(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】プロジェクトフローを生成する方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20241112BHJP
【FI】
G06Q10/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531199
(86)(22)【出願日】2022-11-03
(85)【翻訳文提出日】2024-05-24
(86)【国際出願番号】 CN2022129418
(87)【国際公開番号】W WO2023093486
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】202111422126.4
(32)【優先日】2021-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】洪涛
(72)【発明者】
【氏名】熊典
(72)【発明者】
【氏名】王▲ちん▼
(72)【発明者】
【氏名】史琳▲せん▼
【テーマコード(参考)】
5L010
【Fターム(参考)】
5L010AA06
(57)【要約】
本開示の実施例は、プロジェクトフローを生成する方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、該方法は、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することと、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することと、前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することと、を含む、
プロジェクトフローを生成する方法。
【請求項2】
前記した、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定することは、
前記目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスを決定し、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロセスノードには、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードが含まれ、前記した、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定することは、
前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのマスタプロセスノードを決定することと、
各マスタプロセスノードに対して、現在マスタプロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記現在マスタプロセスノードに対応するスレーブプロセスノードを追加し、前記スレーブプロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記スレーブプロセスノードを現在マスタプロセスノードとすることと、を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記した、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することは、
プロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記プロセスノードに対応するノード情報編集ページを表示して、前記ノード情報編集ページの少なくとも1つの編集可能な項目で対応するプロセスノードのノード属性情報を編集することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記した、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することは、
前記ノード属性情報における先行ノード標識に応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定すること、又は、
前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することの後には、
前記ノード依存関係に応じて前記ノード属性情報における先行ノード標識を調整して、調整後の先行ノード標識に基づいて前記ノード属性情報を更新することがさらに含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記した、前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することは、
前記ノード依存関係に基づいて、前記少なくとも1つのプロセスノードに対応する実行順序を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報におけるノード名称及び前記ノード依存関係に応じて、前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を生成することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ノード属性情報には、ノード標識、ノード名称、ノード協力ユーザ、ノード認可情報、ノード実行時間長、ノード操作タイプ、ノード流転タイプ、ノード制限タイプ、先行ノード標識及びノードイベントのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
現在プロセスノードのノード標識が変化し、且つ前記現在プロセスノードに対してアップグレード操作が実行されたことが検出されたことに応答し、前記現在プロセスノード及び前記現在プロセスノードが依存するプロセスノードを削除することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第1タイプであると決定し、且つ前記第1タイプに対応する目標操作ユーザによる前記現在プロセスノードの処理が検出されたことに応答し、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第2タイプであると決定し、且つ前記ノード協力ユーザに協力ユーザが含まれることに応答し、前記協力ユーザの前記現在プロセスノードに対するトリガ操作に基づいて、前記現在プロセスノードのノード状態を更新することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
現在プロセスノードのために関連役割を設定し、前記関連役割の削除が検出されたことに応答し、前記現在プロセスノードを削除することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項13】
現在プロセスノードに対応するタスク完成情報が充填されたことが検出された後、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定するように構成されるプロセスノード決定モジュールと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成されるノード依存関係決定モジュールと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定するように構成される実行プロジェクトフロー情報決定モジュールと、を備える、
プロジェクトフローを生成する装置。
【請求項15】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに、請求項1~13のいずれか1項に記載のプロジェクトフローを生成する方法を実現させる、
電子機器。
【請求項16】
コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータのプロセッサにより実行される時、請求項1~13のいずれか1項に記載のプロジェクトフローを生成する方法を実行するように構成される、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年11月26日に中国国家知識産権局に出願された、出願番号が202111422126.4である中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータの技術分野に関し、例えばプロジェクトフローを生成する方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
企業が市場及びユーザのニーズに応じて製品を開発し、又はビジネスを展開する時、企業の内部の関連チームは、まず今回の作業内容に基づいて対応するプロジェクトを確立する必要がある。プロジェクト担当者は、プロジェクトの複数の段階の作業を推進するように、全体及び細部からプロジェクトを整理して計画する必要がある。
【0004】
しかしながら、プロジェクトの規模が絶えず拡大し、プロジェクトの複数の段階の複雑さが絶えず深まるにつれて、プロジェクトプロセスに対する整理計画作業はますます困難になってきている。同時に、プロジェクトの複数の段階の作業内容を整理統合する有効な手段が不足しており、プロジェクト推進の効率が低い。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、プロジェクトの整理及び計画のために標準的で簡潔な手段を提供し、実際のプロジェクトに基づく対応するプロジェクトプロセスの構築の利便性を向上させるプロジェクトフローを生成する方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第1態様において、本開示の実施例は、
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することと、を含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0007】
第2態様において、本開示の実施例は、
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定するように構成されるプロセスノード決定モジュールと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成されるノード依存関係決定モジュールと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定するように構成される実行プロジェクトフロー情報決定モジュールと、を備えるプロジェクトフローを生成する装置をさらに提供する。
【0008】
第3態様において、本開示の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに、本開示の実施例のいずれかに記載のプロジェクトフローを生成する方法を実現させる、電子機器をさらに提供する。
【0009】
第4態様において、本開示の実施例は、コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータのプロセッサにより実行される時、本開示の実施例のいずれかに記載のプロジェクトフローを生成する方法を実行するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面を通して、同じ又は類似する符号は、同じ又は類似する素子を示す。図面は模式的なものであり、エレメント及び素子は必ずしも比率に従って描かれたものではないことを理解すべきである。
【0011】
【
図1】本開示の一実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図である。
【
図2】本開示の別の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図である。
【
図3】本開示の一実施例に係る最終的に生成されたプロジェクトフローの模式図である。
【
図4】本開示の一実施例に係るプロジェクトフローを生成するためのテンプレートである。
