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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-19
(54)【発明の名称】通信方法及び通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20241112BHJP
【FI】
H04W72/232
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531296
(86)(22)【出願日】2022-10-27
(85)【翻訳文提出日】2024-07-03
(86)【国際出願番号】 CN2022127911
(87)【国際公開番号】W WO2023093445
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】202111418043.8
(32)【優先日】2021-11-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ナンナン
(72)【発明者】
【氏名】チャーン,ジュインゥレン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジアオジアオ
(72)【発明者】
【氏名】ヨウ,チュンホワ
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジアーンホワ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH36
(57)【要約】
本願は、通信方法及び通信装置を提供する。方法は、第1DCIをネットワークデバイスから受信することと、第1DCIに基づき、第1DCIによってスケジューリングされる第1データが第1SIB1を含むことを決定することとを含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示す。代替的に、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、DCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。本願で、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1は、DCIに関する情報に基づき決定されるので、端末デバイスは、DCIによってスケジューリングされるコンテンツを正確に特定することができる。これは通信信頼性の向上に役立つ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、端末デバイスに適用され、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信することと、
前記第1DCIに基づき、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む第1システム情報ブロック1 SIB1を前記第1データが含むことを決定することと
を有し、
前記第1DCIは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1データが前記第1SIB1を含むことを示し、あるいは、前記第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、前記第2DCIは、第2データをスケジューリングするために使用され、前記第2データは第2SIB1を含み、前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
方法。
【請求項2】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1メッセージは第2指示情報を更に含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、前記第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連し、
前記第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、前記第1LCHは第2LCHとは異なり、前記第2RLCエンティティは前記第2SIB1に関連し、前記第2LCHは前記第2SIB1に関連する、
請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することを更に有し、
前記第3指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記した、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することは、
前記端末デバイスの無線リソース制御RRCレイヤによって、前記端末デバイスの物理PHYレイヤ又は前記端末デバイスの媒体アクセス制御MACレイヤ、無線リンク制御RLCレイヤ、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから前記第3指示情報を取得することを有する、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する第4指示情報を前記ネットワークデバイスから受信することを更に有し、
前記第4指示情報は、マスタ情報ブロックMIB又は前記第2DCIで運ばれる、
請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記第1DCIに基づき前記ネットワークデバイスから前記第1データを受信することを更に有する、
請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
通信方法であって、端末デバイスに適用され、
第3ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信することであり、前記第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、前記第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、前記第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される、ことと、
前記第3DCIに基づき前記ネットワークデバイスから前記第1データ及び/又は前記第2データを受信することと
を有し、
前記少なくとも2つのデータは前記第1データ及び前記第2データを含み、前記第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、前記第2データは第2SIB1を含み、前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
方法。
【請求項10】
前記第3DCIは、前記第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1データの前記時間領域リソース情報は、前記第1データのための時間領域リソースと前記第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、前記第1データの前記時間領域リソース情報は、前記第1データのための時間領域リソースと前記第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
前記第1データの前記周波数領域リソース情報は、前記第1データのための周波数領域リソースと前記第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、前記第1データの前記周波数領域リソース情報は、前記第1データのための周波数領域リソースと前記第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
前記時間領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記時間領域リソースを決定するために使用され、前記周波数領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記周波数領域リソースを決定するために使用される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
次の、
前記第1データのための時間領域リソースと前記第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
前記第1データのための時間領域リソースと前記第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
前記第1データのための周波数領域リソースと前記第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
前記第1データのための周波数領域リソースと前記第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
前記時間領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記時間領域リソースを決定するために使用され、前記周波数領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記周波数領域リソースを決定するために使用される、
請求項9乃至11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項10乃至12のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1メッセージは第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、前記第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連し、
前記第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、前記第1LCHは第2LCHとは異なり、前記第2RLCエンティティは前記第2SIB1に関連し、前記第2LCHは前記第2SIB1に関連する、
請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することを更に有し、
前記第3指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記した、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することは、
前記端末デバイスの無線リソース制御RRCレイヤによって、前記端末デバイスの物理PHYレイヤ又は前記端末デバイスの媒体アクセス制御MAC、無線リンク制御RLC、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから前記第3指示情報を取得することを有する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、前記ネットワークデバイスからマスタ情報ブロックMIBを受信することを更に有し、
前記MIBは第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する、
請求項9乃至17のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第3DCIは第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する、
請求項9乃至18のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
通信方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIを決定することであり、前記第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、ことと、
前記第1DCIを端末デバイスへ送信することと
を有し、
前記第1DCIは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1データが前記第1SIB1を含むことを示し、あるいは、前記第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、前記第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
方法。
【請求項21】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1メッセージは第2指示情報を更に含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記方法は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する第4指示情報を前記端末デバイスへ送信することを更に有し、
前記第4指示情報、マスタ情報ブロックMIB又は前記第2DCIで運ばれる、
請求項20乃至22のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記方法は、前記第1データを前記端末デバイスへ送信することを更に有する、
請求項20乃至23のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
通信方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第3ダウンリンク制御情報DCIを端末デバイスへ送信することであり、前記第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、前記第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、前記第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される、ことと、
前記第1データ及び前記第2データを前記端末デバイスへ送信することと
を有し、
前記少なくとも2つのデータは前記第1データ及び前記第2データを含み、前記第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、前記第2データは第2SIB1を含み、前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
方法。
【請求項26】
前記第3DCIは、前記第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む、
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第1データの前記時間領域リソース情報は、前記第1データのための時間領域リソースと前記第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、前記第1データの前記時間領域リソース情報は、前記第1データのための時間領域リソースと前記第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
前記第1データの前記周波数領域リソース情報は、前記第1データのための周波数領域リソースと前記第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、前記第1データの前記周波数領域リソース情報は、前記第1データのための周波数領域リソースと前記第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
前記時間領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記時間領域リソースを決定するために使用され、前記周波数領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記周波数領域リソースを決定するために使用される、
請求項26に記載の方法。
【請求項28】
次の、
前記第1データのための時間領域リソースと前記第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
前記第1データのための時間領域リソースと前記第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
前記第1データのための周波数領域リソースと前記第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
前記第1データのための周波数領域リソースと前記第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
前記時間領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記時間領域リソースを決定するために使用され、前記周波数領域リソース間の前記インターバルは、前記第1データのための前記周波数領域リソースを決定するために使用される、
請求項25乃至27のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項25乃至28のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記第1メッセージは第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記方法は、マスタ情報ブロックMIBを前記端末デバイスへ送信することを更に有し、
前記MIBは第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する、
請求項25乃至30のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記第3DCIは第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する、
請求項25乃至31のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
通信装置であって、
前記通信装置は端末デバイスであり、プロセッサ及びトランシーバを有し、
前記プロセッサ及び前記トランシーバは、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行して、前記装置が請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法を実施すること又は請求項9乃至19のうちいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするよう構成される、
通信装置。
【請求項34】
通信装置であって、
前記通信装置はネットワークデバイスであり、プロセッサ及びトランシーバを有し、
前記プロセッサ及び前記トランシーバは、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行して、前記装置が請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実施すること又は請求項25乃至32のうちいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするよう構成される、
通信装置。
【請求項35】
コンピュータプログラム又は命令を記憶し、
前記コンピュータプログラム又は前記命令がコンピュータによって実行されるとき、請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法が実施されるか、又は請求項9乃至19のうちいずれか一項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項36】
コンピュータプログラム又は命令を記憶し、
前記コンピュータプログラム又は前記命令がコンピュータによって実行されるとき、請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法が実施されるか、又は請求項25乃至32のうちいずれか一項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術の分野に、特に、通信方法及び通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、移動体通信網はますます複雑になっている。通常、端末デバイスは、ネットワークデバイスとの接続を確立することによってサービスを伝送し得る。通常、端末デバイスは、ネットワークデバイスからシステム情報ブロック1(system information block 1,SIB1)を受信しパースすることによって、アクセスできるネットワークに関する情報を取得し得る。しかし、いくつかの場合に、端末デバイスはネットワークにアクセスすることができない。例えば、ネットワークデバイスはアップグレードに成功したが、端末デバイスはアップグレードに成功しなかったか又は端末デバイスはアップグレードされ得ないために、端末デバイスがネットワークデバイスと互換性がない場合に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1を正確に受信、パース、又は復号できない場合があるので、ネットワークにアクセスすることができない。これに基づき、通信信頼性を向上させるよう端末デバイスによるネットワークへのアクセスの成功をどのように確かにするかが、現在解決される必要がある至急の課題の1つになっている。
【発明の概要】
【0003】
本願は、通信信頼性を向上させるために、通信方法及び通信装置を提供する。
【0004】
第1の態様に従って、本願は通信方法を提供し、方法は端末デバイスに適用される。方法は、第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信することと、第1DCIに基づき、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む第1システム情報ブロック1 SIB1を第1データが含むことを決定することとを含む。第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0005】
本願で、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第1DCIを受信し、第1DCIで運ばれた第1指示情報、第1DCIのスクランブリング情報、DCIフォーマット、第1DCIの時間領域リソース情報、又は第1DCIの周波数領域リソース情報に基づき、第1DCIによってスケジューリングされるSIB1のタイプ又はバージョンを決定し、それにより、端末デバイスは、DCIによってスケジューリングされるコンテンツを正しく識別し、HARQ組み合わせを正しく実行して、データ受信の信頼性を向上させ、その後の通信の信頼性を向上させることができる。
【0006】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0007】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0008】
本願で、第2指示情報は第1メッセージ(つまり、RRCメッセージ)で運ばれ、それにより、端末デバイスは、第2指示情報に基づき、第1メッセージに含まれている第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定して、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにすることができる。これはまた、通信信頼性を向上させるのに役立つ。
【0009】
可能な実施において、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連する。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なる。第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0010】
本願、端末デバイスは、論理チャネル又はRLCエンティティに基づき第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定し、それにより、端末デバイスは、RRCメッセージに含まれているコンテンツを正しく識別して、正確な情報を得るようRRC復号化を正しく実行することができる。
【0011】
可能な実施において、方法は、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することを更に含み、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0012】
本願で、端末デバイスは、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得し、次いで、第3指示情報に基づき第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定して、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにする。
【0013】
可能な実施において、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することは、端末デバイスの無線リソース制御RRCレイヤが、端末デバイスの物理PHYレイヤ又は端末デバイスの媒体アクセス制御MACレイヤ、無線リンク制御RLCレイヤ、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得することを含む。
【0014】
本願で、第3指示情報は、端末デバイスの物理レイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤで生成され、上位レイヤ(例えば、RRCレイヤ)へ伝送され得る。例えば、第3指示情報は、新たに定義されたMAC、RLC、又はPDCPサブヘッダに含まれ得る。第3指示情報は、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにするために、RRCレイヤで復号化方式を決定するために使用され得る。このレイヤ間インタラクションモードは、多様であり、操作性が高く、適用性も高い。
【0015】
可能な実施において、方法は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する第4指示情報をネットワークデバイスから受信することを更に含み、第4指示情報は、マスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。
【0016】
本願で、端末デバイスは、第4指示情報を受信し、第4指示情報に基づき、ネットワークデバイスが第1SIB1を送信すべきかどうかを決定する。このように、ネットワークデバイスが第1SIB1を送信すべきでないことを端末デバイスが決定する場合は、端末デバイスは、第1SIB1に対応するPDCCHをモニタする必要がもはやなくなる。これにより、端末デバイスのエネルギを節約することができる。
【0017】
可能な実施において、方法は、第1DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信することを更に含む。
【0018】
第2の態様に従って、本願は通信方法を提供し、方法は端末デバイスに適用される。方法は、第3ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信することであり、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される、ことと、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信することとを含み、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0019】
本願では、1つのDCIが2つのSIB1をスケジューリングするために使用され、あるいは、第1SIB1のためのDCIが第2SIB1のためのDCIをスケジューリングするために使用され、それにより、端末デバイスは、同じデータを正確に識別し、HARQ組み合わせを正確に実行して、データ受信の信頼性を向上させることができる。
【0020】
可能な実施において、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0021】
本願で、第1データの時間領域リソース情報及び周波数領域リソース情報は、第3DCIにおいて動的に又は準静的に構成され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて構成されている情報に基づき、第1データ及び/又は第2データを正確に受信することができる。
【0022】
可能な実施において、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0023】
本願で、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第1データの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第1データの周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第1データを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第1データの周波数領域リソースを決定してもよい。可能な実施において、第3DCIは、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0024】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び周波数領域リソース情報は、第3DCIにおいて動的に又は準静的に構成され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて構成されている情報に基づき第4DCIを正確に受信し、次いで、第4DCIに基づき第1データを受信することができる。
【0025】
可能な実施において、第4DCIの時間領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第4DCIの時間領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第3DCIの時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第4DCIの周波数領域リソース情報は、第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第4DCIの周波数領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第3DCIの周波数領域リソース間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第4DCIの時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第4DCIの周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0026】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第4DCIの周波数領域リソースを決定して、対応する第4DCIを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第4DCIを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第4DCIの周波数領域リソースを決定してもよい。従って、第1データは、第4DCIに基づき正確に受信され得る。
【0027】
可能な実施において、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0028】
本願で、第1データの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルは、プロトコルにおいて予め指定され、それにより、端末デバイスは、事前定義されたインターバルに基づきかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第1データの周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。代替的に、第1データの時間領域リソースと第3DCIの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第3DCIの周波数領域リソースとの間のインターバルがプロトコルにおいて予め指定され、それにより、端末デバイスは、事前定義されたインターバルに基づきかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第1データの周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。
【0029】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0030】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0031】
本願で、第2指示情報は第1メッセージ(つまり、RRCメッセージ)で運ばれ、それにより、端末デバイスは、第2指示情報に基づき、第1メッセージに含まれている第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定して、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにすることができる。これも通信信頼性を向上させるのに役立つ。
【0032】
可能な実施において、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連する。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なる。第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0033】
本願で、端末デバイスは、論理チャネル又はRLCエンティティに基づき第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定し、それにより、端末デバイスは、RRCメッセージに含まれているコンテンツを正しく識別して、正確な情報を得るようRRC復号化を正しく実行することができる。
【0034】
可能な実施において、方法は、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することを更に含み、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0035】
本願で、端末デバイスは、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得し、次いで、第3指示情報に基づき第1SIB1のタイプ又はバージョンを決定して、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにする。
【0036】
可能な実施において、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することは、端末デバイスの無線リソース制御RRCレイヤが、端末デバイスの物理PHYレイヤ又は端末デバイスの媒体アクセス制御MAC、無線リンク制御RLC、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得することを含む。
【0037】
本願で、第3指示情報は、端末デバイスの物理レイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤで生成され、上位レイヤ(例えば、RRCレイヤ)へ伝送され得る。例えば、第3指示情報は、新たに定義されたMAC、RLC、又はPDCPサブヘッダに含まれ得る。第3指示情報は、端末デバイスがRRC ASN.1復号化を正しく実行することができることを確かにするために、RRCレイヤで復号化方式を決定するために使用され得る。このレイヤ間インタラクションモードは、多様であり、操作性が高く、適用性も高い。
【0038】
可能な実施において、方法は、ネットワークデバイスからマスタ情報ブロックMIBを受信することを更に含み、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0039】
可能な実施において、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0040】
本願で、端末デバイスは、第4指示情報を受信し、第4指示情報に基づき、ネットワークデバイスが第1SIB1を送信すべきかどうかを決定する。このように、ネットワークデバイスが第1SIB1を送信すべきでないことを端末デバイスが決定する場合は、端末デバイスは、第1SIB1に対応するPDCCHをモニタする必要がもはやなくなる。これにより、端末デバイスのエネルギを節約することができる。
【0041】
第3の態様に従って、本願は通信方法を提供し、方法はネットワークデバイスに適用される。方法は、第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIを決定することであり、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、ことと、第1DCIを端末デバイスへ送信することとを含み、第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0042】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0043】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0044】
可能な実施において、方法は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する第4指示情報を端末デバイスへ送信することを更に含み、第4指示情報、マスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。
【0045】
可能な実施において、方法は、第1データを端末デバイスへ送信することを更に含む。
【0046】
第4の態様に従って、本願は通信方法を提供し、方法はネットワークデバイスに適用される。方法は、第3ダウンリンク制御情報DCIを端末デバイスへ送信することであり、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される、ことと、第1データ及び第2データを端末デバイスへ送信することとを含み、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0047】
可能な実施において、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0048】
可能な実施において、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0049】
可能な実施において、第3DCIは、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0050】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び周波数領域リソース情報は、第3DCIにおいて動的に又は準静的に構成され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて構成されている情報に基づき第4DCIを正確に受信し、次いで、第4DCIに基づき第1データを受信することができる。
【0051】
可能な実施において、第4DCIの時間領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第4DCIの時間領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第3DCIの時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第4DCIの周波数領域リソース情報は、第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第4DCIの周波数領域リソース情報は、第4DCIの時間領域リソースと第3DCIの周波数領域リソース間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第4DCIの時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第4DCIの周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0052】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第4DCIの周波数領域リソースを決定して、対応する第4DCIを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第4DCIを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して特定の周波数領域リソース及び/又は第4DCIの周波数領域リソースを決定してもよい。従って、第1データは、第4DCIに基づき正確に受信され得る。
