なるユーザの異なる使用習慣を満たすことができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0015】
可能な設計では、方法は更に以下を含む:すなわち、電子デバイスが、第2ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第3操作を検出することと;電子デバイスが、第3操作に応答して、第4インタフェースを表示することとを含み、ここで、第4インタフェースは、第2ページ上の第1アプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含むか、又は第4インタフェースは、第2ページ上のL番目のアプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含み、ただし、L<P<Oである。第1フォルダ内にあり、かつ、第4インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第2ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0016】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、ユーザの第3操作に応答して、フォルダの第2ページを拡張し得る。このようにして、ユーザは、展開されたページ上でアプリケーションを検索することができ、ページめくり操作を繰り返し実行する必要がない。これにより、ユーザ体験が向上する。
【0017】
可能な設計では、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することは、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が予め設定された数量よりも多いとき、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することを含む。
【0018】
可能な設計では、予め設定された数量は8又は9である。
【0019】
上述の技術的解決策によると、フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が8又は9よりも多いとき、電子デバイスは、第1操作に応答してフォルダのページをめくることができる。
【0020】
可能な設計では、第1アプリケーションのアイコンは第1ページに表示され、方法は、以下を更に含む:すなわち、電子デバイスが、第1インタフェース上で第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出することと;電子デバイスが、第4操作に応答して、第1アプリケーションを開くこととを更に含む。
【0021】
上述の技術的解決策によると、フォルダを展開することなくアプリケーションを開くことができる。これにより、アプリケーションを開く効率が向上し、ユーザ体験が向上する。
【0022】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多く、第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む。
【0023】
実際の製品実装においては、重ねて表示されるアイコンが含まれてもよく、あるいは重ねて表示されるアイコンが含まれなくてもよいことを理解されたい。例えばアイコンは通常表示されてもよい。もちろん、別の表示効果があってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0024】
可能な設計では、電子デバイスが、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出することは、電子デバイスが、重ねて表示されたアイコンに対してユーザによって実行された第1操作を検出することを含む。重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される。
【0025】
上述の技術的解決策によると、ユーザは、重ねて表示されたアプリケーションアイコンの位置で第1操作を実行してよく、電子デバイスは、ユーザの第1操作に応答して、重ねて表示されたアプリケーションアイコンを第2インタフェースにおいて展開してよい。言い換えると、重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェース上において、複数の重ならないアイコンとして表示されてもよい。このようにして、ユーザは、アプリケーションを便利に検索することができ、フォルダを展開するために、重なったアプリケーションアイコンをタップする必要がない。これにより、アプリケーションの検索効率を向上させることができる。
【0026】
可能な設計では、方法は更に以下を含む:すなわち、電子デバイスが、第1フォルダの第2ページに対してユーザによって実行された第5操作を検出することと;電子デバイスが、第5操作に応答して、第1フォルダの第1ページを表示することとを更に含む。
【0027】
上記の技術的解決策によると、ユーザは、フォルダの第2ページに対して操作を実行することができ、電子デバイスは、ユーザの操作に応答してフォルダの第1ページを表示し、第2ページを第1ページにスライドさせる。
【0028】
第2態様によると、本出願は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のセンサ、複数のアプリケーション及び1つ以上のコンピュータプログラムを含む。1つ以上のコンピュータプログラムは、1つ以上のメモリに記憶され、1つ以上のコンピュータプログラムは、命令を含み、命令が1つ以上のプロセッサによって呼び出されて実行されると、電子デバイスは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0029】
第3態様によると、本出願は電子デバイスを更に提供する。電子デバイスは、第1態様又は第1態様のいずれかの可能な設計による方法を実行するように構成されるモジュール/ユニットを含む。モジュール/ユニットは、ハードウェアによって実装されてよく、あるいは対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてよい。
【0030】
第4態様によると、本出願はコンピュータ読取可能記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0031】
第5態様によると、本出願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは、本出願の実施形態における第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0032】
第2態様から第5態様までの各態様及び当該態様により達成され得る技術的効果については、第1態様における各々の可能な解決策によって達成され得る技術的効果の記載を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1(a)】ユーザインタフェースの概略図である。
【
図1(b)】ユーザインタフェースの概略図である。
【
図1(c)】ユーザインタフェースの概略図である。
【0034】
【
図2】本出願の実施形態による電子デバイスの構造の概略図である。
【0035】
【
図3】本出願の実施形態によるソフトウェアアーキテクチャの概略図である。
【0036】
【
図4】本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
【0037】
【
図5A】本出願の実施形態によるタッチターゲットの位置の概略図である。
【0038】
【
図5B(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5B(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0039】
【
図5C(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5C(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0040】
【
図5D(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5D(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0041】
【
図5E(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5E(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5E(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0042】
【
図5F(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5F(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0043】
【
図6(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図6(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0044】
【
図7A(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7A(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7A(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0045】
【
図7B(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7B(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7B(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0046】
【
図7C(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7C(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7C(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0047】
【
図7D(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7D(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0048】
【
図8】本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
【0049】
【
図9(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図9(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0050】
【
図10】本出願の実施形態による別の電子デバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、本出願の実施形態における添付図面を参照して、本出願の実施形態における技術的解決策を説明する。
【0052】
一般に、アプリケーションの検索を容易にするために、ユーザは、アプリケーションを分類し、次いで、同じタイプのアプリケーションを1つのフォルダに配置することがある。本出願の実施形態において、フォルダは、大フォルダと小フォルダを含んでよく、大フォルダと小フォルダを相互に切り替えることができる。フォルダが小フォルダであるとき、ユーザは小フォルダをタッチしてホールドし、次いで、表示のために、小フォルダを大フォルダに切り替えることができる。フォルダが大フォルダであるとき、ユーザはまた、大フォルダをタッチしてホールドし、表示のために、大フォルダを小フォルダに切り替えることができる。小フォルダ内のアプリケーションについては、まず小フォルダを展開する必要があり、次いで、アプリケーションアイコンをタップしてアプリケーションを開くことを理解されたい。大フォルダ内のアプリケーションについては、アプリケーションアイコンを直接タップしてアプリケーションを開くことができる。
【0053】
ユーザインタフェース(user interfaces、UI)に関して、以下では、大フォルダと小フォルダの切り替えと、大フォルダに存在する技術的問題について説明する。
図1(a)~
図1(c)を参照されたい。携帯電話がホーム画面、例えば
図1(a)に示されるインタフェース100を表示するものとする。インタフェース100は、小フォルダ101を含んでよく、ユーザは、小フォルダ101をタップしてフォルダを展開してよい。ユーザが小フォルダ101にタッチしてホールドすると、
図1(b)に示されるインタフェース110が表示され得る。インタフェース110は、表示方法切り替えボタン、すなわち「大フォルダで表示」111を含み得る。ユーザが「大フォルダで表示」111ボタンをタップすると、小フォルダ101が大フォルダで表示され得る。例えば
図1(c)に示されるインタフェース120が表示され、このインタフェース120は、大フォルダ121を含み得る。
【0054】
現在、大フォルダに含まれるアプリアイコンの数量が8を超えると、通常は最初の8つのアプリのアプリアイコンのみが表示され、ユーザは最初の8つのアプリのアイコンを直接タップしてアプリに入ることができる。しかしながら、9番目以降のアプリアイコンは、例えば
図1(c)に示されるインタフェース上のアプリアイコンのように表示されることがある。具体的には、複数のアプリアイコンが一緒にスタックされる。この場合、9番目以降のアプリを開くために、ユーザは、9番目のアイコンの位置をタップし、次いで大フォルダを展開して、展開された大フォルダ内のアプリアイコンをタップして、9番目以降のアプリに入る必要がある。言い換えると、アプリの数量が8を超えると、9番目以降のアプリを開くのが複雑になり、エクスペリエンスが低下する。
【0055】
このことを考慮して、本出願の実施形態は、表示方法を提供する。本方法では、タッチターゲットは、大フォルダの指定エリア内に設定される。大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量よりも多いとき、ユーザは、タッチターゲット上をスライドするときに大フォルダのページ切り替えを実装することができ、その結果、ユーザは、大フォルダの第1ページ以降のページでアプリケーションを便利に検索することができる。これにより、アプリケーションの検索率が向上し、ユーザ体験が向上する。
【0056】
本出願の実施形態におけるアプリケーション(アプリと略す)は、1つ以上の特定の機能を実装することができるソフトウェアプログラムであることを理解されたい。通常、複数のアプリケーション、例えばカメラアプリケーション、メッセージングアプリケーション、メールボックスアプリケーション、ビデオアプリケーション及び音楽アプリケーションが、電子デバイスにインストールされる。以下の実施形態におけるアプリケーションは、電子デバイスの出荷前にインストールされたアプリケーションであってもよく、あるいはユーザが電子デバイスを使用する過程でネットワークからダウンロードするか又は別の電子デバイスから取得したアプリケーションであってもよい。
【0057】
本出願の実施形態において提供される表示方法は、ディスプレイを有する任意の電子デバイス、例えば携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば時計、バンド、スマートヘルメット又はスマートグラス)、車載デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)等に適用可能であることに留意されたい。これは、本出願の実施形態において限定されない。本出願の実施形態における電子デバイスは、折り畳み式電子デバイス、例えば折り畳み式携帯電話又は折り畳み式タブレットコンピュータであってもよい。これは、本出願において限定されない。加えて、電子デバイスの例示的な実施形態は、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)、HarmonyOS(登録商標)又は別のオペレーティングシステムを有する電子デバイスを含むが、これらに限定されない。
【0058】
以下では、携帯電話を例として使用して、電子デバイスの構造を説明する。
【0059】
図2に示されるように、携帯電話100は、プロセッサ110、外部メモリインタフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インタフェース130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カードインタフェース195等を含み得る。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、環境光センサ180L、骨伝導センサ180M等を含み得る。
【0060】
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えばプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィクス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、メモリ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは、独立した構成要素であってよく、あるいは1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。コントローラは、携帯電話100の中枢及びコマンドセンタであり得る。コントローラは、命令演算コード及び時系列信号に基づいて演算制御信号を生成し、命令読出及び命令実行の制御を完了し得る。メモリがプロセッサ110内に更に配置されてもよく、命令及びデータを記憶するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ110内のメモリはキャッシュメモリである。メモリは、プロセッサ110によってちょうど使用された又は周期的に使用された命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ110が命令又はデータを再び使用する必要がある場合、プロセッサはメモリから命令又はデータを直接呼び出してよい。これにより、繰り返しのアクセスが回避され、プロセッサ110の待ち時間が減少し、システム効率が改善される。
【0061】
USBインタフェース130は、USB標準仕様に準拠したインタフェースであり、具体的には、ミニUSBインタフェース、マイクロUSBインタフェース、USBタイプCインタフェース等であってよい。USBインタフェース130は、携帯電話100を充電するために充電器に接続するように構成されてよく、あるいは携帯電話100と周辺デバイスとの間でデータ伝送を実行するように構成されてもよい。充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受け取るように構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140及びプロセッサ110に接続するように構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140の入力を受け取って、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160等に電力を供給する。
【0062】
携帯電話100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等を介して実装され得る。アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送受信するように構成される。携帯電話100の各アンテナは、単一の通信周波数帯域又は複数の通信周波数帯域をカバーするように構成され得る。異なるアンテナを更に多重化して、アンテナ利用率を向上させることができる。例えばアンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化されてよい。いくつかの他の実施形態では、アンテナはチューニングスイッチと組み合わせて使用されてよい。
【0063】
モバイル通信モジュール150は、携帯電話100に適用される2G/3G/4G/5Gを含め、無線通信に対するソリューションを提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)等を含み得る。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信した電磁波に対してフィルタリングや増幅等の処理を行い、処理された電磁波を復調のためにモデムプロセッサに送信し得る。モバイル通信モジュール150は、モデムプロセッサによって変調された信号を更に増幅し、増幅された信号を、アンテナ1を介して放射するための電磁波に変換する。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110内に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110の少なくとも一部のモジュールと同じデバイスに配置されてもよい。
【0064】
無線通信モジュール160は、携帯電話100に適用され、かつ無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えばワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WI-FI)ネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth、BT)、全地球的航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)技術、赤外線(infrared、IR)技術等を含む、無線通信ソリューションを提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを統合する1つ以上の構成要素であってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を行い、処理された信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は更に、送信対象の信号をプロセッサ110から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を行って、処理された信号を、アンテナ2を介して放射するための電磁波に変換してもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、携帯電話100において、アンテナ1とモバイル通信モジュール150が結合され、アンテナ2と無線通信モジュール160が結合され、それにより、携帯電話100は、無線通信技術を使用することによりネットワーク及び別のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバルシステム・フォー・モバイル通信(global system for mobile communications、GSM)、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(広帯域符号分割多元接続、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access、TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、第5世代(fifth generation、5G)モバイル通信システム、第6世代(sixth generation、6G)システムのような将来の通信システム、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM及び/又はIR技術等を含み得る。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、全地球航法衛星システム((global navigation satellite system、GLONASS)、北斗航法衛星システム(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)及び/又は衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含み得る。
【0066】
ディスプレイ194は、アプリケーションのディスプレイインタフェース等を表示するように構成される。ディスプレイ194は、ディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)等であり得る。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでよく、ここで、Nは1より大きい正の整数である。本出願のこの実施形態において、ディスプレイ194は、ホーム画面又はアプリケーションインタフェースを表示するように構成され得る。ホーム画面は、大フォルダ、アプリケーションアイコン、カード等を含んでもよい。