【
図5】本開示の別の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図である。
【
図6】本開示の一実施例に係るノード情報編集ページである。
【
図7】本開示の一実施例に係るノードスケジューリングページである。
【
図8】本開示の一実施例に係るノード関連役割選択ページである。
【
図9】本開示の一実施例に係るプロジェクトフローを生成する装置の構造ブロック図である。
【
図10】本開示の一実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載の複数のステップは、異なる順序で実行されてもよいし、及び/又は並行に実行されてもよいことが理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲は、この点で限定されない。
【0013】
本稿で使用される用語「含む」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。用語「1つの実施例」は、「少なくとも1つの実施例」を示し、用語「別の実施例」は、「少なくとも1つの別の実施例」を示し、用語「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連定義は、以下の記述で与えられる。
【0014】
なお、本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットが実行する機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0015】
なお、本開示で言及される「1つ」、「複数」という修飾は、模式的なものであり、限定的なものではなく、当業者であれば、本明細書で特に明記されていない限り、「1つ又は複数」と理解すべきであることを、理解すべきである。
【0016】
図1は、本開示の一実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図である。本実施例は、複数の配置待ちプロジェクトのために実行プロジェクトフローを決定する状況に適用可能であり、該方法は、プロジェクトフローを生成する装置により実行可能であり、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形式で実現可能であり、該ハードウェアは、電子機器、例えば移動端末、PC端末又はサーバ等であってもよい。
【0017】
本技術案を紹介する前に、先に応用場面を例示的に説明してもよく、本技術案は、プロジェクトのためにプロジェクトフローを生成する必要がある任意の場面に応用可能である。例えば、企業は、市場及びユーザのニーズに応じて1つのプロジェクトを作成し、該プロジェクトのために1つの可視化、デジタル化のプロジェクトフローを作成することを希望するような状況である。この時、本技術案に基づいて実行プロジェクトフローを決定することができる。
【0018】
【0019】
S110において、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定する。
【0020】
企業が特定の製品又はビジネスに対して確立したプロジェクトについて、関連作業者は、プロジェクトの実際の作業内容に対して相応するプロジェクトプロセスを構築することで、プロジェクトの展開後にその中の複数の段階を把握して制御する必要がある。例えば、作業者は、まずプロジェクトのニーズ及び実質的な作業内容を明確にし、さらにプロジェクト管理のニーズに応じてプロジェクト全体を整理して計画する必要があり、プロジェクトを複数の段階に区分けし、プロジェクトの各段階の実行者及び実行内容に対応するメインアイデアを決定し、最後に、コンピュータで該プロジェクトに対応する文書の形式、フローチャートの形式又は他の特定の形式のプロジェクトプロセスを得ると理解できる。
【0021】
これに基づいて、本実施例において、あるプロジェクト又は製品を完成させるために相応する実行プロジェクトを配置する必要があれば、このプロジェクト又は製品を目標配置待ちプロジェクトとすることができる。例えば、企業がユーザのニーズに応じて1つのインターネット製品を構想して出した後、該製品を評価、開発するために確立したプロジェクトである。
【0022】
本実施例において、プロセスノードは、即ち目標配置待ちプロジェクトの複数の段階の関連情報の担体であり、1つあってもよいし、複数あってもよく、その具体的な数は、プロジェクトの実質的な作業内容及びプロジェクト管理のニーズによって決められる。同時に、1つのプロセスノードは、プロジェクトにおけるある1つの段階に対応してもよいし、プロジェクトの単一の段階におけるある1つのステップに対応してもよく、例えば、目標配置待ちプロジェクトのプロセスノードは、レビュー起こしノード、点数推定ノード、ニーズ収益分析ノード、開発ノード、テストノード及びリリースノードを含み、そのうち、レビュー起こしノード、点数推定ノード、ニーズ収益分析ノードは、プロジェクトの起動段階に対応し、開発ノード、テストノードは、プロジェクトの開発テスト段階に対応し、リリースノードは、プロジェクトのオンライン化段階に対応する。
【0023】
目標配置待ちプロジェクトの複数のプロセスノードについては、それに対応するノード属性情報がさらに存在する。本実施例において、ノード属性情報は、プロジェクトの各段階の作業者及び作業内容を反映する情報であってもよい。例えば、上記例における開発ノードのノード属性情報は、該製品を開発する部門、開発者及び開発に必要な時間周期を含んでもよい。
【0024】
実際の応用過程において、目標配置待ちプロジェクトについては、そのプロセスノード、及び各プロセスノードのノード属性情報は、特定のプラットフォーム又はシステムにより決定することができる。例示的には、作業者は、目標配置待ちプロジェクトが決定された後、プロジェクトの実質的な作業内容及びプロジェクトプロセスの管理のニーズに応じて、プロジェクトフローを生成するためのプラットフォーム又はシステムにおいて、特定のコントロールを利用してプロジェクトの各段階又はステップのために対応するプロセスノードを確立し、プロジェクトの実質的な作業内容に応じて各プロセスノードのために相応するノード属性情報を配置することができる。
【0025】
引き続き上記例で説明を行い、目標配置待ちプロジェクトに起動段階、開発テスト段階、オンライン化段階が含まれる場合、プロジェクト担当者は、プロジェクトフロー生成プラットフォームにおいてスペース配置バックグランドに入り、バックグランド内でクリック、ドラッグ等の操作により、予め配備された複数種のノードから、プロジェクトに適応するレビュー起こしノード、点数推定ノード、ニーズ収益分析ノード等を、上記複数の段階を表すプロセスノードとして決定することができる。プロジェクトの実際の作業内容及びプロジェクト管理のニーズに従って各プロセスノードのために対応する担当部門、開発者及び開発にかかる時間周期を選択又は編集すると、各プロセスノードのノード属性情報を得ることができる。
【0026】
S120において、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定する。
【0027】
本実施例において、目標配置待ちプロジェクトのためにプロセスノード及び各プロセスノードのノード属性情報が決定された後、さらに、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定する必要がある。そのうち、ノード依存関係はロジック関係とも呼ばれ、プロジェクト管理において、プロセスノードが1つしかない場合、該ノードの起動及び終了情報が決定されると、該ノードのノード依存関係が得られる。プロセスノードが複数ある場合、ノード依存関係は、2つのノードのうち1つのノードの変更が他の1つのノードに影響を与える関係を示す。通常、強制ノード依存関係(複数のノードの間の固有のノード依存関係)、自由に処理可能なノード依存関係(プロジェクトの実質的な作業内容及びプロジェクト管理のニーズによって決定されるノード依存関係)、外部ノード依存関係(ノードと他の外部要因との間のノード依存関係)が含まれる。当業者であれば、プロセスノードの間のノード依存関係は少なくともプロジェクトの複数の段階の作業の実行順序を反映可能であることを理解すべきである。
【0028】
なお、特定のプラットフォーム又はシステムにより目標配置待ちプロジェクトのプロジェクトフローを生成する場合、プロセスノードのノード依存関係を決定する方式は複数種ある。例えば、ユーザは、クリック、ドラッグ等の方式により複数のプロセスノードを接続することができる。ノードの間の接続線は指向性を有してもよく、さらに、各プロセスノードのために対応する標識を設定し、配置インターフェイスで標識の間の関連関係を編集することによりノードの間の関連関係を決定してもよいことが理解できる。当業者であれば、プロセスノード依存関係を決定する方式が、ユーザが実際に選択したプラットフォーム又はシステムに応じて選択可能であると考えられることを理解すべきであり、本開示の実施例は、ここで具体的に限定しない。
【0029】
引き続き上記例で説明を行い、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムに基づいて、目標配置待ちプロジェクトのプロセスノードにレビュー起こしノード、点数推定ノード、ニーズ収益分析ノード、開発ノード、テストノード及びリリースノードが含まれることが決定されると、プロジェクト担当者は、ドラッグの方式により複数のノードの間で矢印付きの接続線を描出することで、該プロジェクトの複数の段階の作業の実行順序を、先にプロジェクトに対してレビューを起こしてから、プロジェクトを評価し、さらにプロジェクトのニーズ収益を分析し、そして、プロジェクトに関連する製品を開発し、製品に対してテストを行い、最後にプロジェクト製品をオンライン化してリリースするものとして決定することができる。
【0030】
S130において、ノード依存関係及びノード属性情報に基づいて、目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定する。
【0031】
本実施例において、目標配置待ちプロジェクトのためにプロセスノードのノード属性情報が決定された後、決定されたプロセスノード間のノード依存関係に基づいて、さらに複数のノードのノード属性情報の間の関連を確立して、プロジェクトの実行プロジェクトフローを得ることができる。
【0032】
例えば、決定されたノード依存関係及びノード属性情報に基づいて、目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を決定することができる。本実施例において、実行プロジェクトフローは、目標配置待ちプロジェクトのプロジェクトプロセス、即ち、プロジェクトの複数の段階の実質的な作業の実行順序として理解できる。実行プロジェクトフロー情報は、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報も含むし、複数のノードの実行者の間の関連関係、及び複数の段階の実質的な作業内容の間の関連関係も含む。最後に、決定された実行プロジェクトフロー情報を特定のプラットフォーム又はシステムにおいて、文書の形式、フローチャートの形式又は他の形式で展示する。
【0033】
引き続き上記例で説明を行い、目標配置待ちプロジェクトのレビュー起こしノード、点数推定ノード、ニーズ収益分析ノード、開発ノード、テストノード及びリリースノードのノード依存関係、及び各ノードの担当部門、実行者及びタスク実行周期が決定された後、プロジェクトフローを生成するためのプラットフォーム又はシステムにより、プロジェクトの各ノードの担当部門の受渡しタスク、各ノードの実行者が伝達する必要があるタスクファイル、及び各ノードのタスク実行周期のプロジェクト全体における時間帯を決定することができる。プラットフォーム又はシステムの特定のページにおいて該プロジェクトのフローチャートを展示し、プロジェクト担当者は、フローチャートにおける複数のノードをクリックすることにより、該ノードのノード属性情報、及び該ノードと他のノードとのノード依存関係をチェックすることができる。