【0053】
可能な実施において、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0054】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0055】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0056】
可能な実施において、方法は、マスタ情報ブロックMIBを端末デバイスへ送信することを更に含み、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0057】
可能な実施において、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0058】
第5の態様に従って、本願は通信装置を提供する。通信装置は端末デバイスであってよく、装置は、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信するよう構成されるトランシーバユニットと、
第1DCIに基づき、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む第1システム情報ブロック1 SIB1を第1データが含むことを決定するよう構成される処理ユニットと、を含み、
第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0059】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0060】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0061】
可能な実施において、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連する。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なる。第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0062】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得するよう更に構成され、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0063】
可能な実施において、トランシーバユニットは、無線リソース制御RRCレイヤにより、物理PHYレイヤ、端末デバイスの媒体アクセス制御MACレイヤ、無線リンク制御RLCレイヤ、又はパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得するよう特に構成される。
【0064】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する第4指示情報をネットワークデバイスから受信するよう更に構成され、第4指示情報は、マスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。
【0065】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信するよう更に構成される。
【0066】
第6の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は端末デバイスであってよく、装置は、第3ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信するよう構成されるトランシーバユニットを含み、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される。トランシーバユニットは、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信するよう構成され、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0067】
可能な実施において、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0068】
可能な実施において、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0069】
可能な実施において、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0070】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0071】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0072】
可能な実施において、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連する。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なる。第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0073】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得するよう更に構成され、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0074】
可能な実施において、トランシーバユニットは、無線リソース制御RRCレイヤにより、物理PHYレイヤ又は媒体アクセス制御MAC、無線リンク制御RLC、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得するよう更に構成される。
【0075】
可能な実施において、トランシーバユニットは、ネットワークデバイスからマスタ情報ブロックMIBを受信するよう更に構成され、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0076】
可能な実施において、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0077】
第7の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置はネットワークデバイスであってよく、装置は、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIを決定するよう構成される処理ユニットであり、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、処理ユニットと、
第1DCIを端末デバイスへ送信するよう構成されるトランシーバユニットと、を含み、
第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0078】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0079】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0080】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する第4指示情報を端末デバイスへ送信するよう更に構成され、第4指示情報、マスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。
【0081】
可能な実施において、トランシーバユニットは、第1データを端末デバイスへ送信するよう更に構成される。
【0082】
第8の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置はネットワークデバイスであってよく、装置は、第3ダウンリンク制御情報DCIを端末デバイスへ送信するよう構成されるトランシーバユニットを含み、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される。トランシーバユニットは、第1データ及び第2データを端末デバイスへ送信するよう構成され、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0083】
可能な実施において、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0084】
可能な実施において、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0085】
可能な実施において、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0086】
可能な実施において、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0087】
可能な実施において、第1メッセージは第2指示情報を含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0088】
可能な実施において、トランシーバユニットは、マスタ情報ブロックMIBを端末デバイスへ送信するよう更に構成され、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0089】
可能な実施において、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0090】
第9の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、端末デバイス、端末デバイス内の装置、又は端末デバイスとともに使用され得る装置であってよい。代替的に、通信装置はチップシステムであってもよい。通信装置は、第1の態様又は第3の態様に従う方法を実行してよい。通信装置の機能はハードウェアで実装されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。ユニット又はモジュールはソフトウェア及び/又はハードウェアであってよい。通信装置によって実行される動作及びその有利な効果については、第1の態様又は第3の態様に従う方法及びその有利な効果を参照されたい。繰り返しの記載は省略される。
【0091】
第10の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は、ネットワークデバイス、ネットワークデバイス内の装置、又はネットワークデバイスとともに使用され得る装置であってよい。代替的に、通信装置はチップシステムであってもよい。通信装置は、第2の態様又は第4の態様に従う方法を実行してよい。通信装置の機能はハードウェアで実装されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。ユニット又はモジュールはソフトウェア及び/又はハードウェアであってよい。通信装置によって実行される動作及びその有利な効果については、第2の態様又は第4の態様に従う方法及びその有利な効果を参照されたい。繰り返しの記載は省略される。
【0092】
第11の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置は端末デバイスであってよい。通信装置はプロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサ及びトランシーバは、装置が第1の態様又は第3の態様のどちらかに従う方法を実施できるように、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行するよう構成される。
【0093】
他の例として、通信装置はプロセッサ、トランシーバ及びメモリを含む。プロセッサ、トランシーバ及びメモリは互いに結合されている。プロセッサ及びトランシーバは、第1の態様又は第3の態様のどちらかに従う方法を実施するよう構成される。
【0094】
第12の態様に従って、本願は通信装置を提供する。装置はネットワークデバイスであってよい。通信装置はプロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサ及びトランシーバは、装置が第2の態様又は第4の態様のどちらかに従う方法を実施できるように、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行するよう構成される。
【0095】
他の例として、通信装置はプロセッサ、トランシーバ及びメモリを含む。プロセッサ、トランシーバ及びメモリは互いに結合されている。プロセッサ及びトランシーバは、第2の態様又は第4の態様のどちらかに従う方法を実施するよう構成される。
【0096】
第13の態様に従って、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。記憶媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶している。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータによって実行されるとき、第1の態様乃至第4の態様のうちいずれか1つに従う方法が実施される。
【0097】
第14の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されるとき、第1の態様乃至第4の態様のうちいずれか1つに従う方法が実施される。
【0098】
第15の態様に従って、チップシステムが提供される。チップシステムはプロセッサを含み、メモリを更に含んで、第1の態様乃至第4の態様のうちいずれか1つ又はそのいずれかの可能な設計に従う方法を実施し得る。
【0099】
第16の態様に従って、通信システムが提供される。通信システムは、第9の態様に従う端末デバイスと、第10の態様に従うネットワークデバイスとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0100】
図1】5Gシステムのネットワークアーキテクチャの図である。
図2】チャネルマッピングの図である。
図3】DCIに基づきSIB1及びSIメッセージをスケジューリングする図である。
図4】レイヤ間のダウンリンク伝送の図である。
図5】MAC PDUの構造の図である。
図6a】本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、レイヤごとに上方に第1データを配信する図である。
図6b】本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、RLCレイヤを通ってRRCレイヤへ第1データを配信する図である。
図6c】本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、RRCレイヤへ第1データを直接配信する図である。
図7a】本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、レイヤごとに上方に第1データを配信する図である。
図7b】本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、RLCレイヤを通ってRRCレイヤへ第1データを配信する図である。
図7c】本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、RRCレイヤへ第1データを直接配信する図である。
図8a】本願の実施形態に従い、端末デバイスによってデータを受信し、各レイヤで処理を実行する図である。
図8b】本願の実施形態に従い、端末デバイスによってデータを受信し、各レイヤで処理を実行する他の図である。
図9】本願の実施形態に従う通信方法の概略フローチャートである。
図10】本願の実施形態に従うスケジューリングモードの図である。
図11】本願の実施形態に従う通信方法の他の概略フローチャートである。
図12】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図13】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図14】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図15】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図16】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図17】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図18】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図19】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図20】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図21】本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。
図22】本願の実施形態に従う通信方法の他の概略フローチャートである。
図23】本願の実施形態に従う、SIB1が第6DCIに基づきスケジューリングされるシナリオの図である。
図24】本願の実施形態に従う、SIB1が第6DCIに基づきスケジューリングされる他のシナリオの図である。
図25】本願の実施形態に従う通信装置の構造の図である。
図26】本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。
図27】本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。
図28】本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。
【発明を実施するための形態】
【0101】
以下は、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決法について明りょうかつ完全に記載する。
【0102】
本願の記載中、「/」は、別なふうに特定されない限りは「又は」を示す。例えば、A/Bは、A又はBを示し得る。本明細書中の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトどうしの関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在する可能性があることを示す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみ存在、AとBの両方が存在、及びBのみ存在を表し得る。更に、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「第1」、「第2」、などの用語は、数量又は実行順序を限定するものではなく、「第1」、「第2」、などの用語は明確な差を示すものではない。本願で、「例」、「例えば」、などの用語は、例、実例、又は記載を与えるために使用される。本願で「例」として又は「例えば」記載される任意の実施形態又は設計スキームは他の実施形態又は設計スキームよりも好ましい又は有利であるものとして解釈されるべきではない。正確には、「例」、「例えば」、などの用語は、関連する概念を具体的な様態で提示するよう意図される。
【0103】
本願の実施形態における技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)システム、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)システム、LTE周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割復信(time division duplex,TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(universal mobile telecommunications system,UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation,5G)システム又はニュー・ラジオ(new radio,NR)、及び将来の通信システムに適用され得る。これはここで限定されない。
【0104】
理解を容易にするため、本願の実施形態では、5Gシステムが、本願に関するネットワーク要素について詳細に記載するための例として使用される。
【0105】
図1は、5Gシステムのネットワークアーキテクチャの図である。図1に示されるように、ネットワークアーキテクチャは、端末デバイス部分、(無線)アクセスネットワーク((radio) access network,(R)AN)、コアネットワーク(core network,CN)、及びデータネットワーク(data network,DN)を含み得る。(R)AN(以下ではRANと記載される)は、端末デバイスを無線ネットワークに接続するよう構成され、CNは、端末デバイスを管理し、DNとの通信のためにゲートウェイを提供するよう構成される。
【0106】
以下は、図1の端末デバイス、RAN、CN、及びDNについて別々に詳細に記載する。
【0107】
1.端末デバイス
【0108】
端末デバイスは、ボイス及び/又はデータコネクティビティをユーザに提供するデバイスを含み、例えば、無線通信機能を備えた携帯型デバイス又は無線モデムに接続されている処理デバイスを含み得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワークを通じてコアネットワークと通信し得る。端末デバイスは、ユーザ装置(user equipment,UE)、無線端末デバイス、モバイル端末デバイス、デバイス・ツー・デバイス(device-to-device,D2D)通信端末デバイス、ビークル・ツー・エブリシング(vehicle-to-everything,V2X)端末デバイス、マシン・ツー・マシン/マシンタイプ通信(machine-to-machine/machine-type communications,M2M/MTC)端末デバイス、インターネット・オブ・シングス(internet of things,IoT)端末デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、遠隔局、アクセスポイント(access point,AP)、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、などを含み得る。例えば、端末デバイスは、携帯電話(又は“セルラー”電話と呼ばれる)、モバイル端末デバイスを備えたコンピュータ、又はポータブル、パケットサイズ、ハンドヘルド、若しくはコンピュータ内蔵型モバイル装置、例えば、個人通信サービス(personal communication service,PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(personal digital assistant,PDA)、又は他のデバイスを含み得る。端末デバイスは、制限されたデバイス、例えば、消費電力が低いデバイス、記憶容量が制限されたデバイス、又は計算能力が制限されたデバイスを更に含み得る。
【0109】
2.RAN
【0110】
RANは、1つ以上のRANデバイス(つまり、アクセスネットワークデバイス)を含んでよく、アクセスネットワークデバイスと端末デバイスとの間のインターフェースは、Uuインターフェース(又はエアインターフェースと呼ばれる)であってよい。確かに、将来の通信では、これらのインターフェースの名称は変わらないままである可能性があり、あるいは、他の名称で置き換えられる可能性もある。これは本願で限定されない。
【0111】
アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスを無線ネットワークに接続するノード又はデバイスである。例えば、アクセスネットワークデバイスは、次世代ノードB(generation NodeB,gNB)、エボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB)、次世代エボルブド・ノードB(next-generation eNB,ng-eNB)、無線バックホールデバイス、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、ベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム・ノードB((home evolved NodeB,HeNB)又は(home NodeB,HNB))、ベースバンドユニット(baseband unit,BBU)、送信及び受信ポイント(transmitting and receiving point,TRP)、送信ポイント(transmitting point,TP)、及び5G通信システムにおけるモバイル交換センターを含むが、これらに限られない。これはここで限定されない。
【0112】
3.CN
【0113】
CNは1つ以上のCNデバイスを含んでよい。5G通信システムが例として使用される。CNは、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function,SMF)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function,UPF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management,UDM)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function,AF)ネットワーク要素、などを含み得る。
【0114】
AMFネットワーク要素は、オペレータネットワークによって提供される制御プレーンネットワーク要素であり、端末デバイスによってオペレータネットワークにアクセスするためのアクセス制御及びモビリティ管理に関与する。例えば、AMFネットワーク要素は、モビリティステータス管理、一時ユーザ識別割り当て、ユーザ承認及び認証、などの機能を含む。
【0115】
SMFネットワーク要素は、オペレータネットワークによって提供される制御プレーンネットワーク要素であり、端末デバイスのPDUセッションを管理することに関与する。PDUセッションは、PDUを伝送するためのチャネルである。端末デバイス及びDNは、PDUセッションを使用してPDUを互いに伝送する必要がある。SMFネットワーク要素は、PDUセッションの確立、維持、削除、などに関与する。SMFネットワーク要素は、セッション管理(例えば、UPFとRANとの間のトンネル維持を含むセッション確立、変更、及びバージョン)、UPFネットワーク要素の選択及び制御、サービス及びセッション継続(service and session continuity,SSC)モード選択、ローミングなどのセッション関連機能を含む。
【0116】
UPFネットワーク要素は、オペレータによって提供されるゲートウェイであり、オペレータネットワークとDNとの間の通信のためのゲートウェイである。UPFネットワーク要素は、データパケットのルーティング及び伝送、パケット検出、サービス品質(quality of service,QoS)処理、合法的な傍受、アップリンクパケット検出、及びダウンリンクデータパケット記憶などの、ユーザプレーンに関連した機能を含む。
【0117】
PCFネットワーク要素は、オペレータによって提供される制御プレーン機能であり、SMFネットワーク要素にPDUセッションポリシーを提供するよう構成される。ポリシーは、課金に関連したポリシー、QoSに関連したポリシー、認証に関連したポリシー、などを含み得る。
【0118】
AFネットワーク要素は、様々なビジネスサービスを提供する機能ネットワーク要素であり、他のネットワーク要素を通じてコアネットワークと相互作用し、ポリシー管理フレームワークと相互作用してポリシー管理を実行することができる。
【0119】
更に、図示されてないが、CNは、他の可能なネットワーク要素、例えば、ネットワーク公開機能(network exposure function,NEF)ネットワーク要素又は統合データリポジトリ(unified data repository,UDR)ネットワーク要素を更に含んでもよい。
【0120】
なお、本願の実施形態では、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスはネットワークデバイスと総称されることがあることに留意されたい。
【0121】
4.DN
【0122】
DNは、パケットデータネットワーク(packet data network,PDN)とも呼ばれることがあり、オペレータネットワークを超えたネットワークである。オペレータネットワークは複数のDNにアクセスし得る。複数のサービスに対応するアプリケーションサービスが、端末デバイスに複数の可能なサービスを提供するために、DNにおいて配置され得る。
【0123】
図1のNpcf、Nudm、Naf、Namf、Nsmf、N1、N2、N3、N4、及びN6は、インターフェースシーケンス番号である。これらのインターフェースシーケンス番号の意味については、関連する標準プロトコルで定義されている意味を参照されたい。これはここで限定されない。
【0124】
5G通信システムは図1での例示のための例として使用され、本願の実施形態における解決法は他の可能な通信システム、例えば、LTE通信システム又は将来の第6世代(the 6th generation,6G)通信システムにも適用可能である、ことが理解され得る。上記のネットワーク要素又は機能は夫々、ハードウェアデバイス、専用ハードウェアで実行されるソフトウェア機能、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想機能であってよい。任意に、上記のネットワーク要素又は機能は夫々、1つのデバイスによって実施されてよく、あるいは、複数のデバイスによって一緒に実施されてよく、あるいは、デバイス内の機能モジュールであってよい。これは本願の実施形態で特に限定されない。
【0125】
以下は、本願の実施形態における関連する技術的特徴について記載する。なお、記載は、本願の実施形態を理解しやすくする容易とされ、本願で請求される保護範囲に対する限定として解釈されるべきではないことである。
【0126】
1.システム情報(system information,SI)
【0127】
現在、SIは、マスタ情報ブロック(master information block,MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(system information block,SIB)を含み得る。SIは2つのカテゴリ:最小SI(minimum SI,MSI)及び他のSI(other SImOSI)に分類され得る。
【0128】
MSIは、初期アクセスに使用される基本情報と、OSIを取得するために使用される情報とを含む。UEは、セルにアクセスする、言い換えると、セルにキャンプオンするために、セルからMIB及びSIB1を受信する必要がある。MSIはMIB及びSIB1を含む。MIBは、セルの禁止ステータス情報と、更にシステム情報を受信するために使用されるセルの基本物理レイヤ情報、例えば、CORESET#0とを含む。MIBは、ブロードキャストチャネル(broadcast channel,BCH)で周期的にブロードキャストされる。SIB1は、他のタイプのシステム情報ブロックのスケジューリングを定義し、初期アクセスに使用される情報を含む。SIB1はまた、残存最小SI(Remaining MSI,RMSI)とも記述されることがあり、ダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel,DL-SCH)で周期的にブロードキャストされるか、又は専用シグナリングを使用することによってDL-SCHで、コネクテッド状態にあるUEへ送信される。
【0129】
OSIは、SIB1以外のSIB、例えば、SIB2からSIB14、及び今後拡張される可能性がある更なるSIBを含む。これらのSIBはDL-SCHで周期的にブロードキャストされるか、又はオンデマンド方式でDL-SCHでブロードキャストされるか、又は専用シグナリングを使用することによってDL-SCHで、コネクテッド状態にあるUEへ送信され得る。なお、OSIについては、同じ周期性を持ったSIBが送信のために1つのSIメッセージ(SI message)にマッピングされ得ることに留意されたい。例えば、図2は、チャネルマッピングの図である。図2に示されるように、現在、MIBに対応する論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルは、夫々、ブロードキャスト制御チャネル(broadcast control channel,BCCH)、ブロードキャストチャネル(broadcast channel,BCH)、及び物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)である。現在、SIB1又はSIメッセージに対応する論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルは、夫々、BCCH、ダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel,DL-SCH)、及び物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)である。
【0130】
2.SIB1
【0131】
現在、たとえネットワークデバイスが複数のプロトコルバージョンの機能をサポートするとして、ネットワークデバイスはただ1つのSIB1のみをサポートする。具体的に言えば、セルにおいて、ネットワークデバイスはただ1つのSIB1のみを送信し、セル内でSIB1を受信する全てのUEは、UEによってサポートされているプロトコルバージョンが同じであるかどうかにかかわらず、同じSIB1を受信する。なお、ネットワークデバイスがただ1つのSIB1のみを送信することは、SIB1がいつでも不変なままであることを意味するものではないことに留意されたい。SIB1は変化してもよい。これは、ネットワークデバイスがある期間内(例えば、SIB1の周期内)にただ1つのSIB1のみを送信することとして理解され得る。
【0132】
3.SIB1をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)
【0133】
現在、SIB1はPDSCHで送信され、SIB1を送信するためのPDSCHは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identity,SI-RNTI)を使用することによってスクランブルされているDCIによってスケジューリングされる。更に、SIB1をスケジューリングするためのDCIのフォーマットは、SIメッセージをスケジューリングするためのDCIのフォーマットと同じであり(具体的に、両方とも現在のNRプロトコルでのDCIフォーマット1_0である)、SIB1をスケジューリングするためのDCIのスクランブリング情報は、SIメッセージをスケジューリングするためのDCIのスクランブリング情報と同じである(具体的に、両方とも現在のNRプロトコルでのSI-RNTIであり、SI-RNTIの1つの値のみがサポートされ、SI-RNTIの値はFFFFである)。SI-RNTIの長さは16ビットである。更に、NRでは、SIB1の送信は時間領域においてSIメッセージの送信と衝突する可能性がある。具体的に、SIB1をスケジューリングするためのDCIは、時間領域において、SIメッセージをスケジューリングするためのDCIと衝突する可能性がある。例えば、プロトコルの観点から、SIB1及びSIメッセージ(つまり、他のシステム情報)の探索空間は別々に設定される。UEが、探索空間設定に基づき、UEがPDCCHをモニタするためのオケージョンを決定することは、UEが、探索空間設定に基づき、UEがモニタリングによりSIB1又はSIメッセージを取得し得る時間領域リソースを決定することとして理解され得る。なお、衝突は本願では重なり合いとして理解され得ることに留意されたい。ここで、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIは、SIB1又はSIメッセージをスケジューリングするために使用され、DCI内の1ビット(具体的に、NRプロトコルにおけるシステム情報インジケータ(system information indicator)フィールド)は、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングするかどうかを示す。
【0134】
例えば、図3は、DCIに基づいてSIB1及びSIメッセージをスケジューリングする図である。図3に示されるように、ネットワークデバイスは、2つのDCIを使用することによってSIB1及びSIメッセージを別々にスケジューリングするか、又はネットワークデバイスは、2つのDCIを使用することによって、SIB1に対応するデータ、及びSIメッセージに対応するデータを別々にスケジューリングする。2つのDCIのフォーマットは同じである。ふたつのDCIのスクランブリング情報は同じであり、両方ともSI-RNTIである。2つのDCIを受信した後、UEは、DCI内のシステム情報インジケータに基づき、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングしているかどうかを決定し得る。
【0135】
なお、SIB1及びSIメッセージの受信については、SIB1の送信が時間においてSIメッセージ送信と衝突する可能性があり、SIB1に対応するDCIのスクランブリング情報及びDCIフォーマットは、SIメッセージに対応するDCIのそれらと同じであり、SIB1をスケジューリングするためのDCI及びSIメッセージをスケジューリングするためのDCIはHARQプロセスID情報を含まず、SIB1及びSIメッセージの受信については、UEのMACレイヤがHARQ複合復号化をサポートすることに留意されたい。従って、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングしているかどうかは、DCIで示される必要がある。指示が含まれない場合、UEは、別々に受信されるSIB1及びSIメッセージに対して誤ってHARQ複合復号化を実行する可能性がある。これは復号化エラーを生じさせる。
【0136】
LTEでは、SIB1及びSIメッセージは時間領域において別々に送信される。従って、LTEでは、1つのSI-RNTIがSIB1及びSIメッセージをスケジューリングするために依然として使用されるが、UEは、DCIの時間領域情報(例えば、探索空間)に基づき、SIB1又はSIメッセージが受信されるかどうかを決定し得る。従って、LTEでは、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングしているかどうかは、DCIで示される必要がない。
【0137】
NRでは、異なるSIメッセージの送信のために、SIBメッセージのSIウィンドウが重なり合わず2時間領域において分離される。従って、UEが、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされている2つのDCIを受信し、両方ともが、DCIがSIメッセージをスケジューリングしていることを示す場合、UEは、DCIがモニタされる時間領域リソースに基づき(例えば、2つのDCIが同じSIウィンドウに属するかどうかに基づき)、2つのDCIによってスケジューリングされているSIメッセージが同じSIメッセージであるかどうかを決定し得る。2つのDCIによってスケジューリングされているSIメッセージが同じSIメッセージである場合、HARQ複合復号化が、新たに受信されたDCI及び前に受信されたデータに対応するデータに対して実行され得る。2つのDCIによってスケジューリングされているSIメッセージが異なるSIメッセージである場合、HARQ復号化は、新たに受信されたDCIに対応するデータに対して別に実行される必要がある。
【0138】
4.SIB1に対応するMACレイヤ処理及びRLCレイヤ処理
【0139】
現在、制御プレーンプロトコルスタックは、NAS、無線リソース制御(radio resource control,RRC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol,PDCP)レイヤ、無線リンク制御(radio link control,RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(media access control、MAC)レイヤ、及び物理レイヤ(Physical Layer,PHY)を含み得る。ユーザプレーンプロトコルスタックは、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol,SDAP)レイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤを含み得る。