【0067】
カメラ193は、静止画像又はビデオをキャプチャするように構成される。カメラ193は、前方カメラと後方カメラとを含み得る。
【0068】
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令を実行することにより、携帯電話100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実装する。内部メモリ121は、プログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み得る。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つのアプリケーション(iQIYIアプリケーション又はWeChatアプリケーション等)のソフトウェアコード等を記憶し得る。データ記憶エリアは、携帯電話100の使用過程で生成されたデータ(例えば画像及びビデオ)等を記憶してよい。加えて、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又はユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage、UFS)を更に含んでもよい。
【0069】
外部メモリインタフェース120は、携帯電話100の記憶能力を拡張するために、外部記憶カード、例えばマイクロSDカードに接続するために使用され得る。外部記憶カードは、外部メモリインタフェース120を介してプロセッサ110と通信し、データ記憶機能を実装する。例えば画像及びビデオのようなファイルは外部メモリカードに記憶される。
【0070】
携帯電話100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ等を介して、オーディオ機能、例えば音楽の再生及び録音を実装し得る。
【0071】
圧力センサ180Aは、圧力信号を感知するように構成され、圧力信号を電気信号に変換し得る。いくつかの実施形態では、圧力センサ180Aは、ディスプレイ194上に配置され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100の動作姿勢を決定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ジャイロスコープセンサ180Bは、3つの軸(すなわち、x軸、y軸及びz軸)の周りの携帯電話100の角速度を決定するように構成され得る。
【0072】
ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100の動作姿勢を決定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ジャイロスコープセンサ180Bは、3つの軸(すなわち、x軸、y軸及びz軸)の周りの携帯電話100の角速度を決定するように構成され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、撮影時に手振れ補正を実装するように構成され得る。例えばシャッターが押されると、ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100がジッタする角度を検出し、その角度に基づく計算を通して、レンズモジュールが補正する必要のある距離を取得し、逆運動を通して、レンズが携帯電話100のジッタをキャンセルすることを可能にし、手振れ補正を実装する。ジャイロスコープセンサ180Bはまた、ナビゲーションシナリオ及び体性ゲームシナリオでも使用され得る。
【0073】
気圧センサ180Cは、気圧を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、気圧センサ180Cによって測定された大気圧の値に基づいて高度を計算し、位置決め及びナビゲーションを支援する。磁気センサ180Dは、ホール効果センサを含む。携帯電話100は、磁気センサ180Dを使用することによってフリップカバーの開閉を検出し得る。いくつかの実施形態では、携帯電話100がフリップフォンであるとき、携帯電話100は、磁気センサ180Dを使用することによってフリップカバーの開閉を検出し得る。さらに、フリップカバーの検出された開閉状態に基づいて、フリップカバーの開放時に自動ロック解除のような機能が設定される。加速度センサ180Eは、携帯電話100の様々な方向(通常は3つの軸上)の加速度の大きさを検出し得る。携帯電話100が静止しているとき、重力の値と方向を検出し得る。加速度センサは更に、電子デバイスの姿勢を識別するように構成されてよく、風景モードとポートレートモードとの切り替えや歩数計のようなアプリケーションに使用されてもよい。
【0074】
距離センサ180Fは、距離を測定するように構成される。携帯電話100は、赤外線又はレーザを通して距離を測定し得る。いくつかの実施形態では、撮影シナリオにおいて、携帯電話100は、距離センサ180Fを使用することによって距離を測定し、素早い合焦を実現し得る。光近接センサ180Gは、例えば発光ダイオード(LED)及び光検出器、例えばフォトダイオードを含み得る。発光ダイオードは、赤外発光ダイオードであってもよい。携帯電話100は、発光ダイオードを使用することによって、赤外光を発光する。携帯電話100は、フォトダイオードを使用することによって、近傍物体からの赤外反射光を検出する。十分な反射光が検出されると、携帯電話100の近くに物体が存在すると判断し得る。不十分な反射光が検出されると、携帯電話100は、携帯電話100の近くに物体が存在しないと判断し得る。携帯電話100は、光近接センサ180Gを使用することによって、ユーザが通話のために携帯電話100の耳くに保持していることを検知し、画面を自動的にターンオフして電力を節約し得る。また、光近接センサ180Gは、スマートカバーモード又はポケットモードにおいて使用されて、画面ロック解除又はロックを自動的に実行し得る。
【0075】
環境光センサ180Lは、環境光の明るさを感知するように構成される。携帯電話100は、感知された環境光の明るさに基づいて、ディスプレイ194の明るさを適応的に調整し得る。環境光センサ180Lはまた、撮影中にホワイトバランスを自動的に調整するように構成されてもよい。環境光センサ180Lはまた、光近接センサ180Gと協働して、携帯電話100がポケットに入っているかどうかを検出し、偶発的な接触を回避することもできる。指紋センサ180Hは、指紋を収集するように構成される。携帯電話100は、収集された指紋の特徴を使用して、指紋ベースのロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋ベースの撮影、指紋ベースの通話応答等を実装し得る。
【0076】
温度センサ180Jは、温度を検出するように構成される。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、温度センサ180Jによって検出された温度を使用することによって、温度処理ポリシーを実行する。例えば温度センサ180Jによって報告された温度が閾値を超えると、携帯電話100は、温度センサ180Jの近くのプロセッサの性能を低下させ、電力消費を低減し、熱保護を実装する。他のいくつかの実施形態では、温度が別の閾値より低いとき、携帯電話100は、低温のために携帯電話100が異常にシャットダウンされることを防ぐために、バッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態では、温度が更に別の閾値よりも低いとき、携帯電話100は、低温によって引き起こされる異常シャットダウンを回避するために、バッテリ142の出力電圧をブーストする。
【0077】
タッチセンサ180Kは、「タッチパネル」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、ディスプレイ194上に配置され得る。タッチセンサ180Kとディスプレイ194は、タッチスクリーンを形成し、これは、「タッチスクリーン」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ上又はその近くで実行されたタッチ操作を検出するように構成される。タッチセンサは、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送して、タッチイベントのタイプを決定し得る。タッチ操作に関連する視覚出力が、ディスプレイ194を介して提供されてもよい。いくつかの他の実施形態では、タッチセンサ180Kは代替的に、携帯電話100の表面上に、ディスプレイ194とは異なる位置に配置されてもよい。本出願のこの実施形態では、タッチセンサ180Kは、ディスプレイ上でのユーザのタッチ操作を検出してよく、例えば大フォルダの指定されたエリア内でユーザのスライド操作を検出し得る。次いで、携帯電話100は、大フォルダの指定されたエリア内におけるユーザのスライド操作に応答して、大フォルダのページをめくることができる。あるいは、タッチセンサ180Kは、ディスプレイ上でのユーザのタッチ操作を検出してもよく、例えば別のエリア(非大フォルダ内の指定エリア)内でユーザのスライド操作を検出し得る。次いで、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答して、ホーム画面のページをめくる、すなわち、デスクトップのページをめくることができる。
【0078】
骨伝導センサ180Mは、振動信号を取得し得る。いくつかの実施形態では、骨伝導センサ180Mは、人の声帯部分の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mはまた、人間の脈拍と接触し、血圧拍動信号を受信し得る。
【0079】
ボタン190は、電源ボタン、音量ボタン等を含む。ボタン190は、機械式ボタン又はタッチボタンであってよい。携帯電話100は、ボタン入力を受信し、携帯電話100のユーザ設定及び機能入力に関連するボタン信号入力を生成し得る。モータ191は、振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着信振動プロンプト及びタッチ振動フィードバックを提供するように構成され得る。例えば異なるアプリケーションにおいて実行されるタッチ操作(例えば写真撮影及びオーディオ再生)は、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。インジケータ192は、インジケータ光であってよく、充電状態及び電力変化を示すように構成されてもよく、あるいはメッセージ、不在着信、通知等を示すように構成されてもよい。SIMカードインタフェース195は、SIMカードに接続するように構成される。SIMカードは、SIMカードインタフェース195に挿入されるか、SIMカードインタフェース195から取り除かれて、携帯電話100との接触又は携帯電話からの分離を実装し得る。
【0080】
図2に示される構成要素は、携帯電話に対する特有の限定を構成しないことを理解されたい。携帯電話は、図面に示されるものよりも多くの又は少ない構成要素を含んでもよく、いくつかの構成要素が組み合わされてもよく、いくつかの構成要素は分裂されてもよく、あるいは異なる構成要素の配置が使用されてもよい。以下の実施形態では、
図2に示される携帯電話100を説明のための例として使用する。
【0081】
携帯電話100のソフトウェアシステムは、イベント駆動アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ又はクラウドアーキテクチャを含む、階層化アーキテクチャを使用し得る。本出願の実施形態では、階層アーキテクチャのAndroidシステムを例として使用して、携帯電話100のソフトウェア構造を説明する。本出願のこの実施形態におけるシステムは代替的に、HarmonyOSシステムであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
【0082】
以下、異なるシナリオを参照して、電子デバイスのソフトウェア構造を説明する。
図3は、本出願の実施形態による携帯電話100のソフトウェア構造のブロック図である。階層化アーキテクチャでは、ソフトウェアはいくつかの層に分割され、各層は明確な役割とタスクを有する。層は、ソフトウェアインタフェースを介して相互に通信する。いくつかの実施形態では、Androidシステムは、5つの層、すなわち、アプリケーション層と、アプリケーションフレームワーク層と、Androidランタイム(Android runtime、ART)及びネイティブC/C++ライブラリと、ハードウェア抽象層(hardware abstract layer、HAL)と、カーネル層とに上から下へ分割される。
【0083】
アプリケーション層は、一連のアプリケーションパッケージを含み得る。
図3に示されるように、アプリケーションパッケージは、ギャラリ、カレンダ、電話、地図、ナビゲーション、WLAN、Bluetooth、音楽、ビデオ及びメッセージングのようなアプリケーションを含み得る。
【0084】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーション層におけるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインタフェース(application programming interface、API)及びプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワーク層は、いくつかの予め定義された関数を含む。
【0085】
図3に示されるように、アプリケーションフレームワーク層は、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、リソースマネージャ、通知マネージャ、アクティビティマネージャ、入力マネージャ等を含み得る。
【0086】
ウィンドウマネージャは、ウィンドウマネージャサービス(window manager service、WMS)を提供し、WMSは、ウィンドウ管理、ウィンドウアニメーション管理、サーフェス管理のために、そして入力システムの中継局として使用され得る。
【0087】
コンテンツプロバイダは、データを記憶及び取得し、データがアプリケーションによってアクセスされることを可能にするように構成される。データは、ビデオ、画像、オーディオ、発信されて受け取られた通話、閲覧履歴及びブックマーク、アドレス帳等を含み得る。
【0088】
ビューシステムは、テキストを表示するためのコントロール及び画像を表示するためのコントロールのような視覚コントロールを含む。ビューシステムは、アプリケーションを構築するために使用され得る。ディスプレイインタフェースは、1つ以上のビューを含み得る。例えばSMSメッセージ通知アイコンを含むディスプレイインタフェースは、テキスト表示ビュー及び画像表示ビューを含み得る。
【0089】
リソースマネージャは、アプリケーションのために、ローカライズされた文字列、アイコン、画像、レイアウトファイル及びビデオファイルのような様々なリソースを提供する。
【0090】
通知マネージャは、アプリケーションがステータスバーに通知情報を表示することを可能にし、通知メッセージを伝達するように構成され得る。通知マネージャは、ユーザの対話を必要とすることなく、短い一時停止の後に自動的に消えてもよい。例えば通知マネージャは、ダウンロード完了を通知し、メッセージ通知を提供すること等を行うように構成される。通知マネージャは、代替的に、例えばバックグラウンドで実行しているアプリケーションの通知のような、グラフ又はスクロールバーテキストの形態でシステムの上部ステータスバーに現れる通知であるか、あるいは、ダイアログウィンドウの形態で画面に現れる通知であってもよい。例えばテキスト情報がステータスバーにおいて表示され、アナウンスが与えられ、電子デバイスが振動し、あるいはインジケータ光が点滅する。
【0091】
アクティビティマネージャは、アクティビティマネージャサービス(Activity Manager Service、AMS)を提供してよく、AMSは、システムコンポーネント(アクティビティ、サービス、コンテンツプロバイダ及びブロードキャスト受信機等)を開始、切り替え及びスケジュールして、アプリケーションプロセスを管理及びスケジュールするために使用され得る。
【0092】
入力マネージャは、入力マネージャサービス(Input Manager Service、IMS)を提供してよく、IMSは、システム入力、例えばタッチスクリーン入力、キー入力及びセンサ入力を管理するために使用され得る。IMSは、入力デバイスノードからイベントを取得し、WMSとの対話を通してイベントを適切なウィンドウに割り当てる。
【0093】
Androidランタイムは、コアライブラリ及びAndroidランタイムを含む。Androidランタイムは、ソースコードをマシンコードに変換する役割を担う。Androidランタイムは、主にアヘッド・オブ・タイム(ahead of time、AOT)コンパイル技術とジャスト・イン・タイム(just in time、JIT)コンパイル技術を含む。
【0094】
コアライブラリは主に、基本データ構造、数学処理(mathematics)、I/O、ツール、データベース及びネットワークのような基本的なJavaクラスライブラリを提供するように構成される。コアライブラリは、ユーザがAndroidアプリケーションを開発するためのAPIを提供する。
【0095】
ネイティブC/C++ライブラリは、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアフレームワーク(Media Framework)、libc、OpenGL ES、SQLite及びWebkitのような複数の機能モジュールを含み得る。
【0096】
サーフェスマネージャは、ディスプレイサブシステムを管理し、複数のアプリケーションに対して2D及び3D層の融合を提供するように構成される。メディアフレームワークは、複数の一般的に使用されるオーディオ及びビデオフォーマット、静的画像ファイル等の再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、複数のオーディオ及びビデオ符号化フォーマット、例えばMPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG及びPNGをサポートし得る。OpenGL ESは、アプリケーションで2D及び3dグラフィックスを描画及び操作する。SQLiteは、電子デバイス100のアプリケーションのために軽量リレーショナルデータベースを提供する。
【0097】
ハードウェア抽象層は、ユーザ空間(user space)で動作し、カーネル層ドライバをカプセル化し、上位層の呼び出しインタフェースを提供する。
【0098】
カーネル層は、ハードウェアとソフトウェアの間の層である。カーネル層は、少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ及びセンサドライバを含む。
【0099】
以下では、
図2及び
図3に基づいて、携帯電話100のソフトウェア及びハードウェアの動作プロセスの例を説明する。タッチセンサ180Kがタッチ操作を受け取ると、対応するハードウェア割り込みがカーネル層に送信される。カーネル層は、タッチ操作を独自の入力イベント(original input event)(タッチ操作の座標を含む)へ処理する。独自の入力イベントはカーネル層において記憶される。アプリケーションフレームワーク層は、カーネル層から独自の入力イベントを取得し、入力イベントに対応するコントロールを識別する。例えばタッチ操作はスライド操作である。タッチセンサ180Kがスライド操作を受信すると、対応するハードウェア割り込みがカーネル層に送信される。カーネル層は、スライド操作を独自の入力イベントへ処理し、そのイベントを記憶し得る。イベントは、スライド操作の開始位置座標と、スライド操作の終了位置座標とを含み得る。アプリケーションフレームワーク層は、カーネル層から独自の入力イベントを取得し、入力イベントを識別する。例えばアプリケーションフレームワーク層は、イベントが大フォルダに対するスライド操作であることを識別し得る。この場合、スライド操作に応答して、電子デバイスは、大フォルダのページをめくる、すなわち、大フォルダのページをめくった後にインタフェースを表示する。
【0100】
以下の実施形態は、該実施形態が、
図2に示される携帯電話100のアーキテクチャに適用される例を使用することにより説明される。
【0101】
加えて、以下の実施形態では、「少なくとも1つ」は、1つ以上を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。加えて、本出願の説明において、「第1」、「第2」のような用語は、区別及び説明のために使用されるものにすぎないことを理解されたい。
【0102】
図4は、本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
図4に示されるように、本方法は、以下のステップを含み得る。
【0103】
S401:携帯電話100は、第1操作を検出する。
【0104】
第1操作は、ディスプレイの第1インタフェースに含まれる大フォルダの第1ページに対してユーザによって実行されるスライド操作であってよい。いくつかの実施形態では、スライド操作は、ユーザによって実行される、大フォルダの任意の位置から開始する右から左へのスライド操作、例えば大フォルダの右端に近い位置から開始する左へのスライド操作、あるいは大フォルダの右端に近いが右端から離れた位置から開始する左へのスライド操作であってよい。
【0105】
いくつかの他の実施形態では、スライド操作は、大フォルダにおける左から右へ/上から下へ/下から上へのスライド操作であってもよく、例えば大フォルダの左端の位置から開始する右へのスライド操作、あるいは大フォルダの左端に近いが左端から離れた位置から開始する右へのスライド操作であってもよい。別の実施形態では、スライド操作は代替的に、大フォルダにおける右から左へ/左から右へ/上から下へ/下から上への押圧を伴うスライド操作であってもよい。例えば携帯電話100がスライド操作を検出し、かつ、ディスプレイに配置された圧力センサが、スライド操作によって発生した圧力の値が指定の閾値よりも大きいことを検出したときにのみ、携帯電話100は、右から左へのスライド操作に応答する。
【0106】
第1ページにおける左から右へのスライド操作は、第1ページを、第1ページの後のページにスライドさせるために使用されてもよいことを理解されたい。第1ページにおける右から左へのスライド操作は、第1ページを、第1ページの前のページにスライドさせるために使用されてもよい。また、左から右へのスライド操作は次のページにスライドする操作であり、左から右へのスライド操作は前のページに戻るためにスライドする操作であると理解されてもよい。
【0107】
別の実施形態では、スライド操作は代替的に、大フォルダにおける右から左へ/左から右へ/上から下へ/下から上へのスライド操作であって、間隔をあけずに所定時間の間スライド終了位置に留まるか又は保持するスライド操作であってもよい。例えば携帯電話100は、携帯電話100がスライド操作を検出し、かつ携帯電話100が、スライド操作が終了位置(すなわち、スライド終了位置)までスライドして、終了位置で予め設定された時間の間(例えば2秒)だけ留まるか又は保持したことを検出したときにのみ、大フォルダに対してユーザによって行われた右から左へのスライド操作に応答する。
【0108】
S402:携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量より多いかどうかを判断する。大フォルダに含まれるアプリケーション数量が指定数量よりも多い場合、S403が続いて実行され;大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量以下である場合、S404が実行される。
【0109】
S403:携帯電話100は、第1操作に応答して、大フォルダの第2ページを表示する。
【0110】
説明の便宜上、第1操作の後に表示されるページを「第2ページ」と表記することがあり、第2ページは、第1ページの後のページであってよく、あるいは第1ページの前のページであってもよい。これは、本出願において限定されない。加えて、第2ページのアプリケーションアイコンは、全く異なるものであってよく、部分的に同じものであってもよい。例えば第2ページのアプリケーションアイコンは、第1ページ上のアプリケーションアイコンの一部を含んでいてもよい。
【0111】
いくつかの実施形態では、大フォルダに対してユーザによって実行された第1操作を検出すると、携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量(例えば指定数量は8であってよい)よりも多いかどうかを判断し得る。アプリケーション数量が8より多いとき、携帯電話100は、第1ページに対してユーザによって実行された第1操作に応答して、大フォルダの第2ページを表示してよい。例えば第1操作は、第1ページに対してユーザによって実行された左から右へのスライド操作であるとする。この場合、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答してよく、第1ページの後の第2ページを大フォルダ内に表示してよい。もちろん、指定数量は代替的に、別の数量、例えば9又は12であってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0112】
