IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クゥアルコム・インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-543063空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング
<>
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図1
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図2
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図3
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図4
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図5
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図6
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図7
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図8
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図9
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図10
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図11
  • 特表-空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】空間分割多重化通信用のサウンディング基準信号リソースインジケータシグナリング
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20241112BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20241112BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20241112BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/1268
H04W16/28 130
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527642
(86)(22)【出願日】2021-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2021131110
(87)【国際公開番号】W WO2023087167
(87)【国際公開日】2023-05-25
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン、イタオ
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ガール、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】ユエン、ファン
(72)【発明者】
【氏名】ナム、ウソク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、概して、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソース量を含む第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソース量を含む第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を受信し得る。UEは、空間分割多重化通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、DCIが、動的切替えインジケータ、第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、及び/又は最高ランクに基づいて、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセットからのレイヤの第1のセットに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及びレイヤの第2のセットに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを受信し得る。数多くの他の態様が説明される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信用のユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと
を含み、前記1つ又は複数のプロセッサが、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、前記第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、前記第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信し、
第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、前記DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、前記DCI内に含まれる第2のSRI、前記第1のSRSリソース量、前記第2のSRSリソース量、又は前記空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセット又は前記第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを前記基地局から受信する
ように構成されている、UE。
【請求項2】
前記1つ又は複数のプロセッサが、
前記第1の1つ又は複数のレイヤ用の前記第1の1つ又は複数のSRSリソースと前記第2の1つ又は複数のレイヤ用の前記第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、前記空間分割多重化PUSCH通信を送信する
ように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記空間分割多重化PUSCH通信を送信するために、
前記第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム又は送信パラメータの第1のセットを使用して前記第1の1つ又は複数のレイヤを送信し、
前記第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム又は送信パラメータの第2のセットを使用して、前記第2の1つ又は複数のレイヤを送信する
ように構成されている、請求項2に記載のUE。
【請求項4】
前記空間分割多重化PUSCH通信が非コードブックベースのPUSCH通信である、請求項1に記載のUE。
【請求項5】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は
前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量
に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、請求項1に記載のUE。
【請求項6】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは
前記動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、請求項1に記載のUE。
【請求項7】
前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び前記第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、請求項1に記載のUE。
【請求項8】
前記第1のSRIが、前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、
前記第2のSRIが、前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、請求項1に記載のUE。
【請求項9】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、
前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクの前記一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量
に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、請求項1に記載のUE。
【請求項10】
前記構成情報が、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、前記第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットが、前記第3のSRSリソースセット内に含まれ、前記第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットが、前記第4のSRSリソースセット内に含まれる、請求項1に記載のUE。
【請求項11】
前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び前記第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、請求項1に記載のUE。
【請求項12】
前記第1のSRIが、前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第1のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、
前記第2のSRIが、前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第2のSRSリソースセットからの前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、請求項1に記載のUE。
【請求項13】
前記第1のSRSリソースセットが第1の最高ランクに関連付けられており、前記第2のSRSリソースセットが第2の最高ランクに関連付けられている、請求項1に記載のUE。
【請求項14】
前記第1のSRIが、前記第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、前記第1の最大量が、前記第1の最高ランクと前記第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、
前記第2のSRIが、前記第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示し、前記第2の最大量が、前記第2の最高ランクと前記第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく、請求項13に記載のUE。
【請求項15】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは
前記動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、請求項13に記載のUE。
【請求項16】
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、前記第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、前記第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することと、
第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、前記DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、前記DCI内に含まれる第2のSRI、前記第1のSRSリソース量、前記第2のSRSリソース量、又は前記空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセット又は前記第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを前記基地局から受信することと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記第1の1つ又は複数のレイヤ用の前記第1の1つ又は複数のSRSリソースと前記第2の1つ又は複数のレイヤ用の前記第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、前記空間分割多重化PUSCH通信を送信すること
を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記空間分割多重化PUSCH通信が非コードブックベースのPUSCH通信である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は
前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量
に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは
前記動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び前記第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のSRIが、前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、
前記第2のSRIが、前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のSRI及び前記第2のSRIが、
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、
前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は
前記第1のSRSリソース量と前記最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、前記第2のSRSリソース量と前記最高ランクの前記一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量
に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
前記構成情報が、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、前記第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットが、前記第3のSRSリソースセット内に含まれ、前記第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットが、前記第4のSRSリソースセット内に含まれる、請求項16に記載の方法。
【請求項25】
前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットと前記第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、前記DCIが、前記第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び前記第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、請求項16に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のSRIが、前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第1のSRSリソースセットからの前記第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、
前記第2のSRIが、前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、前記第2のSRSリソースセットからの前記第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、請求項16に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のSRSリソースセットが第1の最高ランクに関連付けられており、前記第2のSRSリソースセットが第2の最高ランクに関連付けられている、請求項16に記載の方法。
【請求項28】
前記第1のSRIが、前記第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、前記第1の最大量が、前記第1の最高ランクと前記第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、
前記第2のSRIが、前記第2のSRSリソースセットからの示されたSRSリソースの第2の最大量までを示し、前記第2の最大量が、前記第2の最高ランクと前記第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信用の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令のセットが、
1つ又は複数の命令を含み、前記1つ又は複数の命令が、ユーザ機器(UE)の1つ又は複数のプロセッサによって実施されたときに、前記UEに、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、前記第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、前記第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信させ、
第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、前記DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、前記DCI内に含まれる第2のSRI、前記第1のSRSリソース量、前記第2のSRSリソース量、又は前記空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセット又は前記第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを前記基地局から受信させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
ワイヤレス通信用の装置であって、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、前記第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、前記第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信する手段と、
第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、前記DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、前記DCI内に含まれる第2のSRI、前記第1のSRSリソース量、前記第2のSRSリソース量、又は前記空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のSRSリソースセット又は前記第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの前記第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び前記第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを前記基地局から受信する手段とを含む、装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示の態様は、概して、ワイヤレス通信(wireless communication)に関し、空間分割多重化(spatial division multiplexing、SDM)通信用のサウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)リソースインジケータ(SRS resource indicator、SRI)シグナリング用の技法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、及びブロードキャストなどの様々な遠隔通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用することができる。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)システム、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(single-carrier frequency division multiple access、SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(time division synchronous code division multiple access、TD-SCDMA)システム、及びロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)が挙げられる。LTE/LTE-Advancedは、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)によって公表されたユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0003】
[0003] ワイヤレスネットワークは、単一のユーザ機器(user equipment、UE)又は複数のUEに関する通信をサポートする、1つ又は複数の基地局(base station)を含み得る。UEは、ダウンリンク通信及びアップリンク通信を介して、基地局と通信することができる。「ダウンリンク」(又は「DL」)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、「アップリンク」(又は「UL」)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
【0004】
[0004] 上記の多元接続技術は、異なるUEが都市、国家、地域、及び/又は地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることがある新無線(New Radio、NR)は、3GPPによって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク上でサイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)を有する直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク上でCP-OFDM及び/又はシングルキャリア周波数分割多重(single-carrier frequency division multiplexing、SC-FDM)(離散フーリエ変換拡散OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM、DFT-s-OFDM)としても知られている)を使用し、並びにビームフォーミング、多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)アンテナ技術、及びキャリアアグリゲーションをサポートする、他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けているので、LTE、NR、及び他の無線アクセス技術における更なる改善は、有用なままである。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 本明細書で説明するいくつかの態様は、ワイヤレス通信用のユーザ機器(UE)に関する。ユーザ機器は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み得る。1つ又は複数のプロセッサは、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報(configuration information)を基地局から受信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、第1の1つ又は複数のレイヤ(layer)及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)であって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ(dynamic switching indicator)、DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランク(maximum rank)のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信するように構成され得る。
【0006】
[0006] 本明細書で説明するいくつかの態様は、UEによって実施されるワイヤレス通信の方法に関する。本方法は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することを含み得る。本方法は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信することを含み得る。
【0007】
[0007] 本明細書で説明するいくつかの態様は、UEによるワイヤレス通信用の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令のセットは、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、UEに、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信させ得る。命令のセットは、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、UEに、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信させ得る。