【0034】
目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を決定することにより、全体及び細部から標準化の形式で自動的にプロジェクトの複数のノードの作業タスクを整理して計画し、プロジェクトの展開後、プロジェクト担当者は、得られたプロジェクトプロセスに応じてプロジェクトの各段階の作業の進捗及び完成状況を監視することで、プロジェクトに対する高効率の管理を実現することができる。例えば、特定のプラットフォーム又はシステムにおいて、プロジェクト担当者は、特定のページにおいて動的なプロジェクトプロセス図を閲覧し、図における複数のノードの異なる状態情報に基づいてプロジェクトの進捗及び完成状況を把握することができ、同時に、実行プロジェクトフロー情報にはプロジェクトの少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係が含まれ、プロジェクトの評価、研究開発及びオンライン化を担当する複数のチームは、ノード依存関係により各自の作業内容及び受渡しタスクを決定することで、チームにおける複数の部門、プロジェクトにおける複数の段階の実行者に対する統合を実現することができ、プロジェクトの高効率の推進に有利である。
【0035】
なお、ノード属性情報及び少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係に基づいて実行プロジェクトフロー情報を得た後、さらに、得られた実行プロジェクトフロー情報及びプロジェクトプロセス図をテンプレートの形式でプラットフォーム又はシステムのテンプレートリポジトリに記憶し、プロジェクトの記述情報に応じて該テンプレートに、対応する標識を付けてもよい。他のプロジェクトには、実行プロジェクトフロー情報及びプロジェクトプロセス図を決定する必要があり、且つ目標配置待ちプロジェクトと類似する作業内容及びプロジェクト管理のニーズがある場合、テンプレートリポジトリから今回保存したテンプレートを選択することで、直接、他のプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報及びプロジェクトプロセス図を決定することができる。当業者であれば、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムにおいて、ユーザは、さらに、他のプロジェクトの実際状況に応じてテンプレートにおける一部の配置情報(例えば各プロセスノードのノード属性情報及びノード間のノード依存関係)を合理的に修正してもよいことを理解すべきであり、本開示の実施例は、ここで繰り返し説明しない。
【0036】
本実施例の技術案は、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、各プロセスノードのノード属性情報を決定することで、プロジェクトの各プロセスにおける具体的な作業内容を明確にし、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定し、ノード依存関係及びノード属性情報に基づいて、目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定し、これにより、プロジェクトの整理及び計画のために標準的で簡潔な手段を提供し、実際のプロジェクトに基づく対応するプロジェクトプロセスの構築の利便性を向上させ、同時に、得られた明瞭化、デジタル化のプロジェクトプロセスは、プロジェクト全体及び複数の段階の作業に対する作業者の監視管理を容易にし、プロジェクトの高効率の推進に有利である。
【0037】
図2は、本開示の別の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図である。前述実施例を踏まえて、プロジェクトの実行プロセスに応じてプロセスノードを決定し、且つプロセスノードがトリガされたことが検出されると、ユーザがより高い自由度でノード属性情報をカスタマイズするように、ノード情報編集ページを表示し、先行ノード標識に応じてノード間のノード依存関係を決定し、又はプロジェクトの実行プロセスに基づいてノード間のノード依存関係を決定することで、プロジェクトの実行プロセスに対するロジック上の整理を実現し、ノード依存関係に基づいて複数のプロセスノードの実行順序を決定し、実行プロジェクトフロー情報を生成し、プロジェクトの高効率の推進に有利である。その例示的な実施形態は本実施例の技術案を参照することができる。そのうち、上記実施例と同様又は相応する技術用語は、ここで繰り返し説明しない。
【0038】
図2に示すように、該方法は、以下のようなステップを含む。
【0039】
S210において、目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスを決定し、実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定する。
【0040】
そのうち、目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスは、プロジェクトの起動から終了までの過程における複数の段階を含む。実行プロセスは、プロジェクトの実質的な作業内容を基に、プロジェクト管理のニーズに従って作業内容を区分けし、まとめて得られたものであることが理解できる。プロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を得るために、特定のプラットフォーム又はシステムにおいて、実行プロセスにおける複数の段階のために相応するプロセスノードを選択又は作成することができ、決定された少なくとも1つのプロセスノードは、実行プロセスに対応する。以下、
図3を参照しながら上記過程を具体的に説明する。
【0041】
図3を参照し、目標配置待ちプロジェクトが決定された後、プロジェクトフローを生成するためのプラットフォーム又はシステムにおいて、スペース配置のオプションを選択し、さらにスペース配置に対応するページにおいて、該プロジェクトのために、プロジェクトフローを配置する1つのタスクを作成することができる。該プロジェクトの実質的な作業内容及び企業のプロジェクト管理のニーズに基づいて、該プロジェクトの実行プロセスにプロジェクトレビュー、研究開発、リリース等の複数の段階が含まれることを決定可能である。そのため、プロジェクトフローを配置するタスク処理ページにおいて、プロジェクト担当者は、ニーズ作成、討論整合、製品設計、インラインレビュー、UX設計、技術レビュー、研究開発完了、ダークローンチ、Release Note記入、フルリリース及び終了等のノードをプロセスノードとして選択又は作成することができる。上記ノードは、該プロジェクトの実行プロセスを共同で反映し、該プロジェクトの複数の段階の作業内容の区分け及びまとめであることが理解できる。
【0042】
例えば、プロセスノードには、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードが含まれる。そのうち、実行プロセスに対応する複数のプロセスノードについては、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードは、相対的な概念であり、プロセスノードにマスタスレーブの概念の設定は少なくとも、複数のプロセスノードの実行順序、及びノードの間の関連関係を反映可能である。
【0043】
これに基づいて、実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定する過程において、実行プロセスに応じて少なくとも1つのマスタプロセスノードを決定し、各マスタプロセスノードについて、現在マスタプロセスノードがトリガされたことが検出されると、現在マスタプロセスノードに対応するスレーブプロセスノードを追加し、スレーブプロセスノードがトリガされたことが検出されると、スレーブプロセスノードを現在マスタプロセスノードとし、以下、引き続き
図3に基づいて該過程を説明する。
【0044】
図3を参照し、実行プロセスにおけるニーズ作成ノード及び討論整合ノードについては、まずプロジェクトチームがプロジェクトのニーズ情報を明確にしてから、複数の部門で討論することでプロジェクトの実質的な作業内容を決定する必要がある。そのため、プロジェクトの1つ目の段階に対応するニーズ作成ノードは即ち、マスタプロセスノードとされてもよく、1つ後の段階にある討論整合ノードは即ち、スレーブプロセスノードとされてもよい。プロジェクト担当者は、実行プロセスに応じてスペース配置の関連ページにおいてニーズ作成ノードを追加した後、該ノードに対してクリック操作を実行することができ、プラットフォーム又はシステムで該操作が検出された後、該ノードのために、プロジェクトの次の1つの段階に対応する討論整合ノードを自動的に追加することができる。
【0045】
同様に、討論整合ノード及び製品設計ノードについては、整合ノードに対するトリガ操作が検出されると、プラットフォーム又はシステムは、整合ノードを現在マスタプロセスノードとし、プロジェクトの次の1つの段階に対応する製品設計ノードを自動的に追加することができる。同時に、なお、同一のマスタプロセスノードについては、スレーブプロセスノードは、マルチレベルのものだけでなく、複数のものを有してもよい。
図3におけるプロジェクトの実行プロセスを例にとると、ニーズ作成ノードがマスタプロセスノードとされる場合、該ノードの後の、プロジェクトの複数の段階に対応する討論整合ノード及び製品設計ノードは即ち、該ノードのマルチレベルのスレーブプロセスノードであり、同時に、研究開発完了ノードがマスタプロセスノードとされる場合、ダークローンチノード及びRelease Note記入ノードは、いずれも該ノードのスレーブプロセスノードである。複数のスレーブプロセスノードが同一のレベルにある場合、複数のノードに対応する作業タスクが並行して実行可能であることが理解できる。
【0046】
なお、目標配置待ちプロジェクトの実行プロセス及びプロセスノードが特定のプラットフォーム又はシステムによって生成されたものであるため、プロセスノードを決定する前に、さらに、プラットフォーム又はシステムにおいて、複数種のプロジェクトに対応し、一定の汎用性を持つ複数のテンプレートを予め編集してもよい。これに基づいて、直接、テンプレートによりプロジェクトの実行プロセスのためにプロセスノードを決定することができる。
【0047】
例えば、目標ページにおけるテンプレート作成コントロールがトリガされたことが検出されると、テンプレートの作成に対応する配置ページがポップアップされ、そのうち、配置ページには、テンプレートタイプコントロールと、関連技術におけるテンプレートを再利用するか否かというコントロールとが含まれ、配置ページにおけるトリガ操作に基づいて、目標配置待ちプロジェクトに対応する使用待ちテンプレートを決定して、使用待ちテンプレートに基づいて目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定する。
【0048】
実際の応用過程において、企業により作成されるプロジェクトは一般的に複雑であり、従って、プロジェクトの実行プロセスのために決定された複数のプロセスノードは、
図4に示した通りであってもよい。
図4から確認できるように、マルチレベルのプロセスノードは、プロジェクトの複数の段階を示し、単一のプロジェクトの段階において、多項の作業タスクをさらに含んでもよい。プロジェクト担当者は、1つのノードを選定することで、該ノードをマスタプロセスノード(例えば、
図4におけるプロジェクト担当者がクリック操作により選択した「Data開発」ノード)とすることができ、この時、該ノードの右上隅のプラス記号をクリックするか、又は、左下隅の「ノード追加」コントロールをクリックすることで、該ノードのためにプロジェクトの後続の複数の段階に対応するスレーブプロセスノード(例えば、
図4における「Dataテスト」ノード)を作成することができる。同時に、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムがテンプレートの作成及び再利用機能を提供できるため、本開示の実施例の後続のステップに従ってプロジェクトのために実行プロジェクトフローを生成した後、左下隅の他のコントロールをクリックすることにより、生成されたプロジェクトフローをあるタイプのプロジェクトのテンプレートとして記憶、更新及び削除することができる。