いくつかの実施形態では、タッチターゲットは、大フォルダの指定エリア内に設定され得る。その後、タッチターゲットに対してユーザによって実行されたスライド操作を検出すると、携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量に基づいてスライド操作に応答し、大フォルダのページ切り替え又はホーム画面のページ切り替えを行ってもよい。例えば
図5Aは、本出願の実施形態によるタッチターゲットの可能な位置の概略図である。例えばタッチターゲットの位置は、エリア41、エリア42、エリア43、エリア44、エリア45又はエリア46であってもよい。エリア41は9番目のアプリケーションアイコンの位置であってよく、エリア42、エリア43、エリア44及びエリア45は、大フォルダの4つの辺が位置するいくつかのエリアであってよく、エリア46は大フォルダ全体である。言い換えると、タッチターゲットは、大フォルダの一部に設定されてよく、あるいは大フォルダ全体に設定されていてもよい。
【0113】
以下では、タッチターゲットが異なる位置にあるときの大フォルダのいくつかのページ切り替えプロセスを詳細に説明する。
【0114】
例1:タッチターゲットは、大フォルダ内のN番目のアプリケーションアイコンの位置に設定される。
【0115】
Nは正の整数であり、N≧1である。言い換えると、タッチターゲットは、大フォルダ内の任意のアプリケーションアイコンの位置に設定され得る。通常8個のアプリケーションアイコンを大フォルダ内に表示することができる場合、1≦N≦9であり、あるいは通常12個のアプリケーションアイコンを大フォルダ内に表示することができる場合、1≦N≦12であり、他も同様であることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。本出願の実施形態において、フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は限定されず、フォルダの各ページに表示されるアプリケーションアイコン(又は直接開くことが可能なアプリケーションアイコン)の数量も限定されないことに留意されたい。
【0116】
以下では、大フォルダ内に通常表示することができるアプリケーションアイコンの数量が8である例を使用することにより説明を提供する。大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が8を超え、ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で第1操作をトリガしたとき、携帯電話100は、ユーザの第1操作に応答して、大フォルダの表示ページを切り替えてもよい。
図5B(a)及び
図5B(b)を参照されたい。携帯電話100が、ホーム画面、例えば
図5B(a)に示されるインタフェース500を表示するものとする。インタフェース500は、大フォルダ501と、大フォルダの第1ページ502とを含み得る。例えば第1ページ502は、ファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、ヘルスアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、AI Lifeアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、重ねて表示されるアプリケーションアイコン等を含んでもよい。実際の製品実装の間、インタフェースは、図面に示されるものよりも多くの又は少ないアイコンを含んでもよく、例えば大フォルダ501内にないアプリケーションアイコン(例えば
図5B(a)に示されるように、Clockアプリケーションアイコン、Huawei Videoアプリケーションアイコン、Notepadアプリケーションアイコン、Galleryアプリケーションアイコンと、ショートカットウィンドウエリア内のドックエリアにおけるCameraアプリケーションアイコン、Contactsアプリケーションアイコン及びPhoneアプリケーションアイコン)を更に含んでもよいことを理解されたい。重ねて表示されるアプリケーションアイコンは、9番目以降のアプリケーションのアプリケーションアイコンである。図面に示される破線のボックスが位置するエリアは、タッチターゲットの範囲を表す。実際の製品実装の間、点線のボックスはインタフェースに表示されない。
【0117】
実際の製品実装の間、大フォルダが多くのアプリケーションを含む場合、図面に示されるスタッキング効果を使用することによって、9番目のアプリケーションアイコンの位置にアプリケーションアイコンが表示されてよく、あるいは別の表示効果を使用することによって表示されてもよい。例えば9番目のアプリケーションアイコンの位置にあるアプリケーションアイコンは代替的に、通常表示されてもよい(言い換えると、アプリケーションは、アプリケーションアイコンをタップすることによって直接開かれてもよい)。これは、本出願において限定されない。
【0118】
第1操作が、
図5B(a)に示されるスライド操作であるとする。具体的には、ユーザの指が大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で右から左にスライドすると、携帯電話100は、スライド操作に応答して、大フォルダのページを次のページに切り替えてよい、例えば
図5B(b)に示されるインタフェース510を表示してよい。インタフェース510は、大フォルダ501と、大フォルダの第2ページ511とを含み得る。例えば第2ページ511は、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含み得る。ファイルアプリケーションアイコンが、大フォルダ内の第1アプリケーションのアプリケーションアイコンであるとき、レコーダアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションのアプリケーションアイコンであり得る。
【0119】
9番目のアプリケーションアイコンの位置は、大フォルダの各ページにおける9番目のアイコンの位置であり、大フォルダに含まれるすべてのアプリケーションにおける9番目のアプリケーションのアプリケーションアイコンの位置ではないことに留意されたい。
【0120】
ユーザの指が、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で右から左にスライドすると、現在のページは、現在のページの後の次のページにスライドしてもよいことを理解されたい。例えば現在のページは、大フォルダの第1ページであり、次のページは、大フォルダの第2ページである。第1ページのアプリケーションアイコン番号は1~8であってよく、第2ページのアプリケーションアイコン番号は9~14であってよい。第2ページが、第1ページに戻るようにスライドされる必要がある場合、スライディングは、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に実行されてよく、携帯電話100は、左から右へのスライド操作に応答して、大フォルダの現在のページを前のページにスライドしてよい。例えば携帯電話100が、
図5B(b)に示されるインタフェースを表示するものとする。この場合、ユーザは、
図5B(b)に示される大フォルダの第2ページ511の9番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に、例えば
図5B(b)に示される黒矢印の方向にスライドしてもよい。携帯電話100は、スライド操作に応答して、
図5B(b)に示されるインタフェースを、
図5B(a)に示されるインタフェースに切り替えて戻してもよい。言い換えると、大フォルダの第2ページ511を第1ページ502に切り替えて戻してもよい。もちろん、第2ページを第1ページにスライドさせて戻すとき、スライディングは、大フォルダの別のアプリケーションアイコンの位置で実行されてもよい。例えばスライディングは、大フォルダの7番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に実行されてもよい。これは、本出願において限定されない。
【0121】
例2:ホットゾーンが、大フォルダのエッジエリア内に設定される。
【0122】
図5C(a)及び
図5C(b)に示されるように、タッチターゲットが、大フォルダの左/右端に設定されるとする。例えばタッチターゲットの位置は、
図5C(a)に示されるインタフェース上の破線ボックスの位置であってよい。
図5C(a)に示されるインタフェースは、携帯電話100のホーム画面であるとする。例えばユーザの指がタッチターゲットの位置で大フォルダの右端に沿って左にスライドするとき、例えば
図5C(a)に示されるスライド操作を実行すると、携帯電話100はスライド操作を検出して、スライド操作に応答し、次いで、
図5C(b)に示されるインタフェースを表示し得る。
図5C(b)に示されるインタフェース上の破線ボックスは、タッチターゲットの位置であることを理解されたい。ページ切り替えの前後で、タッチターゲットの位置は変化することも、変化しないこともある。いくつかの実施形態では、タッチターゲットのエッジは、大きなフォルダのエッジと同一平面にあってよく、あるいはタッチターゲットのエッジは、大フォルダのエッジから特定の距離であってもよい。これは、本出願において限定されない。タッチターゲットが大フォルダの左端の位置に配置されるとき、具体的な実装については、
図5C(a)及び
図5C(b)の詳細な説明を参照すべきであることを理解されたい。ここでは、詳細は再度説明されない。
【0123】
いくつかの実施形態では、ユーザが携帯電話100のインタフェース500をインタフェース510にスライドさせた後、すなわち、大フォルダのページをページ502からページ511に切り替えた後、ユーザが、大フォルダのページをページ511からページ502にスライドさせて戻したい場合には、ユーザは、逆方向のスライド操作を使用することによってページを切り替えて戻してもよい。例えばスライド操作は、
図5C(b)に示される黒矢印の方向(左から右への方向)で実行されてよく、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答して、大フォルダのページ511をページ502に切り替えて戻してもよい。ページ511をページ502にスライドさせるとき、スライド操作は、図面内に示される右端のタッチターゲットの位置で実行されてよく、あるいはスライド操作は、左端のタッチターゲットの位置で実行されてもよいことに留意されたい。これは、本出願において限定されない。
【0124】
代替的実装として、タッチターゲットは、大フォルダの上/下端エリア内に設定してもよい。
図5D(a)及び
図5D(b)に示されるように、タッチターゲットが、大フォルダの下端において設定されるとする。例えばタッチターゲットの位置は、
図5D(a)に示されるインタフェース上の破線ボックスの位置であってもよい。
図5D(a)に示されるインタフェースは、携帯電話100のホーム画面であるとする。ユーザの指が、タッチターゲットの位置で大フォルダの下端に沿ってスライドアップするとき、例えば
図5D(a)に示されるスライド操作を実行すると、携帯電話100はスライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで、
図5D(b)に示されるインタフェースを表示する。タッチターゲットが大フォルダの上端エリアの位置に配置されるとき、具体的な実装については、
図5D(a)及び
図5D(b)の詳細な説明を参照すべきであることを理解されたい。ここでは、詳細は再度説明されない。
【0125】
同様に、
図5D(a)及び
図5D(b)に示される概略図では、ユーザが、
図5D(b)に示される概略図の上端においてタッチターゲットの位置で黒矢印の方向(上から下への方向)にスライドするとき、携帯電話100は、スライド操作に応答して、携帯電話100のインタフェースをインタフェース500に切り替えて戻す、すなわち、大フォルダのページをページ511からページ502に切り替えて戻してよい。
【0126】
図5C(a)に示されるインタフェース及び
図5D(a)に示されるインタフェースの表示コンテンツは、
図5B(a)に示されるインタフェースの表示コンテンツと同じであり、
図5C(b)に示されるインタフェース及び
図5D(b)に示されるインタフェースの表示コンテンツは、タッチターゲットの設定位置が異なる点を除いて、
図5B(b)に示されるインタフェースの表示コンテンツと同じであることに留意されたい。
【0127】
例3:大フォルダのエリア全体をタッチターゲットとして設定する。
【0128】
図5E(a)~
図5E(c)に示されるように、タッチターゲットが大フォルダ全体に設定されるとき、携帯電話100は、
図5E(a)に示されるホーム画面を表示するものとする。ユーザの指が大フォルダ上をスライドするとき、携帯電話100は、ユーザの指のスライド距離に基づいて、大フォルダのアプリケーションアイコンを表示してもよい。
【0129】
可能な実装では、携帯電話100は、第1ページに対してユーザによって実行されたスライド操作に応答して、スライド距離に基づいて、第2ページ上に、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示してよい。例えばユーザは、
図5E(a)に示されるインタフェース上で、大フォルダ501の第1ページ502を右から左にスライドし、スライド距離がxであるとする。携帯電話100は、スライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで
図5E(b)に示されるインタフェース520を表示する。インタフェース520は、大フォルダの第3ページ521を含んでもよい。例えば第3ページ521は、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン及びAppGalleryアプリケーションアイコンを含んでもよい。言い換えると、第3ページ521は、第1ページ502上の第2アプリケーションアイコン列と、第3アプリケーションアイコン列内のいくつかのアプリケーションアイコンを含み得る。
【0130】
ユーザが、
図5E(b)に示されるインタフェース520上で、大フォルダの第3ページ521において左をスライドし続けるとき、例えば距離xだけ再度スライドするとき、
図5E(c)に示されるインタフェース530が表示され得る。インタフェース530は、大フォルダの第4ページ531を含んでよく、計算機アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含んでよい。言い換えると、第4ページ531は、第2ページ503上の第2アプリケーションアイコン列と、第3アプリケーションアイコン列とを含み得る。
【0131】
ユーザが、大フォルダのページ531をページ502にスライドして戻したいとき、ユーザは、最初に、
図5E(c)に示される黒矢印の方向に距離xだけページ531をスライドしてページ521に戻し、次いで、引き続き、同じ操作を使用することにより、距離xだけページ521をスライドしてページ502に戻してもよい。もちろん、ユーザは代替的に、距離2xだけ大フォルダのページ531を直接スライドし、次いで、大フォルダのページ531をページ502に直接スライドして戻してもよい。これは、本出願において特に限定されない。
【0132】
図5F(a)及び
図5F(b)に示されるように、ユーザが、
図5F(a)に示されるインタフェース上で、大フォルダ501の第1ページ502で下から上にスライドし、スライド距離がxであるとする。携帯電話100は、スライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで
図5F(b)に示されるインタフェース540を表示し得る。インタフェース540は、大フォルダの第5ページ541を含み得る。例えば第5ページ541は、ヘルスアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、AI Lifeアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含んでよい。言い換えると、第5ページ541は、第1ページ502上の第2アプリケーションアイコン列及び第3アプリケーションアイコン列のいくつかのアプリケーションアイコンを含み得る。
【0133】
もちろん、ユーザが、大フォルダのページ541をページ502にスライドさせて戻したい場合、ユーザは、上から下にスライドし、次いでページ541をページ502にスライドさせて戻してもよい。
図5B(b)~
図5F(b)の各インタフェース上の黒矢印は、ページをスライドバックするジェスチャ操作を表すことに留意されたい。実際の適用においては、ジェスチャ操作の位置は代替的に、別の位置であってよく、図面に示される矢印の位置に限定されない。
【0134】
第3ページ、第4ページ及び第5ページは、第2ページのサブページと理解されてもよいことを理解されたい。もちろん、タッチターゲットが大フォルダ全体に設定されているとき、ユーザのスライド距離に基づいて、対応するアプリケーションアイコンが表示されないことがある。言い換えると、ユーザがスライドする毎に、現在のページから次のページに切り替わってよい。
【0135】
前述の実施形態によると、ユーザは、大フォルダに対してスライド操作を実行して、大フォルダのページ切り替えを実装することができる。これにより、ユーザがアプリケーションを検索するのを助け、ユーザによるアプリケーションの検索の操作効率を向上させることができ、したがって、ユーザ体験を向上させることができる。
【0136】
S404:携帯電話100は、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示する。
【0137】
大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量未満であるとき、第1操作を検出すると、携帯電話100は、第1操作に応答して、デスクトップの表示インタフェースを切り替えてよい。例えば
図6(a)及び
図6(b)に示されるように、携帯電話100は、
図6(a)に示されるデスクトップ、例えばホーム画面600を表示するものとする。インタフェース600は、大フォルダ601と、大フォルダの第1ページ602とを含み得る。例えば第1ページ602は、ファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン及びヘルスアプリケーションアイコンを含んでもよい。ユーザが、大フォルダのタッチターゲットの位置、例えば9番目のアプリケーションアイコンの位置でスライド操作を実行するとき、携帯電話100は、スライド操作に応答して、
図6(b)に示されるインタフェース610を表示し得る。インタフェース610は、ホーム画面600をスライドさせた後に得られるインタフェースである。なお、ユーザの第1操作が非大フォルダエリア内での操作である場合、携帯電話100はまた、第1操作に応答して、デスクトップを次のインタフェースにスライドさせてもよいことを理解されたい。
【0138】
大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定の数量未満であるとき、例えば8未満であるとき、大フォルダは依然としてタッチターゲットを有していることに留意されたい。しかしながら、この場合、第1操作が大フォルダに対して実行された場合、大フォルダは第1操作に応答しない。
【0139】
さらに、ユーザの様々な習慣を考慮すると、一部のユーザは、大フォルダを展開し、次いで、展開されたページ上で開く必要のあるアプリケーションを見つけることがある。例えば
図7A(a)~
図7A(c)に示されるように、携帯電話は、
図7A(a)に示されるインタフェース700を表示しているとする。インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含んでよい。大フォルダ701は、12個より多くのアプリケーションアイコン、例えば16個のアプリケーションアイコンを含むとする。ユーザは、第1ページ702の9番目のアプリケーションアイコンの位置をタップしてよく、次いで、携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答して、大フォルダを展開してよい。例えば携帯電話は、
図7A(b)に示されるインタフェース710を表示し得る。大フォルダ701を展開した後に得られる第1ページ711が、インタフェース710に表示され得る。言い換えると、第1アプリケーションアイコンから第12アプリケーションアイコンが表示される。
【0140】
ユーザが第1ページ711上を右から左にスライドした後、例えば図面に示されるジェスチャ方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、
図7A(c)に示されるインタフェース720を表示し得る、すなわち、インタフェース710をインタフェース720にスライドさせ得る。インタフェース720は、大フォルダが展開された後に得られる第2ページ721、すなわち、13番目から16番目のアプリケーションアイコンを含んでもよい。なお、大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダが展開された場合、第1アプリケーションアイコンから12番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダが展開された後に得られる第1ページに表示され、13番目のアプリケーションアイコンから24番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダが展開された後に得られる第2ページに表示される。後続のページは、前述の方法で類推によって推論され得る。
【0141】
例えば大フォルダ701が12個より多くのアプリケーションアイコン、例えば17個のアプリケーションアイコンを含む例を使用する。
図7B(a)~
図7B(c)に示されるように、携帯電話は、
図7B(a)に示されるインタフェース700を表示するものとする。インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含み得る。ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で図面に示される方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、大フォルダの第1ページ702を次のページにスライドさせてよい、例えば
図7B(b)に示されるインタフェース730を表示してよい。インタフェース730は、大フォルダの第2ページ731を含んでもよい。ページ731の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。言い換えると、ページ731に表示されるアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンから始まる。
【0142】
この場合、ユーザがページ731を展開したい場合、ユーザは、ページ731の9番目のアプリケーションアイコンの位置、すなわち、スタッキング効果が表示されている位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ731を展開してよい、例えばインタフェース740を表示してもよい。インタフェース740は、大フォルダの第2ページ731が展開された後に得られるアプリケーションアイコン、すなわち、ページ741を含んでもよい。例えば大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンから17番目のアプリケーションアイコンまでを表示してもよい。なお、大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダを展開した場合、9番目のアプリケーションアイコンから20番目のアプリケーションアイコンが大フォルダを展開した後に得られる第2ページに表示されてよく、後続ページも同様に表示されてよい。
【0143】
別の例では、大フォルダ701が、12個超のアプリケーションアイコン、例えば15個のアプリケーションアイコンを含むものとする。
図7C(a)に示されるインタフェース700が表示されるものとし、インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含み得る。ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で図面に示される方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、大フォルダの第1ページ702を次のページにスライドさせてよく、例えば