【0008】
[0008] 本明細書で説明するいくつかの態様は、ワイヤレス通信用の装置に関する。本装置は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信する手段を含み得る。本装置は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信する手段を含み得る。
【0009】
[0009] 本明細書で説明するいくつかの態様は、ワイヤレス通信用の基地局に関する。本基地局は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み得る。1つ又は複数のプロセッサは、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信するように構成され得る。
【0010】
[0010] 本明細書で説明するいくつかの態様は、基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法に関する。本方法は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信することを含み得る。本方法は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信することを含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明するいくつかの態様は、基地局によるワイヤレス通信用の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令のセットは、基地局の1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、基地局に、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信させ得る。命令のセットは、基地局の1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、基地局に、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信させ得る。
【0012】
[0012] 本明細書で説明するいくつかの態様は、ワイヤレス通信用の装置に関する。本装置は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信する手段を含み得る。本装置は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信する手段を含み得る。
【0013】
[0013] 態様は、概して、図面及び本明細書を参照しながら本明細書で実質的に説明され、かつ図面及び本明細書によって示されるような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、及び/又は処理システムを含む。
【0014】
[0014] 上記では、以下の「発明を実施するための形態」をより良好に理解することができるように、本開示による実施例の特徴及び技術的利点を、かなり広範に概説している。以下では、追加的な特徴及び利点が説明される。開示する構想及び具体的実施例は、本開示の同じ目的を遂行するように他の構造を修正又は設計するための基礎として、容易に利用することができる。そのような等価の構造は、添付の特許請求の範囲から逸脱するものではない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、添付の図とともに検討されると、関連する利点とともに以下の説明からより良く理解されよう。図のそれぞれは、例示及び説明の目的のために提供されており、特許請求の範囲の制限を定義するものとして提供されているのではない。
【0015】
[0015] 態様は、いくつかの実施例を示すことによって本開示で説明されるが、そのような態様を多くの異なる構成及びシナリオにおいて実装することができることを当業者は理解されよう。本明細書で説明する技術は、異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、及び/又はパッケージング構成を使用して実装され得る。たとえば、いくつかの態様は、集積チップ実施形態又は他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、ビークル、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、及び/又は人工知能対応デバイス)を介して実装され得る。態様は、チップレベル構成要素、モジュール式構成要素、非モジュール式構成要素、非チップレベル構成要素、デバイスレベル構成要素、及び/又はシステムレベル構成要素において実装され得る。説明する態様及び特徴を組み込むデバイスは、特許請求及び説明する態様の実装及び実践のために、追加の構成要素及び特徴を含むことができる。たとえば、無線信号の送信及び受信は、アナログ用途及びデジタル用途の1つ又は複数の構成要素(たとえば、アンテナ、無線周波数(radio frequency、RF)チェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算器(adder)、及び/又は加算器(summer)を含むハードウェア構成要素)を含んでもよい。本明細書で説明する態様は、様々なサイズ、形状、及び構造の多種多様なデバイス、構成要素、システム、分散型構成、及び/又はエンドユーザデバイスにおいて実践することができることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
[0016] 本開示の上記で列挙された特徴を詳細に理解することができるように、そのいくつかが添付の図面に示される態様を参照することによって、上記で手短に要約された、より詳細な説明が得られる場合がある。しかしながら、本説明は他の等しく効果的な態様を許容することがあるので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、その範囲の限定と見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じ要素又は同様の要素を識別し得る。
図1】[0017] 本開示による、ワイヤレスネットワークの一例を示す図である。
図2】[0018] 本開示による、ワイヤレスネットワーク内でユーザ機器(UE)と通信している基地局の一例を示す図である。
図3】[0019] 本開示の態様による、分散型無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)の例示的な論理アーキテクチャを示す図である。
図4】[0020] 本開示による、複数送信受信ポイント(transmission reception point、TRP)通信の例を示す図である。
図5】[0021] 本開示による、サウンディング基準信号(SRS)リソースセットの一例を示す図である。
図6】[0022] 本開示による、単一TRP(single-TRP、sTRP)通信とマルチTRP(multiple-TRP、mTRP)通信との間の動的切替えの一例を示す図である。
図7】[0023] 本開示による、空間分割多重化(SDM)通信用のSRSリソースインジケータ(SRI)シグナリングに関連付けられた例を示す図である。
図8】本開示による、空間分割多重化(SDM)通信用のSRSリソースインジケータ(SRI)シグナリングに関連付けられた例を示す図である。
図9】[0024] 本開示による、SDM通信用のSRIシグナリングに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
図10】本開示による、SDM通信用のSRIシグナリングに関連付けられた例示的なプロセスを示す図である。
図11】[0025] 本開示による、ワイヤレス通信用の例示的な装置の図である。
図12】本開示による、ワイヤレス通信用の例示的な装置の図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0026] 本開示の様々な態様が、添付の図面を参照して以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本開示全体にわたって提示されている任意の特定の構造又は機能に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が充分かつ完全なものとなり、当業者に本開示の範囲を十分に伝えるために提供されている。本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含することが意図されていることを、当業者は理解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装され得る、又は方法が実践され得る。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、又はそれらの態様以外の、他の構造、機能性、又は構造及び機能性を使用して実践されるような装置又は方法を包含することが意図されている。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、特許請求の範囲の1つ又は複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
【0018】
[0027] 次に、様々な装置及び技術を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置及び技術は、以下の発明を実施するための形態において説明され、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、又はソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例、及びシステム全体に課される設計上の制約に依存する。
【0019】
[0028] 態様は、5G又は新無線(NR)無線アクセス技術(radio access technology、RAT)に一般的に関連付けられた用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、3G RAT、4G RAT、及び/又は5Gの後(たとえば、6G)のRATなどの他のRATに適用することができる。
【0020】
[0029] 図1は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100の一例を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、他の例の中でも、5G(たとえば、NR)ネットワーク及び/又は4G(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE))ネットワークの要素であってもよく、又はそれらを含んでもよい。ワイヤレスネットワーク100は、1つ又は複数の基地局110(BS110a、BS110b、BS110c、及びBS110dとして示されている)、ユーザ機器(UE)120若しくは複数のUE120(UE120a、UE120b、UE120c、UE120d、及びUE120eとして示されている)、及び/又は他のネットワークエンティティを含み得る。基地局110は、UE120と通信するエンティティである。(BSと呼ばれることがある)基地局110は、たとえば、NR基地局、LTE基地局、ノードB、(たとえば、4Gにおける)eNB、(たとえば、5Gにおける)gNB、アクセスポイント、及び/又は送受信ポイント(TRP)を含み得る。各基地局110は、特定の地理的エリアに関する通信カバレージを提供することができる。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、「セル」という用語は、その用語が使用される文脈に応じて、基地局110のカバレージエリア、及び/又はこのカバレージエリアにサービス提供している基地局サブシステムを指すことがある。
【0021】
[0030] 基地局110は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又は別のタイプのセルに関する通信カバレージを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE120(たとえば、非公開加入者グループ(closed subscriber group、CSG)内のUE120)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルに関する基地局110は、マクロ基地局と呼ばれることがある。ピコセルに関する基地局110は、ピコ基地局と呼ばれることがある。フェムトセルに関する基地局110は、フェムト基地局又は家庭内基地局と呼ばれることがある。図1に示す実施例では、BS110aは、マクロセル102aに関するマクロ基地局とすることができ、BS110bは、ピコセル102bに関するピコ基地局とすることができ、BS110cは、フェムトセル102cに関するフェムト基地局とすることができる。基地局は、1つ又は複数(たとえば、3つ)のセルをサポートし得る。
【0022】
[0031] いくつかの実施例では、セルは、必ずしも固定式でない場合があり、セルの地理的エリアは、移動式である基地局110(たとえば、移動基地局)のロケーションに従って移動し得る。いくつかの実施例では、基地局110は、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接的な物理接続又は仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、ワイヤレスネットワーク100内で、互いに、かつ/あるいは、1つ又は複数の他の基地局110若しくはネットワークノード(図示せず)に、相互接続することができる。
【0023】
[0032] ワイヤレスネットワーク100は、1つ又は複数の中継局を含んでもよい。中継局とは、上流局(たとえば、基地局110又はUE120)からのデータの送信を受信して、そのデータの送信を下流局(たとえば、UE120又は基地局110)へ送信することが可能なエンティティである。中継局は、他のUE120に対する送信を中継することができるUE120であってもよい。図1に示す実施例では、BS110d(たとえば、中継基地局)は、BS110a(たとえば、マクロ基地局)とUE120dとの間の通信を容易にするために、BS110a及びUE120dと通信することができる。通信を中継する基地局110は、中継局、中継基地局、中継器などと呼ばれることがある。
【0024】
[0033] ワイヤレスネットワーク100は、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、中継基地局などの、異なるタイプの基地局110を含む、異種ネットワークとすることができる。これらの異なるタイプの基地局110は、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、及び/又はワイヤレスネットワーク100内での干渉に対する異なる影響を有し得る。たとえば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有し得、一方、ピコ基地局、フェムト基地局、及び中継基地局は、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有し得る。
【0025】
[0034] ネットワークコントローラ130が、基地局110のセットに結合されているか、又は基地局110のセットと通信する場合があり、これらの基地局110に関する調整及び制御を提供することができる。ネットワークコントローラ130は、バックホール通信リンクを介して基地局110と通信することができる。基地局110は、ワイヤレス又は有線のバックホール通信リンクを介して、直接的又は間接的に、互いと通信し得る。
【0026】
[0035] UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散している場合があり、各UE120は、固定又はモバイルである場合がある。UE120は、たとえば、アクセス端末、端末、移動局、及び/又は加入者ユニットを含んでもよい。UE120は、携帯電話(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイス、生体認証デバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウオッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング又はスマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、及び/又は衛星ラジオ)、車両構成要素若しくはセンサ、スマートメータ/センサ、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、及び/又はワイヤレス媒体を介して通信するように構成されている任意の他の好適なデバイスとすることができる。
【0027】
[0036] いくつかのUE120は、マシンタイプ通信(machine-type communication、MTC)UE、又は発展型若しくは拡張マシンタイプ通信(evolved or enhanced machine-type communication、eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UE及び/又はeMTC UEとしては、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、又は何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサ、メータ、モニタ、及び/又はロケーションタグを挙げることができる。いくつかのUE120は、モノのインターネット(Internet-of-Things、IoT)デバイスと見なされてもよく、かつ/又はNB-IoT(狭帯域IoT(narrowband IoT))デバイスとして実装されてもよい。いくつかのUE120は、顧客構内機器と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素及び/又はメモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含まれてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ構成要素及びメモリ構成要素は、互いに結合されてもよい。たとえば、プロセッサ構成要素(たとえば、1つ又は複数のプロセッサ)とメモリ構成要素(たとえば、メモリ)は、動作可能に結合され、通信可能に結合され、電子的に結合され、かつ/又は電気的に結合されてもよい。
【0028】
[0037] 概して、任意の数のワイヤレスネットワーク100を所与の地理的エリアにおいて展開することができる。各ワイヤレスネットワーク100は、特定のRATをサポートしてもよく、1つ又は複数の周波数上で動作することができる。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることがある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることがある。異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、各周波数は、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。いくつかの場合、NRネットワーク又は5G RATネットワークを展開することができる。
【0029】
[0038] いくつかの実施例では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120a及びUE120eとして示されている)は、1つ又は複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための仲介として基地局110を使用することなく)直接通信することができる。たとえば、UE120は、ピアツーピア(peer-to-peer、P2P)通信、デバイス間(device-to-device、D2D)通信、(たとえば、ビークル間(vehicle-to-vehicle、V2V)プロトコル、ビークルツーインフラストラクチャ(vehicle-to-infrastructure、V2I)プロトコル、又はビークル歩行者間(vehicle-to-pedestrian、V2P)プロトコルを含んでもよい)ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)プロトコル、及び/又はメッシュネットワークを使用して通信してもよい。そのような実施例では、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、及び/又は、基地局110によって実施されるものとして本明細書の他の箇所で説明する他の動作を実施することができる。
【0030】
[0039] ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、周波数又は波長によって様々なクラス、帯域、チャネルなどに再分割することができる電磁スペクトルを使用して通信することができる。たとえば、ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、1つ又は複数の動作帯域を使用して通信してもよい。5G NRでは、2つの初期動作帯域が、周波数範囲の呼称FR1(410MHz~7.125GHz)及びFR2(24.25GHz~52.6GHz)として特定されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1は、しばしば、様々な文書及び論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と呼ばれることを理解されたい。同様の命名法上の問題がFR2に関して生じることがあるが、これは、国際電気通信連合(International Telecommunications Union、ITU)によって「ミリメートル波」帯域として識別される極高周波(extremely high frequency、EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、文書及び論文において、しばしば、「ミリメートル波」帯域と(互換的に)呼ばれる。
【0031】
[0040] FR1とFR2との間の周波数は、しばしば、中間帯域周波数と呼ばれる。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数用の動作帯域を、周波数範囲呼称FR3(7.125GHz~24.25GHz)として特定している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性及び/又はFR2特性を継承してもよく、したがって、事実上、FR1及び/又はFR2の特徴を中間帯域周波数に拡張してもよい。更に、より高い周波数帯域が、52.6GHzを超えて5G NR動作を拡張するために現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が周波数範囲呼称FR4a又はFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、及びFR5(114.25GHz~300GHz)として特定されている。これらのより高い周波数帯域の各々は、EHF帯域内に入る。
【0032】
[0041] 上記の例を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であってもよい、FR1内にあってもよい、又は中間帯域周波数を含んでもよい周波数を広く表すことがあることを理解されたい。更に、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含むことができる、FR2、FR4、FR4-a若しくはFR4-1、及び/又はFR5内にあってもよい、あるいはEHF帯域内にあってもよい周波数を広く表すことがあることを理解されたい。これらの動作帯域(たとえば、FR1、FR2、FR3、FR4、FR4-a、FR4-1、及び/又はFR5)内に含まれる周波数は、修正されることがあり、本明細書で説明する技術は、それらの修正された周波数範囲に適用可能であることが企図される。
【0033】
[0042] いくつかの態様では、UE120は、通信マネージャ140を含んでもよい。本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、通信マネージャ140は、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信し、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信(spatial division multiplexing physical uplink shared channel (PUSCH) communication)をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信することができる。追加又は代替として、通信マネージャ140は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実施することができる。
【0034】
[0043] いくつかの態様では、基地局110は、通信マネージャ150を含んでもよい。本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、通信マネージャ150は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信し、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信することができる。追加又は代替として、通信マネージャ150は、本明細書で説明する1つ又は複数の他の動作を実施することができる。
【0035】
[0044] 上記に示すように、図1は、一例として提供される。他の実施例は、図1に関して説明するものとは異なってもよい。
【0036】
[0045] 図2は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100内でUE120と通信している基地局110の一例200を示す図である。基地局110は、T個のアンテナ(T≧1)などの、アンテナ234a~234tのセットを装備し得る。UE120は、R個のアンテナ(R≧1)などのアンテナ252a~252rのセットを装備し得る。
【0037】