【0140】
図4は、レイヤ間のダウンリンク伝送の図である。図4において、下矢印は送信を示し、上矢印は受信を示す。伝送対象シグナリング(例えば、RRCメッセージ又はRRC PDU)を生成した後、アクセスネットワークデバイスのRRCレイヤは、シグナリングを対応するPDCPエンティティへ配信し得る。記載を容易にするために、シグナリングは以下ではデータと呼ばれるか又はデータで置換されることがある。RRCレイヤから受信されたデータ(例えば、PDCP SDU)の場合、PDCPエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにPDCP PDUを取得し、次いで、PDCPエンティティに対応するRLCエンティティへPDCP PDUを配信し得る。PDCPレイヤから受信されたデータ(例えば、RLC SDU)の場合、RLCエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにRLC PDUを取得し、次いで、対応するMACエンティティへRLC PDUを配信し得る。RLCレイヤから受信されたデータ(例えば、MAC SDU)の場合、MACエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにMAC PDUを取得し、次いで、MAC PDUをPHYレイヤへ配信し得る。PHYレイヤはエアインターフェースを通じて伝送を実行する。相応して、データ(例えば、トランスポートブロック(transport block,TB))を受信した後、端末デバイスのPHYレイヤはTBをMACレイヤへ配信する。PHYから受信されたデータ(例えば、TB又はMAC PDU)の場合、MACエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにMAC SDUを取得し、次いで、対応するRLCレイヤへMAC SDUを配信し得る。MACレイヤから受信されたデータ(例えば、RLC PDU)の場合、RLCエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにRLC SDUを取得し、次いで、対応するPDCPエンティティへRLC SDUを配信し得る。RLCレイヤから受信されたデータ(例えば、PDCP PDU)の場合、PDCPエンティティは、特定の処理により又は処理によらずにPDCP SDUを取得し、次いで、PDCP SDUをRRCレイヤへ配信し得る。PDCPレイヤから受信されたデータ(例えば、RRCメッセージ又はRRC PDU)の場合、データはシグナリングとも呼ばれてよく、RRCレイヤはRRC復号化又はASN.1復号化を実行して、受信されたデータ(例えば、ビット列(bit string))の意味を決定する。
【0141】
データ(又はシグナリング)の送信又は受信のために、データは、相応して、各レイヤでカプセル化/処理され得るか、又はトランスペアレントに伝送され得る。例えば、送信については、レイヤによってそのレイヤの上位レイヤから受信されるデータは、サービスデータユニット(service data unit。SDU)と呼ばれ、レイヤによって下位レイヤへ配信されるデータは、プロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)と呼ばれる。レイヤについて、上位レイヤから受信されるデータ及び下位レイヤへ配信されるデータは同じであってよく(例えば、データはトランスペアレントに伝送される)、あるいは、異なってもよい(例えば、下位レイヤへ配信されるデータは、そのレイヤで、上位レイヤから受信されたデータをカプセル化/処理することによって取得される)。例えば、PDCPエンティティによって上位レイヤから受信されるデータは、PDCP SDUと呼ばれ、PDCPエンティティによって下位レイヤへ送信されるデータは、PDCP PDUと呼ばれ、RLCエンティティによって上位レイヤから受信されるデータは、RLC SDUと呼ばれ、RLCエンティティによって下位レイヤへ送信されるデータは、RLC PDUと呼ばれ、MACエンティティによって上位レイヤから受信されるデータは、MAC SDUと呼ばれ、MACエンティティによって下位レイヤへ送信されるデータは、MAC PDUと呼ばれる。例えば、受信については。レイヤによってそのレイヤの下位レイヤから受信されるデータは、PDUと呼ばれ、レイヤによって上位レイヤへ配信されるデータは、SDUと呼ばれる。レイヤについて、下位レイヤから受信されるデータ及び上位レイヤへ配信されるデータは同じであってよく(例えば、データはトランスペアレントに伝送される)、あるいは、異なってもよい(例えば、上位レイヤへ配信されるデータは、そのレイヤで、下位レイヤから受信されたデータを処理することによって、取得される)。例えば、PDCPエンティティによって下位レイヤから受信されるデータは、PDCP PDUと呼ばれ、PDCPエンティティによって上位レイヤへ送信されるデータは、PDCP SDUと呼ばれ、RLCエンティティによって下位レイヤから受信されるデータは、RLC PDUと呼ばれ、RLCエンティティによって上位レイヤへ送信されるデータは、RLC SDUと呼ばれ、MACエンティティによって下位レイヤから受信されるデータは、MAC PDUと呼ばれ、MACエンティティによって上位レイヤへ送信されるデータは、MAC SDUと呼ばれる。
【0142】
本願の実施形態における上位レイヤ及び下位レイヤは、相対的な概念である。例えば、RLCレイヤが例として使用される。RRCレイヤの場合、RLCレイヤはRRCレイヤの下位レイヤになる。しかし、MACレイヤの場合、RLCレイヤはMACレイヤの上位レイヤになる。他の例として、RRCレイヤの下位レイヤには、次の、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、及びPDCPレイヤ、のうちのいずれか1つ以上が含まれ得る。
【0143】
なお、データ(又はシグナリング)は必ずしも、上記のレイヤの全てを通じて送信又は受信されるわけではないことに留意されたい。例えば、現在、SIB1及びSIメッセージは、PDCPレイヤを通って伝送されなくてもよい。
【0144】
なお、RLCレイヤの場合、複数の伝送モード、例えばTMが存在し得ることに留意されたい。例えば、現在、TMは、SIB1及びSIメッセージの伝送のためにRLCレイヤで使用される。
【0145】
図5は、MAC PDUの構造の図である。図5に示されるように、本願のこの実施形態では、SIB1のための論理チャネル(つまり、BCCH)及びトランスポートチャネル(つまり、DL-SCH)に対応するMAC PDUフォーマットはトランスペアレントMAC(transparent MAC)である。言い換えれば、MAC PDUが、BCCHからDL-SCHへマッピングされた伝送のために使用され得る。具体的に、1つのMAC PDUはただ1つのMAC SDUを含み、MAC SDUはMAC PDUと同じである。
【0146】
なお、現在、SIB1及びSIメッセージの伝送のために、UEは、ブロードキャストに対応するHARQプロセスを使用することによって、受信されたデータ(例えば、TB)を処理することに留意されたい。データが新たに伝送される場合、UEは、受信されたデータを復号しようと試みる。データが再送される場合、UEは、復号化を実行しようと試みる。UEが復号化の実行に成功した場合、UEは、復号されたMAC PDU又はMAC SDUをRLCレイヤへ配信する。SIB1に対応するMAC PDUフォーマットはトランスペアレントMACであるから、MAC PDUのコンテンツはMAC SDUのそれと同じであり、MAC PDUは、分解又は逆多重化(disassemble及びdemultiplex)される必要がない。
【0147】
図4に示されるように、RLCレイヤでの伝送モードはTMであってよい。具体的に、TMは、BCCH関連伝送のためにRLCレイヤで使用される。UEのMACレイヤからデータ(RLC PDU)を受信した後、UEのRLCレイヤは、如何なる処理もなしでRLC PDU又はRLC SDUをRRCレイヤへ配信する。
【0148】
なお、データ又はシグナリング(例えば、SIB1に対応するデータ又はSIB1を含むデータ)は、プロトコル内の異なるレイヤで異なる名称を有することに留意されたい。例えば、データ又はシグナリングは、物理レイヤではTBと呼ばれ、MACレイヤではMAC PDU又はMAC SDUと呼ばれ、RLCレイヤではRLC PDU又はRLC SDUと呼ばれ、PDCPレイヤではPDCP PDU又はPDCP SDUと呼ばれ、RRCレイヤではRRCシグナリング、RRCメッセージ、又はRRC PDUと呼ばれる。
【0149】
5.SIB1に対応する抽象化構文表記1(Abstract Syntax Notation One,ASN.1)
【0150】
現在、SIB1に対応する論理チャネル(BCCH)及びトランスポートチャネル(DL-SCH)は、SIメッセージに対応するそれらと同じである。論理チャネル(BCCH)若しくはトランスポートチャネル(DL-SCH)に対応するメッセージ(例えば、RRCメッセージ、RRC PDU、RRCメッセージセット、若しくはRRCメッセージクラス)、又は論理チャネル(BCCH)若しくはトランスポートチャネル(DC-SCH)で伝送されるメッセージ(例えば、RRCメッセージ、RRC PDU、RRCメッセージセット、又はRRCメッセージクラス(例えば、クラス))は、ブロードキャスト制御チャネル-ダウンリンク共有チャネル-メッセージ(broadcast control channel-downlink shared channel-Message,BCCH-DL-SCH-Message)であってよい。BCCH-DL-SCH-Message又はBCCH-DL-SCH-Messageのメッセージ構造(message structure)は、BCCH-DL-SCH-MessageがSIB1又はSIメッセージを含むかどうかを示すよう、指示情報を含んでもよく、それにより、UEは、RRC復号化又はASN.1復号化を正確に実行することができる。例えば、UEは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIを受信し、DCIは、DCIによってスケジューリングされているデータ又はPDSCHがSIB1であるか又はSIB1を含むことを示す。UEのMACレイヤは復号化を実行する(HARQ複合復号化が実行され得る)。SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIによってスケジューリングされているデータの復号化に成功した後、UEのMACレイヤは、データをUEのRRCレイヤへ配信する。UEのRRCレイヤは、受信されたRRCメッセージ、RRC PDU、RRCメッセージセット、又はRRCメッセージクラス内の指示情報に基づき、受信されたRRCメッセージ、RRC PDU、RRCメッセージセット、又はRRCメッセージクラスがSIB1を含むことを決定する。UEは、正確な情報を得るよう、SIB1のASN.1に基づき、受信されたRRCメッセージ内の各ビットを復号し得る。なお、データがUEのRRCレイヤへ配信されることは、次の通りに理解され得ることに留意されたい:UEのMACレイヤは、UEのRLCレイヤへデータを配信し、UEのRLCレイヤは、UEのRRCレイヤへデータを配信する。
【0151】
6.SIメッセージ
【0152】
現在、同じ周期性を持った複数のSIBは1つのSIメッセージにマッピングされることがある。システム情報メッセージ(system information message)又はシステム情報メッセージ(system information message)のメッセージ定義(message definition)は、RRCメッセージ、SIメッセージ、又はRRC PDUに含まれる特定のSIBを示すよう、指示情報を含むことができ、それにより、UEはRRC復号化又はASN.1復号化を実行することができる。
【0153】
7.DCIフォーマット
【0154】
異なるDCIフォーマットは異なる機能に対応し得る。異なるDCIフォーマットは異なるRNTIに対応してもよい。
【0155】
8.SIB1のフルコンフィグレーション及びデルタコンフィグレーション
【0156】
フルコンフィグレーションは、フル設定又は完全設定モードであり、このモードでの設定はリソースを浪費する可能性がある。デルタコンフィグレーションは、部分設定モードであり、基本バージョンに対する後のバージョンの新しい部分及び/又はアップグレードされた部分がこのモードでは主に設定される。例えば、端末デバイスは、基本バージョンSIB1を、後のバージョンのSIB1のデルタコンフィグレーションと組み合わせて、後のバージョンの完全なSIB1を取得し得る。
【0157】
9.制御リソースセット(control resource set,CORESET)
【0158】
CORESETは、制御チャネルの周波数領域リソース及び/又は時間領域で占有されるシンボルの長さを示し得る。シンボルは、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing,OFDM)シンボルであってよい。
【0159】
10.探索空間(search space,SS)
【0160】
探索空間は、制御チャネルの時間領域リソース情報を示し得る。制御チャネルは物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)である。探索空間は、共通探索空間(common search space,CSS)又はユーザ固有探索空間(UE specific search space,USS)を含む。共通探索空間は、SIB1に対応する探索空間、ページングに対応する探索空間、他のシステム情報に対応する探索空間、ランダムアクセスに対応する探索空間、などを含み得る。
【0161】
なお、端末デバイスは、ネットワークデバイスへの接続を確立することによってサービスを伝送し得ることに留意されたい。通常、端末デバイスは、ネットワークデバイスからSIB1を受信することによって、アクセスできるネットワークに関する情報を取得し得る。しかし、いくつかの場合に、端末デバイスはネットワークのアクセスに失敗することがある。例えば、ネットワークデバイスはアップグレードに成功したが、端末デバイスはアップグレードに失敗したか、又は端末デバイスはアップグレードできないために、端末デバイスがネットワークデバイスと互換性がない場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1を正しく受信、パース、又は復号しないことがあるので、ネットワークにアクセスすることができない。例えば、インターネット・オブ・シングス(internet of things,IoT)シナリオでは、多数の端末デバイスが存在し、これらの端末デバイスは、長いオンライン時間及びアップグレードの難しさを特徴とする。互換性の問題がこのシナリオにおいて端末デバイス又はネットワークで起こる場合、多数の端末デバイスがネットワークにアクセスできない可能性があり、その結果、サービスは失敗する。従って、端末デバイスがネットワークに(正常に)アクセスできないか又は通信を(正確に)実行することができないために通信信頼性が低いという問題をいかに解決するかは、現在、至急解決される必要がある問題の1つになっている。
【0162】
これに基づき、本願の実施形態は通信方法を提供する。方法において、通信信頼性は改善され得る。なお、本願の解決法は、2つ以上のSIB1が送信される必要がある全てのシナリオに適用可能であり、MACレイヤでHARQ組み合わせを正しく実行する方法、及びRRCレイヤで復号化を正しく実行する方法に関する解決法は普遍的である。更に、本願の全てのアクセス関連情報は、SIB1を使用することによって記載される。しかし、SIB1の名称は本願で限定されない。具体的に、本願の解決法は、アクセス関連情報の送信に適用可能である。例えば、本願のSIB1は、情報で置換されも又は情報として理解されてもよい。
【0163】
なお、本願の実施形態で、DCIのための時間領域リソースは、DCIに対応する時間領域リソースとして理解されてよく、DCIのための周波数領域リソースは、DCIに対応する周波数領域リソースとして理解されてよく、DCIントアメのリソースは、DCIに対応するリソースとして理解されてよく、データのための時間領域リソースは、データに対応する時間領域リソースとして理解されてよく、データのための周波数領域リソースは、データに対応する周波数領域リソースとして理解されてよく、データのためのリソースは、データに対応するリソースとして理解されてよいことに留意されたい。本願の実施形態で、DCIのスクランブリング情報は、DCIに対応するスクランブリング情報として理解されてよく、DCIのフォーマット情報は、DCIに対応するフォーマット情報として理解されてよく、DCIの時間領域リソース情報は、DCIに対応する時間領域リソース情報として理解されてよく、DCIの周波数領域リソース情報は、DCIに対応する周波数領域リソース情報として理解されてよい。
【0164】
なお、本願の実施形態で、DCIは、PDSCH、TB、MAC PDU、などで伝送されるデータをスケジューリングし得ることに留意されたい。これはここで限定されない。例えば、本願の実施形態における第Xのデータ(例えば、第1データ、第2データ、第3データ、又は第4データのうちのいずれか1つ以上)が、PDSCH、TB、又はMAC PDUで伝送されるデータであってよい。これはここで限定されない。従って、DCIに含まれるスケジューリング情報は、データのスケジューリング情報、例えば、データに対応するリソース情報として理解され得る。更に、データはSIB1を含むので、DCIがデータのスケジューリング情報を含むことは、DCIが本願の実施形態でSIB1のスケジューリング情報を含むこととしても記述されることがある。SIメッセージの記述において、SIメッセージをスケジューリングするために使用されるDCIは、第3データをスケジューリングするために使用されるDCIとしても記述されることがあり、第3データはSIメッセージを含む。SIB1セットの記述において、SIB1セットをスケジューリングするために使用されるDCIは、第4データをスケジューリングするために使用されるDCIとしても記述されることがあり、第4データはSIB1セットを含む。
【0165】
第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIは、第1データをスケジューリングするために使用されるDCIとしても記述されることがあり、第1データは第1SIB1を含む。相応して、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIは、第2データをスケジューリングするために使用されるDCIとして記述されることがあり、第2データは第2SIB1を含む。具体的に、本願の実施形態で、「第1DCIが第1データをスケジューリングし、第1データが第1SIB1を含む」ことは、「第1DCIが第1SIB1をスケジューリングするために使用される」こととしても記述され得る。相応して、本願の実施形態で、「第2DCIが第2データをスケジューリングし、第2データが第2SIB1を含む」ことは、「第2DCIが第2SIB1をスケジューリングするために使用される」こととしても記述され得る。更に、SIメッセージの以下の記載では、SIメッセージをスケジューリングするために使用されるDCIは、第3データをスケジューリングするために使用されるDCIとしても記述されることがあり、第3データはSIメッセージを含み、SIB1セットの記述において、SIB1セットをスケジューリングするために使用されるDCIは、第4データをスケジューリングするために使用されるDCIとしても記述されることがあり、第4データはSIB1セット含む、など。これはここで限定されない。
【0166】
なお、本願の実施形態で、「DCIのための時間領域リソース」は、DCIのための時間領域リソースの範囲、DCIに対応する探索空間、端末デバイスがDCIをモニタする時間領域リソースの範囲、又はDCIが存在若しくは出現し得る時間領域リソースとして理解され得ることに留意されたい。例えば、ネットワークデバイスは、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間と、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間とを別々に設定してよく、端末デバイスは、2つの探索空間設定のうちの1つ又は2つを受信し、あるいは、ネットワークデバイスは、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間設定パラメータと、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間設定パラメータとを設定してよく、端末デバイスは探索空間設定パラメータを受信し、事前定義又はプロトコル指定された方法に従って、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間と、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する探索空間とを決定する。これは本願で限定されない。
【0167】
なお、本願の実施形態で、「DCIのための周波数領域リソース」は、DCIのための周波数領域リソースの範囲、DCIに対応する制御リソースセット、端末デバイスがDCIをモニタする周波数領域リソースの範囲、又はDCIが存在若しくは出現し得る周波数領域リソースとして理解され得ることに留意されたい。例えば、ネットワークデバイスは、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセットと、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセットとを別々に設定してよく、端末デバイスは、2つの制御リソースセット設定のうちの1つ又は2つを受信し、あるいは、ネットワークデバイスは、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセット設定パラメータと、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセット設定パラメータとを設定してよく、端末デバイスは制御リソースセット設定パラメータを受信し、事前定義又はプロトコル指定された方法に従って、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセットと、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する制御リソースセットとを決定する。これは本願で限定されない。
【0168】
なお、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのためのモニタリングオケージョン又は探索空間、及び第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのためのモニタリングオケージョン又は探索空間は、プロトコルで事前定義されてよく、あるいは、前もってセットされた規則に従って決定されてよいことに留意されたい。例えば、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI及び第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための全体の探索空間は、MIBによって示される共通探索空間であってよい。共通探索空間の一部は、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応し、共通探索空間の一部は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIに対応する。これはここで限定されない。
【0169】
なお、本願の実施形態で、「時間領域リソースが異なる」ことは、時間領域リソースが重なり合わないとして理解されてよく、「時間領域リソースが同じである」ことは、時間領域リソースが部分的に若しくは完全に同じであること、又は時間領域リソースが部分的若しくは完全に重なり合うこととして理解されてよく、時間領域リソースは完全に同じであるよう限定されないことに留意されたい。相応して、「周波数領域が異なる」こと及び「周波数領域が同じである」ことの理解については、「時間領域」が「周波数領域」で置換されるという条件で、「時間領域が異なる」こと及び「時間領域が同じである」ことの記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。本願のDCIはPDCCHとして理解されてもよい。本願の実施形態で、「端末デバイスが、第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定する」ことは、次の通りに理解され得る:端末デバイスは、第1データに基づき、第1メッセージが第1SIB1を含むことを決定し、あるいは、端末デバイスは、第1メッセージに基づき、第1メッセージが第1SIB1を含むことを決定する。相応して、「端末デバイスが、第2データに基づき、第2データが第2SIB1を含むことを決定する」ことは、次の通りに理解され得る:端末デバイスは、第2データに基づき、第2メッセージが第2SIB1を含むことを決定し、あるいは、端末デバイスは、第2メッセージに基づき、第2メッセージが第2SIB1を含むことを決定する。相応して、「端末デバイスが、第4データに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定する」ことは、次の通りに理解され得る:端末デバイスは、第4データに基づき、第4メッセージがSIB1セットを含むことを決定し、あるいは、端末デバイスは、第4メッセージに基づき、第4メッセージがSIB1セットを含むことを決定する。
【0170】
なお、本願の実施形態で、第1データは第1メッセージを含み、あるいは、第1メッセージは第1データと同じであってよく、このとき、第1メッセージは第1SIB1を含むことに留意されたい。相応して、第2データは第2メッセージを含み、あるいは、第2メッセージは第2データと同じであってよく、このとき、第2メッセージは第2SIB1を含む。相応して、第3メッセージは、第3データに含まれるメッセージであってよく、言い換えれば、第3データは第3メッセージを含み、あるいは、第3メッセージは第3データと同じであってよく、このとき、第3メッセージはSIメッセージを含む。
【0171】
なお、第1データが第1メッセージを含むことは、次の通りに理解され得る:(1)第1データは第1メッセージと関連付けられており、第1メッセージは第1データに基づき取得されることに留意されたい。例えば、第1メッセージは、端末デバイスのMACレイヤが第1データの全て又は一部をRRCレイヤへ他のレイヤを通じて配信する過程で特定の処理により取得される。この場合、第1メッセージのビットは、第1データのビットと一致しないことがある。例えば、第1データの長さが100ビットである例が記載のために使用され、第1データのビットの値は全て0である。第1メッセージの長さは90ビットであってよく、第1メッセージのビットの値は全て0である。(2)第1データは第1メッセージのビットを含む。例えば、第1データの長さが100ビットである例が記載のために使用され、第1データのビットの値は全て0である。第1メッセージの長さは90ビットであってよく、第1メッセージのビットの値は全て0である。例えば、第1メッセージは、第1データの90個の最下位ビットである。第1データのビット値が第1メッセージのそれと同じであるかどうかは、本願で限定されない。
【0172】
第2データが第2メッセージを含むことの理解は、上記の関連する記載中の「第1」が「第2」で置換されるという条件で、第1データが第1メッセージを含むことの理解と同じであることができる。詳細はここで再び記載されない。相応して、第3データが第3メッセージを含むことの理解は、上記の関連する記載中の「第1」が「第3」で置換されるという条件で、第1データが第1メッセージを含むことの理解と同じであることができる。詳細はここで再び記載されない。相応して、第4データが第4メッセージを含むことの理解は、上記の関連する記載中の「第1」が「第4」で置換されるという条件で、第1データが第1メッセージを含むことの理解と同じであることができる。詳細はここで再び記載されない。
【0173】
なお、RRCレイヤについて、下位レイヤから受信されるデータは、通常、メッセージ、RRCメッセージ、RRC PDU、RRCメッセージセット、RRCメッセージクラス、などと呼ばれ得ることに留意されたい。これはここで限定されない。例えば、RRCレイヤについて、下位レイヤから受信されるデータ(例えば、第1データ)は、第1RRCメッセージ、第1RRC PDU、第1RRCメッセージセット、又は第1RRCメッセージクラスと呼ばれ得る。他の例として、RRCレイヤについて、下位レイヤから受信されるデータ(例えば、第2データ)は、第2RRCメッセージ、第2RRC PDU、第2RRCメッセージセット、又は第2RRCメッセージクラスと呼ばれ得る。他の例としてRRCレイヤについて、下位レイヤから受信されるデータ(例えば、第3データ)は、第3RRCメッセージ、第3RRC PDU、第3RRCメッセージセット、又は第3RRCメッセージクラスと呼ばれ得る。他の例として、RRCレイヤについて、下位レイヤから受信されるデータ(例えば、第4データ)は、第4RRCメッセージ、第4RRC PDU、第4RRCメッセージセット、又は第4RRCメッセージクラスと呼ばれ得る。
【0174】
なお、本願における「第1データの全て又は一部」は、第1MAC PDU又は第1MAC SDUとして理解され得ることに留意されたい。例えば、第1データは第1MAC PDUである。可能な場合に、第1SIB1に対応する論理チャネル及びトランスポートチャネルに対応するMAC PDUフォーマットはトランスペアレントMACである。従って、第1MAC PDUは第1MAC SDUと同じであり、端末デバイスのMACレイヤは、第1データの全て(つまり、第1MAC PDU又は第1MAC SDU)を復号化のためにRRCレイヤへ配信する必要がある。他の例として、第1データは第1MAC PDUである。可能な場合に、第1SIB1に対応する論理チャネル及びトランスポートチャネルに対応するMAC PDUフォーマットはトランスペアレントMACではない。従って、第1MAC PDUは第1MAC SDUとは異なり、端末デバイスのMACレイヤは、第1データの一部(つまり、第1MAC SDU)を復号化のためにRRCレイヤへ配信する必要がある。記載を容易にするために、本願では、「第1データの全て又は一部」は「第1データ」と記載され得る。同様に、第2データ、第3データ、又は第4データの全て又は一部の理解については、「第1」が「第2」、「第3」又は「第4」で置換されるという条件で、第1データの全て又は一部の上記の記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0175】
なお、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって配信される第1データの全て又は一部は、端末デバイスのRRCレイヤによって受信される第1メッセージとな時であっても又は異なってもよいことに留意されたい。例えば、第1データの全て又は一部は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信され得る。他の例として、第1データの全て又は一部は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤは他の例を通じてトランスペアレントに伝送され得る。他の例として、第1データの全て又は一部は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって、他のレイヤで処理された後に端末デバイスのRRCレイヤへ配信され得る。
【0176】
なお、本願で、データ又は指示情報が端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ配信されることは、次の通りに理解され得ることに留意されたい:データ又は指示情報は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信されてよく、あるいは、データ又は指示情報は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ他のレイヤを通じてトランスペアレントに伝送されてよく、あるいは、データ又は指示情報は、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって、他のレイヤで処理された後に端末デバイスのRRCレイヤへ配信されてもよい。
【0177】
例えば、第1データが端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ配信されることは、次の通りに理解され得る:第1データは、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信されてよく、あるいは、第1データは、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ他のレイヤを通じてトランスペアレントに伝送されてよく、あるいは、第1データは、端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって、他のレイヤで処理された後に端末デバイスのRRCレイヤへ配信されてもよい。同様に、第2データ、第3データ又は第4データが端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ配信されることの理解については、「第1」が「第2」、「第3」又は「第4」で置換されるという条件で、第1データの記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。同様に、第3指示情報又は第7指示情報が端末デバイスのMACレイヤ又はPHYレイヤによって端末デバイスのRRCレイヤへ配信されることの理解については、「第1データ」が「第3指示情報」又は「第7指示情報」で置換されるという条件で、第1データの記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0178】
例えば、端末デバイスのMACレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのMACレイヤは第1データを端末デバイスのRLCレイヤへ配信し、RLCレイヤは第1データをPDCPレイヤへ配信し、PDCPレイヤは次いで第1データをRRCレイヤへ配信する。すなわち、端末デバイスのMACレイヤは、レイヤごとに上方に第1データを配信する(例えば、図6aは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、第1データをレイヤごとに上方に配信する図である)。代替的に、端末デバイスのMACレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのMACレイヤは、第1データを、RLCレイヤ又はPDCPレイヤのどちらかを通じて端末デバイスのRRCレイヤへ配信する(例えば、図6bは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、RLCレイヤを通じてRRCレイヤへ第1データを配信する図である)。代替的に、端末デバイスのMACレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのMACレイヤは第1データを端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信する(例えば、図6cは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのMACレイヤによって、第1データをRRCレイヤへ直接配信する図である)。これは、実際のシナリオに基づき具体的に決定され、ここで限定されない。
【0179】
他の例として、端末デバイスのPHYレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのPHYレイヤは第1データを端末デバイスのMACレイヤへ配信し、端末デバイスのMACレイヤは第1データを端末デバイスのRLCレイヤへ配信し、次いでRLCレイヤは第1データをPDCPレイヤへ配信し、最後にPDCPレイヤは第1データをRRCレイヤへ配信する。すなわち、端末デバイスのPHYレイヤは、レイヤごとに上方に第1データを配信する(例えば、図7aは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、第1データをレイヤごとに上方に配信する図である)。代替的に、端末デバイスのPHYレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのPHYレイヤは、第1データを、MACレイヤ、RLCレイヤ及びPDCPレイヤのうちのいずれか1つ又は2つを通じて端末デバイスのRRCレイヤへ配信する(例えば、図7bは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、RLCレイヤを通じてRRCレイヤへ第1データを配信する図である)。代替的に、端末デバイスのPHYレイヤが第1データをRRCレイヤへ配信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのPHYレイヤは第1データを端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信する(例えば、図7cは、本願の実施形態に従い、端末デバイスのPHYレイヤによって、第1データをRRCレイヤへ直接配信する図である)。これは、実際のシナリオに基づき具体的に決定され、ここで限定されない。
【0180】
本願の実施形態においてDCIによってスケジューリングされているデータの異なるレイヤでの異なる記載を理解するのを容易にするために、以下は、図8a及び図8bを参照して更に記載する。
【0181】
図8aは、本願の実施形態に従い、端末デバイスによってデータを受信し、各レイヤで処理を実行する図である。図8aに示されるように、端末デバイスは第1データを受信し、第1データは第1MAC PDUである。MACレイヤは、直接又は特定の処理(例えば、分解及び多重化)を通じて第1MAC SDUを取得してよく、第1MAC PDUは第1MAC SDUと同じであっても又は異なってもよい。MACレイヤは第1MAC SDUをRLCレイヤへ配信する。RLCレイヤは第1RLC PDUを受信し、RLCレイヤは、直接(例えば、トランスペアレント伝送の場合)又は特定の処理(例えば、RLCヘッダ除去及び/又はRLC SDU再組み立て)を通じて第1RLC SDUを取得してよく、第1RLC PDUは第1RLC SDUと同じであっても又は異なってもよい。RLCレイヤは第1RLC SDUをPDCPレイヤへ配信する。PDCPレイヤは第1PDCP PDUを受信し、PDCPレイヤは、直接又は特定の処理(例えば、次の:PDCPヘッダ除去、暗号解読、インテグリティ保護チェック、並べ替え、ヘッダ復元、及びデータ復元、のうちのいずれか1つ以上)を通じて第1PDCP SDUを取得してよく、第1PDCP PDUは第1PDCP SDUと同じであっても又は異なってもよい。PDCPレイヤは第1PDCP SDUをRRCレイヤへ配信する。RRCレイヤは第1RRC PDUを受信する。
【0182】
図8bは、本願の実施形態に従い、端末デバイスによってデータを受信し、各レイヤで処理を実行する他の図である。図8bに示されるように、端末デバイスは第1データを受信し、第1データは第1MAC PDUである。MACレイヤは、直接又は特定の処理(例えば、分解及び多重化)を通じて第1MAC SDUを取得してよく、第1MAC PDUは第1MAC SDUと同じであっても又は異なってもよい。MACレイヤは第1MAC SDUをRLCレイヤへ配信する。RLCレイヤは第1RLC PDUを受信し、RLCレイヤは、直接(例えば、トランスペアレント伝送の場合)又は特定の処理(例えば、RLCヘッダ除去及び/又はRLC SDU再組み立て)を通じて第1RLC SDUを取得してよく、第1RLC PDUは第1RLC SDUと同じであっても又は異なってもよい。RLCレイヤは第1RLC SDUをRRCレイヤへ配信する。RRCレイヤは第1RRC PDUを受信する。
【0183】
なお、レイヤがデータを他のレイヤへ直接配信する場合、レイヤによって配信されるデータは、他のレイヤによって受信されるデータと同じであり得るが、データは異なるレイヤでは異なる名称を持つことに留意されたい。例えば、MACレイヤが第1MAC SDUをRLCレイヤは配信するとき、第1MAC SDUは第1RLC PDUと同じである。例えば、RLCレイヤが第1RLC SDUをPDCPレイヤへ配信するとき、第1RLC SDUは第1PDCP PDUと同じである。例えば、PDCPレイヤが第1PDCP SDUをRRCレイヤへ配信するとき、第1PDCP SDUは第1RRC PDUと同じである。例えば、RLCレイヤが第1RLC SDUをRRCレイヤへ配信するとき、第1RLC SDUは第1RRC PDUと同じである。