図7C(b)に示されるインタフェース750を表示してよい。インタフェース750は、大フォルダの第2ページ751を含んでもよい。ページ751の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。この場合、ユーザがページ751を展開したい場合、ユーザは、ページ751上の9番目のアプリケーションアイコンの位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ751を展開してよく、例えばインタフェース760を表示してもよい。インタフェース760は、大フォルダの第2ページ751が展開された後に得られるアプリケーションアイコン、すなわち、ページ761を含み得る。例えば大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンから15番目のアプリケーションアイコンが表示されてよい。
【0144】
大フォルダ701が12個超のアプリケーションアイコン、例えば17個のアプリケーションアイコンを含む例を依然として使用する。
図7D(a)及び
図7D(b)に示されるように、携帯電話は、
図7D(a)に示されるインタフェース730を表示するものとする。インタフェース730は、大フォルダの第2ページ731を含み得る。ページ731の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。言い換えると、ページ731に表示されるアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンから始まる。この場合、ユーザがページ731を展開したい場合、ユーザは、ページ731上の9番目のアプリケーションアイコンの位置、すなわち、スタッキング効果が表示されている位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ731を展開してよい、例えば
図7D(b)に示されるインタフェース770を表示してよい。インタフェース770は、フォルダの第2ページが展開された後に得られるページ771を含んでもよく、例えば大フォルダの13番目のアプリケーションアイコンから17番目のアプリケーションアイコンを表示してもよい。大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダが展開された場合、13番目のアプリケーションアイコンから24番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダを展開した後に得られる第2ページに表示されてよく、後続のページも同様に表示されてよい。
【0145】
言い換えると、本出願の実施形態では、例えば大フォルダが、大量のアプリケーション、例えば24個超のアプリケーションを含むとき、大フォルダが大フォルダの第2ページで展開される場合、展開ページに表示されるアプリケーションアイコンのうちの第1アプリケーションアイコンは、大フォルダの13番目のアプリケーションアイコンであってよく、展開ページの最後のアプリケーションアイコンは、大フォルダの24番目のアプリケーションアイコンであってよい。あるいは、展開ページに表示されるアプリケーションアイコンのうち、第1アプリケーションアイコンは、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンであってよく、展開ページの最後のアプリケーションアイコンは、大フォルダの20番目のアプリケーションアイコンであってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0146】
上記実施形態によると、本出願は表示方法を更に提供する。
図8は、本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
図8に示されるように、本方法は、以下のステップを含み得る。
【0147】
S801:電子デバイスは、第1インタフェースを表示する。
【0148】
第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、少なくとも1つのコントロールは、第1フォルダの外側に表示される。第1フォルダは、複数のページ、例えば第1ページと第2ページとを含んでもよく、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含む。
【0149】
S802:電子デバイスは、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出する。
【0150】
なお、第1フォルダの第1ページは、第1インタフェース上に表示されてよく、第1操作は、第1インタフェースにおいて第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された操作である。
【0151】
S803:電子デバイスは、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示する。
【0152】
第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。ここで、第2ページは第1フォルダの第2ページである。
【0153】
図5B(a)及び
図5B(b)を例として使用する。携帯電話が、
図5B(a)に示されるインタフェース500を表示するものとする。インタフェース500は、第1フォルダ501と、少なくとも1つのコントロール、例えば第1フォルダ501以外のアプリケーションアイコン、例えばカメラアプリケーションアイコン又はギャラリーアプリケーションアイコンを含んでよい。第1フォルダの第1ページ502は、インタフェース500上に表示されてよい。携帯電話が、第1ページ502に対してユーザによって実行された第1操作、例えば図面に示される右から左へのスライド操作を検出すると、携帯電話は、スライド操作に応答して、第1フォルダ501の第1ページ502を次のページにスライドさせてよく、例えば
図5B(b)に示される第2ページ511を表示してよい。
【0154】
別の例では、
図9(a)及び
図9(b)に示されるように、携帯電話が、
図9(a)に示されるインタフェース900を表示するものとし、インタフェース900は、第1フォルダ901と、第1フォルダ901以外の少なくとも1つのコントロールとを含み得る。第1フォルダ901の第1ページ902は、インタフェース900上に表示されてもよい。ページ902は、例えば図面に示されるファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン及び計算機アプリケーションアイコンを含んでもよい。携帯電話が、第1ページ902に対してユーザによって実行された第1操作、例えば図面に示される右から左へのスライド操作を検出すると、携帯電話は、スライド操作に応答して、
図9(b)に示されるインタフェース910を表示し得る。インタフェース910は、第1フォルダ901の第2ページ911を含んでよく、第2ページ911は、設定アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン及びレコーダアプリケーションアイコンを含んでよい。
【0155】
なお、
図8に示される実施形態、並びに
図9(a)及び
図9(b)に示される実施形態の具体的な実装プロセスについては、前述の実施形態の詳細な説明を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0156】
本出願で提供される前述の実施形態のすべて又は一部は、互いに自由かつランダムに組み合わされてもよいことに留意されたい。組み合わされた技術的解決策も本出願の保護範囲に含まれる。
【0157】
本出願で提供される実施形態では、本出願の実施形態で提供される方法は、実行主体としての電子デバイスの観点から説明される。本出願の実施形態で提供される方法で機能を実装するために、電子デバイスは、ハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せの形態で機能を実装し得る。上述の機能のうちのある機能が、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実施されるかどうかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計制約に依存する。
【0158】
図10に示されるように、本出願のいくつかの他の実施形態は、電子デバイスを開示する。電子デバイスは、ディスプレイを有する電子デバイスであってよい。
図10に示されるように、電子デバイス1000は、ディスプレイ1001、1つ以上のプロセッサ1002、1つ以上のメモリ1003、1つ以上のセンサ1004(図示せず)、複数のアプリケーション1005(図示せず)及び1つ以上のコンピュータプログラム1006(図示せず)を含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス1007を介して接続され得る。
【0159】
ディスプレイ1001は、電子デバイス内のアプリケーションの表示インタフェースを表示するか、プロンプト情報を表示するように構成される。メモリ1003は、1つ以上のコンピュータプログラムを記憶し、命令が1つ以上のプロセッサ1002によって呼び出され、実行されると、電子デバイス1000は、以下のステップを実行することが可能になる。
【0160】
ディスプレイ1001は、第1インタフェースを表示し、ここで、第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、コントロールは、第1フォルダの外側に表示され、第1フォルダは、第1ページと第2ページとを含み、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第1ページは、第1インタフェース上に表示されるものであり;第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出し;第1操作に応答して、第2インタフェースを表示し、ここで、第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。
【0161】
可能な設計では、第2ページ上のアプリケーションアイコンは、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を含む。
【0162】
可能な設計では、第1操作は、以下の操作のうちのいずれか1つ:すなわち、第1フォルダの第1ページのN番目のアプリケーションアイコンの位置におけるスライド操作と、ただし、Nは正の整数である;第1フォルダの第1指定エリア内でのスライド操作と、ただし、第1指定エリアは、第1フォルダの左端、右端、上端及び下端のうちのいずれか1つを含む;第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作と、のうちのいずれか1つを含む。
【0163】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1操作に応答して、第1操作のスライド距離に基づいて、第1フォルダの第2ページに第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示するステップ、
を実行することが可能になる。
【0164】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多い。
【0165】
1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第2操作を検出するステップと、第2操作に応答して、第3インタフェースを表示するステップとを実行することが可能になり、ここで、第3インタフェースは、第1ページ上の第1アプリケーションアイコンからM番目のアプリケーションアイコンまでを含み、Mは、予め設定された数量より大きく、第1フォルダ内にあり、かつ第3インタフェース上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第1ページ上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0166】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第2ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第3操作を検出するステップと、第3操作に応答して、第4インタフェースを表示するステップとを更に実行することが可能になり、ここで、第4インタフェースは、第2ページ上の第1アプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含むか、又は第4インタフェースは、第2ページ上のL番目のアプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含み、ただし、L<P<Oであり、第1フォルダ内にあり、かつ、第4インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第2ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0167】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が予め設定された数量よりも多いとき、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップを実行することが可能になる。
【0168】
可能な設計では、予め設定された数量は8又は9である。
【0169】
可能な設計では、第1アプリケーションのアイコンが第1ページに表示される。1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:第1インタフェース上で第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出するステップと、第4操作に応答して、第1アプリケーションを開くステップと、を更に実行することが可能になる。
【0170】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多く、第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む。
【0171】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:重ねて表示されたアイコンに対してユーザによって実行された第1操作を検出するステップを実行することが可能になり、ここで、重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される。
【0172】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:第1フォルダの第2ページに対してユーザによって実行された第5操作を検出するステップと、第5操作に応答して、第1フォルダの第1ページを表示するステップを更に実行することが可能になる。
【0173】
本出願のこの実施形態では、プロセッサ1002は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、あるいはディスクリートハードウェア構成要素であってよく、本出願の実施形態で開示される方法、ステップ及び論理ブロック図を実装又は実行してもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本出願の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、メモリ1003内に配置されてもよい。プロセッサ1002は、メモリ1003からプログラム命令を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、本方法のステップを完了する。
【0174】
本出願のこの実施形態において、メモリ1003は、不揮発性メモリ、例えばハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)又はソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)であってよく、揮発性メモリ(volatile memory)、例えばRAMであってもよい。メモリは代替的に、命令形式又はデータ構造形式で期待されるプログラムコードを搬送又は記憶するように構成されることができ、かつコンピュータによってアクセスすることができる、他の任意の媒体であってもよい。これは、これに限定されない。本出願のこの実施形態におけるメモリは代替的に、記憶機能を実装することができ、命令及び/又はデータを記憶するように構成される、回路又は他の任意の装置であってもよい。
【0175】
なお、当業者には明らかに理解され得るように、便宜上及び簡潔な説明のために、上述の装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し、詳細はここでは再度説明されない。
【0176】
前述の実施形態に基づいて、本出願は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは、上述した実施形態で提供される表示方法を実行することが可能になる。
【0177】
本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の実施形態で提供される表示方法を実行することが可能になる。
【0178】
本出願の実施形態は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。命令を使用してフローチャート及び/又はブロック図における各プロセス及び/又は各ブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組合せを実装してもよいことを理解されたい。これらの命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ又は任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて機械を生成することができ、その結果、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセス及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実装するための装置を生成する。
【0179】
これらのコンピュータプログラム命令は代替的に、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方法で動作するように命令することができるコンピュータ読取可能メモリ内に記憶されてよく、その結果、コンピュータ読取可能メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーティファクトを生成する。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセス及び/又はブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装する。
【0180】
コンピュータプログラム命令は代替的に、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてよく、その結果、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラマブルデバイスで実行され、それにより、コンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータ又は別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の手順及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装するためのステップを提供する。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示方法であって、
電子デバイスによって、第1インタフェースを表示するステップであって、前記第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロール及び第1フォルダを含み、前記コントロールは、前記第1フォルダの外側に表示され、
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が、予め設定された数量よりも多いとき、前記第1フォルダは、第1ページ及び第2ページを含み、前記第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、前記第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、前記第1ページは、前記第1インタフェースに表示される、ステップと
、
前記電子デバイスが、前記第1フォルダの前記第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出した場合、前記電子デバイスによって、
第2インタフェースを表示するステップであって、前記第2インタフェースは、前記少なくとも1つのコントロール及び前記第2ページを含
み、
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が、前記予め設定された数量以下であるとき、前記第1フォルダは、第3ページを含み、前記第3ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、前記第3ページは、前記第1インタフェースに表示される、ステップと、
前記電子デバイスが、前記第1フォルダの前記第3ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出した場合、前記電子デバイスによって、第3インタフェースを表示するステップであって、前記第3インタフェースは、前記少なくとも1つのコントロール及び前記第1フォルダを含まない、ステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1操作は
、前記第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作
を含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記電子デバイスによって、
第2インタフェースを表示するステップは、
前記電子デバイスによって、
前記第1操作のスライド距離に基づいて、前記第1フォルダの前記第2ページに前記第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示するステップを含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定された数量は9である、
請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
第1アプリケーションのアイコンが前記第1ページに表示され、当該方法は
、
前記電子デバイスが、前記第1インタフェースで前記第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出した場合、前記電子デバイスによって、
前記第1アプリケーションを開くステップ、
を更に含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量
が、前記予め設定された数量よりも多
いとき、前記第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記電子デバイス
が、前記第1フォルダの前記第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出する
ことは、前記電子デバイス
が、前記重ねて表示されたアイコンに対して前記ユーザによって実行された前記第1操作を検出する
ことを含み、
前記重ねて表示されたアイコンは、前記第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される、
請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
当該方法は
、
前記電子デバイスが、前記第1フォルダの前記第2ページに対して前記ユーザによって実行された第5操作を検出した場合、前記電子デバイスによって、
前記第1フォルダの前記第1ページを表示するステップ、
を更に含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
電子デバイスであって、当該電子デバイスは、ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のセンサ、複数のアプリケーション及び1つ以上のコンピュータプログラムを含み、
前記1つ以上のコンピュータプログラムは、前記1つ以上のメモリに記憶され、前記1つ以上のコンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって呼び出されて実行されると、当該電子デバイスは、請求項1乃至
8のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータ読取可能記憶媒体であって、当該コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、前記命令が電子デバイスで実行されると、前記電子デバイスは請求項1乃至
8のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[技術分野]
本出願は、端末技術の分野に関し、特に、表示方法及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、様々なアプリケーション(applications、APP)をより便利に検索して使用するために、ユーザは、アプリケーションを管理のために分類する。例えば同じタイプのアプリが1つのフォルダに配置されることがある。ユーザがフォルダをタップした後、フォルダ内のすべてのアプリを表示することができる。この場合、ユーザは、アプリのアプリケーションアイコンをタップして、アプリを開くことができる。前述の方法では、アプリを開くためには、ユーザは、まずフォルダをタップする必要があり、これは便利ではない。
【0003】
このことに基づいて、HarmonyOS(登録商標)では大フォルダの概念が出現する。大フォルダでは、ユーザは、フォルダを展開することなく、アプリのアイコンを直接タップしてアプリを開くことができる。しかしながら、アプリの数量が8を超えると、9番目以降のアプリを開くためには、ユーザは、大フォルダを展開し、展開されたページ上をスライドして、ユーザが開きたいアプリのアイコンを見つける必要がある。この場合、ユーザ操作が複雑であり、エクスペリエンスが低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願は、アプリケーションを開く効率を向上させ、アプリケーションのユーザ検索を支援し、ユーザ体験を向上させる表示方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によると、本出願は、表示方法を提供する。本方法は以下を含む:電子デバイスが、第1インタフェースを表示することであって、ここで、第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、コントロールは、第1フォルダの外側に表示され、第1フォルダは、第1ページと第2ページとを含み、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第1ページは、第1インタフェース上に表示される。次いで、電子デバイスが、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出する。電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示し、ここで、第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。第2ページは、第1インタフェース上に表示されないことを理解されたい。
【0006】
上述の技術的解決策において、ユーザは、フォルダの第1ページに対して操作を実行してフォルダの第1ページを第2ページに切り替えて、フォルダのページめくりを実装し得る。フォルダを展開せずにアプリケーションを見つけることができ、その後、そのアプリケーションを開くことができる。これのようにして、ユーザがアプリケーションを検索することが便利になり、ユーザ体験が向上する。
【0007】
可能な設計では、第2ページのアプリケーションアイコンは、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を含む。
【0008】
可能な設計では、第1操作は、以下の操作のうちのいずれか1つを含む:すなわち、第1フォルダの第1ページのN番目のアプリケーションアイコンの位置におけるスライド操作と、ただし、Nは正の整数である;第1フォルダの第1指定エリア内でのスライド操作と、ただし、第1指定エリアは、第1フォルダの左端、右端、上端及び下端のうちのいずれか1つを含む;第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作と、のうちのいずれか1つを含む。
【0009】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、異なるエリア又は位置でユーザによって実行されるスライド操作に応答してフォルダのページに対してページめくりを実行することができ、その結果、ユーザはアプリケーションを検索することができる。
【0010】
可能な設計において、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することは:電子デバイスが、第1操作に応答して、第1操作のスライド距離に基づいて、第1フォルダの第2ページに第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示することを含む。
【0011】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、フォルダに対する第1操作のスライド距離に基づいて、対応するアプリケーションアイコンを表示することができ、その結果、ユーザ体験を向上させることができる。例えばスライド距離が短い場合、第1ページのアプリケーションアイコンの一部が第2ページに表示されてもよい。
【0012】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多い。本方法は以下を更に含む:すなわち、電子デバイスが、第1ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第2操作を検出することと;電子デバイスが、第2操作に応答して、第3インタフェースを表示することと、を更に含み、ここで、第3インタフェースは、第1ページ上の第1アプリケーションアイコンからM番目のアプリケーションアイコンまでを含み、Mは、予め設定された数量より大きい。第1フォルダ内にあり、かつ第3インタフェース上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第1ページ上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0013】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、ユーザの第2操作に応答して、フォルダの第1ページを展開し得る。このようにして、展開された拡張ページ上でアプリケーションを検索することができ、その結果、異なるユーザの異なる使用習慣を満たすことができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0014】
可能な設計では、方法は更に以下を含む:すなわち、電子デバイスが、第2ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第3操作を検出することと;電子デバイスが、第3操作に応答して、第4インタフェースを表示することとを含み、ここで、第4インタフェースは、第2ページ上の第1アプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含むか、又は第4インタフェースは、第2ページ上のL番目のアプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含み、ただし、L<P<Oである。第1フォルダ内にあり、かつ、第4インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第2ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0015】
上述の技術的解決策によると、電子デバイスは、ユーザの第3操作に応答して、フォルダの第2ページを拡張し得る。このようにして、ユーザは、展開されたページ上でアプリケーションを検索することができ、ページめくり操作を繰り返し実行する必要がない。これにより、ユーザ体験が向上する。
【0016】
可能な設計では、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することは、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が予め設定された数量よりも多いとき、電子デバイスが、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示することを含む。
【0017】
可能な設計では、予め設定された数量は8又は9である。
【0018】
上述の技術的解決策によると、フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が8又は9よりも多いとき、電子デバイスは、第1操作に応答してフォルダのページをめくることができる。
【0019】
可能な設計では、第1アプリケーションのアイコンは第1ページに表示され、方法は、以下を更に含む:すなわち、電子デバイスが、第1インタフェース上で第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出することと;電子デバイスが、第4操作に応答して、第1アプリケーションを開くこととを更に含む。
【0020】
上述の技術的解決策によると、フォルダを展開することなくアプリケーションを開くことができる。これにより、アプリケーションを開く効率が向上し、ユーザ体験が向上する。
【0021】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多く、第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む。
【0022】
実際の製品実装においては、重ねて表示されるアイコンが含まれてもよく、あるいは重ねて表示されるアイコンが含まれなくてもよいことを理解されたい。例えばアイコンは通常表示されてもよい。もちろん、別の表示効果があってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0023】
可能な設計では、電子デバイスが、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出することは、電子デバイスが、重ねて表示されたアイコンに対してユーザによって実行された第1操作を検出することを含む。重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される。
【0024】
上述の技術的解決策によると、ユーザは、重ねて表示されたアプリケーションアイコンの位置で第1操作を実行してよく、電子デバイスは、ユーザの第1操作に応答して、重ねて表示されたアプリケーションアイコンを第2インタフェースにおいて展開してよい。言い換えると、重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェース上において、複数の重ならないアイコンとして表示されてもよい。このようにして、ユーザは、アプリケーションを便利に検索することができ、フォルダを展開するために、重なったアプリケーションアイコンをタップする必要がない。これにより、アプリケーションの検索効率を向上させることができる。
【0025】
可能な設計では、方法は更に以下を含む:すなわち、電子デバイスが、第1フォルダの第2ページに対してユーザによって実行された第5操作を検出することと;電子デバイスが、第5操作に応答して、第1フォルダの第1ページを表示することとを更に含む。
【0026】
上記の技術的解決策によると、ユーザは、フォルダの第2ページに対して操作を実行することができ、電子デバイスは、ユーザの操作に応答してフォルダの第1ページを表示し、第2ページを第1ページにスライドさせる。
【0027】
第2態様によると、本出願は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のセンサ、複数のアプリケーション及び1つ以上のコンピュータプログラムを含む。1つ以上のコンピュータプログラムは、1つ以上のメモリに記憶され、1つ以上のコンピュータプログラムは、命令を含み、命令が1つ以上のプロセッサによって呼び出されて実行されると、電子デバイスは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0028】
第3態様によると、本出願は電子デバイスを更に提供する。電子デバイスは、第1態様又は第1態様のいずれかの可能な設計による方法を実行するように構成されるモジュール/ユニットを含む。モジュール/ユニットは、ハードウェアによって実装されてよく、あるいは対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてよい。
【0029】
第4態様によると、本出願はコンピュータ読取可能記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0030】
第5態様によると、本出願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは、本出願の実施形態における第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
【0031】
第2態様から第5態様までの各態様及び当該態様により達成され得る技術的効果については、第1態様における各々の可能な解決策によって達成され得る技術的効果の記載を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1(a)】ユーザインタフェースの概略図である。
【
図1(b)】ユーザインタフェースの概略図である。
【
図1(c)】ユーザインタフェースの概略図である。
【0033】
【
図2】本出願の実施形態による電子デバイスの構造の概略図である。
【0034】
【
図3】本出願の実施形態によるソフトウェアアーキテクチャの概略図である。
【0035】
【
図4】本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
【0036】
【
図5A】本出願の実施形態によるタッチターゲットの位置の概略図である。
【0037】
【
図5B(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5B(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0038】
【
図5C(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5C(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0039】
【
図5D(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5D(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0040】
【
図5E(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5E(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5E(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0041】
【
図5F(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図5F(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0042】
【
図6(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図6(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0043】
【
図7A(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7A(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7A(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0044】
【
図7B(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7B(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7B(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0045】
【
図7C(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7C(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7C(c)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0046】
【
図7D(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図7D(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0047】
【
図8】本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
【0048】
【
図9(a)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図9(b)】本出願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0049】
【
図10】本出願の実施形態による別の電子デバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下、本出願の実施形態における添付図面を参照して、本出願の実施形態における技術的解決策を説明する。
【0051】
一般に、アプリケーションの検索を容易にするために、ユーザは、アプリケーションを分類し、次いで、同じタイプのアプリケーションを1つのフォルダに配置することがある。本出願の実施形態において、フォルダは、大フォルダと小フォルダを含んでよく、大フォルダと小フォルダを相互に切り替えることができる。フォルダが小フォルダであるとき、ユーザは小フォルダをタッチしてホールドし、次いで、表示のために、小フォルダを大フォルダに切り替えることができる。フォルダが大フォルダであるとき、ユーザはまた、大フォルダをタッチしてホールドし、表示のために、大フォルダを小フォルダに切り替えることができる。小フォルダ内のアプリケーションについては、まず小フォルダを展開する必要があり、次いで、アプリケーションアイコンをタップしてアプリケーションを開くことを理解されたい。大フォルダ内のアプリケーションについては、アプリケーションアイコンを直接タップしてアプリケーションを開くことができる。
【0052】
ユーザインタフェース(user interfaces、UI)に関して、以下では、大フォルダと小フォルダの切り替えと、大フォルダに存在する技術的問題について説明する。
図1(a)~
図1(c)を参照されたい。携帯電話がホーム画面、例えば
図1(a)に示されるインタフェース100を表示するものとする。インタフェース100は、小フォルダ101を含んでよく、ユーザは、小フォルダ101をタップしてフォルダを展開してよい。ユーザが小フォルダ101にタッチしてホールドすると、
図1(b)に示されるインタフェース110が表示され得る。インタフェース110は、表示方法切り替えボタン、すなわち「大フォルダで表示」111を含み得る。ユーザが「大フォルダで表示」111ボタンをタップすると、小フォルダ101が大フォルダで表示され得る。例えば
図1(c)に示されるインタフェース120が表示され、このインタフェース120は、大フォルダ121を含み得る。
【0053】
現在、大フォルダに含まれるアプリアイコンの数量が8を超えると、通常は最初の8つのアプリのアプリアイコンのみが表示され、ユーザは最初の8つのアプリのアイコンを直接タップしてアプリに入ることができる。しかしながら、9番目以降のアプリアイコンは、例えば
図1(c)に示されるインタフェース上のアプリアイコンのように表示されることがある。具体的には、複数のアプリアイコンが一緒にスタックされる。この場合、9番目以降のアプリを開くために、ユーザは、9番目のアイコンの位置をタップし、次いで大フォルダを展開して、展開された大フォルダ内のアプリアイコンをタップして、9番目以降のアプリに入る必要がある。言い換えると、アプリの数量が8を超えると、9番目以降のアプリを開くのが複雑になり、エクスペリエンスが低下する。
【0054】
このことを考慮して、本出願の実施形態は、表示方法を提供する。本方法では、タッチターゲットは、大フォルダの指定エリア内に設定される。大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量よりも多いとき、ユーザは、タッチターゲット上をスライドするときに大フォルダのページ切り替えを実装することができ、その結果、ユーザは、大フォルダの第1ページ以降のページでアプリケーションを便利に検索することができる。これにより、アプリケーションの検索率が向上し、ユーザ体験が向上する。
【0055】
本出願の実施形態におけるアプリケーション(アプリと略す)は、1つ以上の特定の機能を実装することができるソフトウェアプログラムであることを理解されたい。通常、複数のアプリケーション、例えばカメラアプリケーション、メッセージングアプリケーション、メールボックスアプリケーション、ビデオアプリケーション及び音楽アプリケーションが、電子デバイスにインストールされる。以下の実施形態におけるアプリケーションは、電子デバイスの出荷前にインストールされたアプリケーションであってもよく、あるいはユーザが電子デバイスを使用する過程でネットワークからダウンロードするか又は別の電子デバイスから取得したアプリケーションであってもよい。
【0056】
本出願の実施形態において提供される表示方法は、ディスプレイを有する任意の電子デバイス、例えば携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば時計、バンド、スマートヘルメット又はスマートグラス)、車載デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)等に適用可能であることに留意されたい。これは、本出願の実施形態において限定されない。本出願の実施形態における電子デバイスは、折り畳み式電子デバイス、例えば折り畳み式携帯電話又は折り畳み式タブレットコンピュータであってもよい。これは、本出願において限定されない。加えて、電子デバイスの例示的な実施形態は、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)、HarmonyOS(登録商標)又は別のオペレーティングシステムを有する電子デバイスを含むが、これらに限定されない。
【0057】
以下では、携帯電話を例として使用して、電子デバイスの構造を説明する。
【0058】
図2に示されるように、携帯電話100は、プロセッサ110、外部メモリインタフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インタフェース130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カードインタフェース195等を含み得る。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、環境光センサ180L、骨伝導センサ180M等を含み得る。
【0059】
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えばプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィクス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、メモリ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは、独立した構成要素であってよく、あるいは1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。コントローラは、携帯電話100の中枢及びコマンドセンタであり得る。コントローラは、命令演算コード及び時系列信号に基づいて演算制御信号を生成し、命令読出及び命令実行の制御を完了し得る。メモリがプロセッサ110内に更に配置されてもよく、命令及びデータを記憶するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ110内のメモリはキャッシュメモリである。メモリは、プロセッサ110によってちょうど使用された又は周期的に使用された命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ110が命令又はデータを再び使用する必要がある場合、プロセッサはメモリから命令又はデータを直接呼び出してよい。これにより、繰り返しのアクセスが回避され、プロセッサ110の待ち時間が減少し、システム効率が改善される。