[0046] 基地局110において、送信プロセッサ220は、UE120(又は、UE120のセット)を対象とするデータをデータソース212から受信することができる。送信プロセッサ220は、UE120から受信された1つ又は複数のチャネル品質インジケータ(channel quality indicators、CQIs)に少なくとも部分的に基づいて、そのUE120用の1つ又は複数の変調及びコーディング方式(modulation and coding schemes、MCSs)を選択してもよい。基地局110は、UE120用に選択されたMCS(単数又は複数)に少なくとも部分的に基づいて、UE120に関するデータを処理する(たとえば、符号化及び変調する)ことができ、UE120に関するデータシンボルを提供することができる。送信プロセッサ220は、(たとえば、半静的リソース区分情報(semi-static resource partitioning information、SRPI)に関する)システム情報及び制御情報(たとえば、CQI要求、許可、及び/又は上位レイヤシグナリング)を処理し、オーバーヘッドシンボル及び制御シンボルを提供することができる。送信プロセッサ220は、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(cell-specific reference signal、CRS)又は復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS))及び同期信号(たとえば、1次同期信号(primary synchronization signal、PSS)又は2次同期信号(secondary synchronization signal、SSS))用の基準シンボルを生成することができる。送信(transmit、TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、及び/又は基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施してもよく、出力シンボルストリームのセット(たとえば、T個の出力シンボルストリーム)を、モデム232a~232tとして示されるモデム232の対応するセット(たとえば、T個のモデム)に提供してもよい。たとえば、各出力シンボルストリームは、モデム232の変調器構成要素(MODとして示される)に提供されてもよい。各モデム232は、出力サンプルストリームを取得する目的で(たとえば、OFDM用に)それぞれの出力シンボルストリームを処理するために、それぞれの変調器構成要素を使用してもよい。各モデム232は更に、ダウンリンク信号を取得する目的で出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、及び/又はアップコンバート)するために、それぞれの変調器構成要素を使用してもよい。モデム232a~232tは、ダウンリンク信号のセット(たとえば、T個のダウンリンク信号)を、アンテナ234a~234tとして示されるアンテナ234の対応するセット(たとえば、T個のアンテナ)を介して送信してもよい。
【0038】
[0047] UE120において、アンテナ252のセット(アンテナ252a~252rとして示されている)は、基地局110及び/又は他の基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、受信信号のセット(たとえば、R個の受信信号)を、モデム254a~254rとして示されている、モデム254のセット(たとえば、R個のモデム)に提供することができる。たとえば、各受信信号は、モデム254の復調器構成要素(DEMODとして示される)に提供されてもよい。各モデム254は、入力サンプルを取得する目的で受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、及び/又はデジタル化)するために、それぞれの復調器構成要素を使用してもよい。各モデム254は、受信シンボルを取得する目的で(たとえば、OFDM用に)入力サンプルを更に処理するために、復調器構成要素を使用してもよい。MIMO検出器256は、モデム254から受信シンボルを取得してもよく、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してもよく、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調及び復号)することができ、UE120に対する復号されたデータをデータシンク260に提供することができ、復号された制御情報及びシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供することができる。「コントローラ/プロセッサ」という用語は、1つ又は複数のコントローラ、1つ又は複数のプロセッサ、又はそれらの組合せを指すことがある。チャネルプロセッサは、他の例の中でも、基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)パラメータ、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)パラメータ、基準信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)パラメータ、及び/又はCQIパラメータを決定することができる。いくつかの実施例では、UE120の1つ又は複数の構成要素は、ハウジング284内に含まれてもよい。
【0039】
[0048] ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、及びメモリ292を含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、たとえば、コアネットワーク内の1つ又は複数のデバイスを含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294を介して、基地局110と通信することができる。
【0040】
[0049] 1つ又は複数のアンテナ(たとえば、アンテナ234a~234t及び/又はアンテナ252a~252r)は、他の例の中でも、1つ又は複数のアンテナパネル、1つ又は複数のアンテナグループ、アンテナ素子の1つ又は複数のセット、及び/又は1つ又は複数のアンテナアレイを含んでもよく、又はそれらの内に含まれてもよい。アンテナパネル、アンテナグループ、アンテナ素子のセット、及び/又はアンテナアレイは、(単一のハウジング若しくは複数のハウジング内の)1つ又は複数のアンテナ素子、コプレーナアンテナ素子のセット、非コプレーナアンテナ素子のセット、並びに/又は、図2の1つ又は複数の構成要素などの1つ又は複数の送信構成要素及び/若しくは受信構成要素に結合された1つ又は複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0041】
[0050] アンテナ素子及び/又は副素子は、ビームを生成するために使用される場合がある。「ビーム」は、受信デバイスの方向に送信されるワイヤレス信号などの指向性送信を指すことがある。ビームは、指向性信号、信号に関連付けられた方向、信号に関連付けられた指向性リソースのセット(たとえば、到来角、水平方向、垂直方向)、並びに/又は指向性信号、信号に関連付けられた方向、及び/若しくは信号に関連付けられた指向性リソースのセットの1つ又は複数の態様を示すパラメータのセットを含む場合がある。
【0042】
[0051] 上記で示したように、アンテナ素子及び/又はサブ素子は、ビームを生成するために使用される場合がある。たとえば、アンテナ素子は、1つ又は複数の対応する増幅器の振幅を制御することにより、信号(又は複数の信号)の送信のために個別に選択又は選択解除される場合がある。ビームフォーミングは、異なるアンテナ素子上で複数の信号を使用してビームを生成することを含み、ここで、複数の信号のうちの1つ若しくは複数又はすべては、互いに対して位相シフトされる。形成されたビームは、物理層又は上位層の基準信号又は情報を搬送し得る。複数の信号の各信号がそれぞれのアンテナ素子から放射されるにつれて、放射された信号は、互いに相互作用し、干渉(建設的干渉又は相殺的干渉)し、得られるビームを形成するために互いを増幅する。形状(振幅、幅、及び/又はサイドローブの存在など)及び方向(アンテナアレイの表面に対するビームの角度など)は、互いに対する複数の信号の位相シフト又は位相オフセットを修正することによって動的に制御され得る。
【0043】
[0052] ビームフォーミングは、ミリメートル波通信などのために、UEと基地局との間の通信に使用される場合がある。そのような場合、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を受信するためになど、UEによって使用され得るビームをそれぞれ示す送信構成インジケータ(transmission configuration indicator、TCI)状態の構成をUEに提供することができる。基地局は、アクティブ化されたTCI状態をUEに示すことができ、UEは、PDSCHを受信するためのビームを選択するためにそれを使用することができる。
【0044】
[0053] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ及びコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、及び/又はCQIを含む報告用の)制御情報を受信し、処理することができる。送信プロセッサ264は、1つ又は複数の基準信号用の基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、モデム254によって(たとえば、DFT-s-OFDM又はCP-OFDM用に)更に処理され、基地局110に送信されてよい。いくつかの実施例では、UE120のモデム254は、変調器と復調器とを含んでもよい。いくつかの実施例では、UE120は送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)252、モデム(単数又は複数)254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、及び/又はTX MIMOプロセッサ266の任意の組合せを含んでもよい。送受信機は、(たとえば、図7図12を参照しながら)本明細書で説明する方法のうちのいずれかの態様を実施するために、プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280)及びメモリ282によって使用され得る。
【0045】
[0054] 基地局110において、UE120及び/又は他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、モデム232(たとえば、DEMODとして示されている、モデム232の復調器構成要素)によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、UE120によって送信された復号済みのデータ及び制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によって更に処理されてよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供することができる。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信することができる。基地局110は、ダウンリンク通信及び/又はアップリンク通信に関して1つ又は複数のUE120をスケジューリングするためのスケジューラ246を含み得る。いくつかの実施例では、基地局110のモデム232は、変調器と復調器とを含み得る。いくつかの実施例では、基地局110は送受信機を含む。送受信機は、アンテナ(単数又は複数)234、モデム(単数又は複数)232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、及び/又はTX MIMOプロセッサ230の任意の組合せを含んでもよい。送受信機は、(たとえば、図7図12を参照しながら)本明細書で説明する方法のうちのいずれかの態様を実施するために、プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ240)及びメモリ242によって使用され得る。
【0046】
[0055] 基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、空間分割多重化(SDM)通信用のSRIシグナリングに関連付けられた1つ又は複数の技法を実施することができる。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他の構成要素(単数又は複数)は、たとえば、図9のプロセス900、図10のプロセス1000、及び/又は本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実施又は指示してもよい。メモリ242及びメモリ282は、それぞれ、基地局110及びUE120に関する、データ及びプログラムコードを記憶することができる。いくつかの実施例では、メモリ242及び/又はメモリ282は、ワイヤレス通信用の1つ又は複数の命令(たとえば、コード及び/又はプログラムコード)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。たとえば、1つ又は複数の命令は、基地局110及び/又はUE120の1つ又は複数のプロセッサによって(たとえば、直接的に、又はコンパイルし、変換し、かつ/若しくは解釈した後に)実行されたときに、1つ又は複数のプロセッサ、UE120、及び/又は基地局110に、たとえば、図9のプロセス900、図10のプロセス1000、及び/又は本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実施又は指示させてもよい。いくつかの実施例では、命令を実行することは、他の例の中でも、命令を実行すること、命令を変換すること、命令をコンパイルすること、及び/又は命令を解釈することを含んでもよい。
【0047】
[0056] いくつかの態様では、UE120は、(たとえば、アンテナ252、DEMOD 254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280、及び/又はメモリ282を使用して)第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信する手段、及び/又は(たとえば、アンテナ252、DEMOD 254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280、及び/又はメモリ282を使用して)第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信する手段を含む。本明細書で説明する動作をUE120が実施する手段は、たとえば、通信マネージャ140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、又はメモリ282のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0048】
[0057] いくつかの態様では、基地局は、(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD 232、アンテナ234、及び/又はメモリ242を使用して)第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信する手段、及び/又は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD 232、アンテナ234、及び/又はメモリ242を使用して)第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信する手段を含む。本明細書で説明する動作を基地局が実施する手段は、たとえば、通信マネージャ150、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、モデム232、アンテナ234、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、又はスケジューラ246のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0049】
[0058] 図2のブロックは個別の構成要素として示されるが、ブロックに関して上記で説明した機能は、単一のハードウェア、ソフトウェア、若しくは組合せ構成要素において、又は構成要素の様々な組合せにおいて実装されてもよい。たとえば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、及び/又はTX MIMOプロセッサ266に関して説明した機能は、コントローラ/プロセッサ280によって又はその制御下で実施されてもよい。
【0050】
[0059] 上記に示すように、図2は、一例として提供される。他の実施例は、図2に関して説明するものとは異なってもよい。
【0051】
[0060] 図3は、本開示による、分散型無線アクセスネットワーク(RAN)300の例示的な論理アーキテクチャを示す。
【0052】
[0061] 5Gアクセスノード305は、アクセスノードコントローラ310を含んでよい。アクセスノードコントローラ310は、分散型RAN300の中央ユニット(central unit、CU)であってよい。いくつかの例では、5Gコアネットワーク315へのバックホールインターフェースは、アクセスノードコントローラ310において終端してよい。5Gコアネットワーク315は、5G制御プレーン構成要素320と5Gユーザプレーン構成要素325(たとえば、5Gゲートウェイ)とを含んでよく、5G制御プレーン及び5Gユーザプレーンの一方又は両方に対するバックホールインターフェースは、アクセスノードコントローラ310において終端してよい。追加又は代替として、1つ又は複数の近隣アクセスノード330(たとえば、別の5Gアクセスノード305及び/又はLTEアクセスノード)へのバックホールインターフェースは、アクセスノードコントローラ310において終端してよい。
【0053】
[0062] アクセスノードコントローラ310は、1つ又は複数のTRP335を含んでよく、かつ/又はそれらと(たとえば、F1制御(F1 Control、F1-C)インターフェース及び/若しくはF1ユーザ(F1 User、F1-U)インターフェースを介して)通信し得る。TRP335は、分散型RAN300の分散ユニット(distributed unit、DU)であってよい。いくつかの例では、TRP335は、図1に関して上記で説明した基地局110に対応し得る。たとえば、異なるTRP335が異なる基地局110内に含められてよい。追加又は代替として、複数のTRP335が単一の基地局110内に含められてよい。いくつかの態様では、基地局110は、CU(たとえば、アクセスノードコントローラ310)及び/又は1つ又は複数のDU(たとえば、1つ又は複数のTRP335)を含んでよい。場合によっては、TRP335は、セル、パネル、アンテナアレイ、又はアレイなどと呼ばれることがある。
【0054】
[0063] TRP335は、単一のアクセスノードコントローラ310に、又は複数のアクセスノードコントローラ310に接続されてよい。いくつかの実施例では、分割された論理機能の動的構成が分散型RAN300のアーキテクチャ内に存在することがある。たとえば、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤ、無線リンク制御(radio link control、RLC)レイヤ、及び/又は媒体アクセス制御(medium access control、MAC)レイヤが、アクセスノードコントローラ310において、又はTRP335において終端するように構成されてよい。
【0055】
[0064] いくつかの実施例では、複数のTRP335が、異なる擬似コロケーション(quasi co-location、QCL)関係(たとえば、異なる空間パラメータ、異なるTCI状態、異なるプリコーディングパラメータ、及び/又は異なるビームフォーミングパラメータ)を使用して、同じ送信時間間隔(transmission time interval、TTI)(たとえば、スロット、ミニスロット、サブフレーム、シンボル)又は異なるTTIにおいて通信(たとえば、同じ通信又は異なる通信)を送信してよい。いくつかの実施例では、TCI状態が、1つ又は複数のQCL関係を示すために使用されてよい。TRP335は、UE120にトラフィックを個別に(たとえば、動的選択を使用して)又は共同で(たとえば、1つ又は複数の他のTRP335との共同送信を使用して)サービスするように構成され得る。
【0056】
[0065] 上記に示したように、図3は、一例として提供される。他の実施例は、図3に関して説明するものとは異なってもよい。
【0057】
[0066] 図4は、本開示による、マルチTRP通信の一例400を示す図である。マルチTRP通信は、マルチパネル通信と呼ばれることがある。図4に示すように、複数のTRP405が同じUE120と通信し得る。TRP405は、図3に関して上記で説明したTRP335に対応し得る。
【0058】
[0067] 複数のTRP405(TRP A及びTRP Bとして示される)は、信頼性を改善するためにかつ/又はスループットを高めるために、協調して(たとえば、多地点協調送信を使用して)同じUE120と通信し得る。TRP405は、そのような通信をTRP405間のインターフェース(たとえば、バックホールインターフェース及び/又はアクセスノードコントローラ310)を介して協調させることができる。インターフェースは、同じ基地局110においてTRP405がコロケートされているときに(たとえば、TRP405が、同じ基地局110の異なるアンテナアレイ又はパネルであるときに)は、より小さい遅延及び/又はより高い容量を有してよく、異なる基地局110にTRP405が置かれているときには、(コロケーションと比較して)より大きい遅延及び/又はより低い容量を有してよい。異なるTRP405は、異なるQCL関係(たとえば、異なるTCI状態)、異なるDMRSポート、及び/又は(たとえば、マルチレイヤ通信の)異なるレイヤを使用して、UE120と通信し得る。
【0059】
[0068] 第1のマルチTRP送信モード(たとえば、モード1)では、単一の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、単一のPDSCH用のダウンリンクデータ通信をスケジューリングするのに使用されてよい。この場合、複数のTRP405(たとえば、TRP A及びTRP B)が、同じPDSCH上でUE120に通信を送信し得る。たとえば、通信は異なるTRP405用に異なる空間レイヤとともに単一のコードワードを使用して送信されてよい(たとえば、1つのコードワードマップが、第1のTRP405によって送信されるレイヤの第1のセットにマップし、第2のTRP405によって送信されるレイヤの第2のセットにマップする場合)。別の例として、複数のコードワードを使用して通信が送信されてよく、ここで、異なるコードワードは異なるTRP405によって(たとえば、レイヤの異なるセットを使用して)送信される。いずれの場合も、異なるTRP405は、異なるレイヤに対応する異なるDMRSポート用に異なるQCL関係(たとえば、異なるTCI状態)を使用してよい。たとえば、第1のTRP405は、レイヤの第1のセットに対応するDMRSポートの第1のセット用に第1のQCL関係又は第1のTCI状態を使用してよく、第2のTRP405は、レイヤの第2の(異なる)セットに対応するDMRSポートの第2の(異なる)セット用に第2の(異なる)QCL関係又は第2の(異なる)TCI状態を使用してよい。いくつかの例では、(たとえば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1などの、PDCCH上で送信される)DCI内のTCI状態が、第1のQCL関係を(たとえば、第1のTCI状態を示すことによって)、第2のQCL関係を(たとえば、第2のTCI状態を示すことによって)示し得る。第1のTCI状態及び第2のTCI状態は、DCI内のTCIフィールドを使用して示されてよい。概して、TCIフィールドは、このマルチTRP送信モード(たとえば、モード1)において、単一のTCI状態(単一TRP送信用)又は複数のTCI状態(ここで論じるマルチTRP送信用)を示し得る。
【0060】
[0069] 第2のマルチTRP送信モード(たとえば、モード2)では、複数のPDCCHが、複数の対応するPDSCH(たとえば、各PDSCHに対して1つのPDCCH)に対してダウンリンクデータ通信をスケジューリングするのに使われてよい。この場合、第1のPDCCHは、第1のTRP405によって送信されるべき第1のコードワードをスケジューリングしてよく、第2のPDCCHは、第2のTRP405によって送信されるべき第2のコードワードをスケジューリングしてよい。更に、第1のDCI(たとえば、第1のTRP405によって送信される)は、第1のTRP405に対する第1のQCL関係(たとえば、第1のTCI状態によって示される)を有するDMRSポートの第1のセットに関連付けられた第1のPDSCH通信をスケジューリングしてよく、第2のDCI(たとえば、第2のTRP405によって送信される)は、第2のTRP405に対する第2のQCL関係(たとえば、第2のTCI状態によって示される)を有するDMRSポートの第2のセットに関連付けられた第2のPDSCH通信をスケジューリングしてよい。この場合、DCI(たとえば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1を有する)は、DCIに対応するTRP405についての対応するTCI状態を示し得る。DCIのTCIフィールドは、対応するTCI状態を示す(たとえば、第1のDCIのTCIフィールドは第1のTCI状態を示し、第2のDCIのTCIフィールドは第2のTCI状態を示す)。
【0061】
[0070] 上記に示したように、図4は、一例として提供される。他の実施例は、図4に関して説明されたこととは異なる場合がある。
【0062】
[0071] 図5は、本開示による、SRSリソースセットの一例500を示す図である。
【0063】
[0072] 基地局110は、UE120によるSRS送信用のリソースを割り振るために、1つ又は複数のSRSリソースセットを用いてUE120を構成し得る。たとえば、SRSリソースセットの構成は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージ(たとえば、RRC構成メッセージ又はRRC再構成メッセージ)内で示され得る。参照番号505によって示すように、SRSリソースセットは、時間リソース及び/又は周波数リソース(たとえば、スロット、シンボル、リソースブロック、及び/又は時間リソースの周期性)を含み得る、(たとえば、SRSリソースとして示される)1つ又は複数のリソースを含み得る。たとえば、場合によっては、SRSリソースセットは16個までのSRSリソースを含み得る。
【0064】
[0073] 参照番号510によって示すように、SRSリソースは、(たとえば、時間周波数リソースにおいて)SRSが送信されるべき1つ又は複数のアンテナポートを含んでよい。したがって、SRSリソースセットの構成は、SRSが送信されるべきである1つ又は複数の時間周波数リソースを示し得、SRSがそれらの時間周波数リソースにおいて送信されるべきである1つ又は複数のアンテナポートを示し得る。いくつかの例では、SRSリソースセットの構成は、SRSリソースセットの使用事例を(たとえば、SRS-SetUse情報要素内で)示し得る。たとえば、SRSリソースセットは、アンテナ切替え、コードブック、非コードブック、又はビーム管理の使用事例を有し得る。SRSリソースセットの「使用事例」は、SRSリソースセットの「使用」と呼ばれることもある。