【0049】
S220において、プロセスノードがトリガされたことが検出されると、プロセスノードに対応するノード情報編集ページを表示して、ノード情報編集ページの少なくとも1つの編集可能な項目においてプロセスノードのノード属性情報を編集する。
【0050】
本実施例において、目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスのために複数のプロセスノードが決定された後、該ノードに対するトリガ操作が検出されれば、さらにノード情報編集ページを表示してもよい。例えば、プロジェクト担当者がプラットフォーム又はシステムのスペース配置ページにおいて、ある1つのプロセスノードに対してクリック操作を実行した後、現在スペース配置ページは、該ノードに対応するノード情報編集ページに遷移する。ノード情報編集ページにおいて、少なくとも該ノードに対して例えば記入、選択及び修正等の複数種の編集操作を実行することができ、操作完了後に得られた情報は、即ち該ノードに対応するノード属性情報であることが理解できる。
【0051】
なお、ノード属性情報は、ノードの複数の次元の属性情報を含み、これらの属性情報は、複数の次元からプロジェクトの複数の段階の実質的な作業内容を反映できるだけでなく、複数のノードに対応する作業の実行ロジック及び実行順序を決めることもできる。
【0052】
S230において、ノード属性情報における先行ノード標識に応じて、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定し、又は、目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、順序情報に応じて少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定する。
【0053】
本実施例において、少なくとも1つのプロセスノードの依存関係を決定する方式は少なくとも2種ある。第1種の方式は、目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに基づいて、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムにおいて少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、決定された順序情報に応じて、複数のプロセスノードの間でノード依存関係を確立するものである。このような方式において、ノード間のノード依存関係は、実質的にプロジェクトの複数の段階における実質的な作業内容及びプロジェクト管理のニーズに応じて決定されるものであることが理解できる。
【0054】
第2種の方式は、ノード属性情報において各ノードの先行ノード標識を決定し、標識により少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するものである。そのうち、先行ノードは、該ノードにより表されるプロジェクトタスク又はプロジェクトイベントが完成した後でなければ、プロジェクトの実行プロセスが該ノードに関連する現在ノードに流転しないと理解できる。現在ノードについては、それに1つ又は複数の先行ノードが存在してもよいことが理解できる。同時に、現在ノード自身も、後続の実行プロセスにおける1つ又は複数のノードの先行ノードとされてもよい。プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムにおいて、このようなノード依存関係は、現在ノードのノード属性情報における先行ノード標識により決定される。以下、引き続き
図4を例に説明する。
【0055】
図4を参照し、「リリース待ち」ノードが現在ノードとされる場合、ノード情報編集ページにおいてノード属性情報を編集することにより、該ノードの先行ノードを決定することができる。例えば、ページにおいて「iOSテスト」、「Androidテスト」、「サービステスト」、「フロントエンドテスト」、「Dataテスト」という5つのノード標識を先行ノード標識として選択することができる。上記5つの先行ノード標識に基づき、プラットフォーム又はシステムは、上記5つのノードと「リリース待ち」ノードとの間のノード依存関係を決定することができ、即ちiOSテストタスク、Androidテストタスク、サービステストタスク、フロントエンドテストタスク及びDataテストタスクが全て完成した後でなければ、プロジェクトの実行プロセスが「リリース待ちノード」に流転しない。同時に、「オンライン化安全審査」ノード及び「オープンプラットフォームファイル更新」ノードに対応するノード情報編集ページにおいて、「リリース待ち」ノードのノード標識を上記2つのノードの先行ノード標識とすることで、オンライン化安全審査のタスク、オープンプラットフォームファイル更新のタスクと、リリース待ちタスクとのノード依存関係を決定する。即ち、「リリース待ち」ノードに対応するタスク又はイベントの実行が完了した後でなければ、プロジェクトの実行プロセスが「オンライン化安全審査」ノード及び「オープンプラットフォームファイル更新」ノードに流転しない。
【0056】
例えば、前記ノード依存関係に応じて前記ノード属性情報における先行ノード標識を調整して、調整後の先行ノード標識に基づいて前記ノード属性情報を更新する。
【0057】
実際の応用過程において、目標配置待ちプロジェクトの実質的な作業内容又はプロジェクト管理のニーズが変わると、関連するプロセスノードのノード属性情報が変化するだけでなく、異なるプロセスノードの間に新たなノード依存関係が生じる可能性もある。プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムについては、プロジェクトの複数のプロセスノードの新たなノード依存関係に基づいてプロジェクトフローを生成する場合には、ノード属性情報に対する更新を実現するように、ノード依存関係に応じて関連するノード属性情報における先行ノード標識を修正する必要がある。以下、引き続き
図4を例に説明する。
【0058】
図4を参照し、目標配置待ちプロジェクトが2回レビューされた後、企業がiOS端末の関連製品のアプリケーションの開発を継続しなくなると決めると、プロジェクトの実行プロセスからiOS関連の分枝を削除する必要がある。これに基づいて、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムにおいて「iOS点数推定スケジューリング」、「iOS開発」及び「iOSテスト」ノードを削除し、同時に、「リリース待ち」ノードに対応するノード属性情報において、その先行ノード標識のうち「iOSテスト」ノードに対応するノード標識を削除することで、プロジェクトの関連するプロセスノードのノード属性情報の更新を実現することができる。
【0059】
S240において、ノード依存関係に基づいて、少なくとも1つのプロセスノードに対応する実行順序を決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報におけるノード名称及びノード依存関係に応じて、目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を生成する。
【0060】
本実施例において、目標配置待ちプロジェクトの少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係が決定された後、プロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムでは、少なくとも1つのノードに対応する実行順序が決定される。プロジェクトの複数の段階のタスク又はイベントのトリガ条件、完成条件及び複数のタスク又はイベントの関連関係が決定されると理解できる。複数のノード属性情報におけるノード名称及び複数のノードの間のノード依存関係に応じて、フローチャートの形式で実行プロジェクトフロー情報を生成することができる。同時に、関連作業者がプロジェクト全体及び複数の段階のタスクの完成状況を監視及び管理するように、プロジェクトフロー情報をプラットフォーム又はシステムの特定のページにおいて展示する。以下、
図3を例に説明する。
【0061】
図3を参照し、プロジェクトの複数のノードのノード属性情報及びノード間のノード依存関係が決定された後、線分で複数のプロセスノードを接続し、左から右への形式で目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスを展示することができる。同時に、各ノードに、ノード状態情報を表す標識、例えば図における各ノードにおける丸印を設定し、そのうち、異なる標識は、異なる状態情報を表すことができ、チェックマークが付いた丸印標識は、該ノードに対応するタスク又はイベントの実行が既に完了し、且つ関連認可ユーザの査定に合格したことを示し、黒い丸印標識は、該ノードに対応するタスク又はイベントがまだ完成しておらず、且つ該タスク又はイベントのために予め割り当てられた作業期限を超過し、重点的に注意すべきであることを示し、斜線で塗りつぶした丸印標識は、プロジェクトが現在該ノードに対応するタスク又はイベントの実行中であることを示し、灰色の丸印標識は、プロジェクトの実行プロセスがまだ該ノードに流転しておらず、即ち、該ノードに関連する先行ノードのタスク又はイベントがまだ完成しておらず、該ノードのタスク又はイベントをトリガできないことを示す。
【0062】
実際の応用過程において、目標配置待ちプロジェクトのために実行プロジェクトフロー情報を生成した後、プロジェクト担当者は、プラットフォーム又はシステムにより複数のプロセスノードを監視管理することができ、同時に、複数のプロセスノードに対応する実行者は同様に、プラットフォーム又はシステムにより対応するノードのノード属性情報を取得することで、自身の今回のプロジェクトにおける他の部門との対応関係を明確にし、同時に、ノード属性情報に基づいて相応するタスク又はイベントを実行することができる。
【0063】
本実施例の技術案は、プロジェクトの実行プロセスに応じてプロセスノードを決定し、且つプロセスノードがトリガされたことが検出されると、ユーザがより高い自由度でノード属性情報をカスタマイズするように、ノード情報編集ページを表示し、先行ノード標識に応じてノード間のノード依存関係を決定し、又はプロジェクトの実行プロセスに基づいてノード間のノード依存関係を決定することで、プロジェクトの実行プロセスに対するロジック上の整理を実現し、ノード依存関係に基づいて複数のプロセスノードの実行順序を決定し、実行プロジェクトフロー情報を生成し、プロジェクトの高効率の推進に有利である。
【0064】
図5は、本開示の別の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法の流れの模式図であり、前述実施例を踏まえて、ノード属性情報は、プロセスノードの複数の次元の属性情報を含み、ノード編集ページにおいてこれらの情報を編集して配置することにより、可視化の方式で目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに対する高度なカスタマイズを実現し、同時に、プロジェクトの実行プロセスを修正する手段をユーザに提供する。その例示的な実施形態は本実施例の技術案を参照することができる。そのうち、上記実施例と同様又は相応する技術用語は、ここで繰り返し説明しない。
【0065】
図5に示すように、該方法は、以下のようなステップを含む。
【0066】
S310において、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定する。
【0067】
S320において、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定する。
【0068】
S330において、ノード依存関係及びノード属性情報に基づいて、目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定する。