【0060】
USBインタフェース130は、USB標準仕様に準拠したインタフェースであり、具体的には、ミニUSBインタフェース、マイクロUSBインタフェース、USBタイプCインタフェース等であってよい。USBインタフェース130は、携帯電話100を充電するために充電器に接続するように構成されてよく、あるいは携帯電話100と周辺デバイスとの間でデータ伝送を実行するように構成されてもよい。充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受け取るように構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140及びプロセッサ110に接続するように構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140の入力を受け取って、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160等に電力を供給する。
【0061】
携帯電話100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等を介して実装され得る。アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送受信するように構成される。携帯電話100の各アンテナは、単一の通信周波数帯域又は複数の通信周波数帯域をカバーするように構成され得る。異なるアンテナを更に多重化して、アンテナ利用率を向上させることができる。例えばアンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化されてよい。いくつかの他の実施形態では、アンテナはチューニングスイッチと組み合わせて使用されてよい。
【0062】
モバイル通信モジュール150は、携帯電話100に適用される2G/3G/4G/5Gを含め、無線通信に対するソリューションを提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)等を含み得る。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信した電磁波に対してフィルタリングや増幅等の処理を行い、処理された電磁波を復調のためにモデムプロセッサに送信し得る。モバイル通信モジュール150は、モデムプロセッサによって変調された信号を更に増幅し、増幅された信号を、アンテナ1を介して放射するための電磁波に変換する。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110内に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110の少なくとも一部のモジュールと同じデバイスに配置されてもよい。
【0063】
無線通信モジュール160は、携帯電話100に適用され、かつ無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えばワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WI-FI)ネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth、BT)、全地球的航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)技術、赤外線(infrared、IR)技術等を含む、無線通信ソリューションを提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを統合する1つ以上の構成要素であってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を行い、処理された信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は更に、送信対象の信号をプロセッサ110から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を行って、処理された信号を、アンテナ2を介して放射するための電磁波に変換してもよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、携帯電話100において、アンテナ1とモバイル通信モジュール150が結合され、アンテナ2と無線通信モジュール160が結合され、それにより、携帯電話100は、無線通信技術を使用することによりネットワーク及び別のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバルシステム・フォー・モバイル通信(global system for mobile communications、GSM)、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(広帯域符号分割多元接続、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access、TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、第5世代(fifth generation、5G)モバイル通信システム、第6世代(sixth generation、6G)システムのような将来の通信システム、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM及び/又はIR技術等を含み得る。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、全地球航法衛星システム((global navigation satellite system、GLONASS)、北斗航法衛星システム(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)及び/又は衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含み得る。
【0065】
ディスプレイ194は、アプリケーションのディスプレイインタフェース等を表示するように構成される。ディスプレイ194は、ディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)等であり得る。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでよく、ここで、Nは1より大きい正の整数である。本出願のこの実施形態において、ディスプレイ194は、ホーム画面又はアプリケーションインタフェースを表示するように構成され得る。ホーム画面は、大フォルダ、アプリケーションアイコン、カード等を含んでもよい。
【0066】
カメラ193は、静止画像又はビデオをキャプチャするように構成される。カメラ193は、前方カメラと後方カメラとを含み得る。
【0067】
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令を実行することにより、携帯電話100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実装する。内部メモリ121は、プログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み得る。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つのアプリケーション(iQIYIアプリケーション又はWeChatアプリケーション等)のソフトウェアコード等を記憶し得る。データ記憶エリアは、携帯電話100の使用過程で生成されたデータ(例えば画像及びビデオ)等を記憶してよい。加えて、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又はユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage、UFS)を更に含んでもよい。
【0068】
外部メモリインタフェース120は、携帯電話100の記憶能力を拡張するために、外部記憶カード、例えばマイクロSDカードに接続するために使用され得る。外部記憶カードは、外部メモリインタフェース120を介してプロセッサ110と通信し、データ記憶機能を実装する。例えば画像及びビデオのようなファイルは外部メモリカードに記憶される。
【0069】
携帯電話100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ等を介して、オーディオ機能、例えば音楽の再生及び録音を実装し得る。
【0070】
圧力センサ180Aは、圧力信号を感知するように構成され、圧力信号を電気信号に変換し得る。いくつかの実施形態では、圧力センサ180Aは、ディスプレイ194上に配置され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100の動作姿勢を決定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ジャイロスコープセンサ180Bは、3つの軸(すなわち、x軸、y軸及びz軸)の周りの携帯電話100の角速度を決定するように構成され得る。
【0071】
ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100の動作姿勢を決定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ジャイロスコープセンサ180Bは、3つの軸(すなわち、x軸、y軸及びz軸)の周りの携帯電話100の角速度を決定するように構成され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、撮影時に手振れ補正を実装するように構成され得る。例えばシャッターが押されると、ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100がジッタする角度を検出し、その角度に基づく計算を通して、レンズモジュールが補正する必要のある距離を取得し、逆運動を通して、レンズが携帯電話100のジッタをキャンセルすることを可能にし、手振れ補正を実装する。ジャイロスコープセンサ180Bはまた、ナビゲーションシナリオ及び体性ゲームシナリオでも使用され得る。
【0072】
気圧センサ180Cは、気圧を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、気圧センサ180Cによって測定された大気圧の値に基づいて高度を計算し、位置決め及びナビゲーションを支援する。磁気センサ180Dは、ホール効果センサを含む。携帯電話100は、磁気センサ180Dを使用することによってフリップカバーの開閉を検出し得る。いくつかの実施形態では、携帯電話100がフリップフォンであるとき、携帯電話100は、磁気センサ180Dを使用することによってフリップカバーの開閉を検出し得る。さらに、フリップカバーの検出された開閉状態に基づいて、フリップカバーの開放時に自動ロック解除のような機能が設定される。加速度センサ180Eは、携帯電話100の様々な方向(通常は3つの軸上)の加速度の大きさを検出し得る。携帯電話100が静止しているとき、重力の値と方向を検出し得る。加速度センサは更に、電子デバイスの姿勢を識別するように構成されてよく、風景モードとポートレートモードとの切り替えや歩数計のようなアプリケーションに使用されてもよい。
【0073】
距離センサ180Fは、距離を測定するように構成される。携帯電話100は、赤外線又はレーザを通して距離を測定し得る。いくつかの実施形態では、撮影シナリオにおいて、携帯電話100は、距離センサ180Fを使用することによって距離を測定し、素早い合焦を実現し得る。光近接センサ180Gは、例えば発光ダイオード(LED)及び光検出器、例えばフォトダイオードを含み得る。発光ダイオードは、赤外発光ダイオードであってもよい。携帯電話100は、発光ダイオードを使用することによって、赤外光を発光する。携帯電話100は、フォトダイオードを使用することによって、近傍物体からの赤外反射光を検出する。十分な反射光が検出されると、携帯電話100の近くに物体が存在すると判断し得る。不十分な反射光が検出されると、携帯電話100は、携帯電話100の近くに物体が存在しないと判断し得る。携帯電話100は、光近接センサ180Gを使用することによって、ユーザが通話のために携帯電話100の耳くに保持していることを検知し、画面を自動的にターンオフして電力を節約し得る。また、光近接センサ180Gは、スマートカバーモード又はポケットモードにおいて使用されて、画面ロック解除又はロックを自動的に実行し得る。
【0074】
環境光センサ180Lは、環境光の明るさを感知するように構成される。携帯電話100は、感知された環境光の明るさに基づいて、ディスプレイ194の明るさを適応的に調整し得る。環境光センサ180Lはまた、撮影中にホワイトバランスを自動的に調整するように構成されてもよい。環境光センサ180Lはまた、光近接センサ180Gと協働して、携帯電話100がポケットに入っているかどうかを検出し、偶発的な接触を回避することもできる。指紋センサ180Hは、指紋を収集するように構成される。携帯電話100は、収集された指紋の特徴を使用して、指紋ベースのロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋ベースの撮影、指紋ベースの通話応答等を実装し得る。
【0075】
温度センサ180Jは、温度を検出するように構成される。いくつかの実施形態では、携帯電話100は、温度センサ180Jによって検出された温度を使用することによって、温度処理ポリシーを実行する。例えば温度センサ180Jによって報告された温度が閾値を超えると、携帯電話100は、温度センサ180Jの近くのプロセッサの性能を低下させ、電力消費を低減し、熱保護を実装する。他のいくつかの実施形態では、温度が別の閾値より低いとき、携帯電話100は、低温のために携帯電話100が異常にシャットダウンされることを防ぐために、バッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態では、温度が更に別の閾値よりも低いとき、携帯電話100は、低温によって引き起こされる異常シャットダウンを回避するために、バッテリ142の出力電圧をブーストする。
【0076】
タッチセンサ180Kは、「タッチパネル」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、ディスプレイ194上に配置され得る。タッチセンサ180Kとディスプレイ194は、タッチスクリーンを形成し、これは、「タッチスクリーン」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ上又はその近くで実行されたタッチ操作を検出するように構成される。タッチセンサは、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送して、タッチイベントのタイプを決定し得る。タッチ操作に関連する視覚出力が、ディスプレイ194を介して提供されてもよい。いくつかの他の実施形態では、タッチセンサ180Kは代替的に、携帯電話100の表面上に、ディスプレイ194とは異なる位置に配置されてもよい。本出願のこの実施形態では、タッチセンサ180Kは、ディスプレイ上でのユーザのタッチ操作を検出してよく、例えば大フォルダの指定されたエリア内でユーザのスライド操作を検出し得る。次いで、携帯電話100は、大フォルダの指定されたエリア内におけるユーザのスライド操作に応答して、大フォルダのページをめくることができる。あるいは、タッチセンサ180Kは、ディスプレイ上でのユーザのタッチ操作を検出してもよく、例えば別のエリア(非大フォルダ内の指定エリア)内でユーザのスライド操作を検出し得る。次いで、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答して、ホーム画面のページをめくる、すなわち、デスクトップのページをめくることができる。
【0077】
骨伝導センサ180Mは、振動信号を取得し得る。いくつかの実施形態では、骨伝導センサ180Mは、人の声帯部分の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mはまた、人間の脈拍と接触し、血圧拍動信号を受信し得る。
【0078】
ボタン190は、電源ボタン、音量ボタン等を含む。ボタン190は、機械式ボタン又はタッチボタンであってよい。携帯電話100は、ボタン入力を受信し、携帯電話100のユーザ設定及び機能入力に関連するボタン信号入力を生成し得る。モータ191は、振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着信振動プロンプト及びタッチ振動フィードバックを提供するように構成され得る。例えば異なるアプリケーションにおいて実行されるタッチ操作(例えば写真撮影及びオーディオ再生)は、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。インジケータ192は、インジケータ光であってよく、充電状態及び電力変化を示すように構成されてもよく、あるいはメッセージ、不在着信、通知等を示すように構成されてもよい。SIMカードインタフェース195は、SIMカードに接続するように構成される。SIMカードは、SIMカードインタフェース195に挿入されるか、SIMカードインタフェース195から取り除かれて、携帯電話100との接触又は携帯電話からの分離を実装し得る。
【0079】
図2に示される構成要素は、携帯電話に対する特有の限定を構成しないことを理解されたい。携帯電話は、図面に示されるものよりも多くの又は少ない構成要素を含んでもよく、いくつかの構成要素が組み合わされてもよく、いくつかの構成要素は分裂されてもよく、あるいは異なる構成要素の配置が使用されてもよい。以下の実施形態では、
図2に示される携帯電話100を説明のための例として使用する。
【0080】
携帯電話100のソフトウェアシステムは、イベント駆動アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ又はクラウドアーキテクチャを含む、階層化アーキテクチャを使用し得る。本出願の実施形態では、階層アーキテクチャのAndroidシステムを例として使用して、携帯電話100のソフトウェア構造を説明する。本出願のこの実施形態におけるシステムは代替的に、HarmonyOSシステムであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
【0081】
以下、異なるシナリオを参照して、電子デバイスのソフトウェア構造を説明する。
図3は、本出願の実施形態による携帯電話100のソフトウェア構造のブロック図である。階層化アーキテクチャでは、ソフトウェアはいくつかの層に分割され、各層は明確な役割とタスクを有する。層は、ソフトウェアインタフェースを介して相互に通信する。いくつかの実施形態では、Androidシステムは、5つの層、すなわち、アプリケーション層と、アプリケーションフレームワーク層と、Androidランタイム(Android runtime、ART)及びネイティブC/C++ライブラリと、ハードウェア抽象層(hardware abstract layer、HAL)と、カーネル層とに上から下へ分割される。
【0082】
アプリケーション層は、一連のアプリケーションパッケージを含み得る。
図3に示されるように、アプリケーションパッケージは、ギャラリ、カレンダ、電話、地図、ナビゲーション、WLAN、Bluetooth、音楽、ビデオ及びメッセージングのようなアプリケーションを含み得る。
【0083】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーション層におけるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインタフェース(application programming interface、API)及びプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワーク層は、いくつかの予め定義された関数を含む。
【0084】
図3に示されるように、アプリケーションフレームワーク層は、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、リソースマネージャ、通知マネージャ、アクティビティマネージャ、入力マネージャ等を含み得る。
【0085】
ウィンドウマネージャは、ウィンドウマネージャサービス(window manager service、WMS)を提供し、WMSは、ウィンドウ管理、ウィンドウアニメーション管理、サーフェス管理のために、そして入力システムの中継局として使用され得る。
【0086】
コンテンツプロバイダは、データを記憶及び取得し、データがアプリケーションによってアクセスされることを可能にするように構成される。データは、ビデオ、画像、オーディオ、発信されて受け取られた通話、閲覧履歴及びブックマーク、アドレス帳等を含み得る。
【0087】
ビューシステムは、テキストを表示するためのコントロール及び画像を表示するためのコントロールのような視覚コントロールを含む。ビューシステムは、アプリケーションを構築するために使用され得る。ディスプレイインタフェースは、1つ以上のビューを含み得る。例えばSMSメッセージ通知アイコンを含むディスプレイインタフェースは、テキスト表示ビュー及び画像表示ビューを含み得る。
【0088】
リソースマネージャは、アプリケーションのために、ローカライズされた文字列、アイコン、画像、レイアウトファイル及びビデオファイルのような様々なリソースを提供する。
【0089】
通知マネージャは、アプリケーションがステータスバーに通知情報を表示することを可能にし、通知メッセージを伝達するように構成され得る。通知マネージャは、ユーザの対話を必要とすることなく、短い一時停止の後に自動的に消えてもよい。例えば通知マネージャは、ダウンロード完了を通知し、メッセージ通知を提供すること等を行うように構成される。通知マネージャは、代替的に、例えばバックグラウンドで実行しているアプリケーションの通知のような、グラフ又はスクロールバーテキストの形態でシステムの上部ステータスバーに現れる通知であるか、あるいは、ダイアログウィンドウの形態で画面に現れる通知であってもよい。例えばテキスト情報がステータスバーにおいて表示され、アナウンスが与えられ、電子デバイスが振動し、あるいはインジケータ光が点滅する。
【0090】
アクティビティマネージャは、アクティビティマネージャサービス(Activity Manager Service、AMS)を提供してよく、AMSは、システムコンポーネント(アクティビティ、サービス、コンテンツプロバイダ及びブロードキャスト受信機等)を開始、切り替え及びスケジュールして、アプリケーションプロセスを管理及びスケジュールするために使用され得る。
【0091】
入力マネージャは、入力マネージャサービス(Input Manager Service、IMS)を提供してよく、IMSは、システム入力、例えばタッチスクリーン入力、キー入力及びセンサ入力を管理するために使用され得る。IMSは、入力デバイスノードからイベントを取得し、WMSとの対話を通してイベントを適切なウィンドウに割り当てる。
【0092】
Androidランタイムは、コアライブラリ及びAndroidランタイムを含む。Androidランタイムは、ソースコードをマシンコードに変換する役割を担う。Androidランタイムは、主にアヘッド・オブ・タイム(ahead of time、AOT)コンパイル技術とジャスト・イン・タイム(just in time、JIT)コンパイル技術を含む。
【0093】
コアライブラリは主に、基本データ構造、数学処理(mathematics)、I/O、ツール、データベース及びネットワークのような基本的なJavaクラスライブラリを提供するように構成される。コアライブラリは、ユーザがAndroidアプリケーションを開発するためのAPIを提供する。
【0094】
ネイティブC/C++ライブラリは、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアフレームワーク(Media Framework)、libc、OpenGL ES、SQLite及びWebkitのような複数の機能モジュールを含み得る。
【0095】
サーフェスマネージャは、ディスプレイサブシステムを管理し、複数のアプリケーションに対して2D及び3D層の融合を提供するように構成される。メディアフレームワークは、複数の一般的に使用されるオーディオ及びビデオフォーマット、静的画像ファイル等の再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、複数のオーディオ及びビデオ符号化フォーマット、例えばMPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG及びPNGをサポートし得る。OpenGL ESは、アプリケーションで2D及び3dグラフィックスを描画及び操作する。SQLiteは、電子デバイス100のアプリケーションのために軽量リレーショナルデータベースを提供する。
【0096】