【0065】
[0074] いくつかの例では、構成されたSRSリソースセット及び/又は構成されたSRSリソースは、SRIを介して(たとえば、基地局110によって)示され得る。たとえば、構成されたSRSリソースを使用してSRSの送信をスケジューリングするDCIは、SRSを送信するためにUE120によって使用されるべきSRSリソース及び/又はSRSリソースセットを示すために(たとえば、DCIのSRIフィールド内に)SRIを含み得る。
【0066】
[0075] アンテナ切替えSRSリソースセットは、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとの間の相反性を有するダウンリンクチャネル状態情報(downlink channel state information、CSI)を示すために使用され得る。たとえば、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとの間に相反性があるとき、基地局110は、ダウンリンクCSIを収集するために(たとえば、UE120と通信するために使用されるべきダウンリンクプリコーダを決定するために)、アンテナ切替えSRS(たとえば、アンテナ切替えSRSリソースセットのリソースを使用して送信されるSRS)を使用し得る。
【0067】
[0076] コードブックSRSリソースセットは、基地局110がUE120にアップリンクプリコーダを示すときに、アップリンクCSIを示すために使用され得る。たとえば、基地局110が(たとえば、プリコーダコードブックを使用して)UE120にアップリンクプリコーダを示すように構成されているとき、基地局110は、(たとえば、UE120に示され、基地局110と通信するためにUE120によって使用されるべきアップリンクプリコーダを決定するために)アップリンクCSIを収集するためにコードブックSRS(たとえば、コードブックSRSリソースセットのリソースを使用して送信されるSRS)を使用し得る。いくつかの例では、最大送信電力を有する仮想ポート(たとえば、2つ以上のアンテナポートの組合せ)がコードブックSRSに対して少なくともサポートされ得る。
【0068】
[0077] いくつかの例では、UE120は、コードブックに対する使用セットを有する1個のSRSリソースセット(たとえば、ただ1つ)で構成され得る(たとえば、UE120は、1個のコードブックSRSリソースセットだけで構成され得る)。いくつかの例では、コードブックSRSリソースセットは、4個までのSRSリソースを含み得る(たとえば、コードブックSRSリソースセットのために4個までのSRSリソースが構成され得る)。(たとえば、コードブックSRSリソースセット内に含まれる)各SRSリソースは、(たとえば、RRC構成のnrofSRS-Ports情報要素内の)ある量のアンテナポートで構成され得る。コードブックSRSの送信をスケジューリングするDCI内のSRIは、コードブックSRSリソースセット内の1個(たとえば、ただ1つ)のSRSリソースを示し得る。(たとえば、nrofSRS-ポート情報要素内で)示されたSRSリソースに対して構成されたポートの数量は、DCIによってスケジューリングされた通信を送信するために使用されるべきPUSCH用のアンテナポートの数量を識別し得る。UE120は、示されたSRSリソース(たとえば、DCI内に含まれるSRIによって示されるSRSリソース)と同じ空間領域フィルタ(たとえば、同じアップリンクビーム)を使用して、(たとえば、PUSCH上で)DCIによってスケジューリングされた通信を送信し得る。(たとえば、PUSCH上で)DCIによってスケジューリングされた通信を送信するためにUE120によって使用されるべきレイヤの量(たとえば、ランク)及び/又は送信プリコーダ行列インジケータ(transmit precoder matrix indicator、TPMI)(たとえば、プリコーダ)は、DCI内の別個のフィールドを介して(たとえば、プリコーディング情報フィールド及び/又はレイヤの量フィールド内で)示され得る。本明細書で使用される場合、「レイヤ」は、データストリームを指すことがある。場合によっては、「レイヤ」は、「MIMOレイヤ」と互換的に使用され得る。「ランク」は、所与の通信に関連付けられたレイヤの量を指すことがある。SRIに関連付けられたサイズ(たとえば、ビット量)は、コードブックSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの量に少なくとも部分的に基づき得る。
【0069】
[0078] 非コードブックSRSリソースセットは、(たとえば、基地局110がUE120によって使用されるべきアップリンクプリコーダを示す代わりに)UE120がアップリンクプリコーダを選択するときに、アップリンクCSIを示すために使用され得る。たとえば、UE120がアップリンクプリコーダを選択するように構成されているとき、基地局110は、アップリンクCSIを収集するために非コードブックSRS(たとえば、非コードブックSRSリソースセットのリソースを使用して送信されるSRS)を使用し得る。この場合、非コードブックSRSは、(たとえば、基地局110に示され得る)UE120によって選択されたプリコーダを使用してプリコーディングされ得る。ビーム管理SRSリソースセットは、ミリメートル波通信用のCSIを示すために使用され得る。
【0070】
[0079] いくつかの例では、UE120は、非コードブックへの使用セットを有する1個のSRSリソースセット(たとえば、ただ1つのSRSリソースセット)で構成され得る(たとえば、UE120は、ただ1つの非コードブックSRSリソースセットで構成され得る)。いくつかの例では、非コードブックSRSリソースセットは、4個までのSRSリソースを含み得る(たとえば、非コードブックSRSリソースセットのために4個までのSRSリソースが構成され得る)。いくつかの例では、非コードブックSRSリソースセット内に含まれる各SRSリソースは、1つの(たとえば、単一の)アンテナポート(たとえば、単一のSRSポート)に関連付けられ得る。非コードブックSRSリソースセットは、非コードブックベースのPUSCH送信を容易にするために使用されてもよい。たとえば、DCI内のSRIは、非コードブックベースのPUSCH送信からの1つ又は複数のSRSリソースを示し得る(たとえば、単一のSRIは、1つ又は複数のSRSリソースを含み得る)。SRIによって示されるSRSリソースの量は、(たとえば、PUSCHを介して送信されるべき)DCIによってスケジューリングされた非コードブックベースの送信に関連付けられたレイヤの量(たとえば、ランク)を示し得る。DCIによってスケジューリングされる通信は、SRIによって示されるSRSリソース(単数又は複数)と同じプリコーダ及び同じ空間領域フィルタ(たとえば、同じアップリンクビーム)を使用することができる。
【0071】
[0080] SRIに関連付けられたサイズ(たとえば、ビット量)は、非コードブックSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの量に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、SRIに関連付けられたサイズ(たとえば、ビット量)は、PUSCHに関連付けられた最高ランクと、非コードブックSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの量とに少なくとも部分的に基づき得る。PUSCHの最高ランクは、(たとえば、PUSCH構成の上位レイヤパラメータmaxMIMO-Layersなど、MIMO構成で)構成され得るか、又は(たとえば、非コードブックベースの動作のために)PUSCHのためにUE120によってサポートされるレイヤの量に少なくとも部分的に基づき得る。SRIのサイズは、(たとえば、3GPP技術仕様38.212における)3GPPのようなワイヤレス通信規格によって定義されてもよく、又はそうでなければ定められてもよい。たとえば、SRIのサイズ(たとえば、SRIに関連付けられたビット量)は、式
【0072】
【数1】
【0073】
に従って定義されてよく、式中、Lmaxは、PUSCHに関連付けられた最高ランクであり、NSRSは、非コードブックSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの量である。たとえば、上で説明した式は、送信が非コードブック送信であることを上位レイヤパラメータが(たとえば、txConfig上位レイヤパラメータ内で)示すとき、SRIのサイズを識別するために使用され得る。言い換えれば、上記で説明した式は、非コードブックベースのPUSCH送信用のSRIのサイズを識別するために使用され得る。
【0074】
[0081] SRSリソースは、周期的、半永続的(半永続的スケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)と呼ばれることもある)、又は非周期的として構成され得る。周期的SRSリソースは、SRSリソースの周期性(たとえば、SRSリソースがYスロットごとに生じるスロットレベル周期性)とスロットオフセットとを示す構成メッセージを介して構成され得る。場合によっては、周期的SRSリソースは、常にアクティブ化されてよく、動的にアクティブ化又は非アクティブ化されなくてよい。半永続的SRSリソースはまた、半永続的SRSリソースの周期性及びスロットオフセットを示す構成メッセージを介して構成され得、(たとえば、DCI又はMAC制御要素(control element、CE)(MAC control element、MAC-CE)を使用して)動的にアクティブ化及び非アクティブ化され得る。非周期的SRSリソースは、DCI(たとえば、UE固有DCI若しくはグループ共通DCI)又はMAC-CEを介してなど、動的にトリガされ得る。
【0075】
[0082] いくつかの例では、UE120は、SRSポート(たとえば、アンテナポート)と対応するSRSリソースとの間のマッピングを用いて構成され得る。UE120は、構成において示されるSRSポートを使用して、特定のSRSリソース上でSRSを送信し得る。いくつかの例では、SRSリソースは、スロット内のN個の隣接シンボルに広がり得る(たとえば、ここで、Nは1、2、又は4に等しい)。UE120は、X個のSRSポートを用いて構成され得る(たとえば、ここでX≦4である)。いくつかの例では、X個のSRSポートの各々は、SRSリソースの対応するシンボルにマッピングされ、そのシンボル内のSRSの送信のために使用され得る。
【0076】
[0083] 図5に示すように、いくつかの例では、(たとえば、異なる使用事例を有する)UE120に示される異なるSRSリソースセットは、(たとえば、同じスロット内でなど、時間及び/又は周波数において)重複し得る。たとえば、参照番号515によって示すように、第1のSRSリソースセット(たとえば、SRSリソースセット1として示される)は、アンテナ切替え使用事例を有するものとして示される。示すように、この例示的なアンテナ切替えSRSリソースセットは、第1のSRSリソース(SRSリソースAとして示される)と第2のSRSリソース(SRSリソースBとして示される)とを含む。したがって、アンテナ切替えSRSは、アンテナポート0及びアンテナポート1を使用してSRSリソースA(たとえば、第1の時間周波数リソース)内で送信され得、アンテナポート2及びアンテナポート3を使用してSRSリソースB(たとえば、第2の時間周波数リソース)内で送信され得る。
【0077】
[0084] 参照番号520によって示すように、第2のSRSリソースセット(たとえば、SRSリソースセット2として示される)は、コードブック使用事例であり得る。示すように、この例示的なコードブックSRSリソースセットは、第1のSRSリソース(SRSリソースAとして示される)のみを含む。したがって、コードブックSRSは、アンテナポート0及びアンテナポート1を使用してSRSリソースA(たとえば、第1の時間周波数リソース)内で送信され得る。この場合、UE120は、アンテナポート2及びアンテナポート3を使用してSRSリソースB(たとえば、第2の時間周波数リソース)内でコードブックSRSを送信しないことがある。
【0078】
[0085] 上記に示すように、図5は、一例として提供される。他の実施例は、図5に関して説明するものとは異なってもよい。
【0079】
[0086] 図6は、本開示による、単一TRP(sTRP)通信とマルチTRP(mTRP)通信との間の動的切替えの例600を示す図である。たとえば、場合によっては、UEは、(たとえば、図4に関して説明したのと同様の方法で)2つのTRPと通信し得る。2つ以上のTRPとの通信はmTRP通信と呼ばれることがあり、一方、1つのTRPとの通信はsTRP通信と呼ばれることがある。mTRPにおいて、PUSCH反復の2つのセットは、2個のSRSリソースセットに対応し得る。たとえば、DCI送信は、2つの対応するSRIフィールドを使用して、2つのビーム及び電力制御パラメータの2つのセットを示し得る。コードブックベースのPUSCHの場合、DCI送信はまた、2つのTPMIを示す。
【0080】
[0087] PUSCH反復は、時分割多重化(time division multiplexing、TDM)を使用して送信されてよく、その場合、PUSCH反復は、異なる送信パラメータ(transmission parameter)(ビーム/空間関係、電力制御、プリコーディング)に対応する。場合によっては、単一のDCI送信によってスケジューリングされるPUSCH反復は、2つのセットに属し得、ここで、各セットは、それ自体の送信パラメータを有する。
【0081】
[0088] 場合によっては、UEは、sTRP通信とmTRP通信との間で動的に切り替えるように構成され得る。sTRPとmTRPとの間の動的切替え(たとえば、PUSCH反復用の送信パラメータの1つのセットとPUSCH反復用の送信パラメータの2つのセットとの間の動的切替え)について、ワイヤレス通信規格(たとえば、3GPP)は、DCIフォーマットに新しいフィールドを導入した。動的切替えフィールド又は動的切替えインジケータと呼ばれることがある新しいフィールドは、2ビットであってよく、UEが(たとえば、第1のTRP、TRP1に送信するために)パラメータの第1のセットのみを使用するべきであること、(たとえば、第2のTRP、TRP2に送信するために)パラメータの第2のセットのみを使用すべきであること、第1の順序(TRP1、TRP2)を有する反復の2つのセット用のパラメータの両方のセットを使用すべきであること、又は逆順と呼ばれることがある、第2の順序(TRP2、TRP1)を有する反復の2つのセット用のパラメータの両方のセットを使用すべきであることを示し得る。TDM通信の場合、ランク及びアンテナポートは、すべての反復にわたって同じである。
【0082】
[0089] たとえば、図6に参照番号605によって示すように、DCIは、PUSCH送信の4回の反復をスケジューリングしてもよい(たとえば、4回のPUSCH反復をスケジューリングしてもよい)。DCIは、第1のSRSリソースセットを(たとえば、DCI内に含まれる第1のSRIを介して)、第2のSRSリソースセットを(たとえば、DCI内に含まれる第2のSRIを介して)を示し得る。本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、(たとえば、SRIを介して示される)SRSリソース及び/又はSRSリソースセットは、DCIによってスケジューリングされるPUSCH送信(たとえば、PUSCH反復(単数又は複数))のために使用されるべきビーム及び/又は送信パラメータのセットを示し得る。DCIはまた、動的切替えインジケータを含み得る(たとえば、動的切替えフィールドを含み得る)。動的切替えインジケータの値(たとえば、コードポイント)は、DCIによってスケジューリングされたアップリンク送信がsTRP通信であるか(たとえば、動的切替えインジケータの値が「00」である参照番号610によって、かつ動的切替えインジケータの値が「01」である参照番号615によって示されるように)、又はmTRP通信であるか(たとえば、動的切替えインジケータの値が「10」である参照番号620によって、かつ動的切替えインジケータの値が「11」である参照番号625によって示されるように)を示し得る。加えて、動的切替えインジケータの値(たとえば、コードポイント)は、(たとえば、sTRP通信の場合)どのSRSリソースセットがDCIによってスケジューリングされたアップリンク送信に関連付けられるべきかを示し得る。mTRP通信の場合、動的切替えインジケータの値(たとえば、コードポイント)は、DCIによってスケジューリングされたPUSCH反復を送信するためにUEによって使用されるべき(たとえば、複数のSRSリソースセットの)順序又はパターンを示し得る。
【0083】
[0090] たとえば、参照番号610によって示すように、動的切替えインジケータの第1の値又はコードポイント(たとえば、「00」)は、DCIによってスケジューリングされたPUSCH反復がsTRP通信であるべきであることを示し得る。加えて、第1の値又はコードポイント(たとえば、「00」)は、PUSCH反復が(たとえば、DCI内に含まれる第1のSRIによって示される)第1のSRSリソースセットに関連付けられるべきであることを示し得る。したがって、UEは、第1のSRSリソースセットによって示される(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースによって示される)ビーム及び/又は送信パラメータのセットを使用して、PUSCH反復を送信し得る。
【0084】
[0091] 別の例として、参照番号615によって示すように、動的切替えインジケータの第2の値又はコードポイント(たとえば、「01」)は、DCIによってスケジューリングされたPUSCH反復がsTRP通信であるべきであることを示し得る。加えて、第2の値又はコードポイント(たとえば、「01」)は、PUSCH反復が(たとえば、DCI内に含まれる第2のSRIによって示される)第2のSRSリソースセットに関連付けられるべきであることを示し得る。したがって、UEは、第2のSRSリソースセットによって示される(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースによって示される)ビーム及び/又は送信パラメータのセットを使用して、PUSCH反復を送信し得る。
【0085】
[0092] 別の例として、参照番号620によって示すように、動的切替えインジケータの第3の値又はコードポイント(たとえば、「10」)は、DCIによってスケジューリングされたPUSCH反復がmTRP通信であるべきであることを示し得る。たとえば、第3の値又はコードポイント(たとえば、「10」)は、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方が、PUSCH反復用のビーム及び/又は送信パラメータを識別するために使用されるべきであることを示し得る。加えて、第3の値又はコードポイント(たとえば、「10」)は、PUSCH反復に関連付けられた第1のパターンを示し得る。たとえば、第1のパターンは、第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復が第1のSRSリソースセットに関連付けられるべきであること、及び第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復が第2のSRSリソースセットに関連付けられるべきであることを示し得る。UEは、第1のSRSリソースセットによって示される第1のビーム及び/又は送信パラメータの第1のセットを使用して第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復を送信することができる。UEは、第2のSRSリソースセットによって示される第2のビーム及び/又は送信パラメータの第2のセットを使用して第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復を送信することができる。たとえば、UEは、第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復を第1のTRPに送信することができ、第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復を第2のTRPに送信することができる。図6に示す第1のパターンは一例として提供され、第1のPUSCH反復及び第2のPUSCH反復が第1のSRSリソースセットに関連付けられ、第3のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復が第2のSRSリソースセットに関連付けられている順次パターンなど、他のパターンも可能である。
【0086】
[0093] 更に別の例として、参照番号625によって示すように、動的切替えインジケータの第4の値又はコードポイント(たとえば、「11」)は、DCIによってスケジューリングされたPUSCH反復がmTRP通信であるべきであることを示し得る。たとえば、第4の値又はコードポイント(たとえば、「11」)は、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方が、PUSCH反復用のビーム及び/又は送信パラメータを識別するために使用されるべきであることを示し得る。加えて、第4の値又はコードポイント(たとえば、「11」)は、PUSCH反復に関連付けられた第2のパターンを示し得る。たとえば、第2のパターンは、第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復が第2のSRSリソースセットに関連付けられるべきであり、第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復が第1のSRSリソースセットに関連付けられるべきであることを示し得る。UEは、第2のSRSリソースセットによって示される第2のビーム及び/又は送信パラメータの第2のセットを使用して第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復を送信することができる。UEは、第1のSRSリソースセットによって示される第1のビーム及び/又は送信パラメータの第1のセットを使用して第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復を送信することができる。たとえば、UEは、第1のPUSCH反復及び第3のPUSCH反復を第2のTRPに送信することができ、第2のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復を第1のTRPに送信することができる。図6に示す第2のパターンは一例として提供され、第1のPUSCH反復及び第2のPUSCH反復が第2のSRSリソースセットに関連付けられ、第3のPUSCH反復及び第4のPUSCH反復が第1のSRSリソースセットに関連付けられている順次パターンなど、他のパターンも可能である。
【0087】
[0094] このようにして、UEは、sTRP通信とmTRP通信との間で動的に切り替わるようにスケジューリングされ得る。加えて、単一のDCIは、PUSCH反復をTDM方式で送信するようにUEをスケジューリングすることができ、その場合、PUSCH反復は、異なる送信パラメータ(ビーム/空間関係、電力制御、プリコーディング)に対応する。
【0088】
[0095] PUSCH用のSDMの場合、レイヤの異なるセットは、異なる送信パラメータ(たとえば、他の例の中でも、異なるビーム、電力制御パラメータの異なるセット、及び/又は異なるTPMI)を有する。たとえば、レイヤの第1のセットは、他の例の中でも、第1のSRSリソースセット、第1のビーム、及び/又は送信パラメータの第1のセットに関連付けられ得、レイヤの第2のセットは、他の例の中でも、第2のSRSリソースセット、第2のビーム、及び/又は送信パラメータの第2のセットに関連付けられ得る。レイヤの第1のセットは、第1のSRSリソースセットに関連付けられ得、レイヤの第2のセットは、第2のSRSリソースセットに関連付けられ得る。場合によっては、いくつかの例の中でも、たとえば、ランク組合せ1+1(たとえば、レイヤの第1のセットが単一のレイヤを含み、レイヤの第2のセットが単一のレイヤを含む)、1+2(たとえば、レイヤの第1のセットが単一のレイヤを含み、レイヤの第2のセットが2つのレイヤを含む)、2+1(たとえば、レイヤの第1のセットが2つのレイヤを含み、レイヤの第2のセットが単一のレイヤを含む)、2+2(たとえば、レイヤの第1のセットが2つのレイヤを含み、レイヤの第2のセットが2つのレイヤを含む)、1+3(たとえば、レイヤの第1のセットが単一のレイヤを含み、レイヤの第2のセットが3つのレイヤを含む)、及び/又は3+1(たとえば、レイヤの第1のセットが3つのレイヤを含み、レイヤの第2のセットが単一のレイヤを含む)など、いくつかのランク組合せがサポートされ得る。
【0089】
[0096] しかしながら、ワイヤレス通信規格は、SDM PUSCH送信のために、どのSRSリソースセットがレイヤの第1のセットに関連付けられるべきか、及びどのSRSリソースセットがレイヤの第2のセットに関連付けられるべきかを決定するための技法を規定しない。たとえば、DCIが2つのSRIを含むとき、2つのSRIは、(たとえば、sTRP通信用の)レイヤの第1のセット及びレイヤの第2のセット用の単一のSRSリソースセットからのSRSリソースを示し得るか、又は(たとえば、mTRP通信用の)レイヤの第1のセット及びレイヤの第2のセット用の両方のSRSリソースセットからのSRSリソースを示し得る。しかしながら、レイヤからSRSリソースセットへのマッピングを指定する規則がない場合、UEのマッピングは、基地局によって予期されない可能性があり、通信の失敗及びネットワークの非効率性をもたらす。加えて、ワイヤレス通信規格は、非コードブックベースのSDM PUSCH送信のためにDCI内に含まれるSRI(単数又は複数)のサイズを決定するための技法を指定しない。本明細書の他の箇所で説明するように、非コードブックベースのPUSCH送信用のSRIのサイズは、最高ランクと非コードブックSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの量とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、異なるSRSリソースセットは異なる数のSRSリソースを含み得る。SDM PUSCH送信用のSRIの設計を指定する規則がない場合(たとえば、SRIのサイズを指定しない場合)、異なるネットワークは、異なるサイズのSRIを使用することがあり(たとえば、異なるネットワークは、非コードブックベースのPUSCH送信をスケジューリングするDCI内に含まれる各SRIについて異なる量のビットを使用することがあり)、UEがネットワークによって使用される設計とは異なる設計のSRIを予想するときなど、場合によっては、UEはSRIを受信及び/又は復号することができなくなる。
【0090】