【0184】
なお、各レイヤでの第2データ、第3データ、又は第4データの処理の理解のために、「第1」が「第2」、「第3」又は「第4」で置換されるという条件で、第1データの説明が参照されてもよいことに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0185】
なお、本願の実施形態で、第1SIB1が第1RLCエンティティと関連付けられることは、第1メッセージが第1RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第1データが第1RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよく、第1SIB1が第1LCHと関連付けられることは、第1メッセージが第1LCHと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第1データが第1LCHと関連付けられることとしても記述されてよいことに留意されたい。相応して、第2SIB1が第2RLCエンティティと関連付けられることは、第2メッセージが第2RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第2データが第2RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよく、第2SIB1が第2LCHと関連付けられることは、第2メッセージが第2LCHと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第2データが第2LCHと関連付けられることとしても記述されてよい。相応して、SIメッセージは第3RLCエンティティと関連付けられてもよく、あるいは、SIメッセージは第3LCHと関連付けられてもよい。SIメッセージが第3RLCエンティティと関連付けられることは、第3メッセージが第3RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第3データが第3RLCエンティティと関連付けられることとしても記述されてよい。SIメッセージが第3LCHと関連付けられることは、第3メッセージが第3LCHと関連付けられることとしても記述されてよく、あるいは、第3データが第3LCHと関連付けられることとしても記述されてよい。記載を容易にするために、本願では、第1SIB1が第1RLCエンティティと関連付けられるか、又は第1SIB1が第1LCHと関連付けられることが、説明のために使用され、第2SIB1が第2RLCエンティティと関連付けられるか、又は第2SIB1が第2RLCと関連付けられることが、説明のために使用され、SIメッセージが第3RLCエンティティと関連付けられるか、又はSIメッセージが第3LCHと関連付けられることが、説明のために使用される。
【0186】
なお、DCIがSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)、SIメッセージ、又はSIB1セットをスケジューリングすることは、DCIがSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)、SIメッセージ、又はSIB1セットに対応するデータをスケジューリングすることとして理解され得ることに留意されたい。
【0187】
本願の実施形態におけるリソース情報には、時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報が含まれ得る。
【0188】
なお、本願中の「生成される」は「決定される」として理解され得ることに留意されたい。本願中の「構成する」及び「示す」は「含む」として理解され得る。本願で記載される「識別する」は「決定する」と記述され得る。本願で記載される「として理解される」は、「含む」又は「で置換される」として記述され得る。本願で記載される「で運ばれる」は、「に暗黙的に含まれる」と記載され得る。これはここで限定されない。
【0189】
以下は、本願で提供される通信方法及び通信装置について詳細に記載する。
【0190】
図9は、本願の実施形態に係る通信方法の概略フローチャートである。図9に示されるように、通信方法は次のステップS901~S901を含む。
【0191】
S901:端末デバイスは第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信する。
【0192】
相応して、ネットワークデバイスは第1ダウンリンク制御情報DCIを送信する。第1DCIは、第1データをスケジューリングするために使用され、第1データは第1SIB1を含む。第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。代替的に、これは、第1SIB1が、第1動作モードに関連したSIB1であることとして理解される。
【0193】
いくつかの実現可能な実施で、ネットワークデバイスは少なくとも1つのDCIを送信してよく、異なるDCIは、異なるデータをスケジューリングするために使用される。理解を容易にするために、本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスによって送信される少なくとも1つのDCIが第1DCI及び/又は第2DCIを含む例が、説明のために主に使用される。第2DCIは、第2データをスケジューリングするために使用され、第2データは第2SIB1を含む。第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。代替的に、これは、第2SIB1が、第2動作モードに関連したSIB1であることとして理解される。
【0194】
任意に、ネットワークデバイスによって送信される少なくとも1つのDCIは第5DCIを更に含んでもよい。第5DCIは、第3データをスケジューリングするために使用され、第3データはSIメッセージを含む。SIメッセージは少なくとも1つのSIBを含む。
【0195】
なお、SIメッセージに含まれるSIBは、SIB2からSIB14のうちのいずれか1つ以上を含んでもよく、あるいは、今後拡張される可能性がある更なるSIB、例えば、SIB15及びSIB16を含んでもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。
【0196】
例えば、図10は、本願の実施形態に従うスケジューリングモードの図である。図10に示されるように、ネットワークデバイスは、2つのDCIを使用することによって第1SIB1及び第2SIB1を別々にスケジューリングする。ネットワークデバイスは、2つのDCIを使用することによって、第1SIB1に対応するデータと、第2SIB1に対応するデータとを別々にスケジューリングすることが理解され得る。
【0197】
なお、本願のこの実施形態では、第1動作モードはセキュアモードであってよく、第2動作モードはノーマルモードであってよく、あるいは、本願のこの実施形態では、第1動作モードはノーマルモードであってよく、第2動作モードはセキュアモードであってよいことに留意されたい。これはここで限定されない。セキュアモードは、次の:制限された動作モード、互換性の問題が起こる場合に使用される動作モード、及び問題を識別及び/又は解決するために使用できる動作モード、のうちのいずれか1つ以上として理解され得る。ノーマルモードは、次の:互換性の問題が起こらない場合に使用される動作モード、のうちのいずれか1つ以上として理解され得る。
【0198】
例えば、セキュアモードでネットワークにアクセスした後、端末デバイスは、次のプロセス:問題の報告、問題の識別、アップデート、アップグレード、誤り訂正、などのうちのいずれか1つ以上を実行し得る。他の例として、端末デバイスがノーマルモードでネットワークにアクセスできない場合は、端末デバイスはセキュアモードでネットワークにアクセスしてよい。他の例として、互換性の問題が端末デバイスで起こる場合、又は互換性の問題が端末デバイスとネットワークデバイスとの間で起こる場合は、端末デバイスはノーマルモードでネットワークにアクセスできず、端末デバイスはセキュアモードでネットワークにアクセスしてよい。
【0199】
なお、本願のこの実施形態では、セキュアモードは第1プロトコルバージョンとして理解されてよく、ノーマルモードは第2プロトコルバージョンとして理解されてよいことに留意されたい。本願のこの実施形態では、第1SIB1は第1プロトコルバージョンのSIB1としても理解されてよく、第2SIB1は第2プロトコルバージョンのSIB1として理解されてもよい。第1プロトコルバージョンは基本プロトコルバージョン(基本バージョンと呼ばれる)であってよく、あるいは、先行プロトコルバージョン(先行バージョンと呼ばれる)として記述されてもよく、第2プロトコルバージョンは後発プロトコルバージョン(後発バージョンと呼ばれる)であってよい。代替的に、第1プロトコルバージョンは後発バージョンであってよく、第2プロトコルバージョンは基本バージョン、先行バージョン、などであってよい。これはここで限定されない。基本バージョンSIB1は5G R18のSIB1、6Gの第1バージョンのSIB1、などであってよい。これはここで限定されない。後発バージョンのSIB1は、将来の通信システムにおけるSIB1などであってよい。これはここで限定されない。基本バージョンのSIB1は、セキュアモードでの通信に使用され得るか、あるいは、基本バージョンのSIB1は、ノーマルモードでの通信に使用され得る。例えば、後発プロトコルバージョンをサポートする端末デバイスがノーマル通信を実行する場合は、端末デバイスは、基本バージョンのSIB1を後発バージョンのSIB1のデルタコンフィグレーションと結合して、後発バージョンの完全なSIB1を取得してよく、あるいは、後発バージョンのSIB1のフルコンフィグレーションを使用してもよい。可能な実施において、セキュアモードに関するSIB1の情報要素及び情報要素の値は、ノーマルモードに関するSIB1の情報要素及び情報要素の値の全て又は一部と同じである。他の可能な実施では、セキュアモードに関するSIB1及びノーマルモードに関するSIB1は異なる設定を有してもよく、例えば、異なる情報要素を含み得る。2つのSIB1が同じ情報要素に含まれる場合に、情報要素は異なる値を有し得る。理解を容易にするために、2つのSIB1(例えば、第1SIB1及び第2SIB1)は、本願のこの実施形態での詳細な説明のための例として以下で主に使用される。
【0200】
S902:端末デバイスは、第1DCIに基づき、第1データが第1システム情報ブロック1 SIB1を含むことを決定する。
【0201】
端末デバイスによって第1DCIに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定する多数の方法がある。以下は、実施1~5を参照して記載する。なお、具体的な実施は端末デバイスの物理レイヤ又はMACレイヤによって実行されてよく、あるいは、他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)によって実行されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0202】
実施1:端末デバイスは、第1DCIに含まれる第1指示情報に基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定する。
【0203】
第1指示情報は、第1DCIによってスケジューリングされるシステムメッセージのタイプを示すか、又は第1DCIによってスケジューリングされるデータに含まれるシステムメッセージのタイプを示す。記載を容易にするために、「システムメッセージのタイプ」は「システムメッセージタイプ」と呼ばれることがある。システムメッセージタイプには、第1SIB1、第2SIB2、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0204】
第1指示情報は、第1DCI内の第1フィールドで運ばれ得る。
【0205】
実施において、例えば、第1指示情報は、第1DCIが第1SIB1又は第2SIB1をスケジューリングすることを示し得る。第1フィールドの異なる値は、第1DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)を示すか、又は第1DCIによってスケジューリングされるデータに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)を示し得る。第1フィールドの長さは、1ビット、2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。任意に、第1フィールドは新たに定義されたフィールドであってもよい。例えば、第1フィールドの長さは1ビットであると仮定される。第1フィールドの値が0であることは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が1であることは、DCIが第2SIB1をスケジューリングすることを示すことができる。代替的に、第1フィールドの値が0であることは、DCIが第2SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が1であることは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示すことができる。これはここで限定されない。
【0206】
任意に、第1フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングするかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングすることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングしないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、ビットマップの長さは2ビットであり、2ビットのうち左から右に1番目のビット及び2番目のビットは夫々、第1SIB1及び第2SIB1に対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、DCIが第1SIB1をスケジューリングしないことを示す。
【0207】
任意に、第1指示情報により、第1DCIが第1SIB1又は第2SIB1をスケジューリングすることが示される場合、第1指示情報は、第2フィールド又は第10指示情報(例えば、システム情報インジケータ(system information indicator)フィールド)との結合指示を更に実行して、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を示すか、又はSIBメッセージがスケジューリングされることを示し得る。第2フィールド又は第10指示情報の異なる値は、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングするかどうかを示し得る。具体的に、DCIがSIB1又はSIメッセージをスケジューリングするかどうかが最初に、第2フィールド又は第10指示情報に基づき決定され得る。DCIがSIB1をスケジューリングすることが決定される場合、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1が更に、DCI内の第1フィールド又は第1指示情報の特定の値に基づき決定される。
【0208】
他の実施では、第1指示情報は、第1DCIが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージをスケジューリングすることを示し得る。第1フィールドの異なる値は、第1DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1(例えば、第1SIB1若しくは第2SIB1)又はSIメッセージを示すか、あるいは、第1DCIによってスケジューリングされるデータに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1若しくは第2SIB1)又はSIメッセージを示し得る。第1フィールドの長さは2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。例えば、第1フィールドの長さは2ビットであると仮定される。この場合、第1フィールドの値が01であることは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が10であることは、DCIが第2SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が00であることは、DCIがSIメッセージをスケジューリングすることを示すことができる。代替的に、第1フィールドの値が01であることは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が10であることは、DCIが第2SIB1をスケジューリングすることを示すことができ、第1フィールドの値が11であることは、DCIがSIメッセージをスケジューリングすることを示すことができる。例はここで1つずつ説明されない。
【0209】
任意に、第1フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングするかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングすることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、DCIが対応するタイプのシステムメッセージをスケジューリングしないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0210】
例えば、ビットマップの長さは3ビットであり、3ビットのうち左から右に1番目のビット、2番目のビット、及び3番目のビットは夫々、第1SIB1、第2SIB1、及びSIメッセージに対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、DCIが第1SIB1をスケジューリングしないことを示す。
【0211】
任意に、第1フィールドは新たに定義されたフィールドであってよく、あるいは、拡張フィールド、例えば、拡張システム情報インジケータフィールド又は拡張HARQプロセスIDフィールドであってよい。具体的に、本願のこの実施形態で、従来技術におけるシステム情報インジケータフィールド又はHARQプロセスIDフィールドの異なる値に対応する意味は、拡張フィールドが、SIメッセージに加えて、異なるSIB1、例えば第1SIB1及び第2SIB1を示すことができるように、拡張されてよい。記載を容易にするために第1フィールドが拡張システム情報インジケータフィールドである例が、本願のこの実施形態では説明のために使用される。拡張システム情報インジケータフィールドは2ビット、3ビット、などを含んでよい。これはここで限定されない。
【0212】
理解を容易にするために、拡張システム情報インジケータフィールドの長さが2ビットである例が本願のこの実施形態では説明のために使用される。例えば、表1を参照されたい。拡張システム情報インジケータフィールドの異なる値の意味が表1に示され得る。フィールドの値が00であることは、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。フィールドの値が01であることは、DCIがSIメッセージをスケジューリングしないことを示す。フィールドの値が10であることは、DCIが第2SIB1をスケジューリングすることを示す。フィールドの値11は、リザーブされているか又は他の目的に使用され得る。これは本願で限定されない。代替的に、フィールドの対応する値に対応する意味は交換されてもよい。これはここで限定されない。
【表1】
【0213】
なお、実施1では、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第1DCI)に対応する次のうちの1つ以上は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第2DCI)に対応するそれと同じであってよいことに留意されたい。
【0214】
(1)時間領域リソースは同じであってよい。ここで、時間領域リソースは、SIBをスケジューリングするためのDCIがモニタされる時間領域リソースの範囲、探索空間、などを含む。
【0215】
(2)周波数領域リソースは同じであってよい。ここで、周波数領域リソースは、SIBをスケジューリングするためのDCIがモニタされる周波数領域リソースの範囲、制御リソースセット、などを含む。
【0216】
(3)DCIフォーマットは同じであってよい。例えば、DCIフォーマットはDCIフォーマット1_0であってよい。
【0217】
(4)DCIのスクランブリング情報は同じであってよい。例えば、スクランブリング情報はSI-RNTIを含んでよく、SI-RNTIの値はFFFFであってよい。
【0218】
実施2:端末デバイスは、第1DCIのスクランブリング情報に基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し得る。
【0219】
端末デバイスは、異なるDCIのスクランブリング情報に基づき、異なるDCIによってスクランブルされているコンテンツを区別するか、又は異なるDCIによってスクランブルされているシステムメッセージのタイプを区別し得る。例えば、端末デバイスは、第1DCIのスクランブリング情報に基づき、第1DCIによってスクランブルされているデータが第1SIB1を含むことを決定し得る。例えば、端末デバイスは、第2DCIのスクランブリング情報に基づき、第2DCIによってスクランブルされているデータが第2SIB1を含むことを決定する。第1DCIのスクランブリング情報は、第2DCIのスクランブリング情報とは異なる。
【0220】
例えば、第1DCIのスクランブリング情報はSI-RNTIであってよく、第2DCIのスクランブリング情報は他のRNTI(例えば、新たに定義されたRNTI)であってよく、あるいは、第2DCIのスクランブリング情報はSI-RNTIであってよく、第1DCIのスクランブリング情報は他のRNTI(例えば、新たに定義されたRNTI)であってよい。これはここで限定されない。他の例として、第1DCIのスクランブリング情報はRNT(例えば、新たに定義されたRNTI1)であってよく、第2DCIのスクランブリング情報は他のRNTI(新たに定義されたRNTI2)であってよい。これはここで限定されない。なお、第5DCIのスクランブリング情報は第1DCIのスクランブリング情報と同じであってよく、あるいは、第5DCIのスクランブリング情報は第2DCIのスクランブリング情報と同じであってよく、あるいは、第5DCIのスクランブリング情報は、第1DCIのスクランブリング情報及び第2DCIのスクランブリング情報の両方と異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0221】
端末デバイスは、異なるDCIのスクランブリング情報(例えば、RNTI)に基づき、ことなるDCIによってスケジューリングされるコンテンツを区別し得ることが理解され得る。例えば、端末デバイスは、異なるDCIのスクランブリング情報に基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1又は第2SIB1を含むかどうかを決定し得る。他の例として、端末デバイスは、異なるDCIのスクランブリング情報に基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むかどうかを決定し得る。
【0222】
なお、実施2では、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第1DCI)に対応する次の:時間領域リソース、周波数領域リソース、及びDCIフォーマット、うちの1つ以上は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第2DCI)に対応するそれと同じであってよいことに留意されたい。
【0223】
実施3:端末デバイスは、第1DCIのDCIフォーマットに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し得る。
【0224】
端末デバイスは、異なるDCIのDCIフォーマットに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるコンテンツを区別するか、あるいは、異なるDCIによってスケジューリングされるシステムメッセージのタイプを区別し得ることが理解され得る。
【0225】
例えば、端末デバイスは、第1DCIのDCIフォーマットに基づき、第1DCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1を含むことを決定し得る。例えば、端末デバイスは、第2DCIのDCIフォーマットに基づき、第2DCIによってスケジューリングされるデータが第2SIB1を含むことを決定する。第1DCIは第2DCIのスクランブリングとは異なる。例えば、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは、DCIフォーマット1_0であってよく、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは、他のDCIフォーマット(例えば、新たに定義されたDCIフォーマット)であってよく、あるいは、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは、DCIフォーマット1_0であってよく、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは、他のDCIフォーマット(例えば、新たに定義されたDCIフォーマット)であってよい。他の例として、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマット及び第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは両方とも、新たに定義されたDCIフォーマットであってよい。これはここで限定されない。
【0226】
なお、第5DCIのDCIフォーマットは、第1DCIのDCIフォーマットと同じであってよく、あるいは、第5DCIのDCIフォーマットは、第2DCIのDCIフォーマットと同じであってよく、あるいは、第5DCIのDCIフォーマットは、第1DCIのDCIフォーマット及び第2DCIのDCIフォーマットの両方と異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0227】
端末デバイスは、異なるDCIのDCIフォーマットに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるコンテンツを区別し得る。例えば、端末デバイスは、異なるDCIのDCIフォーマットに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1又は第2SIB1を含むかどうかを決定し得る。他の例として、端末デバイスは、異なるDCIのDCIフォーマットに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むかどうかを決定し得る。
【0228】
なお、実施3では、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第1DCI)に対応する次の:時間領域リソース、周波数領域リソース、及びDCIのスクランブリング情報、のうちの1つ以上は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第2DCI)に対応するそれと同じであってよいことに留意されたい。
【0229】
実施4:端末デバイスは、第1DCIのための時間領域リソースに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し得る。
【0230】
端末デバイスは、異なるDCIのための時間領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるコンテンツを区別し得ることが理解され得る。例えば、端末デバイスは、第1DCIのための時間領域リソースに基づき、第1DCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1を含むことを決定し得る。例えば、端末デバイスは、第2DCIのための時間領域リソースに基づき、第2DCIによってスケジューリングされるデータが第2SIB1を含むことを決定する。第1DCIのための時間領域リソースは、第2DCIのための時間領域リソースとは異なる。
【0231】
例えば、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(つまり、第1DCI)のための探索空間はCSS#0であり、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(つまり、第2DCI)のための探索空間はCSS#1である。なお、第5DCIのための時間領域リソースは、第1DCIのための時間領域リソースと同じであってよく、あるいは、第5DCIのための時間領域リソースは、第2DCIのための時間領域リソースと同じであってよく、あるいは、第5DCIのための時間領域リソースは、第1DCIのための時間領域リソース及び第2DCIのための時間領域リソースの両方と異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0232】
端末デバイスは、異なるDCIのための時間領域リソースに基づき、異なるDCIのための時間スケジューリングされるコンテンツを区別し得ることが理解され得る。例えば、端末デバイスは、異なるDCIのための時間領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1又は第2SIB1を含むかどうかを決定し得る。他の例として、端末デバイスは、異なるDCIのための時間領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むかどうかを決定し得る。
【0233】
なお、実施4では、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第1DCI)に対応する次の:周波数領域リソース、DCIフォーマット、及びDCIのスクランブリング情報、のうちの1つ以上は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第2DCI)に対応するそれと同じであってよいことに留意されたい。
【0234】
実施5:端末デバイスは、第1DCIのための周波数領域リソースに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し得る。
【0235】
端末デバイスは、異なるDCIのための周波数領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるコンテンツを区別し得ることが理解され得る。例えば、端末デバイスは、第1DCIのための周波数領域リソースに基づき、第1DCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1を含むことを決定し得る。例えば、端末デバイスは、第2DCIのための周波数領域リソースに基づき、第2DCIによってスケジューリングされるデータが第2SIB1を含むことを決定する。第1DCIのための周波数領域リソースは、第2DCIのための周波数領域リソースとは異なる。例えば、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための制御リソースセットはCORESET#0であり、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための制御リソースセットはCORESET#1である
【0236】
なお、第5DCIのための周波数領域リソースは、第1DCIのための周波数領域リソースと同じであってよく、あるいは、第5DCIのための周波数領域リソースは、第2DCIのための周波数領域リソースと同じであってよく、あるいは、第5DCIのための周波数領域リソースは、第1DCIのための周波数領域リソース及び第2DCIのための周波数領域リソースの両方と異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0237】
端末デバイスは、異なるDCIのための周波数領域リソースに基づき、異なるDCIのための時間スケジューリングされるコンテンツを区別し得ることが理解され得る。例えば、端末デバイスは、異なるDCIのための周波数領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1又は第2SIB1を含むかどうかを決定し得る。他の例として、端末デバイスは、異なるDCIのための周波数領域リソースに基づき、異なるDCIによってスケジューリングされるデータが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むかどうかを決定し得る。
【0238】
なお、実施5では、第1SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第1DCI)に対応する次の:時間領域リソース、DCIフォーマット、及びDCIのスクランブリング情報、のうちの1つ以上は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI(例えば、第2DCI)に対応するそれと同じであってよいことに留意されたい。
【0239】
なお、上記の5つの実施は、互いに組み合わされてよく、あるいは、独立して実施されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。なお、実施2、実施3、実施4、及び実施5は、端末デバイスがDCIを受信する前、受信に成功する前に、又はモニタする前に行われ得ることに留意されたい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されることであり、ここで限定されない。例えば、実施2、実施3、実施4、及び実施5では、端末デバイスは1つ以上のDCIを受信することは、端末デバイスが1つ以上のDCIをモニタすることとして理解され得る。
【0240】
なお、ステップS902は、ステップS901の前又はステップS901の後に実行されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、実施2、実施3、実施4、及び実施5では、ステップS902はステップS901の前に実行され得る。他の例として、実施1では、ステップS902はステップS901の後に実行され得る。
【0241】
5つの実施のうちのいずれか1つ以上において、ステップS902で、端末デバイスは、DCIによってスケジューリングされるデータに含まれるコンテンツを決定してもよい。これは、端末デバイスがHARQ複合復号化を正確に実行することができることを確かにし、伝送信頼性を向上させるのに役立つ。
【0242】
S903:端末デバイスはネットワークデバイスから第1データを受信する。
【0243】
なお、端末デバイスは、第1DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信し得ることに留意されたい。具体的に、端末デバイスは、第1DCIに含まれるスケジューリング情報に基づき、ネットワークデバイスから第1データを受信し得る。
【0244】
S904:端末デバイスは、第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定する。
【0245】
端末デバイスが第1DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信した後、端末デバイスは更に、第1データに基づき、第1データに含まれるコンテンツを復号(例えば、ASN.1復号化)し得る。具体的に、端末デバイスは、次の実施(1)~実施(3)のうちのいずれか1つ以上で、第1データに含まれるコンテンツを識別し、次いで、識別されたコンテンツに対応する復号化方式に従って、識別されたコンテンツを復号し得る。3つの実施は、端末デバイスのRRCレイヤで実行されるものとして理解されてよく、あるいは、他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)で実行されてもよい。これはここで限定されない。具体的に、第1データの受信に成功した後、端末デバイスのMACレイヤ、PHYレイヤ、又は他の新たに定義されたレイヤは、第1データの全て又は一部を端末デバイスのRRCレイヤ又は他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)に配信してよく、次いで、第1データは、端末デバイスのRRCレイヤ又は他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)で復号される。以下は、実施(1)~実施(3)について詳細に別々に記載する。
【0246】
実施(1)で、第1データ又は第1メッセージは第2指示情報を含んでもよく、第2指示情報は、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0247】
第2指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信された第1データ又は第1メッセージで運ばれてよく、第2指示情報は、第1データ又は第1メッセージに含まれるシステムメッセージのタイプ、つまり、システムメッセージタイプを示す。システムメッセージタイプは、第1SIB1、第2SIB2、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つを含む。
【0248】
第2指示情報は、第1データ又は第1メッセージ内の第3フィールドで運ばれ得る。
【0249】
実施において、例えば、第1指示情報は、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1又は第2SIB1を含むことを示し得る。第1フィールドの異なる値は、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)を示し得る。第1フィールドの長さは、1ビット、2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。例えば、第1フィールドの長さは1ビットであると仮定される。第1フィールドの値が0であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が1であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができる。代替的に、第1フィールドの値が0であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が1であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができる。これはここで限定されない。
【0250】
任意に、第1フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むことを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含まないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、ビットマップの長さは2ビットであり、2ビットのうち左から右に1番目のビット及び2番目のビットは夫々、第1SIB1及び第2SIB1に対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含まないしないことを示す。
【0251】
任意に、第1指示情報により、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1又は第2SIB1を含むことが示される場合、第1指示情報は、第4フィールド又は第11指示情報との結合指示を更に実行して、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1を示すか、又はSIBメッセージがスケジューリングされることを示し得る。第4フィールド又は第11指示情報の異なる値は、第1データ又は第1メッセージがSIB1又はSIメッセージを含むかどうかを示し得る。具体的に、第1データ又は第1メッセージがSIB1又はSIメッセージを含むかどうかが最初に、第4フィールド又は第11指示情報に基づき決定され得る。第1データ又は第1メッセージがSIB1を含むことが決定される場合、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1が更に、DCI内の第1フィールド又は第1指示情報の特定の値に基づき決定される。
【0252】