【0069】
S340において、ノード属性情報における各属性情報の編集状況に基づいて、ノード属性情報に対応するノードを処理する。
【0070】
本実施例において、ノード属性情報は、ノードの複数の次元の属性情報を含む。例えば、ノード関連情報は、ノード標識、ノード名称、ノード協力ユーザ、ノード認可情報、ノード実行時間長、ノード操作タイプ、ノード流転タイプ、ノード制限タイプ、先行ノード標識及びノードイベントのうちの少なくとも1つを含む。編集ページにおいて、上記複数の情報のいずれにも対応する編集可能な項目を配備することができる。以下、
図6を参照しながら上記情報を具体的に説明する。
【0071】
図6を参照し、ノード標識とは、プロセスノードのIDである。ノード標識は任意のノードにとっても唯一のものであり、各ノードにノード標識を設定することは、プラットフォーム又はシステムがアプリケーションプログラミングインターフェイス(Application Programming Interface、API)によりこれらのノードを呼び出し、さらにノードの配置及びプロジェクトフローの生成を実現することに有利であることが理解できる。「Data開発」プロセスノードについては、それに対応するノード標識は、即ち「waiting_for_data_development」である。ノード名称は、即ちプロジェクトが該ノードで完成する必要があるイベントを反映するものであり、1つのキーフィールドであってもよく、例えば、「Data開発」は、該段階で完成する必要がある該プロジェクトのビッグデータ開発に関連する作業を示す。プロジェクトの段階に対する命名は、該ノードに対応するプロジェクトタスクの段階をユーザに直観的に展示することを容易にし、同時にユーザとプロジェクトフローを生成するプラットフォーム又はシステムとのインタラクションにも有利である。
【0072】
本実施例において、現在プロセスノードのノード標識が変化し、且つ現在プロセスノードに対してアップグレード操作が実行されたことが検出されれば、現在プロセスノード及び現在プロセスノードが依存するプロセスノードを削除する。例えば、プロジェクト担当者は、プラットフォーム又はシステムにおいて現在ノードのノード標識を修正することができ、プラットフォーム又はシステムでノード標識に対する修正操作が検出された後、現在ノード、及び該ノードの、ノード標識が修正される前の既に編集済みのノード属性情報が削除される。同時に、複数のプロセスノードの間のノード依存関係に応じて、現在ノードとノード依存関係が存在する他のノードも削除される。同様に、他のノードの既に配置済みのノード属性情報も削除される。この過程は、プロジェクトの現在の任意の1つの段階の作業内容を修正した後、該プロジェクト段階とノード依存関係が存在する他の段階の作業内容も変化すると理解できる。
【0073】
引き続き
図6を参照し、プロジェクトが実際に実行される過程において、プロジェクト管理のニーズに応じて、実行プロセスにおけるいくつかのノードは完成後、多くの人の確認も必要とされる可能性があり、多くの人による確認が全て完了した後でなければ、プロジェクトタスクが実行プロセスにおける次の1つのノードに流転しない。これに基づいて、ノード属性情報を編集する過程において、ノード制限タイプの編集、ノード流転タイプの編集及びノード協力ユーザの編集がさらに含まれる。ノード制限タイプについては、「制限ノードであるか否か」のオプションにおいて「はい」又は「いいえ」を選択することができ、両者はそれぞれ、該ノードが制限ノードであるか非制限ノードであるかを示し、ノード流転タイプについては、「複数人の確認が必要であるか否か」のオプションにおいて「はい」又は「いいえ」を選択することができ、両者は、それぞれ該ノードに対応するタスクが完成後に複数人により確認されることが必要であるか否かを示す。
【0074】
例えば、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第1タイプであれば、第1タイプに対応する目標操作ユーザによる現在プロセスノードの処理が検出されると、現在プロセスノードのノード状態を変更する。
図6における「Data開発」ノードを例にとると、ノード属性情報における「制限ノードであるか否か」のオプションにより、現在プロセスノードを制限タイプ(第1タイプ)に設定し、この時、該ノードの作業タスク(Data開発タスク)の完成後、プロジェクト担当者(第1タイプに対応する目標操作ユーザ)が関連作業タスクに対して査定確認を行った後でなければ、ノードの状態情報を「開発中」から「開発完了」に修正できないと同時に、プロジェクトが実行プロセスにおける次の1つのノード(「dataテスト」ノード)に流転しない。なお、ノード制限タイプが第1タイプであり、且つ対応する目標操作ユーザが複数存在する場合、該ノードのタスクについては、一方がタスクの完成状況を確認していない限り、実行プロセスにおけるプロジェクトタスクは流転しない。
【0075】
例えば、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第2タイプで、且つノード協力ユーザに協力ユーザが含まれれば、協力ユーザの現在プロセスノードに対するトリガ操作に基づいて、現在プロセスノードのノード状態を更新する。
図6における「Data開発」ノードを例にとると、ノード属性情報における「制限ノードであるか否か」のオプションにより、現在プロセスノードを非制限タイプ(第2タイプ)に設定し、ノード協力ユーザからプロジェクト担当者以外のユーザA及びユーザBを選択し、この時、該ノードの作業タスク(Data開発タスク)の完成後、プロジェクト担当者がプロジェクトを確認した以外に、選択されたノード協力ユーザA及びBの任意の一方がタスクの完成状況を確認した後にも、該ノード状態情報は「開発中」から「開発完了」に修正することができ、同時に、プロジェクトは実行プロセスにおける次の1つのノード(「dataテスト」ノード)に流転する。
【0076】
引き続き
図6を参照し、ノード属性情報において、該ノードに対応するプロジェクトタスクの実行者を明確にするために、さらにノード認可情報を編集する必要がある。これについては、「認可操作役割」内に予め設定された役割集合において、該ノードプロジェクトタスクの実行者を選択することができる。「Data開発」というタスクについては、タスク実行者は、「Dataエンジニア」に選択可能であり、即ち「Dataエンジニア」によりビッグデータ開発に関連する作業を実行する。同時に、さらに該ノードのプロジェクト作業のために実行時間長を定めることができ、これについては、「スケジューリング情報の記入が必要であるか否か」において「はい」を選択して、具体的な時間帯を「Data開発」作業の実行時間長として記入することができる。
図7に示すように、該ノードに対応するスケジューリングページにおいて、Dataエンジニアのために2日間の実行時間長を設定することができ、該時間長は、プロジェクト期限において対応する時間帯が2021年7月14日から2021年7月15日までである。同時に、さらに、該ページ内において、「担当者追加」コントロールをクリックすることにより、現在の「Data開発」ノードのために実行者を引き続き追加することができる。なお、該ノードに対してタスクの実行者が選択されていない場合、該ノードの「認可操作役割」は、デフォルトで該プロジェクトを作成するプロジェクト担当者であり、同時に、該ノードは、デフォルトで「スケジューリング不可」に設定され、即ち作業実行時間長を定める必要がない。
【0077】
引き続き
図6を参照し、ノード属性情報において、さらに、ノード操作タイプを編集することができる。これについては、「削除可能であるか否か」のオプションにおいて「はい」又は「いいえ」を選択することができる。ノード操作タイプという属性は、該ノードが削除可能であるか否かを決めるためのものであることが理解できる。そのため、上記2つのオプションは、目標プロジェクトが該ノードに対応するタスクを実行しなくてもよいかを示す。該ノードに対して、さらに「関連役割」を編集することができ、本実施例において、「関連役割」は、少なくとも関連ノードに対する削除操作を決めることができる。つまり、プラットフォーム又はシステムから関連役割で選択された役割が削除されると、該プロジェクトに対応する実行プロセスにおいて、選択された役割に関連するノードも一緒に削除される。
【0078】
例えば、現在プロセスノードのために関連役割が設定されれば、関連役割の削除が検出されると、現在プロセスノードを削除する。
図8に示すように、関連役割の予め設定された集合によって提供された複数種のタイプの役割から、「Data開発」ノードの関連役割として「Dataエンジニア」を選択することができ、プラットフォーム又はシステムから該役割が削除されると、該役割に対応する「Data開発」ノード(及び後続のビッグデータタスクに関わる複数のノード)も一緒に削除される。当業者であれば、プラットフォーム又はシステムは、関連役割及びそれに関連するノードの復元機能をさらに提供可能であることを理解すべきであり、本開示の実施例は、ここで繰り返し説明しない。
【0079】
なお、ノードを「削除可能」に編集した後、該ノードに対して相応する操作権限を持つユーザでなければ、削除操作を実行できない。同時に、プラットフォーム又はシステムにおけるノードの関連役割が削除可能な場合に限って、ノードのために「削除可能」の属性を編集することができ、このような場合、削除操作は可逆性を具備しており、つまり、プロジェクト担当者又は関連する権限を持つユーザが誤って削除したノードであっても、該ノードに対応する関連役割を改めて追加することで該ノードを改めて復元することができる。
【0080】
引き続き
図6を参照し、ノード属性情報において、さらに、現在ノードの先行ノード標識を編集することができる。例えば、「ノード到達イベント」に先行ノード標識を追加し、先行ノードに対応するイベントにより現在ノードに対応するイベントをトリガすることができる。つまり、先行ノードに対応するタスクの完成後、現在ノードのタスクをトリガすることができる。例えば、「Data開発」が現在ノードとされる場合、その先行ノード標識を「Data点数推定スケジューリング」ノードに対応する標識に編集することができる。即ち、関連作業者がプロジェクトのビッグデータタスクに対して点数推定スケジューリングを行った後でなければ、実行プロセスがビッグデータ開発タスクに流転しない。先行ノード標識を追加する機能以外に、プラットフォーム又はシステムは、先行ノード標識に対する削除機能をさらに提供することが理解できる。
【0081】
先行ノード標識の編集と同時に、さらに、プロジェクトの実行プロセスが現在ノードに到達する時の現在ノードのイベントタイプ、及び流転状態情報を編集することができる。
図6に示すように、ビッグデータタスクの点数推定スケジューリングイベントの実行が完了した後、現在「Data開発」ノードは、イベントタイプでの選択された「イベント流転」に従ってプロジェクトの推進を実現することができる。同時に、「ノードが到達すると以下に流転可能である」で選択された流転状態情報に基づいて、該ノードは、プラットフォーム又はシステムの展示ページにおいて「開発中」として適応的に表示することができる。
【0082】
引き続き
図6を参照し、ノード属性情報において、さらに、現在ノードのノードフォームを設定することができる。そのうち、ノードフォームは、該プロセスノードでのデリバラブルリストを編集して配置するためのものであり、当業者であれば、複数のプロセスノードは、プロジェクトの実際のニーズに応じてデリバラブルを設定することができ、デリバラブルは、フィジカルな物体、例えばある1つの製品のハードウェアであってもよいし、仮想の物品、例えばパッケージファイル、プログラムコード及びコンポーネントのデータプラットフォーム等であってもよいことを理解すべきである。なお、プロセスノードのためにノードフォームを編集した後、さらに、フォーム配置ページにおいてデリバラブルの属性情報を配置してもよい。例えば、あるプロセスノードに対応するデリバラブルがフロントエンドのwebウェブページである場合、デリバラブルの属性情報は、ウェブページに対応するリンクである。当業者であれば、プロセスノードのノードフォームに対応するデリバラブルの属性情報は、プロジェクトの実際のニーズに応じて設定可能であることを理解すべきであり、本開示の実施例は、ここで具体的に限定しない。