[0097] 本明細書で説明する技法及び装置のいくつかの態様は、SRSリソースセット及び/又はSRSリソースをSDM用の異なるレイヤに関連付けるためにSRIシグナリングを容易にし得る。たとえば、いくつかの態様では、UEは、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を受信し得る。UEは、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられたSDM PUSCH通信をスケジューリングするDCIを受信し得る。DCIは、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースは、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセットからのものであり得る。DCIは、他の例の中でも、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、及び/又はSDM PUSCH通信に関連付けられた最高ランクに少なくとも部分的に基づいて、第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。このようにして、本明細書で説明する技法のいくつかの態様は、DCI内に含まれるSRIを介して、かつ/又はDCI内に含まれる動的切替えインジケータを介して、SRSリソース及び/又はSRSリソースセットをSDM PUSCH送信のレイヤにマッピングすることを容易にすることができ、それによって、効率を改善し、このようにして、ネットワーク性能に良い影響を及ぼす。
【0091】
[0098] 上記に示したように、図6は、一例として提供される。他の実施例は、図6に関して説明するものとは異なってもよい。
【0092】
[0099] 図7は、本開示による、SDM通信用のSRIシグナリングに関連付けられた一例700を示す図である。図7に示すように、基地局110及びUE120は、ワイヤレスネットワーク100などのワイヤレスネットワーク上で互いと通信し得る。
【0093】
[0100] 参照番号705によって示すように、構成情報を基地局110は送信し得き、UE120は受信し得る。いくつかの態様では、UE120は、別のデバイスから(たとえば、別の基地局又は別のUEから)構成情報を受信し得る。いくつかの態様では、UE120は、RRCシグナリング及び/又はMACシグナリング(たとえば、MAC-CE)を介して構成情報を受信し得る。いくつかの態様では、構成情報は、UEによる選択用の(たとえば、UE120に既に知られている、かつ/又はUE120上でハードコーディングされている)1つ又は複数の構成パラメータの指示、及び/又はUE120自体を構成するためにUE120が使用する明示的な構成情報を含んでよい。
【0094】
[0101] いくつかの態様では、構成情報は、SRS構成を含み得る。たとえば、構成情報は、1つ又は複数のSRSリソースセットを構成することができる。たとえば、構成情報は、(たとえば、3GPPなどのワイヤレス通信規格によって定義されるか、又はさもなければ定められるような)1つ又は複数のSRS-ResourceSet情報要素を示し得る。たとえば、構成情報は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットを構成することができる。第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットは、非コードブックSRSリソースセットであり得る(たとえば、非コードブック使用又は使用事例に関連付けられ得る)。第1のSRSリソースセットは、第1のSRSリソース量(たとえば、本明細書でN1と呼ばれる)を含んでよく、第2のSRSリソースセットは、第2のSRSリソース量(たとえば、本明細書でN2と呼ばれる)含んでよい。
【0095】
[0102] いくつかの態様では、構成情報はSDM構成に関連付けられ得る。SDM構成は、レイヤの第1のセット(たとえば、第1の1つ又は複数のレイヤ)とレイヤの第2のセット(たとえば、第2の1つ又は複数のレイヤ)とを有するPUSCHに関連付けられ得る。レイヤの第1のセットは、第1の量のレイヤを含み得、レイヤの第2のセットは、第2の量のレイヤを含み得る。
【0096】
[0103] いくつかの態様では、UE120は、基地局110と通信するようにそれ自体を構成し得る。いくつかの態様では、UE120は、構成情報に少なくとも部分的に基づいてUE120を構成し得る。いくつかの態様では、UE120は、本明細書で説明する1つ又は複数の動作を実施するように構成され得る。
【0097】
[0104] いくつかの態様では、本明細書で説明するSDM PUSCH通信用のSRIシグナリングを使用して通信するためのUE120の能力(たとえば、アップリンク送信又はダウンリンク送信のうちの1つ又は複数)の指示を、UE120は送信し得、基地局110は受信し得る。いくつかの態様では、UE120は、他の例の中でも、RRCシグナリング、1つ又は複数のMAC-CE、及び/又は物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)メッセージを介して指示を送信し得る。
【0098】
[0105] 参照番号710によって示すように、DCI(たとえば、DCI送信)を基地局110は送信し得、UE120は受信し得る。特に、DCIは、非コードブックベースのSDM PUSCH通信をスケジューリングし得る。DCIは、第1のSRI(たとえば、第1のSRIフィールド)を含んでよく、第2のSRI(たとえば、第2のSRIフィールド)を含んでよい。いくつかの態様では、DCIは、DCI内に含まれる2つのSRIを介して、レイヤの2つのセット用の2つのビーム及び/又は電力制御パラメータの2つのセットを示し得る。言い換えれば、DCIは、(たとえば、第1のSRI及び/又は第2のSRIを介して)非コードブックベースのSDM PUSCH通信に関連付けられたレイヤの第1のセット(たとえば、第1の1つ又は複数のレイヤ)用の第1のビーム及び/又は電力制御パラメータの第1のセットを示し得る。加えて、DCIは(たとえば、第1のSRI及び/又は第2のSRIを介して)、非コードブックベースのSDM PUSCH通信に関連付けられたレイヤの第2のセット(たとえば、第2の1つ又は複数のレイヤ)用の第2のビーム及び/又は電力制御パラメータの第2のセットを示し得る。
【0099】
[0106] いくつかの態様では、DCIは、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの、レイヤの第1のセット(たとえば、第1の1つ又は複数のレイヤ)に関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及びレイヤの第2のセット(たとえば、第2の1つ又は複数のレイヤ)に関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。DCIは、第1のSRSリソースセット(たとえば、第1の非コードブックSRSリソースセット)及び/又は第2のSRSリソースセット(たとえば、第2の非コードブックSRSリソースセット)からの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。いくつかの態様では、DCIは、他の例の中でも、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量(たとえば、N1)、第2のSRSリソース量(たとえば、N2)、及び/又はPUSCHに関連付けられた(たとえば、DCIによってスケジューリングされたSDM通信に関連付けられた)最高ランクに少なくとも部分的に基づいて、第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。
【0100】
[0107] たとえば、いくつかの態様では、2つのSRIは、(たとえば、SDMが構成されているときにsTRP SDM通信のために)単一のSRSリソースセットからのSRSリソースを共同で示し得る。本明細書で使用される場合、「共同で示す」は、第1のインジケータ(たとえば、第1のインジケータの値)と第2のインジケータ(たとえば、第2のインジケータの値)の両方が情報を識別するために使用されていることを指すことがある。いくつかの態様では、「共同で示す」は、第1のSRI及び第2のSRIがDCIの共同フィールド又は同じフィールド内に含まれていることを指すことがある。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。代替として、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。たとえば、「00」の動的切替えインジケータ値(たとえば、コードポイント)は、第1のSRI及び第2のSRIが、SDM通信用の第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示すことを示し得、一方、「01」の動的切替えインジケータ値(たとえば、コードポイント)は、第1のSRI及び第2のSRIが、SDM通信用の第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示すことを示し得る。
【0101】
[0108] いくつかの態様では、(たとえば、動的切替えインジケータが「00」の値を示す場合、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される)第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースの量は、(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれる)第1のSRSリソース量と(たとえば、PUSCHの)最高ランクとに少なくとも部分的に基づく。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される第1のSRSリソースからのSRSリソースの量は、最高ランク及び第1のSRSリソース量の最小値以下であってよい(たとえば、min(Lmax,N)以下であってよい)。同様に、(たとえば、動的切替えインジケータが「01」の値を示す場合、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される)第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースの量は、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される第2のSRSリソースからのSRSリソースの量は、最高ランク及び第2のSRSリソース量の最小値以下であってよい(たとえば、min(Lmax,N)以下であってよい)。
【0102】
[0109] sTRP通信の場合(たとえば、SDMが構成されているとき)、第1のSRI及び第2のSRIは、アグリゲートサイズ(aggregated size)(たとえば、第1のSRIのサイズ及び第2のSRIのサイズを含むサイズ)に関連付けられてもよい。アグリゲートサイズは、(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれる)第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量(a first quantity of bits)に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、アグリゲートサイズは、PUSCHに関連付けられた最高ランクとN1とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第1のビット量は、式:
【0103】
【数2】
【0104】
に従って決定され得る。代替として、アグリゲートサイズは、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量(a second quantity of bits)に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第2のビット量は、式:
【0105】
【数3】
【0106】
に従って決定され得る。いくつかの態様では、(たとえば、SDMが構成されているとき)sTRP通信用のSRIに必要とされるビット量は、第1のビット量及び第2のビット量の最大値であり得る。たとえば、(たとえば、SDMが構成されているとき)sTRP通信用のSRIに必要に必要とされるビット量は、
【0107】
【数4】
【0108】
であり得る。
【0109】
[0110] いくつかの態様では、第1のSRSリソースセットは、第1の最高ランク
【0110】
【数5】
【0111】
に関連付けられてよく、第2のSRSリソースセットは、第2の最高ランク
【0112】
【数6】
【0113】
に関連づけられてよい。加えて、PUSCHは、最高ランク(たとえば、上記で説明したLmax)に関連付けられてよい。sTRP通信の場合(たとえば、SDMが構成されているとき)、sTRP SDM通信の最高ランクは、Lmax及び
【0114】
【数7】
【0115】
の最小値であり得る。たとえば、最高ランクは、
【0116】
【数8】
【0117】
であり得る。そのような例では(たとえば、各SRSリソースセットが最高ランクに関連付けられている場合)、SRIフィールドのアグリゲートサイズは、最高ランクLmax、第1の最高ランク
【0118】
【数9】
【0119】
、第2の最高ランク
【0120】
【数10】
【0121】
、及び第1のSRSリソース量Nに少なくとも部分的に基づく、第1のビット量に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第1のビット量は、式:
【0122】
【数11】
【0123】
に従って決定され得る。代替として、SRIフィールドのアグリゲートサイズは、最高ランクLmax、第1の最高ランク
【0124】
【数12】
【0125】
、第2の最高ランク
【0126】
【数13】
【0127】
、及び第2のSRSリソース量Nに少なくとも部分的に基づく、第1のビット量に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第1のビット量は、式:
【0128】
【数14】
【0129】
に従って決定され得る。いくつかの態様では、(たとえば、SDMが構成されているとき)sTRP通信用のSRIに必要とされるビットの数量は、第1のビット量及び第2のビット量の最大値であり得る。たとえば、(たとえば、SDMが構成されているとき)sTRP通信用のSRIに必要に必要とされるビットの数量は、
【0130】
【数15】
【0131】
であり得る。
【0132】
[0111] 各SRSリソースセットが最高ランクに関連付けられている例では、第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられている(たとえば、動的切替えインジケータが「00」の値を示す場合、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される)最大量(maximum quantity)は、最高ランクLmax、第1の最高ランク
【0133】
【数16】
【0134】
、第2の最高ランク
【0135】
【数17】
【0136】
、及び第1のSRSリソース量Nに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、動的切替えコードポイント「00」の場合、第1のSRI及び第2のSRIは、最高ランクのLmax、第1の最高ランク
【0137】
【数18】
【0138】
と第2の最高ランク
【0139】
【数19】
【0140】
の組合せ(たとえば
【0141】
【数20】
【0142】
)、及びSRSリソースの第1の数Nの最小値まで共同で示し得る。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される第1のSRSリソースセットからのリソースの量は、
【0143】
【数21】
【0144】
以下であってよい。同様に、(たとえば、動的切替えインジケータが「01」の値を示す場合、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される)第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた最大量は、最高ランクLmax、第1の最高ランク
【0145】
【数22】
【0146】
、第2の最高ランク
【0147】
【数23】
【0148】
、及び第2のSRSリソース量Nに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、動的切替えコードポイント「01」の場合、第1のSRI及び第2のSRIは、最高ランクLmax、第1の最高ランク
【0149】
【数24】
【0150】
と第2の最高ランク
【0151】
【数25】
【0152】
の組合せ(たとえば
【0153】
【数26】
【0154】
)、及びSRSリソースの第2の数Nの最小値まで一緒に示し得る。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIによって共同で示される第2のSRSリソースセットからのリソースの量は、
【0155】
【数27】
【0156】
以下であってよい。
【0157】
[0112] mTRP SDM通信の場合、DCIは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し得る。いくつかの態様では、mTRP SDM通信用のDCIによって示され得る(たとえば、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセットからの)SRSリソース(又はSRSリソースの量)を示す制限が定義され得る。制限は、DCIによって示され得るSRSリソースの可能な組合せの量を低減し得、それによって、DCI内に含まれるSRIのサイズが過度に大きくならないことを確実にする。たとえば、DCIは、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの示されたSRSリソースの第1の量(たとえば、SRSリソースの第1の最大量)まで、及び第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの示されたSRSリソースの第2の量(たとえば、SRSリソースの第2の最大量)までを示し得る。第1のサブセット及び第2のサブセットは、(たとえば、上記で説明した制限に従って)mTRP SDM通信用の選択のために利用可能であるSRSリソースであり得る。
【0158】
[0113] いくつかの態様では、SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれる)第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく。いくつかの態様では、最高ランクLmaxの一部分は、最高ランクの半分(たとえば
【0159】
【数28】
【0160】
)であり得る。たとえば、SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量及び最高ランクのその一部分の最小値であってよい(たとえば、第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、
【0161】
【数29】
【0162】
であってよい)。同様に、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量と(たとえば、第1のサブセットに関連付けられたその一部分と同じ部分又は異なる部分であり得る)最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく。いくつかの態様では、第2のサブセットに関連付けられたその一部分は、第1のサブセットに関連付けられたその一部分に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第1のサブセットに関連付けられた部分がP1である場合、第2のサブセットに関連付けられた部分は、Lmax-P1に等しくてよい。たとえば、第2のサブセットに関連付けられた部分は、
【0163】
【数30】
【0164】
であってよい。いくつかの態様では、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量及び最高ランクの部分の最小値であり得る(たとえば、第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、
【0165】
【数31】
【0166】
であり得る)。いくつかの態様では、SRSリソースの第1のサブセットは、第1のSRSリソースセットからの(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースに関連付けられた識別子の順序に従って)第1のZ個のSRSリソースを含んでよく、ここで、Zは、SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量である。SRSリソースの第2のサブセットは、第2のSRSリソースセットからの(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースに関連付けられた識別子の順序に従って)第1のQ個のSRSリソースを含んでよく、ここで、Qは、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量である。
【0167】
[0114] mTRP SDM通信の場合、DCI内に含まれる第1のSRIは、レイヤの第1のセットに関連付けられた、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの第1の1つ又は複数の示されたリソースを示し得る。同様に、DCI内に含まれる第2のSRIは、レイヤの第2のセットに関連付けられた、第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの第2の1つ又は複数の示されたリソースを示し得る。第1のSRIは、SRSリソースの第1のサブセットからの示されたSRSリソースの第1の量(たとえば、SRSリソースの第1の最大量)まで(たとえば、その最大値)を示し得る。SRSリソースの第1の最大量は、(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれる)第1のSRSリソース量と第1のサブセットに関連付けられた最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、SRSリソースの第1の最大量は、
【0168】
【数32】
【0169】
まで(たとえば、その最大値)を含み得る。同様に、第2のSRIは、SRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量まで(たとえば、その最大値)を示し得る。SRSリソースの第2の最大量は、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量と第2のサブセットに関連付けられた最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、SRSリソースの第2の最大量は、
【0170】
【数33】
【0171】
まで(たとえば、その最大値)を含み得る。
【0172】
[0115] いくつかの態様では、構成情報は、(たとえば、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに加えて)第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを構成し得る。第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットは、非コードブックSRSリソースセットであってよい。いくつかの態様では、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットはまた、第3のSRSリソースセット内に含まれ得る。たとえば、(たとえば、第1のSRSリソースセットと第3のSRSリソースセットの両方の中に含まれる)SRSリソースの第1のセット内に含まれるSRSリソースの量は、(たとえば、第1のSRSリソースセット及び最高ランクのその一部分の中に含まれる)第1のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第1のSRSリソースセット及び第3のSRSリソースセットの中に含まれる第1の
【0173】
【数34】
【0174】
SRSリソースは、同じSRSリソースであってよい。加えて、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットはまた、第4のSRSリソースセット内に含まれ得る。たとえば、SRSリソースの第2のセット内に含まれるSRSリソースの量は、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、第2のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットの中に含まれる第1の
【0175】
【数35】
【0176】
SRSリソースは、同じSRSリソースであってよい。そのような例では、(たとえば、SDMが構成されているとき)第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットはmTRP通信のために使用され得、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットはsTRP通信のために使用され得る。
【0177】
[0116] いくつかの態様では、mTRP SDM通信用に示されたSRSリソースは、上記で説明した制限を受けないことがある。たとえば、第1のSRIは、(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のサブセットからではなく)第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを示すことができ、第2のSRIは、(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のサブセットからではなく)第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。たとえば、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからの
【0178】
【数36】
【0179】
SRSリソースまで(たとえば、その最大値)を示し得る(たとえば、1つ又は複数のSRSリソースが、第1のSRSリソースセット内に含まれる任意のRSRリソースを含み得る場合)。同様に、第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからの
【0180】
【数37】
【0181】
SRSリソースまで(たとえば、その最大値)を示し得る(たとえば、1つ又は複数のSRSリソースが、第2のSRSリソースセット内に含まれる任意のSRSリソースを含み得る場合)。