他の実施では、第1指示情報は、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むことを示し得る。第1フィールドの異なる値は、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1若しくは第2SIB1)又はSIメッセージを示し得る。第1フィールドの長さは2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。例えば、第1フィールドの長さは2ビットであると仮定される。この場合、第1フィールドの値が01であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が10であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が00であることは、第1データ又は第1メッセージがSIメッセージを含むことを示すことができる。代替的に、第1フィールドの値が01であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が10であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第1フィールドの値が11であることは、第1データ又は第1メッセージがSIメッセージを含むことを示すことができる。例はここで1つずつ説明されない。
【0253】
任意に、第1フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むことを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含まないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、ビットマップの長さは3ビットであり、3ビットのうち左から右に1番目のビット、2番目のビット、及び3番目のビットは夫々、第1SIB1、第2SIB1、及びSIメッセージに対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含まないことを示す。
【0254】
実施(2)では、端末デバイスは、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得する。
【0255】
「端末デバイスが第1メッセージに関連した第3指示情報を取得する」ことは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのRRCレイヤは、端末デバイスの最下位レイヤから、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得する。第3指示情報は、第1データ又は第1メッセージに含まれるシステムメッセージのタイプ、つまり、システムメッセージタイプを示す。システムメッセージタイプは、第1SIB1、第2SIB2、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
「端末デバイスの最下位レイヤ」は、次の:端末デバイスのPHYレイヤ、端末デバイスのMACレイヤ、端末デバイスのRLCレイヤ、又は端末デバイスのPDCPレイヤ、のうちのいずれか1つを含み得る。ここで、端末デバイスの最下位レイヤは、レイヤごとに第3指示情報をRRCレイヤへ配信するか、又は端末デバイスの最下位レイヤから端末デバイスのRRCレイヤの間の1つ以上のレイヤを通って第3指示情報をRRCレイヤへ配信してよく、あるいは、端末デバイスの最下位レイヤは、第3指示情報を端末デバイスのRRCレイヤへ直接配信する。
【0257】
端末デバイスのRRCレイヤは、第1メッセージを取得するだけではなく、第1メッセージに関連した第3指示情報も取得することが理解され得る。端末デバイスのRRCレイヤは、第3指示情報に基づき、第1データ又は第1メッセージに含まれるシステムメッセージのタイプを決定し得る。なお、端末デバイスのRRCレイヤによって第1メッセージを取得する実施は、端末デバイスのRRCレイヤによって第3指示情報を取得する実施と同じであっても又は異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0258】
なお、第3指示情報は第1データに含まれなくてもよいことに留意されたい。例えば、第3指示情報は、DCI(例えば、第1DCIの情報)に基づき端末デバイスによって生成され得る。例えば、第3指示情報が端末デバイスのPHYレイヤによって生成される場合、第3指示情報は第1データに含まれなくてもよい。代替的に、第3指示情報は第1データに含まれてもよく、例えば、第1データに対応する次の:第1MAC PDUのMACサブヘッダ、第1RLC PDUのRLCヘッダ、又は第1PDCP PDUのPDCPヘッダ、のうちのいずれか1つに含まれ得る。例えば、第3指示情報が端末デバイスのMACレイヤによって生成される場合、第3指示情報はMACサブヘッダ(例えば、第1MAC PDUのMACサブヘッダ)に含まれ得る。第3指示情報が端末デバイスのRLCレイヤによって生成される場合、第3指示情報は、RLCヘッダ(例えば、第1RLC PDUのRLCヘッダ)に含まれ得る。第3指示情報が端末デバイスのPDCPレイヤによって生成される場合、第3指示情報は、PDCPヘッダ(例えば、第1PDCP PDUのPDCPヘッダ)に含まれ得る。
【0259】
なお、実際の実施の間、第3指示情報の具体的な表現形式は、第1DCIに基づき取得される第1指示情報、第1指示情報から抽出された情報、などであってよい。これはここで限定されない。従って、端末デバイスのRRCレイヤは、受信された第3指示情報に基づき、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを決定し得る。代替的に、第3指示情報の具体的な表現形式は、DCIのスクランブリング情報から取得された情報であってよく、あるいは、DCIのスクランブリング情報などであってよい。これはここで限定されない。代替的に、第3指示情報の具体的な表現形式は、DCIフォーマットから取得された情報であってよく、あるいは、DCIフォーマットなどであってよい。これはここで限定されない。代替的に、第3指示情報の具体的な表現形式は、モニタリングオケージョン、探索空間、又はDCIのための時間領域リソースから取得された情報であってよく、あるいは、モニタリングオケージョン、探索空間、又はDCIのための時間領域リソースであってよい。これはここで限定されない。代替的に、第3指示情報の具体的な表現形式は、DCIのための周波数領域リソース又は制御リソースセットから取得された情報であってよく、あるいは、DCIがモニタされる周波数領域リソース、制御リソースセット、などであってよい。これはここで限定されない。
【0260】
任意に、実施(1)及び/又は実施(2)で、第1SIB1及び第2SIB1は、同じ論理チャネル及び/又は同じRLCエンティティに対応してもよい。なお、SIメッセージ及び第1SIB1と第2SIB1の一方又は両方は、同じ論理チャネル及び/又は同じRLCエンティティに対応してよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0261】
実施(3)で、第1SIB1は第1RLCエンティティと関連付けられてよく、あるいは、第1SIB1は、第1論理チャネルLCHとと関連付けられてよく、第2RLCエンティティは、第2SIB1と関連付けられ、第2LCHは、第2SIB1と関連付けられる。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、第1LCHは第2LCHとは異なる。
【0262】
従って、端末デバイス(例えば、端末デバイスのRRCレイヤ又は他のレイヤ)は、異なるデータ又はメッセージと関連付けられているLCH又はRLCエンティティに基づき、受信されたデータ又は受信されたメッセージに含まれるコンテンツを決定し得る。例えば、端末デバイスは、第1データと関連付けられている第1LCH又は第1RLCエンティティに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し得る。他の例として、第2データと関連付けられている第2LCH又は第2RLCエンティティに基づき、第2データが第2SIB1を含むことが決定される。他の例として、第3データと関連付けられている第3LCH又は第3RLCエンティティに基づき、第3データがSIメッセージを含むことが決定される。
【0263】
例えば、第1SIB1は、従来技術における論理チャネル(つまり、BCCH)に対応してよく、第2SIB1は、他の論理チャネル(例えば、新たに定義された論理チャネル1)に対応してよく、あるいは、第2SIB1は、従来技術における論理チャネル(つまり、BCCH)に対応し、第1SIB1は、他の論理チャネル(例えば、新たに定義された論理チャネル1)に対応してよい。これはここで限定されない。
【0264】
なお、第3RLCエンティティは、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティの両方と異なってもよく、あるいは、第3RLCエンティティは、第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティの両方と同じであってもよく、又は第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティの一方と同じであってもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。代替的に、これは次のように記載され得る:第3LCHは、第1LCH及び第2LCHの両方と異なってもよく、あるいは、第3LCHは、第1LCH及び第2LCHの全部又は一部と同じであってもよい。任意に、第3LCHが第1LCH及び第2LCHの全部又は一部と同じである場合に、あるいは、第3RLCエンティティが第1RLCエンティティ及び第2RLCエンティティの全部又は一部と同じである場合に、RRCメッセージ(例えば、第1メッセージ)がSIメッセージ又は第1SIB1を含むかどうか、RRCメッセージ(例えば、第1メッセージ)がSIメッセージ又は第2SIB1を含むかどうか、あるいは、RRCメッセージ(例えば、第1メッセージ)がSIメッセージ、第1SIB1、又は第2SIB1を含むかどうかは、実施(1)又は実施(2)に従って更に決定される必要がある。
【0265】
なお、実施1~実施5のうちのいずれか1つ以上は、実施(1)~実施(3)のうちのいずれか1つ以上と組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。
【0266】
例えば、実施1及び実施(1)が例として使用される。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているPDCCHをモニタする。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIを受信する。端末デバイスは、DCIに含まれるシステム情報インジケータフィールドが0であることに基づき、DCIがSIB1をスケジューリングすることを決定する。端末デバイスは、DCIに含まれる第1指示情報に基づき、DCIによってスケジューリングされるSIB1が第1SIB1であることを決定する。端末デバイスは、ブロードキャストに対応するHARQプロセスを使用することによって復号化を実行する。復号化が成功した場合、端末デバイスのMACレイヤは、RLCレイヤを通じて、データを処理のために端末デバイスのRRCレイヤへ配信する。復号化が失敗した場合、端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされている別のDCIを再受信し、再受信されたDCIも、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。端末デバイスは、今回受信したデータ及び前回受信したデータに対して複合復号化を実行し得る。復号化が成功した場合、同様に、端末デバイスのMACレイヤは、RLCレイヤを通じて、データを処理のために端末デバイスのRRCレイヤへ配信する。RRCレイヤは、RRCメッセージ含まれる第2指示情報に基づき、RRCメッセージが第1SIB1を含むことを決定し、次いで、第1SIB1のASN.1を使用することによってRRC復号化を実行し得る。
【0267】
他の例として、MACレイヤ処理及びRRCレイヤ処理は、夫々実施1及び実施(2)に従って実行される。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているPDCCHをモニタする。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIを受信する。端末デバイスは、DCIに含まれるシステム情報インジケータフィールドが0であることに基づき、(従来技術において)DCIがSIB1をスケジューリングすることを決定する。端末デバイスは、DCIに含まれる第1指示情報に基づき、DCIによってスケジューリングされるSIB1が第1SIB1であることを決定する。端末デバイスは、ブロードキャストに対応するHARQプロセスを使用することによって復号化を実行する。復号化が成功した場合、端末デバイスのMACレイヤは、端末デバイスの上位レイヤ(例えば、RRCレイヤ)へデータを配信する。復号化が失敗した場合、端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされている別のDCIを再受信し、再受信されたDCIも、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。端末デバイスは、今回受信したデータ及び前回受信したデータに対して複合復号化を実行し得る。復号化が成功した場合、同様に、端末デバイスのMACレイヤは、端末デバイスの上位レイヤ(例えば、RRCレイヤ)へデータを配信する。RRCレイヤは、MACレイヤから受信された第3指示情報に基づき、RRCメッセージが第1SIB1を含むことを決定し、次いで、第1SIB1のASN.1を使用することによってRRC復号化を実行し得る。
【0268】
例えば、実施1及び実施(3)が例として使用される。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているPDCCHをモニタする。端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされているDCIを受信する。端末デバイスは、DCIに含まれるシステム情報インジケータフィールドが0であることに基づき、DCIがSIB1をスケジューリングすることを決定する。端末デバイスは、DCIに含まれる第1指示情報に基づき、DCIによってスケジューリングされるSIB1が第1SIB1であることを決定する。端末デバイスは、ブロードキャストに対応するHARQプロセスを使用することによって復号化を実行する。復号化が成功した場合、端末デバイスのMACレイヤは、RLCレイヤを通じて、データを端末デバイスのRRCレイヤへ配信する。復号化が失敗した場合、端末デバイスは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされている別のDCIを再受信し、再受信されたDCIも、DCIが第1SIB1をスケジューリングすることを示す。端末デバイスは、今回受信したデータ及び前回受信したデータに対して複合復号化を実行し得る。復号化が成功した場合、同様に、端末デバイスのMACレイヤは、RLCレイヤを通じて、データを端末デバイスのRRCレイヤへ配信する。RRCレイヤは、第1SIB1に対応するRLCエンティティからデータを受信することによって、RRCメッセージが第1SIB1を含むことを決定することができ、次いで、第1SIB1のASN.1を使用することによってRRC復号化を実行し得る。
【0269】
実施2~実施5と実施(1)~実施(3)との間の他の組み合わせは、例を使用することによってここで1つずつ説明されないことが理解され得る。
【0270】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、3つ以上のSIB1によるシナリオでは、具体的に、ネットワークデバイスが、第1SIB1及び第2SIB1の上記の説明と同様に、第1SIB1及び第2SIB1に加えて更なるSIB1(例えば、第3SIB1及び第4SIB1)を送信し得るシナリオでは、端末デバイス(例えば、端末デバイスのMACレイヤ、PHYレイヤ、又は他のレイヤ)による復号化のために、同様に、異なるSIB1は、DCI内の第1指示情報若しくは第1フィールド、DCIのスクランブリング情報、DCIフォーマット、DCIのための時間領域リソース、又はDCIのための周波数領域リソースのうちのいずれか1つ以上に基づき区別され得る。相応して、端末デバイス(又は端末デバイスのRRCレイヤ若しくは他のレイヤ)による復号化のために、異なるSIB1は、第2指示情報、第3指示情報、又は論理チャネル(若しくはRLCエンティティ)のうちのいずれか1つ以上に基づいても区別され得る。
【0271】
例えば、4つのSIB1、つまり、バージョンNに対応するSIB1、バージョンN+1に対応するSIB1、バージョンN+2に対応するSIB1、及びバージョンN+3に対応するSIB1が存在すると仮定される。バージョンNに対応するSIB1は、先行バージョンSIB1である。バージョンN+1に対応するSIB1、バージョンN+2に対応するSIB1、及びバージョンN+3に対応するSIB1は全て、後発バージョンのSIB1である。端末デバイス(例えば、端末デバイスのMACレイヤ、PHYレイヤ、又は他のレイヤ)による復号化のために:
【0272】
実施1では、DCI内の第1指示情報が異なるSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:第1指示情報を運ぶために使用される第1フィールドの値が0000であることは、バージョンNに対応するSIB1を示し、第1フィールドの値が0001であることは、バージョンN+1に対応するSIB1を示し、第1フィールドの値が0010であることは、バージョンN+2に対応するSIB1を示し、第1フィールドの値が0011であることは、バージョンN+3に対応するSIB1を示す。従って、端末デバイスは、DCI内の第1フィールドの特定の値に基づき、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を決定し得る。
【0273】
実施2で、DCIのスクランブリング情報が異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:バージョンNに対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのスクランブリング情報は新たに定義されたRNTI1であり、バージョンN+1に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのスクランブリング情報は新たに定義されたRNTI2であり、バージョンN+2に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのスクランブリング情報は新たに定義されたRNTI3であり、バージョンN+3に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのスクランブリング情報は新たに定義されたRNTI4である。従って、端末デバイスは、DCIのスクランブリング情報に基づき、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を決定し得る。
【0274】
実施3で、DCIフォーマットが異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:バージョンNに対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは新たに定義されたフォーマット1であり、バージョンN+1に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは新たに定義されたフォーマット2であり、バージョンN+2に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは新たに定義されたフォーマット3であり、バージョンN+3に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのフォーマットは新たに定義されたフォーマット4である。従って、端末デバイスは、DCIのフォーマットに基づき、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を決定し得る。
【0275】
実施4で、DCIのための時間領域リソースが異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:バージョンNに対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための時間領域リソースは時間領域リソース1であることができ、バージョンN+1に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための時間領域リソースは時間領域リソース2であることができ、バージョンN+2に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための時間領域リソースは時間領域リソース3であることができ、バージョンN+3に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための時間領域リソースは時間領域リソース4であることができる。時間領域リソース1から時間領域リソース4は互いに異なる。従って、端末デバイスは、DCIのための時間領域リソースに基づき、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を決定し得る。
【0276】
実施5で、DCIのための周波数領域リソースが異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:バージョンNに対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための周波数領域リソースは周波数領域リソース1であることができ、バージョンN+1に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための周波数領域リソースは周波数領域リソース2であることができ、バージョンN+2に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための周波数領域リソースは周波数領域リソース3であることができ、バージョンN+3に対応するSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIのための周波数領域リソースは周波数領域リソース4であることができる。周波数領域リソース1から周波数領域リソース4は互いに異なる。従って、端末デバイスは、DCIのための周波数領域リソースに基づき、DCIによってスケジューリングされる特定のSIB1を決定し得る。
【0277】
端末デバイス(例えば、端末デバイスのRRCレイヤ又は他のレイヤ)による復号化のために:
【0278】
実施(1)で、データに含まれる第2指示情報が異なるSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:第2指示情報を運ぶために使用される第3フィールドの値が0000であることは、バージョンNに対応するSIB1を示し、フィールドの値が0001であることは、バージョンN+1に対応するSIB1を示し、フィールドの値が0010であることは、バージョンN+2に対応するSIB1を示し、フィールドの値が0011であることは、バージョンN+3に対応するSIB1を示す。従って、端末デバイスは、データに含まれる第3フィールドの特定の値に基づき、データに含まれる特定のSIB1を決定し得る。
【0279】
実施(2)で、第3指示情報が異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、第3指示情報を運ぶために使用されるフィールドの異なる値に対応する異なる意味が、データに含まれる特定のSIB1を示すために事前定義され得る。例えば、フィールドの値が0000であることは、バージョンNに対応するSIB1を示し、フィールドの値が0001であることは、バージョンN+1に対応するSIB1を示し、フィールドの値が0010であることは、バージョンN+2に対応するSIB1を示し、フィールドの値が0011であることは、バージョンN+3に対応するSIB1を示す。従って、端末デバイスは、第3指示情報の特定の値に基づき、データに含まれる特定のSIB1を決定し得る。
【0280】
実施(3)で、異なる論理チャネル(又はRLCエンティティ)が異なるバージョンのSIB1を区別するために使用される場合、次が定義され得る:バージョンに対応する論理チャネル又はRLCエンティティは異なる。例えば、バージョンNに対応するSIB1に対応する論理チャネルは新たに定義された論理チャネル1(又はRLC1)であり、バージョンN+1に対応するSIB1に対応する論理チャネルは新たに定義された論理チャネル2(又はRLC2)であり、バージョンN+2に対応するSIB1に対応する論理チャネルは新たに定義された論理チャネル3(又はRLC3)であり、バージョンN+3に対応するSIB1に対応する論理チャネルは新たに定義された論理チャネル4(又はRLC4)である。従って、端末デバイスは、対応する論理チャネル又はRLCエンティティに基づき、データに含まれる特定のSIB1を決定し得る。
【0281】
S905:端末デバイスはネットワークデバイスから第4指示情報を受信又は取得する。
【0282】
相応して、ネットワークデバイスは第4指示情報を端末デバイスへ送信し得る。第4指示情報は、特定のSIB1(例えば、第1SIB1及び/又は第2SIB1)がセル内又はネットワークデバイス上に存在するかどうかを示し、あるいは、ネットワークデバイスが特定のSIB1(例えば、第1SIB1及び/又は第2SIB1)を送信すべきかどうかを示し、あるいは、セル又はネットワークデバイスが特定の動作モード(例えば、第1動作モード及び/又は第2動作モード)をサポートするかどうかを示し、あるいは、セル又はネットワークデバイスが、本願のこの実施形態での解決法を使用することによって、異なるSIB1を送信するかどうか示し得る。
【0283】
なお、ステップS905での解決法に従って、端末デバイスは、特定のセル又はネットワークデバイスが、本願のこの実施形態での解決法を使用することによって、異なるSIB1を送信するかどうかを知ることができ、あるいは、端末デバイスは、ネットワークデバイスが、本願のこの実施形態での解決法を使用することによって、特定のSIB1(例えば、第1SIB1)を送信するかどうかを知ることができ、あるいは、端末デバイスは、セル又はネットワークデバイスが特定の動作モード(例えば、第1動作モード)をサポートするかどうかを知ることができることに留意されたい。更に、端末デバイスが、第1SIB1がセル内又はネットワーク上に存在しないことを前もって知り得る場合、端末デバイスは、第1SIB1に対応するPDCCHをモニタする必要がなくなる。これにより、端末デバイスのエネルギを節約できる。なお、端末デバイスによって第4指示情報をネットワークデバイスから受信するステップは、ステップS901の前に実行されてよく、あるいは、ステップS901が実行される時に同時に実行されてよいことに留意されたい。これはここで限定されない。第4指示情報を運ぶために使用されるフィールドは1ビット、2ビット、又はそれ以上のビットを含み得る。これはここで限定されない。更に、端末デバイスが第4指示情報をネットワークデバイスから受信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスはネットワークデバイスからMIBを受信し、MIBが第4指示情報を含む。代替的に、端末デバイスが第4指示情報をネットワークデバイスから受信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスはネットワークデバイスから第2DCIを受信し、第2DCIが第4指示情報を含む。代替的に、端末デバイスが第4指示情報をネットワークデバイスから受信することは、次の通りに理解され得る:端末デバイスはネットワークデバイスから第5DCIを受信し、第5DCIが第4指示情報を含む。すなわち、第4指示情報は、MIBで、又は第2SIB1若しくは第2データをスケジューリングするための第2DCIで、又はSIメッセージをスケジューリングするための第5DCIで運ばれ得る。
【0284】
なお、第1SIB1が先行バージョン又はセキュアモードに関連したSIB1であり、第2SIB1が後発バージョン又はノーマルモードに関連したSIB1である場合、第4指示情報はMIBで運ばれるか、又は第2SIB1をスケジューリングするためのDCIで運ばれるか、又はSIメッセージをスケジューリングするためのDCIで運ばれ得ることに留意されたい。第1SIB1が後発バージョン又はノーマルモードに関連したSIB1であり、第2SIB1が先行バージョン又はセキュアモードに関連したSIB1である場合、第4指示情報は、MIB、第2SIB若しくは第2データをスケジューリングするためのDCI、又はSIメッセージをスケジューリングするためのDCIに加えて、第2SIB1又は第2データで運ばれてもよい。
【0285】
なお、上記のステップS901及びS902は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして本願のこの実施形態での1つ以上のステップと組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。上記のステップS903及びS904は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして本願のこの実施形態での1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。上記のステップS905は、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして本願のこの実施形態での1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。更に、本願のこの実施形態におけるステップの番号付け順序は、ステップの実行順序を示すものではない。ステップの実行順序は、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。
【0286】
本願のこの実施形態で、ネットワークデバイスは、例えば、第1SIB1に対応する第1データ及び/又は第2SIB1に対応する第2データを含む少なくとも1つのデータを送信又はブロードキャストして、端末デバイスが第1SIB1及び/又は第2SIB1を取得することができることを確かにする。第1SIB1はセキュアモードに関連したSIB1であり、第2SIB1はノーマルモードに関連したSIB1であると仮定される。端末デバイスが第2SIB1を取得できないか、又は互換性の問題により第2SIB1に基づきネットワークにアクセスできない場合、端末デバイスは依然として第1SIB1を取得し、第1SIB1に基づきネットワークにアクセスし得る。これは、端末デバイスとネットワークデバイスとの間の基本通信チャネルを確かにすることができ、それにより、基本通信が端末デバイスとネットワークデバイスとの間で実行され得る。異なるSIB1は独立したDCIによってスケジューリングされる。例えば、第1データは第1DCIに基づきスケジューリングされ、第2データは第2DCIに基づきスケジューリングされる。これは、ネットワークデバイスが異なるSIB1をスケジューリングするという問題を解決することができる。これは、端末デバイスが第1SIB1及び/又は第2SIB1を取得することができることを確かにすることができる。端末デバイスPHYレイヤ又はMACレイヤについて、異なるSIB1をスケジューリングするために使用されるDCIは、DCI内の第1指示情報、DCIのスクランブリング情報、DCIフォーマット、DCIのための時間領域リソース、又はDCIのための周波数領域リソースに基づき区別される。このように、端末デバイスは、DCIによってスクランブルされているコンテンツを正確に識別し、HARQ組み合わせを正しく実行して、データ受信の信頼性を向上させることができる。端末デバイスのRRCレイヤについて、端末デバイスは、第2指示情報、レイヤ間インタラクション(つまり、第3指示情報)、又は第1メッセージ内の論理チャネルに基づき、第1メッセージに含まれるコンテンツを正確に識別して、正確な情報を取得するようRRC復号化を正しく実行することができる。更に、ネットワークデバイスが第1データを送信すべきかどうかは、MIB、第2データをスケジューリングするためのDCI、第3データをスケジューリングするためのDCI、又は第2データにおいて指示される。これは、端末デバイスのエネルギを節約するのに役立つ。
【0287】
図11は、本願の実施形態に従う通信方法の他の概略フローチャートである。図11に示されるように、通信方法は次のステップS1101からS1106を含む。
【0288】
S1101:端末デバイスは第3ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信し、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用される。
【0289】
相応して、ネットワークデバイスは第3DCIを送信又はブロードキャストし得る。第3DCIのスクランブリング情報は、SI-RNTI、新たに定義されたRNTI、などであってよい。これはここで限定されない。第3DCIのDCIフォーマットは、DCIフォーマット1_0、新たに定義されたDCIフォーマット、などであってよい。これはここで限定されない。
【0290】
第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用される。少なくとも2つのデータが第3DCIによってスケジューリングされる解決法と比較して、第2データ及び第4DCIが第3DCIによってスケジューリングされるスケジューリングモードは、より柔軟である。
【0291】
理解を容易にするために、少なくとも2つのデータが第1データ及び第2データを含む例が、本願のこの実施形態での詳細な説明のために以下で主に使用される。本願のこの実施形態における第1データ及び第2データの理解のために、図9のステップS901での第1データ及び第2データの関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0292】
以下は、第3DCIが少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用される解決法について具体的に記載する。少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含む。第1データは第1SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含む。
【0293】
例えば、図12は、本願の実施形態に従うスケジューリングモードの図である。図12に示されるように、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによって、少なくとも2つのSIB1、又は少なくとも2つのSIB1に対応する少なくとも2つのデータをスケジューリングし得る。例えば、図12に示されるDCIは、第2SIB1に対応するデータ及び第1SIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され得る。具体的に、端末デバイスは、DCIに基づき、第2SIB1に対応するデータのリソース情報と、第1SIB1に対応するデータのリソース情報とを決定し得る。言い換えれば、端末デバイスは、DCIに基づき、第2データに対応するリソース情報と、第1データに対応するリソース情報とを決定し得る。
【0294】
具体的に、第3DCIは、第2データのスケジューリング情報を含む。例えば、第2データのリソース情報(例えば、時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報)は第3DCIにおいて設定される。なお、第3DCIにおいて第2データのリソース情報を指示する方法は本願で限定されず、直接指示又は間接指示が実行されてよいことに留意されたい。本願のこの実施形態におけるスケジューリング情報は、次の:リソース情報、トランスポートブロックサイズ(transport block size,TBS)、変調及びコーディング方式(modulation and coding scheme,MCS)、などのうちの1つ以上を含み得る。
【0295】
任意に、第1データのスケジューリング情報は、第3DCIにおいて動的に設定されてよく(これは動的設定と呼ばれ得る)、あるいは、第1データのスケジューリング情報は静的に設定されてもよく(これは静的設定と呼ばれ得る)、あるいは、第1データのスケジューリング情報は準静的に設定されてよい(これは準静的設定と呼ばれる)。これは本願で限定されない。
【0296】
動的設定は、第1データのスケジューリング情報が第3DCIで設定されることとして理解され得る。例えば、第3DCIは、第1データのための時間領域リソース及び周波数領域リソースに関する情報を運ぶか又は含む。
【0297】
第3DCIは、直接指示及び/又は間接指示により、第1データのための時間領域リソースに関する情報を運ぶか又は含んでよい。「第3DCIが直接指示により第1データのための時間領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことは、第1データのための時間領域リソースに関する情報が第3DCIで直接設定されることとして理解されるか又はそのようなことを示すことができる(例えば、第1データのための時間領域リソースに関する情報は、次の:第1データのための時間領域リソースの開始、第1データのための時間領域リソースの長さ、及び第1データのための時間領域リソースの終了、のうちのいずれか1つ以上を含み得る)。「第3DCIが間接指示により第1データのための時間領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことは、次の実施のうちのいずれか1つとして理解されるか又はそれを示すことができる:
【0298】
(1)第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルに関する情報が第3DCIで示される。
【0299】
(2)第2データのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルに関する情報が第3DCIで示される。
【0300】
第3DCIは、直接指示及び/又は間接指示により、第1データのための周波数領域に関する情報を運ぶか又は含んでよい。「第3DCIが直接指示により第1データのための周波数領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことの理解については、「時間領域」が「周波数領域」で置換されるという条件で、「第3DCIが直接指示により第1データのための時間領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことの上記の説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。相応して、「第3DCIが間接指示により第1データのための周波数領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことの理解については、「時間領域」が「周波数領域」で置換されるという条件で、「第3DCIが間接指示により第1データのための時間領域リソースに関する情報を運ぶ又は含み得る」ことの上記の説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0301】
なお、本願のこの実施形態で、時間領域リソース間のインターバルは、スロット、シンボル、サブフレーム、又はフレームなどの様々な粒度であってよいことに留意されたい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。周波数領域リソース間のインターバルは、キャリア又は周波数帯域などの様々な粒度であってよい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。
【0302】