【0083】
なお、特定のプラットフォーム又はシステムのノード情報編集ページに基づいて複数のノード属性情報を編集して配置する場合、ユーザは、各属性情報の後ろの疑問符等の標識をクリックすることでノード属性情報の該属性での詳しい解釈説明を問い合わせることができる。
【0084】
S350において、現在プロセスノードに対応するタスク完成情報が充填されたことが検出された後、現在プロセスノードのノード状態を変更する。
【0085】
引き続き
図6を参照し、ノード属性情報において、さらに、現在ノードのノードタスク又はイベントを編集することができる。例えば、「ノード完成イベント」のオプションに、具体的なイベント情報を現在ノードが完成したマークとして追加することができ、同時に、追加されたイベント情報が完成してノード属性情報に充填された後、該プロセスノードの状態情報も適応的に変化する。該過程は、ノード到達イベントの過程に類似することが理解できる。例示的には、「Data開発」ノードについては、そのノード完成情報は、「プロジェクト関連ビッグデータプラットフォーム構築完了」であってもよく、該ノードの認可ユーザがビッグデータを実際的に考察し、完成情報がリアルで確実であると確認した後、実行プロセスを現在「Data開発」ノードから次の1つのノード「Dataテスト」に推進することができ、この時、「Data開発」ノードのノード状態情報は、「開発中」から「開発完了」に変更する。
【0086】
本実施例の技術案では、ノード属性情報は、プロセスノードの複数の次元の属性情報を含み、ノード編集ページにおいてこれらの情報を編集して配置することにより、可視化の方式で目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに対する高度なカスタマイズを実現し、同時に、プロジェクトの実行プロセスを修正する手段をユーザに提供する。
【0087】
図9は、本開示の実施例に係るプロジェクトフローを生成する装置の構造ブロック図であり、該装置は、本開示の任意の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法を実行可能であり、方法の実行に相応する機能モジュール及び有益な効果を備える。
図9に示すように、該装置は、プロセスノード決定モジュール410、ノード依存関係決定モジュール420及び実行プロジェクトフロー情報決定モジュール430を備える。
【0088】
プロセスノード決定モジュール410は、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定するように構成される。
【0089】
ノード依存関係決定モジュール420は、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成される。
【0090】
実行プロジェクトフロー情報決定モジュール430は、前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定するように構成される。
【0091】
上記複数の技術案を踏まえて、前記プロセスノードには、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードが含まれ、プロセスノード決定モジュール410は、実行プロセス決定ユニット、プロセスノード決定ユニット及びノード属性情報編集ユニットを備える。
【0092】
実行プロセス決定ユニットは、前記目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスを決定し、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定するように構成される。
【0093】
プロセスノード決定ユニットは、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのマスタプロセスノードを決定し、各マスタプロセスノードに対して、現在マスタプロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記現在マスタプロセスノードに対応するスレーブプロセスノードを追加し、前記スレーブプロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記スレーブプロセスノードを現在マスタプロセスノードとするように構成される。
【0094】
ノード属性情報編集ユニットは、プロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記プロセスノードに対応するノード情報編集ページを表示して、前記ノード情報編集ページの少なくとも1つの編集可能な項目で前記プロセスノードのノード属性情報を編集するように構成される。
【0095】
例えば、ノード依存関係決定モジュール420はさらに、前記ノード属性情報における先行ノード標識に応じて、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定し、又は、前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成される。
【0096】
例えば、プロジェクトフローを生成する装置は、先行ノード標識調整モジュールをさらに備える。
【0097】
先行ノードモジュール調整モジュールは、前記ノード依存関係に応じて前記ノード属性情報における先行ノード標識を調整して、調整後の先行ノード標識に基づいて前記ノード属性情報を更新するように構成される。
【0098】
上記複数の技術案を踏まえて、実行プロジェクトフロー情報決定モジュール430は、プロセスノード実行順序決定ユニット及び実行プロジェクトフロー情報生成ユニットを備える。
【0099】
プロセスノード実行順序決定ユニットは、前記ノード依存関係に基づいて、少なくとも1つのプロセスノードに対応する実行順序を決定するように構成される。
【0100】
実行プロジェクトフロー情報生成ユニットは、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報におけるノード名称及び前記ノード依存関係に応じて、前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を生成するように構成される。
【0101】
上記複数の技術案を踏まえて、前記ノード属性情報には、ノード標識、ノード名称、ノード協力ユーザ、ノード認可情報、ノード実行時間長、ノード操作タイプ、ノード流転タイプ、ノード制限タイプ、先行ノード標識及びノードイベントのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0102】
上記複数の技術案を踏まえて、プロジェクトフローを生成する装置は、プロセスノード処理モジュールをさらに備える。
【0103】
プロセスノード処理モジュールは、現在プロセスノードのノード標識が変化し、且つ前記現在プロセスノードに対してアップグレード操作が実行されたことが検出されれば、前記現在プロセスノード及び前記現在プロセスノードが依存するプロセスノードを削除するように構成される。
【0104】
例えば、プロセスノード処理モジュールはさらに、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第1タイプであれば、前記第1タイプに対応する目標操作ユーザによる前記現在プロセスノードの処理が検出されると、前記現在プロセスノードのノード状態を変更するように構成される。
【0105】
例えば、プロセスノード処理モジュールはさらに、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第2タイプで、且つ前記ノード協力ユーザに協力ユーザが含まれれば、前記協力ユーザの前記現在プロセスノードに対するトリガ操作に基づいて、前記現在プロセスノードのノード状態を更新するように構成される。
【0106】
例えば、プロセスノード処理モジュールはさらに、現在プロセスノードのために関連役割が設定されれば、前記関連役割の削除が検出されると、前記現在プロセスノードを削除するように構成される。
【0107】
上記複数の技術案を踏まえて、プロジェクトフローを生成する装置は、ノード状態変更モジュールをさらに備える。
【0108】
ノード状態変更モジュールは、現在プロセスノードに対応するタスク完成情報が充填されたことが検出された後、前記現在プロセスノードのノード状態を変更するように構成される。
【0109】
本実施例に係る技術案は、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することで、プロジェクトの複数のプロセスにおける具体的な作業内容を明確にし、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定し、ノード依存関係及びノード属性情報に基づいて、目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定し、プロジェクトの整理及び計画のために標準的で簡潔な手段を提供し、実際のプロジェクトに基づく対応するプロジェクトプロセスの構築の利便性を向上させ、同時に、得られた明瞭化、デジタル化したプロジェクトプロセスは、プロジェクト全体及び複数の段階の作業に対する作業者の監視管理を容易にし、プロジェクトの高効率の推進に有利である。
【0110】
本開示の実施例に係るプロジェクトフローを生成する装置は、本開示の任意の実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法を実行可能であり、方法の実行に相応する機能モジュール及び有益な効果を備える。
【0111】
上記装置に備えられた複数のユニット及びモジュールは、機能ロジックに従って区分けされたものに過ぎないが、上記した区分けされたものに制限されず、相応する機能を実現できればよく、また、複数の機能ユニットの具体的な名称も、互いの区別を容易にするためのものに過ぎず、本開示の実施例の保護範囲を限定するためのものではないことに留意されたい。
【0112】
図10は、本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。以下、
図10を参照し、それには、本開示の実施例の実現に適した電子機器(例えば
図10における端末機器又はサーバ)500の構造模式図が示されている。本開示の実施例における端末機器には、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレイヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等々のようなモバイル端末、及びデジタルTV、デスクトップ型コンピュータ等々のような固定端末が含まれてもよいが、これらに限定されない。
図10に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何らかの制限を与えるものではない。
【0113】
図10に示すように、電子機器500は、処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)501を含んでもよく、それは、読み出し専用メモリ(ROM)502に記憶されたプログラム、又は記憶装置506からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムに基づき、様々な適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 503には、電子機器500の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置501、ROM 502及びRAM 503は、バス504を介して互いに接続されている。編集/出力(I/O)インターフェイス505もバス504に接続されている。
【0114】