ハードウェア抽象層は、ユーザ空間(user space)で動作し、カーネル層ドライバをカプセル化し、上位層の呼び出しインタフェースを提供する。
【0097】
カーネル層は、ハードウェアとソフトウェアの間の層である。カーネル層は、少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ及びセンサドライバを含む。
【0098】
以下では、
図2及び
図3に基づいて、携帯電話100のソフトウェア及びハードウェアの動作プロセスの例を説明する。タッチセンサ180Kがタッチ操作を受け取ると、対応するハードウェア割り込みがカーネル層に送信される。カーネル層は、タッチ操作を独自の入力イベント(original input event)(タッチ操作の座標を含む)へ処理する。独自の入力イベントはカーネル層において記憶される。アプリケーションフレームワーク層は、カーネル層から独自の入力イベントを取得し、入力イベントに対応するコントロールを識別する。例えばタッチ操作はスライド操作である。タッチセンサ180Kがスライド操作を受信すると、対応するハードウェア割り込みがカーネル層に送信される。カーネル層は、スライド操作を独自の入力イベントへ処理し、そのイベントを記憶し得る。イベントは、スライド操作の開始位置座標と、スライド操作の終了位置座標とを含み得る。アプリケーションフレームワーク層は、カーネル層から独自の入力イベントを取得し、入力イベントを識別する。例えばアプリケーションフレームワーク層は、イベントが大フォルダに対するスライド操作であることを識別し得る。この場合、スライド操作に応答して、電子デバイスは、大フォルダのページをめくる、すなわち、大フォルダのページをめくった後にインタフェースを表示する。
【0099】
以下の実施形態は、該実施形態が、
図2に示される携帯電話100のアーキテクチャに適用される例を使用することにより説明される。
【0100】
加えて、以下の実施形態では、「少なくとも1つ」は、1つ以上を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。加えて、本出願の説明において、「第1」、「第2」のような用語は、区別及び説明のために使用されるものにすぎないことを理解されたい。
【0101】
図4は、本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
図4に示されるように、本方法は、以下のステップを含み得る。
【0102】
S401:携帯電話100は、第1操作を検出する。
【0103】
第1操作は、ディスプレイの第1インタフェースに含まれる大フォルダの第1ページに対してユーザによって実行されるスライド操作であってよい。いくつかの実施形態では、スライド操作は、ユーザによって実行される、大フォルダの任意の位置から開始する右から左へのスライド操作、例えば大フォルダの右端に近い位置から開始する左へのスライド操作、あるいは大フォルダの右端に近いが右端から離れた位置から開始する左へのスライド操作であってよい。
【0104】
いくつかの他の実施形態では、スライド操作は、大フォルダにおける左から右へ/上から下へ/下から上へのスライド操作であってもよく、例えば大フォルダの左端の位置から開始する右へのスライド操作、あるいは大フォルダの左端に近いが左端から離れた位置から開始する右へのスライド操作であってもよい。別の実施形態では、スライド操作は代替的に、大フォルダにおける右から左へ/左から右へ/上から下へ/下から上への押圧を伴うスライド操作であってもよい。例えば携帯電話100がスライド操作を検出し、かつ、ディスプレイに配置された圧力センサが、スライド操作によって発生した圧力の値が指定の閾値よりも大きいことを検出したときにのみ、携帯電話100は、右から左へのスライド操作に応答する。
【0105】
第1ページにおける左から右へのスライド操作は、第1ページを、第1ページの後のページにスライドさせるために使用されてもよいことを理解されたい。第1ページにおける右から左へのスライド操作は、第1ページを、第1ページの前のページにスライドさせるために使用されてもよい。また、左から右へのスライド操作は次のページにスライドする操作であり、左から右へのスライド操作は前のページに戻るためにスライドする操作であると理解されてもよい。
【0106】
別の実施形態では、スライド操作は代替的に、大フォルダにおける右から左へ/左から右へ/上から下へ/下から上へのスライド操作であって、間隔をあけずに所定時間の間スライド終了位置に留まるか又は保持するスライド操作であってもよい。例えば携帯電話100は、携帯電話100がスライド操作を検出し、かつ携帯電話100が、スライド操作が終了位置(すなわち、スライド終了位置)までスライドして、終了位置で予め設定された時間の間(例えば2秒)だけ留まるか又は保持したことを検出したときにのみ、大フォルダに対してユーザによって行われた右から左へのスライド操作に応答する。
【0107】
S402:携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量より多いかどうかを判断する。大フォルダに含まれるアプリケーション数量が指定数量よりも多い場合、S403が続いて実行され;大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量以下である場合、S404が実行される。
【0108】
S403:携帯電話100は、第1操作に応答して、大フォルダの第2ページを表示する。
【0109】
説明の便宜上、第1操作の後に表示されるページを「第2ページ」と表記することがあり、第2ページは、第1ページの後のページであってよく、あるいは第1ページの前のページであってもよい。これは、本出願において限定されない。加えて、第2ページのアプリケーションアイコンは、全く異なるものであってよく、部分的に同じものであってもよい。例えば第2ページのアプリケーションアイコンは、第1ページ上のアプリケーションアイコンの一部を含んでいてもよい。
【0110】
いくつかの実施形態では、大フォルダに対してユーザによって実行された第1操作を検出すると、携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量(例えば指定数量は8であってよい)よりも多いかどうかを判断し得る。アプリケーション数量が8より多いとき、携帯電話100は、第1ページに対してユーザによって実行された第1操作に応答して、大フォルダの第2ページを表示してよい。例えば第1操作は、第1ページに対してユーザによって実行された左から右へのスライド操作であるとする。この場合、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答してよく、第1ページの後の第2ページを大フォルダ内に表示してよい。もちろん、指定数量は代替的に、別の数量、例えば9又は12であってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0111】
いくつかの実施形態では、タッチターゲットは、大フォルダの指定エリア内に設定され得る。その後、タッチターゲットに対してユーザによって実行されたスライド操作を検出すると、携帯電話100は、大フォルダに含まれるアプリケーションの数量に基づいてスライド操作に応答し、大フォルダのページ切り替え又はホーム画面のページ切り替えを行ってもよい。例えば
図5Aは、本出願の実施形態によるタッチターゲットの可能な位置の概略図である。例えばタッチターゲットの位置は、エリア41、エリア42、エリア43、エリア44、エリア45又はエリア46であってもよい。エリア41は9番目のアプリケーションアイコンの位置であってよく、エリア42、エリア43、エリア44及びエリア45は、大フォルダの4つの辺が位置するいくつかのエリアであってよく、エリア46は大フォルダ全体である。言い換えると、タッチターゲットは、大フォルダの一部に設定されてよく、あるいは大フォルダ全体に設定されていてもよい。
【0112】
以下では、タッチターゲットが異なる位置にあるときの大フォルダのいくつかのページ切り替えプロセスを詳細に説明する。
【0113】
例1:タッチターゲットは、大フォルダ内のN番目のアプリケーションアイコンの位置に設定される。
【0114】
Nは正の整数であり、N≧1である。言い換えると、タッチターゲットは、大フォルダ内の任意のアプリケーションアイコンの位置に設定され得る。通常8個のアプリケーションアイコンを大フォルダ内に表示することができる場合、1≦N≦9であり、あるいは通常12個のアプリケーションアイコンを大フォルダ内に表示することができる場合、1≦N≦12であり、他も同様であることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。本出願の実施形態において、フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は限定されず、フォルダの各ページに表示されるアプリケーションアイコン(又は直接開くことが可能なアプリケーションアイコン)の数量も限定されないことに留意されたい。
【0115】
以下では、大フォルダ内に通常表示することができるアプリケーションアイコンの数量が8である例を使用することにより説明を提供する。大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が8を超え、ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で第1操作をトリガしたとき、携帯電話100は、ユーザの第1操作に応答して、大フォルダの表示ページを切り替えてもよい。
図5B(a)及び
図5B(b)を参照されたい。携帯電話100が、ホーム画面、例えば
図5B(a)に示されるインタフェース500を表示するものとする。インタフェース500は、大フォルダ501と、大フォルダの第1ページ502とを含み得る。例えば第1ページ502は、ファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、ヘルスアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、AI Lifeアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、重ねて表示されるアプリケーションアイコン等を含んでもよい。実際の製品実装の間、インタフェースは、図面に示されるものよりも多くの又は少ないアイコンを含んでもよく、例えば大フォルダ501内にないアプリケーションアイコン(例えば
図5B(a)に示されるように、Clockアプリケーションアイコン、Huawei Videoアプリケーションアイコン、Notepadアプリケーションアイコン、Galleryアプリケーションアイコンと、ショートカットウィンドウエリア内のドックエリアにおけるCameraアプリケーションアイコン、Contactsアプリケーションアイコン及びPhoneアプリケーションアイコン)を更に含んでもよいことを理解されたい。重ねて表示されるアプリケーションアイコンは、9番目以降のアプリケーションのアプリケーションアイコンである。図面に示される破線のボックスが位置するエリアは、タッチターゲットの範囲を表す。実際の製品実装の間、点線のボックスはインタフェースに表示されない。
【0116】
実際の製品実装の間、大フォルダが多くのアプリケーションを含む場合、図面に示されるスタッキング効果を使用することによって、9番目のアプリケーションアイコンの位置にアプリケーションアイコンが表示されてよく、あるいは別の表示効果を使用することによって表示されてもよい。例えば9番目のアプリケーションアイコンの位置にあるアプリケーションアイコンは代替的に、通常表示されてもよい(言い換えると、アプリケーションは、アプリケーションアイコンをタップすることによって直接開かれてもよい)。これは、本出願において限定されない。
【0117】
第1操作が、
図5B(a)に示されるスライド操作であるとする。具体的には、ユーザの指が大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で右から左にスライドすると、携帯電話100は、スライド操作に応答して、大フォルダのページを次のページに切り替えてよい、例えば
図5B(b)に示されるインタフェース510を表示してよい。インタフェース510は、大フォルダ501と、大フォルダの第2ページ511とを含み得る。例えば第2ページ511は、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含み得る。ファイルアプリケーションアイコンが、大フォルダ内の第1アプリケーションのアプリケーションアイコンであるとき、レコーダアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションのアプリケーションアイコンであり得る。
【0118】
9番目のアプリケーションアイコンの位置は、大フォルダの各ページにおける9番目のアイコンの位置であり、大フォルダに含まれるすべてのアプリケーションにおける9番目のアプリケーションのアプリケーションアイコンの位置ではないことに留意されたい。
【0119】
ユーザの指が、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で右から左にスライドすると、現在のページは、現在のページの後の次のページにスライドしてもよいことを理解されたい。例えば現在のページは、大フォルダの第1ページであり、次のページは、大フォルダの第2ページである。第1ページのアプリケーションアイコン番号は1~8であってよく、第2ページのアプリケーションアイコン番号は9~14であってよい。第2ページが、第1ページに戻るようにスライドされる必要がある場合、スライディングは、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に実行されてよく、携帯電話100は、左から右へのスライド操作に応答して、大フォルダの現在のページを前のページにスライドしてよい。例えば携帯電話100が、
図5B(b)に示されるインタフェースを表示するものとする。この場合、ユーザは、
図5B(b)に示される大フォルダの第2ページ511の9番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に、例えば
図5B(b)に示される黒矢印の方向にスライドしてもよい。携帯電話100は、スライド操作に応答して、
図5B(b)に示されるインタフェースを、
図5B(a)に示されるインタフェースに切り替えて戻してもよい。言い換えると、大フォルダの第2ページ511を第1ページ502に切り替えて戻してもよい。もちろん、第2ページを第1ページにスライドさせて戻すとき、スライディングは、大フォルダの別のアプリケーションアイコンの位置で実行されてもよい。例えばスライディングは、大フォルダの7番目のアプリケーションアイコンの位置で左から右に実行されてもよい。これは、本出願において限定されない。
【0120】
例2:ホットゾーンが、大フォルダのエッジエリア内に設定される。
【0121】
図5C(a)及び
図5C(b)に示されるように、タッチターゲットが、大フォルダの左/右端に設定されるとする。例えばタッチターゲットの位置は、
図5C(a)に示されるインタフェース上の破線ボックスの位置であってよい。
図5C(a)に示されるインタフェースは、携帯電話100のホーム画面であるとする。例えばユーザの指がタッチターゲットの位置で大フォルダの右端に沿って左にスライドするとき、例えば
図5C(a)に示されるスライド操作を実行すると、携帯電話100はスライド操作を検出して、スライド操作に応答し、次いで、
図5C(b)に示されるインタフェースを表示し得る。
図5C(b)に示されるインタフェース上の破線ボックスは、タッチターゲットの位置であることを理解されたい。ページ切り替えの前後で、タッチターゲットの位置は変化することも、変化しないこともある。いくつかの実施形態では、タッチターゲットのエッジは、大きなフォルダのエッジと同一平面にあってよく、あるいはタッチターゲットのエッジは、大フォルダのエッジから特定の距離であってもよい。これは、本出願において限定されない。タッチターゲットが大フォルダの左端の位置に配置されるとき、具体的な実装については、
図5C(a)及び
図5C(b)の詳細な説明を参照すべきであることを理解されたい。ここでは、詳細は再度説明されない。
【0122】
いくつかの実施形態では、ユーザが携帯電話100のインタフェース500をインタフェース510にスライドさせた後、すなわち、大フォルダのページをページ502からページ511に切り替えた後、ユーザが、大フォルダのページをページ511からページ502にスライドさせて戻したい場合には、ユーザは、逆方向のスライド操作を使用することによってページを切り替えて戻してもよい。例えばスライド操作は、
図5C(b)に示される黒矢印の方向(左から右への方向)で実行されてよく、携帯電話100は、ユーザのスライド操作に応答して、大フォルダのページ511をページ502に切り替えて戻してもよい。ページ511をページ502にスライドさせるとき、スライド操作は、図面内に示される右端のタッチターゲットの位置で実行されてよく、あるいはスライド操作は、左端のタッチターゲットの位置で実行されてもよいことに留意されたい。これは、本出願において限定されない。
【0123】
代替的実装として、タッチターゲットは、大フォルダの上/下端エリア内に設定してもよい。
図5D(a)及び
図5D(b)に示されるように、タッチターゲットが、大フォルダの下端において設定されるとする。例えばタッチターゲットの位置は、
図5D(a)に示されるインタフェース上の破線ボックスの位置であってもよい。
図5D(a)に示されるインタフェースは、携帯電話100のホーム画面であるとする。ユーザの指が、タッチターゲットの位置で大フォルダの下端に沿ってスライドアップするとき、例えば
図5D(a)に示されるスライド操作を実行すると、携帯電話100はスライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで、
図5D(b)に示されるインタフェースを表示する。タッチターゲットが大フォルダの上端エリアの位置に配置されるとき、具体的な実装については、
図5D(a)及び
図5D(b)の詳細な説明を参照すべきであることを理解されたい。ここでは、詳細は再度説明されない。
【0124】
同様に、
図5D(a)及び
図5D(b)に示される概略図では、ユーザが、
図5D(b)に示される概略図の上端においてタッチターゲットの位置で黒矢印の方向(上から下への方向)にスライドするとき、携帯電話100は、スライド操作に応答して、携帯電話100のインタフェースをインタフェース500に切り替えて戻す、すなわち、大フォルダのページをページ511からページ502に切り替えて戻してよい。
【0125】
図5C(a)に示されるインタフェース及び
図5D(a)に示されるインタフェースの表示コンテンツは、
図5B(a)に示されるインタフェースの表示コンテンツと同じであり、
図5C(b)に示されるインタフェース及び
図5D(b)に示されるインタフェースの表示コンテンツは、タッチターゲットの設定位置が異なる点を除いて、
図5B(b)に示されるインタフェースの表示コンテンツと同じであることに留意されたい。
【0126】
例3:大フォルダのエリア全体をタッチターゲットとして設定する。
【0127】
図5E(a)~
図5E(c)に示されるように、タッチターゲットが大フォルダ全体に設定されるとき、携帯電話100は、
図5E(a)に示されるホーム画面を表示するものとする。ユーザの指が大フォルダ上をスライドするとき、携帯電話100は、ユーザの指のスライド距離に基づいて、大フォルダのアプリケーションアイコンを表示してもよい。
【0128】
可能な実装では、携帯電話100は、第1ページに対してユーザによって実行されたスライド操作に応答して、スライド距離に基づいて、第2ページ上に、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示してよい。例えばユーザは、
図5E(a)に示されるインタフェース上で、大フォルダ501の第1ページ502を右から左にスライドし、スライド距離がxであるとする。携帯電話100は、スライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで
図5E(b)に示されるインタフェース520を表示する。インタフェース520は、大フォルダの第3ページ521を含んでもよい。例えば第3ページ521は、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン及びAppGalleryアプリケーションアイコンを含んでもよい。言い換えると、第3ページ521は、第1ページ502上の第2アプリケーションアイコン列と、第3アプリケーションアイコン列内のいくつかのアプリケーションアイコンを含み得る。
【0129】
ユーザが、
図5E(b)に示されるインタフェース520上で、大フォルダの第3ページ521において左をスライドし続けるとき、例えば距離xだけ再度スライドするとき、
図5E(c)に示されるインタフェース530が表示され得る。インタフェース530は、大フォルダの第4ページ531を含んでよく、計算機アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含んでよい。言い換えると、第4ページ531は、第2ページ503上の第2アプリケーションアイコン列と、第3アプリケーションアイコン列とを含み得る。
【0130】
ユーザが、大フォルダのページ531をページ502にスライドして戻したいとき、ユーザは、最初に、
図5E(c)に示される黒矢印の方向に距離xだけページ531をスライドしてページ521に戻し、次いで、引き続き、同じ操作を使用することにより、距離xだけページ521をスライドしてページ502に戻してもよい。もちろん、ユーザは代替的に、距離2xだけ大フォルダのページ531を直接スライドし、次いで、大フォルダのページ531をページ502に直接スライドして戻してもよい。これは、本出願において特に限定されない。
【0131】
図5F(a)及び
図5F(b)に示されるように、ユーザが、
図5F(a)に示されるインタフェース上で、大フォルダ501の第1ページ502で下から上にスライドし、スライド距離がxであるとする。携帯電話100は、スライド操作を検出し、スライド操作に応答して、次いで
図5F(b)に示されるインタフェース540を表示し得る。インタフェース540は、大フォルダの第5ページ541を含み得る。例えば第5ページ541は、ヘルスアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、AI Lifeアプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン、レコーダアプリケーションアイコン、AppGalleryアプリケーションアイコン及びカレンダアプリケーションアイコンを含んでよい。言い換えると、第5ページ541は、第1ページ502上の第2アプリケーションアイコン列及び第3アプリケーションアイコン列のいくつかのアプリケーションアイコンを含み得る。
【0132】
もちろん、ユーザが、大フォルダのページ541をページ502にスライドさせて戻したい場合、ユーザは、上から下にスライドし、次いでページ541をページ502にスライドさせて戻してもよい。
図5B(b)~
図5F(b)の各インタフェース上の黒矢印は、ページをスライドバックするジェスチャ操作を表すことに留意されたい。実際の適用においては、ジェスチャ操作の位置は代替的に、別の位置であってよく、図面に示される矢印の位置に限定されない。
【0133】
第3ページ、第4ページ及び第5ページは、第2ページのサブページと理解されてもよいことを理解されたい。もちろん、タッチターゲットが大フォルダ全体に設定されているとき、ユーザのスライド距離に基づいて、対応するアプリケーションアイコンが表示されないことがある。言い換えると、ユーザがスライドする毎に、現在のページから次のページに切り替わってよい。
【0134】
前述の実施形態によると、ユーザは、大フォルダに対してスライド操作を実行して、大フォルダのページ切り替えを実装することができる。これにより、ユーザがアプリケーションを検索するのを助け、ユーザによるアプリケーションの検索の操作効率を向上させることができ、したがって、ユーザ体験を向上させることができる。
【0135】
S404:携帯電話100は、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示する。
【0136】
大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定数量未満であるとき、第1操作を検出すると、携帯電話100は、第1操作に応答して、デスクトップの表示インタフェースを切り替えてよい。例えば
図6(a)及び
図6(b)に示されるように、携帯電話100は、
図6(a)に示されるデスクトップ、例えばホーム画面600を表示するものとする。インタフェース600は、大フォルダ601と、大フォルダの第1ページ602とを含み得る。例えば第1ページ602は、ファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン及びヘルスアプリケーションアイコンを含んでもよい。ユーザが、大フォルダのタッチターゲットの位置、例えば9番目のアプリケーションアイコンの位置でスライド操作を実行するとき、携帯電話100は、スライド操作に応答して、