なお、「第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバル」の時間領域開始点は、次の:第3DCIのための時間領域リソースの開始、第3DCIのための時間領域リソースの終了、第3DCIのための時間領域リソースの開始前の時点、第3DCIのための時間領域リソースの終了後の時点、第3DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレーム、第3DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの開始、第3DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの終了、第3DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの開始前の時点、及び第3DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの終了後の時点、のうちのいずれか1つであってよいことに留意されたい。「第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバル」の時間領域終了点は、次の:第1DCIのための時間領域リソースの開始、第1DCIのための時間領域リソースの終了、第1DCIのための時間領域リソースの開始前の時点、第1DCIのための時間領域リソースの終了後の時点、第1DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレーム、第1DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの開始、第1DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの終了、第1DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの開始前の時点、及び第1DCIのための時間領域リソースが属するシンボル/スロット/サブフレーム/フレームの終了後の時点、のうちのいずれか1つであってよい。同様に、「第2データのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバル」の理解については、「第3DCIの」が「第2データ」で置換されさえすればよい。詳細はここで再び記載されない。なお、本願のこの実施形態で、第2データのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルは、代替的に、0であってもよいことに留意されたい。可能な実施において、第2データのための時間領域リソースは、第1データのための時間領域リソースと同じであってよい。時間領域における第2データ及び第1データの位置順序は本願で限定されない。
【0303】
「第3DCIのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバル」の開始点(又は終了点)は、次の:第3DCIのための周波数領域リソースの開始、第3DCIのための周波数領域リソースの終了、第3DCIのための周波数領域リソースの開始前の周波数、及び第3DCIのための周波数領域リソースの終了後の周波数、のうちのいずれか1つであってよい。第3DCIのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバル」の終了点(又は開始点)は、次の:第1DCIのための周波数領域リソースの開始、第1DCIのための周波数領域リソースの終了、第1DCIのための周波数領域リソースの開始前の周波数、及び第1DCIのための周波数領域リソースの終了後の周波数、のうちのいずれか1つであってよい。なお、本願のこの実施形態で、第3DCIのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバルは、代替的に、0であってもよい。可能な実施において、第3DCIのための周波数領域リソースは、第1データのための周波数領域リソースと同じであってよい。周波数領域における第3DCI及び第1データの位置順序は本願で限定されないことが理解され得る。同様に、「第2データのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバル」の理解については、「第3DCI」が「第2データ」で置換されさえすればよい。詳細はここで再び記載されない。
【0304】
例えば、第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルは、第3DCIのための時間領域リソースの終了と第1データのための時間領域リソースの開始との間のインターバルであってよく、あるいは、第3DCIのための時間領域リソースの開始と第1データのための時間領域リソースの開始との間のインターバルであってよい。これはここで限定されない。例えば、第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルは、第3DCIのための時間領域リソースが属するスロット(slot)の開始スロットと、第1データのための時間領域リソースが属するスロットの開始スロットとの間のインターバルであってよく、あるいは、第3DCIのための時間領域リソースが属するスロットの終了スロットと、第1データのための時間領域リソースが属するスロットの終了スロットとの間のインターバルであってよい。
【0305】
静的設定は、第1の先験的情報に基づき第1データのスケジューリング情報を決定することとして理解され得る。
【0306】
可能な実施において、第1の先験的情報は第1インターバル情報及び第2インターバル情報を含む。第1の先験的情報は、ネットワークデバイスによって設定されてよく、例えば、RRCメッセージを使用することによってネットワークデバイスによって設定されてよく、あるいは、事前設定されてよく、あるいは、プロトコルで定義されてよい。これはここで限定されない。
【0307】
第1インターバル情報は、第3DCIのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルに関する情報、又は第2データのための時間領域リソースと第1データのための時間領域リソースとの間のインターバルに関する情報を含む。第2インターバル情報は、第3DCIのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバルに関する情報、又は第2データのための周波数領域リソースと第1データのための周波数領域リソースとの間のインターバルに関する情報を含む。任意に、第1の先験的情報は、第1データのための時間領域リソースの長さに関する情報、第1データのための周波数領域リソースの長さに関する情報、MCSに関する情報、及びTBSに関する情報のうちのいずれか1つ以上を更に含んでもよい。
【0308】
他の可能な実施では、第1の先験的情報は、第1データのための時間領域リソース及び周波数領域リソースに関する情報を含む。具体的に、静的設定の場合、第3DCIは第1データのリソース情報を含まないが、端末デバイスは、第1の先験的情報及び第3DCIのリソース情報又は第2データのリソース情報に基づき第1データのリソース情報を決定し得る。
【0309】
準静的設定は、第1データのための時間領域リソースに関する情報が第3DCIにおいて動的に設定され、第1データのための周波数領域リソースに関する情報(又は第2インターバル情報)が静的に設定されることとして理解され得る。代替的に、準静的設定は、第1データのための周波数領域リソースに関する情報が第3DCIにおいて動的に設定され、第1データのための時間領域リソースに関する情報(又は第1インターバル情報)が静的に設定されることとして理解され得る。
【0310】
以下は、第3DCIが第2データ及び第4データをスケジューリングするために使用される解決法について具体的に記載する。
【0311】
第4DCIは第1データをスケジューリングするために使用される。第1データは第1SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含む。
【0312】
例えば、図13は、本願の実施形態に係る他のスケジューリングモードの図である。図13に示されるように、第2SIB1に対応するデータに対応するDCIは、本願のこの実施形態における第3DCIであり、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIは、本願のこの実施形態における第4DCIである。具体的に、記載を容易にするために、図13で第2SIB1に対応するデータに対応するDCIは、第3DCIと呼ばれることがあり、図13で第1SIB1に対応するデータに対応するDCIは、第4DCIと呼ばれることがある。第3DCIは、第4DCIと、第2SIB1に対応するデータとをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1SIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用される。端末デバイスは、第3DCIに基づき、第2SIB1に対応するデータのリソース情報及び第4DCIのリソース情報を決定し得る。
【0313】
具体的に、第3DCIは、第2データのスケジューリング情報を含む。例えば、第2データのリソース情報(例えば、時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報)は、第3DCIにおいて設定される。なお、第3DCIにおいて第2データのリソース情報を示す方法は本願で限定されず、直接指示又は間接指示が実行されてよいことに留意されたい。
【0314】
第4DCIのスケジューリング情報は第3DCIにおいて動的に設定されてよく(これは動的設定と呼ばれ得る)、あるいは、第4DCIのスケジューリング情報は静的に設定されてもよく(これは静的設定と呼ばれ得る)、あるいは、第4DCIのスケジューリング情報は準静的に設定されてよい(これは準静的設定と呼ばれる)。これは本願で限定されない。
【0315】
なお、第4DCIのスケジューリング情報が動的に設定、静的に設定、又は準静的に設定されることの理解については、「第1データ」が「第4DCI」で置換されるという条件で、第1データのスケジューリング情報が動的に設定、静的に設定、又は準静的に設定されることの上記の説明が参照され得ることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0316】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、ネットワークデバイスが2つのSIB1、つまり、第1SIB1及び第2SIB1をスケジューリングし得るシナリオでは、以下は更に、他の2つのスケジューリングモードについて記載する。
【0317】
第1スケジューリングモードでは、代替的に、1つのSIB1は1つのDCIに基づきスケジューリングされ得る。例えば、SIB1は第2SIB1であってよい。次いで、もう1つのSIB1は第2SIB1に基づきスケジューリングされる。例えば、もう1つのSIB1は第1SIB1であってよい。具体的に、1つのSIB1は、もう1つのSIB1のスケジューリング情報を含んでよく、あるいは、1つのSIB1に対応するデータは、もう1つのSIB1のスケジューリング情報を含んでよい。
【0318】
例えば、図14は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図14に示されるように、第2SIB1に対応するデータに対するDCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用される。代替的に、これは次のように記載される:第2SIB1に対応するデータに対応するDCIは、第2SIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用される。第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータは、第1SIB1のスケジューリング情報を含む。代替的に、これは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1をスケジューリングし得ることとして理解され、あるいは、これは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1に対応するデータのスケジューリング情報を含むこととして理解され、あるいは、これは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1又は第1SIB1に対応するデータをスケジューリングし得ることとして理解される。端末デバイスは、第2SIB1に対応するデータに対応するDCIに基づき、第2SIB1に対応するデータに対応するPDSCHの位置を決定してよく、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータに基づき、第1SIB1に対応するデータに対応するPDSCHの位置を決定し得る。第1SIB1のスケジューリング情報は、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータにおいて動的に設定されてよく、あるいは、第1SIB1のスケジューリング情報は、静的に設定されてよく、あるいは、第1SIB1のスケジューリング情報は、準静的に設定されてよい。これはここで限定されない。なお、第1SIB1のスケジューリング情報が第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータにおいて動的に設定され、あるいは、第1SIB1のスケジューリング情報が静的に設定されもよく、あるいは、第1SIB1のスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの理解については、図12において、第1データのスケジューリング情報が第3DCIにおいて動的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が静的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの上記の説明が参照されることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0319】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、ネットワークデバイスは、第5指示情報を端末デバイスへ更に送信してもよく、第5指示情報は、第2SIB1がネットワークデバイス上に存在するか又はネットワークデバイスによって送信されるべきであることを示し得る。第5指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信されたMIBで運ばれてよく、あるいは、第5指示情報は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIなどで運ばれてもよい。これはここで限定されない。任意に、第1SIB1がネットワークに存在するかどうかは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1のスケジューリング情報を含むかどうかに基づき更に決定され得る。
【0320】
第2スケジューリングモードでは、1つのSIB1は1つDCIに基づきスケジューリングされ得る。例えば、SIB1は第2SIB1であってよい。次いで、そのSIB1に基づき、もう1つのSIB1のためのDCIがスケジューリングされる。例えば、もう1つのSIB1は第1SIB1であってよい。具体的に、1つのSIB1は、もう1つのSIB1のDCIのスケジューリング情報を含んでよく、あるいは、1つのSIB1に対応するデータは、もう1つのSIB1のためのDCIのスケジューリング情報を含んでよい。
【0321】
例えば、図15は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図15に示されるように、第2SIB1に対応するデータに対するDCIは、第2SIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され、第2SIB1に対応するデータは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報を含む。具体的に、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIをスケジューリングすることができ、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIは、第1SIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用される。端末デバイスは、第2SIB1に対応するDCI又は第2SIB1に対応するデータに対応するDCIに基づき、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータに対応するPDSCHの位置を決定してよく、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータに基づき、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIの位置を決定してよく、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIに基づき、第1SIB1に対応するデータに対応するPDSCHの位置を決定し得る。第1SIB1に対応するDCIのスケジューリング情報は、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータにおいて動的に設定されてよく、あるいは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報は、静的に設定されてよく、あるいは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報は、準静的に設定されてよい。これはここで限定されない。なお、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報が第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータにおいて動的に設定され、あるいは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報が静的に設定されもよく、あるいは、第1SIB1に対応するデータに対応するDCIのスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの理解については、図12において、第1データのスケジューリング情報が第3DCIにおいて動的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が静的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの上記の説明が参照されることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0322】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、ネットワークデバイスは、第5指示情報を端末デバイスへ更に送信してもよく、第5指示情報は、第2SIB1がネットワークデバイス上に存在するか又はネットワークデバイスによって送信されるべきであることを示し得る。第5指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信されたMIBで運ばれてよく、あるいは、第5指示情報は、第2SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIなどで運ばれてもよい。これはここで限定されない。任意に、第1SIB1(つまり、第1SIB1)がネットワークに存在するかどうかは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1のスケジューリング情報を含むかどうかに基づき更に決定され得る。
【0323】
なお、図14に示されるスケジューリングモードと比較して、図15では、第1SIB1に対応するデータのための時間領域リソース、周波数領域リソース、MCS、TBS、などが、第1SIB1をスケジューリングするためのDCIにおいて柔軟に指示でき、スケジューリングはより柔軟である。
【0324】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、ネットワークデバイスは、代替的に、3つ以上のSIB1をスケジューリングし得る。具体的に、ネットワークデバイスが代替的に3つ以上のSIB1をスケジューリングし得るシナリオで、以下は4つのスケジューリングモードについて具体的に記載する。
【0325】
理解を容易にするために、4つのSIB1に対応するデータ、つまり、バージョンNに対応するSIB1に対応するデータ、バージョンN+1に対応するSIB1に対応するデータ、バージョンN+2に対応するSIB1に対応するデータ、及びバージョンN+3に対応するSIB1に対応するデータが、説明のための例として以下で主に使用される。4つのSIB1の中で、バージョンNに対応するSIB1に対応するデータは、先行バージョンのSIB1に対応するデータとして理解されてよく、バージョンN+1~N+3の夫々に対応するSIB1に対応するデータは、後発バージョンのSIB1に対応するデータとして理解されてよい。記載を容易にするために、バージョンNに対応するSIB1に対応するデータは、バージョンNに対応するSIB1と呼ばれてよく、バージョンN+1に対応するSIB1に対応するデータは、バージョンN+1に対応するSIB1と呼ばれてよく、バージョンN+2に対応するSIB1に対応するデータは、バージョンN+2に対応するSIB1と呼ばれてよく、バージョンN+3に対応するSIB1に対応するデータは、バージョンN+3に対応するSIB1と呼ばれてよい。
【0326】
第1スケジューリングモードでは、ネットワークデバイスが3つ以上のSIB1をスケジューリングするシナリオにおいて、レベルごとのスケジューリングモードが使用され得る。具体的に、先行バージョンのSIB1は、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報を含む。代替的に、これは次のように記載される:先行バージョンのSIB1に対応するデータは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報を含む。
【0327】
後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報は、先行バージョンのSIB1又は先行バージョンのSIB1に対応するデータにおいて動的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報は静的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報は準静的に設定されてよい。これはここで限定されない。なお、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報が先行バージョンのSIB1又は先行バージョンのSIB1に対応するデータにおいて動的に設定され、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報が静的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報が準静的に設定されてよいことの理解については、図12において、第1データのスケジューリング情報が第3DCIにおいて動的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が静的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの上記の説明が参照されることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0328】
例えば、図16は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図16に示されるように、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1又はバージョンNのSIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され、バージョンNのSIB1は、バージョンN+1のSIB1又はバージョンN+1のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1は、バージョンN+2のSIB1又はバージョンN+2のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1又はバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができる。具体的に、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンNのSIB1は、バージョンN+1のSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンN+1のSIB1は、バージョンN+2のSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1のスケジューリング情報を含む。
【0329】
任意に、第2スケジューリングモードでは、ネットワークデバイスが3つ以上のSIB1をスケジューリングするシナリオにおいて、レベル交差スケジューリングモードが使用され得る。例えば、先行バージョンのSIB1は、後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報を含んでよく、あるいは、先行バージョンのSIB1に対応するデータは、後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報を含んでよい。
【0330】
後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報は、先行バージョンのSIB1又は先行バージョンのSIB1に対応するデータにおいて動的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報は静的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報は準静的に設定されてよい。これはここで限定されない。なお、後発バージョンの1つ以上のSIB1のスケジューリング情報が先行バージョンのSIB1又は先行バージョンのSIB1に対応するデータにおいて動的に設定され、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報が静的に設定されてよく、あるいは、後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報が準静的に設定されてよいことの理解については、図12において、第1データのスケジューリング情報が第3DCIにおいて動的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が静的に設定されてもよく、あるいは、第1データのスケジューリング情報が準静的に設定されてもよいことの上記の説明が参照されることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。任意に、後発バージョンのSIB1のバージョンが、基本バージョンのSIB1において更に指示されてもよい。
【0331】
例えば、図17は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図17に示されるように、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1又はバージョンNのSIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され、バージョンNのSIB1は、バージョンN+1のSIB1及びバージョンN+2のSIB1又はバージョンN+1のSIB1に対応するデータ及びバージョンN+2のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1は、バージョンN+2のSIB1及びバージョンN+3のSIB1又はバージョンN+2のSIB1に対応するデータ及びバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1又はバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができる。具体的に、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンNのSIB1は、バージョンN+1のSIB1およびバージョンN+2のSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンN+1のSIB1は、バージョンN+2のSIB1及びバージョンN+3のSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1のスケジューリング情報を含む。
【0332】
なお、レベルごとのスケジューリングモードと比較して、レベル交差スケジューリングモードでは、いくつかのバージョンSIB1の受信はスキップされてもよいことに留意されたい。例えば、図18は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図18に示されるように、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1又はバージョンNのSIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され、バージョンNのSIB1は、バージョンN+2のSIB1又はバージョンN+2のSIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用され、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1又はバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングするために使用される。具体的に、バージョンNのSIB1のためのDCIは、バージョンNのSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンNのSIB1は、バージョンN+2のSIB1のスケジューリング情報を含み、バージョンN+2のSIB1は、バージョンN+3のSIB1のスケジューリング情報を含む。
【0333】
任意に、第3スケジューリングモードでは、ネットワークデバイスが3つ以上のSIB1をスケジューリングするシナリオにおいて、1つのDCIが全てのバージョンのSIB1をスケジューリングするために使用されるスケジューリングモードが、代替的に使用されてもよい。例えば、図19は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図19に示されるように、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによって、バージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1をスケジューリングしてよく、あるいは、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによって、バージョンNのSIB1に対応するデータ、バージョンN+1のSIB1に対応するデータ、バージョンN+2のSIB1に対応するデータ、及びバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングしてよい。具体的に、DCIは、バージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1のスケジューリング情報を含むか、あるいは、DCIは、バージョンNのSIB1に対応するデータ、バージョンN+1のSIB1に対応するデータ、バージョンN+2のSIB1に対応するデータ、及びバージョンN+3のSIB1に対応するデータのスケジューリング情報を含む。後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報は、DCIにおいて動的に設定されてよく、あるいは、静的に設定されてよく、あるいは、準静的に設定されてよい。任意に、後発バージョンのSIB1のバージョンが、DCIにおいて更に追加的に示されてもよい。
【0334】
任意に、第4スケジューリングモードでは、ネットワークデバイスが3つ以上のSIB1をスケジューリングするシナリオにおいて、ハイブリッドスケジューリングモードが、代替的に使用されてもよい。例えば、1つのDCIは、複数のバージョン(例えば、先行バージョン及び/又はいくつかの後発バージョンであってよい)のSIB1のスケジューリング情報を含んでよく、先行バージョンのSIB1又は先行バージョンのSIB1に対応するデータは、如何なる後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報も含む必要がなく、後発バージョンの、DCIによってスケジューリングされるSIB1、又は後発バージョンのSIB1に対応するデータは、更なる後発バージョンのSIB1のスケジューリング情報を含んでもよい。
【0335】
例えば、図20は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図20に示されるように、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによってバージョンNのSIB1及びバージョンN+1のSIB1の両方をスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1はバージョンN+2のSIB1をスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1はバージョンN+3のSIB1をスケジューリングすることができる。代替的に、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによって、バージョンNのSIB1に対応するデータ及びバージョンN+1のSIB1に対応するデータの両方をスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1に対応するデータは、バージョンN+2のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1に対応するデータは、バージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができる。
【0336】
他の例として、図21は、本願の実施形態に従う他のスケジューリングモードの図である。図21に示されるように、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによってバージョンNのSIB1及びバージョンN+1のSIB1の両方をスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1はバージョンN+2のSIB1及びバージョンN+3のSIB1をスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1はバージョンN+3のSIB1をスケジューリングすることができる。代替的に、ネットワークデバイスは、1つのDCIを使用することによって、バージョンNのSIB1に対応するデータ及びバージョンN+1のSIB1に対応するデータの両方をスケジューリングすることができ、バージョンN+1のSIB1に対応するデータは、バージョンN+2のSIB1に対応するデータ及びバージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができ、バージョンN+2のSIB1に対応するデータは、バージョンN+3のSIB1に対応するデータをスケジューリングすることができる。
【0337】
なお、図16図21の例では、バージョンNのSIB1は基本バージョンのSIB1として理解されてもよく、バージョンNのSIB1以外のSIB1、例えば、バージョンN+1~バージョンN+3のSIB1は、後発バージョンSIB1であることに留意されたい。
【0338】
S1102:端末デバイスは、第3DCIに基づき第1データのリソース情報及び/又は第2データのリソース情報を決定する。
【0339】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、第3DCIに基づき第1データのリソース情報及び/又は第2データのリソース情報を決定し得る。なお、ステップS1102は任意のステップであることに留意されたい。
【0340】
S1103a:端末デバイスは、第3DCIに基づき第4DCIのリソース情報及び/又は第2データのリソース情報を決定する。
【0341】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、第3DCIに基づき第4DCIのリソース情報及び/又は第2データのリソース情報を決定し得る。なお、ステップS1103aも任意のステップであり得ることに留意されたい。
【0342】
S1103b:端末デバイスは第3DCIに基づき第4DCIを受信する。
【0343】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは第3DCIに基づき第4DCIを受信し得る。なお、ステップS1103bも任意のステップであり得ることに留意されたい。
【0344】
S1103c:端末デバイスは第4DCIに基づき第1データのリソース情報を決定する。
【0345】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、第4DCIに基づき第1データのリソース情報を決定し得る。なお、ステップS1103cも任意のステップであり得ることに留意されたい。
【0346】
S1104:端末デバイスはネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信する。
【0347】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスがネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信することの説明について、一種の可能な理解は次の通りである:端末デバイスは、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信する。もう1つの種類の可能な理解は次の通りである:端末デバイスは、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第2データを受信し、かつ/あるいは、端末デバイスは、第4DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信する。
【0348】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信し得る。例えば、第1動作モードはセキュアモードであり、第2動作モードはノーマルモードであると仮定される。端末デバイスによってサポートされる動作モードが第1動作モードである場合、端末デバイスは第3DCIに基づき第1データを受信し得る。任意に、端末デバイスによってサポートされる動作モードが第2動作モードであり、フルコンフィグレーションが第2SIB1のために使用される場合、端末デバイスは第3DCIに基づき第2データを受信し得る。任意に、端末デバイスによってサポートされる動作モードが第2動作モードであり、デルタコンフィグレーションが第2SIB1のために使用される場合、端末デバイスは、第3DCIに基づき第1データ及び第2データを受信し、第1データ及び第2データに基づき結合により完全な第2SIB1を取得し得る。
【0349】
具体的に、端末デバイスによる復号化について、ステップS1101で記載される異なるスケジューリングモードに基づいて、端末デバイス(例えば、端末デバイスのMACレイヤ又は端末デバイスのPHYレイヤ)は、第3DCIによってスケジューリングされるデータの受信又は復号化に成功し得る。第3DCIが少なくとも2つのデータ(例えば、第1データ及び第2データ)をスケジューリングするために使用される場合、端末デバイス(例えば、端末デバイスのMACレイヤ又は端末デバイスのPHYレイヤ)は、ステップS1101において図12に示されている実施に従って、第1データ及び/又は第2データ、つまり、図12における第1SIB1に対応するデータ及び/又は第2SIB1に対応するデータを受信し得る。第3DCIが第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用される場合、端末デバイス(例えば、端末デバイスのMACレイヤ又は端末デバイスのPHYレイヤ)は、ステップS1101において図13に示されている実施に従って、第1データ及び/又は第2データ、つまり、図13における第1SIB1に対応するデータ及び/又は第2SIB1に対応するデータを受信し得る。
【0350】
S1105:端末デバイスは、第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し、かつ/あるいは、端末デバイスは、第2データに基づき、第2データが第2SIB1を含むことを決定する。
【0351】
なお、端末デバイスによって第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定し、かつ/あるいは、端末デバイスによって第2データに基づき、第2データが第2SIB1を含むことを決定する実施については、図9のステップS904において、端末デバイスによって第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定することの上記の説明が参照され得ることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0352】