通常、I/Oインターフェイス505には、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどを含む編集装置506、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータなどを含む出力装置507、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置506、及び通信装置509が接続可能である。通信装置509は、電子機器500が他の機器と無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図10に様々な装置を有する電子機器500が示されているが、全ての示された装置を実施又は具備することは求められていないことが理解されるべきである。代わりに、より多い又はより少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0115】
本開示の実施例によれば、上記のフローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現可能である。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムプロダクトを含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置509によりネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置506からインストールされてもよいし、ROM 502からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置501により実行されると、本開示の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0116】
本開示の実施形態における複数の装置間でインタラクトされるメッセージもしくは情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0117】
本開示の実施例に係る電子機器は、上記実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法と同じ開示構想に属し、本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、上記実施例を参照することができ、且つ本実施例は、上記実施例と同じ有益な効果を有する。
【0118】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサにより実行されると、上記実施例に係るプロジェクトフローを生成する方法を実現する。
【0119】
なお、本開示の上述したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、又は上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、あるいは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例示は、1つ又は複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスに使用可能な、又は命令実行システム、装置又はデバイスと合わせて使用可能なプログラムを含有又は記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドで又は搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読なプログラムコードが担持されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらに、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスに使用され、又は命令実行システム、装置又はデバイスと合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)等々、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0120】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような、任意の現在知られている又は将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ネットワークオフネットワーク(例えば、インターネット)及びピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、及び任意の現在知られている又は将来研究開発されるネットワークを含む。
【0121】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、単独で存在して該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0122】
上記コンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが担持され、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器に実行されることにより、該電子機器が、
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定し、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定し、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定する。
【0123】
1種又は複数種のプログラム設計言語又はそれらの組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、上記プログラム設計言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラム設計言語を含むが、これらに限定されず、「C」言語のような通常の手続型プログラム設計言語又は類似するプログラム設計言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、もしくは、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、もしくは、外部コンピュータに接続する(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)ことができる。
【0124】
図面におけるフローチャート及びブロック図には、本開示の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラムプロダクトの実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作が図示されている。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。注意すべきものとして、代替としてのいくつかの実現において、ブロックに表記された機能は、図面に表記された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、2つの連続して示すブロックは、かかる機能によって、実際には基本的に並行して実行でき、それらは、逆の順序で実行されてもよい場合がある。注意すべきものとして、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよく、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0125】
本開示の実施例に記述されて係るユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、ユニットの名称は、ある場合において該ユニット自体を限定するものではなく、例えば、第1取得ユニットは、「少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスを取得するユニット」として説明されてもよい。
【0126】
本稿の以上に記述された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準パーツ(ASSP)、システムオンチップのシステム(SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)等々を含む。
【0127】
本発明のコンテキストにおいて、機器可読媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスに使用され、又は命令実行システム、装置又はデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有又は記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体又は機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0128】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例1]は、
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することと、を含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0129】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例2]は、
例えば、前記目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスを決定し、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0130】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例3]は、
例えば、前記プロセスノードには、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードが含まれ、
前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのマスタプロセスノードを決定することと、
各マスタプロセスノードに対して、現在マスタプロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記現在マスタプロセスノードに対応するスレーブプロセスノードを追加し、前記スレーブプロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記スレーブプロセスノードを現在マスタプロセスノードとすることとをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0131】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例4]は、
例えば、プロセスノードがトリガされたことが検出されると、前記プロセスノードに対応するノード情報編集ページを表示して、前記ノード情報編集ページの少なくとも1つの編集可能な項目で前記プロセスノードのノード属性情報を編集することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0132】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例5]は、
例えば、前記ノード属性情報における先行ノード標識に応じて、少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定すること、又は、
前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0133】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例6]は、