【0182】
[0117] mTRP SDM通信の場合、第1のSRSリソースセットが第1の最高ランク
【0183】
【数38】
【0184】
に関連付けられ、第2のSRSリソースセットが第2の最高ランク
【0185】
【数39】
【0186】
に関連付けられている例では、第1のSRIは第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のリソースを示すことができ、第2のSRIは第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のリソースを示し得る。(たとえば、第1のSRSリソースセットからの)第1のSRIによって示される1つ又は複数のリソースは、第1の最高ランク
【0187】
【数40】
【0188】
と(たとえば、第1のSRSリソースセット内に含まれる)第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく第1の量まで(たとえば、その最大値)であり得る。たとえば、(たとえば、第1のSRSリソースセットからの)第1のSRIによって示される1つ又は複数のリソースは、
【0189】
【数41】
【0190】
まで(たとえば、その最大値)であり得る。(たとえば、第2のSRSリソースセットからの)第2のSRIによって示される1つ又は複数のリソースは、第2の最高ランク
【0191】
【数42】
【0192】
と(たとえば、第2のSRSリソースセット内に含まれる)第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく第2の量まで(たとえば、その最大値)であり得る。たとえば、(第2のSRSリソースセットからの)第2のSRIによって示される1つ又は複数のリソースは、
【0193】
【数43】
【0194】
まで(たとえば、その最大値)であり得る。
【0195】
[0118] mTRP SDM通信の場合、動的切替えインジケータは、「10」又は「11」の値を示し得る。異なる値(たとえば、異なるコードポイント)は、mTRP SDM通信用の異なるパターンを示し得るが、SRIとSRSリソースとの間の関連付けは、mTRP SDM通信に関連付けられた動的切替えインジケータコードポイントについて同じであってもよい(たとえば、SRIとSRSリソースセットとの間の関連付けは、動的切替えコードポイント「10」及び「11」について同じであってもよい)。
【0196】
[0119] 全体として(たとえば、mTRP通信とsTRP SDM通信の両方について)、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、及び/又は第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている。たとえば、第1のSRI及び第2のSRIのアグリゲートサイズは、第1のビット量、第2のビット量、及び第3のビット量の最大値であってよい。言い換えれば、(たとえば、mTRP通信とsTRP SDM通信の両方を明らかにするために必要とされる)第1のSRI及び第2のSRIのアグリゲートサイズは、mTRP通信のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受ける例では、
【0197】
【数44】
【0198】
であり得る。mTRP通信のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受けない例では、(たとえば、mTRP通信とsTRP SDM通信の両方を明らかにするために必要とされる)第1のSRI及び第2のSRIのアグリゲートサイズは、
【0199】
【数45】
【0200】
であり得る。第1のSRSリソースセットが第1の最高ランク
【0201】
【数46】
【0202】
に関連付けられ、第2のSRSリソースセットが第2の最高ランク
【0203】
【数47】
【0204】
に関連付けられている例では、(たとえば、mTRP及びsTRP SDM通信の両方を明らかにするために必要とされる)第1のSRI及び第2のSRIのアグリゲートサイズは、
【0205】
【数48】
【0206】
であり得る。
【0207】
[0120] 以下の表は、SDM通信のために(たとえば、sTRP通信とmTRP通信の両方のために)DCI内に含まれるSRIのサイズの例を提供する。表では、エントリは、共同指示用の(たとえば、SDMが構成されているときのsTRP通信用の)SRIのアグリゲートサイズと、mTRP通信用の各SRIのサイズとを示す情報を含む。たとえば、エントリは、(共同指示用のSRIのアグリゲートサイズ)、(mTRP通信用の第1のSRIのサイズ)+(mTRP通信用の第2のSRIのサイズ)を示す。示されるサイズは、ビット量であってよい。
【0208】
【表1】
【0209】
[0121] 表1は、4の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表1は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受ける例を示す。(4,4)、(3,4)、(2,4)、(4,3)、(4,2)、(2,1)、(1,2)、及び(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。「0パディング」は、(たとえば、時間領域において)信号の長さを拡張するために、0(たとえば、「0」)の値を有する信号を拡張することを指すことがある。(3,3)、(3,2)、(2,3)、及び(2,2)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、sTRP共同SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。(1,4)、(1,3)、(4,1)、及び(3,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。
【0210】
【表2】
【0211】
[0122] 表2は、3の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表2は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受ける例を示す。(2,2)、(2,1)、及び(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。表2内の残りのエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。
【0212】
[0123]
【表3】
【0213】
[0124] 表3は、2の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表3は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受ける例を示す。(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。表3内の残りのエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。
【0214】
【表4】
【0215】
[0125] 表4は、4の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表4は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受けない例を示す。(4,1)、(3,1)、(2,1)、(1,1)、(1,4)、(1,3)、及び(1,2)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。表4内の残りのエントリは、sTRP共同SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。
【0216】
【表5】
【0217】
[0126] 表5は、3の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表5は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受けない例を示す。(4,1)、(3,1)、(2,1)、(2,4)、及び(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。(1,4)、(1,3)、及び(1,2)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。表5内の残りのエントリは、sTRP共同SRI指示用の0パディングに関連付けられ得る。
【0218】
【表6】
【0219】
[0127] 表6は、2の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表6は、mTRP通信用の選択のために利用可能なSRSリソースが上記で説明した制限を受けない例を示す。(4,4)、(4,3)、(3,4)、(3,2)、(2,3)、(2,2)、及び(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。(3,3)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、sTRP共同SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。表6内の残りのエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。
【0220】
【表7】
【0221】
[0128] 表7は、4の最高ランクLmaxに関連付けられている。加えて、表5は、第1のSRSリソースセットが第1の最高ランク
【0222】
【数49】
【0223】
に関連付けられ、第2のSRSリソースセットが第2の最高ランク
【0224】
【数50】
【0225】
に関連付けられている例を示す。表7は、
【0226】
【数51】
【0227】
が3であり、
【0228】
【数52】
【0229】
が1である例を示す。(4,2)、(4,1)、(3,1)、(2,1)、及び(1,1)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、0パディングに関連付けられないことがある(たとえば、このシナリオでは0パディングが必要とされないことがある)。(1,4)、(1,3)、及び(1,2)の(N,N)値に関連付けられたエントリは、mTRP SRI指示のために0パディングに関連付けられ得る。表5内の残りのエントリは、sTRP共同SRI指示用の0パディングに関連付けられ得る。
【0230】
[0129] 参照番号715によって示すように、UE120は、DCIによって示されるSRSリソース及び/又はDCIによって示されるSRSリソースツーレイヤマッピングを決定し得る。たとえば、UE120は、DCI内に含まれるSRI用に関連付けられたSRI間リソースセットを決定してもよい。UE120は、DCIによってスケジューリングされたSDM通信用のレイヤの第1のセットに関連付けられたSRSリソースを識別し得る。UE120は、レイヤの第1のセットに関連付けられた識別されたSRSリソースに少なくとも部分的に基づいて、レイヤの第1のセット用のビーム及び/又は電力制御パラメータのセットを識別し得る。加えて、UE120は、DCIによってスケジューリングされたSDM通信用のレイヤの第2のセットに関連付けられたSRSリソースを識別し得る。UE120は、レイヤの第2のセットに関連付けられた識別されたSRSリソースに少なくとも部分的に基づいて、レイヤの第2のセット用のビーム及び/又は電力制御パラメータのセットを識別し得る。いくつかの態様では、DCIによってスケジューリングされたSDM通信が(たとえば、単一のSRSリソースセットに関連付けられた)sTRP通信であるか、又は(たとえば、複数のSRSリソースセットに関連付けられた)mTRP通信であるかは、DCIによって(たとえば、DCI内に含まれる動的切替えインジケータを介して)示され得る。
【0231】
[0130] 参照番号720によって示すように、(たとえば、第1の1つ又は複数のレイヤ用のビーム及び/又は電力制御パラメータを識別するために)第1の1つ又は複数のレイヤの用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと、(たとえば、第2の1つ又は複数のレイヤ用のビーム及び/又は電力制御パラメータを識別するために)第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、DCIによってスケジューリングされたSDM通信(たとえば、SDM PUSCH通信)を、UE120は送信し得、基地局110は受信し得る。たとえば、UE120は、第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム、電力制御パラメータの第1のセット、及び/又は送信パラメータの第1のセットを使用して、第1の1つ又は複数のレイヤを送信し得る。UE120は、第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム、電力制御パラメータの第2のセット、及び/又は送信パラメータの第2のセットを使用して、第2の1つ又は複数のレイヤを送信し得る。本明細書の他の箇所で説明するように、SDM通信(たとえば、SDM PUSCH通信)は、非コードブックベースのPUSCH通信(non-codebook based PUSCH communication)であってもよい。
【0232】
[0131] 上記に示したように、図7は、一例として提供される。他の実施例は、図7に関して説明されたこととは異なる場合がある。
【0233】
[0132] 図8は、本開示による、SDMサービス用のSRIシグナリングに関連付けられた例800、810、及び820を示す図である。例800は、mTRP SDM PUSCH通信に関連付けられたSRSリソースを示すDCIを示す。例810及び820は、sTRP SDM PUSCH通信に関連付けられたSRSリソースを示すDCIを示す。
【0234】
[0133] 図8及び例800に示すように、DCIは、DCIが動的切替えインジケータ(たとえば、動的切替えフィールド)を介してmTRP通信をスケジューリングしていることを示し得る。たとえば、「10」及び/又は「11」の動的切替えインジケータの値(たとえば、コードポイント)は、DCIがmTRP通信をスケジューリングしていることを示し得る。そのような例では、DCI内に含まれる第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。DCI内に含まれる第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。第1の1つ又は複数のSRSリソースは、DCIによってスケジューリングされたSDM PUSCH通信の第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられてよく、第2の1つ又は複数のSRSリソースは、DCIによってスケジューリングされたSDM PUSCH通信の第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられてよい。たとえば、図8に示すように、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)及び第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)を示し得る。第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)を示し得る。
【0235】
[0134] いくつかの態様では、制限は、SRSリソースセット内に含まれるSRSリソースからのSRSリソースのサブセットのみがmTRP通信用に選択されるために利用可能であることを示し得る。たとえば、図8に示すように、第1のSRSリソースセットの場合、第1のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)及び第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)のみが、mTRP通信用に選択されるために利用可能である。同様に、第2のSRSリソースセットの場合、第2のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)及び第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)のみが、mTRP通信用に選択されるために利用可能である。mTRP通信用に選択されるために利用可能なSRSリソースの量(たとえば、各サブセット内に含まれるSRSリソースの量)の決定は、図7に関してなど、本明細書の他の箇所でより詳細に説明される。
【0236】
[0135] いくつかの他の態様では、制約が適さないことがある。そのような例では、SRSリソースセット内に含まれるすべてのSRSリソースが、mTRP通信用の(たとえば、基地局による)選択のために利用可能であり得る。たとえば、第1のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)及び第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)のみが選択されるために利用可能であるのではなく、第1のSRIは、mTRP通信用に第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)、第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)、第3のSRSリソース(たとえば、SRSリソース3)、及び第4のSRSリソース(たとえば、SRSリソース4)からの1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。
【0237】
[0136] 例810に示すように、場合によっては、第1のSRI及び第2のSRIは、(たとえば、sTRP通信用の)第1のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。たとえば、動的切替えインジケータは、DCIがsTRP通信をスケジューリングしていることを示し得、(たとえば、「00」の値(たとえば、コードポイント)がDCIの動的切替えフィールド内に含まれていることに少なくとも部分的に基づいて)第1のSRSリソースセットが第1のSRI及び第2のSRIによって提供される共同指示に関連付けられていることを示し得る。たとえば、図8に示すように、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)、第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)、及び第3のSRSリソース(たとえば、SRSリソース3)を共同で示し得る。SRSリソースは、DCIによってスケジューリングされたsTRP SDM PUSCH通信用のレイヤの異なるセット用のビーム及び/又は電力制御パラメータを識別するために使用され得る。
【0238】
[0137] 例820に示すように、第1のSRI及び第2のSRIは、(たとえば、sTRP通信用の)第2のSRSリソースセットからの1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。たとえば、動的切替えインジケータは、DCIがsTRP通信をスケジューリングしていることを示し得、(たとえば、「01」の値(たとえば、コードポイント)がDCIの動的切替えフィールド内に含まれていることに少なくとも部分的に基づいて)第2のSRSリソースセットが第1のSRI及び第2のSRIによって提供される共同指示に関連付けられていることを示し得る。たとえば、図8に示すように、第1のSRI及び第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからの第1のSRSリソース(たとえば、SRSリソース1)、第2のSRSリソース(たとえば、SRSリソース2)、及び第3のSRSリソース(たとえば、SRSリソース3)を共同で示し得る。SRSリソースは、DCIによってスケジューリングされたsTRP SDM PUSCH通信用のレイヤの異なるセット用のビーム及び/又は電力制御パラメータを識別するために使用され得る。
【0239】
[0138] 上記に示したように、図8は、一例として提供される。他の実施例は、図8に関して説明されたこととは異なる場合がある。
【0240】
[0139] 図9は、本開示による、たとえば、UEによって、実施される例示的なプロセス900を示す図である。例示的なプロセス900は、UE(たとえば、UE120)が、SDM通信用のSRIシグナリングに関連付けられた動作を実施する一例である。
【0241】
[0140] 図9に示すように、いくつかの態様では、プロセス900は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することを含み得る(ブロック910)。たとえば、UEは(たとえば、図11に示す通信マネージャ140及び/又は受信構成要素1102を使用して)、たとえば、図7及び/又は図8を参照しながら上記で説明したように、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することができる。
【0242】
[0141] 図9に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス900は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信することを含み得る(ブロック920)。たとえば、UEは(たとえば、図11に示す通信マネージャ140及び/又は受信構成要素1102を使用して)、たとえば、図7及び/又は図8を参照しながら上記で説明したように、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCを基地局から受信し得る。たとえば、DCIは、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る(たとえば、第1のSRI及び第2のSRIが共同で示し得る)。別の例として、DCIは、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る(たとえば、第1のSRI及び第2のSRIが共同で示し得る)。別の例として、DCIは、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを(たとえば、第1のSRIを介して)示し得、DCIは、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを(たとえば、第2のSRIを介して)示し得る。
【0243】
[0142] プロセス900は、以下で、かつ/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0244】
[0143] 第1の態様では、プロセス900は、第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信を送信することを含む。
【0245】
[0144] 第2の態様では、単独で又は第1の態様と組み合わせて、空間分割多重化PUSCH通信を送信することは、第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム又は送信パラメータの第1のセットを使用して第1の1つ又は複数のレイヤを送信することと、第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム又は送信パラメータの第2のセットを使用して第2の1つ又は複数のレイヤを送信することとを含む。
【0246】
[0145] 第3の態様では、単独で又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、空間分割多重化PUSCH通信は非コードブックベースのPUSCH通信である。
【0247】
[0146] 第4の態様では、単独で又は第1から第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている。
【0248】
[0147] 第5の態様では、単独で又は第1から第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、又は動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す。
【0249】
[0148] 第6の態様では、単独で又は第1から第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく。
【0250】
[0149] 第7の態様では、単独で又は第1から第6の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、DCIは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIは、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの示されたSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの示されたSRSリソースの第2の量までを示す。
【0251】
[0150] 第8の態様では、単独で又は第1から第7の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0252】
[0151] 第9の態様では、単独で又は第1から第8の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIは、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す。
【0253】
[0152] 第10の態様では、単独で又は第1から第9の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、SRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIは、SRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0254】
[0153] 第11の態様では、単独で又は第1から第10の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている。
【0255】
[0154] 第12の態様では、単独で又は第1から第11の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、構成情報は、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットは、第3のSRSリソースセット内に含まれ、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットは、第4のSRSリソースセット内に含まれる。