S1106:端末デバイスは、ネットワークデバイスから第4指示情報を受信又は取得する。
【0353】
なお、本願のこの実施形態における第4指示情報の説明については、図9のステップS905での第4指示情報の説明が参照されることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。なお、第4指示情報はmネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信されたMIBで運ばれてよく、あるいは、第4指示情報は、第3DCIで運ばれてよいことに留意されたい。これはここで限定されない。例えば、端末デバイスは第4指示情報を取得し、第4指示情報に基づき、第3DCIが第1データ及び第2データをスケジューリングするかどうかを決定し得る。更に、端末デバイスは第1データを受信し得る。例えば、端末デバイスは第4指示情報を取得し、第4指示情報に基づき、第3DCIが第2データ及び第4DCIをスケジューリングするかどうかを決定し得る。更に、端末デバイスは第4DCI及び第1データを受信し得る。
【0354】
なお、上記のステップS1101及びS1102は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。上記のステップS1101とS1103aからS1103c、ステップS1101とS1103aと及びS1103b、又はステップS1101とS1103aは夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。上記のステップS1104及びS1105は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。上記のステップS1106は、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。なお、本願のこの実施形態におけるステップの番号付け順序はステップの実行順序を示すものではないことに留意されたい。ステップの実行順序は、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。例えば、S1105は、S1103bの前又は後に実行されてよい。これは限定されない。
【0355】
本願のこの実施形態で、ネットワークデバイスは、第1SIB1に対応する第1データ、第2SIB1に対応する第2データ、及び/又は同様のものを送信又はブロードキャストして、端末デバイスが第1SIB1及び/又は第2SIB1を取得することができることを確かにする。第1SIB1はセキュアモードに関連したSIB1であり、第2SIB1はノーマルモードに関連したSIB1であると仮定される。端末デバイスが第2SIB1を取得できないか、又は互換性の問題により第2SIB1に基づきネットワークにアクセスできない場合、端末デバイスは依然として第1SIB1を取得し、第1SIB1に基づきネットワークにアクセスし得る。これは、端末デバイスとネットワークデバイスとの間の基本通信チャネルを確かにすることができ、それにより、基本通信が端末デバイスとネットワークデバイスとの間で実行され得る。本願のこの実施形態では、1つのDCI(つまり、第3DCI)が2つのSIB1をスケジューリングするために使用されるか、あるいは、第2SIB1のためのDCIが、第1SIB1のためのDCIをスケジューリングするために使用されるか、あるいは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIB1のスケジューリング情報を含むか、あるいは、第2SIB1又は第2SIB1に対応するデータが第1SIBのためのDCIのスケジューリング情報を含む。これは、異なるSIB1をスケジューリングするための有効な方法を提供する。任意に、このようにして、端末デバイスは、データを正確に識別することができるので、HARQ組み合わせを正確に実行して、データ受信の信頼性を向上させることができる。端末デバイスのRRCレイヤについて、異なるSIB1は指示情報、レイヤ間インタラクション指示(つまり、第3指示情報)、又はRRCメッセージ内の論理チャネルに基づき区別される。このように、端末デバイスは、RRCメッセージ含まれるデータを正確に識別することができるので、RRC復号化を正確に実行して、正しい情報を取得することができる。これは通信信頼性を向上させる。更に、ネットワークデバイスが第1データ又は第2データを送信すべきかどうかは、スケジューリングのための第3DCI又はMIBにおいて指示される。これは、端末デバイスのエネルギを節約するのに役立つ。
【0356】
図22は、本願の実施形態に従う通信方法の概略フローチャートである。
【0357】
S2201:端末デバイスは、ネットワークデバイスから第6ダウンリンク制御情報DCIを受信する。
【0358】
いくつかの実現可能な実施において、第6DCIはネットワークデバイスから受信され、第6DCIは第4データをスケジューリングするために使用され、第4データはSIB1セットを含む。SIB1セットは少なくとも1つのSIB1を含む。少なくとも1つのSIB1は、異なるバージョン又は異なる動作モードに関連したSIB1を含み得る。具体的に、異なるSIB1は1つのSIB1セットにマッピングされてよく、次いで、SIB1セットは1つのDCIによってスケジューリングされる。例えば、少なくとも1つのSIB1は第1SIB1を含み得る。他の例として、SIB1セットは第1SIB1及び第2SIB1を含み得る。なお、第1SIB1及び第2SIB1の理解については、本願のこの実施形態では、図9における第1SIB1及び第2SIB1の説明が参照され得ることに留意されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0359】
なお、可能な実施において、SIB1セット又は少なくとも1つのSIB1は基本バージョンのSIB1を含み得ることに留意されたい。これはここで限定されない。可能な実施において、SIB1セット又は少なくとも1つのSIB1は、後発バージョンの1つ以上のSIB1を含んでもよい。これはここで限定されない。
【0360】
例えば、図23は、本願の実施形態に従い、SIB1セットが第6DCIに基づきスケジューリングされるシナリオの図である。図23に示されるように、DCIによってスケジューリングされるSIB1セットは第1SIB1及び第2SIB1を含む。第1SIB1は、先行バージョンのSIB1として理解されてもよく、第2SIB1は、後発バージョンのSIB1として理解されてもよい。具体的に、第1SIB1及び第2SIB1はSIB1セットにマッピングされてよく、SIB1セット又はSIB1セットに対応するデータ(つまり、第4データ)はDCI(つまり、第6DCI)によってスケジューリングされる。
【0361】
他の例として、図24は、本願の実施形態に従い、SIB1セットが第6DCIに基づきスケジューリングされる他のシナリオの図である。図24に示されるように、DCIによってスケジューリングされるSIB1セットに対応するデータは、バージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1を含む。バージョンNのSIB1は、基本バージョンのSIB1として理解されてもよく、バージョンN+1のSIB1乃至バージョンN+3のSIB1は、複数の後発バージョンのSIB1として理解されてもよい。具体的に、バージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1は、SIB1セットにマッピングされてよく、SIB1セット又はSIB1セットに対応するデータは、第6DCIによってスケジューリングされる。
【0362】
S2202:端末デバイスは、第6DCIに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定する。
【0363】
ステップS2202は、端末デバイスのPHYレイヤ又はMACレイヤで実行されるものとして理解されてよく、あるいは、他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)で実行されてもよい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。なお、ステップS2202は任意のステップであることに留意されたい。なお、端末デバイスについて、第6DCIがSIB1セットを含むかどうかを決定すること、又は第6DCIがSIB1セット又はSIメッセージをスケジューリングするかどうかを決定することは、図9における解決法(例えば、図9のステップS902での実施1乃至実施5のうちのいずれか1つ)に従って実施されてもよいことに留意されたい。具体的に、図9における5つの実施において、第1DCIに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定することは、理解のためにこの実施形態では、第6DCIに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定することで置換され得る。詳細はここで再び記載されない。
【0364】
S2203:端末デバイスは、第6DCIに基づきネットワークデバイスから第4データを受信する。
【0365】
ステップS2203は、端末デバイスのPHYレイヤ又はMACレイヤで実行されるものとして理解されてよく、あるいは、他のレイヤ(例えば、他の新たに定義されたレイヤ)で実行されてもよい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。端末デバイスが第6DCIに基づきネットワークデバイスから第4データを受信することは、次のように理解されることが理解できる:端末デバイスは、第6DCI内のスケジューリング情報に基づきネットワークデバイスから第4データを受信する。なお、ステップS2203は任意のステップであることに留意されたい。
【0366】
S2204:端末デバイスは、第4データに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定する。
【0367】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイス(例えば、端末デバイスのPHYレイヤ、MACレイヤ、又は他のレイヤ)が第6DCIに基づきネットワークデバイスから第4データを受信し、第4データの全て又は一部を端末デバイスの上位レイヤ(例えば、端末デバイスのRRCレイヤ又は他のレイヤであり、記載を容易にするために、端末デバイスのRRCレイヤが、以下では、説明のための例として使用される)へ配信した後、端末デバイスのRRCレイヤは更に、第4データに基づき、第4データに含まれるコンテンツ又は第4データに対応するコンテンツを復号し得る。これに基づき、端末デバイスのRRCレイヤは、第4データに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定し得る。なお、端末デバイスによって第4データに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定することの実施については、図9のステップS904における実施(1)乃至実施(3)のうちのいずれか1つが参照され得ることに留意されたい。具体的に、図9の3つの実施において、第1データに基づき、第1データが第1SIB1を含むことを決定することは、理解のためにこの実施形態では、第4データに基づき、第4データがSIB1セットを含むことを決定することで置換されてよい。詳細はここで再び記載されない。なお、ステップS2204は任意のステップであり得ることに留意されたい。
【0368】
S2205:端末デバイスは、第4データに基づき、SIB1セットに含まれるSIB1を決定する。
【0369】
いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、第4データが又は第4メッセージがSIB1セット含むことを決定し、端末デバイスは、SIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を更に決定する必要がある。第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1、特定のバージョンのSIB1又は特定のバージョンの複数のSIB1、あるいは、特定の動作モードに関連したSIB1又は特定のモードに関連した複数のSIB1は、次の2つの実施のうちのどちらか一方で特定され得る。「端末デバイスが、第4データに基づき、SIB1セットに含まれるSIB1を決定する」ことは、次のように理解され得る:端末デバイスは、第4メッセージに基づき、SIB1セットに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、SIB1セットに基づき、SIB1セットに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは,第4データに基づき、第4メッセージに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、第4メッセージに基づき、第4メッセージに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、SIB1セットに基づき、第4メッセージに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、第4データに基づき、第4データに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、第4メッセージに基づき、第4データに含まれるSIB1を決定するか、又は端末デバイスは、SIB1セットに基づいて、第4データに含まれるSIB1を決定する。
【0370】
どのように端末デバイスが、第4データに基づき、SIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を決定するかは、第1の実施及び第2の実施において以下で記載される。
【0371】
第1の実施では、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに第6指示情報が含まれてよく、第6指示情報は、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を示す。
【0372】
具体的に、第6指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信された第4データで運ばれてよく、第6指示情報は、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1、特定のバージョンのSIB又は特定のバージョンの複数のSIB1、あるいは、特定の動作モードに関連したSIB1又は特定の動作モードに関連した複数のSIB1を示すか、あるいは、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれるコンテンツを示す。
【0373】
第6指示情報による指示の特定の形式は、次の複数の形式のうちのいずれか1つを含み得る。これはここで限定されない。
【0374】
形式1:SIB1セットが最大2つのSIB1(例えば、第1SIB1及び第2SIB1)を含み得る場合、第6指示情報は1ビットを占有してよく、第6指示情報は、第1SIB1が存在するかどうかを示し、あるいは、第2SIB1のみが存在するかどうかを示し、あるいは、第2SIB1が存在するかどうかを示し、あるいは、第1SIB1のみが存在するかどうかを示す。
【0375】
形式2:SIB1セットが最大3つ以上のSIB1を含み得る場合、第6指示情報は、ビットマップ(bitmap)の形式で指示を実行してもよく、1つのSIB1は1ビットに対応し、各ビットは、対応するSIB1が存在するかどうかを示す。任意に、指示がビットマップの形式で実行される場合、ビットを節約するために、基本バージョンのSIB1は、代替的に、指示される必要がなく、デフォルトで存在すると見なされる。具体的に、ビットマップは、複数の後発バージョンのSIB1を示しさえすればよい。例えば、SIB1セットが4つのバージョンSIB1、つまり、バージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1含むと仮定される。バージョンNのSIB1は、基本バージョンのSIB1であり、バージョンN+1のSIB1乃至バージョンN+3のSIB1は、複数の後発バージョンのSIB1である。従って、ビットマップの長さは4ビットになり、左から右へバージョンNのSIB1、バージョンN+1のSIB1、バージョンN+2のSIB1、及びバージョンN+3のSIB1に順次対応する。0は、SIB1が存在しないことを示し、1は、SIB1が存在することを示すと仮定すると、ビットマップは1111と表され得る。任意に、ビットを節約するために、ビットの長さは3ビットであってもよく、基本バージョンのSIB1は、代替的に、指示される必要がない。具体的に、基本バージョンのSIB1は、デフォルトで明確に存在するものと見なされる。この場合、ビットマップは111と表され得る。
【0376】
形式3:SIB1セットが3つ以上のSIB1を含む場合、ビットを節約するために、第6指示情報は、代替的に、最新バージョンのSIB1の存在を示す情報であってよい。具体的に、ネットワークは、最新バージョンのSIB1よりも前の全ての先行バージョンのSIB1を送信すべきであることが、デフォルトで考えられている。例えば、第6指示情報は4ビットを占有し、0000は、バージョンR15のSIB1を表し、0001は、バージョンR16のSIB1を表す、など。第6指示情報が0001であると仮定すると、SIB1セットは、バージョンR16のSIB1と、バージョンR16よりも前の全てのバージョンSIB1を含むことが決定される。
【0377】
第2の実施では、端末デバイスは、第4メッセージに関連した第7指示情報を取得する。
【0378】
「端末デバイスが第4メッセージに関連した第7指示情報を取得する」ことは、次のように理解され得る:端末デバイスのRRCレイヤは、端末デバイスの最下位レイヤから、第4メッセージに関連した第7指示情報を取得する。
【0379】
第7指示情報は、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれるSIB1、又は特定のSIB1若しくは複数の特定のSIB1を示す。端末デバイスは、第13指示情報に基づき、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれるSIB1を決定する。
【0380】
「端末デバイスの最下位レイヤ」は、次の:端末デバイスのPHYレイヤ、端末デバイスのMACレイヤ、端末デバイスのRLCレイヤ、又は端末デバイスのPDCPレイヤ、のうちのいずれか1つを含み得る。ここで、端末デバイスの最下位レイヤは、レイヤごとに、RRCレイヤへ第7指示情報を配信するか、又は端末デバイスの最下位レイヤと端末デバイスのRRCレイヤとの間の1つ以上のレイヤを通じてRRCレイヤへ第7指示情報を配信してよく、あるいは、端末デバイスは、端末デバイスのRRCレイヤへ第7指示情報を直接配信する。
【0381】
端末デバイスのRRCレイヤは、第4メッセージを取得するだけではなく、第4メッセージに関連した第7指示情報も取得することが理解され得る。端末デバイスのRRCレイヤは、第7指示情報に基づき、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を決定し得る。なお、端末デバイスのRRCレイヤによって第4メッセージを取得する実施は、端末デバイスのRRCレイヤによって第7指示情報を取得する実施と同じであっても又は異なってもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。
【0382】
なお、第7指示情報は第4データに含まれなくてもよいことに留意されたい。例えば、第7指示情報は、第6DCIに基づき端末デバイスによって生成され得る。例えば、第7指示情報が端末デバイスのPHYレイヤによって生成される場合、第7指示情報は第4データに含まれなくてもよい。代替的に、第7指示情報は第4データに含まれてもよく、例えば、第4データに対応する次の:第4MAC PDUのMACサブヘッダ、第4RLC PDUのRLCヘッダ、及び第4PDCP PDUのPDCPヘッダ、のうちのいずれか1つに含まれ得る。例えば、第7指示情報が端末デバイスのMACレイヤによって生成される場合、第7指示情報はMACサブヘッダ(例えば、第4MAC PDUのMACサブヘッダ)に含まれ得る。第7指示情報が端末デバイスのRLCレイヤによって生成される場合、第7指示情報は、RLCヘッダ(例えば、第4RLC PDUのRLCヘッダ)に含まれ得る。第7指示情報が端末デバイスのPDCPレイヤによって生成される場合、第7指示情報は、PDCPヘッダ(例えば、第4PDCP PDUのPDCPヘッダ)に含まれ得る。
【0383】
任意に、SIB1セット及びSIメッセージは、同じ論理チャネル及び/又は同じRLCエンティティに対応し得る。
【0384】
なお、端末デバイスのRRCレイヤが、上記の2つの実施に従って、本願のこの実施形態において、受信されたRRCメッセージのSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を決定する解決法の記載は、独立した実施形態として見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。
【0385】
S2206:端末デバイスは、ネットワークデバイスから第8指示情報を受信又は取得する。
【0386】
任意に、いくつかの実現可能な実施において、端末デバイスは、特定のセルが、本願のこの実施形態におけるSIB1セットを送信する解決法を使用することによって、異なるSIB1を送信するかどうかを知る必要がある。具体的に、ネットワークデバイスは、第8指示情報を端末デバイスへ送信してよく、第8指示情報は、SIB1セットがネットワークに存在するかどうかを示すか、あるいは、ネットワークデバイスがSIB1セットを送信すべきかどうかを示し得る。相応して、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第8指示情報を受信し、端末デバイスは、第8指示情報に基づき、SIB1セットがネットワークに存在するかどうかを決定するか、あるいは、ネットワークデバイスがSIB1セットを送信すべきかどうかを決定し得る。第8指示情報を運ぶために使用されるフィールドは1ビット、2ビット、又はそれ以上のビットを含み得る。これはここで限定されない。
【0387】
なお、端末デバイスがネットワークデバイスから第8指示情報を受信することは、次のように理解され得ることに留意されたい:端末デバイスはネットワークデバイスからMIBを受信し、MIBは第8指示情報を含む。言い換えれば、第8指示情報はMIBで運ばれ得る。代替的に、第8指示情報は、SIB1セットをスケジューリングするための第6DCIで運ばれてもよい。代替的に、第8指示情報は、SIメッセージをスケジューリングするためのDCIで運ばれてもよい。具体的に、端末デバイスは、MIB内の第8指示情報、SIB1セットをスケジューリングするための第6DCI、又はSIメッセージをスケジューリングするためのDCI内の第8指示情報に基づき、SIB1セットがネットワークデバイス上に存在するか又はネットワークデバイスによって送信されるべきであることを決定する。可能な端末実装では、端末デバイスは、SIB1セットに対応するDCIを使用することによって、DCI内のフィールドを解釈してもよく、かつ/あるいは、端末デバイスは、SIB1セットに対応するRRCメッセージのASN.1を使用することによって復号化を実行してもよい。
【0388】
なお、上記のステップS2201及びS2202は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。上記のステップS2203とS2204とS2205、又はステップS2203とS2205は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。上記のステップS2206は、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。なお、本願のこの実施形態における番号付け順序は、ステップの実行順序を示すものではない。ステップの実行順序は、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。例えば、S1106はS1101の前又は後に実行されてよい。これは限定されない。
【0389】
本願のこの実施形態で、異なるSIB1は1つのSIB1セットにマッピングされ、SIB1セットは1つのDCIによってスケジューリングされる。これは、端末デバイスが第1SIB1又は基本バージョンのSIB1を取得することができることを確かにすることができ、端末デバイスが第1SIB1又は基本バージョンのSIB1に基づきネットワークにアクセスすることができることを確かにすることができ、また、基本通信が端末デバイスとネットワークとの間で実行され得るように、端末デバイスとネットワークデバイスとの間の基本通信チャネルを確保することができる。端末デバイスのPHYレイヤ又はMACレイヤについて、SIB1をスケジューリングするために使用されるDCIと、SIメッセージをスケジューリングするために使用されるDCIとは、DCI内の指示情報、DCIのスクランブリング情報、DCIフォーマット、DCIのための時間領域リソース、又はDCIのための周波数領域リソースに基づき区別される。このように、端末デバイスは、DCIによってスケジューリングされるコンテンツを正確に識別し、HARQ組み合わせを正しく実行して、データ受信の信頼性を向上させることができる。端末デバイスのRRCレイヤについて、端末デバイスは、指示情報、レイヤ間のインタラクション、又は第4メッセージ内の論理チャネルに基づき第4メッセージに含まれるコンテンツを正しく識別することができる。更に、端末デバイスのRRCレイヤについて、端末デバイスは、第4メッセージ内の第6指示情報又は第4メッセージに関連した第7指示情報に基づき第4メッセージ内のSIB1セットに含まれる特定のSIB1又は複数の特定のSIB1を正確に識別して、正しい情報を得るようRRC復号化を正しく実行することができる。更に、ネットワークデバイスが第4データを送信すべきかどうかは、MIB、第4データをスケジューリングするためのDCI、又は第3データをスケジューリングするためのDCI内の第8指示情報において指示される。これは、端末デバイスがSIB1セットを正しく受信し復号するのを助け、受信信頼性を向上させ、エネルギを節約するのにも役立つ。
【0390】
なお、本願は、図9図11、及び図22で記載される解決法に加えて、次の実施を更に含むことに留意されたい。なお、次の実施は、上記の実施形態におけるいくつかのステップと組み合わされてもよく、又は独立して実施されてもよいことに留意されたい。
【0391】
任意に、実現可能な実施において、先行バージョンの端末デバイスは、基本バージョン又はセキュアモードに関連したSIB1を使用することによってネットワークデバイスにアクセスし得るが、ネットワークデバイスは、後発バージョン又はノーマルモードに関連付けられているSIB1又は他のSIBを変更してもよい。先行バージョンの端末デバイスは、後発バージョン又はノーマルモードに関連付けられているSIB1又は他のSIBを必要としない。従って、先行バージョンの端末デバイスに対する後発バージョン又はノーマルモードに関連したSI(例えば、後発バージョン若しくはノーマルモードに関連したSIB1、及び/又は後発バージョン若しくはノーマルモードに関連した他のSIB)の変更の影響を回避するために、SI変更の通知のために、第9指示情報がDCI又はショートメッセージ(short message)に含まれてもよく、第9指示情報は、SI変更が基本バージョン又はセキュアモードに関連したSI(例えば、基本バージョン若しくはセキュアモードに関連したSIB1、及び/又は基本バージョン若しくはセキュアモードに関連した他のSIB1)に関係があるかどうかを示し、あるいは、SI変更が後発バージョン又はノーマルモードに関連したSIにのみ関係があるかどうかを示す。第9指示情報の長さは1ビットなどであってよい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。第9指示情報が端末デバイスへ送信されるので、エネルギは端末デバイスに対して節約できることが容易に理解される。
【0392】
なお、具体的な実施の間、端末デバイスがノーマルモードでネットワークデバイスにアクセスできない場合、端末デバイスは、通常、セキュアモードでネットワークデバイスにアクセスしようと試みることに留意されたい。しかし、端末デバイスがセキュアモードでネットワークデバイスにアクセスできない異常な場合が起こる可能性がある。この場合、端末デバイスは、最大試行時間又は最大試行回数に基づきセキュアモードでのアクセスを断念してもよい。具体的に、最大試行時間又は最大試行回数がセットされてよく、セキュアモードでのアクセスの試行の時間又は回数が前もってセットされた最大試行時間又は最大試行回数以上であるとき、端末デバイスはセキュアモードでのアクセスを断念する。これにより、端末デバイスのエネルギを節約することができる。
【0393】
なお、セキュアモードでネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスの場合、端末デバイスの設定を実行するとき、ネットワークデバイスは、セキュアモードに関連したパラメータ、例えば、先行バージョンの設定を送信する必要があることに留意されたい。なお、端末デバイスはサービングセルから情報を受信してよく、情報は、近くのセルが、端末デバイスがセキュアモードでネットワークデバイスにアクセスするのを支援するかどうかを示すことに留意されたい。セキュアモードでネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスの場合、セル再選択の間、端末デバイスがセキュアモードでネットワークデバイスにアクセスするのを支援することができるセルが優先的に選択され得る。例えば、近くのセルに関する情報はシステム情報に含まれ得る。
【0394】
なお、本願の異なる実施形態又は異なる実施形態におけるいくつかのステップは、新しい実施形態を形成するように互いに組み合わされてもよいことに留意されたい。なお、別なふうに特定されないか又は論理的な矛盾が起こらない限り、異なる実施形態における用語及び/又は記載は一貫性があり、相互に参照され得る。
【0395】
本願で提供される通信装置が、以下で、図25図28を参照して記載される。
【0396】
図25は、本願の実施形態に従う通信装置の構造の図である。図25に示される通信装置は、図9図24に記載されている方法の実施形態における端末デバイスの一部又は全ての機能を実行するよう構成され得る。装置は端末デバイス、端末デバイス内の装置、又は端末デバイスととも使用され得る装置であってよい。代替的に、通信装置はチップシステムであってよい。図25に示される通信装置はトランシーバユニット2501及び処理ユニット2502を含み得る。処理ユニット2502はデータを処理するよう構成される。トランシーバユニット2501は受信ユニット及び送信ユニットと一体化される。トランシーバユニット2501はまた、通信ユニットとも呼ばれることがある。代替的に、トランシーバユニット2501は、受信ユニットと送信ユニットとに分けられてもよい。以下、処理ユニット2502及びトランシーバユニット2501の記載は同様である。詳細は以下で再び記載されない。
【0397】
実施において、トランシーバユニット2501は、第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信するよう構成され、第1DCIは、第1データをスケジューリングするために使用され、処理ユニット2502は、第1DCIに基づき、第1データが第1システム情報ブロック1 SIB1を含むことを決定するよう構成され、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0398】
任意に、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。任意に、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。任意に、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連する。第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なる。第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0399】
任意に、トランシーバユニット2501は、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得するよう更に構成され、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0400】
任意に、トランシーバユニット2501は、無線リソース制御RRCレイヤにより、物理PHYレイヤ、媒体アクセス制御MACレイヤ、無線リンク制御RLCレイヤ、又はパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得するよう特に構成される。
【0401】
任意に、トランシーバユニット2501は、第4指示情報をネットワークデバイスから受信するよう更に構成され、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示し、第4指示情報は、マスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。任意に、トランシーバユニット2501は、第1DCIに基づきネットワークデバイスから第1データを受信するよう更に構成される。
【0402】
他の実施では、トランシーバユニット2501は、第3ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信するよう構成され、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用され、トランシーバユニット2501は、第3DCIに基づきネットワークデバイスから第1データ及び/又は第2データを受信するよう構成され、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0403】
任意に、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。任意に、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0404】
任意に、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0405】
任意に、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。
【0406】
任意に、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0407】
任意に、第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連し、
第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、第1LCHは第2LCHとは異なり、第2RLCエンティティは第2SIB1に関連し、第2LCHは第2SIB1に関連する。
【0408】
任意に、トランシーバユニット2501は、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得するよう更に構成され、第3指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0409】
任意に、トランシーバユニット2501は、無線リソース制御RRCレイヤにより、物理PHYレイヤ又は媒体アクセス制御MAC、無線リンク制御RLC、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから第3指示情報を取得するよう更に構成される。
【0410】
任意に、トランシーバユニット2501は、ネットワークデバイスからマスタ情報ブロックMIBを受信するよう更に構成され、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0411】
任意に、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0412】
通信装置の他の可能な実施については、図9図24に対応する方法の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの機能の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0413】
図26は、本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。図26に示される通信装置は、図9図24に記載されている方法の実施形態におけるネットワークデバイスの一部又は全ての機能を実行するよう構成され得る。装置はネットワークデバイス、ネットワークデバイス内の装置、又はネットワークデバイスととも使用され得る装置であってよい。代替的に、通信装置はチップシステムであってよい。図26に示される通信装置はトランシーバユニット2601及び処理ユニット2602を含み得る。
【0414】
実施において、処理ユニット2602は、第1ダウンリンク制御情報DCIを決定するよう構成され、第1DCIは、第1データをスケジューリングするために使用され、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、トランシーバユニット2601は、第1DCIを端末デバイスへ送信するよう構成され、第1DCIは第1指示情報を含み、第1指示情報は、第1データが第1SIB1を含むことを示し、あるいは、第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報フォーマットDCIフォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0415】
任意に、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。任意に、第1メッセージは第2指示情報を更に含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0416】
任意に、トランシーバユニット2601は、第4指示情報を端末デバイスへ送信するよう更に構成され、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示し、第4指示情報はマスタ情報ブロックMIB又は第2DCIで運ばれる。任意に、トランシーバユニット2601は、第1データを端末デバイスへ送信するよう更に構成される。
【0417】
他の実施では、トランシーバユニット2601は、第3ダウンリンク制御情報DCIを端末デバイスへ送信するよう構成され、第3DCIは、少なくとも2つのデータをスケジューリングするために使用され、あるいは、第3DCIは、第2データ及び第4DCIをスケジューリングするために使用され、第4DCIは、第1データをスケジューリングするために使用され、トランシーバユニット2601は、第1データ及び第2データを端末デバイスへ送信するよう構成され、少なくとも2つのデータは第1データ及び第2データを含み、第1データは第1システム情報ブロック1 SIB1を含み、第2データは第2SIB1を含み、第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む。
【0418】
任意に、第3DCIは、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。任意に、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの時間領域リソース情報は、第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバルを含み、かつ/あるいは、
第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、あるいは、第1データの周波数領域リソース情報は、第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバルを含み、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0419】
任意に、次の、
第1データのための時間領域リソースと第2データのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための時間領域リソースと第3DCIのための時間領域リソースとの間のインターバル、
第1データのための周波数領域リソースと第2データのための周波数領域リソースとの間のインターバル、又は