例えば、前記ノード依存関係に応じて前記ノード属性情報における先行ノード標識を調整して、調整後の先行ノード標識に基づいて前記ノード属性情報を更新することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0134】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例7]は、
例えば、前記ノード依存関係に基づいて、少なくとも1つのプロセスノードに対応する実行順序を決定することと、
少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報におけるノード名称及び前記ノード依存関係に応じて、前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を生成することとをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0135】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例8]は、
例えば、前記ノード属性情報には、ノード標識、ノード名称、ノード協力ユーザ、ノード認可情報、ノード実行時間長、ノード操作タイプ、ノード流転タイプ、ノード制限タイプ、先行ノード標識及びノードイベントのうちの少なくとも1つが含まれることをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0136】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例9]は、
例えば、現在プロセスノードのノード標識が変化し、且つ前記現在プロセスノードに対してアップグレード操作が実行されたことが検出されれば、前記現在プロセスノード及び前記現在プロセスノードが依存するプロセスノードを削除することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0137】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例10]は、
例えば、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第1タイプであれば、前記第1タイプに対応する目標操作ユーザによる前記現在プロセスノードの処理が検出されると、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0138】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例11]は、
例えば、現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第2タイプで、且つ前記ノード協力ユーザに協力ユーザが含まれれば、前記協力ユーザの前記現在プロセスノードに対するトリガ操作に基づいて、前記現在プロセスノードのノード状態を更新することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0139】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例12]は、
例えば、現在プロセスノードのために関連役割が設定されれば、前記関連役割の削除が検出されると、前記現在プロセスノードを削除することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0140】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例13]は、
例えば、現在プロセスノードに対応するタスク完成情報が充填されたことが検出された後、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含むプロジェクトフローを生成する方法を提供する。
【0141】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例14]は、
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定するように構成されるプロセスノード決定モジュールと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成されるノード依存関係決定モジュールと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定するように構成される実行プロジェクトフロー情報決定モジュールと、をさらに備えるプロジェクトフローを生成する装置を提供する。
【0142】
また、特定の順番で複数種の操作を記述したが、これらの操作を示された特定の順番又は正方向の順番で実行する必要があると理解されるべきではない。一定の環境においては、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討にはいくつかの具体的な実現詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独の実施例のコンテキストに記述された何らかの特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例のコンテキストに記述された様々な特徴は、単独で、又は任意の適切なサブ組み合わせの方式で複数の実施例で実現されてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することと、を含む、
プロジェクトフローを生成する方法。
【請求項2】
前記した、目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定することは、
前記目標配置待ちプロジェクトに対応する実行プロセスを決定し、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロセスノードには、マスタプロセスノード及びスレーブプロセスノードが含まれ、前記した、前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのプロセスノードを決定することは、
前記実行プロセスに応じて少なくとも1つのマスタプロセスノードを決定することと、
各マスタプロセスノードに対して、現在マスタプロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記現在マスタプロセスノードに対応するスレーブプロセスノードを追加し、前記スレーブプロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記スレーブプロセスノードを現在マスタプロセスノードとすることと、を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記した、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定することは、
プロセスノードがトリガされたことが検出されたことに応答し、前記プロセスノードに対応するノード情報編集ページを表示して、前記ノード情報編集ページの少なくとも1つの編集可能な項目で対応するプロセスノードのノード属性情報を編集することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記した、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することは、
前記ノード属性情報における先行ノード標識に応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定すること、又は、
前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロセスに応じて、前記少なくとも1つのプロセスノードの順序情報を決定し、前記順序情報に応じて前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定することの後には、
前記ノード依存関係に応じて前記ノード属性情報における先行ノード標識を調整して、調整後の先行ノード標識に基づいて前記ノード属性情報を更新することがさらに含まれる、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記した、前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定することは、
前記ノード依存関係に基づいて、前記少なくとも1つのプロセスノードに対応する実行順序を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報におけるノード名称及び前記ノード依存関係に応じて、前記目標配置待ちプロジェクトの実行プロジェクトフロー情報を生成することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ノード属性情報には、ノード標識、ノード名称、ノード協力ユーザ、ノード認可情報、ノード実行時間長、ノード操作タイプ、ノード流転タイプ、ノード制限タイプ、先行ノード標識及びノードイベントのうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
現在プロセスノードのノード標識が変化し、且つ前記現在プロセスノードに対してアップグレード操作が実行されたことが検出されたことに応答し、前記現在プロセスノード及び前記現在プロセスノードが依存するプロセスノードを削除することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第1タイプであると決定し、且つ前記第1タイプに対応する目標操作ユーザによる前記現在プロセスノードの処理が検出されたことに応答し、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
現在プロセスノードのノード属性情報におけるノード制限タイプが第2タイプであると決定し、且つ前記ノード協力ユーザに協力ユーザが含まれることに応答し、前記協力ユーザの前記現在プロセスノードに対するトリガ操作に基づいて、前記現在プロセスノードのノード状態を更新することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
現在プロセスノードのために関連役割を設定し、前記関連役割の削除が検出されたことに応答し、前記現在プロセスノードを削除することをさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項13】
現在プロセスノードに対応するタスク完成情報が充填されたことが検出された後、前記現在プロセスノードのノード状態を変更することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
目標配置待ちプロジェクトに対応する少なくとも1つのプロセスノードを決定し、前記少なくとも1つのプロセスノードのノード属性情報を決定するように構成されるプロセスノード決定モジュールと、
前記少なくとも1つのプロセスノードのノード依存関係を決定するように構成されるノード依存関係決定モジュールと、
前記ノード依存関係及び前記ノード属性情報に基づいて、前記目標配置プロジェクトに対応する実行プロジェクトフロー情報を決定するように構成される実行プロジェクトフロー情報決定モジュールと、を備える、
プロジェクトフローを生成する装置。
【請求項15】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに、請求項1~13のいずれか1項に記載のプロジェクトフローを生成する方法を実現させる、
電子機器。
【請求項16】
コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータのプロセッサにより実行される時、請求項1~13のいずれか1項に記載のプロジェクトフローを生成する方法を実行するように構成される、
記憶媒体。
【国際調査報告】