【0256】
[0155] 第13の態様では、単独で又は第1から第12の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1のセット内に含まれるSRSリソース量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のセット内に含まれるSRSリソース量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0257】
[0156] 第14の態様では、単独で又は第1から第13の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、DCIは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIは、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットからの示されたSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0258】
[0157] 第15の態様では、単独で又は第1から第14の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1の最大量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2の最大量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0259】
[0158] 第16の態様では、単独で又は第1から第15の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIは、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す。
【0260】
[0159] 第17の態様では、単独で又は第1から第16の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからの示されたSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからの示されたSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0261】
[0160] 第18の態様では、単独で又は第1から第17の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットは第1の最高ランクに関連付けられ、第2のSRSリソースセットは第2の最高ランクに関連付けられている。
【0262】
[0161] 第19の態様では、単独で又は第1から第18の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第1の量は、第1の最高ランクと第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示し、第2の量は、第2の最高ランクと第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく。
【0263】
[0162] 第20の態様では、単独で又は第1から第19の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、又は、動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す。
【0264】
[0163] 第21の態様では、単独で又は第1から第20の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1の最大量は、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第1のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2の最大量は、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第2のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づく。
【0265】
[0164] 図9は、プロセス900の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス900は、図9に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス900のブロックのうちの2つ以上が並列に実施されてもよい。
【0266】
[0165] 図10は、本開示による、たとえば、基地局によって、実施される例示的なプロセス1000を示す図である。例示的なプロセス1000は、基地局(たとえば、基地局110)がSDM通信用のSRIシグナリングに関連付けられた動作を実施する例である。
【0267】
[0166] 図10に示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信することを含み得る(ブロック1010)。たとえば、基地局は(たとえば、図12に示す通信マネージャ150及び/又は送信構成要素1204を使用して)、たとえば、図7及び/又は図8を参照しながら上記で説明したように、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信することができる。
【0268】
[0167] 図10に更に示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信することを含み得る(ブロック1020)。たとえば、基地局は(たとえば、図12に示す通信マネージャ150及び/又は送信構成要素1204を使用して)、たとえば、図7及び/又は図8を参照しながら上記で説明したように、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信することができる。たとえば、DCIは、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。別の例として、DCIは、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示し得る。別の例として、DCIは、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示すことができ、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示し得る。
【0269】
[0168] プロセス1000は、以下で、かつ/又は本明細書の他の箇所で説明する1つ又は複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様又は態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0270】
[0169] 第1の態様では、プロセス1000は、第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信をUEから受信することを含む。
【0271】
[0170] 第2の態様では、単独で又は第1の態様と組み合わせて、空間分割多重化PUSCH通信を送信することは、第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム又は送信パラメータの第1のセットを使用して第1の1つ又は複数のレイヤを受信することと、第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム又は送信パラメータの第2のセットを使用して第2の1つ又は複数のレイヤを受信することとを含む。
【0272】
[0171] 第3の態様では、単独で又は第1及び第2の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、空間分割多重化PUSCH通信は非コードブックベースのPUSCH通信である。
【0273】
[0172] 第4の態様では、単独で又は第1から第3の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている。
【0274】
[0173] 第5の態様では、単独で又は第1から第4の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す。
【0275】
[0174] 第6の態様では、単独で又は第1から第5の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく。
【0276】
[0175] 第7の態様では、単独で又は第1から第6の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、DCIは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIは、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0277】
[0176] 第8の態様では、単独で又は第1から第7の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0278】
[0177] 第9の態様では、単独で又は第1から第8の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIは、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す。
【0279】
[0178] 第10の態様では、単独で又は第1から第9の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、SRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIは、SRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0280】
[0179] 第11の態様では、単独で又は第1から第10の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている。
【0281】
[0180] 第12の態様では、単独で又は第1から第11の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、構成情報は、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットは、第3のSRSリソースセット内に含まれ、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットは、第4のSRSリソースセット内に含まれる。
【0282】
[0181] 第13の態様では、単独で又は第1から第12の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1のセット内に含まれるSRSリソースの量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のセット内に含まれるSRSリソースの量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0283】
[0182] 第14の態様では、単独で又は第1から第13の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、DCIは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIは、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0284】
[0183] 第15の態様では、単独で又は第1から第14の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、SRSリソースの第1の最大量は、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2の最大量は、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく。
【0285】
[0184] 第16の態様では、単独で又は第1から第15の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIは、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す。
【0286】
[0185] 第17の態様では、単独で又は第1から第16の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す。
【0287】
[0186] 第18の態様では、単独で又は第1から第17の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットは第1の最高ランクに関連付けられ、第2のSRSリソースセットは第2の最高ランクに関連付けられている。
【0288】
[0187] 第19の態様では、単独で又は第1から第18の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRIは、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第1の最大量は、第1の最高ランクと第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、第2のSRIは、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示し、第2の最大量は、第2の最高ランクと第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく。
【0289】
[0188] 第20の態様では、単独で又は第1から第19の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRI及び第2のSRIは、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す。
【0290】
[0189] 第21の態様では、単独で又は第1から第20の態様のうちの1つ又は複数と組み合わせて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1の最大量は、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第1のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2の最大量は、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第2のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づく。
【0291】
[0190] 図10は、プロセス1000の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1000は、図10に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含むことができる。追加又は代替として、プロセス1000のブロックのうちの2つ以上が並列に実施されてもよい。
【0292】
[0191] 図11は、ワイヤレス通信用の例示的な装置1100の図である。装置1100は、UEであってもよく、又はUEが装置1100を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1100は、(たとえば、1つ又は複数のバス及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素1102と送信構成要素1104とを含む。示すように、装置1100は、受信構成要素1102と送信構成要素1104とを使用して、別の装置1106(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示すように、装置1100は通信マネージャ140を含むことができる。通信マネージャ140は、他の例の中でも、SRSリソース識別構成要素1108を含み得る。
【0293】
[0192] いくつかの態様では、装置1100は、図7及び図8に関して本明細書で説明した1つ又は複数の動作を実施するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置1100は、図9のプロセス900など、本明細書で説明する1つ又は複数のプロセス、又はそれらの組合せを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、装置1100及び/又は図11に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関連して説明したUEの1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加又は代替として、図11に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。たとえば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実施するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0294】
[0193] 受信構成要素1102は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1106から受信することができる。受信構成要素1102は、受信された通信を装置1100の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1102は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実施することができ、処理された信号を装置1100の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1102は、図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0295】
[0194] 送信構成要素1104は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1106に送信することができる。いくつかの態様では、装置1100の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置1106への送信のために送信構成要素1104に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1104は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実施することができ、処理された信号を装置1106に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1104は、図2に関して説明したUEの1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1104は、送受信機において受信構成要素1102と併置され得る。
【0296】
[0195] 受信構成要素1102は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することができる。受信構成要素1102は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信し得る。
【0297】
[0196] 送信構成要素1104は、第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信を送信し得る。
【0298】
[0197] SRSリソース識別構成要素1108は、DCIに少なくとも部分的に基づいて、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースとを識別し得る。たとえば、SRSリソース識別構成要素1108は、第1のSRI及び/又は第2のSRIに少なくとも部分的に基づいて、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースとを識別し得る。
【0299】
[0198] 図11に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、図11に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、図11に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は図11に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、図11に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、図11に示す構成要素の別のセットによって実施されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実施してもよい。
【0300】
[0199] 図12は、ワイヤレス通信用の例示的な装置1200の図である。装置1200は、基地局であってもよく、又は基地局が装置1200を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1200は、(たとえば、1つ又は複数のバス、及び/又は1つ又は複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素1202と送信構成要素1204とを含む。示すように、装置1200は、受信構成要素1202と送信構成要素1204とを使用して、別の装置1206(UE、基地局、又は別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信してもよい。更に示すように、装置1200は通信マネージャ150を含むことができる。通信マネージャ150は、他の例の中でも、SRSリソース決定構成要素1208を含み得る。
【0301】
[0200] いくつかの態様では、装置1200は、図7及び図8に関して本明細書で説明した1つ又は複数の動作を実施するように構成されてもよい。追加又は代替として、装置1200は、図10のプロセス1000など、本明細書で説明する1つ又は複数のプロセス、又はそれらの組合せを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、装置1200及び/又は図12に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関して説明した基地局の1つ又は複数の構成要素を含んでもよい。追加又は代替として、図12に示す1つ又は複数の構成要素は、図2に関して説明した1つ又は複数の構成要素内で実装され得る。追加又は代替として、構成要素のセットのうちの1つ又は複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてもよい。たとえば、構成要素(又は、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、かつ構成要素の機能又は動作を実施するようにコントローラ又はプロセッサによって実行可能な、命令又はコードとして実装され得る。
【0302】
[0201] 受信構成要素1202は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1206から受信することができる。受信構成要素1202は、受信された通信を装置1200の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1202は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉キャンセル、又は復号など)を実施することができ、処理された信号を装置1200の1つ又は複数の他の構成要素に提供することができる。いくつかの態様では、受信構成要素1202は、図2に関して説明した基地局の1つ又は複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。
【0303】
[0202] 送信構成要素1204は、基準信号、制御情報、データ通信、又はそれらの組合せなどの通信を装置1206に送信することができる。いくつかの態様では、装置1200の1つ又は複数の他の構成要素は、通信を生成することができ、生成された通信を装置1206への送信のために送信構成要素1204に提供することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1204は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、又は符号化など)を実施することができ、処理された信号を装置1206に送信することができる。いくつかの態様では、送信構成要素1204は、図2に関連して説明した基地局の1つ又は複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、又はそれらの組合せを含んでもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1204は、送受信機において受信構成要素1202と併置され得る。
【0304】
[0203] 送信構成要素1204は、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をUEに送信し得る。送信構成要素1204は、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化PUSCH通信をスケジューリングするDCIであって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRI、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信し得る。
【0305】
[0204] 受信構成要素1202は、第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信をUEから受信し得る。
【0306】
[0205] SRSリソース決定構成要素1208は、空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられるべき、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースとを決定し得る。
【0307】