第1データのための周波数領域リソースと第3DCIのための周波数領域リソースとの間のインターバル
のうちの1つ以上のインターバルが事前定義され、
時間領域リソース間のインターバルは、第1データのための時間領域リソースを決定するために使用され、周波数領域リソース間のインターバルは、第1データのための周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0420】
任意に、第1データは第1メッセージを含み、第1メッセージは第1SIB1を含む。任意に、第1メッセージは第2指示情報を含み、第2指示情報は、第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。
【0421】
任意に、トランシーバユニット2601は、マスタ情報ブロックMIBを端末デバイスへ送信するよう更に構成され、MIBは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。
【0422】
任意に、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。通信装置の他の可能な実施については、図9図24に対応する方法の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの機能の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0423】
図27は、本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。図27に示されるように、通信装置は、本願の実施形態で記載される端末デバイスであってよく、図9図24における端末デバイスの機能を実装するよう構成される。記載を容易にするために、図27は、端末デバイス2700の主要なコンポーネントのみを示す。図27に示されるように、端末デバイス2700は、プロセッサ、メモリ、制御回路、アンテナ、及び入出力装置を含む。プロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理し、端末デバイス2700全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、また、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう主に構成される。メモリは、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するよう主に構成される。制御回路は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、また、無線周波数信号を処理するよう主に構成される。アンテナは、電磁波の形で無線周波数信号を送受信するよう主に構成される。入出力装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、マイクロホン、又はキーボードは、ユーザによって入力されたデータを受け取り、かつ、データをユーザに出力するよう主に構成される。
【0424】
例えば、端末デバイス2700は携帯電話機である。端末デバイス2700が電源を入れられた後、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み出し、ソフトウェアプログラムの命令を解釈及び実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データが無線で送信される必要がある場合、プロセッサは、送信対象データに対してベースバンド処理を実行し、次いで、ベースバンド信号を制御回路へ出力する。制御回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次いで、無線周波数信号を電磁波の形でアンテナにより外部へ送信する。データが端末デバイス2700へ送信される場合は、制御回路は、アンテナにより無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサへ出力し、プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0425】
当業者であれば、記載を容易にするために、図27がただ1つのメモリ及び1つのプロセッサしか示していないことを理解することができる。いくつかの実施形態では、端末デバイス2700は複数のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。メモリは記憶媒体、記憶デバイス、などとも呼ばれ得る。これは、本発明のこの実施形態で限定されない。
【0426】
任意の実施では、プロセッサはベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置を含み得る。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するよう主に構成される。中央演算処理装置は、端末デバイス2700全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう主に構成される。図27のプロセッサは、ベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置の機能を組み込む。当業者であれば、ベースバンドプロセッサ及び中央演算処理装置が代替的に互いから独立したプロセッサであってよく、バスなどの技術を使用することによって相互接続されることを理解することができる。端末デバイス2700は、異なるネットワーク標準規格に適応するよう複数のベースバンドプロセッサを含んでもよい。端末デバイス2700は、端末デバイス2700の処理能力を高めるよう複数の処理ユニットを含んでもよい。端末デバイス2700のコンポーネントは様々なバスを通じて接続されてよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド処理回路又はベースバンド処理チップとも表現されることがある。中央演算処理装置は、中央演算処理回路又は中央演算処理チップとも表現されることがある。通信プロトコル及び通信データを処理する機能は、プロセッサ内で構築されてよく、あるいは、ソフトウェアプログラムの形で記憶ユニットに記憶されてもよく、プロセッサは、ベースバンド処理機能を実装するようソフトウェアプログラムを実行する。
【0427】
例において、トランシーバ機能を持ったアンテナ及び制御回路は、端末デバイス2700のトランシーバユニット2710と見なされてよく、処理機能を持ったプロセッサは、端末デバイス2700の処理ユニット2720と見なされてよい。図27に示されるように、端末デバイス2700はトランシーバユニット2710及び処理ユニット2720を含む。トランシーバユニットは、トランシーバ、トランシーバデバイス、トランシーバそうとい、などとも呼ばれ得る。任意に、トランシーバユニット2710内にあって、受信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、受信ユニットと見なされてよく、トランシーバユニット2710内にあって、送信機能を実装するよう構成されるコンポーネントは、送信ユニットと見なされてよい。すなわち、トランシーバユニット2710は受信ユニット及び送信ユニットを含む。例えば、受信ユニットは受信デバイス、受信器、受信回路などとも呼ばれてよく、送信ユニットは送信デバイス、送信器、送信回路などとも呼ばれてよい。
【0428】
図28は、本願の実施形態に従う他の通信装置の構造の図である。図28に示されるように、通信装置は、本願の実施形態で記載されるネットワークデバイスであってよく、図9図24におけるネットワークデバイスの機能を実装するよう構成される。ネットワークデバイス28は、ベースバンド装置281、無線周波数装置282,及びアンテナ283を含む。アップリンク方向で、無線周波数装置282は、アンテナ283を通じて、端末デバイスによって送信された情報を受信し、ベースバンド装置281へ処理のために、端末デバイスによって送信された情報を送信する。ダウンリンク方向で、ベースバンド装置281は、端末デバイスのための情報を処理し、処理された情報を無線周波数装置282へ送信し、無線周波数装置282は、端末デバイスのための情報を処理し、処理された情報をアンテナ283により端末デバイスへ送信する。
【0429】
ベースバンド装置281は1つ以上の処理ユニット2811、記憶ユニット2812、及びインターフェース2813を含む。処理ユニット2811は、ネットワークデバイスが上記の方法の実施形態でのネットワークデバイスの機能を実行するのを支援するよう構成される。記憶ユニット2812は、ソフトウェアプログラム及び/又はデータを記憶するよう構成される。インターフェース2813は、無線周波数装置282と情報を交換するよう構成され、インターフェースは、情報を入力及び出力するよう構成されるインターフェース回路を含む。実施において、処理ユニットは集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、又はこれらの集積回路の組み合わせである。これらの集積回路は、チップを形成するよう一緒に集積されてもよい。記憶ユニット2812及び処理ユニット2811は、1つのチップに置かれてもよい。言い換えれば、記憶ユニット2812はオンチップの記憶要素である。代替的に、記憶ユニット2812及び処理ユニット2811は、異なるチップに置かれてもよい。言い換えれば、記憶ユニット2812はオフチップの記憶要素である。記憶ユニット2812は1つのメモリであってよく、あるいは、複数のメモリ又は記憶要素の総称であってもよい。
【0430】
ネットワークデバイスは、上記の方法の実施形態でのステップの一部又は全てを実装するよう、例えば、図9図24におけるネットワークデバイスの対応する機能を実装するよう1つ以上の処理ユニットによりプログラムをスケジューリングしてよい。1つ以上の処理ユニットは、同じ標準規格の無線アクセス技術をサポートしてよく、あるいは、異なる標準規格の無線アクセス技術をサポートしてよい。
【0431】
本願の実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令がプロセッサで実行されるとき、上記の方法の実施形態における方法プロセスが実施される。
【0432】
本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサで実行されるとき、上記の方法の実施形態における方法プロセスが実施される。
【0433】
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態で記載されている例と組み合わせて、ユニット及びステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施され得ることに気付くことになる。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載されている機能を実施するよう異なる方法を使用し得るが、実施が本願の範囲を越えることは考えられるべきではない。
【0434】
本願で提供されるいくつかの実施形態で、開示されているシステム、装置、及び方法は他の方法で実施されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記の装置の実施形態は例に過ぎない。例えば、ユニット分割は論理的な機能分割に過ぎない。別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してよく、あるいは、複数のユニットに分布してよい。一部又は全てのユニットは、実施形態の解決法の目的を達成するために実際の要件に従って選択され得る。
【0435】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づき、本願の技術的解決法は本質的に、又は従来技術に寄与する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどでってよい)に、本願の実施形態で記載される方法のステップの全て又は一部を実行するように指示するいくつかの命令を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な如何なる使用可能な媒体であってもよい。例えば、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)プログラム可能読み出し専用メモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory,EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)、ユニバーサルシリアルバスフラッシュディスク(universal serial bus flash disk)、リムーバブルハードディスク、他の光学ディスクストレージ、磁気ディスク記憶媒体、他の磁気記憶デバイス、又は期待されるプログラムコードを命令若しくはデータ構造の形で搬送若しくは記憶することができ、コンピュータがアクセスすることができる任意の他の媒体を含み得るが、これらに限定されない。更に、例として、限定的な記載としてではなく、多くの形態のRAM、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期型動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、シンクリンク型動的ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、又はダイレクトランバス型ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)が使用されてよい。
【0436】
上記の説明は、本願の具体的な実施に過ぎず、本願の実施形態の保護範囲を限定する意図はない。本願の実施形態で開示されている技術的範囲内で当業者が容易に考え付く如何なる変形又は置換も。本願の実施形態の保護範囲に入るべきである。従って、本願の実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【0437】
本願は、2021年11月25日に中国国家知識産権局に出願された、発明の名称が「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICATION APPARATUS」である中国特許出願第202111418043.8号の優先権を主張するものであり、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図6c
図7a
図7b
図7c
図8a
図8b
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
【手続補正書】
【提出日】2024-08-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、端末デバイスに適用され、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIをネットワークデバイスから受信することと、
前記第1DCIに基づき、第1システム情報ブロック1SIB1を前記第1データが含むことを決定することと
を有し、
前記第1DCIは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1データが前記第1SIB1を含むことを示し、あるいは、前記第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、前記第2DCIは、第2データをスケジューリングするために使用され、前記第2データは第2SIB1を含む
方法。
【請求項2】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1メッセージは第2指示情報を更に含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1SIB1は第1無線リンク制御RLCエンティティに関連し、あるいは、前記第1SIB1は第1論理チャネルLCHに関連し、
前記第1RLCエンティティは第2RLCエンティティとは異なり、あるいは、前記第1LCHは第2LCHとは異なり、前記第2RLCエンティティは前記第2SIB1に関連し、前記第2LCHは前記第2SIB1に関連する、
請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することを更に有し、
前記第3指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記した、前記第1メッセージに関連した第3指示情報を取得することは、
前記端末デバイスの無線リソース制御RRCレイヤによって、前記端末デバイスの物理PHYレイヤ又は前記端末デバイスの媒体アクセス制御MACレイヤ、無線リンク制御RLCレイヤ、若しくはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤから前記第3指示情報を取得することを有する、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する第4指示情報を前記ネットワークデバイスから受信することを更に有し、
前記第4指示情報は、マスタ情報ブロックMIB又は前記第2DCIで運ばれる、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記第1DCIに基づき前記ネットワークデバイスから前記第1データを受信することを更に有する、
請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、あるいは、
前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
通信方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第1データをスケジューリングするために使用される第1ダウンリンク制御情報DCIを決定することであり、前記第1データは第1システム情報ブロック1SIB1を含み、前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、ことと、
前記第1DCIを端末デバイスへ送信することと
を有し、
前記第1DCIは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1データが前記第1SIB1を含むことを示し、あるいは、前記第1DCIに関連した次の、スクランブリング情報、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット情報、時間領域リソース情報、又は周波数領域リソース情報、のうちの1つ以上の情報は第2DCIに関連したそれとは異なり、前記第2DCIは、第2SIB1をスケジューリングするために使用され、前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
方法。
【請求項11】
前記第1SIB1は、第1動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含み、あるいは、
前記第2SIB1は、第2動作モードでのネットワークアクセスに関する情報を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1データは第1メッセージを含み、前記第1メッセージは前記第1SIB1を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1メッセージは第2指示情報を更に含み、前記第2指示情報は、前記第1メッセージが前記第1SIB1を含むことを示す、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、前記第1SIB1を送信するよう前記ネットワークデバイスに指示する第4指示情報を前記端末デバイスへ送信することを更に有し、
前記第4指示情報、マスタ情報ブロックMIB又は前記第2DCIで運ばれる、
請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、前記第1データを前記端末デバイスへ送信することを更に有する、
請求項10に記載の方法。
【請求項16】
通信装置であって、
前記通信装置は端末デバイスであり、プロセッサ及びトランシーバを有し、
前記プロセッサ及び前記トランシーバは、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行して、前記通信装置が請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするよう構成される、
通信装置。
【請求項17】
通信装置であって、
前記通信装置はネットワークデバイスであり、プロセッサ及びトランシーバを有し、
前記プロセッサ及び前記トランシーバは、少なくとも1つのメモリに記憶されているコンピュータプログラム又は命令を実行して、前記通信装置が請求項10乃至15のうちいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするよう構成される、
通信装置。
【請求項18】
コンピュータプログラム又は命令を記憶し、
前記コンピュータプログラム又は前記命令がコンピュータによって実行されるとき、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラム又は命令を記憶し、
前記コンピュータプログラム又は前記命令がコンピュータによって実行されるとき、請求項10乃至15のうちいずれか一項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
本願で、第1データの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第1データの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第1データのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第1データを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第1データのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定してもよい。可能な実施において、第3DCIは、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第4DCIのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定して、対応する第4DCIを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第4DCIを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第4DCIのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定してもよい。従って、第1データは、第4DCIに基づき正確に受信され得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本願で、第1データの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルは、プロトコルにおいて予め指定され、それにより、端末デバイスは、事前定義されたインターバルに基づきかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第1データのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。代替的に、第1データの時間領域リソースと第3DCIの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第1データの周波数領域リソースと第3DCIの周波数領域リソースとの間のインターバルがプロトコルにおいて予め指定され、それにより、端末デバイスは、事前定義されたインターバルに基づきかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第1データのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定して、対応する第1データを正確に受信することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
本願で、第4DCIの時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報は間接的に構成され、具体的に言えば、第4DCIの時間領域リソースと第2データの時間領域リソースとの間のインターバル及び/又は第4DCIの周波数領域リソースと第2データの周波数領域リソースとの間のインターバルが設定され、それにより、端末デバイスは、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIに含まれている第2データの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第4DCIのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定して、対応する第4DCIを正確に受信することができる。任意に、端末デバイスは、対応する第4DCIを正確に受信するために、代替的に、第3DCIにおいて設定されているインターバルに基づいてかつ第3DCIの時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを参照して第4DCIのための特定の時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを決定してもよい。従って、第1データは、第4DCIに基づき正確に受信され得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
以下は、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決法について明りょうに記載する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0203
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0203】
第1指示情報は、第1DCIによってスケジューリングされるシステムメッセージのタイプを示すか、又は第1DCIによってスケジューリングされるデータに含まれるシステムメッセージのタイプを示す。記載を容易にするために、「システムメッセージのタイプ」は「システムメッセージタイプ」と呼ばれることがある。システムメッセージタイプには、第1SIB1、第2SIB、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つが含まれる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0247
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0247】
第2指示情報は、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信された第1データ又は第1メッセージで運ばれてよく、第2指示情報は、第1データ又は第1メッセージに含まれるシステムメッセージのタイプ、つまり、システムメッセージタイプを示す。システムメッセージタイプは、第1SIB1、第2SIB、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つを含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0249
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0249】
実施において、例えば、第指示情報は、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1又は第2SIB1を含むことを示し得る。第フィールドの異なる値は、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1又は第2SIB1)を示し得る。第フィールドの長さは、1ビット、2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。例えば、第フィールドの長さは1ビットであると仮定される。第フィールドの値が0であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が1であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができる。代替的に、第フィールドの値が0であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が1であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができる。これはここで限定されない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0250
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0250】
任意に、第フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むことを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含まないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、ビットマップの長さは2ビットであり、2ビットのうち左から右に1番目のビット及び2番目のビットは夫々、第1SIB1及び第2SIB1に対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含まないしないことを示す。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0251
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0251】
任意に、第指示情報により、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1又は第2SIB1を含むことが示される場合、第指示情報は、第4フィールド又は第11指示情報との結合指示を更に実行して、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1を示すか、又はSIBメッセージが含まれることを示し得る。第4フィールド又は第11指示情報の異なる値は、第1データ又は第1メッセージがSIB1又はSIメッセージを含むかどうかを示し得る。具体的に、第1データ又は第1メッセージがSIB1又はSIメッセージを含むかどうかが最初に、第4フィールド又は第11指示情報に基づき決定され得る。第1データ又は第1メッセージがSIB1を含むことが決定される場合、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1が更に、DCI内の第フィールド又は第指示情報の特定の値に基づき決定される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0252
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0252】
他の実施では、第指示情報は、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1、第2SIB1、又はSIメッセージを含むことを示し得る。第フィールドの異なる値は、第1データ又は第1メッセージに含まれる特定のSIB1(例えば、第1SIB1若しくは第2SIB1)又はSIメッセージを示し得る。第フィールドの長さは2ビット、4ビット、又は他のビット数であってよい。これは本願で限定されない。例えば、第フィールドの長さは2ビットであると仮定される。この場合、第フィールドの値が01であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が10であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が00であることは、第1データ又は第1メッセージがSIメッセージを含むことを示すことができる。代替的に、第フィールドの値が01であることは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が10であることは、第1データ又は第1メッセージが第2SIB1を含むことを示すことができ、第フィールドの値が11であることは、第1データ又は第1メッセージがSIメッセージを含むことを示すことができる。例はここで1つずつ説明されない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0253
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0253】
任意に、第フィールドは、代替的に、ビットマップ(bitmap)の形式で示されてもよい。ビットマップ内の各ビットはシステムメッセージタイプに対応し、各ビットの値は、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含むことを示し、あるいは、ビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが対応するタイプのシステムメッセージを含まないことを示す。なお、ビットマップ内の各ビットに対応するシステムメッセージタイプは、プロトコルで前もってセットされてよく、あるいは、ネットワークによって設定されてもよいことに留意されたい。これは本願で限定されない。例えば、ビットマップの長さは3ビットであり、3ビットのうち左から右に1番目のビット、2番目のビット、及び3番目のビットは夫々、第1SIB1、第2SIB1、及びSIメッセージに対応する。1番目のビットの値が1である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含むことを示す。1番目のビットの値が0である場合、それは、第1データ又は第1メッセージが第1SIB1を含まないことを示す。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0255
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0255】
「端末デバイスが第1メッセージに関連した第3指示情報を取得する」ことは、次の通りに理解され得る:端末デバイスのRRCレイヤは、端末デバイスの最下位レイヤから、第1メッセージに関連した第3指示情報を取得する。第3指示情報は、第1データ又は第1メッセージに含まれるシステムメッセージのタイプ、つまり、システムメッセージタイプを示す。システムメッセージタイプは、第1SIB1、第2SIB、又はSIメッセージのうちの少なくとも1つを含む。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0379
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0379】
第7指示情報は、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれるSIB1、又は特定のSIB1若しくは複数の特定のSIB1を示す。端末デバイスは、第指示情報に基づき、第4データ、第4メッセージ、又はSIB1セットに含まれるSIB1を決定する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0387
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0387】
なお、端末デバイスがネットワークデバイスから第8指示情報を受信することは、次のように理解され得ることに留意されたい:端末デバイスはネットワークデバイスからMIBを受信し、MIBは第8指示情報を含む。言い換えれば、第8指示情報はMIBで運ばれ得る。代替的に、第8指示情報は、SIB1セットをスケジューリングするための第6DCIで運ばれてもよい。代替的に、第8指示情報は、SIメッセージをスケジューリングするためのDCIで運ばれてもよい。具体的に、端末デバイスは、MIB内の第8指示情報、SIB1セットをスケジューリングするための第6DCI内の第8指示情報、又はSIメッセージをスケジューリングするためのDCI内の第8指示情報に基づき、SIB1セットがネットワークデバイス上に存在するか又はネットワークデバイスによって送信されるべきであることを決定する。可能な端末実装では、端末デバイスは、SIB1セットに対応するDCIを使用することによって、DCI内のフィールドを解釈してもよく、かつ/あるいは、端末デバイスは、SIB1セットに対応するRRCメッセージのASN.1を使用することによって復号化を実行してもよい。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0388
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0388】
なお、上記のステップS2201及びS2202は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよいことに留意されたい。これはここで限定されない。上記のステップS2203とS2204とS2205、又はステップS2203とS2205は夫々、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。上記のステップS2206は、独立した実施形態と見なされてよく、あるいは、任意のステップとして、本願のこの実施形態における1つ以上のステップと組み合わされてもよい。これはここで限定されない。なお、本願のこの実施形態における番号付け順序は、ステップの実行順序を示すものではない。ステップの実行順序は、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。例えば、S2206はS2201の前又は後に実行されてよい。これは限定されない。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0391
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0391】
任意に、実現可能な実施において、先行バージョンの端末デバイスは、基本バージョン又はセキュアモードに関連したSIB1を使用することによってネットワークデバイスにアクセスし得るが、ネットワークデバイスは、後発バージョン又はノーマルモードに関連付けられているSIB1又は他のSIBを変更してもよい。先行バージョンの端末デバイスは、後発バージョン又はノーマルモードに関連付けられているSIB1又は他のSIBを必要としない。従って、先行バージョンの端末デバイスに対する後発バージョン又はノーマルモードに関連したSI(例えば、後発バージョン若しくはノーマルモードに関連したSIB1、及び/又は後発バージョン若しくはノーマルモードに関連した他のSIB)の変更の影響を回避するために、SI変更の通知のために、第9指示情報がDCI又はショートメッセージ(short message)に含まれてもよく、第9指示情報は、SI変更が基本バージョン又はセキュアモードに関連したSI(例えば、基本バージョン若しくはセキュアモードに関連したSIB1、及び/又は基本バージョン若しくはセキュアモードに関連した他のSIB)に関係があるかどうかを示し、あるいは、SI変更が後発バージョン又はノーマルモードに関連したSIにのみ関係があるかどうかを示す。第9指示情報の長さは1ビットなどであってよい。これは、実際の適用シナリオに基づき具体的に決定されるものであり、ここで限定されない。第9指示情報が端末デバイスへ送信されるので、エネルギは端末デバイスに対して節約できることが容易に理解される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0412
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0412】
通信装置の他の可能な実施については、図9図24に対応する方法の実施形態における端末デバイスの機能の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0422
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0422】
任意に、第3DCIは第4指示情報を含み、第4指示情報は、第1SIB1を送信するようネットワークデバイスに指示する。通信装置の他の可能な実施については、図9図24に対応する方法の実施形態におけるネットワークデバイスの機能の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【国際調査報告】