図6(b)に示されるインタフェース610を表示し得る。インタフェース610は、ホーム画面600をスライドさせた後に得られるインタフェースである。なお、ユーザの第1操作が非大フォルダエリア内での操作である場合、携帯電話100はまた、第1操作に応答して、デスクトップを次のインタフェースにスライドさせてもよいことを理解されたい。
【0137】
大フォルダに含まれるアプリケーションの数量が指定の数量未満であるとき、例えば8未満であるとき、大フォルダは依然としてタッチターゲットを有していることに留意されたい。しかしながら、この場合、第1操作が大フォルダに対して実行された場合、大フォルダは第1操作に応答しない。
【0138】
さらに、ユーザの様々な習慣を考慮すると、一部のユーザは、大フォルダを展開し、次いで、展開されたページ上で開く必要のあるアプリケーションを見つけることがある。例えば
図7A(a)~
図7A(c)に示されるように、携帯電話は、
図7A(a)に示されるインタフェース700を表示しているとする。インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含んでよい。大フォルダ701は、12個より多くのアプリケーションアイコン、例えば16個のアプリケーションアイコンを含むとする。ユーザは、第1ページ702の9番目のアプリケーションアイコンの位置をタップしてよく、次いで、携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答して、大フォルダを展開してよい。例えば携帯電話は、
図7A(b)に示されるインタフェース710を表示し得る。大フォルダ701を展開した後に得られる第1ページ711が、インタフェース710に表示され得る。言い換えると、第1アプリケーションアイコンから第12アプリケーションアイコンが表示される。
【0139】
ユーザが第1ページ711上を右から左にスライドした後、例えば図面に示されるジェスチャ方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、
図7A(c)に示されるインタフェース720を表示し得る、すなわち、インタフェース710をインタフェース720にスライドさせ得る。インタフェース720は、大フォルダが展開された後に得られる第2ページ721、すなわち、13番目から16番目のアプリケーションアイコンを含んでもよい。なお、大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダが展開された場合、第1アプリケーションアイコンから12番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダが展開された後に得られる第1ページに表示され、13番目のアプリケーションアイコンから24番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダが展開された後に得られる第2ページに表示される。後続のページは、前述の方法で類推によって推論され得る。
【0140】
例えば大フォルダ701が12個より多くのアプリケーションアイコン、例えば17個のアプリケーションアイコンを含む例を使用する。
図7B(a)~
図7B(c)に示されるように、携帯電話は、
図7B(a)に示されるインタフェース700を表示するものとする。インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含み得る。ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で図面に示される方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、大フォルダの第1ページ702を次のページにスライドさせてよい、例えば
図7B(b)に示されるインタフェース730を表示してよい。インタフェース730は、大フォルダの第2ページ731を含んでもよい。ページ731の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。言い換えると、ページ731に表示されるアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンから始まる。
【0141】
この場合、ユーザがページ731を展開したい場合、ユーザは、ページ731の9番目のアプリケーションアイコンの位置、すなわち、スタッキング効果が表示されている位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ731を展開してよい、例えばインタフェース740を表示してもよい。インタフェース740は、大フォルダの第2ページ731が展開された後に得られるアプリケーションアイコン、すなわち、ページ741を含んでもよい。例えば大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンから17番目のアプリケーションアイコンまでを表示してもよい。なお、大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダを展開した場合、9番目のアプリケーションアイコンから20番目のアプリケーションアイコンが大フォルダを展開した後に得られる第2ページに表示されてよく、後続ページも同様に表示されてよい。
【0142】
別の例では、大フォルダ701が、12個超のアプリケーションアイコン、例えば15個のアプリケーションアイコンを含むものとする。
図7C(a)に示されるインタフェース700が表示されるものとし、インタフェース700は、大フォルダ701と、大フォルダの第1ページ702とを含み得る。ユーザが9番目のアプリケーションアイコンの位置で図面に示される方向にスライドした後、携帯電話は、スライド操作に応答して、大フォルダの第1ページ702を次のページにスライドさせてよく、例えば
図7C(b)に示されるインタフェース750を表示してよい。インタフェース750は、大フォルダの第2ページ751を含んでもよい。ページ751の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。この場合、ユーザがページ751を展開したい場合、ユーザは、ページ751上の9番目のアプリケーションアイコンの位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ751を展開してよく、例えばインタフェース760を表示してもよい。インタフェース760は、大フォルダの第2ページ751が展開された後に得られるアプリケーションアイコン、すなわち、ページ761を含み得る。例えば大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンから15番目のアプリケーションアイコンが表示されてよい。
【0143】
大フォルダ701が12個超のアプリケーションアイコン、例えば17個のアプリケーションアイコンを含む例を依然として使用する。
図7D(a)及び
図7D(b)に示されるように、携帯電話は、
図7D(a)に示されるインタフェース730を表示するものとする。インタフェース730は、大フォルダの第2ページ731を含み得る。ページ731の第1アプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンである。言い換えると、ページ731に表示されるアプリケーションアイコンは、大フォルダに含まれる9番目のアプリケーションアイコンから始まる。この場合、ユーザがページ731を展開したい場合、ユーザは、ページ731上の9番目のアプリケーションアイコンの位置、すなわち、スタッキング効果が表示されている位置をタップすればよい。携帯電話は、ユーザのタップ操作に応答してページ731を展開してよい、例えば
図7D(b)に示されるインタフェース770を表示してよい。インタフェース770は、フォルダの第2ページが展開された後に得られるページ771を含んでもよく、例えば大フォルダの13番目のアプリケーションアイコンから17番目のアプリケーションアイコンを表示してもよい。大フォルダにより多くのアプリケーションアイコンが含まれるとき、大フォルダが展開された場合、13番目のアプリケーションアイコンから24番目のアプリケーションアイコンが、大フォルダを展開した後に得られる第2ページに表示されてよく、後続のページも同様に表示されてよい。
【0144】
言い換えると、本出願の実施形態では、例えば大フォルダが、大量のアプリケーション、例えば24個超のアプリケーションを含むとき、大フォルダが大フォルダの第2ページで展開される場合、展開ページに表示されるアプリケーションアイコンのうちの第1アプリケーションアイコンは、大フォルダの13番目のアプリケーションアイコンであってよく、展開ページの最後のアプリケーションアイコンは、大フォルダの24番目のアプリケーションアイコンであってよい。あるいは、展開ページに表示されるアプリケーションアイコンのうち、第1アプリケーションアイコンは、大フォルダの9番目のアプリケーションアイコンであってよく、展開ページの最後のアプリケーションアイコンは、大フォルダの20番目のアプリケーションアイコンであってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0145】
上記実施形態によると、本出願は表示方法を更に提供する。
図8は、本出願の実施形態による表示方法のフローチャートである。
図8に示されるように、本方法は、以下のステップを含み得る。
【0146】
S801:電子デバイスは、第1インタフェースを表示する。
【0147】
第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、少なくとも1つのコントロールは、第1フォルダの外側に表示される。第1フォルダは、複数のページ、例えば第1ページと第2ページとを含んでもよく、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含む。
【0148】
S802:電子デバイスは、第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出する。
【0149】
なお、第1フォルダの第1ページは、第1インタフェース上に表示されてよく、第1操作は、第1インタフェースにおいて第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された操作である。
【0150】
S803:電子デバイスは、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示する。
【0151】
第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。ここで、第2ページは第1フォルダの第2ページである。
【0152】
図5B(a)及び
図5B(b)を例として使用する。携帯電話が、
図5B(a)に示されるインタフェース500を表示するものとする。インタフェース500は、第1フォルダ501と、少なくとも1つのコントロール、例えば第1フォルダ501以外のアプリケーションアイコン、例えばカメラアプリケーションアイコン又はギャラリーアプリケーションアイコンを含んでよい。第1フォルダの第1ページ502は、インタフェース500上に表示されてよい。携帯電話が、第1ページ502に対してユーザによって実行された第1操作、例えば図面に示される右から左へのスライド操作を検出すると、携帯電話は、スライド操作に応答して、第1フォルダ501の第1ページ502を次のページにスライドさせてよく、例えば
図5B(b)に示される第2ページ511を表示してよい。
【0153】
別の例では、
図9(a)及び
図9(b)に示されるように、携帯電話が、
図9(a)に示されるインタフェース900を表示するものとし、インタフェース900は、第1フォルダ901と、第1フォルダ901以外の少なくとも1つのコントロールとを含み得る。第1フォルダ901の第1ページ902は、インタフェース900上に表示されてもよい。ページ902は、例えば図面に示されるファイルアプリケーションアイコン、電子メールアプリケーションアイコン及び計算機アプリケーションアイコンを含んでもよい。携帯電話が、第1ページ902に対してユーザによって実行された第1操作、例えば図面に示される右から左へのスライド操作を検出すると、携帯電話は、スライド操作に応答して、
図9(b)に示されるインタフェース910を表示し得る。インタフェース910は、第1フォルダ901の第2ページ911を含んでよく、第2ページ911は、設定アプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、天気アプリケーションアイコン及びレコーダアプリケーションアイコンを含んでよい。
【0154】
なお、
図8に示される実施形態、並びに
図9(a)及び
図9(b)に示される実施形態の具体的な実装プロセスについては、前述の実施形態の詳細な説明を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0155】
本出願で提供される前述の実施形態のすべて又は一部は、互いに自由かつランダムに組み合わされてもよいことに留意されたい。組み合わされた技術的解決策も本出願の保護範囲に含まれる。
【0156】
本出願で提供される実施形態では、本出願の実施形態で提供される方法は、実行主体としての電子デバイスの観点から説明される。本出願の実施形態で提供される方法で機能を実装するために、電子デバイスは、ハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せの形態で機能を実装し得る。上述の機能のうちのある機能が、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実施されるかどうかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計制約に依存する。
【0157】
図10に示されるように、本出願のいくつかの他の実施形態は、電子デバイスを開示する。電子デバイスは、ディスプレイを有する電子デバイスであってよい。
図10に示されるように、電子デバイス1000は、ディスプレイ1001、1つ以上のプロセッサ1002、1つ以上のメモリ1003、1つ以上のセンサ1004(図示せず)、複数のアプリケーション1005(図示せず)及び1つ以上のコンピュータプログラム1006(図示せず)を含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス1007を介して接続され得る。
【0158】
ディスプレイ1001は、電子デバイス内のアプリケーションの表示インタフェースを表示するか、プロンプト情報を表示するように構成される。メモリ1003は、1つ以上のコンピュータプログラムを記憶し、命令が1つ以上のプロセッサ1002によって呼び出され、実行されると、電子デバイス1000は、以下のステップを実行することが可能になる。
【0159】
ディスプレイ1001は、第1インタフェースを表示し、ここで、第1インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第1フォルダとを含み、コントロールは、第1フォルダの外側に表示され、第1フォルダは、第1ページと第2ページとを含み、第1ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第2ページは、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含み、第1ページは、第1インタフェース上に表示されるものであり;第1フォルダの第1ページに対してユーザによって実行された第1操作を検出し;第1操作に応答して、第2インタフェースを表示し、ここで、第2インタフェースは、少なくとも1つのコントロールと第2ページとを含む。
【0160】
可能な設計では、第2ページ上のアプリケーションアイコンは、第1ページのアプリケーションアイコンの一部を含む。
【0161】
可能な設計では、第1操作は、以下の操作のうちのいずれか1つ:すなわち、第1フォルダの第1ページのN番目のアプリケーションアイコンの位置におけるスライド操作と、ただし、Nは正の整数である;第1フォルダの第1指定エリア内でのスライド操作と、ただし、第1指定エリアは、第1フォルダの左端、右端、上端及び下端のうちのいずれか1つを含む;第1フォルダの任意のエリア内でのスライド操作と、のうちのいずれか1つを含む。
【0162】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1操作に応答して、第1操作のスライド距離に基づいて、第1フォルダの第2ページに第1ページのアプリケーションアイコンの一部を表示するステップ、
を実行することが可能になる。
【0163】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多い。
【0164】
1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第2操作を検出するステップと、第2操作に応答して、第3インタフェースを表示するステップとを実行することが可能になり、ここで、第3インタフェースは、第1ページ上の第1アプリケーションアイコンからM番目のアプリケーションアイコンまでを含み、Mは、予め設定された数量より大きく、第1フォルダ内にあり、かつ第3インタフェース上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第1ページ上に表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0165】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第2ページのP番目のアプリケーションアイコンの位置でユーザによって実行された第3操作を検出するステップと、第3操作に応答して、第4インタフェースを表示するステップとを更に実行することが可能になり、ここで、第4インタフェースは、第2ページ上の第1アプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含むか、又は第4インタフェースは、第2ページ上のL番目のアプリケーションアイコンからO番目のアプリケーションアイコンまでを含み、ただし、L<P<Oであり、第1フォルダ内にあり、かつ、第4インタフェースに表示することができるアプリケーションアイコンの数量は、第2ページに表示することができるアプリケーションアイコンの数量よりも多い。
【0166】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:
第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量が予め設定された数量よりも多いとき、第1操作に応答して、第2インタフェースを表示するステップを実行することが可能になる。
【0167】
可能な設計では、予め設定された数量は8又は9である。
【0168】
可能な設計では、第1アプリケーションのアイコンが第1ページに表示される。1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:第1インタフェース上で第1アプリケーションのアイコンに対して実行された第4操作を検出するステップと、第4操作に応答して、第1アプリケーションを開くステップと、を更に実行することが可能になる。
【0169】
可能な設計では、第1フォルダに含まれるアプリケーションアイコンの数量は、予め設定された数量よりも多く、第1ページは、重ねて表示されたアイコンを含む。
【0170】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:重ねて表示されたアイコンに対してユーザによって実行された第1操作を検出するステップを実行することが可能になり、ここで、重ねて表示されたアイコンは、第2インタフェースにおいて、複数の重ならないアイコンとして表示される。
【0171】
可能な設計では、1つ以上のプロセッサ1002によって命令が呼び出されて実行されると、電子デバイス100は、以下のステップ、すなわち:第1フォルダの第2ページに対してユーザによって実行された第5操作を検出するステップと、第5操作に応答して、第1フォルダの第1ページを表示するステップを更に実行することが可能になる。
【0172】
本出願のこの実施形態では、プロセッサ1002は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、あるいはディスクリートハードウェア構成要素であってよく、本出願の実施形態で開示される方法、ステップ及び論理ブロック図を実装又は実行してもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本出願の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、メモリ1003内に配置されてもよい。プロセッサ1002は、メモリ1003からプログラム命令を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、本方法のステップを完了する。
【0173】
本出願のこの実施形態において、メモリ1003は、不揮発性メモリ、例えばハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)又はソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)であってよく、揮発性メモリ(volatile memory)、例えばRAMであってもよい。メモリは代替的に、命令形式又はデータ構造形式で期待されるプログラムコードを搬送又は記憶するように構成されることができ、かつコンピュータによってアクセスすることができる、他の任意の媒体であってもよい。これは、これに限定されない。本出願のこの実施形態におけるメモリは代替的に、記憶機能を実装することができ、命令及び/又はデータを記憶するように構成される、回路又は他の任意の装置であってもよい。
【0174】
なお、当業者には明らかに理解され得るように、便宜上及び簡潔な説明のために、上述の装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し、詳細はここでは再度説明されない。
【0175】
前述の実施形態に基づいて、本出願は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは、上述した実施形態で提供される表示方法を実行することが可能になる。
【0176】
本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の実施形態で提供される表示方法を実行することが可能になる。
【0177】
本出願の実施形態は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。命令を使用してフローチャート及び/又はブロック図における各プロセス及び/又は各ブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組合せを実装してもよいことを理解されたい。これらの命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ又は任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて機械を生成することができ、その結果、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセス及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実装するための装置を生成する。
【0178】
これらのコンピュータプログラム命令は代替的に、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方法で動作するように命令することができるコンピュータ読取可能メモリ内に記憶されてよく、その結果、コンピュータ読取可能メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーティファクトを生成する。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセス及び/又はブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装する。
【0179】
コンピュータプログラム命令は代替的に、コンピュータ又は別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてよく、その結果、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラマブルデバイスで実行され、それにより、コンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータ又は別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の手順及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装するためのステップを提供する。
【国際調査報告】