[0206] 図12に示す構成要素の数及び配置は、一例として提供される。実際には、図12に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なるように配置された構成要素があってもよい。更に、図12に示す2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装されてもよく、又は図12に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加又は代替として、図12に示す(1つ又は複数の)構成要素のセットは、図12に示す構成要素の別のセットによって実施されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実施してもよい。
【0308】
[0207] 以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0309】
[0208] 態様1:ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報を基地局から受信することと、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIを基地局から受信することと、を含む、方法。
【0310】
[0209] 態様2:第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信を送信することを更に含む、態様1の方法。
【0311】
[0210] 態様3:空間分割多重化PUSCH通信を送信することが、第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム又は送信パラメータの第1のセットを使用して第1の1つ又は複数のレイヤを送信することと、第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム又は送信パラメータの第2のセットを使用して第2の1つ又は複数のレイヤを送信することとを含む、態様2の方法。
【0312】
[0211] 態様4:空間分割多重化PUSCH通信が非コードブックベースのPUSCH通信である、態様1から3のいずれかの方法。
【0313】
[0212] 態様5:第1のSRI及び第2のSRIが、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、態様1から4のいずれかの方法。
【0314】
[0213] 態様6:第1のSRI及び第2のSRIが、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、態様1から5のいずれかの方法。
【0315】
[0214] 態様7:第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく、態様6の方法。
【0316】
[0215] 態様8:DCIが、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIが、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様1から7のいずれかの方法。
【0317】
[0216] 態様9:SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様8の方法。
【0318】
[0217] 態様10:第1のSRIが、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIが、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、態様1から9のいずれかの方法。
【0319】
[0218] 態様11:第1のSRIが、SRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIが、SRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様10の方法。
【0320】
[0219] 態様12:第1のSRI及び第2のSRIが、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、態様1から11のいずれかの方法。
【0321】
[0220] 態様13:構成情報が、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットが、第3のSRSリソースセット内に含まれ、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットが、第4のSRSリソースセット内に含まれる、態様1から12のいずれかの方法。
【0322】
[0221] 態様14:SRSリソースの第1のセット内に含まれるSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のセット内に含まれるSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様13の方法。
【0323】
[0222] 態様15:DCIが、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様1から14のいずれかの方法。
【0324】
[0223] 態様16:SRSリソースの第1の最大量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2の最大量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様15の方法。
【0325】
[0224] 態様17:第1のSRIが、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIが、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、態様1から16のいずれかの方法。
【0326】
[0225] 態様18:第1のSRIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIが、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様17の方法。
【0327】
[0226] 態様19:第1のSRSリソースセットが第1の最高ランクに関連付けられており、第2のSRSリソースセットが第2の最高ランクに関連付けられている、態様1から18のいずれかの方法。
【0328】
[0227] 態様20:第1のSRIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第1の最大量が、第1の最高ランクと第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、第2のSRIが、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示し、第2の最大量が、第2の最高ランクと第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく、態様19の方法。
【0329】
[0228] 態様21:第1のSRI及び第2のSRIが、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のリソースを共同で示す、態様19から20のいずれかの方法。
【0330】
[0229] 態様22:第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1の最大量が、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第1のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2の最大量が、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第2のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づく、態様21の方法。
【0331】
[0230] 態様23:基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセット及び第2のSRSリソースセットであって、第1のSRSリソースセットが第1のSRSリソース量を含み、第2のSRSリソースセットが第2のSRSリソース量を含む、第1のSRSリソースセット及び第2のSRSリソースセットに関連付けられた構成情報をユーザ機器(UE)に送信することと、第1の1つ又は複数のレイヤ及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた空間分割多重化物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)であって、DCI内に含まれる動的切替えインジケータ、DCI内に含まれる第1のSRSリソースインジケータ(SRI)、DCI内に含まれる第2のSRI、第1のSRSリソース量、第2のSRSリソース量、又は空間分割多重化PUSCH通信に関連付けられた最高ランクのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセット又は第2のSRSリソースセットのうちの少なくとも1つからの第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、DCIをUEに送信することと、を含む、方法。
【0332】
[0231] 態様24:第1の1つ又は複数のレイヤ用の第1の1つ又は複数のSRSリソースと第2の1つ又は複数のレイヤ用の第2の1つ又は複数のSRSリソースとを使用して、空間分割多重化PUSCH通信をUEから受信することを更に含む、態様23の方法。
【0333】
[0232] 態様25:空間分割多重化PUSCH通信を送信することが、第1の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1のビーム又は送信パラメータの第1のセットを使用して第1の1つ又は複数のレイヤを受信することと、第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2のビーム又は送信パラメータの第2のセットを使用して第2の1つ又は複数のレイヤを受信することとを含む、態様24の方法。
【0334】
[0233] 態様26:空間分割多重化PUSCH通信が非コードブックベースのPUSCH通信である、態様23から25のいずれかの方法。
【0335】
[0234] 態様27:第1のSRI及び第2のSRIが、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、又は第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、態様23から26のいずれかの方法。
【0336】
[0235] 態様28:第1のSRI及び第2のSRIが、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、態様23から27のいずれかの方法。
【0337】
[0236] 態様29:第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクに少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量及び最高ランクに少なくとも部分的に基づく、態様28の方法。
【0338】
[0237] 態様30:DCIが、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIが、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様23から29のいずれかの方法。
【0339】
[0238] 態様31:SRSリソースの第1のサブセット内に含まれるSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のサブセット内に含まれるSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様30の方法。
【0340】
[0239] 態様32:第1のSRIが、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットのSRSリソースの第1のサブセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIが、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットのSRSリソースの第2のサブセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、態様23から31のいずれかの方法。
【0341】
[0240] 態様33:第1のSRIが、SRSリソースの第1のサブセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIが、SRSリソースの第2のサブセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様32の方法。
【0342】
[0241] 態様34:第1のSRI及び第2のSRIが、第1のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第1のビット量、第2のSRSリソース量と最高ランクとに少なくとも部分的に基づく第2のビット量、又は第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づく第4のビット量と、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく第5のビット量の組合せに少なくとも部分的に基づく第3のビット量に少なくとも部分的に基づくアグリゲートサイズに関連付けられている、態様23から33のいずれかの方法。
【0343】
[0242] 態様35:構成情報が、第3のSRSリソースセット及び第4のSRSリソースセットを示し、第1のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第1のセットが、第3のSRSリソースセット内に含まれ、第2のSRSリソースセット内に含まれるSRSリソースの第2のセットが、第4のSRSリソースセット内に含まれる、態様23から34のいずれかの方法。
【0344】
[0243] 態様36:SRSリソースの第1のセット内に含まれるSRSリソースの量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2のセット内に含まれるSRSリソースの量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様35の方法。
【0345】
[0244] 態様37:DCIが、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方からのSRSリソースを示し、DCIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量まで、及び第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様23から36のいずれかの方法。
【0346】
[0245] 態様38:SRSリソースの第1の最大量が、第1のSRSリソース量と最高ランクの一部分とに少なくとも部分的に基づき、SRSリソースの第2の最大量が、第2のSRSリソース量と最高ランクのその一部分とに少なくとも部分的に基づく、態様37の方法。
【0347】
[0246] 態様39:第1のSRIが、第1の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソースを示し、第2のSRIが、第2の1つ又は複数のレイヤに関連付けられた、第2のSRSリソースセットからの第2の1つ又は複数のSRSリソースを示す、態様23から38のいずれかの方法。
【0348】
[0247] 態様40:第1のSRIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第2のSRIが、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示す、態様39の方法。
【0349】
[0248] 態様41:第1のSRSリソースセットが第1の最高ランクに関連付けられており、第2のSRSリソースセットが第2の最高ランクに関連付けられている、態様23から40のいずれかの方法。
【0350】
[0249] 態様42:第1のSRIが、第1のSRSリソースセットからのSRSリソースの第1の最大量までを示し、第1の最大量が、第1の最高ランクと第1のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づき、第2のSRIが、第2のSRSリソースセットからのSRSリソースの第2の最大量までを示し、第2の最大量が、第2の最高ランクと第2のSRSリソース量とに少なくとも部分的に基づく、態様41の方法。
【0351】
[0250] 態様43:第1のSRI及び第2のSRIが、動的切替えインジケータが第1の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを、あるいは動的切替えインジケータが第2の値に関連付けられていることに少なくとも部分的に基づいて、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースを共同で示す、態様41から42のいずれかの方法。
【0352】
[0251] 態様44:第1のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第1の最大量が、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第1のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づき、第2のSRSリソースセットからの第1の1つ又は複数のSRSリソース及び第2の1つ又は複数のSRSリソースに関連付けられた第2の最大量が、最高ランク、第1の最高ランク、第2の最高ランク、及び第2のSRSリソース量に少なくとも部分的に基づく、態様43の方法。
【0353】
[0252] 態様45:デバイスにおけるワイヤレス通信用の装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み、命令が、装置に、態様1から22のうちの1つ又は複数の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0354】
[0253] 態様46:ワイヤレス通信用のデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み、1つ又は複数のプロセッサが、態様1から22のうちの1つ又は複数に記載の方法を実施するように構成されている、デバイス。
【0355】
[0254] 態様47:態様1から22のうちの1つ又は複数の方法を実施する少なくとも1つの手段を含む、ワイヤレス通信用の装置。
【0356】
[0255] 態様48:ワイヤレス通信用のコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から22のうちの1つ又は複数の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能である命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0357】
[0256] 態様49:ワイヤレス通信用の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが1つ又は複数の命令を含み、1つ又は複数の命令が、デバイスの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、デバイスに、態様1から22のうちの1つ又は複数の方法を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0358】
[0257] 態様50:デバイスにおけるワイヤレス通信用の装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み、命令が、装置に態様23から44のうちの1つ又は複数の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。
【0359】
[0258] 態様51:ワイヤレス通信用のデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み、1つ又は複数のプロセッサが、態様23から44のうちの1つ又は複数の方法を実施するように構成されている、デバイス。
【0360】
[0259] 態様52:態様23から44のうちの1つ又は複数の方法を実施する少なくとも1つの手段を含む、ワイヤレス通信用の装置。
【0361】
[0260] 態様53:ワイヤレス通信用のコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様23から44のうちの1つ又は複数の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能である命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0362】
[0261] 態様54:ワイヤレス通信用の命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが1つ又は複数の命令を含み、1つ又は複数の命令が、デバイスの1つ又は複数のプロセッサによって実行されたときに、デバイスに、態様23から44のうちの1つ又は複数の方法を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0363】
[0262] 上記の開示は、例示及び説明を提供するが、網羅的であること又は態様を開示した厳密な形態に限定することは意図されていない。修正及び変形を、上記の開示に照らし合わせて加えることができ、又は、諸態様の実践から得ることもできる。
【0364】
[0263] 本明細書で使用される場合、「構成要素」という用語は、ハードウェア、及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれ以外として呼ばれるかどうかにかかわらず、他の例の中でも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、及び/又は関数を意味するものと広く解釈されるものとする。本明細書で使用される場合、「プロセッサ」は、ハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。本明細書で説明するシステム及び/又は方法は、異なる形態のハードウェア及び/又はハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることが明らかであろう。これらのシステム及び/又は方法を実装するために使用される、実際の特殊化された制御ハードウェア又はソフトウェアコードは、諸態様を限定するものではない。したがって、当業者は、ソフトウェア及びハードウェアが本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいて、システム及び/又は方法を実装するように設計され得ることを理解することになるので、システム及び/又は方法の動作及び挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明する。
【0365】
[0264] 本明細書で使用される場合、「閾値を満たすこと」は、文脈に応じて、値が閾値よりも大きいこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値以下であること、閾値に等しいこと、閾値に等しくないことなどを指す場合がある。
【0366】
[0265] 特徴の特定の組合せが、特許請求の範囲において列挙され、かつ/又は本明細書で開示されている場合であっても、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定することを意図するものではない。これらの特徴の多くが、特許請求の範囲に具体的に列挙されず、かつ/又は本明細書で開示されない方法で、組み合わせられてもよい。様々な態様の開示は、請求項セット内のあらゆる他の請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。本明細書で使用される場合、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、又はcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a+b、a+c、b+c、及びa+b+c、並びに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a+a、a+a+a、a+a+b、a+a+c、a+b+b、a+c+c、b+b、b+b+b、b+b+c、c+c、及びc+c+c、又はa、b、及びcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0367】
[0266] 本明細書で使用する要素、行為、又は命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要又は必須として解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される場合、冠詞「a」及び「an」は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されることがある。更に、本明細書で使用される場合、冠詞「the」は、冠詞「the」に関して言及される1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されてもよい。更に、本明細書で使用される場合、「セット(set)」及び「グループ(group)」という用語は、1つ又は複数の項目を含むものとし、「1つ又は複数の」と互換的に使用されてもよい。ただ1つの項目が意図されている場合、「ただ1つ」という語句、又は同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用される場合、「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、これらの用語が修飾する要素を限定しないオープンエンド用語であるものとする(たとえば、Aを「有する」要素は、Bも有することができる)。更に、「~に基づいて」という語句は、別段に明記されていない限り、「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味することが意図されている。また、本明細書で使用される場合、「又は(or)」という用語は、連続して使用されるときには包含的であるものとし、別段に明記されていない限り(たとえば、「いずれか(either)」又は「のうちのただ1つ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)、「及び/又は(and/or)」と互換的に使用されてもよい。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】